俳優の神尾楓珠が30日、神奈川・横浜アリーナで開催されたファッションイベント「マイナビpresents 第28回 東京ガールズコレクション 2019 SPRING/SUMMER」(以下TGC)に出演した。今月10日に最終回を迎えた菅田将暉主演の日本テレビ系ドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』で水泳部のマネジャー・真壁翔を演じ、「イケメンすぎる」と注目を集めた神尾。今回、人気スタイリストの長瀬哲朗氏プロデュースによる、80年代のロンドンをテーマにしたファッションショーに登場し、黄色い歓声が沸き起こる中、クールな表情でランウェイを歩いた。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催されている国内最大規模のファッションイベント。28回目となる今回は、「自分の好きを思いっきり楽しんで、自分が時代をつくろう!」という思いを込めた「it ME」をテーマに、ファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開する。撮影:蔦野裕
2019年03月30日3月30日に神奈川・横浜アリーナで開催される「マイナビ presents 第28回 東京ガールズコレクション 2019 SPRING/SUMMER」に、ドラマ『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)の真壁翔役で一躍脚光を浴びた俳優・神尾楓珠が出演する。TGCはもちろん、ランウェイを歩くのは初めてという神尾。人気に伴って激変していく周囲をどのように捉えているのか。“3Aパーカー”姿で今の心境を語ってくれた。○■「TGC出るんだけど」に萩原利久「俺も」――TGCに出演するのは初めてだそうですね。TGCはご存知でしたか?もちろんです。高校時代の友達は男女問わず、「TGC行こう!」といつも盛り上がっていました。去年も何人か行ってたと思います。――神尾さんは?僕は行ったことないです。――初めてのTGCがステージ上って、すごいですね(笑)。やばいですよね(笑)。どんな感じになるんだろう。全く未知の世界です。――出演の知らせはいつ頃だったんですか?『3年A組』の撮影が終わって、携帯を見たら「TGC決まりました」という連絡が来ていました。ちょど隣には、萩原利久がいて。――萩原さんも出るんですよね。そうなんです。利久と一緒に携帯見て、僕が「TGC出るんだけど」と言ったら、利久も「え、俺も出るんだけど」って(笑)。利久も初めてと言ってました。――すごい偶然ですね。もうビックリです。今でも実感ありません。なんで、自分なんだろう(笑)。――それは人気があるからじゃないですか(笑)?いえいえ。そんなに人気ないですよ(笑)。――何か準備は?去年のTGCの映像を見ました。それからこの前、TGCに関わっている方とお会いしていろいろ話を聞きました。「真っ直ぐ見据えて歩けばいい」だそうです(笑)。――当日、注目しています。ありがとうございます。目が泳がないようにします(笑)。――ファッションでこだわっていることはありますか?全然ないんですよ。コーディネートとかも適当です。パーカーとかトレーナーのゆるめのやつをだいたい買ってます。――まさに今日のコーディネートですね。これは『3年A組』のパーカーなんですけど。――えっ! 先日、今田美桜さんを取材した時に聞きましたが、菅田将暉さんがみなさんにプレゼントしたオリジナルのパーカーですか……?そうです! 最近は、これを着ていることが多いです。――まさか生で噂のパーカーを見れるとは(笑)。着て洗って、着て洗ってを繰り返しています。――何か特別な思いがあるんですか?いや……一番着やすいからです(笑)。暖かいし、丈もいい感じなので。――菅田さんはどのタイミングでこれを配ったんですか?結構、序盤の方だったと思います。年明けぐらいですかね。みんなめっちゃ盛り上がってました(笑)。オリジナルのデザインだそうです。いただいた時は糊付けの匂いが若干残っていたんですが、今では身体に馴染んでいます。○■『3年A組』撮影を終えて――こうした取材の時に『3年A組』のことを聞かれることも多いんじゃないですか。そうですね。SNSの反響がすごかったです。ドラマがスタートする前はフォロワー3万人ぐらいだったんですけど、今は15万人ぐらい。うれしいです。――街中で声を掛けられる機会も増えそうですね。渋谷とか特に激しいというか(笑)。中高生は結構露骨で、顔を覗き込んでからスマホをいじる……みたいな(笑)。――『3年A組』のマインドボイス状態ですね。そうですね(笑)。大学生以上の方はそこまでガツガツ来られることはないんですが、中高生はすごいです(笑)。顔を覗き込まれて、結局声を掛けられないこともあります。――芸能人として人気がある証拠ですよ! もともと憧れは?憧れはありませんでした。ずっとサッカーをやってたんですけど、高校1年の時にサッカー部を退部して。このまま続けても先がないなと思ってしまったんです。それで辞めて、暇つぶし程度に何かしらやろうと思って、オーディションを受けました。――ほとんどの人はそういう状況でも、芸能界は諦めて身近なことから始めそうですけど。周りが芸能活動をやってなかったからやってみようと。自信も何もなくて、とりあえずやろう。そんな気持ちでした。――芸能人になってどうしようと?何も考えてなかったです。――でも、オーディションを受けるといろいろ聞かれるんじゃないですか?すみません。本当に遊び感覚で受けたので、何も覚えてないんです(笑)。それなりにちゃんとしたことは答えたと思います。――通過の知らせは?結構、すぐに。――TGCの出演オファーとどちらがビックリしましたか?TGCです。そちらの方が意外性が(笑)。――その答えが意外性があります(笑)。所属が決まってから、何をやりたいと。オーディションの段階で、俳優、タレント、歌手とかから選んで応募しないといけなくて。タレントは何をする仕事かよく理解していなくて、「テレビに出る仕事=俳優」という勝手な先入観があったので俳優を希望しました。――そこからレッスンを。そうですね。最初の方だけでしたけど、正直、レッスンで得たものはあまりなくて。本当に現場ですね。