韓国の男性デュオ東方神起のメンバー・ユンホ(34)が3月26日、着用したまま飲み物を飲むことができるマスクをデザインし、特許を取得したことがわかった。韓国の特許庁は26日、公式Twitterアカウントを通じて「ユノ・ユンホさんがキャップがついたマスクのデザイン権を登録しました!」と発表。添付された画像には、出願者・製作者の欄に本名であるチョン・ユンホが記載されており、今月3日に特許を出願したのち、16日に登録されたことが記されている。ユンホは、口の位置にキャップのようなカバーを設置したマスクを、知人とともにデザイン。これにより、マスクを下げなくてもペットボトルサイズの飲み物が飲めるようになった。韓国メディアの報道によると、デザインは新型コロナウイルスの感染が広まるよりも前から始めていたそうで、所属事務所のSMエンターテインメントを通じてユンホは「普段マスクをよく使うが、マスクを着けた状態で簡単に水を飲める方法を考えてみたところ、特許まで出すことになりました」と明かしている。ユンホが特許を取得するのは今回で2件目。過去にはカプセルを装着できる二重になったカップを発明し、特許を取得している。’17年にトークバラエティに出演した際には、カップの特許証を持参。「“趣味は発明”と話してウソだと誤解されたことがあるが、本心からのものだ。特許証を持つことが目標だったので、商品化はしなかった」と語ったこともある。マスクの特許取得を知ったファンからは《マスクしたまま飲料を飲める、目の付け所がすごい!》《グッズで売り出してほしい》《実践する姿が本当に素敵》と称賛するコメントが寄せられている。
2020年03月26日■前回のあらすじついに息子誕生、夫の育休生活が始まりました。退院してからは夫は宣言通り、私の体をいたわりよく動いてくれました。しかし超がつくほどの過保護状態…、育休夫は暴走していたのです…!暴走中の育休夫、今回は夫が苦手な「料理」&「掃除」についてをご紹介します。今まで食べる専門だった夫が『かんたん!男メシ』みたいな本とか買って、私より料理上達したらどうしよう!って妄想してたけどそんなことなかったです(笑)代わりにお母さん達にヘルプの電話してくれたり、コンビニやスーパーへ走ってくれたり、理想とは違うけどがんばってくれました。退院から2週間ほどたつと、だんだん動けるようになり、そして夫の家事の粗さも見えてくるようになりました。夫は「汚い」というセンサーが人より鈍いみたいです。「床上げまではオレが掃除するよ!」って言ってくれてたのに…。仕方がないので、隠れて掃除をしていました。次回はついに床上げ。このあたりから育休夫にモヤっとし始めます…。\人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月20日■前回のあらすじ育児と大学院を両立すると言う夫、もともとワンオペ育児を覚悟していたから大学院があってもだいぶ助けになるのではと思い「受け入れて応援する」を選択。そしていよいよ出産後、夫の育休生活がはじまります。出産後の母体を心配していろいろと気にかけてくれるのは嬉しかったのですが、何をするにも夫に声をかけないと注意される日々は息苦しくもありました。トイレに行くと出待ちされたりとかして恥ずかしかったです…。そして、さらに…夫が【育休夫】として覚醒しました(笑)私はおっぱいの出が良くなく混合だったのでこのやり方が採用され、ミルクの時は旦那さんにお任せすれば、連続して眠ることができました。次に続きます。3月20日(金)15時公開予定!\人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月19日■前回のあらすじ夫からの育休の相談を誤魔化してしまったが、実は勇気ある決断をしてくれたのでは…と考え直す。もう一度夫と相談する機会を設けようとするが夫はすでに決意を固めていた…!最初仏かと思ったのに最後のセリフで上げてから落とされた気分でした(笑)。調べてみると育休中にスキルアップする人って結構いるようです。当時は妊娠して目の前のことしか見れていなかったけど、先を見据えた夫の決断に今は尊敬と感謝をしています。次に続きます。3月13日(金)15時公開予定!\人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月12日■前回のあらすじ料理できない、掃除しない、大雑把な夫から突然6ヶ月の育休相談。気持ちは嬉しいのだけど会社への影響とかお金とかいろいろ考え誤魔化してしまった…。どうなる夫の育休!決断力がすさまじい夫…。次回、緊急家族会議を開催、そこで衝撃の事実が発覚します…!次へ続きます。3月12日15時公開予定!\人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月11日インスグラムで人気のツムママさん、第1子出産後に旦那さんが育休をとってくれたときのお話です。6ヶ月…。夫が育休をとってくれたこと、今ではとても感謝しておりますが、正直相談されたときは嬉しさより不安が大きかったです。次へ続きます。\人気作家の動画もぜひご覧ください!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2020年03月10日小泉進次郎環境相が日本の現役閣僚では初めて育児休暇を取得して話題になっています。しかし、男性の育児休業取得率は女性に比べてまだまだ低く、政府内では「男性の育休取得義務化」に向けた提言も出てきています。こうした動きを、働く主婦はどのように捉えているのでしょうか。「しゅふJOB総研」が働く主婦に行った『男性の育休取得義務化』のアンケート結果をお伝えします。■ 8割強が「主に収入を支えるのは夫」。男性育休のネックは経済的不安?Kazpon / PIXTA(ピクスタ)働く主婦に対して行ったアンケートの有効回答数は715件。このうち、86.9%が「家庭の収入を主に支えているのは配偶者またはパートナー」と回答しました。男性の育休が「取得しにくい」理由の1つとしてよく言われるのが、「収入面の不安」です。大黒柱の夫が育休で仕事を休むと、その間の収入が減ってしまいます。また、休業することで会社での立場や、出世への影響がないのかも気になります。フリーコメントでは、・育休をとって会社復帰後、前のように働けるの?(40代:今は働いていない)・育休をとることで、復帰した時に降格とかしたり、これ以上給料が減るのは困る(40代:パート/アルバイト)・出勤してる時と変わらない収入保証があって、ちゃんと家事育児を率先してやる人だったらアリだと思う(40代:パート/アルバイト)・妻としては取得して欲しい反面、会社生活で影響が出るのではないかという不安もある(40代:今は働いていない)という声も寄せられました。■ 「男性の育休取得の義務化」肯定派が過半数「男性の育児休業取得を義務化すべき?」という質問では、「思う」が21.3%、「どちらかというと思う」が31.0%、「どちらかというと思わない」が17.1%、「思わない」が10.6%、「どちらとも言えない」が20.0%で、義務化に肯定派が否定派を若干上回る結果になりました。回答者の年代別にみると、年代が下がるほど肯定的な人が多くなっています。若い年代ほど子どもが幼く、育児に手がかかるため、男性の育休取得を必要としているのかもしれません。また、家庭の収入の主な支え手が「自分」と回答した層は、そうでない人に比べて肯定派が多くなりました。■ 肯定派、否定派の胸の内とは?kou / PIXTA(ピクスタ)フリーコメントから「男性育休取得の義務化」に対する肯定派と否定派の両方の思いを見てみましょう。肯定派・義務化をしない限り、世の中全般の育児に対するスタンスが変わることはないと思う(40代:正社員)・取りたくても取れない人も多く(うちの夫もそうでした)、その場合は国が介入しある程度法律にしないと難しいのかな、と(30代:派遣社員)・男性も子育ての大変さを知るべきだと思う。女性の産後鬱が軽減されるのではないかと思う(30代:パート/アルバイト)・自分が取ることさえ、第二子目は言い出せず、退職した。男性もその苦しみを実感して欲しいと思う(50代:派遣社員)・長期間は無理だが一週間程度を何回か等取得しやすい日数を取れれば良いと思う(50代:今は働いていない)否定派・義務化は必要ないと思うが、取りたい人が気持ちよく取れる社会になるといいと思う。・必要に応じて単発で取れると良いとは思うが、それなら有休でも良いのかな、と思う(50代:パート/アルバイト)・家庭も個人もそれぞれなので義務化はおかしい(50代:フリー/自営業)・(子どもが)居ない家庭の人からみたら育休は会社を長期サボるための口実ネタ(50代:派遣社員)・男性が育休を取得しても実際に家事育児をするとは限らない(40代:派遣社員)・育休を取らなくても、子育てに参加できる時間があれは良いと思う(50代:パート/アルバイト)・育休とったから育児してると勘違いしてほしくない。育児はそれから20年くらいかかるもの(30代:派遣社員)・男性の育児より育児を助けてもらえる制度をもっと増やした方がいい(30代:パート/アルバイト)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)「どちらとも言えない」を選んだ人の声・義務化まではいかなくても、気持ちよく育休が取れる環境を整えて欲しいと思う(40代:パート/アルバイト)・仕事の特殊性、内容によって取得可能なものとそうでないものがあるので、一律に義務化するのは無理がある(40代:フリー/自営業)・義務化するのではなく、各家庭で話し合って自分達のスタイルを決め、職場はそれを認めていけばよい(50代:派遣社員)・自分の子どもに対してどう育てたいかは個人の自由。男性、女性と分ける事が既に差別と思う(50代:派遣社員)・キチンと育児をすればいいが、育児もせずただ休むだけで育休を取得している人もいる(40代:パート/アルバイト)・私は4週間だけ夫が育休を取ってくれたが、あまり役に立たなかった。というより、負担が増えた(40代:今は働いていない)・一年ほど取らないと意味はない(30代:派遣社員)・そうでない人もいるとは思うが、基本的に男性は育児に関して他人事と感じる(50代:派遣社員)・本心で子育てに関わりたい。とか、妻の負担を減らそうと思うのから良いと思う。義務や見栄だったらいらない(40代:パート/アルバイト)プラナ / PIXTA(ピクスタ)男性の育休取得で夫婦間の子育ての協力が進む一方で、「育児に関して夫に期待していない」「子どもがいない家庭とで不公平感がでる」などの意見も見られました。中には「男性も育休でキャリアが中断すれば平等になるのではないか?という思いがある(40代:公務員/団体職員)」など、ドキッとする意見も…。女性たちの「怒り」とも受け取られる声も散見され、仕事と育児の両立の難しさを感じます。誰もが働きやすく子育てしやすい環境をどのようにつくっていくのか、これからも取り組みが進んでいくことでしょう。【参考】※ 働く主婦は、男性の育休義務化をどう思っているのか?「義務化すべき」52.3%「義務化すべきと思わない」27.7%
