●家電にひそむ「違和感と制約」ソニーは2月10日、東京都渋谷区のアルフレックスショップ東京にて、ポータブル単焦点プロジェクター「LSPX-P1」とグラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」の発売イベントを開催。イベントでは、両製品の開発秘話や、空間そのものを活用して新しい体験を創出する「Life Space UX」の展望について、開発者を交えたトークセッションが行われた。Life Space UXは、ソニーがCES 2014で発表した空間活用プロジェクト。住空間になじむ洗練されたデザインを特徴としており、これまでにLED電球とBluetoothスピーカーが一体化した「LSPX-100E26J」、壁際から147インチの大画面を映し出す4K超短焦点プロジェクター「LSPX-W1S」がリリースされている。今回ポータブル単焦点プロジェクター「LSPX-P1」とグラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」が加わったことで、ラインナップは4製品となった。今回のイベントではソニー TS事業準備室 室長の斉藤博氏が登壇。斉藤氏はLife Space UXのコンセプトについて、家電にひそむ「違和感と制約」を解消することであると話す。斉藤氏はまず、雑誌に載っているような住空間の写真に家電の姿がないという「違和感」を指摘。見た目が空間になじんでいない、操作の不便さがストレスを生んでしまうなど、家電と人との間にはある種の距離感があることを問題提起した。また、家電のある場所にユーザーが移動しなければならないことや、配置が電源コンセントの位置などに左右され自由に決められないことを「制約」と表現。こういった違和感や制約を取り除くことがLife Space UXの目的であり、コンセプトの実現にあたっては「住空間」という角度からミッションに取り組む必要があるとの見解を示した。今後も住空間のエキスパートから協力を仰ぎ、一人ひとりが自分らしく過ごせる空間を実現するような製品を開発していくと話す斉藤氏。また、ユーザーに対しては「家電にひそむ違和感に対する解を一緒に探してもらいたい」と呼びかけた。●置くだけで映像を投影イベントの中盤には、アクシス取締役で多摩美術大学教授の宮崎光弘氏を中心に、2回のトークセッションを実施。1回目はポータブル超単焦点プロジェクターやグラスサウンドスピーカーの各設計開発担当者と、両製品の開発経緯やコンセプトについて語った。ポータブル単焦点プロジェクターの設計開発担当である松田氏は、コンシューマーに向けた小型プロジェクターがこれまでに存在していなかったことを指摘。プロジェクターを身近な存在として体験してもらうべく「置くだけでストレスなく絵を出せる」というテーマを設定し、ポータブル単焦点プロジェクターの開発に着手したという。同製品はオートフォーカス機能を搭載し、まさに「置くだけで」映像を投影できるよう設計。さらに、電源ボタン以外の操作キーや電源ケーブルを排除したシンプルなプロダクトデザインを採用した。静音化にも取り組んでおり、ユーザーが愛着をもって使用できる製品に仕上げたという。製品化にたどり着くまでの取り組みも紹介。2013年に行われた夏祭りイベントの最中に、当時のプロトタイプを使って平井社長にプレゼンしたこともあったという(プレゼンの際には担当者が「RGB」とプリントされたTシャツを着てアピールしたという秘話も明かされた。しかし平井社長の反応は「ふつう」だったそう)。本格的に製品化に向け動き始めたのは、Life Space UX事業を行うTS課が発足した2014年のこと。製品としてのポータブル単焦点プロジェクターは、Life Space UXのコンセプトと出会うことで完成したことが伺える。グラスサウンドスピーカーの設計開発担当者である鈴木氏は、インテリアに溶け込む「音の噴水」を作りたかったと語っていた。製品のキーワードであり条件は、1本でスピーカーとして成立すること(One Speaker)、360度音が広がること(360 degree Sound)、透明であること(Transparency)の3つ。これらの実現のため鈴木氏は、加振器で有機ガラス管をたたき360度方向に音を広げる「バーティカル・ドライブ・テクノロジー」を独自開発。同技術は2008年に発売された全長約1m・約1,000,000円のガラス製スピーカー「サウンティーナ」に採用された。開発陣は、サウンティーナのオリジナル価値をより多くの人に届けたいとし、大胆な小型化と高音質化、低価格化を実現したグラスサウンドスピーカーの開発に着手した。完成した製品は、サイズがワインボトル程度、価格が税別74,000円前後となり、サウンティーナよりもユーザーとの距離が近くなっている。2回目のトークセッションのゲストはデザインエンジニアの田川欣哉氏とジャーナリストの林信行氏。「音と光と空間の可能性と、体験のデザイン」をテーマに、Life Space UXの取り組みを語った。田川氏は今回発表された2製品に、背面、裏面、側面という概念が存在しないことに着目。「技術的制約がある中、このように全方位からアプローチできる製品が形になったことがすばらしい」と話した。ジャーナリストの林信行氏は「これがあれば一日豊かな気持ちで過ごせる」というような、空間×家電が生み出す体験に期待を寄せていた。ポータブル単焦点プロジェクター「LSPX-P1」とグラスサウンドスピーカー「LSPX-S1」は今後、アルフレックスショップ・ショールームでの体験イベント、星野リゾート・デザイナーズコテージへの設置、製菓メーカーベイクとのコラボレーションイベントなど、通常の家電とは異なる切り口でプロモーションを行っていくとのこと。空間×家電という体験を、ユーザーにより深く訴求することが目的だ。家電が持つ「違和感と制約」に問題提起し、家電の新時代に向けてアプローチを仕掛けるLife Space UX。今後のラインナップ拡充と、さらなる提案に注目したい。
2016年02月12日番町製作所は、スマートフォン向けゲームアプリ「家電少女」のサービスを、3月31日15時に終了すると発表した。2015年4月のサービス開始から約11ヶ月での終了となる。今後は、2月24日15時にゲーム内アイテム「家電石」の新規購入を停止し、3月31日15時にサービスを終了する。4月1日15時からは、ユーザーが購入した家電石のみ払い戻しを受け付ける。払い戻し方法や受付終了日に関しては、後日アプリ内でアナウンスする。家電少女は、家電と合体した少女たちが悪の組織と戦う家電育成型RPG。2015年4月30日にAndroid版アプリの配信を開始し、5月8日にはiOS版もリリースした。これまでに、シャープやキングジムなどとコラボレーションイベントを行っており、実在する家電をイメージしたキャラクターをゲーム内に登場させていた。
2016年01月25日家電製品協会(AEHA)は1月22日、スマートハウスの普及促進を目的として、IoT技術を活用した家電製品や住宅設備のほか、家屋構造や性能、エネルギーマネジメントまで幅広い技術や商品動向を理解し、横断的な知識を基にしてスマートハウスの構築を支援する人材の育成を目指した資格認定制度「スマートマスター」を設立したと発表した。同協会の伊藤章 専務理事は、同資格制度導入の背景について、「スマートハウスの実現には、その構造を理解したうえで、エネルギーの消費効率を向上させ、最終的には生み出すエネルギーと消費されるエネルギーの均衡を図るゼロエネルギーの実現や、住む人のライフスタイルに応じていく必要があるが、家の中に入る電気製品が高度化し、一般消費者には分かりづらい状況になってきている。そこで、スマートマスターが、どういった家を実現したいのかについてのコンサルティングを行い、ニーズにマッチしたアドバイスを提供することが必要と考え、資格制度の導入を決定した。2016年11月1日以降に、資格認定第1号が生まれるが、スマートハウスについては、スマートマスターに聞けば解決できる、という時代にしたい」と語る。また、家電製品協会認定センターの森拓生 センター長は、スマートマスターの資格認定要件として以下の8つを挙げており、認定資格はその1つの到達点となるとしている。エネルギー問題を起点とする社会の変化と家庭の変化中核機器スマートメータ、HEMSの機能と「家」における役割ゼロエネルギーハウス(ZEH)の構成要件重要コンセプト「創エネルギー・蓄エネルギー・省エネルギー」を実現する製品スマートハウスの「家」としての基本的構造・仕様・機能スマートハウス化に向けたリフォームビジネスの基本スマートハウスが生み出す多様なサービス家電製品・技術が生み出す新たな付加価値資格開始は2016年度で、2016年9月に第1回の認定試験を実施。毎年9月と3月の年2回、開催を予定しており、試験科目は「スマートハウスの基礎」と、「家電製品」についての2種類としている。初回の試験は9月4日および9月7日に実施予定で、受験料は2科目受験で9230円、1科目受験の場合は6180円となる。1科目のみ合格した場合、向こう2回の試験にて当該科目の試験を免除し、不合格であった科目のみ追加で合格することで、資格取得が可能となる。また、家電製品総合アドバイザーもしくは家電製品総合エンジニアの資格を保有している人は家電製品科目の試験は免除されるという。また、実際の交付日は11月1日付けと5月1日付け。資格の有効期限は資格交付日より5年間で、資格更新制度も設けられている。さらに、将来的には技術の進化などに合わせて、資格のグレードを分けたり、リフォーム関係の資格に特化したもの、といったより高い専門性を有する目安のものへと発展させていくことも想定しているという。なお、スマートマスターの資格合格者については、やってみないとわからない、としながらも、年間で約1000名程度を目安として取り組みを行っていくとしている。
2016年01月22日レノボ・ジャパンは1月19日、モバイルワークステーション2製品とエントリークラス・ワークステーション2製品を発表した。発表されたモバイルワークステーションは、「ThinkPad P40 Yoga」と「ThinkPad P50s」、エントリークラス・ワークステーションは「ThinkStation P310 Tower」と「ThinkStation P310 SFF」で、いずれも1月19日より販売開始となる。「ThinkPad P40 Yoga」は、利用シーンに合わせて「ラップトップ」「スタンド」「テント」「タブレット」の4モードに形状が変化する"マルチモード"を採用したモバイルワークステーション。WQHD(2560×1440)の10点マルチタッチ対応14インチ液晶ディスプレイを搭載しており、2048筆圧段階のThinkPad Pen Pro-1(オプション品)によるペン入力も可能となっている。第6世代のインテルCore i7プロセッサーやNVIDIA Quadro Maxwell M500M GPU、最大16GBのメモリと512GBのSSDを搭載し、ワークステーションとしての性能も備えている。ハイスペック端末ながら、カーボンファイバーとマグネシウム合金による筐体で重量を1.8kgまで抑えつつ、米軍の耐久規格であるMIL-SPECもクリアし、高い堅牢性を保持している。また、「ThinkPad P50s」は、15.6インチ 3K IPS液晶(2880×1620)を採用したウルトラブックで、薄さ約22.5mm、重量も2.23kgに抑えた。こちらも第6世代インテルCore i7プロセッサーとNVIDIAR QuadroR Maxwell M500M GPUを採用しており、メモリは最大36GBまで搭載可能となっている。バッテリーは最大約12時間と長時間駆動の上、電源を切ることなく、予備バッテリーに交換できるホットスワップ機能にも対応している。一方のエントリークラス・ワークステーションであるThinkStation P310シリーズは、Tower、SFF共にインテル Xeon プロセッサーのE3-1200 v5製品ファミリーを採用し、グラフィックスにNVIDIA Quadro M4000(SFFはQuadro K1200)、最大64GBのDDR4メモリ、最大512GBの高速PCIe NVMe SSDの搭載が可能となっている。
2016年01月20日日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は1月12日、高性能ステッピング・モーター・ドライバ製品ファミリから24Vステッピング・モーター向けの新製品「DRV8880」「DRV8881」「DRV8885」「DRV8884」を発表した。今回発表した新製品のうち「DRV8880」と「DRV8881」の2品種は、ステッピング・モーターの調整作業を不要にするTI特許のAutoTuneテクノロジを内蔵。また「DRV8885」と、今後供給予定の「DRV8884」は、電流センス回路を内蔵し、3Dプリンタ、ロボティクス、ファクトリー・オートメーション機器、紙幣計数機その他の差別化に貢献するとしている。「DRV8880」と「DRV8881」に搭載されたAutoTuneテクノロジは、時間がかかるインタラクティブな手動調整作業を省略可能とするため、設計時間を大幅にも短縮することができる。同機能は、製品の寿命期間全体にわたってモーターの性能をモニタし、複数の減衰設定を適切に調整する。これによりモーター特性、電源電圧、負荷やトルクの変動に対して低騒音、かつ効率的なモーター動作が実現する。電流センス機能を内蔵した「DRV885」はAutoTuneテクノロジを必要としないモーターシステム向けの製品で、2本の外付けセンス抵抗を不要にする同社の独自技術によりモーター電流を正確に安定化し、競合デバイスと比較して基板実装面積を最大20パーセント縮小するとともに、配線の簡素化が可能となる。「DRV8880」と「DRV8881」は、28ピンWQFNパッケージとHTSSOPパッケージで供給され、1000個受注時の単価(参考価格)は、前者が1.92ドル、後者が1.60ドル。「DRV8885」は24ピンHTSSOPパッケージで供給され、1000個受注時の単価(参考価格)は、1.50ドル。「DRV8884」は、今後、24ピンHTSSOPパッケージで供給され、1000個受注時の単価(参考価格)は、1.30ドルとなる予定。
