展覧会「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ―境界線への視線」が、2016年9月10日(土)から2017年3月3日(金)までポーラ美術館で開催される。かつて壁や防塁に囲まれていた城砦都市パリ。20世紀初頭には、都市の周縁に移民や貧困者が住み着き、次第に街が拡張されていった。本展では、その都市拡張のダイナミズムを映し出した画家や写真家にスポットライトを当て、それぞれの作家のもつ都市の境界線への視線を、約120点の作品によって検証する。第1章で紹介するのは19世紀から20世紀、パリの人口が劇的に増加し、都市の様相も変化し始めた時代。街の風景を鋭くとらえたアンリ・ルソー、そして彼を敬愛したパブロ・ピカソの作品を展観する。第2章では、「乳白色の下地」で独自のスタイルを確立したレオナール・フジタ(藤田嗣治)の絵画を揃える。超境者の1人である彼が、パリ郊外を表現した風景が並ぶ。そして、第3章では、19世紀の古き良き時代の姿を丹念に記録した近代写真の先駆者ウジェーヌ・アジェの写真を、ルソーやシュルレアリストのデ・キリコの作品と共に展示する。続く第4章で目にするのは、郊外の風景に向かい続けたのはモーリス・ユトリロの絵画。ひなびた漆喰壁をそのまま画布に移したような独特の作品からは、今までの画家とは一風変わった世界観が味わえる。最終第5章では、特にフジタが手仕事に勤しむ自画像や子供たちをテーマに描いた作品とともに、“パリの境界線”にまつわるテーマに沿って展示を繰り広げる。【開催概要】展覧会「ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ―境界線への視線」開催期間:2016年9月10日(土)~2017年3月3日(金)開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)開催場所:ポーラ美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285TEL:0460-84-2111(代表)入館料:大人 1,800(1,500)円、シニア(65歳以上) 1,600(1,500)円、大学・高校生 1,300(1,100)円、中学・小学生 700(500)円※料金は税込み。※()内は15名以上の団体料金。※中学・小学生の入場は土曜日無料。※中学・小学生が授業の一環として観覧する場合は、引率教員等の入場料は無料。
2016年08月05日タレントの藤田ニコルが2日、東京・渋谷モディでデビューシングル「Bye Bye」の発売記念イベントを行った。藤田は、3日にデビューシングル「Bye Bye」をリリース。発売前日となったこの日は、若者が集う渋谷モディで発売記念イベントに登場し、デビュー曲「Bye Bye」とカップリング曲「E.E.O!」を公の場で初披露して訪れたファンを魅了した。初めて人前で歌声を披露したことに「いや~歌う人って大変だと思いました。テレビも台本読まないぐらい緊張しないし、普段は緊張を知らない人だったんですけど、歌を歌うってこんなに緊張するんだと思いました」と明かしながら「点数は60点ぐらいですかね。だいたい感じが分かったので、明日から成長します!」と自身の伸びしろに期待。歌手としてデビューしたことで、年末の『NHK紅白歌合戦』などの話題が出ると「オファーが来たら出たいですね。赤と白じゃなくてピンクとかで。桃組でやりたいです」と色気を見せながら、テレビ朝日系の音楽番組『ミュージックステーション』の出演にも乗り気で「タモリさんの横に座ってみたい!(出演者が)もっとタモリさんと絡めるのに、と思いながら見ているので、タモちゃんと絡みたいです」と話していた。元カレと別れた体験を歌詞に込めたという新曲について「ハッピーなテンションなんですけど失恋ソング。実体験を入れてみました。大人には分からないと思いますが、"ウサギ系女子"は寂しいと死んじゃうぐらい病んじゃうんです」と説明。そんな藤田に最近の恋愛事情を問うと「こうやってすぐ喋っちゃうからモテないんですよね。彼氏が出来たら『出来た!』って言っちゃうし、好きな人が出来たら出来たと言っちゃうのでモテないんですよ。今は元カレと終わったばかりだからいないですよ」と寂しげだったが、元彼に対して「歌詞の中にも『次は負けられない』とあるので、負けてられません」と宣言するなど、新たな恋に意欲を見せていた。
2016年08月03日タレントの小島瑠璃子やモデルの藤田ニコルらが22日、自身のツイッターを更新し、日本での配信がこの日開始されたスマートフォン向けゲームアプリ『ポケモンGO』を早速始めたことを報告した。小島は「ポケモンGO始めたんだけど、スポットみつけたらどうすれはいいの?」と質問。その後、「スワイプしてくるくる!!りょーかい!」とやり方を理解し楽しんでいる様子で、さらに「ポケモンGOやりながら、『これ通信量月末まで絶対もたないなぁー』って思ってる人多いとおもう」とつぶやいた。藤田は「ポケモンGOはじめました」と報告。「全然登録できないw」「GPSおんみたいにするにはどしたらいーのこれなんも動かない」と苦戦しつつも、「初めのポケモンピカチュウにしたよん」「プリンが産まれた 可愛い」などと楽しんでいるようで、「事故りたくない気を受けてみんなやろうねたのしくてつらい」と注意も呼びかけた。そして、中川翔子も「ポケモンgo きたあああああああああああ」「きゃああああああポッポゲットだぜ」と大興奮している。辻希美はブログで「早速ダウンロードしてみた」と報告。続けて、「すると…ポケモン発見!!カイロスだget!! したらドードリオも来たgetん」と状況を伝え、「ポケモンGO面白い!!」とすっかり夢中のようだ。
2016年07月22日「ランス美術館展 華麗なるフランス絵画 古典派、ロマン派、印象派 そしてレオナール・フジタ」が、7月16日から9月4日まで、熊本県立美術館本館で開催される。フランス北東部のシャンパーニュ地方に位置し、歴代のフランス国王が戴冠式を行ってきた大聖堂を擁する歴史ある古都、ランス市の中心街に1913年に開館したランス美術館。中世美術から現代美術まで幅広いコレクションを有し、とりわけフランス絵画の宝庫として世界的に知られている。シャンパーニュ地方はその名のとおりシャンパンの産地であるが、ランス美術館のコレクションもシャンパンで財を成した富豪たちによってその基礎が築かれた。熊本県立美術館の開館40周年を記念して開催する本展は、ランス美術館の所蔵する珠玉のフランス絵画を4つの章により一堂に紹介するもの。17・18世紀のバロック、ロココ絵画をはじめ、ウジェーヌ・ドラクロワやジャック=ルイ・ダヴィッドらのロマン派や新古典派の19世紀絵画、カミーユ・コロー、ジャン=フランソワ・ミレーらのバルビゾン派、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・シスレー、ポール・ゴーギャンらの印象派やポスト印象派、そして、熊本ゆかりの画家でフランスに帰化した藤田嗣治(レオナール=ツグハル・フジタ)など、70点余の名品群で構成される。なお、本展は9月10日から10月30日まで静岡市美術館、11月5日から12月25日まで福井県立美術館、2017年2月11日から3月26日までひろしま美術館ほかに巡回予定。熊本では、藤田嗣治が京都のフランス総領事館(関西日仏学館)のために描いた大作《ノルマンディーの春》をはじめ、ひろしま美術館や熊本県立美術館の所蔵する藤田嗣治の名品もあわせて特別出品される。【イベント情報】「ランス美術館展 華麗なるフランス絵画 古典派、ロマン派、印象派 そしてレオナール・フジタ」会場:熊本県立美術館本館住所:熊本県熊本市中央区二の丸2会期:7月16日~9月4日時間:9:30~17:15(入館は16:45まで)料金:一般1,300円、高・大学生800円、中学生以下は入場無料休館日:月曜日(祝日の場合は翌日。なお、8月1日、15日は開館)
