更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第30話。今回は、前回に続いて資産運用の勉強を始めることにしたときのお話。何でどうやって勉強するのかを考えたやましたさんでしたが……。★前回:「取り残された感がハンパない!」久しぶりに会った友だちが潤っていて焦った私は… #脱力系ゆる更年期日記 29ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。前回、専門学校時代の金銭的にかなり潤った友だち7人に会い、自分の取り残された感を痛感し、彼らとの溝を埋めるべく「資産運用」の勉強を始める決意をした私。生まれた瞬間から超面倒くさがり屋な私にとって、新しい何かを始めるときに一番大切なのは「何で(何を使って)どうやって勉強をするのか」ということ。そう、それは、まるで息を吸うかのように、まるでごはんを食べるかのように、まるで排便をするかのように、毎日当たり前にしていることのような方法で勉強をすることが非常に重要になってきます。本で勉強するか……YouTubeでよく宣伝している無料の投資講座に申し込むか……はたまた、いつものようにYouTubeで好きなチャンネルを探すか……。呼吸、食事、排便…。呼吸、食事、排便…。悩ましいところです。★関連記事:「えっ、脇毛を生やしたまま!?」脱毛を決めたはいいが、まさかのアドバイス…#脱毛編 #熟女系 26★関連記事:「絶対年上だと思ったら…」初対面での打ち合わせで衝撃の事実が…! #アラフォー絵日記 8★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年12月23日42歳の夏、突然右手にこわばりを感じ、その後、毎朝、小指だけが折り畳まれているという状態が続きました。原因がわからず、受診するまで不安な気持ちで過ごていました。受診すると更年期以降の女性に多いという病気であることが判明。私が体験した小指の症状の経過と治療の様子をお伝えします。突然、右手がこわばり、痛みを感じるようにある夏の朝、目が覚めたときに右手がこわばってギシギシする感覚に見舞われました。指が動かしにくいし、手がこわばり、痛みもありました。その日だけかなと思ったら、以後、毎朝目が覚めると手がこわばるように。あまりにも続くのでネットで調べたら、更年期障害の一種と、リウマチの可能性が出てきて焦りました。病気かもしれないと思うと怖くなって、それ以上調べることはせずに放置していました。毎朝、小指が折り畳まれた状態に時は流れて、翌年5月。朝起きると、今度は右手の小指だけが折り畳まれた状態に。しかも、意識して戻そうとしても戻らず、左手を使って力いっぱいに小指を伸ばしてようやく戻りました。指のカチコチ具合に驚きました。その日一日、小指が自分の物とは思えないほどぎこちなく、痛みがありました。それからしばらく、毎朝、目が覚めると小指が折り畳まれていることに恐怖を感じ、脳に障害があるのでは、とまたまた不安に。手の症状をもとにネット検索し、該当する病気が「バネ指」だとわかりました。腱と腱鞘(腱の浮き上がりを抑えるトンネルの役目をするもの)の間で炎症が起きて、指の曲げ伸ばしに引っかかりを感じるなどするもので、更年期以降の女性に多く見られるとの記載もありました。朝以降も手のぎしぎし感は続き、小指は突っ張り感とともに痛みを伴いました。食事で箸や茶碗を持つ、文字を長時間書くなどすると、小指がその形で硬直して戻らなくなってきたので、ついに受診を決意しました。いろいろ調べて手の外科専門医を受診専門家を探しましたが大学病院以外にあまりなく、いろいろ調べて迷った挙げ句、原因がリウマチや更年期障害、そのほかの病気だったときのことも考えて、手の外科専門医のいる地元の総合病院を受診しました。ネットで調べたとき、リウマチや更年期障害の可能性が出てきたので不安に思っていたのですが、医師には「まだ更年期障害ではないと思います。リウマチの可能性は血液検査でわかるので、血液検査とレントゲン検査をして今後の治療方法を考えましょう。ただ、バネ指の場合、普通は親指や中指、薬指がなる可能性が多いのですが、どうして小指なんだろう? 仕事でよく使うとかある?」と言われました。保育園で働いているので子どもに小指を引っ張られることがよくあると伝えましたが、それにしても珍しいと言われました。2週間後の再受診で「バネ指」と確定その後、レントゲン検査の結果が出たので画像を見ながら、「小指はやっぱりバネ指なんじゃないか」と診断されました。3カ月に一度ステロイド注射を打つことで症状が良くなることはあるが、注射を打ち過ぎると良くないらしく、打っても3カ月以上間隔を空けて3回までだそう。しかも注射はかなり痛いとのこと。それでも良くならないときは腱鞘を切離する手術があると聞きました。その日はひとまず痛みや炎症を抑える塗り薬が処方されて帰りました。2週間後に再受診。血液検査の数値を確認して、リウマチではないことがわかりました。リウマチの可能性がなくなったので、改めてバネ指としての治療方法を検討することになりました。塗り薬の効果なくステロイド注射に変更痛み止めの塗り薬はあまり効果が見られず、小指が日中も曲がったまま元に戻らなくなるようになってきたので、ステロイド注射を打つことに。小指のつけ根あたりに打つのですが、3段階にわたって激痛がありました。打った直後は小指の腱が縮むように引っ張られて指が折り畳まれ、その日一日右手全体がしびれて感覚がなく、こわばるような感じもあり、とにかく不安でたまりませんでした。でも、翌朝には右手にしびれやこわばりなどの症状もなく、数日後には小指の違和感もなくなり、注射後3カ月以上、問題なく過ごすことができました。4カ月後に再発するも痛みは気にならないようにところが、4カ月が経過する直前に子どもに小指と薬指を引っ張られ、ねじられた瞬間、激痛とともに痛みが再発してしまいました。5カ月が経過すると痛みにも慣れて、指の引っかかりや長時間同じ動きをしていると元に戻らなくなることなどもあまり気にならないように。その後、再度ステロイド注射を打つつもりで受診すると、そこまで痛みがあるわけじゃないなら、まだ注射は打たずに様子を見るように提案されました。注射は打てても3回まで。もっと痛みが強くなってから打ったほうが良いし、もしかしたらこのまま良くなる可能性もあるそう。悩んだ末、少し様子を見ることにして痛みと炎症を抑える湿布を処方してもらいました。まとめ突然、小指が折り畳まれた状態が続いて痛みもあり、脳の障害や更年期障害、リウマチを心配し、受診するまではとても不安でした。結果、バネ指という聞き慣れない病気であることがわかりましたが、今は痛みにも慣れて落ち着いて過ごせています。バネ指は更年期以降に多いとのことで改めて自分の年齢を実感。これからは少しでも不調を感じたら、早めに受診するようにしたいと思います。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)★関連記事:「関節が痛い…」関節痛は加齢が原因?それとも病気?【医師監修】★関連記事:小指が動かない!50歳で始まった手指のこわばり対策【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/k・m(43歳)保育園で働き、忙しい毎日を送っている。趣味は旅行。
2021年12月20日「揺れてる! 地震だ! みんな気を付けて!」と私。周りは「???」の顔。揺れているのは私だけ? 「たしかに揺れていたはずなのに……」。周りの反応を見て、それがめまいだと理解するにはそれほど時間がかかりませんでした。しかし、そのときの私は「どこか悪いのかな」と少し不安に思っただけで、それが更年期のせいだとは気が付いていませんでした。その後、更年期障害を診断され療養休暇を取るに至った体験をお話しします。日常生活の中で異変を感じて更年期外来へ私の感じる症状は一つや二つではありませんでした。部屋の中が暑くてしょうがないので服を脱ぐと、薄着は私だけ。口の中がひっきりなしに乾いてしょうがない。なぜかボーッとしてしまう頭の中。家事をしている最中に子どもから話しかけられても集中できず、言っていることがわからない。イライラしてくる感情も抑えられず、物にあたってしまうこともありました。「なんだか私、おかしいなぁ」と感じていたとき、やはり似たような症状の知り合いが更年期外来へ通い始めました。彼女の話を聞くと、まさに私と同じ症状。自分も困っていることを打ち明けると、「更年期外来に行ってみたら?」と受診をすすめられました。それまで内科や耳鼻科など「なんとなくこの科かな」と当たりを付けては、いろいろな科を受診していました。しかし、結局原因が見つからずにいた私は、思い切って彼女のすすめる更年期外来を受診。そして、「もしかしたら更年期なのかな?」と自分でもうすうす思うようになってきていたところに、ハッキリと医師から「更年期障害ですね」と診断されました。更年期障害とわかり療養休暇を取ることにところが、この診断が出たことで思ってもいなかった事態が起きました。原因がわからなかったときには、やらせてくれていた外回りの仕事。「更年期によるめまい」とハッキリ診断が出たことで、「外回りの業務は危険」と判断されてしまったのです。思いがけず、療養休暇に入ることになった私。はじめのうちこそ時間を持て余していましたが、そのうち「よし! 今まで忙しくてできなかった家事をしよう!」と思うようになりました。とりあえず久しぶりにカーテンを洗おうと、背伸びをしてカーテンレールへ手を伸ばしましたが、やっぱり襲ってくる“クラクラクラ”。なんだか気持ちまでダウン……。でも、そんなときは「更年期だから仕方ない」と作業を諦めてソファーで横になり休憩するようにしました。そのせいで、もし夜なかなか眠れなくなっても、とりあえずベッドで体を休めればいいやと気楽に考えるように努めました。体調を改善するために、更年期外来で指示された「リラックス・軽い運動・睡眠・規則正しい生活」を意識して心がけるようにしたのです。良くなったり悪くなったりの更年期症状働いているときは慌ただしかった暮らし。療養休暇のおかげで、ゆっくり時間を過ごせるようになりました。無理のない生活リズムになっていき、祝日には血行を良くするために日帰り温泉に出かけたりもしました。薬もきちんと飲み、4週間後に病院へ再び診察に行きました。するとそこで、私は漢方薬を飲み続けると肝機能が悪くなってしまうことが判明。「薬を一旦やめましょう」と、薬の服用に対してドクターストップがかかりました。とはいえ、しばらくの服用のおかげか、あるいはのんびりした生活のおかげか、めまいはだいぶ落ち着きました。「そろそろ復帰したいな~」と職場へ復帰時期を確認すると、「完治の診断書を提出してください」とのこと。早速、病院で診断書をお願いしましたが、なんと先生は「めまいが落ち着いていても完治とは書けません。更年期には完治がないのです」というではないですか! “完治がない”という思いがけない言葉にショックを受け、「果たして私は復帰できるのだろうか」と徐々に不安になっていきました。そして、イライラしたりめまいが再発したり……。更年期症状は一進一退を繰り返すようになっていきました。まとめそんなしんどい日々から解放されるときが来ました。「完治が無理なら、業務に差し支えない程度に回復したことを書いてもらって」と、職場の指示が変わったのです。おかげで4カ月ぶりに復帰できました。更年期がつらいときは無理せず、ゆっくりすることが大切。しかし、家で休むことばかりを重視するより、不安を取り除くことも大切だと知りました。どうやら私は「社会に置いていかれる不安」で更年期が一進一退し、余計にしんどかったようです。今は適度に働き、疲れたら休み、体調が良くないときは「仕方がない。更年期なんだから」と妥協するようにしています。今後も更年期は続くけれど、仲良く付き合っていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)★関連記事:「日中の自分とはまるで別人」夕方、体調が急降下してめまい、倦怠感。その日を振り返ると…【体験談】★関連記事:「知らなかった…!」突然起こるめまいと耳鳴りは更年期障害の症状だったとは…【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/栞 みさこ(54歳)50歳を過ぎてから、なんとなくぽっちゃりしてきた戸惑いレディ。
2021年12月19日毎日ではないのですが、夕方18時くらいになるとめまいがしたり、胃がムカムカしたり横になっていないとつらいということがありました。どうやらある時期に決まって具合が悪くなるようでした。体調不良時の過ごし方や、更年期を迎える準備を始めた体験談です。ある時期の夕方に現れる体調不良この数カ月、日中はなんの異変もなく元気なのに、夕方18時くらいになると体調が悪くなることがありました。それも毎日ではないんです。数日、体調不良に耐えて乗り越えれば、再びいつもの体調が戻ってきます。出てくる症状は、貧血になったようなめまいがしたり、なんとなく胃がムカムカしたり、倦怠感とでもいうのでしょうか。やる気が起きないという症状です。症状が出ているときは、本当につらくて日中の自分とは別人のようでした。発熱症状があるわけでもなく、どこか痛いところがあるわけでもないので薬も飲めません。病院に行ってみようかなと思っても、コロナ禍ということもありますし、日中は元気なのでちゅうちょしています。原因がわからないというのは、とても不安で、「このままずっと体調が悪いままなのかな? 治るのかな? 何か悪い病気なのかな?」と横になりながら、自分の症状を検索していました。現在44歳。更年期を迎えるには少し早い気がしたので、日中の疲れが一気に夕方に出るようになったのかななんて考えたり「年を取っちゃって嫌だな」「もっとやりたいことあるのに」とため息をついたりするばかり。体調だけでなく、気持ちも一緒に落ち込んでいました。諦めも肝心。体調不良日の過ごし方夕方までは元気なので、とにかく昼間にできることをどんどん片付けることを心がけています。例えば、 夕食は温めるだけというところまで準備をしてしまいます。また、洗い物の手間を省くために丼ものやワンプレートなど、割り切って簡単なものにしています。洗濯物も早めに取り込み、夕方のバタバタを軽減。これだけでも、ゆっくり横になる時間は確保できます。そして、もう一つ大切にしているのが、私が具合が悪そうに横になっていたら子どもたちが心配すると思うので、「お母さん、少し疲れたから休むね」ときちんと伝えることです。このように体調不良の時期は割り切って夕方はゆっくりすることにしました。横になってぼんやりと「更年期障害ってこんな感じなのかな」と考えることもありました。更年期障害の症状は人ぞれぞれだといいますが、この体調不良が継続したら、気が滅入ってしまいそうです。ひたすら体調が落ち着くのを待つのもつらいものです。このときは、外出先で具合が悪くなったら困るなと思い、お出かけするのも不安でした。気分の浮き沈みもあって、自分の気持ちを立て直すパワーもないくらい「ただ横になっていたい」そんな気持ちで、無理せず体調が回復するのを待ちました。次の章で、体調不良の日にある共通点があることに気付いたときのことをお伝えします。更年期を受け入れる準備をスタート夕方になると体調不良が襲ってくる日が数日間続き、そんな状態が数カ月続いたある日、この体調不良に共通点があることに気が付きました。月経の少し前に具合が悪くなるんです。私が今までに経験した月経前のPMS(月経前症候群)の症状とは違うと思ったので、体調が悪くなるタイミングをチェックしてみました。すると排卵期に体調が悪くなりがちだということがわかりました。ホルモンの乱れやすい時期といわれているので、体調が悪くなったり気分が落ち込み気味になったりするのも納得でした。若いときにはなかった症状なので、少しずつ体の変化が起きているんだと実感しています。更年期の症状もこんな感じなのかなと心の準備をするきっかけにもなりました。普段の過ごし方が大切だと思うので、生活を改めることにしました。まずは体を冷やさないこと。朝起きてすぐに、白湯を飲んで体の中から温めます。胃腸が目覚めていく感じもあってスッキリとした朝時間を過ごせます。運動不足も感じていたのですが、まとまった時間が取れません。なので、家事をおこなう中で運動になることを積極的に取り入れています。例えば、買い物に行くときは歩いていく。姿勢よく歩くためにエコバックはリュックにする。また、雑巾がけも良い運動になりました。ポケットにスマホを入れて、1日の歩数もチェックしています。まとめホルモンの乱れによる体調不良は、年を取ったら仕方がないのかもしれません。しかし、年齢を重ねても、いつまでも元気に楽しく過ごしたいものです。更年期障害といわれる症状も明日突然出るかもしれないし、ずっと出ないかもしれない……。予想ができないことに対して、不安になり過ぎたり、憂うつになったりするのではなく、なるべく楽しいことを考えていきたいです。また、更年期の症状が出たときに、落ち込んだり慌てたりしないよう心の準備だけしておこうと思っています。子どもが小さいうちは、体調が悪くても無理してお世話をしていました。今後は無理せず体をいたわり、異変を感じたらすぐに病院に行こうと思います。明るく前向きに乗り越えていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ著者/ayuko(44歳)小学生の子ども2人と夫の4人暮し。在宅ワーカーでひとりコツコツ仕事をしている。在宅仕事&運動不足で太り気味なのが最近の悩み。年齢特有の体調の変化も気になるところ。スポーツ観戦、ライブが大好き!いつまでアクティブでいたいお母さん。
