第31回東京国際映画祭(TIFF)が25日に開幕し、東京・六本木ヒルズアリーナでレッドカーペットイベントを開催。アンバサダーを務める女優の松岡茉優がトップバッターを飾った。松岡は、ピンクのロングドレスで登場。「本日はたくさんの方が来てくださり、ありがとうございます」と笑顔であいさつした。そして、「東京国際映画祭の会場は、普段はショッピングだったり、もちろん映画館もありますし、老若男女いろんな方が訪れる素敵な場所。そこが、たくさんの国からたくさんの素晴らしい映画が届く、そして発信する場所になるのが私はとても大好きで、毎年楽しみにしています。そんな大好きな映画祭のアンバサダーに選ばれてとても光栄です」と同映画祭への思いを語り、「とてもとても楽しい時間にいたしましょう」と呼びかけた。東京国際映画祭は、日本で唯一の国際映画製作者連盟公認の国際映画祭。31回目となる今年は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催する。映画祭の顔となる「コンペティション部門」では、国内外から集まった1,829本の中から16作品を選出。日本からは阪本順治監督×稲垣吾郎主演『半世界』と今泉力哉監督×岸井ゆきの主演『愛がなんだ』の2作品が選ばれた。
2018年10月25日女優の松岡茉優が、第31回東京国際映画祭(10月25日~11月3日)のアンバサダーに決定し25日、都内で行われたラインナップ発表記者会見に出席した。赤いドレスですらりとした美脚をのぞかせた松岡は「東京国際映画祭に華を添えられるように、そして若手の力を示せるように頑張りたいと思います」とアンバサダーとして決意表明。最初に聞いた時は「私でいいんですかね?」と思ったことも打ち明けた。昨年の同映画祭では、主演映画『勝手にふるえてろ』が評価され、新設された東京ジェムストーン賞を受賞。「せっかく第1回の賞に選んでもらったからには、その賞が今後もっと華やいだものになるために頑張ろうと1年邁進してきたので、その1年後にアンバサダーというのは、いいタイミングで進んでいるんじゃないかなとちょっと自信が持てました」とうれしそうに話した。今年は出演映画『万引き家族』がカンヌ映画祭のパルムドールを受賞したことでも注目を集めた松岡。「自分が生まれ育った東京国際映画祭を経験しているから、レッドカーペットだって歩けると思っていたんですけど、寒さと緊張で足が震えちゃって、やっぱりカンヌはすごかったです」と振り返りつつ、カンヌに負けない東京国際映画祭の魅力について「アットホームさ。私たちの地元でやってるという温かさ。映画が大好きな人たちが肩を組んでいるような熱量はカンヌにも負けてないと思います」と熱く語った。また、『万引き家族』がJapan Now部門で上映されることに「うれしいです」と笑顔。「日本のみなさんにも、海外のみなさんにも、もう1度見てもらえるという時間が大変うれしいです」と喜んだ。31回目となる今年の東京国際映画祭は、10月25日~11月3日の10日間にわたって、六本木ヒルズ、EXシアター六本木、東京ミッドタウン日比谷などで開催される。会見には、コンペティション部門出品作品である『半世界』の阪本順治監督、『愛がなんだ』の今泉力哉監督と主演の岸井ゆきの、アニメーション特集『アニメーション監督湯浅政明の世界』より湯浅政明監督も登壇。司会は笠井信輔アナウンサーが務めた。
2018年09月25日女優の松岡茉優が9月25日(火)、都内で行われた第31回東京国際映画祭(TIFF)のラインナップ発表会に出席し、今年の同映画祭アンバサダー就任を発表した。■松岡茉優さん「熱量はカンヌに負けていない!」昨年のTIFFで主演作『勝手にふるえてろ』(大九明子監督)が観客賞に輝き、松岡さん自身も期待の若手俳優に贈られるジェムストーン賞を受賞しており、「この1年で、いいルートができている」とTIFFとの強いつながりを噛みしめていた。今年は出演作『万引き家族』(是枝裕和監督)が第71回カンヌ映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、自身も現地入り。「寒さと緊張でガタガタだった」とふり返り、「映画好きが肩を組む熱量は、カンヌに負けていない!」とカンヌを経験したからこそ実感したTIFFの魅力を熱弁。東京生まれの松岡さんにとって、TIFFは「地元の映画祭ですといえるもの」だといい、「私にとって遊びの場であり、カルチャーを学ぶ場である六本木ヒルズが“お祭り”になりますからね」と声を弾ませていた。■アンバサダー就任、故樹木希林さんが知ったら、何て言う?『万引き家族』で共演し、今月15日に亡くなった樹木希林さんに対しては「たくさんの思い出があり、私にとっては宝物です。(映画の中で)1度お別れはしているので、2度目のお別れというか、かなしいなという気持ちはあまりなくて……」としみじみ。「樹木さんと同じ時代を生きられたことが誇りですし、ご一緒させていただいた身として、次の世代につないでいければ。私も樹木さんのようになりたい」と思いを新たにしていた。司会者から「もし、今回のアンバサダー就任を樹木さんが知ったら、何て言うと思うか?」と問われると、「きっと『また、髪型とかこだわるんじゃないの?』『見てくれを気にするんでしょ!』って言われそうですね(笑)」と生前のエピソードを交え、答えていた。■今年のベネチア国際映画祭、金獅子賞&銀獅子賞(審査員グランプリ)作品がいち早く上陸!会見には松岡さんをはじめ、コンペティション部門に出品される『半世界』の阪本順治監督、『愛がなんだ』の今泉力哉監督と主演の岸井ゆきの、アニメーション特集「アニメーション監督 湯浅政明の世界」から湯浅政明監督が出席した。コンペティション部門には、109の国と地域、1829本の応募から厳正な予備審査を経た16本(うち日本映画が2本)が出品され、『ローサは密告された』で17年の米国アカデミー賞のフィリピン代表になったブリランテ・メンドーサ監督が、国際審査委員長を務める。また、特別招待作品として、今年のベネチア国際映画祭で金獅子賞に輝いた『ROMA ローマ』(アルフォンソ・キュアロン監督)、銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞した『女王陛下のお気に入り』(ヨルゴス・ランティモス監督)がいち早く日本上陸することも決定している。(text:cinemacafe.net)
2018年09月25日第31回東京国際映画祭(10月25日~11月3日)のラインナップ発表記者会見が25日、都内で行われ、コンペティション部門への出品が決定した『半世界』の阪本順治監督が出席。主演の稲垣吾郎の魅力を語った。阪本監督の完全オリジナル作品となる同作は、40歳目前という年齢の男3人の視点を通じて、誰もが通るある地点の葛藤と、家族や友人との絆、希望を描くヒューマンドラマ。炭焼き職人の紘(こう)役を稲垣、故郷に帰還する紘のかつての同級生の瑛介役を長谷川博己、紘と瑛介の同級生の光彦役を渋川清彦が演じる。阪本監督は、同作誕生の経緯について「映画化できなかった企画がいくつかあって、1つは同級生たちの話、1つは炭焼き職人の話。この2本をいつか映画化したいなと思っていて、プラス稲垣吾郎くんが土の匂いのする役をやったらおもしろいんじゃないかと思って、2つのあらすじを1つにまとめて稲垣くんにオファーした」と説明。稲垣とは今回が初タッグだが以前にも会ったことはあったそうで「普段の彼は、テレビで見るような姿ではなく非常に素朴さを感じた。たんたんと炭を焼いている土着の人間が実は似合うんだと予感としてわかっていた」と稲垣の印象を語った。阪本順治監督そして、「衣装合わせのときに、ニット帽をかぶってもらって、ワークシャツを着てもらって、安全靴を履いてもらった瞬間に、これはいけると」と衣装合わせ時に確信。「本人も『こんな自分見るの初めて』って言ってました」と明かし、また、「普段の(稲垣)と役柄が違っても彼の表現力で乗り越えてくれる、自分のものにしてくれると思っていました」と語った。さらに、「より一層その役に入ってもらうために、炭焼きの練習やチェーンソーで木を切る練習をしていただいて、職人としての姿を彼の中で事前にすべて理解した上でやってもらった。現場で『もう少し』ということはなく、完全に自分のものにしてもらった」と稲垣の役作りについて説明。「その飛び幅はファンの人たちからしたらけっこうなものかもしれませんが、僕はいつも通りやってもらえばやり切れるものだと思っていました。本当に素朴な人ですから、土着の役をやれると思っていました」と稲垣の“素朴”な魅力を語った。会見には、同映画祭のアンバサダーに決定した松岡茉優、『半世界』とともにコンペティション部門に選出された『愛がなんだ』の今泉力哉監督と主演の岸井ゆきの、アニメーション特集『アニメーション監督湯浅政明の世界』より湯浅政明監督も登壇。司会は笠井信輔アナウンサーが務めた。
2018年09月25日女優の松岡茉優が、第31回東京国際映画祭(10月25日~11月3日)のアンバサダーに決定し25日、都内で行われたラインナップ発表記者会見に出席。今月15日に亡くなった女優・樹木希林さんへの思いを語った。映画『万引き家族』で樹木さんと共演した松岡は「樹木さんとの思い出は、それはそれは宝物なんですが、悲しいなっていう気持ちはあまりなくて、映画を見て下さった方はご存知かなと思うんですが、一度映画の中でお別れをしているんですけど、そこでありがとうもたくさん言えたし、さようならのつもりはないけど…私にとっては二度目のお別れのような気がしています」と心境を告白。続けて、「樹木さんと同じ時代に生まれて樹木の作品をたくさん見られる時代に生まれて、そして私が若い世代として新しい世代につないでいく役目としては、同じ時代に生まれたんだということを誇りに思って、さらに勉強して、樹木さんのようになりたいし、樹木さんを生で見た人間として次の世代の人に渡せるような存在になりたいと強く決意しています」と語った。また、司会の笠井信輔アナウンサーから「樹木さんがアンバサダー就任を聞いたらなんて言うでしょうね?」と聞かれると、「『また髪型とかこだわるんでしょ?』って言うかな。私がみてくれを気にしていることをいつも言ってくださっていたので。『若い人は気にするわね』って」と笑顔で返答。そして、「去年はレッドカーペット歩くと言われてどんなドレスを着ようかな、髪の毛どうしようかな、とかいっぱい考えてしまって、あまりレッドカーペット自体を楽しめなかったなと反省しています」と昨年の東京国際映画祭を振り返り、「今年はもちろん見た目にはこだわりますが、アンバサダーとして、いろんな国から来てくれているマスコミの方や映画ファンの方とお話しする時間を楽しみたいと思っていますし、そういう風に思えたのも樹木さんとの共演のおかげだなと思っています」と感謝した。会見には、ゲストとして松岡のほか、コンペティション部門出品作品である『半世界』の阪本順治監督、『愛がなんだ』の今泉力哉監督と主演の岸井ゆきの、アニメーション特集『アニメーション監督湯浅政明の世界』より湯浅政明監督が登壇。司会は笠井信輔アナウンサーが務めた。