2020年02月17日小泉進次郎環境大臣が通算2週間の育児休暇を取得する考えを表明したことで改めて話題となった、「男性の育休」。ベビーカレンダーは、 3,239名のママ・プレママを対象に『パパの育休』に関するアンケート調査をおこないました。調査・分析の主なポイントは下記のとおりです。 男性の育休、約8割が賛成!パパに育休を取得してほしいママは約6割。収入減が不安という声も…3,239名のママ・プレママに男性の育休取得についてどう思うか質問したところ、約46.7%のママが「とても賛成」、約33.4%のママが「まあ賛成」と回答しました。約8割のママが男性の育休に賛成の意を示しています。 続いて、実際にパパに育休を取得してほしいと思うか(思っていたか)を質問したところ、約37.1%のママが「とてもそう思う(思った)」、約27.4%のママが「まあそう思う(思った)」と回答。約6割のママがパパに育休を取得してほしいと思っている(思っていた)ことがわかりました。 男性の育休取得に賛成派のママは8割にのぼる一方で、実際にパパに育休を取得してほしいと思っている(思っていた)ママは6割ほどと、結果に差が出ました。男性の育休取得には「とても/まあ賛成」と回答したものの、実際にパパに育休を取得してほしいとは「あまり/まったくそう思わない(思わなかった)」ママは301名おり、下記のような意見がありました。 ・収入が減ることが心配だったから ・(パパの会社が)育休を取得できるような会社ではなかったから ・自営業のため代わりがおらず休めなかったから ・里帰りしていたことと、自宅に戻ってからも義実家のサポートが十分にあったため必要性を感じなかったから ・父親が自分で何をすべきか考えて自主的に行動できる人でないと、母親の負担が増えるだけだから ・仕事から帰宅後や休日に手伝ってくれるだけで十分だと感じたから それぞれの家庭事情によって、必要性を感じなかったという意見もある中で、最も多く挙がったのは「収入が減ることが不安」という声でした。 育休中は、育児休業給付金などの育休手当が支給されますが、支給率は給与の67%(6カ月以降50%)と、育休を取得せずに働いた場合に比べて収入が減少してしまうことがほとんど。子どもが生まれたことでますますお金が必要になっていく中で、育休を取得してもらうよりも、仕事を続けて稼いでもらうほうが安心と感じるママも多いようです。また、自発的にママをサポートしてくれなければ、ママの負担が増えるだけという「とるだけ育休」を懸念する声も見られました。 金銭的な余裕があれば、パパの育休は不要?→多くのママの答えは「NO」!次に、金銭的な余裕があれば家事・育児を外部に依頼し、パパが育休を取得する必要はないと思うか質問したところ、約6割のママが「あまり/まったくそう思わない」と回答しました。「お金の問題ではなく、パパが子育てに参加することが大切なので育休は必要」「外部に依頼することで父親としての自覚を持ちにくくなってしまいそう」という意見が多く、「金銭面が余裕ならば、むしろ育休を長く取得してもらいたい」といった声もありました。 一方で、約2割のママが「とても/まあそう思う」と回答。理由としては、「プロに任せたほうが安心だから」という声が一番多く集まりました。なかには、「育児は外部に任せたくないが、家事は外部に依頼して育児に専念したい」「パパ以外に話し相手がいるだけで気分が変わると思う」という意見も見られました。 この結果から、パパの育休に対して、物理的な家事・育児のサポートだけでなく、父親としての自覚を持つためや、新生児期の子どもと触れ合うために必要な時間だと考えているママが多いことがうかがえます。 約2割の家庭でパパが育休を取得または取得予定!パパの育休に「満足」だったママは約8割実際にパパが育休を取得したか、またはこれから取得する予定かどうかを質問したところ、「取得した(取得する予定)」と回答したママは約20%でした。実際に取得した家庭のみに絞ると、全体の約16%という結果に。厚生労働省が平成30年度に発表した男性の育児休業取得率は6.16%であったことから、今回の調査では比較的多くの家庭で、パパが育休を取得したことがわかりました。 実際にパパが育休を取得したと回答したママ(505名)に、パパの育休取得についての満足度を尋ねたところ、44.5%が「とても満足」、36.0%が「まあ満足」と回答。約8割のママがパパの育休取得に満足したということが明らかになりました。 半数以上のパパが「育児休業制度」を利用!育休の取得期間は「1日〜1週間程度」が多数実際にパパが育休を取得したと回答したママに、パパは育休を取得するにあたり、育児・介護休業法で定められた「育児休業制度」を利用したかどうか質問したところ、60.8%が「育児休業制度を利用した」と回答しました。「制度は利用せずに、有給休暇や会社が独自に設けている特別休暇を利用した」という家庭は33.7%でした。「その他」の回答の中には、「育児休業制度と有給休暇や会社独自の特別休暇を組み合わせて取得した」という家庭もありました。 続いて、パパの育休取得期間を尋ねたところ、最も多かった回答は「1日〜1週間程度」(45.1%)、次に多かった回答は「2週間〜1カ月間程度」(30.6%)という結果に。パパが半年間以上の育休を取得した家庭は11%にとどまりました。育児休業制度では、原則として子どもが1歳の誕生日を迎える前日まで育休を取得することができますが、制度の利用者は多い一方で、1年間の育休を取得したパパは少ないことが明らかになりました。 小泉進次郎氏が表明した2週間の育休取得について、約5割のママは「短いと思う」男性の育休取得が改めて注目されたきっかけとして、小泉進次郎氏が、第1子誕生後に通算2週間の育休を取得する考えを示したことが挙げられます。環境省広報室によれば、男性閣僚としては史上初であるとのこと。 3,239名のママ・プレママに、小泉進次郎氏の育児休暇について、2週間という期間は短いと思うか、長いと思うかを質問したところ、17.4%が「とても短いと思う」、32.0%が「やや短いと思う」と回答しました。約5割のママ・プレママが2週間の育休は短いと感じたようです。「2週間では育児の本当の大変さがわからないと思う」「育児に慣れる前に育休が終わってしまう気がする」「国を改革する立場として、長期で育休を取得し、その必要性を発信してもらいたかった」などの意見が見られました。 一方で、45.1%は「適度な長さだと思う」と回答しており、理由としては「大臣という代わりのいない職務とのバランスを考えると適切な長さだと思うから」「現職の大臣として賛否両論あるなかでは適当な長さだと思う」といった声が多数でした。 「育児“休”業(暇)」の名称についてどう思う?もし名称を変えるなら…小泉進次郎氏は実際に育児休暇を取得した感想として、「『休む』という言葉が入っていますが、全然休みなんかじゃないですね。子どもを育てる大仕事をやっているということの理解をさらに広げていきたい。きついこともあるが、喜び、感動、かけがえのないものがある」と述べました。この感想に対し、多くのママ・プレママから「その通りだと思う」と共感のコメント集まり、具体的には下記のような声も。 ・育休は休むというわけではないことを、世間とお父さんたちにもっと伝えてほしい ・立場のある人の発言はとても影響力があると思う。すべての人が育休を取得しやすくなればいいなと思う ・実際に産休に入る前に「休みの間せっかくだからいろいろ勉強してきて」と言われて、そんな時間があると思われていることに残念な気持ちになった ・休暇という文字が入っているが故に、職場の人から「休暇は楽しんでいるか」と聞かれたことがあり、とても腹立たしい思いをした 育児休業・育児休暇に「休」という時が入っていることについては、世間でもさまざまな意見がありますが、今回のアンケートでは、「実際に仕事を休んでいるので、現在の名称に違和感はない」「名称そのものは問題ではなく、実際には休みなく育児に専念していることを社会全体が理解していくことが大切」という声が多く挙がりました。 また、もし育休の名称を変えるならどういったものがよいかを尋ねたところ、「子育て期間」「育児専念期間」「育児週集中期間」「育児参加期間」などのアイデアが集まりました。 今回の調査から、パパの育休取得率は約16%、これから取得予定の家庭も含むと約20%と、比較的多くのパパが育休を取得していることが判明しました。しかし、厚生労働省が平成30年度に発表した男性の育児休業取得率は6.16%です。政府は「2020年までに男性の育児休業取得率13%」を目標として掲げていましたが、現状はまだまだ低迷が続いており、男性が育休を取得しやすい環境づくりの推進が求められています。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方 調査期間:2020年2月1日(土)~2020年2月3日(月)調査件数:3,239件
2020年02月17日私は長男、長女、次男の3人の子どもの母です。長女の育児休業中、次男を妊娠しました。次男を出産すると、職場復帰するまでに期間が空いてしまうと思い、妊娠5カ月のときに仕事に復職したときの体験談を紹介します。 育休中の妊娠育休の期間が残すところ3カ月のときに、次男の妊娠が判明しました。会社の上司と相談して育休の延長も考えましたが、仕事から離れる期間が長くなってしまうことを考慮して、一度復帰してから産休をもらうことにしました。 職場復帰した直後は体の変化がほとんどなく順調でしたが、間もなくつわりがスタート。無理のないよう、不調を感じたときは産院にも相談しながら仕事に取り組むことにしました。 妊娠中期の体調管理仕事に復帰してから1カ月ほど、つわりによる吐き気と頭痛がありました。職場の理解があったこともあり、休憩時間を設けながら仕事に取り組むことで大きく体調を崩すことはありませんでした。 日々の体調管理として、血圧と体調の変化も記録。体調不良で仕事に影響を及ぼすことがないよう、睡眠時間の確保、バランスの良い食事、適度な休息に気を付けて過ごしました。 妊娠後期の体調管理妊娠7カ月になるころにはつわりはおさまり、胎児の成長に合わせて腰痛や便秘、おなかの張りの症状が現れるようになったので、体調管理を心がけ、骨盤ベルトも着用することに。 また、職場での関係を良好に保てるよう、同僚への連絡や報告をおこなうと同時に配慮への感謝も。毎日の体調変化の記録は、体調管理や家族への配慮、仕事のバランスを保つために体調を整えたり休憩を取ったりする際にもとても役立ちました。 自ら決めた仕事復帰でしたが、つわりや体調の変化で仕事が思うようにできないことも……。自分の調子が良いときと悪いときの違いを知っておくなど、体調管理の大切さを実感した期間でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2020年02月12日1月17日、滝川クリステル(42)と小泉進次郎環境大臣(38)との間に待望の男児が誕生した。小泉大臣は出産直前の15日、自身のブログで育休を取得すると表明。公務に支障をきたさないという前提に、出産後の3カ月間のなかで2週間分の育休を考えていると明かしていた。この宣言に対し、世間では《育休取得は素晴らしいと思う!》《こうやって公の場に立つ人がどんどん育休を取得して、国民に浸透させていくべき》と肯定的な意見が多い。だが、いっぽうで《仕事も育児も捨てきれない中途半端な例》《議員は育休取ってパフォーマンスするんじゃなくて国民が取得しやすい制度を作るのが仕事》といった声も上がっている。だが、小泉大臣の宣言は別の重要な意味も持っていた。というのも、過熱する不倫報道の火の粉は家庭内にまで及んでいるからだ。「小泉大臣の住む議員宿舎は、ペット禁止。そのため、犬を飼っているクリステルさんとは“別居婚”状態が続いていました。出産後は『いよいよ同居を』と考えていたようですが、不倫疑惑報道を聞いた彼女が困惑。結果、話し合いはストップしたそうです。小泉大臣は、すっかり彼女に頭が上がらなくなってしまいました。滝川さんは出産後も、しばらくは入院することになります。小泉大臣は『その間にどれだけ彼女をサポートできるかによって、今後の自分の立場が大きく変わっていくことになりそうだ』と考えているそうで、愛犬の世話に奔走する予定だと聞きました」(テレビ局関係者)さらに、小泉大臣は“意外な作戦”に打って出ていた。なんと、赤ちゃんの入浴担当係に立候補したというのだ。「もともと彼は大のお風呂好き。アメリカ留学中もシャワー生活に慣れず、帰国後に『お風呂に入った瞬間、日本人でよかったと痛感した』と漏らしていたそうです。そんな彼が最近、周囲に『赤ちゃんをお風呂に入れるのは、僕の役割になったんですよ!』と得意げに話していました。そうすることで、失った妻の信頼を回復したいと考えているのでしょう。ただ彼は在宅勤務なども利用して、公務と育児の両立を図っていくと言っていました。女性によっては『家で仕事をされると、かえって邪魔になる』『何もできない夫といっしょにいるよりも、実家で過ごしたほうが楽』といった意見もあります。育休を取ること自体が目的になってしまうのではなく、あくまで妻のしてほしいことを考えて実践するべきではないでしょうか」(自民党関係者)「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月24日「彼は『自分も高校まで続けていたので、男の子にはやっぱり野球をやらせたい!』と言っていました。でも、妻のクリステルさんは幼少期から続けているテニスをやらせたいようです。そのため、彼は『これから家庭内での話し合いが必要になりそうです……』と言っていました」(自民党関係者)1月17日、滝川クリステル(42)と小泉進次郎環境大臣(38)との間に待望の男児が誕生した。小泉大臣は出産直前の15日、自身のブログで育休を取得すると表明。公務に支障をきたさないという前提に、出産後の3カ月間のなかで2週間分の育休を考えていると明かしていた。この宣言に対し、世間では《育休取得は素晴らしいと思う!》《こうやって公の場に立つ人がどんどん育休を取得して、国民に浸透させていくべき》と肯定的な意見が多い。だが、いっぽうで《仕事も育児も捨てきれない中途半端な例》《議員は育休取ってパフォーマンスするんじゃなくて国民が取得しやすい制度を作るのが仕事》といった声も上がっている。「批判の理由は、小泉大臣が立たされている苦境も影響しているのでしょう。『週刊文春』’20年1月2日・9日号で、’15年に既婚女性実業家と不倫関係にあったと報じられたのです。さらに記事では女性と密会したホテルについて、政治資金で支払っていたとの疑惑まで持ち上がっていました。出産後の会見でも『育児などの明るい個人の話題については積極的に発信し、都合の悪いプライベートなことには口をつぐんでいるのでは?』という記者からの指摘には、説明責任を果たさないままでした。そんななかでの育休宣言だけに、単なるイメージアップ戦略だと取る国民も少なくないようです」(全国紙記者)今回の小泉大臣の育休取得について、政治評論家の有馬晴海さんもこう語る。「今の時代、男性が育休を取得すること自体は歓迎すべきこと。永田町の人たちも真っ向から反対はしにくいと思います。しかし一連の報道を見ていると、やはりパフォーマンス感は否めません。本当に育児をサポートするとなると、3カ月から1年ほど完全に休む必要があります。2週間ではとても足りないでしょう。もっと言えば、日本人男性の育休取得率はわずか6%しかありません。つまり、制度としてまだまだ定着していないということです。自身が率先して育休を利用するのもいいですが、小泉さんは政治家。まずは企業や国民にしっかりとした育休制度を定着させるよう努力すべきだと思います」「女性自身」2020年2月4日号 掲載
