いくえみ綾原作、波瑠主演で贈るTBSの新火曜ドラマ「あなたのことはそれほど」。この度、本作に出演する中川翔子が、人生初の人妻役に挑戦。子どもを抱きかかえた写真も到着した。本作は、2組の夫婦のマリッジライフと、四者四様に揺れる恋愛模様を、予測不能な展開で繰り広げていく物語。“2番目に好きな人”と結婚した主人公・ 渡辺美都(波瑠)が、ずっと想い続けていた初恋相手と偶然再会したことから全てが始まり、それぞれがそれぞれのやり方で大切なものを守ろうとする姿に、人間の狡さや弱さだけでなく、可愛くも切ないドキドキ感が散りばめられた、大人のラブストーリーだ。主人公・美都役を波瑠さん、その夫・涼太を東出昌大が演じ、またもう一組の夫婦には仲里依紗と「劇団EXILE」の鈴木伸之が扮する。そのほか大政絢、中川さん、黒川智花、山崎育三郎、橋本じゅん、麻生祐未らが脇を固める。今回、中川さんが演じるのは、美都が偶然再会する初恋の人・有島光輝(鈴木さん)とその妻・麗華(仲さん)夫妻が住むマンションに引っ越してきた、距離なしタイプの怖い主婦・横山皆美。何かと有島夫妻に関わり、麗華を苦しめ ていく役どころだ。役作りのために中川さんは、初めて黒髪のボブヘアーにし、また左手には結婚指輪がキラリ…と、夫も子どももいる役柄に初挑戦。中川さんは、「32歳になる年、夢だった旦那と子どもが出来た~!!」と喜びながら、皆美役を熱演しており、いままでのイメージとは全く違う中川さんが見られそうだ。「あなたのことはそれほど」は4月18日(日)より毎週火曜日22時~TBSにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2017年04月06日松屋銀座では2017年3月8日(水)~3月20日(月・祝)まで、漫画家・水木しげるさんの人間像と人生に迫る展覧会「追悼水木しげるゲゲゲの人生展」が開催されます。水木しげるの人間像と人生に迫る充実の展示!展覧会では、少年時代から亡くなるまでの作品130点以上、資料含む計約350点が展示されます。展示構成は5章+エピローグからなり、時代をおって彼の描いた絵画やスケッチなどを鑑賞できます。●第1章少年時代境港の天才少年画家水木しげるさんは1922年に生まれ、鳥取県境港で育ちました。幼少期に近所に住んでいた「のんのんばあ」から妖怪や死後の世界についての話を語り聞かされ、眼に見えないことに興味をもつようになります。天才画家と称された少年時代の作品からは、素朴ながらも才能が溢れているのが見て取れます。●第2章従軍時代地獄と天国を見た水木二等兵水木さんは1943年に太平洋戦争の召集で、パプア・ニューギニアの激戦地に送られます。戦友が次々と亡くなる「地獄」の中、水木さんも片腕を失う重症を負うことになります。この章では出征前の苦悩が読み取れる手記の原稿や、戦争体験から描いた戦記漫画、終戦直後の南洋で現地人を描いたスケッチなどが紹介されます。●第3章貧乏時代嗚呼、極貧生活九死に一生を得て復員した水木さん。片腕を失っても絵描きへの情熱を絶やすことはありませんでした。鳥取の境港から神戸、東京へと居を移し、紙芝居作家から貸本漫画家となるも、原稿料はごくわずか。極貧生活からなかなか抜け出せない中、お見合い後5日で妻となった「ゲゲゲの女房」布枝さんが水木さんを支え続けます。ここでは後の「ゲゲゲの鬼太郎」の原作となった貸本漫画「墓場鬼太郎」をはじめ、戦後に描いたどこか空虚さを感じられるスケッチなどが紹介されます。●第4章多忙時代さらば貧乏神1965年の「テレビくん」での講談社児童まんが賞の受賞が水木さんの転機となります。これを機に「少年マガジン」「少年サンデー」などでの連載もはじまり、「ゲゲゲの鬼太郎」のTVアニメ放送もスタート。極貧から一転、売れっ子生活になりました。代表的な水木漫画の原画や、当時使っていた日記、家計簿などが展示されます。●第5章妖怪研究家妖怪に取り憑かれて売れっ子作家となった水木さん。戦時中に行ったパプア・ニューギニアへの再訪をきっかけに、50歳を超えた頃から意識的に仕事を減らし、かねてより興味のあった妖怪の研究に没頭し始めます。大漁の文献をもとに水木さんが姿を与えた妖怪たちは、私達がイメージする「妖怪」像に今でも大きな影響を与えています。この章では精密に描かれた妖怪画の魅力を紹介するほか、水木さんが世界中で集めた妖怪像・精霊像コレクションの一部が自宅に設けた妖怪倉庫を再現して展示されます。●エピローグ水木しげるは永遠に家族との時間を何よりも大切にしていた水木さん。愛用のカメラで家族との日常生活を写真に収めていました。この章では、人間・水木しげるのプライベートな側面が紹介されます。水木さんが撮影した日常の写真や、布枝夫人へのインタビュー映像、40人以上の各界著名人からの絵馬による追悼メッセージなどで、水木さんが遺したもの、伝えたかったことに迫ります。波乱の生涯をとおして描き続けた作品と、独自の哲学からうまれた名言、インタビュー映像などから、水木しげるさんが追い求めた「本当の幸福」が見えてきそうです。■イベント概要名称追悼水木しげるゲゲゲの人生展会期2017年3月8日(水)~3月20日(月・祝)会場松屋銀座8階イベントスクエア時間10~20時※入場は閉場の30分前まで。最終日は17時閉場主催朝日新聞社企画協力水木プロダクション入場料一般1,000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円問い合わせ松屋銀座03-3567-1211(大代表)公式HP©水木プロダクション
2017年02月18日・ 【第1回】発達障害の子育てに「療育」よりも大切なこと のつづきです。わが子の発達が気になり、「もしかしてうちの子は発達障害なのでは?」と不安に思ったことがあるかもしれない。発達障害をもっと理解するために必要なことを、『療育なんかいらない!』の著者であり、独自の理論で放課後デイサービスを展開する「アイム」の佐藤典雅さんにインタビュー。今回も引き続き、「療育よりも大切なもの」についてお話を伺った。佐藤典雅(さとう・のりまさ)さん川崎市で発達障害の子どもをサポートする放課後デイサービス「アインシュタイン放課後」「エジソン放課後」を運営している、(株)アイムの代表。自身の自閉症の息子さんの療育のために、息子さんが4歳の時に渡米して、ロサンゼルスで9年間過ごす。前職は、ヤフー・ジャパンのマーケティング、東京ガールズコレクションとキットソンのプロデューサーという異色の経歴の持ち主。福祉という範囲を超えた目線で、自身の息子さんの成長を見守りながら、発達障害児が社会で幸せに生きるための道を広げる挑戦をしている。著書: 『療育なんかいらない!』 (佐藤典雅・著/小学館 ¥1,296 税込)※放課後デイサービス(= 放課後デイ):6~18歳までの障害のある子どもが放課後や学校休業日に利用できる、就学時向けの福祉サービスのこと。■いろいろなものに肌で感じる接点を持たせること―― 引き続き、佐藤さんが発達障害の子育てにおいて、療育よりも大切だと感じていることについて伺いたいと思います。佐藤典雅さん(以下、佐藤さん):いろいろなものに接点を持たせることだと思っています。「こんな場所があるんだ」「こういう大人もいるんだ」と、肌で感じさせること。それ自体がその子の人生を変えるわけではありませんが、肌で感じることの重要性はあると思っています。だから、うちは遠足でアップルストアとかに連れて行ったりしています。―― それは楽しそうですね! でも、子どもたちの高価な電子機器の扱いに不安はありませんでしたか?佐藤さん: それが、スタッフの心配をよそに、みんなちゃんとテーブルについて、iPadが配られると指示に従って操作していたんですよ! 普段教室ではみんな全然人の指示を聞かないのに(笑)。これには本当に驚きました。アップルストアも発達障害の子を受け入れるのは初めてだったらしいけど、「普通の子たちとまったく変わらないペースで体験プログラムができましたよ」って喜んでいました。―― 発達障害があってもなくても、子どもはみんなiPadやスマホをいじるのが大好きですよね。佐藤さん: 僕は、障害者だろうが健常者だろうが、子どもの頃から電子機器にどんどん触わらせるべきだと思っています。これからの世の中、仕事をするときにPCスキルがないことは致命的。だから、うちは電子機器がすごく充実しています。パソコンが8台にiPadも数台、それに最新のVRも。子どもたちがVRのゴーグルとつけると、みんな大興奮して遊んでいますよ。―― でも、子どもが電子機器やゲームに夢中になることに、否定的なお母さんも少なくないように思いますが?佐藤さん: うちに通っている親にも、子どもにパソコンやiPadをやらせることを嫌がるお母さんはいますよ。でも、そういうお母さんには、いつも「ビルゲイツが1日30分しかパソコンさわっていなかったら、マイクロソフトを作っていませんよ」と言っています。昔、「漫画を読むとバカになる」とか「ビートルズを聴くと不良になる」などということも言われていたけど、それと同じで、どの時代にも常に新しいものに対するアレルギーはあるものなんです。―― 私も息子を見ていて、電子機器との相性の良さを感じています。「いつどうやって覚えたの?」とビックリするほどiPadやスマホをスラスラと操っていたり、勝手に新しい知識を仕入れてきたり。でも、一人でiPadに没頭している姿を見ていると、ちょっと不安を覚えてしまうことも。やはり、子ども同士で交流を持って遊んでほしいという願望が湧いてしまうのですが(苦笑)。佐藤さん: うちに通う親からも、よく「同じ年頃の子どもと交流させたい」って言われるんだけど、うちの子たちにWiiを与えると、同世代の子たちが集まって遊びますよ。しかも、誰にも言われなくても、ちゃんと順番とルールも守って(笑)。それに、NHKスペシャルで東田直樹君(※)も言ってたじゃない?「大人は友達作れって言うけど、僕、いなくても幸せです」って。うちに通っている子どもたちも、一緒に遊んだりしなくても友達の名前は憶えているし、だいたい一緒にいるのが嫌だったら違う部屋に逃げるから。遊んでいないから交流してないというわけではない。それは、全部大人の既成概念の押しつけなんですよ。 ■子どもの将来を心配する前に、まず目の前のことに全力で取り組もう。―― その子なりの距離感があるはずだし、友達の定義だって人それぞれ違うはずですものね。自分の既成概念の枠の中で子どものことを見てしまう、この癖は意識して外す努力をした方がよさそうですね(苦笑)佐藤さん: 僕が放課後デイをやるようになって感じるのは、やればやるほど、日常の積み重ねでしかないということ。日々のトライ&エラーです。でも、僕は、小さいことの積み重ねが大きな奇跡を起こすと思っています。みんな、「ここの療育に通っていれば良くなる」って大きな奇跡を期待するけど、そんなのはない。いろいろやってきて、1年間振り返った時、「あれ? なんか最近言葉が増えた?」というふうに、奇跡って振り返って実感するものだと思っています。―― 発達障害の子どもも、スピードはゆっくりだけど成長します。今の子どもの姿がすべてではない。……でも、頭ではわかっているはずなのに、先のことばかり考えて不安になってしまうときも(苦笑)。佐藤さん: 子どもの将来に対して、そりゃ、僕だって不安はありますよ。でも、わからないこと悩んだって仕方ないでしょう? それは、独身の女性が「将来の私の旦那さんは……」って言っているのと同じだよね(笑)。人生には順序があって、AをクリアしなければBはこないんですよ。それをすっとばしてZのことを考えても仕方ない。まず、目の前のことをしっかり考えましょうよ!―― 先のことがわからないのは、発達障害の子育ても普通の子育ても一緒ですね。佐藤さん: そうです。親は、今自分の子どもには何ができるか? 何だったら期待していいか、また期待できないか? しっかり精査すること。例えば、動物が好きだったら動物図鑑をそろえてあげたり、パソコンが好きだったらある程度の環境設定をしてあげたり、その子が興味を持っている環境をそろえて、その子の進歩を促すことが大事だと思います。―― がっちゃんはもうすぐ高校生ですよね? 息子さんのために、今、佐藤さんが取り組んでいる目の前の課題は何ですか?