映画『シン・仮面ライダー』に出演する池松壮亮、柄本佑、森山未來のトリプルライダーによるスペシャル鼎談が公開された。“原点”をリスペクトしつつ現代日本における最高のキャスト・スタッフが心血を注ぎ、生み出した『シン・仮面ライダー』。公開から1カ月以上が経ち、興行収入は歴代の「仮面ライダー」映画史上最高記録、そして初の興行収入20億円を突破している。鼎談では、チョウオーグ/仮面ライダー第0号の動きが決定するまでの話や、話題となっているクライマックスの激闘についてなど、ファン必見の貴重なエピソードが満載の内容となっている。映画『シン・仮面ライダー』トリプルライダー スペシャル座談会<作品情報>『シン・仮面ライダー』公開中映画公式サイト:映画公式Twitter:
2023年05月01日一ノ瀬ワタル、染谷将太、忽那汐里、小雪、ピエール瀧ら出演、ドン底な若者たちが土俵で人生の大逆転を狙う、Netflixシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」より、キャスト陣の熱が共鳴する本予告映像と、メインキーアートが公開された。本作は、借金・暴力・家庭崩壊…と人生崖っぷちで荒くれ者の主人公・小瀬清(一ノ瀬さん)が、若手力士・猿桜として、大相撲界でのし上がろうとする姿を、痛快かつ骨太に描く人間ドラマ。そんな猿桜を筆頭に、相撲愛に溢れながらも体格に恵まれない清水(染谷さん)、相撲番に左遷された新聞記者・国嶋(忽那さん)ら、ドン底でもがく若者たちの番狂わせが始まる――。映像では、頭突きに噛みつき、ガン飛ばしと、何でもありのヤンキー力士・猿桜と、彼を取り巻く個性豊かなキャラクターたちが次々登場。体格に恵まれず、力士としての芽が出ないことに悩む清水は、挫折を経験し落ち込む猿桜に「君は土俵に生きるべき人間だ!」と涙ながらに叱咤し、猿桜の心に再び火をつける。全く興味がない大相撲の伝統に反発しながらも、猿桜の破天荒な相撲に惹かれていく国嶋は、あらゆる思惑がうごめく角界に切り込もうとする。さらに、稽古や礼節を軽んじる猿桜に喝を入れ、さらなる高みへと連れていこうとする猿将親方(ピエールさん)や、猿桜を目の敵にする日本大相撲協会の犬嶋親方(松尾スズキ)など、実力派豪華キャスト陣による熱量が共鳴する。Netflixシリーズ「サンクチュアリ -聖域-」は5月4日(木)より世界独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年04月15日ハナレグミ、森山直太朗、くるりといった3組のアーティストをゲストに迎えたツーマンツアーを東名阪で行うnever young beach。ツアーの開催に先駆けて、ネバヤンのフロントマン・安部勇磨と対バン相手の対談を3回連続でお届けする。第2弾のゲストは森山直太朗。取材場所である森山のスタジオを訪れた安部は、そこかしこに置かれたヴィンテージギターに大興奮。そしてふたりはしばしギター談議に。スタジオの呼び鈴が鳴り、昼食の出前が届いたところで、和やかな雰囲気の中、対談はスタートした。森山最初はハンバーガーとかサンドイッチがいいかなって思ったんだよ。フツーだったら絶対そっちのほうがいいの。安部はい(笑)。森山でも今日は、安部くんがスタジオに来てくれるっていうから、この町のソウルフード、朝日屋のお蕎麦を食べてもらいたいと思って。安部ありがとうございます。お蕎麦いただきます!森山ここの店屋物、美味しいんだよ。作業するときいつも出前を取ってる。──インタビュー前も、和気あいあいと話していましたが、おふたりはこれまでにも何度かお会いしてるんですか?森山今日で4回目とか?じっくり話すのは初めてかもね。安部そうですね。いつもは大人数でワイワイ話すことが多いです。──そもそもの出会いは?森山ヅミくん(ハナレグミの永積崇)が紹介してくれたんです。ヅミくんって可愛いくて、自分の誕生日にパーティを開いて自分で歌うんですよ(笑)。そこで安部くんを紹介されて。安部「……君がネバヤンか」って(笑)。森山GACKTさんみたいな感じでね(笑)。安部そう! そのとき直太朗さん、一昔前のスターみたいな佇まいで、それこそキアヌ・リーヴスみたいなサングラスかけていて、思ってたイメージと全然違うんですよ。この人、めちゃくちゃ面白いなーと思って。森山ああいう賑やかな場にいると自分を保つのが難しいじゃん(笑)。周りを見たらスターばっかりだから、これ、ずっとふざけていたほうが面白いなと思って。だからそのへんに置いてあったサングラスをかけて、まったく違うキャラクターを演じてたの。ああいう胡散臭い人、パーティとかにいそうじゃん。安部超面白かったです。その後、僕がリクエストしたら「夏の終わり」を弾き語りで歌ってくれて。とにかく凄かったんです。ギャップが凄くて(笑) 直太朗さんにどんどん惹かれました。森山話してるうちに安部くんが学校の後輩だということもわかって、それも僕にとっては大きかった。小中高のエスカレーター校なんですけど、初等部に通ってたというのが重要なんですよ。安部今思えば変わった学校でしたね。すごく自由な校風で。森山先生をあだ名で呼んじゃうノリがあって。シオドンとか。安部懐かしい!森山幼少期の人格形成って教育によるところが大きいじゃないですか。そこで自由に伸び伸び育った結果、ミュージシャンになってしまったという。社会に出て少し苦労する典型という(笑)。安部はははは。──安部くんが最初に森山直太朗さんを知ったのは?安部先ほど話題に挙がった僕の小学校では、卒業式に直太朗さんの「さくら」を合唱するんですよ。それで、この曲を作った人は学校の卒業生らしいということを知って。直太朗さんはサッカー部のOBなんですけど、サッカー部の顧問の先生に「森山直太朗のこと教えてたの!?」とか聞いたりして(笑)。12歳くらいのときですね。森山そのとき、もう音楽には目覚めていたの?安部僕には兄貴がふたりいるんですけど、上の兄貴が直太朗さんと同じくらいの世代でミッシェルガンエレファントとかエレファントカシマシをよく聴いてて。次男はザ・ストロークスとか海外のバンドが好きだったんで、兄貴たちが聴いてる音楽をなんとなく真似して聴いてる感じでした。特にザ・ストロークスとか2000年代のガレージリバイバル周辺のバンドには影響を受けましたね。森山兄弟の影響って大きいよね。僕には5歳上の姉貴がいたから、小4くらいですごくいろんな音楽を聴いていたの。ブルーハーツ、エレカシ、スピッツ、Theピーズ、カステラとか。当時はバンドブームだったから、そういう音楽を一緒に聴いてた。安部僕が中学生の頃、BUMP OF CHICKENとかASIAN KUNG-FU GENERATIONみたいなロックバンドがどんどん出てきたんですけど、そんな中にあって、直太朗さんの「さくら」はピアノと歌だけの超シンプルなサウンドで、めちゃくちゃビックリしたんです。それまではバンドでガーッてやる音楽がカッコいいと思ってたんですけど、こんなやり方があるんだって。子供ながらに歌詞の言葉遣いもちょっと違うんじゃないか?と思ったり。森山ピアノと歌だけだったのは単純に予算がなかっただけで。安部えっ、そうなんですか!?本当は予算があったらドラムを入れようとか思ってたんですか?森山もっと違う大編成になっていたと思う。でもそれが逆によかったのかなって思う。ミュージックビデオも白ホリの前に立って、ピアニストの倉田(信雄)さんの演奏に合わせて歌うっていうシンプルな内容で。フィルムカメラで撮影したんだよね。当時はデジタルに移り変わりつつある時期だったから、予算がなくてフィルムは1回しか回せませんって言われて。安部めっちゃ思い出しました。MVの直太朗さんの恰好がよすぎて真似してました。グレーのスウェットの袖からピンクのシャツがちょっと出てるのがカッコいいなって(笑)。直太朗ごめん、あれはスタイリストさんの部屋着(笑)。安部そうなんですか(笑)!森山全然狙ってないっていうか、あれはスタイリストの北澤(momo寿志)さんの私物なの。予算がないから自分の服を持ってきてくれて。あの頃の作品には不自由さから生まれた“青さ”みたいなものがあるのかもしれないね。安部直太朗さんって学生時代にバンドとかやってたんですか?森山バンドは組んだことない。安部やりたいとも思わなかったんですか?直太朗それなんだよね(笑)。さっきも話したけど、俺、バンドブーム直撃世代で。姉貴の周りにバンドマンの人たちもたくさんいたんだけど、なんか怖かった(笑)。安部今よりも全然バンドマンが怖そうですよね。森山そう。あとバンド内の人間関係とかも面倒くさそうだし。だったらひとりのほうが楽かなと思って。安部自分のタイミングで動けるし。森山そう。そっちを取った感じ。安部くんは音楽をいつぐらいに始めたの?安部ずっとやりたいなとは思っていたんですけど、本格的に始めたのは高校を卒業してからで。高校までは絵を描く学校に通ってて、美術大学とかそっちのほうに進もうと思っていたんですけど、いろいろあって、やっぱり音楽をやりたいということになって。森山今のメンバーとは、どうやって知り合ったの?安部23歳のときにTwitterで募集しました。先にライブが決まっちゃって、メンバーを決めないといけなくて、どうしようもなかったので。ちょうどTwitterが出始めた頃だったんです。「初めまして」ってところからスタートしました。森山Twitterで募集したんだ!凄いね。安部直太朗さんってデビューした頃から歌声が素敵じゃないですか。歌い始めるにあたって練習とかしたんですか?森山最初は物真似だよね。玉置浩二さんや友部正人さん、ボブ・ディランとかニールヤングの歌を聴いて自分の中で響きを踏襲していった。あと自分の場合は、どっちかっていうと音楽的なアプローチよりも発声を大事にしたかな。僕はもともと舞台でお芝居とかしたかったの。安部そうなんですね!森山だからお芝居で台詞を発声する先に今の歌唱スタイルがあったんだよ。安部最初は音楽じゃなくて、お芝居の道を目指していたんですね。森山そう。バイトも渋谷のシアターコクーンでチケットのもぎりとかやってた。2年くらいやってたね。安部歌と演技、どっちもできるって凄いですね。でも歌と演技って、やることが、ある意味、真逆だと思うんですよ。音楽って0を1にするみたいな作業ですけど、演技ってもともとある役に自分の中にある何かを重ねていく作業というか。森山だから曲を作って歌うことって、僕にとってはマッチポンプというか自作自演的な行為なんだよね。自分で脚本を書いて自分で舞台に立ってみたいな。「夏の終わり」なんて、まさにそういう曲で。あれは女性を主人公に置いた曲だから。自分の中で女形を演じる気分というか。狭い世界の話ですけど(笑)。安部凄く面白いです。──森山さんは、どういうきっかけでネバヤンを知ったんですか?森山スペシャで「明るい未来」のミュージックビデオを観て、気になるバンドだなと思ったんです。ポップなんだけど、どこかに影があるサウンドで。安部くんの純朴な歌声も凄くいいなと思った。アナログな質感なんだけど空間を感じるし、なんか久しぶりに日本語のロックを聴いている感じがしたんですよ。歌詞で七五調を多用していて、ロックと現代詩が絡み合ってるような印象もあって。ただ音大や芸大出てます、みたいな感じじゃないんですよね。もっと、こう、部室感というか。安部ははは。そうですね(笑)。森山ほとばしるモラトリアムっていうかね(笑)。なんでみんな砂浜走ってるんだろう、楽しそうだなみたいな。僕はスペシャを観るのが好きなんですけど、色んなバンドのMVが流れる中で、「明るい未来」のあの感じにグッときたんですよ。──若いバンドが数多いる中で気になる存在になったわけですね。森山そうですね。僕、「本場の人が見たら、どう思うんだろう?」ってよく考えるんですよ。ロックって欧米由来のものなので、向こうの人が聴いたら一体どう感じるのかな?って。日本人っていろんな文化に染まっているから、アイデンティティを音楽の中で語るのは、無粋なことだと思うんです。でもそんな中で、どこに意地を持って音楽を作るかが僕は大事だなと思っていて。そういう意味で言うと、ネバヤンって、すごく日本っぽさを感じるバンドだと思うんです。サウンドから漂うノスタルジーみたいなものもそうだし、安部くんが書く歌詞もそうだし。──欧米の借りものじゃない感じというか。森山そうそう。すごくオリジナリティを感じる。特にあの縦書きが似合いそうな日本語の歌詞ですよね。言葉のチョイスセンスも含めて。──歌詞の言葉選びに関して、安部くんの中ではどのくらい意識的なんですか?安部言葉選びに関してはかなり意識するほうですね。曲がどんなに良くても、歌詞がダメだと納得いく作品にならないので。ただ僕の場合、「この言葉を使いたい」というよりも「この言葉は使わないようにしよう」ということのほうが多いかもしれないです。僕は直太朗さんや永積さんの歌詞に影響を受けているので、「おふたりだったらこういう言葉は選ばないよな」とか、そういう基準が自分の中にあるんですよ。あとは自分が歌ったときに嘘くさくない言葉を選ぶようにしています。森山七五調は?安部それは全然意識してないですね。森山そうなんだ。でも意識してたらできないか。安部今、直太朗さんに言われて、確かにそうかもって。森山ネバヤンの歌詞は七七七調もあって、響きが気持ちいいんですよ。──森山さんも歌詞を書くうえで言葉のリズムを大切にされていますよね。森山そこは凄く大事ですね。詩で完結するんだったらリズムを意識する必要はないんですけど、音楽に乗せて言葉を歌うわけですから。メロディに乗ることで、言葉だけでは伝わらない景色が広がっていったり、言葉が聞き手にとっての私事になっていく。音楽を聴くことって、みんなで絵を眺めてるような感覚に近いのかなと思うんです。そこから何を感じるかは、それぞれの自由だし。さっき安部くんがもともと絵を描く道を志していたと言ってましたけど、自分の中で合点が行ったんですよ。──というと?森山安部くんが書く歌詞って主観的なんだけど、どこか俯瞰の視点が入ってるような気がするんです。全体を眺める別の視点っていうのかな。それってある意味、絵描き的な発想ですよね。全体をデザインする構成力とも言えるし。絵を描く人って主観だけじゃ描けないから。そのバランス感覚が曲作りに反映されているのかなと思って。安部はー、めちゃくちゃ面白いですね。自分ではまったく意識したことがなかったんで。初めて言われました。森山しかもそういう人ってアレンジ能力にも長けてますし。安部くんは編曲もやってるの?安部そうですね。アレンジも大まかなイメージを僕が考えて、メンバーに共有しています。それを形にする作業も最近は楽しくて。森山編曲も歌詞作りも最後のほうの詰めの作業が面白いんだよね。盆栽みたいに細かくハサミを入れながら全体的なフォルムを微調整していく感じで。「この言葉は自分っぽいけど、でも絶対にこっちの言葉のほうがモテるよなー」みたいなさ(笑)。安部そういうせめぎ合い、ありますよね(笑)。森山もしくは、あえてダサい言葉選ぶような(笑)。安部ここの語尾は「よ」で合ってるのか?とか、「だ」で強く言い切っちゃったほうがいいんじゃないかとか。そういうところにこだわっちゃいます。森山ちなみに僕は迷ったときは、圧倒的に少数派を選ぶね。安部そうなんですね!森山歌詞のワンフレーズを選ぶときは、100人全員が共感しそうな言葉よりも、100人のうちの何人かに「ああ!」って深く刺さるような言葉を選ぶようにしてる。まあ迷わないのが一番いいんだけどね。安部そうですね。迷っちゃうとどんどん。直太朗凡庸なものになるしね(笑)。安部歌詞に関して言うと、中3くらいのときに聴いた、森山さんの「生きてることが辛いなら」が自分の中ですごく大きくて。一部の人たちは「なんでこんなことを歌うんだ」みたいに言ってたみたいですけど、僕はまったくそんなこと思わなくて、あの曲を聴いて心が軽くなったんです。生々しい部分も含めて、なんて綺麗な表現なんだろうと思って。あと「生きとし生ける物へ」のライブ動画を観てよく泣いてます(笑)。森山そうなんだ(笑)。ありがとう。安部年代によって直太朗さんの歌が力強かったり優しかったり。優しいけど決して間延びしてない、どこか緊張感のある優しさで。「生きとし生ける物へ」を作ったとき、直太朗さんは僕より若かったわけで、どうやってあの領域までいってるんだろう? どういう人生だったんだろう?って勝手に考えると楽しいんですよね。自分の中に沸き上がる感情を直太朗さんはどうやってアウトプットできるんだろうって。森山言葉は違うかもしれないけど、意外と隙間産業だよ。安部隙間産業ですか?森山うん。自分の中にある疑いの気持ちとか、ズルい部分だったり、こういうことを歌ってる人はまだいないんじゃないか?みたいな、そういう気持ちでひたすら曲を作ってきた感じ。僕と御徒町凧が作ってきた歌には本当に色んなタイプがあるんだけど、その中で多くの人に評価してもらったのが、「生きてることが辛いなら」や「生きとし生ける物へ」だったりするわけで。実はその1曲の陰で、犬も食わないような曲がたくさん生まれてるんだよ(笑)。安部直太朗さんも、そうやって試行錯誤を繰り返してきたんですね。僕は曲作りで結構悩むタイプなんですけど、悩んだり行き詰まったりしたとき、直太朗さんはどうしてますか?森山僕も同じく悩むほうなんだけど、悩んでいる中にもサイクルがあって、スッと風穴が空いたときに、その悩みが曲になったりする場合があるでしょ。安部あります、あります。森山結局そういうことなのかなって思う。それが最近だんだんわかってきた。安部本当そうですね。森山逆に悩まなかったらどうなるんだろうね?安部悩まないと怖いですよね。そんな自分を信じられないっていうか。森山疑っていないと?安部自分のヤラしい部分は自分が一番よく知ってるので。そこから逃げるのはズルいんじゃないか?とか、よく思うんですけど。森山でも、そういう葛藤はみんなあるんじゃない?安部直太朗さんの中にもありますか?森山当然。自分の中のズルい部分にある程度折り合いをつけて、もうひとりの自分にテヘペロってすることもたまにある(笑)。ときにはそういう感じでもいいと思うよ。安部なるほどー。森山詞と曲は一緒なの?安部ちょっと前までは曲が出来たらそのあとに詞を書いていたんですけど、考えすぎるとつまらなくなるし、自分の中の鮮度が落ちるなと思って、最近は「せーの」で曲を合わせたときに、適当に歌った言葉を元にすることが増えています。森山じゃあ、どちらかというと曲が先?安部曲が先行するようになりました。フワッと感覚的に出てきた言葉は、メロディと言葉のニュアンスが合っていたら、そのまま活かそうみたい感じになってますね。あまりヒネったり、こねくり回してもよくならないということが感覚的にわかってきたので。直太朗さんはギターで曲を作るんですか?森山僕はギターのコードを7つくらいしか知らないんで、ギターで曲を作ると同じような感じになっていっちゃう(笑)。だから適当なハナモゲラ語の鼻歌で作ってる。そうすると、割と自由度と鮮度の高いものができる。安部鼻歌の段階でアレンジやリズムのイメージは浮かんでいるんですか? ちょっと跳ねてる感じだなとか。森山そうだね。ベタだけどね、僕のアイデアは。安部それをメンバーの皆さんに共有してやってみようってなるんですね。「さもありなん」とか、どうやってアレンジしたんだろうって思いました。直太朗ね(笑)。あれはすごく稀有なパターンで。4つのコードを繰り返す展開なんだけど、僕が家でルーパーの練習をしてたら、そこにたまたま遊びに来ていたギタリストの田中庸介くんがディレイとかを使って合わせてくれて、その場に居合わせた僕の奥さんがオルガンをフワーッて弾いたら曲の骨格が出来ちゃった。安部へえ。森山それをレコーディングで再現したんだけど、ああいう曲って揺らぎが大事だからクリックを使わずに自由なノリで演奏して。だからテレビとかで再現するのがめちゃめちゃ大変だったけど(笑)。遊びの中で生まれた曲だね。安部あのラフさというか感覚的な感じって、計算してできないものだろうなと思ったんですよ。森山すごくバンド的な作り方だったよ。「この音いいね!」みたいな。安部鮮度のいい音がどんどん入って来て。一番素敵な作り方ですね。森山日常との境がないほうがよくわからないものできるよね。偶然が引き起こす面白さみたいな。安部偶然を起こすために何か用意していることとかありますか?偶然ってどこまで自分で起こせるんだろうって最近よく思うんです。森山でもネバヤンというバンド自体、偶然の産物じゃない?TwitterのDMでメンバー募集するなんて、すごい選び方じゃん。俺だったら怖いよ(笑)。安部確かに、今考えると怖いですね(笑)。森山交際0日で結婚みたいなことでしょ?安部言われてみたら確かに(笑)。森山結婚してから、方向性を考えよう、みたいなことでしょ?安部そうですね(笑)。そこから約9年間一緒にやって来て、ある程度お互いのプレーがわかってきたところで、偶然がもたらしてくれるものの凄さや面白さを改めて見直してる感じです。森山長い間ずっと一緒にやってるメンバーだと、どうしてもある程度、計算できちゃう部分があるからね。それは僕も一緒。計算できるからこそ楽なときもあるんだけど、そういう現場からは自分の想像を超えるようなものは生まれてこないわけで。だから僕の場合は、なるべく本題に入らないようにしてる。安部あー!森山ずっとダラダラ無駄話をしたり。そういうことに耐えうるメンバーを選んでる。だから商業的なスタジオミュージシャンの人だと、ちょっと大変だと思う。「で、いつ始まるんですか?」って(笑)。どれだけ無駄な時間を過ごせたかっていう気高さみたいなところがメンバーの共通意識になるっていうか。安部わかります。森山意外と、無駄な時間の中にこそ面白さを生み出す何かがあるような気がするんだよね。「あのとき、あの場所で食べたうどん、超マズかったですよね」とか、音のニュアンスを伝えるとき、そういう共通感覚があると楽なんだよね。意識的に奇跡を起こすのは無理だけど、そういう余白を共有できるか否かは大きい。安部「なるべく本題に入らない」って、めちゃくちゃいい方法ですね。森山ネジリ鉢巻撒いて、「よし、やるぞ!」ってやって、いいものが作れるんだったら、いくらでもそうするけど、そういうことではないじゃん?弛緩した意識の先にあるものを表現するのが僕らの仕事だから。安部音楽には、“場”の空気感みたいなものも絶対反映されますからね。森山だから悩ましいのは、リハのいい雰囲気を、いかにライブで再現できるかということなの。当たり前なんだけどね。ステージに照明が当てられて、目の前にお客さんがいるわけだから。──非日常的な空間ですよね。森山そう。その非日常的な空間をいかに日常に近づけていくか。最終的に自分たちが帰る場所っていうのは、こういうなんでもない時間だったりすると思うんです。安部本当にそうですよね。永積さんや森山さんとお会いするときはいつも、なんでもない時間が流れている感じがして、それがとにかく楽しいんです。その空気感をお客さんとも共有したくて、今回のツーマンライブにお声をかけさせてもらったんです。──対バンのオファーが来たときは、いかがでしたか?森山もちろんうれしかったです。その反面、安部くんから凄いメッセージを受け取った気もして。「お前やれんのか?」みたいな(笑)。安部いやいや、そんなことないですよ(笑)!森山「やれんのか?」っていうのはアレですけど、僕はハナレグミやくるりとは、少し離れた惑星の住人なので(笑)。でも、なんとなくの共通項はあると思うんだよね。安部おこがましい言い方になっちゃいますけど、お三方は自分と同じ源流を持つミュージシャンだと勝手ながら思っていて。そんな先輩方とご一緒させてもらえるのは僕らにとって凄く意義深いことだと思うんです。早くも、めちゃくちゃ緊張してますけど(笑)。森山しかも今回ライブハウスでしょ?ライブハウスで演奏すること自体、僕は久々なんだよね。安部デビューした頃からホールですか?森山いやいや、そんなことはない(笑)。デビュー前は、西荻のワッツや吉祥寺の曼陀羅とか小さなライブハウスでやってたよ。そういう意味でも、今回は凄く新鮮な気持ちでライブに臨めると思う。フォークシンガーとして、ネバヤンファンの皆さんに楽しんでもらえるようなライブができたらいいな。安部よろしくお願いします!Text:望月哲(音楽ナタリー)Photo:山川 哲矢<ライブ情報>never young beach TOUR 2023 “春歌舞”4月17日(月) Zepp Nagoya出演:never young beach / ハナレグミ4月26日(水) Zepp Haneda出演:never young beach / 森山直太朗4月28日(金) Zepp Namba出演:never young beach / くるりチケット情報はこちら:関連リンクnever young beach オフィシャルサイト:森山直太朗 オフィシャルサイト:
