劇団EXILE全員による舞台『勇者のために鐘は鳴る』の公開ゲネプロが24日に都内で行われ、青柳翔、秋山真太郎、小澤雄太、鈴木伸之、町田啓太、小野塚勇人、SWAY、八木将康、佐藤寛太が登場した。同作は劇団EXILE初のメンバー全員出演、および初プロデュース作品。超人気オンラインゲーム「IGNITION」の世界に集まった9名は、賞金1億円のスペシャル感謝クエストに参加するが、様々なミッションに立ち向かいながら、それぞれの目的が解かれていく。青柳はアイドルの魔王・魔王役、秋山はサラリーマンの黒魔術師・Y崎役、小澤はワイルドな武闘家・バチバチ役、鈴木は肉体派の戦士・JACK役、町田は知能派の戦士・ナイト役、小野塚はネオ渋谷系の僧侶・326(ミツロー)役、SWAYはオタクの忍者・半蔵役、八木はギャンブル好きの遊び人・うまなり役、佐藤は純粋無垢な魔法戦士・青春(アオハル)役となる。オンラインゲーム上の扮装で現れた9人、特に角をつけた青柳が登場すると取材陣も驚く。フォトセッションでも青柳の角が周囲を傷つけないように気をつけられ、青柳が「見てわかる通り、魔王という役」と自己紹介すると笑いが起きていた。「2年間くらいずっと劇団員みんな話し合って作ってきたので、初日を迎えることができて感無量です」と感慨深げな秋山。忍者役のSWAYは「愛の手裏剣を飛ばしたい」と意気込む。同作の魅力について、町田は「詰めに詰め込んでるので、内容が入ってくるかはわからない」と周囲を笑わせつつ、「逆にお気に入りのシーンを見つけていただけたらいいのかな。インパクトに残るところが、それぞれ観ている人によって違う舞台になるかもしれない」と語った。稽古については、青柳が「『稽古1分前です』と言った時から弁当を温め始める劇団員もいた」と暴露。SWAYが「初めて9人でクリスマスをしましたね。24日も25日も、今日はクリスマスパーティーとお正月も盛り込まれている」と例えると、ぽかんとする取材陣に、町田は「(SWAYの)こういう感じも盛り込みます」とフォロー。また、料理が得意な小澤が給食のようにケータリングを行ったそうで、小澤が「30人前作って、みなさんで一丸となろうということで、腹が減っては戦はできないので」と語ると、「一丸になったと思ったよ」と淡々と言う青柳に、9人も爆笑する。同舞台とのコラボレーションメニューも販売している小澤は「中目黒の居酒屋 IZAKAYA AOBADAIというところで」とアピールしていた。稽古で一緒にいすぎたために、青柳は「この公演が終わったら1年くらい会わなくてもいいかな」とジョークを飛ばしつつ、「みんなでまた夏にどこか行きたいと思います」と仲の良い様子。しかし大阪公演では「青柳さんの部屋で枕投げしたいです」と希望する小野塚に、青柳は「絶対やだよ」と断固拒否する。LDH PERFECT YEAR 2020を飾る舞台となった同作について、佐藤は「いい意味で、LDHっぽくないかもしれないですね。方向性が」と表現。演出について、製作発表では八木がフライングするというプランも提示されていたが、鈴木は「もう言っちゃいます、飛びます。ここだけは言わせてください」と断言した。東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて1月24日〜2月2日、大阪公演は梅田芸術劇場にて2月13日〜16日。
2020年01月24日『デスノート THE MUSICAL』のプレスコールが19日に東京建物 Brillia Hallにて行われ、村井良大、甲斐翔真、高橋颯、吉柳咲良、パク・ヘナ、横田栄司、今井清隆が登場。村井・甲斐・髙橋・吉柳が取材に応じた。原作・大場つぐみ、作画・小畑健による大ヒット漫画『DEATH NOTE』をミュージカル化した『デスノート THE MUSICAL』。フランク・ワイルドホーンが音楽、栗山民也が演出を担当し、2015年に世界初演を迎えた。高校生の夜神月(村井良大・甲斐翔真)が、書き込むと人が死ぬ「デスノート」を手にしたことから、物語が展開していく。プレスコールでは「ゲームのはじまり」「恋する覚悟」「秘密と嘘」「哀れな人間」「死のゲーム」の5曲を披露。村井は「いよいよ始まるというのが、率直な感想です。わくわくしながら待っていたので、今から楽しみです」と気持ちを表した。初舞台となる甲斐は「最初は右も左もわからなくて、『稽古って何!?』というところから始まったので、颯くんと一緒に頑張ってきて、早く皆さんにお届けしたいというのが不思議です。2カ月前の僕からしたら考えられない。早く『デスノート THE MUSICAL』の魅力を伝えたいんだという気持ち」と頼もしい様子。初ミュージカルの高橋も「翔真は芝居経験もあるので助けられた面もあって。表現方法だったり、客観的に見たらどうか、というところも研究したりして、お世話になっていました」と感謝する。村井は「Lがライトにお世話になっていました」と笑顔を見せた。村井は甲斐に対し、「今、22歳だもんね。すごくフレッシュで勉強になることばっかりでした。僕は31歳なんですけど、ブレザー大丈夫かなって思ってて……」と苦笑。逆に甲斐は村井について「稽古の時点で、『やっぱ違うな』と。組み立ててお芝居を作っている人なんだとすごく感じて、今の僕にはできないし、すごく勉強になりました。めちゃくちゃ相談してました」と語る。村井も「2人で相談して、Wキャストで良かったなという感じでした」と振り返った。一方高橋は、気持ちを作るために稽古場でも引きこもっていたようで、「1人で座ってる」(村井)、「ずっとLなんですよ」(甲斐)と暴露される。高橋は「袖で楽しく話してると、そのLになっちゃうんです。未だに悩み。笑顔のL、いやじゃないですか」と苦労を明かす。甲斐は「横田塾という名の元、舞台に立つことしゃべることを学んで、台本を一緒に読み合わせしていただきました」とリューク役の横田の教えを明かし、高橋も「みっちりやったよね。『見事だ』『み、が聞こえない』とか」と再現すると、村井は「お金払っていいレベル」と感心していた。またヒロインの吉柳は「ヘナさんとのシーンをいっぱいやっているので、ヘナさんのすごさを肌で感じます」と称賛しつつ、「どうしても、引っ張ってもらっているような感覚になるので、負けじとぐいぐい行って。『この子を守りたい、助けたい』と思われるような海砂にできてるんじゃないかと、今は自信を持って言えると思います」ときっぱり。最後に意気込みを聞かれたキャスト陣だが、高橋は「Lが椅子に座っているセットの時に、本物の苺が置いてあるんです。それを本番中食べるのが楽しみです」と意外な回答で、周囲は爆笑に包まれていた。公演は東京建物 Brillia HALLにて、1月20日~2月9日。
2020年01月19日2020年1月20日(月)より上演予定の『デスノート THE MUSICAL』の稽古が大詰めを迎えている。漫画、映画、ミュージカルと世界中で愛されてきた作品をフレッシュな新キャストたちが魅せる3度目の『デスノート THE MUSICAL』。公演間近の心境を語る主演のライト役の村井良大、甲斐翔真、エル役の高橋颯、ミサ役の吉柳咲良のコメントとともに、本作の真髄とも言える歌唱シーンを動画で公開する。『デスノート THE MUSICAL』歌唱シーン【村井良大・甲斐翔真・高橋颯コメント】甲斐翔真、高橋颯、村井良大甲斐みなさんが漫画や映画、ドラマで観てきたライトやエルが“歌う”ということはひとつの壁ではあるんですけど、違和感なくやれている気がします。ミュージカルや演劇が好きな方が観れば、演技として歌っていることが分かってもらえる演出が施されているので違和感がないと思います。もちろん演じる側にその努力も必要で、「ライトが歌ってる!」と思われないように、自然にストーリーに入ってもらえるようにというのはすごく気を使って今、稽古をしています。村井栗山さんが原作をリスペクトしつつ、『デスノート THE MUSICAL』が持っている演劇としての面白さを追求した演出をされているので、栗山さんの意図をくみ取りながら、漫画のキャラクターとしてではなく、人間として舞台に立とうと意識しています。非常に完成された作品だというのを今、稽古していても感じるので、本番では完成しきっている状態になっているのかなと思います。歌唱シーンに違和感がないと思うんです。1曲1曲がすごく完成されているので。エルの歌も「エルが歌うの?」って思うかもしれないけど、実際に観たらすごくエルっぽいことがわかると思います。甲斐翔真、高橋颯、村井良大高橋颯、村井良大、甲斐翔真高橋台本では読み取りきれないエルのキャラクター像を、曲を歌うことで読み解ける部分がすごくあって、うまくセリフを言えないときでも、歌をゴールにセリフを言おうと思うと見えてくるものがあったりします。音楽の持つ力のすごさを今、実感しています。村井歌が持つエネルギーは感じますね!甲斐ミュージカルなので、歌が重要な部分なんですけど、その歌がロックですごくかっこいいので、気持ちも自然と入っていけています。「正義はどこだ?」「俺はキラだ!」って歌っているとライトに自分がなっていけるんです。本番ではみなさんにミュージカルならではの歌の持つエネルギーをぜひ感じていただきたいです!【吉柳咲良インタビュー】吉柳咲良ーー稽古が進んでいますが、いかがですか?栗山さんがいらしてからの稽古はそれまでどおりにはいかないのを感じています。栗山さんから、「セリフを言わないと、言わないとって思いすぎて芝居を先読みしている」とご指摘いただいて、本当にそうだなって自分でも思いました。どうしたら、演じながら感情を動かせるのか、今はすごく悩んでいます。栗山さんがいらっしゃると空気が変わって、ピリッとした現場になるので、みなさん緊張感を持って稽古に臨んでいます。ーー吉柳さんはキャストの中でも最年少ですし、大変なことは多いですよね。はい、私は今はミサミサという二面性のある難しい役をどう演じられるのか? そこにずっと向き合っています。中学3年生の目線から見たら、ミサミサはどんな女の子なのか?と考えてみたりしました。ミサはものすごくピュアでまっすぐで常に自分の人生の軸をキラに定めている女の子です。周りから見たら「その愛は曲がっている」と思われるかもしれないけれど、ミサの信念に対して、私はすごいなって思っています。私はまだミサのような経験をしたことがないので、ミサという存在をどうやってこれから私の中で作り上げていくかが勝負なんだと思います。ーー村井さん、甲斐さん、高橋さんが、歌があることによって役に入り込めるとおっしゃっていたんですが、吉柳さんもそれは感じていますか?そうですね。それがミュージカルのいいところだなと思います。音楽が助けてくれる。歌詞がセリフなので、音楽に引っ張ってもらっている気がしています。セリフが歌になることによって、感情が高ぶるシーンも悲しいシーンも音楽に乗せられて、演じることができる気がします。歌は曲によって難しくも感じるんですけど、感情が一気に入っていくものでもあるので、ミュージカルを演じる楽しさも今、感じています。レムとのシーンがミサは多いですけど、レム役のパク・ヘナさんの歌が本当に素晴らしくて!歌だけで人を感動させることができる方なので、何度聴いても涙が出そうになります。でも、レムが命をかけてミサを守ってくれるのは、ミサが本当にまっすぐで可哀そうで、この子はどうしたらいいんだろう?って死神に思わせてしまうような子だからなんですよね。それほど人を惹きつける魅力がある。ヘナさんに「この子を助けてあげたい」と思わせるミサを演じたいなって思います。ミサが持つ感情を私は味わったことがないから、実体験から演じるのは難しいので、原作を何度も読み返したりして、ミサをもっと知っていかなければとも思います。ーーミサは『デスノート』という作品の中の華でもありますよね。そうですね。『デスノート』は世界的に人気のある作品で、その中で、アイドルでヒロインであるミサを演じるプレッシャーはとても大きいんですけど、それ以上に、ミサの持つ信念を理解することが自分の中で大きな課題になっています。