佐藤さん: 僕は、アメリカから帰国した時、がっちゃんを通わせたいと思える施設がなかったから、自分で作ろうと思って、たまたま放課後デイから事業を始めました。だから、うちの子の成長に合わせて、フリースクールや就労支援の事業も計画しています。今年の4月には、フリースクールもオープンしますよ!―― 常に、息子さんが充実した人生を送るにはどうしたらいいのか、ということを考えて行動している、佐藤さん。その行動力、見習いたいものです!佐藤さん: 今は、普通に就職することが難しい子たちに対して、その受け皿は就労支援という一つしかない。だったら、うちでその受け皿も作ろう!と。もっと儲かりながら楽しい就労支援を計画しています。―― 確かに、今の就労支援で得られる報酬はほんのわずかです。このシステムでは障害者の自立は難しい……。佐藤さん: みんな、福祉は感動とか想いだと思っている。でも、そんなのは働き手の都合であって、僕は、福祉で一番重要なのはシステムだと思っています。例えば、駅で車いすの人が電車に乗りやすいように、エレベーターをつける。このエレベーターというのはシステム。やった人の感動や気分の問題ではないんです。社会の多くの一般の人と障害を持っている人とのギャップを埋めるシステムをどうやって福祉で作っていくか、そこを考えていきたい。発達障害と就労支援はとても難しいテーマだ、という佐藤さん。でも、もうすでに、具体的な就労支援の計画を3つも持っていた!(ただし、計画段階なのでまだ記事にはできません)ぜひ、この難題に対する答えを開拓し続けてほしいと思う。次回、第3回は、「発達障害の子育てにおいての親の心の持ち方」についてお伺いします。※東田直樹くん 「自閉症の僕が跳びはねる理由」 (エスコアール)や絵本、詩集など多数執筆。2016年12月11日(日)のNHKスペシャル「自閉症のきみがおしえてくれたこと」で出演されました。取材・文・撮影/まちとこ出版社
2017年02月13日10月10日は体育の日。週末に子どもの運動会をひかえているかたも多いのではないでしょうか。筆者もつい先日、保育園で行われた息子の運動会へ行ってきました。そんな中、子どもの身体能力について気づいたことが。「「保育園はかわいそう?」そんなことないと思えるエピソード集」バックナンバー第1回:保育園は子どもが初めて「年齢のちがうお友だちから学ぶ」場所第2回:保育園で 「たくましい先輩ママに学ぶ」ことがある第3回:保育園は子どもの価値観を広げる場所第4回:「お給食はママの味方です!!」第5回:保育園でできる“つながり”は一生の宝物第6回:お誕生日は保育園に行くべき!?第7回:「保育園の連絡帳」は「育児ノート」の続き成長速度と身体能力は関係ない幼い子どもの集団を見ていると「身体能力の差ってあるんだな」と感心します。乳児クラスのころは生まれた時期の差が大きかったのですが、幼児クラスになると身体が柔らかい、バランス感覚がある、足が速いなど、生まれながらの身体能力の差を感じるようになりました。これは立つのが早かった、歩くのが早かったなどの成長速度とは関係ないように思います。息子のクラスメイトに足の速い女の子がいるのですが、身体の使いかたが他の子と比べると全く違うのです。彼女より生まれが早くて体格の大きな子が追いかけても、すばしっこい彼女をつかまえられません。かけっこで1等の子、ビリの子。筆者は足の遅い子どもでした。幼いころから負けず嫌いでしたので、手を抜いていたわけではなさそうですが、いつもお友だちの背中を見て走っていた記憶があります。子ども心に「わたしはどんくさい」という自覚もあったように思います。そのかわり踊ることが上手で、他の子が座り込んできょろきょろしているなか、ノリノリで踊っていました。記憶にはありませんが、幼少期のビデオを見ると振り付けをほぼマスターしている幼児はわたしだけ。リズムも大きく外れることなく堂々と踊っている姿が印象的でした。頑張っても1番になれないこともあれば、最初から上手にできてしまうこともありますよね!?親も我が子と他の子を比べてしまう最近では「主役が5人」だとか、「かけっこは手をつないでみんなでゴールさせる」ことがあるといいます。こういったやりかたに対する批判も目にします。よく言われているのは、「負ける経験も子どもにとって必要だ」というものですが、わたしはこれが子どもだけでなく親にとっても必要だと思っています。保育園に通っていると、早いうちから自分と他の子を比べます。それは親も同じで、我が子と別の子を比べてしまいます。「子どもを比べることはよくない」と言う人もいるかもしれません。たしかに、「あの子よりうちの子が劣っているなんて悔しい!!」と感情的になることや、「あの子に負けちゃダメよ。1番になってね」と比較対象を作って我が子を叱咤激励するのは違うと思います。ですが冷静に、客観的に我が子を他の子と比べることは、その後の育児方針を決めるうえで「大アリ」なのではないでしょうか。子どもの得意なところを伸ばすチャンスかもわたしの両親も「この子は走るのが苦手だけど、踊るのはとても上手だな」と思ったのでしょう。子どもの頃は「ピアノ」「クラシックバレエ」など、得意分野を伸ばすような習いごとをさせてくれました。さりげなく得意なものにチャレンジするきっかけを与え、成功体験を増やしてくれた両親には感謝しています。周囲と比べて得意なもの、苦手なものを把握することで、「我が子の得意なことを伸ばすチャンス」を作ることもできるのです。今年の運動会は昨年よりももっと、子どもたちの身体能力差がハッキリ分かりました。小学校に入れば生まれながらの能力に加えて本人の努力も大きく関わってくるでしょうから、純粋な能力差を確認できるのは残り数年だと思います。能力差を冷静に受け止めて、得意なことを見つけてあげればいいなと思っています。「「保育園はかわいそう?」そんなことないと思えるエピソード集」バックナンバー第1回:保育園は子どもが初めて「年齢のちがうお友だちから学ぶ」場所第2回:保育園で 「たくましい先輩ママに学ぶ」ことがある第3回:保育園は子どもの価値観を広げる場所第4回:「お給食はママの味方です!!」第5回:保育園でできる“つながり”は一生の宝物第6回:お誕生日は保育園に行くべき!?第7回:「保育園の連絡帳」は「育児ノート」の続きライター:金延さえ
2016年10月01日秋は運動会シーズン。出場する子どもはもちろんのこと、観戦する親などの大人も張り切ってしまう年に一度のイベントです。せっかくのイベントならやる気を出してがんばって欲しいと親は思うものですよね。では、どんな応援や声かけが子どものやる気をアップさせるのか、知っておきましょう。声かけは運動会の前から運動会が始まる前にかけっこやダンスの練習を家でもすることがありますよね。練習を目にしたら声をかけるチャンス。例えばダンスをしていたらそのダンスを褒めることはもちろん、「うまく踊れるように魔法をかけよう」なんて言って魔法をかける素振りをすれば、子どもはその魔法を当日に思い出して元気になるかもしれません。かけっこの練習をしていたら、早く走れるフォームのアドバイスなどもいいですね。親がいつも見てくれている、気にかけてくれているという態度や言葉が、子どものやる気アップ!につながりますよ。声かけとは少し違いますが、お弁当のリクエストを聞いておくこともいいですね。さらに一緒に食材を買い出しに行けば、当日のお弁当が具体的に思い浮かべられるのでよりテンションアップにつながります。頑張りすぎや恥ずかしがりやの子どもには対応を変える子どもが全員、運動会と聞いて張り切るわけではありません。まじめで頑張りすぎる子に「頑張れ」と言っても余計に緊張してしまうものです。練習の時に冗談を言って笑わせるだけで、肩の力が抜けて実力を発揮できるかもしれません。恥ずかしがりやの子には、手を振ったり大声で声援を送ったりすることは余計にプレッシャーになります。やる気や集中力が途切れてしまわないように、遠くからコッソリと見守るということが必要なこともあります。子どもの性格を一番わかっている親だからこそ、見極めた応援が大切ですね。注意!NGな応援応援の気持ちが強すぎた言葉かけは、逆に子どもにとってプレッシャーとなることもあります。例えば1位にこだわりすぎると1位以外はダメなのかな、という気持ちになってしまいますよね。また、運動会に限ったことではありませんが、他の子と比べるのはタブーです。「〇〇ちゃんはすごいね」「〇〇君みたいにできるといいね」などの比較は、やる気をダウンさせるだけではなく子どもを傷つけてしまいます。声をかける時は注意しましょう。運動会はチームの勝敗などもありますが、まずは本人が楽しむことが大切だと思います。私はよく「失敗してもいいから、一生懸命やるんだよ」と言葉をかけることがあります。本人が100%の力を出すことができ、いい思い出となり楽しめることができれば結果はそのあとの話。一緒に気持ちを盛り上げながらやる気が出るような言葉かけをしていけるといいですね。
2016年09月26日30歳は少女ではなくなり 、大人への扉を開けて歩み出します。恋愛についても人生を一緒にすることを具体的 に考えたり、仕事もキャリアを積む時期になります。昔からの友達も30代になる頃には、周りにはほんの数人しか残っていないこともありますよね。でもこの友達は一生の付き合いになるでしょう。考え方、判断力、将来への見方も変わります。それだけではなく身体も変化します。いろいろな変化の中で新しい良いルーティンを持つことが大切になります。この先待っている長い人生を楽しく過ごすためのルーティンとは?1.タバコはやめよう20代にタバコを吸っていたら、 30歳になる日にタバコとお別れをしましょう。タバコの被害 はあまりにも多く、お肌にも出てきてしまいます。30代からは悪い習慣が、シワの数になると言っても言い過ぎではありません。2.ファーストフードは控えめに確かに時々、無性に食べたくなりますよね。ファーストフードは30代過ぎたら多くても週に1回にしましょう。アルコールを控えめにして、ファーストフードを減らすことで体型維持もできます。少し我慢をすることでこの先の健康を手に入れることができます。3.外出して体を動かす食べ過ぎた次の日は体を動かす習慣を持ちましょう。30代からは真剣に体を動かすことを考えないといけません。これをするかどうかで、体型やお尻の位置に差が出てきます。4.良い眠りをすることに気を使う20代までは、短時間の睡眠でも次の日も元気に乗り越えられましたが、30代からは短時間睡眠はすぐに顔や体の疲れとして出てきます。夜の時間は良い睡眠をとるためにケアする時間にしましょう。寝る時間と起きる時間を毎日同じにすることも良い習慣になります。5.瞑想する習慣を持つ1週間に1回15分の瞑想する習慣を持ちましょう。ゆっくりと呼吸をすることで脳に酸素が回り、体のエネルギーが湧き出る感じがします。禅をすると頭の中を空っぽにすることができます。ネガティブな気持ちも少なくなります。6.口のケアをしよう小さな事に見えますが歯をずっときれいに保つ事はとても大切なことです。実際に歯の治療はとても痛いです。清潔でよく磨ける 歯ブラシを使って歯を 磨きましょう。歯を きれいに保つととても節約もできます。予防が大切です。7.本をたくさん読もう「本を読む時間なんかない!」と思うかもしれません。でも、リラックスをして本を読むことは、想像力を養い、新しいことを知るきっかけになります。本を読むと脳を活性化して健康に保ちます。時には本を読んで、ゆっくり過ごす時間も必要です。8.自分のための時間を持とう自分のために時間を過ごす事は毎日過ごす中で本質的なことです。自立し、外交的で社会的になります。数分でもいいからそんな時間を持つようにしましょう。9.心地よく感じる友達と過ごす若い頃は友達と過ごしながらも背伸びをしたり、かっこよくいようと少しがんばっていたところがあったかもしれません。でもこれからは、心地よくいれる関係を築きたいです。同じ波長で与え合いのできる友達は、お互いを高めていくことができます。10.日焼け止め対策今まで以上に気をつけたいです。過度に日光に当たると肌にシワや腫瘍ができやすくなり、ダメージになります。いつも日焼け止めクリームを塗りましょう。秋からの季節も気を抜かないで!
