違いはここ!男性の「本気か遊びか」を見抜くポイント遊び目的で近づいてくる男性と、真剣な関係を求めている男性との間には、しばしば微妙な違いがあります。そこで、男性からアプローチされているとき、その真意を探るヒントを紹介しましょう。短期間に誘われる急なデート多くの場合、本命の女性に対しては、事前に計画を立て、デートの予定を組む傾向にあります。一方で、遊び目的の場合は「ちょっと空いたから、今すぐ会える?」などと、当日になってから急に連絡がくることが多いようです。急な誘いが繰り返される場合には、相手の意図を探ってみるといいかもしれません。自身のことを語らない態度自分の私生活についてあまり語りたがらない、または、避けるような行動は、遊び目的である可能性が高いことを示唆しています。過度にプライバシーを守ろうとする態度は、深い関係を築こうとしていない証拠です。一方で、あなたに真剣な男性は自分のことを少しでも知ってもらおうと、プライベートなことも話してくれるでしょう。家デートばかり外出せずに、家デートばかりの場合、それは遊び目的のサインである可能性があります。長く付き合ったらそのような状況もときにはあるかもしれませんが、付き合う前の段階で多いなら要注意です。本気の男性なら、デートもいろいろと提案してくれるでしょう。恋愛関係においては、相手の本音を探ることが重要です。親しい友人に意見を求めたり、相手の行動パターンを注意深く観察したりすることで、その人が本気か遊びかの見極めができるでしょう。(愛カツ編集部)
2024年07月07日危険!「遊びの恋」の標的になる女性の特徴とは?遊び目的の男性にねらわれて、悲しい思いをするのは嫌ですよね。今回は、遊び目的の男性にねらわれやすい女性の特徴について紹介します。[nextpage]ロマンチックな女性ロマンチックな女性は、遊び目的の男性の甘い言葉にだまされてしまうことが多いかもしれません。ロマンチックなシチュエーションが好きな女性は、近づいてくる男性をよく見て、あやしい男性は避けるようにしましょう。SNSに写真を投稿するのが好きな女性SNSにキラキラした様子の写真を投稿するのが好きな女性は多いのではないでしょうか。遊び目的の男性は、女性のSNSの投稿をよく見ています。そして、その女性が好みそうなデートスポットなどに巧みに誘ってくることもあるでしょう。SNSは、遊び目的の男性にとって非常に便利なツールです。SNS上で「映える」投稿ばかりねらうと、遊び目的の男性にねらわれる可能性があるので注意しましょう。[nextpage]結婚願望が強い女性「結婚願望が強い=近づきやすい」と思っている男性もいます。「結婚したい」という気持ちを出しすぎるのは避け、近づいてくる男性をしっかり見極めるようにしましょう。よく見極めて遊び目的の男性は、自分の言葉に流されやすい女性をねらってきます。だまされてつらい思いをしないためにも、真剣に思ってくれる男性かどうかよく見極めるようにしましょう。(愛カツ編集部)
2024年06月24日違いはここに!彼の言動から「本命」か「遊び」かを見抜く!!彼に好意をもっていて気になるのは「私は彼にとって本命なのか、それともただの遊びなのか?」という疑問でしょう。今回の記事では、彼の言動から本命か遊びかを判定する方法を紹介します。[nextpage title="N OS0_|0n_0o0i0S0k"]スケジュールに融通を利かせようとするか単なる遊び目的で接する彼の多くは、最初から深入りするつもりがないため、女性相手にいつでも「忙しい」を必要以上に強調するものです。また「月曜の夜しか時間がない」などと制限のあるスケジュールを伝えてくることも。しかし、本命の女性に対しては違います。彼女と過ごす時間を作ろうと、彼女のスケジュールに融通を利かせようとするのです。会話に熱中しているか彼があなたと話している間、あなたに注意を払ってスマホをいじらないという姿勢はありますか?もしそうであれば、あなたが彼の本命である可能性を示していると考えられます。スマホをいじりつつでも、あなたとのコミュニケーションを彼が楽しめていれば、あなたにとっても好印象でしょう。[nextpage title="0U00j0_|0n0000o…"]彼は誠実さに力を入れるか恋愛の話をしているとき「自分がどれだけ誠実か」を強調されると、あなたが本命の可能性が高いでしょう。「浮気する男性は最悪だ」というのは、女性に多い認識ですが…。男性側もこのことは十分理解しており、特に気に入った女性にはしっかりと「誠実な男だ」とアピールするのです。本命パートナーへの…男性も女性も同じ、誰かを好きになると、自然に「好きな人から愛されたい」と思うものです。今回紹介したポイントを参考に、彼の行動を観察しながら彼の気持ちを確認してみてくださいね。(愛カツ編集部)
2024年06月21日彼が本気なのか遊びなのかわからない…と思うこともあるかもしれません。今回は、遊びから真剣な恋愛へと変わった瞬間を紹介します。「くだらないよ」と心を揺さぶる一言「僕は女性との出会いも豊富で、恋愛で困ったことなど一度もなく、それが自慢でもありました。しかし『本気の恋愛相手以外の女性に手を出すのは、くだらないよ』という指摘を受けて『確かに…』と思いました。その言葉をくれた彼女を今は心から愛しています」(28歳/男性)彼を惹きつけたのは「くだらないよ」という一言だったのかもしれません。それが彼にとって新たな視点を提供し、心の変化を促すきっかけになったのでしょう。厳しさの中に甘さを感じた瞬間「現在のパートナーは、最初は軽い気持ちでアプローチしました。でも、彼女の毅然とした態度に惹かれ、真剣に好意を抱くようになります。『会いに来てくれる?』と連絡すると無視され、電話もほぼ拒否されました。でも、直接会うときには彼女は必ず優しく接してくれたのです。その独特な魅力に引きつけられ、彼女を守ることが僕の生き甲斐となっています」(30歳/男性)女性に慣れている男性ほど、厳しい態度に対する経験は少ないはずです。しかし、そうした態度に心揺さぶられたときには、適度な距離感を意識することが重要かもしれません。他の男性の存在が心の変化を促す「僕は遊び人で、パートナーに対して真剣に悩むことは一度もありませんでした。でも、遊び相手と思っていた彼女のスマホが鳴り続け、メッセージは他の男性からだとわかったとき、競争心が湧いてきました」(27歳/男性)他の男性への関心が変化を促すきっかけになるかもしれません。他の男性とのかかわりをあえて彼に見せることで、彼の本気度を試すことができるでしょう。真剣な恋愛を楽しむために遊び人と思われていた彼が真剣になる日も、もしかしたらすぐそこにあるかもしれません。互いのリズムに縛られずに、自分自身のペースで恋愛を楽しむことが大切です。(Grapps編集部)
2024年03月17日本気度を見極めよう!遊び目的の男性の特徴好きだと思っていた彼が、実はあなたをただの遊び相手だと考えていたら…。そのショックはかなり大きいですよね。今回は遊びが主目的の男性の特徴について紹介します。出会ったばかりで「好き」と言う初対面で「君、好き」や「君、可愛いね」などと言ってくる男性には警戒が必要です。このような言葉は、女性をハッピーにし、恋愛のステップを早めるためだと思われます。ですが、そこには遊びだと思われている可能性もあるので、そのような男性は遠ざけることをおすすめします。自宅近くのレストランやバーでのデートをする彼が自宅近くのレストランやバーで飲みたがることがある場合は、遊び主体のサインかもしれません。基本的に、彼が自宅近くでの夕食や飲み会を強く提案する理由は、自宅に連れて行きやすくするためです。彼が自宅近くでの飲みをすすめてきたら、あまり簡単に応じないことが大切です。急に態度が冷たくなるそれまでは優しかったのに、突然態度が冷たくなる男性は、遊び主体である可能性があります。彼があなたの気持ちに気づいて、距離を置こうとするのでしょう。「明日は早いから帰るね」とあなたが言った際に明らかにがっかりしたり、遠ざけるような態度を見せてきたら、その男性はあなたを遊び程度にしか見ていないかもしれません。そんな、彼はすぐに別の女性を探し始めることもあります。相手の真剣さを見極めることが大切甘い言葉に騙されずに、彼らの真意を見抜くことが重要です。短期的な感情に動かされて、自分の心を傷つけてしまうことのないように、心がけましょう。(愛カツ編集部)
2024年02月26日信じちゃダメ!遊び目的の男性からの【LINEメッセージ】とは男性からドキドキするようなLINEが届いたら、誰だってうれしくなりますよね。でも、その背後に遊び目的しかない男性である可能性を考慮に入れたことはありますか?今回は、遊び目的の男性が頻繁に送るであろうLINEの内容を紹介します。ぜひ、ご自身が受け取っているLINEと照らし合わせてみてくださいね。褒め言葉ばかりを使う「『いつもかわいいね』とLINEで褒める男性がいました。彼は本当に遊び好きの人でした。多くの女性に同じように『かわいいね』と言って、自分を気に入らせようとしていたようです」(26歳/女性)自分に対して褒める男性に魅力を感じる女性は多いと思います。ですが、そういう男性には警戒が必要かもしれません。多くの女性が喜ぶポイントを理解していたり、ほかの女性にも同様の言葉をかけている可能性があります。感謝してしまいそうな場面ですが、彼が突然の褒め言葉を投げかけたとき、その背後に何があるのかを理解すべきかもしれません。突然のお誘い「彼から常に急な誘いばかりがあり、彼が好きだったのでいつもその誘いに応じていました。ですが、後から知りましたが、彼の飲み会では女性が必ず誘われていたそうで、いつも遊びまくっている人だったようです。つまり、私は彼にとって都合のいい女性だったんですね」(25歳/女性)急なお誘いや深夜の誘いが多い男性との付き合いは、自分自身が都合のいい女性と思われているかもしれません。あなた以外の女性にも同様のアプローチを繰り返していることも考えられます。このような男性には注意と警戒は必要かもしれませんよ。最低限の連絡だけ「彼とは出来事や趣味について話すことは一度も無く、必要最低限の連絡しかなかったのです。ですが、彼のLINEの内容があまりにも薄かったので少し疑問に思って。あとから知ったことですが、彼はほかの女性とも連絡を取り合っていました」(28歳/女性)すべてを報告し合う必要はありませんが、必要最低限の連絡しかしない男性には警戒が必要かもしれません。男性は連絡を取らないスタイルがある一方で、ほかの女性とも連絡を取り合っているため、恋人との連絡を最低限に抑えたいという意図もあります。これまでの彼からのLINEの内容から、彼の意図や本心を見極める手がかりが見つかるかもしれません。彼は本当にあなたを大切にしていますか?ときめくようなLINEがあなたのもとに届いても、すぐに浮かれてしまうのは少し早すぎるかもしれません。これまでのLINEのやり取りを振り返り、彼の感情を理解してみましょう。遊び目的の彼を見分け、最終的に幸せな道を選ぶことが大切です。(愛カツ編集部)
2024年02月24日■前回のあらすじ同じ幼稚園に通う琉生のママ・美香が苦手な綾子。ある日琉生に奇抜な髪型をさせてきた美香は、寒いのに「着ないから」と子どもは半袖のままで上着も持ってこなかった。風邪をひいたら他の子にも迷惑がかかるのに…と綾子は思ってしまう。我が家では普段、雨の日のあとは公園遊びはさせていません。汚れるし不衛生だと思うのですが、この日は琉生くんが泥んこ遊びを始めたせいで、耕平まで泥だらけに…。絶対にみんな困っているはずなのに、他のママは誰もやめようと言いませんでした。育児方針の違う美香さんに合わせる必要なんてないのに…。汚い遊びも危ない行為も子どもたちは真似してしまうのだから、ここは美香さんが配慮して琉生くんに注意しないといけないはず。どうしてこんなに配慮が足りないのでしょうか?次回に続く (全9話)毎日更新! ※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・せりママ/イラスト・ 紅哀 柳(監修:アトリエPP合同会社)
