蛙化現象とは、両思いになった瞬間、気持ちが冷めて相手を嫌悪するようになる現象です。10代の恋に恋する時期ならまだしも、結婚や将来といったことを考える年齢になっても、蛙化現象を繰り返す人が一定数います。こうした感情は一体何が原因なのでしょう。好きって言われると気持ちが冷める、アラサーからの蛙化現象の対処法【おおしまりえの恋愛道場】vol. 231最近流行りの言葉に「蛙化現象」があります。蛙化現象とは、童話『カエルの王子様』が元となった言葉で、片思いが実って両思いになると、相手に興味がわかないだけでなく、生理的な嫌悪感にも近い感覚になってしまうというものです。10代を中心に共感を集める蛙化現象ですが、実は20代30代の大人女性にも多い現象です。10代なら恋に恋しているねと笑える蛙化現象も、大人では笑って済ませることはできません。今回は、大人女性の蛙化現象がなぜマズいのかを解説しながら、卒業するための方法を3つ紹介します。アラサーの蛙化現象がマズい理由そろそろ結婚を考える年齢になっても、未だに蛙化現象を繰り返す女性が一定数います。彼女達はなぜマズいのかと言うと、「好きな男性と幸せになる」ということを、無意識レベルで抵抗しているからです。無意識に思っていることは現実の世界にも気づかぬうちに反映されていきますから、どんなに表面的に焦ったり結婚を望んだりしても、結局蛙化現象のようなことが起き、現実が進展しなくなるというわけです。大人女性の蛙化現象を卒業する方法1.「男性は怖い」という感覚をリセット大人女性にとってやっかいな蛙化現象。これを卒業するためには、自分の無意識が抱える抵抗感を知り、手放していくことが大切です。ここでは、蛙化現象を繰り返す女性がよく抱きがちな、3つの抵抗感について解説します。最初は「男性は怖い」という過剰な感覚についてです。これは、過去に男性との間に嫌な思い出がある女性が、無意識で抱えがちなことです。例えば元カレがすごく怖かったとか、小さい頃男の子に意地悪をされて嫌な思いをしたとか、父親がとても怖い人だったなど、人によって経験はさまざまです。こうした経験が心に傷として残っていると、「男性は怖い」という感覚が知らぬ間に大きく残ってしまいます。そうした気持ちを抱えたまま恋愛に進むと、男性と親密になりそうになると、気持ちがヒューッと冷めるようなことを繰り返します。この場合、過去の経験を棚卸ししたりすることで、だんだんと恐怖心のサイズが適切なものに縮まっていきます。ポイントは、「怖い」という感覚を消す必要はありません。自分の中に怖さがあるということを認めて、受け入れていくことで適切なサイズに落ち着きます。大人女性の蛙化現象を卒業する方法2.親密になることへの恐怖心を乗り越える恋愛が始まれば、当然相手と自分の関係はどんどん親密になります。知られたくないことも知られるし、見せたくない一面も見せるようになります。こうした親密さを楽しむのが恋愛の醍醐味ではありますが、逆に親密になって自分をさらけ出すことに抵抗感があると、蛙化現象として気持ちが引いてしまうことがあります。また親密になることへの恐怖心が強いと、親密にならなくても成立する恋愛関係ばかりを繰り返してしまいます。具体的には、セフレや不倫関係、恋人でも数か月に1回程度しか会わない関係などが、親密にならなくても成立する恋愛です。こうしたケースに当てはまる女性は、自分の中に自分をさらけ出すことへの恐怖心に気づくことから始めましょう。おすすめは、目を閉じて頭の中で自分と相手の距離が近づき、ハグとか手をつなぐとか、親密だと感じる距離まで近づくイメージをしてみてください。この時、「引かれたら嫌だな」「相手にどう思われるか怖いな」「自分を見せたくないな」といった抵抗感が見えてきたら、その気持ちをずっと見ていきます。「なぜそう思うの?」みたいに考える必要はありません。ただ嫌だな、怖いな、避けたいなという感情を観察することで、少しずつ漠然とした親密感への恐怖心は薄れていきます。大人女性の蛙化現象を卒業する方法3.未来に傷つくのが怖いもし、恋愛が始まったら…もし、相手に嫌われたら…もし、この気持ちが嘘だったら…と、気持ちが動き始めた時ほど、不安要素も出やすいものです。これら気持ちが蛙化現象を引き起こすのですが、こうした気持ちの裏側には「不確定の未来への不安感」があります。もっと言うと、失敗したくない、傷つきたくないなどの気持ちが隠れているのです。でも、生きていれば全ての未来は不確定ですし、傷ついたり失敗したりせず進むなんて不可能です。こうした敏感になりすぎた気持ちは、しっかりキャッチして落ち着かせることで、蛙化現象も起きにくくなるとされます。ここまで、大人女性が蛙化現象を引き起こす際、無意識に抱えがちな3つの感情について解説しました。「男性が怖い」「親密になるのが怖い」「未来で失敗するのが怖い」と3種類書きましたが、対象はどれも違っても、「怖い」という感情が共通しています。大人女性の蛙化現象のトリガーとなっているのは、何かに対する恐怖心なんです。それをほぐすには、自分で恐怖心の具体的な対象に気づき、その感情を味わい、適切なサイズに消化していくことが大切です。少し難しく感じるかもしれませんが、これがいわゆる「自分と向き合う」ということへの一歩です。感情をほぐし、好きな人への気持ちを冷ますことなく、前に進んでいきましょう。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©martin-dm/Gettyimages©Jamie Grill/Gettyimages©Westend61/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年07月13日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、一流商社に勤める彼と交際中の32歳女性。ある日突然、彼が起業のために会社を辞めると言い出して…。先行き不安になる彼女に、佑雪さんのお答えは?お悩み:「一流商社を辞めた彼の、今後の収入が不安です」【クラブ佑雪】vol. 302結婚を前提に交際していた彼が突然、会社を辞職してしまいました。彼が会社を辞めるまで、何も聞いていませんでしたが、どうやら起業するようです。世の中に疎い私には細かな内容や彼の状況がよくわかっていません。34歳までに結婚して子どもを産みたいと思って、婚活に励み、アプリでようやく出会えた彼で、彼を選んだ理由には一流商社にお勤めという経済力も含めてのことだったので、動揺しています。彼からは「しばらくは収入が不安定になるから、入籍は待って」と言われていますが、本当にこのまま彼を待ち続けてもいいものか、迷っています。(るみこ32歳未婚 契約社員)「彼の収入より、もっと心配なことがあります」間違いなく、彼は突然、会社を辞めてません。前々から会社を辞めて起業するために、準備を重ねてきたはずです。ただ、ご相談者さまへの報告が突然だっただけでしょう。この案件、収入が不安だなんだっていうこと以上に、彼のパーソナリティに不安を感じてしまうのはわたくしだけではないはず。まあ、まだ結婚してない他人だから、ギリギリセーフなのかな。でも、どうですか? 人生を大きく左右する決断について、事後報告する人と一緒にいるって。もし、2人がすでに夫婦なら、会社辞めるとか起業するとかはおいといて、そんな大事なことを事前に相談しないっていう点でモメません? 正直、離婚にまで発展するような話です。だって、こういう人って一事が万事そうだから。毎回、コトあるごとに「えっ、聞いてないけど?」っていう。そこで気にならず、「そういう人だからしょうがない」って笑って過ごせるのならいいですけど、少なくともご相談者さまはそうじゃないわけでしょ? こりゃ、先が思いやられますよ。まして、ご相談者さまは「34歳までに結婚して子どもを産みたいと思って、婚活に励み」「一流商社にお勤めという経済力も含めて」彼を選ぶような方です。自分の人生はこうでなきゃ! っていう思いが強い方ですから、その人生が“こうでなきゃ”というあるべき姿から外れると、今回みたいに混乱すると思うんですよね。それでご自身は幸せになれるのか?一方、彼は自分がやりたいことは周囲の意見を聞かずにやっちゃう、というタイプなんでしょうね。もしくは、友だちや今後役に立ちそうな有力者には相談してるかもしれませんが、自分の目的(この場合は起業して成功すること)遂行の役に立たない人(つまり、ご相談者さま)には言う必要がないっていう考えなんでしょう。たとえば今後、彼が今住んでいるところと別の地域を拠点にするって決めたとしたら、どうですか? 言葉もわからない海外かもしれません。子どもがいたら、学校は? 子どもがいなくても、ご相談者さまのキャリアは? とか、いろんな問題が起こるわけですよ。前もって相談してくれてれば、反論もできるし妥協点も探れます。でも、突然「決めた」って言われたら、彼に従うか、別れるか、みたいに極端な選択を迫られがちです。っていうことをですね、結婚前提にお付き合いされているなら、彼におっしゃったらよろしいのでは? 逆に申し上げるなら、そんなことも面と向かって言えないうちは、絶対に結婚しない方がいいです。きっと後悔することになるから。あ、まあ、でも、後悔も人生のうち。後悔する覚悟くらいなきゃ、結婚なんてできないからね!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Prostock-Studio/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月10日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は、音信不通で別れたはずの元カレからデートに誘われた、26歳女性のお悩み。音信不通で自然消滅した元カレと、復縁はある?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:マッチングアプリで知り合った男性から「めちゃくちゃ好み」などと猛アプローチされて付き合うことにしました。しかし1か月も経たないうちに彼が大怪我をして入院。退院後も松葉杖生活を余儀なくされてデートどころではなく、そのまま連絡が途絶えてしまいました。もちろん私は心配して「大丈夫?」「できることあったら言ってね」など何度もLINEしましたが、いくら連絡しても未読スルー…。しかしつい最近、3か月ぶりにLINEを送ってみたところ「連絡しなくてごめん」と返信が届き、何度かやり取りを続けるなかで「ごはん行かない?」と向こうから誘われました。音信不通になるような男性とは、仮に復縁できてもうまくいかないとわかっています。それでもまだ好きな気持ちがあり、会いたいです。私はこのあと、どのように行動すれば良いでしょうか。(26歳・会社員)音信不通だった元カレから、3か月ぶりに返信が届いた理由は…会いたい気持ちがあるなら、会いにいけばいいのではないでしょうか。彼から誘われたのだし、食事くらい行ったらいいのではと思います。ただし当然ながら、ただの友人としてです。相談者さんは「復縁できるかも」という淡い期待を抱いているようですが、彼にそんなつもりはありません。そもそも、彼の中で相談者さんは本当に彼女だったのか…その前提すら怪しいくらいです。考えてみてください。大怪我による入院、そして松葉杖生活…心身ともに大変な状況であったことを差し引いても、心配している彼女からのLINEを何か月も未読スルーしますか? 認めたくない事実かもしれませんが、彼は相談者さんを口説き落とす過程を楽しんでいただけだったと考える方が自然ではないですか。相談者さんが3か月ぶりに送ったLINEに返信してきたのは、今はもう彼氏・彼女の関係ではないという共通認識を得たうえで、何の責任も負わない状態で艶っぽいやり取りができると思ったからです。彼の誘いに乗るのは構いませんが、現実はしっかり受け止めて、あくまで友人として会いましょう。今は恋人同士でもないし、彼は復縁を望んでいません。なし崩し的なスキンシップは絶対にしない・させないよう、しっかり一線を引いてください。夜の約束でお酒が入る場合はより一層注意してくださいね。もし彼が「やり直したい」と言ってきたらもしかすると、再会時に盛り上がった彼が「あの時はごめん」「やり直したい」などと言ってくる可能性もなきにしもあらずです。しかし忘れないでください。相談者さんもご自身でおっしゃっているとおり、彼は「めちゃくちゃタイプ」などと言って口説いてきたくせに1か月やそこらで音信不通になるような男です。そんな彼と復縁したところで、幸せな恋愛ができるとは思えません。それでも相談者さんが彼を好きで、復縁したい気持ちを抑えきれないというのなら、せめて彼に「もう二度と音信不通なんて真似はしない」と約束させてからにしませんか。彼が復縁を口にしたら、すかさず釘を刺してください。「私、音信不通になる彼氏とか絶対に無理だから」と真顔で伝えるんです。ーーここで彼が「そんなこと言わないでさぁ」みたいに冗談めかしたり、相談者さんを丸め込もうとしても絶対に流されないこと。なし崩しで復縁してしまったら、また同じことをされて終わります。そうではなく、彼が相談者さんの訴えを真面目に受け止めて「二度としない」「必ずマメに連絡する」と真摯に約束するなら、一度は信じてあげても良さそうです。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Maria Korneeva/Getty Images文・安本由佳
2023年07月08日仕事の都合などから、遠距離恋愛をしているカップルもいるでしょう。中には、寂しさやマンネリで歯車が噛み合わなくなり、破局してしまうカップルもいるはず。その一方で、遠距離恋愛でも順調に愛を育んでいるカップルもいますよね。そこで今回は、遠恋カップルに聞いた「恋人と長続きする秘訣」をご紹介します。不在着信はかけ直す「遠距離恋愛をはじめた頃は、日常の些細なことまでLINEで報告し合っていました。いまはだいぶ落ち着いてきて、LINEの頻度も減ってきましたね。だけど着信履歴だけはスルーせず、あとでこちらからかけ直すようにしています。何気ないことだけど普段会えないからこそ、信頼関係を築くうえで大事だと思っています」(28歳/男性/通信)遠距離恋愛はマメなやりとりが必須な印象がありますが、ムリしすぎても長続きしないもの。とはいえ常にスルーばかりしてしまうと、二人の間に溝ができてしまうでしょう。特に電話は急用の可能性が高いからこそ、できたら相手からかけ直してほしいですよね。お互いが順番に会いに行く「僕たちは仕事の都合で遠距離恋愛をしています。当初は僕のほうが頻繁に会いに行っていたのですが、仕事もあるし結構大変で。それで彼女も僕の転勤先まで来てくれるようになったんです。いまは大体2か月に1回程度デートしていますが、前回彼女が来てくれたら、次は僕のほうが会いに行く……というローテーション制になりました。そのほうが負担も減るし、彼女が会いに来てくれる喜びもあるので、意外とマンネリ防止にもつながっています」(26歳/男性/商社)遠距離恋愛は時間もお金もかかりますよね。しかし、その両方をどちらかだけが背負っていたら、いずれ限界が来てしまうでしょう。お互いの負担を分け合うことが、破局を避ける秘訣なのかもしれません。イベントは大切にする「普段なかなか会えないぶん、誕生日やクリスマスなどのイベントは大切にするようにしています。たとえ当日に会えなかったとしても、必ず二人きりでお祝いしていますね。それが一番の楽しみだし、彼の顔を見ると自然と『また会える日まで頑張ろう』って思えるんです」(27歳/女性/一般事務)遠距離恋愛をしていると、どうしてもイベント時期に寂しくなってしまうもの。周囲の幸せそうなカップルと自分たちを比べてしまい、落ち込んでしまうでしょう。だからこそあえて人一倍イベントを大切にしているカップルもいるよう。二人で幸せなひとときを過ごすことで、遠距離恋愛にもいいメリハリをつけてくれるでしょう。遠恋カップルに聞いた「遠距離恋愛を続ける秘訣」をご紹介しました。遠距離恋愛は普段なかなか会えないぶん、より相手への気遣いが大切です。また、どちらかが頑張りすぎるのではなく、お互いに協力することも必要不可欠でしょう。定期的にデートできる日を設けつつ、彼と一緒に遠距離恋愛を乗り越えたいですね。©Chris Ryan/Westend61/gettyimages文・和