2016年09月19日子どもは、親が思っている以上に賢い存在。簡単には言うことを聞いてくれないし、かと思えば、期待以上の行動をすることも! そんな我が子に認められるには、ガミガミ怒ってもダメ、やさしすぎてもダメ…。子どもの心に響く、親の振る舞いについて考えてみましょう。■こんなママにはがっかり!? リアルエピソード誰よりも大好きで大切なママは、子どもにとっては絶対的な存在。ママ自身、我が子から愛されている自負はあるはず。とはいえ、子どもの目は節穴にあらず。ママだって、理不尽なことをすればおかしいと疑うし、ウソがあれば子どもはそっぽを向いてしまうことも。ママたちが子どもからの信頼を失ったと感じたエピソードを紹介します。「散歩の約束をしていたけれど、何だか面倒くさくなって昼寝をしていました。しかも、そのことを子どもに責められ、『行くなんて言ってない!』と逆ギレ。シラをきりとおす私に、子どもは呆れ顔でした…」(30代後半)「子どもの要求に対し、『あとで』『明日』『来週やろう』などと曖昧な返事を繰りかえしていた私。あるとき動物園に行こうと誘ったら、『どうせ行く気ないんでしょ』と言われてしまいました」(40代前半)幼いからといって、わからないと思ったら大まちがい。まっすぐな眼差しで相手のことをしっかりとらえています。また、子どもにたしなめられるケースもあるようです。「いつのまにか自分の名前を書けるようになっていた娘。その字があまりに不格好だったので、『もっと上手に書けるよう練習しようね』と言ったら、『どうしてまず、すごいねって言ってくれないの?』と言われ、反省しました」(30代前半)「生理でイライラ。どうでもいいことでギャーと怒ってしまい、ハッと我に返って子どもを見ると、納得のいっていない、冷めた目をしていました」(20代後半)失った信頼を取りもどすのは大変なこと。子どもに対しては誠心誠意、真剣に向きあうといいでしょう。 ■できることからはじめる! 目指せ理想のオトナ像利害や損得など一切関係ナシ。好きか嫌いか、快か不快か…。子どもの判断は、じつにシンプルです。本能で生きる子どもにとって、信頼できるオトナは、必要なものは欠かさず与えてくれて、望みや欲求を叶えてくれる人物かもしれません。とはいえ、欲しい物をなんでも買ってくれたり、何をされても叱ったりしない、単なる都合のいい人ではありません。自分のことを全力で守ってくれて、よろこびと安心感を授けてくれる人こそが理想なのです。そんなオトナになるために、日々気をつけたいことをまとめました。・発言に一貫性を持ち、ブレない・しかることはあっても、感情に任せて怒らない・ダメなことはダメと、はっきり教える・いいことはしっかりほめる・遊ぶときは一生懸命、真剣に付きあう・できない約束はしない・いつでもどこでも温かく見守るすべて完ぺきしようとすると、ママの負担になってしまいます。上記を心に留めておいて、イライラしたときなどに、思い返すといいでしょう。■いつでも子どもに寄りそって子どもが求めているもの、子どもにとって必要なものを与えてあげることが、信頼の基盤。でも、余計な押しつけは親のエゴにもなりかねないので、気をつけましょう。毎日子どもを観察していれば、何をしようとしているのか、何を欲しているのかはっきりと見えてくるもの。何はなくともそばにいて、子どもに目をかけること。それができれば子どもは、ママを心から頼り、伸び伸び安心して暮らすことができるでしょう。
2016年09月17日【ママからのご相談】小学3年生の子どもがいます。小学校に入学したときから地域の子ども会に入っています。高学年になってからかと思っていたのですが、今年度から子ども会の役員をすることになりました。自治会や市からの助成金がそこまで多くはないので、 イベントの際にいかにお金をかけずに子どもを楽しませるかに頭を悩ませています。子ども会で子どもが喜ぶゲームにはどんなものがあるのでしょうか。●A. 身近なものを使ってできるゲームもたくさんあります。ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。『国立オリンピック記念青少年総合センター』の調査によると、子ども会加入に関する考え方について「加入すべき・どちらかといえば加入」と回答した人が過半数を超えます。その一方で、加入を迷う人の主な理由は「親が役員をやらなくてはいけない」という回答が多く見られます。子ども会の役員はイベントの際の付き添いなどの時間的な拘束に加え、限られた予算の中で年齢の離れた子どもたちが等しく楽しめる行事を考えなくてはいけない という負担もありますよね。場合によっては、幼稚園や小学校の役員よりもずっと保護者にかかる負担が大きいこともあります。では、出費が少なくてすむゲームにはどんなものがあるでしょうか。役員である親が準備に要する労力が少なく、子どもたちがコミュニケーションを取りやすいゲームを集めてみました。●新聞ジャンケン新聞を広げて、その上に子どもたちが立ちます。役員の代表者とジャンケンをして、負けた子どもは新聞紙を半分に折りたたみ、勝った子どもはそのまま。ジャンケンを繰り返していき、立てなくなった子は負け、最後まで立っていられた子が勝ちです。このゲームは1人ずつでも楽しいですが、2人や3人のグループにしても楽しめます 。おんぶをしてみたり抱っこしてみたり片足で立ってみたりと、子どもなりに頭を使っている様子が見られます。必要なものは、新聞紙と人数分の新聞紙が広げられるスペースだけです。●新聞文字探しゲームこちらも新聞を使ったゲーム。何人かのグループを作り、お題を決めます。たとえば「こどもかい」。子どもたちがいる場所から少し離れた場所にグループ数と同じ数の新聞を置き、最初の子から順にリレーをするように文字を探しに行きます 。最初の子が「こ」を見つけて帰ってきたら、次の子が「ど」を探しに行くというふうに。低学年が参加する場合は、ひらがなやカタカナだけに限定します。このゲームで必要なのは、新聞紙と見つけた文字に印をつけるためのマジックだけです。●新聞パズルこちらもまた新聞紙を使ったゲーム。何人かのグループになって、1枚の新聞紙を破ってパズルを作ります。その新聞で作ったパズルを、早く元に戻したグループが勝ちです。ポイントは、違うグループが作ったパズルを元に戻すようにすること と、低 学年と高学年に分けるなら分割数をあらかじめ決めておくこと 。準備するのは新聞紙だけです。●リーダー探しゲーム何人かのグループに分けてその中から鬼を決め、鬼に分からないようにリーダーを決めます。Aチームの鬼はBチームに入り、Bチームの鬼はCチームに、というふうに、鬼は別のグループの中に入ります。リーダーはジェスチャーやジャンプなどをして、他の子はリーダーの動きを真似します。鬼はリーダーが誰かを探します。一番早くリーダーが誰かを探せた鬼のチームが勝ちです。鬼とリーダーは高学年の子 にしてもらったほうがゲームが進行しやすいかもしれません。----------いかがでしょうか。今回は、準備の手間がかからず、違う学年の子ども同士でも一緒に遊びやすいものを選んでみました。子ども会の役員は確かに大変ですが、子どもの喜ぶ顔や楽しんでいる姿はやっぱり見ていてうれしいものです。ぜひ1年間、楽しんでくださいね。【参考リンク】・子ども会および育成会活動の課題とその活動支援(PDF)()●ライター/マフィー(ママライター)
2016年04月30日いつの時代も、物書きという仕事をしている人は、テキトーなことしか言わないので、話半分で聞いていただきたいのですが、恋愛が3ヶ月以上続かない女子は、じぶんの人生に対するこだわりがないから、恋が続かないのです。人生に対するこだわりというのは・・・・・・。■■人生に対するこだわりというのは・・・・・・人生に対するこだわりというのは、たとえば、じぶんがいる場所へのこだわりのこと。あなたが今、学生であれば、じぶんの学校に対するこだわり。社会人であれば、じぶんの会社や仕事に対するこだわり。人生に対するこだわりとは、場所に対するこだわりだけではなく、じぶん自身に対するこだわりでもあります。今の仕事をしているじぶんに対するこだわり。今の友だちと共にときを過ごしているじぶんに対するこだわり、彼氏と一緒にいるじぶんに対するこだわり、などなど・・・・・・。■■誇りの問題つまり、今のじぶんや、じぶんがいる環境に対する誇りがない、もっと平たく言えば、今のじぶんが好きではないからこだわれない、極端に言えばすべてどうでもいいやと思えてきてしまうからこだわれない・・・・・・こういうことではないかと思います。*たくさんの女子にお話を聞かせていただいて感じることは、恋愛上手な人は、じぶんに対する誇りのようなものを必ず持っているということです。若いうちに、そういうものを運悪く手にできない女子だっています。そういう女子はおしなべて恋愛が下手だし、恋したくてもいつもおかしな男につかまってすぐに別れてしまっているし、ちょっといい男とつきあっても3ヶ月くらいで別れています。ハタから見ていると、さほどの努力をしているとはとても思えないけれど、なぜかじぶんのことを誇りに思える仕事にさっとつく女子だっています。そういう女子は、どこでどうやっていい彼氏を探し出してきたのかわからないけれど、半年も1年も、ステキな恋をしていたりします。■■時間が解決します人生というのは、言ってみればじぶんに対する誇りを持つために与えられた時間のようなものです。ある優れた建築家は、「この建物に訪れたひとが、この場所に立ったときに、じぶんに対する誇りを持てるような建築をつくっている」と言います。つまり、過去から現在、未来が一直線に見通せて、その結果、心のなかにどこからともなく希望が湧いてくるような場所をつくりたいということです。じぶんのことを好きになるとか、じぶんに対する誇りを持てるというのは、運不運もあり、若いうちにそれを手にできない人もいます。でも、それを手にしたいと思い続けていれば、いつか持てるようになるものです。時間が解決してくれます。だから恋が3ヶ月以上続かない人は、じぶんのことを必要以上に責めないことです。なにかひとつでもいいので、じぶんがこだわれるものを、まずは確保してみることです。(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年04月16日35歳は人生においてターニングポイントでもあります。「今の仕事からキャリアップを図りたいのか?」「子育てが落ち着いてきたら自分の時間をどう使うのか?」「今後、パートナーとどう人生を歩んでいくのか?」人それぞれさまざまな思いがあることでしょう。そこで、35歳を過ぎたら女性がすべき5つのことをまとめてみました。■ 1.アラフォーに向けて体づくりをする30歳を過ぎると加齢により体力が低下してきます。筋力や持久力が衰え、20代の頃と同じようには行動できなくなってきます。しかし、今から体力づくりをしておけば、アラフォーになってからも健康的なライフスタイルを送ることができます。ジムに通うのも良いですし、時間がない人は毎日30分だけでもウォーキングだけでも違います。身体は使わなければ衰えるだけ。年齢を重ねていくからこそ、“バテない力”をつけておきましょう。■ 2.自分が没頭できる趣味を1つ見つける子どもが小さいうちは子育てに忙しい毎日を送っているでしょうが、だんだんと子どもが成長して手が離れてくると時間に余裕ができてきます。この先、子どもがもっと成長して時間がポッカリ空いてしまったときに「自分は何のために生きているんだろう?」と思うかもしれません。そんなときに自分が没頭できることを1つでも持っておくと、余暇を楽しんで生きることができます。何かを始めるのに遅いということはありません。少しでも興味のあることに出会ったら、積極的にトライしてみてください。 ■ 3.エイジングケアを始めるいつまでも若く見える女性に共通していえるのは、肌がキレイなこと。年齢を重ねてもいつまでもイキイキとした女性でいるためには、エイジングケアを怠ってはいけません。20代はスキンケアを多少怠っても若さでキープできますが、35歳を過ぎたらしっかり保湿できる化粧水や美容液を使用する必要があります。また、内側からのケアも大切です。水分補給はしっかりして、ビタミン類や食物繊維がある食べ物を積極的に摂ると良いでしょう。■ 4.旦那さんと共有できる楽しみを見つける子どもが独立した後は、旦那さんとの2人暮らしになります。いつまでもよきパートナーでいるためには、お互いが共有できる楽しみを見つけること。年に1度は海外旅行へ行ったり、コンサートへ行ったりと、お互いに楽しみをシェアできる関係を築いていくのです。それぞれで趣味を持つことはよいことです。でも、何か1つでも夫婦で共有できることを見つけると2人で過ごす時間が今よりもっと楽しくなりますよ。■ 5.今後のライフプランを立てる35歳を過ぎたら、将来のライフプランを立てることをオススメします。まず「家を買いたい」「転職したい」「ゆとりある老後を過ごしたい」など、実現したい将来の夢を書きだしていきます。そして、思い描くライススタイル実現に向けて、今後生活していくために必要な生活資金、老後のための貯蓄、子どもの結婚など、具体的にマネープランを立てていきます。ライフプランを立てる上で、住宅、老後資金、教育費、ローン金利などの情報はリサーチしておくことが大切。年代別にエクセルなどで表にまとめておくと、将来の目標と実践すべきことがクリアに見えてきます。35歳は第2の人生をスタートする転機です。ぜひ上記の5つのことを参考にして、残りの人生を謳歌してください。「これからどうやって生きていきたいのか?」を明確にして実現へと動けば、40代、50代と充実したライフスタイルを送ることができますよ。
2016年04月12日女性は結婚をして子どもを産み育てるもの…。と思っているのなら、それは自分で自分の可能性を狭めているかもしれません。ライフスタイルが多様化している現在、結婚せずに一生独身を貫く人もいれば、結婚はしても週末婚や別居婚など、新たな夫婦のカタチを選択する人もいます。一番大切なのは自分らしい人生を歩み続けること。子どもを産まずに夫婦仲よく過ごしていきたいと思っているなら、それはそれでひとつの人生です。■DINKS(ディンクス)って?DINKS(ディンクス)とは、Dual Income No Kidsの略。子どもをもたない夫婦の関係をいいます。もはや女性の幸せ=結婚や子どもとは言い難い時代。女性でも起業をしたり、個人事業主として働いたりと、男性に負けないくらい社会で活躍している人たちも増えてきています。きっとその中には、子どもを産まない代わりに、今以上にキャリアを充実させていきたいと考えている人もいるでしょう。ただ実際に、子どもを産まないと決断するのは、計り知れないほど勇気のいること。「私は産みません!」と決めつける前に、メリット・デメリットについて知っておいたほうがいいかもしれません。■DINKS(ディンクス)のメリットDINKSの最大のメリットは、子どもをもたない分、自由に過ごせるという点です。たとえばもともとキャリア志向が強く、たとえ休暇中でも頭の中はビジネスのことばかり…というタイプの女性にとってはDINKSを選ぶメリットはあるでしょう。そして、夫だけなく、自分もそれなりに稼いでいて、なおかつ子どもがいなければ、十分すぎるくらいの世帯年収と貯金額になっていくはずです。常に自分自身を成長させたいと思っているなら、仕事だけでなく趣味にもお金を費やすことができます。あるいは、ネイルやエステ、美容院、スパなど、オンナを磨くうえで必要なものにもお金をかけられます。夫婦仲良く自由に過ごせるうえに経済的な余裕がもてるとなると、DINKSという道も候補としては検討しておきたいところですよね。■DINKS(ディンクス)のデメリットDINKSは魅力あふれる生き方にみえますが、決してメリットだけではありません。他の選択肢と同じくデメリットも、もちろん存在します。たとえば、若いうちは夫婦仲良く過ごせていても、いつかは、どちらかが先に亡くなります。同時に命を閉じるということは、おそらくないでしょう。そう考えてみると、仮に旦那さんが先に亡くなってしまった場合、自分がこの世から去った後、どうなってしまうのか、不安で眠れなくなるときもでてくるはず。子どもがいれば良くも悪くも「後は任せた」といえますが、いない場合は、ある程度の覚悟と、そして前倒しでいろいろと準備をしておく必要があります。若いうちは夫婦で充実した日々を送ることができても、今以上に年齢を重ねたときに子どもをもたなかったことに対して後悔する瞬間が訪れるかもしれません。 ■あなたらしい人生をとはいえ、DINKSに限らず、どんな人生を選ぶにしても責任や不安、孤独は後ろから追っかけてくるもの。大切なのは、後悔しない人生を送ることです。少しでも子どもを産みたい気持ちがあるなら、仕事と両立する道も考えられます。できるだけ視野を広くもちながら、彼と一緒に検討していきましょう!