2018年09月25日映画『愛がなんだ』が、2019年4月19日(金)より全国ロードショーとなる。直木賞作家・角田光代の小説を映画化『愛がなんだ』は、2003年に直木賞を受賞した作家・角田光代が手掛けた同名の傑作小説が原作。一目ぼれした男に一途すぎるアラサー女子と、その周りの人物を描いた恋愛群青劇だ。ストーリー28歳のOLテルコは、一目ぼれしたマモルに想いを寄せている。自分の時間のすべてをマモルに捧げ、その結果、仕事を失いかけても、親友に冷たい目で見られても、マモルがいてくれるならテルコはこの上なく幸せだと思っている。けれど、マモルにとって、テルコはただ都合のいい女でしかない。そのことをわかっているテルコは今の関係を保つことに必死で自分からは一切連絡をしないし、決して「好き」とは伝えない。しかし、そんなある日、マモルからの連絡が突然途絶えてしまう…。3ヶ月が経ったころ、マモルから急に電話がかかってきて、会いにいくと、彼の隣には年上の女性、すみれがいた…。岸井ゆきの×成田凌が出演主演を務めるのは、『ここは退屈迎えに来て』にも出演した岸井ゆきの。『おじいちゃん、死んじゃったって。』に続く自身2度目の映画主演作では、相手に自分の時間すべてを捧げる一途なOLテルコを演じる。テルコを都合のいい女として扱う相手役のマモルを演じるのは、2018年7月に公開された『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』にも出演した成田凌だ。さらに、年上の女性・すみれ役を江口のりこが務めるほか、深川麻衣、若葉達也、片岡礼子、筒井真理子など、実力派キャストが集結。また、監督は、三浦春馬主演で伊坂幸太郎の小説を映画化した『アイネクライネナハトムジーク』の公開を控える今泉力哉が務める。主題歌は、4ピースバンド「ホームカミングス(Homecomings)」の『Cakes』。京都を中心に活躍するバンドが、アコースティックなメロディにのせて片思いの切ない気持ちを歌い上げる。【作品情報】映画『愛がなんだ』公開日:2019年4月19日(金)よりテアトル新宿ほかにて全国公開出演:岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、片岡礼子、筒井真理子、江口のりこ監督:今泉力哉原作:角田光代「愛がなんだ」(角川文庫刊)配給:エレファントハウス
2018年09月22日10月25日(木)から開幕する「第31回東京国際映画祭」にて、9つある主要部門の中の「コンペティション部門」に、『半世界』と『愛がなんだ』という日本映画2作品が出品決定した。■コンペティション部門――映画祭の顔となる「コンペティション部門」。今年の東京国際映画祭「コンペティション部門」では、2018年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界109の国と地域、そして応募作品1829本の中から、厳正な審査を経た16本の作品を期間中に上映する。そんな「コンペティション部門」に出品が決定した2作品を紹介。■稲垣吾郎主演『半世界』(2019年公開)『エルネスト もう一人のゲバラ』『北のカナリアたち』などを手掛ける阪本順治監督が手掛ける『半世界』は、諦めるには早すぎて焦るには遅すぎる、40歳目前という年齢の男3人の視点を通じて、「人生半ばに差し掛かった時、残りの人生をどう生きるか」という、誰もが通るある地点の葛藤と、家族や友人との絆、そして新たな希望を描く完全オリジナルストーリーのヒューマンドラマだ。主演には稲垣吾郎を迎え、炭焼き職人の“山の男”紘役に挑戦するほか、長谷川博己、渋川清彦、池脇千鶴と豪華演技派が集結している。阪本順治監督コメント『半世界』は、私が以前から書き溜めていた異なる2本のあらすじを融合させ、さらに換骨奪胎に臨んで作り上げた物語です。ある地方都市の同級生3人と、その家族や背景を淡々と紡いだものです。グローバリズムが叫ばれて久しいけれど、世界の一体化なんぞ、たかが経済のため。紛争も経済のひずみから。飯喰って働いて子孫を作って、こっちも世界じゃないのかよ。そんな想いが、この作品への動機となりました。そして、製作過程において、映画作りは自分の居場所を見つける作業ではなく、自分の中に他者の居場所を見つける作業だということを、あらためて知ることができました。新しい地図を携えて、未知なる土地へと。そんな私たちの新たな道行きを、ぜひご堪能ください。■角田光代原作の可笑しく切ないラブストーリー『愛がなんだ』(2019年春公開)直木賞作家・角田光代の傑作小説を映画化した『愛がなんだ』。“正解のない恋の形”を模索し続けてきた恋愛映画の旗手・今泉力哉が監督を務め、「片思い」を徹底的に考察する、可笑しく切ないラブストーリーを作り上げる。またキャストには、岸井ゆきの、成田凌、深川麻衣、若葉竜也、片岡礼子、筒井真理子、江口のりこらが名を連ねている。主人公は28歳のOLテルコ。彼女は、想いを寄せているマモルに自分の時間のすべてを捧げてしまう。しかし、マモルはテルコのことが好きではない。完全なる一方通行の恋。周りが見えなくなるほど、マモルへの想いが膨れ上がっていくテルコ。全力すぎる片思いの末に、テルコが下した思いがけない“決断”とは…。今泉力哉監督コメント誰かを心から好きだ、という感情を持ちながらも、それを伝えずにいる、という人はたくさんいると思う。それはやはり伝えないからこそ保たれている関係性が壊れるのを恐れているからだ。「好き」という言葉から逃げながら、それでもマモちゃんのそばにいたいテルコ。それは角度によってはストーカーやサイコパスに見えるかもしれない。でもストーカーやサイコパスになる可能性がない恋愛なんて存在するのだろうか。それを愛と呼べるのだろうか。テルコをはじめとした、<誰かを思いきり好きな登場人物たち>に嫉妬しながら、また、その好意が持つ温度に気をつけながら、この映画を作りました。みなさまにも楽しんでもらえれば幸いです。今回は、「両作品ともに本年の日本映画を異なる形で代表する作品」として、「コンペティション部門」に2作品が決定。この2作品以外のコンペティション部門選出作品は、9月25日に行われる「ラインナップ記者会見」にて発表される。「第31回東京国際映画祭」は10月25日(木)~11月3日(土・祝)六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区) 、東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場(千代田区)にて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:半世界 2019年、全国にて公開予定Ⓒ2018「半世界」FILM PARTNERS
2018年09月21日第31回東京国際映画祭(10月25日〜11月3日)の“コンペティション部門”にて、阪本順治監督『半世界』、今泉力哉監督『愛がなんだ』の出品が決定したことが21日、明らかになった。コンペティション部門は、9つある主要部門の中で映画祭の顔となる部門。2018年1月以降に完成した長編映画を対象に、世界109の国・地域、応募作品1,829本の中から、厳正な審査を経た16本の作品を期間中上映する。今回邦画では2作の出品が決定された。1作目は、阪本順治監督作品『半世界』。『エルネスト もう一人のゲバラ』『北のカナリアたち』などを手がけた阪本順治が、稲垣吾郎主演で贈る完全オリジナルストーリーとなる。かつて一緒に過ごした3人組(稲垣・長谷川博己・渋川清彦)のうちのひとりが前触れもなく田舎へ戻ってきたために、「これから」を考えるきかっけになっていく。「人生半ばに差し掛かった時、残りの人生をどう生きるか」という、誰もが通るある地点の葛藤と、家族や友人との絆、そして新たな希望を描くヒューマンドラマとなっている。2作目は、『パンとバスと二度目のハツコイ』等で話題の今泉力哉監督作品『愛がなんだ』。角田光代同名小説を映画化する。28歳のOL・テルコ(岸井ゆきの)は、想いを寄せているマモル(成田凌)に自分の時間のすべてを捧げてしまう。全力すぎる片思いの末に、テルコが下した思いがけない“決断”とは……「片思い」を徹底的に考察する、可笑しく切ないラブストーリーとなった。○『半世界』 阪本順治監督コメント『半世界』は、私が以前から書き溜めていた異なる2本のあらすじを融合させ、さらに換骨奪胎に臨んで作り上げた物語です。ある地方都市の同級生3人と、その家族や背景を淡々と紡いだものです。グローバリズムが叫ばれて久しいけれど、世界の一体化なんぞ、たかが経済のため。紛争も経済のひずみから。飯喰って働いて子孫を作って、こっちも世界じゃないのかよ。そんな想いが、この作品への動機となりました。そして、製作過程において、映画作りは自分の居場所を見つける作業ではなく、自分の中に他者の居場所を見つける作業だということを、あらためて知ることができました。新しい地図を携えて、未知なる土地へと。そんな私たちの新たな道行きを、ぜひご堪能ください。○『愛がなんだ』 今泉力哉監督コメント誰かを心から好きだ、という感情を持ちながらも、それを伝えずにいる、という人はたくさんいると思う。それはやはり伝えないからこそ保たれている関係性が壊れるのを恐れているからだ。「好き」という言葉から逃げながら、それでもマモちゃんのそばにいたいテルコ。それは角度によってはストーカーやサイコパスに見えるかもしれない。でもストーカーやサイコパスになる可能性がない恋愛なんて存在するのだろうか。それを愛と呼べるのだろうか。テルコをはじめとした、〈誰かを思いきり好きな登場人物たち〉に嫉妬しながら、また、その好意が持つ温度に気をつけながら、この映画を作りました。みなさまにも楽しんでもらえれば幸いです。○プログラミング・ディレクター 矢田部吉彦 コメント『半世界』は阪本順治監督のオリジナル脚本が素晴らしく、3人の友情物語を軸に、複数のエピソードを交えながらやがて命の通った夫婦のドラマとしても見事に結実していく。家族は少し面倒だなと思いつつ父から継いだ仕事に意地で向き合う主人公の姿には崇高なリアリティーが備わっている。自然な佇まいの稲垣吾郎は天性の映画俳優としての演技力をいかんなく発揮し、池脇千鶴が絶品の存在感で脇を固める。『愛がなんだ』は、ロマンティック・コメディー群像劇でキャリアを築いてきた今泉力哉監督が角田光代の原作を映画化した。恋愛ゲームは基盤にあるが、好きな相手に対する想いが究極の形を取るに至り、『愛がなんだ』は並の恋愛映画の枠を超えてゆく。女性作家の視点を得て、今泉ワールドが深化した。コケティッシュな魅力が溢れる岸井ゆきの、ふてぶてしい説得力の成田凌の演技も特筆に値する。両作品ともに本年の日本映画を異なる形で代表する作品である。(C)2018「半世界」FILM PARTNERS(C)2019映画「愛がなんだ」製作委員会
