「女子個人総合では予選トップで通過したのに、決勝では平均台で落下して4位……。信じられないことがあるんですよね。五輪に出場の夢は昨年のリオ五輪で果たせてはいたんですが、今度『世界一』にしたいと思ったら、そう簡単にはいかない……」 そう語るのは、10月初旬、カナダのモントリオールで開かれた体操・世界選手権に出場した村上茉愛選手(21)の母・英子さん(48)だ。その予想外の“落下”を間近で見つめていた母は、あえてこう叱咤した。 「おそらく“安全運転”をしたんでしょう。守りの試合です。攻めないと、世界一なんて取れません。試合後に少しだけそんな話をして。茉愛もわかったと思うんですが」 そして10月8日の日世界選手権最終日、村上選手は種目別の床で完璧な演技を見せ14.233点をマーク、同種目で日本勢初の金メダルに輝いた。日本人女子体操では63年ぶりの快挙だった。 「ひとつ難しい技を入れました。あのとき本人も種目別で“床を取る”と――。人生はずっと勉強だと思います。世界一と言っても来年にはまた別の世界大会がある。3年後には東京五輪がある。一度世界一になったらそれでいいとは誰も言いません。必ずもう一度となりますから」 英子さんは自慢の娘の“偉業”にも、さらに心配ごとが増えてしまったとでも言うような表情をしていた――。 本誌は10月14日、朝から夕方まで予約がぎっしり入っているという英子さんの「ei美容室」を訪ねた。仕事が一段落した夕方、英子さんが村上家の“メダルへの道のり”について詳しく話してくれた。 「私には弟と妹がいて母子家庭で育ちました。習い事でもエレクトーンなどは大嫌いでしたが、中学で体操部に入ると、それが面白いように上達して。それで地元の大会に出たときに、人生で初めて人前で表彰されてメダルを首にかけてもらった……。つらい家庭で育ったけど、初めて自分を誇らしく思えたんです」 だがその後、伸び悩む。 「正直『ああ、遅かった』と思いましたね。トップレベルの選手はみな小さいころから始めていますから。それで卒業したらすぐに結婚して子供をたくさん作ろうと思ったんです。私の子供なら、きっと五輪でメダル取れるような体操選手になるはずだと(笑)」 高校卒業後のOL時代に出会った体操選手の男性と結婚、25歳で長男を出産する。 「まず長男、そして2人女の子。その3番目が茉愛です。みな早い時期から体操教室に通わせました。長男が妹2人の先生みたいなものでした。私は“体操経験者”に過ぎませんが、一人のママとしては自信がある。茉愛の才能もすぐに分かりました。まず体が柔らかい。おむつ取り換えるだけで股関節が柔らかいのがわかりましたよ。それに物怖じしない、人見知りもしない――体操教室の先生たちも『何でもすぐにできますね』と絶賛してくれました」 英子さんは、その後も2人出産し、子供は男2人女3人の計5人となった。 「5人を体操選手にするとなると、どう考えても私が専業主婦のままでいいわけないですよね(笑)。それで美容師になろうと思いまいした。もちろん、通信教育を受けて、美容室に弟子入りするところから始めて。実はこのお店は3番目の“茉愛の誕生”がきっかけだったんです」 そんなとき、五輪で4つのメダルを獲得した池谷幸雄さんが、都下の小平市で体操スクールを開く話を聞いた。 「神奈川県の相模原に住んでいたのですが、それなら小平に引っ越そうと。夫はそのスクールの講師になり、私はその近くで美容室を開業するということに決めました」 英子さんは必死に働いた。美容師としての実力も相当なものとなり12年に全日本美容技術選手権の中振袖着付け競技部門金賞を受賞。店は朝から晩まで客足が途絶えない。 「遠征費など体操にはお金がかかります。それはもう殺人的な子育てでしたよ。試合のこともあって、最初は美容室を『日曜定休』にしていたんですが、一番下が小学校にあがったときに“もう1人でもお留守番できるでしょ”と日曜も店を開けるようにました。我が家のしつけでは『小1になると一人前』なんです(笑)」 現在長男は中学校教師、長女は美容師、三女は美容学校、中1の次男は体操の実力をぐんぐん伸ばしているという。 「人生で今がいちばん充実しているし、楽しいですよ。茉愛がカナダで金メダルを取って次は東京五輪が目標!その後も一番下が7年後のパリ五輪を目標にしています。私が美容室で朝から晩まで働いて、それに5人の子供がちゃんと応えてくれている……」 日本体操史に燦然と輝く村上選手の金メダル。母娘の笑顔はさらにキラキラと――。
2017年10月18日多くの人の支持を集めることが人気のバロメーターである一方、常に評価の目にさらされる宿命にあるのが著名人たち。それぞれの職業観の中で、どのような言葉を支えにして苦境を切り抜けているのか。連載「わたしの金言」は、著名人たちが心の拠り所としている言葉を聞く。第7回は、村上淳、村上虹郎、三浦誠己らが所属する事務所・ディケイドの佐伯真吾社長。設立25周年を記念して、映画『AMY SAID エイミー・セッド』(9月30日公開)を企画・製作し、主演の三浦をはじめ、自社俳優の総出演で「大人の青春ストーリー」に本気で挑んだ。村上淳をデビューから支え続け、今では個性派俳優を多数抱える事務所にまで成長させた佐伯社長。その金言からは、苦楽をともにしてきた俳優たちへの愛情とマネージメントの極意が滲み出る。2つありまして。映画プロデューサーの椎井さんから言われた「マネージャーはプロデューサーである」。阪本順治監督とずっと一緒にやってこられた方で、村上淳を売り込みに行った時に僕に対して言ってくださった言葉でした。以来、自問自答しながらマネージャーの仕事を続けてきました。マネージャーがプロデューサー的な役割を担うということはどういうことか。阪本さんの作品が大好きで、なんとか村上淳を出したくて、何のツテもなかったんですが窓口を調べてたどりついたのが椎井プロデューサーでした。何度も通ってお願いしていた中で、「役者をやめないんだったらいつか出会うから。機が熟すまでがんばってね」と言われたんです。当時20代そこそこのマネージャーの話なんか聞いてくれないはずなんですが、きちんと向き合ってくださいました。その時に、「あなたがどんなマネージャーか分からないけど、マネージャーなんだからもっと長い目で役者を育てる目線を持った方がいい」と言われたんですね。当時の僕は、オーディションがあればその作品に出すために必死にお願いすることしか思いつかなかった。でも、マネージャーは目先のことばかり追っていてもダメなんです。もっと長い目で、段階を踏んだイメージを持つことが大切だとおっしゃっていたんだと思います。それは今でも常に心掛けています。そして、もう1つは「地道」という言葉。小林薫さん主演の『キツイ奴ら』(89年・TBS系)という久世光彦さんのドラマがありました。このドラマがすごく好きで、その役にとっての格言が「地道」だったんです。たぶん大学生ぐらいだったかな。二十歳だろうが五十歳だろうが、「地道」の大切さは変わらないと思います。何事にも「地道」でありたいです。■プロフィール佐伯真吾株式会社ディケイドの代表取締役。1991年3月28日より同社を立ち上げ、俳優・クリエーターのマネージメント、音楽レーベル運営、音楽、映像、イベントの企画制作プロデューサーなどを行う。国際映画祭の常連である河瀨直美監督をはじめ塚本晋也監督、山下敦弘監督、若松孝二監督、瀬々敬久監督、諏訪敦彦監督、大森立嗣監督らの国際的評価の高い映画作品に数多く俳優を輩出し、同社を牽引してきた。本作『AMY SAID エイミー・セッド』は、企画から全体プロデューサーしている。自社製作は『Playback』(11)に続き2作目。(C)2017「AMY SAID」製作委員会
2017年10月08日●「この人、好きだなぁ」で「一緒に」村上淳、村上虹郎、三浦誠己、渋川清彦、大橋トリオといった俳優・アーティストをかかえる芸能事務所・ディケイドが設立25周年を記念して、「日本映画とは何か」を掲げた映画『AMY SAID エイミー・セッド』(9月30日公開)を製作。前記の5人をはじめ、ディケイド所属の俳優たちが総出演し、静かな物語の中で個性をぶつけ合いながら共鳴し合うアンサンブルを披露している。元映画研究会の40代男女8人が、20年前に亡くなったエミの命日に、かつて行きつけだったバーで再会する一夜。「わたし本当は知ってるの、エミが死んだ理由」という直子(中村優子)の告白をきっかけに、それぞれの胸の奥に閉まっていたことが明らかになっていく。三浦演じる主人公・朝田は周囲から映画監督としての才能を認められながら、自らその才能に失望し、現在はパン屋で働く。彼らに共通しているのは、かつてはたぎるほどあった情熱がすっかり冷めてしまっていること。どこの同窓会にもあるようなほのかな哀愁が、この映画の中にも漂っている。公式サイトには「本気で挑んだ大人の青春映画」とある。芸能事務所自らが企画、製作した作品でここまで熱量のこもった作品は稀だ。ディケイド・佐伯真吾社長はどのような思いをこの映画に込めたのか。村上淳との出会い、そして「キミ明日から社長だから」と2代目社長に指名された日など、語られるエピソードの数々からはこの映画に至るまでの分岐点、そして映画愛・役者愛が溢れ出ている。○震災で諦めかけた20周年前作――「大人の青春」とある通り、誰もが同窓会で感じる哀愁が漂う作品でした。いつ頃からこの映画の構想を練っていたのでしょうか?5年前、設立20周年という大義名分を掲げて、主演・村上淳、主題歌・大橋トリオで映画『Playback』を撮りました。ただ、それ以前にもそういう動きはあったんですよね。それはマネージメントの一環、例えば新人育成という目的の場合もあります。大橋トリオは今年で10周年を迎えましたが、デビュー当時から映画音楽をやらせたかったので、CMなども数多く手掛けている柿本ケンサクの長編企画映画『Colors』(05)にお願いして長編を4社の出資で撮りました。そのうちの1社がディケイド。そういう「映画作りの序章」が過去にはありました。そういう流れの中である日、村上淳が「彼、才能あるよ」と勧める監督の作品DVDを受け取りました。それは『やくたたず』(10)という作品で、三宅唱という当時は学生監督だったんですが、確かに良かった。彼で1本映画を作ろうとしたんですが、すぐにできるわけでもない。制作機能がなく、そもそも自分は映画プロデューサーでもない。知り合いの映画制作会社、監督、僕の3者で集まって台本を作って自主映画を作ることに。その間、1年ぐらいかかっていたのかな。ディケイドとしてはお金を出すので、大義名分として20周年を掲げました。でも、そこで震災が起こってしまって。ちょうど3月に撮ろうと思っていたんですよ。不安だらけの世の中は混乱し、映画を撮るようなそんな状況でもなく、制作会社が降りてしまったんですが、自主体制でやるしかないと。三宅もせっかく一年アルバイトを続けながらがんばってきていたので、やめるべきではないと思ったんです。それが『Playback』でした。通常のマネージメントは、台本をもらって撮影をして、終わったら宣伝をする。断片的なことしか映画やドラマに携われないんですが、企画から公開までを知ることも裏方にとって勉強になるんじゃないかなと思って、だからこそスタッフ含め全員参加で役割分担をしています。――『Playback』後、設立25周年で映画を作るというのは、かなり早い段階から決まっていたんですか?全くないといえばウソになりますが、そのあたりは資金次第というか。ただ、お金がなくてもやってしまおうという思いはどこかにありました(笑)。我々は限られた製作費の中でやることしか作ることはできない。でも、何よりもアクションすることが重要なんだと思っています。『AMY SAID エイミー・セッド』の撮影は去年。その半年ぐらい前に台本の企画があって、村本大志監督とは撮影の一年ぐらい前から話し合っていました。――その時にストーリーは決まっていたんですか?いえ、全く決まってませんでした。監督とは15~6年の付き合いになるお茶飲み友だちです。いろいろなことを話していて、うちの役者をCMに使っていただくこともありました。村上淳のジャックスカード(01~03年)が始まりです。とにかく、いろいろなシチュエーションでキャスティングしてくださいました。そして、監督が企画する映画に役者の名前を出してくださって。でも、なかなか実現しなかった。