原状回復さえできればいい、機能性だけが満たされれば十分だ、というリフォームもありだと思います。でも、予算をはるかにオーバーしてしまうならば無理ですが、創意工夫を凝らせば低予算でも十分におしゃれなデザインに仕上げることができるのです。今回のコラムは競合住宅会社もそのデザインを参考にすることで知られる、北九州市の〔(株)なかやしき〕さんにご協力を願いおしゃれに仕上げるデザインリフォームのコツを徹底的に伺ってきました。おしゃれなデザインリフォームとは?〔株式会社なかやしき〕は創業130年の老舗会社で新築一戸建てとマンションを主軸にしているのですが、小さなリフォームはもちろんのこと、数千万円クラスのリフォームも行うことで知られています。取材場所は福岡県北九州市にある小倉南住宅展示場ですが、こちらには全国区のハウスメーカーや地場工務店を含めて12社の展示場が建っています。なかやしきさんの展示場はバリ島をイメージしたデザインになっていて、12社の中でもひときわ目を引く建物でした。取材にはリフォームをメインに担当する設計士の石井課長に対応していただきました。おしゃれなデザインにリフォームする4つの秘訣上記の写真は主寝室のベッド部分なのですが、枕元の上を指さす石井課長の先に照明の影が映っています。この影をうまく使うことがおしゃれデザインの秘訣とのこと。「照明とクロスのリフォームにはお金がかかりますが、そこから生み出される影は無料の副産物なんですよね」これが好きか嫌いかは別物ですが、展示場の接客においてもこの説明をお客さんにするそうです。実際には多くのお客さんが「こういうのもいいね!」と反応するとのこと。もう一枚の写真を見てみましょう。これは寝室全体を引きで撮ったものですが、枕元の上部分には鎖状の影は見えません。室内照明を消していると影がでないように工夫されているからです。このように、影を意識することにより昼と夜とで違うイメージを創り出すことができるのです。収納リフォームは水回りリフォームと並んで工事件数が多いといえます。収納不足を感じないという人はまずいませんし、それどころか新築した瞬間からすでに収納不足に陥っているケースすらよく耳にするほどです。次の写真を見てみましょう。さきほどの主寝室写真でお気づきかもしれませんが、奥に4畳程度のスペースウォークスルー方式の収納があります。とにかくこのウォークスルー方式はとてもおすすめ。是非検討してほしいのですが、収納スペースは広さだけを確保すればいいというものではありません。石井課長はこう話してくれました。「こういう洋服が何着、奥さんのワンピースが何着、というように現在持っている服などもしっかり数えて設計士に相談してほしいのです。収納のリフォームでは打ち合わせ時に必ず私は聞きますよ」おしゃれなデザインリフォームの秘訣の一つは、目に付く雑多なものを隠すことでしょう。収納不足ということは、それだけいろいろなものが部屋にあふれて視界に入り込むので、それらをなんとしてでもどこかに押し込みたくなるのです。ただ、押し込むだけでは視界からは除去されるものの、その押し込んだ先が悲惨なことに。単にものを押し込んだだけで隠すことには成功したものの、今度はそこから目的のものを探し出すのに一苦労してしまいます。次に石井課長が指摘したのがこの写真。多くの家庭でその置き場所に苦労しているスーツケースです。写真は比較的小ぶりなスーツケースですが、あなたはどこに置いていますか?おそらくは空いているスペースに押し込んでいるはず。おしゃれなリフォームをしようと思うのであれば、こういったスーツケースの置き場も考えたうえで収納リフォームをするべきと石井課長はアドバイスをします。これも同じく寝室収納です。掃除機とルンバが写っていますが、この手のものは充電を考えるとコンセントの近くにスペースを取るべきでしょう。自立式の掃除機を買ったものの、置き場所にコンセントがないとすこぶる使い勝手が悪くなります。仕方ないのでコードを長く床には這わせる羽目に。いくら見えない収納ないとはいえ、これではおしゃれリフォームとは言えなくなってしまいます。これは脱衣洗面所にある大きめの洗面台です。「通常は2台を並列しておくのですが、これは横に長いタイプです。探すのに苦労したんですよ(笑)」というレアな商品です。ただ、ここで見ていただきたいのは商品ではありません。石井課長が指さししている場所に注目してみましょう。こんなおしゃれな商品を使ってリフォームすれば、毎日の入浴タイムは楽しくなりますし、お化粧するときも力が入りますよね。しかし、問題は意外なところにありました。「この境目の部分がどうしても汚れてしまうのです。四六時中掃除しているわけにはいきませんから」おしゃれなデザインリフォームを目指してステキなレア商品を選ぶところまではいいのですが、問題はそのメンテナンス。きれいに維持するからこそおしゃれデザインを楽しめるのですが、汚くなってしまってはすべてが台無しです。この展示場ではこのような仕様にしていますが、メンテナンスを考えるのならば壁から直接出すタイプにすべきなのです。ただ、これも好き好き。こまめな掃除をいとわない覚悟があるかどうかにかかっています。設計士の立場から石井課長が強く話されていたことを最後の秘訣としましょう。これは実に人間的なことなのですが、あなたが持っているおしゃれ感覚と担当者の持つおしゃれ感覚とのずれをなくすことが肝心なことです。つまり、イメージを正確に伝えることの重要性を理解してほしいのです。筆者も住宅営業出身者ですのでよくわかるのですが、お客さんが打ちあわせ段階で想像した【真っ白な外壁】と実際に出来上がった壁を見た時に見た【真っ白な外壁】では色に微妙なずれが生じます。私の経験談ですが、あるお客さんの強い要望に従って真っ白な外壁に仕上げたところ「私はこんな色を選んだっけ?」と言われてしまったのです。結論から言うとお互いに何のミスもありませんでした。認識のずれというか感覚のずれがあったことに加えて、外壁の色を小さなサンプル板だけを見て決めたことが原因でした。この時は別にトラブルになることもなく済みましたが、こういった失敗を起こさないようにするための鉄則があります。それは、「とにかく商品の実物をあなたの目で確認すること」につきます。単価の高いキッチンなどはさすがに実物をショウルームなどで確認するとは思いますが、最新式でない限り近くのショウルームにないというケースも多々あります。なければ仕方がないのですが、後悔しないためにも多少の距離はいとわない気持ちで実物を確認しに現地まで足を運んでください。結果的におしゃれであったとしても、自分の好みもあってのおしゃれです。イメージと異なってしまっては元も子もありませんからね。リフォーム箇所別、おしゃれデザインのリフォームポイント石井課長がタオルを持っている場所は脱衣洗面所になります。展示場ということもあり、若干のタオルをサンプルとして入れるくらいしか使っていませんが、もし4人家族で脱衣洗面所をリフォームするならこの程度の収納を作るべきでしょう。【秘訣3】で洗面台の写真を掲載したように、おしゃれな洗面所リフォームを目指すならば、収納を増やして下着などの置き場に困らないように気を付けてください。棚の写真を見ていただくと中段が5枚あります。1段の高さは30cmほどは確保されています。これだけあれば4人家族であっても、バスタオルや下着置き場などを十分に収納できます。繰り返しますが、おしゃれなデザインリフォームをするには余分なものが目に入らないことが重要なのです。ついつい壁紙や洗面台を選ぶことだけに目が行ってしまうのですが、せっかくの良い商品を選んでも、脱いだ下着を入れた籠が足元を占拠していたらすべてが台無しです。もう一つの注目ポイントは壁紙。写真をもう一回見てみましょう。奥に写っている棚の話をしましたが、壁にはタイルが貼ってあります。洗面所はご承知のように湿気が非常に高い場所になります。ところが、ほとんどの家では普通のクロスを使っているのではないでしょうか。機能的にはもちろんですが、この部分を写真のようなタイルにすると洗面台が非常に映えるのです。タイルはどうしても高価になりがちですが、貼る面積が少なければ一考の余地がありますし、一部の壁だけをタイルにするリフォームも考えられます。洗面所の話をしましたが、この展示場は洗面所とお風呂がこんな感じでつながっています。一般的なお風呂をここまでリフォームでグレードアップするのは難しいとは思いますが、ここでご覧いただきたいのは次の写真です。「この眺め良いと思いませんか?」と石井課長。全く同感なのですが、たとえユニットバスであってもこの考えは通用します。周囲の家がどのように建っているかが問題ですが、「視線を遮る」ことができる角度を見つけたら、その視線を軸にリフォームをすればよいのです。「視線を遮る」とは以下のようなことです。上の写真では石井課長が外を眺めていますね。見ることができるということは、その逆もしかり。この視線の先がお隣の2階にある窓であればどうでしょうか?当然のことながら、このように外の景色をスリットの間から楽しむなどということは無理です。しかしここはそもそも2階で、隣も大きな空き地ですので覗かれるという心配はありませんが、このように外を眺められるような計画をするのであれば、外から見られないような角度と場所を見つけ出そう、となるのです。次の写真にも注目してください。おそらくはユニットバスを使ってのリフォームになるケースが多いと推測していますが、商品を選ぶ際にはこうして実物に入ってほしいのです。メーカーによる違いはもちろんですが商品によっても座り心地などが微妙に違います。あとで後悔しないように、この点だけは面倒くさがらずに実行するよう気を付けましょう。こんなトイレはいかがですか。「トイレのリフォームまでは手が回らないわ」という声も聞こえてきそうですが、トイレは毎日使う場所ですから何とかしたいですよね。この写真を見ながらおしゃれなデザインのポイントを考えていきましょう。最初にチェックしたいのはこの窓。建物の構造を調べなくてはなりませんが、電気をつけなくても昼間ならばこの程度の明るさを確保できるのです。では、次の写真を見てみましょう。このトイレを掃除するシーンをイメージしてください。便器周りにも簡単に手が届きますし、モップを使えば床も拭き残すことなく掃除ができます。また、おしゃれなトイレを演出するには、自然光と人工光の2つのシーンを楽しめるようにするべきです。女性にとってこの窓の高さは気になるかもしれませんが、おしゃれデザインという観点から考えると一考の余地はあります。今度は天井を見てみましょう。「ここのおしゃれポイントは斜め天井と間接光です」と力説する石井課長。ちょっとした工夫なのですが天井を斜めにしただけで雰囲気は大きく変わります。また、間接照明もおしゃれポイント。トイレはできるだけ明るくこうこうと照らすものという固定概念を振り払うと、こんな落ち着いた空間を造り出せるのです。おしゃれなデザインリフォームの代表格はといえば、何と言ってもキッチンでしょう。とくに女性にとっては絶対に外せない重要ポイントであるはずです。キッチンの配置としては①クローズドキッチン②対面キッチン③アイランドキッチンの3パターンに大別できます。このどれを選択するかはあなたの好みですが、今回のテーマであるおしゃれデザインをキーワードにすると、写真のようなアイランドキッチンをおすすめします。石井課長と一緒に筆者もこのキッチンを前にして立ってみたのですが、やはりアイランドキッチンはいいですね!とにかく見晴らしがいい!ただし、アイランド型キッチンは部屋のどこからも丸見えに。きれいにしておかないと、せっかくのおしゃれキッチンも台無しになってしまうこともあります。女性としては大いに悩むところだと思いますが、アイランドキッチンは一度使うと止められないくらいの満足感があるのは事実。思い切ってチャレンジする価値はありますよ。それでもこの開放感はどうでしょう。ここは展示場ですからキッチンの上に写真やカタログが置いてありますが、実際にはもっとすっきりした空間になるうえに、キッチンが中心になります。LDKの空間の場合、一般的にはいくら豪華なキッチンリフォームを行っても、あくまで中心はリビングとなるはず。しかし、今回のようにアイランド型キッチンにリフォームすると、設計の仕方によってはこれだけ存在感のあるスペースに変えることもできるのです。せっかくリフォームをするのですから常識にとらわれる必要はありません。次は部屋のリフォームに話を移しましょう。最初の写真は展示場の子ども部屋に入ったところです。いかがですか?「来場される奥様の80%以上はここに入られた瞬間に『かわいい!』を連発されるんですよね(笑)」と石井課長。それでは、女性の多くが「かわいい!」と思わず口にする要因はどこにあるのでしょうか?その理由をお尋ねしました。「やはり壁紙だと思いますね。ここは子ども部屋ということもあって少し冒険した壁紙を使いましたが、この柄が女性の心をがっちり捕まえたようです」またもう一つの要因として挙げたのが照明。この星形照明をあなたはどう思いますか?純粋にかわいらしい形をしています。さらに、なんとこれは手で押すとへこむのです。ここは子ども部屋になりますので、小さな子供が怪我をしないような素材を使用しているのです。このように部屋のおしゃれデザインリフォームのコツは壁紙と照明の使い方だそうです。では、次の写真をご覧ください。先ほどは子ども部屋ということもあったのでかわいらしいポップな壁紙でしたが、今度の写真は寝室になります。ご覧のように色のトーンを落とした壁紙を使っていますが、このように部屋のリフォームは壁紙の選択が大きく影響をしているのです。そして次の写真は同じく寝室なのですが、間接照明を使っているのがお判りでしょう。ここは寝室なので、一切の直接照明を排除してすべて間接照明でまとめてあります。直接光とは違い、間接光は微妙な陰影が部屋の中に広がるのが特徴。照明による影の効果がもっとも出るのは寝室です。部屋リフォームのおしゃれポイントをいくつか解説しましたが、やはりTPOというものは存在します。いくら赤色が好きだとしても、寝室に持ってくるのはどうでしょう……先々後悔しないような選択を心がけたいですね。RKB住宅展 小倉南 住宅展示場(引用元:NAKAYASHIKI 戸建て事業部 HOUSING SEC. )一般的には外壁の塗り直しとなるのですが、予算に余裕があるのならばウッドデッキを新設したり、屋根材まで一気に変える選択もあります。ただ、ここでは外壁の塗り直しに話を絞りましょう。通常は新築してから10年が塗り直しの目安とお考えください。30坪程度の住宅でも費用は150万円程度にはなるので、絶対に後悔をしたくないリフォームといえます。「おしゃれな外壁リフォームを目指していたのにイメージが全く違う(泣)」とならないポイントを引き続き石井課長にお聞きしました。「外壁リフォームのトラブルは、打ち合わせ時のイメージと仕上がりが異なるというものが大半です」これには筆者も同感です。外壁の塗り替えリフォームをしたことがあるのですが、その打ち合わせの際に立ち会った女性のインテリアコーディネーターはお客さんにこうアドバイスしていました。「お客さんが選んだこの色で実際に施工した案件がありますのでそこを見て下さい。そのうえで最終的な決断をした方がいいですよ」狭い事務所で見るサンプル版と実際に施工されたものとでは印象が大きく異なることを知っているからです。さらに徹底するのであれば、晴天、荒天、夜間と時間や気象条件が異なる状況で外壁をチェックできるとなおよいでしょう!まとめ現在住んでいる家が古くなったり、あるいは中古住宅を購入したりすると、どうしても古い部分や傷んだ部分に目が行きリフォームをしたくなります。ただ、どうせリフォームをするのであればおしゃれな仕上がりにしたいと願うのは誰しもが同じこと。同じ金額であればデザイン性の高いリフォームをして満足したいものですね。【取材協力福岡県北九州市㈱なかやしき】このアイデアの監修者森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。名古屋市立菊里高校卒業。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年03月12日スケルトンリフォームはリフォーム工事の中でも最大規模の工事です。ここまでくると「いっそのこと建て替えた方がいいかな?」と悩むラインに入ってきます。冷静に考えると建て替えた方がメリットの大きいケースも出てきますが、一般的にはスケルトンリフォームのほうがその工事金額も建て替え工事よりも大きく減額されます。また、古民家リフォームのような骨組みを意図的に残したいと考える場合にはスケルトンリフォームの出番となるのです。メリットやその費用などを詳しく説明していきます。「スケルトンリフォーム」や「フルリフォーム」とは?この2つの言葉について改めて考えたことはなかったのですが、現場を知っている側からいうと以下のようなニュアンスになります。●スケルトン骨組みだけを残すという意味合いですので、ひとまず内装をすべて引っ剥がして工事をスタートさせます。●フルリフォームスケルトンよりは若干弱いニュアンスかな……という程度でしょうか。同じと言えば同じと言ってもいいくらい大きく差があるものではないように感じます。一見すると同じような内容に見えますが、この二つは微妙にニュアンスが異なります。スケルトンリフォームはその名の通り、骨組だけを残して室内を完全に取り払って行う大規模リフォームだとお考えください。感覚的にはほぼ建て替えと認識していいでしょう。それに対してリノベーションは、現在の建物の特性や特徴を生かしながらさらに発展させるものになります。スケルトンリフォームの3つのメリットリフォームをするときに、スケルトンリフォームが選ばれる特長的な理由を3つご紹介します。古民家リフォームがその代表格でしょう。古民家には今では伐採不可能な太くて立派な梁が多数使われているケースが一般的です。建て替えしてはもったないし、単なるリフォームではその木を活かすこともできなければ魅せることにも適していません。このようなときにこそ、立派な梁や柱だけを残すスケルトンリフォームは向いているのです。2つ目の理由はこれ。とくに一戸建てをスケルトンリフォームをするケースでは、この理由が多い傾向にあると私は思います。費用については後で詳説しますが、暮らし始めると完全に以前の環境とは一新されますし、外観までリフォームをするので建て替えた場合に受ける印象と相違がなくなるからです。和室だけをリフォームしたいなどの1部屋単位での変更であれば問題ないのですが、3部屋を一つにまとめたいなど間取りを根本的に変更したいケースでは、室内の壁などをすべて取り払って設計する方が合理的だからです。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!スケルトンリフォームが向かない家は?在来工法など一般的な木造住宅の工法で建築された家は問題ないのですが、2×4やその他のプレハブ工法などでの建築物は要注意です。2×4はパネル工法とも言われるのですが、建物がパネルで構成されていて、それが建築物を支える役目もしています。この工法ではすべての壁が壁構造となっているので、その性質からたとえ1枚でも壁を除去するのが極めて困難だからです。ですから、中古物件を購入する際には、その工法をチェックするのは必須事項となります。当初はリフォームの意思がなくても、購入後にスケルトンリフォームに予定が変更することもあるでしょう。部屋の部分リフォームならば大きな問題は発生しないと私は考えますが、スケルトンリフォームをする場合はその内容によっては最新の建築基準を満たさないケースも出てきます。希望の間取りを入れ込もうとしても、それらの負荷に建物が耐えられないわけです。こうなると、我慢をしたリフォームとなり、せっかくのスケルトンリフォームも台無しです。ちなみにこの昭和56年というのは、この年を境に建物の耐震基準が変わったのです。ですから、昭和56年以降の建物であれば、柱などが強化されているのでスケルトンリフォームにも構造上対応しやすいとお考えください。ただ、昭和56年以降建築の中古住宅は耐震性が担保されている分、購入費用も高くなることも覚えておくとよいでしょう。スケルトンリフォームにかかる費用スケルトンリフォームをする場合、戸建てとマンションでそれぞれどのくらいの費用がかかるのでしょうか?30坪~40坪程度の一戸建てを想定しますが、700万〜1500万円がボリュームゾーンと思われます。ただし水回りの位置を大幅に変更するなど、水道の配管変更まで伴う工事を入れると、どうしても費用は上がります。25坪程度のマンションを想定します。戸建てと比較して面積が少なくなるのと、基本的には2階部分がないので工事個所が一か所に集中するので有利に働きます。こういった点から工事費用をいくらか抑えることができ、その費用は700万円~1200万円くらいでしょう。また戸建ての場合は、工事内容によって足場を組む必要があり、特に外壁リフォームをする場合は必ず家の周りに足場を組みますが、この費用がばかにならないのです。内容別のスケルトンリフォームの費用相場一戸建ての主寝室(8畳程度)をスケルトンリフォームした事例を例にとります。比較的簡単な工事でしたが、かかった費用は既存の壁などの撤去費用もすべて込みで55万円でした。一例になりますので基準になりにくいかもしれませんが、実例なのでご紹介しました。また、間取りを少しだけ変更するスケルトンリフォームも考えられますが、間取りを一部変更する程度であれば、大掛かりな工事にはならないのでやはり30万~50万円で収まるケースが多いでしょう。この広さのスケルトンリフォームは、費用と工期がどうしてもかさんできます。面積に換算すると50㎡~80㎡と思われますが、この数字を元に費用を導き出すと、100万円~500万円の相場ではないでしょうか。幅が大きいですが、この広さになると導入する住宅設備機器のグレードで大きく値が変わるからです。水回りが絡むスケルトンリフォームはさらに大掛かりになるので、少しだけ慎重に臨みましょう。費用面で1000万円~1800万円です。先ほど同様に値段の幅が大きくなるのは同じような理由からです。二世帯住宅への変更となると、内容によっては大きな金額になります。もっとも費用が掛かるケースは、玄関、風呂、キッチン、トイレなどを完全に2世帯分作る場合。これを完全二世帯住宅と言いますが、通常はキッチンだけは2世帯共通にします。しかし、このケースではキッチンを余分に1台設置することになるわけです。こうなると水道管の新設工事が発生します。もちろん、上水道に加えて下水道の配管も必要ですよね。さらにシステムキッチン本体の価格も丸々かかってくるのです。簡単に見積もっただけでも、ざっと150万円は増える計算になりますね。50坪の住宅をスケルトンリフォームするのであれば坪単価を3万円上げる要因となります。キッチンだけでもこうなるのですから、トイレ、玄関、風呂となっていけばその費用の上がり方も想像がつくでしょう。ここまで前置きしたうえで申し上げますが、50坪程度の二世帯住宅スケルトンリフォーム価格の目安は、1500万円~3000万円と思われます。ただし、この3000万円を言う数字もとりあえずの上限を切らせていただいただけで、贅沢なものを入れたり、親のことを考えて階段の勾配を緩やかにした特殊な階段を創ればどんどん値が上がってしまいます。また、昔は特殊な事例でしたが、最近では2世帯住宅建築時に室内エレベーターの導入事例も急速に増えてきました。高価なことに加えてメンテナンス費用もかさむのですが、一考の余地はありますのでご検討ください。条件があうなら費用も抑えられるスケルトンリフォームスケルトンリフォームなる言葉を初めて私が聞いたのは1996年のこと。長谷工コーポレーションで専務を務められていた方のご自宅で「マンションも戸建てもスケルトンリフォームが当たり前の時代になりますよ」と、登山が大好きという奥様からこの言葉が出てきました。みなさんに説明した3つのメリットに加えて、安価な中古マンションが将来的にはたくさん市場に流通するということを理論立てて話をされていたので今でも鮮明に覚えています。賃貸ではなく、マンションや戸建の購入を検討されている方にもスケルトンリフォームはおすすめなのです。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!このアイデアの監修者森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。名古屋市立菊里高校卒業。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年03月12日あなたはどんなダイニングで家族と食事を共にしていますか?リフォームなんて考えたことのないステキな空間かもしれません。しかし、普段は意識していなくてもふとしたときに使いにくい、過ごしにくいと思う方は意外に多いのではないでしょうか?また、どうせダイニングリフォームをするのなら、家事の負担が少しでも軽減するような工夫も取り入れたいですよね。そんな視点も織り込んで、おすすめのリフォーム箇所や費用を紹介していきます。ダイニングは家族が集まる大切な空間!いま一度ゆっくりろご自宅のダイニングを見渡してみてください。長年住んでいて汚れが目立ってきたり、収納が少なく片付かないままのものがあったり、移動するたびに誰かとぶつかったり……そういうことはありませんか?ダイニングは食事をするところなので、家族が集まってくる大事な空間です。ダイニングをリフォームすれば家事の負担を軽減するのはもちろん、見た目や雰囲気も変わるため生活が一変しますよ。おすすめリフォーム箇所1. 負担軽減の横綱は「動線の充実」これは当然のことでしょう。水回りに代表されるように、動線が悪い家はとにかく住みにくいことには異論がないでしょう。例えばキッチンからダイニングへ行くのにドアを2回も開けて通らないとだめだったらどうですか?普通はないケースですが、これでは使い勝手が悪くてどうしようもならないはずです。その反対に、一般的によく言われるところの「水回りは一直線の動線」はどんな奥様に聞いても好評です。【水回りは一直線の動線】と何気なく書いてしまいましたが、この言葉の意味を簡単に解説しておきましょう。対面キッチンの前に立つ自分を頭の中で想像してください。前を見るとリビングがあり、そこではご主人やお子さんがくつろいでいます。そんな状況で右を見ると、脱衣洗面所がありその先にはお風呂までもが見通せるとします。こういう設計のことを一直線の水回り動線というのです。つまり、「キッチン⇒脱衣洗面所⇒風呂」と連続していて、最短距離での移動が可能となるわけです。ところで、水回りのリフォーム動線を検討するときに調べてほしいことがあます。今お住まいのお宅において、ダイニングからキッチンへの距離(歩数)、ダイニングから食器棚までの距離(歩数)を計ってほしいのです。そのうえでリフォームプランを練り、そのプランが現況より歩数が少なくて済むかどうかを見てください。やってみるとわかりますが、リフォーム後に「動線がよくなった気がする」と感じるはずです。おすすめリフォーム箇所2. 「壁紙」はかわいく楽しいものにダイニングはテーブルを置いて家族が食事する場所です。そして、それぞれの家族が座る場所もほぼ決まっているのが一般的です。つまり、食事の最中にあなたが見ている景色と、他の家族が見ているのとは違うのです。壁紙の張り替えはダイニングの気分一新にはもってこい。値段も知れていますので是非やっていただきたいリフォームです。まずは家族全員の定位置に座って壁紙を眺めてみましょう。明るい時間に見てみてください。そして夜であれば照明をつけて再び眺めるのです。そうするといろいろと見えてくるもの。「主人の席から見ると壁にいろいろと貼り紙があって落ち着かない感じがするわね」「上のお姉ちゃんの席から見える壁は無味乾燥かしら?」とそれぞれの席から壁紙を見てどんな種類のものを使えばよいのかじっくり考えましょう。壁紙の張替え費用ですが、ダイニングだけならば4~5万円で足りると思います。この程度の費用で気分が一新できるのですから、かなり費用対効果の高いダイニングリフォームだと私は思います。おすすめリフォーム箇所3. 「床」張り替えで気分一新!床暖房も◎壁紙の次は足元に視線を転じてみましょう。今はどんな床になっていますか?一般的なフローリングの方が多いかもしれませんが、古い家になると塩ビのような素材かもしれませんし、また畳の上で座って食事をしているご家庭もあるでしょう。どんな床材を選ぶかはあなたの好みとなりますが、予算が許すのならばやってほしいのが床暖房。この記事を書いているのは2月の厳冬期ですが、あなたの家のダイニングは暖かいですか?足元が深々と冷えるようなことはないですか?いくら暖かい鍋を囲んでいても、足元が寒ければゆったりしていられないとは思いませんか?「今は平気だわよ」という声も聞こえてきそうですが、実際に床暖房を使ったらその圧倒的な威力で手放せなくなるのは間違いないです。費用はおおよそ40万円前後を見てほしいのですが、この経費で冬場の足元はぽっかぽか。リフォームする価値は大いにありでしょう。おすすめリフォーム箇所4. 「窓」もこの際変えてみませんか?ダイニングには窓が欲しいです。特に朝でさえも日が当たらないようなダイニングはちょっと寂しい……と思いませんか?もともと窓がないリビングを使っている方にとっては「リフォームして窓を作ろう!」とはなかなか思いが至らないもの。しかし、設計上許せば、問題なく窓を作ることはできるのです。