レッスンを重ねても、1度の現場の方がすごく勉強になりました。――今は俳優を続けていこうと。そうですね。芸能活動において、俳優以外に関わっていくことは無理だなと。――例えば、菅田さんのように歌うとか。歌なんて、上手い人いっぱいいるから無理です(笑)。もし、機会があればやってみたいと思いますけど、たぶん万人受けしないと思います。結構、がなったりするので。ミッシェルガンエレファント(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)とか、イエモン(THE YELLOW MONKEY)とか、男臭いのが好きなんです。――ちょっと世代が上ですよね。誰かの影響なんですか?いえ、いろんな音楽を聴いていくうちにビビッと来たのがミッシェルとイエモン。いつも聴いてます。カラオケでもミッシェルかイエモンしか歌いません。もし、仕事で歌う機会があったら、優しい雰囲気より、ロックな感じがいいなと思います。○■「3Aは宝」の思い――楽しみにしています。ツイッターには「3Aは宝」ということも書いてありました。撮影を終えたのは、最終回の直前だったんですよね。そうですね、2週間ぐらい前だと思います。――これまで数々の作品に出演してこられましたが、『3年A組』はどのような位置付けの作品になりましたか?今までも1つ1つ出来る限りのことはやってきましたが、一番濃い撮影でした。たぶん、今までで一番モチベーションも高かったと思います。やっぱり、同世代がたくさんいて刺激があって、「あいつには負けねえ」みたいなムードがあって。それでモチベーションがどんどん上がっていったような気がします。――撮影が進むにつれて高まっていったんですね。萩原利久と仲良いんですけど、僕の場合は、撮影が始まる前から利久と2人で何回か話をして、入りのタイミングでも他の人よりモチベーションを高く保てたような。撮影がはじまってからもそれがどんどん高まっていって。台本を読んでお互いの感想を言ったり、周りのメンバーについて話したりしました。――撮影終了の瞬間は?満足感というか、達成感がありました。でも、クランクアップの1週間、2週間前ぐらいから結構さびしかったです。もう、終わっちゃうのか……と。本当に、学校の卒業式みたいな感覚でした。――菅田将暉先生は共演していかがでしたか。最強でした(笑)。――みなさん、前室では和気あいあいとして教室内ではガラリと変わるそうですね。前室では和気あいあいとしているメンバーと、集中しているメンバーと分かれていました。――神尾さんは?僕はずっとふざけてました。――今の流れは集中しているグループかと(笑)。ずっとふざけていました。前室で集中しても、セットに入ったらまた変わるので。前室は切り替えて楽しんでいました。決してふざけられる現場ではなかったんですけど、ふざけられるのが前室ぐらいしかなかったので。現場に入ったらふざけられない。――それであの熱演につながるわけですから、それでよかったのかもしれませんね。きっと、うるさいと思ったメンバーもいたんじゃないですかね(笑)。それぞれ役の入れ方とか集中の仕方が違うので。――ありがとうございました。新たな出演作が楽しみです。それから、TGCにも注目しています。ありがとうございます。会場の雰囲気にのまれないように頑張ります(笑)。■プロフィール神尾楓珠(かみお・ふうじゅ)1999年1月21日生まれ。東京都出身。身長174センチ。O型。2015年、高校1年生でサッカー部を退部後、現事務所のオーディションを受けて芸能界入り。同年、24時間テレビドラマスペシャル『母さん、俺は大丈夫』(日本テレビ系)で役者デビューを飾り、その後、『兄に愛されすぎて困ってます』(17・日本テレビ系)、『監獄のお姫さま』(17・TBS系)、『シグナル 長期未解決事件捜査班』(18・フジテレビ系)、『恋のツキ』(18・テレビ東京系)、『こんな未来は聞いてない!!』(18・フジテレビ系)、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(19・日本テレビ系)などのドラマに出演。映画『うちの執事が言うことには』(2019年5月17日)、『HiGH&LOW THE WORST』(2019年10月4日)の公開を控えている。
2019年03月29日ゲストの悩みに史上最強弁護士軍団が白黒つける「行列のできる法律相談所」の3月10日(日)放送回に、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」に出演中の俳優・神尾楓珠がゲスト出演。さらに数々の番組でMCを務める加藤浩次に近藤春菜、水卜麻美アナも出演してスタジオを盛り上げる。また、中居正広が番組中にサプライズで登場する一幕も。今回はMCを後藤輝基が担当、アシスタントを日本テレビアナウンサー・市來玲奈が務める。またパネラーとして神尾さん、加藤さん、水卜さん、近藤さんのほか、東野幸治、宮迫博之、渡部建、ブルゾンちえみらも出演、「あなたの悩みスッキリさせますSP」と題して放送する。「兄に愛されすぎて困ってます」シリーズや「シグナル 長期未解決事件捜査班」などのドラマ、井上苑子、「RADWIMPS」のMVなどでも注目される若手俳優の神尾さんが本番組初登場。その“目力”も話題の神尾さんが“一人だけ朝礼体操を踊れない”という悩みを告白!?フレッシュな神尾さんのトークをお見逃しなく。また“スッキリ”にかけて今夜は日テレの朝の情報番組「スッキリ」から加藤さん、近藤さん、水卜さんも登場。「スッキリ」×「行列」のコラボスペシャルということで、「スッキリ」の人気コーナー“天の声”オーディションを開催することになり、「おっはようございま~す」と、お馴染みの挨拶からスタート。スタジオ出演者は、突然の“天の声”に驚きながらも、声の主が誰なのか全く分からないまま、「スッキリまるごとエンタメクイズッス!」がそのまま進行。「娘さんが、相方・山本さんのインスタをフォローしているとわかって落ち込んだらしい、加藤さんへの問題です!」に「なんで、そんな情報知ってるんだよ!」と驚いた加藤さんに、“天の声”は、野球選手のものまねクイズを披露し、誰かを答えさせる...という、やりたい放題の展開に...。後藤さんが、スタジオセット裏の“天の声”ブースに、声の主を見に行くと驚きのあまり絶叫。