2016年07月15日モデルの藤田ニコルが、東京・六本木ヒルズアリーナで行われる「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION」(サマステ/7月16日~8月28日)のライブステージに出演することが12日、明らかになった。ライブ最終日の8月21日に登場する。藤田は、次世代ガールズユニット・X21と、歌手・花岡なつみとともに出演。藤田は「このような大きなイベントに歌で出たことが無いので少し心配ですが、暖かく見守っていただけるとうれしいです♪」、X21は「この夏のアツさ以上に、会場をアツく盛り上げられるように全力で頑張ります!」と意気込みを語っている。このほか、清竜人25、GOOD ON THE REEL、I Don’t Like Mondays.、加藤ミリヤ、lolの出演も決定。ダンスユニットのlolは「観客のみなさんと最高に楽しい思い出を作れることを、メンバー一同楽しみにしています!」と話している。○「コカ・コーラ SUMMER STATION 音楽LIVE」出演アーティスト(7月12日現在)7月16日:Mr.King7月17日:清竜人25、GOOD ON THE REEL、I Don’t Like Mondays.7月18日:MINMI7月19日:東京パフォーマンスドール7月20日:Mrs. GREEN APPLE7月21日:BOYS AND MEN7月22日:WEAVER7月23日:Crystal Kay7月24日:MACO7月25日:BENI7月26日:平井大7月27日:アルスマグナ7月28日:川畑要7月29日:SUPER☆GiRLS7月31日:でんぱ組.inc8月1日:家入レオ8月2日:超特急8月3日:井上苑子8月4日:May J.8月5日:たこやきレインボー8月6日:TOCヒルクライム8月7日:大原櫻子8月8日:GLIM SPANKY8月9日:Little Glee Monster8月10日:藤巻亮太8月11日:50TA8月12日:Gacharic Spin8月13日:チャオ ベッラ チンクエッティ8月14日:hitomi8月15日:AKB48 Team88月17日:アンジュルム8月18日:加藤ミリヤ8月19日:lol8月20日:欅坂468月21日:藤田ニコル、X21、花岡なつみ
2016年07月12日女優の桐谷美玲が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』(毎週月曜21:00~21:54 ※初回は15分拡大)では、あす11日の初回放送中に、藤田ニコル・武田玲奈・井上苑子による座談会トークを、ライブ配信する。藤田・武田・井上は、FODで配信されているスピンオフドラマ『好きな人がいること ~サマサマキュンキュン大作戦』に出演している3人。今回、ドラマ本編の放送中に、副音声ならぬ"副動画"として、ドラマを見ながらの座談会トークを、Twitterが提供するライブ動画配信アプリ・Periscopeで生配信することになった。フジテレビが番組と同アプリを連動するサービスを実施するのは初めて。番組公式Twitterのタイムライン上や、Periscopeアプリ内で視聴することができ、3人とツイートで感想を言い合ったり、意見交換をしたりしながら、ドラマを楽しむも可能。この生配信は、放送10分前の20時50分頃から開始される。『好きな人がいること』は、桐谷美玲、山崎賢人、三浦翔平、野村周平らが出演。桐谷演じる恋愛下手な主人公・櫻井美咲が、山崎・三浦・野村演じる柴崎三兄弟の経営する海辺のレストランで、住み込みのアルバイトをすることで始まる、ひとつ屋根の下でのラブコメディとなっている。
2016年07月10日モデルでタレントの藤田ニコル(18)らが10日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。「野党統一候補になるなら出馬する」と条件付きで東京都知事選出馬を表明した俳優の石田純一(62)についてコメントした。テレビ番組で石田と共演したことがあるという藤田は、「そういうイメージはなかった」と話し、「都知事になるなら、さすがに靴下は履いてほしい。そこはちゃんとしてほしい」と指摘した。また、タレントの若槻千夏は、妻の東尾理子が「出馬しないことを願っている」と反対の姿勢を示したことについて、「芸能一家なので慎重になるのはもちろんだと思う」と理解。「理子さんを納得させてほしい。都知事選に出る前にまずは家族をまとめてほしい」と妻の立場から発言した。
2016年07月10日「生誕130年記念 藤田嗣治展-東と西を結ぶ絵画-」が兵庫県立美術館にて、2016年7月16日(土)から9月22日(木・祝)までの期間で開催される。藤田嗣治(1886-1968)は、フランスを中心に活躍した日本人画家。その生涯の半分以上をパリを中心とする異国で送った彼の絵には、西洋と日本、両方の文化の影響が見て取れる。藤田の代名詞でもある陶器のように滑らかな「乳白色の肌」や、日本画の技法を西洋の伝統的な主題に用いる画法。その藤田独自のスタイルは、西洋美術が圧倒的立場を占めていた当時の美術界の中で、藤田を一躍パリの寵児の位置に押し上げた。一方で藤田は、日本での厳しい評価や毀誉褒貶、第二次世界大戦時に描いた戦争画の責任論など、二つの文化に引き裂かれる苦しみを味った画家でもあった。今展示では、画家の没後長らく遺族のもとに保管された後、彼が晩年を過ごしたランス市に遺贈された800余点の作品の中から、未公開作品を含む国内外の主要なコレクションを120点厳選。初期から晩年までの作品を時代を追って紹介する。近年、その生涯がオダギリジョー主演で映画化されるなど、再びスポットライトを浴びている画家、藤田嗣治。本展は、複雑にして多面的な要素を持つ藤田の芸術の真髄を理解するきっかけとなるだろう。【開催概要】「生誕130年記念 藤田嗣治展-東と西を結ぶ絵画-」会場:兵庫県立美術館開催期間:2016年7月16日(土)~9月22日(木・祝)休館日:毎週月曜日(7月18日は開館、翌7月19日休館、9月19日は開館、翌9月20日は休館)開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで観覧料:一般1,400円(1,200円)大学生1,000円(800円)、高校生・65歳以上700円(600円)※( )内は前売りおよび20名以上の団体割引料金※前売り券は一般・大学生のみ7月15日(金)までに販売。※主な販売所:チケットぴあ、ローソンチケット、セブンイレブン、イープラス、CNプレイガイドほか京阪神のプレイガイド。※障害のある方は各当日料金の半額(65歳以上を省く)。その介護の方一名は無料。※割引対象者は、当日証明できるものの提示により割引。
2016年07月03日1902年香川県高松市に生まれた画家・猪熊弦一郎。作品を通じて猪熊弦一郎とはどんな人物だったのかを知るために、猪熊の故郷香川にある「丸亀市猪熊弦一郎美術館(通称 MIMOCA、以下MIMOCA)」を訪ねた。MIMOCAを訪ねるまで、頭の中には一つの疑問があった。猪熊弦一郎のことを調べる程、その多彩な絵画様式に驚かされ、そしてまた「どれが本当の猪熊さんなのか」という疑問が沸き上がってきたのだ。もちろん、どの作品もその絵筆を持った猪熊作品に違いないのだが、時にその作品からはアンリマティスを色濃く感じ、時に作品からはピカソの面影を感じる。また、具象と抽象を行き来し、自在に色彩やフォルムを操っているようにさえ見える。さあ、猪熊はどのような生涯をアーティストとして歩んだのか、6月30日まで開催中の展示「猪熊弦一郎展「私の履歴書」前編ーー絵には勇気がいる」を同館学芸員の古野華奈子さんとともに巡りながらお届けしよう。1/2はこちらから。■幼少期から晩年まで、約2万点の猪熊作品の収蔵約2万点もの猪熊作品を所蔵するMIMOCA。猪熊が幼少期に書いた絵から、東京美術大学(現 東京藝術大学)在学時の作品も含めて、日本、フランス、ニューヨーク、ハワイなどで創作された晩年までの作品を収蔵している。