松本潤主演の映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』が、この冬全国公開となる。この度、松本演じる超型破りな弁護士・深山と、香川照之演じる敏腕弁護士・佐田の名コンビに新たな風を吹き込むヒロインとして杉咲花の出演が決定。劇中衣裳を身にまとった杉咲の写真も公開された。本作は個性豊かな弁護士たちが、ぶつかり合いながらも99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく新感覚の痛快リーガル・エンタテインメント。TBSテレビで2016年、2018年に放送され大人気を博したドラマシリーズの映画版だ。タイトルの「99.9」が意味するのは、日本の刑事事件における裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)。99.9%という世界一の有罪率を誇り、日本の司法制度の高い信頼性の証明とも言える一方で、起訴されると検察の考えたストーリーが正しいと鵜呑みにされがち、という落とし穴も。しかし、たとえ99.9%有罪が確定している事件でも残り0.1%が確定しない限り、それは本当の意味で“事実”に辿り着いたことにはならない。本作はその最後の「0.1%」まで諦めず事実を追い求めていく弁護士たちの姿を描く。杉咲が演じるのは、司法修習を終えたばかりの新米弁護士・河野穂乃果。弁護士として担当した初めての刑事事件で深山と出会い対立するが、あることがきっかけで刑事事件ルームの一員となることになり、0.1%の事実を求めて奮闘していく。シーズン1の榮倉奈々、シーズン2の木村文乃に続く新たなヒロインの誕生だ。杉咲は本作が『おちょやん』後、初の映画撮影。昭和の喜劇女優から一転、令和の新米弁護士にどう扮するかにも期待が高まる。初の弁護士役に挑戦であると同時に松本とは映画初共演、香川とは『劇場版MOZU』以来の共演とのこと。ドラマでも松本演じる深山とヒロインの絶妙な掛け合いが話題となったが、映画ではどのような掛け合いが生まれるのだろうか。そして穂乃果は斑目法律事務所にどのような影響をもたらすのか。今後発表されるストーリーからも目が離せない。杉咲花(河野穂乃果役)・コメントもともと拝見していた好きな作品で、私も現場に参加してみたいなという思いがあったので今回お話をいただけてすごく嬉しかったです。 何年もかけて過ごされてきたチームの中に参加する緊張感もありますが、「99.9」という作品のテンポ感や温度感を自分なりに汲み取って、楽しみながら頑張りたいと思います。撮影現場では監督や松本さん、香川さんを筆頭に、どうしたらもっと面白くなるか?とアイデアが次から次へと生まれていくのがすごく新鮮です。面白いシーンばかりで、次の展開がはやく観たくなるような作品になっていると思いますので、楽しみにしていただけたら嬉しいです。『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』今冬公開
2021年05月11日「最初はインターネットの掲示板を使って被害にあった数人ぐらいで情報交換をしていたんです。それで『あの男を呼び出してこらしめてやろう』と、考えていたのですが、どんどん“私もだまされた”という女性が増えてきて……。これは法に訴えるしかないと、考えるようになりました」本誌にそう語るのはシングルマザーのAさん(47)。彼女がかつて“交際”していた宮川隆史容疑者(39)が逮捕されたのは4月20日。詐欺容疑だった。彼はなんと数十人もの女性と同時に交際していたという。Aさんが宮川容疑者と出会ったのは’20年1月。きっかけは結婚を前提としたマッチングアプリで、顔写真や趣味などを登録すると、気になる異性と連絡を取り合うことができるサービスだった。「当時の彼は38歳。私よりかなり年下なので間違いかと思ったのですが、『年齢は気にしないから』と。何回かやり取りをした後、(大阪の)梅田で待ち合わせをして、カフェで話をしました」2回目のデートは4日後。容疑者はAさんにキスをしてきた。「私は『2回しか会っていない人とそういうこと(キス)をしたくない。一生一緒にいられる人じゃないとイヤなんです』と、言いました。すると彼は『俺も本気や。一生一緒にいるつもりや』と、言い返してきたんです。『結婚したら、夫婦2人で世界一周したい』とも言っていました。そこまで本気なら、と交際をスタートすることにしました」詐欺や悪質商法に詳しいジャーナリストの多田文明さんは次のように解説する。「コロナ禍で人と会う機会が激減しているなか、マッチングアプリを始める人が増えています。そのいっぽうで、詐欺師たちの狩り場にもなっているのです。プロフィールは自己申告制ですが、真剣に結婚を望む女性ほど性格・年収・趣味などの自分の情報を真面目に書いてしまいます。それで詐欺師は女性に合わせたキャラクターを演じたり、話を合わせたりしやすくなるのです」Aさんは宮川容疑者のどんな部分に引かれたのだろうか?「中小企業診断士の資格など20~30の資格を持っているという話をした後で、『象の調教師(の資格も)持ってんねん』と……、思わず笑ってしまうんです。映画や旅行の話とか、たわいのない話をするのも上手でしたし、人を飽きさせませんでした。それに『スタイルがいいね』『肌がキレイだね』とか、女性が言ってほしいと思う言葉を、恥ずかしがらずにサラっと言うんです」実は「象の調教師~」は宮川容疑者の“鉄板ネタ”だったという。Aさんと交際を始めて2カ月後、容疑者はこんな話を切り出してきた。「『俺が6歳のときに母は死んでいる。でも一生自分と人生をともにする人には一生健康でいてほしいから』と熱弁され、水素水の購入の契約を結ばされていました」■「つむじ見当たらない」被害者語る“カツラ疑惑”の裏側結婚前提の交際のはずなのに、会えるのは月に1回か2回、それも2時間程度。“怪しいのではないか”という友人の指摘もあったが、Aさんは信じきれずにいた。「ただ、インターネットの書き込みに彼と似た特徴を持つ男性の書き込みもあって、疑惑は膨らんでいったのですが、まさかな……という思いでした」だがAさんは決定的な現場を目撃する。「昨年10月に宮川がほかの女性と車に乗り込んでいき、その姿を動画で撮影したんです。2人が帰ってきたときに女性に話を聞くと、私の2回目のデートのときと同じ言動や似たようなドライブコースでした。それで彼の裏切りを確信できたのです」容疑者と決別した後、Aさんはネット上で被害を訴えていた人たちと連絡をとるようになった。「話を突き合わせると、経歴も誕生日さえも彼の話は嘘ばかりでした。カツラ疑惑?そうですね、つむじは見当たらないですし、ほかの被害者によれば、泊まるときも頭にタオルを巻いたままだったり、ナイトキャップをずっとかぶったりしていたそうです。掲示板に次々と女性たちが集まってきました。そこで弁護士さんと相談して刑事告訴に踏み切ったのです。被害女性は逮捕されたときは35人で、みんな私と交際時期がかぶっていました。いま(※4月23日)は45人。被害総額は私が把握しているだけでも500万円以上になりますが、もっと人数と額は増えていく可能性もあるでしょう。一度に何十万円とかではなく、毎月の契約や購入で細く長くというあたりも狡猾だったと思います」結婚詐欺師を見分ける方法はあるのだろうか。新都心法律事務所の野島梨恵弁護士によれば、「詐欺師は自分の両親に会わせようとしません。『ご実家に行って挨拶を』と言っても嫌がります。あとはささいなことでも話に矛盾があるなと思ったら、それを忘れずに気をつけておくことです」実は被害女性たちも容疑者の実家を訪れていたというが、留守を見計らって呼んだようで、誰も家族に会うことはできなかったという。Aさんは最後にこう語った。「女性たちはみんな優しく、素直で人を疑わない人ばかりでした。それだけに容疑者は許せません。これ以上女性たちが、私たちのような目に遭わないように祈るばかりです」「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年04月28日「(解決金についての報告は)事前にありませんでした。事後も話を聞いていないですし……」呆れたような表情で、西村泰彦宮内庁長官はそう語った。4月22日の定例会見でのことだった。4月8日に金銭トラブルについての説明文書を発表した小室圭さん。文書では、母・佳代さんが元婚約者から受け取った金銭は“借金”ではないとして、返金要求に応じなかったと記されていた。しかしその4日後には代理人弁護士を通じ「解決金を支払う意向がある」と表明。突然の方針転換に日本中から戸惑いの声が上がったが――。「小室さんのずさんすぎる戦略に、宮内庁側は頭を抱えています。“最後の手段”ともいえる解決金が元婚約者から拒否されたいま、いったいどうやって『多くの人の納得』を得るつもりなのでしょうか」(宮内庁関係者)そんななか、本誌は小室さんの“新作論文”を独占入手した。テーマは「ウェブサイトのアクセシビリティにおけるコンプライアンス上の問題と起業家への影響」。3月に刊行された法律専門誌『NY Business Law Journal』の最新号に掲載されたもので、小室さんはおそらく、説明文書と並行してこの論文を書き上げたのだろう。同誌は小室さんの論文を《初めてウェブサイトを開設しようしている企業が考慮すべきことを、明確かつ論理的に説明している》と絶賛。気になるその内容は――。■「法的な落とし穴に陥りやすくなる」まず小室さんは論文のはじめに、起業家が自分でウェブサイトを作ると《法的な落とし穴に陥りやすくなります》《自分たちがどんな法的リスクを負っているのか、それにどう対処すべきか、わからないことが多いのではないでしょうか》と警告。そしてジョンという、「フォーダム・コーヒー」というコーヒー店を営む架空の人物を登場させ、次のように解説する。《たとえばフォーダム・コーヒーのオリジナルブランドのコーヒー豆がエチオピア産なのに「コロンビアン・コーヒー」と名付けると、原産地を誤って表現することになるので、使用するべきではありません》《似たような名前の会社(Starbucks)が存在するため、「Star Bags Coffee Club」という名前にすべきではありません》論文では、商標のほかに顧客の個人情報保護といった課題についても丁寧に解説している。経済アナリストの森永卓郎さんにこの論文を読んでもらうと「英語はしっかりしているし、論理構成もよくできています。専門誌に論文が掲載されたこと自体、1つのステータスになるでしょう」と高く評価。さらにニューヨーク州弁護士のリッキー徳永さんも太鼓判を押す。「同じ号の執筆陣は教授レベルの人もいて、その中に学生の小室さんがいるわけですから、かなりのインパクトがあります。前回の論文との共通点は、起業家や法人がインターネットをどう活用していくのかというテーマを扱っているところ。まさに、これから伸びていく分野です。小室さんがもし、そういったビジネスを法的にサポートしていく弁護士になるなら、高額の報酬が期待できるでしょう」小室さんは2年前にも、クラウドファンディングによる資金調達の際に起業家が取り組むべき課題を分析した論文を同誌に寄稿。その論文で、学生を対象とした論文コンテストで2位に選ばれる快挙も達成した。今回の論文は、次のように締めくくられている。《法律を理解することで、ビジネスオーナーは潜在的な訴訟を回避し、他のビジネスとの差別化を図ることができます》《Webサイトのアクセシビリティに関するすべての問題に対処することは困難な場合もありますが、法的な落とし穴を避け、潜在的なリスクをできる限り抑えるためには、企業家は常にWebサイトのコンプライアンスに関する法律について最新の情報を得る必要があります》金銭トラブルへの対処では「落とし穴」に嵌ってしまったように見える小室さん。この論文の実績で「国民の理解」に少しでも近づくことはできるのか――。「女性自身」2021年5月11日・18日合併号 掲載
2021年04月27日思い返せば2020年8月28日、コロナ禍のハリウッドのみならず、世界中の映画ファン、マーベルファンの間に激震が走ったチャドウィック・ボーズマンの突然の訃報。しかも、関係者のごく一部にしか伝えられていなかったという闘病の日々を、私たちは彼を失ってから初めて知った。そして、遺作となったNetflix映画『マ・レイニーのブラックボトム』では初めてアカデミー賞にノミネート。残念ながら受賞はならなかったが、彼の熱演は今後も長らく語り継がれていくはずだ。気品とカリスマ性に溢れ、知的かつ穏やかでユーモアもあり、アスリートのようにストイックな唯一無二の“アーティスト”、チャドウィック・ボーズマンのこれまで――その功績を振り返った。留学資金を援助したのは、あのオスカー俳優!1976年11月29日、米サウスカロライナ州アンダーソン生まれ。人種差別が色濃い中で育った。学生時代はバスケットボールに熱意を注いでいたが、チームメイトが銃で撃たれて亡くなり、それを自ら脚本にしたためて演劇にしたという。自分たちの“物語”を伝えることに目覚めた彼は、監督を目指し、ワシントンD.C.の名門ハワード大学へ入学、監督業にも役立つはずと演技クラスをとる。そこで教鞭をとっていたのが『クリード』シリーズで知られるフィリシア・ラシャドで、彼女のすすめもあって英オックスフォード大学のブリティッシュ・アメリカン・ドラマ・アカデミーに留学する。元手のなかったチャドウィック(チャド)に、フィリシアから相談を受け資金を提供したのが、これまで2度のアカデミー賞に輝いているデンゼル・ワシントンだったことは有名な話だ。その後、『ブラックパンサー』(18)のニューヨークプレミアに訪れたデンゼルに約20年越しとなる御礼を言うことができた、とテレビ番組で語っていたチャド。もちろんデンゼルは覚えていなかったらしいが、やがてこの縁が、デンゼルがプロデュースする『マ・レイニーのブラックボトム』での起用へと繋がっていく。大学卒業後はニューヨークに移り住み、ハーレムで子どもたちの演技クラスを担当しながら、「LAW & ORDER/ロー&オーダー」「CSI:ニューヨーク」「ER 緊急救命室」「コールドケース 迷宮事件簿」などの人気ドラマにゲスト出演。アフリカ系アメリカ人として初めて大学アメフトの権威あるハイズマン賞を受賞したアーニー・デービスの生涯を描いた『エクスプレス負けざる男たち』(08)で長編映画に初出演する。そして自身も、『42 ~世界を変えた男~』(13)でアフリカ系初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソン、『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』(14)でソウルの帝王ジェームス・ブラウン、『マーシャル 法廷を変えた男』(16)ではアフリカ系初の米連邦最高裁判事となったサーグッド・マーシャルという、象徴的な人物を伝記映画で次々に演じることになる。アフリカ系の歴史的、文化的重要人物を学んだ上で築かれた彼のキャリアは、まるで、それぞれの“世界を変える”ためにあったようなもの。そんなチャドだからこそ、アフリカ系初のスーパーヒーロー、ブラックパンサーを演じたのは必然というべきか、運命だったといえる。“ブラックパンサー”はチャドの永遠の称号に…1966年にコミックに登場したブラックパンサーは、その50年後、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)でようやくチャドを迎えて実写化が実現する。同作や『ブラックパンサー』のプロデューサー、ネイト・ムーアは『42』での彼の演技に魅了され、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギは彼以外のキャストは考えられなかったほど「MCUにとってパーフェクトだった」と振り返っている。彼が映画公開時にシネマカフェのインタビューに応じた際、印象的だったのが、ブラックパンサー/ティ・チャラらワカンダの人々が話す言語についてのこだわり。それは本作を大きく特徴づけるものだった。「(アフリカの)いろんな地方の様々な言語を研究しました。最終的に、南アフリカの公用語のひとつ・コサ語をベースにして、ワカンダ特有の訛りを開発しました」と言い、「『シビル・ウォー』のときから既に行っていた作業だったので、本作ではさらに洗練させた訛りへと高めていったという形です」と彼は語った。いまや観る者に浸透している“ワカンダ語”について、「そういうところからも、彼の自国への愛情というものが表現できてればいいなと思いますし、この主人公は王様であり政治家であり交渉事にも優れているので、物腰柔らかな口調でありながらも、断固として譲らないところは譲らない、という意志を口調からも表現したかった」とも明かしていた。また、当時は「#MeToo」「Time’s Up」が大きなうねりとなった時期でもある。チャドは「アンジェラ・バセット演じる優しく心強き国王の母・ラモンダの母性本能や、毅然とした女王らしさ、強さ・威厳みたいなものに『私もああなりたい』と惹かれる女性もいるだろう。ナキアのように、世界を見て回っただけにオープンマインドで、自立心旺盛、自分に自信を持っている女性に憧れる女性もいるかもしれない。もっと若ければ、国王の妹にして天才科学者のシュリを見て、ちょっと生意気で科学オタクの側面を『可愛いな』『自分にもああいうところあるよね』って共感できるかもしれない」と、ティ・チャラを取り巻く力強い女性たちを紹介。「それぞれが共感できるキャラクターが用意されている」から、「肌の色や国に縛られず、日本人の皆さんにも共感してもらいながら楽しんでもらえると思う」と自信を覗かせていた。同作のラスト、ティ・チャラが「危機に瀕した時賢者は橋をかけ愚者は壁を造る」「人類は1つの民族」と語った言葉はトランプ政権下にあった現実世界へのカウンターにもなっていた。本作は大きな支持を集め、アメコミ原作のヒーロー映画として初めてアカデミー賞作品賞にノミネートされ、美術賞、衣装デザイン賞、作曲賞の3部門を受賞。全米では歴代4位の興行収入を記録し、世界累計でも『アベンジャーズ』シリーズを除くMCUのヒーロー単独映画としては最大のヒットとなっている(Box Office Mojo調べ)。だが、漆黒の戦闘スーツをまとったアフリカ系ヒーローが世界を席巻する中で、チャドは人知れず2016年に診断されたがんと闘っていたのだ…。マーベル・スタジオは今夏、撮影開始予定の『ブラックパンサー』続編以降、ティ・チャラ/ブラックパンサー役に代理キャストは立てないと明言している。つまり、チャドは正真正銘の唯一無二の存在となったわけだ。2018年5月、母校ハワード大学の150周年を記念する卒業式で名誉博士号を授けられたチャドは、両腕を胸の前で交差する例の“ワカンダのポーズ”で挨拶を締めくくったという。『42 ~世界を変えた男~』耐えて、耐えて結果で示した男終戦後、人種隔離政策「ジム・クロウ法」真っ只中のアメリカで、対戦相手や観客に加え、審判やチームメイトからの暴言や嫌がらせに耐え抜きながら、野球で結果を出してきたジャッキー・ロビンソン。最大限に達した怒りをバッドにぶつけるシーンは、穏やかなティ・チャラのチャドからは想像もつかないはずだ。チャドが再び命を吹き込んだジャッキーの背番号「42」は、メジャーリーグ全球団共通の永久欠番となっている。『ドラフト・デイ』大逆転が待っているケヴィン・コスナーが弱小アメフトチームの再建を託されたジェネラル・マネージャーを演じ、チームのために大物ルーキーを獲得する1日を描く物語。チャドは、十分な実力はありながらも人気白人選手の獲得のためにドラフト会議でないがしろにされる、オハイオ大学のボンテ・マック役を演じた。『ジェームス・ブラウン~最高の魂を持つ男~』必見のライブシーン!特徴的なステップやファンクの表現など、チャドのなりきりぶりに唸る作品。白人のために、目隠しされながらリング上で殴り合い見世物となった少年時代や、自分を捨てた母親(ヴィオラ・デイヴィスが演じている!)への愛憎といった、ジェームス・ブラウンを形づくってきたもの全てが音楽になる。それをどこまでもストイックに、挑戦し続けて演じ切った今作のチャドはもっと評価されていい。『キングのメッセージ』製作総指揮も担当貧しく、暴力と隣り合わせにある故郷、南アフリカのケープタウンから夢を抱いてアメリカに旅立ったはずの妹がドラッグに溺れ、失踪する。チャド演じるジェイコブ・キングはその原因となったマフィアに復讐を誓うが、壮絶な暴力の渦に巻き込まれていく。南アフリカといえば、ティ・チャラの父ティ・チャカを演じた名優ジョン・カニの出身地でもある。『キング・オブ・エジプト』唯一のアフリカ系として存在感を発揮古代アフリカの神々の争いを描いたエンタメ大作だが、オーストラリアやスコットランド、デンマーク出身の俳優たちがメインキャストを務める中で、唯一のアフリカ系俳優として加わった。しかも演じたのは、知恵を司る神トトで、彼にぴったりの役柄。『マーシャル法廷を変えた男』ユダヤ系弁護士とコンビに1940年、全米黒人地位向上協会の弁護士サーグッド・マーシャルが、ユダヤ系の弁護士フリードマン(ジョシュ・ギャッド)とコンビを組み、運転手ジョゼフ(スターリング・K・ブラウン)の無実を晴らすために差別主義者の判事やマスコミ、地元民らと対峙しながら奔走する。公民権運動を推し進めたマーシャルは、チャドと同じハワード大学の出身だ。改めて見返すと、マーシャルが別の裁判で時々不在にするのは、演じたチャドの治療のためだったのかも…と思えてくる。なお、今作の主題歌「Stand Up For Something」を歌ったアンドラ・デイは、本年度『The United States vs. Billie Holiday』(原題)でビリー・ホリデイを演じ主演女優賞にノミネートされた。『21ブリッジ』ステファン・ジェームズにも注目ニューヨーク、マンハッタン島での一夜を描く、近ごろ珍しくなったハードボイルド・クライムアクション。『キングのメッセージ』でも組んだローガン・コールズと共同で製作し、劇場公開映画としては最後の出演作となった。将来、もし誰かがチャドに次ぐような位置の俳優になるとしたら、逃亡犯の1人マイケルを演じたステファン・ジェームズ(『ビール・ストリートの恋人たち』)なのでは?と今作を目にした方ならよぎるかもしれない。マイケルの境遇には、チャドが込めた思いが浮かんでくるようだ。Netflix映画『ザ・ファイブ・ブラッズ』スパイク・リーがベトナム戦争の傷描くスパイク・リー監督が放つ「Black Lives Matter」にして、反戦映画。ベトナム戦争で心の傷を負った退役軍人たちが、当時隠した金塊と敬愛していた隊長の亡骸を探すために再びトラウマの地を踏む。戦争の爪痕を要所要所で挟んでくるが、そのとき、勇ましくカリスマティックにチャド演じる隊長の姿も“蘇る”。今回残念ながら候補にならなかったが、主演のデルロイ・リンドーはアカデミー賞にノミネートされて然るべきの熱演。できればチャドと壇上で並ぶ姿が見たかった…。Netflix映画『マ・レイニーのブラックボトム』シーンを掌握する魂込めた演技ハワード大学時代にチャドも触れたであろう、劇作家オーガスト・ウィルソンの戯曲を映画化。“ブルースの母”と呼ばれたマ・レイニー役のヴィオラ・デイヴィスも今回、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされていた。ちなみに、製作のデンゼルは先にウィルソンの戯曲「フェンス」を自身の監督・主演で映画化しており、第89回アカデミー賞4部門にノミネート、ヴィオラが助演女優賞を受賞している。今作では、1927年のシカゴを舞台に、マ・レイニーのバックで演奏する若きトランペッターのレヴィーを演じたチャド。実際に演奏できるまで指使いを徹底的に学んだという。同じくNetflix配信中の「マ・レイニーのブラックボトムが映画になるまで」によれば、当時は南部から北部に希望を求めて移動するアフリカ系が続出しており、レヴィーもここで何かを掴みたいと野心むきだしで白人のレコーディングディレクターにすり寄っていく。やがて彼の焦燥は、真夏のうだるような暑さもあって体中からジリジリと湧き出てくる。その汗と、狂気の血と涙とが入り交じった中でレヴィーが語る自分史のシーンは、今作最大の見どころ。訃報の後に伝えられた共演者の証言から、相当、身体が衰弱していたはずだが、それすら忘れさせる熱気を放っている。それまではマ・レイニーやバンド仲間に食ってかかり、生意気な口調で軽やかなダンスを見せたり、マ・レイニーの恋人を口説いたりしていたのだから、そのギャップがまた凄まじい。さらにNetflixでは、「チャドウィック・ボーズマン:あるひとりの表現者」として彼の人生と功績を紹介する特別番組を配信中、ヴィオラやデンゼル、スパイク、ダナイ・グリラ、恩師であるラシャドなどが登場する。その中でチャド自身が、自分は「俳優ではなくアーティスト」と語った言葉が耳から離れない。アフリカ系としての誇りを持ち、その差別の歴史を踏まえた上であくまでも芸術の表現者として作品に転化していったチャド。その志を受け継ぐ者は、きっと現れるに違いない。(text:Reiko Uehara)■関連作品:42〜世界を変えた男〜 2013年11月1日より全国にて公開© 2013 LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVELブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpantherアベンジャーズ/エンドゲーム 2019年4月26日より全国にて公開©Marvel Studios 201921ブリッジ 2021年4月9日より全国にて公開©2019 STX Financing, LLC. All Rights Reserved.【Netflix映画】マ・レイニーのブラックボトム 2020年12月18日よりNetflixにて配信