2018年09月21日「DREAMS COME TRUE」が、10月からスタートするNHKの新連続テレビ小説「まんぷく」の主題歌を担当することが決定した。安藤サクラがヒロインを務める本作は、チキンラーメン、カップヌードルを開発した実業家・安藤百福とその妻・仁子の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功を描いたヒューマンドラマ。安藤さんのほかにも、桐谷健太、瀬戸康史、岸井ゆきの、橋本マナミ、長谷川博己、松下奈緒、要潤ら豪華俳優陣が参加する。脚本はテレビドラマ「HERO」や「海猿」「ガリレオ」シリーズ、NHK大河ドラマ「龍馬伝」など人気作を手掛ける福田靖ということもあって注目を集める本作だが、今回新たにドラマにそっと寄り添う主題歌が決定。担当するのは、来年デビュー30周年という節目を迎える「DREAMS COME TRUE」。タイトルは「あなたとトゥラッタッタ♪」で、本作のために作られたオリジナルソングだ。石田ひかり出演の連続テレビ小説第48作「ひらり」では、名曲「晴れたらいいね」を楽曲提供した「DREAMS COME TRUE」。同一アーティストが2回目の主題歌を制作し歌うのは、連続テレビ小説史上初。「2度目の主題歌担当ということでとても光栄に思っています」と喜んだ彼らは、「笑ったり泣いたり怒ったり、福子さんの萬平さんに対するスペシャルな『愛』をマーチのリズムに乗せて届けます。この楽曲が『まんぷく』と一心同体となり、ひとりでも多くのみなさまが『トゥラッタッタ♪』と口ずさんでくださることを願っています」とコメントを寄せている。いち早くこの主題歌を聴いたヒロイン・今井福子を演じる安藤さんは、「初めて聴いたときからわくわくが止まりません。わくわくがあふれて聴く度に涙が出ます」と感想を述べ、「この曲と一緒なら、絶対ぜったい大丈夫じゃんってちょっぴりあった不安は全部吹っ飛んでいきました。この曲が毎回ど頭で流れるなら確実におもしろい!この朝ドラ!!」と楽曲を絶賛、早くも本作の成功を確信した。連続テレビ小説「まんぷく」は10月1日(月)より毎週月曜日から土曜日、8時~NHK総合にて放送(全151回)。(cinemacafe.net)
2018年08月29日小説「ここは退屈迎えに来て」が、出演橋本愛、門脇麦、成田凌を迎え映画化。映画『ここは退屈迎えに来て』が2018年10月19日(金)より全国で公開される。山内マリコの処女小説『ここは退屈迎えに来て』映画化原作は「アズミ・ハルコは行方不明」で知られる山内マリコの処女小説『ここは退屈迎えに来て』。「R‐18 文学賞」読者賞受賞し、2012年に小説が発売されるやいないや、紀伊國屋書店スタッフによる「キノベス!2013」にランクインした話題作だ。物語は、男女問わずみんなの憧れの存在だった"椎名くん"を中心に描かれる。人気者の"椎名くん"と彼を取り巻くキャラクターたちの感情を交差させ、痛く切ない青春群像劇を仕上げた。作中では2004年から高校時代から、社会人へと成長した2013年まで約10年に渡って、主人公たちにフォーカスを当てる。「こんなはずではなかった」「それでも羽ばたきたい」大人になった時に誰もが一度は感じたはずの気持ちや、キラキラしていた青春の終わりへの捨てきれない憧れ、切なさなどが詩的に綴られる。ととを橋本愛かつて<椎名くん>に憧れていた主人公は、何者かになりたくて東京で就職したものの、夢をあきらめてしまった<私>。マスコミ業界を志し上京したものの、10年後のいま地元へ戻り、実家に住みながらフリーライターとして冴えない日々を送っている。演じるのは、『告白』で脚光を浴び、以後『桐島、部活やめるってよ』『リトル・フォレスト』などに出演してきた橋本愛だ。を門脇麦もう一人の登場人物は、地元でフリーターとして暮らしながら、<椎名くん>を忘れられず苦しみ、彼氏でもない男と何となく体の関係を続けてしまう<あたし>。担当するのは『愛の渦』で体当たりの演技力を見せ、映画『二重生活』、テレビドラマ『トドメの接吻』にも出演した門脇麦だ。を成田凌高校時代にみんなが憧れた「椎名くん」を演じるのは成田凌。独特の雰囲気で人気も急上昇中で、映画『劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-』『さよならくちびる』など話題作に出演している若手俳優だ。その他、脇を固める共演者は渡辺大知、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、村上淳など。監督は名匠・廣木隆一か務める。主題歌はフジファブリックの書き下ろし曲主題歌は個性派ロックバンド、フジファブリックの「Water Lily Flower」に決定。山内総一郎は、『ここは退屈迎えに来て』に出てくるような国道、ファミレス、ゲーセンなどは、生まれた場所ではないが知ってるような風景としてイメージできたという。「Water Lily Flower」は、フジファブリックのミニアルバム「FAB FIVE」に表題曲として収録され、ミュージックビデオには、成田凌も出演している。あらすじマスコミ業界を志望して上京したものの、10年後地元に戻ってきた27歳の「私」(橋本愛)。実家に住みながらフリーライターとしてタウン誌で記事を書いている冴えない日々。高校時代に仲の良かった友達サツキ(柳ゆり菜)と久々に会った勢いで、男女を問わず皆の中心にいた憧れの椎名くん(成田凌)に連絡し、会いに行くことに。道中、「私」の中に椎名くんとの高校時代の忘れられない思い出が蘇るー。元カレ「椎名」を忘れられないまま地元でフリーターとして暮らす「あたし」(門脇麦)。元カレの友達と腐れ縁のような関係を続けているけれど、心は彼といたときの青春の輝かしい記憶に今もとらわれているー。作品詳細映画『ここは退屈迎えに来て』公開日:2018年10月19日(金)監督:廣木隆一脚本:櫻井 智也原作:山内マリコ「ここは退屈迎えに来て」幻冬舎文庫出演:橋本愛、門脇麦、成田凌、渡辺大知、岸井ゆきの、内田理央、柳ゆり菜、亀田侑樹、瀧内公美、片山友希、木崎絹子、マキタスポーツ、村上淳配給:KADOKAWA
2018年07月07日復讐劇の決定版「モンテ・クリスト伯」を原作に、ディーン・フジオカが主演を務めるドラマ「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」が、6月14日ついに最終回を迎える。この度、放送を目前に控えた本作の出演者が、次々とクランクアップしたことが分かった。まず最初、ディーンさん演じる暖の元婚約者、南条(旧姓・目黒)すみれを演じた山本美月は、取り乱して大絶叫するシーンでアップ。「まだ終わった気がしなくて、明日からも来てしまうような感じ」とまだクランクアップの実感がわいていないと話す山本さんは、「母親役など初めての経験をさせていただいて…すみれの心もすごく揺れ動くので(役作りに)悩まされたんですけど、無事にクランクアップすることが出来ました」と笑顔で挨拶。暖を排除した神楽清役の新井浩文と俳優・南条幸男役の大倉忠義(「関ジャニ∞」)は、ボロボロの痛々しい姿でのクランクアップとなった様子。「久しぶりに西谷(弘)監督とご一緒させていただけて、とっても楽しかったです。いつかまた会えるようにがんばりたいです」(新井さん)、「すごい終わり方でしたけど、良い役をいただいて本当にありがとうございました」(大倉さん)とそれぞれ出演した感想を述べた。また入間公平役を怪演した高橋克典は、「お疲れ様でした。周りを見回しながら、回を追うごとに役作りを探っていく作業が非常に楽しかったです」と挨拶し、「視聴者のみなさんが〇〇してくれると思います。では、また!」と意味深なコメントを寄せている。果たして“〇〇”とは…?ぜひ、最終回で確認して欲しい。そしてオールアップの日、本当の収録最後のシーンでクランクアップを迎えたのは、主人公・真海=暖を演じたディーンさん。スタッフから花束が手渡されると、「ありがとうございました。本当にみなさんお疲れ様でした。楽しかったです」とまず挨拶。続けて「最初に“柴門暖からモンテ・クリスト・真海にキャラクターが生まれ変わる”と聞いたときに、大丈夫かな?と、不安な気持ちもありました。でも、役作りの過程で、僕自身もふり返ると日本に住んでいなかった期間があるので、(暖の)15年間の重みみたいなものを実感出来て真海というキャラクターの血となり肉となり、とすることが出来ました。真海とシンクロして行く日々が有意義で…」とふり返り、「本当に素敵な役に出会えたことを心から感謝しております」と言いながら笑みを浮かべ、ガッツポーズする場面もあった。最終話(第9話)あらすじ南条幸男(大倉忠義)、神楽清(新井浩文)、入間公平(高橋克典)へのモンテ・クリスト・真海(ディーン・フジオカ)の復讐は、彼らの家族たちも巻き込みながら結末を迎えようとしていた。真海が守尾信一朗(高杉真宙)に渡した薬を飲んだ未蘭(岸井ゆきの)は、未だに昏睡したままで面会謝絶。信一朗は入間からも促され、真海の別荘を訪ねる。詰め寄る信一朗に、真海はもうすぐ死んで償うと詫びた。未蘭を排除した瑛理奈(山口紗耶加)は、いよいよ貞吉(伊武雅刀)を殺害しようとするが、そこに入間が帰ってきてしまう。一方、倉庫に閉じ込められた神楽は、国有地売却の件で議員と自分に闇献金疑惑がかけられ東京地検特捜部が捜査に動いたことを知る。そこに天野満(柳俊太郎)が手下を連れて現れた。天野は神楽に拷問を始めるが、それはかつて柴門暖が受けたような過酷なものだった…。木曜劇場「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」最終回は6月14日(木)21時~フジテレビにて2時間スペシャルで放送。(cinemacafe.net)
