「月刊デザート」(講談社)にて連載されていた那波マオの漫画「3D彼女 リアルガール」が、実写映画化されることが決定。主演にはモデルや女優として活躍する中条あやみ、共演には「M!LK」佐野勇斗を迎え、来年公開となる予定だ。“つっつん”こと筒井光はリア充とは程遠く、アニメやゲームのバーチャル(2D)な世界で満足している高校生。「キモい」「ネクラ」と校内ではその存在すらおぼつかないが、唯一理解してくれるオタク仲間の親友・ネコ耳の伊東と、愛するアニメのヒロイン・魔法少女えぞみちのお陰でこれまで何とか生きてきた。 ある日、プール掃除を一緒にやるハメになった派手でツンツンしていて男グセの悪いリア充完璧超絶美少女・五十嵐色葉(いろは)が、何故か筒井に急接近!突然の告白に、学校中に衝撃が走る。これってリア充?浮かれる“つっつん” だが、ずっとアニメとゲームばっかりして何の努力もしてこなかったため、恋愛コミュ力ゼロで、新手のいじめか!?と被害妄想にとりつかれ悶々と過ごす日々。そんな中、色葉との交際を「オタクのくせに、絶対認めない」と不快に思うイケメン男子・みつやによって嫌がらせをされたり、みつやを紹介する交換条件でキャピ2女子・石野さんがデートの熱血指導をしてくれたり、趣味が異様に合って盛り上がってしまう2次元オタク後輩女子・綾戸さんに告白されたりと、これまでにないこと尽くしの展開に、つっつんのコミュ力は限界を突破。 其々の思惑が入り乱れる中、色葉から告げられていた半年間の恋愛リミットが迫る。18年間バーチャルの世界に居場所を求め、リアルなコミュニケーションを避けてきたつっつんと色葉の恋の行方とその先に待ち受ける衝撃の展開とは――!?原作は、2011年9月号~2016年7月号まで「月刊デザート」(講談社)にて連載されていた那波氏の同名漫画。累計発行部数はデジタル含め100万部を記録する人気作だ。今回映画化にあたり、メガホンをとるのは、『ヒロイン失格』『トリガール!』などで若者の心を掴んで離さない英勉。そして、『ヒロイン失格』のスタッフが再集結し、笑って泣いてキュンとする“美女とオタク”のラブストーリーを描く。『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』『覆面系ノイズ』など、近年女優としても活躍する中条さんが、今回演じるのは美少女・五十嵐色葉。派手でモテモテの超絶美少女。ツンツンしていて男グセが悪いと言われているが…。原作を読んだ中条さんは、「文字や絵、キャラクターひとつひとつに那波さんの愛を感じて、そんな愛に溢れた作品のお話を頂きとても幸せです!」と喜び、「英監督に劇中のセリフをなぞって『よくできたフィギュアだ』と仰っていただいたのでハードルがあがって緊張してしまいますが、色葉のようにマイペースでどんどん周りを巻き込んで、丁寧にそして楽しく皆で一生の思い出になる素敵な作品をつくっていきたいです」と気合十分。またリア充とは程遠く、アニメやゲームのバーチャルの世界に没頭するオタク高校生“つっつん”こと筒井光を演じるのは、5人組ボーカルダンスユニット「M!LK」のメンバーの佐野さん。「砂の塔~知りすぎた隣人」で注目を集め、今後も『ミックス。』『ちはやふる -結び-』と話題作への出演が決定している。演じるのは、コミュ力ゼロの2次元好きオタク。原作を読んで、筒井の人柄が大好きになったと言う佐野さんは、「暗い役かと思いきや、物事にとても真剣で一つのことをつきつめていく熱いところを持った中身のイイ男だと思います。その人物に近づけるよう僕なりに様々な角度で挑戦していきます!!」とコメントしている。『3D彼女 リアルガール』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年07月05日グラビアアイドルの川崎あやがこのほど、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD&ブルーレイ『愛しのあやカーブ』(ともに発売中 各4,104円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)の発売記念イベントを行った。レースクイーンから本格的にグラビア活動をスタートさせた2015年に『プロが選ぶアイドルDVD賞2015』でウエスト賞を、翌年には『ミスFLASH2016』で豊田瀬里奈、中野杏とともにグランプリに選ばれるなど、グラドルとしての輝かしい実績を残してきた川崎あや。そんな彼女の通算8枚目となる同イメージは、今年1月に訪れたタイのリゾート地・パタヤでロケが行われ、セクシーなキャビンアテンダントに扮した川崎が男性と恋愛模様を繰り広げる中、際どすぎる衣装と大胆ポーズで見る者を惑わす。人気急上昇中のグラドルとあって、多くの報道陣が詰めかけた中、赤い三角ビキニ姿で取材に応じた川崎は「今回はCAになってフライトとフライトの間に出会った男性とイチャイチャする設定となっています」と最新作を紹介。セクシーなシーンを「表紙の水着は後ろがVになっていて、衣装合わせの時にNGにしようかとすごく悩んだぐらい際どくてセクシーです」とアピールした。ゴールデンウイーク中に行われたイベントでは最多の観客数を集めるなど、今やトップクラスの人気を誇る川崎。前回のイベント取材ではミスFLASHの先輩でもある鈴木ふみ奈を年内中に越えると宣言したが、「プレイボーイさんのクビレ番付で西の横綱に選んでいただいたんですが、東の横綱がふみ奈さん。やっぱり東の方が若干上みたいなので、まだまだ越えられないですね。おっぱいもあってお尻もあって敵わないんじゃないかと…」と降参と思いきや、「でもいつかは東の横綱になれるように頑張りたいと思います」と意欲を見せていた。川崎あや(かわさき あや)1991年1月3日生まれ。神奈川県出身。O型。身長167cm。スリーサイズはB83・W53・H84。2014年にレースクイーンとしてデビュー。翌年からグラビア活動を本格的にスタートさせ、同年6月にリリースされた2stDVD『はにかみ天使』でAmazonのアイドルDVDランキング1位を獲得する。その勢いでグラドルの登竜門的ミスコン『ミスFLASH2016』にエントリー。豊田瀬里奈、中野杏とともにグランプリに輝いた。今最も人気のあるグラドルとして注目を集めている。特技は紙粘土。趣味は『名探偵コナン』を観ること。
2017年05月13日グラビアアイドルの葉月あやが17日、都内で行われたDVD『あやに恋して。』(発売中 4,104円税込 販売元:イーネット・フロンティア)の取材会に出席した。葉月にとって9作目のグラビアDVDとなる同作は、昨年秋に沖縄で撮影され、イメージシーン中心で構成。中でも"胸揺らし講座"を行っているシーンが面白いそうで「『縦! 横! 斜め!』みたいな感じで、ビーチで元気に揺らしています。やっていて楽しかったです」と興奮気味に語り、「このお仕事を始めて、体をあまり動かさずに胸を揺らせるようになったんですよ」と新たな特技習得に喜んだ。また、夜ベッドのシーンで着用した黒い水着がお気に入りだそうで「DVDは9枚目なんですが、この水着が今までで一番好きですね。下乳がすごく綺麗に見えるんです。衣装合わせの段階で『これがどうしても着たい』と言った水着です」とアピール。対して、ナースに扮したシーンで着用した羽根水着は撮影で苦労したそうで「ヒラヒラした生地がめくれてきちゃうので、一生懸命直しながらで時間がすごくかかっちゃいました。(ポロリも)大変でした」と回顧し苦笑した。タイトルは自身で決めたそうで、タイトルに込めた意味について葉月は「(同作が)ちょっとだけ大人な仕上がりなので、そのまんまの意味で、"(私に)恋をしてくれたらいいな"って」と説明。実際に恋をしているか聞かれると「恋愛はしたいんですけど、私、本当に人のことを好きになれないんです…。高校生のときからの悩みなんです」と打ち明け、その理由を聞かれると「男の人と2人っていうのがつまらないんです。だったらみんなでワイワイしたいタイプで…。私に原因があるんでしょうね」と肩を落とした。また、先日のグアムでの撮影で、スノーボードで顔を日焼けをしたという葉月は、事務所の後輩で"日本一黒いグラビアアイドル"の異名を持つ橋本梨菜とキャラ被りしているのではと指摘されると「ひとつだけ言っていいですか? 最初(の日焼けキャラ)は私なんですよ」と力を込め、「気が付いたら(橋本が)真っ黒になっていっちゃって、どうしたらいいんだろうって最近ちょっと思っています」と吐露。「あれはあれで個性じゃないですか。何か私がくすんだなって…。正直、脅威を感じている」と胸の内を明かしていた。