2023年07月23日雨の日が続く梅雨や、暑くて外に出るのもためらってしまう夏は、外遊びが難しい時期です。家の中で同じ遊びばかりだと飽きてしまいますが、テレビやYouTube動画などをずっと見せておくわけにもいきません…。「体力を持て余した子供たちをどのように遊ばせようか」と、頭を悩ませていませんか。そんな時に使える『おうち遊び』のアイディアを、つかれうさぎ(tsukareuuuuusan)さんのInstagramで発見したので、紹介します。まずはこちらの投稿をご覧ください!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る つかれうさぎ(@tsukareuuuuusan)がシェアした投稿 親がすることは、部屋を暗くして懐中電灯を動かすだけ!これなら特別な道具を新たに用意する必要もなく、つかれうさぎさんのようにくつろぎながら、子供たちを遊ばせることができますね。懐中電灯の光を追いかけるという遊びに、筆者も「その手があったか!」と感心してしまいました。このつかれうさぎさんのアイディアには、子育て中の人たちから、絶賛の声が寄せられています。・いいねー!手首だけを動かして、子供たちは疲れるまで全力で追いかける…。最高じゃないか。・いいこと教えてもらった!ありがとう。・目からウロコすぎる!どっちもマネしたい。子供たちは光を追いかけて動き回ることができるので、いい運動になって、ストレス発散にもつながるかもしれません。昼間に部屋を暗くするというのも、子供たちにとっては楽しかったようです。この懐中電灯を使った遊びのほか、部屋の中を絵で飾り付けをしてもらうというアイディアも、簡単かつ親が体力を消耗しないので助かりますよね。天候や体調など、理由があって外で遊ばせたいけれど難しいという時に、参考にしてみてはいかがでしょうか。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2023年07月05日お家遊びがもっと楽しくなる工作アイディアを“遊びの達人”がレクチャー! 今回紹介するのは、お店屋さんごっこやおままごとで活躍する工作。オモチャを買うのもいいけれど自分でつくった作品で遊べたらもっと楽しい!contents#01クリームソーダ#02キッチン&コンロ#03コック服#04クレープごっこ遊びに使える工作 #01<クリームソーダ>子どもが大好きな飲みもの“クリームソーダ”。爽やかなソーダも、甘いクリームも本物そっくりの仕上がり! ソーダの色はお好みで。【材料】・透明折り紙・紙粘土・プラカップ・ガチャポンのカプセル・フェイクさくらんぼ・スプーン・オイル・ストロー【つくり方】1. カプセルの内側にオイルを塗り少しはみ出るくらい、紙粘土を入れる。形が整ったらカプセルから剥がし、乾かしておく。2. プラコップにクシャクシャにした透明折り紙を入れる。形を整えて飛びださないようにテープで貼る。1をのせて完成。ごっこ遊びに使える工作 #02<キッチン&コンロ>流し台と炭火焼つきのキッチンと、IHのコンロ。これさえあれば、料理ごっこの幅がもっと広がりそう。どちらも中にオモチャが収納できる!【材料】<キッチン>・靴箱・網(15×15cm)・トレイ(17×12cm)・ポンプの先・マスキングテープ<コンロ>・コンテナ HACCOTTO・黒い画用紙 B5・コンパス・丸シール【つくり方】<キッチン>トレイや網のサイズに合わせて靴箱にマジックで線を引き、カッターで切る。ポンプを差し込む部分は目打ちなどで穴をあける。靴箱にトレイや網を設置。外側は自由にマスキングテープで装飾する。<コンロ>1. 黒い画用紙をボックスのサイズに合わせてカットする。右側にコンパスで直径12cmと直径9cmの丸を描く。左側にも同じ丸を描く。2. 黒い画用紙に丸シールを好きな数だけ貼ってボタンをつくる。ボックスにのせて完成。ごっこ遊びに使える工作 #03<コック服>かっこいいコック服を着れば気分はまるで一流シェフ。ごっこ遊びの世界にさらに没頭できちゃう! さて、今日のディナーは何にしよう。【材料】・Tシャツ・紐・フェルト・ボタン6つ・手芸用ボンド・布用マジック【つくり方】1. Tシャツに紐でコック服の重なり部分のラインをつくり、手芸用のボンドで貼る。ボタンも2つずつ並べて貼っていく。2. フェルトに布用マジックで、ポケットやフライ返しの絵を描く。絵に沿って切り、ボンドで貼る。ごっこ遊びに使える工作 #04<クレープ>生地の上に好きなフルーツやクリームをのせてクレープをつくろう。“クリームソーダ”で紹介したアイスをのせるともっとバリエが増える!【材料】・毛糸・色紙・クラフトペーパー・折り紙【つくり方】1. クリームをつくる。毛糸を約4cm幅くらいでくるくると巻く。束になったらハサミで切り、真ん中も毛糸で結ぶ。2. 色紙に好きなフルーツの絵を描く。絵に合わせてハサミで切る。たくさんつくってみよう!3. クラフト紙を直径10cmの丸に切りクレープ生地をつくる。具を入れて写真のように包む。4. 折り紙を約5分の1幅を残した位置で折る。写真のようにクレープを丁寧に包む。▼ こちらの記事もチッェク!【遊びの達人に教わる楽しい工作アイディア】 飾りたくなるアートな工作【遊びの達人に教わる楽しい工作アイディア】 食べられる工作教えてくれた人まるばやしさわこさん造形作家。ベネッセのこどもチャレンジ造形あそび監修、Eテレの子育て情報番組『まいにちスクスク』出演。新作『作ってあそぶままごと&ごっこ』(マルイスタッフ出版)発売中。Instagram:@sawakomarubayashiphotography/Masaharu Arisakaprop styling/Emiko Furusemodel/Seitaro Kamijodesign/Hiroe Nakamuracooperation/AWABEES、UTSUWA
2022年01月08日彼にとって私は本命?それとも遊び?……そんなふうに考えたことはありますか?しかし、男性にとっては「本命」「遊び」を区別して関係を持つのは、よくあることなのでしょうか。女子的には「遊ばれてるのかな?」と気になる彼の本心とは……?今回は、「遊びの女」に対する男性の本音と、なぜ本命にならないのかを聞いてみました。■ 今は本命はいらないと考えているモテる男性に多いのが「本命は作らず、気になる女子みんなとデートして甘い気分を味わいたい」と考えるタイプ。そんな男性を好きになると、何度デートしても全然付き合おうと言ってくれない……私のことは遊びなの?と心配になりますよね。でも、「今は本命はいらない」と言う彼らも、好きな子ができればあっさり一途になることも。彼らは、決め手を持った女子が現れるのを待ってダラダラ遊んでいるだけで、「女の子をだましてやろう」という、根っからの悪人ではありません。多くはしびれを切らした女子が、関係をハッキリさせることを催促しすぎて、嫌気がさした彼が音信不通……というパターン。しつこく詰めると「うわ、うるさい……。普段から男に遊ばれてるからしつこいのかな」と、男性はむしろ疑うそう。焦りはあっても、自分とモテ格差のある男性をねらうときは、ガツガツしないほうがかえってうまくいくかもしれません。■ 本命候補だったけど途中で「違う」と思った最初は本命候補だったのに、デートを重ねるうちに「違うな」と思った。女子からの好意は感じるけど、告白されたわけではない。だからはっきり「会うのはもうやめよう」と言って、自分が悪者になりたいわけじゃないけど、会いたくはないから連絡もしない……。こんな状態の時に「遊びだったの?」と女子に詰められた経験のある男性が多いようです。男性が言うには「遊ぶ気はなかった。冷めただけ。付き合う前に分かったんだから、それでいいじゃん」とのこと。女子的には「なんで?」と思うものの、彼らは女子を軽く扱う気はなく、「傷が浅いうちにお互い引いておこうよ」というやさしさを発揮しているつもりのよう。「何度もデートしてるし」と気を抜いたり、気持ちがわからない彼に無理にお泊りに持ち込む、などの強引な態度は禁物です。■ 遊び相手を探す場所で出会ったから…本命・本妻を隠して、自分に好意を持つ女子の心をもてあそぶ……。「遊びの女」と聞いて女子がまっさきにイメージするのはこういった形ではないでしょうか。このパターンは、出会い方にこだわることが予防策になります。アプリやナンパなど、身元が割れにくい場所での出会いは周囲の人間関係が見えず、嘘もつきやすいです。遊ばれるリスクを避けるなら、この手の出会いにそもそも手を出さないのが大事。ただ、「遊びの女」を探している男性には「なる早で二人になりたがる」「初デートまでの手間を極力省きたがる」など、わかりやすい特徴があります。女子をその気にさせるため、やたらとほめたり、すぐ「好きだ」というなど、本気の恋愛感情があれば逆にできないようなことサラッとします。■ 最初から遊びだと考える人は少ない?一度恋愛対象にカウントした女子に対しては「遊び」のようなシビアな考えを持つ男性は少ないようです。たしかに一部の男性に注意を払う必要はあります。しかし、男性のことをあまり疑いすぎないことも大事ですよ。今回ご紹介した内容を参考に、気になる彼の自分に対する気持ちを考えてみてくださいね。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年07月13日夏になると「遊びの恋」が増えてしまうようです……。遊びとはいえ、気づいたら本気になってしまうことは女性にとってはよくあることかもしれません。「できれば、このまま本命の座に座りたい!」そう感じる方もいるはずです。しかし、実際のところ男性側の「遊びの恋」は「本気の恋」にランクアップすることはあるのでしょうか?また、本気の恋にランクアップするにはどうすればいいかをご紹介します。■ 予想外の行動をする遊びの恋のゴールは「体の関係を持つこと」と思っている男性は多いようで、関係を持った時点で「もうこの子は落とした」とある種の余裕をかましてしまいがち。そんなときに、次のデートでは何もさせてもらえないなどの「予想外の行動」に出られたり、チャラそうに見えた女性の真面目な一面など「よいギャップ」を見せられ、男性側の思い込みが外れると、本気モードに入ることもあるみたいです。遊びの恋と言われるような不安定な恋の状態に陥ると、「嫌われたくない」という思いから彼に対して下手に出てしまったり、妙に尽くしてみたりする女性は多いでしょう。そんななかで、「一回関係を持っただけだけど、それがなにか?」と余裕を感じさせる自由な振る舞いをすることで、男性側が振り回されて「追いかけたい」といった気持ちががわいてしまうこともあるみたい。■ 自分から関係を断とうとする遊び相手と思っていたけど、性格面でも相性の良さを感じると、「ちゃんと付き合うのも悪くないな」思うこともあるでしょう。ですが男性としては、最初に「遊びだよ」という態度を取ってしまったために、照れくささやプライドが邪魔して素直な態度に出られないようです。「今さら『私も遊びだけど?』と言われたりするくらいなら、このままでいいや」「ほかにも関係を持っている男性がいるだろう……」と切り捨ててしまうこともあるのだとか。そのため、女性が甘えてきても、優しい態度を取ることはまれかもしれません。友達にも「本気ではない」という前提で話していることも多いようで、何か聞かれたら「別に本気じゃないし」「すぐ別れるし」など言っているみたい。そんな冷たい態度にあなたがしびれを切らし、別れを告げたりすることで、急に取り乱して引き止めるパターンあるようです。ただし、こうやって「取り戻したい」という願望の強い男性とのお付き合いは、客観的に考えて、頼りにならない可能性が高いので、よく見極めましょう。■ ランクアップは基本的にはナシ!基本的に男性のなかで、「本命」と「それ以外」は出会ってすぐの段階で仕分けされてしまうそうです。最初は本命として考えていたのに、「簡単にお泊まりできたのでテンションが下がった」など、本命から遊びへの脱落はよくあるものの、遊び要員の女性が本命に繰り上がることはほぼないそう。本命とうまくいかなかった場合は、新たな本命候補を探す人がほとんどでしょう。また、女性が体の関係を持つことをゴールと考える一方で、男性は、ちょっと可愛いと思うだけでも、「この子のことをもうちょっと知りたいな」というレベルで簡単に体の関係をもつことができるようです。そのため、最初から温度差がある場合も考えられるはず。■ 思い通りにはいかないアピールが大事かも遊びとはいえ、彼と接点がある以上、全くの片思いよりも有利と考えることはできるでしょう。注目するのは彼の言葉ではなく行動のみ。電話に高確率で出る、自分から会いたいと言ってくるなど、時間や手間をさくことを惜しまないアクションは、彼の本気度が上がってきているサインかもしれません。どうせ会うなら楽しく過ごしたいという男性も多いですから、「会ったときに優しい」などの態度はあまりアテにならないみたい。大事なのは、「私の会いたいときに会える」「彼が何かを負担してくれる」など、行動に注目する方が本気度がわかりやすいといえるはず。■ 形勢逆転を狙おう男性側の余裕が崩され、思い通りにいかなくなった瞬間に形勢が変わると、本命女性にランクアップできるかもしれません。遊びの恋とはいえ、固定した力関係はなく、逆転はいつおきても不思議ではないでしょう。「彼は遊びのつもりかも?」そう感じても、相手の予想を裏切ることができれば逆転もありかもしれません。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年06月05日会いたいときにさくっと会えるような都合のいい「遊び相手」の女性。こんな人がいる男性は、少なくないかもしれません。最初から遊び相手なら、たとえその女性がいなくなることがあっても男性としてはダメージを受けなさそう。ですがそんな遊び相手に対しても男性は、「いなくならないでほしい」と考えることもあるみたいです。今回は「遊び相手の女性に対して、男性が『失いたくない』と思うときって?」を紹介します。■ そもそも「失いたくない」と思うの?もともとイイ男ではないのに、たまたまタイミングよく遊び相手の女性ができた。そんな場合はせっかくできたという嬉しさもあり、失いたくないと思うものです。その女性は希少価値がありますから、遊びといえども大切にして適当には扱いません。大切な遊び相手ですから、ずっといっしょにいたいと思っているでしょう。つまり「限りなく本命に近い遊び相手」という立ち位置かもしれません。本命の彼女とどこが違うのかというと「将来を真剣に考えているかどうか」。それ以外は本命彼女と、ほとんどいっしょです。■ 本命彼女とケンカしているとき本命彼女とケンカしているけど、男性の友達には分かってもらえなさそう。そんなときの発散相手として、遊び相手の女性にいてほしいと考えることがあるようです。完全に二番目の女性だと考えていますが、それでもそばにいてほしいという勝手な考えも持ち合わせいるみたい。「彼女と二番目の女性がいて、しっかりできる」という考えの男性はわりといます。お互いのないところを埋めたい、という気持ちが男性にあるのかもしれません。■ 本命彼女がいないとき彼女がいない時期は、誰にも干渉されないので気楽な気持ちでいますが、ときどき「彼女みたいな子はほしいな」と思っています。「彼女みたいな」というのは、ほとんど彼女のようなもの。ですから去って行ってしまうときはとても寂しいのです。本命の彼女がいたら、遊び相手が去っても寂しくないかもしれません。ですが彼女がいない場合は「彼女みたいな子」を失いたくありません。孤独はイヤなのです。