また、今のダイニングに窓があるとしても、もっと違う窓にするのも一考ではないでしょうか。一般的なリフォームは既存の窓を入れ替えるものだと推測できます。この場合の費用は、凝ったデザインのアーチ型の窓でもない限りさほどのお金は掛かりません。安ければ10万円程度でしょうし、性能の良いものであっても20万円も見ればけっこう良い商品を選べます。筋交いが入っていて大きな窓を取れない状況であっても、小窓程度であれば何とかなります。いずれにしても壁を壊す工事が発生しますので、20万円〜40万円ほどはみてください。ただし50年、60年といった築年数が深い場合は、壁の中がどういう状態になっているのかが予測不能です。壊した結果によってはもう少し費用が掛かるケースもあるので、業者さんと事前にしっかり話し合ってください。おすすめリフォーム箇所5. 手が届く範囲に「収納」を設けよう今暮らしている家のダイニングはすっきりしていますか?ひょっとすると、テーブルのすみに新聞や雑誌が押し込められていたり、その他の細々したものの置き場になっていませんか?もし当てはまると感じるならば、それらをしまうスペースを手の届く範囲に作ることをおすすめします。新聞や雑誌を収納する場所を壁際に設置するだけでダイニングテーブルはすっきり。しかも手の届く範囲にあるというのが肝。ただ、そういった新聞や雑誌を決まった場所に仕舞う癖を付けなければ何の意味のないですがね(笑)それでは、もっともお手軽な収納である、マガジンラックを取り付けた場合の費用目安をお教えしましょう。週刊誌4~5冊、新聞の朝刊を2~3部収納できる程度を想定しますが、工事費込みで3~4万円で済むと思います。マガジンラックの質によって金額は上下しますが、それよりもマガジンラックを埋め込む側の壁の中が気になりますね。中に柱や構造に影響を及ぼすものがあれば触ることはできませんし、壁が薄いとマガジンラックを埋め込みだけの奥行きを確保できないケースも出てきますので業者に相談してみましょう。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!ダイニングリフォームの事例を紹介千葉にお住いのDさんを取材したことがあります。ビデオ取材にも快く応じてくれたのですが、こちらのお宅はとても面白いケースでした。「ダイニングをリフォームする予定など全くなかったんですよ(笑)」奥さんはこう話すのです。よくよく聞いてみると、当初は子ども部屋の壁紙貼り換えのみの予定だったそうです。自宅にやってきたのは、新築をした住宅会社のリフォーム担当営業マン。まずは2階にある娘の部屋に行き現地調査を完了。その後に1階のダイニングテーブルでお茶を飲みながら雑談をしたそうです。「このあたりは結構雑然としちゃうのよね」ダイニングテーブル周りの何とも雑然とした様子をネタに、奥さんが営業マンにこう話したのがきっかけだそうです。あれやこれやと営業マンと話をするうちに「(ダイニングのリフォームも)ちょっと考えてみるかな……」という経緯。ここに写真を掲載できないのが心苦しいのですが、工事前の雑然としたリビングが信じられないくらいに激変。とにかくすっきりと整理されているのに加え、照明を明るくし、壁紙を張り替え、床暖房に床の張替えというフルコースだったこともあり、以前のダイニングとはまったく違っていました。数多くの事例を見ている私はわかるのですが、当初の予定では考えていなかった場所をリフォームするケースが物凄く多いのです。リフォーム業者としても、正直なところそちらへ持っていきたいということを心の中では思っています。ただ、優良業者は心ではそうは思っていても、しっかりとお客さんの意思を尊重するのでご心配なく。その逆に悪徳リフォーム会社ほど無理やりに押し込んでくるので、そのような営業マンはきっぱりと突き放してください。ダイニングを変えれば生活も一変します!ダイニングというのは毎日必ず使う場所ですし、朝食をしっかり摂る家庭ならば、1日のスタートの場でもあります。そんな場所が、暗くて、狭くて、テーブルの上に雑誌が置いてあり、そのうえ照明まで陰気なものだと気が滅入ります。ダイニングリフォームは、生活を一変させるほどの力を秘めたリフォーム箇所だと私は断言します。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!このアイデアの監修者森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年03月11日陽の光や電気の光、音などで寝付けなかったり、目覚めてしまう人は意外と多いですよね。快適な睡眠がとれない……そんなお悩みの人には寝室のリフォームがとってもおすすめです。少しでも悩んでいるならまず検討をはじめてみてはどうでしょうか?寝室のリフォームをするときのポイントや費用についてご紹介します。寝室リフォームのすすめ|寝室は1日の3分の1を過ごす大切な場所あなたはしっかりとした睡眠をとれていますか?マットレス自体が体に合わないならば、寝具店や家具店に行けば問題は解決するでしょう。しかし、廊下やほかの部屋から聞こえる生活音やトイレを流す音で眠れない。あるいは、その物音で簡単に目覚めてしまう。これではかないませんね。さらには、日の出とともに部屋に漏れこんだ朝日で、予定していたよりも早く目覚めてしまうということもあるでしょう。こういう悩みを解消するのが寝室リフォーム。マットレスの交換では対処できない寝室のお悩みを抱えるならば、寝室リフォームをおすすめします。寝室リフォームを失敗しないための3つのポイント寝室をリフォームするときに気をつけてほしいポイントを3つご紹介します。これは基本中の基本になるのですが、寝室を何となくリフォームするのだけは避けてください。今現在寝室で困っていることを箇条書きにして、さらにその優先順もつけることが肝要です。ここで質問です。お風呂に入って出た時、脱衣洗面所で下着を着ますか?そのままパジャマに着替えたりしますか?人によってはお風呂から上がるとひとまずバスタオルを巻いて自分の寝室まで行き、それからゆっくり着替えるパターンもあるでしょうね。つまり、下着などの置き場を脱衣洗面所に設定した方が都合のいい人もいれば、寝室にすべて置いた方が好都合の人もいるわけです。寝室のリフォームを考えるときは、このように普段の生活動線を徹底的に見つめなおしてから取り掛からないとリフォームしてから後悔することが多くなってしまいますよ。私のコンサルタント先の専務さんは、寝室では背中をベッドの頭側にもたれかかるような体制をとりテレビを見るそうです。この場合、背中にベッドの木枠が当たったらどうですか?痛くて不快で長時間なんて持ちませんよね。だから、背中が当たる部分をクッション性のあるものに変えたり、頭が当たる壁部分だけを柔らかいものにした方が好都合となります。これがただ単に寝るだけのスペースだったらこんな工夫は不要でしょう。寝室が寝るだけのスペースなのか過ごす場所なのか……重要なポイントであることがお分かりになったでしょうか。寝室のリフォームにかかる費用の相場費用としては100万円前後がボリュームゾーンだと考えられます。ただ、クロスを変えるなどの工事であれば10万円で済みますし、クロスに加えて落ち着いた間接照明に変える工事であっても、そのリフォーム工事費用は50万円くらいでも可能です。150万円程度を費用として捻出できるのであれば、どの程度の工事ができるのでしょうか。クロスの交換はもちろんですが、照明を一新できるのが大きなポイント。今ある照明を完全に撤去し、壁際を利用した間接照明をちりばめたリフォームもできます。さらには、バリのホテルを思わせるようなしつらえや、ウォークインクローゼット(WIC)を取り付けるといった収納の充実まで実現できそうです。イメージとしては、寝室に入るとすっきりとしたベッドルームになっており、隠れた部分にWICの入り口を設けたリフォームです。さらに上を見ればきりがありませんが、150万円~200万円を出せば、高級ホテルの寝室を思わせるようなインテリアに近い雰囲気を十分に出せるとお考えください。高級ホテルのポイントの一つが床の素材。一般的な寝室の床材はフローリングだと思いますが、これを思い切って絨毯(じゅうたん)にする工事も視野に入ってきます。決して安い費用とはいえませんが、人生に占める睡眠の時間を考えると、実はもっとも贅沢が許される部屋こそが寝室なのではないでしょうか。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!よくある寝室リフォームを3つご紹介寝室に入ると同時に消灯する生活習慣の方には関係ないかもしれませんが、いきなり暗くすると寝つきが悪い人や少しの時間だけスマホをのぞき込んだりテレビを見ることが多い人であれば、睡眠導入の意味からも淡くて暗いトーンの照明リフォームをしてもいいでしょう。また、思い切って間接照明だけの部屋にするのも一案。本などの細かい文字を読む人には向きませんが、ベッドに潜り込んでから睡眠状態に入るまでの時間が30分~60分程度必要とする方にとっては間接照明がいいと思います。また、当然ですが赤色などの刺激的な色は寝室には不可。心理学の面からも適さないと言われています。やはり、それなりの落ち着いた色目の照明を選びたいところですね。一般的にウォーキングクローゼット(WIC)などと建築業界では呼ばれますが、寝室リフォームの定番中の定番が収納改善です。収納量の不足を解消するのが根本的な考え方ですが、ただ収納量を増やすリフォームでは意味がありません。収納の考え方は【たくさん収納出来て簡単に探し出すこともできる】が重要なのです。大空間を作るだけの寝室収納リフォームは、ひとまず目の前の細々したものを隠す効果はあります。しかし、それはものを押し込めたにすぎません。「ロングコート5着分をかける分が足りない」「コードレス式の掃除機を空く場所がない」といった感じで具体的にあげていくのです。こうして今収納で困っているものを、どこに置くかのシミュレーションを行いながら収納リフォームの概要を決めていくのです。ひょっとすると特異な話かもしれませんが、この項目は私にとって絶対に外せない重要ポイントです。昔と違い今の家は空調管理にうるさくなってきました。いわゆる24時間換気というものですが、寝る時こそ空気環境は重要視されるべきことでしょう。私は重度の花粉症なのですが、シーズン中はものすごく気を使います。とくに寝るとき。花粉が寝室に舞っているようでは快眠には程遠い状態になります。こう考えると、花粉症の方にとっては寝室のリフォーム時に空気環境を快適に保つリフォームは欠かせなくなるわけです。もっとも空気清浄機を置けばある程度は解決されますが、今ではしっかりした空気循環システムの導入で、空気清浄機とは比較にならないほどの快眠を手に入れられるのです。寝室をリフォームして快適な睡眠をここまでポイントを列挙して解説をしてきましたが、寝室リフォームはあなたの生活を充実させる可能性が非常に高いリフォームになります。同じような経験を持つ方であれば思わずうなずいてくれると思いますが、私の妻は寝室を暗室のようにしないと、カーテンから漏れるわずかな朝陽で目が覚めてしまいます。このような状態を我慢し続ければ、睡眠不足が続き健康に影響がでるのは明白ですよね。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月28日天井までの空間や屋根裏の空間を活用してロフトをつけてもいいのではと思ったことがある人は少なくないと思います。しかし、ロフトのリフォームは、実はいろいろと条件があったり、注意しないと後悔するポイントがあったりすることをご存知ですか?今回は、ロフトリフォームができる条件やポイント、さらに失敗事例もご紹介します。ロフトリフォームができる戸建ての条件とは?陸屋根という言葉は一般的ではないですね。簡単に言うと平らな屋根という意味です。当たり前のことですが、天井の上にロフトを作るには、そこに一定の空間がないと物理的にロフトを設置できません。また、陸屋根ではないにしても、極端に空間が狭ければ、やはり実用性がありませんので、それはロフトではなく単なる屋根裏収納にすぎないでしょう。ロフトは高さを1.4m以内に納めなくてはいけません。また、その直下階の面積の二分の一未満でなくてはならない、との法律も存在します。もし、この基準にそぐわないと、それはロフト扱いではなく3階扱いになってしまいます。3階扱いになると、その分だけ固定資産税が上がることになりますのでご注意を。ロフトリフォームする上での失敗事例とは?ここではロフトリフォームをした場合の起こりがちな4つの失敗事例をご紹介します。これがもっとも多い失敗事例でしょう。戸建ての天井部分は室内の熱がもっとも集中する場所です。つまり、そんな場所にロフトを作ったら暑くていられない可能性が出てくるわけです。ところがその対策をしっかりしないというか甘く見てしまうと、作ったものの、事実上使用できない空間となってしまいます。福岡県の事例ですが、ロフトリフォームの際にしっかりとした断熱工事を施さなかったために、天井からの熱がダイレクトに来てしまって灼熱地獄になってしまいました。また、灼熱地獄だけではなく、湿度も常軌を逸していました。具体的に測ったわけではありませんが、ロフトに上がった瞬間に額から汗がしたたり落ちる状況だった記憶があります。こういったことがないようにエアコンは必須なのですが、適切な断熱工事がされないと、エアコンでは歯が立ちません。屋根と壁から入る熱をしっかり遮断するための工事をしっかり行いましょう。ロフトに上るにははしごが必要です。しかし、作り付けのはしごは3階扱いになりますので使用不可。そうなると、かけはしごを使用するしかないのですが、作り付けとは違うので安定性がどうしても欠けてしまいます。私は平気なのですが、中にはそれが怖いと感じる人もいるでしょうし、昇りは良くても降りが怖くて……という声もたまに耳にしますね。また、そのかけ梯子の置き場がないというケースもありましたし、もっとも問題なのは階段からの転落事故もあり得ることでしょう。転落事故はその原因が不注意によるものが多いのですが、実際に転落した事例はちょくちょくあります。ロフトの天井高は1.4m未満とお話ししましたが、その逆に天井高を取りたくても取れないケースもあります。ご主人がライフワークにしている鉄道模型部屋にしようとロフトを作ったケースがありました。その当時60歳の方だったのですが、住宅相談を受けてご自宅に伺いました。実際にロフトへ上がったのですが、その天井高があまりに低くしゃがんでもさらに頭を横に傾げなくてはいけないほどだったのです。ただ、工事業者からはこの点を事前に聞いていたとのことで、覚悟のうえでのリフォームだったようです。しかし、実際にはかなり後悔しているようでしたね。この問題は全国各地で見聞きする事例です。ロフトリフォームをする際には、施工業者との打ち合わせで図面を確認しながら使用可能面積を見るわけですが、実際にできあがったロフトに上がってみると「あれ?狭いな~」となるのです。通常の居室であっても2次元の図面と3次元のリアル空間ではその感覚はまったく異なりますね。それがロフトとなると、屋根の傾斜が出たりするうえ、高さがない分だけ圧迫感を受けるためこう感じるわけです。名古屋在住のKさんは中古で購入した築34年の戸建てに、念願だったロフトを作りました。ところが、屋根の傾斜があるのに加えて構造材である柱もあり、物も置きにくく、何よりその柱が邪魔をして移動そのものがしにくい状態になっていたのです。「こんな使い勝手が悪いと思わなかった。今ではとうとう物置になってしまいました」と話していたのを今でもはっきり覚えています。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!ロフトリフォームの費用&工期●費用書斎にするのですから、ロフトに長時間滞在することを前提としていますし、居心地の良い空間にしなくてなりませんね。また、書斎という響きからイメージできるものとして、フローリングに加えて畳を敷く選択も考えられます。さらには照明。一定の光がないと問題ですから、照明をつけるのと同時に自然光を取り入れるための窓の設置ができないかも考えるべきでしょう。そして絶対に必要なのがエアコン。さすがにエアコンなしではロフトを書斎として使うことはできないと考えていいと思います。このような条件で実面積4畳程度のロフト工事をすると、100万円~300万円となるでしょう。ただ、内容によって幅が大きい工事だとお考えください。●工期最低でも1週間。やはり、書斎は長時間いてくつろぐ環境となりますので、細かい作業が必要となります。●費用書斎と違って収納部屋ですから、細かいところまで気にかける必要はないと思います。凝ったおしゃれなクロスを貼る必要もなければ、エアコンをつけることもありません。費用は6畳程度の収納で考えると30万円前後みればよいと思います。●工期早ければ1日、かかっても2日でしょう。●費用プレイルームを多目的空間と置き換えてもいいでしょう。つまりはなんでも部屋。くつろぐまでのスペースではないものの、断熱材や柱がむき出しの状態では落ち着かないというイメージです。つまりは、クロスはきれいに貼って、照明も高価である必要はないがしっかりと明るさを確保できるものを付けることとなります。この場合の費用ですが、6畳程度で50万円~90万円くらいです。●工期2日~3日をみてください。業者選びは慎重に!子どものころにあこがれた秘密基地を大人になって実現する。屋根裏活用はこういった夢を具現化したものの最たるものでしょう。また単なる収納にするのか、そこで生活できるくらいの快適性を造り出すかなどという選択の幅が大きいのも魅力です。ただ盲点であるのが法的制限。高さや面積基準をしっかり確認しないと課税多少となり、思わぬ出費を強いられることになります。それを防ぐためにも業者選びを慎重に行いましょう。業者の中には「黙ってやれば役所にはわかりませんよ」などと甘言をもって迫って来るケースもあるでしょう。でも、そういう悪徳業者に乗ってはいけません。適法な工事をする業者を選んで夢を実現してください。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月27日壁紙の張り替えや部屋のバリアフリー化など、マンションのリフォームにかどれくらいの費用がかかるか気になりますよね。戸建てと違い、管理規約に基づいた工事を行うことも大切です。よい業者を見分ける方法や相談窓口についても確認しておきましょう。マンションリフォームの基礎知識マンションのリフォームは一戸建てとは違ったさまざまなルールがあり、工事の騒音に伴う隣人とのトラブルも心配です。まずは、トラブルなくリフォームを進めるための注意点を確認していきましょう♪マンションの部屋のリフォームを行うときは、工事ができる部分とそうでない部分を明確にしておく必要があります。『専有部分』はその部屋の所有者が独占して使用できますが、リフォームや修繕に関しては、管理組合などが定めた『リフォームガイドライン』によって制限が設けられている場合があるのです。たとえば、壁面改装に際しては、建物全体の構造を知り、耐震性などに影響を及ぼさないことも重要でしょう。協定・細則に違反する工事を行った場合、自己負担で原状回復を強いられるケースもあるようです。まずは、リフォーム計画前に、管理組合の規約およびガイドラインの内容を把握し、工事の委託業者にも確認してもらいましょう♪大きな騒音が発生し、工事車両が多く出入りするリフォーム工事では、ご近所トラブルが多発する可能性があります。必ず管理人および近所への挨拶まわりを行い、トラブルを未然に防ぐようにしましょう。挨拶は工事がはじまる1週間前までには済ませておくのが理想です。工事の日程が相手の予定に影響する場合があるため、直前ギリギリでの報告は控えます。訪問するタイミングは、仕事や家事で忙しい時間を避けた『土日の午前中』をおすすめします。留守が続くときは、ポストに手紙を投函して工事があることを伝えましょう。工事が長期間にわたり、近所に不便を強いる場合は、菓子折りやタオル、洗剤などを準備するのもよい方法です。また、自身の挨拶まわりとは別に、リフォーム業者も挨拶まわりを行うため、日時がかぶってしまわないように、事前の打ち合わせを忘れないでくださいね。部位ごとのリフォームにかかる費用ほとんどのリフォーム費用は『材料費+作業費』で構成され、工事の範囲や面積、傷み具合、使用する素材などによって価格は大きく変わります。部位ごとのリフォーム費用と気をつけるべきポイントを説明します!壁紙の張り替えには、具体的にどのような費用がかかるのか、気になりますよね。材料費に作業費が含まれているケースもあるので、見積り時にしっかり確認しましょう。●材料費:接着剤・クロス材料・副資材●作業費:養生・下地調整・貼り付け・残材処理6畳の場合、作業費は2万2,000円~、材料費は3万3,000円~が相場ですが、クロスのグレードによって費用は大きく変わります。『スタンダードクロス(量産品)』は最もポピュラーでリーズナブルなタイプです。『ハイグレードクロス(1000番台)』は、高いですが、色や素材が豊富で、汚れ防止などの機能性も持ち合わせています。料金の表示方法は『平米単価』と『メートル単価』の2つがあり、メートル単価のほうがお得に見えますが、計算してみると、平米単価のほうが安く済むケースもあるようです♪床の張り替え費用は、もとの床の素材によって費用が変わります。ここでは、6畳のフローリングに張り替えをすると想定しましょう。カーペットをフローリングにする場合は、合板で12~15万円、無垢板で13~17万円が相場です。はがし作業に手間がかからないため、費用は比較的安価でしょう◎一方、畳をフローリングにする場合は、床面の高さを合わせる『下地調整』が必要です。合板で15~18万円、無垢板は16~20万円が相場です。そして、フローリングからフローリングへの張り替えは、張り方によって費用が変わります。もとの板をはがさない『上張り』は合板で11~14万円、無垢板は15~18万円です。板をはがす『張り替え』は、上張りよりも4~5万円ほど高くなるケースが多いです。給湯器タイプを変更しない場合は、交換工事費用のみになるので、5万円以内におさまることがほとんどです。他のタイプのガス給湯器を付け替える場合は熱源によって価格が異なります。以下は本体に設置費用を含めた目安ですが、便利機能をどこまで付帯するかでも価格は変わってくるでしょう。●ガス給湯器:数万~35万円●電気温水器:30~50万円●石油給湯器:数万~45万円●エコキュート:70~100万円交換時は、まず管理組合に交換の意思を伝え、機種・号数・設置形態などの確認を行います。マンションによっては設置できない機種もあるので注意が必要です。取り付け工事は、資格を持った専門業者が行います。追加費用の有無も忘れずにチェックしてください♪【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!水回りリフォームの相場マンションの水回りのリフォームは、戸建ての場合と異なり、管理規約上で細かくルールが定められているケースが多いです。トラブルを防ぐためにも、できることとできないことを事前にチェックしておくのが、リフォーム成功のポイントです!リフォームをする前に、ダクトや排水溝、配管などの位置が動かせるかどうかや、電気供給量の制限などを管理組合に確認します。マンションのつくりによっては、位置が自由に動かせないケースや、IHヒーターにできないケースも少なくありません。配管やダクトなどを移動せず、もとからあるキッチンをリフォームする場合の費用相場は以下の通りです。●I型キッチン:60~90万円●L型キッチン:75~120万円●対面型キッチン:80~130万円キッチンはさらに、シンプル・スタンダード・ハイグレードの階級に分けられます。必要最低限のリフォームであれば上記よりも10万円ほど安く、素材にこだわったハイグレードであれば10万円ほど高くなると見込んでおきましょう。マンションのお風呂リフォームというと、ユニットバスの交換が一般的です。価格は、素材とサイズによって決まり、ジェットバスやミストサウナ、テレビなどをオプションで追加できます。業者にもよりますが、ユニットバスの標準仕様に含まれるものは、バスタブ・天井・カウンター・壁面パネル・床・ドア・水栓・収納棚などです。キッチン同様、3段階のグレードがあると考えましょう。以下は工事費込みの相場です。●ベーシッククラス:50万円~●ミドルクラス:70万円~●トップクラス:100万円~上記に、ジェットバスを付けると25万円~、換気暖房乾燥機は10万円~、テレビは5万円~の追加料金がかかります。トイレのリフォームは、便器や壁の解体工事を行った後に、内装工事をし、最後に便器を設置するという流れになります。便器の撤去やクロスなどの剥離作業には、1万5,000円~、クロス張りなどの内装工事には、2万円~ほどがかかるとみておきましょう♪便器本体は、タンク式とタンクレスがあり、グレードや種類によって料金が変わります。タンク式の場合は、工事費用も含めて23万円~、タンクレスの場合は30万円前後が相場です。タンクレストイレはタンクがない分、スペースが広く使えますが、水道管の水圧を使って排水をするため、低い水圧のマンションでは十分な洗浄ができません。設置前に水圧を確認しておくのがポイントです。暮らしを快適にする改修費用普段の暮らしをより快適にするリフォームには、段差を解消するバリアフリーや収納スペースの増設などが挙げられます。子どもの成長や介護など、未来の必要性を考えて設計してみましょう。壁を撤去して、2室を1室にまとめる『間取り変更』では、壁を撤去し、壁や天井の補修をした後、ドアの設置をするという流れになります。壁撤去後の補修の具合や、フローリングの張り替え範囲などによって費用は大きく変わってくるでしょう。50~80万円ほどが目安で、壁撤去と簡単な補修のみであれば、30万円以内に抑えることも可能ですよ♪家族に介護が必要な人や小さな子どもがいる場合、段差をなくす『バリアフリー仕様』にすると日常生活がより快適になるでしょう◎隣の部屋との段差をフラットにする方法は主に2つあります。1つは、床組みをすべて撤去し、新たに組み直す方法、もう1つは板を重ね張りしてフラットな床面にする方法です。撤去して組み直す場合は6畳で30万円~、重ね張りする場合は10万円~が相場でしょう。限られたマンションのスペースを使って、収納を増設する場合を考えてみましょう。最もポピュラーなのは、押し入れにクローゼットを設置する方法です。材質やドアのデザインなどによって価格は変動しますが、相場は15~20万円です♪『壁面クローゼット』を新設する場合は40~80万円、使わなくなった部屋を『ウォークインクローゼット』に改装する場合は、面積や床材に応じて40~200万円ほどかかります。玄関やトイレに収納スペースを設ける場合は、水回り工事や壁の撤去が必要になる可能性があるため、管理会社や専門家に相談しましょう。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!ココが重要。業者の選び方リフォームをする前は、必ず業者に相談し、見積もりをとります。1社だけでなく、できるだけ多くの業者を比較してみましょう。よい業者とそうでない業者の見分け方や、見るべきポイントを解説します。見積もりは1社だけでなく、複数に相見積もりをとることが基本です。1社だけでは工事費用が適正であるかどうかがわかりません。工事費用や材料費に含まれていないものや、追加費用の有無もしっかりと確認しておきましょう。おすすめは、見積もりの『比較表』をつくることです◎業者ごとに数量の積算方法が異なるので、比較できる形に計算し直してみると、わかりやすいですよ。見積もりをする業者の数は、2~3社が理想で、それより多すぎると迷いが生じ、時間のロスにつながる可能性があります。信頼できる業者は、『アフターサービス』が充実しています。リフォーム後に欠陥や不備が出た場合はどんな対応をしてくれるのでしょうか?たとえば、一定期間内に欠陥が出た場合、無料で修理をしてくれるなど、ほとんどのリフォーム契約には保証が付いています。『リフォーム瑕疵(かし)保険』に加入しているかどうかをチェックするのもおすすめです。もしくは、メンテナンスの保証期間が長い業者や積極的に定期点検をしてくれる業者を選択するのも1つの方法ですよ♪見積内容が適正かどうか、後で不当な請求をされないかなど、はじめてのリフォームは不安ですよね。また、見積書に書かれた工事の内容や価格の計算方法が専門的でわからないといったケースもあるでしょう。リフォームで不安なことがあれば『住宅リフォーム・紛争処理支援センター』への相談をおすすめします。無料のリフォーム見積チェックサービスを実施しているので、気軽に利用してみましょう♪公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターはじめてのリフォームでも大丈夫!マンションのリフォームでは、隣人への挨拶や管理規則の確認など、細かい部分まで気を配る必要があります。十分な確認をせずに進めると、思わぬトラブルや出費につながってしまうためです。リフォームがはじめての人は、リフォームの窓口に相談し、情報を収集することをおすすめします♪【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!
