お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史(45)、ココリコの田中直樹(44)、女優の川島海荷(22)が17日、東京・赤坂のTBSで、5月に2週連続で放送されるバラエティ番組『アイ・アム・冒険少年』の収録後に取材に応じた。2014年4月よりレギュラー放送され、レギュラー放送終了後も単発番組として人気を誇る同番組は、地球にあふれる"驚き"を探るバラエティ。5月4日(20:00~22:00)、11日(19:00~22:00)の2週連続で放送される今回も、さまざまな冒険ゲストが世界中でロケに挑み、この日の収録ではロケのVTRを見ながらトークを展開した。収録後の取材では、MCの岡村、田中、川島がそれぞれイチオシのVTRを挙げ、岡村は、タイで巨大エイとキングコブラの捕獲に挑戦した照英のロケを、「凶暴さや太さ、長さ、匂いまで、動物のすべての情報を伝えてくれた。教材になるレベルのレポート力」と絶賛。「そりゃ熱出るわ」と体調不良で収録不参加だったことをいじり、笑いを誘った。田中は、照英と街中で偶然会ったことを明かし、「会った時の笑顔が忘れられない。納得いくロケができて、あとはスタジオを残すのみのタイミングで…。本当にスタジオを楽しみにしているっておっしゃっていたので」とその時の様子を説明。岡村は「伝えたいことがいっぱいあったんでしょうね。明日みんなに伝えられるってなったときに40度の熱が出るって…残念でした」と思いやった。川島は、インスタグラムで日本人最高の30万人のフォロワーを誇る渡辺直美が、オーストラリアでさまざまな動物たちとの2ショット撮影に挑戦したロケをイチオシに選び、「私もインスタをやっているので興味深い」とコメント。田中は、ドローンを自在に操る技術を持つ芸人・谷+1。が、その技術を生かして世界遺産に登録されている絶景を撮影したロケを絶賛し、「歴史的に残っていくような映像が撮れたと思う。素晴らしかった」とたたえた。そのほか、あばれる君と菊池亜美はフィリピンの無人島からの脱出、コロコロチキチキペッパーズのナダルは日本人初となる火口バンジージャンプ、トレンディエンジェルはノルウェーの絶景ポイントでの新ネタ披露に挑戦。ジャングルポケットの斉藤慎二は、南アフリカのサバンナでゾウを相手に体当たりで検証するなど、それぞれ驚きのロケに挑んだ。
2016年04月17日内村光良を中心に個性的なメンバーたちが毎週オムニバスコントを届ける「LIFE!~人生に捧げるコント~」に、新メンバーとして女優の吉田羊が加わることが発表された。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は内村さんが田中直樹(ココリコ)、塚地武雅(ドランクドラゴン)といった芸人たちや、星野源、ムロツヨシらいま旬の顔を率いてコントを行う人気番組で、4月で4年目を迎える。そこに、大河ドラマ「真田丸」に出演予定で、いまや映画・ドラマ・舞台などで活躍中の吉田さんが仲間入り!スタジオコントは初挑戦とのことだが、すでに収録では内村さんらとの息のあった演技を披露したという。吉田さんは「『面白いな』と思って見ていた世界に自分が入ることになり、私でいいのかなという思いと、入ったからには面白いことしたいなという思いと、半分半分でした」と、コントというものへの導入には多少の戸惑いはありながらも、「実際入ってみると、みなさんがさらりと仲間として受け入れてくださったので、安心してお芝居できましたし、またスタッフのみなさんも含めて、面白い瞬間を切り取ろうと緻密に計算して準備してくださっていたので、全力で楽しませていただきました」と、楽しんで収録を行った様子。「番組ファンのみなさんに、新メンバーとして受け入れていただけるよう、精一杯頑張りたいと思います」と抱負を語った。吉田さん登場回は7日(木)だが、2日(土)には「LIFE!4月7日スタートSP」として、過去の名場面のふり返りとともに、新しいセットや衣装の披露、そして吉田さんの初収録にムロさんが潜入リポートを敢行する。「LIFE!」シリーズの永久保存版とも言える放送となりそうだ。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は毎週木曜22時25分~、「LIFE!4月7日スタートSP」は4月2日(土)20時15分~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年04月01日コント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」(NHK)の取材会が3月17日(木)都内で行われ、レギュラーメンバーの内村光良、田中直樹、星野源、ムロツヨシ、塚地武雅が出席した。内村さんを座長として、人生をテーマに送るオムニバスコント番組の新シリーズ。パワーアップした今シリーズは、あっと驚くようなコラボや豪華ゲストを迎え、新キャラクターや新作コントが満載。定時化されて4年目にして初めて1年を通して放送される。内村さんは「1年やるというのはどうなんだ?という不安半分、期待もあって楽しみ半分」と心中を明かしつつも、勝手知ったるメンバーとの撮影を大いに楽しんでいるようで、「打倒、とと姉ちゃん!」と同局で4月から放送する連続テレビ小説「とと姉ちゃん」を引き合いに出して意気込み十分。一方のムロさんは「個人としては3年目に突入。最初の年は出たい!出られた!2年目は力になりたいとか認められるようにと頑張ってきました。3年目はこうして内村さんの隣に立てる喜び」と年を経て変わった想いを打ち明けると、「LIFE!を支えるムロツヨシとして皆さんの前に立っていきたい」とまるで選挙演説のように弁を振るい会場を沸かせた。しかし、そんな番組への熱意を感じさせるムロさんに、内村さんは一言物申す。ムロさんは現在放送中のTBS系ドラマ「悪党たちは千里を走る」で主演を務めており、内村さんは「主演ドラマをされてからお芝居が変わってきた。主演芝居をするようになった」とチクリ。さらに、スタジオ入りも遅れるようになったそうで、「わたしもこないだ5分ほど待たされたので、主演になられると人は変わるのかな」とムロさんの変化に嘆き節。ムロさんは「変わってません。みんなの見る目が変わったんです。ペンを走らせないでください!」と記者に必死に呼びかけていた。この日内村さんは、コント番組が減少してきているテレビ業界の現状についても言及。NHKが本番組を継続させていることについて感謝しつつ、コント番組の普及を願う内村さんは「今後、2016年以降は民放さんもいろんな若手(芸人)の子たちを使って、新進気鋭の血たぎる演出家のもとに番組を作ってくれたらいいと思います」と真摯に語った。コント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」は4月7日(木)22時25分よりNHK 総合テレビにて放送。(鶴見菜美子)
2016年03月17日著書「火花」が第153回芥川龍之介賞を受賞した又吉直樹が、このたび新たにZEROキャスターに加わることが明らかとなった。「ZERO(原点)にかえって、はじめる」「世の中の様々なことをZEROから考え直してみる」をテーマとして掲げる同番組。すでに嵐の櫻井翔や、桐谷美玲らが毎週ZEROキャスターとして活躍しているが、今後、又吉さんは月1回程度のペースで、ZEROに出演することとなる。又吉さんが自ら取材し伝えるのは、「働く」こと。驚きの「職場」、一流の「職人」、最高の「技術」…。さまざまな形で「働く現場」を切り取っていく。又吉さんは東日本大震災5年のテーマで、3月にもZEROに出演予定だが、自身のコーナーへの初回出演は4月28日(木)を予定している。このたびの起用にあたり、又吉さんは「今、日本や世界で起きていることに敏感でありたいです。あらゆる問題に対して簡単に答えを決めず、迷い、悩み、考え抜きたいと思います」と意気込みのコメントを寄せた。また、ZEROのテーマ曲も4月4日(月)から生まれ変わることに!宇多田ヒカルが新たに書き下ろした楽曲が使用されるという。さまざまな分野で才能を見せる又吉さんの、キャスターとしての活躍にも期待したい。「NEWSZERO」は毎週月~木曜23時~放送、毎週金曜23時30分~放送。(text:cinemacafe.net)
2016年03月04日本日2月22日(月)は“猫の日”!そこで、最近の“猫ブーム”の火つけ役ともいえる動物時代劇「猫侍」の最新DVDから、主役のツンデレ白猫・玉之丞を熱演する “あなご”の悶絶必至の萌え写真が到着、さらに現在放送中のスペシャルドラマ「猫侍玉之丞、江戸へ行く」から主題歌「我が道よ2016」のミュージックビデオが解禁となった。人里離れた場所にぽつんとある寺小屋・白玉塾に赴任してきた女教師の美和(山口紗弥加)は、びっくりしていた。子どもたちと一緒に、白猫が授業を受けていたのだ。その猫の名は玉之丞といい、前塾長が拾ってきたのだという。皆から愛され幸せな日々を送っていた玉之丞だったが、ある日、江戸に送る意見書と贈り物が入った箱の中に入り込んでしまったから大変!そのまま箱は飛脚の飛松(田中直樹)の手によって、江戸へと運ばれてしまう…。一方、飛脚の飛松も、びっくりしていた。寺小屋から預かった江戸宛ての荷物が「にゃあ」と鳴いたのだ。箱を開けると、中から白い猫が顔を出した。美和から大事な荷物だと念を押されていた飛松は、飛脚の意地とばかりに、あの手この手で江戸の大名に受け取ってもらおうとするが…。TVから2作の劇場版、そして“玉之丞のルーツ”に迫った今回のスペシャルドラマと、ますます人気を博す「猫侍」。2月24日(水)には、大ヒットを記録したDVD「三匹の玉之丞」「玉之丞ときどき春馬」に続く第3弾で、玉之丞=あなごのありえないほど悶絶な映像を集めた“猫だけ”のスピンオフDVD「猫侍 いやし猫DVD まるっと玉之丞」が発売。今回、その秘蔵写真が、“子猫”時代も含めて一挙に24点到着した。さらに、放送中の「猫侍玉之丞、江戸へ行く」からは、よりアコースティックにアレンジされた主題歌「我が道よ2016」が配信開始となり、そのミュージックビデオにも、飛松役の田中直樹(ココリコ)や美和役の山口紗弥加らとともに大活躍を見せる(?)玉之丞=あなごが登場。寒さを吹き飛ばす、癒しの“猫パワー”で元気を充電してみて。「猫侍玉之丞、江戸へ行く」はtvk、チバテレ、テレ玉など地上波12局ネット、BSフジ、アニマルプラネット、スターキャットほかにて順次放送中。「猫侍 いやし猫DVD まるっと玉之丞」は2月24日(水)より発売開始。(text:cinemacafe.net)
2016年02月22日スペシャルドラマ『猫侍 玉之丞、江戸へ行く』が22日20時から動物・自然専門チャンネル「アニマルプラネット」で放送されることを受け、白猫・玉之丞役の写真が公開された。『猫侍』は2013年10月から12月、2015年4月から6月にドラマ版が放送され、2014年3月と2015年9月に劇場版が公開された人気シリーズ。"百人斬り"と恐れられた北村演じる貧乏コワモテ浪人・斑目久太郎とツンデレ白猫・玉之丞(たまのじょう)コンビの日々が描かれる。スペシャルドラマでは、玉之丞のルーツを描写。「玉之丞が久太郎と出会う前はどんな人生を過ごしてきたのか?」「加賀屋で飼われる前は?」「初めての飼い主は?」といった視聴者から寄せられていた疑問が、物語の中で解き明かされる。主演はココリコ・田中直樹。ヒロインを山口紗弥加が務めるほか、カンニング竹山、ユキリョウイチ、モロ師岡、渡辺哲らが出演する。人里離れた場所にある寺子屋「白玉塾」で、周囲に愛さながら幸せな日々を送っていた玉之丞。ところがある日、江戸の大名に送る意見書と贈り物が入った箱の中に入り込んでしまい、そのまま飛脚の飛松(田中直樹)の手によって江戸へと運ばれてしまう。寺子屋の教師・美和(山口紗弥加)から大事な荷物と聞いていた飛松は、箱から「にゃあ」と聞こえてきてびっくり。あの手この手で大名に受け取ってもらおうと奮闘する。アニマルプラネットでは、2月を「今年も"にゃん"と!猫の月」と題し、猫番組を特集。スペシャルドラマ放送を目前に、22日14時からドラマ版の全12話が一挙放送される。(C)2016「猫侍SP」製作委員会