2017年02月18日グラビアアイドルの川崎あやが18日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD&ブルーレイ『くびれスト』(ともに発売中 DVD:4,104円税込み ブルーレイ:4,644円税込み 発売元:竹書房)の発売記念イベントを行った。今年1月に発表されたグラビアアイドルの登竜門的ミスコン『ミスFLASH2016』で豊田瀬里奈、中野杏とともにグランプリに選ばれた川崎あや。そんな彼女の通算7枚目となる同イメージは、今年10月に沖縄で撮影され、警察官に扮した川崎がグラドル界きってのクビレたスレンダーボディーをたっぷりと披露している。黄色のビキニ姿で登場した川崎は「前回のDVDはお相手が旦那さんでしたが、今回は彼氏と過ごす設定で、私が警察官となって彼氏に見せたくて制服で来ちゃったというところからスタートします。制服でイチャイチャしたりプールで遊んだり浴衣を脱いだりしました」と内容について紹介。続けて「『逮捕しちゃうぞ!』みたいなのはありませんでしたが、逆に公園で脱いで捕まっちゃいそうなシーンはありました(笑)」と笑わせながら、「ベッドの上で浴衣を脱ぐんですけど、下が肌色の水着だったので自分でも穿いてないような錯覚になりました。上は上で何も付けないので浴衣で隠す感じ。じっくりと見てくださいね」とアピールしていた。この日のイベントはお客さんが多数来場するなど人気者となった川崎だが、本人曰く「6月に『ビジュアルクイーン in としまえん2016』に出演したんですが、まだまだ上がいてもっと頑張らなければとやる気が出ました。特に鈴木ふみ奈さんはおっぱいを掴んたポージングとかされていて、私も頑張らなければいけないと思いましたね」と意欲。川崎にとって鈴木は『ミスFLASH』の先輩にあたるが、「先輩を越えたいと思います。来年には!」と目を輝かせていた。川崎あや(かわさき あや)1991年1月3日生まれ。神奈川県出身。O型。身長167cm。スリーサイズはB83・W53・H84。2014年にレースクイーンとしてデビュー。翌年からグラビア活動をスタートさせ、同年6月にリリースされた2stDVD『はにかみ天使』でAmazonのアイドルDVDランキング1位を獲得する。その勢いでグラドルの登竜門的ミスコン『ミスFLASH2016』にエントリー。豊田瀬里奈、中野杏とともにグランプリに輝いた。特技は紙粘土。趣味は『名探偵コナン』を観ること。
2016年12月24日みなさま、お待たせいたしました!今年も読者アンケートで選ばれた、40名の“大人の男”がずらり登場です。今回は、そのなかからドラマ『孤独のグルメ』などで大活躍の俳優・松重豊さんにお話をうかがいました。***インタビュー場所には、白シャツにくるぶし丈のゆるめの黒いパンツ、白のハイカットコンバースという、なんとも洗練された、そして大人の抜け感が目を引く私服で、ひょうひょうと現れた。いつもスクリーンで見るあの凄みは、どこへ置いてきてしまったのだろうか、と思うほどゆったりとした話し方で、リラックスして見える。それが、188cmの長身をボッテガ・ヴェネタの衣装に包み、カメラの前に立ったとたんに、俳優・松重豊になった。そうだ、いつも見ているのはこの顔だ!と思いながらも、インタビュー中のやわらかい表情が忘れられない。どちらも魅力的な大人の男の顔だ。「松重です、どうぞ何なりと聞いてください」独特な会話のテンポで、始まりから真摯な対応を見せてくれた松重さん。その余裕こそが大人!「大人の男についてねぇ、へえ~(笑)。考えたこともないですねぇ。そういえばこの間知り合いと話してたんですが、20代の頃っていろんな意味でとんがっていますよね。世の中間違ってるとか、俺がひっくり返してやるとか、価値観をぶち壊さないとダメだって言ってみたり。そこから30年ぐらい経って、50も半ばになった時、20代の自分が刃物を持ってこっちに向かってきて、『今のてめえの生き方、なんだよ』って言われた時に『ごめんなさい、こんなつもりじゃなかった!』って言ったら、そいつは大人にはなれていない。そこで『かかってこいよ』って言えたら、大人というか成長というか、恥じない生き方ができているんじゃないか、ってね」とはいえ、そもそも大人という概念が自分の中にはないと言う。「大人になろうと思ったことが今までなかったのかもしれないですね。僕らの商売は、むしろ、大人だねって言われたら侮辱された感覚すらある気がします。そんなに丸くなったかな?物分かりのいい顔しちゃってるのかな、って。ただ経験は積んでいるし技も増えていくことを考えると、達人にはなっているのかもしれませんね」松重さんといえば、刑事役とヤクザ役のイメージが非常に強い。「一年のうち8割は刑事かヤクザやってますよ。僕みたいに恐ろしい顔をした系統の俳優が進むのは、20代にヤクザ、30代もヤクザ、40代に入るとヤクザと刑事ってね(笑)。今だって公開中の映画『グッドモーニングショー』と『ミュージアム』が刑事役で、『続・深夜食堂』はヤクザ。でもそれぞれ違う人物なんで、決して偏っているとは思いません。役者って何でもできなきゃいけないから、常にギアはニュートラルに入れておいて、この人物はトップに入れたら面白いのか、ローなのか、バックなのかって変えていく。どんな役が来てもいいように、守備範囲を広く持っておかないと」その松重さんのフィールドの広さを決定づけた役のひとつは、ドラマ『孤独のグルメ』シリーズの井之頭五郎である。「ファーストインプレッションですごく美味しそうに食べることと、きちんと最後まで食べること。五郎を演じるにあたって、それができなくなったらもう終わり。だから撮影の前の晩からは何も口にしないし、それは当たり前のことで。舞台だって、これを毎回やってるの?大変だね、っていう姿をお客さんはのぞきに来る。五郎も、この量毎回食べてるの?っていう残虐さがないと、お客さんは興味を持ってくれないと思うんです。五郎役は、刑事とヤクザの息抜きかと思いきや、案外そうでもないんですよ」ひたすら食べる撮影でも、太ったら役者としては失敗。体重の増減はある程度コントロールできるものの、やはり役者としてニュートラルな肉体を心がけている。「維持するのはそれほど難しいことじゃなくて、人よりちょっと歩いて、スポーツジムにも特別行かずに、ネットで1000円ぐらいで買った腹筋ローラーを本気で1日30回、毎日続けるだけ。体幹が鍛えられて腰痛がまったくなくなったし、むしろ何も運動していなかった若い頃よりも体幹はしっかりしてるような気がします」仕事がなかなか来なかった時代に、いい役をもらえるためには、いい役者であるにはどうしたらいいかをひたすら考え続けた。今では、戦いの場所で自分をキープし続けることがテーマだと言う。「ひとつ位が上がって大人になりました、みたいなのはいまだにないね。僕は修行僧として一生修行を積む人生だと思っていますよ」◇まつしげ・ゆたか1963年生まれ。20歳で初舞台を踏み俳優デビュー。口コミで人気が広まったドラマ『孤独のグルメ』の井之頭五郎役でも知られる。出演映画『グッドモーニングショー』『ミュージアム』が公開中。ラジオ『深夜の音楽食堂』(FMヨコハマ)のDJも務める。◇ジャケット¥486,000パンツ¥199,800セーター¥318,600ブーツ¥162,000*すべて税込み(以上Bottega Veneta/ボッテガ・ヴェネタ ジャパンTEL:0120・60・1966)※『anan』2016年11月16日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)スタイリスト・増井芳江ヘア&メイク・貴島貴也インタビュー、文・若山あや
