現在放送中の人気戦隊アクション「侍戦隊シンケンジャー」(テレビ朝日)でシンケンレッド(志葉丈瑠役)を熱演し、子どもたちに大人気。そしてドラマ「チームバチスタ2 ジェネラルルージュの凱旋」(フジテレビ)、「GOLD」(フジテレビ)やバラエティ番組にも出演し、2011年ブレイク候補の筆頭に挙げられる注目のイケメン俳優・松坂桃李がBeeTVの新ドラマ「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」で、9歳の男の子と魂が入れ替わってしまう青年役で主演することが決まった。ある事故をきっかけに、9歳の男の子と魂が入れ替わってしまう主人公・秀之(松坂さん)が、親方を失い経営危機に陥った工務店「中野組」を救うべく、荒々しい大工仲間をまとめ上げ、ときに笑い泣きながら、難題を乗り越えていく。そんな男たちの熱い友情と絆を描く本作で、松坂さんは「見た目は大人、心は子ども」の二代目親方という難役にチャレンジ。可愛らしさとたくましさが同居するキャラクターは、松坂さんにとっても新境地となりそうだ。「9歳だけにいろんな事件を起こすんですよ。チェーンソーで木材を切っちゃったり(笑)。筋肉量は大人なんで、本当どうしようもないですね。演じるのは面白い反面、見た目は22歳なので、子どもらしい仕草や表情は難しい。子どもは感情豊かでとにかく元気。思いっきり吹っ切れれば」と語る松坂さんが、役作りの参考にしたのがトム・ハンクス主演のハートフルコメディ『ビッグ』(’88)なのだとか。ちなみに、もし魂が入れ替わるなら「スポーツ選手がいいですね。例えばイチロー選手の目線で、メジャーリーグ体験ができたら楽しそう。もし女性になったら?男心は分かるんで、男を転がすようなことをしてみたいですね(笑)」と無邪気な松坂さん。このピュアさがあれば、9歳の男の子を演じるのもお手の物!?誰よりも熱い大工職人・晃役に鈴木亮平、技巧派職人の徹役に忍成修吾と共演陣には若手実力派が勢ぞろい。本作のキーポイントでもある“魂の入れ替え”というイタズラを仕掛ける女神役として、ドラマ、モデル、CM、アーティストと幅広く活躍する杏が出演。一風変わった衣装や浮世離れした女神像は大きな見どころだ。「ユニークな設定ですが、見どころは中野組の仲間たちがきずなを取り戻す過程だと思います。とっても温かいお話で、子どもゆえの純粋な言動に、大人の心が溶かされたり、和まされていく。そんなところを見ている人にも感じてほしいですね」と松坂さん。春の訪れとともに、心を温めてくれそうな「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」に乞うご期待!「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」は3月20日(日)よりBeeTVにて配信開始。「女神のイタズラ〜キミになったボク〜」配信開始日:2010年3月20日(日)更新日:毎週水曜日更新1話約5分、全24話公式サイト:
2011年02月03日現在大ヒット中の超話題作『GANTZ』の公開を記念し、東京・渋谷PARCO/PART1に映画とコラボしたプレミアムショップが期間限定でオープン中だ。期間中は、関連グッズの販売はもちろん、劇中で実際に使用されたGANTZスーツやXガン、特製パネルなどが展示され、『GANTZ』の世界観に浸ることができる。原作は累計1,350万部を超える奥浩哉の同名人気コミック。その壮大なスケール感から映像化不可能と言われた“最後のカリスマコミック”が前編後編の2部構成でついに映画化された。大学生・玄野(二宮和也)と幼なじみの加藤(松山ケンイチ)が、謎の黒い球体“GANTZ(ガンツ)”が発するミッションをクリアし、死の淵からの生還を目指すが…。全米で先行公開され、早くも世界中に旋風を巻き起こす2011年最初の超大作である。店内にはそんな『GANTZ』の関連グッズが勢ぞろい。Tシャツやタオル、携帯ストラップ、さらに「3D下敷き」と、いまの時代を感じさせる商品も発売されており、ファンならずともコンプリートしたくなる魅力のラインナップだ。今回のコラボは、WEBショップ「PARCO−CITY」内の「パルコミュージアムショップ by monozoku」でも同時開催中。欲しいグッズを全国どこからでも購入できる。ここでとっておき情報を。WEBショップ「パルコミュージアムショップ by monozoku」のメルマガ購読登録(無料)をすると、抽選で3名に非売品の『GANTZ』特製Tシャツが当たるチャンスが。期間は2月6日(日)23:59まで。ぜひこの機会に、レアな一品をゲットしてみては?『GANTZ』は全国東宝系にて公開中。劇場公開記念「GANTZ」コラボ プレミアムショップは2月6日(日) まで、渋谷PARCO/PART1の5F「monozoku」で期間限定オープン(入場無料)。●WEBショップでも同時開催:■関連作品:GANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERS■関連記事:松山ケンイチ『GANTZ』初日で役者魂「仕事はやりたくない、やりたいじゃない」二宮和也×松山ケンイチ主演!『GANTZ』オリジナルTシャツを5名様プレゼント二宮&松ケンを召喚せよ!舞台挨拶をかけた「GANTZ争奪戦!」が始動二宮&松ケンのW主演でついに実写化!『GANTZ』試写会に3組6名様ご招待森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…
2011年02月01日映画『GANTZ』(佐藤信介監督)の初日舞台挨拶が1月29日(土)、東京・有楽町のTOHOシネマズ スカラ座で行われ、主演の二宮和也、松山ケンイチ、共演の吉高由里子らが出席した。同名人気コミックの映画化2部作の第1弾で、謎の球体“GANTZ”に召還され、“星人”と呼ばれる異形の存在との戦いを強いられた人間たちの運命を描く物語。2部作の始まりだけに、二宮さんは「長く愛される作品になるよう、みなさま、お力をお貸しください」。松山さんは「ホッとしたような気分です。というのは公開日までは僕らが口で『GANTZ』の世界観やテーマを伝えなければいなかったけど、一番はスクリーンを通じてお客さんとつながるコミュニケーションだと思うので」と、それぞれ呼びかけた。またファンからの質問に答えるQ&Aコーナーが設けられ、「自分は何星人で何点?」との問いに、二宮さんは「うーん…」と悩みながら「地球星人、点数は倒した方に決めてもらいたいですね」と無難に回答。松山さんは「火星人、100点!」と即答。吉高さんは「敵なのか味方なんだか、わかりまテン(点)ということで」。分かりづらいダジャレに聞き返すMCに「言葉遊びが好きなので」とニッコリ。すかさず二宮さんが「そっとしておいてください」とフォロー。微笑ましいやりとりに、会場から笑いが起きた。続いて、正直やりたくなかったシーンは?との質問が。最初の回答者となった山田孝之は「これは今後の仕事に響いてくる…全てのシーンを楽しくやりました」と作り笑い。その後の吉高さん、田口トモロヲらがほとんど同じ答え。松山さんだけ「仕事ってやりたくない、やりたいじゃないですよね、やるしかない、じゃないですか。だから一生懸命頑張るんです。(頑張ったシーンでも)切られちゃったりするけど」とサラリとした口調ながら熱い役者魂。ファンの拍手を浴びていた。『GANTZ』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:GANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSGANTZ PART II 2011年4月23日より全国東宝系にて公開2011,日本,東宝■関連記事:二宮和也×松山ケンイチ主演!『GANTZ』オリジナルTシャツを5名様プレゼント二宮&松ケンを召喚せよ!舞台挨拶をかけた「GANTZ争奪戦!」が始動二宮&松ケンのW主演でついに実写化!『GANTZ』試写会に3組6名様ご招待森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」
2011年01月29日妻夫木聡と松山ケンイチの初共演作で、実際に起こった事件を基に60年代から70年代を駆け抜けた若者たちの青春を切り取った『マイ・バック・ページ』。本作の主題歌として、ボブ・ディランの名曲「My Back Pages」を真心ブラザーズと奥田民生がカバーすることが決定した。本作は映画評論、翻訳、エッセイなど多岐にわたって活躍する川本三郎が、1969年から72年までのジャーナリスト時代を綴ったノンフィクション小説(平凡社刊)が原作。川本さん自身が深く関わることとなった実際に起きたある重大な事件を中心に、理想に燃えるジャーナリストと彼を挫折へと追い込んでいく左翼の活動家の若者の青春、闘争、葛藤が描かれる。原作のノンフィクション小説のタイトルの基になっているボブ・ディランの「My Back Pages」は、1964年に発表されたアルバム「Another Side of Bob Dylan」に収められた楽曲。「あのとき私はいまよりも老けていて、いまはあの頃よりずっと若い」など、特徴的な歌詞で広く支持を集める名曲で、ディラン自身の過去の闘争的な内面風景が反映させたとされる。これまでに多くのミュージシャンによってカバーされており、真心ブラザーズはすでに過去に一度、日本語の歌詞でカバー。そのときの楽曲は、ディラン自身が主演を務めた映画『ボブ・ディランの頭のなか』(’05)のオープニング・テーマとしてサウンドトラックにも収録されている。今回、本作の主題歌としてカバーするにあたり、奥田さんが英語の詞で、真心ブラザーズのYO-KINGが日本語の訳詞で歌い分けている。YO-KINGは今回の発表に際し「OT(※奥田民生)と真心で、ぐっとくるカバーやりました。英語と日本語の混合です。すばらしいです。泣けます。夢にでてきます。免疫が強まります。ご飯がおいしくなります。風邪をひかなくなります。早寝早起きになります。やせます。モテます。人気者になります。本当かな。なるかどうかは聴いてからのお楽しみ」というノリノリのコメントが到着。一方、奥田さんはひと言「まごころこめてやりました!」。主演の2人も主題歌を聞いて深く感じ入るところがあった様子。妻夫木さんは「ふり返る思い出たち。いいことも悪いことも、いまとなっては愛しい。人から人へと繋がる思い。心に響きました」、松山さんは「世界観にとてもあっていて素晴らしいです!とても光栄です!」とそれぞれ“真心×民生”バージョンの「My Back Pages」に対する感想を寄せてくれた。メガホンを握る山下敦弘監督からも「この曲を初めてスタジオで聴いた時、楽曲それ自体の感動はもちろんのこと、3年間いろんな葛藤を経て作ってきた『マイ・バック・ページ』という映画が奥田民生さんと真心ブラザーズさんたちに唄っていただいたことで、ようやく終わることができると確信し、監督としてひとり感動していました。僕の両肩に重くのし掛かっていた“1960年代”という荷物を降ろしていただいて本当にありがとうございました」と強い思いのこもったコメントが到着している。激動の時代の中を駆け抜け、理想に燃え、傷つき、もがく若者たちを優しく包みこむ「My Back Pages」。現代を生きる我々の胸にどのように響きわたるのか――?『マイ・バック・ページ』は5月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…妻夫木&松ケンが初共演ベトナム、全共闘の激動の時代を疾走!