2016年02月21日2月13日よりWOWOWでスタートする連続ドラマW『きんぴか』(毎週土曜日 22:00~ 全5話 ※第1話無料放送)の完成披露試写会が27日、都内で行われ、中井貴一、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧が出席した。同ドラマは、人気作家の浅田次郎が1992年から1998年にわたって発表した小説『きんぴか』シリーズをドラマ化したもの。金よりも出世よりも筋を通して生きたゆえ、組織に裏切られた3人の悪党にスポットをあて、その無念を見てきた老刑事の下に悪党3人が集結して彼らなりの方法で筋を通そうと行動を開始する、というストーリーとなっている。同ドラマでヤクザ役を演じた中井は「ヤクザをやると同級生から『お前らしい』と言われます。だからヤクザなんでしょうね(笑)。どこか基本的なところは任侠というか、そういうものがあると思います」と明かし、「先輩の高倉健さんや菅原文太さんがやっていたヤクザ映画がなくなり、世の中がエンタメに対して厳しくなっています。刑事ものやお医者さん、恋愛ものが多い中、今回はそういう意味でも挑戦でした」とドラマの意義を強調。政権に反旗を翻した元自衛官役のピエール瀧も「各々の憤りがそれぞれのエピソードにあり、後半になるにつれて各々の世界が一つになります。娯楽のチャンネルで異質なものをご覧いただけるのは非常に僕らも楽しみであります」と作品の出来には自信を見せた。WOWOWのドラマと言えば、三上博史主演の『下町ロケット』(WOWOWでは2011年放送)が昨年TBS系で放送されて高視聴率をマークしたが、ユースケ・サンタマリアは「今回もそうなりますよ。その時はこのキャストでぜひとも!」と関係者にアピールしながら「本当に2、3、映画化、そしてシーズン5、6とライフワークになればいいですね。それぐらい楽しい現場でした」と続編に期待。そんなユースケ・サンタマリアと対照的だったのが中井で、「この2人と共演したのは僕が熱望したキャスティングだったけど、ちょっと失敗したかな(笑)。地上波では佐藤浩市、照英、そしてココリコ田中直樹くんで『きんぴか』が放送されると思うので、その節はよろしくお願いします」と笑顔を見せていた。
2016年01月28日画家の田中千智の個展「田中千智展」が、16年1月29日から2月7日まで東京・渋谷にあるBunkamura1階のギャラリーにて開催される。田中千智は、国内外での多数の展覧会を行う他、小説の表紙や挿絵、舞台や映画のイメージビジュアルなどを手掛ける、近年目覚ましい活躍を見せる画家。果てのない夜や燐光の森、淡くゆらぐ雪の丘、置き去りにされた情景など、黒と白の鮮烈なコントラストによって独自の死生観が描き出された作品は、見る者にセンチメンタルな物語を想起させる。Bunkamuraで開催する2回目の個展となる同展では、未発表の新作を中心に多数の油彩原画を展示・販売。今最も注目される画家のうちのひとりである田中が持つ引力をたっぷりと体感出来る個展となっている。【イベント情報】「田中千智展」会場:Bunkamura Box Gallery住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1F メインロビーフロア会期:16年1月29日~2月7日時間:10:00~19:30(最終日は17:00まで)入場無料
2016年01月06日大晦日の特番として恒例化した「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」のシリーズ「大晦日年越しスペシャル 絶対に笑ってはいけない名探偵24時!」が今年も放送される。12月2日(水)、出演者の「ダウンタウン」松本人志、浜田雅功と、月亭方正、「ココリコ」遠藤章造、田中直樹が記者会見を行い、ネタバレギリギリ発言が飛び出した。恒例の年越しスペシャルも今年で10回目を迎える。昨年の「絶対に笑ってはいけない大脱獄24時!」に引き続き、今年はメンバー全員が“ガースー黒光り探偵事務所”の新人探偵になり、さまざまな笑いのトラップを受けるという内容だ。収録が終わった感想を尋ねられた月亭さんは「10年ですけど、大晦日になってから一番お尻が痛かったです、ほんまに。メンバーには黙ってたんですけど、実は痛み止めを飲んでこのロケに挑んだんです」と明かすと、本当に知らなかったらしい「ダウンタウン」と「ココリコ」は「えっ」と驚きの表情を見せた。だが「痛み止めは頭痛とかには効くけど、お尻には全然効かなくて痛かった」とこぼすと、松本さんが「ちょっとドーピングですよね、われわれ生身やのに」と一蹴。本シリーズでは、あっと驚くスーパースターほか、大晦日にふさわしい豪華ゲストや出演陣の家族などがサプライズ登場することでもおなじみ。遠藤さんは、「毎回すごいゲストの人に出ていただけるんです。今回も誰が出るかは言えないんですけど…、千秋とうちの家族は出てると、これはもう言っておきます。何の驚きもなかったです(笑)」と、元嫁&現家族の出演をほのめかした。ネタバレの内容について、厳しく緘口令が敷かれている様子の会見では「ゲストが言えない」「内容が言えない」となかなか詳細が明かされないながらも、松本さんが巧みに質問をかわす一幕も。仕掛けについて聞かれると、「あまり具体的なことは言うなと言われているので、もしあれでしたら“フライデー”を読んでいただければ。たまに間違ってますけど」などとけむに巻き、さらには「バスに乗るでしょう。ロケ前にいろいろな人たちにバスが気付かれすぎ。あれで探偵ってばれてるし。そこちょっと考えないと」と、今後の課題もにじませていた。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル『絶対に笑ってはいけない名探偵24時!』」は12月31日(木)18時30分~日本テレビ系にて放送。(cinamacafe.net)
2015年12月02日リクルーティング スタジオはこのほど、月間700万アクセスあるスマートフォンアプリ「名字由来net」およびWEBサイト「名字由来net(Web)」から「『田中』さんの都道府県別名字ランキング」を発表した。同ランキングでは、同アプリ・サイトの名字データベースから実世帯が確認できるもののみを集計した。同社によると、「田中」姓は日本全国におよそ134万9,000人が存在し、日本で4番目に多い名字。大阪府、京都府、兵庫県を中心に、西日本各地の都道府県で最も多い名字となっている。西日本が国内における稲作文化の発祥地であるため、田の広がった地形や地名に由来する「田中」姓が多いと考えられているとのこと。県民全体に占める「田中」さんの割合が最も高いのは鳥取県で、県内人口57万8,000人のうち約1万3,300人(2.3%)が「田中」さんであるため、およそ50人に1人が「田中」さんということになる。一方、「田中」さんの住んでいる割合が最も低い都道府県は、人口141万5,000人中およそ1,300人(0.09%)が「田中」さんの沖縄県となった。「田中」さんが1位となった都道府県出身の有名人には、兵庫県伊丹市出身でニューヨークヤンキース所属の「田中将大(たなかまさひろ)」投手がいる。また、なでしこジャパンのDF「田中明日菜(たなかあすな)」選手や、お笑い芸人の「田中直樹(たなかなおき)」さんも大阪府出身。女優「田中美佐子(たなかみさこ)」さんは島根県隠岐郡出身となっている。「田中」さんのルーツは、大和国高市郡発祥の田中直(あたい)の末裔(まつえい)とみられている。その語源は、田の中や耕作のための田居の語から。小さな村が構成されると、地名として「田中」ができたとされている。四方の田を管理、占有した勢力者が「田中」を名乗り、「田中」姓が全国に広まっていったと考えられている。また、「たなか」の別の漢字の名字としては「多仲」さん(全国におよそ10人)や「田仲」さん(およそ9,200人)などがいる。詳細は、「名字由来net(Web)」にて公開されている。
2015年12月01日大晦日恒例の人気番組「ガキの使いやあらへんで!!大晦日スペシャル」が、今年はなんと10年目。「絶対に笑ってはいけない名探偵24時!」と題して、新人探偵に扮した「ダウンタウン」の松本人志と浜田雅功、月亭方正、「ココリコ」の遠藤章造と田中直樹のおなじみメンバーが、超大物芸能人によるゲストとの対面や訓練など、さまざまな抱腹絶倒の活動を行い、今年も予想のはるか上を行く笑いのトラップに襲われていることが分かった。今回のテーマは、ズバリ名探偵!“ガースー黒光り探偵事務所”を舞台に、さまざまな探偵活動(?)を行うものの、どんなことが起こっても“絶対に笑ってはいけない”彼らが、数々仕掛けられた強力な笑いのトラップに、いかにして笑うことなく、お仕置きを回避できるのかが見どころとなる。先日、関東近県のとある研修施設と野球グランドを貸し切り、総スタッフ約400名、参加したエキストラは延べ110名、CCDカメラ170台という、壮大なロケを敢行した本作は、ロケ地一帯だけ雨になるという不運もあった中、無事、長時間に及ぶロケが終了したばかり。例年通り、蝶野正洋、板尾創路といった常連ゲストはもちろん、「笑ってはいけない」初登場となる誰もが驚くスーパースターほか、大晦日にふさわしい豪華ゲストやメンバーの身内(家族)も仕掛け人として参加し、彼らをまたもや笑いの地獄に引きずり込む!まずは、探偵になったメンバーが、事務所に向かうバスの道中。いきなり、あの超人気女優が○秘キャラで登場!?さらに、あの名作アニメドラマが再現されたり、タイムスリップしてきた2人組がひと騒動を巻き起こす。また、ガースー黒光り探偵事務所に到着し、待機部屋に通されるも、いきなり待ち構える数々のトラップ!恒例の引出しネタも登場する。さらに、10年目を記念して、今年はスペシャルゲストも超豪華。初登場のあの超大物有名芸能人がキツーイ挨拶でお出迎え!そして探偵たちが、基礎体力を鍛えるために参加した特別訓練では、恐怖のお仕置き鬼たちが四方八方から襲いかかる!このコーナーには、これまでバラエティには出たことがないというあの有名若手俳優まで参戦、過去最上級のお仕置きを執行する。そのほか、超有名番組に潜入捜査でまさかの2人組に遭遇したり、探偵役でお馴染みの大物俳優も参加した報告会は大荒れに!?“笑ってはいけない”に加えて、今回も“驚いてはいけない”タイムがさらにパワーアッする。あっと驚く超大物から、日本テレビのドラマ主演の人気女優や、今年活躍した芸人たちが、強力な笑いの刺客として登場し、過去最大級の“笑いのトラップ”を仕掛ける今回。5人は笑いの無間地獄から無事、生還できるのか?大晦日の前に、2014年の「(罰)絶対に笑ってはいけない大脱獄24時」をDVDで復習しておくのもいいかも!?<キャストコメント>■松本人志(ダウンタウン)ここで終わった気になるんですけど…この後、スタジオ収録があるんですよ。それが終わるまでは、終わりじゃないですからね!!■浜田雅功(ダウンタウン)スタッフとの信頼関係は既になくしているんですけど、今回は不信感をさらに抱く結果となりました…。■月亭方正お尻を叩かれた回数は一番多くはないと思うんですけど、いままでで一番今年がお尻痛いです。■遠藤章造(ココリコ)スタートからまさかまさかのことが例年以上にあり、ハラハラドキドキすることが多すぎて…ほんとうに大変でした。■田中直樹(ココリコ)10回目の大晦日を飾るにふさわしいサプライズいっぱいあったなと。無事に研修を終えることが出来てよかったです。<大友有一番組プロデューサーコメント>今回は名探偵という、今まで数々のキヤラクターが生まれた役どころを選び、色々なドラマや映画をヒントに、笑いの舞台を考えてきました。ゲストも豪華で自信作です。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!大晦日年越しスペシャル『絶対に笑ってはいけない名探偵24時!』」は12月31日(木)18:30~日本テレビ系にて放送。「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!」 