中1から不登校になった息子出典 : 発達障害と目の障害があり、不安を強く感じると声が出せなくなることがある息子は、中学1年生のときから不登校になりました。不登校になってから月日がたち、息子は中学3年生になりました。息子の身体はいつの間にか大きくなり、私の背を越すほど成長していいきます。また、家で療養がゆっくりとできたこともあり、少しずつ笑顔を取り戻していきました。そして家の中で過ごす毎日に退屈さを感じてきたようで、よく「暇だ。何かすることない?」と聞いてくるようになりました。その言葉を聞いた私は、「そろそろ動きだす心の準備ができてきたのかも。」と感じました。そんなとき、息子の気持ちを聞き出してくれたのはかかりつけの病院の先生でした。先生は「将来は何がしてみたい?進学をどう考えてる?」と息子に聞き、選択肢を5つほど紙に書き出しました。・普通の高校に行く・支援学校の高校に行く・定時制の高校に行く・働く・ニートになるその選択肢を見て息子は「ニートにはならない。」「何かやらないといけないけど、何をしたら良いのか分からない。」と答えました。この頃の息子はまだまだ夢も希望も持てず、将来を考えるのが難しかったため、何をどうして良いのか分からないという状態でした。息子が一歩を踏み出すために、親ができることはなんだろう出典 : 「何かをやりたい。」と思い始めていた息子ですが、長い間不登校だったため、あらゆる経験も知識も少ない状態です。そんな息子が自分で決めていきなり何かを始めるのは難しいでしょう。そこで私は長年関わってくれていた心理士の先生からアドバイスをいただき、「少しづつ社会の情報を与えていく。そのなかから親が選択肢をあげて、導いていく。」という関わり方の基本を決めて、少しつづ世間とかかわるところから始めました。家庭内で行ったのは、テレビからの情報をうまく利用することでした。例えばタレントや、キャスターの仕事を指し「これも仕事なんだよ。」と声かけしていました。ニュースからも「世の中にはいろんな仕事ある。」というメッセージを伝えていきました。外出も無理のないところからスタートしました。近場のコンビニに行ったり、時にはコンサートに行ったりと、外出で関わる人から関連付けて、進学や将来の選択肢をできるだけ多く伝えていきました。そして息子の様子を見ていた私は、ある1つの考えにたどり着きました。「この子には、信頼の置ける人との関わりが必要。そして同じ障害のある人との関わりが大事。障害があっても生きていく道はたくさんあるんだと知ってもらうことが大切。」母としての素直な想いを、息子に伝える出典 : そのような考えに至ったときに私の頭に浮かんだのは、数年前に出会った、息子と同じ目の病気で全盲になった特別支援学校の先生のことでした。その先生は私の気付かない息子の気持ちを指摘してくれたり、見た目で判断せずひとりひとりの心に寄り添う支援が必要なことを息子が通う学校に伝えてくれたり、私の思いを聞いてくれたりと、ずっと私たち親子を支えてくださっていました。その先生がいる支援学校なら、この子は生きる力をつけていけるのでは?支援学校に見学に行き、先生方の子どもへの接し方を見ると、私の思いは確信に変わりました。そして私は考え抜いた末に、息子にその素直な気持ちを伝える事にしました。「お母さんのわがままだと思ってきいてくれる?お母さんはこの支援学校が素晴らしい場所だと思ってる。あなたがここで学んでくれたらお母さんは嬉しい。ここを卒業したら、自分の好きなように生きなさい。その時は全力で応援するから。その力を身につける為にもここで学んで欲しい。」支援学校へ入学した息子に、笑顔が戻ってきた出典 : 支援学校との個別面談なども通して、学校の雰囲気をつかんだ息子も、入学を決意しました。支援学校の入学式で入学者の名前を呼ばれたとき、息子は「はい!」と返事ができました。それだけで、「ここは息子が安心して過ごせる場所だ。」と安心しました。不安になると声を出せなくなる息子が式典の場で返事をできるほど、その学校はあたたかい雰囲気だったのです。その後、息子は寄宿舎にも入舎し、生活リズムも整ってきました。朝が起きられなかった息子が起きられるようになり、日常生活をする体力も取り戻していきました。私から離れたことで、自立への大きな一歩を踏み出すことができたと思います。そして何より、息子はよく笑うようになりました。その笑顔は、支援学校で「ひとりでできた!」ということを経験して生まれた自信の表れです。私だけで息子と関わろうとせずに、かかりつけの先生や心理士の先生方からのアドバイスをもとに息子を外に少しずつ連れ出して、息子に必要なものを見極められたこと、そして素晴らしい支援学校の先生方に出会えたことが、今の息子に成長する大きな転機になっていると思います。息子の晴れ晴れとした姿を見て、あの時、息子の背中を押して良かったと心から思っています。
2016年09月29日(Photo by Katy)多くの学生が大学に進学する時代。 それに向けて高校生、浪人生のみなさんが将来のために、まずは一生懸命に勉強をしていることだろう。 しかし、それと同時に心のどこかで心配をしてしまうのではないだろうか。 「学費、大丈夫かな……」。 親に支払ってもらうのか、奨学金を借りるのか……。 これからもこの悩みは受験生たちを苦しめていくのか。 「担保」は、「私の体」(Photo by Dom Jamieson)今、中国で問題になっているのは、女子大生が「裸を担保」に金融業者からお金を借りる事件である。 この融資の方法は別名、「裸ローン」。 本来ならば土地や建物などの財産を担保として融資を受けるのだが、彼女たちは担保となるような財産がない。 そのため、裸の写真を差し出し、多額の融資の承諾を得るそうだ。 もし期限を過ぎても返済が完了しなかった場合には、裸の画像がネットにばらまかれる決まりになっている。 もちろんこれは違法行為にあたるが、未だに取り締まりが強化されていないのが現状だ。 「ヌード」は学ぶための「唯一の方法」(Photo by Jens Schott Knudsen)この事件の背景には、中国の学費が値上がりし続けていることがあげられる。 4年制の大学に通う場合に必要なお金は平均4万元(約61万円)。 この費用はここ30年で、30倍にも上昇した。 富裕層には手の届く額であるかもしれない。 しかし、農村民の1一人当たりの年収はわずか3万元(約46万円)ということを考えると大きな負担である。 なんとかして学びたい学生が、なんとかしてお金を得るために「脱ぐ」という方法を選択してしまっているのだ。 戻らない「奨学金」、925億(Photo by Shinya ICHINOHE)それに対し、日本の現状を考えると恵まれているの……かもしれない。 日本には「奨学金制度」というものがあり、きちんと学生がお金を借りることができる仕組みが整っているのだ。 日本学生支援機構が2012年に行った「学生生活調査」によると、奨学金を受給している学生の割合は、大学学部で52.5パーセント。 2人に1人の学生が、奨学金制度を利用している。 しかし、残念なことは、そのうちの11パーセントが返納を滞納しているということである。 その総計は約925億円にも上るという。 滞納してしまう人の理由の多くは「本人の所得の低下」だそうだ。 奨学金制度といえど、これは借金と同じもの。 停滞が進むとブラックリスト入りしてクレジットカードの作成やローンを組むことができなくなってしまう。 日本の学費は、欧州諸国の「54倍」(Photo by Gettysburg College)しかし、この奨学金制度があること自体が問題なのかもしれない。 なぜなら、日本は先進国の中でも大学の学費が最も高い国であると言われている。 そもそも、「学費を支払う」ということ自体が問題なのだ。 日本では、国立大学の授業料でも平均で年間約54万円。 私立の場合だと文系約75万円、理系私立大学に進学すると103万円もかかってしまう。 これに入学金や通学費、教科書代などを入れたらもっと高額だ。 ちなみに同じ先進国でも、スウェーデン、ノルウェー、ドイツの大学費用はほぼ0円。 同様に、欧州諸国でも学費0円という国がほとんどだ。 それもそのはず、それら諸国は、国連総会で採択された「学費無料化目指す条約」を承認し、それに従ってきたからだ。 それでは日本はその条約を無視しているのか。 実は日本は最近まで、そもそもこの条約に同意をしてなかったのだ。 この条約を保留としたのは、条約批准160カ国で日本とマダガスカルだけ。 日本は、4年前に撤回はしたものの、出だしが遅れたにも関わらず、現在も具体的な見通しは立っていない。 「国際常識」から外れる日本(Photo by Shinya ICHINOHE)奨学金の延滞は、最近よく聞く日本の大きな問題である。 文部科学省もこの事態を受け、奨学金の無利子枠を拡大し、学ぶ意欲がある人に対する経済支援を進めると発表した。 しかし、変化を遂げなければいけないのは、学生に対する経済支援よりも、そもそも、大学が人を育てる場ではなく、ビジネスの場となってしまっていることではないだろうか。 少子化だからこそ、生徒数を増やそうする大学が多い。 しかし、本来の教育の未来を考えるのであれば、少子化だからこそ、いい人材を育てることに力を注ぐべきだ。 日本では、大学に受験をしようとするだけでお金がかかる。 そして、受験をしたあとも、謎の出費「入学金」の準備に追われる。 第一志望の合格発表日が滑り止めの大学の入学金支払い期日よりも先であったら、入学をしないのに、なぜか入学金だけを支払わなければならない事態が起こるからだ。 そうならないように、入学金の支払日と合格日に左右されながら、受験校を決めていくという人も多いが、その試みもなんだか不思議である。 もちろん、「学費の無償化」は一筋縄では推進できない事情も理解できる。 しかし、それは、国際社会の常識とは異なる考え方であると知っておく必要もあるかもしれない。 via. The Straits Times, 中国通信社, Record China, 奨学金が返せないときの対処法, 公益財団法人 生命保険センター, JASSO, SOCIUS 101, マイナビニュース この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!“全米で1000万人が同時に見た!アメリカのリアルダークサイドを描いたドラマ「ブレイキング・バッド」がヤバすぎる” 「ブレイキング・バッド」というドラマをご存知だろうか。日本では絶対に放送できない、その過激すぎる内容が映し出すアメリカのリアルな闇とは?... ーBe inspired!