ライトのために寿命の半分を捨ててしまうくらいのミサの信念をどう見せるのか?本番までには答えを見つけたいと思っています。でも稽古の休憩時間はみなさんとっても優しくて、楽しく過ごしています。差し入れがいっぱいあって、なごやかです。ミサについて、他の方がどう思うのか聞いてみて参考にしています。稽古中は他の方が栗山さんから指摘されていることも、自分に置き換えて考えてみたりもしています。たくさんの登場人物ひとりひとりに、栗山さんがいま魂をこめて演出をつけてくださっているので、ものすごく細かく作り上げられている作品なんですよね。ーーライト役の村井さんや甲斐さんとはどんなお話をされていますか?村井さんは「すごく精密に作られている作品だから、こう動きたい、というのがあっても自分だけの感覚ではできないよね」って悩んでいる私に言ってくださって。作り上げられた演出の中での自分の役割というものがあるから、がんばっていこうねって、優しく励ましていただきました。甲斐さんは私がアイドルとして出てくる最初のシーンで、「じゃあ観客として観てるね」とおっしゃるので、「ピストルで撃つマネをするので反応してくださいね!」って言うと、本当にリアクションしてくださったり(笑)、笑わせてくださっています。ーーでは最後に、舞台を観に来られる方にメッセージをください。この作品は「誰が悪で、誰が正義なのか」が最後まではっきりしないんですけど、それが実際の社会もそうなんじゃないかなって思うんです。警察やエルの裁きが本当に正しいかというとそれはどうなんだろう?って思う人もいるだろうし、だからといってキラのように犯罪者だから殺そうと思う方たちが正義かというとそうではない気もして。そのもやもやしたグレーなところが、とても人間味が強い作品だと思います。既にデスノートというお話を知っている方も舞台をご覧になったら、ライトやエル、ミサ、リューク、レム、それぞれの姿を見て、改めて感じることがあるのではと思います。私は一番の悪はリュークだと思っています。誰よりも命について軽く考えているのがリュークだし、自分が「つまらない」ことが一番気に食わないから、デスノートを落とすし。ライトはそれで新世界の神になったかもしれないけど、最終的にはどん底に落ちてしまいます。それぞれの登場人物たちの生き様が音楽と重なったとき、みなさんにどう映るのか?そこを一番楽しみに観に来ていただけたら嬉しいです。それから、死神を人間が演じることで、リュークやレムの存在がよりリアルになっています。リアルな死神をその目で観て、「何が正義で何が悪なのか」ぜひ考えていただければうれしいです!吉柳咲良『デスノート THE MUSICAL』は1月20日(月)~2月9日(日)まで豊島区立芸術文化劇場 Brilia HALLにて上演予定。(撮影/高橋那月、取材・文/藤坂美樹)※高橋楓の「高」は正式には「はしごだか」
2020年01月19日「嵐」櫻井翔と有吉弘行が司会を務める「櫻井・有吉THE夜会」。“3週連続豪華俳優コラボ祭り”の2週目となる1月16日(木)今夜のオンエアは、俳優の竹内涼真、鈴木亮平、榮倉奈々、貫地谷しほりがゲスト出演する。本番組はMCの櫻井さんと有吉さんが旬のゲストを迎え、人生年表を見ながら表と裏の素顔に迫るトークバラエティ。今回のゲストは「仮面ライダードライブ」で注目を集め、連続テレビ小説「ひよっこ」や「過保護のカホコ」「陸王」などに出演。映画『センセイ君主』では主演を務めたほか『名探偵ピカチュウ』でハリウッド進出も果たした竹内さん。日曜劇場「天皇の料理番」や映画『俺物語!!』などの徹底した役作りで知られ、「銭形警部」では国民的人気キャラを雰囲気そのままに熱演。大河ドラマ「西郷どん」では主演を務めた鈴木さんは前回に引き続きの登場。連続テレビ小説「瞳」や『図書館戦争』シリーズなどに出演。最近では鈴木さんと共演した「東京タラレバ娘」や「この世界の片隅に」「僕らは奇跡でできている」などに出演している榮倉さん。「風林火山」「龍馬伝」「八重の桜」「おんな城主 直虎」と4作の大河ドラマに出演。昨年は映画『夕陽のあと』の主演をはじめ、昨春の日曜劇場「集団左遷!!」ではナレーションも担当、「新美の巨人たち」など女優業以外の分野でも活躍する貫地谷さん。今回はこの4人の新日曜劇場「テセウスの船」キャストたちをゲストに迎え、「自分の手作りより美味しいカレーに出会ったことがない!」と豪語する竹内さんが徹夜で作った“世界一のカレー”がスタジオに登場するほか、榮倉さんと貫地谷さんの思い出のつまった探し物を番組が徹底調査。鈴木さんの気になっている「世界一黒い」謎の物質にも注目。個性的な4人のドラマでは見られない一面をお見逃しなく。今夜ゲスト出演する4人が共演する「テセウスの船」は「モーニング」(講談社)連載の同名漫画をドラマ化。1989年にタイムスリップする主人公・田村心を竹内さんが、心が過去で出会う父親・佐野文吾を鈴木さんが演じ、時間を超え文吾が起こしたとされる殺人事件の謎を追っていくストーリー。「テセウスの船」は1月19日(日)より毎週日曜21時~TBS系で放送開始。※初回25分拡大。「櫻井・有吉THE夜会」は1月16日(木)今夜22時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2020年01月16日映画『シグナル100』(1月24日公開)の完成披露会見、および完成披露試写会舞台挨拶が9日に行われ、橋本環奈、小関裕太、瀬戸利樹、中村獅童、甲斐翔真、中尾暢樹、福山翔大、中田圭祐、山田愛奈/若月佑美、栗原類、恒松祐里、中島健、三上紗弥、鈴木つく詩、白石拳大、北村優衣、小出水賢一郎、さいとうなり、宮下一紗、安田啓人、神田穣、東啓介、真崎かれん、駒形咲希、宗綱弟、戸苅ニコル沙羅、吉田仁人、山本彩加、大森つばさ、河井つくし、中島来星、黒澤胤也、宮本夏花が登壇した。同作は宮月新・近藤しぐれによる同名漫画を実写化。担任教師の手により、突如として自殺催眠をかけられた36人の生徒たち。遅刻をする、電話をかける、涙を流す…ふだん行っていた行為が死を招き、催眠発動(自殺)のシグナルは全部で100。死の暗示を解く方法はクラスメイトの死のみという状況で、人間の本性が徐々に暴かれていき、生き残りをかけた壮絶なデスゲームへと発展していく。橋本は「試写会で見た時に全然客観的に見れなくて、どういう感想を言えばいいんだろうっていうくらい、スピード感があって、お化け屋敷みたいな感じと言ってたのが、そのまんまだと思うんですよね。驚かされるとわかってても驚いちゃう」と同作の感想を述べる。さらに「死に方が一人ひとり印象的なんですよね。飛び降りだけじゃなく、顔がふくらんで破裂しちゃったりとか、一人ひとりの死に方がバラエティに富んでいるので、視覚的にも楽しめるし、それでいてスピード感だけでなく、何が正義なのか考えさせられる」と、デスゲームならではの見どころを表した。先生役の獅童も含め、34人が登壇。生徒役は全員制服姿となったが、獅童は「僕も衣装なんですけどね。気を抜いてるわけじゃないんですよ」と苦笑する。さらに獅童は「もうね、監督とカメラマンが喧嘩するんですよ。監督が『こういう画を撮りたい』と言うと、カメラマンが『ばかやろう、わかってんだよ』って。その中でよく引っ張っていた」と座長の橋本を絶賛。橋本が「獅童さん、どこまで言っていいんですか! 隠してたのに」と笑うと、獅童は「悪いわけじゃなくて、真剣な物づくりの現場ではよくあること」と説明。小関も「生徒全員の名前を初日から覚えてたのは、座長として見習うべきでした」と橋本の座長っぷりを称賛した。また、舞台挨拶ではキャスト陣の様々な話が飛び出すが、瀬戸が「監督にかっこよく美しくいてほしいと言われていて、どこまでできたかわからないですが、自分なりに」と役作りについて明かすと、獅童は「すごいかっこいいなと思って。目が大きくていいよね。僕は目が小さいので、昔母親に目を整形しなさいって言われたんだよ」と急な暴露話で周囲を笑わす。共演経験もある橋本・恒松・若月は3人で鴨鍋を食べにいったり、キャスト陣が集まる場所で「衝動に駆られ……ちょっとやったら面白いかなと思って」という小関や瀬戸がアクロバットを披露したりと、仲良く過ごしていた様子。また一匹狼役を演じた瀬戸だったが、福山は「『僕は距離をとります』って宣言してたんですけど、2秒で終わった」とキャストの仲の良さについて語った。舞台挨拶では、テーマに合わせてマルバツの札を掲げトークも。「この中で催眠術にかけたい人がいるか?」と言う質問には、「日本の全男子が好きな橋本環奈を手の上で転がしたい」(中島)、「中村獅童さんが怖い役だったので、ハッピーな人になってほしい。腹踊りしてほしい」(吉田)と珍回答も飛び出していた。
2020年01月09日2020年1月に『デスノートTHE MUSICAL』がオール新キャストで開幕する。主人公・夜神月を演じる甲斐翔真(村井良大とWキャスト)に話を聞いた。【チケット情報はこちら】「名前を書かれた人間は死ぬ」という“死のノート”を巡る物語を描いた漫画「DEATH NOTE」(原作:大場つぐみ・漫画:小畑健)を原作に、<音楽フランク・ワイルドホーン×音楽監督ジェイソン・ハウランド×演出 栗山民也>というコラボレーションで2015年に初演された“デスミュ”。再演、海外公演を経て、3年ぶりオール新キャストで上演される。オーディションで主演・月(ライト)役を勝ち取り、初舞台を踏む甲斐。「自分が出せるものは全力ですべて出します。まだ皆さんに追いつけていないものがあるぶん、熱量は誰にも負けずに持っていたい。真ん中に立てるだけの熱量を出せるように、今はやるしかないです。この作品で僕の人生が変わるかもと思っています」と意気込み十分。念願だったというミュージカル出演が叶い、「今は歌稽古中ですが、やってみると“曲を練習する”というよりも“曲を育てている”感じ。人に感動を与えるためには、こだわってこだわって、お客様の二手先三手先にいないといけないんだとわかりました。日々できないことだらけですが、それを成し遂げていくのが楽しいです」と生き生き語る。月という役については「考えれば考えるほど印象が変わる人」と模索中。「この舞台で描かれるのはキラに呑み込まれて堕落していく月ですが、デスノートに出合う前は純粋に正義を愛していたわけで。デスノートに人生が狂わされてしまったかわいそうな人だと感じることもあります」。共に月を演じる村井については「めちゃくちゃ頼れるお兄ちゃんです。 稽古では村井さんがどのなよう芝居にしてくるのかをみることができるので楽しみですし、先輩の背中をみさせていただきながら必死に頑張ります!戦友のような気持ちでいます」と語っていた。オール新キャストで作り上げる今作。甲斐は「曲も台本もブラッシュアップしているので、初演や再演を観られた方もまた新しい気持ちで観ていただけると思います。僕自身も、以前は過去作のDVDを擦り切れるほど観ていましたが、今は自分たちの世界をつくりあげることに専念しています」と話しつつ、最後に、浦井健治、柿澤勇人と実力派キャストが演じてきた月を初舞台の新星として引き継ぐ気持ちもひとつ明かしてくれた。「僕のことを“誰?”“本当に大丈夫?”と不安に思っている方もいると思うけど、そういう方を作品に連れ戻すということをやりたい。だって悔しいから」。そう語る彼の表情はキリリと光る。開幕が一層楽しみになった。公演は2020年1月20日(月)から2月9日(日)まで東京・東京建物 Brillia HALLにて。取材・文:中川實穂