2021年04月26日6年間お付き合いしていた彼と、30歳を前に念願の結婚! 「ああ、幸せの日々……」と思いきや、いきなり発覚した夫の隠し事に家庭の危機を迎えたのです。 交際6年。30歳を目前に入籍夫とは24歳のときからお付き合いをしていました。私は彼に「30歳までには結婚して出産もしたいの」と伝えていたこともあり、30歳の誕生日を迎える2日前に入籍。 カッコいいプロポーズの言葉もなく、結婚式も挙げず、出産も間に合いませんでしたが、「これが自分たちの姿なのだ」と満足していました。 結婚半年後、夫宛に怪しげな封書が…結婚から半年ほどたったころ、夫宛に見慣れぬ封書が届きました。いかつい団体名と但し書きに、気になった私が調べてみると……。まさかの督促状!! 夫を問い詰めると、学生時代にギャンブルを重ねていたらしく、溜まりに溜まった未返済額は約200万! 以前から、なぜ夫がクレジットカードを持っていないのか不思議に思っていたのですが、ようやく腑に落ちました。 その日の晩、私は泣きながら、夫を怒りました。結婚したら私にバレることはわかるはずなのに、なぜ黙っていたのかと。私は借金のことより、隠されていたことが悲しかったのです。 衝撃事実に精神は大きくダメージ夫に「義両親に報告する」と伝えると、「親に言うのはやめてくれ……」と泣きつかれました。そこで私は、その場で調べた債務整理に強い弁護士事務所に私から連絡。弁護士の先生と夫に返済計画を立てさせました。そして、1年以上かけて無事完済させました。 夫はちゃんと仕事をしており収入が安定していること、また、私の方が収入も多く、完済の目途もちゃんと立ったことから離婚には至りませんでしたが、当時は精神的ショックがかなり大きかったです。 結婚前に相手の懐事情は把握しておくべきだと大いに反省しました。とくにお金のことはシビア。あとから怖い事情が起こらないとも限りません。事前にしっかり話し合うことが大切だなと思い知った出来事でした。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 文/田中ののさん
2021年04月21日三重県の自民党所属の小林貴虎県議(47)による、同性カップルの個人情報晒しが波紋を広げ続けている。小林県議は3月7日、Twitterに同性カップルについて《婚姻と同等の権利をよこせと言うことなら、同等の責任を果たさなければその資格はないでしょう》などと投稿。それに対し、同性カップルが公開質問状を送付したところ、小林県議は自身のブログで公開質問状や個人情報などを3月30日に無断で公開した。各報道によると、同性カップルは、その翌日の31日に小林県議と面会し、削除を要請したものの、小林県議は、「公開質問状を取り下げたら、こちらも削除する」と拒否したという。しかし一連の騒動が5日に報道されると、小林県議は同日午後「私の周辺の方々に迷惑がかかっている」などとして画像を削除していた。小林県議は個人情報を無断公開したことについて、以下のように弁解している。《ご自身が性的少数者であるということを公言されて、今のパートナーシップ制度を使って、地元の新聞などに取り上げられて、パートナーシップ制度の導入の要望に来る人たちなんです。この方たちは、自分の性的指向を公表して講演会活動をしている人たちです。私としては、死ぬまでクローゼットで、誰にも自分の性的指向を公表しない方の住所や、(2人が)性的少数者ということを公表したわけではなく、そもそも(2人は)公にLGBT活動している人たちです。初めから公開質問状ということですから、私は公開させていただいたつもりです》(『AERA dot.』4月5日配信記事)“性的志向を公にしているのだから公開は問題ない”という持論を展開した小林県議。しかし、三重県の岡本栄伊賀市長は6日に「明らかに人権侵害だ。許されない」と糾弾するなど、批判の声は強まるばかりだ。実際、小林県議の行為は法的にどのような問題があるのか、神田お茶の水法律事務所の上谷さくら弁護士に聞いた。「住所は個人情報の中でも大事なものです。本人の承諾なく載せることはプライバシーの侵害に当たります。質問者の2人は性的指向を開示しているのでアウティングに当たらないという主張もありますが、そもそも性的指向に関係せずとも、住所を世界中に晒すというのは重大なプライバシー侵害です。プライバシー侵害は法律で直接規定されているものではなく、憲法13条の幸福追求権のひとつとして保障されると考えられています。今回の小林議員の行為は、民法上の不法行為に当たる可能性があります。民事で裁判を起こした場合、慰謝料として認められる金額は大きくなくても、『プライバシーの侵害に当たる』と認定される可能性が高いでしょう」また、プライバシーの侵害以外にも問題があると、上谷弁護士は指摘する。「どういう立場の人間であるか、身分を明かして議員に質問するというのは大事なことです。しかし、だからといって受け取った側がその情報を自由にしていいということではありません。質問者の個人情報を無断で晒す行為は、一市民である質問者に対して権力者が報復し、脅しているように感じるので、市民が萎縮して、匿名でなければ質問できなくなってしまいます。その観点からも、小林議員の行為は正当化できません。今回の場合、すでに掲載を取り下げているので刑事罰に問われることはないと思いますが、同様の行為は、事情によっては刑法上の名誉毀損や脅迫に当たるケースもありえます」掲載は取りやめたものの、いまだ反省している様子のない小林県議。県議でありながらの“憲法違反”にどう向き合うつもりなのだろうかーー。
2021年04月09日秋篠宮家の長女・眞子さまとの婚約が内定している小室圭さんが4月8日、金銭トラブルについて説明する文書を公表した。文書は小室さん自身の名前で書かれており、「文書の概略」が4ページ、「文書本体」が8章構成で24ページという長文。概略と本体、36個の注釈を合わせて、文量は約4万字というボリュームになっている。本記事では、「文書本体」のうち「6 元婚約者の方との話し合いについて(令和元年(2019年)5月~令和2年(2020年)11月)」の全文と、その注釈を公開する。なお、原文中の注釈表記などについてもそのまま記載している。◆6 元婚約者の方との話し合いについて(令和元年(2019年)5月~令和2年(2020年)11月)この文書の目的は、冒頭に書きましたように、私や母と元婚約者の方との間にこれまであったやり取り等について実際の経緯をある程度明らかにすることを通じて、これまで世の中に出回ってきた金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正することです。ここまでは、金銭トラブルと言われている事柄に対する方針や金銭トラブルと言われている事柄に対する私と母の認識について説明するとともに、平成22年(2010年)9月以降に私や母と元婚約者の方との間であったやり取りについて説明してきました。ここからは、令和元年(2019年)5月以降母の代理人が元婚約者の方とどのようなことを話し合ってきたのか、可能かつ必要と思われる範囲で説明します。令和2年(2020年)11月30日及び同年12月11日発売の週刊現代の記事(「2」で説明しているとおり、本文書内ではこの2つの記事をまとめて「週刊現代の記事」としています)で、元婚約者の方が母との話し合いについて述べていらっしゃいますが、事実と異なる内容が多く見受けられるので、ここで、実際はどのような形で話し合いが行われてきたのかを説明します。なお、話し合いに関すること以外にも週刊現代の記事には事実と異なる内容がいくつも見受けられますが、それらについても(週刊現代以外の媒体で報道された誤った情報と同じく)可能かつ必要と思われる範囲で複数の注で訂正していますので、それぞれの注をお読みいただきますようお願い申し上げます。(1)平成31年(2019年)の文書を公表した同年1月22日、母は母の代理人である上芝弁護士(以下「代理人」とします)を通じて元婚約者の方に対して、過去の経緯等について認識に食い違いがあるのであれば、これを精査して食い違いを解消したいというお願いをしました。このお願いに元婚約者の方から初めて応答があったのは同年4月26日でした。その後に話し合いが始まり、令和2年(2020年)11月に至るまで何度もやりとりを重ねました。元婚約者の方から初めて応答があった際、元婚約者の方は、週刊現代の記者をしている方(以下「記者」とします)を代理人として指名されました[注19]。それ以降、代理人は元婚約者の方及び記者と会って話し合いを進めてきました。記者とは元婚約者の方の同席がなくとも頻繁にやり取りをしています。話し合いの最中に誤った情報が報道されることもありましたが[注20]、私は「2」でも書いているような理由から、あえて積極的に否定をすることはしませんでした。■元婚約者への「3点のお願い」(2)令和元年(2019年)5月8日、代理人は初めて記者と会いました。同月28日には2度目の面談をしています。このとき代理人から記者に、金銭トラブルと言われている事柄について、私と母が元婚約者の方との対立を望んでいるのではないと伝えるとともに、元婚約者の方のご理解を得てお互いが十分納得して解決したうえで、協力してアナウンス[注21]することを目指したいとお願いしています。記者がその言葉を元婚約者の方に伝えることを了承したので、私と母の認識と元婚約者の方との間にある認識の食い違いを解消させることを目的として、次の3点をお願いしました。(1)金銭のやり取りがいずれも貸付けであったということであれば、その日付及び金額並びにそれぞれどのような理由での貸付けであったと認識されているのか説明していただきたい[注22](2)私が平成31年(2019年)の文書で説明した私と母の認識について、元婚約者の方のご認識と異なる点があるのかどうか確認し、あるのであれば指摘していただきたい[注23](3)解決するまでは母との話し合い内容を途中で公にはしないことを確約していただきたい[注24](3)令和元年(2019年)7月11日、代理人は初めて元婚約者の方と直接話し合いをする機会を得ました。このときに、元婚約者の方は母と直接会って話をすれば解決できるので会いたいとおっしゃっていましたが、その理由を尋ねても説明はしていただけませんでした。代理人が、母と元婚約者の方という一般人同士の事柄が私と眞子様の結婚という全く質の違うより大きな話題に発展してしまっていることについてどう思っていらっしゃるのかを尋ねたところ、元婚約者の方は、自分が週刊誌に持ち込んだわけではない、言ってもいないことが勝手に書かれているみたいだ、テレビのインタビューに応じたことなどない、(私が元婚約者の方に事前に確認することなく平成31年(2019年)の文書を公表したことについて)順序が違うなどと言ったことはない、結婚問題に発展したことは本意ではない、お金を返してもらえば結婚問題は解決するはずだ、誰から返してもらっても構わない、等とおっしゃいました[注25]。代理人は、大きな騒ぎになっていることが本意ではなかったということであれば元婚約者の方にとっても不幸な状況になってしまっていると応じたうえで、金銭トラブルと言われている事柄について、双方が十分に納得した形で解決し世間にアナウンスすることが求められている状況だと思うし、そのための話し合いをお願いしたいと提案したところ、元婚約者の方はこの提案を快諾されました[注26]。そこで代理人が、母が元婚約者の方へ支払うべきものがあるのならば支払うことになるので、その有無を確定するために、まずはどこに認識の食い違いがあるのか、その原因は何なのか等について順に整理していく必要があると考えるので、3点のお願いに答えていただきたいとお願いしたところ、これについても元婚約者の方は快諾されました。このとき元婚約者の方は、ご自身の勘違いや記憶違いの可能性があることを自ら認めていらっしゃいました。こうして、先だって記者に伝えていた3点について順に整理していくことが確認されました。■「元婚約者の方からは何のお返事もない状況が続きました」(4)令和元年(2019年)8月8日、代理人は元婚約者の方と2度目の面談をしました。代理人はこのときに、母と直接会って話をすれば解決できるという元婚約者の方の前回のご提案に対して、認識の食い違いを確認できていない段階では応じることは難しい、まずは元婚約者の方のお考えをきちんと説明していただかないと検討しようがないとお伝えし、快諾していただいた3点を整理したうえで検討しましょうとあらためてお願いしました。元婚約者の方はこの提案を承諾されました。この面談の場にて、お願いしていた上記の3点のうち(3)の確約を取り交わすことになっていましたが、元婚約者の方のご体調が優れないということで、次の面談時に3点まとめて回答をいただくことに決まりました。この回は、次回(8月14日)と次々回(8月22日)の面談予定を決めたうえで終了しました。しかし、予定されていた8月14日の面談は元婚約者の方の体調不良が理由で延期となり、8月22日の面談に関しては元婚約者の方とのご連絡がつかないという理由で記者のみとの面談になりました。その後も元婚約者の方から3点のお願いに対する回答をいただけることはありませんでした。代理人は、記者と継続的に連絡を取って又は面談をして元婚約者の方との話し合いを進めようとしましたが、元婚約者の方からは何のお返事もない状況が続きました[注27]。(5)令和元年(2019年)9月26日に元婚約者の方と面談する予定になりましたが、当日会うことができたのは記者だけで、上記の(3)については応じるつもりはないという元婚約者の方からの回答が書かれた文書が、記者から手渡されたにとどまりました。元婚約者の方が書かれた文書によると、その理由は、話し合いの進捗や内容を秘密にするのではなく、むしろ定期的に正確な情報を公開した方がいたずらに事態をゆがめたり煽ったりするような報道を減ずることになると思う、個人的な問題なので公にすべきではないという考え方も理解はするが、既に国民的な関心事となってしまった本件については国民に対しても誠実に事の経緯を公表する方がお2人の結婚にも近づくと思う、と考えているからだということでした。受け入れることが困難な回答ではありましたが(理由については「6」注24を参照してください)、それでも話し合いを頓挫させるわけにはいかなかったため、代理人は窓口である記者の意見を聞いて、(3)の確約は一旦措いておいて、上記の(1)と(2)の整理を先に進めることにしました。(6)令和元年(2019年)10月30日、元婚約者の方から記者を通じて、上記(1)に答えるものとして、貸し付けの日付と金額、貸し付けの理由をまとめた資料が届きました[注28]。内容を確認したところ、これまでの報道内容と同じく、平成22年(2010年)11月に私の大学への入学金、翌年の春に授業料を貸し付けたという内容が含まれていました。「5」注11の【1】でも説明していますが、私は入学金と最初の学期は自分の貯金で、それ以降の授業料はすべて奨学金で賄っています(入学祝いをいただいたことについては「5」注11の【1】を参照してください)。そこで、代理人はそのことを元婚約者の方にお伝えしました。■「400万円をポンと払えばよい」発言も(7)その直後の令和元年(2019年)11月13日、元婚約者の方から記者を通じて、入学金や授業料についてはご自身の勘違いであったという回答がありました。そのうえで、もはや金銭の請求はしないし、そのための話し合いは不要なのでやめたいという元婚約者の方のお考えを伝えられました。記者からは、元婚約者の方が貸した側なのに、いろいろと細かいことを整理して説明しなければならないということなら、もう金銭を求めることはしないとおっしゃっているという説明がありました。金銭の請求はしないということでしたから、代理人が、本件は解決したと解釈して差し支えないと考えて記者の意見を聞いたところ、記者も同意したため、代理人は、このことを確認する合意書等の取り交わしを検討することにしました。ところが、その旨を記者を通じて元婚約者の方に打診したところ、決して解決したとは思っていないという回答が返ってきました。返金を求めないのにもかかわらず解決済みではないとする理由についての説明は最後までありませんでしたし、記者も明確な説明ができないと言っていました。双方がどちらも納得しないまま、お互いの認識を確認し合う段階にすら至らずに話し合いを終わらせるということは、全てをうやむやにすることになります。解決したとは考えていないが終わりにしたいという元婚約者の方のご希望に応じることはできませんでした。(8)その後の1年余りの間、先に「3」で書いた方針を変えることはせず、元婚約者の方に、双方が十分に納得した形で解決する、あるいはそれに近づけるための方法を提示していただきたいと繰り返しお願いをし続けましたが、元婚約者の方からのお返事はありませんでした。令和2年(2020年)に入り新型コロナウイルスの影響が深刻になるなか、緊急事態宣言の期間中や宣言解除後も、代理人は、連絡を取って又は面談をして、元婚約者の方が納得できる解決方法を見つけるべく、元婚約者の方のご意向について記者に尋ね続けました[注29]。記者からは、解決したかったら400万円をポンと払えばよいという発言などもありました[注30]が、「3」で書いているとおり、きちんとした話し合いをせずにお金をお渡しするという選択はしませんでした。■佳代さんと元婚約者の面会が実現しなかった理由(9)元婚約者の方からのお返事が返ってこない状況のなか、昨年(令和2年、2020年)6月に記者から、元婚約者の方と母を会わせてあげたいといった趣旨の発言が出てきました。少しでも解決に近づける方法を見つけるべく元婚約者の方のご意向について尋ねていた際に出てきたものだったため、代理人は、それが元婚約者の方のご意向なのかと記者に尋ねました。記者は元婚約者の方に確認すると言い、後日、それでは会って話し合いたいと元婚約者の方が言っている、という答えが返ってきました[注31]。母はそれまでの経緯もあり直接会うことを躊躇していましたが、それでも、元婚約者の方のご要望にできるだけ添うことが解決へ近づくのであればと考え、令和2年(2020年9月)、会う用意があることを、代理人を通じて元婚約者の方にお伝えしました。その際、代理人は、会うことについては積極的に応じる姿勢ではあるけれども、単に会って顔を合わせたいというだけでなくそこでじっくり話し合いたいということであれば、事前にある程度議論を整理しておかないと話し合いにはならずに終わってしまう可能性が高いと説明したうえで、いまだ対応をしてもらっていなかった上記の(2)についての回答をあらためてお願いしました。双方の認識がどこで食い違っているのかを予め確認・整理しておかないと、直接会っても単に口論になるだけで良い機会にならない可能性が否めなかったからです。しかし、令和2年(2020年)10月、記者から、元婚約者の方が(2)について回答することはできないという返事が来ました[注32]。ですので、結局、平成24年(2012年)9月13日に母が婚約解消を受け入れた際に元婚約者の方から「返してもらうつもりはなかった」等のお返事をいただいたという私と母の認識(「5」(3)及び「5」注14を参照してください)と元婚約者の方のご認識に食い違いがあるのかどうかについて、私と母はいまだにわからないままです。同年11月1日には、単なる顔合わせであれば双方にとって意味のないことなので会う必要もないという元婚約者の方からの回答もありました。(10)直接会って話し合うことの是非についてのやり取りと並行して、元婚約者の方からは、お金の請求はしないことと話し合いが終了したことを世間に公表したいという連絡を受けました。最初にそのご意向を知らされたのは令和2年(2020年)2月のことでしたが、10月に入ると、10月末までには何らかのコメントを出す予定だという連絡を受けました。突然公表したいと考えるに至った理由についての説明はありませんでした。その後も直接会って話し合うことの是非についての話し合いは続けるとともに、代理人は元婚約者の方に、話し合いの内容は元婚約者の方だけでなく、圭さんの母親のプライバシーでもある、これを無断で公にすることは圭さんの母親のプライバシーを侵害する違法行為となる可能性があるから、当方の了解を得ないままで一方的に公表をすることは認めることはできない、公表するのであれば、これまで長い間話し合いをしてきたように、公表内容を双方ですり合わせたうえで連名で発信するか、もしくは少なくとも当方の了解を得たうえで進めるべきであるとお伝えしました。これに対する元婚約者の方からのお返事は、了解を得る必要はないし、すり合わせが必要だとは思わないというものでした。そして、11月30日に週刊現代の記事が掲載されました[注33]。