黒沢清監督の『ニンゲン合格』(’99)にて映画初主演を果たし、いまや国際的にも活躍する西島秀俊が、黒沢監督と4度目のタッグを組んだ『クリーピー 偽りの隣人』。このほど、西島さんに竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之ら豪華キャスト陣が揃って登場する、身の毛もよだつような“クリーピー”な予告編と本ビジュアルが解禁となった。ある犯罪心理学者夫婦の日常が、“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく圧倒的恐怖を描いた本作。原作は、日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の同名小説。先日行われた第66回ベルリン国際映画祭で正式出品作品に選ばれ、第40回香港国際映画祭では日本映画初となるクロージング上映が決定するなど、早くも世界から熱い視線を浴びている。今回、解禁となった待望の本予告は、犯罪心理学者の高倉(西島さん)が、刑事の野上(東出さん)から頼まれた未解決の一家失踪事件を調べ始めたことをきっかけに、奇妙な隣人・西野(香川さん)の家族のことが気になり始める様子が明らかとなる。ある日、西野の娘・澪(藤野涼子)が、高倉に「あの人お父さんじゃありません、全然知らない人です」と訴えたことで、事態は急展開を迎えることに。その一方、高倉は事件唯一の生き残りである長女・早紀(川口さん)の記憶をたどるも、核心にはたどりつけずにいた。この未解決の事件と、隣人一家の不可解な関係。2つの繋がりに高倉が気付いたとき、妻・康子(竹内さん)の身に“深い闇”が迫る…。家から火が噴き出し、康子の絶叫がこだまする中、しっかりと彼女を抱きしめ全力で守ることを誓う高倉。だが、映像のラストには、チャイムとともになぜか外側から鍵が開き、半開きになった扉の隙間からは、こちらを覗き込む西野の姿が!果たして、西野とは一体何者なのか!?終始、不穏な空気が充満する、まさしく“クリーピー”な予告編となっている。また、併せて解禁となった本ビジュアルでは、「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」という、藤野涼子が放つ事件のきっかけとなる言葉が大々的にあしらわれ、正面を見据えた西島さん演じる高倉を中心に超豪華キャストの顔がコラージュされている。それぞれがどこか意味深な表情を浮かべる中、特に香川さん演じる謎の隣人・西野の怪しげな表情は強烈に脳裏に残りそうだ。見ているだけでその異様な雰囲気に背筋がぞっとする映像を、まずはここから覗いてみて。『クリーピー 偽りの隣人』は6月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月22日NYを拠点に活躍する女優・小山田サユリさん。2010年10月から9カ月間、文化庁新進芸術家海外派遣制度の研修員としてNYの演劇学校で演技を学び、現在は新作映画『女が眠る時』に出演、資生堂のCMではレディ・ガガと共演するなど、活躍の幅を広げています。「NYで演劇を学ぶ」「海外で夢を掴む」なんて、自分にはマネできないすごいこと。そう思いがちですが、小山田さんも仕事に悩みながら「これでいいのかな」と手探りで前に進んできたのだそう。今の自分を作った30代の自分を振り返ってもらいました。30代前半まで、自分の力に自信を持てなかった20代前半にデビューして以来、映画を中心に活躍してきた小山田さん。「若さと勢いで」目の前の仕事に一生懸命だった20代を過ぎ、30代に入ると「長く仕事を続けるために」という視点で自分をとらえるようになったそう。そこで出てきた不安が、「このままでは限られた役しかできない女優になってしまう」ということでした。「私は華やかな顔をしているタイプではなく体も華奢な方だったからか、病弱な役や心に傷を負った役など、なんらか影を背負う女性を演じることが多かったんです。撮影が数カ月に及ぶ映画では役にどっぷり浸かることから、役の色が抜けきらず、プライベートでうつうつとすることも。加えて、『演技をしっかり学ばずに(スカウトをきっかけにして)女優になった』ということがコンプレックスで、実力がついていないという危機感を強く抱くようになりました。今振り返れば、もっと好奇心をもって仕事以外に新しい趣味を始めてみたら変わったのかもしれないのですが、愚直に仕事に向かうあまり、どんどん暗くなっていましたね」「楽しむ」ことを教えてくれた演劇学校ターニングポイントは「何か変えなくては」と、34歳で応募した文化庁新進芸術家海外派遣制度。若手芸術家を海外に派遣し、実践的な研修機会を提供する国の制度に見事合格し、NYで演劇を学ぶ道を選んだことが「仕事のとらえ方が180度変わる」大きな出来事になります。「新鮮だったのが、演劇の授業でもオーディション前でも先生や周りの仲間が『Have fun!』『Enjoy!』(楽しんで!)と口癖のように言うことでした。授業でも常に笑いがあり、演技をする際も、どうしたら面白くなるかを貪欲に追求する。緊張するオーディションでさえ、『チャンスがあるなんてとても素敵なこと。悔いがないように全力で楽しむのよ』と前向きな言葉で送り出されます。それまで女優という仕事に真面目に取り組もうと視野が狭くなっていた私にとって、『演技を楽しむ』『その場にいることを楽しむ』という姿勢は何よりも必要としていたことでした。演技の技術も理論も、人脈も、大切なことをたくさん得た演劇学校生活でしたが、『楽しむことを学んだ』のは、私の人生において、本当に貴重でした。いろんなことに興味がわき、人に会うことが大好きになってよく笑うようになると、周りにもポジティブな人が集まってくるんです」NYで作った人脈をいかして仕事をしたいと考え、NYに拠点を置くことを決めた小山田さん。2015年には婚約し、「私の人生はまだまだこれから!」と笑顔を見せます。「今後は国内外広く評価される女優でありたいし、プロデュース業にも興味があります。世の中は自分がどうとらえるかで景色が大きく変わるし、自分が楽しむことから道は開ける。これからの毎日に、自分が一番わくわくします」悩み、もがき苦しみ、一歩踏み出したからこそ、今がある。小山田さんの生き方は、今まさにその悩みの渦中にいる人たちにとっては勇気とヒントを与えてくれるものではないでしょうか。年齢や固定概念からの解放。それは、得ようと思えば誰にだって得られる自由なのです!【News】小山田サユリさん出演の映画『女が眠る時』全国の映画館で公開中。作家の清水健二(西島秀俊)は、編集者の妻・綾(小山田サユリ)とともに休暇を過ごすため郊外のリゾートホテルを訪れる。そこにいた、初老の男(ビートたけし)と若く美しい女(忽那汐里)の謎めいたカップルに目を奪われた健二は、少しずつ2人に近づいていく。監督:ウェイン・ワン出演:ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品作品
2016年03月17日NYを拠点に活躍する女優・小山田サユリさん。2010年10月から9カ月間、文化庁新進芸術家海外派遣制度の研修員としてNYの演劇学校で演技を学び、現在は新作映画『女が眠る時』に出演、資生堂のCMではレディ・ガガと共演するなど、活躍の幅を広げています。プライベートでは2015年に婚約し、新生活をスタートさせた小山田さん。公私ともに充実した今に至るには、30代の大きなチャレンジがありました。体系的に学ぶ環境に、必死で食らいついた黒沢清監督『アカルイミライ』、行定勲監督『セブンス アニバーサリー』、森田芳光監督『わたし出すわ』など、日本映画界を牽引する監督作品に多く出演してきた小山田さん。映画に「自分の居場所」を見出し、順調にキャリアを重ねていた30代前半、ふと「自分には女優としての実力があるのだろうか」と不安を抱くようになったと言います。長く仕事を続けるためにきちんと演技を学ばなければと考えた小山田さんは、若手芸術家を海外に派遣して実践的な研修機会を提供する国の制度「文化庁新進芸術家海外派遣制度」に応募。35歳でNY留学を決めます。「派遣制度のことは、友人でもある演出家の長塚圭史さんに強く勧められていて知っていました。私が渡米する前年に『絶対に派遣制度で海外に行く』と言っていた長塚さんが有言実行でロンドンに行ったのを知り、私も行動に移さなくちゃと思ったんです」演劇学校では演劇の基礎理論をはじめ、シアター系の演技法、アクション技術など実践的な演技指導、オーディションに受かるためのノウハウ術まで幅広く体系的なカリキュラムが用意されており、日本との違いに驚きの連続だったと言います。「日本では『現場で仕事をしながら学べ』という感覚重視のやり方が一般的ですが、アメリカは非常に合理的。演技は理論から実践まで学ぶものという考えがスタンダードですし、どんなに有名な俳優でも演技のパーソナルトレーナーをつけて、日々の努力を欠かしません。演劇学校で知識やスキルを学ぶので、俳優や演出家などとして活躍したあとにパーソナルトレーナーとして指導する側に立つこともできる。演劇界に関わる人の層の厚さには、衝撃を受けましたね」自分では変えられないことで、悩むのはやめよう英語ができないまま演劇学校に入学した小山田さんは、演技法の授業のために日々セリフを覚えることで精一杯。加えて慣れない環境での一人暮らし、意志の疎通の大変さにノイローゼになったほどでした。「セリフを覚えなくちゃ、日本人特有のアクセントをできるだけ消さなくちゃ、欧米の学生たちに負けないように大きく振る舞わなくちゃ……など、さまざまなプレッシャーで、今思えば心がちょっとおかしくなっていました」そんな小山田さんを変えたのは「諦めて受け入れる」という物事のとらえ方。「どんなに背伸びをしたって私は私」と思えてから、すっと悩みがなくなったと言います。「英語を習得したのが35歳なんだから、アクセントがあるのは仕方がない。体が小さいのも仕方がないし、見た目を変えることはできない。自分ではどうしようもないことは諦めて、認めてあげよう。そう思ったら本当にラクになりました。発音は音でしかないのだから、演じる役の心の内、感情、秘めた思いをしっかり表現できる女優であろうと。自分ができること、やるべきことが明確になり、自分にないものをくよくよ考えることから解放されました」どんな質問にも、自身の考えをはっきり示しながら答えてくださった小山田さん。NYの演劇学校という厳しい競争社会に身を置き、そこで自分なりの答えを見つけてきたしなやかさに引き込まれ、「世界的に活躍する女優になりたい」という小山田さんのこれからが、ますます楽しみになりました。撮影:石田祥平ヘア・メイク:Hanjee スタイリング(デザイナー):Satoko Ozawa【News】小山田サユリさん出演の映画『女が眠る時』全国の映画館で公開中。作家の清水健二(西島秀俊)は、編集者の妻・綾(小山田サユリ)とともに休暇を過ごすため郊外のリゾートホテルを訪れる。そこにいた、初老の男(ビートたけし)と若く美しい女(忽那汐里)の謎めいたカップルに目を奪われた健二は、少しずつ2人に近づいていく。監督:ウェイン・ワン出演:ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品作品