2011年01月26日累計1,350万部を超える奥浩哉の同名人気コミックスを前編後編の2部作で映画化した『GANTZ』の公開を記念し、主演の二宮和也と松山ケンイチが舞台挨拶を行う劇場を投票によって決めるイベント、その名も「GANTZ争奪戦!」が現在展開されている。二宮&松ケンをお好きな映画館に“召喚”できるこのイベント。その参戦方法は以下の通りだ。まずは自分の携帯電話もしくはスマートフォンを手に、2人を舞台挨拶に呼びたい該当劇場へ。そこに貼り出されているキャンペーンポスターのQRコードを読み込み、登録すると、劇場とキャンペーン参加者(あなたのことです!)に“点数”が加算される。その合計点数が最も高い劇場に、二宮さんと松山さんが舞台挨拶に現れるというシステムだ。劇場のQRコードは、1日1回のみ読み込みが可能。キャンペーン参加者は何回でも読み込むことができるので、劇場に毎日通って点数を稼ぐのも作戦のひとつである。また、QRコードは劇場に限らず、原作コミック、雑誌、そしてウェブサイトなど幅広いメディアにも掲載されるので、こまめに『GANTZ』情報をチェックすべし!なお、集めた点数が100点に達すると「100点めにゅ〜」が出現し、その100点は劇場にも転送される。見事、点数が全国トップとなった劇場で二宮さんと松山さんが舞台挨拶を行うのはもちろん、点数ランキング上位100位までのキャンペーン参加者は、『GANTZ PART II』(4月23日公開)の完成披露試写会に招待されることも決定している。映像化されていない最後のカリスマコミックとも言われる原作を、若手実力派である二宮さんと松山さんの初共演で実写化した『GANTZ』。電車にひかれ、命を奪われた大学生・玄野(二宮さん)と幼なじみの加藤(松山さん)は、その直後に見知らぬマンションの一室にいた。自分たち同様、死んだはずの人々が集められたリビングには、“GANTZ(ガンツ)”と呼ばれる謎の大きな黒い球が…。そのGANTZから玄野らは「生き残るために星人と戦い、そして殺す」というミッションを課せられる。すでに全米公開も決定するなど、世界規模の注目を集める一大プロジェクトに、携帯電話で参加できる今回の「GANTZ争奪戦!」。早速公式サイトをチェックし、全国のライバル相手に死闘を繰り広げてみては?期限は1月23日(日)24時まで。健闘を祈る。『GANTZ』は2011年1月29日(土)より全国東宝系にて公開。『GANTZ』公式サイト:※PC画面上でQRコードを読み込みづらい場合は、本画面を印刷してお試しください。※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。■関連作品:GANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSGANTZ PART II 2011年4月23日より全国東宝系にて公開2011,日本,東宝■関連記事:二宮&松ケンのW主演でついに実写化!『GANTZ』試写会に3組6名様ご招待森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」二宮&松ケン撮影2日目に仲良く遅刻『GANTZ』会見
2011年01月14日シリーズものの続編に期待!1位はあの海賊が再び帰ってきます年末年始は話題の超大作の映画が公開されることが多いシーズン。2011年は人気シリーズの続編や大人気漫画の実写映画など、気になる作品が続々公開予定です。そこで20代男性209名に、2011年に公開予定の映画の中から期待する映画を教えてもらいました。今からどの映画を見るかチェックしておきませんか? >>女性編も見るQ. 2011年公開予定映画、期待する映画を教えてください(複数回答)1位『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』14.3%2位『ターミネーター5』11.5%3位『ハリーポッターと死の秘宝 part2』11.0%4位『ミッション:インポッシブル4』9.6%5位『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』8.1%5位『GANTZ』8.1%■『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』に期待……・「今までのシリーズを全部見ているから」(27歳/医薬品/研究開発)・「ジョニー・デップが好き」(27歳/運輸/財務)・「3まで見ていたからぜひ見たい」(24歳/情報/人事)■『ターミネーター5』に期待……・「小さいときから見ていたシリーズだから」(27歳/IT/SE)・「今までのシリーズが好きなので、やはり続編は気になる」(24歳/自動車関連/生産管理)・「昔から好きなシリーズだから」(29歳/電気/営業)■『ハリーポッターと死の秘宝 part2』に期待……・「ようやく完結しそうだから」(29歳/自動車関連/研究開発)・「最後がどんな終わり方をするのか知りたいため」(29歳/IT/SE)・「ストーリーと映像の迫力が好きだから」(28歳/ソフトウェア/ SE)■『ミッション:インポッシブル4』に期待……・「好きなシリーズだから」(27歳/小売/販売)・「トムクルーズのファンだから」(28歳/教育関連/営業)■『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』に期待……・「ONE PIECE のファンだから楽しみ!」(26歳/学校/その他)・「このシリーズはずっと見ているので」(26歳/商社/営業)・「3Dが気になる」(24歳/精密機器/研究開発)■『GANTZ』に期待……・「原作のマンガを読んでいてとてもはまっている」(24歳/小売/販売)・「どう映像になるか楽しみ」(26歳/商社/営業)・「原作を読んでいるから」(28歳/運輸/設計)総評シリーズ作品が多数ランクインする結果になりました。好きなシリーズの新作は、映画館の大画面で見たいと心待ちにしているファンが多いようです。中でも20代男性がもっとも期待するのは来年5月に世界一斉公開が予定されている『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命(いのち)の泉』でした。『パイレーツ』シリーズ史上最強の敵や、ペネロペ・クルス演じる謎の女海賊“アンジェリカ”など魅力的な新キャラクターが加わるとのことで、期待も高まりますね。女性編でも1位ですから、デートに行くならこの映画がオススメかもしれません。5位の『GANTZ』のみが続作ではない映画。『週刊ヤングジャンプ』に連載されている漫画を原作にした実写映画2部作の予定で、前編は2011年1月に、後編は4月に公開予定です。ハリウッドも映画化に名乗りをあげたと言われるほど魅力的なストーリーを、主役の二宮和也さんと松山ケンイチさんがどう演じるのか楽しみですね。調査時期:2010年10月21日~11月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性209名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】好きなシリーズもの映画【コラム】「2」の方が面白い映画広告業界を目指す方のためのセミナー受付中完全版(画像などあり)を見る
2010年12月27日先日公開を迎えた『ノルウェイの森』が、アラブ首長国連邦を構成する首長国のひとつ、ドバイ首長国の首都・ドバイで開催中の第7回ドバイ国際映画祭で、最優秀作曲賞を受賞した。ドバイ国際映画祭は、中東地区で活躍する映画人にとって晴れの舞台ともいえる映画祭。アラブ、アジア、アフリカの映画産業の繁栄を目的に開催されてきた。今回、『ノルウェイの森』はアジアアフリカの長編映画部門に出品され、長編部門15本の中から最優秀作曲賞を受賞した。世界中で読まれている村上春樹のベストセラーを映画化した本作。主題歌にタイトルの由来となっているザ・ビートルズの「ノルウェーの森」の原盤が使用されていることが大きなニュースとして取り上げられてきたが、加えてレディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドが音楽を担当していることも話題に。いま、世界で最も高い人気を誇るバンドのひとつ、レディオヘッドでトム・ヨークと共に作曲を手がけ、中核を担うマルチプレイヤーのジョニーだが、2007年には映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の音楽を担当。英国アカデミー賞やグラミー賞の候補に名を連ねるなど、すでにその能力の高さは証明済み。そんな彼が、ギターソロから室内楽、ノイズやオーケストラまで様々な音楽を使い分けながら作品の世界観を見事に構築。それが今回、見事に認められた形となった。映画祭に出席していたトラン・アン・ユン監督は「ジョニーの美しいスコアは受賞に値する素晴らしいものでしたから、ここドバイ国際映画祭で評価されたことをとても嬉しく思います。おめでとう、ジョニー!」とコメント。壇上では笑顔でトロフィーを掲げた。主人公のワタナベを演じ、その演技、表現力をジョニーが絶賛していた松山ケンイチは受賞の一報に「ジョニーさん、万歳!」とシンプルかつ気持ちのこもったコメントを寄せてくれた。すでに日本国内でも賞レースが動き始めているが、クリスマスも近いこの時期に砂漠の国から届いた今回の朗報。今後の国内外での評価および興行成績も気になるところだ。『ノルウェイの森』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集『ノルウェイの森』■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチの逆質問に取材陣ドキッ!?『ノルウェイの森』が台湾上陸松山ケンイチ『ノルウェイの森』自信の初日舞台挨拶「大ヒットするつもり」『ノルウェイの森』配役に7割以上が「イメージと合ってる」松山ケンイチに絶賛の声松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」
2010年12月22日映画『ノルウェイの森』で主人公・ワタナベを演じた松山ケンイチが、12月15日(水)に台湾で行われるプレミア試写会と記者会見に出席するため、『L change the WorLd』以来、2度目となる訪台を果たした。台湾・松山空港に降り立った松山さんは、到着をいまかいまかと待ちわびたファン50人の前に姿を現し、黄色い歓声が上がる中、写真撮影に気さくに応じるなど、早速、現地ファンとの交流を楽しんだ。その後は、ホテルへと移動し台湾のメディアの取材を精力的にこなした。夜には、多数のファンや報道陣が集まる中、台湾でトップクラスの映画館「ヴィエ・ショウ・シネマズ」にてプレミアセレモニーが行われた。クリスマスツリーが用意されたステージに登場した松山さんが「僕は松山ケンイチです。メリークリスマス!」と北京語で挨拶すると大歓声が起こり、ここでも熱い歓迎を受けた。ツリーにはプレゼントが2つかかっており、台湾で有名な龍山寺のお守り(仕事・恋愛・交通安全の3つ)と、台湾の民族風のマフラーが松山さんにプレゼントされた。続いて劇場内で行われた舞台挨拶では、来場した観客に抽選でポスターやプレスのプレゼントされたが、松山さんがファンに直接手渡すという趣向で会場は大いに盛り上がった。翌16日(木)には、「台北フィルム・ハウス」にて記者会見が行われ、現地配給会社からは“くまのぬいぐるみ”がプレゼントされた。報道陣から台湾の印象について聞かれると、「料理がすごくおいしいです。あっさりした味付けが好きなので、自分の口に合う」とコメント。別の国にキャンペーンに行けるとすればどこに行きたいですか?の質問に対しては「ノルウェーです!」と即答していた。映画や台湾についての質疑応答が続く中、松山さんは突然、「なんで台湾では僕の名前が一文字、本名と違うんですか?」と台湾の司会者に逆質問。台湾では“松山健一”と表記されているらしく、松山さんはそのことが常々気になっていたとのこと。「僕の本名は“研一”で“けん”の字が違うんですよね。研究熱心な子になるようにと親が付けてくれた名前なのですが…」と言うと、現地スタッフが「最初の通訳者が間違えて付けたんだと思います」と慌てて弁明。ちょっとしたハプニング(?)はあったものの、会見は終始和やかなムードで進み、松山さん自身、2度目の訪台を大いに楽しんでいたよう。『ノルウェイの森』は全国東宝系にて公開中。特集『ノルウェイの森』■関連作品:L change the WorLd 2008年2月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開©2008「L」FILM PARTNERS ©2008「L」PLOT PRODUCEノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ『ノルウェイの森』自信の初日舞台挨拶「大ヒットするつもり」『ノルウェイの森』配役に7割以上が「イメージと合ってる」松山ケンイチに絶賛の声松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント
2010年12月17日映画『ノルウェイの森』が12月11日(土)、初日を迎え主演の松山ケンイチ、共演の菊地凛子、トラン・アン・ユン監督らが東京・有楽町のTOHOシネマズスカラ座で初日舞台挨拶を行った。鑑賞後の観客約650人の大きな拍手を受け、松山さんは「みなさんがそれぞれの表情をしていて、いろいろなものを感じているんだなと。それだけいろいろなものを与える作品なんだといま、実感しました」と手応えを得ている様子。司会者から「完璧な作品とおっしゃってきましたがその手応えはどのあたりに?」と聞かれ「観てもらえれば分かります」と即答。会場から拍手が沸き起こると「拍手が起こるってことは、分かってもらっているということですね」と満足げな笑顔を見せた。8日には、本作の世界50か国での公開決定の“朗報”が発表されたばかりだが、松山さんは「愛をテーマにした作品だから原作がずっと読まれてきている訳で、だからこそ観れば分かります」。国際派として海外での人気も高い菊地さんは、「この撮影に入る前に海外の映画祭に行ったとき、『ノルウェイの森』が映画化されると、ものすごく注目があったんですね。文学的な素晴らしい映画になっているので応援していただければ」と、それぞれ世界の映画ファンに向け、メッセージを送った。また今後も本作を携えて世界各国を回る予定の監督は「日本でみなさんがこの映画を観た響きが、外国に伝わっていくのではと思う。一番期待するのはそれ」と日本の観客の反応に興味津々。ほかに演技初挑戦の水原希子、玉山鉄二が出席。最後に『ノルウェイの森』大ヒットのプレートをキャスト陣で掲げて写真撮影。松山さんは「僕らは大ヒットするつもりなんで。それで初日からこうやっているので」と改めて仕上がりに自信をのぞかせた。『ノルウェイの森』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)特集『ノルウェイの森』■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:『ノルウェイの森』配役に7割以上が「イメージと合ってる」松山ケンイチに絶賛の声松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁
2010年12月12日刊行以来、20年以上にわたって世界中で愛されてきた村上春樹の長編小説を映画化した『ノルウェイの森』。2008年に映画化決定が報じられてから約2年の歳月を経て、ついに今週末公開を迎える。熱烈なファンを持つ村上作品、中でも“最高傑作”と称される原作の映画化とあって、当初からキャスティングやその世界観について、ファンの期待や不安の入り混じった様々な声が聞かれた。果たしてその仕上がりは?シネマカフェでは映画の公開を前に、ブロガーおよびTwitterユーザーを招待しての試写会を実施。そこで上映後に行ったアンケートの結果を大発表!高校時代の親友を自殺で失い、その後、東京の大学に進学したワタナベ。死んだ親友の恋人だった直子との再会や同じ大学に通う緑との出会い、周囲の人間と交わりを深めていく彼の姿を通じて、青春時代の喪失や魂の再生の物語が綴られる。アンケート回答者のうち、原作をすでに読んでいるという人は、ほぼ全体の50%。原作が上下2巻による長編ということを考えると、かなり高い数字と言える。原作小説がどれほど愛されているかがうかがえるが、その分、ハードルも高そう…。まず最初の質問はキャスティングについて。ワタナベを松山ケンイチが、直子を菊地凛子、そして緑を映画初出演となる水原希子が演じているほか、ワタナベの先輩の永沢を玉山鉄二、その恋人のハツミを初音映莉子が演じている。すでに原作を読んでいる人を対象にした「キャスティングはイメージに合っていましたか?」という質問では、回答者の7割以上が「とても合っていた」、「まずまず合っていた」と回答。一方、原作を読んでいないという人への「映画を観て、キャストのイメージはいかがでしたか?」という質問では、実に90%以上が「とても良かった」もしくは「良かった」と回答している。驚くべき高い率でのキャスティングに対する好印象が明らかに!ちなみに、メガホンを握ったトラン・アン・ユン監督は、ベトナム生まれのフランス人。基本的にキャスティングはオーディションで決定していったそうだが、日本語を理解できなくとも伝わるものがあるのか、監督の“慧眼”ぶりがうかがえる。さらに、アンケートでは特に印象に残った俳優を記入してもらったが、圧倒的な支持を集めたのは松山さん。「素朴で迷っていて全てを受け入れようとするワタナベらしかった」(20代・女性)、「感情を表に出さないワタナベの、誰よりも揺れている内面が細やかな表情で表現されていた」(40代・女性)、「表情がとても良かったです」(30代・女性)など、その“表情”を中心に絶賛の声が多く寄せられた。次に高い支持を集めたのが菊地さん。恋人を失い、その後ワタナベと再会して関係を深めるも、その距離を縮めようとすればするほど心は闇に覆われていく、という難しい役どころだったが「次第に病んで追いつめられていく。彼女の個性を活かしつつ、行動と表情で繊細な直子になりきっていたと思う」(40代・女性)、「大切な人を失ったことで、自分の感情、人格が壊れていってしまう表現がとてもすごく、真に迫っていて鳥肌が立った」(20代・女性)とその高い演技力に称賛の声が。また、「春を迎えて世界に飛び出したばかりの小動物のよう」と形容される瑞々しさを持つ、緑を演じた水原さんについても「透明感があってよかった」(20代・女性)、「映画、原作の世界観にピッタリと合っていた」(30代・女性)と物語の中での存在感を高く評価する意見が多数!登場人物たちの独特のセリフが印象的な本作。ポスターに掲載されるコピーが公募されるなど“言葉”が強い力を持つ作品だが「この映画をひと言で表すなら?」という設問に対しても様々な“言葉”が寄せられた。「苦しいけど、もっと深くその先を感じたい」(20代・女性)、「愛すれば愛するほど哀しい」(30代・女性)、「美しい映画。痛みすら美しい」(20代・女性)など、それぞれ独特の表現でこの映画の世界観を表してくれた。「ひと言で言い表せない映画」(30代・女性)――もしかしたらこれが、観終わった人にとって、一番ぴったりくる表現かも…。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。特集『ノルウェイの森』■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチが菊地凛子抱きしめキス…『ノルウェイの森』コラボCMが到着!水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁ブロガー、twitterユーザー限定『ノルウェイの森』特別試写会に40名様ご招待
2010年12月10日現在、地上波でも放送されている、映画『ノルウェイの森』と東京ガス、田崎真珠のコラボレーションで誕生した、映画本編の一場面を使用したCMがシネマカフェに到着した。1987年に刊行されて以来、単行本と文庫本を合わせた国内発行総累計部数は一千万部を突破し、村上春樹の代表作としても名高い小説「ノルウェイの森」が松山ケンイチ、菊地凛子らをキャストに迎え映画化。9月のヴェネチア国際映画祭での上映では、その独自の世界観と映像美が高い共感を呼ぶなど、日本のみならず世界中から注目を集めている本作がまもなく公開となる。高校時代の親友のキズキを突然の自殺で失ったワタナベ。新しい生活を求め向かった先、東京でキズキの恋人だった直子と、大学で出会った緑に出会う。全く異なる2人の女性の間で揺れ動くワタナベの姿を通じて、青春時代における喪失や葛藤、再生が描き出される。今回、到着したCMは全部で4種類。ワタナベと緑が向かい合ってご飯を食べるシーンや、ワタナベがタクシーの中で年上の女性・ハツミに語りかけるシーンなど、本編の映像を中心に構成されている。「ねえ、ワタナベくん。正直そんなに期待してなかったでしょ」、「わたし、料理上手そうに見えないしね」という緑のセリフの後に“驚かせたいと思ったら、もうそれは恋だ”という印象的なコピーが挿入されるなど、映画の世界観を大切にしつつも単なる予告編にとどまらず、高い質を誇るCMに仕上がっているワタナベと直子の登場する一編では、「わたしのこといつまでも覚えておいてほしいの」という直子のセリフと共に木に寄り添いながら抱き合う姿が。2人の顔が徐々に近づき…とCM映像に思わずドキドキさせられてしまう。公開を前に、映画の世界観を存分に味わわせてくれるこちらの映像をまずはチェック!『ノルウェイの森』は、2010年12月11日(土)より全国東宝系にて公開。※こちらのCM映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:水原希子インタビューモデルから『ノルウェイの森』大抜擢「もっと自分を愛したい」あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁ブロガー、twitterユーザー限定『ノルウェイの森』特別試写会に40名様ご招待【シネマモード】唯一無二の村上ワールドを描く、『ノルウェイの森』
2010年12月09日自分自身も気づいていない才能が、とあるきっかけで開花することがある。数々のファッション誌などで活躍するモデルの水原希子にとっては、女優デビューを飾った『ノルウェイの森』が、新しい自分との出会い、新たな才能の気づきの瞬間となった。だが、もともと彼女のライフプランに“女優”という選択肢が存在していたわけではなく、彼女が載っている雑誌を偶然目にした映画会社の人間が所属事務所にオーディションを持ちかけ、監督のトラン・アン・ユンのもとに導いた。そして、その偶然の出会いは19歳の少女に女優という未開拓地を与えた──。「撮影中は毎日がむしゃらで、ものすごく辛かったけれど、今は楽しかったと言えますね」と、無邪気に語る水原希子、現在20歳。女優としての一歩を踏み出したばかりの彼女の“今”をインタビューした。「大変な世界に飛び込んじゃったなと…」映画の原作は日本の国内小説累計発行部数歴代1位の記録を更新し続けている村上春樹の「ノルウェイの森」(講談社刊)。あまりにも有名な原作の映画化は役者にとっても大きなプレッシャーだ。しかし、演技未経験の水原さんが最初に抱いたのは「映画に出る」という漠然とした感覚だけだった。「もちろん、プレッシャーはありました。松山ケンイチさんや菊地凛子さんといった役者の中に加わるわけですし、大変な世界に飛び込んじゃったなと(苦笑)。いざ現場に入ってみると、人の目の前で演技をすることが怖くて、苦しくて、毎日逃げ出したいって思っていました。でも、私を選んだのはトラン監督。だから監督にも(水原希子を選んだ)責任があるんだ!って、そう自分に言い聞かせたりもしました(笑)」。そんな不安でいっぱいの彼女の心の支えとなったのは、キャストやスタッフの温かな愛。「松山さんは、私が何回ミスをしても大きな心で見守ってくれるし、トラン監督は細かい指示を出すけれど、それもまた愛で…。キャストにもスタッフにも恵まれているからこそ、100%自分の力を出し切らなきゃって思ったんです」。期待に応えたいという真面目な姿勢、新しい分野へのチャレンジ精神、水原さんのそんな人間性をトラン監督は会った瞬間に見抜き、彼女を緑役にキャスティングしたのだろう。明るく行動的な緑のキャラクターは、どこか水原さんと重なる。「緑は、光・太陽・ひまわりみたいな女の子。けれど、深い傷も負っていて、孤独でもある。その孤独感をワタナベくん(松山さん)にみせていくんです。緑以外のキャストがみんなネガティブなので、彼らのネガティブさに引っぱられないようにという意識は常に持っていました。直子(菊地さん)のことを想像しろと言われても絶対にできないけれど、緑の性格は想像しやすかったんですよね。それは自分が緑のような性格だったからで──本当は悲しいのに悲しいとは言わずに明るく振る舞う、自分はそういう性格だったんだと完成した映画を観たときに気づいたんです。