『劇場版 MOZU』ヒット御礼舞台あいさつが11月18日に都内劇場で開催され、主演の西島秀俊をはじめ、共演の長谷川博己、羽住英一郎監督が登壇した。ヒット御礼舞台あいさつ/その他の写真TBSとWOWOWの共同製作で2シーズンにわたり放送された人気サスペンスシリーズの待望の劇場版にして完結編。シリーズを通じて謎の存在とされてきた“ダルマ”の正体が明らかになると共に、全ての謎に決着がつけられる。今回の『劇場版 MOZU』のプロモーションで、長谷川が舞台あいさつに立つのは初めて。西島は長谷川を「TVシリーズからの戦友」と語り、揃っての登壇を「本当に嬉しいです」と笑顔を見せた。長谷川はノリノリで、自身が演じた東が発する「チャオ!」というセリフで挨拶し会場をわかせる。これには西島も「いきなり“生”チャオを見られると思ってなかったので感動しちゃった(笑)」と大喜び! ちなみにこの東の「チャオ」に関して、長谷川はその誕生の秘話を告白。「池松(壮亮)さんとのシーンで、車に乗って東が去っていくシーンですが、リハーサルが終わった後に監督が『ここは最後に東の狂気を見せてください』と仰って、すぐに『よーい、スタート!』となったんです。どうしよう? 何を言ったらいいのか? と思ったら、車がイタリア車のマセラティだったので『チャオ!』と言いました」ととっさにイタリア車を目にして生まれたアドリブであったと明かし、場内は驚きに包まれた。今回の映画でも、西島は長谷川の狂気じみた芝居を目の当たりにして驚いたよう。特にカーアクションのシーンに触れ「結構、危ないんですが、あんなふざけたことをやってる!」と語り、長谷川は慌てて「ふざけてるわけじゃなくて、演技は真面目にやってます!」と苦笑交じりに訴えていた。TVシリーズから2年以上にわたった『MOZU』シリーズも完結となり、この舞台あいさつが最後のプロモーションとなるが、羽住監督は改めて西島に「文字通り、体を張って満身創痍で演じ切ってくれました。おつかれさまでした」とねぎらいの言葉を掛ける。西島は「『MOZU』という作品は観客のみなさんに育てていただいた作品です。みなさんが見て育ててくださったから、これだけ充実した作品になりました」とファンへの感謝の言葉を口にし、最後に深々と客席に頭を下げた。『劇場版 MOZU』公開中
2015年11月18日Fablicはこのほど、「夫や彼氏のファッション」に関する意識調査の結果を発表した。調査は11月10日~15日、運営するフリマアプリ「フリル(FRIL)」の女性ユーザーを対象に行われ、1,112名の有効サンプルを得た。○結婚相手のファッション、理想は「向井理」調査ではまず、「今年結婚した芸能人・有名人のなかで、結婚相手に着てほしい理想のファッションを着ている人は誰ですか?」と質問したところ、俳優の「向井理(547票)」が断トツの1位に輝いた。次いで「東出昌大(309票)」「西島秀俊(296票)」と続き、最下位は芸人の「スギちゃん(4票)」となった。この結果を年代別で見ると、若年層では、サッカー選手の「内田篤人」が「福山雅治」とタイ、ドラマなどで活躍する「東出昌大」が上位にランクインした。一方、40代以上では「西島秀俊」や「福山雅治」などベテラン俳優が上位を占めるなど、年代によってランキングに大きな違いが見られた。○女性56.4%が「彼氏や夫の服装をプロデュースしたい」続いて、「彼氏や夫の服装をプロデュースしたいと思いますか?」と尋ねたところ、56.4%が「したい」と回答。「いつも付き合う人は、はじめは自分好みの系統じゃなくても、少しずつ好みの系統にしていく。B系の人をカジュアルにしたり」、「もともとあまりおしゃれじゃない彼氏なので、誕生日やクリスマスに服や靴をプレゼントしています。少しはマシになってきていると思います」という意見のほか、「付き合った男性は全員私の好みに変えてきた」「別れたら元のファッションに戻っていた」という回答もあった。