2019年12月27日韓国、台湾でも記録的ヒットを飛ばした日本発のミュージカル『デスノート』がオール新キャストで上演される。主演の夜神月(やがみライト)役は村井良大と甲斐翔真のダブルキャスト。丁寧な語り口と柔らかな物腰に、隠しきれない人の良さがにじむ村井に、狂気をはらむライト役への意気込みを訊いた。「デスノート THE MUSICAL」チケット情報デスノートに名前を書かれた人間は40秒で死ぬ――。成績優秀な高校生・夜神月は死神リュークが落としたデスノートを拾ったことから、「自分こそが神に選ばれ、犯罪者のいない世界を創る“新世界の神(=キラ)”だ」と確信、犯罪者の粛清を始める。ネット上でキラへの称賛が高まる中、警察は謎の名探偵L(エル)と秘密裏に捜査を開始する。その頃、アイドルの弥海砂(ミサミサ)もまた、新たなデスノートを手にしていた…。「最近、自分が思う自分と周りが思う自分が変わってきている」と村井。「ライト役ももっとカッコいい人がやる印象があったので、正直驚きました。自分の市場価値はどうなっているんだ、と(笑)。ざわざわした輪郭がどんな風にまとまるんだろうかとか。役者としての幅を広げる意味では、予想外の役をいただけるのはうれしいこと。できると選んでいただけたことも勲章ですし、その気持ちにお応えしたい」。ミュージカル版のライトは「普通の青年であること」がポイントと見る。「演出の栗山民也さんはお芝居というものを非常に生っぽく作られる方という印象で、ライトにも身近な雰囲気があるからこそ、最後はちょっと痛い感情になるというか。栗山さんの『いやいや、普通の人間ですから』というのが強く現れている気がして面白いなと。正直ライトに共感する部分はありますね。彼の言動は間違っていない。ただ、正解でもないのが良くないんだけど。強大な力を持った人間がどう変わっていくのか、丁寧に演じたいと思います」。作品を彩る楽曲は、「その曲を聞けば役柄の人間性が分かる」ほどドラマチックで雄弁だ。「ライトで言えば彼の中の弱さや神のような傲慢さ、うごめく感情が楽曲に現れている。同時にエルの世界観もミサミサの気持ちも分かるから、いろんな人に共感できる。その“答えのなさ”がこの物語の魅力だと思います」。原作ファンには、舞台ならではの魅力もアピールする。「ミュージカルってどこか現実を飛び越えるようなぶっ飛んだ瞬間がある。漫画や映画もいいけど『これもありだな!』と思ってもらえるものを作りたい。舞台の楽しさに気付かせてくれる作品だと思います」。公演は1月20日(月)から2月9日(日)まで東京・東京建物Brillia HALL、2月29日(土)から3月1日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。他、静岡、福岡公演あり。取材・文:石橋法子
2019年12月17日俳優の小関裕太、松岡広大、甲斐翔真、渡邊圭祐、鈴木仁が30日、東京・HMV&BOOKS SHIBUYA 6階(渋谷モディ6階)の写真展『15th Anniversary SUPER HANDSOME MUSEUM』に登場し、取材に応じた。同イベントは、2005年から歴史を重ね、今年で15周年を迎えるアミューズ若手俳優達による恒例のファン感謝祭、通称「ハンサム」の写真展で、東京会場を皮切りに、仙台、名古屋、大阪、福岡、札幌の6都市で開催される。「ハンサム」出演者には佐藤健、三浦春馬、賀来賢人、桜田通、神木隆之介、吉沢亮など、数々の人気若手俳優が名を連ねてきた。2020年2月には、15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」が行われる。松岡は「僕たちが独自でエンタメのジャンルを持っていることが武器なのかな」とハンサムについて語り「等身大の写真もありますので、女性のファンの方には嬉しいのかなと思います」とミュージアムの見所にも言及。小関は「ハンサムライブができあがった15年前から見ていた憧れの場で、数年前にようやく参加することができた。過去の写真からも15周年という重さを改めて感じた」と感慨深い様子を見せた。初参加の鈴木は「『歌だけはやりたくない』と言ってたんですけど、こういう機会で、自分なりの精一杯を出せるように。完璧というより、自分たちの出し切れることを練習して精一杯やる」、渡邊は「僕も1年間『やれませんよ』といった前振りが聞いたなと。先輩たちから感じたものを消化して、僕を通じてすべての方に思いを伝えられればいいな」と意気込む。甲斐は「一生懸命というのはすごく大事。アーティストの皆さんと比べたら劣るかもしれないけど、みんなで頑張って、できないことでもやるというのが意味あると思うので」と同ライブへの思いを表した。両国国技館で行われる同ライブについての楽しみを聞かれると、小関は「小学生のときに1回ステージに立ったことがあって、裏に行くとお相撲さん用のトイレがあるんですよ。通常の1.5倍〜2倍くらいあって、小学生の僕は『お尻入っちゃうじゃん!』と遊んでたんですけど、再びステージに立つということで、トイレにもう1回行ってみたい!」と熱弁。「自分のお尻の大きさがどれくらい変わったかというのと、どれくらい実際おすもうさんのトイレが大きかったのか改めて確認したい」という小関に周囲は爆笑だったが、本人は真面目に「本当に思っています」と訴えていた。5人の中で「スーパーハンサムは誰か」という質問には、まず小関が「けすけっちかな〜」と渡邊の名前を挙げ、周囲は「けすけっちって呼ぶんだ!」と独特なあだ名に驚き。小関は「顔立ちも冷静さも声の良さも。何より話がうまい。一家に一人いるだけで安心できる空間ができると思う。安心感があるってハンサムの要素だなと思って」と理由を説明する。また「ハンサムライブでみんながスーパーハンサムになります」と答え、「逃げじゃないか」とつっこまれた鈴木は「逃げでいいですか?」と開き直る。渡邊は松岡の肩を抱き「取材を受ける時も率先してみんなを引っ張っていってくれる感じがハンサム。あと、さっきから等身大パネルとずっと目が合ってる」と笑わせた。さらに松岡は「小関裕太ですね。つきあいは小学校6年生くらいの頃からで、長くて。一緒に舞台を踏ませていただいたりしてるんですけど、切磋琢磨していく中で、全体を冷静に見ている。自分の意見もちゃんと伝えて、相手に伝わるように人によって言葉を変えている気がするんです。言葉って誰かを傷つける可能性もある。人に優しくできる距離感がちゃんと取れる人ってハンサムだと思う」と真摯に語る。甲斐は「貫禄あるのは圭祐くん。自分の個性もありつつ、僕らには真似できない何かを持ってる。その何かがすごくいいなと思っています」と指名し、渡邊は「本番のハードル、俺だけどんどん上がってる」と照れていた。
2019年11月30日俳優の甲斐翔真が16日、東京・日比谷のHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEでカレンダー『甲斐翔真 2019年カレンダー』(発売中 2,500円税込 販売元:アスマート)の発売記念イベントを行った。2020年1月から公演がスタートする舞台『デスノート THE MUSICAL』で主人公の夜神月役を、1月24日には出演映画『シグナル100』の公開予定など、次世代の俳優として今後の活躍が期待される甲斐翔真。そんな彼が、3年連続でカレンダーを発売し、この日は発売記念イベント前に報道陣の取材に応じた。カレンダーについて甲斐は「前回、前々回と違うところは、ハイセンスなオシャレの中で普段の僕にはないようなものを引き出してもらいました。今回は毎月お花がテーマとなっています」と説明し、自身の誕生月でもある11月の写真がお気に入りだという。その理由を「11月14日の誕生花はデルフィニウムで、花言葉が"清明"なんです。この写真自体も好きですし、お花も青でバックも青。青めのグレーでセットアップしていたので、好きな写真ですね」と説明。また、カレンダーイベントの定番の質問でもある「どこに置いて欲しい?」という問いには「欲を言えば何個か買って色んな所に」と話して笑いを誘いつつ、「トイレだと毎日対面して見られるし、せっかくなので目立つところに置いて欲しいです」とアピールした。今月から稽古が始まる舞台『デスノート THE MUSICAL』は、甲斐にとって初主演のミュージカル。「初舞台で初主演、しかも『デスノート』という大きな作品。そこで主演をやらせてもらえるのはかなり大きなことだと思っています。俳優人生4年目ですが、かなり大きな転機になると思っているので、身を引き締めてやっていきたいですね」と抱負を。また、残り1カ月半となった2019年を「かなり充実していましたが、自分的にはもっと出来てもっとギアを上げないといけないと感じた年でした。2019年は来年のための助走だったかもしれません」と自己分析しつつ、2020年は「カレンダーのテーマでもある"花"を咲かせられるように、2020年は楽しみながら質を上げて皆さんの前で名前や顔を露出できるように頑張っていきたいと思います」と意欲を見せていた。
2019年11月17日週刊少年ジャンプで連載され、国内のみならずアジアを中心に世界各国でブームを巻き起こした『DEATH NOTE』(原作・大場つぐみ、漫画・小畑健/集英社)。単行本は日本累計発行部数3000万部超。アニメ化、実写映画化、ドラマ化といった幅広いメディア展開がいずれも大ヒットし、2015年、2017年にはミュージカルとなり、こちらも大好評を博した。そんな『デスノート THE MUSICAL』が、2020年1月からオール新キャストで再々演されることが決定。気になる主演・夜神月役は、舞台経験も豊富な実力派俳優・村井良大。そしてデビュー4年目で大抜擢をされた、甲斐翔真のダブルキャストとなる。「知らない人はいないくらいの大作のミュージカルに出るということに、稽古が始まる前の今から緊張しています(笑)。オーディションを受けて今回の役が決まったんですけど、当日は『受かるワケないよ』と『受かりたい』の気持ちを行ったり来たり。オーディション自体は、前もって1曲課題曲があって、芝居の審査もあったから、15~20分くらいは時間がかかったんですが、体感は5分くらいだったなあ……受かったと分かった瞬間は、頭の中が真っ白になりました」『デスノート THE MUSICAL』()撮影/木村直軌、取材/藤坂美樹構成/中尾巴
2019年10月16日ミュージカル『デスノート THE MUSICAL』に出演する、甲斐翔真・高橋颯の歌唱映像が16日、公開された。原作・大場つぐみ、作画・小畑健による大ヒット漫画『DEATH NOTE』をミュージカル化した『デスノート THE MUSICAL』。フランク・ワイルドホーンが音楽、栗山民也が演出を担当し、2015年に世界初演を迎えた。高校生の夜神月(村井良大・甲斐翔真)が、書き込むと人が死ぬ「デスノート」を手にしたことから、物語が展開していく。今回公開されたのは、月役の甲斐(Wキャスト)とエル役の高橋が歌う「ヤツの中へ」ミュージックビデオ。原作にもある、月とエルがテニスをしながらお互いの腹の内を探り合うシー ンでのビックナンバーとなっている。楽曲を手掛けるフランク・ワイルドホーンは、日本でも長く愛され続けている名作ミュージカル『ジキル&ハイド』や、『ボニー&クライド』『シラノ』『笑う男』『マタ・ハリ』 など数々の作品を手掛け、これまでにはホイットニー・ヒューストンなど名立たるアーティストにも楽曲を提供する。2015年の日本初演以降、韓国・台湾でも大ヒットを記録している日本発のオリジナルミュージカルが、 新キャストとして生まれ変わった姿を見せた。公演は東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)にて2020年1月20日〜2月9日。ほか静岡、大阪、福岡公演を予定している。(C)大場つぐみ・小畑健/集英社