自分自身も知らなかった性格をトラン監督はよく見抜いたなって驚きました」。そして、緑を演じたことで「(心が)解放された」と微笑み、過去の自分について懐かしそうに語り出す。「これまでは、さっき言ったように、悲しいことを感じないようにしたり、自分が傷ついていることに気づかないふりをしていたりしていたんです。でも、いまは悲しいときには泣いていいし、自分の意見を言ってもいいんだ、そう思えるようになりました」。緑というキャラクターについて深く尋ねるほど「緑は大人で完璧!緑のかわいさを真似したい!」と水原さんの声は弾み、いかに緑を気に入っているのかが伝わってくる。また、緑を演じたことで恋愛観も変わったのだと、流れはガールズトークに。「以前は自分が相手のことを愛しているだけでいい、相手のことを想像できるだけで幸せだと思っていたけれど、やっぱり反応がほしくて。そのために必要なのは──たとえば、好きって言ってよとか、カワイイわがままが言えることなのかなって。緑を見習って実践しましたよ。効果ですか?ありました(笑)。恋人に対しても友達に対しても自分の気持ちを伝えることは大切なことなんですよね」。躊躇しがちな話もストレートに語る、きっとこんなふうに自分のことを話せるようになったのも、『ノルウェイの森』との出会いのおかげなのかもしれない。女優の仕事はモデル業に活かされている本作はヴェネチア国際映画祭で約6分間のスタンディング・オベーションを受け、もちろん新人女優・水原希子への関心も高まっている。これからの20代をどんなふうに活動していきたいのかも気になるところだ。「私はこの『ノルウェイの森』の現場しか知らないので、正直、女優という仕事がどういうものなのかまだ分からないんです。実はモデルをやっていることが今回、役者として足を引っぱってしまって──希子の歩き方は格好良すぎるってトラン監督に言われたりもしたけれど、女優の仕事はモデルの仕事にプラスに。トラン監督から教わった繊細な目の動き、息遣い、呼吸の仕方…1ミリ単位での顔の動かし方(表情の作り方)は、モデルの仕事にすごく活かされている。だから、モデルと女優、お互い高め合えたらいいなといまは思っています」と話す水原さんの表情は確かに豊かだ。さらに自分への愛も生まれたと嬉しそう。「昔は仕事が忙しいと家に帰ってそのまま眠ったりしていたけれど、いまは自分の身体をもっと愛してあげようと思うようになりました。この身体があるからモデルができるわけで、モデルをしていたからこの場にもいられる。この身体に感謝しなくちゃいけないなって。毎日お風呂に入って、ボディクリームを塗って、今日もお疲れ様でしたって自分を愛してあげる。その後はヨガをしたり映画を観たり…。もちろんそれをやることで睡眠時間は多少減ってしまうけれど、翌朝目覚めたときのモチベーションが全然違うんですよね。昔から映画を観るのは好きなんです。1日1本ペース。最近は途中で寝ちゃうことも多いけど(笑)。ホラー以外はどんなジャンルも観ます。でも、オファーがきたらもちろん引き受けますよ!」。引き受けるというその一言に、女優として歩んでいく水原希子の決意が垣間見えた。『ノルウェイの森』という翼を得て映画界に飛び立ったミューズが、今後どんな活躍をみせてくれるのか期待は膨らむばかりだ。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)特集『ノルウェイの森』■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:あなたが映画に期待するのは何?『ノルウェイの森』プレスシートを3名様にプレゼント妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁ブロガー、twitterユーザー限定『ノルウェイの森』特別試写会に40名様ご招待【シネマモード】唯一無二の村上ワールドを描く、『ノルウェイの森』松山ケンイチ『ノルウェイの森』撮影中に「凛子さんを思わずハグしました」
2010年12月08日妻夫木聡と松山ケンイチの初共演映画『マイ・バック・ページ』の公開が来年5月28日(土)に決定し、ポスタービジュアルが解禁された。映画評論家としても名高い川本三郎が、「朝日ジャーナル」(朝日新聞社刊/1992年休刊)の記者時代の実体験を綴ったノンフィクション小説を映画化した本作。1960年代後半――若者を中心に社会を変革しようという“熱”が高まりを見せていた激動の時代に、立場の異なる2人の男が出会い、そこからある重大事件が引き起こされていくさまが描かれる。新聞社が発行する週刊誌に籍を置く記者の沢田を妻夫木さんが、そして沢田に接触する謎の活動家・梅山を松山さんが演じる。今回、到着したポスターでは、中心に「その時代、暴力で世界は変えられると信じていた」というコピーが。カメラと“戦斗(戦闘)宣言”、そしてヘルメットという2人のそれぞれの立場を感じさせるアイテムを隔てて、鋭い視線を別々の方向に向ける妻夫木さん、松山さんの表情が印象的な仕上がりとなっている。松山さんはまもなく公開の『ノルウェイの森』で、本作と同じ時代を生きる学生を演じているが、今回は理想を掲げ、武器をとり行動する活動家の役。ポスター、そして劇中写真でも『ノルウェイの森』のワタナベ役とは全く違った空気感を醸し出している。はからずも昨年(「天地人」)と再来年(「平清盛」)のNHK大河ドラマの主演の2人が共演することになった本作。ベトナム戦争や全共闘などで大きく揺れ動く60年代、70年代を2人はどのように歩み、何を追い求めるのか――?『マイ・バック・ページ』は2011年5月28日(土)より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開。■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョンマイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:ブロガー、twitterユーザー限定『ノルウェイの森』特別試写会に40名様ご招待【シネマモード】唯一無二の村上ワールドを描く、『ノルウェイの森』松山ケンイチ『ノルウェイの森』撮影中に「凛子さんを思わずハグしました」松山ケンイチ監督の美的演出に学ぶ「貴族っぽくやってくれ」『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛
2010年11月26日昭和の炭坑町を舞台に、その時代を知らない若い層にも「懐かしさ」と「郷愁」を感じさせる物語を紡ぎ出す映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』。今年の春、物語の舞台となった福岡での先行上映で大盛況を記録した本作がいよいよ全国公開を迎える。当然のことながら、多くのキャスト陣も昭和30年代の終わりから綴られるこの時代を肌で知っているわけではないのだが、“昭和の匂い”をしっかりと感じさせてくれる。タイトルロールの“信さん”を石田卓也が、そしてその信さんを兄のように慕う守を池松壮亮が演じている。映画の公開を前に、2人がこの作品にこめた思いを聞いてみた。昭和38年、炭鉱業を主産業とする福岡のある島。ここに東京から、小雪さん演じる美智代がひとり息子の守を連れて帰ってくるところから物語は始まる。撮影も現地で行われたが、福岡は池松さんにとって18年間暮らした故郷。池松さん曰く、守という少年は福岡の男そのものだという。池松:一筋縄じゃいかない役なんですが、でもあれは完全に福岡の男なんですよ。頑固で後先考えずに物を言うところとか。自分の出演シーンの前に(子役の)少年時代のパートがあり、そこから数年の空白の期間があるので、その間に完全に福岡に染まったことにして、典型的な“福岡人”をやってやろう、と。ちなみに池松さん自身も、そういう“福岡人”の部分を色濃く持っているのだろうか?池松:メチャクチャありますね!さっき言った頑固な部分とかそのまま当てはまると思いますし、この守という役にも反映されています。よその地方の人が見ても分からないような部分までね。ちなみに、石田さんにとっても福岡は、デビュー作のドラマ「青春の門 筑豊編」の舞台となった思い出の地である。石田:そうなんです。あのとき演じたのは今回、池松くんが演じた守くらいの年代ですね。懐かしさはありました。また、ここに来たんだ、と。ただ、今回方言はすごく心配でした。デビュー作のときから、もうかなり時間が経っているので。(方言を使うということは)やはり普段の役と全然違ってきます。発音やイントネーションが間違ってると、地元の人に「何だよこれ?」って思われてしまうのではないか。そういう怖さは自分の中に常にありました。だから演技の部分と同じくらい気を配りました。小さな町で周囲を気にすることなく我が道を往く美智代という女性も魅力的だが、彼女にほのかな想いを抱く信さんの不器用な生き方も共感を呼ぶ。石田:信さんは、自分で演じながら「かっこいい男だなぁ」と思ってました。辛い境遇の中でも、常に自分以外の人のことを大切に思って一生懸命頑張ってる。それでいて、そういう辛さを顔に出さない、という彼の気持ち、優しさと強さを大事に演じました。年の離れた美智代に対する信さんの恋心――これを池松さん、石田さんはどのように捉えているのだろう?池松:いや、これは男として結構分かりますよね?石田:うん、分かる。信さんにしてみたら、いままでずっとひとりだったけど、初めて心を許せる、という気持ちを抱いたんだと思う。とはいえ池松さん演じる守にとっては、兄と慕う信さんが自分の母親に恋心を抱いている、という状況。このときの守の心情を表現するのは簡単ではなかったのでは?池松:それが今回の一番大きなテーマでしたね。守は2人をどのような思いで見つめるのか?そればかりずっと考えていました。平山(秀幸)監督に、子役の(守を演じた)中村大地がどんな表情をしていたのかとか聞いてみたり。本当に、言葉では言い表せない思いだと思うんですよ、嫌とか悲しいとか嬉しいとかじゃなくて…。もし相手が信さんじゃなければ、守にとっては簡単に切り離すことができたんだろうな、と。石田さんと池松さんは『夜のピクニック』に続いての再共演。互いの印象を聞いてみた。石田:あのときは(池松さんは)中学生だったから、久々に一緒にやれることになって会ってみたら僕より大きくなってて驚きました(笑)。成長したな、と。『夜のピクニック』以来、ずっと仲の良い友達ですが、性格はシャイですよ。まぁ、僕もかなりシャイな方なんですけど…(苦笑)。池松:僕にとっては“信さん”そのもののような人ですよ。前回のときは、僕がみんなの中で一番年下だったんですが、なかなか自分から話しかけられずにいたところを、石田さんがすごく気遣って声をかけてくださったりして。僕、個人的にも兄がいないので、兄に対する憧れみたいなものがあったんですが、石田さんはそういう存在です。小雪さんも(『ラスト サムライ』で)ご一緒させていただいていたので、母親役が小雪さんで、その母に恋する役が石田さんと聞いて、正直、石田さんで良かった、と思えたんです。小さな島を舞台にした本作。島を出ていく者、逆にかつて島を後にしたが、戻ってくる者などが描かれるが、池松さん、石田さん共に10代で故郷を出て、仕事を始めた人間。いま、故郷というのはどのように映っているのだろうか?石田:最初は流れに任せて東京に出たって感じでした。中学卒業した頃ですね、まあ何とかなるだろう、と(笑)。だから、故郷(愛知県)を出るときに大きな覚悟とかそういうのはなかったんです。でもいまは、地元ってすごく大きな存在で、ちょっと落ち込んだときはもちろん、何でもないときでも少し地元の友達とか家族と話すだけで元気がもらえて。もう、東京出てきて8〜9年ですが、いまだに遊ぶとなったら地元の友達とだったりしますから。池松:僕は「簡単には戻ってこれないぞ」という思いはありましたね、福岡を出るとき。まだ2年くらいですが、やっぱり大きな存在です。だから今回、こんな素晴らしい物語を残すことができるってすごく嬉しいし、誇りに思います。向こうで撮影ができたのもすごく嬉しかったです。東京にいて、改めて故郷があるっていいなぁ、って思えるんです(笑)。■関連作品:信さん・炭坑町のセレナーデ 2010年11月27日より新宿ミラノ、銀座シネパトスほか全国にて公開© 「信さん・炭坑町のセレナーデ」製作委員会■関連記事:小雪子育ては九州で?松山ケンイチとの交際は「順調?はい」ゲスト来場!『信さん・炭坑町のセレナーデ』試写会に50組100名様ご招待ケイト・ブランシェットに小雪、カリーナ・ラウら「SK-II」30周年で美の競演!小雪、石田卓也と20歳差の恋愛に挑戦『信さん』福岡で快調撮影中!
