■前回のあらすじゆいの発達検査結果について母と妹に報告すると、妹が自分がかつて0点を取ったときの話をする。そのとき母は何も気にしなかったそうで、「あのとき大切に守られてたら、今の私はいないかも」と妹は言うのだった。■守るだけじゃダメ!?■母の言葉に…悩む私に母が掛けてくれたのは、「絶対に大丈夫」という言葉。私はなんだか肩の力が抜けた気がして…、心が軽くなったのでした。次回に続く「療育手帳を取得した話」(全38話)は12時更新!
2023年07月01日3歳児の言葉の発達の目安は?言葉の遅れの原因は?3歳ごろの子どもは、理解できる言葉の数も増え、あいさつや2語文以上の会話ができるようになってきます。また、周囲の大人へ「なぜ」「どうして」と質問を繰り返し、言葉のやり取りを通じてさらに表現力が豊かになってくる時期です。このコラムでは、子どもが3歳になって言葉の遅れが気になる保護者の方に、3歳児の言葉の発達の目安や、発語の遅れの原因、言葉やコミュニケーションを育むかかわり方など専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。【小児科医に聞く】「3歳でしゃべらない」「言葉でなくクレーンで要求する」「知的障害や自閉スペクトラム症の可能性はあるの?」3歳児の言葉の発達について、医師が回答(質問)3歳になってもしゃべりません。3歳ごろになると、どのくらい言葉が出るものですか?また、しゃべらない原因について、どのようなことが考えられるのでしょうか。(回答)3歳になると、三語文が出て、自分の名前や年齢や色などが言え、簡単な会話ができるようになります。言葉の遅れの原因はさまざまですが、聴覚障害(難聴)や発達障害(自閉スペクトラム症や注意欠陥多動性障害)、知的障害、環境要因などがあります。大きい音でも反応が鈍い、テレビの音を大きくしたがるなど耳の聞こえが気になる場合には、聞こえの検査を受ける必要があります。3歳で全く発語がない場合には、言葉の理解もできていないのかを知るために、新版K式発達検査、遠城寺式発達検査などを受けます。Upload By 発達障害のキホン(質問)3歳になる子どもがまだ話しません。取って欲しいものがあると、親の手をもってクレーンで要求します。どんなふうにしたら言葉や、コミュ二ケーションの方法を増やしてあげられるでしょうか。家庭ではどのように対応をしてあげたらいいのかアドバイスが欲しいです。(回答)クレーンもお子さんにとっては物を取って欲しいという意志を表示するための、コミュニケーション手段です。親御さんの手を取って、欲しい物の場所まで連れていく様子があったときに、「〇〇が欲しいんだね」とお子さんが伝えたいであろう意志を言葉にして代わりに表現すると良いでしょう。Upload By 発達障害のキホン(質問)3歳になってもいくつか単語を言うだけです。時々テレビで見たフレーズを繰り返すことはあります。知的障害や自閉症などの可能性はありますか?発達検査を受けたほうがいいのでしょうか。(回答)自閉スペクトラム症や、知的障害の場合には、言葉の遅れを認めることがあります。3歳児健診で相談してみるのも一つの方法です。かかりつけの小児科、地域の子育て支援センター、地域の療育センターで相談してみると良いでしょう。発達検査は、お子さんの発達の強みや課題を明らかにするために活用されます。検査はさまざまありますが、3歳で言葉の遅れが疑われている場合、新版K式発達検査、遠城寺式発達検査を行うことが多いです。言葉の発語だけでなく、言葉を理解しているかという認知面、物を手先で操作できるかなど微細運動、粗大運動、社会性などについて、評価します。検査を受けることで、お子さんの発達の現状を把握し、苦手さの確認と、必要な支援の内容が分かります。Upload By 発達障害のキホン(質問)3歳の子どもが、まだ単語を数語話すだけです。療育に通ったほうがいいでしょうか?通いたい場合はどのようにすればいいのか知りたいです。(回答)療育に通うメリットは、お子さんへの直接的言葉かけの働きかけの場面が増えること、お子さんへの関わり方を親御さんが知ることができることでしょう。しかし、療育を複数箇所通って、お子さんも親御さんも自宅に帰ったときには疲れ過ぎてしまう方も見受けられます。お子さんも親御さんも負担ない範囲で、継続的に通われることをおすすめしています。通いたい場合には、かかりつけ医師や、地域の療育センターに相談してみましょう。児童発達支援施設に通う場合には、受給者証が必要になるので、主治医に意見書を発行してもらうと良いでしょう。Upload By 発達障害のキホン発語にまつわるコラムコラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月29日イヤイヤ期とは?起こる理由、イヤイヤ期の期間とピーク、年齢別のよくある行動「イヤイヤ期」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?子どもが自分の意思を主張し、言葉や行動で反発する時期を指す言葉です。この期間は、子育ての中でも大変な時期とされていますが、実は子どもの成長にとって重要な時期でもあります。今回のコラムでは、イヤイヤ期の理由、時期や期間、よくある行動、対応方法について、専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。イヤイヤ期が起こる理由は、子どもの脳の発達と関係しています。脳の前頭前野という部分が、「我慢」や「制御」を司っています。幼児は、この部分の発達が未熟なため、自分の意思を主張したり、感情を爆発させたりすることが多くなるのです。また、言葉の発達もまだ不十分であるため、自分の気持ちをうまく表現できず、イライラしてしまうこともあります。・イヤイヤ期が始まる年齢イヤイヤ期が始まる年齢は、一般的に1歳半から2歳ごろとされています。・イヤイヤ期のピークは何歳ごろ?イヤイヤ期の期間、終わりは何歳ごろ?イヤイヤ期のピークは2歳ごろで、3歳ごろには徐々に落ち着いていきます。ただし、子どもによって個人差があり、イヤイヤ期が始まる時期や期間は異なります。男女でイヤイヤ期の違いはほとんどありません。また、イヤイヤ期がほとんどみられない子どももいますが、これらの違いは性別ではなく子どもの生まれ持った性格などによります。・1歳児1歳児のイヤイヤ期では、自立心が芽生え始め、自分の意思を喃語や身振りなどで伝えようとします。自分の意思や欲求が通らないことに怒ったり、激しく泣いたりすることがあります。・2歳児2歳児のイヤイヤ期では、自分の意見を言葉で主張したがり、思い通りにならないと泣いたり怒ったりすることが増えます。また、自分でできることを大人に手伝ってもらうことを嫌がり、「自分で」、「いや」などと強く主張することも増えてきます。この時期の大変さを表す「魔の2歳児」という言葉も耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。・3歳児3歳児のイヤイヤ期では、運動能力や言葉も発達し、基本的な生活習慣が身につくことで、自分でできることが増えて「何でも自分で考えて行動したい」という欲求が高まるため、大人の手助けを拒否し、指示に従わないことも増えます。イヤイヤ期はいつまで続く?イヤイヤ期が終わる兆候や対応方法とは?激しすぎる場合、発達障害と関連がある?イヤイヤ期はいつまで続くのかや、わが子のイヤイヤ期は激しすぎるのではないかなど、悩んでいる保護者もいらっしゃるでしょう。ここでは、小児科医の藤井明子先生にイヤイヤ期の終わりの兆候、適切な対応法や、やってはいけない対応、発達障害との関係など、イヤイヤ期に関するギモンについてお答えいただきます。(質問)イヤイヤ期がしんどいです。イヤイヤ期はいつごろ終わりますか?目安が知りたいです。(回答)3歳ごろになると、言葉やコミュニケーションの能力が発達し、気持ちを言葉で表現することができることが増えてきます。イヤイヤ期の頻度や激しさが減ってくることが多いです。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どものイヤイヤ期にはどのように対応すればよいですか?控えたほうがいいダメな対応も知りたいです。(回答)子どもが感じていることを、代わりに言語化し、共感することが大事ですね。「〇〇だったね」など、肯定して受け止めます。そのあとに、ほかの選択肢を提示し、イヤイヤの気持ちを逸らしたり、軽減するのも良いでしょう。また、子どもの予想と違うことが起きた場合にイヤイヤになる場合もあるので、普段と違うことをする場合には、見通しを持った声かけをし、予測できるようにしてあげるのも良いでしょう。イヤイヤを激しくするため、お子さんの要求を叶えると、イヤイヤを起こすことが、自分の要求を表現する仕方になってしまうので、気持ちの言語化をサポートしながら、落ち着くのを待ちましょう。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どものイヤイヤ・癇癪が激しく、2歳を過ぎても落ち着く様子がありません。激しすぎるのには理由があるのでしょうか。また、発達がゆっくりだと、イヤイヤ期も長引きますか?(回答)2歳過ぎてもイヤイヤが激しくなるのは、自分の意思を示したい、自分でできるのではないかという気持ちが芽生えきているためです。激しすぎる場合には、こだわりが強すぎる、気持ちの切り替えが難しい、見通しが立たないことが苦手という特性を持っているお子さんもいます。そのような特性がなくても、2歳から3歳は自己主張が激しくなる時期として、見守っても良いでしょう。発達がゆっくりだと、自己主張の時期もゆっくりになることがあります。お子さんの発達には個人差があるため、お子さんの様子に合わせた対応が必要な場合もあります。長引いたり、対応に苦慮される場合には、かかりつけ医に相談することをお勧めします。Upload By 発達障害のキホン【発達ナビQ&A】イヤイヤ期真っ最中、切り替えが難しい子どもにどう対応すればいい?発達ナビのQ&Aコーナーでは、子育てに関する疑問や知りたいことを質問するとほかの発達ナビ会員の方々が実体験などをもとに答えてくれます。イヤイヤ期に関する質問とその回答をご紹介します。息子は3歳ですが、2歳程度の成長だと言われました。現在はイヤイヤ期の真っ最中です。最近は特に「切り替えが難しいんだな」と言う場面を強く感じます。普段は、子供の要求を少しずつ叶えて共感して、その後お願いをする、と繰り返して、長時間戦ったりしています。でも時間ないときは、お菓子とかおもちゃで気を引くしかないのかなと思い始めました。そこで、発達障害児の切り替えについて調べてみると(略)ポイントは『切り替える』ことなので、切り替える時がきたら切り替えさせる,という経験が必要。テレビを見る時間が終わったらテレビを消してでも終わらせる。切り替えができない場合にダラダラと先延ばしにしていると、どんどん切り替えが難しいこどもになる。このように記載されておりました。確かに要求を聞いて先延ばしにしていたのでドキリとしました。(略)切り替える力を養うためには、癇癪が起きてしまうのは仕方ないことだと受け止めたほうがよろしいのでしょうか?こちらの質問には以下のような回答が寄せられました。切り替えと言っても、本人のスキルや場面に合わせた対応になると思います。例えば、テレビおしまい。とする場合は、見通しを立ててやめさせることは必要ですが、眠いとか、寝起き、空腹、疲れている時間帯に切り替えを…と言っても、難しいということにはりますから、そういう時間帯にはテレビはみせない方が本人は次の作業に切り替えやすくなるでしょう。どうしたら、スムーズに切り替えられるようになるか?という工夫が必要です。そもそも生活のリズムが一定でないと、切り替えを学びにくい子もいるので、まずはこういった環境調整が先になります。見通しを立たせるにしても、単に説明したり示すだけではなくて、理解しやすいように環境からかえていかないと効果は得られないです。このほか、そもそもまだ我慢がムリ。という場合は好き勝手にさせないよう、かつ、うまく切り替えられるようにしてあげないとダメです。(以下略)でABC分析というのがあります。子供の行動を3段階に分けて分析して対処する方法です。A「もっと観たいと駄々をこねる」親が拒否B要求が通らずに癇癪、パニックC結果延長が許された(おやつやおもちゃがもらえた)となると。。。困った行動を強化してしまうことになります。予告しておいても駄々をこねたら再度また遊べるのなら<駄々をこねた方が有利である>と誤学習してしまうのはあるあるだと思います。(予告が意味をなさない)個人的には時間で区切るよりも「あと1話でおしまい」の方が上手くいくと思います。