2016年07月14日ウーマンエキサイトが子どもを持つ親を対象に「子どもに将来進学させる場合、勧めたい大学はありますか?」という質問を388人にしたところ、38%が具体的な大学名を記載、残りの62%が「特にない」と回答しました。また、「お子さまに将来就いてもらいたい職業はありますか?」という質問に対しては、62%が具体的な職業名をあげたのに対し、38%が「特にない」「本人の希望に任せる」と回答しました。この結果から、親は子どもに進学させたい大学よりも、将来就いてほしい職業をあげている方が24%も多いことが分かりました。子どもの将来に安定した職業を望む親がほとんど実際に職業をあげた62%の人たちの回答を見てみると、「安定しているから」という理由で、公務員、教師、公認会計士、税理士などが多く上がりました。また、「手に職を付けてほしい」「テクノ失業にならないように、プログラマーになってほしい」「海外でも通用する通訳の仕事」など、将来子どもが困らない職業についてほしいという声も。そのほかにも「人の為になる仕事だから消防隊員や研究者になってほしい」「人の痛みや気持ちをわかてもらいたいので介護職に就いてほしい」という、いつまでも子どもの成長を願う親心が現れている回答も見られました。また、具体的な職業名をあげなかった38%の人たちは、「本人が決めることだから特にない」「自分の好きな職業ならばなんでもいい」「自らやりたいことを見つけてほしい」という意見が寄せられました。金銭的な理由から国立大を希望する声もまた、進学させたい大学名をあげた38%の回答には、就職に有利という理由から東京六大学の名前が多く、「国家資格が取れる大学ならばどこでもいい」「大学の名前や偏差値よりも就職活動をしっかり指導してくれる大学にしてほしい」など、ここでも就職先を気にしていることが分かりました。また、それとは別に「一人暮らしは金銭面的にさせられないから地元の大学にしてほしい」「学費が安いので国立大学にしてほしい」など、金銭面を考慮した理由から大学名をあげている意見も。不景気が続く今、「子どもには大変な思いをさせたくない」という親世代の思いが教育事情にも現れている結果となりました。
2016年07月04日2002年にドイツのチュービンゲン大学ではじまった「子ども大学」は、子どもたちが大学に登校し、日ごろから疑問に思っているテーマについて、大学教授による授業を受けるというもの。現在、ドイツを中心に、欧州各国で開校されています。そして近年、日本でも「子ども大学」に取りくむ大学や企業、地方自治体が増えてきました。子どもたちの新たな学びの場ともいえる「子ども大学」について紹介します。■「子ども大学」ってどんなもの?「子ども大学」の大きな特徴は、子どもたちの「なぜ?」に対して、その分野の専門家がわかりやすく答えてくれるという点。講義を受けられるのはもちろん、子どもたちが体験をしたり、自分で考えたりしながら学べる学校もあります。日本ではNPO法人「子ども大学かわごえ」が2009年にはじめて「子ども大学」として授業を行いました。現在は、日本各地に「子ども大学」の取りくみが広がっています。大学が設けている「子ども大学」から、企業・地方自治体が大学と連携して開催しているもの、NPO法人が運営するものなど、その形態はさまざま。内容にもそれぞれ異なる特徴があります。日本でもどんどん広がっている「子ども大学」の取りくみには、どのようなものがあるのでしょうか? 実際に開催されている「子ども大学」を紹介します。■「子ども大学かわごえ」(NPO法人 子ども大学かわごえ)地元大学の教員と連携し、子どもたちの素朴な疑問について、大学レベルの授業体験を提供。純粋科学的な疑問を追求する「はてな学」、キャリア教育の「生き方学」、郷土を知って地域に貢献する「ふるさと学」という3つの教育プログラムが柱となっています。対象学年は小学4、5、6年生です。■「子ども大学水戸」(特定非営利活動法人 子ども大学水戸)身のまわりで起こる「自然現象」や「社会現象」についての素朴な疑問を題材に、大学教授や地域のプロフェッショナルなど、その道の専門家による講義やワークショップを体験できます。対象学年は小学3年生から中学2年生まで。キャンパスとなるのは地元の高校や大学、専門施設で、年5~6回の授業が行われます。■「こども芸術大学」(京都造形芸術大学)3歳から小学校入学前までの子どもと親を対象とした、新しいタイプの通学型教育機関(許可を受けた幼稚園とは異なる)として、京都造形芸術大学が運営。「自然と芸術」を通じて「感じる力」「工夫する力」「伝える力」を育むための教育を行っています。このように、さまざまな教育方針、カリキュラムを持つ「子ども大学」が、ほかにも多数開催されています。子どもたちの興味の幅は広く、「なぜ?」のなかには私たち大人が答えに詰まってしまうものも。そんな疑問に専門家がわかりやすく答えてくれる「子ども大学」は、子どもたちはもちろん、親にとっても貴重な「学びの場」となりそうです。
2016年04月19日NECは3月17日、早稲田大学の学内データを活用した分析を行う大学IR(Institutional Research)システムを構築し、運用を開始したと発表した。大学IRシステムは、大学の経営改革や意思決定の促進、教育の質向上のために、学内データを収集・分析するシステム。早稲田大学は、NECがSASの分析ツールである「SAS Visual Analytics」を活用して構築した大学IRシステムに教学、財務、人事など各種システムの情報を統合した既設のデータウェアハウスからデータを取り込む。これにより、従来の経験や知識に加え、データの見える化や、解決したい課題に対し相関分析・決定木分析(特定の事項に対する観察結果からその事項の目標値に関する結論を導く、樹木状のモデルを用いた分析手法)・予測型モデリングといった統計的手法を用いた高度な分析、施策の検討が可能になるという。同システムの導入により、教職員が容易にデータの活用・分析を行う環境を強化するほか、得られた分析結果を分かり易いレポートにしたうえで迅速に共有することで、教育の質の向上や経営に関する意思決定のスピード化につなげていく。今回、同大はNECの支援により、同システムを用いて学生授業アンケートの回答データを分析し、授業改善を検討するためのレポートとして視覚化している。また、同大は同システムの運用開始にあたり、2016年4月から経営上の課題をデータ活用で解決支援するNECのコンサルティングサービス「ビッグデータ・ディスカバリー・プログラム」を活用し、「Waseda Vision 150」の実現に向けた課題の抽出・整理、およびその課題解決に向けたデータ活用シナリオの検討を行う方針だ。同大は今後、このデータ活用シナリオに基づき、既設のデータウェアハウスに収集・蓄積したデータを分析・活用し、課題解決を目指す。
2016年03月18日-------------------------------------------大学1年生のみなさん! 「大学デビューのホントのところ」、知りたくないですか? 本連載は、かつて大学デビューに半分成功・半分失敗したトミヤマユキコ(ライター・大学講師)と清田隆之(恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表)が、過去の失敗を踏まえ、時に己の黒歴史を披露しながら、辛く苦しい学生生活を送らないためのちょっとした知恵をお授けする。そんな連載です。-------------------------------------------○「なんでもできそう」の罠12月です、師走です。師=教員も大忙しのシーズンですが、学生だっていろいろと忙しいですよね。クリスマスや年末年始のお楽しみで忙しいだけでなく、この時期は、2年生からの専門課程をどうするか決めねばならない大学が多いため、そっちで頭を悩ませているひともいるハズ。ということで今回は、失敗の少ない進級の仕方について考えてみたいと思います。AコースとBコースの2択です、ということならわりと話は早いのですが(それでもかなり悩むとは思いますけど)、5つも6つも選択肢があると、当然一発では決められなくなってきますよね。「やりたいこと」がハッキリしていない学生ほど、悩む時間も長引いてしまいます。その結果「なんでもできそう」なコースの人気が高くなるわけですが、これは大いなる罠です! 気をつけて!「やりたいこと」がまだよくわからないから、いつか「これだ!」となったときに、なんでもやれるような、いろいろなジャンルの学問が学べるマルチなコースにいれば安心……その気持ち、痛いほどよくわかります。実際、マルチなコースの人気は年を追うごとに高まってきています。○「なんでもできそう」は「なんにもできない」しかし「なんでもできる」は、かなりの確率で「なんにもできない」と直結しています。たとえば、和洋中なんでもあるバイキング(ビュッフェ)を想像してもらいたいんですが、あれって結局、料理がどれだけ美味しくても、自分で皿に盛りつけた瞬間から素人感丸出しのゴチャゴチャプレートになっていくじゃないですか? なにこれ、エサ? みたいな感じになってるひと、いっぱいいますよね?