お互い寂しい思いをしていて、「監督と映画を撮る」というのがいつの間にか1つの目標になっていました。映画の話をはじめたぐらいの時に、監督が「ディケイドのサイズ感に合ってない?」と持ってきてくれた原作がありました。企画書を書いて某出版社に持ち込んだんですがボツになってしまったんです。ここで途絶えてしまうのももったいなかったので、僕から「ディケイドの俳優が全員同級生という設定の話はどうですか」と以前から温めていた企画を提案してみたんです。それは僕が体感した40歳の頃の同窓会の空気。あの感じ、誰しもが通る道だよなぁと盛り上がりました。監督も映画研究会でそういう集まりがあったらしくて。それでお互いの方向性が合致して、2週間後には監督がプロットをあげてきたんです。それで、本格的に進めることになりました。○ちょっと面倒くさい俳優の方が面白い――近況を報告し合って、以前と違う自分を伝える同窓会。それ以外の場所でも、久しぶりに再会した人とはそういう話になりますよね。僕も40歳の時に25年前の友人と会う機会がありました。広島から上京してほぼ会ってないわけですよ。一夜、わずか3~4時間の間にいろいろなことが昨日のことのように蘇ってくる。それぞれが何をやってるのかを語り合いました。自分の岐路はどこだったのか、その時ふと思ったんですよ。自分の進路を決めたのが19~20歳ぐらい。同窓会ってそういう場だよなぁという記憶が残ってて、ディケイドで同窓会をテーマにした物語ができたらなと考えていました。――それだけの思い入れがある作品で、なぜ三浦さんを主演に指名したのでしょうか。役者をやれば、誰だって真ん中にいたいはず。そこは独断と偏見、僕の中での「真ん中にいるべき人」が三浦誠己だった。この作品は8人が主役みたいなものです。全員が脇役ですし、全員が主人公。プロットが上がってきた時に、この役は三浦しかいないと直感的に思いました。――劇中には、渡辺真起子さん演じる芸能事務所の社長(香田)が登場しますが、「自意識のない俳優はつまらない」というセリフがすごく印象に残りました。これは佐伯社長の分身ですか?僕はそんなセリフを口にしたこともないんですけども(笑)、監督はそう感じたんでしょうね。僕の心の代弁をしてくれたんだろうなと感じました。――今、このセリフを聞いてどう思われますか?大人しい回答をする俳優よりも、ちょっと面倒くさいと思わされるような俳優の方が楽しいとは思います。例えば、決められたようにやろうとしない人。でも、そういう俳優は、結果的にきっとやり遂げる。ちゃんと心と心がつながっていればね。そういう人たちばかりではないと思うんですけど、マネージメント側から見た意見です。――それは役者だけですか?たぶんマネージメントという中での話で。お仕事先の方とか監督とか、それは思い通りにならないことは避けたい。でも、往々にしてそういう人の方が面白いものを作ったりしてるんですよね。――なるほど。ところで、ディケイド所属の俳優は共通する匂いのようなものを感じますね。村上淳とは彼が17歳の時に会って、僕が23歳。それからほとんどマンツーです。僕は2代目社長なんですが、ディケイド立ち上げの時は彼の担当マネージャーでした。社長になってから17~8年ぐらい経つんですが、最初は1~2人ぐらいしか受け持てないんですよね。スタッフも増えて行く中でそれぞれの俳優といろいろなタイミングがありました。中村優子は直筆でもらった手紙で惚れた。オーディションとかの募集はしてないんですけどね。その後に山本浩司、渡辺真起子、三浦誠己が入ってきます。山本は自分がたまたま好きな映画に出ていた。「この役者はすごい!」と思う作品があって、それは彼のデビュー作でした。「どこにこんな役者いるんだろう」と思っていたら、知り合いが紹介してくれたんです。そんな感じで、自分が「この人、好きだなぁ」と思わない限り、「一緒にやりましょう」とはなりません。大西信満、KEE(渋川清彦)は別の事務所にいたんですよね。大西は『赤目四十八瀧心中未遂』(03年)、KEEは『ポルノスター』(98年)のデビュー作。そうやって、彼らの出演作が心に残っていた。事務所移籍とかは、仕方がないかもしれないけど、やはりどちらの立場も気分は良いとは思わない。でも、縁というのはある。彼らは、自ら事務所を辞めた後に、うちに来たいと言ってくれた。●藤原ヒロシ氏・高城剛氏が命名、事務所名の由来――役者を広く募ってないのはつまりはそういうことなんですね。人と人の縁だったり、社長ご自身の心に残っていた人を重視して。スカウトもしないんですか?全く無いですね。最近は資料もたくさん届きますが、そこでお会いするのも稀有ですし、所属してもらうのもなかなかないです。――三浦さんはどういうきっかけだったんですか?山本浩司を紹介してくれた子が僕に資料を送ってきてくれて。ただ、三浦誠己の場合は存在すら知らなかった。でも、いただいた資料の作品を観て驚きました。熊切和嘉監督の『爛れた家~蔵六の奇病より~』(04年)だったと思いますが、彼は2番手をやっていて、主演を超える魅力があった。「ぜひうちに来てほしい」とすぐになりましたよ。――お笑い芸人から転身した三浦さんでしたが、その後役者として出演作が増え、オファーも絶えません。これだけ成功することを予感されていたんですか?それこそ、何が成功で、何が満足かわからない。満足していないからできることでもあると思うんです。村上淳にしても村上虹郎にしても、映画でもドラマでもバラエティでも雑誌でも何でもいいと思うんですけど、目標地点はそれぞれ違う。そんな中でも「やってよかった」とか思える機会を1つでも多く作ってあげたいですね。○村上淳「カッコイイ大人になりたい」映画の世界へ――こういう話を所属の方々とすることはあるんですか。ほとんど、しないですね。一年に一回だけみなさんと新年会を迎えるぐらい(笑)。基本はそこでお話します。ご飯に誘ってくれることもありますが、基本的には各担当マネージャーが受け持っています。――先ほど2代目社長とおっしゃっていましたが、もともとはマネージャーとして入られたんですか?プロシードというキャスティング会社があって、そこの社員だったんです。石川(宏明)社長の下でお手伝いをやっていて。石川社長が91年に、藤原ヒロシ氏と高城剛氏の事務所として立ち上げたのがディケイドです。過去には松岡俊介も在籍していました。僕は藤原ヒロシ氏の担当になり、マネージャーのことを何も知らないので、とにかく一緒にいることしかできなかった。彼がやっていたのはファッションと音楽で、ほとんど付き人みたいなものでした。ディケイドを設立して数カ月後に、村上淳と会ったんです。彼はフリーでモデルをやっていて。自分でスケジュール管理をしていたんですが、混乱してきたりして、どうにもならなくなって僕が担当することになりました。――それがマネージメントの転機に。そうですね。本当に自分が芸能で頑張ろうと思ったのは村上淳が初めてです。藤原ヒロシ氏は仕事もいっぱいあったし、僕が何かをやる必要もなかった。だから、お手伝い。でも村上淳の場合は、これから何をやっていけばいいんだろうという「ゼロ」の状態だった。当時彼は「カッコイイ大人になりたい」と漠然と思っていたんでしょうね。モデルでも、役者でも「何を我慢してやらなければカッコイイ大人になれるか」を意識しているように感じました。彼の周りにはカッコイイ大人がたくさんいましたからね。どうすべきかを悩んでいて、ある時に気づいたんです。それは、「もしかしたら映画をやり続けるとカッコイイ大人になれるかもね」みたいに、本当に漠然としたものでした。なぜ映画がカッコイイのかではなくて、厳しい映画の中で揉まれれば村上淳も自分も育っていくはずと。○社長に指名された時の本音「この世の終わり」――2代目社長になる時、すぐに二つ返事だったんですか?石川会長は、割りとそういう人なんです。僕は本当に、「キミ明日から社長だから」と言われたぐらい(笑)。――急に(笑)。ある提案をしようとしたら、じゃあ自分でやってみればいいじゃんと言われて。それは決して投げやりな感じではなくて、「がんばってみな」という励ましでした。ライオンが子どもを崖から落とすみたいな感じ。僕は「この世の終わりだな」と思いましたよ(笑)。会社の経営状態も分かっていましたからね。プロシードという母体がしっかりしているから、ディケイドが支えられていると分かっていたから。――すぐに決心はついたんですか?やらないと自分が変われない。そう思いました。その上、お金を稼いでないくせに、わりと仕事は断ってましたからね。やるべきことしかやらないと心に決めていて。後々、これよく断ったなという仕事がたくさんありますが(笑)。――すごく気になります(笑)。2代目社長として17年。振り返ってみていかがですか?「もうダメだ」という瞬間はありましたけど、「しゃあない」と切り替えるようにしています。ディケイドは「10年紀」という意味。藤原ヒロシ氏と高城剛氏が「10年経ったら解散しよう」と思ってつけた名前だったんです。僕が社長になって藤原ヒロシ氏はいなくなったんですけど、それは時がそうさせたんですよね。この世の中、10の中で8は悪い状態だと思うんです。でも残りの2で挽回する。そのくらいになるよう常に考えています。8の試練を乗り越え、辛いことをがんばって2ぐらいの喜びを得ようとする。それくらいのことです。苦労や試練の先に、思っていた仕事が巡ってくることが結構あります。仕事を得るということなんですかね。営業10件行って、2件ぐらいに聞いてもらえる。そういう感覚です。○ディケイドに天才はいない――所属俳優も増えて事務所の知名度も上がってきました。8が減ってきたんじゃないですか?それはあるかもしれないですね。でも、誰?と思ってらっしゃる方はまだまだたくさんいらっしゃるはずです。――この作品には「才能」がキーワードになっています。これまでたくさんの方々を見てこられて、あらためて「才能」についてはどのようなお考えですか?たぶん、天才はうちにはいないんだと思います。でも、みんな努力する人。役者をやっていると、バイトやらないと食えない人もいるでしょうし、ディケイドにも役をとるためにバイトで食いつないでいる役者もいました。そうやって苦労して1本仕事が決まっても、それが次につながるとは限らないですよね。いい結果を残さないと次につながらない。そういう爪あとを残すために彼らは日々努力をして、それを積み重ねているんだろうなと思います。(C)2017「AMY SAID」製作委員会■プロフィール佐伯真吾株式会社ディケイドの代表取締役。1991年3月28日より同社を立ち上げ、俳優・クリエーターのマネージメント、音楽レーベル運営、音楽、映像、イベントの企画制作プロデューサーなどを行う。国際映画祭の常連である河瀨直美監督をはじめ塚本晋也監督、山下敦弘監督、若松孝二監督、瀬々敬久監督、諏訪敦彦監督、大森立嗣監督らの国際的評価の高い映画作品に数多く俳優を輩出し、同社を牽引してきた。本作『AMY SAID エイミー・セッド』は、企画から全体プロデューサーしている。自社製作は『Playback』(11)に続き2作目。
2017年10月01日西山茉希の腸事情は?モデルの西山茉希は9月10日、Instagramを更新。愛飲しているという「ヤクルト」について、熱い想いを語った。産後に胃腸不良をおぼえたという西山は、ヤクルトを飲み始めたんだそう。その後胃腸の調子は改善し、今では「#快調#快便#快楽」(Instagramより引用)とのこと。さらに、家族の中で最も風邪をひきにくくなったといい、「#整腸がトータルな実体験」(Instagramより引用)と、健康な腸の大切さを実感したという。ヤクルトと独自の入浴法が健康の秘訣だという西山は同日のInstagramにて、今後もそれらを続けていくと宣言している。大人にもおいしいヤクルトなお西山がInstagramにアップしたヤクルトは、甘さ控えめの『ヤクルトAce』。スッキリとしていて大人でも飲みやすく、1本(80ml)に、生きたまま腸内に到達する乳酸菌 シロタ株が300億個も含まれている。腸内環境を改善するのにぴったりの品物だ。さらにビタミンC、ビタミンD、ガラクトオリゴ糖も摂取できるという『ヤクルトAce』は、西山の健康と抜群のスタイル、美しさにおおいに役立っているに違いない。人気モデルのヤクルト推しによって、この秋「ヤクルトブーム」が到来するかも?!(画像はInstagramより)【参考】※西山茉希Instagram※ヤクルトAce商品ページ