2021年12月19日50歳代の恋愛事情はさまざまかと思いますが、私の場合は、未婚・子どもがいない。51歳で閉経を迎え、私はちょっと寂しい思いをしました。そんな私が元カレと連絡を取り合うようになりお互いの近況や悩みを話していると、あっという間に時が戻って来る。閉経後、女性の性ってどうなるのかな? 私のケースをお話しします。アラフィフに春が来た~っ!もともと、私たちはお互いに嫌いになったのではなく、結婚に踏み出すタイミングのズレが別れの原因だったせいか、彼の心地良いこと、私が望むことがお互いに無理なくごく自然に伝わります。あのころと変わったことは、同級生の私たちが50歳オーバーになったこと。おいしい食事とお酒の店を探し、趣味の話をしたり仕事の話をお互いに相談したり。そんなときも好奇心を刺激してくれたり発見があったり、学びもあったりするというような時間を過ごしています。おばちゃんになっても人肌というものは、温かくてやさしくて癒やされるものですね。私は保育士時代に、お昼寝の子どもの頭をなでながらよく寝かしつけをしていました。十分、大人の私は園児の頭をなでながらも「私も誰かに頭をなでられたいなあ」と、よく思ったものでした。性行為も大事だけれど、いいなあこういうの~なぁんてことも思います。彼と一緒にいると、良い気持ちにしてくれます。ふわふわ、ほんわか、会話をしていても、ベッドに一緒にいても。むしろ、開放的な精神状態に私がなってきたからか、彼が経験を積んできたからか?(笑)。深く感じるような気がします。いざというときに…!?そんなこんなで閉経した私でも、性欲は変わらないみたいです。ただ、性行為をするとき、20代に付き合っていたころには経験したことのないことが起こりました。これは、私に女としての魅力がないからか!? ダブついたおなかのぜい肉のせい? 顔のシミとシワのせい? などなど、嵐のように頭をよぎりますが、それより何よりどうにかしなきゃ、この空気感。とはいえ、これは彼の体のこと。私にできることは寄り添うこと、体温を感じ合い、穏やかに楽しい会話をすること。こんなにまったりと、ゆったりとした時間を彼の横に寝ながら過ごすこともできるんですね。若いころ、もっとしておけばよかった、こういうの。いやぁ、若かったらできなかったかも……。いくつになっても人は誰かに認めて欲しい幼い子どもが「先生、ぼくを見て!」「ママ、見て見て!」。これは長く生きてきて、子どもに限ったことではない人類共通の思いであると、最近私は実感しています。少し毛の薄くなったおじさんも、当然私のようなおばちゃんも同じです。愛おしいと思われたい。かわいいと思われたい。彼と私、お互いに体型はぽっちゃり、肌はたるみ、張りもないけれど、互いにいたわり合えるこの感覚がとても心地良いのです。中年の恋……ここまでくると、色恋とかいう枠を超えて、人類愛? 動物愛護?に近いかも。私は結婚していないからわからないけれど、熟年夫婦や、長年寄り添っているパートナーって、こんな感じで性生活を営むのかしら?なんて想像しています。その後、私が地方に引っ越したこともあり、彼とはいつ会えなくなっても不思議ではない環境になりました。いやいや、それは違うかも。私は彼と会うときは、口には出さないけれど中年の恋、これが最後になってしまうかもしれないと、どこかでいつも思っています。こんなおばさんが……と、自分に自信がないこともその理由かもしれません。まとめ最後の生理から約2年。アラフィフ女が体験したところによると、閉経してもイケる! むしろ良いことも多い! 女性の更年期は以前に比べて、一般的にも周知され浸透して来たように思います。それに対して男性の更年期の認知については、まだまだ遅れているように感じます。仕事や家庭でのストレスなども背負ってうつ傾向になった友人、エネルギーがなかなか出ない人。そして、性的な面での衰えは女の人よりむしろ男性のほうがつらい思いをしているのではないかと思います。若さはないけれど、人として、女性としてのすてきさを失わないよう頑張ります。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:閉経前後はセックスが痛い?腟は使わないと小さく干からびる?【医師回答】★関連記事:「44歳で恋人ができた」誰にも聞けない40代性生活のリアルなお悩み【体験談】★関連記事:「私、発情したのか!?」51歳閉経期に突入したころ元カレと再会してなんと…!【体験談】著者/こまつ とらこ(53歳)20代でバブル期を過ごし、30~40歳代を仕事に突っ走り、50歳を過ぎて一見何でもない日常におもしろいことやうれしいことを見つけるのが楽しくなってきた。最近は膝の痛みをこらえながらも農業にトライしようという野望を持つように。
2021年12月18日子どものころアトピー性皮膚炎と診断され、成長しても乾燥肌だった私。いつもボディローションで体の乾燥を防いでいました。また30代後半の第2子出産後は、仕事と育児と家事で大忙しの毎日。疲れ果てて、横になった瞬間に眠れるほどの寝つきの良さが自慢でした。それが40代になってから、ローションでは防ぎ切れないボディの乾燥と、寝つきの悪さに悩まされるように……。そんな私の2大悩みを同時に解決してくれたアイテムについての体験談です。40代に入ってひどくなったボディの乾燥子どものころから乾燥肌ではあったけれど、ボディローションがあれば乾燥はしのげていました。お風呂上がりにローションで保湿しておけば、日中は乾燥を気にすることなく過ごせていたのです。それが40代に入ったころから、お風呂上がりのローションでは物足りなさを感じるように。一時的には潤うのですが、しばらくするとボディの乾燥が気になり始めるのです。日中も肌のカサカサが気になり、皮膚科で軟膏を処方してもらったことも。それをこまめに塗っている間は良いのですが、やめるとまたすぐ乾燥が気になる……。30代まではうまく付き合えてきたはずの自分の乾燥肌が、ストレスに感じるようになり始めました。あるときふと「40代 体 乾燥」と検索してみたところ、気になることが書かれたサイトを見つけました。40代以降のボディの乾燥は、女性ホルモンの減少によるとのこと。体質だと思っていたボディの乾燥が、まさか加齢と関係していたなんて……と大きなショックを受けました。自慢だった寝つきの良さも一気に悪化30代後半から40代にかけては、第2子の育児に仕事に家事にといつも走り回っていた私。朝は保育園に送り、駅までダッシュして職場に向かう。お迎えに間に合うように大急ぎで仕事をこなし、延長保育の最終に間に合うようにまた猛ダッシュでお迎えへ。帰宅しても家事と育児があり、夜には疲れ果てて、横になった瞬間に寝ていました。長男には、「お母さんはのび太並みの寝つきだ」とからかわれるありさま。私もよくそれをネタにして、友人には「寝つきの良さが自慢なの!」と言ったりもしていたのです。それが40代に入ったころ、突然、横になってもなかなか寝つけなくなりました。体は疲れているのに眠気が訪れないのです。最初はあまり気にしていなかったのですが、1カ月、2カ月と続くとさすがに何が原因なのかと考えるように。この寝つきの悪さをふと友人に打ち明けたところ、さらっと「更年期なんじゃない? そういう人、周りに多いよ」と返されてびっくり。これもネット検索したところ、たしかに更年期障害の一つに不眠があると書かれており、これまたショック……!乾燥と寝つきの両方に効いた神アイテムある夜のお風呂上がり。ずいぶん前に購入して、ずっと忘れていたボディークリームのことをふと思い出しました。私にしては奮発して購入したボディークリームだったので、もったいなくてしまい込んでいたのです。それは、資生堂「ファーミング ボディークリーム」(4,950円税込み)。「そういえば、あのボディークリームがあったなぁ」と思い出し、何げなくその夜付けてみたところ……なんと良い香り! 箱には「心地良いリラックス感のある香り」と書かれていましたが、まさにそのとおりでした。塗り心地もなめらかで、「やっぱり奮発したクリームは違うなぁ」と満足感とともにベッドに入りました。そして目覚めた翌朝。まず驚いたのが「私、いつの間に寝てたの?」ということでした。ベッドに入ったところまでしか記憶がないのです。こんな寝つきの良さは数カ月ぶりでした。そして、次に驚いたのが「翌朝も肌がしっとりしている!」ということ。自分の肌のカサカサにストレスを感じなかったのも、しばらくなかったことでした。ボディークリームというアイテムが、ボディの乾燥と寝つきの悪さの両方を見事に解決してくれたのです。まとめそれからの私は、このボディークリームはとっておきの週1アイテムとして、日常使いにはもう少し安価なボディークリームをいくつかそろえて楽しむようになりました。ローションでは防げなかった乾燥も、クリームはしっかり防いでくれます。そして皮膚科の軟膏では得られなかった心地良い香りも、クリームならでは。寝る前にリラックス感のある香りをかぐことが、寝つきに影響することは予想外で、乾燥を防ぐ以上の効果があったことはうれしい誤算でした。これからも更年期症状はいろいろ現れてくることでしょう。その時々の症状に合ったアイテムを選びながら、加齢による悩みに向き合っていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/sawawa★関連記事:「かゆい! 痛い!」なかなか治らないひどい手荒れ、皮膚科で診断されたのは…【体験談】★関連記事:「突然、顔にくっきりほうれい線が!」 必死に抵抗した私の対策とは【体験談】★ウーマンカレンダー肌のお悩み記事をもっと読む著者/まっちゃ (45歳)40歳で再び独身に戻った、バツ2シングルマザー。30代まではボディラインにも肌にも自信あり。40代初期はプロポーションを褒められたり、そこそこモテたりでいい気になっていたが、40代半ばになり加齢の現実を徐々に目の当たりにしている最中。
2021年12月16日若いころに比べておならが出やすくなっていると思っていたら今度は……。40代以降の女性の体の悩みで尿漏れは定番ですが、実は便漏れも悩みの一つ。病院に行くほど重い症状でもないけれど、他人にはあまり気軽に話せないだけに、ひとりで悩んでいる人も多いのではないでしょうか。ここでは、ごくたまに少量の便漏れがあるという軽い症状の原因や対処法について、 産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。そもそも便漏れとは?「肛門括約筋」が衰えることで起きる便漏れにもいくつか種類がありますが、ここでは加齢による「漏出性便失禁(ろうしゅつせいべんしっきん)」を取り上げます。自分で気付かないうちに便が漏れる症状です。「便は、大腸のぜん動運動によって運ばれます。便により直腸の壁が刺激されると、その刺激が脳に伝わり、脳は便意を感じます。その脳の指令により肛門括約筋を緩めて便を排せつします。通常は肛門括約筋という肛門の筋肉が締まっているため、便は漏れません。しかし、何らかの原因により肛門括約筋や直腸、肛門、便を感じる神経などの働きに障害が起きることで便が漏れる“ 便失禁 ”を招くと考えられています」(駒形先生)。便失禁が40代、50代で起こる理由は?女性は骨盤底筋群が衰えやすい便失禁というと高齢者によくある症状というイメージですが、40代、50代女性に起こる場合、どんな原因が考えられるのでしょうか。「肛門括約筋は骨盤底筋群という筋肉の一部です。骨盤底筋群とは、 骨盤の底に位置する筋肉で、ハンモックのように骨盤内にある膀胱、子宮、直腸などの臓器を支え正しい位置に保ってくれます。 排便や排尿のコントロールする役割も持ちます。女性は子宮と卵巣があり、支える臓器が多いので内臓が下垂して骨盤底筋群が緩みがちです」内臓が下垂して便をためられず、腹圧が伝わりにくくなる「また、内臓が下垂すると直腸に便をためておく貯留能も低下し、便を出すときの腹圧も伝わりにくくなります。もともと筋肉量が少ない上に、40代、50代になると加齢と運動不足でさらに筋力が低下する女性は男性よりも便失禁が起きやすいとされています」(駒形先生)。次の章では、便失禁の予防、対処法を紹介します。気付いたときに肛門括約筋を意識して!病院に行くほどではないけれど便失禁は治したいという場合は、どうすれば良いでしょうか。「骨盤底筋群全体を鍛えることも有効なのですが、まずは肛門括約筋を鍛えることが先決です。小さな筋肉なので、鍛えるのは簡単です。立ち姿勢のほうが肛門括約筋を意識しやすいので、キッチンに立つときや外で人を待つとき、電車やバスの中で立つときなどに鍛えてみると良いでしょう。片方に重心を置く“偏り立ち”はせず、肛門括約筋を中心にして重心を置き、真っすぐ立ちます。そのとき、おしりの肉をめりこませるよう意識します。これを1日3回くらい続けるだけでも効果はあります」(駒形先生)。立つ機会があったら肛門を意識。これだけでも予防効果が期待できるといいます。まとめ尿漏れ、便漏れ、おならと続くと「もうそんな年齢なの!?」と思ってしまいますが、トレーニングで予防できるということ。しかも、“ながら”でできるトレーニングなので、気軽にできますね。気になる方は今すぐにでも始めてみてはいかがでしょうか?取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★関連記事:40代更年期から急増する尿漏れ。どうして?緩和できる?【医師監修】★関連記事:「あ、今出た!」尿漏れの悩みが解決した簡単エクササイズとは【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年12月15日体型が気になってランニングを始めて10年。ここ数年、トイレで用を足したあとなのに、走り始めると尿が漏れるように。加えて、咳やくしゃみをした拍子にも、頻繁に尿漏れを起こすようになりました。こういう悩みは恥ずかしくて誰にも相談できないし、ちょびっと漏れの対策としておりものシートを使っていました。尿漏れの原因の多くは骨盤底筋群の筋力低下日本泌尿器科学会のサイトによると、40歳以上の女性の多くが尿漏れを体験しているのだそうです。