2020年01月24日令和元年8月に結婚した小泉進次郎環境大臣とフリーアナウンサーの滝川クリステルさん。令和2年1月17日、お二人の間に、第一子となる男の子が生まれました。小泉環境大臣は、先日、育児休暇を取得すると表明したばかり。そこでベビーカレンダーでは、4回に渡り「男性の育休」についてシリーズでお送りしていきたいと思います。今回は、パパの育休にまつわる体験談をまとめてみました。 パパが育児休暇を取って大変だったこと1つ目は、育児休暇を取得するということに対して上司の理解がなかなか得られず、良い印象を持たれなかったことです。これまで、男性が育児休暇を申請したことがない会社だったので、上司に育児休暇を取りたい、と伝えたときは「奥さんに任せればいいよ」と言われ、なかなか理解してもらえませんでした。2つ目は、同僚の負担が増えてしまうことについて、理解が得られなかったことです。育児休暇を取ると、スタッフが1人減り、その状況の中で業務をこなしていかなければなりません。負担が増えることを望むスタッフはおらず、私の会社では理解してもらうことが難しかったです。3つ目は収入が減ってしまったことです。出費が増えるときに収入が減るのは非常に困りました。 パパが育児休暇を取ってよかったこと1つ目は、「子どもとの時間がたくさん持てた」ということです。育児休暇を取ると毎日一緒に過ごすことができるので、日々の成長を身近に感じることができました。2つ目は、「ママの負担を減らすことができた」ということです。そこで私が育児休暇を取得して家事や育児を分担したことで、ママの負担が減り、気持ちとしても余裕が出てきたようです。3つ目は、「パパとママがお互いにひとりの時間を持つことができた」ということです。 育休取得当時はダメダメだったパパだけど…私の夫は、私が妊娠する前から「絶対に育児休暇をとる!」と息巻いていました。しかし、赤ちゃんが生まれた直後、夫の知られざる本性が露わになったのです……。部屋の片づけをお願いしていたのですが、夫は何もしていませんでした。これには私も大激怒。ところが、「何をどこにどう置くのか、一つひとつ教えてくれないとわからない」と夫はブツブツ文句を言います。私が産後1カ月半で仕事に復帰するころには、夫ひとりで赤ちゃんのお世話ができるようになっていました。しかし、赤ちゃんを無理矢理、長い時間お昼寝させて惰眠を貪り、相変わらず掃除などの家事は手抜き。私が仕事から帰ってくると、赤ちゃんを押し付けてぐうたらしていました。それなのに、「育児休暇をとったイクメンパパ」と言われ、鼻高々の夫……! 「その辺の父親よりは育児もできるし、家事もしている」と言って開き直っていた夫でしたが、私が過労でうつ病になったことによって病院の先生や看護師さんの指導を受け、育児はもちろん、家事も真面目にこなしてくれるようになったのです。 育休取得はできなかったけれど…私は上の子2人が帝王切開での出産で、次の子も帝王切開が決まっていました。パパはおおよその日程がわかった時点で、会社側に「この日あたりで出産になるので、産後も含めて何日か休みたい」と伝えていたようで、そのおかげで早くから仕事の調整をしてくれました。出産日から産後10日目までは有給を取ることができましたが、その間にどうしても出社してほしいと会社から連絡が入った日がありました。上の子2人は未就園児で預け先がなく、また、私も帝王切開後2日目で動くことができなかったため、産院にも連れて来ることができませんでした。そこで、仕方なく子連れで出社をしてもらいました。パパが仕事に励んでいる間は事務員さんが子どもたちの相手をしてくださり、何とかなったそうです。 男性の育休について、4回に渡ってお送りしてきました。男性の育休取得に関して、男性本人だけでなく周りの人や企業の理解もまだまだ……というのが現状かと思います。政府は男性の育休取得をすすめるための制度改正の他、企業への働きかけとして「イクメンプロジェクト」を推進しています。ベビーカレンダーでも、男性の育休取得に関して今後もさまざまな情報を発信していけたらと思っています。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年01月20日令和元年8月に結婚した小泉進次郎環境大臣とフリーアナウンサーの滝川クリステルさん。令和2年1月17日、お二人の間に、第一子となる男の子が生まれました。小泉環境大臣は、先日、育児休暇を取得すると表明したばかり。そこでベビーカレンダーでは、4回に渡り「男性の育休」についてシリーズでお送りしていきたいと思います。今回は、日本の男性が育児休暇を取得しない理由に迫ってみました。 育休取得割合は少ないけれど…「平成29年度 仕事と育児の両立に関する実態把握のための調査研究事業 報告書」によると、配偶者の出産に伴い、「育児休業を取得した」男性は8.2%、「育児休業以外のいずれかの休暇・休業を取得」した男性が 68.0%、「いずれの休暇・休業も非取得」だった男性が 23.8%となっています。 男性の育児休業の取得期間では、「8日~1カ月以内」の割合が31.5%でもっとも高く、「4日~7日以内」が25.2%、「3日以内」が23.4%、「1カ月より長い」が19.8%でした。しかし休暇・休業期間の長さ・時期に関係なく、「自分の希望通りではなかった」と回答している男性が 14~15% となっていました。 育休を取ったものの…配偶者の出産に伴い休暇・休業を取得した男性の73.9%は、休暇・休業後に職場で感じる変化は「特にない」としていますが、「帰宅時間を配慮されるようになった」が 17.3%ともっとも高く、次いで「仕事の量を配慮されるようになった」が 10.4%、「責任ある仕事をまかされにくくなった」5.3%、「周りからの評価が変わった」4.3%となっています。 また、休暇・休業に職場で感じるそれぞれの変化について不満に感じる割合をみると「責任ある仕事をまかされにくくなった」が 81.0%と最も高く、「周りからの評価が変わった」54%、「仕事の量 を配慮されるようになった」が 52.5%となっていました。 育休制度を利用しなかった理由は?育児休業制度を利用しなかった男性のうち、育児休業制度の利用希望があったにもかかわらず利用できていなかった割合は35.3%で、そのうちの20%が勤務先に育児休業制度がなかったということでした。育児休業制度を利用しなかった理由をみると、「業務が繁忙で職場の人手が不足していた」が 27.8%ともっとも高く、次いで「会社で育児休業制度が整備されていなかった」が 27.5%、「職場が育児休業を取得しづらい雰囲気だった」が 25.4%、「自分にしかできない仕事や担当している仕事があった」が19.8%となっていました。年々増加しているとはいえ、男性の育休取得率が1桁にとどまっている一方で、育休を取得したくてもできない男性が35%いるということに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか? また、育休を取得した男性も、育休期間や職場の対応に不満を感じている割合が少なくないということがわかりました。育休明けの小泉環境大臣がどのような感想を持つのか気になるところです。参考:平成29年度 仕事と育児の両立に関する実態把握のための調査研究事業 報告書 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年01月19日令和元年8月に結婚した小泉進次郎環境大臣とフリーアナウンサーの滝川クリステルさん。令和2年1月17日、お二人の間に、第一子となる男の子が生まれました。小泉環境大臣は、先日、育児休暇を取得すると表明したばかり。そこでベビーカレンダーでは、4回に渡り「男性の育休」についてシリーズでお送りしていきたいと思います。今回は、男性の育休取得の現状です。 日本で育休を取っている男性はどのくらいいる?平成30年度雇用均等基本調査によると、平成28年10月1日~平成29年9月30日に配偶者が出産した男性のうち、調査時点(平成30年10月1日)までに育児休業を開始した人(開始の予定の申し出をしている人を含む)割合は6.16%と、前回おこなわれた平成29年度の調査(5.14%)より 1.02 ポイント上昇しています。また、同期間内において配偶者が出産した、制度の対象となる有期契約労働者の育児休業取得率は 7.54%で、こちらも前回調査(同 5.69%)より1.85 ポイント上昇しました。 男性の育児休業期間は?平成29年4月1日から平成30年3月31日までの1年間に育児休業を終了し、復職した男性の育児休業期間は、「5日未満」が 36.3%(平成27年度 56.9%)と最も高く、次いで「5日~2週間未満」が、35.1%(同 17.8%)となっており、2週間未満が7割を超える結果となっています。 諸外国の男性の育児休業の状況は?各国における男性の育児休暇取得割合を調べてみると、アメリカは13.9%、スウェーデン79.2%、フランス9.3%、ドイツでは18.5%というデータがありました。育児休業を取得している男性の割合は年々増加傾向ではありますが、諸外国と比較するとまだまだ低い状況にあるようです。政府は2020年の男性の育児休業取得率13%を目標としています。男性の育児休業取得を推進するためにも、男性が育児休業を取得しやすい職場環境のさらなる整備や国からの支援が必要と考えられます。小泉環境大臣の育休取得は、今後の男性の育休取得にどのような影響をもたらすのでしょうか。 参考:厚生労働省「平成30年度雇用均等基本調査」の結果概要男女共同参画局平成15年版男女共同参画白書新潟県ワーク・ライフ・バランス推進研究会調査報告書 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年01月18日小泉進次郎環境相が育休取得を表明したことで注目が集まっている「男性(パパ)の育休」。家事・育児といった家庭責任が女性に偏っている現状をどうにかしたい!との声は多く聞かれており、そのキッカケとしても男性育休は期待されています。そんな男性育休の実態について、ファザーリング・ジャパン代表の安藤哲也さんとママリ編集長の湯浅大資さんに詳しく聞いてみました!男性の育休取得率は、たったの6.16%安藤:ついに小泉進次郎さんが育休取得を表明しましたね~。湯浅:これでパパの育休取得率が上がるといいんですけれど。安藤:厚生労働省が発表した平成30年度雇用均等基本調査によると男性の育児休業の取得率はたったの6.16%だからね。湯浅:これまで僕は、妊活・妊娠・出産・育児に日々向き合う女性に向けたコンテンツ作りに取り組んできたのですけれど、その中で見えてきたのは「これ以上ママたちにがんばれなんて言えない…」という現状なんです。子どもを産み、育てるという「命を背負う」という大きな責任をママひとりが背負っている家庭があまりにも多すぎます。約4,000人のママリのユーザーを対象に行った調査では、びっくりするような結果が出ました。育休取得のパパの3人に1人は家事・育児に費やす時間が1日あたり2時間以下。約半数が1日あたり3時間以下だったんですよ!安藤:え? 育休中なのに? 育休を取得したのに?夫をあきらめるって…地獄の入り口?!湯浅:アンケート結果を読み解いていくと、さらに驚くことに、パパが育休を取らないで欲しいと思っているママが50%近くいるんです。安藤:どういうこと?湯浅:パパは「外で働く役割の人」になっているということなんじゃないかと…。