ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。常日頃から、部屋を片づけたいと思っている私。そんな私よりも先に真剣に片づけを始めたのが実家の母です。今回は、そんな母が話した片づけのメリットについて書きます。■片づけスイッチが入った母母は、片づけをしたことで家の中の空気が変わった、と話していました。「モデルルームみたいな家に住みたい」と、母が言ったことにより動き出した実家の片づけ。母がここまで片づけをして物を手放したことは、今までありませんでした。2000着あった服が1000着になっただけではなく、いらなくなった大きな家具を処分するなど、本当に片づけスイッチが入った母。母が言うには片づけをすると、気持ちがスッキリするだけでなく…。 ■節約にもつながる!?過去に買った使う予定のない物を捨てることにより、余計な物を買うことが減り、結果的に節約にもつながっているそうです。思い切ってひとつ物を捨てると、“これが捨てられるならこれも捨てられる”と、どんどん不用品を捨てられるようになったと言います。本を手放したら、本棚も必要なくなって処分するなど、片づけは加速しています。やる気もどんどん出てきて、気持ちも軽くなった様子の母。そんな母を見ていると、私も片づけの意欲が湧いてくるのです。毎年毎年、“今年こそは片づけを終わらせる!”と言って、片づけするする詐欺をしている私。母の片づけはまだまだ続いているので、そんな母からやる気をもらい、今年こそは家の片づけを進める…! と誓ったのでした。
2024年02月26日皆さんは、パートナーの浮気を疑った経験はありますか? 今回は「夫の浮気の証拠を見つけた主人公」にまつわる物語とその感想を紹介します。 ※この物語はフィクションです。イラスト:あしたのLaw〜スカッとする漫画動画〜寝室を片づけ中主人公は、夫と2人暮らしの主婦です。ある日、寝室を片づけていると…。見覚えのないピアスが…出典:あしたのLaw〜スカッとする漫画動画〜布団の中から見覚えのないピアスを見つけて「あっ!?」と驚く主人公。夫の浮気を疑った主人公は、夫にピアスを見せて「私に何か隠していることない?」と問い詰めました。しかし夫は特に慌てる様子もなく、妹が遊びにきたときに落としたものだと説明します。夫の言うことを信じることにした主人公ですが…。数日後、部屋で夫の浮気の決定的証拠となる旅館の領収書を見つけてしまった主人公。夫を徹底的に追い詰めることを決意したのでした。読者の感想浮気を問い詰めても動じることなく嘘をつく夫に衝撃を受けました。夫が言い逃れできないよう主人公には徹底的に制裁してほしいと思います。(30代/女性)夫の浮気の証拠を見つけてしまった主人公の気持ちを考えると心が痛みます。今後、主人公が幸せに暮らしていけたらいいなと思いました。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(lamire編集部)
2024年01月11日家族にモノを捨てて欲しいと思っている人も多いと阿部さんは話す。だが、阿部さんが「片づけで絶対に守ってほしい」と話すポイントは「捨てるものは、自分のものだけ」ということ。「私も、以前、夫の持つたくさんの服が気になっていました。でも家族といえども、自分以外の人のモノは思い入れがないため、不要に見えやすく、捨ててほしい気持ちなってしまいがちです。けれど、どれほど大切なものかは、持ち主にしかわかりませんよね」大切なものを家族に捨てられてしまったら、やはり嫌な気持ちになるものだろう。「片づけでは、人のモノは捨てない、を鉄則にしましょう。私も自分の片づけに集中することで、夫の服のことも気にならなくなりました。家が片づいてくると、夫も片づけてくれるようになりました。これは私だけではありません。片づけをしていると家族に連鎖反応が起こるのです」【法則4】片づけは、思い入れのないものから手をつける大事なモノをうっかり捨ててしまい後悔した経験から、“捨てる”ことに拒否反応が出てしまう人もいるという。「片づけは、必ず、思い入れのないものから着手しましょう。思い入れのあるものは後回しに。これも外せない鉄則です」具体的には、ペン立ての筆記用具を並べて、書けなくなったペンを処分する。ずっと前にもらった化粧品サンプルを手放すなど、明らかに使い道のないモノからおさらばしよう。「手放す感覚が身についてくると、自然と、『思い入れのあるものに取り掛かってみよう』と、気持ちに変化が出てくるはずです」まずは、洗面台のまわりにある無数の化粧品サンプルから手をつけてみてはどうだろう。
2023年12月27日皆さんはパートナーの発言にイラっとしたことはありますか?今回は「片づけをしない夫」を紹介します!イラスト:kiala『片づけをしない夫』夫のある行動にイライラしている主人公。気が向いたときだけ料理をする夫は、いつも使ったものを出しっぱなしにするのです。主人公が「料理したら片づけてくれる?」と注意しても…。夫の一言に絶句出典:愛カツ「戻すのは君の仕事だろ」と言って、片づけようとしないのです。さらに夫は「片づけは後でやるから」と言ったときもまったく動かず、結局主人公が片づけることになるのです。そんな日々にイライラしてしまった主人公。「もう諦めるしかないのかな…」とうんざりしてしまうのでした。自分勝手な夫に疲弊自分の好きなタイミングで料理をして、片づけはしない夫。何度注意しても改善してくれず、疲弊してしまう主人公のエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年11月23日AlbaLinkは10月6日、片づけが苦手な男女500人を対象に「部屋や家を片づけられない理由に関する意識調査」を実施し、その結果をもとに、ランキングを発表しました。■片付けが苦手な人の片づけ頻度「週1回」が1位まず、部屋や家を片づける頻度について聞いたところ、最も多かったのは「週1回」(36.8%)でした。片づけるのが苦手な部屋・場所は、1位「クローゼット・収納」(126人)、2位「寝室・自室」(114人)、3位「リビング」(108人)、4位「キッチン」(61人)となっています。片づけられない理由を尋ねたところ、1位は「とにかく物が多い」(153人)、2位は「物を捨てられない」(135人)でした。収集癖やストック癖があると、物の量に対して収納スペースが足りなくなり、片づきにくくなる事が伺えます。また、「いつか使うかも」「もったいない」「思い入れがある」などの理由で、物を捨てられない人も多数見られました。3位は「面倒で後回しにしてしまう」(90人)、4位は「片づける時間がない」(77人)と。時間や労力がかかるためにやる気が出ないという声や、忙しくて片づけまで手が回らないという声も寄せられました。以下、5位「収納スペースが足りない」(38人)、6位「捨てていいか判断できない」(31人)、7位「片づいていなくても支障がない」(18人)という結果となりました。続いて、部屋をキレイに保つためにできる事について聞いてみると、「物を増やさない・減らす」(245人)が圧倒的1位となりました。2位には「こまめな掃除・整理整頓」(133人)、3位には「物をもとの位置に戻す」(68人)、4位には「物の定位置を決める」(45人)、5位「片付け・掃除をルーチン化する」(33人)、6位「収納テクニックを知る」(17人)、7位「物を床に置かない」(16人)が続きました。部屋や家がきれいだと気分も上がりますよね。ぜひこの機会に片づけをしてみてはいかがでしょうか。■調査概要調査対象:片づけが苦手な人調査期間:2023年9月29日~10月3日調査方法:インターネットによる任意回答有効回答数:500人(女性358人/男性142人)(フォルサ)
2023年10月19日皆さんは、義母との付き合いで悩みはありますか?今回は、義母に衝撃を受けたエピソードを紹介します。片づけが苦手な義母義母は朗らかな性格で、料理上手です。帰省するとたくさんの料理でもてなしてくれるのでありがたいのですが、片付けだけは苦手なのです。毎年帰省する前には電話をするのですが、そのときには必ず片づけを頼まれるのです。仕方がないので私は片づけを行うのですが、とにかく台所が汚く…。床には使用済みのフライパン、鍋などが散乱し、大量の食品と調味料が所狭しと置かれています。私はいらないものは捨てたいのですが、義母は捨てたくないようで…。「全部棚に入れてほしい」と言うので、仕方なく義母に確認を取りながら片付けていました。義母の言葉にイラッ片付けでバタバタしている中、近所のおばさんが用事で来ました。そして「片付けしてるの?偉いね」と言ってくれたのですが、義母は「そうなのよー。でもすぐ私が元どおりにしてしまうけどね(笑)」と言ったのです。私が片づけをするのを当然と思っているのか、義母の言葉にイラっときた私は片づけをするのをやめました。あの日以来、義母は台所の片づけを頼んでこなくなりました。(50代/女性)適度な距離感を保ちたい!義母とのお付き合いは、気を遣うことが多いかもしれません。嫌な気持ちにならないよう、お互い配慮することができたら理想ですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年09月11日“こんまり”こと近藤麻理恵さん(38)の“衝撃の告白”が、注目を集めている。片づけコンサルタントとして有名なこんまりだが、なんと自宅が散らかっていることを打ち明けたのだ。「1月26日にアメリカ大手紙ワシントン・ポストweb版が、メディア向けのウェビナーでこんまりさんが『家が散らかっている』と語ったと報じたんです。その上で、『私の時間の使い方は人生のこの時期、この段階の私にとって正しい方法』とも語っていたといいます。すると、他のアメリカ、イギリスの大手メディアも、続々とその内容を取り上げました」(週刊誌記者)こんまりさんは、世界40カ国で1200万部を突破した世界的大ベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』をはじめとして、Netflixで世界190カ国配信されエミー賞2部門にノミネートしたノンフィクション番組『KonMari~人生がときめく片づけの魔法~』など、数多くの書籍やメディア、講演などを通じて独自の片づけ法を伝えてきた、片づけのカリスマだ。そんな彼女は、現在、2女1男という3児の母でもある。過去には自著書で「出産後はとにかく時間もないし、余裕もない」「子どもは生きていればまずはOK」と育児の大変さを語っていた。こんまりでさえ片づけを諦めざるを得ないほど、厳しい育児。自分の窮状を率直に打ち明けたこんまりの株が上がるいっぽうで、ある人物には嬉しくない形で飛び火しているようで……。それは日本の総理大臣、岸田文雄首相(65)だ。きっかけとなったのは、1月27日の国会での発言。代表質問に対して、「育児中など様々な状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく」と産休・育休中のリスキリング(学び直し)を支援する考えを示した岸田首相だが、“育休中に勉強している時間があるわけない”といった批判が殺到する事態に。30日の衆院予算委員会で「私も3人の子供を持つ親であり、まず子育て自体が経済的にも精神的にも、また時間的にも大きな負担があるということは経験している」と釈明するも、過去に妻の岸田裕子さんが雑誌の対談で「育児はワンオペだった」と語っていたことから火に油を注ぐ形に。こんまりとは対照的に、育児への無理解が明るみとなってしまった岸田首相。ネット上では、今回のこんまりの告白をひきあいに岸田首相への批判が相次いだ。《ほら、こんまりさんですら「自分は寝る前に歯さえ磨ければOK、子どもは生きていればまずはOK、というレベルまで一挙に落ちてしまいました」なんだぞ。岸田、何寝言言ってんだよ》《こんまりが片付けできないぐらい、子育ては大変なんやで岸田さん…》《片付け一本でレッドカーペットを歩いたこんまり先生が、ポリシーとキャリアを一旦止める 岸田よ、それが育児だ》《あの、こんまりが「諦める」というほどの育児のボリュームと対峙する時期に「学び直せ」と圧力をかける岸田文雄という人物は。。。》《こんまりですら諦めてるってのによくもまあ資格取れるでしょとか言えるなぁと岸田さん…》《こんまりでさえ片付けを諦める子育て、なのに片手間でスキルアップしちゃえば??とか言ってる政府の見当違い加減》