Blu-ray&DVD第21弾「(罰)絶対に笑ってはいけない大脱獄24時」は12月2日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2015年11月17日ほっこりした笑いがちりばめられた作風で知られる西加奈子さんと、プロのお笑い芸人である又吉直樹さん。お互いに“笑いのツボが似ている”というおふたりにとっての笑いとは?笑うこと、笑われることへの優しさがあふれる対談が実現!***西:又吉さんとは、最初はイベントでお会いして。私が『炎上する君』という短編集を出した時に帯コメントをお願いしたんですよね。又吉:それがきっかけでお会いするようになって、最初はすごく質問されたんです。興味を持って聞いてくださっているのかなと思ったけれど、だんだん、研究されてんのかなと思えてきまして…。西:つい聞いてまうねん(笑)。「今なんでそれ言ったん?」「今、最後に言ったやつは、最初から頭の中にあったん?」とか。又吉:「最初から頭にあって、はやく言いたいと思いながら喋ってました」と言ったら「ほう…」って。西:だって又吉さんは、どうしたら思いつくんだろうってことを言うから。又吉さんの笑いには2種類あると思うねん。ひとつは、例えば小学校の授業中に校庭に犬が入ってきて興奮する、という思い出みたいな笑い。それって、うちの世代にとっては「あるある」やん?でも、そんなこと人に言われるまで思い出さないでしょう?又吉さんは「ああ、そういうことあった!」って思い出させて、私の中の体温をあげてくれるの。もうひとつは、私の体の中にはまったくなかった熱が、隕石が落ちたようにバーン!と入ってくるような笑い。又吉さんが、どちらの笑いも持っていることにおののいてしまう。又吉:自分ではあまり分からないですね。「こうなったらこうなる」とは考えずに、「こんなんあったら面白いな」とは思うんですけど。西:又吉さんは自分はどっちもできまっせ、みたいに気取ってないでしょう。超フラット。帯コメントをお願いしたのは、そんな人が、もしも自分の本を「面白い」と言ってくれたら、すごく自信になるなって思ったから。又吉さん、昔、「優しい人は必ず面白いです」って言ってましたよね。又吉:言ったかもしれません。西:その時は、すぐには分からなかった。「面白い人は優しい」なら分かる。誰かを楽しませようって気持ちは美しいし、誰かに笑われてもいいっていうのは、心が大きいことだし。その逆が分からなかったけれど、今は分かる。又吉さんは絶対にスカさないし、どんな無茶なことや寒いことを言われても「そうですね」と受け入れてますよね。又吉:ああ、それだけは決めているかもしれないです。自分たちがMCをする番組に後輩が来ると、めっちゃ緊張して訳の分かんないこと言い出す奴がいっぱいおるんです。その時に「何言うてんねん」とは言わず、一回そいつの言葉を信じて、質問していくんです。それでおもろなる時があります。西:おもろなくなる時もあるでしょう?又吉:そん時は、みんなでおもろない方向に突っ走っている1~2分がおもろなっているというか。それが芸人としていいのかは分からないですけれど。「芸人やったら笑われんと笑かせ」とは、先輩たちが言うてきた言葉ですけれど、僕はあまり気にしいひんというか。西:『火花』にもそういう話がありましたよね。又吉:そう、自分の小説に書いた時、先輩から批判されるかなと思ってたんです。でも、木村祐一さんがいろんな芸人さんたちにインタビューした映画が京都国際映画祭で上映されたんですが、そのタイトルが『ワレワレハワラワレタイ』なんです。むっちゃいいタイトルだと思って。木村さんに話したら、「俺も先輩に怒られるかと思ったけれど、でもみんなの話を聞いていて、そう思ってん」って。嬉しかったですね。西:人から笑われたいって、めっちゃ懐深いことだと思う。又吉:自分が笑っていたいんです。人が笑っているのを見るのは嬉しいですし。◇にし・かなこ 1977年、テヘラン生まれ、大阪府育ち。’04年に『あおい』でデビュー。『通天閣』で織田作之助賞、『ふくわらい』で河合隼雄物語賞、『サラバ!』で直木賞受賞。◇またよし・なおき 1980年、大阪府生まれ。芥川賞作品「火花」の、俳優・堤真一による朗読CDが発売中。2016年春にはNETFLIXでのドラマ『火花』が配信スタート予定。※『anan』2015年11月18日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)取材、文・瀧井朝世
2015年11月12日「あなたのご飯見せて下さい」でおなじみの、毎週月~金曜の午前11時45分より放送中のテレビ東京「昼めし旅」。本日10月17日(土)は、「昼めし旅SP全国のごちそう島を直撃!」と題した本土を飛び出して“ごちそうだらけ” の日本各地の島々を訪問する旅が、3回目のスペシャルで初めてゴールデンタイムに進出。MCを務める田中直樹(ココリコ)と、ゲストの萬田久子からコメントが到着した。ニッポンの「リアルなご飯」にスポットを当て、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉に、その土地ならではのお昼ご飯を紹介していく「昼めし旅」。行き当たりばったりの旅だからこそ出会える、「素朴な人々」と「ご当地家庭めし」が魅力となっており、2014年5月の番組開始から、およそ1,800もの「ご当地家庭めし」を調査してきた番組ならではの「極上家庭めし」の数々は必見。今回のスペシャルでは、周りを海に囲まれた大小約6,800もの島からなる島国ニッポンだからこそ、その島独自の歴史、文化、そして、ごはんがある!ということで、本土を飛び出し、全国の5つの「ごちそうだらけの島」へ。「南海キャンディーズ」のしずちゃんら有名人が、島を訪れ「あなたのご飯を見せて下さい」と直撃する。まず、しずちゃんが訪れるのは、大分県・保戸島。明治時代からマグロ漁で栄え、3~4階建てのマグロ御殿が密集する日本のナポリともいわれる。現在はマグロ漁船も少なくなり、近海の漁で生計を立てている住人が多いが、この島でしずちゃんが出会ったのは、男を待つのが当たり前というある女性…。そして、マグロ漁船に代々伝わる甘~くとろける絶品漁師めしとは!?また、具志堅用高は長崎県・対馬へ。出会ったのは、親子三代でアナゴ漁師をする一家。対馬のアナゴはおなかが黄金色に輝き、東京・築地でも最高級とされている。原生林が残る島で幻の黄金色に輝くアナゴには、具志堅さんも仰天!そんな家族のご飯で出会ったのは、なんと昭和天皇もおかわりされたという対馬ソウルフード、○○○だった!?さらに、スギちゃんは国立公園にも指定され、隠岐牛が有名な島根県・隠岐の島へ。世界から観光客が訪れ、絶景島といわれているが、隠岐牛にたどり着く前に、過ぎチャンが港で出会ったものとは!?東京のジャングルと呼ばれ、青い海、原生林、火山の島である三宅島へは、藤岡弘、が訪問。出会ったのは、77歳の男性。イキナリ海に飛び出し、〇〇〇年も受け継がれる、古代漁へ!さらに、“火山を利用してやれ!”という豪快なウマ味凝縮のご飯めしも登場する。そして、北海道・焼尻島を訪れるのは伊吹吾郎。そこには日本のスコットランドとも言うべき広大な土地で放牧された羊が。フランス人垂涎のA3ランクの超高級「プレ・サレ」の日本版とも称される極上羊が育つ、その楽園の秘密とは!?第1回目のスペシャルからMCを担当する田中さんは、「毎回、どのご当地めしもグランプリを決めるのが本当に難しいですね」とコメント。「今回は5つの島が出てくるのですが、それぞれ島特有の食べ物が出てくると思うので、その違いが面白いなと思いました。皆さんの中でのグランプリを考えながら見ていただければと思います」と語っている。また、同じく第1回目のスペシャルから続けてスタジオゲスト出演を果たしている萬田さんも「やっぱり美味しいものを食べると幸せを感じますよね。だから番組に出てくれる おじいちゃん、おばあちゃんたちも長生きなのだと思います。『昼めし旅』は日本の色んな良さを見せてくれます。島の方が『何にもないんだ』とおっしゃいますが、私たちからすれば『いえいえ、たくさんあります!』ですよね」。さらに、出身地・大阪の「ご当地家庭めし」の「どて焼き」を紹介し、「牛スジ肉とこんにゃくを味噌と酒、砂糖で甘辛く煮込みます。これはいまも作りますし、和歌山出身の母は『めはり寿司』をよく作ってくれました」とコメントを寄せた。おいしいごはんを通して見えてくる、ご当地の生活やそこに暮らす人の温かさにも癒されてみて。「昼めし旅SP全国のごちそう島を直撃!『あなたのご飯見せて下さい』おらが村の田舎めしグランプリ!3」は10月17日(土)よりテレビ東京にて18時30分~放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月17日「カバチタレ!」「極悪がんぼ」などで知られる、田島隆による司法書士漫画の新シリーズを田中圭主演で映画化する『劇場版 びったれ!!!』。このほど、田中さん始め、ライバル弁護士役の山本耕史や黒幕の実父役・竹中直人らも登場する、待望の予告編映像が公開となった。本作は、「お人好しで頼りないシングルファーザー」「切れ者の司法書士」「元・極道」という3つの顔を持つ伊武努(田中圭)が、理不尽な目にあう庶民を助けるべく奮闘する痛快・裏リーガルドラマの劇場版。かつては暴力団組織の金バッヂ、狂犬と恐れられた伊武は、いまでは極道から足を洗い、司法書士となって亡き姉の娘・かりん(岩崎未来)を男手一つで育てている。ドラマ最終話で無事に娘を取り戻し、平和な生活に戻ったかのように思えたが、幼稚園のパパ友はまたも不当解雇に怯え、大事な補助者・杉山(森カンナ)の実家は不正な取引で立ち退きを迫られ、かりんまで人質にとられてしまう…。テレビドラマ放送時にも好評を博し、満を持して映画化となった本作。「カバチタレ!」「極悪がんぼ」などを手がけてきた田島隆による同名漫画が原作となるだけに、1つ1つのエピソードがとにかくリアル。今回の劇場版も、田島さん自身初のオリジナル脚本を共同執筆し、全面監修した。予告編映像では、さまざまな困難に直面する伊武(田中さん) 、それを支える杉山(森さん)が登場。田中さんは、元・極道の姿からメガネ男子のシングルファーザー、そして司法書士と見事に演じ分けている。さらに、法律家でありながら「法は人間を救ってなんかくれない」と宣戦布告をするライバル弁護士・霧浦(山本さん)、そして裏から操る伊武の実の父・制覇 (竹中さん)が、伊武の前に立ちはだかる。かりんや杉山、善良な市井の人々を守るため、義理と人情の“たんかを切る”田中さん演じる伊武の姿を、まずは予告編から確かめてみて。『劇場版 びったれ!!!』は11月7日(土)よりバルト11ほか広島にて先行上映、11月28日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月07日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が3日、都内で行われたトークバラエティ番組『ラジオな2人 リレー』の制作発表会に、相方の綾部祐二らとともに出席した。『ラジオな2人』は、人気とトークの実力を兼ね揃え、個々での活躍の場も広げているよしもと芸人たちコンビで登場するトークバラエティで、コンビでの出演だからこそ実現する独特のはっちゃけトークを展開。パワーアップした『ラジオな2人 リレー』では、ゲストコンビが毎回登場し、2組でトークリレーを繰り広げることになった。パワーアップ前の番組で又吉は、バースデー企画で綾部はセッティングした合コンで3人の女性と会ったことをMCから紹介され、進展を聞かれると「その中の1人と約束をしてご飯を食べに行きました。素敵な方でした」と告白、綾部は「番組公認でやっているので、(又吉)先生には、食事に行った場合は報告をくださいと言ったんですけど、報告せずにガチでご飯を食べに行くという(笑)」と暴露し、会場を沸かせた。その後の進展は何もないという又吉は、報道陣から更なる追及を受けると「一見ギャルっぽいんですけど、しっかりお仕事をされている人でしたね」と明かし、次に会う予定はまだ立ってていないそうで、このままフェイドアウトするのではと質問が飛ぶと「なんて言っていいか分からないですけど、つながりはありますよ」と示唆的な発言。そんな又吉は、綾部について「コーナータイトルを言ったあとに、綾部さんがいつも変顔をしてくれるんですよ。最初は楽しいやつだと思っていたんですけど、最近分かったんですけど、たぶんクセなんですよ。それが分かってからすごく怖くなってきた」と、ストレスを感じていることを明かし、「これは1人では抱えきれないので、(ゲストコンビの)皆さんと共有したい」とパワーアップ後の番組を寄せた。トークバラエティ『ラジオな2人 リレー』は、全国無料のBSテレビ局・Dlifeにて10月4日(日)より毎週日曜日(23:55~)に放送。このほか、同会見にはブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)、千鳥(大悟、ノブ)、ハリセンボン(近藤春菜、箕輪はるか)も出席した。