あれをキレイに盛りつけるには、相当のセンスと鍛錬が必要。それと同じで、マルチなコースを選択するのであれば、それを使いこなすだけのセンスが学生の側にないとダメなんです。そして、いまの時点で「やりたいこと」が見つかっていないようなぼんやりさんは、たいていそのセンスを持っていない!……となると、マルチなコースには、一部のセンスある系学生と、その他大勢のぼんやりさんが集まってくるのであって、そこで繰り広げられるのは、センスある系学生の台頭と、彼らを見て劣等感を募らせるぼんやりさんの凋落。この格差をみることほど、教員にとって辛いことはありません。だから言いたい。ぼんやりさんこそ偏っておけ! と。バイキングよりもまずはフレンチのコースだけをがんばって食べなさい! と。じつはわたし自身、過去に苦い経験をしているのです。学部生のころ(法学部でした)、なんとなく偏りの少ないコースにいたほうがいいだろうと、自分では賢い選択をしたつもりで民法コースに進み(憲法や刑法はマニアックというイメージが支配的だったため)、その中でもさらに柔軟性が高いことで知られるゼミに入ったのですが、もう柔軟性が高すぎて、「○を極めました」と言えることがなにひとつない!いや、副幹事長として運営とかは相当がんばった……コミュ力もアップした……それは嬉しいけど、でもそれって、ほかの場所にいてもできたことだし、もはや学問関係ないんですよね。いまから考えたら著作権法のゼミとかに入っておくべきだったとわかるのですが、後の祭りでございます(泣)!○ぼんやりさんこそ偏りが必要他のことならともかく、学問に関して、最初から「浅く広く」ができる学生は、そう多くありません。就職への不安などから、ついあれこれ学べるコースに惹かれてしまいそうな時こそ、そうした環境を本当に使いこなせるかどうかを己に問うてみてください。そして、ぼんやりさんに偏ってみることをオススメする理由がもうひとつあります。それは、一回がっつり偏っておいたほうが、本当にやりたいことを見つけやすいということ。ここでいう「偏る」とは、ある系統だった学問領域について専門的に学んでゆくことを指していますが、その過程でかならず「これ向いてる!」「これ無理!」と思う瞬間が出てきます。向いてることに気づけたら、儲けもの。そして無理なことに気づくのも、とてもいいことです。何が好きで、何が嫌いか、何が得意で、何が苦手か。得意を伸ばす方がいいのか、苦手を減らす方がいいのか……こうした自己分析はすべて「とりあえず偏ってみる」ことでしかはじめられないのです。偏るとか、ある一定の型に嵌められる、というのは、抑圧されることです。しかし、抑圧があってこそ、そこから自由になろうとする強い心が育まれると、わたしは言いたい。キツすぎて病んじゃうほどの抑圧からは全力で逃げるべきですが、筋トレだと思えるレベルの抑圧については、引き受けておくに越したことはありません。たぶん、みんな将来が不安なんだと思います。だから自分の中にいくつもの可能性を持っておきたいんだと思います。しかし、偏ることをむやみやたらと恐れるひとより、己の偏りを知り、得意分野ではバリバリ活躍して、苦手分野では誰かに頼ることを恥ずかしがらないひとの方が、重宝されるし、愛されます。なぜ愛されるのか? それは「偏り」というのが「個性」の別名だからです。学生としてどんな偏りを身につけられるか、いかに面白く&チャーミングに偏っていくか。そこを考えることが何より大切なのではないでしょうか。トミヤマユキコライター・大学講師。「週刊朝日」「文學界」でブックレビュー、「ESSE」「タバブックス」でコミックレビューの連載を持つライター。早稲田大学などでサブカルチャー関連講義を担当する研究者としての顔も持っている。「パンケーキは肉だ」を合い言葉に、年間200食を食べ歩き『パンケーキ・ノート』(リトルモア)にまとめた。Twitter @tomicatomica清田隆之/桃山商事1980年、東京生まれ。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆など、何でも手がける"恋バナ収集ユニット"「桃山商事」代表。男女のすれ違いを考えるPodcast番組『二軍ラジオ』を更新中。雑誌『精神看護』やウェブメディア「日経ウーマンオンライン」「messy」などでコラムを連載。著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)がある。Twitter @momoyama_radio
2015年12月09日大日本印刷(以下、DNP)は10月23日、東京大学出版会(以下、東大出版会)および丸善と共同で、大学教員の授業スタイルに合わせたオリジナル教材を、紙と電子を問わず、最適な媒体で提供する「大学・大学教員向け教材開発支援サービス」を開始した。同社によると、大学における講義の短期化(クォーター制の実施など)やアクティブ・ラーニングの普及など、教育・学修環境が変化する中で、大学の教科書の利用頻度や販売部数が減少傾向にある一方、講義内容に合わせて教員がオリジナル教材を作成して学生に配布するケースが増加しているという。しかし、教材制作やその際に使用するコンテンツの著作権処理、配布作業などで教員の負荷が高く、その負荷低減のために、オリジナル教材の制作・出版、販売・流通を一貫して行うサービスが求められていた。このたび提供を開始する「大学・大学教員向け教材開発支援サービス」は、教材として有効な図書や学術論文、Webサイトの情報などを活用し、コンテンツの獲得から制作、出版、販売・流通までを3者で担うことで、印刷物や電子の教材として提供するもの。制作した教材は、授業に合わせて、プリントオンデマンドを活用した紙の書籍と電子書籍のどちらでも提供可能なほか、教材にISBNコードを付与し、教員の研究成果として、授業以外の出版市場での販売をサポートすることもできる。また、大学などの教育機関に対し、学内のスタッフが教員の教材制作・出版の相談を受けたり、Web入稿・簡易編集システム運用のサポートを行う教材開発センターの設置や大学出版会の設置を支援していく。なお、DNPが教材の制作・流通のためのシステム開発と提供を、東大出版会が教材編集・教材制作とそれに関連する著作権処理などを、丸善が教材作りの営業と制作した教材の販売を担当する。3者は今後、丸善を窓口に教員および大学(教育機関)単位で販売し、年間1億5,000万円の売上を目指す考えだ。
2015年10月23日森永乳業は31日、「大学いも風アイス」を発売する。○大学いもとごまの味わい同商品は、九州産のさつまいもを使用した大学いも味アイスを、黒煎りしたゴマをトッピングした大学いも味チョコでコーティングしたバーアイス。アイスとコーティングチョコの甘さの大学いもの風味と、香ばしい黒煎りゴマの風味とプチプチとした食感が楽しめる。主要売場はスーパーマーケット、CVS、一般小売店。内容量は50ml×5本。オープン価格(店頭予想価格250円前後・税込)。
2015年08月30日マイナビは18日、高校生のライフスタイル・興味関心調査の結果を発表した。対象は、4月9日~5月15日。対象は高校1~3年の同社サイト会員4,552名。○就きたい仕事が具体的に決まっている高校生は36.7%将来、就きたい仕事が決まっているかを聞いたところ、「具体的に就きたい仕事が決まっている」は36.7%だった。なかでも、「短大進学志望者」(57.3%)、「理系志望者」(43.4%)、「女子」(42.3%)における割合が高くなった。一方、「大学進学志望者」のうち16.3%が「就きたい職業も働きたい業界・分野も決まっていない」と回答した。高校卒業後、進学する際に自宅から通いたいかを尋ねると、1位は45.6%で「自宅から通いたい」だった。エリア別では、関東が最多で31.9%。以降、「関西」が17.2%、「東海」16.1%となった。また、「自宅から通いたい」の理由を聞いたところ、最多は「一人暮らしは経済的に負担だから」(58.7%)だった。次いで、「一人暮らしは不安だから」(39.7%)、「通える距離に志望校があるから」(38.9%)となった。また、現在通っている学校でキャリア教育を受けたことがあるかを聞いたところ、「受けたことがある」人は24.5%だった。そのうち、45.0%が「具体的に就きたい職業が決まっている」と回答し、「受けたことはない」(35.0%)と回答した人よりも10pt高くなった。実際にキャリア教育で受けたプログラムを聞くと、「職業や会社について調べる授業」(54.6%)、「社会人の方が経験を語る講演」(53.3%)、「適性診断などの受検」(40.7%)が上位に挙がった。