また、夫に対するプロデューステクニックとして「褒めて伸ばす」「5年かけて私好みに染める」など、時間をかけて変身させた事例が多く寄せられ、彼氏に対しては「ファストファッションで8,000円程度でトータルコーディネート」「初めて私服姿を見たらダサくて驚き、新しい靴を買ってあげた」など、デートの最中に、コストをかけず自分好みの色に染めるなどの事例が集まった。○おそろいで着たいブランド1位に「BEAMS」最後に、彼氏や夫とおそろいで着たいアパレルブランドについて答えてもらった結果、「BEAMS」「adidas」「UNITED ARROWS」がTOP3となった。年齢別で見ると、中高生にはスポーティー、ストリートブランドが人気で、1位は「adidas」。20代では「ユニクロ」が1位に台頭。また、40代以上では「おそろいで着たくない」がトップとなった。
2015年11月17日アカデミー賞女優ヘレン・ミレンを主演に名画をめぐる真実の物語を描いた映画『黄金のアデーレ名画の帰還』。本作で、ヘレンが演じる女性の“バディ”となる弁護士を好演しているのが、あのブレイク・ライブリーを射止めた男にして、『グリーン・ランタン』や『あなたは私の婿になる』でブレイクを果たしたカナダ出身のライアン・レイノルズだ。本作ではメガネにスーツ姿という“地味メン”だが、今年は『ハッピーボイス・キラー』『白い沈黙』とまったくタイプの違う作品が日本公開され、実は“脱いだらすごい”彼の魅力に迫った。アメリカで暮らす82歳のマリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)が駆け出し弁護士ランディと共に起こしたある裁判に、世界が仰天する。訴えた相手はオーストリア政府。マリアは、“オーストリアのモナリザ”と呼ばれる、クリムトが描いた彼女の伯母の肖像画「黄金のアデーレ」の返還を求めていたのだ。その名画には、ナチスに運命を翻弄されたマリアと彼女を取り巻く人々の美しい思い出と涙の記憶が詰まっていた――。1国の政府を相手に6年もの間、二人三脚で裁判を闘ったマリアとランディの「依頼人」と「弁護士」を超えたバディ関係も丁寧に描かれている本作。その関係は、ときに丁々発止のやりとりを見せる「親子」のようでも、「夫婦」のようでも、「恋人」のようでもあり、2人のルーツが抱える歴史を共有する「旧友」のようでもあり、特別な信頼が随所に感じられる。その弁護士ランディを演じたのが、ライアンだ。彼はこれまでの役柄とは異なり、眼鏡をかけた“地味メン”姿を披露し、新米ながら勇気ある行動でマリアを支える“内面イケメン”を熱演する。とはいえ、ライアンといえば、カルト的人気を誇る『ブレイド』シリーズの第3作目『ブレイド3』でハンニバル・キングを演じるため肉体改造に励んだ結果、甘い顔にそぐわない超絶ムキムキな肉体を獲得し、いわゆる“脱いだらすごい”俳優を代表する1人。2010年には「ピープル」誌が選ぶ「最もセクシーな男」に選ばれ、プライベートでも、スカーレット・ヨハンソンやブレイク・ライヴリーのハートを射止めるなど、女性を虜にするモテ男でもあるのだ。共演したヘレンも、「ライアンはとても魅力的な俳優よ。彼はとてもアクティブで、頻繁にジムに通っているようで、常にエクササイズは欠かさないそうなの。エネルギッシュでアクティブな人ね」とメロメロの様子。その一方で、「でも、ライアンはそれだけじゃないの。女性と一緒にスクリーンに映っている彼の姿は一層映えるの。サンドラ・ブロックと共演した『あなたは私の婿になる』や、この作品でもその魅力が映し出されていると思うけど、ライアンは女性をとても大切に思う人なのよね」と絶賛。「それに、ライアンは元々とても愉快な人なので、女性は彼と一緒にいてとても楽しいの。彼と一緒にいると、自然体でいることができてリラックスできちゃうのよね。いつもお互いを笑わせることができて、彼との間には緊張感が何一つないのよね。そんな彼だからこそ、スクリーン上でとても和やかな化学反応が起きると思うの。私はそんなライアンと共演する機会に恵まれてとてもラッキーだと思っているわ」と肉体美だけではない彼の内側の魅力にも太鼓判を押す。「脱いだらすごい」「役作りにストイック」「アクションから地味メンまで演技の幅が広い」「共演者からも絶賛」と役者としても男としても憧れるライアン・レイノルズ。