2016年11月14日anan読者が選ぶ、今年の顔である“大人の男”。今年も大アンケートを実施した結果、日本を代表する、カッコよく、そして色っぽい俳優40名が選ばれました。今回はそのなかから、絶対的に格好よくて、でもどこかチャーミングな俳優・遠藤憲一さんにお話をうかがいました。***優しい顔立ちと言えばうそになるし、悪役も多めではあるのは事実。けれど、組長を演じていたと思ったら裸踊りをしたり、医者や総理大臣になったり、給食を作ったりもする。クセが強いのに芝居の振り幅は無限大、そんな俳優・遠藤憲一さんは、とても魅力的な大人だ。話していると、その内側にあるまじめな性格が伝わってくるし、役に対する想いは人一倍熱い。そして照れ笑いの顔は“人十倍”キュートなのである。撮影中はカメラマンのどんな要求にもすぐに応じ、それを楽しむようにカメラの前に立つ。何度もジャンプをし、最後はこの最高の笑顔で締めくくったのだ。「俺が大人になったとすれば、最近の話かな。前みたいにむやみに遊びほうけなくなったしね」と笑う遠藤さん。そうそう、強面でありながら時折見せる笑顔、そのギャップがたまらないのだ!「40代で一人飲みを覚えちゃったのね。バーとか鮨屋とかにふらっと入っては、赤の他人にバンバン話しかけて。その瞬間は俺だって気づかれても、そのうち相手も俺も話に夢中になっちゃってさ、そうやって喋ることでお互いに何かが発散されていたんだろうね。あ、一人飲みが大人だってわけじゃなくて、大人って何かって聞かれてもよくわからないんだけど…。主婦でもサラリーマンでも役者でも、自分が今やっていることに責任を持つことなのかな」遠藤さんが「なりゆきで」劇団に入ったのは、10代の頃。「怖い先生がいて、当時持っていた大人のイメージといえばその人のこと。声を張りあげて怒ったりするというより、もっと本を読め、勉強しろって弱点をどんどん指摘してくるし、心の内までじーっと見透かされているようで。劇団には偶然入ったんだけど、“人物を作ること”を面白いって思い始めてから、役者が好きになったの。手先は器用じゃないけど、何かを作るのが好きだったから。それからは、必死で本を読んで勉強を始めたんだよね」12月に公開を控えている映画『うさぎ追いし-山極勝三郎物語-』では、人工的な癌の発生実験に成功した病理学者・山極勝三郎の生涯を演じている。「勝三郎が家族や自分を犠牲にしながらも研究に没頭する様子を、医学に興味のない人でも楽しめるようにしたかった。だから監督たちと何度も話して、ギリギリまで脚本を練り直してもらいました」勝三郎も遠藤さんも、目の前のことに責任を持とうと必死で生きる大人なのだろう。実際の勝三郎の写真を見るとわかるが、奇しくも二人はよく似ている。「勝三郎の姿で撮影所をぶらぶらと歩いていたら、みんなから『わ、出た!』なんて驚かれたぐらい、我ながら似てたよ(笑)。勝三郎みたいに家族を犠牲にしてまで俳優にのめり込むつもりはないけど、俺も毎回もがき苦しみながら役を作っている。俳優と病理学者、分野は違えどひとつを突きつめていくという過程には、俺と勝三郎に共通する部分があったんだよね」新人の頃は経験のなさから芝居をするのが苦しかったが、意外なことに今はもっと苦しいと言う。「役者も経験を積んでいくといろんな引き出しが増えるんだけど、30年やってると引き出しも使い果たしちゃうの。それなのに周囲からの期待は高まるし、それを裏切れないとなると、追い込まれていくばかり。他の人なら、こんなもんかな、って思うようなところからさらに考えていくのが、俺の役作りの過程なんだけど、そのしつこさだけは若い子にも負けないかな。俺の心をほじくり出して見せたら、みんな驚くと思うよ。毎日面白くないでしょ、ってぐらい、役のことをひたすら考えちゃってるから。それで答えが出ないと落ち込むし、可哀想な人だよ、俺。いっそのこと芝居をしなきゃ楽なんだけど、無職になっちゃうからね。だけど、基本的にどんな作品でも、役作りのテーマを心の中に当てている限りは無限なはずで、この先も、自分のまだ知らない何かを見つけていかないと」一方、プライベートな部分でのこだわりをたずねると「俺ほど頼り甲斐のない男はいないよ」と顔を緩ませた。こちらの引き出しはめっぽう少ないらしい。「仕事以外では一切こだわりのない人間だから、たとえば今、家のリフォームをやっているんだけど、すべて女房任せ。前もってああしたいこうしたいって言うよりも、できあがったそこに慣れていく力の方があるんだよね」◇えんどう・けんいち1961年、東京都生まれ。俳優、声優、ナレーター、脚本家と幅広く活躍。現在放送中のドラマ『Chef~三ツ星の給食~』に出演中。主演映画『うさぎ追いし-山極勝三郎物語-』が長野にて先行上映中。12月17日からは、有楽町スバル座ほかにて全国お正月ロードショー。◇ニットジャケット¥63,000(Drumohr/ドルモア東京TEL:03・5778・3721)シャツ¥30,000(マーガレット・ハウエル/アングローバルTEL:03・5467・7874)ニットタイ¥13,000(JOHN SMEDLEY/リーミルズ エージェンシーTEL:03・3473・7007)パンツ¥39,000(INCOTEX/ジャケットリクワイヤード 表参道店TEL:03・6427・1961)靴¥38,000(42ND ROYAL HIGHLAND/42ND ROYAL HIGHLAND 代官山店TEL:03・3477・7291)その他はスタイリスト私物。※『anan』2016年11月16日号より。写真・田島一成(MILD)スタイリスト・中本コーソー(vitamins)ヘア&メイク・村上まどかインタビュー、文・若山あや
2016年11月14日スタジオに入ると、まずはスタッフに「よろしくお願いします」とにこやかに挨拶をしてくれた中井貴一さん。そして、こちらが衣装を選びかねている時は「一度全部着てみましょうか?」と、提案してくれる軽やかさ。俳優デビューから36年、ずっと第一線で活躍してきた理由は、こういうところにもあるのではないだろうか。「役者を続けていられるのは、運がよかったんですよ。あとは親父のおかげです。親父は僕が2歳半の時に亡くなりましたが、僕に俳優のバトンを渡してくれたんです。(父に)受け渡されたものが8なら、自分の実力はたぶん2くらい。ずっとそう思って生きてきて、今の自分があるという感じ(笑)」それがリアルな実感なのだそう。1983年、名作ドラマ『ふぞろいの林檎たち』の大ヒットでその名を全国に知らしめると、次々に人気ドラマや大作映画に出演。25歳の時、大河ドラマで武田信玄の主演を張り、実力派俳優の地位を早くも不動にした中井さん。「僕は、これまでの大河ドラマ史上で一番怒られた主役だったと思う。子役時代がほとんどなくて、青年期も大人も僕が演じたから全50回に出演したんですけど、若くてまだ何も知らないし、監督も厳しくて、毎日すごいストレスで。でもね、ダメ出しをされて隅っこで落ち込んでいると、照明さんがやってきてボソッと『よかったよ』と言ってくれたりするんです。救われましたね。そういう大人たちが陰で僕を支えてくれて、神輿の上に抱え上げてくれた。がむしゃらにやって怒られて、周りの手を借りながらも何とか乗り越えたからこそ、いい経験になったんだと思います。気がつけば、当時支えてくれた大人たちの年齢を超えていました。でも僕が大人になれたかというと、まだなりきれてないような気がする(笑)」昔はグレゴリー・ペックを見て、日常から気負わずおしゃれを楽しんでいる、そんな大人になりたいと憧れていたという中井さん。