2017年09月27日女優の吉田羊、松岡茉優が21日、都内で行われたトヨタホームの新CM発表会に出席した。吉田と松岡が親子を演じているCMの新作。結婚20周年を祝う、家族の団らんを描く。これまで共演歴もあるが、CMでは母と娘という役どころを演じている。松岡は「色んな話を聞いてもらっているし、女優さんとのことも教えてもらっている。親子役で距離が近いCMで、改めて羊さんとの距離が縮まった」とうれしそうに声を弾ませた。吉田は「一度、親子役を演じると娘の感覚になる」といい、「テレビで(松岡を)観るとちゃんとご飯食べているかな、休んでいるかなとメールしてしまう」とにっこり。また「茉優ちゃんは、すごくしっかりしているので母親役の私のほうが撮影現場で助けられていた。気付けば横にピタッと立っていてくれて。懐いてくれているし、懐にスッと入ってくれる」と目を細めた。また松岡は「羊さんの手作りごはんを食べたことある」と明かし、「その日は枝豆スペシャルで、1番美味しかったのは『枝豆コロッケ』。私が着いてから5分くらいでササっと料理を出してくれて。大人の女性はこうでなきゃと思った」と感心。「楽しいお話をしてくれて大好きな先輩です」と語った。明日より全国で放送開始CMのタイトルは「しあわせな無理」。2人にとって幸せな家庭のイメージを聞かれると、松岡は「食事を共にするって友達でも恋人でも素敵なことですけど、食卓で家族で囲むご飯はかけがえのないもの。私もいつか家族で食卓を囲みたい」と結婚願望をポロリ。一方、吉田は「ただいま、おかえり、ありがとう、ごめんねなど、ところどころの挨拶を声に出して言える家族が理想」と話すも、理想の相手は「見つからない」と苦笑した。イベントには歌手のAimer(エメ)も登場し、CM楽曲である「糸」を熱唱した。新CM「しあわせな無理」篇は9月22日より全国で放送開始する。
2017年09月21日モデルの西山茉希(31)が6日、自身のツイッターやオフィシャルブログなどを通じ、新たな事務所に所属したことを報告した。西山が、当時所属していた事務所から待遇面で不当な扱いを受けていると告白し、そのことが週刊誌『女性自身』で報じられたのは今年6月のこと。同事務所の社長は一部メディアの取材に応じ、西山の主張に反論していた。その後、西山はブログやツイッターを通じて騒動を謝罪。「現在は、報道でもある様に弁護士さんにお任せして進めておりますので、ご連絡等は弁護士さんの方を窓口とさせていただいております」として、SNSの更新を控えていた。そして本日、「皆様へ。」と題した投稿で、「今日まで更新を途絶えてしまい、ご心配おかけしましたことをお詫び申し上げます。今日からまた、自分の日常を自分らしく投稿し、皆様と繋がれる場として、SNSを楽しんでいければと思っています。改めてどうぞ宜しくお願い致します」とあいさつ。LINEブログからアメーバブログに移行したことも伝え、「今日までに届いた多くの温かいコメントに心から感謝し、再開の喜びを込めまして。。。『ただいまーーっ!』」と前向きな気持ちをつづり、「尚、今後はGrick株式会社に所属となります」と所属事務所名を明かして結んだ。Grickは、畑野ひろ子、平野綾、鈴木ちなみ、松井玲奈、島谷ひとみ、小柳ゆき、JOYらが所属。西山の宣材写真やプロフィールなどもすでに公式サイトで公開されており、同じ写真が新ブログのヘッダー画像にも使われている。
2017年09月06日仕事ができない夫・小林司(錦戸亮)を、妻・沙也加(松岡茉優)が支えながら、夫婦二人三脚で成長していくお仕事ホームドラマ『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)。優しいが、どこか頼りない司を演じる錦戸の姿に、女性たちから「かわいい」といった声が上がっている。だが実際のところ、“錦戸”が演じているという大きなプラス要素を抜きにしたら、小林司という男と結婚したいだろうか?■“仕事ができる”は、結婚相手に必要? 不必要?物語は、見た目・学歴・収入ともに理想の夫だと思っていた夫・司が、じつは会社では仕事のできないお荷物社員であることを妻が知ってしまうところから始まる。錦戸の甘いマスクと優しい笑顔にだいぶカバーされているが、リアルな想像を膨らませると、「できれば仕事ができる男の妻でいたい」。そう思うのが正直なところである。男の魅力は、ルックスがよい、包容力がある、そして“仕事ができる”こと…? もし結婚前に「仕事ができない」ということがわかっていたら、「小林司と結婚するか?」は、なかなか難しいところだ。“夫”ではなく“男”という立場にある場合、仕事ができないと知った時点で気持ちが冷め、結婚には至らない可能性はおおいにある(錦戸亮レベルのルックス好条件の場合は除く)。でも、結婚生活において、妻が夫に求めるものは何か。安定した収入、家族への思いやり、浮気をしない。さらには家事・育児を手伝ってくれる、できればイケメンがいい…と、そんな希望をあげればキリがないが、必要最低条件はこんなものではないだろうか。そう考えると、男性として惹かれる要素に“仕事ができる”はあるものの、結婚相手には“優しさ”や“信頼関係”のほうが大切で、“仕事ができる”は必ずしも必要な要素ではないのかもしれない。いやもちろん、仕事ができないがゆえに生活苦…となると、本当に申し訳ないところだが正直言ってしまえば、少し話は変わってくるかもしれない。でも家族を思い、家族のために働いてくれる、それだけで夫としては十分なのだ。 ■小林司、“じつは仕事できる説”を解明第7話の最後には“仕事ができるようになった小林司”との衝撃的な告知があったが、そもそも司は、はじめから仕事ができなかったのだろうか?いままでに“仕事ができない”と感じたのは、第2話で発注する弁当の予算を確認していなかったこと、第4話でイベント出場者にメールでしか連絡を入れていなかったこと、この程度だ。たしかに、ルール至上主義の経理部であれば、司は確実に仕事ができない社員である。経理部で人情丸出しの仕事ばかりしていたら、会社はすぐに倒産してしまうだろう。けれども外部との人間関係が肝となる第一制作部では、司の人柄に皆が心を動かされ、だれも傷つかずにすべての案件が成功へとたどり着いてきた。上司の土方(佐藤隆太)、黒川(壇蜜)らの司を見る目も大きく変わってきている。だが、司自身は最初から、正しいと思う道を進んでいるだけ。過去に8回も異動した司だが“仕事ができる・できない”は、その人にあった仕事かどうか、さらに言えば、周りの人の捉え方次第なのかもしれない。「僕は仕事ができません」と開き直った司は、仕事をする上で邪魔になりがちなプライドもなく、もはや無敵状態。はじめは「にもちゃん」(お荷物社員)などと罵られる姿にウズウズしていたが、物語が進むに連れて「正義は勝つ」そんなことを証明しているようでワクワクしてきた。■小林司の妻にとって最大の問題点はコレ!妻をいちずに愛し、なんなら会社での評価も上昇中の司は、良き夫以外の何者でもない。唯一、司との結婚生活の欠点といえば、実姉の存在。突然訪れ、居座り、当たり前のように食事し、合い鍵まで持ち出し、実父をいきなり宿泊させる…。これには妻の立場からすると、「つかポン、そりゃないよ」と声をかけたくなる。でも、すべてが完璧の夫なんていない。そこは妻の頑張りどころ。どうしても耐えられないのであれば、妻が夫にきちんと話せばいい。雨降って地固まる。波風の立たない夫婦なんていないのだから。第8話では、仕事ができると自信をつけた司の第2章がスタートする。同時に“仕事ができる=家族の幸せ?”という疑問が投げかけられていたが、おそらくその答えは「NO」である。夫として必要なのは、仕事ができることより、家族への愛情。家庭を顧みなくなってしまったら、司の魅力は半減どころの騒ぎではないのだ。つかポン&サーヤのことだ、きっと波乱を乗り越えラブラブな夫婦関係を再び私たちに見せてくれるはず。夫婦に大切なことってなんだろう。そんなことを自分に問いかけながら、ますます盛り上がる物語の行く末を楽しみたい。
2017年08月25日「関ジャニ∞」の錦戸亮と女優・松岡茉優が夫婦役で共演する土曜ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」。ドラマ内では松岡さん演じる妻・沙也加がノリノリで披露する“妄想ミュージカル”が登場するが、明日8月5日(土)放送の第5話では、松岡さんとイモトアヤコがキレキレのダンスでガチンコ対決することが決定した。本ドラマは、ちょっと残念な“仕事ができない夫”と、その妻が手に手を取って頑張る、笑って泣ける新感覚のお仕事ホームドラマ。錦戸さんと松岡さんが夫婦役で出演するほか、佐藤隆太、壇蜜、「Hey! Say! JUMP」薮宏太、江口のりこ、イモトさんらが個性豊かなキャラクターを熱演している。ドラマでは度々、思い込みの激しい妻・沙也加が妄想の中で歌い踊る“妄想ミュージカル”のシーンが登場し、夫・司と共に踊る切れ味のいいダンスに、「突然踊り出して驚いた」「ラ・ラ・ランドみたいでウケる」と話題に。回を重ねるごとに、その“妄想ミュージカル”もエスカレートしており、第5話では沙也加のマタ友・町田あかり演じるイモトさんが参戦!妊婦役の共演者たちと共に、まるでアイドルPVのような、精度の高いダンスを披露するという。実際に、「モーニング娘。」メンバーと一緒にステージで踊った経験もある松岡さんは、「イモトさん率いるマタ友が初参加ということで、妄想だからこそできる世界観に、楽しくついていっています」と話し、また「今後も色んな人を巻き込んでいくかもしれないので、キャストの皆様、準備体操を始めてください!」とも呼びかけた。一方、「モーニング娘。」のオーディションを受けた経験があるイモトさんは、「勇ましい、戦うダンスであるとは思いますが、結果アイドルのPVのような仕上がりになっていると思います。最後の松岡茉優の表情、必見です!」と見どころもアピール。なお、そのダンスシーンの撮影舞台裏が、放送に先駆け「日テレ公式チャンネル YOU TUBE」にて公開中。こちらもお見逃しなく。そして気になる第5話は、会社では老舗文房具メーカーの万年筆を高齢者向けに展開するプロモーションが進む。成功すれば今後の大きなビジネスに結びつくと張り切る土方(佐藤隆太)は、持ち前の決断力と行動力で大物演歌歌手のブッキングに奔走。そんな中、司は新人の頃からなにかと世話になっている庶務課の恩田(羽田美智子)が土方の別居中の妻だったと知り驚く。プレゼン資料用に万年筆を支持する生の声を集める司は、メールやPCの方が便利なので万年筆は使わないという、いまどきのお年寄りのリアルを知り呆然。土方に伝えようとするが、自信に溢れた大きな声に負けて意見出来ない…。そんな中、司は恩田から仕事人間の土方と別居するに至った意外な理由と、人前では強気なリーダー気質の土方の繊細な一面について聞き…。仕事、そして未だ小林家に居座る姉の傍若無人な行動にと、司は自分の意見を通すことが出来るのか…!?「ウチの夫は仕事ができない」は毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月04日『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系)は、錦戸亮演じる仕事ができないお荷物社員・小林司が、妻・沙也加(松岡茉優)と二人三脚で成長していくお仕事ホームドラマ。物語の最大の魅力は、なんといっても小林夫婦のかわいらしさ! しかも、そんな2人のやりとりには、ただかわいいだけでなく“夫婦”にとって大切な要素がたくさん詰まっていそう。そこで、つかポン&サーヤの美しき夫婦愛を名言とともにおさらいしたい。■夫が会社を辞めようとしているときにかける夫婦愛明言妻の期待に応えたい一心で、本当の姿を隠していた司。そんな彼が「ぼくは仕事ができません」と正直に打ち明けたときに、沙也加が返した一言。「司さんの良さがわからない会社なんて辞めていいです」さらにその後、「家族がいて、おいしいご飯が食べられて。それで健康だったら、お金はたくさんいらない」と、落ち込む司を優しく包み込んだ。妊娠が発覚し、それを伝えたことで司が退職について話せなかったのだろうと謝る沙也加。仕事を辞めようとしている夫に対してけっして詰め寄らず、「これからも私の大好きな司さんでいてください」なんて言葉を掛けられるなんて、どれだけ良い妻なんだと頭が下がる。