妻が企て、夫が女を騙す!松たか子×阿部サダヲが、夫婦で結婚詐欺。 衝撃の≪ラブストーリー≫、『夢売るふたり』。今回、キャストの松たか子、阿部サダオ、監督の西川美和に行った試写会の模様をお届けする。舞台上の紐を引くと、松、阿部、監督がそれぞれ「男とは」「女とは」「愛とは」について考えた内容が登場する垂れ幕トークも実施した。●松さん、阿部さんをキャスティングしたきっかけは?監督:映画賞か何かに(作品が)かかった時に初めてご挨拶させていただいたのですが。そこでは女優さんたちがキラキラしている中で、松さんはひっそりと座っていらっしゃって。その時、こういう言い方するの失礼かもしれないんですが、“あ、この人普通だなぁ”と思って。完全なサラブレッドなのに、普通、って、女優さんでは珍しいなと思って。今回は“普通の人”、市井の人を描きたくて、松さんがそういう役を演じられるのかなと。あとは、内容がグロテスクな話なので、これを演じてもらう女優さんには、“品”というものが絶対必要だな、そうでないとグチャグチャになっちゃうな、と思っていたので。今回は松さんにお願いしようと思いました。阿部さんは、ずっと一緒にお仕事をさせていただきたいな、何かきっかけさえあれば…と思って狙ってたんです(笑)。お二人の組み合わせを、私も見たことないし、どういう雰囲気になるのかイメージがつかない部分もあったので。そこが化学反応を起こしてくれるとおもしろいなと思いました。お二人とも好きな役者さんだったので、このたびキャスティングしたという次第です。●松さんと阿部さんの初共演について松:とても楽しかったです。お芝居をしていることを“楽しい”と思えるのは幸せだな、と思えましたので、好きな俳優さん(が共演)でよかったなと。自分の目が確かだったな(笑)、狂いはなかったと思いました。阿部:共演する前の松さんのイメージは、ほんと完璧な人、欠点の無い人、という女優さんで。監督が「OK!」って言ったら「うん、わかってる」「そうでしょ」みたいな(笑)。そういう人かなと思っていたのですが、お会いしたら全然そんなことはなくて。監督からOK がかかっても「今ので良いでしょうか」と。普通…というか、さっきも入場時に転びかけてたり。普通より…下でもいいぐらい?(笑)でも芝居は本当に素晴らしい女優さんです。●『ゆれる』『ディア・ドクター』は男性目線の映画でしたが。今回女性目線で描きたかったものは?監督:女性のみっともないところ。誰も見たことのないというか、厳密にはそんなことないんだろうけど、なかなかスポットを当てられない、女の、同性からもスポットライトを当ててもらえないような、都会の片隅で一人、自分の生きる道を模索している女性というのを描いてみたいなと思いました。女の人の生活ってどんどん多様になっている、それだけに悩みも複雑で。30 代とかになってくると、色んな複雑な思いを抱き、あがきながら、歩んで行くしかない、っていう。そういう、大人の女性の“生きづらさ”を描いてみようかなというのが今回ありました。●撮影中、印象に残っているエピソード松:最初のシーンの撮影が夜のパートだったので、撮影は夜になってから明るくなるまでの勝負だったんです。普通の人が寝静まった頃に働き出して、普通の人が働き出す頃に終わる、みたいな。こう、昼夜逆転みたいな生活をしてみて、夜のお仕事の人たちの生活が少しわかった気がしました。●本当にたくさんの女優さんとの絡みがありましたが。阿部:絡み…(笑)。それぞれの個性がおもしろかったですね。みなさんそれぞれ、(劇中では)職業がバラバラで、松さん(里子)が見つけてきた人もいれば、僕(貫也)が見つけてきた人もいるんですけれど、その人たちの役への入り方がすばらしいと思いました。上映前なのでどこまで言っていいかわからなかったので、また今度…(笑)。監督:阿部さんはどの女の人と一緒にいても楽しそうでした。松さんは―…なんだろう、この人(笑)。阿部:たぶん、間違いなく言えるのは“お蕎麦が好き”なことですね。監督:何人ものスタッフが「松さんと蕎麦に行った」と自慢していましたね。しかも蕎麦、食べるの早いんですよ。阿部:蕎麦食べる以外も、現場入りも、着替えも、何でも早かった。歌舞伎の早着替えかっていうくらい(笑)。松:好きです、ええ。浅草など下町がロケ地だったので、蕎麦屋を見つけては一人で入ったりしていました。(ここで、「男とは」「女とは」「愛とは」のそれぞれの回答を書いた垂れ幕が下がる)松:【男とは。と聞かれても答えに困るものである】本当に思いつかなくて…。あまりにも困っていたら夫が考えてくれたんですが、その内容が「(男とは)歌舞伎の家の娘に聞くな」っていうもので、ちょっと波紋を呼びそうだったので(笑)。本当にわからなくて、白旗を上げてしまいました!すみません!阿部:【女とは。うちのネコみたいである】僕も松さんみたいに書きたかった。その勇気がなかった。いいなぁ…。そのとおりだと思う。だから、こんな答えになってしまったんですが(笑)。わかんない、ってことです。飼ってるんだか飼っていないんだか、なついているんだかいないんだかもわからない。なついていると思ったら、急にいなくなるし、なんだかよくわからないけど怒ってるっぽいときもあるし…。女の人っぽいなと思って。まぁうちのネコ、オスなんだけど。(会場笑い)監督:【愛とは。と、語るやつほど、我愛(いと)しなり】まぁ、そんなもんです。むつかしいというか、色んな愛の形のひとつです、この二人が演じたのは。こういうつながり方でも、夫婦ってあるんだな、と。●これから観るみなさんへ一言ずつ監督:お二人いつもゆったりと、全然緊張していないような雰囲気で現場にもいらしていたんですけれども。お芝居は…完璧でしたね。もう何も言うことがないぐらい、二人とも素晴らしいお芝居をしてくださって。それ(芝居)に対しての心構えも、しっかり準備されてきたなぁと感じました。全力で役に対して向き合ってくれて、非常に血の通った作品になったと思いました。是非楽しんでいってください。阿部:自分がこれまで役者をやってきて、今までやったことがない役、やったことがない表情を引き出していただいたと思います。初めてなんです、こういう役。観終わった後に話したいんですが、観た後に色んな意見があっていいというか、一人一人全員違うんじゃないかっていうぐらいで。本当におもしろいですよね。今日、一緒に観に来た人と、三夜ぐらい話し合っていただけるんじゃないかっていうぐらい(笑)不思議な映画だと思います。また二、三回観て意見が変わってもいいなとも思います。松:色んな見方ができる作品だと思います。自分以外の人の意見に寛容な気持ちで物語を楽しんでいってください。作品情報『夢売るふたり』R-15作品 公式サイト 主演:松たか子、阿部サダヲ監督:西川美和配給:アスミック・エース(C)2012「夢売るふたり」製作委員会9月8日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年07月18日松たか子主演のミュージカル『ジェーン・エア』の制作発表会見が7月5日に行われ、松と共演の橋本さとしが登壇した。『ジェーン・エア』チケット情報本公演は、シャーロット・ブロンテが書いた傑作ロマンスを2000年に英国人演出家のジョン・ケアードがブロードウェイでミュージカル化し、2009年に日本で初演された舞台の再演。19世紀のイギリスを舞台に、ひとりの女性が様々な困難を乗り越え、時代に立ち向かいながら強く逞しく、愛に生きた姿を描く。主人公のジェーン・エア役は松、ジェーンが家庭教師として住み込んだ家の主人で、やがて愛し合うようになるロチェスター役は橋本と、初演と変わらぬふたりが務める。作品の魅力について松は「ジェーンという女性は、はじめから完璧な人ではなくて、悔いや迷いを感じながら生きて、恋愛をして、自分の気持ちが揺らぎながらも一生懸命に生きようとする人。自分の足で立とうとする姿は、時代を超えて訴えかけるものがあると思います」とコメント。橋本は「シンプルで美しく、無駄なものがない舞台です。絵画のような美しさの中に入って浸っていただきたい」とアピールしていた。3年ぶりの再演について松は「初演の時は楽しかったんですけど、ほんとに必至で。最後のほうは這ってゴールにたどり着いたという記憶があって。今回再演のチャンスをいただけたので、楽しんで演じ、歌えるようになりたい」と抱負を述べた。また演じる役どころと自身との共通点を訊かれると「家庭教師にはなれません。人に教える仕事は一生無理」と松が答えると、橋本は「愛とかそういうものに抵抗を持っている男なんですけど、僕自身は愛がないと生きていけない“愛依存症”です」とそれぞれ語った。演出のジョン・ケアードから再演に際し、「この偉大なラブストーリーを松さん、橋本さんと一緒に創作した時間は、日本での演劇経験の中でもっとも幸せな記憶として心に刻まれています」とふたりを絶賛するコメントが届いた。これを受けて橋本は「世界で一番一緒に仕事をしたいと思っていた演出家」と言いながらも、英語が話せないため稽古場以外では「近づいてきたら逃げちゃう」と話し、前回、稽古場から偶然ジョンを車で送ることになった時、車内で一言も話さず気まずかったというエピソードを披露、記者の笑いを誘っていた。共演は初演メンバーの寿ひずる、旺なつき、山崎直子、小西遼生、福井貴一 、壤晴彦に、新たに阿知波悟美、辛島小恵が加わる。公演は10月6日(土)から28日(日)まで東京・日生劇場のほか、福岡・博多座でも上演される。東京公演のチケットは7月29日(日)10時より一般発売開始。なお、チケットぴあでは7月8日(日)11時までインターネット先行抽選・プレリザーブを受付中。
2012年07月06日人気小説家・吉田修一著による青春感動巨編を、主演に高良健吾、ヒロインに吉高由里子を迎えて『南極料理人』、『キツツキと雨』の沖田修一監督がメガホンを取り実写映画化する『横道世之介』。このほど新たに、池松壮亮、伊藤歩、綾野剛ら若手実力派俳優3人の本作への出演が明らかとなった。『悪人』や『パレード』の原作者としても知られる吉田修一の同名人気小説を原作にもつ本作。1980年代を舞台に、上京したての大学生・横道世之介の日常と、彼を取り巻く人々の生活を優しいタッチで描く。今回出演が決定したのは、いまがまさに“旬”の3人。世之介の大学の友達・倉持一平を、『ラスト サムライ』でハリウッド・デビューも果たした池松壮亮、世之介が憧れる年上女性・片春千春を、『ソラニン』や『GANTZ』など話題作への出演が相次ぐ伊藤歩が演じる。そして女性に興味がない世之介の同級生・加藤雄介を、現在放送中のNHK連続ドラマ小説「カーネーション」での活躍で脚光を浴びている綾野剛が演じる。徐々に明らかにされていく映画『横道世之介』の世界。心温まる人間模様を独特のユーモアと世界観で描くことに定評のある沖田監督の指揮のもと、若手実力派俳優たちがどのような化学反応を起こしてくれるのか、公開を楽しみに待ちたい。『横道世之介』は2013年、全国にて公開。■関連作品:横道世之介 2013年、全国にて公開■関連記事:『蛇にピアス』コンビ復活!高良健吾&吉高由里子で吉田修一の青春小説を映画化