2015年08月19日●東海・関西は増税の影響で国公立志向高まるリクルートマーケティングパートナーズは16日、「進学ブランド力調査」の記者発表会を行った。リクルート進学総研所長の小林浩氏が登壇し、本年度の「大学ブランドランキング」の結果を発表した。同調査は、4月6日~30日の期間に、関東エリア、東海エリア、関西エリアの高校に通う2016年3月卒業予定者7万4,000名を対象に行なわれた。○なぜ「大学ブランド」調査をやっているのか「進学ブランド力調査」は、リクルート進学総研が行なっており、今年で8年目を迎えた。所長の小林氏は「大学は学生募集活動するにあたり、様々なメッセージを社会に送っています。こういう学校であると伝えたい、こういう風に見られたいと。しかし、高校生からみると、それが伝わっているとは限りません。そういった、大学側の『メッセージ』に対する高校生の『認識』のギャップだったり、募集課題の抽出や競合と差別化が図れているのかなどを、明らかにするために行っています」と語った。同調査の調査基準は3点ある。学校側がこういう学校であると知って欲しいという「認知度」、志願したいと思われているかの「態度(興味・志願)」、大学に対する「イメージ」これらを機能価値・感性価値に分類し50項目で調査しているという。○「志願したい大学」ランキング、7年連続で1位は「明治大学」に調査の結果、関東エリアの1位は7年連続で「明治大学」となり、志望度は12.2%だった。続く2位は「早稲田大学」(11.3%)、3位は「青山学院大学」(9.6%)となった。一方、東海エリアの1位は2年連続で「名城大学」(9.4%)だった。2位の「名古屋大学」(8.9%)と3位の「中京大学」(7.2%)は、昨年と変化がなかった。また、関西エリアでは8年連続で、1位は「関西大学」(11.9%)。次いで、2位は「近畿大学」(11.1%)、3位は「神戸大学」(9.6%)となった。●景気の変動が進路選択に大きく影響!?○関東で私学志向が強まる一方、関西・国公立志向が高まる小林氏によれば、近年関東エリアでは私立大学志向、東海エリアでは国公立大学志向が強まっており、関西エリアは、景気動向によって変動する傾向にあるという。小林氏「昨年4月の消費増税の影響もあり、関西・東海では再び国公立が高まった。学生の7割以上が私立大学に進学している現状では、景気の状況が特に家計へ影響し、進路選択にも大きな影響を与えていることが改めてわかる結果となった」関東エリアでは、8年間を通じて私立大学が過半数を占め、私立志向が顕著となった。また、東海エリアでは、昨年から今年にかけて国公立志向が高まり、最高値の2012年とほぼ同水準となった。さらに、関西エリアは、2013年から私立志向が国公立志向を上回ったが、 昨年から今年にかけて国公立志向が高まり、調査開始以来最高値となった。○2018年問題、気にしているのは大学側だけ?グローバル化が進展する一方で、日本では18歳人口が全国的に減少し始める「2018年問題」が目前に控えている。各大学は、いかに高校生から選ばれる存在になるかという、大学においてもブランディグが問われる時代を迎えているという。しかし、「今年度の結果において直接的な予兆は見られていない」と小林氏。2018年問題を気にしているのは大学側のほうであって、高校生・保護者は目の前の高校に行ってどのような未来何が待っているのか、社会環境がどうなっているのかを気にして大学を選ぶ傾向が強くなってきている。「例えば、景気が悪い時は、工学部系とか資格取得系の人気が出て、景気が良い時がいわゆるサラリーマン予備軍的な経済学部・法学部とかの人気が良くなる傾向にあります」と語った。
2015年07月18日世界の大学の順位付けを行ういわゆる「世界大学ランキング」は、さまざまな企業や大学、政府などが作成し、公表しているが、中でも総合的な大学のランキングとして世界トップクラスとして認識されているのが、英国の世界大学評価機関Quacquarelli Symonds(QS)が毎年公表する「QS世界大学ランキング(World University Rankings:WUR)」だ。しかし、こうした大学ランキングは、なにをどうやって採点、格付けされ、順位づけされているかは、該当する大学自身も良くわかっていないことが多い。そうした現状を踏まえ、2014年12月17日、都内で「第1回 大学研究力強化ネットワーク・カンファレンス」が開催され、QS AsiaのCEOを務めるMandy Mok氏がQS大学ランキングならびにQSアジア大学ランキングがどのような評価で順位づけされるのか、について日本の大学関係者などに説明を行った。○6つの評価指標で構成される「QS世界大学ランキング」世界3500超の大学を対象としているQS世界大学ランキングの評価は有識者からの評価が50%、各種データからが50%となっており、その内訳としては、他大学の教授・研究者といった関係者からの評価が40%、企業人事などの採用権限を持つ人がどういった人を採用したいか、という点10%、そして教員単位の引用論文数と学生1人あたりの教員比率、外人教員の比率。留学生の比率で構成で構成される。評価指標項目:配分研究者による評価:40%雇用者の評価:10%学生1人あたり教員比率:20%教員1人あたり論文引用数:20%外国人教員比率:5%留学生比率:5%ちなみに、各教育機関からの回答率としては日本は35%で非常に悪いとするほか、米国、欧州の圏内では企業評価の比率が多い一方、韓国はまったくなく、日本は35位という位置づけになっているという。では、医科系のみの大学などの特殊な事業がある場合の評価はどうなるかというと、「現実的な話をするとQSやQSのパートナーが開催したセミナーの参加者リストなどに基づいてアンケートを送っているほか、そうした参加者にさらに関係者を紹介してもらって、改めてQSから連絡を行っている。たとえば雇用者として医療機関は企業ではないという見方もあるが、日本の場合、そもそも雇用主からの回答率自体が悪く、日本全体のランキングの向上を目指すのであれば、そうした企業側に対するアプローチなども必要だ」と同氏は説明する。○世界大学ランキングとは評価ポイントが異なる「QSアジア大学ランキング」一方の「QSアジア大学ランキング」も評価の比率は「QS世界大学ランキング」と同じかというと、実は異なっている。雇用者の評価10%、学生1人あたりの教員比率20%、外人教員の比率5%、留学生の比率5%は変わらないが、他大学の教授などの評価が30%と低くなり、教員1人あたり論文引用数がない変わりに、教員1人あたりの論文発表数15%、論文1件あたりの被引数15%が加えられている。評価指標項目:配分研究者による評価:30%雇用者の評価:10%学生1人あたり教員比率:20%教員1人あたりの論文発表数:15%論文1件あたりの被引数:15%外国人教員比率:5%留学生比率:5%○大学のランク付けを星付けでも実施QS世界大学ランキングは6つのカテゴリでの評価だが、これとは別に細かな評価をしてもらいたいというニーズに合わせたサービスとして、星付けによる評価も行っている。最高「5つ星+(☆☆☆☆☆ PLUS)」までの格付けがさまざまな分野でなされるこの仕組みについて、同氏は「ランク付けされたくないと思うかもしれないが、グローバルの評価基準をもとに、協定校の提携を行いたいと思っても、海外から見た大学の評価はなかなか難しいものがある。このランク付けの意味としては、例えば、留学生が希望の大学を調べたりするときに、世界の統一基準としての1つの目安として使ってもらうことなどが考えられると説明する。ちなみに、やはり世界大学ランキング上位の大学は星の数が多いところが多いという。ただし、カテゴリごとの評価となるので、例えば「教育」については星5つだが、「国際的」という面では星3つ、ということもあり、そうした大学は教育分野で星5つ、という点をアピールしたブランディングを推し進める戦略を展開しているという。なお同氏は、QSそのものについて、単なる格付けを行う企業というものではなく、そうした格付けをもとに、大学や研究機関にブランディングを提供する企業である、と説明しており、世界に日本の大学をアピールして、存在感を増していくための手助けができれば、としていた。
2015年02月18日中部テレコミュニケーションは、同社が提供するスマートフォン向け地図情報アプリ「ちずコレ」にて、愛知大学および常葉大学との産学連携コンテンツの配信を開始している。「ちずコレ」は、中部地域を中心としたあらゆる情報を選別し、独自の視点で編集して配信するスマートフォン向けアプリ。地図情報とともに話題のスポット、グルメ情報などのコンテンツを提供している。今回、本アプリと産業連携したのは、地域文化保全と観光振興を研究テーマにする愛知大学 地域政策学部の学生と、天竜浜名湖鉄道沿線に所在することから地域性を活かした経営学教育を行う常葉大学 経営学部の学生。天竜浜名湖鉄道沿線の風光明媚な自然豊かな魅力を発信するため、学生たち自らがコンテンツの企画段階から、情報収集、取材、編集までの一連の作業を行った。同産学連携による「ちずコレ」配信コンテンツは、以下の3つ。「愛知大・常葉大生が厳選in天浜 古きが新鮮、見どころ満載編」マップ「愛知大・常葉大生が厳選in天浜 ぶらっと入れる、お食事処編」マップ「愛知大・常葉大生が厳選in天浜 思い出をお土産と一緒に編」マップ同社は今回の産学連携を通じて、中部地域の魅力を発信し続けるとともに、地域貢献を行っていくという。
