松坂桃李が“時代劇初主演”を務める映画『居眠り磐音』。この度、物語の重要な鍵を握る松坂さん演じる磐音と木村文乃演じる女性おこんの2ショットをとらえた場面写真がお披露目された。主人公の心優しき浪人・坂崎磐音役には、第42回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞や第61回ブルーリボン賞助演男優賞、第92回キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞など数々の映画賞を受賞し、さらに注目が集まる松坂さん。そして、「大奥」リシーズの“完結作”「大奥 最終章」での主演が話題となったばかりの実力派女優・木村さんが、松坂さんと5度目の共演。さらに芳根京子、柄本佑、杉野遥亮、佐々木蔵之介、奥田瑛二、陣内孝則、石丸謙二郎、財前直見、西村まさ彦、谷原章介、中村梅雀、柄本明など、日本を代表する豪華俳優陣が集結する。そんな本作から今回新たに解禁となるのは、とある夜、自身が用心棒を務める今津屋を守るために刺客との闘いで傷を負った磐音(松坂さん)を、おこん(木村さん)が優しく手当するシーンをとらえた場面写真。磐音はこの出来事をきっかけに、それまで隠していた自身の心の傷でもある哀しい過去について、初めておこんに打ち明ける。おこんは穏やかで優しく、剣の腕も立つ磐音に好意を寄せていたものの、彼の壮絶な哀しい過去と故郷・豊後関前藩に残してきた許嫁・奈緒(芳根さん)の話を聞き「それではあまりに奈緒様がおかわいそうです」と涙を流すことに…。おこんを心から信頼し、それまで胸に秘めていた哀しい過去を語った磐音。そして磐音を想うからこそ、自分の気持ちを抑え、影ながら磐音を支えるおこん。2人の今後の関係性をにおわせる重要な場面写真だ。もう1枚、併せて解禁となったのは、磐音が用心棒を務める今津屋のお屋敷で、2人が仲睦まじく向かい合う場面写真。磐音の穏やかで優しい表情と、おこんの磐音への想いが表れ、彼女の胸の内を知ればこそ少し切なくもなるカットとなっている。『居眠り磐音』は5月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:居眠り磐音 2019年5月17日より全国にて公開©2019映画「居眠り磐音」製作委員会
2019年04月12日およそ280年の歴史を持つイタリアの老舗磁器ブランド、リチャード ジノリ(Richard Ginori)は、皆川 明デザインによる新コレクション「フロレンティア(FLORENTIA)」を5月15日より発売する。Photo_Norio Kidera Styling_Fumiko Sakuhara「フロレンティア」は、2017年に発表した「スぺランツァ(SPERANZA)」、2018年の「ガイア(GAIA)」に続く、皆川 明デザインによるグローバルコレクション。フィレンツェの語源にもなった“花の女神の都”の意味を持ち、リチャード ジノリを代表するベッキオシェイプに、新しいジノリブルーで皆川が描いた枝と小花の可憐なデザインが施されている。中心から外側に向かい開いていく空間は、料理が盛られた時の景色を想定して描かれ、筆先から生まれた濃淡の繊細さが温もりを感じさせてくれる。Photo_Norio Kidera Styling_Fumiko Sakuhara皆川氏は、「今回のテーマ『Florentia』ではまさにリチャード ジノリのある街フィレンツェをイメージして、花がお皿の中に泉となって湧き出るような世界を創りました。お皿ごとに料理を盛り付ける位置を想像しながら、食の空間をやわらかな躍動感や爽やかな風を感じさせるように絵柄を配置していきました」とコメント。主なアイテムの価格は、マグカップ 350cc(税込8,100円)、フタ付きコーヒーカップ&ソーサ―(税込1万2,960円)、ティーカップ&ソーサ―(税込1万800円)、ティーポット 600cc(税込2万4,840円)、シュガーポット 120cc(税込1万9,440円)、クリーマー 110cc(税込1万4,040円)、プレート 22cm(税込6,480円)、フルーツソーサー 15cm(税込4,320円)、サラダボール ラウンド(税込1万6,200円)。エレガンスの中に爽やかな風を感じさせる新たなコレクションで、食卓を彩ってみては。
2019年03月21日女優・土屋太鳳が、東山紀之主演ドラマ「砂の器」に出演することが決定。今回、中島健人(「Sexy Zone」)演じる天才作曲家・和賀英良の“愛人”成瀬梨絵子を演じる土屋さんは、「錚々たるキャストの方々が紡いでいらっしゃる現場の空気、そしてその現場を守るスタッフさんがたのアドバイスに、まずは全力で食いついていこうと思っております」と意気込みを語っている。松本清張不朽の名作「砂の器」を、2018年ハロウィーン当日の渋谷と現代を舞台に、全く新しい解釈でドラマ化する本作。主演の東山さんが鋭い観察眼を持つベテラン刑事役を、天才作曲家役で中島さんが初共演するほか、作曲家が幼い頃生き別れた父役で柄本明が出演する。昨年も「チア☆ダン」『となりの怪物くん』『春待つ僕ら』など多くの主演作が公開・放送され、また「ぐるぐるナインティナイン」ではゴチメンバーとして先日新たに加わり、いま映画やドラマだけでなく、バラエティー番組にも引っ張りだこの土屋さん。そんな彼女が今作で演じる和賀の愛人・梨絵子は、代官山でバーテンダーをしており、その店は和賀と仕事仲間らの行きつけで、ある夜恋に落ち、誰にも知られぬまま恋人関係になることに。また、和賀は大物大臣の令嬢と婚約しているが、心は梨絵子の元にあり、ある日殺人を犯した和賀に助けを求められ、手助けをしてしまう。オファーを受け、「とても難しい挑戦になると思いましたが、その危惧とは裏腹に台本を読む手は止まらず、梨絵子という役にも意外なほど違和感を感じなかったんです」と語る土屋さんは、「空から降ってきた雪を見つけた時みたいに、まるで梨絵子という役が空から舞い降りてきたようで、責任やプレッシャーも強く感じますが、それよりも、梨絵子を早く温めたい気持ちになりました」とコメント。そんな梨絵子というキャラクターについては「同じ名前や近い設定を持つ人物は原作や過去の映像作品にも登場するのですが、今回は『ある要素』が強調されていることもあって、今回ならではの解釈が必要なのかなと感じています」と言い、相手役の中島さんとの共演については「女優として全力でぶつかりたいです。どのシーンをというのは特になく、一瞬一瞬を丁寧に積み重ねて、その結果、観てくださる方々の心に何かを残せたらと願っています」と語っている。フジテレビ開局60周年特別企画「砂の器」は3月28日(木)19時57分~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年03月02日「Sexy Zone」中島健人が、来月3月放送のドラマ「砂の器」のクランクインを迎え、撮影の感想を語った。頭脳明晰、クールで気難しく寡黙な天才作曲家・和賀英良を演じる中島さん。初日に撮影されたのは、ドラマの冒頭で出てくる、彼が人をあやめた直後のシーン。2018年ハロウィーン当日、東京・渋谷で血まみれのシャツに黒いマント姿で、仮装を楽しむ人たちで溢れる街を駆け抜ける…という場面だ。寒空の中、車両通行止めにしたとある街の一角を使って行われたこのシーン。鬼気迫る疾走シーンに挑んだ中島さんは「“ただ走っているシーン”なのでは、と思うかもしれませんが、今日こそが大事なんです」と強く語り、「和賀英良が一番自分の体に入り込む瞬間を捉えるのは、初日にしかできない、と思っているので。人を殺害した直後で疾走するというのは、普通の走りとは違い“逃げる”という意味の走りで、自分も色々な役を演じてきましたが初めての感覚だったので、スリル感のある、ひりひりとしたクランクインとなりました」と撮影の感想を述べた。走るシーンを様々な角度で撮影し、カットがかかる度に丁寧にモニターチェックしていた中島さんは「ファーストカットが、初めて自分の中に和賀の魂が宿った瞬間なので、チェックしなくてはいけないと思っています」と今回は特に重要だったようで、「僕は関わる作品については、チェックはマストだと思っていますが、改めて和賀という役は繊細なので、細かくどういう表情していくべきか監督と話しながら毎回、丁寧に確認していきたいと思います」と語っている。さらに、一見、ハロウィーンの仮装軍団にまみれているように見える、この白シャツ×マント姿。衣装については「これは、歴代の『砂の器』を映像化した作品のなかでも現代の感覚を取り入れた2019年バージョンと言えます。ハロウィーンの渋谷を疾走していく和賀のシーンは過去の『砂の器』にはないので、新鮮味もあると思います」と新しい部分だと言い、血をつけて走るというシーンについては「作品的にも真っ白なものほど汚したくなるものなのでしょうか…」とコメント。また、「『砂の器』ファンの方にも、新しい和賀を楽しんでいただけるように尽くしたいと思います」と今後の撮影へ意気込みを語っていた。これまで何度も映像化されてきた松本清張の代表作「砂の器」を、東山紀之主演でドラマ化した本作。中島健人と初共演し、2018年ハロウィーン当日の渋谷と現代を舞台に、全く新しい解釈で描いていく。東山さんが撲殺死体を捜査する刑事・今西栄太郎役を、中島さんが周到かつ完璧な殺害後、「宿命」の作曲に没頭する天才作曲家・和賀英良を。そして、柄本明が父・本浦千代吉を演じる。「フジテレビ開局60周年ドラマ砂の器」は3月28日(木)19時57分~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2019年02月27日「今度、神戸でドラマの撮影をやるんだ。10日間くらい取られるかな。今日から、忙しくなるよ」2月13日、都内の喫茶店に姿を見せた柄本明(70)は同席した劇団関係者らしき女性にそう語った。台本を手に持ちながら、これからについてゆっくりと話し始める。その顔には、すっかり笑みが戻っていた――。昨年10月27日、最愛の妻・角替和枝さん(享年64)が原発不明がんのために亡くなった。近所の喫茶店で談笑するのが、夫婦の日課だったという柄本。1月30日の「お別れの会」ではラブレターを読むかのように、妻との思い出を涙ながらに語っていた。「いっしょに行った喫茶店はまだ行けない。思い出しちゃって……」だが亡くなってから3カ月。妻とすごした場所ではないものの、喫茶店通いを再開したようだ。そんな“妻ロス”から回復できたのは、あのニュースも大きく影響したことだろう。息子の柄本佑(33)とその妻の安藤サクラ(33)が、「第92回キネマ旬報ベスト・テン」で主演男優賞と主演女優賞をダブル受賞したのだ。夫婦での受賞は史上初。2月10日の授賞式で佑は、「(母は)きっと会場のどこかにいると思います……」とスピーチ。安藤も亡き義母を思い、涙を流していた。そこで本誌は喜びの声を聞くべく、都内の自宅を訪れた。すると、近所の喫茶店に出かける柄本の姿を目撃したのだ。2時間後、店を出てきた柄本に記者は声をかけた。――佑さんご夫妻のダブル受賞、おめでとうございます。「いやいや、まあよかったですよ」穏やかな口調で語る柄本。受賞について聞くと照れくさいのか、人ごとのように語る。「そりゃあ、うれしいんじゃないですか」――ご夫婦そろって主演賞を受賞するのは、史上初の快挙だということですね。「なんか初めてみたいですね」――奥さまへのご報告はされたのでしょうか?「いや、まあ別にね。仏前に手を合わせて……だいたいそんなところです」安藤が角替さんを思い号泣していたことについて触れると、「ああ、そうなんだ……」と驚いたように声を上げる。そして安藤が出演中の朝ドラ『まんぷく』は、角替さんが出演を後押しした作品だ。「ご覧になっていますか?」と聞くと、「ええ、ええ」とうれしそうに答える。記者が「今回のW受賞の報せは、奥さまからのプレゼントかもしれないですね」と聞くと、柄本はこう答えた。「そうですね……」最後は恥ずかしそうに笑うと、記者に会釈をして家の中へと入っていった。徐々に明るさを取り戻しつつある柄本家。その様子を、天国の角替さんもきっと“萬福の”笑顔で見守ってくれていることだろう――。