2015年09月04日お笑い芸人として初の快挙となる芥川賞を受賞したピースの又吉直樹が、フジテレビにて放送される「ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015」にて、芥川賞受賞後初のドラマ出演、さらに自身初となるホラー作品への出演を飾ることが明らかとなった。1999年に放送スタートし、フジテレビ夏の風物詩となっているオムニバス形式のリアルホラードラマ「ほんとにあった怖い話(通称:ほん怖)」。本番組では、日本中から届いた本当に起きた心霊現象や不思議な体験を忠実にドラマで再現、恐怖VTRを見た「SMAP」の稲垣吾郎をナビゲータとした“ほん怖クラブ”のメンバーたちがスタジオで怖さを吹き飛ばすおまじないを唱えるのが定番となっている。又吉さんは、アパートで同じフロアに住む家族の秘密を描き、日常に潜む不可思議で怖い体験を描いた作品「つきあたりの家族」に出演。「“ほんとにあった怖い話”のシリーズは好きですね。(過去の作品も)よく見ていて、怖いものもあったり、あったかいものもあったりで好きだったので、この話が決まってうれしかったです」と初出演の喜びを口にした。芥川賞作家としてのドラマ出演は、「きれぎれ」(’11)で第123回芥川賞を受賞した町田康が「いま何待ち?」(2002年10月~2003年3月放送)に出演して以来となる。作家としての次回作にも注目が集まる又吉さんだが、ホラー作品への挑戦について話が及ぶと「ホラーは特殊な技術がいるということは聞いていて、そう簡単に書けるものではないことも分かってるんですけど、怖いものは割と好きなので、一回書いてみたいですね」と意欲をにじませた。“Jホラーの父”と呼ばれる鶴田法男監督が繰り出すリアリティーあふれる演出と、又吉さんや、玉森裕太(Kis-My-Ft2)を始めとする豪華俳優陣の出演による恐怖実話が見どころの「ほん怖」。「季節的にも(怖い話は)最高ですし、やっぱり怖い話を見て涼むっていうのもいいですし、不思議な話は家族で見てもひとりで見てもどこかワクワクするような魅力がありますし。期待して見ていただきたいと思います」と語る又吉さんが本編で体験する恐怖とは?寝苦しい夜が続くこの夏の、涼しいひとときとなりそうだ。「ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015」は8月29日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月12日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が6月27日(土)、東京・台場で行われたフジテレビ深夜アニメ「乱歩奇譚 GAME of Laplace」の先行試写会に出席した。長編デビュー小説「火花」が芥川賞にノミネートされるなど“文豪芸人”として話題の又吉さんは、脚本への興味を聞かれると「脚本は難しいと思うし、やりたくない」と即答で否定。それでも「何の責任もなくて絶対にやらなアカンと言われたら『面白くない日常』というタイトルで、事件も何も起こらない普通の日常を書いてみたい。誰も見ないと思うけれど」とリアリズム重視の内容を妄想していた。同作は、没後50年となる作家・江戸川乱歩の持つ幻想的な世界観をアニメーション化。中学校で発生した教師バラバラ殺人事件の捜査に訪れた探偵・アケチの助手に名乗り出たコバヤシ少年が、数々の奇怪な事件に遭遇していく。初回は名作「人間椅子」にインスパイアされたミステリーが展開する。「人間椅子」を原作にしたショートフィルムを製作したことがある程の乱歩ファンという又吉さんは「今回のアニメ版は、原作の設定は一緒だけれど至る所で使い方が違う。耽美的という気持ち悪さが面白いし、登場人物にも惹かれるキャラクターが沢山いて、原作を知っていると『そういう角度できたか』と思うはず」と太鼓判。中性的に描かれるコバヤシ少年については「僕はアニメをほとんど見ないので知らないんですけれど、あれを“男の娘(オトコノコ)”って言うんですか……。勉強になりました」と衝撃を受けていた。また番組プロデューサーから直々に、同番組の“乱歩奇譚クラブ宣伝部長”に任命され、「僕で良ければぜひ!」と二つ返事で引き受けた又吉さんだったが、客席からの拍手がないのを気にしてか「皆さんが『お前か!?』みたいな感じになっているのが気になる」と静かに傷ついていた。フジテレビ深夜アニメ「乱歩奇譚 GAME of Laplace」は、7月2日24:55スタート。(text:cinemacafe.net)
2015年06月27日タレントで作家の又吉直樹が6月20日(土)、都内の書店で「芸人と俳人」(集英社)の刊行記念イベントを行った。又吉さんは著書「火花」が今年上半期の芥川賞候補となったばかり。多くの報道陣が駆けつけるなか、7月16日(木)の発表を前に心境を語った。芥川賞といえば、純文学作家の登竜門として国内で最も注目を集める文学賞。「うれしいですけど…不安もあります」といまの率直な思いを語り、「受賞するしないというよりは、(審査員に)どう読んでもらえるかという期待と怖さがある」と緊張しきり。それでも「いままで好きになった作家さんが、芥川賞に選ばれることも多いので…」と静かに闘志を燃やしていた。実は芥川賞候補になるには、主催の日本文学振興会から意思確認があるそうで、「正直、聞きなれない名前だったので、移動中にお電話をいただいたときは、何かしでかして、偉い人に怒られるんじゃないかと思った」のだとか。又吉さんの俳句入門として、2012年10月号からスタートさせた「すばる」でのコラム連載「ササる俳句 笑う俳句」をまとめた「芸人と俳人」。気鋭の俳人・堀本裕樹さんに弟子入りし、徐々に俳句の面白さに開眼する過程を追い、独自のセンスを生かした20句を超える実作俳句や、書き下ろしエッセイを収録している。「学生時代から興味があって、句集を買うのも好きでした。難しい句もあり『理解したいな』とずっと思っていた。基本的なルールを覚えればすごく楽しいですよ」(又吉さん)、「優秀な生徒さん。吸収が早いし、読書家でボキャブラリーが多いから、(俳句を詠むとき)役に立っているはず」(堀本さん)と良き師弟ぶりを披露していた。「芸人と俳人」は発売中。(text:cinemacafe.net)
2015年06月20日●適切なセキュリティと現場の利便性を両立させた「TerioCloud」○「大判図面をタブレットで快適に扱いたい!」現場の現場の切実な要望にセイコーアイ・インフォテックが応える製造業や建設業の現場では多くの図面を扱う。図面の大きさはさまざまだが、家電製品から自動車・航空産業、ビルや大規模プラントなどの建設現場で扱う図面はA0からA2版の大判図面を大量に扱うことになる。かつては手書き図面を青焼きコピーして配布されていた紙図面は、CADや大判プリンターの普及によって、手軽に高精細な紙図面を利用できるようになった。しかし、紙図面にはいくつもの問題がある。コピーが容易で情報漏洩につながりやすいこと、大量の紙図面はかさ張るので持ち運びに不便なだけでなく、書庫などの保管スペースが必要なこと、設計変更や図面への追記といった情報をリアルタイムに共有しづらいことなどが代表的な問題だ。これを解決する手法として、図面をデジタル化しようという動きが進んでいる。閲覧者やコピーを制限することで情報流出に備えることができるし、紙に比べれば圧倒的に情報の共有もしやすい。2010年にiPadが初めて登場した時、今後はデジタル図面が現場でも活用されるチャンスだと誰もが考えたはずだ。しかし実際には、それほどタブレット端末でのデジタル図面の活用は進んでいない。「図面をPDF化するということ自体は多くの企業が取り入れているのですが、原図を正確に再現できないとか、大判図面データは重くて現場での閲覧に支障があるということから、あまり積極的に活用されていません」と語るのは、セイコーアイ・インフォテック 企画営業部 ソリューション推進担当の田中直樹氏だ。セイコーアイ・インフォテックは精密なプリントのできる大判プリンターメーカーとして、40年以上に渡り国内外の製造業や建設業ユーザーに製品やサービスを提供してきた。その中で図面を扱うプロの厳しい要求に応えて開発を進めていく中で、紙図面に替わるデジタル図面の必要性を痛切に感じ、その解決についても取り組んできたという。「デジタル図面の活用にはいくつかの課題があるとされていました。最近はクラウド上で共有化するという選択肢がありますが、機密データである設計図をクラウド上に置くことには抵抗を感じるお客様も多くいらっしゃいます。デジタル図面のセキュリティを確保しつつ、現場の利便性は損ないたくないという要求への答えとしてTerioCloud(テリオクラウド)というサービスをご提供することになったのです」と田中氏は語った。○正確なデジタル図面を作成し、オンプレミス&クラウドで活用「TerioCloud」は、クラウドという言葉が名称に入っているが、オンプレミスでも利用できるという特性を持っている。製造業や建設業の要求を熟知したセイコーアイ・インフォテックが提供するクラウドサービスを活用してもよし、ユーザーが保有するオンプレミス環境で運用してもよし、というフレキシブルなソリューションだ。機能的な特徴は、前述した課題に正面から応えたものとなっている。「TerioCloud」であつかえるファイルフォーマットはTIFFやPDFだけでなくCADデータ(DWG、DXF、JWW)にも対応している。これらのCADデータをテリオクラウド(もしくはオンプレミス)サーバーでPDFに自動変換するのだが、このサーバーで作成されたPDF図面はCADデータ通りの線幅や線分の長さ保持しているという。セイコーアイ・インフォテックならではのノウハウを駆使して紙図面同等の正確なデジタル図面が作成できるのが最大の特長だ。その正確さは、タブレット画面においてもアプリで指定した縮尺通りに表示できるので、紙図面と同じようにタブレットに三角スケールをあてて寸法を計測できるのだ。また、ビューワーアプリの中に電子スケールを表示して縦横斜めの方向を自在に計測することもできるのだ。クラウドでもオンプレミスでも、図面管理システムそのものを「TerioCloud」に移行する必要はない。現場で使う必要のある、現在進行形の図面だけをPCからアップロードし、現場の担当者がタブレットに必要な図面のみダウンロードして利用する。ここで重要になるのが、このタブレットから図面をメールに添付して送信したり、取り出したりすることはできないようになっているので、ダブレットの紛失や不正利用によるセキュリティ面での問題もクリアできるのだ。●大判デジタル図面のスムーズに閲覧だけでない「TerioCloud」のメリット○デジタル図面への書き込みや写真リンクで業務を大幅に効率化図面のデジタル化にかかわる課題を解決するだけでなく、利便性も追求している。特に紙図面から転換することで便利になるのは、情報の共有と報告書の作成だろう。情報共有は、図面に書き込んだものの共有という形で行える。指やタッチペンを使って手書き文字を書き込めるだけでなく、円や矩形を描いての塗りつぶしや、テキストの入力といった図面への修正やコメントに必要な機能が一通り揃っている。「検査・点検業務での利用を想定し日付とチェックマークを1タップで付けられる機能もあります。しかも1つのデジタル図面を複数のタブレット端末にダウンロードし、複数人で1フロア内を分担検査した後に、全員のチェック結果を統合することも可能です」と田中氏。