その主な原因は骨盤底筋群の筋力低下で、腹圧性尿失禁というものに分類されていました。加齢や出産経験のほか、喘息や排便のときにいきむことでも骨盤底筋群を痛めてしまい、筋力低下につながるのだと記載がありました。私の場合、気管支喘息で強い咳をすることがあるので、加齢と咳が原因なのだと思いました。要するに腹圧が弱いことで尿漏れが起きてしまうのだなと思った私は、腹圧を高める運動として、ピラティスと骨盤ストレッチを毎日おこなうことにしました。骨盤ストレッチは腹圧をかけながら深い呼吸をするストレッチで就寝前におこなっていました。キツいストレッチではないため、とても気持ち良いのですが、逆に気持ち良すぎて途中で眠ってしまう難点が。ピラティスは朝の目覚めのストレッチ代わりにおこなっていましたが、出勤前は余裕がないことが多く、実行できないこともしばしばでした。腰の痛みのせいで尿失禁を起こすように相変わらずちょびっと尿漏れが続いていたころ、右足を大やけど! その右足をかばって歩行していたのが原因で、仙腸関節炎(せんちょうかんせつえん)になってしまいました。 仙腸関節炎による腰の痛みは尋常ではなく、歩行がままならない状態になってしまったためトイレに行くのもひと苦労でした。そして、ついに尿失禁を起こすようになってしまいました。日本泌尿器科学会のホームページには機能性尿失禁とあり、歩行障害のためにトイレまで間に合わないことが原因と、記載がありました。尿失禁については歩行ができるようになればトイレまで行くことができるのでそこまでナーバスにはならなかったのですが、腰に激しい痛みがあるときはヨガとピラティスができずに骨盤低筋群の筋力がさらに弱まった感がありました。そのころから新型コロナウイルスの猛威により、私が通っていたヨガ・ピラティスのスタジオでもオンラインレッスンがスタート。なんでも、在宅時間が増加して尿漏れに悩む人が多くなっているとの話が先生からありました。リモート化によって通勤や通学などの日常で使っていた筋肉を使わなくなり、在宅だと緊張感が薄れることから全体の筋力が低下し、深層部にある骨盤底筋群の筋力低下につながっているのだそうです。そこで、全身の筋トレとともに尿漏れに悩みがある人は骨盤底筋群を鍛えましょうと、あるエクササイズを教えてくださいました。次の章で、骨盤底筋群を鍛えるエクササイズを紹介します。毎日実践、骨盤底筋エクササイズ先生が教えてくださったエクササイズは、エクササイズというほどのものではありませんでした。ただ、トイレで尿を出しながら、止める、出す、止める、出す、これの繰り返しです。単純に出しては止め、出しては止め……聞いたときは、「えー、そんなことで鍛えられるの?」と半信半疑でした。しかし、実際に試してみると、意外や意外、止められない。止まるけど、ポタっポタと出てしまう……。筋力が落ちているとポタポタ出てしまうと先生もおっしゃっていたので、「わぁ、ほんとだー」と、思いました。ただ、このエクササイズの難点が一つ、トイレに時間がかかるということです。出したり止めたりしますから、これまでの3倍くらいの時間がかかります。私はひとり暮らしなので時間がかかっても問題はなく、フルリモートワークで勤務していたのでオフィスのトイレ待ちで行列されることもなくて、このエクササイズを始めるタイミングとしてはラッキーでした。骨盤底筋エクササイズを始めて1年半が経過しました。最初は止めても尿がポタポタと出てしまっていたけれど、今ではまったく出ません。そして、咳とくしゃみでも尿漏れは起こさなくなりました。まとめ骨盤底筋エクササイズは最初は半信半疑で始めたのですが、その効果には驚きでした。また、このエクササイズの副産物でしょうか、おなか周りと太もも周りがとてもスッキリしたようで、以前からはいているデニムパンツがベルトをしないとずり落ちてきてしまうようになりました。特定健康診断の大腸がん検査の触診で、医師から腹筋が発達してるねー と褒められました。ただ、加齢とともに骨盤底筋群の筋力は低下していくと日本泌尿器科学会のサイトにも記載があるので、今後もこのエクササイズは続けていこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)イラスト/サトウユカ★関連記事:47歳、生理不順に尿漏れの悩みまで!話題の【ユニクロ】のフェムテック商品で解決!【体験談】★関連記事:40代更年期から急増する尿漏れ。どうして?緩和できる?【医師監修】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/cat herba (50歳)保護猫17匹のお世話をしているアラフィフ女子。近所の農家さんから畑を借りてオーガニック野菜を栽培し、収穫した野菜を使って発酵食品づくりを楽しんでいる。
2021年12月12日40代後半に突然感じ始めためまいと耳鳴り。時には立っていられなくなるほどひどく、物につかまったりしゃがみこんだりすることが多くなりました。頻繁に起きるようになると車の運転も不安になって、病院を受診したときの体験をご紹介します。前触れなく起こるめまいと耳鳴りの恐怖最初に体の変化に気付いたのは40代後半のことです。毎月同じ日に始まるくらい正確だった生理が不順気味に。始まったと思っても経血量にバラツキがあって、これまでは悩まされたことがなかった生理痛も重く感じることもありました。そんなある日、職場で立ち仕事をしていると、この場で倒れてしまうのではないかと思うほどの「めまい」が襲ってきました。思わずしゃがみこんだのは良いものの、立ち上がることができずに同僚に助けてもらってやっとのことで椅子に腰をかけるはめに。その後、片方の耳だけが「キーン」となる不快な耳鳴りも加わって仕事や家事に支障が出始めたのです。めまいと耳鳴りがひどくなり病院へ突然起こるめまいと耳鳴りに悩んで、最初に受診したのは耳鼻科です。聴力検査をはじめ、いくつかの検査結果も異常なしとのことでした。ビタミン剤と代謝を改善する薬で様子を見ることになりましたが、2週間後にもう一度耳鼻科を受診するまでの間も、「キーン」という耳鳴りや目の前が急にゆらゆらと揺れ出すようなめまいに襲われ続けました。特に前触れなくやってくるめまいはソファでくつろいでいても起こり始め、常に緊張する生活を送らざるを得ない状態になってしまったのです。次の章で、婦人科を受診し漢方薬を飲んだ結果についてお伝えします。更年期障害向けの漢方薬で改善そんなとき、排卵時に出血したのをきっかけに久しぶりに婦人科を受診することになりました。内診に抵抗があった私は、周囲からはすすめられながらも、健康診断でも婦人科系のオプションはいつも外していたのです。緊張しながら診察と検査を受けて、後日結果を聞きに行きました。検査結果に異常はなくてそのまま診察室を出ようとしたときに、医師から問診票に記入した「めまいと耳鳴り」について質問をしていただいたのです。私のなかでの更年期障害のイメージは、体がほてりやすくなる、血行が悪くなる、イライラしやすくなるなどでした。しかし、先生の話では「めまいと耳鳴り」も更年期に訴える女性が多いとのこと。私が気になっていた「生理不順が起きている」ことも聞き取った上で更年期障害向けの「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」という漢方薬を処方してくださったのです。また、先生のアドバイスをもとに、めまいと耳鳴りが起こりやすい時期を記録したところ、生理周期と関係しているのがわかりました。排卵日や生理前になると起こりやすいとわかると、不安感が和らいでうまく付き合えるようになりました。漢方薬の服用は食前のほうがより効果が高いと教えていただき、毎食前の服用を継続。すると、冷えや肩凝りも改善して、めまいと耳鳴りの頻度も落ち着きました。まとめ「閉経が間近に迫る年齢になったら、更年期障害がやってくる」と頭ではわかっていても、私はめまいと耳鳴りを更年期の症状に結びつけるまでに時間がかかりました。また、婦人科健診を受けてこなかったために、大切な更年期の相談窓口に気付けなかったのです。今では毎年の健診に婦人科オプションを加えるようになりました。婦人科を受診して自分にあった漢方薬に出合えたことで、安心して更年期真っただ中の生活を楽しく過ごせるようになりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★関連記事:「理由もなくイライラ、落ち込み、不眠…」更年期に突入した私の乗り越え方【体験談】★関連記事:40代、急にめまい、不安感が襲ってきた!そんな私に安らぎをくれたもの★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/吉本まな(51歳)大学院生の息子と大学生の娘がいる晩酌が大好きな母。インテリアコーディネーターとライターを兼業中。40代後半からめまいや耳鳴り、体温調節ができないなど不調を感じ始めた。体重増加に不安を覚えて散歩の距離をのばしている。
2021年12月12日【つんの子宮内膜症レポ 第11話】Instagramでフォロワー12万人越えの人気ブロガーであるつんさんは2児の母。ある日判明した子宮内膜症の治療を独特の視点で描く、子宮内膜症治療レポマンガです。頻繁に起こる腹痛のため、受診していた先で大腸カメラ検査をすすめられたつんさん。検査を受けた数日後から子宮周辺に激痛が……。判明した病は「子宮内膜症」。しかし、その治療は一筋縄ではいかなくて!? 婦人科だけでなく、肛門科や消化器内科の先生にもお世話になって治療を進めた記録レポマンガです。 つんです。2019年の春過ぎに大腸カメラをして、子宮内膜症が判明してから最近まで治療方法が定まらないでいたのですが、2021年現在、治療法が一応定まって落ち着いているので、現状までの治療についてマンガで書いていこうと思います。この子宮内膜症レポは、私の場合の話ですが、少しでも誰かの役に立ててたらいいなぁって思います。 ※実際にはマスクをしている場面も、イラストでは省略しています。 前回までに、注射(※GnRH誘導体製剤)によって、自分の腹を取り戻した! しかし、完治はしておらず、注射が終わって2~3カ月後くらいには、また病院へ……。 実はこのディナゲストという薬、ヤーズを処方されるときに「ヤーズがダメだったらディナゲストにしてみよう」と提案されていた薬でした。2つとも生理を止める薬ですが、成分が異なります。 ピルがダメな人はディナゲストを処方されることが多いみたいな話は聞いていました。どちらも長所短所ある薬だと思います。 そして、ディナゲストを処方された私はというと……? ※のりおは私の10年来の友人です。 注射を打っていた間に、正常な腹の状態を知っちゃってるから……。たりない……ディナゲストでは……。 副作用は更年期症状が少しあるけど、注射のときの更年期症状が激し過ぎたのか、全然気にならない! 少量の出血が続いてるけど、それも気にならない! でも、たりない……でも、生理は止められる!!! ネネ(姉)が再びナイスアドバイス! そして… やる必要がないから、ここまで経っても、詳しい検査のことを言われないんだろうから、自分から「詳しい検査を!」と言うのは、先生の方針を変えてほしいみたいで、なんか聞きづらい……。 でも、血液検査も自分で頼んで異常が見つかったし……。言うっきゃない!!!! ※この漫画は実話に基づいた体験談です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター つん2児の母。毛が薄いので似顔絵を描くと毛が1本になったりします。猫とジョジョとアイスが大好物です。著書に『つんのいちぞく』(KADOKAWA刊)。
2021年12月11日疲れや頭痛の更年期症状をなんとか改善したいと、46歳でレディースクリニックを受診しホルモン補充療法を開始した私。1年は順調だったのですが、不正出血から念のためにと子宮がん検査をしたところ異常が出ました。そこから大病院で精密検査を2回することになった一部始終をお話しします。更年期症状からホルモン補充療法に挑戦40代半ばに体がめっきり疲れやすくなってから、更年期症状を疑い始めた私。46歳でレディースクリニックに相談に行ったところ、女性ホルモン補充療法なら改善できるかもしれないということでした。ホルモン剤を服用すると子宮体がんのリスクが少し高まる懸念があるからと、子宮頸がんと子宮体がんの検査をしたところ、結果は陰性。ホルモン補充療法のGOサインが出ました。2種類の錠剤の服用で生理の周期を整えていくことになりました。生理が終わってから1種類の錠剤を晩に飲み始め、2週間くらいたったときからもう1種類を朝晩に追加。1カ月分として渡された錠剤をすべて飲み切ったときに生理が始まるという流れができました。あんなに疲れやすかったのに、ホルモン補充療法を始めると疲れやすさに改善が見られ、頭痛も治まりひと安心。以後2カ月に1度レディースクリニックに通い、薬を処方してもらっていました。不正出血が起き、子宮体がん検査で異常がところが1年後に問題が起きたのです。いつもなら1週間で終わるはずの生理が2週間終わりませんでした。「今回の生理はやけに長いな。年だからかな」と軽く考えていたところ、友人に「それは不正出血の可能性があるからドクターに相談したほうが良い!」と強くすすめられたのです。生理と不正出血……血の色は同じなのでピンとこなかったのですが、いつものレディースクリニックのドクターに相談したところ、診断の結果はやはり不正出血でした。「前回の検査から1年たったし、良い機会だから子宮頸がんと子宮体がんの検査をしましょうか」。そして検査の結果「子宮体がんの検査で異常が出ました」との言葉。ショックでした……。「このまま、早めに大病院に行って診断を受けてください」と紹介状を渡され、プチパニックです!次の章で、受診した結果をお伝えします。大病院で2回の検査。結果は陰性でホッ大病院での問診では、30代の男性ドクターに「ホルモン補充療法をしていたとのことだったけれど、更年期の症状はどんなものがあったの?」と尋ねられました。「え~と、頭痛と疲れやすさ、だるさです」「ホットフラッシュは?」「……ありません」。更年期なのにホットフラッシュがないの?とドクターは不思議そうでした。1回目の検査で子宮から細胞を採取し検査します。2週間後に検査結果が出て「子宮体がんの可能性は低いでしょう」と言われましたが、念のため3カ月後に2回目の検査を実施。2回目も「問題なし」でした。ああ、よかった……!大病院での検査の間、ずっとホルモン補充療法はやめていたのですが「もう錠剤を飲まなくても大丈夫そうなら、子宮がんのリスクも消したいからここでホルモン補充療法はやめましょう」とのアドバイスでホルモン剤の服用はストップとなりました。まとめ40代半ばで更年期症状が出始めてから、1年ほどお世話になったホルモン補充療法。不正出血が起こるまでは、生理も定期的になり体調も改善し、良いことずくめに感じましたが、現在はホルモン剤は一切飲まずになんとか乗り切っています。子宮体がんではないと診断されたものの、毎日の生活のストレスが消えたわけではなく、疲れやすく、すぐにソファに横になりたくなる状況に変わりはありません。病気のもとはどこにでも転がっている気がするのです。自分の体調は自分が一番よくわかっていると思っていましたが、実際はわかっていないことも多いのかもしれません。わが家は子どももまだ小学生。ちょっと不安があったら早めに病院を受診して対処することが大事だと感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/塩り★関連記事:42歳、生理不順でホルモン補充療法を開始。その効果は…【体験談】★関連記事:「生理が来ない!」生理不順の原因を見つめ直して生活を改善したら…【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/みやまこ(49歳)夫と小学生2人、物忘れがひどくなりつつある実母との生活。高齢で産んだ子どもはまだまだ手がかかる、母は毎日同じことを聞いてくる、夫は「かまってちゃん」でてんやわんやのワンオペ状態。最近めっきり疲れやすいし、作業効率も落ちてきているし、目はしょぼしょぼで白髪もしっかり。家族に隠れてお菓子を食べながらサスペンスドラマを見ているときだけが唯一の休息。