2016年03月13日NYを拠点に活躍する女優・小山田サユリさん。これまで、黒沢清監督『アカルイミライ』、行定勲監督『セブンス アニバーサリー』、森田芳光監督『わたし出すわ』など、日本映画界を牽引する監督作品に多く出演。2016年は、新作映画『女が眠る時』への出演、資生堂CMでのレディ・ガガとの共演など、活躍の幅を広げています。プライベートでは2015年に婚約し新生活をスタートさせた小山田さん。公私ともに充実した今に至るまで、どんな風に「自分」を育ててきたのか。小山田さんのこれまでを聞きました。実力をつけたい。その一心で、35歳で単身NYへ 都内の短大に通っていた20歳のとき、スカウトされたことをきっかけに女優の道を歩き始めた小山田さん。「地元・新潟に帰って、幼稚園の先生をしよう」と免許もとっていた矢先の、突然の転機だったと言います。「まさか自分が女優になるとは、想像もしていませんでした。華やかな競争社会に自分は絶対に向いていないと思っていましたが、目の前の仕事を一つ一つ進めていって得られる達成感が心地よく、気づけばがむしゃらに20代を過ごしていました。短期的な集中力が大切なCMの仕事、スピードが大事なテレビドラマの仕事、じっくりとものづくりを進める映画の仕事……それぞれを経験する中で映画に自分の居場所を感じられるようになり、もっと演技を学びたいという気持ちが芽生えていったんです」「このままでいいのだろうか」と足が止まったのは、30代になって数年が過ぎたころ。演技を“学んだ”経験がないことへの焦りや将来への不安から、35歳のとき文化庁新進芸術家海外派遣制度の研修員として単身渡米を決め、本場・NYの演劇学校に通うことにしたのです。これが今の小山田さんへ導く、最大のターニングポイントになります。「20代のころは『若くて透明感がある』と評価されることが多く、勢いだけで突き進んでいました。でもそんなのって、実力とは違う儚いもの。このままじゃ演技の幅が広がらない、しっかりとスキルを身に着けたいという思いが、日に日に強くなっていきました。幸運なことに、文化庁の派遣制度に応募したところ合格。9カ月間演劇学校に通い、ゼロから演劇を学びなおすことを決めました」日本で順調に仕事をしていた中での、渡米というチャレンジ。当時は英語を一切話せなかったそうですが、不安よりも「広い世界に飛び出したい」という衝動の方が大きかったと言います。「世界中から俳優を目指す人が集まり、演技を理論から実践まで体系的に学ぶ環境で、世界のレベルの高さを痛感しました。授業の半分を理解するのがやっと、言いたいことが伝えられないという環境で最初はノイローゼ気味でしたが、一方でいろんなことから解放されていく自分に気づいたんです」年齢は数字でしかない 「NYで居心地のよさを感じた理由の一つが、『私のことを、見たまま評価してくれる』ということでした。私は女優デビューが20代と比較的遅かったので、日本では演じられる役にかなり制限がありました。『この役は10代後半だから25歳の小山田はダメ』という風に、私を見ることなく履歴上の年齢だけで落とされることが何度もあり、すごく悔しかったんです。でも、NYに来たら誰も年齢のことを口にしません。私が35歳であろうと40歳であろうと、オーディションでプロデューサーが20代だと思えば役をもらえる。とてもシンプルで、ありのままの自分で勝負できるという自由さに、心も体もどんどん開放されていきました。オーディションで落ちることももちろんたくさんありますが、『実力がなかった』とすっきり前に進める。そんな経験から、年齢は数字でしかないと思えるようになりました」レディ・ガガと共演した資生堂のCMでも役の想定年齢は20歳だったものの、オーディションに行ってみると、15歳の中学生から40~50代の方まで幅広い層がいたそう。「チャンスの入口は広く、チャレンジすることに前向きな人ばかり。いくつになってもやりたいことに挑戦すればいいと思えたら、40歳の今もまだまだスタートラインに立ったばかりと思えます。世界で活躍する女優になりたいし、プロデュース業もやってみたい。30代だからこうすべき、40代になったらこうすべきといった考え方は、一切しなくなりました」スクリーンで魅せる透明感はそのまま、くるくると表情を変えながら話す小山田さん。35歳で英語もできないまま、NYで自ら厳しい環境に飛び込む……それだけを聞くと、なんて強くたくましい女性なんだろうと思いがちですが、「小さなきっかけに背中を押されただけ。無知だったから行けたんです」と笑顔を見せます。「年齢って、本当に誰も気にしないの。日本の常識が世界じゃ全然スタンダードじゃないんだ、なんだ、私は私でいいんだと思えたんです」そんな小山田さんの言葉に、聞いているこちらも、ふっと心が軽くなった気がしました。撮影:石田祥平ヘア・メイク:Hanjee スタイリング(デザイナー):Satoko Ozawa【News】小山田サユリさん出演の映画『女が眠る時』全国の映画館で公開中。作家の清水健二(西島秀俊)は、編集者の妻・綾(小山田サユリ)とともに休暇を過ごすため郊外のリゾートホテルを訪れる。そこにいた、初老の男(ビートたけし)と若く美しい女(忽那汐里)の謎めいたカップルに目を奪われた健二は、少しずつ2人に近づいていく。監督:ウェイン・ワン出演:ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門正式出品作品
2016年03月09日まだまだ寒い日は続きますが、厚手のコートから薄手のコートへ、ブーツからハイヒールへ、ダーク系からパステル系へ、街を歩いていても春らしさを感じ始めるそんな季節がやってまいりました。街が明るくなれば四十路の心も明るくなるようで、年末の恋の傷も徐々に治りかけています。…が、半月前にその人に渡そうと思ってかなり前から注文していたお取り寄せチョコレートがうっかり届き、塞ぎかけた傷口が少しだけ開き、悲しいかな、そのチョコレートを1人でぺろりと平らげてしまった女、古山エリーです。今宵もたわごとお付き合いくださいませ。世の中には“しあわせになるための○○なコト”を綴った恋愛&人生の指南書が山のようにあります。四十路を迎えた今はあまり読まなくなりましたが(今も読んでいたらそれはそれで問題…)、迷える20~30代は似たような本をあれもこれも読みあさりました。現在は、迷えるというより深い落とし穴から出られない感じです(それも問題…)。それらの指南書には、仕事も恋愛も何もかもは“同時”には手に入らない──的な言葉が綴られていて、当時の私にどれだけ勇気を与えてくれたことか!そのおかげで(そのせいで?)、恋愛はうまくいかないけど仕事があるじゃない!と、仕事ひと筋で頑張ってこられたのですから。まあ、そのまま独走してしまっているのは“大”間違いでしょうけれど。でもですよ、周りを見わたしてふと思うのは、本当に何もかも手に入らないんだろうか?という素朴な疑問。『女が眠る時』という映画を観て、そんな疑問が浮上してしまったのです。どんな物語かというと、リゾートホテルに滞在する2組のカップルのお話。スランプ中の小説家・健二(西島秀俊)とその妻・綾(小山田サユリ)、若く美しい女性・美樹(忽那汐里)と中年の謎の男・佐原(ビートたけし)、彼らの数日間が描かれます。物語があるようでない、ちょっと不思議な映画です。何が面白いって、どのキャラクターの目線で観るかでストーリーが変わってくることです。ふとしたきっかけで美樹と佐原の後をつけて覗き見してしまう健二の目線だとサスペンスになりますし、美樹の眠る姿をビデオで撮り続ける佐原の目線だとホラーチックなラブストーリーのようでもある。普通じゃないし不気味だし気持ち悪いんですが、この先どうなるんだろう…と気になってしまう。途中、西島さんの裸体にクラッとしつつも、2人の男のあまりの不気味さと気持ち悪さでハッと目が覚める。そしてエンディングを迎える頃に襲ってくるのは、綾の恐ろしさです。美人で仕事もできる良妻に見えますが、最後の最後で「えっ、すべて策略だったの?仕組んでたの?」と、ゾクッとさせられる。そう、かつて読んだ指南書には「何もかもは同時に手に入らない」とあったのに、この綾という女性は何もかも手に入れているじゃないかと。もう、いろんな意味でびっくりです。なーんだ、綾のようにすればぜーんぶ手に入るのか!だったら私もー!と意気込んでみたものの、現実は──ちょっぴり気になる男性からのメールや電話の回数が減ってきていることにあたふたし、振りまわすどころか完全に振りまわされているという残念な有り様…でした。で、振りまわされないために仕事に打ち込んで、また同じことの繰り返しって…。我が身の恋のループの方が恐かったということで、今宵のたわごとはこの辺で。また次回。(Elie Furuyama)
2016年03月04日女優・川口春奈と俳優・山崎賢人という最旬の若手2人が、映画『一週間フレンズ。』で初共演。“一フレ。ロス”なる言葉を生み出したTVアニメ、舞台に続く、葉月抹茶によるベストセラーコミックの実写映画化で、W主演を務めることが決定した。本作は、1週間で友達の記憶を失くしてしまう女子高生・藤宮香織と、そんな彼女をひたむきに想い続ける心優しい同級生・長谷祐樹の2人が織りなす、ピュアで切ない青春ラブストーリー。原作は、月刊「ガンガンJOKER」(スクウェア・エニックス刊)にて2011年~2015年春まで連載された同名漫画。その透明感あふれる世界観や繊細なタッチ、あまりに切なく泣ける物語と、魅力的なキャラクターたちが多くの支持を集め、コミックのシリーズ発売累計はこれまでに130万部を突破。2014年4月にTVアニメ化されるや、 最終回の放送後には“一フレ。ロス”となるファンが続出。さらに、同年11月には舞台化も実現するなど、話題は尽きることなく、連載終了後のいまも世代を超えて多くのファンから愛され続けている。そんな話題のコミックの“圧倒的純真”な主人公たちを、実写では誰が演じるのか、大きな注目を集めていたが、このほど『好きっていいなよ。』「金田一少年の事件簿N」などで等身大の女子高生を演じ、黒沢清監督×西島秀俊の『クリーピー偽りの隣人』にも出演する川口さんが、1週間ごとに記憶をなくしてしまう女子高生・藤宮香織役に決定。そして、ドラマ「デスノート」やNHK連続テレビ小説「まれ」のほか、『ヒロイン失格』『orangeーオレンジー』『オオカミ少女と黒王子』『四月は君の嘘』と人気コミックをリアルに体現できる俳優として話題作が相次ぐ山崎さんが、香織に思いを寄せる長谷祐樹役に決まり、W主演を務めることになった。撮影は、2015年11月14日より都内ロケにてクランクインし、オールロケにて12月16日にすでにクランクアップ。初共演でありながらも撮影初日から意気投合し、お互いに大きな信頼感をもって撮影に臨めたという2人は、約1か月にわたる撮影の日々を重ねながら、少しずつ変化していく香織と祐樹の微妙な距離感を奥深い演技で表現していたという。“自身にとって初めて挑むタイプの役柄だった”というキャラクターを、それぞれ演じきった様子の2人。“1週間ごとの記憶喪失”という、気持ちを作ることが非常に難しい役どころに全身で挑んだ川口さんは、「山崎さんとは初めてお仕事させていただきましたが、山崎さんの芝居が大好きで本当に長谷君にしか見えなくなって、自分の感情を勝手にコントロールされてるかのようで不思議な時間でした。わたしにとってすごく大切で大事な作品になりました」とコメント。役作りについては、「香織という役は本当に難しくて、過去のトラウマや病気と闘いながらも人の温かさにふれて、不安の中、前向きに生きている女の子だと思いました。だけど、決して可哀想な子だとは思わず、香織の成長物語だと思うので、気持ちの変化や表情や仕草、細かいところまで丁寧に演じようと思い没頭しました」と強い思いを覗かせた。一方、毎週月曜日になるたび、自分のことを覚えていなくても何度も何度もめげずに香織に会いに行く、そんな全力でまっすぐな男の子を熱演した山崎さん。「諦めずに、一生懸命になれば何かが変わる、思いは伝わる。そんなことを感じてもらいたいです」と意気込みを語り、「全力で走り回って、汗をかいて、空気を読むということが良いとされてる世の中で、自分で空気を変えていく。真っ直ぐで、思いやりがあり、憎めない。そんなやつになれば良いなと思い演じさせてもらいました」と役柄に込めた思いを明かした。メガホンを取ったのは、映画『赤い糸』やドラマ「1リットルの涙」など、数多くの名作を手がけてきた村上正典監督。「それぞれの役にひたむきに向き合う姿は香織と祐樹そのもので、思いやりと優しさあふれる世界観に仕上がりました。友達を想い孤独を選んだ香織と、友達のために不器用ながらも全力で汗かく祐樹の姿から、リアルな関係の温かさを改めて感じてもらえればと思います」とコメント。撮影の合間も頻繁に主演の2人と会話を交わし、緊張感がありながらも、終始穏やかなムードの現場となっていた。