2015年02月03日「大学全入時代」―。大学入学者は毎年約60万人、進学率は50%に上っています。一方で問題となっているのが中退者の増加。大学入学者の10人に1人が退学しているとも言われ、「大学を辞める」はもはや珍しい話ではありません。そこで気になるのが中退者の「その後」。彼らはどこに“居場所”を見つけ、どう人生をリスタートしているのでしょうか。今回はこの問題に詳しい日本大学通信教育部の栁川浩昭氏に中退者を取り巻く現状についてインタビュー。実際の中退経験者にも登場していただき、退学の理由や現在の生活についてお聞きしました。○退学者が増えている背景は?――昨年9月に文科省が発表した2012年度の大学、短大、高等専門学校の中退者は7万9,311人で、前回調査(2007年度)よりも約1万6千人増えています。大学入学者に限って見ればその10%が中退しているとも言われていますね。栁川氏「基本的な背景に『誰でも(大学に)入れる』ということがあるのではないかと思います。偏差値教育だから、やりたいことよりも入れる大学を優先してしまう。安易な選択と言ったらいいでしょうか。その結果、入学しても『想像とは違う』ということになってしまう」――そうした中退者はそれからどうしているのでしょうか。栁川氏「中退者の『その後』を具体的に調査したデータはありませんが、おそらく多くは就職するか、他大学に移り学歴を繋げていくか。専門学校や資格取得の学校に行く人もいます。もちろんニートになってしまうということもあるとは思いますが。ただ、大学との『不一致』が理由で辞めた場合はやはり学歴を繋いでいく方向を考えるケースが多いようですね」○通信教育課程に「通う」という選択――日本大学通信教育部には他大学からの入学・編入学は多いのでしょうか?栁川氏「はい。2014年度の本学への入学生は約1,800人いましたが、そのうち他大学の中退者は約180人でした。本学の場合、入学生の中には教職などの資格取得を目的にした学生も多いので、卒業を目指す入学者の中での他大学中退者の割合は2割近くになり、毎年増えている状況です」――どんな理由で貴校を選ばれる方が多いのですか。栁川氏「日大通信教育部では通信学習、スクーリング、メディア授業といった学習方法を提供しているのですが、他大学中退者の多くが『昼間スクーリング』を選んでいます。通信教育課程の校舎を持つ本学ならではのもので、キャンパス生活を楽しむことができる。そこに魅力を感じて入学する学生は多いようです」○自分で決めた道だから頑張れる――中退経験者の内藤さんにもお話を聞きたいと思います。内藤さんは現在日大経済学部経済学科通信教育課程の3年だそうですが、以前は?内藤さん「はい。大学の国際関係学部に3年まで在籍していました。実際に通っていたのは2年の8月までです。入学したばかりのころからずっと『大学を辞めたい』とは言ってはいたんですが……」――どうして辞めたいと?内藤さん「付属高校から推薦で入ったこともあって、特に勉強したいこともなく流れで入っちゃったという感じでした。その大学でもいろいろあって人間関係でつまずいたり。『あぁうまくいかないなあ』と。親には反対されましたが、何度も話し合って退学を許してもらいました」――退学後の進路は自分で?内藤さん「はい。自分自身がどうしたいのか、じっくり考えました。ふつうの大学に入りなおすよう親には言われましたが、同じような環境はもう嫌だったんです。そこで母が今の大学のことを調べてきてくれて。ここで止まったらいけないと思い、入学を決めました」――入ってみてどうでしたか。内藤さん「普通の大学と一番違うなぁと思うのは、集まっている学生の年齢や経歴がいろいろなところ。ただみんな勉強がしたくて学校に来ている感じでとても意欲的でまじめです。社会人経験者も多いので、就職のこととか、会社のこととかそういったことも相談できる相手がいるのもいいですね。そんな勉強仲間に囲まれているせいか、以前に比べ積極的になったし、昔からの友人には『明るくなった』とも言われます」――大学3年といえばいよいよ就職活動ですが。卒業後は?内藤さん「手に職を持ちたいという気持ちもあり、資格を取得したいと思っています。興味があるのは社会福祉士です。自分自身つまずいて悩んだ時期があるので、同じように悩んでいる人を助けられるような仕事をしたいと思っています」――最後に中退したことについて今はどう考えていますか。「良かったと思っています。無理して前の学校に通って卒業できたとしてもその先でつまずいたと思いますから。自分で考え直して、自分で決めた道なので、勉強にも意欲的になったし、いろんなことに積極的になれました。自分に自信が持てるようになりました。これから就職活動もありますが、就職支援もしっかりしてくれるので心強いですね」大学入学者の1割が中途退学している今の状況、あなたはどう思いましたか?決して他人事ではないと思われたのではないでしょうか。取材協力:日本大学通信教育部昼間・土曜・夏期・夜間・東京・地方スクーリングにより,仕事との両立を考えている方にも,通学をメインにして単位を修得したい方にも,自分のスタイルにあわせたスクーリング受講が可能。ウェブサイトはこちら。
2015年01月30日日経BPコンサルティングはこのほど、大学Webサイトのユーザビリティ(使いやすさ)を評価した「全国大学サイト・ユーザビリティ調査 2014-2015」の結果を発表した。○富山大学は文字のコントラストを高めてさらに読みやすく同調査の対象となったサイトは、全国の国立大学67校、公立大学18校、私立大学126校。審査項目は、Forrester Research Inc.(米国)が開発したサイトのユーザビリティ診断ツール「ウエブサイト・スコアカード」をベースとして行った。調査期間は7月22日~9月25日。総合スコア・ランキング1位は、富山大学(国立)だった。同大学のサイトは2008年から常に同調査のトップ10に顔を出すユーザビリティの高さに定評のあるサイトとなっている。今年は文字のコントラストを高めて読みやすくするなど、弱視の人にも配慮したことでさらにスコアを伸ばした。2位は山口大学(国立)で、190位から5位に一気にランキングを上げた。3位には前回2位の大阪府立大学(公立)が入っている。前回1位の福岡工業大学(私立)は8位、同3位の岡山大学(国立)は17位にそれぞれ順位を下げた。○帝京平成大学は155位から21位にアップ大幅にランキングを上昇させた大学は帝京平成大学(私立)で、前回の155位から21位に上昇した。サイト内検索への対策を施したり、サイトロゴを分かりやすく表示したりするなど、サイト内の地道な改善が高評価につながっているようだ。茨城大学(89ランクアップ)、室蘭工業大学(80ランクアップ)は、ナビゲーションページを中心としたページの改善により総合スコアを大きく伸ばしている。また、スマートフォンで大学サイトを検索し、「スマホ対応ページ」にスムーズにアクセスできた大学は5割だった。私立と国公立の別で見ると、私立は6割に達しているのに対して、国公立は3割にとどまっている。
2014年11月06日大垣共立銀行は14日、進学ローン「合格応援キャンペーン」を実施すると発表した。同キャンペーン期間中は「ライフプラン『進学ローン』(金利変動型)」を通常よりもおトクな金利で借入れできるとともに、「ライフプラン『進学ローン』」または「進学ローン『カード型』"青春太鼓判"」を契約した顧客に図書カードをプレゼントするという。OKB大垣共立銀行はこれからも、顧客の役に立てるよう、魅力あるサービスを届けていくとしている。○キャンペーン概要実施期間:10月14日(火)~2015年5月29日(金)対象商品:ライフプラン「進学ローン」(金利変動型・金利固定型)、進学ローン「カード型」"青春太鼓判"対象となる人:期間中、上記対象商品を申し込みのうえ、2015年6月30(火)までに借入れ(契約)した顧客内容:ライフプラン「進学ローン」/金利変動型 - (1)融資金利を年1.8%(通常時は年3.225%)とする(2)保証料を通常よりも引下げる(3)図書カード(1千円分)をプレゼントする/金利固定型 - 図書カード(1千円分)をプレゼントする、進学ローン「カード型」"青春太鼓判" - 図書カード(1千円分)をプレゼントする
2014年10月16日文部科学省(文科省)は9月26日、世界レベルの教育研究を行うトップ大学や、先導的試行に挑戦し日本の大学の国際化を牽引する大学など、国際化と大学改革を断行する大学を重点支援することで、日本の高等教育の国際競争力を強化することを目的とする「スーパーグローバル大学創成支援」の支援先として37大学を選定したと発表した。同支援は、日本が今後も発展していくために必要な、大学の国際競争力向上と、多様な場でグローバルに活躍できる人材の育成に向けたもので、104の大学から109件の申請があったという。それを文科省の有識者委員会であるスーパーグローバル大学創成支援プログラム委員会が審査し、最終的に37校(37件)が採択されたという。支援形式は2種類あり、1つが世界ランキングトップ100を目指す力のある大学を支援する「トップ型」で、東京大学や東北大学などの国立大学11校ならびに慶應義塾大学、早稲田大学の私立2校の計13校が選ばれた。一方のこれまでの取組実績を基にさらに先導的試行に挑戦し、日本社会のグローバル化を牽引する大学を支援する「グローバル化牽引型」には千葉大学や岡山大学、熊本大学などの10の国立大のほか、会津大学、国際教養大学の公立大2校、芝浦工業大学や明治大学、立命館大学などの私立大12校の合計24校が選ばれた。なお、文科省では平成26年度予算として77億円を設定。交付される支援額は大学で異なるが、標準額はトップ型が4億2000万円、グローバル化牽引型が1億7200万円となっており、海外の大学との連携費用などに利用される予定だという。