2021年12月11日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第29話。久しぶりに会った友だちがみんな金銭的に潤っていて、取り残された感を抱いたやましたさん。そこで自分も何かを始めなくては……と思い至ったこととは。★前回:「恋のチャンスを逃すな!」BTSを猛勉強中、ふと自分の顔を見て驚愕! #脱力系ゆる更年期日記 28ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。先日、5年ぶりくらいにデザインの専門学校で一緒だった友だちと会いました。専門学校と言っても、私が29歳のときに働きながら夜通っていた学校で、同じクラスの生徒さんたちの年や環境はみんなバラバラでした。そのなかでも今でも仲良くしている人たちと、そこから派生した友だちの友だちみたいな人たちと7人で集まりました。ほとんどが5〜6歳年下の子ばかりですが、全員が40代ということで、年齢に応じて、とてもすてきな大人になっていました。会社から独立して潤っている人、副業で潤っている人、会社員をコツコツ続けて潤っている人ばかりで、収入が乏しく毎月のようにカードの支払いに苦しんでいる私の目には、キラキラと輝いて、とてもまぶしくかっこよく見えました。私といえば、収入は20年前の1/5、体力は10年前の1/10、頭の回転においては30年前の1/100程度、と何もかもが集まったみんなとは逆方向に進んでいるように思えました。取り残され感がハンパなく、私も何か、すてきな大人になれる何かを始めなければ!と強く思いました。もうすっかり寒くなった真っ暗な帰り道、ひとりで自転車をキコキコと漕ぎながら私が考え出した答えはこれでした。ずばり「資産運用」。副業も、会社員も無理な私は、大人といえば資産運用でしょう!(※個人の感想です)という安易な考えから、49歳の冬、資産運用の勉強を始めることにしました。★関連記事:「若くなくて悪かったな!」若い子にはしゃぐアラフォー男の会話に腹が立つ #アラフォー絵日記 6★関連記事:「執刀医って!?」最初からわかっていれば違っていたのに~ #43歳で腎がんになった話 17★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年12月09日50代に入ってからというもの、手指のこわばりやホットフラッシュなど更年期特有の症状が起こり始めたり、滑って転んで手首を骨折したりなど、次から次へと体の不調やけがが続いてほとほと困っています。最近はどうにか落ち着いてきたと思っていたら、今度は目が真っ赤になる結膜下出血を起こしてしまいました。突然のことでびっくりしましたが、どうやらこの疾患も50代で起きやすいそうなので、そのときの体験をご紹介いたします。白目が真っ赤になっていた買い物に出かけるため軽くメイクをしようと、鏡の中に映った自分の顔を見てギョッとしました。右目外側の白目に7mm大ほどの範囲で、真っ赤な鮮血の色をした出血部分が突然現れていたのです。過去に充血したことは何度もありましたが、様子がまったく違って大変な状態のように思えたので、かなりドキッとしました。ただ、とても乾燥している感じと少々ゴロゴロした感覚はありましたが、特に痛みやかゆみはなく、ぶつけたり引っかいたりした覚えもないため、何が原因でこうなったのかがわかりません。出血部分以外には、2mm大ぐらいの突出した血の塊が目尻側にできているのが気になりました。右目の内側の白目やまぶたに隠れた部分、それから左目の白目もよく見てみましたが、そのほかの出血は見あたりませんでした。眼科に行って診断を受けるまずネットで調べると、どうやら結膜下出血の症状らしいとわかり、1~2週間で自然に回復すると書いてありました。そこで1週間は様子を見ることにしたのですが、5日たってもどんどん範囲が広がる一方で不安になり、6日目に眼科に行きました。口頭質問と検査から感染症ではない「結膜下出血」と診断されました。結膜下出血は、外傷だったり、こすったりすることによる刺激、マラリア・コレラ・インフルエンザなどの熱性疾患でない場合はほとんどが原因不明で、50歳以上に多い疾患だそうです。咳やくしゃみ、強く鼻をかんだりいきんだりした場合や嘔吐、お酒の飲み過ぎがきっかけで結膜下にある細くて小さな血管が破れて出血するようです。動脈硬化や高血圧、糖尿病や白血病など全身疾患を患っている場合にも結膜下出血が起こることがあるので、繰り返すようであれば全身の検査をしたほうが良いと言われました。通常1~2週間ほどすれば血が自然に吸収され、後遺症もなく元に戻るとのこと。目が乾燥しているように感じていたので伝えると、ドライアイを緩和する目薬を処方されました。次の章で、完治までの様子を紹介します。2週間でやっと完治発症当初はある一部分が赤く染まっていたのですが、翌日には出血部分が広がり始め、日に日に範囲が広がって3日後には右目の外側半分が真っ赤になりました。回復の兆しが見え出したのは1週間後。右目の外側半分の出血部分が内側に広がり出したと同時に、色の濃さが少し薄くなり始めました。それからは日がたつにつれて徐々に血の色が薄く変化し、最終的にはちょうど黒目の周りに赤く輪が残る状態になり、そのうち消えてなくなりました。出血がかなり多かったせいか、結局完全に元の白目に戻るまで2週間かかってしまいましたが、その後は繰り返していません。一つ気を付けたことは、当たり前かもしれませんが目を休めることです。仕事は減らし、スマホもなるべく使わず、睡眠時間を増やしました。また、重大な疾患ではない割にギョッとするほど目が真っ赤で目立ってしまうので、外出時は以前作った茶色いレンズの度付き眼鏡をかけて気付かれないようにしていました。まとめ自分の周りで結膜下出血を起こした人がいなかったこともあり、白目に真っ赤な鮮血が突然現れたときはとても驚きましたが、眼科で見た目ほど深刻な症状ではないと聞き、完治まで落ち着いて過ごすことができました。50代に入り、立て続けに更年期の症状や手首の骨折というけがにも見舞われ、気分が落ち込むこともあります。でも、ただ悲観的になるのではなく、これも健康で長生きするための「教え」と捉え、毎日の生活を改善する機会だと思っています。また、結膜下出血は加齢による血管の老化も一因であり、ストレスや睡眠不足、そして疲れも症状を引き起こす原因になり得るそうなので、今後はより一層、心と体の健康維持に努めていくつもりです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)イラスト/サトウユカ★関連記事:「え? コンタクトレンズの長年使用が一因!?」思い切って眼瞼下垂の手術をしてみたら…【体験談】★関連記事:「突然、目に異変が!」視界にポツンと現れた黒い点、私の目に一体何が起きたの?【体験談】★ウーマンカレンダー目のお悩み記事をもっと読む著者/よーさ(52歳)英語なんでも屋・ライター。長い海外生活で気付いたらストレートの髪が天パに。現在は夫と思春期の息子と南国に暮らす。40歳で老眼、50歳で白髪が増えホットフラッシュに苦しむ。仕事で不規則な生活なため運動不足解消に時々走ったり泳いだりする。甘い物が大好きで困っている。
2021年12月08日現在48歳の私の悩みは、「腟なら(ちなら)」です。あぐらをかく、歩くなど、何か動作をした際に突然腟から空気が漏れて、おならそっくりの結構大きな音が鳴るのです。しかも私の場合は連続で鳴ります。自分で意識して出しているわけではなく、腟ならは何げない日常動作をした際に不意に出るので、周囲に人がいると「おならじゃないんです!」と言い訳したくなるくらい、恥ずかしくなります。恥ずかしい…私が動くとおならの音がする私が腟ならにハッキリと気付いたのは、3カ月前。そのとき私はダイニングテーブルで仕事をしていました。疲れたので、いつものように椅子の上であぐらをかこうとしたところ、「ぶっ」と大きなおならの音がしました。「え? 私今、おならした? おならをした感覚はなかったんだけど……」と違和感を覚えたところに、続けざまに「ぶっぶっぶっ」とおならのような音が鳴るではありませんか。「えー? 何? おならしていないのに、おならの音がした。どういうこと?」と訳がわからず、軽くパニックになりました。翌日、スーパーに行こうと道を歩いていると、ふいに「ぶっぶっぶっ」とまた例のおならの音がしました。周囲に人がいたので恥ずかしくなり「おならじゃないんです!」と心の中で言い訳をしながら、道を急ぎました。家から10分近く歩いてきたのに、なぜ急におならの音が鳴るのか? 実は私は無意識におならをしているんだろうか? そこまでボケてしまったのだろうか? そんな感じで、1カ月ほどもんもんと悩みました。腟ならは骨盤底筋の緩みが原因私の場合、長時間椅子に座っている状態から立ち上がったりあぐらをかいたりしたときに、音が出やすい傾向があるとわかりました。本当におならではないのか確かめようと、椅子に座って2時間映画鑑賞をしたあと、普段より開脚気味にあぐらをかいてみました。すると、腟から空気が漏れていることが自分でもハッキリ感じ取れました。そこで、「腟空気おなら」のキーワードでネット検索してみたところ、腟なら(ちなら)という言葉を発見。腟ならは、骨盤底筋が緩むことによって腟の中にスペースができ、そこに外から空気が入り込むことで起こる現象だそうです。骨盤底筋が緩む原因は2つあり、1つ目は出産、2つ目は老化とのことでした。私は湯船から上がったあとに腟からお湯が流れ出てくる状態も当たり前のごとく経験しており、かつ尿漏れもありました。年齢からしても、老化が原因で骨盤底筋が緩んでいるんだと自覚。腟ならの悩みを解消するには骨盤底筋を鍛えると良いとのことなので、骨盤底筋を鍛える方法を調べました。次に、骨盤底筋を手軽に鍛えられる方法をお伝えします。1回3分足らずのお手軽体操で腟ならを改善ネット上には、骨盤底筋を鍛える方法として、美容クリニックの機械で施術する方法や、腟内にインナーグッズを入れて骨盤底筋にダイレクトにアプローチする方法など、いろいろな方法がありました。でも、お金をかけるのも嫌だし面倒くさいと私の場合は続かないので、1番簡単そうな骨盤底筋を鍛える体操を始めることにしました。私が選んだ体操は、10秒間腟を締めることを10回繰り返すというものです。具体的には、どんな姿勢でも良いので息を吸って呼吸を止めたまま10秒間腟をキュッと締めたあと、5秒かけて息を吐きつつ腟を緩める。これを10回繰り返します。初めは腟を締めることがうまくできなかったので、まず肛門に力を入れてから腟に力を入れるという2段階ステップで腟を締めていました。また、初めは10秒間腟を締めることができなかったので、5秒間から始めました。毎日何時になったら体操をするというような時間は決めずに、キッチンで食器を洗っている間や仕事の際中など、こまめに体操をしました。特にスマホの無料アプリを使用中、CM動画が流れるときは必ず体操をするように心がけました。まとめ体操を始めて1カ月たった今では、あんなに悩んでいた腟ならは出なくなりました。そして何年間も当たり前になっていたので気にもしていなかった、湯船から出たときに腟からお湯が流れ出るという状態も気が付いたらなくなっていて驚いています。三日坊主な私が体操を継続できているのは、座っていても立っていても寝ていても、いつでもどこでも気付いたときにすぐできて、しかも短時間で終わるという点が自分に合っていたからだと思います。これからも気負わずに緩く体操を続けていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★関連記事:「最近、おならをコントロールできない…」原因は? 改善策はどうする?【医師監修】★関連記事:40代更年期から急増する尿漏れ。どうして?緩和できる?【医師監修】★関連記事:47歳、生理不順に尿漏れの悩みまで!話題の【ユニクロ】のフェムテック商品で解決!【体験談】著者/しばこ(47歳)主婦ライター。更年期で不眠気味。毎日が不調。
2021年12月07日2年前、体が常にだるく、疲れやすい……という症状で婦人科を訪ねた47歳のモカさん。そこで、思いも寄らなかった理由が判明しました。その理由とは、そして症状改善のために処方された薬とは?とにかく疲れる、これって更年期!?2年前の45歳のとき、何をしても疲れる、ちょっと動いただけでだるい……。そんな状態が続いていました。当時、仕事が変わったばかりで生活のペースになじめてないのかなと思っていたのですが、数カ月たっても状況は変わらず、どこか悪いんじゃないかと思って婦人科のクリニックを受診してみました。40歳を過ぎていたので、先生からは更年期症状の可能性もあると言われ、ホルモン検査を受けました。すると意外な結果が!不調の原因はまさかの男性ホルモンの低下だったいよいよ更年期かと半ば諦めた気持ちで2週間後、検査結果を聞きに再びクリニックへ。すると先生から告げられたのは「男性ホルモンが低下しています」というひと言。思いも寄らない検査結果だったので、とてもびっくりしました。なお女性ホルモンのエストロゲンは低下していないとのことで、特に更年期の症状とは言われませんでした。疲れやすい、やる気や活力が出ないという症状は、男性ホルモンの低下から来たものだったのです。男性ホルモンのクリームを塗る場所は…処方された薬は、腟に直接塗るクリームタイプの「男性ホルモン」。毎晩、お風呂に入ったあと、腟の中に塗り込んでいました。クリームを塗り始めてから数カ月くらいで症状は徐々に良くなっていきました。40歳を過ぎると女性ホルモンが減るという話はよく聞いていたんですが、男性ホルモンが減ることもあるんですね。まとめ疲れやすさやだるさからクリニックへ行くと、結果はなんと男性ホルモンの低下。処方された薬は腟に塗り込むクリームタイプの「男性ホルモン」でした。塗り始めて数カ月で体がラクになっていきました。婦人科でホルモン値をチェックしてもらってよかったです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)【天神先生からのアドバイス】テストステロンの塗り薬は性欲改善に使われることがあるようですが、男性化して毛が濃くなるなどの副作用があるので頻回に使うには注意が必要です。医師の指示に従いながら使いましょう。またこの薬は保険がきかないので自費請求となります。★関連記事:「疲れて寝てしまうのは更年期のせい?」49歳、頑張るのは諦めました【体験談】★関連記事:気になる女性ホルモン問題! 40代後半~50代でも減らない人がいるって本当?【医師監修】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/取材・文/茂原好子(43歳)8歳女児、6歳男児の母。出版社勤務を経て、出産を機に看護師資格を取得。病院に勤務したのち、看護師編集者に。