■ モテていないときいろんな女性に声をかけても引っかからない、なかなかモテていないとき。新しい女性を開拓したくてもできないときは、昔からの付き合いの遊び相手を大切に感じるようになります。それでも遊び相手の女性からすれば、新しい相手が見つかったらサヨナラされてしまうかもしれない状態。あまりよいとは言えないでしょう。■ よく彼の話を聞いて基本的に遊び相手の女性にはしつこくは追いませんが、このような失いたくない時期は追いかけてきます。ということは、自分が彼の遊び相手だった場合、この時期を狙えば落とせるということ。よく彼の話を聞いて彼の背景を知りましょう。そして冷たくしたり音信不通にしてみるといいかもしれません。彼の弱点をつくことがコツですね。(たえなかすず/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年06月02日こんにちは、保育士の中田馨です。私は毎日保育所で、1~2歳の子どもと過ごしています。元気いっぱいの子どもたちと一緒にいかに楽しく遊べるかを、毎日試行錯誤しながら過ごしています。 今回は、数多くある遊びのなかで、私の保育所で人気の室内でできる遊びを紹介します。特別な道具を用意しなくてもできる遊びばかりですので、ぜひ試してみてください!子どもと遊ぶときに大切にしていること1~2歳の子どもと遊ぶときに私が一番大切にしていることは「大人も一緒になって楽しむこと」です。体を使った遊びをするときは全身で楽しみますし、手先を使った遊びをするときは声かけをしながら一緒に楽しみます。 その上で、やはり大切なことは「安全であること」です。今回いくつか遊びを紹介します。例えば台の上からジャンプするなら、台は頑丈か、子どもがのってもバランスは崩れないか、ジャンプする先の周りの環境は整っているか、ぶつかったり、踏んで困るものはないかなど配慮します。何人かで遊ぶなら順番を守って遊ばせるのか、どこまでしてもOKにするのかなど、遊びのルールも必要になってきます。 子どもは大人の思う以上の思いがけない行動をとります。「ヒヤリ」としたらその都度遊び方を改善して、ケガのリスクをできる限り排除することが必要です。 1. 手を使って楽しめるリズム遊び親子でできる手を使うリズム遊びです。 「手をたたきましょう」「手をたたきましょう」の歌に合わせて手拍子などして楽しみましょう。大げさに手をたたいて、「わらいましょわはは」も大げさに笑って。大いに楽しみます。子どもが振付に慣れてきたら「じゃあ、今度は早く歌ってみよう!」とスピードを早めたり、逆にゆ~っくり歌ったりすると子どもは大喜び! また、鈴など音の出るものをひもにくくり、手首、足首に巻き付けて「手をたたきましょう」をすると、シャンシャン鳴って、さらに楽しいです。 「おすわりやす いすどっせ」次は「おすわりやす いすどっせ」という歌遊び。大人は脚をのばして座り、太ももの上に子どもが座ります。そして「おすわりやす いすどっせ あんまりすわるとおちまっせどすん」と歌いながら「どすん」と同時に大人は脚を広げます。脚を広げたら当然子どもは落とし穴にはまるかのように床にドスンと落ちます。落ちること期待して「やっぱり落ちた!」と大笑い! 何度も何度も繰り返し遊べます。 2. お部屋を広く使う運動遊びお部屋を少し広げて、運動遊びをしてみましょう。工夫次第でサーキット遊びのようにもなります。 「台からジャンプ」台からジャンプする場合、保育所だったら跳び箱などからジャンプができますが、家には跳び箱はありませんので、低めのソファーや椅子でもOK。ママと手を繋いで遊ぶとより安心です。ただし、「普段はジャンプはダメ。ママと遊ぶときだけ」という約束は必要です。 「トンネルくぐり」トンネルくぐりも楽しいですね。市販で販売されているトンネルでももちろんいいですし、段ボールで代用もできます。ママの脚もトンネルになりますよ。 台からジャンプの次はトンネルくぐり。さらに、布団のお山など3〜4つの運動遊びを組み合わせてサーキットにしてみます。元気な音楽をかけてみたり、ママが声かけすることでやる気アップになります! 3. 廃材を使った遊び新聞や段ボールなどの廃材は工夫次第で子どもと楽しく遊べます。 「新聞ビリビリ」まずは「新聞ビリビリ」。新聞を広げて豪快に破きます。両手を使ってビリビリするのも気持ちいいですが、私のおすすめは「チョップ破り」。ママは新聞の両端をピン!と張って持ちます。子どもはその新聞の上からチョップをして新聞を破きます。1歳代の子どもはまだ力が弱いのでそれだけでは破きにくいので、新聞の真ん中に少し切り込みを入れておきましょう。「お! 強い! カッコいい! さすが!」というママの声かけで子どもは、ヒーローになりきります。 「段ボールのおうち」次に「段ボールのおうち」。大きめの段ボールが手に入ったときにおすすめです。1つの段ボールで作るのももちろん楽しいですが、いくつか段ボールが集まってから大きな家を作るのも楽しいです。 先日、保育所で作った段ボールのおうち。大きめの2つの段ボールを重ねて1つの部屋を作り、小さな段ボール2つで作ったトンネルと重ねてみました。部屋には玄関と窓があり、天井にはフタがあって上から顔を出すこともできるようにしました。入り口にポンポンなどを作るときに使うスズランテープでのれんも作りました。子どもたちは大喜び! 作ったその日は楽しすぎて、一日中遊んでいました。おうちの中で絵本を読んでくつろぐ子、玄関から入ってトンネルくぐって外に出るを繰り返す子、お人形と中に入っておままごと遊びをする子など、遊び方はさまざまです。 家の中でも、工夫をすれば子どもと体をいっぱい使って元気に遊ぶことができます。ぜひ、取り入れてみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年05月09日もし、好きな人にとって自分が遊び相手だったとして、それでも諦められない場合はどうしたら良いのでしょうか。また、付き合っていても、「もしかしたら遊びなのかな?」と不安になることもあるでしょう。今回は、はじめは遊び相手のつもりだった女性を、いつの間にか本命として見るようになった経験を持つ男性に、「決め手」が何だったのか聞いてみました。■ 聞き上手だった「付き合い始めはそんなに真剣ではありませんでしたが、彼女はいつもニコニコして話を聞いてくれたので居心地がよかった。この子との将来が見えました」(27歳男性/不動産関係)心を許した相手いはついワガママを言ってしまう人もいるかもしれませんが、相手の話に耳を傾けることもお忘れなく。「聞き上手」になるコツは、リアクションをすることです。笑顔で話を聞く、彼の発言にオーバーリアクションをするなど、楽しそうにしていると、相手も「話していて楽しいな、もっと話したいな」と感じやすいです。いつの間にか、「ずっとそばにいてほしい」と思ってもらえるはずです。■ 大変なときに味方でいてくれた「コロナ禍で業績が悪化、リストラか減給かという流れになったのですが、同僚の女性が『一緒に頑張ろう』と励ましてくれて、好きになりました。これからは本当に大事にしたいと思っています」(30歳男性/アパレル関係)友達や同僚の立場であっても、徹底的に彼の味方でいることで、「この子しかいない」と思ってもらえる可能性はとても高いです。この先もずっと支えあっていきたい、この子となら頑張れそう、などと思える相手こそ、本命になれるのでしょうね。■ ミステリアスで逆に追いかけたくなった「最近知り合った子に『会えない日何してたの?』と聞いてもはぐらかされたので、余計にその子のことを考える時間が増えた……。気がついたらすっかりハマってしまいました」(25歳男性/機械メーカー勤務)男性に「もっとこの子を知りたい!」と思わせることは効果的です。「追われる立場」になれるかどうかは、本命彼女になれるかどうかのわかれ道でもあります。少しくらい秘密があったほうが、男性の「もっと知りたい」という好奇心をあおることもできるはず。いかにして「魅力的な女性だ」と思ってもらえるかが、一つの重要な要素になりそうですね。■ 寄り添いつつも少しの秘密を相手の男性にとっての「癒しの存在」になることが、本命への近道、といえるのかもしれませんね。真っ直ぐな気持ちを向けることで、自分の良さを相手にもアピールできるはず。もちろん、すべてを明かすのではなく、ちょっとだけ隠すことも大事です。ただ、無理に「イイ女」を演じようとしても、のちのちに無理が出てしまっては本末転倒。あくまでも、相手の男性が気に入ってくれている自分の長所を伸ばすのが正解ですよ。(上岡史奈/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年04月06日こんにちは、保育士の中田馨です。ぽかぽかと気持ちいい季節になってきました。桜の開花が今年は例年よりも早そう!ということで、何だか気持ちもウキウキします。今回は、春に楽しめる遊びを紹介します。 菜の花づくり【製作遊び】まずは、100円均一ショップで手に入る材料で、制作遊びを楽しんでみましょう。 <材料>⚫︎コップ・・・2つ⚫︎黄色のお花紙・・・8枚⚫︎制作用のり・・・適量⚫︎緑色の画用紙又は折り紙・・・1枚(折り紙なら2~3枚) <作り方>【1】紙コップを縦半分に切る。お花紙はちぎってグチャっと握りつぶす。【2】紙コップにのりをつけ、1のお花紙を貼り付ける。 発達によってできることが変わってきます。例えば1歳になりたての子は、お花紙をちぎるのは大人でグチャッとするのは子ども。紙コップにのりを付けるのは大人でお花紙を張るのは子ども。というように、全ての行程で大人が手を添えつつ一緒に作ります。 2歳ごろの子どもなら、大人が手を添えつつ全て子どもができるようになってきます。3歳ごろの子どもなら、大人が説明するとすべてを自分でしようとするでしょう。 お子さんの発達を見つつできることをさせてあげましょう。菜の花ができたら、大人が茎とはっぱを作って出来上がりです。 ちょうちょが飛んだ【製作遊び】 こちらも、簡単にできる制作遊びです。 <材料・必要なもの>⚫︎A4用紙(広告でもOK)⚫︎ホッチキス <作り方>【1】紙を細長く切る(2本)。先を4㎝残してホッチキスで止める。【2】1を重ねて真ん中をホッチキスで止める。【3】円の真ん中を内側に織り込んでホッチキスを止めちょうちょの羽のようにする。 これを軽く投げるとちょうちょのようにひらひらと飛びます。紙を切る前に子どもに色塗りやシールを貼ってもらっておけば、色鮮やかなちょうちょが作れます。ホッチキスを止めた部分は、危なくないようにテープを貼っておくといいですね。 0歳児にはママが作ってあげて、ひらひら飛ばしてみましょう。1歳以降は絵をかいて(シールを貼って)から、完成品をじぶんでポイっと投げられる子もいるでしょう。大きいちょうちょや小さなちょうちょなど、いろいろ作って親子でちょうちょ遊びを楽しんでみてください。 アリさん探し先日、公園へ行って春を見つけました。そう、アリさんが活動を始めたのです! 冬の間は、虫を見つけることがなかなかなかったんですが、温かくなるとたくさんの虫を見つけることができますね。この日も、アリを1番に見つけたのは子ども。「アリだ!」と言って、アリの行列を興味深げに観察していました。 ママの中には「虫は苦手」と言う方もいらっしゃると思います。苦手なものを「子どもが好きなんだから、好きになりなさい」なんてことは言いません。だって、苦手なんですもの。でも、子どもがアリに興味を持っている場合は、「アリはやめてー!」とは言わず「アリを見つけたんだね」と声かけしてあげてください。 アリを一緒に触ることはできなくても、アリを見つけたうれしさをママが共感してくれるだけで、子どもの心は満たされます。アリを見つけたお散歩の帰り道には「あんまりいそいでゴッツンこ~」とおつかいありさんを歌いながら帰ってもいいですね。 歌遊び春の歌を歌って遊ぶのも楽しいですね。春の歌の定番を3つご紹介します。 ちょうちょちょうちょちょうちょなのはにとまれ~。ちょうちょを見つけたら指さしながら歌ってみましょう。 おはながわらったおはながわらったおはながわらった~。もしかすると、保育現場では有名だけれど、ママさんたちは知らない歌かもしれません。この歌、おはながわらったという言葉が何度も繰り返されゆっくりとしたテンポの歌なので、子どもたちが覚えやすいんです。 チューリップさいたさいたチューリップのはなが~。春のお花と言えば、チューリップが代表ですね。赤、白、黄色と色がそろったチューリップがあればなお素敵です。お散歩の際に、春にしか見ることのできない花を歌とともに、子どもと一緒に楽しんでください! 歌は、まだ子どもが歌える月齢でなくても、鼻歌で構いませんので歌ってあげてください。ママが楽しそうに歌う様子を見て、子どもは体を揺らしてリズムを取ってみたり、心地よい気分になりますよ。 春のウキウキした気持ちを子どもと一緒に、共感しながら楽しめる遊びを4つ紹介しました。普段の遊びの中に、ぜひ取り入れてみてくださいね。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがあります。赤ちゃんに渡さないでください。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年03月29日こんにちは、保育士の中田馨です。2月に入りまだまだ寒い日が続きますね。今年は新型コロナウイルスもあるので、なかなか外出しにくい日々だと思います。そうなると、元気いっぱいの子どもたちのパワーが、家の中だけではあり余ってしまう感じがしませんか? 今回は、寒い冬におすすめの室内でできる遊びを紹介します。 <投げる遊び>「物を握って、つかんで、手から放して投げる」。大人は当たり前のようにできているこの行動、実は子どもの発達から見るとすごいことなんです。