「大人の定義って、あるようでないのかもしれないし、実際のところ僕にはまだわからない。年齢を重ねてこなせる役が広がるとか、それなりにおしゃれを楽しめるようになった気がするのは、ただの経験値にすぎないんですよね」最近は、楽しい作品に出演することも多い。公開中の映画『グッドモーニングショー』ではキャスターの澄田真吾を演じている。まさにベテランなのにトホホな男だ。「コメディこそ、間が大事。反射神経を鍛えて、常に気を使って芝居しないと面白くならないんです。クスクスと笑えるユーモアは、僕の人生におけるテーマのひとつ。人間、必ずどこかで悩むんだから、それなら笑って過ごしたいと思うんですよね。僕が演じる澄田は、次々起こるハプニングに動揺して逃げ腰になる。その一方で、女性に対してカッコつけようとしたりしてる。そんな人間らしさが見えるから、笑えるし愛着が湧きます。だって僕らの若い頃は、女性を助手席に乗せるために車の免許を取ったもんです。不良だって、好きな子に『髪型ダサい』って言われただけで、あんなにポリシーを持っていたリーゼントをやめたりする時代でした。男なんて、女性から『カッコいいね』って言われたいから背伸びもするし、頑張れるんです(笑)。そういう意味では、大人の男は女性が作ると言っても、過言ではないのでしょうね」◇なかい・きいち1961年生まれ。大学在学中に俳優活動を始める。代表作は映画『ビルマの竪琴』や大河ドラマ『武田信玄』ほか。『最後から二番目の恋』も話題に。2017年は織田信長役をつとめる映画『花戦さ』が公開予定。ジャケット¥105,000(タリアトーレ/ビームスF 新宿 TEL:03・5368・7305)シャツ¥34,000チーフ¥9,000(共にルイジ ボレッリ/ビームスF 新宿)パンツ¥35,000(PT01/ビームスF 新宿)ネクタイ¥18,000(ルイジ ボレッリ/バインド ピーアール TEL:03・6416・0441)時計¥3,150,000(パテック フィリップ/パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL:03・3255・8109)シューズ¥270,000(ジョン ロブ/株式会社ジョン ロブ ジャパン TEL:03・6267・6010)眼鏡、リングは本人私物※『anan』2016年11月16日号より。写真・中野敬久スタイリスト・白石絵理子ヘア&メイク・藤井俊二インタビュー、文・若山あや
2016年11月10日湊かなえさんのベストセラー小説『少女』が映画化された。舞台は女子高。17歳の少女たちがストーリーをつなぐ。主人公の由紀は、イジメを受けている親友・敦子をモチーフに小説を書きはじめる。そんななか、転校生が発した「死体って見たことある?」というひと言をきっかけに、死とは何か、死を知りたいという願望に少女たちは囚われていく…。そんな主人公・由紀を演じる本田翼さんにお話しを伺いました!***「出演が決まった時に初めて原作の小説を手にしたのですが、面白くてあっという間に読み終わりました。自分は敦子役だろうと思って読んでいたのですが、由紀のほうだと聞いてびっくり。由紀は思春期特有のどうにもならない苛立ちや、常に何かに対してフラストレーションを持っていて、突然本をビリビリに破ったり、制服のまま突然海に飛び込んだり…衝動的にやりたくなっても、普通の人ならやらないことをやってしまう女の子なんです」思春期の複雑な気持ちや行動が、規律の厳しいお嬢様学校や、女子だけという環境により、ますます狂気を帯びて表現されている本作。役作りも一筋縄ではいかなかったよう。「三島(有紀子)監督は、女子高生に取材をして実際に行われているイジメの方法を取り入れるなどリアルを追求していました。そんな監督からは、『イジメられている敦子が弱く見えるけれど、じつは由紀の方がもろいんだよ』と言われました。そのもろさを隠すために、由紀は鋭い目つきを向けたり、低くぶっきらぼうなトーンで話したりするんでしょうね。撮影期間中は愛知県のホテルに缶詰めだったのですが、深夜に撮影から戻るとシャワーを浴びて寝るだけというハードな現場でした。だから素に戻る時間はほとんどなくて、ホテルの部屋では由紀が抜け切らずに少し荒れていたと思います。たとえばシャンプーボトルをガシガシと勢いよくプッシュしたり(笑)。前向きな役というのも、自分と違うので演じるのが難しそうだなと思っていたけれど、笑わない、暗い、重い由紀を演じるのは精神的につらくて。でもそれだけに、クランクアップした時の達成感は大きかった」そんな本田さんは、どんな女子高生だったのか?「一匹狼でした(笑)。お昼を一緒に食べる友達はいたけど、食べ終わるとすぐに一人で図書館に行って、夢中で漫画を読んでいるような。私自身が女子同士で群れるのが苦手だったから、女子の団体行動とか、親友の女の子と常に一緒にいるという環境は余計に未知数でしたね」この作品が発信するメッセージは何なのか、いつも考えてしまうと言う本田さん。「監督は、揺れるカーテンなど、映像にとてもこだわって撮影をしていましたね。出来上がった作品を初めて観た時、そういった演出が生きて、狂気が美しく繊細に描かれていると思いました。ミステリーの要素が目立ちますが、メインは青春、そしてその中にある友情。最初は由紀になって、次は敦子になって観てみると面白いかもしれません」◇ほんだ・つばさ1992年生まれ。14歳でモデルデビュー、20歳で女優デビューを果たす。昨年は月9ドラマ『恋仲』でヒロインに抜擢。10月より連ドラに出演中、12月公開の映画もあり。ニット¥16,500(ルプコ/シアンPR TEL:03・6662・5525)帽子¥13,000(メゾン バース/シアンPR)◇人間の奥底にある闇をテーマに、日常に潜む狂気を描いたヒューマンミステリー『少女』は、全国ロードショー公開中。原作/湊かなえ監督/三島有紀子出演/本田翼、山本美月、稲垣吾郎ほか(C)2016「少女」製作委員会※『anan』2016年10月19日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・本間園子ヘア&メイク・犬木 愛文・若山あや
2016年10月15日自身が作詞を手がけた曲「香音-KANON-」が収録されたアルバム『香音-KANON-』が9月28日に発売となった桐谷健太さん。同アルバムには2016年上半期最大の配信ヒットとして話題になった『海の声』も収められていますが、そんな桐谷さんにインタビューを敢行しました。おなじみの関西弁で、桐谷流人間論が炸裂!そのあったかい心意気をご覧あれ。――実は桐谷さんが20代のころにもインタビューさせていただいたことがあったのですが、当時は「世界に出るで!」っておっしゃっていたのをよく覚えています。桐谷:昔はね、毎晩遊んでたし、ぐちゃぐちゃにやってました。それも若い時しかできない経験だからいいけど、今は自分の心と体がいい状態でしっかりパフォーマンスをすることが大事やと思ってる。――そこにも何か気づきがあったんですね。桐谷:心と体がいい状態なら、何事も楽しめる余裕ができる。今を一生懸命楽しんでいれば、自然と新しい話が来たり次につながることがわかったんです。料理人の役をやった時は、こんにゃくをいくつも切って包丁さばきを練習しました。映画『BECK』のラッパー役の時は、最初、ラップはアテレコでやるって言われたんやけど、ラップのシーンだけ俺の声が急に変わっても興ざめですよね。だから監督と原作のハロルド作石さんに、俺のラップを録画したビデオレターを送りました。それで2人に認めてもらって、劇中のシーンのリリック(詞)も自分で書いて歌ったり。それらは全力で遊び心を持ってやったからこそ、次につながったんだと思います。――この先の目標はありますか?桐谷:目標は作らないようにしています。というのも、目標とか夢って、実は自分の一番上にあるものだと勝手に思い込んでいるんですよね。