■前回までのあらすじ仕事依頼が来たけれど反対する彼。しかし心の声は「やってみたい」と言っていて…。ずっと母の意見に従って生きてきた私が、はじめて自分の意思を尊重することに!■自分の好きな生き方と誰かの希望を優先する生き方はじめて自分の心の意見に従って始めた仕事は、順調に進んで行きました。この成功体験は私の自信になっていました。そうして少しづつ自信がつき始めると、多少傷つくことが起こったとしても、自分の中で処理できるようになっていきました。例えば、SNSで嫌なコメントが来たとしても、「自分で選択して漫画を描いているんだから、このくらいで負けないぞ!」と、自分の中で気持ちの処理ができるようになりました。それがまた、自分への自信となっていきました。だんだん自信がついた私は、引きこもりも解消し、友人に会いに行くことができるように。トシさんは心配してくれて良い顔はしませんでしたが、それよりも自分の心に従って行動していました。つまり、トシさんの希望はないがしろにしてしまっていたのです。すると、とうとうトシさんから「話がある」と言われてしまったのです…!→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2021年04月09日■前回までのあらすじコミック執筆に熱中するうちに摂食障害が治ってきたが、体重は増えてしまう。でも「安心して太りたまえ」と言ってくれる彼。これまで太ったら周りに見下されるという思い込みが消えていくことを感じて…。■好きを仕事にすること。彼は反対したけれど…ずっと沈黙を続けていた私の心でしたが、退職するあたりから声が聞こえ始めました。そしてこの頃になると、心の声がだいぶはっきり聞こえるようになってきました。幼いころから打ち込まれてきた釘も溶けていき、それによって私も元気になっていきました。そして結果として心は声が大きく出せるようになっていました。いま、はじめて、私は自分にとって大切な人の意見よりも、自分の心の声を尊重することにしたのです。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2021年04月08日ベトナム・ホーチミンのサイゴンでメークアップアーティストとして働いているドー・クエンさん。彼がTikTokに投稿した動画が世界中の人たちを驚かせています。海外メディア『Oddity Central』によると、現在26歳のドーさんは過去に仕事を面接を受けた際、面接官に顔立ちのことを笑われたのだそう。「その容姿じゃ仕事を得るのは難しいだろうね」といわれて深く傷ついた彼は、美容整形手術を受けることに決めたのです。「美しい顔になりたい!」男性の決意ドーさんは鼻と唇の形成術、顎と唇のインプラント、歯のラミネートべニア、二重まぶたの手術など9回の手術を受けました。かかった費用は約4億ベトナムドン(約190万円)で、すべて自分で支払ったといいます。これらの手術を終えた後、自宅に帰ったドーさんを見た彼の両親は誰だか分からなかったのだとか。手術前と手術後で彼の顔がどれだけ変わったのか…大きな反響を呼んだ動画がこちらです。@quyen_do8Trả lời @halfelf2309 ##howichange lúc trc Ngoại xấu thg bị chê bai thay đổi đê mình hoan hảo hơn ạ ##Thaydoi ##daythithanhcongkhongnhi♬ feeling - Official Sound Studio目、鼻、口、顔の輪郭まで、どこを見ても以前の面影は残っていません。両親がドーさんだと分からなかったのも無理はないでしょう。動画を見た人たちからは驚きや称賛、励ましなどさまざまな声が上がっています。・本当に同じ人?信じられない!・手術前のあなたもかっこいいよ。でもすごくハンサムになったね。・批判なんて気にしないで。自分が幸せになれるなら何でもすればいいと思う。自分が整形をしたことを堂々と公表しているドーさんですが、SNSに批判的なコメントが寄せられることもあるのだとか。それでも彼は「手術をしたことに後悔はない」といい切ります。自分が心地いいと感じられることなら、どんなことでもやってみるべきです。いつでも強くいて、あなたがもっとも自信を持てる美しさを見つけてください。私にとっての美しさの基準は、鏡で自分自身を見た時に満足感と自信を感じられることです。Oddity Centralーより引用(和訳)Định viết stt thả thính Mà sợ e dính thính lên thôiPosted by Đỗ Quyền on Sunday, January 24, 2021Định viết stt thả thính Mà sợ e dính thính lên thôiPosted by Đỗ Quyền on Sunday, January 24, 2021人の価値は外見だけで決まるものではありません。しかし自分が理想とする容姿に近付くことで、自信がついて前向きに生きられるようになるなら、手段に関わらずそのために努力するのは素晴らしいことなのではないでしょうか。自らの意志で新しい顔を手に入れ、人生を切り開いたドーさん。彼にはこれからも仕事に情熱を持って幸せに生きていってほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月14日■前回までのあらすじ「俺のせいにするのはおかしい」母に言われたのと同じセリフを彼に告げられる。相手の望みに従わないと愛されないと思いこんでいた私は、自分の考えが歪んでいることにまだ気づけなかった…。■私の存在価値が見当たらない…今まで目に見えるステータスこそが自分の価値だと信じてきた私にとって、それがなくなるということは、「自分の存在価値がなくなった」と同じことでした。どこにも所属していない、美しさもない…そんな自分は価値のない存在だと、このときは信じ込んでいたのです。それなのに一緒にいてくれるトシさん。「自分のせいで私を退職させてしまったから、罪滅ぼしで一緒にいてくれている。でも数年したら私は捨てられるんだろうな…」そんな風に思っていました。なぜならステータスのない私なんて誰にも愛してもらえるはずがない…と思い込んでいたから。でもそう考えれば考えるほど、トシさんに申し訳なくて、「早く仕事を始めなくちゃ」と気持ちだけは焦るけれど、体も頭も思うように動いてはくれず、ツラい日々を過ごしていました。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2021年02月25日■前回までのあらすじ彼の転勤先についていくために仕事を辞めたことを伝えると、「泣くほど嫌なら辞めなければよかったのに…」と言われて…。