2019年02月21日松坂桃李が時代劇初主演、”本格殺陣シーン”に初挑戦した『居眠り磐音』。待望の本予告映像と本ビジュアルが公開された。“平成で最も売れている時代小説”シリーズとして多くの時代小説ファンの心を掴み、シリーズ累計発行部数2,000万部を突破した伯泰英の最高傑作にして初の映画化作品となる本作。第42回日本アカデミー優秀助演男優賞や、第61回ブルーリボン賞、第92回キネマ旬報ベスト・テンの助演男優賞など数々の映画賞を受賞した松坂さんが時代劇初主演を務め、新境地を見せる。■NEW英雄(ニューヒーロー)の居眠り剣士、爆誕!今回解禁された本予告は、冒頭から軽快な音楽と共に「眠狂四郎」「丹下左膳」「座頭市」「椿三十郎」など、数々の名作時代劇を彩った剣士たちが映し出される。そんな歴史ある中で“改元後初の時代劇作品”となるのが、本作。新時代のNEW英雄(ニューヒーロー)・磐音(松坂さん)が、浪人として昼はうなぎ屋、夜は用心棒として江戸で暮らす様子、さらに心優しい一面を持ちながらも胸に秘めた哀しい過去を背負って悪と戦い、誰よりも強く生きる姿が描かれている。そして、磐音の暮らしを支えるおこん(木村文乃)や陰謀を企てる有楽斎(柄本明)の緊迫感、磐音をずっと想い続ける許婚・奈緒(芳根京子)の表情や、磐音も静かに流す涙からも物語の切なさが伝わってくる。また、ナレーションは、特報映像に続き遠藤憲一が務めている。■日本を代表する豪華俳優陣が大集結した本ビジュアルも!「この男、切ないほどに、強く、優しい。」のコピーの通り、坂崎磐音(松坂さん)の人柄を表した本ビジュアルも完成。優しい眼差しと哀しい過去を背負った磐音の切なさを感じさせる松坂さんの佇まいに注目。そして、元気で明るい表情のおこん(木村さん)、磐音を一途に思い続ける奈緒の表情(芳根さん)を始め、柄本佑、杉野遥亮、佐々木蔵之介、ピエール瀧、陣内孝則、石丸謙二郎、西村まさ彦、谷原章介、中村梅雀、柄本明といった世代を超えた豪華キャスト13名が扮する劇中の姿も収められている。『居眠り磐音』は5月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:居眠り磐音 2019年5月17日より全国にて公開©2019映画「居眠り磐音」製作委員会
2019年02月18日俳優の柄本佑が、「第73回毎日映画コンクール」で男優主演賞を受賞し14日、川崎・カルッツかわさきで行われた表彰式に登壇。妻で女優の安藤サクラも女優主演賞を受賞したが、NHK連続テレビ小説『まんぷく』の撮影のため欠席し、ビデオメッセージを寄せた。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。柄本は『きみの鳥はうたえる』、安藤は『万引き家族』での演技が評価されて受賞した。柄本は「この映画は自分の中で記念碑的な、これからの人生においても宝物。その作品でこの賞をいただいてうれしいです」と喜び、夫婦受賞について「うれしいです。でも恥ずかしいです」と照れ笑い。「でも、こんなことは一生に一度しかないことですし、家族にとっても、亡くなったうちの母ちゃんにとっても喜びは倍々ゲームで、非常にうれしいと思ってくれていると思います」と、昨年10月に亡くなった母で女優の角替和枝さんにも触れながら語った。安藤はビデオメッセージで、自身の受賞について喜びと感謝の思いを伝えてから、「夫が男優主演賞をいただくことになって、それが『きみの鳥はうたえる』という作品で、すごくうれしいというか、感慨深いというか、この作品の撮影中に娘が生まれたので。『万引き家族』は産後、お乳をあげながら参加した作品なので、家族にとっても特別な賞になりました。本当にうれしいです。ありがとうございます」と夫婦受賞を喜んだ。なお、安藤の代理として、『万引き家族』で共演した城桧吏と佐々木みゆが出席した。○「第73回毎日映画コンクール」受賞一覧■作品部門日本映画大賞:『万引き家族』是枝裕和日本映画優秀賞:『菊とギロチン』瀬々敬久外国映画ベストワン賞:『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー■監督・脚本部門監督賞:上田慎一郎『カメラを止めるな!』脚本賞:野尻克己『鈴木家の嘘』■俳優部門男優主演賞:柄本佑『きみの鳥はうたえる』女優主演賞:安藤サクラ『万引き家族』男優助演賞:塚本晋也『斬』女優助演賞:樹木希林『万引き家族』スポニチグランプリ新人賞:玉置玲央『教誨師』スポニチグランプリ新人賞:木竜麻生『菊とギロチン』田中絹代賞:白川和子■スタッフ部門撮影賞:月永雄太『モリのいる場所』美術賞:原田満生。堀明元紀『日日是好日』音楽賞:Hi’Spec『きみの鳥はうたえる』録音賞:吉田憲義『日日是好日』■ドキュメンタリー部門ドキュメンタリー映画賞:『廻り神楽』遠藤恊■アニメーション部門アニメーション映画賞:『若おかみは小学生!』高坂希太郎大藤信郎賞:『リズと青い鳥』山田尚子■TSUTAYA プレミアム映画ファン賞日本映画部門:『劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』西浦正記外国映画部門:『ボヘミアン・ラプソディ』ブライアン・シンガー■特別賞特別賞:戸田奈津子(字幕翻訳家)
2019年02月14日第92回キネマ旬報ベスト・テン表彰式が10日に都内で行われ、安藤サクラ、柄本佑ら受賞者が登場した。『万引き家族』で主演女優賞を受賞した安藤サクラは、「どうしよう、うまく話せなくなっちゃった」と動揺を見せる。出産直後に撮影したという同作について「今までだったら背負っていたような、自分が大事にいつも持っていたものが、産後なくなったというか」と明かし、「一個、でかいものを出産とともに出したという感じがあって。これからもあの状態にはならないかもしれない。すごくおおらかな生き物でいたような気がして、なんだかちょっとどんな爆弾が飛んできても、ふわっと入れた気がします」と語った。妻である安藤の様子を見守っていた柄本佑(主演男優賞)は、「なんて言えばいいんだ」と苦笑し、関係者への感謝で言葉を詰まらせる場面も。さらに「昨年母(角替和枝)が亡くなりまして、直接は報告できませんでした」と振り返る。「きっと会場のどこかにいると思います。うちの母の口癖は『なんでもない日、万歳』でした。さすがに今日は、『なんでもなくない日、万歳』と言って喜んでくれていると思います」と笑顔を見せた。W受賞ということで改めて夫婦で並んだ2人だが、「もう一生ないから!」と涙を見せた安藤を、柄本が「ちょっと待て、夫婦で泣いてると、写真出るぞ!」となだめる。安藤は涙ながらに「ちゃんとしてなきゃいけないかなと思ったんですけど、もうお祭り騒ぎだからいいかなと思って」と訴え、柄本は「そんな目で見られても……!」と動揺していた。しかし、司会者が柄本に話を振ると、安藤は泣きながらも「そういうのはいいんです、男は」とその場を制していた。また、サプライズで安藤の父・奥田瑛二からの「旦那が賞をもらったことを何よりも何よりも一番喜んでいるのは、安藤サクラだと思っています。2人の日々の精進の結果だと思っています。父もまだまだガンガン攻めていきます。いやあ、エネルギーをありがとう、乾杯!」というコメントが読み上げられると、安藤は「ここまでくると恥ずかしくなってくる」と苦笑。同社のバックアップに、「賄賂とかは渡していないです。そこまでお金はございません」と弁解し、会場を笑わせていた。○受賞一覧&登壇者日本映画作品賞:『万引き家族』桑田靖(フジテレビジョン)外国映画作品賞/外国映画監督賞/読者選出外国映画監督賞:『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー監督 代理:平山義成(20世紀フォックス映画)文化映画作品賞:『沖縄スパイ戦史』三上知恵監督、大矢英代監督・個人賞主演女優賞:安藤サクラ主演男優賞:柄本佑助演女優賞:木野花助演男優賞:松坂桃李新人女優賞:木竜麻生新人男優賞:寛 一 郎日本映画監督賞:瀬々敬久 代理:川瀬陽太日本映画脚本賞:相澤虎之助/瀬々敬久 代理:坂口一直(スタンス・カンパニー)読者選出日本映画監督賞:是枝裕和監督 代理:依田巽(ギャガ)キネマ旬報読者賞:立川志らく特別賞:樹木希林 代理:内田也哉子
2019年02月10日映画雑誌「キネマ旬報」が主催する「2018年 第92回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」が2月10日(日)、文京シビックホールにて行われ、受賞した安藤サクラ、柄本佑、木野花、松坂桃李らが登壇した。安藤サクラ、柄本佑との受賞に号泣!安藤さんは読者選出日本映画監督賞も受賞になった、是枝裕和監督の『万引き家族』での主演女優賞を受賞、柄本さんは『きみの鳥はうたえる』、『素敵なダイナマイトスキャンダル』、『ポルトの恋人たち 時の記憶』と3本の主演映画から、堂々の受賞となった。私生活で夫婦であるふたりがそろって主演俳優の賞を受賞するという快挙に、観客も登壇陣も湧きに湧き、司会者の呼び込みでふたりが共に立つと、感激のあまり安藤さんがボロ泣きの展開に。柄本さんが主演男優賞を獲ったときのことを聞かれると、安藤さんは「もう…それがうれし…」と号泣。困惑顔の柄本さんが「夫婦で泣いているの、写真出るぞ!」と制するも、安藤さんは「ちゃんとしていなきゃいけないかなと思っていたんですけど、こんなお祭り騒ぎないからいいかなって」と泣きながら言葉を紡いだ。そのやり取りを何とも温かい表情で眺めていた木野さんは「もらい泣きした」と言い、松坂さんも「夫婦っていいなって思った!サクラさんも佑さんも僕にとって心の許せる友だと勝手ながら思っていて、(「キネマ旬報」の)最新号の表紙、舞台の本番中ですけど楽屋に飾っています(笑)」とふたりへの祝辞に代えていた。さらに、安藤さんの父・奥田瑛二から「夫婦でW受賞おめでとう。とてもとても喜んでいます!」などのサプライズコメントが寄せられると、柄本さんは満面の笑みを見せるも、安藤さんは、「ちょっとここまでくると恥ずかしくなってきた(笑)」ともじもじ。「キネマ旬報が、柄本家、安藤家をあれしているのではなく、賄賂とかを渡していないので(笑)。正式な受賞だと改めて言わせていただきます」と最後は笑いで締め、さらなる拍手喝采を受けていた。