2019年02月23日バリアフリーリフォームは国が後押ししている工事になるので、補助金だけではなく税制上の優遇まであるのです。知らなかった方が多いと思いますが、ケースによってはかなりの金額が浮く計算になります。バリアリフォームの種類やそれに対する優遇制度をご紹介します。バリアフリーのリフォーム費用を抑える方法とは?バリアフリーという言葉が一般的になってから30年以上はすでに経過しています。しかし、バリアフリー対応の住宅に住んでいる人は……と言えば、実はまだまだ多くの人が十分な環境で住んでいるのが実状でしょう。「廊下に手すりを付けたいわ」「おじいちゃんが車椅子だから玄関スロープを付けてあげたいのだけど」などのバリアフリーの要望はあるものの、やはり二の足を踏む大きな理由はお金ですよね。でも、超高齢化を迎える日本において、国はさまざまな減税制度や補助金を準備しています。これらの制度を有効に活用すれば、比較的小さな負担でバリアフリーリフォームを行えるのです。バリアフリーリフォームの減税とは?新築の住宅をローンで購入すると減税の恩恵を受けられるケースがあります。この制度は一般的に知られたものなのですが、実はリフォームの場合でも同じようなメリットを享受できます。あなたが一般企業に勤めているとしましょう。そしてある一定以上の収入があると仮定すると、その収入の中から所得税を支払っているはずです。その本来支払うべき所得税の範囲内でお金が戻ります。50万円の所得税を支払っている人であれば、その範囲内で10万円とか15万円とかが戻るのです。そこで気になるのは戻ってくる金額です。年末のローン残高を上限としますが、250万円を上限に所得税から控除となります。さまざまな条件があるのですが、ひとまずこの金額を覚えておきましょう。100万円のリフォームローンを3年で組んだとしましょう。この場合ですが残念ながら減税は受けられません。減税を受ける条件の一つとして、5年以上の償還期間が必要になります。少しでも早く返したいという考えならば仕方がないのですが、4年間で組もうと考えているならば、5年以上のローンにした方が結果的に特をする場合がありますので注意しましょう。100万円のローン残高が年末にあったとしましょう。頭金なしのフルローンを組んだので、工事代金もほぼ100万円です。控除金額は工事代金の2%が上限と定められているので、たとえば、100万円のリフォームローンを組み、5年以上のローン期間などを満たしていても、控除される金額は2万円ということになります。100万円のリフォームローンを10年で組んだとします。この場合でも、10年間にわたってこの控除を受けられるわけではありません。控除期間は5年と決められていますので、6年目以降は所得税の還付金はありませんので気をつけましょう。まれな事例ですが3000万円のリフォームローンを10年で組んだとしましょう。この場合、工事代金の2%は60万円にもなりますので、5年間の総額はおそらくかなりの金額になるでしょう。しかしこの控除金額にも限度があり、250万円と定められています。ここで疑問となるのは「ローンを組まずに自己資金でまかなったら減税はないの?」ということ。手持ちの現金を出して余裕がなくなるのに加えて減税もない、というのは不公平な気がします。でも、自己資金の方も安心してください。自己資金でリフォームをした場合もしっかりと減税の恩恵を受けられます。控除期間は居住を開始してから1年間で、控除対象額も200万円と少し少なくなりますが、控除率が工事費の10%となるのが魅力です。バリアフリーリフォームで受けられる助成金制度とは?自治体によって金額にはばらつきがあるのですが、バリアフリーリフォームを行うと一定の助成金がもらえます。東京都の事例ですが、耐震リフォームを行うとその費用の50%~100%が補助金として出ます。ただ実際に補助される金額は50万円~300万円と決められているので注意をしてください。全体的にみると地震に対するリフォームは手厚い傾向があり、やはり東日本大震災から続く各地の大震災が大きく影響しているのではないでしょうか。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!バリアフリーリフォームの減税・補助金の事例を5つ紹介!場所によって若干費用が変動しますが、よくある階段の手すり設置の目安は以下のような感じです。1階から踊り場を経て昇っていく形式の階段の場合、おおよそ6万円みれば大丈夫です。また、一直線に昇っていく鉄砲階段の場合ではここから10%ほど安くなるでしょう。この工事で6万円かかったとしましょう。この場合の補助金は三分の一にあたる2万円となります。浴室の改良で一般的なバリアフリーリフォームは手すりの設置ですが、事故で全身まひに近い障害を負った方がお風呂にリフトを付けるバリアフリーリフォームをしたケースを取材したことがあります。この時に掛かった工事費用は80万円。三分の一を目安とすると26万円なのですが、補助金の上限があったので実際の補助金額は18万円でした。車いす生活になると従来のトイレでは不都合が生じます。車いすで室内のトイレを使用するには、入り口の幅を広くする必要がありますし、入り口のドアも引き戸にしないと使えません。さらには、トイレ内で車いすごと転回できるスペースを確保しないと、使い物ならないと考えられます。このようにどうしても大掛かりな工事になるのがトイレのバリアフリーリフォームなのです。でも、このような全面リフォームをすると、その費用はふくらむのですが、バリアフリーリフォームには工事代金への補助金支給という恩恵だけではなく、税制上の優遇もあるのです。たとえば200万円をかけてトイレのバリアフリーリフォームを行ったとしましょう。そして、この費用を全額5年返済のリフォームローンで組んだとします。この場合、年間の所得税控除額12万5,000円を上限として、5年間合計で62万5,000円の控除が受けられます。ただし、対象者が50歳以上であるとか合計所得が3000万円以内であるなどもろもろの条件はあります。もっとも基本的なバリアフリー工事といえますね。室内段差は1cmあれば転倒して大けがの要因となりますので、少しでも不安があれば急いで行うべきリフォームです。古い住宅を見ると廊下から居室に入る部分に段差が見られることが多いですね。わずかな段差ですが、この段差をなくす工事をした場合、3万円~20万円くらいで済みます。段差部分に三角形の部材を当ててスロープをつくるのであれば、極めて安価でできますのでおすすめです。年齢を重ねると切実に感じるのが階段の勾配。建築基準法で一定の基準は定められているのですが、法律施行以前の古い建物だとどうしても急こう配な階段が目立ちます。また、建築基準にギリギリ合致した階段勾配では、一般的な感覚からみると「もう少し何とかならないかな~」という感じがします。建築基準法はあくまでも最低限のレベルを示したものにすぎません。階段を緩やかにするにはその分のスペースがないと工事ができないのですが、そのあたりの問題がないと仮定してお話をします。現状の急な階段を20%程度改善した工事をした場合にかかる費用は30万円程度から。ただし、これは壊す部分が少なく余分な廃棄物の処理が少ない場合です。ですから、全く同じ工事であっても、階段周りの状況によってかなり違うと思ってください。この工事代金に対しても補助金が10万円近く出るのですが、ここでは少し視点を変えてみましょう。補助金が出るだけでも随分とお得なのですが、固定資産税が軽減されるケースもあるのです。一軒家には毎年固定資産税がかかってくるのですが、階段のバリアフリーリフォームを行うと翌年の固定資産税の三分の一が減額されます。対象者が65歳以上、床面積が280㎡以下などの条件はありますが、これは見逃せない制度だといえるでしょう。バリアフリーリフォームは減税・補助金を使ってお得に!業者から出た見積もりを見て二の足を踏むのではなく、実際にはそこからかなり割安でできます。安全で快適な生活の実現をこの機会に目指しましょう。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月22日一般的に床のリフォームといえば、フローリングにすることが多いですが、今の生活環境や用途によって他の材質も一度検討してみてはどうでしょうか?材質別の特徴や費用をはじめ、冬の寒い時期にとっても魅力的な床暖房についてもご紹介しています!床のリフォームは材質によって変わる床のリフォームと聞いて頭に浮かぶのはフローリングでしょう。しかし、床リフォームにはさまざまな種類があって、それぞれその使い勝手は全く異なるのです。床材はフローリングだけではなく、ワインの栓としておなじみのコルクも床に適した素材ですし、カーペットという選択もあります。小さなお子さんがいる家では汚してしまわないか気を使いますが、あの高級感といいますかラグジュアリーな感じはカーペットならではの魅力です。このように床のリフォームをする前に、まずは自分の生活スタイルを確認するとともに、どんな素材が自分にあっているかを吟味してから取り掛かりましょう。また、床暖房を入れてみようとお考えの場合は、床材が特殊なものになってくることも知っておく必要があります。下から高温の熱が伝わることになりますから、一般的なフローリングでは片側が乾燥して木材が反り返ってしまうのです。記事の後半で床暖房についてもご紹介しているので、参考にしてくださいね!床のリフォームといえばこれ!王道はフローリングでしょう。用途に応じてさまざまな種類や材質がある床リフォームですが、大多数の方はフローリングを選択します。掃除のしやすさや維持の簡単さでは抜群のフローリングの種類は無数にあります。色目などは自分が好きなものを選べばいいのですが、材質は微妙に違いますので用途をよく考えましょう。ウォールナットは重厚な感じで濃い茶色から黒に近いような茶色の材木です。フローリングや家具などに使われる定番の材質の一つといえます。使い込むとやや明るい茶色や赤茶に変化する特徴があり、私も個人的には大好きな材質です。もう一つご紹介しておきましょう。シカモアという木があります。この名前を聞いたことがある人はあまりいないと思いますが、バイオリンなどにも使われることで知られた木です。心材ともに乳白色でとても美しい明るさがあり人気です。加工が容易ということもあり、住宅の床材として好んで使われるのですが、虫に弱いという欠点を持ち合わせています。6畳程度の和室をフローリングにすると10万円程度から可能ですが、素材によっては30万~50万円くらいになります。リビングとして使わない単なる洋室へのリフォームであれば、そんなにお金をかけることもないでしょう。コルクの商品説明は不要ですね。ワインの栓といえばだれもが思い出すあの素材です。ポルトガルが世界最大の産地で、首都のリスボンや第二の都市であるポルトに行くと、あちらこちらでコルク製のハンドバックやカバンが売られています。そのコルクですが、赤ちゃんがいる家庭などではもってこいの素材です。非常に柔らかいというのがコルクの特徴だからです。費用は6畳程度であれば10万円~15万円と、さほど高くはありません。ただ、耐久性があまり高くないのは事実でしょう。先の鋭利なもので傷つければどうしてもボロボロになりやすい傾向はあります。ただ、ワインの栓のようなコルクとは仕上げが違うのでそこまで神経質になることはないと思います。材料を合わせてつくりあげる合板や集成材とは異なり、丸太から使用する形状をそのまま切り出した木材のことです。木材をそのまま使用するので、自然そのままの木目やワイルド感を楽しめ、アウトドア派の人からは高い支持を得る代表格の床材となります。ただ、自然を売りにしているだけに、材質に均一性がなく場合によっては節などが目立ち気になることもあるようです。しかし、それが無垢材のいいところで、結局は好き好きということですね。無垢材と聞くと高額な費用が掛かるイメージを抱く人が多いのですが、実際にはそこまで高くはありません。また、ものによっては無垢材の方が安く抑えられるケースもあるほどです。無垢材の㎡単価は1万円〜1.5万円くらい見れば大丈夫です。それに工賃や手間賃などを加えるわけですが、6畳程度であれば15万円程度が最低ラインの目安といえます。昭和40年~50年にかけての高級住宅はリビングがおしなべてカーペットだったような気がします。いまでもお金持ちの家では、リビングや寝室をカーペットにしている人が多い印象があるカーペット。使い勝手やメンテナンスなどのことを考えると、フローリングに軍配が上がると思いますが、やはりカーペットの何とも言えない高級感には心惹かれるものがあります。そんなカーペットですが、現状がフローリングの洋室をカーペット仕様にリフォームしたら、一体どの程度のお金がかかるのでしょうか。6畳の洋室を想定しますが、その金額は8万円~20万円になります。カーペットからカーペットへの張替えであればもっと安くできる事例もありますが、フローリングや畳からのリフォームでは、既存材料の撤去が絡んできますので、それなりの値段になると考えましょう。カーペットの材質上、年月が経つとくたびれ感がどうしても出てきます。これは仕方がないので、5~6年ほど経過したら、交換する必要があるでしょう。また、経年劣化だけではなく、コーヒーをこぼした、熱いものを落として表面を溶かしてしまうなど突発的な事故が起こりることもありますよね。気を付けていくしかないですが、こういったときもリフォームするいい機会かもしれません。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!床暖房にリフォームするのはどれくらいの費用がかかるの?床暖房を一度でも使ったことのある人は「これは手放せない!」というほど魅力的な機能です。かくいう私もまったく同じ意見の持ち主なのですが、私が以前住んでいた東京の日暮里にあった賃貸マンションは、URの物件でしたがしっかり床暖房がついていました。東京ですからさほど寒くないということもあったのですが、それでも床暖房さえつけていれば、そのほかの暖房器具を付けなくても十分に過ごせた記憶があります。形式として電気、ガス、灯油で回すパターンがあり、それぞれ特性があるのですが、15畳程度のリビングいっぱいにこの工事をする場合の費用は、おおむね70万円~110万円でしょう。ただ、注意してほしいのが床材。新築の場合は最初から床暖房に対応した床材を使用して施工するので問題ないですが、古い住宅に床暖房を追加する場合は、その床材は床暖房に対応していません。ですから、床材も一緒に変えることになってしまいます。ただ、既存の床をはがさずにそのまま工事する【重ね張り】という方法もあるので、そちらと並行検討をしてください。今あるフローリングの上に新たに貼っていく手法ですにで、これならば工事期間も1日で済みます。床リフォームで快適な暮らしを♪【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!どの部屋にも床があります。ベッドで寝ているときとお風呂に入っているとき以外は、人間の体のどこかが床と触れています。そんな大事な床のリフォームはとても重要なことだとは思いませんか?赤ちゃんにやさしいのがコルク床だと書きましたが、コルク床はペットの股関節も守ります。とくに子犬や子猫は足元がおぼつかないので、コルク床は彼らにもやさしい素材なのです。フローリングが床材リフォームとして選ばれるケースが大多数なのですが、床材の種類や性質は枚挙にいとまがないほど豊富で、しかも、新品のときと変わらない見栄えを10年経っても保ち続ける材質もあれば、10年経過すると味わい深い色に変化し、輝かしい光沢を発するものもあります。このように、ただ単純に【床】ととらえるのではなく、普段の生活を一変させるほどの影響を持っているのです。プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月21日新築で家を持つにも、条件のいい土地の減少や、資材の高騰などで手に入れにくくなっている状況もあいまって近年は、中古一戸建て住宅を購入しリフォームをすることも増えているようです。中古一戸建てを買うときに気をつけるポイント、リフォームする場合も最低限行わないといけないリフォームや相場などをご紹介します。新築の購入を検討している人も、中古一戸建てを買ってリフォーム+自分でDIYするのもいいかもしれませんよ!中古一戸建てが選ばれる理由は?「夢のマイホームは新築で!」というのが当たり前の時代だったのは昔の話。ここ数年でこの辺りの事情は一気に変わってきました。誰もができることなら新築の家に住みたいと思うのが本音でしょう。しかし、建築資材の高騰や職人不足の影響で工事費用が高くなったことや、好条件の土地が出にくくなってきたことなどの要因から新築案件に手が出にくくなってきました。さらに、政府が危機感を持っているのが空き家問題。世帯数の減少などによって、今後は膨大な空き家物件が全国にあふれかえってきます。しかし、中古案件が増えるということは値段が下がることを意味します。つまり、丹念に中古物件を探せば掘り出し物といえる家に巡り合う可能性も増すのです。中古一戸建て住宅が選ばれる理由の一つです。中古一戸建てのデメリットや失敗事例は?失敗から学べることはたくさんありますよね!ここでは、中古一戸建てを購入したさいの失敗談をいくつかご紹介します。このように中古一戸建ては供給数が激増するので買う側にとってはメリットだらけに感じますが、慌てて購入すると後で大きく後悔することにもなりかねないので注意をしましょう。代表的なデメリットは建物の内部状況がわからないことにつきます。実際にあった事例では、「築35年の中古住宅を12月に購入して住み始めたのですが、暖房をいくら焚いても寒くて寒くて仕方がない」という話がありました。専門家に相談して外壁の中を調べてもらったのですが、本来はあるべきグラスウールという断熱材が壁体内で大きく下にずり落ちていて、正常な能力を発揮できない状態になっていたのです。築23年の中古一戸建てを購入した直後に震度5強の地震に見舞われました。この程度の地震だと周囲の家を含めて外観上は何も問題が見当たりません。しかし、この方の家にはある異変が発生。地震直後から部屋の中の引き戸が軋んだり閉まらなくなってしまったのです。通常では考えられないことなのですが、おそらくは新築当初の問題であった可能性が否定できません。もちろん、こちらの事例も実話です。中古一戸建ては外観より中身をチェックこの例からもいえるように、中古住宅購入の際には見える部分より見えない部分のチェックが重要なのです。建物の外壁や内装の綺麗さ、または新しいキッチンが入っているなどということは見ればわかります。しかし、壁の中の断熱材の施工レベルなどは、外からの目視では絶対にわかりません。多少の費用は掛かりますが、もっとも有効な対策は物件購入前に専門家へ依頼して調査をしてもらうことでしょう。そして、こうした調査をしてもらうことで、入居前のリフォームもスムーズになります。もし、中古住宅を購入後にキッチンを新しいものに変えるリフォームを考えたとします……古い小さなキッチンを新しいより大きなキッチンへリフォームする場合には、その重さに床が耐えられるかを検討しなくてはなりませんが、専門家にチェックしてもらえればしっかりしたアドバイスがもらえます。中古一戸建てをフルリフォームするのにかかる費用は?ごく一般的な30坪~35坪の中古住宅をフルリフォームするときの費用を考えていきましょう。ただ、いわゆるリノベーションと原状回復を目的としたリフォームでは、その目安が大きく異なります。中古住宅をフルリフォームして、ほぼ新築同然の姿に戻すことを念頭に置くとその予算は1000万円を超えるとみるべきでしょう。ただ、部分的なリフォームやクロスの交換といった比較的簡単にできるリフォームを中心に考えるならば、300万円以内で十分可能です。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!中古一戸建てなら部分リフォームがおススメできることならばお金をふんだんにかけたフルリフォームをしたいのですが、予算があまりに高くなると新築購入との差がなくなり、中古住宅を買ったメリットが薄れてしまいます。こう考えると、部分リフォームを行って予算を抑えることが賢明ですよね。たとえばキッチン。中古住宅を購入してキッチンをリフォームする人は非常に多いのですが、料理がものすごく好きでなおかつ腕に自信のある奥様なら、予算を上げてでもキッチンリフォームのグレードを上げるべきでしょう。そのかわりに、本来予定していたハイグレードの壁紙の質をワンランク下げるなどの対応をとればよいのです。総予算を変えずに、こだわりたいところに予算を集中させた方が暮らしの満足度は必ず上がると断言できます。最低限必要な中古一戸建てのリフォーム箇所とその費用壁紙のリフォームは必ずしなくてはならないという場所ではありません。しかし、もっとも安価かつ気分を一新できるので、気軽にできるリフォームとしてとてもおすすめです。6畳ならば5万円もみれば十分に可能ですので、ぜひ検討してみてみてくださいね。物件にもよりますが築20年以上の一戸建て中古住宅を購入した場合、防犯面に気を使った仕様が施されていることはあまりないと思われます。ドアフォンがない住宅であれば新規購入したほうがいいでしょう。配線工事込みでも5万円で十分設置できます。また、泣き砂利を購入して撒くのも防犯リフォームの一つです。泣き砂利を敷くだけなら業者に頼まなくても自分でできます。1kgあたり2000円前後で購入できるので、泥棒が侵入しそうな場所にピンポイントで撒けばコストも抑えられます。住宅の大敵は結露。これは誰しもが認める原理原則。つまり、一戸建て中古住宅を購入した際には必ずチェックすべきことの一つでもあります。ただ、購入した段階では居住していないので、実際に結露が起きるかどうかはわかりません。ワンシーズンを過ごしてみて、サッシに結露の発生を確認したらすぐにサッシの交換リフォームをしてください。リビングによくみられる幅1軒の掃き出し窓であれば、断熱効果の高いLowーE(ローイー)複層ガラスを使った場合でも30万円まではいかないはずです。1か所だけでこの値段だと家全体のサッシを変えるとかなりの金額になるため、すべてリフォームをというわけにはいかないでしょう。そういう場合は、リビングや寝室などを優先してリフォームを検討してください。中古一戸建てなら「耐震リフォーム」は優先度高め!その費用は?費用と時間がかかるリフォームの代表格ですが、住宅で最も大事なことは【命を守る】ことです。この視点で考えると昭和56年度以前に建築された旧耐震仕様の中古住宅を購入した方は、耐震リフォームは喫緊の課題です。また、昭和56年度以降の住宅の場合、震度6弱の揺れで建物が崩壊する確率は極めて低いと推測されますが、それでも早めのリフォームをお勧めします。昭和56年以降の建物であれば150万円以内で収まると思いますが、それより古い物件では直す箇所も増えるため200万円近くになるでしょう。DIYしてもいい中古一戸建てリフォーム箇所とその費用中古一戸建て物件を自分でDIYしてリフォームすることもできます。業者に頼むよりも値段を安く抑えることができ、自分の好みに仕上げることができるのでDIYの経験がない人も、これを機に挑戦してみるのもいいでしょう。手軽に取り組めるおすすめリフォーム箇所をご紹介します。住宅業者に任せても大きな金額にならないのですが、DIYレベルでも十分にできますので、楽しみながらそのうえ安く上げるにはもってこいでしょう。6畳程度であれば予算は3万円。もう少し足せば業者にも頼めますが、部屋数が増えると結構な金額になるのと、すべての部屋を一気にやらなくても自分のペースで模様替えをできることが魅力です。部屋の雰囲気を劇的に変化させるのがカーテン。中古一戸建てを購入した場合、各居室のカーテンレールはごく一般的な高さに取り付けられているはずです。これを天井から直に吊るす仕様にリフォームするのです。工事自体は比較的簡単で、カーテンボックスを新たに購入して天井に取り付ければいいだけです。やはり天井からカーテンがかかっていると見た目がゴージャスになります。カーテンボックスやその他の費用は3万円もあれば大丈夫。問題となるのはカーテン生地。これに関してはピンキリなのでお好きなものを選んでください。良質な中古一戸建て住宅のリフォームがおすすめ!いかがでしょうか。新築住宅を購入することが一般的だと思われてきた日本ですが、ここ数年で考え方は劇的に変化しています。良質な中古一戸建て住宅が激増しているので、これを購入してリフォームすることが当たり前の時代になってきていますよ。プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。森住宅コンサルタント(株)
