突発性難聴により2023年10月から活動休止中だったアイドルグループ・Juice=Juiceの川嶋美楓が、きょう20日に神奈川・ハーモニーホール座間で行われたコンサートツアー「Juice=Juice Concert Tour 2024 1-LINE」初回公演でステージへ復帰した。○■川嶋美楓「本当にステージに立つのが大好きだなと」公演直前には、川嶋の復帰を歓迎する客席で「美楓ちゃん!」「おかえり!」のコールが繰り返された。ステージは華々しく幕を開け、5月15日にリリースする最新シングル「トウキョウ・ブラー/ナイモノラブ/おあいこ」から2曲を初披露。力強い「トウキョウ・ブラー」はクールに、ミディアムテンポの「おあいこ」はしっとりと歌い上げ、観客を魅了した。公演序盤のMCでは川嶋もステージへ立ち、11人の全メンバーがそろって笑顔で挨拶。リーダーの植村が「美楓、おかえりなさ〜い!」と叫ぶと観客が歓喜した。公演直前のコールについて感想を聞かれた川嶋が「すごくうれしくて。今まですごく、みなさんに心配とか迷惑をかけたんですけど、これから精一杯頑張っていきたいと思います。よろしくお願いします!」と元気よく伝えると、客席が盛大に沸いた。以降も楽曲を次々と披露し、公演終盤には川嶋もパフォーマンスへ合流した。先述の最新シングル収録曲「ナイモノラブ」などで躍動し、終演直前のメンバーによる挨拶では、川嶋が「久々にステージに立つことができて、本当にステージに立つのが大好きだなと思いました」と吐露。リハーサルでは緊張もあったが、メンバーと「ふざけちゃったり、悪さをしてしまったり」する中で気持ちがほぐれたといい、復帰を待ちわびていたファンや、周囲のスタッフに「本当に支えられていたと思いました。ありがとうございます」と感謝を伝えた。本公演で初披露した「トウキョウ・ブラー」のMVはグループ公式YouTubeチャンネルで公開中。唯一のオリジナルメンバーであるリーダー・植村にとっては、グループ卒業を控えて臨む自身のラストツアーでは全国8都府県を行脚し、6月14日には、東京・日本武道館で植村の卒業公演「Juice=Juice Concert Tour 2024 1=LINE 植村あかり卒業スペシャル」を開催する。【編集部MEMO】コンサートツアー「Juice=Juice Concert Tour 2024 1-LINE」4月20日・21日ハーモニーホール座間 大ホール(神奈川)4月27日・28日NHK大阪ホール(大阪)5月3日東海市芸術劇場 大ホール(愛知)5月5日TACHIKAWA STAGE GARDEN(東京)5月12日仙台サンプラザホール(宮城)5月18日キャナルシティ劇場(福岡)5月26日NHK大阪ホール(大阪)6月1日沖縄コンベンションセンター劇場棟(沖縄)6月8日JMSアステールプラザ 大ホール(広島)
2024年04月20日お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介が15日に自身のアメブロを更新。病院の受診を検討する全然治らない症状を告白した。この日、井上は「身体のメンテナンスのために酸素カプセルに入ってから、耳が痛い」と告白し「飛行機に乗って、耳がキーンとなった状態が、ずっと続いている」と説明。「色々、対処法とかを調べてみて、唾を飲んだり、あくびをしたり、温めたりと一通りの事はやってみた」というも「全然治らない」と明かした。続けて「突発性難聴なんじゃないのかっていう話もある」と述べつつ「右耳自体はしっかりと聞こえるし、詰まった感じはあるものの、突発性難聴ではないと信じたい」とコメント。「ってか、若い頃には無かった身体の不調がどんどん表れてくる」といい「これが、老いかぁ!」とつづった。最後に「ただ、この身体と付き合っていくしか他はない」と述べ「とりあえず、明日になっても耳の不調が治らなかったら病院へ行ってきます」と報告した。この投稿に読者からは「大丈夫ですか?」「どこかに痛みがあると、しんどいですよね」「お大事になさってください」などのコメントが寄せられている。
2024年01月17日35歳の私の友人は、夫と義家族からひどい仕打ちを受けながらも結婚生活を続けています。付き合っているときから友人の夫は多少高圧的な面はありましたが、結婚したら変わってくれるだろうと信じていました。しかし、状況は何も変わらず、友人の夫の言動は悪化するばかり。夫や義家族の存在がストレスとなり、友人はある難病になってしまったのです。夫と義実家のもとで頑張る友人現在35歳の私の友人は、31歳のときに夫と出会い、33歳で結婚して、2歳の子どもがいます。結婚前から、マザコンとシスコンで多少高圧的な気質のある友人の夫。結婚してからも「誰のおかげで生活できると思ってんだよ」が口癖で、友人の人格を否定し、常に上から目線で物を言うなど、友人の夫の言動は悪化するばかりでした。また、友人は義家族の家族のグループトークアプリで悪口を言われるなど、義両親からもひどい扱いを受けています。友人はストレスがたまるばかり。何度も離婚をしたいと義両親も含めて話し合いをしましたが、世間体を気にする義両親は「結婚は忍耐だよ。○○ちゃんのことは大切な家族だと思っているんだから」と言い、なかなか離婚させてもらえないようです。そんな状態が続いている今年の秋、義両親も含めて家族旅行へ。その後から立っているとめまいがするようになったそうです。「旅行で気が張っていたし、だいぶ疲れたし……」と睡眠時間を多く取るようにしました。しかし、睡眠時間を増やしてもめまいは改善しません。もともと友人はメニエール病(めまいと吐き気の発作が繰り返し起こる病気)の持病があったため「またメニエール病が発症したのかも」と思い、そのまま放置していたそうです。めまいと嘔吐で意識が遠のき救急車で搬送…旅行から数日後、突然友人の右耳が聞こえなくなったのです。メニエール病のときには耳が聞こえづらいことがありましたが、それとは違う感じで「今回はだいぶひどいな」と思ったそう。そしてその夜、子どもが夜泣きをしたので起きようとするも目が回り過ぎて起き上がれなかったようです。しばらく横になっていれば治ると思っていましたが、吐き気がして寝室からはいつくばってリビングに移動。そこから何度かトイレで嘔吐し、リビングに戻るといつの間にか気を失ってしまいました。友人の夫は、その様子を見ていたものの特に介抱することはなかったそう。その後も、友人は嘔吐し意識が遠のき、しばらくしたら意識がうっすら戻るもまた嘔吐し……と繰り返していたようです。一向に変わらない友人の様子を見て、さすがにこれはただ事ではないと思った夫が救急車を呼び、友人は搬送されました。病院に着いて処置をしてもらい、CT検査の結果、頭部に異常は見られずメニエール病だろうと診断されました。しかし、搬送先の病院には耳鼻咽喉科がなかったため、翌日夫に付き添われて総合病院を受診することに。検査の結果、耳の中の異常や採血結果は問題なく、右耳がまったく聞こえていないことから、過度なストレスからくる「突発性難聴」と診断されました。突発性難聴は難病指定されている病気とのこと。そして、医師から「めまいと吐き気を伴っていて難聴の程度もひどいため、早期治療をしても元通りの聞こえには戻らないかもしれません。その場合は右耳に補聴器が必要となるかもしれません」と言われたそうです。友人は右耳の聞こえが戻ることはないと言われ、絶望し号泣したそうですが、夫は事の大きさをわかっていない様子でした。ストレスから解放され、気がラクになった幸いにもすぐに受診でき、発症から1カ月以内の治療なら多少耳の聞こえは改善する可能性があるということで、ステロイド治療を開始することに。最初の1週間は通院していましたが、転倒ばかりでまともに歩くこともできず、めまいと嘔吐で食事はほぼ取れなかったそうです。1週間後に再受診し、改善が見られないので入院することになりました。入院したものの、症状は何も変わりませんでしたが、友人は夫と離れたことでストレスがなくなり、気持ちがラクになったそう。医師から「ステロイド治療は期間が決まっていて、これ以上入院を続けてもできる治療はありません。生活の中でめまいが起こることは当たり前だと体に覚えさせていくと、体が慣れて今までのように動けるようになるでしょう。ただし、しっかりと体が休めるような環境をつくってくださいね」と言われ、1週間で退院することになりました。しかし、友人が突発性難聴になっても夫や義両親の態度は変わらず、「人のせいにするな」と言われたそうです。そして、退院から約3週間後に治療でどの程度改善しているか再受診した結果、ドライヤーや大声などのかすかな音だけは聞こえるようになりました。ただ、友人は突発性難聴になり4㎏痩せてしまい、ストレスのない生活を送るため子どもを連れて実家に帰ることに。実家に戻り、耳の聞こえにくさやめまいは相変わらず続いているようですが、少しずつ食欲も戻り、夫からのストレスがない生活が本当に幸せだと言っていました。まとめ夫や義家族からのひどい仕打ちにひとりで我慢して闘って、心身ともにとても弱ってしまった友人。しかし、突発性難聴になったことで友人自身と子どもの幸せを考え、現在の環境から抜け出すために別居という新たな道に進むことを決めた友人は、少し輝いて見えました。これからは、実家で療養しながら自立に向けて少しずつ頑張っていくそうです。離婚できるまで苦労は耐えないと思いますが「私が病気になったことを夫と義両親に謝罪させてから離婚する!」と決めた友人をこれからも応援し続けたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。マンガ/山口がたこ著者/MISATO産後の物忘れの悪化に悩む2人兄妹のママライター。趣味は甘い物を食べること、緩く宅トレをすることです。
2023年12月12日「会社の健康診断などでは、50代以上の半数以上の人が難聴(聴力検査で20デシベル以上は難聴とされる)と診断されることもあります。けれど、補聴器を用いるほどではないこともあり、放置している方が多いのです」『1万人の耳の悩みを解決した医師が教える耳鳴りと難聴のリセット法』(アスコム)が話題になっている、医学博士で馬車道木村耳鼻咽喉科クリニック院長の木村至信先生は語る。近年の研究では、難聴や耳鳴りが認知症のリスクを高めることがわかってきた。軽度の難聴でも約2倍、重度になると約5倍にもなるという。「難聴によるコミュニケーションの機会の減少も認知機能の低下につながります。難聴になると社会との関わりが狭くなり、活発な脳の活動を促す会話の機会が減ることに。認知症のリスクを高めるだけでなく、うつにつながることもあります」(木村先生、以下同)ただ、聞こえが悪くなったと感じた人の多くは、「どうせ病院に行ってもよくならない」「補聴器をつけるしかないから」とあきらめている。しかし、ほったらかしはNGだ。■耳ぎょうざのままで1分、これを1日3回行う多くの臨床データをもとにして、木村先生が考案した難聴のリセット法を紹介しよう。今回紹介するのは「耳ぎょうざ法」。手を使うだけの簡単なメソッドだ。手に息を吹きかけて温めたあと、手で耳全体を前に折り曲げ、耳をふさぐ。“耳ぎょうざ”のままで1分続けて(写真参照)耳から手を離す。これを1日3回行うのみ。「耳を閉じるときは強く圧をかけて、手を離すときにパッカと開けるイメージです。ただ、長時間閉じてはいけません。長くやりすぎたり、耳ぎょうざの状態で枕などで固定して寝ると、耳の中が蒸れ、外耳炎になることも」耳ぎょうざのメカニズムは、「この状態にすると、外からの圧がなくなります。そこで耳を開放すると外気が一気に入るので鼓膜が刺激され、血流も一気に加速するため鼓膜が動きやすくなります」この方法のほかに、【1】あくび耳抜き法あくびをして口の中に息をため、息を吐く前に口を閉じ鼻をつまみ、耳から空気を抜くように息を鼻に集め、耳から空気が出たら手を離す。体の中から鼓膜を動かす。【2】アオアオ発声法ア・オ・ア・オと発声することで鼓膜の内外の圧を整える。【3】耳マッサージ法耳全体をぐるぐる回したり、引っ張ったりすることで、頭痛・不眠・倦怠感などの不調を和らげる。なども有効で、これらをセットで行うとより効果的だ。耳の聞こえが気になる人は、今からでもすぐに試してみてほしい。
