ONE OK ROCKが7月31日に全世界に向け配信するオンラインライブ『ONE OK ROCK 2021 “Day to Night Acoustic Sessions”』の特設サイトが本日7月12日にオープン。合わせてチケット販売がスタートした。本配信公演では、7月22日から25日にかけて山梨県・河口湖ステラシアターにて開催される有観客ライブ『ONE OK ROCK 2021 “Day to Night Acoustic Sessions” at STELLAR THEATER』の模様を、当日会場に足を運べない人のために配信する。このライブでは、披露する全ての楽曲がアコースティックライブ用にリアレンジされ、またサポートメンバーを迎えた編成で普段とは違うONE OK ROCKのライブになるとのこと。<配信ライブ情報>『ONE OK ROCK 2021 “Day to Night Acoustic Sessions”』7月31日(土) 19:00配信スタート※アーカイブなし■オンラインライブの詳細・視聴はこちら:<ライブ情報>ONE OK ROCK 2021 “Day to Night Acoustic Sessions” at STELLAR THEATER7月22日(木)~7月25日(日) 山梨県・河口湖ステラシアター【公演日程】7月22日(木) 夜1公演7月23日(金) 昼 / 夜 計2公演7月24日(土) 昼 / 夜 計2公演7月25日(日) 昼 / 夜 計2公演<リリース情報>ONE OK ROCK ニューシングル「Broken Heart of Gold」配信中ONE OK ROCK「Broken Heart of Gold」ジャケット(japanese version)配信リンク: OK ROCK「Broken Heart of Gold」リリックビデオONE OK ROCK「Renegades」配信中ONE OK ROCK ニューシングル「Renegades」(japanese version)ジャケット配信URL: OK ROCK「Renegades」MVONE OK ROCK オフィシャルサイト:
2021年07月12日2015年度本屋大賞、日本医療小説大賞をW受賞し、シリーズ累計230万部を突破した上橋菜穂子のベストセラー巨編をアニメーション映画化した『鹿の王ユナと約束の旅』の主題歌を、シンガーソングライターのmiletが担当することが決定。新予告映像とビジュアルも到着した。今回主題歌を担当するmiletさんは、2019年、「ONE OK ROCK」のToruプロデュースによる「inside you」でメジャーデビュー。昨年末にはデビューから僅か1年半というスピードで紅白歌合戦に初出演した。そんないま注目のmiletさんが、本作のために新曲「One Reason」を書き下ろした。miletさんはこの新曲について「主題歌のお話しをいただき、小説・台本を読み、言葉たちから伝わる静かな森の匂いや温度を生々しく感じながら書き進めました。困難に立ち向かう小さな命たちが繋がり、一度きりの人生の中で大きな愛を生み出します。やはり、人間はあたたかい生き物なのです。そんなメッセージを抱きしめ、深い森を泳ぎ進むように歌わせていただきました」とコメントし、「ぜひ『鹿の王』の世界と一緒に主題歌『One Reason』も一緒に楽しんでいただけたら幸いです」と話している。そしてあわせて公開された予告編では「One Reason」の一部を聞くことができる。また、堤真一が主人公の孤独な戦士ヴァン、竹内涼真がもう一人の主人公で天才医師ホッサル、杏がヴァンを追う謎の女戦士サエと、豪華俳優がキャラクターの声を担当する本作。映像では、主要人物たちの声も公開されている。また新ビジュアルは、安藤雅司監督が描いたティザービジュアルをコンセプトに作成。過酷な運命に立ち向かう力強さとユナを守る志を背中で語るヴァン、一筋の希望という光を与えるユナ…。4人の旅路が描かれている。『鹿の王ユナと約束の旅』は9月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:鹿の王ユナと約束の旅 2021年9月10日より全国にて公開©2021「鹿の王」製作委員会
2021年07月09日「普段の竹内さんは気前が良くて飾らないタイプ。それが仇となってしまったのかもしれません。今回の一件には本人もとても落胆しているそうです……」(舞台関係者)現在、主演を務めるミュージカル『17 AGAIN』の名古屋公演で連日、熱演を繰り広げている竹内涼真(28)。キャリア初の舞台に意気込む竹内だが、悲劇が。それが、冒頭の“今回の一件”だ。発端は6月15日に『FRIDAYデジタル』が報じた、《竹内涼真池袋で見せた「ファンへの神対応」連発の瞬間!》と題された記事だ。記事では『17 AGAIN』東京公演の終演後に、楽屋口で待機していた一般人男性と肩を組んでツーショット写真に応じる竹内の様子を写真付きで紹介。駆け寄った男性は“出待ちをしていたファン”であることも報じていた。サービス精神旺盛な姿を見せた竹内だが、実はこの男性は“出待ちファン”ではなかったという。「竹内さんがツーショット撮影をした男性は、長年の友人だったそうです。竹内さんも事務所がファンに今回の公演での出待ち禁止を要請していることは把握しています。撮影に応じたのはあくまで友人だったからだといいます」(前出・舞台関係者)しかし、報道だけを見たファンからは竹内への批判が噴出。所属事務所・ホリプロの代表取締役社長である堀義貴氏(55)も対応に追われる事態に。堀社長はTwitterでこう謝罪していた。《出演者には関係者の楽屋訪問をお断りし、お客様にも出待ちの自粛をお願いしている中で、知人とはいえ楽屋口でお客様と接触した事は注意不足、コロナ禍での自覚の無さと言うしかありません。再発防止をマネージャー通じて本人に伝えました。出演者、お客様に深くお詫び申し上げます。》そして、思わぬ方向にも飛び火をすることに……。「今回の記事を見て“涼真くんがファンサービスしてくれるかも?”と期待したファンが少なからずいました。その後の鳥栖公演では、数十人以上も出待ちする人が出てきてしまったそうです。ファンと報じられてしまったとはいえ、自身の行動によって出待ちが起きてしまったことに、竹内さんも申し訳ないと思っているそうです」(前出・舞台関係者)
2021年07月03日竹内涼真が初の舞台に挑むミュージカル『17AGAIN』東京公演の千穐楽が6月6日(日)12時から、イープラスStreaming+にて生配信される。現在上演中の本作は2009年に公開された同名映画を原作にしたミュージカル。 映画は『ハイスクール・ミュージカル』シリーズで知られるザック・エフロンが主演したが、日本公演では映像分野で活躍中の竹内涼真が初主演する。さらに妻のスカーレット役を演じるソニンの高い歌唱力、親友ネッド役を演じるエハラマサヒロの磨かれたコメデイセンスにも称賛の声が集まり、5月16日の初日以来、多くの称賛の声がSNS上で上がった。新型コロナウイルスの影響により、劇場に足を運ぶことが難しい観客もいることを鑑み、ひとりでも多くの人に本作を届けたいという強い希望で配信上演が実現。アーカイブ配信はなく、今後DVD化やテレビ放送の予定もないので、貴重なこの機会をお見逃しなく。また当日は、休憩時間に楽屋でのキャストの様子を事前収録した特別映像も放送される予定だ。東京公演は東京建物Brillia HALLにて6月6日(日)まで上演。各公演、開演時間までホリプロステージ( ・要会員登録)にてチケット販売中。劇場窓口での当日券の販売はなし。なお東京公演後、兵庫と鳥栖、広島、名古屋の全国5か所で上演予定となっている。■配信情報ミュージカル『17AGAIN』ライブ配信上演6月6日(日)12:00~上演時間:2時間50分(休憩25分)視聴券価格:ライブ配信のみ 4,000円(税込)→GOTOイベント適用で3,200円電子版プログラム付き5,800円(税込)→GOTOイベント適用で4,640円視聴券購入方法:イープラス『17AGAIN』ライブ配信用特設サイトより購入可能視聴券販売開始:5月25日(火)18:00~終演時間まで購入可※アーカイブ配信・見逃し配信なし※出演者変更の場合でも払い戻しは致しかねます。※ご視聴の際は通信環境の整っている場所でご視聴ください。<視聴券に関する問い合わせ先>Streaming+視聴者ご利用ガイド: ※ホリプロステージでのご回答は不可。
2021年05月25日竹内涼真が主演を務めるミュージカル『17 AGAIN』が、5月16日に開幕した。初日前に行われた最終舞台稽古の様子をレポートする。ザック・エフロンが主演したコメディ映画『セブンティーン・アゲイン』(2009年)が、マルコ・ぺネットの脚本、アラン・ザッカリーとマイケル・ウェイナーの作曲・作詞でミュージカル化される本作。世界初演となる今回の日本版では、翻訳・演出を谷賢一が手がける。本作が初舞台にして初ミュージカルとなる竹内が演じるのは、人生に行き詰まった35歳のマイク・オドネル。高校時代はバスケットボールのスター選手として将来を有望視されていたが、恋人スカーレット(ソニン)の妊娠を機に結婚し、家庭を持つ。18年後、仕事を失い家族にも見放された彼は不思議な力で17歳の頃の姿に戻り、娘マギー(桜井日奈子)や息子アレックス(福澤希空:WATWING)と同じハイスクールへ通うことに──。竹内涼真(マイク役)そこで目の当たりにしたのは、離婚を切り出してきた妻の夜遊びや、素行不良の彼氏スタン(有澤樟太郎)と付き合う娘、そのスタンからいじめを受ける息子といった家族のトラブル。これまで彼らと向き合ってこなかったマイクが現実に直面し、家族の絆や自分の人生を取り戻す決意を歌い上げる一幕ラストの「人生がくれた奇跡」は特に必聴だ。昨年11月末に行われた製作発表で「The Greatest Prize」のタイトルにて披露された同ナンバーだが、今回の劇中ではマイクのひたむきな“感情”がロックチューンに乗って客席に届けられ、歌い手として竹内の成長が伝わった。「本格的な歌唱は初めて」ということもあって、全体稽古の1年半以上前からボイストレーニングを開始したという。左から_竹内涼真(マイク役)_ソニン(スカーレット役)マイクを取り巻く個性豊かなキャラクターからも目が離せない。妻を演じるソニンは「新しい人生を」で、夫に対する諦念と訣別を美声に滲ませる。17歳に戻ったマイクの保護者代わりとなる親友ネッド役にはエハラマサヒロ。SF映画グッズに囲まれながらマイクと歌う表題曲「17 AGAIN」でポップな世界観に貢献する。そのネッドが一目惚れするマスターソン校長を演じる水夏希は「マスターソン校長の主義」で貫禄の歌声を披露。日本版だけに登場する楽曲「今を楽しもう」では、娘マギー(桜井)と彼氏スタン(有澤)による“めくるめく”刹那的な愛がコミカルに歌い上げられた。左から_有澤樟太郎(スタン役)_桜井日奈子(マギー役)上演時間は約170分弱(休憩含む二幕)。公演グッズのペンライトを使った無発声の客席応援レクチャーをはじめ、竹内による館内放送メッセージも。両方チェックしたい方は、ぜひ開演10分前に着席を。取材・文:岡山朋代撮影:宮川舞子/提供:ホリプロ公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年6月6日(日)まで会場:東京建物Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座チケット情報
2021年05月17日ミュージカル『17 AGAIN』の公開ゲネプロが15日、東京・東京建物 Brillia HALLで行われ、主演の竹内涼真をはじめ、ソニン、桜井日奈子、エハラマサヒロ、福澤希空(WATWING)、有澤樟太郎、水夏希らが登場した。同ミュージカルは、2009年に公開されたザック・エフロン主演の映画『17 AGAIN』を日本で初めて舞台化したもの。元高校バスケットボールのスーパースターが、恋人の妊娠をきっかけに夢を諦めて家庭を持つも、ある日不思議な用務員と出会って身体が35歳から17歳に戻り、高校生の振りをして家族の問題に向き合っていく、というストーリーだ。主人公のマイクは舞台初挑戦の竹内涼真、妻・スカーレット役をソニン、マイクとスカーレットの娘・マギーを桜井日奈子、マイクの親友・ネッドをエハラマサヒロが演じる。映画版では35歳の主人公と17歳の主人公を別々の俳優が演じているが、今回の日本演出版では両方竹内が演じ、35歳の姿ではメガネ+ヒゲ+中年太り……というビジュアルに。竹内は初舞台・初ミュージカル出演で、本格的な歌やダンスは初めてとなったが、ボイトレは稽古開始の1年半以上前から、ダンスレッスンは半年以上前から始め、今回の公演に備えてきた。稽古中には28歳の誕生日を迎え、キャスト、スタッフでサプライズのパフォーマンスを行い、盛大にお祝いされると、竹内は「嬉しすぎて……今までのサプライズで一番すごかったし嬉しかった」と感動したというエピソードも。妻役のソニンからは、喉のケア方法や稽古への取り組み方など、色々とアドバイスをしてもらっていたという。さらに竹内はバスケットボールも初めて、2募後半のソニンとのペアダンスも初めてという初挑戦づくしで、稽古場には早めに入り入念にストレッチを行ったり、稽古後も残って演出家や共演者と演技について意景交換を行ったりと作品を作り上げていった。そんな竹内や福澤、有澤のバスケットシーンも同作の見所に。1幕の「ハッシュタグ・ブランニューデイ」では曲中に映像で投影されているSNSのコメントを実際に公式Twitter、Instagramで募集し使用するなどの演出も行われている。ミュージカル『17 AGAIN』は、5月16~6月6日に東京・東京建物 Brillia HALL、6月11~13日に兵庫・西宮市 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール、6月18~20日に佐賀・鳥栖市民文化会館 大ホール、6月26日広島・広島文化学園 HBGホール、7月1日~7月11日に愛知・名古屋 御園座で公演。○竹内涼真 コメントいよいよ初日を迎えます。無事に開幕できる、劇場でお客さんに会えるという喜びを感じています。稽古というものを初めて経験しましたが、自分の知らない世界が広がっていて、僕の体の中にはない表現方法を取り入れるのが難しく大変な作業でした。でも何回も試行錯誤し最後にひとつの形にするという作業はすごく好きでした。演出の谷さんは役者に寄り添って演出してくださいましたし、共演者の皆さんが役を大事にして稽古に臨んでいる姿に感銘を受けました。全員で作品を面白くしようという気持ちで稽古を積み重ねられることが、すごく素敵だと思いました。この作品の登場人物たちが抱えている問題は日常的にありふれたもので、みんな自分の目的に一生懸命というところが一番の魅力だと思います。この大変な時期に劇場に足を運んでくださる皆様には、心から感謝しています。最高のパフォーマンスをして、楽しい気持ちで劇場を後にしていただけるように全力で頑張りますので楽しみにしていてください。