2014年09月26日「大学デビュー」という言葉があるように、多くの女子は、大学進学と同時に、イケているかわいい女子を目指していろんなことをすると思います。しかし、地味だった高校時代は、すぐには隠せないもので、華麗なる転身をはかったあとでも、男子に「この子、高校生のときは地味な子だったんだろうな」と思われているものです。今回は、何人かの男子に、女子のどういうところを見て「地味な子だった」と感じたのかを教えていただきました。さっそく見ていきましょう。■1.図書館によく行っていた「オトナになっても図書館が好きとか、高校生のときは図書館によく通っていたというような女子って、派手な格好をしていても、内面は地味でおとなしいですよね」(25歳/広告)受験シーズン真っ只中のちょっと前、たとえば年末や1月くらいに、受験生とおぼしき若い女子たちが参考書を枕に図書館でうたた寝をしていたり、ヘッドフォンを耳に真剣に勉強をしている姿がありましたが、そうですね、みなさん地味目でしたよね。■2.朝から晩まで部活の練習をしていた「地方出身の女子で、朝から晩まで部活で忙しかったという女子って、地味な高校生活だった人が多いです。特に全国大会レベルの部活になると、スカートの丈や髪の毛の色は校則どおりでないといけないという学校が多いようで、こういう女子が大学デビューしたらとんでもないことになったりしますよね」(24歳/大学生)なるほど。確かにミニスカートに茶髪といういでたちで恋を楽しんでいるようでは、全国大会になんて出られないですよね。■3.自転車はヘルメット着用がマストだった「高校のときは、自転車に乗るときヘルメットはマストだったと嘆いている女子に、高校生のときの写真を見せてもらいましたが、めちゃ地味でした。ぼくはずっと東京育ちなんですが、地方の女子高生に同情したくなりました」(26歳/予備校勤務)ヘルメットをかぶると髪の毛がペッタンコになってしまうので、お洒落もできないですよね。ヘルメット着用が決められている学校というのは田舎が多いですが、そういった田舎はなぜか「地味な子」か「ヤンキー」の二極化になりがちですので、まさにその「地味な子」のほうなのでしょう。■4.大学生になったらいきなり派手な洋服を着て、それが明らかに浮いている「うちのお店にアルバイトの面接にやってくる大学1年生の女子で、派手な洋服を着ているものの、それが明らかに浮いているという女子は、よく話を聞いてみると、わりと地味な高校生活だったようです」(28歳/レンタルビデオ)いきなりミニスカートとか、いきなりカラダのラインにぴったりした洋服とか、似合わないですよね。しかるべき「移行期間」のあいだに、地味な高校生だったことがバレるのかもしれません。■5.運動部のマネージャーだったことが自慢だ「運動部のマネージャーだったことを自慢している女子って、わりと積極的に恋を楽しんでいたように見えて、じつはすごく地味な一面を持っているものです。地方の高校に多いのではないかと思います」(29歳/飲食)この証言をいただいたのは、キャバクラのボーイさんですが、恋に積極的なように見えて、じつは内面は地味・・・・・・という女子は、毎年、一定の割合で、上京後キャバクラに面接に来るそうです。「男女の距離が近そう」なマネージャーであったことを「自慢する」ということがミソなんでしょうね。■おわりにいかがでしたか?高校時代、地味だったか?と言われたら、おそらくほとんどの女子が地味だったと答えるのではないかと思います。それくらい高校生活と社会人生活や大学生活は自由度がちがうということでしょう。この春、大学生になる女子や、社会人になる女子は、過去のことなど気にせず、恋を楽しむステキな女子に変身してみてはいかがでしょうか。(ひとみしょう/ハウコレ)
2014年03月02日前回は「[ポイント1] 学ぶきっかけをつくる」をテーマに、親の取り組み、きっかけづくりが教育費節約のポイントですよ、というお話をしました。今回は戦略的なお話をします。教育費は先が読める支出。「子どもには●●中学校(私立)で学ばせたい」「公立校でたくましく育ってほしい」等と方向性が決まったら、情報を集めましょう。早めに行動を起こした家庭がどれだけ教育費を節約できたか、2つの事例をもとに紹介します。[ポイント2]先を見据えた進路選択をする学費は、オール国公立に進むのが家計にとっては理想ですが、高校受験、大学受験と2つのハードルを越えなければいけません。親も子も望む結果になるとは限りません。受験リスクを減らすことで、教育費の節約に成功した2つの事例を紹介します。いずれも目先の受験だけでなく、将来の出費を見越した学校選択をすることで、無駄な出費を抑えています。特に例2のBさんは低所得ながらもそれを武器に、私立高校、私立大学に進学した強者です。[例1] 公立中高一貫校を受験したAさんのケース小学受験、中学受験というと私立校をイメージする人は多いかもしれませんが、国立大学付属小学校や中学校、公立中高一貫校にも受験はあります。国立大学付属校の場合には、小学校→中学校→高校→大学(指定校推薦)のルートがあるところや、難関国公立大学への進学率が高いところもあるので、小学校または中学校のうちに入っておくというのも1つの方法です(国立大学付属校は、有名私立大学の付属校ほど母体となっている大学への進学率は高くはありません)。公立中高一貫校は進学校に併設されたり、国立大学等の合格を目指して新たに新設された高校が多く、大学進学を目指す学生に人気があります。Aさんは、小学5年生から公立中高一貫校受験コースのある進学塾に通い、地元の公立中高一貫校を受験・合格しました。進学塾に通っていたときは年間40万円ほどの月謝がかかりましたが、中学からは塾に行っていません。中学・高校の6年間で大学進学を目指すカリキュラムとなっているので、高校2年生までに高校3年間のカリキュラムを終え、高校3年生のときは受験対策を徹底して行われたそうです。ペースが早いので授業についていけなくなりそうになったこともありましたが、学校の先生に相談しながら学習方法を見直した結果、現役で国立大学に合格しました。小学5~6年生の2年間に合計80万円の塾代を出すことで、中学、高校と授業料負担のない公立校で、かつ進学校に通うことで、もっとも教育費がかからない道を歩むことができました。受験は水物ですので、Aさんのようにうまくいくのはラッキーかもしれません。でも、将来の学費負担を見越して学校選択をし、資金も時間も集中投下することを選んだAさん一家の戦略勝ちといえるでしょう。[例2] 学費が安めの私立大学の推薦枠狙いで高校を選んだBさんBさんの家庭はパパの病気が原因で収入が少なく、生活保護を受けるか受けないかのスレスレの状態でした。しかし、どうしても大学に行きたかったBさんとBさんのママは、利用できる制度がないか徹底的に調べました。すると、Bさんの地域でBさん一家の所得の場合、私立高校の授業料が実質無料になることがわかりました。Bさんの学力で入学できる可能性の高い私立高校のうち、施設利用料等の授業料以外の費用が安いものをピックアップ。その中から、学費が安い私立大学の指定校推薦枠の多い高校に学校推薦で入学することにしたのです。Bさんの学力なら特待生も狙えたそうですが、その学校では特待生には指定校推薦を出さないと決まっていたので普通科に入り、指定校推薦をもらうために上位の成績を取り続けました。一方、Bさんのママは大学の学費用の積立を開始。中学3年生の段階で大学進学を見据えた行動を起こした結果、無事第一志望の私立大学の指定校推薦を受けることができました。低所得でもBさんとママが諦めずに情報を集め、取捨選択したことが実を結んだ好例です。短期集中で教育費を投下してオール国立の道を達成したAさん。利用できる制度をトコトン調べて、自分の学力と希望にマッチした大学進学を果たしたBさん。いずれも親子で協力して戦略的に行動した賜物といえるでしょう。長期的な視野で学校&塾選択をすることで教育費を節約することはできます。教育費は聖域と決めつけず、まずは親子で話し合うことから始めてみてはいかがでしょうか。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2014年02月06日家計のことを考えると、学費はできるだけかけたくない。でも、子どもの将来を考えたら、いい大学に入って欲しいし、教師や設備の揃っているいい環境で学ばせたいと思うのが親心ではないでしょうか。お金をかけずに学力を伸ばした事例をもとに、教育費を節約するコツを紹介します。[ポイント1] 学ぶきっかけをつくる教育費にお金がかかる家庭に多いのは、子どもと親のやる気の落差があることです。子どものテストの成績がよければ子どもの自主性に任せてやっていけますが、50点、30点・・・等の点数を見ると、「勉強しなさい!」