現代美術作家・杉本博司の個展「Hiroshi Sugimoto“In Praise of Shadows”」が、12月12日から16年2月28日までコスチューム ナショナル(CoSTUME NATIONAL)の青山旗艦店にて開催される。杉本博司は、哲学に基づいた考察と精緻な写真技術によって“時間”、“光”、“モダニズム”をテーマにした数々の名作を生み出してきた世界的に著名な現代美術作家。これまでに、毎日芸術賞や、ハッセルブラッド国際写真賞を受賞した他、紫綬褒章やフランス芸術文化勲章オフェシェも受勲している。同展では、蝋燭の一生を撮ったシリーズ作品「陰翳礼賛」が展示される。同シリーズは、和蝋燭に火を灯し、火が燃え尽きるまでシャッターを開いたまま長時間露光することによって撮影されたもの。火は風に煽られて揺れ動き、常に形を変えていく。燃える蝋燭に合わせてゆらめく幻の蝋燭となった写真が、仄暗い闇の中で現実との境界を曖昧にしていく。【イベント情報】「Hiroshi Sugimoto“In Praise of Shadows”」会場:コスチューム ナショナル青山旗艦店住所:東京都港区南青山5-4-30会期:12月12日~16年2月28日時間:11:00~19:00
2015年12月10日写真展「そこにある、時間―ドイツ銀行コレクションの現代写真」が、9月12日から16年1月11日まで東京・品川の原美術館で開催されている。同展では、紙焼きの作品のコレクションにおける最高峰として知られるドイツ銀行の現代美術コレクション約6万点の中から、1970年代から現代に至るまでのアジア、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパのアーティスト約40組60点の秀作が展示される。作家のラインアップは、ベルント&ヒラ ベッヒャー、アンドレアス グルスキー、ゲルハルトリヒターなど国際的に知られるドイツの作家たちを始め、曹斐(ツァオ フェイ)、ヂョン ヨンドゥ、劉錚(リウ ジェン)などの近年注目を集めるアジア作家、杉本博司、佐藤時啓、やなぎみわなどの日本の作家など。アーティストたちが“時間”を切り取ってイメージとして残した写真作品を見てそれぞれの表現の中にある“時間”を感じ取ることで、“時間”を省察するとともに芸術的メディアとしての写真の魅力を再確認することが出来る展覧会となっている。なお、同展は英語題名「Time Present ― Photography from the Deutsche Bank Collection」として、14年秋のシンガポール美術館を皮切りにアジア各国の美術館で開催される国際巡回展。また、建築家のザハ・ハディドの会場デザインによって06年に開催された「舞い降りた桜 ザハ ハディドとめぐるドイツ銀行コレクション」以来の原美術館とドイツ銀行の2度目のコラボレーションによる展覧会となる。また、関連イベントとして、10月31日の13時30分から16時までは出品作家の佐藤時啓によるワークショップ「カメラってなに?─ダンボール箱と虫眼鏡で写真を撮ろう」を実施。定員は15組で、参加費は入館料のみとなっている。(※10月27日現在予約キャンセル待ち)また、キュレーターで評論家のスティーヴン サラザンによるレクチャーシリーズも開催。11月21日には作家のシェリー シルヴァーにフォーカスした第2回「写真とメディアアートの関係」が、12月5日には写真家の荒木惟経に密着したドキュメンタリー『アラキメンタリ』で監督を務めたトラヴィス クローゼが登場する第3回「映画監督トラヴィス クローゼとの対話」が行われる。なお、当初10月17日に予定をしていた第1回目のスティーブン サラザンによるレクチャー「写真が現代美術になるまで」は、講師急病につき1月9日の15時から16時30分に延期されている。【イベント情報】「そこにある、時間―ドイツ銀行コレクションの現代写真」会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25会期:9月12日~16年1月11日時間:11:00~17:00(祝日を除く水曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,100円、高大生700円、小中生500円(原美術館メンバー、学期中の土曜日の小中高生は無料、20名以上の団体はひとり100円引き)休館日:月曜日(9月21日、10月12日、11月23日、1月11日は開館)、9月24日、10月13日、11月24日、12月28日~1月4日
2015年10月29日現代美術家の杉本博司による大規模展「杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作」が、10月28日から12月23日まで千葉県の千葉市美術館にて開催される。同展は、千葉市美術館の開館20周年を記念して開催されるもの。1996年に開館記念展の第2弾として開催された「Tranquility -静謐」展の招待作家の1人であった杉本博司を迎え、現代美術の枠を超えたアプローチを行う「趣味と芸術」と、代表作3シリーズを展示する「今昔三部作」の2構成で展開される。展示室7階の「趣味と芸術」では、『婦人画報』で連載中の「謎の割烹 味占郷」の中で杉本が、各界の著名人をもてなすためにそのゲストにふさわしい掛軸と置物を選んで構成する床飾りを再現。平安時代から江戸時代までの古物を始め、西洋伝来の品物や昭和の珍品など、杉本が趣味として集めていた名品・珍品を組み合わせて自らが27の床のしつらえをつくりあげる。8階の「今昔三部作」では、80年代から90年代初頭にかけて世界的な名声を得るきっかけとなった、杉本博司の代表作とも言える3つの写真シリーズ、「ジオラマ」、「劇場」、「海景」の大判プリント16点を展示。これらのシリーズは90年代中頃以降も撮影され続けており、同展では、幅4mを超えるジオラマシリーズの最新作「オリンピック雨林」や、縦版型による劇場シリーズの最新作「テアトロ・デイ・ロッツィ、シエナ」などの日本初公開作品を含む初期作から最新作までが一挙に展開される。【イベント情報】「杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作」会場:千葉市美術館住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8会期:10月28日~12月23日時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,200円、大学生700円、高校生以下、及び障害者手帳の保持者とその付添1名は無料 ※11月3日は開館20周年記念日につき観覧無料休館日:11月2日、12月7日
2015年10月18日東京都・品川の原美術館は、ドイツ銀行の現代美術コレクションより、1970年代から最近にいたる写真芸術の魅力を紹介する「そこにある、時間―ドイツ銀行コレクションの現代写真」を開催する。会期は9月12日~2016年1月11日(月曜・9月24日・10月13日・11月24日・12月28日~1月4日休館、ただし9月21日・10月12日・11月23日・1月11日は開館)。開館時間は11:00~17:00(祝日を除く水曜は20:00まで)。入館料は一般1,100円、大高生700円、小中生500円。同展は、紙の作品のコレクションとしては最高峰とされる、ドイツ銀行の現代美術コレクション約6万点より、1970年代から最近にいたる写真芸術の魅力を、アジア・アフリカ・アメリカ・ヨーロッパのアーティスト約40組60点の秀作で紹介するもの。「《時間》を切り取ってメディアに定着させる」という写真の性質を活かしたさまざまな表現を鑑賞することで、芸術表現としての《写真》の魅力を再確認するという試みとなっている。また、世界各国のアーティストたちが共通言語としての現代美術にいかに取り組んでいるのか、という点も同展の見どころ。ベルント&ヒラ ベッヒャー、アンドレアス グルスキー、ゲルハルト リヒターなど国際的に知られるドイツの作家たち、曹斐(ツァオ フェイ)、ヂョン ヨンドゥ、劉錚(リウ ジェン)など近年注目を集めるアジアの作家たち、杉本博司、佐藤時啓、やなぎみわなど日本の作家たち、さらに、アフリカ・アラブ・東欧など、それぞれの文化的・社会的背景のもとで模索する作家たちの表現から、加速化するグローバリゼーションの流れの中にある現代 の写真表現を展観する試みとなる。なお、同展は、英語題名「Time Present - Photography from the Deutsche Bank Collection」として、アジア各国の美術館を会場とする国際巡回展。2014年秋にシンガポール美術館で開催されたのを皮切りに、インド・ムンバイの国立近代美術館(2015年春)を経て、日本では同美術館のみの開催となるということだ。また、関連企画として、同美術館学芸員によるギャラリーガイドが開催される。開催日時は日曜・祝日の14:30~約30分。そのほか、ドイツ銀行コレクションの中から、曹斐(ツァオ フェイ)、フリオ セザール モ ラレス、蔡國強(ツァイ グオチャン)の映像作品上映が行われる。開催日時は、会期中の水曜日(9月23日と12月23日はのぞく)、18:00~約45分間。予約不要。また、ドイツ銀行 グローバル ヘッド オブ アート、フリードヘルム ヒュッテ氏による「開催記念キュレータートーク」が開催される。開催日時は9月12日14:00~16:00。参加に際しては事前予約が必要となる。いずれも参加費無料、ただし入館料が必要となる。そのほか、出品作家の佐藤時啓(2015年芸術選奨文部科学大臣賞受賞)による、親子で参加できる体験型ワークショップが10月31日に開催される。なお、予約方法など、詳細は[同美術館Webサイト]を参照。現在掲載されていないイベントも企画されており、決まり次第発表の予定ということだ。