互いを思う2人のほのぼのとした雰囲気に、心が温かくなった。■仕事で評価されなかったときに妻にかける夫婦愛の名言TOKYOおもちゃエキスポで、本来新人の仕事である弁当発注を任された司。しかし、予算を考えずに弁当を数種類用意したことで上司の土方(佐藤隆太)に罵倒されてしまう。その様子をたまたま見かけてしまった沙也加が、一緒に遊びに来ていたマタ友に「夫だ」と話せなかったことを謝った際の司からの返事。「いつかサーヤが僕を“ウチの夫です”って、自慢したくなるような夫になります」結果として、発注した弁当はクライアントからは高評価。しかし手柄を後輩の田所(薮宏太)に横取りされてしまったことには「オイオイしっかりしろよ…」とツッコみたくなったが、その悔しさより“みんなが喜んでくれたことがうれしい”と心底思える器の大きさは見習いたいもの。そんなつかポンに対して、「いまのままでいいから、私の夫になってほしい!」と切に願う女性が急増したのでは?■仕事をするのは誰のため? そんなときに思い出したい夫婦愛の名言ショッピングモールの集客企画を考えるよう指示された司は、人気デザイナーのレイジカキタニ(岸谷五朗)の個展という企画を思いつく。土方は、この企画と田所発案の“来場者にTシャツプレゼント企画”を合体させ、カキタニにTシャツデザインを依頼するよう命令する。しかし納期まで3週間しかないにも関わらず、デザインには2ヶ月かかると言うカキタニ。田所は実際の納期を隠して契約しようとするが、司は事実を伝えた上で、それでもお願いしたいと頼み込む。そして、自分が肩たたき人事でいまの部署に来たこと、今回の企画を妻と一緒に考えたことなどを赤裸々に告白し、最後にこう話す。「レイジカキタニさんのデザインが好きだと喜んでいた妻にも、Tシャツ着せてやりたいなって」一度は破談となった企画だが、最終的には“田所に言い込められている司”を模したカバ2体を描いたデザイン画がFAXで届き、無事に成功を収めた。多くの夫が家族を思って働いていることは周知の事実だが、自分の評価を下げてでも、まっすぐに妻への愛を打ち明ける勇気は並大抵じゃない。それをサラリとこなす司を見て「夫婦って良いな」と、あらためて気付かされる名シーンだった。■「仕事できない=ダメ夫」ではないと気づく夫婦愛の名言テレビ局の大型イベントの目玉ステージをつなぐ隙間企画を任された司が、沙也加に隙間であることを隠して「責任者だ」と見えを張ってしまったことを謝ったときの言葉。「僕の場合、隙間責任者なんだ。大きく言ってしまいました…」若干のミスはあったものの、今回も自力で挽回。企画自体は成功し、土方からも「おまえに任せてよかったよ」と声を掛けられるなど、司が沙也加の力も借りて成長していることはたしか。このあと、沙也加がいまの司のほうが前よりもっと好きだと話して2人はキスをするのだが、近年まれに見る純粋すぎるキスシーンにだれもがキュンキュンときめいた。第3話の田所のセリフにもあったように、実際の仕事現場では「仕事だから」と割り切らなくてはいけない場面は多い。そういった意味で、司は仕事ができないのかもしれないが、“仕事ができない=ダメな夫”ではない。そして、短所を認めて互いに支え合うのがチーム、もしくは夫婦なんだと気付かされ、見えないところで働く夫を思い、自分の態度を改めなくてはと感じた妻は私だけではない…はず。第5話では司の姉・みどり(江口のりこ)と、なにやらひと悶着ある予感…。今後、どのような試練を乗り越えてつかポン&サーヤ夫婦が成長を遂げるのか、優しい気持ちで見届けたい。
2017年08月04日公開中の映画『カーズ/クロスロード』の夏休み大ヒット記念舞台あいさつが25日、都内で行われ、日本語吹替版の声優を務めた松岡茉優、オリエンタルラジオの藤森慎吾、土田大、小学生女子プロレーサーのJujuが出席した。7月15日から日本で公開された本作は、公開初週の土日2日間で観客動員25万人以上、興行収入3億円以上という大ヒットを記録。嵐のごとく現れた次世代レーサーたちとの激しいレースで大クラッシュをしてしまい、人生の岐路に立たされた主人公マックィーンが、再起をかけレースに挑む姿に「大人が感動できる」と日本中で「カーズ」泣き旋風が巻き起こっている。そんな本作の大ヒット記念イベントに、日本語吹き替えを担当した松岡茉優らが登壇。マックィーンの相棒・クルーズを演じた松岡は「今は夢を持つことが恥ずかしいと言われることもある時代ですよね。でも、今回の作品は子どもたちが見た時に"夢を持ってもいいんだ"と思ってもらえるはずです。大人の方も夢をもう一度思い出すでしょうし、お子さんが見ても最高にカッコよくてためになる映画だと思います」と作品の魅力を紹介。また、マックィーンの最大のライバル・ストーム役の藤森は「公開してから吉田沙保里さんやフットボールアワーの後藤輝基さんから直接評判をいただきました。普段連絡をくれないオードリーの若林正恭さんも『藤森くんで正直笑ったことはないけど今回は良かったよ』と言ってくれました。業界の方々も絶賛してくださってます」と周囲の反応は上々のようだった。イベント後半には世界初の小学生女子プロレーサーJuju(野田樹潤※父は元F1レーサーの野田英樹)も登壇。現在11歳の彼女は「今はF1レーサーとフォーミュラーEで世界初の女子の優勝を目指して練習しています」と運転技術に磨きを掛けているという。Jujuの年齢でもある11歳の時にどんな夢を抱いていたかという質問に松岡は「私はその時に将来の夢を"女優さんになりたい"と書きました。今それでご飯を食べているので夢が叶ったと思います」と笑顔を見せ、希望に燃えるJujuちゃんに「いつか女性初のチャンピオンになっているJujuちゃんを見るのを楽しみにしています」と期待を寄せていた。
2017年07月26日7月15日より公開される映画『カーズ/クロスロード』の公開直前イベント「マックィーン応援フェス」が13日、都内で行われ、日本語吹替版の声優を務めた松岡茉優、オリエンタルラジオの藤森慎吾、山口智充、日本版エンドソングを担当した奥田民生が出席した。本作は、ディズニー/ピクサーの人気シリーズ『カーズ』の最新作。嵐のごとく現れた次世代レーサーたちとの激しいレースで大クラッシュしてしまう天才レーサー・マックィーンの再起にかける姿を描く。公開を間近に控えたこの日は、メーターの日本語吹替版を全シリーズ担当してきた山口智充をはじめ、本作からの登場となったマックィーンの相棒・クルーズ役の松岡茉優、マックィーンの最大のライバル・ストームの声を担当した藤森慎吾が登壇。「マックィーン応援フェス」ということで、松岡が我武者羅應援團、藤森が立教大学チアダンスチームのLUMINASを率いて応援対決が行われた。チアダンスチームのメンバーと一緒に踊った藤森は「『PERFECT HUMAN』で培ったリズムで何とか踊れました。チアダンスが素晴らしかったので、引っ張っていただいて完璧に踊りあげれたと思います。いつも美味しいところを持ってかれちゃっているので、これの方が目立つかな」と満足げ。対する松岡は最初だけ登壇し、その後に我武者羅應援團の応援が始まったことで「応援が届いたとは思いますが、藤森さんより私のカロリーが少なくてすみません(笑)」と苦笑いを浮かべた。イベント後半には、日本語エンドソング「エンジン」を手掛けた奥田民生がバンドを引き連れて同曲を熱唱。それを聴いた山口が「最高ですよ! この曲を聴きながらルート66を突っ走りたいですね」と褒め、松岡も「私のはとこが3歳と小学生なんですが、この曲が大好きでずっとYouTubeでこの歌を見ていました。全世代の方に『カーズ』を観終わった後に聴いてほしいなと思います」とコメント。同曲を手掛けた奥田は、曲に対する思いを問われて「迷惑をかけないように、全く見当違いな曲を作らないぞという心意気でしたね」と話して笑わせていた。映画『カーズ/クロスロード』は、7月15日より全国公開。
2017年07月14日名バイプレイヤー・三浦誠己を主演に、渋川清彦、村上虹郎、村上淳らが出演する映画『AMY SAIDエイミー・セッド』。この度、本作の公開日が9月30日(土)に決定。あわせて本作の5種類の異なるキービジュアルと予告編が公開された。映画研究会のファムファタル的存在だったエミ(柿木アミナ)が、突然彼等の人生からいなくなって20年。その命日に久しぶりに集まったのは、パン屋を営む朝田(三浦誠己)、無農薬野菜をつくる飯田と直子(渋川清彦、中村優子)、売れない俳優岡本(山本浩司)、キャリアウーマンの美帆(石橋けい)、介護士の五島(松浦祐也)、IT会社を経営する木塚(テイ龍進)。「わたし本当は知ってるの、エミが死んだ理由。ずっとみんなに言いたかった」突然の直子の言葉に、それぞれの中で止まっていた時間が動き出す――。本作は、国際映画祭の常連である河瀬直美監督を始め、塚本晋也監督、山下敦弘監 督、若松孝二監督、瀬々敬久監督、諏訪敦彦監督、大森立嗣監督らの国際的評価の高い映画作品に数多く出演する俳優のマネージメント会社ディケイドが、設立25周年を記念して企画・製作した映画。かつて映画に情熱を注いでいた頃の純粋な気持ちを忘れかけ、日々それぞれの人生に追われ疲れた40代の男女8人が、20年前の“ある日”を邂逅する一夜を描いた大人の青春群像劇だ。このほど公開された予告編は、「みんな映画が好きだった。」というキャッチコピーからスタート。そして、20年ぶりの同窓会で避けてきた記憶をそれぞれが打ち明ける一夜の出来事を、大橋さんが歌うテーマ曲「AMY SAID」の甘い旋律で、より感傷的に演出している。またあわせて解禁されたキービジュアルは、三浦さん、村上虹郎さん、大橋トリオ、渡辺真起子、村上淳さんの5人がそれぞれメインに。キャッチコピーの「みんな〇〇が好きだった」シリーズとして、それぞれの役柄が好きだったものへのメッセージが込められている。なお、三浦さんメインのビジュアルは全国にて配布。そのほかのビジュアルは、都内限定配布となっている。今回の解禁にあわせて、村上虹郎さんからコメントも到着。<村上虹郎コメント>夢を棄てた大人たちなんてダサいに決まってる。やっぱダサいなあなんて思いながら眺めていると、エゴの塊たちが犇きながらも浮かび上がるものがたしかにそこにある。心の奥底に隠していたなにか。それを劇場で見届けてほしいです。そして三浦誠己先輩の主演作をもっと観たいです。『AMY SAIDエイミー・セッド』は9月30日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年07月05日女優の松岡茉優とお笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が、「カーズ」シリーズ最新作『カーズ/クロスロード』(7月15日公開)で、ディズニー/ピクサーの声優に初挑戦することがこのほど、明らかになった。本作は、これまで華々しく第一線で走り続けてきた主人公のスポーツカー、ライトニング・マックィーンが、新たな相棒クルーズとともに"人生の岐路=クロスロード"に立ち、運命の決断を迫られる物語。松岡が演じるのは、マックィーンの相棒となるテクノロジーの知識が豊富なトレーナーのクルーズで、マックィーンの大ファンであり、再びレースに戻ってもらいたいと思っている女の子だ。そして藤森は、主人公のマックィーンを窮地に追い込む史上最強のライバルで、生意気な次世代レーサー・ストームの声を演じる。松岡は本作の声優が決まったことについて、「嬉しい気持ちがあったのですが、怖いっていう気持ちもすごく大きくて、子供の時からずっと見ていたディズニー作品ですし、私に務まるのかなという不安がありました。でも台本を読んでいく内に、本当にクルーズのことが大好きになって、ぜひ私が演じきりたいというふうに気持ちがどんどん前に向いていきました」と心境を告白。「クルーズの指導は、言葉をまくし立てたり、音楽が流れてるところは、音楽にノリながら歌ったり喋る、すごく陽気な子なんです。早口で自分のタイヤの名前をひとつひとつ説明したり、とても可愛らしいんですけど、アフレコのときは苦労することも多かったです」とアフレコの感想を語った。藤森も「念願叶ったなという思いでした。ずーっとディズニー/ピクサー作品の声優さんをやりたかったのですが、その夢が叶って飛び跳ねて喜びました」と感激。「僕は芸人をやっているので木梨さんや、『モンスターズ・インク』の石塚さんと田中さんにすごく憧れました。