「こっち来てください!」とスタジオに引きずり出され、中居さんが「今日は、声だけなんです」と拒みながらも登場すると、スタジオに大歓声が沸き起こった。それから中居さんは、「この回のギャラは一番誰がもらっているんですか?」「後藤さん、ひな壇とMCでは、ギャラの額の差が結構激しいらしい」など、下世話なトークを連発。加藤さんは「“天の声”オーディションは、不合格です!!」ときっぱりと断言し、「スッキリSPと言ってたのに、中居SPになってるじゃん!」と僻む場面も。ほかにも、かつて多くの視聴者が恐れおののいた(?)加藤さんの“狂犬”ぶりがスタジオで復活!?また近藤さんはもはや“お馴染み”となった「成人式の写真」について本気相談、“ダイエット宣言”の水卜アナには武田真治の筋肉教室が!「スッキリ」トリオにも注目。今夜のゲスト、神尾さんが出演中のドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」は、菅田将暉演じる魁皇高校の美術教師・柊一颯が卒業を控えた3年A組の生徒を人質に学校に立てこもり、“俺の授業”を進めていくなかで自殺した生徒・景山澪奈の自殺の真相を解き明かしていくとともに、生徒たちの心の闇に光を当てていく…というストーリー。A組の学級委員・茅野さくらには永野芽郁、自殺したとされる景山澪奈には上白石萌歌、そのほか川栄李奈、片寄涼太、今田美桜、福原遥、大原優乃ら人気若手俳優が勢ぞろい、さらに神尾さんをはじめ横田真悠、森七菜、今井悠貴、堀田真由、鈴木仁、古川毅、富田望生、新條由芽など次世代を担うフレッシュな顔ぶれが集結している。「3年A組―今から皆さんは、人質です―」最終回は本番組放送後3月10日(日)22時30分~日本テレビ系で放送。「行列のできる法律相談所」は2月17日(日)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年03月10日菅田将暉(25)主演の連続ドラマ『3年A組―今から皆さん、人質です―』(日本テレビ系)の第3話が1月20日に放送された。平均視聴率は11.0%(ビデオリサーチ調べ)と2桁をキープし、絶好調だ。数カ月前に自殺したクラスメイトの景山澪奈(上白石萌歌・18)。その真相を明らかにするべく、菅田演じる柊一颯という担任教師が生徒29人に対して10日間の”最後の授業”を行う。いよいよ3日目の授業が開始。第3の課題は、景山を陥れたフェイク動画を「撮影した」3年A組の生徒は誰なのかというもの。しかし柊は犯人の特定を生徒ではなく、刑事の郡司真人(椎名桔平・54)に命じる。そして夜の8時までに回答できたら全員を解放。間違えたら生徒5人の命を奪うと宣言したのだ。動画に映っていたのは、水泳部のジャージを着た人物。疑わしいのは、部員の熊沢花恋(堀田真由・20)とマネージャーの真壁翔(神尾楓珠・19)。教室内では犯人探しが騒がしく行われる。だが宇佐美香帆(川栄李奈・23)の「水泳部のジャージを着ていたからといって、水泳部とは限らない」という発言から、茅野さくら(永野芽郁・19)は全国大会の会場に水泳部のジャージを着ていた里見海斗(鈴木仁・19)の姿があったことを思い出す。茅野は相澤博己(萩原利久・19)に当時のことを尋ねる。しかしそれをクラスメイトに聞かれ、里見本人に問いただすことに。里見は会場にいたことを認めた。だがジャージを着ていたのは、真壁から駐車場の警備を頼まれたからだという。いっぽう刑事の郡司も犯人捜しに奔走する。動画の解析によって加工されていたのは瓶のラベルであったことが判明。さらにジャージの袖にオレンジ色のシミがあることを発見し、手がかりの1つになるのではないかと考える。「熊沢と里見のどちらかが犯人だ」と絞り込んだ郡司は内通者を使って調べさせ、最終的に熊沢が犯人と特定した。しかし結果は不正解。内通者は柊の手の内のものでミスリードされたのだった。動画を撮ったのは、里見だった。彼は景山に告白したが振られ、自尊心を傷つけられていた。だからその怒りを相手にぶつけることでしか抑えることができなかった。景山を陥れるためなら何でもよかった。そんな里見につけこんだ何者かが、動画を撮るよう指示。ドーピングしたかのように加工して宇佐美のカバンに入れたのは、また別の人物だった。柊は里見に「逆境を乗り越えようとしたか。傷ついた悲しみを明日の活力に変えられなかった。それがお前の弱さだ」と言い放つ。自分の味わった憤り、悲しみ、苦しみ、やるせなさという負の感情を跳ね返して、明日を生きる活力に変えることができた真壁や熊沢。生徒たちの中にそれができたものと、できなかったものがいる。柊は、きちんと気持ちに向き合ってほしいと願う。問題が一段落したかに思えたが、柊は突然銃を生徒たちに向ける。郡司が不正解だったため、生徒5人に死が待っているのだ。自ら手を挙げた里見と選ばれた4人の生徒たちが美術室に連れて行かれる。その後に爆発が起こり、瓦礫と瓦礫に挟まれた死体が。泣き叫ぶ生徒たち。恐怖と戦慄が一同を襲う――。今回も波乱のラストが待っていた。第1話から疾走感溢れる展開だったが、回を重ねるごとにハードルが上がってくるように感じていた。菅田の熱演には息を呑むし、予想外の展開に驚かされる。だが同じ展開の繰り返しでは視聴者も飽きてしまうのではと不安になっていた。そこへきて、犠牲者が一気に5人……。しかし第1話で殺害されたと思われていた生徒も含め、実は死んでいなかったことが判明。さらに刑事の五十嵐徹(大友康平・63)が柊の共犯者だったことも明らかになるなど、まさに驚きの連続!動画製作者が明らかになることで景山の死の真相に辿り着くだけだと思っていたが、そう単純なものではなさそうだ。イケメンな生徒たちの存在感も、少しずつ際立ってきた。真壁役の神尾楓珠は、SNSで「イケメンすぎる」「かっこいい」「綺麗」など話題になっているという。『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)の成宮一茶役をした鈴木仁も、やはりイケメン役がハマる。演技派の菅田やベテランの椎名桔平に刺激を受けながら、視聴者を魅了する役者に育ってくれそうな予感!次回は、第1部の完結。第3話では、なぜか静かだった甲斐隼人(片寄涼太・24)。そして、黒幕の正体は明らかになるのか?