2012年03月15日湖池屋は4月16日、名古屋名物「宮きしめん」の味を再現したポテトチップス「コイケヤポテトチップス 宮きしめん」を中京地区限定で発売する。価格はオープンで、市場予想価格は130円程度。内容量は68g。宮きしめんは、名古屋で古くから親しまれている熱田神宮が発祥。門前町として、また東海道五十三次の宿場町として栄えた熱田の古称である「宮」をその名につけたきしめんになっているとのこと。今回発売の商品は、宮きしめんの特徴である厳選した素材で取っただし汁とたっぷり乗せたかつお節の味わいを再現し、しっかりした味と華やかで香り高い旨みを楽しめるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月13日映画『行け!男子高校演劇部』が公開を迎え、8月6日(土)に都内劇場で中村蒼、池松壮亮、冨田佳輔、川原一馬、金子直史、稲葉友、池田鉄洋、英勉監督が舞台挨拶を行った。中村蒼の意外な素顔に場内は騒然!?池田さんが教師役での出演のみならず脚本も手掛けた本作。タイトルの通り、男子高校で、それぞれに事情を抱えて演劇部に入部したおバカな男子たちの奮闘、青春の日々が笑いと共に綴られる。まずは主演の中村さんが挨拶というところでなぜか「本日はお越しいただき…」としゃべり始めたのは英監督。慌ててキャスト陣から待ったをかけられていたが、作品同様に一事が万事このノリ。というか一番子供っぽいのは監督?ことあるごとにキャスト陣の発言に茶々を入れて笑いを誘っていた。気を取り直してマイクを握った中村さんは「みなさんが広めてくれればまさかの『2』があるかも」といきなり続編を熱望!「僕はこれまで続編というのはやったことないので、まだ決定もしてないのにワクワクしてます。これで(続編に)ならなかったときの落ち込みようったらありゃしないですね」とフライング気味に続編製作を訴えた。池松さんは中村さんとは対照的にややローテンションなムード。「こういうくだらない映画を作ってしまいまして」と作品の晴れの日にいきなり“くだらない”発言をしつつも「『2』もやるんでぜひ観てください」と実はノリノリだった。映画初出演組の川原さん、稲葉さんは、作品の門出に感慨深げ。「勢いとテンポと僕らの熱さで作った作品」(川原さん)、「映画の中ではただのバカですが、現場もあんな感じでした」(稲葉さん)と思い入れたっぷりに語った。脚本の池田さんは「まさかこんなイケメンたちがこんなバカなことをしてくれるとは…。やっているのを見ているうちに、本当にこいつらはバカなんじゃないかと思えてきた」とキャスト陣のバカっぷりを絶賛するも、一同は池田さんをジロリ。その池田さんに「続編の構想はもうできてるんですよね?」とムチャぶりされた監督は「女の子が蒼くんを追いかけて髪を切って、それから警察学校に入って佐藤浩市さんが…」と今クールで放送中の中村さんが出演するドラマ「イケメン☆パラダイス」(フジテレビ)や「陽はまた昇る」(テレビ朝日)の筋書きを拝借し、会場の笑いを誘っていた。劇中の「演劇大好き!」というセリフにちなんで、キャスト陣に「○○大好き」を発表してもらう“大喜利”では、中村さんが「KARA大好き」と告白。女性ファンで埋まった客席からは「えー…?」とまさかの大ブーイングがわき上がったが中村さんは「でも好き。かわいいじゃないですか」とニヤニヤ。監督曰く「さっき待ってる間もずっとKARAの話をしてた」というほどで、会場のちょっぴり冷たい視線を意に介さず、K-POP好きを堂々とアピールしていた。『行け!男子高校演劇部』はヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開中。■関連作品:行け!男子高校演劇部 2011年8月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011「行け!男子高校演劇部」製作委員会■関連記事:中村蒼インタビュー「弟キャラ?実は結構、男クサいタイプです(笑)」フレッシュな若手が勢揃い!『行け!男子高校演劇部』試写会に15組30名様ご招待中村蒼がロミオ衣裳で登場!監督は現場で「ゆるい担任」扱い?中村蒼が前田敦子の憧れの王子様に!「イケパラ」イケメン男子キャスト陣決定中村蒼ほかキャスト登壇『行け!男子高校演劇部』完成披露試写会に20組40名様ご招待
2011年08月08日映画『行け!男子高校演劇部』の完成披露試写会が6月19日(日)に開催され、中村蒼、池松壮亮、冨田佳輔、川原一馬、金子直史、稲葉友、新川優愛ら主要キャスト陣と英勉監督の総勢8名が舞台挨拶を行った。タイトルそのまま男子高校の演劇部の悲喜こもごもをつづった本作。他校の演劇部部員に一目ぼれした主人公が、演劇祭に向け奮闘する姿が描かれる。中村さんらが登場すると、まずその衣裳に対しどよめきが!映画の中に登場する演劇用の衣裳なのだが、中村さんは「ロミオとジュリエット」のロミオの姿で下半身はタイツ。池松さんは葉っぱの着ぐるみで、ほかのメンバーも「桃太郎」の犬、猿、キジ、鬼の全身タイツで一様に少し…いや、かなり恥ずかしそう。中村さんは「自分の殻を破らなくてはできない役だった」とふり返る。池松さんは「現場の僕らはやってて楽しくて仕方なかったけど、お金を取っていいのか…」と苦笑い。存在感のない男子生徒を演じた冨田さんは「カツラと高めの声で、印象に残る役を存在感のない感じで演じました」と苦労を語り、ヤンキー役の川原さんは「映画やドラマを参考に、ちょっとお茶目なヤンキーになるように役作りしました」とニッコリ。映画初出演の稲葉さんは「初めてで、こんな好き勝手にやっていいのかと思った」、部員の中で最年長の金子さんも「年齢差を感じさせないくらい、みんながイジってくれました」と和気あいあいとした現場の様子を明かしてくれた。英監督も「(男性キャスト)6人が好き放題で、僕は大監督ではないので『ゆるい担任が来た』くらいの勢いでした」と“男子校”を楽しんだよう。この日は、映画にちなんでその男性キャストに「このセリフを言うとモテる」と思う言葉を発表してもらうコーナーも。中村さんが考えるモテゼリフは「この店、カード使える?」。次々と発表される男たちの“モテゼリフ”に、紅一点の新川さんは「そうですね…うーん。かっこいいと思います。ごめんなさい…いろいろごめんなさい」と微妙な反応で会場は笑いに包まれた。中村さんは「このコーナーのことは忘れて、まっさらな気持ちで映画に向き合ってください!」と苦笑交じりにアピールしていた。『行け!男子高校演劇部』は8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。■関連作品:行け!男子高校演劇部 2011年8月6日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 2011「行け!男子高校演劇部」製作委員会■関連記事:中村蒼が前田敦子の憧れの王子様に!「イケパラ」イケメン男子キャスト陣決定中村蒼ほかキャスト登壇『行け!男子高校演劇部』完成披露試写会に20組40名様ご招待
2011年06月20日“もしドラ”の愛称で親しまれ、現在までに250万部を発行するベストセラーを映画化した『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら〜』が6月4日(土)、全国で封切られ、映画初主演を果たした前田敦子(AKB48)をはじめ、瀬戸康史、峯岸みなみ(AKB48)、池松壮亮、川口春奈、メガホンを取った田中誠監督が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで初日舞台挨拶を行った。高校の弱小野球部のマネージャーになった女子高生・みなみ(前田さん)が、偶然出会った“経営学の父”ドラッカー教授の「マネジメント」の理論を実践し、チーム一丸となって甲子園を目指す感動青春ストーリー。劇中衣装のセーラー服姿を披露した前田さんは「こういう青春映画は、いましかないんだろうなぁ…。プライベートで青春というものを送ってこなかったので、この映画に私自身の青春を詰め込んだ」としみじみ。初主演作の公開に「みなさんの笑顔を見て安心しました。本当に嬉しいと改めて実感している」と安堵の表情だった。エースピッチャー・浅野役の瀬戸さんは「人間って結構バラバラ。欠点もあるし、夢も違うけど、ひとつの目標に向かって頑張ることで大きなことを成し遂げられる。スタッフ、キャストが“真摯にひたむきに”作った作品です」とドラッカー理論に則ったコメントで胸を張った。一方、キャッチャー・柏木を演じる池松さんは、劇中で前田さんを殴るシーンをふり返り「僕は女優としての前田敦子しか知らない。ある程度の信頼関係もある中で、お互いに役者魂をぶつけ合った。納得いかないファンの方がいれば、後日、会いに来ていただければ…」と釈明していた。後輩マネージャー役の峯岸さんは撮影初日「芸能人がたくさんいるから、早く来て」と前田さんに“泣き”の電話を入れたのだとか。また、ある日、現場でロケ地・宇都宮名物のギョウザが用意されたものの、男性キャストがすべて食べてしまったと恨み節を披露する場面も。なんでも「私、ギョウザが4番目に好きな食べ物なんですよ」(峯岸さん)。その後、野球部監督役の大泉洋が、スタッフに「ギョウザを用意してあげて」と声をかけ、峯岸さんはギョウザを口にすることができたそうだ。川口さんは映画初出演。「みなさんに助けられながらの撮影だった」と感謝しきりだった。六本木での舞台挨拶を終えたキャスト&田中監督は、そのまま品川駅で新幹線に飛び乗り、大阪への弾丸ツアー!ファンが待つTOHOシネマズ梅田でこの日、2度目の舞台挨拶を行った。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら〜』は全国公開中。■関連作品:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 2011年6月4日より全国東宝系にて公開© 2011「もしドラ」製作委員会■関連記事:佐々木希、溝端淳平らがnon-no40周年チャリティコレクションに参加AKB前田敦子が男装&ショートヘア!「イケメン☆パラダイス」でドラマ初主演AKB峯岸「あっちゃんは甘えん坊」と証言&大泉の“パンツ”暴露に恥ずかしそうに抗議AKB48前田敦子初主演作!『もしドラ』試写会に10組20名様ご招待前田敦子主演『もしドラ』主題歌がAKB48の新曲に決定!総選挙の投票券入り
2011年06月06日映画『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら〜』の完成披露が5月10日(火)に都内で開催され、主演の前田敦子(AKB48)に瀬戸康史、峯岸みなみ(AKB48)、池松壮亮、川口春奈、大泉洋にメガホンを握った田中誠が集結!詰めかけた1,000人超の観客を前に、前田さんは甲子園さながらの“選手宣誓”を行った。累計発行部数250万部を突破した大ベストセラーを映画化した本作。高校の硬式野球部のマネージャーになった女子高生が、間違って買った“経営学の父”と呼ばれるドラッカーの「マネジメント」に基づいて部に変革をもたらし、あれよあれよと弱小野球部が大会を勝ち上がっていくさまが描かれる。この日、会場は野球場をイメージし人工芝カーペットが敷き詰められ、前田さん、峯岸さん、川口さんはセーラー服で、瀬戸さんらは野球のユニフォーム姿で登場しファンの歓声を浴びた。前田さんは「夏の青春映画です!」と夏の代名詞である高校野球を描いた本作をアピール。野球に関しては「ルールはあまり知らなかったけど、みなさんがやっているのを見ながら、監督や大泉さんに教えてもらいました」と明かす。エースピッチャーの浅野役の瀬戸さんも、実は野球の経験はあまりなかったそうで「池松くんに教えてもらった」とのこと。キャッチャーの柏木を演じる池松さん、瀬戸さんは共に福岡出身ということで「博多弁で会話しながら練習してました」(瀬戸さん)とチームワークを感じさせた。川口さんは映画初出演となったが「温かいスタッフ、キャストのみなさんに囲まれて、最後までやれました」と笑顔を見せた。野球部の監督役の大泉さんは若いキャストを見やり「(客席からの)『あっちゃーん!』