2023年04月12日『リベリアの白い血』『アイヌモシリ』の福永壮志監督の最新作『山女』が、6月に公開することが決定。主演の山田杏奈、出演の森山未來、永瀬正敏、福永壮志監督のコメントが到着した。大飢饉に襲われた18世紀後半の東北の村で、先代の罪を負った家の娘・凛は、人々から蔑まされながらも逞しく生きている。ある日、飢えに耐えかねた父の伊兵衛が盗みを働く。父の罪を被った凛は自ら村を去り、禁じられた山奥へと足を踏み入れる。そこで、伝説の存在として恐れられる“山男”と出会う…。第35回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され話題を呼んだ本作は、冷害に喘ぐ18世紀末の東北の村を舞台に、過酷な運命に翻弄されながらも、逞しく生きる女性を描く、柳田國男の名著「遠野物語」から着想を得たオリジナルストーリー。監督・脚本は、『リベリアの白い血』『アイヌモシリ』で民族やルーツにフォーカスを当ててきた福永壮志。そして、共同脚本には、放送中のNHK連続ドラマ「らんまん」の長田育恵が名を連ねる。凛の生き様を通して、人間の脆さと自然への畏敬の念、そして現代にも通じる貧困や差別など社会問題を映し出す本作で主人公の凛を演じる山田さんは、『樹海村』『ひらいて』『彼女が好きなものは』など出演作が相次ぎ、いま最もスクリーンに愛される俳優。過酷な運命に翻弄されながらも、逞しくひたむきに生きる姿を等身大で体現する。そして、伝説の存在として村人たちから恐れられる“山男”を森山さん、生活に苦悩する凛の父親・伊兵衛を永瀬さんが演じ、そのほか二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでんら日本の映画界を支える実力派俳優たちが集結した。劇場公開決定に向け、主演の山田さんは、本作の撮影について「ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした」とふり返り、「森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます」とコメント。森山さんは「山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた」とふり返り、永瀬さんは「山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします」と述懐。福永監督は劇場公開への喜びを語り、「自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います」と綴っている。<キャスト・監督コメント>■凛役:山田杏奈(やまだ・あんな)ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした。彼女を取り巻く環境、人びと、それぞれの生きる強さに打たれながら演じていました。森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます。これからより多くの方に見ていただけると思うととても楽しみです!■山男役:森山未來(もりやま・みらい)これまでにも人非ざる存在を舞台、映像などで演じてきたが、今回も成り立ちの諸説ある大それた役柄を映像に落とし込むべく、福永さんとディスカッションを重ね、山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた。遠野物語を原典としている「山女」。映画館に訪れる方々は、この物語をあくまで遠い昔の民話だとして鑑賞されるのだろうか。■伊兵衛役:永瀬正敏(ながせ・まさとし)今でも山形での撮影の日々を思い出すと熱いものが込み上げてきます。現場スタッフの皆さんの卓越した技と思い山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします。■監督:福永壮志(ふくなが・たけし)「山女」を劇場公開できることをとても嬉しく思います。この映画で何より描きたかったのは逞しく生きる人間の姿です。主人公の凛をはじめ、登場人物それぞれが葛藤を抱えながらも必死に生きています。自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います。『山女』は6月30日(金)よりユーロスペース、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:山女 2023年6月30日よりユーロスペース、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開©YAMAONNA FILM COMMITTEE
2023年04月12日映画『山女』の公開日が6月30日(金) に決定。併せて主演の山田杏奈、出演の森山未來、永瀬正敏らのコメントが到着した。第35回東京国際映画祭コンペティション部門に出品され話題を呼んだ『山女』は、柳田國男の名著『遠野物語』から着想を得たオリジナルストーリー。主人公・凛の生き様を通して、人間の脆さと自然への畏敬の念、そして現代にも通じる貧困や差別など社会問題を映し出す。過酷な運命に翻弄されながらも、逞しくひたむきに生きる凛を演じるのは山田。また伝説の存在として村人たちから恐れられる“山男”を森山、生活に苦悩する凛の父親・伊兵衛を永瀬が演じ、そのほか二ノ宮隆太郎、三浦透子、山中崇、川瀬陽太、赤堀雅秋、白川和子、品川徹、でんでんらがキャストとして集結した。山田は本作の撮影について「ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした」と振り返り、「森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます」とコメント。森山は「山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた」と振り返り、永瀬は「山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします」と述懐。福永壮志監督は劇場公開への喜びを語り、「自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います」と綴っている。■凛役:山田杏奈 コメント全文ひとり分の人生を生ききったような疲労感と達成感のある撮影期間でした。彼女を取り巻く環境、人びと、それぞれの生きる強さに打たれながら演じていました。森の中のしんとした空気に匂い立つ青臭さ、静かながら力強い映像から伝わることを願ってます。これからより多くの方に見ていただけると思うととても楽しみです!■山男役:森山未來 コメント全文これまでにも人非ざる存在を舞台、映像などで演じてきたが、今回も成り立ちの諸説ある大それた役柄を映像に落とし込むべく、福永さんとディスカッションを重ね、山の神秘に助力を請いながら、大いに楽しませていただいた。遠野物語を原典としている『山女』。映画館に訪れる方々は、この物語をあくまで遠い昔の民話だとして鑑賞されるのだろうか。■伊兵衛役:永瀬正敏 コメント全文今でも山形での撮影の日々を思い出すと熱いものが込み上げてきます。現場スタッフの皆さんの卓越した技と思い山田杏奈さんの佇まいと瞳が僕にとっての道標であった気がします。■監督:福永壮志 コメント全文『山女』を劇場公開できることをとても嬉しく思います。この映画で何より描きたかったのは逞しく生きる人間の姿です。主人公の凛をはじめ、登場人物それぞれが葛藤を抱えながらも必死に生きています。自分の居場所を求めて、逆境の中を進み続ける凛の姿を通して、観た人の心に何かを残せることを願います。<作品情報>映画『山女』6月30日(金) 公開映画『山女』ティザービジュアル監督:福永壮志脚本:福永壮志長田育恵【出演】山田杏奈森山未來二ノ宮隆太郎三浦透子山中崇川瀬陽太赤堀雅秋白川和子品川徹でんでん永瀬正敏(C)YAMAONNA FILM COMMITTEE
2023年04月12日『ザ・ファブル』の江口カン監督と「半沢直樹」脚本を手掛けた金沢知樹が描くNetflixシリーズ「サンクチュアリ-聖域-」が5月4日(木)より世界独占配信。この度、ティーザー予告編とキーアート、場面写真が一挙解禁となった。本作は、借金・暴力・家庭崩壊…と人生崖っぷちで荒くれ者の主人公・小瀬清(一ノ瀬ワタル)が、若手力士“猿桜”として大相撲界でのし上がろうとする姿を、痛快かつ骨太に描く人間ドラマ。猿桜を筆頭に、相撲愛に溢れながらも体格に恵まれない清水(染谷将太)や、相撲番に左遷された新聞記者・国嶋(忽那汐里)ら、ドン底でもがく若者たちの“番狂わせ”がはじまる。世界的な知名度を誇り、1500年以上も日本の伝統文化、神事として継承されながら神秘のベールに包まれている大相撲の世界。その戦いが行われる土俵は、“異常”の上に成り立つまさに“サンクチュアリ”(聖域)。解禁された予告編では、カネのためだけに入門した、大相撲に一切興味ナシな力士“猿桜”こと小瀬清が、無謀にも「角界ぶっ壊す!」と宣言し、中指を突きつける破天荒すぎる姿が映し出される。やる気もなく稽古もサボり気味、先輩力士から「四股を踏め」とアドバイスされるも「せんでも勝てるわ、ボケ!」と悪態をつく始末。土俵の上では相手にガンを飛ばし、夜はクラブで札束を手に騒ぎまくるなど手が付けられないクズっぷりを発揮する。しかし、周りの予想を裏切るように型破りな戦い方で快進撃!?自分の才能に自信をつけ、次第に大相撲にのめり込んでいく猿桜と、体格に恵まれず力士としての芽が出ないことに悩む清水、世渡り下手で周囲から認めてもらえない新聞記者の国嶋ら生きづらさを抱えた若者たちが互いに刺激し合う熱き人間ドラマが展開していく。「挑戦から始まり、挑戦だらけで、最後まで挑戦だった」と苦労をふり返る江口監督。渾身作のテーマについては「本作は当初“大相撲の世界の白い巨塔”というテーマだった」と打ち明けつつ、「撮影が進む中でキャストたちが文字通り体当たりで肉体改造や稽古に励み、また演技においても懸命に取り組み、その過程でリアルな涙や、怒り、そして成長が起こっていくことを目撃している内に“白い巨塔”というテーマの上に、純粋な向き合いや、熱が熱を集めて大きな熱になっていく様子を描きたいと強く思うようになった」と、前人未到の“聖域”へと踏み込んだ強烈作を解説した。Netflixシリーズ「サンクチュアリ-聖域-」は5月4日(木)より世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年03月29日森山直太朗が、本日3月1日(水) に配信リリースした新曲「さもありなん」のMusic Videoを公開した。「さもありなん」は、松山ケンイチと長澤まさみの初共演で話題の映画『ロストケア』(3月24日(金) 全国公開)の主題歌として書き下ろされた楽曲。MV監督は、異例とも言える48分の弾き語りベストアルバム『原画』のMVやライブ映像など、森山の作品を数多く手がける映像作家・番場秀一が務めた。旅立った人を思い続ける愛しさや切なさ、そして旅立った人との再会を待ち続ける時間の経過を独特な世界観で表現した今回のMVは、幼い頃に出会い再会を約束した少女と、百年の時を超えて再び出会うストーリー。番場監督独自の視点で表現したMVは、楽曲の浮遊感や幻想的なサウンドを一層引き立てる作品に仕上がっている。最後の隕石が落ちたその日に旅立った少女。そして長い時が過ぎ、この世から全てがなくなった砂だけの世界。時が過ぎまた隕石が降り注ぐ中、ふと光の射す落ち葉を見つけてめくると、そこにはかつて少女が大切にしていたガラス細工が。それを見つけた瞬間、それまで重く引きずってきた長い裾が消えていく。MVでは、少年が少女を待ち続ける時間の長さをそのまま纏う衣装の裾の長さとして表現しており、その長い年月とともに長くなった裾を引きずりながら彷徨うように、彼女の姿を追い求め、砂の世界を歩く森山の姿が淡々と描かれている。今回のために制作された森山の衣装は全長7mにもおよんだ。また鳥取市とのコラボレーションとして、鳥取砂丘、仁風閣、旧美歎水源地といった鳥取市の美しい自然や国指定重要文化財で撮影を敢行。幼い頃の森山役の少年と少女役も、鳥取市民から選ばれた。なお映像内には、鳥取砂丘で奇跡的に発生した“二重の虹”も収められている。さらに、同曲のリリースを記念して、3月2日(木) 21時よりインスタライブを実施することが決定。当日は、「さもありなん」に込めた想い、映画『ロストケア』についてなど、さまざまな想いを自身の言葉で伝える予定だ。森山直太朗「さもありなん」MV■森山直太朗「さもありなん」リリース記念 インスタライブ3月2日(木) 21:00~予定<リリース情報>森山直太朗「さもありなん」配信中※映画『ロストケア』主題歌森山直太朗「さもありなん」ジャケット<ツアー情報>『森山直太朗 20thアニバーサリーツアー「素晴らしい世界」』※終了分は割愛■<後篇>(フルバンド)3月4日(土) 宮崎・都城市総合文化ホール 大ホール3月5日(日) 福岡・福岡サンパレス3月11日(土) 滋賀・八日市文化芸術会館3月12日(日) 大阪・南海浪切ホール3月19日(日) 群馬・藤岡市みかぼみらい館大ホール4月1日(土) 京都・ロームシアター京都 メインホール4月8日(土) 静岡・静岡市清水文化会館マリナート 大ホール4月15日(土) 栃木・宇都宮市文化会館4月16日(日) 東京・J:COMホール八王子4月21日(金) 岡山・岡山市民会館4月22日(土) 愛媛・松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール4月29日(土) 三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢4月30日(日) 愛知・愛知県芸術劇場大ホール5月4日(木・祝) 大分・J:COM ホルトホール大分5月5日(金・祝) 長崎・長崎市民会館5月7日(日) 大阪・フェスティバルホール5月13日(土) 山口・山口市民会館5月14日(日) 島根・島根県芸術文化センター グラントワ5月20日(土) 長野・上田市交流文化芸術センター サントミューゼ5月21日(日) 新潟・上越文化会館5月27日(土) 富山・クロスランドおやべ6月3日(土) 宮城・東京エレクトロンホール宮城6月4日(日) 福島・喜多方プラザ文化センター せせらぎホール6月10日(土) 東京・LINE CUBE SHIBUYA6月17日(土) 山形・荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)大ホール6月24日(土) 福井・敦賀市民文化センター6月25日(日) 石川・白山市松任文化会館 ピーノ7月2日(日) 沖縄・那覇文化芸術劇場なはーと7月9日(日) 神奈川・ハーモニーホール座間7月16日(日) 大阪・ラブリーホール(河内長野市立文化会館)7月30日(日) 広島・呉信用金庫ホール8月5日(土) 熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール8月6日(日) 佐賀・鳥栖市民文化会館8月11日(金・祝) 鹿児島・霧島市民会館8月19日(土) 茨城・ザ・ヒロサワ・シティ会館8月26日(土) 愛知・安城市民会館8月27日(日) 岐阜・バロー文化ホール(多治見市文化会館)9月2日(土) 奈良・なら100年会館 大ホール9月9日(土) 高知・高知市文化プラザかるぽーと9月10日(日) 香川・ハイスタッフホール9月14日(木) 北海道・カナモトホール(札幌市民ホール)■<前篇追加の追加>(弾き語り)6月18日(日) 秋田・あきた芸術劇場ミルハス 中ホール7月22日(土) 山梨・東京エレクトロン韮崎文化ホール7月28日(金) 島根・安来市総合文化ホール アルテピア 大ホール8月13日(日) 大分・さいき城山桜ホール9月16日(土) 北海道・根室市総合文化会館9月24日(日) 静岡・菊川文化会館アエル※ツアースケジュールは随時更新されますので、ツアー特設サイトをご確認ください。※チケットのお申込み方法・詳細はツアー特設サイトをご確認ください。ツアー特設サイト:チケット情報はこちら:<作品情報>映画『ロストケア』3月24日(金) 全国公開映画『ロストケア』ポスタービジュアル (C)2023「ロストケア」製作委員会原作:『ロスト・ケア』葉真中顕 著/光文社文庫刊監督:前田哲脚本:龍居由佳里前田哲【出演】松山ケンイチ長澤まさみ鈴鹿央士坂井真紀戸田菜穂峯村リエ加藤菜津やす(ずん)岩谷健司井上肇綾戸智恵梶原善藤田弓子/柄本明公式サイト:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2023年03月01日「アトリヱ未來」は、「情報技術を夢の架け橋に」をテーマに、愛知県名古屋市でウェブ制作やプログラミング講師を営んでおり、令和5年3月21日で創業五周年の節目を迎えます。また、五周年の節目に合わせた新企画「初心者から学べるプログラミング学習コミュニティ」を設立いたしました。アトリヱ未來 URL: 公式コミュニティサイト■「アトリヱ未來」について平成30年の起業以来、さまざまな企業のウェブ制作や、プログラミング技術を学びたい方への個人指導の他、最近では、オリジナル書籍の出版にも注力しています。講師は、我が国唯一の国家資格であり、卓越した技術者として認定される、「応用情報技術者」の資格を有しており、初心者にも本質が伝わる説明と、親切で親しみやすい人柄は、大変好評を得ています。現在「アトリヱ未來」公式サイトでは、創業五周年を記念して、プログラミング学習に最適な最先端のMacBook AirやiPad Proも特別割引価格にて提供していますので、一般教養としてコンピュータやプログラミング技術を身に付けたい学生や社会人の方や、フリーランスとして独立開業を目指す方など、ご活用いただけたらと思います。■五周年に合わせての新企画について【初心者から学べるプログラミング学習コミュニティを設立】小学校でのプログラミング教育が始まる中、より多くの人々にコンピュータの仕組みやプログラミングに触れ、人生をより豊かに生きて行って欲しいとの思いから、クラウドファンディング「CAMPFIRE」上で、プログラミング学習のための「コミュニティ」を設立しました。現在「コミュニティ」への参加者を募集中で、参加者には、無料コミュニケーションアプリ「Discord(ディスコード)」を用いて、プログラミング関係に関する質問等が気軽に行えます。また、オリジナル書籍の提供、プログラミング講座への特別割引価格へのご招待や、学びたい時にすぐに見られる動画での講座提供など、魅力的な特典の数々を用意しております。「初月無料」ですので、お気軽にご参加ください。また、プログラミング学習講座も、はじめての方に最適なウェブサイト作成講座や、フリーランスとして独立開業を目指す方のためのウェブアプリ作成などをご提供いたしております。IT関係の一般教養を身に付けたい方の為の「ITパスポート」講座や、専門家として「基本情報技術者」や「応用情報技術者」の資格取得を目指す講座もご提供しております。コミュニティ参加者へ提供されているオリジナル書籍「計算機の歴史を訪ね プログラミングを樂しむ本」は、計算機の歴史と仕組みを知り、ウェブアプリ開発の基礎を学べる、情報技術に初めて触れる中高生から社会人にお薦めの一冊となっています。高校生へのプログラミング教材として記したもので、ウェブの基本的な仕組みを学び、iPhoneで動くじゃんけんゲームアプリを作り上げていく内容となっています。春休みや週末に手を動かしながら、創り上げて見て下さい。オリジナル書籍■提供サービス概要1. 「HTML/CSS」講座 48,000円(税込)~プログラミングを始めたい初心者の方にもおすすめ。