2015年09月09日介護施設の入居者に本格的なアートを体験してもらうイベントを開催している社会福祉法人善光会が、8月23日に夏祭りを複合福祉施設「サンタフェガーデンヒルズ」にて開催する。一方、8月23日に開催される「夏祭り サンタフェスタ2015」は、サンタフェガーデンヒルズにて毎年夏に開催されている夏祭りイベント。昨年は約2,000名が来場し、入居者はもちろん、その家族や近隣地域の住民からも好評を得た。今年のステージパフォーマンスでは、現代アーティスト・杉本博司がファウンダーを務める小田原文化財団の協力のもと、能(のう)の上演が行われる。その他、各種模擬店や、通常はイベントなどには出店しない有名店舗の特設ブースなども展開される。また、9月には09年より開催されてきた善光会によるワークショップも実施する。9日には今年第1回目の開催となるワークショップも開催され、現代アート作家の大巻伸嗣を招き、団扇のペイント体験を実施。大巻伸嗣がデザインした枠線をもとに、参加者はそれぞれ自由な発想で、作品作りを行った。【イベント情報】夏祭り サンタフェスタ2015会場:サンタフェガーデンヒルズ住所:東京都大田区東糀谷6-4-17会期:8月23日料金:無料
2015年08月11日ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)が、日本モダニズム建築の継承と関心を高めるプロジェクトの第2弾を開始する。同プロジェクトは、ホテルオークラ東京の本館建て替えが発表され、ブランドのクリエイティブ・ディレクターを務めるトーマス・マイヤーがモダニズム建築を象徴する建造物の存続の危機を知ったことをきっかけに、昨年11月に始動したもの。第1弾では、ライフスタイルマガジン『カーサ ブルータス(CASA BRUTUS)』の日本のモダニズム建築特集号でコラボレーションを行った他、金沢21世紀美術館で解体の危機にさらされている様々な建物について語り合うシンポジウムを開催した。第2弾となる今回は、公式サイトにてモダニズム建築の流れを汲む現存する建造物の中で最高傑作のひとつとされているホテルオークラ東京の特設ページを開設。建築や美術、デザイン業界を始めとする様々な分野から集まった同ホテルのファンからのビデオメッセージを公開しており、建築家の森俊子やデザイナーのマーク・ニューソン、現代美術家の杉本博司などが、ホテルオークラ東京というモダニズム建築の至宝を賞賛している。また、第1弾から続くソーシャルメディア活動「#MyMomentAtOkura」プロジェクトを拡大。同プロジェクトは、ホテルオークラ東京の本館を思い思いに撮影し、写真にハッシュタグ「#MyMomentAtOkura」を付けて自身のインスタグラムのアカウントでシェアするというもの。今後は、投稿写真の中から選ばれた作品をユニークなイラストに描きかえるという新たな試みも実施される予定だ。
2015年06月22日■六本木、イセタンサローネでは「最高峰」を提案したい――6月10日からイセタンサローネTHE CORNER@ISETANでは、上質なギフトをテーマにしたセレクトでプロモーションを展開中です。どのような基準で、「THE」のアイテムをセレクトされたのでしょうか水野:僕は、イセタンサローネには、ものすごく高価なものがあってもいんじゃないかなと思ったんです。1個2,000万円くらいの花瓶とか。それは、ある種の美術館のようでもあり、ある人はそれを実際ポンポン買っていく。イセタンサローネに参画する意味を鑑みて商品をセレクトしました。六本木って、本当に東京の中心なんですよね。その東京の真ん中で、信頼されている百貨店である伊勢丹さんと僕たちが何をやるべきかを考えましたね。「THE」であると同時に、ある意味での「最高峰」のものをプレゼンテーションしたいなと考えました。実現できなかったものもありますが、保安上置ける範囲で最高峰のものを選んだつもりです。■イセタンサローネのデザインを手掛けた杉本博司と「THE」の共通項――イセタンサローネの内装は「アートとファッションの融合」をコンセプトに、杉本博司さんが手掛けています。屋久杉をはじめ、日本古来の素材や技法を活かした環境で「THE」を展開されていかがでしたか米津:初めて、開店時に「THE」の商品が並んでいる様を見て、杉本さんの手掛けられた美術館的な内装に置いても、「THE」のアイテムが見劣りしてなかったことが嬉しかったですね。自分たちのやってきたことに間違いはなかったと感じました。――アート作品は、シーズンで作られたものとは違って、半永久的にいいと思われたものが収蔵されていきます。水野さんが話されていた「定番とは長い流行」という話にも通ずるところがありますね。鈴木:杉本さんのアートは新しいものを作ろうとするよりも、今まで誰もが知っていたものを見えるようにするきっかけを提示してくれているように感じています。海をモノクロ写真に収めた「海景」もそうです。いままで知っていたけど、改めて見ることがなかった素材や技法に気づかせてくれるのが杉本さんのアートであり、今回のお店の特徴なのかもしれません。「THE」も新しいものを作ろうとしていない点で通ずるところがあると思いました。クリエイティブの考え方として、通ずる部分があるのではないかと思います。――杉本さんも「古くから良いとされているものは、一番新しいもの」という考え方を話されていました。そこが「THE」に繋がっていて、いい融合になっているのだと思います■一番プレゼントが入っていそうな袋を考えてみたら…――6月10日からは「THE」に新たなラインアップも加わるそうですね米津:今回はTHE KITCHEN CLOTHということで、パートナーとして中川政七商店の「花ふきん」とコラボレーションしています。水野:これは「THE」のオリジナルパッケージですね。中川さんは自分のところの商品なので、他に出したい訳ではないんですが、「『THE』だけで売るんだったらいいです」というお許しを頂いています。なんでそこまでして、僕がこれを売りたいのかというとTHE KITCHEN CLOTHと言えば、「花ふきん」の他にないからなんです。そして、THE KITCHEN CLOTHらしいパッケージってなんだろうと考えました。ふきんらしさとは何かを追及した結果生まれたのがこのパッケージなんです。――日本語と英語の表記にされた理由はなんでしょうか水野:一つはもちろん海外の人にも買って欲しいからです。もう一つは、明治から昭和初期にかけて、日本というのは一時横文字文化に振れた時があったんですよね。ふきんといえば『ブレードランナー』みたいだねという人はいなくて、昭和初期のあの懐かしい感じを思い浮かべる訳です。ふきんそのものらしさを感じるのがその時代だったんです。――6月10日からは、オリジナルのギフトパッケージもスタートするとか米津:イセタンサローネ内にTHE CORNER@ISETANを展開する時から、「GIFT」に特化した場所にしたいという話がありました。実は、15年4月のオープン時にもショッパーの在り方やギフトラッピングを考えようという話もあり、日本中の誰もが知っている伊勢丹チェックのショッパーに「THE SHOPPING BAG」とプリントするといったアイデアもありました。今回は自分たちの商品である「THE SHIRTS」のオックスフォード生地で作ったギフトバッグを展開します。水野:結局、どんな袋にプレゼントが入っていたら嬉しいか?と考えると、いかにもプレゼントが入ってそうな上質な包みとリボンが嬉しいんですよね。なので、一番プレゼントが入っているべき袋を考えた結果、袋に「PRESENT IS INSIDE」とデザインしました。――今後、「THE」で挑戦していきたいことは何でしょうか米津:「THE」はパートナーとして協業する企業と様々なジャンルの“THE”を共に考え、研究し、開発するブランドです。「THE」のコンセプトのいいところは、汎用性の高さ。どんな分野にも“THE”的な考え方で新しい視点があると思いますので、いろんな業態と取り組んでいきたいですね。自動車メーカーとTHE CARを手掛けてみたい、とよくメンバー内でも話しています。また、小売業としてのTHE SHOPの中に留まらず、飲食THE旅やTHE CAFEなど、旅行企画や飲食にも挑戦してみたいですね。1/2に戻る。