それに加えて、猪熊が蒐集していた雑多なものたちも保管されており、その時々の企画に合わせてセレクトされ、彼の絵画作品と共に展示されている。MIMOCAは、まさに猪熊の生涯に渡る創作活動の軌跡を知ることが出来る場だ。■私の履歴書ーー絵には勇気がいる5月にMIMOCAを訪れた時は、1979年に日本経済新聞の連載「私の履歴書」のために猪熊が半生を綴った原稿を元に構成された企画展「猪熊弦一郎展「私の履歴書」:前編ーー絵には勇気がいる」と、猪熊が晩年描いた「顔シリーズ」が展示されていた。学芸員の古野さんと共にこの二つの展示を歩きながら彼の作品を通して猪熊と向き合ってみたい。■絵の上手な少年が画家・猪熊弦一郎になるまで「私の履歴書」を元に猪熊の半生を知る企画展は、猪熊が絵画に目覚めた幼少期の作品からスタートする。その後、現東京藝術大学に進んだ猪熊は、後に画家として活躍する同級生、小磯良平、荻須高徳、中西利雄、岡田謙三、山口長男らの洗練を受ける。同級生たちと切磋琢磨し、自分らしい作品とはと猪熊が試行錯誤を繰り返したことは、次々と作風の変わる作品からも感じ取れる。「どんな絵画表現が出来るのだろうか」と言う問いに対するその時々の猪熊の答えが作品になっているかのようだ。《題名不明》1919年《画室》1932年■マティスからの一言ーー「お前の絵はうますぎる」学生時代よりパリに行くことを熱望していた猪熊は、1938年妻・文子と共に憧れの地を踏む。そこで猪熊はマティスに絵を見てもらう機会を得るのだが、そこでマティスに「お前の絵はうますぎる」と言われる。このことを猪熊は、著書『私の履歴書』にこう記している。ーー結局、うまく描くということは人によく見てもらいたいと思うために描くことに通じている。(中略)思ったことを素直な、虚飾のない姿でカンバスにぶっつけることこそ一番大切だ。「絵がうますぎる」という先生の言葉はそんな意味だ。(中略)この言葉は私の一生を通じて、すべてのことに最も大きな教訓となっているーー■自分らしい表現を追求して猪熊と親交が深かった画家の一人に藤田嗣治がいる。藤田と猪熊は第二次世界大戦中、フランスの片田舎へ共に疎開したり、日本への引き上げ船に乗るようにと藤田が猪熊を諭したりと、まさに寝食を共にしながら過ごした友人でもあった。同企画展では、藤田独特の乳白色の地塗りのテクニックを猪熊なりに真似たような作品『レゼシーの人形のような子供』(1939)も展示されている。また、日本への最後の引き上げ船に乗る直前まで、戦火の中描き続けた作品『マドモアゼルM』(1940)。この作品はパリでの最後の作品となり、猪熊の具象作品の代表作と言われている。《マドモアゼルM》1940年3年という短いパリ滞在期間においても、猪熊の作品は次々とその様相を変えてゆく。濃密な3年間、自分らしい表現とは何かを追求する猪熊の姿を、この展示を通じて知ることができた。猪熊は制作活動を通じ、「自分の表現とは何か」「美しさとは何か」を、生涯問い続けていたのだろう。アーティスト猪熊弦一郎の生涯は、創作を通じた発見の連続だったのかもしれない。ーー私は画家になって本当に良かったと思う。(中略)毎日を喜びと感謝を持ちつつ制作を続け、ますます子供の心のように清く生き生きとそして明るく、何事によらず未知の世界に大きな驚きと興味を持ち続けて、いままでにない何かを作り上げたい念願で一杯である。ーー『私の履歴書』猪熊弦一郎著より抜粋MIMOCAでは、勇気を持って絵と向き合うことを選んだアーティスト・猪熊弦一郎の軌跡に触れることができる。瀬戸内を訪ねるのなら、ぜひ訪れたい場所の一つだ。【展覧会情報】企画展「金氏徹平のメルカトル・メンブレン」会期:7月17日から11月6日常設展「猪熊弦一郎展ニューヨークでの制作ーデザイン・壁」会期:7月17日から11月6日特別展示「ホンマタカシ《三越包装紙》」会期:7月17日から11月6日【美術館情報】丸亀市猪熊弦一郎現代美術館住所:香川県丸亀市浜町80-1(JR丸亀駅前)開館時間:10時から18時まで(入館は17時30分まで)休館日:年末(12月25日から30日)※臨時休館の場合あり
2016年06月28日モデルの藤田ニコルが、7月10日(19:58~25:55)に放送されるフジテレビ系の参院選開票特番『みんなの選挙』に出演することが24日、明らかになった。今回の選挙から18・19歳も選挙権を得たことを踏まえ、番組には18歳代表として藤田がスタジオに登場。藤田は与野党の政治家にも直撃し、本音を引き出していく。藤田は「選挙の番組っていっつもつまんない! だから、にこるん(自分)が出ることで、少しでも同世代の子が選挙に興味をもって見てくれたらうれしいです」と意気込みを見せている。また、お笑い芸人の厚切りジェイソンことジェイソン・ダニエルソンが、各地の選挙戦を取材し、外国人の視点から日本の選挙の"WHY!?"を斬っていく企画も展開。メインMCは『Mr.サンデー』の宮根誠司と、『みんなのニュース』の伊藤利尋アナウンサーが務め、深夜24時からは『直撃LIVE グッディ!』の安藤優子が登場。さらに、政治好きタレントの春香クリスティーンが、伊藤アナとともに政党の裏側を徹底取材する。フジテレビの高田圭太チーフプロデューサーは「ズバリ、楽しく深く…みんなで政治を考える、これまでにない特番です。速くわかりやすい選挙速報はもちろん、18歳も参加する今こそ、見逃しがちな、選挙・政治・政党の不思議な実態に切り込み、日本が抱えている問題を鋭くわかりやすく"まる暴き"していきます」と話している。
2016年06月24日モデルのぺこ&りゅうちぇる、藤田ニコルなどが、日本テレビ系特番『第36回全国高等学校クイズ選手権』(高校生クイズ)の応援タレントに就任することが21日、明らかになった。7月27日に全国一斉開催される、地区大会に駆けつける。今回は、高校生クイズの歴史の中で、初めて地区予選を全国一斉に開催。北海道から沖縄まで、11会場を中継でつないで問題を出題し、参加する高校生たちはスマートフォンで解答するという形式になる。ここから各都道府県の代表校が決まり、ステージが進むにつれ、今年もアメリカ大陸を横断する予定だ。この11会場それぞれに、応援タレントが登場。それぞれの地区担当は、北海道=どぶろっく、東北=藤田ニコル、北陸・新潟=やしろ優、関東=永野、中部=原駅ステージA、近畿=ぺこ&りゅうちぇる、中国=ハマカーン、四国・岡山=流れ星、北九州=我が家、南九州=原口あきまさ、沖縄=小島よしお、となっている。高校生の時に国語で学年1位になったこともあるというぺこは、地元・大阪を応援することに、「もしかしたら知っている子も来るかもしれないし、自分の地元なのでしっかり応援したいです」と意気込み。りゅうちぇるは、関西人の勢いの良さを念頭に「元気な人ほど、クイズとかひっかけ問題あったりするから、気を付けてね」とメッセージを寄せている。藤田は「勘だけはすごく冴えているんです」といい、「クイズも結構いけちゃうんじゃないかなって思います(笑)」と謎の自信。東北会場に来る高校生にも「クイズは勘で何とかなると思うので、自分の答えを信じて、みんな頑張ってください!」と、アドバイスを送っている。また、関東会場に登場する永野は、自身の高校時代を「灰色でした」と振り返り、「他校の1個年上の人に『変態』って言われたことあります。何もしてないのに」と不運なエピソードを披露。参加する高校生に「熱い青春にしようぜ! フォォォォォー!!」「灰色の子も負けるな!」とエールを送った。なお、今年の高校生クイズには、「番組サポーター」として乃木坂46、「応援アーティスト」として超特急が参加することも決まっている。