■私は彼に母の時と同じことをしている…!?私は、自分の心の声というものがもうずっと聞こえなくなっていました。最後に聞いたのは、過食症に陥る直前の高校生の頃でした。そしてその自分の心の声が、今回の出来事を境に、また少しずつ聞こえるようになってきました。心の声――それは「とりつくろわない本心」。私が自分よりも人の希望を尊重してしまうのは、それが幼少期に培った『自分が愛されるための手段』だったことに気付き始めていました。そして、同時に、とても弱い自分が心の中にいることに気付きます。「自分の判断で失敗したら嫌われた上に、さらに責められ見下され続けてしまう。そんなの私には耐えられない」と、弱い私は責任から逃れて、判断を誰かに委ね依存しようとしてしまう。実際には、自分の希望を尊重しても嫌われることはないし、一度や二度の失敗で、責められ続けたり見下され続けたりもしない。もし仮に失敗してつらい事態に陥ったとしても、人は耐えられるし、立ち直ることができる。しかし子どもの頃に形成された思考はなかなか変えられないのです。でも、何かきっかけがあれば変えることは可能。そのきっかけさえ掴むことができれば────…→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2021年02月05日■前回までのあらすじ小さい頃から母の顔色を伺ってきたので、自分の気持ちを封じ込めればうまくいくと信じていた私は、彼のの望み通り退職届を出すことに…。■母は喜んでくれなくても彼が望むなら…誰かに仕事を辞める理由を話すときのために、『他にやりたいことができた』というセリフを用意していました。上司には正直な「恋人の希望」などは伝える必要がないでしょうし、同僚に話してもこじれることが予想できたからです。しかし、母は辞める理由を聞いてくることもなかったので、用意していたセリフも必要ありませんでした。聞いてこないのは、おそらく母にとって私が辞める理由には興味がなかったからでしょう。昔からずっとそうでした。私が何かをやりたい理由も、やりたくない理由も、母に聞かれたことはありません。母にとって重要だったのは、「結果として人にどう思われるか」だけで、「私がどう思うか」ではなかったんだと思います。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2021年02月04日2021年1月24日に、タレントの有村藍里さんがTwitterを更新。自身の見た目に対して、寄せられたある指摘について、コメントを述べました。有村藍里「年齢を重ねれば人は変化していくよ」有村さんは2019年に美容整形をしたことを告白しています。口元にコンプレックスを抱いていた頃は、人前で笑うことが怖かったという有村さん。不安を感じながら、「変わりたい」という一心で行った美容整形後は、自信を持てるようになったそうです。整形を告白した有村藍里ブログの文章に「泣いた」「考えさせられる」の声美容整形から2年の時が経ち、有村さんはたまにネット上で「整形が崩れてきた?」「顔が戻った?」という言葉を目にする機会があるといいます。そういったコメントに対し、有村さんは「確かにそうかもしれない」と不安になる一方で、こんな自身の考えをつづりました。整形崩れてきた?顔戻った?という言葉をたまに目にします。正直「確かにそうかも…どうしよう」と不安になる時もあります。手術して2年以上経っていますが、大体3年から5年かけてダウンタイムが抜けていき、それに加齢現象も加わるそうです。年齢を重ねれば人は変化していくよ。整形関係なくてもね— 有村藍里 (@arimuraairi) January 24, 2021 そういう風に言えるまで少し時間が必要だったけど、今の自分もこれからの自分も受け入れて、出来る限りのアンチエイジングを楽しみつつ年齢を重ねていきたいです☺️もちろん見た目のことだけじゃなく内面を磨いて!美しくありたいです。— 有村藍里 (@arimuraairi) January 24, 2021 例え、顔が手術する前に多少なりとも戻ったとしても、これからの自分ならきっと笑顔でいられる気がする。たくさん考えて悩んで挑戦したからこそ、その心の余裕がほんの少し生まれたと思うから。それは確実に自信へと繋がったし、まだまだ足りないことはいっぱいあるけど少しずつ歩こうかなあって— 有村藍里 (@arimuraairi) January 24, 2021 有村さんは「整形は関係なく、年齢を重ねれば人は変化していくもの」という想いをTwitterに投稿。さらに、そういった境地にいたるまでには、時間が必要だったことを明かします。きっと、美容整形を経て自信が持てるようになり、「ありのままを受け入れながら年齢を重ねること」を恐れなくなったゆえでしょう。投稿に対し、ネット上ではさまざまな反響が寄せられています。・自分も昔と比べたら老けたけど、ありのままを受け入れて生きたいです。みんなで歳を取りましょう!・一部からの心ない声は、気にしなくていいと思います。美容整形を経て、自信を持って笑っている姿が素敵です。・加齢は誰にでも訪れるものなので、受け入れたほうが幸せだと思います。時間は見た目だけでなく、内面にも変化をもたらすものです。自分が歳を重ねる中でつちかった経験は、自信につながることも。歳を重ねた先にある、ありのままの自分の姿を、素直に受け止めて大切にできたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月25日■前回までのあらすじ仕事を辞めてついてきて欲しいという彼。でも母と自分が目標としてきた職を辞めるなんて簡単に考えられず…。■私は自分の選択に自信が持てない…『自分の気持ちを大切にする』ことは『我が強く、わがまま』であり、良くないこと。『人の気持ちを優先してあげる』ことは『懐が広く、優しい』であり、正しいこと。私はずっとこう信じていたのです。おそらく小さい頃からの母との関係の積み重ねが、そんな強固な思い込みを築きあげてしまったのでしょう。また、『自分の中に正しい答えはない』とも思っていました。母に自分の考えや感情を否定されて育ったので、他人と意見が異なったときには、いつも自分が間違っているのだと感じていました。だからなのか、自分の感情に自信が持てません。この時も、自分は納得しきれていないのに、彼の気持ちを優先するという選択をしてしまったのです。※ストーリーでは、1日で退職を決めたように描いていますが、実際には1ヶ月間ずっと毎日悶々と悩み続けて出した結論でした。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2021年01月15日■前回までのあらすじ整形していることを知っても態度を変えることがない彼。