2016年01月12日●1万円コースまもなくクリスマスがやってくる。恋人や奥さんにどんなプレゼントを贈ろうか頭を悩ませている人も多いだろう。そこで提案したいのが家電だ。女性がもらって喜びそうな家電を予算1万円、3万円、5万円に分けてピックアップしてみた。各コースで4~6製品ずつ選んだので、大切な人へのプレゼント選びの参考にしてほしい。以下の価格はすべて税込。2015年12月時点、編集部調べ。○予算1万円コース予算1万円コースは5,000円前後~10,000円前後の製品が対象だ。以下、各製品と特徴について紹介しよう。○siroca(シロカ) 全自動コーヒーメーカー STC-401<コンパクトなのに豆から挽ける>■市場価格:9,500円前後コーヒー好きの彼女に贈りたいのが、「コーヒー豆をミルで挽く」作業から「抽出」までを全自動で行うコーヒーメーカー。豆を挽いた直後に抽出するので、香り豊かなコーヒーを味わえる。そんな全自動コーヒーメーカーで注目したいのが、sirocaの「STC-401」だ。一般的に、全自動コーヒーメーカーはミルと一体型になるぶん、本体が大きくなりがちだ。しかし、STC-401はミル付きながらも本体サイズをW17.3×D22×H27cmに抑えている。ガラス製サーバーなのでコーヒーの抽出量やコーヒーの残りがひと目でわかるのもポイント。洗えば何度でも使えるステンレスメッシュフィルターを採用しているので、ペーパーフィルターは不要だ。また、コーヒー豆だけでなく、粉からでもコーヒーを淹れられる。○パナソニック 音波頭皮ブラシ EH-HM27<長い髪もかきわけて頭皮の汚れを落とす>■市場価格:7,500円前後美しい髪を保つために、頭皮のクレンジングへ注目が集まっている昨今。美容への関心が高い女性に、パナソニックの「音波頭皮ブラシ EH-HM27」はどうだろう。EH-HM27は、「弾力ブラシ」という太めのブラシで髪をかき分け、歯ブラシくらいの細さの「極細毛ブラシ」で頭皮の汚れや皮脂をかき出す。洗い方のモードは「NORMAL」「RHYTHM」「SOFT」の3つで、「やさしく洗いたい」「しっかり洗いたい」など、その日その日の頭皮の状況に合わせて選べるのもうれしい。ちょっとリッチなシャンプーといっしょに渡すのもオススメだ。「自宅でもヘアサロンのような洗い上がりを楽しんでね」と一言添えれば、彼女もときめいてくれるかも。○コイズミ 電気肩ひざ掛け KDH-5057<電気製品なのに丸洗いできるあったかひざ掛け>■市場価格:9,300円前後寒がりな女性にプレゼントしたいのは、オフィスでも自宅でも使えるコイズミの電気肩ひざ掛け「KDH-5057」だ。サイズは150×93cmと大きめで、ひざに掛けてもくるまっても余裕がある。腕を出せるスリットがあるのでポンチョのように使ったり、スカートのように腰に巻いてボタンで留めたり、アレンジしやすい。電源をオンにするときはコンセントにつないでおく必要があるが、いったん温まれば電源を切っても少しの間は暖かさをキープしてくれるので、身につけたまま動き回ることも。コントローラー部分を取り外せば丸洗いでき、清潔に保てる。○レコルト プレスサンドメーカー キルト<キルト模様のホットサンドで朝から元気に>■市場価格:4,500円前後朝ご飯をしっかり食べたい彼女や、InstagramなどSNSを楽しむ女性には、レコルトの「プレスサンドメーカー キルト」が喜ばれるだろう。耳付きの食パンがピッタリ収まる大きさで、こんがりとホットサンドを焼き上げてくれる。本製品の特徴は、ホットサンドの表面にキルト模様の焼き目がつき、見た目もかわいいこと。忙しい朝にふさわしく、ハム&チーズのホットサンドなら約3分とあっという間に完成だ。朝ご飯だけでなく、野菜のグリル、バゲットのトーストなども楽しめる。カフェの朝食顔負けのかわいさに、自分で作ったホットサンドの写真をSNSにアップしたくなるはず?○SUDIO カナル型イヤホン VASA<北欧生まれの美しいイヤホン>■希望小売価格:9,800円通学・通勤時に音楽を楽しむ彼女へ贈りたいのがイヤホン。スウェーデンのメーカーSUDIO(スーディオ)が手がけたカナル型イヤホン「VASA」はどうだろう。VASAという名前は16世紀のスウェーデン国王に由来する。上品な本革のキャリングケースが付属する。カラーはホワイトとブラック、ブルー、ピンクの4色展開だ。気になる音質については、クリアなサウンドとナチュラルな低音を楽しめる。あくまで主観ではあるが、特に中高域がクリアで、音の広がりをよく感じる。オケ曲から軽めのポップスまで幅広く相性が良さそうだ。●3万円コース○予算3万円コース予算3万円コースは15,000円前後~30,000円前後の製品が対象だ。以下、各製品と特徴について紹介しよう。○バルミューダ バルミューダ ザ・トースター<2万円の実力派トースター>■直販価格:24,732円トースト派の彼女に贈るならバルミューダの「BALMUDA The Toaster(バルミューダ ザ・トースター)」。スチームを使った独自の焼き方で、外はカリッと、中はフワッとしたおいしいトーストを焼き上げる。食パンをトーストするだけでなく、バゲットやクロワッサンなどパンの温めなおしでもおいしく仕上がる。焦げやすいパンもきめ細かい温度調節によって、絶妙に焼きたてを再現してくれる。○富士フイルム チェキ instax mini 70<楽しみ方は彼女におまかせ>■市場価格:18,000円前後撮ったその場でカードサイズのプリントを楽しめるとして人気が再燃している「チェキ」。プリントした写真は部屋に飾ったり、子どもやペットの成長記録をつけたり、オリジナルのレシピブックを作ったりと、楽しみ方はさまざまだ。料理や旅行が好き、インテリアにこだわる女性へのプレゼントに向いていそうだ。チェキのなかでもinstax mini 70は、被写体と背景をどちらもキレイに撮影できる「背景きれいフラッシュ」機能を搭載。夜景の撮影でも背景が暗くならずに仕上がる。また、自分撮り用のミラーを備え、撮影モードに「セルフィーモード」を搭載するなど、自撮りやみんな撮りのための機能も充実している。贈る際にはアルバムやケースなどと一緒に渡すと喜ばれそうだ。○フィリップス エレクトロニクス ジャパン ビザピュア アドバンス SC5320/10<洗顔とマッサージができる 多機能な洗顔ブラシ>■市場価格:25,000円前後洗顔はスキンケアの基本とよくいわれる。皮脂やメイクといった、落としきれなかった汚れが、肌トラブルの原因になりうるからだ。その洗顔に着目したのがフィリップス エレクトロニクス ジャパンの電動洗顔ブラシ「ビザピュア」だ。ビザピュアは、毎分250回の回転運動と毎秒110回の音波振動によって手洗いの約10倍の汚れ落ちを実現する電動洗顔ブラシ(フィリップス調べ)。今回紹介する「ビザピュア アドバンス」は、洗顔ブラシ機能にタッピングエステ機能を追加したモデル。専用の「タッピングヘッド」を装着すると、1分間に750回、エステティシャンのフィンガータップを模した動きを行う。さらに、別売の「フレッシュアイヘッド」というパーツを装着すると、目もとをクーリングして引き締めることも可能。1台3役の多機能な美顔器だ。スキンケアという日常生活に一歩踏み込んだ製品なので、付き合いはじめのパートナーよりは、長い付き合いでお互いのことがよくわかっているパートナー向けといえるかもしれない。○ネスレ スペシャル.T My T.<紅茶も玉露も楽しめるカプセル式ティーマシン>■希望小売価格:12,800円1万円コースではコーヒーメーカーを紹介したが、紅茶や日本茶が好きな女性へのプレゼントなら、ネスレ日本の「ネスレ スペシャル.T My T.」を。ネスレ スペシャル.T My T.は、茶葉が封入された独自のカプセルを使ってお茶を抽出する「スペシャル.T」の新モデルだ。カプセルをセットしてスイッチを入れるという使い方は従来通りだが、カプセルに一つ一つ埋め込まれたチップをマシン側で認識し、それぞれの茶葉に適した温度と抽出時間を自動で設定する。カプセル式なので、後片付けも簡単だ。お茶の濃さを5段階に設定できる機能や、本体のライトの色を10色から選べる機能を持つため、自分好みにカスタマイズできる。また、ネスレ日本は日本茶カプセル「京の匠 福寿園シリーズ」もネスレ スペシャル.T My T.と同時に発表している。人肌に近い温度で抽出する「ネスレ スペシャル.T カプセル 玉露 京の匠 福寿園」もラインナップ。玉露は3個入りで2,592円(税込)、つまり1個あたり850円以上という計算になる。ネスレ スペシャル.T My T.では、京の匠 福寿園シリーズ以外にも紅茶、中国茶、ハーブティーなどを楽しめる。彼女の好みに合わせてカプセルとセットにして贈るとさらに喜ばれそうだ。12月28日までの期間限定で、マシンとバラエティボックス(日本茶と中国茶、紅茶、フレーバーティー、ハーブ&ルイボスティー、それぞれのジャンルで3種類ずつ合計15種類)のセット販売をオンラインショップで行っている。●5万円コース○予算5万円コース予算5万円コースは35,000円前後~50,000円前後の製品が対象だ。以下、各製品と特徴について紹介しよう。○フジ医療器 マシュア AM-30 フットエアーマッサージャーF<使わない時はクッションに変身>■直販価格:39,800円冬場、女性に多い悩みの一つが「脚のむくみ」だ。むくみは、血流やリンパの流れが悪くなると引き起こされる。「座りっぱなし」「立ちっぱなし」といった、長時間同じ姿勢でいることが多い職業の女性や、冷え性の女性は、脚がむくみやすいといえる。そんな彼女に贈りたいのがフジ医療器の「マシュア AM-30 フットエアーマッサージャーF」だ。AM-30は、マッサージチェアのパイオニアメーカーであるフジ医療器が、マッサージチェアの技術を詰め込んで開発した女性向けのフットマッサージャーだ。ロングブーツのような本体には左右に計14個のエアーバッグを備え、つま先からふくらはぎまで、部位ごとに合わせた動きで脚全体をもみほぐす。使わないときにはブーツ部分を折りたたんで専用カバーをかぶせれば、丸型のクッションに変身。見た目もかわいらしいが、ふかふかした素材を使っており、触り心地も気持ち良い。○カシオ計算機 EXILIM EX-ZR3000<撮った写真はスマホへ自動転送>■市場価格:44,000円前後自分で撮った写真をよくSNSへ投稿する女性に喜ばれそうなのが、カシオ計算機のコンパクトデジタルカメラ「EX-ZR3000」だ。カメラで撮った写真をスマートフォンへ自動転送する「エクシリム オートトランスファー」機能を持つ。専用アプリ「EXILIM Connect」をインストールしたスマートフォンと常時Bluetooth接続することによって、スマートフォンとEX-ZR3000のWi-Fi接続をコントロール、カメラで撮影した画像をWi-Fi経由でスマートフォンへ自動転送する。上180度のチルトが可能な液晶モニターや、本体前面のフロントシャッターなど自撮りやみんな撮りのための機能も。肌のなめらかさや肌の色を調整できる「メイクアップモード」を使うのも楽しい。スマートフォンとはひと味ちがった撮影を楽しめて、写真ライフが一層充実しそうだ。○ヤーマン H/C Beaute ピュア水素水スチーマー (飲用ボトルつき) IS-94W-1<水素に注目したエイジングケアスチーマー>■直販価格(通常価格):52,920円肌の乾燥が気になる冬場。スキンケアを気にしている女性には、うるおいを与える効果が期待できるスチーマーを贈るのはどうだろうか。ヤーマンの「H/C Beaute ピュア水素水スチーマー IS-94W-1」は、水素水を用いるのが特徴だ。給水タンクに搭載した電極で水を電気分解して水素を発生させ、水道水から水素水を生成できる。水素水を「飲む」「浴びる」ことでエイジングケアを行うスチーマーだ。専用飲用ボトルが付属するので、入浴前や就寝前といった好きなタイミングで水素水を飲める。一口にスチーマーといっても、さまざまな種類があり、年々進化しているが、一石二鳥のIS-94W-1を彼女へ贈って、もっとキレイになるための応援をしよう。○好みの食感で選ぶちょっと高級な炊飯器食は全ての基本。食にこだわる女性には、ちょっと高級な炊飯器をプレゼントするのはどうだろうか。炊飯器を選ぶポイントは、好みの食感を聞き出して、それに合った炊飯器を選ぶこと。あくまで主観的な評価だが、食感や炊きあがりのちがいをメーカーごとに記すので参考にしてほしい。同じ米でもメーカーによって炊きあがりがちがってくるのが、炊飯器のおもしろいところ。一般的に、「圧力」という文言があればもちもちした食感に、圧力なしの場合はしゃっきりした食感に仕上がる。それをふまえたうえで、予算5万円に収まる各社モデルを特徴ごとにピックアップしてみた。もちもち:象印マホービン「極め炊き NP-YA10」(43,000円前後)しゃっきり:三菱電機「本炭釜 NJ-VW106」(52,000円前後)、東芝ライフスタイル「真空圧力IH保温釜 RC-10VSJ」(37,000円前後)ふっくら:タイガー魔法瓶「圧力IH炊飯ジャー 炊きたて JPB-G101」(44,000円前後)みずみずしい:パナソニック「可変圧力IHジャー炊飯器 おどり炊き SR-PA105」(41,000円前後)ユニークなのが日立アプライアンスの「おひつ御膳 RZ-WS2M」(49,000円前後)。2合の食べきりサイズで、おひつのように食卓へ運べるので、「いつも炊きたてを食べたい!」という女性にオススメだ。○ダイソン Dyson V6 Mattress<ぐっすり眠るためには布団をキレイに>■直販価格:47,304円心地よい睡眠のためには、寝具を整えたい。特に布団を清潔に保つのが大事だ。ゆったりと眠るのが好きな女性や忙しい女性にはふとんクリーナーを贈ってみては。5万円の予算なら、ダイソンの「Dyson V6 Mattress」に手が届く。高性能フィルターと密閉性の高い製品設計を採用するなど、排気のキレイさにこだわっており、0.3ミクロン相当(PM2.5の1/8以下のサイズ)の微粒子を99.97%除去できる。布団以外にももちろん使える。本体カラーはホワイト×グリーン。清潔さをイメージさせるカラーリングが目を引く。○iRobot ルンバ622<ルンバで"時間"をプレゼント>■直販価格:52,920円5万円の予算に3,000円ほど上乗せすれば、ロボット掃除機「ルンバ」が買える。ルンバに掃除を任せると、彼女の時間に余裕ができる。つまり、彼女にのんびりする時間をプレゼントするようなもの、というわけだ。ルンバ622は、ルンバシリーズのなかではエントリーモデルだが、ハイエンドモデルと同じバッテリーを搭載している。ダストボックスが満タンになるとランプで知らせる「ゴミフルサイン」や、タイマー予約しておける「スケジュール機能」は持たないものの、ゴミや汚れの多い場所を感知すると集中的に掃除する「ダートディテクトモード」などを搭載。シンプルな機能で「はじめてのロボット掃除機」に適したモデルといえるだろう。○サプライズを忘れずに家電は生活感のあるものが多いが、ちょっとした演出でステキなクリスマスプレゼントになる。たとえば、洗顔ブラシや頭皮ブラシのようなケア家電はクリスマス限定の化粧品をセットにして渡す、炊飯器やホットサンドメーカーのような調理系家電は手料理をふるまえばさらに喜ばれそうだ。もちろん一緒に作ってもいい。クリスマスに限らずプレゼント選びは難しくも楽しいもの。相手のことを考えながら、家電も選択肢に入れてみてほしい。