また、今回の映画化に際し、原作者の葉月さんは「撮影現場を見学させていただき、お2人の香織と祐樹を見ることができた経験は、いまでも大事な思い出です。どのような映画になるか私も楽しみにしております。原作を知ってくださっている方、そして未読の方にも観てよかったと思っていただけることを願っております」と激励のコメントを贈っている。孤独な香織と、いつも前向きな祐樹という対照的なキャラクターに、「川口さんと山崎さんのそれぞれが持つ“光と影”が命を吹き込んでくれる」(プロデューサー)という本作。キラキラ輝く“純度200%”のピアなラブストーリーの続報を、これからも楽しみにしていて。『一週間フレンズ。』は2017年2月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月02日世界的巨匠ウェイン・ワン監督が手がける初の日本映画『女が眠る時』の初日舞台あいさつが2月27日に、東京・有楽町の丸の内TOEIで行われ、ワン監督をはじめ、主演のビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリが登壇した。『女が眠る時』舞台あいさつ/その他の写真スペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説を基に、ある年の離れたカップル(ビートたけしと忽那)の艶めかしい人間模様と、それを覗きながら狂気の領域に陥っていく小説家(西島)の姿を描いた異色のミステリー映画。今月開催された第66回ベルリン映画祭パノラマ部門に正式出品され、ワン監督、西島、忽那が出席。この日は現地入りが実現しなかったたけしに、映画祭公式のテディベア、シカのオブジェなど3人が選んだ“ベルリン土産”が贈られた。西島が「現地ではとにかく“北野人気”がすごく、公式上映も熱気を帯びていた」と報告すると、たけしは「本当にありがたい。ベルリンにはよく誘われるけど、どういうわけかスケジュールが合わなくて。今年も山梨のラドン温泉で営業があって」と笑いを交えながら、不参加を悔やんでいた。「観終わった後、頭の中で知性と感受性が戦うような映画。今の日本映画界はあまりにエンターテインメント重視で、観客に考えさせない遊園地みたいな映画ばかりだから」とアピールするたけしは、さらに「ワン監督には『よくぞ作ってくれた』とお礼を言いたい。それに引き替え、『アウトレイジ』をやってる自分が恥ずかしい」と自虐コメントも忘れず、会場を笑いに包んだ。そんな発言に、ワン監督も「作った私でさえ、観るたびに新しい解釈や答えが見えてくる」とうなずき、「ハッキリ言えるのは、ひと夏で2つの愛が失われたということだけ。明確な答えは用意していないので、感性を信じ、ご覧になる皆さんなりの答えを見つけてください」と観客にメッセージをおくった。『女が眠る時』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年02月27日ビートたけしが2月27日(土)、自作以外では12年ぶりとなる主演作『女が眠る時』の初日舞台挨拶に登壇し、「最近の日本映画は、あまりにもエンターテインメント重視で、話題になるのはお客さんの数だけ。遊園地のような映画ばかりもてはやされる」と苦言を呈した。東京・有楽町の丸の内TOEIで行われた初日舞台挨拶には、たけしさんをはじめ、共演する西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリ、ウェイン・ワン監督が登壇。ワン監督が自ら日本で撮影することを提案し、初のオール日本人キャストでスペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説を映画化した。スランプに陥った小説家(西島さん)が、滞在したリゾートホテルで初老の男性と若い美女(たけしさんと忽那さん)のカップルに出会い、その異様で妖艶な空気に魅せられる…。解釈の余地を残した結末のミステリーで、たけしさんは「きっとご覧になった皆さんの頭の中で、知性と感受性が戦っているはず。そういう意味では、頭のエンターテインメント。ワン監督にはよくぞ作ってくれたと言いたいし、何時間でも討論できるようなこの作品に、日本映画界が刺激を受けてくれれば」と持論を展開した。このコメントに、西島さんも「皆さん、見終わった後で少しボーっとされていますね。僕もそうでした。ぜひ、気持ちいい夢を見たような余韻を楽しんでもらえれば」とアピール。ワン監督は「映画を作った私自身が、見るたびに新しい解釈や答えを見つける作品。皆さんも、自分の感性を信じ、ご自分なりの答えを見つけてください」と語った。今月には第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品され、ワン監督、西島さん、忽那さんが現地入り。この日は3人から、ベルリン行きが叶わなかったたけしさんへのお土産がプレゼントされ、たけしさんはワン監督が選んだシカのオブジェに興味津々だった。『女が眠る時』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年02月27日ビートたけしはこの映画を「妄想と覗きのバームクーヘン」と表現する。西島秀俊は完成した映画で改めて、たけしの演技の凄まじさを目の当たりにし「一からやり直そう」と打ちひしがれたという。そしてウェイン・ワン監督。彼は撮影前にたけしに対しこの映画について「これまであなたが作ってきたヤクザ映画に近い作品です」と告げたという。男たちが『女が眠る時』を語る――。※インタビュー中、作品の解釈などについて、物語の内容に深く触れながら話している箇所がございます。映画を見ていない方はご注意ください。スペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説の舞台を日本に置き換え、『ジョイ・ラック・クラブ』、ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた『スモーク』など映画ファンを熱狂させてきた巨匠ウェイン・ワンが映画化。処女作以降、ヒットに恵まれない小説家の健二は妻と訪れたリゾートホテルで初老の男・佐原、彼が世話を焼く美しく若い女・美樹と出会う。なぜか2人に興味を持った健二は、彼らから目が離せなくなり、やがて部屋を覗くまでになる。部屋では毎晩、佐原が美樹の眠る姿を撮影し続けていたが…。――何が現実でどこからが妄想なのか?リゾートホテルとその周辺という狭い空間の中で何とも不思議な物語が展開します。最初に脚本を読まれた感想は?西島:最初に読み始めた時は、不思議なカップルを覗き見るというエロティックな物語かと思ったんですが、読み進んでいくうちにだんだんとサスペンスになっていって、急に事件も起きたりして…楽しんで読ませていただきました。たけし:おれは、(佐原は)単なる変態オヤジだなって(笑)。変態オヤジの役に選ばれて嬉しくもあり、哀しくもあり…。――物語はどのように解釈されましたか?たけし:(佐原は)妙な性癖のある変な奴には違いないし、撮影では言われた通りにやったけど、いざ完成した作品を見るといくらでも解釈のしようがあるんだよね。おれが西島くん演じる作家の首に冷たいナイフを当てて「脳は目が覚める一瞬でストーリーを作っちゃうんだ」という内容のことを言うけど、まさにその言葉の通り、この映画で起きているはずの全ては、実は最後のワインバーでのシーンで一瞬で“作られた”ものなんじゃないか?とか。それはそれで面白い解釈だなと自分でも思うけど、正しいとは限らない。見る人によって違うだろうね。ワン監督:原作の小説は哲学的で複雑に入り組んでいて、初老の男の若い女への執着、思惑などを描いてますが、舞台を日本にしたことで、うまく哲学的側面をカットし、より強い内容になったと思います。2人の人物がある“密約”を交わし、それに対する裏切りがあり、裏切り者を始末しなくてはいけなくなる――忠誠心についての映画でもあり、撮影前にたけしさんに「あなたが撮ってきたヤクザ映画と近い」とも伝えたのです。――解釈に関しては人それぞれですが、男性と女性、また既婚者と未婚者などそれぞれの立場で考え方、受け取り方が変わってくるかとも思います。男の女に対する思い込みや妄執も描かれますが、たけしさん、西島さんも女性に対して、ある時ふと「違う生き物だ」という畏怖を感じたり、女性には男性にはない感覚が備わっていると感じることはありますか?たけし:西島くんは結婚は…西島:しました(笑)たけし:え?そうなの?なんだ…言ってくれたら止めたのに(笑)。西島:(笑)たけし:いやぁ、カミさんはすごいですし、女ってのは恐ろしいですよ(苦笑)。あらゆるものを持ってるから。多くの生物は最初、女として誕生し、そこから男に分化するものと、そのまま女として生まれるものとで性別が分かれると言われてて、だから『全ての可能性はメスが握ってる』ということはよく言われる。可能性と要素を持っているのは女で、男はそれに翻弄されると…。西島:さっきの解釈の話にもなりますが、あるスタッフは、僕が演じた作家の妻(小山田サユリ)が全てをコントロールしてたんじゃないかって言ってました。彼女は実は求めていた全てを手に入れてるんじゃないかと。そう考えると怖いですよね…。今回の映画でも、男が女性に翻弄されるってのはありますよね。――女性には本能的に男には装備されていない感覚が備わっていたり…?西島:あるのかもしれません(笑)。男とは全然、違う視点で物事を見ていたり。こっちが命がけでやってることを、全く大したことだと思ってなくてバッサリ斬られて…ということはありますよね(笑)。たけし:翻弄って言うなら今回、我々はワン監督に翻弄されたわけだけど…(笑)。この人、何を考えてるのか?おれは何をしてるのかって、だんだん意味不明になってきたからね。ワン監督:演出ってそれくらいでいいのだと思います(笑)。役者をいつも混乱させたいと思ってます。そうすると、役者は本能に頼るしかなくなりますからね。――健二と佐原に、西島さんとたけしさんをキャスティングした理由を教えてください。また、この2人だからこそ表現しえた部分はどのようなところだと思いますか?ワン監督:長い答えになりそうですが…(笑)、健二も佐原も強い“執着”を持ったキャラクターです。その側面をきちんと見せたいと思っていました。健二は、佐原と美樹を見てその執着心をより強めていく――そのケミストリーがドラマに厚みを与えていきます。西島さんもたけしさんも、役者として強さを持っており、リアルにそこにあればいいし、リアルに感じられないことは演じないというタイプです。映像作家を長くやってきましたが、ハッキリと言えるセオリーは「演じないでくれ。ただキャラクターとしてそこにいてくれ」ということだけですね。西島:健二という役は、現実で起きているいろんなことを見ないことにして生きてる男。佐原がある意味でストレートに愛情を表すことで、健二が日常で見ないようにして隠していることがどんどん暴かれていきます。それは北野さんが持つ資質――みんなが見ないようにしてるものを暴いていくという部分と一致してるんだと思います。――臭いものにふたをするのではなく、暴いていく感じ?西島:あくまで僕のイメージですが、普段から北野さんは執着を持ってないし、これまで演じてきた役も、生にも死にも執着しない。女性に対してもそう。「もう死んでもいい」って感じで。でも今回、初めて愛情に執着し固執するという役を演じられて、これが素晴らしくて…。現場でももちろん勉強になりましたけど、完成した映画を見て「一からやり直そう」って思いました。こういうアート映画に北野さんがいらっしゃるともう全然、勝負になりません。正直、自分にとっては2015年で一番大きい出来事であり、心を入れ替えてやり方を探していかないとって思いで、いろんな意味でインパクトを受けた作品でした。――改めてこの映画、どんな映画かと説明するのが難しい作品ですが…たけし:普段から記者に「この映画で監督は何を言いたいのか?」と聞かれて「そんなの言葉で言えるなら撮らねえよっ」って言うんだけど、この「何が言いたいのか?」という問いを逆手にとって「あなたは何の映画だと思うか?」と問いかける逆襲の映画なんだな。ファストフード店に入ると、店員は「○○はいかがですか?▲▲は…?」ってこっちの意見をハナから無視して圧倒的に与える物を言ってくる。そういうスタンスと正反対にあるんだよね。観客に「こう思って」とか「こう感じて」とは絶対に言わない。あらゆる世代、男女が違う意見を持ってもかまわない。そういう男を演じるとなると、逆にどうとでも受け取れる男でないといけないわけで、監督の言う「演じないでくれ」ってのは、そういうことなのかなと思ってます。西島:これだけ観客に委ねられた映画ってのもあまりないですよね。でもストーリーはちゃんとある。よく「観客が見ることで映画が初めて完成する」と言いますが、まさにそういう作品だと思います。(photo / text:Naoki Kurozu)