2015年06月10日料理とともにアートを楽しめるミュージアムレストラン「THE MOON」が、6月1日 六本木ヒルズ森タワー 52階にオープンした。店内には、森美術館のキュレーターが"光”をテーマにセレクトした 篠田太郎、杉本博司、廣瀬智史、ヤン・ヘギュら4名のコンテンポラリーアート作品が飾られている。レストランは展望台と同じフロアにあり、東京タワーとスカイツリーをはじめ東京の景色を一望できる最高のロケーションだ。料理はガストロノミーがベースの創作フレンチで、昼夜ともにそれぞれ3コースが用意されている。素材は、旬のものを揃え季節感を出すとともに、店名の"月"を彷彿とさせる料理と器でプレゼンテーションにもこだわり、味と見た目の両方で驚きと感動を提供する。また、海外のゲストも多く訪れるため、素材、調理の方法、見せ方など、随所に"和"テイストも取り入れている。店内は、日本人が落ち着く"間”(距離感)を計算しスペースを贅沢に使用しているため、ゆったりとくつろげる空間。インテリアはシンプルながら、テーブルはカッシーナ、椅子は宮崎木材工業などこだわりの家具で統一され、コンテンポラリーアートのもつ無機質な雰囲気と木のぬくもりが見事に調和している。レストランのすぐ隣には、よりカジュアルな雰囲気で時間を気にせず立ち寄れるカフェ「THE SUN」も。こちらでは、洋食メニューを中心に、サンドイッチなどの軽食も用意しているので、用途や時間帯によって使い分けもできる。なお、美術館や展望台によらずカフェ&レストランのみの使用も可能なので、気軽に立ち寄れるのも嬉しい。【レストラン情報】Museum Cafe & RestaurantTHE SUN & THE MOON住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階TEL:ザ サン 03-3470-5235、ザ ムーン 03-3470-0052営業時間:ザ サン 11:00~22:00(LO フード21:00、ドリンク21:30)、ザ ムーン ランチ 11:30~15:30(LO 13:30) ディナー 18:00~23:00(LO 21:00)
2015年06月03日六本木ヒルズ森タワー52 階では、6月1日(月)に「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」がオープンする。新しい“食”の体験としてオープンする「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」は、カフェエリア「THE SUN」とレストランエリア「THE MOON」から成る。東京のすべてを一望できる圧巻の“パノラマビュー”と、森美術館がキュレーションした選りすぐりの“アート”、季節を感じる“サービス”、利用用途により変化する“レイアウト”、そして都会の喧騒を忘れさせてくれる優雅で落ち着きのある“空間”が、太陽と月のように、2 面性のある異なるスタイルで堪能できるミュージアム カフェ&レストランだ。カフェエリア「THE SUN」は、森美術館や東京シティビューの鑑賞後や普段使いなど、時間を選ばずに気軽に立ち寄れる。店内にはローラン・グラッソ、ポクロン・アナディンといった作家陣のアート作品が展示され、アートやカルチャーなどの語り場としても最適な空間になっている。メニューは、洋食をベースに手頃な価格のセットメニューやサンドイッチなどの軽食も注文できる。展覧会やアート企画とのコラボレーションメニューも展開予定。レストランエリア「THE MOON」は、東京のランドマークである東京タワーと東京スカイツリーを同時に望む、都内随一の眺望を誇る。アートと食の融合をテーマに、森美術館が監修する現代アート作品とガストロノミーをベースにした、日本各地の食材や四季を表現するフランス料理が体感できる。店内の壁面には、このレストランのために購入した、篠田太郎、杉本博司、廣瀬智央、ヤン・ヘギュの4名の作家のアート作品を展示。アートや料理が際立つ空間としてインテリアが配置され、さらに日本独特の間の取り方を落とし込むことで、落ち着いた雰囲気を生み出している。「Museum Cafe & Restaurant THE SUN & THE MOON」がオープンする六本木ヒルズ森タワー52 階は、都内随一のアートやビューを楽しむことができるスポット。週末や仕事終わりのお出かけ先として、ぜひチェックしてみて。(text:cinemacafe.net)
2015年05月29日六本木の森美術館が約4ヶ月にわたる改修工事期間を経て、ついにリニューアル。4月25日からリニューアル・オープン記念「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」(7月5日まで)を開催する。開幕を前日に控え、説明会・内覧会が行われた。プレス説明会には、森美術館館長南條、アソシエイト・キュレーター椿を始め、エルメス財団理事長ピエール=アレクシィ・デュマ、パレ・ド・トーキョー プレジデントであり展覧会共同キュレーターのジャン・ド・ロワジー、ポンピドゥー・センター・メス館長エマ・ラヴィーニュの他、出品アーティストら豪華な出席者がそろった。本展は、19世紀から20世紀にかけてヨーロッパで注目を集めた「シンプルな形態の美」に再度着目した展覧会だ。ポンピドゥー・センター分館「ポンピドゥー・センター・メス」が「エルメス財団」とコラボレーションして昨年開催された展覧会が、日本展として森美術館に巡回した形となる。出品作品約130点の内、30から40%を日本展だけの限定出品作として組み直し、美術、デザイン、考古学、生物学、数学、物理学、機械工学など幅広いジャンルから作品をそろえ、展示構成を九つのセクションに再編成し、先史の石器から現代アートに至る約2万年もの時を超えた大規模なテーマ展として仕上げた。展示ストーリーは、ル・コルビュジエやブラッサイが浜辺で拾った石や、杉本博司が水平線を写した「スペリオール湖、カスケード川」など、自然が生み出したシンプルなかたちへの問いかけから始まる。グザヴィエ・ヴェイヤンの新作大型インスタレーション「光線」は、展示室に“シンプルなかたち”を鑑賞するにふさわしい静かな空間を創出した。侘び茶の精神を示す長次郎の黒樂茶碗は日本展限定出品作であり、日本文化が誇るシンプルな美と静謐な精神性を感じさせる。また、オラファー・エリアソンの「丸い虹」や、「エルメス(HERMES)」社と関係の深いサン=ルイガラス工芸職人と協力し、本展のために制作したスザンナ・フリッチャーの「息」など、円や曲線が放出する宇宙的なエネルギーを感じさせる作品も興味深い。柔らかな素材をファンの力で空中浮遊させる、大巻伸嗣のインスタレーションシリーズ「リミナル・エアー スペース-タイム」は、館内でも眺望を見わたす印象的なスペースに設置されることで、息を呑むほど美しい「かたち」を提示している。展示のクライマックスを飾るカールステン・ニコライの《アンチ》は、アルブレヒト・デューラー「メランコリアI」に描かれたブラックモノリスを立体化した大型作品で、手で触れるとミステリアスな低音を発しつつ、鑑賞者に人類と宇宙の起源についての謎を問いかける。他にも、航空力学に触発されたブランクーシの「空間の鳥」、幾何学形態に注目したアンソニー・マッコールの映像インスタレーション「円錐を描く線」、妊婦の腹部が壁面から飛び出したかのようなアニッシュ・カプーアの「私が妊娠している時」など、全人的にアートを捉えた作品がそろう。南條氏は「この展覧会は日仏のコラボレーション展ながら、日本美術や日本文化が誇るシンプルな美を示す作品を多数盛り込むことができ、リニューアルされた館内を見てもらうにも相応しい展覧会となった。この展覧会は美術史的なものというよりも、むしろ「官能的」な、つまり感覚を駆使して美を感じ取るようなタイプのテーマ展であり、極めて美しく、そしてセクシーな展覧会である」と語った。19世紀から20世紀には、あらゆる分野において新発見や発明による近代化が進んだ。機能美や自然科学が発見した基本的な形態に注目が集まるなかで、多くのアーティストたちが「シンプルなかたち」が持つ豊かで普遍的な美に魅了され、作品を生み出した。21世紀のグローバル化と多様化の波に直面する現代、この「シンプルなかたち」の背景に広がる豊かな美の世界に立ち戻ることから見えてくるものがあるのではないかと、本展は我々に問うている。【イベント情報】「シンプルなかたち展:美はどこからくるのか」場所:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階会期:4月25日から7月5日まで時間:10:00から22:00(火曜日のみ17:00まで、4月25日は翌朝6:00まで、5月5日は22:00まで)入場料:一般1,800円学生1,200円4歳から中学生まで500円、65歳以上1,500円