2015年12月12日2015年の流行語大賞に選ばれた「爆買い」は、外国人旅行者が日本で大量に買い物をすることを指す言葉。その対象のひとつが家電製品である。英語に対応できるスタッフをそろえるなど、今日では外国人旅行者を意識した家電量販店も多い。実際、日本の家電量販店は海外とどう違うのだろうか。そこで今回、日本に住む外国人20人に母国との違いを聞いてみた。○大きくて種類が豊富・「商品の数が多いです」(韓国/48歳/男性)・「種類が多くて値段も安いです」(インドネシア/37歳/男性)・「種類が豊富で安い」(トルコ/39歳/男性)・「シリアの家電量販店でも日本の製品が多く売られています。自分の予算に合わせて必要なものが買えるので、とても便利だと思います」(シリア/35歳/男性)・「興味があります。タイにはない商品が多いので、見るのが好きです」(タイ/30歳/女性)・「品質がいいものがそろっているので、生活上便利です」(ベトナム/31歳/女性)・「ミャンマーと比べられないぐらい大きくて、商品がたくさんあると思います」(ミャンマー/32歳/女性)・「非常に充実していると思います。大型スーパーみたいです」(ブラジル/30歳/女性)・「フランスより日本の方が商品が多いと思います。フランスではデパートやスーパーと一緒になっています。物を試すためには便利と思いますが、最近は通販の方がかなり安いので、結局ネットで買います」(フランス/30歳/男性)○このサービスが印象的・「チェーン店でも店員の専門知識がとてもいいと思います」(オランダ/44歳/女性)・「接客がよくて、品ぞろえがすごいです」(イタリア/38歳/女性)・「日本の家電量販店は素晴らしいです。同じところでまとめ買いするにはとても便利。古い家電を代理に処分してくれるのも大変助かります」(ウクライナ/42歳/女性)・「ポイント制度が楽しい。豊富な品ぞろえ。価格が安い。最新の電気製品がそろっている」(マレーシア/36歳/女性)・「値引きできることはすごく感動した(びっくりもした)」(カナダ/31歳/男性)・「値段は日本の方が高いと思いますが、店員とうまく話しできれば安くしてくれるのでうれしいです」(アメリカ/26歳/男性)・「騒がしい。インターネットなどの勧誘がしつこい。でも一方で、マッサージチェアを無料で使えたり、いろんな商品を手に取って見比べたりできるので楽しいです。日本の大型店はドイツよりも品ぞろえが豊富です」(ドイツ/39歳/男性)○そのほか・「中国にも日本の家電量販店は多いです」(中国/28歳/女性)・「にぎやかで呼び込みが多い」(イギリス/30歳/男性)・「あまり変わりません」(スペイン/32歳/女性)・「あまり変わらないと思います」(フィンランド/27歳/男性)○総評一番多かったのは「大きくて種類が豊富」の声で、ひとつの店でいろんな商品を試しながら購入できるところに魅力を感じているようだ。今日では海外でも日本の家電製品を購入できるところも増えているが、ハイエンドからコストパフォーマンスの高い商品まで、予算と目的に合わせて選ぶことができるのは日本の家電量販店ならではだろう。商品展開以外にも、スタッフのサービスやポイント制のようなシステムなども評価している声があった。"爆買い"ができる外国人にとっても、スタッフのきめ細かいサービスやおもてなしの心は、商品自体の魅力とともに購入意欲を注がれるところになっているのかもしれない。中には、店舗で体験しながら商品を厳選してネットで安く購入する、という活用をしている外国人もいるようだが、日本在住の外国人もまた、それぞれのスタイルで家電量販店での買い物を楽しんでいるようだ。※本文と写真は関係ありません
2015年12月08日BCNは11月19日に記者会見を開き、デジタル家電などのいわゆる黒物家電の市場動向の分析結果と、年末商戦の展望を発表した。同社が大手家電量販店(全国22社)のPOSデータを集計している「BCN ランキング」のデータをもとに分析したものだ。会見では、高付加価値モデルが年末商戦の目玉になるとの展望が示された。○苦戦中の市場でも売れている製品とは昨今のデジタル家電市場は、台数ベースで前年を下回るジャンルが多いものの、いくつかのジャンルは金額ベースで上回る、あるいは回復傾向を見せるというパターンが目立ち始めているという。こうしたジャンルでは、高付加価値な製品群が人気を博しており、市場全体を引っ張るほどの影響力を発揮するに至っているという分析だ。ここでは、液晶テレビ、レコーダー、ノートパソコン、音楽プレーヤーについて内容を紹介していこう。○テレビ市場とレコーダー市場まず、前年比でマイナス成長が続いているテレビ市場だが、4Kテレビに関しては売れ筋が大型化し、販売台数も大幅な成長を見せている。もう少し詳しく見ていくと、昨年(2014年)までは30型台(32型、37型)が売れ筋のトップだったが、この1年は4Kを中心に40型台(40型、45型など)が徐々に台数を伸ばした。40型台の製品は、4Kを含む全体でも30型台に並び、やや追い越すほどに至っている。レコーダーでは、いわゆる全録レコーダーの人気が上昇。市場で一定シェアを占めるとともに、販売金額も前年をやや上回る水準に回復してきている。これはパナソニックの新製品投入によるものだが、魅力的な製品の登場で市場全体が活性化する好例と言えるだろう。○携帯音楽プレーヤーは「ハイレゾ」携帯音楽プレーヤーは近年、スマートフォンへの置き換えが進み、大幅に前年比割れが続いていた。これが2015年の夏ごろから平均単価が上昇傾向にあり、直近の10月には金額ベースだけながら、前年比でプラスに転じている。詳細を見ていくと、昨年11月以降、ハイレゾ対応のプレーヤーが好調を維持し、単価も3万円付近まで上昇している。市場全体で見ても、ハイレゾ対応機の全体構成比が20%近くまで伸びており、今後もこの傾向は続く見込みだ。○パソコン市場は「軽量」不調が続くパソコン市場で気を吐くのは、1kg未満の軽量ノートパソコン。これまでNECやパナソニックなどの高価格帯モデルが多かったが、ASUSが低価格モデルを投入したことで市場が活性化し、販売台数、金額ともに前年比で大幅な伸長を記録した。全体構成比で見れば、軽量ノートパソコンはまだ10%弱といったところだが、潜在的なニーズは高い。好調な市場は、それぞれ「4K」「全録」「軽量」「ハイレゾ」がキーワードとなっており、高付加価値モデルが売り上げを底上げしているのがわかる。こうした高付加価値の製品が手ごろな価格になってきたために、売り上げが伸びているわけだ。全体としてみれば、高級モデルに人気が集まっているということは、デジタル家電は高くても理由があれば売れる余地がある、ということでもある。このことから、「年末商戦では価格と付加価値のバランスがとれた、ワンランク上のデジタル家電が目玉になるのではないか」という分析結果だった。消費者心理としても、単に安いだけのものを買うより、一芸に秀でたもののほうが購入意欲もわく。高画質やハイレゾといったわかりやすい機能面での付加価値だけでなく、デザイン、素材などの価値を加えてくることも考えられる。各メーカーにも、こうした市場動向をうまく捕らえて、商機を逃さず魅力的な新製品を投入してもらいたい。
2015年11月20日パナソニックの高級美容家電シリーズのイベントパナソニック株式会社は、同社が展開する女性向けの美容家電「Panasonic Beauty PREMIUM」シリーズを無料で体験できるイベントを期間限定で開催する。年齢と共に深くなる悩みをケアする美容家電「Panasonic Beauty PREMIUM」シリーズは、年齢と共に深くなる女性の悩みをケアする美容家電シリーズ。微細な動きの「かっさ」と集中保湿で肌へハリを与える温冷スチーマーや、ふんわりしっとりした髪へと仕上げるドライヤーなど高い効果と本質的なケアを実現する。表参道ヒルズに巨大ドライヤーが出現!同イベントは、2015年10月20日(火)から11月1日(日)の期間限定で開催。イベントの一環として、表参道ヒルズ1階エントランスに世界的アートディレクターJack Dahl氏が手掛けた巨大ヘアドライヤーのオブジェが登場する。オブジェは自由に撮影が可能となっており、撮影した写真をSNSに投稿すると無料で写真のフォトプリントをプレゼントする。また、期間中の土曜・日曜にはメンズモデルが登場。オブジェ前で一緒に写真を撮ることができる。地下3階には製品体験ブースが展開しており、無料で最新美容家電を体験できる他、ビューティーカウンセラーが一人一人の肌や髪の悩みからお勧めの製品の使い方を紹介する。(画像はパナソニック株式会社Webサイトより)【参考】・パナソニック株式会社 イベント・キャンペーン
2015年10月19日●家電に電源コードが不要になるかも?秋晴れに恵まれた10月7日、千葉県の幕張メッセにて最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2015」が開幕した。本稿では、CEATEC 2015の展示のうち、ふだんの生活に密接に関係している家電製品をピックアップして紹介しよう。○「コードレス」のキッチン家電まずは「ワイヤレスパワーコンソーシアム」で見つけた「コードレスキッチン家電」から。ワイヤレスパワーコンソーシアム(以下、WPC)とは、ワイヤレス(非接触)給電技術の国際標準規格を策定する業界団体だ。電磁誘導方式をもとにしたワイヤレス給電の国際標準規格「Qi(チー)」に関連する展示が主であるものの、個人的に「実現したら(めちゃくちゃ)便利そう」だと思ったのが、今回参考出品されていたコードレスキッチン家電たち。Royal Philips(日本法人はフィリップス エレクトロニクス ジャパン)もWPCに参加している団体の一つ。木製のキャビネットにしか見えないが、「ノンフライヤー」などの家電製品を置いてみると、コンセントにつないでいないにもかかわらず、スイッチが入った。この仕組みはキャビネットを開けてみると理解できる。天板を持ち上げると、中には直径20~30cmほどのコイルが入っており、家電製品の底にもコイルが仕込まれている。送信側と受信側のコイルの間には、分厚い板が挟まっているにもかかわらず給電できていた。展示されている試作品の送信側コイルは2kWの出力が可能だそうだ。IHクッキングヒーターのように熱を発生させることを目的としておらず、電気を送るだけなので、天面は熱くもならない。展示されているのはあくまで試作品であり、「まだ企画段階でしかないが、うまくいけば2~3年後には製品化できる」(担当者)とのことだ。●停電時、「パッと」つく電球○停電時に自動点灯続いて、停電時に自動点灯する家庭用LED電球「マジックバルブ パッと」を展示していたラブロスのブース。点灯している間に、つまり電源が供給されているうちに内蔵バッテリーを充電しておき、いざ停電した際には自動でパッと点灯する仕組みだ。ソケットから取り外せば懐中電灯としても使える。最大で約6時間の使用が可能だ。3月に発売済みで、希望小売価格は税別5,980円となっている。昼白色と電球色を用意。スイッチで電気を消した場合と、停電で電気供給がなくなった場合を判断するためにCPUを搭載する。照度センサーも備えるので、周囲が明るく、点灯の必要がない際には停電しても自動点灯しない。今後は企業向けに、蛍光灯も発売する予定だ。蛍光灯のほうは停電時でも壁のスイッチからオン・オフが可能だという。○拭き掃除もできるロボット掃除機「永山」ブースでは、韓国のロボットメーカーであるYUJIN ROBOTのロボット掃除機「iClebo Arte」が展示されていた。韓国と日本国内の一部免税店などではすでに発売しているが、日本向けモデルの発売時期は未定。ただし、すでに日本国内での生産を開始しており、そう遠くない将来に販売開始するとのことだ。価格は税別79,800円前後の予定。シンプルな見た目だが、よく見ると天面にはカメラが設置されている。このカメラやその他センサーでナビゲーションを行う。ランダム走行も可能だが、ジグザグに規則正しく部屋を掃除できるのが特徴だ。専用のモップが2枚付属しており、拭き掃除もできる。デモの様子を見ている限りでは、部屋の隅にサイドブラシが届きにくいようだが、たしかに全体を効率良く掃除しているなという印象を受けた。●「Japan」と「上質」のJコンセプト○日本らしさが追求された「Jコンセプト」パナソニックのブースからは「Jコンセプト」コーナーを。Jコンセプトとは、"目利き世代"である50代・60代向けの製品ブランドのことで、シンプルかつ高級感のある家電をそろえる。Jコンセプトの「J」は「Japan」と「上質」に由来しており、ポスターなどにも「ニッポンの暮らしに、耳を傾けました。」というキーワードが。まさに、「日本らしさ」や「和」を強く意識した製品群なのだ。それもあってか、筆者がJコンセプトのコーナーを訪れたときには、外国(おそらくヨーロッパ)のメディアが取材していた。現在、Jコンセプトで紙パック式掃除機と冷蔵庫、エアコン、炊飯器、オーブンレンジ、縦型洗濯機という6製品を展開しているが、パナソニックは今後拡大を目指すと明らかにしている。○おまけ - コーヒーでブレイクタイム「ネスカフェ ゴールドブレンド バリスタ」で淹れたコーヒーで一息つけるブースもあった。ブラックコーヒー、もしくはエスプレッソタイプコーヒーを無料で試飲できる。