そんな自分を好きと言ってくれる人がいると知り、心が生き返ってくるように感じたのだが…。■「一緒についてきて欲しい」という彼だが…結婚や転職をするわけでもないのに『仕事を辞める』という考えは私の中にはありませんでした。そして摂食障害の療養も必要ないと思っていたのです。なぜならいままで高校も大学も社会人の3年間も、ずっとその状態でも頑張れていたのだから、いまさら休養するなんて甘えた考えだと思いました。また、この仕事は今までずっと目指してきた職でした。ただ「私」が目指していたのか、「母」が就かせたかったのか、「母の希望に応えなければならない」と思ったのかは、もう心の中で複雑に絡みあっていて、自分でもよくわかりませんでした。その職に就くためのどんな理由があったとしても、ずっと目指していた職には変わりありません。それをそんな簡単に「辞めればいい」と言われ、職や私自身の人生を軽視されたような気がして、ショックでした。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2021年01月14日■前回までのあらすじ過食嘔吐が彼にバレたことで、整形している事実も打ち明けることに。彼に整形前の写真を渡すと…。■整形前の写真を見た彼の反応は…?今まで、自分の中のほとんどの部分が嫌いだった。けれど、もしかしたら…【自分の嫌いだった部分を、すべて好きと言ってくれる人がいる】かもしれないということ。これは私の中で新しい発見でした。母が「ダメだダメだ」といっていた部分も、母ではない人から見たら、全然ダメではないのかもしれない…。家族以外の人は本音を言ってくれないものだと思っていましたが、この時の彼の言葉にはなぜだか、本音を言ってくれていると素直に思えました。『母の理想どおりの自分になれなくても、私を愛してくれる人はいるのかもしれない』そんな感情が、私の心を生き返らせてくれたのです。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年12月18日■前回までのあらすじ過食嘔吐した直後に、突然彼が部屋に来てしまう。そこで食べ散らかした部屋の中をみられてしまい…。■過食嘔吐、整形を彼に話すべき? いつかは伝えないといけない…そうと思っていた整形と摂食障害のこと。予想していないタイミングで彼に打ち明けることとなりました。もし彼に本当のことを伝えたら――ドン引きされて嫌われるもっと健康な子と付き合いたいから振られてしまうと思っていました。「どうせ振られるならどうにでもなれ」と、自棄になって少し取り乱しながら告白してしまいました。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年12月17日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>周囲が私の子育てを絶賛する中、文句ばかりの娘。感謝されこそすれ不満を言われるなんて、思っても見なかった…!■母に感謝できない私…どうして生きるのがつらいの?ここからはまた私(ハム子)目線の話になります。私は学生時代も、就職もすべて母の希望を叶えることがあたり前だったので、社会人となり目標がなくなると、仕事中以外は自分では何も動けない人間になっていました。せっかくの休日でも、趣味も特技もありません。母の希望で10年間やっていた剣道は、段を持っていましたが、やりたいとはまったく思えませんでした。漫画は好きですが、漫画を描くなんてオタクっぽくて世間ウケの悪いことはできるはずがありません。ダンスもやりたいという気持ちがないわけではないけれど、将来性のないただの趣味に時間を費やすなんて意味のないこと…そんな、自分でやりたいことが自分でもわからない。自分の感情がマヒしているような状態でした。母からの教えが脳内に深く根を張っていて、それが正しいことだと信じて疑いませんでした。唯一の趣味は、ネットサーフィンだけ。調べることといえば、【生きるのが辛い】【過食嘔吐】【過去に戻ってやりなおしたい】そんな暗いワードばかり。死ぬ勇気もないのに、自殺方法のサイトを毎日のように見る日々。寝る前は何時間もネットを見続け、そして起きているときは、過食嘔吐を繰り返す。とてもつらい日々でした。皆は普通に楽しんで生きているのに、自分は人生に「つらい」「つらい」と文句ばかり言っている…なんて自分は愚かな人間なのだろう…生きているのが苦痛でしかたがありませんでした。→次回に続く ※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年09月25日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>能力の低かった娘を志望校に入れ、安定した就職まで就かせることができのは、私の子育てが正しかったからだ…■私の子育てを周囲は絶賛するのに、娘だけが…こうして母は、今までどんな想いで私を育ててきたのかを話しはじめたのです─────。今回の話は、第21、22話で私目線で語った内容を母目線から描いたものです。■グラハム子side STORY私が母のために作ったストラップを、親戚一同の前で母は「マサト(いとこ)からもらった」と言いました。「自分の子を少し下げて話す=謙遜」は理解できます。ただ、話を作り変えてまで他人を上げ、自分の子を下げる必要があるのかを、当時の私には理解できませんでした。でもきっと母の中では必要なことだったのでしょう。*次回から私(ハム子)目線に戻ります。文:著者(グラハム子)→次回は9月24日(金)更新予定です。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年09月24日口コミ・予約アプリが進化した株式会社Meilyは9月7日、同社の運営する美容整形・美容医療の口コミ・予約アプリ「Meily」にて、クリニックから施術の提案・見積もりを受け取ることができる「一括見積もり機能」をリリースした。加えて、見積もり後にチャットカウンセリングを通じてクリニックと詳細を相談することができる「オンライン相談機能」も同時にサービス提供を開始している。一括見積り機能では、「気になっている施術部位や施術方法・悩み」「現在の写真」「加工した写真」といった項目をアプリ上で入力、複数のクリニックから解決方法の提案や見積もりを受け取ることができる仕組みだ。オンライン相談機能では見積もり段階で気になったクリニックとチャット機能を通じてやり取りし、納得がいくまで相談、クリニックごとの方針の違いなども比較することができる。ユーザーの負担を解消する神機能「自分の悩みにあった施術」と「料金」の面で、ユーザーは納得のいく提案・見積もりにたどり着くまで、いくつものクリニックと通院ややり取りを重ねる必要があった。施術を受けるまでのプロセスにまとまった時間を割くことは、ユーザーにとって大きな負担であり、クリニックにとっても来院前のユーザーに提案する機会が生まれたことで、副作用・リスクの説明し、来院後のミスマッチを事前に防ぐこともできる。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社Meilyのプレスリリース※株式会社Meilyの公式サイト