「キネマ旬報ベスト・テン」は、アメリカのアカデミー賞よりも長い歴史を持つ映画賞で、その年を代表する作品や映画人を多面的に選び出している特徴を持つ。年齢や所属の幅も広い映画を多く観ている選出者が、当年の映画界の実勢を反映することから、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を業界内外からも受けている。松坂桃李の強い想い「この役は誰にも渡したくない」助演男優賞を受賞したのは、2018年度の賞レースの“常連”といえる松坂桃李さん。白石和彌監督によるやくざ映画『孤狼の血』にて、役所広司演じる大上刑事の相棒となった新人刑事・日岡をエネルギッシュに演じ、観客を魅了した。作品をふり返り、松坂さんは、「白石監督始め、役所広司さんなしでは日岡はできませんでした」と感謝を込める。出演にあたっては、マネージャーから委ねられた部分もあったと話し、「ゆだねてくれることがうれしいと同時に、この役は誰にも渡したくない、と思ったんです。絶対にやり遂げてやるというか、現場に立って、日岡をしっかり演じ切りたいという思いがありました。参加することもできて、ありがたい賞までいただいて、本当にうれしいです」と、時折、声を震わせながら強い想いと感謝を明かしていた。さらに、創刊100周年を迎えた本年より、多くの映画人の業績を讃え、先達への敬意と感謝の意を表すべく特別賞が新設され、2018年9月15日にこの世を去った樹木希林に進呈され、代理で内田也哉子が受け取った。そのほか、表彰式には、新人女優賞の木竜麻生、新人男優賞の寛 一 郎、キネマ旬報読者賞の立川志らくも出席した。(cinamacafe.net)
2019年02月10日オダギリジョー長編初監督映画『ある船頭の話』が、2019年9月13日(金)に全国公開される。オダギリジョー長編初監督作品映画『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』や『あずみ』、近年では、『エルネスト』『南瓜とマヨネーズ』といった作品で主演を務め、日本を代表する俳優の一人として精力的に活動してきたオダギリジョー。作品に出演するほか、短編映画の監督やテレビドラマの脚本・演出を手掛けるなど、作品の裏側の人間としても活動している。映画『ある船頭の話』は、そんなオダギリが手掛ける初の長編作品だ。文明の発展や競争社会の中で変わってしまった「幸せ」の定義。“本当に人間らしい生き方とは何か?”について、橋の建設が進む山村を舞台に、自身が長年温めてきたオリジナル脚本で描く。なお、『ある船頭の話』は長編デビュー作でありながら既にヴェネチア国際映画祭の出品が決定している。主演は柄本明、村上虹郎と共演船頭・トイチ(柄本明)主人公の船頭・トイチ。橋の建設が進む村で船頭を続けるトイチは、ほかの村人たちが橋の完成を心待ちにする中、渡し舟を漕ぐ日々を送る。ある日、身寄りのない謎めいた少女が現れる…。トイチを演じるのは、名優・柄本明。『万引き家族』『シン・ゴジラ』に出演した。映画主演は、2008年公開の『石内尋常 高等小学校 花は散れども』以来、じつに11年ぶりとなる。少女(川島鈴遥)トイチの前に現れた謎めいた少女。身寄りがなく、トイチと一緒に暮らし始める。この少女役は川島鈴遥が務める。村人の源三(村上虹郎)トイチの元を度々訪れる村人の源三。トイチをしたう。『犬ヶ島』『チワワちゃん』にも出演した村上虹郎が演じる。浅野忠信や蒼井優らも出演その他9名のキャストが、トイチの舟に乗り、向こう岸へ渡ろうとする客人として出演。村と町を隔てる山あいの河を往来する客には、それぞれ舟に乗り込む理由があり、彼らに寡黙なトイチがどう関わっていくのかに注目だ。伊原剛志は川上で建設中の橋の関係者、浅野忠信は馴染みの客、村上淳は上流で起こった事件の噂話を聞きつける商人、蒼井優は華やかな芸妓を演じる。笹野高史は酪農を営む賑やかな客、草笛光子は生まれ故郷に戻る女性、細野晴臣はマタギの親方、永瀬正敏はそのマタギの息子・仁平、そして橋爪功は町医者に扮する。また、お笑いコンビ・野性爆弾のくっきーが軽快に楽器を鳴らしながら祭りに向かう楽団員として登場。オダギリが監督した中編映画『さくらな人たち』では主演を務めた次長課長の河本準一も、橋の建設に携わる建設作業員として出演する。撮影監督にクリストファー・ドイル撮影監督を務めるのは、名匠ウォン・カーウァイの映画『恋する惑星』『花様年華』などを手掛けたクリストファー・ドイル。オダギリとは、2018年公開の映画『宵闇真珠』で監督、主演として共作した。『ある船頭の話』では美しい日本の風景を描いたようで、クリストファー・ドイルが映し出す映像美に期待が高まる。ワダエミデザインの衣装展示も映画の公開に先駆け、8月30日(金)から新宿武蔵野館では、作品内で使用されたトイチ(柄本明)と、少女(川島鈴遥)の衣装展示を期間限定で実施。会場には、今回衣装を担当した衣装デザイナー・ワダエミによる衣装デザイン案も展示される。ストーリー一艘の舟。全ては、そこから始まる―。近代産業化とともに橋の建設が進む山あいの村。川岸の小屋に住み船頭を続けるトイチは、村人たちが橋の完成を心待ちにする中、それでも黙々と渡し舟を漕ぐ日々を送っていた。そんな折、トイチの前に現れた一人の少女。何も語らず身寄りもない少女と一緒に暮らし始めたことで、トイチの人生は大きく狂い始める―。【詳細】映画『ある船頭の話』公開日:2019年9月13日(金)脚本・監督:オダギリジョー撮影監督:クリストファー・ドイル衣装デザイン:ワダエミ音楽:ティグラン・ハマシアン出演:柄本明、川島鈴遥、村上虹郎、伊原剛志、浅野忠信、村上淳、蒼井優、笹野高史、草笛光子、細野晴臣、永瀬正敏、橋爪功■関連情報ワダエミによる衣装展示場所:新宿武蔵野館(東京都新宿区新宿3丁目27−10 武蔵野ビル)期間:8月30日(金)~10月上旬予定
2019年02月04日俳優・オダギリジョーの長編初監督作が、1月11日にクランクアップを迎え、『ある船頭の話』のタイトルで9月に公開されることが発表された。とある川で、村と町を繋ぐため船頭を続けるトイチ。村人の源三が遊びに来るとき以外は、 黙々と渡し舟を漕ぐ日々を過ごしていた。川上では橋が建設中で、人々は皆完成を心待ちにしている。そんな折、トイチの前に現れる一人の少女。彼女はトイチの人生を大きく変えて行くことになる…。今作で長編初監督デビューを飾るオダギリさんは、本作について「人が生きる上で、便利な物が増えていくのは必然だと思います。しかし同時に、文明の発展の陰で消え行く物も多いのではないでしょうか。便利になっていく一方で失ってしまう大切な何か。資本主義が競争社会を生み出し、いつの間にか変わってしまった『幸せ』の定義。一人の船頭を通して見つめる『本当に人間らしい生き方とは?』美しい日本の原風景を季節と共に切り取り描きたいと思っています」と思いを語っている。本作の主演を務めるのは、日本を代表する名優・柄本明。『石内尋常高等小学校花は散れども』(’08)以来、11年ぶりの主演となる今作では、黙々と渡し舟を漕ぐ日々を送る船頭のトイチ役を演じる。また、人懐っこい笑顔でトイチのもとに遊びに来る村人・源三役は、『武曲 MUKOKU』で第41回日本アカデミー賞優秀助演男優賞など多数の賞を受賞、その後も『ハナレイ・ベイ』『チワワちゃん』などに出演、また5月には舞台「ハムレット」の出演も控える村上虹郎が演じている。なお、本作には豪華で国際的なスタッフが集結。『ブエノスアイレス』『恋する惑星』、オダギリさん主演『宵闇真珠』でもメガホンをとったクリストファー・ドイルが撮影監督を務めたほか、衣装デザインには『乱』(黒澤明監督)で米アカデミー賞を受賞したワダエミ、アルメニア出身のジャズ・ピアニスト、ティグラン・ハマシアンが映画音楽に初挑戦した。<キャストクランクアップコメント>■柄本明オダギリジョー監督に船頭の役を頂きました。一生懸命演りました。見て頂ければ幸いです。■村上虹郎灼熱の日差しに焼かれながらも、雄大な川の上で柄本さんが漕いてくださる舟にたくさん乗りました。これでもかと言わんばかりの魅力的な集団の一員として、両極の季節を跨ぎ、夏はあの生き物とあんな事をして、冬はただただ寒くて死にそうで。柄本さんとは、この頃作品でお逢いし過ぎて毎度なんだよお前って煙たがられ、この作品でもずっと話しかけている役なのでそろそろ嫌われそうですが、時々話す英語がいきなりすぎたり、急にぽろっと哲学が出てきたり。とても贅沢です。容赦無く移りゆく景色と時間を優美に描くオダギリさんの脚本が、どう彩られているのか。おたのしみに。『ある船頭の話』は9月、新宿武蔵野館ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年01月30日第71回カンヌ国際映画祭で最高賞、パルムドールを受賞、第76回ゴールデン・グローブ賞 外国語映画賞ノミネートなど、全世界的に注目が再度集まっている是枝裕和監督の『万引き家族』が、待望のBlu-rayとDVDとなって2019年4月3日(水)に発売決定。是枝監督、安藤サクラのコメントも届いた。今作の主役は、犯罪でしかつながれなかった家族だ。生計を立てるため、家族ぐるみで犯罪を重ねていくうちに、一層強く結ばれていくある一家。だがそれは、許されない絆だった…。人と人との関係が希薄ないまの時代に、真の“つながり”とは何かを問う、衝撃の感動作として大きな話題に。万引きを重ねる父をリリー・フランキー、その妻を安藤サクラ、彼女の妹を松岡茉優、祖母を樹木希林。そして池松壮亮、高良健吾、池脇千鶴、柄本明、緒形直人という実力派俳優たちが集まり、濃密なドラマを紡いだ。今回の豪華版にはメイキング映像や特別番組、イベント映像集など特典映像を収録する予定。また、特製のブックレットも付いてくる。その発売決定に際して、是枝裕和監督、安藤サクラが最新のコメントを寄せている。■是枝監督&安藤サクラのコメント是枝裕和監督小さく産んで、細く長く育てていこうという発想で取り組んだ映画が、公開当初から、こんなに多くの方に劇場に足を運んで頂けるなんて、思ってもいませんでした。監督としては望外の喜びです。この度は、Blu-ray、DVD発売とのこと。欲張り!とお叱りを受けそうですが、お手元に置いて頂けたら、嬉しいです。安藤サクラ(柴田信代 役)あの家族がついに、DVDに、、!!きったないおうちだったし、極寒だったけど、あの時間はなんともあたたかかった。ひんまがったかたちだけど愛が詰まってたんだなぁ。あのこたつが懐かしい。あのお鍋が懐かしい。歩くと足の裏真っ黒になる床も、ぬるっとしたお風呂も、とっても愛しい。あの家はぐっちゃぐちゃに物で溢れてたけど、DVDなんて一枚も無かったなー。また、第91回アカデミー賞の外国語映画賞に日本代表として選ばれ、このほど最終候補作リストに名が残ったことでも注目を集めているところだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:万引き家族 2018年6月8日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2018フジテレビジョンギャガAOI Pro.