2016年03月17日4月に子どもが小学校入学を控えている…というママは準備に忙しい時期ですね。そんな時期だからこそ、今回は子どもが小学校1年生になる前に考えたいことを「片付け」という視点からご紹介します。「片付かなくて困る!」物・ベスト3小学生の子どもを持つママから「片付かなくて困る」と、よく聞くアイテムは大きく以下の3つに分かれます。1.プリント2.教科書類(ノート・ドリル含)3.おもちゃ人それぞれ順位は違っても、「片付かなくて困る」と聞くのは大体この3つ。保育園や幼稚園の頃と、何が大きく違うのでしょうか?それはプリントや教科書など、今まではなかったものが、どんどん家の中に入ってくることです。それに加えて体操着や絵の具、防災頭巾に工作道具など、新たに加わるものがたくさんあります。だからこそ入学前に仕組みを見直してみることをおすすめします。では、どんなところに注意するとよいのでしょう。家の中に小1の壁を作らない、片付けの仕組みづくりのポイント3つ(1)片付ける場所の確保ができているか「片付けなさい」と言っても、その場所が確保されていなければ、片付けられないのは当然です。まずは片付けるための場所を確保できているかどうかチェックしましょう。もし決まってない場合や、これから増えるとわかっている学習用品に対して場所が狭いようなら、新たに確保しましょう。学習机やランドセルラックなどを用意していなくても、「ここはあなたの場所」と、はっきり示すことによって子どもも責任感を持つきっかけになるかもしれません。場所の確保ができたら、次は動線チェックです。(2)片付けるための動線のチェック・場所・高さ・アクションこの3つは出しやすくしまいやすい、つまり「片付けやすい動線」の基本です。使う人が、使う場所の近くで、使いやすい高さ(胸から腰あたり)で、少ないアクションで出し入れできるかどうかがカギになります。気を配りたいのは「ママにとって」と「子どもにとって」は、必ずしも一緒ではないということ。たとえば、プリント。プリントとひとくちに言っても、子どもの宿題プリントと保護者への連絡プリントでは、使う人(必要な人)が違いますよね。ママへの連絡プリントはこのボックスに投げ込めばOK、自分の宿題プリントはすぐ目に入る机の上に立てかけるなど、置き方の工夫ができないでしょうか。まずはママの視点から仕組みを考えつつ、子どもに意見を聞き、適切な動線を作っていきましょう。(3)コロコロ変更するのはNG入学前に仕組みづくりをしても、それがうまくいくかどうかは、実際のところわかりません。やっぱりスペースが狭かったとか、同じものが出しっぱなしになるとか、いろいろ出てくるはずです。そんなとき、ママとしては「こんな風にしたらいいのでは?」とアイデアが浮かんでくるでしょう。ただ思い浮かんでも実行するのは、ちょっと待ってほしいのです。良かれと思っても、一度にいろいろ変えないこと。なぜなら片付ける場所がコロコロ変わってしまうと、「あれ?こっちじゃなかったかな?」「ここに入っていたはずなのに?」と、子どもの動きと記憶がついていけなくなるからです。「全部をうまく片付けられるように」ではなく、まずプリントを出せる、ランドセルを置ける、ドリルを戻せる、など1つずつできるようになればいいかな、という視点で仕組みの変更を考えるのがよいでしょう。小学校に入ったら増えるものは、学校によっても違うかもしれませんね。でも、小学校生活をスムーズに送るためのひとつとして、お片付けの仕組みは役立てると思っています。よかったら参考になさってみてください。(池田絵里)
2016年03月08日「人生は短い」いつもそう思いながら日々暮らしてきたけれど、ある出会いをきっかけに「人生は長い」というポジティブな考えが浮かび、長いからどうしようかと真剣に考えるようになりました。先日自分の研究ワークの一部で健康な高齢者の方と多くコミュニケーションを取るチャンスがあり、これをきっかけに私の人生観やこれからの計画を考えなおすことになったのです。今回お会いしたのは60代~80代の健康な高齢者の方々。どの方も地域のため人のために働いておられる方々です。私の人生設計では60歳でリタイアしその後は仕事のことはあまり考えていなかったのが本音でした。しかし今、医学の進歩や予防医学が進み、平均寿命は世界一を誇る日本! 60代からの人生が20年以上もあるのです。さて60歳からどうする…?お会いした70代、80代の方がなんとお元気なこと。健康面だけではなく、ちゃんと自分の能力を発揮できるところに身をおき、自分らしく生きるアイデンティティを保っているのです。そして服装や身なりがとてもおしゃれで清潔感に溢れています。私は自分の仕事の内容を忘れ、話を聞くことに夢中になりました。落ち着いた貫禄と相手を優しく包む包容力。そんなに慌てなくて大丈夫ですよ、と声をかけられ、「そうですよね」と思わず涙ぐんでしまいました。 長い人生を “元気に楽しんで” 過ごすためには?ITに翻弄される毎日、スピードが命の現在。研究職もスピードがものをいいます。そんな中でふと穏やかでアナログな時の流れを感じた瞬間でした。戦後の日本を立て直し、日本の高度成長を支えてきたこの世代。乗り越え、経験してきたからこそ持つこの余裕感。今の私、現代の人たちに彼らの意見や空気感は必要であると感じました。話も自らの経験をもとに話をしてくださいました。どう感じたか、どう見てきたか、話の興味はつきません。そして最も興味を持ったのは、「どうしてこんなにお元気なのか、どうして楽しそうなのか」ということ。今も活発に活動されているが、それは今に始まったことではなく、若い頃から活動的であるということ。習慣というのは年齢を重ねてから変えるのは難しい。今でさえ、自分の生活の傾向をなんとか変えようとしてもかなりの努力が必要になります。今回お会いした高齢の方がたは、日常的に運動をすること、人とたくさんコンタクトを取り、趣味を楽しみ、おしゃれをして外へでかけることを億劫に思わず、それらは日常的なことであるようでした。シンプルな食事で人を家に招き、残りの布でさっとお裁縫をしブラウスを作る、自転車に乗り風を感じる。楽しくて仕方がないという。ゆるやかな時間を感じるけれど、次の予定を聞くと、ポケットからスマホを取り出しスケジュール表をチェックする。ちゃんと時代の波にも乗っているのです。認知症予防にも? 日々の生活で大切なこと認知症である人と健常者の脳内を比較したこんな論文(※)があります。認知症の原因としてamyloidβ(Aβ)やTau (タウ)という異常なタンパク質が脳内に沈着し、それが神経細胞を脱落させることが考えられています。その凝集は特に記憶や情動に関連した脳部位に起こるのです。しかし高齢者の中には健康で、記憶力や認知機能の低下がみられず元気に楽しく暮らしている方も多くいます。健康で認知機能を維持したまま亡くなった方の脳を剖検したところ、Aβが著しく沈着しており病理学的にはアルツハイマーと診断される状態であったといいます。アルツハイマーと診断されて亡くなった方とどこに差があったかというと海馬の体積であることがわかったのです。つまり病理学的、組織学的には差はないけれど、アルツハイマー病では海馬の体積の減少が認められたのです。海馬の体積を維持することで、予防も可能であるということを示した研究の1つです。そして海馬は唯一、神経を再生させる能力があり、それは運動や食事、日々の生活で大きく変化をします。ライフスタイルが大きく関与していることは間違いありません。人生は長い。だから健康=楽しく=一生現役でなくてはいけません。考えさせられる40代、今から準備が必要だと感じた出会いとなりました。※ 参考論文:Erten-Lyons et al., Neurology, 2009
2016年03月01日人生に迷ったときは感じていることを深く考察せず、先行きも考えず決めてばかり。26歳でサラリーマンを辞めてフリーランスになったときも「毎日同じ場所・同じ時間に通勤するのがイヤだから」という理由で、何の伝手もなくライターを名乗り始めました。人がひしめく街でいろんなものにぶつかりながら流され、掴んだり手放したりを繰り返している今、主体的に何かを手繰り寄せた感覚がないのに「ずいぶんいろんな経験をしてきたな」という感覚があります。大それた格言はないけれど、フリーランスの私が仕事をする上で大切にしているコトがたまに、人生をいい方向に転がしてくれる気がしています。意識して相手を好きになるよう努力することライターである私は取材でインタビューをすることが多いので、毎日のように初対面の人の話を聞いています。いろんな仕事をしているその道のプロフェッショナルに出会えることは、ライターをやっていて良かったと思うことの一つです。インタビューで意識するのは「話を聞き終えたときに相手のことを好きになっていよう」ということ。相手のことを悪く書くために取材することはないので、どんな話を聞くときでも自分が相手のことを好きになれる要素を探しています。「きちんと質問をしよう」というよりも、「この人を好きになりたい」という気持ちで会話をすると相手への質問も自然にわいてくるのです。たぶん、合コンで目の前に理想の男性が現れたときの気持ちと前のめり感に似ていますね。人は「あなたが好きだ」と言われるとなんとなく気になり始めるように、好意を持たれたら好意を持ち返します。これは、以前ANGIEで取材した臨床心理士・山名先生がおっしゃっていました。話をおもしろく聞いていると相手はとてもオープンに、いろんなことを話してくれるようになります。初対面の人への取材で1時間かけて少し距離が縮まったと思う瞬間や、「話すぎちゃいました」と言われたとき、また「今日はとても素敵な人に会えた」と思えて帰路につくとき、ライターっていい仕事だなあ……と思います。こうして誰かに会うたびに、ちょっとずつ幸せな気持ちになるのです。一流の仕事がわかると豊かな人間になれるこの世界はプロの仕事によって成り立っています。「私には絶対できない」と思う仕事を世界のどこかで誰かが必ずやっていて、社会というものができあがっているのです。例えばパソコンの調子が悪くなって「お客様サービスセンター」に問い合わせると、やさしいお姉さんが的確な指示をして、するすると治してしまいます。向こうにはマニュアルがあるのでしょうが何が起きているのかさっぱりわからない私には「魔法使いか⁉」という感動すらあり、人の仕事って尊いなとしみじみ思ってしまうのです。プロの仕事に触れると、いつでも刺激を感じられます。お寿司を握る職人さんの手先を見ているだけで惚れ惚れするし、小説を読むとその才能に羨望してため息が出ます。映画を観れば表情一つで感情を表現する役者の偉大さに拍手をしたくなり、飽きさせないカメラワークで作品を生み出す監督や制作スタッフのセンスと技術、こだわりに脱帽します。私という人間から出てくる考えやアイディアなど、あらゆるアウトプットはこれまで見て、聞いて、泣いたり笑ったり怒ったりしながら吸収してきたあらゆるインプットによってできています。完全にオリジナルなものなんて、何一つないのです。だから「プロの」「一流の」仕事に触れて、自分の中の引き出しを増やしたいと常々思っています。「時間軸」を変えてみること私はライターをしながら、週末は「チアダンス・チアリーディング(以下、チア)のインストラクター」という顔も持っています。高校・大学と続けていたチアを社会人でも続けているうちに子ども向けのインストラクターニーズが高まり、「ではやってみるか」と軽い気持ちで教室を始めたら、なんだか軌道に乗ってきた……という、完全なる行き当たりばったりの人生。26歳で脱サラした際「ライターで食っていけなかったら困る」とリスクヘッジとしてインストラクターの仕事を増やして以降、ライター業もインストラクター業もそのまま両立させて、今に至ります。本当はライターとして食べていけるようになったら、インストラクターは辞めようと思っていました。でも結果的に「書く仕事」と「踊って教える仕事」という、まったくタイプの違う二つの仕事がお互いを補完し合って絶妙なバランスをもたらしてくれることに。その理由は「時間軸が違う」から。インストラクターとして接している子どもたちは、分刻みに仕事をする大人たちとは異なる時間の中で生きています。最短の時間で結果を出すために役に立たないことは排除する「効率の世界」から、一見無駄そうなことも夢中で取り組む「非効率の世界」に一気にワープすることで、私の心身はいつもリセットされます。原稿でぐずぐず悩んでいても、インストラクター業が終わったあとにはスッと書けるようになったりもします。これは旅から帰ってきたときの、疲労感とともにスッキリとして前向きになれる感じに似ている気がします。同じスピード、同じ価値観の中で走り続けていると、心がきゅうと追い詰められて苦しくなってしまいます。自分をいつもとは違う時間軸にワープさせることの大事さを、私は生徒たちに教えてもらいました。「流される」から遠くに行ける汎用性のないことをつらつらと書き散らかしてしまいましたが、ここまで読んでくださった方がいましたら、ありがとうございます!私が行き詰まったときに救われる好きな言葉に、クリエイティブディレクター箭内道彦さんの「『流される』から遠くに行ける」があります。このフレーズを目にしたとき、流れに身を任せることで出会える何かもあるのだと、心が軽くなったのを覚えています。このコラムで共感や反論や違和感……何かちょっぴりの引っかかりを、だれかの心に残せたとしたら幸せです。
2016年02月18日現代はテレビがあるのがほぼ当たり前の時代であり、多くの人が毎日の生活に必要な情報をテレビを通じて受け取っています。テレビが子どもにどんな影響を与える可能性があるのかについて、少し考えてみましょう。テレビは場合によっては有害にもなり得る?最近はテレビがない家や、あってもほとんど見ないといった家もありますが、そうした家庭はまだまだごく少数にとどまっているのではないでしょうか。今のところ、テレビは情報を受け取るためのメインデバイスであり、いわば生活に必要なものと位置づけられているかと思います。テレビに対する考え方も最近はいろいろで、テレビなんて害ばかりで見る価値がない、といったことを言う人も中にはいます。テレビを見なくても、何らかのかたちで現在の世界情勢や流行などを追いかけることができていればいいのですが、それがない状態で情報媒体としてのテレビを生活から遠ざけてしまうのは、社会情勢に適応できなくなるという意味で現実的ではないと思います。特に、子どもが友だち同士うまくやっていくためには、テレビはほぼ必需品となっているところがあります。世の中で今流行っていることをキャッチし、それによって友人間でのコミュニケーションをスムースにするのに欠くことができないものとなっているからです。子どもたちの間でうまくやっていくには、最近話題のテレビドラマや流行曲、タレントの情報やバラエティ番組の内容などを知っていないと、なかなかに難しいものがあります。一方、テレビに害があるという意識を持った人も増えてきているのも、また事実です。この、「テレビは使い方によって有害にもなり得る」という考え方は、ある点では当たっています。テレビが生活の中で必要であると位置づけられている今だからこそ、そうした危険性をきちんと意識しておくことは必要でしょう。こういった危険性をきちんと分かっていれば、テレビが発信している情報を何も考えず鵜呑みにしたり、テレビ中毒のような状態に陥ってしまったりせずにすみます。テレビは情報を伝える媒体でもありますが、同時に経済性を追求する企業が行っている活動でもあります。つまり、テレビを放送することで収益が出ないとテレビ局としては成立しないわけです。言い方は悪いかもしれませんが、テレビはその情報を発信する主体にとって都合がいい情報を流しますし、所有側が好きな情報を流すのは当然の権利とも考えられます。テレビというものの本質の中にそうした側面があることを理解し、ある程度批判的にその内容を吟味する力も必要なのです。次回は、テレビの内容を吟味する力をつけるための一例をご紹介します。(子育ての達人)