2019年02月20日リフォームが決まったら、自治体のHPなどを確認し、お得な補助金制度や減税制度がないかを調べてみましょう。特に、介護・省エネ・耐震などの特定分野のリフォームは要チェックです。申請時の注意点や次世代住宅ポイント制度についても紹介します。リフォームにより受け取れる補助金を知ろう省エネ化やバリアフリー化など、特定のリフォームをすると、国や自治体から補助金を受けられます。補助金が交付されるには、決められた条件を全て満たすことが前提です。補助金を上手に活用して、リフォーム費用を少しでも安く抑えましょう♪リフォームに関する『補助金制度』は、工事前に補助金を申請すると工事費の一部を負担してもらえる制度です。制度の主体は国と各自治体の2つに分けられます。太陽光発電など、環境に配慮した省エネ住宅を推進するためや、家の老朽化を防ぎ耐震性を強化するため、高齢者の自立を目指すためなど、さまざまな理由から補助金を交付しているのです。このように、リフォームの補助金には、特定の『目的』があるため、定められた『要件』を全て満たしている住宅が対象となります。リフォーム補助金は、年間を通して常に申請できるわけではありません。補助金制度の申請期間があり、受理日の早い順に補助金の交付対象が決まっていくのが通常です。補助金の申請期間内でも、補助金の予定総額を超えてしまった場合は、途中で終了になるケースがあるので注意しましょう。補助金の募集については、各省または自治体の公式HPなどで発表されます。内容によっては応募者が殺到する可能性があるため、希望者はスピーディーな準備が必要です。以下の点は早めに確認をしてくださいね!●併用不可の補助金を受けていないか●補助金対象外のリフォーム会社に委託していないか●着工は補助金の期限内かどうかバリアフリー化のリフォームの場合バリアフリー化のリフォームは、障がい者や高齢者が生活していく上で障害になるものを取り除き、より安全・安心な住まいを目指します◎介護保険にもかかわってくるため、補助金を受け取るには内容や要件をしっかり把握しておきましょう。バリアフリー化のリフォームにおける補助金は、『介護保険制度』と関係があります。『介護保険制度』とは、高齢者の介護に対する公的制度で、本人の介護レベルによって必要な支援が受けられる仕組みです。介護保険制度の補助金には『居宅介護(介護予防)住宅改修費』があります。古くなった外壁の修理など、単に生活を快適にするリフォームは制度の対象外で、高齢者・障がい者の生活の安全・安心にかかわるリフォームに限られます。また、本人の『自立した生活』や『介護者の負担の軽減』も目的であることを忘れないでくださいね。具体的なリフォーム内容については以下の項目で解説します♪介護保険制度の『居宅介護(介護予防)住宅改修費』は、要支援1~2、要介護1~5のいずれかに認定された被保険者が受給できる補助金です。●補助金の対象:介護保険被保険者証に記されている住居●補助金内容:被保険者一人につき1回、改修費用20万円を上限に、9割(所得によっては7~8割)の費用が補助される。補助金の利用回数は指定されておらず、1回で20万円を使っても、数回に分けてもOKです。自治体によっては独自の制度を設け、上乗せして支給しているケースもあります。詳しくはお住まいの市町村の窓口で確認しましょう!介護保険の補助金対象になるリフォームは、屋内だけでなく屋外も含まれます。なお、新築や増築工事は支給の対象にならないという点に注意しましょう。●手すりの取り付け(廊下・便所・浴室・玄関など)●床の段差解消●転倒や滑りの防止(床や通路の素材の変更など)●扉・ドアノブの取り換え(引き戸をアコーディオンカーテンなどに変える)●洋式便器への取り換え『手すりの取り付け』に関しては、身体を支え、転倒を防止する『福祉用具貸与』に該当するものに限られます。また、『便器の取り換え』は、和式から洋式に変更する場合に限られ、洗浄などの『付加機能』のみが目的の取り換えは認めない自治体がほとんどです。介護保険制度の補助金を申請する方法補助金の申請から受給までの流れを解説します。ここでは、横浜市の例をご紹介しますね。自治体ごとにルールや必要な書類が異なるケースがあるので、お住まい市町村の窓口、またはケアマネージャーに相談するのが安心です。介護保険住宅改修費の申請に必要な以下の書類をそろえ、『区役所保険年金課(自治体によって異なる)』に提出します。●介護保険給付費支給申請書●明細入力票●住宅改修が必要な理由書●介護保険給付の申請・受領委任状(受領委任払い事業者に工事を依頼した場合)●見積書および見積額内訳書●日付入りの施工前の写真●完成予定の状態がわかる写真や図また、賃貸住宅の場合は、『賃貸契約書の写し』と『住宅改修に関する承認書(賃貸人のサイン)』が必要です。書類のフォームは、自治体のHPからダウンロードができますよ◎申請を行う前に、ケアマネージャーにリフォームを行いたいと相談しましょう!上記の必要書類にある『住宅改修が必要な理由書』は、ケアマネージャーが作成する必要があるためです。ケアマネージャーがいない場合は、区役所の高齢・障害支援課(自治体により異なる)などに相談します。その後希望者は、工事がはじまる前に市町村の区役所保険年金課に相談し、『住宅改修費の申請』を行います。申請が承認される前に着工すると、補助金が支給されないケースもあるので注意しましょう。工事完了後に『支給申請(払い戻しの申請)』を行うことではじめて補助金が支給されます。おおよその流れはどの自治体も同じですが、書類の作成方法や流れが異なる場合もあるので、個別の相談をおすすめします♪省エネ化のリフォームの場合『省エネ化リフォーム』とは、エネルギーの無駄を省き、効率的な利用を目指すリフォームのことです。代表的なものに、太陽エネルギーの利用や断熱性能の向上などが挙げられます。これらを住宅に活用すると、どのくらいの補助金が受けられるのでしょうか?国または自治体から支給される省エネリフォームの補助金は、補助金受給の申請期間が決まっており、予算が達した時点で締め切りになるものがほとんどです。自治体の中には、省エネリフォームの補助金を出していないところもあるので、事前に確認してくださいね。受け取れる金額はリフォームの内容によって異なります。『太陽光発電システムの設置』では『1kWあたりの金額』で補助されるケースもあれば、『1件あたりで定額』というケースもあります。たとえば、福岡県遠賀郡遠賀町の場合、2018年度は、10kW未満の太陽光発電の工事を対象とし、2万円/kW(上限7万円)の補助を行っています◎省エネ効果の高いエコキュートなどの『給湯器導入』については、工事費の何割かを負担してくれる自治体もありますよ。省エネリフォームの補助金対象になるリフォームは、以下のようなものがあります♪●太陽光発電システムの導入●高効率給湯器の設置(エコキュート・エネファームなど)●高性能建材による断熱リフォーム(窓・壁・屋根)●LED照明・蓄電システム・潜熱蓄熱材の設置●節水型トイレへの交換●節湯水栓の設置窓や断熱材などは、補助対象製品が指定されている場合があります。省エネリフォームについて、大阪府茨木市の例をみてみましょう。茨木市は、太陽光発電システム(10kW未満)の設置費用の一部を負担する『住宅用太陽光発電システム等設置事業補助制度』を導入しています。補助金額は1万2,500円/1kW(上限4kW・5万円)で、申請は電力会社と電力の受給契約を開始した日から6カ月以内に行わなければなりません。太陽光発電システムのほかに、以下のような補助もあります。●太陽光発電システムと同時申請の家庭用燃料電池(エネファーム):4万円●自然循環型太陽熱温水器:3万円●強制循環型ソーラーシステム:4万円耐震化のリフォームの場合国や自治体では、将来的な地震の被害を最小限に食い止めることを目的とし、『耐震診断』や『耐震補強工事』に対する補助を行っています。ここからは対象となる住宅や補助の概要について解説します♪耐震化のリフォームは、主に『1981年以前の耐震基準で建築された戸建て住宅』が対象で、耐震化リフォームによって、現在の耐震基準に適合させるのが目的です。古い家全てが合致するわけではなく、プロの建築診断士の『耐震判断』によって、耐震性が不足していると認められたものだけになります。申請できる建物の条件や基準は自治体ごとに異なるため、事前の確認が必要です。また、倒壊する恐れのあるブロック塀の解体・撤去を行ってくれる自治体もあります◎千葉県市川市の耐震改修工事の助成制度は、戸建て住宅だけでなく、分譲マンションも対象になります。『専用部分の区分所有者が2人以上』や『耐火建築物または準耐火建築物』など、いくつかの条件を満たす必要があり、建物だけでなく『補助金交付対象者』に対する条件も定められています。申請は設計・工事前に行う必要があり、予算枠を超えると、早めに終了する可能性があるので注意しましょう。補助金申請が承認されると、耐震改修設計・工事・工事監理費用の一部が補助金として支給されます♡次世代住宅ポイント制度将来的に住宅の購入・リフォームを考えている人は、『次世代住宅ポイント制度』が活用できます。2019年より創設される新たな制度で、国の予算は1,300億円が見込まれています。この制度をうまく使えば、家計の大きな助けになりますね♪2019年10月に消費税引き上げが行われることが決まっています。増税前の駆け込み需要が多くなると、増税後は消費が落ち込む傾向があり、この反動の差を埋めるために、国土交通省では一定の住宅取得者に対する『次世代住宅ポイント制度』を創設しました◎これは、税率10%で住宅の新築・新築分譲住宅の購入・リフォームをする人に対し、商品と交換できるポイントを発行する制度です。若者・子育て世帯がリフォームまたは住宅の購入を行う場合は、付与されるポイントが高めに設定されている点も見逃せませんね♪次世代住宅ポイント制度の対象になるリフォームを確認してみましょう。●断熱改修(窓・ドア・屋根・外壁・天井など)●耐震改修●バリアフリー改修●エコ住宅設備の設置●家事負担軽減に役立つ設備の設置(食器洗い機、宅配ボックスなど)●既存住宅の購入に伴う一定規模以上のリフォーム工事(若者・子育て世帯が対象)基本的には2019年10月の増税後に引き渡される住宅や、19年4月~20年3月に請負契約・着工をしたものが対象ですが、特例的に対象となる住宅もあります。次世代住宅ポイント制度でもらえるポイントは、主に、省エネに優れた商品・防災関連商品・子育て関連商品・健康関連商品などに利用できます。具体的な商品内容については、これから公募によって決定される予定です。1ポイントは1円相当で、戸建ての住宅リフォームの場合、最大ポイントが30万ポイント(特例以外)、すなわち30万円相当の商品と交換ができることになります♡住んでいる地域の補助金制度を知るには?補助金制度の内容は各自治体によって異なるため、個別の確認が必要です。お住まいの地域の補助金制度を積極的に調べ、リフォームの負担を少しでも減らしましょう!検索には、インターネットの『支援制度検索サイト』などを活用するのが便利です♪お住まいの都道府県・支援分類・支援方法などの条件にチェックを入れると、該当するものが表示されます。補助金制度は年度ごとに内容・申請期間が変わるため、最新版を利用しましょう。支援制度検索サイトのほかに、各自治体のHPを確認する方法もおすすめです。正確な最新情報が入手でき、わからない部分があれば、窓口に電話して詳細を聞くこともできます。積極的な行動により、さまざまな補助金制度や優遇制度が見つかるかもしれませんよ♡減税の手続きも忘れずにリフォームに関しては、補助金制度のほかに『減税制度』があるのを知っていますか?一定の要件を満たす工事をすると、所得税が控除されるお得な制度です◎ただし、工事費用をどう工面するかで条件が変わる点に注意しましょう。所得税の減税制度には自己資金でリフォームをした人が対象の『投資型減税』と、ローンを組んだ人のための『ローン型減税』の2つがあります。『省エネ改修リフォーム』を行った場合の控除額と期間を確認してみましょう。『投資型減税』の控除率は工事費の10%で、控除対象限度額は200~250万円(あわせて太陽光発電設備を設置する場合は300~350万円)です。控除期間は改修後、居住を開始した1年間分のみとなっています。一方、『ローン型』は、返済期間5年以上のローンが対象です。工事費用の2%(または1%)が所得税から控除されます。控除限度額の年間上限は12万5,000円ですので、5年間で最大62万5,000円の控除が受けられることになります♡10年以上にわたり、分割返済をする住宅ローンを組んだ場合にも税制上の優遇措置があります♪『住宅借入金等特別控除』は、マイホームを新築・取得・増改築した場合が対象の減税措置です。条件を満たすと実際に居住した年分以後の各年分の所得税額から、ローンの年末残高の合計額を基として計算した額が控除されます。なお、バリアフリー改修工事・省エネ改修工事・多世帯同居改修工事のどれかを含む場合は、『住宅借入金等特別控除』に代わり『特定増改築等住宅借入金等特別控除』が適用になります。(選択可能)減税の申請は『確定申告時』です。『住宅借入金等特別控除額の計算明細書』や『住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書』などの必要書類を添付し、税務局に提出しましょう。住宅借入金等特別控除の詳細はコチラ♪住宅リフォームには一定の要件を満たせば、1年間の固定資産税が減額される『固定資産税の減額』があります。対象は、耐震リフォーム・省エネリフォーム・バリアフリー化リフォームを行った場合です。たとえば『省エネリフォーム』の場合、翌年分の固定資産税額(120平米相当分)の3分の1が減額になりますが、『賃貸住宅でないこと』『工事後の床面積が50平米以上280平米以下』『家屋の床面積の半分以上が居住用の家屋であること』など、いくつかの要件を満たさなければなりません。補助金制度はさまざま!下調べはしっかり行いましょう♪リフォームや増築にかかわる優遇制度は、意外にも多いことがわかりました。一方で、対象になる工事や併用の可否など、条件がやや複雑なので十分な下調べが大切です♪特に、補助金制度においては申請期間があり、工事をする前に申請しなければならないので、情報収集を怠るとチャンスを逃してしまうかもしれません。大きな修繕やリフォームを行う前に、自治体のHPなどを確認するようにしてくださいね。【無料】見積もり・比較でリフォームが安くなる!
2019年02月19日毎日使うトイレだからこそ、いつでも快適に使いたいものです。トイレリフォームを考えている人に向けて、商品・床材・壁紙を選ぶポイントや費用をまとめました。各メーカーが商品に搭載している、おすすめの機能も紹介します。トイレリフォームは本当に必要?日常生活と切っても切れない関係のトイレですが、リビングなどに比べると家の中ではそれほど目立つ空間ではありません。そのため「使えるならリフォームしなくてもいいかな」と考えている人も多いのではないでしょうか?しかし、トイレは大きな進化を遂げているのです!さまざまな企業が技術を反映させ、掃除のしやすさや節水機能、さらにはバリアフリー化など、時代の流れに合わせたいろいろなトイレを販売しています。リフォームを考えているなら、候補に挙げておきたい場所といえそうです♪タイミングがなかなかつかめず、トイレのリフォームに取り掛かれていないという人もいるでしょう。トイレは、陶器製であれば壊れない限り使用できるため、使うだけであれば100年超えても問題ありません。ですが、長く使っていると汚れが落ちにくくなったり、新型のものに比べると掃除がしにくかったりと、いろいろ不便な面が目に付くようになります。トイレには問題がなくても、内蔵されているタンクの部品は10年、配管やパッキンは20年が寿命です。生活するうえで使いにくさを感じていたり、すでに20年が経過していたりという場合は、リフォームのタイミングかもしれませんよ。トイレは企業努力により、どんどん機能が向上しています。衛生面だけではなく、節水機能にも注目するべきでしょう。一例として、流すときの水量が13Lの家庭が、水量6Lの節水機能が高いトイレにリフォームした場合、なんと約60%もの節水効果が期待できるというデータがあるのです!家庭にもよりますが、4人で暮らす家族の平均的な水使用量を考えると、水道代は年間で約12,000円も節約できることになります♪将来の生活を考え、バリアフリー化するのもおすすめです。今あるトイレに手すりを取り付けたり、段差のない引き戸にしたりすれば、転倒する危険を減らすことができます。もちろん、現時点で介護の必要な家族がいる場合は、リフォームすることでより日常生活が快適になるでしょう。要介護者がいる家庭がバリアフリー工事をすると国から補助金が出るため、費用面でもリフォームのハードルはぐっと下がりますね♪各市町村の自治体でも独自に補助を出している場合があるので、一度確認することをおすすめします。トイレリフォームのポイントいざトイレリフォームの検討を始めても、最初はどこをどう変えられるのかわかりませんよね?ここからはトイレのタイプや人気の床材や壁紙についてご紹介します。トイレのタイプは大きく分けて2種類です。タンク式トイレは昔からのタイプであり、その名の通りタンクと便器が一体化しています。タンクに溜まった水を流して洗浄する仕組みのため、停電していても動くうえに、マンションの上層階のような水圧が低い場所でも問題なく使用可能です。しかし、タンクがある分スペースが狭くなり、掃除がしにくいのが難点でしょう。さらに、一度水を流すと、タンクに十分な水が溜まるまでは洗浄できないのも不便な点です。タンクレストイレは、デザイン性が高いのが魅力です。スタイリッシュでモダンなトイレ空間を実現できます。さらに、タンクがない分空間がスッキリするため、掃除しやすいのもメリットです♪一方、デメリットは、停電時や断水時に水を流せないことが挙げられます。また、水道管から直結するため、マンションの高層階などでは水圧が弱く、設置が難しいケースも多いです。そのため、家の構造や家族の希望に合ったトイレタイプを選びましょう。床材は、自分がどんなトイレに仕上げたいか、目的に合わせて選ぶのがポイントです。多くの人が求めるのは、掃除がしやすくて清潔感が保てるトイレですよね♪防汚効果や凹凸がない床材のほか、掃除に使う水や洗剤で変色しないような、水をはじく床材をおすすめします。以上のポイントを押さえ、最もトイレの床に適しているとされるのがセラミックタイプの床材です。耐久性はもちろんのこと、耐水性にも優れています。光沢があり高級感が出るのもうれしいですね。壁紙の色や柄によって、一気に空間の印象が変わりますよね!ポイントは、おしゃれ感と同時に清潔感を持たせることです。柄は、主張しすぎない小さなモチーフが入っているものだと、落ち着いた空間に仕上がります。「個性的に仕上げたい!」という人は、壁の1面のみを大柄にするなどして、アクセントをつけるといいですよ♪とはいえ、全面を大柄にすると落ち着かない空間になりやすいでしょう。カラーは、清潔感のあるホワイトや、ベージュといった優しい色合いのほか、薄いパステルカラーなどがおすすめです。さらに、トイレ特有の臭いを軽減してくれるような消臭機能付きの壁紙も人気です。臭いの元のガスを消臭剤が吸収・分解し、消臭効果は約10年続くといわれています。リフォームの際には、ぜひ検討したいですね♡トイレリフォームにかかる費用実際にトイレリフォームを実行に移そうとしたとき、やはり一番気になるのは費用面ですよね。一般的には、撤去から設置まで行うと、どのくらいかかるものなのでしょうか。全体の費用と、価格を抑えるコツ、他の住宅設備と合わせたセットプランの場合など、お金にまつわる疑問にお答えします。リフォーム業者や設置する商品、ケースによって価格は変動しますが、トイレリフォームの費用の相場はどうなっているのでしょうか。タンクレストイレに交換する場合、費用は30〜50万円ほどかかるとされています。トイレ全体をリフォームする場合は、タンク式トイレでも20〜100万円ほどかかる見込みです。価格に大きな幅があるため、いくつかの業者で相見積もりをとるのをおすすめします。ホームセンターや電気・水道工事店のほか、設備店や電気量販店、リフォーム専門店などで相談できますよ♪最近では、リフォームに対応している商品が販売されています。これによりトイレの交換の際に床をはがして配管工事を行うといったような、今まで必要だった工程がなくなり、床上のみの工事で済むようになりました。工事の工程が減ることから、費用が格段に抑えられるのです!さらに工期が短くなるため、しばらくトイレが使えないといった困りごとも解消されますよ♪会社によってはキッチンや風呂をトイレとセットにして、水回り設備のリフォームプランとしているところがあります。セットプランの場合、運搬の費用や人件費などの共通する費用が1回分で済むので、ばらばらに頼むよりも安くなりやすいでしょう。さらに、リフォーム会社が、新規顧客を集めるためにお得なセット商品として売り出しているということもあります。トイレ以外のリフォームも検討している人は、ぜひ有効に活用してくださいね♪最低限付いていてほしい、おすすめ機能せっかくトイレをリフォームするのであれば、今までにはついていなかった便利機能がほしいですよね。トイレを利用するときに、最低限付いているとうれしい機能を2つ紹介します。あるとないでは大違いです!きっと、今までよりも快適になりますよ♪冬の時期、トイレに入り便座に腰掛けると、あまりの冷たさに思わず身震いした、という経験がある人も多いのではないでしょうか。瞬間暖房便座は、トイレの便座を温かくし座ったときの不快感を無くしてくれる機能です。トイレに入ると、ほんの少しの時間で便座が温まる仕組みなので、使用していないときに無駄な電気代がかかりません。〔TOTO〕〔LIXIL〕〔Panasonic〕などの大手メーカーから、瞬間暖房便座が販売されているため、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。最近は、省エネに注力した商品が多く発売されています。トイレにも節電制御機能が付いている商品があるため、年間の電気代をよりお得にしたい場合は検討してみるとよいでしょう♪自動節電機能とは、毎日の使用習慣からトイレ自らが学習する機能です。トイレの使用時間が短い時間帯には、ビデやウォシュレットなどの温水洗浄に使う水の温度を下げて節電します。必要なときにだけ温度を上げるので、無駄な電気代がかからないのです。ほかにも、トイレに近づいた際にセンサーが感知し、便器の蓋が開閉する機能もあります。暖房により温められた便座の熱が逃げないため、節電に繋がるのです。メーカー独自の家事時短機能が魅力的各メーカーが出しているトイレには、さまざまな機能が備え付けられています。従来よりもぐっと掃除がしやすくなっている魅力的な商品ばかりです。大手メーカー3社の商品に搭載されている、便利な機能を紹介します。〔TOTO〕から発売されている《セフィオンテクト》というトイレは、便器の内側の表面部分に特殊なガラスコーティングを施しています。なんと100万分の1mmというナノレベルにまで滑らかさにこだわり、汚れはおろか雑菌も入り込めません。耐久性も高いため、毎日のトイレ掃除でも傷がつきにくく、防汚性が長続きします。商品ページ〔Panasonic〕からは、自動でトイレ掃除が完了する《アラウーノ》という商品シリーズが発売されています。洗浄時に泡と水流を使って汚れを落とすやり方で、お掃除してくれます。また、便器の内側は水アカの汚れをはじく有機ガラス系素材が使われているため、自分で掃除するときも楽チンです♪商品タイプによって価格の幅があるので、気になる人は一度公式HPでチェックすることをおすすめします。商品ページ〔LIXIL〕からは、《SATIS》という商品が販売されています。汚れが付きにくい素材であるアクアセラミックの採用も魅力ですが、注目したいのは泡クッションという機能です。溜まった水の表面に泡を張り、使用中の飛沫汚れを抑えてくれます。床や壁の気になる汚れも抑えられるでしょう。《SATIS》の中でもGタイプと呼ばれるものに搭載されているので、購入時はよく確認するようにしましょう!商品ページトイレリフォームで日々の生活を快適に♪リフォームして新型の商品を設置することで、節電・節水効果が期待できるのはもちろんのこと、搭載された新機能により、今までよりずっと家事がラクになりますよ。目的と予算に合わせて、自分にぴったりのトイレリフォームを目指しましょう♪