2023年02月01日1月30日、片づけのカリスマ「こんまり」として知られる近藤麻理恵さんの“懺悔”が巷を騒がせている。2010年に出版された著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界40か国以上で翻訳され、シリーズ累計1300万部を超える世界的ベストセラーになるなど、独自の片付け法で世界的な“片づけブーム”を巻き起こしたこんまり。以来、“片づけのお手本”として圧倒的な影響力を誇っている彼女だが、意外すぎる実情を明かしたというのだ。「こんまりさんは、『私の家は散らかっています』とメディア向けのウェビナーで語っていたと、アメリカ大手紙ワシントンポストweb版が1月26日に報じました。こんまりさんは15年に米『タイム』誌による『世界で最も影響力のある100人』に選ばれるなど、欧米人気も高い。そんな彼女のまさかの告白を、複数の欧米メディアも一斉に報じたようです」(スポーツ紙記者)片づけのカリスマの家が散らかっているという驚きの事実だが、その理由はというと、「こんまりさんは3児の母で、第3子は21年に生まれたばかり。育児で忙しいなかでは、完璧に片づいた状態をキープするのは大変なのでしょう。実際、過去には『子どもが小さいうちは、完璧に片づけることを諦めるべし』とも語っていたようです」(前出・スポーツ紙記者)ウェビナーでは、『今、私にとって大切なのは、家で子どもたちと楽しく過ごすこと』とも語っていたというこんまり。子どもが小さいうちは、片づけよりも子育てに時間を費やしたいということだろう。こんまりが片づけを諦めるほど、大変な育児。現状を率直に打ち明けた“片付けの女王”だが、ネット上では好感度が下がるどころか、元気づけられたという声が相次いでいる。《こんまりさんも諦めたと聞いて安心しました》《育児してる期間はこんまりでも部屋が散らかるレベルだってばよ!》《こんまりの家が汚れてても別に誰にもバレないのに子育てに伴って家を片付けるのを諦めたって堂々と言える姿勢というか柔軟さはすごいと思う。見習いたい》《こんまりさん好きなんだけど、ますます好感度アップだわ。》自身の活動と裏腹な告白にさえも、支持を集めるこんまり。その無敵ぶりはまだまだ続きそうだ。
2023年01月31日シンプル・イズ・ベターな暮らしをご提案シンプルライフアドバイザー®による無理や背伸びをしない暮らしのアイデアをご紹介。収納アイデアや考え方など実践しやすい暮らしの知恵は必見です!今回は「片づけたいのに片づけられない8つの理由」についてご紹介します。片づけたいのに片づけられない8つの理由"片づけられない"のはどうして?instagram(@ie_memo)片づけたいのに片づけられない…、口癖のようにずっと言っていませんか?今回は、片づけたいのに片づけられない8つの理由についてお届けします。きっと当てはまる片も多いのではないでしょうか。ぜひチェックしてみてくださいね。1.instagram(@ie_memo)実は「片づけたい」と思っていない。2.instagram(@ie_memo)必要に迫られていない。3.instagram(@ie_memo)「片づけたい」が本心ではない。4.instagram(@ie_memo)片づけられることをゴールに設定している。5.instagram(@ie_memo)片づけ方がわからない。6.instagram(@ie_memo)誰か(SNSや本)の片づけを真似している。7.instagram(@ie_memo)片づけは家事のひとつだと甘く見ている。8.instagram(@ie_memo)片づけで人生が変わると信じていない。1や2に当てはまる方は、無理に片づけなくても大丈夫◎今はきっと"片づけ"が必要なタイミングではないだけ。本気でやりたくなった時に"片づけ"を始めましょう。3~8の方は、やればできる。「やりたいけどやり方がわからない」「頑張ってるけど進まない」そんな時は、苦手なところをサポートしてくれるお片づけのプロに頼むのもおすすめですよ。
2022年11月06日「お片づけ収納ラック」の商品開発モニターに発達ナビ×フェリシモコラボの、発達が気になるお子さんや保護者さまが便利に快適に過ごせるためのグッズづくり。『ひとまとめで持ち運び!整理らくちんお片づけ収納ラック』の商品開発モニターを担当しましたので、レポートをお届けします。※詳細ボタンをクリックすると発達ナビのサイトから株式会社フェリシモのサイトに遷移します勉強やゲームに仕事などの途中でも、このラックにひとまとめすれば、探し物やなくし物を防げてすぐに再開。部屋の移動もスムーズです。オープンタイプのラックなので、視覚的に分かりやすく、広いスペースにはA4が入って書類やタブレットも収納できます。Upload By 丸山さとこ私は、ADHDがあるためなのか物を管理することが苦手です。「あったハズなんだけど…どこにあるの?」が起きないように、できるだけ物の量を減らして暮らしています。そんな風に「物がなければ散らからない」という力業で片づけに関する困りごとを減らしているわが家ですが、それでも”室内をさまよいがちなアイテム”はいくつもあります。Upload By 丸山さとこ・私が絵を描くときに使っているタブレットとペンとUSBメモリ・「ドリルやプリントを持ち帰ったか」「全部終わったか」をチェックしたい息子の宿題・読みかけの本数冊などなど…”いちいちしまうほどではないけれど、机やソファーに置きっぱなしになっていると紛失しやすい物たち”があちこちに散らばりやすい状態でした。ささいな『あれ?どこだっけ?』も、積み重なれば大きなストレスになります。「使いかけだけど”その辺に放置”ではない置き方」ができたらな~!と思っていました。フェリシモさんが商品開発中の「お片づけ収納ラック」のサンプルが到着したので、息子のコウと一緒にいろいろな使い方を試してみました!使い勝手など、検証結果をフェリシモさんに伝えて改善してもらいます。仕事道具のタブレットやペンを入れたりコウの宿題を入れたりして「書類などの一時収納としてはどうかな?」「宿題とゲームはラックごと交換してみたらどうだろう?」などと話し合った結果を、企画担当者さんにお伝えしました。また、形状や模様や色、アイコンの種類などのさまざまな要素についてもサンプルを見せていただき、「木目にするのであれば、節がない方が気が散らないかも?」「ビタミンカラーは元気が出るけど、視覚の過敏があると目に痛いかも?」などの意見を交換していきました。わが家流!「お片づけ収納ラック」活用方法物の管理が苦手な私は、物の量を減らした上で”出したらしまう・使ったら戻す”を意識しながら暮らしています。ですが、そうして自分なりに工夫をして暮らしているつもりでも、読みかけの本やタブレットなど「中断を挟みながら作業する物」が散らかりやすく困っていました。Upload By 丸山さとこそんな私の困りごとに、お片づけ収納ラックはぴったりでした。使っている物の一時的な置き場所に”持ち運び機能”がプラスされたことで、休憩をはさみながらの移動先での作業がしやすくなりました!収納ラックにしまう習慣があれば、ひょいっと床に置いたタブレットを踏む危険性もなくなりますし、いつか起こりそうだった「ポケットに入れたUSBメモリを服ごと洗濯機にin」という悲劇を防げそうなのも嬉しいところです。学校から帰宅したら開口一番「ゲームやっていい?」と言うコウに「先に宿題をしよう」と促すことの多いわが家ですが、宿題の壁はゲームだけではありません。おやつを食べ終わり、いざ宿題をしようとしたところで「あ、ドリル学校に置いてきちゃった…」「あれ?宿題のプリントもらってないかも?」と慌てることもしばしばなので、帰宅したら”宿題の材料”を即チェックするようにしています。Upload By 丸山さとこ無事に材料も揃って机に向かい、「宿題終わったよー!ゲームやっていい?」と言われても油断はできません。・プリントの裏面が白紙・漢字書き取りノートの下段が空白・やるべき範囲が間違っている…という”コウあるある”を防ぐため、ここでも親からのチェックが欠かせません。そんなわが家の宿題事情でしたが、お片づけ収納ラックを使うことで「帰ったら宿題の材料を親に見せること」「終わったら親に渡すこと」がスムーズになりました。Upload By 丸山さとこお片づけ収納ラックを2個使って「今日の宿題セット」と「ゲームセット」を用意し、”宿題が終わったらラックを交換”というシステムを始めてから3ヶ月。宿題→ゲームのルーティンができるようになった上に、親からのチェックも行いやすくなりました!先のことをイメージしにくい傾向がありつつ、視覚優位の特性が強い息子にとって、「セットの交換システム」は分かりやすかったようです。執筆/丸山さとこUpload By 丸山さとこUpload By 丸山さとこUpload By 丸山さとこ【NEW】LITALICO×CCP ひとまとめで持ち運び! 整理らくちんお片づけ収納ラックの会月1個¥2,200(+10% ¥2,419)→うち10円は「CCPチャレンジド応援基金」として運用されます。(基金部分は非課税)【NEW】LITALICO×CCP ひとまとめで持ち運び! 整理らくちんお片づけ収納ラックの会(WEB限定組み立て済)月1個¥2,450(+10% ¥2,694)※毎月1回、3種類の中から、1種類ずつお届けします。(全種類届くと、以降はストップします。/ 1回だけのお届けでストップも可)
2022年01月27日赤ちゃんの動きが活発になってきたころのわが家は、おもちゃで散らかり放題。ママ友から「今日遊びに行ってもいい?」と聞かれると、片づけに慌ててしまいます。素早く片づけられる方法があればいいのに……。そんなときに実践した、わが家のスピード片づけ術を紹介します。 面積の広いところから片づける!片づけは1カ所に集中してしまうと、そこだけで時間がかかってしまいます。たとえばリビングなど、ママ友とメインで過ごす場所から片づけを開始し、終わったらトイレ、玄関というふうに優先順位をつけることがポイントだと思います。 一番散らかっているリビングは「床→テーブル→ソファー」といった感じに面積の広いところから片づけていくと、短時間できれいになったように見えました。 紙袋を使って手早く片づける!片づけると言っても、いつものようにしていては時間がない。そんなときは紙袋を使って手早くスッキリさせちゃいます。片づけをしていると「捨てる、捨てない」の判断にも時間がかかるものです。そこで活躍するのが紙袋です。 たとえば「不要なもの」「おもちゃ」「雑誌」を入れる3種類の紙袋を用意し、分別しながら入れていきます。あっという間に片づけられますし、あとから物を定位置に戻しやすいです。 おもちゃはカゴに入れて布で目隠しする!ママ友が赤ちゃんを連れてくる場合、赤ちゃんには触ってほしくないおもちゃをクローゼットの中に入れていました。いざというときにクローゼットや押入れにスペースをつくっておくと、片づけがスムーズでした。 また、おもちゃが入ったカゴをかわいい布で目隠しするのもおすすめです。100均の目隠しに使えそうなハンカチやバンダナ、カフェカーテンなどを利用するのもいいですね。 時間に余裕があればテレビ画面や洗面所の鏡、蛇口などの「黒もの」「光りもの」を中心に掃除をします。汚れが目立ちやすいところなので、掃除が行き届いて見えます。突然の来客にあわてない片づけ術。急な来客時の参考にしてみてください。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2021年08月17日赤ちゃんの動きが活発になってきたころのわが家は、おもちゃで散らかり放題。ママ友から「今日遊びに行ってもいい?」と聞かれると、片づけに慌ててしまいます。素早く片づけられる方法があればいいのに……。そんなときに実践した、わが家のスピード片づけ術を紹介します。 面積の広いところから片づける!片づけは1カ所に集中してしまうと、そこだけで時間がかかってしまいます。たとえばリビングなど、ママ友とメインで過ごす場所から片づけを開始し、終わったらトイレ、玄関というふうに優先順位をつけることがポイントだと思います。 一番散らかっているリビングは「床→テーブル→ソファー」といった感じに面積の広いところから片づけていくと、短時間できれいになったように見えました。 紙袋を使って手早く片づける!片づけると言っても、いつものようにしていては時間がない。