2019年01月21日菅田将暉主演、永野芽郁ら若手注目キャストが集結した「3年A組―今から皆さんは、人質です―」の第3話が1月20日放送。3年A組のクラスメートの愛憎劇を演じる生徒役の若手俳優たちに視聴者の注目が集まっている。卒業まで残り10日となった魁皇高校3年A組を舞台に、菅田さん演じる担任の美術教師・柊一颯が生徒を人質に立てこもり、自殺した生徒の死の真相を生徒たちに考えさせていくという物語。3年A組担任の柊一颯を菅田さんが演じる本作。A組の学級委員・茅野さくらを永野芽郁、自殺した生徒・景山澪奈を上白石萌歌が演じ、水泳部のエースだった澪奈の死を巡って、その裏で渦巻くクラスメイトたちの様々な想い。そして一颯自身の過去なども含めてドラマは進んでいく。A組の生徒役として川栄李奈、片寄涼太、今田美桜、福原遥、大原優乃ら今注目の若手俳優が集結しているのも見どころだ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は立てこもり“3日目”のエピソード。警視庁理事官の五十嵐(大友康平)は一颯と対面するが、一颯は盗聴器があることに気づき拳銃を突きつける…が実は五十嵐と一颯はグルだった。そして一颯の授業がまた始まる。今日の問題は「澪奈を陥れたフェイク動画を撮影した生徒は誰なのか」。しかし授業の様子は刑事の郡司(椎名桔平)にスマホで中継されていて、一颯は犯人探しを郡司に命じ、20時までに撮影者を見つけられなければ教室内の5人の生徒の命を奪うと宣言する。世間の注目を浴びるなか郡司は捜査を開始、生徒と思われる“内通者”とコンタクトし調べを進めていく。その頃世の人々は一斉に警察の動きに興味を向ける。郡司が捜査を進める一方生徒たちの間では、水泳部員の花恋(堀田真由)に疑いの目が。彼女は水泳部マネージャーの真壁(神尾楓珠)かもしれないと反論。さらに里見海斗(鈴木仁)にも疑いの目が向けられていく。20時、内通者の情報をもとに「犯人は花恋」だと伝える郡司に、一颯は内通者は自分の“共犯”だと告げ、真の犯人は里見だと教える。そして名指しされた5人が教室から移された直後爆発が起きる…だが、5人は生きていた。さらに1話で死んだはずの中尾蓮(三船海斗)も実は無事だった…というのが3話のストーリー。今回のストーリーで中心となったA組の生徒役を演じている堀田さんには「水泳部の2人(堀田真由&神尾楓珠)が好演」「堀田真由ちゃんとにかくかわいい」、神尾さんには「第3話楓珠君回ですごい嬉しかった」「演技すごかった印象しかない」、鈴木さんには「心折れそうになる仁くんかっこいい」「鈴木仁くんのオタクにもなりそう」など、3人それぞれに視聴者からの注目が集まっている様子。『虹色デイズ』「チア☆ダン」などに出演していた堀田さん、『兄に愛されすぎて困ってます』「シグナル 長期未解決事件捜査班」などの神尾さん、『斉木楠雄のΨ難』「花のち晴れ」などの鈴木さん。各々これまで様々な作品に出演、ファンの注目を集めていた様だが、ここに来てさらに多くの視聴者の熱視線が注がれている模様だ。(笠緒)
2019年01月21日E-girlsの楓が5日、東京プリンスホテルで行われた「CanCam×Tokyo Prince Hotel Night Pool」オープニングイベントに出席し、「プライベートで一度も水着を着たことがない」と告白した。E-girlsの楓女性ファッション誌『CanCam』が空間プロデュースするナイトプールが7月7日から9月17日まで開催。今年で3回目を迎え、昨年は来場者2万人を超え、「インスタ女子殺到」「日焼けしないプール」と話題になった。初のナイトプールに楓は、「写真で見るよりもっともっとかわいくて。テンションがめちゃめちゃ上がる。私も今年の夏に来たいと思いました」と興奮。「私、プライベートで一度も水着を着たことがなくて」と打ち明けて周囲を驚かせ、「中学生で最後です。学校のスクール水着」と振り返った。イベントには水着姿の女性読者100人が招待され、楓は「かわいい水着のかわいい女の子たちがいっぱいいるので、ちょっと刺激されて」と心境を説明。「私もかわいい水着でかわいいナイトプールデビューしたいと思いました」とうれしそうに話していた。この日は楓のほか、堀田茜、まい(chay)、石川恋、お笑いコンビ・流れ星が出席した。
2018年07月06日宝塚歌劇団月組トップスター・珠城(たまき)りょうが、大劇場公演では珍しい現代の日本を舞台にしたミュージカルと、ストーリー仕立てのショーに挑む。「今の月組、そして私と愛希(まなき)のコンビだから冒険を、と思っていただけるなら、役者としてこれほど嬉しいことはありません」と目を輝かせる。【チケット情報はこちら】『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』は、伊吹有喜の小説「カンパニー」を舞台化。珠城は製薬会社の青年サラリーマンで、バレエ団への出向を命じられ、公演を陰で支えていく青柳誠二役だ。「彼はとても誠実で温かい人。自分の思うことをストレートに相手に伝え、その言葉に人々が背中を押され、救われてます」。そんな青柳に愛希れいか扮するバレリーナ・高崎美波は惹かれる。「宝塚歌劇ならではの作品と違い、登場人物も等身大。男性より女性の方が押しのある設定なのも新鮮で面白いです。ナチュラルな表現で大劇場の空間を埋めなくてはならないので難しいですが、とても勉強になります」と語る。華やかなバレエや、街の人々が急に踊り出すという原作でも印象的なフラッシュモブの場面も盛り込み、様々な悩みを抱えた人物のリアルな日常を描いている今作。「“全くの夢の世界”とは異なりますが、『うちの会社にも青柳さんいないかな』など、いつもと違う余韻に浸っていただけるのでは」。日常を懸命に生きる人々を描いた、温かさに満ちた作品になりそうだ。