2023年11月27日音や人の声が聞こえづらくなる難聴。年齢を重ねると「耳が遠くなる」というイメージはありますが、一言に難聴といっても種類や原因は様々です。音が聞こえにくいとコミュニケーションにも問題が生じて、ご自身だけでなく、家族や周囲の大切な人たちとのかかわりに影響が出てしまうこともあります。大正製薬株式会社[本社:東京都豊島区社長:上原 茂](以下、当社)が運用する健康情報サイト「大正健康ナビ( )では、専門医によるヘルスケアアドバイス疾患ナビを公開しています。8月23日に新着更新した「難聴」では、坂田 英明先生に難聴の原因、症状、対処法や予防法について詳しくお伺いしました。難聴は高齢者のみならず、若い世代でも起こる可能性があります。難聴の治療が遅れると、その後の聴力に影響をおよぼすこともあります。全世代に罹患のリスクがある「難聴」、記事の内容を是非ご参考になさってください。◆新着情報専門医によるヘルスケアアドバイス 疾患ナビ「難聴」 <目次>難聴について知る・難聴の原因・難聴の症状・難聴の対処法・難聴の予防法大正健康ナビは、生活者の日常生活に寄り添い、「人生100年時代をサポートする健康情報発信基地」として、みなさまの健康の維持・増進にお役立ていただけるサイト運営を目指しております。当社は、これからも健康と美を願う生活者に納得していただける優れた医薬品・健康関連商品、情報及びサービスを、社会から支持される方法で創造・提供することにより、社会へ貢献してまいります。【監修者プロフィール】川越耳科学クリニック院長、埼玉医科大学客員教授坂田 英明(さかた・ひであき) 先生1988年埼玉医科大学卒業。帝京大学医学部附属病院耳鼻咽喉科助手、ドイツ・マグデブルグ大学耳鼻咽喉科研究員、埼玉県立小児医療センター耳鼻咽喉科副部長、目白大学言語聴覚学科教授を経て、現職。日本耳鼻咽喉科学会専門医。著書に『【読む常備薬】図解 いちばんわかりやすいめまいの治し方: 「医師がすすめる名医」の最善・最短の治療法』(河出書房新社)『あぶない! 聞こえの悪さがボケの始まり: 「耳」を知る、治す、鍛える』(小学館)などがある。■ご参考●大正健康ナビ 大正健康ナビでは、お悩みの原因、症状、対策や予防法などをご紹介しています。いろいろな疑問に専門家が分かりやすくお答えしています。【お問い合わせ先】◇大正製薬株式会社マーケティング本部メディア推進部担当:福塚、宮下電話:03-3985-1111(大代表)大正健康ナビ「難聴」.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月23日私は元々片頭痛持ち。数日間頭痛が続くことも珍しくなく、普段からあまり気にしていませんでした。しかしあるときから頭痛の頻度が増え、その後頭痛だけではなく数々の不調が出だし、ついには起き上がることすら難しい状況になったのです。 耳鳴りの症状もあったので耳の病気かもしれないと思い、耳鼻咽喉科を受診することに。検査をおこなった結果、予想外の病気が判明したのです。★関連記事:ある日、突然耳鳴りが始まった! 発症から7年後、ようやく診断された結果は【体験談】片頭痛が何度も起こるように私は20代前半ごろまで、周囲の人たちから「いつもニコニコして元気だね」と言われるぐらい、健康には自信がありました。ところが、25歳を過ぎた辺りから片頭痛を患い、週に2~3回ほどの頻度で頭痛の症状が起こるように。特に雨や曇りといった天気が悪い日の症状はひどく、吐き気を伴う頭痛とめまいで立っていられないほどでした。最初に片頭痛の症状に見舞われた日から、かかりつけの脳神経外科で半年に1回ほどのペースで検査もしていましたが、毎回「どこも異常はなし」という結果。私は、今後も片頭痛とうまく付き合っていくしかないと腹をくくるしかありませんでした。すると、ある日を境に毎日のように頭痛が起こるようになったのです。頭痛で仕事に集中できず、迷惑をかけてしまった日もありました。あまりにも頻繁(ひんぱん)に頭痛が起きるため、「大きな病気が隠れているかもしれない」と不安になりました。そこで定期検査の時期ではありませんでしたが、慌ててかかりつけの脳神経外科を受診することに。最近の頭痛の症状を医師に細かく説明すると、「普段の頭痛のときと症状が異なるから、念のため検査をしましょう」とのことで、MRIや採血などの検査を受けることに。看護師から、検査の結果が出るまでに1時間ほどかかると言われ、ドキドキしながら結果を待っていたものの、異常なしとのことで内心ほっとしました。頭痛以外にも吐き気と耳鳴りが薬を服用して頭痛が和らいだあとは、「さっきまでの頭痛は何だったのだろう?」と思うほど体調は回復しました。その後は子どもたちと遊んだり、買い物に行ったりすることもできるようになりほっとしていたのですが、その時間はつかの間でしかなかったのです。数日後、二日酔いのように1日中胸がむかむかする吐き気があり、何も食べられない状態に。さらに右耳内が痛みだしたと同時にキーンと大きな高音が鳴り響き、耳障りな音に耐え切れず思わず手で耳をふさぎました。その症状はすぐに治まることはなく「ここ数日忙しかったし疲れているのだろう」と思い、吐き気止めを飲んでひとまず様子を見ることに。すると薬が効いたのか、吐き気は軽減され耳鳴りも気にならない程度に治まったので、しばらくの間ゆっくりと過ごしました。しかし症状が落ち着いたのはそのときだけで、その後も吐き気と右耳の耳鳴りに悩まされる日々が続きました。耳鳴りのせいか右耳の聞こえが悪く、大きな声で話しかけてもらわないと会話が聞きとれないこともありましたが、病院には行かず吐き気止めを飲んでなんとかしのいでいました。目が覚めてもめまいで起き上がれずある日、起きてから目を開けた途端、天井がぐるぐると回っているような感覚に襲われて起き上がることすらできなくなりました。一時的なものかな? と思い目を閉じて、しばらく静かに過ごすことに。すると、目を閉じていても目の前がぐるぐる回っているような感覚が。右耳の聞こえづらさと耳鳴りの症状も頻繁(ひんぱん)に出ていたので、耳に関係する病気かな? と考えていました。右耳の耳鳴りや聞こえづらさはあったものの、まったく音が聞こえないわけではなかったので大丈夫だと思いながら数日過ごしていました。しかし、この日はめまいもひどく耳の調子もいつもより悪いように感じていました。その日は仕事の予定でしたが、この状態では業務に支障をきたしてしまうと思ったので休みをもらい耳鼻咽喉科を受診することに。めまいで足に力が入らず歩くこともままならなかったため、家族に両側から体を支えてもらいながら、やっとの思いで車に乗り込みます。 病院についてからも、車から病院の入り口までがとても遠く感じるくらい、長く歩いたような気がしました。耳鼻咽喉科で耳がどれくらい聞こえるかなどの検査をおこなうと、右耳の聴力が低下していることが分かりました。そして、その後の診察で「突発性難聴」であることが判明したのです。「毎日ちゃんと眠れていますか?」と医師に聞かれたため、なぜかを問うと「仕事や育児などのストレスや睡眠不足などで、突発性難聴になりやすいんですよ」とのことでした。医師から自宅安静との指示があり、2週間ほど通院しながら自宅にてゆっくり過ごしつつ、薬を服用することで症状は改善されていきました。まとめ仕事も家事も育児も完璧にこなさなければ……と思い過ぎるあまり、自分の体調管理がしっかりできていなかったことが、今回の突発性難聴の原因だったようです。私の場合は受診のタイミングが早かったため軽度の症状で済み、今では普通の生活を送れています。しかし受診がもう少し遅れていたら、入院による治療や耳の聞こえが悪くなるなどの後遺症を伴っていた可能性があることを、後に医師から告げられました。もし受診が遅れ後遺症が出ていたら、今のような生活を送れていなかったかもしれません。「これくらい大丈夫だろう」と過信せず、体調がいつもと違うと思ったら病院に行くことが大切だと気付けた出来事でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/高島雅之先生(たかしま耳鼻咽喉科院長)日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2007年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。「宇都宮スリープセンター」を併設し睡眠医療にも携わる。テレビやラジオなどメディアでも、いろいろなジャンルにおいて医療情報を発信。著書に『専門医が教える鼻と睡眠の深い関係鼻スッキリで夜ぐっすり』(クロスメディア・パブリッシング)があり、Amazonのカテゴリー7つで1位を獲得。【高島先生からのアドバイス】突発性難聴は発症してから2週間を超えると、治る確率が低下するといわれています。耳が聞こえにくいと感じた場合は、すぐに病院を受診することをお勧めします。著者/akaringo元気いっぱいの兄妹に翻弄(ほんろう)されつつも子育てを楽しむママライターです。何事も全力で! をモットーに日々過ごしています。
2023年07月26日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの八乙女光が、8月26日(18時試合開始)に、宮城・楽天モバイルパーク宮城で行われる楽天イーグルスvs福岡ソフトバンクホークス戦に「FANS’MATCH」スペシャルゲストとして登場することが23日に発表された。「FANS’MATCH」は選手とファンが一丸となって勝利を掴みにいく、楽天イーグルスの特別な試合日。2023シーズン「FANS’MATCH」最終戦に、みやぎ絆大使を務める八乙女が登場する。当日の観戦チケットを所持する先着20,000人には「FANS’ユニフォーム2023」のプレゼントも決定。楽天野球団は「八乙女光さんと一緒に、スタジアムをクリムゾンレッドに染め上げて、楽天イーグルスの勝利を後押ししよう!」と呼びかけている。イベント内容や時間は後日発表される。八乙女は「東北を盛り上げる一大イベントに参加させていただき大変うれしく思っております」と喜びをあらわに。「突発性難聴になった時、無音でも楽しめる野球が好きになり、奥深き野球はまだまだ勉強中ですが、人の心を動かすスポーツとエンターテインメントは大切な事だと思います。改めて今回のイベントでより多く人の心を鷲掴みにして、明るく照らせたらと思っております」と意気込みを語った。