2023年07月07日“受け身男子”と呼ばれる男性が、今増えつつあります。お誘い待ち、告白待ちは当たり前。それよりも、普段から何を感じているのかイマイチ分かりにくいのが、このタイプです。受け身男子は、人より少し慎重で、感情の整理にも時間がかかるタイプです。今回はよくある3つのシチュエーション別に、彼らの本音を解説します。受け身男子は何を考えている?シチュエーション別本音解説【おおしまりえの恋愛道場】vol. 230ここ最近増えている “受け身男子”という存在。皆さんの頭には、パッと思い浮かぶ人がいますか?受け身男子とはその名の通り、自分からアレがしたいコレがしたいとあまり主張はせず、恋愛も極めて奥手なタイプです。とはいえ、誰でも何でも良いわけではないので、ツボや掴みどころがわかりにくいのが特徴です。受け身男子を好きになった女性は、自分が恋愛の主導権を握れる良さがある一方で、相手から積極的なアクションがなく、ヤキモキする場面も多いという話しを聞きます。例えば、結婚など将来に向けて考えたとき、彼からプロポーズがされないとか、なかなか次の展開に向かった話し合いができていないといったのが、過去には耳にしました。片思いでも付き合っていても、掴みどころがイマイチ分からない受け身男子について、今回はよくある3つのシチュエーションを挙げつつ、本音を分析していきます。デートの誘いに全然のってこない最初にご紹介するのは、恋の芽が育つ過程で避けては通れない、デートのお誘いシチュエーションについてです。受け身男子の大半が、このデートの誘いを自分から行わず、また女性から声をかけられたとしても「そうだねー」とYESなのかNOなのか分かりにくい返事をし、女性をヤキモキさせる一面があると言われています。こうした時、彼らの心はどうなっているのでしょう。今回のケースでは、あくまでもYESと取れる答えを出しつつも、一向に進展しない状況のときを想像してください。この場合、受け身男子の心には「とまどい」と「嬉しさ」が時間差で来ていることがあります。とまどいとは、文字通りデートの可能性や、恋愛への期待に対して、不安や驚きを感じている状況です。それに被さる感じで、嬉しさが小さな炎のようにポッとつくので、本人としては具体的にどう行動してどう相手に気持ちを示すかが、瞬間的にうまく出てきません。受け身男子の多くはレスポンスがゆったりしている傾向がありますが、それは複数の感情が混ざった状況にそんな強くないため、慎重になっています。また瞬間的に自分を表現するのが苦手でもあります。だからこそ、女性側はゆっくり待つか、自分がガシガシ先導し、デートの約束を固めてしまいましょう。LINEの返事が遅すぎる!受け身男子とのLINEで返事が遅すぎるなと感じた時、そこには彼らなりのペースがあります。先程もお伝えしましたが、受け身気質な男性は、自分の感情を探ったり表現したりするのがそこまで得意ではありません。それはつまり、顔が見えないLINEのやり取りは人によってさらに苦手で、面倒に感じた結果、スルーっと逃げてしまう人もいます。これが「返事がこない問題」に発展していることがあるわけです。その場合、イラッとした女性側は感情にまかせて追いLINEをしたり、鬼電したりしてしまいがちですが、ちょっとストップ!こういう時は、相手の気持ちが整理できるまで、一旦放置が正解です。数時間や半日時間をおけば、相手もだんだんと気持ちが分かってきたり、自分が次にどうすべきかが見えてきたりします。感情のペースというのは、人によって異なります。彼のことが好きなら、まずそのペースを尊重することから始めましょう。いい雰囲気になってもまだ告白してこないデートやLINEを繰り返していると、「告白しても大丈夫そうだな」という感覚を抱くことがあるものです。いわゆる「3回目のデートで告白」といったセオリーも、感覚の目安としてあるものです。しかし、この受け身男子との関係では、なかなかセオリー通りに告白まで進まないことがよくあります。「もう5回デートしているのに、進展しない」「明らかに盛り上がるのに、告白してこない」「いい感じなのに、次の一歩に繋がってない」こんなヤキモキする停滞状態に陥ることが、受け身男子の恋愛スタート直前期にはよくあります。この時の男性側の心理としては、告白することへの当事者意識の薄れがあります。つまり「自分から言う」という選択肢が、彼らにはそもそもない(もしくは薄い)んですね。過去相談に乗ったある女性の話しをここで紹介します。彼女はいい感じになった受け身男子となかなか恋愛に発展せず、ヤキモキしていました。デート中は酔ったら手をつないだりすることもあり、「付き合えそうなのに」と、女性は頭を悩ませていました。結局この女性はどうしたかと言うと、次のデートで彼の家で宅飲みを決行。そして告白を待ったものの何もなく、だんだんとなし崩し的にセックスが始まりそうになったタイミングで、いい加減言わないとカラダの関係になると感じ「好きだから付き合ってよ」と、女性側から告白したそうです。男性は「もちろん」ということで、平和に交際がスタートしたそうですが、こんな状況になっても言わないで状況に身を任せる受け身男子がいるのです。受け身男子に対して告白待ちはご法度。覚えておきましょう。受け身男子とのやり取りで、よくあるヤキモキシチュエーションについて3つ解説していきました。彼らは一般的なタイプより感情の起伏が緩やかで、また自分の中で整理するのに時間がかかります。その結果、行動がちょっと人よりゆっくりすることもあり、その結果女性側を不安にさせてしまうこともあるようです。もしあなたが今想う人が受け身気質な男性なら、今日の話を参考に、接し方を少し変えて相手のペースに合わせてみると、今後の展開は変わっていくかもしれません。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©fizkes/Gettyimages©Halfpoint Images/Gettyimages©Zero Creatives/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年07月06日社会人になりたての頃は「仕事はどんなものか」と期待に胸を膨らませているのではないでしょうか。しかし、初めて社会に出て理不尽な経験をすることが多々あるようです。今回は“絶対に腑に落ちない!「新人に対する上司の衝撃的なひと言」”についてご紹介します。大丈夫! 大丈夫! マイナス思考は良くないよ! ほら笑って「まだ仕事に不慣れな新人の頃の話です。上司に書類作りを任されたのですが、簡単なミスを犯してしまいました。自分のふがいなさに落ち込んでいると、上司Aに『大丈夫! 大丈夫! マイナス思考は良くないよ! ほら笑って』と声をかけられて。正直、励ましてくれるのはありがたいものの、私はまったくその気になれず…。それでも、上司Aはしつこく私に笑顔を要求してきたんです。仕方なく作り笑顔を見せると、今度は上司Bに『何ヘラヘラしているんだ! 少しは反省しろ』と怒鳴られる始末。上司Aのポジティブの押しつけのせいで、結局他の上司に叱られる羽目に。今振り返っても、どうにも納得のいかない出来事でした」(美央・仮名/25歳/経理)良くないことが起きた時、どう考えるかは人それぞれですね。今回のように、前向きにとらえるタイプもいれば、なかなかそう思えない人もいます。とりあえず職場では上司の言葉に感謝して、自分のペースを崩さないようにしましょう。もう帰るの…? 俺が新人の頃はよく残業したものだ…そうやって仕事を覚えるんだよ「自慢話ばかりする上司がいます。ある日、私が定時で仕事を終えて帰ろうとするとふと視線を感じました。目が合うなり上司は『もう帰るの…? 俺が新人の頃はよく残業したものだ…そうやって仕事を覚えるんだよ』と嫌味を言ってきたんです。すぐに『今は繁忙期でないので残業する必要はないと思います』と言い返すと『だから君は仕事ができないんだよ』と上司は飽きれ顔。仕事に対する考え方は人によって違うし、そもそも時間内に仕事を終えるのも合理的な働き方では…?と思ったもののグッと気持ちを押さえて。自分の武勇伝を語る上司にうんざり…何かと比較されるのは決して気持ちがいいものではありませんね」(優奈・仮名/22歳/IT関連)「最近の若者は…」と言わんばかりに、昔話をする人っていますね。でも、それを聞かされる方は「今と昔とでは状況が違う」と感じることが少なくないようです。もし上司の話が煩わしいと思ったら、その場で適当に受け流すのもひとつの手です。一人で勝手に仕事を進めないで! 何かするなら事前に相談して「初めて会議に参加した時の話です。グループごとにアイデアを出すことになっていたので、私は夜遅くまで考えた企画案を職場でまとめていました。すると、上司に『一人で勝手に仕事を進めないで! 何かするなら事前に相談して』と叱られてしまって。確かに、上司への報告、相談を怠っていたと反省。企画書が完成したところで、上司に目を通してもらおうとしたら『いちいち人に聞かないで、何事も自分で判断しなさい』と突き放されたのです。さっきと言うことがまるで違うので驚いて…その後も上司の発言は一貫しておらず…。言う通りにしたのに、結局叱られることになるなんて腑に落ちないと思いました」(梢恵・仮名/23歳/企画)右も左もわからない時に、毎回違う助言をされたら誰でも戸惑うのではないでしょうか。その場その場で、社会人としてどう行動すべきか自分で考えたいところです。以上、“絶対に腑に落ちない!「新人に対する上司の衝撃的なひと言」”をご紹介しました。新人は、仕事に関してまだ手探りのところがありますね。そんな時、上司の言葉に振り回されてしまうと一気にやる気を失うことも…。相手の発言をただ鵜呑みにするのではなく、臨機応変な対応を心がけましょう。©JohnnyGreig/Getty Images©mapo/Getty Images©tuaindeed/Getty Images文・菜花明芽
2023年07月05日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、10歳上の彼と交際中の27歳女性。結婚を焦っていない彼女に対し、彼は結婚願望が強くて…。佑雪さんが、自分にとって彼が夫にふさわしいのかどうか、見極めポイントを教えてくれます!お悩み:「結婚を焦る彼に子作りを提案されて…」【クラブ佑雪】vol. 30110歳年上の彼と付き合って半年。私も結婚願望がありますが、焦っていません。彼のことももっとよく知るために、あと最低2年は付き合いたいですし、浮気という意味ではなく、まだちょっと自由でいたいので30になってからでもいいかなと思っています。でも、彼は最初から結婚したいみたいで「来年春にでも入籍を」と言われていますし、それに向けて子作りも提案されています(つまり、生でと言われています)。確かに子作りは若い方がいいので、応じた方がいいかなと迷っていますが、決心がつきません。どうしたらいいでしょうか。(choko27歳未婚 資格あり)「結婚前の見極めポイント」彼、ご相談者さまのこと、逃したくないんでしょうね。あと、子どもが欲しいんでしょう。でも、それを押し付けてくるとしたら、ちょっといただけませんよね。もしかしたら、いつも強引に意見を押し通す勝手な人かもしれません。で、おっしゃる通り、交際期間ってそういうことを見極めるための時間ではあるんですが、結婚後のことは実際、結婚しないとわからないというのも本当のところです。逆に交際期間を長く設けず、お互いよく知らなかったからこそ結婚できる、というのもありますからね。それなりに付き合ってれば、たいていイヤなところ、がっかりポイントの2つや3つは出てきて当たり前。そこを見極めようとするうちに月日が流れ、子作りのタイミングを逃すケースもありますから。結婚に迷った場合、わたくしはお相手のご家族に会うことをおすすめします。それもレストランで取り繕った会食をするんじゃなく、お相手のご実家に伺う。やっぱりね、家の雰囲気でわかるものってあるじゃないですか。よそゆきの服では誤魔化せても、実家がダダ漏れるモノって隠しきれませんから。そこで自分が何を感じとるかが重要なんです。まあ、それでも結婚前の他人に対する態度と、結婚後、親族として会うのとではまっっっっっっったく別モノですけどね。結婚って、自分と彼という個体の好みもありますが(顔が好きとか性格がどうとか)、全体的なライフスタイルも重要ですし、2人の結婚に対して双方の家族がどういう感覚なのかってこともすごーく大事。結婚はあくまで2人の問題なのか。それとも息子の妻は息子の家に迎え入れる“嫁”であるという価値観なのか。こういうことって個人差もありますが、世代的な影響も強くて、彼が10歳年上ってことは、おそらくご両親の年齢もそれに準じて高いでしょうから、結婚に対して保守的な考えをもっている可能性も高く、そのへんがご自身と合うかどうか、チェックしておくといいですよね。もうひとつ、彼の家庭訪問で見るべきポイントは彼と家族の関係。ズバリ、自分を家族より優先してくれるかどうか、です。先に申し上げた彼のご両親の結婚に対する価値観がどうあれ、もし、めんどくさいことになった場合、その害がご相談者さまに降りかからないように、彼が対処してくれるかどうか。そういうことにも留意してみるとよいかと。彼が自分の両親の言いなりになってたりすると、それが理由で離婚する夫婦も多いですからね。いずれにせよ、迷っているうちは約束しない方がいいです。それだけは確か。気持ちが決まるまでは、避妊されることをおすすめします。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Paolo Cordoni/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年07月03日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は出会った男性とカラダの関係から始まった、42歳バツイチ女性のお悩み。都合のいい女から本命昇格する方法はある?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:アプリで出会った男性と、2度目のデートでカラダの関係を持ちました。「カラダの相性も含めていろいろ知ってからじゃないと付き合えない」と言われて、私も彼も離婚歴のある40代だしもったいぶる年齢でもないか…と思って自ら同意してのことです。しかしその夜以降、彼からの連絡は「今から家来れる?」など深夜の急な呼び出しばかり…。さすがにありえないので断るのですが、別で食事に誘ってもことごとくスルーされています。自分でも「俺はモテる」と豪語していましたが、確かに魅力的な人です。私としてはまた会いたいし、本命になりたい。この先どうすれば真面目なお付き合いができると思いますか? (42歳・会社員)「カラダの相性を知ってからじゃないと」ーー男の本音は?単刀直入に言います。現状からの本命昇格はーー正直、至難の業です。相談者さんは「離婚歴のある40代同士だし」とか「もったいぶる年齢じゃない」とかもっともらしい言い訳を並べて正当化していますが、結局のところ雰囲気と欲に流されたのですよね。軽い流れで行為に及んだら、軽く扱われるのは当然のことです。案の定、その後の彼からの連絡は深夜の呼び出しオンリーで、デートの約束がしたくて食事に誘ってもことごとくスルーという有様…。完全に、都合のいい女扱いです。しかしそういう立場に自分を貶めたのは、他ならぬ相談者さんご自身だということを今後のために肝に銘じて頂きたいです。「カラダの相性を知ってからじゃないと付き合えない」ーーこんなことを言う彼に、相談者さんは毅然と怒るべきでした。なぜ女性がいろんな意味でのリスクを負って“味見”に付き合わないといけないのか、疑問を抱きませんでしたか?「相性を知ってから」発言に潜む男側の本音は【付き合う気はないけどセックスしたい】です。つまり彼は最初から、相談者さんと付き合う気などないんです。味見できる女は、本命になれない40代だろうが離婚歴があろうが相手がモテる男性であろうが、真面目なお付き合いがしたいなら、最初から真面目に向き合わないと本命枠から外れます。“味見”できる女に成り下がってしまったが最後、男性はその女性に時間もお金も労力も使いません。どれだけ仲が深まろうと都合のいい女のまま、扱いが変わることはないでしょう。冒頭でお伝えした通り、そこからの本命昇格は難易度MAXです。とはいえ、相談者さんには少し冷静になってもらいたいところ。彼は「俺はモテる」と豪語していたそうですが、少なくとも相談者さんに対してこんなにも失礼な言動をとる男性ですよ…?まったく素敵とは思えませんし、私には追いかける価値が見出せないのですが、それでもどうしても彼と付き合いたいと言うならーー方法は一つです。半年以上の時間を置いて、いったん関係性をリセットしてください。連絡せず、もちろん会わず、彼の中での相談者さん像が薄れるのを待ってください。できればその間に、見た目も中身もイメージチェンジ(バージョンアップ)を図っておきましょう。過去の自分とは別人となって、出会いからやり直すんです。そして言うまでもなく、次のチャンスでは絶対に味見などさせないでくださいね。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Witthaya Prasongsin/Getty Images文・安本由佳