2015年04月24日4月3日、東京ミッドタウンにリニューアルを含む七つのショップがオープン。その中でも注目は、伊勢丹新宿店のエッセンスを凝縮した新業態のセレクトストア「イセタンサローネ」だ。“商品とアートの融合”をコンセプトにオープンした「イセタンサローネ」。約900平方メートルの広さを誇る2フロアの空間では、ファッション、雑貨、コスメティック、フレグランスなどの幅広いカテゴリーでの商品を展開する。トレンドに敏感な女性たちに向けた国内外のブランドをラインアップし、人気の日本ブランド「サカイ」や「ハイク」、新進気鋭の若手デザイナーズブランド「マメ」「タロウ ホリウチ」「アキラ ナカ」などもセレクトされている。また、「マノロ ブラニク」「セルジオ ロッシ」などのラグジュアリーメゾンのシューズをはじめ、「フェンディ」や「ヴァレンティノ ガラヴァーニ」のバッグなど、デザインと質に定評のある海外ブランドも多数並ぶ。そして、ギフトにも喜ばれるこだわりの雑貨セクションが設けられているのも、嬉しい“おもてなし”だ。そのプロダクトを引き立てるのが、クリーンな雰囲気で開放感があり、光溢れる美しい空間である。この内装デザインを手掛けたのは、新素材研究所の杉本博司と榊田倫之の2人。床に青森県産の十和田石や山口県の大理石を使用する他、屋久杉、ヒノキ、敷瓦など、ジャパンメイドにこだわった素材を組み合わせた什器や内装が印象的で、洗練された日本の美意識を感じさせてくれる。2階から1階へとつながる螺旋階段を降りると、そこには杉本が撮影したモノクロの螺旋階段の写真が飾られており、ユニークな演出が織り交ぜられているのもストアを訪れる楽しみの一つだ。また、1階のメインでもあるジュエリー・ウォッチスペースには、杉本が設置に一番時間がかかったという屋久杉を使用したジュエリーケースが並ぶ他、アルミの板を叩いた後の凹凸を残した類のない壁が広がる。榊田によると、今回の内装デザインは「伊勢丹が行っている取り組み“ジャパン センスィズ”に合うよう、国産の素材を使用したり、職人も日本人の方にお願いした」とのこと。1階のメインエントランスの扉にあるような屋久島の貼り方や素材の組み合わせ方など、日本の伝統的な素材を今までにやっていない試みを取り入れているのが、杉本と榊田の新たなクリエーションであり、「イセタンサローネ」のも見どころともいえよう。その他、1階には伊勢丹新宿店の「ザ・ステージ」のような役割を果たすプロモーションスペースも。現在オープニングイベントとして、モノトーンの世界観を提案する「BLACK & WHITE」が4月21日まで開催。
2015年04月03日2015年4月3日(金)東京ミッドタウンに伊勢丹新宿本店を凝縮した新業態のセレクトストア「イセタンサローネ」がオープン。伊勢丹新宿本店と連動するサロンとしての役割を持ち、"MY COMFORTABLE SALON"(=お客さまにとって居心地の良い上質な場所)で、パーソナルなおもてなしを提供する。「イセタンサローネ」のストアコンセプトは「商品とアートの融合」。伊勢丹新宿本店の有する商品編集・提案力を背景に、モードからリアルクローズまで高感度な独自編集によるレディスファッション、世界中から選りすぐった雑貨やコスメを提案。画像左から①,②*下記にまとめて記載内装デザインは新素材研究所/杉本博司氏+榊田倫之氏が担当し、屋久杉、ヒノキ、十和田石、敷瓦といった日本の伝統的素材を用いて、職人の技術が必要とされるディテールにこだわった空間を構成。日本の美意識を取り入れながら、新素材研究所が独自に開発した障子を通して差し込む自然光が心地よいサロンを演出する。画像左から③,④*下記にまとめて記載また、各フロアには大型フィッティングルームを用意し、伊勢丹ならではの特別で、洗練されたサービスを提供。画像上から⑤,⑥*下記にまとめて記載このストアのために開発されたオリジナルブランド〈T.G.I.F. READY FOR THE WEEKEND〉をはじめ、各ラグジュアリーブランドの限定品も取り扱う。■NEWSEASONCOLLECTION*画像①~⑥の商品情報モードに、リアルに、ファッションを楽しむ。「イセタンサローネ」で揃う新シーズンのスタイル。①〈ERDEM〉ワンピース 197,640円〈SOPHIA203〉クラッチバッグ 71,280円〈Manolo Blahnik〉パンプス 162,000 円②〈BEIGE,xT.G.I.F. READY FOR THE WEEKEND〉ブルゾン 52,920円〈LVDIxT.G.I.F. READY FOR THE WEEKEND〉カット アンド ソーン 9,720円〈T.G.I.F. READY FOR THE WEEKEND〉デニムパンツ 24,840円〈Manolo Blahnik〉パンプス 119,880円③〈adidas Originals by HYKE〉スニーカー20,520円〈adidas Originals by HYKE〉カット アンド ソーン14,040円④〈THE MOMENT NUMBER TWENTY-ONE〉パンプス29,160円〈Robert Clergerie〉シューズ89,640円〈Chloe〉サンダル 106,920円〈DRIES VAN NOTEN〉サンダル124,200円⑤〈THE CORNER @ ISETAN〉 トールサイズ各1,780円⑥〈KUTANI SEAL〉マグカップ各3,780円【店舗概要】店舗名称:イセタンサローネオープン日:2015年4月3日(金)所在地: 東京ミッドタウン・ガレリア1F・2F(東京都港区赤坂9丁目7番4号)売場面積: 約900㎡営業時間:11:00~21:00ウェブサイト:www.isetan.co.jp/isetansalone■フロア構成&展開ブランド※約90ブランド【1階】▼宝飾・時計〈Damiani〉〈Pomellato〉〈Miriam Haskell〉〈Fred〉〈Georg Jensen〉〈Nialaya〉〈Franck Muller〉▼グッズ〈ISETAN SALONE ORIGINAL〉〈THE CORNER @ ISETAN〉▼ハンドバッグ〈FENDI〉〈VALENTINO GARAVANI〉▼プロモーションスペース【2階】▼婦人服〈adidas Originals by HYKE〉〈AKANE UTSUNOMIYA〉〈AKIRA NAKA〉〈CARVEN〉〈Chatouiller〉〈Dsquared2〉〈DRIES VAN NOTEN〉〈ERDEM〉〈HYKE〉〈MAISON KITSUNE 〉〈mame〉〈Maison Margiela〉〈MSGM〉〈OLYMPIA LE-TAN〉〈N゜21〉〈rhythomos〉〈sacai〉〈ROCHAS〉〈VIKTOR&ROLF〉〈TARO HORIUCHI〉 〈T.G.I.F. READY FOR THE WEEKEND〉▼婦人靴〈3.1 Phillip Lim〉〈Acne Studios〉〈Alexander McQueen〉〈Chloe〉〈Church’s〉〈Discord〉〈Dr. Martens〉〈DRIES VAN NOTEN〉〈Hunter〉〈Gianvito Rossi〉〈J.M.Weston〉〈LANVIN〉〈Manolo Blahnik〉〈Marni〉〈Marsell〉〈Melissa〉〈MM⑥〉〈MSGM〉〈Nicholas Kirkwood〉〈THE MOMENT NUMBER TWENTY-ONE〉〈PHILIPPE MODEL〉〈Pierre Hardy〉〈Robert Clergerie〉〈Sartore〉〈Serafini〉〈Sergio Rossi〉〈Stella McCartney〉〈TATAMI〉〈Underground〉▼婦人雑貨〈Alexandre de Paris〉〈BERNSTOCK SPEIRS〉〈Borsalino〉〈Faliero Sarti〉〈Helen Kaminski〉〈Matta NY〉〈newneu〉〈raregem〉〈Ray-Ban〉〈SARAH’S BAG〉〈Satio by Bottinelli〉〈SOPHIA203〉〈THE CASE FACTORY〉〈WANT LES ESSENTIELS〉〈DE LA VIE〉▼コスメ〈ADDICTION〉〈CLARINS〉〈CLE DE PEAU BEAUTE〉〈COSME DECORTE〉〈LA PRAIRIE〉〈NARS〉〈RMK〉〈THREE〉▼ボディケア・フレグランス〈IL PROFVMO〉〈JOHN MASTERS ORGANICS〉〈L’ARTISAN PARFUMEUR〉〈MOLTON BROWN〉〈NEAL’S YARD REMEDIES〉〈PENHALIGON’S〉〈REFA〉〈SERGE LUTENS〉▼サロン■PROMOTION 旬や季節感を感じられる演出とともに、魅力的なイベントからメゾンの限定ショップまで、「イセタンサローネ」でしか見られない企画内容で展開。<オープニングイベント「BLACK&WHTE」>期間:2015年4月3日(金)~21日(火)モードの基本色である黒と白、モノトーンの世界観を人気デザイナーのウエアや雑貨、オリジナルブランドからイセタンサローネ限定品を編集して提案する。<木村浩一郎xISETAN SALONE>期間:2015年4月22日(水)~28日(火)バイオレンスでエレガントなアート性から現代アヴァンギャルドデザインを代表すると言われる木村浩一郎氏と、世界を代表する高級陶磁器ブランド「MEISSEN」との融合により、今までに類をみないエレガントでコンテンポラリーな新しい美意識による作品を紹介。元の記事を読む