日本でいうところの西島秀俊さんを彷彿とさせる彼には今後も要注目だ。『黄金のアデーレ名画の帰還』は11月27日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月16日『MOZU』シリーズのスピンオフドラマ『MOZUスピンオフ~大杉探偵事務所』(砕かれた過去編)が11月15日の22時よりWOWOWで放送されることを受け、『劇場版 MOZU』(公開中)主演の俳優・西島秀俊が、ドラマに出演する香川照之と伊藤淳史に向けて動画を通じて応援コメントを寄せた。『MOZU』シリーズは、作家・逢坂剛氏の代表作で、累計発行部数が210万部を超える警察小説『百舌(もず)』が原作。2014年にはTVドラマ版が放送され、平均視聴率11.0%、最高視聴率13.8%を記録し、2014年ギャラクシー賞7月度月間賞、東京ドラマアウォード2014連続ドラマ部門優秀賞を受賞するなど、高い評価を獲得してきた。スピンオフドラマでの主人公は、TVシリーズで主人公の倉木尚武(西島)や同僚の明星美希(真木よう子)と共に事件解決に奔走した、たたき上げの熱血刑事・大杉良太(香川)。今回のドラマでは気になる娘・めぐみ(杉咲花)や妻・恵子(堀内敬子)との関係の描写もなされ、警視庁内の情報通で相棒の鳴宮啓介(伊藤)らの協力を得て、大杉探偵所に持ち込まれた依頼に挑み、解決していく姿が描かれる。また、その過程で、大杉が警察を退職した理由も明らかになる。公開された動画は、西島からのスピンオフへの応援コメントを収録。倉木を彷彿させる黒いスーツを着こなした西島が登場すると、「『砕かれた過去編』には僕も出演しています」と、はにかみながら口にする。続けて、大杉演じる香川には「僕は『MOZU』の真のヒーローは大杉だと思っております」と告白。「今回、大杉の過去が、なぜ刑事を辞めたのかという理由が見られるということで非常に楽しみ」と語っている。一方の鳴宮演じる伊藤に向けては、「伊藤さんとはよく共演させていただいているんですが、毎回驚くことばかりで、すごく楽しく共演しています」とし、「天才です!」と絶賛。「今回、鳴宮が交番の外を出て、いろいろ活躍しているということで、この砕かれた過去編でもどんな活躍をするのか、(ポスターの伊藤を指さして)こんなカッコイイ鳴宮が見れるのか、すごく楽しみにしています!」と期待を寄せた。15日の「砕かれた過去編」では、「死んだはずの妹が姿を現した」という相談を受けた大杉が、謎の施設を調査。警察を辞めるきっかけになった経験が思い出される中、驚愕の真相にたどり着く。こちらには、香川のほか、警察時代の相棒・三島彰文役に桐谷健太、依頼者のリサ役に早見あかり、容疑者・佐藤恒吉役に浦井健治が出演する。
2015年11月12日クラシエ製薬はこのほど、日本人の風邪のひきはじめの症状とその対策を把握することを目的として「風邪のひきはじめとその前兆」に関する意識調査を実施し、その結果を発表した。最初に、「あなたは、風邪のひきはじめの症状が出る前に感じる身体の変化はありますか」と質問したところ、のどの痛みや発熱などの風邪の症状が出る前に体の変化を感じる人は約6割(59.0%)存在。その実態は、1位「ぶるっとする(寒気がする)」(55.3%)、2位「疲れやすくなる」(43.1%)、3位「のどが渇く」(24.6%)となっている。次に、「ご家庭で受け継がれている風邪に対する民間療法は、具体的にどのようなものですか」と質問したところ、1位「ショウガのスープを飲む」(41.6%)、2位「たまご酒を飲む」(28.6%)、3位「くず湯を飲む」(23.6%)となった。また、風邪のひきはじめの最初の対処法をたずねた質問では、「解熱剤を飲む」と回答する人が25.7%存在し、「体を温める」民間療法と薬で「熱を下げる」対極的な対策をしている実態が分かった。「あなたは、自分の平均体温が何度まで上昇すると仕事または家事を休みますか」との質問では、「自分の平均体温+2度」と回答した人が25.6%と最も多く、「自分の体温が何度に上昇しようとも仕事(家事)は休めない(休まない)」という人が約15%も存在。