同時上演の『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』は、新進気鋭の演出家・上田久美子初のショー作品。全大陸が平和に統一された近未来の地球に、大悪党のバッディが月から乗り込む芝居仕立てのショーだ。珠城扮するバッディはクールなヘビースモーカーで、愛希扮するグッディ捜査官に追われるという異色の役柄。「悪役ですがコミカルな部分もあり、想像していたものとは全然違いました(笑)。みんなに追いかけられながらも楽しんで色々なことをする、その自由さを出せたら。公演ごとに様々な役柄を与えていただき光栄です。いつも想像をかき立てられる役者でいたいと思います」。トップスターに就任して約1年3か月、男役10年目の珠城は、「今自分がどんどん解放されていくのを感じています。基本伸び伸びとした気質なので(笑)、今年も新しいことに挑戦していきたい」と、充実感に溢れた笑顔を見せた。公演は兵庫・宝塚大劇場にて2月9日(金)から3月12日(月)まで。チケットは発売中。東京宝塚劇場公演は3月30日(金)から5月6日(日)まで開催。2月25日(日)より一般発売される。取材・文:小野寺亜紀
2018年01月26日ダンス&ボーカルグループ・E-girlsの楓と佐藤晴美が29日、東京・渋谷MODIのHMV&BOOKS TOKYOで写真集『楓写真集 ねぇ、聞いて!!』(発売中 1,500円税抜き 小学館刊)、『ハルミイロ』(発売中 1,500円税抜き 主婦の友社刊)の発売記念イベントを行った。E-girlsでは身長の高さから"ツインタワー"とも呼ばれ、同グループの活動以外にはモデルとしても活躍中の楓と佐藤晴美が、それぞれの写真集を同時発売。出版社は異なるが、2人が同時撮影したという異色のコラボ写真集で、佐藤の希望で訪れたというアメリカ・ロサンゼルスで同時に撮影が行われた。楓が「もしも楓がL.A.ガールだったら?」、佐藤が「ダンス」をテーマに、2人の魅力が詰まった内容となっている。佐藤が「普段は『CanCam』(楓)と『Ray』(佐藤)の専属モデルをさせてもらっていますが、こういう機会は史上初めてというか、今までにないケースだと思います。私たちも楓ちゃんと私でツインタワーとしてお互いの写真集に出たりして同時発売するというのは、CanCamとしてもRayとしても私たちとしても新しいことにチャレンジして一つの目標を叶えた瞬間と思って感動しました」と感慨深げ。一方の楓も「普段はE-girlsだったりHappinessやFlowerで活動している中、それぞれが個人の目標であった写真集を出せることはすごくうれしく思います。ツインタワーとしてファンの皆さんに応援していただいていますので、一緒に写真集を出してファンの方にも喜んでいただけると思います」と同時リリースに笑顔だった。各写真集では、楓が初めての水着姿、佐藤がランジェリー姿を披露するなど、セクシーショットも掲載。水着姿は中学の授業以来という楓は「最初は水着が嫌だなと思いましたが、記録に残る写真集なので、今までやったことがないことに挑戦したいと思って頑張りました」とやり切った様子。そんな楓の水着姿について佐藤が「楓ちゃんは笑顔が素敵でピュアな人。水着のシーンでも素で心から楽しんでいる姿が可愛かったしキュンキュンしちゃいました」とべた褒め。対する楓も佐藤のランジェリー姿を「普段はおっとりして元気キャラですが、今まで見たことがない大人の色気が出ていて、大人の女性だと思いました。ドキっとしながら見てましたね。楽屋とは全然違います(笑)」とセクシーな姿に驚きを隠さなかった。
2017年08月30日昨年、入団9年目の早さで宝塚歌劇団月組のトップスターに就任した珠城(たまき)りょう。鬼才・小池修一郎が手掛ける浪漫活劇『All for One ~ダルタニアンと太陽王~』では恵まれた体躯と運動神経を活かし、無敵のヒーロー・ダルタニアン役に挑む。「立ち回りが好きなのでお稽古が楽しいです」と明るく意欲的な姿が頼もしい。宝塚歌劇月組『All for One ~ダルタニアンと太陽王~』チケット情報デュマの「三銃士」をベースに新たな着想で描く娯楽大作。銃士隊のダルタニアンはバレエに熱中気味のルイ14世に剣術を教えているが、ある日ブルボン王家を揺るがす王の秘密を知ることになる。「この作品は小池先生の完全なオリジナルです。これほどコメディ要素が強いとは想像していませんでした(笑)。周りのキャラクターが濃くて個性豊か。ダルタニアンは純粋で真っ直ぐな青年なので、シンプルに演じるほど際立つかなと思います」と話す。トップ娘役の愛希(まなき)れいかがルイ14世に扮するのも話題だが、「私はいつも通り役を演じるだけですんなり作品に入り込めています。愛希は元男役ということも活きているし、国王陛下だけどお茶目な憎めないキャラクターとして描かれているので、お客様にも楽しんでいただけるはず」と笑顔を見せる。また三銃士との信頼関係は冒頭から出来上がっている設定ゆえ、「チームワークの良さをきちんと見せたい」と意気込む。敵対するベルナルド役は雪組から組替えとなった月城かなと。「彼女も私と同じですごく芝居が好きなのを感じます。後半のがっつりとした絡みが楽しみです」と語る。立ち回りは中世の時代の長い剣・レイピアを使ったものから宮廷剣術まで幅広い。体力勝負とも言えるが、学生時代水泳部などに所属し活躍していた珠城。「体育会系でストイックなところがあります。相手の戦法を自分なりに分析し、校内マラソン大会で1位を取り返したことも(笑)。前向きな精神はスポーツで養いました」と。その姿は「芯のぶれない強さがある」というダルタニアン役に通じる。「この1年、私をトップとして受け入れてくれる人たちがいたから、伸び伸びとさせていただけました。『グランドホテル』のときより肩の力が抜けて、舞台を作るのがどんどん楽しくなっています。私が真剣に作品に取り組んでいる姿を見せるのが大事だと思います」と話す若きリーダー。この夏、舞台人としてさらに大きく飛躍する。公演は兵庫・宝塚大劇場にて7月14日(金)から8月14日(月)まで上演。チケットは発売中。東京宝塚劇場公演は9月1日(金)から10月8日(日)まで。7月30日(日)より一般発売が開始される。取材・文:小野寺亜紀