2015年03月26日東京都・銀座のギャラリー小柳で、現代美術家・束芋の個展「息花」を開催している。開催期間は4月4日まで(日月祝は休廊)、開場時間は11:00~19:00、入場は無料。同展では、アニメーションを用いた映像インスタレーション作品「にっぽんの台所」(1999年)で一躍注目を集め、以降、最年少で招聘された「横浜トリエンナーレ2001」、2011年の「ヴェネチア・ビエンナーレ(日本館代表)」など、数々の国際展に招聘され活躍している現代美術家、束芋(たばいも)の新作アニメーションを初公開している。2013年には、杉本博司が構成・演出を手がけた人形浄瑠璃「曾根崎心中」(近松門左衛門作)へアニメーション作品を提供しているが、今回の個展でも、近松作品などをモチーフにした新作アニメーション「あいたいせいじょせい」を発表。「曾根崎心中」の主人公「お初」と「徳兵衛」、そして吉田修一の小説『悪人』の登場人物「金子美保」と「清水祐一」らの恋愛にちなみ、2人の女性を比較する中から生まれたストーリーが展開していく。束芋の創り出す「もしも‥‥」の世界は、物語の終焉の先への想像をかき立てる。そのほか、人体の一部と花が、墨と蜜蝋着色によって艶麗に描かれるドローイングシリーズ『flow-wer』から新作7点を展示している。
2015年03月26日廣済堂出版は3月3日、動物愛護団体を立ち上げた女優・杉本彩さんの著書「ペットと向き合う」を発売した。著者の杉本さんは、女優として活動を続ける中、2014年に一般財団法人 動物環境・福祉協会「Eva(エヴァ)」を立ち上げた。2015年2月には、同団体は公益財団法人として認定。杉本さんは団体を立ち上げる前から、飼い猫「さくら」の介護の様子をつづったブログで情報発信をするなど、様々な動物愛護活動を行ってきた。同書は、犬猫2,500万頭の飼い主に向けて贈る、杉本さんからの熱いメッセージと介護やペットロスへの具体的指南書。たくさんの命と向き合い、見送った経験を持つ杉本さんは「ペットたちが教えてくれたのは、愛すること。生きること。受け入れること。本当の家族のように"命"と向き合うこと」と語っている。空前のペットブームと言われている中、高齢化するペットやペットの介護など課題も多い。同書ではペットの高齢化とともに、ペットロスの悲しみにどう向き合えばいいのかにも触れている。同書はAmazonにて、1,512円(税込)で販売している。
2015年03月20日三越伊勢丹ホールディングスが4月3日に東京ミッドタウン内にオープンする新業態「イセタンサローネ」のオープニング時のファッションディレクションは「ブラック&ホワイト」。同店の内装デザインには、現代美術家として知られる杉本博司が参画する。このタイミングで、新ブランド「ティジーアイエフ レディ フォア ザウィークエンド(T.G.I.F. Ready for the Weekend)」がデビュー。同ブランドは「自分らしさを大切にしながらシンプルに良いものを楽しみたいと願う女性」をターゲットにしており、東京コレクションでも注目を集める「タロウホリウチ(TAROHORIUCHI)」や「ベイジ(Beige,)」とコラボレーションした限定品も用意する。同ショップの商品企画担当者によれば「伊勢丹新宿店の本館2階で展開する『レディフォア ザ ウィークエンド』では、女性として、妻として、母として、という三つの役割を持つ女性をターゲットに、リラックスしたカジュアルスタイルや、日常のお出かけシーンのファッションを中心に提案してきた。今回、イセタンサローネのお客様をイメージし、“より自分自身と向き合う時間を大切にしている女性”に着てもらいたいコーディネートを提案したい」とコメントする。同ブランドでは、プリーツが全体的に施された動きのあるタンクトップや、長く着ていてもストレスを感じにくいジャージー素材のライダースジャケット、モノクロプリントがアクセントのシンプルなTシャツなど、コーディネートの幅を広げてくれるシンプルな中にセンスを感じらえるアイテムがそろう。モノトーンアイテムに質感やディテールで変化を加えている。また、オリジナルブランド以外にも「ブラック&ホワイト」をテーマに用意された限定品も登場。「マメ(mame)」からは、繊細なレースと女性らしい落ち感が美しいドレスワンピース。「ハイク(HYKE)」もモノトーンのトップスや平面的なシルエットのデニム素材のアウター、パンツ、スカートを展開。「ドリス ヴァン ノッテン(Dries Van Noten)」からは、大きめビジューがデザインされたモノトーンを貴重にしたサンダルが登場。ファッションの基本色である白と黒を採用することで、それぞれのブランドの個性が引き立つ仕掛けとなりそうだ。
2015年02月19日東京ミッドタウンは4月3日、商業エリアに新たに6店舗をオープンする。伊勢丹新宿店のサロン的なポジションとなるのが、セレクトストア「イセタンサローネ」。“商品(MD)とアートの融合”をコンセプトに、モードからリアルクローズまで様々なアイテムを提供する。内装は写真家の杉本博司、建築家の榊田倫之が手掛けており、こちらは“MY COMFORTABLE SALON”をコンセプトに居心地の良い空間を追及した。また、バス&ボディケアアイテムやウエア、雑貨などを扱うオーガニックブランド「バンフォード(bamford)」は、日本初となる旗艦店をオープン。合わせてバンフォードスパが今回、日本初上陸しており、セラピストによるフェイシャルやボディマッサージが受けられる。その他、ジュエリーブランド「タサキ(TASAKI)」では、プライベートサロンをイメージした店内で、クリエーティブディレクターのタクーン・パニクガルが手掛けるハイジュエリーを展開。植物由来成分にこだわるスキンケアブランド「イソップ(Aesop)」や、オイルを用いたアロマトリートメントを施術する「グランラフィネ(Grand raffine)」も新店舗をオープンする。東京ミッドタウン初のカフェとなる「パレタス(PALETAS)」は、国産フルーツを使用したアイスバーで人気の店で、今後は旬のフルーツを使ったタルトなどの限定メニューを続々と提供していく予定だ。なお、地下1階にある吉田カバンのオンリーショップ「クラチカ(KURA CHIKA)」も、今春に店舗をリニューアルする。ビジネスからカジュアルまでレザーアイテムを豊富にラインアップし、クラチカ限定となるアイテムも提供していく。
2015年01月15日東京都・銀座のギャラリー小柳では、「UNSOLD - 杉本博司/ソフィ・カル/青柳龍太」を開催している。開催期間は2015年1月31日まで(日月祝と12月13日は休廊、12月27日~1月12日は冬季休廊)、開場時間は11:00~19:00、入場無料。同展では、奇妙な縁で出会った杉本博司、ソフィ・カル、青柳龍太というアーティスト3人が2013年3月17日、秘密裏に靖国神社の蚤の市に参加し、そのときの売れ残りをそれぞれ陳列し、ギャラリー空間にインスタレーションとして再現している。"ソフィの陳列は、中古品で構成され、由来書きは無く、「本当の話」のエピソードを書き、それにリンクした物を並べた。10点を108,500円で売り、13点は売れ残った。杉本の陳列は、本物の古物と彼の作品ひとつで構成され、それぞれに由来書きを付けたが、それはまゆつばの由来ばかり。4点を67,000円で売り、12点は売れ残った。龍太の陳列は、彼が蚤の市でいつものように扱っている骨董ともインスタレーションとも思えるスタイルで、それにまつわる説明は全く無し。9点を740,000円で売り、10点は売れ残った。午後になって、グループを引き連れたアメリカ人のガイドが私たちの前を通りがかり言った。「ここは、見る価値はなさそうだ」"なお、杉本博司やソフィ・カルといえば国際的に活躍する著名な現代美術作家だが、本人たちの弁によるいつもとは少し変わったプロフィールを紹介しておこう。「杉本博司は1948年、台東区御徒町生まれ。1970年、美術家を志し渡米。1978年、名門ソナベント・ギャラリーに属すれど食えず、1980年に骨董屋「みんげい」を始める。当時、日本全国の蚤の市を巡る。1995年のメトロポリタン美術館での個展以後、作品で食えるようになるも長年の習性はぬけず古物を買い漁り今に至る。ソフィ・カルは1953年、フランス・パリ生まれ。10代の終わりから7年もの間、放浪生活を送り、26歳でパリに戻る。その頃より制作を始め、1980年より展覧会へ出品。自らの体験をもとに事実とフィクションを織り交ぜ、テキストと写真、映像を組み合わせたインスタレーション作品を制作している。青柳龍太は1976年、大阪生まれ。ラサール高校卒業後、美術家を志し多摩美術大学に進学。2005年よりコンセプチュアルなインスタレーション作品の発表を開始。2010年より神楽坂にて骨董、ガラクタ、オブジェを展示、販売する店を始める」
2014年12月25日東京・銀座のギャラリー小柳では現在、グループ展「UNSOLD」を開催している。この展覧会に出展されるのは、蚤の市で売れ残った商品達。靖国神社で開催されているマーケットに2013年3月17日、ソフィ・カルを通じて知り合った3人のアーティストが秘密裏に参加した。ソフィ・カルは、この日のために自著『本当の話』のエピソードを書き、それにちなんだ品を販売。杉本博司は古物商を装い、陳列した商品と自作にまゆつばの由来書きを添えた。青柳龍太は、骨董ともインスタレーションとも見える、同氏ならではの作品を出品している。展覧会では売れ残りをインスタレーションとして再現。当日の写真や3人のアーティストによるテキストを掲載したカタログも販売される。【イベント情報】UNSOLD - Hiroshi Sugimoto / Sophie Calle / Ryota Aoyagi会場:ギャラリー小柳住所:東京都中央区銀座1-7-5小柳ビル8階会期:11月20日から1月31日時間:11:00から19:00休館日:日・月曜日、祝日、冬期休廊(12月27日から2015年1月12日)入場無料