2018年12月21日16年に公開された映画「シン・ゴジラ」が12月16日にテレビ朝日系列で地上波放送された。興行収入82.5億円という歴史的大ヒットを記録した同作。アニメ作品「新世紀エヴァンゲリオン」でおなじみ庵野秀明(58)が総監督を務めた。長谷川博己(41)や竹野内豊(47)のほかに、國村隼(63)、柄本明(70)、鶴見辰吾(53)光石研(57)といった日本を代表する名優陣が揃っていた同作。そのことからTwitterでは《3次元のイケオジがいっぱい出てくる最高!!!》《シン・ゴジラは、ありとあらゆる“イケオジ”を観る映画だ!》といった声が上がっていた。さらに同作には今年2月に亡くなった、大杉漣さん(享年66)も内閣総理大臣役として出演。そのため大杉さんを偲ぶ声も。《シン・ゴジラ見て大杉漣さんが亡くなったのが信じられないというか、今画面の中で確かに生きている人が今はもうこの世にいないことが不思議に感じた》《まだ生きてると錯覚してしまう 彼は作品の中で生きているんだけども》《大杉漣さん見る度にシュン……てなるしイケおじってああいう人を言うんだろうなあと》前回地上波放送されたのは17年11月。つまり今回の放送は、大杉さんが亡くなって初めての地上波放送となる。「大杉さんはドラマ『バイプレイヤーズ』(テレビ東京系)に出演した際、『シンゴジラで総理大臣の役をした』というセリフがありました。ですから前回の放送時と違い、そのセリフを懐かしむファンも多く見られましたね。今回の放送は、改めて大杉漣という名優の偉大さを振り返るキッカケになったようです」(映画関係者)
2018年12月17日直木賞作家である白石一文原作の「火口のふたり」(河出文庫刊)が映画化。監督は日本を代表する脚本家・荒井晴彦。主演は『素敵なダイナマイトスキャンダル』などの柄本佑と、『彼女の人生は間違いじゃない』の瀧内公美。あらすじ東日本大震災から7年後。何もかも失った永原賢治(柄本佑)は、ある日、旧友である佐藤直子(瀧内公美)の結婚式に出席するため、地元・秋田へ帰省する。久しぶりの再会を果たした永原と直子だったが、直子の言葉をきっかけに、ふたりはふたたび体を重ねあうようになる。直木賞作家、初の映画化2009年に「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞を、さらに2010年には「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞した白石一文。「火口のふたり」では、数年ぶりの再会をきっかけに、抑えきれない欲望をそのままぶつけ合う男女の姿が描かれた。本作が初の映画化。主演を務めたのは、実力派俳優の柄本佑。『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18年)や『きみの鳥はうたえる』(18年)など、スクリーンの中で鮮烈な印象を残し続けてきた。また、佐藤直子役には瀧内公美が抜擢された。昨年、廣木隆一監督作品『彼女の人生は間違いじゃない』(17年)で主人公を演じ、数々の賞を受賞。監督は、脚本家としても活躍を続ける荒井晴彦。『身も心も』(97年)、『この国の空』(15年)に続く、3本目の監督作品となる。キャスト&スタッフからコメントが到着永原賢治役・柄本佑荒井晴彦脚本作品に出ることは僕の夢でした。今回のお話をいただいた時、小躍りしました。なんたって脚本だけでなく監督も荒井さんなんですから。ホンはなんともチャーミングで「大人」なホンでした。5歳の時から僕を知ってくれている荒井監督。今まで仕事したどの監督よりも付き合いの長い監督です。どんな映画になっているのか。出ている自分を見る不安はありますが、いち映画ファンとして出来上がりが楽しみです。佐藤直子役・瀧内公美最初に脚本を読んだ時の感想は、絡みのシーンが多い、他愛のないことをずっと喋っている。面白いけれど、私に出来るのかなぁと思いました。現場に入り柄本さんとお芝居をすると、賢治と直子として他愛のないことを話す、食べる、身体を合わせる、寝る。そんな二人の日常を積み重ねていくうち、ああ生きるってこういう事なのかなと、自然と身体が動き、賢ちゃんを真っ直ぐ見て、聞いて、素直に直子として生きたように思えます。良い緊張感と幸福感が現場に漂い、荒井さんと柄本さんの何気ない会話の端々に、この映画にとっての大切な何かがあるような気がして、さりげなく聞いているのが毎日の愉しみでした。まだ仕上がりは見ていませんが、綺麗に撮っていただきましたので、実物より綺麗な私を見て欲しいです(笑)。お楽しみに。荒井晴彦監督東日本大震災と原発事故の翌年、白石一文の「火口のふたり」が刊行される。津波の翌年に××が××する話をよく書くなあと感心した。意表をつくカタストロフィーだが、まだ、あれから2年もたっていない時だ、あるかもと思わせられた。白石さんに原作をもらいに行った時、福岡を秋田に変えていいですかとお願いした。白石さんはアライさんじゃ仕方が無いですねと言ってくれた。その時から4年、震災から7年もたってしまった。直子の結婚式に出るために故郷へ帰った賢治は直子に「今夜だけ、あの頃に戻ってみない?」と言われる。「賢ちゃんが相手の人とうまくいかなくなるのは分かってたし、だったら、私、待ってればよかったかなって。ヘンな嫉妬なんてしないで、もっとちゃんと自分の身体の言い分を聞いてあげた方がよかったのかもしれないって」と直子は言う。何があろうと「自分の身体の言い分」を聞いてあげようという映画です。原作者・白石一文『赫い髪の女』や『遠雷』の頃から荒井晴彦さんの脚本に魅せられてきた者のひとりとして、その荒井さんから映画化の話をいただき、一も二もなくすべてをお任せすることにした。しかも今回は自らメガホンを握って下さるという。原作者としてこれに優る光栄はない。「火口のふたり」はあの大震災から時を経ずに一気呵成で書き上げた小説で、私としてはめずらしいほど生命力にあふれた作品だ。人のいのちの光が最も輝く瞬間をどうしても描きたかったのだろう。映画界の伝説ともいうべき荒井晴彦さんの手で、その光がよりなまなましく、妖しく観る者の心を照らし、身の内に眠っていた“おとこ”や“おんな”が強く喚起されんことを切に願っている。『火口のふたり』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年12月17日作家・吉田修一の「犯罪小説集」を綾野剛、杉咲花、佐藤浩市出演で映画化する『楽園』。この度、新たに柄本明、村上虹郎、片岡礼子、黒沢あすか、根岸季衣、石橋静河が出演していることが明らかになった。本作は、吉田氏自身が「こんなにも物語をコントロールできず、彼らの感情に呑み込まれそうになったのは初めて」と語る新たな最高傑作を、5編からなる小説の「青田Y字路」「万屋善次郎」の2編を組み合せて脚色し映画化。すでに発表されている豪華俳優陣3名に加えて、今回新たに本作を彩るキャストが決定。柄本明/藤木五郎役『座頭市』『岸辺の旅』『万引き家族』など数々の作品に出演する、日本を代表するベテラン俳優・柄本明が演じるのは、幼女誘拐事件の被害少女の祖父・藤木五郎。『悪人』に続き、吉田修一作品2作目となる柄本さんは、「やはり今回も吉田さんの世界だなと感じました」と参加した印象を語り、また「綾野さん、杉咲さん、佐藤さんともこれまでにご一緒しており、現場も楽しかったです」とふり返った。村上虹郎/野上広呂役「仰げば尊し」「この世界の片隅に」、TVアニメ「いぬやしき」など話題作への出演が続き、急成長を遂げる若手俳優・村上虹郎が演じるのは、紡(杉咲さん)に想いを寄せる幼なじみ・野上広呂。演じた役柄について「天使なのか、悪魔なのか。大事な人物を演じさせて頂きました」と語る村上さん。今回初の瀬々組となったが、「監督の鋭い目つきにゾクワクする日々でした。監督の名台詞集をすぐにでも出版できそうですが此処ではひとつだけ、“さっきの方がグビッときた”スクリーンでお逢いできるのを心待ちにしています」とコメントしている。片岡礼子/久子役『ハッシュ!』や、瀬々敬久監督作『ヘヴンズ ストーリー』に出演した片岡礼子は、善次郎(佐藤さん)の身を案じる女性・久子を演じる。「現場では迷い…考え過ぎる自分をやめたい日々でした」とふり返る片岡さんは、「途中から久子の家族や善次郎との未来を信じることだけに集中することにしていました。物語が生きてるかのように変化し続けていたことにも現場で何度も鳥肌が立っていました。映画を見届けるまで現場が終わらないような気分です」と撮影の日々について明かした。黒沢あすか/中村洋子役豪士(綾野さん)の母・中村洋子には、『冷たい熱帯魚』『渇き。』などに出演した黒沢あすか。黒沢さんは、台本ト書には“アジア訛りの日本語を話す”と記されていたと明かし、「後日、デモCDを手にし洋子という名のクメール人になりきる役作り。発音取りに試行錯誤しながらカタイ頭が柔らかくなっていく手応えを感じていきました」と役作りについて語り、「クランクアップの日は満ち足りた気分でした。今は完成する日が待ち遠しくて仕方ありません」と心境を述べた。根岸季衣/藤木朝子役五郎の妻・藤木朝子を、「ふぞろいの林檎たち」シリーズや連続テレビ小説「梅ちゃん先生」ほか数々の作品に出演する根岸季衣。同じく、完成が楽しみだと語る根岸さんは「今迄にも老け役は何度か経験して来ましたが、遂に!初の認知症役でした。幸いあらぬ事を叫び続ける事もなく、余りに辛い現実から逃避するかのように、夫役の柄本明さんの手を拠り所にしっかり握って静かに惚けて行く朝子は、幸せにも思えました」と演じていて楽しかったとふり返っている。石橋静河/田中紀子役善次郎の亡き妻・田中紀子役は、連続テレビ小説「半分、青い。」で佐藤健(律)の妻(より子)を演じ話題となった石橋静河に決定。石橋さんは、本作について「人間の恐ろしさと同時に、誰しもが心の中に持っている、狂気や哀しみが描かれているのが、この作品だと思います」と自身の解釈を話し、「初めて今回の脚本を読んだ時、私が演じさせていただいた紀子という役はこの物語の中のひとつの希望なのだと感じ、その灯りを大切に演じたいと思いました。たくさんの方たちにこの映画が届くことを願っています」とコメントを寄せている。『楽園』は2019年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:楽園(2019) 2019年、全国にて公開© 2019「楽園」製作委員会