2023年07月01日ママ友は子どもがきっかけで親しくなるので、人を選べないところがありますね。そのため、目を疑うような場面に遭遇することも珍しくないようです。今回は“お付き合いをやめると決意した「ママ友の信じられないひと言」”をご紹介します。実は、食料品を買いたかったの! 車を出す手間が省けてよかった「授業参観の後『うちでお茶でも飲もうよ』とママ友に誘われ、二人で私の車に乗り込みました。すると彼女は『スーパーに寄ってくれる? 』と言うので、私も手ぶらでお邪魔するのは悪いと思って一緒に買い物することに。でも、私がケーキを買って車に戻っても、ママ友は一向に姿を現さず…。しばらくすると、たくさんの荷物を抱えて来て『実は、食料品を買いたかったの! 車を出す手間が省けてよかった』と言い放ったのです。てっきり、お茶を準備するための買い物かと思っていたので驚いて…。しまいには『今日は夫が早く帰宅するから…』と言って、私に帰るよう促す始末。いいように使われて悔しかったので、これを機にママ友付き合いをやめることにしました」(麻理恵・仮名/29歳)持ちつ持たれつの関係でないとお付き合いは長続きしませんね。今回のように、最初から人を利用しようとするママ友と対等なつながりを持つのは難しいでしょう。より良い人間関係を築くため、嫌な相手を自分から遠ざけるのもひとつの手です。もらった物を私がどうしようと勝手でしょ! いい小遣い稼ぎになったわ「近所に住むママ友の話です。ある日、私の子を見て『この服着なくなったらちょうだい』と話しかけてきました。私が『サイズアウトしてからでもいい? 』と言うと彼女は『もちろん』と笑顔でうなずいて。ただ、うちの子とママ友の子は同じ歳なので、なぜおさがりをほしがるのかちょっと疑問でした。ママ友に子ども服を譲った数日後、フリマサイトを見るとまったく同じ物が出品されていたのです。すぐに『これあなたが出したの…? 着ると思って譲ったのに』と私が責めると、彼女は『もらった物を私がどうしようと勝手でしょ! いい小遣い稼ぎになったわ』とニヤリ。あまりに気分が悪かったので、このママ友からは徐々にフェードアウトすることにしました」(亜由美・仮名/27歳)渡した物を相手がどうしようと勝手ですが、不誠実なことをされたら誰でも腹が立つのではないでしょうか。厳しく意見しても聞く耳を持たないなら、ママ友とは同じ土俵に立たないことが得策です。うちは大きな家に庭がついているの、それに比べてあなたのお家はかなり小さいみたいね「とにかく対抗心が強いママ友に迷惑しています。偶然彼女と同じタイミングで、家を購入することになりました。すると、ママ友は『どこに家を建てるの…? 』『予算はどれくらい…? 』とやたら探りを入れてくるように。一方的にライバル視されても困ると思いながらも、煩わしいので話を適当に受け流していたのですが…。新築の様子を知ったママ友は『うちは大きな家に庭がついているの、それに比べてあなたのお家はかなり小さいみたいね』と急に嫌味を言ってきて。すぐに私は『家は住みやすさが一番だよ』『家の大きさを競うのは違うと思う』と反撃。引っ越しをいい機会だと思い、このママ友とは距離を置くことにしました」(凜・仮名/28歳)マイホームを建てるのは人生において一大イベントと言えますね。そんな時、思わぬ横やりが入ることで不愉快な気持ちになるのは当然です。相手を思いやれない人からは、一歩引いて自分の身を守りたいところです。以上、“お付き合いをやめると決意した「ママ友の信じられないひと言」”をご紹介しました。子どもの手前ママ友との関係に頭を悩ませる人は少なくありません。自分の気持ちだけでどうこうできないと考えがちですが、あまりにも理不尽なことがあったらその人から距離を置くことも大事です。我慢に我慢を重ねてママ友付き合いする必要はないと覚えておきましょう。©Mint Images/Getty Images©EujarimPhotography/Getty Images©SB/Getty Images文・菜花明芽
2023年06月29日彼氏ができても長続きせず、短命で終わってしまう人もいるでしょう。その一方で、お互いに「この人じゃなきゃムリ!」と思いながら交際しているカップルもいるもの。相思相愛で誰も入る隙がないうえに、二人の絆が深まっていくなんて羨ましいですよね。そこで今回は、女性が「この人と一生一緒にいたい」と思った瞬間についてご紹介します。素を出しても引かれなかった「もともと寝顔がひどいらしく、それが理由でフラれたこともあります。とはいえ自分の寝顔ってわからないので、対策しようがないんですよね…。それでずっと不安だったのですが、今カレは私の寝顔を見ても全く引きません。むしろ『かわいいから全然気にすることないよ』と言ってくれて、トラウマから解放されました」(26歳/接客)寝顔に限らず、すっぴんや干物姿など、素の自分をさらけ出すのが怖いと思う女性もいるでしょう。だからこそ、素を見ても引かない彼に安心するもの。飾らない姿でいられるからこそ、おのずと交際も長続きするのでしょう。「もう十分頑張っているよ」「仕事がうまくいかなくて落ち込んでいたときのこと。全て自分の責任だと思い悩んでいたら、彼が『もう十分頑張っているよ』と言ってくれて。幼少期から『頑張れ』『もっとできるでしょ?』と言われて育った私はハッとしたんです。自分を認めてくれる人がいるんだと思うと肩の荷が下りたし、彼の前なら等身大の自分でいられそうって感じました」(27歳/IT)落ち込んでいるときに彼に全てを包み込んでもらえると、気持ちがスッと楽になるもの。ダメな自分も受け入れてもらえたようで、安心するのでしょう。両親を大切にしてくれる「私の母が足を骨折したときのこと。何気なく彼にその話をしたらすごく心配してくれて、『俺でよかったら車出すから』と言ってくれました。最初は社交辞令だと思っていたのですが、その後も『お母さんいつ病院行くの?』『タクシー乗るなら俺が運転するよ』と気にかけてくれたんです。私の両親まで大切にしてくれて、すごく嬉しかったですね」(28歳/営業事務)口だけじゃなく、実際に行動に移すことってなかなかできないですよね。それに、自分の家族まで大切にしてくれる彼の優しさには、ジーンとくるもの。「この人となら幸せな家庭を築けそうだな」と思える瞬間でしょう。女性が「この人と一生一緒にいたい」と思った瞬間をご紹介しました。好きな気持ちはもちろん、長年一緒にいるからこその理解や、相手を心から思いやる優しさに惹かれる人が多いようです。表面上の付き合いだけではなく、お互いを尊重しつつ支え合う気持ちが大切なのかもしれませんね。©Uwe Krejci/Jamie Grill/gettyimages文・和
2023年06月26日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、結婚を前提に真剣交際中の彼がいる25歳女性。彼のことを母親に伝えたところ、猛反対されて…。佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「母に彼との結婚を反対されています」【クラブ佑雪】vol. 300アプリで出会った彼と交際1年。最初から結婚前提で真剣にお付き合いしてきました。すごく信頼できるし、大好きです。お互い気持ちが固まったので「家族に挨拶を」という話になりました。そこで母親に彼のことを話したところ、「そんな貧乏な人と結婚してどうするの!」と言われ、反対されてしまいました。彼の家庭は普通のサラリーマンで、彼自身もサラリーマンです。一流企業のお勤めではないですし、決して裕福とは言えませんが、貧乏だとも思いません。ただ、お嬢さま育ちの母の価値観に合わなかったのだと思います。最初は私も「彼に会ってもらえれば、わかるから」と一生懸命に反論もしましたし、そんな言い方をする母に対しても腹が立ちましたが、日が経つにつれ、「母親が正しいのかも」と思うようになってきました。そうすると不思議なもので、彼と会っていても前ほど好きじゃなくなってきた気もします。こんな俗っぽい自分が正直、イヤになります。でも、彼との結婚に迷っているのも事実です。どうしたらいいでしょうか?(ミカミカ25歳未婚 外資系)「母は正しいかも。でも、違う選択肢もあります」結婚を前にした女性、あるあるですね。これ、しょうがないですね。世の中には常に理想と現実があります。理想を言えば、「愛があればお金はいらない」とは申しませんが、愛があって、ちゃんとした人で普通に暮らしていけるだけの収入があるならいいんじゃない? 上々じゃない? ってなるんです。でも、現実にはいろんな壁があり、親という世代的なものもあり、生きてきた環境、価値観が異なる人が目の前に立ちはだかるなんて、日常茶飯事。特に女性の場合、母親と仲よしで母親の価値観に守られて育ってきてる人が多いから、今回のお悩みのようなことになりがちなんですよね。お母さまに言われたことで、彼への気持ちが冷めてきているのは、ご相談者さまのこれまでの人生が幸せだったからでしょう。愛されて、安全に育ち、なんだかんだあったでしょうが、これまでの人生を肯定できているから、そのようなお気持ちになられたのに違いありません。それは素晴らしいことです。わたくしの周りのお嬢さま方で、似たようなケースで大好きだった人との結婚を諦め、“惚れてはいないけれど、親も太鼓判のいい人”と結婚して、結果、幸せになっている人はたくさんいます。彼女たちの心境はまとめると大体、“燃えるような思いを手放すことになったけど、安全で安心、老後も保証された人生を手に入れることができた”という感じです。もちろん、その反対方向に行った人もいます。初等部からずーっと私立の学校に行ってて、同級生の男性とそのまま結婚するような話になっていたけれど、土壇場で旅行先で出会った南米移民の男性とゴールイン。楽しそうです。ただ、彼女の場合はいわゆる“太い実家”からの支援も受けてるのかな~。そんな風にうまくいく場合は、経済的な基盤がしっかりしてるっていうのが絶対条件!そして、「わかっていたけど、親の言う通りだった」という結果になった友人もいます。やっぱり、ただ付き合ってるだけなのと、結婚って違いますから。親族が関わってこない同棲と結婚も全然別物ですしね。結婚してみたら、子どもの教育に対する考えから、ちょっとしたライフスタイルから、親族との価値観からあまりに違って、ツラすぎて離婚ってなるパターンもちょいちょい耳に入ってきます。世の中の残酷さを知る親世代と違って、娘はまだまだ世間知らず。いっときの情熱に流されて結婚したものの、親に言われた通りのポイントでツラくなるのも、あるあるです。で、過去の判例に頼って決断が下されることが多い裁判と同様、過去の例(親の意見)に従えば、ひとまず無難な結果を得やすい。でも、それがベストとは限りません。あくまで“その可能性が高いよ”ってだけのことで、100%そうなるわけでもありません。いずれにせよ、ご相談者さまの場合は、母との関係以上に彼との信頼を築けなかったということ。そこが一番大事なポイントなんじゃないですかね。もし、今からでも彼との信頼を築く努力をし、2人で頑張って、親を納得させることができたら、素晴らしいのではないでしょうか。きっと自分のことを好きになれると思います。でも、彼に冷めた自分を嫌いになりつつも、安全で守られた人生を選択するのもまた、それはそれでひとつの生き方だと思います。人生って、諦めたらそこで終わりだけど、終わりじゃなかったりもします。どう続けるか、が大事です。そのことを忘れないでくださいね。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Israel Sebastian/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年06月26日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回は彼のプロポーズについて、26歳の女性のお悩み。“理想のプロポーズ”を押し付けて、幸せですか?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:1年半ほど付き合っている彼氏がようやくプロポーズしてくれそうな気配です。それはとっても嬉しいのですが、自分の中で思い描いていた理想と違っているのが正直不満です。私としては、素敵なレストランで食事をした後、ラグジュアリーホテルの部屋でバラの花束とともにサプライズプロポーズ! みたいにお姫様扱いしてほしいのに、彼ときたら「仕事が忙しすぎて何も考えてない」「今からネットで調べる」などと言っていてまるで期待できません。一生に一度のプロポーズ、正直圧をかけたくなる気持ちをグッと我慢しています。このまま彼に任せておくのが正解なのでしょうか。友人はロマンチックなプロポーズをしてもらっていたのに…などと、こんな時ばかり人と比べてモヤモヤしてしまいます。(26歳・会社員)独りよがりの理想を押し付けて満足?一生に一度…になるかどうかは分かりませんが、相談者さんがプロポーズに対して並々ならぬ理想を抱いていることは分かりました。分かりましたが、今後のために少し落ち着いて考えてみることをおすすめします。相談者さんは今、1年半付き合った彼と恋人から夫婦になろうとしています。お互いを夫・妻として選び、この先の人生を共に過ごしていくんだと覚悟を決める重要な局面にいるわけです。言うまでもないことですが、プロポーズや結婚式は形式的な話。大切なのはその先にある結婚生活です。しかし彼は相談者さんに喜んでもらいたくて、多忙な中でもいろいろ考えてくれているんですよね。にもかかわらず、独りよがりの理想を優先し、「私の言うとおりにして!」と言わんばかりに圧をかけたら…彼はきっとこんなふうに感じます。「俺がいろいろ考えてあげたところで彼女は喜ばないんだ。だったら考えるだけ無駄だな」とーー。そうなると、この先彼は相談者さんに対し、自発的に何かしてあげようという気持ちを失ってしまうかもしれません。それでも相談者さんは理想のプロポーズを実現したいですか?強引にさせて、本当に満足ですか?“ロマンチックのプロポーズ”の舞台裏は…ところで「あの子はロマンチックなプロポーズをされていたのに」と、相談者さんは女友達を羨んでいらっしゃいますが、その友人の彼(夫)にしたって、自ら率先して動いたかどうかは怪しいところです。多くの男性は、形式としてのプロポーズに理想など抱いていません。「ロマンチックなプロポーズがしたい!」と自ら望んで行動する男性は非常に稀です。だとすると、ロマンチックなプロポーズが行われている舞台裏では、おおよそ女性側が圧をかけていると考えるのが自然ではないですか。あるいは、そうでなかった場合も、相談者さんが“理想のプロポーズをされる私”を欲しがっているのと同じように、“理想のプロポーズをしてあげている俺”に満足しているだけかもしれません。つまりどちらにせよ、彼女に対する愛情とは別問題だということです。理想と違ってもスマートじゃなくても、彼女に喜んでもらおうと頑張ってくれている彼の気持ちこそが愛情で、その愛を受け取ることができる相談者さんは十分に幸せ者だってことを忘れないでください。大事にするべきものは何か、この局面で間違えると後悔しますよ!筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Jose Luis Agudo Gonzalez/Getty Images©LightFieldStudios/Getty Images文・安本由佳