とか『みぃちゃん』という歓声の中で何で俺だけが『大泉!』と呼ばれるのか分からない!一番の大人がなぜか呼び捨てです」とおかんむり。監督役でありながら、ノックが一番下手だったという噂については「そんなことありません!」とキッパリ否定したが、“証言”を求められた池松さんが「まあ…ゴルフをやられるので上手でしたよ」と微妙なフォローをすると会場は笑いに包まれた。原作の主人公のモデルでもある峯岸さん。AKB48の仲間である前田さんとの共演について聞かれると、隣りでモゾモゾと峯岸さんに触る前田さんを見つつ「あっちゃんは普段は甘えん坊で、こうやってよく人に触ってくるんですが(笑)、芝居になるとシャキっとして女優の顔になる」と述懐。現場では大泉さんに体当たりをして遊んでいたそうだが「今日も久々に会って、体当たりをしました」と笑顔を見せた。これに対し、大泉さんが「今日は体当たりをしてもいいように、見えてもいいパンツだそうです」とまさかの“セクハラ”発言。教師役にあるまじきこの発言に「言わなくてもいいのに!」と峯岸さんは恥ずかしそうに抗議し、会場は再び笑いに包まれた。最後に全員を代表して前田さんが右手を掲げ「どんなときも真摯に感動を伝えることを誓います!」と宣誓。会場は拍手と歓声が沸き起こった。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら〜』は6月4日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら 2011年6月4日より全国東宝系にて公開© 2011「もしドラ」製作委員会■関連記事:AKB48前田敦子初主演作!『もしドラ』試写会に10組20名様ご招待前田敦子主演『もしドラ』主題歌がAKB48の新曲に決定!総選挙の投票券入り大島の1位を脅かすのは?AKB48、今年も総選挙開催!メンバーの新たな活動も続々『もしドラ』前田敦子クランクアップ!真冬の撮影に半袖で高校野球の女子マネ熱演2011年ブレイク期待の俳優・女優No.1は高良健吾&桜庭ななみ!
2011年05月10日222万部を超える大ベストセラーをAKB48の前田敦子主演で映画化した『もしドラ〜もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら〜』が2月17日(木)未明に都内のスタジオでついにクランクアップ!撮影の様子や前田さんのコメントなどが到着した。原作は2010年のベストセラー総合1位(トーハン調べ)となった岩崎夏海による小説。すでに「SUPER JUMP」(集英社刊)で漫画化され、この3月からNHK総合でアニメ化されることも決定している。高校の野球部のマネージャーとなった女子高生・みなみは、マネージャーの仕事について書かれた本として誤って“経営学の父”と呼ばれるドラッガーが書いた、経営者(マネージャー)の必読書である「マネジメント」を購入してしまう。だが、彼女はそこに書かれている数々の精神や理論を高校野球に置き換えて実践。ドラッガーの至言は徐々に部全体に波及し、弱小だった野球部は甲子園を狙うまでに急成長を遂げていく…。物語の設定は高校野球の季節…すなわち真夏だが、撮影が開始されたのは1月11日(火)。関東近郊の球場やグラウンドでロケが行われ、2月に入ってからは大雪に見舞われながら、前田さんをはじめとするキャストは半袖の衣裳で撮影に臨んだ。「真冬に真夏の映画を撮ることにビックリしました。鳥肌を一瞬で直す方法も身につけました!エキストラのみなさんが頑張って半袖で演じてくれたので、夏気分で演じることができました」とは前田さんの弁。マイナスの気温の中で数百から一千人のエキストラが参加し、“真夏の熱狂”のシーンを作り上げていった。前田さんのクランクアップとなった16日(水)から17日(木)未明にかけての撮影では、みなみが「マネジメント」から“顧客とは何か”という重要な理論を学ぶ様子が撮影された。クランクアップの瞬間に、田中誠監督から花束を手渡された前田さんは、疲れを感じさせない満面の笑み。クランクアップを迎えての感想を尋ねると「まだ実感がわきません。この1か月はすごく濃くて、明日からまた半袖を着て野球場で撮影をしにいく気分です」とコメント。さらに「共演者のみなさんに支えていただき、(監督役の)大泉さんには親戚のおじさん並に遊んでもらいました。程久保高校野球部のメンバーには、本当に感動させられました。雪が降っている中で撮影したとは思えないくらい、夏に見える作品になっていると思うので楽しみにしていてください!」と仲間への感謝と共に手応えもしっかりと口にした。今後、20日(日)の野球部のシーンの撮影で全ての撮影が終了し、4月下旬の完成が予定されている。前田さんのほかに野球部のエース役の瀬戸康史、後輩のマネージャーに同じくAKB48の峯岸みなみ、さらに若手成長株の池松壮亮に、本作でスクリーンデビューを果たす川口春奈などが出演。「もしドラ」ブームはまだまだ続きそうだ。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』は6月、全国東宝系にて公開。■関連作品:もしドラ〜もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら〜 2011年6月、全国公開予定■関連記事:2011年ブレイク期待の俳優・女優No.1は高良健吾&桜庭ななみ!
2011年02月18日昭和の炭坑町を舞台に、その時代を知らない若い層にも「懐かしさ」と「郷愁」を感じさせる物語を紡ぎ出す映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』。今年の春、物語の舞台となった福岡での先行上映で大盛況を記録した本作がいよいよ全国公開を迎える。当然のことながら、多くのキャスト陣も昭和30年代の終わりから綴られるこの時代を肌で知っているわけではないのだが、“昭和の匂い”をしっかりと感じさせてくれる。タイトルロールの“信さん”を石田卓也が、そしてその信さんを兄のように慕う守を池松壮亮が演じている。映画の公開を前に、2人がこの作品にこめた思いを聞いてみた。昭和38年、炭鉱業を主産業とする福岡のある島。ここに東京から、小雪さん演じる美智代がひとり息子の守を連れて帰ってくるところから物語は始まる。撮影も現地で行われたが、福岡は池松さんにとって18年間暮らした故郷。池松さん曰く、守という少年は福岡の男そのものだという。池松:一筋縄じゃいかない役なんですが、でもあれは完全に福岡の男なんですよ。頑固で後先考えずに物を言うところとか。自分の出演シーンの前に(子役の)少年時代のパートがあり、そこから数年の空白の期間があるので、その間に完全に福岡に染まったことにして、典型的な“福岡人”をやってやろう、と。ちなみに池松さん自身も、そういう“福岡人”の部分を色濃く持っているのだろうか?池松:メチャクチャありますね!さっき言った頑固な部分とかそのまま当てはまると思いますし、この守という役にも反映されています。よその地方の人が見ても分からないような部分までね。ちなみに、石田さんにとっても福岡は、デビュー作のドラマ「青春の門 筑豊編」の舞台となった思い出の地である。石田:そうなんです。あのとき演じたのは今回、池松くんが演じた守くらいの年代ですね。懐かしさはありました。また、ここに来たんだ、と。ただ、今回方言はすごく心配でした。デビュー作のときから、もうかなり時間が経っているので。(方言を使うということは)やはり普段の役と全然違ってきます。発音やイントネーションが間違ってると、地元の人に「何だよこれ?」って思われてしまうのではないか。そういう怖さは自分の中に常にありました。だから演技の部分と同じくらい気を配りました。小さな町で周囲を気にすることなく我が道を往く美智代という女性も魅力的だが、彼女にほのかな想いを抱く信さんの不器用な生き方も共感を呼ぶ。石田:信さんは、自分で演じながら「かっこいい男だなぁ」と思ってました。辛い境遇の中でも、常に自分以外の人のことを大切に思って一生懸命頑張ってる。それでいて、そういう辛さを顔に出さない、という彼の気持ち、優しさと強さを大事に演じました。年の離れた美智代に対する信さんの恋心――これを池松さん、石田さんはどのように捉えているのだろう?池松:いや、これは男として結構分かりますよね?石田:うん、分かる。信さんにしてみたら、いままでずっとひとりだったけど、初めて心を許せる、という気持ちを抱いたんだと思う。とはいえ池松さん演じる守にとっては、兄と慕う信さんが自分の母親に恋心を抱いている、という状況。このときの守の心情を表現するのは簡単ではなかったのでは?池松:それが今回の一番大きなテーマでしたね。守は2人をどのような思いで見つめるのか?そればかりずっと考えていました。平山(秀幸)監督に、子役の(守を演じた)中村大地がどんな表情をしていたのかとか聞いてみたり。本当に、言葉では言い表せない思いだと思うんですよ、嫌とか悲しいとか嬉しいとかじゃなくて…。もし相手が信さんじゃなければ、守にとっては簡単に切り離すことができたんだろうな、と。石田さんと池松さんは『夜のピクニック』に続いての再共演。互いの印象を聞いてみた。石田:あのときは(池松さんは)中学生だったから、久々に一緒にやれることになって会ってみたら僕より大きくなってて驚きました(笑)。成長したな、と。『夜のピクニック』以来、ずっと仲の良い友達ですが、性格はシャイですよ。まぁ、僕もかなりシャイな方なんですけど…(苦笑)。池松:僕にとっては“信さん”そのもののような人ですよ。前回のときは、僕がみんなの中で一番年下だったんですが、なかなか自分から話しかけられずにいたところを、石田さんがすごく気遣って声をかけてくださったりして。僕、個人的にも兄がいないので、兄に対する憧れみたいなものがあったんですが、石田さんはそういう存在です。小雪さんも(『ラスト サムライ』で)ご一緒させていただいていたので、母親役が小雪さんで、その母に恋する役が石田さんと聞いて、正直、石田さんで良かった、と思えたんです。小さな島を舞台にした本作。島を出ていく者、逆にかつて島を後にしたが、戻ってくる者などが描かれるが、池松さん、石田さん共に10代で故郷を出て、仕事を始めた人間。いま、故郷というのはどのように映っているのだろうか?石田:最初は流れに任せて東京に出たって感じでした。中学卒業した頃ですね、まあ何とかなるだろう、と(笑)。だから、故郷(愛知県)を出るときに大きな覚悟とかそういうのはなかったんです。でもいまは、地元ってすごく大きな存在で、ちょっと落ち込んだときはもちろん、何でもないときでも少し地元の友達とか家族と話すだけで元気がもらえて。もう、東京出てきて8〜9年ですが、いまだに遊ぶとなったら地元の友達とだったりしますから。池松:僕は「簡単には戻ってこれないぞ」という思いはありましたね、福岡を出るとき。まだ2年くらいですが、やっぱり大きな存在です。だから今回、こんな素晴らしい物語を残すことができるってすごく嬉しいし、誇りに思います。向こうで撮影ができたのもすごく嬉しかったです。東京にいて、改めて故郷があるっていいなぁ、って思えるんです(笑)。■関連作品:信さん・炭坑町のセレナーデ 2010年11月27日より新宿ミラノ、銀座シネパトスほか全国にて公開© 「信さん・炭坑町のセレナーデ」製作委員会■関連記事:小雪子育ては九州で?松山ケンイチとの交際は「順調?はい」ゲスト来場!『信さん・炭坑町のセレナーデ』試写会に50組100名様ご招待ケイト・ブランシェットに小雪、カリーナ・ラウら「SK-II」30周年で美の競演!小雪、石田卓也と20歳差の恋愛に挑戦『信さん』福岡で快調撮影中!