2016年02月26日西島秀俊が黒沢清監督と4度目のタッグを組んだ最新作『クリーピー偽りの隣人』。このほど本作が、先日の第66回ベルリン国際映画祭に続いて、第40回香港国際映画祭に正式出品されることが決定、日本映画としては初めてクロージング上映を飾ることが明らかとなった。6年前の一家失踪事件を調べる犯罪心理学者の高倉(西島秀俊)。愛する妻(竹内結子)と引っ越した先の隣人は、人の良さそうな父親と、病弱な母親、中学生の娘だった。だが、ある日、その娘が突然告げる。「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」 未解決の事件と、隣人一家の不可解な関係。2つの繋がりに隠された、恐るべき真実とは――?“奇妙な隣人”への疑惑と不安から深い闇へと引きずり込まれていく、気味の悪い(=creepy)恐怖を描いた本作。3月21日から4月4日まで開催される第40回香港国際映画祭の「Galas」部門に正式出品され、日本映画初のクロージング作品として上映されることになった。黒沢監督にとって本映画祭は、第37回(2013年)に実施されたアジアの監督たちによる短編オムニバス企画プロジェクト「ビューティフル」への参加以来、3年ぶり。同企画では自身にとって初のアクション映画『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト』が上映された。また、2009年には『トウキョウソナタ』で第3回アジア・フィルム・アワードを受賞している。今回、黒沢監督は、最終日の4月4日に行われるクロージング上映前の舞台挨拶と上映後のQ&Aに出席、クロージングセレモニーへの参加も予定されている。黒沢監督はこれまでに、『トウキョウソナタ』でカンヌ国際映画祭審査員賞、『岸辺の旅』でカンヌ国際映画祭映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞しており、次回作には初の海外作品となるタハール・ラヒム主演『ダゲレオタイプの女』が控えている。先日行われたベルリン国際映画祭では、本作を鑑賞した海外メディアから「名作『羊たちの沈黙』に匹敵し、クライマックスは予想だに出来ない!」、「平和な日常や普通の家に凶悪性を持たせる見事なカメラワーク」、「『サイコ』の犯人ノーマン・ベイツでさえ、怖がってしまう傑作!」と、多くの絶賛の声が寄せられていた本作。黒沢監督は今回の参加に際し、「ハイレベルでマニアックなシネフィルが集まり、映画を知った上で作った作品を認めてくれる香港国際映画祭の栄えあるクロージング作品に選ばれたことは、嬉しい限りです。これまでにも何度か行っていますが、人も街も楽しい香港にまた行けるぞ!と胸をときめかせています」と、喜びのコメントを寄せている。『クリーピー 偽りの隣人』は6月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月25日女優の忽那汐里が2月24日(水)、東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた『女が眠る時』の試写会に出席。年齢の離れた恋人役で共演したビートたけしについて、「現場ではとても寡黙な方」と明かした。スペイン人作家ハビエル・マリアスの短編小説を原作に、『スモーク』でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いたウェイン・ワン監督が、自ら日本で撮影することを提案し、初のオール日本人キャストで映画化したミステリー。スランプに陥った小説家(西島秀俊)が、リゾートホテルで初老の男性と若い美女(たけしさんと忽那さん)のカップルに出会い、その異様で妖艶な空気に魅せられる。外国人記者からラブシーンについて、質問された忽那さんは「親子ほど年の離れたカップルという設定なので、不自然に見せないために、良い関係を築いていかなければと思っていました」とふり返り、「たけしさんと最初に撮ったのは、一緒に蝶を捕まえるシーン。不思議な経験でしたが、ご一緒することが心地よく、(恋人役として共演する)自信にもつながった」と語った。ホウ・シャオシェン監督の『黒衣の刺客』、トルコとの合作映画『海難1890』など海外での活躍も目覚ましい忽那さん。今回は日本でも人気が高いウェイン・ワン監督と初タッグを組み、「役者から自分のイメージ通りの演技が出ないと決してOKは出さない監督。その分、役者とはコミュニケーションを重ねて、創造性を最大限に引き出してくれるし、こちら側がきちんと感情表現できるまで、辛抱強く待ってくれた」と刺激を受けた様子だった。会見には共演する小山田サユリ、渡辺真起子が同席した。『女が眠る時』は、2月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月25日『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の監督賞を受賞した黒沢清監督の最新作『クリーピー 偽りの隣人』が、第66回ベルリン国際映画祭に正式出品され、主演の西島秀俊をはじめ、竹内結子、香川照之、黒沢監督がワールドプレミア上映に出席。詰めかけた観客1,650人から喝采を浴びた。元刑事でいまは犯罪心理学者の高倉(西島さん)は、かつて同僚だった刑事・野上(東出昌大)から、6年前に発生した一家失踪事件の分析を依頼される。しかし、事件の唯一の生き残りである長女・早紀(川口春奈)の記憶をたどるも、核心にはたどりつけずにいた。一方、高倉が妻・康子(竹内結子)と共に最近引っ越した新居の隣人は、どこかつかみどころのない家族。病弱な妻と中学生の娘・澪をもつ人の良さそうな主人・西野(香川照之)との何気ない会話に翻弄され、困惑するばかり。そしてある日、澪が告げた言葉に、高倉は衝撃を受ける…。2月13日21時(現地時間)より、第66回ベルリン国際映画祭の「ベルリナーレ・スペシャル」部門にてワールドプレミア上映された本作。黒沢監督にとっては、第49回でフォーラム部門に出品した『ニンゲン合格』以来17年ぶりに、主演の西島さんは第52回でパノラマ部門に出品された『いたいふたり』以来14年ぶりに本映画祭へ出席。共演の竹内さん、香川さんとともに、フォトコール、記者会見、レッドカーペット、そしてワールドプレミアとなる公式上映の舞台挨拶に登壇した。ベルリンでも黒沢監督への注目度はとても高く、公式上映のチケットは売り切れに。1,650人の観客からは上映後にスタンディングオベーションが起こった。舞台挨拶で黒沢監督は「こんな気味の悪い映画を、こんな美しい会場で上映するということを決断していただいたベルリン映画祭には本当に勇気があるなと、深く感謝いたします」とコメント。また「映画の中ではかなり変な人ばかり出てくるのですが、ここに並んでいる3人の俳優は、普段はみんな紳士的で優しい人たちだということをこの場を借りて言っておきたいと思います」と話し会場を沸かせた。その発言を受けた西島さんは「香川さんはちょっとクレイジーなところがあります(笑)」と場内の爆笑を誘い、「とても大きな劇場で、入った瞬間に驚きました。観客の皆さんと一緒に映画を観て、とても楽しんで観てくれていると感じた。盛り上がりと反応の良さは、これまで感じた事が無いほどで、とても幸せな上映でした」と改めて喜びを表現した。香川さんも、ドイツ語で「皆さん、こんばんは。香川照之です。私は映画のキャラクターと同じ性格です」と自身が演じた少し不気味で奇妙な隣人に引っ掛けた挨拶で会場を盛り上げ、「これほど拍手が起きた上映は、いままでで一番かもしれません」と感想を寄せた。『クリーピー 偽りの隣人』は6月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月15日『スモーク』のウェイン・ワン監督がビートたけし、西島秀俊、忽那汐里らオール日本人キャストで邦画制作に挑んだ『女が眠る時』が、第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門へ正式出品されることがこのほど決定。あわせてワン監督、西島さん、忽那さんがベルリンに渡航し、同映画祭に参加することが明らかとなった。作家の清水健二(西島さん)は1週間の休暇を取り、妻の綾(小山田サユリ)と共に郊外のリゾートホテルを訪れる。初めて書いた小説がヒットしたもののスランプに陥り、今後就職することが決まっていた健二は、妻との関係も倦怠期を迎え、無気力な時間を過ごしていた。滞在初日、彼はプールサイドで異様な存在感を放つ、初老の男・佐原(たけしさん)と若く美しい女性・美樹(忽那さん)のカップルに目を奪われる。その日以来、健二はホテル内で彼らを見かけるたびに後をつけ、部屋を覗き見るようになっていく。スペイン人作家ハビエル・マリアスによる短編小説「While the Woman Are Sleeping」を、『メイド・イン・マンハッタン』などの巨匠ウェイン・ワン監督が自ら日本で撮影することを提案し、初のオール日本人キャストで映画化した本作。主演を『血と骨』以来12年ぶりに自作以外での映画主演を果たすたけしさん、共演に『CUT』がヴェネチア国際映画祭にて絶賛された西島さん、オーストラリア出身で、2015年カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞した『黒衣の刺客』への出演など国際派女優としての期待も高い忽那さん、現在ニューヨークにて活動中の小山田サユリらが務め、予告編のイメージソングを中森明菜が担当している。そしてこのほど、本作の第66回ベルリン国際映画祭パノラマ部門への正式出品が決定。ベルリン国際映画祭は、ドイツ・ベルリンで毎年2月に開催され、カンヌ、ヴェネチアと並ぶ世界三大の映画祭のひとつ。第66回目の開催となる今年は、日本からは他にも桃井かおり監督作『火 Hee』や、黒沢清監督作であり本作と同じく西島さん出演の『クリーピー』の出品が決定している。さらにワン監督、西島さん、忽那さんの3人は現地ベルリンへ渡航し、映画祭に出席する事が決定。たけしさんはスケジュールの都合上欠席となっており、記者会見やレッドカーペットイベントなどの公式行事は2月14日、15日(現地時間)に行われる予定だ。ワン監督は過去に『スモーク』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞しており、本作の国際的な評価に注目が集まりそうだ。『女が眠る時』は、2月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日福山雅治をはじめ、堺雅人、西島秀俊、向井理など、人気イケメン俳優たちが続々と結婚したり、パパになったりしている中、“最後の砦”として世間の女性からその後の動向が注目されている俳優、佐々木蔵之介。本日2月4日(木)に48歳の誕生日を迎えることを祝して、出演最新作『エヴェレスト 神々の山嶺』からエリート登山家を演じる佐々木さんの場面写真が解禁となった。日本のエヴェレスト遠征チームに参加していたカメラマンの深町誠(岡田准一)は、滑落事故で仲間を失い、登頂は中止に。行き場を失い、ネパールの首都・カトマンズを彷徨っている中、骨董屋である古いカメラを発見する。