2023年06月24日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!今回はライバルに負けてしまうという32歳の女性のお悩み。私の何がダメだった…? ライバルに負けてしまう理由とは『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:結婚相談所で婚活しています。素敵だなと思うかたが2名いてデートを重ねていたのですが、その両方から3度目のデートを前に「別のかたと真剣交際に進むので…」とお断りされてしまいました。お会いしている最中は「次はここに行きましょう」などと誘ってもらったり熱量も感じていたのに、一体どうして!?仲人さんに相談したところ「タイミングだから仕方ない」と言われたのですが、私に決定打がないために負けてしまった感じがして切ないです。私の何がいけなかったのか、今後に向けてアドバイスをください。(32歳・会社員)出会いはタイミングがすべて出会いはタイミングがすべて。ーーこれは結婚相談所での婚活に限らず、リアルでもアプリでも、男女の出会いのすべてに通ずる真理ではないでしょうか。容姿の好みや性格の相性も、もちろん需要な要素ではあります。しかしファーストインプレッションで【恋愛対象内】と判断しても、そのあと関係がどう転ぶかは出会いのタイミングによって大きく変わります。お互いがどんな状況に置かれているのか、たとえば他にも出会いがあるのかないのか、気になっている異性がいるのかいないのか、仕事に忙殺されているか余裕があるか…など、複雑な要素が絡み合うなか、タイミングが合ってはじめて恋愛関係に発展します。ここで注意しなければいけないのは、結婚相談所やマッチングアプリの場合は出会いが無数にあるという点です。マッチングアプリはスワイプごとに延々と異性が表示されますし、いいねを押してマッチングすれば気軽に相手と連絡が取れてしまいます。相談者さんのように結婚相談所を利用されている場合でも、真剣交際に進むまでの間は、同時進行で複数の異性とお見合いを繰り返しますよね。そのような状況下においては、タイミングがますます重要になってきます。具体例を挙げると…。先週までは共通の趣味があるAさんのことが気になっていた結婚相談所で婚活中の男性。しかし今夜のデートで、電車が遅延するというアクシデントにより大幅遅刻してしまった彼をまったく責めず「読みたい本があったので、全然」と言って笑顔で許してくれたBさんの株が急上昇。しかも別れ際に「私はさんと真剣交際したいと思ってます」とまっすぐ好意を伝えられた男性は、結婚を意識するならBさんだなと思い直した。ーーというようなことが実際に起きるわけです。相談者さんが感じていたように、前回のデートの時点では盛り上がっていました。「次はここに行きましょう」と熱量高く言ってくれた、彼の言葉にも態度にも嘘はありません。しかし人の心はすぐに移ろいます。関係性が浅いうちは尚更です。タイミングが過ぎてしまうと、本当に些細なきっかけで状況は一変します。素敵な男性は、あなた以外の女性も狙っている婚活中の男女に、ぜひ心に留めておいてほしいことがあります。あなたが「素敵だな」と思う相手は、間違いなく他の異性も狙っています。こう話すと「いや、モテそうなタイプではないし」などとおっしゃる方がいるのですが、そんなことは絶対ありません。自分だけが魅力に気づいている…なんてことは有り得ないんですよ。この点を踏まえて、今後のために相談者さんにアドバイスするならば【受け身の姿勢はチャンスを逃す】ということです。好意があるのにはっきり伝えずうじうじ迷っている隙に、行動力のある他の肉食女子・肉食男子がかっさらっていきます。次に「この人、いいな」と思う異性が見つかったら、相手の出方を待っていないで自らかっさらってください!筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Yuichiro Chino/Getty Images文・安本由佳
2023年06月17日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、専業主婦願望が強い24歳女性。佑雪さんが、専業主婦で幸せになる人、不幸になる人を教えてくれます!お悩み:「専業主婦になりたいって、思っちゃいけないの?」【クラブ佑雪】vol. 298今、彼はいません。でも、29歳には第一子を産みたいと思っています。そうすると逆算すると28までに結婚。彼とは最低2年は付き合って恋愛を楽しみたいので、26歳までに彼ができればいいかなと思っています。先日、そういった話を仕事関係の友だちとしていて、その友だちも「私も〜」と言っていたのですが、私が「専業主婦がいい」と言った途端、「それ、男の人の前では言わない方がいいよ」と言われました。私は自分の母が専業主婦で幸せに暮らしているので、専業主婦がそんなに特別なことだとは思わなかったのですが、友だちに言わせると、それは違うようです。実際のところはどうなのでしょう? 男の人は専業主婦を望んでいないのでしょうか?(かとちゃん24歳未婚 IT営業)「“専業主婦”の中身を見極めましょう」出ました、専業主婦問題! わたくし、銀座のクラブでのホステス時代から今日に至るまで、ずーっとあらゆる年代、あらゆるステイタスの男性に「妻に専業主婦でいてほしいか?」ということを聞き続けてまいりました。感覚としては現在の60歳以上はほぼ、「男性が養って当然でしょ?」という感じで、専業主婦が当たり前という価値観。ただ、それ以下になると世代が若くなるに従って、「いや、専業主婦とかまじ、勘弁! 絶対働いてほしい。子ども産んだら、できるだけすぐ仕事に復帰してほしい。自分だけの収入で子ども育てるとか無理だから」という意見が増えます。まあ、それはいいんです。若くても「全然、専業主婦OK」っていう男性だって、いるんですから。大事なのはその内容、前提がどういうものか、ってこと。そこを現実的に理解しないと、運よく(運よくです)専業主婦になったとして、泣くハメになるのは自分ですから。これを専業主婦願望のあるすべての女性に理解していただきたく、回答させていただきます。そもそも「専業主婦になりたい」という言葉の裏には「働きたくない」思いがあるんですよね? 働く=きつい、めんどくさい。専業主婦=楽、幸せ。っていう考え方です。でも、本当にそうでしょうか? あ、ここで専業主婦も立派な仕事で、きつい部分もあるし、大変っていう話をしたいわけではありません。そうではなくて、働くということは自分で自由にできる経済力をもつということであり、専業主婦になるということはその逆で、自分の自由になる経済力がなくなること、という理解が必要だと申し上げたいのです。仕事にしても専業主婦にしても、きつかろうと楽しかろうと、どっちでも構いません。もちろん、楽しい方がいいですが、経済的に自立できる立場かどうかっていうのが本質的な部分です。結婚して専業主婦になった友だちで「自由になるお金がない」とガン泣きしてくるケースがたくさんあります。ブランド物が欲しいけど買えないとか、海外に行きたいけど行けないとか、そういう話じゃなく、「何を買うにも夫にお伺いを立てないといけない状況がツラい」みたいな内容です。対等な関係だと思っていた、いや、むしろ付き合っている時代は惚れられている自分に主導権があって、懇願されて結婚したはずなのに、経済力がない今は立場が逆転しているという訴えもあります。夫との関係性や夫の収入及び、渡されている金額などによって、ツラさにも濃淡はあり、「赤ちゃんの洋服も買ってあげられない」というのもありますが、究極は「離婚したいけど、経済力がないから別れられない」でしょう。もちろん、特に夫の稼ぎがさほどいいわけではなく、渡される生活費も特別多いわけではなくとも幸せになっている方もいらっしゃいます。そういう方は取り立てて“自分の意思でこうしたい”という欲望がなかったりします。もちろん、専業主婦として夫から十分なお小遣い&生活費をもらったうえに夫と対等な力関係をキープしている方もたくさんいらっしゃいます。でもね、夫と対等な関係を築いている専業主婦で多いのは“実家が太い”パターン。マンション購入費用や、子どもの学費を妻の家が出してるとか、夫の事業を妻の実家が応援してるとか。あとは生前贈与などで相続した遺産があるとか。あとは独身時代に稼いだ貯金がそれなりにあって、いざというとき、決断できる資金力をもってるっていうパターンね。結局ね、経済力があると強いんですよ。でね、「専業主婦OK」っていう男性って、大きく2つに分けられると思うんですね。一方は男尊女卑を含む古臭い価値観をもっていたり、生活費や子どもの教育費、妻のお小遣いを最小限の金額で考えていたりして、自分もその価値観ならいいけれど、そうでない場合はかなり苦労します。もう一方は「僕たちは対等。主婦も大変だよね。だから、時間もお金も楽しく遣ってね。いつも、ありがとう!」という考え方の男性たち。先日、稼いでいる知人男性が、夫婦の危機が訪れたけど「家政婦とシッターサービスを頼んだら、すべての問題が解決したよ」って幸せそうな笑顔で言ってましたけど、専業主婦を目指すなら、このような方と結婚するか、それまでに資産形成をするかのどちらかを強くおすすめします。ファイナルアンサーとしては、「専業主婦OK」という男性はそれなりにいる。ただ、その内容はいろいろあるので、お相手の価値観と“実力”を見極めること。あとは今後どう転んでもいいように、独身の間に資産形成をしておく。ただ専業主婦というんじゃなく、経済力を背景に発言力があって、自由に行動できる専業主婦を目指すといいんじゃないですかね?【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©ProfessionalStudioImages/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年06月12日女性の友情は素晴らしい面も多い反面、時にやっかいなもの。どんなに仲の良かった友達同士でも、男性が絡んだ瞬間トラブルに発展することがあります。今回は「男性絡みのトラブルで女友達と絶縁してしまったエピソード」を紹介します。男女3人で仲良くしていたつもりが…「大学時代から仲の良かった女友達がいるんですが、もともとはよく2人で会っていました。ある時期から、同じ大学の男友達も一人加わるようになって、3人で飲むようになったんです。ちなみに私以外の2人は、既婚者。いつも3人で集まっているのが楽しくて、本当の友達だと思っていました。ところが実は、2人がダブル不倫をしていたことが発覚。3人で飲んで私だけ帰った後に、2人で残ってそのままホテルに行くこともあったようです…。女友達を問い詰めたところ、私が一緒なら帰りが遅くても旦那さんに信じてもらえるので、インスタに私と一緒に飲んでいるところを載せることでカモフラージュをしていたみたいで…。人をアリバイ工作に使うなんて、最低だと思いました」(美希/33歳/金融)男女3人で仲がよかったのに、そのうちの2人がくっついてしまった…という話ならよく聞きますが、まさか不倫をしていたとは衝撃的。W不倫の事実だけでも信頼を失いかねないというのに、友人をアリバイ工作に使うのは絶対にやるべきではありません。悪事や嘘に友人を巻き込むのはやめましょう。とにかくモテまくる友人「とにかくモテまくる、幼馴染の女友達。学生時代から、私の好きな人が彼女を好きになってしまうなんてことはしょっちゅうでした。彼女が何か悪いことをしているわけではないので完全に私の僻みなんですが、何度も辛い思いをしてきました。少し前にも、私が最近いい感じの人と飲んでいる時に、たまたま幼馴染が近くにいるというので2軒目で合流したんです。そしたらやっぱり彼が彼女のことを好きになってしまって、本当に悲しかったです。それ以来彼女とは距離をおくことにしました」(萌/27歳/営業)あらゆる男性の心をさらってしまうような、モテモテの女性っていますよね。意図的に好きな人に手を出されたとか、恋人を奪われたというわけではないのなら、相手を責めることはできません。しかし自分が気になっている人が毎回彼女を好きになってしまうという展開は、誰だって辛いと思います。「自分が好きな人はできるだけモテモテの女性には会わせない」などの作戦を行うのは、決して悪いことではありません。友人に劣等感を抱いてばかりいるのはもったいないので、自分に自信を持って堂々とアピールできる状況を作りましょう。女子会を開催するはずが…「いわゆる“男好き”の友人がいるんですが、女子会をやろうと約束しても、毎回勝手に男性をその場に呼ぶので困っています。女同士で集まりたい時もあるのに、彼女はどうしても男性がいないと楽しめないみたいです。最近は、誰も彼女を女子会に呼ばなくなってしまいました」(優子/30歳/アパレル)人によっては「女子会が苦手だ」「女子会が無駄だ」と言う人もいます。しかし女子会賛成派からすると、女同士だからこそ語り合いたいことも多くあるでしょう。賛成も反対も個人の自由ですが、お互いの意見を押し付けないことが大事。自分の価値観や勝手な判断で輪を乱す行動は、友人から距離を置かれてしまいかねないので、注意しましょう。以上、「男性絡みのトラブルで、女友達と疎遠になったエピソード」を紹介しました。それまでたくさんの楽しい時間を過ごしてきた女友達なのに、ちょっとした異性絡みのトラブルで絶縁してしまうのは、残念なことですよね。なかには誤解が原因で、取り返しのつかないトラブルに発展してしまうケースもあります。そうなる前に、揉めそうになった時はお互いに腹を割って本音で話すことをおすすめします。関係がこじれるのを防げるかもしれません。©Wavebreakmedia/Gettyimages©JGI/Jamie Grill/Gettyimages©JGI/Jamie Grill/Gettyimages文・小泉幸
2023年06月11日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!結婚相談所での婚活、心が折れそう…『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:38歳の独身女です。これまではそれなりにモテてきた方だと思うのですが、昨年末に2年ほど付き合っていた彼と別れ、新たな出会いを探そうにも周りはすでに既婚者ばかりで…これはもう覚悟を決めるしかないと意を決して結婚相談所に入会しました。しかし活動を始めて3か月、さっそく心が折れそうです。これまで自然に出会ってきた過去の恋人や同僚などが、いかに素敵で自分に合っていたかを痛感しています。これまでに5名とお見合いをしましたが、結婚相談所で出会う男性のことを好きになれる気がしません。(38歳・会社員)結婚相談所はリアルの凝縮版「結婚相談所で出会う男性のことを好きになれる気がしない」ーー相談者さんにとって結婚相談所での出会いは、どうやら思い描いていた理想とかけ離れていたようですね。期待が外れてがっかりした気持ちは理解しますが、少し冷静に考えてみませんか。まず、ご自身が登録されていらっしゃることからもお分かりの通り、結婚相談所にいる男性はリアルにも存在しているごく一般的な方たちです。相談者さんと同じように、それなりにモテてきた、という方もいるでしょう。けれども仕事に忙殺されていたとか長く付き合った彼女と別れたとか、それぞれに何かしらの事情があって、短期間で効率的に婚活しようと考えいて相談所に登録されているわけです。相談者さんはこれまでに5人の男性とお見合いし、残念ながらその全員とご縁がありませんでした。しかしそれは、結婚相談所での出会いだから、なのでしょうか。相談所以外の場所ーー例えば紹介や合コンで5人の男性と出会ったならば、ピンとくる人に出会えていたのでしょうか。「これまでは出会えていた」とおっしゃられるかもしれません。では心惹かれる人がいたと仮定して、その人は間違いなく独身でしょうか? 結婚願望がありますか? 相談者さんとの結婚を真剣に考えてくれていますか?…答えはノーのはず。それに、そもそもすでに周囲は既婚者ばかりで紹介や合コンでの出会いが期待できないからこそ、結婚相談所での婚活を決心したのですよね。結婚相談所での出会いは、何も特別なものではありません。リアルで実現しようとすると何年もかかるであろう数の出会いを、データベースを使うことで数か月で可能にしたシステムです。言ってみれば、リアルの凝縮版。さらに言えば相談所には結婚を望む独身者のみが登録し、真剣にパートナーを探しています。年齢・居住地・職業・年収など、ともに結婚生活を送るにあたって重要な情報も最初から開示されています。結婚を望む相談者さんにとって、効率的な出会いが提供される場であることは間違いないでしょう。せっかく安くない金額を支払って入会されたのだから、たった5人を見ただけで「好きになれる気がしない」などと決めてしまわず、積極的にシステムを活用しお眼鏡に叶う相手にどんどんアプローチしてみてはどうでしょうか。「過去の恋人が自分に合っていた」…ワケない!結婚相談所に登録している男性よりも、自然に出会ってきた過去の恋人や同僚など身近にいる男性の方がよっぽど素敵で自分に合っていたーーなんていう考えも、はっきり言って思い込みです。なぜなら相談者さんは、それらの自然に出会ったきた男性たちと結婚に至っていないから。友人や結婚を前提としない恋人として考えたときには「合っていた」のかもしれませんが、人生をともにするパートナーとしては違ったのですよね。職場や紹介や合コンで出会おうが、マッチングアプリや結婚相談所で出会おうが、出会いは出会いです。きっかけの違いに過ぎません。それなのに「結婚相談所にいる男性は」などと一括りにして語るのは不適切だし、不遜ではないでしょうか。先入観や偏見にとらわれず、一つ一つの出会いを大事に、まずは人として相手と向き合ってみませんか。好きになれるかどうかも含めて、それが将来をともにするパートナー探しの第一歩です。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Maskot/Getty Images文・安本由佳