と怒ってしまって、ますます子どものやる気を阻害してしまいます。勉強しない子どもを見て、心配のあまりに塾に入れるというパパ・ママが多いのではないでしょうか。子どもを塾に入れず、通信教材もやらず、上位の成績をキープしているご家庭の多くは、親子で学ぶ時間をとっています。毎朝30分計算問題をする、キャッチボールをしながら問題を出し合う、親子で新聞のニュースを話し合う等、日常生活の中に自然と学びを取り入れることで、常に上位の成績を取れるようになり、それが自信となって積極的な学びにつながるという好循環を生んでいるようです。親子での遊びがたまたま勉強だった、みたいな状態にできると最高ですね。言葉かけ1つで子どもは変わる「共働きだから、そんなの無理~」「小学校高学年なので、今からそれに取り組むのはキビシイ」・・・等の場合は、子どもが将来について考えるきっかけとなる「言葉かけ」をしてみてはいかがでしょうか。わが家はこれで受験に要した費用が、想定していた金額の2分の1以下になりました。私事で恐縮ですが、少しお話ししますね。息子は小学5年生から近所の学習塾に通っていました。でも、成績はずっと中程度。母としては塾をやめさせたかったのですが、友達や先輩が通っていたこともあり、「このままでいい」と、中程度の成績を維持するために、毎月2~3万円+夏期・冬期講習の月謝を払っていました。本人のやる気スイッチが入った中学2年生の冬。ある通信教材を始めたいと言ったので、塾を辞めてそれ1本に切り替えました。毎月7,000円弱の出費です。ひとりでコツコツと勉強し、通信教材だけで偏差値を10以上上げたのですが、英語だけが今ひとつ伸び悩んでいたので、12~2月まで個人指導の塾を併用しました。親がやきもきしていた時期はまったくダメだったのですが、次に紹介する言葉かけをしたことと「勉強しなさい」ということを手放したことで、親がびっくりするほど勉強するようになったのです。学ぶきっかけになった言葉はこちらです。「あなたの人生だから、進路はあなたが決めればいい。でも、私たちが一生懸命働いて 貯めてきたお金を、ドブに捨てるようなことはしたくない。やる気がないなら高校も大学も行かないでいい。働きなさい。中卒でも立派な大人はいっぱいいる」そういって、いろんなタイプの大人の話を事あるごとにした結果、「俺はこの道で行く」と、決まったようです。覚悟を決めた子どもの集中力はすごい!通信教材が続くのか心配でしたが、定期テストの成績がまず上がり、その後模試の偏差値も上がっていきました。息子の場合はこの言葉かけが効いたのですが、スイッチが入るタイミングは人それぞれ異なります。お子さまに合った言葉や方法を焦らずじっくり探し、お子さまを信じて取り組んでくださいね。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2014年01月30日大隈重信が設立した「東京専門学校」を前身とする早稲田大学は私立の名門校です。優秀な人材を輩出する学校として知られ、また一方で「日本一サークル活動の盛んな大学」としても有名です。名門早稲田大学のあるあるを聞いてみました。●どうしても体育会系のイメージなぜか体育会系というかそういうイメージがあって、自分はちっともそうじゃないのに、周りからそういうふうに見られる。(21歳/男性)古い言葉でいうと「バンカラ」でしょうか。確かに世間はそうイメージしているかも。●やたらと校歌を歌う!?そんなことはないんだけど、なぜかやたら校歌を歌うと思われてない?(20歳/女性)早稲田大学の校歌は学生じゃなくても知っている人が多いですよね。『天才バカボン』の「バカ田大学」にも引用されたりしていますので。●校歌を歌うときは!校歌を歌うときは右腕も力強く振る!(19歳/男性)歌う人も多いのではと思われます(笑)。機会の問題ですかね。●早慶戦は絶対に負けられない!早慶戦は気合が違う。絶対に負けられない戦いがそこにある。(22歳/男性)野球でしょうか。慶応義塾大学の人もそう思っているのでしょう。●慶応は気にしないよ慶応男子の方がもてるなんて聞いてもちっともうらやましくない。(20歳/男性)こういうライバル意識を持っている学校があるのはいいですね。●「学生ちゅもーく!」早稲田の人は言う。早稲田の人しか言わない。(20歳/女性)こういう気風をバンカラというと思います。●100キロ歩く!『本庄-早稲田100キロハイク』は早稲田一のバカ行事である。(21歳/男性)毎年5月に埼玉県本庄市からゴールの早稲田大学大隈講堂まで、2日がかりで歩く行事です。なんと2013年で第51回を数えるそうです。●新宿は根城である高田馬場はもちろんですが、新宿も早稲田のテリトリーです。先輩から「昔は噴水に飛び込んだ」などの武勇伝も聞いています。(22歳/男性)噴水に飛び込むのはいかんですな。バンカラなイメージは先輩たちが積み重ねてきたんですよ。●医学部はないよ!友達と居酒屋に行ったら後ろの方でコンパをやっていて、「早稲田の医学部です」と自己紹介してるヤツがいて思わず振り返りました。うちに医学部はねーよ!(21歳/男性)早稲田大学のような名門校に医学部がないのは少し不思議な感じがしますね。●『志乃ぶ』のおでんはお薦め!50年以上近所でやってるおでん屋さんで、ちょくちょくOBの人たちも来ているそうです。安くておいしく飲めます。(22歳/男性)全然分からないので(笑)調べました。都電荒川線早稲田駅にあるお店です。●ワセ弁こそ至高の味「ワセ弁」を愛せるかどうかで本当の早稲田の人間であるかが分かる。(21歳/男性)調べました! 『わせだの弁当屋』というお弁当屋さんがあるそうです。揚げ物のボリュームに定評があり、コストパフォーマンスが良いとか。●ラーメン多すぎいくら何でも近所にラーメン屋多すぎね?(20歳/男性)学生さんが多いところに出店するのはラーメン商売の基本だからではないでしょうか。●16号館危うし!震度5の地震で倒壊するという噂があって。ウソだと思うんですけど。地震があると「大丈夫?」って思います。(20歳/女性)いくら何でも大丈夫でしょう。●昔は広末涼子さんが見られたのに!昔はキャンパスを歩いている広末さんを普通に見られたのに。ものすごい美人でした。やはり芸能人は違うなあと思いました。また笑顔がかわいいんですよ。(32歳/男性)OBの人ですね。広末さんが初登校するときは大騒ぎになったそうです。●早稲田が楽しい理由学年が変わってもキャンパスが一緒なのでいつもみんながいる感じでとてもいい。(22歳/男性)学年でキャンパスが替わる大学も多いようですが、みんな一緒だと一体感が出るのでしょうか。上記のネタを早稲田大学広報部にお送りして感想をお聞きしたところ「大学としてのコメントはありません」とのことでした。なんだかとても楽しそうな早稲田ライフでございます。皆さんはどう思われますか?(高橋モータース@dcp)
2013年03月28日学校法人近畿大学は3日、サントリーグループのダイナックと連携し、「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」を出店すると発表した。同店は、近畿大学が卵から成魚まで一貫して養成したクロマグロ(本マグロ)である「近大マグロ」を中心に、近畿大学水産研究所で養殖した魚と和歌山県産の食材に特化したメニューを提供する、生産者発信型の養殖魚専門料理店。「近大マグロ」は、完全養殖を含む人工ふ化のクロマグロで、クロマグロの完全養殖は2002年に近畿大学が世界で初めて成功。現在も同大学のみが有する技術となっている。代表的なフードメニューは「近大マグロの三種盛り」「近大完全養殖選抜刺し盛り」「紀州うめとりのから揚げ山椒タルタル」、ドリンクメニューは「和歌山ハイボール(角瓶+甘露梅+梅酢)」など。刺し盛りには、同大学を卒業した魚の証として卒業証書を添える予定とのこと。開店日は、2013年4月下旬を予定。所在地は、大阪府大阪市北区大深町のうめきた先行開発区域 グランフロント大阪・ナレッジキャピタル6階フューチャーライフショールーム。店舗面積は66.20坪、席数は約100席となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月12日リクルート進学ネットは、9月に高校生400人を対象に、高校生の恋に関するアンケートを実施。その結果を「リクルート進学ネットジャーナル」で公開している。まず、「いま好きな人はいますか?」の問いに対し、YESが46.4%、NOが53.6%。「付き合ったことがありますか?」という質問ではYESが48.3%で、NOが51.7%だった。高校生のおよそ半数は好きな人がいる、もしくは付き合ったことがあるという結果になった。「異性との出会いの場所は?」と尋ねたところ、トップは「学校」で282人。2位は「SNS」で23人だった。告白の方法について聞くと、1位は「直接会う」で74人。次が「メール」で67人だった。「手紙」も多い回答で、3位にランクインした。次に「一目ぼれしたことはありますか?」と尋ねたところ、YESは49.5%、NOは50.5%だった。約半数が一目ぼれを体験しているようだ。また、「先生を好きになったことがありますか?」という問いでは、YESはわずか12.5%。