2023年06月23日効果的なツボが集まっている箇所を重点的に刺激!最近、耳が遠くなったなあ、年のせいかなあ、と思っているあなた!難聴は血流、腸の状態、自律神経の乱れが最大の原因。その3つを刺激するツボが集まる耳をシェイク、シェイク!年齢を重ねると誰でも聴力が衰えると思っている人は多いのではないだろうか。だが、日本リバース院長の今野清志さんは語る。「耳の聞こえが悪くなったことを年齢のせいにしてはいけません。音が聞こえづらい最大の原因は、血流の悪化です。さらに、内臓疾患、自律神経の乱れの3点が大きな要因なのです」今野さんは、中医学をはじめ整体や鍼灸の立場から、人体をパーツではなく全身のつながりとしてとらえる。そして、これまで3万5千人以上の難聴の人々を改善へと導いている。■血流、腸、自律神経を刺激するツボが耳の周りにある「耳は、栄養と酸素が血液できちんと運ばれないとたちまち働きが悪化します。血流への影響が大きい内臓、特に腸が健康でなくてはなりません。また、交感神経が過敏になっていると血管が収縮し、血流が低下しますから、自律神経も大切なのです」(今野さん、以下・同)生活習慣の見直しも必要、と今野さん。難聴は生活習慣から起こる病気の一つであり、改善のポイントは血流、腸、自律神経を健康にすることだ。それには今回紹介する耳のマッサージがおすすめだ。「基本のマッサージは4つ。耳周辺には血流、腸、自律神経の改善に効果的な多数のツボがあるので、揺すって刺激を与えます。特に、『耳シェイク』は有効なのでお試しを。位置は正確でなくて大丈夫。このほか、次のようなマッサージが基本になります」【耳さすり】両手の親指を耳の裏、人さし指を耳の前に置き、耳の裏全体と耳の付け根、耳の前をやさしくさする。【耳の穴の刺激】両手の小指の先を耳穴の入り口に当て、上下左右に軽く押す。【耳ひっぱり】耳全体を上下左右に軽く引っ張る。4つを毎日行うのがおすすめだが、今日は耳シェイク、明日は耳さすりという形でもよい。これらを毎日1分1年続けたところ聞こえがよくなった人も。いつでも何回でもできるセルフケア。最近、耳が聞こえにくいと思う人はぜひ実行を。
2023年06月15日1歳となった次男は、先天性の外耳形成不全という診断を受けています。また、生まれてすぐの聴力検査をパスすることができず、中度難聴との診断を受け、大学病院の難聴外来を受診中です。受診や検査の様子、家族の思いなどについてお伝えします。診断、受診までの経緯出産後、産院で外耳形成不全との診断を受けた次男。大きな産声の次男を見つめ、うれしさと不安が同時にわき上がる感覚を鮮明に覚えています。その後の聴覚検査をパスできず、大学病院への通院が決まりました。 1回目の診察は、問診と検査の予約だけというもどかしいものでした。4度の通院で4種類の聴力検査をおこない、中度難聴と診断されました。次男の未来を考え、親としての責任と不安に押しつぶされそうになりました。 家族の気持ちの変化診断を受けた直後は、受け入れる難しさや焦燥感に襲われました。義母は、ふとした瞬間に「かわいそうだ」「どうして」という言葉を発し、その言葉を聞くたびに体がこわばったことを覚えています。 それでも、夫婦で治療方法や次男の成長過程への影響などについて情報を集め、通院の回数を重ねました。次男の症状や考えられる成長への影響を家族間や医師と相談し、ポジティブな感情で向き合えるようになってきました。 障害とともに生きる覚悟次男の中度難聴は改善するかもしれないし、一生そのままかもしれません。今後、定期的な受診を続けて様子を見ていくこととなっています。一方の外耳形成不全については、ある程度体が大きくなった10歳ごろに外耳形成の手術をすることができるそうです。 いつか次男にとって困難なことが訪れるとき、親として本人に寄り添い、心身をケアし、家族全員で本人が安心感を得られる家族をつくることを、パパや義母と確認しました。 現在、次男は1歳となりました。保育園に通い、周りの人を意識するようになりました。他者との関わりが形成され始め、本人が自分と他人の耳が違うと気づくとき、しっかりと寄り添い、本人の支えになれるような母でいたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2022年12月10日逆流性食道炎や難聴によって思うように家事ができず、悩んで深夜に自分を責めるミロチさん。 そんなときにパパが「ちょっと向こうで話そうか」と声をかけてきて…… パパの提案は… 寝室からリビングへ移動して、「ミロチさんが何を思っているのか教えて」というパパ。 いろんな負の感情をパパに教えるか悩んだミロチさんは、「最近体調が悪いから……」と笑って誤魔化そうとします。 パパはそんなミロチさんに気付いて「そうじゃないでしょ」と問題に切り込みます。 パパの言葉に納得し、ミロチさんは体のことや家事・育児の不安やイラ立ちをグチとともにすべて吐き出しました。 それに対して出たパパの答えは、「全部辞めよう!」 「掃除や洗濯はしなくていい、ごはんはコンビニや総菜を買おう」と突拍子もない提案をするパパ。 「そんなことをしたら我が家のエンゲル係数がぶっ壊れる!」と焦るミロチさんに対し、ミロチさんがぶっ壊れるより全然良いよミロチさんは俺たちの大事な赤ちゃんを宜しくお願いします とパパの頼もしい言葉で肩の荷が下り、気がラクになったミロチさんでした。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2022年12月02日妊娠8カ月になっても体重増加が止まらず、おさまっていた食べづわりがぶり返し、さらには逆流性食道炎の症状が出てきたミロチさん。それでも初期のつわりよりはマシと思い、家事や仕事を頑張ってこなしていたのですが……?人間関係のトラブルに巻き込まれたミロチさんは、「消えることができたらどんなにラクか」と悩み、職場で突然泣き出してしまいました。保育園のお迎えをパパに任せ、仕事を早退し、家で休んでいました。 そこへ長女のつむさんとパパが帰宅。つむさんのおしゃべりは聞き取れるものの、パパの声がなぜか聞き取れなくて……!? どうしたら治るの…? パパの声だけ「ボボボボ……」と雑音で聞き取れないミロチさん。翌日耳鼻科へ行ってみることに。 検査の結果は、低音障害型感音難聴。寝不足やストレスで起こりやすい病気で、ミロチさんの場合は左耳が低音(男性の声)を聞き取りにくくなってしまっている状態なんだそう。 先生からは服薬での治療をすすめられ、ミロチさんは「薬を飲まずに治すことはできませんか? 妊娠中なのでできるだけ薬を飲みたくなくて……」と相談。 ところが、「(薬を)飲まないと、それ以上悪くなることはあっても、良くなることはない」「薬を飲んだからといって、完治するとも限りません。治らない可能性もあります」と告げられたミロチさん。 え!? 治らないの!? と驚きを隠せないミロチさん……。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2022年11月29日第94回アカデミー賞3部門受賞『コーダ あいのうた』ほか、『エターナルズ』、『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』など、ろう者・難聴者の当事者俳優による演技の評価が高まる現在、日本国内で課題とされてきたろう者・難聴者の俳優志望者を対象に「デフアクターズ・コース2022」が開講されることになった。ろう者・難聴者の表現者育成の場を提供する「育成×手話×芸術プロジェクト」は、演技を学ぶ場が少ないことから日本国内で課題とされてきたろう者・難聴者の俳優志望者を対象に、映画美学校アクターズ・コースの協力のもとで「デフアクターズ・コース2022」を開講。ろう者・難聴者を対象にした2か月、全20回にわたる実践的な講座は日本初となり、授業は手話で進行。映像、舞台など多様なメディアでの演技の技術と知識を育成するとともに、ろう者・難聴者ならではの演技表現をみんなで議論しながら共有していくことも目標の1つとしている。講師には、各分野の第一線で活躍する聴者とろう者が参加。第79回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門選出、ろう者俳優・砂田アトム出演の2022年全国公開『LOVE LIFE』の深田晃司監督をはじめ、「青年団」で活躍する近藤強や兵藤公美が聴者講師。ろう者講師は、2019年全国公開『虹色の朝が来るまで』の今井ミカ監督、日本ろう者劇団公演、NHK Eテレ「みんなの手話」スキット出演など俳優として活躍する今井彰人らが務める。「育成×手話×芸術プロジェクト」は社会福祉法人トット基金が文化庁より受託している事業となる講師・深田晃司、企画の東京国際ろう映画祭代表・牧原依里がコメント講師|深田晃司(映画監督)表現とは「私にとっての世界」を他者に向けてフィードバックすることだと思います。その小さな積み重ねによって世界は少しづつ相互理解を獲得してきました。だから、誰もが当たり前のように表現の当事者になれることはとても切実で大切なことです。残念ながら、これまでその「当たり前」は映画の世界では実現していませんでした。「ろう者の役はろう者が演じる」。これからはそれが当たり前の社会になっていくでしょう。デフアクターズ・コースはそのための重要な、何よりとても楽しい第一歩となるはずです。企画|牧原依里(映画作家/東京国際ろう映画祭代表)これまでろう者と聴者が協働して、ろう者・難聴者が持つ表現力に注目する長期的な講座はありませんでした。本講座では、俳優としての「演技」とともに、ろう者・難聴者が「自身の身体性」を知覚して「手話での演技」をブラッシュアップできるようにしたいと思っています。そして、ろう者・難聴者ならではの演技表現をみんなで議論しながら共有していくことも目標の一つとしています。本講座が、芸術の各分野とろう者・難聴者俳優をつなぐキャスティングの架け橋となり、ろう者・難聴者からみたこの世界が映画や舞台により反映されるための後押しになることを願っています。「デフアクターズ・コース2022」は10月4日(火)~11月18日(金)、平日19時~21時30分・土曜14時~16時30分 ※11月5日(土)のみ19時~21時30分(全20コマ)、トット文化館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2022年08月05日4月29日、関ジャニ∞の大倉忠義(36)が公式ファンクラブを通じて右低音障害型難聴と両側耳鳴りのため一定期間休養することを発表した。