受験コンサルティング・コーチング事業を経営する株式会社ポラリス(本社:大阪府大阪市中央区、代表:吉村 暢浩)が、子供の教育に不安を感じているという親御さんからの相談が増えていることから、成績を上げる子供との向き合い方「受験ママ養成講座パスマム」のサービスを開始しました。オンラインセミナー「保護者のための問題解決思考」を2023年3月26日に開催します。成績を上げる子供との向き合い方「受験ママ養成講座パスマム」URL: 【受験熱の高まりによる子供への過剰な期待】昨年1年間に全国の警察が虐待の疑いがあるとして児童相談所に通告した児童数は11万5,762人(前年比7.1%増)で、18年連続で過去最多を更新しました(注1)。その中でも身体的な虐待を伴わない「心理的虐待」が7割台に達し、全体を押し上げました。その中でも親が子供に限度を超えた勉強を押しつける教育虐待が深刻化しています。背景は世帯当たりの子供の数の減少や、中学受験熱の高まりによって「良い学校に入れたい」「成績を上げたい」などが考えられます。テストの点数が悪いから「おまえは本当にダメな子だ」などと人格を否定する発言を繰り返した場合、心理的虐待に該当する可能性があります。教育虐待を受けた子供は勉強嫌いになったり、うつの診断を受けるケースもあります。学歴が第一と考える家庭で育った場合、親の価値観が刷り込まれる傾向があります。偏差値の高い学校への入学が何よりも大切だと考えるため、希望の大学に入学できなかった場合、大人になっても自分はダメな人間だと感じてしまいます。(注1)警察庁 令和3年における少年非行、児童虐待及び子供の性被害の状況 【受験ママの心理戦へ、ママ友とは相談したくない】オンライン学習塾のポラリスアカデミアは年間300件以上の三者面談の中で3割近くの親から子供に対してどのように声をかけていいのかわからないと相談があります。子供に対して「どうせやってもできないんだから」「休憩ばかりじゃない」など毎日言ってしまう親御さんや、親が決めた目標目線でしごかれている子供を多く目の当たりにしてきました。悩みを持つ親御さんはどうしたらいいかわからないけど話は聞いてほしい、しかし地域のママ友とは相談したくないなどママ友との関係性もあるようです。2022年12月 成績を上げるための子供との向き合い方「受験ママ養成講座パスマム」のサービスを開始しました。パスマムのサービス内容は月1回個別相談し子育てに関する事実確認、問題点の特定、解決策のアイデアを出し合います。子供の気持ちが把握できなくなってしまったお母さんや2つ以上の塾に通わせているのに成績がなかなか上がらないと悩んでいるお母さんなどが受講しています。事実で会話する大切さに重きを置いて、お母さん自身がどう思ったのか?ではなく、お子さん自身がどう言っていたのか?逆に、お母さんはどう声掛けをしたのか?を、フレーズで出していただきます。その結果、お母さんは子供を子供扱いしなくなり、対等な立場で承認できるようになりました。子供ができたことに対してこまめに認めてあげることによって子供が自分から勉強するようになりました。【子供と対話することで家族の幸せに向き合えた】お客様からは「今までは親ができることはいい塾やいい先生を準備することだと思い込んで塾を3つも掛け持ちさせていましたが、それが間違いだと気づくことができました。あのままだと娘は勉強する意味を見失って、小学校から勉強嫌いになっていたかもしれません。ただ課題をこなすだけの勉強になっていて何も身につかない、そしてストレスだけが溜まるという状況でした。塾は1つに絞りました。親が志望校の目標設定をしてしまい子供が望んでいるものが全く見えなくなっていました。ゆっくり話を聞いていただき家族の幸せに向き合えたように感じます」との声をいただいております。代表は「子供のためといいながら、自分の考えを押しつけてしまって悩んでいる親御さんがたくさんいることを塾の経営を始めて痛切に感じました。母親と子供は一体化しやすくなるので、上手に距離をとることに気がつくことが大切です。子供が頑張りたいことなのか、子供が自分の考えを言葉にすることが大切です」と語ります。【無料Zoomセミナー「保護者のための問題解決思考」】日時 :2023年3月26日(日) 20:30~21:30場所 :Zoom開催申し込み方法:受験ママ養成講座パスマムの公式ホームページのLINEからお願いします。どなたでも参加できます。【会社概要】会社名 : 株式会社ポラリス代表 : 吉村 暢浩本社 : 〒542-0076 大阪府大阪市中央区難波5-1-60なんばスカイオ27階WeWork内事業内容: 受験コンサルティング・コーチング事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月15日公益社団法人学校教育開発研究所(AISES、所在地:広島県広島市、代表理事:栗原 慎二)は、虐待や貧困、いじめや不登校などから子ども達を救うための「子どもの心と学び支援を展開したい!AISES子ども支援サポーター」のクラウドファンディングを「READYFOR」にて開始しました。「READYFOR」クラウドファンディングサイト 子どもの心と学び支援を展開したい!AISES子ども支援サポーター■実施背景虐待や貧困などの影響から、虐待を体験したりDVを間近で目撃してきた子ども達や親の愛情をしっかりと受けずに育ってきた子どもの中には、自分の価値を認めることができなかったり、持っている力を伸ばすことができない子どもが多くいます。AISESは、こうした子ども達の心と学びを支える事業を行っています。問題の連鎖を断ち切る。そのためには、教育の力が必要です。そのためには活動資金が必要です。毎週、子ども達が暮らす施設へ出向き、学習支援と交流体験を提供しています。支援活動を通して、子ども達は徐々に心を開き、意欲的な生活を送るようになってきています。現在、私たちは、国内の3か所の母子生活支援施設や児童福祉施設で、またフィリピンの貧困地域に立つ学校とストリートチルドレンの保護施設で支援活動を行っています。私たちと一緒に、子ども達の未来を支えていただけませんか。■本クラウドファンディングを通して目指すもの*子ども達の心と学びを育む支援を展開します学校や地域と連携しながら、母子生活支援施設や児童福祉施設で暮らす子ども達の学習と心の支援を行います。「勉強をただ教える」ではなく、教育・心理分野の最新の知見から得たエビデンスを基礎にした支援(愛着やレジリエンスなど)を提供することで、情緒的に安定し、学習に意欲的に取り組むなどの成果が見られています。*支援者やその支援者のためのプラットフォームを作ります教育や福祉の業界を志す大学生や今まさに支援をしていて悩んでいる社会人などを中心に、AISESが教員免許更新講習事業で培ってきた理論と確かな実践に基づいた年間計画にそったトレーニングを展開しています。このトレーニングは、生徒指導提要の改訂に携わった栗原代表をはじめ、研究メンバーが協議を重ねて開発した生徒指導・教育相談の改革的な実践を展開して効果をあげたものを集約し、アフターコロナを見通し、対面とeラーニングのハイブリッド形式で提供しております。今後は切れ目のない支援体制を確立するために、支援先と支援者同士をつなぐプラットフォームの構築を目指しています。■リターンについて<1,000円/月>・AISES子ども支援サポーター1,000円コース- 活動報告書(年2回 PDF形式でメールで送付いたします)- 寄付金領収書を発行いたします(毎年12月頃に送付いたします)<3,000円/月>・AISES子ども支援サポーター3,000円コース- 活動報告書(年2回 PDF形式でメールで送付いたします)- 寄付金領収書を発行いたします(毎年12月頃に送付いたします)<5,000円/月>・AISES子ども支援サポーター5,000円コース- 活動報告書(年2回 PDF形式でメールで送付いたします)- 寄付金領収書を発行いたします(毎年12月頃に送付いたします)<10,000円/月>・AISES子ども支援サポーター10,000円コース- 活動報告書(年2回 PDF形式でメールで送付いたします)- 当社HPにお名前を掲載させていただきます。ローマ字20文字までで、イニシャルも可能です- 寄付金領収書を発行いたします(毎年12月頃に送付いたします)■プロジェクト概要プロジェクト名: 子どもの心と学び支援を展開したい!AISES子ども支援サポーター期間 : 無期限での寄付募集(マンスリーサポーターの募集)URL : ■会社概要商号 : 公益社団法人学校教育開発研究所代表者 : 代表理事 栗原 慎二所在地 : 〒730-0016 広島市中区幟町3番1号設立 : 2014年10月31日事業内容: 教育にかかわる人材育成の事業教育に関する国内及び国外における研修事業教育に関する国内及び国外における調査・研究事業地域教育・家庭教育を推進する事業教員研修事業教育に関する出版、マネジメント事業教育に関する国際交流事業カウンセリング事業保護者支援事業学校コンサルテーション事業企業のメンタルヘルス事業その他、本法人の目的を達成するために必要な事業URL : 【本件に関する一般の方からのお問い合わせ先】公益社団法人学校教育開発研究所TEL : 082-211-1030MAIL: admin@aises.info 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月06日3 月 5 日 オンライン(Zoom)にて麗澤大学大学院(千葉県柏市/学長:徳永澄憲)学校教育研究科は、2023 年 3 月 5 日(日)に「道徳教育学セミナー」をオンラインで開催します。本大学院学校教育研究科は、日本において初めて道徳教育に特化した大学院の専攻として 2017年に設立。小中学校の教員でも教育現場を離れることなく、道徳教育の理論と実践を学ぶことができることが特徴の大学院です。道徳教育の理論と実践の融合を通じて、「特別の教科 道徳」に精通した教員や専門研究者の養成に取り組むとともに、教育学における新領域「道徳教育学」の開拓に向けた研究と教育に取り組んでいます。