役職や職業、主婦等に関わらず、総じて真面目な日本人気質が多いことがうかがえるとコメントしている。最後に、風邪のひきはじめに看病してほしい芸能人を男女別にたずねたところ、男性が選んだ女性芸能人1位は「石原さとみ」さん(20.2%)で、2位に「新垣結衣」さん(18.1%)、3位に「木村文乃」さん(12.1%)が選ばれた。女性が選んだ男性芸能人1位は「西島秀俊」さん(14.8%)、2位は「福士蒼汰」(14.0%)さん、3位は「井ノ原快彦」さんとなった。同社は「優しそうで包容力のあるイメージから、『風邪のひきはじめに看病してもらえたら、元気になれそう! 』と考える方が多いのかもしれない」と推察している。同調査は、全国の20~69歳の男女1,000名(各性年代100名ずつの均等割付)を対象として、10月23日~26日の期間にインターネット調査によって実施された。
2015年11月10日「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」岩田剛典との共演で話題の『植物図鑑』にて主演を務めるなど、注目を集める若手女優・高畑充希がヒロインを演じる平成28年度前期連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。この度、豪華共演者が発表され、「純情きらり」以来2度目の連ドラ出演となる西島秀俊や、本作が連続テレビ小説初出演となる坂口健太郎らが名を連ねた。1932年。戦前の静岡県遠州。繊維のまちで育った主人公・小橋常子。三人姉妹の長女として、子ども思いの父と優しい母とともに、2人の妹の面倒をみるしっかりものの娘だった。ある日、父・竹蔵が結核にかかったことで生活は一変。死の間際、竹蔵は常子に「ととのいないあとは、常子がととになって、家族を守ってくれ」と遺言。常子はその言葉を胸に、2人の幼い妹と母を守って生きていこうと、胸に誓う――。こうして「とと姉ちゃん」となった常子は、恋も休みもそっちのけで家族のために奮闘する。だが生活が立ち行かなくなり、母・君子は、仲違いしている東京・深川の母を頼って一家で上京することに。その後常子は女学校を卒業、小さな新聞社に入り編集作業を学ぶ。そして昭和20年、終戦。東京は焼け野が原になり、常子は戦争で犠牲になるしかなかった子どもたちや女性たちに思いをはせる。「女のひとたちが幸せな暮らしを送れなかったら、そんな世の中は駄目だ。私に唯一できること、妹たちと雑誌をつくって、事業を起こそう」と、常子は2人の妹たちと1冊の雑誌をつくることを決意する。だが、素人の彼女たちは具体的に何をどうやって雑誌をつくっていくのか全くわからない。そんなとき、常子たちの前にひとりの男が現れる。名は花山伊佐次。小橋三姉妹と天才編集者・花山伊佐次、その出会いは戦後一世を風靡する生活総合月刊誌「あなたの暮し」誕生の瞬間であった…。主人公・小橋常子を演じるのは、連続テレビ小説「ごちそうさん」に希子役として出演し、高い演技力と歌唱力をもつ女優として一躍脚光を浴びた高畑さん。その歌唱力を活かしディズニー実写映画『シンデレラ』では日本語吹き替え版キャストを務めた、蜷川幸雄演出の音楽劇「青い種子は太陽のなかにある」にも出演した。そして、高畑さん演じる常子をとりまく登場人物たちのキャストが決定。浜松の染物工場の営業部長で仕事熱心であるが、同時に家庭を深く愛し、眠る時間を削ってでも仕事も家庭も大切にする良き父・小橋竹蔵には、『劇場版 MOZU』の西島秀俊。そして、竹蔵との結婚をめぐって実母・滝子と絶縁した母・君子に、女優の木村多江。次女・鞠子には、超若手女優・相楽樹。三女・美子は、『思い出のマーニー』声優や『トイレのピエタ』のヒロインに抜擢された杉咲花が務める。杉咲さんは本作が連続テレビ小説初出演となる。そのほかのキャスト陣にも、本作で“連続テレビ小説”デビューを飾る若手俳優がずらり。『ヒロイン失格』『俺物語!!』と立て続けに話題作に出演し“塩顔男子”としていま最も注目を集める若手俳優・坂口さん。本作では、青春時代の常子を支える青年を演じる。