2016年06月21日ブリヂストン美術館が「アーティゾン美術館(ARTIZON MUSEUM)」としてリニューアルし、2020年1月18日(土)に再び開館する。「新TODAビル 文化貢献施設」や「アートスクエア」とともに、京橋1丁目東エリアに新しい芸術・文化拠点を形成する「京橋彩区(きょうばしさいく)」に立地する。ブリヂストン美術館がリニューアルブリヂストン美術館は、1952年1月に東京で初めて西洋絵画を展示する美術館として開館した。以来、60年以上にわたり東京・京橋において東西の名画にふれあう機会を提供してきた美術館だ。これまで、クロード・モネやピエール=オーギュスト・ルノワールの作品を集めた「ベスト・オブ・ザ・ベスト」や、オランダ出身のウィレム・デ・クーニングにフォーカスした展覧会など、独自の美術展を開催してきた。アーティゾン美術館に名称変更へブリヂストン美術館の歴史を継ぐ美術館として、新たに誕生する「アーティゾン美術館」。展示面積は、旧美術館の約2倍となり、展示室は4階から6階の3フロアで構成される。ガラスに囲まれたモダンな建築で、館内には明るく開放的な空気が漂う中、作品世界に没入できる。展示面積の拡大に伴い、展示もパワーアップ。「創造の体感」をコンセプトに、印象派を中心とする従来のコレクションから、古美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術まで2,500点以上にのぼる多彩な作品を、独自性豊かな企画とともに公開。旧美術館では実現できなかった大規模な企画展(特別展)とコレクション展の同時開催が可能となる。また、入口は従来の八重洲通り沿いから、銀座と日本橋をつなぐ中央通り沿いへと移動。京橋一丁目の再開発における芸術と文化の拠点として、地域の発展と貢献を目指す。「京橋彩区」でオープンする施設東京駅八重洲口から歩いて5分、美術館、ギャラリー、古美術商などが集積する東京駅周辺エリアに“開かれた芸術・文化拠点”として形成される「京橋彩区」。ここでは、芸術・文化イベントの開催や、若手クリエーターなども含めた芸術・文化活動をサポートしていく。新TODAビル 文化貢献施設(仮称)「新TODAビル 文化貢献施設」は、人々が気軽にアートやクリエイションに触れられるギャラリーの他、アーティストやクリエイターを支援するコワーキングスペース、イベントホールなどが整備される。また、アート作品やデザインプロダクトを販売するショップも併設され、ショッピングも楽しめる。アートスクエア(仮称)中央通り沿いに2019年7月一部オープンする広場「アートスクエア」では、多様な芸術・文化イベント開催される予定だ。また、新TODAビル 文化貢献施設が竣工後は、広場の間口が120mになり、さらに芸術・文化イベントが盛んになるだろう。詳細アーティゾン美術館オープン日:2020年1月18日(土)場所:ミュージアムタワー京橋住所:東京都中央区京橋1-7-2延床面積:約 6,650m²施設構成:1F エントランスロビー、ミュージアムカフェ / 2F ミュージアムショップ / 3F 受付、多目的ホール / 4F〜6F 展示室(面積約 2,100m²)※ 掲載パースはすべて計画段階のものであり、今後変更の可能性あり。【主な収蔵画家・彫刻家】クロード・モネ、ポール・セザンヌ、フィンセント・ファン・ゴッホ、ポール・ゴーガン、パブロ・ピカソ、藤田嗣治、藤島武二、ジャクソン・ポロック、堂本尚郎、オーギュスト・ロダンなど※そのほか古代美術品も収蔵■「京橋彩区」詳細・ミュージアムタワー京橋(2019年7月竣工) ※タワー内にアーティゾン美術館がオープン。・(仮称)新TODAビル 文化貢献施設(2024年竣工予定)・(仮称)アートスクエア( 2019年7月一部オープン、2024年全面オープン)
2016年06月20日13日放送のTBS系バラエティ番組『7時にあいましょう』(毎週月曜19:00~19:56)で、5月30日に放送された同番組での藤田ニコルに関する企画について「誤解を与える表現があった」と謝罪コメントが放送された。5月30日放送回では、藤田が中学時代、モデルとして活動を始めたことでいじめを受け、不登校になった過去を紹介。当時の様子を再現ドラマとして放送した。また、藤田を救った教師や友人が登場した。番組は、本日13日放送のエンディングで「5月30日放送の藤田ニコルさんに関する企画の中で中学時代の仲が良かったクラスメイト6名が出演しましたが、この元同級生たちが藤田さんをいじめていた加害者ではありません。誤解を与える表現がありました」と説明。「視聴者の皆様、ご出演いただいた同級生、保護者、関係者の皆様にお詫び申し上げます」と謝罪した。また、同番組の公式サイトでも「5月30日の放送についてのお詫び」と題して、謝罪コメントが掲載された。
2016年06月13日タレントの藤田ニコルが2日、都内で行われたタカラトミーの新商品『スマポン』の新CM完成プレス発表会に出席した。玩具メーカーのタカラトミーは、スマートフォンのアプリと連動させておしゃべりやコンテンツを楽しむ新感覚の同商品を7月2日に発売。そんな同商品の新CMキャラクターに藤田ニコルが起用され、藤田が楽屋でスマポンと会話している新CMが6月24日から全国で放映される。CMと同じ衣装で登場した藤田は「スマポンが何を言ってくるのか分からないから、それを読み取りながら会話していました。撮影現場も緩い現場でした。撮影もそんなに時間がかからなかったんですけど、ずっと噛み合わなかったです(笑)。私も噛み合わない代表なので似ていると思います」と苦笑いを浮かべながら、同商品について「適当なんだけど緩くて可愛いですよね!」と気に入った様子。その藤田は一人暮らしの寂しさから友だちを呼んで寂しさを紛らわしているようだが「友だちも少ない方だから家に帰ってスマポンがいたら相手してくれるから、独り身で寂しい人にはピッタリのおもちゃですよ。独り身の方にはオススメです!」とアピールした。自宅に友だちを呼んで恋話に花を咲かせているという藤田。最近になって片思いだった男性のことを諦めたそうで、「半年好きだったんですけど、全然ダメだったので次に進もうと思って諦めました。その人には『友だちとしてこれからもよろしくね!』って伝えました」と寂しげな表情を見せつつ、「夏も来るので、新しい恋があったらいいな」と新たな恋に意欲。充実していない私生活とは正反対に、7月スタートのフジテレビ系の連続ドラマ『好きな人がいること』(毎週月曜 21:00~21:54)のスピンオフドラマ『好きな人がいること~サマサマキュンキュン大作戦~』(フジテレビオンデマンド)でドラマ初主演を果たすが「(バラエティー番組の)台本は嫌だから見ないし流れを見るだけだけど、今回はセリフを覚えました。演技というよりも『言えた!』という達成感だから演技力はないですね(笑)。周りに迷惑をかけっ放しでしたけど楽しかったです」と初めての演技に手応えを掴んだ様子だった。
2016年06月02日モデルの藤田ニコルが、7月スタートのフジテレビ系月9ドラマ『好きな人がいること』(毎週月曜21:00~21:54)のスピンオフ作品で、ドラマ初出演にして主演を務めることが21日、明らかになった。同日開催されたイベント「TGC CAMPUS 2016」で発表された。スピンオフドラマのタイトルは『好きな人がいること~サマサマキュンキュン大作戦~』(全3話)で、フジテレビオンデマンド(FOD)で、ドラマ本編初回放送前の6月20日から配信スタート。藤田に加え、武田玲奈、井上苑子が演じる湘南在住の3人の女子高生が、ビーチでガールズトークを繰り広げるという内容で、本編のヒロイン・桐谷美玲が主演を務めた映画『ヒロイン失格』の吉田恵里香が脚本を手がける。ストーリーは、「好きな人がいること」が発覚した井上に、藤田がお薦めのファッション・メイク術を、武田が「好きな人」をゲットする方法などを伝授。シンガー・ソングライターでもある井上が、劇中で自作曲「好きな人がいること」をウクレレで弾き語りするシーンもあるという。藤田は、初めてのドラマに「一発目に『大丈夫かな』というのが出てきました。でも2016年は、にこるんにとって新しいことに挑戦する年と決めていたので、それがまずかなってうれしかったです」と喜びのコメント。「お芝居ができるかどうか、っていうのは撮影当日になってみないと分からないですけど(笑)、すごく楽しみにしています!」と期待を示している。武田は、ビーチでの撮影ということで「水着も服もかわいいのがたくさん出てくるので、そこも楽しみにしてもらえたら」と見どころを予告。歌を披露する井上は「ちゃんとウクレレに触れたのも初めてなので(このために)練習しました」といい、「不安でもありつつ、ウクレレの音は海にぴったりなので楽しみです」と話した。『好きな人がいること』は、桐谷演じる恋愛下手な主人公・櫻井美咲が、三浦翔平・山崎賢人・野村周平演じる柴崎三兄弟が経営する海辺のレストランで、住み込みのアルバイトをすることで始まる、ひとつ屋根の下でのラブコメディ。スピンオフドラマの配信のほか、今月1日にウェブのライブ配信で制作発表を行うなど、新たな試みを積極的に取り入れている作品となっている。フジテレビの藤野良太プロデューサーは「演技初挑戦となる"にこるん"(藤田)が果たしてどんな演技を見せてくれるのか? プロデューサー人生で撮影がこんなにも楽しみで、こんなにも不安な作品は初めてです(笑)」と、期待と不安を吐露している。