学校教育研究科では毎年、道徳教育学の最新の動向と論点を概観し、今後の研究に新たな視野を開くことを目的に、道徳教育学セミナーを一般公開形式で開催しています。6 回目の開催となる今年度のテーマは「考え、議論する道徳と深い学び」。本セミナーは 2 部制で開催されます。第1部では、畿央大学教授で日本道徳教育学会常務理事の島 恒生 氏による講演を実施。第 2 部では、現職教員として教育現場で日々活躍されながら、本大学院に在籍されている東京都文京区教育委員会指導主事の林 修也 氏と埼玉県の小学校教諭 古見 豪基 氏によるパネルディスカッションを行います。第 2 部終了後には、参加者を交えた全体討議を行なっていきます。本セミナーの概要と講師のプロフィールは以下をご確認ください。【道徳教育学セミナー】■日 時:2023 年 3 月 5 日(日)9:00~12:00■場 所:オンライン開傪oom)■テ ー マ:「考え、議論する道徳と深い学び」■講 師:島 恒生 氏 (畿央大学教授、日本道徳教育学会常任理事)■主 催:麗澤大学大学院学校教育研究科■対 象:一般公開形式。どなたでもご参加いただけます。■参 加 費:無料■申込方法:3 月 1 日(水)までに以下 URL より要エントリー申込フォームはこちら : 【講師プロフィール】島 恒生小学校教諭、奈良県立教育研究所を経て、現在、畿央大学教授。日本道徳教育学会常任理事、日本道徳教育方法学会理事。専門は道徳教育。著書に『納得と発見のある道徳科』(日本文教出版、2020 年)など多数。中央教育審議会専門員、文部科学省「道徳教育に係る評価の在り方に関する専門会議」委員、文部科学省『小学校学習指導要領解説特別の教科道徳編』作成協力者などを歴任。【麗澤大学について】麗澤大学は昭和 10 年、創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。「知徳一体」という教育理念のもと、心豊かな人間性を養い、国際社会に貢献できるグローバルリーダーの育成を目指し、教育改革を進めています。「THE 世界大学ランキング日本版」の国際性分野では 2017年から連続して千葉県 1 位の評価を受けています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月30日保育園での虐待が問題に最近、保育園での虐待事件がニュースになっています。「そんなことしていると赤ちゃん組にいってもらいますよ」「そんなことするのはひよこ組(←0歳児クラスのこと)だよ」という声かけも虐待にあたると、ニュースで解説されていました。赤ちゃんクラスやひよこ組の子どもに失礼じゃないか…と私は思ってしまいます。私は以前、保育園で働いていました。こういった声かけは、良く聞きました。私自身も、学習塾を経営していたころ、「そんなことしていると小学生になれないよ」と年長児に言ったことがあります。なかなか言うことを聞いてくれなかったときに、つい感情的になってしまったのです。でも、子どもの方が上手で「義務教育だから自動的に小学生になれる」と言い返されてしまいました。給食の完食報告、しかし…保育園でよく見かけた光景として、こんなこともありました。白飯やみそ汁に、残したおかずを混ぜたりして食べさせるという行為です。これも虐待のように感じるのは私だけでしょうか。好きな白飯やみそ汁に、嫌いで残しているおかずを混ぜられたら嫌ではないでしょうか。ですが、これで残さず食べられたとなれば、連絡帳に「今日も給食を完食しました」と報告されるわけです。親御さんには見えていない部分です。Upload By 立石美津子特別支援学級や福祉事業所でも、不適切な声かけがあると聞いたある人が言っていました。特別支援学級の先生から「そんな体調悪いだとか言ってると、特別支援学校に行けと言われますよ?」と言われたと。大人の障害者の場合、福祉事業所でこのように声をかけられたという話も聞きます。「そんなことでは、一般就労は無理ですよ」「B型の事業所に逆戻りになりますよ」前者は追い詰めたり焦らせたりすることにも繋がるでしょう。後者はB型事業所を侮辱しているように聞こえます。親は事業所内で交わされる言葉を聞くことはできませんし、利用者であるわが子には障害があり「こんなこと言われた」と家族に報告できない場合も多々あります。今回の事件をきっかけに、保育園では指針が示されつつあるようですが、障害福祉の領域でも見直してほしいと、障害がある子どもの親として強く感じました。執筆/立石美津子(監修鈴木先生より)最近は心理的な虐待やパワハラ、セクハラなど、(暴力での虐待のみでなく)見えづらいハラスメントにおいても、さまざまな問題が取り上げられるようになってきました。時代の流れもあり、以前は見過ごされてきたようなちょっとした一言も、虐待ととらえられるようになってきたと感じています。年末の伝統的な行事である秋田県の「なまはげ」などは、包丁を持った鬼が家に入ってきて言うことを聞かない子どもを連れ去ってしまうのですから、虐待ととらえられかねませんよね。そうした面から配慮され、もし地方のさまざまな文化や行事が伝承されていかなくなってしまうのであれば、それはとても寂しいことだと思います。子どもに関わる大人たちが、しっかりと子どもたちの様子や環境を見極め、「真の虐待」を見逃さないことが重要だと考えます。
2023年01月12日過去に血のつながらない娘に虐待をしていた義父と認知症を患う義母が暮らす敷地内に住むチャト子さん家族。転院の日に騒ぎを起こした義父と自宅に戻る車中で、張り詰めていた糸が切れてしまったときのお話。 義父が大けがを負って入院していた病院から、リハビリのために転院することが決まっていた当日。転院を断固拒否して大騒ぎを起こした義父を連れて自宅に戻らざるを得なくなった車中で、義父の一言からチャト子さんは感情が抑えられなくなり……。 義父のせいで息苦しい… 転院当日に大騒ぎを起こした義父を連れて、自宅に戻らざるを得なくなったチャト子さん。ふと、これまでも義父のせいで周りの人に怒られたり頭を下げたりと、惨めな思いをしてきた記憶がよみがえります。 「自分たちの時間を犠牲にして義父をサポートしてきたのに……。なぜこんな仕打ちを受け続けなければいけないんだろう……」 チャト子さんの心は限界でした。そんなときに義父から放たれた一言に、これまで抑えていたものが爆発。過去に義父が自分の娘を虐待していたことについて言及します。 「あれは虐待なんかじゃない!」と言い返す義父の過去にも、時代は違えど暗い影が潜んでいたことを悟ったチャト子さん。そんな義父の存在によって、ますます自身の過去の記憶が呼び覚まされ、トラウマから逃れられなくなります。 新たに家族になった人が、自身が経験したつらい過去の傷をえぐられるような存在になってしまったら……と思うと、胸が苦しくなってしまいます。チャト子さんの心のよりどころが見つかってほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター チャト子2人の子どもを育てるアラフォー主婦。元フリーデザイナー・飲食店経営(火災に遭い休業)。リアルでは人に話せないような実体験などを漫画のネタにして昇華しています。
2023年01月02日まだ記憶に新しい、静岡県裾野市の「さくら保育園」で起きた、園児虐待により3名の保育士が逮捕された暴行事件。「ご臨終です」と、寝かしつけた1歳児に暴言を吐く。「ブス・デブ・ガングロ」などと容姿をからかう。泣く園児をスマホで撮影する、園児の足をつかんで逆さ吊りにする、カッターナイフなどで脅す、真っ暗な排泄室に放置するなど、判明している行為だけでも15項目に上る、保育現場での凄惨な実態が明らかになった。この事件を皮切りに、各地の保育園でも不適切保育が発覚している。東京都日野市では、保育士が「早く人間になれ!」と園児に暴言を吐くといった唖然とする虐待が発覚。また富山県富山市の保育園でも、1~2歳の園児を逆さづりにするなどの虐待行為があったと発覚した。それらのあまりに酷い虐待行為や暴言が大きな反響を呼び、社会問題となっている。裾野市の事件は、内部告発により発覚したものの、園側が迅速に対処しようとせず箝口令を敷くなどの隠蔽体質も明るみに出た。豊富な取材実績と現場感覚をもとに話題作を次々と発表。『誰かたすけて~止まらない児童虐待』(リーダーズノート)『ルポ居所不明児童――消えた子どもたち』(中央公論新社)など子供の虐待問題の著作も多い、ジャーナリストの石川結貴氏はこう話す。「逮捕された保育士たちの行為は決して許されるものではありません。しかし、全国の不適切保育の背景には、保育士の厳しい労働環境など、さまざま問題が潜んでいると考えられます。たとえば長期化するコロナ禍でこれまで以上に業務量が増えたり、マスク越しの保育でコミュニケーションがむずかしかったり、そのようなストレスが高じたことで虐待行為に走ったという可能性もあるかもしれません」コロナ禍で、玩具や寝具などの消毒に始まり、密を避ける対策へのプレッシャーやマスク生活を強いられている現状も、保育士たちを疲弊させる原因になっていると、石川氏は指摘する。「本来、言語の理解のおぼつかない年齢のお子さんには、『ダメですよ』と言い聞かせるにしても、表情でコミュニケーションをとることが必然でした。けれど、たしなめようとしても、保育士の顔はマスクで覆われているため、子どもたちにうまく伝わらない。それが不安や焦りとなってしまったケースもあるかもしれません。虐待を行う保育士はそもそもの資質に問題がありますが、彼らを責めて罰しただけでは根本的な解決にはなりません」いったいどんな解決策があるのだろうか――。(その2へ続く)