そして、映画『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』で俳優デビューを果たした大野拓朗が、上京した常子が出会う深川の家の跡取り養子を担当。さらに、「AKB48」の元メンバーにして、ドラマ「ごめんね青春!」出演など女優としての活動を本格化した川栄李奈も出演決定。物語の鍵を握る人物であろう花山伊佐次などの配役はいまだ発表されておらず、今後の続報にも期待したい。以下、キャストコメント■高畑充希(ヒロイン・小橋常子役)キャスト表を先日いただいた時に、開いた瞬間、すごくわくわくしました。さきほど木村多江さんに運命感じてるって言われて、ちょっと舞い上がってます。放送はまだ先ですが、そろそろ撮影も始まるので、ちょっと気合い入れて、でもなにより楽しんで、みんなで肩組んで楽しく長丁場をやり抜きたいと思います。■木村多江(小橋君子役)今年に入ってから、テレビで高畑さんを見る機会があり、なぜか彼女の事が気になっていたのですが、今回お仕事をさせていただくと伺って、「あっ、私は彼女ともう通じあっていたのか!」と勝手に思い込んでいました。「とと姉ちゃん」は、とても温かくて、今の時代にちょっと忘れかけている、本当に日常のささいな事を大切に生きている人たちの話です。現場でもあたたかい空気でやっていけば、きっと映像を通して皆さんに伝わるんじゃないかと思い、頑張っていきたいと思います。■相楽樹(小橋鞠子役)私はこの役のオーディションを受けましたが、本当に私も小さい頃に両親のことを、“とと”と、“かか”と呼んでいたことがあったので、この作品に運命を感じていました。この役が出来ると決まってすごくうれしいです。家族の大切なお話なので、家族の雰囲気を大事に丁寧に演じていけたらと思っています。■杉咲花(小橋美子役)私は登場が9週目からなのでまだ先なのですが、撮影がすごく楽しみです。今日初めてキャストの皆さまにお会いして、私もこの方々と一緒に「とと姉ちゃん」という作品に関わらせていただくのかと思うと、すごくうれしくなりました。頑張ります。■向井理(小橋鉄郎役)最初は戦争だったり、戦後の高度経済成長だったり、今回いろいろな激動の時代を駆け抜けることになると思いますが、この時代の中でもしっかり生きていた人たちのヒューマンドラマを、ちゃんと描いていけたらと思います。個人的には久しぶりの連続テレビ小説の出演なのでワクワクしておりますが、今思い出すと大変なことばっかりだったので、それをいかに楽しく過ごせるかというのがポイントかなと思います。役柄はわりと自由奔放な役ですが、男手がいなくなった小橋家に、1人だけ親戚という形で携わっていくという面でもそうですし、実際に撮影でも座長をしっかり支えていけるように頑張りたいと思います。■大地真央(青柳滝子役)宝塚時代に、余興でおじいさんの役はやったことがあるんですけれども、今回初めておばあさんの役を演じます。やる以上は徹底して、滝子おばあちゃんをやりたいと意気込んでおります。ちょっと厳しい滝子ではありますが、その奥にある愛情を、厳しさの中に表現できればと思っております。■片岡鶴太郎(隈井栄太郎役)私は「青柳商店」の筆頭の番頭という役で、生っ粋の江戸っ子という役です。私自身が江戸っ子ですので、いわゆる東京弁、江戸弁をいかんなく発揮できるかなと思っております。かなり喜怒哀楽の豊かな男でありますので、明るい朝になるよう演じていきたいと思っています。■大野拓朗(青柳清 役)今回出演が決まった時に、祖母はじめ家族のみんながものすごく喜んでくれて、親孝行できたことがすごくうれしく思います。そして現在、大河ドラマ「花燃ゆ」に出させていただいていますが、その「花燃ゆ」メンバーも「とと姉ちゃん」に出ると決まった時に、自分のことのように喜んでくれて、連続テレビ小説に出るっていうことがすごいことだと、改めて実感しています。役柄としては、脚本家の西田さん節さく裂のコメディー担当という風に聞いています。お茶の間の皆さんが清を見た時に、「うわ、清また出たよ!」って楽しみながら思ってもらえるように演じていきたいと思います。