2016年05月21日クロエ・グレース・モレッツが主演を務めるSFサバイバル大作『フィフス・ウェイブ』のPRイベントが4月19日に、都内で行われ、タレントの藤田ニコル、オーストラリア出身の女装パフォーマーで“ビアちゃん”ことレディビアードが出席した。『フィフス・ウェイブ』/その他の画像地球外生命体“アザーズ”の攻撃を受け壊滅状態となった地球を舞台に、人間の姿に成りすました彼らと人類が壮絶な最終決戦を繰り広げる。英国出身の新鋭J・ブレイクソン監督がメガホンをとる。主演を務めるクロエ・グレース・モレッツと同世代で、この春高校を卒業したばかりの藤田は、セーラー服で登場し「コスプレですが、まだイケます!」とドヤ顔。モレッツの顔が「めっちゃ好き」だといい、「クロエちゃんになれるものなら、なってみたい」と憧れのまなざしだった。一方、レディビアードは「ラブストーリーに胸キュンする」とマッチョな容姿に似合わない“女子目線”で作品をアピールした。イベントでは、“アザーズ”が人間の姿になりすまし、地球に紛れ込んでいる設定にちなんで、目隠しをした藤田が、レディビアードを含めた3人の女性のうち、本物の女子高生を見つけ出すゲームに挑戦。しかし、残る2人の女性も見た目は女子高生ながら、実年齢は12歳、27歳というオチで、匂いを嗅いだり、ボディタッチしたりと真剣にゲームに取り組んだ藤田は、「ひどくないですかあ?」と愚痴をこぼしていた。『フィフス・ウェイブ』4月23日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年04月19日おバカタレントの藤田ニコルが4月19日(火)、都内で行われた米SF映画『フィフス・ウェイブ』のPRイベントに出席。見どころを聞かれると「まだ観ていない」と正直に認め、同席した外国人女装パフォーマーのレディビアードは「なんで?」と呆れ顔だった。人類が地球侵略をたくらむ謎の知的生命体“アザーズ”との戦いを繰り広げるSFミステリー。“アザーズ”が人間の姿で地球に紛れ込んでいるという設定にちなみ、この日は目隠ししたニコルさんが、ビアちゃんことレディビアード&女性2人の計3人のうち、本物の女子高生を見つけ出すゲームに挑戦した。目隠し状態のニコルさんは、ビアちゃんの匂いを嗅ぎながら「甘い香りがする。絶対女の子だと思う」とすっかり騙された様子。さらに別の2人も見た目は女子高生ながら、実際には12歳、27歳というオチで、ニコルさんは「じゃあ、この中に女子高生はいないんですね。ひどくないですかあ?」とおかんむりだった。ちなみに主演を務めるクロエ・グレース・モレッツと同世代のニコルさんは、この春高校を卒業し、一人暮らしを始めたのだとか。「マジで自炊するし、肉じゃがが得意。意外と家庭的なの。ギャップ萌えを狙っている。ママがいないから、ずっとゲームしてても怒られないし」と充実した新生活を語っていた。『フィフス・ウェイブ』は4月23日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月19日背広から着物、カジュアルな装いまで、自分のスタイルを持つ人々が行き交う銀座。その中でも強いオーラを放ち、一際目立つスタイリストのDie-co★さん。銀座には仕事でよく訪れるそう。ゆっくりとモノとの向き合い方を教えてくれるお店、仕事や買い物の後に一息つける本格的なイタリアンまで、銀座の街をパワフルに紹介してもらいました。SPOT1. ARMANI/CASA (アルマーニ/カーザ)さまざまな用途に活用可能なテキスタイルシンプルながら、贅沢な質感が伝わる空間。イタリアンラグジュアリーを体感できます。コメント:アルマーニのファッションアイデンティティと同じ上品な奥ゆかしさが感じられ、実にリラックスできる空間。黒檀のお箸など、ギフトに最適なものも見つけられます。【店舗情報】「ARMANI / CASA (アルマーニカーザ)」住所:中央区銀座5-5-4 アルマーニ 銀座タワー4階電話番号:03-6274-7003営業時間:11:00 - 20:00定休日:不定休URL: 銀座もとじ 男のきもの老舗の呉服店も多い銀座ですが、その特色はばらばら。銀座もとじは銀座に3店舗を構え、常に新しい時代に合う着物を発信するお店。そのなかでも、銀座もとじ 男のきものは、男性が日常のなかで着物を楽しむ手助けをしてくれます。糸はもちろん、厳選した素材を組み合わせた上質なスタイリングが実現可能。グローバル化する社会だからこそ、日本のアイデンティティとして着物をたしなむ人が増え、男性も女性に気後れしないようサポートしてくれます。銀座もとじ二代目・泉二啓太氏のアドバイスのもと、気になる柄を選んで、早速仮着付けをしてもらいました。グラデーションが美しい着物。仮着付けでもイメージが湧いてきます毎年人気のカシミア、ウールなどを使ったオリジナルコートのラインアップコメント:国際的なイベントに着物を着ていけばコミュニケーションツールにもなるし、まさに着るおもてなし。たとえば夏目漱石のような往年の文豪風、丸眼鏡を合わせて藤田嗣治のようなアーティスト風…など、自分に合った楽しみ方を着物から見つけられるお店です。【店舗情報】「銀座もとじ 男のきもの」住所:中央区銀座3-8-15電話番号:03-5524-7472営業時間:11:00 - 19:00定休日:年末年始休URL: Ippolito(イッポリート)走り筍のリガトーニは口に入れた途端、旨味が広がります自慢の薪窯で、定番のマルゲリータピッツァを焼き上げていただきましたコメント:まるでナポリのリストランテに居る気分。陽気なシェフやスタッフもフレンドリーで、楽しい時間が過ごせます。【店舗情報】「Ippolito(イッポリート)」住所:中央区銀座5-13-12 サンビル1階電話番号:03-3524-8571営業時間:月 - 金 11:30~15:00, 17:30~22:00(L.O)土・日・祝 11:30 - 21:00(L.O)定休日:不定休URL:銀座についてのコメント:数々の文学や芸術を生み出した日本の文化発祥の地が銀座だと思います。世界中の『ラグジュアリー』が一同に介しながらも、夕方にはなよやかにうなじを上げたオネエさん達が歩いたりと、昔ながらの風情を残す街…さらに進化していくこれからの銀座がますます楽しみです。PROFILE:Die-co★ (ダイコ)雑誌、テレビ、映画など幅広いジャンルで活躍中のスタイリスト。名前のスペルの発案はなんと写真家のナン・ゴールディン。ファッションへの情熱と知識、知恵を織り込んだスタイリングで人気を誇る。