まだ幼児期のお子さんなので、時間が来たからといってお話の良いところで強制終了されたらうまく切り替え出来ないと思うので、親が時間を見ながらあと1話なのか、2話見れるのかを調整してあげると良いと思いますよ。親と子供との真剣勝負になるので親はブレずに<駄目なものは駄目>を徹底した方が良いです。はじめはいつも以上に酷く癇癪を起こす可能性は高いですが、そこで親が根負けしたり、日によって対応が違うと問題行動の強化になりますので親にも覚悟が必要だと思います。そして暴れ終わった時には「切り替え出来たね」と褒めてあげるといいです。(以下略)参考:発達ナビQ&A(解説)発達障害のある子どものイヤイヤの背景には、こだわりが強かったり、気持ちのコントロールが未熟だったり、見通しが立たないことに不安を感じやすいなどの特性が関係していることがあります。家では、リラックスしやすい環境を整えることが大切です。家の中でイヤイヤを起こした場合には、安全な場所に一定の距離をもち離れ、クールダウンする時間を設けるのも良いでしょう。園でも、落ち着く環境に行き、クールダウンできるよう工夫しましょう。教室から離れて、職員室で先生と二人でいく、机の下に潜るなど、落ち着く場所はお子さんによってそれぞれです。園の先生と対応について、相談することをお勧めします。外出先では、イヤイヤが起きた場所から少し離れて、気持ちが落ち着くのを待ちます。短い静かな時間を過ごして、元の活動に戻ります。気持ちの言語化を図り、落ち着かせようとしても、なかなか落ち着かないなどある場合には、療育の先生や、かかりつけ医などに対応について相談するのも良いでしょう。Upload By 発達障害のキホンまとめイヤイヤ期は子どもの成長にとって重要な時期であり、子どもが自分自身を確立するための過程でもあります。親は子どもの気持ちを理解し、尊重しながらも、理性的に対応することが必要です。イヤイヤ期は大変な時期かもしれませんが、わが子にとって大切な成長の段階であるということを理解し、親子で乗り越えていきましょう。イヤイヤ期についての関連コラムはこちらコラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月21日ウーマンエキサイトをご覧のみなさん、こんにちは! はなうさです。子どもの成長とともに広がる「子ども同士の繋がり」親の手元を離れていく、自立への一歩でもあります。保育園の頃はお友だちの持ち物や好きなキャラクターなどに影響を受けたりすることが多く、「自分もテレビで〇〇見たい!」「あのキャラクターのパンツが良い!」など、「自分も欲しい」「やってみたい、見てみたい!」という影響が多かったのですが、長男が小学生になってからは新たな要求が出てきました。それは…「〇〇君のお家に遊びに行きたい!」そう、お友だちのお家に行きたいという新たなフェーズに突入したのです。ここで問題なのが、小学校と保育園の大きな違いで親同士の繋がりがほとんどないということ。(送迎がないだけで全く面識がなくなる)それに反して子どもたちはより、個人同士での親交を深めていきます。この図、まさに反比例。お友だちの顔も、ましてや親御さんの連絡先なんて知る由もありません。いつか来るとは思っていたけれど、ついに来たか、という感じ。長男はまだ一年生。そして、この頃はコロナも落ち着いてきてはいたものの、マスクも日常的に使っており色んな意味で「まだ早い」時期だと判断しました。長男には相手のご家庭のことやおうちの場所もわからないのでそのことも踏まえておうちに行くのはまだ早いと説明し本人もそれで納得したのですが…。次の日。「〇〇君のおうちわかった。近いよ。」と長男。登下校コースが一緒だったのかな? と思って聞いてみると、なんとパソコンの授業で使う地図サイトを駆使してみんな自分の家の場所を教え合っているとのこと!! これには私もビックリ!! じ、時代~!! 今はそうやって家の場所を教え合うのかと驚きつつも、近くてもおうちの人の事情もあるから遊びに行くのはダメと言ったのですが…。なんとお家の人の許可までとってきた…!!おいおい、すごい行動力だな。遊びに行きたい熱量は伝わってきたのでそこまでしてお友だちの家で何をしたいのか聞いてみると…ですよねー!!我が家にはゲーム機がないのですが、祖父が長男のために買ってくれたものが私の実家にありまして。じぃじばぁばのおうちに行った時だけの楽しみになっています。ゲーム大好きな長男は、やはり同じゲーム好きだったことから〇〇君と仲良くなったようで毎日ゲームネタで盛り上がっていたそうです。その流れから「今度うちでやろうよ!」と誘ってもらい、長男から私に友だちのお家に遊びに行きたいとお願いしてきた、という流れでした。 おうちの場所もわかり、親御さんの許可も降りている…。ここでいいよと言っていいものなのか、旦那とも相談した所やはり「子ども同士の約束」なのでOKを出すにはリスクが高いという判断に。長男は残念そうでしたが、何かの機会にお友だちの親御さんに会えたらおうちに行っていいのかきちんと確認するねと説明しました。しかしそのあと話は急展開。「今週の土曜の1時から2時の間だけなら遊びに来ていいって言われた」これまためちゃくちゃ細かいスケジュールでお誘いがきた!!1時間だけというのがリアルなところ。これは本当に行ってもいいものなのか。激しく揺さぶられる…。結局、行きと帰りは私が送迎し、着いた際に本当にお邪魔して大丈夫かの確認をするということで長男はお友だちのおうちに遊びに行くことに。しかし当日、次男が熱を出してしまい長男を行かせることが出来なくなってしまいました。「月曜日、事情を話してごめんねって伝えて」と話していると、家のインターネットがなりました。そこには長男くらいの子とお母さんが!慌てて長男に確認するとやはり〇〇くん!!なぜ〇〇くんは来てくれたかというと…なんとやはり子ども同士のみの約束だった!!わざわざそれをご丁寧に家まで伝えに来てくれたのです。子どもたちだけで細かい時間(しかもリアルに親が指定しそうなお昼後からおやつ前w)まで調整したことに驚いたと同時に、親同士が確認し合えない難しさを痛感したのでした。結局、その後〇〇君のお家にはなかなか都合が合わず遊びに行かないまま長男は2年生に。2年生の新しいお友だちとも「家に来て」「家に行きたい」話は出ているらしく、長男がお友だちのお家に遊びに行く日はそう遠くなさそうです。はじめてのことで子どもはワクワク、親はヒヤヒヤ。あと数年もすれば、週末はお友だちと予定を立てて子どもたちは家にいないなんてことも増えてくるんだろうなと思うと、家族で過ごせる週末も今だけのものなんだも切なくなる母なのでした。それではまた!
2023年06月20日ちょっとしたことで笑わせてくれたり、日常を面白おかしくしてくれたりと子供は癒しを与えてくれることもある存在です。ずっとこのままでいてくれたらいいのにと感じることもありますよね。しかし、子供の成長の速さには驚かされることもあります。そんな子供の成長により、育児をしている間に自分のほうが幼くなってしまったと感じた、ぽぽママ(po_po_ch_an)さんが体験したエピソード。母の心子知らずというべきでしょうか。飲み物をこぼしてしまったことに対しての母の嘆きを、子供は冷静に「あとでふいたらいいやん」といいます。そして、ぽぽママさんが体験したもう1つの出来事。先日までノリノリでおままごとをしていた子供が、いつのまにか「ジュースちゃうで。水やで」とツッコミを入れる側に回っています。子供の成長ってアンバランスなことがありますよね。子供っぽかったと思ったら急に大人びたことをいうこともあり、成長を感じて驚かされることもあります。この投稿の読者も、そんな子供の成長に共感する人が多数いました。「子供の方が私たちを育てている!?ってくらい大人なことありますよね」「急に正論言われる時ありますよね!」「のってあげてたハズなのに置いてけぼりされると辛い」子供の成長に大人も合わせたいもの…。と思いつつ、子供の成長スピードは速く時に寂しくなることもありますよね。[文・構成/grape編集部]
2023年05月29日現在、婿養子の夫と2人の子ども、そして高齢の両親とともに暮らしています。私の父は口が悪く、汚い言葉を使うのは日常茶飯事。私は、いずれ子どもたちが父の言葉をまねるのではないかと懸念していました。いろいろな言葉を覚えているなか、かわいい言い間違いをする息子。しかし、4歳になったころ、懸念していたことが起こってしまったのです……。長男のかわいい言い間違い長男が3歳のころ、かわいい言い間違いをしていました。「先生のおうち行ってきた」「先生のおうちで遊んだ」と言っていて、最初は何のことかわかりませんでした。しかしある日の朝、「先生のおうちやだ!」と発した言葉で「先生のおうち」が「保育園」のことだとわかりました。 朝から夕方まで保育園には先生たちがいるので、長男は保育園を先生たちが住むおうちだと勘違いしていたようです。それからしばらくは「先生のおうち」と言っていましたが、ある日を境に言わなくなりました。もうあの言葉は聞けませんが、今ではなつかしい思い出です。 乱暴な言葉を発する父…長男はかわいい言い間違いをする一方で、使ってほしくない言葉まで覚えてしまいました。原因は一緒に住んでいる父です。80歳間近の父は、何かとすぐに「ボケ!」「アホ!」などの乱暴な言葉を使います。前々から荒々しい性格でしたが、特に近年は乱暴な言葉を発する機会が増えました。 そんな父ですが、実は大の子ども好き! 長男も「じぃじー!」と父に懐いていて、2人で遊びに出かけることもしばしば。ついに長男が4歳になったころ、いつの間にか「アホ!」と父の言葉をまねるようになってしまいました。 父には厳重注意!頻繁ではないものの、2歳の妹とおもちゃの取り合いで喧嘩するときに「アホ!」と言うように……。すぐに父には「子どもたちがまねるから、乱暴な言葉は使わないで」と注意し、「お友だちにもアホとかバカとか言ったらどうするの」という問題点も伝えました。 父はすぐに納得してくれましたが、癖のように発していた乱暴な言葉づかいはなかなか直らず。今後は、父が乱暴な言葉を発するたびに注意し、徐々に減らしていく必要があると思っています。同時に長男にも「使ってはいけないよ」と伝えました。 長男はまだ4歳。これからさまざまな場所で、新しい言葉に触れていくでしょう。今後は、使っても良い言葉と使ってはいけない言葉を学ばせる必要があるのかな、と思いました。乱暴な言葉を使うと「相手が悲しむかもしれない」ということを、いかに理解してもらえるかが課題だと感じています。さらに、子どもの良いお手本となれるように、父だけでなく私や夫の言葉づかいも気をつけたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:華彩 あんず4歳男児と2歳女児の母。婿入り婚で、両親と同居中。趣味は美容やコスメ集め。最近は2歳の娘もオシャレに興味を持ちはじめ、「早く一緒にショッピングを楽しみたい」と期待を膨らませる日々。美容や育児をはじめ、ブライダルや暮らしなど幅広いジャンルを執筆中。