2010年11月25日映画を観ていると、作品を観終わった後の気持ちを言葉に置き換えることが難しいと感じることがあります。『ノルウェイの森』もまさにそう。その圧倒的な世界観と、その中で提示される愛と生に、何があっても生きていく人間の姿に、ついぼんやりとしてしまいました。試写室を出ると、出口調査さながらに、宣伝担当者に呼び止められて「いかがでした?」と尋ねられることもあるのですが、今回、それがなかったことを本当によかったと思っています。「おもしろかった」、「楽しかった」、「凄いですね」などと、簡単な言葉で語り始めることができる作品なら問題ないのですが、『ノルウェイの森』を観た後の第一声は、なんと発したらいいのかいまも思い浮かびません。あえて選ぶなら主人公ワタナベの言葉を借りて「ちょっと事情が込み入っていて、うまく説明できないんだ」となるのかもしれません。私の込み入っている事情とは、“作品は素晴らしかったけれど、やはり小説とは別物として考えるべきなのだろうと自分を納得させていいのかどうか決めかねていた”というところでしょうか。そもそも、映画化の話を聞いたときには、すでに小説の世界で完璧な姿をしている「ノルウェイの森」であるだけに、そんなことをして何になるのだろうかとか、そんなことが可能なのかということを考えました。村上春樹作品を愛する者のひとりとして。ファンタジックな中にも、とことん現実的で哲学的なテーマが潜んでいる彼の作品。力強いのに繊細で、美しいのに悲しくて、刹那的なのに永遠で、激しいのに静謐で…という独特な空気感と深さゆえ、村上作品の映画化は不可能と言われ続けてきました。もちろんそれが意味するところは、物理的な不可能性ではなく、その世界観を映像として表出させることが極めて難しいということ。私は日頃から、できることと、やっていいことは違うと考えていますが、優れた小説を映像化することにも慎重であるべきだと思ってきました。ここ数十年、映像技術の発達により、かつて映像化は不可能だとされてきた作品が続々と映像化されてきましたが、その流れにもちょっと眉をひそめてきた私。しかも、今回は、唯一無二の世界観を持つ村上作品。つまり、映像化した途端に、それは全くの別物になるということは分かりきったことなのです。これは常に原作ものにつきまとう議論ではありますが、やはり村上春樹という特別な作家については、その議論がひときわ白熱しても不思議はないのでしょう。たしかに、映画は別物でした。でも、面白い発見となったのは、村上ワールドに寄り添うかのようにトラン・アン・ユン監督の世界が共存していたこと。「『ノルウェイの森』という作品は自分にとって特別な作品であり、映像化は無条件でOKというわけにはいかない。でも、トラン監督の作品は好きで、とにかく会ってみようと思った」というのが、村上氏本人の言葉。村上春樹ファンの全員が、その映画化作品に納得することなどありえないのでしょう。でも、村上氏が自ら“特別だ”と語る作品の映像化にOKを出した背景には、「トラン監督ならば」という信頼があったはず。その信頼のほどを、出来上がった映像から汲み取ることは難しいことではないし、それが転じて、「トラン監督しかいなかった」という気持ちにさせてくれることも事実なのです。学生運動が華やかなりし時代に多感な青春時代を送った若者たちの物語や複雑な事情や感情が絡み合った恋愛物語について描かれた小説や映画は多くありますが、それでも村上春樹の作品は別格。彼が生み出す独特の空気感は、やはりその言葉選びとリズムに由るところも大きいわけですが、その文学的な言語表現をどのように映像として表現するのかは、ひとつの見ものでもありました。最大の難所のひとつとして私が注目していたのは、主人公たちの発する言葉。彼の作品に登場する人々は、言葉をきちんと選びながら独特のリズムで話をします。それが何か重いものを背負ってきた登場人物たちのひとつの特徴でもあり、悲しみから生まれた優しさのようなものを漂わせてもいるのですが、主人公たちは、言葉を省略することなく、語尾を曖昧にすることもなく、しっかりと気持ちを伝えようとするのです。それがなぜ難所なのかといえば、それこそが最大の村上作品の特徴のひとつでもありながら、音にしてしまうと違和感を覚える種類のものであるのも事実だったから。やはり懸念していた通り、俳優たちが繰り出す言葉が、“いかにもセリフ”に聞こえてしまう瞬間が何度かあって、それについては残念だなと思ったものです。やはり村上作品は、文字の世界でこそ完璧でいられるのだと確信した瞬間でもありました。ただ、そこまで考えさせてくれるものこそ、村上ワールドならではなのかもしれません。矛盾しているかもしれませんが、そんなことに気づかせてくれたこともあり、トラン監督が“映画化するなら日本人のキャストで”とこだわってくれたことのありがたさ、そしてその理解の深さには感謝するばかりです。「原作がある映画化をする際には、映画はその原作に似ていなくてはならない。それは肖像がと同じようなことで、本人に似ていなくては意味がない」。これがトラン監督の言葉。確かに映画『ノルウェイの森』は、小説「ノルウェイの森」本人ではないけれど、似ています。監督の言葉を借りるなら、映画『ノルウェイの森』は、トラン・アン・ユンという画家が描いた、小説「ノルウェイの森」の肖像画と言えるのかもしれません。(text:June Makiguchi)■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ『ノルウェイの森』撮影中に「凛子さんを思わずハグしました」松山ケンイチ監督の美的演出に学ぶ「貴族っぽくやってくれ」『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛『ノルウェイの森』ポスターに松山ケンイチのラブシーン!愛と涙の公募コピーも発表高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化
2010年11月24日映画『ノルウェイの森』の一般向け初披露となる完成披露試写会が11月23日(火・祝)、東京・新宿区の早稲田大学大隈講堂で行われ、主演の松山ケンイチ、ヒロインの菊地凛子、共演の高良健吾らキャスト陣7人とトラン・アン・ユン監督が上映前にレッドカーペットを歩き、舞台挨拶に立った。村上春樹が1987年に発表し、現在までに単行本・文庫本合わせて累計売上が1,000万部以上というロングベストセラー小説の映画化。大学生のワタナベ(松山さん)が自殺した親友の彼女だった直子(菊地さん)、大学で知り合った緑(水原希子)らタイプの違う女性たちの間で揺れるさまを描く物語。村上さんの母校で本作のロケにも使われたことから、同所が初披露の場に選ばれた。舞台挨拶で、本作に関わり一番テンションが上がった瞬間を司会者から尋ねられ、松山さんは「撮影に入って中盤に直子との本当に重要なシーンがあり、1テイク、2テイクやって、翌日3テイク目でOKが出たとき、テンションが上がり、思わず凛子さんをハグしました」と会心の瞬間をふり返った。同じ質問に菊地さんは「最初、直子役のオーディションを受けたいと申し出たら監督は乗り気じゃなかったので、ビデオを送ったら『会いたい』と言ってきてくれた。でもホテルで会ったら『原作はいつ頃読んだの?』とか質問ばかり。私はそのために来たんじゃない!と思い、『役をくれるの?くれないの?』って聞いたら『あげるよ』って…無理やり言わせた形で」と苦笑い。「あきらめないことと、本人に聞くのが一番だなと思った」と役を掴むまでの経緯をテンション高めに説明。会場の笑いを誘った。聞き入っていた監督は「直子を演じてくれたビデオを見て、儚さ、脆さを素晴らしく表現していたので、直子は菊地さんだと会う前に決めていたんです」と笑顔で“弁明”した。一方、ワタナベの自殺した親友・キズキ役の高良さんも「別の映画で死ぬシーンを撮ってクランクアップした翌日からノルウェイの撮影でしたが、その日の朝5時ごろ、電話がかかってきて『死ぬシーンを今日撮る』と言われ、テンション上がりましたね。違う現場で2日連続で死ぬって、そうないな、と」と妙な偶然を明かし、観客を笑わせた。締めくくりでマイクを握った松山さんは「撮影に入る前、監督から『きみは大恋愛をすることになるだろう』と言われ、ワタナベを追体験し、出来上がった作品を観て、その意味が分かった。みなさんも大恋愛をしてください」とメッセージを送っていた。先に行われたレッドカーペット・イベントには、ファン1,000人が集結。「ケンちゃーん、早くから来て待っていたのよー!」、「こっち来てー」などと、松山さんに握手とサインを求める女性ファンの熱狂的な声援が飛び交った。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ監督の美的演出に学ぶ「貴族っぽくやってくれ」『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛『ノルウェイの森』ポスターに松山ケンイチのラブシーン!愛と涙の公募コピーも発表高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…
2010年11月23日村上春樹のベストセラーを映画化した『ノルウェイの森』の完成披露会見が11月23日(火・祝)、東京・新宿区の早稲田大学大隈講堂で行われ、主演の松山ケンイチ、ヒロインの菊地凛子、共演の水原希子、トラン・アン・ユン監督らが出席した。親友を自殺で失った悲しみを抱えた大学生のワタナベ(松山さん)が、親友の恋人だった直子(菊地さん)に惹かれて深い関係になる一方、大学で知り合った緑(水原さん)にも心揺れる姿を描く物語。松山さんは「言葉で言い尽くせないすごい作品ができました。お芝居も、自分たちで言うのもなんですが完璧です」と仕上がりに自信。一方でベトナム出身、フランス育ちで国際的評価の高いトラン・アン・ユン監督との初手合わせをふり返り「草原で直子と寝転ぶシーンで転がってみたら、『いや違うんだ、そういう自然さは必要ない。貴族っぽくやってくれ』と言われ、貴族か…と。その後、かろうじてOKをもらいました」と苦笑いしつつも「そういう美が溢れています」と監督のスタイリッシュなセンスに感銘を受けた様子。「自然にやるだけではだめ。例えば吐くシーンで、監督は『普通に吐くな。吐くならきれいに吐けよ』と。そういうことはいままで全く考えずに演技してきたので、教えられました」と収穫を口にした。一方、オーディションでワタナベの先輩・永沢役を得た玉山鉄二は「オーディションではいつも妻夫木聡、玉木宏に負けてきて、8年ぶりくらいのオーディションで受かり、こんな大きな作品に出られた。ハンカチ王子じゃないけど、俺、何か持っているな、と思いました」と喜色満面。直子役を監督に自らのビデオを送るなどし熱望して得た菊地さんは「私はどちらかと言えば、何か持っているというより、自分から掴みにいく、持ちに行くタイプ。監督が『イメージが違う』と言っても、いや、そんなことないって言うしつこさがあり、『役をくれるんですか?くれないんですか?』って聞いたりしましたし」。共演陣と会場の笑いを誘っていた。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:松山ケンイチ『ノルウェイの森』撮影中に「凛子さんを思わずハグしました」『ノルウェイの森』音楽の「レディオヘッド」ジョニー、松山ケンイチを「完璧」と絶賛『ノルウェイの森』ポスターに松山ケンイチのラブシーン!愛と涙の公募コピーも発表高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…
2010年11月23日「第五回シネマプロットコンペティション2010」(主催:ユナイテッド・シネマ)のグランプリ作品発表イベントが11月18日(木)、ユナイテッド・シネマ豊洲で行われ、審査委員長を務めた森田芳光監督らが出席した。「これを映画にしたいしたら面白い」という思い、ひらめきのアイディアを一般募集し、優秀作品を選出、映画化する企画で、応募総数1,554作品から、主婦のクレーマーのある出来事を綴った、三村さゆりさんのプロット『クレーマー』がグランプリに選ばれた。山口県在住で、この日のために上京した三村さんは、森田監督から「発想は自身の経験から?」と聞かれ、「いえ、クレーマーらしき人を見かけて題材になると思って、1時間くらいで書きました」とサラリ。森田監督は「怖いですね」と強心臓ぶりに舌を巻き「彼女が自分でシナリオを書いて、監督もやったらいいですよ。性格もこう見えて図太そうです」と“寸評”。会場の笑いを誘った。三村さんには賞金30万円が贈られた。準グランプリ(賞金:10万円)には、死に場所をハンティングする若者と老人の交流を綴った、井上洋美さんの「死にハン。」。井上さんは「今日はちょっと調子に乗って帰って、明日から謙虚な自分に戻ります」と喜んだ。ほかに、ユナイテッド・シネマ賞(副賞:ユナイテッド・シネマ年間パスポート)に、「見守っちゃる。」を選出。今回の映像化作品は、テーマ部門でテーマ部門賞に輝いた馬場大介さんの「バルーンリレー」に決定した。その他の受賞作品の映像化は未定。一方、森田監督は自身のデビュー時をふり返り「こういう機会が30年前にあったら絶対応募したのに…原稿用紙200枚くらい書いて受かると思って投函していた人間ですから」とボヤキ節も。「誰も撮らせてくれないから、家を担保に借金して映画を作りました」と武勇伝を披露。受賞者らを激励(?)した。「シネマプロットコンペティション2010」公式サイト■関連作品:僕達急行 A列車で行こう 2011年秋、全国にて公開予定© 2011『僕達急行』製作委員会武士の家計簿 2010年12月4日より全国にて公開© 2010「武士の家計簿」製作委員会■関連記事:堺雅人仲間由紀恵の加賀友禅振袖姿にウットリ堺雅人主演!『武士の家計簿』劇場鑑賞券を5組10名様プレゼント堺雅人と仲間由紀恵が夫婦で節約に奮闘!『武士の家計簿』試写会に35組70名様ご招待森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」