2021年05月15日子供から大人まで幅広い年代に愛され続けている、特撮番組の『仮面ライダー』シリーズ。2021年5月15日から、シリーズ16作目である『仮面ライダードライブ』の無料配信がYouTubeで行われました。『仮面ライダードライブ』がYouTubeで無料配信!2014年から2015年にかけて放送し、俳優の竹内涼真さんが主演を務める同作品。バイクではなくスポーツカーに乗る、『仮面ライダー』としては型破りな設定で注目されました。東映株式会社は、YouTubeの『東映特撮YouTube Official』で2021年5月15日から配信を開始。今後、毎週土曜日に2話ずつ更新されます。『仮面ライダードライブ』は主演の竹内さんに加え、内田理央さんや上遠野太洸さん、稲葉友さん、馬場ふみかさん、蕨野友也さん、松島庄汰さん、片岡鶴太郎さんなど、豪華俳優陣が活躍。第1話を除いて各話1週間の限定公開となっているため、これを機に全話通して見る人はお見逃しなく![文・構成/grape編集部]
2021年05月15日竹内涼真の初舞台にして主演作となる、ミュージカル『17 AGAIN』。本作の翻訳・演出を担当し、竹内の演劇に対する“筋力”を鍛えようとリードしているのが、劇作家・演出家の谷賢一だ。開幕を約1ヵ月後に控えたタイミングで、谷の瞳に映った“演劇人”竹内の魅力や、世界初演となるクリエーションの舞台裏を語ってもらった。世界初演のプレッシャーも、生みの楽しみに──谷さんはこれまでご自身の作・演出作に取り組む一方で、海外戯曲の翻訳・演出もしてこられました。その実績を買われて『17 AGAIN』に起用されたのかな……と勝手ながら想像したのですが、本作において何を期待されていると感じていらっしゃいますか?ミュージカル『17 AGAIN』は世界初演で、原作映画の本国アメリカでも上演されていない作品です。誰も上演したことがないものを日本版として1からつくっているわけですから、いろんな引き出しや知識が要求される。今回はハイスクール文化の“あるある”ネタやジョークが散りばめられているので、それらを理解した上で、日本人向けに易しく噛み砕いたり置き換えたりすることができたらいいなと思っています。──象徴的に表れているシーンをご紹介いただけますか?この作品におけるひとつのおもしろさって、35歳の主人公マイクが姿かたちだけ17歳に若返っても“中の人”の意識はそのままで、オッサンくささ全開なところ。だからあえて格言や古事成語を言わせて、説教臭くしてみたり、親父くさい口調を入れたりしました。他のジョークも「日本に置き換えたらこうだろう」と変換しては楽しんでもらえるように工夫してます。──演出面ではどんな創意工夫をしていらっしゃるのでしょうか?翻訳と演出の両方を手がけるメリットは、現場でのブラッシュアップがすぐにできることかなって。原文のニュアンスを紹介しつつ「こんな風に演じてみて」と伝えたり、稽古で俳優と相談しながらその場で新しい翻訳を試してみたり。世界初演ですから、僕がアメリカと日本の橋渡し役として機能できたらいいかなって。──“世界初演”にはプレッシャーも付きものと思いますが、そんな作品を手がける生みの苦しみ・楽しさをどんな点に感じていらっしゃいますか?どんな作品でも、初演はいろんなトラブルに出くわしますよね。今回は生まれたての戯曲が日本に届いて、いま暗中模索しながら必死につくっているんですけど「このシーン、大転換なのになんで曲ないの?」「おい、6行後には別の人間として出てるぞ、早替えどうすんだ?」みたいなことに直面するのは日常茶飯事。でも我々スタッフ全員の知恵を総動員すればきっと解決策があるはずだし、むしろ「どうやったら形にできるかね?」とポジティブに試行錯誤しています。それは創作の苦しみでありながら、同時に楽しみでもある。キャストも含めて前向きに立ち向かってくれている。いいカンパニーですね。蜷川幸雄さんがご存命なら、竹内涼真を放っておかなかった──初舞台&ミュージカルにして主演を務める竹内涼真さんの舞台俳優としての魅力を、谷さんはどんなところに感じていらっしゃいますか?昔から俳優って「一声、二顔、三姿」といわれていて、 “声” がとっても大事なんです。涼真くんの声は本当に素晴らしく、鳴るし、太いし、天性の武器だと思います。サッカーをやっていたから体はキレるし、役の心情を理解した瞬発力ある演技だってできる。俳優として優秀なスキルを持ち合わせていますが、彼の圧倒的な資質は“声” だと思います。稽古場で歌を聴いていても本当に胸を打つし震える。その下地がある分だけ、伸びしろもすごく大きいと思いますよ。今は舞台でどう振る舞うべきか、演劇における表現とはどうあるべきか模索して、ひとつずつ獲得している最中ですね。それが彼の体感にしっかり入り込んだら、より素敵な俳優になるんじゃないかな。──竹内さんの成長を目の当たりにすることを、演出家としてどう受け止めていらっしゃいますか?妄想ですけど、蜷川幸雄さんがご存命だったら放っておかなかったんじゃないですかね。藤原竜也さんのようにド真ん中(主演)でバーン!と使ってね。日本を代表する舞台俳優になれる素質を秘めていると思います。我々、スタッフもキャストも含めて舞台人の仲間がみんなでうまく導いて、才能を開花できる方向に持って行けたらいいですよね。歳を重ねることを喜劇として笑い飛ばせたら──その竹内さんからお聞きした話によれば「ミュージカルは映画よりもっと笑える」とか。舞台化に際して“コメディ”に寄せた意図はどこにあるんでしょうか?歳を重ね、人生がうまくいかずヤケクソになることって当事者にしてみれば悲劇かもしれないけど、喜劇と受け止めることができたら救われる。特に悩んでいる本人の周りにいる人間からしたら「かえって笑える」要素も大いにあると思うんです。僕も40に手が届く年齢になって、ハッキリ“中年”になってみるとですね……歳を取るのは悲劇でなく喜劇だってことを実感していて。──笑い飛ばしたい喜劇ですね。そう! 笑い飛ばさないとやってられない(笑)。自然に生きているだけなのに帳尻が合わなくなってきて「カッコつけられるのは20代までだな」と思い知らされる。だからオッサンくささ丸出しのマイクを通じて「自分もカッコ悪い年の重ね方してきたなぁ」って笑えたら、お客さんにもきっと楽になってもらえるのかなって。──歳を重ねるといえば、インタビュー で竹内さんが「ポスター用につくった中年マイクのビジュアルは撮影し直した方がいいと思うほど、ミュージカルの35歳マイクはダサい仕上がりになっている」とおっしゃっていました。映画より見た目をかなりデフォルメされるんでしょうか?はい。仕事でも評価されず、家族ともすれ違い、疲れ果てて希望を失った35歳のマイクは、バスケットボールのスター選手でイケてた頃のカッコよさがすべて失われ、ダサい中年オヤジになっている。台詞で何度も「中年太り」って出て来ますから。でも、あの竹内涼真をカッコ悪くするのってかなり難しいんですよ!──たしかに! ギャップがどう形になるか気になります。今スタッフが全力を尽くして、どこまで彼をダサくできるか競争しています! たとえば肉襦袢を体につけて太らせたり、衣裳もあえてイケてないコーディネートにしてみたり。いろいろ試しながら、歳を重ねることの笑える悲しさを涼真くんに伝えているところです(笑)──歳を重ねることについて描かれた本作のテーマや発するメッセージについて、谷さんはどのように考えていらっしゃいますか?この作品を演出するオファーをいただいたのが現在の僕で、本当によかったと思うんです。40代に迫ろうとしている今の自分には、妻と子どもがいる。マイクと同じように結婚して時間が経ったから、妻にも“家族”という感覚が芽生えてきました。「家族とは」「親であること」みたいな実感が得られるようになってから携われてよかったなって。じゃあ家族の幸せって、反対に家族でいることのツラさって何なのか──。実際に体験する中でしかわからない「家族って何だろうね」という問いを、この作品はずっと投げかけています。お客さんは劇中の登場人物……ダメ親父の主人公マイク、奥さんのスカーレット、娘マギー、息子アレックスの誰に感情移入するかは人それぞれだと思いますが、彼らの変化や成長を通じて「家族の在り方」に感じ入ってもらえたらいいですね。日本版だけの独自シーンは「劇中屈指の問題場面」──4月2日のツイートで、谷さんは「超重要な日本独自の場面を稽古した」とおっしゃっていました。どんなシーンなんでしょうか?桜井日奈子演じる娘マギーちゃんと、有澤樟太郎扮する彼氏スタンくんによる問題のシーンですね!(笑)最初にアメリカから届いた上演台本には存在したのに、最終原稿として届いた脚本では一曲まるごとカットされていたナンバーがあったんです。──上演台本上で無くなった楽曲を、どんな意図で挿入されたのでしょうか?高橋亜子さんの訳詞も完成し、僕らもその楽曲を何度も聴いていたから「もったいないから入れようよ!」と原作者に働きかけて。それで「日本版ではやっていいですよ」とOKをいただいて取り組んでいるシーンなんですけど……テレビなら放送コード、ギリギリアウトくらいの「よくこんな下ネタ放り込んできたな!」ってことのオンパレードで(笑)。──そういう崖っぷちの内容こそ気になります(笑)! 竹内さんもインタビューの去り際に、下ネタの存在は匂わせていらっしゃって……どんな流れで登場するんですか?娘の彼氏スタンが……「僕は絶対にセックスがしたい!」って思いの丈をぶちまけます! で、マギーちゃんが「でもでも」と言いつつ拒めない……みたいな掛け合いをしているだけの楽曲が3〜4分。──たしかに「問題場面」ですね(笑)原作者は「この作品はマイクと家族の物語だから、娘と彼氏のエピソードは短めに」と考え直してカットしたのかもしれません。でも訳詞の亜子さんは凄まじい創意工夫でこの楽曲を手がけてくださって、天才的な歌詞になっているんですよ!「これをカットしてしまうのはもったいない」と半ば使命感に駆られ、何とか日本版では残してもらいました。青春期の男の子はみんな「セックスしたい!」という強い思い、誰にも負けない志を持っている。好きな人と交わりたい、人間の根源的な欲求と想いを代弁したく、全力で(笑)創作しています。キャストの愛嬌やユーモラスな一面を引き出せる稽古場づくりを──下ネタのエピソードで稽古場の大らかな雰囲気がイメージできました(笑)。谷さんは作品を成功させるために、キャストに対して何を心がけながら接していますか?どういう作品を演出しているかによって、俳優に投げかける言葉や現場の空気のつくり方はずいぶん異なってくるので、毎回あてはまるわけじゃありませんが……今回の稽古場でいえば、とにかく「リラックスしてやれる」という雰囲気づくりは大切にしていますね。というのも、やっぱりこの作品は基本的にはコメディですから。初舞台の涼真を含め、各自が持っている愛嬌やユーモラスな一面を安心して出せるような、安心できる空気づくりって本当に大切なんですよ。僕の演技プランを押し付けるんじゃなくて、それぞれの個性を引き出したい。そう考えるとキャストをガッチガチに管理して締めつけるのではなく、自由にやらせて遊べるような余白のある稽古場にしたいんです。どんな挑戦をしても「恥ずかしくない!」「試してみよう!」と思えるような、ほっこりした現場でありたい。──リラックスした空気や余白によって生み出された印象的なシーンはありますか?あの涼真が、女の子にデレッデレになって変な動きをしているシーンがありますよ! あれは面白いけど、僕が彼に強制的に指示してもうまく行かないと思う。本人が考えて自主的にやり出したから「おもしろいね」って周りも認めて、成立している場面です。──まさかの谷演出ではない、という(笑)そう、僕の指示じゃない(笑)。そういう彼の、滑稽でチャーミングな一面が作品の中に表れていることも楽しみにしてもらえたら嬉しいですね。──開幕が俄然楽しみになりました。体調に気をつけて、お稽古がんばってください!取材・文:岡山朋代撮影:源賀津己抽選で5名様にミュージカル『17 AGAIN』公演グッズをプレゼント! 連続インタビューの感想とともにご応募ください!ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=f5ceed45-070d-40f1-9a14-4874363b2842&contentTypeId=2) すると、この記事内に応募ボタンがあります。ミュージカル『17 AGAIN』連続インタビュー第1弾:竹内涼真インタビュー記事は こちら()第2弾:AKIHITOインタビュー記事は こちら()公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年5月16日(日)~2021年6月6日(日)会場:東京建物Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座※最新の公演情報につきましては、公演公式サイト( )にてご確認ください。(本ページに掲載された情報は5月7日時点のもの)チケット情報