そんなときは紙袋を使って手早くスッキリさせちゃいます。片づけをしていると「捨てる、捨てない」の判断にも時間がかかるものです。そこで活躍するのが紙袋です。 たとえば「不要なもの」「おもちゃ」「雑誌」を入れる3種類の紙袋を用意し、分別しながら入れていきます。あっという間に片づけられますし、あとから物を定位置に戻しやすいです。 おもちゃはカゴに入れて布で目隠しする!ママ友が赤ちゃんを連れてくる場合、赤ちゃんには触ってほしくないおもちゃをクローゼットの中に入れていました。いざというときにクローゼットや押入れにスペースをつくっておくと、片づけがスムーズでした。 また、おもちゃが入ったカゴをかわいい布で目隠しするのもおすすめです。100均の目隠しに使えそうなハンカチやバンダナ、カフェカーテンなどを利用するのもいいですね。 時間に余裕があればテレビ画面や洗面所の鏡、蛇口などの「黒もの」「光りもの」を中心に掃除をします。汚れが目立ちやすいところなので、掃除が行き届いて見えます。突然の来客にあわてない片づけ術。急な来客時の参考にしてみてください。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年08月19日この春は、新型コロナウイルスの影響による臨時休校や外出自粛などで子どもが家にいる時間が増え、家が散らかりがちというママも多いのでは。そんな今だからこそやっておきたいのが家の片づけ。新年度を前にすっきりきれいでおしゃれな部屋にしませんか。「でも子どももいるし、そもそも片づけは苦手で…」というママにおすすめの1冊が、『片づけ下手でもおしゃれな部屋って言われたい!』。ウーマンエキサイトでも活躍中の子育てブロガー・オギャ子さんと友人のインテリアブロガー・ドキ子(yuki)さんの共著です。オギャ子読者登録15万人超のアメブロトップブロガー(子育てジャンル)。ウーマンエキサイトでも絶賛連載中。著書『息子って、異星人!?な爆笑育児生活 kosodateful(コソダテフル)な毎日』。blog: ドキ子(yuki)読者登録11万人超のアメブロトップブロガー(インテリアジャンル)。インテリア&家事のInstagram「ムクリ」副編集長。さまざまな商品開発に携わる。著書『幸せな「おうち時間」始めました』。blog: 片づけが大の苦手なオギャ子さん。「よし明日こそ片づけよう」という決意を500回はしているとか。そんなオギャ子さんが、引っ越しを機に一念発起。友人で整理収納が得意なインテリアブロガーのドキ子さんの助けを借りて、部屋づくりに挑戦しました。この本は、オギャ子さんが実際にドキ子さんから教えてもらった片づけ方と簡単でおしゃれなインテリアのコツをまとめた1冊。コミカルな二人のやりとりがおもしろく、読み物としても最高です。今回は本に紹介されているリバウンドしない片づけ方の順序やスキルの一部をご紹介します。■片づける順番が大事! 正しい片づけ6つのステップ実はオギャ子さん、引っ越しから2週間経っても荷ほどきができていなかったそう。「超面倒くさがりやから、一回しまったのに使いにくくてもう一回しまい直す二度手間もしたくない」と最初から完璧を目指すあまり、結局、手付かずのままになっていました。片づけが苦手な人は、どこに何をしまったらいいのか、どんな手順で片づけたらいいのかわからず、そこで立ち止まってしまうことも多いもの。「片づけ下手な人こそ、片づけの順番が大切」だとドキ子さんは言います。【正しい片づけの順番】ステップ1 : 全部出すステップ2 : カテゴリー別に分けるステップ3 : 使う頻度で分けるステップ4 : 今使わない物を捨てるステップ5 : 毎日使う物からしまうステップ6 : 増える物の置き場を決めるドキ子さんおすすめの片づけの6ステップは上記のとおり。この中でハードルが高いのは、ステップ4の「今使わない物を捨てる」ことかもしれませんね。本に載っている「捨てチェック項目」を参考に、使うか使わないかを見極めていきましょう。たとえば子ども服はトレンドがあるので、サイズアウトした物やヨレ・汚れがある物は思い切って処分するのがおすすめ。増えがちなおもちゃは、捨てるものを選ぶより、遊びたいものを子どもに選んでもらって残すのがよいそうです。■いざ実践! キッチン・食器棚まわりの片づけ術物があふれやすい場所No.1の「キッチン・食器棚」を例に、ステップごとの片づけのポイントをもうすこし詳しく説明します。●ステップ1:全力で全部出す!食器棚を空っぽにします。全部出すと物の量がわかるのと同時に、しまう場所を見直すきっかけになります。●ステップ2:カテゴリー別に分ける以下を目安に床の上でざっくり分類します。分け方は適当でOK。持ちすぎているアイテムにも気づけます。▼カテゴリー分け・食器類お皿、コップ、お茶碗、ティーポット、おはしなど・調味料塩、砂糖、コショウ、油、スパイスなど・消耗品ラップ、各種袋、洗剤、スポンジ、割りばしなど・保存容器プラスチック容器、ほうろう容器、ガラス容器など・キッチンツールフライ返し、おたま、はさみ、お鍋、フライパンなど・食品乾物、お菓子、お米、缶詰、レトルト、コーヒーなど・キッチン家電炊飯器、コーヒーメーカー、レンジなど・その他ふきん、手袋、お弁当グッズ、水筒など●ステップ3:使う頻度で分けるステップ2でカテゴリー別にしたものを、さらに使う頻度で分けます。「毎日」「2、3日に1回」「月1回」「年1回」くらいで分け、捨てる物と使う物を見極めましょう。●ステップ4:今使わない物を捨てる1年以上使っていない物は、今は使わないと考えて捨ててOK。オギャ子さんは引っ越し直後だったにもかかわらず、ゴミ袋4袋相当を捨てたそうですよ。捨てる基準は「1年以上使っていない」こと。ほかに次のようなことも考えられます。▼捨てる基準・食器類多すぎるマグカップやコップは家族+ひとつくらいが目安・調味料使いこなせない物。きっちり密閉・保管されておらず中身が不安な物・消耗品使いこなせていない洗剤。入りきらないスーパーの袋・保存容器増えがちなアイテム。いざとなれば100円ショップでも購入でき、お弁当箱でも代用可・キッチンツール基本は1アイテムひとつ。フッ素樹脂加工のフライパンは消耗品・食品家族の好みに合わない物。使いこなせない物・キッチン家電同じ役割の物がいくつもあるとき。洗ったり組み立てなどが面倒な物・その他水筒・お弁当グッズはおかずカップ2サイズ、ピック2種類くらいで十分本にはさらに詳しい捨て基準が紹介されているので、迷ったら参考にしてみてください。また、続くページでは、片づけの順番のステップ5「毎日使う物からしまう」とステップ6「増える物の置き場を決めておく」についても、より具体的なコツをまじえて解説してくれています。ステップ6まで完了すれば、使いやすく掃除しやすいキッチンが完成。ついやりがちなお菓子のちょい置きなども防げますよ。■片づけ下手・センスに自信なしでも素敵主婦になれる!本では「キッチン・食器棚」以外にも、「リビング・ダイニング」「玄関・靴箱まわり」「クローゼット」などの場所別に、オギャ子さん家の片づけドキュメントを掲載。ところどころに出てくるオギャ子さん旧家の赤裸々な散らかった部屋の写真には親近感がわいてきます。さらに後半では「インテリア編」として、手軽にセンスよく見せられるインテリアテクを多数掲載。センスに自信がないママも簡単におしゃれな部屋がつくれます。とにかく楽しく読めるので、大笑いできて読後は気分も晴れやか。片づけをがんばろうというやる気もわいてくる1冊です。 『片づけ下手でも おしゃれな部屋って言われたい!』 著者:オギャ子、ドキ子(KADOKAWA)1300円(税抜) 子育てコミックで人気のブロガー、オギャ子は、3人の男の子ママで、片づけが大の苦手。新築への引っ越しを機に、友人である人気インテリアブロガーで二人の女の子を持つドキ子(yuki)の助けを借りて、部屋づくりに挑戦する模様を書籍化。コミカルな2人のやりとりに爆笑しつつ、片づけが苦手でもリバウンドせずキレイをキープする方法や、センスに自信がなくても簡単に、インテリアがグッとおしゃれになる方法のわかる1冊。▼オギャ子さんの連載「コソダテフルな毎日」の最新話はこちら▼連載一覧 コソダテフルな毎日 連載一覧
2020年03月19日3歳の息子は、いつも家で遊ぶとき、おもちゃを次から次へと出すので、家の中はすぐにグチャグチャになります。自主的には片づけてくれず、私は声をかけて片づけてもらうのに、いつもイライラしていました。あるお休みの日…いつものように、グチャグチャに散らかった部屋で過ごしていると、友人からメールが。「いまから遊びに行ってもいい?」「いいよ~」と、返事を返した後に気がついた…部屋の汚さ!■息子に片づけるように言ったものの…この部屋をどうにかしなければ! そう思い、息子に片づけるように言いました。しかし、いっこうに動かない息子…。私は小学三年生になる娘に片づけを一緒にやって欲しいと頼みました。二人でバタバタと片づけていると、それを見た息子が号泣。私は、遊んでいるおもちゃを片づけて欲しくなくて、泣いているのだと思い、説得したのですが、息子はなかなか泣き止ません。すると娘がそばに寄ってきて… ■娘は片づけたばかりのおもちゃ箱をひっくり返した「もしかして自分で片づけたかったんじゃない?」と言いました。息子に確認すると、泣きながら「自分でやりたかった」と…。しかし…時間がない…それに片づけは終わっている。これをもう一度、片づけるのは嫌だ! そう思った私は、息子をなんとかなだめようとしました。すると娘は、いま片づけたばかりのおもちゃ箱をひっくり返しました。娘は「自分でやりたかったんでしょ? じゃあ自分でやったらいいよ」と息子の思いを優先させたのです。■娘を見習わなければいけないと思った息子は泣き止み、せっせと片づけ始めました。私は、急いでいて、つい自分の都合を優先させてしまったことを反省。そして、いやな顔ひとつせずに、自分が片づけたばかりのおもちゃ箱をひっくり返してあげた娘を見習わなければいけないと思いました。無事、片づけが終わった後、友人が到着。そして、人数が増えた子どもたちの手によって、部屋は片づける前の状態に戻りました(笑)
2020年01月23日さて、今年最初のテーマは「片づけ」についてです。まるでモデルルームのような掃除の行き届いたお部屋って、憧れますよね。でも「子育て中はこんなの無理無理!」と諦めていたのですが、インスタグラムなどを見ていると、みんな本当にお部屋がきれい! もちろん、撮影前に多少片付けてはいるのでしょうけれど、何気ない写真一枚一枚の背景がきれい。例えば、「〇〇ちゃんはじめてのたっち!」とか、突然シャッターチャンスが訪れることは子育て中に多々ありますが、そんな瞬間の写真まできれいだなんて本当にすごい(涙)ちなみに、我が家はかなーり・・・汚いです。「いい写真撮れた☆」と思っても、背景に生活感が溢れすぎていて誰にも見せられない・・・。もちろん突然の来客なんて、迎えられる状態ではありません。子どもたちはどんどんおもちゃを出しまくり片付けないし、なにせ母である私自身が片付け苦手人間です。これは致命的。しかも、汚い部屋に慣れてしまったのか、多少散らかっていても「うん綺麗だね!」という感覚になっていました。「子どもは親の背中を見て育つ」というけれど、こんなんじゃだめだ。私自身が意識を変えていかないと! ということで、まずは悪いところを洗い出し、意識改革をしていきました。1)そもそも物を増やさない。ただでさえ掃除が苦手なのに物を増やしてどうする! 「掃除すべき物自体が減ったら掃除の手間も減るじゃん」ということに気づき、無駄買いを無くすように意識。2)多少お値段が高くても「よいものを大切に使う」ことも、物を増やさないコツなのかなと思い、実践。3)ストレス発散にもなっていた買い物では、沢山買って満足するのではなく「本当に欲しいもの」を買って満足するように意識をシフト。当たり前のことばかりだけど、できていなかったのです。これで、どんどん増えていく「思い出の品」もクリアです。普段の「お片付け」は、正直まだ自信がないのですが、心がけていることは・・・片付けが苦手な人間からしたら「片付けってやっぱり面倒くさい」と思ってしまいます。やらないでいいならやらないでいたいのが本音。でもそれではゴミ屋敷への道まっしぐらなので、いかにラクに、楽しくするのかを重視しています。夫が長期出張中の時は部屋が荒れがちですが(何故なら「見張り役」がいないから)、少しずつ人を呼べる部屋になりつつあるので、この調子でがんばります!