2023年05月24日子どもの成長の速度はそれぞれ違うとわかっていても、ついほかの子と比べてしまうものです。特に近年では早期教育に力を入れている保護者も多いため、勉強でもスポーツでも、まわりと比べて「うちの子、ちゃんとついていけるかな」と不安になる方も多いのではないでしょうか。早いうちから本格的な学びの機会を与えることは悪いことではありませんが、親の熱量と子どもの成長速度は必ずしも一致しないようです。今回は、「先伸びする子」と「後伸びする子」の特徴や、親としての心構えについて考えていきます。行きすぎた「先取り教育」に注意!子どもが勉強嫌いになるかもまだまだ小さい子どもなのに、「これくらいは入学前にできるようにならなきゃ」と、ひらがなや数字を覚えさせようと必死になる保護者は年々増えているようです。むしろ最近では、「小学校に入ってから覚えればいい」とのんびり構えている人のほうが少ないかもしれません。その背景には、小学校受験をする家庭が増加したことや、早期教育をすすめるメディアや専門家が発信する情報を目にしやすくなったことなど、さまざまな要因が考えられます。玉川大学教授の大豆生田啓友氏も、「『入学前にこれができないと困る』という情報におどらされ、事前準備を子どもに強いる親が多い」ことに触れ、「それがむしろ学びへの意欲を失わせる心配がある」と危惧しています。なぜなら、「これができないとダメ」と怒られてばかりいると、子どもはいまの自分のままではダメだと感じ、自己肯定感が低下すると同時に学習意欲が育まれなくなってしまうから。勉強に対して、「つらいこと」「つまらないこと」という先入観が植えつけられると、進級・進学してからもなかなか「勉強っておもしろい!」とは感じられなくなってしまうのだそう。また、小学校入学前から文字や数をマスターしていたら、最初のうちは「自分はほかの子よりも優秀だ」と自信をもてるかもしれません。先取り学習のおかげで、小学校高学年くらいまではまわりから「頭がいいね!」ともてはやされることもあるでしょう。しかし大豆生田氏によると、それぐらいの差はすぐに縮み、いつの間にか追い越されるケースもよくあるとのこと。先取り学習をしている子のなかには「学校の授業は簡単すぎて退屈」と感じる子もいるようで、その場合、徐々に勉強への意欲は削がれ、いつのまにか難しくなっていく授業についていけなくなってしまうのです。そして「優秀な自分」という自己イメージから抜け出せず、失敗を恐れて挑戦することを避けるようになってしまうことも……。親としても、わが子が「先伸び」してくれると、早い段階で安心感を得られるかもしれません。しかし、まわりの子よりも優秀な状況というのは、永遠に続くわけではないのです。むしろ最初はのんびりしていても、中学、高校へと進むにつれてぐんぐん能力を伸ばすほうが、長い目で見ると期待できるのではないでしょうか。「先伸び」で得られる安心感は一時的。「後伸び」の素地を育てよう!子どもが「先伸び」するか「後伸び」するか、親の思い通りに導くことは容易ではありません。ですが、些細なきっかけやなにげない対応次第で、「子どもが自ら伸びる力」を育むことはできます。発達心理学を専門とするお茶の水女子大学名誉教授の内田伸子氏が行なった調査では、小学校の教育を先取りして文字を教えたり、計算をやらせたりしている保育園・幼稚園に比べ、子どもの自発的な遊びを大事にしている自由保育の園のほうが語彙の得点が高いという結果が出たそうです。また、後伸びする子の特徴として、幼少期に「思い切り遊んだ経験」や「好きなことに集中して取り組んだ経験」があることがわかっています。内田氏は、「遊びを通して意欲や探求する喜びを味わったことが、その後の学力の向上にもつながっている」と述べ、それは結果的に「自主性」「創造性」「好奇心」「向上心」といった、あらゆる能力を育む土台となっていることを指摘しています。難関中学受験専門塾、希学園の学園長・黒田耕平氏によると、「この子は伸びる」と感じるのは、「何事にも粘り強く取り組む姿勢をもってる子」なのだそう。また、首都圏トップクラスの難関校合格率を誇る進学塾VAMOS代表の富永雄輔氏は、「成長する子の共通点は『負けず嫌い』」だと断言しています。これらのことからも、後伸びする子=最後まで諦めない子、であることが読み解けると同時に、そういった要素を育てることが「後伸び」につながるのだとわかります。さらに教育評論家の親野智可等氏は、後伸びの素地をつくる「好きなことに打ち込む夢中体験」がもたらすメリットとして、「親子関係がよくなる」ことを挙げています。その理由は、好きなことをやらせてくれる親に対して、子どもが感謝の気持ちをもつようになるから。そして親も、頑張っている子どもを認め、ほめることが多くなり、ほめられた子どももまた、勉強やお手伝いなども頑張ろうと思うのです。このように、子どもの「後伸び力」を引き出す過程で得られるメリットは計り知れません。むしろ「後伸び」目当てではなくても、さまざまな能力を伸ばすサポートをした結果、子どもが自分で伸びる力を身につけられるのは嬉しいことですよね。子どもが「後伸び」する親の心がけ3つわが子が「後伸び」するように、親はどのようなことを心がければよいのでしょうか。ここでは3つのポイントを提案します。1. 子どもが熱中しているときは見守りに徹する前述したように後伸びには「幼少期の熱中体験」が欠かせません。中学受験のプロとして知られる教育家の小川大介氏は、「後伸びする子は自分の世界を深めていく心のエネルギーが強い。そのエネルギーを生み出すのは、幼いときに好きなことを好きなだけやった経験」だと述べています。そこで重要なのは、「なにをするか」ではなく、「なにかに熱中すること」なのだそう。前出の黒田氏は、後伸びのベースとなる好奇心や粘り強さを育むには「子どもを『大人の枠』にはめようとせずに、子どもが興味や関心をもったことに没頭する様子を温かく見守ってあげられるかどうかにかかっている」と述べています。大人から見れば無駄だと思うことであっても、まずは熱中して取り組むという経験そのものが集中力の源となるのだそう。その集中力こそが、いずれ勉強に向けられるようになるのです。2. たくさんの体験をさせてあげる子どもとは本来、好奇心のかたまりです。その好奇心を大切に伸ばしてあげることで、いずれ人生における大きな挑戦や決断にも影響を及ぼすでしょう。だからこそ、「子どもの『なぜ?』に『忙しい』『そんなこと知っても賢くならない』『そんなことより勉強しなさい』など、疑問を断ち切ってしまうと興味の芽を摘み取ってしまう」と黒田氏が指摘するように、親の対応が問われるのです。親野氏は、「川にたくさんの “くい” を立てておくと、いろいなものが引っかかる。勉強もそれと同じで、“知識のくい” をたくさん立てておくと新しい知識を吸収しやすくなる」と述べています。知識が増えるということは、学力向上に直結します。親野氏によると、中学・高校で学力が伸びる子は、小学校のときにさまざまな体験をしているのだそう。博物館や自然学習など、子どもの興味に合う本物体験ができる環境を用意してあげましょう。3. 親子の信頼関係をしっかりとつくる前出の内田氏は、「子どもの主体性を大事にする大人の関わり方が子どもを伸ばす」とし、「幼児期から自分で考える力や課題を解決する力、答えのない問題に挑戦する心、つまりは『自律的な思考力』を育むことが将来の学力につながる」と結論づけています。それは決して難しいことではありません。内田氏が提案する親子の関わり方とは、子どもとの触れ合いを大切にし、楽しい経験を共有する、というシンプルなものです。大事なのは、子どもの主体性を尊重すること。その子自身の進歩を認め、ほめてあげましょう。そして、先回りして答えを与えないことや、何かを言うときは禁止や命令ではなく、提案で伝えることも忘れずに。そうすることで、子どもは「お母さん・お父さんに怒られるから言わないでおこう」「どうせダメって言われるからやめておこう」と諦めることなく、自分の意見を親に伝えられるようになります。それが結果的に親子の信頼関係につながっていくのです。***「子育てに『もう遅い』はありません」とは内田氏の言葉です。年齢関係なく、自分から率先して学ぶ意欲があれば、それは後伸びだと言えるのではないでしょうか。目の前のわが子の成長を実感することも大事ですが、長い目で見て成長を期待する心の余裕をもちたいですね。(参考)FQ Kids|入学前の過剰な予習は逆効果!?「あと伸びする力」をつける自己肯定感の育て方とは?國學院大学メディア|幼児期に、後伸びする力を育てよう朝日新聞EduA|何歳からでも遅くない!自学自習でできる子どもに育つ環境づくりを内田伸子さんに聞くNHK 生活情報ブログ|“遊ぶ子は賢くなる”調査まとまる東洋経済オンライン|成績がぐんと伸びる子が持っている2つの「力」ダイヤモンドオンライン|話題の塾講師が語る「成長する子の最大の共通点」とは?日経xwoman|中学受験をせずに後伸びする子の共通点とはSTUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|“後伸び”する子としない子の違い。成長後に学力が急伸する幼少期の過ごし方
2023年05月08日この4月から子どもがサッカーをはじめとする何らかのスポーツを始める、または始めたご家庭は多いのではないでしょうか?子どもの成長にとって「スポーツは素晴らしい」のはいうまでもありませんが、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。シンキングサッカースクールで子どもたちにサッカーを教えている菊池健太コーチにお話を伺いました。子どもだけではなく、親にもいいことがたくさんあるとのお答えも必見です。(取材・文:小林博子)写真はサカイクキャンプサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■スポーツを通して学べる事はたくさんある「スポーツを通して子どもが学べること、身につけられることは、本当にたくさんあります」そう答えてくれた菊池コーチによると、その「たくさん」の内訳は協調性とチームワーク、洞察力や思考力、礼義など、親として子どもに身に付けてもらいたい能力がずらりと並びます。学校や家庭での学びだけではなく、スポーツもプラスすることでそれらが身に付く理由として大きいのが多様な価値観に出会えるからだということ。もちろんスポーツをしていなくてもさまざまな価値観を持つ人にこれからの人生ではたくさん出会いますが、「スポーツを通して」というところがポイントなのだとか。例えば、菊池コーチが指導しているシンキングサッカースクールでは、「作戦会議」の時間を設けています。子どもたちはその時間を通して、自分とは違う考え方があることを知り、時には意見が食い違っても受け入れ、「聞く力」を身につけていきます。大好きなサッカーを通してなので、その経験がより受け入れやすい状態であることも見逃せないポイントです。子どもの心の成長の加速度はサッカーだからこそ高まるともいえます。多様な価値観があることが早い段階からわかっていることは、心の発達にもつながります。いろんな価値に触れ、尊重しあう経験を通して心が豊かな子どもに成長してくれることでしょう。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■勝ち負けがあるのは悪いことじゃない結果が目に見える=実感できる多くのスポーツが他と大きく違うのは、わかりやすい結果があること。例えばサッカーでは試合ごとに勝ち負けがあります。日々の努力や向き合う姿勢次第で、その結果が変わるというのは、小さな子どもはまだあまり経験してきていないこと。これも心の成長には欠かせません。ちなみに、いわずもがなですが体の成長度もスポーツを通してぐんと高まります。しっかり運動をして適度に疲れ、よく食べてよく眠ることがいいことなのはいうまでもありません。生活にメリハリをつけてくれることにも繋がりますし、体力がついてより健康的な生活ができるようになる子も多いものです。成長目覚ましい子どもの時期だからこそ身につけられる技術もあります。■感謝の心を持つことができれば「礼義」は自発的に身につく多くの親御さんが子どもの習い事で身につけてもらいたいと思うのが「礼義」ではないでしょうか。しっかり挨拶をすること、相手をリスペクトする姿勢などは、普段の生活だけよりも、スポーツや習い事の場で家族以外の人間関係を経験することで身につきやすい能力のひとつです。「礼に始まり礼に終わる」武道などでは、それらをしっかりとルーティンとして身につけることができるのもメリットのひとつ。メリハリのある態度で練習や試合に臨むことができるようになることでしょう。なお、サカイクが提唱している「ライフスキル」の一つである「感謝の心」は、子どもたちから自然な形で礼儀を引き出すことにもつながります。自分がサッカーができるのは、親御さんをはじめとした周囲の大人のサポートやコーチ陣の指導、審判や相手チームの選手たちなどがいてこそ。そう気づくと、周りの人たちへの感謝の心が育まれて態度に現れ、挨拶や態度などの「礼儀正しさ」に反映されるからです。「ちゃんと挨拶をしなさい」と大人から言われるよりも自発的に礼儀が身につくのです。■親としてのスタンスもよりよいものにさまざまな「いいこと」があるスポーツ。最後に菊池コーチが伝えたいとおっしゃったのが「親の成長」でした。それにはこんなエピソードが。菊池コーチが指導を行うシンキングサッカースクールやサカイクサッカーキャンプで子どもたちが使っている「サカイクサッカーノート」には、子どもたちへの質問が書かれ、それに答える形で子どもの気持ちや考えを言語化するページがあります。「サッカーを通してどんな力を身につけたいですか?」「サッカー選手になるための技術」「試合で活躍する力」などを想定しがちですが、この問いに、こう書く子どももいるそうです。「人を大切にする力」この子は前述した「感謝の心」があるからこそ、そう記入したに違いありません。家に帰れば、小学生、中学生のサッカーをする4人の男の子のお父さんでもある菊池コーチ。休日は子どもとサッカーをしたり、お子さんが所属するチームの練習に顔を出す時間もあるといいます。そんな"パパ目線"でも、「サッカーを通して身につけたいのは人を大切にする力」という答えに、はっと気付かされたそう。子どもの成長につれ親もだんだん欲が出てきて「上手くなってほしい」「試合に出て活躍してほしい」と思ってしまいがち。大切な子どもが大好きなサッカーを楽しめるようにという親心からくる願望でもありますね。