2020年09月13日美しくなりたい女性にとって、整形という手段でそれを叶えることは決して珍しいことではなくなってきました。もし整形をしていた場合には、男性にどのような受け取られ方をするのでしょうか。整形をネガティブに捉える男性の心理男性が女性を素敵だと思うポイントの大部分は外見が関係しています。そんな好きな女性の外見が手を加えられた美しさであると分かった場合、男性は少しショックを受けるかもしれません。あるいは古風な考え方をすれば親から貰った身体に、健康上の理由以外でメスを入れるということに理解を得られないこともあるかもしれません。男性によっては、パートナーには美しくあって欲しいという願望と、そうまでして美しくなりたいのかという価値観の相違に苦しむ場合があります。これは男性に整形がそれほど身近なものではなく、縁遠い存在であるからこそ否定的に捉えるという背景も考えられます。整形をポジティブに受け取る男性の心理整形を否定的に捉える男性がいる一方で、肯定的に整形を受け取る男性にはどのような心理があるのでしょうか。それは化粧と同等の女性が美しくあるための努力のひとつとして認識している、という場合が多いです。男性にとって整形は決して身近ではありませんが、それは化粧なども同じであり、男性がとやかく口を出せるようなものではないと感じていることから、女性の整形に対しても寛容な態度をとるのです。女性の願望に理解がある男性、あるいはその辺りに無頓着でどうでもいいと感じている可能性もありますが、整形を打ち明けても受け入れてくれる男性は存在します。整形の事実を打ち明けるべきなのか整形の事実はパートナーの男性には打ち明けるべきなのでしょうか。男性によっては騙されたような気持ちになる人もいるため、女性にとって勇気の要る決断ですが、自分から打ち明けるほうが事態が丸く収まることが多いようです。なぜなら、整形した事実は語らずとも加齢などの外見的な変化で気が付かれやすいからです。時間をかけてゆっくり男性側の疑念が膨らんでいくよりも、あらかじめ打ち明けておいた方が後々の関係性にヒビを入れずに済むのではないでしょうか。この人、と決めた男性がいるのなら早いうちに打ち明けたほうがベターです。整形に対する反応は様々女性が整形をしている事実をどう受け取るかはその男性次第です。整形をしている事実は女性に打ち明けても、ましてや整形について多くを知らない男性に打ち明けても、多かれ少なかれ驚かれます。驚かれることは想定した上で、言葉を尽くして理解して貰うことが男性との関係性を円満に保つために必要な努力と言えるでしょう。
2020年08月23日■ 前回 までのあらすじ<母が語る物語>周りから見下されてると感じ、わが子を偏差値の高い学校に進学させることに…■大切な娘なのに受け入れられない…■子どもの評価は親の評価となる■悲惨すぎる娘に親がしてあげられることは母は失敗を極度に恐れる人でした。失敗したら影で嘲笑われる、見下される、と思ってしまっているようでした。もちろん見下したり嘲笑う人もいるとは思いますが、「嘲笑われたからって別にいいのに…」と今の私なら思えますが、母はそうは思えない、心の弱い人だったのだと思います。自分が弱いからこそ、傷つきたくない傷つかないためには、娘に失敗してもらっては困る母がどこまで自分の気持ちを深くまで考えていたかはさだかではありませんが、今になって考えるとこう思えるのです。母は心が弱いからこそ、世間の評価が良いものを身にまとわせ、強くしていく必要があったのだと思います。きっと母も、祖父母から、私と同じような子育てをされてきたのだと思います。だから自分に自信がなく、弱くなってしまった…。世代間連鎖だったのでしょうか。私も今でこそ心が強くなってきましたが、当時は母の考え方が当然で、世の中の道理だと思っていました。文:著者(グラハム子)→→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。■グラハム子side STORY
2020年07月24日■前回までのあらすじ母がどんな想いで私を育ててきたのか――母が話してくれた私が産まれた時の気持ち、そして母の考え。母は、「褒められない=ダメ」と考える人だった…! 母が語る私を育てることの苦悩とは。■「二重じゃないとかわいそう…」娘のためにできること■母に課せられたプレッシャーとは私が具合が悪くなると母がうれしそうだったのは、私自身も覚えています。「熱が出ると優しく看病してもらえてうれしい」「お母さんがうれしそうで私もうれしい」こんな気持ちもありました。でも「私が熱で苦しんでいることよりも、二重になったことが母はうれしいんだ」という気持ちもあり、私自身どこか複雑な感情を抱いていたのを覚えています。父のことは、ずっと単身赴任だと聞かされ、数年に一度、会っていました。父が単身赴任だと言うと、周りからは「お母さん大変ね」「お母さん偉いわね」「ハムちゃんもお母さんの迷惑かけないようにしなくちゃね」と言われていました。私はそれが、【良い子でいなくてはいけない】と、常に少しプレッシャーでした。でも母は、そんな私のそれよりも遥かに大きな、『1人で育てないといけない』『ひとり親だからって言われないように立派に育てないといけない』という、とてつもないプレッシャーを常に抱えながら、私を育ててくれていたのです…文:著者(グラハム子)→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年06月12日■前回までのあらすじある日、二重の線が薄くなっていることに気づく。本当は整形はせずに「ありのままの自分」で母からも周りからも愛されたい。しかし「せっかく整形させてらもった」母に対して、醜い容姿のままでいるという選択肢を選ぶことはできなかった…。■自分で決意した整形だったはずが…■整形は「やらなければいけない」もの泣きながら施術を受けました。いまなら「泣くほどつらいならやらなければいい」と判断ができるのですが、当時はそんな判断はできませんでした。意志に反して涙が出てくることは、中学生の頃からたまにあったのです。中学校で授業中突然泣いてしまったとき、一度先生に呼び出され、「なぜ泣くのか?」「悩みがあるのか?」