安藤:パパの育児、家事参加を期待していないってことだよね? ファザーリングジャパンでは、育休を取るパパたちばかりだから、その後の家庭の様子とかもよく聞くけれど、パパが育休を取得したほうが、そのあともいろいろうまくいっている場合が多いんだけどなぁ…。パパも試行錯誤で最初からはうまくいかないけど、家庭では料理が上手くなっていったり、仕事でもマネージメントスキルが上がったり。湯浅:そうなれば、ママの負担も軽くなるし、パパも家事や育児の楽しさに気づいたりできますよね。安藤:僕からすれば「夫(パートナー)をあきらめることは地獄の入り口」ですよ。パパの家事や育児の参加をあきらめたら、その後、ずーっとママ独りでいろいろなことをこなしていかなければならなくなってしまうんだから。もちろん、今役割分担がうまくいっている夫婦に文句言うつもりはないけど。湯浅:ママリのアンケートでは、パパが育休を取得したママたちの約7割以上は満足という結果も出てるんです。安藤:夫の育休を体験していない人たちが、取らないで欲しいと思っているってことか。湯浅:育休を取ったら、家計にダメージがあるとか、どうせ家事育児もたいしてしてくれないだろうな…という予想不安ですね。ただ、その不安はわかるんです。男性が育休を1ヶ月とることが当たり前になる日も!安藤:子ども一人につき、原則1年最大2年の休業期間と、賃金の67%に相当する育児休業給付金(6カ月経過すると50%)の支給という日本の育休制度は、実は世界でもかなり手厚い良い制度だと思うんだけどね。湯浅:制度は良いんですけど、育休は基本女性が取るものとして設計されているので、現状パパの育休取得率は低いんですよね。安藤:でも、小泉進次郎環境相の育休取得宣言もあったし、国は少子化対策や世界から遅れてるジェンダーギャップ解消のため、女性活躍とセットで男性育休の推進を図ってる。だから来春から国家公務員は育休1ヶ月の義務化が始まる。民間企業にもその流れはくるはずだから、5年後ぐらいにはパパが育休を1ヶ月取って家にいることが当たり前になると思うよ。湯浅:男性が育休を取ること自体は進んでいくのが見えているからこそ、パパとママと2人で一緒に「育休を取ることについて」コミュニケーションが増えて欲しいと思っているんです。安藤:コミュニケーション取ってないから、起こる問題って多いもんね。湯浅:今回、作りたいと思っている冊子は、コミュニケーションを取るための、ツールの一つとして、すごく有用だと思っているんですよ。安藤:普段から、夫婦なんだから、話し合えばいいのに(笑)。湯浅:理想はそうなんですけれど(笑)。ママも妊娠して不安が増える中で、新たに「パパと育休についてどうするか話さないと」とママがパパを説得するような構図は、ママに負担が増えてしまう。だから、プレパパに冊子が自然と届くよう、自治体から配布したいなと思っていて。夫婦で話せば、不安は減る!安藤:人ってさ、話せば、不安は減るよね。ファザーリング・ジャパンでも、設立当初は、どうやってパパになったらいいかわからない人たちがいっぱいいたから、よくわかる。パパにとっても、対話は、不安を減らすことになる。湯浅:悲しいことに、出産、育児周りのニュースは、明るいものだけでなく、産後うつとか虐待などを耳にすることも多いじゃないですか。そばにいるパパがママを理解すること。それだけでママの心が救われることも多いと思うんですよ。安藤:育児や家事の大変さを知らないとママに対して横柄になってしまうところを、知っていればママに対して感謝が生まれるからね。湯浅:育休をきっかけに、子どもと向き合えるパパが増えればいいなと思っているんです。安藤:ファザーリング・ジャパンでもよくパパたちに伝えているんだけど、子育てって男性にとっても人生でのメリットが大きいんだよ。湯浅:働くママだと、マミートラップとかありますけど、パパにはないんですか?パパの育休は、パパにとってもメリットが大きい安藤:パパが育休を取得すると、昇進やキャリアに影響するという時代や価値観は変わってきていると思うんだけどね。もちろんまだまだだけどさ…。でも、長い目で見れば、自分の子どもやパートナーとしっかりと向き合うことで人生の充実度が変わってくるよ。ファザーリング・ジャパンのパパたちは、笑顔のパパが多いですよ。湯浅:「機嫌がいいパパがいる」ということが家族としては大事ですよね。安藤:ファザーリング・ジャパンには、育休を取得して、ママの気持ちに寄り添うパパ、笑顔のパパ、子どもと向き合うパパ。そんなパパばかりですよ。湯浅:そこにたどり着くには、まずは、育休の取得率をあげたいですよね。でも、収入が一時的に減ることでパパの育休取得をママが反対することもあるのが悩みところで。安藤:ファザーリング・ジャパンでは、そういうのを「嫁ブロック」と呼んでいます(笑)。湯浅:嫁ブロック?安藤:「育休なんて取らないでいいから稼いでこい!」ともすると、ジジババブロックとセットで構成されていることもある。昭和の旧来の家父長制の中での父親像からくる「男は外で働き、女は家を守る」という価値観をヨシとしているんですよ。湯浅:役割分担ができていて不満がないというご家庭も確かにありますよね。ママリのアンケートでもそのような声はありました。でもそれは、やはり一部でワンオペの大変さなどのママたちの悲鳴が聞こえてくることの方が多いです。今の時代にマッチした子育てを考える安藤:核家族や働くママが増えているんだから「男は育休を取らずに外で働き、女は家を守る」だけが幸せの形じゃないことがわかってきているよね。とにかく自分たちがどんな子育てをしたいのか、どう暮らしたいのかもっと話し合ったほうがいい。湯浅:今の時代にマッチした形で、苦しくない子育てをしてほしい。今回の冊子は、そのためのものです。安藤:この冊子をきっかけに、ママとパパがいっぱい話せるといいね。湯浅:今回は、育休を取ったパパのメリットなども教えていただき、ありがとうございました!ワンオペ育児をなくすために、パパ向け育休本を制作したい!今回のパパ向け育休本を制作するためのプロジェクトがクラウドファンディングにて支援金を募集中です。支援金は、冊子の制作費と印刷費の一部、リターンの原価や発送費、クラウドファンディング手数料に使われるそうです。クラウドファンディングからの制作および冊子配布のスケジュールは、下記の通りです。・2019年11月:クラウドファンディング開始・2020年01月:クラウドファンディング終了・2020年02月:本の制作開始・2020年05月:本の制作終了・2020年05月~:順次リターンの送付・2020年05月~:順次パートナー自治体にて配布開始 プロジェクト支援はこちら
2020年01月18日令和元年8月に結婚した小泉進次郎環境大臣とフリーアナウンサーの滝川クリステルさん。令和2年1月17日、お二人の間に、第一子となる男の子が生まれました。小泉環境大臣は、先日、育児休暇を取得すると表明したばかり。そこでベビーカレンダーでは、4回に渡り「男性の育休」について、シリーズでお送りしていきたいと思います。 そもそも育児休暇って何?「育休」「育児休暇」というワードを聞いたことはあるけれど、詳しくは知らない……という方もいらっしゃるのではないでしょうか? 育児休暇は、育児・介護休業法によって 「子が1歳に達するまでの間(子が1歳を超えても休業が必要と認められる一定の場合には、子が最長2歳に達するまで)、育児休業をすることができる」と定められています。※「一定の場合」とは「保育所等への入所を希望し、申込をしたが入所できない場合」、「配偶者が養育する予定だったが、病気等により子を養育することができなくなった場合」を指します。 育児休暇は、働く女性はもちろん男性も取得可能もともと育児休業に関しては、女性公務員の一部を対象とした育児休業法(1975年制定)がありましたが、一般的なものとして〈育児休業等に関する法律〉が1991年成立、翌年4月に施行され、労働者は男女を問わず育児休暇が取得できるようになりました。そしてこれまでいくつかの改正がおこなわれています。 現在の男性の育児休暇は、①夫婦で取得すると、1歳2か月まで休業できる。(パパ・ママ育休プラス)②妻の産休中に夫が休業した場合、夫は2度目も取得できる。③配偶者が専業主婦でも休業できる。などの特徴があります。 そして育児休業中は、以下のような経済的援助も受けられます。●育児休業給付雇用保険に加入している人が育児休業をした場合に、原則として休業開始時の賃金の67%(6カ月経過後は50%)の給付を受けることができる。 ●育児休業期間中の社会保険料の免除事業主が年金事務所又は健康保険組合に申し出ることにより、育児休業等をしている間の社会保険料が被保険者本人負担分および事業主負担分ともに免除される。小泉環境大臣は「公務に支障をきたさないこと」「危機管理を万全にすること」を条件に育、最も母親の負担が大きいと言われる出産から3カ月間のなかで時短勤務やテレワークを取り入れながら、「2週間分」取得したいとしています。小泉環境大臣の育休取得に関してはさまざまな意見があるようですが、これも1つのケースとして見守れたらいいなと思います。 参考:厚生労働省「育児休業は、男性も取得できます!」 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年01月17日自民党の小泉進次郎環境大臣(38)が1月15日、育休を取得すると発表した。その選択について賛否が分かれており、今後の動向が注目を集めることになりそうだ。同日、自身のブログで産後うつになる女性が10%もいるとつづった小泉大臣。新入社員男性の8割近くが育休を取得したいと考えながらも、男性の育休取得率が6.16%程度というギャップについても触れた。そして「公務に支障をきたさないこと」などを前提に「最も母親の負担が大きいと言われる出産から3ヶ月間のなかで『2週間分』取得したい、と考えています」と育休について明かした。さらに「みなさんにも協力してもらいながら、臨機応変に取り方を考えて、私なりの育休を実践していきます」と意気込む小泉大臣は「制度だけではなく空気も変えていかなければ、育休取得は広がっていかないでしょう」ともつづっている。ネットではその選択に肯定的な意見が相次いでいる。《育休を取りやすい雰囲気になる企業が増えたら良いな。育休明け、インタビュー中に抱っこの癖で無意識に左右に揺れる進次郎議員が見たい》《大臣が育児休暇をとるということに大きな意味がある。こういうところから社会が動くんじゃないか。みんなで子どもを育てやすい社会にしようよ》《男性育休が広がってほしいし、生まれたばかりの赤ちゃんとの関わりを政治に生かしてほしい》そのいっぽうで《政治家と一般の労働者とはまったく違うと思うけど》《大臣や公務員が育休とっても余剰人員のない民間企業で育休がとれるわけでない》と否定的な声も上がっている。「『替えがきかない仕事なのに』という意見も多いですが、それに対しては『育児より仕事を優先すべきという考えにつながりかねない』という指摘が上がっています。小泉大臣が『みなさんに協力してもらって』とつづっているように、仕事も育児も1人でするより周囲の力を借りたほうが負担は少ない。そう考える人は、年々増えています。日本の現状から鑑みると今回の選択には意味があり、むしろ持ち帰る成果を今後につなげたい。小泉大臣はそう考えているのではないでしょうか」(全国紙記者)昨年12月には「週刊文春」で、小泉大臣自身の資金管理団体などから実態のない会社に4,300万円以上の政治資金が支出されているのではとの疑惑が伝えられた小泉大臣。また独身時代に、既婚女性と不倫していたのではとも報じられている。産経ニュースによると同月、小泉大臣はそれぞれの疑惑について「法令にのっとり適切に処理していると認識している」「個人の事柄について話をすることはない」と会見で話したという。しかし濁すような返答のため、育休の取得についても《パフォーマンス色が強すぎる》といった声が上がっている。そうしたなか、育休取得を選んだ小泉大臣。2週間で何を得て、どう語るのだろうか。
2020年01月16日こんにちわ、エェコです。今回は前回の続き、息子が習い事を辞めた話の後編です。前編はこちらから!■サッカーより「遊ぶ」のが楽しいもう少し詳しく聞いてみることにしました。「サッカーが楽しい」と言った理由は、サッカー自体が楽しいのではありませんでした。「サッカーが終わった後の遊びが楽しい」ということが判明しました。…これ、サッカーに通ってる意味ある?思わずつっこんでみると…■辞めないのは義務や後ろめたさ?旦那は「せっかく2年間続けていた習い事を辞めるのがもったいなかった」とのこと。気持ちはわかるけど…。本人は、そんな気持ちじゃないんだよなぁ…。■息子は辞めたいと思っていた旦那との約束もそうだけど、今まで一緒に頑張ってきたお友達を裏切るみたいで嫌だったのかな。でも本人がサッカーへの興味ゼロで義務や後ろめたさだけでやってたら、いつか修復が難しいほど心が折れちゃうなって思いました。なので息子と旦那と相談して4年生に上がると同時に辞めました。習い事を辞めるって難しいですよね。親としては「せっかくここまで頑張ったんだから…」とか思いますし、子どもにとっては勇気のいる行為かもしれません。でもスポーツ系の習い事って、やっぱりその子がそのスポーツを好きだったり興味があったりすることが大切だと思います。好きじゃないと向上心も湧かないし…そのスポーツ自体を嫌いになったら悲しいことです。ちなみにこの後、息子は違うスポーツ教室に通いだして、そっちは楽しくやってるようです。3年間続けたサッカー。技術はあんまり身につかなったけど、人生の経験として何か身についてればいいなと思っています。さてさて、今回で今年最後の記事です。みなさん、よいお年をお迎えください。