2017年07月03日宝塚歌劇月組の新トップスター・珠城(たまき)りょうのお披露目公演『グランドホテル』『カルーセル輪舞曲(ロンド)』が1月1日、兵庫・宝塚大劇場にて開幕した。宝塚歌劇月組『グランドホテル』/『カルーセル輪舞曲(ロンド)』チケット情報第一幕の『グランドホテル』は1989年にブロードウェイで上演され、トニー賞5部門を受賞した作品。宝塚歌劇では1993年に涼風真世を中心とする月組で日本初演され、今回が24年ぶりの再演となる。特別監修にはブロードウェイで演出・振付を手掛けたトミー・チューンを迎え、新たな構成で上演されている。舞台は1928年のベルリンにある高級ホテル。登場するのは多額の借金を抱える青年貴族、引退を前にした伝説的バレリーナとその付き人、余命わずかな老会計士、映画スターを目指すタイピストなど。悩み、不安、焦り…それぞれに影を持つ人たちがホテルを訪れ、偶然に出会い、それぞれの人生が変わっていく様を描いた物語だ。回転扉と椅子の配置を巧みに変えることでシーンが展開するというシンプルながらもテンポ感のある演出が印象的で、人間ドラマも色濃く浮かび上がってくる。お金に困窮するフェリックス男爵役の珠城はトップ娘役・愛希(まなき)れいか扮するバレリーナ、グルーシンスカヤと出会い、恋に落ちる。手足が長く舞台映えする珠城はプロローグから存在感たっぷりに演じるが、“影”を表す繊細な演技でも魅せる。愛希は旬を過ぎたバレリーナの悲哀を大人の色気をまとわせて演じ、円熟味を感じさせる。一方でフェリックスと出会い輝きを取り戻すときには可愛らしく、柔軟な演技力を活かして演じている。また、老会計士オットー役の美弥(みや)るりかは、背中を丸め、重苦しい空気を全身から漂わせる。そんな彼がフェリックスと出会い、徐々に変化していく様を見事に演じている。第二幕の『カルーセル輪舞曲(ロンド)』は、宝塚レヴュー『モン・パリ』の誕生90周年を記念して作られたステージ。白い衣裳をまとったスターたちによる華やかな幕開きから、ニューヨーク、メキシコ、ブラジルなど、さまざまな国をイメージしたシーンを展開。エネルギッシュに、男っぽく、アクロバティックに…と、彩り豊かな演出で観客を惹きつけて離さない。フィナーレには『モン・パリ/吾が巴里よ』に乗せて男役は黒燕尾、娘役は純白ドレス姿で美しく見せる。入団9年目でトップに就任した珠城を中心とする新生月組が、フレッシュながらも落ち着いたステージを展開。これからが楽しみになる幕開けとなった。兵庫・宝塚大劇場公演は1月30日(月)まで。チケットは発売中。そして東京宝塚劇場では、2月21日(火)から3月26日(日)まで上演。1月15日(日)10:00よりチケット発売開始。取材・文:黒石悦子
2017年01月06日お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、医師の木村好珠とタレントの矢部美穂の自宅に泊まりに行く企画が、きょう21日のテレビ朝日系バラエティ番組『金曜★ロンドンハーツ』(毎週金曜21:00~21:54)で放送される。この企画は、淳が女性の家に泊まりに行き、居心地の良さをチェックするというもの。今回は、木村と矢部が、どんな部屋に住み、どんな風に男性をもてなしてくれるのかを、一晩泊まって普段は見られない部分まで確認し、より「居心地がいい」方をジャッジする。スタジオには、TOKIOの松岡昌宏がゲストに登場。松岡の目線から見た"イイ女"が明かされる。
2016年10月21日宝塚歌劇月組公演 ミュージカル『アーサー王伝説』が10月14日、東京・文京シビックホールで開幕した。月組の新トップスターに就任したばかりの珠城りょうが主演する作品。初日に先立ち13日、通し舞台稽古が公開されるとともに、珠城らが会見を開いた。宝塚歌劇月組『アーサー王伝説』チケット情報『アーサー王伝説』は、近年日本でも人気を博すフランス生まれのミュージカル。『太陽王』『1789 -バスティーユの恋人たち-』と同じくドーヴ・アチア氏の脚本・作詞・作曲による最新作の、日本初演だ。「岩に突き刺さった剣を引き抜いた者が王となる」という伝説でも有名な、イギリス・ケルトに伝わる騎士道物語をもとに、キャメロットの王・アーサー、その妻グィネヴィア、アーサーの異父姉にして彼に恨みを持つモーガン、そして王に忠誠を誓う円卓の騎士らの物語がドラマチックに綴られていく。自身の出生の秘密や異母姉との確執、そして王妃と部下の不義に悩みながらも、王として歩んでいくアーサー王の姿が、これからトップスターとして月組をひっぱっていく珠城の姿にも重なるよう。珠城自身も「きっと潤色・演出の石田昌也先生も、これから月組の未来を担っていく私と重ねて書いてくださった部分もあるんじゃないかなと思います。それをご覧になるお客さまが、珠城りょうと重ねて観てくださるのなら、とてもありがたいこと」と話す。この日はアチア氏も観劇。「日本語はまったくわからないのですが、時々目に涙が浮かぶほど大きな感銘を受けました」と感想を。さらに主演の珠城についても「彼女から、王としてのカリスマ性をすごく感じました。素晴らしい役になった」と笑顔で話した。珠城は入団9年目という近年まれにみるスピードでトップ就任したことも話題になっているが「私自身も、そして月組も、のびしろをお客さまに感じていただけるような舞台人でありたい、そういう舞台を作りたいと常に思っています。ですのでやはり、エネルギッシュで力強く、そして明るくいれたら」と新生月組をアピール。また、珠城の相手役となるトップ娘役・愛希れいかは「アーサー王には寛容で寛大な心がある。そこが珠城さんと同じだなと感じています。とても大きな心ですべて受け止めてくださる」と話していた。東京公演は10月19日(水)まで同劇場にて。10月28日(金)から11月9日(水)には大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティでも上演される。