2023年06月11日現在大量発生中のレスなひとびと、いわゆる「レスびと」の相談内容を、TVや雑誌など多くの媒体で活躍中の、恋人・夫婦仲相談所所長の三松真由美さんにうかがいます。セックスレス、恋愛レスと、レスにもいろいろある。今回は、自分に自信のある24歳女性。日々ちやほやされているが、そろそろ本気で彼を作ろうと動き出すが…。三松先生が、実は男性がドン引きする女性の特徴を教えてくれます!ゆりあ(24歳)謙虚さレスで、上から目線の痛いオンナ【レスなひとびと】vol. 205「Chu!ゆりあでご〜め〜ん」ゆりあは歌い終わってみんなに投げキッス。「西城さんかわいいぞうー!」「僕らはね、正直みんなこういうの好き」「あざとすぎー」会社のカラオケで、調子乗って歌ったら、死ぬほど褒められた。ゆりあは、小規模不動産会社で働く24歳。10名の社員のうち、9名が男性で、毎日ちやほやされまくり。天国みたいな職場。2年前、社会人になりたてのころに振られて以来、彼はいない。会社の人の話ばかりするゆりあに「そんなにいい男がいっぱいいるなら、俺いる意味なくない?」と彼が言い出してケンカ別れしたのだ。20代前半も最後の年。ゆりあは「そろそろ彼氏、作ろう」と思いたち、審査制のマッチングアプリに登録。選んだアプリは顔写真の審査があったけど、もっちろんばっちり通過した。男性は年収審査もあるようで、どんな男性とマッチするのかドキドキだ。最初に会ったのは、大手食品メーカーに勤める、実家が太い男性。でも彼、自分の話しかしない。しかも、ずーっと自慢話。バルのおいしい料理をつつきながら約3時間、睡魔との戦い…。つまんねえ男。低評価、つけとこう。お次にマッチしたのは、医療系のアプリを開発するベンチャー企業のさわやか男性、晴臣さん。「ゆりあさん、声もかわいいですね。昔なにかやってました?放送部とか、バンドのボーカルとか」と、褒め上手かつ聞き上手。だから、つい語っちゃった。「晴臣さんの前に会った人、ほんっとに自慢話ばかりで」「やっぱり、なんでも『うんうん』って聞いてくれるおおらかな男性しか勝たん、ですよ」「しかも、割り勘だったの。最初のデートくらい奢ってくれなきゃ、男性として見られなくないですか?」晴臣さんはずっと「うんうん」「え〜大変だったね」とやさしく笑いながら相槌を打ってくれた。(こ、これって私の好きなタイプに寄せてきてるよね!?)そう思ったゆりあは、次のデートに自ら誘った。「次、水族館デートとかどうですか?晴臣さんとなら、絶対楽しい!」「いいね。ちょっと予定確認して、またLINEする」そのあとトイレに行っているあいだに、晴臣さんはお会計を済ませてくれていて。スマートで、聞き上手で、笑顔がステキ。帰りの電車から即、お礼のLINE。こういうの大事ってこともわかってる。その日のうちに速攻お礼LINE。女子評価上げとかなきゃ。しかし。家に着いても、お風呂から出ても、ベッドに入っても、既読がつかず。翌朝になっても未読のまま。冷や汗ダラダラのところに、アプリから通知が届いた。晴臣くんからのレビューだ。相手がどう評価したかは知らされないが、自分についた平均点が変わるから、相手にどんな評価をつけたのかは大体わかる。おそらく、容姿の評価は満点。でも性格の評価が最悪低得点だ。あんなに楽しい時間だったのに、なんで?もしかして振られた?【三松さんからのコメント】自分に自信をもつのはいいことです。きっと、ゆりあさんはかわいらしい女性なのですね。しかしですよ「自分は選ぶ立場の人間だ」という振る舞いはNG。理想の男性像があるのはあたりまえ。好みの男性を前にして、相手にこちらの理想をわかってほしい気持ちも理解できます。ただ恋活の場合、相手から聞かれない限り、しょっぱなから条件を並べ立てるのはいかがなものか。前の男性の低評価を論じるなどもってのほか。「僕もこんなふうに言いふらされるんだろうな」と思われます。そのうえ、「理想が高くて、俺じゃ無理だ」「ワガママすぎて付き合いきれない」「なんでこんな上から目線?」と思われてしまい、恋愛対象から外れるリスクしかない。ゆりあさんだって、いくら好みのルックスの男性だったとしても、面と向かって「俺、〇〇な女じゃなきゃ、ダメなんだよね」(〇〇は今の自分にはない要素)なんて言われたら、イヤな気分になりませんか。なんだか試されているみたいで。晴臣さんはきっと、デートの場では合わせてくれたのです。でも、本心は「この人、なんで自分が選ぶ立場だって思ってるんだ?これくらいのルックスでどんだけ女王様気分になってるんだ」ですよ。謙虚さ、忘れちゃいけませぬぞ。「フォロワー多い女性が陥りがちな罠。謙虚さレス。フォローしてくれてるメンズの気分なんてはかないもんです。真実の姿はSNSやマッチングアプリ紹介欄では見えないってことを覚えとけ」三松真由美恋人・夫婦仲相談所所長・コラムニスト。バブル期直後にHanakoママと呼ばれる主婦の大規模ネットワークを構築。その後主婦マーケティング会社を経営。主婦モニター4万名を抱え、マーケティング・商品開発・主婦向けサイト運営に携わる。現在は夫婦仲、恋仲に悩む未婚既婚女性会員1万3千名を集め、「ニッポンの夫婦仲・結婚」を真剣に考えるコミュニティを展開。「セックスレス」「理想の結婚」「ED」のテーマを幅広く考察し、恋愛・夫婦仲コメンテーターとして活躍中。講演・テレビ出演多数。20代若者サークルも運営し、若い世代の恋とセックス観にも造詣が深い。コミック『「君とはもうできない」と言われまして』(kadokawa)好評発売中。ほか各人気コミック作家としても活躍中。©Zinkevych/Gettyimages文・三松真由美
2023年06月08日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、バイトの面接で非常識な質問をされた21歳女性。佑雪さんが「嫌な目に遭わない方法」をを教えてくれます!お悩み:「これってセクハラ面接?」【クラブ佑雪】vol. 297この前バイトの面接に行ったら、「彼氏いるの?」と面接開始2分くらいで聞かれました。こんなこと面接で聞かれたのが初めてだったので、「いや〜これがいないんですよ」って笑って言いましたが、後になって、あの質問おかしくね?と思いました。バイトの面接で彼氏がいるかどうかってわざわざ聞くことではなくない? となりました。世の中のおじさんは距離感がわかってなくて、こういうこと普通に聞いてくるから嫌いです。あと、そのときに「その質問バイトに関係ないですよね!?」って瞬時に言える強さが私にはないんだと落ち込みました。佑雪ママ、自分の思ってることをしっかり人に伝えられる強い女性になりたいです。どうしたらそうなれますか?(さく21歳未婚大学生)「嫌な目に遭わない方法」アウト! ですね。習い事のお教室で会う方に上場会社の人事部長さんがいて、その方にいつも最新コンプライアンス情報を伺っております。そういうのって、年々、いや数か月ごとにだって変化しますから、常に聞いておかないとってことで。で、「彼氏いるの?」は完全アウト。人事シロウトのわたくしにもわかる、2つのポイントでアウトです。まず、面接でそんなプライベートなことを聞くこと自体がダメ。プラス、そのお相手が“彼氏”と性別を特定して、押し付けていることがさらにダメ。今の世の中で、目の前にいる人が異性を好きだと断定しちゃうのはダメなんですよね。同性を好きかもしれないですし、そういうことをカミングアウトしてないかもしれないじゃないですか。なので、その面接官は「距離感がわかってなくて、こういうこと普通に聞いてくる」というより、今の世の中で求められている常識をわかってないと思った方がいいです。そして、ご相談者さまのおっしゃる通り、「『その質問バイトに関係ないですよね!?』って瞬時に言える強さ」はあった方が絶対、いいです!!! 瞬時に伝えつつ、そういうところではバイトをしないという毅然とした対応をするといいです。で、そういう瞬発力と対応力って、当然、恋愛でも生きてきますし、自分の人生を守ることにもつながります。ご相談者さまはそこに気づいて、質問が公開されるこちらの連載にご相談くださるという行動力の持ち主。なかなか、できることではありません。人生は行動を起こした人から変わっていきます。今後もこの調子で、疑問に思ったら、それをすぐぶつけて、行動していくといいと思います。若い女性は得することも多いけど、今回のケースのようにナメられて、失礼なことをされることも多いです。今回はそこから面接官に誘われたりってことはなかったようですが、実際にはそのようなこともあり、セクハラ・パワハラ被害に発展して、辛い目に遭われる方もたくさんいらっしゃいます。すでにご相談者さまは気づく力と行動力はおもちです。さらに「これが世の中的にもおかしいんだ」と判断するための知識があれば、鬼に金棒。ネットサーフィンするだけでも現状のコンプライアンスがどうなっているか情報はたくさん出てきますし、そういうものを調べたり、あとは法律も学んでおくのもいいでしょう。とにかく、負けない、諦めない、なあなあで済ませないこと。世の中にはいい人もたくさんいますが、悪い人、そして今回の面接官のように無意識に失礼な人もたくさんいます。で、そういう人から自分を守るのは自分です。ご家族や恋人も守ってくれるかもしれません。でも、基本的には自分で自分を守るって、覚悟を決めるといいと思います。強い女性、素敵ですね。応援してます!!【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©Jelena Stanojkovic/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年06月05日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!ハイスペ彼氏と結婚すれば人生勝ち組…?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:相談した友達全員から「別れた方がいい」と言われてしまう彼と付き合っています。これまで浮気・モラハラなど壮絶なトラブルが何度もあり、そのたび彼の過激かつ自己中心的な解決法でうやむやにされてきました。大事にされていないことは、自分でもわかっています。しかし彼は日本最高峰の大学を卒業し、有名企業で高年収を稼ぐいわゆるハイスペック男子。私が彼ほどの人に出会えたのは奇跡だと思っていて、どうしても手放したくありません。なので将来への投資だと思って我慢し続けてきました。ただ最近、結婚を視野に入れた会話が出るようになり…本当に大丈夫かなという不安を感じています。彼と結婚したとして、私は幸せになれるのでしょうか。(28歳・会社員)条件しか見ない女性は大事にされないそもそもの話になってしまいますが、彼は本当に相談者さんと結婚するつもりがあるのでしょうか。結婚を視野に入れた会話が出ているそうですが、実際にプロポーズされたわけでないなら結婚前提の議論は時期尚早かと思います。まずは現状の、相談者さんと彼の関係性について話をさせてください。ご自身でもおっしゃられているように、彼は相談者さんを軽視しています。浮気やモラハラなど繰り返し、相談者さんをケアするどころか過激かつ自己中心的に力でねじ伏せる…相手を尊重していたら、そんな態度は決して取れませんから。こうなってしまったのは、もちろん彼自身の性格および人間性が最大の要因です。しかしながら一方で、そんな彼の性格や人間性に向き合わず目を背け、「ハイスペックだから」と条件だけを見てきた相談者さんの姿勢にも一因はあります。日本最高峰の大学を出て有名企業で高年収を稼いでいる、私にはもったいない(?)彼だからーーそんなふうに上っ面だけで相手を過剰評価し、条件の前に平伏してしまう。何を言われても何をされても、別れたくないがために我慢する。ーーそんな女性を、男性が本気で愛するでしょうか。大事にしようと思うでしょうか。人間関係は合わせ鏡。尊重されたいのなら、まず相談者さん自身が自分を尊重してください。自分を軽んじる態度・発言を許してはいけません。毅然と反論し正しく怒ってください。それでこそ健全な関係性が構築できます。ハイスペ男性と結婚しても、あなたは何も変わらない相談者さんは、自己中心的な彼の横暴を我慢してまで付き合い続けることを「将来への投資」とおっしゃっていますが、いったいその投資によって何が得られるとお考えなのでしょうか。彼の学歴も収入も彼が彼自身の努力で勝ち取ってきたもので、たとえ結婚して夫婦になったとしても、永遠に彼のものです。相談者さんは相談者さんのまま何も変わりません。確かに高年収の彼と一緒に暮らすことで余裕のある生活ができるとか、たまに高価なプレゼントがもらえるとか、おこぼれ程度のリターンはあるのかもしれませんね。しかしその程度の見返りが、浮気やモラハラを受け入れ続ける対価として果たして見合っていますか…? 私には到底そうは思えません。何より不健全です。そんな我慢をしてまで他人の威を借りようとしなくても(そもそも借りることもできませんし)、経歴も収入も自分自身で勝ち取るために時間と労力を使った方が、よほど大きなリターンを得られるのではないでしょうか。そして、先に述べたように人間関係は合わせ鏡です。相談者さんの思考や行動が変わり自分を大事に扱うことができるようになれば、彼の相談者さんに対する態度も変わるはず。その先で、ということであれば、彼との幸せな結婚が待っている可能性も十分にあります。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©/Getty Images文・安本由佳