2019年12月29日最近では、女性の活躍を応援する企業が増え、産休や育休を取得しながら働き続けるスタイルが当たり前になってきています。一方で、男性の育休取得率は横ばいのまま。男性の育児休暇の取得が話題になってきている昨今、どのくらいの男性が育児休暇を取得しているのでしょうか?育児と仕事に関する男性の本音に、日刊住まいライターが迫ります!■ 「男性の育休取得率は?」の質問に言葉を濁す企業筆者は地方紙の取材などもしているのですが、その際企業に「女性社員の産休・育休の取得率はどうですか?」と尋ねると、ほとんどの場合、担当者は胸を張って「取得率は100%です」と答えます。しかし、続けて「男性の育休取得率はどうでしょうか」と質問すると、トーンががらっと変わります。「希望があれば取得できる体制は整えています。ただし、まだ前例がない状態でして……」と言葉を濁される場合がほとんど。詳しく話を聞くと、「希望する社員がいない」というのが最大の理由のよう。うーん、本当にそうなのでしょうか。知り合いの子育て中の男性と話をしていると、「育休をとってみたかったな」なんて言葉もポツリと聞かれます。■ 世代間のギャップが浮き彫りにマーケティング会社のインテージが実施した調査によると、男性の育休取得率は7.9%。数年前の別の調査では1%や2%という結果もありましたから、ここ数年でじわりと増加しているのが現状のよう。取得率を年代別に見ると、20代が20.4%、30代が14.9%と、ほかの世代と比較するとかなりの高水準であることが分かります。最近では、男性の育休取得を必須化する企業が出てきたり、国が男性の育休取得義務化を検討したりと、世の中の動きが後押しする形で、その影響が数字に出ているように感じられます。一方で、40代以上の世代では、そもそも男性の育休制度がなかったり、周りに育休を取る男性がいなかったという事情もありました。もし、管理職の立場になった彼らが「自分たちの時代は家庭は妻に任せて仕事に励んだ」と昔の感覚のままでいたら、「育休を申請したいけれど希望を言い出しにくい」という雰囲気になってしまうでしょう。世代間のギャップを埋めるための企業内の努力も必要とされているかもしれません。■ 女性に比べると短い!男性の育休取得期間女性の育休では半年や1年の長期間の取得が一般的です。しかし、育休を取得しているという男性の取得期間は、4割以上が「1週間未満」。1か月に満たない、数週間の取得が全体の75%以上を占めています。育休取得期間を男女で比較すると大きな開きがあり、「共働きで子育てをする」というスタイルは女性の育休で成り立っているというのが現状だと言えます。■ 「本当は育休を取得したかった」男性の本音では、本当のところ、男性は育児と仕事についてどのように考えているのでしょうか。育休を取得しなかった男性の中には「取得したかったが、取得しなかった/できなかった」という人が23.7%いることが分かりました。年代別に見ると、若い世代で「取得したかった」という人の割合が増えていますが、40代や50代でも一定の割合で同様の思いを持つ人がいることが明らかに。取得できなかった理由として最も多かったのは、「周りに育休を取得している男性が(ほとんど)いないから」(52.7%)、次に「育休中の収入減が不安だったから」(40.3%)、「元の業務/ポジションに復帰できるか不安だったから」(19.9%)というものでした。思い返せば、女性の産休・育休取得率が低く、結婚や出産を機に退職することが珍しくなかった時代、同じようなことを女性も悩みとして挙げ、「だから結婚しない」「だから産まない」という声もよく聞かれたものです。世の中の風潮が変わり、社会や会社のサポートを得ながら仕事と子育てを両立するのが当たり前になった今、女性だけでなく男性に向けてもその取り組みの枠を広げていく必要があるのではないでしょうか。【参考】※ 男性の育休取得率は7.9%、取得できても1週間足らず ~ 取得しなかった人も2割超が「取得したかった」~
2019年12月24日出産・育児に際して、どのような手当・給付金があるかを確認してみましょう。働き方や雇用形態ごとに受け取れるお金について詳しく紹介します。育休中の給料について安心して育休に入るためにも、『手当・給付金』について情報を集めておきましょう。育休はいつからいつまで?基本をおさらいそもそも『育休』とされる期間がいつからいつまでかを確認し、その間にどれほどのお金が必要かを把握することが大切です。育休の期間は『雇用形態』によって大きく変動するため、詳しくは会社に確認する必要がありますが、法廷制度としては『最長2年』と定められています。ただし、この育休制度は自営業者には適用されず、契約社員・パート社員によっても適用期間が異なるため、実際の期間については『勤め先(雇用先)』への確認が必要になります。基本的に給料はなしと考えよう育休期間の給料は基本的にはありません。一部の企業で減額されるものの給料が支払われるケースもありますが、一般的には育休期間の給料は基本的にはありません。最長2年の育休を全て使用する場合、手当や給付金をもらえるにしても、『給料』がないとなれば、余裕を持って過ごすにはある程度の『貯蓄』が必要となりそうですね。ケースによっては手当・給付金がもらえる会社員・パート勤めのように『給料』という形ではありませんが、育休中には『手当』『給付金』として、お金をもらえるケースがあります。育休期間と同様に、この手当・給付金も企業や雇用形態によって変動し、各市町村によっても助成金の額が異なります。また、ここでも注意すべきは『自営業』には適応されない手当がある点です。『出産育児一時金』『児童手当(子ども手当)』は支給されますが、支給先が各企業となる『出産手当金』『育児休業給付金』は支給されないことを覚えておきましょう。もらえる手当・給付金を確認大まかな育休期間・育休手当について理解した後は、『手当』『給付金』を受け取るまでの流れをチェックしていきましょう。職種別での給付額や申請方法について紹介します。正社員・公務員など職種別にもらえるお金育休中の手当・給付金は『雇用形態』によって、大きく異なります。職種ごとにもらえる手当・給付金をチェックしてみましょう。正社員:出産育児一時金・出産手当・育児休業給付金・児童手当公務員:出産育児一時金・育児休業給付金・児童手当派遣・パート社員:産育児一時金・出産手当・育児休業給付金(事業主に確認が必要)・児童手当自営業:出産育児一時金・児童手当雇用会社からのサポートが手厚い『正社員』の一方、『派遣・パート社員』『自営業』は経済面での負担が大きいでしょう。自分がどれくらいの手当を受けられるか事前に調べる必要がありそうですね。給付金をもらうための条件・申請方法育休中の手当・給付金として『出産育児一時金』『出産手当』『育児休業給付金』『児童手当』の4つが挙げられます。それぞれ適用されるには、支払先が定める『条件』を満たした上で、適切に申請する必要がありますよ。各手当・給付金の申請先をまずはチェックしましょう。出産育児一時金:医療機関出産手当:勤め先育児休業給付金:勤め先児童手当:各市町村支給されるための条件は各医療機関・企業、また雇用者の雇用形態・年数によっても異なります。妊娠・育児を考えるときには早めに各申請先に問い合わせましょう。税金や社会保険はどうなる?育休中には、手当・給付金のほかにも『税金』『社会保険』の免除・軽減が適用されます。税金ごとに、どのような制度が適用されるかを詳しくチェックしていきましょう。所得税・各種社会保険は免除される育休中は『所得税』『各種社会保険料』は全額免除されます。給与明細を見ると分かりやすいですが『所得税』『各種社会保険料』は決して安い金額ではありません。給付・手当金のように手元に入ってくるお金ではありませんが、経済的な負担は非常に軽くなるでしょう。住民税は免除されない『所得税』『各種社会保険』は免除される一方で、『住民税』だけは支払う必要があります。そもそも『住民税』は前年の給料をもとに支払いが発生する税金であるため、出産・育児期間であったとしても免除措置はありません。ただし、どうしても支払いができない場合には、条件によって『減額措置』『徴収猶予』を受けられる可能性があります。また、出産・育休に際してもらえる給付金は『非課税』であるため、翌年の住民税には影響しないこともまとめて覚えておきましょう。安心して初めての子育てを楽しむために出産・育児にはお金がかかります。妊娠、出産、育児をサポートしてくれる国や自治体によるサポート制度を有効活用して、経済面での負担と不安を減らしましょう。※2019年11月末時点での編集部調べとなります。
2019年12月21日私は現在33歳で、長男、長女、次男の3人の子どもたちと生活をしています。私は28歳のときに結婚し、結婚後の生活のほとんどが妊娠・出産・子育て期間でした。そんな私が、産休・育休中にやっておけばよかったと後悔していることを3つご紹介します。 後悔していること その1「宿泊を伴う旅行」私たち夫婦はドライブや旅行が大好きで、ちょっとした時間を見つけては2時間程度のドライブから2泊3日程度の旅行などを楽しんでいました。 ところが、家族が増えるにつれて、お出かけの荷物準備だけを考えてもものすごい労力が必要なことを知りました。まして宿泊となると、条件の合う宿を探す、旅費や交通手段を考えるなど労力はさらに増し、現在はなかなか旅行に行けません。産休・育休中に時間を見つけて楽しんでおけばよかったと後悔しました。 後悔していること その2「楽しめる場所の開拓」子どもたちと一緒の時間はとても楽しく充実していますが、時には自分自身のリラックスタイムが欲しいと思う瞬間があります。そんなとき、近所や通える範囲内に子どもも大人もゆっくりでき、おいしいごはんを食べられる場所などがあると、心身ともにリラックスできます。 和室、個室のあるレストランや、日帰りで部屋を借りられるホテルランチなど子どもと一緒に楽しめる場所をもっと開拓しておけばよかったと後悔しました。 後悔していること その3「断捨離」家族が増えるとその分、衣類やおもちゃなどとにかく物が増えていきます。片付けの予定を立てていても、子どもが熱を出したり急な来客があったりと、なかなか予定通りにおこなうことはできませんでした。 気付けばたんすもクローゼットもパンパンで、物が入るところがない状態になっています。産休・育休の時間を使って、自分の衣類や持ち物を整理してすっきりさせておけばよかったと後悔しています。 家族が増えることは、とてもうれしいできごとです。しっかり事前準備をすることで、やっておけばよかったという後悔をできるだけ減らしたいですね。特に産前休暇をうまく活用できたらよかったと感じています。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、0歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2019年12月05日日本の労働者は男性でも育児休業(育休)は制度上利用できるのですが、利用率は低いまま推移しています。2019年9月に小泉進次郎衆議院議員が自身の育休取得についてコメントし、賛否の意見が多く上がりました。 また、外国の首相や自治体の首長(知事や市長等)、有名企業のトップなどが育休を取ることが度々ニュースで取り上げられますが、男性の会社員等の育休はどうなっているのか、実態と制度についてお伝えします。 男性の育休の実態 2018年(平成30年)の男性の育休取得率は、厚生労働省・平成30年度雇用均等基本調査(速報版)によると6.16%でした。これは女性の育休取得率82.2%と比べると低い数字ですが、6年連続で上昇しています。なお、6年前の2012年(平成24年)の男性の育休取得率は1.89%でした。 同調査によると、男性の育児休業の取得期間は5日未満が最も多く全体の56.9%で、1カ月以上の育児休業を取得した割合は16.7%に留まりました。一方、女性は6カ月以上の育児休業を所得した割合は88.2%でした。