2022年12月31日静岡県裾野市の「さくら保育園」で起きた園児虐待で3名の保育士が逮捕された暴行事件を皮切りに、各地の保育園で続々と不適切保育が発覚。あまりに酷い虐待行為が大きな反響を呼び、社会問題となっている。だが、虐待で書類送検されたり、逮捕される保育士がいる一方、大多数は責任感の強い保育士であり、逆に、家庭で虐待を受けている子どもやネグレクトされている子どもに休日返上で対応する者もいるのが事実。結局のところ、最大の被害者は子どもたちなのだ。豊富な取材実績と現場感覚をもとに話題作を次々と発表。『誰かたすけて~止まらない児童虐待』(リーダーズノート)『ルポ居所不明児童――消えた子どもたち』(中央公論新社)など子どもの虐待問題の著作も多い、ジャーナリストの石川結貴氏はこう話す。「家庭や保育の現場で、一定期間に渡り虐待を受けたお子さんは人への不信感を持ってしまったり、低い自己肯定感に苦しむようになってしまう可能性があります。ただ、成長過程で、虐待やいじめ、貧困や差別により理不尽な扱いを受けるお子さんは一定数存在しますが、だからといってそういう子どもの一生が台無しになってしまうと決めつけてはいけないと思います」児童養護施設や子ども食堂などのボランティア活動を通して、ネグレクトや虐待を受けてきた多くの子どもたちに接してきた実感として石川氏はこう話す。「虐待に遭ったお子さんはとかく悲惨なキーワードで語られてしまう。ですがそうではなく、子どもなりに、理不尽な記憶と葛藤を抱えながらも、周りの大人の支えがあって立ち直って立派に自立して生きていくケースも少なくはありません。そのためにも、傷ついた子どもたちを周りの大人がどうフォローするかを考えなければなりません」フォローどころか、昨今は虐待やネグレクトが問題になった家庭を排除する風潮があるという。『あの子の家はネグレクト家庭だから距離を置かなければ』『あの人は虐待家庭で育ったから、自分が親になったら子どもを虐待するよ』などと偏見の目を向ける人も少なくないと石川氏は指摘する。「親と子は別の存在なのだと認識することが大事です。『あんな家の子と遊んではダメだ』とか、『親がこんなとんでもないから、子どももダメな人間になる』という偏見を持たないでほしい。その上で、子どもは大きな可能性を秘めた存在ととらえて下さい。困難や苦しみ悲しみがあったとしても、それでも人はそれを乗り越えて生きていくのだということを前提に、自分のお子さんだけではなく、子どもはひとりひとり守られるべき存在であるという、社会的な目線で見てあげていただきたいのです」いちばんの被害者である子どもたちひとりひとりが自己肯定感と、とにかく生きていていいんだという安心感を与えられる世の中にしていくために、我々大人ができること。真剣に議論するタイミングが来ているのではないだろうか――。
2022年12月31日『虐待したことを否定する親たち』書影株式会社 PHP 研究所(京都市南区・代表取締役社長瀬津要)は、2022年12月19日に『虐待したことを否定する親たち——孤立する親と子を再びつなげる』(宮口智恵 著/税込1133円)を発売します。本書は、これまで見過ごされてきた虐待する「親」への支援として、「親子関係再構築プログラム」を提供しているNPO団体「チャイルド・リソース・センターの代表である、宮口智恵氏の初の著書です。宮口氏は、これまで250組以上の親子関係の修復に尽力してきました。 虐待が起こる理由や親の心理、そして虐待を止めるプロセスを、リアルな事例をもとに解説します。子どものために親を支える場所が必要令和3年度中に、全国225か所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数(速報値)は207,659 件で、過去最多を記録しました。これは、前年度比で5.8%増、20年前との比較では、なんと11.5倍以上です。本書の著者である宮口氏は、かつて児童相談所の児童福祉司として15年間勤務していました。そこで出会った「虐待する親」の多くは、誰にも支えてもらえず、たった一人で子どもを育てているという過酷な状況でした。しかし、子どもの安全が最優先となる児童相談所では、親への支援が乏しいのが現状です。支援する側にとっても、「虐待の問題」に一人で立ち向かうのは容易ではありません。親子支援の活動を始めて15年経ても、「親への支援」は未だに市民権を得ていません。この問題に、社会全体で取り組むきっかけになればとの強い思いから、本書を上梓したのです。「子どもを育てるのは一人では無理、親が子どもを支えられるように、誰かが、そして社会が親を支える——。」これが社会の共通認識になってほしいと、切に願うのです。 (「はじめに」より)虐待した親とされた子どもをつなぐプロセスを解説虐待した親の多くは、「これはしつけです」と口をそろえます。自分が手を上げてしまったのにも関わらず、いざわが子が児童相談所に預けられてしまうと、孤独と恐怖に襲われ、「私は虐待していません」と言い張るのです。宮口氏は、この言葉の裏にある親のニーズに意識を向け、子育てをやり直したい、いい親になりたいという思いに寄り添います。宮口氏が立ち上げたNPO団体チャイルド・リソース・センターは、児童相談所では見過ごされてきた虐待する「親」への支援として、「CRC親子プログラムふぁり」を提供しています。このプログラムは、関係が崩壊した親と子の対話と交流を、第三者がサポートするものです。本書では、著者が実際に関わった事例をもとに、新たな親子関係が構築されるプロセスを紹介します。本書で取り上げる虐待のケース・ずっと泣き止まない2歳の男の子を母親が叩き、布団をかぶせる。(背景)夫の激務、親も頼ることができず、ずっと一人で子育てをしてきた。・食事中にふざけていた4歳の女の子を母親が拳で殴り、その勢いで椅子が倒れて額を床にぶつけ、目が開かなくなる。(背景)育児への疲弊、夫や姑からの理解なし。・栄養状態が悪く、皮膚トラブルも多い生後9か月の女の子へのケアができず、育児放棄を繰り返す。(背景)夫が非協力的、母の精神不安定状態。 ほか『虐待したことを否定する親たち』について【著者】宮口智恵(みやぐちともえ)神戸大学大学院総合人間科学研究科前期博士課程修了。児童相談所で勤務後、2007年に(特)チャイルド・リソース・センターを設立。21年より認定NPO法人。同法人は設立時より、児童相談所の委託を受けて、虐待などの育児に困難を抱える親とその子どもに「親子関係再構築プログラム」を提供する活動を開始。日本初の取り組みであり、これまで250組以上の親子にプログラムを提供した。著書に『虐待する親への支援と家族再統合』(共著、明石書店)。【書誌情報】タイトル:虐待したことを否定する親たちサブタイトル:孤立する親と子を再びつなげる著者:宮口智恵定価:1133円(10%税込)発売日:2022年12月19日判型:新書版並製ページ数:264頁ISBN:978-4-569-85366-6発行:株式会社PHP研究所虐待したことを否定する親たち | 宮口 智恵著 | 書籍 | PHP研究所 : : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月15日積水ハウス株式会社は、横浜市の小学校における生物多様性の環境教育支援に向けて、横浜市環境教育出前講座に参画します。出前講座では校庭樹木を題材にした積水ハウスの環境教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」を実施します。2022年12月1日から、横浜市の小学校を対象に、横浜市環境教育出前講座のウェブサイトにて申し込み受付を開始します。校庭樹木を活用した環境教育の様子横浜市では、生物多様性保全や地球温暖化対策といった環境問題への理解を深めるため、市内の小中学校や地域の方を対象に、市民団体、企業、国際機関、市役所など専門知識を持った講師が講義を行う「環境教育出前講座」を実施しています。積水ハウスは、2001年から生物多様性保全の取り組みとして、地域の在来樹種を生かした庭づくり・まちづくりの提案である「5本の樹」計画を開始しています。「5本の樹」計画では、お客様のご協力のもと、日本全域で都市の住宅地にネットワーク型の緑地を作り、生物多様性保全を推進しています。2006年には、「5本の樹」計画から得た知見や経験を活かして、生徒向けの環境教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」を開発しました。「Dr.フォレストからの手紙」は、子どもたちが校庭などにある樹木や様々な生き物と触れ合うことを通じて、緑と生き物の関わりを理解し、自らの自然環境への関わりが地域や地球環境全体の保全につながることを考え、行動を促す“体験思考型”環境教育プログラムです。また、積水ハウスは、横浜市がSDGsを推進する企業・団体等の事業者を認証する「横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”」の最上位であるSupreme(スプリーム)に、2022年7月に認証されています。積水ハウスは、これからも横浜市における生物多様性保全の推進を支援していきます。横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”今回積水ハウスが、参画する横浜市環境教育出前講座では、環境教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」を提供します。講師として、樹木医等の植栽や造園の知識・資格を持つ当社社員が、緑の専門家であるDr.フォレストとして学校で出張授業を行います。子どもたちがDr.フォレストから与えられる課題を解決していく中で、生態系や在来種・外来種問題を考え、身近な自然環境に興味をもち、授業や体験を通して得た知識や考え方をこれからの自分たちの行動につなげていくことを目指します。積水ハウスは、生物多様性保全への取り組みの経験を活かし、未来を担う子どもたちの環境教育の推進を支援します。*プログラム受講日は必要となる校庭の樹木の状態次第で、時期をご相談させていただく場合があります。横浜市環境教育出前講座: 横浜市SDGs認証制度“Y-SDGs”: ●積水ハウスの「5本の樹」計画について「5本の樹」計画は、積水ハウスが 2001 年から生物多様性保全の取り組みとして、お客様のご協力のもと、生態系に配慮した造園緑化事業として開始したプロジェクトです。“3 本は鳥のために、2 本は蝶のために、地域の在来樹種を”という思いを込め、日本古来の里山をお手本として、その地域の気候風土・鳥や蝶などと相性のよい在来樹種を中心とした植栽にこだわった庭づくり・まちづくりを提案しています。