2019年02月15日キッチンが使いやすくなれば、調理の時間も快適になりますよね。思い切ってリフォームしたいと考えている人のために、キッチンリフォームの種類やかかる費用、業者選びのコツのほか、おさえておきたい注意点をまとめました♡キッチンをリフォームするときのポイントいざキッチンをリフォームしようと決めたとしても、最初は知らないことが多くて戸惑ってしまいますよね。数多くあるリフォーム会社の中から、どんな基準で選べばいいのか、人気のあるメーカーはどこか、どんなキッチンがおすすめか、順番にまとめました。リフォーム会社を選ぶときには、それぞれの特徴をおさえて目的ごとに選ぶのをおすすめします♪大手ハウスメーカー系の会社は、リフォーム部門を持っていることが多いです。大規模な全面リフォームを依頼するときに向いています。リフォーム専門会社は、内装から水回り、増築など、小規模なものから大規模リフォームまで対応可能です。最近は、家電量販店やホームセンターにも、リフォーム専用の相談窓口があります。利用を決めたら一度訪ねてみるのも良いアイデアです♡設計事務所系は、建築士やデザイナーによるリノベーションなどの大規模工事が得意分野です。デザインにこだわりたい人から多く選ばれています。キッチンのリフォームで人気のあるメーカー系企業は〔LIXIL(リクシル)〕と〔TOTO〕といえるでしょう。〔LIXIL〕は、住宅設備を幅広く取り扱う大手企業です。水が流れるたびにシンクがきれいになる排水口や、独自のドアポケット収納など、魅力的な機能がたくさんあります♪一方〔TOTO〕は、水周りの住宅設備を得意としている会社だけあって、キッチンの水回りにも工夫が施されています。洗いものやシンク掃除などの作業をラクにしてくれるうえに、節水まで実現してくれるのがありがたいですね!キッチン収納にはさまざまな種類があります。吊戸棚、食器棚、引き出し収納やシンク下などがメインで、調味料や調理器具、食品などの収納物に合わせて使うのが一般的です。使う頻度が多い調味料を取り出しやすくする小物用ポケットや、引き出しの中にスライドの棚をダブルで取り付けるなどの工夫があれば、必要なものがすぐに取り出せる便利なキッチンになりますね!古くなったキッチンにかかるリフォーム費用キッチンリフォームの際に最も気になるのは、費用面ですよね。まずは、古くなったキッチンのリフォームにどれくらいの費用がかかるのか、相場を知ったうえで予算を決める必要があります。キッチンの新調にかかる一般的な費用と、キッチン周りの床や壁紙を新しくする場合にかかる費用をそれぞれまとめました♪1例として、L型のシステムキッチンの取り替えを想定し、壁面は古いタイル張りからキッチンパネルにリフォームする場合を紹介します。材料や業者、工事範囲によって金額は変動するため、あくまで目安と捉えてくださいね。まずは、キッチンリフォームの全体の流れを知りましょう。最初に、キッチン以外の場所に傷がつかないように室内を養生してから、キッチンを解体します。その後、水や電気などの配線を行い、内装下地の工事や補強をします。それからキッチンを組み立て、配管や配線を行い、最後に内装を仕上げて終了です。あくまでも一般的な目安ですが、キッチンの解体・設置には、材料費や手間賃のほか、配管・ガス管工事・電気配線を含めて90万円程度かかる見込みです。床の張り替えを行う場合、10㎡のクッションフロア張りの工事に2万円程度かかります。壁の工事には、下地となる石膏ボードと壁になるキッチンパネルの材料費・手間賃で、約7万円かかる見込みです。実際に張り替える面積は5㎡を仮定し計算しているため、これよりも広くなる場合はもう少し多く見積もった方が無難でしょう。床と壁紙の張り替えを合わせて、合計約9万円かかる見込みです。素材は何を選べば良いの?システムキッチンに使われる素材はさまざま。手入れを簡単にしたい、安全性を高めたいといった目的のほか、見た目をより美しくしたいなど、目的に合わせて色々な素材の選択肢があります。ガステーブル天板・シンク・キッチンカウンターや調理台の3カ所について、使用される代表的な素材を紹介します♪ガステーブルの天板で使われる素材は主に3つです。1.「ホーロー素材」は、天板の中では安価であり耐久性が高い点がメリットですが、何年か経つと表面の塗装が剥げたり、衝撃を受けて破損すると錆が発生したりするのが難点でしょう。2.「ガラスコート素材」は、ホーロー用の鋼板にガラスコーティングしたもので、カラーバリエーションも豊富です♪ガラスの良さを活かした素材ですが、こちらもひび割れから錆が発生するというデメリットがあります。3.「ガラストップ」は、現代においてガステーブル天板の主流となっている素材であり、耐久性も耐熱性も優秀です♡難点は、重いものを落とした場合には破損する可能性があることと、他の2つの素材に比べて高価なことが挙げられます。シンクの多くは、ステンレス・人工大理石・ホーローの3種類に分けることができます。1.最もポピュラーなのがステンレス製で、昔からの定番ですね!耐久性があり、食器などを落としても割れにくいのがメリットといえます。耐熱性も耐摩耗性も高く、近年はさらに傷に強く、手入れのしやすい新商品が出ています。基本的にカラーはシルバーのみです。2.人工大理石は、なんといっても高級感ある美しさが特徴でしょう!手入れがしやすく、大理石よりも安価で、見た目にも清潔感にもこだわりたい人にはぴったりです♪3.ホーローは、主に海外のキッチンでよく見られます。国内では取り扱っている会社が少ないですが、耐水性・耐熱性・耐久性に優れ、手入れもしやすいという魅力のある素材です。キッチンカウンターや調理台の素材は、人工大理石や天然石、ステンレス、タイル、メラミンなどさまざまです。1.人工大理石は色柄が豊富です。キッチンカウンターに使うと、面積が広い分より華やかさが増すでしょう。天然石も同じく美しさが魅力ですが、天然素材なのでサイズ制限があること、価格も跳ね上がる傾向があります。2.ステンレスは水にも熱にも強い素材です。シンクと接合すれば継ぎ目もなくなり、清潔を保ちやすいのがうれしいですね♪3.タイルは、一般的なモザイクタイルから大判のタイルまでサイズがあり、タイプによって印象がガラッと変わります。壁のタイルと統一すると雰囲気に一体感が出るでしょう。耐水性・耐熱性に優れています。4.メラミンは、硬度が高く液体が染みにくいうえに、低コストが魅力です♡色も豊富なので、インテリアとのバランスがとりやすいでしょう。家事をラクにするキッチンリフォームキッチンをリフォームする際、せっかくなら今までになかった設備を取り付けて、家事をラクにしたいと思う人も多いですよね♪まず一番に思いつくのは、洗いものの手間を無くしてくれそうな食洗器ではないでしょうか。ほかにも、今のキッチンが狭くて器具や材料が置ききれず、調理の効率が落ちているという人は、新たにスペースを確保したいと感じているかもしれませんね。実際に食洗器を導入すると、手洗いの場合と比べてどれくらいの違いがあるのか、また仮置きスペースを作ることでどのようなメリットがあるかを紹介します。食洗器は昔と比べて格段に品質が良くなっています。手洗いでは落ちないようなしつこい汚れを強力に落とし、使われる洗剤が高い除菌力を発揮するため、とっても衛生的♪小さな子供やお年寄りがいる家庭にもうれしい設備です。製品や家庭での使用頻度にもよりますが、給湯器で40℃のお湯を出しながら1回につき65Lの水量を使う手洗いを、食器洗い乾燥機に切り替えた場合、年間の差額は約1万円になります。ガス代が電気代に置き換わるものの、かなりの省エネが期待できるでしょう。節約にもつながるため、キッチンリフォームの際には食洗器の導入は十分に検討する価値があるといえますよ♡調理中は、まな板や調理器具、調味料や食材などがキッチンカウンターに広がるため、スペースを確保するのが大変です。そんな問題を解決するには、キッチンカウンターの頭上の空間を有効活用しましょう。レストランの厨房のように小さな棚を取り付ければ、下ごしらえした食材や切り終わった野菜などを、一時的に置くことができます。スッキリした調理台で効率よく料理が作れますね♪キッチンのレイアウトを変更する場合の注意点リフォームするなら「思い切ってキッチンのレイアウトを変えたい!」という人もいるかもしれません。規模が大きくなる分、費用面はもちろん、工事の際にはさまざまな注意が必要です。例えば、壁付けされたキッチンを周囲に壁のないアイランド式にしたり、片側にしか壁のないペニンシュラ式にしたりする工事は、配線・配管などの位置を変更する分費用が高くなる傾向があります。150〜250万円程度が相場といえるでしょう。キッチンにばかり気をとられていると、リフォーム後にキッチン周りのスペースが狭くなってしまった、というケースもあるので注意が必要です!壁付けタイプをペニンシュラ式やL字型に変更すると、スペースを多くとられてしまうため、かえって調理スペースや通路の幅が限られてしまいます。マンションの場合は要チェックマンションのキッチンをリフォームする場合は、特に注意が必要です。自分が購入したマンションであっても、管理規約や構造上の問題から、リフォームできないケースがあります。マンションの管理規約は、その建物全体の世帯に影響を持っています。1例として、ガスコンロをIHに変更したい、といったケースでは、住宅そのものの電圧を上げる必要が出てくるのです。その場合、マンションの管理組合に確認をとる必要があります。電気やガスの容量変更のほかにも、リフォーム工事中の期間や搬出入など、他の住人に影響する工事は規約の対象となっていることが多いです。リフォームの前には、工事業者と一緒に管理規約の確認をすると安心ですね♪マンションの配管・配線はある程度決められています。そのため、キッチンの位置を移動させたい場合には、住宅の床下にある程度の余裕が必要です。配管の勾配も確保しないといけないので、詳細を決める際は図面をもとに業者に相談すると良いでしょう。情報収集をして理想のキッチンリフォームを!はじめてキッチンをリフォームする人のために、リフォーム会社を選ぶコツや費用の相場、注意するポイントをまとめました。事前にしっかり情報を集めて、後悔しない理想のキッチンリフォームを実現しましょう♪
2019年02月14日もし自宅を好きなようにリフォームできるとしたら、あなたはまずどこを直してみたいと思いますか?今回は、リフォーム情報サイト「リフォーム速報」が25歳以上の男女800人を対象に実施した「一番こだわりたいリフォーム」についてアンケート調査結果をご紹介しましょう!■ 女性と男性ではリフォームにこだわる場所が違う?調査ではまず、「次の箇所をリフォームするとして、一番こだわりたいのはどこですか?」と尋ねました。すると、男性と女性の回答が微妙に異なることが判明!まず女性の回答を見てみると、以下のようになりました。1位が「キッチン」(36.4%)、2位「リビング」(23.2%)、3位が「浴室」(15.7%)で、圧倒的にキッチンが1位という結果となりました。やはり、「台所は女性の城」と言えそうですね。Ushico / PIXTA(ピクスタ)さて、それに対して男性の結果はどうだったのでしょうか?男性は、1位こそ「キッチン」(23.9%)で同じですが、2位は女性よりかなり多い確率で「浴室」(21.9%)、3位が「リビング」(18.6%)という結果となりました。マハロ / PIXTA(ピクスタ)■ 男性と女性が「家に求めるもの」とは?結果を見ると、女性の回答は主婦が頻繁に使うと思われるキッチンが圧倒的多数を占めました。男性もキッチンの重要さは認めているものの、浴室が僅差で2位につけているところを見ると、男性にとっては家の中でお風呂の優先順位が女性よりも上にあることが分かります。また、寝室のパーセンテージも女性より男性の方が圧倒的に高いことから、女性は家にまず「使い勝手の良さ、機能」を求め、男性は帰宅後の「癒し、休息」を求めているようですね。しかし、反対に男性が多くキッチンに立つ家庭では、この逆の現象が見られるかもしれません。Graphs / PIXTA(ピクスタ)お互いがパートナーのそんな気持ちを理解していれば、「家のどこをリフォームするか」でケンカになった……なんて事態が避けられるかも!?■ アメリカでは家のどこをリフォームするとお得?家をリフォームするなら、ただやみくもにお金をかけるのではなく、住宅の価値が上がるように行いたいもの。筆者が住むアメリカでは、ポイントを絞って不動産評価が上がるリフォームだけを行う場合も多いのです。アメリカでは住宅のどこに、どれくらい費用をかけてリフォームすると良いといわれるのでしょうか?urotatsu / PIXTA(ピクスタ)アメリカで大人気の住宅関連ケーブルテレビ局『HGTV』電子版では、投資した額に比較して住宅不動産価値が最も上がるといわれるリフォームを下記のように紹介しています。1位……小規模な浴室の改装(102%)8×10 / PIXTA(ピクスタ)タイルを張り替えたり、バスタブを新しいものにしたりする小規模な浴室の改装をすると最も住宅価値が上がるという結果に。投資額に対し102%のリターンがあるそうです。小規模改装の予算ですが、ここでは約110万円とされています。2位……庭(100%)Cotswolds / PIXTA(ピクスタ)2位は意外にも「庭」。確かに、庭を見栄え良くすることで住宅の印象は一変します。投資額すべてにあたる100%のリターンがあるそうです。前庭や裏庭にアウトドアを楽しめるテラスを設置しても素敵。予算は約50万円と見積もられています。3位……小規模なキッチンの改装(98.5%)ABC / PIXTA(ピクスタ)キッチンは3位でした。小規模のキッチン改装予算は、ここでは約150万円程度とされています。150万円もあればキッチンのキャビネットやシンク、カウンター等を一新することはできそうですよね。投資額に対し98.5%のリターンと見積もられています。saki / PIXTA(ピクスタ)以上、自宅のリフォームに対する男女の意識の違いと、住宅価値が上がるリフォームについてお伝えしましたがいかがでしょうか?リフォームをする際はまず家族のニーズや予算、実現したいインテリアのイメージをじっくり考えてみてくださいね!【参考】※ 【アンケート結果】一番こだわりたいリフォームは?男性は1日の疲れを癒す空間に力を入れたい※ Top 15 Home Updates That Pay Off – HGTV
2019年01月27日自宅介護において、介護する側・される側両方の負担を軽減し、より過ごしやすくするために導入したいのが「介護リフォーム」です。個人の状態によって、難しいと感じる活動内容は大きく変わります。だからこそ必要な場所に適切なリフォームを行えば、できることが大幅に増え、介護する側・される側双方の生活の質が上がることもしばしば。今回は介護リフォームを取り入れる時のポイントや制度、設置箇所や相場などをご紹介します。介護リフォームとはそもそも、自宅介護の際に検討される「介護リフォーム」とはどのようなものかご存知ですか。脳卒中や脳梗塞が有名な脳血管疾患は、介護が必要となる原因疾患の第1位と言われています。脳血管疾患から回復した人は体に麻痺が残ることが多く、ちょっとした段差であっても障害となることもあります。こうした生活の基盤となる自宅の障害を軽減するために行うリフォームを総じて、介護リフォームといいます。介護リフォームの具体的な例としては、手すりやスロープといった道具の設置による、自由度の向上があります。他にも、転倒防止のためにお風呂場を滑りにくいタイルにする、トイレの空間を広くするなどの空間の完備といった方法も含まれます。 介護リフォームのポイント自宅介護を行うからと、安易にリフォームに踏み込むことはおすすめできません。導入のやり方によっては、リフォームしたことを後悔したり、失敗したと感じてしまったりするケースも。リフォームを実施する前に、介護リフォームの際に押さえておきたいポイントをしっかりと理解しましょう。介助者される人の自立をサポートする環境に介護リフォームを行うそもそもの理由を忘れてはいけません。介護リフォームは介護を受ける人の自立度を上げたり、自宅内の危険を減らしたりして、安全安心に暮らせるようにするために行うものです。適切にリフォームするためには、今の自宅ではどこが危険なのか、どんな部分が不便なのかを専門家と話しながら把握することが大切です。リフォームを検討する時はまず、介護に関する専門家であるケアマネージャーに相談するのがおすすめです。介助者の視点もしっかり取り入れたリフォームに介護される側の目線に立ってリフォームを行うことは大前提ですが、それだけに留まっていてはいけません。介助をする側の目線も取り入れなければ、リフォームの成功には繋がらないものです。介助のしやすさを高めるためにリフォームを行い、介護の負担を減らすことも、介護リフォームの目的の一つです。例えば、トイレや廊下のスペースを広げるというリフォーム事例があります。これは、介助を必要とする人の動きやすさのためだけでなく、介助する人が安全に介助する動線を確保するためのリフォームでもあるのです。身体状況にあったリフォーム内容にする介護リフォームを行う場合、取り入れるアイテムや行う場所がパターン化されています。しかし、実際の導入に際しては、パターンどおりのやり方だけでは通用しないことがほとんどです。介助される人、介助する人にとって利用しやすいものや方法で導入しなければ、リフォームの成功には繋がりません。一つ例をあげてみていきましょう。手すりをつけるリフォームを行う場合、必要になるのは手すりのみで、設置したら終わりと考える人もいるでしょう。しかし、その手すり一つであっても、握りやすい直径・素材・形のものを選ぶ必要が出てきます。また、握りやすく安全性のもっとも高い高さに設置するなどの、細かな設計も求められるのです。長期的なプランでリフォームを行う介護リフォームを検討するタイミングは、介護が必要になった時がほとんどです。介護度に合わせてリフォームを行うことは、最低限必要なことだといえるでしょう。また介護が必要になる前、介護予防のためにリフォームを行う人もいます。そうした人も含めてリフォームをより成功させるポイントは、その後数年・数十年という単位でどんなサポートが必要になり得るのかを検討することです。今できていることがだんだんと難しくなることもあるからこそ、長期的なプランでリフォーム内容を検討することが大切になるのです。 介護リフォームで利用できる制度実際に介護リフォームを行う際には、まとまった費用が必要になります。介護や老後のために貯金をしているという人ももちろんいますが、お金の準備が難しい人もいるでしょう。そんな人に向けて介護リフォームを実施する人が利用できる制度が準備されていますので、詳しくみていきましょう。介護保険制度を利用する介護リフォームの際に利用できる制度の名前は「介護保険」です。介護保険は介護を必要とする人にサービスを利用するための費用を給付する公的保険です。介護保険で利用できるサービスのなかには、住宅改修に関するものもあり、条件に該当する人が指定されている住宅改修を行なった際には、費用が支給されると定められています。住宅改修が必要な理由書などを含めた書類と申請書を提出し、工事後に領収書などのリフォームにかかった費用がわかる書類を提出するのが、一般的な住宅改修による費用を受給流れです。やむを得ない事情がある場合を除き、リフォーム実施よりも先に申請する必要があります。支給限度基準額は、ひとり生涯で20万円まで。実際の支給額はその9割(18万円)が上限となります。要介護状態の区分が3段階以上重くなった場合や、転居した場合は、再度20万円までの支給限度基準額が設定されます。制度を利用できる対象者介護保険の住宅改修の給付金を受け取るためには、介護保険が適用される対象者である必要があります。介護保険では加入者を、65歳以上の人が該当する第1号被保険者と、40歳から64歳までの医療保険加入者に該当する第2号被保険者の2つに区分しています。第1号被保険者は原因を問わず、要介護認定または要支援認定を受けた時に介護サービスを受けられます。一方、第2号被保険者の場合は、老化に伴う特定疾患によって要介護・要支援認定を受けた場合にのみ適応されます。つまり、介護保険を利用するめには要介護認定または要支援認定を受けていることが大前提です。次に、介護を必要とする人の年齢が何歳であるのかを確認しましょう。64歳以下の場合は、特定疾患に該当するかどうかの確認をし、該当するようなら制度利用が可能です。利用できるリフォーム条件制度を利用できる対象者であるかどうかの確認を終えたところで、今度は制度の対象リフォームに該当するかを確認する必要があります。介護保険制度の対象となる住宅改修の種類は以下のとおりです。・手すりの取付け・段差の解消・滑りの防止および移動の円滑化等のための床又は通路面の材料の変更・引き戸等への扉の取替え・洋式便所等への便器の取替え・その他前各号の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修福祉用具・住宅改修(参考資料)|社会保障審議会 介護保険部会(第60回)より引用付帯して必要となる住宅改修の具体例としては、手すりや扉設置のための壁や柱の補強、便器取替えに伴う給排水設備の工事などがあげられます。一方で住宅改修に含まれないリフォーム内容としては、明記されている場所以外のリフォームはもちろんのこと、階段や段差へのリフト設置なども含まれます。 介護リフォーム場所と費用相場それでは、介護リフォームを行う場合の、場所ごとの相場を見ていきましょう。玄関のリフォームと費用相場玄関のリフォームでは、スロープの設置や手すりの設置など、段差へアプローチを行うリフォームが一般的です。スロープ設置はおよそ20万円程度から、手すりの設置は本数や使用する手すりの種類にもよりますが、6万円程度から行えます。トイレのリフォームと費用相場トイレのリフォームは実施できる箇所が多いため、どの程度リフォームするかによってリフォーム費用が大きく違ってきます。一般的なトイレリフォームで想像しやすい、和式から洋式トイレへの変更は18万円程度、すでにある洋式トイレにウォシュレットを取り付ける場合は7万円程度、新規で暖房やウォシュレットがある便器を付ける場合は15万円程度からが相場とされています。他にもトイレ内の手すり設置で5万円から10万円、トイレの扉の取替えに10万から20万程度かかる傾向にあります。お風呂のリフォームと費用相場お風呂のリフォームは他の場所に比べ一つ一つのリフォーム内容の価格が高い傾向にあります。浴室を大きくする際にはリフォーム後の大きさによるものの、40万円程度が相場となりますし、バスリフトの設置を考える場合は30万円程度が必要となる場合があります。他にも滑りにくい床材に変更するのに5万円程度、手すりの設置に5万円程度など、お風呂全体を快適にするとリフォーム代がかさんでしまう傾向にあります。階段のリフォームと費用相場階段でもっとも行われるリフォーム内容は、手すりの設置です。階段の状態によって安全に昇降するために必要とする手すりの本数や長さが変わってくるため、相場に幅がありますが、10万円から30万円と言われています。また、今ある階段に手すりをプラスする方法ではなく、階段自体を作り直し安全性を高めた緩やかな階段にするリフォームを行う人もいます。その場合は30万円以上が相場とされています。 必要な場所を賢くリフォームしよう介護が必要となった場合、長期に及ぶ場合も少なくありません。そうしたケースで自宅介護が必要になった時には、介護を受ける側・介護をする側の両方に配慮した住宅環境に変えて負担を減らすことも介護を続けるための大切なポイントとなります。介護リフォームには、公的介護保険制度が利用できるケースもありますので、介護者の負担を減らし、介護される側の自由度を高められる介護リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。 参考:必ず知っておきたい!介護リフォーム成功のための基礎知識住宅改修|熊本県八代市の介護用品・福祉用具レンタル・介護リフォーム|ケアパーク株式会社介護保険における住宅改修福祉用具・住宅改修(参考資料)公的介護保険制度の現状と今後の役割介護保険制度について介護リフォームのサポート体制について | 中井建設株式会社脳梗塞 | 生活習慣病の調査・統計 | 一般社団法人 日本生活習慣病予防協会
2019年01月23日トイレやお風呂、キッチンなど、家の中でも使用頻度の高い水回りは汚れも多く傷みやすいもの。リフォームの要望や事例も多い場所です。永年経過による修繕や交換以外にもリフォームのきっかけは各家庭さまざまで、使い勝手を良くしたい、もっとオシャレなデザインにしたい、家族が増えたからといった要望も増えています。そこで今回、リフォームとして人気の高いトイレやキッチン、お風呂といった水回りのリフォーム事例を、費用と併せてご紹介します。生活に欠かせない場所だからこそ、水回りのリフォームは優先度高め!国土交通省が行った住宅市場動向調査によると、平成29年度に行われたリフォームのうち、トイレやキッチン、お風呂といった水回りのリフォームは、トータル85.2%と断トツ。水回りは永年経過による汚れや傷みが目立つため、部分別に見ても、毎年外壁と並んで多くリフォームされている場所です。ではさっそく、水回りのリフォーム事例を見ていきましょう。平成29年度住宅市場動向調査(国土交通省)デザイン、機能、衛生に優れた最新式トイレはリフォーム事例も豊富!トイレリフォームの多くは便器の交換ですが、同時にトイレ空間全体をリフォームする事例も多数あります。便器交換のみの場合、ノーマルな洋式トイレから暖房便座や温水洗浄便座への変更で、10万~20万円程度が費用の目安です。また、最新式のタンクレストイレや全自動洗浄機能付トイレに交換した場合では、20~30万円程度が相場といわれています。シンプルなデザインで掃除がしやすいタンクレストイレは、トイレ空間をすっきり見せるメリットも。トイレのリフォーム事例を見ても近年人気なのが見て取れます。さらに、便器に加え壁紙や床面を張り替える場合では、4~5万円程度の費用がプラスされます。明るく華やかな壁紙や、消臭効果・防カビ効果・防汚効果といった機能を備えた壁紙・床材は、トイレリフォームの事例でも多く取り上げられるほどです。ちなみに、これらのリフォームに手洗い場の設置を追加となると、トイレ全体のリフォーム費用は総額50万円程度となるでしょう。費用に幅はありますが、毎日使うトイレだからこそ満足のいくリフォームプランを考えたいですね。ただし、和式から洋式トイレへ交換する場合は、リフォーム事例を見ても工事費が高額になりがちです。工期もかかるため、施工会社にあらかじめ相談してみるとよいでしょう。システムキッチンへのリフォーム事例多数。家事の効率をアップしようキッチンのリフォームは、大半の事例がシステムキッチンへ変更するケースです。費用はどんな設備を選ぶかにより、100万円~150万円程度と幅広なのが特徴。また、キッチンのレイアウトも一緒に変えたいという要望も多く、給水管の交換するリフォーム事例もあるそう。排水管の交換ともなると費用が200万円を超えることもあるため、予算内で満足のいくリフォームを希望する場合は、どこをどう直したいのか、あらかじめ家族や施工会社の方とよく相談することをおすすめします。ちなみに、家族の顔が見える対面式のキッチンやオープンキッチンは今も根強い人気です。また、近年は家族で料理を楽しむ家庭やホームパーティを行う家庭が増え、リフォーム事例を見てもキッチンスペースに変化が見られる模様。キッチンのリフォームは家事の効率アップにもつながります。デザイン性や機能面だけでなく、家事の動線も含めリフォームを計画するとよいでしょう。システムキッチンへのリフォーム無料で見積もりを依頼!お風呂のリフォームはユニットバスが主流。嬉しいオプション機能もお風呂は、浴室全体を気密性と断熱性に優れたユニットバスに交換するリフォームが主流です。ユニットバスとは、浴槽や壁、床、天上がすべて一体化しているお風呂のことをいいます。一体化なのでお手入れがしやすく、現場での設置が簡単。工期が短く、費用も抑えられるといったところがユニットバスのメリットです。一般的なユニットバスへの交換費用は100万円程度が目安。お風呂のリフォームは、事例を見てもわかるように、浴室暖房乾燥機やミストサウナ、浴室テレビ、ジェットバスといったオプション機能が豊富です。「せっかくリフォームするなら」と、内装をグレードアップしたくなってしまうかもしれません。選ぶオプションにもよりますが、費用は150万円程度考えておくとよいでしょう。一方で、浴槽や水栓、内装など、好みのパーツを一つ一つ自由に選んで浴室を作るリフォーム事例もあります。この従来工法と呼ばれるリフォームを選んだ場合、浴槽や壁にタイルを張ったり、デザイン性のある水栓を取り付けたり、オリジナルのお風呂にリフォームすることが可能です。ただし、その費用は200万円を超えることもありますので、施工会社と細かい打ち合わせをし、見積もりを出したもらうことをおすすめします。オシャレで機能的な洗面台で毎日の身だしなみチェックが楽しみに!?お風呂のリフォームに合わせ、洗面所や脱衣所をリフォームする事例も多くみられます。壁紙を張り替えるだけなら数万円ほどでリフォーム可能ですが、洗面台まで交換する場合、洗面台のグレードにより費用の幅が出てきます。洗面台で人気なのは、掃除のしやすいものや化粧台としても使える鏡の大きなもの、シャンプーなどもできる洗面ボウルの大きなものなど。その費用は10万円~70万円程度と要望により幅があるようです。リフォーム事例などを検索し、自分の要望に近いケースを調べてみるのもよいでしょう。まとめリフォームはまとまった費用が必要となりがちですが、使用頻度の高い水回りは、家族全員が毎日使う場所です。リフォームをすることで家族みんなが気持ちよく、便利になったと感じながら快適な生活を送れることが、なにより嬉しいことではないでしょうか。「タウンライフリフォーム」にご相談ください「タウンライフリフォーム」では、リフォームのご相談をお受けしています。・リフォームのアイディアやアドバイスが欲しい・実際のリフォーム費用が知りたい・リフォームプランを提案してほしいまた「タウンライフリフォーム」では、全国の優良リフォーム会社によるリフォーム計画書の作成依頼が、登録無料にてご利用できます。リフォームに関するご相談やお見積り等、さらに詳しくお知りになりたい方は、「タウンライフリフォーム」にアクセスください。タウンライフリフォームで無料見積もりをトライ!