2016年03月30日5か月後に迫ったリオ五輪。世界で輝くアスリート男子の中から、今回は今最もアツいスポーツ・ラグビーの、藤田慶和選手のインタビューをお届け!***「女性誌の取材は初めてです」と若干照れつつ、母校・早稲田大学のグラウンドに立ってくれた藤田選手。強烈なアタックを仕掛けるフィールドでの勇姿とのギャップがたまらない、人懐こい笑顔が何ともキュート!女性ファンが急増中というのもうなずける。高校時代からその名をとどろかせ、在学中から日本代表メンバーに。昨年のW杯では歴代最年少で代表に選ばれ、米国戦ではトライも。今回の7人制ラグビー(セブンズ)でもメンバーのひとりに。父の久和さんも、名門・伏見工業高校ラグビー部出身。この活躍は幼児教育の成果?と思いきや、「小学校の頃は野球をやるつもりでした。地区の子供チームの体験会に、おやつのハンバーガー目当てで通ううちに(笑)、監督に声をかけられて。父に相談したら、『ちょっと待て』と、伏見工のグラウンドに連れていかれました」そこで当時の監督に遊んでもらううちにラグビーの面白さに目覚め、さらに久和さんの「やるなら道具一式買ったる」のひと言で、ラグビーへの道を志すことに。「野球だったらここまで来られなかったかも。今でもすごく楽しいし、あのときラグビーを選んでよかったなあ、と思います」人数が少ないぶんスペースが広く、巧みなステップと走力が持ち味の藤田選手には有利なシーンが増えるのが、セブンズ。「前線を突破してトライを決めたときはスカッとするし、会場の歓声もひときわ大きくて快感。ひとつでも多くのトライを決めたいです。7人制は展開が早くわかりやすいので、ラグビーを見慣れない人にも楽しんでもらえるはず」現在、リオに向けて強化練習や海外遠征をこなす藤田選手。「オリンピックまであと5か月。この間にメンバー同士で結束を高めてどれだけハードワークを積めるかが、メダル争奪のカギです」合宿中のスケジュールは、早朝から夜まで、練習、食事、仮眠をひたすら繰り返す過酷な内容。選手たちはそれぞれ、自分のリラックス法を大事にしているそう。「僕の場合はなんといっても睡眠。気に入っているコンディショニングマットレスがあって、それを海外にも必ず持っていきます」そして遠征や試合の後は、大好きなラーメンをご褒美に。「一番好きなのは、東福岡高校の先輩のお店『博多 一双』の豚骨ラーメン!濃厚だけれどしつこくなく、女性にもおすすめです」ちなみに試合前に必ずしていることは?と尋ねると…。「部屋の整理整頓です。高校時代スランプ気味だったとき、監督に指摘されて部屋の掃除をするようにしたら、不思議と調子が上がってきて。それ以来、寮の自室も遠征先のホテルの部屋も、必ずきれいにしてから試合に臨みます」そんな几帳面さも好感度大。2019 年の次回W杯も見据えた藤田選手の熱きプレー、見逃せません!◇ふじた・よしかず1993年、京都府生まれ、早稲田大学在籍。高校ラグビー大会で東福岡高校を3年連続で優勝に導き、一躍有名に。ポジションはウィング。4月からパナソニック ワイルドナイツに所属。※『anan』2016年3月16日号より。写真・山本あゆみ取材、文・新田草子
2016年03月15日ニコル&セイラが新ユニット国内外に80店舗を構える『全身脱毛革命サロン・脱毛ラボ』は、2016年度の新広告イメージキャラクターとして人気モデルの藤田ニコルと加賀美セイラを起用。新脱毛ユニット「ハーフ&ハーフ~ニコルとセイラ~」を結成したと発表した。脱毛ラボは日本最大級の規模を誇る全身脱毛専門サロンで、エステ業界に初めて月額制のプランを導入したことでも知られている。今回新たなイメージキャラクターを迎えるにあたり、新コンセプトとして『従来より値段をハーフ(半分)に。かかる時間をハーフ(半分)に。』を掲げる。脱毛ビギナーも脱毛ファンも「学生二コルは値段をハーフに。OLセイラは時間をハーフに。」という新キャッチコピーも公開。18歳の藤田ニコルと28歳の加賀美セイラらしい、印象的なフレーズとなっている。藤田ニコルは「最近は10代にも脱毛が流行ってるので、これを通じてもっと広めていきたいと思います。私はまだ脱毛したことないんですけど、これを機に“全ツル”したい!私がツルツルになる2016年、楽しみにしておいてください!これから夏が来るので女の子みんなツルスベになって欲しいです」(プレスリリースより引用)と、報道陣に向けて“全ツル”宣言を行った。一方脱毛が大好きで、すでに「全身ツルスベ」だという加賀美セイラは、新しい広告に対して「とっても可愛い仕上がりになりました。どんな反響があるのか楽しみです!」(プレスリリースより引用)とコメントしている。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社セドナエンタープライズプレスリリース・脱毛ラボ
2016年03月09日2006年にインディーズデビュー、8年の時を経て2014年にメジャーに進出したシンガーソングライター・藤田麻衣子さんの2ndアルバム。12編のラブソングが収録されたこの作品は、ずばり『恋愛小説』と名づけられました。女性の共感を呼ぶラブソング・応援ソングに定評がある藤田さん。ライブ会場は7割が女性という、女性シンガーソングライターとしては珍しい現象が起きるほど、女性からの支持率が高いアーティストです。女性目線のリリックと、ちょっと懐かしさを感じさせるメロディラインが組み合わさり独特の世界観が生み出されているこのアルバムは、基本的にミディアム~スローテンポの曲で構成されているため、まさに『恋愛小説』を読んでいるかのような感覚で聞き進めていくことができます。そのどこかに、特に共感できる部分が隠されているはずです。初回限定盤はハードカバー書籍のようなデザインになっているなど、遊び心も満載の1枚です。リリース情報:『恋愛小説/藤田麻衣子』(2015.12.2発売/¥3000(tax out)/VICL64480)※初回限定盤(¥5300(tax out)/VIZL913/DVD+グッズ付)も同時発売
2015年12月15日今年、大ブレイクを果たした藤田ニコルが12月6日(日)、紀伊國屋書店新宿本店で行われた自身初のスタイルBOOK「にこるんです。」の記者会見に出席した。藤田さんはティーンのバイブル誌「Popteen」専属モデルとして活躍し、今年に入ってからは、モデル業だけではなくテレビ、CM、イベント等活躍の場を広げ”新おバカ女王”として瞬く間に人気者になった。現在、twitterフォロワー数が63万人を突破しますます勢いに乗っている。初めてのスタイル本に並々ならぬ愛着を見せた藤田さんは、「今17歳ですけど、女子中高生のファンが多いのでメイクとかダイエットとかも全部ひっくるめた感じ」と内容を語る。中でもお気に入りの箇所を挙げ、「紙的に今まで一番盛れたページが『眠れる森の美女』のところ。といっても、美女じゃないんですけど(笑)。ただ盛れたから」と、はしゃいだ。可愛いポートレートから、自身の半生を赤裸々に綴った内容まで読み応えのある中身に仕上がっている。本人的にも「お母さんとの対談は見てほしいです。お母さん、バツ2なんで。その人生をめっちゃ聞いたんです。私はむしろ(自分のことを)隠すのが嫌いな人なんで、全然恥ずかしくないです」と、あっけらかんと笑う。現在高校3年生、今年で卒業を迎える。藤田さんは、「高校生が終わるんで、これまで許されてたことが許されなくなるのかなと。これからは、とりあえずロケでぶつかっていきたいなって思います」と、芸能活動にやる気を見せる。同じくカリスマモデルとして現在頭角を現しているぺこ&りゅうちぇるはライバルかと尋ねると、「危機感はないです。あっちはカップルだけど私は独り身なんで。でも私も出始めた時、彼氏と出てたので、同じ流れだなって思ってます。私は別れたから頑張ってほしいなって思う(笑)」と、一風変わったエールを送った。そんな高校生活最後のクリスマスを「やっぱりリア充のクリスマスを過ごしたい」と願うも、現実はデートのお誘いもないらしい。「一応マネージャーに夕方くらいから空けてほしいとは言ってるんですけど(笑)。恋愛になると、何もいえない性格で意外に女子なんです、私。理想の相手は年上のお兄さんみたいな人です。私のクリスマスの相手募集してます、待ってるね!ふふ」と、まだ見ぬ相手への思いを馳せていた。(cinamacafe.net)