あの2人のコンビがまたすごく良くて、その好きな作品に自分の先輩がこうやって出ているっていうのは自分にも夢を抱くきっかけを作ってくれました。本当にああいう先人の方々のご活躍が僕の原動力になっていたんじゃないでしょうか。ちょっと恐れ多いですね、そこに名前を連ねさせていただくというのは。末席の末席においていただければ、うれしいです」と役柄とは真逆に、謙虚に喜びを語った。また、アフレコをやってみて「今まで声優のお仕事では、チャラめで明るくて陽気な奴みたいな役が多かったんですけど、ストームはそういう要素が一切なくて、わりとクールで、ちょっと鼻につく感じの生意気でいやな部分もあるんです。その感じを最初つかむのに時間が少ししかかったかなっていう感触でした」と苦労を明かし、「マックィーンは僕の中でもスターでヒーローなので、今回マックィーンを追いつめる役を演じるのは心苦しかったんですが、最終的にはストームの気持ちになれたんで、『マックィーン倒してやろう、先輩倒してやろう』っていう気持ちが芽生えてきました」と打ち明けた。さらに、これまでの「カーズ」シリーズの声優の続投も決定。全2作に続き、マックィーン役には土田大、マックィーンの相棒として支えてきたメーター役には山口智充、そしてサリー役は戸田恵子が再び演じる。(C)2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2017年06月06日「カーズ」シリーズの最新作『カーズ/クロスロード』で、華々しく活躍してきた天才レーサー、マックィーンの前に現れる新キャラクター、クルーズ役の声優に松岡茉優、ストーム役に藤森慎吾(オリエンタルラジオ)が決定。また、マックィーンの声を務めてきた土田大ほか、メーター役の山口智充、サリー役の戸田恵子ら、シリーズでお馴染みのメンバーが続投することも明らかとなった。華々しく活躍してきた天才レーサー“マックィーン”の前に、最新テクノロジーを限界まで追求したストームたち新たな世代が、嵐のごとく登場するところから始まる本作。厳しさを増すレースの最中、マックィーンは勝つために無謀な走りを続け、人生を揺るがす衝撃的な大クラッシュをしてしまう。“夢の続きか、それとも新たな道か?”最大の挫折を経験したマックィーンは、親友メーターや新たな相棒クルーズたちに支えられ、レーサーとしての復帰を目指すが…。“人生の岐路”(クロスロード)に立ったマックィーンの“人生の決断”が涙を誘い、リアルなドラマとレースシーンで魅せるアクションアドベンチャーとなる本作。松岡さんが演じるのは、マックィーンの新たな相棒となる、テクノロジーの知識が豊富なトレーナーのクルーズ。マックィーンの大ファンであり、彼の再起をかけた挑戦をサポートする明るくポジティブな女の子だ。松岡さんは、本作の声優が決まったことに、「選んでいただいて嬉しい気持ちがあったのですが、それでも怖いっていう気持ちもすごく大きくて、子どものときからずっと見ていたディズニー作品ですし、私に務まるのかなという不安がありました」と複雑な心境をコメント。「でも台本を読んでいく内に、本当にクルーズのことが大好きになって、是非、私が演じきりたいというふうに気持ちがどんどん前に向いていきました」と明かす。アフレコを実際にやってみて、「クルーズの(マックィーンに対する)指導は、言葉をまくし立てたり、音楽が流れてるところは、音楽にノリながら歌ったり喋る、すごく陽気な子なんです。早口で自分のタイヤの名前をひとつひとつ説明したり、とても可愛らしいんですけど、アフレコのときは苦労することも多かったです。あとヒップホップをたくさん聞きました。ラップみたいになってるんです。だから、ヒップホップを聞いて、ここで入ればいいんだなみたいな…のを研究しました(笑)」と、新たなキャラクターならではの苦労を語った。一方、マックィーンを窮地に追い込む史上最強のライバルで、生意気な次世代レーサーのストームの声を演じるのは、藤森さん。本作の声優の話が来たことについて、「念願叶ったな、という思いでした。ずーっとディズニー/ピクサー作品の声優さんをやりたかったのですが、その夢が叶って飛び跳ねて喜びました」と語る。「僕はやっぱり芸人をやっているので、木梨さんや、『モンスターズ・インク』の石塚さんと田中さんにすごく憧れました。あの2人のコンビがまたすごく良くて、その好きな作品に自分の先輩がこうやって出ているっていうのは自分にも夢を抱くきっかけを作ってくれました。本当にああいう先人の方々のご活躍が僕の原動力になっていたんじゃないでしょうか。ちょっと恐れ多いですね、そこに名前を連ねさせていただくというのは。末席の末席においていただければ、うれしいです」と役柄とは真逆に、謙虚にその喜びをコメント。また、アフレコをやってみて「いままで声優のお仕事では、チャラめで明るくて陽気な奴みたいな役が多かったんですけど、ストームはそういう要素が一切なくて、わりとクールで、ちょっと鼻につく感じの生意気でいやな部分もあるんです。その感じを最初つかむのに時間が少ししかかったかなっていう感触でした」と言う。「マックィーンは僕の中でもスターでヒーローなので、今回マックィーンを追いつめる役を演じるのは心苦しかったんですが、最終的にはストームの気持ちになれたんで、『マックィーン倒してやろう、先輩倒してやろう』っていう気持ちが芽生えてきました」と意外な苦労を明かしてくれた。なお、ディズニー/ピクサー声優初挑戦となる松岡さん、藤森さんの声は、すでに先日解禁となった予告編にも登場している。さらに、これまでの『カーズ』シリーズの声優陣も続投する。前2作に続きマックィーン役の声優を務める土田さんは、「マックィーンともずいぶんと長いおつきあいになりました。ルーキーから始まり今作では引退?後進指導!?といろいろ見どころが盛りだくさんな『カーズ/クロスロード』ですが、おじいちゃんになってなくてよかったです(笑)」と安堵のコメント。「立ちはだかる壁を乗り越えながら進んだ先にちらつく、限界と言う言葉…その時はたして何を選択するのか。まさに自分に問いかけながら挑んだ作品でした」とふり返りながら、「いままでのファンの方も初めて観る方も楽しんでいただける『カーズ/クロスロード』。今年の夏はフルスロットルで劇場に遊びに来てください、お待ちしておりまーす!カチャーウ!」と語っている。マックィーンの相棒として支えてきたメーター役のぐっさんこと山口さんは、「僕も楽しみにしておりますし、『カーズ』って車しか出てこない不思議な作品ですが、だんだん車たちが人間に見えてくるというか、生々しいくらい人間くさいこの『カーズ』の中にあるにおいが僕は大好きです」と太鼓判を押し、また、新たな声優たちへ「ディズニー/ピクサーの作品は、1回携わるとずーっと多くの人たちの記憶の中にも、作品自体にも残るので、どれだけすごい世界に入ったかという喜びをどんどん感じてくることだと思います。ぜひとも一緒に喜びを味わいましょう」と激励のメッセージを贈る。そして、サリー役を演じてきた戸田さんも、「私たち人間社会と全く同じ気持ちで観ることが出来ました。大切なことはいつの世もどの世界も同じなんだと。サリーはいつもユーモアセンスに溢れていて、そして温かい。マックィーンにとっても安心の存在、無くてはならない存在だと思います。今回、再びあのキャラクターたちに会えてとても嬉しいです。成長したマックィーンはますますカッコイイですよ」とアピールする。人生の岐路(クロスロード)に立たされたマックィーンが選ぶ道とは?その物語を盛り上げる豪華な俳優陣たちに注目だ。『カーズ/クロスロード』は7月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月06日「じつは2月から、所属事務所のお給料を1円もいただいていないんです」と本誌取材に涙ながらに明かすのは、西山茉希(31)。 「西山さんに仕事のオファーを出したくても、事務所の電話に誰も出ないんです。所属事務所が、すでに機能していないようですね。池田啓太郎社長が投資した事業で多額の借金を抱えたと聞いています」(広告代理店関係者) 13年に早乙女太一(25)と結婚し、2児の母になった西山。カリスマモデルとして活躍し、テレビにも引っ張りだこだった彼女に何が起きたのか。6月上旬、本誌は彼女を直撃したところ、意を決して真相を語った。 「昨年、2人目の子供を産んだあと、テレビや雑誌の方から『事務所とまったく連絡が取れない』と言われ、自分に直接、仕事の連絡が来るようになりました。それでおかしいと気付いたんです」 最後に仕事をしたのは5月1日のこと。その日を最後に、11年間連れ添ったマネージャーも退社していったという。引退危機に追い込まれている西山。じつはその背後には、所属事務所への長年にわたる“不信”があった。 「事務所が私を拾ってくださったことは事実ですし、本当に恩を感じています。でも、普通だと思っていたことが普通ではなかったとようやくわかったんです。過去に3、4回、社長に『事務所を辞めさせてください』と言ったこともありました。ただ、最初に『辞めたい』と言ったときに、“西山がいっぱいお金を欲しがっている”という噂が流れたんです。さらに“私の親がお金を欲しがっている”という噂まで。ある人に『社長の周りの人から聞いたよ』と言われて、『ああ、あれは言ってはいけないセリフだったんだ』と思いました」 彼女は『CanCam』で一時代を築いたカリスマモデルだが、待遇は驚くべきものだった。 「19歳でデビューして13年間、いただいている月給額はまったく変わっていません。それでも生活できているし“これでやっていこう”という気持ちのほうが強かった。でも去年2人目の子を妊娠し、切迫流産で入院しているときに、突然、社長から『給料を半額にする』と言われました。社長に『今月から減給ということですか?』とメールしたら、『もっと冷静な文章をください』とはぐらかされて。“これ以上は聞くな”ということだと思いました」 西山は、2児の母となって“このままで本当にいいの?”と感じるようになったという。 「将来の結婚や出産で事務所に迷惑をかけるかもしれない。その穴埋めに、いまは我慢のときなんだと思って、ずっと仕事をしてきました。でも、子供ができたらきっちり減給されて。こういうときのために何も言わず一生懸命頑張って来たのにと目が覚めました。2児の母の私が、こんな弱くちゃダメだと。去年の11月に弁護士さんにお願いして、契約解除の書面を事務所に送りました」 池田社長の側も弁護士を立て、何度か相互にやりとりをしたものの、埒が明かなかったという。西山の言い分を、当の池田社長はどう聞くのだろうか。本誌が、彼の携帯に電話をかけると、池田社長本人が電話に出た。 「西山が取材に答えたんですか?どうにでも、好きなように書いてもらって構わないですよ。それがいきなり、週刊誌に出るって……。そういうことなら、僕も徹底的に抗戦すると彼女に伝えてくださいよ。じつは、マネージャーの1人が3,500万円も横領していたんです。警察にも相談しています。広域暴力団も絡む事件で、これがなければ彼女にももっと払えていたかもしれません。時間を取ってくれれば、きちんとすべて説明しますよ。来週号で?構いませんよ」 インタビューの最後で、西山は「とにかくお仕事をさせてほしい」と熱く訴えた。 「やりたいです!やります!(復帰に)どれだけ時間がかかるかわかりませんが……。私なんかに高額なギャラは必要ないですし、求めていただけるなら、素直な気持ちで応えていきたいです。今回のことは、絶対に乗り越えます。ゼロからの再スタートですが、新潟の女ですし、へこたれてられないです」 ためこんできた憤りや苦しみを一気に吐き出した西山は、スッキリとしたいい表情に変わっていた――。