ここまでが、金銭トラブルと言われている事柄に関する元婚約者の方との話し合いの詳しい経緯です。制約はあるものの、理解をしていただくために可能かつ必要と思われる範囲で書きました。■元婚約者の「窓口」だった記者とのやりとり【脚注】[注19]令和元年(2019年)5月8日に代理人が受け取った記者の名刺には週刊現代の「記者」であることが明記されていました。弁護士ではない週刊誌の記者が法律問題の代理人になることは弁護士法に違反する懸念がありましたから、代理人はそのことを令和元年(2019年)7月11日の最初の話し合いの際に元婚約者の方に指摘しましたが、弁護士を代理人に選任する考えはないという回答でした。弁護士を選任しない理由については、受任してもらえる弁護士がいないという記者の説明を受けたにとどまります。やむなく、話し合いを進めることを優先するために記者がこの件に関わることへ特段異論を唱えないことにして、記者は代理人ではなくあくまで元婚約者の方と連絡を取るため、話し合いを進めるための窓口であると考え、その範囲でのみ記者とやり取りをすることにしました。記者からも、自分が関わっているのは元婚約者の方が代理人やマスコミ関係者とは直接連絡を取りたくないということにすぎず、そのための窓口であって自分も代理人であるとは考えていないという回答がありました。[注20]報道の中には、平成31年(2019年)の4月か翌年の令和元年(2019年)5月に両者が1度会ったきりであり、その後は話し合いはもちろん連絡すら取られていないとするものが多く見受けられましたが、これは事実と異なります。これらの報道は記者の発言によるものだとされていましたが、代理人が記者に確認したところ、記者はそうした発言をしたことを強く否定していました。ですから、このような報道が続いたことは不可思議です。[注21]ここでアナウンスと言っているのは、金銭トラブルと言われている問題が一般人同士の事柄であるのにもかかわらず大きく取り上げられるようになっている現状から、話し合いで解決出来たとしてもそのことをアナウンスしない限り報道は収まらないだろうという考えからです。[注22](1)は、それまでに元婚約者の方から金銭のやり取りに関する具体的な説明を直接受けたことが一度もなく、報道を通じて元婚約者の方のお話だとされるものが伝わってきたにすぎなかったこと、また、2010年11月に私の大学への入学金や翌年の授業料を貸し付けたという報道(「5」注11の【1】も参照してください)に代表されるように、事実と異なる報道が繰り返されてきたことから、報道されているような内容が本当に元婚約者の方のご認識なのかどうかを確認するためのものでした。[注23](2)は、私と母の認識と元婚約者の方のご認識のどこがどのように異なるのかを確認し、食い違う部分に絞って話し合いを進めるためのものでした。平成24年(2012年)9月13日に母が婚約解消を受け入れた際に元婚約者の方から「返してもらうつもりはなかった」等のお返事をいただいたという私と母の認識(「5」(3)及び「5」注14を参照してください)が元婚約者の方のご認識と食い違っているのかどうかを確認することを主な目的としていました。[注24](3)は、情報や意見の共有は当事者間に限られることにして、率直かつ柔軟に話し合える環境を整えることを目指したものでした。また、これまで元婚約者の方が私や母のプライバシーにかかわる(誤った)情報を無断で週刊誌などに公表・提供するという法律にも常識にも沿わない行動をとられてきたことを念頭に、これから始まる話し合いの経緯や内容についても誤った形で口外されてしまうのではという懸念を払拭するためのものでもありました。そもそも、一般人同士の話し合いなので、本来はその内容を公表する必要はありませんし、公表すべきでもありません(「1」注1も参照してください)。■“解決済みアナウンス”は強要していない[注25]お金を返してもらえさえすればよいのならばなぜ直接連絡してくるのではなく週刊誌を利用したのかと代理人が尋ねたところ、元婚約者の方は、自分の母親に先方から何か言ってくるのが筋だと言われた、多くのマスコミに先方から連絡してくるのが筋だと言われた等の説明をされました。8月8日の2度目の面談の際には、「直接連絡して脅しているかのようにとられるのが嫌だった」という説明がありました。もし週刊誌が言ってもいないことを書いているのであればなぜそれを否定するなり止めるなりしなかったのかという問いに対しては、回答はありませんでした。[注26]この時点で同年8月中には解決させようと話し合ったこともあって、代理人は元婚約者の方との間に、お互いが納得したうえでこの問題を解決させ、「解決済みであることをアナウンスしよう」という共通認識ができたと理解しました。そういう文脈で代理人が「解決済みだとアナウンスすること」について言及したことはあります。しかし、その時期は話し合いを始める前段階でした。週刊現代の記事では、あたかも代理人が元婚約者の方に世間に向けて解決済みだとアナウンスさせることにこだわっていたかのような表現がされていますが、事実とは異なります。[注27]記者の説明によれば、元婚約者の方は熟考しており、またなかなか決断できない性格なので対応してくるのを待って欲しいということでした。説得はしたものの、強く言いすぎると逆効果になると感じているという説明もありました。そこで、記者を通した投げかけを継続しながら待つことにしました。[注28]これは、元婚約者の方の日記がパソコンに記録されていており、その中から該当箇所を抽出して整理したものだという説明でした。[注29]週刊現代の記事には、代理人が、交渉を終了させるなら金銭問題は解決済みと元婚約者の方からアナウンスさせることにこだわった、元婚約者の方に解決したとアナウンスさせることに拘り、そうするように元婚約者に強く求めたとするものがありますが、決して解決したとは思っていないとおっしゃる方に意に反することを強いようとすることはありません。(1)お金を求めることはしない、(2)そのための話し合いは必要ないのでやめたい、と言われたので、それではいわゆる金銭トラブルは解決したということでよいのかと尋ねたところ(そうだとおっしゃれば覚書等の締結作業に進むことになります)、決して解決したとは思っていないという回答が返ってきました。その回答内容の趣旨は分からないままでしたが、双方が十分に納得した形で解決することを目指してきたので、それでは解決するために、何を、どうしたらいいのかと、1年以上にわたり積極的に投げかけを続けることはしました。しかし、解決したとは思っていないとおっしゃる方に対して、代理人が解決済みだとアナウンスするよう求めることなどありませんし、交渉を終了させるなら金銭問題は解決ずみと元婚約者の方がアナウンスすることにこだわったということもありません。■話し合いは「交渉」段階にすら至っていない[注30]「5」本文及び「5」注14でも説明しているように、平成24年(2012年)9月13日に元婚約者の方から一方的な婚約解消の申し出を受けた際、母が婚約期間中に受けた支援について清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者の方は「返してもらうつもりはなかった」とおっしゃいました。当時の元婚約者の方の発言について客観的な録音が存在することについては記者にはっきりと伝えています。それでも、本文でも述べた通り、解決したかったら400万円をポンと払えばよいと言われたこともありますし、録音や何と言ったかは関係ないという反応でした。録音の存在やその内容の確認を求められることもありませんでした。解決に向けて母の気持ちに変化がないかという問い合わせもいただきましたが、まずは元婚約者の方のお考えをきちんと説明していただかないと検討しようがないという考えに変わりがないことを伝えました。「5」注14にも書いていますが、この録音の存在が記者から元婚約者の方に伝えられているのかどうかについては確認が取れていません。[注31]令和元年(2019年)7月11日に代理人が元婚約者の方と最初に面談した際も、元婚約者の方から私の母と直接会って話がしたいというご要望はいただきましたが、令和元年(2019年)8月8日に、認識の食い違いを確認できていない段階では応じることは難しい、まずは元婚約者の方のお考えをきちんと説明していただかないと検討しようがないとお答えしたことは本文で述べたとおりです。まずは快諾していただいた3点を整理したうえで検討しましょうと提案し元婚約者の方も承諾されていましたので、その3点が整理できていない時点でこのご要望が出てきた理由は不明でしたが、理由を尋ねても会って話せば分かるという記者からの答えしか返ってきませんでした。ちなみに元婚約者の方から私と直接会いたいと言われたことは一度もありません。この点に関する週刊現代の記事は誤りです。[注32]記者は、平成31年(2019年)の文書に書かれている内容(私と母が認識している経緯等の説明)があまりにも精緻であり、いずれも反論は難しいことが理由のようだと言っていました。[注33]このような経緯ですので、話し合いは「交渉」段階にすら至っていません。その前段階に当たる、双方の認識の食い違いがどこにあるのかという点の整理・精査の段階で、もう金銭を求めることはしないという話になり、そのため、「認識の食い違いの整理」段階で話し合いが途切れてしまっています。その意味では週刊現代の記事にある交渉は終わらせたいと伝えたというのは正確ではなく、もはや金銭の請求はしないし、そのための話し合いは不要なのでやめたいと言われたというのが正確です。
2021年04月08日秋篠宮家の長女・眞子さまとの婚約が内定している小室圭さんが4月8日、金銭トラブルについて説明する文書を公表した。文書は小室さん自身の名前で書かれており、「文書の概略」が4ページ、「文書本体」が8章構成で24ページという長文。概略と本体、36個の脚注を合わせて、文量は約4万字というボリュームになっている。本記事では、「文書本体」のうち「5 金銭トラブルと言われている事柄に対する私と母の認識について」の全文と、その注釈を公開する。なお、原文中の脚注表記などについてもそのまま記載している。◆5 金銭トラブルと言われている事柄に対する私と母の認識について「4」で説明したとおり、平成31年(2019年)の文書では、母と元婚約者の方の間に起こった金銭トラブルと言われている事柄の経緯を詳しく説明することはしませんでした。ここでは、令和元年(2019年)5月以降、母が元婚約者の方とどのようなことを話し合ってきたのかを理解していただくためにも、改めて、金銭トラブルと言われている事柄に対する私と母の認識を可能かつ必要と思われる範囲で説明します。(1)母と元婚約者の方は平成22年(2010年)9月初めに婚約しました。婚約するにあたって2人が交わしたやり取りを以下に説明します。元婚約者の方は当時私や母と同じ集合住宅に住んでいらっしゃった方で、一時期は私の亡き父と共に集合住宅の役員をされていた方でもありました。母とのお付き合いが始まったのは平成22年(2010年)の春頃からでしたが、それは、上のような経緯から母も私も元婚約者の方を以前から存じていたということと同時に、元婚約者の方が優しくて紳士的な方だという印象を持っていたということも理由でした。しかし、元婚約者の方がお食事に連れて行ってくださるお店が応分の負担を求められる母にとっては金額の高いお店であることが続いたため、ある時期から母は困難を感じ始め、今後もそのような状態が続くのであれば家計に支障をきたす心配があると思い悩むようになりました。一方で、母は元婚約者の方のお人柄に好感を持っていましたので、元婚約者の方が真剣にお付き合いをしてくださっているのであればお付き合いを続けたいという気持ちがありました。そこで、この交際が真剣なものなのかについて元婚約者の方にお尋ねしたところ、元婚約者の方は、母さえ良ければ結婚を前提としていますとおっしゃってくださいました。母は、結婚を前提にするのであれば自分達が決して余裕のある状況ではないことを正直にお伝えすべきだと考え、そのことを元婚約者の方にお伝えしたところ、元婚約者の方はそのことを受け入れてくださり、そのうえで、婚約に向けての話し合いが発展していきました。■元婚約者から「全面的にバックアップ」の言葉結婚に向けて話し合うなかで、元婚約者の方は、家族になるのだからこれからは金銭面も含めて全面的にバックアップします、保険に入っているので自分に何かあっても当面は路頭に迷うようなことはありません、安心してください等とおっしゃってくださいました。母は、元婚約者の方のこれらの言葉に思いやりを感じて信頼し、結婚のお申し出を受け入れました。元婚約者の方は、私の学費を出してくださるというお話もしてくださいました。また、時期が婚約前だったか後だったかについては明確ではありませんが、元婚約者の方が、家族も同然と思っているので圭くんの学費も出しますよ、父親ならば息子の学費を出すのは当然です等とおっしゃってくださったこともありました。私は学費については奨学金を利用するつもりで母もそのことを知っていたため、母は元婚約者の方に、なるべく奨学金で支払うので、とお伝えしました(「5」注11【1】も参照してください)が、母も私も何か困ったことがあったら頼れる方がいるのだという安心感を持つことができありがたい思いでした。婚約にあたり、元婚約者の方は母に、お互いの友人を呼んでクルージング婚約パーティーを開きましょうかという提案や婚約指輪を贈りたいという提案をしてくださいました。母は有り難く思いつつも、次第に、元婚約者の方も母も決して若くはなくお互いに初めての結婚ではないので、豪華なパーティーを開いたり高価な指輪をいただくよりも他の使い道を考えた方がよいのではないかと思うようになり、元婚約者の方にそう提案しました。元婚約者の方は母の提案を快く受け入れてくださり、家族になる3人にとってよりよい使い方をしましょうという結論に落ち着きました。このとき元婚約者の方は母に、金銭面で困ったことがあれば遠慮なくいつでも言ってくださいとおっしゃってくださいました。(2)翌年の平成23年(2011年)3月に発生した東日本大震災の影響を受けて、当時は時給制のパート従業員として働いていた母の出勤日が少なくなり、収入も激減することになりました。そのことを知った元婚約者の方は、困っているのに知らぬふりなどできません、家族になるのですから当然です、こういうときこそ協力し合わねば、婚約者という立場で良かった、頼られて嬉しいです等とおっしゃってくださり、実際に金銭の支援をしてくださるようになりました[注10]。母は、元婚約者の方が婚約する際に金銭面も全面的にバックアップしてくださるとおっしゃってくださったことがあるとは言え、助けていただきたいとお願いすることに躊躇もあったため、お借りできますかとお願いしたこともありました。また、元婚約者の方が支援をしてくださる際には、本当に(お金を出していただいて)よろしいのですか?、ご無理ではないですか?、大丈夫ですか?と度々お聞きしていました。その度に元婚約者の方は、家族になるのですから当然です、頼られるのは嬉しいです、心配には及びません、男に二言はありません等とおっしゃってくださいました。家族になるのですから当然ですと度々おっしゃってくださり親身になってくださったことで既に3人家族になっている心持ちでいた母は、元婚約者の方の言葉を信じて支援を受けるようになりました。このとき以降平成24年(2012年)9月に元婚約者の方のご意向で婚約を破棄されるまでの間、私と母は元婚約者の方から支援をいただきました[注11]。当時の私は、元婚約者の方が常に母に気を遣わせないようにご配慮くださるのを見て尊敬していましたし、母との間で、元婚約者の方が素敵な方だということや、助けてくださって本当にありがたいという話題が出ることもしばしばありました。元婚約者の方が母との婚約を破棄するまでの間支援してくださったことへの感謝の気持ちは当時も元婚約者の方に繰り返しお伝えしていましたが、今も大変ありがたく思っています。■元婚約者は「返してもらうつもりはなかった」の言葉を翻した(3)平成24年(2012年)9月13日午後11時15分、母は元婚約者の方から、婚約を解消したいという一方的な申し入れを突然受けました[注12]。理由について尋ねても元婚約者の方からの説明はなく、理由が明らかにされないまま[注13]母は婚約解消を受け入れざるを得ませんでした。このとき母が、婚約期間中に受けた支援について清算させていただきたいとお伝えしたところ、元婚約者から「返してもらうつもりはなかった」というお返事が返ってきました[注14]。以上のような理由から、母は、婚約解消にあたって2人の間でお金をやり取りする必要はなくなったと理解しました(「4」注9を参照してください)。この婚約破棄の話し合いは、留学へ行く私を支援してくださるという話が元婚約者の方から出るほどで、刺々しい雰囲気もなく円満に終わったと私も母も思いました。(4)婚約破棄から11ヵ月経った平成25(2013年)年8月、母は突然元婚約者の方から手紙を受け取りました。その内容は、「返してもらうつもりはなかった」という言葉を翻し、交際していた期間に負担した費用の返済を求めるものでした。母はあまりのことに驚き、どうすればよいのか自分では判断ができなかったため、弁護士に相談したうえで同月6日[注15]にご要望には応じかねることとその理由を(「返してもらうつもりはなかった」という元婚約者の方の言葉を信用していたことも含めて)お伝えしたところ[注16]、元婚約者の方は私も弁護士に相談して何かあればこちらから連絡しますとおっしゃいました[注17]。このとき元婚約者の方が「返してもらうつもりはなかった」という発言はしていないとおっしゃることはありませんでしたし、婚約を破棄した理由や母に対する慰謝料について何かおっしゃることもありませんでした。(5)元婚約者の方は「何かあればこちらから連絡します」とおっしゃったものの、その後に連絡が来ることはなく、偶然お会いすることがあっても金銭の話題が出たことはありませんでした[注18]。それから数年が経っても何のお話もなかったことから、私も母も元婚約者の方に納得していただけていたものと理解していました。このような経緯でしたので、私も母も元婚約者の方から婚約期間中に受けた支援については解決済みの事柄であると思っていました。(6)ところが、私と眞子様の婚約内定が平成29年(2017年)9月に発表されると、その後の平成29年(2017年)12月12日の週刊女性に元婚約者の方の友人のコメントだとされるものが掲載されました。その時点では、内容が事実とかけ離れていて驚きはしたものの、元婚約者の方ご本人のお話ではないようでしたし、報道が過熱するとは思いませんでした。しかし、平成30年(2018年)2月16日の週刊現代に元婚約者の方ご本人のコメントだとされるものが掲載され、一方的な話があたかも事実であるかのように取り上げられ連日報道される事態となり、私も母もたいへん驚き困惑しました。最初の報道の時点で平成25年(2013年)8月のやり取りから4年4カ月が経過していました。返金を求めるのであればなぜ直接請求をしないのか、なぜ週刊誌を利用する必要があったのか、なぜ事実と異なる内容が真実であるかのように報じ続けられているのか等々疑問点は多くありましたし、恐怖も感じました。それでも、「3」にも書いたように、元婚約者の方とお互いの認識についてきちんと話し合い、ご理解を得た上で解決するためにはどうすればよいかを考えながら対応することを決めました。■「元婚約者の方の負担になっていたとは…」佳代さんの反省(7)これまでの報道に接してこられた方のなかには、母が元婚約者の方をただ金銭のための存在と見なしていたのではないかと思われている方が多いかもしれません。実際には違いますが、母を直接知らない方や事情をご存知ではない方からはそう見えるかもしれません。当時のことを振り返り実際の経緯を整理するなかで改めて感じたのは、母は元婚約者の方のおっしゃることを言葉のままに受け止め過ぎていたのではないかということです。多くの方には理解し難いことかもしれませんが、私も母も元婚約者の方は結婚を前提として善意で支援してくださっているのだと思っていたため、婚約破棄の理由が、支援が増えすぎて元婚約者の方の負担になっていたことだとは思いもしませんでした。母が支援を清算させていただきたいと元婚約者の方にお伝えした(「5」(3)を参照してください)のは、結婚を前提としていただいている支援だと認識していたことから、結婚がなくなるのだとしたらどうするべきなのかきちんと確認しておかなくてはならないと考えたためです。それに対して元婚約者の方は「返してもらうつもりはなかったんだ」とおっしゃり(「5」(3)及び「5」注14を参照してください)、私も母もその言葉をそのまま受け取りました。だからこそ、平成25年(2013年)に元婚約者の方からいただいた手紙を読んだときには、理由を教えていただけずに突然婚約破棄をされたことの衝撃を引きずっていたことに加え、婚約破棄の段階で支援を清算させていただきたいと申し上げたうえで「返してもらうつもりはなかったんだ」というお返事をいただいたはずなのに、という気持ちも強くありました。その際のやり取りは、元婚約者の方の、私も弁護士に相談して何かあればこちらから連絡しますという言葉で終わり(「5」(4)を参照してください)、私や母はその言葉をそのまま受け取りました。だからこそ、報道が出たときに驚きました。一連のことを振り返ると、元婚約者の方との間に起こったことについて、私や母は、終始、あの時元婚約者の方はこうおっしゃったのに、という気持ちがあったと思います。では、元婚約者の方がおっしゃったのだからそれをそのまま受け取って問題ないという気持ちでいて良かったのかというと、そうでなかったからこそ現在のような状況になっているのだろうと思います。支援を申し出てくださった数々の言葉も、「返してもらうつもりはなかったんだ」という言葉も、私も弁護士に相談して何かあればこちらから連絡しますという言葉も、本心というよりその場の空気からそうおっしゃったということがあったのかもしれません。しかし、私も母もそういった想像を全くしませんでした。それは、無意識のうちに、元婚約者の方のおっしゃることをそのまま受け止めたいという気持ちがあったからなのかもしれません。このように当時のことを振り返る一方で、現在に至るまで報道されてきた内容の多くが事実でないことに関しては、受け入れることが難しいと感じています。■入学金と授業料「すべて私の貯金と奨学金で賄った」【脚注】[注10]このような経緯だったため、母が元婚約者の方から生活費等の支援を定期的に受けるようになったのは、東日本大震災の影響を受けた平成23年(2011年)4月以降のことでした。東日本大震災以前については、「5」注11の【1】で説明しているような出来事がありました。[注11]元婚約者の方からの支援について、「本人たちの認識が食い違っているもの」(「5」注9の【1】も併せて見てください)を以下に挙げます。元婚約者の方のお話として報道されている情報のなかから、私と母の認識と元婚約者の方の発信されている認識とが著しく異なっているもの、そして繰り返し目立つ形で報道されてきたものを選びました(これがすべてではないことについては「1」注1を参照してください)。