2010年11月25日映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』の完成披露試写会が10月28日(木)、東京・港区のスペースFS汐留で行われ、主演の小雪、共演の大竹しのぶ、石田卓也、池松壮亮、平山秀幸監督らが出席した。昭和30年代の福岡の炭坑町を舞台に、小学生の息子・守(池松さん)を持つ母親・美智代(小雪さん)と、美智代に恋心を抱く札付きの少年・信さん(石田さん)をはじめ、もがきながらも懸命に生きる人々の姿を描く物語。2008年9月にオール九州ロケが敢行された。小雪さんは、20歳年下の信さんと“恋仲”となる役どころで、20歳差の恋愛について「いまの年代はいろいろあるんじゃないですか?あると思います」と言いながらも「愛情って経験した思い出の年数で決まるんじゃないかと。愛の形はいろいろで、ひとつの解釈はできないと思う」と大人の女性らしい考え。以前、映画『ラスト サムライ』で母親役をこなしているものの現代劇では初めてで「九州は自然が豊か。子供を育てるとか、幼少期を過ごすには素晴らしい場所だと思いました。好きになりました」と報告しつつ、母性をうかがわせた。大竹さんは20歳差の恋愛に「全然OK、いくつまでも大丈夫です」と即答。石田さんは「クランクインの日に風邪を引いていたら、小雪さんが風邪薬をくれた。もう美智代さんでした。幸せでした」と小雪さんに惚れ惚れだった。一方、小雪さんは、プライベートで俳優・松山ケンイチとの交際が報じられているだけに、結婚について報道陣から突っ込まれ「したくなった?」、「予定は?」との質問には「分からない」、「考えていない」。だが「交際は順調?」との問いに「はい、ありがとうございます」と満面の笑み。「年内にいいお話は?」と再び聞かれると「どうだろう?」と、はぐらかせていた。映画『信さん・炭坑町のセレナーデ』は11月27日(土)より新宿ミラノ、銀座シネパトスほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:信さん・炭坑町のセレナーデ 2010年11月27日より新宿ミラノ、銀座シネパトスほか全国にて公開© 「信さん・炭坑町のセレナーデ」製作委員会■関連記事:ゲスト来場!『信さん・炭坑町のセレナーデ』試写会に50組100名様ご招待ケイト・ブランシェットに小雪、カリーナ・ラウら「SK-II」30周年で美の競演!小雪、石田卓也と20歳差の恋愛に挑戦『信さん』福岡で快調撮影中!
2010年10月28日第1回「ジャパン・ロマンス・アワード」授賞式が6月14日(月)、東京・港区の東京ミッドタウンで行われ、映画『半分の月がのぼる空』(深川栄洋監督)に主演した池松壮亮とヒロインの忽那汐里、歌手の広瀬香美らが出席した。同アワードは主催の日本ロマンチスト協会の会員約900人がロマンティックや幸せを表現した人や企業、カルチャーなどを選出するもの。同協会は、“大切な人を世界で一番幸せにできる”ロマンチストを増やし社会を豊かにしようという主旨の下、文化人、財界人が中心となり2008年5月から任意団体として活動を開始。会員の中にはタレントの石田純一の名もある。同年、6月19日を「ロマンスの日」に制定している。ロマンスクリエイティブ部門:音楽に「ロマンスの神様」で選ばれた歌手の広瀬さんも出席し、「かれこれ17年とか、かなり前の歌ですが、いまだにたくさんのみなさまに愛して歌っていただき光栄です。1人でも多くのみなさんに微笑んでもらいたいと思い、いま、Twitter、ブログ、ユーストリームをやっていまして、そんなことも受賞理由になっていれば嬉しい。賞に恥じないよう、一心に活動に励みたい」と熱っぽく話した。同部門:映画に選ばれた『半分の月がのぼる空』は、純粋な男子高生・裕一(池松さん)と不治の病に侵された少女・里香(忽那さん)の純愛と、最愛の妻を失った心の傷が癒えない医師・夏目(大泉洋)の心の揺れを捉えたラブストーリー。ここ1年で公開された作品の中で最もロマンティックな映画として、ロマンスクリエイティブ部門:映画で表彰されたことに、池松さんは「数ある映画の中からこの映画を選んでいただき、ありがとうございます」と感謝の弁。東京都内では今年4月3日(土)から本公開され、ファーストランは終了したが、口コミ人気の広がりを受けて今月12日(土)から品川プリンスシネマで、3週間以上の予定で復活上映中。ほかにも地方を中心にまだまだ公開中とあって、池松さんは「大切な人を一途に思う主人公が、何としてもそのパートナーを守ろうとする作品です」とPR。忽那さんも「個人的に思い入れのあるこの作品で、この賞をいただけて嬉しいです」とはにかんだ。一方、ロマンチスト部門で受賞したタレントの石田さんは現在、プロゴルファーの東尾理子と新婚旅行中のため、ビデオレターを寄せ「ロマンスは文化。私もロマンスありきでやってきた。大切な人を世界で一番大切にできるロマンスエグゼクティヴになれるようがんばる」などと純一節全開だった。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:池松&忽那もリピーター!『半分の月がのぼる空』本年度最高のロマンティック映画認定大泉洋、37歳の誕生日に愛の質問で頭かきむしる忽那汐里、始球式登板!池松壮亮がしっかりと“愛のボール”を受け止める池松壮亮×忽那汐里インタビュー伊勢の街で、2人でひとつずつ積み上げた想い大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”
2010年06月14日松たか子が6月5日(土)、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇PLEX2で行われた主演映画『告白』の初日舞台挨拶で、観客の作品に対する好反応とサプライズのバースデイ祝いに、感極まって涙した。同作で松さんは、3歳の娘・愛美を殺した13歳の教え子2人に復讐を仕掛ける女教師・森口を熱演。衝撃的な内容に、公開前からインターネットのポータルサイトの映画コーナーなどで試写を観た人の賛否が分かれるなど物議を醸している。この日も上映後の舞台挨拶とあって観客に作品への賛否を問うアンケートを実施したところ、ほぼ全員が「よかった」を示す告白ミニボードを掲げる好反応。松さんは「ゾワッとしました。嬉しいです!」と驚きながら喜びの声を上げた。続いて配給元の東宝から、ハリウッドのメジャーを含む映画会社3社からリメイクのオファーが来たことが発表に。実現した際の、中島哲也監督が考える希望のキャスティングとその理由も発表され、松さんの役は「ニコール・キッドマン。ってことは松さんは日本のニコール・キッドマンってこと」の文字がスクリーンに映し出されると、松さんは思わず「誰にも言われないし、いま初めて言われましたし、何でこんな嘘つくんですか!」と猛抗議。中島監督は「こんな大々的に発表されると思わなくて、飲み屋で適当に答えたんですけど…」と頭を掻いた。ちなみに木村佳乃さん演じる犯人の少年2人のうちのひとり、の過保護過ぎる母親役にはサラ・ジェシカ・パーカー、岡田将生演じる森口の同僚の熱血体育教師にはダニエル・ラドクリフという希望だった。さらに今月10日に迎える33歳の誕生日を祝うバースデーケーキがサプライズで登場。木村さん、岡田さんから大きな花束を手渡され、会場からの「おめでとう!」の声を浴びた松さんは、「『告白』が完成してこの日が迎えられて本当に嬉しい。本当に大変な撮影だったので。松なんかどうでもいいって方もいらっしゃると思うんですけど(誕生日を)祝っていただいて恐縮しています。ホント、完成してよかった。みんなに感謝します」と涙声で話し、瞳を潤ませていた。東宝によると、同作が海外5か国(アメリカ、カナダ、スウェーデン、スペイン、韓国)7映画祭から正式招待されたこと、世界配給(アイルランド、台湾、香港)も決定。また、この日の14時時点での動員数が、最終興収23.6億円を記録した同監督作『パコと魔法の絵本』の対比109%を記録。「20億円越えは確実」と言い、同監督作品では過去最高のヒットを見込んでいる。『告白』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズ■関連記事:松たか子VS中島監督告白イベントで激論抗争勃発!?中島映画の“ミューズ”土屋アンナが豪快トーク「台詞覚えらんないの!」松たか子衝撃“告白”第2弾は「鼻血出ちゃった」「担任の先生になってほしい俳優」ランキング男女とも混戦…1位はやはり、この人!ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5担任の先生になってほしい俳優といえば?