2017年06月06日俳優としての一歩を踏み出してから4年──。20歳を迎えた村上虹郎に、自分に俳優は向いていると思うか?と投げかけると「ほかの仕事をしていたら…とも考えることもありますが、俳優の仕事は興味深すぎて、面白い。映画もドラマも舞台もやらせていただいて、今回の『武曲 MUKOKU』も含めて、やっぱり映画っていいなと思います」。何とも真っ直ぐな答えが返ってきた。そして「自分で作品を選びはしませんが、この作品のようにいい出会いがあります」と語るように『武曲 MUKOKU』は彼の人生の一部となり、今後の村上虹郎を語るうえで必要不可欠な1本となった。監督は熊切和嘉、主演は綾野剛。クランクイン前に熊切監督は鎌倉近郊での撮影に備え逗子に移り住み、イメージを膨らませた。綾野さんは研吾になりきるため剣道の稽古に邁進。さらに剣道家の身体を創り上げるために壮絶な肉体改造を自らに課した。そんなふうに並々ならぬ想いでこの映画に挑む監督と主演俳優に、村上さんはどう向きあったのか。演じるのは、研吾の宿命のライバルとなっていく天才剣士・融。「演じる役が難しいことも大変なこともありますが、今回の融は演じるのは大変ではなかったです。もちろん身体的なアクション部分は大変でしたが、融を生きることは僕にとってすごく楽しくて、すごく幸せな時間でした」。そう思えるのは、音楽と剣道、村上さんにとって身近なカルチャーが融のキャラクターを構築していることも大きかった。融は、ある理由から“剣を棄てた男”研吾と出会い、スポーツとしての剣道ではなく、生死をかけた決闘のような剣に魅せられていく。その感情はどうやって捉えたのだろう。「いま生きているこの時代には放射能や大気汚染、農薬などの問題があって、事故もある、自殺者も増えている。決して死は遠いものじゃないと思うんです。映画にも死を描いたものがあって、そういう映画を観ることで僕らは死を疑似体験している。でも融にとっては、何て言うか…死はもっとリアルなんです。彼にとって剣道はスポーツではなく生死をかけたものであって、精神世界での殺し合いというか…。僕も小学校から中学校にかけての数年間、剣道をやっていてスポーツとしての剣道は知っています。でも、この映画を通じて別の剣道の一面を知ることができました」。難しかったのは融が上達する前の芝居、剣道初心者の芝居をしなくてはならなかったことだ。参考にしたのは、なんと熊切監督。剣道の経験のない監督に「竹刀を振ってもらったり、蹲踞の姿勢をしてもらったりして、下手な人の動きを把握するためにいろいろお願いをしました。ふり返ると、監督にすごいことをさせてしまいました…(苦笑)」と無邪気に話すが、実は前々から「熊切監督と仕事がしたかった」のだと明かす。念願の熊切組だった。融が研吾に出会い刺激を受けたように、村上さんは熊切監督から刺激を受け取った。「どの現場でもどの役でも、芝居をしているときはその役の人生を突きつけられるし、答えを求められます。僕と熊切監督の間には(いい意味で)都合もないし、しがらみもないし、自分の信じたことを演じさせてくれる、それが素敵なんです」。また、研吾が野獣だとすると融は小さな恐竜だと2人の関係性を語る。「融から見た研吾は、得体の知れない者としての怖さがあって、何だこの人?というような普通の人にとっては出会いたくない人です。でも、刺激を求めていた融にとっては会いたかった人。関わることで自分のなかで新しい何かを見つけられるような、そういう出会いだったと思います」。研吾を演じる綾野剛との出会いからも「綾野さんの役づくりは本当にスゴい。そして美しかったです」と刺激を受けた。クライマックスに用意されている台風の夜に2人が決闘するシーンは村上さんにとってのクランクイン。さぞかし緊張したのかと思いきや「嵐のなかの決闘シーンよりもラストシーンの道場での決闘で、防具を着けるときのほうが緊張しました」と話す。村上さんが「一番好き」なシーンとして挙げるのは、嵐の決闘後に研吾と再会するシーンだ。その理由は──「なぜあそこで融は、声にならない声で“すみませんでした”と言うのか、撮影前は理由がわからなかったんです。わからないのは、僕と融が違う人間だからではなく気持ちがまだそこにたどり着いていないからで、そこまで行こう、行ってやろうと思いましたし、融として答えを見つけなくてはならなかった。その答えは言葉にするのが難しいですが、彼の成長でもあって──それまで腑に落ちなかったものが腑に落ちた、そういう演技ができました。決闘シーンも大切ですが、僕にとっては謝るシーンも大切で、好きなシーンです。完成した映画を観て、あの融の顔はいつでもできる顔じゃないって感じました」。セリフはないけれど強く訴えかけてくるものがあり、研吾と融の心の声、魂の叫びに、きっと心が震えるだろう。そんな男たちの戦いを「女性にも観てほしい」と村上さん。「剣道の世界は男っぽいかもしれないですが、人間らしさが描かれています。それぞれのキャラクターの色気、それぞれのキャラクターが貫こうとしているものを感じてほしい。とても男くさいですが、女性もきっと楽しんでもらえると思います」。男だからこそ共感できるものもあれば、女だからこそ感じるものもある──その色気、女性こそ必見。(text:Rie Shintani/photo:You Ishii)■関連作品:武曲 MUKOKU 2017年6月3日より全国にて公開(C) 2017「武曲MUKOKU」製作委員会
2017年05月30日カリスマモデルの本領発揮!モデルの西山茉希が12日、Instagramにて、友人でモデルの山田優との「超美脚」ツーショットを披露した。ハイブランド「クリスチャンルブタン」の展示会でのショットだそうで、西山は白、山田は青のミニ丈チュチュスカートを着用。さらに網タイツと高いヒールのストラップサンダルによって、その細く長い美脚が一層際立っている。トップスには、西山がリメイクしたロックなデザインのTシャツをチョイス。ルブタンのイメージ同様、ゴージャスで遊び心のあるコーディネートを着こなした。親友とのおそろいコーデに感激この日のためにまつげエクステやネイルなど、念入りに準備を行ったという西山。おそろいコーデを仕上げてくれた山田に対して「ふたりで着たかったコーディネートが叶った夜。」「似合ってくれてサンキュ優。」(Instagramより引用)と、感謝と友愛の想いを綴った。しかしひとつ気になるのは、西山の膝に映り込む一枚の絆創膏。完璧ともいえる美脚には、やはり不似合いに見える。本人もこれには#膝の絆創膏が隠せない件(Instagramより引用)と自らツッコミを入れている。(画像はInstagramより)【参考】※西山茉希Instagram
2017年05月22日「関ジャニ∞」の錦戸亮が日本テレビ系連続ドラマ初主演を果たす、7月期放送の新ドラマ「ウチの夫は仕事ができない」。この度、本作のヒロインを松岡茉優が演じることが決定。主演の錦戸さんとは、夫婦役で登場する。見た目よし、学歴よし、収入よし!ウチの夫は理想の夫…のはずが、ある日、妻が知ってしまった夫の秘密。実は、夫は職場で足引っ張りまくりのお荷物社員だったのだ。一方、夫・小林司は悩んでいた。「できる夫」と信じ込んでいる妻に、お荷物社員ぶりを知られてはならない。それでも、繰り返す仕事のミス、屈辱、部下から向けられる軽蔑の視線に、「会社辞めたい」。もう限界と思ったとき、妻の妊娠が発覚!一家の大黒柱として、会社を辞めるわけにはいかない。子どもを産む妻を不安にさせてはいけない。仕事ができるようになりたいと、夫婦二人三脚の社会サバイバルがスタートする――!本作は、ちょっと残念な「仕事ができない夫」が、奥さんと手に手を取って頑張る、笑って泣ける新感覚なお仕事ホームドラマ。本作で、見た目、学歴、収入は申し分ないものの、職場で足引っ張りまくりのお荷物社員、小林司を夫に持つ妻・沙也加役を演じるのは、『ちはやふる』『映画 聲の形』、現在放送中の「やすらぎの郷」などの映画やドラマはもちろん、バラエティ番組でも活躍する若手女優の松岡さん。松岡さんは、「若くして結婚した新妻役です。“理想のパートナー”だと思っていた夫が、実は”仕事ができない人”だと知って戸惑う…そんな奥さんを演じます。新妻でダメな所も多いんですけれど、一生懸命、旦那さんを支えていきます。支えあえる関係性がある方々に、ビビッと届く様な、たくさんの心があったかくなる様なドラマを作っていけたら良いなと思います。ぜひ、ご覧下さい!」と役どころと意気込みを語った。また脚本は、連続テレビ小説「べっぴんさん」や「ファーストクラス」などを手掛けた渡辺千穂がオリジナルで書き下ろす。渡辺さんは、元日本テレビアナウンサーの羽鳥慎一と結婚し、最近出産したばかり。新婚ならではの夫を思いやる気持ちや妊婦エピソードは、リアリティーたっぷり。渡辺さんは、「愛らしくて初々しい夫と妻の2人にワクワクしています。理想と現実の間で、泣いたり笑ったりしながらも幸せに向かい、どんな日々を過ごしてどんな夫婦になってゆくのか。私もとても楽しみです」とコメントしている。「ウチの夫は仕事ができない」は7月より毎週土曜日22時~日本テレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年05月02日タレントの西山茉希、増田有華、ブラザートムが5月1日、東京・お台場ヴィーナスフォートで行われた「お台場ハワイ・フェスティバル15回記念イベント『VenusFort SPECIAL LEI DAY』」に出席した。お台場ヴィーナスフォートでは、今年で15回目を迎える大人気イベント「お台場ハワイ・フェスティバル2017」を4月29日から5月7日に開催。同イベントが行われた5月1日は、ハワイの伝統文化を讃える祭りの日「LEI DAY」で、イベントのアンバサダーを務める西山茉希ら3人が登場してトークショーを行った。夫・早乙女太一とハワイで結婚式を挙げたということで、アンバサダーに就任した西山は「私は絶対にハワイで挙式と言っていた訳ではなく、ひょんなことからハワイで式を挙げることになりました。式を挙げて、皆さんがハワイで結婚式をやりたがる理由がよくわかりました。天候を気にしなくていいし、参列者のテンションが最初からピークだったので、本当に素敵な時間でしたね」と笑顔。一方の増田はハワイに一回も行ったことがないそうで、「年末年始に芸能人がこぞっと行く場所をイメージしています。これをきっかけにハワイに行きたいですね」と興味津々だった。ハワイのオススメポイントについて、父親がハワイ先住民マウイ族アメリカ人でもあるブラザートムは「ぜひチャンスがあったらマウイ島に行っていただけたらと思います。何もしないことほど贅沢なことはありません」とマウイ族の血が流れているとあってルーツのマウイ島をアピール。対する西山は「バースストーンっていうパワースポットへ車で行った時、『こんな所にこんな空間があるの?』と思いました。本当に行ってみないと体感できない場所で、そこに行って帰国してから第2子が授かりました。女性で興味がある方は行ってみたらと思います」と勧めていた。
2017年05月02日まずはこれを! 必読『風の歌を聴け』(講談社文庫)言わずと知れたデビュー作。村上春樹がジャズバーを運営していた頃、営業後にキッチンで書いていたのだとか。29歳になった「僕」が8年前の夏の出来事を回想するこの物語は、彼の有名な「鼠三部作」の一作目としても知られる原点。初心者にはまず読んでほしい、まさに“入門編”の一冊です。読みやすい短編集『カンガルー日和』(平凡社)「短編集のなかでも傑作が多い本」として評価されている本です。国分寺でジャズバーを運営していた下積み時代の作品で、村上春樹ファンの中でも根強い人気を誇ります。18のショート・ストーリーで構成されていて、佐々木マキ氏の素敵な絵と溶けあったやさしい世界観が魅力的。より深く世界感に没入するならこの一冊『アフターダーク』(講談社)渋谷駅周辺で繰り広げられた一晩の物語。作品内に描写されている渋谷の風景は実際の渋谷の風景そのままで、現実の世界でも作品の追体験ができます。渋谷になじみがある人であれば、自分の知っている街の物語を読む楽しさを味わえるでしょう。物語の舞台となる渋谷で、夜に読むのがおすすめです。取材・文/萩原かおりスポット情報スポット名:6次元住所:東京都杉並区上荻1-10-3 2F