【1】元婚約者の方が私の大学の入学金や授業料を支払うために母に金銭を貸し付けたという報道がありますが、入学金と授業料についてはすべて私の貯金と奨学金で賄っています。週刊現代の記事では、元婚約者の方は平成22年(2010年)11月1日に私に入学金を貸し付け、入学した翌年の春には授業料を貸し付けたとおっしゃっているようですが、それは正確な情報ではありません。まず、私が入学したのは平成22年(2010年)9月2日ですし、そのことは元婚約者の方もご存知のことですから、既に入学している11月に入学金を貸し付けるというのは辻褄が合いません。実際には以下のような経緯がありました。まず、入学金は私が自分の貯金(アルバイト代)から納付しましたから、入学金について元婚約者の方から貸し付けを受けた事実はありません。入学して最初の学期(秋学期)の授業料も同様に私の貯金から納付しました。第二学期(冬学期)以降の授業料については奨学金で賄いたいと考えていたので、私は入学した後の9月21日に大学に奨学融資制度の利用申請をしました。この制度を利用できることが決まったので、同年10月12日に金融機関と契約を締結したところ、11月4日に奨学金45万3000円が振り込まれ、これを11月26日に第二学期分の授業料として納付しました。それ以降(初年度第三学期から卒業まで)の授業料については、すべて融資型の奨学金と給付型の奨学金の両方を利用して納付しました。ですので、入学した翌年の春に授業料について元婚約者の方から貸し付けを受けた事実もありません。「5」(1)で書いているように、母と元婚約者の方が婚約に向けてした話し合いのなかで、元婚約者の方は、私の学費を出すとおっしゃってくださいました。婚約前か婚約後かは明確ではありませんが、家族なので圭くんの学費も出しますよ等とおっしゃってくださったこともありました。■「明治大学を受験したことはありません」母は元婚約者の方に、なるべく奨学金で支払うので、とお伝えしてはいたものの、婚約前から学費に関するやり取りがあったことから、奨学金が出ない場合は元婚約者の方が学費を出してくださるということで、安心感を持つことができありがたい気持ちでした。特に、私が入学して初めて奨学金を申請する学期(冬学期)の授業料に関しては、元婚約者の方の言葉を頼りにさせていただきたい気持ちでいました。母は、私の奨学金が受給できても年内には支給されないと思い込んでしまっていた(私が奨学金制度の内容をきちんと説明していなかったことと私が母の勘違いに気がついていなかったことが原因だと思います)ためです。また別のとき(時期は明確ではありませんが、元婚約者の方の車の中で2人で会話をしていたときのことで、元婚約者の方が上に挙げた発言をされたときよりは後です)に、母と元婚約者の方との間で私の大学について話題になりました。会話のなかで母が元婚約者の方に、私が入学金等をアルバイト代で賄ったことや第二学期(冬学期)の授業料については奨学金を申請することをお伝えしたところ、元婚約者の方が、それは感心だ、ぜひその分の授業料は私から入学祝いとさせて欲しい、父親の気持ちで渡したい、とおっしゃってくださいました。母は、やはり元婚約者の方は私の大学生活を応援してくださっているのだと感じ、ありがたく入学祝いをいただくことにしました。母は、上に書いたような事情から、入学祝いのお話があって安堵の気持ちもありました。これで万が一のことがあっても授業料を支払うことができると思ったためです。ところが、その後すぐには元婚約者の方から入学祝いをいただくことができなかったので、授業料の納付時期が近づいてくるにつれ、母のなかで授業料に関する心配が大きくなっていきました。母は、元婚約者の方が入学祝いのことを忘れていらっしゃるのではと思い始め、授業料の納付が間に合わなくなると困ると思いながらもどう言えばよいものかあれこれ悩んだ末、はっきりと送金をお願いするしかないという追い詰められた気持ちで、第二学期(冬学期)分の授業料分の送金をお願いしました。そして、元婚約者の方は11月1日に45万3,000円を母の口座へ送金してくださいました。このような経緯がありましたが、今になって当時を振り返って母の行動について考えると、明らかに冷静さを欠いていたと思います。上に書きましたように、私の奨学金は10月12日に受給が決定し、11月24日に支給され、11月26日にそのお金で第二学期(冬学期)の授業料を納付しました(母は実際に奨学金が支給されるまで自分の勘違いに気が付いていませんでした)。元婚約者の方が振り込んでくださった分は、入学祝いをくださったことのお礼を元婚約者の方にお伝えし、ありがたくいただきました。入学祝いというところから元婚約者の方は11月1日のお金を入学金だと勘違いなさったのかもしれませんが、これは入学祝いとして一学期分の授業料に相当する額をいただいたものであって貸し付けではありませんでした。週刊現代の記事には、国際基督教大学と明治大学に合格し前者の方が授業料が高いのにも関わらずそちらに進学したいということで入学金などの学費支援を頼まれたと元婚約者の方がおっしゃっているといった内容もありましたが、入学金は私が自分で支払っていますし事実と異なります。学費支援については「5」(1)でも書いているように元婚約者の方からの言葉がありましたが、結果的には学費は全て私が自分の貯金と奨学金で賄っています。ちなみに、私が明治大学を受験したことはありません。【2】平成24年(2012年)9月に私は大学の交換留学制度を用いて1年間カリフォルニア大学ロサンゼルス校へ留学しましたが、そのために十分な預金残高が必要であったことから、母が元婚約者の方にお願いをして一時的に200万円を送金していただいたことがありました。無事にビザを取得することができたのでお返ししたいと母がお伝えしたところ、元婚約者の方が、いちいち振り込むのも面倒なので当面の生活費に充ててくださいとおっしゃってくださり、生活費に充てることになりました。いちいち振り込むのも面倒なのでというのは、これから支援が必要になるときが来るだろうからまとめて取っておいてくださいという意味でおっしゃってくださったのだと思います。週刊現代の記事では、元婚約者の方が留学費用として200万円を振り込んだとされていますが、事実と異なります。留学費用に関しては、留学を支援する奨学金と大学の奨学金、私の貯金(アルバイト代)で賄いました。母から生活費として使いたいと申し出たとする報道もありましたが事実ではありません。■「返してもらうつもりはなかった」決定的な録音データ[注12]婚約破棄は母が申し入れたものだとする報道がありますが、まったくの誤りです。元婚約者の方がそのような発言をしたものは見当たらないようですから、このような報道がされているのは不可思議です。[注13]経済的な問題について話し合ったうえで婚約したという経緯がありましたし、元婚約者の方が婚約した際におっしゃった、家族になるのだからこれからは金銭面も含めて全面的にバックアップします、金銭面で困ったことがあれば遠慮なくいつでも言ってくださいという言葉や、震災発生後の、困っているのに知らぬふりなどできません、家族になるのですから当然です、こういうときこそ協力し合わねば、婚約者という立場で良かった、頼られて嬉しいですといった言葉を信じていた母は、婚約解消の理由を想像して、自分への気持ちがなくなったということなのではないかと思ったものの、金銭の問題だとは思いませんでした。[注14]このやりとりについては私自身も同席していて聞いています。又、録音が存在しているので、元婚約者の方が「返してもらうつもりはなかった」とおっしゃったことは確認できています。この録音については、平成25年(2013年)8月頃に元婚約者の方から突然手紙を受け取った際に相談した弁護士、これまでに相談した複数の弁護士、母の代理人の弁護士の全員に確認してもらっています(「3」注4を参照してください)。この録音の該当箇所を抜粋すると次のようなやり取りがされています。母が支援を清算させていただきたいと言い始め、それに対して元婚約者の方が、差し上げたものだ、当初より返済を求めるつもりはありませんでしたという趣旨のことをおっしゃった時点で、私が録音をしておいた方がよいのではと考え咄嗟に録音したものだったため、母の質問や元婚約者の方のお返事の一部は録音できていません。このやり取りの後に婚約期間中の支援とは関係ない話題に移り、再び婚約期間中の支援についての話が出ることは最後までありませんでした。元婚約者「返してもらうつもりはなかったんだ」母「そんなのってあるの?」元婚約者「いやあ、あるんですかねって、だって、その時はだって…」母「だってあるんですかねってそんなの私不思議。そういう方と出会ったことがないから。そう。」元婚約者「うん。返してもらうつもりは全くなく…お金出してましたよ」この録音の存在については、母の代理人から元婚約者の方の窓口となった記者の方(詳しくは後出の「6」(1)で説明します)に伝えていますが、記者から元婚約者の方に伝えられているのかどうかについては確認が取れていません。■眞子さまと結婚に元婚約者は「私も応援しています」[注15]週刊現代の記事では、8月に手紙を受け取った母がすぐには返答をしなかったとされていますが、直ちに返答していますので事実は異なります。ただ、あまりにも急いでお返事をしようとしたためか、婚約破棄の日付が間違っている(手紙には婚約解消日について9月14日だと記載していますが、「5」(3)に書いてあるように実際には9月13日が婚約解消日でした)ほか、大変申し訳ないことに失礼にも元婚約者の方のお名前まで間違って記載しています。また、何故か、きちんと録音されている「返してもらうつもりはなかった」というご発言ではなく、母の記憶に基づく、差し上げたものだ、当初より返済を求めるつもりはありませんでした(「5」注14を参照してください)、というご発言の方を記載しています。いずれも後から見ると非常に理解しがたいことですが、元婚約者の方がご自分でおっしゃっていたことと正反対のことを書いた手紙を送ってこられたことに驚き気が動転していたことから、当時の私も母もこれらのことに全く気がつきませんでした。お渡しした後も、「5」(5)でも書いているように元婚約者の方に納得していただけたと思っていたため、報道が出た後に改めて手紙を確認して、初めて上記のことに気がつきました。[注16]週刊現代の記事では、母が「400万円は借りたわけではなく、贈与である」という返答のみをしたとされていますが、これは事実と異なります。「4」注9で説明しているように、母は婚約破棄理由の説明や慰謝料の手当てがないことを伝えています。これに対して元婚約者が何もおっしゃらなかったことについては「5」(4)のとおりです。なお、贈与税を負担しているのかという報道がありますが、母は贈与税を納付しています。それまでは贈与税を納付する必要があると思っていなかったのですが、報道の後に知人から贈与税は納付しているのかと聞かれたことがきっかけで、念のためにということで納付しました。[注17]元婚約者の方はこのときのやり取りを録音して週刊誌等に提供していらっしゃるようです。過去の週刊誌報道にはこの録音を私によるものだとするものがありましたが、元婚約者の方が録音したものです。私と母は報道で見るまで録音の存在を知りませんでした。[注18]私と母と元婚約者の方は同じマンションの住人でしたから、お会いすれば挨拶を交わす間柄でしたし、平成29年(2017年)7月から平成30年(2018年)6月の期間は私がマンションの理事長となったことで、定期的に開催されるマンション管理組合や管理組合と管理会社との会議で元婚約者の方と度々顔を合わせています。平成29年(2017年)5月に眞子様との報道が出た後には、元婚約者の方から「私も応援しています」との言葉をいただいたほどでした。問題が解決していないと思われていたのであればお話をする機会はたくさんあったように思うのですが、婚約期間中の支援について話題になったことは一度もありませんでした。
2021年04月08日秋篠宮家の長女・眞子さまとの婚約が内定している小室圭さんが4月8日、金銭トラブルについて説明する文書を公表した。文書は小室さん自身の名前で書かれており、「文書の概略」が4ページ、「文書本体」が8章構成で24ページという長文。概略と本体、36個の脚注を合わせて、文量は約4万字というボリュームになっている。本記事では、「文書本体」のうち「3 基本的な方針について」「4 平成31年(2019年)1月22日に文書を公表した理由及び同文書の誤解されている点について」の全文と、その脚注を公開する。なお、原文中の脚注表記などについてもそのまま記載している。◆3 基本的な方針について私や母と元婚約者の方との間にこれまであったやりとり等について説明する前に、私と母が、基本的にどのような考えに基づいて金銭トラブルと言われている事柄に対応してきたのかを説明したいと思います。ある時期から一貫して優先して考えてきたのは、元婚約者の方ときちんと話し合い、ご理解を得たうえで解決するためにはどうすればよいか、ということでした。平成29年(2017年)12月12日に最初に金銭トラブルと言われている事柄についての報道が出てその後も報道が過熱していくなかで、どのように対応すべきなのかを考えるにあたって、私と母は、自分たちだけの判断で動くのではなく色々な方に相談したうえで対応を決めようと考えました。そしてその一環として、複数の弁護士に相談しました。その際にどの弁護士からも共通してアドバイスされたのは、反応すべきではなく何もしない方がよい、いずれにしろ話し合いで解決するのは困難だろう[注4]といったことでした。このようなアドバイスの理由としては、報道されている内容や報道の加熱具合から推測すると元婚約者の方と冷静な話し合いができる状態にはないように思えるというものや、元婚約者の方の目的がお金ではない可能性があるというものもありました。これらのアドバイスは、報道を見ていて私や母が感じたことと重なっていました。まず私や母が報道を受けて感じたのは、元婚約者の方のご真意が分からないということです。確かに、お金を取り戻したいだけといったことや、感謝の一言もないのが気に入らないので感謝して欲しいだけといったことが、元婚約者の方のご真意として報道されているのは見ましたが、報道されている情報の多くが事実と異なる以上、元婚約者の方のご真意として報道されている言葉も同様に事実と異なる可能性があり、報道されているものを額面どおりに受け取ることはできませんでした。■「侮辱的な内容のものが見られた」更に、支援のことだけに言及したいのであれば必要ないようなエピソードとして事実でないかつ侮辱的な内容のものが見られたことで、私や母の恐怖は倍増しました。ここまでの攻撃をされるというのは、ご真意とされているもの以上のお考えがあるように思えてなりませんでした(もちろん、これは、私や母がどう感じたかということに過ぎません)。ただ、何もせず話し合いもしないとなると、元婚約者の方との関係が悪化し報道も過熱していくおそれがありました。そこで、早く解決することを考えると、ひとまず報道されている元婚者の方のご真意とされているものをそのまま受け止めて対応を考えるしかないと思いました。元婚約者の方は縁のある方で一時期私と母に支援をしてくださった方(詳しくは「5」(1)(2)で説明します)ですし、当時は有り難い思いで支援を受けていましたが、今となって振り返ってみれば、元婚約者の方の善意に頼りすぎてしまった、というのが客観的に見た当時の状況だと思います。そのことを考えると、報道が事実と異なることに思うところはありましたが、解決金をお渡しして和解することができればそれがよいのではと考えました。そこで、この考えについて再び複数の弁護士に意見を求めたところ、たとえ解決金としてお金を渡したとしても、そのお金は借金の返済だったと誤解されてしまうだろう、世間からはやはり借金だったのだと見られてしまうだろうがそれでもかまわないか、といったアドバイスを受けました。報道のされ方を見ていると、確かにお金をお渡しすれば借金だったことにされてしまう可能性は高いように思えました。お金を渡してしまえば借金の返済だったと誤解されてしまうだろうとか、世間からはやはり借金だったのだと見られてしまうだろうというのは考えすぎだ、私がきちんと事情を説明すれば世間は信じてくれたはずだ、とおっしゃる方がいらっしゃるかもしれませんが、当時の報道をみると、全くそうは思えませんでした。こうして、何の話し合いもせずにお金をお渡しするという選択はしないことに決めました。借りたお金であろうがなかろうが一括でお金を渡せば済む話なのになぜそうしないのか、といった意見が当初からあることについては承知しています。どのみち支援を受けたのは事実なのだから元婚約者の方がお金を返して欲しいと言うのであれば渡せばよいではないか、たとえ元婚約者の方のおっしゃることが事実でないとしても支援に感謝しているのならお金を渡すべきだ、といった意見もあったと思います。それでもそうしなかったのは、どのような理由があろうと、早期解決と引き換えに借金でなかったものが借金であったことにされてしまう事態を受け入れることはできないと考えたからです。借金だったことにされてしまえば、元婚約者の方のおっしゃることが正しかったということになり、私や母は借金を踏み倒そうとしていた人間だったのだということになります。これは、将来の私の家族までもが借金を踏み倒そうとした人間の家族として見られ続けるということを意味します。それを仕方のないことだとは思いませんでした。一般的には金銭トラブルと呼ばれていますが、切実に名誉の問題でもありましたし、今でも、同じように受け止めています。そうは言っても、現在まで続いている報道の状況をみると、お金をお渡しして借金だったことにされる方がまだ良かったのではないか、と思われる方が多いかもしれません。しかし、名誉を傷つけられるような疑いをかけられ、その疑いが事実でないにも関わらず早く苦しい状況から抜け出したいと思うあまり事実でないことを事実として認めるのと変わらないことをしてしまえば、一時期はそれで良くてもそのことが一生重く付きまといます。いろいろと悩みはしたものの、一生の後悔となる可能性のある選択はできませんでした。この考え方を理解出来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、あらゆる可能性を考えたうえで決めたことでした。このような経緯で、たとえ話し合いでの解決が困難だとしてもこれを試みてみるのが最もよい選択[注5]だと判断し、元婚約者の方とお互いの認識についてきちんと話し合い、ご理解を得たうえで解決するためにはどうすればよいか、考えながら対応していくことに決めました。解決金については、これまで元婚約者の方にご提案することはしていません。きちんと話し合いをすることなく解決金を材料に話し合いを終わらせるのは本当の意味での解決にはなりませんし、本当の意味での解決にならなければ、解決金をお渡ししても借金だったことにされる可能性は否定できないままで本末転倒になると考えたためです。過去の経緯に関する認識の食い違いについてお互いが納得できた場合には、解決案の1つとしてご提案する可能性を考慮しながら母や母の代理人とも随時話し合ってきましたが、結局元婚約者の方との話し合いが進まなかった(詳しくは後出の「6」で説明します)ことからそうした提案には至っていません。■「解決済みの事柄である」と公に主張したことはない4 平成31年(2019年)1月22日に文書を公表した理由及び同文書の誤解されている点について平成31年(2019年)1月22日[注6]に私が公表した文書(以下「平成31年(2019年)の文書」とします)は、元婚約者の方との話し合いを始めるにあたって、少なくともこれだけは公にしておかなくてはならないと考えた内容を書いたものです。私と母は「2」で書いたように、当事者間での話し合いを円滑に進めるためには、自分たちの認識をみだりに公にするのはなるべく控えるべきだと考えました。一方で、母と元婚約者の方という一般人同士の事柄が私と眞子様の結婚というより大きな話題に発展してしまっている状況では、何の発信もしないまま話し合いを始めて沈黙し続けるわけにはいきませんでした。そこで平成31年(2019年)の文書を公表したのですが、同文書内では金銭トラブルと言われている事柄の経緯を詳しく説明することはせず、最小限の内容にとどめました。具体的な経緯は元婚約者の方のプライバシーにも関わる事柄であるため、経緯を明らかにし過ぎることによって元婚約者の方のプライバシーを必要以上に晒すのは避けるべきだと判断したことが理由です[注7]。平成31年(2019年)の文書では、母と元婚約者の方との過去の関係について説明するとともに、報道されている元婚約者の方の認識と、私と母の認識が異なっていること及びその核心部分について説明し、私も母も認識の食い違いについて元婚約者の方と話し合いをしたうえでご理解をいただき問題を解決したいという気持ちであることを書きました。私が平成31年(2019年)の文書で、金銭に関することは「解決済みの事柄である」と主張していると誤解されている方がいらっしゃいますが、それは誤りです[注8]。「贈与を受けたのだから返さなくてよい」、「もらったものだから返済しなくてよい」といった主張をしていると誤解されている方もいまだに少なくありませんが、平成31年(2019年)の文書でもそれ以外でも、私や母がそのような主張を公にしたことはありません[注9]。平成31年(2019年)の文書を公表した後、令和元年(2019年)5月から元婚約者の方との話し合いが始まることになるのですが、その詳細については「6」で説明します。■解決済みと主張していると誤解された理由【脚注】[注4]元婚約者の方の「返してもらうつもりはなかった」というご発言を録音した音声データが存在します(詳しくは後出の「5」注14で説明します)。それを複数の弁護士に聞いてもらったうえでのアドバイスでした。[注5]元婚約者の方と対立することは極力避けたいと思ったため、対立するという選択はしませんでした。元婚約者の方が縁のある方で一時期私と母に支援をしてくださった方である(詳しくは後出の「5」(1)(2)で説明します)というのも大きな理由でした。[注6]平成31年(2019)の文書を公表するまでの間に時間を要したのは、複数の弁護士に相談したうえであらゆる可能性を考えて方針を決める必要があったことに加え、母の代理人を引き受けて元婚約者の方との話し合いを担当してもらう弁護士を選定するまでに相応の時間がかかったこと等が理由でした。[注7]たとえ具体的でなくともプライバシーに関わる事柄であることに変わりはありませんが、私と母の認識を一定の範囲で説明せざるを得ない状況にあると判断し、やむを得ないと考えて公表したのが平成31年(2019年)の文書の内容でした。そして、この時から更に状況が変わったことにより、どこまでが「必要以上」に当たるかどうかの線引きを見直して公表したのが今回の文書です。元婚約者の方のプライバシーへの配慮と公表できる内容の範囲に制約があることについては「1」注1を参照してください。[注8]平成31年(2019年)の文書で「このような経緯ですから母も私も元婚約者の方からの支援については解決済みの事柄であると理解してまいりました。そのため、平成29年(2017年)12月から元婚約者の方のコメントだとされるものが連日報道される事態となり、私も母もたいへん困惑いたしました。