2019年08月16日朝ドラ『なつぞら』で、ヒロインの幸せを願う照男役で脚光を浴びる俳優・清原翔さん。「最近、居酒屋の店員さんから、おしぼり出しながら『朝ドラ見てますよ』と声掛けてもらって、知ってくれてる人が増えている実感はあります。嬉しいですね」朝ドラの現場では、愛されキャラの先輩との出会いもあったそう。「岡田将生さんから、愛嬌がにじみ出てましたね。ずっと手を嗅いでるんですよ。毎朝、ぬか床をかき混ぜてて、匂いが残ってるから嗅いでしまうって(笑)。影響されて、令和一発目の買い物としてぬか床を調べたんですけど、選びきれなかったんで、岡田さんからアドバイスもらってからにします」もちろんご本人も愛されキャラ。清原さんから漂う“彼氏感”に惹かれる女性が続出中!「浮世離れした感じがないから、みなさんに身近に感じてもらえるんじゃないかと思います。映画で共演した神宮寺(勇太)は、“国民的彼氏”ですよねえ。僕もなれるものならなりたい、かな(笑)」役者として大きく飛躍しようとする今、相反する思いが交錯する。「強みがないのが僕の強みだと思ってて。役者としては、色がないほうがいいと思う一方で、清原翔といえばコレというものが一個、欲しくもあるんです。いろんな役をやらせてもらった先に、代表作に巡り合えたらいいですね。やってみたい役ですか?女性誌の企画で彼氏役をかなりやってきたので、映像でも彼氏感のある役を演じてみたいですね」【対談インタビュー】清原 翔さん×フォトグラファー・樽木優美子さん樽木:今回がはじめましてですよね。『MEN’S NON‐NO』を見てクールな印象は持ってたんですけど、今日は互いをよく知らない者同士、“探り探り感”が出てもいいかなって。清原:モデルとしての撮影なら、服がカッコよく写っていればいいじゃないですか。それがある種の逃げ道にもなるんですけど、今回のようなパーソナルな撮影はすごく照れくさいですね。まだ慣れなくて。どういう顔をしたらいいのかわからないんです。樽木:自然体で佇んでらっしゃって、とても素敵でした。清原:ありがとうございます。いいのか悪いのかわからないですけど、カメラの前では何も考えてませんでしたね。「お任せします!」という心境で臨みました。普段からよく「何考えてるかわからない」って言われるんですけど、実際、何も考えてないんです(笑)。樽木:(笑)。特に惹かれたパーツは喉ですね。思わず寄りのカットを撮りたくなりました。清原:ファッション誌じゃないと、こんなにもカメラが近づくのかと(笑)。樽木:あまりにも魅力的だったので。遠目で見るとフェミニンなんだけど、喉に近づくと、急に男らしさが出ますよね。清原:喉仏がすごく出てて、ゴツゴツしてるから。樽木:そう!その喉仏から出てくる低音ボイスを誌面から流せないのが本当に残念(笑)。切れ長な口も素敵なので、お花を合わせたくなったんですよね。色っぽいんだけど、けっしてバラではなくて。ユリなら、憂いのある可憐さが清原さんと合いそうだと思って選びました。清原:普段、花と一緒に撮られることはないから、どう写ってるのかまったく想像がつかなかったですけど、少し見せてもらったらオシャレでした。樽木:清原さんご自身がナチュラルだから、お花を持っても全然いやらしくならない。笑顔もクールな表情とのギャップがあって、すごくよかった。清原:笑顔はコンプレックスだったんです。笑うと目がなくなるし、頬にシワが寄るんで…。樽木:すごくチャーミングな笑顔なのに!清原:こうして褒めてもらうことが増えて、受け入れ態勢が整ってきました(笑)。今日は、樽木さんにお任せして、変にカッコつけることもなかったので、写真には“僕”がそのまま写ってるんじゃないかって思います。きよはら・しょう1993年2月2日生まれ、神奈川県出身。明治大学理工学部4年生時に、『MEN’S NON‐NO』専属モデルに。今年5月、『清原翔Visual Book in「なつぞら」』を発表。シャツ¥21,000(KAIKO/STUDIO FABWORK TEL:03・6438・9575)タンクトップ¥12,000(O project)シューズ¥18,000(Nelson) 共にTHREE TEL:03・5431・3832パンツ¥35,000(Marvine Pontiak/OVERRIVER TEL:03・6434・9496)たるき・ゆみこ1980年生まれ、東京都出身。TRON所属。伊藤彰紀氏に師事したのち、’09年に独立。雑誌や広告、カタログで活躍中。人気アイドルのDVDパッケージなども担当。※『anan』2019年6月26日号より。写真・樽木優美子(TRON)スタイリスト・李 靖華ヘア&メイク・NOBUKIYO取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2019年06月22日2020年にオール新キャストで上演される『デスノートTHE MUSICAL』。夜神月役はダブルキャストで、うち一名は全国オーディションで決定することになっており、先月末にはオーディション枠以外の新キャストが発表されていました。5月13日、ついにオーディションによって選ばれた夜神月役が決定。本人のコメントと共に、公演概要を詳しくご紹介します。オーディションで選ばれた新・夜神月役は「甲斐翔真」応募総数2416名の主役オーディションで、見事に夜神月役を射止めたのは「甲斐翔真(かいしょうま)」さん。2016年「仮面ライダーエグゼイド」でデビュー以降、話題のドラマや映画に立て続けに出演。オーディションでは、舞台未経験ながらも真っ直ぐでエネルギー溢れる歌声と演技を披露し高く評価され、今回の起用が決定しました。主な出演作・テレビドラマ『仮面ライダーエグゼイド』『ゼロ 一攫千金ゲーム』『電影少女-VIDEO GIRL MAI 2019』・映画『覚悟はいいかそこの女子。』『君は月夜に光り輝く』コメント “『デスノート THE MUSICAL』で初舞台を踏ませて頂きます。素晴らしいキャストの皆さんとご一緒させて頂けることを心より嬉しく、光栄に思うと同時に、この大きな舞台に立たせて頂く興奮と不安が、同時に押し寄せております。もともとミュージカルが大好きで、いつか自分も舞台に立ちたいと強く思っていたので、今作品のオーディションを絶対に決めたい!!と臨みました。プレッシャーもありますが、栗山さんのご指導のもと、とにかく公演に向けて日々鍛錬していきます。どうぞよろしくお願いいたします。”出典:『デスノートTHE MUSICAL』新キャスト発表!村井良大(夜神月役) ※ダブルキャスト「仮面ライダーディケイド」に出演し人気を博しブレイク。現在公演中の舞台『ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~』でも主演を務め、6月・10月にも主演作品が控える。今注目される若手実力派俳優の一人。髙橋颯 (エル役)2018年9月よりソロシンガーとして活躍。透明感と優しさを合わせ持つ歌声で、本作が初舞台・初ミュージカル。吉柳咲良(弥 海砂役)「第41回ホリプロタレントスカウトキャラバンPURE GIRL2016」グランプリ受賞。2017年のミュージカル『ピーターパン』で、史上最年少タイの13歳で10代目ピーターパンを演じ、以後3年連続主役のピーターパンを務める。西田ひらり(夜神粧裕役)ダンス&ボーカルグループ「ONE CHANCE」で活躍し、津軽民謡で全国大会への出演経験を持つ。本作がミュージカル初出演となる。パク・ヘナ(死神 レム役)韓国ミュージカル界の歌姫と評され、映画「アナと雪の女王」では韓国版の劇中歌を担当。『デスノートTHE MUSICAL』の韓国版では初演、再演とレム役を演じている。横田栄司(死神 リューク役)舞台・映画・ドラマと幅広く活躍。蜷川幸雄演出のシェイクスピアシリーズに多数出演。演劇作品で欠かせないベテラン演技派俳優。主な出演作品に、舞台『ヘンリー五世』『ハムレット』『ヴェニスの商人』など。今井清隆(夜神総一郎役)劇団四季時代には『美女と野獣』の野獣役、『オペラ座の怪人』のファントム役などを演じる。退団後は数々の舞台に出演し、ミュージカル『レ・ミゼラブル』ではジャン・バルジャンを長年演じている。『デスノート THE MUSICAL』公演概要上演時期2020年1月※地方公演、海外公演あり(予定)会場豊島区立芸術文化劇場(新複合施設「Hareza (ハレザ) 池袋」2019年秋オープン)キャスト村井良大甲斐翔真髙橋颯吉柳咲良西田ひらりパク・ヘナ横田栄司今井清隆川口竜也/小原悠輝/金子大介/鎌田誠樹/上條駿/長尾哲平/廣瀬真平/藤田宏樹/本多釈人/松谷嵐/渡辺崇人/石丸椎菜/大内唯/コリ伽路/華花/濵平奈津美/妃白ゆあ/町屋美咲/湊陽奈/森莉那クリエイティブスタッフ音楽:フランク・ワイルドホーン演出:栗山民也歌詞:ジャック・マーフィー脚本:アイヴァン・メンチェル翻訳:徐賀世子訳詞:高橋亜子ほか(C)大場つぐみ・小畑健/集英社
2019年05月13日今回、ご紹介する作品は、dTV×FOD共同製作ドラマ『花にけだもの~Second Season~』。杉山美和子氏の同名漫画を実写化し、SNSを中心に話題を呼んだドラマの続編です。劇中、三者三様の魅力を放つ“けだもの男子”を演じた杉野遥亮さん、松尾太陽さん、甲斐翔真さんにお話を伺いました。写真・角戸菜苗 文・田嶋真理【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 32美形&長身! 最強スペックの“けだもの男子”写真左から、松尾太陽さん、杉野遥亮さん、甲斐翔真さん。“けだもの男子”とは、見た目や発言は男らしいけれど、好きな人の前だけで見せるかわいらしい一面がたまらない男子のこと。『花にけだもの』は、そんな“けだもの男子”たちと純真無垢な主人公・久実(キューちゃん)との危険な恋を描く、胸キュン・ラブストーリーです。続編では、“けだもの男子”たちが卒業後の進路に対して悩み、新キャストに惑わされ、好きな人とすれ違っていく姿が描かれています。王子様の皮を被った超プレイボーイ・柿木園豹役は杉野遥亮さん、クールでミステリアスな和泉千隼役は松尾太陽さん、誠実で心優しく太陽のような男・日吉竜生役は甲斐翔真さん。それぞれが「これまでに演じたことのない役」「自身とは真逆」と自負するほど、演技力を試される新境地に挑みました。ーーシーズン2に向け、どのように役を進化させていきましたか?杉野さん シーズン1から約半年後に撮影に入ったのですが、演じた役の感覚は残っていました。豹とキューちゃんがどのような日々を過ごしてきたのか、新キャストとの関係性など、シーズン2の台本を読みながらいろいろと想いを巡らせることで、役に入っていきました。ーー「シーズン1の撮影現場では、杉野さんが年長者として現場をまとめていた」というコメントを読みました。今回も同じ役割を?杉野さん それはきっと誰かが気を遣って言ってくださったんだと思います。僕はしたいことしかしていません(笑)。しかも今回はシーズン1に比べて千隼や竜生と一緒に何かをするシーンがほとんどなくて。松尾さん 共演シーンが少なかったね。甲斐さん パーティと卒業式のシーンぐらい?杉野さん そこは、少し物足りなく感じました。甲斐さん 豹や千隼ともっと共演したかったです。ーー役柄に共感したところ、役作りで苦労したところは?杉野さん 大切な人を尊重したり、相手の気持ちに寄り添えたりするところです。僕は自分を客観視するタイプなので、豹のように感情の赴くまま行動する人をうらやましく思いました。甲斐さん シーズン1の撮影に入る前は、竜生のような元気いっぱいな三枚目の役を演じる自信がありませんでした。本読みの際、顔を真っ赤にしながら“カンナさ~ん”というセリフを言っていたことを今でも覚えています。シーズン2を撮ることが決まったとき、「竜生に戻れるかな」と少し心配していたのですが、撮影に入ると監督から「竜生だね」と言われて。嬉しかったです。竜生は僕の中に住み込んでしまったようです(笑)。ーーシーズン2の冒頭で、千隼は海外へ旅をしに行く設定でした。松尾さんが所属する6人組ダンス&ボーカルグループ「超特急」でも最近、タイに行かれていましたね?松尾さん 千隼は自分探しをするため、タイやベトナムを旅します。僕も仕事でタイへ行く機会があったので、彼の気持ちを想像しやすかったです。千隼は完璧な人間ですが、自分よりも相手を優先するところは僕と同じで、共感できました。