腕を動かして、物を手から放して、投げる先を予測するということを同時にしているのですから。 例えば、おもちゃを投げるようなママにとって困った行動が見られたときは「投げる遊び」をスタートする絶好のチャンスです。「投げたいんだね。これは投げてもOKだよ!」とボールを渡します。ボールがない場合は新聞紙などの紙を丸めたものでも構いません。ここから具体的な<投げる遊び>おすすめ4つをご紹介します。 セルフボール投げ遊びお座りとハイハイができたら遊べます。ボールをポーンと自分で投げて、ハイハイして追いかけて、またポーンと投げてハイハイして追いかけてを繰り返します。ママはそばで「じょうずに投げられたね!」や「あっちにとんだよ!」とボールを指さして声掛けしてみましょう。 コロコロキャッチボール子どもと向かい合って座り(年齢によっては立つ)、コロコロとボールを転がし合って遊びます。ママはやさしくコロコロさせますが、子どもは投げてかまいません。 段ボール玉入れ適度な大きさの段ボールを用意して、ボールを投げ入れます。段ボールは壁に沿わせておくと投げ入れやすいです。1歳ころは箱まで歩いて行ってポトンと落としていたのが、2歳ころになると段ボールをめがけて投げ入れることができるようになります。少しずつ投げ入れる距離を延ばすチャレンジも楽しいですね。ペットボトルボーリングペットボトルをいくつか床に置き、少し大きめのボールを転がして倒します。軽ければ倒しやすいですし、水を1/4ほど入れると倒れにくくなるので難易度が上がります。 ※ペットボトルのフタは誤飲する恐れがあります。フタが開かないようテープなどでしっかりととめてください。 <切る遊び>大人がはさみを使っているのを見て、自分も使いたがる子もいるでしょう。例えば、洗濯ばさみで挟んだり、トングを使って物をつかめるようになったら、そろそろはさみデビューしてもいい時期。はさみは子どもの手にあったものを用意します。年齢の目安は2歳以降です。 チョッキン切り遊び用意するものは、長細く切った紙。紙の幅は1.5~2cmくらいにして、子どもがはさみをチョッキンとすれば1回で切れる幅にするのがポイントです。画用紙くらいの厚さがある方が切りやすいでしょう。間隔を少し開けて鉛筆で線を引いて切る目安を書くと子どもは切りやすくなります。 チョッキンチョッキン切り遊びチョッキン切り遊びを何度もして、はさみを使い慣れたら、細長く切った紙の幅を3cmくらいに広げてみましょう。はさみを2回チョッキンチョッキンしないと切れないくらいの幅です。 はさみの使い方がじょうずになって来ると今度は、丸に切ってみたり、自分の好きな形に切れるようになってきます。 <貼る遊び>子どもって、貼る遊びが好きですよね。気づいたら壁にシールが貼られていた! なんて経験をしたことがあるママも多いのではないでしょうか。くっつけることが楽しかったり、のりの感触がおもしろかったりするのでしょうね。 シール貼り遊び丸いシールを用意します。紙に鉛筆でシールの大きさの丸を書きます。子どもはその丸に合わせてシールを貼っていきます。 のりでぺったん遊びスティックのりではなく、でんぷんのりを用意します。紙を直径3cmくらいに丸く切ります。子どもはその紙にのりを付けて別の紙に貼ります。指で塗ってもかまいませんし、筆を使って塗るととさらに面白さが増します。 <ジャンプ遊び>子どもはジャンプするのが大好きですね。いつもピョンピョンと楽しそうに体を弾ませています。片足だけぴょんと持ち上げて「あれ、今のジャンプかな?」なんて様子も見られるでしょう。ジャンプ遊びは0歳からも取り入れられますので、普段のふれあいの中で遊んでみてください。 ママのおひざでジャンプママは正座をして子どもの両脇を持ち、子どもをひざに立たせます。「ジャーンプ」と言って少し上に持ち上げておろすを繰り返します。子どもによっては自分で屈伸してジャンプをする子もいます。 小さな段差からジャンプ自分で歩けるようになったら、小さな段差からジャンプして遊んでみましょう。例えは踏み台のようなものでも構いません。ジャンプ遊びをするときは、必ずママが手を支えて見守ります。遊び終わったら、使った踏み台は子どもが触れないところに片づけましょう。 にょろにょろジャンプ2歳ころから遊べます。縄跳びなどの縄を用意しましょう。縄の片方はベビーサークルなどにくくり付けます。もう片方はママが持ち、床すれすれのところをヘビのように、にょろにょろさせて動かします。子どもはその上をジャンプします。 おうちの中でも子どもと楽しく遊べる方法はたくさんあります。体や手指を使った遊びを取り入れながら、寒い冬を楽しく過ごしてくださいね。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがありま す。赤ちゃんに渡さないでください。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年02月06日こんにちは、保育士の中田馨です。前回、お部屋でできる冬の遊びを紹介しましたが、今回は、冬だからこそ遊べる外遊びを紹介します! 自然物採集遊び落ち葉や木の実、木の枝を探してみましょう。公園や神社に行ってももちろんありますが、道にある街路樹にもいろいろな自然物が落ちています。 例えば、葉っぱの場合、まず色に注目してみましょう。緑や黄色や赤の色鮮やかな葉っぱもあれば、茶色の葉っぱもあるので、葉っぱによって色が違うことを知ることができます。また、葉っぱの形や大きさにも注目してみましょう。いわゆる、よくある葉っぱの形もあれば、手のような形の葉っぱもあります。爪くらい小さい葉っぱもあれば、子どもの顔くらい大きい葉っぱもあるかもしれません。大きい葉っぱを見つけたら目と鼻、口の位置に穴をあけてお面を作って遊んでも楽しいですね。 公園アスレチック遊び寒い冬の公園遊びは、遊んでいる子どもは体を動かしているので気にならないかもしれませんが、待っているママは寒いもの。だからママも体を動かして遊んでみましょう。 体を動かす遊びは、ボール遊びや追いかけっこなどいろいろありますが、今回紹介するのは「公園アスレチック遊び」です。遊び方は、公園内の上り坂、下り坂、くねくね道、段差、遊具を使い、あらゆるところをアスレチックに見立てて走り回るのです。まずはママが先頭で走って、遊び方が分かったら子どもが先頭に立ち、子どもの行きたいコースに行きます。走り回れば、寒かった体もポカポカ。おなかもすいて一石二鳥です! 注意することは、入ってはいけない場所には入らないこと。遊んでいる他のお友だちの邪魔にならないようにすることです。 みんなで徒競走冬だからこそ、シンプルに「走る」遊びです。ただ走るのではなく、少しメリハリをつけ徒競走のように走るのです。直線のコースに、スタートとゴールに線を引き「よういドン!」で走ります。合図に合わせて走れるということは、イメージに合わせて体をコントロールするのがじょうずになってきたということです。 はじめは「ようい」で飛び出してしまったり、だいぶたってからスタートしたりすることもあるでしょうが、それももちろんOK。何度も経験するうちに、合図に合わせて体を反応させることができるようになります。慣れてきたら、「ようい」と「ドン」のタイミングを長くしたり短くしたりすると盛り上がりますよ! 子どもが2~3人くらい揃えば、にぎやかにかけっこすることができます。お友だちを誘って、みんなで繰り返し遊んでみましょう! 雪・霜あそび冬の朝はキーンと空気は寒いですが、こんなときほど普段発見できないめずしいものがあると、子どもはワクワクします。雪が降れば雪だるまを作ったり、雪合戦してみたり。やわらかい雪の上に寝転んで自分の体の形をつけてみたりもできるでしょう。 雪があまり降らない地域でも、葉っぱや車の窓ガラスに霜が降り、雪の結晶のようになっていることもあります。地域によっては、太陽が昇って温かい日差しが出てくるころには、どれもなくなってしまうものなので、朝起きて見つけたら、子どもを誘って遊んでみましょう。 外遊びをしていると、熱中しすぎて意外にも時間が過ぎてしまうこともあります。走り回ると汗もかきますし、とくに午後からは気温が急に下がるので、早めに切り上げることも大切です。親子で冬にしか出会えない自然の遊びを思い切り楽しんでくださいね。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲するおそれがありま す。赤ちゃんに渡さないでください。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年12月23日ワクワク感とスリルが味わえる星野リゾート トマムでは、夏の雨の日限定で自然を感じるアクティビティ「トマムドロドロラリー」を昨年に続き今年も期間限定(2020年7月1日~8月31日)で開催します。今回で2年目を迎えるトマムドロドロラリーには、新たなコースが2本加わり、泥の状態も前回より更にパワーアップしています。車の横から水も泥も“かかりたい放題”星野リゾート トマムは、新千歳空港から約90分、北海道のほぼ中央に位置しています。施設は約1000haを保有しており、四季を通していろんな種類の自然体験アクティビティを楽しむことができる広大なリゾート施設です。「トマムドロドロラリー」では、施設内に作られた雨が降るとドロドロエリアが倍増する走行コースをガイドと一緒に四輪駆動のバギーで走行します。開催期間中には、悪路をただ走るだけでなく、参加者全員の走行タイムを計測し、タイムランキングも行います。泥遊びの後はお風呂でさっぱり思い切り泥まみれになった後は、同施設の露天風呂「木林の湯(きりんのゆ)」で入浴することができます。料金は、バギーの運転、ガイドのサポート、レンタル一式(専用のつなぎ、ヘルメット、長靴、バスタオル、フェイスタオル)、入浴後のソフトドリンク付きで、1組18,182円(税別)。宿泊者する人も、日帰りでも利用できるアクティビティとなります。雨の日に童心にかえることのできる大人の泥遊びを体験してみませんか。(画像はプレスリリースより)【参考】※星野リゾートのプレスリリース
2020年05月27日こんにちは、保育士の中田馨です。私は毎日保育所で、1~2歳の子どもと過ごしています。元気いっぱいの子どもたちと一緒にいかに楽しく遊べるかを、毎日試行錯誤しながら過ごしています。 今回は、数多くある遊びのなかで、私の保育所で室内でできる人気の遊びを紹介します。特別な道具を用意しなくてもできる遊びばかりですので、ぜひ試してみてください!子どもと遊ぶときに大切にしていること1~2歳の子どもと遊ぶときに私が一番大切にしていることは「大人も一緒になって楽しむこと」です。体を使った遊びをするときは全身で楽しみますし、手先を使った遊びをするときは声かけをしながら一緒に楽しみます。 その上で、やはり大切なことは「安全であること」です。今回いくつか遊びを紹介します。例えば台の上からジャンプするなら、台は頑丈か、子どもがのってもバランスは崩れないか、ジャンプする先の周りの環境は整っているか、ぶつかったり、踏んで困るものはないかなど配慮します。何人かで遊ぶなら順番を守って遊ばせるのか、どこまでしてもOKにするのかなど、遊びのルールも必要になってきます。 子どもは大人の思う以上の思いがけない行動をとります。「ヒヤリ」としたらその都度遊び方を改善して、ケガのリスクをできる限り排除することが必要です。 1. 手を使って楽しめるリズム遊び親子でできる手を使うリズム遊びです。 「手をたたきましょう」「手をたたきましょう」の歌に合わせて手拍子などして楽しみましょう。大げさに手をたたいて、「わらいましょわはは」も大げさに笑って。大いに楽しみます。子どもが振付に慣れてきたら「じゃあ、今度は早く歌ってみよう!」とスピードを早めたり、逆にゆ~っくり歌ったりすると子どもは大喜び! また、鈴など音の出るものをひもにくくり、手首、足首に巻き付けて「手をたたきましょう」をすると、シャンシャン鳴って、さらに楽しいです。 「おすわりやす いすどっせ」次は「おすわりやす いすどっせ」という歌遊び。大人は脚をのばして座り、太ももの上に子どもが座ります。そして「おすわりやす いすどっせ あんまりすわるとおちまっせどすん」と歌いながら「どすん」と同時に大人は脚を広げます。脚を広げたら当然子どもは落とし穴にはまるかのように床にドスンと落ちます。落ちること期待して「やっぱり落ちた!」と大笑い! 何度も何度も繰り返し遊べます。 2. お部屋を広く使う運動遊びお部屋を少し広げて、運動遊びをしてみましょう。工夫次第でサーキット遊びのようにもなります。 「台からジャンプ」台からジャンプする場合、保育所だったら跳び箱などからジャンプができますが、家には跳び箱はありませんので、低めのソファーや椅子でもOK。ママと手を繋いで遊ぶとより安心です。ただし、「普段はジャンプはダメ。ママと遊ぶときだけ」という約束は必要です。 「トンネルくぐり」トンネルくぐりも楽しいですね。市販で販売されているトンネルでももちろんいいですし、段ボールで代用もできます。ママの脚もトンネルになりますよ。 台からジャンプの次はトンネルくぐり。さらに、布団のお山など3〜4つの運動遊びを組み合わせてサーキットにしてみます。元気な音楽をかけてみたり、ママが声かけすることでやる気アップになります! 3. 廃材を使った遊び新聞や段ボールなどの廃材は工夫次第で子どもと楽しく遊べます。 「新聞ビリビリ」まずは「新聞ビリビリ」。新聞を広げて豪快に破きます。両手を使ってビリビリするのも気持ちいいですが、私のおすすめは「チョップ破り」。ママは新聞の両端をピン!と張って持ちます。子どもはその新聞の上からチョップをして新聞を破きます。1歳代の子どもはまだ力が弱いのでそれだけでは破きにくいので、新聞の真ん中に少し切り込みを入れておきましょう。「お! 強い! カッコいい! さすが!」