2021年05月07日竹内涼真の初舞台にして主演作となる、ミュージカル『17 AGAIN』。この振付を手がけ、竹内と伴走するようにダンスレッスンを繰り広げてきたのが、ダンサー・コレオグラファーのAKIHITO(ENcounterENgravers)だ。開幕を約1ヵ月後に控えたタイミングで、AKIHITOの目から見た竹内の魅力や、クリエーションの舞台裏を聞かせてもらった。ダンスレッスンを通じて感じた「竹内涼真は根っからのパフォーマー」──初舞台にして主演を務める竹内涼真さんの“歌って踊れる”ミュージカルスターとしての魅力を、AKIHITOさんはどんなところに感じていらっしゃいますか?半年間ずっと涼真くんにレッスンしながら一緒に踊ってきました。彼って本当に“突破力”があるんですよ! 表現者が目指すべき境地でもあると思うんですが、練習でどんなにカッコ悪くても本番でバシッと決められたらそれでいいのかなって。レッスン中に解決できないこと、たくさんありますよ? 時に「できねえ無理!」って叫ぶこともあるけど、最後の最後はちゃんとカッコよく決めて終わる。誰かに見せる……つまり本番に対しての嗅覚が鋭いというか、腹のくくり方・肝の据わり方がハンパない。根っからのパフォーマーだと感じました。──竹内さんの、ミュージカルスターとしての独自性はどこにあるんでしょう?彼がもともと持っている素質かもしれませんが、思考する力がすごくある方ですよね。たとえばダンスの振付をひとつお渡ししたら、じーっと考え込んで「どうやって見せたら映えるかな」ってレベルまで自動的に掘り下げる。指示待ちじゃなくて「観客に届けるには」って視点から「こう見せるなら、こう動いた方がよいのでは?」ってプラスアルファの提案もできるんです。だから、ご自身の中で腑に落ちればとことん突き抜けられるんだろうなって。その思考に体が追いつけば無敵ですよ!作品の持つフレッシュさを、現代的なストリートダンスに乗せる──ミュージカル『17 AGAIN』上演のお話が持ち上がって、振付・コレオグラファーとしてAKIHITOさんに白羽の矢が立ったのはどういった経緯だったのでしょうか?プロデューサーの吉永千紘さんからオファーいただきました。振付師のコンテストで、ダンスチーム(ENcounterENgravers)として活動している僕らを初めて評価してくださったのが、吉永さんだったんです。僕の振付で作品の世界観が伝わりやすくなるのであれば……と二つ返事でお引き受けしました!──ご自身が辿ってきたキャリアの、どんな点を期待されていると考えていらっしゃいますか?僕、ストリートダンスにどっぷり浸かってきた人間なんですね。なので『17 AGAIN』という作品が持つ“フレッシュ”な要素を、現代的なダンスに乗せることが求められているのかな……と感じています。横浜流星さんが主演された舞台『ダンガンロンパ2』やミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(いずれも2017年)など最近は演劇作品の振付もやらせていただいたので、その経験とうまく融合させることも必要なのかなって。バレエやジャズダンスが主流のミュージカル作品にストリートダンスを取り入れることは珍しいので、「その色全開でよければ……」という控えめな姿勢です(笑)──『ダンガンロンパ2』の現場に臨まれていた時のインタビューで、AKIHITOさんは「セリフや物語……強いては作品の世界観をしっかり表現するために振付することが大切」とおっしゃっていました。ではAKIHITOさんは『17 AGAIN』が放つテーマやメッセージをどのように捉えて、何を心がけながら振付していらっしゃるのでしょうか?僕は演出でなく“振付”なので、根底に横たわるテーマやメッセージはあえて掘り下げないでおこうかなって。そういったことを考える、演出・谷賢一さんのご意向に添いたいと思っています。僕が演出の観点で掘り下げすぎてしまったら「ここで普通、こんな動きにならんよな」と不自然な振付になってしまうかもしれない。ダンスとしての目新しさも無くなってしまう気がして、あえてライトな感覚で振付しています。──演出の谷さんと、振付を通じてどんなクリエーションを繰り広げていらっしゃいますか?曲の振付に入る前に「こんな風に見せたい」というイメージを谷さんから頂戴し、それを僕なりに噛み砕いて形にしていきます。提案して、谷さんからコメントをもらってブラッシュアップしていく……の繰り返し。その中で自分の役割は、この作品に“フレッシュさ”をもたらし続けることかな、と。バスケットボールを使ったダンス表現の必然性──“フレッシュさ”がダンス面に表れた、具体的なシーンをご紹介いただけますか?冒頭に設けられたバスケットの試合シーンは、谷さんから「ここでは試合を展開して欲しい」「ここは登場人物の関係性を見せて欲しい」「クライマックスでダンスを存分に」というオーダーをいただきました。最初にして、いちばん打ち合わせが少ない楽曲だったような。──最初のすり合わせが肝心な気もしますが、どうして?演目を左右するナンバーだからこそ、あえて託してもらったのかな……と。僕が“フレッシュさ”をどこまで的確に捉えて形にできるか、腕試しさせてもらったような感覚です。──谷さんのオーダーに、AKIHITOさんはどう応えていったのでしょうか?このシーンは、涼真くん演じる主人公マイクが「バスケットボールのスター選手である」ことを観客の皆さんにしっかり伝えなければいけません。その説得力を出すために、実物のボールを使ったダンス表現を考えました。キャストは楽曲のリズムに合わせてボールを弾ませながら、試合を展開していきます。その中で歌にお芝居、最後にはダンスシーンを繰り広げていく。──ステージ映えしそうなシーンですね! 一方でボールを扱うのはリスクもあると思いますが、実物を用いる狙いは?単にボールを持って踊ればいいってわけではないんですよね。涼真くんのパフォーマンスが「バスケットのスター選手」に見えるように。そのために実物のボールを使います。いつも「このタイミングで踊る理由」というか、ダンスの“必然性”を掘り下げながら振付しているんですけど。開幕初日にその意図がお客さんにしっかり伝わるか、今はワクワクよりドキドキの方が強いかもしれません。マイクの同級生になったつもりで手拍子を──製作発表で竹内さんがアンサンブルキャストとダンスを展開した「#BRANDNEWDAY」は明るくノリノリのナンバーでした。お客さんに何を感じ取ってもらいたいと考えて振付されたのでしょうか?これはマイクが若返った直後に繰り広げられる楽曲ですね。容姿やバスケットボールの才能など彼が持っている周りの人を惹きつける魅力が、どんどん人の噂になっていく様子を歌ったナンバーというか。イケてた17歳に戻ったマイクがいきなりモテだして、周囲からキャーキャー言われる。──「#イケメン転校してきた」と頭に“#(ハッシュタグ)”をつけてSNSで拡散されるような?そうです!まさに「ハッシュタグってキーワードがポイントになりそうだな」と楽曲タイトルから連想して、「ハッシュタグ」と歌っている箇所で観客の皆さんが手拍子できるように振付しました。このナンバー自体も爽やかでハッピーな曲調でしたし、お客さんもマイクの同級生になったつもりで“参加”してもらいたいなって。前向きなメッセージを自然に受け取って──AKIHITOさんご自身は『17 AGAIN』という作品の魅力をどのように受け止めていらっしゃいますか?とてもハッピーな作品です。一度どん底を味わった主人公が、どんな風に人生をやり直していくのか。自分の生き方を貫いて、まっすぐ生きるとはどういうことか──。その問いかけに応えようともがくマイクを見届けるうちに、観客の皆さんも前向きなメッセージを受け取れる気がしますね。──最後に、ダンス面での見どころを教えてください。ダンスを見てもらうというより、作品の世界観にどっぷり浸かってもらいたいですね。お客さんがナチュラルに劇世界へ入り込めるような振付にしているので、むしろ「ダンスを感じてもらえない方が嬉しい」くらい。お客さんに「なんか始まったな」と思われてしまったら、キャラクターに不自然な動きをつけていることになる。そんなわけないけど、「あれ、この演目ダンスあったかな?」って感じさせることができたら僕の勝ちだな、と密かに思っています。この『17 AGAIN』におけるダンスは、歌とお芝居に自然と溶け込んでいるような存在であって欲しい。そう願いながら、稽古場で日々創作し続けています。取材・文:岡山朋代撮影:源賀津己★『17 AGAIN』連続インタビュー第3弾(5月7日公開予定)は、翻訳・演出の谷賢一さんが登場!公演グッズプレゼントもあります! ぜひチェックしてください。公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年5月16日(日)~2021年6月6日(日)会場:東京建物 Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座チケット情報
2021年04月30日竹内涼真と中条あやみらの共演で、生ける屍=ゴーレムに占拠された、死と隣り合わせの終末世界を舞台にした極限のゾンビサバイバル「君と世界が終わる日に」から、衝撃の結末を予感させるSeason2新予告映像が解禁。さらに竹内さんが続投し、Season3の製作が決定した。本シリーズの集大成にして最終話となる第6話では、甲本(マキタスポーツ)たち“家族”が襲われたことで、一瞬にしてシェルターはパニックに陥る。そんな中、来美(中条あやみ)の妊娠が判明する。予期せぬ事実を知り、複雑な気持ちの中、新しい命を授かった来美を祝福する響(竹内涼真)。そして、響は、秋吉(本郷奏多)に交渉を迫っている“奴ら”の協力者がシェルター内にいる可能性を考え始める......。裏切り者は一体誰なのか!?明らかになる秋吉の狙いと過去。追い詰められ秩序が崩壊する中、響たちが向かう先、 世界の終わりで待ち受けるのは、希望か、絶望か――。この度解禁されたSeason2の新予告映像では、そんな極限状態で繰り広げられる “ゾンビサバイバル”の過酷さが克明に映し出されている。来美の感染と記憶喪失、死んだはずの父との再会、ゴーレムに襲われる仲間たち。運命に翻弄されながら、響は来美を取り戻すことができるのか――。さらに、Season2配信開始以降、4週連続でHulu内視聴ランキング1位を獲得し続け、 Huluオリジナル国内ドラマ部門歴代1位(※)の大ヒットを記録した本作のSeason3製作が決定(※第1話 配信後30日間)。地上波放送時からSNS上でも毎話トレンド入りを果たし、大きな話題を集めていた本作が、作品ファンの熱い声援に応えた形でHuluオリジナルの続編として製作。Season1~2で主演を務めた竹内さんが、主人公・響役で続投する。「君と世界が終わる日に」Season1(全10話)、 Season2(全6話)はHulu にて全話独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2021年04月25日ザック・エフロンが主演したコメディ映画を、世界で初めてミュージカルとして上演する『17 AGAIN』。この作品で初舞台を踏み、主演を務めるのが竹内涼真だ。“負け組”としての人生を受け入れていた35歳の主人公マイクがバスケットボールのスター選手だった17歳の頃の姿に戻り、家族の絆を取り戻そうと奮起する様子を、彼はどのように立ち上げるのか──。昨年11月末に行われた製作発表を経て、カンパニーでの全体稽古に入って約2週間というタイミングで話を聞く機会に恵まれた。演出・谷賢一と二人三脚で「演劇の“筋肉”を鍛える」──製作発表の前から、歌とダンスの自主トレに励んでこられたそうですね。ドラマ撮影の合間を縫ってレッスンに取り組んでいました。そこでベースはできた気がしますけど、実践として吸収できているのはカンパニーでの稽古に入った最近ですね。初舞台ということもあって「自分がいちばんこの現場で何もできない」状況に置かれています。──演出を手がける谷賢一さんは、初舞台の竹内さんにどう働きかけてくださっているんでしょうか?役のこと、場面ごとの感情、観客への届け方……舞台に初めて出演する僕の視座に立って一緒に考えてくださるので、本当にありがたいです。まだ何も始まっていないし終わってもいないのに、谷さんにはすでに何度も感謝していますね。──映像と演劇で、お芝居のやり方に違いを感じました?全然違いますね。これまで映画やドラマでしてきた演技が、舞台だと通用しないことがよくわかりました。映像だと、セリフは”相手”に伝えるもの。でも舞台の場合、相手だけにセリフを言っても観客の皆さんに届かないんですよ。「いま相手にこんなセリフを伝えています」って状態を見せなきゃいけない。自分と相手役の方だけで完結させず、観客に届けるための意識も必要だとわかった時には一瞬パニックになりましたね。──その考え方、谷さんがツイートされていた世阿弥の能楽論「離見の見」ですね。演者が、自分から離れて観客の立場で自身の姿を捉え、演技についても客観的な視点を持つことが大切である、と。谷さんは「立ち稽古初日で“離見の見”が話題に挙がった」とおっしゃっていました。まさに! でも僕、最近ドラマで客観的に自分を捉えることをやめていたんですよ。観客の視点を取り入れて演じると、どうしても「こう見られたい」って自意識が入り込む。それってキャラクターを演じる軸がブレてしまうことでもあるんです。だから客観は監督に託そう、って。ただ、演劇の世界では役者も観客の立場から自分を捉えて表現しないと届かない。映像におけるお芝居の考え方とまったく違うことに、稽古の早い段階から気づかせてくれた谷さんにはやっぱり頭が上がりません。──具体的に、どんなシーンを稽古していて気づいたんですか?驚き、怒り、悲しみ……マイクの感情が大きく動いた瞬間ですね。映像だったらカメラがアップしてくれるから、表情でその変化を見せられる。たとえば日本人を演じる場合、喜怒哀楽や本音は“隠す”お芝居がリアルなんですよ。それでもこぼれてしまう瞬間に、ドラマがある。一方で舞台は映像と違ってカメラに“寄って”もらえないから、体全体で表現する必要があります。でも場数を踏んでいない僕には、まだその引き出しや筋肉が圧倒的に足りなくて。──演劇におけるお芝居の“筋肉”を、谷さんと二人三脚で鍛えている最中なんでしょうか?そうですね。たとえば「ここで一度立ち止まってみたら、マイクの悲しみが伝わるんじゃない?」と実際に谷さんに演じていただく場合もあります。そこからイメージを膨らませる作業を繰り返していくような。──1ヵ月半後、開幕の時にどれだけ筋肉がつくか楽しみですね!僕らしく演じるということももちろんですが、まず基本動作を徹底したいですね。そこから自分のスタイルがにじみ出ればいいな、と思っています。さえない35歳は「映画よりダサい仕上がり」──原作映画でザック・エフロンとマシュー・ペリーが二人で扮した主人公マイクを、竹内さんは一人で演じます。過去のインタビューで「それぞれの年齢でしっかり役づくりを行い、その差が大きいほどおもしろくなる」とおっしゃっていましたが、現時点でどのように取り組んでいらっしゃいますか?35歳のマイクは「こんなお父さんにハグされたくないわ……」ってイメージで清潔感がなく、映画よりかなり太っています。容姿を整えることを諦めてそんなに腹も出ていたら、そりゃマギー(娘)もアレックス(息子)もイヤだろうって人物造形。パンツ一丁でいびきかきながら寝てるんだろうな……とか、酔っ払って帰ってきて「ねぇママ〜」とか言いながらスカーレット(妻)にウザ絡みしてそうだな……とか。一度ポスター用にビジュアル撮影しましたけど、「やり直した方がいいんじゃない?」ってくらいダサい仕上がりになりそうです(笑)──映画の中年マイクは、人生と家族に疲れ果てた哀れな男に見えました。そうなんですよ。僕も、映画の大人マイクは妻との不仲と子どもたちの思春期が重なってしまった不幸な男に見えました。会社では新人の女性社員に先に昇進され、自分の席が無くなってしまって。でもミュージカルでは「うまくいかない結果を招いた原因は、すべてマイクにあった」って描き方になるかもしれません。──ミュージカル化に際して設定をアレンジするんでしょうか?いちばん最初の家族シーンで、35歳のマイクがどれだけダメな父親で、家族の抱える悩みやトラブルに気づけていないか……ということを観客に伝えておく必要があるんですよね。谷さんいわく、「その方が17歳に戻った時に『うーわ、俺って周りがこんなに見えていなかったのか』って彼のショックを強く伝えられると思うから」って。──一方で、バスケットボールのスター選手だった17歳のマイクはどのように演じますか?劇中のほとんどが17歳の姿で、冒頭の35歳と見た目も振る舞いも変わるから……それほど強く意識しなくても演じ分けができる気がしています。