1年程前から耳鳴りの症状を感じていたという大倉。4月以降症状が悪化したことから受診したところ、前出の難聴と耳鳴りの診断を受けたという。大倉は《少しおかしいな…と思いながら騙し騙しやってきたところ仕事に集中出来ないほど耳がおかしくなってることに気付きました。病院に行くと、ストレスが原因だそうです》と明かした。関ジャニ∞としてはもちろん、後輩グループ・なにわ男子や関西ジャニーズJr.のプロデューサーとしても精力的に活動してきた大倉。昨年9月にはTwitterを開設し、後輩の活動を広めることにも力を注いでいた。いっぽうで、“やらかし”と呼ばれる一部ファンからの執拗な付きまといに長年悩まされ続けてきた。「2018年に会員制携帯サイト『ジャニーズweb』で、一部の過激なファンから付きまとわれたりカバンに物を入れられたりといったストーカー行為に遭っていることを明かしました。プライベートで食事をしていた際にもファンが隣のテーブルに着席していたことがあったそうで、《普通の人に戻る方がよっぽどらくだろう。そろそろ限界だ》と苦悩をつづっていました」(芸能関係者)苦痛を吐露していた大倉。それでも“やらかし”の暴走が止まることはなかった。「昨年5月には、大倉さんが舞台稽古をしていた稽古場にまで一部のファンが現れたといい、《アイドルが平穏に暮らせる世界ってあってもいいと思わないかい?》と苦言を呈していました。関ジャニ∞の送迎車にはGPSが付けられていたこともあったそうです。今回の休養との直接の関係は明かしていませんが、度重なるファンの暴走にかなりストレスを感じていたと思います」(前出・芸能関係者)5月9日から新番組『関ジャニ∞のあとはご自由に』(フジテレビ系・関東ローカル)もスタートする。いまはただ、大倉の快復を祈るばかりだ。
2022年04月30日高精度の音声認識システム等を開発するShamrock Records株式会社(シャムロック・レコード、本社:東京都練馬区、代表取締役:青木 秀仁)は、ろう者・難聴者などの音が聞こえにくい方とのコミュニケーションを円滑にするツールとして、音声認識技術を使って声を文字化するアプリ『UDトーク』と組み合わせて活用できる透明ディスプレイ「Raelclear(TM)(レルクリア)」を、2022年4月より国内の学校4校に1年間の無償で提供することをお知らせいたします。「Raelclear(TM)(レルクリア)」とUDトークとつなぐだけで、透明ディスプレイで会話相手の表情や口元も視界に入れつつ字幕表示も見ることができるため、より自然で無理のないコミュニケーションが可能となります。各校の生徒の方々がさらにUDトークを使いこなし、新しいコミュニケーションを体験されること、それが日々の学びや楽しい学生生活の一助となることを願っています。使用イメージ(1)■無償提供について今回、この新しいコミュニケーション支援ツールを提供するのは次の学校です(順不同)。東京都立葛飾ろう学校/山形県立山形聾学校青森県立青森聾学校/大阪府立だいせん聴覚高等支援学校これらの学校は、すでにUDトークを授業や日常生活の中で使用されていました。通常のディスプレイを使用し、UDトークの認識した字幕を表示した授業などを行われていましたが、生徒に向けてディスプレイが置かれているため、授業を行う側の先生が表示される内容を確認するためには、都度ディスプレイの前に移動したり覗き込んだりしなければなりませんでした。また、難聴者やろう者は、相手の口の動きを手がかりにして話を掴む方法を使っていることもあります。現在はマスクをしているための問題もありますが、唇だけでなく、目の動きや表情や頷きなども含めてコミュニケーションの手がかりにしているため、字幕越しに相手の表情が見えることは、理解にとって大きな優位性があります。新しいツール、特にコミュニケーションに関するものは実際に使ってこそ生きることから、日常のコミュニケーションにディスプレイを多用している学校や団体にご紹介。その中から、以前よりUDトークを活用されており、さらに新たなツールを取り入れることに積極的に取り組まれている上記4校に無償提供をする運びとなりました。昨年デモ機貸与で体験された葛飾ろう学校の生徒さんは、「このツールを使った時には先生も見やすくて便利だと喜んでいました。授業の雰囲気も明るくなり、この機会を借りてよかったです」と述べています。UDトークをRaelclear(TM)(レルクリア)につなぐだけで実現する新しいツールが、生徒の皆さんの円滑かつ楽しいコミュニケーションを促進することを期待しています。■UDトークおよびRaelclear(TM)(レルクリア)について使用イメージ(2)<UDトーク>コミュニケーション支援・会話の見える化アプリ。コミュニケーションの「UD=ユニバーサルデザイン」を支援するためのアプリです。・「音声認識+音声合成」機能を使って視聴覚障害間コミュニケーション・「多言語音声認識&翻訳」機能を使って多言語コミュニケーション・「漢字かな変換や手書き」機能を使って世代間コミュニケーションこれら3つのコミュニケーションを実現します。1対1の会話から、多人数の会話や会議まで、オンラインでもオフラインでも幅広く様々な方とのコミュニケーションに活用できます。<Raelclear(TM)(レルクリア)>株式会社ジャパンディスプレイの開発した、バックライトがなくても表示が可能な液晶ディスプレイ。透明度はガラスとほぼ同等の84%を誇り、ディスプレイ越しに会話している相手の表情や口元もしっかり見えます。これにより、ろう者・難聴者の方が、文字を見ながら相手の表情を同時に確認することができるため、より自然で円滑なコミュニケーションが可能となります。詳細はこちら→ Raelclear(TM)(レルクリア)外観(1)Raelclear(TM)(レルクリア)外観(2)■Shamrock Records(シャムロック・レコード)株式会社について本社 : 〒176-0001 東京都練馬区練馬1-19-2 Nerikita bldg 202代表者 : 青木 秀仁事業内容: コンピューターソフトウェアの企画・開発・販売又はその請負音楽CD制作並びにその請負又は委託音楽レーベルの運営および出版レンタルスペース事業(Nerima Base: )URL : ※名称について「Raelclear(TM)(レルクリア)」は機種依存文字に該当するため「ae」で代用しておりますが、【ラテン文字AEの合字】が正式です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月28日生きている以上、必ず老いはやってきます。いろいろな部位の機能が低下するなど、歳を重ねるたびに不調を感じるものです。夏樹(@Sea_monkey7)さんの93歳になる祖母も、老化による身体の不調に悩まされている1人。祖母は80歳を超えたあたりから耳が遠くなり、ここ数年で急激に聴力が低下してしまったといいます。病院で検査をした上で補聴器を作っても、調整が合わなかったのかノイズ音が強く、祖母にはあまり効果がありませんでした。大好きだったカラオケもしなくなり、テレビを見たりラジオを聴いたりすることもなくなったという、夏樹さんの祖母。いろいろな趣味の中でも特に音楽が好きだったため、1日中ぼーっとしながら座っていることが増えたのだそうです。耳が悪くなった祖母が、音楽を取り戻した理由は…聴力の低下によって元気をなくした祖母。ある日、夏樹さんは自分の持ち物を見て、こんなことを思い付きました。「ノイズキャンセリング機能のイヤホンを、おばあちゃんに着けてみたらどうなるだろう?」そんな思い付きから、夏樹さんは祖母の耳にイヤホンを装着。スマホで演歌を流してみることにします。祖母と確認をとりながら、音量を少しずつ上げていった夏樹さん。すると、祖母は頭でリズムをとり始めたのです!「聴こえるよ!きれいに聴こえる!」祖母はイヤホンを外すと、ニコニコしながらそう告げました。さらに、音量をもう少しあげてみると、楽しそうに歌い出したのだといいます!祖母の症状を知っている家族は、その姿を見てビックリ。祖母の難聴に『ノイズを取り除いて伝える』というイヤホンの仕組みがピッタリだったようで、祖母はまた大好きな音楽を聴くことができました。「聞こえるよ!歌が聴こえる!」と嬉しそうに話すそれからイヤホンをつけてラジオを聴いたり、演歌を見たり、ipadに繋いで映画を見たりかなりエンジョイしている。補聴器でも雑音が酷くて聞き取れなかったからノイキャンで聴こえるんだなぁ。なんか文明に感動してる笑 pic.twitter.com/Txpm6s1yg0 — 夏樹自然愛好家 (@Sea_monkey7) February 10, 2022 もちろん、日常会話はこれまで通りに耳元でゆっくりと話しかける必要があり、聴力が回復したわけではありません。しかし、祖母は自分に合った方法を見つけることで、以前のように音楽やテレビを楽しむことができるようになったのです。趣味に触れられなくなるのは、人生の楽しみを失うも同然。そんな状況の祖母を救ったのは、孫である夏樹さんのアイディアでした。夏樹さんと祖母の笑顔からは、強い家族愛が伝わってきます。今回のエピソードは拡散され、心打たれた多くの人がコメントや『いいね』を寄せました。・お2人の笑顔に感動した!素敵な家族愛だなあ。・すごくいい話で、今俺は泣いてる…。・へえ、そういうケースがあるんだ!目からウロコ。また、夏樹さんは今回の件について自身のブログでも紹介しています。実際に使用したイヤホンの種類などを知りたい人は、読んでみてはいかがでしょうか。しょうがいしゃ×自給自足※これはあくまでも投稿者様のご家族のケースであり、難聴にはいろいろな種類があります。聴力に問題が生じた場合、まずは必ず医療機関を受診してください。[文・構成/grape編集部]