そのほかにも手書き文字を書き込んだり円や矩形を描く・塗りつぶす、といった図面への加筆修正に必要な機能が一通り揃っているのだ。また、書き込みはリアルタイムで共有する必要はなく、後からアップロードすれば良いので地下や海上などの劣悪な通信環境下でも利用できる。また、書き込み1つずつにも誰が行なったものなのかの情報が付属するため、作業者を明確にしたい時にも便利だ。図面を修正しアップロードする際に、共有しているユーザーへ更新情報をメールで通知する機能も用意されている。「図面そのものをメール添付することはできませんが、修正された図面を急いで確認して欲しい、という利用シーンを想定し、高いセキュリティを保ちながらもっと便利に簡単に、ということを追求しました」と田中氏は語る。このセキュリティを確保しつつより便利にしたいという考えは、報告書作成機能にも反映されている。図面に現場写真を添付した報告書を作成する時、従来はデジタルカメラで撮影した現場写真を帰社後により分け、コメントを追記して整理する必要があった。しかし「TerioCloud」ではタブレット内蔵のカメラで撮影した現場写真を、その場で図面にリンクできるだけでなく、その写真に対しての書き込みも可能だ。更に、その現場写真を一覧として取り出し、撮影日時などを自動反映させた形で報告書化できるのだ。「作業者の意見を反映した機能として、写真に書き込んだメモ情報の表示・非表示を選択できようにしました。現場から帰社した後、数時間かかっていた編集作業がわずか数分で完了できるようになった!とお客様からはお褒めの言葉をいただくことも多いです。今後はカスタマイズした報告書フォーマットのご要望にもお応えできるようにして行きたいですね」と田中氏は語った。○点検業務の効率化や標準化に貢献「TerioCloud」は大判デジタル図面をスムーズに閲覧し、書き込み等を共有できるソリューションだ。その中で、主に製造業のお客様を担当しているのが、セイコーアイ・インフォテックのデジタル図面営業課リーダーの茂呂勝美氏だ。「あるお客様では、プラントのメンテナンスのような非常に大きな建造物に対する検査業務時に、A2サイズの紙図面を200~400枚綴じたファイルを持ち歩いていたのですが、これがタブレット1台に置き換えられた事例があります」と茂呂氏。製造業以外でも、建造物や電気・ガスなどを点検するために大判紙図面を大量に持ち歩く必要があるメンテナンスサービス業界でも「TerioCloud」が採用されているそうだ。また、そうした検査業務の標準化や効率化にも貢献している。「部品の入荷チェック等の作業にあたって、確認すべきポイントなどを図面にあらかじめ書き込んでおくことで、個人差によるチェック品質のばらつきを防止できるだけでなく、転記ミスなどによる事故もなくなり作業効率が大きく向上しました。一冊しかない紙図面ファイルを誰かが持ち出している場合、その業務が進められない、というような問題も「TerioCloud」を利用していただければ問題を解決できるケースも多いのではないか」と茂呂氏は現場での実例を交えて熱く語る。セイコーアイ・インフォテックは長年に渡り大判プリンターメーカーとして、大判図面に対するノウハウを培ってきた。現場で必要とされている機能だけでなく「現場で働く作業者の感覚」をよく知っている。そんな同社だからこそ、建設業ではクラウドを活用したデジタル図面利用はだいぶ進んできているが、製造業ではなかなかクラウドの利用が進んでいない状況を鑑み、オンプレミスでの利用も可能にした。このあたりは、メリットのゴリ押しをしがちなベンダとひと味違うところだ。共生してきた業界に寄り添う姿勢がかいまみられる。「iPad登場時から期待されてきたデジタル図面の活用ですが、Windowsタブレットのバリエーションが増えたことで活用の幅も広がりました。大判図面が原寸表示できる大型タッチディスプレイと組み合わせて会議等で利用する方法もあれば、ポケットから取り出したiPhoneで図面を確認することもできます。iOS向けにもWindows向けにも同じインターフェイスで利用できるアプリを無償提供していますから、使いやすいデバイスを現場で使っていただけます」と茂呂氏。「TerioCloud」はデータの保存容量とアカウント数で課金する方式を採用しており、アプリ自体は無償配布されている。また、クラウド版を3カ月無料で利用できる体験サービスも提供中だ。○DMSでは実際の使い心地を体験可能!6月24日から開催されるDMS東京では、セイコーアイ・インフォテックのブースで「TerioCloud」の展示が行なわれる予定だ。実際にタブレットで図面を表示したスムーズさなどが体験できる。図面のデジタル化を検討している企業や、デジタル図面の安全で便利な活用に興味を持っている企業にはぜひ触ってみて欲しい。
2015年06月16日2015年シーズンのJ1が、いよいよ3月7日に開幕する。初めてJ1の舞台に立つ松本山雅FCの精神的支柱・DF田中隼磨は、永遠にその背中を追いかけ続ける故・松田直樹さんの魂を引き継ぎ、経験の少ない仲間に伝えながら、J1のピッチで体現していく決意を固めている。○初めてのJ1で求められる松田さんの意志パソコン内に収めてあるデータのなかには、消去するのが忍びないものが少なくない。4年前の夏。急性心筋梗塞に倒れ、34歳の若さで天国へ旅立った松田さんを生前にインタビューしたときの音声データもそのひとつだ。取材当時は横浜F・マリノスでプレーしていた松田さんは、自身のサッカー人生をこう振り返っていた。「相手にビビったり、相手に名前負けして試合に臨んだりしたことは一度もないですね。アトランタオリンピックでブラジル代表に勝ったときもそうでした。これは自分の誇りでもあるんです」。故人が貫き通した気概が、初体験のJ1に挑む松本山雅FCにも求められる。現時点の所属メンバーで、J1を経験している選手は数人しかいない。その一人である32歳の田中は、いまこそ松田さんの意志を実践すべきだと力を込める。「アトランタのブラジル戦は、僕もテレビで見ていました。もちろん経験は必要だけど、あの試合で見せていた姿勢や気持ちといったものがすごく大事なんです。J1が初めてという仲間が大勢いるけど、ひるむことなく、相手をリスペクトして戦えばJ1でも絶対に結果を出せる。名前負けするとか、そういうことを考えるレベルにはまだ到達していないチームなので」。○若手にあえて厳しい言葉を投げかける理由名古屋グランパスから契約を更新しないと告げられた2013年シーズンのオフ。J1で通算355試合に出場した田中のもとには複数のオファーが届いた。田中はあえてJ2の松本山雅FCを選んだ。生まれ育った長野県松本市に誕生したJクラブであることと、理由がもうひとつあった。マリノス時代にプロの生きざまを教えてくれた松田さんが「絶対にJ1へ導く」という壮大な志を抱き、移籍したクラブが当時JFLだった松本山雅FCだった。「僕自身、若いころはマリノスでマツ(松田)さんをはじめとする偉大な選手の背中を見ながら、いろいろなものを教わった。同じように山雅のチームメイトたちに、経験や厳しさを伝えていかないといけない」。松田さんは時に怒りを前面に押し出しながら、若手を忌憚(きたん)なく叱咤(しった)激励した。故人の役割を担うと決めた田中は、まだ道半ばと真剣な表情で打ち明ける。「本当に死に物狂いで戦わないとJ1では結果を残せない。その意味では、ぬるま湯につかっている選手がまだ多い。ただサッカーをしているだけの選手や、僕の気持ちが伝わらない選手はプロとしてまだ甘い。厳しい言い方になりますけど、そういうことに対して平気でいられるところが僕は許せないんです」。○背負った「3」番に秘められた覚悟と故人の魂田中自身も覚悟を決めて移籍した。松田さんが死去した後は空き番となっていた背番号「3」を、松田さんの家族の後押しもあって引き継いだ。「山雅の『3』は特別な背番号だし、マツさんの魂や気持ちを抱いて戦わなければ背負う資格はないとも思ってきた。『3』をつけることでいろいろな人の想いや願いを背負いましたけど、だからといってこの番号が重たいとは一度も思いませんでした」。昨年5月のジュビロ磐田戦で右ひざ半月板損傷の大けがを負った。痛みとチーム状態を鑑みた結果、首脳陣以外にはひた隠しにして試合に出場することを決めた。豊富な運動量で右サイドを支配し、正確なクロスと1対1における強さでチームけん引した。11月1日のアビスパ福岡戦で勝利し、悲願のJ1昇格を決めるまで全39試合に先発フル出場した。「天国の松田さんに笑われたくない」―。この一念が174cm、64kgの体を支えた。「昇格を決めた次の日から、今シーズンの開幕へ向けてリハビリを積んできました。開幕前の合宿でもフルメニューで練習してきたので問題ありません」。2月21日に日産スタジアムで行われたマリノスとのプレシーズンマッチ。0対0で迎えた試合終了間際に生まれた決勝点の起点となったのは、攻撃参加した田中が送ったクロスだった。○天国から見守る松田さんに認めてもらうためにこのオフにチーム得点王のFW船山貴之(現川崎フロンターレ)、堅守を支えた犬飼智也(現清水エスパルス)と多々良敦斗(現ベガルタ仙台)の両DFが抜けたが、戦い方は変わらない。マリノス戦のように土俵際で踏ん張り続けて、最後にうっちゃる。「走れない選手は使わない」と宣言し、猛練習を課してきた3年間でチームを屈指のハードワーク軍団に変貌させた反町康治監督は不敵に笑う。「外から見ると鈍臭く映るかもしれませんけど、我々はずっと真剣な思いとともにサッカーに取り組んできましたから」。指揮官の青写真をピッチ上で体現する役目も担う田中は、マリノス戦後にこう語っている。「この程度じゃマツさんは褒めてくれない。もっと、もっと熱いプレーをして認めてもらわないと」。誰よりもサッカーを愛し、究極の負けず嫌いを自任していた松田さん。パソコン内には、声を大にしてこう宣言している音声データが残っている。「サッカーが大好きというヤツには、絶対に負けたくないんですよ」。どちらがサッカーを好きなのか――。競い合う機会は永遠に訪れなくなったが、だからこそ田中は1分1秒を無駄にすることなく突っ走ると心に誓っている。「僕自身もサッカーに対する思いは強い。すべてをピッチの上で表現していきたい」。時の流れとともに、松田さんの薫陶(くんとう)を直接受けた松本山雅FCの選手は3人となった。それでも彼らと、そして田中を介して故人の魂は引き継がれる。2015年3月7日。豊田スタジアムで午後2時にキックオフを迎える古巣グランパス戦から、田中と松本山雅FCの新たな歴史が幕を開ける。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2015年03月05日12月22日(月)から28日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!で上演されるリーディングドラマ『Re:(アールイー)』。開幕に先がけて、出演する原田泰造、小池栄子がコメントを寄せた。【チケット情報はこちら】同作はTVドラマ『斉藤さん』シリーズなどの脚本も担当し、豊かな会話劇でヒット作品を手掛ける劇作家・演出家の土田英生が書き下ろす朗読劇。10年にわたる男女ふたりの愛をメールのやりとりで綴っていくストーリー。ふたりのコメントは以下。■原田泰造朗読劇に出演するのは初めてなのですが、決まったときからずっと「27日、どうしよう…」と(笑)。緊張しちゃいますね。自分が緊張して舞台に立っている様子も、きっとやってる最中も緊張してるって思うんだろうな、というのも想像がつくんだけど、またそれが楽しみですね。今回、リハーサルは1回だけ、最初と最後の部分を合わせたのですが、早く全部をやってみたいと思いました。楽しみです、すごく。栄ちゃんは付き合いも長いですからね、まじめだし、役柄にぴったりだと思いました。以前この作品に出演をしたことのあるチュートリアルの徳井君に「今回僕もやるんだけど」って話をしたら、「大丈夫ですよ、お客さんが空気を作ってくれるから」と言われました。いい話ですよね、台本を最初に読んだ時に、感動して泣いてしまいました。ちゃんと『Re:(アール・イー)』の物語世界が、伝えられたらいいなと、そのプレッシャーを感じています。■小池栄子この戯曲を初めて読んだ時は、素直なふたりの感情のぶつかり合いに心洗われる感じがして気持ちよかったし、メールのやりとりで、こんな風に会うところまで辿り着くという事が、自分には経験がないので面白いと思いました。実際にリハーサルをやってみて、きっと本番でお客様が劇場に入ったら、全然違う空気になるんだろうなと思いました。”今メールを書いている”という感じで読むのであれば、事前にはあまり読み込まない方が良いのかなとも思いますし….緊張しますね(笑)。過去に、別の男女の朗読劇をやらせて頂いた時に、舞台上の二人で創っているだけではなく、お客様にすごく押し上げて頂いたところがあったので、今回も、ちゃんとお客様の空気を感じ取って、流れが創れたらと思います。それは当日じゃないと分からない、一番の楽しみです。泰造さんは凄く信頼してます。いつかお芝居をしっかりやりたいと思っていた先輩なので今回こういった形でご一緒できて、ただただ嬉しいなと。私は泰造さんの声が好きですし、優しい方だから役柄の誠実なイメージに合うな、と思って読んでいました。朗読ですし、目を瞑って聞いていても伝わるよう、色々な事を想像して見てもらえたらいいなと思います。長さも1時間半なので、物語性がちゃんと感じられるように、飽きずに見て頂けるよう頑張ります。同作はふたりのほかにも、田中直樹・三倉茉奈、石井一孝・朝海ひかるペアが日替わりで出演。チケットは発売中。