と聞かれたことがありました。そして正直に『親が厳しい、部活をやりたくない』と打ち明けると、『そんなの皆そうだ。お前は甘えている。お前の悩みはたいしたことない』と言われました。『かまってほしくて泣くのなら不適切だからやめなさい』とも言われました。いくら先生でも、生徒の家庭の内部の内部まで見ることは難しいと思います。家庭は、たとえ内部が歪みに歪んでいたとしても、表面だけなら取り繕えるからです。うちの場合、親が外での評判がとても良かったので、『親はあんなに良いのに、なんでお前はそんなんなんだ』と言われたこともあります。そういった少しずつの積み重ねで【母が正しい。自分は悪い。自分以外の人が正しい。】と、すっかり刷り込まれ、疑う事もありませんでした。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年05月15日■前回までのあらすじ小さいころから『母の求める正解』だけを探し求めていたために、「自分の好きなこと」「やりたいこと」が自分でもわからなくなってしまった。そうして、成長するにしたがって母の評価指標である「他人からどう思われるか」が判断基準となっていってしまう。■整形をしたい気持ちとしたくない気持ち■「整形しなくても愛されたい」これを考えることは罪なの?整形するか否か、考えているときに、脳裏に浮かんだのは母の言葉でした。『他人は言ってはくれない。親だから容姿の悪さを言ってあげられるんだ』『他人も口に出さないだけで、皆ブスだと思って見下しているよ』そう思うと、【もう整形しなくてもいい?】と一瞬でも考えてしまった自分が、とてもおこがましく感じました。母は私を思って整形させてくれたのに、それを嫌だと感じてしまう自分が悪い、間違っているのだ、と思いました。母は私を思って整形させてくれたのだから、ブスに戻って絶望させてはいけない。美人でなければ、母からはもちろん、誰からも愛されないと思い込んでいたのです。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年05月14日体型や声、身長など、きっと多くの人が何かしらのコンプレックスを抱えていることでしょう。ありのままの自分を受け入れて愛することは、簡単なようでとても難しいことです。つい他人と比べてしまったり、『理想の自分』を思い浮かべたりしてしまいますよね。容姿に関するコンプレックスは努力ではどうにもならない場合もあるため、整形という手段を選ぶ人もいます。整形をした娘に、母親が送った手紙ばぶ(@akachanmandeth)さんも、インターネットで外見に対する中傷を受け、整形手術を決意した1人。手術によって小学生の頃からコンプレックスだったアゴのゆがみや鼻の低さを整形し、笑顔になることが増えたといいます。子供の頃から親の過干渉や過保護に悩まされ、大学進学を機に家を飛び出したという、ばぶさん。現在は親と良好な関係を築いているものの、時には意見が衝突することもあるそうです。離れて暮らしていても、整形によって娘の顔が変わったことをばぶさんの母親は察した様子。ある日、ばぶさんのもとに母親からの手紙が届きました。直接会って話したいと思ってましたが、とりあえず手紙を書くことにしました。うまく書けないし、面倒くさいと思うかも…だけど、どうか最後まで読んでくださいね。お母さんは、〇〇のことが大好きだよ。これはうそいつわりない事実だよ。どこにいても、何をしていても応援しているし、困ってたらすぐに駆けつけるて助けるし、ずーっと信じて見守ってたいと思います。今はプチ整形とか若い子の感覚では普通のことなのかもと思うけど…。〇〇が大人っぽく変化したのは、母親だから気付くよ。目が二重くっきりして鼻が高くなったよね。横顔が特に分かるよ。非難しているわけじゃないよ。非難というより心配しているほうが近いです。自分で思うよりも、ずーっとキュートでかわいいよ。大人と子供が同居している面白い女の子ってそうそういないよ。本当に魅力的な女の子だと思うよ。もっとかわいくなりたいと思うのはすごく当然のことだと思います。でも上を見だしたらキリがないし、もっともっと…と思うのが怖いです。分かっているとは思うけど〇〇のことを好きで応援してくれる人たちは、外見ばかりじゃないでしょう。かわいくて面白くて、優しくて賢くて楽しい〇〇が好きで、弱いところやダメなところもひっくるめての〇〇を好きで応援してくれてるんでしょう。××で見た〇〇は笑顔が最高にかわいくてキラキラ輝いてて、お母さんも男子なら好きになってしまうヨ~って思ったヨ。友人もず~っと「かわいいかわいい」いってたくらい。みんなを元気にできる〇〇って最高だなって思ったヨ。誇らしいと思ったよ。今のままで十分なんだよ。そのままでいいんだよ。そのままでいてください。しっかり栄養バランスのとれた食事してね。食べると元気になるし、食べることはすべてにつながるからね。しんどくなったらいつでも甘えていいんだよ。いつなんどきでも最優先で駆け付けるからね。きれいになった〇〇がさらに輝いていられますように…これからもみんなに愛されてみんなを元気に幸福にできる〇〇でありますように。お母さんは〇〇が大好きだよ。ずっと見守っているよ!!整形、親にバレてた。お母さんもかなり悩んだんだろうな。親と喧嘩中だけどどうしたらいいのか葛藤。一時の怒りや「どうせ理解して貰えない」という感情や妄想が先走って、本当はすごく恵まれてることに気付かない。麻痺してる。しっかりしてよ自分。 pic.twitter.com/0lIkVgOpWl — ばぶ@整形垢 (@akachanmandeth) May 8, 2020 整形自体は否定せず、1人の母親として愛する娘のことを心配している、ばぶさんの母親。2020年現在も、整形に対して偏見の目を持つ人は少なくありません。「親からもらった身体に傷を付けるなんて」という声もよく聞きます。我が子に歩み寄ろうとする手紙の内容に多くの人が心打たれ、たくさんのコメントや『いいね』が寄せられました。・泣ける…。文章を読んで、本当に娘を心配しているのを感じました。・自分も整形関連で親と大ゲンカをしたので、考えさせられた…。・整形を決意した投稿者さんの気持ちも、我が子を心配するお母さんの気持ちも分かるから心に刺さった。手紙から、多くの人が親子の愛について考えさせられたようです。[文・構成/grape編集部]