また、育児休業の希望をした男性の35.3%は利用できておらず、育児休業を利用しなかった人の理由を見ると、「会社で育児休業制度が整備されていなかった」「育児休業を取得しづらい雰囲気だった」「業務が繁忙で職場の人手が不足していた」等が上位の理由となっていました。 参考資料::厚生労働省「男性の育児休業の取得状況と取得推進のための取り組みについて」 父親の育休の取得促進の制度と助成金育児休業(育休)は、以下の①~③の要件をすべて満たすと、男女の区別なく取得できる制度です。原則子どもが1歳になるまで(保育所に入れない場合等は最大2歳になるまで)育児休業が取得できます。①同一の勤務先に継続して1年以上雇用されていること、②子どもの1歳の誕生日以降も引き続き雇用されることが見込まれること、③子どもの1歳6カ月または2歳の誕生日の前々日までに労働契約の期間が満了し、かつ契約が更新されないことが明らかでないこと(左記までに労働契約の期間が満了し、かつ契約が更新されないことが明らかな人は育児休業が取得できない) また、父親の育児休業の取得促進の制度として、以下の2つの制度があります。【1】パパ・ママ育休プラス母だけでなく、父も育児休業を取得する場合、休業可能期間が1歳2カ月に達するまでに延長される制度(通常は1歳まで、延長された2カ月分は父が対象・また母と父は逆のパターンも可能)【2】パパ休暇(出産後8週間以内の父親の育児休業取得の促進)出産後8週間以内に父親が育児休業を取得した場合には、特別な事情がなくても再度の取得が可能。育児休業中は男女の区別なく給料は支払われませんが、雇用保険から月給の3分の2相当(180日以降は2分の1)の育児休業給付金が支払われます。父・母ともに育児休業中であれば、それぞれに育児休業給付金が支払われます。 男性の育休取得率は上昇中ですが、これからさらに育休取得をしやすくなるように政府も会社もさらなる制度の充実が見込まれます。ご夫婦のライフプランやキャリアプランによってパパが育休を取得するかどうかは異なると思いますが、取得したいパパや取得してほしいママは、この制度を最大限利用してください。また、定期的に制度は変わりますので、これから出産を控えている人や検討している人は利用前に制度を改めて確認することをおすすめします。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2019年10月25日車でのお出かけにチャイルドシートは必須アイテムです。しかし、取り付けが義務化されているものの、その必要性を理解していない人は少なくありません。そこで、チャイルドシートが必要な理由や、義務を怠った場合の罰則を改めて学んでみませんか。チャイルドシートの装着義務とはチャイルドシートの装着義務とは、どのようなことをいうのでしょうか。まずは、制度の内容について詳しく解説していきます。2000年4月から義務化2000年4月1日からチャイルドシートの着用が義務化されました。『道路交通法第71条3の3項』に、『止むを得ない場合を除き、自動車の運転手はチャイルドシートを使用しない幼児を乗車させ、自動車を運転してはならない』と記載されています。運転手に罰則がかかってくるチャイルドシートを着用しない場合は『幼児用補助装置使用義務違反』となり、交通違反点数が1点付加されます。シートベルト着用義務違反と同じですね。罰金や反則金といった『刑事罰』はありません。交通違反によって受ける処分は『行政・刑事・民事』の3つありますが、チャイルドシートの着用義務違反はこのうちの『行政処分』のみとなります。新生児から必要な理由「新生児は親が抱っこすればよいのではないか?」と思う人もいるかもしれません。しかし、これは危険な行為なのでやめましょう。車の運転中は思わぬ事故に巻き込まれることがあります。助手席で抱っこしていると、急ブレーキで車のダッシュボードに頭を打ち付けてケガをしたり、後部座席では、衝撃によって前の座席に激突してしまうことも。また、窓ガラスから外に放り出されて死亡する事故も起きているため、新生児からチャイルドシートを着用する必要があります。義務期間は何歳までになる?チャイルドシートはいつまで使うべきなのでしょうか。義務期間を過ぎれば取り外しても問題ないのでしょうか。子どもの安全のために、チャイルドシートを使用する期間について紹介します。6歳になるまでは義務『道路交通法第71条3の3項』によると、6歳未満、つまり5歳までは全ての子どもにチャイルドシートの着用が義務付けられています。生まれたての赤ちゃんと一緒に産院から退院するときにも、チャイルドシートの着用が必要になります。親戚・友人の車やレンタカーに乗るときにも必要なため、チャイルドシートがない車に乗るのは避けましょう。6歳以上になったらジュニアシートを子どもが6歳以上になったら、ジュニアシートに切り替えるのがおすすめです。法律上、6歳になればチャイルドシートの着用義務はありません。しかし、子どもの安全を考えるのであれば、6歳を過ぎても補助用具の使用を続けた方がよいでしょう。子どもの体が大きくなると今まで使っていたチャイルドシートは使いにくくなります。ジュニアシートは10歳までの子どもが使えるシートです。大人のシートベルトの位置を調整して体をホールドするため、子どもの安全をしっかり確保してくれますよ。外すタイミングは身長によって変わるチャイルドシートやジュニアシートを外すタイミングは、子どもの身長によって変わるといえるでしょう。一般的に、自家用車の大人用シートベルトは身長約135~140cm以上の体形に合わせて設計されています。その身長に満たない子どもがシートベルトをすると、肩ベルトが首にかかる・腰ベルトがお腹に食い込む状態に。シートベルトが衝撃を正しく受け止められないと、首や内臓に大きなダメージを与えることになります。チャイルドシート・ジュニアシートの卒業は、年齢だけでなく身長によって考える必要があるといえるでしょう。チャイルドシートが免除されるケース着用が義務付けられているチャイルドシートですが、中には特別に免除されるケースがあります。どのような状況で免除になるのか知っておきましょう。ケガや病気、構造上の理由道路交通法施行令第26条3の2の第3項によると、ケガや病気・構造上の理由によって免除の対象になる場合があります。幼児がケガや病気のためにチャイルドシートに座っていられない、あるいは、チャイルドシートがケガや病気に影響を与えるといった場合には着用が免除されます。また、車の構造上チャイルドシートが設置できないケースもあるでしょう。旧型車などには座席にシートベルトが装備されていないこともありますね。このような場合も免除の対象ですが、子どもの安全のためにはオススメできません。タクシー・バスも免除されているタクシーやバスはチャイルドシートの使用義務が免除されています。不特定多数の人が利用するため、何人の幼児が利用するか事前に予測できないためです。路線バス・貸し切りバス・個人タクシー・ハイヤーなど一般旅客運送事業で使われる車両がそれに該当します。幼稚園バスも免除対象です。幼児の体格に差がある・緊急時には脱出が難しくなるといった理由が挙げられますね。子どもの安全を守るチャイルドシートを活用しましょう子どもとのお出かけに便利な車にはチャイルドシート。正しく使うためにも、まずはその必要性を理解することが大切です。チャイルドシートはいざというときに子どもたちを守ってくれます。適切に使うことで安全性が高まりますので、チャイルドシートの着用義務は必ず守りましょう。
2019年09月23日共働き家庭が増えたことによって、女性だけでなく男性も育児休暇を取得する人が少しずつ増えつつあると聞きます。そんななか、男性の育児休暇を義務化を目指す動きも見られ始めています。今回は、男性の育児休業について、考えてみたいと思います。■育児休業の義務化には半数以上が「賛成」アンケートでは、男性の育児休業義務化に賛成かどうか聞きました。その結果、「賛成」と答えた人が50%を超え、半数以上のパパやママは男性の育児休業義務化を前向きに捉えていることがわかりました。一方で、「どちらとも言えない」、「反対」と答えた人を合わせると5割弱となり、簡単には結論が出ない問題だということがわかります。Q.男性の育児休業義務化、賛成? 反対?賛成 53.9%反対 10.0%どちらとも言えない 36.1%2016年10月から2017年9月までの間に妻が出産した男性において、2018年10月までに育児休暇をとった人は、全体の6.16%となっています(※1)。10年前は、同様の結果が1.23%だったのに比べると、上昇していることがわかります。この背景にあるのは、共働き家庭の増加。2017年には共働き世帯1219万世帯、専業主婦世帯600万世帯となっていて、共働き世帯は専業主婦世帯の2倍にもなっています(※2)。ただ、女性の82.2%が育児休業を取得しているのに比べると、男性の育児休業取得率は、6.16%という数字は高いとは言えません。そこで、近頃提案されているのが、「男性の育児休業義務化」。今年6月に永田町の有志議員が、男性の育児休業取得の義務化を目指す議員連盟を発足させたことで、注目を集めています。■賛成派意見その1「夫にも育児の大変さを理解してほしい」では、まず賛成派の意見から見ていきたいと思います。「うちは帝王切開だったので、術後熱が出たりで動きづらかったので、1週間でしたが夫がお休みをもらえたときはとても心強かったのを覚えています。おむつ替えもミルクもここで覚えました」(神奈川県 30代女性)「人生のうち何度もあるものではないのだからやってみるといいと思う。子どもを産むことはできなくても子育てを母親だけの仕事という思いを変えるにはいい機会」(茨城県 40代女性)「二人目が生まれたときに1ヶ月とってもらいました。自分の体と赤ちゃんの世話だけで大変な時期なので、上の子の保育園の送迎や買い物、洗濯を心おきなく任せる事ができ、大満足でした」(静岡県 40代女性)「わが家は共働きではなく専業主婦だったので、子育て家事は私がメインでした。産後1ヶ月休暇を取ってもらえたら子育ての大変さがわかってもらえると思うのでお互いに優しくなれそうな気がします。何より子どもの成長を一緒に見られるのは宝です」(宮城県 40代女性)これらの意見の裏側にあるのは、「子育ては夫婦で行うもの」という思いです。また、「かわいい時期を共有することで夫婦関係もよくなるのではないか」という声も集まっていました。たしかに、産後のママは身体的にも精神的にもかなり追い詰められた状況になるため、何らかの助けを必要とすることが多いでしょう。里帰り出産をした場合でも家に戻ってたった一人で育児をすることの怯えからも、頼れる相手のパパがいてくれることは、どれほど心強いことかと思います。■賛成派意見その2「義務化しないと取得率はあがらない」また、制度はあってもなかなか利用が進まないため、義務化すべきだという声も多く集まっていました。「実家が近かったり不要な家もあるとは思うけど、必要な家でも休めないという家が多い。義務化しないと、そういった家が休めないなら、該当の家はすべて休んだ方が幸せな家族が増えると思う」(神奈川県 40代女性)「有休すら取りづらい職種だと、そうでもしないとまとまった休みなんてお互い取ろうとしないので賛成です。2人目出産のときは、私が入院している間夫に休みを取ってもらいました。地味な家事も淡々とこなしてくれたので本当に助かりました」(鹿児島県 30代女性)「仕事ばかりで育児に協力できていませんでした。悔いても取り返せません。ぜひ、義務化を」(千葉県 40代男性)たしかに、職場の環境によってはなかなか育児休業の取得を申し出づらい場合もあるでしょう。先述した議連が目指しているのは、本人からの申請がなくても、企業側から休暇の取得を促すことを義務付ける仕組み。個人からは言いにくくても、企業側から促してもらえることで、制度を利用しやすくなるという側面は大いにありそうです。■反対派意見その1「夫がいてもワンオペ改善にならない」一方、「反対」、もしくは「どちらとも言えない」と答えた人たちの思いを探ってみたいと思います。「あくまでもうちの場合ですが、夫が家にいても私の負担が増えるだけ、ストレスが増えるだけなので嫌だな」(東京都 30代女性)「夫の職場は、生まれてから1ヶ月の休暇制度ができて、二人目のときに夫も休暇をもらった。上の子のときは手伝ってくれなくても、仕事で疲れているから仕方ないと思えた。だけど、『休みなのになんでなにもしないの?』ってイライラするだけだったし、夫は邪魔でしかなかった」(東京都 30代女性)「義務化で休んでもらっても家事や育児を安心して任せられない。仕事に行っててくれた方が安心して自分のペースで子育てができると思う」(広島県 40代女性)「育児休暇はいいが、実際あまりなにもできない。男性は母乳が出ないのが、一番きつい。