2014年12月19日2012年3月にスタートして以来、様々な男女の組み合わせで開催されてきたリーディングドラマ『Re:(アールイー)』。この12月、Session5として新たに3組のコンビがあるカップルの恋模様を描き出す。今回はそのうちのひと組、リハーサルを行ったばかりの田中直樹(ココリコ)、三倉茉奈と、作・演出の土田英生に話を聞いた。リーディングドラマ「Re:」 Session5 チケット情報1通の間違いメールで出会ったふたり。彼らはいつしか恋に落ち、共に時間を重ねてゆく――。『Re:』はあるカップルの10年間をメールのやりとりで紡ぐ物語だ。「心情がとってもリアルなんです。このふたりの恋愛は絵に描いたような、王子様とお姫様のラブストーリーじゃない。オフィスで隣の席の子が経験しているような恋愛。そして自分にも心当たりのある後悔やすれ違いがたくさん織り込まれているんです」と物語への思いを語るのは、元々この作品のファンだったという三倉。「脚本を読んでいると、10年という時を経る感覚が体にすっと入ってくる。ノンフィクションのような作品です」と田中も言葉を続ける。一方、この作品を生み出した土田は「今まで70本くらい脚本を書いていますけど、『抱きしめたい』なんてセリフが出てくるのはこの話だけ」と笑わせる。最初に脚本を書くにあたり、「自分が過去にやりとりしたメールを読み返してみた。すると、相当恥ずかしいことを書いていたりするものなんですよね」。自身の経験も糧にして生み出された王道のラブストーリーは、回を重ねるごとにマイナーチェンジを繰り返し、よりシンプルに観客に届くよう、変化を遂げているのだという。リハーサルを終えて「家でひとりで読んでいるのとはやっぱり全く違う。ふたりで作っていくものなんだと思いました」と三倉。そんな三倉に「リハーサルではぐいぐい引っ張ってもらった」という田中は「次はもう本番なので、緊張がすごい。でもきっといいライブ感でやれると思います」と話す。たった一度のリハーサルで本番を迎えるのは今シリーズ共通の決まりごとなのだとか。「目指す形があるのだとしたら、それなりに稽古を重ねて作ったほうがいい。でもこの作品は毎回同じものを作るのではなく、演じる人たちをそのまま出してもらうのが一番いいんです」と土田。「3組とも回の公演が全部違うものになりそう。その方がきっと面白い」という三倉に「まさに一期一会ですね」と田中。土田もリハーサルを見て「笑いの間を知る田中さんと、感情を言葉に乗せる三倉さんは理想のカップル」と確信を持ったという。今回は田中×三倉ペア以外にも原田泰造×小池栄子、石井一孝×朝海ひかるという組み合わせが挑むが、おそらくどれも全く違う、それぞれに魅力的なカップルが浮かび上がることだろう。公演は12月22日(月)から28日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて。田中×三倉ペアは初日の12月22日(月)昼夜公演に登場する。なお、明日12月3日(水)ニッポン放送「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」(午前11:30~13:00)に三倉茉奈が出演する。取材・文/釣木文恵
2014年12月02日(画像はプレスリリースより)田中道子!炭酸美容液のイメージキャラクターとして登場!銀座・イマージュ化粧品は「ミスワールド2013」で日本グランプリ受賞者『田中道子』さんを、炭酸美容液 D.スプラッシュ・ラベッラのイメージキャラクターに起用した。この美容液はアットコスメの口コミ ランキングで見事1位になった、新しい感覚の炭酸美容液。炭酸の濃厚な泡による血行の育成効果により、体内から輝く美しい素肌へと導いてくれるアイテムだ。近年アンチエイジングが人気の中で、炭酸コスメによるケアは、現在熱い視線をあびている美容方法の一つであるという。また『田中道子』さんが採用された理由の一つは、炭酸が持っている“炭酸と美肌の強さ”のイメージと、『田中道子』さんの健康的な美しい素肌と、世界クラスのすばらしいスタイルがピッタリとマッチしたからだという。田中道子さんについて1989年生まれで静岡県出身。「ミスワールド2013」で日本グランプリを受賞した。特技はスポーツやピアノ、ダンスなど。さらに小学館の「美的」および「GINGER」(出版社:幻冬舎)のレギュラーモデルや、「2011ミス ユニバース ジャパン」で第3位を受賞している。またタレントとして、今後を期待されている。【参考】・株式会社アーク プレスリリース (PR TIMES)・銀座・イマージュ化粧品・炭酸美容液 D.スプラッシュ・ラベッラ・田中道子オフィシャルブログ
2014年10月15日毎回豪華共演で話題を集めるリーディングドラマ『Re:』の「Session 5」の上演が決定した。5度目となる今回は、ココリコの田中直樹と三倉茉奈、ネプチューンの原田泰造と小池栄子、人気ミュージカル俳優の石井一孝と元宝塚雪組トップスター朝海ひかるの3組が日替わりで出演。ネプチューン原田は朗読劇初挑戦となる。舞台をはじめTVドラマ『斉藤さん』シリーズなどの脚本も担当し、豊かな会話劇でヒット作品を手掛ける劇作家・演出家の土田英生が書き下ろす朗読劇で、10年にわたる男女ふたりの愛をメールのやりとりで綴っていく。ある日届いた間違いメールから始まったふたりの関係。ある時は行き違い、ある時は惹かれ合い、ある時はいたわり合い……。長きにわたるふたりの関係、その心の機微を時にポップに、時に切なく描いていく。公演は12月22日(月)から東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!にて。チケットの一般発売は11月22日(土)を予定。■リーディングドラマ『Re:』12月22日(月)15時/19時田中直樹(ココリコ)×三倉茉奈12月27日(土)14時/18時原田泰造×小池栄子12月28日(日)14時/18時石井一孝×朝海ひかる
2014年10月07日昨年大ヒットしたテレビドラマ『半沢直樹』シリーズ。その主人公は銀行員だが、大ヒットした理由としては、銀行という保守的なイメージが強い組織の中で、上司の圧力などを恐れず、自ら信じる正義を貫く姿に多くの視聴者が共感したことが挙げられるだろう。そこで思ったのが、日本初めての"ネット銀行"となったジャパンネット銀行を立ち上げるのに参画した銀行員たちのことだ。同行を設立した、当時のさくら銀行(現三井住友銀行)の立ち上げメンバーたちは、金融監督庁(現金融庁)との折衝や新銀行の方向性を巡っての銀行内での議論など、多くの困難と闘って新銀行を立ち上げたのではないか、という事だった。そこで、その立ち上げメンバーの一人で、現在ジャパンネット銀行の社長を務めている小村充広氏にインタビューさせていただくことにした。○ネット銀行設立というアイデアはどこから?――どういうきっかけで、新しい銀行をつくろうということになったのですか?当時のさくら銀行の岡田頭取が中心となり、新たな銀行のビジネスモデルを作ろうということになりました。従来のビジネスモデルにこだわらない特に個人向けの利便性の高いサービスということで、最終的には"三本の矢"ではないですが、ネット銀行、コンビニATM、消費者ローン、この3つをやっていこうと。ネット銀行については、ジャパンネット銀行という形で実現し、ローンに関してはアットローンという消費者ローンの専用会社をつくり、今はSMBCコンシューマーファイナンスという会社になっています。また、コンビニATMは、@BΛNKとしてam/pmの店舗にATMを出すということで実現しました。15年ほど前にスタートした企画が、現在では3つとも世の中に認知されています。――その"三本の矢"は、新たな収益源を求めて企画されたのですか?新しい銀行のビジネスモデルとして、お客様のニーズに合致して、かつ我々の収益源にもなるものということで企画されました。――そういう新しいビジネスモデルをつくろうという構想の中で、ネット銀行もその一つとしてあったということですね。小村社長はかなりアイディアマンでいらしたそうですが、もともとはマーケティングの部署にいらっしゃったんですか。商品開発やマーケティングが長く、預金商品の開発や、金利の自由化の対応、コールセンター、チャネルの開発などをやっていました。その後、総合企画部というところに行き、新銀行のモデルを作る新規事業を担当していました。○コンビニのような銀行を目指すため"ネット専業"を主張――ネット銀行をつくるにあたっては、専業にするかどうかという議論があったとお聞きしましたが、小村さんはどういう意見をお持ちだったのでしょうか?さくら銀行(現三井住友銀行)の中でネットバンキングをやってもよかったのですが…石田さんは、銀行の窓口って、最近だといつ行かれましたか?――最近、家を買ったときぐらいなので3年前ですね。そのときに、いろいろ借りるときの手続きで、1カ月の間、かなり頻繁に行ったことがあるのですが、そのほかはほとんど行ってないですね。行きたくて行くところではないですよね。しょうがなく行くところ。――そうかもしれないですね。行きたくないんです、銀行なんて。待たされるし、3時までしか開いていないし。一般の大勢の方にとって、本当に便利なのは銀行に行かなくて済むことですよね。――そうですね、確かに。お金をおろさなければいけないときは仕方がなくATMに行くけれど。ある意味、コンビニみたいな銀行を目指した方がいいのではないかと思ったわけです。――いつでも、どこでもですか。そう、いつでも、どこでも。さくら銀行(現三井住友銀行)の中で、インターネットバンキングサービスをするというよりも、コンビニのように特化した方が日常的な利便性を提供できるのではないかと。そういった利便性や、手軽さを提供するには、あえて専業で絞った方がいいし、加えてシステムも、これはコンビニでいうところの配送システムや店舗運営になるかと思いますが、百貨店のいろんな商品を扱っている仕組みと、コンビニのような限定された商品を置いているシステムとは、やはり後者のシステムのほうが柔軟性や早さを実現できます。いろんな商品を扱っている銀行の基幹システムではなくて、24時間、365日動いて、しかも柔軟で、開発するときも、ローコストでできるということを実現するためには専業の方がいいと思ったのです。――コンビニのような銀行をつくろうと思われたわけですね。そうですね。一生に1回しかないような住宅ローンというのは、メガバンクにお願いして、我々は日々の生活に必要なバンキングサービスを提供すればいいのではないかと。――銀行というところは保守的というイメージがあるのですが、小村社長が専業のネット銀行をつくろうと主張した際、社内的な壁はありましたか?意外とそうでもなかったですよ。