ほんまはそれ以上行ける実力を持っているかもしれないのに、目標や夢を設定することで制限しちゃうから、自分のジャンプ力を抑えてしまっている気がして。それよりも今あるものを愛して、全力で、遊び心を持ってやっていれば、想像を超える素敵な未来に出合えると思う。全力で投げた球が思っていた的とは違っても、新しい的に当たるかもしれない、そっちの方がおもろいやん。それに、俺にはそっちのやり方の方が合ってると思うから。だから、遠くを見て目の前のことがおろそかになるよりも、目の前のことと手をつないでしっかり歩いていきたい。(しみじみと)いや~俺もこんなふうに思えるようになったんやねえ(笑)。20代のころなんて、全然思えなかったわ。――ところで、今すごくお忙しいと思いますが、休みの日に必ずすることはありますか?桐谷:とにかく力を抜くこと。だからよく散歩や銭湯に行きます。友達や常連のおっちゃんと行きつけの銭湯の風呂に入りながら喋ってると、脳みそにいい空間ができて、あったかい風が流れるんです。常に脳みその風通しをよくする。風と銭湯の湯、これがほんまの風水ですわ。銭湯に行ったり散歩すると、滞っていたものがどんどん流れていく気がするんです。――なるほど、うまいですね!すごくわかりやすいです。桐谷:(心臓に両手をあてて、心をパカッと開く仕草をしながら)あ、俺また話が長なったわ、ごめんなさい!(笑)◇きりたに・けんた1980年2月4日生まれ、大阪府出身。大学進学の上京と同時に役者を目指す。ドラマ『九龍で会いましょう』で俳優デビュー、『ROOKIES』でその名を広める。auのCMで、浦島太郎に扮し「海の声」を歌ったところ人気曲となり、初の本人名義でのアルバムリリースに至る。◇自身が初めて作詞を手がけたリード曲「香音-KANON-」が収録されたアルバム『香音-KANON-』が9月28日に発売。同アルバムには2016年上半期最大の配信ヒット「海の声」も収められており、初のCD化として話題。『香音-KANON-』(全6曲)初回盤はCD+DVD+28Pフォトブックで¥3,000、通常盤CDは¥1,800。◇ジャケット¥75,000シャツ¥24,000パンツ¥30,000(以上ポール・スミス/ポール・スミス リミテッドTEL:03・3478・5600)※『anan』2016年9月28日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)スタイリスト・岡井雄介ヘア&メイク・INOMATA(&'s management)インタビュー、文・若山あや
2016年09月21日♪海の声が聞きたくて~歌声とともにあの人気CMが流れると、つい手を止めてテレビ画面に見入ってしまう。太くて荒っぽいようだけれど、心にじんわりと響くあったかい歌声。そんな素敵な声の持ち主は、今“浦ちゃん”で大ブレイク中の桐谷健太さん。トレードマークでもある関西弁で、ロック好きの先生、ヤンキー高校生や料理人と、クセのある役でも、技術が求められる役でも、体当たりで挑む骨太な役者だ。――浦ちゃん人気、スゴイですね。桐谷:街を歩いていて「あ!うらちゃん、うらちゃん」って幼稚園児20人ぐらいに囲まれて、「海の声」を大熱唱されたこともあります(笑)。もちろん普段は浦島太郎に扮していないですから、園児たちから不思議そうに「うらちゃん、かみのけ、切ったん?」って言われたりすると、ほんまに可愛いなぁって笑顔になりますよね。それから70~80代の方から、歌を聴いて感動しましたなんて手紙をいただいたりもするようになりました。「海の声」はたくさんの人に歌ってもらえて、ひとりひとりの歌になったんだなぁ、と嬉しく思います。僕はみなさんの代表で歌っているだけ。――それにしても、ここ最近の活躍は目覚ましいですね。役者の枠を飛び越えて、ナレーションやミュージシャンとして、声までも求められて。アルバムリリース、待ち望んでいました!桐谷:ありがとうございます。高校時代は軽音部で、コピーバンドをしてました。THE BOOMとか、オジー・オズボーン、ニルヴァーナ…ってテイストめちゃくちゃやな。だからオリジナル曲を作ったのは初めてやし、0から1を生み出す作業をしたのも生まれて初めて。役者の仕事は本や台詞があるうえで1を広げてゆく。それに対して、音楽作りは何もないところから歌詞や音を作り上げてゆく。でもこの0を1にするという作業が、今までになくものすごく刺激的で、楽しかったんです。――初めてのオリジナル曲を作るにあたり、一番最初にしたことは何ですか?桐谷:何かのヒントになればいいなと思って、大阪のオカンに電話して高校生の時に書きためていたポエムノートを送ってくれ、って頼んだんです。「絶対中見るなよ!」って言って。――それって…見てますよね(笑)。桐谷:…せやろな(笑)。当時はやりたいことをやれていなかった歯痒さから、常に想像を掻き立てられていて、思いの丈をひたすら、バーッと文字にして書き連ねていたんです。でもね、届いたノートを見たら、まぁ思春期ですわ。急に気取ってクサイ言葉が綴られているかと思えば、底抜けに明るいのもどん底に暗いのもあって、我ながら「おかしいで情緒が…何があったんや、こことここの間に!」って笑けました。そんなポエムは、いま作りたかった曲とシンクロしなかったので、ただ昔の俺に恥ずかしくなっただけやけど。――アルバムには浦島太郎(桐谷健太)の「海の声」のほかに、テレビドラマで演じた役柄・河野勇作(桐谷健太)×イナズマ戦隊の「喜びの歌」「君の旅路に桜が笑う」が収録されていますが、リード曲の「香音-KANON-」はこれまた切なくて泣ける曲ですね。作詞は桐谷さんがされたそうですが、作曲をしたのは、桐谷さんの高校時代の同級生だと聞きました。桐谷:はい。直感的に彼と一緒に作りたい、そう感じました。やっぱり付き合いの長い高校時代の仲間なんかな、できあがった音を聴いたのと同時に、サビの「忘れないで忘れないで君の心に花がある」という歌詞がすっと出てきた。そんなふうに自分から生まれるという感覚を大事にしていたら、レコーディングの日までにどんどん歌詞が生まれていったんです。映画なら2時間、ドラマなら約10話を通してその世界観や感動を伝えるけれど、音楽って短い時間で、しかも聴いた瞬間に心が動く。そんな音楽の偉大さにも改めて気づくことができました。――作曲を担当した方だけではなく、いま桐谷さんについているスタイリストさんも高校時代の同級生だと聞きましたが。桐谷:そうそう。あとFMラジオでDJをやっている同級生もいますよ。――クリエイター揃い!何十年も信頼し合える友情を育めるのも、桐谷さんの魅力だと思います。人付き合いのコツはありますか?桐谷:う~ん、コツとかあまり深く考えたことないですね。カッコ悪いとは思われたくないけど、カッコいいと思われたいとも思っていない。自分の気持ちに正直にいつもいるだけです。だから、気がついたら、自分のことを長々話して隅々まで吐露しちゃってるんやな(笑)。まあ唯一心がけていることと言ったら、いつでも心をパカッと開くようにはしている。開いた瞬間にイヤなこと言われてグサッと傷つくこともあるけど、それでも通じ合える方が全然いいから。――そう思えるようになったきっかけは何かあるのでしょうか。桐谷:20代前半かな、大きく挫折した時期がありました。それで強くなりたい、辛さなんて感じない強靭な男になってやる、って心を固くしたんです。――明るくてユーモアがあって、という印象の今の桐谷さんからは、全然想像できないですね。桐谷:ところがある時、楽しさをまったく感じていないことに気づいたんです。それで、あ、俺強くなったんじゃなくて鈍感になっただけやん!ってわかった。楽しめないぐらいなら、傷ついても心を開きっぱなしにしておいた方がいい、傷ついたらその瞬間に、その苦しみはパッと手放してしまえばいいやんって。そして、小さなことで楽しさやよろこびを感じられることこそが、ほんまの幸せだということも知りました。