エディタ等の使い方や基本文法などを学び、ウェブサイトが作成できる講座です。2. 「Webアプリ」講座 48,000円(税込)~さらに進んだウェブアプリ開発技術を習得したい方におすすめ。柔軟でパワフルな書き味で大人気の国産言語Ruby(ルビー)による、データベースを用いた本格的なプログラミングを学ぶ講座です。3. 「ITパスポート」講座 80,000円(税込)~ITに関する基礎知識を学びたい学生から社会人におすすめ。コンピュータの仕組みなど中心に、ITの一般教養を学ぶ講座です。4. 「基本情報技術者」「応用情報技術者」資格取得講座 96,000円(税込)~ITエンジニアとして、技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力を身に付けたジェネラリストの最高峰を目指す方におすすめ。計算機科学や情報工学等の基礎理論からハードウェア、ソフトウェアの詳細まで、専門的に学ぶ講座です。「アトリヱ未來」公式サイト 「アトリヱ未來で樂しく學ぶプログラミング」コミュニティ ■会社概要商号 : アトリヱ未來設立 : 平成三十年三月二一日事業内容: ウェブ制作、プログラミング講師URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月01日木村拓哉主演の新月9ドラマ「風間公親-教場0-」に、染谷将太が出演することが分かった。月9ドラマへの出演は今作が初、木村さんとも初共演となる。木村さん演じる風間が、教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描く本作。そこは「風間道場」と呼ばれ、若手刑事が突然、風間とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学んでいく。今回出演が明らかになった染谷さんが演じるのは、新人刑事・中込兼児。所轄署の強行犯係で刑事をしていたが、被疑者に対して平手打ちをする暴力や素行の悪さが原因となり、「風間道場」への異動を命じられることに。常にイライラしており、捜査現場でたばこを吸う態度が悪い中込は、周りの警官に対しても威圧的な態度を取り、風間に対しても変わらず、周りの刑事が注意するが、風間は「かまわん、礼儀は問わない」と中込に対してあくまで刑事としての能力を問う。また、妻と母との3人暮らしで、母は若年性認知症になっており、妻と2人で介護をしていた。ご飯を食べたことも忘れ、息子のことも忘れている認知症の母の介護に疲弊しきっており、そのストレスのせいか仕事中も常にイライラしている。中込の抱えていた闇はそれだけではなく、心の奥深くに追いやっていた過去のトラウマを風間に見抜かれてしまう。「ポスター撮影をしているときにも“ドッキリの看板を持った人が現れるんじゃないか?”と思うくらい驚いているとともに、『教場』は見ていた作品で、好きな作品だったので、そこに参加できて本当にうれしいです」と本作への出演を喜んだ染谷さんは、「大人になって、しかもこんなにすてきな座組で、すてきな役で参加できるのは本当にうれしいです。初月9が木村さんとの初共演というのはすごく光栄です」とコメント。さらに「あの木村さんのたたずまいに自分はどう立ち向かって行こうかというのを、今すごく考えていますし、緊張と楽しみが入り交じっています。木村さんであり風間さんを前にして、自分から何が出てきて、どうなっていくのかというのは、ものすごくドキドキしています。おもいっきり飛び込んで行きたいと思います」と意気込んでいる。「風間公親-教場0-」は4月、毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2023年02月27日安藤サクラ主演、バカリズム脚本「ブラッシュアップライフ」第6話が2月12日放送。染谷将太演じる福ちゃんに訪れるまさかの展開に視聴者が沸くなか、SNSには「染谷将太の贅沢な使い方(笑) 」「一流俳優の下手な演技の演技大好き」等の反応が上がっている。お笑いタレントとしてだけでなく脚本家としても「ウレロ☆シリーズ」や「架空OL日記」「黒い十人の女」など数多くの作品を手がけてきたバカリズムさんが壮大なスケールを持て余し、不思議な日常を描くタイムリープヒューマンコメディとなる本作。人間に生まれ変わろうと“徳を積むため”、現在3周目の人生を歩んで、日本テレビでドラマのプロデューサーをしている近藤麻美を安藤さんが演じ、3度の人生で常に麻美の親友となってきた門倉夏希には夏帆が。同じく3度の人生でずっと親友でいる米川美穂に木南晴夏。ミュージシャン志望の福田俊介(福ちゃん)には染谷将太。麻美と小・中学校の同級生でドラマの現場で再会する丸山美佐(ごんちゃん)に野呂佳代。麻美が1周目と3周目の人生で交際した田邊勝には松坂桃李。謎の女性に水川あさみ。麻美が出会う死後の世界の案内人にバカリズムさんといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。麻美がプロデューサーとして企画したドラマ「ブラッシュアップライフ」がクランクインする。かつて一緒に仕事をした臼田あさ美(臼田あさ美)を主演に迎え、自分の人生を題材にしたドラマだが、内容は全くの別物。そんななか福ちゃんが上京、麻美の元を訪ねて来る。成人式以来9年ぶりに再会した福ちゃんは事務所を辞め、フリーで音楽活動をしているという。福ちゃんは今後は音楽と並行して俳優活動もしていきたいようで、名刺やプロフィールをわたし「なんかあったらいつでも連絡して」と売り込んでくる。そんななかドラマに出演する前野朋哉(前野朋哉)が北海道から戻れなくなり、急遽後ろ姿が似ている代役を探す必要に迫られる麻美。その時、福ちゃんのプロフィール資料が目に入る…というのが今回のストーリー。福ちゃんに巡ってきたまさかのチャンスに「福ちゃんチャンス到来www」「後ろだけの出演wwwwww」「後ろ姿だけでいいのwwwwwwwwwww」などSNSが沸くなか、撮影現場で緊張のあまりガチガチになる福ちゃんを演じる染谷さんに「染谷将太の贅沢な使い方(笑) 」「染谷将太(福ちゃん)がまさかスタンドインになるとはww」「一流俳優の下手な演技の演技大好き」といった反応も。やっと完成した1話がついにオンエアされる直前、麻美はトラックに轢かれまたも死亡してしまう。「うそだろwww初回放送を観ずして」「自分が作ったドラマ観れずに4周目か」「あーーーこの展開は気の毒過ぎる」などの感想が送られるなか、死後の世界の案内人から提示された“来世”は北海道のムラサキウニ。結局麻美は4周目の人生を歩むことになる。4周目の人生で麻美は保育園の洋子先生の不倫を止めるため、これまでの方法に代えて“直接説得”を試みる。保育園児とは思えないトークで洋子先生に不倫をやめさせようとする幼少期の麻美に「どストレート!!!麻美!!!!」「幼い麻美がすきすぎる爆笑爆笑爆笑」「こんな子供いたら怖すぎるwww」など、ネットは爆笑の嵐に包まれている。【第7話あらすじ】人生4周目に突入した麻美は勉強に打ち込んだことで、成績は学年トップになるが夏希、美穂とは疎遠に。真里から声を掛けられ2人でプリクラを撮ると真里は実は気さくで話しやすい子で、「あーちん」「まりりん」と呼び合う仲になり、2人で生徒会をやりながら優等生として中学を卒業した麻美は、県内トップの高校を出て国立大の医学部に入学する…。「ブラッシュアップライフ」は毎週日曜22:30~日本テレビ系にて放送中。(笠緒)
2023年02月13日池松壮亮、浜辺美波、柄本佑が出演する、庵野秀明脚本・監督作『シン・仮面ライダー』の公開日が3月18日(土)に決定。そして新たに、森山未來と西野七瀬の出演も明らかになった。近年では、アニメーション映画『犬王』への出演が話題となった森山さんが、緑川ルリ子(浜辺さん)の兄・イチロー。現在公開中の映画『イチケイのカラス』に出演する西野さんが、SHOCKER上級構成員・ハチオーグを演じる。そして、すでに発表されている手塚とおるがSHOCKER上級構成員・コウモリオーグ、塚本晋也がルリ子の父・弘博士を演じることも発表となった。さらに、公開中の特報映像に新規カットを追加した予告編も到着。新たなキャラクターや、アクション等が追加された。新ポスター&チラシの掲出・設置も始まり、ポスターには「変わるモノ。変わらないモノ。そして、変えたくないモノ。」というフレーズと大写しにされた仮面ライダーのマスク、チラシ裏面にはマスクを外した本郷猛の表情が、表面のマスクと同じ角度で写し出されている。なお、公開日の前日3月17日(金)18時より、一部劇場を除いて全国最速公開も決定。キャスト登壇による舞台挨拶も行われ、ライブビューイングを実施予定。そして本作は、IMAX、4DX・ドルビーシネマで上映されることも明らかになった。『シン・仮面ライダー』は3月18日(土)より全国にて公開。※3月17日(金)18時~全国最速公開(一部劇場を除く)(cinemacafe.net)■関連作品:シン・仮面ライダー 2023年3月、全国にて公開予定©石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会
2023年02月10日5人の俳優がショートフィルムの監督に挑戦した「アクターズ・ショート・フィルム3」の放送日が来年2月11日(土・祝)に決定。そのうちのひとつ、高良健吾が監督する、都会で働く若者の日常とその心情を描いた「CRANK-クランク-」のポスタービジュアルと場面写真が到着した。予算・撮影日数など同条件で、5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを製作し、「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指す「アクターズ・ショート・フィルム」。今回は、高良さんをはじめ、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎が監督を務めた。「CRANK-クランク-」は、中島歩演じるメッセンジャーの丸が、染谷将太演じるメッセンジャー仲間のヒデから、田舎へ行こうと思っていることを聞き、自分の未来も不安になる…というあらすじ。今回公開されたポスタービジュアルは、丸とヒデのスナップショット風。前に進む主人公の気持ちを表した「そして、ペダルを踏む」のキャッチコピーも印象的。場面写真では、仕事中の丸の姿や、ヒデとの会話シーン、都内の自転車屋など、丸の日常が伺える。本作には2人のほかにも、井浦新、柄本佑、河井青葉、廣木隆一監督も出演。カメラマンは『誰も知らない』『海よりもまだ深く』の山崎裕が務める。「アクターズ・ショート・フィルム3」は2023年2月11日(土・祝)20時~WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて放送・配信。関連番組「直前特番 アクターズ・ショート・フィルム3独占インタビュー」は2023年2月4日(土)22時~、「アクターズ・ショート・フィルム3ザ・ドキュメンタリー」は2023年3月4日(土)21時30分~WOWOWプライム&WOWOWオンデマンドにて放送・配信。(cinemacafe.net)
2022年12月27日『原画 I』『原画 II』――。森山直太朗がリリースする弾き語り集につけられたタイトルだ。デビュー20周年の活動の締めくくりにして、これからの始まりを告げる重要な位置にある作品を弾き語りによるベストアルバムにしたのは、これ以上に剥き出しの直太朗を伝えるものがないからだ。まさに原画としか呼べないその時限りの瞬間を閉じ込めた音楽があぶり出すのは、森山直太朗というひとりのシンガーソングライターが歩んできた道のりそのものだった。全26曲中23曲の録音がなされたという、彼が“山小屋”と呼ぶプライベートな場所を訪ねた。変わったのかもしれないし、突き詰めれば元の自分に戻って行ったのかもしれない――この山小屋は主に創作をする場所になっているのですか?今でこそ、今回のレコーディングをしたり練習をしたり曲を作ったり、そういうことが多くなっているんですけど、ここに来始めたのは活動を少しお休みしている時で、だから当初はただぼんやりして過ごすことが目的といえば目的でした。今は冬で、木々が裸になっちゃってるんですけど、5月から夏にかけての時期は青々と繁って、まるで家にいながら森のなかにいるような感覚になるんですよ。もちろん冬は冬で雪が降ったりすると幻想的な光景が広がってすごくいいんですけどね。そういうふうに季節の移ろいを敏感に感じたり、木々の緑が風に揺れる音を聴いたり、雲の流れを見ていたり……そうしているだけで1日が終わっちゃうんです。だから基本的にここは、何もしないをする、という場所なんですよね。――何もしない自然な状態のなかに創作が含まれるまで待っていた、とも言えるわけですね。そうですね。今回の『原画 I』の3曲目に収録した「金色の空」がここで初めて作った曲でした。曲を作る時にボイスレコーダーなんかで自分から出てきたばかりのメロディや言葉を録音するんですけど、それと、『原画 I』『原画 II』に収められている弾き語りの歌の感じが、ほぼ変わらないんですよね。波長が同じというか。きっとその感覚を求めていたんでしょうね。――それはやっぱり活動を少しお休みしていたということと関係があるわけですよね?デビューして12、13年目の頃だったんですけど、ちょうど震災があったり、それまでは自分を知ってもらいたいという欲求や勢いだけでやっていけたんですけど、ここら先はもっと本質的な衝動と向き合わないといけないんだろうなと思うようになったんですよね。僕の中にもきっとそれはあると思っていたんです。持ち前の愛嬌とお調子者精神でやっていける部分はあるんだろうけど(笑)。でも本質的な部分に立ち返らないとこのまま続けることはできないっていうのを感じていたんです。それで、自分をリセットできる場所が必要だと思ったんです。――それがこの山小屋だった。そう。人によっては海辺とかなんでしょうけどね。僕は森の中が落ち着くんですよ。とは言え、まずはよくある田舎暮らし的な憧れの形から入って、ということでしたけど(笑)。だから最初はぶかぶかの靴を履いている感じだったんですよ。それが不思議なことに、ちょっとずつ波長が合っていくんですよね。気づいたらこの場所自体が自分にとっての癒しになっています。今や、ここを手放せない自分になってしまいました(笑)。――ここで過ごすことによって、音楽への向き合い方や、あるいは生み出される音楽というものは変わりましたか?変わるというよりも、自分がフラットになれる感覚を養えていると言った方が合っているような気がしますね。どうやら自分は、こういうことを歌いたいのかなとか。そういう意味では変わったのかもしれないし、突き詰めれば元の自分に戻って行ったのかもしれない。――前回のインタビューの際におっしゃったことで印象的だったのは、「新しく発見したことは、すでに自分の中にあるものだった」という気づきの部分でした。だから人間ってめんどくさいですよね(笑)。無垢なまま生まれて、自意識が芽生えて何かに執着するようになり、そこから様々な経験を積むことによって、結局抱え込んだ多くのものを手放して元の何もない自分に戻っていくという。もちろん人それぞれなんでしょうけど、多かれ少なかれ、人生というのはゼロからゼロへ戻っていく孤を描いているのではないかなと感じますね。――その感覚が創作の本質的な部分と共鳴しているわけですね。とても人間的な感覚ですよね。それを自分の中に取り戻せたような気がしています。弾き語りをやりたいと思っても自信がなくてやれなかったんですよね――弾き語りという表現方法についてお聞きします。人間的な感覚を取り戻す過程において、弾き語り自体もご自身の中で違う感覚のものとして発見するというようなことがあったのでしょうか?弾き語りってとっても個人的なものだと思うんですよね。それが人前で歌ったりレコーディングしたりするとなると、シャツを1枚羽織るような感覚になるんです。だから、例えばここでポロポロ弾いて歌ったりするのとではまた違うものなんですよね。でも身近なスタッフや家族もそうですけど、むしろパーソナルな感じの直太朗の方がいいよって言ってくれるんです。もちろん、大勢の人がいたり、照明の下やカメラの前でやったりする時に、素の状態でいられるわけはないし、それは表現としても違ってくるのは当たり前なんですけど。ただ、元の自分ときちんと同居できているか、そこと波長を合わせられているかどうかで人前での弾き語りも変わってくるんですよね。どこかその感覚を忘れているようなところがあったんです。3、4年前に、永積タカシくん(ハナレグミ)に言われたことがあったんです。「直太朗さ、ライブすごくいいんだけど、いろいろできちゃうから君は、もしかしたらもっと小さいハコで歌うとかした方がいいかもしれないよ」ってすごく優しく諭すように言ってくれたんですよ。永積くんが言いたかったのは、要するにこういうことなんです。実演するステージが大きくなっていくと、それにつれて表現も変異化してしまうんですよね。求められているものを自分で決めつけてしまうようになるというか。本当はもっとプレーンな状態でいいはずなのに、自分の中で勝手に育ったイメージの大きさや派手さを求めてしまう。だからそこはもう、永遠のテーマでもあるんですけどね。ついこのあいだもそんな話を永積くんと喫茶店で5時間くらいしていました(笑)。どうしてもその時の状況から発生する不安に打ち勝とうとして、うわーっとやってしまうんですけど、一方で十代の頃にひとりでポロンとやっていた感覚に戻っていかないと、何かが繋がっていかないんでしょうね。――それは表現として?表現というか、何でしょう……。自分自身の圧力というか、それによってもともとあったものが変わっていってしまうので、取り戻そうとしても、なかなかそれを許してくれない自分がいるというか。あくまで自分自身の中の問題ではあるんですけど。だから弾き語りをやりたいと思っても自信がなくてやれなかったんですよね。え、やってなかったの?って言われることもあるんですけど、どこか避けていたところもあったんです。一緒に多くの曲を共作している御徒町(凧)も「それ(弾き語り)って最終手段だよね」っていう考え方でもあったので。ただ、最終手段ではあるんだけど、もっとも純粋な形だとも思うので、やっぱりそこにもっと自分なりに向き合わないとダメだよなって思っている中で、今年の春から始まった一〇〇本ツアーの前篇として弾き語りをやってみようと思ったんですよ。それはもう自分には失うものはないし、恥をかいてもいいからやってみようと。あとはリハビリという側面もあったかもしれないですね。大きい表現をこの20年やり続けてきたので。だけどどこかで体が、というかメンタルの部分で拒否反応をしているところもあったんです。ぶっちゃけて言うと、軽度の発声障害みたいな感じもあったりして。わーっと出そうとするとブレーキがかかっていつも出るはずの音域の声がかすれてしまうっていうことがあったんですよ。でも、僕はうれしかったんです。――そうなったことが?そう。体に反応が出ないまま、根性とか忍耐でやれていってしまうと、あるとき突然声が出なくなっちゃうだろうなって思ったんですよね。そこからじゃあどうするのっていうところで、声帯を鳴らす今までの発声をもう一度見直そうと思いました。まずは空気が循環して、それが声帯を震わすという発声方法にすることと、あとはできるだけ歌のトーンをミニマムにしました。それが奇しくも永積くんが言っていた、あるいはスタッフや家族が言っていた、あるべき直太朗の状態、いい直太朗の状態だったんです。だからもう、タイミングとしか言いようがないですよね。20年やってきて、いろんなものが一致してあるべき地点に帰結した。それが弾き語りの前篇ツアーだった。そこから『原画』をつくるという衝動につながっていくんですから。もし弾き語りのツアーができていなかったら、『原画』にはたどり着いていないと思います。――なるほど。繋がっていますね。ツアーの準備をしながら、すごい不安なんですよ。下手っぴだし。なんだけど、周りの何にも合わせなくてもいいし、自分の間合いで音楽と向き合える――この自由を忘れていたなって思いました。自分の性質として、どうしても人に合わせてしまうようなところがあって、でももっと我が儘でいいんだっていうことに気づけましたし、この味を一度しめてしまうと、もう収集がつかなくなっちゃって(笑)。――弾き語りの前篇、そして中篇ではブルーグラス・スタイルでのライブで、今行っている後篇ではバンド・スタイルと、その歩みはまさにご自身を再生していくようなプロセスが詰まったものですよね。そうですね。ひとりから始まって、気づいたら仲間がいて、そしてまたひとりに戻る――それが人生のような気がします。――その道筋でやったからこそバンド・スタイルのライブにも違和感はない?最初に前篇で弾き語りをやったことが全てと言ってもいいですよね。もしこれがいきなりバンドでホールのライブをやっていたら、まったく違うものになったと思います。バンドでしかできないことをやっているんですけど、きちんと自分のものでもあるという感覚でできていますね。今は自分のコアがちゃんとあって、偽りのない状態でステージに立てています。ある意味不完全なものでいいと思ったんですよ――『原画 I』『原画 II』に向かう中で前篇の弾き語りのライブがきっかけになったということでしたが、まずはどのようなところから始まったのでしょうか?とにかく録ってみようということでしかなかったですね。そうして録ったものをリリースするのかどうするのかは、その後で考えようという感じでした。そもそも20周年ということで、レーベルのスタッフさんからは、ベスト盤をリリースしませんか?という提案をいただいたりしていたんですよ。けど、ベスト盤は15周年で出したというのもあって、今回はいいんじゃないですかね、という感じだったんですよ僕的には。「素晴らしい世界」という曲と、それが表題となったアルバムができたことで、充分20周年の活動の道標になるなという手応えもあったので。それで、どこかのタイミングでアルバム『素晴らしい世界』に収録されている曲たちのデモを事務所のスタッフで聴く機会があったんですよ。