2015年10月07日東芝ライフスタイルは9月24日、中国およびASEAN地域における白物家電事業についての販売戦略や販売体制を見直すと発表した。競争力や収益力強化の一環として実施する。中国では、冷蔵庫・洗濯機・掃除機といった白物家電の販売と製造において、スカイワース社(Skyworth、創維集団有限公司)と戦略的な提携を10月から開始。中国における冷蔵庫・洗濯機・掃除機の販売権をスカイワース社に付与し、東芝ライフスタイルの子会社である、東芝家用電器販売(南海)有限公司と東芝産品服務(上海)社は精算手続きを進める。スカイワース社の中国全土にわたる販売・サービスネットワークを活用することで東芝製品の販売拡大を目指す。製造については、冷蔵庫・洗濯機を製造する東芝家電製造(南海)社と、掃除機を製造する東芝家電製造(深セン)社に対して、スカイワース社から出資を受け、日本向け製品の競争力を高める。ASEAN地域では、シンガポールの販売子会社である東芝コンシューママーケティングシンガポール社に置いていたマーケティング統括機能および販売機能を、タイの製造子会社である東芝家電製造タイ社へ7月に移管。効率化と固定費削減を図っている。
2015年09月24日情報処理推進機構(IPA)はこのほど、自動車や家電などのIoT製品のセーフティ設計・セキュリティ設計に関する実態調査を実施し、結果を公開した。調査では、自動車、スマートフォン、ヘルスケア、スマート家電の4分野において、「セーフティ設計」と「セキュリティ設計」の取り組み、「設計品質の見える化」の取り組み状況を調べたもの。関連するメーカーなど320社に郵送・メールによるアンケート調査を実施し、68件(有効回収率21.3%)の回答を得られた。これによると、セーフティ設計・セキュリティ設計の実施状況は、セーフティ設計の場合が、自動車分野が86.4%と最も多く、最も少ないところでもスマート家電分野の71.4%の企業が実施。セキュリティ設計の場合は、自動車分野では87.5%の企業が、自動車分野以外の3分野すべての企業がセキュリティ設計を実施していることがわかった。製品開発におけるセーフティ設計・セキュリティ設計の必要性について確認したところ、回答企業すべてにおいて「どちらか必要」または「両方とも必要」という回答を得られた。製品開発における安全性やセキュリティの方針を示す「設計に関する基本方針」の有無は、セーフティ設計の場合が64.9%、セキュリティ設計の場合が54.4%の企業で「明文化されたものはない」ということがわかった。製品開発において、遵守対象の法令や設計手法の選択などの具体的な基準となる「設計ルール」の有無は、セーフティ設計・セキュリティ設計いずれも約半数の企業が「明文化されたものはない」と回答した。さらに、設計ルールを有していない企業の半数以上が「リーダーなどの判断に任されている」と回答した。セーフティ設計・セキュリティ設計を行ううえで必要となるそれぞれの要件が発注者側から提示されているかどうかは、約3割が「提示されていない」という結果となった。セーフティ設計・セキュリティ設計の判断への経営者層の関与は、「経営層が関与」と回答した企業がセーフティ設計は26.4%、セキュリティ設計は29.8%にとどまった。IPAは、製品開発において、企業全体の基本方針や設計ルールに基づき、想定される安全性のリスクやセキュリティ上の脅威を分析したうえで、コストを踏まえた判断が必要となるが、経営層はあまり関与しておらず、開発現場の判断に依存している傾向があるとまとめている。
2015年09月17日●遊び心満載のラインナップUPQは9月12日、「二子玉川 蔦屋家電」イベントスペースにて製品展示販売会を開始した。同日から15日までの4日間、UPQ製品をその場で体験できる展示販売会のほか、ワークショップ、トークイベントを行う。なお蔦屋家電では、16日以降も店内の各コーナーでUPQ製品を販売していく予定。本稿では、12日に行われた記者説明会の模様をお伝えする。UPQは、ライフスタイル家具・家電を展開するブランド。ディスプレイ、リラックスチェア、カメラ、PCの周辺機器、スーツケース、スマートフォンなど幅広いジャンルの製品を取り扱う。UPQは代表取締役の中澤優子氏が2015年7月に立ち上げたハードウェア・スタートアップで、これまでオンラインで製品の販売を行ってきた。実店舗での販売は、今回が初めての試みとなる。○遊び心満載のラインナップ蔦屋家電では、UPQが8月に発表した24製品のうち、19製品を取り扱う。商品ラインナップは次の通り。大画面50インチの4K対応ディスプレイ「Q-display 4K50」は、メーカー希望小売価格75,000円(税抜)で販売。Bluetooth、NFCに対応したタッチセンサー&バッテリ内蔵スピーカー「Q-music BS01」は同22,500円。筐体を"なぞる"だけで各種操作が行える。リラックスチェア「Q-home ISU2」(同83,000円)は、長身の大人もすっぽりと中に入れる大きさ。たまご形のデザインが大きな特徴で、個室のような安心感と座り心地の良さを追求している。フルHD対応のアクションスポーツカメラ「Q-camera ACX1」(同15,500円)、3軸スタビライザー付きのスマホ用自撮り棒「Q-camera ES02」(同33,200円)など、カメラ製品も取り扱う。スマート電球「Q-home BB01」(同4,800円)は、スマートフォンで光の色や明るさを自由にコントロールできる製品となる。Windows/ Mac OSに対応したキーボード「Q-gadget KB01」(同17,500円)は、透明なガラス素材を操作面に採用。ボタンひとつで全面タッチパネルに切り替えられる。イヤホンは4種類「Q-music QE10/ QBE10/ QE50/ QB80」(同5,500円から)のラインナップを揃えた。大容量のモバイルバッテリを搭載するスーツケース「UPQ Bag」(同19,000円から)のうちバッテリ非搭載モデル、Android OS 5.1を搭載するSIMロックフリースマートフォン「UPQ Phone A01」(同14,500円)に関しては、「二子玉川 蔦屋家電」では展示のみ。販売は引き続きDMM.comのオンライン通販で行う。●「変なものを作っていきたい」 - UPQ中澤優子氏記者説明会ではUPQ代表取締役の中澤優子氏、蔦屋家電で家電コンシェルジュを勤めるCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)の木崎大祐氏が登壇し、トークセッションを行った。かつて大手製造メーカーで開発を担当していたという中澤氏。UPQを立ち上げた背景について「かねてから製品の販売サイクルにジレンマを感じていた。開発者が製品に想いを込めても、注目が集まるのは短い間だけで、すぐに型落ちしてしまう。いつ手にとっても満足してもらえる製品を作りたい、そんな思いが募っていた」と説明した。木崎氏は「ネットサーフィンをしていたら、中澤さんの記事を見かけた。新しくて面白いことをやっておられると感じ、早速連絡させていただいた」と話す。それがきっかけとなり、今回の協業に結びついた。会ってから3日で契約が締結したとのことで、中澤氏も「蔦屋家電さんのスピード感にびっくりした」と笑顔になった。「生活提案型の家電店」というコンセプトで展開する蔦屋家電。木崎氏によれば、最新のテクノロジーが体験できる"万博"、古き良きを味わえる"博物館"、デザインの良さに特化した"美術館"という切り口で、品揃えを決めているという。同氏は「UPQさんの製品は、特にデザインが素敵で新しさがあった」と説明する。中澤氏が「蔦屋家電さんでは、開発者がモノに込めた想いをお客さんに届けてもらえ、お客さんのフィードバックもいただける。それが本当にありがたい。おかげで、とても良いスタートを切らせてもらえた。この先も、もっと変なもの、キャッチーなものを作っていきたい」と意気込むと、木崎氏も「蔦屋家電では、変なもの大歓迎です。楽しみにしています」と応じていた。
2015年09月13日ここ最近、様々なメーカーからたくさんの美容家電が出ていますね。でもまだまだみなさんが試した事がない美容家電がたくさんあるかも…!?そこで、今回はオススメ美容家電をいくつかご紹介!●MTGLIPLU(リップル)出典:@cosme皆さん唇のケアって何してますか??リップクリームを塗って保湿をする事は、ほとんどの人がしていると思います。しかし、内側のケアをしている人はあまりいないのでは!?こちらは、「リファカラット」で有名なMTGから発売されている唇専用の美容家電。画像右にある専用の美容液、リップインセラムを塗ってから、画像左のリッピィンパルスを使用します。デリケートな唇を傷づけることなく、潤いのあるふくっら唇へ導いてくれますよ。●Panasonicネックリフレ出典:Panasonic公式サイトよりこちらは首専用アイテム。付け根のコリまでしっかりほぐしてくれるので、誰かに肩揉みをお願いする必要もなし!アクセサリー感覚で使えるので、オフィスワークのお仕事をしている方や家事で大忙しのママさんにオススメのアイテムです。見た目も可愛いので気分があがりますね。●ヤーマンフェイササイズUP出典:@cosme朝起きて、むくみを無くしたい時。あるいは、就寝前のスキンケアタイムのとき。顔のコリやむくみを無くすために、フェイスクリームを使ってマッサージをする方は多いと思います。でも、仕事のお昼休憩や仕事後の飲み会までの間に、疲れきったお肌を何とかしたい!そんな時に使えるのが、1分間に1800回のタッピングをしてくれるフェイササイズUP。エステティシャンのような優しいタッピングで、簡単にお肌の筋トレができるので、空いた時間にさくっとできますよ。●Panasonic頭皮エステ(サロンタッチタイプ)EH-HE97出典:@cosmeヘッドスパに行くのって、ちょっと特別感がありますよね。最近は多くのヘアサロンで、ヘッドスパがメニューにありますが、そんな頻繁に通えない…という方はこちらを試してみてください。頭皮を動かしながら、頭皮に密着して引き上げるような感覚の心地よさで、サロンにいるかのような気分も味わえます。健やかな地肌を目指してみましょう。●レイボーテレイボーテスピーディー出典:@cosme脱毛したいけど、サロンに行く勇気が無い人方や金銭面を気にする方は少なくないはず。最近では、自宅で出来る脱毛のシェーバーが増えてきていますよ。こちらの商品は、モデルの道端アンジェリカさんも愛用しているんだとか!シェーバーとフラッシュが1台になっているので手間がかかりませんし、美肌効果も期待できる波長を含んでいるので、美肌ケアもできる優れもの。そして1回買えば、最大8年も使えるんだそう!コスパを押さえたい方には嬉しいポイントですね。いかがでしたか?自宅でちょっと贅沢な気分を味わえる美容家電。忙しい方もたまには休憩して、美容の時間を楽しみましょう♪
2015年09月11日ソニーは9月2日(ベルリン時間)、ドイツ・ベルリンで開催される家電製品展示会「IFA2015」の事前カンファレンスにて、スマートフォン「Xperia Z5シリーズ」やハイレゾ対応の「ウォークマン A20」「ウォークマン ZX100」などを欧州など海外向けに発表した。日本国内での発売については明らかにされていない。Xperia Z5シリーズは、Xperia Z5、Xperia Z5 Premium、Xperia Z5 Compactの3製品が発表された。3製品共通してカメラ機能が強化されており、有効2,300万画素のセンサーを搭載し、スマートフォンでは世界最速となる0.03秒のAFスピードを実現した。Xperia Z5 Premiumのディスプレイは5.5インチ、4K解像度。ウォークマン A20は、ハイレゾ対応ウォークマンのエントリーモデル。ウォークマン ZX100は、ウォークマン ZX1の後継にあたる機種だ。そのほか、新しくスタイリッシュなヘッドホンシリーズ「h.ear」も発表された。中でも、「h.ear in NC」は、世界初のハイレゾ対応ノイズキャンセリングイヤホンとなっている。また、IFA2015におけるソニーのブースには、国内未発表のコンパクトなハイレゾ対応オーディオシステム「CAS-1」も展示される。本誌では、小山安博氏による同カンファレンスのレポート詳報を追って掲載する。
2015年09月03日●子どもとデジタル機器の付き合い方子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回は「パパ目線」で選ぶパソコン。仕事用じゃなく、家族のため、子どものためを一番に考えて、最新パソコンを選んでみた。○子どもとデジタル機器の付き合い方小さな子どもがいる家庭の多くで悩みの種になっているのが、子どもとデジタル機器との関係だ。スマートフォンやタブレット、PC、そしてゲーム機などを子どもにいつから触らせるか、これはいろんな学説や考え方、教育方針もあり、正解のない問いとなっている。著者の周りでも、子どもにそれらを一切触らせていない家庭も多い。しかし、筆者の仕事柄、家庭には山のようにデジタル機器があり、両親ともにスマートフォンやタブレットを日常的に触っている。このような家庭では、子どもにデジタル機器を触らせるな、というほうが難しいのではと考えている。そこで大切になってくるのが、子どもとデジタル機器の付き合い方だ。現在、筆者宅では5歳になる長女には夕食後1時間だけ、タブレットで遊ぶことを許している。スムーズに辞めることもあれば、もっとやりたいと泣きながらだだをこねることもあるが、基本的にはそれで我慢している。過去には、筆者がプレイしている家庭用ゲームを横で見ていて、プレイしたがり、しばらくハマっていたこともあるが、さすがに家庭用ゲームは夢中になりすぎる傾向にあるため、現在はやらせないようにしているという状況だ。そんな中、リビングに設置しているPCが古くなってきたこともあり、買い替えを検討することとなった。そこで子どもが使うことを考えて、PCを選んでみたいと思う。現在、PC市場はスマートフォンなどに押されて停滞している状況だ。そんな中で売れているのは、マイクロソフトのSurfaceシリーズやアップルのMacBookなどのビジネス向けのモバイルノートが中心。これらはコンパクトで場所を問わずに使えるが、子どもたちに使わせるのはちょっと心配だ。下手に持ち歩きできるサイズとなると、好き放題に扱ったあげくに、落として壊す姿が見えてしまう。とはいえ、15型クラスのスタンダードノートを選ぶのも芸がない。5歳の長女となるとこれらも動かせるだけの力を持っており、モバイルノートと同じく落下の可能性が非常に高いといえる。これらを考えると選択肢はデスクトップPCになるだろう。●RealSence対応ゲームに子どもが大喜び○タッチ対応だと親が使いづらい問題ではデスクトップPCなら何でもいいのかというとそうもいかない。小さな子どもがいる家庭で注意したいのが、最近のWindowsPCに多いタッチ操作に対応したモデルを選ばないようにということだ。確かにペンや指で画面にお絵かきができたら、子どもは喜ぶかもしれないが、その時間はほんの一瞬だ。