2018年06月11日安藤サクラが主演を務める平成30年度後期連続テレビ小説「まんぷく」のメイン出演者第2弾が発表された。桐谷健太、瀬戸康史、岸井ゆきの、橋本マナミのほか、朝ドラ初出演となる松井玲奈、片岡愛之助らが新キャストに名を連ねた。「まんぷく」は、チキンラーメン、カップヌードルを開発した実業家・安藤百福とその妻・仁子の半生をモデルに、戦前から高度経済成長時代の大阪で懸命に生き抜く夫婦の苦労と成功を描いたヒューマンドラマ。今回の会見で発表されたのは、ヒロインの福子や、彼女の夫・萬平を取り巻く人々を演じることになるキャスト陣。■萬平の才能にいち早く目をつける商売人の世良勝夫役・桐谷健太のちにインスタントラーメンを発明することになる萬平の才能に目をつける商売人・世良勝夫を演じるのは、今作で朝ドラ初出演を果たす桐谷健太。会見の司会者から紹介されるといきなり「海の声」のワンフレーズを熱唱。キャストやマスコミを笑わせると「紅白ではお世話になりました。チキンラーメンのお話ではありますけど、僕は背脂系ぐらい濃いと言われるので、思い切りたくましい世良を演じます」と意気込みを語った。■萬平を生涯にわたって支える神部茂役・瀬戸康史名門大学を卒業した秀才で生涯にわたって萬平をしたい続ける神部茂を演じるのは、2015年の「あさが来た」以来の朝ドラ出演となる瀬戸康史。「桐谷さんのあとでどうしようか迷ってるんですけど…」とつぶやき、笑ってみせると続けて「神部は萬平・福子夫妻と、とんでもない出会い方をするんですけど、人の懐に入るのがうまい役どころです」と自身の役柄を分析。さらに「なので僕も少しでも現場のみなさんの懐に入れるように頑張ります」と語った。■保科恵役・橋本マナミ「夜の女から朝の女へ」福子が働くホテルの先輩でフロント係の保科恵を演じるのは映画やドラマへの出演が続いている橋本マナミ。「愛人にしたい女というキャラクターでテレビに出ることが多いので…」と自身のイメージについて言及すると、続けて「今回の役はホテルの受付で、すごく仕事ができる女性ですけれど、男性との交際経験がないという役で。今回の朝ドラで“夜の女から朝の女”になれるように頑張ります」と笑顔で話した。■朝ドラ初出演の松井玲奈、片岡愛之助を含む11名の新キャスト今回の会見では、ほかにも岸井ゆきのや松井玲奈、片岡愛之助、中尾明慶、藤山扇治郎といった朝ドラ初出演の俳優陣から、呉城久美、浜野謙太、橋爪功といった個性派・実力派まで11名の新キャストが発表された。■ヒロイン・安藤サクラ「楽しくなくなってももう元はとれた(笑)」撮影がスタートして1か月ほど経過しているという本作。ヒロインとして新たなキャストを迎える安藤さんは「短い期間で、たくさんの俳優さん・女優さんとお芝居できるというのは、朝ドラでしか経験できないことだと思って。色々なお芝居を目の前で見られるというのが超楽しいんです」と笑顔でコメント。さらに「これから先、楽しくなくなっちゃったとしても元はとれたくらい楽しい(笑)、1か月で元を取りました!」と語り、キャストや取材陣の爆笑を誘った。平成30年度後期 連続テレビ小説「まんぷく」は10月1日(月)~NHKにて放送開始<全151回>(text:cinemacafe.net)
2018年06月04日俳優の神木隆之介が4月10日(火)、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた主演ドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」の初回試写会に出席。共演陣から「マイナスイオンが出ていた」と評され、照れ笑いを浮かべていた。■神木隆之介、初の弁護士役に挑戦!「違った角度で学校を知った」いじめ、体罰、モンスターペアレント、教師のブラック労働など問題が山積する教育現場を舞台に、神木さん演じるスクールロイヤー(学校弁護士)の田口章太郎が、法律を武器に、教師や生徒と体当たりで向き合い、成長していく学園ヒューマンドラマ。神木さんにとって、弁護士を演じるのは初めてのこと。しかも、学校弁護士というユニークな役どころで「違った角度で学校を知ることができました。学生の頃はのんきに通っていただけですが、先生たちは大変な思いをしているんだなと…」と神妙な面持ち。「やはり、法律用語が難しかったですね」とふり返った。■南果歩、立派に育った神木さんに“叔母目線”この日は神木さんをはじめ、新人教師を演じる岸井ゆきの、事なかれ主義の校長役を務める小堺一機、弁護士事務所のボスを演じる南果歩が出席。岸井さんが「神木さんからマイナスイオンがいっぱい出ていて、現場にはとても穏やかな時間が流れていた」と明かせば、小堺さんも「そうそう、マイナスイオンに包まれていた」と同意。南さんも「隆ちゃん(神木さん)はいい意味で、力が抜けていて、それがみんなに波及するんです。やっぱり、マイナスイオンは大事ですね」と“癒し効果”に太鼓判を押した。また、南さんは子役時代の神木さんとも共演経験があり「こんなに立派になって。叔母のような目線で喜んでいる」としみじみ。「やけに弁の立つ神木隆之介が、膨大なセリフをよどみなくしゃべっていて、弁が立ちすぎて(放送時間の)尺が足りなくなったほど。1話の中で、隆ちゃんが何分しゃべっているか計ってみて」とアピールしていた。「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」は4月21日(土)より毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送(連続6回)。(text:cinemacafe.net)
2018年04月10日NHK総合では、人気俳優・神木隆之介を主演に迎えたドラマ「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」を、4月21日(土)より放送することを発表。本作で神木さんは初の弁護士役に挑戦する。ストーリー新人弁護士・田口章太郎(神木隆之介)は青葉第一中学の校長室にいた。今春から導入された「スクールロイヤー制度」で、弁護士事務所のボス・高城(南果歩)から派遣されたのだ。対面しているのは、娘が体罰を受けたと学校に抗議してきた保護者である。「学校を訴える!」と言って聞かない保護者に対し、田口は「あなたの行為は『威力業務妨害』にあたる」と言い切り、見事に追い返す。校長の倉守(小堺一機)は事なきを得たと上機嫌だが、教務主任の三浦(田辺誠一)は田口のやり方に反発する。「学校には学校のルールがある」と主張する三浦は、生徒からも保護者からも信頼の厚い、教師の手本のような人物である。それから数日後、体罰問題は思わぬ事態へと発展する。田口の態度に腹を立てた保護者が1枚の文書を送りつけてきたのだ。そこには担任教師・望月(岸井ゆきの)が体罰を行った事実を認める文言と署名があった。保護者に呼び出された望月があろうことか、言われるがままに署名してしまったのだ。スクールロイヤー・田口章太郎はこの問題をどのように解決に導くのか?答えのない学校問題と格闘する日々が始まっていた――。ドラマは、新人弁護士が法律を武器に学校問題と格闘するなかで、教師や生徒と体当たりで向き合い、傷つきながら成長していく学園ヒューマンドラマ。神木さんが演じるのは、“スクールロイヤー(学校弁護士)制度”により中学校に派遣された新人弁護士・田口章太郎。神木さんは「教育現場というところがどれだけ大変だったか、今回この作品を通して知りました」と話し、「弁護士役は初めてですが、一生懸命頑張るとともに、皆さんに学校や教育現場などの実態、そして倫理的な観点からも見られる作品になっているので、楽しんで見て頂きたいと思っています」と意気込みとメッセージを寄せている。主演の神木さんのほかにも、弁護士事務所のボス役の南果歩、青葉第一中学の教務主任役に田辺誠一、校長役に小堺一機。さらに岸井ゆきの、濱田マリ、菅原大吉らが出演する。「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」は4月21日(土)より毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送(連続6回)。(cinemacafe.net)
2018年02月15日「主役なんてまだ早いし、私に務まるはずがないと。だけど、キャストが決まってくると、みなさん頼れる人ばかりで、どこか安心できたんです」 こう話すのは、映画やドラマに、舞台にと、めざましい活躍を続ける若手実力派女優の岸井ゆきの(25)。昨夏、初主演映画『おじいちゃん、死んじゃったって』(11月4日より全国ロードショー)を撮影していたころは、大きなプレッシャーを抱えていたという。 祖父の葬儀のなか、浮き彫りになる家族の問題を笑いと涙で描いた本作。岸井が演じるのは、祖父が死んだとき、彼氏とセックスの最中だったことに罪悪感を抱いている、主人公の春野吉子。吉子の家族には、光石研、水野美紀、岩松了といった、芸達者たちが顔をそろえた。 「現場で閉じこもりがちな性格だったんですが、勇気を出して、いろんな方に話しかけてみたら、皆さんたくさん話してくださって。ずっと悩んでいたお芝居も、気持ちを開いて現場でやってみると、一瞬でこれだ!っていう感覚になって。全部自分の問題だったんだなぁって」(岸井・以下同) 撮影は“九州の小京都”熊本県人吉市で行われた。折しも、熊本地震の直後であった。 「地元の方が明るく、頑張って楽しい映画つくってよって。熊本は馬がおいしいからと、カレーとか馬刺しとか、たくさん差し入れしてくださって。記録的な炎天下だったんですけど、忘れちゃうぐらいパワーをもらいました」 祖父の葬儀の後、吉子はインドを一人旅する。そこは生と死が寄り添う土地でもある。 「ガンジスを船で渡ると、近くの火葬場から髪の毛の焼ける臭いがして、これが人の亡くなったときの臭いかと。川を見ると牛の死骸が浮いてるし、ちょっとすごすぎる!って。でも、それが普通で死がそこまでマイナスじゃない。最後の吉子の表情は、あの場所でなければ出なかったかな」 インドロケを終えた岸井は、あることを実行したという。 「ガンジス川縁に住む人が、土器に入れたチャイをふるまっていて、最後のカットがOKになった瞬間、飲ませてください!と(笑)。飲んだら、自然に返す意味で土器を割るんですけど、どうしてもそれがやりたくて。チャイも本当においしかったです!」 ひたむきさの中にも飾らない笑みがこぼれる。きっと現場で愛される女優であろう。