というママの声かけで子どもは、ヒーローになりきります。 「段ボールのおうち」次に「段ボールのおうち」。大きめの段ボールが手に入ったときにおすすめです。1つの段ボールで作るのももちろん楽しいですが、いくつか段ボールが集まってから大きな家を作るのも楽しいです。 先日、保育所で作った段ボールのおうち。大きめの2つの段ボールを重ねて1つの部屋を作り、小さな段ボール2つで作ったトンネルと重ねてみました。部屋には玄関と窓があり、天井にはフタがあって上から顔を出すこともできるようにしました。入り口にポンポンなどを作るときに使うスズランテープでのれんも作りました。子どもたちは大喜び! 作ったその日は楽しすぎて、一日中遊んでいました。おうちの中で絵本を読んでくつろぐ子、玄関から入ってトンネルくぐって外に出るを繰り返す子、お人形と中に入っておままごと遊びをする子など、遊び方はさまざまです。 家の中でも、工夫をすれば子どもと体をいっぱい使って元気に遊ぶことができます。ぜひ、取り入れてみてくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2020年05月01日毎日寒いからと、家の中にこもりがちになっていませんか?冬だって、子どもが自然に触れられる遊びがあります。身近な場所での遊びのヒントを、自然遊びのスペシャリスト・高橋京子さんに聞きました。イラスト/柴田ケイコ自然は多様性を育む先生!自己肯定感も高まる「自然には、ひとつとして同じものはありません。それこそが、子どもの感性を豊かにしてくれます」と、自然保育コーディネーターの高橋京子さん。同じ場所でも、季節や天気によって景色が全く違うので、子どもの五感が高まると言います。「例えば、葉っぱを見比べてみても色や形はバラバラ。自然を使った遊びを通して“違うからこそ面白い”と感じ、多様性が育まれるのです」多様性を認めると、自然と自己肯定感も高まるそう。「いずれ大きくなった時に、人と違うことを恐れずに、自分を卑下することなく、“みんな違ってみんないい”と感じる心を育ててくれるのです。それが自信にもつながります。幼児期にその素地を作るためにも自然遊びは大切なんですよ」成長に合わせた遊びを、親も“大きなお友達”に自然遊びは、近くの公園や散歩道でも十分楽しめます。「身近なものを学びの場に変えることで、“違うこと”“珍しいこと”にも親しみなじんでいきます」。遊ぶときのポイントは、親も“大きなお友達”になって、同じ目線で楽しむこと。「親が楽しむ姿を見ると、子どもも本気で遊びます。幼いうちは、音や触感など、五感に訴える遊びを中心に。この年頃は延々と遊びがちですが、途中で止めないこと。好奇心の広がりをシャットアウトしないことが大切です」。ちなみに、親が苦手なことを無理にしなくてもいいそう。邪魔せずに見守りましょう。「一方、年長になったら自分で考え工夫して何回もチャレンジしてみる遊びや、チームを組む遊びがお薦め。自分で試したり、相手のことを考えながら遊ぶことで、“非認知能力”が養われますよ」お話を聞いたのは高橋京子さん自然保育コーディネーター。ウレシパモシリ-保育と自然をつなぐ研究会-主宰。身近な自然を保育教育資源として生かした遊びの創作や、幼稚園・保育園での体験イベント、保育者へのレクチャーを行う[ウレシパモシリHP]冬にも自然の魅力がいっぱい!外遊びのヒント【光】時間や天候によって太陽の光が変化することを体験できます。温かさを感じられるのも冬の特徴。陰を生かした遊びもできます。【風】目に見えない風を“見える化”して遊ぶのがポイント。風で飛んでいく葉を追いかけたり、つむじ風を見つけたりしてみましょう。【木】自分のお気に入りの木を決めて、木肌に触れてみましょう。遊ぶ前にあいさつをすると、風で揺れた葉や枝が返事をしたように見えて、親しみが湧きます。【枝】手軽なのは、たき火ごっこや井桁(いげた)に組んでタワーを作る遊び。枝の端を紙粘土でつなぐと、いびつな形だからこそ、思いもよらない作品に!【葉っぱ】形や色や匂いの違いに気付いたら、ちぎって音や感触を確かめるのもいいでしょう。太陽にかざしてみると、鮮やかに透ける色や葉脈の美しさに出合えるでしょう。【氷・雪】氷や雪は絵の具で遊ぶとアート性が増します。氷にスポイトで絵の具を何色か垂らすと、偶然できるにじみが美しいです。雪に絵の具をかけるとかき氷ごっこに。組み合わせるとこんな遊びに木の影の迷路【光 + 木】木から伸びた影が自然の迷路に。はみ出さずに歩いてたどります。追いかけっこも盛り上がりますよ。枝分かれしているところで子どもは「どっちがいいかなぁ」と考えます。カラフルシート【光 + 風 + 木】ポリ袋をテープでつないで、1枚のシートに。シートの下から日の光で透けたカラフルな空を見て大喜び。風の動きが見え、木の下を通ると地面にもカラフルな影が映ります。森のお弁当作り【枝 + 葉っぱ】木の実や葉っぱ、枝などをお弁当箱に詰めて、箸に見立てた枝を添えます。本物のお弁当箱やおかず用カップ、粘土など、身近なものと合わせると、おいしそうなお弁当に。写真協力/やはたみずのとう幼稚園幼児ルーム冬の外遊びで気を付けたいことPoint 1施設の注意書きを読む植物の中には、トゲを持つものや、かぶれるものがあります。森林公園などの施設には注意書きがあるので、遊ぶ前に確認しましょう。Point 2枝で遊ぶときのお約束を決める子どもにとって枝は魅力的な遊び道具。「木から枝を無理矢理折らない」「持って走らない」「人の顔の前で振り回さない」など約束しましょう。Point 3午後早めに切り上げる午後になると急に気温が低下します。汗をかいているとさらに体が冷えてしまいます。早めに遊びを切り上げましょう。Point 4原状復帰が基本次に来た人が遊べるように、元に戻しましょう。「自然の中で遊ばせてもらっている」という自然への感謝の気持ちも忘れずに。アイデアいっぱい読者の冬の外遊び読者が親子でやって盛り上がった冬の外遊びを紹介。さらに楽しくなるアイデアや部屋遊びでの応用を高橋さんが教えてくれました。※2019年10/2 ~ 11/6にあんふぁんWebで実施した読者アンケートから観察する容器に水を張っておくと翌朝、氷ができていることに気付いた子ども。毎日楽しみに早起きしていました。氷になってない日は「0℃じゃなかったんだねー」と教え、勉強にもなりました(千葉県・年長のママ)高橋さんから不思議に思うことを大切に。子どもと一緒に驚いたり、容器を置く場所も変えてみたり、一緒に試すことを楽しんで。遊びを通して子ども自身が気付くことが学びの根っこになっていくはずです夏のスズメと冬のスズメを比べます。冬のスズメは羽毛がいっぱいあってふっくらしています(埼玉県・年長のママ)高橋さんから一年中出合える鳥は少ないので、素晴らしい気付きですね洋服についた雪をよく見るときれいな結晶の形に。子どもが感動していました(千葉県・年少のママ)高橋さんから黒い布だとさらに観察しやすいですよ。バンダナくらいのサイズでOK。広げて、降ってくる雪をそのままキャッチしましょう触れ合う「キャー寒いー」と言いながらダッシュで風に向かって走るのをよくやります(笑)。気付くと温かくなり、「風が応援してくれてるね」と言い合います(千葉県・年少のママ)高橋さんから前ページで紹介した「カラフルシート」を持って走ると、風の形が見えて盛り上がります冬の日陰は寒いので、日陰のところは小走り、日なたはゆっくり歩く、というふうにしてお散歩します(東京都・年中のママ)高橋さんから冬の寒さと日の光をうまく利用した遊びですね。お散歩がより楽しくなりそう滑り台で発生する静電気でパチパチさせ合う。痛いことへのびっくりと、パチっという音に子どもは「もう一回!」と何度もやりたがります(千葉県・年中のママ)高橋さんから子どもは遊びの中で、静電気の不思議に偶然に出合いますね。家の中でも、下敷きやビニール袋などでも楽しく試してみましょう手袋を付けた手をつないで「不思議な感触だね~」と話して、手袋をつけたまま顔を触ったりお互いの手をモミモミしたりして遊びます(埼玉県・年少のママ)高橋さんから手袋の上から息を吹きかけてみるのも面白い感覚!素手で触ることもお勧め。寒いからこそ肌のぬくもりが伝わります作ってみる落ち葉を集めて並べて地面に絵を描きましました。同じ落ち葉でも色が違ったり形が違ったりするので子どもは興味津々(千葉県・年長のママ)高橋さんから障子紙に落ち葉を張り付けると葉っぱのタペストリーに。部屋に飾ると長く楽しめます。また、画用紙に葉っぱを貼り付けてクレヨンで絵を描き足すと、手作り絵本にも。親子でお話の世界も楽しみましょう松ぼっくりと紙コップをつなげたけん玉遊びは盛り上がります!(埼玉県・年中のママ)高橋さんから紙コップに目玉を描くなど表情を付けると、もっと愛着が湧くと思います絵の具を水に溶かして凍らせて、クレヨンの代わりにしてお絵描き(神奈川県・年少のママ)高橋さんからシフォンケーキの型に水を張って葉っぱや松ぼっくりを入れて外に出したり、凍らせたりすると、天然のリースもできますごっこ遊び枯れ枝や枯葉で病院ごっこ。枯れ葉を診察券にしたり、ドングリや枯れ枝を薬にしたりして遊びます(千葉県・年中のママ)高橋さんから葉っぱをすり鉢で細かくして折り紙で包むと粉薬に、それを水で混ぜると飲み薬になってさらに遊びが発展します。「大きくなる薬」「若返る薬」など、魔法の薬を自分で作ると、創造性も育ちます白い息で怪獣ごっこ(千葉県・年中のママ)白い息で機関車ごっこ(東京都・年中のママ)高橋さんから寒い日も、吐く白い息で楽しめますね。お部屋で過ごすときは、窓ガラスに息を吹きかけて指でお絵描きをしても楽しいです色水で氷を作り、外のどこかに隠して宝探しゲーム。寒いので中々溶けません。雪の降る地域だと雪の中に埋めて探すと楽しいと思います(神奈川県・年中のママ)高橋さんから雪の中からカラフルな氷を発掘したら、ワクワクしそう!溶けてなくなってしまうのも楽しく不思議。色の痕だけが残るのかしら
2020年01月22日こんにちは、保育士の中田 馨です。雨の日に赤ちゃんと過ごす1日。いつもならお外に出て遊ぶこともあると思いますが、雨の日はお外に行けないので時間が進むのが何となく遅いのではないでしょうか? 保育所でも同じです。雨の日は「何をしようか?」と先生も考えます。そこで、0歳の赤ちゃんとお家でできる遊びを紹介します。 絵本雨の日は、ゆったりと絵本を読む時間が取れる日でもあります。いろいろな絵本を読んでもいいですし、ママと赤ちゃんが好きな絵本を繰り返し読むのもOK。 文章が長くて「まだ赤ちゃんには早いかな?」という絵本も、文章を読まなくても絵を楽しみながらページをめくっていってもOKですよ。 ふれあい遊び赤ちゃんが大好きな遊びはママとのふれあい遊び。マッサージやコチョコチョをして、いっぱい肌を触れ合って遊ぶといいですね。歌に合わせたふれあい遊びはたくさんありますが、私は自分で作った歌や替え歌でもよく遊んでいます。子どもの名前も入れ込んで歌うと、赤ちゃんも大よろこびです。 また、「いないいないばあ!」遊びも定番のふれあい遊び。手で顔を隠して「ばあ!」と出すだけの単純な遊びですが、ママの顔が隠れているときのドキドキ感と「ばあ!」と出てきたときのワクワク感。何度もすることで、赤ちゃんは身震いするくらい喜んでくれます! 手遊び歌に合わせてする手遊びは、赤ちゃんが好きな遊び。たくさんの手遊びを知っていなくても大丈夫。ママが知っている手遊びを何度も何度も繰り返して遊んでみましょう。 繰り返しすることで、赤ちゃんも簡単な振り付けをできるようになってきます。赤ちゃんと向い合わせになってするのもいいですし、膝に抱っこして、赤ちゃんの手を持って一緒にするのもいいですね。 風船遊び風船も赤ちゃんの好きな遊びの1つです。カラフルな風船を何個も膨らませて、ポーンと投げて遊んでみましょう! 段ボールでトンネル遊びハイハイができるようになったら、段ボールでトンネルを作って遊んでみましょう。ママも一緒にハイハイしてトンネルをくぐってみましょうね。 雨の日だからこそ、赤ちゃんと一緒に楽しめるお部屋遊びはたくさんあります。このような遊びは、赤ちゃんの五感を刺激して感情や身体能力の発達も促してくれます。遊びに「こうしなければいけない」というルールはありません。ママも赤ちゃん目線で楽しんでみましょうね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年06月17日今回ご紹介するのは〔ダイソー〕で購入したお砂場遊びセット3点!砂場遊びはもちろん、これからの季節だと砂浜で遊ぶときにも大活躍しますよ♪100円(税別)とは思えないほどのクオリティに驚くこと間違いなし。ぜひチェックしてくださいね。《SAND BOX(バケツ付き)》まずご紹介するのは《SANDBOX(バケツ付き)》。バケツとシャベルが3種類、砂型も2つとお得なセットです!これひとつあれば十分に砂場遊びを楽しめそうですね♪遊び終わったあとはバケツに入れて収納できるので、省スペースで助かります。これで100円(税別)はリーズナブルですよね!《すながたセットアイスクリーム》続いてご紹介するのは《すながたセットアイスクリーム》。「普通の砂型じゃつまらない……」というお子さんにオススメです!コーンやカップがセットになっているのでアイスクリーム屋さんごっこもできちゃいますよ♡《お砂場バッグ》ついつい増えていってしまう砂場遊びのアイテム。持ち運びが大変になりますよね。でも《お砂場バッグ》があればそんなお悩みも解決♪まとめて持ち運ぶことができますよ。マチ付きなので、バケツのような大きいものでも余裕で入ります。ワッペンに名前を書くことができるのもうれしいですよね♪おもちゃのクオリティも高い!今回は〔ダイソー〕で購入した砂遊びアイテムをご紹介いたしました。〔ダイソー〕にはこの他にもたくさんのおもちゃがあったので、気になる方はぜひお店でチェックしてみてくださいね!