2021年12月06日【つんの子宮内膜症レポ 第10話】Instagramでフォロワー12万人越えの人気ブロガーであるつんさんは2児の母。ある日判明した子宮内膜症の治療を独特の視点で描く、子宮内膜症治療レポマンガです。頻繁に起こる腹痛のため、受診していた先で大腸カメラ検査をすすめられたつんさん。検査を受けた数日後から子宮周辺に激痛が……。判明した病は「子宮内膜症」。しかし、その治療は一筋縄ではいかなくて!? 婦人科だけでなく、肛門科や消化器内科の先生にもお世話になって治療を進めた記録レポマンガです。 つんです。2019年の春過ぎに大腸カメラをして、子宮内膜症が判明してから最近まで治療方法が定まらないでいたのですが、2021年現在、治療法が一応定まって落ち着いているので、現状までの治療についてマンガで書いていこうと思います。この子宮内膜症レポは、私の場合の話ですが、少しでも誰かの役に立ててたらいいなぁって思います。 ※実際にはマスクをしている場面も、イラストでは省略しています。 子宮内膜症の治療で、おなかに注射をすることになった。 この腹注射、「脂肪があれば痛くない」って聞いたんだけど、普通に痛いのである。お値段も、ピルのときも高いなって思ってたけど、それを上回ったのである。 そして、注射後の私の生活を歌にしました。聴いてください。「更年期障害」 子宮内膜症の治療により、私は更年期に突入した。 姉のアドバイスにより病院に連絡したところ、診てもらえることに(普段、急には診てもらえないタイプの病院)。 母に更年期障害で頭に血が昇る感覚を話したら、同じような症状が更年期のときあったなぁーって思い出してた。母も病院で相談したらしい……。 この血が昇る感覚、やっぱヤバく感じたんだなぁ……。 確かに更年期状態になった。でも……何年ぶりだろう、ずっとおなかが痛くないなんて!!! ※この漫画は実話に基づいた体験談です。ただし、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO ★♡★♡ベビカレ秋のマンガ祭り★♡★♡マンガ200連載突破を記念して『べビカレ秋のマンガ祭り』開催中!話題のマンガを毎日増量配信♪ぜひチェックしてくださいね!ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:イラストレーター つん2児の母。毛が薄いので似顔絵を描くと毛が1本になったりします。猫とジョジョとアイスが大好物です。著書に『つんのいちぞく』(KADOKAWA刊)。
2021年12月04日「昔は薬のことは全部医師任せでもよかったと思うんです。でも今は、ドラッグストアやインターネットなどで、手軽に薬が買えるようになりました。おまけにコロナ禍で、感染予防のため、病気になっても簡単に病院に行けない事態が発生したことも記憶に新しいのではないでしょうか。こういう時代だからこそ、薬に対する正しい知識が必要なのですが、まだまだ誤解が多すぎる!『たくさん薬を飲んだからすぐ治る』とは、ある60代の女性患者さんの言葉ですが、そんなことはありませんからね!」そう語るのは、内科医でYouTuberの「ドクターハッシー」こと橋本将吉先生。予防医学や健康情報を発信している先生のYouTubeは「わかりやすい」と評判を呼び、現在登録者数40万人超えの人気チャンネルに。現役の内科・総合医として診療を行うかたわら、一般向けの医学教育にも力を注ぐ人気医師だ。「僕たち医師は薬を処方する際に『なぜその薬が必要か』を説明しているのですが、患者さんの話を聞くと、『理由はわからないけど、なんとなく飲んでいる』というケースが少なくありません。しかし、薬には副作用もあるため、用法・用量を誤るとかえって健康を損なうことになりますので、安易な服用や自己判断による中止には注意が必要です。おまけに、医学も薬も日進月歩です。かつては有効性が高いとされていた薬も、のちに副作用が発見されたり、危険性が明らかになることもあるため、一概に『昔飲んでいたから大丈夫』とも言えないのです。昔に比べ、格段に薬が手に入りやすくなっているからこそ、使う際には正しい情報をアップデートしていただけたらと思います」(橋本先生・以下同)あなたの「薬の常識」は、もはや「非常識」になっているかもしれない。そこで、身近な症状ごとの「薬の新常識」を、橋本先生に聞いた。【風邪】「風邪薬といえば、つらい諸症状を抑える総合感冒薬。しかし、総合感冒薬に含まれる解熱剤には、多くの場合、胃がムカムカするといった副作用があるほか、鼻水を抑える抗ヒスタミン成分が眠気を引き起こすこともあるのです」せっかく薬を飲んでも、食欲が減退してしまっては治りが遅くなるうえ、眠気が強くなって作業の効率も下がってしまうようでは、頑張ったかいもないというものだ。「また、もし感染したのが溶連菌や肺結核などの特殊な菌で、初期症状は風邪に似ているが一般的な風邪ではなかった場合は、服薬によって症状が中途半端に落ち着いてしまうことによって、診断が遅れる可能性も否定できません。軽い風邪症状であれば、安易に風邪薬に頼るより、しっかり休んだほうが、ひどくならずに治るかもしれませんね」【感染症】「感染症から人類を救ってきたのは、抗菌薬や抗生物質などの抗生剤です。しかし、症状が治まったからといって飲むのを途中でやめるのは逆効果!体内に生き残った菌が再び増殖するだけでなく、抗生剤がきかない『耐性菌』も発生しやすくなるといわれています」抗生剤は、出された量を必ずきちんと飲み切ること。【頭痛つらい頭痛を和らげてくれる痛み止め(鎮痛剤)。処方箋なしで購入できる鎮痛剤も人気だが、使いすぎると頭痛が悪化することも!「緊張性頭痛や片頭痛といった『慢性頭痛』を抑えるために薬を使いすぎると、『薬物乱用頭痛』といって、ますます頭痛が現れることがあります。詳しいメカニズムは明らかになっていませんが、鎮痛剤を日常的に服用すると、なぜか体が痛みに対して過敏に反応するようになってしまうことがあるのです。ほかにも、一般的な副作用として胃炎や胃潰瘍、腎機能障害などもあります。痛みが弱い場合や痛みがない場合の服用は、できる限り控えたほうがいいかもしれません」【下痢】「食中毒やノロウイルスなど、感染性胃腸炎による下痢の場合、下痢止めを飲むのは逆効果です。原因菌を腸内にとどめてしまうことになるので、結果、下痢が長引き、腸粘膜の回復も遅れます。過敏性腸症候群による下痢の場合も、原因はストレスであることが多いので、そもそも下痢止めはあまり効果がありません。電車内や会議など『今、この瞬間』をしのぐためにはやむをえないこともありそうですが、安易な服用には注意しましょう」【便秘】「便秘薬にはいくつか種類がありますが、腸を刺激して便秘を改善する『腸刺激性下剤』の場合、長期的に服用すると腸の神経が鈍くなり、自力で腸を動かす力が弱くなってしまう場合があります。そのため、便秘治療では『塩類下剤』が多く使われますが、こちらも腎臓や心臓が悪い人は、マグネシウム血症に注意が必要です」便秘改善には、食事や運動など、生活習慣の見直しも忘れずに。【うつ】うつ病のときに処方される「抗うつ薬」。「抗うつ薬を飲んだら負け、という情報も出回っていますが、これは大きな間違いです!」と、橋本先生は断言する。「うつ病に対する偏見の根強さが、抗うつ薬に対する誤った情報を広めてもいるようです。確かに飲み始めて体に慣れるまでに、吐き気や嘔吐などの副作用が出現することはありますが、慣れるにつれて副作用が落ち着いていくことがほとんどです。うつのときは脳の中のセロトニンやノルアドレナリンが少なくなっているので、それらの働きをサポートするのが抗うつ薬の作用です。薬についての正しい知識を身に着けて、薬をうまく利用しながら、焦らず丁寧にうつ病と向き合う事が大切だと思います」【外傷】かつてはどの家の救急箱にも消毒薬が入っていたが、いまや「ケガをしたら消毒薬」は時代遅れ!「そもそも消毒薬は、細菌に含まれるタンパク質を破壊することによって殺菌作用を持っています。しかし、人間の細胞に含まれるタンパク質も攻撃してしまうので、傷の回復を妨げる可能性も。いまでは、傷口は水道水でしっかり洗い流し、乾かさないようにすることが重要と考えられています」【骨粗しょう症】ここからは、年齢を重ねた女性特有の症状について、それらの薬に対する注意点を解説!最近注目の骨粗しょう症予防薬には、意外すぎる副作用があった。「理由は不明ですが、顎の骨の組織や細胞が局所的に死滅し、骨が腐った状態になる『顎骨壊死』が報告されています。顎に穴があき、口腔内が貫通することも。口腔内の細菌が血流に乗って全身を巡ってしまうので、高齢者は致命的になることも考えられます」骨を強くするには、食事によってカルシウムをしっかり摂取し、日光を浴びてビタミンDを合成しつつ、適度に運動することが王道。薬の使用は、それらが難しい場合に検討してみよう。【更年期障害】更年期障害の治療といえば、ホルモン補充療法が一般的。「しかし、性ホルモンが作用する子宮や胸を刺激し続けるので、子宮がんや乳がんのリスクを上昇させるというデメリットもあります。ホルモン補充療法は、あくまで短期的なものです。治療の際は主治医と『やめどき』について、きちんと話し合っておきましょう」【こむらがえり】高齢になって筋肉量が減ると起こりやすくなる「こむらがえり」。血中のカリウム濃度を変えてくれる漢方薬・芍薬甘草湯は、薬局でも買えるのが魅力だが、飲みすぎるととんでもないことに。「この年代の患者さんは『もの忘れ』も少なくありません。そのため、一日の用量を忘れて『足がつっては薬を飲む』を繰り返した結果、血中のカリウム濃度が急激に低下してしまい、心室細動と呼ばれる命に係わる不整脈を引き起こしてしまうこともあります。この薬に限らず、処方薬と違って服用が自己判断になる市販薬は、用法・用量にも注意が必要です」忘れてはならないのが、どんな薬にもメリットとデメリットがあるということ。「このバランスを考え、薬はメリットのほうが大きい場合に『最後の切り札』として使いましょう。最初から安易に薬に頼るのではなく、まずは健康的な生活習慣を心がけることもお忘れなく!」これからは、薬と正しく付き合うことも、健康管理の一つです!
2021年12月03日若いころから 、仕事や恋の大きなトラブルがあった際には、夜眠れないほど落ち込むことがありました。ただ、それらはあくまでも一過性のことで、トラブルが解決もしくは気持ちが切り替わりさえすれば乗り越えられてきました。しかし、40代後半となってからの私は、日常的にイライラし、落ち込み、夜に熟睡できない状態が恒常化するようになってしまいました。周りの人に理由もなく常にイライラ40代後半になってから、何げない人との会話にいちいちカチンときてイライラするようになりました。さらには自分の気持ちの中だけにはとどめ切れず、イライラが爆発してブチ切れたりすることも。例えば、買い物先の店員の言動や電車の中での他人のやり取り、テレビのニュースなどを見てもいちいちイライラして、時には「意味わかんないんだけど」とか「ばかじゃないの」と独り事を言うようなヤバイ状況になっていました。自分でもよくわからず、常にイラついていました。気付くと眉間にシワが寄っているので、どんどん見た目も老け込んできたようでした。このままではどんどん嫌な自分になっていくのでは……と心配になり、近所にある女性内科という更年期外来のようなクリニックで診察してもらいました。診断の結果は、更年期症状とのこと。「抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)」という漢方薬を処方されました。毎日服用しなくても、症状が気になったときだけ服用すれば良いとのことでしたが、しばらく続けて服用したところ、心なしか常にイライラと尖っていた気分が和らいだ気がします。気分が落ちているときがほとんど若いころも気分が落ち込むときはもちろんありました。しかし、40代後半になるにつれて決定的に変わってきたのは、ウキウキとした高揚感やドキドキとするときめき感がなくなり、明るい気分でいるときよりも、どよ~んとした気分でいることのほうが圧倒的に多くなったことです。これではダメだと思い、気分を上げる方法を模索していたところ、アロマテラピーに触れる機会がありました。アロマテラピストによると、アロマテラピーには、免疫力に関係するNK細胞活性値が上昇したり、女性ホルモンのエストロゲン濃度が増加したり、副交感神経の高まりによって心臓から血液を全身に送り届ける動脈の機能が改善したりなど、多くの効果があるとのことです。アロマテラピストの方に、気分が上がる精油はないかと尋ねたところ、ローズマリーやレモングラスなど柑橘系の香りが気分をリフレッシュさせ、元気にしてくれるということでした。それからは通勤時にも柑橘系のアロマミストを持ち歩くようになり、仕事の休憩時間などに自分にシュッとスプレーをすると、なんともさわやかな香りで脳が刺激され、頑張ることができるようになりました。中途覚醒型不眠の症状により、万年寝不足40代になってから、春や秋といった季節の変わり目に眠れなくなることが度々あります。眠くて仕方ないので夜は布団に入るとすぐに眠れるのですが、なぜか決まって2、3時間後に目が覚めてしまうのです。あまりにもぱっちりと目が覚めてしまうのでもう朝になったのかと時計を見ると、まだ夜中の2~3時ぐらい。その後トイレに行ってもう1度寝ようとしてもなかなか寝付けません。おそらく中途覚醒のタイプの不眠の症状ではないかなと思いました。更年期症状の漢方薬を処方される際、この不眠についても言及されていました。焦ると余計眠れなくなると聞くので、もう開き直って用事をこなそうと試みたこともありますが、夜中に体を動かしたり、頭をフル回転させたりすると、余計眠れなくなりました。いろいろと試した結果、そんなときはスマホやパソコンのブルーライトを浴びると余計眠れなくなるため、せいぜい静かに読書程度をするのが一番だとわかりました。また、鎮静作用、安眠作用のあるラベンダーの精油を枕に1滴垂らしたり、カモミールティーを飲んだりして寝るのもよかったです。まとめこれといった理由もなくどうしようもなくイライラしたり、落ち込んでいたり、なぜか疲れているのに夜中に起きてしまう日が続いたりと、40代後半になってから、いわゆる更年期の症状が顕著に現れてきました。そんなとき鏡を見ると、若いころと比べて醜くなった自分が映っているので余計に落ち込みます。でも、これを放置して嘆くのではなく、これは誰しもが経験する当然の現象であり、これを通り過ぎるとラクになると客観的に現状を見つめたことで少し気が軽くなりました。専門医に相談したり、アロマやハーブティーなどの民間療法で対処したりして、うまく乗り越えていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★関連記事:「きらわれてる? 怒られる…?」強い不安感に襲われる日々!もしかして更年期の症状なの?【体験談】★関連記事:「40代になって落ち込むことが増えた…」生活習慣を見直して気持ちが明るくなった理由【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/輝歩 (51歳)勤続約30年となる会社員を務める傍ら、ファイナンシャルプランナーとストレッチインストラクターの副業をこなすシングルマザー。