大切なのはコメディ要素をどこまで出すか。見た目はイケてる17歳だけど中身は35歳だから、どうしてもオヤジくさい言い回しが出てくるんですね。お客さんにも「わ、オッサンくささ全開だけど大丈夫?」って感じてもらった方がよいのか、それとももっと隠して演じた方が伝わるのか……そのバランスはこれから稽古場で見つけていきたいですね。キーをひとつ上げたら感情が乗って突き抜けられた──製作発表で披露されたミュージカルナンバーのうち、「The Greatest Prize」が印象的でした。どんな楽曲なんでしょうか?一幕ラストを飾る楽曲ですね。トラブルを抱える娘・息子を前にしたマイクが、「17歳に戻れた奇跡を無駄にせず、みんなの絆を絶対に取り戻すぞ!」と家族の“再生”を誓って一幕が終わります。──マイクの想いが炸裂するナンバーを、竹内さんはどのように歌おうとしていらっしゃいますか?実は一昨日、製作発表で披露したキーよりひとつ上げて歌ったら……ものすごい感情が乗って突き抜けられたんですよ! ピアノの伴奏がない自宅では、おのずと歌いやすいキーで発声していたようで。それを先生にお伝えして個別レッスンでも高いキーで歌ってみたら、うまく行って嬉しかったです。──製作発表の直後にお話をうかがった時も、主人公の感情を表すのに「ハンドマイクだと違和感があったからヘッドセットに変えてもらった」とおっしゃっていましたね。今回も竹内さんなりの試行錯誤が、うまく作用した?ミュージカル出演の目標として「セリフのようにメロディを紡ぎたい」、もっと言うなら「歌とセリフの境界線が曖昧になるほど融合できたら」と考えていたんですけど。でも最近、すべてセリフのようによどみなく歌ってしまってはもったいない……と感じるようになって。主人公の伝えたいメッセージが明確なナンバーではあえて“歌”を強調したパフォーマンスを繰り広げ、お客さんを圧倒する瞬間も大切なのかな、と。一幕ラスト、二幕に向けて爆発できるところはひとつ音程を上げて、体の内側から湧き出るエネルギーをすべて歌の中に詰め込んだ方が観客の皆さんに刺さる気がした。谷さんへの相談結果次第ではありますが、そんな気づきがありましたね。家族の再生を誓うオヤジから、元気を受け取ってもらえたら──ミュージカル『17 AGAIN』のテーマや発するメッセージについて、全体稽古が始まったいま改めて竹内さんが考えていることは?身近な存在の価値を再発見することで人生は好転する……という前向きなメッセージが込められた作品だけに、だいぶ明るい作品になりそうな予感がしています。稽古場のテンションがとにかく高い!──映画よりも明るい?はい! しかも映画よりだいぶ笑えるんじゃないかな。たとえば17歳に戻ったマイクが、自分を父親と思っていない息子アレックスと接するシーンはコメディ要素満載です。──映画だけ拝見すると、マイクとアレックスの場面にコメディ要素は感じられませんね。ですよね? でもミュージカルでは一線を画していて。今日やった稽古では、アレックスが歌っている背後でものすっごく僕(マイク)が応援していたり。息子に対して「もう花びら撒いちゃえ!」みたく突き抜けた親バカ精神が発揮されているシーンです。──姿かたちは17歳なのに、どうしても中の人35歳パパがにじみ出てしまう?そうそう! 映画のマイクはずっと正体を隠しているけど、ミュージカルでは父親バレバレなんですよ。演劇のおもしろさって、たとえばアレックスがメインの歌唱シーンでも、マイクが違う世界線にいる設定が同じステージ上につくれること。これが成立するから、マイクが父親を全開にしちゃっても平気になる。そこがすごく興味深いなって。だからこそ家族を再生しようと一生懸命もがくマイクに対して、お客さんも「がんばれオヤジ!」って声援を送れるんじゃないかな。彼のどうしようもなくダサい部分を惜しみなく晒け出すことで、映画より感情移入しやすくなっている気がします。マイクから元気をもらって、笑い飛ばしていただけたら。取材・文:岡山朋代撮影:渡邊明音★『17 AGAIN』インタビュー第2弾は、本作で振付を担当するダンサー・コレオグラファーのAKIHITOさんにインタビュー! 近日公開予定です。公演情報ミュージカル『17 AGAIN』劇作・脚本:マルコ・ぺネット作詞・作曲:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー翻訳・演出:谷賢一出演:竹内涼真 / ソニン / エハラマサヒロ / 桜井日奈子 / 福澤希空(WATWING) / 有澤樟太郎 / 水夏希 / 他【東京公演】2021年5月16日(日)~2021年6月6日(日)会場:東京建物Brillia HALL【兵庫公演】2021年6月11日(金)~2021年6月13日(日)会場:兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール【佐賀公演】2021年6月18日(金)~6月20日(日)会場:鳥栖市民文化会館 大ホール【広島公演】2021年6月26日(土)会場:広島文化学園HBGホール【愛知公演】2021年7月1日(木)~2021年7月11日(日)会場:御園座チケット情報
2021年04月23日現在「Hulu」にてSeason2が配信中の「君と世界が終わる日に」。この度本作のキャスト、竹内涼真、中条あやみ、本郷奏多、キム・ジェヒョンらのクランクアップ写真とコメントが到着した。本ドラマは昨年10月13日にクランクインし、Season1&2を通して全16話の撮影は約半年間にわたり、ついに先月3月28日にオールアップを迎えた。長い期間の撮影を終え、主演を務めた響役の竹内さんは「Season1の全10話が終わって、観てくれていた人はHuluでのSeason2にもついてきてくれるはずです。それくらい僕たちは本気でやっていたと思っています」とやりきったと言い、「楽しかったし、このチームが大好きです。ありがとうございました!」と挨拶。ヒロイン・来美役の中条さんは、「1 日、1 日が非常に濃くて、ただその日を頑張るっていう感じで」と過酷な撮影の日々をふり返りつつ、「色々制限された中で、こうやって無事に終われたことって言うのが本当に奇跡だなと思いますし、毎日毎日楽しく現場でスムーズにできたのも、スタッフの皆さんのおかげだなと思いますし、こんなに寂しいって思えるのも、最高のキャストの皆さんのおかげだなと思います」と感謝を述べた。また、Season1を生き抜いてきた笠松将、飯豊まりえ、マキタスポーツ、安藤玉恵、横溝菜帆、玄理は、「また、成長した自分を見せられるように、また、竹内くんと喧嘩できるように…….絶対喧嘩したいので、響と等々力がまた喧嘩できるように頑張ります」(笠松さん)、「感謝しかありません。また続きがあると信じます!」(飯豊さん)、「僕的には演じていて新しいチャレンジもありましたし、ネットでの評価がうなぎ登りだった(笑)。素敵なスタッフに恵まれて、素敵な共演者に恵まれて、ますます頑張れそうです!」(マキタスポーツさん)、「行く先々どこも綺麗な場所で楽しかったなという記憶と、若いキャストに混ざってだいぶはしゃいでしまったなぁと思ったりしています」(安藤さん)、「おしゃべりしたり、踊ったり、写真を撮りあったり、本当に楽しい現場でした」(横溝さん)、「ほんとにあっという間で、みんなのことが大好きになってしまって、 だから、明日から寂しいかもしれないし、寂しくないかもしれないし(笑)。また絶対みんなに会いたいので、また一緒に仕事できるように、いい俳優になろうと思いました」(玄理さん)と、それぞれ思い思いに語った。さらに、Season1のミンジュンとは異なる、ブーツの男役で再登場を果たしたキム・ジェヒョンは「Season2のクランクインの時にみんなが『おかえり』という言葉を僕に言ってくれて、本当に感動しました」とふり返り、「今回のいい思い出を持って、N.Flyingとしてもっともっと頑張って、また皆さんと会うきっかけができれば、もう一度一緒に撮影がしたいです。本当にありがとうございました」と再会を願う。そして、Season2から物語のキーパーソンとして参加した本郷さんは「なかなか大変なドラマで、ハイカロリーな現場でしたが(笑)、本当にチャレンジの多い作品だと思ったので凄く楽しませて頂きました」と、毎日現場に行くのが楽しみだったと話していた。やっと再会し一緒に暮らし始めた響と来美だったが、来美のゴーレムウイルス感染が発覚するという、衝撃の幕開けとなったSeason2。第2話では舞台をシェルター「希望の家」に移し、秋吉(本郷さん)と出会い、父と再会。第3話ではゴーレムの増殖を抑える薬を求めて響が一人福島へと旅立つ一方、シェルター内で再びゴーレムが発生してしまった。そして残すところあと3話となった本作。クライマックスに向け、予測のつかない怒涛の展開が繰り広げられていく。「君と世界が終わる日に」Season2はHuluにて独占配信、毎週日曜日0時最新話配信開始。Season1はHuluにて全話独占配信中。(cinemacafe.net)
2021年04月10日4月4日(日)には第3話の配信が予定されているゾンビ サバイバルドラマ「君と世界が終わる日に」Season2より、生ける屍=ゴーレムに立ち向かうキャラクターたちを写し出す第2弾ビジュアルが公開された。次々と起こる惨劇、生き残りを懸けた壮絶な闘い、極限状態で繰り広げられる人間ドラマが話題の本作。到着したビジュアルは、ゴーレムをバックに主人公・響(竹内涼真)、等々力(笠松将)、佳奈恵(飯豊まりえ)と、共に終末世界を生き抜いてきたメンバーが写っている。本作では、約6か月に渡る撮影自体も相当過酷だったようで、Season1撮影当初から比べると、役者自身の顔つきも変わってくるほど。Season1では過去の因縁、対立、失恋…様々な感情が渦巻く中、幾度もの死線を一緒に乗り越えてきた彼らが、今作では新たな関係を築いていく。さらにビジュアルと一緒に、Season1のスペシャルダイジェスト映像も公開された。「君と世界が終わる日に」Season2はHuluにて独占配信、毎週日曜日0時最新話配信開始。Season1はHuluにて全話独占配信中。(cinemacafe.net)
2021年04月02日2015年度本屋大賞、日本医療小説大賞をW受賞し、シリーズ累計220万部を突破した今なお絶大な人気を誇る上橋菜穂子のベストセラー巨編『鹿の王』。映像化不可能と言われた圧倒的スケールの物語が、日本アニメ界を支えてきたトップクリエイターたちが集結し、ついに映画化される。制作スタジオは、国内外から高い評価を受けハイクオリティな映像作品を世に送り出し続けるProduction I.G。監督は、『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』という、邦画の歴代ランキング上位5作品のうち3作品の作画監督を全て担ったトップアニメーター・安藤雅司が、本作で初監督・キャラクターデサイン・作画監督も務める。そして共同監督には、世界的巨匠・宮崎駿の監督助手を務め、『忘念のザムド』『伏鉄砲娘の捕物帳』で監督を務めた宮地昌幸。さらに脚本は『ハイキュー‼』シリーズや『僕だけがいない街』など数々の話題作を手掛ける人気脚本家・岸本卓が担当。まさに、日本アニメ界最高峰と呼べる豪華スタッフが、壮大で奥深い世界観を緻密に作り上げる。物語の舞台は、強大な帝国が支配する世界。そしてその場所で、世界を侵食する謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かいながら旅を続ける血の繋がらない“父と娘”が、病から多くの命を救おうと奔走する“天才医師”や故郷のために帝国に従い戦う“謎の女”と、運命的な出会いを果たす。壮大な世界観の中に、緻密な医療サスペンスと感動のストーリーが組み込まれた、唯一無二の冒険大作となっている。そしてこの度、本作に命を吹き込む声優キャストがついに発表された。物語の主人公・生き残った孤独な戦士ヴァンに、意外にも声優初挑戦となる、日本を代表する名優・堤真一。もう一人の主人公・謎の病の治療法を探す天才医師ホッサルに今最も活躍している俳優の1人、竹内涼真。竹内もアニメーションの声優は初となる。さらに、ヴァンを追う謎の女戦士サエに、様々な作品で存在感を放つ実力派女優・杏。日本映画界を代表する超豪華俳優陣が顔を揃え、作品の質を確かなものにしていく。さらに、一度の公開延期を経て待望の新・公開日がついに決定。映画の正式タイトルを『鹿の王 ユナと約束の旅』とし、9月10日(金)より全国公開される。合わせて特報映像とティザービジュアルも公開となった。今秋、日本アニメーションの歴史に新たな名を刻む、心を揺さぶる比類なき感動ファンタジー大作が誕生する。『鹿の王 ユナと約束の旅』にぜひ期待してほしい。■ヴァン役:堤真一実は、このお話をいただく前に、すでに原作を読んでいて、この壮大な世界観が大好きでした。実写化は難しいだろうと想像していたので、こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです。ご迷惑をおかけしました。物語は壮大なファンタジーですが、その中にリアルな部分もあるので、フィクションでありノンフィクションでもあるような内容だと思います。私が演じたヴァンの運命は様々な出会いがあって動き出していきます。ユナとの出会いで息を吹き返し、愛情や感情を取り戻し、人のために生きる事の大切さを教えてくれるキャラクターだと思います。原作がお好きな方も、読んだ事のない方にも楽しんでいただける作品です。是非、ご覧下さい。■ホッサル役:竹内涼真原作を読んだ時、頭に風景が浮かんできてすぐに物語に入り込んでしまいました。僕の演じるホッサルは気持ちに一本筋が通っているので、何をして何を救いたいのか、その気持ちに感情移入しやすかったです。アニメーションの声優は初めてだったので、自分の声で大丈夫かな?とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました。原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います。「鹿の王」の壮大でファンタジーな世界観が皆様のもとに届くことが今から楽しみです。■サエ役:杏上橋先生とは以前、まさに「鹿の王」で対談させていただき、その際にこの作品にかける情熱やこだわりをお伺いしたこともあり、私がキャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして「本当に私で良いんですか!?」とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました。サエは孤独な狩人の役で、戦闘のシーンも多く、声だけとはいえ実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音しました。2 年前の収録段階では、まだ映像が完成していない状態でしたので、私も出来上がりを楽しみにしております。この作品は、謎の病が流行し、それに立ち向かう人々の物語です。奇しくも、今の世情とも通じる部分が多い中、ファンタジーの世界を通して、私たちへのメッセージが込められているような気がします。『鹿の王 ユナと約束の旅』特報映像『鹿の王 ユナと約束の旅』9月10日(金)より公開