もちろん、当然ながら法律は守らないといけないし、お客様あってのことですので、お客様に迷惑をかけてはいけないし、銀行としての道徳もありますが、そういったことさえ守ればやりたいことはできました。ただ、銀行に限らないと思いますが、打率って2割あれば十分なんです。サラリーマン社会だと、バットを振らないで見送り三振になってアンパイアに文句言う人がいるでしょう。でも文句を言う前に、まずバットを振ろうよと。イチローではないので打率3割5分なんて打てるわけがないのです。そのかわり、ボールを振ってはだめだし、あるいは大振りばっかりしていてもだめですけれども、まずバットを振るということと、打率は2割あったらいいと、そう思っています。ただし、8割の失敗の部分については、出血を抑えるためにはどうすればいいかをきちんと考えておかなければいけません。――ヒットを打つにはどうすればいいのでしょうか?社内を説得できるような材料を揃え、お客様のニーズをきちんと把握し、法律上の問題もクリアして、収益が一定程度は見込めて、という条件がそろえば、文句のつけようはないと思います。○新銀行設立にあたっての、金融監督庁(現金融庁)とのやり取りとは?――小村社長は、新しいネット専業銀行にはどういうビジョンを持っていらっしゃったのでしょうか?コンビニのような銀行を目指していましたので、預金、無担保ローン、決済、この3点でよく使ってもらえる銀行というビジョンを持っていました。――2000年10月に開業に至ったわけですが、新しい銀行を作るということで、金融監督庁(現金融庁)との折衝は大変でしたか?銀行免許ですか。――はい。新しい銀行をつくる上で、どの辺が金融監督庁(現金融庁)を説得させないといけない点だったのでしょうか?一つは、ネット専業銀行の社会的意義ということだと思います。――その辺は金融庁の人は理解してくれましたか。話していくうちにご理解はいただけるようになりました。――法的なクリアしなければいけない、免許をとるためにどんなものが求められるのでしょうか。行政側としては、社会的意義のほか、消費者に迷惑をかけずにメリットを与えるという点を重視していました。インターネットもまだその当時はダイヤルアップでしたし、iモードも文字ばかりの白黒でしたから、インターネット特有のリスクということに関し、どういう手段を用意しているのかということに尽きたのではないですかね。インターネットにはどういうリスクが潜在的にあるのか。それに対してどういう手を打つのか。もちろん、通常の銀行のリスク管理、コンプライアンス、市場リスク管理、オペレーショナルリスクなど、そういった点は、我々はさくら銀行(現三井住友銀行)から学ぶなり、専門家を連れてくるなりすればできるので。――初めてというところで、リスクを考えるのもそうだし、対策を考えるのも、想像力がかなり必要ですね。インターネットの、潜在的、顕在化しているリスクを銀行サービスに置き換えて、ではどういう手を打つのかということを、我々自身が考えなければいけなかったということですね。新しいイノベーションには付きものですよね、それは。恐らく、日本の銀行ではジャパンネット銀行が初めて、開業から預金通帳というものをなくしたのです。預金通帳をお持ちですか?――妻が持っていますが、私は持っていないです。要らないでしょう。――要らないです。細かいことを言うと、預金通帳をなくしたらどんなリスクがあるんだという、そういうことも含めて考えました。どこもやったことがないから。――確かに、預金通帳をなくすことでどんなリスクがあるのでしょう。紙に記載されたものがないので、電子的にサーバーに保管するとか、そんな感じで対策するものですか。一つは相続で困るのではないかと。これまでだと、誰かが亡くなったときには引き出しの中から預金通帳が出てきて、預金があったことに家族が気づいて銀行に電話しますよね。それをどうするんだとかね。――それらの対策はどうなんですか。僕は預金通帳をなくしたかったのです。お客様の利便性からしてもコストからしても。ただそういった相続などの懸念の対策として、キャッシュカードは全員に配ることにしました。また、スターターキットに綴じ込み用紙のようなものをつくって、ATMから出てきた紙を綴じておくことができる、それで代用していこうということにしました。――スターターキットの綴じ込み用紙は誰も使っていないかもしれないですね。ただ、そういう対策は必要だったわけですね。当時は必要だった。ただ今みたいにネットが当たり前になってくると、利用する側のほうが対策を考えますからね。いまや預金通帳に限らず、旅行でも飛行機のチケットはeチケットを使いますよね。――そういう形で免許をとるために金融庁当局と議論を重ねていったわけなんですね。議論というよりも、新しいことをやろうと思うと、リスクを自分たちの責任において考えなければいけないということです。A、B、Cというリスクが考えられるけれども、Aに対してはこういう手を打とう、Bに対してはこういう手を打とうと、説明してご理解していただくということです。――金融監督庁の人も、これどうなの、これどうなのということはあったのでしょうけれども。本当に支店がなくて大丈夫なんですかとか。大阪になくていいのかとか、そういう心配事がいっぱい出てくるわけですよ。――本当に支店がなくて大丈夫かというのは、どう答えられたのですか。支店がないのがウリですし、逆にいうと何で支店が必要なんですかと。――人が来なくていい銀行なのに、支店はいりませんと。行かないのに作っても仕方がないですよね。電話とメールとインターネットで十分事足りるんです。その分ローコストにして、お客様の手数料を安くとか、金利をよくということで還元していくことが、ある意味でネット専業銀行の社会的意義ですので、支店をいっぱい作ったら意味がなくなってしまいますよね。――今おっしゃっているような形で、ひとつひとつクリアしていかれたわけですね。前例がないものを、銀行のような組織の中でやるというのはかなり大変だったとご推察しますが、今の小村さんの感じだと楽しんでやってらっしゃったのかなという感じもするのですが。壁があるのは、金融庁、金融監督庁に限らず、どんなものでも壁はありますよね。それを乗り越えないと何も始まらないですね。○真正面から突破するのではなく、人間力で明るく突破――壁を突破する人間力というか、そういうのが必要なわけですね。人間力ではないですけど、明るいほうがいいかもしれないですね。壁がありますでしょう。この壁をどうやって突破しようかと思うときに、あまり真正面から行ってもしょうがないので、横から行ってみようとか、走りぬけようかとか、地下を掘ってみようとか、そういうふうに思う人のほうがいいかもしれないですね。真正面から突破しようとしていたらくたびれるし、楽しくないでしょう。――晴れて開業となった後ですが、いろいろな記事などを見ると、最初は銀行口座の開設がばっと上がったけれども、途中で停滞した時期もあったということですが。最初はテレビコマーシャルも含めて広告を出しました。お客様も珍しさもあって口座開設してくださったのですが、だんだん下火になってきまして、いろいろやっても空振りばかりで当たらなくて。そこでわかってきたのが、ネットの社会では自分で自分を勧めてもだめだということ。ジャパンネット銀行が、「ジャパンネット銀行はいいですよ」と言ってもなかなかお客様の背中を押すことにはならないのです。――自分で自分の背中を押せない。自分で自分のことをPRしてもよくなくて、第三者がジャパンネット銀行はいいよと言ってくれるほうがとても効果があるんです。自分たちが広告を出してもあまり信用してくれない、効果が薄い。やはりファクトがないとだめです。便利とか、安いとか、そういうファクトがあって、第三者がいいよと言ってくれることが重要です。2001年にヤフーオークションのオフィシャルバンクになり、それがいろいろなネットの掲示板に出て、広まっていきました。――当初は広告を打ったりされていたけれども、ネットの世界は違うと。ネットのマーケティングには、ファクトと、口コミ、連携が必要だということですね。さっきの答えと一緒ですが、銀行は言ってみれば裏方です。銀行のホームページって、見ますか?――見ないです。見ないですよね。株とか、外貨預金なんかは面白いかもしれないけれども、定期預金なんて見ても金利は変わらないんだから面白くないでしょう。車好きな人はトヨタのホームページを見ていたら楽しいし、ヤフーのホームページを見ていたら面白い、楽天だって面白い。だけど、銀行のホームページを楽しんで見る人は少ないと思います。――そうかもしれないですね。あくまで主役は消費であって、ネットでショッピングをするとか、オークションをするとか、公営競技の投票をするというのが主役なのです。そして、極力意識することなく便利に決済ができるというほうがお客様にとってはいいわけです。だから主役とどう提携するかというのが大切でした。オークションや公営競技で提携して、そこに便利な決済スキーム、あまり意識しないでも決済できるような仕組みを提供すれば、おのずとジャパンネット銀行の口座が必要になるし、そうなるようにしてきました。オレがオレが、ではなくて、こすったら出てくるくらいでちょうどいいのです。○主戦場はネット、ジャパンネット銀行の責務――昨年社長となられてまた一層ネット銀行とのかかわりがかなり深くなられたわけですが、今後のビジョンをお聞かせいただいてもよろしいですか。やり切れていないです。それこそ、メガバンクのインターネットバンキングサービスとネット専業銀行の違いは何ですかということを聞かれた場合に、細かいところは説明できます。ですが、一般のお客様がネット専業銀行とは何なのかと認識するレベルにまではいっていないんです。たとえば、みなさんはスーパーとコンビニの違いをご存知です。スーパーとはこんなもので、コンビニとはこんなものだとご自分で定義づけていますね。まだそこまでいっていないです。新規参入銀行の中でも僕は2種類あると思っています。メガバンクがネット専業銀行をつくるのと、銀行業界以外の企業が銀行をつくるのとでは意味、目的が違うんです。メガバンクがネット専業銀行をつくるのは、ネット市場に進出するためにつくっているのです。ネットユーザーを取り込もうとしてつくっているのです。だからあくまで主戦場はネットです。他業種から参入された企業は、恐らく銀行業に参入するために形態として選んだということでしょう。ジャパンネット銀行はメガバンクがつくったネット専業銀行で、僕らはコンビニになりたいわけです。スーパーや百貨店になったら意味がないのですね。なので、純粋なネット専業銀行という意味で、僕は、いつでもどこでも誰でも、ということが必要だと思っています。そして、それをやるのはネット専業銀行というより、ジャパンネット銀行の責務だと思います。――やはり、パイオニアとしての自負ですね。本日はありがとうございました。
2014年02月06日合コン相手や友達から紹介された人など…初対面の男性と向かい合って座ったとき、相手のどこを見ますか?20~40代の女性に「男性と話すときに見るのはどこ?」と聞いたところ、最も多かったのは「目」で次が「口」でした。・「話してるときは目を見ます。目を見れば、相手がこっちの話に興味を持ってるかどうかわかるから。」(34歳蟹座)・「目と口元。笑ったときに口角が上がるか、目は笑ってるかを観察します。」(28歳天秤座)・「唇の形や歯並びが気になる。あと、ツメをきちんと切っているかも見ますね。」(41歳蠍座)その他には「鼻」や「眉毛」、「髪型」、「全体のバランス」なんて意見もありました。ヒゲやモミアゲがあれば、そっちも気になりそうですけどね。でも、実は大事なあのパーツに注目している人はあまりいないことが判明しました。見れば一瞬にして相手の性格がわかるというパーツ…それは“あご”!“池袋の母”として知られる人気占い師・渚犂帆(なぎさりほ)さんいわく、「あごは意志の形がそのまま表れるところ」。形の特徴によって相手の気質を見抜くことができるそうです。【あごの形でわかる、あの人の性格】■あごが丸い人例:藤原竜也さん、櫻井翔さんあごが丸い人は、激しいところがなくてとてものんびりとしています。理性的に判断できるから、気を回すことが上手なのかもしれません。■あごがとがっている人例:山下智久さん、要潤さんあごがとがっている場合は、感情的になりがち。先走って墓穴を掘るようなことがあるので、慎重な判断と行動を心がけるべきでしょう。■あごが角ばっている人例:山崎弘也さん、土田晃之さん角ばったあごの持ち主は、頑健で現実的な人。自分を信じて頑張れるタイプでもあります。無理をしないように注意しましょう。■あごが前に突き出している人例:有田哲平さん、田中直樹さんあごが前に突き出ている相は、とても現実的で仕事熱心。成功へと向かっていける人です。あごの先が丸ければ、さらに吉相となります。ザキヤマさんや有田さんのようなあごの持ち主は、何かとからかわれがちですが、顔相的に見るととても良い要素なんですね。「成功へと向かっていける」有田さんみたいな人について行けば、一生食いっぱぐれることはないかも!?気になる彼のあごは、どんな形をしているでしょうか。もし思い出せないようだったら、次に会ったときはじっくり見てみるといいかもしれません。もちろん、男性に限らず女性の内面を判断したい場合も、あごの形を見るのはいいと思います。ただ、あんまりしげしげ見て「何かついてる?」なんて変な顔をされたりしないように気をつけてくださいね。(文=Kawauso)