2017年02月24日ハルキストにとって欠かせない聖地サブカルチャー栄える中央線・荻窪駅の路地にひっそりと佇む「6次元」は、ジャズバーの跡地をリノベーションしたブックカフェ。ノーベル文学賞発表の際には毎年中継場所となり、国内だけでなく、海外からもファンが訪れるといいます。村上春樹関連本を執筆するナカムラクニオさんが店主を務め、ハルキストにとってはまさに“聖地”と呼べる場所。アートや読書イベントも盛ん普段は、クリエイターを招いたアート関連のイベントや読書会など、体験型イベントを幅広く開催しています。共通の趣味・関心を持つ人たちが集まり、まるで村のようなコミュニティが育まれるディープな文化スポットです。悩みもがく人の夢を実現する場所本に囲まれた古民家のような空間に漂う、芳しいコーヒーの香り。ゆっくりと本を選び、コーヒーといっしょに一文字一文字を味わいたくなる雰囲気に満たされています。店内には展示スペースも設けられていて、これまで多くのアーティストたちの応援をしてきた歴史があります。「6次元」は表現や会話を通して夢を実現する場所。モヤモヤした気持ちを抱えている人は、ゆっくり自分と向き合い、人とつながる時間を持つために足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと人生が豊かに広がっていくはずです。取材・文/萩原かおりスポット情報スポット名:6次元住所:東京都杉並区上荻1-10-3 2F
2017年02月23日十和田市現代美術館では、3月11日(土)~5月28日(日)の期間、村上隆キュレーションによる陶芸展「村上隆のスーパーフラット現代陶芸考」を開催する。アーティストとしてだけでなく、コレクター、キュレーター、ギャラリストとしての顔を持つ村上隆が、近年興味を持っているのが日本の陶芸。利休にはじまる茶の湯、柳宗悦を中心とした民藝運動、デパート陶芸からクラフトフェアまで、多様に展開する陶芸の世界から、日本の価値と美のありようを組み上げる村上隆の頭の中の陶芸史を初公開。2016年1月30日~4月3日まで、横浜美術館で開催された「村上隆のスーパーフラット・コレクション―蕭白、魯山人からキーファーまで―」は、約400点もの現代陶芸が出品され、そのスケールの大きさからも話題を呼んだ。本展では、村上コレクションから、青木亮、安藤雅信、村田森、小嶋亜創らの現代陶芸作家の作品に加え、奈良美智、小出ナオキ、青島千穂、大谷工作室、ガブリエル・オロスコ、ローズマリー・トロッケル、クララ・クリスタローヴァらの現代美術作家による陶芸作品など、28作家、約300点を展示する。本展に寄せて村上隆は次のようにコメントを発表している。「まさにいま、陶芸の世界は、アニメ・マンガと同じように、国外へ羽ばたく方向性の模索が始まった過渡期だと思います。(中略)今回チョイスするのは、僕が画商やコレクターとしての立場から、深いコミュニケーションを果たした作家さんたちです。海を渡っていく陶芸、もしくは日本の陶芸の引力圏内に残って更に深度を深めようとする陶芸。そういった変節点にある陶芸作品の未来の発展形を妄想してもらいたいと思います」(2016年12月 村上隆)昨年の横浜美術館での展覧会に続き、注目が集まる本展。ぜひ美術館に足を運んで鑑賞したい。(text:cinemacafe.net)
2017年02月12日村上隆の展覧会「村上隆のスーパーフラット現代陶芸考」が、3月11日から5月28日まで青森県の十和田市現代美術館にて開催される。アーティストとしてだけでなく、コレクター、キュレーター、ギャラリストとしての顔も持つ村上隆。そんな村上が近年特に興味を持っているのが、日本の現代陶芸だ。村上は陶芸をコレクションするだけでなく、現代陶芸のショップ「Oz Zingaro」も持っており、海外への紹介も行ってきた。さらに、昨年に横浜美術館で開催され、そのスケールで話題を呼んだ「村上隆のスーパーフラット・コレクション-蕭白、魯山人からキーファーまで-」では約400点もの現代陶芸を出品した。本展では、現代陶芸作家の作品から現代美術作家による陶芸作品まで28作家・約300点を村上のコレクションから展示予定。出展作家は、青木亮、安藤雅信、村田森、小嶋亜創、奈良美智や小出ナオキ、青島千穂、大谷工作室、ガブリエル・オロスコ(Gabriel Orozco)、ローズマリー・トロッケル(Rosemarie Trockel)、クララ・クリスタローヴァ(Klara Kristalova)など。【イベント情報】「村上隆のスーパーフラット現代陶芸考」会場:十和田市現代美術館住所:青森県十和田市西二番町10-9会期:3月11日~5月28日時間:9:00~17:00(入場は閉場の30分前まで)料金:企画展+常設展セット券1,000円、企画展のみ600円、高校生以下無料
2017年01月22日シュウ ウエムラ(shu uemura)から村上隆をコラボレーターに迎えた16年ホリデーコレクション「コスミック ブロッサム(COSMIC BLOSSOM)」が登場。全25点あるアイテムのうち第1弾が11月1日に、第2弾が11月16日に発売される。第1弾で登場する「クリスマス パレット キット」(8,300円)は、夜空に咲き誇る無限の星にインスパイアされたアイ&チークパレットと、そのパレットと相性抜群のドローイングペンシル、人気の「A/O+P.M.クリア ユース ラディアント クレンジング オイル」のサンプルサイズをオリジナルミニショルダーバッグに詰めたクリスマスコフレ。同コフレは2種類用意され、アイ&チークパレットとドローイング ペンシルのみ異なるカラーのものが入れられる。アイ&チークパレットの「コスミクール」は、コスミックブルー、パープルグレー、ラベンダー、グレー、ミッドナイトネイビー、ディープゴールド、シルバーのアイシャドーとピンクのチークが入ったもの。ブラックカラーの「ドローイング ペンシル」が付けられた。一方、「コスミカワイイ」は、コスミックレッド、オレンジ、イエローゴールド、モーヴパープル、ミッドナイトパープル、パウダーブルー、ローズピンクのアイシャドーに、コーラルのチークを添えたもの。「ドローイング ペンシル」はパープルブラックが用意された。また、好みのベースメイクアイテムでカスタマイズできる毎年人気の「クリスマス ファンデーション キット」(8,400円から)も登場。“murakami flower”が散りばめられたフラットポーチに、ツヤと輝きが人気のリキッドルージュ「ラックシュプリア」のミニサイズと、人気の「A/O+P.M.クリア ユース ラディアント クレンジング オイル」のトライアルサイズを入れた。組み合わせる商品は、ファンデーション+フェイスカテゴリー製品(下地、ファンデーションケースなど)8,400円以上が対象となる。さらに、メイクアップベースのクリスマス限定パッケージ「ステージパフォーマーブロック:ブースター」(4,500円)からはヌーディーなナチュラルベージュと、ほんのり血色感のあるフレッシュピンクの限定色が登場。その他、ラグジュアリー感のあるフラワーがあしらわれた漆黒のコンパクトケース「ブルーム グロー コンパクト ケース」(1,000円)や、「ブランクロマ ブライトニング UV クッションファンデーション(レフィル)」専用のコンパクトケース「ブランクロマ ブロッサム イン クッション ファンデーション コンパクト ケース」(1,300円)などが登場する。11月16日には、夜空のように輝くアイメイクを叶える厳選3色のアイシャドー「ブロッサムノヴァ アイトリオ」(4,000円)や、アイシャドーなら2色、チークなら1色用の「カスタムケースII」に可愛らしいお花のプリントを施した「ブルーム ユア ウェイ カスタム ケース」(700円)、なめらかに伸び、シャープなラインから自然な仕上がりまで思いのまま描けるロングラスティングウォータープルーフタイプのペンシルアイライナー「ドローイング ペンシル」(2,400円)の限定デザインなどを発売される。その他、シアーに輝くピュアな口元に仕上げる「ルージュ アンリミテッド シアー シャイン」(3,200円)や、鮮やかな発色とリップケア効果を兼ね備えたリップ「ルージュ アンリミテッド」(3,200円)の限定パッケージ、蜂蜜やマカデミアナッツオイルを含んだ保護成分でプルプルな唇へ導く「ディプシー ハイドラビリティ リップ バーム」(2,000円)などを展開。「A/O+P.M.クリア ユース ラディアント クレンジング オイル」(450ml 9,600円、150ml 3,700円)もクリスマス限定パッケージで登場する。さらに、カーラー(2,000円)やブラシセット(6,500円)もクリスマス限定のパッケージで展開される他、ポップなフラワーモチーフを施したメイクアップボックス(2万円)も数量&店舗限定で発売される。また、同コレクションの発売を記念して10月28日19時30分から21時までは、表参道ヒルズ スペース オーにて“フラワーワンダーランド”をテーマにした1日限りのスペシャルイベントを開催。当日は各国のアトリエアーティストによるメイクアップやコレクションの展示する他、楽しいゲームコンテンツなども用意される。入場は無料。
2016年10月23日女優の松岡茉優が、東京・品川にあるしながわ水族館の一日館長に就任することになり22日、同所で行われた就任セレモニーに出席した。しながわ水族館は、開館25周年記念として11月28日まで「しながわ水族館 25th アニーバーサリーフェア」を開催。その一環として同水族館が協力したNHK総合のドラマ『水族館ガール』に主演した松岡茉優が、一日館長に就任してそのセレモニーに登場した。ドラマ『水族館ガール』のロケ地でもあったしながわ水族館に久しぶりに訪れたという松岡は「よろしくお願いします。皆さん朝早くから本当にありがとうございます。寒くないですか? 今日は楽しんでいってください!」とあいさつ。同水族館の一日館長就任に「ドラマで何度も何度も訪れた水族館なので、一日館長として戻ってこれてとても光栄に思っていますし、こういうことがあるんだな~と幸せに思っています」と満面の笑みを浮かべ、朝早くから並んで同水族館のイルカショーを楽しみにしていた観客に「最高のイルカショーでおもてなしをしたいと思います。久し振りにイルカのショーを見る方もいると思いますので、楽しいイルカショーにしたいと思っています」と意気込んだ。一日館長就任セレモニー後は、スタッフのサポートを受けながらも松岡によるスペシャルイルカショーを実施。松岡の導きによってイルカのバニラがハイジャンプやサマーソルト、スピンジャンプを披露して観客からは大きな歓声が巻き起こった。また、ドラマでの撮影以来、久し振りにイルカのタッチも行った松岡は、終始笑顔を見せていた。
2016年10月22日村上虹郎主演で贈る映画『二度めの夏、二度と会えない君』。この度、10月2日(日)にクランクインしたばかりの本作から、写真が初公開された。篠原智(村上虹郎)は、もう2か月も塞ぎ込んでいた。突然現れてどうしようもなく惹かれてしまった森山燐(吉田円佳)が死んだのだ。死の直前、思いを抑えきれず「好きだ」と智が告げたとき、燐が見せた苦しそうな表情が頭から離れない。幼なじみで生徒会長の菅野瑛子(加藤玲奈)の説得も全く耳に入らず、ふらふらと歩いていると、気付けば燐との思い出の場所に来ていた。そこで起こったのが“タイムリープ”。半年前の夏、燐と出会った夏に戻ってきてしまっていた。燐は「バンドやろう!」と、記憶の中と同じく積極的に智を誘ってくる。戸惑う智だったが、前と変わらぬ燐のパワーと一緒に演奏できる嬉しさに抗えず、ドラムの花京院姫子(金城茉奈)、ベースの石田六郎(山田裕貴)を巻き込み、バンド活動を始める。バンド禁止の学校で、遂には会長を味方につけるほどの活躍を見せるが、刻々とあの瞬間が近付いていた…。智がやるべきことは決まっていた。2度めの夏に、大好きな燐が最期まで笑顔でいるために。原作は、「ガガガ文庫」(小学館)が10周年企画として満を持して送り出した赤城大空の同名ライトノベル。キャストには主演の村上さんを始め、演技初挑戦となる新星・吉田円佳、「AKB48」の加藤玲奈、金城茉奈、山田裕貴ら若い才能が集結する。今回到着したのは、クランクイン日に撮影されたメインキャスト5人の集合カット。この日5人が揃ったのは、貼りだされた実力テストの結果を各々が見に行くという場面。学園を舞台にした作品でよく見られるシーンではあるが、主人公の心情が表れており本作では物語を大きく動かす重要な場面となっている。撮影時は初日らしい緊張感がありながらも、キャスト同士の会話で笑顔を見せるなど良い雰囲気。爽やかな制服姿で登場した5人は、それぞれが役柄に合わせて外見が変化。特に髪色を変更したキャストは、これまでと大きく印象が変わっており、黒髪にチェンジした加藤さん、そして原作キャラクターを尊重し思い切って髪を銀に染めた山田さんが異彩を放っている。まだまだ撮影は始まったばかりの本作。この初日の撮影シーンが、一体どのように物語に結びついていくのだろうか。『二度めの夏、二度と会えない君』は2017年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年10月05日女優・松岡茉優(21)が出演するアクエリアス ウォーターの新CM第2弾「飲んだ松岡、飲んでない松岡」編が、19日から全国で放送される。松岡は6月から同商品のイメージキャラクターを務め、第1弾となる「ちょっとアクティブ」編では、外出先で次々とアクティブな行動に出る姿を披露。今回も松岡の魅力を活かしながら、「飲んだ」「飲んでない」姿を2画面で映し、締めくくりは第1弾と同様に「ぷは!」の飲みカットで結ぶ。撮影は7月末、都内某所にて。終盤に降雨が予想されたために急きょ予定が早められたが、松岡はそんな状況でも持ち前の明るさを発揮。「もっともっとハッピーになったCMになっていると思いますので、私も前回よりパワー多めで頑張りました!」と本人も手応え十分だったようだ。第1弾の反響は、「いろんな方から"かわいい"とか"さわやか"と言っていただきました」と上々。中でも、松岡が一番うれしかったのは18歳の頃から付き合いのあるお笑い芸人の言葉で、「『このTVCMを見て、初めてかわいいと思った』と言ってくださったことです。(芸人さんが)それまで私の出演するドラマや映画を見てもかわいいと思ったことがなかったそうなんですけど、今回のCMで『かわいいのできるじゃん』って言ってくださって、長くご一緒させていただいている中で初めてだったのでとてもうれしかったです!」と感激をあらわにしている。