2015年12月27日「自分で考える力=自律的思考力」は、子どもが勉強するためにも必要ですが、将来、仕事をしたり、人生の問題を解決したりするためにも欠かせません。自律的思考力を育むにはどうすればいいのか、子どもの発達心理などの研究を行っている内田伸子先生にお話を伺いました。子どもに質問されたとき、親の答え方次第で「考える力」が育つ「考える力を育むことについて、いいお話があります」と内田先生は、植物学者の渡辺万次郎さんのお話をされました。渡辺さんは幼稚園に通うお孫さん2人に、ある花の名前を聞かれました。それは「みやこぐさ」という花でした。しかしその時、渡辺さんはあえて教えずに、その花を持ち帰らせ、庭でよく似た花を探させたそうです。すると、子どもたちは自力でその花によく似たエンドウの花を見つけました。大人の力を借りずに、自分たちの力で見つけられたことに大喜びしたそうです。エンドウの花には、豆がなっていました。それを見た子どもたちは、みやこぐさを指差し「こっちの花にもお豆がなるの?」と質問しました。渡辺さんはその質問にも答えずに、「来週確かめてみよう」と提案したのです。そして、子どもたちは花が咲いたあとに小さなお豆を発見し、大喜びしました。先回りして教えすぎない。考える余地を残す「お孫さんたちは、『花の形が似ているから、同じように豆がなるかもしれない』と自分の頭で考え、おじいちゃんに尋ねたのです。すばらしい問いですね」大人は質問に答えることはできますが、質問の仕方を教えることはできません。「質問は、未来を導く道筋です。疑問を持つこと、探求すること、考える力を育てておけば、将来、たいていのことは解決できます。質問に答えることも大切ですが、親が先回りして何でも教えすぎると、自分で考える余地がなくなります」時には答えを持ち越し、一緒に考えることを提案してみるといいですね。これからの子どもたちに必要な思考力はさらに内田先生は「思考力は、2種類あります」と説明してくださいました。1つは、答えが1つに収束するような、収束的思考力。覚えた知識や経験をそのまま取り出し、「アメリカの独立記念日はいつ?」「5+8はいくつ?」というような問題に答える能力です。もう1つは、答えが複数あり、答えにたどりつくまでの道筋も複数ある、拡散的思考力。知識や経験を加工して、類推を働かせたり、因果推論を働かせたりして、暗記では解決できない文章問題などに答える能力です。「どちらの思考力もベースには知識や経験が必要です。ただし、今のお子さんたちが大きくなるころには、拡散的思考力を問う課題が増えてくると思います。大学入試も、二次試験は拡散的思考力がないと解けません」と内田先生は言います。遊びや経験が「考えるもと」になる拡散的思考力を使うと、答えからさらに問いが生まれ、思考がどんどん広がっていきます。前述した渡辺さんのお孫さんたちは、自然に触れ、観察するという体験を通して、この拡散的思考力を発揮していました。子どもは幼児期の遊びや経験を通して、自分で考えたり、工夫したりすることを学ぶのだそうです。たくさん遊ばせて、さまざまなことを経験させて、その中で生まれた疑問に答えたり一緒に考えたりしながら、「自分で考える力」を育てるサポートをしていきたいですね。(佐々木月子)今回取材に協力してくださったのは内田 伸子先生十文字学園女子大学特任教授・お茶の水女子大学名誉教授・学術博士。専門は発達心理学、認知心理学、保育学。国立教育政策研究所「幼児の論理的思考の発達調査プロジェクト会議」(主査)、最高裁「裁判員制度の有識者会議」(委員)、文化庁国語審議会委員なども務めるほか、NHK Eテレの「おかあさんといっしょ」の番組開発やコメンテーター、ベネッセの子どもチャレンジの監修、しまじろうパペットの開発、創造力知育玩具「エポンテ」(シャチハタ)の開発なども担当。著書は、『発達心理学―ことばの獲得と教育』(岩波書店)、『よくわかる乳幼児心理学』(ミネルヴァ書房)、『 子育てに「もう遅い」はありません 』(冨山房インターナショナル)など多数。
2015年11月29日子どもの妊娠を機に、育児休暇の体制が気になったり、あるいは転職を考えたりしたことのある人もいるかもしれません。産後も今と同じように「働きたい」と思っている人はどのくらいいるのでしょうか。これから子どもを産み、子育てをしたいと考える女性に聞いたアンケートの結果から、出産を終えて復職する理想的なタイミングや、仕事と子育てを両立させるために「大切なこと」など、さまざまな実態が明らかになったようです。産後も、今の仕事を続けたい?オウチーノ総研は、首都圏に住む20~35歳の子どもがいない女性511名を対象に アンケート を実施しました。「今後出産をしたら、出産後も働きたいと思いますか?」という質問について43.1%の人が「今の仕事を続けたい」と答える一方で「今とは違う仕事をしたい」という人が13.9%、続いて「パート・アルバイトをしたい」という人が9.2%、「在宅ワークをしたい」という人が6.3%と続きました。専業主婦ではなく、「仕事を続けたい」という人の割合が多いようですが、妊娠とともに子どもの預け先の問題などが生じることも。子育て中も仕事を続けるためには、そうした問題点を早めに見つけておくことも大切といえるでしょう。職場復帰、理想のタイミングは?「出産後も働きたい」と答えた人に「復職するタイミングはいつ頃が理想ですか?」と質問すると、15.0%が「出産後すぐ」、35.2%が「出産後1年以内」と答えました。1年以内に職場復帰したいと考える人が半数を占める中、「子どもが小学校・中学校に入学してから」「義務教育が終了してから」など、子どもの就学を機にする人もいます。出産前は「産んだらすぐにでも働きたい」と思っていたものの、実際子どもの顔を目にしたら「もっと一緒にいたい」という思いが込み上げ、復帰の時期を考え直したという人も。育児休暇の申請上、復帰時期があらかじめ決められている場合もありますが、職場復帰のタイミングは焦らず考えてもいいのかもしれませんね。仕事と子育て、両立に必要なものは?「『仕事と子育ての両立』をさせるためには、何が大切だと思いますか?」という質問には51.3%の人が「夫の子育て・家事への参加」と回答。「会社の制度の充実・活用」が31.9%、「保育園の施設・サービスの充実・活用(待機児童問題の解決を含む)」が18.2%、「妻の仕事に対する夫の理解」が11.7%と続いています。調査では2人に1人が「夫に育休を取得してほしい」と思っており、「共通の体験をしたいから」など、夫婦で子育てを楽しみたいという思いが伺えます。けれど、子育て制度の整った職場はまだまだ少ないのが現実のようです。夫本人が、そうした制度を利用することにためらってしまう…というケースもあるかもしれませんね。わが家の場合、「うまくできない」「(子どもが)ママのほうが安心する」という理由から子育てにやる気を見せない夫に対して「しょうがないか」という気持ちでいました。でも、今思えば妊娠中から子育てをやる気にさせるような声がけや、家事の訓練(笑)をすれば良かったなと後悔しています。お互い仕事を持っているなら、なおさら負担は分担したいもの。仕事と子育ての両立には「夫がどう取り組むか」にかかっているのかもしれませんね。(すだあゆみ)
2015年11月08日子どもが将来、自分の人生を切り開いていけるだろうか、結婚し、周囲の人々ともうまくやり、幸せな人生を歩めるだろうか――親なら誰もが、愛する子どもの将来に思いを巡らすもの。そんな子どもの将来の方向性が、2歳の段階で予測できるとしたらどうでしょう?今回は、イギリスのニュースサイト『Daily Mail Online』を参考に、2歳児とその子の将来性についての意外な関連に迫る研究について見ていきたいと思います。■8,600人超のデータを分析して分かった傾向アメリカ・ペンシルバニア州立大学などの研究チームが、「子どもの2歳時点でのことばの習得状況を見れば、その子が将来成功するかどうかがわかる」という学説を発表しました。子どもを持つ親にはかなりショッキングな説ですね。研究チームによると、2歳時にことばの習得が充分にできている子どもは、幼稚園に入る時点で字が読めている、数の概念を理解できているなどの学問的基礎を備えることができ、さらに成長してからもより高い教育を受け、結婚し、より高い経済的地位を得られる可能性が高いのだそう。この研究のポイントは、将来の学習能力や生活力の基盤をかなり早い段階で判断できるとする点、そして、その判断基準として“ことばの習得”に注目している点にあります。この研究は、アメリカ全土で8650人の子どもたちを対象にしたデータを基に行われました。2歳時点でのことばの発達状況については両親への調査を、幼稚園での学習状況は文字を読む能力と数字への理解度をもとに判定しています。また、子どもたちを2つのグループにわけ、ことば習得と家庭環境についての調査も行っています。この調査によると、経済的に困窮していない家庭で、かつ、きちんと手をかけて育てられた子どもたちのグループは、2歳になった段階で、そうでない子どもたちのグループよりもより多くのことばを習得していたのだといいます。また、母親が病気がちな場合、子どものことばの習得が遅れがちであることもわかりました。研究チームはさらに3年後、5歳になった子どもたちに追加調査も実施。2歳のときに多くのことばを身につけていた子どもたちのほうが、読む力や数字を理解する力が身につき、自分の感情をコントロールできるなど、幼稚園に上がる準備が整っていたそうです。■習得のペースは個人の能力の問題ではない!研究チームによると、2歳児のことばの習得にばらつきがある理由について、子ども自身の能力や親の経済的な背景だけでは充分な説明ができないとのこと。それらよりももっと大きく影響しているのが、両親の子どもへのかかわり方だといいます。研究の筆頭著者、ペンシルバニア州立大学のポール・モーガン准教授はいいます。「ことばの習得と生育環境について、はっきりしていることがあります。ストレスを感じたり、働きすぎていたり、社会の手助けをあまり受けられていないと感じる両親に育てられると、その子どもも話したり読んだりすることが少なく、ことばの数も少ない、ということです」両親がほかのことで頭がいっぱいだと、子どもとのかかわりが減り、自然ことばの習得にも影響が出てくるということのようです。では、もしわが子のことばの習得が遅れていたらどうでしょう?あきらめるしかないのでしょうか?この疑問について、共著者でカリフォルニア大学アーヴァイン校の教育学教授、ジョージ・ファルカス氏はいいます。「はっきりとしたことばの習得の違いが初めて現れてくるのが2歳ごろ。この2歳という早い段階で子どものことばの習得を手助けすることで、幼稚園に入る頃には読む力や数を理解する力を高めることが可能です」子どものことばの習得は、親のサポートで後押しすることが可能なのです。■自治体の支援サービスも賢く利用しよう!ことばを話し始める2歳前後の時期に両親がよく手をかけて育て、ことばのシャワーを浴びせて習得を促してあげることが、そのときだけでなく将来にわたって、子どものさまざまな能力や機会に影響を与えていくのだということ。よく話しかけてあげたり、遊びの時間や寝る前に絵本を読んであげたりすることもとても大切です。ゆっくりと、繰り返し語りかけてあげることで、子どもは聞き取ったものから自分のことばにしていきます。こどものことばの発達については、自治体の発達相談や小児科などの医療機関でも相談することができます。周囲のサポートを受けながら、わが子にとって一番よいかかわり方を見つけてあげることが、その子の将来をよりよいものにしていくことにつながります。子どもを育て上げることは、本当に偉大な仕事ですね。(文/よりみちこ)【参考】※Why your toddler’s vocabulary at age TWO can predict their success in later life―Daily Mail Online