2021年度の「5本の樹」をはじめとした年間の植栽本数は101万本、2001年の事業開始からの累積植栽本数は1,810万本を達成しました(2022年1月現在)。2019年からは琉球大学久保田研究室・株式会社シンクネイチャーと共同検証を進めており、2021年には、生物多様性保全効果の実効性を、樹木本数・樹種・位置データと生態系に関するビッグデータを用いて、世界で初めて都市の生物多様性の定量評価の仕組みを構築し、「ネイチャー・ポジティブ方法論」として公開しました。●Dr.フォレストからの手紙について積水ハウスでは、「5本の樹」計画から得た知見や経験を活かして、2006年に開発した生徒向けの自然教育プログラム「Dr.フォレストからの手紙」を無償で提供するとともに、小学校への出張授業にも取り組んでいます。「Dr.フォレストからの手紙」は、子どもたちが校庭などにある樹木や生き物などの身近な自然環境での観察(フィールドワーク)や講座を通して、緑と生き物の関係を理解し、自らの自然環境への関わりが地域や地球環境全体の保全に繋がることを考え、行動することを促す“体験思考型”環境教育プログラムです。Dr.フォレストティーチャーズガイド・ワークブック積水ハウス 生物多様性保全の取り組み : 積水ハウス「ネイチャー・ポジティブ方法論」: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月30日子どもたちが高校生や大学生になると、教育費の負担が増えてきました。その分、仕事を増やして教育費をねん出することに。しかし、仕事量をこなせず家族とクライアントに迷惑をかけることになってしまったアラフォーでシングルマザーの私の体験談を紹介します。★関連記事:猛烈な睡魔との闘い!家事と仕事の両立のため無理なく続けられた体づくり1日分の家事と仕事の両立ができない大学生の娘たちの教育費や生活費などが必要となり、副業を増やしました。会社員の収入だけでは、生活できないのでWebライターの副業を増やせばいいと簡単に思っていたのです。しかし、実際は思った以上にスムーズに副業の仕事をこなせず、家事がおろそかになりました。副業を増やして娯楽の時間を削っていたのですが、それでも間に合わず。体力が思った以上になく集中力がなかなか保てませんでした。仕事をしていても気付けば寝ていて、慌てて起きて仕事をするのですが完成度がいまいちとなったこともあります。私の家事がおろそかになり、少しイライラしているのが子どもたちにも伝わり、これではいけないと生活を見直すことにしたのです。教育費とデート費用が負担となる少し仕事をセーブして家事もできるようになったのですが、新型コロナの影響で会社も休業となり収入が減り、また副業を増やそうかと迷いました。しかし、子どもたちにまた負担をかけてはと思い、しばらくはそのままの生活を送りました。数カ月してから新型コロナの感染拡大が本格的となり、いよいよ生活も厳しくなってきたので副業を増やしました。起きている時間は仕事している時間といった生活となり、家事も最低限のみとなってしまいました。子どもたちとの会話も減り、すっかり私は家庭でひとりぼっちに。とても寂しかったですが、子どもの教育費のためと割り切って仕事を続けていたのです。また当時交際していた人とのやり取りのために、私自身のおこづかいが欲しく仕事を増やしたことも理由の1つです。子どもたちも私が交際していることを知っていました。だから、彼に私を取られたと思い、寂しい思いをさせてしまったことをとても後悔しています。そんな生活を送ること数カ月、子どもたちは私と話をしなくなりました。話しかけても冷たく、反抗期だから仕方ないと諦めて、仕事に没頭する日々に。ごはん中も無言で、食べ終わったら逃げるように自分の部屋へ戻りました。そして、とうとう私の体も限界が来て、夕食後にパソコンに向かうものの、しばらくすると寝てしまうといった状態に。副業の仕事も後回しになり、すべてがうまく回らなくなったのです。体はつらいけれど最低限の家事と副業をこなし、さらには教育費を何とかしないといけないと必死でした。副業を増やしたものの迷惑をかけてしまう子どもたちは私が忙しくて、なかなか構ってあげられないことのほかに、家事をおろそかにして今までの私とは違う母親になってしまったことに、少し戸惑っていました。私自身は家事がおろそかになった程度に思っていたのですが、子どもたちからしてみると人が変わってしまったように映ったのでしょう。「ママはどうせ私たちよりも、他のことが優先でしょ」と子どもたちが言うようになり、寂しい思いをさせていると思いました。私が彼との交際のためにお金を稼いでいると思われ、子どもたちはお金のない生活に不安を抱えていました。それに加えて、いつ給与が入るのか、いつ私の仕事が安定するのかと気にしていました。そんな状況を抜け出したく、まずは経済的に落ち着かせようとあれこれと仕事を抱えたのです。しかし、私が忙しくするばかりに子どもたちとの時間を削りコミュニケーションが減りました。そして、子どもたちとの関係にヒビが入ってしまいました。とても不安なときこそ、話してあげられる環境を作れず後悔しています。これからは、少しずつ改善して子どもたちの信用を取り戻せるように努めたいと思っています。また、仕事面でもクライアントさんに迷惑をかけないように、仕事に真摯(しんし)に取り組みたいです。まとめコロナ禍で会社が休業となり生活に不安がある中、子どもたちとクライアントさんに迷惑をかけました。仕事量と教育費のバランス、家事とのバランスに苦労したことを思い出し執筆いたしました。まだこれらのバランスは修復途中ですが、家族との時間をしっかりと作り、副業は余った残りの時間をあて、無理のない範囲でしたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/サトウユカ著者/Y.N.(44歳)大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
2022年11月19日幼稚園の先生であり2児のママであるちりさんが、わが子に虐待しそうになって悩んだ実体験をマンガで紹介します。妹のとんちゃんが生まれると、長女のうーちゃんはちりさんに甘えるようになりました。ちりさんは、夜、寝るときのうーちゃんのリクエスト「座ってトントン」に応えていましたが、次第に疲弊していきました。「横になってもいい?」と言っても首を縦に振らないうーちゃん。ある日ちりさんのイライラは爆発し、力任せにトントンしてしまいました。それからしばらくして少しずつうーちゃんのリクエストが緩和され、落ち着いてきました。しかし、ちりさんは、夜は穏やかになってきた反面、日中イライラするようになってしまいます……。「幼稚園の先生なのに?」 夜は穏やかに過ごせるようになったけれど、その分日中イライラが増えてしまったちりさん。 幼稚園の先生であり、子どもの扱いは慣れていると思っていただけに、わが子につらくあたってしまう自分に失望してしまいます。 怒っては後悔と反省をして、うーちゃんにその後愛情を持ってやさしくするのですが、また、同じことを繰り返してしまうのです……。 ◇◇◇イライラして怒ってしまって、後で後悔したことがあるというママは多いのではないでしょうか。ちりさんは毎回後悔と反省をして、その後は愛情を持って接しているとのこと。うーちゃんに、きっとママの気持ちは伝わっていますよね。 著者:マンガ家・イラストレーター ちり2児のママ。幼稚園の先生をしていますが、育児に悩んでいます。
2022年10月25日幼稚園の先生であり2児のママであるちりさんが、わが子に虐待しそうになって悩んだ実体験をマンガで紹介します。妹のとんちゃんが生まれると、長女のうーちゃんはちりさんに甘えるようになりました。夜眠るとき、ちりさんに「座ってトントンして」と言うのです。「上の子を優先した方がよい」と聞いていたちりさんは、うーちゃんのリクエストに応えて、座ってトントンし続けました。しかし、次第に疲弊していきました。そしてある晩、溜まったストレスが爆発して自分をコントロールできなくなりました。「わかったよ!」と大声をあげて、力任せにトントンしてしまったのです。 「まさか自分がこんなことするなんて……」 ちりさんは自分を落ち着かせるために少し1人になりました。そして寝室に戻りました。すると娘のうーちゃんは………。寝室に戻ると… しかし、なかなかうーちゃんの許可はおりませんでした。 自分をコントロールできなくなり、力任せにうーちゃんをトントンしてしまったちりさん。 気持ちを落ち着かせるために1人になりました。 そして落ち着いたあと、寝室に戻るとうーちゃんは起きていて、相変わらず「ママの座ってトントン」を求めてきました。 その後、「ずっと座ってトントンはできない」と言い聞かせたり、少しずつ姿勢を崩したりと工夫したちりさん。やがてうーちゃんは横たわってトントンしてもOKに。 さらにうーちゃんのリクエストが、「座ってトントン10回、座ってぎゅーするのを10回」と、エンドレスではなくなりました。 ちりさんは、だんだんと穏やかな夜を過ごせるようになっていきました。 ◇◇◇ 溜まっていたストレスが爆発してしまい、感情がコントロールできなくなってしまったちりさん。力任せにトントンをしてしまいました。子育てしていると、なかなか思うようにいかなくて、イライラしてしまうということはよくあると思います。ちりさんは、自分の気持ちを落ち着かせるために少し1人の時間を持つようにしました。みなさんだったらどのようにして気持ちを落ち着かせますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ちり2児のママ。幼稚園の先生をしていますが、育児に悩んでいます。