■秋野暢子(森田まつ役)私も今回初めて、おばあちゃま役をやらせていただきます。厳格で、息子には厳しく、嫁には優しい、そして小橋常子さんが雑誌を出す時には、食に関して、おばあちゃんの知恵袋のようなものを授けていけるような役にしていきたいと思っています。森田家は一癖も二癖もある人ばかりそろっておりますので、出てくると楽しい家族だなっていうのを、みんなで協力して作って行きたいと思っております。■ピエール瀧(森田宗吉役)単細胞な仕出し屋の主人の役で、とても楽しそうです。戦前の昭和の初期のころ、活気があった時代を担当するのが、森田家だと思います。そのころの元気があった日本の職人の感じとか、家の感じを楽しくやっていけたらなと思います。■平岩紙(森田照代役)森田家は、裏表の無いさっぱり、すっきりした、元気な、はつらつとした家族だと思いますので、そこに嫁いだ嫁として、そこに動じず、ただ自然に生えた草のように、朗らかに演じられたらなと思っています。この時代の日本の丁寧で心豊かな生活を、今の日本の若い方たちにぜひご覧いただき、いろんなことを感じていただけたらなと思っております。■川栄李奈(森田富江役)皆さんすごくお優しい方だと思うので、皆さんから何かを学びつつ、一生懸命頑張りたいと思います。■坂口健太郎(星野武蔵役)今回、星野は不思議なキャラクターで、学者肌で植物が大好きな青年ですが、星野に愛情がもうすでに出てきてるくらいです。ゆったりとこの役に溶け込みながら、すごく愛していただけるキャラクターにできるように頑張りたいと思います。■阿部純子(中田綾役)皆さんと一緒に、誰かの日々のささやかな幸せにつながるような作品が作れたらいいなと思っています。中田綾は強くて、しんが通ってる女性です。でもちょっとだけ、かわいらしい部分もあって、私はこの役を演じることで、自分には無い女らしさをおすそ分けいただくような気持ちでドキドキしています。■片桐はいり(東堂チヨ役)この役は、主人公の小橋常子さんと鞠子さんの先生役ということ、後に雑誌を作るようになるきっかけになる役という風に聞いております。それなりに影響力の大きい役なので緊張致しますが、その時代の型破りを目指したいと思います。連続テレビ小説「とと姉ちゃん」は、2016年4月4日(月)より全156回にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年11月09日映画『劇場版 MOZU』の初日舞台あいさつが7日、都内で行われ、キャストの西島秀俊、香川照之、伊勢谷友介、松坂桃李、池松壮亮、ビートたけしと羽住英一郎監督が出席した。全国公開中の本作は、逢坂剛の警察小説「百舌シリーズ」を実写化したサスペンス・アクション作品。妻子の死の謎を追う警視庁公安部の倉木(西島)は、日本の重大事件を影で操ってきた最大の敵"ダルマ"と対決する――というストーリーで、2014年にTBSとWOWOWで放送された連続ドラマの完結編となる。ブラックスーツで登場した主演の西島は、「過酷な撮影だったので、初日を迎えて正直ホッとしている。震える想いです」と公開に感無量で、「自分の家族や大切な人を守るために戦う男たちを伝えたくて、死に物狂いで撮影してきた。この映画はシリーズの第1話だと思うので、ドラマを見ていない人も楽しんでほしい」と胸を張ってアピール。また、再タッグを熱望する羽住監督に、「『ダブルフェイス』で監督と出会って、人生が次の次元に進んだ。是非次も作ってほしい」と笑顔で応えた。一方、『ダブルフェイス』から西島と共演する香川も、「西島くんとは親子役もやったし、今度はお笑いコンビでも夫婦でもイケる!」と意欲満々。続けて、約1ヶ月に渡ったフィリピンロケを振り返り、「女の人だと思ってたフィリピンのメイクさんたちが、みんな男だった。『松坂くん素敵!』って言ってすごかった」と暴露すると、松坂は、「本当ですか~?」と照れつつ、「8割方ヒナになってる卵を食べるシーンがあって。濡れた犬のニオイがするんです」と撮影の苦労を明かしていた。また、報道陣の写真撮影でキャスト全員とコマネチを披露するなど、会場を爆笑に包んだたけし。シリーズの最大の謎"ダルマ"を演じ、「何が何だか分からないまま、化け物のような風貌で炎の中にさらされた。フラフラになってヒドイ目に遭った」と恨み節で過酷な撮影を振り返ると、西島は、「炎のシーンでお会いした時は万感の想いでした」とフォロー。そんな西島に、たけしは、「俺は芸人として売れて、講談社に殴り込んで、交通事故で死にかけて、今は老いらくの恋と書かれて。有名になっても、西島くんは俺のような人生を歩まないで」と自虐ジョークで笑わせていた。