2020年05月12日アイドルグループ『でんぱ組.inc』の元メンバーでタレントの最上もがさんが、2020年5月9日にTwitterを更新。「確かに、整形した?ていわれても仕方ない気がする」とコメントし、20歳くらいの時の写真(左側)と、その5年後に撮影した写真(右側)を公開しました。確かに、整形した?て言われても仕方ない気がする。20歳くらいの頃とその5年後のパスポート。 pic.twitter.com/KqngB9qgsY — 最上もが (@mogatanpe) 2020年5月9日 黒髪から金髪にチェンジした以外にも、印象が変わっています!5年後のほうが、目鼻立ちがパッチリしているように感じられますね。写真には、「証明写真はタイミングが難しくて、半眼になる時もあるから」「やせてシャープになった?」「メイクは偉大」「いろんな努力の結果!女性はどんどん美しくなるものです」など、さまざまなコメントが寄せられました。自分の顔との向き合い方は、年齢を重ねてからのほうが分かることも。きれいになろうとする努力が実を結んだのなら、すべてOKといえるでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年05月09日■ 前回 までのあらすじ友人が語る将来の夢に「親が味方してくれる」と聞いて愕然とする。なぜなら小さいころから、「母からみっともない」と言われた回答を探し続けてきたから…。小学1年の時の七夕で「母の求める正解」を選んだつもりだったのだが…》 「将来」は母の言葉でしか決められない…夢を後押しする友だちの親と縛る母 ■「母の求める正解」を探し続けてきた日々■「母の求める正解」と「自分のやりたいこと」の区別がわからない…自分の好きなことややりたいことが、自分でわからない。そんな状態でした。小さい頃は漫画が好きだったのを自覚していたけれど、成長するにつれ、母や他者からどう思われるかが気になるようになりました。そうすると、いつの間にか漫画を描くのはやめてしまっていました。なぜなら「他人からのウケの良いものでないと、堂々と好きとは言えない」となっていったからです。他人からの評価が自分のすべてで、社会的に評価の高い職に就くことが正解だと思っていました。それは、まるで身体をのっとられたような、自分の人生を生きていないような、むなしく、常につらい状態で生きていたのです…。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年04月24日■ 前回 までのあらすじ大学に入りようやく自由になったと思っていた…。彼に嫌われたくないと頑張っていたけれど、別れを告げられてしまう。整形していて、過食して吐いて、こんな隠し事だらけの自分が大嫌いだった。》 整形、過食嘔吐の嘘だらけの私…彼に受け入れてほしいけど、知られたくない ■自分が「やりたい仕事」を親は許してくれるの?■夢の基準は「母が認めてくれる」もの!?三年生になり、就活の時期になりました。友人の「役者になりたい」という壮大な夢にまず驚き、さらに友人の「親も許してくれる」ということが信じられませんでした。役者だったり、芸能関係、スポーツ選手、作家…そのような、なれる可能性が高くない職業を目指すことは、私のなかで許されないことでした。そんな可能性の低い夢を目指すのは堅実ではない。努力で叶う目標を実現して行くことこそが正解だと思っていました。なぜなら小さい頃から、母にそう教えられてきたからです。「夢みたいなことを言ってないで、現実を見なさい」思い返せば、幼いころから、将来の夢を考えるときには、常に母の言葉が脳裏をよぎっていました。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年04月23日■ 前回 までのあらすじ大学合格で一人暮らしが始まった。好きな髪型、洋服、彼氏…すべては順調にいっているはずだった。しかし母から離れれば治ると思っていた過食嘔吐は治らず…。》 母と離れて順調なはずだったのに…それでも過食嘔吐を止められないのはなぜ? ■私が、好きな人にも本心を言えないワケは■「嫌われたくない」と必死だったけど…1人暮らしは、本当に1人でした。友人たちは長期休みになると、「しばらく実家に帰ってのんびりしてくる」などと言っていました。でも私は実家に帰ってものんびりすることはできません。むしろ精神的に疲れてしまいます。だからお正月やお盆など、一般的な帰省シーズンの時だけ、義務的に帰るようにしていました。きっと多くの人は、“家族”という安心できる場所を持っているのだろうと思います。私には、そのような絶対的に安心できる場所がない。すべてを受け入れてくれる人もいない。そして、自分ですら自分のことが大嫌いでした。自分でもどうしてか理由はわからないのだけれども、常に「満たされていない」という思いが離れませんでした。そんな心理状態のなか、一番近くにいてくれる恋人の存在は、私にとってとても大きいものだったのです。しかし、彼との別離。それは予想以上に、私にとってとてつもなくつらいものでした。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。
2020年04月10日■ 前回 までのあらすじ「人に聞かれても恥ずかしくない大学」に合格したことで喜ぶ母。そんなとき顔に異変が…。母はすぐに二重整形の予約を入れるのだが…。》 整形せずには生きられない…「ブスな私は愛されない」母の教えに洗脳された私 ■母に干渉されない生活が始まった!■母と離れれば幸せになると思ったのに…高校を卒業し、親元を離れ生活することに。母の目がなくなり、のびのびと過ごすことができました。「摂食障害はストレスと比例して症状が酷くなる」とこれまでの経験から体感としてわかっていました。だからこそ、「1人暮らしで自由な生活をすればきっと治る」と思っていましたが、それは間違っていました。せっかくできた彼氏とも、少しずつ、少しずつ、すれ違うことが増えていってしまったのです。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年04月09日■ 前回 までのあらすじ親の言うとおりにすれば優しくされ、親の意に沿わないことをすれば冷たくされる。そんなときに子どもは親に従うしかなくて…。でも母を完全な悪者として恨むこともできず…。》 「私の人生を返して」台無しにされた子ども時代…それでも母を憎めない理由 ■大学受験が終わった、その時! 顔に異変が…■「大学入学前にキレイにしよう」と予約を取る母 ■整形は私の希望なのか?大学入試も高校入試同様、自分の行きたい学校なのかわからないまま受験しました。『自分が本当に行きたいところを真剣に考える』ということを、私は放棄していました。だって、いくら真剣に考えても、母の意見と違ったらまた母は猛反対し、不機嫌になることがわかっていたからです。それだったら母の言いなりになる方がずっと楽でした。整形も同じでした。「自分が整形したいか? したくないか?」と考えることは放棄していました。それに、このころにはもう『整形していない自分はブスだ』『容姿が悪いと見下される』『愛されない』という母から教わった固定観念が染みついていました。