2021年04月01日アニメ界最高峰のスタッフが集結した感動ファンタジー大作『鹿の王ユナと約束の旅』の声優キャストとして、堤真一、竹内涼真、杏の出演が決定。特報映像とティザービジュアルも公開された。2015年度本屋大賞と日本医療小説大賞をW受賞し、シリーズ累計220万部を突破した上橋菜穂子のベストセラー小説を、制作スタジオは、国内外から高い評価を受けハイクオリティな映像作品を世に送り出し続けるProduction I.G、監督は『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『君の名は。』の作画監督を担ったトップアニメーター・安藤雅司、共同監督には『千と千尋の神隠し』で宮崎駿の監督助手を務めた宮地昌幸、脚本は「ハイキュー!!」「僕だけがいない街」の岸本卓が担当し、日本アニメ界最高峰と呼べる豪華スタッフが集結しアニメーション映画化。物語の主人公、生き残った孤独な戦士ヴァンの声を務めるのは、声優初挑戦となる堤真一。前々から原作を読んでいたという堤さんは「この壮大な世界観が大好きでした。実写化は難しいだろうと想像していたので、こうやって関われたことが嬉しく、また、ご縁を感じましたね。アニメの声優は初めての経験で、慣れないことばかりで本当に難しかったです」とコメントし、「原作がお好きな方も、読んだ事のない方にも楽しんでいただける作品です」と話す。そしてもうひとりの主人公、謎の病の治療法を探す天才医師のホッサルを、アニメーションの声優初挑戦となる竹内涼真が演じる。「自分の声で大丈夫かな?とドキドキする気持ちもありましたが、ホッサルのカッコいいビジュアルに負けないように声を作って演じることを意識しました」と語り、「原作のキャラクターそれぞれの持ち味が素敵なので、アニメ化された時のセリフやビジュアル、映像などすごい迫力になっていると思います」とアピール。また、ヴァンを追う謎の女戦士サエを杏が演じる。杏さんは「上橋先生とは以前、まさに『鹿の王』で対談させていただき、その際にこの作品にかける情熱やこだわりをお伺いしたこともあり、私がキャスティングされた時は、とても嬉しかったけれど、まずは上橋先生がどう思うだろう、と上橋先生にお電話をして『本当に私で良いんですか!?』とお聞きしました。幸い、喜んでいただけてホッとしました」と原作者とのやり取りを明かし、「サエは孤独な狩人の役で、戦闘のシーンも多く、声だけとはいえ実際に殺陣を習うように動きの指示を受けて録音しました。2年前の収録段階では、まだ映像が完成していない状態でしたので、私も出来上がりを楽しみにしております」と公開に期待を寄せている。さらに今回、本作の世界観を少し覗くことができる特報映像も到着。堤さん演じるヴァンや、声は収録されていないものの竹内さんが演じるホッサル、杏さんが演じるサエの姿も確認することができる。『鹿の王ユナと約束の旅』は9月10日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:鹿の王ユナと約束の旅 2021年9月10日より全国にて公開©2021「鹿の王」製作委員会
2021年04月01日竹内涼真主演の極限のゾンビサバイバルドラマ「君と世界が終わる日に」Season2より90秒の予告編映像が公開された。地上波の放送を経て、Season2では、ゴーレムに占拠された終末世界を来美(中条あやみ)と共に生き抜いた響(竹内涼真)は、再び一緒に暮らし始めるが、響は謎の印が付けられたゴーレムの死体が増えているのに気づく。一方、臨床実験が原因で体に異変が出始めた来美は、自分の感染を疑っていた。そこにゴーレムのいないはずの島で仲間がゴーレム化する事件が発生、疑惑の目は来美に向けられ、再び仲間の間に亀裂が生じ、来美の症状は進んでいく――。今回到着した映像では、冒頭、ゴーレムから逃れ、平和を取り戻したかのように見えるが、来美に異変が現れる場面や、いるはずのないゴーレムの登場、仲間同士の絆にも亀裂が生じ始め、さらに仲間か敵かわからないシェルター「希望の家」の人物たちも登場。逃れようのない、新たな脅威が襲い掛かる様子が映し出され、映像終盤には響の「絶対諦めない。俺を信じて」という台詞が飛び出している。「君と世界が終わる日に」Season2はHuluにて独占配信、毎週日曜日0時最新話配信開始。Season1はHuluにて全話独占配信中。(cinemacafe.net)
2021年03月26日先日配信がスタートした竹内涼真主演ドラマ「君と世界が終わる日に」Season2より、第1話、第2話の場面写真が公開された。壮絶なラストを迎えたSeason1最終回放送後には、タイトルと併せて響(竹内さん)のセリフ「#愛してる」がTwitterにトレンド入りし、「バッドエンドじゃなくてよかった」「2人が会えてよかった」と安堵の声が寄せられた本作。平和な日々を取り戻したかのように見えたが、続くSeason2第1話では、臨床実験を受け続けていた響の恋人・来美(中条あやみ)が、まさかのゴーレムウイルスに感染(!?)ゴーレムのいないはずの島で仲間がゴーレム化する事件が発生。疑惑の目は来美に向けられ、来美は「迷惑はかけられない」と出ていってしまうが、それを響は追いかける。そこで2人は、本郷奏多扮する今シーズンからの新キャラクター・秋吉と出会い、新たなコミュニティとなるシェルター「希望の家」に収容されることに。しかし、来美のゴーレム化は着々と進んでいってしまう。さらに、そこに死んだはずの響の父・間宮拓郎(小市慢太郎)が現れ、父との突然の対面に驚きと怒りに震える。そして、安全と思われていたシェルターにゴーレムが出現してしまう…。ネクストステージに突入した本作。響の父を演じる小市さんは「竹内さん、中条さんは素晴らしい俳優さんです。お二方とも真面目で優しくピュア、透明感がある方です。共演させていただいてとても刺激的でした」と撮影に参加した印象を明かし、「今後物語がどう展開していくのか…皆様、是非最後まで見届けて下さい」とメッセージを寄せている。「君と世界が終わる日に」Season2はHuluにて独占配信、毎週日曜日0時最新話配信開始。Season1はHuluにて全話独占配信中。(cinemacafe.net)
2021年03月24日映画『太陽は動かない』の公開記念舞台あいさつが21日、都内で行われ、藤原竜也、竹内涼真、羽住英⼀郎監督、赤ペン瀧川が出席した。人気小説家・吉田修一のサスペンス小説『太陽は動かない』を、羽住英⼀郎監督が実写映画化した本作。心臓に小型爆弾を埋め込まれた2人の男(藤原竜也、竹内涼真)に死の危機が迫るという極限のノンストップサスペンス劇を描く。公開から17日が経過し、周囲の評判も上々だという藤原と竹内。藤原は「半年にも及ぶ長期ロケで毎シーンがクライマックスのような撮影だったので、佐藤浩市さんも含めて多くの人から大変だったろうと言われました」と明かし、竹内も「今やっているドラマの共演者の方も空き時間に見に行ってくれたりして、『すごく良かった』と言ってくれました。頑張ったかいがあったなという感じです」と笑顔を見せていた。この日は久しぶりに本作を見たという登壇者たち。藤原が「半年間ブルガリアから始まって撮影しましたが、ヨハンくんや市原、浩市さんらみんなと会って久しぶりに話し合いたいという感情が湧いてきました。大変な環境でみんなの気持ちが一つになった感じはしますね」と満足そうで、竹内も「改めてすごく格好良い映画だなと思いましたし、1年前に観たのと違う形で色んな魅力を見つけられたので良かったと思います」と鑑賞する度に新たな魅力を発見するという。当初は昨年5月に公開予定だった本作だが、新型コロナウイルス感染拡大によって今月に順延。その影響でプロモーション活動も数多くこなしてきた藤原は「宣伝し続けてきたのでもうしません(笑)。もうしないって決めました。コロナの影響で1年延期しましたが、竹内と2年間宣伝してきたのでもう伝えることがありません。出し尽くしました」と降参状態で、竹内も「本当に出し尽くしたのでもっとこの映画の魅力を伝えてくださるゲストをお呼びしています」と紹介して赤ペン瀧川が登場。「普段の仕事は、映画を見に行ってくださいとこれから観る方に向けてのネタがほとんどなので、上映後は経験がないんです」と不安を見せつつ、原作者・吉田修一の作品に込めた思いなどを熱弁した。その姿に感動したという藤原は「皆さんいかがでしたか?」と観客に問いかけると溢れんばかりの拍手が。幾度となく赤ペン瀧川と仕事をしているという竹内も「今回もすごいと思いました。いや~うれしいですね。これだけ魅力を語ってくれると」と改めて瀧川の凄さを目の当たりにして目を丸くしていた。
2021年03月22日竹内涼真が主演を務めた日本テレビ×Hulu共同制作ドラマ「君と世界が終わる日に」が3月21日の放送でフィナーレを迎え、滝藤賢一演じる首藤の“ラスボス”演技に「まさに狂気」などの声が続出。「season2」に期待する視聴者からの投稿も多数上がっている。自動車修理工をしている間宮響を竹内さんが演じ、響が恋人の研修医・小笠原来美にプロポーズしようとしていたその日にトンネル崩落事故に遭遇、数日後脱出してみると、人々がゴーレムウイルスと呼ばれる病原体によってゾンビのような“ゴーレム”となる世界が眼前に広がっていた…という本作。響の恋人だったが今はウイルスを研究する首藤の元にいる小笠原来美に中条あやみ。来美のことが好きな響の同級生・等々力比呂に笠松将。響が行動を共にするうちに想いを寄せるようになる柊木佳奈恵に飯豊まりえ。自衛官の桑田陸斗に浅香航大。響の母を“ゴーレム化”し、今は響に憎しみを抱く首藤教授に滝藤賢一。またマキタスポーツ、安藤玉恵、横溝菜帆、玄理、小久保寿人、田中道子、宇野祥平らも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。来美から銃を向けられるも諦めきれない響は、皆が“希望の家”と名乗るシェルターを目指すなか、1人駐屯地に向かう。駐屯地に人質の姿を見た響は、来美が脅されていたことを見抜く。首藤から「殺し合え」と命じられた来美の手を取り、響は来美の手に握られたナイフを自らの腹に突き刺す。苦しむこともなく来美に命を奪われる道を選んだ響を見た首藤は「違う、こんなんじゃない!」と叫び、2人に大量の血を浴びせ逃走を計るが、ゴーレム化した沢(堀家一希)に噛まれゴーレム化。等々力、桑田らに救出された響に撃たれる…というのが最終回のストーリー。ついにこれまで謎に包まれてきた冷凍保存装置の中身が判明。それは首藤の妻の亡骸で、首藤は来美の遺伝子とゴーレムウイルスを使って妻をよみがえらせようとしていたのだった。狂気の果てにゴーレムと化して死んでいった首藤に「出てきたゾンビの中で首藤ゾンビが1番怖かった」という声が上がるとともに「滝藤賢一の怪演が素晴らしかったまさに狂気」「期待を裏切らない滝藤賢一さんの演技、何から何まで素晴らしい」など、滝藤さんの“ラスボス”演技に触れる声も多数。なお番組公式Twitterには滝藤さんが、劇中で自分を“噛んだ”側の堀家さんに噛みつく画像がアップされている。ではここで、本日の癒し写真をどうぞ。仲良くじゃれあう首藤教授(#滝藤賢一)と沢(#堀家一希)くん#君と世界が終わる日に pic.twitter.com/qLJT8bkSIP— 君と世界が終わる日に【公式】Season2 (@kimiseka_ntv) March 21, 2021そして視聴者からは「君と世界が終わる日に、竹内涼真がひたすらかっこよかった」など改めて竹内さんを讃える声が上がるなか、「いろんな愛があったいっぱい泣いた最終回 気になるからseson2みるしかないな」「ハッピーエンドでよかった。響はほんとかっこいい男だよ!season 2も楽しみます!」と、早速配信が始まった「season2」に期待を寄せる声も多数投稿されている。(笠緒)
2021年03月22日藤原竜也と竹内涼真がバディを組む現在公開中のノンストップサスペンス映画『太陽は動かない』。この度、本作のアクションシーン撮影をとらえたメイキング映像が到着した。「怒り」「悪人」などを執筆した人気小説家・吉田修一のサスペンス小説を映画化した本作。世界を股にかけた壮大なスケールと、様々なシチュエーションでのアクションシーンなどから映像化は不可能と言われた巨編だが、日本国内での撮影に加え、東欧ブルガリアにて約1ヶ月にも及ぶ海外ロケを敢行し、日本では実現不可能ともいえる超異例づくしの大規模な撮影を行い映画にした。そんな日本映画の中でも破格のスケールと迫力のアクションが話題となっている本作。今回到着した映像では、秘密組織のエージェントを演じる藤原さんと竹内さんが、スタントなしで挑むアクションシーンの舞台裏が収められている。高所・水中・暗闇が苦手だという藤原さんだが、本作では、そんなシーンがふんだんに登場する。まず映像では、2人がワイヤーをつけ、何度もテイクを重ねたという橋から列車へ飛び降りるシーンからスタート。躊躇なく飛び降りる藤原さんの姿はプロフェッショナルそのものだが、「涼真は『楽しいです!』という顔で飛ぶんです。彼の踏ん張りや頑張りが僕を動かしてくれたのは確かです」と竹内さんの存在が大きかったと明かしている。続いて、本作が本格アクションに初挑戦となる竹内さんが「アクション部の方と綿密にすり合わせたことが印象に残っています。次の日、『大変だったけれど頑張った』と思えて嬉しかったことを覚えています」と力強く印象に残ったという、動く列車内での激しいアクションシーンの裏側も公開。確認しながら進めていく様子が映し出されている。そしてラストは、約180トンもの大量の水を使って撮影された、沈む船内でのメイキング。藤原さんは「ここまで『もう二度と出来ない』と思う役は初めてかもしれません(笑)」とその過酷さを語りながらも、「僕にとっては、(羽住監督は)深作欣二監督以来の『映画に革命を起こす監督』です」と羽住英一郎監督に大きな信頼を寄せている。映画『太陽は動かない』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年03月19日吉田修一氏による小説を実写映画化し、藤原竜也が主演、竹内涼真がバディを務める映画『太陽は動かない』(公開中)。藤原演じる心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野と、竹内演じる後輩で相棒の田岡が、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「人類の未来を決める次世代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑んでいる。撮影はブルガリアで行われ、超絶アクションの連続に。藤原自身も「絶体絶命度はMAX」と語る同作について、今回は”最強バディ”となった2人にインタビュー。互いの印象や、作品での苦労などについて話を聞いた。○■ブルガリア撮影「どうやったら行かずにすむか…」——お二人は実際に事務所の先輩・後輩という間柄ですが、事務所内で交流したり、あるいは意識したりといったことはあったんですか?藤原:特に今まで交流はなく、大きなプロジェクトの豪華な座組で涼真と一緒になりそうだ、という話は聞きながら、実際の交流は撮影が始まってから……という感覚でした。後輩という意識もあまりないかもしれません。竹内:意外と、縦のつながりの交流はないんです。僕自身は竜也さんの舞台に伺ってご挨拶しました。藤原:先輩後輩もあってないようなもので、特殊な世界かも知れないです。映画や演劇も一緒に作りあげたら同志のようなものだし、上下関係はしっかりしないといけないけど、人としての基本的なルールを守った上では関係ないんじゃないかな。竹内:僕はあまりホリプロの先輩とご一緒する機会がなかったので、やっと竜也さんと一緒にできる、しかも大きなプロジェクトで、海外に1カ月撮影に行くということで、楽しみで仕方なかったです。藤原:楽しみで仕方なかったんですよ、涼真は! 僕はフライトの直前まで近所のバーで飲んでて、どうやったら行かずにすむかを考えてた(笑)。「いや、チケット取ってますから」と言われて、飛行機に乗ったら最後、腹をくくるわけです。ブルガリアのソフィアは綺麗な空気と街で、宿泊ホテルの外でどうしようと思っていたら、もうキラキラ光る少女漫画から出てきたような涼真が汗をかきながら「おはようございます、竜也さん!」「どこ行ってきたの?」「トレーニングです! よろしくお願いします、ブルガリア!」と。言われた瞬間にもう2回目の帰国願望が……(笑)。竹内:時差ボケされてたのか、すっごいテンションが低かったんです(笑)。藤原:僕と涼真のブルガリア紀行はそこから始まりましたね(笑)。パーティーに潜入するシーンから撮影が始まったんだけど、たまたま花火がバンバン上がって、あのソフィアの夜は忘れられない。「きれいだね」と動画を撮って「楽しい撮影になるなあ」とか言っていたら、その翌日から「橋から飛んでもらいます」「列車に飛び移ります」「電車内でアクション」「荷台に乗ってアクション」と始まって……そこから記憶がないです。僕が思うに、この映画は他の作品であればクライマックスであったり、メインのシーンの連続で、息をつく間もなかった。テレビドラマも連続してたから、帰国してからも半年近く続くわけです。竹内:クオリティも変わらないですしね。ためらったらスタッフさんに心意気が負けちゃう気がして。結束力がすごいんです。僕らはそこにぶつかって超えないといけないという思いがありました。○■新人の頃のことは忘れられない——撮影をしていて相手に学んだ部分や、新たな一面を発見したというところはありましたか?竹内:いっぱいあります! 半年間ほぼ毎日過ごしてましたから。竜也さんは皆を巻き込む力がすごくて。今回の撮影現場は結構体育会系だったんですが、男性女性関係なく中心にはいつも竜也さんがいました。撮影当時は「みんなでごはんに行こう」と音頭も取ってくださったし、チームの士気が上がったのを感じました。今回はすごくチームがまとまっていたから、いきなり橋から飛び降りたり、水中に浸かったりする撮影があっても、心置きなくぶつかれたのだと思います。そういう雰囲気作りを間近で見ていました。藤原:逆に、僕は本当に涼真に引っ張られる部分があったし、彼がいなければアクションに躊躇している時もあったと思う。物怖じしないで率先して行くし、精神的にも引っ張ってくれたから、想像していた以上に助かりました。——高校生時代の鷹野を演じた日向亘さんは今作が俳優デビューだったそうですが、お二人は自分自身の新人の頃のことを覚えていますか?竹内:忘れられないです、僕は。『仮面ライダードライブ』の第1話を見て、自分の未熟さに自分でショックを受けたんです。だから焦りましたし、必死にもがいた1年半でした。藤原:僕は蜷川幸雄さんの舞台です。ロンドンのバービカン・センターの『身毒丸』。15歳で初めてパスポートをとって「わあ、ロンドンだあ!」とはしゃいでいったら、蜷川さんが「風邪引いたらただじゃおかないからな」と(笑)。それでホテルから一歩も出ず、劇場とホテルの往復だけでした。竹内:怖かったですか?藤原:おっかなかった! でも今振り返ると、イギリスで芝居をするということへの理解がなかったから、舞台に立てたんだと思う。日本からイギリスに作品を持って行く、しかも古典、蜷川幸雄、ということがどれくらいのことなのか、15歳の少年には、わからないでしょう。だからこそ、できたんじゃないかな。——ちなみに今回の作品は「藤原竜也史上、最大の絶体絶命」「今度こそ絶体絶命」といったあおり文句がよくつけられてますが、実際に藤原さんの体感で絶体絶命度はどれくらいだと思いますか?藤原:MAXですね!竹内:そりゃ、MAXですよ!藤原:心臓に爆弾入ってるんですよ!?竹内:爆発したら、爆死しちゃいますから。——では「藤原竜也史上MAXの絶体絶命」と書いても…。藤原:大丈夫です。間違いないです。竹内涼真史上MAXの絶体絶命でもあるんじゃない?竹内:そうですね、僕の中でも1番きつい撮影でした。記録を塗り替えられました。■藤原竜也1982年5月15日生まれ、埼玉県出身。1997年、蜷川幸雄演出の舞台『身毒丸』のロンドン公演で主演デビュー。映画主演作『バトル・ロワイアル』(00年)で数多くの新人賞を受賞。主な出演作は、『DETH NOTEデスノート』シリーズ(06年)、『インシテミル7日間のデス・ゲーム』(10年)、『藁の楯 わらのたて』(13年)、『るろうに剣心京都大火編/伝説の最期編』(14年)、『ST赤と白の捜査ファイル』(15年)、『22年目の告白一私が殺人犯です一』(17年)、『Dinerダイナー』(19年)、『カイジ ファイナルゲーム』(20年)など。公開待機作に『鳩の撃退法』(8月27日公開)がある。2021年1月クールは主演ドラマ『青のSP(スクールポリス)』が放送された。■竹内涼真1993年4月26日生まれ、東京都出身。『仮面ライダードライブ』(14〜15年)や、『下町ロケット』(15年)などで注目され、映画『帝一の國』(17年)では日刊スボーツ映画大賞・石原裕次郎新人賞、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。NHK連続テレビ小説『ひよっこ』(17年)、『過保護のカホコ』(17年)、『陸王』(17年)で幅広い人気を獲得し、『テセウスの船』(20年)で日曜劇場初主演を務め、現在放送中の『君と世界が終わる日に』においても主演を務める。主な出演作はドラマ『時をかける少女』(16年)、映画『青空エール』(16年)、『センセイ君主』(18年)、『ブラックペアン』(18年)、『竹内涼真の撮休』(20年)など。5月より初ミュージカル『17 AGAIN』に挑戦する。
2021年03月17日竹内涼真主演、中条あやみがヒロイン役を務める「君と世界が終わる日に」9話が3月14日オンエア。首藤が必死に守り続ける冷凍保存装置の中身は一体…視聴者の考察が過熱するなか、ラストで来美が取った行動の理由にも様々な予想がSNSに投稿されている。竹内さんが日本テレビ連続ドラマ初主演を務め、人が“ゾンビ化”するゴーレムウイルスが蔓延する三浦半島を舞台に、生き残りを賭けた若者たちの戦いが描かれていく本作。母がゴーレムウイルスの実験台となり、恋人もまたワクチン作成の実験に利用される主人公・間宮響に竹内さん。響の恋人で研修医をしていたが首藤に騙され、響に矢で射抜かれてしまう小笠原来美に中条さん。来美に想いを寄せるゆえ、響が死んだと嘘をつく2人の同級生で警察官の等々力比呂に笠松将。響に想いを寄せ来美に対し憎しみを抱く大学生の柊木佳奈恵に飯豊まりえ。自衛官の桑田陸斗に浅香航大。ミンジュンの姉・ジアンに玄理。狂気的な行動をする首藤公貴に滝藤賢一。また甲本にマキタスポーツ、ミンジュンにキム・ジェヒョン、紹子に安藤玉恵、結月に横溝菜帆、橘勝利に田中奏生といった顔ぶれも出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。響に矢で射抜かれ瀕死の状態となった来美は駐屯地でジアンの手当てを受けるが、驚異的な回復を見せる。一方、響が来美を射抜いた頃、等々力を人質に甲本と佳奈恵は桑田らと対峙。その時の佳奈恵の言葉を聞いた桑田は、首藤に対し疑問を強く持ち始める。そんな桑田を部下の沢たちが拘束しようとするが、桑田は脱走、猿ノ島にやってくる。桑田の話で来美が生きていることを知り、号泣する響だが、佳奈恵はミンジュンを手にかけた来美が許せないと言い、等々力は来美を助けに行くなら今回は手を組むと響に告げる。そんななか紹子が敗血症になり、桑田が駐屯地と無線を繋ぎ、勝利を返すのと引き換えに抗生剤と鎮痛剤を渡すよう交渉を始める。続いて無線を受け取った響は取引に医師の同行を要請。来美が同行することになるが、その直後、ワクチンを接種した避難民にゴーレム化の兆候が…というのが今回のストーリー。これまでの展開で首藤が「ワクチンが保管されている」と話していた冷凍保存装置の中身が、ワクチンとは別のものであることが判明しているが、今回はその中身について視聴者の考察が過熱。保存装置の中を見た来美の表情や、装置内の温度が上がった際の首藤の発狂ぶりと、その後響への憎悪を募らせていることから「首藤が来美に見せた冷凍保存装置に首藤の奥さんがいて、響のせいで、ほぼ 死んでいる状態と予想」「奥さんを一生生きさせるためにウイルス生み出したんだと思うんですが」「首藤教授は最愛の人を生き返らせようとしてこんなことやってるのでは?」など、首藤の妻、ないしは愛する人なのではないかという声が多数投稿。さらに交渉の場に現れた来美は響に銃を向け、そこでフェードアウトして今回のエピソードは終了するのだが、この来美の行動にも「首藤教授にマインドコントロールされてる?」「くるみが最後撃ったのは少年ですか?」など様々な予想が視聴者から上がっている。(笠緒)
2021年03月15日東欧ブルガリアにて約1か月にも及ぶ海外ロケを敢行した異例づくしの大規模な撮影を行った『太陽は動かない』。藤原竜也と竹内涼真による、思わず息を呑むほどのアクションシーンが大きな魅力である一方、主人公・鷹野の高校時代を描いたパートは、いかにして今日の鷹野が誕生したのかを繊細な心情描写を通じて映し出しており、現代パートの“絶体絶命”とのコントラストが印象的。この瑞々しい青春模様を見事に演じ切ったのは、いま最も活躍が期待されている3名の人気若手俳優だ。高校時代の鷹野を演じたのは、6,000名を超えるオーディションを勝ち抜き、本作がスクリーンデビューとなった日向亘。すでにSNSでも「アクションも凄かった。エラい新人が‥」など話題沸騰中の日向さん。藤原さん、竹内さんと同じ事務所の後輩であり、1997年から藤原さんが保持していた、ホリプロの最年少グランプリ記録(14歳11か月)を1か月更新するなど、デビュー当時から大きな注目を浴びていた。本作の撮影に臨むにあたっては、藤原さんの過去作品を何度も見直しながら、話し方やしぐさなどを自分なりに研究し、役に落とし込んでいったそうで、芝居への貪欲な姿勢も伺える。連続ドラマ初出演ながら「姉ちゃんの恋人」では、有村架純演じるヒロインの弟(次男)を見事に演じ、その端正なルックスや演技の幅などから話題を呼んだことも記憶に新しい。また、同じく鷹野の親友であり、共にエージェントの訓練をおこなっている柳勇次を演じたのは加藤清史郎。武田プロデューサーが「柳役には早熟の存在感と芝居の練度を求めました」と語る通り、加藤さんといえば1歳から俳優活動を開始し、これまで数々の作品に出演。2009年にCMで演じた「こども店長」で一躍全国に知られる存在となり、大河ドラマ「天地人」では主人公・直江兼続の幼少時代・樋口与六を熱演。劇中で放ったセリフは2009年の「新語・流行語大賞」にもノミネートされたが、「こども店長」が同トップ10に選ばれた。以降も『忍たま乱太郎』で主演を務めるなど順調に俳優としての道を歩み、3年間の高校留学を経て、昨年公開の『#ハンド全力』では7年ぶりの映画主演を飾った。4月29日公開予定の『劇場版ポリス×戦士 ラブパトリーナ!~怪盗からの挑戦! ラブでパパッとタイホせよ!~』では、世界規模の事件を扱うインターポールの愛川警部役を演じるなど、俳優として新たな一面を開花させている。最後に紹介するのは、ワケあって転校生として鷹野の高校に入学した菊池詩織を演じる南沙良。映画初主演を務めた『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で高い演技力が評価され、4月2日に公開予定の『ゾッキ』や日曜劇場「ドラゴン桜」ほか、2022年には三谷幸喜が脚本を手掛け、小栗旬が主演を務める「鎌倉殿の13人」で大河デビューが決定。源頼朝の愛娘(大姫)役を演じるなど、いまや映画やドラマに引っ張りだこ。本作では心に傷を抱えながらも、鷹野と出会うことで少しずつ克服し、成長していく様子を見事に演じきり、鷹野にとって永遠のポートレイトになる瑞々しさと儚さを表現した。藤原さん、竹内さんの最強バディを筆頭に、脇を固める市原隼人や佐藤浩市など豪華キャストが活躍する本作。その中でも存在感ある輝きを放っている彼らは、全員がまだ10代と伸びしろも十分。未来の映画界を背負って立つであろう、3人の活躍をスクリーンで確かめてみてほしい。『太陽は動かない』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年03月14日藤原竜也と竹内涼真が最強バディを組んだ映画『太陽は動かない』から、「King Gnu」の主題歌「泡」(読み:あぶく)の1番をフルで使用し、新たな本編カットが加わったスペシャル予告が解禁された。本作について、SNS上では「大パノラマで望める美しい景色と情緒豊かな過去と現代のストーリーに引き込まれていく」「最初は主題歌『泡』に惹かれて観るに至ったのですが、こうも世界観に引き込まれる作品とは思いもしませんでした!」「007を彷彿させるようなアクションが特に見所。悲惨な過去に囚われようとも"今を生きる"を胸に前に進んできた鷹野の姿には痺れた」「鷹野の人生を追体験することで、彼がとても愛おしく、抱きしめてあげたいという不思議な感情になった」など、“絶体絶命”のミッションとのコントラストが鮮やかに表現されるエモーショナルなドラマパートにも絶賛の声が寄せられている。「King Gnu」の主題歌「泡」にのせたスペシャル予告では、激しいミッションだけではなく、心臓に爆弾を埋め込まれ24時間ごとに死の危険が迫るという極限状態の中で生きる鷹野(藤原竜也)と田岡(竹内涼真)の、どこか刹那的で儚い表情、そして美しい自然の中で描かれた鷹野の青春時代のシーンが展開される。