2022年10月24日幼稚園の先生であり2児のママであるちりさんが、わが子に虐待しそうになって悩んだ実体験をマンガで紹介します。妹のとんちゃんが生まれると、長女のうーちゃんはちりさんに甘えるようになりました。夜眠るとき、ちりさんに「座ってトントンして」と言うのです。「上の子を優先した方がよい」と聞いていたちりさんは、うーちゃんのリクエストに応えて、座ってトントンし続けました。しかし、次第に疲弊していきました。そしてある日の夜、とうとうちりさんは爆発してしまったのです……。まさか自分がこんなことするなんて… 下の子の授乳もあって、疲れて毎日寝不足だったちりさん。 「横になりたい」「なんでママじゃなきゃダメなの」「パパだっていいじゃん」「寝ながらトントンだっていいじゃん」 そんな思いがふつふつ湧き上がってきました。 そして、イライラの限界に達してしまい、 「わかったよ! 座ってトントンすればいいんでしょ!」 と、力任せにトントンしてしまいました。 大好きな娘のうーちゃんが、いつも我慢してくれているのを知っているのに、眠気、疲れ、苛立ちでどうしようもなくなってしまったのです。 虐待の報道を見ては、「かわいいわが子にありえない」「考えられない」そう思っていたちりさん。 自分がこんなことをしてしまう日がくるとは思ってもみませんでした。 ◇◇◇ SNSではちりさんの投稿に「うちも似た状況です」「上の子優先て難しいですよね」とママたちから共感の声が。下の子を寝かしつけたら上の子が起こしてしまったり、上の子は言葉で要求してきたりして、イライラしてしまうというママが多いようです。そして、「怒って後悔している」、「行政に相談した」などのコメントも。みなさんは子どもへのイライラが爆発してしまいそうなとき、どのように対応していますか? ▼児童相談所全国共通ダイヤル育児や子育てに悩んだときなどの相談窓口です。全国共通ダイヤル「189」に電話をかけると、発信した電話の市内局番等から当該地域を特定し、管轄する児童相談所に電話が転送されます。子どもが虐待されているかもと思ったとき、自分の子育てがつらくて子どもにあたってしまうときなどに、専門家に相談することができます。電話番号:189(いちはやく) 著者:マンガ家・イラストレーター ちり2児のママ。幼稚園の先生をしていますが、育児に悩んでいます。
2022年10月22日幼稚園の先生であり2児のママであるちりさんが、わが子に虐待しそうになって悩んだ実体験をマンガで紹介します。下の子が生まれると、上の子はちりさんに甘えるようになりました。上の子を優先した方がよいと聞いていたちりさんは、上の子に寄り添い続けました。しかし、次第に疲弊してきます。 そしてある晩‥…。 「上の子優先にしたほうがいい」周りからそう言われて… 妹のとんちゃんが生まれると、うーちゃんはママに甘えるようになりました。 「上の子を優先した方がいい」 この言葉をこれでもかというくらい聞いていたちりさんは、その言葉のとおり、うーちゃんを優先にして過ごしました。 だんだん落ち着いてきたうーちゃんでしたが、夜だけは不安定になってしまいます。 そして、とんちゃんが2カ月になったころ、強いこだわりが出てきました。それは、 「ママが座ってトントンして」 というものでした。 ちりさんは、日中はとんちゃんの授乳や抱っこで、我慢をさせていると思い、寝る前の「座ってトントン」を心がけました。しかし、ちりさんは産後、まだ体が回復しきっていません。夜中の授乳もあり、座ってトントンがしんどくなってきました。 「横になってもいいかな?」 と聞いても 「だめ! すわってトントン!」 と、うーちゃんは譲りません。 仕方なくちりさんは座ったままトントンを続けました。 そしてある晩、溜まっていたものが爆発してしまったのです……。 ◇◇◇ 子どもの甘えに対応してあげたいと思っていても、状況によってはママたちも疲れてしまいますよね。布団で座ってトントンしていたら、横になりたくなるのもうなずけます。それでも、日中我慢させているからと、ちりさんは頑張っていました。みなさんだったらこういうときは、お子さんにどんな風に対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター ちり2児のママ。幼稚園の先生をしていますが、育児に悩んでいます。
2022年10月21日虐待のある家庭で育った夫と過去の記憶と向き合う決心をしたものの、過去に虐待していた義父や認知症を患う義母との関わり方などさまざまな葛藤を抱えていたときのお話。待望の子どもが生まれ、日常的に虐待がある環境で育った夫とこれから幸せな時間を築いていきたいと願うものの、過去に虐待していた義父に子どもを触れられることに嫌悪感を抱いてしまうチャト子さん。過去の過ちを悔いていることを祈るものの……!? 過去の過ちを悔い改めていてほしい… 「過去に虐待をしていた義父にわが子を触れられたくない……」という気持ちと、「過去の過ちを悔いているかもしれない」という気持ちの狭間で揺れ動くチャト子さん。そんなとき、夫から「もっと子どもに会わせてやったら?」と提案されます。 思うことは多々あるものの、高齢の義父母を想い、自分から歩み寄る努力をしようと決心。しかし、「本当の家族のように……」という義父の言葉に、つい本音が漏れそうになって……。 みなさんなら、どのように折り合いをつけたらいいと思いますか? 著者:マンガ家・イラストレーター チャト子2人の子どもを育てるアラフォー主婦。元フリーデザイナー・飲食店経営(火災に遭い休業)。リアルでは人に話せないような実体験などを漫画のネタにして昇華しています。
2022年10月18日株式会社東洋経済新報社は、教育に関する深掘りした情報を提供するメディア『東洋経済education×ICT』主催で、教員、各地域教育委員会など教育従事者の皆様を対象としたウェビナー『いま必要なデジタル・シティズンシップ教育 基礎編 -「危険性の強調」から「賢く活用できる力」の育成へ-』を2022年9月3日(土)にオンライン配信で行います。「デジタル・シティズンシップ教育」を取り入れる前に、知っておくべき基礎情報これまで日本では、情報社会の危険性を強調して、ICTを安全に使うための知識やスキルを学ぶ「情報モラル教育」が行われてきました。しかし、GIGAスクール構想が着々と進行している今、これまでの「情報モラル教育」ではカバーしきれないことが明らかになり、世界では一般的になりつつある、自らが善しあしを判断しながら賢くICTを活用できる力を身に付ける「デジタル・シティズンシップ教育」に注目が集まっています。GIGAスクール構想を意味のあるものにするためにも、この教育を取り入れることは教育界全体にとって最重要事項といえます。今回は基礎編として、情報モラル教育との違いは?「デジタル・シティズンシップ教育」を実践する際のポイントは?など、「デジタル・シティズンシップ教育」を取り入れる前に、知っておくべき基礎情報を法政大学キャリアデザイン学部教授の坂本 旬氏を迎えてお伝えします。■セミナー概要セミナー名: いま必要なデジタル・シティズンシップ教育 基礎編-「危険性の強調」から「賢く活用できる力」の育成へ-開催日時: 2022年9月3日(土)14:00~15:30 終了予定開催形式: オンラインライブ配信(Zoom)参加費: 無料(事前登録制)主催: 東洋経済education×ICT申込: (画像はプレスリリースより)【参考】※申し込みURL
2022年08月06日生きる上でなくてはならないお金。だからこそ、子どもには正しい知識を身につけてほしいと願うものです。でも、親である私たちはお金について学校で習う機会が少なかった世代。お金に対して、苦手意識がある方も多いのではないでしょうか。「お金の知識に自信がなくても、大丈夫。お金の教育は “生きる力を育むこと” で、“知識”よりも先に伝えるべき大切なことがあるんです」と話すのは、金融教育ディレクターの橋本長明さん。日本銀行出身でお金についての講演も多数おこなっている橋本さんですが、「じつは私も資産運用は苦手で…」と苦笑い。親しみやすい人柄とポジティブなわかりやすい解説で、2月に上梓された 『すてきな相棒! おかね入門』 (リトルモア 刊)も評判をよんでいます。そんな橋本さんに、家庭でいつからどのようにお金の教育をしたらいいのか、2回に渡ってお話を伺います。前編の今回は、 親が知っておくべきことや4つの基礎教育についてです。橋本長明 プロフィール金融教育ディレクター、ブランディングディレクター、選曲家ほか。東京生まれ。大学卒業後、日本銀行入行。静岡支店、情報サービス局、金融広報中央委員会事務局、調査統計局などに10年在籍し退職。日銀では、学校教育における金融教育の概念作りや「金融教育元年」事業に注力したほか、広報、ブランディング、景気分析などを経験。その間、いろいろな個人活動で人々と出逢い、現在は金融教育やブランディングを軸とした講演・執筆活動、企業や個人のブランディング、銀行の金融教育企画・運営、選曲家/DJ、ISETANの企画など、人や社会が楽しくなり、何かを考えるきっかけを創る活動をしている。文化服装学院特別講師、日本FP協会会員。「お金の教育」とは “生きる力を育むこと”この春から高校の授業で “債券” や “投資信託” が教えられることになった、というニュースはご存知ですか? じつは2020年には小学校、2021年には中学校ですでに新たな金融教育がスタートしています。このタイミングでお金の教育をはじめなきゃと考えるご家庭も多いかもしれません。でも、何からはじめていいのか悩みますよね。「“お金の教育”というと、イメージで投資や資産運用など、金融商品やお金を増やすテクニックの話に偏りがち。でも、そもそもお金自体に価値はありません。だって無人島にお金を持っていってもただの紙切れで、何の役にも立ちませんよね。お金は、使う場所があってこそ機能するもの。あくまでいまの経済社会のなかで役立つ “便利な道具”なんです。まずそこをきちんと理解したうえで、その道具=お金を使ってどんな夢や目標を叶えたいか、どんな暮らしをしていきたいかを考えることが重要です。それを理解していないと、お金だけを追い求めたり詐欺に関与してしまったり、人生が大きく狂ってしまいます。まずはお金とは何か、そのお金を使ってどうなりたいかをお子さんといっしょに考えてみましょう!」選曲家/DJの顔も持つ橋本さんのご自宅兼オフィスには、大切にしているレコードやアートが並ぶ。大好きで集めているという愛らしい鳥モチーフのオブジェも。もともと先進国の中では遅れをとっていた日本の金融教育。