とはいえ、もっと大切なことを、子どもの心の成長から、学んだ瞬間だったそうです。スポーツを通して子どもが身につけた豊かな心が、親としての子育てのスタンスも良い方向へ導いてくれた好例ではないでしょうか。■スポーツは身体づくりや運動能力だけでなく、心の成長にもつながる身体だけでなく、心の成長にたくさんのメリットをもたらしてくれるスポーツ。それぞれの種目の特徴によって身に付くものに細かな違いはありますが、総じて言えるのは「スポーツは心を豊かにし、人間として成長させてくれる」ということです。「春から何か始めさせてあげたい」とお思いでしたら、ぜひその何かをはじめてみてはいかがでしょうか。その時に「サッカー」もぜひ選択肢にいれてもらえたら、サカイクとしては嬉しいです。菊池健太(きくちけんた)サカイクキャンプヘッドコーチ。約20年にわたり未就学児から小学生まで指導。私生活では4児の父。4人ともサッカーをしており、サッカー選手を育てる保護者でもある。<資格>日本サッカー協会C級JFA公認キッズリーダーキッズコーディネーショントレーナー佐倉市立井野中学校サッカー部外部指導員<経歴>VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)中央学院大学 千葉県選手権 優勝千葉県1部リーグ 優勝サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年04月21日「できた日記」は、子どもの自己肯定感UP&自信回復にオススメ!Upload By 楽々かあさんこんにちは。『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』ほか、著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。春は何かと子どもの成長を感じるイベントが多い季節ですね。そんなとき、「できた日記」を始めてみるのはいかがでしょう。「できた日記」は、文字通り、その子の「できたことだけ」を記録する、うちのアイデア子育てツールです。特に、学校生活などでは失敗が多くて何かと自信をなくしがちな子どもや、ネガティブな情報ばかりを見つめて落ち込みがちな子どもなどにオススメです(もちろん、それ以外のお子さんや成人の方にも!)。ここではうちの例で「できた日記」のことを、詳しく紹介していきますね。まず、私が「できた日記」のアイデアを思いついたワケをお話します。現在高校生の長男が小学校に入学したばかりのころ、集団生活の中でうまくいかないことが多く、成功体験が少なくて私たち親子はすっかり自信をなくしていました。その後、長男に発達障害の診断がつき、私はそれまでの怒ってばかりだった自分の育児を見直し、少しでもできたことをほめ、学校側にも理解をお願いし、長男はある程度落ち着いていきました。それでも、長男の自信回復には十分ではなく、ちょっとしたことで泣いたり、スグに投げ出したり、心折れたり…。子育てでは「子どもの自己肯定感を育むのが大事」と分かってはいるものの、「できるようになったことも増えたし、毎日こんなにほめているのに、なんでなかなか自信がつかないの?」と、私は不思議に思っていました。そんな中、ピンと来たのが「コトバは消えていっちゃう」という長男自身の言葉。実は「人の話を聞いてない」などと注意されがちな長男は、耳からの情報が入りにくく、せっかくほめても聞いてなかったり、聞いてもスグに忘れてしまうのです。加えて、長期の記憶力が強く、連想ゲームのようにちょっとしたきっかけで自分の失敗体験を繰り返し思い出し、いつまでも落ち込んでしまっていました。でも、長男は目からの情報は入りやすく、例えば、気をつけてほしいことなどは、何度も小言を言うよりも張り紙をしたり、ノートに図を交えて筆談で説明したりすれば、ずっと理解しやすかったのです。そこで、長男の「できた!」体験や親のほめ言葉など、その子にとってプラスになるいい情報も、消えないように「見えるカタチ」で残したら自信につながるのではないかと思い、できたことだけを記録する「できた日記」のアイデアが浮かびました。するとこれが大正解!発達障害の診断のない次男・長女にも「お兄ちゃんばっかりズルい!」と自分たちにもつくってほしいとせがまれ、うちの子たちに大人気の子育てツールが誕生しました。「できた日記」つくり方のコツUpload By 楽々かあさん「できた日記」は、ただでさえ忙しい子育ての合間につくるので、”日記”とありますが毎日記録しなくてもまったく構いません。私は大抵、撮りためた写真整理のついでに一気に制作・更新していました。複数写真をピックアップして印刷する場合はA4普通紙にインデックスプリントすると手軽。クラウド保存の写真は「〇〇のできた」フォルダなどに分けておくと、そのまま共有することもできます。また、最初から凝ったものにすると更新のハードルが上がってしまうので、テキトーでOK。完成度や出来映えで親の愛情を測る必要はありませんから、わが子に「あなたの成長や頑張りを、ちゃんと見ているよ」って伝われば十分です。決まった形式もないので、スクラップブックのほか、コルクボードやフォトフレーム、壁や冷蔵庫への掲示、交換日記やメッセージアプリなど、各ご家庭の都合に合わせて手軽に取り組めそうなものを自由な発想で活用していただければと思います。うちでは基本の「できた日記」はスクラップブックで子どもたちに1人1冊ずつつくりましたが、家族限定SNSや、壁デコ、A4ファイルなどを活用した簡単バージョンの「できた日記」もあります。おうちで「できた日記」にチャレンジしてみるときの、基本のつくり方のコツは…「できた日記」で特に大事なのは、その子にとって”いい情報”だけをピックアップすること(ココさえ当てはまれば、どんなカタチでも「できた日記」です)。"いい情報”とは、例えば…・子どもの「できた!」体験(自転車に乗れた、料理をつくれたなど)・好きなこと、お気に入りのモノ(アート作品、〇〇コレクションなど)・成長の記録(服やおもちゃの変遷、読書歴など)・初めての経験や挑戦、行動範囲の広がり(一人でできた買い物のレシート、バスの乗車券など)・人とのプラスの関わり(家族との日常、友達からのお手紙、先生のほめ言葉の添削など)・すごく頑張ったこと、毎日頑張っていること(苦手な行事への参加、いつも続けていることなど)…などの写真や、実物の切り抜き、コピーなどの"証拠"を集めて、スクラップブックなどに貼って「見えるカタチ」にします。このとき、「〇〇できたね」「いっぱい練習したね」「よく頑張ったね」などのほめメッセージを添えるとさらにGood!(ただし、「次は〇〇にも挑戦しよう」「〇〇もできるといいね」…なんて、うっかり欲張らないこと)また、中高生の子などへの手軽な「できた日記」として、いつも使っているメッセージアプリなどで、”いい情報”をできるだけ多めに投稿して、親子間や家族グループで共有するように心がけるだけでも、その子の心の支えや励みになると思います(特に受験期など)。Upload By 楽々かあさん「できた日記」と通常のアルバムとの違いは、【〇〇のできた!】や【〇〇の記録】などの「カテゴリー別」にページを分けること。例えば…【自転車のできた!】三輪車・ストライダーに乗れた→補助輪つき自転車に乗れた→補助輪が取れた→自転車で〇〇に行けた→自転車で一人旅した…など、乳幼児期から思春期まで、自転車に関する「できた!」を同じページに集めて貼る。こうすると、その子のその部分に関する成長が一目瞭然に。カテゴリー別で分ける目的は「自分自身と比較しやすくするため」です。なぜなら、親がどんなにほめても、子どもが成長するにつれ、自分と周りの子たちとを比較するようになってくると、自分のできないことや苦手なことばかりが気になって、自信をなくしてしまうことがあるからです(親だって、周りの同じ年頃のお子さんと比べると「あれ?うちの子だけ〜ができないのかな」とか、「〇〇ちゃんは、もうそんなことが自分でできるんだ…」なんて、不安になることもあるでしょう)。でも、「できた日記」で1年前、5年前の自分自身とのタテ軸で比較すれば、周りがどうであれ、”自分なり”の成長が見えるように実感できます。「できた日記」を作ったら、扉つきの立派な本棚に大事にしまわずに、その辺に無造作に置いておくのがオススメです。子どもが自分のタイミングでいつでも手に取れるように、リビングや子ども部屋のいつも目に入る場所にさり気なくあるといいでしょう。簡単バージョンの場合も、例えば…【料理のできた!】→キッチンの収納棚や冷蔵庫に、マスキングテープで直接写真を貼る【おもちゃの記録】→おもちゃの収納棚にミニアルバムを一緒に入れておく…など、その「できた!」に関係した場所で、いつも目に入るようにするといいと思います。日常生活の中に「できた日記」がさり気なく存在していると、いつでもどんなときも、例え親に余裕がないときだって、子どもの心に寄り添ってくれます。そして、子どもが落ち込んだときや自分を勇気づけたいときなどに、何度も繰り返し「できた!」体験を思い出し、見直すことができるでしょう。うちの子たちも、学校でイヤなことがあったり、なんとなく元気が出なかったりするときなどに、何度も「できた日記」を手にとって、自分の「できた!」を振り返って成長を実感し、気持ちを立て直したり、心を落ち着けたりしていました。「できた日記」を続けていると…「できた日記」は子どもの自己肯定感UP&自信回復のための子育てツールですが、もう一つ、続けていると親にもいいことがあるかもしれません。それは、自然なかたちで親の肯定的な目線を自分で育てるペアレント・トレーニングにもなるということ。「できた日記」を気長に続けていると、わが子の「できた探し」が上手になってくると思います。日常生活の中で「あ、ラクガキに夢中になってる。シャッターチャンス!」とか、「あれ、ちょっと字がうまくなったかも。保存しとこ」とか…。子どもの小さな「できた!」や、毎日の当たり前のような頑張り、ささやかな成長などに気づきやすくなるんです。そうすると、次第に「できないことより、できたことのほうにフォーカスする」という、ものの見方のくせがついてくるので、子どものことを肯定的に見る練習になるだけでなく、親が自分自身にも温かい目を向けられるようにもなると思います。子育ては長期戦ですから、「いつでもどんなときでもポジティブに」とはいかないこともありますよね。特に、学校ではうまく行かないことが多い子どもや、思春期の子どもなどとは、親子のコミュニケーションに悩まれることもあるでしょう。それでも、今に至るまでの、その子の小さな頑張りや成長の積み重ねと、それを支えて見守り続けてきた親の目線があることを、「できた日記」はちゃんと見ていてくれますからね。文とイラスト、写真提供:大場美鈴(楽々かあさん)(監修:初川先生より)「できた日記」、素晴らしい手立てですね。長男くんの言っていた通り、(話した)言葉は消えてしまいます。そして、何かで苦戦すると芋づる式にうまくいかなかった記憶がずるずると思い出されてしまうことがあります。「できた」ことだけを記録する、手軽に手に取れる場所に置く、気合いを入れてつくると疲れてしまうから簡単なものでもよい。こうしたコツをシェアしていただけると、「やってみようかな」と試してみたくなりますね。幼いときは特にちょっとしたことができただけで、すごい!とほめられてきますが、年齢を重ねるにつれ、できて当たり前とみなしてしまうことが増えがちで、ほめポイントも分かりづらくなります。大人が小さな目盛りで子どもの成長を見つけてほめることができるか、それが結構大事なことです。「できたほうのことにフォーカスする」という見方のくせをつける。大人がこつこつと身につけていきたいことですね。大場美鈴(著),『発達障害&グレーゾーン子育てから生まれた 楽々かあさんの伝わる! 声かけ変換』あさ出版, 2020.6.27コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年03月30日娘は春から年長さん。入園したての頃、顔を涙でベチャベチャに濡らしながらママのお迎えを待っていた子が、この4月から新入生のお世話をするなんて。子どもの成長の早さには驚かされるばかりです。一方、ママであるわたしはというと、家事・育児・仕事のやるべきことに追われて慌しく過ぎる日々。限られた範囲で要領よくタスクをこなすのは悪いことではないけれど、それでいいのか自分。もっとキラキラしてなかったか自分。できないことができるようになったり、知らないことを知ることは、いくつになっても心が弾むもの。伸びしろは子どもにかなわないけれど、大人なりのアプローチを考えてみます。子どもと大人の成長は、土俵が違う子どもの成長は、0から100に向かってグーンと一直線。