「これはこんなふうな感じが原曲になっているんだよ」なんて僕が説明をしながら。そしたら、スタッフの中のひとりが、「こういうのを聴きたいんですよね」って言ったんです。ああ、そうかと思って。新しいアルバムの曲はもちろん、今までの曲も弾き語りで録音したことはなかったなと。それがベスト盤なのかどうかはわからないけど、弾き語り集として今の自分が向き合いたい曲を集めたものを出すというのはどうだろうって僕の方から提案したんです。すぐに、それはいいですねって話になって、4月くらいにレコーディングしようと思ったんですけど、6月からの弾き語りのツアーもあったし、夏から始まるブルーグラス・スタイルの準備も同時にしなければいけないし、こんなにバタバタした中で弾き語りを録音するのはちょっと本末転倒だなと思って、結局9月になったんですよ。――構想から実際に録るまでが結構空いたんですね。それがいいふうに作用したんですか?そうなんです。それがさっき言ったことに繋がっていくんですけど、前篇の弾き語りのツアーを20本ほどやったことによって、曲の理解が演奏とともに格段に深まったんですよね。その状態のままレコーディングすることができたので、おそらく、もし4月の時点で録ったものがあったとして、それと比べたら、また全然違ったものになっていると思います。――録音する場所は当初からこの山小屋だったんでしょうか?そこはいろいろ候補がありましたね。北海道にいい感じのスタジオがあるからそこに行ってとか、都心のスタジオでとか、いろいろ考えました。だけど、スタジオに行って録音するってなると、そもそも考えていたことと違ってくるかもなって思ったんですよね。今僕が考える弾き語りの良さが出ないというか。ほら、こんなふうに(と言って、窓の外を指差す。どこからか犬の鳴き声が聞こえる)。歌うことが特別なことではないというか、生活と並列にある行為として録れたらいいなと。そうすると、この山小屋の時間の流れ方がぴったりと波長に合うんですよね。ひとりだけ気心しれたエンジニアの方と――デビューの頃から一緒にやっているんですけど――ここで語らいながら、果物でも食べながら(笑)、気の向いた時に歌うっていう感じでやりました。例えばエンジニアの彼が買い出しに行っている時に、ちょっと歌ってみたり、そういう時間の間(はざま)にある感じを掴み取りたかったし、本当に歌いたい時に歌った歌を残したかったんですよね。もしレコーディングブースがあったり、もっといろんなスタッフがいて、「じゃ、お願いしまーす」って言って歌うのとは全然違うじゃないですか。――そうでしょうね。それこそシャツ1枚着ることになりますよね。そうそうそう。どうしても着ちゃうんですよ。これもまた不思議な話なんですけど、そういった自然な時間というのを作ろうとするとなかなかそうならないんですよね。だからもう生活と一緒にするしかなかったんですけど。そうやって音楽と共にあると、止まらなくなっちゃうんですよ。本当は12、13曲くらい録れたらいいなと思ってたんですけど、気づいたらその倍録れてたんです。――それでIとIIの2枚になったんですね。出し惜しみじゃないけど、Iを出した後に絶対IIを出したくなるから(笑)、それだったら同時にということで。――曲に関しては、その時のモードでやりたい曲をやっていったということだと思いますが、IとIIに振り分けるときの線引きというのはどこかにあったんですか?ありますね。ともすれば弾き語りで表現された曲って、プレーンでシンプルなので、同じように聴こえるかもしれないんですけど、僕の中でははっきりとした色分けがあるんですよ。これはごく個人的な想いからつくった曲、これは語り部として物語を紡いだ曲、みたいに、この曲とこの曲は共存できるけど、この曲はできないな、という感じですね。やっぱり今回はアルバム単位での発売になるので、曲順がものすごく大切になるなと思ったんですよね。サブスクへの配信があったらそこまで曲順にこだわらなかったと思うんですけど、今回はCDのみなので、曲順に関してはとことんスタッフとも話し合いました。――ある程度そこを自分以外の人に任せられたというのも、あるいは『原画』という作品だからなのかもしれませんね。本当にそうですね。だから、ある意味不完全なものでいいと思ったんですよ。鳥や犬の鳴き声や木々のざわめきが歌と一緒に入っているのもそうですし。それと今回のパッケージは、僕が普段使っているノートを忠実に再現したものなんです。そこに落書きのように思いついた言葉を書いたりスケッチしたりしているんですけど、なので歌詞カードも全部僕の手書きです。書き損じも含めて(笑)。録音されている音もそんな感じで、ものすごくパーソナルな手触りのものですね。まさにこんな感じですよ(そう言っておもむろに手元のテレコのスイッチを押すと、未発表曲のデモ音源が流れ出す)。これは2013年にテレコを回して録ったものですけどね。横には御徒町なんかがいて。本当にこういう時間の流れの中で録ったものが今回の『原画』です。――今聴かせていただいたものはデモとしてあって、そこから作品になっていくというプロセスを経るわけですが、今回の場合は逆ですよね。つまり何が言いたいかというと、もう作品になった以上、デモには戻れない。そこが実は一番面白かったところなんですよ。意識的にデモに近い小さな作品としていかにつくるかというのがチャレンジとしてはすごくやりがいがありました。おっしゃったように、これ(デモ)には戻れないんですよね。かと言ってオリジナル音源でもなく弾き語り作品ということで、どういう価値を見出していくかということは相当意識しました。そういう意味で、さっき触れたパッケージやジャケットというのは、そのあたりの価値観というものをうまくすくい上げているんですよね。つまり、実際に僕が使っているノートと同じような作りにはなっているけど、実物ではない、レプリカだよ、という。今言っていることが宣伝文句的にどうなんだろうとは思うけど(笑)、でも僕にとって、その関係ってすごく大事なんですよね。というのも、今までここを表現することができなかったから。ここを避けて通ってきていたから。――デモと最終的に形になった作品、その間にあるものとして今回の『原画』を理解すると、弾き語りの意味も含めてとてもわかりやすく腑に落ちるものがあります。やっぱり元にあるエネルギーというものをダイレクトに感じる作品だし、今後ものづくりをしていく上で、そこを感じながらやっていくことでかなり違ったものになっていくだろうなと思います。一番説明がしやすくて、だけど一番わかりにくい作品という感じがしています――今回収録された各曲と向き合う中で、気づいたことは何かありましたか?「生きとし生ける物へ」とか「さくら」とか、あんまり弾き語りでは歌わないんです。ましてやひとりでいる時にポロンと歌うような曲でもないし。そもそも大きな表現を必要とする曲なんですよね。だけど、そういう付き合いが古くて何百回と歌ってきた曲ほど、とっても新鮮に歌えたんです。特に「さくら」を歌っている時に、「こんな声出るんだ」って自分で驚いたくらいですから。だから今までどれだけ自分で用意した型に自分をはめていたのかっていうのがわかりましたよね。今こうやって話をしているトーンで歌う「さくら」は全く違う景色でした。――たしかに、聴いたことのない「さくら」がここにありますよね。“聴いたことのない「さくら」がここにある”――いいパンチラインをありがとうございます(笑)。でも押し並べてそんな感じなんですよ。この『原画』に収録されている曲たちというのは。もしかしたら、歌い手としての自我が限りなく小さい状態で歌ったものなのかもしれないですね。ここはこういうふうに聴いてほしいとか、ここはこういうふうに歌いたいんだっていう執着がないというか。でも僕ね、その執着は人一倍あったと思うんですよ。もう、こんなふうに歌えなきゃ死にたいとすら思ってましたから(笑)。今でもあるんですけどね。何せ臆病な人間ですから。だからデモで歌っている何もない状態と人前でわーっと歌う状態とのギャップに苦しんでいたんですよね。でも今回、こういう作品を弾き語りで作れたということに、安堵しているというか、本当によかったなと思っています。あと15年くらいはやっていけるのかなと(笑)。――AIさんに提供された「アルデバラン」のセルフカバーが収録されています。これができたのも、今おっしゃったようなモードと関係しているのでしょうか?どこかで自分が歌う時がくるんだろうなとは思っていたんです。AIちゃんと一緒にテレビ番組で歌ったことが1回だけありましたけど、個人で歌ったことはなかったんですよね。でもそれに関しては、僕の中ではどう転んでもよかったというか。スタッフからの強い要望があったんですよ。「アルデバラン」は絶対に入れてほしいって。――原曲と完成された曲との間にあるものを、他の人に提供した曲だからこそ最もその違いを感じられる楽曲かもしれませんね。「アルデバラン」はこんなふうに直太朗さんの中にあったのかと。ああ、そうかもしれませんね。スタッフがどうしてそんなに力強くゴリ押してくるのか全くわかってなかったけど(笑)、そうか、そういうことかもしれませんね。――逆にと言うか、「素晴らしい世界」は最初からこの曲だけは『原画』としてあったんだなと思いました。そのとおりですね。『原画』の概念って何?って言う話でもあるんですけど、ライブで歌っても、ここで歌っても、アルバムに収録されている作品も、そこには強烈な陰影やトラウマが宿っているので、歌ったらあの時にすぐ戻るんですよ。アルバムに入っている「素晴らしい世界」のテイクって、コロナから復帰して、けれどヘロヘロの状態で歌ったものをそのまま音源として収録したんですよ。だから個人的には全然納得のいっていないものなんですけど、でもこれはうまく歌ってもしょうがないよなって思ったんですよ。気管がボロボロになっている時に、ハアハア言いながら歌っているのがこの曲のアイデンティティーだから、俺のこだわりとか想定みたいなものを持ち込んだら、途端に曲の世界が張りぼてになっちゃう気がして。だから原画の中の原画というか。この曲に向き合った瞬間、重たい気持ちになるんですよね。どこまで行っても終わらない闇の世界というか。あと、ピアノの弾き語りというのも大きいと思いますね。僕にとっては不自由な楽器ですから。宿命的に表現が大きくならないというか。あの不自由さとたどたどしさが、主観的には不安なんですけど、そこに表現の本質が宿っているのかなと思いますね。――ピアノの弾き語り楽曲は『原画 I』にもう1曲「さもありなん」という楽曲が収録されていて、これは新曲ですね。そうですね。まだリリースもされていないんですけど。映画『ロストケア』の主題歌になっている曲で、映画で使われているバージョンではギターを弾いて歌っています。この映画バージョンのリリースは来年に予定しているので、それより先にピアノの弾き語りのものが出てしまうんですけどね(笑)。鮮度というか、これもまた作品になった曲と個人的に弾き語りをした作品との違いを楽しんでいただけたらと思いますね。――この曲の指し示す方向と言いますか、ここで描かれている内容は、直太朗さんが一貫して描いてきたもののうちのひとつの大きな流れにあるものなのではないかなと感じました。我々は個人の記憶とは別に、共通の記憶というようなものを持っていて、どういうわけかそこで繋がっているんじゃないかという認識ですね。「声」や「夏の終わり」などが代表的なものだと思いますが。みんなそれぞれの人生があって今という時間を生きているんですけど、そうじゃない何かというものがないと、自分の中で説明できない感覚があるんですよね。それは、ややもするとスピリチュアルな話になったり、荒唐無稽なものとして捉えられたりするかもしれないんですけど、だけど音楽の役割ってそういうところにあるんじゃないかなと思うんです。ライブで調子がいいと、つい「来世でも会おうぜ」って言っちゃう(笑)、また会おうぜってことで。その“また”がずいぶん先にもかかっているんですけど、でもきっと来世や来来世で会うんですよ。僕がなぜ舞台表現を選んでいるのかとか、僕がなぜ曲をつくって体に響かせてそこで歌っているかっていうことに由来すると思うんです。たぶん、何かあるんです。ある種いろんなものを犠牲にしたり、自分の向き合いたくない部分と向き合ったり……他のことだとできないんですよね。僕はあえて舞台表現って言っているんですけど、舞台に立つっていうことがとっても興味深いものとしてあり続けるんですよね。だからこれは、何かあったんだろうって。舞台に魅せられるということに譲れないものがあるんです。そういったものが、それぞれの中にきっとあるはずなんですよ。向いているとか向いていないとかではなくて、理由はわからないんだけど好きとか嫌いとかっていう感覚や基準でものをつくったり人と出会ったりするんだろうし、僕自身もようやくここ2、3年くらいでそういう根源的な動機で創作に向かえるようになってきましたね。でも、答えは絶対にないんですよ。この旅(人生)はこれで終わると思うんですけど、また懲りずに何かになって何かをするんじゃないか私の魂は――そういう感覚があるんですよね。それがどうしても作品性に出ちゃうんでしょうね。――引いては、自分はどうして生まれてきたんだろう?っていう根源的な問いへ音楽と舞台表現で向かっているのが森山直太朗というアーティストなんだろうなと思います。そして、この部分が最も原初に近い形で作品になっているのが、この『原画』であると。そうですね。一番説明がしやすくて、だけど一番わかりにくい作品という感じがしています。なんでこんなものになったんだろう?って。名前のつけようのないものというか。だって、誰からも求められずにできちゃってるものなので。別にテーマやコンセプトのある作品ではないし、その前の段階で栞のように編んでいったものというか、そういうコンセプト、みたいなメタ構造になっているとも言えますね。――『原画 I』『原画 II』をつくったことで感じたもの、見えたものは何ですか?それは……アルバムってこんなストレスなく作れるんだっていうことですね(笑)。――はははは。ブックレットやMVはいろんなアイデアや手間がかかったものにはなっていますけど、レコーディング自体は、先ほども言ったように生活と一体化していたので、効率という点ではこれ以上ないくらいよかったんですよね。アレンジャーやほかのミュージシャンが関わることもなく、とってもソリッドで個人的な感覚のみでつくれましたからね。ただ、簡単にできたかと言うと、いろんな葛藤もあったんです。どうしても作為的になってしまう部分もあったので。だけど、1回波長が合ってしまうと、本当にするするとできてしまったんですよね。そういう経験から、心と体の生理に従うっていうのは大事なんだなと思いました。自分が本当はおかしいと思っているのに、「おかしい」って言わなかったことに対して、自分のリスクで、自分の責任のもと、そこに言及して、そういう部分を削いで削いでつくったものが、この『原画 I』『原画 II』なので、ここからまた何かが始められるのかなという気持ちになりましたね。――だから、実際の制作期間は数カ月なのかもしれませんが、実質今まで生きてきた40数年間丸ごとかけて到達した作品なんでしょうね。本当にそう(笑)。こんな素揚げみたいな作品って、かっこ悪いと言えばかっこ悪いんですよね。たぶん、美術展で飾られている何かの作品のデッサンも、その作家さんが見たらちょっと恥ずかしかったりするんじゃないかな。でもだからこそ、そこから浮かび上がってくるもの、透けて見えるものっていうのがやっぱりあって。それが、そのアーティストにとって彼や彼女が何を大切にしているのかっていうことなんですよね。僕の『原画』も、まさにそういうもので、混沌としてたり、ドロドロしている部分も反映されているんですけど、そこも含めてシンプルで力強いものになったなと思います。――そういう作品であればこそ、サブスクではなくフィジカルの作品で、かつ、ライブ会場での直販のみというのも、ある意味でロジカルだなと、筋が通っているなと思いました。今回は、そうやって届けることが合っているし、これしかないよなと思いました。自分がつくったものを直接目の前の人に届けるという根源的な大切さを、この作品が改めて気づかせてくれたという点も20年やってきた今、僕にとってすごく大きな意味を持っているんですよね。そうやって考えると、この『原画』というものは単純に音源の入ったCDというわけではないんですよ。実際に手にとってもらえればわかるんですけど、ノートにCDが付いてる、みたいなものなんですよね。とにかく森山直太朗を知ってもらいたい。そういうためのものなんです。Text=谷岡正浩Photo=山本佳代子▼アプリ限定カットあり<リリース情報>森山直太朗弾き語りベストアルバム『原画 I』『原画 II』20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』会場にて限定発売中●『原画 I』3,000円(税込)『原画 I』■『原画 I』収録曲01. 人間の森02. さもありなん03. 金色の空04. 花05. レスター06. 声07. ラクダのラッパ08. 君は五番目の季節09. 今10. いつかさらばさ11. 生きてることが辛いなら12. さくら13. 土曜日の嘘■『原画 II』3,000円(税込)『原画 II』■『原画 II』収録曲01. 日々02. 泣いてもいいよ03. アルデバラン04. 青い瞳の恋人さん05. 愛し君へ06. 素晴らしい世界07. papa08. あなたがそうまで言うのなら09. カク云ウボクモ10. 生きとし生ける物へ11. どこもかしこも駐車場12. 夏の終わり13. 群青【弾き語りベストアルバム『原画Ⅰ』『原画Ⅱ』会場購入特典】・20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<前篇追加>公演限定お渡し会を実施・『原画Ⅰ』『原画Ⅱ』を2枚同時購入で、『原画』オリジナルポストカード2枚セットをプレゼント詳細は『原画』特設サイト森山直太朗「原画」MV<ツアー情報>自身最大規模となる“全国一〇〇本ツアー“『森山直太朗 20thアニバーサリーツアー「素晴らしい世界」』2023年1月17日の宮城公演から、2023年秋の最終公演までの各会場で『原画Ⅰ』『原画Ⅱ』を会場限定販売。この度、2023年5月27日(土)富山・クロスランドおやべの公演も追加で発表!※終了分は割愛■素晴らしい世界<前篇追加>2023年1月17日(火) 宮城・日立システムズホール仙台 コンサートホール2023年1月21日(土) 福岡・キャナルシティ劇場2023年1月25日(水) 東京・めぐろパーシモンホール2023年2月4日(土) 愛知・三井住友海上しらかわホール2023年2月5日(日) 大阪・住友生命いずみホール2023年2月18日(土) 徳島・阿南市文化会館夢ホール■素晴らしい世界<後篇>20232023年2月25日(土) 神奈川・神奈川県民ホール2023年3月4日(土) 宮崎・都城市総合文化ホール 大ホール2023年3月5日(日) 福岡・福岡サンパレス2023年3月11日(土) 滋賀・八日市文化芸術会館2023年3月12日(日) 大阪・南海浪切ホール2023年3月19日(日) 群馬・藤岡市みかぼみらい館大ホール2023年4月1日(土) 京都・ロームシアター京都 メインホール2023年4月8日(土) 静岡・静岡市清水文化会館マリナート 大ホール2023年4月15日(土) 栃木・宇都宮市文化会館2023年4月16日(土) 東京・J:COMホール八王子2023年4月21日(金) 岡山・岡山市民会館2023年4月22日(土) 愛媛・松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール2023年4月29日(土) 三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢2023年4月30日(日) 愛知・愛知県芸術劇場大ホール2023年5月4日(木・祝) 大分・J:COM ホルトホール大分2023年5月5日(金・祝) 長崎・長崎市民会館2023年5月7日(日) 大阪・フェスティバルホール2023年5月13日(土) 山口・山口市民会館2023年5月14日(日) 島根・島根県芸術文化センター グラントワ2023年5月20日(土) 長野・上田市交流文化芸術センター サントミューゼ2023年5月21日(日) 新潟・上越文化会館2023年5月27日(土) 富山・クロスランドおやべ ★後篇追加2023年6月3日(土) 宮城・東京エレクトロンホール宮城2023年6月4日(日) 福島・喜多方プラザ文化センター せせらぎホール※ツアースケジュールは随時更新されますので、ツアー特設サイトをご確認ください。※チケットのお申込み方法・詳細はツアー特設サイトをご覧ください。ツアー特設サイト:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年12月24日人気俳優たちが監督を務める「アクターズ・ショート・フィルム3」の各作品のキャストが発表された。予算・撮影日数など同条件で5人の俳優たちが25分以内のショートフィルムを製作、世界から6,000本超のショートフィルムが集まる米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指す「アクターズ・ショート・フィルム」。第3弾となる今回は、高良健吾、玉木宏、土屋太鳳、中川大志、野村萬斎がショートフィルムの監督に挑戦。高良監督作の主演には、『いとみち』『偶然と想像』の中島歩を迎え、その友人役として染谷将太が共演。玉木監督作では、俳優としてリスペクトし合う関係という林遣都が主演を務める。また、土屋監督作は、監督自身が脚本・主演を務め、W主演で有村架純を迎えて初共演が実現。中川監督作では、主演の井之脇海をはじめ、板垣瑞生、林裕太と若き実力派俳優が揃った。そして、野村監督作の主演・窪田正孝は、監督との稽古を経て、難易度の高い役に挑む。<キャストコメント>・中島歩演技のプロである俳優の高良さんに呼んでいただけたことはとても嬉しいです。従来の監督と俳優という関係性ではできない俳優同士ならでは創作ができるのではないかと楽しみにしています。脚本は監督の日々感じていることや美学が詰まっていて、それがどのように映像化されていくのか興味深いです。