2010年11月18日映画『ノルウェイの森』でサウンドトラックを担当しているイギリスの人気バンド「レディオヘッド」のジョニー・グリーンウッドが、今回のサウンドトラックに込めた思いを明かすと共に、主演の松山ケンイチの演技に対して称賛の言葉を送っている。ジョニーといえば、いま世界で最も強い影響力を持つバンドのひとつ、レディオヘッドでトム・ヨークと共に作曲を手がけ、その中核を担うマルチプレイヤー。2007年には映画『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のサウンドを担当し、英国アカデミー賞やグラミー賞の候補に名を連ねた。そのジョニーが今回、村上春樹の大ベストセラーを映画化した『ノルウェイの森』のサントラを担当。ちなみにトム・ヨークが村上春樹の大ファンであることは広くファンの知るところだが、ジョニーも今回のオファーが届く以前から「ノルウェイの森」は読んでいたという。原作について、そしてこの物語に“音”をつけるという作業について、ジョニーは独特の表現でこう感想を語る。「僕としてはこの物語の音として、すごく宙ぶらりんになった状況をいろいろ音にしようとしたけどね。何て言うのかな…登場人物が大人になれずにいる状況っていうのかな。思春期と大人との狭間にいて、どこか不完全な状態のままでいるっていう印象が強いから。だから、音もやっぱりそういうところを形にしたかったんだよね。ためらいとか、不確実な気分を表しつつも、決して惨めだったり、悲しいものではないんだ。むしろ明るさがあるし、すごくロマンティックなもので、たくさんロマンスもあるっていう…。ただ、なにひとつとして決して解決されることはないし、終わりもしなければ、確定もしないという。だから、今回の音を書いている間は、基本的にいま話したような単語がウヨウヨと頭の周りに浮いていたんだよ」。また、クリエイティビティが刺激されたシーンについてジョニーは、「たとえば、緑とワタナベがカフェテリアの外で雪の中、語り合うところとか。このシーンのロマンティックな佇まいはすごくインスピレーションを与えてくれたな。それと、この作品が持つ独特なユーモアにもすごく助けられたかな。というのは、この映画を暗い作品として捉えるのはすごく簡単なことなんだけど、でもそれと同時に描かれている微笑ましいこととか無垢さとかが、僕はすごく好きなんだよ」と明かしてくれた。さらに、完成した映画を観ての感想を尋ねると「映画としても美しいし、物語も美しいし、だから、ほとんど完璧だね。個人的に本当に驚いたのは、この本が大好きな人はきっと映画も大好きになるだろうなっていうこと。それはすごく稀なことだからね。だから、本当に良かったと思うよ」と絶賛。特に中心人物であるワタナベ(松山ケンイチ)、直子(菊地凛子)、緑(水原希子)の3人について「演技はものすごい迫力があると同時に繊細さも兼ね揃えていて、実に素晴らしかった。特にワタナベ役は演じるのが難しかったはず。映画で思慮深い役柄を見ていると、つまらなくなりがちだけど、彼(松山さん)はあの難しい役を見事に演じていて、あの演技力にはとにかく感心したよ!とにかく完璧だった」と手放しで称賛している。レディオヘッドとして、2007年の「In Rainbows」以来となるニューアルバムの完成が待たれるが、今回のサントラ制作はジョニーにどのような影響を与えたのだろうか?美しくも哀しく響きわたるサウンドにも注目!こちらのオリジナルサウンドトラックは全国のショップにて発売中(税込:2,800円)。映画『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。※オリジナルサウンドトラックには主題歌「ノルウェーの森」(ザ・ビートルズ)は収録されません。■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:『ノルウェイの森』ポスターに松山ケンイチのラブシーン!愛と涙の公募コピーも発表高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」『ノルウェイの森』に糸井重里、YMO細野晴臣&高橋幸宏が出演坂本龍一は凛子絶賛
2010年11月16日松嶋菜々子と韓国俳優ソン・スンホンがW主演する映画『ゴースト もういちどだきしめたい』がアジア計5か国で公開されることが11月13日(土)、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で行われた初日舞台挨拶で発表された。パトリック・スウェイジとデミ・ムーア出演で世界的ヒットを飛ばしたラブ・ファンタジー『ゴースト/ニューヨークの幻』の舞台を日本に置き換えたアジア版。韓国では今月25日から公開されるが、新たに台湾、タイ、シンガポール、香港での公開が決定した(時期は未定)。韓国では大手配給が会社CJエンタテインメントの配給で、邦画としては最大規模の約100スクリーンで公開され、初日はスンホンが舞台挨拶に立ち、松嶋さんは訪韓しない予定。これまで100スクリーン規模で公開された邦画は『デス・ノート』、『日本沈没』などがある。初監督を務めた大谷太郎監督は「松嶋さん、ソンさん2人のラブストーリーがアジアに広がることになり、すごく嬉しい、ありがとうございます」と素直に喜び、「あと運天さん(※劇中で樹木希林さんが演じる霊媒師)が広がるのも嬉しい」とキャスト陣と会場の笑いを誘った。挨拶では、松嶋さんが「(劇中で)ムーミンの絵を描いたら、いろんな人に『菜々ちゃんヘタ?』と言われるんですけど、あれは設定なので」と苦笑いで弁解。共演の鈴木砂羽は「松嶋さんのムーミンは結構うまいです」とかばっていた。一方、スンホンは、日本映画初出演の経緯を改めてふり返り「最初は言葉の壁がかなり心配でしたが、人が人と出会い、愛の体験を交わすのは言葉ではないと思いました。とてもいい経験ができていま、とても幸せ」とはにかんだ。満場の女性ファンの大声援に終始、笑顔で応え、退場時には突然、熱狂的な女性ファンから舞台上にプレゼントがポーンと投げ込まれて足元に落ちたが動じることなく拾い上げ、朗らかな笑みを浮かべていた。ほかに樹木希林、子役の芦田愛菜が出席した。映画『ゴーストもういちど抱きしめたい』は全国にて公開中。シネマカフェSweet「『ゴースト もういちど抱きしめたい』特集 時を超えて愛されるストーリー」■関連作品:ゴースト もういちど抱きしめたい 2010年11月13日より全国にて公開© 2010「ゴ−スト」製作委員会■関連記事:アジア版『ゴースト』に7割以上の観客「泣けた」アジア版ならではの場面がツボ?松嶋菜々子、ミッドタウンのクリスマスイルミネーションに「ストーリー性あって素敵」日本でリメイクしてほしい作品を投票!『ゴースト』パンフレット&雪肌精を2名様にプレゼント松嶋菜々子インタビュー「しばらくラブストーリーをやっていなかったので…」森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…
2010年11月13日村上春樹の同名人気小説を映画化した『ノルウェイの森』の、ラブシーンを取り入れた新たなポスタービジュアルと「涙は涸れても、愛は枯れない」という一般公募によるコピーが発表された。自殺した高校時代の親友の恋人だった直子と、大学で出会った緑という2人の全く異なる女性の間で揺れ動くワタナベの姿を通じて、青春時代における葛藤や喪失、愛すること、生きることの意義を静かに描き出した本作。『青いパパイヤの香り』、『シクロ』など、その色彩、映像の美しさで日本にもファンの多いトラン・アン・ユン監督がメガホンを握るだけに、どのような映像世界が展開されるのかと期待が高まるが、ポスタービジュアルからもその世界観の一端が明らかに!今回新たに公開されたポスターは2種類。原作小説の装丁と同じ印象的な赤と緑のものと、もう一つは森を背景に、松山ケンイチ演じるワタナベのラブシーンをイメージさせるデザインのもので、後者は書店で使用される予定となっている。赤と緑のポスターに刻まれているコピーは、一般からの応募から選ばれた言葉。3,000を超える応募の中から大賞に選ばれたのは、大阪在住の名引佑季さんが投稿した「涙は涸れても、愛は枯れない」というコピー。ちなみにこちらのキャンペーンでは、反響の大きさから急遽、電通のCMプランナーでソフトバンクモバイルの「ホワイト家族24 予想外な家族」などのCMを手掛けた澤本嘉光氏も審査員として参加することになり、白熱した審査の結果、今回の大賞が決定した。東宝宣伝部の菊地裕介氏は「“涙”という文字が感動を、“枯れる”という文が森を連想させて、なおかつ映画の持つ深さもうまく表現している」と称賛のコメント。なお、このコピーに加え、ポスターの背景には、宣伝部に届いたほかのコピーがうっすらとプリントされている。また、今回寄せられたコピーに優秀なものが多いことから、急遽、予定外の特別賞、審査員特別賞が追加され、東京都在住の日野原良行さんが投稿した「愛は、どんな森よりも深い」が特別賞を受賞。こちらは、先述の松山さんの写った書店用ポスターに起用されている。また、澤本氏が絶賛したという「どうにもならない。」を投稿した高知県在住の小原麻衣さんが審査員特別賞に選ばれた。澤本氏は審査を終えて「個人的には上手なコピーよりは、映画的ではなくても強いコピーが好きなので審査員特別賞を作っていただきましたが、大賞も、特別賞も、映画の内容をうまく想像させるとても良いものだと思っています」との論評を寄せている。なお、11月23日(火・祝)には映画の舞台となった早稲田大学で、ジャパン・プレミアが開催されることが決定しており、この場で一般の観客向けに初めて本作が披露されることになる。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:高良健吾、今度は鈴木杏とW主演!中上健次の最後の長編『軽蔑』が映画化森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」『ノルウェイの森』に糸井重里、YMO細野晴臣&高橋幸宏が出演坂本龍一は凛子絶賛『ノルウェイの森』の撮影が行われたレストランで“赤”と“緑”の特別メニュー誕生
2010年11月12日1990年に日本でも公開された『ゴースト/ニューヨークの幻』を、松嶋菜々子、ソン・スンホンを主演に迎え、アジア版として生まれ変わらせた『ゴーストもういちど抱きしめたい』。オリジナル版公開当時、事故で命を失った主人公がゴーストとなって恋人を守ろうとする純愛ストーリーに多くの観客が涙し、一躍“泣ける”映画の定番に。今回のアジア版の物語の大筋はオリジナルと変わりないが、“ゴースト”になるのが男性ではなく、ヒロインの方という大胆な設定変更もなされている。シネマカフェでは先日、女性限定で独占試写会を開催し、上映後にアンケートを実施。そこには予想外の(?)評価、感想が…。来場した観客の中で、すでにオリジナル版を観たことがある人は全体のおよそ8割。さすが全世界でヒットしただけのことはあるが、そうなると当然のことながらストーリー展開はすでに承知ということになる。その上で、「今回の『ゴーストもういちど抱きしめたい』を観て泣けましたか?」と尋ねると実に75%以上の人が「泣けた」と回答。あらかじめ物語の内容を知っており、それが世界的な名作となるとリメイク版を観て涙するところまではいかないのでは?…と思いきや驚きの調査結果が!「誰かを愛することの大切さを感じました。大切な人ともう一度観たい」(30代・女性)、「純愛 切ない 良かった」(20代・女性)と純愛に対して感動の声が多数寄せられた。何としてでも想いを伝えようとする七海(松嶋さん)と、彼女を失った後も変わらず愛し続けるジュノ(スンホン)――相手を想い合う2人の一途な姿に共感したという人が多かったよう。「ストーリーをすでに知っているから泣けない」のではなく、よく知っている“鉄板”のラブストーリーだからこそ泣ける、と女性から強く支持されたと言えるのかも。先述の男女逆転の設定を含め、オリジナル版、アジア版の間で異なる部分もあるが、「ハリウッド版とは違う部分も違和感なく良かった」(女性・30代)、「オリジナルのままのリメイクではなく、ストーリーのアレンジがあって“リメイク作品”というよりも“新作”として楽しめた」(20代・女性)など、違いを肯定的に捉える声も多く寄せられた。オリジナル版の屈指の名シーンとして、ろくろのシーンを思い浮かべる人も少なくはないはず。アジア版にもこのシーンが描かれていることは、先日開催された完成披露試写会の場で明らかになっているが、どのようにアレンジされているのかなど、オリジナルと比較しつつも堪能できるのもリメイク作の醍醐味であると言える。ちなみに「泣けた」と回答した人に、特にどのシーンで泣けたかを聞いたところ、およそ6割の人が同一の“あるシーン”を挙げていた。そのシーンは実は、今回のアジア版のみで描かれているシーン。数々の“泣きポイント”がある中で、最も強く観る者の心を打ったシーンが今回の新作ならではの場面というのは興味深いところであり、本作の完成度の高さを示す一つの証と言えるかも。どのシーンかは劇場でチェック!映画『ゴーストもういちど抱きしめたい』は11月13日(土)より全国にて公開。シネマカフェSweet「『ゴースト もういちど抱きしめたい』特集 時を超えて愛されるストーリー」■関連作品:ゴースト もういちど抱きしめたい 2010年11月13日より全国にて公開© 2010「ゴ−スト」製作委員会■関連記事:松嶋菜々子、ミッドタウンのクリスマスイルミネーションに「ストーリー性あって素敵」日本でリメイクしてほしい作品を投票!『ゴースト』パンフレット&雪肌精を2名様にプレゼント松嶋菜々子インタビュー「しばらくラブストーリーをやっていなかったので…」森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…平井堅が死んじゃう?新曲「アイシテル」映像は涙必至特注サイズの棺桶から熱唱