しかし、キャッシュレス社会でお金を使う実感が乏しくなるなか、成年年齢が18歳に引き下げられて、高校生のうちからクレジットカードや住宅ローンが組めるようになったことなどから、金融教育の授業が必修化されました。また、少子高齢化が進み、自分たちで資産形成しなくてはならない状況が差し迫ってきていることから、幼い頃から金融リテラシーを身につけて、お金の管理をできるようにしておくことが重要視されるようになってきました。「そういう時代だからこそ、自分の軸をしっかり持って、将来叶えたいことは何なのか、そのためにお金がどれだけ必要なのか、その必要な分をどうやって稼ぐかという思考プロセスを経ることが大切。たとえば、子どもが“大金持ちになりたい!”といったら、“何のために?”と問いかけてみましょう。その答えが、“お菓子がたくさん食べたいから!”でもいいんです。自分がどうなりたいか、そのために何が必要かを考えると、社会の仕組みを知ろうとするし、どういう社会にしていきたいかを考えることにもつながります。また、その過程で決断する力も育まれていくはずです。お金の教育は、広義にいえば“生きる力を育む”こと。日本の金融教育プログラム(金融広報中央委員会<事務局:日本銀行情報サービス局内>)でも掲げられているんです」基礎教育 1:お金の価値観まずは、お金そのものには価値はなく、道具であるという認識を持たせること。つぎに、その道具を使って自分はどうなりたいのか考えること。そしてその過程を経てから、金融教育の基礎教育である4つの分野「お金の価値観」「お金を使う」「金銭管理」「お金を稼ぐ」をマスターするといいそう。「お金の価値観では、お金自体に価値はないと覚えてもらうことです。1万円札の場合、製造費用は約22円。国の信用で1万円となるが、戦争・紛争などで紙屑のようになることも。一方、お金には『価値交換、価値尺度、価値保存』という3つの大変優れた機能を有した、経済社会にはなくてはならない便利な道具。生きるため、夢や目標を叶えるために必要であり、道具であるお金を追い求める人生はおかしいんです」金融広報中央委員会では、小学生から高校生まで年代別に教えるべき金融教育の目標をまとめています(※)。金融広報中央委員会(事務局:日本銀行情報サービス局内)とは、政府や日本銀行、地方公共団体や民間団体等が協力して、中立公正な立場から、暮らしに役立つお金の情報提供や、金融教育の支援をおこなっている団体。橋本さんは日本銀行時代にこの委員会にたずさわり、まだ身近ではなかったお金の教育に親しみを持ってもらえるようブランディングに尽力するなど、いまの金融教育のベース作りに注力しました。※金融広報中央委員会「 金融教育プログラム 学校における金融教育の年齢層別目標 」(2021年3月改訂版)基礎教育 2:お金を使う前出の 金融教育プログラム でも、小学校低学年では“ものやサービスを購入するとき、お金を払う必要があることを理解”とあります。そしてもうひとつあるのが、“実際にものやサービスを購入する”こと。これが基礎教育の「お金を使う」にあたります。「使う」とは、「消費」と「投資」、そして「浪費」の3つに分類できます。くわしくは後編で!「実際にお金を使う経験をさせるときは、現金を使うことがポイントです。実際のお金に触れて人とやりとりしないと、リアルな体験にはなりません。また、お金を使って何かを購入する前に、それは自分にとって必要なもの=ニーズ(needs)なのか? 欲しいもの=ウォンツ(wants)なのか? ニーズ or ウォンツを考えさせるのが大切です。たとえば、鉛筆。勉強に使うために足りない分を買うならニーズ、鉛筆の絵柄が気に入って家にあるのに買うならウォンツになります。それを考えることで無駄づかいを防ぐことができるし、ウォンツなら我慢しようかと問いかけることもできます」基礎教育 3:金銭管理ニーズかウォンツかを考えてお金を使ったり、お小遣いやお年玉でもらったお金を貯金しようなどと自分で決断できるようになったら、「金銭管理」を学ぶチャンスです。金銭管理にはお小遣い帳が最適。ロードマップでは小学校中学年(3~4年生)から実践することが推奨されています。お小遣いの学習では、子どもたちの将来の健全な金銭管理能力を養うほか、「お金は無尽蔵なものではなく、働く対価としてやってくる」、「我慢することの大切さ」、「目標に向かって努力すること」など、道徳的なこと、社会における大切なことを学ぶことができます。「お小遣い帳って大人でも挫折することがありますよね。正確につけようと神経質になるよりも、お金を使ったら記録するという習慣をつけることが大切。スタート時期はいつからでもいいので、1年間を目標につづけてみてください。私が監修した お小遣い帳 には、最初に今月の夢や目標を書く欄があったり、ニーズ・ウォンツの記載もできるようになっているので、お子さんとの対話のきっかけにもなるはずです」基礎教育 4:お金を稼ぐお小遣い帳をつけるようになるとお金の出入りがひと目でわかるようになるので、「お金を稼ぐ」ことについても興味が沸いてくるかもしれません。ここでいうお金を稼ぐとは、お金を得るにはどんな手段があるかを知ったうえで、働き方を考えること。そして働くとは、お金を稼ぐためだけではない。働く時間は、人生の多くを占めることになるから、その多くの時間を使って、単にお金を稼ぐだけではもったいないよね! という話に繋げていきます。(これについては、後編でご紹介します)。実際に子どもがお金を稼ぐことはなかなか難しいのですが、お手伝いのお駄賃(対価)としてお金をあげるというルールを決めているご家庭もあるのではないでしょうか。「アメリカではお手伝いを報酬制にしている家庭も多いですよね。働いた対価としてお金がもらえるということを幼いうちから体現できるのはいいこと。お金をあげないとお手伝いをしなくなるかもと心配される親御さんもいるようですが、子どもって頼りにされたり人の役に立つのがうれしいもの。たとえお金を渡し忘れても続けてやってくれているという声はよく聞きます。もしお手伝いが適当になってしまったり、逆に回数をねだられる不安があるなら、ひと月にこれだけやったらいくらというサブスク制にするのもおすすめです」次回の 後編 では、具体的に子どもにお金に関する質問をされたときにどう答えるべきかや、 親がした方がいい行動・NGな行動 について、Q&A形式でご紹介します。 「すてきな相棒! おかね入門」 橋本長明 著(リトルモア刊) 日本銀行出身・金融教育ディレクターの著者が今こそ伝えたい、「おかね」との付き合い方。おかねの知識やマナーから、経済のしくみ、将来の自分を思い描くヒントまで授業形式でさまざまなワークをこなしながら、楽しくポジティブに学べる本です。今までにない切り口で、子どもも大人もいっしょに考える「おかねってなに?」。取材・文/佐々木彩子 撮影/村上未知(*を除く)
2022年07月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「世界の女子教育」です。ジェンダー意識に限らず、構造的な問題にも関わる。世界では、6歳から17歳の約1億3200万人の女子が教育を受けられていません。また、非識字人口の約3分の2が女性。発展途上国では約3人に1人の女子が、18歳未満で結婚(児童婚)を強いられています。これらは貧困が大きな原因になっています。女子教育が遅れている地域は主に新興国や発展途上国ですが、「ジェンダー意識が低いから」という単純な理由に限りません。これは産業構造やコミュニティの維持と深く絡んだ問題なんですね。古い慣習のなかでは、女性は家を守り、男性が外に働きに出る暮らしが根付いています。一方では、女子が1年でも長く初等教育を受けると、その子が将来手に入れられる収入が11%アップするという世界銀行の調査結果もあります。つまり、村の豊かさを得るためにも、女子に教育が必要であることを知ってもらう必要があります。カンボジアのある農村部では、男は外へ出稼ぎに行き、女性とお年寄りが留守を守っていました。女性たちは稼ぐ力がないので、病気になっても現金が手元になく亡くなるケースも。そこで日本のNGOが入り、地域に溜め池を作り、家庭菜園で付加価値の高いハーブを作り、それを都市部の自然食品店に売るなどして、女性たちが現金収入を得られるようになりました。このような知恵は、教育を受けることによってより手に入れやすくなります。アフガニスタンのタリバン政権は、3月に女子の高等学校の再開を撤廃しました。ナイジェリアでは過激派組織、ボコ・ハラムが教育を受ける女子をさらい世界を震撼させました。「ボコ=西洋式」「ハラム=禁じる」。イスラム原理主義的な考えでは、女子教育は西洋的だからと禁じられています。日本でも複数の大学の医学部入試で、女子の合格者数を減らすために女子を不利に扱う判定基準があったことが判明しました。それも、女性はキャリアを離れる時期があるとか、深夜勤務をさせられないといった思い込みがあり、男性医師の数を増やそうとする作用が働いているのでしょう。男女平等に教育機会を得ることにより、逆に、男性にとっても生きやすい社会になるという認識が広がるといいなと思います。堀 潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2022年7月13日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年07月08日明治大学平和教育登戸研究所資料館は、2022年7月30日(土)にオンラインシンポジウム「『戦争を伝える』ということ―歴史・平和教育の大ベテランから次世代の教育者たちへ託すメッセージ―」を開催します。参加費は無料です。学校教育の現場で長年、歴史教育・平和教育に尽力してきた3名の教員から、これからの平和教育の担い手である現役の学校教員の方、教員を目指す学生の方を主な対象とし、「戦争を伝えるということ」をテーマに講演とパネルディスカッションを行います。