2020年01月10日明けましておめでとうございます! マメ美です!新年1発目のテーマは『子どものお片づけ』で書いていきたいと思います!■片づけが苦手な娘我が家の3歳の娘はお片づけが苦手です。と言うより自分だけでお片づけするのは稀で、私や夫が手伝いながら声がけをして、最後の最後だけ片づけるというのが主流でした。しかしこのままではいけない…!保育園や幼稚園に入った時に困るのは娘!!ここは何とかお片づけをする心を育てなければ!!と、私は立ち上がったのです。その名も…その名の通り『おもちゃ出しっぱなしだと掃除機でおもちゃ全部吸っちゃうぞ』という作戦です(笑)しかしここまでは何度かやったことがある作戦…。ここからが娘の心を響かせるポイントなのです!■娘の大好きな◯◯を取り入れた作戦と、ここで一気に切り替えます!3歳になってから娘が好きなもの。それはいわゆる『可愛い女の子たちが悪者を倒すアニメ』。あんなに好きで毎日観ていたアンパンマンやおかあさんといっしょを呆気なく卒業し、目を輝かせて観ているのです。これになびかないワケがない!!気がつくと娘のキャラクタースイッチも入っていてノリノリです!あとはみんな(オモチャ)を避難(お片づけ)させるだけ!!こうして娘のお片づけのスキルが少しずつ上がっていき、今では「掃除機かけるよー」と声をかけると自分からお片付けできるようになってきました。■1つだけあった落とし穴ただ1つ…落とし穴がありまして…。それはそう。子は親の鏡ということ!キッズコーナーなどでどこでもかしこでも真似をするようになってしまいました(^^;)おまけに言葉達者な娘は「ママもいつも真似っこしてるもんね!」と暴露までしてくれてます…!!(涙)まあでもこれを機にお片づけが習慣化してくれたらいいなぁ〜と、思う今日この頃なのでした。
2020年01月05日1歳8ヶ月になる息子。以前にも増しておもちゃでよく遊ぶようになりました。最近のお気に入りは、ブロック遊び。色とりどりのブロックを握って上に重ねたり、両手いっぱいに持ち上げたり、まだまだ複雑な遊び方はできないものの、息子なりに楽しんでいるようです。しかし、後片づけが本当にたいへん!いろんなおもちゃで遊んでいる中、ブロックを容器から全部出してぐちゃぐちゃにしてしまったり、とにかく常に部屋が雑多な状態に…。ちゃんと片づけをしてほしくて、ついつい厳しく言ってしまいそうになります。そう言ってしまえばいいのですが、「片づけること」=「嫌なこと」というイメージを持ってほしくはありません。そのため、片づけも遊びの一環として楽しんで息子が自主的に動いてくれるよう、促したりしております。出しっぱなしのブロックを片づけてほしいときも、「この容器の中にブロックを入れるゲームをしよう!」と誘います。すると、「入れられるよ~!」と言わんばかりに、得意気にブロックを片づけてくれるのです。(息子に片づけている意識はなく、遊んでいるという感覚ですが)毎回、遊んだ最後に容器にしまうゲームをするという習慣を作ることで、そこまでが遊びだと思って楽しんでくれるようになりました。最近では、食事の後に口を拭いたウェットティッシュや、鼻水を拭いたティッシュをゴミ箱に捨てることもできるようになりました。テーブルの上に置いてあるゴミや、フローリングの隅にある埃を見つけ、ゴミ箱に捨ててくれることもあります。褒めるとなおさら一生懸命に捨ててくれるのですが、最近は、仕事で使う大事な書類をゴミ箱に捨ててしまったこともありました…。何でもかんでも捨てられないように、親の私たちも、常に部屋を片づけておかなければと思い知らされた出来事でした…。
2019年12月25日こんにちは。わたしはこいしさんと申します。4歳差の姉妹を育てる主婦です。現在、子どもとの生活の中で、一番頭を悩ませているのは、おもちゃの片づけのことかもしれません。特にここ数年、子どもにお片づけをさせる難しさを感じています。日々の片づけは、何度も声をかけてやっとできる…というのが現状ですが、定期的におもちゃを見直す日をつくることで、なんとか人の家を保てている気がします。今回は、わが家の片づけについて書きたいと思います。■子どもと一緒にいらないものを選別する物が散らかる原因のひとつは、収納の量に対して必要ではないものを持ちすぎていること。(分かってはいるのですが、日ごろすっかり忘れてしまっています)成長が著しい子どもたちにとって、年齢に合った、おもちゃや洋服が入れ替わるペースはとても早いです。思い出や愛着はあっても、使わないのなら意味がないので、定期的におもちゃを見直して、壊れているものや、もう必要のないものなどを処分しています。■子どもと一緒にしまう場所を決める残すおもちゃが決まったら、今度はしまう場所を子どもと一緒に決めます。大人もそうですが、なんとなく使っていて、しまう場所が決まってないと「散らかるなぁ」という実感があります。「場所を決めて、遊んだ後は定位置に戻す」ことを習慣にするために、片づける場所は子ども自身が決めると、本人がよく理解できると思います。 ■シンプルなボックスをフル活用子どものおもちゃを収納する家具や収納グッズは、さまざまなタイプのものが売られていますが、わが家では基本的にカラーボックスやリンゴ箱(ネットで買えます)など、シンプルな四角のボックスを利用しています。大人の持ち物は、頻繁には変わらないので、持ち物に合わせて収納家具を選べますが、子どもの持ち物は成長に合わせてガラリと変わります。シンプルなボックスであれば、収納するものや場所が変わっても、いろいろな使い方ができるので、使い勝手が良いなと感じています!■片づけは大人にとっても難しい思えば小さい頃、私自身「片づけしなさい!」と言われることはあれど、お片づけの方法を具体的に教わったことはなかったかもしれません。片づけは、みんなそれぞれの自己流でやっていたり、「コレ!」という正解がひとつではないため、大人にとっても難しいんですよね。私も正直あまり片づけは得意ではないのですが、みんなが心地よく生活していくために、ほど良い片づけの方法を見つけていきたいと思います。
2019年12月24日片づけコンサルタントの“こんまり”こと近藤麻理恵が、女性ファッション誌『VOGUE JAPAN』が今年、圧倒的に活躍した女性を表彰する「VOGUE JAPAN WOMEN OF THE YEAR 2019」に選出され20日、都内で行われた授賞式・記者発表会に登場した。近藤は、独自の片づけ法「こんまりメソッド」で注目を集め、著書『人生がときめく片づけの魔法』が世界42カ国で累計1100万部の世界的大ベストセラーに。米『TIME』誌「世界でもっとも影響力のある100人」に選出された。また、Netflixにて冠番組を持ち、190カ国で配信中。同番組はエミー賞に2部門ノミネートされた。トロフィーを受け取った近藤は「こんなに素敵な賞をいただき、ありがとうございました」と感激。「小さい頃から片付けばかりをやってきたので、こんな風な華やかな場所に立てていることが今でもまだ信じられないような気持ちです」と打ち明け、「これからも、一人でも多くの方が片づけを終わらせてときめく人生を送れるような、そんなお手伝いを世界で活動していきたいなと思います」と決意を新たにした。同賞はそのほか、元HKT48でタレントの指原莉乃、女優の杉咲花、女子ゴルフの渋野日向子、アーティストのリナサワヤマが受賞。キャリアを通して輝いた女性を表彰する「VOGUE JAPAN WOMAN OF OUR TIME」には、女優の綾瀬はるか、女優・タレントの黒柳徹子、モデルの冨永愛、歌手の松任谷由実が選出された。さらに、国内外のファッションシーンで活躍する新世代女性を応援するために贈る「Rising Star of the Year」を、新人モデルの美佳が受賞した。なお、渋野は授賞式・記者発表会を欠席。また、司会は城田優と渡辺直美が務めた。
2019年11月21日リビングには洗濯物やオモチャが散らばっていて、郵便物やプリント類はテーブルやカウンターの隅にどっさり、キッチンまわりはお菓子や食材の買い置きでいっぱい…。これが子育て期の一般的な家庭の様子ではないでしょうか。家族が増えると「モノ」がふえるのは避けられませんし、炊事や洗濯、掃除や片づけ、お風呂などなど日々の暮らしでなされる「コト」もふえます。当然そのぶん家事の量もふえるので、おのずと時間は自由にならなくなります。自分のやったことでなくても、後始末をしなくてはならないことだっていっぱい出てくる(涙)。子育て期はある意味、不自由の連続ですよね。■人の一生には「小さな12の人生」がある こちら を見てください(別ウィンドウが開きます)。 これは人生を12のフェーズ(相)で捉えた図です。簡単に説明すると、一生というのはひと連なりのものではなく、12の小さな人生がある。それぞれの小さな人生を生き終えて、次の新しい人生へ移っていく、というものです。例えば、就職や結婚を節目に「自立」のフェーズにひょいっと移る。子どもが生まれたら「子育て」のフェーズにひょいっと移り、「子育てするフェーズを生きる私」に生まれ変わる。移ったあとは、それぞれのフェーズをしばらく生きる。この「移る」というのは、今いる場所のまわりにフワフワと浮いている島に、えいやっと飛び移るような感覚、あるいは位相が変わる感じというのが、分かりやすいかもしれません。■子育て期は関わる「コト・モノの量」がハンパない!図を見ると、子育て期は人生初の繁忙期に突入し、しかも「関わるコト・モノの量」が他のフェーズに比べて圧倒的に多い!!ということが分かります。目の前のことを終わらすのに必死、同じことの繰り返しなのに手が追いつかない、モノがどんどんふえる、片づけても片づけても散らかる、すべてがエンドレスに感じる…という状況になるのは、このフェーズを生きる人たちはみんな同じ。「関わるコト・モノの量」がこんなにも多いのだから、ある意味仕方がないことなんだ!と納得できるかと思います。12のフェーズをすべて経験することが「正しい人生」というわけではありません。これは「だいたいこういう感じ」という見取り図です。でも、この「だいたいこういう感じ」を知っておくと、なんとなく安心ですよね。エンドレスに感じる子育て期も、子どもが成長して家を出る頃には「関わるコト・モノの量」もガクッと減って終わりを迎え、次のフェーズに移るのです。■生まれ直した気分で「小さな人生」を生きよう節目を迎えてフェーズが変わると、「なんだか今までとは違う」というズレを感じるもの。結婚して新婚生活が始まると「今までとは違う毎日だなぁ」と思ったり、子どもが生まれてからは「急に思い通りにいかなくなった」「今までできたことが、できなくなった」という感覚を抱くものです。人生の節目は今までと状況が変化するときなので、このように感じるのは当然です。原因は自分の努力が足りないわけでも誰かの責任でもなく、状況が変わったから。「気ままに過ごしていた私」は前のフェーズで終わり、今は「妻としての私」「母親としての私」に生まれ直して新しい自分になったのだから、「前の私ができていたこと」ができなくなっても仕方がない!と、きっぱり考えるようにしましょう。そのほうが今を楽しめるはずです。■「片づけ」作業で、今、必要なものだけにする節目を迎えるごとにモノの見直しもしましょう。子どもが生まれたから角のある夫婦仕様のテーブルはいったん片づけ、安全なものに買い替えるなど、前の人生では必要だったけれど、次の人生に必要ないモノはきっぱり捨てる、片づける。そして次の人生でも必要なモノは残し、新しく必要になるモノを見つけていく。このような「片づけ」という具体的な作業をしているうちに、いつの間にか節目を乗り越え、新しい次の人生を生きる軸ができあがっていきます。どれだけたくさんのモノを一生で得られるのか、ではなく、節目節目でどれだけ捨てていけるのかで生きやすくなる。そう考えると、なんとなく気持ちが軽くなるのではないでしょうか。■同じことの繰り返しにも「終わり」はやって来る現在、我が家には高2と中1になった子どもがいるのですが、あれほどリビングに散乱し、頭を悩ませていたオモチャも、今はもうほとんどありません(その代わりマンガやゲームがふえました)。赤ちゃんの頃は毎日が必死だった記憶がありますが、それも振り返ってみると数年間でした。そして今は、子どもが家を出て独立する日もそう遠くはなくなってきたなぁと感じています。 子育て期のいちばん大変な時期というのは、本当にあっという間。いつまでも続くものじゃない、数年先には終わるんだという少し先の見通しをもって、今の人生を満喫したいですね。私はこの考え方を恩師である辰巳渚さんから教わりました。もっと詳しく知りたい方は、辰巳さんの著書 『人生十二相 おおらかに生きるための「捨てる!」哲学』 (イースト・プレス)を読んでみてください。