2013年10月09日すでに今夏ドラマ1番のヒットとも言われているTBSドラマ『半沢直樹』。老若男女から支持を集めていますが、そんな中ちらほら聞こえてくるのが「『半沢直樹』の堺雅人がたまらない!大好き!」という女性の声。半沢直樹は、その言動でサラリーマンをスカッとさせながら、一方で世の女性たちをキュンとさせてもいるのです。今回は20代の女性たちに行ったアンケートをもとに「『半沢直樹』に見る!不倫願望を掻き立てる上司の特徴」をお教えします。半沢直樹が上司だったら嬉しいですが、同時にちょっとキケンでもあるみたいです。■1.元・剣道部「半沢直樹は、慶応義塾大学経済学部卒で体育会剣道部という高スペック。ドラマの中でもかっこいい剣道シーンがあって、思わず見入ってしまった。武道に長けている人は素敵。」(22歳・大学生)一本筋の通った感じがある「武道」は、やはり女子人気抜群。ほどよく筋肉のついた体も、とても魅力的です。ちなみに、逆に惹かれない運動部は何かと聞いたところ、「バドミントン」「卓球」「テニス」「柔道」といった名前が挙がりました。どうやらユニフォーム姿がかっこいいスポーツは強いようです。■2.ワイルドなところがある「そもそもドラマのキャッチコピーは「クソ上司め、覚えていやがれ!」。半沢直樹は、敵のことを容赦なく叩きのめすんだけど、そんなところがワイルドで良い。たまに見せる野獣のような笑顔にゾクッとする。」(25歳・小売り)男性の草食化が叫ばれて久しいですが、やっぱり女が根底で求めているのはこういう「男らしさ」なのです。半沢直樹の、狂気すらはらんだワル~イ笑顔には、誰もが思わずドキドキ。堺雅人の普段の顔は柔和で優しげなだけに、ドラマだけで見せるワイルドさが女心をぐっと掴みます。不倫相手には、こういう男らしいワルさを求めてしまうものなのかもしれません。■3.頭がキレる「ドラマを見るたびに惚れ直すのが、半沢直樹の頭の良さ。こんな人になら手の平の上で転がされてもいい。しかも決して他人に付け入る隙を与えないから、不倫関係になっても上手く周りをだましてくれそう。」(27歳・マスコミ)不倫相手に求めるカッコ良さの中でも、一番大切なのはやっぱり「頭の良さ」。人として尊敬できる相手だからこそ、危険な橋を渡ってでも会いたいわけです。もしドラマのような頭脳選を目の前で繰り広げられたら、女としてはたまらないですよね。■4.部下に優しい「敵には鬼のような顔も見せる半沢直樹だけど、部下には本当に優しい。あの優しさで接せられたら、好きになる自信がある。」(24歳・事務)第三話での「中西。お前洋食派?和食派?」には癒されました。厳しい顔で戦いながらも、守るべきものは本気で守る姿にキュンとします。「甘い」のではなく「優しい」というのがポイントですね。■5.ほんわかした面がある「下手な関西弁使ったり、パンを口いっぱいに頬張ったり、奥さんに頭を撫でてもらったり、半沢直樹がふと見せるほんわかした一面がたまらなく好き。普段は男らしいのにたまにカワイイ人は魅力的。」(25歳・飲食)神経を張りつめさせた精悍な顔を見せていたかと思えば、ふとした瞬間にとぼけた顔や言動を見せたりするのが半沢直樹の魅力。女性が持つ「母性」をぐいぐい刺激してきます。不倫相手を切らせない男性は、こういうかわいらしさを持った人なのかもしれません。■さいごに色々な魅力がたっぷり詰まった半沢直樹。一回観たら虜になること間違いなしです。現実では素敵な上司に恵まれていなくても、半沢直樹との脳内不倫で女子力アップできちゃうかもしれません。(小嶋もも/ハウコレ)
2013年08月05日56万部を突破した三浦しをん氏の同名小説を松田龍平、宮崎あおい、オダギリジョーらを迎えて映画化する『舟を編む』に、ピースの又吉直樹、麻生久美子らが出演することが発表された。その他の写真本作は、ある出版社の辞書編集部を舞台に、新しい辞書“大渡海(だいとかい)”の製作に奮闘する編集者たちの姿を描いた作品。又吉と麻生は、松田演じる変わり者の編集者・馬締光也を中心とした個性豊かな編集部のメンバーと関わる、辞書の装丁デザイナー上田役(又吉)と、『大渡海』をPRする役割を担う女優役(麻生)を演じる。さらに、編集部と共に辞書を作り上げていく登場人物として、宇野祥平、波岡一喜、森岡龍、斎藤嘉樹の名前も発表された。読書家として知られ、執筆活動も行っている又吉は、「辞書を読むのは好きですね。家に国語辞典だけで4、5冊あります」と、広辞苑など多数の辞書を愛用する無類の本好きだという。「今のコンビ名“ピース”も、なかなか思い浮かばなかったので、カタカナ語辞典で適当に開いて指さした単語にしようと思ったら“スカベンジャー”って出て。でも意味を見たら“ウジ虫”って書いてあって、『絶対あかんやん』ってやめたんですけど」と明かす。「日常的に辞書は引いてきました」という又吉は、「辞書作りの人のことまでは考えたことなかったので、すごい面白いなと思いました。辞書作りって、共通認識を作っていく仕事なんですよね。『アイス食べたいけど、太るからどうしよう』みたいな、言葉では言い表せられない、“精神内部で感情がぶつかり合うこの感じ”って思っていたら、『それ“葛藤”やで』って、みんなが一発でわかるように言葉を決定していくイメージ。言葉にならない感情を言っていって、横から言葉にしていくっていうものだと感じました。松田さんとオダギリさんは、やっぱり雰囲気があって声が心地よかったです」と語っていた。『舟を編む』2013年4月13日(土)丸の内ピカデリーほか全国公開
2012年12月19日劇場版“クレヨンしんちゃん”20周年記念作品『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』に、ココリコ(遠藤章造・田中直樹)、土田晃之、藤井隆の4人がゲスト声優として出演することになり、アフレコ終了後、インタビューに応じた。その他の写真遠藤ら4人は『クレヨンしんちゃん』のTV放送が始まった1992年にデビューし、今年で芸歴20年を迎えた同期芸人。実生活ではそれぞれ、子どもを授かり“パパ芸人”としても知られる彼らが、今回、その育児経験を買われて、しんちゃんの妹・ひまわりのお世話をするヒマワリ星の“イケメンDEイクメン軍団”役に抜てきされた。遠藤は「滑舌があまり良くないし、もう40歳なんで老眼がきちゃって、台本が見えづらかった」と思わず苦笑い。「僕と田中君はアゴがしゃくれているので、どうしても空気が抜けてしまって…。僕はサ行が苦手」(土田)、「僕はラ行が、斜めに逃げてしまう」(田中)とこちらも四苦八苦の様子。一方、藤井は収録にテンションが上がり過ぎたといい「新感覚のアフレコを提案したかった」と自信満々!?それでも、ぐずるひまわりを必死にあやそうと悪戦苦闘するシーンには、4人とも実体験が活かされたと口を揃える。実際の“イクメン”ぶりを聞いてみると、遠藤は開口一番「諸事情で(笑)娘とは一緒に住んでいないんですよ。でも週に1~2度はうちに泊まりにくるし、お弁当を作ることもある」と自虐的なコメントで、他の3人から「何かあったの?」と白々しい指摘。相方の田中は「子どもに対しては、友だちという感覚がある」。ただ、持ち前の動物愛が強すぎて「まだ、言葉を話し始めた頃、イヌを見て『ワンワン』って言っていたのを『違う、あれはジャック・ラッセル・テリア!』と注意してしまったことがある」と反省する場面も。藤井は「できるだけ一緒に遊ぶようにしています。でもお母さん(タレントの乙葉)にはかなわないですね」。4人の子どもを持つ“子だくさん芸人”の土田は「子育てってついつい難しく考えがちですが、いわば“生活”なので特別なことじゃない」と説得力ある持論を披露。「もううちは一番上が中学生で、サッカーやろうって誘っても全然乗ってこない。まあ僕が本気を出しちゃうからなんですけど(笑)。子が親を見て育つのはもちろん、親が子を見て成長するんです」と育児論を熱弁すると、遠藤、田中、藤井の3人も大きくうなずいていた。本作は、しんちゃんこと永遠の5歳児・野原しんのすけが、ささいなケンカをきっかけに「オラ、妹なんていらないゾ!」と口走ったことから、ひまわりが宇宙にある“ヒマワリ星”のプリンセスとして迎えられ…。野原一家が家族の絆と全宇宙の存亡をかけた大騒動に巻き込まれる姿が描かれる。『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』4月14日(土)から全国ロードショー(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2012取材・文・写真:内田 涼
2012年04月13日劇場版“クレしん”シリーズ20周年記念作品『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』に、ココリコ(遠藤章造・田中直樹)、土田晃之、藤井隆の4人がゲスト声優として出演することになり、都内スタジオでアフレコ収録が行なわれた。映画は「オラ、妹なんていらないゾ!」というしんちゃんのひと言が原因で、ヒマワリ星のプリンセスになってしまった妹・ひまわりを野原家が一丸となって救おうと奮闘する。その他の写真遠藤ら4人は『クレヨンしんちゃん』のTV放送が始まった1992年にデビューし、今年で芸歴20年を迎えた同期芸人。実生活ではそれぞれ、子どもを授かり“パパ芸人”としても知られる彼らが、今回、ひまわりのお世話をするヒマワリ星の“イケメンDEイクメン軍団”を演じている。アフレコでは、ぐずるひまわりを必死にあやそうと悪戦苦闘するシーンが収録された。また収録について、「コンビを組んで20年だから分かるんですが、遠藤は若干緊張してますね」と田中が話すと、「若干どころかすごく緊張しています」と遠藤がコメント。イクメン軍団は20歳という設定から、藤井は「役作りのため、昨晩はよく寝ました」と気合い十分だった。一方、土田は「ふだんはバラエティの仕事しかしないが、(しんちゃんと)同じ埼玉県出身で春日部のロビンソン百貨店でずっとバイトしていたので」とゲスト声優での出演について喜びを語るも、「僕と田中君はアゴがしゃくれているので、どうしても空気が抜けてしまって…」と苦戦したことを明かした。アフレコ後には「できるだけ子どもと一緒に遊んでいる」(藤井)、「子ども2人の育児を精いっぱいやっている」(田中)、「うちは一番上がもう中学生なので、かわいらしさの欠片もありませんけど」(土田)とそれぞれの“イクメン”ぶりも披露。一方、遠藤は離婚をネタに「ある事情で娘とはなかなか会えない」とポツリ。「えっ、なんで?」「何かあったんだっけ?」と土田らにイジられながらも、「(元妻・千秋が演じる)ドラミちゃんより頑張りました。ドラミちゃん、怒ったら怖いですよ。あの四次元ポケットから離婚届けを出しましたからね」と自虐的に笑いを誘っていた。『映画クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス』4月14日(土)から全国ロードショー(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK・2012取材・文・写真:内田 涼
2012年03月19日