固定観念と言えば聞こえは悪くないかもしれませんが、要は母からの洗脳です。【ありのままのブスな私は見下される。愛されない】そう洗脳された私は、整形しないでブスなまま生きるということが恐怖でした。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年03月27日■ 前回 までのあらすじ過食嘔吐の治療の話のはずが、いつの間にか私の進路の話に…。学校も部活も容姿さえも母のいいなりになってきたが、母は「私だって親が決めてきた」と聞く耳を持ってくれない。さらに「親のせいにするな」と言われ…。》 学校も容姿すら母が支配してる…それでも「親のせいにするな」と言われて ■私はいつだって自分の意思を引っ込めるしかなかった■母の「理想の子」じゃなければ愛してくれない…■母を悪者にして憎み切れないワケ母に対する感情は、そう簡単に割り切れるものではありません。私としては嫌だったことも、母としては愛情だったと言うことがわかるからです。『ある部分は自分の希望を押し付けている代わりに、ここの部分は娘の希望も取り入れてあげよう』『そうすれば娘もきっと納得してくれるだろう。お願いだから納得してほしい』などの、母の中での葛藤もわかります。母の【支配していたつもりはない。むしろ愛情のつもりだった】は、いじめの【いじめてたつもりはない。むしろいじってあげているつもりだった】それと少し似ているような気もします。いじられた側にとってはつらいこと。でも、そこで反撃したら、その場の空気を壊してもっと酷いいじめ(ハブられる、など)になることが恐怖だったから、嫌ないじりに耐えていた…こんな感じなのかもしれません。大人同士、もしくは子ども同士だったら『合わない人とは距離を置く』『違うグループと仲良くする』ということもできますが、親子の場合はそれも難しい。『合わない親子』はどうやって付き合っていくのが最善なのでしょうか────※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。
2020年03月26日近頃、自分の整形を公開する人が男女ともに増えてきた。なぜその人たちは整形をしようと思ったのだろうか。周りにかわいいと言われたいから?モテたいから?自分に自信をつけるため?さまざまな理由があると思う。■「もっとかわいくなりたい」と思うようになるまで私自身、学生時代から今まで、二重整形や鼻の整形、顎の骨を切る大がかりな「両顎手術」など、さまざまな美容整形手術を受けてきた。なぜ整形をしようと考えるようになったのか。幼少期、田舎育ちだった私はあまり“かわいい”というものに触れてこなかったと思う。遊ぶといえば山を探検したり、ザリガニを取ったり……。男の子に混じって泥だらけになって遊ぶような子だった。クラスの人数も14人と少なく、誰がかわいいとかそんな話題はまったくなく、男女の隔たりがないような学校だった。中学になると、当時流行りだしたストレートアイロンを持っていて、『melon(メロン)』『CUTiE(キューティ)』などのファッション誌を読んでいて、ちょっとメイクもしているような“イケてる女の子”が出てきた。当時私はいわゆるオタクで、ファッションや自分をかわいく見せることにはまったく興味がなかった。興味があることといえば、アニメやゲームの話。休み時間は友達と絵を描いて過ごした。自分がブスだとかかわいくないとか思ったことは一度もなく、そもそもそういう概念がまだ自分の中に生まれていなかったように思う。高校は進学校に入学。オシャレやメイクの話題で盛り上がるより、休み時間は単語帳を開いて友達同士で問題を出し合うような学校だった。そんな中でもオシャレな子はいて、その子の影響で縮毛矯正をかけてみたり、メガネをやめてコンタクトにしてみたりした。初めてアイプチの存在を知って、一重のままでは外に出られないようになった。初めてファンデーションを貸してもらって塗ったとき、こんなに肌が綺麗になるんだ!と感動してメイクに興味を持った。今までまったく気にしたことがなかった体型も、クラスの足が細い子を見て「自分は足が太いのかも」と思い始めたり…… 。思い返してみると、“かわいい”を認識し出して、人と比べてしまうこと。これが整形に繋がる小さな芽だったのかもしれない。高校を卒業し、大学に進学した。初めての東京でのひとり暮らし。その頃には(今写真を見返すと、ほんとにダサくて死にたくなる)ファッションにも興味が出てきて、「東京へ行ったら田舎では売ってなかったアニメキャラみたいなかわいいフリフリの服をたくさん買うんだ」とワクワクしていた。ロリータコスプレショップで服を買い、奇抜な格好と覚えたての下手くそなメイクで、学部の中でも浮いていたように思う。そんな私に転機が訪れた。当時所属していた合唱サークルに、地下アイドルとメイドをやっている先輩がいた。黒髪ツインテールに姫カット、いつもフリフリの「リズリサ」の服を着てリボンをつけていた。理想の“かわいい”の権化とも言える、神との出会いのようだった。その先輩の影響でメイド喫茶やアイドルに興味を持ち始め、大学1年生の夏、人気メイドカフェである「@ほぉ〜むカフェ」の面接に合格し、働くことになった。■憧れの職場で、指名が入らない苦しさ「@ほぉ〜むカフェ」は私の人生を変えたと言っても過言ではない場所だ。とにかく、私にとって理想の“かわいい”が凝縮された場所だった。ここで働くようになって衝撃を受けたのは、芸能人のようにかわいいキャストがたくさんいることだった。チェキやゲームのオーダーは、キャストもお客さんもみんなが見える位置にあるホワイトボードに張り出され、人気のかわいいメイドはオーダーシートが何十枚も縦にならび、その横の不人気の私の名前の下にはオーダーシートはゼロ。それまで人と容姿を比べられたことがない私が、「自分はかわいくないんだ」と初めて感じた瞬間だった。かわいいメイドはお客さんとたくさんチェキを撮り、いつも笑顔で明るくキラキラしていて本当に芸能人のようだった。そんな中チェキのオーダーも入らず片付けや案内ばかりしている私は、どんどん卑屈になっていった。インターネットの匿名掲示板には、店舗名と私を名指しで「あいつなんでブスなのにいるんだ」「早く辞めればいいのに」と書かれる。匿名で悪口を書かれたことのなかった私は、こういう世界があることに本当に驚いた。かわいくなるのは諦めて、みんなを笑わせるネタキャラでいこう。そう思い、ゴリラの真似をしたり、下ネタを言って笑いをとったりするようになった。笑いを取ることによって自分の身を守っていたのかもしれない。今では、そういうコメントは見ないという自己防衛手段も身につけたし、「人の悪口を言うことで自分を満たす人もいるんだな」「自分のコメントに反応してあれこれ苦しんでる姿を見るのが大好きなんだな」と深く受け止めない術も身につけた。