2018年11月23日「10月29日には、予定通り大阪の撮影現場で『まんぷく』のリハーサルが行われました。義母の角替さんが亡くなったばかりなのに、安藤さんも満面の“福ちゃんスマイル”を見せてくれていました。でも休憩時間になるといつものように共演者たちと談笑はせず、1人で物思いにふけっていたのです」(NHK関係者)10月27日早朝、女優・角替和枝さん(享年64)が原発不明がんで亡くなった。当日、角替さんを看取ったのは夫・柄本明(70)と長男・柄本佑(31)ら。嫁の安藤サクラは(32)『まんぷく』の収録のため大阪におり、次男・柄本時生(29)もハワイで仕事中だった。「安藤が柄本家を訪れたのは29日の夜だと聞いています。昼間に大阪でリハーサルを終えた後に帰京しました」(所属事務所関係者)逝去から約60時間後のようやくの対面……。実はサクラが頑ななまでに大阪の現場で熱演を続けていたのは、義母の“遺命”のためだったという。角替さんを知る舞台関係者は言う。「がん発覚後、角替さんは家族たちに誓約をさせました。それは、《私の病気のことで仕事を休んだり、スケジュールの変更をしてもらったりすることは許さない》というもの。サクラさんは“看取りよりも収録”という誓約を守ったのです」『40、50は鼻たれ小僧』が口癖で生涯“演じること”を追求し続けた角替さんは、舞台にだけは妥協を許さなかった。角替さん自身はインタビューで次のように語っている。《たとえ(子供の)ピアノの発表会でも、チャランポランにやって欲しくないの。人様の前で、一段高いところに立ったらもう、ステージなのね、私たちにとって。とにかく稽古しろって、1カ月くらい前は鬼になりましたね。(中略)後でお父さんとも話したんだけど、私たちにとって舞台っていうのは、神聖なものなんだねって。『板』の上にのるってことはうちの家族には、神聖なことなんです」(『ラ・セーヌ』93年7月号)サクラは角替さん逝去の1カ月ほど前から週末は必ず帰京し、長女を連れてお見舞いに通っていた。「角替さんは、サクラさんがコミカルに歩く『まんぷく』のオープニングがお気に入りでした。最後にサクラさんが海岸で両手両足を広げるのですが、あれも彼女のアドリブで、その話を聞いた角替さんが笑ってほめてくれたそうです。『あんた、女優を選んで正解だったね』って」(前出・舞台関係者)“女優を選んで正解”。義母が遺してくれたその言葉は、安藤サクラの女優人生を照らし続けることだろう。
2018年11月08日小川絵梨子が芸術監督に就任し、新シーズンが幕を開けた新国立劇場。10月のカミュ「誤解」(演出/稲葉賀恵)に続き、11月はハロルド・ピンターの「誰もいない国」が寺十吾の演出で上演される。柄本明、石倉三郎、有薗芳記、平埜生成という実力派の俳優陣がそろった稽古場に足を運んだ。【チケット情報はこちら】物語はロンドンの屋敷の一室で展開。舞台上には、ソファや酒のボトルが並んだ棚などが置かれているのだが、特徴的なのは舞台に傾斜がついており、しかもその傾斜の角度が通常とは逆で客席側が高く、奥に行くほど低くなっているということ。ここで、主人のハースト(柄本)、彼と酒場で出会い、家までついてきた自称・詩人のスプーナー(石倉)、この家で暮らすフォスター(平埜)とブリグズ(有薗)の4人が会話を繰り広げ、物語が進んでいく。柄本、石倉は以前から取材の場やトークイベントで、4人が交わす会話の意味や終着点について一貫して「わからない」と語っており、そこにこそ魅力があるとも語っていたが、寺十も「物語が、ある最終目的を目指して進んでいないのが魅力。噛み合わない会話の中で、各々の下心や戦略、嫉妬などが絡み合い、巧みな攻防が展開する」と本作ならではの会話の面白さを明かす。柄本をハースト役にと提案したのは寺十自身だが、その理由は「直感。この本をやる上で“これはどういう意味?”などと聞くことをナンセンスだと思ってくれそうな人だから」とのこと。まさにその見立て通り、稽古場では、時折、寺十が「もう少し強めで」「もっとゆっくり」などとニュアンスを演出する姿は見られたが、意味や行動原理などを話し合ったりすることはない。柄本はたびたびシーンの合間に「いやぁ、意味わかんないね(笑)」と首をひねりつつ、しかし、スタートが掛かると、石倉らと丁々発止のやり取りを繰り広げ、ちょっとした沈黙、リアクションなどが不思議と見る者の笑いを誘う。ハーストは当初、気だるそうにスプーナーの言葉に返事をしていたが、二幕目になると突如、過去の時間か妄想の世界に暮らしているかのように、別人となって熱く語り始める。最初は慇懃な態度でハーストと接していたスプーナーは徐々にズケズケとものを言うようになるが、石倉は江戸っ子のようなべらんめぇ口調でハーストらと“舌戦”を繰り広げる。平埜が演じるフォスターは、寺十いわく「客と芝居の橋渡しを担うポジション」とのことだが、胡散臭い来訪者に警戒心を強めていく。若い平埜が柄本、石倉にどう挑むかも見どころだ。有薗が演じるブリグズは、クールに淡々と主人、同僚、来訪者に接するが、途中、凄まじい長ゼリフも披露する。個性的で一向に噛み合うことのない4人の男たちの会話だが、寺十が「だんだん、先の展開を読む気もなくなってくる」と語る通り、その場、その場でのやり取りを聞くのが、まるでライブで音楽を聴くかのように楽しくなってくる。まさに考えるのでも理解するのでもなく、感じる楽しさを教えてくれる芝居になりそうだ。「誰もいない国」は11月8日(木)より新国立劇場にて開幕。取材・文:黒豆直樹
2018年11月06日10月25日(木)今夜の「VS嵐」は女優の波瑠がプラスワンゲストとして参戦。「嵐」チームの一員として、武井壮、飯尾和樹、銀シャリ、菊地亜美、鈴木福ら“左利き”の芸能人らによる「チームサウスポー」と対決。また「嵐」が新曲を披露する。2015年、連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインに抜擢。その後も「世界一難しい恋」「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」「お母さん、娘をやめていいですか?」「北風と太陽の法廷」「あなたのことはそれほど」とヒロイン、主演を演じた作品が連続で放送。今年も「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」に「未解決の女 警視庁文書捜査官」、「サバイバル・ウェディング」といったドラマから、映画『コーヒーが冷めないうちに』の公開と常に話題を振りまき続ける人気女優となった波瑠さん。今回は対戦相手が「チームサウスポー」ということでいつもの人気アトラクションも“左利き仕様”にチェンジ。「キッキングスナイパー」ではターゲットが流れてくる方向が逆、「ピンボールランナー」でもランナーが走る向きが逆…と、同じようでいつもと違うアトラクションに、プレイしなれている嵐のメンバーたちは大困惑。またいつも「キッキングスナイパー」で左足でボールを蹴っている櫻井翔の利き足が右足ではないかという疑惑まで浮上…。果たして真相は!?左利きを生かしてチームサウスポーは勝利を手にすることができるのか?いつもと違う感覚に惑わされる嵐の運命は!?また今回は嵐が新曲「君のうた」をパフォーマンス。こちらにも注目だ。今回プラスワンゲストとして参戦した波瑠さんの映画最新作となる『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』は10月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。熊本県のグリーンランドリゾートが全面協力し、ありそうでなかった“遊園地”という夢と笑顔を与える仕事の裏側を描くお仕事エンターテインメントとなり、波瑠さん演じる主人公が“魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ上司や、ひと癖もふた癖もある従業員たちに囲まれ成長していく様子を爽やかに描く。彼氏と同じ超一流ホテルチェーンに就職したものの、系列会社が運営する地方の遊園地グリーンランドへ配属されることになる波平久瑠美を波瑠さんが演じ、グリーンランドで数々の企画を成功させ“魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ上司・小塚慶彦には西島秀俊。そのほか中村倫也、橋本愛、岡山天音、深水元基、濱田マリ、柄本明らが脇をかためる。いつもと違うアトラクションに新曲披露と見どころ満載の「VS嵐」は10月25日(木)19時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2018年10月25日「2週目で福ちゃんは『私、楽天家なんです』と言うんですけど、自分がハッピーになれるよう自然に脳内で変換する女性で、福ちゃんを演じることで、名前のとおり、福に近づいていく時間を共有している感じです」そう語るのは、初週平均視聴率21.9%と過去5年の朝ドラで最高のすべり出しを見せた『まんぷく』でヒロイン・福子を演じる安藤サクラ(32)。取材中も福子を彷彿とさせる明るさが印象的だ。育児をしながらの撮影、子連れの初ヒロイン……と話題になったが、オファーがあった当初、安藤自身も「出産したら母親は育児に専念しないといけないと思っていた」そうで、「このタイミングでできるわけがないと思っていたから、お話がきたときはすごく悔しかった」と話す。しかし、出演を決めたのは家族からの言葉だったそう。「印象的な言葉は家族全員からそれぞれありました。義理の母(角替和枝)からは「これをやらないんだったら、事務所も仕事も辞めちゃいな」と。柄本のお父ちゃん(柄本明)とうちのお父ちゃん(奥田瑛二)からの『なんでそんな一大事みたいな顔しているの?やればいいじゃん』という言葉も心強かったです」(安藤・以下同)夫の柄本佑(31)に相談したときには、「できると思って、前向きに考えてみたら?」と言葉を掛けてもらったそう。まさに家族に後押しされながらの出演となった。「毎週台本が来るのが楽しみです。この間、萬平さん(長谷川博己)と一緒にいたら、台本を読みながら『おもしろくて、やばい』って爆笑していて、なんて幸せな作品なんだろうって思いました」物語は戦争という時代背景が大きく関係してくるが、天真らんまんな福子が戦争をどう乗り越えていくかが見どころになりそう!