2010年06月06日数年前からTVや雑誌を中心に火がついたスピリチュアル・ブーム。一時期の熱狂は過ぎ去ったものの、“パワースポット”、“ヒーリング”といったキーワードはいまなおメディアを賑わしており、人々の関心は高い。洋画や海外ドラマにおいては“スピリチュアル”を扱った作品は近年の日本でのブーム以前から一定の人気とシェアを誇ってきた。特に海外ドラマにおいては「ミディアム 霊能者アリソン・デュボア」、「プッシング・デイジー 〜恋するパイメーカー〜」、「Supernatural/スーパーナチュラル」など霊能力や超常現象をテーマにした作品はもはや定番と言える。映画でも、14歳で惨殺された少女がこの世とあの世の境にとどまり、残された家族を見守る姿を描いた『ラブリーボーン』が今年の1月に公開され、注目を集めた。また、今年9月に公開されるジュリア・ロバーツ主演の『食べて、祈って、恋をして』は、ジュリア演じる主人公の女性が失恋をきっかけに旅に出るという話なのだが、インドでは寺院で瞑想にふけり、インドネシアのバリ島では治療師の元を訪れるなど、“自分探し”の旅の中に“スピリチュアル”な要素が盛り込まれた作品となっている。この物語の細部にスピリチュアルの要素を取り入れるという流れは、邦画にも徐々に広がっている感も。4月に公開された池松壮亮、忽那汐里出演の純愛映画『半分の月がのぼる空』の舞台は伊勢神宮で有名な三重県の伊勢市。元々、この地が舞台となったのは、原作者の橋本紡がこの町の出身だったからであり、伊勢神宮での撮影はなかったのだが、原作やアニメ、そして映画の熱烈なファンが“聖地巡礼”と称して伊勢市内の撮影地を訪れることも多く、伊勢神宮にも多くのファンが参拝に訪れているという。北川景子と岡田将生の共演作として話題を呼んでいる映画『瞬 またたき』には、日本最古の神社のひとつである出雲大社で知られる島根県・出雲が登場する。恋人と共にバイク事故に遭い、自分は助かったものの愛する人を失い、そのショックから事故の瞬間の記憶までも失くした主人公が、心の傷に向き合い、立ち直っていく姿を描いた本作。出雲は、岡田さん演じる淳一の故郷であり、ヒロインの泉美と「いつか行こう」と約束していた場所。原作者の河原れんは、原作小説の構想を練っていた喫茶店でたまたま隣りのテーブルの会話から出雲にまつわる話を聞いて、その後、実際に出雲を数度にわたって訪れ、小説の中に組み込んでいったという。出雲大社が“縁結び”で有名であり、近年、この地がパワースポットとして注目を集めていることもあって、映画の公開に合わせて、映画のロケ地、パワースポットを巡る“縁結びツアー”も企画されている。パワースポットにまつわるブームはしばらく続きそう。今後、映画と組み合わせたこうした展開も人々の注目を集めそうだ。『瞬 またたき』は6月19日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。『瞬 またたき』ロケ地を巡る縁結びツアー■関連作品:瞬またたき 2010年6月19日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010「瞬」製作委員会■関連記事:北川景子地元・関西に笑顔で凱旋!岡田将生に熱烈ラブコールも傷心の北川景子にきゅん!岡田将生の抱擁にドキッ!『瞬』TVスポット到着河原れん×堀内葉子トークショー付『瞬またたき』独占試写会に15組30名様ご招待岡田将生ドッキリ発言!?「愛する人を守って」北川景子&岡田将生、連ドラの教師と生徒の関係の次は映画で恋人同士!
2010年06月03日先日公開された『半分の月がのぼる空』が日本ロマンチスト協会より「本年度最高のロマンティック・ムービー」に認定され、主演の池松壮亮と忽那汐里が4月19日(月)、認定証授与式に出席した。累計160万部を超えるベストセラー恋愛小説を映画化した本作。今回、池松さん演じる裕一と忽那さん扮する里香が紡ぎ出す、淡く切ない純愛映画に対し、「“大切な人を幸せにする人”が増えると、社会全体がちょっぴりハッピーになる」という呼びかけの下、新しい価値を創造していく任意団体「日本ロマンチスト教会」から“ロマンスマーク認定書”が授与されることに。「『ロマンティックな映画がある!』と薦められ観たら本当にその通り。観た後、身近にいる大切な人をぎゅっと抱きしめたくなり、ロマンティック満点の映画」(事務局長・波房克典氏)というのが受賞の理由。会場を埋め尽くす観客を前に、やや照れ気味に認定書を受け取り「自分たちのやってきたことを認めていただいたのはすごい嬉しい」と笑顔で語る池松さん。忽那さんも「チームで作ってきた映画が、こんな素敵な賞をいただけて嬉しい」と喜びを噛み締めた。何度観ても泣けるというだけあり、リピーターが続出する本作。実際に池松さんと忽那さんはこの日の会場となったシネセゾン渋谷に、それぞれプライベートでも鑑賞しに来たほど。「何回この映画を観ましたか?」という質問に対し、忽那さんは「3回観てます」、池松さんは「5回ぐらい観ました」と2人もすでにリピーター!ちなみに池松さんは共演の濱田マリさんと一緒に来たそうで「一番後ろに座ってたのですが、終わったとき、マリさんも目を真っ赤にしてて、さすがに恥ずかしいなーってほかのお客様が出るまでずっと2人で座ってました」とのこと。「最近“ロマンチスト”はしていますか?」との質問には、池松さんは「何かしなきゃ、と思うのですが(笑)…。頑張っていきたいです」と決意表明。忽那さんも「そうですね。努力したいと思います!」とハニカミながら答えた。『半分の月がのぼる空』はシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開中。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大泉洋、37歳の誕生日に愛の質問で頭かきむしる忽那汐里、始球式登板!池松壮亮がしっかりと“愛のボール”を受け止める池松壮亮×忽那汐里インタビュー伊勢の街で、2人でひとつずつ積み上げた想い大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!
2010年04月20日大泉洋が4月3日(土)、東京・シネセゾン渋谷で行われた出演映画『半分の月がのぼる空』(深川栄洋監督)の初日舞台挨拶で、同日迎えた37歳の誕生日を主演の池松壮亮、ヒロイン役の忽那汐里ら共演者らからサプライズで祝福された。登場するなり、熱烈なファンから「洋ちゃんおめでとー」の大声援を浴び、「37歳になってしまいました」と照れくさそうに頭を垂れたが、男性ファンから「洋ちゃん、かわいい!」の野太い声援が飛ぶと、「ありがとうございます!かわいさだけは、汐里ちゃんに負けたくないです」と愛嬌タップリ。タイトルに因んだ月の形の特大ケーキが登場し、盛大に「おめでとー」と客席からコールされると「何年か前は、行きたくもないジャングルに行き、好きでもない男3人に誕生日を祝ってもらったことがありましたが、37歳はいいスタートが切れました」と大喜び。だが司会者から同作のテーマ、“ずっと愛し続ける”についてどう思う?の質問が飛ぶと、「明らかに僕だけ難しい質問ですよね、さすがに舞台挨拶職人の僕でも…」と答えが見つからずトレードマークのモジャモジャ頭を何度もかきむしる仕草。「37歳になりましたが、精神的には小学校高学年なもので『屁が臭い』で笑い転げたりしていますから」と開き直り、満場の観客を笑わせた。同作は心臓病を患った少女(忽那さん)と男子高校生(池松さん)のラブストーリーで、大泉さんは少女の入院先の医者役。池松さんは「(同日公開の)『ソラニン』よりこっちを選んで正解です。昨日の夜、眠れず、夜道を散歩していたら半分じゃない月を見つけてしまいました。あれ? 何でこんな話をしているんだか…」と初日を迎えたことに興奮気味。忽那さんは劇中で披露した白無垢姿について「(角隠しなどの衣装の)あまりの重さにビックリしました」苦笑いを浮かべていた。『半分の月がのぼる空』はシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:忽那汐里、始球式登板!池松壮亮がしっかりと“愛のボール”を受け止める池松壮亮×忽那汐里インタビュー伊勢の街で、2人でひとつずつ積み上げた想い大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」
2010年04月03日映画『半分の月がのぼる空』でヒロインを演じる忽那汐里が、池松壮亮と共に4月1日(木)、神宮球場で開催されたプロ野球、東京ヤクルトスワローズvs中日ドラゴンズの試合前の始球式に登板し、見事なボールを投げ込んだ。病院で出会った若い2人の純愛を描いた作品。忽那さんはグローブを片手にヤクルトのマスコットキャラクターと共にマウンドへ。ボールを受け取ると、大きく振りかぶって、キャッチャーとして構える池松さんに向けて投げこむ!ボールはワンバウンドして池松さんの元へ。見事な投球にスタンドからは大きな拍手と歓声がわき起こった。始球式を終えて報道陣の取材に応じた2人。忽那さんは「心臓バクバクでした!(ボールが)届いてよかったです」とホッとした表情を見せた。“女房役”を務め上げた池松さんは「やってくれると思ってましたが、見事でした」と笑顔で語り、報道陣からの「愛は届いた?」との問いに「ハイ」と照れくさそうに頷いた。始球式の前には2人でキャッチボールをし、登板直前には池松さんから「頑張って!」と励ましの言葉を掛けられたということで「(おかげで)頑張れました」と忽那さんは嬉しそうに語った。池松さんは小学校から高校までずっと野球をやっていたそうだが、好きな球団を尋ねられると「僕は福岡出身なので…すみません」とソフトバンクホークスのファンであることを明かし、ちょっぴり居心地の悪そうな表情を見せる一幕も。映画の公開を控え、共に「寂しいような気持ちもある」と心情を漏らしつつも、「自信をもって『お待たせしました』と言える作品になっている」(池松さん)と堂々のコメント。『半分の月がのぼる空』はシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開中。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大泉洋、37歳の誕生日に愛の質問で頭かきむしる池松壮亮×忽那汐里インタビュー伊勢の街で、2人でひとつずつ積み上げた想い大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」