2015年11月07日俳優の西島秀俊が11月7日に、都内で行われた主演作『劇場版 MOZU』の初日舞台あいさつに、共演する香川照之、伊勢谷友介、松坂桃李、池松壮亮、ビートたけし、羽住英一郎監督とともに登壇。「胸がいっぱいで感無量。震える思いです」と本作の封切りに感激しきりだった。『劇場版 MOZU』舞台あいさつ/その他の写真逢坂剛氏のハードボイルド小説をTBSとWOWOWが共同製作した連続ドラマ『MOZU』の劇場版。高層ビルの占拠・爆破、ペナム共和国の大使館襲撃という2つの大規模テロ事件が同時発生。かつて警察内部の闇を明らかにした公安警察官の倉木(西島)は、日本の犯罪史に名を残す“ダルマ”と呼ばれる首謀者と最後の対決に挑む。西島は、ダルマを演じるたけしとの共演にも思いはひとしお。10数年前、まだブレイク前だった西島が北野武監督の『Dolls〈ドールズ〉』に抜てきされた恩義があり、「あの頃、たけしさんから『今後、俳優として人生が変わると思うが、自分を見失わないように』と言葉をいただいた。今があるのは北野さんのおかげ。万感の思いは、一言では言い表せない」としみじみ語った。一方、たけしは「こっちは出版社に殴り込んで、前科一犯。バイク事故で死にかけて、挙句に最近では“老いらくの恋”なんて書かれちゃう(笑)。あー、情けない。西島さんには私みたいな人生を歩んでほしくないですから」と自虐コメントで、会場を大いに盛り上げた。写真撮影では、たけしにならって登壇者全員が“コマネチ”ポーズを披露。10月末に行われた完成報告イベントで、たけしを「恩人であり、心の師匠」と語っていた西島は、その“師匠”とともに名ギャグを再現することになり、会心の笑みを見せていた。また、ドラマ『ダブルフェイス』に続き、西島&羽住監督とタッグを組んだ香川は「またこのチームで皆さんにお会いできる精進したい。羽住組は国内トップレベルですし、西島さんとはお笑いコンビでも夫婦役でもいいですよ」と再タッグを誓った。『劇場版 MOZU』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年11月07日俳優の生田斗真が11月7日(土)、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われた主演作『グラスホッパー』(原作:伊坂幸太郎)の初日舞台挨拶に、共演する浅野忠信、山田涼介、麻生久美子、菜々緒、村上淳、佐津川愛美、瀧本智行監督とともに登壇した。同日、有楽町エリアでは本作に加えて、西島秀俊主演の『劇場版 MOZU』、佐藤浩市主演の『起終点駅 ターミナル』の初日舞台挨拶も実施されており、生田さんは「たくさんの映画の中から選んでいただき、ありがとうございます」とファンに感謝の意。「40代代表の西島さん、50代代表の佐藤さんと同じように、僕が30代を代表する俳優として、ここに立たせてもらえているならうれしい」と同日公開される作品にも言及し、ライバルに塩をおくった。ハロウィンの夜、渋谷で発生した交通事故で恋人を失った鈴木(生田さん)は、事故が意図的に仕組まれたものだと知り、復讐のため裏社会の組織に潜入するが…。生田さんが瀧本智行監督とタッグを組むのは『脳男』以来。人の意識を暗黒に導く力を宿す「自殺専門」の殺し屋・鯨(浅野さん)や、鯨を追う驚異的な身体能力を持った殺し屋・蝉(山田さん)ら個性的なキャラクターが勢ぞろいしている。この日は何も聞かされていない生田さんがたった1人でステージに登場。