2019年07月07日おもちゃの片づけはママの課題でもあり、ママ友の中でもよく話題になりますよね。わが家も常に試行錯誤していましたが、ようやくこれだ!と思える収納にたどりつきました。3歳の娘が自分で簡単に片づけができるようになったアイテムと工夫を紹介します。細かいブロック系には、「フタつきバケツ」がオススメこのバケツは、楽天市場などで販売されている「omnioutil(オムニウッティ)」です。サイズとカラーが豊富なので、用途に合わせて選べるところがとても気に入っています。わが家では主にブロックの収納として使用。ブロック系って細かいパーツがいくつもありますよね。よくカラーとサイズごとにケースを分けている人を見て憧れていたのですが、娘はまだ3歳。大人が一緒になって片づけをしないとできない収納はやめようと思い、このバケツを購入してみました。すると、娘はきちんとこのバケツに自分で片づけをして、もとの置いてあったところに戻せるようになりました。このバケツは軽くて、間口がとても広いため子どもでも簡単に出し入れができます。さらに、取っ手がついているので、自分で持って運びやすいと言っていました。見た目もブロックが入っているとは思えないオシャレさで、ママ的にはポイント高いですよね。かさばるぬいぐるみ系は「バスケット」にポイポイ先ほど紹介したものはバケツ型収納でしたが、ぬいぐるみなどのかさばるおもちゃの収納には、同じような形のフタのないバスケットタイプが向いています。これはダイソーで購入しました。ふわふわしたぬいぐるみはかさがあり、フタがついていると閉めづらかったため、あえてこちらはフタなしのバスケットに。娘もとにかくポイポイ入れやすいし出しやすいようです。バラバラと全部出してしまうことも多くはなりますが、使わないものはすぐに片づけてくれるようになりました。バスケットそのものが軽いのでわが家の次女(1歳4か月)も一緒になって片づけしてくれていますよ。棚の中収納は、「カゴをバラバラにする」方が片づけやすい最後は収納方法の工夫です。扉つきの棚の中もすっきり見せるためには、白のカゴで統一するとオシャレですよね。ただ白で統一してテープで名前を表記しても、3歳の娘はまだ文字が読めないので、必ず大人に聞いてきます。写真や絵をカゴに貼っても、あまり見てくれず…。そこでわが家は娘が片づけやすいようにおもちゃの種類ごとにカゴを分けました。見た目はご覧の通りガチャガチャします。けれどこのカゴが違うことが功を奏して、3歳児にも「種類分けをする」という概念が生まれました。最初の何回かは一緒に手伝いましたが、そのうち自らのルールを作り、自分で片づけられるようになったのです。片づけ方法は、バケツやバスケットと同じく、ポイポイ入れるだけ。整理して並べるという行為はまだ3歳には難しいので、この方法がベストのようです。写真のように、車系・おしゃれグッズ・おまけでもらった人形など、だいたいの種類で分けて入れられるようになりました。カゴはそのときどきで入れ替わってしまうこともありますが、このカゴを使って片づけをするということを分かっているので、大人の手を借りず自分でできるようになりました。なお、これらのカゴはIKEAのおままごとキッチンに収納。私は以前のカゴの種類がそろっていないことがイヤだったのですが、クリアな扉に黒板シートを張ることで、それが見えなくなりました。これで、多少のゴチャゴチャ感は許せるように。わが家の娘は、おもちゃの種類によって収納を変えたことで、自然とおもちゃを戻す場所が身についたと感じています。3歳児はとにかくポイポイ入れるだけの片づけがぴったりだと思いますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。<文・写真:ライターyuikitiiii>
2019年06月29日赤ちゃんの動きが活発になってきたころのわが家は、おもちゃで散らかり放題。ママ友から「今日遊びに行ってもいい?」と聞かれると、片づけに慌ててしまいます。素早く片づけられる方法があればいいのに……。そんなときに実践した、わが家のスピード片づけ術を紹介します。 面積の広いところから片づける!片づけは1カ所に集中してしまうと、そこだけで時間がかかってしまいます。たとえばリビングなど、ママ友とメインで過ごす場所から片づけを開始し、終わったらトイレ、玄関というふうに優先順位をつけることがポイントだと思います。 一番散らかっているリビングは「床→テーブル→ソファー」といった感じに面積の広いところから片づけていくと、短時間できれいになったように見えました。 紙袋を使って手早く片づける!片づけると言っても、いつものようにしていては時間がない。そんなときは紙袋を使って手早くスッキリさせちゃいます。片づけをしていると「捨てる、捨てない」の判断にも時間がかかるものです。そこで活躍するのが紙袋です。 たとえば「不要なもの」「おもちゃ」「雑誌」を入れる3種類の紙袋を用意し、分別しながら入れていきます。あっという間に片づけられますし、あとから物を定位置に戻しやすいです。 おもちゃはカゴに入れて布で目隠しする!ママ友が赤ちゃんを連れてくる場合、赤ちゃんには触ってほしくないおもちゃをクローゼットの中に入れていました。いざというときにクローゼットや押入れにスペースをつくっておくと、片づけがスムーズでした。 また、おもちゃが入ったカゴをかわいい布で目隠しするのもおすすめです。100均の目隠しに使えそうなハンカチやバンダナ、カフェカーテンなどを利用するのもいいですね。 時間に余裕があればテレビ画面や洗面所の鏡、蛇口などの「黒もの」「光りもの」を中心に掃除をします。汚れが目立ちやすいところなので、掃除が行き届いて見えます。突然の来客にあわてない片づけ術。急な来客時の参考にしてみてください。 イラスト:sawawa著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年06月25日こんにちは! 5歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。オモチャの片づけ、皆さんはどうしてますか?毎日散らかり放題。しかも出すだけ出して全然片づけない! なんてことも。自分で片づければ早いけど、やっぱり子どもに片づけの習慣を身につけさせたい…だけど子どもは思い通りになりません。これまでお片づけをさせる方法をいろいろと試してきました。そんな私が思いついた「子どもが楽しくお片づけしてくれる秘訣(ひけつ)」を今回はご紹介したいと思います。■楽しいが決め手! お片づけの秘訣片づけなさい! この言葉を何度叫んできたことだろう。だけど、子どもたちは聞く耳を持たず。怒っても怒っても子どもの心には響かない。そこでこんな方法を思いついた。■お片づけポイント作戦! オモチャをひとつオモチャ箱に片づけるごとに「1ポイント獲得!」。オモチャを片づけるたびにどんどんポイントがたまっていくシステムだ。とっさに思いついた方法だったけど、その言葉を言うだけで、子どもたちはまるで玉入れをするかのように楽しそうにお片づけを始めた。 ■アレンジを加えると大きいオモチャを片付けたらボーナスポイント! いまからはポイントが倍になるボーナスタイム! などアレンジを加えると、ますます子どもたちはゲーム感覚で楽しくお片づけをしてくれた。大人も子どもも、ポイントって大好きなんですね。お片づけをさせるちょっとした工夫。ぜひご家庭でも試してみてくださいね。
2019年06月24日「片づかない」「物が多い…」など、子どものおもちゃ収納に頭を悩ませてはいませんか?筆者自身片づけが得意なほうではないため、子どもが片づけしやすい環境を整えることはムリ…と、半ばあきらめていました。そんな中、子どもが通う保育園は常に収納が美しく、子どもたちも自分たちで片づけしているのを見て、「こんなふうに収納できたら、子どもも片づけを覚えるのかな」と思い、引っ越しを機に保育園の収納をマネしてみることにしました。100均アイテムを使った保育園のマネっこ収納は吉とでるのか?その作り方とレビューをお伝えします。片づける場所が一目瞭然!“写真つきボックス”保育園では小さい子どもでも片づける場所がわかるように、ボックスの表面に、中身が何であるか写真が貼ってあります。小学生以上になれば文字で書いてもいいと思うのですが、わが家には小学生のほか5歳児と1歳児がいるため、少々手間ではありますが写真を貼ることにしました。アイテムを分類しボックスに。そのボックスを2個並べ、2個まとめて1枚の写真として収めます。撮った写真はL版で印刷し、半分に切ります。これを直接ボックスに貼るのではなく、100均で購入した透明のカードケースの中に入れます。写真を半分に切っただけだとジャストサイズなので、入れるためにさらに端を少しきり落としました。カードケースに入れたら、そのカードケースごとボックスの表面に貼り付けます。これで完成。カードケースを使うことで、中身が入れ替わったときに中の写真を入れ替えるだけで済みます。もちろんボックスも100均。わが家では収納場所の奥行きが広いため、大き目のボックスにしました。実はこの収納ができる前に、小さいボックスを手前と奥に入れる方法をとっていたのですが、これだと奥のものが取りにくく、もちろん片づけもしにくいため即撤去。奥行きに合わせたボックス選びが鉄則のようです。この収納は狙い通り、子どもたちの片づけがスムーズになりました!それぞれのボックスの中身は多少ぐちゃぐちゃですが、それでもどこに何をしまえばいいか一目瞭然なので、「片づけしよう!」と声をかけると、すぐに片づけできるようになりました。パズルが完成してなくても片づけられる“クリアファイル収納”手頃な値段で購入できる、子ども向けのパズル。透明なクリアケースに入っているものの、立てて収納しようとするとピースが崩れてしまいます。また、パズルを完成させた状態でないとピース紛失という事態に陥りそうなので、収納する前に完成させなければならないのも厄介でした。そこで保育園で利用していた100均のクリアファイルを購入。A3サイズでパズルが収まります。パズルの枠とピースを一緒に収納できるため、完成していなくても収納可能。横置き・縦置き関係なく収納もできて満足です。ちなみにこれは応用可能。わが家では、すごろくもこのクリアファイルに入れることで、すごろくのシートとコマ、サイコロがバラバラにならないようにしています。保育園収納をマネしてみて感じたこと保育園の収納をマネしてみて、改めてよく考えられていることがわかりました。ただ保育園の教室は、その年齢に合わせたおもちゃや道具を収納しているため、大きく様変わりすることがないのに対し、自宅では子どもはどんどん成長していくためそれに合わせた収納が必要だということです。そのうえ、外食時におまけとしてついてきたおもちゃや、保育園での制作物など、おもちゃは増える傾向にあるため、収納は定期的に見直す必要もあります。写真つきボックスも、ある程度カテゴリー分けしてはいるため、新しく物が増えたときにすぐに「ここだ!」と定位置が決まればいいのですが、そうでなければ新たに入れ場所を増やしたり、入れ替えたりしなければならないでしょう。とはいえ、子どもが片づけできるようになったのは事実ですから、やった価値はありました!この収納に変えて1年経ち、新たに物が増えたときに対応に困ることはあるものの、大きな変更なく過ごせています。保育園や幼稚園の収納は参考になるものが多いので、自分の家で取り入れることのできそうなものがあれば、トライしみてはいかがでしょうか?<文・写真:ライター沖田かへ>
2019年05月23日『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 の著者・村上由美さんは、実はASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ発達障害当事者。発達障害の特性としてよくあげられるように、以前は、本当に片づけが苦手だったそうです。本書では、そんな発達障害当事者ならではの工夫によって編み出された片づけのコツがつまっています。第3回インタビューでは、「片づけが苦手な夫や子どもへの対処法」についてうかがっていきます。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■「片づけなさい!」子どもに通じないのは、どうして?――今までは、自分の片づけについてでしたが、今回は「片づけが苦手な家族(夫や子ども)についての対処法」をうかがいます。人の片づけに口をはさむのは、非常に難しいことだと思うのですが、まず何から手をつけたら良いのでしょうか…?村上由美さん(今、村上さん):まず、片づけが苦手な夫や子どもが、片づけのどのステップでつまずいているのかを見極めることが大切です。例えば、モノを大量に買ってきて貯め込んでしまうタイプなのか、捨てられないタイプなのか、使ったモノを戻さないタイプなのか…などですね。――子どもの場合は「使ったモノを戻さない」タイプなんかが多そうです。村上さん:子どもの片づけには、まずは、親が環境設定してあげる必要があります。具体的な方法としては、引き出しや棚に何が入っているか、一目でわかるような写真や絵のラベルを貼ったり、所有者がはっきりするように、きょうだい別にマークや色で分けたりですね。ちなみに、片づいている状態を写真に撮り、子どもに「これと同じにしてね」と伝えるようにしたら片づけられるようになった、という方もいましたよ。――確かに、「これと同じにしてね」と写真で教えてあげれば一目瞭然ですね。村上さん:しまう「場所」のサイズにも工夫しましょう。子どもが小さいうちは、おもちゃのサイズも大きいので、何でも大きい箱に片づけがちですが、成長にともなって小さなおもちゃが増えてからも大きな箱にまとめてしまっていたら、モノが埋もれて探せなくなってしまいますよね。