2016年10月14日宝塚歌劇月組公演『グランドホテル』『カルーセル輪舞曲』の制作発表が9月8日、都内にて行われた。2017年の幕開けを飾るとともに、新トップスター・珠城りょうのお披露目公演でもある注目公演だ。『グランドホテル』は1928年のベルリンにある超一流ホテルを舞台に、そこに行き交う人々の人間模様を描く群像劇。1989年トミー・チューンの演出・振付によりブロードウェイで初演され、トニー賞5部門を受賞した伝説の作品だ。宝塚歌劇団では1993年に涼風真世の退団公演として上演、好評を博した。繊細かつ大胆な演出と、美しい音楽・ダンスの数々に、今でも人気が高いこの作品が、24年ぶりによみがえる。1993年公演もトミー・チューンと共同演出を手がけた岡田敬二は「当時、1年2か月の打ち合わせと3か月の稽古をし、公演をした。トミーさんのブロードウェイのスタッフと、我々宝塚のスタッフががっつり組んで作った公演で、宝塚歌劇団にとっても冒険だったし、大きなモーメントになった作品です。夢が叶って、再びトミーさんともう一度お仕事できることをとても嬉しく思います」と話す。併演のショー『カルーセル輪舞曲』を演出する稲葉太地も「『グランドホテル』は23年前、私も劇場で観て、とても大好きな作品。(ショーの演出家ではなく)『グランドホテル』の演出“助手”でいいです、と言ったくらい(笑)。宝塚の定番の“2本立て”という興行で、その作品の“後物”を務めさせていただくことを大変光栄に思っています」と語り、彼らの言葉から宝塚関係者にとって『グランドホテル』という作品がどれだけ大切なものかが伝わってくる。この作品でトップお披露目となる珠城りょうは、入団9年目という近年まれなスピードでのトップ就任。「月組の主演男役としてご挨拶させていただくのは、本日が初めて」と語り、「『グランドホテル』という作品も、そして日本初のレヴュー『モン・パリ』誕生90周年を記念して作られる『カルーセル輪舞曲』も、とても大きな作品。自分に務まるのかと不安もありましたが、今日の制作発表に向けての稽古を進めるうちに、この作品に携わらせていただくことが、役者としてどれだけ幸せなんだろうという思いの方が強くなっていきました」と幸せをかみ締めている様子。「もっと磨いていかなくてはいけないところもありますし、もっと研究してより男役らしくなっていきたいと思いますが、自分に出来る精一杯の努力をして、今の私たちにしかできないふたつの作品に仕上げていきたい」と意気込みを語った。会見では珠城のほか、トップ娘役・愛希れいか、月組男役・美弥るりかも出席、『グランドホテル』『カルーセル輪舞曲』の世界の一端を見せるパフォーマンスを披露した。また特別監修を務めるトミー・チューンも登壇。「宝塚でまたお仕事をさせていただけるとは思っていなかった。夢のようです」と、笑顔で語っていた。公演は2017年1月1日(日)から30日(月)まで兵庫・宝塚大劇場、2月21日(火)から3月26日(日)まで東京宝塚劇場で上演される。
2016年09月09日注目のイットガールが登場する連載。今回のゲストは、カメラの前に立つと自分が自分じゃなくなるという、女優・蒔田彩珠さんです。是枝裕和監督のドラマ『ゴーイング マイ ホーム』(2012年)で注目を集めた蒔田さん。『重版出来!』での好演も話題となり、女優として邁進中。「是枝監督と出会い、役者として生きていきたいと思いました。カメラの前に立つと自分が自分でなくなる瞬間があるのが面白くて。満島ひかりさんのように、作品ごとに印象をがらりと変える女優になるのが目標です」。大人っぽいけれど、素顔は中学生。「夏休みには友達とプールに行きたい!気持ちよく遊ぶために今年こそ宿題を早く終わらせようっと(笑)」◇まきた・あじゅ2002年生まれ。子役として4歳でデビューし、ドラマや広告で活躍。近年の出演作にPascoやJCBのCM、映画『海よりもまだ深く』(是枝裕和監督)など。◇「ラッドを聴くとよく眠れるんです。一番のお気に入り曲は『会心の一撃』」◇「私が兄と喧嘩するとかばってくれるんです。それがたまらなくかわいい!」◇「今日も食べました(笑)。共演者の方においしいお店を聞いて行くことも」※『anan』2016年7月13日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2016年07月12日16回目を迎えたDステが、謝珠栄手がけるTSミュージカルファンデーションの作品に挑戦する。演出家・振付家として、創造性の高い本格ミュージカルを生み出してきた謝は、今回の『GARANTIDO』で、俳優集団に何を課そうとしているのか。D‐BOYSの気鋭、荒井敦史と大久保祥太郎が、謝の思いを受けながら、意気込みを見せた。ミュージカル『GARANTIDO』チケット情報今回の企画は実は、「ミュージカルをもっと広めたい」という謝の意思から出発している。「初めてDステを観たとき、みんなのひたむきさがすごく感じられて。こういう頑張っている若い人たちにミュージカルを身近に感じてもらって、幅広い表現者に育ってもらいたいと思ったんです」と謝。実際、これがミュージカル初挑戦となる荒井は、「ミュージカルは敷居の高いもの」と感じていたそうだが、「歌のうまい人しかミュージカルはできないというのが間違い。芝居をやっている人は言葉の伝え方が上手だし、声がひっくり返ってもいいんです」という謝の言葉に、「自信を持ってやってみようと思えます」と笑顔を見せる。