2015年09月02日●子どもとデジタル機器の付き合い方子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回は「パパ目線」で選ぶパソコン。仕事用じゃなく、家族のため、子どものためを一番に考えて、最新パソコンを選んでみた。○子どもとデジタル機器の付き合い方小さな子どもがいる家庭の多くで悩みの種になっているのが、子どもとデジタル機器との関係だ。スマートフォンやタブレット、PC、そしてゲーム機などを子どもにいつから触らせるか、これはいろんな学説や考え方、教育方針もあり、正解のない問いとなっている。著者の周りでも、子どもにそれらを一切触らせていない家庭も多い。しかし、筆者の仕事柄、家庭には山のようにデジタル機器があり、両親ともにスマートフォンやタブレットを日常的に触っている。このような家庭では、子どもにデジタル機器を触らせるな、というほうが難しいのではと考えている。そこで大切になってくるのが、子どもとデジタル機器の付き合い方だ。現在、筆者宅では5歳になる長女には夕食後1時間だけ、タブレットで遊ぶことを許している。スムーズに辞めることもあれば、もっとやりたいと泣きながらだだをこねることもあるが、基本的にはそれで我慢している。過去には、筆者がプレイしている家庭用ゲームを横で見ていて、プレイしたがり、しばらくハマっていたこともあるが、さすがに家庭用ゲームは夢中になりすぎる傾向にあるため、現在はやらせないようにしているという状況だ。そんな中、リビングに設置しているPCが古くなってきたこともあり、買い替えを検討することとなった。そこで子どもが使うことを考えて、PCを選んでみたいと思う。現在、PC市場はスマートフォンなどに押されて停滞している状況だ。そんな中で売れているのは、マイクロソフトのSurfaceシリーズやアップルのMacBookなどのビジネス向けのモバイルノートが中心。これらはコンパクトで場所を問わずに使えるが、子どもたちに使わせるのはちょっと心配だ。下手に持ち歩きできるサイズとなると、好き放題に扱ったあげくに、落として壊す姿が見えてしまう。とはいえ、15型クラスのスタンダードノートを選ぶのも芸がない。5歳の長女となるとこれらも動かせるだけの力を持っており、モバイルノートと同じく落下の可能性が非常に高いといえる。これらを考えると選択肢はデスクトップPCになるだろう。●RealSence対応ゲームに子どもが大喜び○タッチ対応だと親が使いづらい問題ではデスクトップPCなら何でもいいのかというとそうもいかない。小さな子どもがいる家庭で注意したいのが、最近のWindowsPCに多いタッチ操作に対応したモデルを選ばないようにということだ。確かにペンや指で画面にお絵かきができたら、子どもは喜ぶかもしれないが、その時間はほんの一瞬だ。むしろ親がパソコンを使っているときに、画面をタッチされて誤作動する回数の方が圧倒的に多いのだ。特にあまり状況を理解してくれない3歳ぐらいまでの子どもがいる家庭では、タッチ操作は使えないほうがいい。キーボードやマウスは隠せるが、液晶ディスプレイ(というかPC本体)は隠せないため、勝手にタッチされて、いろいろ操作されたり、設定を変えられてしまってPCが変なことになる、そんなパターンも待っている。○RealSence対応ゲームに子どもが大喜び持ち運んで落とす心配のないデスクトップPC、そしてタッチ非対応であることが、小さな子どものいる家庭におすすめしたいリビングPCの一例だ。しかし、それだけではつまらない。なにかポイントとなる機能はないだろうかと調べてみたところ、ひとつ面白いものがあった。それが「RealSence」だ。インテルが開発したRealSenceは2つのレンズを搭載した3Dカメラを利用して、PCの前にいるユーザーを認識するという技術。すでに多くのPCに搭載されており、デスクトップPCはもちろん、ノートPCやタブレットPCにも採用例がある。筆者が最初にRealSenceの説明を受けたのは、昨年のことだったと記憶しているが、その段階ではまだ、具体的な用途やアプリケーションに落とし込まれていなかった。しかし、現在はいくつかのゲームが登場しているのだ。そこで今回、RealSence対応カメラを搭載したデスクトップPC、NECの「LAVIE Desk All-in-one DA970/BAB」を借りて、子どもに遊ばせてみた。すでにRealSence対応アプリケーションは数多く登場している。今回は子どもが好きそうなゲームとして、画面に表示されるオブジェクトにあわせて手を動かすことで音楽を奏でられる「KAGURA」、画面にいる動物キャラクターの動きに合わせて手を動かす「マダガスカル Move It!」、そしてレースゲーム「レゴレーサー」の3本を用意した。まずは「KAGURA」でRealSence対応ゲームの雰囲気をつかむ。子どもは画面に映っているのが自分だとわかっている模様。一生懸命、画面に合わせて手を振ったり、オブジェクトをつかんだりしていた。とはいえ、自分でリズムを奏でるというゲーム性はまだあまりわからないようで、30分ほど遊んで終了した。続いて遊んだのが、「マダガスカル Move It!」だ。画面上に表示されるキャラクターに合わせてテンポ良く、両手を挙げていく。ファーストステージは難なくクリア。だんだんと手の動きが速くなり、位置もリズムも複雑になっていくが、キャーキャーと騒ぎながらなんとか付いていく。これも子どもにとってかなり楽しめるゲームだったようだ。そして、最後にプレイしたゲームに子どもがドハマリした。レースゲームの「レゴレーサー」だ。レゴのキャラクターがわずかに浮かぶレースマシンを作りあげ、コースを疾走するというもの。身体を左右に動かすと、RealSence対応カメラがそれを認識して操作に反映。レーサーを左右に動かしたり、コース上に落ちているコインのようなものを拾ったりできる。画面の前で身体を左右に動かしながら上手にコースをクリアしていく娘。最初は障害物にぶつかってレーサーが壊れていたが、そのうちに「ぶつからないように走るの?」と言い出し、最初のコースは難なくクリアするようになっていった。その後、LAVIE Desk All-in-one DA970/BABがある間は、「レゴのレースしたい」言い、1日30分ほどプレイしていた。そのときいいなと感じたのが、RealSence対応ゲームは家庭用ゲームやスマホゲームと比べて、射幸性が低いことだ。射幸性の高いゲームはどうしても子どもは夢中になりすぎて、終わらせるのに苦労する。ときには、トイレに行くのを我慢してまで続けてしまうことも。しかし、RealSence対応ゲームは物理的に身体を動かすためか、適度に疲れるようで、時間になると自分でちゃんと終わらせることができた。それでいて、本人は十分にゲームをしたとう満足感を得ているようで、1日に何度もゲームをさせろと言わないのが良かった。また、今回利用したNECの「LAVIE Desk All-in-one DA970/BAB」は、ヤマハ製の高音質スピーカーを搭載するなどAVユースのPCとしても優秀。また、テレビチューナーも搭載しているので、リビングのテレビを子どもに独占されているときでも、別のテレビ番組を見ることができるのだ。フラグシップモデルだけに決して安くはないが、搭載する機能を総合的にみると十分に選択肢に入ると言えるだろう。●テレビをディスプレイにするならスティック型や小型モデルを○テレビをディスプレイにするならスティックや小型モデルを子どもには基本的に触らせず、両親だけが使うという場合、ノートPCでもデスクトップPCでもないもうひとつの選択肢がある。それが液晶テレビをディスプレイとして使う超小型PCだ。その代表格が、テレビのHDMI端子に直結できるスティックPCだ。置き場所をまったくとらないのが特徴で、これにワイヤレスのキーボードやパッドを接続すれば、液晶テレビをPCとして使うことができる。大画面でWebを見たいといったニーズならこれでも十分だ。もう少し高いPC性能やファイルの保存容量が欲しい場合は、手の平サイズのミニPCがおすすめ。これなら外部機器も接続できる。たとえば、日本HPの「HP Pavilion Mini 300-100jp」シリーズは小型サイズながら4K出力にも対応。パフォーマンスモデルなら、CPUにインテル Core i5-5200U、1TBの大容量HDDを搭載している。子どものいる家庭でのリビングPCの選び方。今回はあえて、売れ筋のノートPC以外で考えてみた。どの家庭でもこれが正解という訳ではないが、ひとつの提案として考えてもらえるとうれしい。
2015年08月25日以前に、幕内秀夫氏(フーズ&ヘルス研究所代表/学校給食と子どもの健康を考える会代表)の講演会に行く機会がありました。その講演会で、とても合点がいくお話を聞きました。なんでも子どもは、「目」と「鼻」と「口」を使って、本能で食品の「安全」を判断しているそうです。子どもには、本能的に食品の安全を判断する力があるまずは「目」で、見た目や色を判断します。たとえば緑色の野菜は、自然界では未熟を表す色で、虫がつきやすく苦味があるイメージを持つのだとか。次に、「鼻」を使い、においをチェック。本能的に子どもは、においの強い食べ物を避ける傾向にあるそう。そして最後に、「口」で、味をたしかめます。酸っぱいものや苦いものは腐っていることを本能的に連想しやすく、甘味=安全という判断をしやすいのだそうです。この考えと照らし合わせると、子どもが好きな野菜がとうもろこしトマトじゃがいもさつまいも嫌いな野菜として挙げられるのがピーマンなすゴーヤオクラであることに、私はとても納得がいったのです。以前、「 子どものおやつ、何をあげたらよい? 」の記事にも書きましたが、子どもの胃は大体その子のげんこつぐらいの大きさです。1回に食べられる量の少なさを考えると、自然と「おいしくて安全かどうか」を判断して食べる仕組みになっているのかもしれません。子どもも思わず食べたくなる、おいしい野菜の選び方子どもに野菜を食べてもらうことは、どの家庭でも共通の課題ではないでしょうか。そのためには調理方法を工夫するのもよいですが、それ以前に、そもそもおいしくて新鮮な野菜を選ぶことがとても重要だと考えます。では、おいしくて、新鮮な野菜はどうやって選べばよいのでしょう? そのポイントをご紹介します。おいしい野菜の選び方(1)旬の野菜を選ぶ日本は、スーパーに行けば季節に関わらず、種類豊富な野菜が常に買える環境にあります。しかし、野菜にはご存じの通り、「旬」があります。旬とは、「いまが一番の食べごろですよ!」という時期で、同じ野菜でも旬のものは可食部分が非常に多く、栄養価も高いのが特長です。逆に言うと、旬を外してしまうと栄養価がぐっと落ちてしまうんですね。おいしい野菜の選び方(2)見分け方を覚える代表的な野菜の見分け方をまとめました。・キャベツ外側の葉が反り返っていて厚く、芯の切り口が500円玉大のものがよい・ほうれん草根元から葉が生えているものを選ぶこと。茎の長いものは、化学肥料が多い証拠・かぼちゃ縞模様がきれいで、はっきりしたものがよい。カットしてあるかぼちゃは「種が詰まっているか?」をチェック・きゅうり幅が均等にまっすぐなものがおすすめ。頭でっかちで曲がったものは栄養不足かつ、害虫への抵抗力が弱く、農薬の使用量が多い・さつまいも毛穴が浅く・少なく、ふっくらしたものを選ぼう。細めのもの、色が異様に鮮やかなものは選ばない(リン酸塩というものが使われている可能性がある)・にんじん葉を落とした後の切り口が小さいものを選ぶとよい・ナス色が濃くて、ヘタにあるとげが鋭いものがおすすめ・ピーマン均一に濃い緑色でツヤがあるものを選んで。ヘタ部分が六角形だと苦味が少ない(参考文献:野菜を見分けるコツ百科/西村和雄 著、おいしい野菜の見分け方/徳岡邦夫・西村和雄 著)おいしい野菜の選び方(3)スーパー以外の流通方法で買ってみる野菜を作っている農家からお店に並ぶまでには、野菜の品質をするJA(農協)や卸市場など、いくつかの流通業者を介している場合が多くあります。品質管理はされていますが、その分、お店に並ぶまでに多少時間を要してしまいますし、価格が上がってしまう原因にもなっています。そこで! 時には農家直送の野菜宅配を利用したり、新鮮な野菜を通販している宅配業者から購入したりするのもひとつの手ではないでしょうか?小さい子どもがいると、店頭でじっくりと野菜を見て選ぶ、というのはなかなか難しいものがあります。店頭と通販、どちらも上手につかって、おいしい野菜を選びましょう。
2015年07月15日どんな人生を送るかは人それぞれ。読者のみなさまの中には、結婚や出産など人生の転機となるイベントをこれから迎える方も多いでしょう。未来への期待が高まる反面、「お金」の不安も……。人生でよくよく考えなければいけないのが将来のためのお金の準備。そこで役立つのがライフプランニングです。自分の未来を見据えながら、ライフプランをじっくり考えてみませんか?30年後のライフプランはありますか?独身生活を満喫し、バリバリ働いていた私も気づけば主婦に。結婚・出産とジェットコースターのように女性のライフイベントをかけぬけ、現在は家のローンを返済しながら、1人息子の教育費について考える日々を送っています。あなたは、30年後の自分を考えたことがありますか?未来の自分を考える時、役立つのが「人生設計」です。人生設計とは、将来起こりうる人生でのイベントを考えること。そのイベントに必要となる、お金の設計図(マネープラン)をつくることが大切です。人生におけるイベントは、お金がかかるものばかり!早いうちから将来の収支計画を頭に描くことが、憂いない人生を送る秘訣となるはず。ライフプランニングの方法人生は流れに任せたいという人でも、金銭的な見通しはあるていど立てておいた方がいいでしょう。とはいっても、1から自分でライフプランを考えるのは難しい……という時には、ライフプランのシュミレーションをファイナンシャルプランナーに相談してみるのもひとつの方法です。相談には有料と無料のものがあり、保険会社や金融機関などは無料でおこなっているケースが多いようです。まずは無料相談からスタートし、ある程度の知識がついたら長くつきあえるファイナンシャルプランナーを探してみるのもいいですね。うそ!? 思いのほか費用がかかる・・・って時には初めてライフプランニングをしてみると、「こんなにお金がかかるの?」とびっくりする人も多いことでしょう。今からできることはたくさんあります。どんな準備や対策の仕方があるか、具体的に考えてみましょう。1. 貯金毎月、お給料の何割かを自動的に天引きしておきましょう。知らないうちにお金がたまっている、という状態をつくりだすことが可能になります。最初から強制に引いておけば、浪費癖がある人でも無駄遣いを防ぐことができるはず。2. 個人年金に入る個人年金保険は、契約時に将来の年金受取額が決まるタイプと、投資信託の運用成果次第で受取額が変わるタイプがあります。元本割れの不安がある変動型も、元本保証されるものもあるので、自分のニーズにあったタイプを選びましょう!勤務先の会社で、確定拠出個人年金(401k)に入っている場合でも加入できますよ。3. 養老保険に加入養老保険は、満期保険金と死亡保険金が同額で「死亡リスク」をカバーしている一風変わった保険。月払い、年払いで分割して保険料を積み立てます。養老保険に加入する場合には、満期時に元本+利息が得られるかどうかきちんと確認しましょう!4. 節約する「貯蓄まで手がまわらない!」という人は、できる範囲の節約から始めましょう。まず手をつけるべきは通信費などの固定費。例えば家に光回線をひいている人は携帯会社と統一すると、大幅に割引される場合もあります。面倒くさがらずに調べてみましょう!備えるに越したことはない!「老後は日本を飛びだして、海外で優雅に余生を……」なんて考えている人もいるかもしれません。もし独身のまま定年前と同様のリッチな年金生活をおくりたいなら、1人4,000万の貯蓄が必要だといわれています。どんな将来を送りたいか。これがライフプランニングの重要ポイントです。「住宅、教育のこともあるのに、老後のことまで……!?」とぼやきたくなりますが、お金を計画的にコントロールすることは、生涯をとおして自分のやりたいことを諦めないことにもつながります。好きな人生をおくるための準備と考えるといいかもしれませんね!