2022年02月14日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの八乙女光が、突発性難聴の治療に専念するため活動を休止することが、ジャニーズ事務所の公式サイトで29日、発表された。事務所は「この度、弊社所属タレント八乙女光(Hey! Say! JUMP)は突発性難聴を発症し、その治療に専念するため、一定期間活動を休止いたしますことをご報告申し上げます。いつも応援してくださっているファンの皆様、そして、ご支援くださる関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます」と報告。「昨年12月にめまいと耳鳴りの症状を訴え、病院を受診しましたところ突発性難聴との診断を受けました。しばらく仕事を続けながら通院治療を行いましたが、音楽活動をはじめとする仕事への影響が徐々に見受けられましたので、弊社としましても、八乙女の健康を最優先すべきであると判断し、本人の意向を尊重しながら、メンバーの意見を踏まえた上で、この度、一定期間活動を休止することといたしまし」と経緯を説明した。八乙女もコメントを寄せ、「この度は僕のことでファンの皆さま、そして関係者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけいたしまして、本当に申し訳ありません」とお詫びし、「12月に突発性難聴を発症しました。テレビの収録中に耳鳴りとめまいが起きたのが始まりで、一日中症状が続き、夜も耳鳴りがひどくて眠れない状態でした。耳の症状は良くなってきてはいるのですが、複数で話すと誰が何を話しているのか分からないノイズが頭の中で起きて、バラエティや音楽活動をすることも難しい状態です。そこで、事務所、メンバーとよく話し合い、芸能活動を休業することになりました」と説明。「皆さまに悲しい思いをさせてしまうことはとても悔しいです。本来は、中止になりましたコンサートツアーの最終公演を終えて、ちゃんとHey! Say! JUMPの仕事を一つ乗り越えた上で、報告する予定でしたが、このタイミングでの報告となりました。僕としては、Hey! Say! JUMPの15年目の記念すべき日に戻る事を目標にして、完治に向けて治療に専念したいと思います」とつづり、「必ず、また元気な姿を見せたいので、今は完治するお時間を下さい。僕が戻ってくるのを待っていてもらえると嬉しいです。これからもHey! Say! JUMPを宜しくお願いいたします」とメッセージを送った。Hey! Say! JUMPメンバーのコメントも発表された。○■Hey! Say! JUMPメンバーコメント全文この度は日頃から応援してくださっているファンの皆様、関係者の皆様には沢山のご迷惑とご心配をおかけしてしまい、申し訳ありません。「八乙女は、昨年末から体調の不調を訴えることが多く、近くで見ていてとても心配していました。今回の発表でファンの皆様にはとても寂しく辛い思いをさせてしまうかもしれません。本人も自分が休養することで多大なご迷惑をおかけすることをとても気にしていました。しかし、何より重要なのは彼の健康だと思い、今回の休養をメンバー全員で話し合い、そして受け入れました。これからも長い時を共にする仲間ですから特に期限を決めずにしっかり休んで治療に専念して欲しいと思います。いきなりボケがいなくなるのは寂しいですが、、、。当面はHey! Say! JUMPは7人で活動しますが八乙女がいつ戻ってきてもいいように居場所はしっかり守っていきます。きっと彼のことですから更にパワーアップしてから帰ってくるでしょう!心はいつでも八乙女光がいるHey! Say! JUMPです。7人も更に皆様に愛されるグループを目指して活動していきます。今後ともHey! Say! JUMPに変わらぬご支援、ご声援をよろしくお願いします。光!安心して休んでください!
2022年01月29日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの八乙女光が、突発性難聴の治療に専念するため活動を休止することが、ジャニーズ事務所の公式サイトで29日、発表された。サイトでは「この度、弊社所属タレント八乙女光(Hey! Say! JUMP)は突発性難聴を発症し、その治療に専念するため、一定期間活動を休止いたしますことをご報告申し上げます。いつも応援してくださっているファンの皆様、そして、ご支援くださる関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます」と報告。「昨年12月にめまいと耳鳴りの症状を訴え、病院を受診しましたところ突発性難聴との診断を受けました。しばらく仕事を続けながら通院治療を行いましたが、音楽活動をはじめとする仕事への影響が徐々に見受けられましたので、弊社としましても、八乙女の健康を最優先すべきであると判断し、本人の意向を尊重しながら、メンバーの意見を踏まえた上で、この度、一定期間活動を休止することといたしまし」と経緯を説明した。また、「八乙女は、ファンの皆様や関係者の皆様にご心配とご迷惑をおかけすることを気にかけておりましたが、メンバーと話し合い、再びグループの一員として活動するためにも、今は治療に専念することを約束いたしました」と八乙女の思いも伝え、「今回、安心して治療ができる環境をくださったすべての皆様に心から感謝いたしております」とコメント。そして、「グループとしても、個人としても活動を楽しみにしてくださっていた皆様には、誠に恐れ入りますが、何卒ご理解賜れますと幸いでございます。当面の間、Hey! Say! JUMPは7名での活動となりますが、これまでと変わらず温かく見守っていただけますと幸いでございます」と呼びかけた。八乙女光もコメントを寄せた。○■八乙女光コメントこの度は僕のことでファンの皆さま、そして関係者の皆さまにご迷惑とご心配をおかけいたしまして、本当に申し訳ありません。12月に突発性難聴を発症しました。テレビの収録中に耳鳴りとめまいが起きたのが始まりで、一日中症状が続き、夜も耳鳴りがひどくて眠れない状態でした。耳の症状は良くなってきてはいるのですが、複数で話すと誰が何を話しているのか分からないノイズが頭の中で起きて、バラエティや音楽活動をすることも難しい状態です。そこで、事務所、メンバーとよく話し合い、芸能活動を休業することになりました。突発性難聴と向き合いながら仕事をするという選択肢もありましたが、春に控えている舞台、今頂いているお仕事を、100%乗り越えられるかと考えた時に、今の僕の回復状態では難しいと判断しました。皆さまに悲しい思いをさせてしまうことはとても悔しいです。本来は、中止になりましたコンサートツアーの最終公演を終えて、ちゃんとHey! Say! JUMPの仕事を一つ乗り越えた上で、報告する予定でしたが、このタイミングでの報告となりました。僕としては、Hey! Say! JUMPの15年目の記念すべき日に戻る事を目標にして、完治に向けて治療に専念したいと思います。必ず、また元気な姿を見せたいので、今は完治するお時間を下さい。僕が戻ってくるのを待っていてもらえると嬉しいです。これからもHey! Say! JUMPを宜しくお願いいたします。八乙女光
2022年01月29日「正直、どうして自分がテレビに出たり、ライブができるのか、今でも本当に不思議なんです(笑)」そう話すのは、ピアニストYouTuberのハラミちゃん。都庁でのストリートピアノ演奏が話題になって以来、YouTubeのチャンネル登録者数は191万人を突破。広瀬香美(55)やAI(40)といった大物歌手とのコラボも多く、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演するなど今やテレビでも引っ張りだこ。笑顔が素敵な彼女だが、じつは数々の“挫折経験”があったという。「4歳からピアノをやっていましたが、小学校のころ全国規模のコンクールに出たとき、『上には上がいる』と気づいて、最初の絶望を味わってしまいました」それでもピアノを続け、音楽大学を目指したハラミちゃん。しかし受験を前に「突発性難聴」を発症してしまう不幸にも見舞われた。「ピアノ教室に向かう途中、足が前に出せなくなってしまったんです。『もう行けない!』って……。そのとき、プレッシャーによるストレスから、耳が聞こえづらくなってしまいました」なんとか症状が改善し、音楽大学進学を果たすも、そこでまた自分はプロのピアニストには向いていないのだと自覚したという。「私は他大学のバンドサークルに入ったんですが、音大生ぐらい楽器の上手なコがたくさんいて。それなのに彼らが普通に就職していく姿を見て、プロになれる自信がなくなっちゃったんです」プロの道を諦め、以前から興味のあった音楽の教師を目指すか、企業に就職するかで悩んでいたところ、背中を押してくれたのが、恩師である音楽の先生だった。「『音楽の先生って一度も社会に出ずになる人が多いの。だから、一回は社会を経験してみると大きな強みになるよ』とアドバイスされました。それを聞いて音楽とは別の世界を経験してみたくなり、IT企業に就職を決めたんです」ピアノ一筋で育ててくれた両親に就職の話を打ち明けたとき、意外にも反対はされなかったという。「最近知ったのですが、両親は私にピアニストになってほしかったわけではなかったみたい。楽器が弾けることで友達ができたり、『芸は身を助く』じゃないですけど、将来ピアノが私を救ってくれればという気持ちだったようで」IT企業に入社するものの、パソコンは全く使えなかったという。「『(スライドを作成するソフトの)PowerPointで資料作って』と言われたときは『PowerPoint』を『力の入れどころ』だと思ってたんですよ(笑)。だから手書きで企画の『力の入れどころ』を書いて渡したら、上司が絶句してましたね。本当に仕事ができなくてずっと泣いていました。毎日、『もうあと3日で辞める』と思っていたので、定期も買えなくて(笑)」そんなハラミちゃんも、会社仲間の優しいフォローのおかげで、社内のMVPを獲得するまで成長したというが……。「組織で働くというのは、個人で取り組んできたピアノの世界とは違う難しさがあり、気持ちや体力が尽きてしまいました」休職することを母親に伝えるときは、受け入れてくれるか不安と緊張でいっぱいだったそう。「打ち明けた瞬間、お母さんが私をギュッと抱きしめてくれて。久しぶりに親からハグされたこともあって、気づいたらボロボロ涙があふれてきました」■泣いているハラミちゃんに母がかけた言葉とは泣いているハラミちゃんに、母親は優しく語りかけたという。「『あなたは今までずっと走り続けてきたんだから、たまには休んでみたら。休むのも、楽しいよ』って」その言葉が彼女の心の傷を癒し、人生初の“充電期間”に入る。「ひきこもり状態でしたが、何度か外に出ようと思い、私服を着てメークもしました。でもどうしても玄関の扉が押せなかったんです」そんな日々から抜け出すきっかけとなったのは、現在彼女のマネージャーを務める、会社の先輩からの一言だった。「『都庁にストリートピアノっていうのがあるから、ちょっと行ってみようよ』と誘われたとき、今までずっと押せなかった扉がなぜか開けられたんです」■目標を持たないことを目標にしていますそのときのピアノ演奏動画がなんと現在266万回再生を突破し、彼女を一躍有名にするきっかけとなった。’19年に動画の投稿を始めてわずか半年での初ワンマンライブはチケットが30秒で完売。今年発売されたデビューアルバム『ハラミ定食』は週間アルバムセールスチャートで1位を獲得。1月4日には武道館でコンサートを開催し、一気に活躍の場を広げている。今や大人気となったハラミちゃん。この先はどんな目標を持っているのだろうか。「やっと笑顔でいられる場所を見つけたので、いまは『目標を持たないこと』を目標にしてます」両親が願っていたとおり、ハラミちゃんはピアノに身を助けられ、今日も多くの人を前に笑顔でメロディを奏で続けている。(取材・文:インタビューマン山下)