むしろ親がパソコンを使っているときに、画面をタッチされて誤作動する回数の方が圧倒的に多いのだ。特にあまり状況を理解してくれない3歳ぐらいまでの子どもがいる家庭では、タッチ操作は使えないほうがいい。キーボードやマウスは隠せるが、液晶ディスプレイ(というかPC本体)は隠せないため、勝手にタッチされて、いろいろ操作されたり、設定を変えられてしまってPCが変なことになる、そんなパターンも待っている。○RealSence対応ゲームに子どもが大喜び持ち運んで落とす心配のないデスクトップPC、そしてタッチ非対応であることが、小さな子どものいる家庭におすすめしたいリビングPCの一例だ。しかし、それだけではつまらない。なにかポイントとなる機能はないだろうかと調べてみたところ、ひとつ面白いものがあった。それが「RealSence」だ。インテルが開発したRealSenceは2つのレンズを搭載した3Dカメラを利用して、PCの前にいるユーザーを認識するという技術。すでに多くのPCに搭載されており、デスクトップPCはもちろん、ノートPCやタブレットPCにも採用例がある。筆者が最初にRealSenceの説明を受けたのは、昨年のことだったと記憶しているが、その段階ではまだ、具体的な用途やアプリケーションに落とし込まれていなかった。しかし、現在はいくつかのゲームが登場しているのだ。そこで今回、RealSence対応カメラを搭載したデスクトップPC、NECの「LAVIE Desk All-in-one DA970/BAB」を借りて、子どもに遊ばせてみた。すでにRealSence対応アプリケーションは数多く登場している。今回は子どもが好きそうなゲームとして、画面に表示されるオブジェクトにあわせて手を動かすことで音楽を奏でられる「KAGURA」、画面にいる動物キャラクターの動きに合わせて手を動かす「マダガスカル Move It!」、そしてレースゲーム「レゴレーサー」の3本を用意した。まずは「KAGURA」でRealSence対応ゲームの雰囲気をつかむ。子どもは画面に映っているのが自分だとわかっている模様。一生懸命、画面に合わせて手を振ったり、オブジェクトをつかんだりしていた。とはいえ、自分でリズムを奏でるというゲーム性はまだあまりわからないようで、30分ほど遊んで終了した。続いて遊んだのが、「マダガスカル Move It!」だ。画面上に表示されるキャラクターに合わせてテンポ良く、両手を挙げていく。ファーストステージは難なくクリア。だんだんと手の動きが速くなり、位置もリズムも複雑になっていくが、キャーキャーと騒ぎながらなんとか付いていく。これも子どもにとってかなり楽しめるゲームだったようだ。そして、最後にプレイしたゲームに子どもがドハマリした。レースゲームの「レゴレーサー」だ。レゴのキャラクターがわずかに浮かぶレースマシンを作りあげ、コースを疾走するというもの。身体を左右に動かすと、RealSence対応カメラがそれを認識して操作に反映。レーサーを左右に動かしたり、コース上に落ちているコインのようなものを拾ったりできる。画面の前で身体を左右に動かしながら上手にコースをクリアしていく娘。最初は障害物にぶつかってレーサーが壊れていたが、そのうちに「ぶつからないように走るの?」と言い出し、最初のコースは難なくクリアするようになっていった。その後、LAVIE Desk All-in-one DA970/BABがある間は、「レゴのレースしたい」言い、1日30分ほどプレイしていた。そのときいいなと感じたのが、RealSence対応ゲームは家庭用ゲームやスマホゲームと比べて、射幸性が低いことだ。射幸性の高いゲームはどうしても子どもは夢中になりすぎて、終わらせるのに苦労する。ときには、トイレに行くのを我慢してまで続けてしまうことも。しかし、RealSence対応ゲームは物理的に身体を動かすためか、適度に疲れるようで、時間になると自分でちゃんと終わらせることができた。それでいて、本人は十分にゲームをしたとう満足感を得ているようで、1日に何度もゲームをさせろと言わないのが良かった。また、今回利用したNECの「LAVIE Desk All-in-one DA970/BAB」は、ヤマハ製の高音質スピーカーを搭載するなどAVユースのPCとしても優秀。また、テレビチューナーも搭載しているので、リビングのテレビを子どもに独占されているときでも、別のテレビ番組を見ることができるのだ。フラグシップモデルだけに決して安くはないが、搭載する機能を総合的にみると十分に選択肢に入ると言えるだろう。●テレビをディスプレイにするならスティック型や小型モデルを○テレビをディスプレイにするならスティックや小型モデルを子どもには基本的に触らせず、両親だけが使うという場合、ノートPCでもデスクトップPCでもないもうひとつの選択肢がある。それが液晶テレビをディスプレイとして使う超小型PCだ。その代表格が、テレビのHDMI端子に直結できるスティックPCだ。置き場所をまったくとらないのが特徴で、これにワイヤレスのキーボードやパッドを接続すれば、液晶テレビをPCとして使うことができる。大画面でWebを見たいといったニーズならこれでも十分だ。もう少し高いPC性能やファイルの保存容量が欲しい場合は、手の平サイズのミニPCがおすすめ。これなら外部機器も接続できる。たとえば、日本HPの「HP Pavilion Mini 300-100jp」シリーズは小型サイズながら4K出力にも対応。パフォーマンスモデルなら、CPUにインテル Core i5-5200U、1TBの大容量HDDを搭載している。子どものいる家庭でのリビングPCの選び方。今回はあえて、売れ筋のノートPC以外で考えてみた。どの家庭でもこれが正解という訳ではないが、ひとつの提案として考えてもらえるとうれしい。
2015年08月25日mhエンタープライズは、同社の家電ブランド「Vitantonio(ビタントニオ)」から「ポップコーンメーカー」と「ヨーグルトメーカー」、「ワッフル&ホットサンドベーカー リミテッドモデル」、「ガラスチョッパー」、「マイボトルブレンダー」の5製品を発表した。9月上旬から順次発売する。○ポップコーンメーカー「ポップコーンメーカー VPC-10」は、熱風によってポップコーンを作れる調理器具。約2分で60gのポップコーンが完成する。マッシュルームタイプの豆にも対応。20レシピを掲載したレシピブックが付属する。サイズはW23×D14.5×H29.5cm、重量は1.16kg。電源コードは1.4m。消費電力は1,200W。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別6,880円前後。○ヨーグルトメーカー「ヨーグルトメーカー VYG-10」は、25℃~60℃までの温度調節が可能なヨーグルトメーカー。ヨーグルトだけでなく、塩麹や醤油麹、甘酒、塩レモンも作れる。サイズはW23×D14.5×H29.5cm、重量は790g。消費電力は30W。ヨーグルトなどを保存するための樹脂製ジャー×2個が付属する。発売は10月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別7,880円前後だ。○ワッフル&ホットサンドベーカー リミテッドモデル「ワッフル&ホットサンドベーカー リミテッドモデル VWH-21-B」は、ミニカップケーキとワッフル、ホットサンドの3種類のプレートが付属した数量限定モデル。サイズはW24.5×D25.5×H10cm、ワッフルプレートを含む重量は2.46kg。消費電力は900W。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別11,000円前後だ。○ガラスチョッパー「ガラスチョッパー VCR-10」は、みじん切りやミンチ、ペースト作りなどの調理が行えるガラス製のチョッパー。スピードは2段階で調整可能だ。サイズはW15.8×D18.5×H23.4cm、重量は1.7kg。消費電力は280W。発売は9月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別5,880円前後だ。○マイボトルブレンダー「マイボトルブレンダー VBL-31」は、かく拌に用いたボトルをタンブラーとしてそのまま使えるブレンダー。ボトルはトライタン(樹脂)製だ。出力は235W。サイズはW140×D140×H330mm、重量は980g。カラーはカシス、レモン、オリーブ。発売は10月1日。価格はオープンで、推定市場価格は税別4,380円前後だ。
2015年08月25日大幸薬品とドウシシャは8月20日、2社共同で「製薬会社の健康家電」と銘打った製品発表会を開催した。発表されたのは、二酸化塩素を発生させる「クレベリン LED搭載 kamomeハイブリッド式加湿器 KKHQ-651C」(以下、KKHQ-651C)と「クレベリン LED搭載 mood超音波式加湿器 KMWQ-301C」(以下、KMWQ-301C)の2製品だ。いずれも発売は10月を予定している。○クレベリン LEDで、家電との融合を実現発表会の冒頭では、大幸薬品の代表取締役社長を務める柴田高氏が登壇。今回の加湿器に組み込まれた二酸化塩素発生装置「クレベリン LED」は、2013年11月に大幸薬品が開発したものだ。柴田氏はクレベリン LEDの開発背景や今後の展開について語った。「クレベリン」シリーズは、大幸薬品の看板ともいえる除菌・消臭製品。二酸化塩素分子を発生させることで、空中に浮遊する菌やウイルス、カビなどの機能を低下させる製品だ。柴田氏によると、現在発売されているクレベリンは、据え置き型のゲルタイプと、気になる場所に吹き付けられるスプレータイプの2種類で、どちらも液体成分が空気に触れることで空中に拡散されていくという。今回加湿器に組み込まれたクレベリン LEDでは、特殊な波長のLED光を「クレベリン LED カートリッジ」に照射することで、二酸化塩素が生成される。このため、二酸化塩素の発生を電気的にコントロールできるようになった。LED光が当たる亜塩素酸ナトリウムは固形なので、液体を使っている従来製品よりも扱いやすく、家電製品への組み込みが容易になった。大幸薬品は、クレベリン LEDを短期間で普及させ、市場を活性化させるためにも、他社家電メーカーと協働するオープンイノベーションで事業展開を行っていくことにした。その第1弾として誕生したのが、ドウシシャと共同開発した加湿器である。また、柴田氏は「今後は家電製品だけでなく、公共交通機関や公共施設、病院といった施設設備へも発展させていきたい」と抱負を語った。○強い風でも静かな「カモメ羽根」続いて、ドウシシャ 代表取締役社長 兼 最高執行責任者の野村正幸氏も登壇した。ドウシシャは、デザインと機能性を両立した家電の開発を得意としており、特に加湿器においては、過去6年で100万台以上の売り上げ実績があるという。なかでも、KKHQ-651Cに採用されている「カモメ羽根(ファン)」は、世界でもトップシェアを誇る船舶のプロペラメーカー「ナカシマプロペラ」との共同設計。かもめの羽根形状を参考にすることで、強い風量と、静音性を両立している。ドウシシャではKKHQ-651CとKMWQ-301Cの両製品で、5億円の売り上げを目指す。2016年度には海外輸出も計画。さらに、今後は持ち前の高い企画力によって、加湿器以外のジャンルでもクレベリン LEDを活用した製品を開発していきたいとコメントした。○カモメ羽根で二酸化塩素を届ける「KKHQ-651C」KKHQ-651Cは、ハイブリッド式の加湿器。カモメ羽根(ファン)によるサーキュレーター機能を搭載しており、加湿器で生成したミストと二酸化塩素をファンで部屋に拡散する。二酸化塩素の発生をオフにすることも可能なため、一般的な加湿器やサーキュレーターとしても使用可能だ。加湿の目安は最大18畳まで(プレハブ住宅の場合)。タンク容量は約3Lで、1時間あたりの加湿量は「うるおい(強)」モードで650ml、「快適(中)」モードで500ml、「おやすみ(弱)」モードで250ml。連続加湿時間は弱モードで約4時間、強モードで約11時間。1 / 2 / 4時間で電源を切るタイマー機能も搭載している。サイズはW33.5×D34.5×H39cm。カラーはパールホワイトとメタリックシルバーの2色。販売価格は税別30,000円。クレベリン LED カートリッジの交換目安は、強モードで約1カ月、弱モードで約3カ月。○パーソナルサイズの「KMWQ-301C」KMWQ-301Cは超音波式の加湿器。ファンによる送風機能は搭載していないものの、二酸化塩素の生成をオフにすることで、一般的な加湿器としても利用できる。プレハブ住宅の場合、加湿の目安は最大8畳までで、子ども部屋や寝室などパーソナルスペースでの使用を想定しているという。加湿量は「強」「弱」「微弱」の3段階で切り替え可能で、1時間あたりの加湿量は強モードで300ml。タンク容量は約3Lで、連続加湿時間は強モードで約10時間だ。2 / 4時間で自動的に電源を切るタイマー機能も搭載する。カートリッジの交換目安は、1日8時間の使用で約3カ月。サイズはW30×D10×H30cm、カラーはシルバー。販売価格は税別20,000円だ。両製品とも、共通の二酸化塩素発生カートリッジ「クレベリン LED 交換用カートリッジ LED-010」を使用する。カートリッジのサイズはW46×D24×H59.5mm、店頭価格は税込3,500円。
2015年08月21日育児と家事の両立は本当に大変! そこで今回は、家事の負担を軽くしてくれるさまざまな家電のお役立ち度を、ママたちの声を元に検証してみました。食器洗い乾燥機→お役立ち度◎もっとも「便利!」との声が多かったのが、食器洗い乾燥機。実際に使うまではあまり必要性を感じなかったものの、一度使うと手放せなくなるとの声が。「日に三度の食器洗いが本当に苦痛だったので買ってよかった。子どもたちが大きくなって、食器の数が増えてきてからは特にその便利さを実感」「マンションについていたので使ってみたが、想像以上に便利。冬の手荒れから解放された」「夕食後、子どもたちとゆっくり過ごせるのが嬉しい。でも少し音がうるさいかも」ちなみに、こまめに洗う人は洗う時間が短く乾燥力が高い国産の製品が、夜まとめて洗う人は食器がたっぷり入って洗浄力の高い海外製のものが良いとの声も。洗濯乾燥機→お役立ち度○次に高評価だったのが、洗濯乾燥機。洗濯から乾燥までを一気にやってくれるので、洗濯物を干す手間と取り込む手間が省けます。実際に使っているママたちからはこんな意見が。「ベランダで洗濯物を干す間、子どもが泣くので思い切って購入。洗濯物を外に干せない花粉の時期や梅雨の時期は本当に助かった」「朝の忙しい時間帯に洗濯物を干す時間がカットできるだけでもかなり助かる。ただし生地が傷みやすかったり、しわになりやすかったりするので、大事なものは乾燥機を使わず別に干したほうがよいかも」お掃除ロボット→お役立ち度△最近、いろんな種類が出てきているお掃除ロボット。普通の掃除機と併用して使っている人が多いよう。「普段はコードレスの掃除機でササッと掃除し、週に一回だけお掃除ロボットを使用。床のほこりっぽさやザラつきがなくなる気がする」「子どもが家にいる間は危ないから使わない。出かける時に使っているものの、おもちゃをどかしたり、椅子を上にあげたり、準備が意外に面倒」その他、布団を清潔に保つための布団乾燥機やふとんクリーナー、離乳食作りに便利なブレンダー、子どもの安全に配慮した羽のない扇風機なども人気があるようです。また、子育てでバタバタして自分や子どもの好きな番組を録り忘れることが多いので、全録レコーダーがとても重宝したという人も。なくても何とかなるけれど、あると便利な実力家電。ボーナスの時期などに一度検討してみては?(岡本まめ)