数々の名監督やカメラマンと膨大な時間を過ごしてきた高良さんですので、いち映画ファンとしても必見の一本になるでしょう。お楽しみに。・染谷将太高良組、なんて響きの良い言葉でしょうか。この心躍る現場にお誘い頂けて感謝でいっぱいです。高良さんとはいくつかの現場でご一緒させていただいてますが、しっかりと一緒にお芝居をしたことがありませんでした。今回なんと監督と役者という形で現場を共にできるなんて思ってもなかったです。高良さんの唯一無二な包容力と優しさと映画愛が詰まった脚本握りしめ、ドキドキしながら現場に行って参ります。・林遣都玉木さんは憧れの先輩なので、大変光栄でした。脚本をいただき、準備が進む段階での監督の色んな構想を聞き、非常にワクワクしました。指名していただいたからには何としても期待に応えたいという思いでいます。限られた時間の中で最大限の力を発揮できるよう瞬発力を研ぎ澄ませ、撮影当日、冒頭からフルスロットルで玉木組に飛び込んでいくつもりです。是非ご期待ください。・有村架純このような形でお仕事をご一緒できるとは、、、とても貴重な機会に携わることができ、心から嬉しく思います。土屋監督へのリスペクトを忘れず、監督が作りたい世界を十分に理解し、寄り添いながらクランクインまで気持ちを高めていきたいです。また私自身も学ばせていただけることの多い撮影になるだろうと、大変楽しみにしております。短い時間での撮影になると思いますので、ギュギュっと濃縮された瞬間を見逃さないよう心に焼き付けたいです。土屋監督と同じベクトルを持って臨みたいと思います。楽しみます!・井之脇海大志君とは、以前共演したときに色々と話をする中で、「役者の視点だけでなく、多角的に映画を創る視点を持っている方だな」と感じていたので、今回、監督に挑戦すると聞いた時には期待しかありませんでした。そして、その初監督作品で、一緒に映画を撮ろうと声をかけていただいて、嬉しい気持ちでいっぱいでした。現場では、役者ごとに言葉を変えながら的確に導いてくれる、安心して頼れる監督でした。そして、その言葉ひとつひとつに、大志君が役者として感じてきた思いがギュッと詰まっていて、その瞬間瞬間を噛み締めながら演じました。なので、今回の洸という役は、僕と大志くんの二人で演じたような、そんな不思議な感覚でした。大志監督の目に映る世界の一片が、瑞々しく切り取られた作品になったと思います。完成が楽しみです。・板垣瑞生別作品で共演していた中川さんが監督の作品にお声がけ頂けたということに最初は素直にびっくりしました。同時に俳優として現場で出会ったことがある方が監督という、いつもと違うポジションから作品をどう作るんだろうという興味がありました。実際に撮影してみて、中川さんの僕らに話しかける声のトーンが作品全体のトーンになっている気がしました。それほどに、監督中川大志さんは作品を引っ張って下さっていました。監督の凄さ、中川さんの凄さを現場で感じて、いち俳優として踏ん張ってる自分の姿が役で踏ん張ってる時と一緒になった感覚がありました。それも監督として現場で立ってくれていた安心感があったからだと思います。常に一緒に演じてくださった井之脇さん、林さん、そして中川監督と話し合いながら、ショートフィルムだからこその濃密な素敵な作品になっていると思っております!・林裕太最初にお話を伺った時、まさか自分がと本当に驚きました。普段憧れる役者さんとして見ていた中川さんと、まさか監督としてご一緒できるとは。井之脇さん、板垣さんと三人で、ひたすら走って、ひたらすら階段を登って、朝までエネルギーを出し尽くしました。撮影が終わった後に見た、美しい朝焼けを忘れることはありません。現場で中川さんは監督であり、良い兄貴的な存在でもありました。監督と三人の空気感が温かく、今も愛おしく思います。素敵な方々と、恵まれた環境の中で撮影できたことが本当に幸せでした。・窪田正孝人は弱くて尊い。そして、愚かで醜い。何者にもなれなくて、自分を偽り、何かに縋りもがき苦しんでいる。必然と心に存在する陰を描いた作品。野村萬斎監督の元、稽古をつけていただき、表現方法、役へのアプローチを模索しています。感じたことのない芝居の質感を楽しみながら大切に作り上げていきたいと思っています。「アクターズ・ショート・フィルム3」は2023年2月、WOWOWにて放送・配信予定。(cinemacafe.net)
2022年12月08日バカリズムが脚本を手掛ける、平凡な人生をもう1度やり直す、平凡な女性の物語「ブラッシュアップライフ」。この度、松坂桃李、染谷将太、黒木華、臼田あさ美、鈴木浩介、そしてバカリズムさんも本作に出演することが分かった。本作は、地元の市役所で働く近藤麻美が、ある日突然、赤ちゃんから2周目の人生をはじめる、地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー。今回発表された6名が演じるのは、安藤サクラ扮する主人公・麻美の人生に関わる重要なキャラクター。松坂さんが、麻美の元カレ・田邊勝。染谷さんが、麻美の同級生・福田俊介を演じる。そして、黒木さん、臼田さん、鈴木さんが演じる役は、後日発表。バカリズムさんは、物語のキーマンとして登場するという。キャストコメント・松坂桃李まず、安藤サクラさんと再び共演できる事、元カレ役として新たな関係性を構築できる事、嬉しく思います。今回、サクラさん演じる麻美は少しずつキャラクターが変化していくので、そのテイストの違いを僕自身も楽しんでいけたらと思っています。そして脚本のバカリズムさん。バカリズムさんは人間の生態というジャンルに強い興味がある方なんじゃないかと、脚本の節々から感じました。バカリズムさんの世界観の中に入れるというだけでワクワクします。今回のようなゲスト的な出演経験もこれまであまり無かったので、視聴者の方に新鮮かつ、楽しんでいただけるようなドラマ作りを目指していきたいと思います。皆様楽しみにしていてください!・染谷将太(安藤)サクラさん×バカリズムさんという組み合わせを閃いた方に感謝です、そして声をかけてくださり感無量です!バカリズムさんの書いた巧妙な本にサクラさんのエネルギーが加わる、こりゃ見た事ないドラマになる事必至です。個性豊かで素敵な皆様とブラッシュアップする人生はどうなるのか?とても楽しみでなりません。現場を楽しみ、オンエアを楽しむ、今回のテーマはどっちも楽しむでやっていきたいと思っております!キャストの皆様がどんな役で出てきて、どんなストーリーになるのか!?予想もつかないストーリー展開に乞うご期待です。・黒木華バカリズムさんと主演の安藤サクラさん、おふたりともとても好きな方なので、このチームの作品に参加できることを大変嬉しく思います。タイムリープのコメディーという題材がどのような形になっていくのか、今から楽しみです。素晴らしい役者さんばかりなので、台詞の掛け合いが楽しみですし、自分が出演していない場面もどのようになっているのか早く観たいです。観てくださる皆さんに楽しんでいただけるよう、思い切り楽しんでやりたいと思います。・臼田あさ美とにかく脚本がおもしろくて、演者の皆さんがどんな風に演じて映像に変化するのか、想像しただけでわくわくします!ただただ楽しみです!安藤(サクラ)さんとお芝居をするのが久しぶりなので、嬉しい気持ちと楽しみな気持ちでいっぱいです。私的には、非常に難しい役どころなのですが、、、楽しみながら、演じたいと思います。・鈴木浩介安藤サクラさんとは、初めての共演からずいぶんと日が経ち久しぶりに現場でお会いでき嬉しく思います。そして、バカリズムさんの書かれる脚本はとにかく面白いので、この作品に関われることができて光栄です。バカリズムさんの書く台詞は、とてもリアルで説明台詞が少ないのに状況が全てわかっていく。しかも、物語の色んなところに伏線がちりばめられ、それが次々に解き明かされていく見事な脚本だと思います。バカリズムさんの書かれる言葉を大切に、丁寧に演じたいと思っています。僕自身も放送を楽しみに見ようと思っています、もの凄く面白いので、ぜひ観てください!「ブラッシュアップライフ」は2023年1月、毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年12月06日宮藤官九郎脚本で贈る染谷将太主演正月時代劇「いちげき」の新たなキャストとキャラクタービジュアルが公開された。本作は、小説「幕末一撃必殺隊」を原案にしたコミック「いちげき」を原作に、幕末期、江戸を騒がせていた勤皇浪士を自称する者や薩摩藩士による御用盗に対応するため、農民を集めて結成された特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」の活躍を描く物語。そして今回、ウシ(染谷さん)たち百姓集団「一撃必殺隊」の世話をする飯炊き娘、ドラマオリジナルキャラクター・キクを、『獣道』『ちょっと思い出しただけ』などに出演、12月には『月の満ち欠け』の公開を控える伊藤沙莉が演じることが明らかに。さらに、ウシやイチ(町田啓太)と共に、島田(松田龍平)に集められた一撃必殺隊メンバーとして、神通力が使える癒やし系キャラ・ワサこと和三郎役を塚地武雅、ひょうひょうとしたお祭り男センこと仙太役を岡山天音、ウシの弟分で心優しき大男ヨネこと米吉役を高岸宏行、お調子者の女好きウメこと梅吉役を細田善彦、仲間思いで隊一番の韋駄天マツこと千代松役を上川周作が演じることが決定した。<キャストコメント>・染谷将太こんなに喜怒哀楽を感じる撮影は初めてでした。一撃隊の皆と笑って泣いて戦い続けました。丑五郎は実直で説教くささのない真のヒーローだと思い演じております。個性的な一撃隊も各々が確固たる正義を持っています。それは綺麗事だけではなく、人間臭い信念であり、自分の胸に突き刺さりました。旨みを凝縮した濃厚スープ、でも後味スッキリ、思わず笑顔になってしまう作品です。新年からこの作品のエネルギーを貰って欲しいです!・町田啓太侍への強い憧れを抱く農民、市造を演じます。時代と力に翻弄されながらも、それぞれが決められた運命を自ら変えようとするエネルギー溢れる作品になると思います。今の時代を生きている自分にも、ヒリヒリとしたものが芽生えました。是非ご期待ください。・伊藤沙莉人生で一度だけファンレターを書いたことがあります。その宛先が宮藤官九郎さんでした。念願の宮藤作品で時代劇デビューができたこと、本当に心底歓喜致しました。一撃必殺隊の皆様は、とにかく個性豊かで面白くて優しい方ばかりで、現場に行くのが毎度楽しみでした。カメラが回っていないところでも、皆様のやりとりを見聞きしているのが、本当に楽しかったです。新春のお茶の間で、視聴者の皆様とお会いできるのも、とても嬉しいですし、楽しみです。・塚地武雅僕自身アクションスターに憧れ、中高剣道部だったので、殺陣をやりたいとずっと思ってたのですが、今まで時代劇に出演しても代官、公家、家老、あるいは百姓、使用人と、どちらかに振れてて殺陣をすることがなく…。今回、武士役でとうとう念願の殺陣を!ワサは神通力がある男ですが、使い方が分からず天気くらいしか当てれない男。愛すべきキャラクターになってたら幸いです。百姓が武士に選抜され、攻めしか教わらずに隊を組む。その危うさ、荒々しさ、儚さを是非ご覧ください。原作の面白さ、宮藤さんのキャッチーな脚本、絶妙です!良い正月になりますよう是非。・岡山天音かねてより原作者である松本先生の作品が大好きだったので、今作に参加できた事は、とても嬉しかったです。時代劇と聞くと身構えてしまいますが、原作を読んでいた時から、その斬新な設定にワクワクしていました。それぞれ色合いの異なる共演者の皆様と、隊として一つの共同体を織り成して行く日々は、とても刺激的な時間でした。幕末を舞台にした一撃必殺隊の物語が、「今」と呼応する新年を、心から楽しみにしております。・高岸宏行正月時代劇「いちげき」米吉役のティモンディの高岸です!一撃必殺隊の仲間を熱く想いやる絆や、果敢に挑戦をしていく姿から勇気をもらえる作品となっていると思います!「いちげき」を観て 2023 年の最高のスタートを切れる活力として頂けるように、僕も全身全霊でチャレンジさせていただきました!「いちげき」を観て素敵な一年にしよう!みんなならやればできる!・細田善彦「侍は嫌いだ!」と口にするけど、なれると言われたら、「なりたい!」と素直に答えてしまう愛らしい百姓たちは、現代に生きる我々にも共感しやすいキャラクターたちだと思います。しかし、いざ夢の侍になってみると、青く見えていた隣の芝は…。染谷さんを中心とした一撃必殺隊と過ごした時間は、常にアイデアが求められる刺激的な時間でした。“いちげき“よろしくお願いします。・上川周作今回僕が演じた千代松は、農民を集めて構成した特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」の中でも並外れた足の速さを持つ役です。一度も武器を持って戦った事がない農民がどうやって武士と互角に戦っていくのか、手に汗握る展開にハラハラドキドキしました!「悪いヤツら」を成敗しようと奔走する一撃必殺隊が、幕末を舞台に闘った数日間のお話です。是非ご覧ください!・松田龍平ドラマいちげきに参加させて頂きました。僕の役所は島田という男で、百姓を侍に仕立てて隊を組むという面白い役所です。時代が大きい音をたてて変わろうとする幕末に、刀を握ったこともない百姓が侍になろうと夢みる姿にぐっとくるものがあるのではないかと思います。ぜひご覧下さい。正月時代劇「いちげき」は2023年1月3日(火)21時~総合/BS4Kにて(89分)放送。(cinemacafe.net)
2022年10月31日俳優・ダンサーの森山未來、脳科学者の中野信子、振付家・ダンサーのエラ・ホチルドが共同制作した新作パフォーミングアーツ作品『FORMULA』の配信がスタートした。10月15日(土) に東京芸術劇場 プレイハウスにて初日を迎えた『FORMULA』。本公演は、ダンス×脳科学による新たなプレゼンテーションというコンセプトのもと、森山、中野、エラならではの視点でキュレーションし、“没入型パフォーミングアーツ”として各業界の第一線で活躍するトップクリエイターと共に作り上げてきた作品。科学というものが圧倒的な解を持っていると信じて疑わないこの現代社会で、抽象的とされる身体表現、特にコンテンポラリーダンスの領域に脳科学 / 認知科学の見地を持ち込み、とある家族の物語を通して言葉と「身体の関係性」や「人間とは何なのか」を紐解いていく。今回は劇場ホワイエにて、サウンドアーティスト・佐久間海土による「ether - liquid mirror -」、中野による「Sternstunde」などを展示。一歩足を踏み入れれば、まるでアートコンプレックスのような劇場空間が広がるこれまでにない試みとなっている。『FORMULA』は、明日10月23日(日) まで同所で上演。この後仙台、福岡、大阪、名古屋、高知で開催される。 配信は、10月21日(金) 19時の東京公演、そして11月4日(金) 19時の大阪公演の模様をお届け。東京公演は現在アーカイブ配信中だ。また、『FORMULA』の制作過程に迫ったドキュメンタリー映像のシリーズ最終話が、YouTubeチャンネルで公開された。■森山未來 コメント紆余曲折がありながら、一年ぐらいかけていろんな人たちと出会い、このプロジェクトを作り上げてきました。結果として、ここまでの手順や流れ自体が、タイトルになっている〈FORMULA〉そのものであると感じています。中野信子さんの脳科学的な見地から元のアイデアを立ち上げ、身体や音楽に起こし、美術や衣装に繋がっていく。パフォーマンスにおいては、エラ・ホチルドとダンサー、そして僕がクリエイトした作品なので、身体的なアプローチもご覧頂ければと思います。さらにホワイエにはこの一年間でリサーチ、クリエーションをしてきたそのプロセスをみなさんと共有するために、映像作品や立体作品、中野信子さんの作品を展示して、開場時から体感することによって、パフォーマンスを観るための深度を深めていく、そういったしつらえにしています。なので、展示とステージの関係性もセットでお楽しみ頂けたら嬉しいですし、その連なりを一緒に感じることができたらいいなと思っています。<公演情報>『FORMULA』(読み:フォーミュラ)構成・演出・振付:森山未來 / 中野信子 / エラ・ホチルド出演 :森山未來 / エラ・ホチルド / 川合ロン / 笹本龍史 / 東海林靖志 / 鳴海令那 / 湯浅永麻 / 中野信子XR(Cross Reality)●東京公演2022年10月15日(土)~23日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス※終了分は割愛10月22日(土) 17:15 開場 / 18:00 開演10月23日(日) 13:15 開場 / 14:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)●仙台公演2022年10月25日(火) 電力ホール18:15 開場 / 19:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円問合せ:キョードー東北022-217-7788(平日13:00~16:00、土曜日10:00~12:00)●福岡公演2022年10月28日(金)~30日(日) キャナルシティ劇場10月28日(金) 18:15 開場 / 19:00 開演10月29日(土) 13:15 開場 / 14:00 開演10月30日(日) 13:15 開場 / 14:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円問合せ:キョードー西日本0570-09-2424(月~土曜日 11:00~17:00)●大阪公演2022年11月3日(木・祝)~11月6日(日) サンケイホールブリーゼ11月3日(木・祝) 12:15 開場 / 13:00 開演17:15 開場 / 18:00 開演11月4日(金) 18:15 開場 / 19:00 開演 ※11月5日(土) 12:15 開場 / 13:00 開演17:15 開場 / 18:00 開演11月6日(日) 13:15 開場 / 14:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円※11月4日(金)SS席:9,000円S席:6,800円A席:4,800円U-25席:2,500円問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~16:00、日祝は休業)●名古屋公演2022年11月9日(水)・10日(木) 日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール11月9日(水) 18:15 開場 / 19:00 開演11月10日(木) 13:15 開場 / 14:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)●高知公演2022年11月13日(日) 高知県立県民文化ホール オレンジホール14:15 開場 / 15:00 開演■チケット料金(税込)SS席:10,000円S席:7,800円A席:5,800円U-25席:3,500円問合せ:サンライズプロモーション東京0570-00-3337(平日12:00~15:00)チケットはこちら:【日替わりゲスト トークセッション】11月4日(金) 19:0011月6日(日) 14:00※出演者は後日発表【ライブフォトブック】料金:2,500円+送料500円(ウェブ予約制)販売期間:10月15日(土)~11月30日(水)発送:2023年1月より購入はこちら:【写真撮影について】開場中・終演後は客席、 ホワイエを自由に撮影して頂けます(動画は撮影禁止です)。 ダンスパフォーマンス終演後も約1時間程度ホワイエを開放しておりますのでごゆっくり作品をお楽しみください。写真投稿をする際はぜひ #没入型パフォーマンスFORMULA のハッシュタグをつけてインスタグラムで投稿してください。公式HP:
2022年10月22日10月15日、東京芸術劇場 プレイハウスにて、森山未來と脳科学者の中野信子、イスラエル出身の振付家・ダンサー、エラ・ホチルドの共同制作による新作パフォーマンス『FORMULA』が開幕した。ダンサー、表現者として次々と新たなチャレンジにのぞむ森山が、中野の科学者としての膨大な知識とそれに基づく視点に刺激を受けて実現に至った、異色のコラボレーションだ。初日前日に実施されたゲネプロでは、舞台上のパフォーマンスのほか、劇場ホワイエにしつらえられたインスタレーションや映像作品も公開、「没入型アートコンプレックス」としての独自の世界観を打ち出した。客席に入ると、通路脇に建てられたいくつもの杭が視界に。舞台上の、木造住宅を想起させる装置がまるで客席にまでなだれ込んできたかのようだ。セノグラフィーを手掛けたのは川俣正。また衣裳の廣川玉枝、サウンドスケープの原摩利彦、グラフィックデザインの岡﨑真理子と、国際的に活躍するアーティストたちが集結した舞台だ。印象的な場面はいくつもある。川俣の舞台装置の延長ともいえる梯子や建具の断片らしきものを手にしたダンサーたちが紡ぐのは、jひとつつの家族を思わせる風景。森山の日常的なつぶやきのようなセリフから展開するシーンには、とても他人事とは思えない切実な思いが潜む。身近な人の死を思わせる場面は、誰もがいつかは経験する局面に真摯に向き合うダンサーたちの姿が、深く心に突き刺さる。クリエーションを振り返った中野は、「心理学、臨床心理学では、死を考えるということは、“生きたいから”だと解釈する。死にたいと口にするのは、いま生きている状態がすごくいやだというメッセージ──もっと良く生きたいという意味。未來くんはそこをもっと描いてもいいのではと思っていたが、それは実現できたのではないか」とコメント。東京、大阪公演では中野の作品である脳波測定体験アートが付いたチケットも発売され、話題に。プロジェクトの核となる森山も、「信子さんとの出会い、さまざまなアーティストとの出会いの中で見えてきたものがある。人間が人間たらしめるものとは何なのか──。人と人とが繋がっていくこと、関わっていくことが、その良し悪しは関係なく、僕ら人間に宿命づけられているもの。それによって僕らは生きていくのだということを、この1年近くのプロセスの中で感じてきました」と語った。さらに、ダンス作品としての強度を実現したのは、インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック・ダンスカンパニー、バットシェバ舞踊団で活躍したダンサー、振付家、エラ・ホチルドだ。「誰もが共感できるようなストーリーです。作品を通して、自分自身を見るような気持ちになってもらえたら」と胸の内を明かした。さまざまな才能が集う独創的なプロジェクトだ。それを可能にした森山の創造力と、多くの才能を巻き込む求心力が、鮮やかな印象を放った。東京芸術劇場プレイハウスでの東京公演は10月23日(日)まで。その後、仙台、福岡、大阪、名古屋、高知での公演が予定されている。ライター:加藤智子