2017年11月06日松田龍平&長澤まさみ&長谷川博己が共演した現在公開中の映画『散歩する侵略者』のスピンオフドラマが、放送後の大反響を受け、『予兆 散歩する侵略者 劇場版』として緊急劇場公開されることが決定した。劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を、国内外で常に注目を集める黒沢清監督が映画化した『散歩する侵略者』。数日間の行方不明の後、夫が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくるという大胆なアイデアをもとに、誰も見たことがない新たなエンターテインメントとして現在も大ヒット中。そんな映画のアナザーストーリーとして、同じく黒沢監督の手により、夏帆、染谷将太、東出昌大ら新たなキャストと設定で話題を呼んでいるのが、スピンオフドラマ「予兆 散歩する侵略者」。WOWOWにてドラマ第1話がOAされるや、映画版と大きく異なる恐怖と驚愕の展開に、終了直後から「これぞ黒沢清!」「素晴らしく怖い」「登場人物全員怪しい」「これは映画館で観たいレベル」「次まで1週間も待てない」「ひたすら演出で恐怖を感じさせる。最高」と話題沸騰。こうした大反響を受け、急きょ劇場公開されることになった。黒沢監督とともに共同脚本を務めたのは、『リング』シリーズなどを手掛けJホラーブームをけん引した高橋洋。黒沢監督とのタッグは『蛇の道』(’98)以来、実に19年ぶりながら、その不穏で恐怖に満ちた異常な世界観を見事に構築、まさに映画と対になる作品を生み出した。両氏の世界観を具現化すべく、撮影・照明・美術・録音・編集・そして音楽と、これまでも黒沢作品を手掛けてきた映画の制作チームが本作のために再結集した。異変に気付き、必死に自分たちの世界を守ろうとする主人公・悦子には夏帆さん、図らずも「侵略者」の手先となり苦悩する彼女の夫・辰雄に染谷さん、そして映画版にも登場するものの、まったく異なる役柄で明確な「“悪”の侵略者」を演じるのは東出さん。黒沢監督に「神がかった熱演」と言わしめた、素晴らしい恐怖のアンサンブルを披露している。また、黒沢監督は劇場公開にあたり、要とも言える“音”の演出にこだわり、ドルビーデジタル5.1の劇場クオリティにアップグレード。さらに映像の細部にも変更が加えられ、本作の世界観をより深く堪能できる仕上がりとなっている。黒沢監督は本作について、「ほぼ3人だけのキャストで、侵略の予兆というテーマに挑みました。ごく身近な人間が、家庭や職場が、世界全体がゆっくりと確実に変貌していきます。やがて誰もいなくなった街の中で、夏帆さん演じる主人公は何と直面し、どのような決意を持って先に進んでいくのでしょうか。壮大で身の毛のよだつ出来事が、可能な限りリアルに描写されています。ただし、これはあくまで映画です。ここで描かれていることが現実化しないことを望みます」と意味深にコメント。さらに、脚本の高橋さんからは「黒沢監督と組むのは久々だけど、2人が出会えば、怖い映画を作ろうってことになるのです。ただ怖いことが起こる映画じゃないんです。2人が目指しているのは、観客が見てゆくうちに、え、これヤバい…って気づくような怖さです。前川さんの原作には『ボディ・スナッチャー』の“替え玉妄想”に匹敵するようなヤバいアイデアがありました。だから『侵略SF恐怖映画』が生まれるのは必然なんです」と、舞台版の原作へのリスペクトも明かされている。■あらすじ山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅に行くと、そこには実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という“概念”が欠落していることが分かる。帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。やがて、常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くように。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始め…。『予兆 散歩する侵略者 劇場版』は11月11日(土)公開より新宿ピカデリー、なんばパークスシネマ、名古屋ミッドランドスクエアシネマ、札幌シネマフロンティアにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年10月06日先のNHK大河ドラマ「真田丸」で真田信繁の側室・たか役をはじめ、映画・ドラマ・舞台など活躍めざましい実力派若手女優・岸井ゆきのを映画初主演に迎えた『おじいちゃん、死んじゃったって。』。今年の第30回東京国際映画祭・日本映画スプラッシュ部門に正式出品が決定した本作から、本予告が公開された。「ソフトバンク」「Microsoft」「JRA」などのCMを手がけ、業界若手NO.1といわれる森ガキ侑大監督が初めて長編作品に挑む本作は、祖父の葬儀をきっかけに、それぞれの事情を抱えた家族が久々に顔を合わせ、みっともないほどの本音をさらけ出しながら、“本当の家族”へとそれぞれ踏み出していく珠玉の物語。今回解禁となった本予告は、主人公の吉子(岸井ゆきの)が、彼氏とのセックス中に祖父の訃報を電話で受けたことから始まる。いつものように庭で作業をする吉子の父(春野家次男・清二:光石研)に向かって、「おじいちゃん、死んじゃったって」と伝えるが、父は呆然となり、まるで時が止まったように佇んでしまう。そうして祖父の死とお葬式をきっかけに、疎遠だった家族や親戚が久々に再会、家族たちのさまざまな告白が明かされていく。涙を流す人は、だれもいない!?「私、おじいちゃんが死んじゃったとき、セックスしてたんです」という吉子は、祖父が死んだという事実以上に、その死の際にセックスをしていた自分への罪悪感から逃れられず苦悩している様子。奔放な女子高生の姪・千春(小野花梨)からは「全然自由なんかじゃないよ」という切ない告白も…。東京で成功し、自由とお金を手に入れた長女・薫(水野美紀)は、兄弟から嫌味を言われ続け「独身なのだって、自分で選んでそうしてるの!」と叫ぶ。そして、祖父の葬儀の日、残された祖母のための老人ホーム探しなど、全ての作業を事務的に進めようとする清二に対して「じいちゃんの気持ちになんがなったことないもんな!」と言い放ち、「せめて葬式が終わるまで、幸せな家族のふりをしような」と長男・昭男(岩松了)が呟く言葉が、厄介だけど愛おしい家族の姿を象徴する映像となっている。そんな厄介な家族や自分に対して、どこかずっと傍観者であった吉子がついに自分なりの答えを導き出し、歩き出したように印象的な表情で終わる本映像。全編を彩る主題歌は、本作のために書き下ろされた「Yogee New Waves」の「SAYONARAMARA」。その楽曲に乗せて映し出される、熊本県人吉市の美しく広大な風景も見どころだ。また、本ポスタービジュアルは、久々に集まった家族が祖父の遺影と一緒に、全員で家族写真を撮るシーンを切り取ったもの。ぎこちない笑顔は、こんなときに顔を揃えた家族だからこその“心の微妙な距離感”を感じさせ、どこか滑稽にも映る印象的なビジュアルとなっている。なお、10月6日(金)には、脚本を担当した山崎佐保子書き下ろしの原作本(幻冬舎文庫刊)も発売される。『おじいちゃん、死んじゃったって。』は11月4日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月27日笑福亭鶴瓶と「ViVi」モデル・emmaがMCを務め、ゲストの友人や関係者に徹底取材することでその素顔に迫っていくバラエティー「A-Studio」が8月25日(金)オンエアされ、女優の田中麗奈がゲスト出演。昨年結婚した夫との結婚生活などについてトークを展開する。幼少期から女優を志し、久留米市在住だった高校時代にCMで注目を集めた田中さん。多数のCM出演と並行で『はつ恋』『東京マリーゴールド』『ドラッグストア・ガール』など多数の映画に出演、2007年に『ゲゲゲの鬼太郎』の実写版で演じた猫娘役も大きな話題となった。その後も『犬と私の10の約束』『源氏物語 千年の謎』『麒麟の翼』などの映画とともに、人気韓国映画の日本版となるドラマ「猟奇的な彼女」のヒロイン役や、大河ドラマ「平清盛」「花燃ゆ」などTVドラマでも活躍している。今回も女優として着実に成長を続けてきた田中さんのプライベートを探るべく、番組が徹底取材。トークでは夫が購入したカップ麺をこっそり食べて容器をわからないように捨てたにも関わらず「夫にすぐ見つかっちゃう」ことなど、田中さんの知られざる結婚生活などが語られる模様だ。今回のゲストである田中さんが出演する舞台“劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season風”が9月15日(金)から「IHIステージアラウンド東京」で上演される。劇団☆新感線の戯曲である本作は1990年に古田新太主演で初演され、その後は7年ごとに市川染五郎、小栗旬など様々なキャストによる再演を繰り返してきた人気作。今回は“花・鳥・風・月”の4シーズンに分けロングラン公演されることになり、“Season風”はその3作目。主人公の捨之介、その敵役・天魔王の二役を松山ケンイチが、蘭兵衛を向井理が、極楽太夫を田中さんがそれぞれ演じるほか、沙霧役に岸井ゆきの、狸穴二郎衛門役に生瀬勝久といったキャストも共演する。客席が回転する新趣向の劇場「IHIステージアラウンド東京」を生かした演出にも注目。田中さんの貴重なプライベートトークが聞ける「A-Studio」は8月25日(金)23時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年08月25日「嵐」チームとゲストチームがプラスワンゲストを加えて体感型ゲームで対戦するバラエティ「VS嵐」の8月24日(木)今夜放送回に、松山ケンイチ、向井理をはじめとした“劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season風”のメインキャスト陣が登場する。今回“「髑髏城の七人」Season風”チームとして番組に参戦するのは、『怒り』や『聖の青春』など数々の映画に主演、今週末8月26日(土)からは直江兼続を演じた『関ヶ原』の公開も迫る松山さんをはじめ、『RANMARU 神の舌を持つ男』や、自身の祖母の手記を映画化した『いつまた、君と ~何日君再来~』などで知られる向井さん。主演最新作となる『幼な子われらに生まれ』の公開を今週末8月26日(土)に控えた田中麗奈。大河ドラマ「真田丸」や月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」などで注目を集める岸井ゆきの。さらに「劇団☆新感線」の舞台で活躍する河野まさと、『エイプリルフールズ』や月9ドラマ「貴族探偵」など数多くの作品で独自の個性を放つ生瀬勝久の6名。対する「嵐」チームにはプラスワンゲストとして「バイきんぐ」が参戦する。放送では松山さんが珍プレーを見せるほか、向井さんと共に無謀な作戦に打って出る。果たして作戦は成功するのか。さらに田中さんは番組初登場。「すごくソワソワしています。天井の高さとか、観客の皆さんのライブ感とか。楽しみたいです!」と意気込み、大野さんとの思い出を暴露!“「嵐」対豪華俳優陣”という夏休みの最後を締めくくるにふさわしい勝負は必見だ。今回のゲスト、松山さん、向井さん、田中さん、岸井さん、河野さん、生瀬さんらが出演する“劇団☆新感線「髑髏城の七人」Season風”は9月15日(金)から「IHIステージアラウンド東京」で上演。「劇団☆新感線」の戯曲である「髑髏城の七人」は、1990年に古田新太主演で初演され、その後は7年ごとに市川染五郎、小栗旬などのキャストで再演が繰り返されてきた。この劇団の最高傑作とも言われる名作を今回は“花・鳥・風・月”の4シーズンに分けロングラン公演。