2015年08月20日ジーエフケー マーケティングサービス ジャパン(GfK Japan)は、2015年上半期(1~6月)の全国有力家電・IT取扱店(家電量販店、地域家電店など)における家電およびIT市場の販売動向を発表した。家電・IT業界全体の販売額は、消費増税に伴う駆け込み需要があった2014年に比べ低調な結果となった。今後はエコポイントの導入時期やアナログ停波の際に購入された製品の買い替え需要、また、外国人観光客の増加にともなう免税販売対応店舗の急増が、家電市場にとってのプラス材料になるとGfK Japanは予測している。以下、製品ジャンルごとにみていく。AV市場においては、薄型テレビの販売台数が前年比8%増と8期ぶりのプラス成長となったが、全体としては縮小基調を継続した。薄型テレビは、3月に各地域でケーブルテレビなどのデジアナ変換サービスが終了し、アナログテレビからの買い替え需要が発生。4Kテレビの販売台数は、前年同期比の4.8倍となる20万台に達している。薄型テレビに占める4Kテレビの構成比は、数量ベースでは前年同期の1%から6%に拡大し、金額ベースでは23%を占めた。薄型テレビの平均価格は、大画面製品の平均価格下落と、デジアナ変換サービス終了による中・小型製品の需要高により、前年同期から11%下落。これにより、薄型テレビの販売金額は前年比3%減となっている。BD/DVDはプレーヤーは数量前年比9%減、レコーダーは同11%減と、ともにマイナス成長となった。平均価格はレコーダー、プレーヤーともに前年を下回り、BD/DVDの金額構成比は15%減となっている。ヘッドホンおよびヘッドセットは、低価格帯製品の需要減により、販売数が前年比2%減の920万本となった。ヘッドホンの数量が前年比6%減となる一方、ヘッドセットは同6%増と拡大。ハイレゾ対応製品の販売数は、前年同期の3倍に増加している。デジタルカメラの販売台数は前年比25%減の260万台で、コンパクトカメラは同28%減の170万台と縮小。レンズ交換式カメラにおいても、一眼レフカメラが同20%減、ミラーレス一眼が同19%減となった。しかし、コンパクトカメラ、レンズ交換式カメラともにハイエンドモデルの販売割合は伸長しており、平均価格は前年同期比から14%上昇。また、高級レンズの好調を受け、交換レンズの平均価格は11%上昇している。生活家電においては、前年の増税前に需要が先食いされたため、多くのカテゴリで前年を下回る販売結果となった。冷蔵庫の販売台数は前年比19%減の220万台で、小容量モデル(200リットル以下)が前年同期比から6ポイント拡大する一方、中容量モデル(201~400リットル)と大容量モデル(401リットル以上)は縮小がみられた。洗濯機の販売台数は、縦型・ドラム型ともにマイナス成長となり、前年比約16%減の250万台。近年の傾向として洗濯容量の大容量化は継続しており、特に10kg以上のモデルは前年同期比33%増となった。エアコンは前年比19%減の300万台。前年特需との対比であることに加え、需要が高まる6月の気温が平年以下であったことが影響した。掃除機は前年比14%減の410万台となったが、スティックタイプは数量前年比5%とプラス成長を維持。なかでもコードレス掃除機の数量構成比は、前年同期から6%ポイント伸長し、56%となっている。
2015年08月10日●「アクセント」と「遊び心」を詰め込んだ製品群コンセプトは『生活に「アクセント」と「遊び心」を。』――スタートアップ家電メーカのUPQは6日、生活家電7ジャンル17種類24製品を発表。同日より販売(一部予約)を開始した。CEOの中澤優子氏はカシオ計算機で5年間勤務したのち秋葉原でカフェを開いたが、たまたまカフェの近くで開催されたハッカソンでIoT弁当箱「Xben」を企画。これが経産省フロンティアメイカーズ育成事業に採択され、米国の音楽・映画を中心とした大規模イベント「SXSW」(South by Southwest)にも出展した。この流れから生まれたのが「ほぼ一人家電メーカー」をうたう、UPQ(アップ・キュー)となる。○「アクセント」と「遊び心」を詰め込んだ製品世の中にあふれる製品群をユーザーが購入するとき、「スペック」×「価格」×「デザイン」のバランスで選ぶため、新製品ではなく(安い)型落ちモデルを選択する場合がある。一方、メーカーの観点ではシーズンごとに新製品を発表するため、型落ちが都度発生。開発サイクルを考える必要があるという。結果として、ユーザーもメーカーも新製品を使いたい・使って欲しいにもかかわらず、型落ちが買われやすい状況にあるといえる。そこでUPQは、遊び心を詰め込んだ家具・家電を作ることで、「型落ち」をなくし、スペック以外でも選んでもらえることをコンセプトにした。アクセントカラーをキーポイントとし、第一弾は夏向けの「blue x green(ブルー・バイ・グリーン:ブルーとグリーンの中間色)」を採用。第二弾以降は同じ商品の色違いを出すなどシーズンごとにテーマカラーを反映させる予定だという。○実質2カ月で24製品を製品化!6日に開催された製品発表会では、「UPQ Phone」、「UPQ Bag」、「Q-gadget」、「Q-camera」、「Q-home」、「Q-music」、「Q-display」の7つのカテゴリから17種類24製品が発表。全24製品と発表価格の一覧を下記にまとめてみた。●LTE対応、デュアルSIMの4.5インチAndroidスマホ○LTE対応、デュアルSIMの4.5インチAndroidスマホUPQ Phoneのカテゴリからは、4G LTE対応の4.5インチAndroidスマートフォン「A01」(\14,500:以下価格はすべてオンラインショップの税別価格)が登場。これだけ3色構成となっている。発売は28日。○バッテリ内蔵キャリーバッグ - 容量は12,000mAh/8,000mAhUPQ Bagのカテゴリからは、モバイルバッテリー搭載のキャリーバッグが3製品登場。容量12,000mAhの「TR01」(\29,000)、容量8,000mAhの「TR02」(\26,000)、バッテリーを搭載しない「TR03」(\19000)の3製品だ。「TR01」と「TR02」には、オリジナルのキャスターバッグで空港に到着してすぐに使えるようなモバイルバッテリーが入っている。本体カラーは「blue x green」となっている一方、ジッパー部分はブルーとピンクの2種類用意されている。発売は「TR01」「TR02」が18日、「TR03」が20日を予定している。○ガラス製のデザインキーボードと防水防塵LEDライトQ-gadgetのカテゴリは2製品あり、ひとつがガラス製のデザインキーボード「KB01」(\17,500)で、タッチパッドにも変わるものだ。これは6日より発売開始される。また、IP68対応の防水ライト「LT01」(\7,000)も用意されている。こちらは18日発売予定。○アダプタ全部入りのアクションカメラQ-cameraのカテゴリでは、アクションカメラ「ACX1」(\15,500)と、3軸電動スタビライザー「ES02」(\33,200)、「ES03」(\37,500)を発表。アクションカメラは、他社ではオプションとなるアダプタ類全部入りでコストパフォーマンスを追求。「ES02」「ES03」は単なる自撮棒ではなくビデオにも対応する、コンシューマー用では珍しい製品となる(「ES02」は4.7インチスマホまで。「ES03」はGoProや5.5インチスマホに対応する)。「ACX1」「ES03」は18日、「ES03」は28日発売予定。○すっぽり入れる、たまご形の大型チェアQ-homeのジャンルでは、たまご形の大型チェア「ISU2」(\83,000)と、Bluetooth制御のスマート電球「BB01」(\4,800)を発表。スマート電球は他社でもあるが、PSEマーク(電気用品安全法)認定の取れたものとしては安価だそうだ。「ISU2」は9月10日、「BB01」は28日発売予定。●デザイナーズBluetoothスピーカーや50型4Kディスプレイ○デザイナーズBluetoothスピーカーやカナル型イヤホンQ-musicのカテゴリでは、デザイナーズBluetoothスピーカー「BS01M」「BS01R」(\22,500)、ハイブリッドドライバー3基を採用したカナル型イヤホン「QE80」(\246,00)、2基の「QE50」(\9,580)と、このクラスでリケーブル対応のカナル型イヤホン「QE10」(\5,500:ケーブル白/黒モデルあり)、aptX対応Bluetoothイヤホン「QBE10」(\6,500)を発表。「QE80」「QE50」が18日、「QE10」「BS01M」「BS01R」が28日、「QBE10」は9月10日発売予定だ。○120Hz駆動の50インチ4KディスプレイQ-displayのカテゴリでは、4K/60p、120Hz駆動でHDCP2.2対応50インチ4Kディスプレイ「4K50」(\75,000)を発表。65型も後日追加する予定があるという。テレビと言ってもチューナーは含まれておらず、HDMI×4+コンポーネント入力のみのモニターディスプレイに近い製品。9月30日発売予定となっている。なお、いずれもまずはオンラインショップでの販売となる。6日現在でオンラインショップを確認した限りでは、ショップの販売価格には消費税のほか、送料相当額が加算されている様子だ。今後登場する予定の第2弾では、単に新商品だけではなく、今回の製品のテーマカラー違いというカラバリを考えているとのこと。○Cerevoとの縁での起業。製品化に対してのフォローも当日はCerevo代表取締役の岩佐琢磨氏も登壇。元々経産省のフロンティアプロジェクトのメンター側を行っていて、IoT弁当箱「Xben」のメンターという形で関わりが始まり、UPQに関してはODMの紹介や品質管理、製品サポートやテクニカルな部分をCerevoがフォローする形で協力しているという。
2015年08月07日●パナソニックのスモーク&ロースターを室内で試す子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回はちょっと面白い調理家電、パナソニック「スモーク&ロースター NF-RT1000」を早速使ってみたので、そのレポートをお届けしよう。料理が好きなお父さんにとっても、なかなかハードルが高い、憧れの料理方法がある。そのひとつはアウトドア料理器具の代表格であるダッチオーブン。そしてもうひとつが燻製作りだ。著者の知人も毎週末のように燻製作りを楽しんでおり、ずっとうらやましく思っていた。ただ、残念ながら著者宅は庭がほとんどないペンシル型戸建てなので、燻製を作るスペースが確保できない。以前、ベランダでと提案してみたが、奥さんに速攻で却下された記憶がある。そこに登場したのが、パナソニックの「スモーク&ロースター NF-RT1000」だ。元々発売されていたフィッシュロースターの「お魚けむらん亭」シリーズに、新たに燻製機能を追加したというわけだ。従来モデルでも脂がたっぷり乗った秋刀魚を焼いても外部に煙が出ることはなかった。これは14層の触媒フィルターなどによる高い除煙機能を搭載していたからだ。そして今回、その機能を燻製作りのために使えるようになったというわけ。これならキッチン棚において、室内で気軽に燻製が作れるのだ。今回は、ちょっと子どものことを忘れて大人がうれしい、ビールに合う燻製つまみをいろいろ作ってみることにしよう。●子どもたちにも大好評の燻製が次々にできる○子どもたちにも大好評の燻製が次々にできる燻製調理に対応するため、「NF-RT1000」に付属したアイテムが「くんせい容器」だ。ここにチップを入れて、その上に燻製にしたい食材を置いていく。燻製作りに掛かる時間は食材にもよるが、大体10分~20分ほど。一度に作れる量は150g程度で、鶏のささみなら2切れ、手羽先なら3本といったところ。大量に作ることはできない。今回調達した燻製用のチップは、多くのメニューで使える「さくら」だ。「くんせい容器」の中央にさくらチップをばらまき、網をセットして食材を置く。このとき、燻製にする食材によっては、アルミホイルを網に巻く必要があった。これは、食材の脂がチップに直接落ちないようにするためだ。肉類や、溶けやすいチーズなどはアルミホイルのセットが必要と覚えておくといい。最初に燻製にしたのは、鶏のささみ。軽く塩をして10分ほど置き、さらに表面に浮かんできた水分を吹いたら、アルミホイルの上に置いて、燻製をスタートする。食材ごとの燻製時間はマニュアルに記載されているので、「くんせい」ボタンを押したあと、タイマーを設定し、スタートする。燻製時間を長くすると、色が濃くなり、燻製香も強くなるが、肉類は水分が抜けるため、若干固くなるようだ。このあたりは何度か作ることで、好みの色目や香り、食感を追求していきたい。「NF-RT1000」で作れるのは80℃以上の高温でいぶる「温燻」なので、食材が乾きやすい印象だ。肉類ではそれほど感じなかったが、ちくわやはんぺんは想像より乾燥してしまった。チーズやウズラの卵は規定の時間通りでしっかりとした色が付いた。また、わが家で最も評判が良かったのが、手羽先の燻製だ。鶏肉モードで下焼きした手羽先を燻製するため、手間は掛かるのだが、香りの良さとプリプリとした食感が楽しめた。一度に3本ずつしかセットできないので、夫婦のおつまみには、2回ほど燻製しないと行けないのがちょっとだけ残念だった(4本入れてしまう手もあるが)。また、子どもたちから人気だったのがウズラの卵だ。1回に12個でき、おつまみにも最適なのだが、3人の娘に一瞬で食べられてしまった。筆者はなんとか1つ食べたが、奥さんは結局食べられなかった。自宅でくんせいを楽しんでいる知人から教えてもらったのが「プロセスチーズ」だ。付属のレシピでは6P分けのチーズを使うよう書いてあったのだが、ここは挑戦と思い、350gのプロセスチーズを1本丸ごと入れてやった。その結果は見ての通り。スライスしてそのまま食べてもよし、パンなどに挟んでも美味しかった。市販の燻製ケースなどをつかった燻製作りでは、30分~1時間ほどかかることもある。しかし、「NF-RT1000」を使った燻製作りでは、食材にもよるが10~20分で完成する。しかも、キッチンで作れるから準備はもちろん、後片付けも簡単だった。あとはできあがった燻製を持ってベランダに出て、ビールとともにつまむだけ。燻製と同じロースト香が楽しめるウィスキーなども相性が良さそうだ。日々の焼き魚の調理に加えて、おつまみに最適な燻製が作れる「スモーク&ロースター NF-RT1000」。大人のためのお酒のおつまみはもちろん、子どもたちも美味しく楽しんでくれるようだ。