2019年06月10日都会では子どもたちの遊ぶ場がどんどん減っているなか、さまざまな「遊び」をしかけている人たちがいます。それが、2010年に設立された「一般社団法人TOKYO PLAY」。活動の主な目的は、子どものために遊びを大事にする大人を増やすこと。お話を伺った代表理事・嶋村仁志さんは「プレーパーク」のエキスパートでもあります。プレーパークで遊ぶことが、子どもにどんな影響を与えるのでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)冒頭写真提供:嶋村仁志モットーは「自分の責任で自由に遊ぶ」デンマークで生まれ、イギリスで発展した冒険遊び場(インタビュー第1回参照)は、日本でも「プレーパーク」という名称で徐々に広がりつつあります。公園の一角や河川敷、里山など私有地を使わせてもらって不定期で設置する、あるいは月に1回、年に数回といった具合に定期的に設置するものについてはだいたい400カ所くらい。常設のものは20〜30カ所といったところでしょうか。国内初の常設プレーパークが、東京・世田谷の羽根木プレーパークです。開園は1979年。そこで、プレーパークについての重要な考え方が根づくきっかけとなった出来事が起こりました。開園間もない羽根木プレーパークで子どもが怪我をしてしまった。運営者と地域住民の話し合いのなか、ルールをきちんと看板にして掲げようという話になりました。当初は「自由に遊ぶ」ということだけを掲げるという案もありました。でも、本当に自由に遊ばせるためには、大人から子どもに「責任」を返してあげないとならないのです。大人の世界でもそうですが、なにかにチャレンジするというときに「失敗したら責任は誰が取るの?」なんて言われたら、それは「チャレンジするな」と言われていることとほとんど同じですよね。そうなると、チャレンジしたい、「やってみたい」という気持ちが奪われてしまうのです。であるなら、子どもに責任を返していこうという表現をした方がいい。そういう経緯があり、「自分の責任で自由に遊ぶ」という看板を掲げました。これこそ、プレーパークのモットーです。自由な遊びで「責任」を学んだ子どもたち「責任」についての話をもう少ししましょう。あるプレーパークによく遊びに来ていた小学生の兄弟が泥だらけになって帰ったときのこと。お母さんが帰宅したら、ふたりで仲良くお風呂に入っていたのだそう。しかも、洗濯機には脱いだ服がちゃんと入っている。いつもはお風呂にはなかなか入らないし、服は脱ぎっぱなし。でも、このときはちがった。兄弟は、泥だらけになって服を汚してしまったことに対して、小学生なりに「責任」を感じたようだということを、次の日になってお母さんが教えに来てくれたことがあります。別のプレーパークでは、ちょっとした怪我をした子どもがいた。「念のため、おうちの人に連絡しようか?」と聞くと、「嫌だ」と言う。これはよくあるパターンなんです。怒られたくないとか、「もうプレーパークに行っては駄目」と言われるかもしれないとか、子どもはそう思うんですね。でも、あまりにも頑なに拒絶するので、その子に理由を聞くと、「僕がやりたいことをやって怪我をしたのに、プレーパークの人に謝らせたくない」と言うではありませんか。ちょっとびっくりしましたね(笑)。自分のやったことを人のせいにせず自分で責任を持つというのは、あたりまえですが、大人になったときにすごく大事な価値観ですよね。でも、それは誰かに言われてできるようになるものではありません。遊びを通じて実際に泥んこになったり、怪我をしたりするなかで、実感として感じることで「責任」がどういうものかを学ぶわけです。遊びは、体力や発想力、想像力といったものを育てるものでもありますが、もっと「心の奥行き」みたいな部分を深めるものなのだと思います。写真提供:嶋村仁志子どもと一緒にリスクを考えるもちろん、「子どもに責任を返す」とはいえ、本当の危険は取り除いてあげないといけません。そこでわたしたちは「リスクとハザード」という考え方を基本にしています。リスクは、挑戦につきものの危険です。株投資はリスクを伴うものですが、そのリターンはお金ですよね。子どもの遊びの場合、リターンは達成感や友だちと協力した思い出などになるでしょう。それらは大いに味わわせてあげなければなりませんが、一方でハザードという危険もある。これは、子どもの目には見えない隠れた危険、子どもが自ら選びようがない危険のこと。たとえば、子どもがいかにも走り込みそうな場所にある柱から飛び出ている釘などです。そういったものは、大人がきちんと排除しなければなりません。また、「リスク・ベネフィット・アセスメント」という考え方もあります。リスクに対してベネフィットとは「利益、効果」といった意味。いわゆるデメリットとメリットと考えてもらったほうがわかりやすいかもしれませんね。いま、目の前で子どもがある遊びに挑戦しようとしている。それに伴うリスクはどれくらいのものなのか、どんな工夫をすればどれだけ減らせるのか。そして、子ども自身がどれだけ「やりたい」と思っているのか、やったことでどんなものを得られるのか。それらを総合的に判断し、子どもにチャレンジさせるかどうかを決めるのです。もし、本当にやめたほうがいいものであれば、子どもと話をしながら「今回はあきらめよう」と伝える。ある程度の年齢になれば、子どもでもしっかり話せばわかってくれるものです。本人抜きで大人が一方的に判断するのはやっぱり良くありません。写真提供:嶋村仁志遊びを大事にする大人を増やさなければならない子どもにとっての危険という点では、いまは高まっている時代だと感じますね。それは、危険な場所が増えたというような外因的なものではありません。あるプレーパークで出会った子どもなのですが、段ボール箱に入って、なんと7、8メートルもある急斜面の崖から滑ろうとしていたのです。なぜそんなことをするかといえば、もっと小さい頃から、より軽い危険を伴う経験を積み重ねていないからなんですね。いわゆる「恐怖心」が育っていないのです。高さの感覚は5歳までに80%が育つのだそうです。公園に登り棒などの遊具があるのも、高さという感覚、高いことが怖いという感覚を育てるためです。でも、そういう感覚を持てないまま中高生になったとしたらどうでしょう?幼い子どもより力があるだけに、悪ふざけのつもりで命が危険にさらされるようなことをやりかねません。ところが、いまは子どもからどんどん危険を遠ざける傾向にありますよね。放課後児童クラブなどの子どもを預かる場では、とにかく危なそうなものはすべて「なし!」。「ジャングルジムは2段目まで」「ブランコの立ちこぎは2年生から」といったルールがいくつもある。これは、雇用の問題も関係しています。職員は嘱託社員やパートなど雇用形態がバラバラですから、子ども教育に対するモチベーションもバラバラ。結果、親御さんからクレームを恐れて、少しでもリスクがあれば「やめておきましょう」ということになってしまうのです。そんな環境で育った子どもは、チャレンジできないまま体だけが成長し、本当の危険や恐怖を実体験のなかで得ることができない。そうなると、自分の痛みを知らないばかりか、他人の痛みにも共感することができないのです。それは、子ども自身はもちろん、その周囲の人間にとっても危険なことでもあります。子どもたちだけでしっかり遊べる世のなかであれば、わたしたちのような大人は必要ありません。ただ、これだけ子どもが遊べない社会になると、遊ぶことを大事にできる大人を増やさなければなりませんね。そして、大人たちには、遊んでいる子どもの表情にぜひしっかり注目する目線を持ってほしい。子どもはなにか面白いものを見つけると、口を開けたまま顔が固まります。これが最大の関心を示している表情なのです。この表情こそ、挑戦したい気持ち、失敗してもへこたれない気持ち、発想力、集中力といった、遊びをとおして得られるものの原点です。その芽生えを見逃してしまうのは、親としてすごくもったいないことですよ。『子どもの放課後にかかわる人のQ&A50 子どもの力になるプレイワーク実践』嶋村仁志 他 著/学文社(2017)■ TOKYO PLAY代表理事・嶋村仁志さん インタビュー一覧第1回:遊具なし、プログラムなし。異例だらけの“ガラクタ遊び”が欧州で大人気の理由第2回:大切にしたい遊びの“リスク”。子どものチャレンジを支える遊びのルールとは?第3回:子どもの工作が“失敗作”でも、親はアドバイスしてはいけない(※近日公開)第4回:中高生では遅い。子どもが体験すべき「小さな危険」と「小さないたずら」(※近日公開)【プロフィール】嶋村仁志(しまむら・ひとし)1968年8月6日生まれ、東京都出身。子ども時代は野球と自転車と缶けりざんまいの日々を送る。英国・リーズ・メトロポリタン大学社会健康学部プレイワーク学科高等教育課程修了。1996年に羽根木プレーパークの常駐プレーリーダー職に就いて以降、プレイワーカーとして川崎市子ども夢パーク、プレーパークむさしのなど各地の冒険遊び場のスタッフを歴任。その後フリーランスとなり、国内外の冒険遊び場づくりをサポートしながら、研修や講演会をおこなう。2010年、「すべての子どもが豊かに遊べる東京」をコンセプトにTOKYO PLAYを設立。2005年から2011年までIPA(子どもの遊ぶ権利のための国際協会)東アジア・太平洋地域副代表を務め、現在はTOKYO PLAY代表理事、日本冒険遊び場づくり協会理事、大妻女子大学非常勤講師。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年01月13日子どもに外遊びをさせる身近な場所としては、まず公園が挙げられるでしょう。とはいえ、最近の公園は禁止されている遊びも多いもの。そんななかで、どのような遊びをさせれば、子どもの成長を促すことができるのでしょうか。アドバイスしてくれたのは、「自然体験が子どもの発達に及ぼす影響」を研究テーマにする心理学者・石﨑一記先生です。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)「なにかで遊ばせる」という発想をやめる公園遊びをするにも、最近の公園ではいろいろと規則が多くてできない遊びも多いですよね。であれば、「なになにで遊ぶ」という考え方をなくせばいい。そもそも、外遊びは基本的になにもないところからはじめるほうがいいのです。いまの子どもの多くは、「なになにで遊ぶ」に慣れてしまっていて、「どこどこで遊ぶ」ことが苦手です。なにもない公園に行ってもなかなか遊べない。でも、放っておけばいいんですよ。そうしたら、子どもは自分で遊びを見つけますから。そういうときに、親がなにかを用意してしまうと、結局は「なになにで遊ぶ」を助長することになる。だって、子どもなら、葉っぱ1枚あればずいぶん遊べるものですよ。それなのに、親が「公園に行くんだったらフリスビーがいいかな、バドミントンがいいかな」なんて言い出すから、子どもが遊べなくなる。子どもが「ボールがほしい」なんて言っても、そこらにある松ぼっくりでも与えればいいんですよ。そうしたら、子どもはキャッチボールなんかよりよっぽど面白い遊びを考え出します。親は子どもに「なにかで遊ばせる」という発想をまずやめること。そんなことよりも、子どもと一緒にその場にいてあげることに、すでにものすごく価値、意味がありますから。生き物を殺した罪悪感がもたらす道徳性遊具なんてなにもなくても、花を摘んだり、四つ葉のクローバーを探したりするようなことだってできる。アリの行列をずっと眺めているような子どももいるでしょう。子どもにとっては、それは大冒険なのです。そして、なかにはアリなどの生き物を殺してしまう子どももいる。親御さんのなかにも、虫眼鏡でアリを焼いたり、他の虫や生き物を殺してしまったりした経験を持っている人もいるはずです(苦笑)。でも、この残酷さにも意味がある。生き物を殺した後の罪悪感が、やがて小学生以降に発達する道徳性の基礎になるのです。「かわいそうだからやめなさい」と頭から禁止してしまうと、子どもは実感としての「かわいそう」という感覚がわからないまま育ってしまう。ただでさえ、いまは家のなかでおじいちゃんやおばあちゃんが亡くなるといった死に触れる機会がすごく少ない時代です。だからこそ、生き物の死はとても貴重なものとなる。子どもがせっかく捕まえたクワガタが死んでしまったとしましょう。「なんで死んじゃったんだろう」と、子どもはショックを受けてボーッとしてしまう。この体験は、「命は大切だ」と100万回聞かされることよりもよっぽど意味があるものなのです。もちろん、積極的に子どもに生き物を殺させなさいというわけじゃありませんが、生き物を殺した、ペットが死んでしまったというような経験をしている子どもの場合、生き物の死に直面するとそのときの胸の痛みがよみがえってくる。その感覚は、子どもにとって財産と言っていいものですよ。親が与えるべきものは環境と安全話が少し脱線してしまいましたね。