スピードも勢いもすごいから、あっという間にできることが増えていきます。それに対して大人は、できているところからのスタートになるので、伸びるというより、広げる・深めるというイメージ。これまでの経験の先にある新たな展開へと踏み出したり、より詳しく知ったり。子どもの、できないことができるようになる、というのはとても分かりやすい成長ですが、すでに持っている自分の核ををリデザインするのもまた成長。「そんな見方があるんだ」「こっちの世界もおもしろい」と、新しい景色に興味をひかれたり、それに面白みを感じられるのは、経験を積んだからこその、大人の特権じゃないかなと思います。大人のわたしが成長するためにできることまっしぐらに成長する子どもを目の当たりにすると、つい「わたしはこんな風にできないな」と弱気になってしまいます。だけど、張り合っても仕方のないこと。自分は自分、大人は大人。できない理由は横に置いて、「これができるようになったらワクワクする!」と楽しい未来だけを想像すると、一歩が踏み出しやすくなります。その上で、成長するにはやはりチャレンジがつきもの。◎できていることを学び直す(新たな発見)◎新しい環境に飛び込んでみる(人の輪を広げる)◎年下との交流を増やす(固くなった頭をほぐす)など、身近なところや、ちょっとしたところにも、成長の種はたくさん転がっています。大人の軽やかな心は大きな武器になる大人になって良かったと思うのは、いろんなわずらわしさが減ったこと。若い頃に大事にしていたこだわりは随分ちっぽけなものだったし、しがらみも多かったように思います。だけど今なら、以前なら踏み出せなかった一歩が踏み出せる。すでに土台があるから、成長を焦らなくてもいい。ダメだったとしても、まあ何とかなるさ。心が軽くなったから、前向きな開き直りができる。それは、大人であることの大きなアドバンテージ。大人の生きる姿は、子どもに影響すると思うから。ママがチャレンジしているところを娘にたくさん見てほしい。そんな想いで、新年度から園の役員を引き受けることにしました。以前だったら絶対に避けていた、わたしにとっての大きな一歩。ドキドキをワクワクに変えて、自分の成長を楽しみたいなと思っています。 池田奈未好きなものは、まち歩き、カメラ、淹れたてコーヒー。収納の少ない家で3人暮らし。すっきり心地よい暮らしを目指しています。
2023年03月27日幼い子供は、見聞きしたものや親から教わったことなどをどんどん吸収して成長するもの。えんどう(@ys_endo)さんも、1歳8か月の娘さんの著しい成長に驚かされているそうです。1人で扉を開けたり、手を洗ったりできるようになり、自分が予想していた倍のスピードで成長する娘さんに感心していた、えんどうさん。「あっという間に、私が伝えなくてもなんでもできるようになるかも」と考えを巡らせていると、娘さんの声が聞こえてきました。まだ、所々。 pic.twitter.com/CCD2vik31V — J.えんどう1y子育て (@ys_endo) March 11, 2023 声がする方向を振り返ると、テーブルの下に頭が突っかかり、出てこられなくなった娘さんの姿が…!イラストから察するに、テーブルの下に転がったボールを拾って戻ろうとしたところ、頭が突っかかって出られなくなり、パニックになったのでしょう。ゴツゴツとテーブルの下で頭を打って泣き叫ぶ娘さんに、「まだところどころ赤ちゃん」と、冷静になったえんどうさんなのでした。純粋無垢な子供ならではの言動を噛み締め、子育てを楽しみたいと思わされる、えんどうさんのエピソード。テーブルの下から出られなくなった娘さんを、笑顔で救出するえんどうさんの姿が目に浮かびますね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月12日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、子どもに言ってはいけないことについてお話ししてくれました! できれば避けたほうがいい言葉や言ってしまったあとにできることなどまとめて解説!今では、ネットや情報誌などでは“子どもに言ってはいけなこと”があふれています。あまりにたくさんありすぎて、親にとっては覚えるのも大変ですし、言ってしまったあとで「これは言ってはいけなかったのか」と後悔することも多々あるでしょう。 親だって人間ですから、余裕がないとついつい子どもを傷つけるようなことを言ってしまうこともあると思います。では、本当に子どもに言ってはいけないこととはどのようなことなのでしょうか。 できれば避けたいこと実は絶対的に子どもに言ってはいけないことはありません。ご自身を考えてみていただいてもわかるように、今“子どもに言ってはいけなこと”とされている言葉を親から言われた経験がある方はたくさんいると思います。 たとえば、・きょうだいやお友だちと比較するようなことEx.○○はできるのに、なぜあなたはできないの?・存在を否定することEx.あなたなんていなければいいのに・容姿を否定することEx.〇〇ちゃんはかわいくないわね・理不尽な言葉Ex.あなたはお姉ちゃん/お兄ちゃんなんだから・何かをだしにして子どもにしてほしいことをさせるEx.△△したら、ご褒美に□□を買ってあげる・過程ではなく結果を褒めるEx.100点とってえらいね!などなど。 これらは、できれば言わないほうがいい言葉には違いありません。けれど、子どもによって受け取り方はさまざまで、非常に気にする子もいれば、まったく気にしない子もいます。 またこの先、成長していくなかで、他人から嫌なことを言われることもあるでしょう。わざわざ傷つけるようなことを言う必要はまったくありませんが、親があまり神経質になる必要もないのです。 やってはいけないこと絶対的に言ってはいけないことはありませんが、やってはいけないことはあります。 ・子どもが傷つくとわかっていながら、言ってはいけないとされるようなことばを繰り返し言うこと・自分が言われて嫌だと思うことをあえて子どもに何度も言うこと これらは、子どもをたしなめるという理由をつけて、親の気分をスッキリさせることに子ども利用している場合が多いからです。言っている内容よりも、子どもに対して悪意があることのほうが問題です。なぜなら、悪意は少なからずとも確実に伝わります。 一度ひどいことを子どもに言ってしまったとしても、親から愛されていると感じられれば、子どもはこの先も前向きに生きていく糧をもつことができます。ただそこに、「もしかして本当にそう思っているのかな……」「ママは私が嫌いなのかな」という疑問が生じたとき、トラウマになりかねない暴力的な言葉に変わってしまうのです。 実はトラウマはない!?ここまで、子どもにとってトラウマになりかねない声かけについてお話ししましたが、一方で、『嫌われる勇気』でもおなじみの心理学者アルフレッド・アドラーの説によれば、トラウマはないとされています。 たとえば、親からかわいくないと何度も言われ続け、自信をすっかり失って閉じこもってしまった人がいるとします。親からかわいくないと言われたことが原因=トラウマと考えられる場合が多くありますが、アドラーは、閉じこもるのがその人にとって都合が良いため、親からかわいくないと何度も言われたという原因を後付けしたと考えます。 この説には賛否がありますのでここでは深く掘り下げませんが、少なくとも、子どもが親から言われて傷ついたことが、結果的に子ども自身がトラウマであると感じてしまう可能性はあるわけです。言ってしまって、“しまったな”と思ったら、お子さんにしっかり謝りましょう。 まったく悪気なく言ったひと言にお子さんが傷ついてしまうこともありえます。これは言ってはいけない、あれは言ってはいけないと神経質になるより、お子さんが何に傷つくのか、反対にパパやママはどのようなことを言われたら嫌なのか、お子さんとざっくばらんに話せる環境こそが一番大切ではないでしょうか。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2023年03月06日息子が赤ちゃんのころの育児の苦労から、この子は育てにくい子だと思い込んでしまっていた私。しかし、久々に会った祖母からの何気ない言葉で、息子が大きく成長していたことに気付かされ、自分の子育てに対して少し自信が持てたエピソードをお話しします。 やんちゃな息子に祖母がかけてくれた言葉私は現在第2子妊娠中のため、コロナ渦ではありますが、里帰り出産の病院を受診する目的で先日帰省しました。私の祖母にはもう1年近くひ孫の顔を見せられていなかったので、お墓参りも兼ねて2歳の息子を連れて祖母宅に訪れることにしたのです。 その際、物心がついた息子は初めての祖母宅に興奮してしまって、家中駆け回り、物色し、落書きをし……。肝心のお墓参り中には寝てしまったのですが、帰る間際に祖母が私に「ええ子やな」と言ってくれました。 育児に対するネガティブなイメージ息子は生まれたころから本当によく泣く赤ちゃんで、早いうちから人見知りも激しく……。離乳食もなかなか進まず、発育も遅れ気味でしたし、2時間おきの夜泣きは2歳になるまで続き、これまでの子育てには散々苦労させられたイメージしかありませんでした。 そして私はいつまでもそんなネガティブなイメージを持ちながら息子を見てしまっていたのだと思います。 素直に息子の成長を認められなかった自分ところが2歳になった息子は、好き嫌いもなく何でもよく食べるようになり、朝まで一度も起きずに寝てくれる日も増えました。口達者なほうなので、駄々をこねずにしたいことや嫌なことははっきりと言葉で伝えてくれます。 それなのに私自身は、最近の息子の成長を目の当たりにしても、素直に「ええ子や」と思ってあげることができなくなってしまっていたことに、祖母のひと言で気付くことができました。いつも一番近くにいたはずの母親の私が、息子の成長を認めて褒めてあげることができていなかったのです。 祖母が何気なくかけてくれたやさしいひと言のおかげで、これからはもっと息子を信頼して、心に余裕をもって子育てしていこうという気持ちになりました。息子の成長をはっきりと感じ、今後の子育てにも少し自信を持つきっかけとなった、うれしい帰省中の一幕でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/まっふ著者:鈴木ゆり2歳の男の子の母。現在第2子を妊娠中。結婚後は夫の実家で義両親と同居しながら、旅行会社にフルタイムで勤務。その傍ら、自身の体験をもとに子育てに関する体験談を執筆している。
2023年03月03日長女は2歳差の妹の成長を感じるたびに、情緒不安定になってよく泣き、抱っこを求めてきます。まだ小さくて甘えたい年齢なのに「お姉ちゃん」にしてしまったことを、かわいそうだったのかもしれないと私なりに少し後悔したことも……。そんな姉妹のエピソードです。 母の後悔は…妹が家にやってきて、「赤ちゃん!」とうれしそうにしていた、2歳の長女。おむつを持ってきてくれたり、いないいないばあをして遊んでくれたり、「かわいい!」と言って妹の隣でニコニコして過ごすことが多かったです。 寝ている妹の隣にぬいぐるみを持ってきて、一緒にお布団をかけていることもありました。よくかわいがってくれる分、母としては、2歳にして長女を「お姉さん」にしてしまったことを、まだまだ甘えたい年齢だろうにと、少しだけ後悔したこともありました。 妹が成長するにつれて離れようとする長女妹が生後5カ月になって寝返りができるようになると、長女はちょっとしたことでよく泣くようになり、かまってちゃんになりました。やがて数週間すると妹の成長を受け入れられるようになり、気持ちも落ち着いたようでした。 しかし、また妹が成長してつかまり立ち、ずりばい、伝い歩きと徐々にできるようになると、長女は「赤ちゃんはこないで!」「赤ちゃんどけて!」と号泣して、「赤ちゃん嫌い」とまで言うようになりました。 それでも妹が好き?そんな長女でしたが、妹のおむつを替えるときには、私が何も言わなくてもおむつを持ってきてくれました。また、妹が泣いていると誰よりも早く近くに行って、おもちゃなどであやしてくれることも少しずつ増えていったのです。 妹に「お姉ちゃんきたよー!」と自ら声をかけている姿を見たときに、妹という存在を少し受け入れて認めてくれたのではないかなと思いました。 長女は急に家族が増えて環境が変わり、なかなかその変化についていくことができなかったのかもしれません。そんな姉妹ももうすぐ5歳と3歳。喧嘩もするけれど、2人で遊び、ぶつかったときにはどうにか2人で解決しようとする姿も見られるようになりました。お互いの存在を認め、これからも仲良し姉妹でいてほしいです。 イラストレーター/ライコミ監修/助産師 松田玲子著者:北川なつみ4歳、2歳、0歳の3姉妹の子育て真っ最中のママ。保育士として約10年認可保育園に勤務し、現在は育休中。子どもたちと毎日たくさん笑って過ごしたいと、日々子育てに奮闘中。