運がよかったと思ったのは、そうやって気づけたことだし、気づかせてくれた友達がいたこと。――やはり、桐谷さんがきちんと人付き合いをしてきた証でもあるのかと。桐谷:でも人付き合いも大事やけど、自分付き合いも大事やなって思う。人間誰でもすぐに考え込んでしまうのは、そういうクセをつけちゃったからやと思うんです。俺も大きな挫折をしてから、また挫折するのが怖いし、あかん、あそこにはもう二度と戻りたくない、という思いから、いちいち気にするクセがついた。でも、あとからごちゃごちゃ言っても始まらん。これが俺のクセやな、脳の回路を考え込みやすいように自分で作ってしもうたなって。それなら常にその思考回路の道を掃除してきれいにして、今日の俺がんばったで、今日しかない俺が出たで、って、褒めてあげた方が素敵やと思うんです。そのためには全力で準備することも大切。◇きりたに・けんた1980年2月4日生まれ、大阪府出身。大学進学の上京と同時に役者を目指す。ドラマ『九龍で会いましょう』で俳優デビュー、『ROOKIES』でその名を広める。auのCMで、浦島太郎に扮し「海の声」を歌ったところ人気曲となり、初の本人名義でのアルバムリリースに至る。◇自身が初めて作詞を手がけたリード曲「香音-KANON-」が収録されたアルバム『香音-KANON-』が9月28日に発売。同アルバムには2016年上半期最大の配信ヒット「海の声」も収められており、初のCD化として話題。『香音-KANON-』(全6曲)初回盤はCD+DVD+28Pフォトブックで¥3,000、通常盤CDは¥1,800。◇ジャケット¥75,000シャツ¥24,000パンツ¥30,000(以上ポール・スミス/ポール・スミス リミテッドTEL:03・3478・5600)※『anan』2016年9月28日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)スタイリスト・岡井雄介ヘア&メイク・INOMATA(&'s management)インタビュー、文・若山あや
2016年09月21日『レースクイーン・オブ・ザ・イヤー14-15』を受賞し「史上最高のレースクイーン」と称される早瀬あやが23日、都内で写真集『PERFECT』(発売中 3,240円税込 光文社刊)の発売記念イベントを行った。同書は、早瀬にとって初の写真集で、4月に沖縄と千葉で撮影。タイトル通りまさに「PERFECT」な身長170センチ・Fカップボディを限界まで露出し、フェティシズムとナチュラルさ、そしてセクシーさがふんだんに詰まった、最初にして最高の1冊に仕上がった。そんな同書を手にした感想を聞かれると「カッコいい感じが好きなんですけど、そんなところもあって、可愛いところもあって、全体的にオシャレだなと思いました」と満足気な表情を浮かべ、100点満点で自己採点をお願いされると「500点!去年1月から芸能界でお仕事をさせていただいて、早い段階で写真集を出させていただいて、頑張ったもん!だから500点です」と胸を張った。変形のワンピース水着を着てプールサイドで撮ったカットがお気に入りだそうで、「すごく寒くて、この撮影のあとにプールに入って撮影したんですけど、死ぬかと思いました」と打ち明けて報道陣を沸かせ、「私はレースクイーンをやっているんですけど、ハイレグで自分の体型もすごくキレイに出ていて、脚が長く見えるところがお気に入りです。グラビアの女の子は胸が大きい子などさまざまいますが、私は身長も高いし、脚も長いし、顔も小さいし、可愛いってあまりいないと思うんですよ。そんな私のいいところが出ているページだなと思います」と声を弾ませた。今後の夢を聞かれると「おのののかを超すことですね。いい売れ方をしている」と打ち明け、おのののかに負けていないところについては「おっぱいと、脚が長いところと、負けず嫌いなところです」とニヤリ。逆に欠点を聞かれると「パーフェクトなんで欠点なんてないですね」とコメントして報道陣を沸かせた。また、山形県出身で、遊佐町親善大使と酒田市観光大使を務める早瀬は「イベントで地元に帰ってお仕事をさせていただいているので、地元のローカル番組や『秘密のケンミンSHOW』に出たいですね」と目を輝かせ、「地元に恩返しという意味でも、親孝行という意味でも地元を使ったものに出たいですね」と地元愛にあふれた一面を覗かせた。
2016年08月23日「ワンバンコ~。おみ足担当のかおりと」「パイオツカイデ~担当のちゃんまいどぇす」と現れたのは、“やまだかつてない衝撃のメジャーデビュー”をしたベッド・イン。「元々バンドマンで、ライブハウスで出会ったウチら。お互いバブル顔って言われない?ってモッコシモコモコ意気投合してベッド・インを結成、みたいな?」(かおり)「ロンモチでコンセプトはバブル時代。リスペクトを込めてあの頃のイキフンたっぷりに…たとえばピアスじゃなくイヤリング、感情はWAKUWAKUみたいにやたらと横文字に表現してみたり?」(まい)「セルフプロデュースで自分たちが本当にカッコイイと思うことだけ、Gスポットに当たるABCDE気持ちなことだけを好き勝手ヤッてきたから、メジャーデビューできるなんて、ぶっとびぃ~!」(かおり)「からのサンタフェ~。ただ楽しいことだけをやっていたら、周りのマル金パパたちが興味と下心を持ってくださったんですぅ」(まい)ファンは、当時を懐かしむアラフィフ男性から、コスプレ感覚でボディコンをマネる若い女性まで幅広い。デビューアルバムのタイトルは、バブルを象徴する『RICH』だ。「ロック、歌謡からラップまで、楽曲バリエも幕の内弁当並みに“RICH”。でも、もし胃もたれさせちゃったらメンゴ~!テルホでニ~ナ~よろしく中折れタイムを作りつつ味わってね」(かおり)「歌詞は、すべて二人の実体験を挿入。最近は、今から車で逗子行っちゃうぞ的な恋愛観がなくて淋しい熱帯魚…だからブイブイでケーハクなんだけど、どこか切ないラブソングを作りたかったんです。女子にはオケカラで、わかるわかる、って朝まで泣きながらタ~ウ~してもらえたらマンモスうれPな」(まい)ライバルはズバリ、AKB48。「女にも性欲あるし、タカビ~でもいいじゃない!ロリっ娘よりもケバっ娘もモアベターだぞ?って伝えたくて一念勃起したウチらをこれからも、シクヨロです」(二人)◇左・益子寺かおり(Vo)と右・中尊寺まい(Gu&Vo)の地下セクシーアイドルユニット。バブル時代へのリスペクト精神を引っさげて、現代のアイドルシーンに殴り込む!◇1stアルバム『RICH』¥3,000がキングレコードより発売中。「GOLDの快感」をリード曲に、映画『大怪獣モノ』のEDテーマや、アンジャッシュをゲストに迎えた「白黒つかない」など計12曲を収録。※『anan』2016年8月17・24日号より。写真・内山めぐみ文・若山あや
2016年08月14日「ミスFLASH2016」に選ばれたグラビアアイドルの川崎あや、豊田瀬里奈、中野杏が14日、東京・秋葉原のソフマップで最新イメージDVD『ミスFLASH2016』(いずれも発売中 各4,104円税込 発売元:イーネット・フロンティア)の発売記念イベントを行った。2006年よりスタートした写真週刊誌『FLASH』主催のグラビアアイドルオーディション「ミスFLASH」。記念すべき10回目を迎える今年の「ミスFLASH2016」に選ばれた川崎あや、豊田瀬里奈、中野杏の3人が、単独でそれぞれのDVDを発売。それぞれのDVDで3人の魅力をたっぷりと収録している。同DVDが初めてのグラビア映像となる中野は「私はこのDVDで女子高生を演じ、先輩に恋するという物語になっています。人生で初めて着たハイレグ水着が見どころだと思います」と初々しくDVDを説明。一方、同DVDが5枚目と3人の中でもグラビアのキャリアが長い川崎は「カフェ店員になってお客さんと恋する物語となっています。黒い衣装のシーンはちょっとエッチかな(笑)」とセクシーアピールし、2枚目のDVDとなる豊田は「またお腹が出ていると叩かれるのも嫌だったので、この撮影の時はめっちゃ絞りました! お腹がすっきりしているところがポイントだと思います」と胸を張った。「ミスFLASH2016になって変わったことは?」という質問に、「オーディションに受かりやすくなった気がします」と回答した川崎に対し、豊田は「ミスFLASHになったら告白されると思ったんですけど、1回も告白されませんでした。毎日でも告白されたいのに…」と変化のない恋愛事情に不満顔。希望する男性については「ハロプロが大好きなので、ハロヲタの人がいいですね! 見た目的には清潔感があってお風呂に入っていれば全然大丈夫です」とハードルの低さを強調していた。