2015年12月07日自然と“都市”の関係性を絵画で探る企画展「自然と都市―印象派からエコール・ド・パリまで」が、16年3月13日まで神奈川県・箱根のポーラ美術館にて開催されている。時代とともに変化していく“自然”と“都市”の風景。近代化が進んだ19世紀後半、画家たちはこのふたつの主題との新たな関わり方を模索していた。同展では、19世紀後半から20世紀初めに近代化の波によって巨大な都市へと変貌をとげたパリの風景を描いたモネやシャガールらの風景画約70点を展示。数々の名品をもとに、芸術都市であるパリを中心に、“自然”と“都市”をめぐる美意識の変遷を紐解いていく。また、1889年と1900年に開催されたパリ万博を機に建てられたエッフェル塔などの建造物を題材とした当時の絵画やポストカードも合わせて展示。さらに、会場では地図が配布され、資料を見ながらパリを散歩するように展覧会が楽しめるようになっている。その他、「乳白色の下地」で知られる画家のレオナール・フジタ(藤田嗣治)の「少女と猫」、モネに戸外制作を教授した画家のウジェーヌ・ブーダンの「ウジェーヌ・ブータン」の新収蔵作品2点も展示されている。【イベント情報】自然と都市―印象派からエコール・ド・パリまで会場:ポーラ美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285会期:10月3日~16年3月13日時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)料金:一般1,800円、高大生1,300円、小中生700円会期中無休
2015年11月22日エコール・ド・パリを代表する画家・藤田嗣治の展覧会「パリを魅了した日本人 藤田嗣治 素描と版画展」が、11月25日から12月1日まで、伊勢丹新宿店本館5階のアートギャラリーで開催される。フランスで成功をおさめ、フランスに没した日本人洋画家、藤田嗣治。同展では、自身が愛したパリの風景や街角の様子を描いた代表作である「魅せられし河」を始めとした素描や版画作品を中心に展開する。また、11月14日より全国ロードショーされる藤田嗣治の半生を描いたオダギリジョー主演映画『FOUJITA』の公開を記念し、本館7階のエスカレーター脇にて映画で使用された絵画のレプリカなども展示される。
2015年11月17日激動の20世紀初頭、フランスを拠点に活動した日本人画家・藤田嗣治の人生を描き出す『FOUJITA』の初日舞台あいさつが11月14日に、都内で行われ、主演を務めるオダギリジョー、妻役で共演する中谷美紀、10年ぶりに長編映画のメガホンをとった小栗康平監督が登壇した。『FOUJITA』舞台あいさつ/その他の写真オダギリ演じる藤田嗣治は“エコール・ド・パリの寵児”と高い評価を獲得しながら、帰国後は戦争協力画を描くことになった、葛藤に満ちた天才画家。「小栗監督は表情を作ったり、セリフに感情をこめたりする演技を嫌っていた」と振り返るオダギリは、「そのおかげで自分の演技もどんどん研ぎ澄まされ、セリフの重みも増した。とても新鮮な体験で、演技の新しい意味を見つけた気がする」と強い手応えを示した。その上で「自分が演じる姿が、今までのどの作品より美しく見えた」と断言し、「今までは『東京タワー』のオダギリジョーと言われていましたが、これからは『FOUJITA』を代表作にしてもらえれば。自画自賛ではないですよ」と誇らしげ。劇中にも登場する等身大マネキンとのツーショットには照れ笑いだった。そんなオダギリに対し、共演した中谷は「オダギリさん、とても素敵でしたよ。自画自賛なさるのも無理はない。私もつい見とれてしまった」と茶目っ気たっぷりに称賛。自身が演じるのは、藤田の5番目の妻という役どころで「他の奥さんに嫉妬しながら演じていました」と役作りを明かすと、オダギリは「ずっと素敵な女優さんだと思っていたので、共演できてうれしかった」と喜んでいた。同日(現地時間13日)、パリでは痛ましい同時多発テロが発生し、小栗監督も「とても不幸なことがありました」と沈痛な面持ち。映画は約100年前のパリを描くが「今に結びつく問題が、この映画にはあるんだろうと思う」と静かな口調で語った。『FOUJITA』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年11月14日映画『FOUJITA』が11月14日(土)に公開を迎え、主演のオダギリジョー、中谷美紀、小栗康平監督が舞台挨拶に登壇した。1920年代のパリ、1940年代の日本とそれぞれの年代と場所で、時に時代の寵児となり、時に戦争協力者とののしられるなど、波乱の人生を歩んだ不世出の画家・藤田嗣治の姿を描き出す。撮影は1年前にパリでも行われたが、ちょうど現地時間の13日夜、パリでは多数の死者を出した凄惨なテロ事件が起きたばかり。小栗監督は「パリでとても不幸なことが起きました。この映画は1920年代のパリと、1940年代の日本を藤田の目を通して描いてます。(映画の中のパりの時代から)100年近くが経っていますが、ヨーロッパ社会とはどういうものなのか?それと比べてのアジア社会とは?映画で描いた世界が遠い昔のことではなく、いまと結びつく世界であるとしみじみと感じております」と静かに語った。オダギリさんは「完成した映画を見て、いままでの自分のどの演じている姿よりも美しく見えて、監督の指導の下で、良さを引き出していただきました」と語る。これまで、何かと発言が一部を切り取られ、ニュースなどで取り上げられることが多いオダギリさんとあって、自分を指しての「美しい」という言葉や「“良さ”を引き出してもらった」という発言について、その真意を注釈!「監督の指導で、一番衝撃を受けたのが『感情をセリフに入れるな』という言葉です。セリフには既に感情が書かれているから役者の演技でさらに感情を入れて、意味を役者が限定させてしまうことを嫌っての言葉なんです。その思いでやっていいて、研ぎ澄まされていくのを感じました。でも、それを別の現場でやると『もっと感情を』と言われてしまう(苦笑)。新鮮で、演技することの新しい意味を見た気がして、小栗監督に引き出されて、新しい自分を見ることができたという意味です」と語り「勘違いしないでくださいね(笑)。いい気になってるわけじゃないので!」と強調。中谷さんは「自画自賛してるわけじゃないですよ」と語るオダギリさんに「してましたよ(笑)」とツッコみつつ「自画自賛も、ごもっとも!私も見とれました!」とその演技を称賛。また、秋田で行われた撮影の合間にはオダギリさんと2人で藤田の絵画を見に行き「束の間のデートを楽しみました」と明かし、さらにその時、オダギリさんが「鳶(とび)」と漢字の入ったニッカボッカをはいていたことを暴露し、それがものすごく似合っていたと感嘆!オダギリさんは「中学の時、母親が『あなたに似合うと思う』と買ってきて(笑)、気に入って20年くらいはいてるんです」と照れくさそうに明かした。『FOUJITA』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:FOUJITA 2015年11月14日より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド
2015年11月14日女優の中谷美紀が26日、東京・六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品『FOUJITA』(11月14日公開)の記者会見に、オダギリジョー、小栗康平監督、クローディー・オサールプロデューサーと共に出席した。本作は、フランスを中心に活躍した日本人画家・藤田嗣治藤田嗣治の半生を、『泥の河』『死の棘』『眠る男』の小栗康平監督が描いた作品。フジタの5人目の妻・君代を演じる中谷は「映画史上に忘れがたき功績を残された監督が久々に映画を撮られるということで、喜んで参加させていただきました」と小栗監督の10年ぶりの新作となる本作に出演する喜びを語った。そして、フジタを演じたオダギリを「まるでフジタそのもののような、生き写しのようなたたずまいで映画の主軸としていてくださった」と絶賛し、「私は5番目の妻で最後の妻。ただただ映画にいさせていただけるだけで幸せでした」と振り返った。中谷はフランスでの撮影はなかったものの、その撮影現場を訪れたそうで、「スタッフのみなさんが『小栗! 小栗!』と小栗教の信者のように監督を慕ってましたし、ジョーのフランス語がすばらしいと口々にほめてらっしゃって、同じ日本人として誇りに思いました」と報告。フランスにあるフジタのアトリエや彼が手掛けた教会の絵も見て、「日本にこれだけすばらしい画家がいたことを誇りに思いました」と続けた。また、役作りについて「君代さんの資料はそんなになかったので、小栗監督が書かれた脚本の行間を吸い取るように、あとは、稀代の天才であるフジタのそばにいて、自分は何も持っていないけど、せめてこの画家の美意識にそぐう人間でありたいと務めている姿…そう思いながらもフジタの自由さに踏み込めない壁のようなものを感じながら演じました」と明かした。