2023年02月25日4歳の娘のつきちゃんと2歳の息子のほしくんのママ・さきさんが、子育ての日常をマンガ化!子どもって、言葉では言わなくても表情や動きで、何がしたいかサインを出しているときがありますよね。眠かったり、トイレに行きたかったり、おもしろい話をしたかったり……。そんな、“子どものサイン”に関するお話です。何も言わなくても、母にはわかるサインがある!子育てをしていると、子どもの表情や動きで何がしたいのか、わかることってありますよね。 2歳のほしくんは、どんなサインなのでしょうか? ・おねむのサイン・「変なこと言いますよ」のサイン・小のサイン・大のサイン どれもわかる~!! 「何をしたいか、態度でわかっちゃうよね。トイレはいつもギリギリ!」とさきさん。子どもを抱っこしてトイレにダッシュするのも、子育てあるあるですよね。 SNSのコメント欄にも、 「眠いときは何も言ってないのに『ねむないよ!』って言ってくるのかわいいよね♡ 『眠いなら寝て』って、赤ちゃんのころから思ってる(笑)」 「うちの大のサインは『顔が無になる』『へっぴり腰』だよ」 「わが家の双子は大のとき、部屋の隅っこに行っていたなぁ。懐かしい」 「うちは小のとき、足を擦り合わせるような動きをするからすぐわかるよ」 など、子どもによってサインの種類はさまざまな様子! どれも、子どものことをよく見ているからこそ気づけるサインですね♡ 今日も全国各地に、どこかのトイレに向かって、子どもを抱えてダッシュする親が必ずいるはず……! どうか間に合いますように!子どもたち、トイレのサインはもう少し早く出して~!! 著者:マンガ家・イラストレーター さき2歳差きょうだい(姉と弟)の母。育児漫画や、自身の体験談をInstagramで更新中。
2023年02月11日「自分で考えるサッカーを子どもたちに」をテーマに、「シンキングサッカースクール」や「サカイクキャンプ」などを通じて子どもたちの成長をお手伝いするサカイクが、サッカーを頑張る子どもをどうサポートすればいいかお伝えする保護者セミナーを開催します。(オンライン開催)サッカーをする子どもを伸ばしたいけど家庭でどんなことができるの?、主体性を大事にして挑戦を見守るけど「放置している」とみられるのが悩み......。今の時代の子育てを知りたい、情報をアップデートしたい。という保護者の皆さんを対象にしたセミナーです。――――――――――――――――――――――――・主体性が大事なのはわかるけど、放置との境目は?さじ加減が分からない・自分で自分のことをやるチーム理念に共感しているけど、試合会場で熱い親たちを目の当たりにすると新年が揺らぐ。親としてどうすればいい?・自分で考えてプレーしてほしいけど、考える力が足りない。家庭でも考える力を身につけさせる方法が知りたい・失敗を恐れずチャレンジしてほしいけど、なかなかうまくいかない。どう声掛けすればいい?・つい、子どものサッカーに口出しすぎてしまう・子どもをどの程度サポートすればいいのか、過保護・過干渉にならないさじ加減が分からない・サッカーにおける親と子の接し方が分からない――――――――――――――――――――――――といった悩みをお持ちの方に、家でどんなふうに子どもに接すればいいか、どう見守ればいいかをお話します。きっと皆さんの悩みを解決するヒントがあるはずです。事前に皆さんからいただいたご質問にお答えする時間を設けますので、サッカーでの子育ての悩みをご入力ください。質問タイムでは、みなさんと一緒に考える機会も用意します。ぜひこの機会にご参加ください。<開催概要>日時2月26日(日)19:00~20:20形式オンライン(無料)定員50名参加費 無料※後日オンライン(Zoom)のURLをお送りいたします※事前質問の回答は20:00までに行います。セミナー中にチャットでお送りいただいた質問には、20:00~20:20にできる限りお答えしますので、質問を投稿していなくても20:00以降も聞きたい方は引き続きご参加いただければ幸いです。※セミナーのテーマに沿っていないご質問にはお答えいたしかねますのでご了承ください。>>>お申込はこちら※お申込はLINEアプリを使用してのお申込みとなります。下記の画面が表示されて応募フォームに行けない方は、画像右上の×印(赤枠部分)を押してください。■お申し込み方法LINE予約にてお申し込みを承っております。サカイクLINEアカウントのフォローをお願いいたします。※既にお友だちとなっていただいている方でフォームに入れない場合は、スタンプをLINEに投稿していただくとフォームに入れるようになります。講師プロフィール菊池健太(きくちけんた)サカイクキャンプヘッドコーチ。約20年にわたり未就学児から小学生まで指導。私生活では4児の父。4人ともサッカーをしており、サッカー選手を育てる保護者でもある。<資格>日本サッカー協会C級JFA公認キッズリーダーキッズコーディネーショントレーナー佐倉市立井野中学校サッカー部外部指導員<経歴>VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)中央学院大学 千葉県選手権 優勝千葉県1部リーグ 優勝■お問い合わせ先サカイクイベント事務局info@sakaiku.jp営業時間:平日10:00~18:00
2023年02月10日こんにちは。ぐっちぃと申します。 『双子を授かっちゃいましたヨ☆』 という、現在中学1年生になる双子絵日記を描いています。今回習い事の成長話ということで、娘(こまめ)が小学生時代に習っていたバレーボールの話を描きたいと思います。当時、バレーボールチームの人数も少なく、入ったら即レギュラーだったこまめ。今思えば当たり前なのですが、サーブは入らないわ、レシーブははじいてどこかに飛ばすわで、見ているほうももどかしかったです。バレーはチームプレイと言いつつも、やはり「こいつはレシーブがへたくそだぞ」と相手チームから感づかれてしまうと狙われたりするんですよね。娘のチームは、まだそれをフォローしあえるチームワークなどもなく……。でもそれが数カ月後、数年後にはガッチリ固まると信じている保護者さん。その声かけがとてもありがたかったです。見ているわたしもくやしかったけど、こまめ本人のほうが何倍もくやしかっただろうなと思うし、余計な口出しはせず、娘が上手になりたいと思うことについて一緒に動画を見て調べる、といった方向にシフトすることにしました。習い事って、子どもの成長を見守るとともに、親も一緒に成長していくものなのだな、と思いました。週5日の大変な習い事だったけど、それを経験したからこそ、なんでもできるような気がしますし。「結果を急がず見守ることも大事」ということを学習しました。中学に入って習い事は終わってしまったけれど、この3年間は親子にとって大きな力になったと思っています。おわり
2023年01月31日発達ナビ大賞へのご応募ありがとうございました!発達が気になるお子さんを育てる日々の中、子どもに接したときに言われたひと言にドキリ…!そんな経験はないでしょうか?子どもの鋭いひと言、本質をついた言葉、意外だった言葉など、発達ナビ会員のみなさんをはじめ多くの方からお寄せいただいた言葉の中から、印象的だった5つの言葉を発達ナビ編集部が選びました。また、あわせてお読みいただきたいコラムもご紹介します!※LITALICO発達ナビ「みんなのアンケート」にてご応募をいただいたエピソードについては上記より遷移し、ご覧いただけます「自閉症を治したい?」という残酷な質問に、高校生息子の答えは…わが家の大学生息子(自閉症)は小2で本人告知をしています。1歳代から療育に通い、二人羽織状態での加配付で年少で保育園入園&小学校入学まで療育並行通園、義務教育の小中9年間はガッツリ情緒支援学級在籍。「自閉症の程度」としては重度です。高校生になったころ、とあるテレビ番組で「自閉症を治療する」というようなものがありました。息子に直球で「この治験に参加してみる?自閉症治るかもよ?」と聞いてみました…非常に残酷な質問です。息子の答えがコレ。「俺は、これまで自閉症として生きてきた。確かに、不便はめっちゃくちゃあるけれど、『自閉症ではない俺』は、俺ではないと思う。俺は、『自閉症の俺』として生きていきたい」彼が「自閉症の俺」というアイデンティティをしっかりと構築していたということに、とても驚きました。(あまだれさん)自閉症(現在は自閉スペクトラム症)は、療育や服薬、環境調整などの工夫で生きづらさを軽減することはできても、根本から治すことは難しいとされています。高校生にして、自閉スペクトラム症がある部分も含めて「自分」なのだという自己認識をされていた息子さん。しっかりした考えを持っていらっしゃることに「ドキッ」としました!分かり合えず苦しかったとき、ADHDのある息子に言われた言葉夫と3人の息子たちと暮らす中で、一般常識だと思ってきた私の感覚が彼らに通じないことも多くて悩んだり苦しくなることがたくさんありました。ある日『あなたたちに私のことは分からない。孤立して苦しい。』と吐き出したとき『それが僕らが普段外で味わっている感覚』と言われました。(まつぼっくりさん)わが子や身近な人に発達障害があり、まつぼっくりさんのように、思うようにコミュニケーションが取れず悩んでいる方も多いと思います。しかし『それが僕らが普段外で味わっている感覚』、この言葉に「ドキッ」とさせられました…。まずは相手を知ろうとすることが大切なのかもしれませんね。忘れられない定型発達のきょうだい児の言葉うちは自閉症の息子と、3歳下の定型発達の妹がいます。息子のことで心身共に疲弊したときも、妹の明るい性格に何度も助けられてきました。そんな妹が小学校1年生のころ「ママは私よりもお兄ちゃんのほうが好きなんだよね」ってポソッと言われてドキッとしました。なんで?と聞くと「だってママはいつもお兄ちゃんのほうに行っちゃう」と、、。そんなつもりは全くありませんでしたが、何をやるにも手のかかる兄に比べ、なんでもそつなくこなす妹は、つい後回ししてしまっていたことがあったかもしれないと反省しました。幼い妹なりに、自分よりも兄を構う私の姿を何度も見て感じてきたのかと思い、そんな気持ちにさせてしまっていたことにショックを受けました。今でもその言葉を言われた時のことは忘れません。(ゆーたんさん)きょうだいがいる場合、定型発達の子どもより手がかかる場面はどうしても多くなってしまいがちです。娘さんが感じていたさみしさに気づき、反省させられたというゆーたんさん。ゆーたんさんの愛情は、きっと娘さんに伝わっていると思います!知的障害のある弟へ、姉のやさしい願い知的障害のある3歳の弟の代理で、七夕の短冊に願い事を書く7歳の姉。何て書くのか、覗いてみたら、「○○(弟)が毎日ニコニコしていますように」ですって。ひらがなが書けるように、とか、スイミング19級に合格しますように、とか、そんな目先のことではない姉の願いを見て、母は恥ずかしくなりました。(こむらいのりさん)子どもが成長し、できることが増えてくるのは喜ばしいことですが、ついあれもこれも…と欲が出てしまうのが親というもの。「弟がいつも幸せであってほしい」という娘さんの言葉に「ドキッ」としつつも、息子さんに対する思いやりに心が温まりました。いつまでも仲良しなきょうだいでいてほしいですね!知的障害のある娘、高等部になってから喋り出した言葉に『ドキッ!』単語などでの会話があったものの、自分の思いなどを伝えるのが下手だった娘。喋らないと思っていたら高等部で、いきなり喋りだした。「お母さん、ピーマン嫌い、と言って残したら怒って叩きました。納豆を食べました」確かに10年ほど前にそんな出来事あったな。とドキッ。その後は「これをして 怒られました」「行きたくないのに学校に連れていかれました」と 出る出る、嫌だった私の行動。喋りだしたら怖いから気をつけて、と昔医師に言われたことを思い出しました。「○○先生は、私をつねりました」えっ?今更、確認できないわー(汗)。しばらくは、ドキドキしてました。(こっこちゃんさん)これは「ドキッ」としますね…!言葉は話さなくても、これまでも娘さんはいろいろなことを理解し、感じていたのですね。記憶力の良さにも「ドキッ」としましたが、いやな記憶ほど忘れられないものなのかもしれませんね。おわりに子どもたちの心からの言葉に耳も心も傾けることの大切さを教えてくれるエピソードばかりでした!ご紹介したお子さんたちの言葉に、みなさんも、ハッとさせられることがあったのではないでしょうか。大賞に選ばれた5人の方々には、人気エッセイ本をプレゼントいたします。どうぞお楽しみに!発達ナビでは、これからもみなさんに楽しんでいただけるような企画をしていきたいと思っています。次回の発達ナビ大賞もどうぞご期待ください!