離乳食時期くらいからならいいと思うが」(神奈川県 40代男性)ほかにも、「ただのお休み状態でのんびり、ぐーたらされたら、大きい子どもが増えただけでイライラしそう」という意見も。たしかに、なんとなく育児休暇に入ってしまったら、パパ自身も手持無沙汰になってしまい、ただの休暇のように過ごしてしまいかねなさそうです。パパからの「実際あまりなにもできない」というコメントには、切なさも感じてしまいます。ここにあがったような夫への辛らつな意見から制度が整うだけでは、夫婦で共同の育児参加、男女での協業体制は難しいように思えます。■反対派意見その2「給料減額、復帰後の待遇悪化が怖い」また、「反対」という考えの裏側には、給料が下がる、待遇が悪くなることへの切実な思いもあることがわかってきました。「サラリーマンの生涯年収は3億とか。私は絶対に稼げません。私はがんばって3人育てていますが、夫だって激務をがんばっています。お互いの役割を果たす時期、私は育児と家事に専念します。私は夫の負担を考えると育児休業は望みません。激務をこなして働いてくれる事こそが育児だと思ってます」(神奈川県 40代女性)「育児休暇を長くとって、会社から不当な人事にあったという記事を見ると、育児休暇を取ることに賛成しかねてしまいます。夫の育児は休日に存分に参加してもらう方が、意外とお互いにありがたみを感じるような気がします」(神奈川県 50代女性)「40代男、3歳の子がいます。 気持ちとしては賛成ですが、夫側の収入の方が高く、家計のウェイトが大きいご家庭もあるでしょうから、一概に義務化と言うのは疑問が残ります。職業や賃金の面ではまだ男性優位の日本社会においては、先にそこを見直さなければ、男性の育児参画も進まないと考えます」(神奈川県 40代男性)ほかにも、「妻も減給、夫も減給されたら、家計はつらい。お金がないとより家庭はギスギスする」というコメントも寄せられていました。夫婦でダブルで育児休暇をとった場合には、2人とも減給となり、生活が立ち行かなくなってしまう場合もあるでしょう。日本ではまだまだ男性の給料の方が平均的に高いため、どうしても夫の給料に頼らざるを得ないという家庭が多く、義務化されたら困るという意見があるようです。また、「復帰後の待遇が不安」という声からは、取得すればいいのではなく、その先までしっかりと見通すことの重要性を実感させられます。■男性の育児休業、どう変わればいい?それでは、男性の育児休業については、現在の状況からどのように変わればいいのか、コメントをもとに考えてみましょう。<その1、父親としての自覚を持ってほしい>●妻の気持ちを受け止め、寄り添ってほしい。女性の自分の時間がないほどの大変さを感じて欲しい●子どもにとっても父親の存在は大きい。子どもを愛おしいと思ってほしい●男性には、「父親」として自覚を持ってほしい<その2、育休よりも継続的に休める制度へ>●出産前後に1週間、健診や予防接種で14日分など休める日を作って欲しい●子どもの風邪や病気で使える看護休暇が欲しい<その3、会社や環境が変わる必要あり>●会社が育休を取りやすい雰囲気に。現在、暗黙で「取ってはいけない」空気、復帰後の冷たい態度、嫌がらせがある●給料や立場が悪くなる状態ではなく、取得した方がより良い方向になる仕組みにしてほしい<その4、夫婦それぞれが役割を果たす>●夫婦でしたいこと、夫に期待するフォローをきちんと話し合わないと、男性にとってはただの連休になる可能性がある●性別関係なく得手不得手がある。女性が家事育児というレッテルを貼らないとうまくいくのでは<その5、上司が育休を後押しする>●自分は育児休暇が取れなかった。だから部下が申し出たときに承認欄には印鑑を押すここまで、男性の育児休業義務化について、さまざまな意見を見てきました。そもそもこの記事でも「男性の」育児休業という言い方をすること自体に、男女差があることをあらためて実感させられたような気がします。こうした議論をしなければならないこと事態にも、改善の必要性があるように思えます。女性の就業状態や、実家や義実家の協力度合い、子どもの人数や住んでいる地域など、さまざまな要因から、夫の育児休業取得の賛否は、家庭ごとで異なるでしょう。またコメントからもわかるとおり義務化しただけで何もかもが解決する問題ではないように思えます。男性側がただの連休となってしまわないようにするためには、意識改革も必要になるでしょう。そのためには男性の家事育児能力の向上のための教室などが必要かもしれませんし、妻としても、どうすれば夫が育児参加をしやすくなるのか十分にコミュニケーションをとる必要があると思います。とくに育児で主導権を握りがちな妻が夫にダメ出しばかりしてしまうと、育児へのモチベーションも下がってしまうかも。さらに育児休業中の給付金、パタハラ(パタニティ・ハラスメント/男性の育児休業制度などを利用で 上司・同僚がいやがらせをすること)が起こらない組織づくり、女性の収入面向上など、問題は山積みのように思えます。でも夫婦でお互いにできることとできないことを再確認して、補い合うことができれば、この先も同じ方向に協力しながら歩いていけるように思えます。子どもたちの大切な一瞬しかない幼い時期を、できれば夫婦どちらかが1人で抱え込み過ぎず、夫婦でいっしょに乗り越えていけるといいですね。Q.男性の育児休業義務化、賛成? 反対?アンケート回答数:6400件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ <参考サイト>※1厚生労働省: 平成30年度雇用均等基本調査 [PDF:4,784KB]※2独立行政法人労働政策研究・研修機構: 専業主婦世帯と共働き世帯の推移1980年~2018年
2019年09月22日中林美和が『アロマテラピーブレンドデザイナー』が取得モデルの中林美和は、2019年9月12日(木)、「取得しました!」というタイトルで自身のオフィシャルブログを更新。今年初めにスクールに通い、『アロマテラピーブレンドデザイナー』の資格を取得したことを明かした。『アロマテラピーブレンドデザイナー』とは、精油を組み合わせて、さまざまなシーンや目的に応じた香りをブレンドする能力があることを認定する資格だ。アロマテラピー検定1級、アロマテラピーアドバイザーの資格を取得後にアロマブレンドデザイナー標準カリキュラムを受講することで取得することができる。株式会社me MAROAの代表を務める中林は、『アロマテラピーブレンドデザイナー』として、MAROAの商品を通してたくさんの人を癒やしていきたいとしている。美容愛好家としても活躍する中林美和中林美和は1979年3月5日生まれ。東京都出身。「CanCam」の専属モデルを務めた経験をもち、現在は「SAKURA」や「VERY」などの女性誌で活躍している。Instagramのフォロワー数は81,000人以上。4児の母でもあり、著書には『おんぶに だっこで フライパン!-4人育児の奮闘記-』、『中林美和ファッションBOOK』、『中林美和のハートフルデイズ』などがある。(画像は中林美和オフィシャルブログより)【参考】※中林美和オフィシャルブログ※中林美和オフィシャルInstagram※AEAJ
2019年09月20日最近は、「イクメン」という言葉が世間で浸透しています。妊娠した際は、パパに育児休暇を取ってもらおうと考えるママも少なくないのではないでしょうか? 私は、妻が第2子を出産したときに、社内の男性で初めて育児休暇を取得しました。今回は実際に育児休暇を取得して感じた3つの大変だったことについて紹介したいと思います。 上司に良い印象を持たれなかった1つ目は、育児休暇を取得するということに対して上司の理解がなかなか得られず、良い印象を持たれなかったことです。私の会社の上司(40〜50代)の場合、「男は働き、女は家庭を守る」と考える方が多かったのです。 これまで、男性が育児休暇を申請したことがない会社だったので、上司に育児休暇を取りたい、と伝えたときは「奥さんに任せればいいよ」と言われ、なかなか理解してもらえませんでした。 同僚の負担増加について理解が得られなかった2つ目は、同僚の負担が増えてしまうことについて、理解が得られなかったことです。若い世代は比較的育児に協力的でしたが、男性側が育児休暇を取ってもいい、という制度があることさえ知らない人もいました。 育児休暇を取ると、スタッフが1人減り、その状況の中で業務をこなしていかなければなりません。当然他のスタッフの業務負担が増えてしまいます。負担が増えることを望むスタッフはおらず、私の会社では理解してもらうことが難しかったです。 収入が減ってしまった3つ目は収入が減ってしまったことです。育児休暇を取るということは仕事を休むことなので収入がなくなります。ただ、国の制度を活用すると収入が減ることはあってもゼロになることはありません。最初の6カ月は基本給の67%、後の6カ月は50%が支給されます。 それでも、子どもが生まれるとおむつ代やミルク代、洋服代などいろいろと出費が増えてしまいます。一部でも支給されるだけありがたいのかもしれませんが、出費が増えるときに収入が減るのは非常に困りました。 パパが育児休暇を取得すると、ママの負担が減ったり、パパと子どもの関係性が作りやすいというメリットがあります。しかしその反面、会社の上司に理解してもらえない、収入が減ってしまうなどのデメリットもあるように感じました。夫婦の考え方や置かれている状況で選択は異なりますが、それでも私たち夫婦は、話し合って一番良い方法を選んだと思っています。 著者:西川しょた普段は看護師として勤務する3歳と1歳、2男の父。育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2019年07月29日日本では共働き世帯が増え、子育ても女性ばかりではなく男性も参加しようという声が聞かれるようになってきました。でもその実態は、いまだに家事育児は女性主体で、夫は「家事は手伝う」といった意識であるようです。しかし男性側も「男性は稼ぐことに専念した方がいいのでは?」「仕事が忙しくて思ったように参加できない」「育休取ったら出世に響く」などの悩みも深いのではないでしょうか。そんな男性に向けて、「装談#020 ファッション業界の働き方~パパ編~」が2019年6月27日(木)に開かれます! ■令和時代のママは一歩踏み出そうとしている!「パパ編」が開催される一足前に「ママ編」が5月12日日曜日の母の日に開催されました。そこではプレママ、ママ起業家、ママ研究者、ワンオペママから、それぞれの立場でのワーママ観やリアルな現状が語られました。>> 「リアルママたちが語り合った! ワーママの働き方ってどうなの?どうなるの?」 そこでママたちから出された声は、「育児に対する夫とのズレ」。育児休暇を女性のみが取得することによって、男性が育児に参加するタイミングが遅れることや出産後の大変さを理解しづらくなるという問題。さらに女性が時短勤務を選ぶことによって起こる「育児も家事も女性に負担がきちゃう問題」も提議。妻は「夫のほうが稼いでいる」、「自分は時短勤務」…と女性自身が声を上げづらいという現実もあるようです。また家事面でも、日本の男性の家事育児時間は1時間程度、家事育児時間0分というパパも7-8割という調査データが示す現実から、「家事育児は自分の仕事ではない」と考える男性の意識を変えることの難しさが浮き彫りになる面も。それでも「ママ編」での最後では、夫との対話によって、「子育て体制」の構築を取り、働き方を柔軟に変えながら、「ママは誰かに何かをしてもらうのを待つのではなく、少しずつ進む!」と締められました。令和時代のママたちは、働くこと、ママになること、そして固定概念を手放すことの第一歩を踏み出そうとしています。■子育てするパパは、働き方、育児への参加をどうすればいいのか子育てパパの働き方をめぐっては、企業での関わり方などもクローズアップされてきている昨今。「子育てをするパパの働き方について考えよう」というのが今回のテーマです。そんな今回の「パパ編」に登壇されるのは、三越伊勢丹にご勤務されていて半年間の育休をとられた青木慎吾さん、育児をするために会社を立ち上げ、育児中のパパ・ママに寄り添う「パパっと育児@赤ちゃん手帳」アプリを開発された服部伴之さん、そして前回に引き続き、『ワンオペ育児』著者である明治大学教授の藤田結子さん。さらに、ママ編に出演されたファッションテックデザイナーのOlgaさんが無事出産され、1児のパパとなったパートナーの松岡竜太さんが新米パパとして質問役を担います。<注目の登壇者>●青木慎吾株式会社三越伊勢丹1981年生まれ 学習院大学経済学部経営学科卒業後、2003年三越伊勢丹に入社。新宿店婦人服のバイヤーとして本館2階TOKYO CLOSETの立ち上げを始め、解放区やリ・スタイルの責任者の他、ルミネとの合同イベント「ルミタン」や「REAL HAWAII」などをプロデュース。