2021年11月28日2019年の夏の日、最高血圧が160、最低血圧が95という驚異的な数値をたたき出した私。病院を受診して降圧剤による治療を受けたほうが良いのだろうと思いつつも、降圧剤は一度服用すると一生飲み続けなければならないと聞いたことが……。40代の今から長期にわたって薬を飲み続けることには抵抗感がありました。そこで以前、高血圧に関する取材で聞いた降圧作用のある食品を食生活に取り入れてみることに。最高血圧が160、最低血圧が95!?婦人科系疾患の治療のため、45歳まで低用量ピルを飲んでいた私。月に1度の診察時には必ず血圧測定があり、長年、最高血圧は115~120、最低血圧は75~80程度と正常値内でした。ただ、低用量ピルをやめてからは定期的に血圧を測る機会がなくなり、年に1度の自治体の健康診断も忙しさにかまけ、ここ3年ほどはスルー。つまり丸々3年、血圧計とは無縁の生活をしていたということです。久々に血圧を測ったのは、2019年の夏でした。父が入院した病院の受付に血圧計が置かれていたので、軽い気持ちで血圧を測ってみました。すると、最高血圧が160、最低血圧が95という数値が現れたのです。何かの間違いではないかと思い、すぐに測り直してみたものの結果は同じ。紛れもない高血圧の数値を目の当たりにして、真夏なのに背中が冷えました。当時の私が自分にした言い訳は「疲労」。父は実家からも私の住まいからも遠い病院に入院したため、新幹線を使いホテルに宿泊しながらの看病でした。ライターとしての仕事も忙しく、さらに猛暑によって体力を奪われ、座って目を閉じると即寝落ちするくらい疲労が蓄積していたのです。でも、振り返ってみると、血圧が異様に高かったために、あれほど疲れていたのかもしれません。高血圧の治療を受けるべきか悩む日々仕事柄、医療従事者の方からお話を聞く機会が多いこともあり、高血圧が体にさまざまな負担をかけ、将来的に深刻な病気を招く可能性があることくらいは聞いたことがありました。すぐにでも病院を受診して、適切な治療を受けたほうが良いということも。でも、病院へ行く→血圧を測る→高血圧→降圧剤を飲む、という流れになることが予想され、忙しさを理由に先延ばしにしていました。それに加えて「ちょっと前までは血圧、普通だったんだもん!」という根拠のない自信が正しい判断を邪魔していたようにも思います。父が無事に退院し、夏の暑さが和らぎ始めた10月初旬に家庭用血圧計を購入しました。血圧を測るのは、病院で衝撃の数値をたたき出したとき以来です。「だいぶ疲れも取れたし、数値が下がっているかも」と期待を込めて測定しましたが、最高血圧は150、最低血圧は92という結果に。前回の数値からは下がったものの、依然として高血圧の域であることは変わりませんでした。「病院へ行って、高血圧の治療を受けたほうがいいのかな……」と気弱になっていたとき、以前、取材させていただいた内科の医師が「高血圧の患者さんには、毎日、酢をとるように指導しています」と話していたことを思い出しました。次に、酢をとり続けて血圧がどう変わったのかをお伝えします。毎日、酢をとり続けたら血圧が正常値近くに医師によると、酢に含まれている酢酸には降圧作用があり、その効果は食酢メーカーが実施した試験でも明らかになっているのだそう。実際、その医師の患者さんのなかには、毎日、酢をとることで血圧が下がり、降圧剤が不要になった人や降圧剤の種類を減らせた人がたくさんいると話していました。※参考:mizkan 健康レポートそうした話を聞くと、単細胞な私は「じゃあ、たくさん酢をとれば血圧が早く下がるかも!」と暴走してしまいそうになりますが、医師から一つだけ注意点がありました。酢は胃に負担をかけるため、摂取量の目安は1日に大さじ1杯程度なのだそうです。ということで、リンゴ酢を買ってきて水や炭酸水で割って飲んだり、食卓に酢を置いて納豆や冷ややっこ、肉料理や魚料理にかけたりと、毎日、大さじ1杯を目安にちょこちょこと酢をとるようになりました。はじめのうちは血圧にあまり変化がなかったものの、1カ月を過ぎるころから数値が少しずつ下がり始め、2019年の年末には、最高血圧が135、最低血圧が90に。その後、減量目的で踏み台昇降をするようになったところさらに数値が下がり、今では最高血圧は125~130、最低血圧は80~85で落ち着いています。酢と運動の相乗効果で高血圧は少しずつ改善し、正常値に近づきつつあります。まとめ以前から、酢は健康に良いとは聞いていましたが、実際に血圧が下がったことで酢の健康効果を実感しています。とは言うものの、根が大雑把でものぐさな私は、酢をとり忘れてしまう日もちょいちょいあります。でも、日によっては最高血圧120、最低血圧は70と正常値域内に治まることもあり、割と落ち着いています。無理をしない程度に、気長に酢をとる生活を続けることは、私の体質に合っているみたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)【粒来先生からのアドバイス】酢の効果にはもちろん個人差があると思います。高血圧の原因によってもさまざまだと思いますが、とりあえず自分でできる方法、明日からトライしてみる方法としては良いかもしれません。血圧をご自分で測りながら状況によっては内科で相談をおすすめします。★関連記事:「きらわれてる? 怒られる…?」強い不安感に襲われる日々!もしかして更年期の症状なの?【体験談】★関連記事:「暑いのは私だけ?」「私が高血圧?」更年期だからと諦めず婦人科を受診してよかった!【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/風間ひなた(48歳)1971年生まれ。職業はライター。家族は夫1人と猫2匹。趣味は家庭菜園とハーブ栽培。最近、興味があるのはハーブに関する資格と猫の健康管理に役立つ資格、それから減量。
2021年11月28日更年期の症状と言えば、私が思い付くのは月経異常やホットフラッシュといわれる「のぼせ」「ほてり」「汗をかきやすくなる」などで、人それぞれ症状の出方が違うということぐらいしか聞いたことがありませんでした。そんな私が更年期の症状と不安感に向き合った日々についてお話しします。あれ? これが更年期?私が初めてホットフラッシュを感じたのは40代後半、転職をして間もないころだったと思います。仕事をしていて妙に顔がほてるのを感じました。お昼休みのあとの眠気とはちょっと違うような気がしましたが、そのときは気にしませんでした。ただその後、何回か同じようなことがあり、「あれ? これはもしかしてホットフラッシュ? これがうわさのホットフラッシュ?」と思うようになりました。そのころ私は慣れない仕事に緊張の連続で、だいぶストレスを抱えていました。ただ、同じころに入社した方が2人いて、会社の話やグチを話せたことが救いでした。「とりあえず1カ月は休まないで会社に行こう!」。そう決めていました。そして、少しずつ仕事には慣れましたが、今度は気分の落ち込みがひどく、誰に何を言われたわけでもないのに「どうせ私はダメなんだ」などと理由もなくうつうつとした日々を過ごしていました。でも、それが更年期の症状だとはあのころの私は思いもしませんでした。この不安感は何?私を悩ませた更年期症状私の更年期の症状は比較的軽いほうだったと思います。もともと頭痛持ちでしたし、不眠はそれ以前から時々眠れないときもあるので、特に更年期の症状とは言えません。肩凝りは仕事でパソコンを使っていたせいだと思っていました。めまいとホットフラッシュだけが更年期の症状に当てはまっているとそのときは思っていました。めまいはたまにありましたが、倒れるということはなく、気を付けていれば大丈夫でした。ホットフラッシュも時々のぼせる程度なので、自分さえ気にしなければ顔が赤くなってほかの人にわかるということはありませんでした。私は疲れると人と接するのが不安で嫌になるのですが、あのころは不安感が強く出て、とにかく人と話すのが苦痛でした。「何を言われるんだろう?」「何か間違えて怒られるんじゃないか? 」「自分はみんなからきらわれているのでは?」など不安になり、自分が嫌になりました。当時はなぜこんなにも不安感が強いのか不思議だったのですが、今になってインターネットで調べてみると、不安感も更年期の症状の一つとして出る場合があることがわかりました。医師に診断されたわけではありませんが、当時の不安感は更年期の症状だったのだと自覚しました。次に、私がどのように更年期をやり過ごしたのかをお伝えします。考えないこと!気にしないこと!私は生まれつきあまり体が丈夫なほうではなく、よく風邪をひいては熱を出し病院に行っていました。成人してからは、ちょっと体調が悪いなと思ったら無理せず、ひどくなる前に薬を飲んだり休んだりしています。そのおかげか、今ではめったに風邪もひかず元気に過ごしています。今思うと、それが更年期の症状をやり過ごす良い方法だったのではないかと思います。私の場合は、頭痛が来そうと思ったら早めに薬を飲み、不安感に襲われたら席を立ってトイレに行ったり、誰かと話したりして気分転換をしました。そうして、その日の自分の体調に合わせて無理せず、うまく自分の体と向き合っていきました。それから、あまり思い悩まず考え過ぎないようにしました。考えてもどうしようもないことは考えない、気にしないこと、これも一つの過ごし方のポイントでした。仕事が忙しくなり、そんなことを考える暇もなくなりました。それに加えて、しばらく休んでいた趣味のパッチワーク教室にまた通うことにして、楽しい時間ができたのもよかったのだと思います。自分の好きなことができる時間を持って、うまく気分転換することが私の更年期の過ごし方でした。まとめ更年期の症状はいつかは必ず終わる! そう頭の中ではわかっていました。しかし、症状が軽かったと思う私でもその最中にいるときはやっぱりつらいものがありました。自分が更年期だったとは思いたくありませんし、認めたくありませんでした。でもいつしか「もう自分は若くないのだから、自分を大事にして無理をしないで生きていこう」と思うようになりました。「若くはないけれど、心は若く持とう!」。まだやりたいこともあるし、友だちと旅行にも行きたい。そのためには元気でいなくてはと思って日々を過ごしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)★関連記事:「抜け毛が減った!」いろいろ試してよかった更年期障害の抜け毛対策【体験談】★関連記事:「あれ? なんか臭い…?」原因はホットフラッシュ!?冬でも必要な汗対策とは【医師監修】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/akebeko1(58歳)神奈川から生まれ育った岩手に引っ越して、現在は夫と猫2匹と楽しく田舎暮らしをしている。
2021年11月27日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第28話。若さを取り戻すために恋をしたいと思っていたやましたさんに訪れた恋のチャンス。そのチャンスを生かすべく頑張っていたのですが……。★前回:「BTSで誰が好き?」49歳、もしかして恋をするチャンスかも!? #脱力系ゆる更年期日記 27ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。娘たちに大流行中のBTS。「マミーBTSの中で誰が一番好き?」という娘たちの質問に素早く答え、さらに、推しのすてきなところをシェアし合い、きゃっきゃきゃっきゃするために、そして老け込んでしまった49歳が再び恋をして若さを取り戻すために、BTSについて猛勉強を始めました。恋がしたい、恋がしたい、昔のように恋がしたい……。そう思い必死でBTSをググりまくっていたのですが、そのとき、ふと横の窓ガラスを見ると、疲れ切った老婆のような自分の顔がぼんやりと映っていました。ぎゃぁ〜〜〜〜!!!!!ピッチピチのまぶし過ぎる若者の顔、か〜ら〜の、カッスカスのぼやけた自分の顔……。コントラストがキツ過ぎて、なんとも言えない虚しい気持ちになりました。とはいえ、諦めたらそこで試合終了!引き続き、誰かに恋をして20代の私に再び出会えるようターゲット求めて日々邁進したいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「えっ!?」角膜再生のためサングラス生活を続けた結果、医師から驚きの声が #アラフィフ雑記帳 4★関連記事:「2年間はなんだったんだ…」お別れの気持ちを込めてはいてみたら驚愕! #くそ地味系40代独身女子 35★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年11月26日毎年やってくる年末の大掃除は、考えただけでも憂うつな気分になってしまいます。何かと忙しい師走に家中を掃除するのは時間と労力が必要で、40代になってからはなおさら体にこたえると感じるようになりました。気力や体力がついていかないんです。マンションから戸建てに引っ越したことをきっかけに、大掃除のやる気を維持して効率良くできないか……と考え、私が実践した3カ月大掃除の方法をご紹介します。秋から奮起して大掃除は10月スタート!3年前にマンションから戸建てに住み替えて初めての大掃除で、毎年最初に取りかかるカーテン洗いにかなり苦戦しました。マンション住まいのときの倍量になったカーテンを毎日の洗濯と並行して洗ってみて、かなりの作業量になると痛感したのです。また、気温や天候にも左右されて、思うようにはかどらず、ほかの場所に手が回らないという悪循環に。その年は結局、自分なりの大掃除を終えることができませんでした。それを機に、大掃除は年末におこなうものという定石を踏まずに、早めにスタートして気長に進めても良いのでは? と考えるようになりました。今までなんとなく12月になってからおこなっていたので、まるで目からうろこが落ちたような思いでした。翌年からは湿度が下がる10月からカーテンを洗い始めて、ラグやマット類なども10月末までに洗い終えるように作業をすすめてみました。すると、焦らず計画的にできるので、あまり苦にもならず気付いたら終わっていたという、うれしい結果に。多くなった作業量を分散化したので負担が軽く感じ、効率的にできたと思いました。それからは、毎年、ハロウィンの飾り付けを楽しんで気分転換もしながら、10月中にカーテン洗いを終えるように心がけています。冬本番前に手のかかる場所を終わらせておく11月からは大掃除のなかでも特に手間のかかる、キッチンやお風呂周りに取りかかるようにしました。暖房運転が本格化する前にエアコンのフィルター掃除をしておき、大型家電周りのほこり取りや、洗濯機の念入り掃除などもこの時期に。毎年11月になるとクリスマスツリーの飾り付けをするので、家の中をクリスマス仕様にして気分を上げながら頑張ります。水回り全般を本格的な冬が来る前に片付けると、手荒れの悪化や、低温により汚れ落ちが悪くなるのを避けられるメリットがあると思います。疲れてきてから手間のかかる場所を掃除しようとすると、どうしても気分が乗らないことがあったので、前倒しで作業することが効率アップにつながっています。また、忘れても大丈夫だけど今のうちに済ませておきたいという場所にも目を向けて掃除するようにしています。ここまでの作業を終えるとゴールも少しずつ見えてくるので、11月の残りの期間は、大掃除は小休止。残りの掃除に必要な洗剤や道具があれば買い出しをしたり、頑張ったご褒美に映画を見に行ったりしています。やる気を保つのには気分転換も必要だと思うので、いったん掃除のことは忘れて、残りの作業に向けて気力と体力を養う期間にしています。次に、12月に入ってからの作業について紹介します。最後は家族で力を合わせて達成感を得る12月に入ってからは、残りの窓拭きや家の周りの掃除を家族で分担しておこない、なるべく楽しく取り組むようにしています。子どもには、まずやり方のお手本を見せるとわかりやすいようです。疲れそうな作業の日は、昼食をあらかじめ準備しておきサッと食べられるようにして、集中しておこなっています。窓拭きは内側を子どもに、外側を私が拭いて競争するようにして効率アップ。一緒の作業をすると、お互いにやる気が出て良い効果が得られます。家の周りの掃除は寒くなってくるとつらいですが、子どもがデッキブラシでこすり、私がホースで汚れを流す係に分かれて、一気に終わらせるように心がけています。一緒に掃除をすることが親子の良いコミュニケーションにもなっています。単身赴任先で暮らす夫が帰るのは年末なので、手の届かない高い場所や協力が必要な場所の作業はあえて残しておき、帰ってきてから夫にしてもらいます。自分ひとりでおこなうと嫌になってしまうことでも、誰かと一緒にするとそうでもないと感じるので不思議です。たとえ少しでも夫にも協力してもらい、家族全員で力を合わせて家をきれいにしたという達成感を得られるようにしています。まとめ3カ月かけて大掃除をするようになり、気力と体力を温存できて、心穏やかに年越しできるようになれたと思います。早めに大掃除を終えることで、慌ただしい年の瀬の準備をする時間も取りやすくなりました。あまり要領よく家事をこなせない自分には、この方法が合っていると思います。年末に家中をきれいにできなくても新しい年を迎えられるし、忙しくて手が回らないときがあっても良い。そのくらいの気持ちで掃除をしていれば、あまり憂うつにならずにいられるのかもしれません。体力勝負で家事をおこなうのが難しい年齢になってきましたが、夫や子どもにも力を借りながら、毎年自分なりに工夫して大掃除を乗り切っていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「疲れて寝てしまうのは更年期のせい?」49歳、頑張るのは諦めました【体験談】★関連記事:「疲れて寝てしまうのは更年期のせい?」49歳、頑張るのは諦めました【体験談】★ウーマンカレンダー生活関連記事をもっと読む著者/あめあがりのにじ (45歳)映画と音楽をこよなく愛する小学生女児の母。娘とお互いの推しを応援することが楽しみ。 心と体のアンチエイジングをゆるりと実践中。座右の銘は「雨垂れ石を穿つ」。