2022年01月12日1歳となった次男は、先天性の外耳形成不全という診断を受けています。また、生まれてすぐの聴力検査をパスすることができず、中度難聴との診断を受け、大学病院の難聴外来を受診中です。受診や検査の様子、家族の思いなどについてお伝えします。診断、受診までの経緯出産後、産院で外耳形成不全との診断を受けた次男。大きな産声の次男を見つめ、うれしさと不安が同時にわき上がる感覚を鮮明に覚えています。その後の聴覚検査をパスできず、大学病院への通院が決まりました。 1回目の診察は、問診と検査の予約だけというもどかしいものでした。4度の通院で4種類の聴力検査をおこない、中度難聴と診断されました。次男の未来を考え、親としての責任と不安に押しつぶされそうになりました。 家族の気持ちの変化診断を受けた直後は、受け入れる難しさや焦燥感に襲われました。義母は、ふとした瞬間に「かわいそうだ」「どうして」という言葉を発し、その言葉を聞くたびに体がこわばったことを覚えています。 それでも、夫婦で治療方法や次男の成長過程への影響などについて情報を集め、通院の回数を重ねました。次男の症状や考えられる成長への影響を家族間や医師と相談し、ポジティブな感情で向き合えるようになってきました。 障害とともに生きる覚悟次男の中度難聴は改善するかもしれないし、一生そのままかもしれません。今後、定期的な受診を続けて様子を見ていくこととなっています。一方の外耳形成不全については、ある程度体が大きくなった10歳ごろに外耳形成の手術をすることができるそうです。 いつか次男にとって困難なことが訪れるとき、親として本人に寄り添い、心身をケアし、家族全員で本人が安心感を得られる家族をつくることを、パパや義母と確認しました。 現在、次男は1歳となりました。保育園に通い、周りの人を意識するようになりました。他者との関わりが形成され始め、本人が自分と他人の耳が違うと気づくとき、しっかりと寄り添い、本人の支えになれるような母でいたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2021年12月13日110余年の歴史を持つ補聴器メーカー、オーティコン補聴器(本社:神奈川県川崎市、プレジデント:木下聡、以下 オーティコン)は、難聴者と健聴者が共に楽しめる「オーティコンみみともチャリティーコンサート2021」を2021年11月5日(金)19時より、王子ホール(東京・銀座)にて開催しオンラインにて生配信いたします。今年も演奏者に、ウィーン・フィル管弦楽団の前コンサートマスターであるダニエル・ゲーデ氏率いる「メランデ・ピアノ三重奏団」を迎えます。会場およびオンライン視聴ともに入場料は無料です。また、会場には募金箱を設置し聴覚障害者団体への寄付を募ります。オンライン視聴の場合も寄付先をオーティコンみみともチャリティーコンサート2021特設サイト内にて案内します。オーティコンみみともチャリティーコンサート2021オーティコンでは2014年以降「みみともコンサート」と題したクラシックコンサートを毎年開催し、難聴者と健聴者が共に最高の音楽を楽しむ場を提供しています。昨年は新型コロナウイルスの影響により、完全オンライン配信となりましたが、今年は生配信に加えコンサート会場にソーシャルディスタンスを保つ少人数のお客様を抽選でご招待します。なお、一般社団法人日本クラシック音楽事業協会の「クラシック音楽公演における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」に沿った対策のもと、公演を行ってまいります。※新型コロナウイルスの感染拡大状況によりオンライン配信のみに変更となる場合があります補聴器ユーザーにコンサート会場で音楽を「気兼ねなく」楽しんで欲しいという想いから、「みみともコンサート」は始まりました。補聴器は構造上、音の入口と出口が非常に近く、ハウリング(音漏れ)が起こることがあります。最近の補聴器はハウリングを抑制する機能が進化しており、以前よりハウリングは少なくなっているものの、周囲への影響を懸念して、コンサートへ足を運ぶことをためらう人も多くいます。本コンサートでは、補聴器ユーザーは音漏れを気にする必要がないため、補聴器の電源を切るよう促すアナウンスもありません。また、クラシック音楽ファンは聞こえや難聴、補聴器について理解を深めることができる啓発の機会となっています。当コンサート会場で難聴者に音楽を楽しんでいただくために、情報保障として「磁気ループシステム(テレコイル)」、および話し手の内容を要約して字幕で伝える「要約筆記」を導入しています。オンラインで参加の補聴器ユーザーは、Bluetooth(R)無線技術搭載の補聴器を装用であれば、極上の演奏をステレオサウンドの音質で直接ストリーミングにて楽しむことができます。オーティコン補聴器を使用の場合、補聴器本体のプッシュボタン、専用のオーティコンONアプリ又は専用リモコンを使用すると、ボリューム調整、補聴器プログラムの変更などが指先一つで可能となり、補聴器をいわばヘッドホンのように使用できます。オーティコン モアをお使いの方であれば、音楽プログラムの新機能「Oticon MyMusic」を利用することで、音楽の微妙なニュアンスを捉え臨場感あふれる音を楽しめます。■「オーティコン補聴器」プレジデント 木下聡のコメント2014年から毎年開催している“みみともコンサート”も今年で8回目を迎え、趣旨にご賛同いただき、毎年楽しみにして下さる方が多数いらっしゃることを大変嬉しく思います。オーティコンみみともコンサートは、2020年からチャリティーコンサートとして開催し、集まった寄付金は全て聴覚障害者団体へ寄付しています。今年度は、オンラインと会場でのハイブリットにて開催いたしますので、当コンサートがより多くの方に、難聴や聴覚ケアについての理解を深めていただくきっかけとなれば幸いです。オンラインでお楽しみいただく方も、会場でお楽しみいただく方も、一同に素晴らしい極上の音楽を楽しみましょう。■「オーティコンみみともチャリティーコンサート2021」開催概要【開催趣旨】本コンサートは、子供から大人まで、そして難聴者と健聴者が共に極上の音楽を楽しむコンサートです。外出を控える人々にも音楽を楽しんでいただけるよう、オンラインでのライブ配信も実施します。多くの方にご視聴いただき、趣旨にご賛同いただける方から寄付を募り、聴覚障害者団体へ寄付します。【開催日】2021年11月5日(金) 開演19:00(1時間程度)【参加・視聴方法】コンサートへの参加・視聴方法は3種類あります(1) オンライン生配信を自宅などから楽しむ(2) アーカイブ配信を自宅などから楽しむ(3) 生配信中のコンサート会場への招待を受ける【参加費】無料※いずれの視聴方法も無料ですが、参加には事前のお申込みが必要です【出演】「メランデ・ピアノ三重奏団」ヴァイオリン:ダニエル・ゲーデ(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団前コンサートマスター)ピアノ :スィシュー・ゲーデチェロ :セバスティアン・ゲーデ(NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団団員)【会場】王子ホール(東京都中央区銀座4丁目7-5)完全招待制(応募者の中から抽選でご招待いたします)【応募・お申込み】「オーティコンみみともチャリティーコンサート」特設サイトからお申込みください 【お申込み締切】ライブ配信 :2021年11月4日(木)までアーカイブ(録画)配信:2021年11月6日(土)17:00~12月30日(木)※ライブ配信のお申込みをされなかった方でもアーカイブ配信のお申込み手続きをすれば後日ご覧いただけます。会場へのご招待 :2021年10月17日(日)まで【アーカイブ配信期間】2021年11月6日(土)17:00~2021年12月30日(木)ライブ配信のお申込みをされなかった方でもアーカイブ配信のお申込みをすれば後日ご覧いただけます【募金方法】東京・銀座の王子ホールには募金箱を設置します。オンライン視聴の場合は、視聴後にご案内が流れます。アーカイブ配信期間中は募金を受け付けます。※募金は強制ではございません【主催】オーティコン補聴器【協力】特定非営利活動法人 フレンドシップ・コンサート【お問合せ先】オーティコンみみともチャリティーコンサート2021事務局〒156-0043 東京都世田谷区松原3-40-7-4F ヴォートルチケットセンター内会場へのご招待に関するお問合せ先: TEL 03-5355-1280配信に関するお問合せ先 : contact_oticon@hathor-inc.com ※電話でのお問合せは、11月5日コンサート当日までの平日12:00~17:00▼本リリース掲載サイト ▼本リリース関連ページ ▼オーティコン補聴器ホームページ ■メランデ・ピアノ三重奏団について前ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団及びウィーン国立歌劇場管弦楽団並びに読売日本交響楽団でコンサートマスターを務めましたダニエル・ゲーデは、2011年に惹起した東日本大震災のため、多くの海外からの演奏家と同様に日本公演を中止したウィーン・ザイフェルト弦楽四重奏団に代わり、実弟セバスティアン・ゲーデや幼馴染のステファン・フーヴァー及びマティアス・シェスルと名弦楽奏者を集めてゲーデ弦楽四重奏団を設立し、仙台市の2つの高校(仙台白百合学園高等学校及び常盤木学園高等学校)におけるボランティア演奏を始めとする日本公演を大成功させました。以降毎年2~3月には東北の被災地を訪問する東日本大震災被災地応援ツアーを行い、すでに100回以上の演奏会でボランティアとして演奏しています。また毎年秋にはゲーデ弦楽四重奏団をはじめとする室内楽ゲループを率い、日本各地で素晴らしい演奏を披露し絶賛を博してきました。今回の日本公演ではゲーデ夫人である名ピアニスト、スイシュー・ゲーデ並びに実弟のチェロ奏者セバスティアン・ゲーデ(NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団及びバイロイト祝祭管弦楽団団員)を得てメランデ・ピアノ三重奏団を組織し演奏いたします。・Bluetooth(R)のワードマークおよびロゴはBluetooth SIG, Inc.が所有する登録商標であり、Demant A/Sはこれらのマークをライセンス契約に基づいて使用しています・文中に記載の名称は、各社の商標または登録商標です。■オーティコン補聴器について補聴器業界におけるパイオニアであるオーティコン社(Oticon A/S)は、デンマークを本社とする世界的な企業で、16,000人以上の従業員を有するデマントグループの傘下にあります。日本市場においては1973年より製品の製造・販売を行っています( )。