2018年半年の育児休業を経て、現在、新規事業、定期宅配ISETANDOORの責任者。『三越伊勢丹ブランド力の真髄』(PHP新書、2015) ●服部伴之株式会社ファーストアセント代表取締役1998年、東京大学大学院工学系研究科を修了。株式会社東芝にて研究者として従事 2001年より、IT系ベンチャーのシステム責任者を数社歴任 2005年、株式会社エンターモーションにて取締役CTOに就任 2011年、株式会社tattvaの取締役に就任 2012年、株式会社ファーストアセントの代表取締役に就任 ●藤田結子明治大学商学部教授英ロンドン大で博士号を取得。専門は社会学。参与観察やインタビューを行う「エスノグラフィー」という手法で、日本や海外の文化、メディア、若者、ジェンダー分野のフィールド調査をしている。編著書に『ザ・ファッション・ビジネス』(明治大学商学部編、同文舘出版、2015)、『ファッションで社会学する』(成実弘至・辻泉との共編、有斐閣、2017)。 ●松岡竜太Sartoria Mare 代表取締役London college of fashion,文化服装学院卒業後、オーダースーツの麻布テーラーで10年勤務。銀座店店長を務めたのち独立。昨年オーダースーツ店「sartoria mare」を有楽町に設立。先日、第一子が産まれ、子育て絶賛格闘中。トーク内容は、「ママ編」と同じく、パパにも気になるこちらの悩み。・社会や企業の現状・当事者からのお話・これからどうするべきかファッション業界だけではなく、プレパパ、育休を取得したいと考えている人、家庭と仕事の両立で悩んでいる人にはぜひ参加してほしいイベントです。もちろん女性の方、プレママ、これから結婚を考える若い人たちの参加も大歓迎。ぜひみんなで令和時代のパパの姿について考えてみませんか?<イベント詳細>ファッション業界の働き方~パパ編~■日時2019年6月27日(木)19時30分~21時30分■場所ワールド北青山ビル 2F〒107-8526 東京都港区北青山3丁目5番10号■会費無料 ファッション業界の働き方~パパ編~詳細はこちら お申し込みは上記の「ファッション業界の働き方~パパ編~詳細はこちら(Peatix)」からお願いします。「Peatix」がご利用できない場合は、「装談#020 ファッション業界の働き方~パパ編~の件」と明記していただき、下記のメールにてお問い合わせください。contact@fashionstudies.org※当日、会場でも参加できます。※注意事項 当日は記録・広報等のためトークの模様を映像で記録し、 後日ウェブ上にて公開予定です。▼株式会社ワールドの「インスタグラムT/W/O」でセミナーレポートを6月下旬に掲載予定!》 「インスタグラムT/W/O」 とは?ワールド北青山ビルを拠点にファッション・カルチャー・ビジネス・社会貢献など様々なフィールドで、新たな視点を創造する人やトピックを取り上げています。
2019年06月13日自転車保険の義務化とは、自転車に乗る場合において、あらかじめ自転車保険に加入しておかなければならないことを言います。ただし、自転車保険の義務化は、平成31年3月現在において、全国共通のルールではなく、お住まいの都道府県や市区町村によって、加入の取り扱いが異なっています。そこで本記事は、自転車保険の義務化などにおける2019年度のおもな動向やポイントについて紹介をしていきます。自転車保険の加入が全国の自治体で義務化になってきた背景兵庫県の判例は、平成25年のものですが、平成15年、平成19年、平成20年にも自転車事故による高額な損害賠償金の支払いが命じられていることがわかります。自転車保険の加入が義務化されているおもな地域自転車事故を起こした場合、場合によっては、高額な損害賠償の支払いを命じられることがあります。そのため、被害者の確実な補償確保や加害者の賠償責任をしっかりと果たせるようにするため、自転車保険の加入を義務化している地域もあり、平成31年3月現在におけるおもな義務化地域は以下の通りです。兵庫県滋賀県大阪府静岡市鹿児島県名古屋市京都府埼玉県金沢市相模原市仙台市自転車保険の加入が努力義務となっているおもな地域努力義務とは、ざっくり説明しますと、自転車保険に加入するように努めなければならないといった意味であり、加入義務のように自転車保険に加入しなければならないといったことではありません。そのため、自転車保険の加入が強制されているわけではありませんが、平成31年3月現在において、自転車保険の加入が努力義務となっているおもな地域は以下の通りです。北海道群馬県千葉県東京都鳥取県徳島県香川県愛媛県福岡県熊本県自転車保険の条例が制定されている場合、入らないと罰則はある?自転車保険は、加入義務や努力義務の地域でも、加入しなかったことによる罰則がないことがわかります。未成年の子供が起こす自転車事故の懸念とリスク自転車保険は、加入義務や努力義務の地域に住んでいたとしても、自転車保険に加入しなかったことによる罰則がありません。しかしながら、そもそもの問題点として、ご自身だけではなく、自転車をおもに活用する未成年の子供が自転車事故を起こしたことによって、相手方に損害を与えた場合、監督義務者である親が賠償責任を被る部分にあります。未成年の子供だからといって、賠償金額が少なくなるといったことはないわけです。自転車保険は強制加入の地域に住んでいなくても加入検討する兵庫県の判例のように、仮に、未成年の子供が起こした自転車事故によって、私たち親が高額の損害賠償を負わなければならないことになった場合、当人だけではなく、周りの家族の人生は破綻すると言っても過言ではありません。未成年の子供が、判例でこのようなことがあったと理解することは、当然に難しいわけでありますから、監督義務者にあたる親が、万が一のリスクヘッジ対策として自転車保険の加入を検討する必要があります。自転車保険の保険料はどのくらいかかるのか自転車保険の保険料は、選んだ保険会社や補償内容によって保険料に違いはあるものの、最低限準備しておきたい賠償責任補償のみであれば、とても保険料が安くなっています。上記は、損保ジャパン日本興亜の自転車保険の例ですが、これまで紹介した裁判例を見た時に、高額な賠償責任さえ何とか保険で補償されればと感じている親御さんもおそらく多いと思います。このような考えの方であれば、プランA(ネット契約で年間保険料1,230円)で足りるため、お守り料金として十分割り切れる保険料なのではないでしょうか?その他の保険に加入している方は、念のため補償の重複確認を前項で紹介した保険料プランの図(赤枠で囲った部分)にもありますように、仮に、個人賠償責任保険などに加入している方は、念のため、自転車保険と補償の重複になっていないか確認して下さい。仮に、個人賠償責任保険に加入しており、自転車事故の補償についても補償対象である場合は、保険の重複による無駄な保険料支出を抑えられます。ポイントは、自転車事故が補償対象になるかどうかを必ず確認しておくところです。ケガの補償も重複確認を自転車事故によってケガをした場合は、加入している医療保険や都道府県民共済などで補償される場合も十分考えられます。特に、小さな子供を持つ親御さんの中には、共済金が安価な都道府県民共済に加入している世帯も多い傾向にあるため、加入している生命保険や共済と補償が重複していないかどうかを確認しておくことも大切と言えます。自転車事故で保険金などが支払われるかどうかの確認を忘れないようにするのがポイントです。自転車保険も保険会社間で比較検討して選ぶことが大切自転車保険を選ぶ際は、生命保険や自動車保険のように、現在加入している他の補償との重複確認をした上で、保険会社間で比較検討して選ぶことが大切です。当然のことながら、補償に厚みが増すほど保険料の負担が増加することになりますが、補償の重複確認と保険会社間の比較を行うことで、無駄な自転車保険料を削減できることは確かです。自転車保険の必要性は、お住いの地域や環境によっても変化自転車保険の必要性は、お住いの地域や環境によっても変化します。たとえば、任意加入で、かつ、雪国の地域や人口が少ない地域などは、関東地方や近畿地方の人口の多い地域と比べると、自転車保険の必要性に差が生じることは確かです。ただし、全国的に自転車保険の加入条例が広がっていることを踏まえますと、お住いの地域では、いつから条例が新たに制定される予定があるのか、調べてみるのも良いかもしれません。自転車保険まとめ自転車事故における高額賠償金の判例を見ますと、とても他人事ではないと感じられた方も多いと思います。現状、自転車保険の義務化地域、努力義務の地域、任意加入の地域が混在しているものの、どの地区にお住まいであったとしても、自転車保険の必要性は共通しています。自転車保険料は、決して高いものではありませんので、安心への備えとして、特に、子育て世帯の方々は、一度、よく検討されてみることが望ましいと感じます。
2019年03月28日今年4月からの「働き方改革」で、パートも有給休暇の取得が義務化。守らない企業に罰金が科せられることも。そんな「働き方改革関連法」について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。昨年6月に成立した「働き方改革関連法」によって、今年4月から、有給休暇の年5日間取得が義務化されます。有給休暇と聞くと、正社員の特権のように感じる方もいるかもしれませんが、実は、パートの方が有給休暇を取る権利は、これまでもありました。しかし実際には、有給休暇を取りづらいと感じたり、なかには「パートには有給休暇がない」と思い違いをしている方もいたと思います。4月からは、権利より重い義務になりますから、皆さん、休めます。今回の義務化は、働く方の権利をうたうものではなく、社員に年5日以上は有給休暇を取得させる義務を、会社に負わせるものです。もし有給休暇を取得していない社員がいたら、会社側が社員の希望を聞いて「◯月◯日は有給休暇を取って休んでください」と、取得日を指定しなければなりません。また、会社の規模に関係なく、すべての会社に義務化が適用されます。そのうえ、この法律を守らない会社には、従業員1人につき30万円以下の罰金を科すという、会社側に厳しい法律なのです。とはいえ、労働者に聞いたアンケート調査では、約64%の方が「有給休暇を取得するのに、ためらいを感じる」と答えています(’17年度・厚生労働省)。また別の調査では、有給休暇の取得義務化を約24%の会社が「知らない」と回答。従業員50人以下の会社に限ると、「知らない」会社が約34%に増えます(’19年・日本・東京商工会議所)。特に、小さな会社に勤めるパートの方は、会社が義務化を知っているのか、本当に有給休暇が取れるのか、不安な方もいるでしょう。そこで、法律の施行前である今のうちから、それとなく根回しを始めてみてはいかがでしょう。「来年度からパートの有給休暇も義務化されますね」などと、新しい法律を会社側に知らせることが大切です。罰則があることなども触れておくといいかもしれません。有給休暇は働く方の権利です。パートの方もしっかり有給休暇を取って、ゆとりのあるワークライフバランスの実現を目指したいものです。
2019年02月22日今年4月からの「働き方改革」で、パートも有給休暇の取得が義務化される。そんな「働き方改革関連法」について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。昨年6月に成立した「働き方改革関連法」によって、今年4月から、有給休暇の年5日間取得が義務化されます。有給休暇と聞くと、正社員の特権のように感じる方もいるかもしれませんが、実は、パートの方が有給休暇を取る権利は、これまでもありました。しかし実際には、有給休暇を取りづらいと感じたり、なかには「パートには有給休暇がない」と思い違いをしている方もいたと思います。4月からは、権利より重い義務になりますから、皆さん、休めます。詳しく見ていきましょう。有給休暇の義務化の対象は、正社員やアルバイト、パートなどの区別なく、「1年間に有給休暇を10日間以上持っている方」です。フルタイムで働く正社員や契約社員なら、入社後6カ月以上たつと対象になります。いっぽうパートは、1週間に働く時間や日数によります。まず、週30時間以上働くパートは、フルタイムと同様、入社後6カ月以上たつと対象になります。次に、週4日働くパートは、入社後3年半以上たつと、また、週3日働くパートは、入社後5年半以上たつと、それぞれ、有給休暇が年10日となり、取得義務化の対象になります。勤務日が週2日以内のパートは残念ながら、対象ではありません。有給休暇は働く方の権利です。パートの方もしっかり有給休暇を取って、ゆとりのあるワークライフバランスの実現を目指したいものです。
2019年02月22日