それは、1924年6月8日、エヴェレスト登頂に挑みながらも行方不明となったイギリスの登山家ジョージ・マロリーのカメラと思われるものだった。マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかという山岳史上最大の謎に魅せられた深町は、証拠となるカメラを追い、消息不明だった伝説のクライマー、羽生丈二(阿部寛)に辿り着く。彼はなぜ日本から姿を消したのか?その男がなぜカトマンズにいるのか?「天才クライマー」と呼ばれながら、孤高に生きてきた彼の過去を調べるうちに、深町はその生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子(尾野真千子)と出会うが…。全世界で翻訳され、大ベストセラーとなっている夢枕獏著「神々の山嶺(いただき)」を、『愛を乞うひと』『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』で知られる平山秀幸監督が映画化。前人未到のエヴェレスト南西壁・冬期・無酸素・単独登頂に挑む姿を、実際にキャストやクルーが現地5,200m付近での撮影に挑んだことでも話題を呼んでいる。本作で佐々木さんが演じるのは、阿部さんが演じる孤高のクライマー・羽生のライバルで、同じく天才クライマーの長谷渉。人生すべてをエヴェレスト登頂に賭け、「俺がここにいるから山に登るんだ」と山のためには仲間の犠牲もいとわない羽生とは対照的に、長谷はスポンサーからの信頼も厚く、エリート登山家として羽生も一目置く存在だ。まるで静と動、山に魅せられた両極端な2人の男が極限の地で見せるプライドと意地、そして夢へ挑戦していくその姿は、女性たちをも熱くさせるドラマとなっている。佐々木さんといえば、“ましゃロス”という言葉に象徴される衝撃を世間に与えた福山さんの結婚発表の際にも、なぜかその名がTwitterでトレンド入りするほどの最後の独身俳優。そんな佐々木さんの静かなる情熱を、本作では目にすることができそうだ。『エヴェレスト 神々の山嶺』は3月12日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月04日好きな人への想いが募り、恋の世界に陶酔する主人公。そんな危うい恋心を表現してくださったのは、西島隆弘さん。“恋煩い”とは、辞書によると「恋の悩みによって病気のようになった状態。恋の病」とある。好きな人のことを想うだけで胸が苦しくなったり、他のことが手につかなくなる…。そんな複雑な恋心を表現してくれた西島隆弘さん。「恋煩いって、“相手のことが好きで仕方がない”ってことだと思うんですけど、誰かに恋している時の顔って、自分では見られないじゃないですか。だって、好きな人が目の前にいる時に鏡なんて見ないでしょう?(笑)それなのに、ドラマや映画の登場人物を見た時に『あ、恋している時って私もこういう顔してるのかも』ってリアルに感じるのは、実は妄想に近いんじゃないかなって。だからこそ、そこをいかに自然に見せていくかというのが、僕にとっての芝居なのかもしれないです」インタビュー冒頭から、興味深い持論を展開してくれた西島さん。俳優としては、放送中の連ドラ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』が、約2年ぶりのドラマ出演となる。演じるのは、有村架純さん演じる主人公の杉原音に想いを寄せる青年・井吹朝陽。「朝陽は、自分の恋愛以前に“父親との確執”という大きな問題を抱えています。それだけに、最初はごく軽い気持ちのはずだった音への恋心がこれからどう発展していくかは、僕らにとっても未知数で。ある意味、いちばん複雑なのは朝陽なのかもしれません」ところで、そんな西島さんご自身は“煩ってしまう”ほどの恋愛に憧れる気持ちはありますか?「10代の頃はあったかもしれないけど…もうさすがにそんな暇はないですね(笑)。想う気持ちの量は当時と変わらなかったとしても、それに費やす時間は確実に凝縮されていった気がします。僕も大人になった、ということなのかも」◇にしじま・たかひろ1986年9月30日生まれ。北海道出身。パフォーマンスグループAAAのメンバー。『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)は月曜21時~放送。3/24よりmu-moショップにて1st Album『HOCUS POCUS』リリース予定。※『anan』2016年2月3日号より。写真・佐藤航嗣(TRON management)スタイリスト・菱沼将人(Deep-End)ヘア&メイク・椎津 恵取材、文・瀬尾麻美
2016年01月28日西島秀俊主演のサスペンス・スリラー『クリーピー』や、また自身の主演映画『にがくてあまい』の公開を控える川口春奈が、3月26日(土)、今年で4回目となるファンイベントを開催することが決定、本人から意気込みのコメントが到着した。女優として映画やドラマ、CMなど、幅広く活躍する川口さん。今年は、西島さんや竹内結子、東出昌大ら豪華キャストによる黒沢清監督作『クリーピー』である失踪事件のカギを握る少女として出演、同作はベルリン国際映画祭に正式出品されワールドプレミア上映されることもあり、世界的な注目を集めそうだ。また、コミック累計発行部数60万部突破の大人気漫画を実写映画化する『にがくてあまい』では、ゲイ役を演じる林遣都と初共演を果たすなど、こちらも目が離せない。今回、4回目となるファンイベントでは、MCにグランジ遠山氏を迎えたトークショーのほか、毎回好評の来場者全員との握手会、およびオリジナルグッズの販売などが実施される。川口さんは「今年もみんなに直接会える機会を作ることができました!とても楽しみにしてるよ。とにかくみんなと楽しめることを思い切りやりたいと思っています!ぜひ会いに来てね待ってるよー!」とメッセージを贈っている。研音モバイルサイト「Message」では会員限定チケット先行抽選予約受付を1月29日(金)より発売、一般発売はチケットぴあ、ローソンチケットにて3月12日(土)より発売開始となる。「川口春奈ファンイベント2016」は3月26日(土)、時事通信ホールにて第一部12:30~/第二部16:30~開場、第一部13:30~/第二部17:30~開演。(text:cinemacafe.net)
2016年01月22日友だちから、結婚式の招待状や入籍報告のメールを受け取ることが増える時期がありますよね。そんな周りの結婚ラッシュや、結婚に対する親からのプレッシャーなどから、結婚に焦りを感じている人はいませんか?「自分は結婚願望があるのに、長年交際している彼氏がプロポーズしてくれない」「まったく出会いがない」など、悩みを抱える女性もいることでしょう。すぐに結婚したいと願う女性なら、結婚する気のない男性とつきあって時間を無駄にしたくはないもの。そこでおすすめしたいのが、“婚活なしで幸せな結婚をする方法”をコミックエッセイで伝授する『結婚につながる恋のはじめかた 1万人の男のホンネ、集めました』(絵音著、扶桑社)です。著者は、合コンを2,000回以上経験した恋愛アドバイザー・日本合コン協会会長。きょうは本書のなかから、すぐに結婚する男性の見分けかたをご紹介したいと思います。■39歳と43歳の男性は結婚を意識する「この人ずっと独身でいそう」と思っていた男性芸能人が。結婚を発表してビックリしたことはありませんか?相手女性の年齢やつきあった期間はバラバラでも、著者は男性の39歳率が高いことに気づいたといいます。たとえば俳優の堺雅人さんや高橋克典さん、ロンドンブーツ1号2号の田村淳さん、アンタッチャブルの山崎弘也さんも39歳で結婚しています。これは芸能人に限ったことではありません。女性が30歳前に結婚願望が強くなるのと同じで、男性の場合は40歳を目前にすると結婚を焦る人が多いそうなのです。そして、男性の焦りのピーク第二期は43歳。芸能界では、俳優の及川光博さんや西島秀俊さん、EXILEのHIROさんなどが43歳で結婚しました。西島さんが結婚したときには「西島ロス」という言葉が生まれたほど、女性たちに大きな衝撃を与えましたよね。なかなか結婚しなかったモテ男たちも、タイミング次第で結婚したい気持ちになるのだとか。著者は1年以内に結婚したい女性は、39歳か43歳の男性を狙うべきだとアドバイスしています。また、なかなか結婚に踏み切らない彼氏がもうすぐ39歳、43歳になるならそれまで待ってみるのもいいかもしれません。■他には傷ついたバツイチ男性も狙い目!いまや離婚が珍しくないとはいえ、結婚するなら初婚男性と思っている人も多いはず。しかし30歳を過ぎて初婚にこだわり過ぎると、なかなか相手が見つからず結婚できないかもしれません。前の結婚生活でさみしい思いをした男性は、早く再婚したい人が多いといいます。たとえば離婚原因が前妻の浮気だったり、自分は子どもがほしかったけれど前妻はそうではなかったり、前妻の仕事が多忙ですれ違いが多く別れたなどの場合。このような男性は一刻も早く家庭を築きたいと思っていると、著書は主張します。ただし同じバツイチでも、男性側の浮気で離婚した場合は、再婚はなかなかしたがらないとのこと。自由な独身生活を満喫している可能性が大きいのだとか。「この人素敵かも」と思っても、早く結婚をしたいなら、このような男性との交際は避けた方がよいでしょう。ちなみにすぐに結婚したいなら、もっとも手を出してはいけないのは年下男性だそうです。年下男性と結婚まで行き着くパターンは少ないと著者はいいます。30代女性のコアターゲットとなる年下男性は25歳~30歳ぐらい。ですが、この年齢は20代や30代、そして40代の女性からも狙われている競争率が非常に高いゾーンになるとのこと。ここで年下男性を争っていたら、婚期も遅れてしまうというわけです。*いま彼氏がいなくても、結婚につながる相手を見極められれば、出会って恋に落ちて結婚できる日もそう遠くはないはず。また本書には、いい人を紹介してもらう極意やプロポーズを早める方法、男心をつかむ振る舞い方など幸せな結婚をするヒントが満載。婚活に疲れた女性も、結婚したいのに彼氏がなかなかできないという女性にも読んでほしい一冊となっています。(文/椎名恵麻)【参考】※絵音・菜々子(2015)『結婚につながる恋のはじめかた 1万人の男のホンネ、集めました』扶桑社