2022年10月19日森山直太朗が今年3月にリリースしたオリジナルアルバム『素晴らしい世界』より、収録曲「boku」のリリックビデオが公開された。「boku」は、20年目にして新しいサウンド感に仕上がった森山自身にとって思い入れがある1曲。現在開催中の『“全国一〇〇本ツアー”森山直太朗 20thアニバーサリーツアー「素晴らしい世界」』でも歌唱し、本日<後篇>初日として行った、川口総合文化センターリリア公演でも披露された。完全アニメーションとなる今回のリリックビデオは、森山の分身であるキャラクターが街を歩くところからスタートし、旅をしていくストーリーになっている。イラストは新進気鋭のイラストレーターwaka.zooを起用し、数々の有名アーティストの映像ディレクションをしてきたKinichi(CHOKKAKU)が手掛けた。併せて、本日からスタートした『森山直太朗 20thアニバーサリーツアー「素晴らしい世界」』<後篇>の、2023年2月下旬から6月上旬の23公演の日程と会場を発表。さらに、1月から2月に行われる<前篇>の追加公演となる徳島公演も発表された。「boku」Lyric Video<ツアー情報>『森山直太朗 20thアニバーサリーツアー「素晴らしい世界」』※終了分は割愛■素晴らしい世界<後篇>202210月16日(日) 千葉・浦安市文化会館 大ホール11月3日(木・祝) 青森・弘前市民会館 大ホール11月4日(金) 岩手・盛岡市民文化ホール 大ホール11月6日(日) 山形・シェルターなんようホール(南陽市文化会館)大ホール11月24日(木) 東京・中野サンプラザ12月2日(金) 広島・上野学園ホール12月4日(日) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール12月17日(土) 群馬・美喜仁桐生文化会館 シルクホール12月24日(土) 長野・大町市文化会館 エコーホール■素晴らしい世界<前篇追加>2023年1月17日(火) 宮城・日立システムズホール仙台 コンサートホール2023年1月21日(土) 福岡・キャナルシティ劇場2023年1月25日(水) 東京・めぐろパーシモンホール2023年2月4日(土) 愛知・三井住友海上しらかわホール2023年2月5日(日) 大阪・住友生命いずみホール2023年2月18日(土) 徳島・阿南市文化会館夢ホール■素晴らしい世界<後篇>20232023年2月25日(土) 神奈川・神奈川県民ホール2023年3月4日(土) 宮崎・都城市総合文化ホール 大ホール2023年3月5日(日) 福岡・福岡サンパレス2023年3月11日(土) 滋賀・八日市文化芸術会館2023年3月12日(日) 大阪・南海浪切ホール2023年3月19日(日) 群馬・藤岡市みかぼみらい館大ホール2023年4月1日(土) 京都・ロームシアター京都 メインホール2023年4月8日(土) 静岡・静岡市清水文化会館マリナート 大ホール2023年4月15日(土) 栃木・宇都宮市文化会館2023年4月16日(土) 東京・J:COMホール八王子2023年4月21日(金) 岡山・岡山市民会館2023年4月22日(土) 愛媛・松山市総合コミュニティセンター・キャメリアホール2023年4月29日(土) 三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢2023年4月30日(日) 愛知・愛知県芸術劇場大ホール2023年5月4日(木・祝) 大分・J:COM ホルトホール大分2023年5月5日(金・祝) 長崎・長崎市民会館2023年5月7日(日) 大阪・フェスティバルホール2023年5月13日(土) 山口・山口市民会館2023年5月14日(日) 島根・島根県芸術文化センター グラントワ2023年5月20日(土) 長野・上田市交流文化芸術センター サントミューゼ2023年5月21日(日) 新潟・上越文化会館2023年6月3日(土) 宮城・東京エレクトロンホール宮城2023年6月4日(日) 福島・喜多方プラザ文化センター せせらぎホール※ツアースケジュールは随時更新されますので、ツアー特設サイトをご確認ください。※チケットのお申込み方法・詳細はツアー特設サイトをご覧ください。ツアー特設サイト:<配信情報>森山直太朗「茜」Now On Sale森山直太朗「茜」配信ジャケット配信リンク:森山直太朗「茜」MV<リリース情報>森山直太朗 20周年記念オリジナルアルバム『素晴らしい世界』Now On Sale●初回限定盤(CD+詩歌集):5,500円(税込)・CD(全12曲+ボーナストラック3曲)・『森山直太朗 詩歌集』(全100曲、222ページ)※紙ジャケット&スリーブケース(192mm×141mm)仕様『素晴らしい世界』初回限定盤ジャケット●通常盤初回プレス(CD):3,300円(税込)・CD(全12曲)※ダブル紙ジャケット仕様※初回プレス出荷終了次第、同価格の通常仕様に切り替わります。『素晴らしい世界』通常盤初回プレスジャケット【収録曲】01. カク云ウボクモ ※映画『心の傷を癒すということ 劇場版』主題歌02. 花(二〇二一)※公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 「2021年度 JAPAN LIVE YELL project 」テーマ曲03. 愛してるって言ってみな04. 素晴らしい世界05. boku06. papa07. 落日(Album Ver.)※映画『望み』主題歌08. すぐそこにNEW DAYS09. 最悪な春(Album Ver.)10. さくら(二〇一九)※日本テレビ系水曜ドラマ『同期のサクラ』主題歌11. されど偽りの日々12. それは白くて柔らかい ※テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』エンディングテーマ■ボーナストラック13. ありがとうはこっちの言葉 ※アニメ『ソマリと森の神様』オープニング主題歌14. 最悪な春(弾き語り)15. さくら(二〇二〇合唱) ※カロリーメイトCM「見えないもの」篇CMソング※ボーナストラックは初回限定盤とファンクラブ限定盤のみ購入リンク:周年記念特設サイト『素晴らしい世界』:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年10月15日森山直太朗の新曲「さもありなん」が、松山ケンイチと長澤まさみが初共演する映画『ロストケア』の主題歌となることが発表された。「さもありなん」は同映画のために書き下ろされた楽曲で、アコースティックギターのやさしく繊細な音色が印象的なバラード。脚本を読み、映画の1シーンを見て楽曲制作に臨んだ森山は「普遍の優しさから生まれた一曲」と語っている。来年3月に劇場公開される『ロストケア』は、訪問介護センターに勤める連続殺人犯と検事が対峙し、なぜ彼が殺人を犯したのかに迫る社会派エンターテインメント作品。自身がした行為は「殺人」ではなく「救い」だと言う犯人の真意とは? 現在の日本が抱える社会と家族の問題に正面から切り込む映画となっている。『ロストケア』(C)2023「ロストケア」製作委員会併せて、『ロストケア』の特報映像が公開。映像では、松山演じる犯人の斯波が自分のしたことは「殺人」ではなく「救い」だと主張し、長澤演じる検事の大友が正義を貫き通すため反発する証人尋問シーンが映し出されている。■森山直太朗 コメント前⽥監督からお話をいただき「さもありなん」という曲ができました。介護という⼀つのテーマでも⽣きている⼈の数だけ無数の問題と途⽅もない答えがあって、何が善で悪なのかはそれぞれ倫理観、置かれている⽴場によって異なります。⼤切なのはその「異なり」を寄り添い⾒守ること。是か⾮か、ありか無しかを問い合うより無意識の視点で相⼿の想いを感じること。「さもありなん」はそんな普遍の優しさから⽣まれた⼀曲です。泡と化す宇宙の⾔葉。境のない世界になることを願いながら。■前田哲監督 コメント森山直太朗さんに、映画のイメージを掴んでもらうため編集前の一部の映像をご覧いただきました。森山さんは映画のテーマを深いところで感じとられ、私が思い描いていたものからさらに飛躍させた素晴らしいアイデアを提案してくれました。森山さんが映画と真摯に向き合ってくださった結果。映画を大きく包み込んでくれた、真の意味での映画主題歌を作ってくれました。私は初めて聴いた時の、心にゆっくりと沁みていき魂が解き放たれる感覚を一生忘れません。森山さんに出会えたことは、映画にとっては必然であり、私にとっては感謝とともに貴重な同志を得た気持ちです。ありがとうございました。■プロデューサー 有重陽一 コメント2025年、団塊の世代と言われる800万人が75歳以上となり、国民の4人に1人が後期高齢者となる日本は超高齢化社会を迎えます。そんな時代だからこそ介護、親子という題材を真正面に見据えた映画を製作したいと思いました。映画では答えの見えない問題を描きつつ、それでも生きてゆくという希望を感じてもらいたい。そんな話を監督とする中で主題歌は森山直太朗さんに是非お願いしたいと思いました。森山さんに書き下ろしていただいた楽曲「さもありなん」は我々の理想の楽曲であり、ラストに流れるこの曲が必ずや観客の心を癒してくれるだろうと思っています。『ロストケア』特報<作品情報>『ロストケア』来年3月 劇場公開予定『ロストケア』ビジュアル(C)2023「ロストケア」製作委員会原作:『ロスト・ケア』葉真中顕 著 / 光文社文庫刊監督:前田哲脚本:龍居由佳里 / 前田哲主題歌:森山直太朗「さもありなん」(ユニバーサル ミュージック)【出演】松山ケンイチ / 長澤まさみ / 鈴鹿央士 / 坂井真紀 / 戸田菜穂 / 峯村リエ / 加藤菜津 / やす(ずん)/ 岩谷健司 / 井上肇 / 綾戸智恵 / 梶原善 / 藤田弓子 / 柄本 明公式サイト:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年10月03日新海誠監督の3年ぶりとなる最新作『すずめの戸締まり』。オーディションで選ばれた原菜乃華が主人公・岩戸鈴芽を、松村北斗が“災い”をもたらす扉を閉める「閉じ師」の青年・宗像草太を演じることが発表されている本作から、すずめと草太に関わる重要なキャラクターを演じる豪華キャスト6名が発表、新映像満載の最新予告も解禁された。すずめが幼い頃から2人で暮らし、漁協で働く叔母の岩戸環(いわと・たまき)を演じるのは、映画『悪人』でモントリオール世界映画祭最優秀女優賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞などを受賞、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」での活躍も記憶に新しい深津絵里。宗像草太の祖父で「閉じ師」の師匠でもある宗像羊朗(むなかた・ひつじろう)を演じるのは、歌舞伎役者としての輝かしい実績はもちろん、舞台・ドラマでも活躍、特に「ラ・マンチャの男」では1969年の初演から50年以上も主演として舞台に立ち続けている松本白鸚。新海監督作品への出演に対し深津さんは「新海誠監督をはじめ、関わる皆さんが全力を注いだこの作品を、観てくださる方の胸の奥の深いところにまできちんと届ける。それが私のやるべき事と信じ、一生懸命務めさせていただきます」とコメント。また、松本白鸚さんは「初めてのアニメの声でしたが、新海監督が手取り足取り教えてくださって助かりました。監督はとっても気さくな方で、それでいて役柄の説明が非常に細やかで本当に、感謝しています」とふり返っている。過保護になりながらも愛情深くすずめを支える環と、冷静かつ厳しく草太を見守る羊朗を2人がどのように演じているのか期待が高まる。そして、漁協に勤めている環の同僚・岡部稔(おかべ・みのる)を染谷将太が、すずめが出会う神戸のスナックのママで、女手一つで幼い双子を育てている二ノ宮ルミ(にのみや・るみ)を伊藤沙莉が、すずめが愛媛で出会う同い年の活発な少女・海部千果(あまべ・ちか)を花瀬琴音が、すずめの母親・岩戸椿芽(いわと・つばめ)を花澤香菜が演じている。豪華キャスト陣の声も吹き込まれた最新予告映像も解禁すれ違ったすずめに対し、「ねぇ、きみ。このあたりに扉はない?」と草太が声をかける2人の出逢いのシーンからスタートする最新予告映像では、人の言葉を話す謎の白い猫・ダイジンによって椅子に姿を変えられてしまう草太、日本各地へと旅に出るすずめが経験する様々な人々との出会いが描かれる。そして、開いてしまった各地の扉から現れる“災い”を止めるため、ふたりで身を挺して懸命に“戸締まり”する姿が。すずめと椅子の姿の草太とのコミカルなやりとり、千果やルミたちとの心温まるふれあい、すずめの覚悟を決めた表情やアクションシーン、そして印象的なセリフ「行ってきます」など、新規映像満載の圧倒的な予告映像となった。新キャストコメント全文■松本白鸚初めてのアニメの声でしたが、新海監督が手取り足取り教えてくださって助かりました。監督はとっても気さくな方で、それでいて役柄の説明が非常に細やかで本当に、感謝しています。宗像羊朗は難しい役でした。監督の第一声が品格がないといけない、品格ということをね、何度も、自分で思いました。素晴らしいスタッフで、監督以下皆さんに親切にしていただいて。11月11日の公開を私も楽しみに期待しております。どうぞ皆さんも『すずめの戸締まり』期待してください。■深津絵里すずめの叔母・タマキに魂を吹き込み、彼女の声を作り出す。恐れながら挑戦することになりました。初めてのことでとても怖いですが、新海誠監督をはじめ、関わる皆さんが全力を注いだこの作品を、観てくださる方の胸の奥の深いところにまできちんと届ける。それが私のやるべき事と信じ、一生懸命務めさせていただきます。■染谷将太劇場の予告編で見ていた『すずめの戸締まり』に自分が参加させていただけるなんて思ってもいませんでした。新海監督の緻密で繊細、それでいて大胆な世界観に参加できたことに興奮と感謝をしております。今回、声を担当させていただいた岡部稔はとても純粋で実直な清々しい男であり、鈴芽が育った町を体現している役だと思っております。是非この美しく力強い作品を皆様に劇場で見ていただきたいです。戸が現れた時、いかなる冒険が待っているのか。きっと誰もが新たな世界観に引き込まれるに違いありません。■伊藤沙莉「すずめの戸締まり」の予告を映画館で観た時に、おっ!やったー!新海さんの新作だ!と完全にお客さんの気持ちで公開が楽しみだなぁと思っていたら、少し後に出演のお話をいただいてこれでもかってくらい驚きました。笑自分が新海さんの世界に飛び込めるなんて夢にも思っていなかったのでとても嬉しかったです。やらせていただいたルミさんという女性は強く逞しく楽しく明るく愛情深い女性という印象だったので、やっていてなんだか勝手に心が穏やかになっていくのを感じました。新海さんの演出はとても丁寧で優しくて繊細だったので少しでも応えたいという気持ちで臨みました。アフレコ自体とても楽しくて、今はまた振り出しに戻って公開楽しみだなぁなんて思っています。■花瀬琴音オーディションの時は、声のお芝居は初めてで、新海監督にお芝居を見て頂けるのが光栄だなという気持ちが強かったので、千果役を頂いた時は、私で良いんですか!という気持ちで、とっても嬉しかったです。千果は、すずめが愛媛県で出会う高校2年生の女の子です。すずめの旅の、背中を押してくれる心強い存在だと感じています。千果のように明るく元気にアフレコ中も常に楽しんで演じさせていただきました。どんな世代の方が見ても、何か勇気つけられたり、そばにいる人の愛を再確認したり、それぞれがそれぞれの受け取り方で楽しめるような素敵な作品だと感じています。こんな素敵な作品に参加できてとても嬉しいです。■花澤香菜再び新海誠監督作品に関わることができてとても嬉しい気持ちです!私が担当する椿芽は、明るくて溌剌とした女性で、鈴芽ちゃんのお母さんです。鈴芽ちゃんが幼いころに使っていたあの椅子とも深く関係しています。物語の中で印象的に出てくる掛け替えのない日常シーンを、大切に演じています。『戸締まりの旅』の中で自分と向き合い成長していく鈴芽ちゃんの姿がとても素敵ですので、ぜひ劇場でご覧ください。『すずめの戸締まり』は11月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:すずめの戸締まり 2022年11月11日より全国東宝系にて公開Ⓒ2022 「すずめの戸締まり」製作委員会
2022年09月29日森山未來、阿部純子、南果歩ら日本人キャストが参加、第17回大阪アジアン映画祭でクロージング作品として上映されたデンマーク、ノルウェー、日本の3か国による国際プロジェクト作品『MISS OSAKA』が、邦題『MISS OSAKA/ミス・オオサカ』として公開決定。予告編とポスタービジュアルが解禁された。24歳のイネスは、これといった生きる目的も未来への展望もなく、毎日が憂鬱でしょうがないデンマーク人女性。そんなイネスが恋人ルーカスの出張に同行して訪れたノルウェーで、マリアという日仏ダブルの美しい女性とめぐり合う。2人の容姿はとても似ていたが、大阪からやってきたマリアはどこか謎めいていて、イネスにはない自信に満ちあふれていた。たちまちマリアに心酔したイネスは、雄大な自然のまっただ中で夢のような時間を過ごすが、不慮の事故でマリアが息を引き取ってしまう。ずっと「別の誰かになりたい」と願っていたイネスは、マリアの航空券とパスポートを携えて大阪へ旅立つ。そしてマリアの勤め先のナイトクラブ“MISS OSAKA”に雇われ、未知なる刺激的な人生を踏み出すのだが……。第17回大阪アジアン映画祭でクロージング作品として上映され、好評を博した本作は、人生の迷子となり、漠然と日々をやり過ごしていた女性が変身願望を叶えるチャンスを得た摩訶不思議な旅路を描くヒューマン・ミステリー。大阪の街がデンマークの俊英監督を魅了本作は、異国の地を訪れた主人公が繰り広げる冒険映画であり、アイデンティティーの喪失と再発見を探求した人間ドラマでもある。序盤のノルウェーのパートでは何かに脅えているかのように殻に閉じこもっていた主人公イネスは、来店客にひとときの“夢”を提供する大阪のナイトクラブに足を踏み入れ、身も心も別人のように変貌を遂げていく。しかし、その偽りの人生もまた“夢”のように儚く、やがて密やかな真実と向き合うイネスの葛藤を通して「本当の自分とは何者なのか?」という問いを投げかけられた観客は、愛、自由、孤独といった根源的なテーマをめぐる想像力をかき立てられる。このユニークな企画を立ち上げたダニエル・デンシック監督は、作家としても活躍するデンマークの俊英である。かつて来日した際に大阪の街に魅了されたことをきっかけに本作を構想し、大阪ミナミなんばの老舗グランドキャバレー“ミス大阪”で撮影を実施。さらに岸和田競輪場やカプセルホテルのほか、高架下、墓地、路地などの観光名所とは異なるロケーションをカメラに収めた。ブラッド・ピット主演作『ブレット・トレイン』、Apple TV+の「Pachinkoパチンコ」、マイケル・マン監督作品「TOKYO VICE」など日本を題材にした海外作品が相次いでいるが、ソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』を彷彿とさせる本作にも、日本文化や大阪という街へのリスペクトが込められている。デンマークの実力派女優×森山未來、阿部純子、南果歩が結集主演を務めたビクトリア・カルメン・ソンネは、2020年のベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞を受賞した実力派の若手女優。現実と夢の狭間をたゆたうようなイネスの心の移ろいを繊細なニュアンスで体現し、デンマークのアカデミー賞と呼ばれるロバート賞で主演女優賞にノミネートされた。イネスに心奪われていく日本人男性シゲルを、危険な匂いを漂わせて演じるのは、『モテキ』『怒り』『アンダードッグ』などで圧倒的な存在感を示してきた森山未來。森山未來(C)Takeshi Miyamoto“MISS OSAKA”を取り仕切るママさん役に『義足のボクサー GENSAN PUNCH』「Pachinkoパチンコ」の南果歩、イネスの素性に不審を抱く人気ホステスのアヤノ役に『リング・ワンダリング』『はい、泳げません』の阿部純子が扮している。ナイトクラブ“MISS OSAKA”を舞台に、愛と疑惑のドラマを織りなす日本人キャストにも演技巧者が揃った。『MISS OSAKA/ミス・オオサカ』は10月21日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年09月22日染谷将太、町田啓太、松田龍平が出演する正月時代劇「いちげき」の制作開始が発表された。大政奉還直後の江戸。徳川滅亡を図り江戸城下でろうぜきの限りを尽くす薩摩藩士に対し、大規模な戦争を避けたい勝海舟は、会津藩の武士でも庄内藩の武士でもなく「村の力自慢」や「大男」、「村一番の速足」や「機転の利く小男」などバラエティーに富んだ百姓たちを寄せ集め、私設部隊を秘密裏に立ち上げる。多額の報奨金を目当てに集まった丑五郎(染谷さん)や市造(町田さん)ら百姓たちは、初めて握る刀に動揺しながらも、元新選組隊士の島田幸之介(松田さん)に特別な訓練を受け、日に日に成長。