さらに後半、命を削るような過酷なミッションの数々との対比が、本作のドラマチックさをより一層引き立てている。鷹野の青春時代について、武田吉孝プロデューサーは「本作の情緒の柱と言えるシークエンスで、これがあるから、ダークヒーローの群像にお客さんが想いを載せることができる」と語る。そのシーンには、次世代を担うフレッシュな俳優たちが集結。鷹野の少年時代を演じるのは、6,000名を超えるオーディションを勝ち抜き、本作が初のスクリーンデビューとなった日向亘。先のドラマ「姉ちゃんの恋人」にも有村架純の弟役で出演した。鷹野の初恋の人で、心に痛みを抱えながらも、鷹野との出会いを経て成長していく菊池詩織役には、TBS系日曜劇場「ドラゴン桜」や2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも出演が決定している南沙良。鷹野の親友であり、共にエージェントの訓練をおこなっている柳勇次は子役時代から数々の作品に出演する実力派・加藤清史郎が演じている。『太陽は動かない』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年03月12日竹内涼真主演「君と世界が終わる日に」の8話が3月7日オンエア。衝撃的なラストに「唖然」「えぐい」といった声が上がるとともに、登場人物たちの“すれ違い”に「辛い」「今のところバッドエンドしか見えない」などの感想も相次いでいる。本作は竹内さん日本テレビ連続ドラマ初主演作となる“ゾンビ”サバイバル×ラブストーリー×ミステリー。自動車整備工として暮らしていた間宮響は、恋人で研修医の小笠原来美にプロポーズしようとしていたその日にトンネル崩落事故に遭遇、閉じ込められてしまう。数日後命からがら脱出した響の前に広がっていたのは、謎の感染症によってゾンビ化した人間が生きている人々に襲い掛かる世界だった。響は自分や来美と同級生で警察官になった等々力比呂や、等々力とコンビを組む警部補の本郷大樹、大学生の柊木佳奈恵、引っ越し屋の甲本洋平、ユン・ミンジュン、介護士の三原紹子、娘の結月らとともに封鎖された三浦半島から脱出を試みるが、辿り着いた横須賀駐屯地で本郷は撃たれ、無事なはずの横浜方面もソンビの巣窟になっていることを知り、ゾンビ化を防ぐワクチンがあるはずの横須賀駐屯地に再度潜入を試みる。そこで響はゾンビにされた自分の母親を発見。来美に刺されたことがきっかけでゾンビ化したミンジュンもまた命を落とす。一方、響が生きていると知らず来美は響たちをテロリストとして憎み始め、ミンジュンを刺したのが“女”だと知った響もまた来美を…というのがこれまでの物語。キャストは響を竹内さん、来美に中条あやみ、等々力に笠松将、佳奈恵に飯豊まりえ、甲本にマキタスポーツ、ミンジュンにキム・ジェヒョン、紹子に安藤玉恵、結月に横溝菜帆、ミンジュンの姉・ジアンに玄理、自衛官の桑田陸斗に浅香航大、首藤に滝藤賢一といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。8話では響への想いが強くなる佳奈恵が結月に対し「(来美を)もう忘れることにした」と話す響の言葉を聞き、紹子の助言もあって眠る響のくちびるに自分のくちびるを重ねる。そして目覚めた響に「好きです」と想いを伝える…という展開に。佳奈恵のキスに「こんな辛いキスってありますか」「切ないな‥佳奈恵ちゃん。辛いね」「佳奈恵ちゃん!!勇気を振りしぼった」などの声が相次ぐ。その後等々力が猿島に上陸、等々力を追って来美、桑田たちも島に上陸し、船に忍び込んで島に上陸した勝利(田中奏生)が紹子を銃撃、響たちは自衛隊に応戦することを決める。等々力を人質にして自衛隊をひきつける間に背後に回り込む響は、林に潜む“女”を見つける。響の声を聞いて振り向いた“女”を弓で射抜く響だが“女”は来美だった…というのが今回のストーリー。再会した恋人を自らの手で射抜いてしまう衝撃的なラストに「えらいことになってる・・・」「えぐいことなった」「衝撃的な展開過ぎて唖然」などの声が続出。すれ違い、誤解が積み重なりお互いが憎悪を募らせていく展開に「段々腹立つ展開になってきた」「見るのが辛くなってくる」「今のところバッドエンドしか見えない」といった感想も多数投稿されている。(笠緒)
2021年03月08日日本テレビ系列で大人気放送中のドラマ『君と世界が終わる日に』で韓国人アルバイトのミンジュン役で出演中のキム・ジェヒョンが、ソロとしては初めてananwebに登場!ゾンビが跋扈するなか、生き残りをかけた人間の争いは苛烈を極め、シリアスな展開が続くドラマとは裏腹に、撮影現場は共演者やスタッフのやさしさに包まれ、日本では楽しい日々を送っているというジェヒョンさん。撮影のエピソードもたっぷりうかがいました!ドラマ収録の様子とN.Flyingの新曲について【ペンになってもいいですか!?】vol. 138−−ドラマ「君と世界が終わる日に」の出演に関して、メンバーやスタッフ、家族からはどんな反応がありましたか?韓国でも放送がはじまったので、ドラマを観ている人からは感想をいただきました!でも韓国では日本よりだいぶ遅れて放送されたので、韓国のファンの方は日本のファンの方の感想をSNSで読んで、この先の展開を想像したり、楽しみにしている人が多いみたいですね。N.Flyingのリーダーのスンヒョプさんは、僕のシャワーシーンを見て連絡してきて、「最近、運動してる?」って(笑)。僕は運動ちゃんとしてるんだけど、スンヒョプさんいわく、僕の体が杏仁豆腐みたいにぷよぷよに見えたって(笑)。でも、ちゃんと運動してますよ!−−今日の撮影では腕の筋肉がシャツの上からでもわかるくらいでしたが、スンヒョプさんにそう言われて改めて鍛えたとか?いえいえ、その前からちゃんとトレーニングはしてたんですよ。でもジムには行けないから、家で腕立てや腹筋をやっています。−−周りの人からドラマの感想は聞きましたか?僕の家族とかメンバー、友だちはみんな1話を見て僕のことを心配して連絡をくれました。みんな「大丈夫?」「大変そうだね」って。というのも、僕が演じたミンジュンはけっこうゾンビを蹴ることが多くて(苦笑)。僕が戦ったり蹴ったりするイメージとはかけ離れてるから、みんなびっくりしたみたいです。ミンジュンと僕とは性格が正反対なんですよね。だから、大変そうだねって言われました。ゾンビとはいえ思いっきり誰かを蹴るのは、僕の性格的にもすごく難しかったです。でも蹴りのシーンはカッコよかったって言ってもらいました!−−今まで放送されている中でお気に入りのシーンやセリフはありますか?どのシーンも思い出があって選ぶのは大変なんですけど、ひとつだけ選ぶとしたら、5話でミンジュンがお姉さんと再会するシーンです。このシーンで話している韓国語は、実はアドリブなんですよ。ミンジュンのお姉さん・ジアン役の玄理さんと現場で相談して、台本のセリフが短いから変えようと2人で話し合ったんです。そのあと、監督さんに相談して、あの場面のセリフになりました。リアクションも玄理さんがうまく演じてくださって、いいシーンになったと思います。でも日本語のセリフを話す時は、もう少し勉強できたらよかったなと思うことが多かったですね。−−外国語で演技をするのは大変だったと思いますが、苦労したこと、大変だったところは?シャワーシーンが一番難しかったです。なんせ僕の体はふわふわですから(笑)。現場には、左を見れば笠松将ヒョンのギンギンに鍛えられた筋肉、右を見れば竹内涼真ヒョンのでっかい筋肉があるわけですよ。その2人の体を見たあと僕の体を見たら…悲しくなりましたよね…。でもそのシャワーシーンのために3人でがんばって、食べるのも我慢したんですよ!あとは、ゾンビを蹴るシーン。ドラマの中ではゾンビですけど、中身は普通の人間じゃないですか。でもそれで僕がためらっちゃうとNGになってしまうので、思いっきり蹴らなくちゃいけなくて。撮影に入る前、ゾンビ役の方から「思いっきり蹴ってください!」と言われていたんですけど、やっぱり心の中では申し訳ないなと思いながら演技してましたね。ゾンビ役の方も、撮影の時は目を真っ赤にしながらゾンビになりきっているけど、撮影が終わったらすぐ立ち上がって笑顔で「お疲れさまでしたー!」ってなるから、余計混乱しました(笑)。−−撮影のために日本で初めてのひとり暮らしをしているそうですが、大変だったことはありますか?やっぱり食べ物ですね。韓国ではメンバーのフンさんとフェスンがごはんを作ってくれていたので、僕はただ食べるだけだったのが、今は自分でごはんを作って、食べて、お皿も洗って、というのがすごくめんどくさい(笑)。でも今は料理づくりが新しい趣味になって、これはうれしいことですね。皿洗いはめんどくさいけど!−−メンバーの手作り料理は恋しいですか?そうですね、今は寒いから特にフェスンが作ったキムチチゲが食べたいです。フェスンにしか出せない味があるんですよ。僕も日本でキムチチゲを作ってみたんですけど、味が全然違うんです。フェスンに作り方を聞いても「え、普通の作り方ですけど?」って言うんですよ。たぶん、フェスンの手から何か出ているのかもしれない(笑)。−−竹内涼真さん演じる間宮響はドラマの中でもリーダーでしたが、現場ではどうでしたか?現場を盛り上げる役はやっぱり涼真ヒョンですね。面白くて、頼りがいがあって。でも、ムードメーカーは毎日変わっていました。ある日は涼真ヒョンが、またある日はマキタスポーツさんが、というように、毎日現場の主人公が変わっていました。僕がムードメーカーだった時もありましたよ。自分ではわからないんですけど、たまに覚醒することがあって、その時は日本語をペラペラ喋りだすんです。その時は涼真ヒョンもびっくりしていました。「日本の友だちといるみたい」って。でも、たまにしか覚醒しません(笑)。−−長く日本にいるからか、日本語が格段に上達しましたよね。周りに怖い先生がたくさんいますから!(といってスタッフを見る)というのは冗談ですけど(笑)。でもやっぱりみなさんのおかげです。現場のみなさんもいい先生になってくれて本当にありがたいし、もっともっとうまくなりたいなと思います。−−ドラマ自体はすごくシリアスな人間ドラマが描かれていますが、撮影現場はなんだか楽しそうですね。そうなんですよ。みんなとは家族みたいな、友だちみたいな感じです。ドラマはゾンビが徘徊している恐ろしい世界の話ですけど、僕は撮影を楽しんでいます。みなさん、演技が上手な人ばかりなので、カメラの外では和やかなムードでも、撮影の時は180度変わって役に没頭されるので、そういうところも本当に尊敬しています。−−現場で感じたこと、学んだことはありますか?現場ではみなさんからやさしさをもらっています。僕は外国人だし、俳優もやっているけど本業はバンドのドラマーですよね。だから不安もあったけど、一番最初にみなさんと会った時、本当にやさしくいろいろなことを教えてくれました。涼真ヒョンは「ミンジュンが来た!」と言って盛り上げてくれました。僕は言葉もわからないし、心配していたところもあったけど、みなさんがやさしく迎え入れてくれて、本当に感動しました。−−番組の公式サイトでは「きみセカで覚えるジェヒョンの韓国語講座」もアップされていて、ドラマの中のセリフをジェヒョンさんが韓国語にして教えてくれています。この動画で取り上げたなかで好きなセリフはなんですか?「俺は諦めない。約束したんだ、あいつと」ですね。まず言葉自体がカッコいいのはもちろんですけど、涼真ヒョンが言うからさらにカッコいいんだと思います。僕が一番好きなセリフです。動画では、実は涼真ヒョンの言い方をちょっとだけ意識しました(笑)。−−ドラマにはいろいろな境遇のいろいろな考えの人が登場しますが、ジェヒョンさんが自分と近いと思うのは誰ですか?それはやっぱりミンジュンかも。性格は真逆だけど、真逆だからこそわかりやすいっていうか。なぜ今あの表情なんだ?っていうのが全部理解できるのはミンジュンです。僕とは逆だから、逆のことを考えればいいんですから。−−ドラマには恋人がゾンビになっても離れられない人物も登場しました。もしジェヒョンさんの身近な人、たとえばメンバーがゾンビになってしまったらどうしますか?僕も諦めないです!僕に薬学の知識はないけど、メンバーを助けるために勉強して、いつかワクチンを作れるようにがんばります。逆に僕がゾンビになっても、メンバーは助けてくれると思いますし。…いや、逃げるかな?(笑)−−ジェヒョンさんが考える「君と世界が終わる日に」の見どころ、魅力はなんだと思いますか?このドラマはラブ・サバイバル・ゾンビドラマと言われていますが、僕の考えは違います。たしかにストーリーはラブ・サバイバル・ゾンビドラマなんですけど、その中に人間の関係性が描かれていますよね。たとえば響と等々力、響とミンジュン、響と甲本というラインもあれば、ミンジュンとジアン、ミンジュンと甲本、ミンジュンと結月というふうに、タコの足みたいに関係性がいっぱいあるんですよ。ゾンビが登場するので世界観はダークファンタジーみたいな感じですけど、ドラマの中の人間関係はリアルですよね。たとえばミンジュンの上司の甲本のパワハラみたいに、現実的な問題もドラマの中には描かれていて、これがこのドラマの面白さなのかなと思います。そして厚い友情も!−−長く日本に滞在していますが、撮影以外で楽しかったことはありますか?毎日毎日が楽しいです。ひとりでの生活はさびしいけど、逆にひとり暮らしは初めてだから、自分の時間を持ったり、ひとりで静かに考え事をしたり、新しい経験をしているので毎日楽しく日本で暮らしています。−−ジェヒョンさんがもしこのドラマの世界にいたら、生き残れそうですか?いいえ(笑)。なぜなら、ミンジュンは泣かないけど、僕は泣き虫だから。何はなくとも、まず泣きます。ゾンビを蹴る前にも泣きます。怖いから(笑)。ミンジュンはテコンドーができたけど、僕はできないから、まずは武器から探しに行かないとですね。−−ジェヒョンさんが所属するバンド・N.Flyingから6月30日に待望の新曲「Amnesia」がリリースされます。どんな曲ですか?今回の曲もリーダーのスンヒョプさんが作詞作曲してるんですけど、今までのN.Flyingの曲とはちょっと違う感じの曲ですね。タイトルの「Amnesia」は記憶喪失という意味で、今まであった悪い出来事はすべて忘れて、これからは明るい未来でN.Flyingと新しい思い出を作ろう、という気持ちで聴いてみてください!今年は日本でツアーもやりたいです!ananパンダと共演?!動画はこちら!写真・大内香織 動画撮影・千葉 諭 文・尹 秀姫