2022年12月26日丸田マノさんは、子どものころ、お母さんから「あんんたはどんくさいからね」と言われて育ちました。その言葉は、ふとしたときに頭をよぎります。そして、そのとき、丸田マノさんの体はピタッと止まってしまうのです。さらに、「できる」というイメージもどんどん消えていくのを感じていました……。 「できない」の刷り込み 丸田マノさんがお母さんに言われてきたこと。 「あんたはどんくさいからね」 子どものころから、大人になっても言われ続けました。 この言葉を思い出すたびに、「私にはできない」と思ってしまい、何かにチャレンジすることを躊躇してしまいます。 そこで丸田マノさんは、わが子にはそんな思いをさせまいと、この言葉を言わないようにしてきました。そして、チャレンジ精神を阻止しないと決めました。 それは子どもが何回やってもできないときも……。 できるイメージを消さずに、「できるよ」と声をかける。 そう伝えることが、「できる」につながると、丸田マノの母さんは確信しているのでした。 ◇ ◇ ◇丸田マノさんのお母さんは、もしかすると、子どものためを思ってかけた何気ない言葉だったのかもしれません。しかし、幼い子どもには、お父さんお母さんの言葉は影響力が大きいですよね。日々の忙しい子育て中はなかなか難しいですが、子どもの可能性を広げられるような、ポジティブな声がけを心がけたいと、考えさせられますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年12月19日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリって言う。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。???編集後記「ねぇ、まぁま」と娘・ねむちゃん(2歳)から話しかけられたつぶみさん。最後の「いーい?」という単語から、なにかの許可をとられたことは理解できたものの内容はどうしてもわからず…。とりあえず「いいよ」とこたえてみると、ねむちゃんはとっても嬉しそうな笑顔に。結果、メロメロにされてしまうつぶみさんでした。ママ・パパだからこそ子どもがまだはっきり言葉を伝えられなくても普段の行動から理解できることもあるでしょう。しかし今回のつぶみさんように、いきなり難問を出題されるとこたえに迷ってしまいますよね。どんな要求だったのかは永遠の謎ですが、こんなにかわいい笑顔が見られたのであれば大正解だったに違いありません。まだ言葉がつたない子どもとのおしゃべりを、いつか懐かしむときがくるでしょう。「なにを言っているのかわからないよ」と注意するのではなく「うん、うん」と頷きながらかわいらしいおしゃべりを楽しみたいですね。ままのて編集部つぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2022年11月16日直接愛情を伝えるのが気恥ずかしいお年頃だからこそ、お手紙で想いを伝えてくれたのがとってもうれしかったです。悩むことも多い子育てだけど、この子たちの母になれて本当に幸せだなと、心から思った出来事でした。
2022年11月15日【3COINS】月齢フォト&イベントグッズ特集3COINSでは、月齢フォトや季節ごとのイベントグッズなど、おしゃれな写真撮影が楽しめる商品ラインナップも充実しています。子どもの成長記録を写真で残すのにピッタリなグッズがプチプラで見つかるので、是非3COINSの商品を活用して素敵な写真を撮りましょう。3COINSの月齢フォトグッズ成長が撮影できるマンスリーフォトシーツinstagram(@3coins_junko)3COINSのマンスリーフォトシーツは、子どもの成長記録をおしゃれに撮影できる人気アイテム。月齢を囲める木製リーフ付きで、アレンジが楽しみやすいデザインです。おしゃれフォトに欠かせないレターバナーinstagram(@3coins_junko)生後100日目の記念写真に使える、3COINSのレターバナー。ウッド素材であたたかみのある雰囲気が魅力的です。テープで壁に貼り付けて撮影するのもおすすめですよ。種類豊富なケーキトッパー&レターバナーinstagram(@3coins_junko)3COINSでは、他にも数字や誕生日用のレターバナーやケーキトッパーが発売されています。月齢や誕生日、撮影日に合わせて組み合わせできる商品なのでおすすめです。貼って撮影できるマンスリーステッカーinstagram(@3coins_junko)クマのモチーフがとっても可愛らしい、3COINSのマンスリーステッカー。洋服の上から貼れるので、動いてしまう赤ちゃんの撮影もしやすくなりますよ。種類豊富なマンスリーステッカーinstagram(@3coins_junko)3COINSのマンスリーステッカーは、クマや車のデザインの他にもシンプルな数字のみのステッカーがあり、月齢フォトに活躍してくれます。自分好みのアレンジで素敵な写真を残しましょう。3COINSのイベントグッズおしゃれフォトが撮影できる縁日グッズinstagram(@3coins_junko)3COINSの屋台ごっこが楽しめる縁日グッズ。夏の思い出写真にはもちろん、ごっこ遊びを楽しむのにもピッタリのアイテムです。おしゃれで可愛らしい甚平instagram(@3coins_junko)3COINSの甚平は、ブラウン系のカラーがとってもおしゃれ。おうちフォトの撮影はもちろん。夏祭りのお出かけやパジャマにも最適です。お祭りにピッタリなはちまき&法被instagram(@3coins_junko)お祭りムード満点な3COINSのはちまき&法被やロンパースは、おしゃれな夏の写真撮影におすすめのグッズ。落ち着きのあるカラーリングがとってもおしゃれですね。七夕フォトにピッタリな袴セットinstagram(@3coins_rumi)3COINSの袴セットは、七夕祭りの写真撮影におすすめのグッズ。星のスティックを組み合わせれば、さらに七夕の雰囲気が盛り上がります。くすみカラーがおしゃれな兜と袴instagram(@3coins_junko)ベージュとグリーン、2色のくすみカラーがおしゃれな、3COINSの兜と袴。端午の節句の記念フォトに取り入れれば、たちまちおしゃれな写真が撮影できますよ。おしゃれな金太郎セットinstagram(@3coins_junko)定番の金太郎も3COINSの商品を使えば、さらにおしゃれな写真が撮れますよ。シックなベージュカラーなので、スタイとして使うのも可愛くておすすめです。可愛らしいこどもの日フォトグッズinstagram(@3coins_rumi)こどもの日の写真撮影に活躍する、レターバナーと鯉のぼりのヘアバンド。柔らかい素材でつくられた鯉のぼりのヘアバンドは赤ちゃんにも身に着けやすくておすすめです。節分の可愛らしいグッズinstagram(@3coins_rumi)3COINSの小さな赤鬼と青鬼のお面は、節分の日の豆まきや写真撮影にピッタリの商品。豆まきボックスを組み合わせで、おしゃれなディスプレイも楽しめますよ。ひな祭りに映えるガーランド&着物instagram(@3coins_junko)3COINSでは、おしゃれなひな祭りのディスプレイグッズや着物なども発売されていますよ。着物は帯がゴムになっているので、着替えも簡単。ひな祭りフォトの撮影にもおすすめです。毎年気になるクリスマスグッズinstagram(@3coins_rumi)3COINSでは、毎年おしゃれなクリスマスグッズが発売されているので必見です。トナカイとサンタクロースのスタイ&帽子セットは、赤ちゃんにも身に着けやすいおすすめグッズです。3COINSの月齢フォト&イベントグッズに注目おしゃれで便利なインテリア雑貨が揃う、3COINSの月齢フォト&イベントグッズをご紹介しました。シーズンごとに発売される、3COINSのさまざまなグッズを活用して、思い出に残る素敵な写真を撮影しましょう。
2022年11月08日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!子どもの言葉にスカッと!私は子どもを産んでから前の体型より15kgも増えてしまい、肥満に近い体型です。その体型を毎回義母が馬鹿にしてきます…。「こんな体型じゃ〇〇(夫)がかわいそう!」などど、子どもの前で大げさな発言もするのです。いつも苦笑いしながら相槌を打っていたのですが、あまりに何度も言ってくるので、最近は聞き流していました。出典:lamireところが最近、言葉が達者になった息子が「ママのことを豚って言うなら、おばあちゃんは鶏ガラだね!」「ママはおいしいものたくさん食べて幸せだから太ってるんだよ。おばあちゃんはおいしいものを買うお金もないんだね」と、憐れんだ目をしながら義母に言ったのです。その言葉で義母はかなり落ち込んでいたので、スカッとしました!(女性/パートアルバイト)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?こんな義母と付き合うとなると骨が折れそうですね。かばってくれた息子さんに拍手です!以上、義実家トラブルエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年10月28日「自分で考えるサッカーを子どもたちに」をテーマに、「シンキングサッカースクール」や「サカイクキャンプ」などを通じて子どもたちの成長をお手伝いするサカイクが、サッカーを頑張る子どもをどうサポートすればいいかお伝えする保護者セミナーをオンラインで開催します。サッカーをする子どもを伸ばしたい、成長させたいけど家庭でどんなことができるかわからない、という保護者の皆さんを対象にしたセミナーです。――――――――――――――――――――――――・自分で考えてプレーしてほしいけど、考える力が足りない。家庭でも考える力を身につけさせる方法が知りたい・失敗を恐れずチャレンジしてほしいけど、なかなかうまくいかない。どう声掛けすればいい?・つい、子どものサッカーに口出しすぎてしまう・子どもをどの程度サポートすればいいのか、過保護・過干渉にならないさじ加減が分からない・サッカーにおける親と子の接し方が分からない――――――――――――――――――――――――といった悩みをお持ちの方に、家でどんなふうに子どもに接すればいいか、どう見守ればいいかをお話します。きっと皆さんの悩みを解決するヒントがあるはずです。質問タイムでは、皆さんからのご質問に答えるだけでなく、一緒に考える機会も用意します。ぜひこの機会にご参加ください。<開催概要>日時11月5日(土)19:00~20:00形式オンライン(無料)定員50名参加費 無料※後日オンライン(Zoom)のURLをお送りいたします※進行状況により、終了時間は前後致します>>>お申込はこちら※お申込はLINEアプリを使用してのお申込みとなります。■お申し込み方法LINE予約にてお申し込みを承っております。サカイクLINEアカウントのフォローをお願いいたします。※既にお友だちとなっていただいている方でフォームに入れない場合は、スタンプをLINEに投稿していただくとフォームに入れるようになります。※LINEアカウントをお持ちでない方は事務局までお問い合わせください。講師プロフィール菊池健太(きくちけんた)サカイクキャンプヘッドコーチ。約20年にわたり未就学児から小学生まで指導。私生活では4児の父。4人ともサッカーをしており、サッカー選手を育てる保護者でもある。<資格>日本サッカー協会C級JFA公認キッズリーダーキッズコーディネーショントレーナー佐倉市立井野中学校サッカー部外部指導員<経歴>VERDY花巻ユース 日本クラブユース選手権出場(全国大会)中央学院大学 千葉県選手権 優勝千葉県1部リーグ 優勝■お問い合わせ先サカイクイベント事務局info@sakaiku.jp営業時間:平日10:00~18:00
2022年10月18日子どもって「こんなことできるようになったの!?」と日々驚かされることも多いのですが、今回はとっても地味な場面で息子の成長に気づきました。どんな場面かというと……? え、切らせてくれるの…? 最近4歳になった息子。できることが一段と増えました。今まであの手この手で工夫していたことが、特に手間をかけなくてもできるようになっている。こういう場面は意外と気づくのが遅れて、「いつからできるの?」「最後アレしたのいつだっけ?」と思うこともしばしば……。 できるだけ子どもの小さな成長にも気づきたいし、それを認めてあげたいな、と感じる出来事でした。 著者:みゅこ2018年生まれの男の子ママ。別居婚で出産ののち、紆余曲折ありつつ、現在は夫と家族3人オーストラリアに住んでいます。SNSで育児や家族にまつわるエッセイ漫画を更新中!Instagram:@myuco_baby
2022年10月09日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。今回は実際に募集した義実家トラブルエピソード「義母の心ない言葉」をご紹介します!「義母の心ない言葉」出典:lamire一生懸命あやすけど…出典:lamire義母が毎回嫌味を言ってくる…出典:lamireメンタルは最悪に…出典:lamire同居解消後、娘が大きくなると…出典:lamire絶賛人見知り中!出典:lamire育児にも慣れておらず、気持ちが安定しない中での義母の心無い言葉は心に傷をつけてしまいますよね…。こんな義母とは距離を置いて生活していきたいものです。以上、義実家トラブルエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。(lamire編集部)(イラスト/ちーず)"