オーティコンの新しい企業理念「Life-changing technology(ライフチェンジング テクノロジー)」とは、「難聴による制限のない世界、補聴器が難聴者の生活に溶け込み、難聴により引き起こされる健康リスクを抑えながら、その人らしく充実した人生を送る手助けとなれるよう、常に最も革新的な補聴器開発をおこなっていくこと」です。オーティコンは先進のノンリニア補聴器、フルデジタル補聴器および人工知能補聴器を開発し、革新的な技術を開拓してきました。また、脳から聞こえを考える、「BrainHearing(TM)(ブレインヒアリング)」を補聴器開発の原点に置いています。先進技術とオージオロジー(聴覚学)を研究するエリクスホルム研究センター(デンマーク)において、約13,000人以上のテストユーザーと世界中から参集した様々な分野の科学者と共に、軽度から高重度、子供用から大人用まで、あらゆる難聴に対応できるよう、常に最先端で革新的な補聴器の開発・製造を行っております。■デマントグループについてデマントは、117年前にデンマークのオデンセで補聴器の輸入商から始まり、のちに補聴器の製造や診断機器、人工内耳事業へと参入していきました。現在、聴覚ヘルスケアにおける全ての分野をカバーする世界唯一の企業として、世界130か国以上でビジネスを展開しています。ビジネス領域ごとの売り上げ比率では、補聴器事業が全体の87%を占めており、その他、人工内耳事業4%、診断機器事業が9%を占めています。中核となる補聴器事業ではオーティコン、フィリップス、バーナフォン、ソニックなど複数のブランドを展開しています。また、デマントはウィリアム・デマント財団が所有し、世界で唯一の慈善財団が所有する聴覚ヘルスケア企業です。全デマントグループ16,000人の従業員とともに、聴覚ヘルスケアや聞こえの改善の研究、製品開発を行っています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月22日逆流性食道炎や難聴によって思うように家事ができず、悩んで深夜に自分を責めるミロチさん。 そんなときにパパが「ちょっと向こうで話そうか」と声をかけてきて…… パパの提案は… 寝室からリビングへ移動して、「ミロチさんが何を思っているのか教えて」というパパ。 いろんな負の感情をパパに教えるか悩んだミロチさんは、「最近体調が悪いから……」と笑って誤魔化そうとします。 パパはそんなミロチさんに気付いて「そうじゃないでしょ」と問題に切り込みます。 パパの言葉に納得し、ミロチさんは体のことや家事・育児の不安やイラ立ちをグチとともにすべて吐き出しました。 それに対して出たパパの答えは、「全部辞めよう!」 「掃除や洗濯はしなくていい、ごはんはコンビニや総菜を買おう」と突拍子もない提案をするパパ。 「そんなことをしたら我が家のエンゲル係数がぶっ壊れる!」と焦るミロチさんに対し、ミロチさんがぶっ壊れるより全然良いよミロチさんは俺たちの大事な赤ちゃんを宜しくお願いします とパパの頼もしい言葉で肩の荷が下り、気がラクになったミロチさんでした。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ミロチ
2021年08月14日■前回のあらすじ睡眠薬を飲ませての脳波検査も無事終了。検査結果を聞きに行くと、娘は「中度難聴」であると告げられました。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。両耳とも「中度難聴」だと言われました。どちらの耳でもあまり聞こえの差はないと…。軽度難聴とは違い、中度難聴になると生活は普通の人よりも困難になるとも言われました。生後6ヶ月になったらもう一度ABR検査をし、さらに耳の内耳を見るために、CTを撮ることになりました。そして、この結果次第で、今後の対応が変わっていくことを説明されました。耳の専門の病院に移り、難聴の治療をしていくということ。将来的に補聴器について検討していくということ。言葉の遅れが出ないように、療育のようなところに通うこと。私はこの説明を受けて、「あー、次の検査が最後のチャンスなんだなあ」となんだか他人事のように、ぼんやり聞いていた覚えがあります。「次の検査にあまり期待しない方がいい」という先生の言葉に、次の検査で「実は聞こえてました」なんて例はあまりないのかなと感じました。だから、この子はきっと中度難聴なんだ、と私は心の中で納得したのです。次回へ続くこの記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年04月05日■前回のあらすじ母子感染の可能性があったため、サイトメガロウイルスの検査を受けることに。結果は陰性でしたが、待っている間生きた心地がしませんでした…。新生児聴覚検査で再検査と言われた時のお話です。不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。※生後6ヶ月の時点で耳は正常にきこえています。※リファー:要再検査頭でわかってはいても、心の中では不安と悲しみが渦巻いて涙が止まりませんでした。次回へ続くこの記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2021年03月30日人気マンガ家・イラストレーターの和田フミ江さんがステキなおばあちゃんを目指すマンガ連載「ときめけ!BBA塾(ばばあじゅく)」第67話。今回はストレスで突発性難聴になったときのことをお伝えします。———————————————————————————————————–つい先日のことです。ある日突然、耳に違和感を覚えました。飛行機に乗って気圧が急に変わったときのような感じで、音がこもってクリアに聞こえなくなりました。耳の奥に痛みもあり、翌日様子を見ても改善しなかったので、耳鼻科を受診。すると医師から驚きの診断を受けました。医師の説明によると、突発性難聴は突然音が聞こえにくくなる難聴で、聞こえなさの度合いは人それぞれ。多くは左右のどちらかの耳、ごくまれに両方の耳の聞こえが悪くなるそうです。まったく聞こえなくなってしまう場合もあれば、私のように特定の音だけ聞こえにくくなるケースもあるそうです。原因ははっきりとわかっていませんが、私の場合はストレスではないかとの医師の診断でした。この病気は発症後1〜2カ月すると聴力が固定してしまうので、早期受診・早期治療がとても大切だそうです。ところが、気付かなかったり侮ったりして受診が遅れるケースもあるとのこと。私も発症後様子を見てしまい、3日目の受診になってしまいました。現在は仕事を少し減らしていただき、内服薬での治療をしています。ついつい自分の健康を後回しにしてしまいがちですが、異常を感じた時点ですぐに病院を受診しないと手遅れになってしまう場合もあると、今回痛感しました(無事に回復するといいなあ……)。※急に耳が聞こえにくくなるなど耳の異変を感じたら、早めに耳鼻咽喉科などの専門科を受診しましょう。
2021年03月25日現在1歳の次男は、外耳形成不全と右耳の中度難聴という診断を受けています。大学病院の難聴外来を受診することになった次男。さまざまな検査を重ね、方向性が決まるまでの流れや家族の気持ちについてお伝えできればと思います。 妊娠、出産時の経過など次男は昨年の8月に生まれました。元気に生まれてきた様子に安心した直後、医師から右耳の外耳形成不全であることを伝えられました。胸元に抱いた次男の温かさを感じながら、複雑な気持ちに襲われたことを鮮明に覚えています。 生後3日目の聴覚検査と、5日目の検査でリファー(再検査)という結果が出たことで夫と私は医師と面談。聞こえに問題があるかもしれないとのことで、大学病院で精密検査を受けることとなりました。 病気の検査や告知大学病院の1回目の診察は、聴力検査の予約と簡単な問診でした。聞こえについてあいまいな状態が続いていることに不安や心配が募っていたため、何の進展もない診断に苛立ちを感じました。 初診から2週間後に太鼓やタンブリンなどを鳴らして反応を見る検査をし、さらにその2週間後にASSR(聴性定常反応検査)、ABR(聴性脳幹反応)という検査をしました。まだ生後2カ月の次男に、微量ですが薬を使って眠らせて何度も検査をしたので、申し訳ない気持ちで泣きました。 告知後の想いなど生後3カ月、検査結果を聞くために4回目の受診をしました。医師から告げられたのは、外耳道(右耳の鼓膜までの道)が何かによってふさがっていることと、検査の数値から中度難聴であるという診断でした。 夫と私は思いつく限りの質問を医師へしましたが、回答のほとんどは「様子を見ましょう」との答えでした。次男の症状について家族や医師へ相談をするなかで、ポジティブに受診・治療を受け入れられるようになりました。 この夏、次男は1歳の誕生日を迎えました。生後3カ月で難聴の診断を受けてから、3カ月に1回の定期健診で様子を見ています。聴力、外耳道にまだ変化は見られませんが、順調な成長を見せてくれる次男に適切な治療をおこない、心身の成長を家族全員で見守っていきたいと考えています。 ※検査の仕方・内容などは病院によって異なります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2021年01月17日1歳となった次男は、先天性の外耳形成不全という診断を受けています。また、生まれてすぐの聴力検査をパスすることができず、中度難聴との診断を受け、大学病院の難聴外来を受診中です。受診や検査の様子、家族の思いなどについてお伝えします。 診断、受診までの経緯出産後、産院で外耳形成不全との診断を受けた次男。大きな産声の次男を見つめ、うれしさと不安が同時にわき上がる感覚を鮮明に覚えています。その後の聴覚検査をパスできず、大学病院への通院が決まりました。 1回目の診察は、問診と検査の予約だけというもどかしいものでした。4度の通院で4種類の聴力検査をおこない、中度難聴と診断されました。次男の未来を考え、親としての責任と不安に押しつぶされそうになりました。 家族の気持ちの変化診断を受けた直後は、受け入れる難しさや焦燥感に襲われました。義母は、ふとした瞬間に「かわいそうだ」「どうして」という言葉を発し、その言葉を聞くたびに体がこわばったことを覚えています。 それでも、夫婦で治療方法や次男の成長過程への影響などについて情報を集め、通院の回数を重ねました。次男の症状や考えられる成長への影響を家族間や医師と相談し、ポジティブな感情で向き合えるようになってきました。 障害とともに生きる覚悟次男の中度難聴は改善するかもしれないし、一生そのままかもしれません。今後、定期的な受診を続けて様子を見ていくこととなっています。一方の外耳形成不全については、ある程度体が大きくなった10歳ごろに外耳形成の手術をすることができるそうです。 いつか次男にとって困難なことが訪れるとき、親として本人に寄り添い、心身をケアし、家族全員で本人が安心感を得られる家族をつくることを、パパや義母と確認しました。 現在、次男は1歳となりました。保育園に通い、周りの人を意識するようになりました。