元婚約者の方のご意向を測りかねたからです」と書いたことから、私と母が「解決済みの事柄である」と主張しているかのように誤解されてしまったのだと思います。しかし、私と母が「解決済みの事柄である」と理解してきたのは、平成29年(2017年)12月以降に金銭トラブルと言われている事柄が週刊誌で数多く取り上げられたことで元婚約者の方との間に認識の食い違いがありそうだと考えるようになった時点までのことです。「解決済みの事柄であると理解してまいりました」という表現は、現在完了形ではなく過去完了形としての表現として書いたものです。更に、その後の段落を続けて読んでいただければ分かるように、平成31年(2019年)の文書では「私も母も元婚約者の方からご支援を受けたことには今も感謝しておりますので、今後は元婚約者の方からご理解を得ることができるよう努めたいと考えております」と書いているように、その後は元婚約者の方とお互いの認識についてきちんと話し合い、ご理解を得た上で解決することを目指してきました。「解決済みの事柄である」と主張するのであれば話し合いは必要ありません。後出の「7」でも触れますが、週刊現代の記事にも、私と母が解決済みと主張していると誤解した記事が掲載されています。■小室佳代さんから元婚約者への「お手紙」[注9]公にではありませんが、私と母が、贈与を受けたものだから金銭について返済する気持ちはありませんといった主張をしたことが過去に一度あります。母が婚約を解消されて1年ほど経った平成25年(2013年)8月、元婚約者の方から、婚約解消時に元婚約者の方が「返してもらうつもりはなかった」とおっしゃったことと正反対の要求を手紙でいただいたことに対し、私と母は相談した弁護士のアドバイスに従って、同月6日、贈与を受けたものだと認識しているので要求には応じかねますと口頭で伝えるとともに、同じ内容のお手紙をお渡ししました(後出の「5」(4)でもこの手紙に触れています)。手紙には、婚姻解消の際に元婚約者の方が「返してもらうつもりはなかった」(手紙の記載は「差し上げたものだ。当初より返済を求めるつもりはありませんでした」となっていますが、これについては後出の「5」注15で説明します)ことを根拠に、「ですから貴殿の返済請求している4,093,000円は小室佳代が貴殿から贈与を受けたものであって貸し付けを受けたものではありません。従いまして金銭について返済する気持ちはありません」、「貴殿は2012年9月14日小室佳代に対し一方的に婚約破棄しておりその理由を具体的に明らかにしておりません。小室佳代は理由も告げられない一方的破棄により精神的に傷を負っております。それに対し謝罪もそれに対する補償も無い状態でこのような請求を受けることについては納得出来ません」と記載しました。この手紙が流布されたこと、そして私や母が否定しなかったことがきっかけとなってあたかも私と母が「贈与を受けたのだから返さなくてよい」、「もらったものだから返済しなくてよい」と今でも反論し主張し続けているかのような誤解を招くことになったのだと思います。しかし、平成25年(2013年)8月以降、私や母が贈与を受けたものだから返済は不要だという主張をしたことはありません。報道が出てから私と母は実際の経緯について、あらためて弁護士に相談し、次の【1】【2】のように整理し直しました。その結果、返済する気持ちはありませんという主張をする際に述べた理由(元婚約者の方の発言を根拠にしていることと損害賠償請求との清算を踏まえたこと)自体を見直す必要はないものの、この理由を説明するにあたって「贈与」という表現をしたのは、必ずしも十分ではなかったと考えるに至りました。この表現は元婚約者の方が「返してもらうつもりはなかった」とおっしゃったことに沿って用いたものであり、私や母はそのことを強調したつもりだったのですが、当時の私や母の言葉は十分ではなく、もう少し意を尽くした説明の仕方があったように思います。■母・佳代さんの「ヘルプ」メールの真相【1】平成23年(2011年)4月から元婚約者の方が母との婚約を破棄するまでの間に母と元婚約者の方がやり取りしたお金について、個々のお金が貸し付け(借金)であったのかいただいたもの(贈与)であったのかは必ずしも明確ではありません。母が「お借りできますか」と表現したものと「ヘルプ」と表現したものの両方があったようですから、このことからもどちらのケースもあった可能性があります。母は元婚約者の方と婚約する際に金銭の使い途等についてお話をした(詳しくは後出の「5」(1)で説明します)ことから、基本的には結婚したら同じ家族になるということを前提にいただいているお金であって借金だとは思っていなかったようですが、一方で、お借りしてお返しするつもりで支援をお願いしたこともありました。お願いしたときには母としては借り入れのつもりであったものでも、その後に元婚約者の方からあげたものだと口頭で言われたということもありました。当時の2人ですら毎度明確な確認をしていたわけではないというのが実情でしょうし、万一確認をしていたとしても、証書もなく主なやり取りが口頭で(メールも一部あるようです)交わされていたため、当時の金員のやり取り全てを個別にとらえて、事後的に、あれが貸付であったのかそれとも贈与であったのかを明確にすることは困難です。更に、本人たちの認識が食い違っているものもある(詳しくは後出の「5」注11で説明します)ことを考慮すると、婚約破棄の時点までは、貸し付けであったとすべきお金と贈与であったとすべきお金の両方が存在していた可能性があると整理するのが妥当だと思われます。それが、平成24年(2012年)9月13日に元婚約者の方がおっしゃった「返してもらうつもりはなかった」という言葉によって、貸付金だったものについては(贈与だったことに転化するのではなく)母の返済義務が免除されたことになるでしょうし、贈与金だったものについては当初から贈与であったことが2人の間であらためて確認されたということになるでしょう。あらためて弁護士に相談して以上のように整理してみると、元婚約者の方からのお金について一律に「贈与」と表現するのではなく、「返してもらうつもりはなかった」と言われたことをそのまま説明するのがより的確な説明だったと思います。【2】元婚約者の方からの一方的な婚約破棄とこれに対する母の対応に従って整理すると、次のように整理することができます。母は、元婚約者の方の「返してもらうつもりはなかった」との言葉を受けて、婚約破棄に関する損害賠償を請求する権利を放棄したと考えられます。この元婚約者の方の言葉と母の対応によって、たとえ元婚約者の方が金銭の返還を請求する権利を持っていたとしても、それは母の権利(損害賠償請求権)と共に清算されたことになり、母が元婚約者の方へ金銭を返済する義務はなくなったと解釈することができます。これに関しても、あらためて弁護士に相談して以上のように整理してみると、婚約破棄の時点までは貸付であった可能性のあるお金が贈与に転化するわけではありませんから、元婚約者の方からのお金を一律に「贈与」と表現したのは十分ではなく、「返してもらうつもりはなかった」と言われたことをそのまま説明するのがより的確な説明だったと思います。金銭トラブルといわれる事柄が取り上げられるようになった後に、私と母はあらためて以上のように整理をし直しました。そのため、平成31年(2019年)の文書でも「贈与」という表現はしていません。同文書では、婚約解消時に元婚約者の方がおっしゃった「返してもらうつもりはなかった」という言葉を根拠に、当初の金銭授受の趣旨がどうであれ、【1】【2】の整理に基づいて、既に返済義務は一切ないと確認したと認識したことを説明しています。【1】の整理は元婚約者の方の発言を根拠にしており、【2】の整理は損害賠償請求との清算を踏まえています。上にも書いていますが、【1】【2】の整理の根本となる理由そのものは、平成25年(2013年)8月に元婚約者の方にお渡しした手紙で、返済する気持ちはありませんという主張をする際に述べた理由(元婚約者の方の発言を根拠にしていることと損害賠償請求との清算を踏まえたこと)と同じです。ここで説明しているのは、あくまで、その理由を表現する言葉として私と母が「贈与」を用いたのは十分ではなく「返してもらうつもりはなかった」と言われたことをそのまま説明するのがより的確な説明だったと考えている、ということです。なお、法的には理由を告げない一方的な婚約破棄は損害賠償請求の理由となる余地があるとは言え、支援を受けていたのであれば損害賠償を考えるというのは理解し難いと思われる方もいらっしゃるかもしれません。この考え方はあくまで過去の出来事を振り返って法的に評価をしていただいたものです。
2021年04月08日秋篠宮家の長女・眞子さまとの婚約が内定している小室圭さんが4月8日、金銭トラブルについて説明する文書を公表した。文書は小室さん自身の名前で書かれており、「文書の概略」が4ページ、「文書本体」が8章構成で24ページという長文。概略と本体、36個の脚注を合わせて、文量は約4万字というボリュームになっている。本記事では、「文書本体」のうち「1 はじめに」「2 この文書を作成し公表することにした理由について」の全文と、その脚注を公開する。なお、原文中の脚注表記などについてもそのまま記載している。◆1 はじめに私と眞子様の結婚は平成30年(2018年)2月7日に結婚関係儀式等の延期が発表されて以来延期されていますが、令和2年(2020年)11月13日に公表された、眞子様が書いてくださった文書にもありますように、私と眞子様の気持ち、そして結婚に対する思いに変わりはありません。ただ、この文書で結婚に関する具体的な事柄に触れることはしていません。予めお伝えしておきたいと思います。平成31年(2019年)1月22日以降、長らく私から何かを公に発信するということをほとんどしてきませんでした。それもあって、私の母と元婚約者の方との金銭トラブルと言われている事柄がどのようになっているのか、見えない状態が続いてきました。この文書は、私や母と元婚約者の方との間にこれまであったやり取り等について実際の経緯をある程度明らかにすることを通じて、これまで世の中に出回ってきた金銭トラブルと言われている事柄に関する誤った情報をできる範囲で訂正することを目的としています[注1]。これまで出回ってきた誤った情報の訂正については、文書全体を通して行っており、本文内で訂正している場合もありますし、脚注内で訂正している場合もあります。私が沈黙してきたことにより私や母に対して不信感を覚えている方もいらっしゃると思いますが、この文書をお読みいただくことによって、これまでの事情を理解してくださる方が1人でもいらっしゃいましたら幸いです。■「穏やかに話し合いを続けることは困難」2 この文書を作成し公表することにした理由についてまず初めに、この文書を作成し公表することにした理由について説明したいと思います。詳しくは後出の「6」で説明しますが、母は母の代理人である上芝弁護士を通じて令和元年(2019年)5月から昨年(令和2年、2020年)11月まで、元婚約者の方との話し合いを続けてきました。これまで私は、世の中に出回ってきた誤った情報を積極的に否定することも、それに積極的に反論をすることもしてきませんでした。一部の例外を除いて[注2]金銭トラブルと言われている事柄に対する私や母の認識を公にすることを避けてきた理由は、元婚約者の方のプライバシーを必要以上に晒すことになる可能性もあると考えたためです。加えて、元婚約者の方とお互いの認識についてきちんと話し合い、ご理解を得たうえで解決したいと考えていたことが理由となりました。私が私や母の認識を積極的に発信してしまえば、当事者同士で話し合うという本来の目的から外れると思いましたし、既に公表した文書に書いてある以上の情報をみだりに公にしたり元婚約者の方側から出ていると思われる情報を否定したりすることによって、母と元婚約者の方が話し合いもせずに対立しているかのような誤解をされる可能性も懸念しました。これらのことから、話し合いを円滑に進めるためにもなるべく沈黙を守った方がよいと判断しました。それが今回、金銭トラブルと言われている事柄について誤った情報を訂正していくという判断に至ったきっかけは、主に2つあります。1つ目は、秋篠宮皇嗣殿下が令和2年(2020年)11月30日のお誕生日に際しての記者会見でおっしゃってくださったことです[注3]。2つ目は、同11月30日に、週刊現代に元婚約者の方が独占取材に答えたとされる記事が掲載されたことです(以下、この記事及び同年12月11日に発売された週刊現代の記事を「週刊現代の記事」とします)。上述のとおり、母は令和元年(2019年)5月以降元婚約者の方との話し合いを継続してきましたが、その話し合いが終わっていないのにもかかわらず元婚約者の方の一方的なお話が記事になったこと、更にその内容の多くが残念ながら事実ではなかったことから、このまま否定や反論を一切することなく穏やかに話し合いを続けることは困難であると判断しました。以上のような理由で、この文書を公表することに決めました。■「ありとあらゆる誤った情報が出回っています」【脚注】[注1]もちろん、全ての誤った情報を対象とするのは、その数からも到底不可能です。また、状況的にやむを得ないこととは言え、私や母と元婚約者の方との間にこれまであったやり取り等を元婚約者の方に無断で明らかにすることに、本来は法的な問題があることは否定できません。元婚約者の方のプライバシー等にできる限り配慮をする必要があります。そのため、明らかにできる内容は、可能かつ必要と思われる範囲にとどまらざるを得ません。この文書では、特に重要と思われる事柄を選別すると同時に、その事柄をより正確に理解していただくために必要であると思われる事柄についても言及しています。この文書では元婚約者の方の発言として報じられているものにも触れていますが、後出の「6」(3)にも書いているように、元婚約者の方は報道されている内容について、言ってもいないことが勝手に書かれているみたいだという趣旨の発言をされています。報道内容が本当に元婚約者の方の発言なのかどうか、私や母には分からないものが大半であるということを予めお断りしておきます。また、本文書内には母の代理人である上芝弁護士からの報告に基づくもの等、私が直接見聞したことではない内容が出てきますが、読みやすさを重視して基本的には伝聞表現を避けています。[注2]例外の1つ目は、平成31年(2019年)1月22日に私が公表した文書です。これについては後出の「4」で詳しく説明します。2つ目は、令和2年(2020年)11月26日以降に私の代理人である上芝弁護士(上芝弁護士は、母の代理人として元婚約者の方との話し合いを担当し、同時に私の代理人として平成31年(2019年)1月22日以降報道機関からの問い合わせ等に対応している弁護士です)を通じて、正確な情報をお伝えしたことです。大学の学費を元婚約者の方から借りたのかという質問に、そのような事実はなく私がアルバイトをして貯めたお金と奨学金で賄ったと回答しました。その質問にお答えした時期には、入学金や授業料についての話が元婚約者の方との間で既に出ており、元婚約者の方からご自身の勘違いであったとのお返事をいただいていた(詳しくは後出の「6」(7)で説明します)こと、更に、既に元婚約者の方との話し合いを継続することが期待できない状況になってしまっていた(詳しくは後出の「6」で説明します)こと等が理由でした。[注3]宮内庁のホームページによれば、11月30日の記者会見で秋篠宮皇嗣殿下は、金銭トラブルと言われている事柄に関する「多くの人が決して納得して喜んでくれる状況ではないと思うというふうに先ほどおっしゃっていましたけれども、そのために以前殿下が指摘されていたその問題をクリアして解決することが必要との考えについては今は、どのようにお考えでしょうか」という質問に対して、「多くの人が納得し喜んでくれる状況の前提として、今までもあった問題をクリア(するために)相応の対応をする必要があると申しました。私自身、これは人の家のことですので詳しくは知りませんけれども、じゃ、対応を全くしていないかと言えばそんなことはないと思います。そうですね。ただ一つ言えるのはそれはいろいろな対応をしているとしてもですね、やはりそれが見える形になるというのは必要なことではないかなあというふうに思っております」とおっしゃっています。そのため、たとえ「1」注1で述べた懸念があるとしても、少なくとも金銭トラブルと言われている事柄については、私と母がどのような対応をしてきたのかを一定の範囲で「見える形」にするべきだと判断しました。こういう経緯ですので、この文書では、金銭トラブルと言われている事柄に限って説明をするとともに、誤った情報をできる範囲で訂正しようと試みています。金銭トラブルと言われている事柄以外にもありとあらゆる誤った情報が出回っていますが(金銭トラブルと言われている事柄に関するものについてはもちろん、それにとどまらない内容の報道や論評をみると、これまで私や母に対する名誉棄損、侮辱、プライバシー侵害など数多くの違法行為が繰り返されていると考えています。そしてそれらは、仕方のないことだとしてすべて受け入れるには限度を超えていると思います)、全てを訂正し始めると訂正しそびれたものが真実であると決めつけられる危険性もあり現実的ではありません。
2021年04月08日「今年も、ひときわ注目を集めたのは眞子さまが詠まれた歌でした。昨年に続いて、小室圭さんとの結婚を望むお気持ちが滲み出ている歌だったからです」そう語るのは皇室担当記者。3月26日、皇室の新年行事「歌会始の儀」が、皇居・宮殿「松の間」で行われた。コロナ禍により2カ月遅れでの開催となった今回。会場でもアクリル板などの感染防止策がとられ、天皇皇后両陛下、皇族方もマスクを着用。モニター越しにオンラインで参加した入選者もいた。厳かな空間で、披講諸役により朗々と歌い上げられることになる皇族方の歌。昨年、眞子さまが発表されたのは次の歌だった。《望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな》月にうさぎが棲んでいるというおとぎ話を信じるほどの純粋な心を持ち続けたい、という思いの和歌だが、意味深だったのは2度も使われた「月」だ。「小室さんは婚約内定会見で、きれいな月を見つけると眞子さまに電話をしてしまう、というエピソードを話しました。これは、夏目漱石が『I LOVE YOU』を『月がきれいですね』と和訳したという俗説をなぞったものと考えられます。つまり眞子さまと小室さんの間で『月』は、『愛してる』を意味するキーワードといっても過言ではないのです」(前出・皇室担当記者)そして今年のお題は「実」。注目された、眞子さまの歌は――。《烏瓜その実は冴ゆる朱の色に染まりてゆけり深まる秋に》宮内庁が発表した文書には《眞子内親王殿下は、幼い頃から烏瓜の美しい色合いがお好きでした。季節が深まるにつれて烏瓜の実が秋の色に染められていくように見える様子をお詠みになりました》との解説が添えられている。歌人の梅内美華子さんに、この歌を解説してもらった。■今秋、眞子さまと小室さんは30歳に「烏瓜の実の鮮やかな朱色を『冴ゆる』と表現されたのは、眞子さまがその色にはっとして立ち止まり、眼差しを向けられたと想像させます。凜とした韻律と、抑揚の利いた美から、眞子さまが大人になられたと感じました」では眞子さまはなぜ、「烏瓜」を歌に詠まれたのだろうか。「実は、烏瓜には『よき便り』という花言葉があります。烏瓜の種子の形が結び文に似ていることからついた花言葉です。その烏瓜が秋の色に染まる……。つまり、秋によい便りが来るようにと願われた歌なのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)今年の秋といえば、10月に眞子さまと小室さんがお二人とも30歳の誕生日を迎えるタイミング。そして、ニューヨーク州弁護士を目指す小室さんは7月下旬に予定される司法試験を受験するとみられているが、その結果が出るのも10月下旬ごろになる。「結婚延期が3年以上も長引き、眞子さまは早く結婚したいというお気持ちを募らせています。小室さんの留学も区切りがつき、30歳という大きな節目を迎えるこの秋に結婚を間に合わせたいと以前からお考えだったようです」(宮内庁関係者)眞子さまは歌会始の儀の和歌が注目されているのを知りながら、あえて“結婚への思い”を新しい歌に込められたのだ。この秋に結婚を実らせるための準備は進んでいるのだろうか。小室さんが置かれている状況について、ニューヨーク州弁護士のリッキー徳永さんはこう解説する。「7月に行われるニューヨーク州の司法試験に向けて、小室さんは5月の大学卒業後は試験勉強に追われることになります。試験勉強に集中するため、小室さんは前もって就職先を決めている可能性が高いです。ニューヨークの法律事務所の平均年収は約1千500万円とされています。日本ではその3分の2ほどですし、アメリカの大学院で学んだ強みを生かすならば、やはりアメリカで実務に携わるのがよいと思います」この秋、眞子さまに「よき便り」は届くのか――。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月02日《烏瓜その実は冴ゆる朱の色に染まりてゆけり深まる秋に》3月26日に皇居・宮殿「松の間」で開催された歌会始の儀。眞子さまは「実」というお題に、このような歌を詠まれた。宮内庁が発表した解説では《眞子内親王殿下は、幼い頃から烏瓜の美しい色合いがお好きでした。季節が深まるにつれて烏瓜の実が秋の色に染められていくように見える様子をお詠みになりました》とのことだが……。「実は、烏瓜には『よき便り』という花言葉があります。烏瓜の種子の形が結び文に似ていることからついた花言葉です。その烏瓜が秋の色に染まる……。つまり、秋によい便りが来るようにと願われた歌なのではないでしょうか。今年の秋といえば、眞子さまと小室さんは10月に30歳の誕生日を迎え、小室さんはニューヨーク州弁護士の司法試験の合否も明らかになるころ。眞子さまは大きな節目となる今秋までに結婚したいという強い思いがあるようです」(皇室担当記者)眞子さまは歌会始の儀の和歌が注目されているのを知りながら、あえて“結婚への思い”を新しい歌に込められたのだ。それに対し、父・秋篠宮さまが詠まれたのは次のような歌だった。《夏の日に咲き広ごれる稲の花実りの秋へと明るみてくる》奇しくも眞子さまと同じく、「実」から秋に実をつける植物を連想されたのだ。「稲穂が黄金色に垂れる秋の実りに思いを馳せ、豊穣を願われる思いが『明るみてくる』の言葉に込められていると思います」(梅内さん)ただ、宮内庁関係者は秋篠宮さまの歌にも隠された意味があるはずだと語る。「昨年、秋篠宮さまは眞子さまの“愛の歌”にたいへん驚かれたことと思います。今年は眞子さまの姿勢を諭すべく”返歌”となる歌を詠まれたのではないでしょうか」■控えめであるがゆえに、秋に実る古式ゆかしい宮中行事の水面下で激しい“親子バトル”が展開されていたというのだ。秋篠宮さまの歌について、宮内庁が発表した解説はこうだ。《普段はあまり気にとめることはない稲に咲く花をよくご覧になると、いかにも奥ゆかしく開いていることに気付かれました。そして、見方によっては、控え目であるが故に秋に撓に実る準備をしているようにもお感じになったそうです》控えめであるがゆえに、秋に実る――。