【開催概要】表1: 【プログラム】l3:00-14:00 講演(登壇順)渡辺 賢二 氏(明治大学平和教育登戸研究所資料館展示専門委員)川口 重雄 氏(元 田園調布学園中等部・高等部社会科教諭)橋本 暁 氏(和光中学高等学校校長・社会科教諭)14:00-14:30 登壇者3名によるパネルディスカッション14:30-15:00 質疑応答登壇者プロフィールおよび本シンポジウム詳細は、平和教育登戸研究所資料館HPをご覧ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月01日園長先生から「虐待疑惑の通報があった」と言われたゆうこ。「何かの間違いです!」と否定すると、園長先生は「わかってますよ」と理解してくれました。話が終わり部屋から出ると、そこにはママ友軍団が待ち構えていて……。ボスママまさえを始めとしたママ友軍団に囲まれたゆうこ。「心配したんだよ。一体どうしたの? 何かあった?」と矢継ぎ早に質問され、正直に答えるか迷った末……。変に勘繰られるのも嫌だし、仕方ないか… 「他の人には言わないでね。実は誤解で虐待通報されて……」 ボスママ・まさえさんは「災難だったね。そのご近所さんも暇なのねえ」と言ってくれましたが、ゆうこは「気を付けるよ」としか言えませんでした。 なぜなら……まさえさんたちのことを人として信用できないから。娘のために一緒にいるだけ。 「信頼できる友だちなら、素直に相談できたのかな?」 ママ友たちとの関係に疲れ切ってしまったゆうこ。次のクラス替えでは、先生に相談してママ友軍団の子どもたちと同じクラスにならないよう相談したほうがいい? と頭によぎります。 でも娘は、年中になってもまさえさんの娘、さつきちゃんと一緒のクラスがいいと言っている……。 「私……バカだ」「親の都合で子どもの世界を壊そうとするなんて……」 思い直したゆうこは、子どもの世界を壊さないためにも、なるべくママ友たちに深入りしないで付き合っていくしかないと決意します。 それから数日後、ボスママ・まさえさん宅にて持ち寄りランチ会をすることに。 「もう少しでクラス替えだわね。またみんなで同じクラスだといいね」「もしクラスが違っても今まで通り付き合いしようよ。子ども同士も仲良いしさ」 ゆうこは表面では同調しつつも「それはイヤだ! 早く別のクラスになって距離置きたいよ……」と思ってしまいます。 それなりに和やかに進んでいたランチ会ですが、超絶空気の読めないさえちゃんが微妙な発言をしてしまい、ボスママ・まさえさんの口撃が始まってしまいました。 「ゆりちゃん(さえちゃんの娘)の意地悪落ち着いてよかったね。もうほかの子の持ち物隠したりしてないんでしょ?」 まさえさんは過去の言われたくない事件を持ち出します。 気まずくなったさえちゃんが席を外した途端、その事件を知らなかったとし子さんに詳細を話すまさえさん。 ただでさえ気の進まなかったランチが、もっと楽しくないものになってしまったのです。 ママ友関係はあくまで大人の事情であり、子どもたちの世界を優先するためにも我慢するべき? と悩むことは多いかもしれません。皆さんだったら、どう対応しますか? 著者:マンガ家・イラストレーター 原黒ゆうこ
2022年05月07日「すごく急で言い難いことですが、私は幼少期から父から虐待を受けていました」12月6日、YouTube上の動画でこう告白したのは、チャンネル登録者数34万人を誇る人気YouTuber「お料理の高校生」のねる(16)。サブチャンネルで行ったその衝撃的な告白内容が物議を醸しているのだ。「ねるさんは昨年11月から『お料理の中学生』として、YouTubeチャンネルを開設。父子家庭で育つねるさんが家族のために作る料理動画は、たちまち人気コンテンツに。高校生になってからもYouTuber活動を続けていたねるさんですが、今年9月ごろから突如としてSNSや動画の更新をストップ。10月23日にアップした動画では、『お金や数字に目を眩ませた大人たちが寄ってたかって全てをぐちゃぐちゃにして何処かへ去って行ってしまいました』と打ち明けていました」(ITジャーナリスト)現在、メインチャンネルの動画はほぼ削除され、Twitterやインスタグラムのアカウントも非公開となっている。すでに心配の声が寄せられていたなかで、冒頭のように父からの虐待をカミングアウトしたねる。本動画では“仲の良い父子家庭”を演じていたことを謝罪するとともに、父から虐待を受けた経緯について次のように語っている。「今回YouTubeを始めて収益化ができるようになり、父と喧嘩・口論になることがものすごく多くなりました。再生数が伸びていないことを理由にバスタオルを口に詰められ殴られ蹴られました」父からの暴力はさらに続いたといい、「踏ん張りもがいて、喉の奥から『やめて』と叫び、『ごめんなさい』と言い続けましたが、止まることはなく、それは長時間にわたって続きました」と告白。そして、ねるは次のように視聴者に問いかけている。「自分のどこが悪かったのか、パパを怒らせないために何かできることはなかったのか。考えても考えても私にはわかりません。バスタオルを口の中に詰めて殴ることは、普通のことなのでしょうか?私は普通がわからないので、それを教えてください」「ねるさんは『YouTubeを辞めたい』と父に伝えたそうですが、納得してもらえなかったそうです。耐えられず児童相談所にも相談したというねるさんは、現在は家を出て2カ月が経つことも明かしていました」(前出・ITジャーナリスト)概要欄には、《今は、何が正解かわからず、ただただ苦しくて怖くて、でも前に進まなければいけない状況です。耐えて耐えて頑張ります》と綴ったねる。あまりにも衝撃的な告白に《え、あんなに仲良さそうだったのに?》《物凄くショッキング》との声が上がる一方で、彼女の安全な暮らしを願う声が広がっている。《ひとまずは最悪な環境から逃げ出せて本当によかった。当面の生活のこととか不安はあるだろうけど、ねるちゃんが安心して生きていけることを願います》《無事で良かった。これに尽きる。安全に生活を送れますように》《ほんとの話なら、通報しなきゃいけないんだが。とにかく身の安全優先で気を付けてください》
2021年12月09日こんにちは! えみです。長女・みいちゃん、長男・とうくん、次女・あーちゃんを育てる母です。今回は、子どもの金銭感覚を培うためにはじめた“お金の教育”について紹介します。参考になる書籍を探していたところ、「お金のこと、子どもにきちんと教えられますか?(青春出版社)/母学アカデミー河村京子」を見つけ購入。長女がもうすぐ小学生! というタイミングで、子どもの金銭教育はじめました。次回に続く 「お金の教育」(全19話)は17時更新!参考:「お金のこと、子どもにきちんと教えられますか?」(青春出版社)/母学アカデミー河村京子
2021年11月09日米フロリダ州デュバル郡で、優れた教師に贈られる「ティーチャー・オブ・ザ・イヤー」に選出された教師が、受賞した2日後に児童虐待の容疑で逮捕されたと、地元メディアのThe Florida Times-Unionなどが報じている。逮捕されたダーネル=クックマン・ミドル/ハイスクールの英語教師キャロライン・メラニー・リー(60)は、女子生徒を呼び出し、顔を殴った児童虐待の罪に問われているという。事件の発端は、デュバル郡の公立学校区(DCPS)が、Instagramにリーの「ティーチャー・オブ・ザ・イヤー」受賞を祝福するメッセージを投稿したことだと、The Florida Times-Unionは伝えている。この投稿は現在削除されているが、生徒からと見られるコメントが相次いで書き込まれていたとされる。The Florida Times-Unionによれば、投稿には彼女への賛辞ではなく、リーは授業中に「N」ワード(黒人に対する差別用語)を使っていたことや、彼女の言葉の端々にマイクロアグレッション(無意識の偏見や差別)が感じられたと指摘するコメントが書き込まれていたという。リーに殴られた被害者の女子生徒は、投稿にコメントした生徒の一人だったと、地元テレビ局のWKMGは報じている。リーに「話を聞きたい」と言われ、教室に呼び出された女子生徒は、彼女から複数回顔を殴られ、鼻から出血。校内に設置された防犯カメラ映像には、かなり怒った様子で歩くリーが教室に入り、その約4分後に女子生徒が顔を押さえながら教室から出てくる様子が収められていたのだ。前出のWKMGは、デュバル郡公立学校区の責任者ダイアナ・グリーンが「今回のような疑惑は、教育の現場では特にあってはならないものです。信頼されるべき立場にありながら子どもに危害を加える大人を、私は決して容赦しません」と強い言葉で発表した声明を紹介している。
2021年11月01日この漫画は書籍『おうち性教育はじめます』(フクチマミ著、村瀬幸浩著)の内容から一部を掲載しています(全12話)。 ■前回のあらすじ子どもとテレビを見ていたらベッドシーンに…、子どもがあやしいサイトを見ていた…など対応に悩む親たち。村瀬先生のアドバイスは…。■性教育Q&A パートナーが性教育に無理解、非協力的なときは?■初公開! エピローグ最初は戸惑いばかりだった親たちも「性教育」のイメージがガラッと変化し、その大切さを改めて感じたようです。続きは本書で! 『おうち性教育はじめます』 フクチマミ著、村瀬幸浩著(KADOKAWA) ¥1,430(税込) \ この後どうなる!? /書籍「おうち性教育はじめます」はこちら 「うちにも赤ちゃんはくる?」といった、突然やってくる素朴な質問への答え方から、性犯罪の被害者・加害者にならないための日々の言葉かけ、思春期に訪れる男女の心と体の変化まで、親子で一緒に学ぶことができるパパママの必読本。毎日の家族の会話で子どもを守り、これからの時代を生き抜くための力を養うための「おうち性教育」のはじめ方をわかりやすく学べる一冊。