今回の“風”公演では松山さんが主人公の「捨之介」とその敵役「天魔王」の二役を演じ、天魔王の一人二役オリジナルバージョンが復活。対照的な二役を松山さんがどう演じ分けるのかも見どころだ。初心に返りつつさらに華やかに軽やかにグレードアップした“「髑髏城の七人」Season風”をお楽しみに。「VS嵐」は8月24日(木)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年08月24日松尾スズキさん作の絵本を舞台化した『気づかいルーシー』で、ルーシー役を演じる岸井ゆきのさんが舞台に対する意気込みを語ってくれました。気づかいも“しすぎ”に注意!?愉快なホロ苦喜劇、待望の再演。松尾スズキさん作の絵本をノゾエ征爾さんの手により舞台化した『気づかいルーシー』。初演は‘15年、好評を博しての再演に、ルーシー役の岸井ゆきのさんは「早く稽古したくてしたくてたまらない」と意気込む。「前回、公演が終わるのが寂しいくらい楽しくて、再演の話を聞いてからずっと待ち遠しかったから」とはいえ、初演は稽古当初から順調だったわけではなく、「本番1週間前くらいまで、自分のなかで全然整理がつかない部分があった」そう。「音楽劇なんですが、それまで普通にお芝居していたところから突然歌うっていうのが…。小さい頃からミュージカルが大好きだったのに、いざ自分がやるとなったら、どうしても整理が追いついていかないんです。それをノゾエさんに話したら、『こういうもんだと割り切る人はいっぱいいるけれど、悩めるなら悩んだほうがいい』と言ってくださって。そしたらある時、感覚的に一本筋が通ったと思えた瞬間があったんですよね。ノゾエさんが信じて待ってくださったことがありがたかったです」そのノゾエさん自身もまた、本番直前に大幅な美術セットの変更を決断。そうやって全部に妥協せずにきたことが初演の評価に繋がっている。「大変だったけれど、それで世界観がより明確になって皆がルーシーの世界に入り込め、完成も早かったんですよ。おかげで再演のハードルは高いですけど(笑)。でも子どもから大人まで誰もが楽しめる舞台ですし、より鮮明で豊かな世界を皆で作っていけたらいいなと思っています」きしい・ゆきの1992 年生まれ。近作にドラマ『真田丸』など。劇団☆新感線『髑髏城の七人~Season風~』は9/15~、11月には主演映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』が公開。ルーシー(岸井)とおじいさんはふたり暮らし。ある日、おじいさんが馬から落ちて亡くなり、ルーシーを気づかった馬は、自らおじいさんの皮をかぶってなりすますことにするが…。7月21日(金)~30日(日)池袋・東京芸術劇場 シアターイースト原作/松尾スズキ(千倉書房『気づかいルーシー』)脚本・演出・出演/ノゾエ征爾出演/岸井ゆきの、栗原類、川上友里、山口航太、山中崇、小野寺修二整理番号付き自由席大人4000円ほか(税込み)東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570・010・296福井、長野、富山、広島公演あり。※『anan』2017年7月26日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・星野加奈子インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2017年07月23日俳優の松山ケンイチが11日、都内・IHI本社で行われた、舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 風 Produced by TBS」の製作発表記者会見に、共演の向井理、田中麗奈、岸井ゆきの、生瀬勝久、山内圭哉、橋本じゅん、脚本の中島かずき、演出のいのうえひでのりとともに登場した。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。"花・鳥・風・月"の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。会場に設置された幕が落ちると、キャスト陣が勢ぞろいしたものの、実は真ん中にいたのは3Dプリンターで作られた松山の人形で、本物の松山は後方の階段より登場するという演出。松山が同作で一人二役を演じることにちなんで作成された。ざわつく観客を前に、自身の”影武者”と手をつないだ松山は「なんだか安心する」と笑顔を見せた。これまでに同劇場で上演された”Season花””Season鳥”も観たという出演者陣だが、松山は「演劇という一言ではくくれないくらい、たくさんの要素が詰まった、すごいエンタテインメントになってると思いました」と感想を語る。向井も「トータルで3時間半くらいの演目なのに、スピード感があるので、全然ストレスなく最後まで気持ちが高ぶったまま身終えることができた」と魅力を表した。「捨之介」「天魔王」という一人二役を演じることになった松山に、中島は「もともと古田新太が出とちりをして、ずっと舞台にいさせるために、一人二役にさせたことが、何の因果か松山君に」と、初代主演である古田のエピソードを披露。いのうえが、主演の松山に「とりあえず、足腰。できれば雪駄でお願いしたい。小栗旬もマメをつぶしてやっていた」と要望を語ると、松山は「雪駄がいいと思ってるので、今ずっと下駄を履いてます」と頼もしい姿を見せた。また、生瀬は「新感線、僕、初なんですよ。なので、残るためにも共演者全員ぶっ潰します!」と宣言。「全力、全員をぶっ潰します。本当ですよ! 冗談でなく! 役者生命をかけます! 言うのは勝手ですから!!」と力強く意気込んでいた。
2017年07月11日黒沢清監督のもと、松田龍平、長澤まさみ、長谷川博己ら豪華キャストで映画化される『散歩する侵略者』。このほど、本作のスピンオフドラマとなる「予兆散歩する侵略者」がWOWOWにて放送&メンバーズオンデマンド先行配信されることが決定。夏帆、染谷将太、東出昌大らが参加することになった。山際悦子(夏帆)は、同僚の浅川みゆき(岸井ゆきの)から、「家に幽霊がいる」と告白される。みゆきの自宅には実の父親がいるだけだった。みゆきの精神状態を心配した悦子は、夫・辰雄(染谷将太)の勤める病院の心療内科へみゆきを連れていく。診察の結果、みゆきは「家族」という“概念”が欠落していることが分かる。帰宅した悦子は、辰雄に病院で紹介された新任の外科医・真壁司郎(東出昌大)に違和感を抱いたことを話すが、辰雄からは素っ気ない返事のみ。やがて、常に真壁と行動をともにする辰雄が精神的に追い詰められていく様子に、悦子は得体の知れない不安を抱くようになる。ある日、悦子は病院で辰雄と一緒にいた真壁から「地球を侵略しに来た」と告げられる。冗談とも本気ともつかない告白に、悦子は自分の身の周りで次々に起こる異変に、真壁が関与しているのではないかと疑い始め…。9月9日(土)より公開される映画『散歩する侵略者』は、劇作家・前川知大率いる劇団「イキウメ」の人気舞台を、国内外で常に注目を集める黒沢監督が映画化。数日間の行方不明の後、夫(松田龍平)が「侵略者」に乗っ取られて帰ってくる、という大胆なアイデアをもとに、誰も見たことがない新たなエンターテインメントを作り上げ、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されたことも記憶に新しい。今回は、映画のアナザーストーリーを新たな設定、キャストでスピンオフドラマとして製作。映画版とは一味違った、新たな侵略サスペンスが誕生した。監督を務めるのは、映画版と同じ黒沢監督。WOWOWのドラマを手掛けるのは、2012年に放送された小泉今日子主演の連続ドラマW「贖罪」以来5年ぶりとなる。また、脚本を黒沢監督とともに担当するのは、映画『リング』シリーズで世界にJホラーブームを巻き起こした高橋洋。監督とタッグを組むのは、1998年公開の映画『蛇の道』以来。そんな強力タッグが作り出す恐怖と驚愕の世界に、夏帆さん、染谷さん、東出さんら、人気・実力を兼ね備えた豪華キャストが集結。夏帆さんは、「悦子という、揺るぎのない強さを持つ女性をどうやって演じたらいいのか、自分の未熟さに葛藤する日々でした。それでも心から尊敬する方たちと共に、ずっと憧れていた黒沢監督の世界に身を置くことができて、夢のような素晴らしい時間を過ごすことができました」とふり返っている。加えて、「宇宙人に地球を侵略される、一見突飛なお話ですが、人間という生き物を、滑稽でおもしろく、そして美しく描いた作品だと思います」と期待を込めてコメント。また、「久々の黒沢組に胸踊らせながら、素敵な時間を過ごさせていただきました」という染谷さん。「過激に、そして静かに、侵略される日々をおくり、毎日の景色が変わっていく。そんな日々を黒沢監督のもと夏帆さん、東出さんと共有できたことを感謝しています」とコメントを寄せ、「日常が侵略されたとき、何が残るのか、この作品を目撃するのが自分もとても楽しみです」と語る。『クリーピー 偽りの隣人』に続いて黒沢組に参加し、映画とはまた役柄に挑む東出さんは、「敬愛する黒沢監督のもと、高橋洋さんの素敵で怖い台本でお芝居出来ることが、嬉しくてたまりませんでした。染谷さんとは久しぶりの共演になりましたが、また現場をご一緒出来て、心から嬉しく、力になりました。いろいろな感慨もある中、視聴者の方々がご覧になったことのないような、新しいワクワクするものになればと、撮影をしてきました。是非、楽しみに待っていてください」とメッセージを贈る。さらに黒沢監督は、「映画版をサポートするためにささやかに企画されたものでしたが、主演3人の神がかった熱演もあって、予想外に獰猛な作品に仕上がりました」と激白。「本篇が進行するすぐとなりでこんなことが起こっていようとは誰が想像できたでしょう」と語っている。夏帆さんについては「何が起こっても迷いなく一瞬にして行動を開始するその様は、日本人離れしていて観客の目をくぎ付けにするでしょう」と太鼓判。染谷さんに対しても「白でも黒でもないグレーゾーンを、これほど的確に演じることのできる若手俳優はほかにいない」と明言、「もはや成熟を通り越して老獪の域に達しています」と絶賛を贈る。さらに東出さんについても、「これほど妖艶な演技を見せてくれるとは思ってもいませんでした。何かが彼の上に舞い降りたのか、それともしたたかな計算か、わからないところが魅力です」と力を込めて語っている。「もうすぐ世界が終わるとしたらどうする?」。映画『散歩する侵略者』から生まれた、新たな物語からも目が離せなくなりそうだ。「予兆 散歩する侵略者」は9月7日(木)0時~ WOWOWメンバーズオンデマンドにて先行配信開始、9月18日(月・祝)より毎週月曜0時~WOWOWプライムにて放送開始(全5話※第1話無料放送)。