公園遊びの話に戻しましょう。幼い子どもの場合、それこそ公園に遊び道具を持っていく必要なんてありません。幼い子どもは、知能の原型となる「感覚運動的な知能を使う」段階(インタビュー第1回参照)。感覚を使って公園の環境自体を味わうことが大切です。たとえば、風や光、植物。あるいは硬さ、柔らかさ。歩くにしても、地面と砂場、落ち葉がたまっているところではその感触がちがいますよね。それから、遊具などに登ったときの視点のちがい。いわゆる、高さですね。そういう豊かな感覚をつかむことがポイントとなります。もう少し大きくなって小学生になると、「目標を決めて挑戦する」とか「目標達成のために工夫する」ということにテーマが変わってくる。でも、この年齢になれば、子どもは自分で自分にいちばんふさわしいテーマを選びます。親が与えるような必要はありません。親が与えるべきは環境であり、安全です。環境という意味で他に親ができることといえば、子どもに合わない公園だと思ったら、別の公園に連れて行ってあげるということ。自分の子どもより大きなお兄ちゃんたちが自転車でワーッと遊んでいるようなところなら、子どもは落ち着いて遊べませんからね。「遊ぶ」ということのイメージを広げるまた、「遊び」という言葉に縛られず、イメージを広げてみるのもいいと思いますよ。たとえば、家のなかでやっていることを外でやる。日曜の朝、ちょっと遅めに起きて冷蔵庫の残り物をバスケットに詰めて持って行って、外で食べる。それだけでも、子どもにとってはすごくスペシャルな体験です。遊ぶと言ったときに、遊び道具を持って行ってレジャーシートを広げて、「さあ、遊ぶわよ!」というのではなく、もっと気軽に考えていいのです。「面倒くさいな」なんてぼやいているパパと、張り切っているママと、はしゃいでいる子どもが一緒にご飯を食べる。その後は夫婦で会話しながら、すぐそばを子どもがたったか走りまわっている。こういうものも含めて、外遊びと考えたらどうでしょうか。そして、なによりも親が子どもと一緒に楽しんであげることです。親が楽しんでいる姿を見て、子どもは「こうやって楽しむんだな」「こういうものに価値があるんだな」と感じる。体験の共有には、話を聞いてもらうことと同じ意味があります。人は誰かに認められたり受け入れられたりしないと生きていけません。子どもの発達には、認められる、受け入れられる体験が絶対に必要なのです。それから、親が楽しむことで親自身のストレス解消にもなる。当然、子どもに優しくできる。そして、「公園に行ったときのママ、大好き」なんて子どもに言われる(笑)。最高じゃないですか。『人と自然をつなぐ研究 ネイチャーゲーム大学講義録』石﨑一記 他 著/日本シェアリングネイチャー協会(2016)■ 心理学者・石﨑一記先生 インタビュー一覧第1回:「外遊び」は有能感や自己肯定感を伸ばす――でも、効果のほどは「親次第」第2回:「公園遊び」に道具は必要ない――外遊びは「なにもないところ」から始めよ第3回:意外すぎる自然遊びで一番大事なこと――“外遊び”の専門家が語る「シェアリングネイチャー」入門(※近日公開)【プロフィール】石﨑一記(いしざき・かずき)1958年7月18日生まれ、埼玉県出身。東京成徳大学応用心理学部教授。専門領域は発達心理学、カウンセリング、環境教育、キャリアコンサルティング。動機づけ、自然体験が子どもの発達に及ぼす影響、キャリア発達を研究テーマとする。日本シェアリングネイチャー協会指導者養成委員でもあり、目指す指導は「体験した人が活動を振り返ったとき、そこの自然や参加者同士の表情は覚えているのに、指導者の印象はない」というもの。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年12月25日男の子が好きな遊びの代表と言えば、プラレール、トミカ、戦隊ヒーロー系。幼稚園内でも男の子遊びと女の子遊びに分かれていることが多いようですが、最近になって我が家の男の子2人が最近夢中になっているのが“おままごと遊び”。実は男の子もしっかりと楽しめます。実体験を通じて感じることができた、おままごと遊びが子どもにもたらす効果を3つ紹介します。おままごと遊びに夢中になったきっかけ長男が1歳を過ぎたころに、木製の野菜や包丁、まな板などのおもちゃを少しだけそろえていたのですが、しばらくすると興味が別の遊びに移り、一時はしまった状態に。やっぱり男の子は身体を動かす遊びの方が好きなのだとずっと思っていました。その後、次男がキッチンの調理器具に興味を持つ月齢になり、私の調理中にあれこれと出してひっくり返す(1~2歳のあるあるですよね)ので、子ども用のキッチンを用意してみよう!とキッチンおもちゃを購入。一度はおままごとから離れた年中さんの長男も再び遊ぶようになったのです。IKEAのキッチンおもちゃがすごい!我が家が使っているのは、イケアで販売されている「DUKTIG ドゥクティグおままごとキッチン」です。別売りのキッチン用品を付けると、本物さながらのクオリティ。自分用のキッチンができた子ども達は大喜びでした。子ども部屋ではなく、あえてリビングダイニングに置くことで、私の料理中に真似がしやすいようにしています。子ども達が遊んでいる間に見せてくれた仕草や聞こえてくる言葉を観察していると、面白いポイントが見えてきました。おままごと遊びで鍛えられる3つのポイント1.観察力の確認調理器具を使ってママの真似をし、作り方、盛り付け方、彩りのこだわりなどをよく観察していること。プラスチックのお皿に赤や緑、黄色の食材のおもちゃを並べて、「ママいつもこうやってるよね」と真似をしてくれました。軽くプレッシャーにもなりますが(笑)、よく見てくれていることがわかり、うれしくなります。2.応用力のアップキッチンが家庭内のシチュエーションなのか、お店屋さんのものなのかによって役回りに変化があるので、その立場になったときにどういう行動をするのかを考える力が鍛えられること。例えば、お店屋さんのキッチンのシーンだとすると、「いらっしゃいませ」の挨拶から始まり、注文を聞く、調理をして「お待たせしました」と持って来る、そして最後にお会計をするという流れの一連をおままごとで学ぶことができます。1の観察力にも通じることですが、真似をすることで人がどういう動きをしているのかを理解するチャンスになります。3.本番を迎える前のイメージトレーニング本当の料理をするにはまだ早いかなというメニューは、遊びながら作り方を説明することでスムーズに本番を迎えやすくなります。「このお野菜で何が作れると思う?」と質問すると、いろいろな答えが返ってきて面白い! 想像力のトレーニングになるはずです。“まね(真似)ごと”が学ぶことの始まり。おままごとは最適な遊びです。将来の料理男子育成のためにも、今からおままごと遊びを取り入れてみませんか?<文・写真:フリーランス記者郡司佳奈>
2018年07月31日最近は、「ゲームばかりで外遊びをしてくれない」といった声も聞かれます。反対に外遊びが大好きで、洋服は泥だらけ、ポケットが砂ばかりでため息ついているママも多いのではないでしょうか。筆者自身は、5歳と3歳の男の子の母ですが、「公園! 公園!」コールが始まると、「またか…」と内心ちょっとうんざりすることも…。なんとなく外遊びが大事だと聞いてはいるけれど、具体的にどんな効果があるのでしょうか。外遊びが子どもの発達に与える効果について、東京成徳大学の石崎一記(いしざき かずき)教授(「崎」は正しくは「たつさき」)に話を聞きました。■子どもの発達に外遊びは影響がない!?――子どもの発達において「外遊び」はどんな影響を与えるのでしょうか?そもそも子どもの発達は、「これをしたからこれができるようになる」という因果関係の中では起こりません。たとえば薬を飲んだら熱が下がるというような、わかりやすく結果が出るものではなく、さまざまな関わりのなかで子どもたちは発達していきます。外遊びについても、実際にそこで何かをしたから子どもたちがこうなるということではありません。そういう意味では、外遊びで何をするかというのはそこまで大きな問題ではないのかもしれません。――それでは、外遊びをさせることに意味はないのでしょうか?そういうわけではなく、外遊びをすることに十分意味はあります。ただ、外遊びをしたから、すぐに子どもがこうなるという考えは持たないでもらいたいんですね。お母さんたちが「外遊びをさせたい」と思う背景には、子どもの可能性を伸ばしてあげたいとか、子どもの笑顔を見たいとかいうことがありますよね。それ自体が、子育てにおいて重要なことなんです。「今日は天気がいいね、外にお出かけしようか」という語りかけのなかで、外遊びした日は子どもにとってスペシャルな日になるんです。実際に子どもと一緒に何かをするということ、一緒に過ごすことにこそ意味があります。そして、一緒に体験したあとでも思い出としてずっと共有できるのです。計画を立てることから、行くこと、そして思い出として大切にすることまで、トータルで外遊びは子どもにとって意味があるといえます。また、外遊びをすると、長期的に見てのちのちその効果が出てくることも多くあります。■外遊びの体験が子どもに与える効果の4つの視点――それでは、具体的に外遊びでどのような効果が得られるのでしょうか?視点は4つあります。まず、1つ目は感覚が豊かになるということ、2つ目は試行錯誤ができるということ、3つ目は、達成感や満足感を得られるということ、そして4つ目は、命のつながりを学べるということです。<1.子どもの感覚が自然のなかではより豊かになる>――1つ目の感覚が豊かになるということですが、具体的にはどういうことですか? また子どもの場合はとくに顕著だということでしょうか?感覚には、視覚や聴覚、嗅覚や触感、そして味覚などがありますが、自然のなかではとくにそれらが活性化される傾向にあります。たとえば、花を見てどんな種類だというように知識としてあれこれ考えるよりも、ただきれいだと感じるようなことが、感覚をより活性化するのです。そして、感覚というのは同時にいくつも使うほうが、より記憶に残るということがわかってきています。自然はそうした環境にはぴったりです。家にいるよりも、子どもたちにさまざまな感覚を体験させてあげることができます。<2.正解、不正解がない世界で試行錯誤ができる>――2つ目の試行錯誤ができると、どのような力が身につくのですか?自然は、公園の遊具のように子どもたちの体に合わせて作られていないため、工夫をして遊ぶ必要がありますよね。試行錯誤をすることで自分のやりたいことがはっきりして、子どもたちの意欲が引き出されていきます。教わったとおりにすることでは得られない、生き生きとした子どもたちの姿が見られるでしょう。こうすれば正解、不正解ということもなく、ゴールも決められていませんから、子どもたちの自主性も身についていきます。<3.達成感や満足感を得られると、自己肯定感につながる>――達成感や満足感が得られると、子どもたちのどのような部分が伸びるのですか?試行錯誤して遊ぶなかで、自然と目標が作られていき、できたときに達成感や満足感が得られます。やり方や遊び方が決められているおもちゃなどではなかなかそれが育ちにくいのですが、自然のなかだと自分自身で目標を決めやすく、それはより大きな達成感につながります。そして、それが最終的には自分のことを大切で好きだと感じる自尊心や自己肯定感にもつながっていくのです。<4.安心感の源になる、命のつながりが学べる>――4つ目に命のつながりという言葉がありましたが、これはどういった意味ですか?外遊びをすると、虫や植物など、さまざまな命と触れ合う機会があります。たとえば虫を捕まえたら、自分と虫だけでなく、虫とそのほかの自然とのかかわりについても考えるきっかけになります。その虫はどこから来たのか、その虫は何を食べているのか、その虫を食べるのはどんな生き物なのかなど、命が網目のように重なり合っていて、その仕組みのなかに自分がいるということを、無意識の中で感じるのです。ただ、それは今すぐに子どもたちが認識するわけではなく、理解できるのは小学校や中学校になってからになるかもしれません。小さいうちは、まずそのための材料をそろえていくということ。自分の存在に関しても、安心感の源のようになり得るでしょう。これは自然体験の圧倒的に素晴らしい部分だと感じます。次回は、外遊びをする子どもたちへの親のかかわり方について引き続き石崎教授にお話をお伺いします。親のするべきこと、してはいけないことはどんなことなのか、ご紹介します。石崎一記さんプロフィール東京成徳大学応用心理学部教授。2000年4月より現職。発達心理学について、特に児童期の動機づけや感性の発達が専門。ガイダンスカウンセラー、学校心理士、1級キャリアコンサルティング技能士、日本シェアリングネイチャー協会指導者養成委員・トレーナー。千葉県社会福祉審議会委員や厚生労働省キャリアコンサルティング研究会委員なども務めている。