2010年04月03日人はときどき、カタルシスを求めて“泣ける”映画を観たくなり、泣かせようとする映画は数え切れないほど存在する。けれど、キャラクターに自分を重ね合わせ心から泣ける映画、知らない間に涙が溢れてしまう映画は限られている。そのなかで『半分の月がのぼる空』は素朴ながらも自然と感情移入してしまう“泣ける”映画だ。そこで主演の池松壮亮と共演の忽那汐里、若手注目株の2人にこの純愛映画について語ってもらった。肝炎を患い入院してきた“裕一(池松さん)”。9歳から入院している“里香(忽那さん)”。この2人があるきっかけで知り合うところから物語はスタートする。そして、最初に2人が出会うシーンの演出方法として深川監督が用意したのは、撮影前にできるだけ2人が顔を合わせないことだった。彼らの演技力と監督が用意したその状況によって、初々しさとぎこちなさがフィルムに焼きつけられた。「最初はお互いあまり話をすることはできなくて…。印象的だったのは汐里ちゃんの目線。海外育ちのせいなのか相手の目をじっと見て話をするんですよね」と、照れくさそうに話す池松さん。本人曰く「人見知り」なのだとか。しかし、忽那さんは「私はそうは感じなかったですよ」と池松さんの目をじっと見つめ、また照れる彼──。ピュアで真っ直ぐな性格の裕一とちょっと気の強い里香という役は、2人にとってハマり役だったようだ。裕一の性格について「僕はそんなにピュアじゃないですよ。でも、自分と違う性格の主人公を演じることはすごく楽しかったですね」と、はにかみながらこう続ける。「伊勢という街で真っ直ぐに育ってきた感じとか、まだ高校生なのに自分では大人だと思っている(生意気な)感じとか、演じていて楽しかった。難しかったのは限られた時間で裕一の里香への気持ちをひとつひとつ積み上げていく作業。屋上で初めて出会ってから彼女に生きていてほしいと思うまでの気持ちの持って行き方を(自然に)演じられなければ後半の物語につながらないなと思って…」。その言葉に同意するようにうなずく忽那さん。「オファーをもらって台本を読んで、いいシーンもいい台詞もたくさんある、すごくいい話だと思いました。でも、それらを活かすには壮亮くんが言うように後半に向けて自分で気持ちを積み重ねていかなければならなくて。1つも気の抜けない役だなと。“ずっと”という想いをあんなに早い時期に築き上げた2人は素敵だなと思いました」。そんな2人の変わらぬ想いを演じるにあたって、「伊勢の街並みが力を貸してくれた」と池松さん。「伊勢はすごく有名な観光地だけれど、この作品に映し出されているのは有名ではない何気ない風景──たとえば冒頭に出てくる商店街は知らない町なのに懐かしい感じがするんです。気をつけたのはそこに自分が立ったときに違和感があってはいけないなと。それは常に意識していました」。また、原作ファンが足を運ぶ聖地とも言える虎尾山がモデルとなった砲台山のシーンも感動的だ。裕一が里香をおぶって山を登る撮影について「壮亮くんは大変だったと思います」と申し訳なさそうにつぶやく忽那さんに「いや、軽かったですよ。逆に軽すぎてしんどいフリをするのが大変だったくらい」と、優しくフォロー。自分と裕一は似ていないというけれど、この優しさあってこそ演じられた裕一のはず。そして、2人の会話によく出てきたのは「監督との話し合いが楽しかった」という感想。特に忽那さんは「こんなに監督とコミュニケーションをとったことはなかった。テスト撮影であっても芝居が終わるごとに駆けつけて、1回1回詳しく説明してくれるんです」と、監督のアドバイスが安心感、信頼感につながったと語る。ちなみに一番印象に残っているのは砲台山を登るシーンと病院の屋上で『銀河鉄道の夜』の一節を語り合う場面。どちらも涙を誘うシーンだ。もちろん、2人とも完成した映画を観て泣いてしまったと言う。特に池松さんは「映画会社の試写室で観たんですけど、観に来た方がどんな反応をするかが見たかったのに、その前に自分が号泣してしまって(苦笑)。鼻をすすって泣いている人たちの姿を見たら、自分たちの演技がちゃんと届いているんだと実感できてまた泣けてきちゃったんですよね」と感動を伝える。観客は裕一と里香を通じてかつて高校生だった頃の自分に思いを馳せ、またはいまの自分自身と重ね合わせ、きっと涙することだろう。(text:Rie Shintani)特集:年下のカレ■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」池松壮亮&忽那汐里のオススメ伊勢スポットは?映画ロケ地巡りスタンプラリー実施池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに
2010年04月01日演劇ユニット“TEAM NACS”の活動を拠点に映画、ドラマ、バラエティと活躍の場を広げ、人並み外れた人気を誇る大泉洋。多彩な役をこなす演技派であることは周知の事実だが、コメディを演じられる役者ゆえコミカルさが目立ってしまうのが玉に瑕。そんな大泉洋の違う一面を人々の記憶に刻みたいと気鋭の若手監督として注目を浴びる深川栄洋が名乗りを上げた。彼の最新作『半分の月がのぼる空』で新たな魅力を開花させた大泉洋、そして大泉洋を唸らせた深川栄洋監督の素晴らしき演出とは──。「TVやスクリーンから見えてくる大泉さんはいつも“面白い人”。でも、面白いだけじゃないだろうなと思っていて(笑)。彼の面白さ以外の扉を開けてみたかったんです。年を重ねるほどに男性の魅力が出てくる人だと思ったので、その年輪の最初の部分に触れてみたかった」という深川監督の言葉に「怖いもの見たさですか?」と苦笑する大泉さんだが、新しい扉を開いてもらったことは役者としてこの上ない喜びだったはず。しかもこれまでにはない純愛映画のオファーに彼の胸は高鳴った。「マネージャーが『ついに純愛映画のオファーが来ました!』とずいぶん仰々しく言うので、ついに来たか!と楽しみに台本を読んだんです。そうしたら純愛をしていたのは若い2人だった(笑)。物語自体はすごく面白いと思いました。若い2人の純愛だけでなく、映画らしいトリックが仕掛けられているのもいいなと」。これまでにドラマ「救命病棟24時」で看護師役を経験済みの大泉さんだが、本作『半分の月がのぼる空』で演じる夏目先生は、医者でありながらも妻を救えなかった悲しい過去を背負う役どころ。今年37歳を迎える彼にとって「そういう重みのある役を演じる年齢になってきたのかな」と、やり甲斐があったと話す。一番気にかけたのは妻を亡くした男が歩んできた6年の歳月をどう表現するのかだった。「奥さんを亡くしてしまっているけれど子供を育てていかなければならない。悲しんでばかりはいられないんですよ。妻への想いをどのくらい引きずればいいのか、そのさじ加減が難しかったですね」。手助けとなったのは監督との綿密な話し合いだった。「監督は僕よりも若いのに、一体どんな経験をしてきたんだろう…ってこっちが心配するくらい、細やかな演出をなさる監督でした」。その言葉からも深川監督がいかに丁寧な演出をする監督であるのか容易に想像がつく。そして「どのくらい引きずればいいのか」という問いに監督はこう答える。「妻の死を引きずってないと思いながら生きているのか、ただ単に触れられたくないだけなのか、もしも触れられたらどういう反応をするのか──ということを逐一話しながら夏目先生像を創っていきました」。さらに、過去を引きずっている夏目先生の気持ちを「分かる」と大泉さん。実は結構引きずってしまうタイプなのだとか。「次から次へといろんなものを引きずっている、重たくて仕方ない人間なんです。例えば、僕、ゴルフが好きなんですけど、ミスショットをすると延々と引きずります(笑)」。こういう“笑い”の差し込み方はなんとも大泉さんらしい。また、原作の舞台であり原作者の故郷でもある三重県の伊勢という情緒ある街並みがもうひとつの主役であると大泉さん。「伊勢の街、ほんわかしていて僕は好きですね。何がすごいって伊勢神宮のある街ということ自体がすごい。地元の人たちは伊勢神宮に尊敬の念を持っているんです。神様よりも高い建物は建てないとか神様が寝た後は騒がないとかね。実際、飲食店は21時には閉まっていました。料理はどの料理も美味しかったけれど、伊勢うどんの名店には3回も行ったなぁ(笑)」。すっかり伊勢の魅力にはまったようだ。そんな温かで素朴な伊勢の街だからこそ、主人公の2人の若者の純愛はより愛おしく、過去を引きずる夏目先生の純愛はより切なく感じられるのかもしれない。大泉さん自身も完成した映画を観て「気がつくと涙がポロッと落ちていた」と、涙なしでは観られないラブストーリーだと太鼓判を押す。その純愛を堪能してもらうために「できるだけ何も考えずに映画館に足を運んでほしい」と言葉に力を込める深川監督。「1時間20分ぐらいのところでこの映画がどういう映画かというのが分かる瞬間が訪れます。その瞬間にみなさんがどういう反応をするのか、それを楽しみに作りました」。その“瞬間”をぜひ劇場で味わってほしい。(photo/text:Rie Shintani)■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」池松壮亮&忽那汐里のオススメ伊勢スポットは?映画ロケ地巡りスタンプラリー実施池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!