2016年05月15日テレビ画面に映るのは、いつも新しい何かに挑み続ける姿。死にもの狂いで珍獣から逃げまくり、泣きながら山を登る。いつでも必死なイモトアヤコさんのその姿は、視聴者に笑いと勇気を与えてくれます。太い眉毛メイクと“珍獣ハンター”の肩書は、トレードマークとして定着。唯一無二のその座をどう目指して、どうつかんだのでしょう。イモトさんの運命を決定づけた出会いについてご本人に語っていただきました。* **「いやいや、珍獣ハンターを目指していたわけではなくて(笑)。そもそも何かをつかみ取ろうなんて野望は一切ない人間ですから。ただ小さい頃から、テレビに出る人になりたいなぁと思っていたし、アイドルになった自分を妄想するのが大好きでした。私が厄介なのは、『安室ちゃんになりたい』じゃなく『安室ちゃんになった』と妄想して生活していたこと。芸人養成所時代も芸能人に『なって』マスクにサングラス、帽子を深々とかぶって通っていたので、同期全員にバカにされてました。そんなある時、何も知らずに受けたオーディションで、足が速いってだけで珍獣ハンターに選ばれた。なれるもんですね(笑)」初仕事はインドネシアで、コモドドラゴンから逃げ切ること。「怖かったし死ぬかと思ったし、何回も泣きました。正直、なんで自分がこんなことしなくちゃいけないのか、帰国しても全然わかりませんでした。でも編集室に呼ばれて、コモドドラゴンに追いかけられる自分を初めて映像で見たらめちゃくちゃ面白かった!そこで、なるほどそういう仕事か、と納得したんです。あれから10年、今では、珍獣ハンターと呼ばれれば躊躇せずに虫も食べるし、ライオンの頭をワシワシとなで回せる。珍獣ハンターというお仕事との出会いこそが、芸人イモトアヤコを作ったすべてです」「そういう運命の出会いって、向こうから寄ってくるものかもしれない」とイモトさん。「キリマンジャロ登山の話がきた時、また絶妙にツラい仕事を上手に見つけてきたな~って思いました(笑)。でも登ってみたらイモトは高山に強いぞってことがわかったし、いざ始めれば頂点を目指している自分がいて、しかも登れちゃうんですよね。私は断れない性格で超イエスマンだから、どんな仕事やお誘いにもイエスと言って受けてきたらここまでこられた。楽観的なんです。でもイエスと言ったからにはプライドを持ってやり抜こうと決めています」◇イモト・アヤコ’86年生まれ。『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ系)で珍獣ハンターとして注目される。自身の原動力となっている言葉を集めた書籍『イモトの元気の素88の言葉』(日経BP社)が発売中。◇シャツ¥17,000パンツ¥24,000(共にC’est pas Grave/SOIco.,ltdTEL:03・6300・7680)シューズ¥12,800(enchanted/GrandeTEL:03・6231・7361)※『anan』2016 年3月23日号より。写真・細見裕美(go relax E more)スタイリスト・下平純子ヘア&メイク・鈴木京子(ロッセット/イモトさん)取材、文・ 若山あや
2016年03月16日神木さんが各界の第一線で活躍する達人を訪れて、その世界観に触れながらさまざまなトークを繰り広げてきた人気連載「Master’s Cafe」が待望の書籍化となった。「2年前20歳になってやっと、大人1年生になれた気がしました。打ち上げでジュースではなくビールで乾杯できるようになって、周囲の大人たちと対等に話せるようになったと感じたんです。20歳の境目って大きいなぁ、と実感していたところにこの連載のお話をいただき、それまで知らなかった世界を見ることができた。この2年で経験できたことは僕にとって大きな意味があったし、それだけに思い入れの深い一冊です」手にしていた本には、角を折り込んで印をつけたページがたくさん!「今でも、それぞれの達人たちとのやり取りが鮮明に思い出されます。現場で話すのとはまた違い、文字を追うことで達人の言葉が『なるほどなぁ』と改めて心に染みたり、何気ないひと言が刺さったり……印象に残るページに印をつけながら何度も読み返しました(笑)」とくに印象に残った達人や、言葉を尋ねると、さっそくひとつめの印を開いた神木さん。「作家・辻村深月さんには、どうやって物語を動かしていくのか、というテーマでお話を聞いたのですが、『ラストを決めずに書き進める』というやり方は衝撃的でした。『書いているうちに登場人物たちが教えてくれる』ともおっしゃっていましたが、確かに僕も、そのシーンの中で僕らしく役をどう生きて全うしようかといつも考えながら演じています。そういう意味では、辻村さんとつながりを感じました。宇宙飛行士・野口聡一さんは、宇宙での仕事を普通に話してくださっただけなのに、僕の想像を遥かに超えていて、あんなに不思議な感覚になったのは初めてでした。『重力から解き放たれた瞬間に胃がせり上がり、すべてのものが宙に浮く』と言われても、未知すぎて受け止めきれなかった(笑)。それだけにインパクトがありました」書籍化にあたり、俳優の中井貴一さんとの特別対談も掲載された。「ドラマ『風のガーデン』で約半年間、北海道ロケをしていたこともあり、それ以来中井さんはお父さん的存在。中井さんほどのベテランでも『今でも撮影初日などは不安』と聞いた時は意外でした。でも、不安があるからこそ次はがんばろうって思えるし、過去の自分を超えて成長するためには、不安があって当然なんだと新たに勇気をもらいました」達人たちから学んだこと、またこの本の教えは何でしょうか?「自分の道を終わりなく追求し続ける達人たちに共通するのは、僕のような素人の意見にも聞く耳を持つ、柔軟な人柄でした。だから哲学者に天文学者、文化庁長官なんて肩書を聞くと難しそうだと構えがちですが、わかりやすく丁寧に説明していますし、誰にでも必ずひっかかる言葉があると思う。まずはサラッと読んで気になる場所に印をしておき、読み返してみると面白いです。悩みを解決する糸口や、目標達成のヒントが隠されているはずです」◇かみき・りゅうのすけ1993年生まれ。俳優。6歳でドラマ『グッドニュース』でデビューして以来、映画『桐島、部活やめるってよ』『るろうに剣心』『バクマン。』などの話題作に出演。ユニセックス コート¥48,000 オーダー販売(TATEGAMI/tategami.tokyoTEL:03・6324・2100 )ニット¥19,000(BLUE BLUETEL:03・3715・0281)パンツ¥18,000(HOLLYWOOD RANCHMAKETTEL:03・3463・5668)モンクストラップシューズ¥23,000(CEBO/JOURNEYTEL:03・3461・8506)ソックスはスタイリスト私物。◇神木さんが各界の第一線で活躍する達人を訪れて、その世界観に触れながらさまざまなトークを繰り広げてきた連載から、選りすぐりの達人14名と中井貴一さんとの特別対談を掲載。マガジンハウスより発売中!1300円。※『anan』2015年11月4日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・若山あや