ーーシーズン2ではどのようなところに注目して欲しい?松尾さん シーズン1で、豹と千隼はキューちゃんを巡ってバチバチな関係でした。シーズン2では、千隼は次第に存在感を増していくので、彼女に対してどういう想いを抱いているのか、楽しみにしながら観ていただきたいです。ーー劇中、キューちゃんのおいしそうな手料理の数々が登場します。みなさんが好きな人に作ってもらいたい料理は?甲斐さん 煮込み料理です。自分のために時間をかけて料理を作ってくれること自体が嬉しいですね。杉野さん 好きな人に作ってもらえるなら、何でも嬉しいです。焼き魚でも。甲斐さん 栄養のバランスを考えた料理って良いよね。杉野さん 仕事柄、お弁当を食べることが多いので、体のことを気遣った料理だと嬉しいです。松尾さん 僕は肉じゃがのような、家庭料理が食べてみたいです。その家庭ならではの味付けをした料理が良いです。ーー松尾さんと言えば、キューちゃんに負けず劣らず女子力が高いですよね。ご自身のインスタグラムで、「メンバーやスタッフさんにほろほろクッキーを作った」と報告されていて驚きました。甲斐さん 僕にもちょうだいよ。松尾さん いいの? 作るけど(笑)。甲斐さん 時間かかるの?松尾さん 1時間ぐらいかな。杉野さん たった1時間でほろほろクッキーが作れるの!?甲斐さん レシピを教えてよ。杉野さん ものすごくマメな女優さんみたいだね(笑)。ーーSNSなどでぜひレシピをシェアしてください(笑)。本日はお時間いただきまして、ありがとうございました!インタビューのこぼれ話杉野遥亮さん、松尾太陽さん、甲斐翔真さんは揃って美形なうえに高身長。異次元レベルのイケメンぶりに、現場に立ち会ったスタッフ一同が思わず見惚れてしまう取材でした。InformationdTV×FOD共同製作ドラマ『花にけだもの~Second Season~』3月23日よりスタート(毎週土曜更新、全5話)出演:中村ゆりか、杉野遥亮、松尾太陽、甲斐翔真、入山杏奈(AKB48)主題歌:Da-iCE『一生のお願い』©杉山美和子/小学館(Sho-Comiフラワーコミックス)エイベックス通信放送・フジテレビジョン甲斐翔真さん 衣裳協力:ニット¥30,000(ウル/スタジオ ファブワーク TEL:03・6438・9575) パンツ¥34,000(08サーカス/08ブック TEL:03・5329・0801) 靴¥84,000(パラブーツ/パラブーツ 青山店 TEL:03・5766・6688)
2019年03月29日嵐の櫻井翔さんが公式ブログ「オトノハ」を更新。ツイッターでは「#オトノハ」が付きで、感動の声を綴る投稿が急増しています。オトノハとは、Johnny’s webで毎月15日+αに更新されている、櫻井さんの公式ブログ。Johnny’s webにも、「日々のこと音楽のこと…などなど、自由に綴っていきます。毎月15日+αで更新予定です!」と説明書きがあります。今日15日は定期的な更新日だったのです。櫻井さん、そして嵐のファンにとって、毎月15日は特別な日。今回の内容には「いつも素敵な内容だけど、さらに感動した」といったツイートがたくさん見られました。・年末年始の出来事、所信表明と、いつも以上に読み応えがあり満足感でいっぱいです・翔くんを好きになってよかった。翔くんの文章力と語彙力尊敬する。・翔くんがファンを大切に思ってくれているように、翔くんが誇りを持てるような振る舞いができるファンでいたいと改めて強く思いました…・想像の100倍の長さ。前半の微笑ましい内容と打って変わり後半、櫻井翔のファンで良かったと心の底から思った・ほんと今回のオトノハは櫻井翔のファンで良かったなって胸がきゅゅぅんってなる・オトノハ、翔くんありがとう。あんなに長く所信表明書いてもらって……お疲れ様でした。ありがとう、ありがとう、ありがとう!・#オトノハ に対して愛を感じる翔担さんのコメントを読み漁りいいねを連打。そして、翔くんファンであることを誇りに思い、喜びを感じ、涙する。涙が止まらないと綴るファンも数多くいました。「オトノハ」がトレンド入りするくらい話題になっている今日、Johnny’s webの新規加入者がさらに増えるかも!?画像/Shutterstock
2019年01月15日戦後間もない日本にチョコレートを普及させた「メリーチョコレート」戦後間もない昭和25年、目黒区の小さな作業場で誕生した「メリーチョコレート」。日本にまだ“本物のチョコレート”という価値観がなかった時代から、原料や製法に徹底してこだわり、口溶けのいいチョコレートを作り出してきました毎年2月になると、日本のまちじゅう、甘い香りが漂うようなバレンタインデーも、日本で最初に始めたのがメリーチョコレート。東京タワーが誕生した昭和33年、社員がパリに住む友人から受け取った絵葉書に「パリでは2月14日にバレンタインデーと言って、花やカードやチョコレートを贈る習慣がある」と買いてあったのをきっかけに、都内の百貨店で「女性から男性へチョコレートを贈る」というスタイルを提案。けれども初年は苦戦して、50円の板チョコレート3枚と、20円のメッセージカード1枚、わずか170円の売り上げだったそう。2年目のバレンタインデーは、鉄筆で「TO」と「FROM」と描いたハート型のチョコレートに、自分と相手の名前を入れるサインチョコレートを販売したところ、これまでなかったアイデアが注目を集め、少しずつバレンタインが知られるように。その頃、ちょうど女性週刊誌が次々と創刊され、バレンタインデーは年に一度、女性から男性に愛の告白ができる日として、特集されるようになりました。メリーチョコレートには、個人的にも大きな思い出がある私。中学生になり、初めてクラスメイトにチョコレートを贈るため、友人と電車に乗って少し大きなまちの百貨店へ。そこで選んだのがメリーチョコレート。女性の横顔のロゴマークに背中を押されるような気がしたのです。 丸の内KITTEメリーズカフェで見つけた新ブランド「ルルメリー」最近では、百貨店にバレンタインデーの特設コーナーができると、いくつかの会場をくまなく見て回るのが習慣に。そこで、フランスの漫画家、レイモン・ペイネのシリーズや、マトリョーシカ、フルーツをモチーフにした愛らしいシリーズに足をとめ、自分のためにチョコレートを買って帰ったところ、あとから、それら全てをメリーチョコレートが手がけていると気がついたのです。そうして一年前の秋、偶然に、丸の内のKITTE1階にあるメリーズ カフェで見つけたのが、メリーチョコレートの新ブランド「ルル メリー」。静かな物語を秘めたような絵画的で詩的で気品に満ちたパッケージデザインに衝撃と表したくなるほど感動し、ほぼ全種類のお菓子をまとめ買いして持ち帰り食べてみたところ、味わいも格別。うっとりとする口溶けとカカオのコク、フルーツやナッツのアクセントに魅せられ、ファンに。特別な贈りものはルル メリーで求めるようになりました。一目見たときから、そうかな、と想像はしていたけれど、デザインは大好きなデザイン会社・ドラフト。中身を食べ終えたあとのパッケージは、仕事机の前に並べて飾っています。そんな折、メリーチョコレートの2019年バレンタインチョコレートについて、広報の皆さまや、トップショコラティエであり、サロン・デュ・ショコラ パリに出展した当初からプロジェクトメンバーとして参加する、大石茂之さんに直接お話を聞く機会を得て、丸の内のKITTE1階にあるメリーズ カフェに伺うことに。 クリスマスや手土産にも喜ばれるはず日本にバレンタインデーが根付くまで、サロン・デュ・ショコラ パリへの取り組み、10以上あるブランドのバレンタインチョコレートの紹介と、大充実の時間を過ごしました。メリーズ カフェでは、チョコレートドリンクやデザート、コーヒーやサンドイッチなど店の中で味わえたり、ルル メリーの全商品を求めることができたり。チョコレートの量り売りや、好きな材料をその場で選んで、自分だけのオリジナルチョコレートをその場で作ってもらえる「オーダーショコラ」コーナーもあります。ちょうど今は、クリスマス限定のオーダーショコラや、冬季限定のショコラサブレのパッケージもあって、訪れるのにいい季節。バレンタインはもちろんだけれど、クリスマスや普段の手みやげにも喜ばれる、メリーチョコレートのチョコレートです。 チョコレート、クッキー生地、ナッツが三重奏を奏でる「ショコラサブレ」のシリーズ。16枚入り、8枚入り、2枚入りとあって、右上の赤いバラの箱は冬季限定。クリスマス限定販売のオーダーショコラ「クリスマスショコラ」。赤・黄・緑のオーナメントのような丸いチョコレートは、口の中でパチパチと弾けるキャンディー入りのチョコレート。素材は、カカオ75%のチョコレート、バター、砂糖、卵のみ。オリジナルのレシピで作るショコラテリーヌの中から。フルーツブランディに漬け込んだグリオットチェリーをトッピングした「ショコラテリーヌ グリオット」。新商品の「ガトーショコラ」。オランジュとレーズンの2種類があり、2個入り、4個入り、6個入りと3タイプのギフトボックスは絵画的なモノトーンの世界。メリーズ カフェの「オーダーショコラ」コーナーで、「クリスマスショコラ」を作ってもらっているところ。「オーダーショコラ」には、ホールケーキほどの大きなサイズもあります。大勢の集まりの手みやげに。3種類の「ショコラテリーヌ」。「ガトーショコラ」の、3タイプあるパッケージ。右上に写っているのは、自分へのご褒美に数種類まとめ買いしたくなる「ショコラタブレット」。メリーズ カフェで味わえるデザート。季節ごと変わります。 2019年のメリーチョコレート・バレンタインで楽しみにしているブランドが「メリートリュフル」。みずみずしい国産フルーツの味や香りをとじこめた、口溶けのよいトリュフ。瀬戸内レモン、とちおとめ苺、ルレクチエ、アップルマンゴーの他、ラブレーズン、カルヴァトス、グリオットと、お酒とフルーツのトリュフも。
2018年12月24日人気海外ドラマを織田裕二、中島裕翔、鈴木保奈美らを迎えて日本でドラマ化した「SUITS/スーツ」。その第10話が12月10日に放送された。エリート弁護士の甲斐正午(織田さん)と身分を詐称した弁護士・鈴木大輔(中島さん)が、数々の難解な訴訟をあらゆる手段で解決していくというストーリーでこれまで放送されてきた本作。2人のほか甲斐らが勤務する「幸村・上杉法律事務所」の所長・幸村チカに鈴木保奈美、甲斐のライバル・蟹江に小手伸也。大輔の元悪友・遊星に磯村勇斗、遊星の妹・砂里に今田美桜、パラリーガルの聖澤真琴に新木優子、甲斐の秘書・玉井伽耶子に中村アンといったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。遊星がチカに素性を明かした事で窮地に陥る大輔。チカは自分が大輔を預かることにして蟹江と共に案件を進めるよう指示する。その頃甲斐にかつての上司で最高検次長検事の柳慎次(國村隼)が近づいてくる。柳は裁判を有利に進めるため証拠隠しをしており、それを知った甲斐は検事を辞め弁護士の道を歩んだのだった。柳の不正を暴き権力の座から引きずり落とそうとする監察指導部の澤田仁志(市川海老蔵)は甲斐に接触、証言を求める。当初は証言を拒否していた甲斐だが、澤田が掴んでいる証拠を探るため最高検を訪れ資料を入手。そこには13年前に甲斐が担当した女子高生殺人事件の資料も。柳はその事件でも証拠隠しを行っており、容疑者は冤罪で服役していた。甲斐は冤罪を晴らすために立ちあがることを決意する…というのが10話のストーリー。明かされた甲斐の意外な過去、胸の内に秘められた熱い正義感。初めて感情を露わに激怒した甲斐の姿に「鈴木先生のピンチに感情的になる甲斐先生に胸が熱くなりました」「蟹江に迫る甲斐先生かっこよすぎて涙出た」「甲斐先生勝つことに手段選ばないけど根はとても良い人」など多数の熱い声援が送られたほか、「過去に苦しむ甲斐先生も辛い」「甲斐先生、負けないで!!」など、初めて“大ピンチ”に陥った甲斐を応援するコメントも多数。次回はいよいよ最終回、市川さん演じる澤田をはじめとする検察との闘いに「とにかく来週が楽しみ」という声が続々とタイムラインに流れ続けている。(笠緒)