2010年03月26日140万部を突破したベストセラーを映画化した『半分の月がのぼる空』の中に登場する、忽那汐里が演じるヒロイン・里香の花嫁姿を捉えた画像が解禁となった。池松壮亮演じる裕一と忽那さん扮する里香の初々しく、真っ直ぐな愛と、大泉洋演じる医師の夏目の妻を喪った悲しみが交錯し、やがて思いもよらない結末へと繋がっていく本作。今回解禁となった里香の花嫁姿のシーンは、映画の中でもキーとなる重要な場面。この撮影に臨んだ当時、忽那さんはちょうど日本の法律上、結婚が認められる16歳だった。白無垢での撮影をふり返り、忽那さんは「こんなに早く、花嫁姿を経験するとは考えもしなかったです。想像以上に重かったですが、憧れの和装を着ることができて、とても幸せでした。少し、現実味がなかったですが、自分の幼さを抑えて、しっかりとした自覚のある女性に見えるように心がけました」と語る。さらに「(このシーンは)裕一と里香の真っ直ぐな恋愛と、夏目が最愛の妻を失い、人を愛したことを後悔しながら生きる切ない思いが向かい合う大切なシーンです。私も完成した映画を観たとき、この場面でじ〜んときて号泣しちゃいました。これからご覧になるみなさんには、ぜひ楽しみにしていてほしいですね」とこの場面への強い思い入れも明かしてくれた。ポッキーのCMなどで見せている元気でキュートなイメージとはまたひと味違う、しっとりとした大人の女の色香を感じさせるこのシーンを含め、作品を通じて忽那さんが見せる様々な表情にぜひ注目!『半分の月がのぼる空』は4月3日(月)よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」池松壮亮&忽那汐里のオススメ伊勢スポットは?映画ロケ地巡りスタンプラリー実施池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!大泉洋、主演じゃなくてガックシ?「純愛してたのは俺じゃなかった!」
2010年03月19日映画『半分の月がのぼる空』の試写会が3月1日(月)に開催され、池松壮亮、忽那汐里、大泉洋に、原作者の橋本紡、深川栄洋監督が舞台挨拶で顔を揃えたが、話題はもっぱらバンクーバーオリンピックの観戦のために現地を訪れ、期せずして“世界デビュー”を果たした大泉さんに集中し…。三重県の伊勢を舞台に、若い恋人たちの純愛を描き、撮影も伊勢で行われた本作。池松さんは少し緊張した面持ちで、作品に込めた思いを語ったが、横から大泉さんが何かとイチャモンをつけるという展開に。池松さんが考え込んだり、少し言い淀んだりすると「お前、そうやって“かわいい”アピールしようとしてるだろ?」と容赦ない言葉を浴びせていたが、ここから池松さんが反撃開始!本作のプロモーションで先日、忽那さんらと共に伊勢を再訪したことに言及し、「この映画のためにみんなで一緒に回れるかと思ったら大泉さんがいなくて…。『やっぱり大河ドラマとか忙しいのかな?』と思ってTVを見たらバンクーバーにいた(笑)」と語ると場内も大泉さん自身も大爆笑。レギュラー出演している地元・北海道のバラエティ番組のロケでバンクーバーを訪れ、顔を真っ白にペインティングし、“必勝”のハチマキを締めた姿がアメリカ版のYahoo!を始め、世界中に配信された大泉さん。映画そっちのけでバンクーバーに赴いた先輩俳優に池松さんも忽那さんも「ショックです…」とポツリ。舞台挨拶後の囲み取材の場でもこの件について突っ込まれた大泉さんは「何?俺が謝ればいいの?このたびは申し訳ございませんでした。この場を借りて謝罪いたします」と逆ギレ気味に謝罪していた。そんな大泉さんだが、本作ではイメージを一新するようなシリアスな役柄を演じており「今回は真面目にやってます…いや、いつも真面目です!今回はシリアスなんです。だから、『あいつ、つまんねー』とか思わないでほしい」と語った。が…シリアスを強調すればするほど、会場は笑いに包まれるという流れに。この展開に腹に据えかねたのか、大泉さんは「大体、今日は天パ(天然パーマ)率が高すぎる!」と池松さんと監督をにらみ、「監督はこないだのゆうばり(ファンタスティック国際映画祭)のときは普通だったじゃないですか!」とお株を奪われたことに怒りを露わにした。明るい茶髪にパーマの深川監督は、苦笑を浮かべつつ「美容師さんが『大河ドラマの主役の人(福山雅治)みたいな感じにします』と言ってくれたのでやってもらったんですが、顔が違うので、大泉さんになってしまいました…」と残念そうに語り、大泉さん、池松さんと共に“パーマ3兄弟”の結成を宣言!再び会場は笑いの渦に包まれた。この日は、キャスト3人がそれぞれ事前に願いを書き込んだ、伊勢神宮で正月にしか配られないという貴重な絵馬が登場。池松さんは映画のヒットと、大学受験を控える忽那さんのために合格を祈願。大泉さんは“世界平和”に映画のヒット、そして3つ目に“幸せな家庭が築けますように”と小さく書き込まれた絵馬を披露。そして、忽那さんの絵馬には“大学合格”という願いが書き込まれていたが、これに大泉さんがすかさず「個人的なことだけで、映画のこと全く書いてないの?」とツッコミを入れ、忽那さんが謝罪する、という一幕も。最後の最後まで楽しませてくれた大泉さんだが、よほど“シリアスな役柄”への思いが強かったのか「だから僕は今日、来たくなかったんです!来たら笑いをとってしまうので…」と忸怩たる表情を見せていた。『半分の月がのぼる空』は3月27日(土)からの伊勢・進富座での先行上映ののち、4月3日(土)よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:池松壮亮&忽那汐里のオススメ伊勢スポットは?映画ロケ地巡りスタンプラリー実施池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!大泉洋、主演じゃなくてガックシ?「純愛してたのは俺じゃなかった!」大人気ポッキープリンセス・忽那汐里、難病ヒロイン役で池松壮亮&大泉洋と共演
2010年03月02日はるか昔、江戸時代の頃から“お伊勢参り”のために多くの人々が訪れてきた三重県・伊勢。近年では女性に人気の“パワースポット”として女性誌などでも取り上げられている同地だが、それとは別にある物語の“聖地”として脚光を浴び、若い世代を中心に彼の地を訪れる人が絶えない。その物語とは橋本紡のベストセラー「半分の月がのぼる空」(アスキー・メディアワークス電撃文庫刊)。累計140万部を突破し、いまなお重版がかかるこの恋愛小説を池松壮亮×忽那汐里というフレッシュなコンビで映画化した『半分の月がのぼる空』の撮影もまた、全編にわたって伊勢で行われたが、このたび本作のロケ地スタンプラリーが実施されることが決定!池松さん、忽那さんの2人からメッセージも到着した。池松さん扮する高校生の裕一と忽那さん演じる心臓病を患った少女・里香の淡い恋を描いた本作。原作者の橋本さんの出身地であり、物語の舞台でもある伊勢市の全面的なバックアップを受けて撮影が行われ、小説の世界観そのままの美しい情景がフィルムに焼き付けられている。このたび実施されることになったスタンプラリーキャンペーンは伊勢市内のロケ地スポットを巡り、携帯電話の位置情報を送信することでスタンプを取得。新たなスタンプを手に入れるごとに本キャンペーン限定の待受画像がダウンロードできる。また、スタンプを全て取得した人の中から抽選で合計10名に池松さんと忽那さんのサイン入りプレスシート(非売品)がプレゼントされる。さらに、現地に行かずとも携帯電話のキャンペーンサイトを訪問するだけで、もれなくアニメの待受画面を手に入れることができる。池松さんは「この映画は伊勢と共に作り上げた作品です。観光地として誰もが知る伊勢という街の側面の何気ない風景、古くから残る商店街、雰囲気ある病院、時間の流れがゆっくりに感じられるどこか懐かしい街並み、そこで育ちそこで暮らすあたたかい人々…。いままであまり知られてこなかった伊勢の風景がこの映画には沢山詰まっています。伊勢神宮や夫婦岩等、名スポットとしての伊勢はもちろん、一つの街としての伊勢の風も感じていただければと思います。オススメ場所は街そのものです!!いまから2年前、山形が『おくりびと』という映画を生みました。そして今年、伊勢から『半分の月がのぼる空』という映画が誕生しました。ぜひ一度伊勢を訪れてみて下さい。そしてこの街の美しさをスクリーンでご覧ください」とコメント。忽那さんも「伊勢の現場は、いつも自然に囲まれていて、撮影中も癒しの元でした。夫婦岩での撮影が印象深かったです。とても素敵な場所でした。ぜひ大切な人と一緒に行ってみて下さい。この間、ずっと行きたかった伊勢神宮に初めて行きました。大きい鳥居、宇治橋、なんだか、大きなパワーに包まれた感じがしました」と伊勢の魅力を熱く語ってくれた。こちらのキャンペーンは先日よりスタートし6月30日(水)まで実施される。映画を観る前に訪れるもよし、鑑賞後に裕一&里香になった気分で巡るもよし。携帯を片手に聖地巡礼してみては?『半分の月がのぼる空』は4月3日(土)よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。「半分の月がのぼる空」ロケ地を巡るスタンプラリーキャンペーン実施期間:2月22日(月)〜6月30日(水)対応端末: NTTドコモ(FOMAシリーズ機種)、au(WINシリーズ機種)、SoftBank(GPS搭載の3G機種)公式サイト:■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!大泉洋、主演じゃなくてガックシ?「純愛してたのは俺じゃなかった!」大人気ポッキープリンセス・忽那汐里、難病ヒロイン役で池松壮亮&大泉洋と共演