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月09日NHK大河ドラマ「真田丸」で真田信繁(堺雅人)の側室“たか”役を務めて注目を集め、映画・ドラマ・演劇などでめざましい活躍を続ける実力派若手女優・岸井ゆきの。彼女が満を持して初主演を務める映画『おじいちゃん、死んじゃったって。』の豪華追加キャストが発表され、さらに主題歌をシティポップバンド「Yogee New Waves」が手がけることが分かった。とある夏の地方都市。鳴り続ける電話、吉子(岸井ゆきの)が彼氏とのセックスを中断して出てみると、それは、祖父の訃報だった。2階から、草むしりをする父・清二に声をかける――「おじいちゃん、死んじゃったって。」。祖父の葬儀のために、久々に集合した祖父の3人の子とその家族は、その死を悲しむひまなく準備に追われていく。そんな中、それぞれのやっかいな事情が表面化し、とある事件をきっかけに、みっともないほどの本音をさらけ出す。そんな親族に呆れながらも、流れに身を任せていた吉子は…。「真田丸」や映画『ピンクとグレー』『森山中教習所』などで知られる実力派女優・岸井さんを映画初主演に迎え、「ソフトバンク」「Microsoft」「JRA」など話題のCM演出で業界若手No1といわれる監督・森ガキ脩大との注目のタッグで贈る本作。祖父の葬儀をきっかけに、それぞれの事情を抱えた家族が久々に集合し、やがて、みっともないほどの本音をさらけ出すうちに、やっかいだけど愛すべき“本当の家族”へと踏み出していく珠玉の物語。このたび明らかとなったキャストで、祖父の長男・昭夫を演じるのは、劇作家・俳優・演出家・監督など多岐にわたり活躍する岩松了。失業したことを親戚や近所にひた隠しにし、父親の威厳をすっかり失っている、という役どころ。また、次男で吉子の父親・清二には、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」やNTV「フランケンシュタインの恋」に出演中の光石研。一番の常識人に見えるが、どこか滑稽な父を演じる。長女・薫には、“ドロキュン”ドラマ「奪い愛、冬」も記憶に新しく、近年は脚本家、演出家としても活躍する水野美紀。東京で成功し、真っ赤なフェラーリに乗って登場する自由気ままに生きる独身の女性だ。昭夫の元妻・ふみ江には、NHK「ごごナマ」レギュラー出演中の美保純。昭夫との離婚後、祖父の葬儀で久々に昭夫と気まずい再会を果たすことになるという…。さらに、昭夫の息子・洋平には、ドラマ「貴族探偵」や「ひよっこ」、主演映画『ポエトリーエンジェル』の公開など話題作に立て続けに出演する若手実力派の岡山天音。父親を影で馬鹿にしながら、自らは大学浪人中、かつ引きこもり中というキャラクター。そして主題歌として本作を彩るのは、「FUJI ROCK FESTIVAL’17」を始め、数々の人気フェスにも出演や新アルバム「WAVES」リリースで話題の「Yogee New Waves(ヨギーニューウェーブス)」が書き下ろした「SAYONARAMATA」。初めて映画に楽曲提供した彼らのメロディは、さまざまな想いや心象を抱えながらも、前に向かう人を後押しするような1曲となっている。初主演を務める岸井さんは、「炎天下の熊本をともに過ごし、闘った、心強すぎる皆さんです。毎日全員野球で、一緒に、物語を紡いでいきました。ある1日、田んぼの真ん中で『主題歌はこの人に歌って欲しいんだ』と監督がかけたのが『Yogee New Waves』の曲でした。そのまま、この映画のエンディングのような時間が流れたのを覚えています。まさか書き下ろしていただけるなんて。夢みたいだ!」と、喜びをコメント。一方、本作が長編映画デビュー作となる森ガキ監督も、「描きたかったキャラクターにぴったりの配役で、演出している間もずっと笑いをこらえるのに大変でした。こんな群像劇みたことないぞって自信をもって言えるのも、岸井さんを中心に個性あふれる素晴らしすぎる役者の方々が臨機応変に1つのゴールにむかって、笑いながらかけづり回ってくれたおかげです。あの夏の熊本での撮影は一生忘れません」と撮影をふり返ってコメント。「僕も初長編作品、岸井さんも初主演というので主題歌も絶対に初のアーティストって漠然と決めていて、一緒に大きくて新しい波を作っていけるアーティストを探していたときに『ヨギー』と出会いました。映画完成まで本当にいろんなことがあったんで、曲が上がった瞬間にようやくここまできたんだなって、涙がこみ上げてきました。多くの方にヨギーとこの映画の化学反応を皆さんにみてもらいたい」と感激もひとしおの様子。「Yogee New Waves」の角舘健悟もまた、「かんかん照りの日射降り注ぐ、無情なまでの晴天。温度の隙間を縫うようにするりと風の糸がほどけては、心もまたほどけてゆく。祖父に会いにいこう!」と本作のタイトルにひっかけ、粋なコメントを寄せている。『おじいちゃん、死んじゃったって。』は11月よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月08日俳優の松山ケンイチが、舞台「ONWARD presents 劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season風Produced by TBS」に主演することが15日、わかった。同作は劇団☆新感線による人気演目で、1990年の初演以来、7年ごとに上演されている代表作。今回は360°型の新劇場「IHIステージアラウンド東京」にて、2017年3月より1年3カ月のロングランを予定している。"花・鳥・風・月"の4シーズンに分け、すべて異なるキャスト、それぞれ全く違ったアプローチで上演する。松山は主役の捨之介と敵役の天魔王を一人二役で演じる。同役は元々一人二役で演じられていたが、近年の2011年版、"Season花"、"Season鳥"では別々の役者により、新たな解釈で演じられてきた。今回は13年ぶりに"一人二役バージョン"が復活となる。また、蘭兵衛役に向井理、極楽太夫役に田中麗奈、沙霧役に岸井ゆきの、狸穴二郎衛門役に生瀬勝久と、劇団☆新感線初参加の豪華役者陣も出演が決定。さらに兵庫役に山内圭哉が決定し、これまで兵庫役を演じてきた劇団員の橋本じゅんは初めて贋鉄斎役に挑む。公演はIHIステージアラウンド東京にて9月15日~11月3日。
2017年05月15日直木賞作家・荻原浩の小説「神様からひと言」が、「神様からひと言 ~なにわ お客様相談室物語~」として6月10日(土)よりNHK総合にてドラマ化されることが決定。また主演には小出恵介を迎えることも分かった。主人公・佐倉凉平(33)は、曲がったことが嫌いな熱血漢だが、ときどき正義感が溢れすぎて上司と衝突してしまうことも。それが原因で大手広告会社からここ「珠山食品」に転職してきたばかりだが、着任早々の大きな会議の席、また上司とケンカをしてしまう。失敗続きの彼が新たに配属されたのは、「お客様相談室」。昨今話題のモンスタークレーマーたちに対応する社内では最前線の部署だ。はじめはふてくされていた涼平だったが、「相談室」には癖はあるけれど面白おかしい面々が。遅刻魔でだらしない先輩が、実はクレーム処理の達人だったとか…。「自分は会社組織には合わないのではないか」と感じていた凉平は、やがて、「相談室」で個性豊かな面々に囲まれ「クレーム処理」のスキルや精神を身につけ、人間的にも成長していくのであった…。原作は、「海の見える理髪店」で第155回直木賞を受賞した荻原氏の「神様からひと言」。本作は、食品メーカーの「お客様相談室」に望まず配属された会社員が、個性あふれる仲間たちとクレーム処理に奮闘する中で、自分の人生を見直していく姿を描いていく。今回は、ネット炎上対応など現代的要素を織り交ぜ、連続テレビ小説「マッサン」の羽原大介が脚本化。2006年には伊藤淳史や陣内孝則出演でWOWOWにてドラマ化もされたが、今回、7月配信開始のNetflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で、明石家さんま役を演じることでも話題の小出さん主演でドラマ化となった。小出さんのほかにも、岸井ゆきの、三宅弘城、吉沢悠、小泉孝太郎、市毛良枝、草笛光子、段田安則らが出演する。土曜ドラマ「神様からひと言 ~なにわ お客様相談室物語~」は6月10日(土)より毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送(全6回)。※翌週土曜0時55分~再放送(cinemacafe.net)
2017年04月25日主演の「嵐」相葉雅紀のほか、武井咲、生瀬勝久、滝藤賢一、中山美穂、松重豊ら豪華キャストたちが集結する新月9ドラマ「貴族探偵」。この度、本作の新たなキャストとして、『セトウツミ』『僕らのごはんは明日で待ってる』などに出演する若手俳優・岡山天音の出演が決定した。本ドラマは、麻耶雄嵩の本格推理小説「貴族探偵」と、続編の「貴族探偵対女探偵」が原作。主人公は、探偵を趣味としている貴族で、年齢、家族、学歴、住所、さらに本名までも不明。さらには、一切の推理を「雑事」と言い放ち、召使いに任せながら優雅に謎を解くという、探偵という存在の既成概念を打ち砕く前代未聞のミステリーだ。岡山さんは、2009年のデビュー以来、変幻自在の演技力で不登校の男子生徒からチンピラ、普通の大学生など様々な役どころを演じ、去年だけで映画8本に出演。今年はすでに2本の主演映画の公開が控えているなど、いま注目を集めている若手俳優。最近では、KDDIのテレビCM「au森家シリーズ」で斉藤由貴や夏帆と家族を演じ、リクルート「ホットペッパー」テレビCMでは岸井ゆきのとカップルになり、西島秀俊を挟むなど印象的なシーンを演じる。本作で岡山さんが演じるのは、“究極のゆとり刑事”常見慎吾役。彼は一流大学を出た後、神奈川県警に就職した新人刑事。特に刑事に憧れていたわけでもなく、なんとなく安定していそうだ、という理由で警察官となり、気づけば捜査一課に配属され、情熱はないが仕事はそつなくこなす、“省エネ勤務”がモットー。一方で情報収集能力は非常に高く、事件解決の糸口を見つけることもある。また常見は、生瀬さん演じる異色の刑事・鼻形雷雨の直属の部下。鼻形のことは嫌いではないが、「すこぶるCPUの性能が低い人間」と内心思っている…。現場では鼻形の場違いな言動や、とんちんかんな推理を聞くたびに「主任?」と波風立てずにツッコミ。この「主任?」という短い言葉に、様々な感情を乗せ1000パターンの言い方ができると、密かにに自負している、このドラマにふさわしい超個性的なキャラクターだ。岡山さんは、「破天荒な鼻形刑事には引き続きしっかりツッコミつつ、時折、社会人の枠からはみ出してしまう常見を皆さんに楽しんでもらえるよう、気を引き締めて演じて行こうと思います」と意気込む。さらに役柄上、生瀬さんとの掛け合いが多いそうで「初日に生瀬さんのお芝居を生で見て圧倒されました。台本からは予想できないお芝居をされるので、本番前のリハではつい笑ってしまいます。生瀬さんからアドバイスをいただくたびに、自分の知らなかった世界を垣間見ながら撮影に臨んでいます」と、現在撮影中の現場での様子も明かした。「貴族探偵」は4月17日(月)より毎週月曜日21時~フジテレビにて放送。※初回30分拡大(cinemacafe.net)