2015年07月24日●子ども大喜び、奥さんへの感謝メニューも子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回は「たこ焼き器」の第二弾。変りダネのたこ焼きや、大人のための小洒落れた活用法も紹介しよう。○"たこの入っていない"たこ焼きいろいろでは、前回に続き、子どもが喜ぶたこ焼き作りを実演していこう。今回もたこ焼き用の粉を使うが、入れるのはソーセージやミートボール、そしてチーズだ。具材が洋風なだけにこのパターンでは揚げ玉や紅ショウガなども入れない。このほか、ちくわもいいし、茹でたジャガイモなどを入れるのも手。子どもの好物の食材を入れてみるのもいいし、ネット上にさまざまなアイデアやレシピがあるので、それらを参考にするといいだろう。ここで使うたこ焼き器はイデアの「BRUNO コンパクトホットプレート BOE021-RD」だ。ホーロー鍋を模した上質なデザインのホットプレートで、フラットプレートとたこ焼きプレートが標準付属している。デザイン性が高いので、ダイニングテーブルなどに置いて焼きながら食べるといった使い方にも適しているのが魅力だ。ホットプレートとしては若干火力が弱く感じるところもあるが、フタを閉めた状態で余熱すると、プレートを高温にできる。たこ焼きの素をプレートに流し込んだら、そこに具材を投入していく。キャンディチーズは1/2サイズに、ソーセージは1cm幅にカットした状態で投入していく。とろけるチーズを入れる場合は、全体にまんべんなく散らしてあげるといい。あとは通常通り、生地が固まり始めたら少しずつ回転させて丸くしていく。●大人はたこ焼き器を使ったおつまみを楽しみましょう○大人はたこ焼き器を使ったおつまみを楽しみましょう子ども用のたこ焼きを作ったあとは、大人のおつまみもたこ焼き器で作ってしまおう。最近、たこ焼き器を使ったレシピとして人気なのが「アヒージョ」だ。これはオリーブオイルにみじん切りのニンニクとアンチョビを混ぜたソースにさまざまな具材を投入して食べるスペイン料理。小鍋で作ることも多いが、たこ焼き器を使えば、いろんな食材を一口ずつのアヒージョとして楽しめるというわけだ。作り方は非常に簡単。ニンニクとアンチョビをみじん切りにしてオリーブオイルに投入。それらをしっかりと混ぜ合わせる。ハンドブレンダーがあれば、よりしっかり乳化できるのでベストだ。あとは、混ぜ終わったオイルをたこ焼き器に流し込み、エビやマッシュルーム、トマトなどの食材を入れて加熱して食べるだけ。「BRUNO コンパクトホットプレート BOE021-RD」なら、温度調整もできるため、オリーブオイルが熱くなりすぎることもない。ちょっと小洒落れた飲みメニューは、日頃子育てに追われている奥さんへの感謝にちょうどいい。しかも、食材の大半はそのままもしくは一口大に切るだけという手間なしメニューなのだ。このほかにも、たこ焼き器を使ったおつまみメニューとしては、一口シューマイやハンバーグ、焼きポテトなどさまざまな料理が楽しめる。このようにたこ焼き器があれば、子どもはもちろん、奥さんも大喜びだ。さらにたこ焼きの技術を今から研いておけば、将来、子どものイベントでたこ焼き係として重宝されるなど、お父さんの株も上がるはず。子どもがいるならぜひ、たこ焼き器を常備しよう。
2015年07月04日●安いたこ焼き器でも簡単手軽に子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回はちょっと趣向を変えて「たこ焼き器」に注目。関西生まれでもある著者宅にはたこ焼き器がいくつもある。子どもたちも大喜びのレシピと作り方のコツも紹介しよう。○安いたこ焼き器でも簡単手軽に焼ける!その昔、関西出身者の家庭にはたこ焼き器が必ずある! という噂を検証するテレビ番組があった。記憶ではその調査結果は99%。1件のお宅が新婚さんでまだ買ってないという内容だったように思う。それくらい関西ではたこ焼きは当たり前の食べ物だ。関西生まれの著者宅でもたこ焼きを日常的に行っている。まだ子どもがたこを食べないため、たこを入れないパターンも多いのだが、小さな子どもでもたこ焼き自体は大好き。さらにアレンジメニューなら、もっと大喜びで食べてくれる。まだ、たこ焼き器を持っていないという方はこれを機会にぜひ、たこ焼き器を買ってほしいと思っている。たこ焼きを上手に作るための最大のポイントは火力だ。表面をカリッと、中をふんわり仕上げるためには、表面を素早く焼き上げられる火力が必要となる。そこで悩ましいのが、たこ焼き器の選び方だ。たこ焼き器はホットプレートの代わりにたこ焼きプレートが付いたシンプルな家電なので、安いものなら1,000円台で買える。また、ホットプレートのセットにたこ焼きプレートが含まれていることも多く、知らずのうちに持っているという方も多いはずだ。しかし、大きなホットプレートは取り出してセットするのも面倒で、日常的にたこ焼きを楽しむのには向かない。おすすめは手軽でサッと取り出せるコンパクトなたこ焼き器を用意することだ。筆者がいろいろと使ったなかでもお得に感じたのは、山善のたこ焼き器「SOPX-1180」だ。フラットプレートや温度調整機能など余計なものが付いていないため、2,000円以下で購入できる。それでいて、火力もしっかりとあり、たこ焼きをこんがりと焼ける。このほかにたこ焼き用ピックや大きめのボウルなどを用意すれは自宅でたこ焼きができる。●パパたこ焼き、いざ実演○パパたこ焼き、いざ実演では早速たこ焼きを作っていこう。用意するのはたこ焼きの粉とその他具材。基本となるのは紅ショウガや揚げ玉、キャベツかネギといったところだろうか。ただし、子ども用は紅ショウガを抜くのが基本。ウチではさらにたこも入れない。こだわるなら、小麦粉に出汁(ダシ)を入れて作るのも手だが、市販のたこ焼き用の粉を使うのが手っ取り早い。ただし、たこ焼き用の粉は種類によってかなり味が異なるため、いくつか試してみるといいだろう。具材の用意ができたら、たこ焼きをスタート。まずはたこ焼き器にスイッチを入れて、しっかりと加熱しておく。この加熱が不十分だと表面がカリッと仕上がらず、さらにクルっとうまく回転させることができなくなる。具材の準備前からスイッチを入れておいてもいい。プレートがしっかりと温まったら、たこ焼きの素を穴に流し込んでいく。このとき、お玉でやると何度も何度も流し込む必要があるので、注ぎ口のあるボウルや大きめの計量カップを使うと便利。たこ焼きの素は穴からあふれる出すように注ぐこと。そしてたこをはじめとした具材を投入していく。たこ以外は全体にまんべんなく散らしていく。生地の色が白く変わってきたら、第一弾の回転タイミング。まずは、たこ焼きとたこ焼きに間をたこ焼き用ピックを走らせて、境目を作り、ひとつずつ回していく。コツとしてはプレートに貼り付いた生地をはがしながら、半分から3/4回転させるイメージ。一度に180度回転させる必要はない。筆者は半分ほど回転させて、プレート上に残っている生地や具材を隙間に詰めていくようにしている。こうすると具材がしっかりと詰まったまん丸のたこ焼きになる。あとは焼き色と状態を見ながらひとつひとつ回していく。最初は具材が飛び出していたり、いびつな形になっていることもあるが、その部分を下にくるよう回すと形はだんだんと整っていく。お店のたこ焼きのように表面をカリッと仕上げたければ、最後にスプレーなどで追い油をかけて表面を焼き上げるといい。ただし、こども向けに柔らかい食感を残したければ、焦がしすぎない(とはいえ、破れないぐらい)の焼き具合であげていこう。あとはソースや醤油、マヨネーズなどをかけて食べるだけだ。●たこ焼き器で作れるのは「たこ焼き」だけじゃない!○たこ焼き器で作れるのは「たこ焼き」だけじゃない!わが家では、ホットケーキが週末の朝ごはんとして人気だが、たこ焼き器があるとちょっと違ったスタイルのホットケーキが作れる。レシピよりもちょっとゆるめに(牛乳を50~100cc多めに)溶いたホットケーキミックスをたこ焼き器に投入する。そして、たこの変わりに砕いたチョコレートやチーズなどを具材として投入する。ホットケーキミックスには砂糖が入っていて、たこ焼きの素より焦げやすいため、ちょっと早めのタイミングで回していく。これで、チョコレート入り丸型ホットケーキのできあがり。コツとしては、ちょっと焦げやすく、膨らむので、生地を投入するときあふれさせないことだ。たこ焼きよりはちょっと少なめで十分に丸くできる。このほかの作り方はたこ焼きと同じ。子どもたちには大人気で、朝から「おかわり!」の声が何度も聞こえるメニューだ。次回、後編では、イデアの「BRUNO コンパクトホットプレート BOE021-RD」を使って、"たこの入っていない"たこ焼きのバリエーションや、大人のための小洒落れた活用法を紹介しよう。
2015年07月03日Freescale Semiconductorは、frog designとの協業により、半導体による高周波(RF)を活用したラディカルイノベーションによる家電コンセプトビジョンを開発したと発表した。同コンセプトでは、電子レンジにRF技術を組み合わせることで、食品のどの箇所に、どのタイミングで、どの程度の加熱を行うかを制御することができ、きめ細かな調理を実現することが可能なほか、過度な加熱による栄養素の破壊の防止や水や電力の消費の低減を実現する。また、オーブン機能を加えることで、表面に火を通したり、焦げ目を付けたり、芯まで火を通したり、沸騰直前の温度で茹でたり、といったさまざまな調理法や調理品質に対応することが可能になるとする。さらに、IoTソリューションとして活用する場合、インターネット上のレシピライブラリにアクセスし、オンラインのソーシャル・コミュニティで紹介される新たな調理法を蓄積し、消費者の嗜好に対応し、レシピをリアルタイムで登録および保存することが可能になるとするほか、半導体RFパワー技術により小型化が可能になるため、意匠を凝らした最新式の調理台を設計することも可能になるという。
2015年06月30日●HomeKit対応製品その1米Appleはこのほど、スマートホーム技術「HomeKit」対応製品として5メーカーの製品を公表した。一部発売を開始したものもあり、今後の対応製品とエコシステムの拡大につながるかが期待される。HomeKitはAppleが2014年に明らかにしたスマートホーム戦略で、iPhoneやiPadなどiOS端末から音声認識技術ベースのデジタルアシスタント機能「Siri」により対応する家電やデバイスを制御できる。HomeKitに対応する製品には「Works with AppleHomeKit」という認定ロゴがつけられる。今回、Appleは自社Webサイトに以下のメーカー5社のHomeKit対応製品を掲示した。○Insteon Hub Pro米Insteonは、電球やドアなどを制御したり、スケジュール機能によりデバイスの起動を自動化する「Insteon Hub Pro」を提供する。複数のデバイスを同時に制御することも可能で、アプリやSiriにより操作できる。同製品はすでに発売中で、価格は149.99ドル。○Caseta Wireless Smart Bridge照明・調光の米Lutron Electronicsは、2014年に発表した制光装置「Caseta Wireless Smart Bridge」をHomeKitに対応させる。これにより同製品の所有者は「Caseta Wireless Lightning Starter Kit」を利用して、同制光装置をSiriやアプリから制御して電気を消したり照明を調節したり、スケジュール化が可能になるという。Caseta Wireless Lightning Starter KitはHomeKit対応Smart Bridge、Caseta Wireless Dimmerなどを含み、価格は229.95ドル、すでに発売を開始した。●HomeKit対応製品その2○ecobee3 Smarter WiFI Thermostat with Remote SensorカナダのEcobeeは、リモートセンサーが付いたWi-Fiサーモスタット「ecobee3 Smarter WiFI Thermostat with Remote Sensor」を提供する。ecobee3は3.5インチフルカラーLCDタッチスクリーンをもち、直感的に操作できるのが特徴。温度の制御だけでなく、室内に人がいるかどうかなどを感知するセンサー技術を持ち、複数の部屋の温度を効率よく管理できるという。EcobeeのWebサイトによると、HomeKit対応版の価格は249ドル、発売は7月7日からで、6月23日より事前予約を受けつけるとのことだ。○Elgato EveドイツのElgatoは「Elgato Eve」シリーズで展開する4製品「Elgato Eve Door & Window」「Elgato Eve Energy」「Elgato Eve Weather」「Elgato Eve Room」をHomeKit対応として提供する。Door & Windowはドアや窓の開閉状態をチェックできるもので、Energyは電源に装着することでデバイスのエネルギー使用量を測定でき、Siriを使って電源のオン・オフが可能。Roomは、センサーを利用してトルエンなどの総揮発性有機化合物(VOC)をはじめ室内の空気の状態や温度、湿度をiOS端末でチェックできる。Weatherは庭など外部の温度、湿度などを調べられる。値段はEve Energyが49.95ユーロなどとなっており、4製品とも事前予約を受け付け中だ。○iHome Control SmartPlug米SDI Technologiesのコンシューマー家電事業iHomeは、「iHome Control SmartPlug」を発表した。Elgato Eve Energyと同様に電源プラグと扇風機など電気製品との間に挟むもので、Wi-Fiに対応することで電力消費量を測定したりSiriや専用の「iHome Control」アプリを利用して遠隔から操作できる。6月15日より事前予約を受け付け、6月末から7月にかけて発売する。