2010年02月24日映画『半分の月がのぼる空』の原作小説の舞台であり、撮影が行われた三重県伊勢市を主演の池松壮亮と忽那汐里が再訪。映画が無事に完成したことへの御礼の気持ちを伝えるとともに、大ヒットを祈願するため伊勢・夫婦岩(めおといわ)にて祈祷を行い、その後、伊勢神宮・内宮を正式参拝した。本作は伊勢出身の橋本紡による140万部を突破したベストセラーを原作に、TVアニメ化、ドラマ化を経て映画化された作品。映画化に際しては伊勢周辺地域の全面的なバックアップの下、オールロケが敢行された。若手実力派として注目を浴びる池松さんに、ポッキーのCMで人気急上昇中の忽那さん、さらに大泉洋などを加え、病院で出会った若き2人のピュアなラブストーリーが綴られる。原作やこれまで映像化された「半分の月がのぼる空」ファンにとって伊勢は“聖地”であり、この地を訪れる人が絶えないとか。この日、池松さんと忽那さんが訪れた伊勢・夫婦岩は、撮影でも使われた「二見興玉(ふたみおきたま)神社」にあり、2つ並んだ岩の間から、日の出を拝むスポットとして観光名所になっており、縁結びの神様としても名高く、伊勢神宮を参拝する前にここで禊(みそぎ)を行うのが慣習とされている。ここでの祈祷後の伊勢神宮正式参拝は、一般の参拝とは異なり、神職(神に奉仕し祭儀や社務を執り行う人)が同行し、御垣内(みかきうち)に入ることを許された特別な参拝。池松さんは「この映画は伊勢に支えられて出来ました。僕たちは、伊勢の人みなさんをこの映画を一緒に作ったスタッフ、仲間のように思っています。今日、伊勢神宮に正式参拝して、いよいよこの映画を全国にお披露目できるんだなと思うと、改めて身が引き締まる思いです」と真摯な表情で語った。忽那さんも「伊勢に帰って来られて本当に嬉しいです。ずっと伊勢神宮に参拝したかったのですが、撮影中は行けなくて、今日やっと願いがかなって幸せです。伊勢神宮の正式参拝は、私にとって人生初体験!緊張しました。伊勢での思い出、この映画に全て詰まっています。私にとって忘れられない、本当に大切な作品になりました。ぜひみなさんに観てもらいたいです」と伊勢、そして作品への強い思いを明かした。『半分の月がのぼる空』は3月27日(土)からの伊勢・進富座での先行上映ののち、4月3日(土)よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!大泉洋、主演じゃなくてガックシ?「純愛してたのは俺じゃなかった!」大人気ポッキープリンセス・忽那汐里、難病ヒロイン役で池松壮亮&大泉洋と共演
2010年02月15日池松壮亮×忽那汐里という注目の若手キャストを主演に迎えて贈るピュアなラブストーリー『半分の月がのぼる空』。本作の主題歌で、こちらも気鋭の新進アーティストで、二十歳を迎えたばかりの阿部真央が歌う「15の言葉」が収録されたアルバム「ポっぷ」が先日発売されるやオリコンチャートで初登場5位を記録し話題を呼んでいる。このたび、阿部さんから『半分の月がのぼる空』の感動を伝えるコメントが到着した。阿部さんは昨年1月にデビューしたばかりだが、表現力のある歌声と、ストレートでどこか切なさを感じさせる詞が共感を呼び、同世代の女性を中心に急速に支持を広げているシンガーソングライター。注目の歌姫は、映画の感動を美しい詩のような言葉でこう綴る。「本当に大切な人と永遠に一緒にいられたなら、どんなに幸せだろうと、いつも思います。しかし『ずっと』そばにはいられないからこそ、人は誰かを死ぬほど愛せたり、尊く思えたりするのかもしれないとも思います。観終わった後に、自分も短い人生の中でこれほどまでに人を愛したいなと思いました。大切な人たちに会いにいきたい、そして余すことなく愛し抜きたいと改めて感じさせてくれる、本当に素晴らしい作品です」。映画では、ごく普通の高校生の裕一と心臓病を患った里香のピュアな愛、永遠を願う気持ちが鮮やかに映し出される。このラブストーリーに心打たれた阿部さんが主題歌「15の言葉」で紡いだのは、狂おしくも切なく、そして優しい唄。映画がもたらす感動と共に、阿部さんの澄んだ強い歌声が胸に迫る!『半分の月がのぼる空』は4月3日(土)よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大泉洋、主演じゃなくてガックシ?「純愛してたのは俺じゃなかった!」大人気ポッキープリンセス・忽那汐里、難病ヒロイン役で池松壮亮&大泉洋と共演
2010年02月09日売上140万部を突破する橋本紡の人気小説を原作に、高校生の少年と病を患った少女の恋を描いた『半分の月がのぼる空』が来春公開となる。原作者の出身地である三重県伊勢市の全面バックアップのもと、オールロケが行われた本作。先日、深川栄洋監督を始め、主演の池松壮亮に忽那汐里、大泉洋が出席しての撮影現場会見が行われたが、その模様がこのたび明らかとなった。物語の舞台となるのは市内の病院。今年5月に公開された『60歳のラブレター』に続いてラブストーリーを手がける深川監督は、「いままで見えなかった伊勢の横顔やうしろ姿を舞台に映画を作っています。大人たちが必ず一回は通ってきた、人のことを好きになるとか、人のために何かをするとか、人のために前に進んでいく、ということが見られる映画です。登場人物が成長していく姿を、ぜひ映画館に足を運んで確かめていただければ、観てくださった方々に特別なものが残るのではないかと思っています」と作品を紹介。さらに、「映画の“額縁”が、中盤からいままでのものと違うものだったんだと思ってもらえるような仕掛けがあります。原作にあるいくつかの感動的なエピソードを拾い上げながら、映画ならではのアレンジで表現しています。いままで観たことがないような映画になると思います」と手応えを口にした。心臓病を患った少女・里香と恋に落ちる主人公・裕一を演じた池松さんは、「限られた時間の中で、裕一という、すごくピュアでまっすぐなキャラクターをどうやって見せていけば魅力的になるのか、本当に難しかったです」と役作りに困難を伴った様子。「原作は何度も読んで大好きですが、映画として面白くするために、裕一というキャラクターを現場で監督と新しく作り上げていきました。伊勢オールロケが出来ることもすごくありがたいと思いますし、土地柄が作品に大きく影響していると思いますので、作品を楽しみにしていてください」と充実した表情を見せた。ヒロイン・里香役の忽那さんは、今回の大抜擢に「本当に心から嬉しいなと毎日思いながら撮影しています」と笑顔でコメント。撮影に向けて不安もあったようだが、「池松さんが私にカメラが向いているときでもきちんとお芝居をして下さって、本当に心強かったです。ありがとうございます」と共演の池松さんに感謝した。里香のことを「幼い頃からずっと病気だったので、不安のピークがずっと続いてる中で、それをあまり見せなかったりするような子だけど、内心はしっかりプライドがある子」と丁寧に説明する忽那さん。「監督やスタッフの方、キャストの方に支えられながら毎日撮影をしています。この作品に関わっている全ての方と、本当にいい作品を作りたいと思っています」と意気込みを見せた。そして、重い過去を背負いながら生きる医師・夏目役でシリアスな演技を見せる大泉さんは、劇中とは裏腹に、「作品のオファーをいただいたときは、マネージャーが『やりました、大泉さん。ついに純愛映画です!』と。『ついに俺にもそういう仕事がきたか!』と思いました。純愛という言葉に非常に魅かれましてですね、胸踊りながら、台本を読んでみたところ、純愛してたのは俺じゃなかった。若い2人だったんです(笑)」とコメント。自身、シリアスな役は久しぶりのようだが、「監督の演出で夏目という人が何倍も深くなっていくんです。わからないことは監督とじっくり話し合い、台本を読んだだけではできない世界観を与えてもらえる。とても安心して任せられるというか、深川監督の世界に浸りながら演じていけるという感じです」と監督に絶大な信頼を寄せているようだ。さらに、「ご飯がおいしいのでダイエットしなきゃいけない僕には辛いです」と伊勢の生活を満喫している様子の大泉さん。「見たところ、のんびりさ加減は北海道に似てるのかな。本当にいい街ですね。勉強の毎日で楽しい撮影を行っています」と笑顔を見せた。『半分の月がのぼる空』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年春、全国公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:大人気ポッキープリンセス・忽那汐里、難病ヒロイン役で池松壮亮&大泉洋と共演
2009年09月02日2003年の発売以来、圧倒的な共感を得て、現在までに140万部を超える累計発行部数を記録している橋本紡の恋愛小説「半分の月がのぼる空」が映画化される。このたび、主要キャストが発表され、主人公の純朴な高校生・裕一と心臓病を患うヒロイン・里香のカップルを、『DIVE!!ダイブ!!』の池松壮亮とポッキーのCMで人気急上昇中の忽名汐里が、そして、哀しい過去を抱えた医師・夏目を大泉洋が演じることが明かされた。原作小説では、橋本さんの故郷である伊勢を舞台に難病に侵された少女と同じ病院に入院した少年の出会いと切なく儚い恋が綴られるが、今回の映画では、原作とは異なる物語が展開され、これまでの“難病もの”とは一線を画す仕上がりになっているとか。キャスト陣の中でやはり注目を集めるのは、第50代ポッキープリンセスとして、はじけるような笑顔が人気の忽名汐里。CMで見せるハツラツとしたイメージを一新、幼い頃から心臓を患う少女を熱演している。忽名さんは「里香は幼い頃からずっと病気だったので、不安で仕方がない、でもちょっと強がってるところがあるような女の子の役。こういった役を演じるのは初めてのことだったので、撮影前まで本当にずっと不安な思いでいっぱいでしたが、監督と役柄についてじっくり話し合い、スタッフ、キャストのみなさんに支えられながら、本当にいい作品を作りたいという思いで撮影に取り組みました」とコメント。さらに「この役が決まったときから、大きな不安とプレッシャーでいっぱいだったので、撮影終了のときには、ホッとした思いと、現場を離れる淋しさなど、いろいろな想いがこみ上げて涙が出てしまいました。今回の役を通じて、いろいろな役を演じることの難しさ、そしてその中から多くのことを学ぶことが出来ました。自分にとっても強い思い入れのある作品です」と心の内を語っている。監督は『60歳のラブレター』のヒットが記憶に新しい深川栄洋。ヒロイン・里香、そして忽名さんについて「病気と向き合わなくてはならない状況の少女の役は、現在に至るまでいろんな人々が演じてきました。(忽名さんは)類型的な役柄に囚われたくない僕の考えを信じて、難しい役を演じきってくれたと思っています。出会う喜び、信じる尊さ、気持ちを伝える難しさ、壁を越えるための葛藤を全身で体感してくれたのではないでしょうか」と称賛を贈り、池松さんとのフレッシュな共演についても「特殊な状況下での2人の結びつきですが、誰もが経験した淡い恋の記憶を大事に世界を作っています。多くの方が自分と重ね合わせ、2人を応援してあげたくなるのでは」と手応えを感じている様子。大泉さんが演じる、過去に苦しみつつも、新たな一歩を踏み出そうとする医師・夏目も物語の鍵を握る重要な役柄。若い2人とどのような絡みを見せるのか注目したいところ。さらに、若い女性を中心に高い人気を誇る阿部真央が主題歌「15の言葉」を担当。因みに、阿部さんはかつてポッキーのCMに楽曲を提供したこともあり、“繋がり”を描く本作にピッタリの組み合わせと言えそう。撮影は原作と同じ伊勢市でオールロケで行われ、今年の6月にクランクアップ。小説、そしてアニメでも人気を博した本作が、果たしてスクリーンでどのような物語となっているのか?『半分の月がのぼる空』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年春、全国公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED
2009年08月25日