2016年01月20日西島秀俊を主演にサスペンス・スリラーの名手・黒沢清監督が贈る最新作『クリーピー』がこの度、第66回ベルリン国際映画祭に正式出品されることが決定。併せて「ベルリナーレ・スペシャル」部門で行われるワールド・プレミア上映に西島さんと黒沢監督が参加することが明らかになった。元刑事でいまは犯罪心理学者の高倉(西島さん)は、かつて同僚だった刑事・野上(東出昌大)から、6年前に発生した一家失踪事件の分析を依頼される。しかし、事件の唯一の生き残りである長女・早紀(川口春奈)の記憶をたどるも、核心にはたどりつけずにいた。一方、高倉が妻・康子(竹内結子)と共に最近引っ越した新居の隣人は、どこかつかみどころのない家族。病弱な妻と中学生の娘・澪をもつ人の良さそうな主人・西野(香川照之)との何気ない会話に翻弄され、困惑するばかり。そしてある日、澪が告げた言葉に、高倉は衝撃を受ける…。日本ミステリー文学大賞「新人賞」を受賞した前川裕の小説を原作とし、不気味な隣人との接触をきっかけに、日常から深い闇へとひきずりこまれていく夫婦の姿を描いた本作。西島さんを始め竹内結子、川口春奈、東出昌大、藤野涼子、香川照之ら演技派俳優が集結している。黒沢監督にとってベルリン国際映画祭は、1999年のフォーラム部門に出品した『ニンゲン合格』(’99)以来。同作でも主演だった西島さんと共に、『クリーピー』で17 年ぶりのベルリン参加となる。同部門には過去に『レ・ミゼラブル』、『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』などの話題作が過去に上映されており、日本映画は木下惠介監督の『二十四の瞳』(’05)や大島渚監督の『儀式』(’10)、山田洋次監督の『東京家族』(’13)などが上映されている。本作は、同部門の中でも特に期待された作品を上映するGala(ガラ・スクリーニング)枠となり、欧州最大規模のキャパシティ1,750席と最新の機器を備えた、世界中の国際映画祭の中でも最大級の劇場である「Friedrichstadt-Palast フリードリッヒシュタット・パラスト」で上映される予定だという。出品決定を聞いた黒沢監督は「たいへん驚いています。荒々しいスリラー映画をよくぞ選んでくれました。ベルリン映画祭ってフトコロが深いですね」と喜びを語っている。「第66回ベルリン国際映画祭」は2月11日~21日(現地時間)まで開催。『クリーピー』は6月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月19日名匠ウェイン・ワン監督による日本映画『女が眠る時』の完成会見が16日(土)都内で行われ、主演のビートたけし、共演の西島秀俊、忽那汐里、新井浩文が出席した。ベルリン国際映画祭銀熊賞受賞映画『スモーク』や『ブルー・イン・ザ・フェイス』などで知られる、香港出身の名匠ウェイン・ワン監督が日本映画に初挑戦。美しい海辺に滞在していた小説家の健二(西島さん)は、プールサイドで親子ほど年の離れたカップル(たけしさん・忽那さん)を見かける。二人の関係性に興味をそそられた健二は二人を覗き始めるのだが……。自作監督作映画以外では映画『血と骨』以来約12年ぶりの映画主演となるたけしさんだが「最初は西島秀俊君が主役で、私はサポート役と聞いていたのに、完成台本を見たら主演になっていた」とぶっちゃけつつ「『007』や『スター・ウォーズ』などディズニーランドに行くような映画が製作されている昨今、実に時代のニーズに応えていない映画」と驚きの紹介。そんな中「本作のテーマは?」と聞かれると「SMAPのトラブルです」と、SMAPの分裂解散騒動を早速ネタにしていた。それでもたけしさんは「自分も初期の作品では“いまの映画をぶち壊してやる”という意識で、説明を省いたり、時間軸を飛ばしたりしていたけれど、あまりにも客の動員数がなくて、損失を出しちゃって。でも今回は他人の映画ですから、損失出しても俺のせいじゃないので。自分の理想とする、難解だけど知的な作品ということで喜んで出演しました」と明かした。また2月に開催される第66回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されることも決まっており、たけしさんは「映画というのはお客様に観てもらえるのがベストで、今回の場合は賛否両論だろうけれど、それが映画の面白いところ。いまは興収ばかり注目されがちだけれど、この作品は古き良き映画を思い出させる映画。そういう映画をもう一度見直してもらえるためには、映画祭の参加も嬉しい」と熱弁。西島さんも「ベルリン国際映画祭はアート映画に対して温かい。目の肥えた観客に楽しんでもらえたら嬉しい」と喜んだ。『女が眠る時』は2月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月17日2月27日公開の映画『女が眠る時』の完成会見が16日、東京・有楽町の丸の内TOEIで行われ、ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里、新井浩文が出席した。同映画は、巨匠ウェイン・ワン監督がニューヨーカー誌に掲載されたスペイン人作家ハヴィア・マリアスの短編小説『WHILE THE WOMAN ARE SLEEPING』をベースに日本で撮影した作品。ワン監督にとっては初めての日本映画となる。ストーリーは、妻の綾(小山田サユリ)とバカンスでリゾートホテルに訪れた小説家の健二(西島秀俊)が、プールサイドで美しい女の美樹(忽那汐里)にクリームを塗っている初老の佐原(ビートたけし)の姿に目を奪われ、ほんの好奇心から始まった彼らへの追跡が次第に異常な行動をとるようになっていく。主演のビートたけしは「この映画は時代のニーズに応えてないね。『007』や『スター・ウォーズ』とかの映画が製作されている昨今に、直木賞や芥川賞に匹敵する知的映画を製作したワン監督の力だけでなく、すべて私のお陰です(笑)」と笑わせるも、本作が商業的な娯楽性の高い映画とは対称的である点を強調。続けて「あまりにも観客動員数が少ないんで、ついつい暴力映画やお笑い映画を撮っちゃってますが、今回は他人の映画だから損失があっても俺のせいじゃない。難解だけども知的ゲームの映画なので喜んで出させてもらいました」と出演までの経緯を説明し、「こういう映画をもう1回改めて見直して欲しいということで、国際映画祭に出ることはいいことだと思います」と本作がパノラマ部門として正式出品される第66回ベルリン国際映画祭(2月11日開幕)に期待感をにじませていた。たけしについて西島は「監督さんの演出に対して120%真摯に向かうところは、僕もそうありたいと思いました。現場に入ると俳優として参加するその姿勢は素晴らしかったです」と賞賛し、忽那も「たけしさんにカミソリを投げるシーンがあったんですけど、本番中に勢いついてたけしさんに2回も当てちゃったんですが、『全然大丈夫だよ』とおっしゃっていただき、安心して一緒にお芝居することができました」と全幅の信頼感。そんな賞賛の言葉にビートたけしは「ここにいて俺の悪口言わないでしょ。普通褒めますから」と照れ笑いを浮かべるも「出来たら現金を送りたいぐらい。良いところを見繕うのが大変だと思いますけど、ありがとうございます」と再三にわたって感謝の言葉を繰り返していた。映画『女が眠る時』は、2月27日より全国公開。
2016年01月17日西島秀俊、竹内結子、香川照之らが出演する黒沢清監督による最新サスペンス『クリーピー』の撮影現場に潜入!黒沢組初のドローンを使用しての空撮が行われたほか、黒沢監督は現場で取材に応じ、4度目のタッグとなる西島さんの魅力についても語ってくれた。原作は「第15回日本ミステリー文学大賞」新人賞に輝いた前川裕のサスペンス小説。元刑事で、いまは犯罪心理学者の高倉は6年前に起きた未解決の一家失踪事件の分析と調査を開始する。私生活では妻(竹内さん)と共に一軒家に越してきたが、そこで奇妙な隣人・西野(香川さん)に出会うが…。8月1日にクランクインし、夏の暑さの中、約1か月にわたって撮影が行われた本作。お盆を少し過ぎたこの日は、東京郊外の私鉄沿線での撮影となったが、終始、蝉の鳴き声が現場に響き渡る。この日、撮影されたのは西島さん演じる高倉と昔の後輩である若き刑事で東出昌大が演じる野上が6年前の失踪事件の一家の家を訪れ、そこで一家の中で唯一、失踪を免れた少女で、川口春奈が演じる本多早紀と顔を合わせるというシーン。東出さんは現役刑事ということでこの暑さの中でもネクタイを締めたスーツ姿。西島さんもノーネクタイながらもスーツで、左手の薬指には指輪が光る。2人は、ひとりの少女を残して家主たちが消えてしまった家から、何とも奇妙な感覚を刑事ならではの勘から感じるのだが…。2人が訪れる事件の当事者の家(本多家)とその近隣の様子がドローンで空撮されたのだが、黒沢監督にとっては撮影で使用するのはもちろん、ドローンの実物を見たのも「この現場が初めて」とのこと。脚本の段階で、ドローンでの空撮を考えていたというが、そこには物語に深く関わる重要な理由が…。「映画の中で、あるひとつの地形、家の配置が物語の鍵を握っているということで、どうしても高いところから見下ろすショットが必要でした。地面に立っていると分からないけど、見下ろすと分かることがあるんです」と説明。これまでであれば、クレーンを持ち込むか、より高い建物や丘などがあるロケ場所を探す必要があったが、ドローン技術の発達で、効率的に空撮が可能となった。改めて、初のドローンによる撮影を体験し「ビックリしました。面白いものですね」と興味深そうにうなずいていた。なお、もうひとつのメインの撮影現場に関しても、家の並びが重要な意味を持つことになるが、そちらに関しては近隣の小高い丘から撮影することができたという。撮影の合間、監督は取材に応じたが、映画『ニンゲン合格』、中編ドラマ『楳図かずお恐怖劇場蟲たちの家』に続く黒沢作品での主演で、映画『LOFT ロフト』以来、久々にタッグを組む西島さんについて「いまだに変わっていない。いま、あれだけいろんな役をやって、良くも悪くもある種の“濁り”が加わっているかと思ったらクリアで、『どうとでも色を着けてください』という感じです」と評する。今回、元刑事の犯罪心理学者の主人公の役を振ったが「40代の半ばに差し掛かり、そろそろ、昔、僕の映画で役所広司さんが演じていたような役ができるのでは?という思いがあった」とも明かす。高倉の日常を侵食していく奇妙な隣人・西野を演じる香川さんも過去の黒沢作品に出演しており、近年では「MOZU」シリーズをはじめ、映画やドラマでたびたび、西島さんと香川さんの共演が見られるが、黒沢作品では初めて!「いつかは僕の映画で、この組み合わせでやってみたかった。念願の黄金コンビです」と嬉しそうに語った。物語については「ものすごい悪意と平穏で善意に満ちた日常が激突する瞬間は、撮っていて興奮する」とニヤリ。“クリーピー”は「気味が悪い」「身の毛がよだつような」という意味を持つが「薄気味悪いですよ(笑)」とタイトルそのままのゾッとするような展開が待ち受けていることを示唆し「エンターテイメントの王道としても楽しんで見られると思います」と自信をのぞかせていた。『クリーピー』は2016年6月18日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月30日TBSにて大晦日から年越しにかけて放送する恒例番組「CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ」。先日、第1弾出演アーティストが発表され続報が待たれていたが、このほど第2弾出演アーティストが決定。aiko、きゃりーぱみゅぱみゅ、「Perfume」、星野源、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」ら11組が追加発表された。「CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ」は、毎回その年を彩る錚々たるアーティストたちが出演し、生ライブパフォーマンスやトークを繰り広げるTBSの年越し番組。昨年は「B’z」の出演が大きな話題に。今年は既に発表されているだけで、「AKB48」をはじめ、48グループ、「乃木坂46」、「三代目 J Soul Brothers fromEXILE TRIBE」と「EXILE」、「ゴールデンボンバー」、「back number」、miwaら豪華注目アーティストが目白押しだ。そして今回、さらに番組を盛り上げる第2弾出演アーティストが11組発表された。日本テレビ系ドラマ「HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」に出演&劇中歌を担当する「GENERATIONS from EXILE TRIBE」。同事務所で、本格的なダンスパフォーマスで同世代から絶大な人気を誇る女性グループ「E-girls」も出演する。また、芳根京子&志尊淳出演『先輩と彼女』の主題歌を務めたaikoさん、西島秀俊主演ドラマ「無痛~診える眼~」主題歌を書き下ろしたSuperfly、来年ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにて開催される「ユニバーサル・クールジャパン 2016」にてライドアトラクションに登場するきゃりーぱみゅぱみゅさん、今年で結成15周年&メジャーデビュー10周年を迎えた「Perfume」らが登場。