2010年11月12日誰もが知る、ハリウッドの名作ラブストーリー『ゴーストニューヨークの幻』。その公開から20年の歳月を経て、本作『ゴースト もういちど抱きしめたい』はそのアジア版として製作された。“ゴースト”になるのは男性ではなく、ヒロインの方という大胆な設定変更はもちろん、物語を引っ張るふたり――松嶋菜々子、ソン・スンホン――というアジア版ならではの、ワールドワイドなカップリングも話題のひとつとなっている。「最初にお話をいただいたときは、あの『ゴースト』をやるの!?ってやっぱり驚きました。けれど、いまこのタイミングでこの作品のオファーが私のところに来たのは、何かの縁かなって。だから、たとえ自分が“無理!”だと感じても、できないではなく、考え方を変えれば、何かまた新しい表現ができるんじゃないかと思えたんです」。穏やかでふんわりした語り口。相変わらずスレンダーなスタイルと、美しい肌は、とても37歳とは思えない瑞々しさだが「しばらくラブストーリーをやっていなかったので…。すぐにイメージが湧かなかった」と意外な告白も。「30代半ばを過ぎた女性が新しく恋をして、どこまで自分をさらけだせるのか。そのサジ加減が難しかったですね。若い頃のように探り合うわけでもなく、逆にストレートな表現がしたいと思って演じていました。主人公の七海は大企業の社長なんですが、守るものがたくさんあるし、仕事があるのだから、男性に左右されてはいけない…そう思っているうちに、いつの間にか恋に臆病になっているような女性。七海じゃなくても、もし、ジュノのような、愛情表現がストレートな男性…しかも自分の知らない世界の魅力を教えてくれるような人に出会ったら、多分ほとんどの女性がクラッときちゃうと思いますよ(笑)。なので、そこは七海の気分になって、浸って観てもらいたいです」。撮影現場でも監督(大谷太郎)を交えた3人で、時に冗談を飛ばすスンホンさんと、にこやかに談笑していた松嶋さん。そこには美男美女なふたりだから…というだけではない、言葉の壁をも超えた温かな空気が流れていた。※松嶋菜々子ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中シネマカフェSweet「『ゴースト もういちど抱きしめたい』特集 時を超えて愛されるストーリー」(photo:Toru Hiraiwa/text:Kaoru Endo)■関連作品:ゴースト もういちど抱きしめたい 2010年11月13日より全国にて公開© 2010「ゴ−スト」製作委員会■関連記事:森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…平井堅が死んじゃう?新曲「アイシテル」映像は涙必至特注サイズの棺桶から熱唱松嶋菜々子アジア版『ゴースト』にろくろシーン「あります」シネマカフェ創刊13周年記念!『ゴースト もういちど抱きしめたい』独占試写会に35組70名様ご招待ソン・スンホン来日ファンミーティングに1万人熱狂!松嶋菜々子からメッセージも
2010年11月08日映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』の完成披露試写会が10月28日(木)、東京・港区のスペースFS汐留で行われ、主演の小雪、共演の大竹しのぶ、石田卓也、池松壮亮、平山秀幸監督らが出席した。昭和30年代の福岡の炭坑町を舞台に、小学生の息子・守(池松さん)を持つ母親・美智代(小雪さん)と、美智代に恋心を抱く札付きの少年・信さん(石田さん)をはじめ、もがきながらも懸命に生きる人々の姿を描く物語。2008年9月にオール九州ロケが敢行された。小雪さんは、20歳年下の信さんと“恋仲”となる役どころで、20歳差の恋愛について「いまの年代はいろいろあるんじゃないですか?あると思います」と言いながらも「愛情って経験した思い出の年数で決まるんじゃないかと。愛の形はいろいろで、ひとつの解釈はできないと思う」と大人の女性らしい考え。以前、映画『ラスト サムライ』で母親役をこなしているものの現代劇では初めてで「九州は自然が豊か。子供を育てるとか、幼少期を過ごすには素晴らしい場所だと思いました。好きになりました」と報告しつつ、母性をうかがわせた。大竹さんは20歳差の恋愛に「全然OK、いくつまでも大丈夫です」と即答。石田さんは「クランクインの日に風邪を引いていたら、小雪さんが風邪薬をくれた。もう美智代さんでした。幸せでした」と小雪さんに惚れ惚れだった。一方、小雪さんは、プライベートで俳優・松山ケンイチとの交際が報じられているだけに、結婚について報道陣から突っ込まれ「したくなった?」、「予定は?」との質問には「分からない」、「考えていない」。だが「交際は順調?」との問いに「はい、ありがとうございます」と満面の笑み。「年内にいいお話は?」と再び聞かれると「どうだろう?」と、はぐらかせていた。映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』は11月27日(土)より新宿ミラノ、銀座シネパトスほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:信さん・炭坑町のセレナーデ 2010年11月27日より新宿ミラノ、銀座シネパトスほか全国にて公開© 「信さん・炭坑町のセレナーデ」製作委員会■関連記事:ゲスト来場!『信さん・炭坑町のセレナーデ』試写会に50組100名様ご招待ケイト・ブランシェットに小雪、カリーナ・ラウら「SK-II」30周年で美の競演!小雪、石田卓也と20歳差の恋愛に挑戦『信さん』福岡で快調撮影中!
2010年10月28日俳優、松山ケンイチとお笑いトリオ・森三中の黒沢かずこが「スカパー!」CMキャラクターに抜擢され、新婚夫婦役で初共演することになり10月28日(木)、東京・THE GRAND HALL品川で行われた発表会見に出席した。2人が結婚を機にスカパー!ユーザーとなる新婚夫婦を演じるシリーズCMで、上映された第1弾「宣言・披露宴」篇は披露宴で泣きじゃくる新婦(黒沢さん)を新郎(松山さん)が笑顔で見守る内容。披露宴風のセットにスーツ姿で登場した松山さんは「夫婦役はやったことがなかったけど、黒沢さんの天真爛漫なキャラを見ているだけで幸せになれたので、苦労したことはない」と楽しんだ様子。すかさず黒沢さんが「普段、11歳だと思って生活しているので」と言葉をはさむと、松山さんは「11歳らしさは感じましたが、受け止めず流しているところもあり、そこに信頼し合っている様子が出ていて、いいCMになっています」と上手くPRした。黒沢さんは冒頭から「妻の黒沢です。ヤバイ、最初にこのお話を聞いて、ヤバイ、松ケン見れんの?いままで結婚しなくて良かったと思いました」とハシャぎ気味。「TVや映画で見てクールなんじゃないかと思っていたら、超、超親しみやすかったです。(お笑いコンビの)カラテカの入江さんくらい緊張しなかった」と嬉しそうに語った。初共演してみての互いの感想を、松山さんは「声がかわいらしく特徴がある」、黒沢さんは「友人の椿鬼奴が、藤井隆と顔立ちが似ていると言っていたんですけど、そんなことねえよ!と思った」と会場の笑いを誘った。“結婚”を描いたCMだけに、松山さんは退場時、以前より報じられている女優の小雪との熱愛について「新婦姿は近く見られそう?」、「交際は順調?」などと取材陣から声掛けされていたが、無言で照れたようにお辞儀をし、足早に立ち去った。こちらのCMは10月30日(土)から全国でオンエア。(photo/text:Yoko Saito)「スカパ−!」公式サイト:■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョンGANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSマイ・バック・ページ 2011年、全国にて公開僕達急行 A列車で行こう 2011年秋、全国にて公開予定© 2011『僕達急行』製作委員会クロサワ映画 2010年8月1日よりヨシモト∞ホール、神保町花月、ヨシモト∞ホールOSAKAにて、10月9日より新宿バルト9、横浜ブルク13、梅田ブルク7、T・ジョイ京都ほかにて順次公開© 吉本興行/フジテレビジョンゴースト もういちど抱きしめたい 2010年11月13日より全国にて公開© 2010「ゴ−スト」製作委員会■関連記事:平井堅が死んじゃう?新曲「アイシテル」映像は涙必至特注サイズの棺桶から熱唱松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成!「運命的な感じ」『ノルウェイの森』に糸井重里、YMO細野晴臣&高橋幸宏が出演坂本龍一は凛子絶賛『ノルウェイの森』の撮影が行われたレストランで“赤”と“緑”の特別メニュー誕生松嶋菜々子アジア版『ゴースト』にろくろシーン「あります」
2010年10月28日松山ケンイチと瑛太という絶大な人気を誇る若手実力派の2人が、森田芳光監督作『僕達急行 A列車で行こう』で共演し、“鉄ちゃん(※鉄道ファン)”を演じることが明らかになった。本作は森田監督のオリジナル脚本によるコメディ。仕事も性格も違うが“鉄道好き”という共通の趣味を持つ小町(松山さん)と小玉(瑛太さん)が、ひょんなことから九州を鉄道で巡る旅をすることになる。2人がユル〜い旅を通じて友情を深め合う姿や、その深い“鉄道愛”が思わぬ騒動を巻き起こし、なぜか思いがけず幸せまでも呼び込んでいく様子が描き出される。松山さん、瑛太さん、森田監督。互いに一緒に仕事をすることを熱望していた3人の奇跡のトライアングルが実現!すでに9月6日から23日までで九州での撮影が行われ、鉄道社内での撮影は九州パートだけで12時間におよんだという。さらにその後、9月26日から先日10月19日まで東京での撮影が行われていた。今回の発表に際し、3人のコメントが到着。大手企業に勤めるマイペース男子の小町を演じる松山さんは「森田監督は演出がすごくユニークで、実際に(監督が)演技して見せていただけるんですが、そのお芝居が誰よりも面白いんです。今回、ガッツリ瑛太さんと共演ということで、お会いしてみると、ただ笑ってるだけなのに、その佇まいには不思議とおかしさというか、変わった魅力がありました。映画の役柄(小町と小玉)と同じで、瑛太さんとの間には感覚的に引き合うような、運命的な感じがありましたね」とコメント。一方の瑛太さんが演じる小玉は、実家の鉄工所で働いているが、銀行から融資を断られて経営危機の状態。おまけに見合い相手からがお断りの連絡が入り、傷心を抱えて小町のいる九州へとローカル線で向かう。瑛太さんは「今回、森田監督で松山さんが共演というお話をいただいて、『絶対やりたい』と思いました。現場に行くというよりも、松山さんに会いに行くという感じで楽しんでます。会っていろいろ話してみても、お互い同じ趣味があるというわけではないのですが、2人で黙って座っているだけの待ち時間でも、何だか心地良い雰囲気になるんです」とこちらも相性の良さを明かしてくれた。森田監督はこの2人をキャスティングした理由を「2人とも非常に真面目で、そんな2人が共通の深い趣味を持って知り合えばとんでもない行動をするのではないかと感じました。恋とか仕事に対しては少し不器用でも、趣味が同じ同士だとすぐ打ち解けられますし、趣味に向かうということはピュアで純粋なこと。その『何かに対して純粋に向かう』ということで生まれるおかしみや親しみを描くにはこの2人だ、と思いました」と説明。さらに「一番の売りはコメディ」と語っており「主役の2人に代表されるような、若い人で旅好き、そして恋愛好きでも良いですし、なんかこう、まずは笑う映画っていうことでみんなで笑いたいと。そこで、なんか旅してる気分になるねってことです」と笑いの部分をアピールし、「また、これをシリーズとして作れたらいいなと思ってます。色々な場所にも行ってみたいし、主役の2人にもまた違う恋人が出来たらおもしろいと思います」とも!“恋人”という気になるフレーズも出てきたが、松山さんと瑛太さん以外に、小町の恋人のOL・あずさ役に貫地谷しほり。小町が勤める“のぞみ地所”の社長・北斗に松坂慶子、小玉の父親・哲夫を笹野高史、そして小町と小玉が旅の途中で出会う、ソニックフーズの社長の筑後をピエール瀧が演じる。と、ここまでで、鋭い人なら登場人物の名前など、固有名詞に鉄道にまつわる名前が使われていることに気づいたのでは?森田監督曰く「これほどたくさんの電車が登場するのは間違いなく“日本映画史上初”でしょ」。そして、松山さんと瑛太さんは劇中、どんな“鉄道談義”に花を咲かせるのか――?来春には九州新幹線が全線開通し“アジアの玄関口”として熱い期待と注目を集める九州を舞台に展開する、鉄道ファンならずとも楽しみな『僕達急行 A列車で行こう』。完成は2011年2月上旬を予定。その後、2011年秋、全国にて公開。■関連作品:GANTZ 2011年1月29日より全国東宝系にて公開© 2011「GANTZ」FILM PARTNERSノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン僕達急行 A列車で行こう 2011年秋、全国にて公開予定© 2011『僕達急行』製作委員会■関連記事:『ノルウェイの森』に糸井重里、YMO細野晴臣&高橋幸宏が出演坂本龍一は凛子絶賛『ノルウェイの森』の撮影が行われたレストランで“赤”と“緑”の特別メニュー誕生村上春樹ベストセラー小説『ノルウェイの森』劇場鑑賞券を5組10名様プレゼント『ノルウェイの森』キャッチコピーを公募!前売特典は原作の世界観を再現した…今年は村上春樹イヤー?「パン屋再襲撃」がキルステン・ダンスト出演で映画化!