それは、眞子さまと小室さんへのメッセージにほかならないと宮内庁関係者は語る。「眞子さまの10月までに結婚したいとのご意向をお聞きになっていた秋篠宮さまは『ならば生き方を改めるように』との訓誡を込められたのでしょう。秋篠宮さまはすでに昨年11月の会見で、お二人の結婚を『認める』と明言されています。これ以上の延期は憲法が定める婚姻の自由を侵害しかねないと、秋篠宮さまは判断されたのだと思います。ただ、お気持ちとしては、いまもお二人の結婚に大反対なのです。それゆえ、結婚への“最終条件”を歌で示されたのでしょう」金銭トラブルについての説明を求められていた小室さんだが、いまだにその動きは見えてこない。「眞子さまと小室さんに足りないもの、それを一言で言えば『謙虚さ』ではないでしょうか。とくに小室さんは、国際弁護士という自分の夢を追い求める一方、金銭トラブルの説明は後回しになっています。また眞子さまも、ご自身の結婚への思いを吐露されるばかりで、国民感情に向き合おうとされていません。秋篠宮さまは、『公』より『私』を優先しすぎるお二人の姿勢を疑問視されてきました。控えめに咲く稲の花のようにもっと謙虚になりなさい、ときには稲穂のように素直に“頭を垂れる”べき――。秋篠宮さまはそのように、生き方を改めることを厳命されたのでしょう」(前出・宮内庁関係者)宮中行事をも巻き込んだ、結婚をめぐる父と娘の駆け引き。眞子さまは父の切実な思いに応え、小室さんと“実りの秋”を迎えることができるのか――。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月02日「謹慎期間中も伊藤を心配した仕事関係者たちがメッセージを送っていたのですが、彼は『俳優は絶対に引退しません』と、返信で固い決意を表明していたそうです」そう語るのは芸能関係者。昨年10月、道路交通法違反などの疑いで逮捕された伊藤健太郎(23)だったが、東京地検は不起訴処分とした。この判断について、弁護士法人「天音総合法律事務所」代表弁護士の正木絢生さんはこう語る。「まず過失運転致傷の疑いについては、被害者との示談が成立していることもあり起訴猶予になったのでしょう。こちらは予想どおりでした。もう一つのひき逃げの容疑に関しては、起訴処分になってもおかしくない印象を持っていました。しかし事故現場へ数分で戻っていることから、十分な証拠がないと検察が判断したようです」被害者はバイクに乗った20代男性と20代女性の2人だったが、伊藤に対する感情は対照的だったという。「実は後部座席に乗っていた女性は伊藤さんの大ファンだったので、比較的早く示談に応じたようです。しかし運転していた男性は、なかなか納得できなかったそうで、それが処分が下るまでに時間がかかった理由の1つだと聞いています」(全国紙・社会部記者)伊藤の不起訴処分を一日千秋の思いで祈っていたのが、恋人である山本舞香(23)だった。■動き出した“大物監督”の映画復帰計画「舞香さんは家族や所属事務所の人たちから、『彼とは別れなさい』と説得されていました。しかし『仕事も恋愛も自分で決めます』と、決別を拒否したのです。事件後、舞香さんはまったくお酒を飲まなくなりました。もともと酒量は多くないのですが、伊藤さんとのデートや友人との食事会で口にするのは好きだったのです。でも最近は勧められても『私はいいから』と、断るようになっています。彼女には意外に古風なところもあります。知人たちの間では、伊藤さんが俳優復帰できるまで“酒断ち”をしているのではないかと評判になっているのです」(山本の仕事関係者)恋人の酒断ち祈願が天に届いたのか、“大逆転不起訴処分”が下った伊藤。「すでに連続ドラマのオファーもあるそうですし、事故前に決まっていた主演映画の計画も再び動きだすそうです。映画は“大物監督”が手がけます」(映画関係者)だが悲願の俳優復帰が現実になっても、すべての問題が解決するわけではない。「これから迷惑をかけた関係先へ“謝罪行脚”を始めるそうです。また打ち切られたCMの企業、穴を開けた舞台制作会社、さらにテレビ局からの損害賠償請求は、トータルでなんと7億5千万円とも報じられています」(テレビ局関係者)“ひき逃げ犯”の汚名は免れたが、長い茨道が続くのだ。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年03月29日2021年3月12日に公開された、ある連鎖を描いた動画がネット上で話題になっています。動画の冒頭に登場するのは、ベーカリーの店長とダウン症の女性・シモーネ。彼女の働きぶりを見た人たちは、みんな笑顔になりました。すると、ベーカリーを訪れた弁護士が…。シモーネの働きぶりを見た弁護士は、ダウン症のジョンを雇いました。次に、そのジョンを見た歯医者が同じくダウン症のソフィアを雇います。さらに連鎖は続き、歯科医院に行った農業主もダウン症のケイトを雇い、そんな農園に足を運んだ美容師もダウン症のポールを雇うのです!Know more about people with Down syndrome and work.Why hire a person with Down syndrome?Research shows that employees...CoorDownさんの投稿 2021年3月20日土曜日Know more about people with Down syndrome and work.Why hire a person with Down syndrome?Research shows that employees...CoorDownさんの投稿 2021年3月20日土曜日すべては、ベーカリーの店長のアクションから始まったこと。ご紹介した動画のように、誰かの行動が多くの人に影響を及ぼして、世界をよりよくするかもしれません。雇用の連鎖を描いた動画『THE HIRING CHAIN』は、国連が定めた国際デー『世界ダウン症の日』である、3月21日に向けて公開されました。世界ダウン症の日は、ダウン症の人たちが自分らしく安心して暮らしていけるよう、世界中で啓発イベントが行われています。こちらの動画も、その1つ。動画を見た人たちからは、大きな反響が上がりました。・素敵な世界!泣きました。・障害のある人が働きやすい社会になってほしい。・何気なく見たが、めっちゃいい動画だった。・障害を持つ人たちが働くベーカリーを知っていますが、みなさん素晴らしい作り手です!ダウン症の人たちが働いて自立することは、人生を充実させるうえで大切なこと。誰もが雇用の機会が得られるよう、小さなことでもアクションを起こしていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月22日「秋篠宮さまは結婚を認める考えを示されましたが、陛下はどのようにお考えですか」天皇陛下の61歳の誕生日を前に開かれた記者会見。眞子さまの結婚に関する質問が投げかけられると、会場にピンと張り詰めた空気が漂った。柔和な陛下のご表情が引き締まる。そして、陛下はこうお答えになった。「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」陛下が、眞子さまの結婚問題について初めて言及された瞬間だった。この回答に、宮内庁関係者は驚いたという。「秋篠宮さまの言葉を引用されながら、現状では“多くの人が納得し喜んでくれる状況”には程遠いとの認識を示されたといえます。陛下は、現時点でこの結婚には心から賛成しているわけではない、ということを示唆されたのだと感じました。事前に雅子さまにも相談されたうえでのご回答のはずですから、雅子さまも陛下と同じお考えではないでしょうか」歴史学者の河西秀哉・名古屋大学大学院准教授は、陛下の「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております」とのお言葉に注目すべきだと語る。「天皇陛下は、国民のなかに反対論や疑念があることを十分に認識されているということです。象徴天皇制は国民の支持なくしては存立しえないものですから、現状では結婚を認めることはできないと考えているのでしょう。“多くの人が納得して喜んでくれる状況”に近づけるためには、やはり本人たちが国民の前にきちんと出てきて、疑念を生んでいるトラブルについて説明し、自分たちの気持ちを伝える必要があるでしょう。そうすることで、強硬的になっている人々の考えも変わってくるのではないかと考えます」■小室さんが帰国しない場合、単独で会見の可能性も’17年9月の婚約内定会見以来、お二人からは文書での説明こそあったものの、会見は開いていない。皇室担当記者は「今回の陛下の発言で、会見を開催する必要性が高まった」と話す。「陛下が求める“多くの人の納得”を得るためには、単に小室家の金銭トラブルについて説明するだけでは不十分といえます。眞子さまは、事態を打開するために小室さんと二人で会見を行う必要性をお感じになっているのではないでしょうか」だが小室さんは現在、ニューヨークに留学中。しかも、5月にロースクールを修了し、7月にはニューヨーク州の司法試験を受験するとみられている。金銭トラブルへの対応も、代理人弁護士に一任している状態だ。「もし、会見のために帰国するとなれば、出入国のための隔離期間も生じます。弁護士資格取得のために猛勉強を続ける小室さんにとっても大きなロス。しばらく帰国の予定はないようです。これまで秋篠宮さまから説明を求められても十分に応じず、逃げ続けてきた小室さんに、天皇陛下からの発言の“重み”が伝わっているかどうかも疑問です。天皇陛下の“問題解決指令”に焦燥感を抱いていらっしゃる眞子さまとは、深刻な温度差が生じているのではないでしょうか……」(前出・皇室担当記者)小室さんがあくまで帰国しないという選択に固執するならば、それは眞子さまにとって“釈明会見を開くなら独りで”という非情な宣告に等しいものだ。「眞子さまと小室さんは10月には30歳の誕生日を迎えます。コロナ禍もあって断念されましたが、眞子さまは昨年中に入籍する計画を練っていたほど。どうしても20代のうちに結婚したいという願望をお持ちのようです。眞子さまは、小室さんが帰国しないのならば独りでも会見を行うおつもりもあるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)ただ、すでに結婚延期決定から3年もの月日がたっている。ここから国民の評価を覆すのは並み大抵のことではないだろう――。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月03日阿部寛主演新ドラマ「ドラゴン桜」に長澤まさみが出演することが決定した。本作は、週刊漫画誌「モーニング」(講談社)にて2018年から連載中の三田紀房による「ドラゴン桜2」が原作。前作ドラマの原作である「ドラゴン桜」の15年後を描く続編だが、今作はいまの時代の日曜劇場でやるべきエッセンスを入れた、ドラマオリジナルの展開が予定されている。今回出演が明らかになった長澤さんは、前作で桜木が受け持った東大クラスの教え子・水野直美として出演していた。母親の病気という不運も重なり、東大受験を諦めざるを得なかったが、一浪の末に東大に合格。その後、弁護士資格を取得し、桜木が経営する法律事務所に入所。桜木と共に、新時代の高校生に立ち向かっていく。桜木の教え子から、今作では生徒たちを導く側になる水野を演じる長澤さんは「私にとって『ドラゴン桜』は青春が詰まった作品です」と思いを明かし、「本当に長く愛されている作品で『好きだった!』と今でも言われることが多く、前作から16年も経っていたという実感が私自身あまりありませんでした」と話す。そして撮影がすごく楽しみだと言い、「私が演じる水野は前回と立場が変わっているので、改めて身を引き締めて頑張ります。ぜひ楽しみにしていてください!」と視聴者へメッセージを寄せた。またプロデューサーは「水野は、今回様々な困難にぶち当たりながらも、絶対的な笑顔と優しさで生徒のことを考えていく弁護士です。そんな水野がクールで皮肉たっぷりの桜木を怒ったり、蹴飛ばしたり、『このおっさん!』と怒鳴りつけたり・・・バディとして加わることでどんな化学反応が起こるのか、この二人がどうやって生徒を東大に導くのか、最後まで見守っていただければ」とコメントしている。「ドラゴン桜」は4月、毎週日曜日21時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2021年02月26日原嘉孝(ジャニーズJr.)と中村麗乃(乃木坂46)が出演する舞台『逆転裁判~逆転のパラレルワールド~』が5月13日(木)から23日(日)にかけて北千住・シアター1010で上演される。原作は弁護士として、無実の罪を着せられた依頼人を助けるために法廷で戦う、法廷アドベンチャーゲーム。舞台としてはゲームの10周年記念企画として、2013年7月『逆転裁判~逆転のスポットライト~』、2015年『逆転裁判2 ~さらば、逆転~』を上演。2019年には舞台オリジナル脚本による『逆転裁判 ―逆転のGOLD MEDAL―』を過去最大規模の劇場(シアター1010北千住)で上演し、過去最大動員数(6000名)を記録した。本公演は昨年5月上旬の緊急事態宣言の発令により延期となっていた演目の満を持してのお披露目となる。主人公・成歩堂龍一役の原嘉孝、ヒロイン・綾里真宵役の中村麗乃(乃木坂46)に加え、ゴドー役の友常勇気が続投。そして新キャストとして、御剣怜侍役に小林涼、狩魔冥役に元SKE48の木本花音、成歩堂琉市(なるほどちゃん)役に元℃-uteの中島早貴、不条里罰丸役に市川知宏が参加した。さらに伝説の殺し屋虎狼死家左々右エ門役にムーディー勝山、そして狩魔豪役にレジェンド川﨑麻世。そして田上ひろし、久下恵美らSETメンバーが脇を固める。今回の物語はパラレルワールドで展開する。弁護席で気を失った成歩堂が目を覚ますとそこは、よく知っているけどなんだか違う、不思議な世界だった。芸能事務所の顧問弁護士・御剣怜侍、絶対完璧アイドル・狩魔冥、ヤリ手の女社長・“オバチャン”こと大場カオルが全財産をつぎ込むナンバーワンホスト・矢張政志、“前世が見える”と主張するあやしげな占い師・綾里真宵…みんないるけどなんだか違う世界で、奇怪な連続殺人事件が発生。容疑者として逮捕されたのは、なんと“あっちの世界”の成歩堂だった!あっちの世界の真宵の依頼で、こっちの世界の成歩堂は、あっちの成歩堂を弁護するため立ち上がる。ゲームの生みの親である巧舟氏監修のもと『逆転裁判』オールスターズを意識したという内容だ。まさかの展開、『逆転』だからこそのふり幅、そして緊迫の法廷シーン。笑いあり、シリアスあり、涙ありの本作。5月の開幕が待ち遠しい。■舞台情報『逆転裁判 ~逆転のパラレルワールド~』2021年5月13日(木)~23日(日)(※19日(水)休演日)会場:シアター1010(東京・北千住)
2021年02月24日松本潤主演の連続ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」が映画化。『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』として、2021年12月30日(木)に全国公開される。松本潤主演の人気ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」とは「99.9-刑事専門弁護士-」は、TBSテレビで2016年、2018年に放送され、人気を博した松本潤主演の連続ドラマ。個性豊かな弁護士たちが、99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく新感覚の痛快リーガル・エンタテインメントだ。型破りな弁護士・深山とベテラン敏腕弁護士・佐田との掛け合いが大きな話題になったほか、事実を解き明かしていく痛快なストーリー、法律事務所の面々のチームワーク、随所に散りばめられた小ネタ、心温まるストーリーといった数々の魅力が、多くの視聴者の心を掴んだ。タイトルの「99.9」が意味するのは、日本の刑事事件における裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)。「99.9-刑事専門弁護士-」では、たとえ99.9%有罪が確定している事件でも、残り0.1%が確定しない限り、それは本当の意味で“事実”に辿り着いたことにはならないと、その最後の「0.1%」まで諦めず事実を追い求めていく弁護士たちの姿を描く。待望の映画化、深山最大のピンチ?!予告編では、深山が15年前に起きた凶悪事件に挑む過程で、謎の弁護士・南雲恭平が事件に関わっていることが判明。また、因縁の裁判官・川上や元検事の大友らが、深山の前に立ちふさがり、今までになく事実追求に困窮する姿が描かれている。果たして南雲は、敵なのか?味方なのか?これまで、様々な事件の0.1%の事実に挑んできたが、今回ばかりは「今のところ、勝てる見込みがゼロ」と、弁護士・深山最大の危機に。さらに、深山が慕う斑目法律事務所元所長・斑目春彦の「事実で人を幸せにできるかどうかはわからない」という意味深なセリフも。果たして、深山は「0.1%」の事実にたどり着くことができるのか...!?登場人物(キャスト)松本潤&香川照之が続投、新ヒロインは杉咲花主演は、ドラマから変わらず松本潤。2020年末の「嵐」の活動休止後、本作が俳優としての初仕事となり、主演映画としては2017年の『ナラタージュ』以来4年ぶりだ。深山とチームを組む元検事のベテラン敏腕弁護士・佐田役も香川照之が続投。また、弁護士・深山と敏腕弁護士・佐田の名コンビに新たな風を吹き込む新ヒロインを、杉咲花が務める。深山大翔(松本潤)斑目法律事務所・刑事事件専門ルーム弁護士。鋭い観察眼で常に事実を追求する。周囲が諦めた事件でも、自らが納得するまでとことんこだわる。犯罪を美化することを良しとしない潔癖さと、クールなやさしさをもつ。民事事件は扱わず刑事事件専門で、検察からは、追い詰めた被告人の 「罪」 を引っくり返してくる厄介な弁護士として目をつけられている。口癖は 「残りの0.1%に事実が隠されているかもしれない」。飲食店を営んでいた父親の影響で料理をするのが好きで、以前担当した事件で助けた男性の小料理屋でよく料理を作っており、その2階の1室を借りて暮らしている。刑事事件にしか興味を持たないため、収入は少なく質素な暮らしをしており、家の中は必要最低限の物しか置いていないが、一つ一つへのこだわりは強い。調味料だけにはこだわりを持ち、MY調味料セットを持っている。佐田篤弘(香川照之)斑目法律事務所・弁護士。以前検事だったこともあり、期せずして刑事事件専門ルームの運営を任されていたが、現在は念願かなって民事に復帰。数々の大企業の顧問弁護士を務め、巨額の利益を事務所にもたらし自らも高額な報酬を得ている企業弁護のトッププレイヤー。しかし、深山のせいで刑事事件専門ルームの室長が定着しないことを気にかける所長・斑目からの申し出を受け、マネージングパートナーの座を前提として室長に戻ることに…。「勝たなければ意味がない」 がモットー。違法すれすれの調査手段も厭わない。富と成功を追い求め、それを手に入れた自分をてらいなく自慢し、そこに至らない人間を見下す態度をとるため、輝かしい実績から所内で一目置かれてはいるものの、人望はない。唯一苦手なのが10歳年下の妻で、家庭では尻に敷かれている。河野穂乃果(杉咲花)司法修習を終えたばかりの新米弁護士。0.1%の事実を求めて奮闘する。脇を固める俳優陣も実力派ぞろい。深山が働く斑目法律事務所のメンバーをはじめ、ドラマのレギュラーキャスト陣が多数続投する。<斑目法律事務所のメンバー>明石達也(片桐仁)...深山を支えるパラリーガル。 深山の相棒として、どんな無理難題にも挑んでいく。藤野宏樹(マギー)...曲者だらけの刑事事件専門ルーム内では割と常識人。双子の娘を溺愛。中塚美麗(馬場園梓)...仕事は優秀で、プロレスをこよなく愛する。落合陽平(馬場徹)...驚くべき数の資格を所持し、何にでも即時に対応できる弁護士。<その他の続投キャスト>立花彩乃(榮倉奈々)...現在アメリカ留学中の“プ女子”弁護士。season1では、型破りな深山の行動に振り回されながらも、熱意をもって事実を追求する深山の姿に心打たれ、持ち前の努力家精神で数々の事件解決に挑んだ。尾崎舞子(木村文乃)...現在、東京地方裁判所に勤める裁判官。season2では元裁判官弁護士として、深山とは正反対の理屈っぽい考え方で度々衝突する場面もあったが、尾崎の弟の事件をきっかけに、深山とも距離を縮め、再び裁判官となる。丸川貴久(青木崇高)...深山の父親の事件をきっかけに、事実の追求という同じく熱い思いを共有し合い何かと協力的な検事。川上憲一郎(笑福亭鶴瓶)...「事実」よりも「法廷での証拠」を優先させる方針の持ち主で、深山とは大きく対立し因縁関係もある東京地方裁判所所長。大友修一(奥田瑛二)...斑目法律事務所元所長・春彦と学生時代からの深い知り合いである一方、自ら立ち上げたストーリーの結論へ導く強引な捜査や取り調べを行うことで、有罪率100%を誇っていた元東京地方検察庁検事正。斑目春彦(岸部一徳)...深山が信頼を寄せる斑目法律事務所の元所長。坂東健太(池田貴史)...深山が居候する小料理屋いとこんちの店長であり深山のいとこ。加奈子(岸井ゆきの)...いとこんち常連で深山に片思い中の自称シンガーソングライター。由紀子(映美くらら)...斑目法律事務所所長となった敏腕弁護士佐田の妻。かすみ(畑芽育)...佐田の娘。初参戦メンバーに西島秀俊&なにわ男子・道枝駿佑さらに、『99.9 刑事専門弁護士』シリーズ初参戦メンバーとして、物語の重要な鍵を握る謎の弁護士役を西島秀俊が担当。松本潤と映画初共演となる。西島秀俊は「ドラマの出演者の方々から『 99.9』の 撮影現場の素晴らしさを聞いていたので、今回参加することがとても楽しみでした。実際の撮影では、 斑目法律事務所の皆さんが自由なアドリブでどんどんシーンを作り上げていく様子に驚きました。これは『 99.9 』ならではの魅力ですし、 何よりキャストとスタッフの皆さんが全力でより良い作品を作ろうとしていることが伝わってくる現場でした。」とコメントしている。なにわ男子の道枝駿佑も新キャストとして登場。事件が起きた村に住み、深山らに捜査協力する実直な好青年を演じる。道枝は共演した松本潤について、「再現シーンなど1つ1つのセリフに関して、プロデューサーや監督と話し合いながらアイデアを自ら出して、細部までこだわってる姿を見て圧倒されました」コメントした。Creepy Nuts・R-指定も俳優として参戦HIPHOPユニット・Creepy Nuts(クリーピーナッツ)のR-指定も俳優として参戦。深山が担当する殺人事件の依頼人として出演する。クランクアップ映像には、松本潤から「今の気持ちをフリースタイルで!」と無茶ぶりをされる様子が。果たして劇中でもラップは披露されるのか?!注目したい。<劇場版新キャスト>南雲恭平(西島秀俊)...深山たちが挑む事件に深く関わる謎の弁護士。彼は深山を阻む敵なのか...?重盛守(道枝駿佑・なにわ男子/関西ジャニーズJr.)...事件が起きた村で深山たちが出会う青年。南雲エリ(蒔田彩珠)...南雲の娘で天才ピアニスト。重盛寿一(高橋克実)...道枝駿佑演じる守の父。太田保(ベンガル)...村の住人。山本貴信(渋川清彦)...村の住人。若月昭三(石橋蓮司)...杉咲花演じる穂乃果の祖父、大手自動車会社会長。加賀郁夫(Creepy Nuts・R-指定)...深山が担当する不里崖殺人事件の依頼人。【詳細】『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』公開日:2021年12月30日(木)出演:松本潤、香川照之、杉咲花、片桐仁、マギー、馬場園梓、馬場徹、映美くらら、池田貴史、岸井ゆきの、西島秀俊、道枝駿佑、蒔田彩珠、榮倉奈々、木村文乃、青木崇高、高橋克実、石橋蓮司、奥田瑛二、笑福亭鶴瓶、岸部一徳、R-指定監督:木村ひさし企画:瀬戸口克陽エグゼクティブプロデューサー:平野隆プロデューサー:東仲恵吾、辻本珠子配給:松竹