2021年11月25日更年期症状の代表的なものに、ホットフラッシュがあります。頭がのぼせたり、ほてったり、突然どっと汗が出たりと不快な症状ですが、そのときの汗が、体のにおいの原因になるということをご存じですか。更年期世代は夏だけでなく冬も汗ケアが必要な理由と効果的なケアについて医師に聞きました。更年期の汗はきついにおいに変化しやすい!におい研究の第一人者である五味クリニック院長・五味常明先生によれば、もともと汗は臭いものではないと言います。「汗はもともとにおいが強いものではありません。ただ、汗が皮膚にある皮脂やアカなどと混ざると、細菌がにおい物質を作り出します。汗をかいたまま放置することで、皮膚の常在菌が汗や皮脂などを分解し、きついにおいが発生するのです」(五味先生)。そして、そのにおいも、汗の種類によって変化するそう。「更年期によく見られるホットフラッシュやストレスによる汗は、きついにおいの原因になることがわかっています。更年期世代である40代、50代は育児や家事、そして仕事など、気付かぬうちにストレスをためている女性が多いですね。さらに、“ 自分の汗のにおいが人に迷惑をかけているのでは? ”と思えば思うほど気になり、ストレスが高くなってしまいます」(五味先生)。女性特有の“ 胸汗 ”がにおいの原因に汗のにおいがストレスになるのは、女性がかきやすい特徴的な汗にも原因があると言います。「女性はブラジャーを着けていることが多いため、汗が胸の間や下部にたまりやすくなります。胸の汗は鼻に近く、自分のにおいがストレスを呼び、さらに発汗につながることがあります」(五味先生)。また、 制汗デオドラント剤「デオナチュレ」を手がける株式会社シービックの調査※によれば、上半身に突然の大量の汗をかきやすい女性の約半数が、ブラジャーなど下着のにおいが洗濯をしても取れないと感じていることもわかりました。「ストレスを軽減させるためには正しい汗ケアをおこなうこと。ケアをしているという安心感が大切です」と五味先生はアドバイスします。次に、汗ケアに効果的な方法を紹介します。胸汗ケアに効果的な方法3つそれでは実際に汗ケアをおこなうとき、どんなことに気を付けると良いのでしょうか。 済生会川口総合病院皮膚科主任部長の高山かおる先生に聞きました。「例えば毎朝制汗剤をつける、夜はお風呂に入ってゆったりとリラックスをし、体をきちんと洗うという習慣により“ 私がにおいを出しているのでは?”というストレスを軽減させてくれます。 ただし、体を洗うときにはにおいが気になるからとゴシゴシとこするのではなく、肌に負担をかけず、デオドラント効果のあるせっけんでやさしく洗いましょう」(高山先生)。胸汗対策としてはデオドラント効果のあるアイテムを使っても効果的とのこと。「胸は、皮脂腺や汗腺などが集中していて汗をかきやすい部位なのに、1日ブラジャーなどの下着と密着しているので雑菌の数が多くなり、においも強くなりやすくなります。 例えば以下のようなことが効果的です。【1】ムレを抑えるために、通気性がよくベタつきの少ない素材の下着を身につける【2】急に暑くなったりほてったりするときに対応できるよう、カ ーディガンなど温度調節がしやすい服装選びをする【3】室温などをこまめに調整するさらに、お出かけ前にデオドラント効果のあるアイテムを使うのも良いでしょう。 パウダータイプなら、肌の敏感な方にも安心して使えます。 パウダーを胸や首筋に使用すると消臭成分が肌に密着して、汗のにおいやベタつきが抑えられ、1日中さらさら感が続き、快適に過ごせます。夏だけでなく厚着になる秋や冬も胸汗ケアをしっかりおこなって、快適に乗り切りましょう」(高山先生)。まとめ冬とはいえ、暖房が効いた室内で厚着をしていると汗をかきますよね。それに加えてホットフラッシュやストレスの心配がある40~50代には正しい汗ケアが必要になることがわかりました。ムレを防ぐ生活習慣プラス、お気に入りのボディケアアイテムを使えば、楽しくケアできそうですね♡監修/五味常明先生( 五味クリニック院長 )一橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科、多摩病院精神科などを経て、「心療外科」という新しい医学分野を提唱。 体臭・多汗研究所所長として体臭・多汗治療を実践。TV や雑誌でも活躍中。著書・監修本も多数。監修/高山かおる先生( 済生会川口総合病院皮膚科主任部長 )山形大学医学部卒。専門は接触性皮膚炎、フットケア。日本皮膚科学会認定皮膚科専門医。「皮膚科医が教える本当に正しい足のケア」(家の光協会)他、フットケアに関する著書多数。取材協力/ 株式会社シービック※株式会社シービック「上半身の汗に関する調査」調査対象:上半身に突然の汗に悩んだことがある 20~50 代女性 100名/調査方法:WEB調査/調査時期:2021年9月★関連記事:「手荒れにはウイルスが残りやすい?」手洗いと消毒だけではダメなの!?感染対策の最新事情★関連記事:「瞬く間に汗びっしょり」手軽にできるホットフラッシュの乗り切り法3つ【体験談】★関連記事:47歳、生理不順に尿漏れの悩みまで!話題の【ユニクロ】のフェムテック商品で解決!【体験談】著者/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。
2021年11月24日40代の今は気持ちが落ち込むことがあります。自分では気分がふさぎ込んでいる自覚はあまりありませんでしたが、人からの指摘で少し神経質のような不安に駆られていると言われ、これまでの自分とは少し違うと違和感を覚えました。40代になり落ち込むことが増えた40代になり、ちょっとしたことでも気になって落ち込んだり、なんとなく気分が上がらないと感じるときが増えました。体調には不調もなく、特に思い当たる理由はなかったので、なぜ気持ちが落ち込むのか、どうすれば改善するのかわかりませんでした。ある日、更年期障害に悩んでいた職場の先輩の話のなかで、「気分が落ちる」と話していたことを思い出し、もう少し詳しく聞いてみることにしました。先輩たちによると、更年期のときには一時的に気分が下がることがあると話してくれました。年齢的なことも考えると、私も更年期症状として気分が落ちるのではないかと思うようになったのです。生活習慣を見直すと気持ちが明るくなった気分の落ち込みは更年期症状だと考えた私は、女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンを含む食品をとって対処しようと思いました。それから大豆イソフラボンを積極的にとるようにしましたが、3カ月ほど継続してもあまり効果を感じられませんでした。何か別の方法も試したほうが良いのかと思っていたところ、生理不順で婦人科を受診したときに、生活リズムを整えることは女性ホルモンのバランスを保つことに効果があると教えてもらったことを思い出しました。それから規則正しい生活を心がけるようにしたのです。まずは、朝はいつも早く起きていましたが、就寝時間は25時と遅かったので24時までに就寝することにしました。1日7時間の睡眠時間の確保と、疲れているときは昼寝を15分ほどおこないます。そして時間に余裕がなくてお昼を抜くことも多かったのですが、しっかりと3度の食事もとるようにしたのです。そのような生活を半年ほど続けると、気分が落ちるということがあまり気にならなくなりました。メイクをするまで仕事に行きたくなかったところが、朝から少し気持ちも明るくなったような気がします。次に、更年期の対策についてお伝えします。更年期の対策は継続予定不安や気分浮き沈みといった症状を40代になって感じるようになりましたが、更年期症状でよく見られる「ほてり」や「発汗」などの症状は今のところ出ていません。しかし、思い起こすと30代のころに「急なほてり」「発汗」といった症状が出て、悩んだ時期がありました。このときは生理不順とも重なり、ホルモンバランスの乱れとして、通院していました。そのときはストレスのない生活を心がけるとともに、生理を誘発する薬が処方されました。しばらくしてこの症状は治まりましたが、女性ホルモンと体は密接に関係しているとつくづく思ったものです。40代に入ってから出るようになった気分の落ち込みは、更年期が原因の症状かはわかりません。ただ、これから更年期の症状が出ることもあると思うので、症状を和らげるためにも大豆イソフラボンは続け、生活リズムもキープして、しっかりと今の内から対策を取っておきたいと思います。まとめ40代から始まった気分の落ち込みは生活習慣を見直すことでかなり改善しました。生活リズムを整えるという方法は簡単にでき、お金も時間もかからないので、取り組みやすく継続できました。症状が治まってからは、規則正しい生活を心がける意識は持ちつつも、少し緩く生活をしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★関連記事:「疲れて寝てしまうのは更年期のせい?」49歳、頑張るのは諦めました【体験談】★関連記事:「もう少し早く知っておけばと後悔ばかり…」更年期とLDLコレステロールの関係【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/Y.N.(44歳)大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
2021年11月21日閉経に向かう過程で女性ホルモンのエストロゲンは減っていくのが一般的です。しかし、一部では閉経に近づいている、または閉経後にも関わらずエストロゲンが減らない場合があるということです。一体どういうことなのか、産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。通常は閉経が近づくにつれ女性ホルモンは減っていくまず、なぜ加齢とともに女性ホルモンは減るのでしょうか。「女性ホルモンであるエストロゲンは排卵、受精など妊娠に至るさまざまな過程、また胚の着床や発育など妊娠初期から出産後に至るまで重要な役割を果たしています。 妊娠や出産は女性の体に大きな負担がかかります。体力的、機能的に、体自身がもう妊娠や出産はできればしないほうが良いという判断でエストロゲンの分泌を減らしているとも言えます。それと同時に閉経への兆候が見られてきます」(駒形先生)。閉経とエストロゲンの分泌低下はセットということです。「閉経とは、生理が1年間来ない状態です。突然生理がピタッと止まるというよりは、一般的には間隔が空いてきて、少しずつその間隔が長くなってきます」(駒形先生)。閉経と更年期の時期には個人差があるただし、閉経の時期は個人差が大きいと言います。「日本人女性が閉経を迎える平均年齢は50.5歳と言われており、一般的には閉経を挟んだ前後5年間、45~55歳の10年間を更年期と呼びます。ただ、閉経の年齢にはかなり個人差があり、50代後半の方もいます。例えば58歳に閉経するとすれば、53~63歳がその人の更年期となります。ですから、40代後半~50代すべての女性の女性ホルモンが急激に減るとは言い切れないのです」(駒形先生)。閉経は遅いほうが良いのでしょうか。「人それぞれで違うと思います。閉経が遅いと心疾患や骨粗しょう症の予防などメリットはありますが、エストロゲン由来の乳がんリスクが高まることもあります。妊娠を希望する場合としない場合でも違います。一概に閉経が遅いから良いとは言い切れません」(駒形先生)。閉経後でもエストロゲンが減らないことがある!?閉経の時期は個人差があることがわかりました。しかし、閉経後でもまれにエストロゲンが減らない場合があるそうです。「閉経前は、エストロゲンは卵巣で産生されていましたが、閉経後は卵巣の機能が低下してほとんど産生されなくなります。それにも関わらず、検査をするとエストロゲンの数値が高いことがあります。閉経後にエストロゲン数値が高いことは卵巣腫瘍をはじめとする婦人科系がんの原因にもなることがあり、エストロゲン産生腫瘍といわれるものがあります」(駒形先生)。ホルモン検査は、あまり気軽にできない印象がありますが、気になる場合は受けたほうが良いのでしょうか。「閉経後に不正出血や腹部の張りなどがある場合は、婦人科を受診しましょう。必要があればホルモン検査をおこないます」(駒形先生)。まとめ女性ホルモンは多いほど若くてきれいになれる? と思っていましたが、そう単純な話ではなさそうです。体はその時々に合わせて必要なホルモンを出すようになっているということに改めて生命の神秘を感じました。閉経がまだの人も、もう来た人も、自分の体の変化を注意深く見守っていきましょう!取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★関連記事:「生理が来ない!」生理不順の原因を見つめ直して生活を改善したら…【体験談】★関連記事:「もう少し早く知っておけばと後悔ばかり…」更年期とLDLコレステロールの関係【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2021年11月21日40代は老眼以外で更年期の症状に悩まされることなく過ぎたので「私の更年期は軽い」と、たかをくくっていた私。ところが50歳になって突如ホットフラッシュが始まり、それに伴う発汗は日に日に増していき、今では瞬く間におでこから顔全体そして首周りがシャワーを浴びたようになってしまうほどひどい状態に。このまま悲惨な50代を過ごすのは嫌なので、自分なりに考えたホットフラッシュを乗り切るための対応策をおこなっています。ホットフラッシュを乗り切る対応策3つタオルハンカチと扇子、うちわを携帯常に冷たい飲み物を水筒に入れて持ち歩く保冷剤やタオル、冷たいスプレーを常備【1】タオルハンカチと扇子、うちわを携帯就寝中でも外出中でも構わず急に顔がのぼせて発汗するので、最初はどうすればいいのか対応に困惑していた私。ですが、今ではすっかり慣れ、決して慌てずに落ち着いて対処しています。ホットフラッシュは一度起きると待ったなしで「あれよあれよ」と汗が出てくるため、まず常に携帯しているタオルハンカチで慌てずさっと汗を拭き取り、何事もなかったかのように扇子で優雅にあおいでクールダウンするのを待ちます。外では人の目もありますが、本人が動じなければ周りも注目することがないと思うので、頭はカッとしていても心は冷静さを保ちながら呼吸を深くおこないながら、対処するように心がけています。自宅では扇子よりも一気にあおげるうちわを愛用していて、自分の動線ポイントにはオシャレなうちわを置き、ホットフラッシュが起きたらすぐに手が届くようにしています。【2】常に冷たい飲み物を水筒に入れて持ち歩く毎日、保冷効果が高いタンブラーや水筒に冷えた飲み物を入れて携帯し、ホットフラッシュが起きたらすぐに飲んで体の熱を下げるようにしています。以前はコーヒー・紅茶や日本茶・中国茶など大好きで常飲していましたが、40代半ばあたりからカフェインを摂取するとめまいが起きるようになってしまったため、今はノンカフェインの黒豆茶やハーブティーを飲んでいます。