2014年12月05日三越伊勢丹ホールディングスは、2015年4月3日、東京ミッドタウン内に伊勢丹新宿店のサロン的役割を持つ新店舗「イセタンサローネ」をオープンする。「MD(商品)とアートの融合」をストアコンセプトに、来店者に居心地の良い上質な時間、特別な空間、サービスで「最高のお買い物体験」の提供を目指す。店舗は現在「メルセデス ミー(Mercedes me)」が入店しているスペースに出店。面積は約900平方メートル、2フロア構成となる。内装デザインは「MY COMFORTABLE SALON」をデザインコンセプトに写真家・杉本博司、建築家・榊田倫之が手掛ける。美術館など文化施設がある六本木という立地を踏まえ、自然光をふんだんに取り込んだ光環境や、アートを感じる動きのある特別な什器や和素材を採用した店舗デザインを予定している。1階には、プロモーションスペース、宝飾・時計、ハンドバッグを展開。2階には婦人服、婦人靴、コスメ・フレグランス、サングラス、スカーフ、帽子などのアイテムを展開。プロモーションスペースでは、伊勢丹のオリジナル商品やセレクトしたアイテムを、トレンドやシーズンを切り口にした様々なテーマで編集提案する。店舗オープン時には「BLACK&WHITE」と題し、黒と白の世界観をウエアや雑貨で表現。限定品に加え、国内外のブランドや自社PBを編集提案する。立地やストアコンセプトを踏まえ、高感度なファッション顧客の要望に応える品ぞろえとなるという。店舗の位置する港区や近隣地区エリアを戦略的マーケットとして位置付け、同社の顧客接点の拡大の拠点として、事業展開する考え。また、同社の中小型店舗戦略の一環として、名古屋駅近くに建設中の大名古屋ビルヂング内にもセレクトストアの出店計画を進めている。
2014年12月02日あなたがもし恋愛に悩んで苦しいのなら、ラブの化身・杉本彩様のお言葉は、辛い今を抜け出す足がかりになるかもしれません。恋愛に迷う原因はひとえに「自分の恋愛観」が確立されていないから。彩様の声にそっと耳を傾け、自分の進むべき道を選びましょう。■1.彼氏と別れる心構え「私は一度別れた彼と戻ることは絶対にありえない。1%でも可能性があるなら、それに賭けて別れずに頑張るから。だから別れるときは、0%になったとき」元彼とのズルズルした関係は精神安定上もっともいけません。「もうこの人と二度と付き合うことはない」と自分で納得し、意志を固めてから別れないと、いつまでたっても過去に縛りつけられてしまいます。■2.他の女子を羨んでいませんか?「人の真似をしていたのでは、いつまで経っても、その人は越えられないでしょう。他人に目を向けるよりも先に、まずあなた自身を受け入れることが必要です。そうすれば、あなたなりの魅力を引き出すことができ、真の美しさが芽生えることでしょう」どんなに望んだって他の女子にはなれないのだから、まずは「自分らしさ」を突き詰めてみましょう。私に合う化粧・似合う服・・・。あなたなりの魅力を手に入れれば、あなたにぴったりの自然な恋愛が出来るはず。周りと比較して落ち込む必要はありあません。■3.過去を引きずらないためには「こうなったのはあの人のせい」 と、自分が幸せじゃないことを、ずっと男のせいにして引きずっていてはいけない。そんな足踏みしている状態では、決して前に進めない。人を恨んでいると、その険しい思いは顔の表情にまで蓄積し、必ず醜くなってしまう」前に進むためにはとにかく後ろを振り返らないこと。今の自分を形づくるすべての経験に感謝をして、次に生かしましょう。ひたすらにでも歩き始めたら、「そんなこともあったなあ」といつか笑える日が来るものです。■4.まず自分が愛することを一番に「皆、愛されたいって思い過ぎてるの。愛されたい、理解されたいって。愛されることばかりを求めすぎて、愛することを疎かにしてるの。傷ついても、失っても、この人の人生のために何ができるのか?って自分が愛することを一番にすれば、全て解決するのよ」「愛されること」を目的にしていると、満たされない欲求に支配されてしまします。「愛すること」を徹底し、自分の気持ちに責任を持ちましょう。そうすれば、例え裏切られたとしても相手を恨むことはないし、いつでも前を向くことができます。■5.つい意地を張ってしまう女子へ「恋愛において男性と張り合っても、 何一つ良い事はない。心の中で”何言ってんの”って思っても最後まで男性の話すことを聞いてから自分の考えを伝え、とにかく可愛く男性を立てなきゃダメ」意地や素直になれない感情が邪魔して、男性を立てられない女子に送る名言。自分の意見が正しいという自信があると、相手の話を聞けずについ意地になって、頭ごなしに否定などしてしまっていないですか?そのままだと、お互いの考え方の深い部分がわからないままです。まずは相手の言い分から聞いて、彼を立てましょう。その上で自分の考えを伝えて、意見をすり合わせることで、二人の関係を進めていくことができます。■おわりにいかがでしょうか。恋愛が苦しいときは視野がとっても狭い状態。現状を嘆いて否定し決めつけるのは止め、彩様のように「自分を受け入れ、自分の気持ちに責任を持つ」恋愛観を持てば、無理のない恋愛を楽しめるようになるでしょう。(倉持あお/ハウコレ)
2014年11月03日「コスチューム ナショナル(CoSTUME NATIONAL)」は、“黒”にフォーカスした展覧会「Black Hologram」を、南青山の旗艦店内のギャラリー「LAB」で開催している。本展では、デザイナー、エンニョ・カパサが好む色・黒を中心としたアート作品のみを展示。ホワイトボックスであるギャラリー空間をキャンバスに見立て、複数の黒いアート作品が一体となってドラマを作りあげる。エンニョが、アート作品から日々インスピレーションを受け、コレクションへと昇華するという創造的な思考を空間に表出させることを企図。杉本博司の神経細胞のような写真作品、荒木経惟の寂寥感漂うモノクロの空、ヴォルフガング・ティルマンス(Wolfgang Tillmans)の艶を放つブラックプレートなど、作家の意外な一面を見せてくれる。【イベント情報】Black Hologram会場:CoSTUME NATIONAL | LAB住所:東京都港区南青山5-4-30CoSTUME NATIONAL Aoyama Complex1階会期:10月15日から2015年1月10日時間:11:00から19:00入場無料
2014年10月27日東京都・神田の3331 Arts Chiyodaでは、「DOMMUNE University of the Arts -Tokyo Arts Circulation-」が開催されている。開催期間は11月3日まで(月休)、会場は3331 Arts Chiyoda 1F メインギャラリー。開場時間は12:00~19:00(番組配信日は23:30まで)、入場料は展示のみ800円、番組観覧1,800円(展示入場料含む)。同展は、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、そして"現在美術家"など、幅広く活動を行う宇川直宏が主宰するインターネット放送局「DOMMUNE」が、3331 Arts Chiyodaに場所を移して展開するライブトーク/DJパフォーマンスと作品を展示するもの。現代日本を代表するアーティスト100人の個人史をひたすら掘り下げる新番組「THE 100 JAPANESE CONTEMPORARY ARTISTS」を本人の出演で生配信(翌日より会場にてアーカイブとして視聴可能)するほか、参加アーティストの作品を見ることができる。その冒頭を飾るゲスト20組には、横尾忠則×椹木野衣(10月22日)、森山大道×長澤章生(10月23日)、田名網敬一×宇川直宏(10月30日)、杉本博司×都築響一(10月31日)、Chim↑Pom(11月2日)らの名前が挙がっている。また、開局以来5年間にわたって全世界からスタジオにアーティストを招き、宇川本人が日夜、撮影・配信・記録したDJ1,000人分のアーカイブを、ジョン・ケージの指揮のもと同時再生させるインスタレーション作品「DJ JOHN CAGE & THE 1000 WORLD WIDE DJS」を宇川の最新作として初披露している。
2014年10月20日(画像はプレスリリースより)商品コンセプトに共感!キューサイの、食べるスムージー「Saiby(サイビー)」のPRアドバイザーに杉本彩さんが就任しました。杉本彩さんは、キューサイの販売する、「ケール青汁」を10年以上愛用していて、TVや雑誌で自身の健康法として紹介されていました。そこで、キューサイが杉本彩さんに「Saiby」を試食してもらったところ、「いつまでも若々しく美しく、スタイリッシュであり続けていただく」という、商品のコンセプトに共感され、PRアドバイザーに就任する運びとなりました。杉本彩さんは、「Saibyは可愛くておしゃれ、味も美味しく、7種類あるので、飽きずに食べれる、安心安全なものを口にすることがどれだけ大切かが、年を重ねていくと特に感じるようになり、体の中からケアして美しくなるのが大切だと思います。」と語っています。7色パックで販売「Saiby」は、48種類の果実や野菜の種子や皮の部分まで、可能なかぎりすりつぶして使用、水や添加物は一切入っていないので、30代から40代の美容や健康意識が高い女性から、支持を集めています。内容量は、90g入りが7パック入り、通常価格2,850円(税込み、送料込み)、初回お試し価格は1,900円(税込み、送料込み)となっています。【参考】・キューサイ株式会社プレスリリース/PRTIMES