2018年12月28日リフォームを考える場所として多いのが、使用頻度の高い水回り。そのなかでも浴室は、家族が毎日のように出入りする場所です。その分、痛みも目についてしまいます。浴室リフォームを考えている方へ、かかる費用の相場や注意点、補助金などについて解説します。浴室リフォームの種類とは?浴室に限りませんが、リフォームを行う際には、居住している建物の構造を知ることが重要です。新築と違って古い建物の構造部分を触ることになるリフォームの場合、梁(はり)を勝手に取り外したり、柱を何も考えずに取ったりはできないからです。鉄骨造や2×4工法の家に住んでいて、その浴室をリフォームするケースもありますが、現状では、在来木造住宅の浴室リフォームが圧倒的多数を占めています。そのため、ここでは「在来工法とは何か」という点から話を進めていきましょう。在来工法、在来軸組み工法など、呼称はいろいろあるのですが、簡単にまとめると、日本古来の伝統工法の延長線上にあるもと考えてもらえれば問題ありません。街中を散歩していると、たまに新築の工事現場を見かけることがあります。下の写真をご覧いただきたいのですが、このように木の柱が立ち並び、その間を斜めに渡された筋交いと呼ばれる木材が配置されています。これが在来工法と呼ばれるものですが、在来工法には様々な特徴があります。2×4工法、軽量鉄骨構造、パネル工法、ユニット工法など、いろいろな工法があります。その中で、2×4工法で建てた住宅を20年後にリフォームしようとすると、かなりの制限がかかります。それは、在来工法と違ってパネルで建物を構成しているので、そこに穴をあけたりすると強度低下の問題があり、難しいからです。仕口(しくち)などは、一般では使わない専門用語ですが、木材と木材をつなげる部分に金物を使って補強するという意味です。在来木造の場合は、木材の接合部分に金具が取り付けられています。羽子板ボルト、ホールダウン金物などが使われていますが、これらの金物は、構造を強くするための補強です。この金具のおかげで、大きな地震が来ても耐えられるようになっているのです。在来工法以外のハウスメーカーなどもアピールしてはいますが、やはり在来工法の自由性が高いことには異論がないところです。このメリットから考えると、複雑で凝った間取りの住宅を新築したい方は、在来工法を選択するべきです。また、将来的なリフォームまで頭に描いている場合も、新築時には在来工法を選ぶことをお勧めします。【無料】リフォーム費用を一括見積もり比較してみる!ユニットバスへの浴室リフォームよほど凝った高額注文住宅や、お風呂だけは檜風呂にしたいというケースでなければ、現在ではユニットバスが新築住宅の大半で採用されています。味気ないという意見も稀に聞きますが、機能性やお手入れの楽さを考えると、今後もどんどんと採用比率は上がっていくでしょう。防水性の高い素材で天井、浴槽、床などを作成し、それを現場で組み立てるもので、それまでのように現場でタイルを貼り付けるなどの作業がまったく不要になりました。施主には関係ない話ですが、工事業者にとっては施工時間が格段に速くなり、大きなメリットをもたらしたと言えるでしょう。しかし、居住者にとっても大きなメリットをもたらしたのがユニットバス。昔ながらのスタイルで、壁をタイルで仕上げたお風呂はどうしても経年劣化の問題が発生しますが、ユニットバスはその心配が大幅に減少しました。タイルとタイルの間は、コーキングと呼ばれる充填剤で埋めることになるのですが、この部分は時間が経つとどうしてもひび割れなどが発生します。外観上の問題だけならばまだ目を瞑れますが、その隙間から水分が中へと染み込んでいくことになります。こうなると建物本体への影響が懸念されます。その点でユニットバスは、このような懸念や危険性がほぼないと言えます。現場工事の簡略化と問題発生リスクの激減が、ユニットバスを爆発的に普及させたのです。最後にユニットバスの歴史について触れておきましょう。1964年開催の東京オリンピックを目指し、当時の東京は高速道路などのインフラ整備を急ピッチで行っていました。外国人の宿泊施設確保も急務だったわけですが、ホテルニューオータニの新築工事もその一環。ところが、従来の方式で風呂を作っていては工期に間に合わない状況だったのです。そこで開発されたのがユニットバス。突貫工事の甲斐もあり、無事に間に合いました。これがユニットバスの始まりで、ここから遅れること3年後に外国でユニットバスが開発され、今に至っています。【50万円以下】でできる浴室リフォーム事例もっとも安価な浴室リフォームは、シャワーヘッドやカランの交換でしょう。総額も5万円以内で間違いなく大丈夫です。簡単な工事ですが、多機能なシャワーヘッドに取り換えるだけでも快適さは全く違います。予算を少し上げて15万円程度になると浴室暖房機を付けられます。最近では、新築の家だけではなく、賃貸マンションでもごく一般的についている仕様です。また、浴室の全面リフォームは厳しいのですが、在来工法で作った風呂の浴槽だけを交換するのであれば、50万円の予算で可能です。商品選択の幅は狭くなりますが、本体価格や下地の補強などを入れても間に合うでしょう。【50万円~100万円】でできる浴室リフォーム事例予算をここまで取れれば、可能なリフォーム工事も増えてきます。古いユニットバスを新しいものに交換することが可能です。豪華なユニットバスや1.25坪タイプを超えるような商品の選択は難しいですが、ごく一般的な商品を選べば、工事費を含んでもいろいろな選択が可能となります。【100万円~150万円】でできる浴室リフォーム事例古いユニットバスを広くて多機能な商品に代える浴室リフォームの場合が、このゾーンに該当します。カタログ等を見るとわかりますが、ユニットバス単体で100万円を超えるものもたくさんあります。もう一つは、在来工法の家で昔ながらのお風呂を交換するケース。古くてもユニットバスからの交換であれば工事も比較的簡単ですが、在来工法のお風呂をユニットバスに交換するリフォームでは、解体工事が発生します。解体工事をすれば発生するゴミは産業廃棄物になり、合法処分しなくてはいけませんし、ユニットバスを支えるための工事も必要です。【無料】リフォーム費用を一括見積もり比較してみる!浴室リフォームにおける注意点「年を取った両親へのプレゼントとして浴室リフォームをしました」というケースをよく耳にするのですが、工事業者とよく相談をしないと大失敗することもあるので要注意です。とくにユニットバスに関しては幅、高さ、奥行きなどのサイズが決まっています。現状の家のサイズをしっかりと計測したうえで進めなければ、ユニットバスは現場に収まったものの、脱衣洗面所からお風呂に入るときに想定以上の段差ができてしまい、またがないと洗い場に入れない……ということも考えられます。高齢の両親へのプレゼントのつもりが、バリアフリーに逆行するようなお風呂を押し付けることにもなりかねません。また、当初は150万円と見積もられた工事が、いざ解体すると「土台が思った以上に腐っているので30万円ほど追加工事代金が必要です」となり、トラブルになる可能性もあります。浴室リフォームの補助金、バリアフリーについて水回りのリフォームは安くはありません。これは仕方がないのですが、お風呂のリフォームに関しては意外な補助金があるので細かく調べたほうが賢明です。国は中古住宅市場の充実を推進しています。すなわちリフォームに関する補助金も充実しているのですが、お風呂に関してもいろいろな補助金が存在します。例えば、高断熱浴槽。わかりやすく言うと“魔法瓶浴槽”となるのですが、お湯を入れてから4時間経過しても温度が2.5度しか下がらない性能を持った浴槽に代えると、24,000円の補助金が出ます。さらには、高効率給湯器に交換すると、こちらも同じく24,000円の補助金がでます。また、防水性のあるユニットバスを入れると30,000円。脱衣室の耐水性仕上げには8,000円。さらには、床下点検口を設置すると3,000円の補助金がでます。では、バリアフリーを絡めたお風呂リフォームの補助金はどうなっているのか見ていきましょう。お風呂におけるバリアフリーリフォームは、「段差の解消」と「手すりの設置」の2点になります。いずれもかかった工事費の90%まで(上限20万円)が補助金として交付されます。一般的な浴室リフォームに必要な期間浴室リフォームにかかる日数ですが、浴槽の交換だけならば、1日で終わるケースが大半でしょう。ユニットバスからユニットバスへの交換ならば、4日程度あればまず大丈夫。問題は解体工事を必要とするお風呂リフォームですが、7日程度は見ておいた方が無難です。浴室リフォームで快適なお風呂空間を浴室のリフォームは、工事期間中に外風呂にせざるを得ないこともあり、どうしても億劫になりがちです。とはいえ充実した補助金もありますし、最長でも1週間ほど我慢するだけでその後はずっと快適になるのです。浴室は日本人にとってとても重要な空間。あなたもこれを機に浴室リフォームを検討してはいかがでしょうか。今すぐリフォーム費用を無料で徹底比較!プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。
2018年12月18日最近は、一軒家のみならずマンションのリフォームをする方も増えています。今の住まいを快適に暮らしやすくしたいと考えるとき、まず気になるのが費用ですよね。相場がどれくらいなのかも交えてみていきましょう!マンションリフォームで住みよい空間に高度経済成長はすでに40年以上前の話。そのころに建築されたマンションでは、経年劣化や使い勝手の悪さが目立つものも増えてきています。新築重視の時代は終焉を告げつつあります。お住いのマンションを売って新しいマンションを購入するのもいいのですが、住み慣れた場所をそのままにしてマンションリフォームをする選択もあるのではないでしょうか。6畳程度を念頭に置きますが、費用は20万円~25万円で大丈夫です。ただし、これは床の張替えだけ。古い畳を処分してフローリングを貼る工事をする場合の話です。実際には、床だけの張替えのみでは壁紙とのコントラストが合わない場合もあり、ついでに壁紙も変えてしまうケースが多いようです。もしも壁紙と天井まで交換するとなると、さらに10万円~15万円ほどがプラスされます。決して安いリフォームではありませんが、古い和室を洋室に変えるリフォームは人気の高いものがあります。若い時は畳の部屋で座る暮らしをしていたものの、夫婦ともに高齢となり、座ることがきつくなってきた……。このような時にこそフローリングにして、床に直接座らない生活空間に変えるのです。畳からフローリングにリフォームをすると、家具も変わります。椅子を置けば座ったり立ったりが格段に楽になりますし、寝室であれば布団生活からベッドにライフスタイルを変えられます。さらには掃除の面からもフローリングはお勧め。クイックルワイパーなどを使えば簡単に拭き掃除ができますし、濃い目の床であれば埃が見えやすいので、汚れたらすぐにふき取ることができて清潔です。特に花粉症などを患っている方には最適。畳だと埃の有無までは見えませんし、畳の目などにどうしてもゴミや埃がたまってしまい、アレルギー症状を起こしやすくなります。収納スペースの不足は、生活する上での不満ポイントNO.1と言ってもいいでしょう。しかし、マンションや戸建てを購入してからそれに気づいても、対処のしようがありません。子供が独立すると、子供部屋として使っていた部屋が空きます。そのような空間を収納としてリフォームすることも、大いに検討の価値があるでしょう。問題はその費用です。例えば、クローゼットドアに鏡面仕様の素晴らしいものなどを使えば、それだけで100万円を簡単に超えてしまいます。ここでは、一般的な材料を使用する場合の金額の目安を示します。安価にできて使い勝手が良くなる代表格が階段下収納でしょう。もちろんスペースが空いている場合となりますが、この工事にかかる費用は10万円程度です。では、6畳の部屋を丸ごとウォークインクローゼットに変えるリフォーム工事では、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。ひとまずの目安としては40万円程度を考えるとよいでしょう。もちろん、中に作る棚の数によって、大きく金額が動きます。あくまでも一般的な棚の数とお断りをしますが、このくらいの金額を目安にされてください。また、新築住宅を購入すると、キッチンには床下収納がほぼついています。一升瓶などを収納できるので大変便利なのですが、醤油やらお酒などのビンをたくさん持っていると、「もう一ヶ所欲しいな」となっても不思議ではありません。床下収納を増やす工事の概算費用は10万円強。少し迷う値段ではありますが、床下収納は思ったより便利ですので、リフォームの際にはぜひご検討を!リビングは、家族が大いにくつろげる空間でありたいもの。とはいえ、何をもって“くつろぎ”とするのかは人によって違うので、リビングのリフォームは多種多様なバリエーションがあると言えます。ここでは、照明を題材に上げましょう。リビングのイメージを変えるのに、照明は大変効果があります。照明そのものを変えることになりますが、かかる費用はピンキリです。シーリングスポットライトひとつをとっても、数万円から数十万円幅がありますので、予算に合わせてリフォーム業者へ相談するとよいでしょう。お風呂のリフォームは、在来工法のお風呂をユニットバスへ変えるケースと、古いユニットバスを新しいユニットバスへ変えるケースで費用が変わってきます。また、古いお風呂を取り除いたとき、床下や壁などが想定よりもひどく腐っていれば、予想よりも費用が掛かってしまいます。このような不確定要素はありますが、浴槽だけの交換で済む場合、50万円あれば大丈夫です。また、100万円の予算が出せれば、低〜中価格帯のユニットバスならばリフォームは可能でしょう。お風呂のリフォームはどうしても値が張りますが、毎日使う場所です。お風呂好きならなおさらでしょうが、水回り空間が新しく変わると生活も一変します。また、ミストサウナ機能を装備したユニットバスをリフォームの際に採用した女性の満足度がかなり高いと聞きました。本来ならば外にある民間施設に出向いて体感しなくてはいけないミストサウナが毎日自宅で体験できるならば、一考する価値があるのではないでしょうか。リフォームを考える場合の対象スペースとして、キッチンを思い浮かべる方も非常に多いでしょう。キッチンメーカーからはどんどん新商品が出てきますし、昔はなかったような工夫を凝らした機能も搭載されています。キッチンリフォームにかかる費用も、選ぶ商品によって変わってくるわけですが、I型キッチンの安価なものを選択すれば、工事費込みで60万円程度を見込んでおけば大丈夫でしょう。ただし、同じ商品でも対面型キッチンになると、工事費として+20万円程度を見てください。キッチンのリフォームはどうしても商品本体だけに目が行きますが、私がお勧めしたいのはコンセントの増設です。現在のキッチンでコンセント数に不満を持っていない方は、まずいないはず。キッチンのリフォームをするのであれば、ぜひコンセントの増設も検討してください。キッチンをせっかく新調したのにタコ足配線だらけ……。それではリフォーム後の満足度は低くなってしまうことでしょう。【無料】リフォーム費用を一括見積もり比較してみる!マンションリフォームにかかる費用の相場リビングリフォームにおいてのボリュームゾーンは50万円から100万円です。凝った仕様にするには予算不足ですが、この程度の費用を見込めば、すっきりしたリフォームは十分にできます。寝室のリフォームは20万円もあれば十分でしょう。ただ、これはクロスの張替えのみとお考えください。フローリングなども変えれば、最低でも50万円程度になります。最後に玄関のリフォーム費用の相場を見ていきましょう。玄関リフォームのボリュームゾーンは20万円~30万円です。この金額を出せば、ある程度の玄関リフォームができると考えます。キッチンリフォームは50万円〜100万円あたりがメインゾーンです。費用をできるだけ抑えたい場合は、IKEAなどに出向いて、20万円程度のキッチンを選ぶのも手でしょう。トイレのリフォーム相場は20万円~30万円です。この予算があれば、便器本体に加えてクロスの張替えも十分にできます。浴室に関してはどうでしょうか。ユニットバス本体が50万円程度のものを選べば、既存の撤去費用などを入れても100万円かかることはありません。洗面台のリフォームも20万円~30万円で十分でしょう。とはいえ、せっかくリフォームをするのならば、タオルを置けるような棚を設置するなど、収納も計画したほうがいいですね。【無料】リフォーム費用を一括見積もり比較してみる!マンションリフォームでの間取り変更マンションであっても、間取りを大きく変更することが可能だとご存知の方は、意外にも少ないかもしれません。単なる間仕切りなどであれば、問題なく除去できます。基本的な構造部分は無理ですが、ほぼ気にしなくても大丈夫だと言えるでしょう。子供が就職や結婚で家を出ていくと、部屋が余るケースが出てきます。そのような場合、壁を取り払って大きな空間を作るリフォームが考えられます。その場合の費用として、25万程度は見ておいた方がよいでしょう。LDKへの全面リフォームは、工事面積が広くなるために、その費用はどうしても大きくなってしまいます。クロスの張替えをするだけといった最低限のリフォームでも、100万円近くの出費は覚悟した方が無難でしょう。では、一般的に皆さんはどの程度の費用をかけてリフォームをしているのでしょうか。ボリュームゾーンとしては200万円~400万円になります。クロスはもちろんですが、LDKの全面リフォームをする方は、間接照明などにもお金をかけることが多い印象です。間接照明を取り入れる場合は、造作工事が必要となりますし、照明自体も新たに購入しなければなりません。照明は値段も様々ですが、上記のような金額にはなってしまいます。さらに、壁一面に腰壁を作ったり、窓そのものを取り換えたりすれば金額が増しますし、カーテンをすべて交換すれば、20万円~50万円程度の出費増となります。こだわった分だけ、上限は青天井と言えるでしょう。【無料】リフォーム費用を一括見積もり比較してみる!マンションリフォームに活用できる補助金昔と比べて、最近は国の補助金も増えてきました。マンションリフォームも同様で、廊下に手すりを設置したり、お風呂をバリアフリー化するなどのリフォーム工事には、もらえる補助金がいろいろあります。国交省のホームページや居住地域の自治体のホームページを調べれば、リフォームに関する補助金の情報が掲載されています。これらを丹念に調べて、利用できる補助金を賢く活用しましょう。国土交通省【各税制の概要】国土交通省『住まいづくりの支援策』今すぐリフォーム費用を無料で徹底比較!プロフィール森住宅コンサルタント株式会社代表取締役森雅樹名古屋生まれ。法政大学卒業後、大手ハウスメーカーに就職し戸建て住宅営業を経験。退職後は都内の零細工務店において戸建て営業とリフォーム営業に従事。その後、森住宅コンサルタント㈱を興して独立。現在は住宅会社と消費者向けの講演、執筆、コンサルティング活動を行う。買う側、売る側双方の立場を熟知したうえでのアドバイスを行っている。住宅購入者向け、住宅販売者向けの単行本20冊以上。
2018年12月17日新しく家を建てるときやリフォームを行うときには「こんな間取りの家に住みたいな」という希望をベースにして、なるべく自分の理想に近づけていくものだと思います。しかし、いざとなると、どこが譲れない希望で、譲れるポイントは何なのかを見極めるのに苦労することも……。今回はつくってよかった間取りについてリサーチ。そこで出てきた4つの意見についてご紹介します。■ 1.「対面キッチン」料理中にも子どもの様子を見られるのがいい!「料理中も孤立感がないのが良いです」(30歳/パート)「食器を洗いながらでも、子どもの勉強を見てあげることができるのが嬉しいですね」(34歳/パート)ABC / PIXTA(ピクスタ)リビングと一続きになっている対面キッチンなら、料理中に孤独や疎外感を感じることはありません。いつでも家族との会話に参加することができます。また、来客時にお茶を用意するときなどにもお客様をひとりにすることがないため、お互いに安心感があるというのもメリットといえるのではないでしょうか。■ 2.「リビング横の畳スペース」急な来客にも便利!「お腹がいっぱいになったら、家族みんなでゴロンと横になれるスペースが欲しかったんです」(40歳/正社員)「急な来客時など、なにかと使い勝手がいいんです」(36歳/専業主婦)TATSU / PIXTA(ピクスタ)この他にも部屋のアクセントになったという声や、ひな人形など年中行事のアイテムを飾るスペースとして使用するのに役立つという声も挙がりました。■ 3.「仕事・趣味部屋」他の部屋が散らからない!「仕事や趣味の道具が他の部屋に散らからないので助かっています」(39歳/パート)xiangtao / PIXTA(ピクスタ)同じ空間にいると自然と会話が増えたりするので、夫婦円満のカギとなることもあるのではないでしょうか。■ 4.「ウォークスルークローゼット」家族全員分の服を収納できる!「玄関までの通路と並行するように家族全員の荷物を収納できるウォークスルークローゼットを作りました。だいたいの用がそこで足りるので探し物をすることも減り、予想以上に重宝しています」(42歳/パート)YUZ / PIXTA(ピクスタ)これはパパのもの、これはママの洗濯物、こっちは子どもたちの……洗濯物を取り込んだ後の手間というのはけっこう面倒なもの。洗濯物を振り分ける手間が省けるので、家事の時短にもなりそうですよね。忙しい主婦、ママさんには嬉しい限りです。いかがでしたか?自分にとって、また家族にとって必要で譲れないポイントはどこなのか、しっかりと見極めることが、理想の家づくり(家探し)の第一歩といえるのではないでしょうか。
2018年10月27日キッチン専業メーカーのクリナップ株式会社は、自宅のリフォーム経験がある40~60代既婚女性300名を対象に、「リフォームの理想と現実」に関する調査を実施。その結果、こだわる人が最も多いにも関わらず、リフォーム後に劣化を感じる人が多いのは「キッチン」であることが判明した。リフォームでこだわった場所1位は「キッチン」!しかし……子どもが独立したり、自分の老後を考えたり...ライフスタイルの変化に合わせ、検討する人が多くなる自宅のリフォーム。決して安くはない買い物だけに、リフォーム後「やっぱり使いづらかった」「ここにお金をかければよかった」などの後悔がないようにしたいものだ。そこでクリナップ株式会社では、「リフォームの理想と現実」のギャップについて、5年以上前に持ち家(戸建て・マンション)のリフォームを行った40~60代既婚女性を対象に調査を行った。はじめに、リフォームにおいてこだわった場所をきくと、1位「キッチン」(44%)、2位「トイレ」「バス」(39%)、4位「リビング」(27%)が続き、水回りが上位を占める結果となった。一方、リフォーム後から現在までで「すでに劣化しはじめていると感じる場所」をきくと、1位「キッチン」(22%)、2位「バス」(21%)、3位「トイレ」(14%)となり、「こだわりの場所」であるはずのキッチンが「すでに劣化しはじめている場所」でも1位、という結果になっている。具体的に「キッチン」において後悔しているポイントをきくと、「水回りの使い勝手が悪くなってきている」(42歳)、「とにかく全体的に古い!昭和を感じる」(45歳)などの声があがり、「キッチン」は長く過ごす場所だからこそ“劣化”を感じやすい場所であると言えそうだ。リフォーム経験者83%が「理想のキッチン」と回答、新システムキッチン「ステディア」クリナップ株式会社が今年9月に発売したシステムキッチン「ステディア」は、サビ、水・油汚れ、熱にも強い「ステンレスエコキャビネット」、大容量のオールスライド収納の「フロアキャビネット」、ファンとフィルターを自動洗浄できるレンジフード「洗エールレンジフード」などの便利な設備を整え、時代を経ても輝き続けるキッチンだ。「ステディア」の情報をリフォーム経験者に見てもらい、その感想をきいたところ、8割超が「理想的なキッチンだと思う」(83%)と回答。具体的には「見えない構造体の部分までステンレス製であること」に対しては9割以上が「サビや汚れに強そうな構造だと思う」(94%)と答えており、7割の人が「自分のキッチンにも採用したかったと思う」(70%)と感じている。また、「洗エールレンジフード」に関しては、「いつもきれいに保てそうだと思う」(93%)という評価ポイントが高く、「知らずに損したと思う」(50%)人も半数見られるという結果となった。近年インテリアトレンドは多様化し、個性を演出しつつ空間コーディネートを楽しむ傾向にある。「ステディア」は機能性はもちろんのこと、フロアコンテナ(足元収納)の意匠を一新し、LDK空間に馴染むデザインに進化している。リフォーム経験者もオススメする「ステディア」を、ぜひ次回のリフォーム候補に入れてみてはいかがだろうか。【参考】※ステディアURL