子どもが使っているモノのサイズによって、大きいモノは大きい箱に、小さいモノは小さい箱にしまえるよう、親が見極めて「場所」を設定してあげることが大事です。――子どもの使っているモノに合わせて、随時、しまう「場所」の見直しすることが大事なのですね。村上さん:今までと同様で、子どもの片づけのコツもやはり、最初に「場所」を決めることです。子どもの生活パターンを観察していると、だいたいどこで何をしているかがわかってくると思います。例えば、おやつを食べる場所はこのあたり、おもちゃで遊ぶ場所はあのあたり、勉強するのはこのあたり…というふうに。それがわかったら、遊んでいる場所のすぐそばにおもちゃを入れる箱を置いたり、勉強をする場所のすぐそばに文房具など勉強道具をしまうトレーを置いたり、モノをしまいやすいように「場所」を決めます。そして、 連載第1回 でもご紹介したように、「場所」が決まったら、次に「量」、そして「入れ方」の順で決めるのです。――「使う場所のすぐそばに」というのがポイントなのですね?村上さん:そうです。なぜなら、子どもは使い終わった瞬間、モノが意識の中から消えてしまうから(笑)。なので、子どもが作業していて、「〇〇がない」と言ったら、まずは近くにある箱やトレーなどの中を探させる習慣をつけましょう。そうすると、だんだんそこに自分の必要なモノが入っていることがわかってきて、使い終わったら元に戻すようになると思います。 ――「使い終わった瞬間、モノが意識から消える」は、まさにあるあるですね(笑)。村上さん:伝え方にもポイントがあります。子どもに「片づけなさい」という言葉は通じにくいのです。なぜなら、「片づける」という言葉には、「集める、分ける、捨てる、しまう」など、いろいろな意味がまとまって入っているから。そのときの状況や前後の文脈によって、「片づけなさい」の意味が変化するので、子どもはどうしたらいいかわからなくなるんですね。つい便利だから、まとめて「片づけなさい」と言ってしまいがちですが、いかに漠然とした言葉を使っているかということを、親が自覚することも大事だと思います。■「誰かが片づけてくれる」丸投げ夫にはどう対処する?――片づけが苦手な夫の場合は、どう対処したら良いでしょう?村上さん:ウチの夫も片づけがやや苦手で…(笑)。夫は、ASDに加えてADHD(注意欠如・多動性障害)やLD(読み書きの学習障害)の傾向があり、しまった場所も忘れてしまうし、どこに片づけるというルールも忘れてしまうのです。だから、わが家では、先ほどお話しした写真ラベルを貼って対応しています。こうすると、中には「子ども扱いするな」と機嫌をそこねる夫もいるかもしれませんが、「あなたじゃなくて、子どものためよ」と、しらんぷりしておけばいいのです(笑)。――そもそも、夫が片づけの意味を感じていなかったり、結局、最後は誰か(妻)がやってくれると甘えている場合もありそうです。村上さん:以前の私ですね(笑)。片づけって、少し先の未来ですから。少し先の未来と今とを天秤にかけて「どっちを選びます?」という話で、片づいた状態の心地良さが少し先の未来にあることがわかっているからこそ、目の前の面倒臭い片づけを乗り越えていくことができるのです。そこがつながっていないと、目先の楽しさを優先してしまいますよね。特に、子どもは基本、快楽主義者ですし、ADHD傾向が強い子などは、特にそうでしょう。これは、勉強でも同じですよね。「今ちょっとがんばって勉強する」と「そうすれば成績が上がる」ということがつながっていればがんばれますが、そこがつながらない限り、目先の快楽に流されてしまうのではないでしょうか。それは、子どもに限りません。――では、どうしたら、頭の中でそこが「つながる」のでしょう?村上さん:まず、スモールステップで、少し先の未来の状態を体験させてあげることです。例えば、財布や引き出しなどの小さなスペースで、「片づくとこんなに快適なんだ!」という成功体験を少しずつ積み重ねてあげる。そのために、最初の一歩は本人に合わせたハードル設定が必要です。そこからスモールステップで少しずつ引き上げる…まさに、子育てと一緒ですよね。村上さんの片づけメソッドは、ASD当事者ならではの視点と工夫で、同じように片づけが苦手な人のために、片づけのステップを非常に具体的な行動に落とし込んでいました。これだけ具体的に提示された方法なら、さまざまな片づけ術で挫折してきた方でも、片づけができるようになるでしょう。また、片づけができない原因を本人に求めるのではなく、環境設定を見直したり、本人に合わせたハードル設定をしたり、スモールステップで対応する…。そんなやり方に、村上さんの本業である、発達支援でご活躍される様子も透けて見えるのでした。参考図書: 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 (講談社)片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった、挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまった一冊。取材・文/まちとこ出版社N
2019年03月02日『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 の著者・村上由美さんは、実はASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ発達障害当事者。発達障害の特性としてよくあげられるように、以前は、本当に片づけが苦手だったそうです。本書では、そんな発達障害当事者ならではの工夫によって編み出された片づけのコツがつまっています。第2回インタビューでは、「片づけが苦手な人は、どこから手をつけたら良いのか?」をテーマに、具体的な片づけ方法についてうかがっていきます。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■片づけ下手「一番最初に手をつけるのは“財布の中身”から」――片づけが苦手な人は、まず、どこから手をつけたら良いのでしょうか?村上由美さん(以下、村上さん):最初に手をつけるべきところは、財布です。なぜなら財布は、お札やカードなど、入れるモノのサイズがだいたい決まっていて整理しやすいから。ほかにも、スペースが小さいので早く整理が終わって達成感が得やすいというメリットや、毎日使うモノだからこそ、片づけの効果を感じやすいというメリットもあります。――財布って、意外と私の中ではブラックボックスで…。領収書やスタンプなどがどんどんたまってしまい、すぐ散らかってしまうのですが(苦笑)。村上さん:財布の中身は、定期的に見直す必要があります。レシート類などは、最低でも週2回見直したいですね。買い物に行く曜日は、たいていの方がだいたい決まっているものなので、「○曜日と△曜日にやる」というふうに、あらかじめスケジュールに組み込んでしまうと良いですよ。――財布の中身を整理する時のポイントは何でしょう?村上さん:使用頻度を見極めることです。一度、財布の中身を全部出してみて、使用頻度ごとに分けてみましょう。「毎日から週に数回」「週1回~月数回」「1~2カ月に1回」「それ以下」というふうに。そして、使用頻度の高いモノは財布にしまい、それほど使用頻度の高くないモノは財布とは別管理にします。ちなみに、私の財布は、現金と最低限のカード類のみでコンパクトに。保険証や診察券といった、それほど頻繁には使わないカード類は、財布とは違うカード入れで管理しています。カード入れは、1枚ずつ入れられる仕切りがついているものが、探しやすく便利ですよ。――なるほど。使用頻度によって、別管理にしているのですね。村上さん:中身を整理すると、自分にとって選ぶべき財布は、次の3つのどれかになると思います。1. 現金と必要最低限のカード類だけが入るコンパクトな財布。2.現金とカード類のほか、一時的に保管するレシートやクーポン券を入れるポケットがついている財布。3.1.のコンパクトな財布と、頻繁には使わないカード類を入れるカード入れの組み合わせ。ちなみに、私は3.なのですが、どれが正解というのではなく、大切なのは、どれが自分にとって心地良いかを見つけることです。■「財布が終わったら次は?」片づけステップの順番を知る――財布が整理できたら、次はどこでしょうか?村上さん:財布の次は、ポーチです。ポーチは財布と違って、入れるモノのバリエーションが幅広いので、まずは、中に何を入れるかを見極めることから始めます。ポイントは、ポーチの用途を明確にすることです。化粧品だけ入れるのか、化粧品+よく使う小物を入れたいのか、というふうに。ポーチの用途が明確になりにくい場合は、ポーチをバッグから取り出すのはどんな時で、その時何を使っているかを具体的に思い返すと良いでしょう。――モノが決まったら、しまうワケですが、しまい方のポイントは?村上さん:縦に入れることがポイントです。原則的に、モノは立てて入れたほうが中身が見えやすく、出し入れしやすくなります。ですから、内側に仕切りがついているモノがおすすめです。そして、ポーチの次はバッグというふうに、小さなステップアップの積み重ねで、だんだんと片づけの範囲を広げていきましょう。――ちなみに、私はよくバッグの中をごちゃごちゃにしてしまい、すぐに必要なモノが取り出せずに焦ってしまうことが多いのですが…。村上さん:それは、モノの定位置(入れる「場所」)が決まっていないからです。これを解決するために、バッグの中身はまず大きいモノから入れて、モノの定位置を決めましょう。例えば、ノートPCやタブレットを入れれば、自然とバッグの中が2つのゾーンに仕切れますよね? また、小さいモノは、バッグインバッグのような小分けの仕切りを利用して、モノが動かないように入れることがポイント。こうすることで、バッグの中でモノが行方不明になることを防げます。また、入れ方はポーチの時と同様に、立てて入れること。モノが見やすくなり、出し入れもしやすくなります。■家の片づけ「引き出し、棚、箱など小スペース」からスタート――これらの片づけを、家の片づけに応用するにはどうしたらいいのでしょう?村上さん:家に応用する時も、すぐ完結できるような小さなスペースから始めましょう。例えば、引き出しや棚、小さな箱の中、などがおすすめ。「できた!」の達成感を積み上げることが大切です。――引き出し以外に、片づけやすい場所はありますか?村上さん:人にもよりますが…例えば、食品は賞味期限があり捨てる基準が明確なので、片づけやすいかもしれません。でも、食品庫や冷蔵庫全体とするとハードルが高すぎるので、「まずは食品庫のこの棚だけ」とか「冷蔵庫のドアポケットだけ」というふうに、範囲を限定しましょう。そして、だんだんと広げていきます。――小スペースから広げること以外に、片づけにおいて気をつけるべきことはありますか?村上さん:片づけは1回で終わることではない、ということです。よく、片づけが苦手な人は1回片づければそれで全部終わる、と思いがちですが、片づけはずっと続くことなので、むしろ片づいた状態を維持する方が大変です。最初にお話しした財布の整理のように、「場所、量、入れ方」の3つの片づけステップを、いかに日々の生活のルーチンに組み込めるか。片づけ成功の秘訣は、そこにかかっているのだと思います。確かに、どんなにキレイに片づけても、家は片づいたそばから、どんどんと散らかっていくもの。まずは、無理ない小さなスペースから始め、それを日々のルーチンに組み込んで、片づいた状態を維持してみる。そして、少しずつ範囲を広げていくことが大切なのだと教えていただきました。次回は、「片づけが苦手な家族の対処法」ついておうかがいします。参考図書: 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 (講談社)片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった、挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまった一冊。取材・文/まちとこ出版社N