そして初陣。雄たけびとともに威勢よく出陣した百姓軍団の彼らには「一撃必殺隊」という名が付けられた――。本作は、小説「幕末一撃必殺隊」を原案にしたコミック「いちげき」を原作に、幕末期、江戸を騒がせていた勤皇浪士を自称する者や薩摩藩士による御用盗に対応するため、農民を集めて結成された特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」の活躍を描く物語。「激動の幕末時代、人知れず命をかけて戦った者達の話。こんなに燃える話、ほかにありますでしょうか?」とすでにワクワクしている様子の染谷さんは、「パッションとエネルギー溢れる松田監督と共に一撃隊を全うした後、見られる景色は一体どんな景色なのか?誰が見ても楽しめる痛快で爽快な時代活劇、2023年が爽快な年になるように丹誠を込めて現場に挑みたいと思っております」と意気込む。脚本を担当する宮藤官九郎は、本作が初めての時代劇。「原作はややシリアスだけど、講談の語りが入ると爽快な青春活劇に仕上がるんじゃないかと、脚本も書いてないのに神田伯山先生にオファーしましたところご快諾頂きました。ラジオの友は真の友です。一撃隊のウシ役に染谷将太くん、イチ役に町田啓太くん、指揮を取る幕臣島田に松田龍平くん。自分にとって初めてづくしのこの作品に、賑やかな顔ぶれが集結してくださいました。お正月早々、ちょっと暑苦しいかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです」とコメントしている。正月時代劇「いちげき」は2023年1月、総合・BS4Kにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年09月05日3月にリリースしたオリジナル・アルバム『素晴らしい世界』が、現在行われているツアーと共鳴するかのようにその輝きを増している。今年20周年を迎えた森山直太朗が自身の奥底にあるものを見つめ、時には激しく対峙し、掴み切った結晶である作品は、本人をして「恥ずかしいくらい」森山直太朗というシンガーソングライターの全てを物語っていると言っても過言ではない。そのアルバムを通過して生み出された最新曲「茜」も含め、森山直太朗の現在地をとことん語ってもらった。創作を生み出す“理想郷”について――アルバム『素晴らしい世界』に向かう契機となったものは何だったのでしょう?2段階くらいあって、コロナ禍という日々になって音楽活動はおろか日常さえも失われてしまうような環境に身をおかざるを得なかったということ。そしてもうひとつが、コロナそのものに僕が罹患してしまい、生きるっていうこと自体が脅かされるというか、死というものを身近に感じる瞬間があったんです。そのふたつの経験が、当たり前のように普段であれば見過ごしていたり、通り過ぎていた景色をとっても愛おしく尊くかけがえのないものに感じさせてくれたんです。その時に、それら“素晴らしい世界”が外側にあるんじゃなくて自分の内側にあるんだなっていうことを、身をもって体感したということが大きかったですね。――そうした経験を通過することでアルバム制作はより具体的になっていきましたか?アルバムは今年の3月にリリースしましょうということが決まっていて、制作自体は昨年からコツコツ始めていたんです。その中でコロナに罹患したんですけど、ちょうど昨年の今日(取材日)くらいのタイミングだったんですよね。それを経てできたのが「素晴らしい世界」という曲だったんです。その曲がアルバムの表題曲にもなり、リードトラックにもなっていったので、おっしゃったようにそこで経験したことがアルバムの根幹にあると言っても過言ではないですね。――「素晴らしい世界」という曲は、かなり内省的な内容のもので、表現として形にするのに勇気も必要だったと思いますし、葛藤もあったかと想像します。この曲を完成させるまでに迷いというものはありませんでしたか?7分半以上ある曲なんですけど、光と影を描く上でそれだけの時間が必要でした。それまでの自分であればきっと、もう少し効率的でキャッチーなものを作るという方向を模索していたかもしれない。だけど、生死を彷徨う、と言ったら大袈裟なんですけど、言ってしまえば“生きている”っていう実感を得られた時に、それ以外の自分が執着しているものに対して大きくどうでもいいなって思えたんです。つまり価値観の話で、自分が例え何を失ったとしても、生きているという実感、状態があればそれ以上何を求めようかっていう気持ちが根底にあるから、曲を作る上での迷いというものは、以前のようにはなかったですね。森山直太朗「素晴らしい世界」MV――なるほど。でも日常やそれまでの感覚が戻ってきて振り返ると、ある種クレイジーなことをやっているなって客観的に思ったりはします。とは言え、その時立ち向かった気持ちを僕はずっと忘れたくないし、でも人間って環境や景色が変わったりすると忘れるじゃないですか。それでつい甘えた方に行ってしまいがちになってしまう(笑)。それをわかった上で、あの時経験した感覚をずっと握りしめて生きていくためには「素晴らしい世界」という曲は、その時感じ得たままの感覚で曲として残すべきだと考えました。――夏には冬の寒さを忘れてしまいますもんね。まさにおっしゃる通りで。それで冬になったら「寒いね」なんて毎年言うんですよね(笑)。冬の寒さなんて嫌と言うほど経験してきただろうに。やっぱり人間って、失って初めて本当に大切なものとか、正しい価値観にピントが合うから、そうなる前にいろいろ想定したり想像したり、自分なりに答えはないながらも試行錯誤していく謙虚さっていうのは必要ですよね。自分にもそれは言い聞かせているんですけど。――本当に苦しい経験をそれでも創作にしていくというところが表現者の業ですね。特に今回のコロナは、例えば留学するっていう能動的な経験とは決定的に違うものでしたから、何とも言い難いものがあるし、もう二度と経験したくないって思うんですけど、それでも自分としては、かけがえのない経験だったと言えますね。――その経験を歌にできたことはご自身と歌が一致したという感覚ですか?そこがすごく難しくて。僕が意識できていることとか、僕が認識できていることのもっと奥にあるものを引き出してくれたというような感覚ですね。――それは冒頭にもおっしゃった、「“素晴らしい世界”は自分の内側にある」という認識の仕方とつながりますね。そうですね。とってもシンプルで普遍的な感覚です。――その感覚が歌詞の中で〈懐かしい〉と表現されていることにある意味での驚きを感じました。新しく得た感覚は既にあったものなのだという認知の仕方に強烈なまでのリアリティを感じます。弾き語りツアーで全国の離島を巡って来たんですけど、コンサートに来てくれる方がほとんど島民の方たちで僕も初めて行った場所ばかりだったんです。そういう場所で島民の方たちと触れ合うと、不思議と懐かしい感覚になるんですよね。それはさっき言った、僕が認識できているもの――46年生きてきた経験や知識じゃないもの――に触れているということなんですよね。例えば自分の親とか、腐れ縁の人との関係とかって、言葉では説明できないような、魂レベルの出会いや関係っていうものがあるんじゃないかなと。そうじゃないとちょっと説明がつかないような感覚なんです。初めてお会いする方たちばかりなのに急に涙が出てくるとか。僕たちはきっと、そういう普遍的な出会いと別れを繰り返して生きているんじゃないかな。決してスピリチュアルな話ではなくて、いつもその感覚が僕の中にあるんですよね。だからこそ、それぞれの感性や想像力に根差す感謝とか喜びというものを、その手前の感情や社会的な物差しで塗り潰したくないっていう感覚があって。もっと味わいたい、この再会を!って思うんです。なかなか普段の社会生活を営んでいると難しい感覚なんですけどね。――その感覚はまさに森山さんの創作の根っこなのではないでしょうか?自分で作った曲の中で、僕が作った曲だけど僕だけで作っていないって感じるものが確かにあるんです。僕の身体を通って表現されているものだけれど、景色に作らされているとか、みんなで作っているっていう感覚が根本にはすごくあるんですよね。社会的な物差しで測れる日記のような曲もそれはそれでポップスとして必要なものだし価値のあるものなんだけれど、そうじゃない、言葉に変換できないような感覚っていうのを一方でみんな持っているんですよね。本当はこういうふうに生きていきたいんだっていうそれぞれが持っている理想郷みたいなものを自分の中にいつも意識しながら曲を作っているし、音楽の役割ってそこにあるんじゃないかなって思うんですよね。我々は皆孤独であるという一点において繋がっている――アルバムの6曲目に収録されている「papa」という曲は、個人的な想いと普遍的な想いが同じ根っこから派生した曲だと感じました。親子って初めてできる社会だと思うんですよね。近いがゆえに受け止めきれない無情なことが起こったりとか……。僕自身も父親の存在というのは、とても煩わしく感じることがあったし、一方でこの人がいなかったら僕は生まれていなかったんだなっていう純然たる現実があって。僕の場合は父と母が小学生の頃に離婚して、そこから父親を遠ざけるような人生だったんです。母と父が別れたっていうことは、自分は愛を持って生まれて来てなかったのかな?とか、あるいは父と母は僕の感情よりもそれぞれのことを大事にするんだっていう寂しさみたいなものを持ち続けながら僕は思春期を生き続けていったわけです。だから自ずと自己肯定力みたいなものも低かったですし。だけど、と同時に自分なりの感性や審美眼みたいなものも養えたという事実もあるわけです。ある時ひょんなことから、「お父さんのこと好きでしたか?」みたいな話になったことがあって。そんなことってあんまり聞かれたりしないじゃないですか。で、そうやってストレートに聞かれたときに、僕の中で上書きされた気持ちがパーっと取り払われて、彼もそうだったのかなって思えたんですよね。僕は親父のこと大好きだったんですよ。その気持ちを思い出したんです。閉じ込めていた自分の気持ちを。いろいろなものに覆いかぶされて見えなくなった気持ちだったんですけど。自分は確かに父親のことが大好きだった。父親も僕を愛してくれていた。短い期間だったかもしれないけど、確かにあったその気持ちを確認できたことで、その瞬間があったということが自分の中で支えになったんですよね。それをきっかけに親父に会いに行ったんです。親父でも母親でも、身内といるときって基本対面じゃないですか。あんまり横に並んでいることってないですよね。その時、親父の横に座ってみたんですよ。そしたら、じわーっと心が温かくなる感覚があって、たった一瞬でも親父のことが好きだったって思えていた瞬間があったら、それが一番大事なことだなって思えたんですよね。――心が解けていく瞬間だったんですね。そう。それで「papa」って曲は、もともとは「mama」って曲だったんです(笑)。20年くらい前からずっと自分の心の中にあった曲なんですけど、なかなか完成を見ずに今まで来てしまったんです。試しに「papa」っていうタイトルで作ってみたら、今までこんがらがってた糸がすっと解けたんです。これまでに費やした時間が嘘みたいにものすごいスピードで曲ができました。一度自分の中で拒絶した何かを認めることってすごく難しいけど、でも大切なことなんだなって思います。――それはもう最初から「papa」っていう曲だったんですね。そうかもしれません(笑)。――収録されている曲からもわかる通り、アルバム『素晴らしい世界』は森山直太朗という表現者の奥底に抱えるものに光を当てたような作品ということが言えると思います。この年になって、「papa」とか「boku」とか言ってるんですけど(笑)、でもこの先曲を作っていく上で一度ここを通らないとダメなんだろうなという意識で作りました。だからとっても恥ずかしいし。でも弾き語りで歌うほどに気づきがあったりするので伸び代のある曲たちが作れたなと思います。――まさに今、長いツアーの最中で、7月30日(土) に〈前篇〉となる弾き語りツアーを終え、8月14日(日)・15日(月) からは〈中篇〉としてブルーグラスバンドでのスタイルのステージ。ライブから還元されるものとして、いつもと違う感覚はありますか?今回のアルバムほど自分のアイデンティティーが色濃く反映されているものはないなって感じていて。作っているときは自分の中をぐるぐるしながら自分の感覚を頼りに歩んでいるんですけど、ライブで外の空気に触れて誰かの反応を感じたりすると、自分のアイデンティティーをこれほどまでに掘り下げても、みんなの中にそれが普遍的なものとして存在するようになるんだっていう発見というか、うれしい驚きがあったんです。なんて言うのかな……みんな孤独なんだなって。人間って本質的には孤独じゃないですか。例えどんなコミュニティーの中にいようが、逆に大きなコミュニティーにいるからこそ孤独を感じるようになるものだし。言い方は難しいんですけど、僕らは孤独であるという点において繋がっているというか。今回の『素晴らしい世界』というアルバムはそのことにとことん向き合った作品だし、ライブを通じてそのことを確認できたという感覚はありますね。――この作品ほどライブの場を必要としたアルバムはなかったのではないかと思いました。それほどまでに自分自身を突き詰めた作品ですから。「boku」っていう曲が収録されているんですけど。天変地異が起こって今日明日世界が終わっても何の不思議もない時代で、それでも生きて行こうぜっていう歌なんですけど、歌詞の最後に《どんなに遠くに離れていたって心は二つだとそう教えてくれたのはあなただから》っていう一節があって、どんなに近くにいても離れていても心はふたつなんだと。そこの部分をそんなに考えて作ってはいないんですけど、よくよく考えたら、明日世界が終わるって時に普通は「心はひとつ」って言うよなって思うんですよね。――普通は。確かにそこはギクリとさせられました。ですよね。でもライブがそのことの答え合わせになっているんですよ。心はそれぞれにきちんとあるからこそお互いの存在を感じられるし、そういう意味でひとつひとつの心だからお互いが孤独なんだっていうことの“ONE”です、みたいなことをライブの場で感じるんですよね。だからライブが終わった後は、まあいろいろあるし、だらしないところもあるけど、とりあえずよく生きて来たねってお互いを讃えあえるんですよ。アルバムを通過したからこそ表現できた新曲――新曲「茜」について伺います。この曲は直太朗さんの中で大切な曲としてずっとあり続けたものなんですよね?そうですね。森山直太朗「茜」MV――きっかけとしてはドラマ『家庭教師のトラコ』の主題歌ということがあったと思うのですが、直太朗さんを動かした最も大きなものは何だったんでしょうか?遊川和彦さんの脚本とこの曲が持っている大きなテーマみたいなものが合致したところですね。すべてが一緒ではないんですけど、自分の中でしっくりくる感じがあって。それは歌詞にも反映されているんですけど、千代に八千代に染まる茜色の空こそが愛よりも確かなものなのだと。僕らが愛だ恋だと今話せているのは、何億光年という途方もない時間を含んだ宇宙だったり、そこにできた地球で太陽が昇ったり沈んだりをずっと繰り返している営みがあったその先に俺たちのすったもんだがあるんだっていう(笑)。その強烈な主観と強烈な客観を表現したいというのがこの曲にはあって、それを表現しきれているかどうかはわからないんですけど、そういう意味では『家庭教師のトラコ』に登場するティーチャーであるトラコが掘り起こそうとしているもの、単に勉強を教えて成績を上げるだけではないやり方だったり、またトラコ自身が抱えているものだったり、そういった一筋縄ではいかない設定や物語の持つ深みが、この曲のただのラブバラードでは収まりきらない感じに共鳴したんですよね。エネルギーとして同質のものを宿しているなと感じたんです。――その、曲の持つ根源的なエネルギーは、具体的な形にする前からあったものなんでしょうか?あったとは思うんですけど、どうしてもそれを具現化する勇気がなかったというか。〈あなたとわたし〉の曲にとどまっていたんですけど、最初の方に話したこの1、2年の経験を通過して改めてこの曲に向き合った時にもっと強い何かが埋まっていると感じられたんですよね。それを掘り下げてみたいと思ったんです。さらにそれをタイアップという枠組みの中で短期間にどこまで深く掘れるかということにチャレンジしてみたかったんです。――そう考えたらアルバムを通過したことで見える世界、感じられる世界というのがこれまでと違っているということの証明でもある曲ですね。あるいはそれは過去とも地続きであるという確かな実感でもあるかもしれない。きっとアルバムを作っていなかったらまだ引き出しの中で眠っていた曲だったかもしれませんね。ドラマ主題歌のお話がきっかけとしては本当にありがたかったです。そこで思い切ってこれまでのものを白紙に戻す決断もできましたから。ただ、《茜、茜色に染まるあの空》というフレーズと、それが《何より大切なもの》という認識は元の歌詞の中にもあって、そこには強いものがあると感じていたんです。でも客観的に考えて、どうして茜色の空が何よりも大切なのだろうか?っていう疑問に自分でずっと答えられないでいたんですよね。それでドラマのお話をいただいて、一旦ゼロからそこを突き詰めてみることにしたんです。結論を言えば、最初に考えていたものから大幅に変わったんですけど、それは物事の捉え方という部分においての変化が大きかったですね。沈んでいく夕日をあなたとわたしが見ているというノスタルジックな感情ではなく、茜色に染まる空からの逆算で物語を作り直していきました。――強烈で圧倒的な自然の側から描いている人間の姿がこの曲には焼き付けられているのですが、それは言ってしまえば、人間を突き放して見るような距離感を得られているのが今の直太朗さんの核心なのかなという気がします。だからこそ人間の根幹を見つめられるという。最後にツアーの話に戻りますが、〈前篇〉を弾き語り、〈中篇〉をブルーグラスバンド、そして10月からの〈後篇〉をフルバンドで回ります、だんだん世界ができていくようなイメージがありますね。最初に弾き語りでできたのがよかったですね。自分の足元を知れたというか。弾き語りは今までもずっとやってきたのに、20年目にして新しい表現のかたちを発見できたような感覚なんですよね。でも自分ひとりではできないことっていうのは当然ですけどたくさんあって、だからこそ旅を続けていく途上で、音楽を通して賛同してくれた仲間が増えていくというような感覚が頼もしいですね。徐々に仲間の輪が膨らんでいって、最終的にはまたひとりに戻るのかな(笑)。ちょっとわからないですけど。きっとやり切った先にまた新しいスタイルがあるんじゃないかなと思います。Text:谷岡正浩Photo:山本佳代子ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント森山直太朗のサイン入りチェキを2名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<配信情報>森山直太朗「茜」Now On Sale※日本テレビ系水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』主題歌森山直太朗「茜」配信ジャケット配信リンク:<番組情報>日本テレビ 新水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』毎週水曜 22:00~放送中『家庭教師のトラコ』ビジュアル番組公式サイト:<ツアー情報>森山直太朗 20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<後篇>10月15日(土) 埼玉・川口総合文化センター リリア メインホール10月16日(日) 千葉・浦安市文化会館 大ホール11月3日(木・祝) 青森・弘前市民会館 大ホール11月4日(金) 岩手・盛岡市民文化ホール 大ホール11月6日(日) 山形・シェルターなんようホール(南陽市文化会館)大ホール11月24日(木) 東京・中野サンプラザ12月2日(金) 広島・上野学園ホール12月4日(日) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール12月17日(土) 群馬・美喜仁桐生文化会館 シルクホール12月24日(土) 長野・大町市文化会館 エコーホール※2023年以降の公演は、今後も随時追加発表されます。20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』特設サイト:<リリース情報>森山直太朗 20周年記念オリジナルアルバム『素晴らしい世界』Now On Sale●初回限定盤(CD+詩歌集):5,500円(税込)・CD(全12曲+ボーナストラック3曲)・『森山直太朗 詩歌集』(全100曲、222ページ)※紙ジャケット&スリーブケース(192mm×141mm)仕様『素晴らしい世界』初回限定盤ジャケット●通常盤初回プレス(CD):3,300円(税込)・CD(全12曲)※ダブル紙ジャケット仕様※初回プレス出荷終了次第、同価格の通常仕様に切り替わります。『素晴らしい世界』通常盤初回プレスジャケット【収録曲】01. カク云ウボクモ ※映画『心の傷を癒すということ 劇場版』主題歌02. 花(二〇二一)※公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 「2021年度 JAPAN LIVE YELL project 」テーマ曲03. 愛してるって言ってみな04. 素晴らしい世界05. boku06. papa07. 落日(Album Ver.)※映画『望み』主題歌08. すぐそこにNEW DAYS09. 最悪な春(Album Ver.)10. さくら(二〇一九)※日本テレビ系水曜ドラマ『同期のサクラ』主題歌11. されど偽りの日々12. それは白くて柔らかい ※テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』エンディングテーマ■ボーナストラック13. ありがとうはこっちの言葉 ※アニメ『ソマリと森の神様』オープニング主題歌14. 