2023年06月04日働いてしばらく経つと新人に仕事を教える機会がありますね。その際に相手の思いもよらない言動に驚愕する人は少なくないようです。そこで、今回は“20代女性が衝撃を受けた「新人社員の信じられないひと言」”をご紹介します。私なんていなくてもいいということですか?「最近入ってきた新人さんの話です。彼女はとても真面目で責任感もあり、私も先輩として何も言うことはありませんでした。ただその性格が故に仕事を根詰めるようになってしまって。かなり無理をしていたので『あなたがいなくても仕事は回るから大丈夫』と声をかけたんです。すると、彼女は『私なんていなくてもいいということですか? 』と急に私を睨みつけ涙目に…。気が楽になるようにと思ってかけた言葉が、結果的に彼女の心をえぐってしまった様子。よく使う表現なのに…と思いつつ新人さんをフォローするも時すでに遅し。彼女は人目もはばからず泣いたので、周りの目線も痛くて…正直泣きたいのは私の方だと思いました」(和佳奈・仮名/29歳/経理)何気ない発言が人を傷つけてしまうことってありますね。よくある言い方だとしても、それが相手に通じないとなると真意が伝わりません。「あまり無理しないでね」「休憩を取ることも大切だよ」とわかりやすい言葉でアドバイスするのもひとつの手です。謝罪の言葉を考えていました…相手への連絡はその後でも十分だと思って「新人社員の教育係をしています。私は『困ったことがあったらすぐに相談して』と話していました。ある日、クライアントから『〇〇さん(新人)のミスが多い。注意したのに謝りの言葉もない』とクレームが入ったのです。本人に聞くと『確かにご指摘を受けました』と答えたので『なぜそのままにしたの…? 』と問い詰めると『謝罪の言葉を考えていました…相手への連絡はその後でも十分だと思って』と言うじゃないですか。結果的にクレームに何も対処しておらず…。『そういう時は私に報告して』と念を押すも、クライアントから『誠意を感じない』と契約打ち切りの連絡が…。上司に『監督不行き届き』と叱られて…今後は新人に『報連相』を徹底しようと思います」(里緒・仮名/28歳/企画)仕事を始めたばかりなら、失敗が多くても仕方ありませんね。その時「報告」「連絡」「相談」を職場の人にできれば、状況はだいぶ変わるはず。相手に「仕事は順調? 」「何か困ったことはない? 」とマメに声かけすることも大切です。てきぱき働いても働かなくてもお給料は同じですよ…それでも一生懸命仕事をする必要ってありますか?「仕事ができない新人に困っています。とにかく彼女は言われないと何もせず、ただ座っていることが多いです。あまりに態度が目に余ったので『仕事でわからないことがあるなら何でも聞いて』『もっとてきぱき働こうよ』と声をかけました。すると、彼女は『てきぱき働いても働かなくてもお給料は同じですよ…それでも一生懸命仕事をする必要ってありますか? 』とあっけらかんと答えたのです。さらに『仕事で職場に拘束されているのだから、それだけでお金をもらう価値がある』と豪語。その考え方についていけず…彼女に何を言っても無駄な気がして。こうなったら上司に報告し、新人を厳しく叱ってもらうしかないと感じました」(澪・仮名/27歳/事務)人によって価値観は違うので、働き方もみんな同じとは限りませんね。ただ、やる気のない人がそばにいると仕事に悪影響を及ぼすことも。もし、相手が聞く耳を持たないようなら上司からきつく言ってもらいましょう。以上、“20代女性が衝撃を受けた「新人社員の信じられないひと言」”をご紹介しました。職場は一日の大半を過す場所なので、心穏やかでいたいですね。しかし、仕事に不慣れな新人の言動に驚きを隠せないことが多々あるようです。もし、新人の指導に悩んだら一人で抱え込まず、上司や同僚に助けを求めましょう。©PixelsEffect/Getty Images©thianchai sitthikongsak/Getty Images©Nitat Termmee/Getty Images文・菜花明芽
2023年06月03日ママ友は子育ての悩みを分かち合えるものの、子どもが関わってくるぶん煩わしいところもありますね。お付き合いする中で、ママ友に嫌味を言われ思わず怒り心頭する人も珍しくないようです。今回は“30代女性が超イラっとした「マウントを取るママ友」”をご紹介します。自慢できる友達がいないなんてかわいそう…もっと人脈を広げたら?「最近知り合ったママ友の話です。いつも、会話に出てくる人物に『友人が社長をしていて…』『大学教授の知り合いが…』といちいち肩書きを付け加えます。それを適当に受け流していると、ママ友が『〇〇さん(私)にはどんなお友達がいるの? 』と聞くので『そんなに偉い人はいないよ』と答えました。すると、彼女は『自慢できる友達がいないなんてかわいそう…もっと人脈を広げたら? 』とクスッと笑ったのです。『自慢するために友人がいる訳じゃないから』『偉いのはあなたじゃなくて相手の方でしょ』と思わず反撃。返す言葉もなく愕然とするママ友の顔を見て、私は内心スカッとしました。この出来事を機に、ママ友付き合いをやめたことは言うまでもありません」(楓花・仮名/35歳)自分のことでなくてもマウントを取りたがる人っていますね。「あなたと私とではレベルが違うのよ」と言わんばかりの態度に腹が立つことも多々あるのではないでしょうか。今回のように、ママ友にはっきり意見するのも解決策のひとつです。さんは高級品に縁がないから、ブランド物に気づかなかった?「普段からお高くとまっているママ友がいます。彼女に連絡先を聞かれたのですが、気が進まなかったのでお互いのSNSのアカウントを教え合うことにしました。そのママ友のSNSの写真を見ると、不自然にブランドバッグが写り込んでいたり、これ見よがしに高級腕時計をしていたり…。『すごいね』『お高かったでしょ』と言ってほしいのだろうと思いつつも、うっとうしいのでスルーしていたのです。するとママ友からDMがあり『投稿見た? 』『さん(私)は高級品に縁がないから、ブランド物に気づかなかった? 』と失礼な言葉が…。不愉快になったので、SNSを即ブロックすることに。その後ママ友とは顔を合わせないよう距離を置くことにしました」(環・仮名/37歳)事あるごとに自慢ばかりする人っていますね。こちらが褒めないでいると、いちいち突っかかってくるところがとても厄介です。あえて同じ土俵に立たないことで、面倒なママ友から上手にフェードアウトしましょう。××ちゃんはまだまだですね、お金をかけても無駄じゃないですか「子どもの習い事が同じママ友がいます。スイミング教室で知り合って、そこで会う度に世間話をするようになりました。ある日、ママ友から『ここに週に何回通っているんですか? 』と聞かれたので『週に2回来ています』と答えたんです。すると、何を思ったか急に彼女は『うちの子は週に1回だけど、もうだいぶ泳げるようになりましたよ』『××ちゃん(私の子)はまだまだですね、お金をかけても無駄じゃないですか』と嫌味を言ってきて。勝手に対抗意識を燃やされ驚いたものの『泳げるようになるスピードは人それぞれ』『あなたに金銭的な心配をされる筋合いはありません』と応戦。その時のママ友のあっけにとられた顔が今でも忘れられません」(絢乃・仮名/38歳)一方的にライバル心を燃やされてもいい迷惑ですね。子どもにかけるお金は家庭によって違うので、いちいち争うことではありません。黙っていても何も伝わらないので、ママ友に「嫌な気持ちになった」ときっぱり言うことも大切です。以上、“30代女性が超イラっとした「マウントを取るママ友」”でした。子どもの手前ママ友とのお付き合いに頭を悩ませる人は多いのではないでしょうか。ただ自分の気持ちを抑えることだけが得策ではないと覚えておきましょう。程よい距離感を保ってママ友といい人間関係を築きたいところです。©Fabrice LEROUGE/Getty Images©fizkes/Getty Images©Vadym Petrochenko/Getty Images文・菜花明芽
2023年06月01日みなさんの妊娠・出産・育児に関する衝撃エピソードを募集する「月間! マンガ&体験談コンテスト」を開催しました。この記事では4月に公開された作品の中から、グランプリと準グランプリを受賞した3作品を発表。見事グランプリに輝いたのはいったいどちらの作品に……? ベビーカレンダーでは、読者のみなさんから妊娠・出産・育児に関する衝撃エピソードを募集する「月間!マンガ&体験談コンテスト」を開催しました。4月に投稿していただいた作品の中から、グランプリと準グランプリを受賞した3作品を発表いたします! 予選を通過した17作品を公開!本コンテストでは「文章による体験談」と「マンガ(イラスト)による体験談」の2つの形式で作品を募集しています。 募集テーマは妊娠・出産・育児にまつわるエピソードはもちろんのこと、妊活中の出来事や、不妊治療のお話、パパ目線、ママ・パパになってからの人間関係についてなど、子どもにかかわる体験談全般です。 結果、文章による体験談:6件マンガ(イラスト)による体験談:11件合計17件の作品が予選を通過しました! たくさんの素敵な作品をご応募くださり、誠にありがとうございました! 予選を通過した17作品の中から、記事の閲覧数(PV数)や、記事への♡数・コメント数、SNSでの反響、そのほかベビーカレンダー編集部の厳正な審査により総合的に判断し、グランプリ1作品、準グランプリ2作品を受賞作品として選定させていただきました。 それでは、4月度の受賞作品を発表いたします! グランプリ・・・1作品<賞品>・Amazonギフト券 5万円分・ベビーカレンダーでマンガ家デビューする権利※強制ではありません。デビューするか否かはご自身でご判断ください。 「5歳児の純粋さに全大人が救われた!」スーパーで遭遇した迷惑おじさんにスカッとひと言【体験談】(作・森田家さん) <編集部コメント>5歳の兄妹を育てる森田家さんは、当時5歳の息子さんが言い放ったスカッとする育児エピソードをポップに描いてくださいました。 ある日、スーパーで袋詰めしていると隣にいたおじさんが急に身を乗り出してきてびっくり行動を始めました。その様子を見た息子さんが、子どもらしいある言葉を言い……。 子どもならではの視点でスカッとする出来事を、かわいらしいマンガで表現してくださいました。大人よりも子どものほうが、周りを注意深く見ていることって案外あると思います。大人だと注意しにくく見逃してしまうことも、純粋な子どもは見過ごしません。 子育てしていると、子どもからいろいろと学ぶこともありますよね。そんな瞬間を切り取ったこちらの作品を、グランプリに選出しました。森田家さん、グランプリの受賞、おめでとうございます! 準グランプリ・・・2作品<賞品>・Amazonギフト券 5,000円分・ベビーカレンダーでマンガ家デビューする権利※強制ではありません。デビューするか否かはご自身でご判断ください。 「やってやった感、出してんじゃねぇ!」すべてのタスク完了までが風呂!【体験談】(作・うめじろうさん) <編集部コメント>うめじろうさんはパパ視点からの育児あるあるをマンガ化してくださいました。パパが率先して子どもをお風呂に入れますが、なんだかママはイライラしている様子。「お世話した!」と意気揚々のパパですが、それはほんの一部でまだまだやることがいっぱいあったのです。ママに育児についてあれこれ言われてしまい……。ママとパパのやり取りに「うちもこの会話をしたことがある!」「同じことを言った(言われた)経験がある!」と共感したママ・パパも多いのではないのでしょうか? どちらかにお世話をお願いするのではなく、協力してお互いに負担を軽くしていきたいですよね。育児に対する夫婦間のギャップをマンガ化してくださった、こちらの作品が見事準グランプリに輝きました。うめじろうさん、準グランプリ受賞、おめでとうございます! 「子どものためと思っていたけれど…」子どもにとっては「ママのため」だったことに涙【体験談】(作・咲花さん) <編集部コメント>咲花さんはたくさんお手伝いしてくれる4歳の息子さんとの、ほんわかするエピソードをマンガで表現してくださいました。4歳の息子はお手伝いしたいお年頃で、ありがたいものの忙しい平日はちょっと困ってしまいます。だんだん洗濯を畳むのがじょうずになっていき、成長をに感動するママ。なぜ、こんなにもお手伝いしてくれるのか、聞いてみると……。親が知らない間に、心も体もすくすくと子どもは成長していますよね。そんな親としてもうれしい瞬間をマンガ化したこちらの作品に、共感する方も多いのではないでしょうか? ママを思うやさしい息子さんとのやり取りを丁寧に描いたこちらの作品を、準グランプリに推す声が編集部よりあがりました。 咲花さん、準グランプリ受賞、おめでとうございます! 「月間! マンガ&体験談コンテスト」の4月度の受賞作品を紹介しました。 今回惜しくも受賞を逃してしまった方、応募できなかったという方は、ぜひ次の開催時にチャレンジしてみてくださいね♪ たくさんのご応募ありがとうございました。
2023年05月30日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、両想いの彼がいるのに辛くてたまらない21歳女性。その理由は、彼には長年交際している恋人がいてなかなか別れてくれないから。この苦しみから逃れたいと言う彼女に、佑雪さんのアドバイスは?お悩み:「彼女と別れてくれない彼との関係が、苦しいです」【クラブ佑雪】vol. 296私は1年ほど前に彼女がいる同級生を好きになりました。彼女とは面識がないのですが、もう3年ほど付き合っているみたいです。彼とはいろいろありましたが、お互いに本気であることを確認し合っています。彼からは「彼女とちゃんと別れるから待ってて」と言われています。けれど、2人で決めた期限を何度も破り、結局、今もその彼女と別れていません。彼は彼女に別れ話をしたようなのですが、彼女が別れてくれないそうです。私は本当に大好きだったんですが、このままもし、私たちが付き合ったとしても、きっと今の彼女と連絡をとったり、会ったりするんだろうなと思います。この人を選ばないことが将来の幸せだと思い、何度もさよならをしようとするのですが、結局、好きで辛くて私から連絡をしてしまいます。今まさに連絡するのを我慢してるのですが、毎日彼を考えない時間がなく、涙が出て苦しいです。この苦しさから逃れるためにはどうしたらよいのでしょうか?(はな21歳未婚大学生)「人間の歴史、それは恋の苦しみの歴史です」深い。深すぎますね。冒頭の部分では「ちゃんと彼女と別れてもらうにはどうしたらいいですか?」っていうご相談なのかな、って思ってたら、まさかの「この苦しさから逃れるためにはどうしたらよいのでしょうか?」だなんて。まるで、衆生(しゅじょう/仏教用語で生きとし生けるもの)がブッダにおすがりする説話に出てきそうな、根源的なものを感じます。人間って、生きるって、辛さや苦しさなしにはまっとうできない設計になっています。でもね、歳を重ねるごとにこれまで見えてなかったものが見えてきて、気づけなかったことに気づけるようになっていくと、そのたびに大問題だったことがどうでもいいことに縮小していきますし、また大問題に対処できるスキルも上がって、楽に生きられるようになっていきます。だからね、ご相談者さまが指す「“この”苦しさ」という、彼との関係性における苦しさは、時間が解決してくれるはず。特に20代前半は恋愛のサイクルが早い場合が多いので、すでに現在、解決している可能性もあると思うんです。でも、“この”苦しさ、お悩みは消えても、また新たな苦しさ、お悩みがやってくるのが人生ってもの。そこからは永遠に逃れられないんじゃないですかね。たとえば、小学生のとき、逆上がりができないことが悩みだったのが、中学生にはニキビに悩まされ、高校生には受験で悩まされ…って、人生のステージごとに常に何かしら問題って出てくるわけです。その大小や濃淡はあれど、苦しみ、辛さ、お悩みが何もありませんっていう状態って、一生ないのでは?で、唐突ですが、平安貴族って和歌を詠むのが当たり前の人たちだったのですが、みーんな辛くて苦しい恋心を詠んでいます。むしろ、ハッピーだったら歌にならないくらい。恋の辛さが和歌のネタになってたわけです。百人一首では43首が恋の歌。そのなかでラブラブで幸せ〜って言ってるハッピーな歌はひとつもありません。たとえば、こんな感じ。逢ひ見てののちの心に比ぶれば昔は物を思はざりけり/中納言敦忠藤島佑雪バージョン現代語訳:あなたとやってしまった後の気持ちと比べれば、やる前の悩みなんて、全然、悩みじゃなかったよ。悩んでるわけです。辛いわけです。でも、それが恋! 自分、今、恋してます! っていうことだと思うんですよね。ですからね、今、短歌ブームもきてますし、今の言葉使いや感性で全然いいので、恋の辛さを短歌という文学に昇華させてみませんか? ご相談者さまのお悩みって哲学的で深いところまでいってるから、その気になれば、いい歌つくれるんじゃないですか? 普通に詩でもいいですし。何を言いたいかっていうとですね。こういうエモさって、後で振り返ると人生のきらめき、輝きなんです。