2016年09月14日シュウ ウエムラ(shu uemura)は、村上隆を迎え、コラボレーションコレクション「コスミック ブロッサム(cosmic blossom)」をクリスマスシーズンに向けて展開する。第1弾は2016年11月1日(火)より発売され、続く第2弾は11月16日(水)より限定発売される。村上隆を象徴する作品「フラワー」。愛、希望、平和、そして世界の詩と魔法のパルスを表すモチーフとして、多くの人々に愛されている。今回は、この「フラワー」が夜空で咲き乱れる姿をイメージし、女性の美しさを引き立てるアイテムが提案される。第1弾「クリスマス パレット キット」「フラワー」をあしらった特別なパレットには、色とりどりのアイシャドウを詰め込んだ。さらに、パレットと相性のよい「ドローイング ペンシル」とクレンジング オイルのサンプルサイズが付属する。ブルートーンをメインにした「コスミクール」とオレンジベースの「コスミカワイイ」2種類が揃うので、‟なりたい顔”に合わせてセレクトして。第1弾「クリスマス ファンデーション キットメイクを楽しむ土台となるベースメイク。今年はカスタマイズできる限定キットが登場する。ファンデーションに加えて、下地、ファンデーション ケースなどフェイスカテゴリー製品から好みのものをセレクト。さらに限定ポーチ、リキッド ルージュ「ラック シュプリア」のミニサイズ、クレンジング オイルのトライアル サイズもセットになって展開される。第2弾「ルージュ アンリミテッド シアー シャイン」シアーに輝くルージュ アンリミテッド シアー シャイン」からは3つの限定色がラインナップ。パール入りのルージュ ブルームをはじめ、優しい色合いのピンキー ブルームとセクシーなレッドが仲間入りする第2弾「A/O+ P.M.クリア ユース ラディアント クレンジング オイル」人気のクレンジング オイルシリーズに、2016年新たに加わった「A/O+ P.M.クリア ユース ラディアント クレンジング オイル」が限定パッケージで登場。青パパイヤやモリンガ成分を配合し、大気中の微粒子までをすっきり落とし透明感のある肌へと導いてくれる。村上隆に会える!表参道ヒルズ発売記念イベント10月28日(金)に、東京・表参道ヒルズで発売記念イベントが開催。会場では、「フラワーワンダーランド」をテーマに、アトリエアーティストによるメイクアップショーや、新作コレクションの展示を行う。さらに、当日は村上隆もスペシャルゲストとして登場予定。来場者が楽しめるゲームなど、様々な企画が催される予定だ。アイテム詳細2016 ホリデー コレクション「コスミック ブロッサム(cosmic blossom)」発売日:■第1弾 2016年11月1日(火)・クリスマス パレット キット 限定2種 各8,300円+税・クリスマス ファンデーション キット 8,400円+税~・ステージ パフォーマー ブロック:ブースター SPF50 PA+++ 限定2種 各4,500円+税・ブルーム グロー コンパクト ケース 限定1種 1,000円+税・ブランクロマ ブロッサム イン クッション ファンデーション コンパクト ケース 限定1種 1,300円+税■第2弾 11月16日(水)<限定発売>・ブロッサムノヴァ アイ トリオ 限定2種 各4,000円+税・ブルーム ユア ウェイ カスタム ケース 700円+税・ドローイング ペンシル 限定4色 各2,400円+税・ルージュ アンリミテッド シアーシャイン 限定3色 3,200円+税・ルージュ アンリミテッド 限定2色 3,200円+税・ディプシー ハイドラビリティ リップバーム 限定1種 2,000円+税・コスミック ブラック プレミアム カーラー 2,000円+税・コスミック ブロッサム プレミアム ブラシ セット 6,500円+税・ビューティー スペース ステーション メイクアップ ボックス 限定1種 20,000円+税・A/O+ P.M.クリア ユースラディアント クレンジング オイル 限定2種 3,700円+税/9,600円+税■shu uemura 2016 holiday collection発売記念イベント開催日時:2016年10月28日(金) 19:30~21:30会場:表参道ヒルズスペースオー住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10入場料:無料【問い合わせ先】シュウ ウエムラTEL:03-6911-8560
2016年08月30日「けいおん!」などを代表作にもつ京都アニメーションによる新作映画『聲の形』の完成披露上映会が都内で行われ、舞台挨拶に早見沙織、松岡茉優、監督の山田尚子が登壇した。ガキ大将だった小学6年生の石田将也は、転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。「いい奴ぶってんじゃねーよ」。自分の想いを伝えられない2人はすれ違い、分かり合えないまま、ある日硝子は転校してしまう。やがて5年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長した。あの日以来、伝えたい想いを内に抱えていた将也は硝子のもとを訪れる。「俺と西宮、友達になれるかな?」再会した将也と硝子は、いままで距離を置いていた同級生たちに会いに行く。止まっていた時間が少しずつ動きだし、2人の世界は変わっていったように見えたが――。「このマンガがすごい!2015」オトコ編第1位、第19回「手塚治虫文化賞」新生賞受賞した大今良時の同名漫画を映画化する本作。8月24日に行われた完成披露上映会での舞台挨拶では、本作のヒロイン西宮硝子役を務めた早見さん、小学生時代の石田将也役の松岡さんと、山田監督が登壇した。それぞれが演じたキャラクターについて、早見さんは「もがいてもがいて一生懸命生きている女の子でした。聖人君子というよりは1日1日を懸命に生きている、そういう気持ちでした」と語り、松岡さんは「小学生時代の将也はいじめっこで、なんでだろうって思っていたんですが、将也とずっと向き合うと純粋で無垢で、彼が大好きになりました」とコメント。それに対して山田監督は「“人と人”として対等に向き合うことを大事に描いていきたいと思って作りました」と本作への思いを語った。印象的なシーンについて尋ねられると、早見さんと松岡さんの2人は、硝子と将也がぶつかり合う同じシーンについて言及。松岡さんは、「わーっと感情的になりすぎて、声がでなくなってしまったんです(笑)」とアフレコ時をふり返り、山田監督は「発する声を通してそれが伝わるすごいシーンになりました」と2人の演技を称賛した。そして、会場に来れなかった高校生の将也を演じた入野自由からのビデオメッセージが披露され、映像で入野さんは「“聲の形”愛を存分に会場の皆さんに僕の分までぶつけてきてください!」と、登壇者を激励。続いて、主題歌「恋をしたのは」を担当したaikoからの手紙が代読された。「心の中は計れないし、痛みや喜び全てを同じ気持ちで感じることは出来ないからこそ、想う強さを書きたかったんです」というaikoの言葉に対して、山田監督は「主題歌のイントロがピアノの練習曲みたいな感じで小学生から高校生まで、その過程をずっとみていてくれるような感じがしてすごくいいんです」と絶賛を寄せていた。最後に、早見さんは「ふんわりしたやさしい絵柄とやさしい音楽に包まれる映画ですが、内容は鋭利なところも描いています。自分が封印していたものがこじ開けられるような気持ちになることもあるかもしれません」と語り、松岡さんは「私はこの映画をみて、過去をふり返ることも出来たし、ポジティブにもなれました。明日を生きることがすごく楽しみになります」、 山田監督は「明日、もう一歩前に進むことができる、そんなちょっとした希望の兆しを灯せる作品になるといいなと思います」と、それぞれの言葉で締めくくった。映画『聲の形』は、9月17日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月25日今年の春、女優の吉田羊と松岡茉優が親子役を演じ、実家から“巣立つ”娘を見守る愛にあふれた母の姿が話題を呼んだトヨタホームのTVCMから、続編となる新CM「帰省」篇・「迷った日」篇がメイキングとともに到着。引き続き、母を吉田さん、娘を松岡さんが演じ、EXILEATUSHIがカバーした中島みゆきの名曲「糸」が起用されている。本CMは、前回のCM「旅立ち」篇の続編で、実家から離れて暮らす娘の帰省を描いた、お盆シーズンにぴったりのCM。「旅立ち」篇では、大学進学のため旅立つ日、名残惜しげな娘に母が「いつでも帰っておいで。あなたの家なんだから」と優しい言葉をかけ、娘が涙する…というものだったが、今回は実家に帰ってきた松岡さん演じる娘から、特大スマイルが登場する。何かつらいことがあると、いつも実家に帰る娘。家に帰ってくるなり、泣いてしまう娘の心情を察してか、母は少し遅れて玄関で出迎える。夕食には娘の好きな料理が並び、父(二階堂智)と娘の、お互いに気になるけれど素直になれないやりとりもありながら、家族で囲む食卓は笑顔に包まれていく。実家で元気を充電し、最後に母からのエールをもらった娘は、パっと明るい笑顔に!晴々とした表情で実家を後にする――。決して特別なことはしていないのに、娘のことをよくわかっている母だからこそ、できることの数々。そんなちょっとした心配りが垣間見え、娘を元気づける本CM。最後の見送りシーンでは、松岡さんのニコッとした笑顔に「カワイイ!」という声が飛び、スタッフ一同も思わず笑顔に。前回「旅立ち」篇の涙を流すシーンでは、切ない演技でスタッフを“もらい泣き”させた松岡さんは、今回は“もらい笑い”を振りまいていた。一方の「迷った日」篇では、夜遅くに疲れて、少し落ち込み気味の表情で帰宅した母。リビングに入ろうとすると、夫・息子・娘の3人が「おかえりなさい」と声をかける。思わず表情がゆるみ、「ただいま」と優しく返す母。そんなほんの些細なことでも、家族の顔を見てホッとできる瞬間にフォーカスした本CMは、吉田さんの絶妙な表情の移り変わりが一番の見どころ。CM序盤の悩める表情から「おかえりなさい」の言葉で、フワッと表情が和む自然な演技には我が家に帰ったときの安堵感が表れ、共感を誘っている。吉田さん、松岡さんはそれぞれ、「“家族の絆”を表現できる女優」「娘(学生)の繊細な感情を表現できる女優」との太鼓判を得て、今回も引き続いての起用となった。EXILE ATSUSHIの温かくも切ない歌声が彩るCMと、撮影中も温かな笑みにあふれた2人の母娘ぶりをこちらから確かめてみて。トヨタホーム新CM「帰省」篇・「迷った日」篇は8月11日(木)より全国にてオンエア。(text:cinemacafe.net)
2016年08月10日