2018年10月22日俳優の中尾明慶が、「イクメン オブ ザイヤー2018」の俳優部門を受賞し18日、都内で行われた授賞式に登場。「こういった賞をいただいてしまうと、今日から、明日からより頑張らなきゃいけなくなりましたね、今まで以上に。プレッシャーの方がありますよ」と語った。2013年4月に女優の仲里依紗と結婚し、同年10月4日に第1子となる長男が誕生した中尾。今月4日に長男が5歳の誕生日を迎え、夫婦そろってインスタグラムで親子3ショットを公開したことが話題となっていた。中尾は、つい先日、保育園に通っている息子が友達とケンカして手が出てしまう出来事があったことを明かし、「5歳になると息子自身の気持ちや本人のちょっとしたトラブルの機会もあって、父親としてどう接するのがこの先の彼にとって一番いいのか考えたときに非常に難しかったけど、そのときは男2人で話をして…」と息子と2人で話し合ったという。そして、「男の子だから負けたくない、ママにはわからないかもしれないこともあるのかなと思っていて、僕が男で似たようなこともしてきたので」と続け、「この先もいろんなことがあると思いますが、そういうときにお互いに腹を割って話せる関係でいたいなと。僕が間違えたと思ったら息子でも素直に謝ろうと思っていて、そういう関係性でいたい。とことん真正面から向き合っていこうと思います」と語った。また、息子と公園でサッカーをしている写真を公開し、「ワールドカップを見ていた頃にサッカー選手になりたいと言っていて、小学校に入ったらやろうかって(話している)」と説明。5歳になってから将来の夢を改めて聞いたら今度は「保育士」と答えたそうで、「僕の中ではうれしい出来事というか、それだけ保育園の先生が真摯に息子と向き合ってくれた結果」と喜んだ。そして、「今は夢が変わる時期ですが、そういうのも一つ一つ応援していけたら」と中尾。さらに、「今はドラマの撮影で大阪に行ったりしているんですが、1週間会わないだけで言葉を覚えていたり、ひらがなを覚えていたり、日々成長しているなと感じます」と息子の成長をしみじみと語った。2011年より実施している「イクメン オブ ザイヤー」は、毎年10月19日を“10(トウサン)19(イクジ)の日=イクメンの日”として、一番育児を楽しみ頑張ったパパ=イクメンを表彰するもの。8回目となる今年は、芸能部門はりゅうちぇる、芸人部門は古坂大魔王、俳優部門は中尾明慶、キャラクター部門はMr.インクレディブル、そして新たに新設された一般選出部門は杉浦太陽が受賞した。
2018年10月18日俳優の草なぎ剛、満島真之介、柄本時生が12日、都内で行われたアニメーション映画『ムタフカズ』の初日舞台挨拶に登壇。草なぎと満島が自由すぎるトークを繰り広げた。同作は、『鉄コン筋クリート』で知られるSTUDIO4℃に、フランスのコミック『バンド・デシネ」作家のギヨーム“RUN”ルナールと、フランスの制作会社ANKAMAがラブコールを送り実現した日仏コラボレーション映画。犯罪者と貧乏人の吹き溜まり・DMC(ダーク・ミート・シティ)を舞台に、ダラダラと過ごしている訳ありの少年たちに様々な事件が起きる。主人公の少年アンジェリーノ(通称:リノ)の声を演じた草なぎは「とてもいい作品ができちゃいまして、参ったもんですよね!」とうれしそうに話し、「僕ら出演者の思いがぎゅっと詰まった作品。声からエネルギーがあふれ出ていると思うので、みなさんに必ず伝わるものがあると思います」と自信。また、「港区からやって来ましたアンジェリーノ役のツヨジェリーノです!」とあいさつして笑いを誘った。続いて、バカで臆病な友達・ウィリー役の満島真之介が「いやーうれしいです、僕のために集まっていただいて」とボケると、草なぎは「チェケラッチョ!」と反応。満島は「この草なぎさんもう一度見たかったんですよ、最高です」と、先月行われた完成披露舞台あいさつ同様の草なぎの弾けっぷりを喜び、「サンキューベリーマッチョ!「サンキューベリーマッスル!」と2人でポーズもつけて盛り上がった。この日は、ルナ役の上坂すみれ、そんは/クロコ役の成河、マカベ役の藤井隼、エル・ディアボロ役の桜庭和志、エスピリト役の中村大介、フェリツ役の所英男、西見祥示郎監督も出席。西見監督が挨拶の際に自分の名前をかむと、草なぎは「監督、滑舌悪いですね」といじり、すると満島が「草なぎさんもだいぶ悪いですけど」と突っ込み、会場から爆笑が起こった。ふざけまくりの草なぎだったが、同作ならではのポイントを聞かれると、「収録するときは1人で録りまして、それを監督が編集していただくとこんなにも息の吹き込んだものになるのかと驚いた。それぞれのみなさんのキャラクターが合っていてすんなり見れてしまう」と真面目にコメント。だが、満島から「草なぎさん真面目にやらないほうがいいですよ」と言われると、「アンジェリーノ!」とハイテンションに戻った。また、満島の「草なぎさん、(プロレス技を)かけてもらったらどうですか?」というひと声で、草なぎが桜庭和志、中村大介、所英男に技をかけられる場面もあり、会場は大盛り上がり。草なぎは苦しそうな表情を見せたが「手加減してくれてます。全然力入ってない」と明かした。その後、草なぎは柄本をターゲットにして、「茶色にスーツ似合ってますよ。茶色のスーツにこの柄ってすごい!」といじりまくり。柄本は「俺の色合いはいいから」と照れ、「進行あるから」と進行を気遣うと、司会を務めたニッポン放送アナウンサーでレポーター役の声を担当した吉田尚記が「ありがとうございます」と感謝した。
2018年10月12日映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』(10月26日公開)のプレミア上映会が4日、都内で行われ、波瑠、西島秀俊、岡山天音、深水元基、中村倫也、濱田マリ、柄本明、波多野貴文監督が登場した。同作は、小森陽一による小説『オズの世界』を実写化。彼氏と同じ超一流ホテルチェーンに就職した波平久瑠美(波瑠)は、地方の遊園地グリーンランドへの配属辞令を受けてふてくされるが、“魔法使い”と呼ばれる風変わりなカリスマ上司・小塚慶彦(西島)と個性的な従業員たちに囲まれる日々を過ごすうち、少しずつ働くことの楽しさ・やりがいに気づいていく。実際に熊本の遊園地・グリーンランドで撮影されたが、波瑠は「本当に広くて、アトラクションの数もありますし、空き時間に乗りに行ったけど全然遊びきれなかった」と振り返る。第二子誕生を祝福されていた西島も、「営業中にずっと撮影させていただいていたので、実際はお客様がいて、待っていただいたり。食事に行くすると、『西島さん、オレオレ! さっき待ってたの!」と話しかけられて『わあ、すいません! ありがとうございました! みたいな感じ」とフレンドリーな様子を明かした。キャスト陣は実際の制服を着て撮影していたため、岡山は「僕はよく、アトラクションの場所聞かれましたね」と、完全に従業員と間違えられていたという。「僕もよくわからないので、『待っててください』と言って、事務所で場所を聞いて、『あっちらしいです』というやり取りが何回かありましたね」ときちんと対応していた様子。深水は「僕は気を使って、上着を絶対着替えてました」、濱田は「乗り物には乗りませんでした『私、スタッフやし』と思って、妙にプロ根性が芽生ええてしまって」とそれぞれ過ごし方を説明した。柄本も「しょっちゅう間違えられてました。『写真撮ってください』とか、『あそこはどこですか』とか」と語り、しまいには「わざと間違えられようと思ってずっと立ってたりして、そうすると色々聞いてくる人がいましたね」と従業員ライフを楽しんでいたよう。一方、従業員チームではなかった中村は、「空き時間に回りましたよ。動物ふれあい広場があったので、1時間くらいベンチに座ってソフトクリームを食べながら、鴨とフラミンゴをずっと見てました」と振り返った。舞台挨拶の最後には、熊本のゆるキャラ・くまモンが花束を持って登場し、波瑠は久々の再会に「熊本からはるばる来てくださったんですね。すいません、ありがとうございます」と丁寧に感謝。くまモンは、はける際に波瑠とハイタッチし、西島、中村、濱田から順番に抱きつかれていた。
2018年10月04日山崎賢人主演、上野樹里、藤木直人らを共演に迎えた「グッド・ドクター」の第8話が8月30日にオンエア。SNS上には戸次重幸演じる小児外科長・間宮啓介の活躍に「カッコいい」「一番好きなキャラになったかも」などの声が続々投稿されている。本作は2013年に韓国で放送され2017年にアメリカでも連続ドラマ化された作品がベース。幼い頃兄を亡くしたことから小児科医を目指すようになった、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊を山崎さんが演じて主演を務めるほか、湊の指導医になる夏美に上野樹里、小児外科医のエース・高山に藤木直人。幼少期から湊を知る院長・司賀明には柄本明、、出世と保身が第一の小児外科長・間宮啓介に戸次重幸、赤字の小児科解体を狙う副院長・猪口隆之介に板尾創路、湊が勤務する東郷記念病院の理事長・東郷美智には中村ゆりといったキャストが脇をかためる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は高山に手術を執刀してもらうため長野から引っ越してまで入院した患者の家族を巡るストーリー。小児がんを患った早見陽翔の母、香織は兄の翔太を連れ、夫を残し東京で生活しているのだが、香織は付きっきりの看病で疲れ、翔太も長野の友人と引き離され、母に家事を頼まれるなど生活に負担を強いられていた。そんななかで香織が看病疲れで倒れ病院に搬送されてしまう。さらに外出したいとダダをこねる陽翔に翔太は思わずひどい言葉をぶつけてしまう。一方、新たな病院の人事案を知り猪口に裏切られたと感じた間宮は、屋台で酔っ払ってクダを巻いていたが、そこに湊が現れ、湊から“励まし”の言葉をもらう。その後陽翔の容態が急変、緊急手術が必要になるのだが、高山は別の手術で手が離せない。そこで湊は間宮に執刀を願い出る。当初は拒否する間宮だが湊の熱意に押され執刀を決意する…という展開。これまで湊たちの“敵”だった間宮が子どもを救うために大活躍する姿に「間宮先生ええ人やん」「一番好きなキャラになったかもしれん」などの声が殺到。「湊先生の真っ直ぐさで、間宮課長が執刀する展開熱い」「間宮先生とも仲良くなる回はいずれあるとは思ってたけど…まさかこういう形とは」といった“胸熱展開”を讃える反応も多数寄せられていた。(笠緒)