そのほか、松坂桃李と菜々緒の戦いに放送の度に大きな反響を呼んだドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」のオープニング曲を担当した「[Alexandros]」、映画『BORUTO -NARUTO THE MOVIE-』の主題歌を務めた「KANA-BOON」、三谷幸喜監督『ギャラクシー街道』』に出演し歌唱シーンを披露したT.M.Revolution、堀北真希主演のドラマ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」にて7年ぶりに連ドラ出演が決定したDAIGOがボーカルを務めるバンド「BREAKERZ」、そして今年紅白“初”出場を決めた星野源が出演する。今後も、番組ではさらなる追加出演アーティストが続々と発表予定。計23組となった豪華アーティストたちの夢の競演に、いまから期待が高まる。「CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2015→2016」は12月31日(木)23時45分より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月21日今夜16日(水)の放送で最終回を迎える西島秀俊主演のドラマ「無痛~診える眼~」が、先週末ですべての撮影を終了。主演の為頼英介役の西島さんと、刑事・早瀬役の伊藤淳史の両名がそろってクランクアップを迎え、3か月にわたる撮影を振り返りコメントを寄せた。最終回となる第10話では、早瀬順一郎(伊藤淳史)によるイバラ(中村蒼)銃撃の後、イバラを探すも見つからず、診療所に戻った為頼英介(西島秀俊)は、早瀬がイバラに発砲したことを高島菜見子(石橋杏奈)、井上和枝(浅田美代子)に話す。イバラは川に転落したまま行方が分からない。和枝は発砲を焦った早瀬の方が危険ではないかと危惧。寝ていたはずの南サトミ(浜辺美波)が話を聞いてしまい、玄関から飛び出そうとするのを和枝が必死に抑えた。翌日も警察はイバラの捜索を続ける。一方、信用を失った「白神メディカルクリニック」は患者の転院などの整理が進められていた。秘書の横井清美(宮本真希)は今後の相談をしようと院長室へ行くが、白神陽児(伊藤英明)姿はなく、携帯電話も繋がらない。為頼の診療所には早瀬が姿を現す。イバラを撃ったことを責める為頼に、早瀬は彼を殺害するしかないと口走る。その発言を聞き、為頼は早瀬に白神から言われたのではないかと問う。為頼は、白神が早瀬にイバラを殺すようそそのかしたのでは、と思ったのだ。為頼はイバラの治験データを早瀬に見せる。そのデータは、イバラが白神に処方された薬の影響で一家殺害時の記憶の喪失していたこと、薬による強暴性の増加を物語っていた。早瀬は一家殺害に白神の関与があるのでは、と気づかされる…。最後に撮影されたのは、伊藤さん演じる早瀬が、中村蒼演じるイバラを追い詰め、橋の上で銃撃するという9話の衝撃のラストシーンに続く、10話冒頭のシーン。横浜の夜景も美しい橋の上で、遠くに船の汽笛が聞こえる中、撮影を終えた西島さんは「こんなに楽しい連ドラの撮影はいままでにもあまりなくて、毎日現場に来るのが楽しみで、3か月間やってきた中で、本当に一日もストレスがありませんでした。それは本当にすごいことで、スタッフの皆さんの実力に驚きました」とスタッフを労い、「また皆さんとご一緒できるように、今後も、もっともっと努力していきたいと思います。ありがとうございました!」と満面の笑みで撮影の終了を喜んだという。また、伊藤さんは、「早瀬という役は犯因症が出たり、怒りを抱えて、熱い正義感を持った刑事で、僕がいままで演じてきた役の中では、似た役もない、初めての役柄でした。新しいことばっかりで、監督にもたくさん演出をかけてもらって、みんなにも助けられて、僕なりにちゃんと最後まで早瀬を演じきることができたかな、と思っています。本当に感謝しています」と述べ、さらに「プライベートなことですが、(『無痛』の撮影期間中に)はじめてパパになることもできまして、犯因症なんて全く出ないような、幸せな日々を送っております。皆さん、本当に3か月ありがとうございました」と、作中の役柄とは打って変わって幸せなプライベートの一面を覗かせるコメントを寄せた。川縁での挨拶を終えた西島さんと伊藤さんは、熱い抱擁を交わしたかと思うと、西島さんが伊藤さんを川に落とそうとじゃれ合う場面も!「本当に泳げないから!」と必死の抵抗を見せる伊藤さんに、現場は終始和やかな雰囲気で3か月以上にもわたる撮影は幕を閉じた。最終回「無痛~診える眼~」は今夜16日(水)22時よりフジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月16日ADDIXはこのほど、「女性に聞いた『クリスマスイブを過ごしたい有名人』ランキング2015」のアンケートの結果を運営する情報サイト「BWRITE(ブライト)」で発表した。調査は11月6日~12日、同社運営の共創コミュニティサービス「Skets」の20代以上の女性会員を対象に行われ、183名の有効回答を得た。○今年クリスマスイブを過ごしたい有名人TOP3堂々の1位に輝いたのは「福山雅治」だった。結婚では、日本全国の女性に悲しみの渦を巻き起こしたが、やはり結婚しても女性たちからは変わらぬ根強い人気を得ているようで、20~30代で2位、40代以上でも3位と幅広い年齢層から人気を集めた。その内容については、「食事をしてゆっくり話したい」「プレゼントは何もいらない!」という熱い思いがこもった回答のほか、「結婚してハッピーオーラ全開だから」こそ一緒に過ごしたい、「結婚しても好き」など、既婚男性となったことへの悲しみばかりではないファン感情も垣間見える結果となった。続く2位は、今年もドラマや映画、CMに大活躍した人気俳優「西島秀俊」と「福士蒼汰」が同率でランクイン。「西島秀俊」と回答した人のコメントでは、「ドライブ」「ディナー」などのほか、「家で一緒に料理を作りたい」「家電量販店で家電について語ってほしい」といった、家電メーカーのCMの影響が感じられるコメントも。「福士蒼汰」は、20~30代で1位を獲得しており、「六本木」「横浜」などの夜景スポットで「イルミネーションを見たい」、「自宅」や「彼の家」で「ごろごろまったり」過ごしたいなど、恋人とのクリスマスデートでありがちなシチュエーションが多数挙がった。○「五郎丸選手」や「マツコ・デラックス」、「女性有名人」も!上位には、今年ラグビーワールドカップで一躍注目の人となった、ラグビー日本代表選手の「五郎丸歩」や、ここ数年テレビで見ない日はない人気者「マツコ・デラックス」の名前も挙がっており、イケメン芸能人ぞろいのランキングの中で異彩を放った。「五郎丸歩」選手については、「ラグビー場でラグビーを習いたい」「スキーがしたい」など、一緒にスポーツを楽しむ健康的なデートを望む意見が多く寄せられ、選んだ理由として「姿も生きざまも全てが素晴らしい」など、人柄を称賛する声もあった。「マツコ・デラックス」については、「一緒に飲みたい」「鍋を囲んで話したい」など、切れ味の鋭いトークを楽しみたいという声が多く見受けられた。また今回の調査では、回答した183人中14人がクリスマスイブを過ごしたい相手として、「叶姉妹」「ローラ」「ミランダ・カー」「綾瀬はるか」などの"女性"有名人を挙げており、「同性とゆったり過ごしたいなと思って、癒やされそうな綾瀬はるかを選んだ」、「長谷川京子と女子トークしたい」、「大久保佳代子とワインを飲みながら話したい」など、男性不在のクリスマスイブをむしろ望んでいる女性も少なからずいることがわかった。
2015年12月14日西島秀俊に竹内結子、川口春奈、東出昌大、藤野涼子、香川照之ら演技派俳優が、サスペンス・スリラーの名手・黒沢清監督の元に集結し“奇妙な隣人”に翻弄される夫婦を描いた『クリーピー』。このほど、公開日が6月18日(土)に決定し、併せて特報映像が解禁された。日本ミステリー文学大賞「新人賞」を受賞した前川裕の小説を原作とし、不気味な隣人との接触をきっかけに、日常から深い闇へとひきずりこまれていく夫婦の姿を描いた本作。『CURE キュア』『回路』など、数々の名ホラー映画を手掛け、最新作『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門「監督賞」を受賞した黒沢監督によって実写化が実現した。主人公で元刑事の犯罪心理学者・高倉を演じるのは映画・ドラマ・CM・雑誌など、いまやその顔を見ない日はない活躍を見せる西島秀俊。『ニンゲン合格』『蟲たちの家』『LOFTロフト』に続き、黒沢作品への出演は4度目となる。一方、高倉の隣家に暮らし、夫妻を恐怖に引きずり込む西野役には、同じく4度目の黒沢作品出演となる香川照之がキャスティングされ、物語の鍵となる男を怪演、圧倒的な演技力を見せつけている。今回解禁された特報映像は、西島さん演じる高倉の引っ越し先の隣に住む、中学生の娘・澪(藤野涼子)が、怯えた表情で訴える「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」という衝撃的なセリフからスタート。崩れ落ちる高倉の妻・康子(竹内結子)、高倉が携わる失踪事件の生き残り・早紀(川口春奈)の怯える表情、元同僚刑事・野上(東出昌大)の恐ろしい形相など、次々と切り替わる場面の中で、香川さんの不気味な笑顔が際立つ映像となっている。最後に一瞬覗く目が与えるインパクトは、トラウマになりそうな鮮烈さだ。隣人の顔をも知らずに生活する現代に忍び寄る圧倒的な恐怖を描いた、黒沢監督の真骨頂ともいうべきサスペンス・スリラーである本作。日常が戦慄へと変貌する、驚愕の瞬間を、まずはこちらの映像からチェックしてみて。『クリーピー』は2016年6月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月11日黒沢清監督が、西島秀俊、竹内結子、川口春奈、東出昌大、香川照之、藤野涼子らをキャストに迎えた最新作『クリーピー』の公開日が来年6月18日(土)に決まり、特報映像が公開になった。『クリーピー』特報映像本作は、第15回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の小説を映画化したもので、元刑事の犯罪心理学者の高倉がかつて同僚だった刑事・野上から分析を依頼された6年前に起こった一家失踪事件と、高倉の隣人一家のあまりにも不可解な関係を軸に、日常に忍び寄る恐怖を描く。これまで様々な描写、ドラマを駆使して恐怖や不穏な存在を描き続けてきた黒沢監督の新作だけあり、特報映像も、単に“ビックリした”や“恐ろしいものが出現する”などの描写ではなく、どこか不気味で、説明がつかない、映像を観終わっても違和感がずっと残り続けるようなシーンが次々に描かれる。西島が演じる高倉が引越した先の隣人の娘は、おびえた表情で「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です」と言い、竹内演じる高倉の妻・康子はゆっくりと崩れ落ちる。白昼の殺人、トンネルの闇、不敵な笑顔、“何か”を見て歪んだ表情……短いカットが積み重なることで、どこかから恐怖が忍び寄ってくるような内容になっている。『クリーピー』2016年6月18日(土)全国ロードショー