2021年03月07日映画『太陽は動かない』(3月5日公開)の公開記念舞台挨拶が6日に都内で行われ、藤原竜也、竹内涼真、市原隼人、日向亘、佐藤浩市、羽住英一郎監督が登場した。同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。藤原は「船のシーンではセットに船を組んで斜めに傾けて撮影したんですけど、足がつかないくらいで、水温もめちゃくちゃ冷たい。『そんなに温度を下げる必要ないんじゃないか?』と言ったら、監督が『画(え)に映るから、緊迫感を出したい』と言ってて。『画に出るモノかな?』とずっと思ってて。これだけ冷たくする必要ないんじゃないかな? あの設定はいりましたかね?」と抗議。羽住監督は「いや、出てるじゃない」と反論し、藤原は「『涼真、今までの人生で何番目に辛い?』とかずっと聞いてたんですよね」と苦笑した。竹内が「ちょろちょろっと出てる救いのお湯、あれも水の量に比べて少なすぎる」と疑問を示すと、羽住監督は「男汁。海猿の時からつけてた名前なんですけど、禁断のもので、1回浴びちゃうとそれなしではいられなくなって、『早く、男汁!』ってなるから」と紹介する。藤原は「お風呂もあって、入ったら戻るのが無理なんですよ。あれは行き過ぎた撮影でしたよね。耐えました」としみじみとしていた。さらに藤原は「冒頭のシーンで言うと、イッチー(市原)を5〜6階のビルから救出するシーン。地上から上がってくところで、何回目かなんかに市原が『竜也くん高いところだめでしょ』と。3階をこえると僕の体が震えてくるらしいですね。『ブルブル震えるのやめてもらっていいですか』って」と振り返る。市原は「隣の竜也くんがだんだん震えてくるんですよ。撮影が始まる前もしゃべらないんですよ。ブルブル震えだして、僕も怖くなっちゃいました」と明かした。次回作は指示を出す方がいい、と再三主張する藤原は「キツいのやです! キツいっすマジで!!」と訴えていた。一方、竹内は「分量的には大変なアクション多かったんですが、僕は途中で助けに行ったりとかブルガリアでも意外と休みがあったんですよ。次は盛りだくさんでもかまいません」ときっぱり。さらに「続編があれば、続編の現場に必ず竜也さんを連れて行きます」と観客に約束していた。
2021年03月06日藤原竜也と竹内涼真が最強バディを組む、吉田修一のサスペンス小説を実写化した映画『太陽は動かない』が、ついに本日3月5日(金)より公開がスタート。この度、藤原さんのインタビューと本編が収録された映像が到着した。世界を股にかけた壮大なスケールと、様々なシチュエーションでのアクションシーンなどから、映像化は不可能と言われた原作。しかし今回、日本国内での撮影に加え、東欧ブルガリアにて約1か月にも及ぶ海外ロケを敢行、市街地の道路を完全封鎖したカーアクションシーンの撮影や列車を貸し切って首都ソフィアにて終日走行させながらのアクションシーン撮影など、超異例づくしの大規模な撮影を行い、映画化した。本作のイベントにおいて藤原さんは、自身の苦手なシチュエーションを「高所・水中・閉所」と語っており、本作では「そのすべての要素があった」と厳しい撮影の日々を語っていた。今回公開された映像は、そんな中でも特に大変な撮影だったという“沈みゆく船内での水攻めシーン”の本編映像と、船内での撮影秘話を語る特別インタビューが収められている。大型貨物船の倉庫で手足を縛られ動けない相棒・田岡(竹内さん)ところへ、鷹野(藤原さん)が救出に向かうこのシーン。天井からは滝のように水が流れ、みるみるうちに水かさが上がっていくそんな極限の状況で田岡は「こんな生活おしまいにしたかったんだよ!」と訴えかけるが、鷹野は「それでも生きろ!」と力強く声をかけ、決死の救出を試みる。そんな極限のシーンのあとに続くインタビューでは、「久々に堪えましたね。堪えましたけども、終わった後の達成感や爽快感はありましたね」と過酷な撮影をふり返っている。映画『太陽は動かない』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年03月05日藤原竜也が主演、竹内涼真が出演する映画『太陽は動かない』(3月5日公開)の本編&特別インタビューが8日、公開された。同作は吉田修一による同名小説を実写映画化。心臓に爆弾を埋め込まれた秘密組織のエージェント・鷹野(藤原)と相棒の田岡(竹内)は、24時間ごとに迫る死の危険を抱えながら、「新時代エネルギー」の極秘情報をめぐり、各国のエージェントたちとの命がけの頭脳戦に挑む。吉田監修のオリジナルストーリーによる連続ドラマ版もWOWOWで放送された。かねてより藤原は自身の苦手なシチュエーションを「高所・水中・閉所」と語っており、本作では「そのすべての要素があった」と厳しい撮影の日々を振り返っていた。そしてこの度、中でも特に大変な撮影だったと語る「沈みゆく船内での水攻めシーン」の本編映像と、藤原竜也が船内での撮影秘話を語る特別インタビュー映像が公開された。本編映像では、田岡が大型貨物船の倉庫で手足を縛られ動けないところへ鷹野が救出に向かうが、船は徐々に傾きはじめ、天井から滝のように水が流れ、みるみるうちに水かさが上がっていく。度重なる極限の状況に心身ともに追い詰められた田岡は、「こんな生活おしまいにしたかったんだよ!」と、悲痛な表情で諦めかける。それを見た鷹野は「それでも生きろ!」と相棒であり、後輩である田岡に力強く声をかけ、決死の覚悟で救出を試みる。インタビュー映像では、当時の船内での撮影について、「船の中のセットでしたが、火花も散って、水の流れも速くて冷たくて、足もつかない。その中で潜りながらも田岡の腕に巻かれたチェーンだとかをほどかなければいけない。ハンマーや斧を探してはこれじゃないあれじゃないと何度もやる訳ですけれど、久々に堪えました。堪えましたが、終わった後の達成感や爽快感はありましたね」と、これまでの撮影の中でも特に大変だったことを振り返った。
2021年03月05日藤原竜也主演、バディに竹内涼真。初顔合わせながら、何だか非常にしっくりくる安定感を持つふたりの共演作『太陽は動かない』(3月5日公開)は、規格外のアクションが「これでもか」とたたみかけてくるノンストップ・サスペンス。藤原さんと竹内さんは、本作において、秘密組織「AN通信」に所属する、心臓に爆弾を埋め込まれたエージェントを演じた。完全無欠のスペシャリストで、冷静沈着な鷹野一彦を藤原さんが、やさしさを見せながらも、どうにか鷹野にくらいついていく相棒の後輩・田岡亮一を竹内さんが演じ、ミッションに挑んでいく。物語の鍵は、全人類の未来を決める次世代エネルギー。その極秘情報をめぐり、世界各国のエージェントたちが動き出すのだが…国境を超えて始まる命がけの争奪戦では、藤原さん&竹内さんがスタントをほぼ使わず、体を張った。緊迫感あふれるさまはスクリーンからびしびしと伝わり、大量の爆薬、きわどいカーチェイス、列車での肉弾戦、水責め…様々な状況から死に物狂いで脱しようとする姿に、手に汗握る。演じた当の本人たちはと言えば、「やるしかなかった…」、「降板の“こ”…まで出かかった!」と、冗談半分、本気半分(?)、大盛り上がりで振り返る。およそ半年の撮影期間で、すっかり打ち解けた彼らは、実は同じ事務所の先輩・後輩同士。息の合った凄腕エージェントが板につく、肝胆相照らす仲のふたりに、撮影の裏話を聞いた。「一緒にトム・クルーズのメイキングを見たり…」先輩・藤原さんを鼓舞した竹内さんの技――『太陽は動かない』を語る上で、アクションは外せないと思います。藤原さん、高所や水中など、実は苦手なもののオンパレードだったそうですね…?藤原:そうなんですよ!今回、海外ロケでブルガリアに1か月行ったんですけど、異国の初めての地で、羽住組も初めての中、クランクインを迎えました。セットというか世界が、すごく整っていたんです。羽住組って面白くて、「状況は整わせましたよ、だからここで好きにやってください」と。それは非常に恵まれた環境だと思うし、後戻りはできない。だからこそよかったし…もう、やらざるを得なかった(苦笑)。――羽住監督のチームが、背中を押してきたと言いますか。藤原:本当に、職人だと思います。スタッフはみんな、本当に映画が好きで、羽住組が好きで。監督が求める以上のセットを用意したり、派手なライティングをしてくれたり、誰ひとり嫌な顔ひとつせずにやっていましたから。過酷な要求をして、過酷な状況に追い込む監督だけど、人徳というか愛されているんです。「監督のために、このワンカット成立させてやろうじゃないか!」と思わせるような人だから。なかなか危険なことは確かにありましたけど、みんな、監督の満足そうな顔を見たくて、やっていた部分は多少なりともあるんじゃないかなと思います。竹内:竜也さんがお話されたように、本当に状況が整えられていて、あとは、僕たちがそこの場で、どれだけ出せるかでした。それまでに何回もリハーサルもしましたし、段階を経てやったおかげで、自分が想像していたよりも、いいものができました。僕、本格的なアクションをすごくやってみたかったんです。アクションを思いっきりやるには、ものすごくいい舞台とチームがそろっていて。アクション部の方たちに本当に支えてもらって、足並みを揃えて僕らに寄り添ってもらったので、過酷な撮影も乗り越えられました。――今回は体作りもかなりされたんですよね?おふたりの肉体美も堪能できます。藤原:羽住さん、筋肉好きだからね。「やってくれ」と言われたので、やりました。もともと僕、肉体美的な表現にあまり興味がなかったんです。けど、羽住組を経験してトレーニングすることによって「なるほどなぁ」といろいろな発見がありましたね。精神的にも、もちろん違う部分がありましたし、このようなキャラクターでトレーニングを積むことは、役に説得力を与えられるなと、改めて気づかされました。竹内:本当に、そうですね。今思えば、本当にやっておかなかったら、できていたのかわからないぐらいのアクションがありましたし。トレーニングはきついことをやるから、そこで気持ちも鍛えられるんですよね。――竹内さん、現在ドラマでもアクションを披露されていますし、もともとトレーニングはお好きなんですか?竹内:いや!できれば、やりたくないです(笑)!お酒をいっぱい飲みたいし、甘いものもいっぱい食べたいですから。けど、強い男やエージェントを演じる上では、説得力を持たせるため、やるのは大事だと僕は思います。――本格的なアクションは初めての竹内さんに、藤原さんからアドバイスなどもありましたか?竹内:いやあ…、どっちかというと、「竜也さん!もうやりましょう!」という感じでした(笑)。藤原:逆だよ…。いかに、こう…呼ばれても、こう……。竹内:竜也さんが時間稼ぎをされるんですよ!藤原:「藤原さん、もう時間がありません!」と言われても、「だって、やりたくないんだよ…」って。――怖いんですよね?藤原:そう、そう、そう!竹内:怖いから、一緒に、トム・クルーズのアクションのメイキングを観たりしましたよ。「これ、おかしいよ」とか言いながら、結果やるしかないんですけど(笑)。いかに先輩のエンジンをかけるか、でした!藤原:この映画をやりながら思っていたのは、ほかの作品だったらクライマックスだろうな…と思うシーン、ほぼ連日そういうシーンの撮影だったんですよ。本当に「やりたくないな」と思うことはたくさんありましたけど。けど…難しいよね。僕らって、じゃあなんで次もやるかと言ったら、苦しいことって忘れちゃうんだよね。「涼真のおかげで乗り切れた」、「竜也さんがいるとチームがまとまる」――お互いに刺激を受けた点なども、ありましたか?藤原:海で撮影していたときに、もう、ずーっと足もつかないようなところにいたんですよ。そうしたら、涼真がね、「僕もう、水何リットルも飲んでますよ。溺れてますよ。いいっすよ、もう」と、腹くくったみたいな感じで言いやがったんです。こっちなんて、「降板したい」と言う直前なのに!「(降板の)こ…」まで出ているのに!「俺、もういいっすよ」と涼真が言うから、「何でお前がこんな力強い言葉を言うんだ、バカッ!!」と思ったので、乗り切れました(笑)。竹内:(爆笑)。竜也さんのすごいところって、巻き込む力だと思っていて。こんな風に「やりたくなーい」とか言ってみたりするのに、みんな、気づいたら「竜也さん、竜也さん」みたいな感じでついていくんです。藤原:…別に、そんな風に言ってないよ。竹内:言ってるじゃないですか(笑)!「こわーい」、「いやぁ、もうやりませんよ」とか。でも、結果、それ以上のことをやってらして。藤原:へへ(笑)。――本当に愛され力と言いますか、ギャップも藤原さんの魅力で。撮影を通して、おふたりの仲もリアルに深まったんですね。竹内:竜也さんて、ガキ大将みたいなイメージなんです。撮影部のベテランの方とかも引き連れて、「みんな、行こう!」って言うし。すごいと思います。竜也さんが意識されているかはわからないですけど、そういうことをやってくださると、チームがまとまるんです。わーっと連れて行って、飲んで、ダメになって、僕が大体連れて帰ってくるんですけど。藤原:そうだね(笑)。俺、大体、巻き込むだけで終わるんです。あとは、へべれけになって帰る。竹内:『太陽は動かない』の撮影中、僕、3回ぐらい竜也さんのこと抱っこしましたからね、はい。撮影後、飲みに行ってベッドに連れて行く。藤原:そう、「ありがとう」つってね(笑)。藤原さんが久々に抱いた感情「何回でも映画館に通って観たい作品」――精魂込めた作品の完成作をご覧になったときは、どんな感情を持たれたんですか?藤原:本当に「これ、面白いな!」と思いましたし、何だろうなあ…。ひとりで、何回でも映画館に通って観てみたいなと思いました。それぐらい、個人的には懐かしさや、涼真とかヨハンの大変さ、「ここ、セリフ苦労してたなぁ」とか、いろいろな見方ができるわけだから。自分の中では割と、そういうのが久しぶりなんですよね。素敵なものを監督に作ってもらったな、という想いです。竹内:僕も竜也さんと同じです。面白かったですし、やっぱり映画館で観るべき映画というか。僕らは現場でいろいろやりましたけど、想像した以上のクオリティになっている場面が、本当にいっぱいありました。どこがCGなのか、その境目がわからないぐらい。1か月ブルガリアで撮影できた、行った意味を、完成作を観てすごく感じました。――本作では「1日を生きる」ことが、ひとつのテーマになっています。俳優業をされている中で、「今を大切にする」、「1日を頑張って生きていく」と意識した経験はありますか?藤原:俺、今年で39歳になるんですよ。若くもなく、かと言って、年がいっているわけでもないわけで。そろそろ人生の半分になったのかもしれないけれど、そんな中、自分のやっている仕事が、自分の1回の人生において正しい道なのか、もうちょっと大切にするべきものは仕事なのか、家族なのか、または自分なのかを考えるんです。この世界に生きていて、どういう選択肢をするのがベストな自分の人生の選び方なんだろうって、気にするようになってきましたね。竹内:そうなんですね。僕は「1日を生きる」とか、あまり考えないかなぁ。今、こうした難しい世の中の状況になってしまって考えるのは、自分が何をやりたいか、自分の目的は何なのか、ということです。自分が幸せにしたいもの、幸せになるためにどうすればいいか、優先順位をつけるようになりました。ここ1~2年ぐらいの変化かなと思います。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2021年03月04日