最悪な春(弾き語り)15. さくら(二〇二〇合唱) ※カロリーメイトCM「見えないもの」篇CMソング※ボーナストラックは初回限定盤とファンクラブ限定盤のみ購入リンク:周年記念特設サイト『素晴らしい世界』:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年08月31日森山直太朗が、本日8月10日に配信リリースした新曲「茜」のMusic Videoを公開した。「茜」は、現在日本テレビ系列で放送中のドラマ『家庭教師のトラコ』の主題歌で、もともと2017年に自身の舞台公演のために書かれた大切な人に想いを込めたロストバラード。同ドラマは「合格率100%を誇る 謎多き家庭教師」の主人公・トラコ(橋本愛)が、受験勉強よりも難問だらけの3家族を救う個別指導式ヒューマンドラマとして注目を集めている。公開されたMVは、公園でランニングをしている青年がかつての自分自身と恋人に遭遇、そして次々とあの頃の2人やその記憶を目の当たりにし、もうここにはいない人に想いを馳せる様子をドラマチックに表現。その世界観を表現するため、全編フィルムで撮影された。MVの制作にあたり、森山が主人公に指名したのは、同ドラマでトラコの最大の理解者で秘書・福田福多を演じる中村蒼。2020年に放送されたNHK連続テレビ小説『エール』で、教師と教え子として共演して以来親交の深い両者が、同ドラマをきっかけに2年ぶりに作品で再会を果たした。7月某日、中村の撮影現場に森山が訪問すると「茜」の歌詞を表現するかのように「通り雨」が降るハプニングも。そして森山の歌唱シーンは茜色に染まる空の下で撮影がスタート。次第に雨に降られていく中、ずぶ濡れになりながら熱唱し、夕景という限られた時間、フィルムでの撮影、さらに大量の雨を降らせることから失敗が許されない緊張感の中、無事に撮影が終了した。また同曲の配信リリースを記念し本日21時よりインスタライブを実施予定。さらにインスタライブに中村が急遽ゲスト出演することも決定した。■中村蒼 コメント今回、直太朗さんの新しい曲のMusic Videoに出演することが出来て、とてもうれしいです。以前ドラマで共演させていただいてからずっと、「(直太朗さんと)いずれまたご一緒できたら」とは思っていたのですが、なかなか実現できないでいました。「茜」はとても素敵な曲で、僕がこの曲のすべてを理解しているか、と聞かれると「まだまだ」な気もします。でも監督と一緒にMusic Videoの撮影をしながら、この曲の世界にいることにも喜びを感じていました。大切な人を懐かしんだり、想ったりする気持ちは、きっと誰にもありますよね。観た方が同じように、人や景色、いろいろなことを思い返してくださる作品になったらいいなと思います。■森山直太朗 コメント「茜」は“今はもうここにはいない誰か”を想って紡がれた歌です。歌の中にある景色をより豊かに、一方で語りすぎることのない普遍的な物語を作りました。監督太田良君によって全編フィルムで撮り上げられた空気感たっぷりの作品。演じてくれたのは以前から交流がある中村蒼君。いつかご一緒したかったので想いが届き嬉しいです。彼の持つ透明感、温かな眼差し、全てが愛おしくそこに記録されています。是非じっくりと味わっていただきたいです。このMVに関わってくれた全ての皆さんに感謝します。森山直太朗「茜」MV<配信情報>森山直太朗 配信シングル「茜」リリース記念インスタライブ8月10日(水) 21:00~ゲスト:中村蒼森山直太朗 Instagram:<リリース情報>森山直太朗「茜」Now On Sale※日本テレビ系水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』主題歌森山直太朗「茜」配信ジャケット配信リンク:<番組情報>日本テレビ 新水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』毎週水曜 22:00~放送中『家庭教師のトラコ』ビジュアル番組公式サイト:<ツアー情報>森山直太朗 20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』スケジュールはこちら:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年08月10日日本テレビ、読売テレビでドラマが放送され、舞台化もされた芸人青春群像劇『あいつが上手で下手が僕で』(通称『カミシモ』)の舞台第2弾に、和田琢磨と染谷俊之の出演が決定した。2人が演じる「ラストワルツ」は、岬一碧(和田)と高砂真夜(染谷)のコンビ。もともと人気トリオだったが、ネタ担当が脱退してコンビになってからは人気が急落。冴えない日々を過ごしている。和田は「最近、Twitter上で染谷くんにAA(アスキーアート)がアニマルアートの略であると騙されました。この悔しさはずっと根に持ちます。あと最近野球のバッティンググローブを片方無くしてしまいました。アルファベットでtakumaと刺繍がありますので見つけた方よろしくお願いします」とコメント。染谷は「漫才の経験はあまりないので、僕にとって新たな挑戦になると思います。相方が、大好きな先輩の役者である琢磨くんということで、とても頼もしく、2人でみなさんを爆笑の渦に巻き込むのを、今からとても楽しみにしています!明るいニュースはあまり多くないこのご時世、みなさんの心をたくさん明るくできるよう精一杯頑張ります☆楽しみにしていてください!」と話している。東京公演(日本青年館ホール)は、11月18日~24日。大阪公演(COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)は、12月2日~4日。
2022年08月04日森山直太朗の新曲「茜」が、8月10日に配信シングルとしてリリースされることが決定した。「茜」は現在日本テレビ系列で放送中のドラマ『家庭教師のトラコ』の主題歌で、もともと2017年に森山自身が行った舞台公演の際に書かれた大切な人に想いを込めたロストバラード。森山自身いつか、この楽曲をレコーディングしてリリースしたい」と思っており、同ドラマをきっかけに新たな歌詞を込めレコーディングされた。併せてジャケット写真が公開され、配信予約(プレオーダーなど)がスタートした。公開されたアートワークは、楽曲の世界観を表現する茜空に傘とトランクを持った人物が描かれ、どこかドラマの主人公である「トラコ」を想起させるビジュアルとなっている。<配信情報>森山直太朗配信シングル「茜」2022年8月10日(水) 配信リリース※日本テレビ系水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』主題歌「茜」配信ジャケット予約リンク:<番組情報>日本テレビ 新水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』毎週水曜 22:00~放送『家庭教師のトラコ』ビジュアル番組公式サイト:<ツアー情報>森山直太朗 20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<後篇>10月15日(土) 埼玉・川口総合文化センター リリア メインホール10月16日(日) 千葉・浦安市文化会館 大ホール11月3日(木・祝) 青森・弘前市民会館 大ホール11月4日(金) 岩手・盛岡市民文化ホール 大ホール11月6日(日) 山形・シェルターなんようホール(南陽市文化会館)大ホール11月24日(木) 東京・中野サンプラザ12月2日(金) 広島・上野学園ホール12月4日(日) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール12月17日(土) 群馬・美喜仁桐生文化会館 シルクホール12月24日(土) 長野・大町市文化会館 エコーホール※2023年以降の公演は、今後も随時追加発表されます。特設サイト:<リリース情報>森山直太朗 20周年記念オリジナルアルバム『素晴らしい世界』Now On Sale●初回限定盤(CD+詩歌集):5,500円(税込)・CD(全12曲+ボーナストラック3曲)・『森山直太朗 詩歌集』(全100曲、222ページ)※紙ジャケット&スリーブケース(192mm×141mm)仕様『素晴らしい世界』初回限定盤ジャケット●通常盤初回プレス(CD):3,300円(税込)・CD(全12曲)※ダブル紙ジャケット仕様※初回プレス出荷終了次第、同価格の通常仕様に切り替わります。『素晴らしい世界』通常盤初回プレスジャケット【収録曲】01. カク云ウボクモ ※映画『心の傷を癒すということ 劇場版』主題歌02. 花(二〇二一)※公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 「2021年度 JAPAN LIVE YELL project 」テーマ曲03. 愛してるって言ってみな04. 素晴らしい世界05. boku06. papa07. 落日(Album Ver.)※映画『望み』主題歌08. すぐそこにNEW DAYS09. 最悪な春(Album Ver.)10. さくら(二〇一九)※日本テレビ系水曜ドラマ『同期のサクラ』主題歌11. されど偽りの日々12. それは白くて柔らかい ※テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』エンディングテーマ■ボーナストラック13. ありがとうはこっちの言葉 ※アニメ『ソマリと森の神様』オープニング主題歌14. 最悪な春(弾き語り)15. さくら(二〇二〇合唱) ※カロリーメイトCM「見えないもの」篇CMソング※ボーナストラックは初回限定盤とファンクラブ限定盤のみ購入リンク:周年記念特設サイト『素晴らしい世界』:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年07月31日森山直太朗の楽曲「茜」が、7月20日より日本テレビで放送されるドラマ『家庭教師のトラコ』の主題歌に決定した。『家庭教師のトラコ』は、ドラマ『家政婦のミタ』『過保護のカホコ』を手がけた脚本・遊川和彦氏×プロデューサー・大平太氏による“個別指導式ヒューマンドラマ”。「合格率100%を誇る謎多き家庭教師」の主人公・トラコ(橋本愛)が、「自分の子供を志望校に合格させたい!」という切実な願いを持つ3人の母親と、親には言えない「深刻な問題」を抱えている3人の子どもを救うため、生きていくのに大切な「正しいお金の使い方」を教えていく。森山が遊川×大平作品に主題歌を提供するのは約3年ぶり。「茜」は2017年に森山が行った舞台公演の時に書いた知る人ぞ知る楽曲で、大切な人に想いを込めたロストバラード。森山の思い入れも強く「いつか、この楽曲をレコーディングしてリリースしたい」とその時をずっと待ち、温めていたという。今回、個性豊かな登場人物とさまざまに展開していくドラマの主題歌として、壮大なストリングスアレンジによるサウンドと不変的なテーマを込めた新たな歌詞を追加。アレンジは劇伴作家の瀬川英史が務め、物語をより一層引き立てる仕上がりになっている。なお同曲のリリース情報などは後日発表される。また、“全国一〇〇本ツアー”と銘打ち、全国各地を巡るデビュー20周年記念ツアー『素晴らしい世界』後篇の年内スケジュールが発表された。今回アナウンスされた後篇はホールを中心とした会場で、フルバンド編成でのステージを展開していく。チケットはファンクラブの年額会員を対象とした先行受付が本日6月30日正午よりスタートする。■森山直太朗 コメント「茜」は大切な人に思いを馳せるロストバラードです。ずっと心にしたためていた楽曲。今回大平プロデューサーからお話をいただき、遊川さんの脚本を拝見させていただき「この曲しかない」と確信いたしました。この歌と改めて向き合う機会をいただけたことに感謝します。個人的にも大切に歌い続けていけたら。橋本愛さんがどんな風にトラコを演ずるのか今からとってもたのしみです。この歌が物語を観る人作る人に少しでも寄り添うことを願っています。■橋本愛 コメント物語の序章、トラコ自身の生い立ちや本性、思惑などは隠されたまま、彼女はずっと何かを“演じ”続けています。けれどこの曲は、彼女の内面に徹底的に寄り添ってくれています。なので最初はトラコとこの曲に、どこか距離感が生まれることになるのでしょうか。それから物語が進んでいくに連れ、その距離がどんどん縮まっていき、やがてトラコ自身とこの曲が一体化する…そんな関係性になるような気がしました。早く最終回を見たくなりました。気が早いのですが…。笑素敵な素敵な曲を、ありがとうございます。■大平太プロデューサー コメント森山さんには、「同期のサクラ」という番組で楽曲を提供してもらいました。主人公、サクラがどんなに辛くても自分を貫くシーンで曲が流れるとその心情を後押しするような世界観が作品をとても豊かなものにしてくれました。今回、再び主題歌をお願いすると直太朗さん本人から電話をもらいました。ドラマのテーマや主人公、トラコの背景を丁寧に聞いてくださり、快諾してくれました。しばらくしてまたご本人から連絡があり「大平さんの話を聞いて、この曲が頭にうかんだんです」と聞かせてくれたのが「茜」です。とても優しくて、どこか懐かしい直太朗さんの歌声は、家族の愛を知らずに育ったトラコが、茜色に染まった空を見上げて母を想う姿にも、トラコのそばにいるのに思いを告げられない福多の気持ちにも寄り添うようで、僕の胸の深いところに染み渡りました。このドラマと共に、直太朗さんの歌声が視聴者の皆さんに届く日が待ち遠しいです。<番組情報>日本テレビ 新水曜ドラマ『家庭教師のトラコ』7月20日(水) 22:00スタートドラマ『家庭教師のトラコ』ポスタービジュアル番組公式サイト:<ツアー情報>森山直太朗 20thアニバーサリーツアー『素晴らしい世界』<後篇>10月15日(土) 埼玉・川口総合文化センター リリア メインホール10月16日(日) 千葉・浦安市文化会館 大ホール11月3日(木・祝) 青森・弘前市民会館 大ホール11月4日(金) 岩手・盛岡市民文化ホール 大ホール11月6日(日) 山形・シェルターなんようホール(南陽市文化会館)大ホール11月24日(木) 東京・中野サンプラザ12月2日(金) 広島・上野学園ホール12月4日(日) 兵庫・神戸国際会館こくさいホール12月17日(土) 群馬・美喜仁桐生文化会館 シルクホール12月24日(土) 長野・大町市文化会館 エコーホール※2023年以降の公演は、今後も随時追加発表されます。特設サイト:<リリース情報>森山直太朗 20周年記念オリジナルアルバム『素晴らしい世界』Now On Sale●初回限定盤(CD+詩歌集):5,500円(税込)・CD(全12曲+ボーナストラック3曲)・『森山直太朗 詩歌集』(全100曲、222ページ)※紙ジャケット&スリーブケース(192mm×141mm)仕様『素晴らしい世界』初回限定盤ジャケット●通常盤初回プレス(CD):3,300円(税込)・CD(全12曲)※ダブル紙ジャケット仕様※初回プレス出荷終了次第、同価格の通常仕様に切り替わります。『素晴らしい世界』通常盤初回プレスジャケット【収録曲】01. カク云ウボクモ ※映画『心の傷を癒すということ 劇場版』主題歌02. 花(二〇二一)※公益社団法人 日本芸能実演家団体協議会 「2021年度 JAPAN LIVE YELL project 」テーマ曲03. 愛してるって言ってみな04. 素晴らしい世界05. boku06. papa07. 落日(Album Ver.)※映画『望み』主題歌08. すぐそこにNEW DAYS09. 最悪な春(Album Ver.)10. さくら(二〇一九)※日本テレビ系水曜ドラマ『同期のサクラ』主題歌11. されど偽りの日々12. それは白くて柔らかい ※テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』エンディングテーマ■ボーナストラック13. ありがとうはこっちの言葉 ※アニメ『ソマリと森の神様』オープニング主題歌14. 最悪な春(弾き語り)15. さくら(二〇二〇合唱) ※カロリーメイトCM「見えないもの」篇CMソング※ボーナストラックは初回限定盤とファンクラブ限定盤のみ購入リンク:周年記念特設サイト『素晴らしい世界』:関連リンク森山直太朗 オフィシャルサイト:森山直太朗 Twitter:森山直太朗スタッフ Twitter:森山直太朗 Facebook:森山直太朗 TikTok:森山直太朗 UNIVERSAL MUSIC オフィシャルサイト:森山直太朗 YouTube:森山直太朗のにっぽん百歌:
2022年06月30日本日6月25日新国立劇場 中劇場にて、2021/2022 シーズン ダンス 森山開次『新版・NINJA』が開幕した。2019年に新国立劇場 小劇場をはじめ全国で上演され大好評を得た『NINJA』が、中劇場での上演版として戻ってきた。今作は、『サーカス』『竜宮 りゅうぐう』など、子どもが楽しめる作品を手掛けてきた森山開次が、子どもの頃に手裏剣を作るなど忍者ごっこをして遊んだ記憶を元に創り上げた作品。バレエや新体操出身の個性豊かなダンサーたちが、華麗な忍術を披露する。この度、開幕にあたり森山開次よりコメントが届いた。■森山開次 コメント新国立劇場で3年ぶりに『NINJA』を再演する機会をいただき、とてもうれしく思っています。この作品には、僕が子どもの頃手裏剣を作ったり、忍者ごっこに熱中した記憶を取り込みました。真剣に遊ぶ、命がけで遊ぶ、ということを伝えたかったのです。また僕は、舞踊家になり、この世に存在するあらゆる「忍ぶもの」に強く心を惹かれるようになりました。歌舞伎の黒子や能の後見の存在、そして現実世界の影や、人の心に忍ぶ思いもこの作品のインスピレーションとなっています。僕たちはサーカスのようなアクロバットはできないけれど、「忍法〇〇の舞」というように、ダンスを最大の忍術として届けることができる。ダンサーにとって自分の身体で表現をしていくためには、身体能力だけではない心の鍛錬、精神性みたいなものが必要で、忍者に通じる気がするんです。それを日本的と言ってよいかわからないけど、精神性を鍛錬する日本人の身体感を、ダンスに転換していくのがこの作品の表現のあり方かな、と思っています。会場である新国立劇場の中劇場は、山と谷を感じてもらえるスケールのある空間だと思います。忍びは森に棲んでいる。中劇場で森の中にいるような感覚になってもらえたら、より楽しんで観てもらえると思います。ここ2年間、コロナ禍でいろいろな挑戦を続ける中、中止、延期を余儀なくされることもありました。今、生で上演することにスタッフもキャストも命を懸けている。どんな時代になっても、生でダンスを伝えていくために、この2年間を再認識し続けようと思っています。<公演情報>2021/2022 シーズン ダンス森山開次『新版・NINJA』【新国立劇場 中劇場】(東京)2022年6月25日(土)・26日(日)6月25日:14:006月26日:13:00 / 17:30【秩父宮記念市民会館 大ホールフォレスタ】(埼玉)2022年7月3日(日) 14:00【オーバード・ホール】(富山)2022年7月9日(土) 14:00【スタッフ】演出・振付・アートディレクション:森山開次音楽:川瀬浩介映像:ムーチョ村松照明:櫛田晃代衣裳:武田久美子音響:黒野 尚【出演】森山開次 / 浅沼 圭 / 碓井菜央 / 中川 賢 / 中川奈奈(新国立劇場バレエ研修所)/ 引間文佳 / 藤村港平 / 美木マサオ / 水島晃太郎 / 宮河愛一郎【チケット料金】S席おとな(中学生以上):6,600円S席こども(4歳~小学生):3,300円A席おとな(中学生以上):4,400円A席こども(4歳~小学生):2,200円Z席:1,650円※こども料金は、ご観劇当日に4歳以上小学生以下の方が対象です(中学生の方はおとな料金となりますが、ジュニア割引[20%割引]をご利用いただけます)。また、ご入場時に年齢を確認させていただく場合がございます。※Z席は舞台のほとんどが見えないお席です。チケットはこちら:公式サイト:
2022年06月25日コーヒー片手に手をつなぎ、都内の住宅地を仲むつまじく歩くカップル。うれしそうに話す女性に対し、聞き役に徹している男性は、歌手の森山直太朗(46)だ。女性のほうは、結婚して5年目の同い年の妻、ピアニスト兼作曲家の平井真美子さんだった。「真美子さんはふんわりと柔らかい雰囲気の方ですよ。当初は、彼女があの“アクの強い一家”になじむんだろうかなんて心配していましたが……(笑)」(芸能関係者)直太朗といえば、母は森山良子(74)、姉の夫はおぎやはぎの小木博明(50)という芸能一家。他人には“謎”に思える森山家ならではの独自ルールがあるようで……。「まず良子さんがかなり自由な心の持ち主。直太朗さんの少年時代は、自宅の鍵が基本的にかかっていなくてミュージシャンたちが自由に出入りしていたと聞きました。あとは、辛辣に議論するのも森山家流。良子さん、直太朗さん、お姉さんがケンカのように言い合うので、小木さんがドン引きして黙っているくらいなんだそうです(笑)」(前出・芸能関係者)一方で、そんな娘婿の小木も、直太朗や良子から“変人”扱い。「小木さんが森山家の婿になった当初、まだあまり打ち解けていなかったにもかかわらず、小木さんが直太朗さんや良子さんの寝間着のジャージを勝手に着てくつろいでいたことがあったようで……。良子さんは小木さんを“クレイジー”な人だと言っていました(笑)」(テレビ局関係者)そんな環境に囲まれる直太朗自身の生活も当然、個性的。「直太朗さんは作曲などの目的でたびたび“山籠り”するそうです。7年前に山梨県で気に入った山小屋を購入したんだとか。ちょっとでも時間ができると、すぐに一人で山に行ってしまうそうです。妻の真美子さんにしたら寂しいんじゃないかと思うんですが、そういう自由さに適応しないと、あの森山家ではやっていけないのかもしれません(笑)。嫁姑関係も良好だそうですよ」(前出・芸能関係者)森山家の“ルール”に適応する妻。『さくら(独唱)』でブレークした直太朗の人生は、寛容妻との“二重唱”のようだーー。
2022年06月16日