2015年06月07日今の子どもは昔の子どもよりも外で遊ばなくなって、よく勉強しているなと感じませんか? 実際にそうなのかはわかりませんが、現在、子どもが塾や部活動に追われ、睡眠不足になる、なんていうケースが増えているそうです。その実態に迫ります。睡眠不足の子どもが増えているとにかく朝、ちゃんと起きられなかった子ども時代を過ごした人もいるのではないでしょうか。最近の子どもはどうなんだろう、と思って調べてみたところ、朝起きられない子どもが増えているみたいです。現在はなんと、年間延べ3,700人の子どもが睡眠の悩みを訴え、病院を訪れるそうです。その原因は一体何なのでしょうか。体質の変化? それとも環境の変化? 気になったのでさらに調べてみました。真面目な子どもほど睡眠不足に?ある調査によると、大きな原因として考えられるのは「塾」と「部活動」なのだそうです。しかも、皮肉なことに、これらに対して真面目に打ち込めば打ち込むほど、睡眠障害になりやすいのだとか。私たち大人であれば、「今日はちょっと体がキツイから早めに上がろう」「これは明日にまわそう」などと、過去の経験から調整をすることができますが、真面目な子どもたちは一心不乱に目の前のことに打ち込むため、それによって1日のリズムが乱れてしまうそうです。学校に行って、放課後は部活動で体を動かして、夜は塾に行って、家で予習・復習をして、翌朝は早くから朝練。こんなスケジュールは大人でも厳しいものがありますよね。「眠育」で子どもの睡眠を守る!そこである地域では、子どもの睡眠を守るために「眠育」と呼ばれる活動をはじめているそうです。具体的には、子どもに「睡眠表」をつけさせて、寝た時間と起きた時間を記入することで睡眠のリズムに乱れがないか確認をするのだとか。確かにこのように可視化すれば、リズムが乱れていることに周囲の大人が気づき、それを指摘することができますし、子どもも「この日は睡眠時間が短かったな」と自覚できますよね。やはり子どもの睡眠はある程度、大人が主導となって見るべきなのかもしれません。みなさんのお子さんにも「眠育」を取り入れてみてはいかがでしょうか?Photo by Thiago Marques
2015年05月13日「幸せなお金持ちの“お金の教育”」 では、お金持ちの人が、自分の子どもに実際に行っている教育の一端を教えてもらった。引き続き、「人生の幸せは“お金のIQ”と“お金のEQ”のバランスで決まる!」 と言う本田健さんにお話しを伺おう。■人生の豊かさを実現させる2大要素「豊かさには、2つの要素があります。1つ目は自分の好きなことをやる自由があること。もう1つは、今の状況に心から満足できることです。1つ目の要素には、お金のIQが関係しています。そして2つ目の要素に、お金のEQが関わってきます」(『子どもに教えたい「お金の知恵」』より抜粋)お金のIQ、お金のEQって何? 具体的に説明してもらった。■「お金のIQ」の4大原則「世界のお金持ちは、子どもに体系的な金銭教育を与えています。彼らは“お金を残す”ことよりも、“お金の知恵を残す”ことのほうが重要だと考えているからです。私はこのようなお金の知性のことを、“お金のIQ”と呼んでいます。お金のIQには、大きく分けて、以下の4つの原則があります」<お金のIQ 4原則>1.お金を稼ぐお金持ちになるには、最初に稼がなければ話が始まらない。多くの人は、手っ取り早くお金が儲かりそうなことを仕事にしようとするが、そのような仕事は競争相手も多く、簡単にはうまくいかない。また、流行り・すたりもあるので意外にダメになるのも早い。お金持ちになるためには、長期間にわたって成功し続ける必要がある。そのためには人に喜ばれるサービスや物を提供して多くの人から支持を得るのが一番の近道だ。2.お金を使う稼いだ後は、お金をうまく使うことが鍵となる。「生き金」という言葉があるが、お金はうまく使うと、自分のところから出て行ったあと、仲間を連れて返ってきてくれる。だから、何が「生き金」になるのか、「死に金」になるのかをよく見極めることが大切となる。“お金を使うことで自分と周りが幸せになるか”ということを考えてみると、「生き金」になるかの判断基準となる。3.お金を守る稼いでうまく使ったあと手元に残ったお金も、守りが甘いとあっという間になくなってしまう。「“お金を守る”というのは、他人との境界線をはっきりさせておくということです。だからといって、“心を鬼にして、冷たい人間になれ”ということではありません。誰かにお金をあげたり保証人になったりすることが、結果的にその人のためにならないことがあるという事実を、しっかり知っておく必要があります」4.お金を増やす最後のステップは、稼いでうまく使って守ったお金を、増やすこと。投資に成功すると、あなたの代わりに、お金が働いてくれるようになる。ただし、投資で成功するためには、経済、マーケット、お金の流れ、税金、投資手法、お金の心理学など、さまざまなことをマスターする必要がある。■「お金のIQ」を高める4つの方法“お金のIQ”という発想がないと、何やら難しそうだと感じてしまうが…。「お金のIQを高める方法は、いくつかあります。そして、その方法は決して難しいことではありません。今日からでもぜひ始めてみて下さい」と本田さん。(1)お金と真剣に向き合うと決めるまず、「お金と真剣に向き合おう」と決めることが第1ステップだ。ほとんどの人は、「お金について、ちゃんと考えなくちゃ」と思いながらも、どこかで逃げている。具体的には、「稼ぐこと」「使うこと」にもっと意識的になる。自分の付加価値を高めたり、労働以外による収入を増やしたりすることを考えるのも良い。「最初は不安も感じるでしょうが、真剣に向き合い続けていれば、必ずお金とうまく付き合えるようになります。逆にお金から逃げ続けていると、常にお金のストレスに悩まされ続けることになるでしょう」(2)「入るお金」と「出るお金」を意識する入ってくるお金と出ていくお金の両方に意識を向けることができれば、お金と向き合うのは楽になる。「感謝してお金を受け取り、感謝してお金を払うことを心がけてみてください。それだけで、お金との関係がかなり健康的になっていくはずです」(3)お金について楽しみながら学ぶ「多くの人がお金と縁がない原因は、お金について、よく知らないからです。お金について知れば知るほど、親しみが沸いていきます」。(4)人間的な魅力を身に着ける「お金は、獲得するものではなく、引き寄せるものです。そのためには、あなた自身が、魅力的な人になる必要があります魅力的な人になるためには、まず毎日を心から楽しむことです」そんな本田さんが「この1冊で子どもは将来、お金に困らない!」というメッセージブックが「子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール」だ。 「子どもに教えたい「お金の知恵」 一生お金に困らない子に育つ47のルール」定価:本体560円(税別)【連載:子どもに教えたい「お金の知恵」特集】・ 案外知らない!「お金の3つの機能」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集1) ・ お金の流れを呼び込む鍵とは?(子どもに教えたい「お金の知恵」特集2) ・ 幸せなお金持ちの「お金の教育」(子どもに教えたい「お金の知恵」特集3)
2014年11月09日厚生労働省から2013年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産むとされる子供の数)が前年を0.02ポイント上回る1.43と発表されました。30代になって産む団塊ジュニア世代が増えているため2年連続上昇傾向だそうですが、この水準では少子化に歯止めがかかっているとは言えません。いつかは結婚して、子どもを産みたいと思っている人は多いはずなのに、なにが問題なのでしょうか?自分の将来のためにも、いま既に結婚している人たちが子どもをについてどんな風に考えているのか見てみましょう。タマホーム株式会社が昨年立ち上げた 「1 more Baby応援団」 ※が、結婚14年以下の既婚者を対象に行った「夫婦の出産意識調査2014」の結果からは、少子化にならざるをえない日本の状況が透けて見えるようです。※日本の少子化問題を捉え、「もうひとりほしい」という家族の想いを応援する機運を社会全体に広げていくことを目指している運動体まず、子供は何人欲しいですか?という質問には、約半数の47.0%が「2人」と回答、続いて「3人」(26.8%)となり、「2人以上」と答えた人は全体の76.7%という結果に。やっぱり多くの人が2人以上子どもがいる家庭を望んでいるのですね。その一方で、「2人目の壁」※は存在すると思うかという質問に、なんと70.8%の人が存在すると思うと回答。2人目が欲しいと思っても、そこにハードルがあると感じている人が多いようです。※生活費や教育費に関連した家計の見通しや、仕事等の環境、年齢等を考慮し、第二子以降の出産をためらうこと「2人目の壁」を感じる理由を尋ねた結果、最も多かったのは「経済的な理由」で9割近い88.5%となりました。それ以外には、「年齢的な理由」(46.6%)、第一子の子育てで手いっぱい」(42.7%)と続きます。「2人目の壁」を解消するためには「経済的なサポート」(86.2%)が最多でした。確かに出産後もいまと同じ収入が得られるか考えると不安になりますし、教育費にはとてもお金がかかることは独身でも耳に入ってきていますよね。ただ、「2人目の壁」を解消するための課題は、ママの就業別で異なるようです。「経済的なサポート」が80%以上で最多なことは変わらないのですが、フルタイムで働くママでは「休職・復職のしやすさ」(73.9%)、「ワークライフバランス」(58.3%)が続き、専業主婦ママの場合は、「保育施設の充実」(49.0%)「育児ストレスなどに対応するコミュニティ」(48.8%)が課題となっているようです。結婚後、そして出産後、どのような働き方、ライフスタイルを送るかは、事前にしっかりと考えておいたほうがいいのかもしれませんね。また「2人目がほしい」理由の多くは「子どものため」。また、実際に第二子以降を産んだ方の「きっかけ」の最多も第一子の影響でした。お金よりも子どもへの想いが、壁を乗り越える原動力となっているようです。第二子以上を持つ既婚者に「出産したことに満足しているか」を尋ねた質問では、実に98.2%の方が「とても/やや満足している」と回答。また「家族の幸福感」について100点満点で自己評価してもらったところ、子どもがふたり以上いる家庭のほうがやや高い傾向が見られました。住む場所について「子育てのしやすさ」をどこに感じるかを尋ねたところ、最も回答を集めたのは「公園など自然の遊び場」(63.9%)、続いて「ショッピング施設が近くにある」(40.3%)、「住民が優しい」(38.1%)という結果に。そして居住者に「現在お住まいの県は子育てがしやすいと思いますか?」という質問で得られた県別評価ランキング1位は「富山県」。2位以降も福岡県、鳥取県…と続き、上位には東京や大阪などの首都圏は入ってないようです。実際に子どもを2人以上産んで育てる大変さを感じてもいるのが、多くの既婚者の方の実感なのかもしれません。それでも、多くの子どもを産んでいる人の幸福感が高いというのはうれしい結果ですね。もし子供が欲しいと思っているなら、いつ産むか、どんな働き方をするかなど理想の家族像とキャリアプランを思い描いておくのは大事なことです。そのためにはパートナー(結婚相手)には何を望むのか、早めに考えておくといいですよ!・公式サイト 「1 more Baby応援団」
2014年06月06日人の一生を24時間に例えたお話を知っていますか?今、自分はどんな時期にあたるのか、24時間に縮小して考えてみるというものです。人生時計や人生時間などと言われています。自分の年齢を3で割って出てくる数字が、あなたの時間。あなたは今、何時ごろを生きていますか?18歳は6時、24歳は8時、30歳は10時、あなたは今?人生時計に当てはめると、18歳は朝の6時、24歳は8時くらいということになります。まだ目覚めたばかりの20代、これから1日をさあ始めるぞと希望に満ちみちている感じでしょうか。それは輝いているわけだ。さて30歳になると時計は10時ごろ。仕事の算段を早々につけてミーティングを始めている人もいれば、まだネットサーフィンしている人もいるでしょう?私はアラサーのみなさんよりも少し時間が進んで、お昼を少し過ぎました。4年前から私は書くことを仕事にしています。人生時間でいえば、ちょうど12時をまわったあたりでした。あまり早いスタートとはいえませんね。でも残念ながら時間はとめることも、巻き戻すこともできません。万が一、巻き戻すことができたとして、結局同じことを繰り返したりと、人生はままならないものです。いずれにしても人生に「if」はありませんから、あの時こうしていればと悔やむことに時間を費やしてもあまり意味はないでしょう。それに午前中はエンジンがかからなかった人も、午後にこれはキタ!って仕事ができる日もあれば、逆に午前中良いペースで進んでいたのに、午後から上司の小言に付き合わされてしまったなんてこともあるのですから。人生は複雑だけど、もっとシンプルに考えて良いのかもしれない人生はとても長くて複雑で、時には考えることに疲れてしまいますよね。そんなときは人生時計に当てはめてみてください。あなたの今やるべきことがシンプルに見えてくるかもしれません。ANGIEの読者層からすると、多くのみなさんがまだ午前中を生きているのではありませんか?まだ半日以上残っています。楽しいことはこれから。おいしいランチだって、まだこれからなんですから!Photo by Pinterest