でも当時は、「ブスの上にみんなに嫌われたくない」という思いでいっぱいだった。まずはおちゃらけた態度を取って自分を防御する。そんな癖がそのときから付いていたと思う。そんな環境の中でも一生の友人とも呼べる人がたくさんできて、その子たちを見ながらメイクを変えたり、服装や髪型を変えたりして、自分なりに少しでも“かわいい”に近づこうと努力した。初めての整形に踏み切ったのは、大学3年生のとき。同じく「@ほぉ〜むカフェ」で働いていた子が、「見て、二重の埋没してきた!」とみんなに話していた。あんまりにもあっさりした言い方で、周りのみんなも「え、すごーい!やりたーい!」といった感じ。そんなノリに触発されて、私も埋没したい!とそのまま手術に踏み切ったのである。■整形に大金をかけてまで、どうしてこの道を選ぶのかその後は、冒頭で述べたように、さまざまな手術を行い今に至る。美容整形にかけた総額は、約700万円。もしも「@ほぉ〜むカフェ」で元から多くチェキやゲームのオーダーが入っていて、整形前の顔でも人気メイドになれていたとしても、私は整形をしていただろう。「もっとかわいくなりたい」という欲求は、元の顔がどうであろうと、きっと生まれていたと思う。美容整形をすることについてはさまざまな意見がある。「親からもらった大事な顔にメスを入れるなんて」「生まれてくる子どもはどうするのか」「歳をとったら崩れる」「依存症になる」など、まだまだ整形に批判的な人も多い。しかしここ最近、そういう流れも変わってきたように感じる。私が整形のビフォーアフターをツイッターに投稿してから、同じようにビフォーアフターを投稿する人を良く目にするようになった。タレントの有村藍里さんが両顎手術を公表したのも、大きな影響を与えたと思う。有名芸能人も私たちと同じように苦しみ、大変な手術を受けたことをありのまま公開したことは、美容整形に関心を向ける人が増えるきっかけになっただろう。いろいろな悩みを持ち、美容整形に踏み切った人は、そこに至るまでにさまざまな葛藤がある。金銭の問題であったり、失敗への不安。家族や友人、恋人へのカミングアウト。そういった葛藤を抱えてもなお美容整形を受けると決断した人は、それらを踏み越えてまで“かわいい”を手に入れたかった人たちだ。私自身、多くの問題を知りながらも、早くかわいくなって自信を手に入れたかった。私は今、芸能界でグラビアやセクシー女優の仕事をしている。見た目をジャッジされることの多い世界。自信を失い、整形に大金をかけてまで、どうしてこの道を選ぶのか。やはり私は人に何かを発信していくのが好きで、自分がやったことでいろんな人が喜んでくれるのを見るのが好きだ。この世界は私にとって、それまでとは比べものにならないほどの刺激がある。その刺激を、簡単には手放せなかった。「見た目が一番」「みんなから“きれい”と言われるように努力すべき」とは、もちろん思わない。たまにSNSで、南の島で真っ黒に日焼けして楽しそうに働いている友人の写真や、自然な姿で子どもと遊んでいる友人の写真を見かける。それを見て、美白や化粧にとらわれず過ごす姿を、うらやましく思うこともある。彼女たちは、私がとらわれている美の規範に縛られず自由に生きているようで、とてもキラキラして見える。でも、私は自分の道を自分で選んだ。だから、人に何を言われようと自分の好きなようにやりたい。この世界で生きていく自信を手に入れるために美容整形をし、努力して自分が納得できる見た目になったことに誇りを持っている。インターネット上・匿名であっても、他人を誹謗中傷する行為は「名誉毀損罪」「侮辱罪」などの犯罪にあたる場合が多くあります。他人の容姿への中傷は罪に問われる行為であり、そのような行為を受けた場合は警察や弁護士に相談し、しかるべき措置をとるという選択肢もあります。(DRESS編集部)
2020年03月14日■ 前回 までのあらすじ過食嘔吐がやめられず病院の受診を決意。そして母も娘の異変に気が付いていた。しかし精神科や心療内科への受診は強く拒絶されてしまう…。》 「お母さん、私精神科に行きたい」打ち明けても私の異変に目を背ける母 ■私の悩みがいつの間にか説教に変わっていく…■親が子どもの人生を支配する連鎖に巻き込まれていく母は私が反抗すると、「子どもはまだ未熟だから、親が決めてあげるのは当然のことだ」「自分自身も親にそう育てられた」と、よく言っていました。おそらく母は心からそう思っていたのでしょう。親が子どもを支配することが愛情だと信じ込んでいるのです。【世代間連鎖】という言葉があります。自分がされた子育てを、そのまま自分の子にもして…と、連鎖していく。母は何の悪気もなく、ただ自分が育ててもらった通りの方法で子育てをしているだけなのです。「子を支配する親」の問題は、それが悪いという概念がないから厄介です。なぜならその親自身も、さらにその親世代から同じ支配を受けている場合があるからです───※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。
2020年03月13日■ 前回 までのあらすじ「痩せなくては…」と始まってしまった過食嘔吐。頭では「こんなこといけない」とわかりながら、やめることができなくなっていた。しかし学校の友人は、そんな状況に陥っているとは、誰も気が付かなかった…。》 過食嘔吐がやめられない…でも学校の友人はそんな私に気づかない ■母は娘の「過食嘔吐」に気がついてる?■なんの取り柄もない私が母を苦しめてる?この記事のラフをウーマンエキサイトの担当さんに送った時、「なぜ病院に行くという決断をする前にお母さんに相談しなかったのか、その心境をもう少し描いてはどうか」と言われました。その時ハッとさせられました。きっと世の中の多くの方は、親と相談事ができる関係性なのですよね…。私にとって母は、相談したい相手ではなかったので、「悩みを母に相談しよう」とはまったく浮かびませんでした。相談しても、私の気持ちは無視され、母の一方的な価値観を押し付けられるだけということがわかっていたからです。だから小さい頃から、そして今も、母に相談したことはありません。信頼関係が築けていないのだと思います…なんだかこの文章を書いていて悲しくなってきてしまいました。いつも読んでくださっている皆さま、ありがとうございます。感想や応援のメッセージ、とても励みになっております。※この物語は私の経験を基に、一部フィクションもまざっております。※今回の体験記に記載された症状や対処法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。また、適切な時期に医療機関に受診することをお勧めします。
2020年03月12日