2018年08月30日山崎賢人がサヴァン症候群の青年を演じる、小児外科医の世界を舞台にしたメディカル・ヒューマンドラマ「グッド・ドクター」。この度、9月8日放送回と9月13日の最終話は15分拡大で放送されることが決定した。■「木曜劇場」で初の試み!2話続けての15分拡大!山崎さん演じる、自閉症スペクトラム障がいでコミュニケーション能力に障がいを抱える一方、驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊が、周りの偏見や反発にさらされながらも、上野樹里演じる瀬戸夏美や藤木直人演じる高山誠司らとともに、子どもたちの命のために闘い、子どもたちの心に寄り添い、そして子どもたちとともに成長していく姿を描く本作。山崎さんは本作で初めて医師を演じ、「木曜劇場」においても医療を題材にしたドラマとしては10タイトル目という節目の作品。これまでの放送でも、直近の第7話では13.0%と自己最高を更新。また、8月9日放送の第5話では総合視聴率(リアルタイム・タイムシフトのいずれかでの視聴を示す指標)で20.2%を記録し、フジテレビ系ドラマとしては「コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON」以来であり、「木曜劇場」としては初の数値をたたき出している。それだけに、最終回に向けて、ますます視聴者の期待は高まるばかりだ。これまで「グッド・ドクター」を含めて133作品を放送し、34年の歴史を持つ「木曜劇場」の中でも最終前話と最終話、2週続けて15分拡大で放送するのは初のこと。■ラストに向けて気になる第8話の展開は?今夜放送の第8話では、ガンの息子・陽翔(鳥越壮真)と、陽翔の兄・翔太(池田優斗)の兄弟を抱える母親・早見香織(酒井若菜)たちが、小児外科医として日本でトップクラスの高山に陽翔を診てもらうため、仕事のある夫を残し、翔太を連れて東京へ引っ越すことに。陽翔のガンを治療するためなら何でもやるという香織は、泊まり込みで陽翔に付き添い、そのため、どうしても家事に手が回らず、アパートに帰ってきた翔太の前には、「あたためてね」というメモとともにラップに包まれた食事をおくだけに。さらにある日、香織が昏倒する事態が起こり…。第8話にゲスト出演をする酒井さんは「木更津キャッツアイ」シリーズや『恋の門』などで知られ、本作の出演に当たって「これまでの病院を舞台にした作品ではあまり描かれてこなかった人物にも、光を当てているストーリーになっていると思います」とコメント。「病気の子供、看護する親、はもちろんのこと、その影には別の思いを抱えている人物もいるということが今回描かれることで、救われる人がたくさんいるんじゃないかと思います」と、幅広い層に見てもらいたい想いを語った。そして小児外科廃止へ向かう東郷記念病院をはじめ、ステージ4のガンであることが明らかになった院長の司賀明(柄本明)の容体の行方など、ドラマはどのようなラストを迎えるのか?気になる内容は放送でチェックしてみて。「グッド・ドクター」は毎週木曜午後10時~フジテレビ系にて放送。※9月6日の第9話、13日の最終話は15分拡大放送。(text:cinemacafe.net)
2018年08月30日山崎賢人主演で描く小児外科医の世界を舞台にしたメディカル・ヒューマンドラマ「グッド・ドクター」の第5話が8月9日に放送。映画『万引き家族』で注目を集める城桧吏の演技を絶賛する声がタイムラインに流れ続けている。驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊を山崎さんが演じて主演する本作。湊は幼いころ、兄を失ったことから小児外科医を目指すように。その夢を叶えるべく東郷記念病院にレジデントとして飛び込む…という物語。湊の面倒を見ることになる小児科医の瀬戸夏美を上野樹里が、湊に対し厳しく接する小児科のエース・高山誠司を藤木直人がそれぞれ演じ、中村ゆり、柄本明、戸次重幸、板尾創路、浜野謙太といったキャストが揃った。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。第5話では10歳の天才ボーイソプラノ歌手、羽山響が喉を傷め入院。診察すると喉がひどい炎症を起こしており手術を提案する夏美や高山だが、高音が出なくなるかもしれない手術を響の父・徹郎は拒否。すぐにドイツに連れていくと言う。小児病棟には響の大ファンの倫太朗がおり、響の入院を知った倫太朗たちは大喜び。湊に連れられ響の病室に行き、小児科で行われる合唱に響を誘うが冷たい態度をとられてしまう。さらに響の早急な手術を求めた湊は徹郎とぶつかってしまい、高山から画像診断科への転科を直接求められ、さらに夏美からも転科を勧められてしまうことに。その後、合唱の当日に倫太朗の白血病が再発。隔離病棟に響を含めて子どもたちが集まり「365日の紙飛行機」を歌い励ます。響が歌う表情をみた徹郎の態度も軟化、手術が行われることになる…という展開に。今回は注目の子役・城さんの出演にSNSが大きく反応。「城桧吏くん??って子くそかっこいい」「城桧吏くんあまりにも顔がいい」などの声がネット上に続々上がった他、倫太朗役をはじめとした小児病棟の子役たちにも「グッドドクターの子役演技上手すぎて震える」「子役の子の演技に引き込まれる」などの感想が殺到している。ラストではTVでインタビューを受ける湊の姿を見つめる謎の男性の姿も。どうも男性は湊と関係があるようで…次回も見逃せない「グッド・ドクター」は毎週木曜22時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2018年08月10日山崎賢人主演で贈るメディカル・ヒューマンドラマ「グッド・ドクター」の第4話が8月2日放送され、今回もSNSには「号泣した」という感想と共に主演の山崎さんに「かわいい」の声が殺到している。2013年に韓国で放送され2017年にアメリカでも連続ドラマ化された作品をベースに日本の小児外科の現状に合わせて描いていく本作。山崎さんが驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊を演じて主演を務め、湊の指導医になる夏美に上野樹里、小児外科医のエース・高山に藤木直人。そのほか湊が勤務する東郷記念病院の理事長・東郷美智には中村ゆり、幼少期から湊を知る院長・司賀明には柄本明、出世と保身が第一の小児外科長・間宮啓介に戸次重幸、赤字の小児科解体を狙う副院長・猪口隆之介に板尾創路、湊を陰ながら支える存在になっていく看護師の橋口太郎に浜野謙太といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。公園で腹部の痛みに苦しんでいた少女が緊急搬送されてくる。言葉を話さず病院の人間に敵意を向ける少女の担当を湊が努めることになるが、それはわざと問題を起こさせようとする間宮と猪口らの思惑によるものだった。その後少女の継母が見つかり名前が「あかり」だと判明するが、自宅近くに転院させようとする継母に湊が暴力を振るったとして謹慎になってしまう。その後あかりが病院からいなくなり、湊の無実が証明され、あかりが継母から虐待されていたことがわかる。さらにラストでは湊が父親に虐待されていた過去が明かされる…という展開。今回もSNSには「グッドドクター涙腺崩壊なんだけど」「泣きすぎて頭痛い」など“泣いた”の声が殺到。特に「女の子演技上手いから余計やられた(泣)」「あかりちゃん役の子素晴らしい演技だったな」「演技とは分かってても凄く心に染みました」といった、あかりを演じた子役の高松咲希を絶賛する声が多数。また「山崎賢人かわいい…」「山崎賢人がなんか可愛いw」「山崎賢人可愛いすぎん?もう毎回可愛い可愛いって言って親にうるさいって言われる」「グッドドクターの山崎賢人は最高に可愛い」など、今回も山崎さん演じる湊に対する投稿が多数寄せられている。「グッド・ドクター」は毎週木曜22時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2018年08月02日山崎賢人主演、上野樹里、藤木直人らを共演に迎え小児外科医の世界を舞台にしたメディカル・ヒューマンドラマを描く「グッド・ドクター」の第3話が7月26日に放送され、上野樹里の演技に多くの称賛が集まった。本作は山崎さん演じる自閉症スペクトラムの一種で驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊が主人公。物語は湊が幼いころからの夢だった小児外科の世界にレジデントとして飛び込み、周囲の偏見や反発にさらされながらも子どもたちに寄り添い、ともに成長していく姿を描く。湊の同僚となる小児科医で面倒を見ることになる瀬戸夏美には上野樹里、小児科のエースで湊に対し厳しく接する高山誠司を藤木直人、その他、中村ゆり、柄本明、戸次重幸、板尾創路、浜野謙太らが脇をかためる。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。湊が病院のガイドラインを破ったことの責任を取って、高山は謹慎処分を受けることに。高山のいない小児外科は大忙しだが、そこに受け入れ先が見つからず発症から4時間が経過、重篤な容態となった6歳の少女が運ばれてくる。出世と保身を優先する小児外科長・間宮啓介(戸次重幸)は「どうせ助からない患者だ」と転院させるように指示するが、夏美は「見捨てられない」と自分が手術すると決意するが、手術中に心停止、少女は亡くなってしまう。少女の両親は医療ミスを疑い夏美を訴えようとするのだが、湊が少女の遺品を両親の自宅に届けたことで両親の気持ちも変化、夏美と和解する…というのが第3話のストーリー。今回は上野さんが演じる夏美を中心に物語が進行、放送中から「あの表情をできるのが上野樹里」「初めて見たけど、上野樹里の演技に泣いてる」「上野樹里!?全然イメージが違う!これが女優!!」など上野さんの演技力に対し、絶賛の声が相次いでSNSに投稿されたほか、「のだめのイメージが強いけど、こういうシリアスな役がぴたっとハマる」などこれまでとは一味違う上野さんの医師役に大きな賞賛が集まっている。さらにラストでは高山が湊に辛くあたる理由でもある「過去」にも少しだけ触れられ、「藤木直人先生の過去も気になるね」など、この2人の関係性が今後どうなっていくかにも視聴者の注目が集まってる様子。次回にさらなる期待が高まる「グッド・ドクター」は毎週木曜22時~フジテレビ系で放送中。(笠緒)