2018年12月10日名古屋のまちなかが賑わう「やっとかめ文化祭」やっとかめ文化祭「名古屋かわいい和菓子めぐり」のリーフレット。イベント中に無料配布していたもの。毎年秋に、名古屋のまちなかを舞台に、さまざまなイベントが開催される「やっとかめ文化祭」。狂言や歌舞伎などの伝統芸能を街角で上演する「芸どころまちなか披露」、歴史や文化を学ぶ「まちなか寺子屋」、講師の説明を聞きながらテーマに沿ったコースを歩く「まち歩きなごや」、老舗料亭でお座敷芸などを楽しむ「お座敷ライブ」など、多様なプログラムが約3週間に渡り開催される。その中の一つ、和菓子をテーマにした企画の案内人を、昨年に引き続き担当させていただくことに。タイトルは「名古屋かわいい和菓子めぐり」。参加店は、「青柳総本家 KITTE名古屋店、一朶、OHAGI3 守山本店、覚王山 不老園、亀屋芳広 本店、川口屋、御菓子司 桔梗園、御菓子司 菊屋、御菓子司 菊屋茂富、 尾張菓子 きた川、きよめ餅総本家、あられの匠 白木、雀おどり總本店、大黒屋本店、御菓子所 つくは祢屋、納屋橋饅頭万松庵 大須万松寺通店、御菓子司 不老園正光、万年堂、御菓子司 美濃忠、むらさきや、御菓子司 もち観、餅文總本店 本店、両口屋是清 栄店」の23店舗。その全てを巡って和菓子を味わい、和菓子の味や形、色使い、ネーミング、店の内装や包み紙、職人さんの人柄など、あらゆる角度から名古屋の和菓子が持つ「かわいらしさ」を見つけた。茶どころ名古屋は、和菓子の名店揃い。今では名古屋が、京都や金沢のように和菓子のイメージがないのが意外なほど、名古屋の和菓子に魅せられるように。名古屋の喫茶店文化が何十年かけて全国に知れ渡ったように、名古屋の和菓子文化もきっと、多くの人に知られるようになると信じて。やっとかめ文化祭「名古屋かわいい和菓子めぐり」で紹介した店は、イベントが終了したあとも、名古屋の和菓子を食べ歩く参考にぜひ。和菓子めぐりをするさなか記録した、和菓子屋さんの“チャームポイント”「餅文總本店 本店」で求めた、コーヒー味のお菓子。コーヒー羊羹を、しっとりとした浮島生地ではさんでいる。「きよめ餅総本家」では、洋菓子も販売。ブランデーケーキなど、この包み紙で包んでもらえる。「きよめ餅総本家」の和菓子の包み紙はこちら。鮮やかなだいだい色にシルバーのプリントが洒落ている。美麗な「むらさきや」の掛け紙。菓子の「菓」の字を意匠化している。あられの匠 白木」の「吹きよせ 菓憐」。進物用の2袋セットの愛らしい包み。こけしなど、郷土玩具が描かれた、「万年堂」の包み紙。お願いすれば、どのお菓子でもこちらで包んでいただけるそう。「OHAGI3 守山本店」の、おはぎの箱。横たわる木の棒は、割り箸。「OHAGI3 守山本店」では、おはぎ入りの特製パフェも味わえる。「青柳総本家」のういろうの箱は、かつて柳宗理が手がけたものをモチーフにデザイン。大黒様の輪郭の中に店名。「大黒屋本店」のシール。「御菓子司 桔梗園」には、愛らしい形の干錦玉が。「亀屋芳広 本店」の「鯛パイ」。お祝いごとがあるときに注文したい!「御菓子所 つくは祢屋」の、熱田神宮にちなむ伝統的なお菓子。藤団子、春敲門、筑羽根。「御菓子司 美濃忠」の慶弔事のお菓子「子だから」。大きな薯蕷饅頭の中に5色の小型薯蕷が。 Louleのホームページはこちら
2018年12月01日TOKIOの松岡昌宏が、18日に放送されたラジオ番組『TOKIO WALKER』(NACK5/毎週日曜7:00~8:00)で、嵐の櫻井翔を「翔」と呼んでいる理由を明かした。普段ジャニーズの後輩を苗字で呼ぶことが多い松岡。そのことについてリスナーから「嵐の櫻井翔さんのことだけ『翔』と呼んでいるところをよく見ます。名前で呼ぶ人と苗字で呼ぶ人の違いは何ですか?」と問うメールが紹介された。これを受けて松岡は「あぁ、これ良いとこ突いてますね!」と言い、「『櫻井』とは最初の頃しか呼んでない。なんか『翔』なんだよね、俺の中で」と、何となく感覚的に名前呼びしていることを告白。続けて「たしかに、ニノじゃん? 相葉、大野、松本でしょ?」と、他のメンバーは苗字呼びのほうがしっくりいくことを明かした。また、「他で名前呼びしているメンバー」として、関ジャニ∞・大倉忠義を挙げ、「『ちゅう』って呼んでる」とも。どうやら松岡は、「V6の森田剛→剛」「三宅健→健」のように、2文字の名前は比較的名前呼びする傾向があるようだ。それ以外は基本「苗字呼び」だと言いつつ「でも、木村さんは、『智也』『准一』って呼ぶもんね、『長瀬』『岡田』とは呼ばないよね」と、先輩・木村拓哉の後輩の呼び方についても言及した。
2018年11月21日先月も会って、今月も会う。東京と京都、別々の場所で暮らしていても、定期的に会うことができるし、「またね」と手を振って別れられる友だちがいることは、とても貴重でありがたい。大人になると、互いに生活や仕事が忙しく、都合を合わせづらくなるものだから。京都には、よく一緒に旅をしたり、興味が赴く場所へともに出かけられる友だちがいる。私が年に幾度か、仕事で関西に出向くことがあるので、仕事の前後にともに過ごす。京都を“ホーム”に感じられるのも、その友だちのおかげ。顔を合わせた途端、あれもこれもと、話したいことが溢れ出す。30歳過ぎてできた友だちは、一緒にいてとても楽だ。自分はどんなふうに人と付き合うのが向いているか、ある程度分かっているから、付き合いに面倒も無駄もない。 京都で仕事を終えた翌日、お昼前に連絡を取り合い、“いつもの本屋”「誠光社」で待ち合わせ。そこから東山五条に向かい、ずっと行ってみたかった、昔ながらの焼きそば専門店でお昼ごはんを食べるのに付き合ってもらった。職業柄、より多くのお店に入り、飲んだり食べたり、旅先では常にお腹が膨れている。そんなとき、同行者がいると、もう一品別のものが注文できたり、量が多かったら分け合ったりと、助けられる。この日も、ちょっと個性的だと噂に聞いていた店だったから、友だちがいてくれて緊張がほぐれた。お昼を食べたあとは、もう一人奈良から駆けつけてくれた友だちとも合流し、東山地区を歩いて巡った。綿菓子専門店「JEREMY & JEMIMAH」の綿菓子は、大人の顔より大きくて、三人で分け合ってやっと完食。途中でお茶をしたり、神社に立ち寄ったり、気ままに店に入ってみたり。半分、修学旅行生気分で、心が浮き立つ。 夕方には、さらに二人(お母さんと、赤ちゃん)合流して、友人・知人が出店をしている、左京区のおまつりへ。あちらではライブ、こちらでは太鼓踊り、そこらじゅうの出店をのぞき込んだり。ああ、楽しい。夏の最後の、大切な思い出。「次は秋にね~!」と手を振って、京都駅行きのバスに乗った。 Louleのホームページはこちら
2018年09月09日“イクメン”とは子育てする男性(メンズ)の略称です。イクメンという言葉自体は浸透してきていても、お子さんがいる女性で「うちの夫はイクメン!」と思っている方は、まだまだ少ないのが現状ではないでしょうか。今回は、お子さんがいる女性にも、これから子どもを持ちたいと考えている女性にも分かりやすく、自称イクメンと真のイクメンの違いを解説します。妊娠中からも、すでに違いは現れる妊娠中からも、すでに自称イクメンと真のイクメンの違いは現れます。その違いを解説します。自称イクメン「つらいのは分かるけれど、男の自分には何もしてあげられない」自称イクメンは、妻のつわりがひどかったり、妊娠のストレスでイライラしていたりして、つらい思いをしている妻に、一見同情的で、理解してくれているように見えます。しかし、あくまでも、理解しているように見えるだけで、実際にはそのつらさを理解してくれてはいません。男性が妊娠中のつらさが分からないことは無理もないことなのですが、自称イクメンは、妻が妊娠中だから、積極的に家事を手伝う、という発想はありません。つらいかもしれないが、家事は今までどおりにこなしてほしい。そういった本音があるのでしょう。「つらいのは分かるけれど、男の自分には何もしてあげられない」これが、自称イクメンに多い言い分です。真のイクメン「自分にできることはする」真のイクメンは、妻がつらいと言う前から、自分にできることは積極的にやってくれます。仕事から疲れて帰ってきて、妻が料理を作っていなかったとしても、不機嫌になることもありません。料理が作れるなら妻の好きな料理を作り、料理ができないなら、妻の分の食べ物を買ってきます。妻の負担を少しだけでも減らし、妻が母子ともに無事に出産してくれればそれが一番いい。それが、真のイクメンの考え方です。真のイクメンは子どもが生まれてからも、家事までどうしても手の回らない妻をサポートしてくれます。まだ子どもが幼い頃に、その違いは一番はっきりと現れるまだ子どもが幼い頃、特に生まれたばかりのときに、自称イクメンと真のイクメンの違いは一番はっきりと現れます。生まれたばかりの赤ちゃんは、それぞれの赤ちゃん毎に違いははあるものの、一日中寝ない、泣きっぱなし、なんていうことはザラです。そんなときに、自称イクメンと真のイクメンはどのように違うのでしょうか。自称イクメン「俺、明日仕事なんだけれど…」子どもが夜に泣きやまないときに、自称イクメンは、あやしたり、抱っこしたりと、一応何かしようとはしてくれます。しかし、それが上手くいかずに子どもが泣きやまない場合、すぐにイライラしてきます。そして、最終的には「俺、明日仕事なんだけれど」など、妻が子どもを寝かしつけられないことを責めるかのような言い方をしてくる場合まであります。子育てを手伝おうとはしても、最後は結局ママに押し付けて自分は知らんぷりというのが、自称イクメンの特徴です。真のイクメン「泣き止むまでみるよ」小さい子どもは、揺れや振動によって寝ることがあります。そのために、子どもが夜に泣きやまないときに、ゆらゆらと揺らして抱っこをしたり、ドライブしたり、ベビーカーで散歩するのは寝かしつけにも効果があると言われています。毎晩ではなくても積極的に子供を抱っこしてくれたり、散歩やドライブに連れ出して、子供が泣き止んで寝るまでつきあってくれるような夫は真のイクメンです。基本的に、幼い子どもをメインで育児するのは母親になります。一日中、子どもと二人っきり⋯子どもはずっと泣いている。そんな状況は大変だと分かってくれているからこそ、真のイクメンは自分がいる時間ぐらいはと、育児をサポートする行動をとってくれるのでしょう。最終的な違いは「当事者として育児をしているか」結局のところ、男性が「父親なのだから育児をするべき当事者である」という意識をもっているかで、その違いが現れます。育児において、子どもにどのような接し方をしているのか、自称イクメンと真のイクメンは、似ているようで全く違います。自称イクメン「やっぱりママがやるのが一番だから」自称イクメンは、子どもの機嫌がよかったり、親戚の前だったりと、都合のいいときは「俺は子どもが大好きだから!」と言わんばかりに、子どもの世話を焼きたがります。悪意があるわけではないのでしょうが、あくまでも自分にとって負担があまりないことだけ、気がむいた時だけ手伝うというのが特徴です。子どものオムツ、とくにウンチのときもオムツを替える、子どもにご飯を食べさせる、着替えさせる、寝かしつけ⋯そういった地味で、なおかつ大変なことは、なかなかやりたがりません。そこで自称イクメンから出てくる言葉が「やっぱりお母さんがやるのが一番だから」という言い訳だったりするのですね。真のイクメン「できる人間がやればいい」真のイクメンは、できる人間がやればいいといった精神で、自分がやれることは率先してやってくれます。子どもがウンチをしても「うわーウンチ!」などと騒ぎながらも、オムツを替えてくれるのです。他にも、外でご飯を食べるときなどに、真のイクメンは当たり前のように子どもを自分の隣に座らせて、子どもにご飯を食べさせてくれます。普段は、ご飯を食べさせるのはお母さんである場合が大半。食事のときぐらいは妻にご飯をゆっくり食べてもらいたい、そんな優しさを随所に見せてくれるのが真のイクメンなのです。おわりに自称イクメンに対して、少々手厳しい内容になってしまいましたが、ほとんどの家庭では男性が家族を養うために仕事をしていて、なおかつ日本の企業では働く男性が育児には参加しにくいという背景があることも事実です。とはいえ、子育てがあまりに大変な時には、なるべく育児をサポートしてもらえるよう、夫にもあらためて相談をしてみましょう。また、もし夫が真のイクメンであっても、それに甘えすぎるのではなく、仕事もして子育てもサポートしてくれている夫に感謝し、夫を思いやることを忘れずにいたいですね。いつかは、イクメンという言葉自体がなくなって、夫と妻がお互いに支えあって育児することが当たり前という社会になるといいですよね。written by 大久保 舞