2018年09月26日2018年7月17日(火)、18日(水)に東京ビッグサイトで『リフォーム産業フェア』が開催されました。昨年に引き続き夏水組とのコラボが実現。LIMIAが考える5つのインテリアトレンドを発表しました!会場の様子をレポートします。これからリフォームや模様替え、DIYを考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね♪1. エリソンナチュラルLIMIAでは昨今のトレンドとして「エリソン・インテリア」を挙げていました。そこにナチュラル要素を取り入れた、よりくつろげるテイストの「エリソンナチュラル」が今の気分。「エリソン=ハリネズミ」の白、ベージュ、グレーを基調に、黒をアクセントとした、あたたかみのある空間です。素材にはナチュラルウッドを取り入れたいところ。グリーンも多めに飾りましょう。もし「エリソンナチュラル」を意識してリフォームするなら、こんなウッディなドアを選んでみるのはいかがでしょう。こちらは〔クラフトレーベル〕シリーズのワイルドオーク柄。ドアを変えるだけで、まるで南仏の邸宅のような雰囲気に格上げされますね。〔クラフトレーベル〕はこちらをチェック♪夏水組が提案する床材の切り返しはぜひ真似してみたいテクニックです。今回フローリングと合わせているのはフレンチアンティークのクッションフロア。広いフロアでなくても、例えば洗面所やトイレの床などに貼りやすいクッションフロアを部分的に使ってみる“プチリノベ”なら簡単にトライできますね!2. ニュージャポニズム19世紀にヨーロッパでもてはやされた「日本趣味」が再びブームの兆し。ただ和室に仕上げるのではなく、大胆に明るい色を取り入れたり、空間に遊びを持たせましょう。例えば壁紙をビビッドな色柄のものにしてみるだけでも印象は変わります。琉球畳をモザイク状に敷いてみるのもいいですね。和室だからといって家具も和のものにとらわれる必要はありません。低めのソファ&カフェテーブルを置いてみるのはいかが?和室で面積を占めているのが襖。ニュージャポニズムを再現するなら、ありきたりな襖紙ではなく、「派手すぎるかな?」と思うぐらいの柄を選んでみることをおすすめします。いくらでも張り替えられるのが襖紙のいいところですから、季節ごとに替えてみるのもありですね!ブースに登場したこちらの壁紙は、〔大場紙工〕と夏水組とのコラボアイテム。題して「月に鶴」とまさにニュージャポニズムにぴったりのデザインです。ご紹介した襖紙の購入はこちらから♪ ミニマルリュクス家具も小物もできるだけ最小限に。色味も抑えてシンプルに。そんなミニマリストたちの部屋にも変化の兆しが。リュクスな小物をポイント使いするのがトレンドのようです。素材はゴールドや真鍮であったり、大理石などのソリッドなものがベストマッチ。これらはモノトーンインテリアがお好きな方にもぜひ取り入れていただきたいテイストです。お部屋のトレンド感が一気に増しますよ。まずはパウダールームなどの小スペースからリュクスに仕上げるというのも◎。水栓金具や鏡、タオルのフックなどをゴールドに替えてみたり、パーツからトライしてみましょう。ちなみにこちらのラグジュアリーな洗面台は〔KOHLER〕のもの。まるで海外のおしゃれなホテルのようで、気分が高まりますね♪KOHLER アフリカンパッションファッションのみならずインテリアでも注目されているのは、熱っぽくてエネルギッシュなアフリカンテイスト。家の雰囲気をガラリと変えたいと思っている方にはぜひチャレンジして欲しい!夏水組セレクトのこちらの輸入壁紙のように、ビビッドで個性的な柄のものを大胆に貼ってみましょう。ラグやクッションカバーなどのファブリックでも表現できますね。動物モチーフのものもぜひ探し出して飾りたいアイテム。スツールがあればインパクト大ですが、卓上やキャビネに飾れる小さな置物でも十分。そして、グリーンは多すぎるくらいがちょうどいい感じ。手入れの手間のかからないフェイクグリーンも織り交ぜてみてください。ボタニカルを通り越して、アフリカのワイルドな自然を部屋の中で再現しましょう!5. アウトドア&トラベルブームが高まっているキャンプですが、ご家族で本格的に道具を揃えてアウトドアを楽しんでいる方も多いのでは?それならばいっそおうちの中にもアウトドアの要素を取り入れてしまいましょう!男前なカートやスーツケースをそのまま家具として使ってみたり。食器も、キャンプで使用するものをそのまま食卓に並べるのもいいですね♪お子さんの遊びスペースとして、お部屋の中にハンモックを吊るしたりミニテントを据えても楽しそうです。家族でワイワイとキャンプ気分で過ごせる空間をぜひ作り上げてみてください。もし本格的なリフォームをご検討中なら、こんな風にリビングにレンガを用いてみるのもいいかも!?手っ取り早く再現したいならクッションフロアを敷いちゃいましょう。DIYした男前な家具もピタリとはまるインテリアです。あなたが好きなインテリアは?投票はこちらから!空間デザインを手がける夏水組とのスペシャルコラボで実現した、LIMIA発の2018-2019インテリアトレンド。5つのテイストをご紹介しましたが、あなたの好みはどれですか?下記のアンケートからぜひご回答ください!みなさまの投票をお待ちしています!あなたが好きなインテリアは?投票はこちらから!●デザイン、施工:夏水組●家具協力:MONTAGE●雑貨提供:DecorInteriorTokyo夏水組 Interior Tokyo
2018年08月10日「リフォームって、どこに頼めばいいの?」初めてのリフォームは、未知の世界。TVなどで見かける、欠陥住宅の事例が頭をよぎり、どのリフォーム会社に依頼すればいいのか、悩みますね。そこで、リフォーム会社を決めるときに失敗しないための3つのポイントを、我が家にとってはじめてのリフォームだったユニットバスリフォームを例に挙げながらご紹介したいと思います。■ 1.情報を比較すること!見積もりは複数の会社からもらうはじめてのリフォームは知識が乏しいと思いますので、比較からはじめることをオススメします。ネットなどで事前に情報を集めることは大切ですが、あくまでもそれは一般的な情報。自宅のリフォームの条件と同じとは限りません。“自宅の場合”を比較するには、複数のリフォーム会社から見積もりをもらうことで可能になります。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)比較サイトを選ぶリフォーム会社を比較するには、比較サイトを利用すると手軽です。ただ、その比較サイト自体が数多くあり、まずは比較サイトを選ぶという作業が発生してきます。Google検索で“リフォーム比較サイト”などと入力して、上位に表示されているものから、いくつかピックアップして登録しました。リフォーム業者選び比較サイトに登録し、条件を入力すると、数社のリフォーム会社をピックアップしてくれます。その業者のホームページなどの情報を見ながら、大手リフォーム会社、個人経営の工務店など、規模や形態にバラツキを持たせ5社にしぼりました。■ 2.見積もりを取ることで知識が豊富になる!SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)ピックアップが済んだら、次に見積もり依頼。リフォーム箇所をチェックしてもらいます。このとき、大手リフォーム会社から順に頼むといいかもしれません。というのも、大手会社は営業担当者が見積もりに来ることが多く、リフォームに関する説明、資料がしっかりしているので、予備知識ゼロの状態から、一気に情報通になることができます。見積もり1社目にきちんとした情報を得られると、それをもとに「価格」「工事日数」「工程」などを比較できるので、2社目以降の会社とのやりとりが、グッとスムーズになります。■ 3.不具合が生じたとき対応してくれるかを確認見積もり時に必ず確認したいのは「施行後、何らかの不具合が生じたとき、どのような対応をしてもらえるのか」ということ。ABC / PIXTA(ピクスタ)不具合が生じたとき、どのような対応をしてくれるのか、補修なのか、工事のやり直しなのか、対応してくれる期間はいつまでかなど、少々不躾だと思われるような質問もしてみました。これによって、責任の所在が曖昧なリフォーム会社、対応してくれるかどうか信頼できないリフォーム会社などをふるいにかけることができます。見積金額に40万円近い差が5社が見積もりのために自宅に来ることは、とても負担に感じます。しかし、1週間程度で各社から届いた見積書には、最大40万円近い差がありました。その見積書の内容についても、事細かに内訳が記入されているところと、ざっくりとした金額しか記入されていないところ、内容はさまざまです。■ 番外編・疑問を担当者に直接ぶつけてみて見積もりと担当者の印象などから2社にしぼりましたが、そのどちらにするか、悩みました。担当者も見積書もすべてにおいて信頼できる、と感じたA社。担当者は良かったけれど、見積もりがザックリしていて、価格が安いB社。KY / PIXTA(ピクスタ)迷っていた時に、頻繁に連絡をくれるA社の担当者に「心情的には頼みたいと思っているが、価格が安いB社と迷っている」ことを直接ぶつけてみたところ、専門家目線で、当該工事のチェックポイントのアドバイスをもらうことができました。担当者との信頼関係ができたと感じたら、ぶっちゃけ話をしてみることも一手かもしれません。リフォームは金銭的にも時間的にもかなりの負担があります。失敗しないために、きちんと比較検討し、ときにはやや突っ込んだ質問もぶつけてみながら、頼んでよかったと思えるリフォーム会社を選びたいですね。
2018年06月17日家の新築やリフォームなど家を建てるときに、間取り決めと同じくらい慎重になるのが「設備」と「建材」選びです。これらを見学できるショールームが、日本全国にたくさんあります。しかし、あまりにも数が多くて、どこをどのように見たらいいのか、初心者には分かりづらいかもしれませんね。そこで、上手に利用するためのポイントを、ハウスメーカーでのインテリア設計、住宅情報誌の編集長を経て、フリーのエディター&ライターとして活躍している住設備のスペシャリスト岩間光佐子さんが指南!ショールームを上手に巡るための8つのポイントをご紹介いたします。POINT1. 場慣れするために、アイテムにこだわらず、一度行ってみる!ショールームには数多くの商品が、広いスペースに展示されているため、初めて訪れた人は、あまりの情報量の多さに圧倒されてしまいます。まずは、場慣れするためにも、近場にあるショールームに行ってみるのがいいでしょう。kou / PIXTA(ピクスタ)受付でショールーム自体の資料やフロアガイドをもらい、分からないことは質問しましょう。ショールームのつくりを把握し、必要な展示や情報がどこにあるのかを確認すれば、効率的に見学できます。近年のショールームは、実際の暮らしの空間を提案する空間展示が多く、よりイメージをつかみやすくなっています。POINT2. 最初は、アイテムの種類・量が分かる「総合型」ショールームへイグのマスタ / PIXTA(ピクスタ)「これから家を建てようかな」という場合、キッチンやバスなど、個別に細かい部分を見るのではなく、まずは家全体を見渡し、理解することが大事です。「総合型」のショールームなら、キッチンやバス、建材などのアイテムがひととおり展示されているので、家を建てるために「どれほど多くのアイテムを、決めなければならないか」が理解できます。住宅設備であるキッチンやバスは想像できても、窓や室内扉といった建材などのアイテムも選択して決めなければならないことは見落とされがちです。POINT3. 行くまえに「何を見るか」を、事前にネットなどでリサーチショールームに行く前に、そのメーカーのホームページで、取り扱っている商品やデザインの傾向、価格帯などを大まかに把握しておくことをオススメします。こうした理解のうえで、実際に「何を見るべきか」を頭に入れておけば、ショールームに足を運んだときに無駄な時間を省けます。施工が進むと、ハウスメーカーや工務店の担当者同行でショールームに行き、キッチンやバスなどのアイテムを決めなければいけない時期が来ます。このときに、「これがいい!」と自信を持って言えるようにしておきたいですね。自然素材を用いたいなど、こだわりのある人ほど、「何を見るか」という目的を明確にして、ショールームを訪れるべきです。POINT4. オシャレは無用!疲れるので動きやすい格好、歩きやすい靴で。Graphs / PIXTA(ピクスタ)ショールームによっては、1日ですべてを見て回るのが無理なほど、膨大な量のアイテムが展示されています。だから、ただ見学するだけでも、疲れてしまうもの。また、見るだけでなく、空間に入って体験したり、設備を操作したり、様々な動作をするので、動きやすい格好、歩きやすい靴で出掛けたほうがいいでしょう。キッチンの高さを確認するため、靴を脱いだりする場面も多いので、女性でもヒールは避けたほうが良さそうです。ショールームはショッピングの場ではありませんから、オシャレの必要はありませんよ。POINT5.図面、筆記用具…etc.ショールームに行くときの必需品とは?CORA / PIXTA(ピクスタ)ひと昔前までは、ショールームに行くならメジャーは必須の持ち物でしたが、現在は貸し出してくれる場合もあります。もちろん、使い勝手のいいメジャーを持っているなら持参するといいでしょう。自分が使いたい設備やアイテムのサイズ、動きやすい空間スペースなどを確認しておきましょう。freeangle / PIXTA(ピクスタ)家づくりの状況にもよりますが、そのほかには、図面や筆記具やノート、カタログやパンフレットを持ち帰るための手提げ袋。事前にチェックした資料も持参すれば、よりアイテムの理解が進むはずですよ。POINT6. 体感しなきゃソン!何でも実際に触ってみて、試せる設備は、すべて試そうカタログで勉強するのも大事ですが、実物を見て、触ったり動かしてみなければ、実際の使い勝手や質感は分かりません。それを可能にするのがショールーム。どんな設備やアイテムでも、遠慮なく触れたり操作してみましょう。床や壁は暮らしの中で直接触れるものなので、触って質感を確かめましょう。また、トイレやバスなどの素材感やサイズ感、掃除のしやすさは現物を見ないと分かりません。ショールームのトイレには、現品が備え付けられ実際に使用できます。また本当に入浴できるショールームもあります。試せるものは、すべて試したほうがいいですね!POINT7. 全部を持ち帰るには重すぎ!カタログ、資料は選んで持ち帰ろう!!anju / PIXTA(ピクスタ)ショールームにはカタログやパンフレットが大量に用意されており、「せっかくだから」「必要かもしれないから」と大量に持ち帰ってしまいがち。ところが、もらってくるだけで満足してしまったり、情報量が増えて、かえって混乱してしまうケースが多いのです。そうならないためには、ショールームでしか手に入らないカタログだけを持ち帰ればいいのです。あとで取り寄せることもできるので、どうしても欲しいなら、大枠を理解できる総合カタログや、流行を把握できる新商品のカタログを選べばいいでしょう。POINT8. 家の基本性能に関わるアイテムは、地味だけど要チェック!pearlinheart / PIXTA(ピクスタ)電気やガスなどの設備機器や、窓ガラスなどのショールームは家の基本性能に大きく関わるアイテムなので、ぜひ行ったほうがいいと思います。naka / PIXTA(ピクスタ)例えば、ペアガラスなどの断熱ガラスと普通のガラスの断熱効果の違いは数字だけではピンと来ませんが、ショールームでは肌で違いを感じられます。家の基本性能は、長年暮らしていく住まいのランニングコストに大きくかかわってくるもの。この種のショールームは、建築のプロの同行が前提のところもありますが、一般の人でも入ることができます。新築やリフォームなどをする際は、住宅設備機器メーカーのショールームを見学する前に、ぜひこれらのポイントを確認してお役立てください。海道建太=イラストこちらの記事は、住まいの設計2017年3-4月号にも掲載中!【巻頭特集】快楽的!住宅設備・建材生活家族が毎日健康に過ごせる設備や家事を楽しむための工夫など。現代の家をバージョンアップする設備や建材情報が満載です!
2018年05月03日中古住宅を買って、自分好みにリフォーム・リノベーションする人が増えています。うまくいけば新築よりも手頃な価格で間取りや内装を自分好みに変えられる点が魅力のリフォーム・リノベーションですが、工事を依頼する業者を間違えると、取り返しのつかないことになることも……。今回は、リフォーム・リノベーションで後悔しないために、「こんな業者に頼んじゃダメ!」なNGポイントについてお話ししたいと思います。SoutaBank / PIXTA(ピクスタ)■ NGポイント1.建築士などの資格者がいない木造2階建てやマンションのリノベーションの場合、増築をしなければ、多くの場合確認申請が要りません。確認申請がないということは、第三者の検査やチェックがないということです。freeangle / PIXTA(ピクスタ)行おうとしているリフォーム・リノベーションが構造・設備的にも適切なものか、判断しようがありません。建築士がリフォーム・リノベーションプランを設計し、きちんと監理を行う会社を選ぶことをオススメします。■ NGポイント2.サービスの有料、無料についての説明が曖昧最初の打ち合わせで、どの相談から有料になるのかを説明してくれない営業マンがいます。何度かプランを提示されたあと、お断りをするとします。タカス / PIXTA(ピクスタ)そのときに、今までかかった経費を請求される場合があります。もちろん経費を請求してくること自体は悪いことではないのですが、「本プラン以降は有料になります」など事前の説明は必要です。どこまでが無料で、どこからが有料になるかの説明を、事前にきちんと説明してくれる会社を選びましょう。■ NGポイント3.実績と経験が少なく施工レベルが低い業者を決める前に、どれぐらいの施工レベルなのかは、ぜひ知りたいところです。施工業者のホームページには、たいてい過去の施工事例などが掲載されていますが、写真だけではわからない部分もあります。freeangle / PIXTA(ピクスタ)現在施工中の現場があれば、見学できないか確認してみましょう。モデルルームなどがあれば、そこで確認するのも良いでしょう。具体的な施工現場について、見学や説明などきちんと対応してくれる会社を選びましょう。■ NGポイント4.事業者団体に加盟していない、建設業許可などを得ていないリフォーム・リノベーション工事の請負金額が、500万円(一式の場合1,500万円)未満であれば、建設業の許可が不要です。建設業の許可とは、国土交通大臣または都道県知事によって出される営業許可のこと。建設工事に関して専門性を有しているか?金銭的信用があるか?などを審査されます。ucchie79 / PIXTA(ピクスタ)リフォーム・リノベーション業者の中には、要件を満たしていないため、建設業の許可をとっていない業者も存在します。また、建築工事保険、賠償責任保険、リフォームかし保険など、万が一のトラブルに備えて保険に加入している会社を選びましょう。トラブルがあった場合、工事に対して賠償金が支払われます。■ NGポイント5.工事の補償やアフターサービスが充実していないリフォーム・リノベーションが終わった後で、不具合が起きたり、欠陥が発覚したりすることがあります。その際の補償・範囲・期間などは、リフォーム・リノベーション業者によって異なります。また、欠陥がなくてもアフターサービスが1か月・3か月・半年・1年と、充実していることが大切です。工事の補償やアフターサービスについて、事前に文書などにより十分確認し、補償内容や範囲・期間が充実している会社を選びましょう。さわだゆたか / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?新築よりも、手軽で安価に見えるリフォーム・リノベーションですが、残念ながらトラブルが多いのも事実です。きちんとした物件と工事業者を選んで、失敗のないリフォーム・リノベーションを実現してくださいね。(しかまのりこ)
2018年05月01日そろそろリフォームしなければ……。とお考えの方、リフォームでもらえる補助金があることをご存じでしょうか?全額自費でリフォームするところを、補助金を活用することができればとてもお得ですよね。平成30年度も利用できる補助金制度をご案内します。認定長期優良住宅にする場合は200万円の補助も?「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が施行されたのは2009年。この法律は長期優良住宅の促進により、環境負荷の低減と将来世代に良質な住宅ストックを残すことを目的として、当初は新築住宅に対しての優遇制度でしたが、リフォームにも補助金が出るようになったのは2014年からです。長期優良住宅化リフォーム推進事業は、質の高い住宅ストックの形成、子育てしやすい環境の整備、三世代同居の実現などに関連するリフォームの推進を目的としています。補助の対象は、劣化対策・耐震性・省エネ対策・三世代同居改修工事などにかかるリフォーム費用です。補助額は上限を100万円(認定長期優良住宅にする場合は200万円)として工事費やインスペクション費用などの合計額の1/3以内です。※三世帯住宅の場合は、上限が50万円上乗せされ150万円(認定長期優良住宅は250万円)になります。※平成29年度の申請提出期限は平成30年3月23日まで延長されています。自治体による住宅リフォーム支援制度地方自治体によって、省エネルギー化・耐震化・バリアフリー化・環境対策に関連するリフォーム支援を実施しています。主な支援制度に以下のようなものがあります。(1)高齢者福祉住環境整備高齢者の方が住み慣れた自宅で自立して安全に暮らせるよう、改修工事費の一部を給付する制度です。介護認定を受けていない65歳以上の人が対象となり、限度額は20万円です。工事内容は、手すりの取り付け・床段差の解消・滑りの防止や移動の円滑化のための床材の変更・引き戸等への扉の取り替え・洋式便器への変更・これらに伴う付帯工事・福祉用具など。また、自治体によっては、各設備(浴槽・流し台・洗面台・洋式便器・IHクッキングヒーター・階段昇降機やホームエレベーター等の改修工事の給付を実施しているケースもあります。対象者は同じく65歳以上のご家庭で、日常生活の動作などに困難があり、介護予防や自立支援の観点から設備の改修が必要と自治体が認めた場合に限ります。給付限度額は自治体によって異なります。(2)木造一般住宅簡易補強工事助成金地震による建物の倒壊などを未然に防ぎ、安心・安全な住まいや町づくり実現を目的として耐震診断や耐震性向上のための補強工事などへ助成が実施されています。この助成金の対象となるは昭和56年5月31日以前に工事着工した旧耐震基準の建築物です。中央区の場合、耐震補強工事の助成金は、工事費用の1/2(限度額300万円)、高齢者や身障者のいる世帯は工事費の全額(限度額300万円)。簡易補強工事(1部屋補強など)の助成金は、工事費用の1/2(限度額150万円)、高齢者や身障者のいる世帯は工事費の全額(限度額150万円)。助成金を利用するには、耐震診断や補強工事の契約前に申請が必要です。また、地域の業者に工事を発注することなどが条件になっています。(3)新エネルギー・省エネルギー機器等設置費補助金地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの低減を目的として、新エネルギー・省エネルギー機器等を導入する場合、費用の一部が補助される制度です。例えば新宿区の場合、太陽光発電システムは1kWあたり10万円(上限30万円)、太陽給湯システムは本体価格の20%(上限は30万円)、太陽熱温水器は本体価格の20%(上限10万円)、エコキュートやエネファームの設置は定額10万円、高反射率塗装2,000円/㎡(上限20万円)、雨水利用設備本体価格の50%(上限2万円)、断熱窓改修は施工費の25%(上限10万円)となっています。上記の他にも、自治体によってさまざまなリフォーム支援のための助成制度や補助金制度が実施されています。リフォームをお考えの方は、まずお住まいの自治体にどのような支援制度が実施されているのかホームページなどで確認し、賢いリフォームにつなげてください。