2022年10月03日空前の成長を遂げるラグビー女子日本代表チーム。そのカギを握るカナダ出身のHC(ヘッドコーチ)に、異言語コミュニケーションの秘訣を特別インタビュー。急成長を支える、女性HCの言葉。2019年の、日本でのW杯開催以降、一気にポピュラーになったラグビー。男子に注目が集まりがちなスポーツだけれど、実はこのところ、女子の日本代表チーム「サクラフィフティーン」が話題だ。ここ数年でめきめきと力を付け、最近の国際試合では格上の強豪・アイルランドに初勝利。今年の10~11月にニュージーランドで開催されるワールドカップにも出場が決まっている。この急成長をもたらしたのが、3年前に代表のヘッドコーチに就任した、元カナダ女子代表のレスリー・マッケンジーさんだ。ほとんどが日本人で海外経験もない選手たちの指導を、「挑戦しがいがある」と引き受け、チームを成長に導いた。「彼女の言葉で意識が変わった」などの声も多く聞かれ、選手から厚い信頼を寄せられるレスリーさん。異言語の壁をどう乗り越えてチームを作り上げていったのか、練習後のフィールドで語ってもらった。言葉が違うからこそ、生まれる絆があります。異なる母国語の選手たちを率いるレスリーHCが実行していることとは?チームへの熱い思いも聞きました。圧をなくして、常にオープンに。就任当初、多くの選手はシャイで、私と話したがりませんでした。けれどそれは、よく知らないHCに英語できちんと話さなければ、という“圧”が彼らの中にあったから。まず私が取り組んだのは、この圧をなくすことでした。選手たちが所属する学校やクラブチームに了解を得て、不安や疑問があったら私に直接聞いてほしいと伝えました。いつでもウェルカムだし、電話がしづらいならLINEでもいい。常に「オープンに話したい」という姿勢を見せました。するとみんなも、翻訳アプリなどを使いながら一生懸命取り組んでくれて、良いコミュニケーションが生まれるようになった。壁を作るのは言語の違いそのものではなく、先入観や内なるプレッシャーなのです。相手の言葉を知り、バックグラウンドを学ぶ。選手たちに指示を出す際に大事にしているのは、自分のメッセージを正確でクリアにすること。そのために、日本語のどの単語を選ぶべきか、通訳してくれるアシスタントコーチたちとは練習前に綿密に打ち合わせをします。その一方で、自分もできるだけ日本語で話すように心がけています。言葉は架け橋。同じ言葉を使うことで相手のバックグラウンドを理解できることがあるし、私が日本語を使えばみんなも英語で話しかけやすくなると思うからです。キャンプ中は選手に言葉を教わることも多いですよ。最近のお気に入りは「ちんたら」(笑)。「みなさん、this morning too much ちんたら!(今朝はちんたらしすぎ!)」のように使います。自分たちの共通言語を作り、主体性を育てる。もうひとつ取り組んでいるのは、試合の中で即座にやるべきことを共有できる、自分たちだけのワードを持つこと。例えば、相手の攻撃を食い止める時に使う「侵撃」という言葉。これはただディフェンスするのではなく、相手の陣地に少しでも食い込むことをイメージして、選手たちが使い始めました。他にもボールを持った選手をサポートする時の「タツマキ」や「ハウス」などいろいろありますが、すべて選手たち自身が決めたもの。共通ワード作りは、作戦がやりやすくなるだけでなく、自分たちが考え出すことで選手に自主性が生まれる点でも重要です。自分たちが主体であり、力を持っていると感じられる。これはラグビーをする上で非常に大切なことです。批判の言葉は、正直に、愛を持って。指導の中で「正直」という言葉をよく使います。毎日のコミュニケーションの中で互いに正直であることが、より良いチームへと成長するために欠かせないと考えているからです。とくに、批判が必要な場面においては重要なこと。自分への批判は誰でも受け入れにくいものですが、チームスポーツを行う以上、仲間にそれを言われたら相手を信じなければいけない。その信頼の土台にあるのが、正直さだと思うのです。相手を傷つけるためではなく、愛があるから正直に話している。その共通意識があれば、批判も受け入れやすくなります。私自身も選手を批判する時は、「あなたの立場は重要だから、正直に言います」などと、必ず誠意を伝えるようにしています。「コネクト」するためのキーワードを常に模索する。他国に比べて体の小さい日本チームは、互いに頼り合い、つながらなければ始まらない。就任時に打ち出した「サクラウェーブ」というコンセプトも、全員がうねりのようにつながる様をイメージしたものでした。広く受け入れられたし、今も我々のチームをよく表している言葉だと思っています。ただ、チームは進化している。ひとつのイメージにとどまらず常に新たなキーワードを据えていくことが、より強固なコネクトを生むために必要だと思っています。今もまさに、来月のW杯に向けて着々と準備中。テーマも固まってきています。言葉と気持ちでつながり合い、強豪国を相手に勇敢に戦う女子日本代表の姿をお見せしたい。楽しみにしていてください。レスリー・マッケンジーさんラグビー女子日本代表ヘッドコーチ。1980年生まれ、カナダ出身。大学時代からラグビーを始め、2006年、’10年のW杯でカナダ代表。現役引退後にコーチへと転身、ニュージーランドで選手育成プログラムなどに関わったのち、’19年から現職。2頭の愛犬との散歩が日々のリフレッシュに。※『anan』2022年10月5日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)取材、文・新田草子(by anan編集部)
2022年10月01日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、子どもの乱暴な言葉遣いについて教えていただきました。こんにちは。小児科医の保田典子です。子どもって、親が困る言葉を使うことがありますよね。今回は「乱暴な言葉遣い」について考えてみたいと思います。 実際にベビーカレンダーの専門家相談に寄せられた相談とともに、見てみましょう。 3歳の息子と1歳の娘の育児奮闘中です。3歳の息子の言葉遣いが悪くて困っています。幼稚園に入園し、一気に言葉が出るようになり嬉しくなってきたところで、3歳を迎えたころから悪い言葉で口答えしたり、反抗してきます。もともと私も育児で手一杯でイライラする事も多く、良くない言葉遣いをしてしまっていて、息子も怒ると私の口調にそっくりで、幼稚園でも使っていないか心配です。本人に悪いという認識があって言ってるというよりは、興奮するとつい口走ってしまうといった様子なのですが、どうやって直していけばいいのか、余裕がないので私もお手上げ状態です。また、息子が一歳の妹に対しても怒って悪い言葉を使ったりするので、これから言葉を覚えていく娘に悪影響がないかとても心配です。 乱暴な言葉の原因は?乱暴な言葉も良い言葉も、必ず「自分以外の誰か」の言葉を聞いて出てきます。まずは、子どもと一番接する時間が長い人の言葉遣いを見直してみましょう。 ママやパパ以外にも、じいじやばあば、お友だち、テレビやYouTubeなどお子さんがよく見ているメディアに出ている人、芸人さん……いろんな人の影響を受けます。その中に、乱暴な言葉を使っている人はいませんか? 初めは誰かのマネで使い始めても、慣れてくると自分の言葉としてよく使うようになっていきます。子どもはたくさんの言葉に触れながら成長していきますので、「良い言葉だけ」を覚えていくというのは難しいです。良い言葉も悪い言葉も覚えた上で、言葉を選択して使いかたを覚えていくのです。 「ばか」「あほ」といった乱暴な言葉や下ネタを使い続けてしまう原因としては、ちょっとした反抗心だったり、相手の反応が面白くてついつい使ってしまったり、ということがあります。過剰に反応せず、しっかりと「使ってはいけない理由」を伝えていきます。 では、乱暴な言葉を直すにはどうしたらいいの?子どもにただ「そんな言葉、使っちゃダメでしょ!」と言うだけでは直りません。どちらかというと、怒って「ダメダメ」と言っているほど、子どもは内心面白がってしまいます。もしくは親の気を引きたくて、ますます使い続けてしまうかもしれません。直していくコツとして、以下の4つを試してみてください。 ①なぜ言われたら嫌かを伝える子どもは、親が「ダメ!」と怒っても、ダメな理由までは考えていないことが多くあります。子ども自身も、周りを嫌がらせたいと思って使っているわけではないことが多いのです。 子どもに対して「(あなたは)その言葉を使ってはいけません」ではなく、「"ママは"、その言葉を言われるととても気分が悪くなります」「ほかの人も嫌な思いをすると思うよ」と伝えましょう。そうすると子どもは「そうか。この言葉は嫌な気持ちになる言葉なんだな」と理解できるようになっていきます。 ②どんな言いかたならいいか考えさせる、一緒に考えてみる①に通じるところもありますが、乱暴な言葉にもいろいろあると思います。子どもの気持ちが落ち着いてから、「この言いかたはこんな感じで言えるよね」「どうして今の言い方はダメなのかな? 人がどんな気持ちになるかな」「どんな言葉で言ったらいいかな」など、子ども自身に考えさせる方法で話し合いをしてみるのもいいでしょう。このやり方のコツは、子どもの言った素敵な言い回しも引用して褒めること。乱暴な言葉だけフォーカスすると、せっかくお互い落ち着いて話ができても、結局説教臭くなってしまいます。言葉について、良し悪しを考える時間を作ってみてください。 ③親の言葉遣いも見直すやはり子どもが一番影響を受けるのは親です。乱暴な言葉を使わないだけでなく、使ってほしい言葉を使うよう、心がけるとよいでしょう。かくいう私自身も言葉遣いが良いとは決して言えないのでよく反省しています(一応気をつけているのですが、なかなかうまくいきませんよね)。 ④ 親子ともにストレスコントロールを!言葉についてどれだけ気をつけていても、疲れてイライラしていると言葉にも出やすいですよね。親御さんご自身にストレスがかかりすぎないようにしましょう。疲れているときは早めに休んだり、疲れすぎないように余裕をもったスケジュールにするなど、工夫をしてみましょう。 成長の過程なので慌てずに、ゆっくりきれいな言葉遣いを下ネタや乱暴な言葉遣いは、誰しも通る道です。知らない大人に言うならともかく、お友だち同士なら「お互い様」なところもあるでしょう。乱暴な言葉を使うことは、お子さんの成長の過程の一つですので、あまり深刻に悩まなくても大丈夫です。使ってほしくない言葉は是正しつつ、良い言葉を使ってもらえるよう、親御さんも一緒に頑張りましょう。たくさんの言葉に触れて、お子さん自身で考えて言葉を選んでいけるようにしていきたいですね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年09月29日私は2人目の子どもにいつまで授乳するか迷いながらも続けています。ある時、少しお話しができるようになった子どもが発した言葉に、かわいくてドキドキしてしまいました。あまりにかわいかったので、スマホで撮影をしようとした瞬間、子どもが予想外の反応をして……!?育児中のビックリエピソードをご紹介します。 えっ、かわいいと思っていた息子が… 息子のかわいい言い方にドキドキきゅんきゅんしていたら、途中からまた別のドキドキに変わりました……。そこにいたのは赤ちゃんではなく、しっかり物事を理解してかっこよく写真に写ろうとする少年でした!笑著者:悩みすぎこ5歳、1歳の2児の母。元会社員で、現在は在宅でイラストやマンガ制作をおこなっている。Instagram:@nayami_sugiko
2022年09月23日夏休みも終わり!! 通常運転に戻りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?もうすぐ運動会シーズンなので、私の職場(幼稚園)も大忙しです。子ども達は、本番のために一生懸命練習しています。きっと保護者の方々も、成長した子ども達の姿を見て、運動会当日は胸を熱くすることでしょう!!子ども達は、親が思っている以上に日々成長し、さまざまなことを考えながら生活しています。私自身も、先日、娘に驚かされた出来事がありました。■バトミントンに興味を持った娘わが家は、娘の小学校入学と同時に、今の土地へ引っ越してきました。なので、習い事なども一回リセット。学校からもらってきたスポーツ少年団の一覧を見て、たまたま興味を持ったバトミントンを試しに体験してみることにしました。想像以上にスパルタな少年団でびっくり!ランニングやフットワークをみっちりやり、最初のうちはラケットを持って打ち合うこともしません。まずは基礎からしっかりと。正直、全然楽しくなさそう(笑)週に一回三時間!(少年団自体は週に三回やっているのですが、娘は週一コースを選択してます)娘は、「やりたくない」って言うだろうなぁーと思っていたら…■娘の口から出た「やってみる!」の言葉予想外でぇーす。娘の希望で入団することになりました。正直、すぐ辞めたいって言いそうだなぁ…と思っていました。入団してすぐは、ランニングがきつくて泣いて…上手に動けなくて泣いて…。体育館のすみっこで泣くことが多かったです。でも娘は、一度も「やめたい」と言ったことはありません。上達はかなり遅いほうですが…(笑)、娘は三年生になった今もバトミントンを続けています。ある日、私は娘に聞いてみました。本当に衝撃でした。こんなにしっかり考えてるなんて思っていなかったので。辛いこともあるし、面白いだけじゃない。だけど一度辞めてしまったら、もう一度そこに戻るのが難しいことを娘はわかってるんだなぁと。継続するって難しいことだから、素直に娘のことをすごいと思いました!子どもは親が思っている以上に、日々色んなことを考えて悩んで自分自身で乗り越えて成長してるんですね。なので、子どもが頑張りすぎないように、そばでそぉ〜っと、見守っていきたいですね。
2022年09月14日