2018年09月07日今年のお盆は休みをとらず、ワークショップやトークショーと、積極的にイベントの現場に立った。原稿を書く間は仕事場にこもりきりで、直接読者に会える機会はとても貴重。特に夏休みの間は、親子で参加できるイベントが役立つのではと、小さな子どもでも楽しめるワークショップを考えた。会場は浦和パルコ。イベント名は「浦和パンと地元パン」。パンを愛するもの書きとして敬愛するパンラボの池田浩明さんにお誘いいただき、会場で販売するパンのいくつかを選ぶことになった。池田さんは埼玉のパン屋さんに声をかけ、私は日本各地に根付くパンを集める。パンにまつわる本や雑貨の販売コーナーがあったり、パン研究のパネルがあったり、香ばしいパンの匂いに満ちた幸せな3日間だった。ずっと前からやってみたいと思っていたワークショップもついに実現。テーマは「かおパンをつくろう」。昔から、ホットケーキやオムレツやおにぎりパンや、食べものに顔を描くのが好きで、自宅だとハムやチーズを使って、人や動物の顔をしたホットサンドを作ることがある。イベント会場にキッチンはなく、子どもも多く来場するので、今回は簡単に体験できる方法を考え、材料は手が汚れにくいお菓子で揃えた。色々な形のビスケット、チョコレート、マシュマロ、ドライフルーツなどで、食パンをキャンバスに、自由に顔を描く。決断力が早く瞬時に仕上げる子。こだわりが強く一つ一つ慎重に材料を選ぶ子。それぞれ個性が出て面白い。できあがった顔も、作った人になんだか似ている。家にある材料でできることではあるけれど、「家だとつい、食べもので遊んではいけないと制してしまう」「材料を揃えるのが面倒で、家ではなかなか実践できない」などと、お母さんやお父さんにも喜んでいただけた。ワークショップの翌朝は私も、残った材料で“かおパン”作り。眉、目、鼻、口、頬……とパーツをパンにのせる、ゆったりとした朝のひととき。夢中で楽しみ、写真を撮るのも忘れて、そのまま口へ。“かおパン”作りは、一日の始まりを豊かに感じられる、休日の朝の過ごし方。Louleホームページはこちら
2018年08月19日「みんなにとっての一年は、十分の一。それが先生にとっては三十分の一。今は一年て長いなあと感じるだろうけど、おとなになるほど、一年はあっというまに過ぎるんだよ」。小学生のとき先生から聞いた言葉を、最近よく思い出す。これまでずっと同じ速度で月日は流れているはずなのに。この数年、地球の回転が加速しているかのような錯覚を覚えることが増えた。子どもの頃は、夏休みや誕生日やクリスマスを、指折り数えて楽しみに待った。「ああ、まだ一日しか過ぎていない。長いなあ。まだかなあ。時間を飛び越え、早くクリスマスがきたらいいのに」と。もう三月。この三ヶ月の間に、中国、宮崎、大分、岡山、静岡、愛知、和歌山、広島と旅をした。東京にいる間は毎日のように新刊の撮影で、あちらこちら飛び回る。それが自分の仕事なのだから、ありがたいし、なくては困る。それでも五年先くらいには、もう少しゆっくり速度を落として、朝から夜に移り変わる時間や、季節の変化を、じっと見つめられるような“隙間の時間”をもっと持とう。今の私の年齢は、人生の折り返し地点。時間は無限でなく限りがあることを知っている。十年前までは「持ちたい」とぼんやり願っていたことも、この頃は「持つのだ」と自らに決意表明するようになった。どんなふうに一日が過ぎても、あいかわらず毎日の楽しみはおやつの時間。明日は何を食べようか。最近の、おやつと贈り物の定番は、メリーチョコレートの新ブランド「ルル メリー」のチョコレート菓子。こちらは、プレーン、さくらんぼ、オレンジと、3種揃う、ショコラテリーヌ。贈り物用のラッピング。蜜漬けのさくらんぼがついた、ショコラテリーヌ「ショコラテリーヌ グリオット」。4種の味のスフレセット「ルルスフレ」。しっとりとなめらかな舌触り。ルルスフレの箱。ああ、また、捨てられない箱!ルルスフレの4個セット。個別でも販売。
2018年07月30日俳優の高杉真宙が23日、都内で行われた主演映画『世界でいちばん長い写真』(公開中)の初日舞台挨拶に、武田梨奈、水野勝(BOYS AND MEN)、草野翔吾監督とともに登場した。同作は誉田哲也の同名小説を実写映画化。目標もなく、冴えない毎日を送る主人公・宏伸(高杉)が、祖父のリサイクルショップで世界一長いパノラマ写真が撮れるカメラを見つけ、だんだんと人生が変わっていく。互いの印象を聞かれると、水野は「真宙くんは物静かで人見知りするタイプなんですけど、すごくチャーミングで、すごい天然なんですよ。つつけばつつくほど色々な面が出てくる」と語る。高杉はその言葉に「フラグですね」と、今後の展開を予感させるように苦笑しながら頷いていた。その後、武田が15日に誕生日を迎えたことからサプライズでケーキが登場。出演者陣は「えっケーキがあるんですか!」「ちょっとこれ聞いてないよ!」「嘘〜!!」と口々に驚きを表し、会場も一体となってハッピーバースデーの歌を歌う。しかし武田は「本当だったら泣いてるはずなんですけど、実はある人がやらかしてしまって」と告白。「打ち合わせをする前に『はい梨奈ちゃん、台本』と渡されたんですけど、私が見てはいけない台本だったんですよ」と明かす。水野が「思いっきり赤字で『バースデーケーキをここで投入』って。誰かさんがね、お配りしたんですよね」とたたみかけると、下を向いていた高杉は「本当に、誰ですか!」ととぼけるが、客席にも伝わった様子。武田が「思わず私さっき、真宙くんの左腕パーン! って」と攻めると、高杉は「やっちゃったんですよね〜。みなさん、すいませんでした」と謝罪した。草の監督も「バレてから、スタッフも一切ケーキを隠さない」と苦笑。水野が「袖に置いてありましたもん。世界で一番驚かないサプライズ!」と作品名にかけて表すと、会場からも「うまい!」と拍手が起こった。フォトセッションでは、約2mのパノラマ写真が登場。実際に作中では145mのパノラマ写真が登場するため、「この173倍」という説明に、観客も驚いていた。
2018年06月23日「ストロベリーナイト」などで知られる誉田哲也の青春群像小説を、高杉真宙主演で実写化する『世界でいちばん長い写真』(草野翔吾監督)。この度、本作の予告編とポスタービジュアル、場面写真が公開。さらに、松本穂香、水野勝、黒崎レイナらこれからの活躍に注目が集まるフレッシュなキャストたちの出演が明らかになった。■ストーリー高校写真部の内藤宏伸(高杉真宙)は引っ込み思案がたたり、部長の三好奈々恵(松本穂香)に怒られるばかり。人物写真をテーマにした写真品評会も人を撮るのが苦手な宏伸にとっては苦痛でしかなかった。しかし、高校最後の夏休みのある日、宏伸は従姉の温子(武田梨奈)が店長をしているリサイクルショップでいままで見たことがない大きなカメラと出会う。カメラの使い方がわからない宏伸は温子の勧めで近所の写真館の店主・宮下(吉沢悠)を訪ね、このカメラは360度長い写真が撮れるよう改造された世にも珍しいパノラマカメラだということが判明する。宮下に使い方を教えてもらい、宏伸はパノラマカメラで最初の360度撮影する。現像した写真を見て、いままでにない感動を感じた宏伸は次の日から360度撮影したい景色を探して街を自転車で駆け巡る。そうしてようやく辿り着いたのは温子の旧友、智也(水野勝)が育てるひまわり畑だった――。■新たに若手キャスト発表主人公の高校生・宏伸役の高杉さんと、宏伸の従姉で快活な温子役を武田梨奈が演じることがすでに決定していた本作。今回新たに発表されたのは、この青春群像劇をより盛り上げるキャストたち。宏伸が所属する写真部の部長・三好奈々恵役を演じるのは、連続テレビ小説「ひよっこ」での出演で話題となり、5月公開の映画『恋は雨上がりのように』への出演も決定している松本穂香。そのほか、「BOYS AND MEN」のリーダー・水野勝(小出智也役)、「仮面ライダーエグゼイド」「黒崎くんの言いなりになんてならない」に出演した黒崎レイナ(安藤エリカ役)、「動物のお医者さん」『星に願いを。』の吉沢悠(宮本賢一役)、そしてベテラン俳優の小松政夫(竹中芳郎役)が出演する。■予告到着! 主題歌はLily’s Blow様々な解禁情報とあわせて、本作の予告編も公開。ひまわり畑の美しい風景や、パノラマカメラを手に真剣な表情を見せる高杉さん。さらに、今回発表されたキャスト陣の姿も確認することができる。また、主題歌には都内のライブハウスを中心に活動するNANA (Vo) のソロプロジェクトLily’s Blowの「真夏のグライダー」に決定。『傷だらけの悪魔』で主題歌を担当し、2017年2月にメジャーデビューシングル「NAI NAI NAI」をリリース。現在も精力的にライブ活動を行い、ガールズロックシーンの中でもNEXTブレイク最有力株だ。『世界でいちばん長い写真』は6月23日(土)よりシネ・リーブル池袋、イオンシネマにて全国順次公開。(cinemacafe.net)
2018年03月23日〜真の理解者とは?2〜なぜ人は、自分を理解してくれる人が欲しいと思うのでしょうか。それはつまり、誰かに頼りきっていたいからなのです。自分で自分の面倒が見切れなくて、家族や友人に、「私をわかって!」と、どさっと寄りかかるようなものですから、寄りかかられたほうはとんだ迷惑です。自分を理解してほしいと思う前に、自分は自分を理解しているのか、自己分析して、自分を知ることが大切です。たとえば、自分はがんばっているのに、上司から正当な評価を受けられないとします。おそらく多くは、意地悪な上司のせいだと思い込み、それを誰かにぐちって、なぐさめてほしいと思うでしょう。誰かに泣きつく前に、本当にがんばっているのかどうか、上司や同僚の目線で自分自身を分析することが必要です。他の同僚が自分よりも高い評価を得ているのであれば、何かそれなりの学ぶべき理由があるはずなのです。そこをきちんと分析しなければ、恨むだけではいつまでたっても評価されません。冷静に自己分析し、自分を理解する、そこにすべてヒントが隠されているものなのです。そうすれば、誰かに頼ることもなくなりますし、はた迷惑な重い人と思われることもなくなるのです。