2015年06月04日●白物家電でもあり、黒物家電でもある冷蔵庫ハイアールアジアは6月2日、「Innovation Trip! 2015 feat. AQUA」と題した戦略発表会を開催した。1月に行った戦略発表会で明らかにした3つの事業戦略に基づき、AQUAブランドから近日中に発売する新製品や、開発中のコンセプトモデルを多数公開した。前回の戦略発表会で、ハイアールアジア 代表取締役社長兼CEOの伊藤嘉明氏が表明した事業戦略は、「家電を利用した新しいビジネスモデルの構築」「既存分野でのイノベーション」「家電の嗜好品化」の3つ。今回の発表会でも、この3つを柱にした事業展開や製品開発などを引き続き行っていくと改めて強調された。○冷蔵庫はキッチンに置かなくてもいい1つめの事業戦略である「家電を利用した新しいビジネスモデルの構築」の中核を担うのが冷蔵庫だ。前回の発表会で伊藤氏が「黒物家電でも白物家電でもない」と語った、扉に液晶ディスプレイを搭載する冷蔵庫「DIGI」シリーズを"IoT"(Internet of Things、モノのインターネット化)のハブと位置付け、Wi-Fiによる通信機能やマイクなどの機能とともに、ジェスチャーによる操作などを実現していく。発表会では、ハイアールアジアが思い描いている世界観を表現したイメージビデオなどが公開された。○時間通りに適温のミルクを作ってくれる家電2つめの戦略である「既存分野でのイノベーション」では、白物家電という既存のカテゴリには存在しなかった革新的な商品を生み出していく。1月の発表会では、持ち運び可能な洗濯機「COTON(コトン)」(既発売)と、空気(オゾン)の力で水を使わずに衣類の除菌・消臭を行うエアウォッシャーが紹介されていた。今回の発表会では、エアウォッシャーを「Racooon(ラクーン)」の製品名で6月下旬に発売することが明らかにされた。そのほかにも、多くの開発中製品が披露された。開発中製品の一つが、2016年発売予定のミルク自動調合機「Auto milk」。育児の負担を軽減することを目的とした家電で、ボタンを押すだけで月齢に合った適量・適温のミルクを自動で調合するというものだ(カートリッジなどの形式で提供予定)。自動調合だけでなく、冷凍保存した母乳を自動で解凍して適温にする機能、ミルクの飲ませ忘れを防ぐためのアラーム機能、タイマー機能や、スマートフォンの専用アプリを通じて授乳状況の管理を行える機能なども持つ。そのほか、重量を測定しながらカメラで食材を認識し、カロリーや栄養情報を測定するハンディ栄養成分測定器「CAL」、キャスター付きの移動式冷蔵庫「Carry」、円柱型冷蔵庫「Tower」、食品の酸化を防止することで冷やさずに鮮度を保つ食品保存庫「Non-Ref」も紹介された。CALは2015年冬に、Carryは2016年春に発売予定で、TowerとNon-Refは発売時期未定だ。●中身が丸見えの洗濯機、R2-D2型の冷蔵庫が登場!○自分がほしいと思う、ワクワクするものを作りたい次に、3つめの事業戦略として掲げる「家電の嗜好品化」について。前回の発表会でも具体例として、洗濯槽が透明なスケルトン洗濯機や、冷蔵庫の着せ替えカバーを紹介していた。伊藤氏いわく「家電を所有するワクワク感」を提供する意図で展開していく製品として、今回新たに「R2-D2型冷蔵庫」(仮称)を初披露。いわずと知れた映画「スター・ウォーズ」シリーズの人気キャラクター「R2-D2」を模した冷蔵庫だ。R2-D2の胴体部分に冷蔵庫を備え、ペットボトルなどの飲料を保冷できる。さらに、呼ぶと冷蔵庫が移動して近づいてくれる(実際にはリモコンでの操作)など、音声や動きなども細部にわたって忠実に再現したという。発売時期や価格は未定ではあるものの、実際に発売する予定だ。すでに発売している「COTON(コトン)」には、期間限定カラー13色のほか、ディズニーキャラクターをデザインした4モデル、スター・ウォーズのキャラクターをデザインした5モデル、MARVELコミックキャラクターをデザインした2モデルを追加した。冷蔵庫用の着せ替えカバーは、「Colo-mo(コローモ)」という名称で予約販売を開始することが発表された。第1弾として、ディズニーキャラクター、スター・ウォーズ、MARVELコミックキャラクターのシリーズを展開する。○今までにないものを作り出す前回に続き、伊藤氏が繰り返し強調していたのは「革命」のキーワードだ。2015年、三洋電機時代の赤字から計算して、15年ぶりに黒字転換したハイアールアジアだが、伊藤氏はこれまでを振り返りながら、「ハイアールが、他の国内メーカーと同じように赤字を計上していたのは、『これまでどおりの家電を作ってきたから』という一言に尽きる」と語る。さらに、「昭和30年代に、"三種の神器"と呼ばれる冷蔵庫・洗濯機・掃除機が登場したが、当時の消費者のライフスタイルを大きく変えたからこそ売れたといっていい。つまり、人々の生活に新しい価値を提案してきたのが"家電"。しかし、いまやその役割を終えている」と分析する。そこで、ハイアールアジアが目指すものとして伊藤氏が表明したのが、"家電"ではなく、価値を伝える"価電"であり、可能性を伝える"可電"だ。「これまで白物家電に求められていた価値を、次のレベルで昇華していきたい。日本からアジア、アジアから世界に向けて発信していき、日本を"覚醒"していく」と、最後に熱い意気込みが語られた。
2015年06月02日毎日の暮らしに欠かせない家電を価格だけで選ぶのはもったいない! 最新家電はデザインが素敵で、思わず友達に自慢したくなるモデルが豊富に揃っています。出しっぱなしにしてもインテリアにマッチする、そんな魅せる家電を今回は3つセレクトしました。その1. 部屋の空気もきれいにしてくれる、最新クリーナー三菱電機『iNSTICK(インスティック)』HC-VXE20Pは、充電台に空気清浄機能を搭載したユニークなスティッククリーナー。掃除をしないときは、充電台にクリーナーをセットして、空気清浄機として使えます。空気清浄運転は、AUTO ・HIGH ・LOWの3モード。HIGHモードを使った場合、8畳の部屋を約51分でキレイにできます。ダイニングに置いたり、玄関先に置いたり。シーンや場所を選ばず設置できるのが魅力です。パイプを外せば、ハンディサイズにもなるので、テーブルの上の食べこぼしやチェストの上の掃除も楽々こなせます。掃除のたびに、クリーナーを組み立てたり片付けたりするのは、忙しい人にとって面倒な作業でもあります。三菱電機の『インスティック』は、美しいデザインでありつつ、空気清浄機としても使えるので、片付ける必要はなし! 出しっぱなしにして使えるのがポイントです。その2. おいしい水は、おしゃれなウォーターサーバーで!ペットボトルのミネラルウォーターを買うのもいいけれど、料理にもおいしい水を使いたい。そんな時に活躍するのがウォーターサーバーです。ダイニングやキッチンに置いて使うウォーターサーバーこそ、デザインも重視して選ぶべきアイテム。 今回注目したのは、日本国内の自然環境に恵まれたエリアから採水した軟水「CLYTIAの天然水」を展開しているウォーターダイレクトと、加湿器などの家電を製造販売しているcadoがコラボして誕生したモデル。 本体下から、ボトルの出し入れができるのが、このモデルの魅力。 冷水や温水のほか、弱冷水にも対応しているので、冷たい水は苦手、という人にぴったりです。 ウォーターサーバーはどれもデザインが似ているイメージがありますが、『cado×CLYTIAウォーターサーバー』のように素敵なデザインを採用したモデルが増えているので、好みのモノを見つけてみて下さい。その3. スピーカー付きのLED照明でリラックスタイムを最後はソニーから発売になったユニークなアイテムを紹介しましょう。 このLED電球は、ワイヤレススピーカーを内蔵。Bluetoothにも対応しているので、スマートフォンやiPhoneに入れた音楽を、Bluetooth経由でこの電球に転送して再生することができます。ベッドルームでリラックスしながら音楽を聴いたり、キッチンで洗い物をしながら好きな曲を楽しむ。といった使い方ができます。頭上から音楽が降り注ぐので、部屋全体に曲が広がる感覚が楽しめます。 専用アプリを使って、調光などの操作もできるので便利です。今使っている照明をこのLED電球に取り替えるだけで使えるので、配線などの面倒な設定は不要。照明としてだけでなく、スピーカーとしても使える、新感覚な家電は、まさに友達に自慢したくなるアイテムです。暮らしを快適にすることが家電の役割ではありますが、そこにデザインや使いたくなる楽しい機能をプラスすることで、愛着が生まれます。その愛着こそが、日々を楽しくするエッセンスになるので、皆さんも、ぜひ魅せる家電選びにトライしてみてください。・ 三菱電機『iNSTICK(インスティック)』 ・ ウォーターダイレクト『cado×CLYTIAウォーターサーバー』 ・ LED電球スピーカー『LSPX-100E26J』
2015年06月02日アイリスオーヤマは5月28日、ペット用家電「Design for Pets」シリーズを発表した。第1弾製品として、空気清浄機3モデルとスティック型掃除機を6月下旬に発売。価格はいずれもオープンで、推定市場価格はPM2.5 対応空気清浄機「PMAC-100S」が16,800円前後、PM2.5 対応空気清浄機モニター付の~17畳タイプ「PMMS-AC100」が19,800円前後、~25畳タイプ「PMMS-DC100」が26,800円前後、スティック型掃除機「ICP-SLDC1」が19,800円前後だ(いずれも税別)。Design for Petsシリーズは、「ペットと共に暮らす人が快適な生活を送ることができる」をコンセプトとした生活家電ブランド。シリーズ全体で、白をベースに赤の差し色を入れた統一のデザインを採用している。○PM2.5 対応空気清浄機 / PM2.5 対応空気清浄機モニター付PM2.5 対応空気清浄機「PMAC-100S」とPM2.5 対応空気清浄機モニター付「PMMS-AC100」と「PMMS-DC100」の2モデルは、「抜け毛用使い捨てフィルター」と脱臭効果のある「特殊加工活性炭フィルター」を搭載し、一般的な家庭用空気清浄機よりも、抜け毛や消臭効果に特化した。PM2.5 対応空気清浄機モニター付の2モデルは、PM2.5濃度とハウスダスト濃度をセンサーで検知し、空気の汚れ具合を数値で表示する機能も持つ。空気の汚れの推移を分・時・日単位でグラフ表示でき、時間経過による汚れの増減で空気清浄機の効果を視覚化できるのが特徴だ。さらに、モニター付タイプは、部屋のニオイが気になった際に急速脱臭が可能な「ペットモード」を搭載。ペットモード使用時、17畳の部屋なら、約11分で空気をキレイにできる。サイズと重量はPMAC-100SがW405×D162×H480mm / 4.4kg、PMMS-AC100がW400×D164×H536mm / 5.5kg、PMMS-DC100がW400×D201×H586mm / 5.6kg。○ペット用超軽量スティッククリーナーICP-SLDC1は、総重量約1.4kgと軽量な紙パック式のスティック型掃除機。ヘッドとハンディ用ノズルに、エチケットブラシの素材を使用した「超吸引毛取りヘッド」を採用しており、じゅうたんやソファなどにへばり付いた抜け毛を吸引できる。掃除モードには「自動モード」を搭載。センサーがゴミの量を感知し、汚れが多い時は強運転、少ない時は弱運転に自動で切り替えるため、不要なバッテリー消費を抑えられる。自動モードでは、最大約30分の連続使用が可能だ。サイズはW215×D140×H953mm、ダストカップ容量は0.35L。
2015年05月28日子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回は「パパ目線」で選ぶデジタルカメラの第3弾。大切な家族の一瞬を残すためのアイテムを紹介します。○二度と撮れない一瞬をたくさん撮って残しておこう子どもが生まれた瞬間から始まるのが、パパが撮る家族の写真だ。自分が子どもの頃は正月などに父親がフィルムカメラを大事そうに出してきて、集合写真を撮るのがちょっと恥ずかしく、煩わしいものだった。しかし、父親になってみて、その気持ちがわかるようになった。家族のその一瞬は、そのときにしか記録できないのだ。前回、前々回と多くのデジタルカメラを紹介してきたが、これらがそのまま正解というわけではない。たとえば、子どもの写真をたっぷりと残しておきたいなら、一番長い時間一緒にいる人、奥さんやときには両親(祖父母)などが、いいカメラを持つことが大切だ。両親に子どもの面倒をみてもらうなら、iPhone 6でも渡して、ついでにいっぱい撮っておいてと頼むのも手だろう。奥さんに日常の写真を撮ってもらい、イベントやお出かけ時の写真はパパがちょっと作品風に撮っていくなんてのも面白い。また最近では、リコーの「THETA」など、360度の風景をまとめて撮れるちょっと面白いカメラも登場している。家族でのお出かけに持って行くとすごく楽しい。そして撮りためた写真の保存先としておすすめしたいのが、バッファローの「おもいでばこ」だ。1TBもしくは2TBのHDDを内蔵しており、HDMI接続したテレビや、Wi-Fi接続したスマートフォン、タブレットから保存した写真を見ることが可能。パパが撮った写真も、ママが撮った写真もすべてまとめて保存しておくことができる。「おもいでばこ」についてはこちらのレビュー記事で詳しく解説しているので、興味があったらぜひ読んでみてほしい。写真はその一瞬を切り取るものだ。同じ写真は二度と撮れないだけでなく、子どもはすぐに成長していく。昨日できなかったことが今日できるぐらいの速さで育っていくからこそ、しっかりと写真を残しておきたい。スマートフォンでも、コンパクトでも、デジタル一眼でもいい。家族の思い出を記録するために、ベストなデジタルカメラを選び出してほしい。
2015年05月26日