生きてる証拠!彼はおっしゃる通り、きっと、彼女と別れたとしても連絡をとり続けるでしょう。次に彼女にもっと好きな男性が現れるまで。で、それって、結局のところ、彼も本気で彼女と別れようなんて思ってないわけです。彼女も好き。でも、ご相談者さまも好き、なんです。で、どっちにも嫌われたくないし、手放したくないから、両方にいい顔してるだけなんです。でも、そういう彼に恋をしてしまったのだから、しょうがないですよね。彼を嫌いになる、もしくはどうでもよくなるまでは苦しさは続くでしょう。それをね、短歌、詩へのエネルギーに変えるっていうのはいかがでしょう? 一首できたら、わたくしに送ってください。ぜひ、御相伴させていただきたいです。素敵な恋の歌、お待ちしてます。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©nikkimeel/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年05月29日夫婦仲がうまくいっていると思っていても、夫が同じ気持ちとは限りませんね。夫が不倫していて、しかもその相手が意外な人物だとわかり妻が驚愕することがあるようです。今回は“30代サレ妻が離婚を決めた「不倫夫からの裏切り誤爆LINE」”をご紹介します。急に結婚するなんて…君はただ俺にやきもちを焼かせたいだけだろう「結婚して3年目の話です。夫婦げんかをすることもなく、二人で仲良く過ごしていました。ある日、共通の友人から結婚の報告があったので、夫にもLINEで伝えることに。すると、夫から『急に結婚するなんて…君はただ俺にやきもちを焼かせたいだけだろう』と意味不明の返信が…。その内容を不審に思った私は『〇〇ちゃん(友人)と浮気しているんじゃないでしょうね? 』とすかさずLINEを送信。誤爆に気づき帰宅した夫を問い詰めると、結婚前から友人と不倫関係にあると認めたのです。自分だけ何も知らなかったなんて悔しくて…友人の婚約者に事実を密告し結婚を破談にさせて、夫にもたっぷり慰謝料を請求して離婚することにしました」(真依・仮名/31歳)結婚前から他の女性とお付き合いしていたなんて到底許せることではありません。しかも、相手が友人となるとそのショックから妻が人間不信に陥ることもあるでしょう。今回のように、夫と不倫相手両方にしっかり制裁を下すのも反撃方法のひとつです。いつも仕事帰りにちゃんの子をお風呂に入れているじゃないか「最近夫は残業ばかりです。私は子育てと家事に大忙しの日々を送っていました。直接だと言いにくいので、夫に『子育てを手伝ってほしい』とLINEで伝えることにしたんです。すると夫から『いつも仕事帰りにちゃんの子をお風呂に入れているじゃないか』と返信が…。突然友人の名前が出たので驚いたものの、すぐに二人が不倫関係にあると確信。帰りが遅いのは友人の子のお世話をしていたから……私は彼女が出産した際にお祝いまで渡していたので、その裏切りが許せなくて。夫が『浮気はしていない』と言い張るので、納得したふりをして不倫の証拠を集めることに。確実に慰謝料を請求できるようになったら、夫に離婚を提示しようと思っています」(慶子・仮名/32歳)離婚するなら、より多く不倫の証拠を集めることで自分に有利に働きますね。夫も友人もずっと嘘をついていたのだから、反省を促す意味でも懲らしめたいところです。一時の感情に流されず、落ち着いて今後の人生について考えましょう。大丈夫だよ! 君は妻と違って、僕の良き理解者だね「うちの夫はマイナス思考です。口を開けば『また上司に叱られた』『同僚と馬が合わない』と不満を漏らすので、私はそれをいつも受け流していました。でも、夫のことが心配になり『仕事はどう…? みんなとうまくやれそう? 』とLINEを入れたのですが…。返ってきたのは『大丈夫だよ! 君は妻と違って、僕の良き理解者だね』という言葉でした。帰宅した夫に詰め寄るとなんと私の友人と不倫関係にあると白状。何も知らなかった私は、夫の愚痴について友人に相談しており、彼女から『そんなこと聞き流しておけばいいよ』とアドバイスをもらっていたんです。私は二人の実家に不倫の事実を密告し、懲らしめた後に離婚することにしました」(柚月・仮名/35歳)誰かと比較されるのは決して気分がいいものではありませんね。友人も夫婦仲が悪くなるよう助言していたとなると妻として腹が立って当然です。納得いかないのなら、夫と友人に本音をぶつけてみてもいいでしょう。以上、“30代サレ妻が離婚を決めた「不倫夫からの裏切り誤爆LINE」”でした。夫の不倫が発覚すると妻は強いショックを受けますね。しかも、相手が友人となると妻の受けた衝撃は相当なものと言えます。裏切りを許せず、離婚を考えるのなら後悔しないよう慎重に事を進めましょう。©Kiwis/Getty Images©recep-bg/Getty Images©Oscar Wong/Getty Images文・菜花明芽
2023年05月28日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!男女間の友情を認めてくれない彼氏への対処法『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:最近付き合い始めた彼のことで相談があります。私は男女関係なく友人が多いタイプで、小学生からずっと仲良くしている幼馴染の男友達もいます。反対に、彼はそもそも交友関係が狭くて異性の友人もいない様子。「男女の友情など成立しない」と言い張り、私が男友達と仲良くしたり飲みに行ったりすることを理解できないと度々口論になります。彼のことを大事にしたい気持ちはありますが、異性とはいえ20年以上仲良くしている友人との連絡や飲み会にまで口を出されると正直うっとうしいし、束縛されているようで辛いです。男友達を異性として見たことなど一度もないのに…。どうすれば理解してもらえるのでしょうか。 (25歳・会社員)男女の友情は成立するのか問題「男女の友情は成立するのか?」ーーこれはもう、永遠に解決しないテーマの一つですね。結局のところは「人による」という結論に帰着してしまうし、成立する派としない派の意見が一致することはなさそうです。ただの幼馴染だし、20年以上の付き合いだし、異性として見たことなど一度もないし…という相談者さんの主張はごもっともです。何も間違っていません。ただそれは、男女の友情が成立する派の意見なんです。自身に女友達がおらず男女間で友だち付き合いをしたことのない彼にしてみたら、異性は誰であっても異性。この点に関してはもう、いくら反論したところで理解は得られないでしょう。相談者さんが彼に反対されてもなお、男友達と飲みに行ったりLINEしたり、これまで通りの付き合いを続けていきたいのなら、彼と自分は同じ見解には立てないのだという前提で互いに歩み寄るしかありません。男女の友情ナシ派の彼氏にわかってもらうには…では、男女の友情ナシ派の彼に男友達との友達付き合いを許容してもらうには、具体的にどうすれば良いのでしょうか。解決法は、一つ。信用を積み上げることです。「本当にただの友達で、異性として見ていません」と、言葉ではなく行動で示し続けるんです。異性のいる飲み会に参加するときはこまめに連絡を入れるとか、なんなら現場の写真を撮って送って健全であることを証明したり、深い時間になる前に帰宅して「家に帰ったよ」と電話して安心させてあげたり。つまり飲み会に参加していても男友達と一緒にいても、あなたのことをちゃんと大事に考えているんだよ、とメッセージを送り続けてください。面倒だなぁ…と思われるかもしれませんが、彼に譲歩してもらう以上、相談者さんも歩み寄る姿勢を見せましょう。そうやって誠実な愛情表現を続けていれば、きっとそのうち彼も相談者さんを信用し、口うるさく言わなくなるはずです。ただし、彼が度を超えて嫉妬深い場合は話が別。相談者さんの誠意を逆手に取って要求をエスカレートさせたり理不尽にキレたりするようなら、歩み寄りも不可能です。相談者さんも彼も幸せになれませんので、交際自体考え直すことを勧めます。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Westend61/Getty Images文・安本由佳
2023年05月27日長く付き合うなら「一途な男性がいい」という女性も多いと思います。いつまでも大切に思ってくれるような男性と出会うためには、何に気をつければいいのでしょうか。そこで今回は、「一途な男性」を見極めるポイントについてご紹介します。「連絡」を大事にする「常に待ちの姿勢でいるのではなく、自分から連絡をしてもらえると、私のことを大切にしてくれているんだなって感じられます。たとえ直接会えない状況であっても、心がつながっている感覚になれますね」(20代・女性・ネイリスト)あなたと連絡を取り合うことを大事に考えているかどうかは、あなたへの愛情をはかるポイントのひとつでしょう。何か変化や決断をする際には事前に伝えてくれたり、あなたの話にきちんと耳を傾けてくれたり…といった姿勢が見られる男性は、あなたを大切に思っているはず。また、連絡の頻度だけではなく、しっかりと連絡の中身も見極めるようにしてくださいね。「価値観の違い」を受け入れる「本当に好きだったら、違う意見でも尊重しようと思いますよね。全部が全部、同じ意見になるなんてことはないですから」(30代・男性・商社)恋愛においては価値観が同じであることが重視されがちですが、違うことを受け入れることのほうが大切だという意見も。人それぞれ違っていて当たり前だという考えを持っていれば、自分の意見を押しつけるようなこともしないはず。あなたの考えを受け入れて認めてくれる男性は、きっとどんなときもあなたを尊重してくれるでしょう。何かと「心配してくれる」「好きだからこそ、心配になっちゃいます。相談を受けていたことがあれば、ちゃんとやれているかな…って、こっちのほうがドギマギしてしまうことも」(20代・男性・建築関係)相手のことを大切に思うがゆえに、心配する気持ちも大きくなりやすいでしょう。常にあなたのことを考えて気にかけているからこそ、不安や懸念も生じてくるもの。いつも心配をして助けてくれようとするのは、あなたのことを守りたいという気持ちの表れかもしれません。「対等な関係性」でいる「いつでも対等でいてくれる男性からは、すごく大きな愛情を感じます。そういう男性とは、いつまでも一緒にいたいと思えますね」(20代・女性・WEBディレクター)相手のことを下に見たり支配しようとしたりするのは、自分の言いなりにさせたいだけで、愛情とは言えないでしょう。常に対等でいて、お互いに尊重し合えているカップルこそ、まさに理想的な関係性ではないでしょうか。相手を一途に思う気持ちは、言動にも表れてくるもの。あなたのことを尊重してくれていると感じられるかどうかが大きなポイントになるはずですよ。©Goran13/Westend61/gettyimages文・山田周平
2023年05月25日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、不倫ばかりしてきたが、初めて独身男性と付き合えた31歳女性。過去の男性遍歴を彼に話すべきかどうか…佑雪さんのお答えは?お悩み:「昔の男性遍歴、彼に正直に話すべき?」【クラブ佑雪】vol. 295最近、生まれて初めて正式に彼氏と呼べる彼氏ができました。それまでは恥ずかしながら、既婚者と不倫を繰り返してきました。ようやく独身の方とお付き合いできるようになって、気づいたことがたくさんあります。いつ電話してもいいし、タブーの話題もないし、自然に結婚の話もできて本当に幸せです。もう二度と、不倫の恋には戻れません。というか、今になって、やっとあれは恋ではなく、自分の勘違いだったんだなと目が覚めました。正直、「大好き」と言いながら、月々、お金をもらっていた相手もいるので、あれも今で言えば、パパ活だったのかとも思いますが、本当の愛を見つけた今は、そういうこともどうでもよくなりました。ただ、悩んでいることがひとつあります。今の彼のことは本当に大好きで、結婚の話もしています。そして、「お互い、隠し事は絶対なしでいようね」と言い合っています。そんななか、先日、「これまで付き合った人とは結婚とか、考えたことなかったの?」と聞かれて、うまく答えられないということがありました。隠し事はしないという約束をした以上、自分はこれまで既婚者としか付き合ったことがないから、結婚は考えられなかったと正直に話すのが誠実だということはわかっています。でも、そのことを昔からの友だちに相談したところ、「そんなこと死ぬまで話す必要はない」と止められました。今の彼は48歳で包容力のある大人の男性なので、理解してくれると信じていますが、佑雪さんはどう思われますか?(モル 31歳未婚金融)「幸せになるためにすべきこと」いやいやいやいや、言わなくていいでしょ。いいですか? 人生、長いです。大変です。ご相談者さまも不倫(パパ活含む)を重ねて、楽しいこともあったでしょうが、辛いこともたくさんあったはずですよね? それでようやく、今の彼と巡り会って、独身同士の正規の恋を謳歌していると。しかも、結婚にも向かっていると。それって、幸せになるためですよね?であれば、ここらで優先順位を整理しようじゃないですか。まず、ご相談者さまが幸せになることが最優先ですよね? まあ、そこに彼も加えて、二人の幸せを最優先ってことにしてもいいですが、とにかく登場人物が幸せになることが目的であると。それで間違いないですよね?であれば、その目的にまっすぐ向かいましょう。二人の幸せより“正直に話すこと”は優先順位は当然、それより低くなりますから。それにいいですか? 正直=幸せではありません。じゃなければ、「正直者はバカを見る」という慣用句は生まれてません。また、「今の彼は48歳で包容力のある大人の男性なので、理解してくれる」とありますが、人間、そんな風に年齢で包容力がもてて大人になれるんだったら、長く生きてたらみんな悟りを開いてお釈迦さまになってるはずですが、そうなってませんよね? 100歳でも包容力がない、子どもじみた人はたくさんいます。まだ、ご相談者さまと彼は「隠し事はなしでいようね」って言い合ってるくらい、お互いを知らず、自分を見せず、またお相手の本性を見抜くこともない赤の他人同士なわけです。そんなお相手の何がわかるんですか? 実際、彼もご相談者さまの過去については全然知らないわけですし。幸せの定義は人それぞれですが、何がお二人にとっての幸せかはわかりません。パパ活も含めて、彼に洗いざらい言ってしまえれば、その瞬間は“隠し事をしている”状態から解放されて、ご相談者さまは楽になるかもしれません。でも、彼は不快な思いをするかもしれません。もちろん、彼が本当に包容力があって、それも含めてご相談者さまを受け止め、愛してくれる未来があるかもしれません。でも、彼が不快な思いをする可能性が残っている限り、わたくしは言うべきではないと思いますし、言う必要もないと思ってます。自分が楽になるより、彼を不快にさせない思いやりをもちましょう。ていうかね、男の人って年下の女性に大人ぶって見せてても、実はそんなに自信もなかったりするんです。だから、表面的には心が広いフリをしていても、実は彼女には不倫はもちろん、パパ活なんてもちろんしない、世間のルールを守る貞淑な女性であってほしいって願ってるパターン、かなりあるんじゃないかな。で、ご相談者さまが打ち明けた瞬間は「僕は受け入れるよ」って言葉では言ってても、あとあと、ヘタしたら何十年も経ってから、ケンカしたときなんかにふと「パパ活なんかしやがって!」みたいな暴言を吐いてくるってこと、ありますからね。もし、本当に包容力がある男性なら、「君の過去はどうでもいいよ。今目の前にいる君を好きになったわけだし、過去に何があろうと、それは変わらない」って言うはず。「隠し事はなしで」って言ってる時点で、気が小さいし、不安がある人であることは間違いありません。人間関係ってね、油断しないほうがいい。みんな恋人や夫婦、親子、親友っていう関係に理想を抱きがちだけど、そんな密接な間柄であっても、いや、そうだからこそ、いがみ合ったりするじゃないですか? そういうときのためにも、お相手に掴まれたら痛い弱みは見せない方が絶対にいいです。まして、結婚を考えているなら、なおさら。死ぬまで対等に主導権を握るために。