2021年02月20日「先の見えない大変な日々が続いていますが、観てくれる人の笑顔を想像しながらスタッフ一丸となって真面目に楽しんで制作していきたいと思います」こうコメントしたのは松本潤(37)だ。松本が主人公の弁護士・深山大翔を演じる人気ドラマシリーズ「99.9-刑事専門弁護士」(TBS系)。その映画版が制作されると、2月17日に発表されたのだ。冒頭のコメントは、映画化にちなんだもの。さらに松本は「映画館のスクリーンで暴れるチーム99.9を楽しみにしていてください」と呼び掛けている。「99.9」は裁判有罪率が99.9%とされる刑事事件で、0.1%の可能性を懸けて戦う弁護士たちの物語。16年4月に第1シーズンが、そして18年1月に第2シーズンが放送されている。ストーリーだけでなく、随所にちりばめられた小ネタも話題に。そうして第1シーズンの平均視聴率は17.2%、第2シーズンは17.6%と高い水準を記録している。「松本さんは“座長意識”が高い方です。『99.9』のドラマ撮影にあたっては弁護士の後援会の記録を読んだり、裁判員制度を学んだりしていました。さらに正月休みでも自ら共演者に呼び掛け、台本の読み合わせを行ったといいます。また『99.9』といえば、『いただきマングース!』などのダジャレも好評です。こうしたギャグも松本さんを中心にして、現場のみんなで考えていました。“最終回まで誰がいくつ本番に採用されるか”を競い合うなど、現場は和気あいあいとしていました」(ドラマ関係者)そんな松本だが、「99.9」を通してターニングポイントがあったという。それは深山の上司・佐田篤弘を演じる香川照之(55)との出会いだ。■ともに尊敬する仲。香川は「もはや親友だよ」と「松本さんにとって香川さんは芸能界の大先輩。ですから、最初は共演に対して恐縮していました。しかし気さくな香川さんは積極的に話しかけていき、次第に2人は打ち解けるように。ダジャレを言い合って遊ぶだけでなく、演劇論を語り合う仲にまでなりました。香川さんは作品作りに真剣ないっぽう、現場ではユーモアも欠かしません。そんな香川さんのことを、松本さんは尊敬しているといいます」(テレビ局関係者)18年1月、松本は本誌で香川との交流について明かしている。プライベートでも2人は会っているといい、「香川さんが虫捕りに行った話などをしながら、お酒をご一緒することも(笑)」と話していた。そうして慕ってくれる松本のことを、香川も尊敬しているようだ。「香川さんは演技の際、『ほかの役者さんがやり辛くなるかも』と遠慮することがしばしばあるといいます。ですが松本さんに関しては仲がいい分、そういう心配をせずにいろいろな演技も試すことができるそうです。また松本さんは面倒見がよく、座長として頼りがいがあるとも。役者としても一人の人間としても、信頼しているといいます。撮影やプライベートを通して、2人の絆は固いものとなりました。18歳も離れていますが、『松本君はもはや親友だよ』と香川さんは話していました」(前出・テレビ局関係者)そのパートナーシップも映画の見どころとなりそうだ。
2021年02月18日眞子さまの結婚が、小室家の金銭トラブル発覚で結婚延期に追い込まれたのは’18年2月のことだった。それから3年、いかなる逆風にさらされても2人の“愛の灯”は決して消えることはなかった。皇室を揺るがした結婚への軌跡を写真とともに振り返る――。■「海の王子」との婚約内定を日本中が祝福!’17年5月、NHKが眞子さまのご婚約をスクープ。眞子さまが選ばれたお相手は、国際基督教大学(ICU)の同級生・小室圭さんだった。藤沢市の観光をPRする「海の王子」に選出された過去、趣味はピアノとヴァイオリン、将来の夢は国際弁護士……。小室さんの爽やかな笑顔とスマートな経歴は大きな話題を呼んだ。シングルマザーの佳代さんとの親子愛も、当初は感動の物語として取り上げられていた。婚約内定会見で、好きな言葉は「Let it be」と発言していた小室さん。しかし眞子さまとの結婚は“なすがまま”とはいかなかった――。■金銭トラブル発覚でまさかの結婚延期!結婚に向けて着々と準備を進めていたお二人だったが、突如として暗雲が立ち込める。’17年12月、『週刊女性』が佳代さんと元婚約者男性との金銭トラブルを報じたのだ。佳代さんは生活費や小室さんの学費という名目で、元婚約者から400万円を超える援助を受けており、その返金を巡りトラブルになっていた。秋篠宮ご夫妻は小室さんと佳代さんを何度も秋篠宮邸に呼び出して事情を聞いたが、十分な説明はなかったという。’18年3月に予定されていた結納の儀式「納采の儀」を前にした2月7日、宮内庁が結婚延期を発表。眞子さまは《私たちは、この度の延期を、新たな生活を始めるための時間を作る良い機会と考え、その時間を大切に、結婚までの期間を過ごしてまいりたい》とのお気持ちを記された。一方、小室さんは報道陣の問いかけにも無言を貫き続ける。内親王のお相手としてふさわしいのか、国民からも疑問の声が上がるように……。■小室さん突然の渡米!秋篠宮さま激怒金銭トラブルにどう対応するのか注目を集めていた小室さん。その選択はなんと3年間の「アメリカ留学」だった。’18年6月、突然の渡米報道だったか、注目を集めたのはその待遇。留学先のフォーダム大学が、小室さんには返済義務のない奨学金が支給され、授業料が全額免除になると発表したのだ。さらに同大学が小室さんを「眞子内親王のフィアンセ」と記載したことが騒動に。授業料免除は小室さんによる“皇室利用”では?という疑惑も生じ、宮内庁が「まだ『フィアンセ』ではない」と大学側に抗議する事態に。この留学は秋篠宮ご夫妻にとっても“寝耳に水”だったようだ。’18年11月の誕生日会見で秋篠宮さまは、金銭トラブルが未解決のまま渡米した小室さんに対し「それ相応の対応をするべき」と発言。“多くの人が納得できる状況”にならない限り「婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません」と、異例の苦言を呈された。■佳子さまが眞子さまの“援軍”に!’19年1月、小室さんが代理人弁護士を通じて金銭トラブルについて説明する文書を発表。しかし《解決済みの事柄であると理解してまいりました》といった小室さんの見解は佳代さんの元婚約者の主張と対立する部分も少なくなく、むしろ火に油を注ぐ事態に。そんななか、救世主となったのが佳子さまだった。大学卒業に際してのご感想で《私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています》と、眞子さまの結婚に賛成されるお考えをきっぱりと示されたのだった。孤立を深める眞子さまにとって、最愛の妹・佳子さまは心強い味方になったことだろう。■“結婚宣言”に秋篠宮さまが白旗’20年11月、秋篠宮さまが「立皇嗣の礼」を執り行った翌週、眞子さまがご結婚についての「お気持ち」を公表。《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》と、小室さんとの結婚の意志を改めて表明された。これを受けて秋篠宮さまは会見で「結婚することを認める」と明言。婚姻は両性の合意のみに基づいて成立するという憲法の規定に言及し、お二人の結婚の意志を「親としてはそれを尊重するべき」と述べられたのだ。一方で「決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない」と、小室さんの対応には強い不満を表明。金銭トラブルについての対応を「見える形」にすることを求められた。今年5月には小室さんがロースクールを卒業し、7月にはニューヨーク州の司法試験を受験するとみられている。また政府は、女性皇族が結婚後も公務に携わる「皇女」制度が創設される可能性もあり、眞子さまが対象となる可能性も。“不屈の愛”で結ばれている一方で、いまだ“多くの人の納得”が得られているとは言い難いのお二人の結婚。眞子さまと小室さんはどのような未来を思い描いているのか――。「女性自身」2021年3月2日号 掲載
2021年02月18日俳優・タレントの松本潤が、映画 『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE(仮)』(今冬公開)の主演を務めることが17日、明らかになった。同作はTBSテレビで2016年、2018年に放送され人気を博した松本主演の連続ドラマ『99.9-刑事専門弁護士-』の映画化作。個性豊かな弁護士たちが、ぶつかり合いながらも99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンタテインメントで、松本演じる超型破りな弁護士・深山と、香川照之演じる敏腕弁護士・佐田の名コンビがスクリーンに登場することとなる。監督は木村ひさしが務める。タイトルの「99.9」が意味するのは、日本の刑事事件における裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)。日本の司法制度の高い信頼性の証明とも言える一方、一旦起訴されると検察の考えたストーリーが正しいと鵜呑みにされがちという大きな落とし穴がある。刑事事件を専門に扱う弁護士の数も極端に少ないため、丁寧に検証することは極めて困難だが、本作では最後の「0.1%」まで諦めず事実を追い求めていく弁護士たちの姿を描く。ドラマは2016年4月17日〜6月19日に「SEASONI」、2018年1月14日〜3月18日に「SEASONII」が放送され、深山&佐田の絶妙な掛け合いや事実を解き明かしていく痛快なストーリー、個性豊かな法律事務所の面々のチームワーク、随所に散りばめられた小ネタや親父ギャグ、心温まるストーリーといった数々の魅力が多くの視聴者の心を掴んだ。平均世帯視聴率は「SEASONI」が17.2%、「SEASONII」が17.6%を記録。「SEASONII」の平均世帯視聴率は18年民放連続ドラマのトップとなったほか、最終話の世帯視聴率は21.0%に達し、同年の民放連ドラで唯一の20%超を記録した(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。さらに2020年5月31日から5週連続で放送された特別編では、新たに収録された松本をはじめとするキャスト陣の和気藹々としたトークも大きな反響を呼んだ。今回はファン待望の映画化となり、松本にとっては『ナラタージュ』(17年)以来4年ぶりの主演映画で、昨年末の嵐の活動休止後、俳優としての初仕事にもなる。解禁されたビジュアルには、松本、香川のほかに謎の女性のシルエットも描かれ、「SEASONI」のヒロイン・榮倉奈々、「SEASONII」のヒロイン・木村文乃に続く新たなヒロインに注目となっている。○松本潤 コメント僕の大好きなキャラクター「深山先生」をまた演じられる事をとても嬉しく思います。 TVドラマシリーズに出てきたあの仲間たちはもちろん、新たに加わる新しいキャラクターに僕自身も早く会いたいです。先の見えない大変な日々が続いていますが、観てくれる人の笑顔を想像しながらスタッフ一丸となって真面目に楽しんで制作していきたいと思います!!映画館のスクリーンで暴れるチーム99.9を楽しみにしていてください。○香川照之 コメント『99.9』は、私が一番「私自身」でいられる唯一無二のコンテンツ。「演技」をしているという実感がいい意味で無い。出演している全てのレギュラー陣がそう思っているはずです。その『99.9』が映画になる。映画という枠組みが演技の幅を広げ、ただでさえドラマの時でも自由だった松本潤さんの、これでもかと爆発しそうな奔放さが見ものです。とんでもないカオス的フリーダムが、スクリーンに炸裂する気がする。ご期待ください!○制作スタッフ コメントたくさんの方々から続編を望む声をお寄せ頂いたことを受けて、この度シリーズ第三弾を劇場版として制作することが決定しました。これまでのお馴染みのキャラクターはもちろん、新たなヒロインや強大な敵も登場し、ますますパワーアップして帰ってくるチーム99.9。ファンの皆さんのご期待にお応えできるように、親父ギャグも小ネタもトリックもシリアスも、、、0.1%にこだわって全力で制作しますので、ぜひ楽しみにしていてください!(C)2021「99.9-THE MOVIE」製作委員会
2021年02月17日松本潤が主演する映画『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE(仮)』が、今冬全国公開されることが決定。合わせて、特報映像とビジュアル、出演者とスタッフからのコメントも発表されている。本作はTBSで2016年、2018年に放送され大人気を博した連続ドラマを映画化したもの。個性豊かな弁護士たちが、ぶつかり合いながらも99.9%逆転不可能な刑事事件に挑んでいく、新感覚の痛快リーガル・エンタテインメントだ。松本演じる超型破りな弁護士・深山と、香川照之演じる敏腕弁護士・佐田の名コンビが再び日本全国に旋風を巻き起こす。タイトルが意味するのは、日本の刑事事件における裁判有罪率(起訴された際に裁判で有罪になる確率)。99.9%という世界一の有罪率を誇り、日本の司法制度の高い信頼性の証明とも言える一方、一旦起訴されると検察の考えたストーリーが正しいと鵜呑みにされがち、という大きな落とし穴があるも言える。さらに、刑事事件を専門に扱う弁護士の数も極端に少ないため、丁寧に検証することは極めて困難であるという。しかし、たとえ99.9%有罪が確定している事件でも、残り0.1%が確定しない限り、それは本当の意味で“事実”に辿り着いたことにはならない。本作は、その最後の「0.1%」まで諦めず事実を追い求めていく弁護士たちの姿を描いた物語だ。ドラマ版は2016年、2018年と2シーズンがTBSテレビ日曜劇場で放送され、わずか0.1%の無罪の可能性にこだわり事実を追及する弁護士・深山と、彼とチームを組む元検事のベテラン敏腕弁護士・佐田との絶妙な掛け合いが話題となった。さらに事実を解き明かしていく痛快なストーリー、個性豊かな法律事務所の面々のチームワーク、随所に散りばめられた小ネタや親父ギャグ、心温まるストーリーといった数々の魅力も含まれている。平均世帯視聴率はシーズン1が17.2%、シーズン2が17.6%。シーズン2は18年民放連続ドラマのトップとなったほか、最終話の世帯視聴率は21.0%に達し、同年の民放連ドラで唯一の20%超を記録(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。その人気は根強く、昨年20年5月31日から5週連続で放送された特別編では、新たに収録された松本をはじめとするキャスト陣の和気藹々としたトークが大きな反響を呼んだ。今回の映画化は、「たくさんの方々からの続編を望む声をお寄せいただいたことを受けて、この度シリーズ第三弾を劇場版として制作することが決定しました」(制作スタッフ)と、まさに“待望”の映画化となる。主演の松本にとっては、昨年末の「嵐」の活動休止後、本作が俳優としての初仕事となり、主演映画としては『ナラタージュ』(2017年)以来4年ぶりとなる。また解禁されたビジュアルには、松本、香川のほかにもうひとり、謎の女性のシルエットも。シーズン1の榮倉奈々、シーン2の木村文乃に続く、新たなヒロインの登場を予感させる。今後も発表される豪華キャスト陣にも注目したい。ストーリーはまだベールに包まれているが、事件も敵もトリックも、そして親父ギャグも、すべてがパワーアップするという。この冬、“チーム99.9”が、日本中を笑顔にする最高に痛快な作品を届けてくれるだろう。出演キャスト・スタッフからのコメントは以下。松本潤僕の大好きなキャラクター「深山先生」をまた演じられる事をとても嬉しく思います。TVドラマシリーズに出てきたあの仲間たちはもちろん、新たに加わる新しいキャラクターに僕自身も早く会いたいです。先の見えない大変な日々が続いていますが、観てくれる人の笑顔を想像しながらスタッフ一丸となって真面目に楽しんで制作していきたいと思います。映画館のスクリーンで暴れるチーム99.9を楽しみにしていてください。香川照之『99.9』は、私が一番「私自身」でいられる唯一無二のコンテンツ。「演技」をしているという実感がいい意味で無い。出演している全てのレギュラー陣がそう思っているはずです。その『99.9』が映画になる。映画という枠組みが演技の幅を広げ、ただでさえドラマの時でも自由だった松本潤さんの、これでもかと爆発しそうな奔放さが見ものです。とんでもないカオス的フリーダムが、スクリーンに炸裂する気がする。ご期待ください!制作スタッフよりたくさんの方々から続編を望む声をお寄せ頂いたことを受けて、この度シリーズ第三弾を劇場版として制作することが決定しました。これまでのお馴染みのキャラクターはもちろん、新たなヒロインや強大な敵も登場し、ますますパワーアップして帰ってくるチーム99.9。ファンの皆さんのご期待にお応えできるように、親父ギャグも小ネタもトリックもシリアスも、、、0.1%にこだわって全力で制作しますので、ぜひ楽しみにしていてください!『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE (仮) 』2021年冬公開公式サイト:
2021年02月17日アメリカ・テキサス州の地方裁判所で行われた裁判で起きた前代未聞のハプニングが話題となっています。この裁判は新型コロナウイルス感染症の対策のためにオンライン会議アプリ『Zoom』を介して行われました。ところがいざ裁判が始まろうとした時、参加していた弁護士の1人がなんと子猫になっていたのです!「私は猫ではありません!」画面上で子猫になってしまったのはロッド・ポントン弁護士。ロイ・B・ファーガソン裁判官は「ポントンさん、どうやらあなたのビデオ画面のフィルター設定がオンになっているようですが」と冷静に伝えます。するとポントン弁護士はあわててこう答えたのです。裁判官、私の声が聞こえますか?フィルターの外し方が分からないのです。今アシスタントが外そうとしているのですが。このまま裁判を進めていただいて構いません。私はここにいます。猫ではありません。394th District Court of Texas - Live Streamーより引用(和訳)必死に状況を説明するポントン弁護士。しかしこの発言は悲しそうな表情の子猫がしゃべっているように見えて、かえって笑いを誘うことになってしまいました。ずっと真顔をキープしていたほかの参加者も頬が緩んでしまっています。裁判所がこの動画を投稿すると一気に拡散されて、見た人たちは大爆笑!11万件の『いいね』がつきました。・「私は猫ではありません」で吹いた!・子猫の表情がこのシチュエーションに合いすぎだろ。・ほかの2人が笑いをこらえているのに爆笑した。・今のところ2021年で一番大好きな出来事だわ。海外メディア『CNN』によると、この後ファーガソン裁判官がフィルターの外し方をポントン弁護士に説明し、数分後には解決して通常通りに審理が行われたということです。ポントン弁護士が使っていたのは秘書のパソコンで、秘書の娘がフィルター設定をしていたのだそう。この出来事の後、ファーガソン裁判官はTwitterに「もしお子さんがパソコンを使ったなら、審理に参加する前にZoomのフィルターがオフになっているのを確認しましょう」と投稿しました。IMPORTANT ZOOM TIP: If a child used your computer, before you join a virtual hearing check the Zoom Video Options to be sure filters are off. This kitten just made a formal announcement on a case in the 394th (sound on). #lawtwitter #OhNo @zoom_us — Judge Roy Ferguson (@JudgeFergusonTX) February 9, 2021 またファーガソン裁判官はその場にいた全員のプロ意識を称賛するとともに、このハプニングによって人々が笑ってくれたことを喜んでいます。法廷という決して笑ってはいけない場所で起きた珍事は、Zoomの時代の副産物として多くの人たちの記憶に残ることでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年02月13日昨年の「愛の不時着」「梨泰院クラス」の大ヒットをはじめ、「サイコだけど大丈夫」「青春の記録」「それでも僕らは走り続ける」「Sweet Home ー俺と世界の絶望ー」など、ハマる人が続出し、日本中で新たなブームを巻き起こしている韓国発のNetflixドラマ。この度、2月20日(土)より配信開始となるソン・ジュンギ主演「ヴィンチェンツォ」、そして2月17日(水)より配信開始となるパク・シネ&チョ・スンウ「シーシュポス:The Myth」から予告編&キービジュアルが一挙解禁。加えて、ブームを牽引する春の新作情報ラインアップも公開された。ソン・ジュンギ&チョン・ヨビン&2PM・テギョン「ヴィンチェンツォ」1作目は、Netflix配信中の映画『スペース・スウィーパーズ』、「太陽の末裔 Love Under The Sun」「トキメキ☆成均館スキャンダル」などの人気俳優ソン・ジュンギ、「恋愛体質~30歳になれば大丈夫」のチョン・ヨビン、人気アイドルグループ「2PM」オク・テギョンら豪華共演のダーク・サスペンス「ヴィンチェンツォ」。ソン・ジュンギ演じるヴィンチェンツォはイタリアマフィアの顧問であり、冷酷な弁護士。高い交渉技術を持つ彼はある日、組織抗争の末にイタリアから韓国へと向かうことになり、冷淡な弁護士(チョン・ヨビン)と共に、悪のやり方で自らの正義を貫いていく。予告編では、どこか危険な香りも漂わせるヴィンチェンツォが思いもよらぬ事件に巻き込まれていく様子が映し出され、「梨泰院クラス」でお馴染みのユ・ジェミョンの姿もちらり。キービジュアルでも威圧感のあるダークなヴィンチェンツォの姿が描かれている。果たして、悪vs悪による熾烈な争いの行方は!?チョ・スンウ&パク・シネ「シーシュポス:The Myth」2作目は、「秘密の森」で知られるチョ・スンウや、「アルハンブラ宮殿の思い出」ではヒョンビンと共演し、タイムパラドックススリラー『ザ・コール』やゾンビが蔓延した世界でのサバイバルを描く『#生きている』でヒロインを演じたパク・シネ出演のファンタジーミステリー「シーシュポス:The Myth」。「青い海の伝説」「ドクター異邦人」のチョン・ヒョク監督による本作は、世の中に正体を隠しながら兄の死の真実を追う天才工学者ハン・テスル(チョ・スンウ)と、彼のために危険な道を遡ってきた救援者カン・ソヘ(パク・シネ)の旅程を描く謎に包まれた物語。解禁された予告編は全カットが緊迫感に溢れ、謎が謎を呼ぶ物語の一端を堪能できる映像となっており、キービジュアルでも「1つの世界、2つの未来」という謎に満ちた言葉が刻まれている。危険な道を行く2人に待ち受ける運命とは!?この春も見逃せないネトフリ韓ドラ!映画も!シリーズだけでなく映画作品にも注目。2月5日より配信となり“今日の映画TOP10”入りしているNetflix映画『スペース・スウィーパーズ』は、「ヴィンチェンツォ」のソン・ジュンギや「ミスター・サンシャイン」のキム・テリらが共演。韓国初の宇宙を舞台にしたSF大作映画で、2092年、宇宙ゴミ掃除船「勝利号」の船員たちは大量破壊兵器の人間型ロボットを発見、危険な取引へと向かう。そして、2021年春は過去のヒット作に続く新作ドラマシリーズが目白押し。自分に想いを寄せている人が近づくとアラームが鳴るアプリが開発され、恋愛事情が様変わりした世界を描くラブストーリー「恋するアプリ Love Alarm」は、待望のシーズン2が近日配信開始。また、2月17日より配信開始となる「こんにちは? 私だよ!」は、恋も仕事も微妙な、つまらない人生を送る37歳のバン・ハニ(チェ・ガンヒ)の目の前に突然17歳の自分が現れるロマコメドラマ。17歳のハニを演じるのは『新感染半島 ファイナル・ステージ』のイ・レ。先月より配信され注目を集めているのが「結婚作詞 離婚作曲」。ソンフン、イ・テゴンら共演の本作は、充実した毎日を送る3人の女性に巻き起こる結婚生活の不協和音を描く。チョ・ビョンギュ、キム・セジョンら出演、韓国ウェブ漫画原作の「悪霊狩猟団:カウンターズ」は、昼はククス麺屋の店員、夜は悪霊ハンターとなって悪鬼を狩る“カウンター”たちの物語。日本でも“今日の総合TOP10”に入るなど人気を博している。日本での“韓ドラ旋風”について、Netflixのコンテンツ部門バイス・プレジデント(韓国・東南アジア・オセアニア圏)のミニョン・キム氏は「日本の多くのNetflixメンバーに韓国発の映画やドラマを幅広くお楽しみいただいていることを大変嬉しく思います。昨年は日本における韓国作品の視聴時間が6倍伸びるなど、皆さまのご期待を追い風に感じています」と喜びのコメント。さらに今後について、「今月配信を開始する『ヴィンチェンツォ』や『シーシュポス:The Myth』を皮切りに、今年も韓国からの作品を一層充実いたします。また、Netflixは韓国作品を観てくださるファン、そして多くの『Kコンテンツ』が集まる癒しや驚きをお届けできる場所となることを目指してまいります」と語っており、“ネトフリ韓ドラ”の豪華ラインアップはまだまだ続いていきそうだ。Netflixオリジナルシリーズ「ヴィンチェンツォ」は2月20日より独占配信開始、毎週土曜日エピソード更新。Netflixオリジナルシリーズ「シーシュポス:The Myth」は2月17日より独占配信開始、毎週水曜日エピソード更新。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-【Netflix映画】スペース・スウィーパーズ 2021年2月5日からNetflixにて配信