2018年07月26日山崎賢人が自閉症スペクトラムの天才的小児科医を演じるフジテレビ系「グッド・ドクター」の第1話が放送。自閉症の一種“サヴァン”の青年を見事に演じきった山崎さんの演技力に「すごい」と絶賛の声が続々と寄せられている。本作は自閉症スペクトラムの一種で驚異的な記憶力を持つサヴァン症候群の青年・新堂湊が主人公。山崎さんが演じる湊は幼少期のある事件がきっかけで小児外科医を目指し大学も主席で卒業。そしてレジデントとして小児外科の世界に飛び込み、周囲の偏見や反発を受けながらも同じ小児外科医の瀬戸夏美や高山誠司らとともに、子どもたちの命のために闘い、その心に寄り添い、ともに成長していく姿を情感豊かに描いていく作品。山崎さんの他、レジデントとして入ってきた湊の面倒を見ることになる夏美には上野樹里、小児外科医を束ねる科のエースで自分にも他人にも厳しい高山には藤木直人、湊の受け入れに反対する東郷記念病院の理事長・東郷美智には中村ゆり、幼少期から湊を知りレジデントとして受け入れる院長・司賀明には柄本明、出世と保身が第一の小児外科長・間宮啓介に戸次重幸、赤字の小児科解体を狙う副院長・猪口隆之介に板尾創路、湊を陰ながら支える存在になっていく看護師の橋口太郎に浜野謙太といったキャストが顔を揃えた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。注目の第1話では東郷記念病院に初出勤する途中で子どもが巻き込まれた事故に出くわした湊が、過去の例から最適な応急処置法を見つけ出し手当てすることで、無事一命を取り留めるものの、出勤した病院で親が隠していた手術の日程を患者である子供に言ってしまい、親や周囲から疎まれる存在となってしまう…。しかし、その後急変した容体の原因を見抜き、結果的に患者の子どもを救うきっかけとなる様子が描かれた。今回自閉症スペクトラム障がいの青年という役柄を演じた山崎さんだが、「絶妙なバランス…推しひき…心の見え方やこだわりの表し方などなど…とても素晴らしい」「山崎さんめっちゃ演技うまい!」「山崎賢人くんの演技ヤバイね」などの声が殺到。「半年前まではホストだったのに(笑)」とその演じる役柄の振り幅に驚いたという声も寄せられていた。ラストでは回想シーンとともに湊が幼い頃兄とともに事故に遭ったことが明かされ「兄は大人になれなかった」「みんなが大人になれるようにしたい」と、その兄が亡くなったことを強く示唆するセリフも。また湊に強く厳しく接する高山がその一件に接点があることを匂わせる場面など、今後への伏線も多数視聴者に提示された。2話以降も目が離せない木曜劇場「グッド・ドクター」は毎週木曜日22時~フジテレビにて放送中。(笠緒)
2018年07月13日映画『万引き家族』(6月8日公開)の親子三世代試写会舞台挨拶が3日に都内で行われ、リリー・フランキー、城桧吏、佐々木みゆ、是枝裕和監督が登場した。是枝監督は5月20日(現地時間19日)、映画『万引き家族』(6月8日)で最高賞 パルムドールを受賞。日本映画の同賞は、1997年の第50回カンヌ国際映画祭にて今村昌平監督作品『うなぎ』が受賞して以来21年振り、カンヌのコンペで日本映画が受賞するのは是枝監督の『そして父になる』以来5年振りとなる。6歳の佐々木は、最初緊張した面持ちで登場したが、徐々にほぐれてきた様子。パルムドール像と初対面する前に、佐々木は「葉っぱのところがキラキラ〜」と自由に語る。リリーが「みゆがかわいいのは、ニュースで是枝さんが像を持っているのを見て、段ボールで工作して作ってたんですよ。だからどういう形なのかは知ってるんですよ」と説明すると、佐々木は「知らないですよね? じゃあどういう形?」と急にリリーに質問。「どうやってくっつけたと思う?」とたたみかけ、リリーもたじたじになっていた。さらにリリーが「初日の時に監督にあげなよ。みゆが作ったやつ」と勧めると、佐々木は「今度ね」と大人な返事で会場を笑わせる。リリーも「今取りに行けとは言わないから」と苦笑すると、「今は持ってきてませんね」と語った。また像を触る城に「あんまりホコリつけないでね」と注意すると、城が「わかってるよ」と返すなど、本当の兄妹のようなやり取りを見せた。この次はどのような役をやってみたいか、と聞かれた佐々木は迷ったようで、是枝監督がこそこそと打ち合わせ。リリーから「船場吉兆を思い出しますけど」とつっこまれながら、佐々木が「この映画の続きを、やりたいです」と回答すると、拍手が起こっていた。リリーから「『万引き家族2』ね」と言われると、佐々木ははっきりと「パート2やりたい!」と宣言。是枝監督も「大ヒットしたら考えようかな」と応じ、佐々木は「お願いします」と頭を下げた。作中の楽しかったところ・大変だったところを聞かれると、佐々木は「蝉の幼虫の本物を見つけて、『お兄ちゃん』って言ったところが、楽しかった」と答える。さらに大変だったところは「特にないです」という大物ぶり。是枝監督が「数シーンを除いて真冬にとってるので、寒くて大変だったの」と明かすと、「本当はちょっとだけ大変なところ、ありました」と、思い出した様子だった。本作の主役は、祖母の年金で足りない生活品を万引きで賄う"万引き家族"。社会の底辺でありながら笑いの絶えない生活を送る中、近隣の団地の廊下で震えていた幼女・ゆりを娘として育てることに。ところが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく。リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、柄本明、高良健吾、池脇千鶴、樹木希林らが出演する。
2018年06月03日映画『万引き家族』(6月8日公開)の親子三世代試写会舞台挨拶が3日に都内で行われ、リリー・フランキー、城桧吏、佐々木みゆ、是枝裕和監督が登場した。是枝監督は5月20日(現地時間19日)、映画『万引き家族』(6月8日)で最高賞のパルムドールを受賞。日本映画の同賞は、1997年の第50回カンヌ国際映画祭にて今村昌平監督作品『うなぎ』が受賞して以来21年振り、カンヌのコンペで日本映画が受賞するのは是枝監督の『そして父になる』以来5年振りとなる。11歳の城は「自分が映ってることをとても不思議に思って。良い作品に出来上がったなと思って、すごく嬉しかった。良かったです」と大御所発言。是枝監督はかしこまって「ありがとうございます」と頭を下げる。佐々木は「海で遊んだことがすごく楽しくて、オーディションに受かって良かったなと思いました」と語った。リリーから「2人とも台本をもらってないですけど、出来上がった時に、リリーさんこんなにお尻出してるとは思わなかったでしょう?」と聞かれると、城は「はい」と苦笑。城はパルムドールの反響について、「学校の人からは『おめでとう』とか、『一番すごい賞でしょ』って聞かれたり。すごいねっていう人が多かったです。生活には変化はないですね」と明かした。また、6歳の佐々木は「『佐々木みゆちゃんだよね』と言われた。こないだは学校で4年生が飛び出してきてました。『めっちゃかわいい』って言われました」とはにかんだ笑顔を見せた。パルムドール受賞後初の監督との対面となり、パルムドール像とも初対面。家では段ボールでパルムドール像を工作していたという佐々木は「ダイヤモンドでできているの? プラスチックかな?」と率直に疑問を表し、周囲を笑わせる。パルムドール像を触った城は「この手は洗いません」と宣言し、佐々木は「ここ(腕)が痛い。マイクより重たい」と訴えていた。同作について是枝監督は、「いろんな目線で見られるようには作っていて。リリーさん安藤さんから親の目線で見るとちょっと切ない。子供の目線でこのラストを見ていくと、親を超えて成長していく、彼らの目線の先にはちょっとだけ希望が感じられるような映画にしたいなと思って作った」と振り返る。「リリーさんからも、自分の出番がない時にも『今日のみゆはどうでしたか』と寂しそうなラインが来るので、2人の写真を撮って送ったり。カメラが回ってないところでもあたたかいつながりがみんなで作れた」と明かした。本作の主役は、祖母の年金で足りない生活品を万引きで賄う"万引き家族"。社会の底辺でありながら笑いの絶えない生活を送る中、近隣の団地の廊下で震えていた幼女・ゆりを娘として育てることに。ところが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく。リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、柄本明、高良健吾、池脇千鶴、樹木希林らが出演する。
2018年06月03日