2015年10月26日オダギリジョーを主演に迎え、日本からフランスに渡った画家・藤田嗣治の姿を描いた『FOUJITA』が10月26日(月)開催中の「第28回東京国際映画祭」にてワールドプレミアとして上映され、オダギリさんに加え、共演の中谷美紀、小栗康平監督らが舞台挨拶に登壇した。1920年代、“エコール・ド・パリ”の寵児となり、パリで時代を彩る画家たちと共に狂乱の時代を生きたフジタ。1940年代の日本で戦争協力画を手掛け、疎開先の村で敗戦を迎えたフジタ。二つの時代を生きた天才画家の姿を描き出す。ワールド・プレミアを日本で迎え、オダギリさんは「初めて見ていただく機会ですが、大きなスクリーンのいい環境で見ていただくのに適した、美しい作品になっています」と胸を張る。藤田の妻を演じた中谷さんは昨年、映画祭のミューズを務め、その際にコンペティション部門に出品される作品に出演し、再び映画祭に戻ってくることを夢だと語っていたが、本作のコンペティション部門ノミネートで「早々にその夢が叶って嬉しいです」と満面の笑み。さらに「美しい絵画の連続のような映画ができました。オダギリさんも美しい佇まいで藤田そのものですし、流暢なフランス語を話されています。セクシーな一面をご覧いただけると思います」と語った。10年ぶりの新作となった小栗監督は「この企画がスタートして約3年になります。藤田は歴史的な人物ですが、映画の中でも彼が遺した優れた絵画を使用しています。いわゆる伝記映画ではなく。1920年代のエコール・ド・パリと呼ばれた時代のパリ、1940年代の日本という全く違う時代、文化をまたぐ藤田の姿を描いています」と語った。また、4日後の10月29日は小栗監督の70回目の誕生日ということで花束がオダギリさんと中谷さんから贈られた。中谷さんは小栗監督の頬にキスもプレゼント!コメントを求められたオダギリさんは「中谷さんが『チューしてあげてください』って言うんですけど、無理でしょ(苦笑)!オッサンがオッサンにチューって…」と困惑しつつ「おめでとうございます」と祝福。中谷さんは「70年という記念の年にこうしてお目にかかれたことを幸せに思っております」と語った。小栗監督は「戦後70年という意識はあるんですが、自分が70歳という意識が全然なくて…」と苦笑を浮かべるも「思わぬプレゼントをいただきました。ありがとうございます」と相好を崩していた。『FOUJITA』は11月14日(土)より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:FOUJITA 2015年11月14日より角川シネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開(C) 2015「FOUJITA」製作委員会/ユーロワイド
2015年10月26日俳優のオダギリジョーが26日、東京・六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭コンペティション部門出品作品『FOUJITA』(11月14日公開)の記者会見に、中谷美紀、小栗康平監督、クローディー・オサールプロデューサーと共に出席した。本作は、フランス・パリで活躍した日本人画家・藤田嗣治の半生を描いた作品。『泥の河』『死の棘』『眠る男』の小栗康平監督が10年ぶりにメガホンをとった。フジタを演じるオダギリは、小栗監督に声をかけてもらったことを「本当に光栄」と感激し、「フジタはあまり知らなかったですし、いまだにそんなに興味があるわけではないんですけど、小栗監督の作品に関わりたいなっていう気持ちだけで参加したのが正直なところ」と本音を暴露。小栗監督は小突きながらも「うれしいです」と喜んだ。そしてオダギリは「久しぶりにいい映画を見た」と完成した映画の感想をコメント。「今まで見た自分の映画の中のオダギリジョーという役者の幅をいくつもいくつも超えてそこに存在していて、監督のおかげでいい俳優になれたなみたいな…言い方難しいですけど」と監督に感謝し、「うれしく思っています」と続けた。また、フランス語は「セリフを丸覚えした」と言い、フランス語の先生による棒読みのCDを聞いて丸暗記した後、フランス人俳優に芝居してもらったものを録音して聞き、「感情を持ったフランス語に仕上げていった」と過程を説明。「文法も、下手したら単語の意味すらわかっていないところもあって、響きから身に入れていったという感じ」と明かした。さらに、前半と後半で大きなギャップがあるフジタの役作りについて「監督に丸投げしました」と明かすオダギリ。「自分の我を出して見せていくよりも、監督の手のひらの中に転がっていく方が、僕にとっても作品にとってもいいと思ったので、8割9割監督の言うことを素直に聞いていた」と語った。オダギリの発言について、小栗監督は「『丸暗記』『丸投げ』というのはマイナスではない」と補足。「俳優さんが何かを預けるということはとても勇気がいること。感覚的にゆだねることができる役者はとても少ない」と言い、「オダギリ君が自分の身体の全体から芝居をつかむ、最も難しいことをやっている一人の俳優」と評価した。
2015年10月26日現在、竹橋の東京国立近代美術館で開かれている『MOMAT コレクション』展では、藤田嗣治の全所蔵作品を公開中です。美術館の4階と3階の2フロアを使って展示されているのは、藤田の初期から晩年までの作品、計26点。さらに、藤田が装丁を手がけた豪華なアーティストブックや執筆した書籍も紹介されています。藤田嗣治(1886~1968)は東京で生まれ、東京美術学校(現・東京藝術大学)で絵を学んだあと渡仏、「乳白色の肌」をもつ裸婦の絵画で人気を博します。パリの画壇で大成功をおさめ、1933年に帰国。戦時中は積極的に戦争画を制作します。しかし、そのことが原因で戦後は戦争協力者として批判を浴び、やがて日本を去ることに……。その後、藤田はフランス国籍を取得してレオナール・フジタと改名し、そのまま日本に戻ることはありませんでした。本展では、「乳白色の肌」をもつ裸婦像や猫を描いた作品など、藤田の代表的な作品とあわせて、戦争画も公開しています。これまでにも常設展示で藤田の作品を見ることはできましたが、同館が所蔵する戦争画全14点を一挙に公開するのは今回がはじめて。戦後70年にあたる2015年の特別展示となります。なかでも見逃せないのは、日米の兵士たちによる凄絶な激戦シーンを描いた作品《アッツ島玉砕》。軍刀を振りかざす者、すでに息絶えている者、差し違える兵士たちの姿などがドラマチックに表現されています。勝ち戦だけでなく、戦況悪化後の負け戦も描いた藤田の作品は、むごたらしくて直視できないものもあるかもしれません。ですが、やはり美術館で実物を見ることをおすすめします。11月には、藤田の半生を描いた映画『FOUJITA』(監督:小栗康平、主演:オダギリジョー)が公開されることもあり、フジタ・ブームが到来中です。この機会に、美術館を訪れてみてはいかが?イベントデータ:『MOMAT コレクション特集:藤田嗣治、全所蔵作品展示』会期:2015年9月19日(土)~ 12月13日(日)※休館日は月曜日(ただし11月23日(月・祝)は開館)、11月24日(火)時間:10:00 ~ 17:00(金曜日 10:00~20:00)※入館は閉館の30分前まで会場:東京国立近代美術館料金:一般 430円/大学生 130円/高校生以下無料
2015年10月21日