2019年03月01日最近、さまざまな片づけのメソッドが巷にあふれています。「断捨離」に「ときめき」、「ミニマリスト」など…日本の片づけメソッドは、アメリカで一大ブームを引き起こすほどにもなっています。しかし一方で、いろいろなメソッドを試してみたものの、うまくいかなかったという人も多いのではないでしょうか?そんな方におすすめしたいのが、 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 。実は、著者の村上由美さんは片づけの専門家ではありません。本業は言語聴覚士で、主として発達障害や知的障害を持つ子どもたちやその家族を対象に、発達支援の仕事に20年近く従事しています。そんな村上さんもASD(自閉症スペクトラム障害)を持つ発達障害当事者で、発達障害の特性としてよくあげられるように、以前は、本当に片づけが苦手だったそうです。本書には、そんな発達障害当事者ならではの工夫によって編み出された片づけのコツがつまっています。一体どんな方法なのでしょうか? お話をうかがってきました。お話をうかがったのは…村上由美(むらかみ・ゆみ)さん言語聴覚士。上智大学文学部心理学科、国立身体障害者リハビリテーションセンター学院(現・国立障害者リハビリテーションセンター学院)聴能言語専門職員養成課卒業。重症心身障害児施設や自治体などで発達障害児、肢体不自由児の言語聴覚療法や発達相談業務に従事。著書に『アスペルガーの館』(講談社)、『声と話し方のトレーニング』(平凡社新書)、『ことばの発達が気になる子どもの相談室』(明石書店)、『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本』(翔泳社)などがある。■「片付けはしないとダメ?」片付けるメリット、片付けないデメリット――以前の村上さんは、本当に片づけが苦手だったそうですが、どんなことがきっかけで片づけに目覚めたのでしょう?村上由美さん(以下、村上さん): 私は30歳くらいまでは、片づけが大嫌いでした。実家で暮らしていた頃は、床一面にモノを散らかしていて、母によく「片づけなさい!」と怒られましたね(苦笑)。なぜ片づけなかったかと聞かれれば、そもそも、私自身が片づけの必要性を感じていなかったのです。――散らかっている状態でも、村上さん自身には、特に支障はなかったのですね?村上さん:「片づけなさい」と怒られて、嫌な気持ちになることばかりに気をとられてしまって…。でも、さすがに自分自身も薄々わかっているのです。いつかは片づけなくてはならないということは。それで部屋がどうにもならない状況になってから、年に2回くらい重い腰をあげて片づけるワケですが、そういう状況になってからの片づけはものすごく大変で…。とにかく、片づけに対して、ネガティブなイメージしか持てなかったのです。――でも、「このままではマズイ」と、ある時気づいたのですよね?村上さん:私の場合、私が片づけないことで、職場のほかの人が困る事態が発生して…。上司から注意を受けたことがきっかけでした。自分ひとりの問題ならともかく、他人の迷惑になるとわかった時点で、「こりゃ、片づけないとまずいぞ!」となったワケです。――以前の村上さんのように、片づけが苦手な人には、「そもそも、その必要性を感じていない」という人も意外と多いように思います。村上さん:そういう場合は、本人が我に返らないとなかなか難しいと思います。私もそれまで、「片づけ」は自分の好きなことができる時間を犠牲にしてやらなければならないこと、と思っていましたから。まるで、良いことと嫌なことをトレードオフするようなイメージ。で、片づけで得られるメリットと、片づけないままのメリットを比べた時、片づけないままでいるメリットの方が、私の中では大きかったのです。でも、それが一気に逆転して、デメリットが増えてしまったワケ(苦笑)。また、最近よく思うのは、片づけって結局、他人との円滑なコミュニケーションのためでもあると思うのです。――どういう意味でしょうか?村上さん:きちんと片づけていれば、他人に用事を頼めるんですよ。例えば将来、私に介護が必要になった時、ヘルパーさんに「〇〇は△△に入っているからお願いします」と頼めます。ですが、もし家の中が、自分でも何がどこにあるのかわからない状態だったら伝えられませんよね?よく「なんで片づけしなくちゃいけないの?」と嘆く人もいるのですが、片づけって、ゆくゆくは自分のためになるのです。結局、コミュニケーションのためのインフラなのです。■片づけ下手はまず最初に「しまい場所決め」から手をつける――村上さんは片づけの必要性に目覚めたわけですが、30年ほど片づけをしていなかった(?)状態から、どうやって一気に巻き返したのでしょう? 村上さん:いったんスイッチが入ると、ASDならではのモノごとをとことん突き詰める特性が発揮されたのだと思います。まず、「片づけとはどういうことか?」を考え、次に片づけに必要な行動を分析し、「自分がどこでつまずいているからうまくいかないのか?」を洗い出しました。――そこで洗い出された、つまずきとは?村上さん:私がつまずいていたのは、次の3つでした。1.モノの出し入れを面倒に感じていること。2.片づけが苦手なのに「その気になればすぐできる」と自分の能力を過大評価していたこと。3.「そもそも何のために片づけをするのか」をよく理解していなかったこと。いろいろ調べるうちに、自分が片づけをする目的は「仕事と家庭の両立のために、家の中を使いやすくすること」と明確になりました。理由がわかったので、次は具体的な行動に落とし込むスキルを研究しました。――そこで、この本で紹介されている3つのステップを編み出したワケですね?村上さん:片づけに必要なのは、次の3つのステップです。1.場所:目的にあったしまい「場所」を決める。2.量:しまい場所に入りきる「量」を決める。3.しまい方:しまい場所に合った「入れ方」を決める。まず、一番最初に決めるべきは、モノのしまい「場所」です。すぐ出せる場所、簡単にしまえる場所を決めることで、使いやすく散らかりにくくなるからです。次に、「量」を決めます。すでに「場所」が決まっているので、そこに入るだけの量に減らします。最後は、「入れ方」。どう入れると出し入れしやすいか考えます。――まず、はじめに「場所」を決めるのですね? よく言われる「量」の方ではなく?村上さん:まず量を減らそうとすると、モノの「要・不要」を決めることになり、片づけが苦手な人にとっては、なかなかむずかしいのです。判断に迷うばかりで、挫折してしまいがちです。例えば、量を決めるにしても、決められた場所に入りきる量、というような目に見える尺度に沿って進めていく方が、片づけが苦手な人にはわかりやすいのです。ですから、最初に場所を決めることが大事。――村上さんは、この3つのステップで、長年苦手だった片づけが得意になっていったのですね?村上さん:片づけができるようになってから、モノが思った通りの場所にあり、やりたいことがすぐできる生活はなんて快適なんだろう! と感動したくらいです。逆に、「今までの私はどんだけ損していたんだ!? と後悔しきりでしたね(笑)。もちろん、どちらの生活を選ぶかは個人の自由ですが、どちらも経験している私からすると、もう以前の生活には戻りたくない、というのが素直な実感ですね。村上さんに、「片づけはコミュニケーションのためのインフラ」と言われて、妙に納得してしまいました。確かに、介護までは想像できなくても、例えば、自分が病気で寝込んだ時、家の中が片づいていれば親やヘルパーさんに手伝ってもらいやすいですね。さらに、わかりやすくラベリングされていれば、熱に浮かされながら、いちいち人にモノの場所を説明せずにすみそうです。次回は、「片づけが苦手な人はまず何からはじめるべきか?」をテーマに、具体的な片づけ方法をうかがっていきます。参考図書: 『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本』 (講談社)片づけや整理整頓についての本を読んでその通りにやってみたけれど、どうもうまくいかなかったという人、現状を変えたいけれど、どこから手をつければいいのかわからないという人へ。アスペルガー症候群の当事者である著者ならではの工夫によってできあがった、挫折しない「片づけのしくみ」を作るコツがつまった一冊。取材・文/まちとこ出版社N
2019年02月28日6カ月〜活躍まるでマジック!一瞬で片づけ完了play&goのバッグ&マット片づけても片づけても、次から次に新たなおもちゃを出す子どもたち。ひたすら子どものあとを追って、片づけをして一日が終わるなんて日もありますよね。もっと効率的に片づけができたらと考えている方も多いのでは?しかも、おしゃれだったら言うことなしですよね。そんなおいしすぎるアイテムが……あるんです!海外で人気のお片づけバッグ&マット「play&go」。ぜひチェックしてみてください。《 紹介者 》ベビモニスタLIO&LUKAくんママベビモフの連載「着せ替えSNAP☆SNAP」で大人気だった双子のLIO&LUKAくんのママ。2018年、第3子となる男の子を出産。背伸びすることなく、子どもらしさを大事にした育児スタイルが共感を得ています。きっかけは海外のインスタフォロワーさん子どもが散らかす、私が片づける。良くも悪くも感覚がマヒしちゃって、そうすることが当たり前になっていたんです。でも、たまたまインスタでフォローしている海外の方が、「play&goのバッグ&マット」をアップしているのが目に止まって。こんな可愛い便利グッズがあるんだ!と、興奮しました。今でこそ、店舗で取り扱っているところもあるようですが、当時はネットでしか扱っているところがなくて。実物を見ないまま買うには少し高かったのですが、思い切って購入してみました。収納&マットの2in1▼購入はこちらplay&goのバッグ&マット巾着型になったバッグは、広げればそのままプレイマットとしても使えるんです。片づけるときは、両端の紐をキュッと引くだけ。広げてマットの上で遊べば、片づけもラクラク。当時、幼稚園児だった息子たちも、このくらいの片づけならお手のもの。自発的にキュッと片づけをしてくれるようになりました。おもちゃって、大小様々だったり複雑な形をしていたりで、箱のような形が決まった収納に収めるのって意外と大変なんですよね。その点、このplay&goのバッグ&マットなら入れる向きとかも考えず、本当に一瞬で片づけが完了します。おしゃれなデザインがいっぱいplay&goのバッグ&マットの魅力は機能性だけではありません。とにかく、デザインが可愛い!柄も豊富なので、どれにするかかなり迷いました。最近、末っ子のおもちゃも増えてきたので、彼専用のものも仲間入りしました。広げたときのこの白クマが可愛いなと。子どもらしいのにシックなデザインで、リビングに広げていてもインテリアの邪魔になりません。むしろ、おしゃれなアクセントになっています。Text:Kyoko Isobe
2019年01月31日NHK総合テレビ「あさイチ」の“スーパー主婦”シリーズで、“片づけの達人”として大人気の井田典子さん。「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」というシンプルなルールで、数々の片づけが苦手な主婦の悩みを解決してきました。そんな井田さんに今回は、片づけを通して子どもに学んでほしいことについてうかがいました。井田典子(いだのりこ)さん プロフィール整理収納アドバイザー1級・相模友の会(婦人之友の会読者の会)所属。モノの整理が心を整えることを実感して、片づけ依頼を受けるようになった。NHK総合テレビ「あさイチ」などで“片づけの達人”“スーパー主婦”として活躍。うかがうお宅の住人に寄り添った、ていねいな片づけアドバイスに人気が集まっている。■「片づけって楽しいね」ママの気持ちが子どもに伝染――子どもが片づけない! と困っているお母さんは多いと思うのですが、子どもが自分から片づけてくれるような上手なコツはありますか?井田典子さん(以下、井田さん):お母さんが片づけをして、「あ~! すっきりして気持ちいい!」というオーラを出すことです。子どもって、言ったようにはしないけど、見たようにはするもの。だから、「お母さん、片づけして楽しそうだな」と子どもが感じ取ると、子どもも同じようにするようになりますよ。――確かに、お母さんがイライラして片づけていたら、なんだか嫌なことをしているように思えてしまいますよね。「片づけ=お母さんがイライラ」のと「片づけ=お母さんが楽しそう」では、受ける印象がぜんぜん違います。井田さん:これは、私も子どもに気づかされたのですよ。息子が思春期の頃、夜なかなか帰ってこない彼を待ちながら、たまたま引き出しをひとつ片づけていたのです。子どもはなかなか変わってくれないけど、引き出しは小さいスペースなので、目に見えてきれいに変わってくれて、私は知らないうちに癒されていました。そうしたら、それを見ていた一番下の子が「ママ、片づけていると楽しそうだね」と。それで初めて気がついたのです。■片づけへの第一歩は「分ける」訓練から――確かに、お母さんが楽しんでいることは、子どももやってみたくなりますよね。…ただ、それでもなかなか重い腰をあげてくれない子には、どんな声がけをしたらよいのでしょう?井田さん:「片づけなさい」という言葉は、実は、子どもにはわかりにくいのです。よく「机の上を片づけなさい」と言うと、子どもって片側にザザーッと寄せて余白を出そうする(笑)。で、「引き出しを整理しなさい」と言うと、今度は並べ替えをする(笑)。でも、それでは片づけになりません。片づけるということは、「分ける」ことですから。――確かに! ザザッーと寄せて「はい、終わり!」というのは男子に多いパターンです(笑)井田さん:子どもに片づけを身につけさせるのに、良い方法があります。まず、机の上にひもを1本置き、使っているモノをひもの右に、使わないモノを左に置きます(右利きの子の場合。左利きの子の場合は左右反対になる)。これは、モノを分ける訓練になるのです。例えば、引き出しの整理では、まずはモノを全部出します。全部出すことで、自分がどんなモノを持っていたか気づくことができます。その後、ひも1本で先ほどと同じように左右に分けます。分け終わったら、選んだモノをしまっていきます。使わないと判断したモノは違う箱に入れてお母さんが預かるなり、時を見て処分するなりしましょう。