他者との関わりが形成され始め、本人が自分と他人の耳が違うと気づくとき、しっかりと寄り添い、本人の支えになれるような母でいたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2020年12月17日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【専門家に相談】の掲示板。そのなかから特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は突発性発疹に関するご相談です。 Q.突発性発疹と診断されました。1歳3カ月の子どもが夜から発熱があり、翌日に医者に行ったら風邪と診断されました。3日後には熱は下がったのですが発疹が出始め、再び医者に行ったら突発性発疹と診断されました。自然に治るのを待つしかないと言われたのですが、もう発熱はしていないのにお風呂上がりのように汗をびっしょりとかいて寝ています。また、手足が冷えてとても不機嫌でぐずぐずしていて泣いてばかりいることも心配です。 高杉絵理助産師からの回答お子さんが突発性発疹だったのですね。高熱も出てご心配になられましたね。病み上がりでお子さん的にもきつさはあるかもしれませんが、こうやって免疫がついてきて体が強くなっていきます。とはいえ、母としては発熱や体調を崩しているわが子の様子は心配で不安になりますよね。 お子さんが少しでも気持ちよく過ごせるように寝起きにお着替えをさせてあげたり、体を拭いてあげるといいかもしれませんね。季節的にも少し涼しくなってきましたし、汗もかくと冷えやすくなるのでお洋服やお部屋の環境で調整してあげてくださいね。そして、少しずつお食事の量も元通りになり、またいつも通り元気になればいいなと思います。 突発性発疹は解熱後、発疹が出始めているころのほうが機嫌が悪いことが多いようです。突発性発疹は重症化することは少ないですし、今のご様子でしたら2〜5日で湿疹が自然に消失して元気になっていくと思いますので、それまではお子さんをたっぷり甘えさせてあげてお子さん中心にしてあげてくださいね。 早く良くなるといいですね。ママも看病疲れしてしまわないようにパパやご家族のサポートを受けてくださいね。※参考:ベビーカレンダー「専門家に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 突発性発疹とは私たちの体は外敵から守るために免疫機能がはたらくと、その反応として発熱が起こります。新生児は母体から受け取った免疫を持っているため、生後6カ月ごろまでは細菌やウイルスに感染しにくいとされています。 しかし、生後6カ月ごろになると母体からもらった抗体が少なくなっていき、細菌やウイルスに感染しやすくなります。そのため、生後6カ月以降に初めての発熱を経験する赤ちゃんが多く見られるのです。そして、初めての発熱の原因として多いのが突発性発疹です。突発性発疹は38~39℃の比較的高い熱が突然出ます。しかし、体調が悪いときの不機嫌や哺乳不良などは少なく、比較的機嫌よく過ごすことが多いとされています。発熱は2~3日程度続き、熱が下がってから顔や胸、おなかなどに花びらを散らせたような形の赤い発疹が広がるのが特徴です。花びらの形は、隣り合った発疹が繋がることで形成されます。また、発疹が現れる直前に永山斑と呼ばれる赤い斑点が喉の奥にできることがありますが、判別が難しいため確定診断には至らないことが多いようです。ほとんどの突発性発疹は、熱が下がり、発疹が現れたことを確認して診断されます。発疹は2~3日程度で消えます。そのほかに下痢やリンパ節の腫れ、眉間から頭頂部の付近にかけてある大泉門の腫れなどの症状が現れることがあります。高熱が出るため、熱性けいれんを起こす可能性もあります。また、まれにではありますが次のような合併症を起こすことがあります。・脳炎・脳症(痙攣、意識の低下、脳の全体的な機能の低下)・劇症肝炎(炎症が非常に強いことで肝臓の機能が著しく低下する)・血小板減少性紫斑病(血小板が減少することで出血しやすくなる)20分以上のけいれんや、意識の混濁・喪失、白目が黄色くなる、内出血が多くみられるなどの症状が現れた場合は合併症が疑われるので、すぐに病院を受診しましょう。また、嘔吐をくり返したり呼吸が苦しそうであったりする場合も、すぐに受診したほうが良いでしょう。突発性発疹の治療方法と対処法突発性発疹に特効薬はありません。自然に治る病気ですから、症状の軽減を目的とした対症療法をおこないながら経過観察します。 感染しても発症しない乳幼児がいるため、突発性発疹を完全に予防する方法はありません。発症したときには一般的な発熱と同じ方法で対処しましょう。できるだけ安静にして、十分に睡眠をとれるよう環境を整えてください。睡眠不足などで体力が落ちると、免疫力が低下する恐れがあります。 また、こまめに水分補給をさせることも大切です。下痢をしている場合は水分と共に電解質も失われるので、医師に指示により経口補水液(脱水症状のある人のための飲料)を飲ませることがあります。 突発性発疹の発熱で体調が悪いように感じる場合は解熱剤を使っても良いとされていますが、時間が経つと再び発熱するため、解熱剤は熱によるつらさを軽減するのが主な目的です。体温の急激な上昇に伴って寒気に襲われ、手足が冷たくなったり唇の色が悪くなったりするなどの症状が現れることがあります。このような場合は、普段よりも一枚多く服を着せたり、布団をかけたりしましょう。 熱が上がりきって暑がるような素振りを見せた場合は、服や寝具を一枚減らして熱を放散させてください。元気であれば、ぬるめの湯に入浴してもOKです。湯冷めをしないように、入浴後はしっかりと体を拭いて服を着せてあげましょう。もし、2~3日経過しても熱が下がらず発疹も見られないような場合は、ほかの感染症の可能性もありますので、受診してください。※参考:基礎知識(ベビー)「突発性発疹の原因、症状、対処法について」【監修者:医師 松井 潔 先生小児科 | 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】
2020年10月19日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ 今回はInstagramのフォロワー7千人超のKeiko(@daren0107)さん。結婚12年目に授かった男の子シノくんのママです。 シノくんが熱性けいれんを発症したときのお話を5回に分けてご紹介します。 せっかく救急車に乗ってきたのに……この高熱の正体もわからず、特になんの処置もなく、鼻と喉の薬だけ出されて帰されました。 いつ襲ってくるかわからない痙攣に不安な夜を迎えます。 Keikoさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る Keiko(@daren0107)がシェアした投稿 - 2020年 3月月1日午前8時13分PST
2020年03月19日現在1歳の次男は、外耳形成不全と右耳の中度難聴という診断を受けています。大学病院へ通院し、難聴外来を受診することになった次男。さまざまな検査を重ね、方向性が決まるまでの流れや家族の気持ちについてお伝えできればと思います。 妊娠、出産時の経過など次男は昨年の8月に生まれました。元気に生まれてきた様子に安心した直後、医師から右耳の外耳形成不全であることを伝えられました。胸元に抱いた次男の温かさを感じながら、複雑な気持ちに襲われたことを鮮明に覚えています。 生後3日目の聴覚検査と、5日目の検査でリファー(再検査)という結果が出たことで夫と私は医師と面談。聞こえに問題があるかもしれないとのことで、大学病院で精密検査を受けることとなりました。 病気の検査や告知大学病院の1回目の診察は、聴力検査の予約と簡単な問診でした。聞こえについてあいまいな状態が続いていることに不安や心配が募っていたため、何の進展もない診断に苛立ちを感じました。 初診から2週間後に太鼓やタンブリンなどを鳴らして反応を見る検査をし、さらにその2週間後にASSR、ABRという検査をしました。まだ生後2カ月の次男に、微量ですが薬を使って眠らせて何度も検査をしたので、申し訳ない気持ちで泣きました。 告知後の想いなど生後3カ月、検査結果を聞くために4回目の受診をしました。医師から告げられたのは、外耳道(右耳の鼓膜までの道)が何かによってふさがっていることと、検査の数値から中度難聴であるという診断でした。 夫と私は思いつく限りの質問を医師へしましたが、回答のほとんどは「様子を見ましょう」との答えでした。次男の症状について家族や医師へ相談をするなかで、ポジティブに受診・治療を受け入れられるようになりました。 この夏、次男は1歳の誕生日を迎えました。生後3カ月で難聴の診断を受けてから、3カ月に1回の定期健診で様子を見ています。聴力、外耳道にまだ変化は見られませんが、順調な成長を見せてくれる次男に適切な治療をおこない、心身の成長を家族全員で見守っていきたいと考えています。 ※検査の仕方・内容などは病院によって異なります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、1歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2020年01月04日皆様、新年あけましておめでとうございます!昨年は月3回の連載を読んでいただきありがとうございました。今年も我が家のほっこり日常や、クスッと笑えるエピソードなどお届けしてまいりますので、楽しんでいただけると嬉しいです!それでは今回の記事ですが、去年の秋ごろ、次女が突発性発疹になった時のお話です。(新年早々おめでたい話じゃなくてすみません…!笑)長女はこの突発性発疹にならなかったので、初めて「発疹」を見ました。「突発性発疹は熱の後に発疹が出る」ということを知らずに見たら驚いたことでしょう…。熱も落ち着き、これで次女も元気になるかな…とおもっていると…何ナニ!? めっちゃ機嫌悪いんですけど!?まだどこか具合でも悪いのかな…帰宅した夫に状況を見てもらうと…不機嫌病…!確かにとっても不機嫌。次女はきっと何か感じることがあり、こんなに荒れてしまっているのでしょう。突発性発疹の後によくこういった不機嫌な期間があると知って、冷静に対応することができました。(冷静に対処したところで次女の機嫌がなおるわけではないけどね…!)職業柄、子どもの看病をする親御さんと話をする機会の多い夫曰く、「子どもが睨むような目つきになったり無視するようになったりして、戸惑うお母さんも多いんだよ」。うんうん、確かに人が変わった様にムスッとした表情だったり、反応が無かったりするとビックリするし心配になる。それでも、今は次女なりにいろいろ消化している時期なんだと思って、ドンと構えて向き合うことができました。(ドンと構えたところで次女の機嫌がなおるわけではないけどね…!)
2020年01月01日