2021年10月29日この漫画は書籍『おうち性教育はじめます』(フクチマミ著、村瀬幸浩著)の内容から一部を掲載しています(全12話)。 ■前回のあらすじ性教育は幼児期からがベストという村瀬先生。幼少期から学ぶことで子どもにどんな影響があるのでしょうか。■勝手に触らない・触らせないプライベートパーツ「プライベートパーツ」は、お世話や看護で必要な場合以外は親でも勝手に触らない。日常生活の中で何度も伝えていくことで防犯になり、またエチケットやマナーにも繋がるのです。次回に続く(全12話)「おうち性教育はじめます」連載は6時更新! 『おうち性教育はじめます』 フクチマミ著、村瀬幸浩著(KADOKAWA) ¥1,430(税込) \ この後どうなる!? /書籍「おうち性教育はじめます」はこちら 「うちにも赤ちゃんはくる?」といった、突然やってくる素朴な質問への答え方から、性犯罪の被害者・加害者にならないための日々の言葉かけ、思春期に訪れる男女の心と体の変化まで、親子で一緒に学ぶことができるパパママの必読本。毎日の家族の会話で子どもを守り、これからの時代を生き抜くための力を養うための「おうち性教育」のはじめ方をわかりやすく学べる一冊。
2021年10月21日この漫画は書籍『おうち性教育はじめます』(フクチマミ著、村瀬幸浩著)の内容から一部を掲載しています(全12話)。 ■前回のあらすじ学校では詳しく教えてくれない「性教育」。子どもを守るためにきちんと教えてあげたいけど、いったいどうやって? 困惑する親の前に現れたのは…。■学校では学べない? 親が教えるメリット親世代も子どもの頃に学校・家庭でしっかり教わる機会の少なかった性教育。実は「いのち・からだ・健康」の学問であり、これからの世の中を生きていく人格を育てるのに必須の「教養・知性」だったのです。さらに、性教育が「自己肯定感の向上」につながるとは、いったいどういうことなのでしょうか。次回に続く(全12話)「おうち性教育はじめます」連載は6時更新! 『おうち性教育はじめます』 フクチマミ著、村瀬幸浩著(KADOKAWA) ¥1,430(税込) \ この後どうなる!? /書籍「おうち性教育はじめます」はこちら 「うちにも赤ちゃんはくる?」といった、突然やってくる素朴な質問への答え方から、性犯罪の被害者・加害者にならないための日々の言葉かけ、思春期に訪れる男女の心と体の変化まで、親子で一緒に学ぶことができるパパママの必読本。毎日の家族の会話で子どもを守り、これからの時代を生き抜くための力を養うための「おうち性教育」のはじめ方をわかりやすく学べる一冊。
2021年10月19日2021年9月、アメリカのフロリダ州の路上でゴミを食べていた子犬が、通りかかった親切な人によって保護されました。動物保護施設に連れて来られた時、子犬の首には鎖がきつく巻き付けられていて、食い込んだ鎖によってひどい傷を負っていたのです。メスの子犬は生後3か月ほどで、『セージ』と名付けられました。※見た人が不快に感じるおそれがある画像(傷口など)が含まれています。画像は左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Humane Society of Tampa Bay (@humanesocietytampabay) 施設では、すぐにセージの鎖を外すための手術を行いました。セージはとても人懐っこくて、ひどい痛みに耐えているはずにもかかわらず、診察台の上で医師たちにしっぽを振っていたといいます。手術は無事に終わり、セージのケガは順調に回復。保護されてから数日後には、里親の募集が始まりました。 View this post on Instagram A post shared by Humane Society of Tampa Bay (@humanesocietytampabay) 施設のInstagramに、セージについての投稿が載せられたことで、里親希望者が続々と寄せられたのだそう。その中で厳しい審査を経て、セージの里親になったのは、犬好きで知られる映画俳優のデイヴ・バウティスタ!2匹の元保護犬と暮らしているデイヴは、セージのことを知って心を痛め、里親になりたいと申し出たのです。こうしてセージは『ペニー』という新しい名前をもらい、ハリウッドスターの家族の一員になりました。 View this post on Instagram A post shared by Super Duper Fly (@davebautista) デイヴは、Instagramに投稿した動画でペニーを腕に抱いて、こう語っています。ペニーはバウティスタ家の一員になった。これからの一生のうち、再び虐待されることは絶対にない。もうすぐペニーは、最高の子犬ライフを過ごすことになるんだ。davebautistaーより引用(和訳) View this post on Instagram A post shared by Super Duper Fly (@davebautista) また、デイヴはペニーを虐待した人物の逮捕につながる有力な情報を提供した人に5千ドル(約55万円)を出すことを約束。この件については、すでにペニーを最初に保護した施設が1500ドル(約16万円)を出すことを表明しており、容疑者の特定が急がれています。デイヴがペニーの里親に決まったことを知らせる投稿には「これ以上パーフェクトな家族はいないでしょ」「嬉しくて涙が出た」「ペニーの最高のドッグライフが始まるね」など祝福の声が殺到しています。心ない人によって、つらい経験をしてしまったペニー。これからはデイヴの家族として、たくさんの愛情を受けながら幸せな毎日が送れることでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年10月04日中山優馬が主演、児童虐待から“いちはやく”子どもを助けることができるよう設けられた児童相談所虐待対応ダイヤルをタイトルにした映画『189(イチハチキュウ)』。この度、その公開日が12月3日(金)に決定し、予告編・ポスターが解禁された。解禁となる予告編では、児童相談所虐待対応ダイヤル“189(いちはやく)”の解説から、不条理な暴力にさらされる子どもたちの現状とともに「パパにたたかれたのはうそです」「ぜんぶじぶんでやりました。」「ごめんなさい。」という、少女のセリフが続く。虐待を受けている少女・増田星羅(太田結乃)の泣き顔と、彼女の心の痛みを代弁するかのように怒りを爆発させた児童福祉司・大河(中山優馬)の「子供に寄り添う心すらないやつが子供の命を預かるな!」と熱くまっすぐなセリフが飛び出し、「どんなことがあっても必ず守るよ」と強い決意を秘め約束するセリフが切り取られた。5年振り2度目となる映画主演・中山さんの熱演とともに、名匠・加門幾生監督の元にダイヤル“189”を広めたいと集まったキャスト陣の熱量が感じ取れる予告編となっている。併せて解禁となったポスターには、「“いちはやく”救い出すために――」のコピーとともに、現実を突きつけられたかのような面持ちの中山さんが写し出され、実在事件から着想を得て、現実から目を背けずに映像化した本作で小さな命へと手を差し伸べる希望を込めたものに。また、主題歌は、声優としての活躍のみならず、TVアニメ「ラブライブ!サンシャイン!!」Aqoursのメンバーとしても活動し、9月29日に1st Single「ハネムーン」をリリースしたばかりの降幡愛が歌う「東から西へ」(Purple One Star)。予告編にて、その優しい歌声が一部解禁されている。挿入歌は、増田典子役を演じる灯敦生の「指先のミライ」。本作のために書き下ろされた楽曲となり、近日、監督に俳優・須賀健太を迎えたミュージックビデオが公開予定となっている。『189(イチハチキュウ)』は12月3日(金)よりグランドシネマサンシャイン池袋、イオンシネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:189 2021年冬、イオンシネマほか全国にて公開予定©映画「189」製作委員会 ヴァンズピクチャーズ
2021年09月30日『子ども虐待防止のためのCBT(認知行動療法)』講師大河内美和先生(headspace:オーストラリアの青少年向けメンタルヘルスサービス)大河内美和先生は、クイーンズランド州政府保健局で勤務された経験がおありで、世界25ヵ国で導入されWHOでも効果が認定されているTriple P(前向き子育てプログラム)の認定トレーナーとしてご活躍をされていました。日時、場所日時:2021年10月16日 (土)場所:オンライン※当日、オーストラリアからZOOMにてオンラインセミナーを行います。内容・ オーストラリアにおける子どものメンタルヘルスや虐待防止に関わる事情・子ども虐待防止に効果のあるCBTプログラム・オーストラリアで、エビデンスのあるCBTプログラムをどう実施しているか(システム)・個別のセラピーで子ども虐待に関する問題をどう展開するか・通常のCBTで対応できる子ども虐待の防止の仕方認知行動療法は、子どもの心理的支援に関わる専門職としては、知っておくべき知識・技法となり、子ども虐待防止の技法としても注目されています。などの内容を、このオンラインセミナーでは含んでおります。資料はこちらのサイトで、後日1000円(チケット代と別料金)で販売しております。必要な方だけ、ご購入ください。 チケット購入はこちらから : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月11日米インディアナ州カーメルで8月2日、ベビーシッターとして働くステファニー・L・ブラッドショー(47)が10代の少年に対する性的虐待で逮捕されたと、地元ニュースサイト・CURRENTなどが報じた。少年は発語がなく、自閉症の診断を受けていた。両親はシッターに少年を預けている時、家の複数箇所に設置した防犯カメラを作動させていたとCURRENTは伝えている。両親が当初警察に提出したカメラの映像には、ブラッドショーが少年を寝かしつける時にズボンを脱ぐ様子が収められていた。しかし、脱いだ直後にカメラの存在に気付いたブラッドショーは、自分たちが映らないようにカメラの向きを変えていたという。警察が過去の映像を遡って調べると、ブラッドショーと少年が性行為に及んでいる映像が見つかり、ブラッドショーは1件のレイプ、2件の性的虐待で逮捕、起訴された。地元テレビ局WISHが報じた裁判資料には、「ブラッドショーは、被害者の少年が性的な出会いを求めていたなどと供述した」と記載されていた。またブラッドショーは、「被害者の少年に性的な感情を抱いていたわけではないが、少年に性的な出会いを経験させたかった」と供述していたという。
2021年08月06日