2015年12月11日レオパレス21はこのほど、ホームパーティが増えるクリスマスシーズンを目前に「ひとり暮らしとクリスマスに関する実態調査」の結果を公表した。調査は11月20日~22日、調査会社によるインターネット調査により、全国のひとり暮らしをしている20代から30代の社会人の男女600名を対象に実施された。○今年のクリスマスをひとりで過ごす人は約7割に全国のひとり暮らしをしている20~30代の社会人の男女600名に対して、「今年のクリスマスは誰と過ごしますか?」と質問したところ、67.7%が「ひとりで」と回答。いわゆる「ぼっちクリスマス」が多いことがわかった。また、理想のクリスマスの過ごし方について聞いたところ、女性からは恋人・パートナー・意中の相手と「家でまったり過ごす」 と「外でデート」が同率の回答数となった。さらに、家デート支持派に対してその理由を聞くと、約8割が「家の方が落ち着くから」と回答した。○女性の過半数が、「冬は夏よりも自炊が増える」と回答「冬は夏に比べて家で料理をすることが増えると思いますか?」との問いには、女性の半数以上が「増えると思う」と回答、「まったく料理をしない」と答えた女性は6%にとどまり、ごくわずかであることがわかった。また、「クリスマスに作ってほしい料理」と「クリスマスに作る、自信のある料理」はともに鳥肉を使う料理となった。さらに、「過去に、異性が作ってくれたけれど、ガッカリした料理」について聞くと、カレーと答えた人がもっとも多く、中には「米がポキポキ生煮えのリゾット」という珍回答もあった。○理想の告白のシチュエーション第1位は「景色のよい場所」「クリスマスに異性から告白されたことはありますか?」と聞いたところ、全体の8.5%が「ある」と回答。また、4人に1人の女性が「クリスマスに異性から告白されると、普段よりもハードルが下がると思う」と回答し、中でも20代女性においては3割が「普段よりもハードルが下がると思う」と回答した。さらに、理想の告白シチュエーションについて質問すると、「景色のよい場所」が圧倒的1位(46.7%)となり、第2位には「自宅」、次いで「レストラン」という結果となった。○20~30代男女の「クリスマス損害額」、日本全国で推計184億円に「クリスマスに異性に振られた経験はありますか?」と質問したところ、男女合わせて3.8%が「ある」と回答した。また、「ある」と回答した人に対し、振られたクリスマスにかかったお金を質問したところ、男女平均で約1万7,000円、男性の最高額は10万円という結果になった。平成27年の総務省統計局のデータによると、20代~30代の男女の人口は約2,837万人となっており、そこから算出すると、クリスマスの平均損害額は約184億円にのぼると推定される結果となった。○クリスマスを一緒に過ごしたい芸能人は?「クリスマスを一緒に過ごしたい異性の芸能人は誰ですか」という質問に対しては、男性芸能人の1位は西島秀俊という結果となった。選ばれた理由は「爽やかで知的だから」や「かっこいいから」だった。2位は「一緒に過ごすと楽しそうだから」などといった理由で福士蒼汰が、3位は数々のランキングで常に上位に入る福山雅治が選ばれた。女性芸能人では新垣結衣が1位となり、 2位は綾瀬はるか、3位は同率で佐々木希、北川景子となった。新垣結衣を選んだ理由としては、「かわいいから」や「癒やされる」などの声が上がった。
2015年12月09日ビートたけしが自身の監督作以外で12年ぶりとなる映画主演を果たす『女が眠る時』。共演に西島秀俊、忽那汐里、小山田サユリら豪華キャストが出演する本作から、今回予告編が到着。さらにイメージソングに中森明菜の「FIXER」が起用されタイトルコールも担当することが明らかとなった。作家の清水健二(西島秀俊)は1週間の休暇を取り、妻の綾(小山田サユリ)と共に郊外のリゾートホテルを訪れる。小説がヒットしたもののスランプに陥り、今後就職することが決まっていた健二は、妻との関係も倦怠期を迎え、無気力な時間を過ごしていた。滞在初日、初老の男・佐原(ビートたけし)と若く美しい女・美樹(忽那汐里)のカップルに目を奪われる。その日以来、健二はホテル内で彼らを見かけるたびに後をつけ、部屋を覗き見るようになっていく。部屋には、美樹の体の産毛をカミソリで丁寧にそり、毎晩彼女が眠る姿を撮影し続ける佐原の姿があった。自ら佐原に近づいた健二は、佐原と初めて言葉を交わしたものの、美樹が眠る動画を見せながら彼が放った「あの子の最後の日を記録しようと思って」という言葉に底知れない恐怖を覚える。危険を感じながらも好奇心をさらに掻き立てられた健二の行動は次第に常軌を逸し、部屋の中に忍び込む――。本作は、『スモーク』でベルリン国際映画祭銀熊賞に輝き、『メイド・イン・マンハッタン』など、ハリウッドを代表する巨匠ウェイン・ワン監督が、スペイン人作家ハビエル・マリアスによる短編小説「WHILE THE WOMAN ARE SLEEPING」を日本で撮影することを自ら提案し、ワン監督にとって初となるオール日本人キャストで邦画の監督に挑んだ。そしてキャストには、自作以外での映画主演は『血と骨』以来、実に12年ぶりとなるビートたけしが主人公の初老の男・佐原を演じる。また佐原に振り回されていく作家・健二には西島さん、ミステリアスなヒロイン・美樹には、カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞した『黒衣の刺客』など、国際派女優としての期待も高い忽那さん、健二の妻・綾には、現在ニューヨークにて活躍中の小山田さんが好演し国内外で活躍する豪華な演技派俳優陣が集結した。さらに本作のイメージソングとして中森明菜の「FIXER -WHILE THE WOMAN ARE SLEEPING-(女が眠る時)」が起用されることが決定。サブタイトルには映画の原題が付けられ、見事に映画の世界観とマッチした内容となっている。歌姫・中森明菜の妖艶な世界観かつ独特の印象深い歌声が映画関係者の耳にとまり、映画の深淵なる魅惑のミステリー感とマッチするという事で今回オファーに至ったという。今回解禁された予告編は、<これは5日間の愛の話>というテロップから始まる。“DAY1”、プールサイドで健二に妻の綾が「ねえ、あれ見て。親子じゃないよね」と佐原と美樹に好奇心を抱きはじめる。“DAY2”、佐原に近づいた健二は「あの子の最後の日を記録しようと思って」とビデオに撮った映像を見せる。そして中森さんの歌声に乗せて、<狂っているのは自分なのか、現実か>というテロップと共に3日から5日までの出来事が映される。そしてラストには「彼女に何したんですか」という健二の問で予告編は終了する。何やら家具の下に忍び込む健二や手首を切りつけようとする女、なんとも言えない恐怖さえも感じるそんな予告編となっている。また今回の予告編では、中森さんがタイトルコールを担当しており、昨年のNHK紅白歌合戦以来の肉声となり大いに話題を呼びそうだ。単なる好奇心が物語を展開していく。異常な愛は時として狂気へと変わる、そんな一面をまずは予告編から覗いてみて。『女が眠る時』は2016年2月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年12月05日DoCLASSEはこのほど、「2015年クリスマスに関する意識調査」の結果を発表した。調査は11月6日~19日、同社カタログ会員の40~60代の女性587名を対象にインターネットで行われた。○クリスマスは「家で家族と」が定番!クリスマスを誰とどこで過ごすのか尋ねたところ、「家族(90.4%)」と「自宅(82.5%)」で過ごすという人が圧倒的多数となり、中高年女性は友達や同僚とクリスマスを過ごすのではなく、「自宅で家族と過ごす」ということが再確認できる結果となった。○クリスマスプレゼントは、あげるも、もらうも「1万円以下」次に、中高年女性のプレゼント事情について調査を実施。その結果、55%が「クリスマスプレゼントがほしい」と答えたものの、プレゼントを「もらう予定がある」と回答した人は19.3%。さらに、パートナーへ「贈る予定がある」という人は35.6%に留まった。中高年女性の半数以上がクリスマスプレゼントがほしいと思っていることがわかったが、では、「クリスマスプレゼントに期待する価格帯」はいくらなのだろうか。教えてもらったところ、「1万円以下(40%)」が最も多く、平均金額は「1万5,224円」となった。また、「1,000円以下(7%)」「5,000円以下(22%)」という回答を合わせると、69%が「1万円以下」の金額を回答。2013年の調査に比べて27%増加した。一方、パートナーへの「クリスマスプレゼントの予算」について尋ねたところ、その平均金額は「1万5,177円」となり、66%が「1万円以下」の金額を回答。2013年の調査に比べて14%増加となり、バブル世代と言われる中高年女性だが、「クリスマスプレゼントは1万円以下で交換する」というカジュアルなクリスマスプレゼント事情が浮き彫りとなった。○55.7%が「パートナーからのプレゼントにがっかり」経験アリ続いて、「今年のクリスマスにほしいプレゼントは何ですか?」と質問したところ、1位「アクセサリー(35.4%)」、2位「洋服(25.4%)」、3位「鞄(20.1%)」という結果となった。また、「クリスマスプレゼントで洋服をもらうとしたら、欲しいカテゴリーはなんですか?」という質問に対しては、「セーター(48.9%)」や「コート(37.5%)」の人気が高く、冬ならではの洋服が上位にランクインした。続いて、パートナーからのプレゼントにがっかりしたことがあるか尋ねた結果、55.7%の人が「ある」と回答。また、34.4%の女性が「一度以上、もらったプレゼントの金額を調べたことがある」ことも判明した。○クリスマスを一緒に過ごしたい芸能人ランキング次に、「思い出のクリスマスソング」を教えてもらったところ、「ホワイト・クリスマス(18.8%)」「ラスト・クリスマス(15.2%)」「クリスマス・イヴ(14.2%)」がTOP3となった。また、「クリスマスを一緒に過ごしたい芸能人」についても尋ねたところ、TOP3は「福山雅治(7.5%)」「西島秀俊(4.2%)」「マツコ・デラックス(3.1%)」という結果に。「福山ロス」というワードが生まれるほど世間に衝撃を与えた福山雅治の結婚だが、中高年女性からの支持はまだ厚いことがわかった。
2015年12月04日西島秀俊主演のドラマ「無痛~診える眼~」に、フリー・アナウンサーの宮根誠司がゲスト出演することがこのほど明らかとなった。12月9日(水)放送の第9話では、為頼英介(西島秀俊)、早瀬順一郎(伊藤淳史)、高島菜見子(石橋杏奈)、白神陽児(伊藤英明)らが院長室に会す。警察から逃走中のイバラ(中村蒼)が、一度白神を訪ね、再び姿を消していた。また、南サトミ(浜辺美波)も病室に血の付いた携帯電話を残していなくなっている。早瀬は、イバラがサトミを誘拐したものと判断し、付近の緊急封鎖を要請。為頼と菜見子は、もう一度病院を探すが、2人の姿はない。その夜、1人院長室に残った白神は、デスクに付着したイバラの血液に気づく。デスクの引き出しを開けると、保存していたUSBメモリーが消えていた。イバラは一家殺害現場で自分を見たというサトミに何を見たのか教えて欲しかった。イバラ自身に記憶がないからだ。2人はトラックの荷台に身を隠し、逃走して行く――。第9話に登場する宮根さんは、西島さん演じる為頼英介の宿命のライバル・白神陽児(伊藤英明)の研修医時代の指導教官を演じる。謎多きキャラクターである白神の過去を知る人物という、重要な役どころだ。今回の出演は、毎週楽しみに見ていたという宮根さんが、西島さんとの2度の番組共演の際に、「できたら出してほしいな~」とプッシュしたことから実現。過去に「最高の離婚」などにも出演している宮根さんだが、今回の撮影を終えて「情報番組とは違う感じで疲れちゃいました(笑)。自分で演じていて、(カットがかかって)監督さんが向こうから走ってくる時の恐怖感。“あ~俺の一言のNGのために、もう一回この人たちが動くんだ~”っていう気分は何とも言えないですね」と、撮影の苦労を語る一方で、「西島さんが撮影の合間に『いや~うまいですね。びっくりしましたよ』と、どんどん褒めて下さるので、僕も楽になりました。本当に褒め上手ですね」と西島さんへの感謝を述べていた。また、自身の演じる役のセリフから物語の展開を知ってしまったことに対して宮根さんは、「結果的に僕のセリフが白神先生の衝撃的な過去を読み解くきっかけになったわけで。そこは、僕が視聴者としてすごく楽しみにしてたとこなんです。一視聴者としては、非常に残念な結果になってしまいましたね(笑)」とユーモアを交えながら残念がっていた。宮根さん演じる役柄が今後ドラマにどのような展開を見せるのか。放送を楽しみに待ちたい。「無痛~診える眼~」は、毎週水曜22時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月02日