大豆は更年期に分泌が低下する女性ホルモン「エストロゲン」と似た働きをする「イソフラボン」が含まれるのは知っていたので、煮出した黒豆茶を冷やして入れています。ほかには爽快感の得られるミントティーやビタミンCが豊富なローズヒップティー、ルイボスティーを入れたりすることが多いです。ハーブについていろいろ調べたところ、セージは抗酸化物質のポリフェノールやビタミンKを多く含むとあったので、たまにセージティーも作っています。【3】保冷剤やタオル、冷たいスプレーを常備ハンカチで包んだり小さなポーチに入れたりした保冷剤や、水に濡らして絞ったタオルを冷凍庫に入れています。ホットフラッシュを感じるときにサッと取り出し、おでこやこめかみ、頬、後頭部、首の両側・後ろなどのほてった部分に当てると、ひんやりしてすごく気持ちが良いです。また蒸留されたローズやカモミール、ラベンダーなどのハーブウォーターを購入し、スプレーボトルに入れて冷蔵庫で保管し、突然顔周りが熱くなったときにシュッとスプレーすると、冷たい霧とハーブの清々しい香りでほてりも落ち着きリラックスできます。自宅で栽培しているミントやローズマリーを沸騰させた精製水で軽く煮出し、ハーブウォーターを楽しみながら作ることもあります。外出中は市販の冷感スプレーや冷感ウエットティッシュを持ち歩き、突然のほてりにも焦らずに対処しています。まとめ50代に入ってさまざまな体の不調が起き始め、時には憂うつな気分になることも。でも私だけが更年期で苦しんでいるわけではないし、不快な時間は落ち込んで過ごすより少しでも明るい気持ちで乗り切りたいので、なるべく気分を上げるような行動を取るようにしています。扇子やうちわは100均やデパートで気軽に買ったもののほか、多種多彩ですてきな商品を販売している老舗扇子・うちわ専門店のオンラインショップで気に入ったものを購入しています。凍らせるタオルを好きな色やデザインで選んだり、冷たい飲み物にはいろいろなハーブティーを試したりしています。心と体はつながっていると思うので、これからもできるだけ心地良く過ごせるような工夫をしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★関連記事:運動嫌いでもOK!お金をかけずに手軽にできるホットフラッシュ対策とは【医師監修】★関連記事:「暑いのは私だけ?」「私が高血圧?」更年期だからと諦めず婦人科を受診してよかった!【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/よーさ(52歳)英語なんでも屋・ライター。長い海外生活で気付いたらストレートの髪が天パに。現在は夫と思春期の息子と南国に暮らす。40歳で老眼、50歳で白髪が増えホットフラッシュに苦しむ。仕事で不規則な生活なため運動不足解消に時々走ったり泳いだりする。甘い物が大好きで困っている。
2021年11月21日更年期イラストレーターのやましたともこさんによる、更年期のもろもろをゆる~くつづった連載マンガ「脱力系ゆる更年期日記」の第27話。今回は、娘たちのひと言でふいに訪れた恋のチャンスについて。49歳、もう一度恋をする!?★前回:「最近、老化がヤバすぎる…」若さを取り戻すために必要だったのは #脱力系ゆる更年期日記 26ウーマンカレンダーをご覧の皆さま、こんにちは。更年期イラストレーターやましたともこでございます。私には小学2年と4年の娘がいます。その娘たちの通う小学校では、ほかの小学校と同じように女子たちの間で「BTS」が流行っています。娘たちもそれぞれの推しを見つけて、やれ誰それが良いとか、いいや私は誰それ派やとか、きゃっきゃきゃっきゃと女子トークを繰り広げています。そんなある日、娘たちに聞かれました。「なぁマミー、マミーはBTSのなかで誰が一番好き?」身も心も疲れ切った私には、BTSから1人を選ぶ労力もありませんでしたが、そのとき、最近私が老け込んでいることについて尋ねたところ、夫から言われたひと言をふと思い出しました。「てか、お前……。恋してるぅ?」「てか、お前……。恋してるぅ?」「てか、お前……。恋してるぅ?」何度もこだまする夫からのひと言。(夫に)恋をしていないから老け込んでいるのではないかという指摘でした。私、今、もう一度、恋するチャンスなのかも……(夫ではない誰かを)。娘たちと一緒なら楽しく恋ができるかもしれない♡と心がざわついた夕暮れ時でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:「すごい説得力!」体に良いと思いつつ習慣化しなかったことができたワケ #ときめけ!BBA塾 100★関連記事:「体重と体調、どっちが大事?」60kg越え、アラフォーのダイエット問題 #アラフォー絵日記 3★ウーマンカレンダー連載マンガをもっと読む著者/イラストレーター/ やましたともこ(49歳)高知県出身、大阪府在住のイラストレーター。2児の母。高齢出産で身も心も弱り切ったまま更年期に突入。ここ10年元気な自分を見たことがない。本格的な老化とどう付き合うのか日々模索しつつヤングで緩めなイラストを描いている。
2021年11月19日40歳になったころに生理不順となり、半年ほど生理が来ないこともありました。このままでは閉経となってしまうのでは? 何か病気でもあるのでは?と不安になりました。40代前半で経験した生理不順についての体験談です。40代前半で生理不順で受診40歳のころから生理が遅れる月が多くなりました。時には3カ月、ひどいときは半年来ないこともありました。これではまずいと、産婦人科を受診し、生理不順の原因を調べることになりました。尿検査から細胞の検査、血液検査も受けました。生理が来ない原因がホルモンのバランスの乱れからくるものなのか、もしくはほかの病気が原因となっているか調べるものだそうです。検査の結果、生理不順の原因はホルモンバランスの乱れとのことで、低用量のピルが処方されることになりました。低用量のピルの副作用に悩まれる処方された低用量のピルを服用することで、生理が定期的に来るようになりました。しかし、ピルを服用し始めてからひどい頭痛に悩み、家事も仕事にも支障を来すこともありました。さすがに、生活する上でとても不便で、また不快でもありましたので主治医に相談し治療について、ほかの方法がないのかを尋ねました。また継続したほうが良いのか、一旦治療を終了しても良いのかも確認しました。その結果、ほかにも治療法はあるものの生理がきちんと来ているのでいったん終了してもいいことになりました。生理不順も心配でしたが、頭痛に悩まされるという心配から解放されるという喜びのほうがそのときは大きかったように思います。しかし、再び忙しくしていると生理はすぐ来なくなりました。ピルを飲むものも嫌でしたので、受診せず様子見して、生理が来ることを待つ生活を送っていました。次に、再度婦人科を受診して生活を改善したことをお伝えします。生理不順の原因を見つめ直し、生活を改善しばらく様子見をしていましたが、症状が改善されないため不安に思い、再度婦人科を受診しました。すると医師からは「治療すれば生理は来るけれど、根本的な解決につながらない」と言われました。生理が来なくなったら、薬を飲んで治療すれば良いとの考えではなく、ストレスが原因になっているため、ストレスを減らさない限り良くならないことを教わりました。そこでストレスの原因となるものは何かを考え、日々のスケジュールを見直しすことに。仕事を複数掛け持ちしていたことが原因だと考え、抱える仕事の件数を減らし、1週間に1日は完全オフ日を作り時間に余裕を持つようにしました。また、日々の生活が夜型になっていていたこと、食事の時間も不規則だったので規則正しい生活を送るように心がけました。規則正しい生活を心がけることと、無理のないスケジュールを立てることで、気持ちに余裕が生まれました。ストレスが解消されたおかげか、半年ほどして生理不順の悩みもなくなりました。まとめ生理不順やピルの副作用はつらかったですが、生理不順の根本的な原因を見つめ直すきっかけとなりました。今は症状が落ち着いていますが、私の場合は忙しくなりストレスがたまると生理不順が起こりやすいので、これからも規則正しい生活と適度なストレスの発散を心がけていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)★関連記事:「もう閉経…?」止まっていた生理が再開した日に起こった意外なできごと【体験談】★関連記事:「健康に自信があった私が記憶障害!?」更年期の不調を甘く見てはいけなかった!【体験談】★ウーマンカレンダーの更年期のお悩み記事をもっと読む著者/Y.N.(44歳)大学生の子どもが2人。自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
2021年11月17日株式会社ダイセル(本社:大阪市北区)が運営する大人のウェルエイジング・ブランド「WELLMETHOD(R)(ウェルメソッド)」は、女性を対象とした更年期に関する意識調査を実施いたしました。調査結果からは、回答者の年代によって、更年期に現れる不調について認知度にばらつきがあることや、自分自身や周囲が更年期世代の女性に起こりうる不調について正しく理解することの重要性が明らかになりました。また、更年期の不調に備えた事前準備については、50代において、「サプリメントの使用」が最も多く確認されています。実際に体験した更年期症状については、50代・60代において、病院での治療に加え、サプリメントを活用することで良い影響を感じている意見も見られました。本調査結果の詳細は、下記URLにてご覧いただけます。 WELLMETHOD(R)では、大人の女性のウェルエイジングを応援するサプリメントや化粧品の企画開発・情報提供のほか、消費者に向けたアンケート等を定期的に実施・公開し、更年期世代の女性のライフスタイルを総合的に支援してまいります。■調査概要対象 :全国15歳以上の女性回答数:1,200名実施日:2021年6月11日~2021年6月23日方法 :インターネット調査■調査結果概要●どの年代でも生理についての悩みがある。●若い世代では更年期の不定愁訴※について認知度が低く、更年期に近づいて初めて認識する傾向がある。●女性ホルモンの分泌低下による不調の中でも、「手指の関節の変形」「膣の渇き」「下部尿路疾患」「骨盤底筋の低下」はどの年代でも知らない人が多い。●50代では更年期の不調に備え、サプリメントを使用する傾向がある。●現在治療中/過去に通院していたと回答した人の悩みの多くは「通院に要する時間」と「金銭面」である。●通院をした50代・60代の多くは更年期の症状の改善を実感している。●更年期治療を受けて精神的に楽になったという意見の一方で、サプリメントで安心感を持つ人もいる。※不定愁訴:明確な原因が無いのに生じる様々なからだの不調のこと<調査結果 抜粋>閉経後は、女性ホルモンの分泌がなくなることで起こる不調がいろいろあります。次にあげた様々な不定愁訴や不調について、あなたはご存知でしたか?閉経後の不定愁訴や不調の認知度更年期の不調に対する質問でいずれかの項目に対して、「知っていたので、不調に備えて事前の準備をしていた」方は、どのような準備をしていましたか?更年期の不調に備えて事前に行った準備 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月17日私は大の寒がり。冬の訪れとともにストーブが欠かせなくなります。「寒い、寒い」と大騒ぎして、例年、ストーブの前を陣取って離れられないほどでした。ところが、そんな私に家族のみんなもびっくりするほどの変化が起きたのです。ストーブ消すよ! え? 寒いの?ストーブが大活躍する季節、冬。でも、なんだか今年はそんなに寒くない。むしろ暑いかも……。そう感じてストーブを消すと、娘から「えー! 寒いから消さないで~」と苦情が。「汗が出るくらい暑いのに、変だなあ」と思っていると、ほかの家族からも「寒いよ!」との声。どうやら私ひとり「暑い、暑い」と感じているみたい。そんな例年とは違う私の様子に、家族も不思議がっていました。それで、私も冷静になって分析してみました。「よく考えると、暑いと言っても少し時間がたつと汗はスーッと引いていく。そして、またしばらくすると暑くなって……の繰り返し。もしかしてストーブをつける、つけないの問題ではないのかもしれない」と思い始めました。「何かがおかしいなあ」と感じながらも、毎日を忙しく過ごしていました。「これはもしかして更年期?」と思いながらも打ち消していました。「50歳だけどまだ生理も普通にあるし」と。なんだか変。今までとは違うみたい「暑い、暑い」と言いながら忙しさに追われるだけの日々を過ごしていましたが、たしかに何かが少しずつ変化しているのを感じていました。なんだか心臓がドキドキしたりふわふわした感じがしたりします。冬でも暑くて汗をかくのが日常茶飯事になってきました。「やっぱり更年期なのかなあ」と思いながらも、そんなにつらくもないし仕事もしていたので、婦人科を受診することまではしませんでした。代わりにテレビCMなどで名前を聞いたことがある更年期用の薬を飲んでみようと思い立ち、ドラッグストアで購入し、飲み始めました。飲み続けていると症状が少し良くなったような気がしていたのですが……。高血圧? 私がですか?更年期用の薬を飲み始めてから1年ほどがたちましたが、その間に体調はますます悪化。相変わらず汗はかく上に疲れが取れず、気持ちも上がらなくなりました。仕事で人間関係の悩みもあったけれど、そういった精神的なことが体調悪化の原因ではなさそう。これだけ長く体調が悪いのだから、やはり更年期なんだろうと思いました。そして思い切って婦人科を受診。すると上の血圧が160と、とても高いことがわかりました。さらに、婦人科からすすめられるままに循環器内科も受診。検査ではコレステロール値も高く、貧血もあることがわかりました。それまで血圧や血液検査で異常があったことは一度もなく、元気に過ごしてきた私。そんな私が高血圧で高コレステロール、おまけに貧血気味なんて! 予想外の結果にショックを受けました。でもそれと同時に、「更年期だからと諦めないで、思い切って受診してよかった」と思いました。病院では血圧を下げる薬などを処方してもらいました。1カ月くらいたつと体調も元に戻り始め、気持ちも上がってきました。また「暑い、暑い」と言って汗をかくこともほとんどなくなりました。まとめ今までは家族の心配ばかりしていましたが、今回のことで自分のことも大事にしなければいけないと思いました。生まれて半世紀もたつと、体はやはりガタが来るものですね。10代は大人への体の変化がありましたが、50代は老化へと向かう体の変化があるのだと思います。「更年期だから仕方ない」と流してしまっていたら解決できませんでした。だから、あのとき思い切って病院へ行って本当によかったです。いつまでも元気でいたいので、自分をいたわりながらこれからの時間を過ごしていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)★関連記事:「体温が35度台って低すぎ…?」更年期の不調は低体温も原因? 改善策は?【医師監修】★関連記事:「もう少し早く知っておけばと後悔ばかり…」更年期とLDLコレステロールの関係【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/かんちゃん(52歳)昭和42年生まれ。50歳になってから年齢カウントはしていない。子ども2人が独立して子育ても終了。これからは第2の青春でいろんなことに挑戦。大好きなロック歌手のライブに行ったり、新しい楽しいことを見つけて人生楽しむ予定。体もいろいろとガタが来ているがうまく付き合っているところ。座右の銘は「人生いつどうなるか分からない。だから今を楽しく」。
2021年11月16日