これは、私が提唱している「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」の方法です。――「分ける(選ぶ)」って大人でも難しい気がしますが、子どもだけに任せてできるのでしょうか?井田さん:片づけでは、親が「枠」を用意して、その中に入れるものは、子どもに選ばせることが大事です。今の子どもに大切なのは、選ぶ力。選択肢も情報もあふれている世の中で、今、自分にとって何が大事か? ということをしっかり選べる子にならないと、将来、自分の進路にも迷ってしまうことでしょう。そのためにも、片づけはとても良いトレーニング。片づけを「やらなくてはいけないこと」と考えず、子どもを鍛えるチャンスだと思って大事にしてほしいです。――義務ではなく、チャンスなのですね。井田さん:年末年始の長期休みは、とても良いチャンスです。わが家では、長期休みは書類整理をすると決めていて、親は親の書類、子どもは学期でたまったプリント類を、一緒に整理することにしています。子どものたまったテストやノートなどを改めて見返すことによって、子どものがんばりや成長を感じることができますし、普段あまり見ていないお父さんが見れば、きっとお母さんとは違った角度から子どもをほめてくれるでしょう。家族一緒にやると、すごく良いコミュニケーションになりますよ。本来、片づけは、こうしたとても豊かな時間なのです。ぜひ、長期休暇に家族みんなでやってみてくださいね。■「お母さんは万能じゃありません!」時には夫・子どもに頼ってみよう――「片づけが家族の豊かな時間になる」というのは目からウロコでした。…ただ、こうして片づけの良さばかりが強調されると、片づけ下手なお母さんはプレッシャーを感じてしまいそうですが、どうしたらよいのでしょう…?井田さん:片づけには、上手も下手もないのですよ。片づけは「常に更新すること」ですから、昨日より便利になればそれでいいのです。自分は片づけ下手などと決めつけず、わからない&できない時は、家族にSOSを出してみてはどうでしょうか?「お母さん、ここをどう片づけたらいいのかわからないんだけど、いいアイディアある?」というふうに。頼られれば子どもも張り切って考えるので、子どもの考える力を養うこともできますよ。――自分だけでなんとかしようと思うのではなく、家族を頼るのですね。井田さん:お母さんは万能じゃありませんし、万能である必要もありません。逆に、頼って任せるということは、子どもの成長を促す、とても大事なことですから。また、子どもが中高生くらいの難しい時期になったら、スマートフォンで片づけ前の状態を撮って子どもに見せ、「きれいなアフター写真撮って送ってよ」などと誘うと、うまくいくことが多いですよ。写真は客観的に見られるので、気づいていなかった状態もわかるのでおすすめです。――では、逆に、片づけ魔のお母さんはどうでしょう? 子どもの片づけに満足できなかったり、旦那に高度な片づけレベルを要求してしまったりしそうですが…?井田さん:心地よい片づけのラインは、みんな違います。お母さんが完璧な片づけの価値観を家族に押しつけてしまったら、家族は息苦しいのでは? こういう場合は、それぞれテリトリーの責任者をはっきりさせ、自分以外のテリトリーにはあまり口出ししないようにすることが大事。例えば、おもちゃ箱を子どものテリトリーと決めたら、多少お母さんが気に入らない片づけ方をしていても目をつぶる。でも、箱からおもちゃがあふれて共有スペースであるリビングに侵入してきたら、きちんと子どもに箱にしまってもらう、などというふうにしてみてはどうでしょう?――それぞれのテリトリーを決めたら、後はあまり口を出さないというのは、井田さんが繰り返し言われている、「枠」を決めて後は「任せる」ということですね。井田さん:モノを選ぶということは生活の根本で、時間の使い方、お金の使い方、そして心まですべてにつながっています。子どもには、片づけを通して、絶えず自分のことを見直すことで、「今、一番大事なものは何か?」ということを選び取れる人に育ってほしいと思っています。まずは、見えるところを整えることから少しずつ、親子で始めてもらえればうれしいですね。3回にわたり井田さんのお話をうかがってきて、不思議と、未練いっぱいだったヒール靴やクローゼットを占拠していたコート類などを、すっと手放せる気持ちになりました。それは、井田さんが、単に片づけのノウハウだけを教えるのではなく、「私にとって本当に大事なモノは何か?」という心の整理をしてくれたからだと思います。また、「お母さんは万能でなくて当たり前。周囲をどんどん頼りましょう!」という井田さんの言葉には、ホッと肩の力が抜けたような気がしました。いつの間にか私は、子育ても仕事も何もかも…しっかりこなせる強い母でありたい、という価値観に縛られ過ぎてしまっていたような気がします。頼ることでお母さんが楽になり、頼られることで子どもの自立が促される、そんなすてきなサイクルを、ぜひわが家でも作りたいと思いました。参考図書: 『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』 (主婦の友社)井田典子/著 1200円(税別)NHK総合テレビ「あさイチ」でスーパー主婦として活躍中の片づけ達人・井田典子さんが、「モノと時間と心の整理」をテーマに、人生を豊かにするヒントを綴った1冊。まちとこ出版社N
2018年12月16日NHK総合テレビ「あさイチ」の“スーパー主婦”シリーズで、“片づけの達人”として大人気の井田典子さん。「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」というシンプルなルールで、数々の片づけが苦手な主婦の悩みを解決してきました。そんな井田さんに今回は、差し迫った年末年始に、今からできる最低限の大掃除法について教えていただきました。井田典子(いだのりこ)さん プロフィール整理収納アドバイザー1級・相模友の会(婦人之友の会読者の会)所属。モノの整理が心を整えることを実感して、片づけ依頼を受けるようになった。NHK総合テレビ「あさイチ」などで“片づけの達人”“スーパー主婦”として活躍。うかがうお宅の住人に寄り添った、ていねいな片づけアドバイスに人気が集まっている。■年末は「ほどほど掃除」で十分、その理由は?――気がつけば、師走…。年末年始が差し迫ってきましたが、「今から間に合う大掃除法」などという都合の良いアイディアはないものでしょうか…?井田典子さん(以下、井田さん):その前に、そもそも、なぜ大掃除は一年で一番寒くて忙しいこの時期にやるのだと思いますか?――新年という節目をきれいにして迎えるべき! だからでしょうか…?井田さん:確かに日本ではそうですが、欧米では大掃除といえば春に行うものなのです。もともと、冬の暖房器具ですすけた部屋を掃除したのがはじまりだそうで、春の明るい日差しのもとで掃除した方がどれくらいきれいになったかよく見えるし、暖かいほうが汚れも落ちやすいというわけです。確かに、節目である新年は気持ちよく迎えたいものですが、年末年始は多くのお母さんにとって一年で一番忙しい時期。家中すべて大掃除しなくても、ポイントだけ決めて掃除すれば、それで十分だと思います。ちなみに、わが家では、大掃除をできるだけ夏場にシフトしているのですよ。――真逆の季節に!? 大掃除を夏場にシフトした理由は何ですか?井田さん:季節によって、おすすめの掃除があるからです。例えば、油汚れの掃除は、夏がおすすめ。夏の暑い気温を利用して、プラスチックのカードや要らなくなったヘラなどで油汚れをスーッとそぐと、お湯など使わなくても簡単に油がこそげます。換気扇の掃除などは、夏だと冬の半分以下の時間でできるので、わが家では、毎年「海の日」にやると決めています。逆に、これを冬にやろうとすると、寒さで油がカチカチに固まっているので取り除くのが大変なのです。また、水回りの掃除は、秋がおすすめです。なぜなら、秋は一番乾燥した季節だから。みなさん、冬が一番乾燥した季節だと思いがちですが、実は季節で一番カビが生えるのは冬なのです。暖房を家の中でガンガンたくため、結露してしまうから。秋は、クローゼットの奥や押入れの内壁などを、しっかりしぼった雑巾で拭きあげておくと、カビ対策になるのでおすすめします。■年末の掃除はたったこれだけ「窓ガラス、玄関、冷蔵庫」――では、年末のこの時期に、押さえておくべき掃除ポイントってどこなのでしょう?井田さん:玄関と窓ガラスです。お客様の出入りが多い季節なので、玄関はきれいにしておきたいですし、冬の日差しは低いので、窓ガラスの汚れが目立つからです。大掃除がまだの方はあまり詰め込まず、この2か所に絞っても良いのではないでしょうか?ただ、理想を言えば、これら「住」関係の掃除は本格的に寒くなる11月中にすませておくことをおすすめします。そして、12月は「食」の片づけで冷蔵庫を空にしてリセットし、新たにお正月の準備を入れましょう。これらは、遅くてもクリスマスの飾りつけをする前のタイミングで行いたいものですね。――確かに、そのスケジュール感で進行すれば、年末がゆっくり過ごせそうですね。井田さん:やることがいっぱい残っていると、「大晦日までにやらなくては!」と気持ちが焦ってしまいますよね。でも、早めに終わらせておけば、12月にやることが減ってくるので、ゆったりした気持ちで年末年始が迎えられます。ちなみに、わが家では、大晦日は家族で映画を見に行くと決めています。最後にご褒美が待っていると、大掃除も家族みんなでがんばれますよね。■ママが完璧なほど、夫・子どもの家事力は弱体化?――井田さんのお家では、家族みんなで大掃除を分担していたそうですが、家族に上手に協力してもらうためのコツはありますか?井田さん:コツは、「選ばせる」ことです。まず、最初に、お母さんがやるべき掃除の項目を書き出します(写真参照)。そして、「どれがやりたい?」と家族に選ばせます。この時、「これをやってよ」という言葉はNG。押しつけられると主体的に取り組めなくなってしまいますが、自ら選ぶと主体的に取り組めるようになります。そして、自分の担当場所に自分の色のシールを貼り、できたら日付を入れます。この表は、みんなで共有することが大事なので、リビングなど見える場所に貼っておきましょう。――お掃除表を見ていると、旦那さまもずいぶん担当していますね? 初めからこんなに協力的だったのでしょうか?井田さん:いいえ、全然(笑)。夫はもともと、掃除も料理も家事はぜんぜんできなかったのですよ。洗濯物ひとつにしても、ピンチに1カ所ずつ吊るすだけの状態で、まともに干すことができず(苦笑)。料理も、最初は刻んだ肉、刻んだ野菜、ソースというふうに炒める順番に並べ、フライパンを置き、「この順番に炒めたら焼きそばができるから、お昼になったら子どもに食べさせてね」と。そこからはじまったのですよ。――そんな旦那さまがどうやってここまで成長を!?井田さん:どんなにひどいやり方でも、まず、やってくれたことに「ありがとう」と感謝しました。そして、「でも、こういう干し方だと、洗濯物全部にアイロンをかけなければならなくなるから、せめて2点をピンチで止めて干してくれたらうれしいんだけど…」と、「こうしてくれたらうれしい」と具体的に伝えて、少しずつ階段を上ってもらったのです。――階段を上ってもらうのに、上手なコツはありますか?井田さん:コツは、だんだん手を引くことです。例えば、先ほどの料理の例なら、次は刻むところも任せるなど、だんだんと相手に任せる範囲を広げていくのです。そうしているうちに、夫は冷蔵庫の中身を見て料理を作れるほどになり、今では、週末のお昼の料理を担当しているのですよ。――すごいですね! そしてこれは、夫だけでなく子どもに対しても同様ですね?井田さん:お母さんがぜんぶ家事を巻き取っていては、いつまでたってもお母さんはしんどいままですし、夫も子どもも成長してくれません。それに、全部やってあげるのは親切ではなく、相手を弱体化させるだけ。知らず知らずに、相手を何もできない人にしてしまうだけなのです。本来、「できる」ということはとても楽しいことのはず。家事は100点も0点もなく、昨日の自分より上手にできたということが楽しいのですから、もっと楽しんでほしいと思います。片づけを通して、家族みんなが少しずつ家事力をつけてもらえばうれしいですね。「全部やってあげるのは、親切ではなく、相手を弱体化させるだけ」。井田さんのこのお言葉は、2人目出産後、旦那に車の運転を頼りきりになって以来、まったく運転できなくなってしまった、わが身のことと痛感しました。ちなみに、わが家では、ほぼ100%家事は私の担当。このまま夫の弱体化が進んだら…? と想像すると、ちょっと怖い未来が見えてきたので、ここでしっかり変えていこうと誓いました。次回は、片づけを通して子どもに学んでほしいことについておうかがいします。参考図書: 『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』 (主婦の友社)井田典子/著 1200円(税別)NHK総合テレビ「あさイチ」でスーパー主婦として活躍中の片づけ達人・井田典子さんが、「モノと時間と心の整理」をテーマに、人生を豊かにするヒントを綴った1冊。まちとこ出版社N
2018年12月15日