9割近くが「先生を好きになったことはない」と回答している。詳しくは、進学ネット「高校生の恋愛実態を大公開」で見ることができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月12日高校生を中心とした進学希望者へ大学、短大、専門学校などの進学情報を提供するJSコーポレーションは5日、「進路に関する高校生の実態」の調査結果を発表した。同調査は、7月に同社より発表された「高校生白書2012年」のデータを分析したもの。調査は全国の2012年3月高校卒業者に対し4月27日~5月22日に郵送にて実施。大学進学者3,675名、短大進学者416名の回答を得た。昨年度の進学状況を分析することで、本年度に進学を希望する生徒へ情報提供を行うのが目的という。「出願校の決定基準」について、昨年に大学・短大に進学した高校生は「学べる内容やカリキュラムが良い」が54%で1位。以下「学校のレベル・偏差値が自分に合っている」(47%)、「目指す資格を取得できそう」(34%)と回答していた。一方で「学費が妥当」という意見も8位ながらも12%を占め、高校卒業者の8人に1人は金銭面の要因を出願先の決定基準の1つとしていることが分かった。「学費負担軽減制度の利用状況」を分析したところ、「日本学生支援機構の奨学金」「学校独自の奨学金制度」などを利用している大学・短大生は51%と過半数を越えた。同社では「出願校の決定基準において”奨学金や特待生制度”をあげる人は5%にとどまっている。こうした制度について知ることで、高校生がより自由に出願校を決めることができるにようになるかもしれない」と分析している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月08日ベネッセコーポレーションは10月7日、日本の高校から海外の大学への進学を検討している高校生を対象に「海外進学カレッジフェア」を開催する。「カレッジ」は、日本の短大または専門学校に相当し、日本から海外大学へ進学するには、カレッジからの編入を目指すコースが一般的だという。このフェアは、日本からの進学者が多いアメリカ、カナダ、オーストラリアのカレッジより入試担当者を招き、各カレッジの内容を直接質問できる場を設けることで、日本の高校生の海外大学進学を支援するというもの。開催時間は、11時~16時。会場は東京都新宿区のBenesse海外進学サポートセンター。10時30分より随時受付、出入り自由だが、参加には事前予約が必要となる。フェアの詳細、参加予約は「海外進学カレッジフェアのページ」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月16日ナイキは今年の駅伝シーズンに向けて、ランニングプロダクトの提供やサポートを行ってきた東洋大学、駒澤大学、早稲田大学、城西大学、神奈川大学の5大学をモチーフにしたランニングアパレル&フットウェアコレクション「EKIDEN COLLECTION」を発表した。今回展開されるコレクションは、各大学のカラーをモチーフにした”ランニング”や”たすき”などをデザインインスピレーションに、最新テクノロジーを搭載したプロダクトとなる。アパレルでは、優れた通気性と軽さ、耐久性を実現した「ナイキ EKIDEN ベイパージャケット」を展開。シューズは、日本人トップアスリートからのフィードバックを反映して設計・開発を行ったエリートレーサー向けのマラソンシューズ「ナイキ ズーム スピードレーサー 4 AP」や、レーシングモデルの「ナイキ ルナスピード ライト+ AP」、人間本来の足の力を鍛えるために開発されたトレーニングシューズ「ナイキフリー4.0 V2 AP」を各大学のカラーリングで展開する。ナイキ スポーツウェアからは、ビンテージ加工を施したフーディやTシャツ、フットウェアも展開する。「EKIDEN COLLECTION」は10月よりナイキ原宿などで販売を開始する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月05日ベネッセコーポレーションは9月1日、「海外大併願コースWEB Class」を開講する。海外大学・国内の国際教養系大学への進学や、国内大進学後の留学を志望、または将来を見すえて英語で仕事ができる力を身につけたい中高生が対象。同講座は、レベル別のクラスとなっており、ネイティブ講師が原則すべて英語で指導を行うという。リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングの4技能をみがいていくとのこと。一般的な英会話学校で習う「日常英会話=ジェネラルイングリッシュ」だけでなく、大学の授業や国際情勢のニュースなど、アカデミックな内容も英語で理解し、自分の意見が英語で言え、世界中の学生と議論ができるような英語力の習得をめざす。海外大進学や早稲田大・上智大などの、国際教養系学部入試の選考要件にあるTOEFLの対策にもつながるカリキュラムになっているとのこと。さらに今後、アメリカのトップ大学進学のために必要な共通試験「SAT」や、「エッセー」の対策講座も開講。日本の高校生の海外大への進学ニーズに対応していく。通常授業は120分×月4回で定員8名。また、日本人講師が担当するオプション講座は90分×月4回で定員8名とのこと。受講費は入会金3万1,500円、通常授業が2万4,800円、オプション講座が1万8,800円。なお、9月中は特別キャンペーンを実施。先着100名のみ「無料体験授業」(最大3回まで)を受講できる。申し込み締め切りは8月29日。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月02日東洋大学は6月17日、大学進学を考えている高校生を対象とするイベント、「“学び”LIVE授業体験」を開催する。同イベントは、高校生自身に100講座から興味のある授業を選んでもらい、自由に体験してもらおうというもの。実際の大学の授業を通じ、自分に向いている学問、学びたい学科を発見できる機会として、毎年大盛況となっており、昨年は約2,500人が参加したという。2013年4月に開設予定の食環境科学部(板倉キャンパス)や、文学部の既存哲学系2学科を再編して誕生する東洋思想文化学科(白山キャンパス)のほか、各キャンパスに学科別個別相談会や教員・在校生ブースを設置し、東洋大学の特徴や雰囲気を体感できる。日時:2012年6月17日(日) 10:00~ ※事前予約不要、入場無料 ■白山キャンパス(東京都文京区白山5-28-20)文学部、経済学部、経営学部、法学部、社会学部、国際地域学部、イブニングコース ■朝霞キャンパス(埼玉県朝霞市岡48-1)ライフデザイン学部 ■川越キャンパス(埼玉県川越市鯨井2100)理工学部、総合情報学部 ■板倉キャンパス(群馬県邑楽郡板倉町泉野1-1-1)生命科学部、食環境科学部(※2013年4月開設予定) 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月15日リクルートが運営する進学情報サイト「リクルート進学ネット」は、「学費シミュレーター」を開発したと発表した。同社が発表した「第5回高校生と保護者の進路に関する意識調査2011」において、保護者が進学にあたって重要だと思う情報の第1位が「進学費用」(52.3%)となり、前回1位であった「入試制度の仕組み」を抑えてトップとなった。「学費」の進路選びへの影響は大きく、学費を理由に希望進路をあきらめるケースも出てきている。「学費シミュレーター」は、家計において学費の支払いが可能かどうかのシミュレーションに加え、ファイナンシャルプランナーからのアドバイスや家計改善方法の提案により、学費支払いのめどを立てることを目的とした無料サービス。進学費用への保護者・高校生の関心が高まる中、一人でも多くの高校生が希望通りの進路を実現できるよう応援していくという。進学費用は国公立や私立、学部や学科別に大きく異なる。学費シミュレーターでは、国公立/私立、大学/短大/専門学校、学部/学科の系統、進学したいエリアなどの条件で、初年度の学費、および卒業までにかかる学費総額の相場を提示。具体的な志望校がある場合は、希望する学校、学部/学科で検索し、初年度の学費、および卒業までにかかる学費総額を確認することが可能となる。学校別の学費情報は、来年度の学費が決定する7月以降に実装予定。算出された学費情報を元に、各家庭の収入・支出・貯蓄額などを入力することで、進学後の学費支払いが可能かどうかを具体的な数字やグラフで見ることができる。また、学費の重複も考慮し、子どもは3人まで入力可能。複数の子どもを同時にシミュレーションすることができるため、学費の支払いが、どの年にどのように重なるかも確認できる。シミュレーションの結果に応じて、ファイナンシャルプランナーによる家計改善アドバイスと進学費用が不足した場合の改善策を提案し、これにより各家庭における「学費」という制約条件を解決、子どもの希望進路の実現を目指すという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月29日