2021年02月12日約8万4,000人ーー。2月2日、厚生労働省は、新型コロナウイルスの影響による解雇や雇い止めを受けた労働者の総数を発表した。とりわけ気がかりなのは女性が8割を占めているといわれる非正規労働者(パートや契約社員や派遣社員など)で、仕事を失った人が4万人を突破したこと。しかし、それさえも、氷山の一角だと語るのは、労働問題に詳しいNPO法人POSSE代表の今野晴貴さんだ。「厚生労働省が公表した人数は、全国のハローワークが把握しているものだけです。非正規労働者は派遣切りや一方的な解雇により泣き寝入りしているケースが多く、発表よりも2〜3倍の女性非正規労働者が職を失ったと考えています。野村総合研究所の推計では、パートやアルバイトの女性で、仕事が減らされたのに休業手当が一切支払われていない“隠れ失業者”を加えると、実質的な女性の失業者数は昨年12月時点で162万人に上ることが明らかになっています」女性の非正規労働者は、景気によって雇用者数が大きく増減させられる“雇用の調整弁”にされてきた。コロナ禍が本格的になりつつあった昨年4月は94万人も激減。その後、徐々に急拡大し、Go To キャンペーンの停止などもあった12月には、減少に転じている。今後さらに、パートや契約社員などの解雇や雇い止めが加速する懸念があるという。いきなり解雇を通知されたら、どう対処するべきなのだろう。労働問題を専門に扱っている東京法律事務所の笹山尚人弁護士が解説してくれた。「非正規労働者だとしても、解雇や雇い止めは簡単にさせられません。まずは解雇回避を試みることです。解雇には客観的で合理的な理由が必要。もし言い渡されたら、理由があるか尋ねることです。また、労働者側が書面による説明を求めた場合、会社側には書面交付を求めることで会社側が面倒くさくなって、解雇を思いとどまったというケースもあります」笹山弁護士は、退職届や退職趣意書などには、安易にサインしないようにすすめる。「労働者側が辞めたいと言いだしたという形にしたい会社も少なくありません。その場で書類にサインをしたことで、自己都合で退社したことになり、雇用保険で不利になるケースも多いのです。さらに新型コロナウイルスの影響により解雇された場合は、その理由も書面にしてもらうこと。雇用保険の優遇措置を利用しやすくなります」非正規労働者でも加入できる労働組合に加入するのも効果的だ。「中小企業では労働組合がない会社も多く、裁判になれば1人で闘うのも難しい。組合に加入するだけで、会社側が交渉のテーブルについてくれることも多いのです」(今野さん)「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月11日「本当に、いい映画だったよ。ストーリーもいいし、春馬の姿も見ることができて……。思わず映画館で泣いちゃってさ」三浦春馬さん(享年30)の実父・Aさんが、少し興奮した口調で知人たちにそう語ったのは、昨年12月中旬のこと。昨年7月に急逝した春馬さんの遺作映画『天外者』。その公開初日にAさんは見に行ったのだ。『天外者』は「第94回キネマ旬報ベスト・テン」で「読者選出日本映画ベスト・テン第1位」となった。2月4日に行われた表彰式で、田中光敏監督はこう語ったという。「これは春馬くんにもらった賞。春馬くんの思いがたくさんの人たちに届いた。そう思っています」感動・安らぎ・優しさ……、俳優として、そして1人の人間として、春馬さんは多くの人々に“贈り物”を届け続けた。もちろん前出の実父・Aさんも、それを受け取った1人だろう。そのAさんの突然の逝去を本誌が知ったのは、表彰式の数日前。63歳だったという。Aさんは春馬さんが生まれ育った地である茨城県に住んでいた。Aさんの知人はこう語る。「Aさんが最後に目撃されたのは1月15日未明です。前夜、いきつけの飲食店に現れたのです。しかし朝の3時ごろ、『気分が悪くなった』と、帰宅し、その後、連絡が途絶えてしまいました。店では親しく話す仲とはいえ、Aさんの自宅の住所を知る者はいませんでした。Aさんは’17年に心臓を悪くしてペースメーカーを入れる手術を受けていたのです。そのときに医師から『余命は1年ぐらい』と、宣告されたそうです。本人も『俺はいつ死ぬかわからないから』と、よく言っていましたので、連絡が取れなくなったことを、仲間たちはとても心配していました。実は帰宅した直後に亡くなったということを聞いたのは、1月下旬です。こんなに急にAさんがいなくなってしまったことに、私も愕然として……。でも余命1年と宣告されてから3年以上も頑張ったのですからね。きっと春馬くんの存在が支えになっていたのだと思います」■「英国留学を切り上げて会いに来てくれた」春馬さんの両親は彼が幼いころに離婚し、実父・Aさんは家を出た。さらに’17年ごろ、春馬さんは実母とも距離をとるようになったという。「携帯電話の番号も変えて、お母さんからは連絡が取れないようにしたといいます。“絶縁”した理由については“母からたびたび無心されていた”“仕事や恋愛の問題で衝突した”などと報じられていました」(芸能関係者)実母との絶縁と入れ替わるように、春馬さんが復活させたのは実父との交流だった。昨年12月、本誌の取材に対し、Aさんは息子との関係などについて、こう語っていた。「“長い間絶縁していて、20年ぶりに再会した”とも報じられていますが、彼が芸能界デビューした後は、ときどき連絡はもらっていました。春馬の活躍ぶりはずっと楽しみでしたし、私の生きがいでもありました。実際に会うようになったのは3年前(※’17年)ですね。そのとき春馬はロンドンに留学中でした。でも私が心臓の手術を受けるということ、私の命が長くないということを、人づてに聞いたそうです。それで留学を切り上げて、入院先の病院に会いにきてくれたのです。手術がうまくいって元気になった後には、いっしょに食事をしたり、酒も飲んだりするようになりました」Aさんは、それほど飲まなかったようだが、息子が楽しそうにお酒を飲む姿を眺めることは、無上の喜びだったのだ。「春馬もけっこう酒量は多かったですが、そんなに酔っ払うタイプではないし、飲んだ後は、きちんと電車で東京に帰っていきましたよ。ふだんはLINEとかで連絡を取り合っていて、実は亡くなる2週間前にもメッセージをやりとりしていました。近いうちにこちら(茨城県)に来るから、と言っていたのに……。それが最後のやりとりになってしまいました」父子の会話のなかで、実母についての話題が出ることもあったという。「この数年、(春馬は)母とは折り合いが悪く、本人も悩んでいるようでした。いくら母と子といっても、お金のことやら何やらで、もめていると聞いて、私も心配はしていたのですが……」Aさんは、本誌の取材の最後にこんな言葉を言い残していた。「これからの私は“春馬のいない残された時間”を、ただ生きていくだけです」“春馬のいない時間”は、Aさんにとって意味のないものだったのだろうか。春馬さんが急逝してから半年、そして本誌が取材してからわずか1カ月で、Aさんは天国に旅立っていったのだ。■生前のAさんが漏らしていた遺産相続問題の心労前出のAさんの知人によれば、「会えないときも、心臓病という持病を抱えていたお父さんのことが心配だったのでしょう。春馬くんは亡くなる2カ月前にも、かつて仕事でお世話になったという長崎県の旅館に依頼して、Aさんやその知り合いたちに、現地の特産品を送っていたのです。産みたての卵、天然真鯛の真子煮、鯛の塩辛……、“皆さんコロナ禍で大変でしょうから”という心遣いで、Aさんはもちろん、みんな感激していました。そんな優しい息子さんが突然亡くなってしまったのですからね。春馬くんが亡くなってから、Aさんはみるみる元気を失ってしまいました。もともと大病をしたのに、あまり健康に気を使わないタイプだったのですが、さらにその傾向に拍車がかかってしまったように見えました。いま考えれば、春馬さんの遺産相続問題も心労になっていたのかもしれません。『弁護士さんを入れて話し合っているんだけど、いろいろ大変なんだよ』そんなことをポツリと漏らしたこともあったのです」春馬さんの個人事務所を誰が引き継ぐかという問題もあり、遺産相続の話し合いは長期化していたようだ。『週刊文春』’20年12月31日・’21年1月7日合併号には、実母の代理人弁護士のコメントも記載されていた。《(個人事務所については)二一年三月までに株の評価額の算定をした上で新代表者を決めることになります。(中略)動産や権利関係の整理、テレビ局との契約書との確認作業も必要で、通常の遺産相続より長期化する見込みです》生前、本誌には「私自身は息子の遺産をまったく当てにしていません」とも語っていたAさんだが、そんな遺産相続問題の渦中に急逝してしまったのだ。■密葬も参列者は1人だけ。伯父が明かした最期Aさんの訃報を受け、駆けつけてきたのは兄のBさんだった。春馬さんにとっては“伯父”にあたる人物だ。中部地方に住むBさんは本誌に次のように語った。「1月15日、病院から私に連絡が来て、弟が他界したことを知りました。アパートから救急搬送されて、その先の病院で亡くなったそうです。アパートはワンルームで、彼は1人で暮らしていました。もともと心臓も悪かったし、何度も手術は受けていました。体調が急変したようで、本当に残念です。すぐに病院を訪れ、遺体を確認した後、17日に荼毘に付しました。密葬?そうですね、でも弟はずいぶん前に離婚していますし、身寄りもいませんから、火葬に立ち会ったのも私1人だけでした」Aさんにも心残りはあったかもしれない。前述の本誌取材に、次のようにも明かしていたからだ。「いまの私の願いは、春馬の墓がどこかに建てられて参ることができるようになること。そして、コロナのために延期になってしまいましたが、仲よくしてくださった方やファンの方のためにも偲ぶ会が開催されること、その2つだけ……」結局、Aさんが生きているうちに、それらの願いがかなうことはなかった。だがBさんは弟の逝去についてこう漏らした。「私が春馬に最後に会ったのは3年ほど前です。私にとっても“自慢の甥”でしたが、弟にとってはさらに“自慢の息子”だったのです。確かに63歳での他界は早すぎます。でも……、弟は春馬のような息子を持てて、いい人生だったと思いますよ」病院で息を引き取るとき、Aさんのまぶたの裏に浮かんだのは、最愛の息子・春馬さんのあの優しい笑顔だったのだろうか。「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月09日松本潤(37)が’23年のNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演の徳川家康を演じることが発表され、さっそく“家潤”と愛称がつくなど話題になっている!「たぬきっぽいイメージの徳川家康を松潤が演じるのは意外、と思った方もいると思いますが、彼はこれまでさまざまな役をうまく演じ分けてきました」そう語るのは、『ジャニヲタ女のケモノ道』などを著書に持つ、芸人の松本美香氏。「『花より男子』の俺様キャラの印象が強いかもしれませんが、『99.9−刑事専門弁護士−』では飄々とした弁護士役。『きみはペット』で演じたモモは年上のお姉さまに甘える男のコ。本当に幅広いんです!」松本氏はこう続ける。「松潤は嵐のライブでも『これ以上のものはないやろ!』という最高の演出をしてくれました。家康のことを研究し尽くして、まったく新しい家康を見せてくれるんじゃないでしょうか。体重を増やしたりもするのかな」さらにはこんな期待も。「日舞のシーンや馬術は持ち前の華やかさと貫禄があるだろうし、真逆にコミカルな部分もあったりして……。もう、いろんな“家潤”に1年間翻弄されたいですね(笑)」「女性自身」2021年2月9日号 掲載
2021年01月30日童顔の女優がSNS上で“12歳・女子”として登録したら何が起こりうるか、巨大な撮影スタジオ内での10日間を徹底検証した衝撃のドキュメンタリー映画『SNS-少女たちの10日間-』が4月23日(金)より公開決定。日本版メインビジュアルと場面写真も到着した。本作は、犯罪の証拠としてチェコ警察を動かし、世界を震撼させた衝撃のリアリティーショー。そこは巨大な撮影スタジオに作られた3つの子ども部屋。幼い顔立ちの18歳以上の女優3名が“12歳・女子”という設定の下、部屋に設置されたPCを使いSNSで“友達募集”をしたところ、なんと2,458名もの成人男性がコンタクトを取り、卑劣な誘いを仕掛けてくる――。精神科医、性科学者、弁護士や警備員など専門家の万全なバックアップやアフターケアを用意しながら、下記のルールのもと撮影を続けること10日間。撮影されているとは気づかず、未成年に対する容赦ない欲望の行動は徐々にエスカレート。児童への性的搾取者が徐々に尻尾を出し始めるのだった…。ルール(1)自分からは連絡しない(2)12歳であることをハッキリ告げる(3)誘惑や挑発はしない(4)露骨な性的指示は断る(5)何度も頼まれた時のみ裸の写真を送る(6)こちらから会う約束を持ちかけない(7)撮影中は現場にいる精神科医や弁護士などに相談する現代の子どもたちが直面する危険をありのまま映し出したこのリアリティーショーは、SNSと常に接するジェネレーションZ世代やその親たちに恐怖と共に迎えられ、本国チェコでドキュメンタリーとしては異例の大ヒットを記録。児童への性的搾取の実態を捉えた映像としてチェコ警察から刑事手続きのための映像が要求されるなど、実際の犯罪の証拠として警察を動かした大問題作。監督は、チェコで活躍するドキュメンタリー作家のヴィート・クルサーク とバーラ・ハルポヴァーが務めている。『SNS-少女たちの10日間-』は4月23日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、池袋シネマロサほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:SNS少女たちの10日間 2021年4月23日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開@2020 Hypermarket Film, Czech Television, Peter Kerekes, Radio and Television of Slovakia, Helium Film All Rights Reserved.
2021年01月22日「熟年離婚」という言葉が流行語になり、いわゆる老後を前にした夫婦関係のあり方に注目が集まったのは、かれこれ15年ほど前になるだろうか。近年、そのあり方はさらに細分化し、「離婚未満」を選ぶケースが増えているという。そこで、昭和女子大学理事長の坂東眞理子さんに話を聞いた。著書『老活のすすめ』のなかで、人生100年時代の新たな生活提案をしているが、婚姻関係の多様化も自然な流れだそう。「夫婦のカタチはそれぞれ。特に60歳を過ぎたら、夫婦はベッタリでなくてもいいのです。私は常々、人間関係には距離が大切と言っていて、車間距離ならぬ“人間距離”ですねーー近すぎれば衝突してしまうし、常に目の前にいられたら煩わしく、自由を奪われた気になる。けれど、離れすぎれば関係そのものが絶たれてしまいます。長年連れ添った夫婦も同じこと。新婚当初は一心同体、なんて思ったかもしれませんが、上手に関係を続けるためには、互いにとって心地よい距離が必要なのです」離婚を選ぶ夫婦がいる一方で、いくつになってもラブラブな夫婦もいて、さらにその間には無数の婚姻のカタチがある。「夫・妻という役割を捨て、同居人として互いに得意なことをする」「同じ家に住みながら、関わりを持たない家庭内別居」「休日だけ別々に過ごす、あるいは一緒に過ごす」など、じつにさまざまだ。「残り数年なら我慢もできるでしょうが、人生100年時代、ここから40年は長すぎますよね。相手に不満があるなら、きちんと伝えるべきです。ただし、爆発させるのは考えもの。多くの場合、夫は妻の不満に気づいていないので伝わりづらく、自分自身も疲れますから、小出しにして様子を見るほうが得策です。もしかしたら、相手も距離をとりたいと思っているかもしれないし、そうであれば合意を得やすいですよね」そして何より、心地よく暮らすには経済的な安定が不可欠だ。「日本の家庭は妻がお財布を握っている、なんていわれますが、資産となると別で、家も夫名義の場合が多いですよね。妻は、今日の大根を買う自由はあっても、資産を動かす自由はない。経済と気持ちを天秤にかけ、相手の譲歩を引き出しながら、妥協できることは妥協することも必要です」それでも別居を選ぶなら、用意周到な準備が必要になる、と話すのはかがりび綜合法律事務所の野条健人弁護士だ。「最近の相談で目立つのが、夫のモラハラです。モラハラという概念が広く知られるようになったのも一因ですが、残念ながら、無意識な夫は多い。『養ってもらったくせに生意気を言うな』『オレ様にたてつくな』という感覚です。世代的にも妻を家来だと思っている男性は多いので、妻の言葉には耳を傾けないし、譲歩しません。愛情ではなく支配欲ですね。ただ、そういう人は案外、権威には弱いので、法律を使って譲歩を引き出す手があります。必要に応じて弁護士に相談してください。いずれにしても、経済的に破綻しないために証拠を集めておくこと。不倫にしてもモラハラにしても、用意周到な準備が必要です」「女性自身」2021年1月19日・26日合併号 掲載
2021年01月20日婚約したはいいものの、冷静に考え直すとこの人じゃないかもと思うケースは少なくありません。婚約破棄を行うならできるだけ早めに済ませるのが余計なトラブルを避けるコツです。婚約破棄をスムーズに進める方法について学びましょう。婚約していることを証明する方法について婚約は恋人同士で結婚の約束を交わすことですが、結婚のように役所に届け出るものではなく、あくまでも当事者の口約束に過ぎません。しかし、それぞれの親族に挨拶を行っている、結婚式場や新婚旅行の予約を行うなど、結婚を予定していることが客観的に証明できれば婚約していると見なされます。どんな理由でも必ず婚約破棄ができるとは限らない婚約破棄は、結婚の約束を一方的に反故にする行為です。恋人同士で決めた約束を一方の都合で取り消すため、場合によっては婚約破棄ができないこともあります。何となく相性が良くないなど、あいまいな理由では婚約破棄は非常に難しいと言えるでしょう。また、親族や友人に反対された、相手側の親族に犯罪者がいたなどの理由も正当な理由にはならないと見なされます。その一方で相手から暴力を振るわれている、借金があることを秘密にされていたなど結婚後の生活に大きな支障を及ぼす問題が判明した場合は婚約破棄が容易です。弁護士に相談するのがもっとも確かな方法婚約そのものは明確な手続きを必要としない口約束ですが、それだけに破棄することは簡単ではありません。一方が婚約破棄を望んでももう一方が頑なに拒み、水掛け論になってしまうおそれがあるためです。当事者同士だけでは話がこじれやすくなるので、速やかに婚約破棄を成立させるなら法律の専門家である弁護士に相談するのがもっとも確実な方法と言えるでしょう。法律の知識に基づいたサポートを行うのが弁護士の仕事なので、婚約破棄についても依頼した側の理由に正当性があることを証明するのに役立ってくれます。また、弁護士という肩書きは社会的な影響力が強く、相手側にプレッシャーを与える効果がある点も見逃せません。婚約破棄は話し合いがこじれると、稀に金銭トラブルや暴力行為に至ることがあります。しかし、弁護士を間に立てることによって婚約破棄には正当な理由があることをアピールできる他、早まった真似をしないように圧力をかける効果も期待できると言えるでしょう。迅速かつ冷静な行動こそが婚約破棄を成立させる秘訣婚約破棄は速やかに成立させるのが余計なトラブルに遭わないための条件ですが、その一方で無計画に動くのも良くありません。一方的に結婚の約束を破る行為なので、自分側に正当性があることを示す必要があります。弁護士を間に立てて、自分が有利になるように話を進めるのが良い結果を得る秘訣です。
2021年01月19日