二人で人生を添い遂げた結果、「彼は私を守ってくれた」っていうことはあるかもしれません。でも、それはあくまで結果です。未来の自分を守り、自分を幸せにするのは、現時点で自分しかいないのです。だから、自分で自分を守り、自分を幸せにするためにも、命取りになる恐れがある言動はしちゃダメ。まあ、そういうことを言って、本当に大丈夫な人とじゃないと結婚したくないっていうのであれば、止めませんけどね。要は、コトをいたしてるときに「気持ちいい?」って聞かれて、3cmズレてたときに「いや、全然。だって、3cmズレてるよ」って、あなたは言いますか? っていうのと同じ問題だからね。そういうことを含めて、お考えいただきたいです。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】※マガジンハウスの会員登録をしていただくことになります。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©narith_2527/Gettyimages文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2023年05月22日結婚生活を送る上で「夫の様子がおかしい」と思っても事を荒立てたくないとただ黙っている人は多いのではないでしょうか。そんな中、ちょっとした違和感からどうにか相手の本心を聞き出そうとする妻もいるようです。今回は“20代妻が離婚を決めた「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”をご紹介します。妻が浮気を疑って急に詰め寄ってきた…ほとぼりが冷めるまで距離を置こう「素っ気ない夫の愛情を確かめるためLINEで鎌をかけることにしました。『怒らないから本当のことを言って』『正直に話したら何でも許してあげる』とまるで夫の浮気を疑っているような言葉を送信したんです。『浮気なんてしていないよ』という夫の返事を期待していたものの、『妻が浮気を疑って急に詰め寄ってきた…ほとぼりが冷めるまで距離を置こう』と他の女性に宛てたであろう返信が…。この内容で浮気を確信し、さらに夫が不倫相手と別れる気がないことに腹が立って。帰宅した夫に『誰に送ったつもり…? 』とスマホの画面を見せるとあっさり不倫を白状。裏切りが許せなかった私は、義実家に事実を密告し夫を懲らしめた後に離婚すると決めました」(瑞希・仮名/29歳)夫の態度を不審に思っていても、妻は思い過ごしであってほしいと考えるのではないでしょうか。ですので、不倫の事実を知った妻のショックは相当なものでしょう。夫に反省を促す意味でも制裁を下し、納得いく結果を得たいところです。人違いじゃない…? 腕を組んで歩くのは君だけだよ「うちの夫は無口な人です。最近、前にも増してしゃべらなくなったので、私は秘かに浮気を疑っていました。そこで『他の女性と腕を組んで歩いているところを見たよ』と嘘のLINEを送り彼の様子を見ることにしたんです。すると夫から『人違いじゃない…? 腕を組んで歩くのは君だけだよ』と意味不明の言葉が…。普段夫が『恥ずかしい』と言うので、私達は外で一度も腕を組んで歩いたことがないのに。夫が不倫していると思った私は『いつも誰と仲良く歩いているの? 』と返信。慌てて帰宅した夫から『彼女と別れる』と聞かされたので、とりあえず夫を許した振りをして…。一人で暮らす準備ができたら夫に離婚を突き付けるつもりです」(利花・仮名/27歳)夫が不倫相手と仲睦まじくしていたとなると妻として腹が立って当然ですね。そんな夫の発言はどれも信憑性に欠けるのではないでしょうか。今回のように一時の感情で離婚を決めず、落ち着いてから人生の選択をするのもひとつの手です。〇〇ちゃんだけは嘘でもいいから俺のこと「好き」と言ってよ「最近、夫は多忙を極めています。さすがにおかしいと思った私は、夫に探りを入れることにしました。『浮気しているでしょ』と聞いても、本当のことを言うはずもないので『もうあなたのことが好きかどうかわからない』と別れをにおわすLINEを送ったんです。すると、夫から『〇〇ちゃん(夫の部下)だけは嘘でもいいから俺のこと「好き」と言ってよ』と返信が…。その名前は夫から聞いたことがあったので、すぐに不倫だと確信。誤爆LINEに気づいた夫から『君と部下の名前を打ち間違えた』と言い訳が送られてきたものの、彼女にすがりつくような言葉にドン引きしてしまって。浮気を許す気になれず、たっぷり慰謝料をもらって離婚することにしました」(那美・仮名/28歳)不倫夫があり得ないいい訳でその場を取り繕うとすればするほど、誠意を感じられないぶん、一気に気持ちが冷めていきますね。意に沿わないことがあったのなら、我慢することばかりが美徳ではないと覚えておきましょう。以上、“20代妻が離婚を決めた「不倫夫の裏切り誤爆LINE」”をご紹介しました。長く生活を共にしていると、何気ないことで夫に不倫の疑いを抱くことは多々あるようですね。もし、相手に鎌をかけるのなら最悪のケースを想定してそれ相応の覚悟が必要になるでしょう。なるべく夫婦で話し合い前向きな結果が出せるといいですね。©recep-bg/Getty Images©Prasit photo/Getty Images©yamasan/Getty Images文・菜花明芽
2023年05月20日婚活サポート・結婚相談所を経営している、作家の安本由佳さん。ご自身のインスタグラムに届くお悩みを毎週掲載します。リアルな婚活市場を取材してきた知見を生かし、恋愛、仕事、夫婦、家族、友だちなどいろいろな悩みにお答えします!元カレの新彼女を見てモヤる…これって未練?『安本由佳のお悩み相談室』では、個人のインスタグラムで募集し、回答してきた3,000を超えるお悩みアーカイブの中から、ananweb読者の皆さまにもぜひ共有したい内容をピックアップしてお届けしています。みなさまにとって、自分らしく幸せに生きるヒントになれば嬉しいです!さて、今回ご紹介したいお悩みはこちら。お悩み:2年ほど前、大好きだった彼にフラれて別れました。かなり辛い失恋で半年くらいは引きずっていましたが、無理やり前を向く決心をしてどうにか踏ん切りをつけました。その後、新たに出会った男性とお付き合いをすることになり、今はとても幸せな恋愛をしていて結婚も決まっています。しかし先日、意図せず偶然、SNSで元カレが新しい彼女と幸せそうにしている写真を発見してしまいました…。元カレとは合わなくて別れたのだし、今のほうが幸せだと頭ではわかっているのですが、どうにも胸が苦しいです。この気持ちは何なのでしょうか。やはり未練が残っているのでしょうか。(27歳・会社員)モヤるのは、未練があるからではなくて…相談者さんは今、幸せな恋愛をしています。精神的に安定し、素敵な彼と結婚も決まって、元カレのことなんてしばらくすっかり忘れていたのではないですか。それなのに、SNSで元カレと新しい彼女のツーショットを見かけた瞬間から、どうにもモヤモヤして仕方がなくなって…この感情の正体は一体何!?と、整理がつかなくなってしまったんですね。自分の気持ちがわからず、相談者さんは「未練が残っているのかも」と考えているようですが、それは違うので安心してください。未練というのは、諦めきれない気持ちのことです。相談者さんは元カレのことをとっくの昔に諦めていますよね。大好きだったのにフラれてしまった2年前は、確かに未練が残っていたのかもしれません。しかし前を向く努力をし、現在の彼と出会った時点で、諦めきれない気持ちは消えたはずです。幸せな恋をして、結婚の約束まで交わした今の相談者さんの心に、元カレを諦めきれない気持ちが残っているとは到底思えません。ではなぜ相談者さんは、元カレと新しい彼女のツーショットを見て胸が苦しくなってしまったのでしょうか。元カレの新彼女に勝つ方法相談者さんは、元カレと新彼女の幸せそうな姿を目撃した際、おそらくこう思ったはずです。「なぜこの子が選ばれたの?」と。実際のところ、彼は別に相談者さんと新彼女を比較して選んだわけではありません。相談者さんがそうであったように、別れた後に出会った異性と恋に落ちただけです。しかしながら、自分のことを振った後に、彼が恋人に選んだ相手を目の当たりにしたことで、相談者さんは「この子と私の違いは何?」とか「この子の何が私より優れているの?」など、突き詰める意味も必要もない疑問に思考を支配されてしまったんですよね。自分を差し置いて選ばれた(先述のとおり、実際は比較されたわけじゃないのですが)女性に対する嫉妬心・対抗心ーーこれが、相談者さんの抱えているモヤモヤの正体です。未練などではありません。相談者さんが恋しているのは、間違いなく婚約中の彼です。なのでそもそも元カレの新彼女に嫉妬心や対抗心を抱くこと自体が無意味ではあるのですが、どうしてもその彼女に勝ちたいのであれば、今の彼と結婚し、たくさん愛され、幸せで満たされた毎日を送ることです。そして今度は、相談者さんが元カレに、幸せいっぱいのツーショットを見せつけてあげましょうよ。筆者紹介安本由佳 作家 / 婚活サポート・結婚相談所経営慶應義塾大学法学部卒。2016年〜2020年まで東京カレンダーWEBで執筆し「二子玉川の妻たちは」「私、港区女子になれない」などのヒット小説を生み出す。著書に、婚活に悩む女子200名に取材して執筆した「不機嫌な婚活(講談社文庫)」、モテ商社マンと港区女子の恋愛模様を描いた「恋と友情のあいだで(集英社)」がある。リアルな婚活市場を取材してきた知見と、特技の四柱推命鑑定を取り入れた親身なアドバイスで婚活サポート・結婚相談所も経営している。©Westend61/Getty Images文・安本由佳
2023年05月20日彼と本音で話し合いって、できていますか?実は話したいことがあるけど、彼が聞いてくれない。いつもはぐらかされるといった悩みを抱えた女性は、実は多いです。そんな時は、話すシチュエーションを見直してみるだけで、会話がスムーズに進む可能性があります。この記事では、話し合いをしたいなら避けたいNGシチュエーションを5つ解説しています。カップルの話し合い、これだけは避けた方がいいシチュエーション&話し方【おおしまりえの恋愛道場】vol. 223恋愛を続けていれば、話し合いが必要な場面は必ずあります。話す内容が深刻であるほど、切り出すのがためらわれたり、せっかく切り出してもスルーされてイライラしたり、なんて事がよくあります。また、恋愛相談に乗っていると、「彼が話し合いに応じてくれない」という困ったケースがよくあります。女性としては、今だと思って話しているのに「あー……」とか「後でね」とか「またそれ?」といった感じで、煙たがられて話し合いどころではないというのです。話し合いが成立しない理由にはいくつかありますが、その1つにシチュエーションや話す側の伝え方の問題があります。話しを切り出す女性側としては、相手にも配慮しているつもりでも、相手には全然それが伝わっていないというわけです。今回はそんなよくある避けるべきシチュエーションを5つまとめました。実は筆者も、過去にこうした過ちを犯したことがあります。それくらい、必死な時はやりがちな失敗。ぜひ覚えておきましょう。自分の思考の整理ができていない時話し合いは、ある程度切り出す側が伝えることを整理できていないと、話がとっちらかり、相手にも意図したことが伝わりません。結論までバッチリ出してから望む必要はありませんが、1番伝えたいこと、伝えた上で話し合いたいこと、くらいまでは、頭の中で整理してから話しましょう。特に男性は、話し合いでは結論を重視する傾向があり、人によっては話し合いの過程を面倒に思うタイプもいます。そうしたタイプに、思うままに話をすると、伝わらないどころか「面倒な女だな」なんて思われ、別のトラブルにも発展しかねません。まずは話したいことを自分の中で整理してから望む。覚えておきましょう。感情が高まっている時「なんで分かってくれないの!?」「そんなことするなんて最低じゃないの?」話し合いの際、相手に改善を望む内容だった場合、その前にこうした負の感情が高まっていることがよくあります。でも、話し合いの場には、この感情を高めたまま望むと、高確率で話し合いは成立しません。逆の立場で考えてみてください。前向きに話をしたいのに、ちょこちょこ感情面の不満をぶつけられたり、キレたり泣かれたりされたら、それだけでうんざりしますよね。女性はつい感情が高まった時ほど話し合いをしたがるものですが、男性は逆で、感情が高い相手を前に話をしたくない人がほとんどです。不満がある時は、まず自分である程度その感情を出しきり、整理できた状態で相手に向き合いましょう。相手が何かしている時例えば彼氏がテレビを見ているとか、スマホでゲームをしている時、彼女からしたら「暇そうだな」と判断できますよね。そして「今話せる?」と話し合いが切り出されることがよくあります。ただし、これはシチュエーションとしてはよくありません。なぜなら、彼女にとって暇そうでも、男性にとって暇かどうかは分からないからです。よく話し合いが成立しないケースに、「彼がテレビやスマホから目を話してくれない」といった悩みを聞きます。そもそも、テレビやスマホを見ている時に話し合いをしようとするのが間違いと言えます。じゃあどうしたら良いかというと、答えは簡単で「話がしたいんだけど、いつなら都合いい?」と彼に聞くだけでいいんです。仕事に例えるとわかりやすいですが、何か相手に質問したい時って、必ず「今よろしいですか?」って聞きますよね。これをカップル間でも必ず行うイメージです。それでも向き合わない彼は論外ですが、関係が築けているなら「この番組終わったらでいい?」とか「今は忙しいから週末は?」とか、代替案を出してくれます。お互いが良いタイミングを見つけてから、話し合いには望みましょう。相手が疲れている時実は、話し合いをするのに不向きな時間というのが存在します。それはズバリ夜!理由は2つあり、1つは、夜はリラックスモードのスイッチが入りやすくなり、人はポジティブなやり取りがしにくくなるからです。よく「夜になると落ち込む」と話す人がいますが、これは夜がもたらす生物の本能も関係しています。2つめは、そもそも疲れていることが多いからです。人は疲れていると、面倒事を避けたり、手早く終わらせたりしたくなるものです。仕事も終わってやっと一息…と思っていたら、彼女から深刻な話をされたら、彼はどんな気持ちになるでしょうか。夜しか話せない状況もあるとは思いますが、事前に話し合いの日を決めたり、話す内容を告知しておいたりするなど、なるべく疲れた彼にも配慮しながら向き合えると、話し合いはよりスムーズに進みます。心地よくない空間で話す人によっては、人目を気にして本音が言えなくなるタイプがいます。筆者も過去そういうタイプの男性と付き合ったことがありますが、このタイプには「外で落ち着いて話す」というのは、逆に会話を止めてしまう原因になります。話し合いをするシチュエーションを選ぶ際は、相手が1番話しやすい場所や時間はどういったものかを考え、場所を設定した方がいいでしょう。彼がどういったタイプかは、彼女であるあなたがよく知っていると思います。私の例をあげると、元彼はカフェのような人がたくさんいて、話を聞かれる可能性の高い場所では、恥ずかしさが勝って全く話をしてくれなくなりました。一方、居酒屋など、お酒の入るガヤガヤした喧騒の中なら、場の空気の影響なのか、自身も饒舌に話すようになる傾向がありました。話し合いの時は居酒屋で、というのが私の当時のセオリーになっていました。このように面倒かもしれませんが、彼が話しやすいお店や場の空気を知り、そういった場所で会話を始めるのもスムーズなやり取りには大切です。ぜひ考慮してみてください。話し合いって、実はどういう状況でどう話すべきか、誰しもが正解を知らないまま大人になっていることがよくあります。でも、実は円滑に話が進むには、いくつか押さえたいセオリーがあります。今日ご紹介した5つのNGシチュエーションを参考に、ぜひ彼と良い話し合いをしてください。おおしまりえ/恋愛ジャーナリスト10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。©Thomas Barwick/Gettyimages©Tetra Images/Gettyimages©Luka Jankovic/Gettyimages文・おおしまりえ
2023年05月18日