2014年04月30日つくば市のライフスタイルの情報発信を目的として発足した「子どもが育つ街研究会」は10月、つくば市が2012年4月より公立小中学校の一貫教育を開始したことから、「子どもの学び・教育および環境」に焦点をあてた調査を実施した。調査対象は、公立の小中学校に通う子どもを持つ保護者500人(茨城県・つくば市、埼玉県・川口市、千葉県・船橋市、東京都・品川区、神奈川県・横浜市、各エリア100人)。まず、「中一ギャップ(小学校から中学校に進学したときに、学習内容や生活リズムの変化になじむことができず、目標を失ったり不登校になったりいじめが増加したりする現象)について、不安に感じる/感じた点はどのようなことですか?」と尋ねたところ、多くの保護者が、「同級生・先輩との関係、いじめ問題などに代表される人間関係」と回答。反対に”安心できる要素”に関して問う質問には「小学校で仲の良い友達が同じ中学に進学すること」が全体の40%以上を占めるなど、人間関係が「中一ギャップ」問題の核となっていることが読み解けた。小中一貫校に通わせて良かった点としては、「小学生と中学生が日常的に交流する機会があること(年の離れた人と交流する機会があること)(32.1%)」、「小学生のうちに、中学校生活の体験機会(体験授業など)があること(27.2%)」、「小中の9年間を一貫した教育方針で子どもが学べること(23.3%)」などが保護者からあげられている。「公立小学校・中学校に在籍している子どもの学校での教育として、あなたが伸ばしてほしいと期待している内容はどんなものですか?」という質問では、1位が「コミュニケーション力」、2位が「知力」で、いずれも7割をこえる結果が出た。このことから、これからの学校教育に求められる要素としては、従来の学力一辺倒というより、個人の「人間力(次世代で活躍するスキル)」などを習得させることだと推測できる。また、小中一貫校の保護者に、「子どもが受けている教育について、総合的に満足していますか、また、未就学児の保護者に薦めたいと思いますか?」と質問したところ、「満足している」、「薦めたい」ともにほぼ7割をこしており、高い評価が確認できた。なお、子どもに受けさせたい教育については、「今までにない、新しい体験や学びができる教育(55.6%)」をあげる保護者が大多数。一方で、「実際に子どもが受けている教育とは?」の質問に対しては、「日本中の多くの子が現在受けている教育(60.4%)」と答える保護者が6割を超えるなど、理想と現実に開きがあることが分かった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月15日みなさんは「ALD」(エイエル ディー)という病名を耳にしたことがあるだろうか?「ALD」とは「副腎白質ジストロフィー」という、先天性代謝異常症の難病である。この難病治療の未来について積極的に取り組んでいくNPO法人「ALDの未来を考える会」が、このたび発足された。理事長である本間りえ氏の今年22歳となる息子さんが「ALD」と診断されたのは、今から17年前のこと。当時、「ALD」という難病はあまり知られていないため、何をしてよいのかもわからず、孤独と闘っていたという本間氏。大きなショックを受けた本間氏は、「同じ境遇で苦しんでいる人と話がしたい!」という強い想いから、“ロレンツォのオイル”(※)の患者連絡網をもとに「ALD親の会」をスタートさせた。それから12年の歳月を経て、NPO法人化が実現された。※“ロレンツォのオイル”=ALDの治療薬。実話を映画化した ロレンツォのオイル/命の詩 (1992年公開)はアカデミー賞ノミネート作品ここまでの道のりは決して平坦ではなかったが、様々な出会いによって支えられてきたという。2010年1月、“もっとこの活動を広めていきたい!”と思っていた頃、本間氏は、日本ロレアル株式会社が新たな社会貢献活動として実施していた「100 LOVE HANDS」プロジェクトに出会う。このプロジェクトは、日本ロレアル独自のハンドマッサージなどの“タッチセラピー”プログラムを通じて、女性癌患者や難病の子供を抱える母親たちに、しばし癒しのひとときを提供する取り組みだ。昨年夏に行われた「ALD 夏の勉強会」においても “タッチセラピー”プログラムを通じて、患者や介護をしている家族のみなさんを癒したという。そんなご縁もあり、NPO法人設立式の司会進行は、本間氏と親交も深い日本ロレアルの安尾美由紀氏が登場した。発足当初は、会報からスタートした「ALD 親の会」も、いまでは本間氏による勉強会や大学や各所での講演会にまで広がった。また、雑誌「Story」に赤裸々に綴られた息子さんへの想い、家族への想い、介護で見失っていた“美容”に対する想いには、同じ母であり女性である読者たちに大きな影響を与えた。「愛」の反対は「無関心」だ、と語る本間氏。「今までは医療者が中心になっていた医療現場も、現在では「ALDの未来を考える会」をはじめとし、患者たち自身が中心となって考え、知識を増やして広めていくという活動が増えてきています。もっと皆さんにこの活動や現状について関心をもって頂きたい。「愛」を持って頂けたら…そのために、これからも幅広い活動を続けていきます」「ALD」という難病の存在をもっと知ってもらうため、本間氏による講演やセミナー等は、今後は関東のみならず西日本エリアでも開催していくという。もしもあなたのお子さんが「ALD」だったら…あなたはどう考え、どう行動し、どう家族とともに生きていくだろうか?一度想像してみて欲しい。 ALD 親の会ホームページ NPO法人A-Future/ALDの未来を考える会 facebookページ 日本ロレアル「100 LOVE HANDS」プロジェクト
2012年06月15日子ども時代は、今考えると意味不明な行動を取っていたもの。「あれって何だったんだろう?」というような行動を取っていたにも関わらず、それを胸のどこかに閉まったまま、大人になって立派な社会人として活躍しているという方も多いんじゃないでしょうか。マイナビニュース読者に「今考えれば意味不明すぎた子ども時代の行動」をアンケートしました。調査期間:2012/3/6~2012/3/10アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■マイルール行動「白線からはみ出たら死ぬルールで、白線の上を歩き続けた」(27歳/女性)「マンホールの端っこを踏まないと死ぬ!」(28歳/女性)「車道と歩道の間にある縁石の上を落ちないように歩かないといけない」(29歳/男性)「兄弟と自宅で『床踏んじゃダメゲーム』。じゅうたんやマットの上はいいけど、フローリングの床の上は一度に10歩以上歩いてはいけない」(27歳/女性)謎すぎるマイルールですが、筆者もこういうのは経験があるので理解できます。それにしても、ルール違反をすると「死ぬ」というのはひどすぎるような……。■収集行動「使用済み乾電池を集めていた」(28歳/女性)「ダンゴムシをビニール袋いっぱいに集めていた」(30歳/男性)「日焼けでむけた皮を集めていた」(29歳/男性)謎のコレクター魂を発揮する子どもたち。このほかにも「消しゴムのカス」や「せみの抜け殻」を集めていたなんて声も聞かれました。■家庭行動「家出するわけでもないのに、意味もなく荷造り」(23歳/女性)「寝ている間に全裸になる」(24歳/女性)「トイレは全裸で入る」(29歳/女性)意外に多かったのが「全裸」エピソード。生まれたばかりの姿に戻りたいという気持ちでもあったのでしょうか。■不毛な行動「洗濯物を畳んでは投げて、を繰り返す」(33歳/男性)「かめはめ波を打てるようになるまで練習する」(26歳/男性)「壁に何時間ももたれていると異次元に行けると聞いてずっと壁にくっついてた」(40歳/女性)やり続けたら新しい境地に突入しそうです。■そのほか「数字の『4』が不吉だと感じて、時計で『4』を見ると『7』を見て、目を清めていた」(26歳/女性)「体内時計で1分間を正確に測れるまで延々と繰り返していた」(32歳/男性)「砂壁の砂を毎日少しずつ削っていた」(39歳/女性)「ジャイアンツの帽子を常にかぶっていた」(25歳/男性)「意味もなく、ティッシュを水にぬらしてピチャピチャしていた」(23歳/男性)「テレビから流れる音楽のリズムに合わせてまばたきをしていた」(23歳/女性)「通学中に必ず会うおじさんがいて、無駄に毎日時間を聞いていた」(32歳/女性)「ゆで卵を食べる際、黄身だけ先に食べて残った白身を器に見立てていた。そこにつくだ煮とかおひたしとかを入れて、しばらく食べずにめでていた」(35歳/男性)何だかすごくクリエイティブな感じがするのは筆者だけ?子ども時代の行動は今振り返るとなかなか新鮮に感じるもの。いちいち意味があるかないかなんて考えずに、子どものころと同じように純真な気持ちで行動できる大人でありたいものですね。(根岸達朗/プレスラボ)
2012年05月13日子どもは好奇心がいっぱい。元気よく駆け回り、遊んで、言葉やモノを覚えていくためには、住まいにもちょっとした工夫が欲しい。リビングデザインセンターOZONEでは、春休みからゴールデンウィークの期間にかけて、子どもと暮らすインテリアをテーマにした展覧会「子どもとつむぐ、住まい時間」を開催する。リビングデザインセンターOZONEでは、デザイン性の高いリフォームやインテリアを応援するプログラム「OZONEデザインリフォーム&インテリア」を常時実施している。そこで活躍するインテリアデザイナーが、これまでお客様に提案やアドバイスしてきたことを元に空間展示をする。インテリア事例紹介やワークショップなどを通して、インテリアのコツを多面的に紹介する。今回の見どころである空間展示の1つは、土間のような使い方ができる「広めの玄関」。新築やリフォームの際に、玄関を広く取ることを提案する。ベビーカーや自転車、子どもが外で遊ぶための玩具や道具を仕舞う場所として活用できるからだ。また、玄関の近くに家族が共有して使える「ファミリークロゼット」を置くのも手。家族全員のコートや帽子、バッグなどを収納すれば、おでかけの際に皆で一緒に身支度ができて便利である。ワークショップでは収納や片づけの方法、安全な内装材選び、マネープランなどをテーマに実施予定。子育てを楽しみながら、家族が心地よく暮らせる住まいとは? 本展はそのヒントを教えてくれる絶好の機会と言える。入園や入学、進級を控えた子どもと一緒に出かけてみてはいかが?「子どもとつむぐ、住まい時間」日時:2012年3月22日(木)~5月8日(火)10:30~19:00 水曜日休館会場:リビングデザインセンターOZONE 3階OZONEプラザ東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワーTel. 03-5322-6500 ※掲載写真は前年の展覧会の空間展示、及びワークショップ風景取材/杉江あこ
2012年03月10日英国初の女性首相となったマーガレット・サッチャーをメリル・ストリープが演じ、アカデミー賞主演女優賞ノミネートなどでも話題となっている映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』。こちらの3月16日(金)の公開に先駆け、国会議員に向けた試写会を2月21日(火)実施した。辻元清美政治の厳しさとともに一人の人間として女性としての生き様が伝わってきて、同じ女性政治家としていろんなことを考えさせられた。男性政治家より女性政治家のほうが厳しい状況なのは日本も変わらないですね。決断して時代を動かすサッチャーさんは、私を育ててくれ身近で見させていただいた土井(たか子)さんとすごく重なりました。考え方や哲学は違いますが、信念を貫くところは、私も似ているなと思います。パワーをもらえる映画なので、サッチャーさんと同じ思いをしているのではないかと思う、働く女性の方に観てほしいです。辻元清美衆議院議員河野太郎強い信念をもった人で頭が下がります。11年も首相を務めたのはすごいことです。今の日本にはいないからね。河野太郎衆議院議員中川秀直彼女が首相になったのが1979年、私が議員になったのが1976年。同じ時をずっと政治家として歩んできたからいろんなことを思い出しました。考えが言葉になり、言葉が行動になり、行動が運命になり、という彼女の強い信念を凄く感じました。そして、ご主人をひとりにして家庭を随分犠牲にしてきたのだろうが、それでもご主人のことを愛していたというのが非常によく伝わってきました。古川元久<鉄の女>サッチャーさんの新しい一面が見れました。人間なら誰しも持つようなものを兼ね備えながら、リーダーとして振る舞う姿に尊敬の念を感じました。まるで本物のサッチャーを見ているようでした。古川元久衆議院議員甘利明(試写会呼びかけ人)メリル・ストリープさんの演技は圧巻です。サッチャーさん本人が自分を演じたとしてもここまで演じきるのは無理じゃないでしょうか。<鉄の女>の真実や心理を伝える映画でした。トップに立つために孤独でいられるか?すべてを犠牲にできる覚悟がついているのか?彼女の涙は、そう言った涙だったのではないかと思いました。斉藤鉄夫(試写会呼びかけ人)私も政治家として家族と共にがんばっているので、自分と照らし合わせながら観ました。サッチャーさんは家族の支えがあったからこそ政治家になれたし、孤独に押しつぶされずにずんだと思います。サッチャーさんは時代が地の底から呼び起こしたリーダーです。日本時間2月27日(月)発表のアカデミー賞に王手、国会議員も感嘆した『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』に、期待が高まる。作品情報『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』監督:フィリダ・ロイド『マンマ・ミーア!』出演:メリル・ストリープ『マンマ・ミーア!』『 プラダを着た悪魔』 、ジム・ブロードベント『アイリス』(アカデミー賞助演男優賞受賞)配給:GAGA3月16日(金) TOHOシネマズ日劇 他 全国ロードショー(c)2011 Pathé Productions Limited , Channel Four Television Corporation and The British Film Institute.
2012年02月22日