2010年10月21日村上春樹のベストセラーを映画化した『ノルウェイの森』に、コピーライター、エッセイストなど多方面で活躍する糸井重里、日本のテクノ音楽の草分け的存在である「YMO」のメンバー、細野晴臣と高橋幸宏が出演していることが明らかになった。糸井さんが主催するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」上のニュースで明らかにされたもので、糸井さんは早稲田大学の教授の役を演じており、実際の撮影も早稲田大学で行われたとのこと。糸井さんは1948年生まれで細野さんが1947年、そして高橋さんは1952年生まれということで、1960年代後半から70年代にかけて10代後半から20代の青春時代を過ごしており、映画の主人公・ワタナベ(松山ケンイチ)、そして原作者の村上さん(1949年生まれ)と同世代。糸井さんは今回の出演について「ある時代を知っていて、ある時代に移行していった人、つまり、細野さんや幸宏さんやぼくがアイコンとして映画に登場するのは、おもしろかったですね。学生時代に自分が触れてきたような“あのときの教授”を将来演じるなんてことは当時は思いもよりませんでした。学生の側にいたはずの、“恋愛をしていたか、デモをしていたか”という人間を、ギリシャ悲劇を語る人にさせる。ちょっとした入れ子構造になっています」と語っている。細野さんはレコード店の店長、高橋さんは菊地凛子が演じる直子が療養のために暮らしている「阿美寮」の門番を演じているという。劇中の時代に登場人物たちと同様に青春を過ごし、原作が発表された80年代から第一線で活躍してきた著名人が本作に参加しているというのは興味深いところ。つい先ごろより放送されているポッキーのCMにYMOの3人が揃って出演して話題を呼んでいるが、YMOのもうひとりのメンバーである坂本龍一は残念ながら映画には出演していない模様…。だが、完成した映画はすでに鑑賞しているようで、自身のTwitterで「菊地凛子の直子はすごいです!」と興奮気味にツイートしている。坂本さんももちろん、糸井さん、高橋さんらと同世代。余談だが、原作が刊行された1987年は坂本さんが出演し、かつ音楽を担当してアカデミー賞作曲賞を受賞した映画『ラストエンペラー』が製作、公開された年(※日本では翌年公開)でもあり、ここにも興味深い一致が…。主演の松山ケンイチをはじめとする若き才能と時代を築いた熟年のカリスマたちがスクリーンの中でどのようなやり取りを見せるのかも楽しみだ。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:『ノルウェイの森』の撮影が行われたレストランで“赤”と“緑”の特別メニュー誕生村上春樹ベストセラー小説『ノルウェイの森』劇場鑑賞券を5組10名様プレゼント『ノルウェイの森』キャッチコピーを公募!前売特典は原作の世界観を再現した…今年は村上春樹イヤー?「パン屋再襲撃」がキルステン・ダンスト出演で映画化!金獅子賞はソフィア・コッポラ作品!“元カレ”タランティーノ感激?日本勢は無冠
2010年10月19日村上春樹の大ベストセラーを実写化した『ノルウェイの森』の公開を記念し、映画の撮影で実際に使用された高級フランス料理店で、映画と原作小説をイメージした“赤”と“緑”のスペシャルコースメニューが提供されることになった。本作は1987年に刊行された村上さんの代表作の映画化したもので、松山ケンイチ、菊地凛子らが出演。自殺してしまった親友の恋人だった直子と同じ大学に通う天真爛漫な女の子・緑の2人の間で揺れる主人公の青春、喪失と再生が瑞々しく描き出される。原作ファンにとってもおなじみのワンシーンで、主人公のワタナベ(松山さん)が、寮の先輩で親しくしている永沢(玉山鉄二)とその恋人と共に、高級フランス料理店で食事をするという場面がある。映画でこのシーンの撮影が行われたのが、東京・西麻布にあるフレンチレストラン「オーベルジュ・ド・リル トーキョー」。これをきっかけに同店と名古屋にある「オーベルジュ・ド・リル ナゴヤ」にて、映画の公開と同日の12月11日(土)よりスペシャルメニューが展開されることに。原作小説の装丁が赤と緑で刊行当時、その画期的なデザインが大きな話題を呼んだが、これに合わせて“赤”のコース(10,000円)と“緑”のコース(18,000円)の2種類が用意されることになった。映画の余韻に浸り、登場人物になったつもりで料理を楽しんでみるのもいいかも。スペシャルコースはクリスマスの特別期間を除いて、12月11日(土)から1月末日まで提供される。つい先日発表されたノーベル文学賞では、村上さんは有力候補として名が挙がっていながらも、残念ながら受賞はならなかったが、そもそも受賞を逃したことがこれだけ大きく報じられること、毎年のように候補として名が挙がることが、その偉大さを物語っているというもの。そんな村上さんの代表作の映画化作品とあって、今後、12月の公開まで、まだまだ盛り上がりを見せそうだ。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:村上春樹ベストセラー小説『ノルウェイの森』劇場鑑賞券を5組10名様プレゼント『ノルウェイの森』キャッチコピーを公募!前売特典は原作の世界観を再現した…今年は村上春樹イヤー?「パン屋再襲撃」がキルステン・ダンスト出演で映画化!金獅子賞はソフィア・コッポラ作品!“元カレ”タランティーノ感激?日本勢は無冠村上春樹原作『神の子どもたちはみな踊る』ポスタービジュアル解禁!
2010年10月16日日本国内の小説累計発行部数歴代1位(1,031万部/2010年9月時点)を誇る、村上春樹による大ベストセラーを映画化した『ノルウェイの森』で、ポスター用のキャッチコピーを公募するという新たな試みが始まり話題を呼んでいる。“コトバの森キャンペーン”と名づけられたこの企画。先述の通り、本作の次期ポスターに使用されるキャッチコピーを広く一般から応募するというもので、配給を手がける東宝・宣伝部は「今のポスターには『深く愛すること。強く生きること。』というキャッチコピーが入っています。これは『ノルウェイの森』で描かれている、大切な誰かを愛していくことの深さと、そしてその愛した誰かと生きていくことの強さを、ワタナベ(松山ケンイチ)の人生のモットーのようにシンプルにコトバにしてみたものです。『ノルウェイの森』には色々な捉え方があることと思います。読む人によって感想が違えば、同じ人でも読む年齢によって印象が異なったりと、その世界はまさに森のような広がりを持っています。愛と性、生と死、男と女、強さと優しさ、刹那と永遠など様々な要素が茂っている『ノルウェイの森』。是非あなたならではのキャッチコピーをつけて楽しんで下さい。そして、あなたの付けたコトバの入ったポスターで映画館や書店を彩って下さい」とその趣旨について説明し、応募を呼びかけている。見事、キャッチコピーが採用された新ポスターは完成次第、全国の映画館や書店にて掲出され、このキャッチコピーを考案した方(1名)にはタイトルに因んでノルウェーまでのペア往復航空券が贈られる。また、応募者の中から抽選で25組50名が、11月下旬に開催予定の本作のプレミア試写会に招待されるとのこと。締め切りは11月1日(月)。青春の中をもがくワタナベの喪失と再生。静かな、透き通った美しさを放つ直子。ワタナベの大学の同窓生であり、直子とは対照的な激情を秘めた緑。原作、そして劇中の写真や予告編から、あなたならこの物語をどのような視点で見つめ、どのようなコトバを紡ぐ――?また、今週末10月9日(土)より本作の前売鑑賞券(1,300円)が発売されることも決定。注目の前売特典は、原作の世界観を再現したフォトカード(4枚)入りのCDジャケット!CDジャケットは白盤と緑盤の2種類から選択することができる。なお、このフォトカードは劇中の写真と、原作の中の一節や映画の台詞で構成されている。こちらは先着1万人限定となるので要注意。『ノルウェイの森』は12月11日(土)より全国東宝系にて公開。ノルウェイの森 コトバの森キャンペーン■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン■関連記事:今年は村上春樹イヤー?「パン屋再襲撃」がキルステン・ダンスト出演で映画化!金獅子賞はソフィア・コッポラ作品!“元カレ”タランティーノ感激?日本勢は無冠村上春樹原作『神の子どもたちはみな踊る』ポスタービジュアル解禁!菊地凛子インタビュー天衣無縫の旅人――「やっぱり直感なんですよね」『ノルウェイの森』にスタンディング・オベーション松山ケンイチ「確信」得た!
2010年10月05日村上春樹の短編小説「パン屋再襲撃」がキルステン・ダンストをキャストに迎えてショートムービーとして映画化され、10月末に開催されるショートフィルムの特別上映会「フォーカス・オン・アジア」にて上映されることが決まった。今回の催しは、日本発のアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」と東京国際映画祭の連動企画として東京都写真美術館にて開催されるもの。その中でこの『パン屋再襲撃』がワールド・プレミア上映される。原作は、村上春樹による短編小説で、1986年に刊行された短編小説集の表題作にもなっている。“再襲撃”とあるように、元々、「パン」というタイトルで短編小説集「夢で会いましょう」(冬樹社刊)に収録(※後に文庫化の際に「パン屋襲撃」に改題)された作品の続編にあたり、深夜に耐えがたい空腹に襲われた夫婦が主人公。夫の“僕”はかつてパン屋を襲撃し、失敗した経験があり、妻はその“呪い”を解くべくいま一度、パン屋を襲うべきだと主張し夜更けに2人はタイトルそのままにパン屋再襲撃を目論む。この、少しシュールな展開の短編小説をガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナの出演作『ルドandクルシ』でメガホンを取り、『天国の口、終りの楽園。』の脚本を手がけたメキシコ人監督カルロス・キュアロンが映画化!『スパイダーマン』シリーズ、『マリー・アントワネット』のキルステン・ダンストと『ハート・ロッカー』のブライアン・ジェラティが出演しており、そのビジュアルも到着した。このたび、キュアロン監督の来日も決定!10月31日(日)には、キュアロン監督と本作のプロデューサーを務めたルーカス・アコスキン氏を講師に迎えてショートフィルム制作とメキシコ映画についてのワークショップも開催されることが決定した。今年は村上さんの小説の映画化作品が目白押し!村上さんの代表作である大ベストセラー長編小説を映画化した『ノルウェイの森』に加え、阪神淡路大震災をモチーフに発表された短編小説を、舞台をL.A.に移して海外スタッフ、キャストで映画化した『神の子どもたちはみな踊る』も公開されるなど、映画界に“村上春樹イヤー”到来?ショートフィルムという枠組みで、ちょっとシュールな村上ワールドがどのように映像化されているのか楽しみなところだ。「フォーカス・オン・アジア」は10月28日(木)から31日(日)まで東京都写真美術館にて開催。■関連作品:ノルウェイの森 2010年12月11日より全国東宝系にて公開© 2010「ノルウェイの森」村上春樹/アスミック・エース、フジテレビジョン神の子どもたちはみな踊る 2010年10月30日よりシネマート六本木ほか全国にて順次公開© 2008 Kimmel Distribution, LLC.■関連記事:金獅子賞はソフィア・コッポラ作品!“元カレ”タランティーノ感激?日本勢は無冠村上春樹原作『神の子どもたちはみな踊る』ポスタービジュアル解禁!菊地凛子インタビュー天衣無縫の旅人――「やっぱり直感なんですよね」『ノルウェイの森』にスタンディング・オベーション松山ケンイチ「確信」得た!『ノルウェイの森』に質問続出! 凛子、松山ケンイチと「楽屋にこもって話し合った」
2010年09月29日