2018年03月03日暗い雰囲気になりがちなトイレ。でも、100円ショップのアイテムで、簡単にリフォームすることができますよ。あまり器用ではない方でも手軽にできる、トイレをリフォームするポイントを紹介していきます。トイレのリフォームのポイント①/タンクにシールを貼るタンクに好きなデザインやキャラクターのシールを貼ると、お手軽に雰囲気を変えることができます。フタを閉めるとイラストが見えるので、温水洗浄便座などには、節電効果も期待できますね。トイレのリフォームのポイント②/トイレットペーパーをつつむ100円ショップには、ワックスペーパーやペーパーナプキンが売られています。どちらを買っても、トイレットペーパーを包むのには問題ありません。ただし、ワックスペーパーのほうが水や汚れに強いので、トイレに向いているかもしれませんね。包んでみると、とってもおしゃれになりました。生活感がなくなり、すっきりとした印象に変わりますね。ラッピング用紙やペーパーナプキンなどで、雰囲気を変えてみてはいかがでしょう。トイレのリフォームのポイント③/紐でぶらさげる麻紐に好きなデザインのカードをくっつけて、オリジナルの飾りを作れます。自作に自信がない方は、そのままぶら下げることができるこのようなアイテムがおすすめ。あらかじめ紐と飾りがついているので、簡単に飾りができますよ。少したるませるかまっすぐにするか、左右を止める位置によって雰囲気を調節できます。セロハンテープで壁に固定すると、壁と自然にマッチします。つけた跡が目立たないし、壁に穴を空けることもないので、賃貸住まいの方にもおすすめ。トイレのリフォームのポイント④/タンクにお花を飾る寂しくて、暗い印象になりがちなトイレ。でも、お花があると、イメージがぱっと明るくなります。100円ショップの造花なら、枯れる心配がなく、お手入れも不要です。生花よりも、気軽に扱うことができるので、ズボラな方にもぴったりですね。トイレのリフォームのポイント⑤/リメイクできるアイテムを使う賃貸にお住まいの方は、シールになっているリメイクシートを使うのは、剥がしにくくなる可能性があるので要注意。でも、ラッピング用紙なら手軽で安心。セロハンテープで壁に貼ることができ、剥がすときもラクラク。トイレ全体を、手軽にリフォームすることができます。レンガ風やレトロ風、アメリカンなど、さまざまなデザインが勢ぞろい。自分好みの空間が簡単に作れますよ。トイレのリフォームで失敗しないために……持ち家なら、雑に壁紙を剥がしてしまっても問題ありませんが、賃貸物件には原状回復という義務があります。リメイクシートは長期間貼っていると、剥がしにくくなることも。そのため、賃貸にお住まいの方は注意が必要です。そのような人は、手持ちの家具や冷蔵庫などでリメイクシートを使うのがおすすめです。まとめ100円ショップのアイテムなら、気軽にリフォームすることができます。シールやテープなど、手先が器用じゃなくても、簡単に作業ができるアイテムがそろっています。ぜひ、トイレのリフォームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2018年02月07日2017年の住宅リフォーム市場規模は、6.3~6.6兆円を予測する。現時点(2017年第3四半期)で、前期比増で推移する見込みである。「増改築工事(10平方メートル超+10平方メートル以下)」は、前期比11.9%減となったものの、「設備修繕・維持関連」が同10.4%と2桁増となっていることから、2017年は通年でプラス成長になるものと考える。出典:(株)矢野経済研究所「住宅リフォーム市場に関する調査(2017年)」(2017年7月7日発表)上記調査を行った矢野経済研究所はさらに、2025年の住宅リフォーム市場規模を7.2兆円、2030年を7.1兆円と予測しています。このように近い将来、成熟期の到来が見込まれている市場のため、当面は大手企業によるシェアの奪い合いや、中小企業が独自の市場セグメントを切り開くなどの動きによって市場が形成されていくことが予想されます。2017年、消費者の動きそれでは消費者の視点でみたとき、2017年のリフォーム市場にはどのような動きがあったのでしょうか。下記は「リフォームO-uccino」利用時に、消費者がフリーワード入力した「希望するリフォーム内容」のなかから、頻出度の高い単語を抽出したものです。▲ワードクラウド2017年・2016年比較※UserLocalテキストマイニングで分析消費者によるリフォームへの積極的な参加2017年の特徴のひとつに、リフォーム依頼者が「工事の一部分を自分たちで行いたい」と希望するケースが多くあったことが挙げられます。「自分たちでできる部分はDIYで行おうと思っています」「自分で張り替えるので現在のフローリングをはがしておく所までお願いしたいです」「DIYが趣味なので工事が終わったら自分でやるつもりです」といった内容です。自分で行うのはコスト削減を期待することももちろんですが、リフォームに積極的に参加したいという気持ちの表れ、DIYが趣味として広く一般化していることなどがあるでしょう。会社選びの事前準備の充実これまで「リフォームO-uccino」のようなリフォーム会社比較サイトは、リフォーム会社選びの最初の1手として使用されることがほとんどでした。これが徐々にではありますが、リフォーム検討者が独自に取得した見積もりやプランとの比較のために利用される件数が増えてきています。この場合、依頼の段階から予算や見積もり金額がリフォーム会社に提示され、条件を満たせる会社のみ現地調査を依頼する、という流れになります。消費者の情報収集力の向上により、より良い条件でリフォームを行える会社が選ばれるようになっています。「新しい・欲しい」から「良い・安い」へ▲特徴語マップ2017年・2016年比較※UserLocalテキストマイニングで分析2016年は「新しい」ものや「欲しい」ものをリフォームの希望内容としてあげる人が多かった一方、2017年は「良い」もの、「安い」ものがより多く求められていました。工事条件が同じではないなかでの比較のため一概には言えませんが、見積もりの相場や適正価格が分からない、施工が適正に行われるか不安など、不透明で曖昧な点が課題のリフォーム業界にあって、消費者が判断する「良い」もの、「安い」ものを工事内容に反映させることを求めている傾向がうかがえます。2018年の注目ポイント!「モノ」だけでなく「コト」が新たな市場を作る!?国の住宅施策が、新築から既存(ストック)重視へと移行し、2016年策定の住生活基本計画では「住宅ストック活用型市場への転換」と住生活産業の活性化として、「既存住宅流通・リフォームの市場規模を倍増」を具体的な目標に設定しています。2018年もこの方針の延長線上にあるため、市場としては追い風がある、と捉えてもよいでしょう。中古買取再販事業の活性化。住まいの選択肢の充実平成30年度税制改正大綱では、住宅関連の多くの制度が延長されるなか、「買取再販で扱われる住宅の取得に係る特例措置」については拡充要望が出ています。具体的には買取再販事業者が既存住宅を取得し一定のリフォームを行う場合、敷地に係る不動産取得税を減額する、というものです。これまで住まい選びは新築か中古かがまずあり、ここ数年はこれに「中古を買ってリノベーション」という選択肢が浸透してきました。買取再販事業は「リフォームした中古」というまた別の選択肢です。2017年12月には買取再販事業の最大手のカチタスが東証一部へ上場しています。買取再販という形でリフォームが行われる物件は、今後増加していくことが予想されます。消費者への提案で差別化を図るリフォーム会社リフォームの現場では消費者への提案内容や情報提供の仕方に各社の特徴が表れています。例えば大京リフォーム・デザインでは、リフォーム予定の実際の室内に立ちVRゴーグルを使用すると、現状の部屋が一瞬でリフォーム後に変わるような感覚を体験できる「バーチャルリフォーム」サービスの提供を10月から実施しています。積水化学工業は「ムスメの気持ち」という新しい展開を開始しました。建築当初より家族構成が変化し、夫婦ふたりだけで暮らすニア層をターゲットにしたものです。提案の軸足がハード(家の築年等)からソフト(ライフステージ)へ移行していることが分かります。リフォーム会社OKUTAでは工事中の様子をスマホで確認できる「見守りサービス」を期間限定で実施。施工監理体制の強化と、現場の品質向上を狙いとしていました。いずれも業界内で他社との差別化を図る要素となっていて、今後も新しい技術を活用した提案内容、情報提供方法によって、各社の特徴がより鮮明になっていくことでしょう。自分でリフォームしたい消費者へ寄り添えるか2017年の動きでもあった消費者がDIYというスキルでリフォームの一部を自ら行おうとする流れは、今後も増えていくことが予想されます。タレントのヒロミさんが築30年超の自宅をリフォームする番組は20%近い視聴率だったそうです。お笑いコンビ「バッファロー吾郎」の竹若さんがDIYで家を作った様子も多くの反響を呼びました(「家は自分の手でつくる。」主婦の友社刊)。職人さんが直接レクチャーする漆喰の壁塗りや壁紙の張り替えなどのワークショップは、小規模ながらも全国各地で行われていて人気を博しているようです。リフォームもまた「モノ消費」だけでなく「コト消費」が新たな市場を作るキーワードとなるかもしれません。そうした流れに対し、リフォーム会社がどのように消費者に寄り添い、新たな提案を行えるかは、2018年の注目ポイントのひとつにあげられます。
2017年12月27日マンションを売却するときには、できるだけ高い金額で売却したいものです。そのため、マンション売却前にリフォームをする方も多いようです。しかし、「どうせ売却するのだから、お金をかけてリフォームするのはもったいないのでは?」といった疑問や、反対に「生活の跡がにじみ出て、古ぼけた印象では査定額が低くなってしまうかも……」といった懸念も出てきます。そこで今回は、マンション売却前にリフォームするメリットやデメリットをまとめてみました。マンション売却前にリフォームするメリットはじめに、売却前にリフォームをする場合のメリットから見ていきます。中古マンションを購入しようと考えている方の多くは、できるだけ新しく、かつ安い物件を購入したいと考えています。もちろん、間取りや立地など購入する方のニーズに合っていることが基本ですが、同じような間取りと立地で同じような金額であれば、きれいな物件のほうが選ばれやすくなるでしょう。つまり、マンションを売却前にリフォームする一番のメリットは、購入を検討している方に選んでもらいやすい物件にできることです。マンションを売却したくても、売却相手が現れなければ売れないことを考えると、選んでもらいやすいことは重要なポイントの1つといえます。また、購入者にとっては、住宅ローンに上乗せしてリフォームの費用まで準備することは大きな負担となります。そのため、リフォーム費用が必要なくなることは、購入する方にとっても大きな利点となるのです。このように、マンションを売却する前にリフォームすることは、購入を検討している方に好印象を与え、成約率を高めることに役立ちます。マンションの価格を無料査定してみるマンション売却前にリフォームするデメリットそれでは、売却前にリフォームすることには、どのようなデメリットが挙げられるでしょうか。リフォームをするにはその範囲と内容にもよりますが、それなりの費用がかかります。マンションを売却しようとしている方にとって、そのリフォーム費用自体が大きな負担になることがあります。そのため、リフォーム後に売却する場合、リフォーム費用分を上乗せして売却できるかどうかが大きなポイントとなってくるのです。しかし、不動産業者の中には、あらかじめリフォーム料金を含んだかたちで中古マンション売り出している場合があり、このような中古マンションと競合してしまうと、売りたいマンションを思い通りの価格設定で売却できない可能性も出てきます。つまり、売却前にリフォームを行っても、リフォーム代金を回収できないリスクがともなうのです。また、中古マンションを購入しようとしている人の中には、自分の思い通りにリフォームしたいためにあえて、高価な新築ではなく安価な中古を選択する方もいます。そのほか、キッチンの設備や壁紙など、好みが大きく影響するリフォームの場合は、リフォームしたことでかえって、選ばれにくくなってしまう可能性もあります。このように、マンション売却前のリフォームには、コスト負担のリスクや購入者の趣向にともなうリスクがデメリットとして挙げられるのです。売却前にリフォームすべきケースやポイントは?では、マンション売却前のリフォームは、どのような場合に検討したほうがいいといえるのでしょうか?マンションを売却しようとする場合には、相場をよく調べたうえで売値を決めることが必須条件です。そのうえで、同じような金額の物件の中から、自分が売り出した物件を選んでもらわなければなりません。そのためには、買い手にいい印象を与えることが重要となります。水回りがサビやカビで汚れていたり、壁紙がシミや汚れで古ぼけていたりなど、購入希望者が内覧したときに悪い印象を持ってしまうような部分には、最低限手を加えておく必要があるといえるでしょう。キッチンや間取りにまで手を加えるリフォームをするのではなく、あくまでも、購入者に選んでもらえるよう、ほかの物件よりちょっとだけいい印象を与えられるリフォームをすることがポイントです。清潔感の感じられる住み心地がよさそうな印象を意識してポイントを絞り、コストを抑えたリフォームなら、売り手の負担も最小限に抑えられます。壁紙などを張り替える場合も、凝ったデザインのものは避け、できるだけ清潔感のあるシンプルなものにするのがおすすめです。また、それほど傷みや汚れがひどくない部分は、ハウスクリーニングでも十分きれいにできます。手を加える場所を見極めて、リフォームとハウスクリーニングをうまく併用することも、ポイントだといえるでしょう。まとめいかがでしたか?マンションを売却するなら、できるだけ高い値段で売りたいものです。そのために、買い手にいい印象を持ってもらうためのリフォームは、有効な手段だといえます。とはいえ、素人には、どこまで手を付ければいいかの判断はなかなか難しいでしょう。専門家の意見も聞き入れながら、コストパフォーマンスを意識したリフォームをしていくことをおすすめします。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月12日外壁と屋根の性能を十分に発揮するためには、メンテナンスが欠かせません。表面の塗装が剥がれているなら、補修が必要です。そんな外壁と屋根ですが、実は一緒に塗装することで費用を節約することが可能なのです。今回は、外壁と屋根の塗装について解説しましょう。外壁と屋根は同時に塗装した方が安い?!外壁と屋根は別物ですから、塗装などのメンテナンスも別々に考えてしまうことが多いですよね。この2つには、実は共通する部分が存在します。それが、どちらも作業中に使用することになる「足場」です。【一緒に塗装作業を行うと…】屋根を塗装するためには、屋根に登る必要があります。また、外壁も上の方は足場がないと届きません。そのため、どちらも基本的には足場を用意する必要があります。つまり、外壁の塗装と屋根を塗装と一緒にすれば、足場の設置と撤去の作業が一度で済むということです。【足場設置の費用】「足場だけでそんなに費用が違うの?」と思われる方も多いでしょう。足場の費用は、一般的な住宅(30坪)で20万円ほどかかります。もっと広い住宅や、足場の設置が難しい環境などの場合、費用はさらに上がるでしょう。塗装を同時に行うだけで20万円以上を節約できるのです。屋根と外壁、両方とも塗装を行う予定があるなら、同時にやった方が賢い選択だと言えるでしょう。外壁塗装の費用を無料で比較外壁と屋根の塗料の耐用年数は?家の四方を囲む外壁と、家の上部に位置する屋根は、置かれている環境が違います。一般的に、外壁よりも屋根の方が厳しい環境にあるので、同じ塗料を塗っても屋根の方が早く劣化すると考えられています。ただし、塗料については、種類によって耐用年数が大きく異なります。塗料の種類と耐用年数についてご紹介しましょう。【アクリル系塗料】耐用年数は4~7年。他の塗料に比べ、汚れやすく耐久性が低いので、あまり使用される機会はありません。【ウレタン系塗料】耐用年数は6~10年。まずまずの耐久性や施工性を備え、コストパフォーマンスに優れていますが、使われる頻度は比較的低い塗料です。【シリコン系塗料】耐用年数は8~15年。汚れや色落ちに強く、防カビ・防藻性に優れた塗料。人気が高く、屋根や外壁にも多く使用されている塗料です。【ラジカル系塗料】耐用年数は8~15年。シリコン系に並ぶコストパフォーマンスを持つ塗料です。ただ塗料の中では新しい部類に入るので、まだまだ実績が少ないのが実情。【光触媒塗料】耐用年数は10~15年。この塗料の特徴は、太陽の光や雨などの自然の力が汚れを洗ってくれる点です。「ハイドロテクト」とも呼ばれる技術で、こちらも比較的新しい塗料です。【ピュアアクリル塗料】耐用年数は12年~15年。劣化しやすいイメージのアクリル樹脂ですが、不純物を取り除いた「ピュアアクリル樹脂」なら高い耐候性と防水性、遮熱性を持つ高性能な塗料を作ることが可能。ただその分、価格も高くなってしまいます。【フッ素系塗料】耐用年数は15年~20年。高い耐久力に加え、汚れに強く光沢感があって美しい塗料なので、商業施設やビルなどにも使われています。コストは高いですが、一般の住宅にも使用される機会が多くなってきました。【遮熱系塗料】耐用年数は15年~20年。「遮熱」というだけあって、熱を反射することにより室内の快適性を高めます。環境にも優しく、自治体によっては補助を受けることが可能なので、ぜひチェックしてみてください。外壁と屋根を同時に行う際に注意すべきポイント外壁と屋根の同時塗装は費用の節約になりますが、注意すべきポイントもあります。【工期が長引く】足場の設置と撤去は一度で済みますが、塗装作業は2回分行うことになります。従って、どちらか一方の工事に比べると、工期が長引くことになることを覚えておきましょう。ただ、別々に行った場合に比べるとトータルの工期は短くなります。【どちらかが不要なこともある】外壁と屋根では、さらされている状況から耐用年数が異なることは先ほど説明しました。また、塗料によっても耐用年数は違います。以上のことから、メンテナンスが必要な時期がずれてしまうケースがあるというわけです。同時に塗装するのは、どちらかがまだ塗装するレベルではないのに塗装することになる可能性も否めません。メンテナンス時期は、慎重に決める必要があるでしょう。【業者選びに注意】同じ塗装作業とはいえ、屋根と外壁では塗装場所が異なります。業者によっては、どちらか一方が専門外ということもあり得るでしょう。そうなると、片方しか対応できないと言われることもあります。また業者の中には、手抜き工事を行う悪徳業者が存在することも残念ながら事実です。もし両方とも手抜き工事をされてしまったら目も当てられません。業者選びは慎重に行いましょう。まとめ家は家族を守り、快適な生活を送るためのものですよね。しかしどんなに丈夫な住宅でも、風雨や紫外線からのダメージを受け続けると、耐久力は落ちてきます。しっかりメンテナンスをすることが大切ですが、その分費用がかかります。どうすればお得に利用できるかを知り、賢くメンテナンスを行いましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月30日「自宅の屋根の色が剥げているし、黒ずんでいるようにも見える。なんだかみすぼらしいし、そろそろ塗り替えを考えようかな」と思うことはありませんか?屋根の塗装は、想像通りかなり大変な作業です。プロに作業を依頼するのが最善ですが、その分費用は高くついてしまうもの。相場でいっても、数十万円は見ておかなければなりませんね。ここでは、住宅に多く見られるスレート瓦の屋根の塗り直しをする手順や費用について紹介していきます。屋根の塗装の手順をご紹介屋根の塗装作業には、安全対策が肝心です。作業をする職人さんたちが、工事の前にどのような準備を行っているかを見ていきましょう。【安全のために準備するもの】屋根の上はいくら注意を払っていても、気候に左右されたり、風で何かが飛んできたりするなど、想定外のトラブル起きる可能性があります。そのため、職人さんは下記の安全用具を必ず用意します。・ヘルメット落下のリスクがある高所の作業において、頭部を守ります。・作業靴、安全靴屋根の勾配は滑りやすく危険を伴います。必ず滑り止めのついている作業靴、安全靴を履いて作業をします。・安全ベルト万一の落下による事故を防ぐために着用します。胴ベルト型安全帯と、フルハーネス型安全帯の2タイプがあります。胴ベルト型は、落下した際に体への衝撃が大きくなりますが、フルハーネス型は胴のほか腿や肩にもベルトを通すため、落下時の衝撃を全身に分散させられます。よって、フルハーネス型の方が、より安全といえるでしょう。・足場設置と養生作業屋根塗装をするためには、足場を組むことが必須です。足場の設置には時間がかかるため、工期のなかでも最初の1日ほどを足場設置や養生にかけるケースが多くなります。【屋根の塗装作業の手順】1.高圧洗浄高圧洗浄機で屋根にこびりついた汚れやカビ・コケなどを落とし、塗装の作業を始める前には必ず屋根をきれいに清掃します。汚れやカビがひどい場合は、専用の薬剤を使って落とすこともあります。2.下地処理(ケレン)表面にひびや凸凹がある場合、補修材を使って平らにならします。塗装する面が金属である場合、塗料が定着しやすいようにあえてヤスリなどで細かな傷をつける場合もあります。これらの作業は「ケレン」とも呼ばれ、ケレンが完了したらすぐにサビ止めの塗料を塗って新たなサビの発生を防ぎます。3.下塗り作業これから塗る塗料の定着を高めるための「シーラー」という下地塗料を全体に塗ります。塗装する面が劣化している場合には、この作業を2回繰り返す場合もあります。シーラーには、これから塗る塗料が塗装面に染み込んでしまうことを防ぐはたらきもあります。4.中塗り作業下塗りが済んでから、塗料を最初に塗る作業を中塗りと呼びます。屋根の塗料は大体2回塗って仕上げられますが、施工業者によっては塗りの作業を3回行うケースもあります。初めは細かい部分からハケなどで塗り、その後大きなローラーで広い範囲を塗っていきます。5.上塗り作業仕上げの塗装作業です。中塗りが済んでから数時間の間隔を置き、上塗りをすると表面に美しいツヤが出ます。6.縁切り作業スレートの屋根では、塗料を塗り重ねることでスレート1枚1枚のすき間がなくなってしまうことがあります。塗料で付着してしまったスレートを専用の工具で切り離し、すき間を再び空ける作業を「縁切り」と呼びます。縁切りしないと後で雨漏りを起こすなどのリスクがあるため、スレート屋根の塗装では必ず行っている作業です。外壁塗装の費用を無料で比較屋根の塗装にかかる費用の目安はどのくらい?屋根を塗装するためにかかる費用の目安は、概算でおよそ40~60万円といわれています。これは2階建ての一戸建て住宅で、塗る面積は50㎡から80㎡ほどの場合を基準としています。また、足場設置などの付帯費用なども含んだ総費用となります。ただし、この金額は目安にすぎません。屋根の状態や元の塗装の劣化具合、選ぶ塗料の種類などにより、実際の工事にかかる費用は異なる場合があります。屋根の塗装で気をつけたいポイントは?ここでは、屋根の塗装をする際に注意したいポイントについてご紹介します。【1.信用のおける業者へ依頼する】リフォームの業者選びは難しいといわれますが、屋根は住人の目も届きにくい箇所のため、もし工事で手抜きをしても分かりにくいという特徴があります。訪問してきた業者に屋根の改修を頼んだら、知らないうちに追加工事がいくつも増えていて見積の何倍もの金額を請求されたというケースが少なくありません。・突然訪問してきて「点検させてください」などと言う業者は避ける・状態をろくに見ず、すぐ見積金額を提示する業者は避ける・契約書の有無に関係なく、口約束で済まそうとする業者は要注意・根拠なく「安くする」と強調された場合も慎重に上記の例がすべてのケースに当てはまるとは言い切れませんが、これらのポイントを押さえて信頼できる業者の選定をじっくり行いましょう。【2.養生などの付帯工事をきちんと行ってもらう】塗装そのものだけでなく、足場の設置や養生などの付帯工事をしっかり行うとともに、見積の段階でそれらの工程をしっかり明記してもらうようにしましょう。見積段階で工事費用だけを記入し、後から付帯費用を加えられればあまり心証の良いものではありません。【3.保証やアフターサービスの内容を確認する】塗装後の不具合やトラブルが万一発生しても安心なように、保証制度やアフターサービスに関してはあらかじめ確認しておきましょう。基本的には、塗ってからすぐに剥がれなどの不具合が発生した場合は塗り直しを行ってもらえるはずです。長年暮らす家ですから、後々のこともしっかり考えておかなければなりません。まとめこの記事では、屋根塗装の詳しい手順や費用の目安、業者へ依頼する際の注意点などをご紹介しました。塗装といってもただ塗るだけではなくさまざまな工程を経て、緻密な作業が行われていることが分かります。今後も長い付き合いとなる家の屋根ですから、後でがっかりしないためにも慎重に計画を立て、納得のいく屋根塗装につなげましょう。外壁塗装の費用を無料で比較
2017年10月30日普段あまり使わないサービスは、そのサービスの金額が高いのか安いのかの判断がしにくい……。その一例が、「リフォーム」だと思います。自分の家の状況と全く同じ事例を探すのは難しいし、リフォームの専門家である業者さんに言われるがまま……ということもしばしば。そこで今回は、リフォームの相場を確かめる“ある裏技”をご紹介していきます。「リフォーム」といっても、いろいろな種類があるんです「リフォーム」と聞くと、『大改造!!劇的ビフォーアフター』のような、壁をぶち抜いて天井も……みたいなことを思ってしまうかもしれませんが、あれは大規模なリフォームです。もちろん、その規模のリフォームも存在しますし、トイレの便器を交換するような1日で終了するリフォームもあります。10日間ほどでサンルームを設置するようなリフォームもあるでしょう。だから、一概に「リフォーム」といっても規模やそれに伴う金額が、バラバラなんです。リフォームの価格ってどうやって決まるの?基本的には、リフォーム価格は「材料費」「人件費」「諸経費」の3つに分けることができます。【①材料費】一番想像しやすいのが、この材料費でしょう。例えば、トイレのリフォームであれば、便器や水道管などといった、実際の工事で使う際の材料になるものです。【②人件費】工事をしてくれるスタッフや材料を運搬する人など、リフォームにはさまざまな人が関わっています。つまり、人件費が発生するということです。大きな工事であればあるほど工数がかかるため、人件費は増えていきます。【③諸経費】材料を送付する経費など、上記2つ以外でかかる費用です。すでに設置してあった物品の処理代なども含まれます。ちなみに、どのような質の材料を使うのか、何が得意な工事なのかによって見積額が大きく変わることを覚えておいてください。リフォームの金額の相場って、どんな感じ?このように、リフォームの内容やお願いするリフォーム会社によって金額は大きく変わるのですが、例えばトイレや洗面所であれば20万円~、屋根塗装であれば50万円~が相場だそうです。しかしながら、「この部分のリフォームはどれくらいが相場なの……?」と迷ってしまいますよね。「サンルーム設置を200万円でやります!」と言われても、それが高いのか安いのか、瞬時に判断できないのが現状なのではないでしょうか?だからこそ、リフォームの見積もりは複数社からもらうのがおすすめです。複数社からの見積もりであれば、判断しやすいですよね♪とはいっても、一から全部さまざまな会社のHPを調べて、同様の内容のフォームを送って、返事を待って、やり取りをして……という手続きも、正直、手間です。そんなあなたにおすすめしたいのが、今回ご紹介する《リショップナビ》。最大5社同時に見積もりを依頼できる、画期的なサービスなんです!無料見積もりを依頼してみる♪《リショップナビ》がおすすめできる、3つの理由《リショップナビ》が多くのお客さまから選ばれている3つの理由があります。■理由その①「まとめて“最大5社”のご紹介!安心して見積もりができる!」《リショップナビ》の一括見積もりサービスは、専門スタッフが800社の中からあなたに合った会社を最大5社選び、見積もりがもらえる仕組み。専門スタッフがあなたのお悩みや気になることを丁寧にヒアリングしてくれるので、「こうしたい!」という明確な希望がなくても、大丈夫。リフォームってそんなに身近なものでもないからこそ、その道のプロである専門スタッフがしっかりサポートしてくれるのが、うれしいポイントですよね◎【無料】わが家のリフォーム見積もりはこちらから♪■理由その②「紹介企業は“厳しい審査”を通過した優良会社のみ!」「理由その①」にもある通り、最大で5社に見積もりをまとめて依頼できますが、「数」に重きを置いたサービスではありません。どういうことかというと、《リショップナビ》から紹介される企業は全て、過去の実績や保証内容など、《リショップナビ》独自の「厳しい基準を通過した会社のみ」。あなたの要望をかなえるリフォームを実現させるために、自信と責任を持ってリフォーム会社さんを紹介してくれます。■理由その③「補償制度があるので、安心してリフォームを依頼できる!」《リショップナビ》の紹介するリフォーム会社は全て「安心リフォーム保証制度」のある会社のみ。いくら腕が良くても「100%」ということはありえません。だからこそ、再工事費用もカバーしてくれる「安心リフォーム保証制度」のある会社のみをご紹介する《リショップナビ》がおすすめなんです!まずは無料で見積もり依頼をしてみよう♪リフォームに興味はあったけど良い機会がなかった方、この記事を読んで少しでもリフォームに興味を持った方、一括見積りを活用して”お得に”リフォームしてみてくださいね!【無料】最大5社からあなたに合ったリフォーム会社をご紹介
2017年09月01日