2015年10月28日老若男女に安定した人気を誇る下町といえば、台東区谷中、文京区根津・千駄木エリアを総称した「谷根千」。老舗と新しい文化が心地よく同居する街を、野村周平さんが歩きました。「谷根千には初めて来ましたが、古き良き日本が残っている感じがして、すごく心が落ちつきました。昭和っぽくてイイ!……といっても、僕は昭和の時代をあまり知らないんだけど(笑)」平成生まれの野村さんにとって、谷根千は「懐かしい」よりも「新しい」という感じのよう。気になるお店を見つけては、興味深そうに商品を手に取ったり眺めたり。「デートするなら?今までは『富士急ハイランドで絶叫マシンに乗ろうぜ!』という発想しかなかったですね。こういう、雰囲気ある場所でぶらりデートは思いついたこともなかったし、ちょっと下町ぶらりデートって照れるけど新発想です!照れくさいのが本音です。でも、統的な和菓子とか惣菜を食べ歩いたり、和の雑貨を見て回るのも好きだから、彼女ができたら一緒に来てみるのもいいかも。古民家だと思ったらビアホールだったり、今どきのおしゃれなカフェもあったりで、そういうギャップも面白いし飽きないですね。街並みも美しいから写真映えもして、記憶に残るデートになりそう」寺社が点在する小道を進み、突如現れた樹齢90年のヒマラヤ杉を目にすると思わず天を仰いだ。「深呼吸したくなるほど、ここだけ空気が新鮮でほかとは違うから不思議。最近ドラマの撮影で忙しかったから、いいリフレッシュになりました。あ、これを『気がいい』というんですね!」◇菊見せんべい総本店で野村さんが選んだのは「唐辛子せんべい」1枚65円(税込み)。「香ばしくて美味い!」(野村さん)◇のむら・しゅうへい1993年11月14日生まれ、兵庫県出身の俳優。主演映画『ライチ☆光クラブ』(日活)が今冬、映画『ちはやふる』(東宝)が来春に公開予定。※『anan』2015年9月30日号より。写真・津留崎徹花 スタイリスト・松野宗和ヘア&メイク・西岡達也(vitamins)文・若山あや
2015年09月23日T-Gardenはこのほど、カラーコンタクトブランド「AngelColor」より、モデルの星あやさんがデザインプロデュースを手がけた「クォーターヴィジョンシリーズ アースクォーター」を発売した。「クォーターヴィジョン」は、業界で初めてモデルがデザインプロデュースしたカラーコンタクトレンズシリーズ。今回発売した「アースクォーター」はモデルの星あやさんがデザインプロデュースしたもので、9年ぶりの新色となる。レンズは、グリーンとイエローとブラウンが混ざったカラー。立体的なクォーター顔を演出できるよう、光の当たり具合によって変化するグラデーションを採用した。既存シリーズのデザインや質感はそのままに、レンズサイズはトレンドを意識した14.2mmとし、パッケージはナチュラルなイメージのクラフト紙を採用している。デザインプロデュースを担当した星さんは、「新色は"◯◯色"と断定できる色ではなく、ヘーゼルにやや緑がかった天然の色素の様な色をイメージしました」とコメント。ノーメイクでも顔になじむ天然カラーにこだわり、約2年近くの時間をかけて開発したという。同商品は、再使用可能な視力補正用色付コンタクトレンズ。1箱2枚入りは、Web店舗で4,000円、実店舗で4,740円。1箱1枚入りはWeb店舗で2,000円、実店舗で2,370円。公式通販サイト「angelcolor.jp」や「Luvlit(ラブリット)」で販売しているが、全国のドン・キホーテなどでも順次展開する。※価格は税別○目にまつわるお話●疲れ目の黄色信号が出る前に使いたいアイウェアとは●疲れ目の黄色信号を放置しておくと引き起こされる怖い症状とは
2015年05月18日(画像は近藤あやオフィシャルブログ「四次元ポケット」より)元テラスハウス近藤あや現在、注目のテレビ番組といえばフジテレビ系列で放映されている「テラスハウス」でしょう。複数の男女がともに一つ屋根の下で共同生活を送るリアリティバラエティとして若い世代を中心に支持されています。同番組の卒業生の中には、「元テラスハウス」として芸能界で活躍している人も多く、近藤あやさんもその一人です。「テラスハウス」に出演していた当時は、キュートな笑顔と抜群のファッションセンスで人気の出演者でした。ショートカットが好評プレゼント企画もそんな彼女が最近、ヘアスタイルをショートカットにしたそうで、ネットで話題を集めています。彼女のオフィシャルブログ「四次元ポケット」の3月31日付けの記事には、ヘアサロンでの写真がアップされています。ショートボブの髪型でぐっと大人っぽくなり、女性らしい雰囲気が漂っています。彼女の新しい魅力が開花され、周囲からも好評だということです。また、同ブログの閲覧者へのプレゼント企画も用意されており、同記事では第2弾プレゼント企画として、読者登録をしている人の中から抽選で彼女のサイン入り「卒業式のチェキ」が当たると発表しています。「わりと、近藤です」が出版さらには、彼女の元気がぎゅっとつまった本「わりと、近藤です」が4月5日に出版されます。当日はイベントも予定されているとのこと。ますます活躍の幅を広げる彼女に、今後も目が離せません。【参考リンク】▼近藤あやオフィシャルブログ「四次元ポケット」
2014年04月04日女優の平山あやが2月22日(火)、出演映画『インシテミル7日間のデス・ゲーム』のブルーレイ&DVDの宣伝隊長に就任し、東京・新宿区のゲオ北新宿店でトークイベントを行った。特製エプロンを付け、カウンターでのレジ打ち業務を務める“指令”を受けると、「レジが好きで、将来レジのバイトをしようと思っていたけど、これまでバイトをしたことがなかったので、今日は楽しみに来ました」とソワソワ。「あまりにもレジが好きで、使わなくなった本物のレジ、(数字のテンキーを)押すタイプを2台持っていて、小さいときはお年玉とかくずして入れて遊んでいました」と告白。司会者からレジの魅力は?と聞かれると「(バーコードにセンサーを当てて)ピッとやっただけで値段が出るなんて、あんなにすごいモノはない」と熱弁をふるうレジマニアぶりで、取材陣を笑わせた。本作は、時給11万2千円という高額で7日間の心理学実験に参加した男女10人が、死の推理ゲームを繰り広げる姿を描くミステリーで、平山さんを含め芸能事務所ホリプロのスターキャストが総出演した。もし同ゲームにこのメンバーで参加した場合、一番最初に殺しておきたい人は?と聞かれると、「北大路欣也さん。これはマズイっていう雰囲気があるので」と即答。またまた会場の笑いを誘っていた。『インシテミル7日間のデス・ゲーム』ブルーレイ&DVDは2月23日(水)より発売開始。『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』 [DVD]価格:3,980円(税込)『インシテミル 7日間のデス・ゲーム ブルーレイ&DVDセット』価格:4,980円(税込)『インシテミル 7日間のデス・ゲーム ブルーレイ&DVD プレミアムBOX』価格:6,980円(税込)販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ※レンタル同日開始公式サイト:■関連作品:インシテミル 7日間のデス・ゲーム 2010年10月16日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010「インシテミル」製作委員会■関連記事:綾瀬はるかインタビュー“末っ子気質”で過酷なデス・ゲームを生き残る?藤原竜也『インシテミル』見どころは…片平なぎさの怪演?インタビュー映像到着『インシテミル』28か国配給決定バナナマン日村、インディアンの心情に苦戦?7年ぶりに「藤原竜也のオールナイトニッポン」復活!『インシテミル』舞台裏を暴露藤原竜也インタビュー「劇中の状況に置かれたら?武器次第かな…(笑)」
2011年02月22日