一方、子役から活躍していた大久保は、『レ・ミゼラブル』や『マリー・アントワネット』など、ミュージカル経験も豊富。「自分の思い入れのあるミュージカルを、気心が知れたD‐BOYSでやれるのが嬉しい。歌も芝居なので、音に気持ちを乗せていけば絶対に伝わると思っています」と頼もしい。『GARANTIDO』に登場するのは主宰者亡きあと空中分解寸前となった劇団。追悼公演に向けてブラジルに移民した日本人の物語を稽古するなかで、移民たちの懸命な姿から劇団の絆を取り戻していくことになる。「移民のことや太平洋戦争の時代のことはほとんど知らなかったんですけど、その時代があってこその今だから、しっかり勉強して伝えなければなと思っています」と荒井が言えば、「劇中の劇団と、D‐BOYSが重なる部分はきっとあるので、僕たちの色を出しながら、みんなで同じ方向を向いて頑張りたいです」と大久保も決意を固める。「劇団も家庭も社会も同じ。演出家がやってくれるだろうとか人任せにするのではなく、一人ひとりが自立しないといい関係はできない。この作品を通して、みんなにも自分の足でしっかり立って自分の人生を歩いていく人になってほしいし。私もみんなから新しい発見をしたいと思っています」と最後に締めくくった謝。表現者としてのみならず、人間として大事なものを、D‐BOYSは舞台から届けてくれるだろう。公演は5月21日(木)から26日(火)まで東京芸術劇場 プレイハウス、5月30日(土)・31日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットの一般発売は2月21日(土)午前10時より。チケットぴあでは一般発売に先がけてインターネット先行を受付中。取材・文:大内弓子
2015年02月13日『紅麗珠』(こうらいじゅ)新発売株式会社エバーライフは高麗人参の健康食品シリーズとして、丸ごと高麗人参『紅麗珠』(こうらいじゅ)を新発売する。今回発売する『紅麗珠』(こうらいじゅ)は高麗人参従来の”根”の成分に加え、希少な実ある「ジンセンベリー」を配合。高麗人参を丸ごと摂取できる。ジゼンベリーとはジンゼンベリーは高麗人参の身のことであり、4年以上育った高麗人参の一生の内で1週間しか摂取できない貴重な原料である。多用な栄養素と共にめぐり成分サポニン「ジンセサイド」が豊富に含まれている。さらに高麗人参にはミネラル成分が豊富なことから、エイジングケアも期待できる。「紅麗珠」では、成分を酵素処理システムで抽出(ECS法)することにより、吸収効率を最大化することに成功。「プレミアムジンセノサイド」の配合量国内トップクラスを実現した。トライアルパックを販売今回発売を記念して12月19日より、ウェブ限定のトライアルパック(1日2粒×10日分)を販売する。また、(1日2粒×30日分)については、通常価格9,000円(税込)のところ、期間中に定期コースに申し込むと、20%OFFの7,200円(税込)で販売される。【参考】エバーライフ公式サイト
2014年12月22日TSミュージカルファンデーションの謝珠栄が、淡路島で若者たちによる人材育成プロジェクトを手がける南部靖之氏(パソナグループ代表)と新作ミュージカル『ちぬの誓い』を企画。来年3月、東京芸術劇場 プレイハウスで幕を開ける。そこで演出・振付も手がける謝と、劇中のリーダー格である不動丸役の東山義久に、現在の思いを訊いた。ミュージカル『ちぬの誓い』チケット情報東山が謝作品に参加するのは、2011年の『眠れぬ雪獅子』以来2度目。謝は東山について、「私が彼を好きなのは、最初から『できません』と言わず、何にでも挑戦してくれるところ。そんな彼を見て周りの役者もグレードアップしていきますし、カンパニーの中で核になれる人だと思います」と絶大な信頼を寄せる。「出演前からずっと謝先生のファンでした」と明かす東山は、「謝先生作品には『そんなくさいこと直球でやる?』みたいな(笑)、カッコつけないカッコよさがある。でもそういう作品だからこそ充実感がありましたし、またご一緒できるのは本当に楽しみです」と嬉々として語る。本作の舞台は、ちぬの海(=現在の大阪湾)。新都の夢を実現させるため、平清盛はここに大輪田泊(=現在の神戸港)を完成させようとしていた。その決死の工事にあたる若者たちをまとめ、指揮をとるのが不動丸。謝は「『~雪獅子』の時は東山くんに合った役でしたが、今回はひとりの男の20年間を表さなくてはいけない、非常に難しい役。でも東山くんならできると思います。彼は芝居だけでなく、歌もダンスもと三拍子そろった人。このうるさい私が言い切るんだから、間違いないです!(笑)」と太鼓判を押す。一方東山は、「『~雪獅子』の時もそうでしたが、僕がすべきなのは、先生のやりたいことを、僕の体を通して提案、そして表現していくこと。それが今回も、僕の一番の役目だと思っています」と自らの使命に燃える。また謝は本作を“ミュージカル”として表現することに、「すごく難しい!」と苦悩の表情を浮かべる。「労働ばかりを見せてもしょうがないですし、肉体の表現を見せなかったら全然面白くない。夢に向かい挑戦していく若者達の姿をどう見せるべきか、彼と一緒に作っていきたいです」と東山に視線を送る。するとそんな謝の思いに応えるべく、東山も力強く頷いていた。最後に「本作を通し、生きぬくことの意味を考えて欲しい」と語った謝。その答えは、劇場を後にする観客それぞれの胸の内にあるはずだ。公演は2014年3月21日(金・祝)から31日(月)まで東京芸術劇場 プレイハウス、4月5日(土)・6日(日)兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて。チケットぴあでは一般発売に先駆けて両公演のインターネット先行を実施中。取材・文:野上瑠美子
2013年11月22日