2014年08月03日東洋と西洋の近現代美術コレクションを持つ世界トップクラスの台湾コレクター「ヤゲオ財団」。その全面的な協力を得て、ユーモアとチャレンジに満ちた展覧会「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」が、東京国立近代美術館で6月20日よりスタートした。展覧会には珍しく、一見多弁に見えるタイトル。しかし、ここに記された「世界の宝」という言葉には二つの意味が込められている。一つは、展示作品の市場価格・保険評価額からしてまぎれもなく「世界の宝」であるということ。一体、どれほど「宝」なのか。一例を挙げるなら、パリで活躍した北京生まれのザオ・ウーキーの作品が、2013年12月1日に行われたサザビーズのオークション(北京)で8,968万元(約15.3億円)、また、フランシス・ベーコンにおいては、2011年2月10日に行われた同オークション(ロンドン)で2,300万1,250ポンド(30億822万円)という莫大な金額でそれぞれ落札されている。もう一つは、美術史的に見ても「世界の宝」であること。今回、展示される作品を生み出したアーティスト達はアートの長い歴史を踏まえつつ、「今」にフォーカスし、「今」表現すべきことを表現し、同時に移ろうことのないメッセージを未来に向けて伝えようとしてきた。本展では、マン・レイ、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒターといった西洋の現代美術の大御所並びに、サンユウ(常玉)やツァイ・グオチャン(蔡國強)、リウ・ウェイなど、中国近現代美術を代表する面々、東西混合計40人のアーティストによる74点の作品が「ミューズ」「崇高」「記憶」「新しい美」といったキーワードを元に、10章に分けられて展示されている。この展覧会のポスターにも使われているマーク・クインの「ミニチュアのヴィーナス」やアンドレアス・グルスキーによる「メーデー(May Day)」、今回、唯一の日本人アーティストである杉本博司の「最後の晩餐」や「ティレニア海、コンカ」などを始め、多種多様な見応えある作品群が並ぶ。開幕にあたって、来日したヤゲオ財団代表のピエール・チェン氏はこう語る。「優れた作品とは、倉庫の中に大事にとって眠らせておくものではないのです。アートはもっと身近なもの。生活の中に溶け込ませて、共に生きてこそ、意味がある」かつて苦学生だったというチェン氏。大学の学費をアルバイトで稼ぎながら、1年半掛けて貯金した1万5,000元(約5万1,000円)で初めてアート作品を購入した。「台湾にあるチェン氏のご自宅にお邪魔したのですが、バスルームにマン・レイがあったり、リビングにウォーホルがあったり。アートと共に生活する。これをまさに地で行くライフスタイルに仰天しました」と同美術館主任研究員の保坂健二朗氏。作品の展示と共に、ヤゲオ財団のコンセプトである“living with art”“art is accessible”を表現すべく、チェン氏の自宅やゲストハウス、オフィスなどに飾られたアート写真も見所の一つだ。また、同美術館館長の加茂川幸夫氏は「若い人達にもぜひ親しんでいただきたい」と語り、来場者には作品を楽しみつつ、アートコレクターの感覚を追体験できる「ゲーム」も用意した。東京国立近代美術館での開催後は、9月6日から名古屋市美術館、12月20日から広島市現代美術館、2015年3月31日からは京都国立近代美術館と3都市を巡回する。【イベント情報】現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展会場:東京国立近代美術館住所:東京都千代田区北の丸公園3-1会期:6月20日から8月24日時間:10:00から17:00(金曜日は20:00まで)料金:一般1,200円、大学生500円、高校生以下無料休館日:月曜日124
2014年06月20日2月12日、「エトロ(ETRO)」は写真家・蜷川実花とコラボレーションしたカプセルコレクション“エデン(Eden)”の販売をスタートした。これに合わせて、エトロ家長男で今回のプロジェクトを手掛けたヤコポ・エトロ氏が来日。17日まで伊勢丹新宿店1階ザ・ステージにオープンしている同コレクションポップアップストアにて彼に話を聞いた。「作品、人柄共に素晴らしいアーティスト」と蜷川に首ったけの様子だ。「昨年伊勢丹新宿店で彼女に作品の撮り下ろしとディスプレイディレクションをしてもらうコラボを行ったが、もっと面白いこと・商品に関することをやりたいと思い、Edenに至ったんだ」と経緯から説明。商品ラインアップは全30型。バッグ、ショール、小物、ウエアなど様々なアイテムが製作された。特徴的な柄は、エトロのペイズリーに蜷川を象徴するモチーフであるバタフライやストーンが載せられたもの。「実花がミラノに来て、デザインを一緒に決めたんだ。完成したアイテムは若々しくて、楽しくて、フレッシュ、そして可愛い。凄く実花らしい仕上がりだと思わないかい?期待以上のものを作ってくれた。最初に行く所まで行こう、インパクトあるコレクションにしようと伝えたからね(笑)」目を引くのはその柄だが、ファスナーの引き手などの副資材も両者で考えたという。「例えば、僕はクラッチバッグが気に入っているんだけど、ふたを開けると内装は赤、そしてジップやポケットが付いていて機能性にも配慮している。こういう細かいところもディスカッションしたんだ」価格は1万7,850円から10万2,900円と、従来のエトロよりも抑え目。蜷川のポップでファンタジックな世界観と共に、「25歳位の女性達をエトロファンにしていきたい」と若い層へのアプローチにも意気込む。2人は2008年代々木体育館で行われたイベント「エトロサーカス」以来の友人とのことだ。ヤコポ氏はそれ以来彼女の作品に魅せられている。「彼女は映画監督としても素晴らしい。次はエトロのホームページとブティックで流すための、日本とエトロが融合したようなショートフィルムを作ってもらいたいと考えている。彼女も日本も大好きだからね」。彼は日本に度々来日し、着物生地のコレクションもしているという。「日本文化は最も洗練された文化の一つ。だから日本で生まれたアーティストは世界でも通用する。著名な方では写真家の杉本博司さんや画家の奈良美智さんに興味がある。いつかコラボできたら」と、日本への造詣の深さを窺わせた。今後同コレクションは銀座三越(2月18日から23日)、阪急うめだ本店(2月26日から3月4日)、東急東横店(2月27日から3月12日)にポップアップストアをオープン。2月18日よりエトロ銀座本店、3月1日より全国のエトロブティックで扱われる。伊勢丹新宿店では2月15日16時より蜷川と『ヌメロ・トウキョウ』編集長の田中杏子のトークショーを開催予定。
2014年02月14日※画像は、杉本彩Beautyブログいくつになってもきれいな杉本彩さんも利用する美顔器タレントの杉本彩さんが、オフィシャルブログで自身がプロデュースした美顔器『ララ・ルーチュ』を紹介している。杉本彩さんが必要としている美顔器を作る為、販売会社であるキャネットに無理難題をぶつけながら作ってもらった、と言う絶大な美容効果を投稿している。杉本さんは、モデルやキャンペーンガールを務めたのち、女優としても才能を開花させた。そのほかにもスキンケアブランドやランジェリーブランドを立ち上げるなど、美容やファッションの分野でも活躍。そのスタイルの良さは、男性だけではなく女性からも羨望のまなざしで見られる。自宅でエステサロンと同じ効果を美顔器『ララ・ルーチュ』の効果を伝える為に、施術前と施術後のすっぴん顔も披露。仕事での移動をこなし寝不足の為、お疲れモードでクマも出来た施術前の顔が、施術後には肌の色も明るく、血行が良くなっている。エステサロンでしか味わう事が出来なかったようなコラーゲンやヒアルロン酸などの高分子成分の美容成分もしっかり馴染ませる事が出来る美顔器『ララ・ルーチュ』。エステサロンに行けば、時間もお金もかかってしまうが、自宅で同様のケアが出来れば、気軽に続ける事も可能になる。もちろん顔だけでなく、デコルテや首にも利用が出来る。【参考リンク】▼『ララ・ルーチュ』▼杉本彩Beautyブログ
2013年11月09日「コスチュームナショナル(CoSTUME NATIONAL)」は、南青山の旗艦店内のギャラリー「LAB」で、現代美術家、杉本博司の個展「Architecture of Time」を開催している。2014年1月13日まで。コスチュームナショナルは、杉本が構成・演出・美術を手掛ける人形浄瑠璃「曾根崎心中」を舞台化した「杉本文楽・曾根崎心中・付り観音廻り」の2013秋ヨーロッパ3都市公演をサポートしている。本展はこの公演を記念して実施され、レンズの焦点を無限遠の2倍に設定し、全体をぼかす独特の技法で撮影される「建築(Architecture)」シリーズの作品を展示している。同店では2011年のオープン以来、併設されているバーの壁に杉本博司の同シリーズをディスプレイしている、【イベント情報】Hiroshi Sugimoto: Architecture of Time会場: LAB / CoSTUME NATIONAL住所:東京都港区南青山5-4-30 CoSTUME NATIONAL Aoyama Complex1階期間: 2014年1月13日まで時間:11:00から19:00