2018年02月14日中村ゆりか、杉野遥亮、松尾太陽、甲斐翔真ら注目の若手キャストが出演する、昨年10月に配信スタートしたdTV×FOD共同製作ドラマ「花にけだもの」が、この度、4月より地上波放送されることが分かった。本作は、2010年から2012年まで「Sho-Comi」(小学館)で連載され、累計発行部数200万部を突破した同名人気コミックの実写ドラマ。見た目や発言はもちろん、男らしいけど、好きな人の前だけでたまに見せる可愛らしい一面がたまらない、“けだもの男子”たちとの波乱の恋を描く青春ラブストーリー。キャストには、連続テレビ小説「まれ」に出演した中村さんが、本作の主人公で純真無垢で愛されすぎる久実役を演じるほか、久実を翻弄する“けだもの男子”たちに、『兄に愛されすぎて困ってます』の杉野さん(豹役)、「超特急」の松尾さん(千隼役)、「仮面ライダーエグゼイド」の甲斐さん(竜生役)。そして、久実の親友“カンナ”役を「AKB48」入山杏奈が演じた。配信当初より杉野さん、松尾さん、甲斐さんが演じる“けだもの男子”のS級のイケメンぶりに、「かっこよすぎて呼吸ができない!」「漫画で見たけど実写もいい!」などSNSを賑わせ、視聴熱ドラマジャンルリアルタイムランキング1位を獲得、YouTube第1話再生回数は200万回以上と配信ドラマでは異例の大ヒットを記録していた。「花にけだもの」は4月、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年02月05日牛肉、鶏肉、羊肉など色々あるお肉の中で、特に豚肉は、料理のとき最も手軽に使える食材のひとつだと思います。豚肉を選ぶときは、薄いピンク色のものよりも、赤い色がしっかり出ているもののほうが、よく太った健康な豚でおいしいらしいですよ!用意するもの(1人前)白菜…250g(1/8個)豚バラ肉…約150g(6枚)A水…コップ約半分A和風だしの素…少々A醤油…大さじ1/2合計約620kcal『白菜と豚バラ肉の重ね蒸し』のつくり方1.白菜と豚バラ肉を準備する白菜は、包丁で一口大のそぎ切りに。豚肉も食べやすく一口大に切り、耐熱ボウルに白菜と豚肉を交互に重ねていきます。2.レンジで加熱する重ねる途中で、何回か豚肉に塩、こしょうで味付けをします。一番上に白菜がくるようにして、ラップをしたらレンジ(500W)で5分温めます。※600Wのレンジを使う場合、×0.8の時間が目安3.味付けをして、もう一度加熱一度取り出して、Aを上からかけてさらに3分加熱します。器に盛り付けて、万能ネギを振ります。ネギはなくてもOKですよ。できあがり今回の一番のポイントは、そぎ切りにするところでしょうか。スーパーで1/8にカットされた白菜を買ってきたら、1枚ずつはがしてサッと水で洗った後、包丁をナナメに入れて切ってくださいね。こうすると豚肉から出る旨みがよく染み込みます。和風だしがないときは、白菜とバラ肉を重ねてレンジで加熱して、ゴマだれやポン酢を付けて食べてもいいと思います。夜食どころか立派なおかずになりますよ。ポイントをまとめると…白菜と豚肉を一口大に切る。白菜はそぎ切り塩コショウをしながら白菜と豚肉を交互に重ねる一番上を白菜にし、ラップして5分加熱水、和風だしの素、醤油をかけたらさらに3分加熱器に盛り付け、万能ネギを振って完成!次回は、アサリの濃厚な旨みとにんにくの香りが凝縮された『エビとアサリのアクアパッツァ』です。お楽しみに♪甲斐まり恵の最新情報はInstagramでチェック↓この記事を作った人甲斐まり恵女優。熊本県生まれ。双子座。株式会社バイタルネットのCMに出演中、ナレーションも担当。また、『仮面ライダーオーズ/OOO』もニコニコ動画にて配信中。2017年11月30日には、ジャズピアニスト・竹中真氏とともに、熊本で阿蘇神社復旧支援チャリティーデュオコンサートを開催。
2018年01月29日食べてうれしい、贈って幸せ。あの人が愛するチョコレート。今回は、文筆家・甲斐みのりさんに、オススメの2つのチョコとともに、溢れんばかりの“チョコ愛”を語っていただきました。ひいきにしたいのは、すべてがチャーミングな一箱。台所の一角に、チョコレート用の籠がある。板チョコ、球体、動物型、宝石のようなもの。そのときどきで種類は違うけれど、ほぼ空になったことがない。仕事に出る前にのぞき込み、“今日はこれ”と、ポケットに差し入れる。私のお腹は隙間が余すほどあるのか、人前でよくグーと鳴る。それをどうにか治めるため、チョコレートを持ち歩くようになった。道を歩きながら。信号待ちや駅のホームで。行儀が悪いことを気にして人に見られぬよう、こっそりと口へ運ぶ。そうして何事もない顔で、甘い塊を少しずつ溶かす。張り詰めた緊張を和らげてくれるのもチョコレート。もう何年も仕事の相棒で、頼もしい縁の下の力持ち。日頃ひっそり付き合う分、家の中では堂々と。時間をかけて目と舌で味わう。チョコレート選びの基準は複数あり、その一つが愛らしい箱。箱がいいと味もいい。手をかけ仕上げた我が子を、見目好く飾り送り出すのも職人愛。6種のチョコレートが“おうちBOX”に入った、鎌倉『ショコラテ ロミ・ユニ』の「おやつチョコ」は、自分用のとっておき。甘さも酸味もほろ苦さも身体中に染み渡り、見慣れた景色が麗らかに色づく。ショコラテ ロミ・ユニオランジェット¥790シトロネット¥790おうちBOX入りはこの2種のほか、「コロコロ」など全6種。4箱入り、6箱入りのセットも。『ロミ・ユニ コンフィチュール』『メゾンロミ・ユニ』でも販売。3月下旬まで。オンラインでも購入可能。●神奈川県鎌倉市西御門2-1-14TEL:0467・38・7071大切な人への贈り物に選びたいのは、ホワイトとミルクのチョコクリームが可憐に結びつく冷菓、夙川『エルベラン』の「生チョコふたつ」。コロンとまるく優しい気持ちを、うっとりするほどなめらかな口溶けに託して。エルベラン生チョコふたつ「金のはちみつ」 5個との10個入りセットで¥1,150(税込み)フランス・ヴァローナ社のチョコレートを生クリームで練り上げた、口溶けの良い2色のクリームをボール状に。オンラインでは、タスマニア産のはちみつを使ったお菓子「金のはちみつ」とのセットで購入可能。冷凍商品。●兵庫県西宮市相生町7-12TEL:0120・440・380かい・みのり旅や散歩、お菓子、雑貨と暮らしなどをテーマに、書籍や雑誌で執筆。歌手・声優の中島愛さんとの共著『音楽が教えてくれたこと』(ミルブックス)が、今月末に発刊予定。※『anan』2018年1月17日号より。写真・清水奈緒スタイリスト・堀江直子文・甲斐みのり(by anan編集部)
2018年01月10日「けだもの男子」とは、「女の子には優しく、ときに強引で男らしく、好きな子の前だけ素直になる一途さを併せ持つ新たな男子」像だという。なかなか悩ましい設定ではあるものの、現在dTV&FODで配信中のドラマ「花にけだもの」のメインキャラクターを務める杉野遥亮、松尾太陽、甲斐翔真の3人に、自身の「けだもの男子」度を測ってもらうとした。甲斐:2ですね!けだもの男子って、相当自分に自信がないと言えないですよね!?松尾:0…?というか、自分に(要素が)あるかどうかすらも、わからない…。「あったらいいな」という希望で、ないものねだりです(笑)。杉野:女の子に優しいのはあるとして、一途なほうだと思うので、それで50%くらいは当てはまっています。男らしさですか?ほど遠い気が…。全員遠慮がちな数字で、現実的なところでは低めのカウンターとなった。しかし、ドラマ内では、しっかりと「けだもの男子」と化し、見る者の胸をキュンキュンさせてくれる。3人それぞれが魅力的な登場人物に扮したdTV×FOD共同製作ドラマ「花にけだもの」は、「Sho-Comi」で連載され、累計発行部数200万部を突破した人気コミックの同名映像化。主人公・久実(中村ゆりか)の転校先で巻き起こる恋を軸に、友情や青春模様が描かれる胸キュンMAXな学園ドラマになっている。杉野さんは、学園の女子の99%から好かれており、学生服からでも匂い立つような色香をふりまく、実に「けだもの男子」を体現した豹へと華麗に変身した。王子様の仮面を被った超プレイボーイという役どころからも、一見すると、現実離れしてみえるキャラクターだが、杉野さんが演じることで現実世界のリアル王子として降臨する。杉野さん自身、台本を読んで戸惑ったと話し、「『こんな台詞を普通に言う人っていないよなあ…』と思いました。でも『言えない』と思いながらやると、現実的ではなくなってしまう。どれだけ自分に落とし込むかを考えました。演じているときは恥ずかしいという気持ちは全然ないんですけど、見ていると、僕も恥ずかしくなります(笑)」。確かに、杉野さんの端正な顔立ちから発するインパクトのある台詞の数々「まいったな。うれしくてどうにかなりそう」や「俺のものになってくれる?」などは、女子的悶絶シーンになること、間違いないだろう。そんな豹のターゲットになる久実にいつしか惹かれ、支える存在として暗躍する無口でクールな千隼を、松尾さんが担当した。「最初、すごく苦戦しました」と千隼のキャラクターについて言及した松尾さんは、「すごくクールで、大人っぽくて、何事も冷静に対処できる男だと思いました。画面に収まっているときは常に完璧じゃないといけないし、どう見せたら格好よくなるだろう、とばかり最初は考えていました。けど、撮影が進むにつれ、せっかくドラマなので、原作では見られないような僕なりの千隼を見せていけたらいいのかもしれない、という気持ちに変わっていきました」と、松尾さんがやるからこそ吹き込めた千隼の新たな魅力を覗かせる。千隼を演じる上で松尾さんが大事にしたという、相手を思いやり伝える言葉の節々には、どこか松尾さんの誠実さの片鱗を感じさせてくれる。3人の中でも一番「いそうだな」と思わせてくれる人物こそが、甲斐さんが演じた竜生だろう。明るくお調子者の竜生は、実際、撮影現場でもムードメーカーだったという話だが、それには理由があった。「普段の僕はひとりが好きでインドアだし(笑)、竜生みたいに、いつも笑っていて、明るくて、太陽みたいな男という感じではないんです。だから、自分の一番テンションの高いところ=竜生の通常時と思い、最初は無理をする感じでやっていました」と、役作りの過程を話した甲斐さん。現場で過ごすうちに見つけた打開策は、「本番でいきなりテンションを上げるのが難しいので、撮影現場でベースを作っていこうと思いました。常に現場では竜生でいるように、意識してやりました」とのこと。ちなみに、お気に入りの竜生の台詞は、「(意中の)カンナ(入山杏奈)さんに他校の男子が絡むシーンで、『カンナさんに何をした』ってボコボコにして『100回死なす、いや、1000回ぶっ殺す!』って言うんです(笑)!少年漫画みたいな台詞じゃないですか!?僕、『仮面ライダー』をやっていたんですけど、同じ匂いがしました(笑)」。そう甲斐さんが言うと、杉野さんと松尾さんも「そうだね!」と朗らかに微笑む。「花とけだもの」の公式SNSにも公開されているように3人の仲睦まじさはお墨付き。現場の空気感について、杉野さんが「シーンについて話すこともありますし、メリハリはついていますね。コミュニケーションは普通に取れるしね?」とふたりに問えば、甲斐さんは「そう!本当に高校生のような会話をしたりもするし」と言い、松尾さんも「無理せず自然体でいられるので、一番いい状態です」と、やはり息もぴったりだ。ところで、「けだもの男子」度が低い3人は、果たして「何男子」なのだろうか。せっかくなので、近しい間柄だからこそ互いを表してもらった。甲斐:杉野くんは「不思議系男子」だと思う!そう言われない?杉野:本当に思ってる(笑)!?何で?何で?松尾:謎な行動をしてるとき、あるよねー。甲斐:たまに何を考えているか、わからないときがある!杉野:それはよく言われるかも。基本、そういうときは、何も考えていないんだけど。でも、不思議系はなんかうれしい(笑)。甲斐:松尾くんは、「スーパー真面目男子」。すべてにおいて、隙がない。杉野:そうだね。隙を見たことがないかも。甲斐:ファッションもオシャレだし、「残念」と思うところがない。完璧。松尾:ありがとう。でも、実は運動神経が悪いんだよね。残念なところ笑。松尾:甲斐くんは、何なんだろう…?一番難しい!杉野:基本的には賢い人って思う。すごい大人っぽく見えることがあるんだけど、話を聞いていると「意外と子どもだなあ、かわいいなあ」って思ったりすることもあるから、「ギャップ男子」で、どう?松尾:ああ、わかる。風貌とか基本的に大人っぽいことが多いから、最初見たときに19歳とは思わなかったしね。甲斐:ふふふ。ありがとうございます。(text:Kyoko Akayama/photo:Tatsunori Iwama)
2017年11月13日