2017年03月30日剛力彩芽が人気No.1レンタル彼女・高杉レミに扮し、彼女とデートをして瞬く間に恋に落ちてしまう男性たちとの不思議でハラハラドキドキするラブストーリーが話題となった「レンタルの恋」が3月22日(水)今夜最終回を迎える。本作はレンタル彼女会社「Rental Lovers」の人気No.1であるレミをひょんなことからレンタルした大学生の山田公介(太賀)と、彼の幼なじみで好意を持っている道端すみれ(岸井ゆきの)、公介の友人の橘隼人(健太郎)、「Rental Lovers」人気No.2の天戸悠(原幹恵)、「Rental Lovers」オーナーである鷹見鑑物(温水洋一)、レミの過去を知る男の誠志郎(黒羽麻璃央)らが繰り広げるハラハラドキドキの“謎キュン”ラブコメ。またレミが毎回着こなす多彩すぎるコスプレの数々も番組の見どころの1つ。ネットが騒然となった「エヴァンゲリオン初号機」からマリー・アントワネット、80年代スケバン、原宿系、巫女、魔女っ子、スポ根コーチ、映画『ティファニーで朝食を』風ファッションにナース姿、アイドル風マリンルック、金八先生、ジュリエット…さらにはカブトムシまで、これでもかと繰り出されたコスプレは毎話話題を振りまいた。レミをレンタルし恋に落ちた公介だがそれと引き換えに借金を抱えることになり、その返済とレミに近づくために「Rental Lovers」でバイトを始めることに。最初は公介を客として見ていたレミも少しづつ心を開いていく。隼人らが超人的なレミのデートを見て“人間ではないのでは?”と疑うなか、レミの婚約者だったという誠志郎が現れ、レミが幼いころ鷹見に救われ恩返しのために「Rental Lovers」で働いていたことなどが判明。さらに前回のラストでレミが“男”だったことを告白する…というのがこれまでのおはなし。そしてついに訪れた今夜の最終回。レミが公介の前から姿を消し、公介は恋しさの余り工事作業員も、セイラーマンも、小学生の男の子も、見るもの全てがレミに見えてしまう。すみれや隼人も手の下しようがなく、悪夢にうなされるようになり次第にアパートに引きこもるようになってしまう公介だが、そこで見えたものとは…というストーリーが展開する。レミはどこへ行ったのか?公介は立ち直れるのか?すみれの想いは公介に届くのか?“ラスト1秒…”全てを覆す衝撃の展開が待っているという最終回、最後の最後まで見逃せない。「レンタルの恋」最終回は3月22日(水)深夜0時10分~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年03月22日西内まりや主演、「flumpool」山村隆太というフレッシュなキャストで人気コミックを映像化した2017年最初の月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」の最終話が3月20日昨夜オンエア。2人の恋の結末にネット上には様々な反応が踊った。西内さん演じる銀行のエリートOLで“結婚したい女”の高梨あすかと、山村さん演じる人気イケメンアナウンサーで“結婚したくない男”の名波竜が、お互い結婚に関する価値観が合わないまま恋に落ちていくというストーリー。2人をはじめ、あすかをめぐり名波と恋のバトルを繰り広げた証券会社エース営業マン・神谷暁人に山崎育三郎、名波と以前不倫していた人気女優の桜木夕子に高岡早紀、そのほか森田甘路、沢村一樹、杉本哲太、葉山奨之、中村アン、岸井ゆきの、加藤諒らが出演した。モスクワ赴任を隠したままあすかに別れを告げ、夕子とよりを戻したように装った名波。夕子はあすかを呼び出し本当のことを話す。名波が日曜にモスクワに旅立つと知ったあすかだが日曜は神谷とカンファレンスの予定が入っていた。神谷は改めてあすかに告白するが、あすかの名波への気持ちを察してカンファレンスの後、名波に会いに行って欲しいと言う。あすかは名波に留守電で「今夜会いたい」というが名波は結局会いにはいかず、翌日出発しようとしたところを神谷に「自分の本心から逃げるな」と言われ、あすかのもとへ急ぐ。そして2人は一緒に見に行こうと約束していた桜のもとで再会。3年後、モスクワから一時帰国した2人は結婚を決める…というのが最終回のストーリー。放送後のネット上にはラブストーリーのイメージが強い「月9」だけに「やっぱり月9は恋愛ものじゃないと」「王道…ザ、王道…」という声や、「終わり方めっちゃいい」「涙が出るわ出るわ。ナナリューとあすか本当におめでとう」「いままでの月9で1番感動しました!」とハッピーエンドで終わったラストを評価する投稿をはじめ、あすかと名波の最後のセリフがドラマのタイトルである「突然ですが、明日結婚します」だったことに「定番な感じ出ておもろい」「最後は絶対『突然ですが、明日結婚します』って言うって思ってた」などの反応も。そして今作最大の注目ポイントでもあった、月9初主演の西内さんとドラマ初出演の山村さんという2人のフレッシュな組み合わせに対しては「まりやちゃん可愛いかった~」「西内まりやが可愛すぎてやばい」「前よりももっと山村隆太を好きになった」「初挑戦の月9主演を奮闘している姿がとってもかっこよかったです!」「歌手の方やモデルさんがドラマに出てるの見て、意外な一面見てまたファンが増えるって嬉しい」といった2人の奮闘ぶりを称えるツイートが多数投稿され、「終わったばっかだけどあすこんロスだぁー」「すでにあすこんロス」など終了を惜しむ声が続々と寄せられていた。(笠緒)
2017年03月21日西内まりやが主演、相手役に今作がドラマデビューとなる「flumpool」山村隆太を迎えて山崎育三郎、中村アン、沢村一樹らの共演で贈る1月期の月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」の最終回が3月20日(月)今夜放送される。「プチコミック」連載中の宮園いづみによる同名コミックを原作に「専業主婦になりたい女」と「絶対に結婚したくない男」という、正反対の結婚観を持つ2人が惹かれあっていくというラブストーリーを展開してきた本作。西内さんが、結婚したら「専業主婦になりたい」大手銀行のエリートOL・高梨あすかを、山村さんが「結婚は絶対にしたくない」人気イケメンアナウンサー・名波竜をそれぞれ演じ、名波からあすかを奪おうとする神谷暁人役で山崎育三郎、名波の過去の不倫相手・桜木夕子役に高岡早紀、名波が勤務している局のアナウンス室長・三上響役に沢村一樹、その他中村アン、岸井ゆきの、杉本哲太といったキャストが共演。前回は一連の騒動によってモスクワに異動を命じられた名波は、そのことを隠して「これ以上迷惑をかけられない、1人になりたい」とあすかに別れを告げる。名波との別れを受け入れることができないあすかだが、少しづつ神谷との仲を深めていく…という展開だった。そして今夜迎える最終回は、名波が小野(森田甘路)にモスクワ支局への転勤を打ち明けると、小野は「あすかにもちゃんと伝えるべき」と主張。しかし名波は「あすかにはもっと良い相手がいる」と返すだけ。三上と会った夕子も名波があすかと別れたことを知り、「中途半端な優しさで格好をつけている」と名波を非難する。そんなか、名波のもとにあすかの弟・奏(葉山奨之)がやってきて「なぜ別れたのか」と切り出す。価値観の違いだと説明し「一緒にいてもあすかは幸せになれない」と答える名波に、奏は「名波が逃げていることだけはわかった」と捨てぜりふを残して部屋を出ていく。その夜あすかは夕子に誘われて一緒に食事。そこで夕子は名波から頼まれて付き合っているかのように芝居したこと、彼がモスクワに行ってしまうことを告げ…というストーリー。一緒に見に行こうと名波と約束していた桜のつぼみが開いていることに気づいたあすか。2人の恋はどんな結末を迎えるのだろうか。フレッシュなキャストで綴られたラブストーリーも今夜が見納め!「突然ですが、明日結婚します」最終回は3月20日(月)21時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年03月20日西内まりやが銀行のエリートOL役で“月9”初主演、相手役にはドラマ初出演となる「flumpool」の山村隆太を迎え、“専業主婦になりたい女”と“絶対に結婚したくない男”のラブストーリーを描く「突然ですが、明日結婚します」の第8話が3月13日(月)今夜放送。“夢は専業主婦”という大手銀行OL・高梨あすかを西内さんが、“結婚は絶対にしたくない”イケメンアナウンサー・名波竜を山村さんがそれぞれ演じ、名波からあすかを奪おうとする証券会社エース営業マン・神谷暁人に山崎育三郎、名波がかつて不倫していた桜木夕子に高岡早紀、名波の勤務する局のアナウンス室長・三上響に沢村一樹、あすかの先輩・桐山莉央に中村アン、あすかの同期・牧瀬桃子に岸井ゆきの。そのほか葉山奨之、古舘寛治、石野真子、森田甘路、杉本哲太らが共演。お互い結婚観の違いを抱えながらも同棲を始めたあすかと名波だったが、ネットニュースにスクープされてしまう。同棲しているマンション前には記者が張り付き、名波は報道番組を降板、あすかのプライバシーも暴露される状況のなか、あすかを守ろうとして名波は記者とトラブルを起こしてしまう。記者に付き添い病院へ行った名波の帰りを待つあすかのもとに神谷から連絡があり、あすかは神谷に相談する。あすかは結局実家に帰ることになり、神谷から「彼女を幸せにできるのか?」と問われた名波は思い悩んだ末、やっと再会できたあすかに対し「別れよう」と告げる…というのが前回までの物語。名波は「あすかのことを嫌いになったわけではないが、ひとりになりたい」と言いマンションから出ていく。あすかは突然の別れ話に言葉を失い、名波を追いかけることもできない。莉央や桃子はあすかの様子がおかしいことに気づくが、あすかは名波から別れを切り出されたことを打ち明けられないでいた。そんなあすかに神谷は一緒に栃木出張に行かないかと誘う。モスクワ支局への異動を命じられた名波、あすかにはさらにショックな出来事が待ち受けていた…というのが今夜のストーリー。引き離れていく2人の恋、あすかと名波はこの危機を乗り越えられるのか、それとも…。「突然ですが、明日結婚します」第8話は3月13日(月)21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年03月13日