2013年10月21日長年、表参道のシンボルだったハナエ モリビルの跡地に生まれたオーク表参道。1階にはNespresso、EMPORIO ARMANIカフェ、COHCHなどが入っています。現代美術作家の杉本 博司さんによるエントランスは、古代の石室をイメージしたアート空間で重量感があります。天から降り注ぐ光の道のように神々しい外階段を上ると広がる空の下にガラス張りの和カフェ「茶酒 金田中」があります。日本二大料理屋と言われ銀座に本店を置く老舗料亭「金田中」が作った「茶酒 金田中」。鉄平石を積んだ料亭風の苔庭や内装も杉本 博司さんが手がけられました。3代目店主が書かれた看板も粋で入口から期待感が高まります。白を基調にした内装はスタイリッシュ。ひな壇になったカウンターは10mの檜の一枚板で圧倒的な存在感、庭に近いカウンターは向かい合わせに、上段は横並びで座ります。休日ということもあってかオープンと同時にお洒落な大人の方たちで満席になりました。ホールの制服は、イタリアンカラーの白シャツに黒のパンツと清楚で、良き昭和の雰囲気にほっこりします。うすはりグラスでいただく水はおいしい。おしぼりの出し方も洗練されていました。ランチはハーフポーションで前菜2種、メインは2種選び、デザート付きで2800円。200円プラスすると珈琲か抹茶をつけることができます。前菜は、煎り雑魚、塩昆布と水菜のサラダと丸十すり流し。丸十とはさつまいものこと、冷たいすり流しはほんのりと甘く滑らかで食欲がわきます。メインには、一番人気だという月替わりの、文月 寄せ鍋ご飯を選びました。はも、海老団子、鯛あら、巻玉子、浅利、大山鶏団子、白菜、しいたけ、各素材からでた出汁がおいしいです。ネーミングが楽しい女将さんのカレー饂飩は、茄子、ひき肉、じゃがいも、九条葱入り。家庭的な味でペロッと食べてしまいました。料理全般に使われている椀や盆は桜やメイプルで手に馴染み、洒落ています。締めは、ずんだの峰岡豆腐と抹茶。峰岡豆腐とは牛乳で作られたお豆腐のこと、枝豆のソースと一緒に口の中で溶け絶品でした。甘いものは別腹ですから、三色餡と本わらび餅もお願いしました。ゆかり、ずんだ、レモン餡をわらび餅につけていただきます。本物の蕨粉から作られた餅は弾力がありとてもおいしい。レモン餡は、酸味が夏にぴったりでした。都会の真ん中で空を感じながら季節替りの料理と美しい和菓子をいただく。随所にこだわりを感じる凛とした空気感。大切な方をお招きするとき、ゆっくりとした時間を過ごしたいときの、とっておきの場所になりそうです。表参道「茶酒 金田中」 公式サイト
2013年09月04日姿勢と心は同じ!セクシードレスで美姿勢ボディを披露セクシーでグラマラス、パワフルな変わらぬ美しさをみせるタレントの杉本彩が18日、東京都内で行われた美しい姿勢の女性を選ぶイベント「S-レッチングフェスタ2013カラダ総選挙」に審査員として出席。レースとカッティングが美しく、セクシーな魅力たっぷりのミニドレスをまとって登場した。凛とした美しい姿勢でポーズを決め、衰えることのないキレイなボディラインを披露してみせた杉本。姿勢の基本は、ストレッチスタジオに2年間通って身につけたそうで、姿勢を正すと心も正されること、意識が美しい体をつくってゆくことを熱く語り、姿勢の悪い美人はいないとして、美を目指すなら、キレイな姿勢を保ち、エレガントな振る舞いを心がけることが大切と説いた。ドSのストレッチ!ダイエット効果もこのイベントは、姿勢教育を中心に据えた“ドSなストレッチトレーナー”として知られ、日本初のオリジナルストレッチジムを展開している兼子ただし氏が代表を務める「S-レッチングスタジオ(SSS)」が主催したダイエットコンテストで、美しいS字姿勢になるためのストレッチトレーニングで、ダイエットにチャレンジした女性6人が登場。杉本彩をはじめ、女医の小林暁子氏、雑誌「S Cawaii!」の浅見悦子編集長らからなる豪華な審査員と、会場に集まった観客らに、そのボディのビフォーアフターをアピールした。女性たちのその劇的な変化ぶりには、杉本も驚き、参加者を大絶賛。その美しさをもってこれからの人生を楽しんでほしいとエールを送っていた。コンテストのグランプリには、49日間の挑戦で体重56.0kから48.9kgという7.1kgの減量に成功した吉田栄理加さんが選ばれた。急に“ドSなストレッチ”は難しくとも、日ごろの歩き方や姿勢から、生み出せるものは少なくないのかもしれない。もちろん、積極的なストレッチに挑戦すれば、効果はきっとあらわれる。自分の美しさを作るのは自分自身。まずは“意識改革”に取り組んでみては。【参考リンク】▼S-レッチングスタジオSSS▼ストレッチクリニック公式ブログカラダ総選挙▼杉本彩公式サイト元の記事を読む
2013年08月22日インターネット、携帯電話、スマートフォンなど情報伝達ツールが発展し、様々なSNSサイトが数多く生まれている。そんな掲示板やブログ、ツイッターなどを活用して日々の思いを書き込んでいる女子も多いだろう。しかしホンネを語れているのか、といえば微妙。こと恋愛に関しては、不特定多数が閲覧するネット上で赤裸々トークをするのは難しいのでは?そんな語りたがり女子たちの欲望を満たしてくれるのが、スマートフォン向け女性限定の完全匿名掲示板Amebaスマホの「GIRL’S TALK」。“女性のホンネ解禁”をコンセプトに、「恋愛」「お仕事」「家庭」などのカテゴリーの中で、女子たちがホンネ丸出しのトークを繰り広げている。なぜホンネ丸出しで平気なのか? それは利用者には自動でトークネームが振り分けられるため、匿名性を保持しながら楽しむことができるからだ。14日にはホンネの世界をさらに広めるべく、サイト利用者女子を招いたイベント「男子禁制!過激すぎるガールズトーク」が都内で行われ、女優の杉本彩、タレントのあびる優、モデルの佐藤かよがホンネ爆発のガールズトークを繰り広げた。恋愛スペシャリスト担当の杉本は、3股交際をしているという悩みを持つ女性に対して「同じ肉食女子としてはその気持ち、わかるわ」と共感を示しながらも「でも3人とは驚きね。まるで成金のおじさんみたいじゃない。でもね『二頭を追うものは一頭も得ず』よ」とバッサリ。さらには「それぞれの良い部分しか見ていないから、1人に絞ることができないの。自分にとって耳が痛いような厳しいことを言ってくれる人こそ選ぶべき。そんな男性と付き合わない限り、自分の成長はないわよ。これが経験上の真実」と説得力十分の持論を展開した。これにはいまどき目線担当の佐藤も「楽しい相手を選んで、楽しい恋愛がいいものだと思っていた」と驚いた様子。恋愛ホンネ担当のあびるも「恋愛というのは、お互い指摘しあって高めあっていくもの。そういった現実が嫌だから、広く浅くを選んでしまっているのでは?」と3股交際女子に苦言を呈していた。イベント開始早々から、白熱のホンネトークを繰り広げる3人。その一言一言に観客からは共感や納得の溜息が…。さらに、彼氏に嫉妬するという悩みを打ち明けた女子に杉本が「ジェラシーは恋愛の最高のスパイスよ。それこそが恋愛の醍醐味じゃない!」と“杉本語録”を炸裂させると、あびるや佐藤も「杉本先生~!」と大興奮。世の中には、彼氏に嫌われないように感情を押し殺してしまう女子も多いが「恋愛の中でのつらさ、苦しみは当たり前。それをいい子ぶって押し殺してしまうのは必要なの?お互いにぶつかればいいのよ!そこから燃え上がることもあるんだから」と思うままに挑めとアドバイスした。ちなみに、彼女がいるのにも関わらず合コンに行ってしまう軟派男は「恋愛のターゲットではない。興ざめよ」とバッサリだった。これまでの常識として、女子は健気に男を待つのがいいとされてきたが「そんなのは男の刷り込み。黙って男を待つ女なんて、男は追いかけようとは思いません。これは人間の心理です」と断言する杉本の力強い姿に、あびる、佐藤はもちろんのこと、会場中が羨望の眼差し。また、結婚する意識の低い男性からのプロポーズを待っているという悩みについては「自分の気持ちをさりげなく相手に知らせて事を運ぶ方が、主導権を握れるわ。必ずしも男性側からしてもらう、という意識でなくてもいいの」と女性上位を強調。佐藤が「でもテレビや漫画の影響もあって、女性は男性からのアクションを待ってしまいますね」と弱気になると、すかさず杉本は「それが女の幸せだと思いこまされているのよね。プロポーズなんて男の決意表明だから、ロマンチックに思う必要なんて全然ないのよ」と教え諭していた。ガールズトーク、というよりも「杉本語録」発表会になってしまったこの日。「次は夜にやりたい!お酒も必要」と大盛り上がりの2人をよそに、杉本は「女性の強さ、逞しさを感じることのできたイベントだったわ」とクールに語っていた。初めて行われた「GIRL’S TALK」リアルイベントは、掲示板に負けず劣らずの赤裸々トークによって大盛況のうちに幕を閉じた。打ち明けたいけれど、友人には打ち明けることのできないディープな恋愛トークをしたいなら、「GIRL’S TALK」を利用してはどうだろうか。■Amebaスマホ「GIRL’S TALK」 公式サイト
2012年12月17日