2018年07月09日土や砂、水などに触れながら、全身を使って遊ぶのは子どもにとってはとても楽しいもの。でも、最近では感染症などの心配から、泥遊びに抵抗がある親も少なからずいるようです。そこで、泥遊びに抵抗があるかどうかをパパママ世代に調査してみました。Q.お子さまの泥遊び、抵抗ありますか?1.まったく抵抗はない 32.4%2.あまり抵抗はない 28.2%3.少し抵抗がある 29.5%4.とても抵抗がある 9.3%5.わからない 0.4%6.その他 0.2%子どもの泥遊びはまったく抵抗ないが32.4%ともっとも多い結果になりました。子どもは汚れて遊ぶのが仕事。自分もしていたし気にならないという声が多いなか、少し抵抗がある人も3割ほどいるようです。■子どもが泥だらけになってもまったく気にならない!子どもは全身汚れて遊ぶものだから、泥遊びも当然! まったく気にならないという意見がもっとも多くありました。子どもには思いっきり遊んでほしい、遊んでいるときの笑顔を見ると親としてはうれしいという声も。「家の庭によく水たまりができて、遊ばせていました。長靴を履かせても、中にまで泥が入るくらい思いっきり遊ばせていました。私も、田んぼなどで遊んでいたのでまったく気にしません」(埼玉県 40代女性)「思いっきり遊ぶのが子どもの仕事、親は子どもに思いっきり遊んでもらうために洗濯するのが仕事」(神奈川県 30代女性)「子どもたち、泥遊びが大好きでした! 幼稚園でよくしていました。お着替えがパンパンになって帰ってきていたのがいい思い出です。パンツまでドロドロでした」(滋賀県 30代女性)「いろいろ経験してみることが大事」(静岡県 30代女性)「泥の水たまりに『見て見て〜、お風呂〜』とつかった息子を見て、全てが吹っ切れました。泥遊びは大切なプロセスだと思っています」(神奈川県 40代女性)「たくさん遊んでほしいので、泥だらけになっても気にしません」(茨城県 40代女性)■ある出来事がきっかけで抵抗を感じるようになってしまった人も…抵抗があると回答した人のほとんどが、何やらきっかけがあったようです。犬や猫のフンから酔っ払いの立ち小便まで、自分の目で見てしまうとその後トラウマになってしまう傾向が高いよう。「犬や猫の排泄物がないか心配」(鳥取県 40代男性)「泥遊びに抵抗があるというよりは、泥まみれの服を洗濯することに抵抗があります。誰かが洗ってくれるなら全然かまわない!」(北海道 30代女性)「自分が小学生の頃に、泥遊びをして破傷風になった子どもの映画を見てから、泥遊びが怖くてできません」(滋賀県 40代男性)「近所の公園で酔っ払いの方が砂場で立ち小便をしているのを見てしまい、そこから私も少し抵抗があります」(神奈川県 30代女性)「明らかに子どもが遊ぶ砂場なのに、心無い人が犬に排泄させているのを目撃してしまいました。もう、遊べないですよね。そんなこともあり、その砂場はなくなりました」(神奈川県 40代女性)「砂場に犬のフンが落ちているのを見たことがあって、砂場遊びに抵抗が!」(栃木県 40代男性)■子どもだけでなく孫にも泥遊びはさせたい子どもだけでなく、孫にも、その子どもにも、ずっとずっと泥遊びをさせてあげたいと思っている人もいました。やはりそう言う人たちは、小さなころの純粋に遊んだ思い出が特別だと実感しているようです。大人になったら、全身汚して遊ぶことなんてなくなってしまいますし、人生のうちの数年くらい汚れるほど遊んでもいいのかもしれませんね。「2人の娘がいます。22歳と17歳になりましたが、2人ともとても砂遊びや泥遊びが好きでした。中でも泥だんご作りがとても好きでしたね。下の子は保育園の先生に、泥だんごマスターの称号をもらいましたよ。清潔面など気にしたりする方も多いですが、子どものころに外で遊ぶことや泥遊びの思い出があることは素敵だと思います。孫ができても泥遊びさせてあげたいです」(千葉県 40代女性)「子どものころの遊びっていつまでも記憶に残っていて、服も泥だらけにして怒られたけど、今も忘れないです。だからどんどん泥遊びしておいでーって思う。そうして、いつか親になったときは、子どもに泥遊びをさせてやってほしい」(佐賀県 40代女性)Q.お子さまの泥遊び、抵抗ありますか?アンケート回答数:7849件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年06月22日男性の中には、“本命の女”と“遊びの女”を分けて付き合う人も一定数いますが、果たして“遊びの女”から“本命の女”に昇格することは可能なのでしょうか?“遊びの女”だったはずが、“本命の女”に昇格したきっかけを男性に調査してみました。文・上岡史奈■とにかく居心地が良かった…!「仕事が忙しくてドタキャンしても、友達との予定を優先しても、一切怒らない彼女。そんな居心地の良い女性が過去にたった1人だけいました。体の関係から始まった関係でしたが、一緒にいてとにかく居心地が良かったので気付いたらいつも一緒にいました。転勤で別れてしまいましたが、もし叶うならその子と結婚したいです」(27歳/IT関係)「縛られたくない」という気持ちから本命彼女を作らない男性にとっては、“付き合ったり結婚したりしても、自分らしくいられるかどうか”は、とても大切な判断基準。筆者の周りの“元・遊び人男性”に、今の彼女や奥さんを選んだ理由を聞いてみると、「文句を言わない」「うるさくないから」と答える人がかなりの割合でいます。うるさく小言や文句を言ってしまうと、“本命の女”の座から遠ざかってしまうのかもしれませんね。■優しさに負けた…!「遊び相手のうちの1人が『ちゃんと付き合って欲しい』と思っているのはヒシヒシと感じてたけど、まだ1人の女性に絞りたくないなと思っていたんです……。そんな矢先に自転車で事故って骨折。他の女の子は『治ったら連絡ちょうだいね』と冷たい対応だったのに、彼女は毎日見舞いに来てくれて、その態度にこっちも本気になりました」(25歳/商社勤務)「むかし経営しているお店の売上が悪くなって、遊ぶお金がなくなったとき、男女問わず離れていった人は沢山いました。でも、今の嫁は、当時セフレみたいな感じだったのに離れずに、再起を信じてずっと傍にいてくれたんです。経営が持ち直したタイミングでプロポーズしました」(34歳/飲食店経営)普段、尽くしくれる女性のありがたみに気付かない男でも、本当に困ったときには何か感じるようです。“遊びの女”から“本命の女”に昇格するためには、“本気の覚悟”も見せておいた方が良さそうですね。■帰省がキッカケで…!「久しぶりに実家に帰ったら親があちこち体を悪くしていて、それまで全然考えてなかった“結婚”について初めて真剣に考えたんだよね。そのとき付き合っている彼女とは遊びのつもりだったけど、結婚相手として考えたら実は悪くないんじゃないか……って意識するようになって、それで今に至ります」(28歳/アパレル関係)親からのプレッシャーもそうですが、年末年始の帰省で同級生に会ったときなどに「みんな結婚して子どもまでいるのに、いつまでもフラフラしている俺って……」と反省して、女性との付き合い方を考え直す男性も多いようですよ。(C) goodluz / Shutterstock(C) Marcos Mesa Sam Wordley / Shutterstock(C) Monkey Business Images / Shutterstock
2017年12月11日男にとっての“本気の女”と“遊びの女”とでは、もちろん対応に差があります。その違いは、優しさ……ではないんですよね。男は、遊びに女にだって優しくします。ただ、その優しさの質に違いがあるんです。今回は、そんな“男が遊びの女に見せがちな偽・優しさ”について、男性たちに話を聞きました。文・塚田牧夫「好きだよ」と言って安心させる「僕は本命の女性には“好きだよ”なんて簡単に言えません。だって反応が怖いじゃないですか。苦い顔されたらどうするんですか。本命相手には、言葉選びも慎重になります。でも、遊びの女になら平気で言える。向こうがどんな反応をしようが関係ないですからね。とりあえず“好きだよ”と言ってその場がおさまるなら楽。いくらでも言いますね」タカユキ(仮名)/29歳愚痴を聞きながら違うことを考える「女の人って本当によく喋りますよね? 悩みや愚痴なんていくらでも出てくる。正直面倒くさいときもあるけど、相手が本命の女性なら、的確なアドバイスをしてあげたいからしっかり聞いていないといけない。でも、遊びの相手なら、そこまで真剣に聞く必要はなんてない。長そうな話が始まったら、とりあえず頷いて相槌打つようにしている。それで頭では全然違うことを考えているんです。終わったら“俺もそう思う”とか“大変だね”とか適当に言っておけばいいかな。向こうはそれでスッキリしてくれるんですから」カズシ(仮名)/30歳カラダを気遣うふりをして帰す「正直、遊びの女だったらあんまり長い時間一緒にいたいとは思いません。帰ってもらいたい。厳しいようだけど、それが本音です。だから俺は、女の子が家に遊びに来ても、なんやかんや理由をつけて帰します。“最近忙しいでしょう”とか“よく寝たほうがいいよ”とか、相手のカラダを気遣うふりをします。するとその子は大事にされていると思うんでしょうね。嬉しそうな顔して帰っていきますよ」ハヤト(仮名)/28歳大事にしているふりをして友だちに紹介しない「友だちに彼女を紹介することがあるけど、それって本命に限りますよね? 遊びの女はいつ別れるか分からないから紹介したくはない。俺が友だちと飲みに行ったりするときに、一緒に行きたそうにする女性もいるけど、うま~く逃げてます。“君に手を出す奴がいたら困るから”と言って、大事にしているようなふりをします」ツトム(仮名)/28歳男が遊びの女に見せがちな偽・優しさをご紹介しました。男の言葉をそのまま受け取るのは危険です。優しさの裏に、どんな真意が隠されているか分かりませんからね。足元をすくわれないように、慎重に“男の本性”を見極めてください。(C) Romanno / Shutterstock(C) Roman Kosolapov / Shutterstock(C) Kudryashova Alla / Shutterstock(C) ASDF_MEDIA / Shutterstock
2017年12月06日子どもはどこへ行っても“遊ぼう”とします。それが、レストランでもおしゃれなカフェでも、駅でも、スーパーでも、「何かおもしろい遊びはないか」探しているのです。でも、そこで遊びがうまく見つけられないと「つまらない」「帰りたい」「ねーねーねーねー」と大きな声を出し始めます。つまり、遊びさえ見つかれば文句を言わない(ことが多い)といえます。子どもがいつでもどこでも遊べる“遊びの天才”になるとママやパパもラクになります。遊びシリーズ最終章である第4弾では、“遊びの天才”の定義やママとパパがしてあげられることについて解説します!いつでもどこでも遊べる力はすごいスキル子どもはいつでもどこでも遊んでいるように見えますが、実は“いつでも・どんな場面でも”遊べる力は、大人になるとなかなか身につけられないスキルです。「あのおもちゃがないと遊べない」「遊具がないと遊べない」のではなく、その場にある物を上手に使ったり、時には身体と頭だけを使って遊びを生み出したりできるのは、大人も学びたい応用力だと言えます。その場その場で遊びを考え出す力は、応用にあたるスキルなので、基本となる“遊び”の力がついていないと、身につけられません。まずは、本質的な遊びをたくさん経験して、遊びのなかで工夫していくことを覚えることが大切です。遊びの天才を育てる方法第1弾でも解説している「遊びの本質」を知り、たくさんの遊びの経験をして、自分で考え工夫する力を養っていくことで、遊びの天才が育っていきます。ここでポイントとなるのが、子ども自身に考えさせて工夫して遊びを発展させていく経験を積ませることです。はじめのうちは大人が一緒になってやったりお手本を見せたりすることも大切ですが、なるべく自分でできるように促していくことで、「遊びを作り出す」力がついていきます。ママやパパができることママやパパができることは、「自分でやってごらん」「自分で考えてみてごらん」「◯◯はどうしたらいいと思う?」という質問を多くするように心がけることです。遊びの天才になるには、自分で考えてたくさんの経験をすることが必要です。子どもは、はじめはうまくできなくても、あれこれ試すうちになんとなくできるようになっていくもの。“手を出しすぎないように”気をつけて、子どもにどんどん挑戦させてみましょう。“遊び”から子どもたちはたくさんのことを学んでいます。日がな一日遊んでいる子どもは、ずっと何かを学んだり、考えたり。それは、新たなスキルを身につけ続けている状態なのです。子どもの遊びの大切さを見直して、いつでも楽しく遊べる“遊びの天才”になれるようサポートしてあげてみませんか?”
2017年09月10日