その様子をひと足先に会場入りした浅野さんら他の登壇者が、客席から見守るというサプライズ演出が行われ、まんまとだまされた生田さんは思わず苦笑い…。「リアクションがめちゃくちゃ面白い!」(浅野さん)、「先輩がちょっと平静を保とうとした顔が見れて…」(山田さん)、「ちょっと、あとで楽屋来い!」(生田さん)と丁々発止のやりとりで、会場を盛り上げた。『グラスホッパー』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グラスホッパー 2015年11月7日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「グラスホッパー」製作委員会
2015年11月07日TVシリーズから熱烈なファンを生み出してきた「MOZU」完結編となる『劇場版 MOZU』が11月7日(土)に公開を迎え、西島秀俊、香川照之、伊勢谷友介、松坂桃李、池松壮亮、ビートたけし、羽住英一郎監督が揃って舞台挨拶に登壇した。逢坂剛の人気小説を原作にTBS版、WOWOW版と2シーズンにわたり放送されてきた「MOZU」シリーズ待望の劇場版。全ての謎の“元凶”と言われる、日本の犯罪史上最悪の男・ダルマとの対決と共に全ての謎が解き明かされる。男たちだけの舞台挨拶となったが、西島さんら登壇陣は全員黒スーツもしくはタキシードでキメて登場!西島さんは「2年以上前に始まって、ようやくここで完結を迎えることができました。胸がいっぱいで感無量。震えるような思いです」と胸の内を語る。香川さん、池松さんというTVシリーズからの面々もここまでのシリーズの重みを背負い、熱い言葉で思いの丈を語った。だが、たけしさんがキャスト陣で最後にマイクを握ると会場の空気は一変!「ハマちゃんをやらせていただきました西田敏行です」と挨拶し、見終えたばかりの観客を前に「ネットでも何でもいいから、『これを見たらガンが治りました』『給料が上がりました』でもなんでも書き込んで!」と呼びかけ、これには西島さんをはじめ、共演陣も爆笑だった。撮影の秘話を尋ねられると、香川さんはフィリピンでのロケでの出来事として、現地のオカマもしくはニューハーフのメイクスタッフの間で松坂さんフィーバーが起こっていたと証言!「桃李くん、ついに国を超えて火をつけました!」と煽る。その松坂さんは、あるシーンで、卵を食べる姿を見せているが「台本では『生肉を食べる』とあったんですが、実際には8割方、ヒナになっている卵を食べた」と明かす。「味はコンソメですが、ニオイは濡れた犬のニオイがします…。強烈でした」と苦笑交じりに過酷な撮影を振り返る。なお、羽住監督はこのシーンについて「本当はたけしさんに食べてほしかったけど、言い出せなかった」と語り、会場は驚きと笑いに包まれた。西島さんは、改めて主人公と最強の敵という関係性で、かつて『Dolls』で自身を主演に抜擢してくれた、たけしさん(=北野武監督)と共演を果たした心境を問われ「当時、僕は無名で抜擢していただいて、撮影が終わった時『これからキミの生活、人生がガラリと変わるかもしれないけど、自分を見失わないで一生懸命やってください』という言葉を掛けていただき、ずっとその思いでやってきました。今日の自分があるのも北野さんのおかげであり、万感の思いは言葉にできません」としみじみと語った。たけしさんはこれに対し「最近では『老いらくの恋』って書かれて…」と自身のスキャンダルに自ら言及し、「講談社を襲撃して前科がついて、バイクで事故って…」など次々と過去の事件や事故に触れ「いくら有名になっても、私みたいな人生は歩まないでほしい…(笑)」と照れくさそうにたけしさん流の温かい(?)アドバイスを送っていた。また、最後の報道陣向けの写真撮影では、たけしさんがコマネチをやろうとしたのに対し、なんと、西島さんらも全員、たけしさんに倣ってコマネチのポーズ!前代未聞の正装のイケメン俳優たちのコマネチに、会場はこの日一番の爆笑に包まれた。『劇場版 MOZU』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年11月07日俳優たちの苛烈なアクションと演技バトル、そして謎が謎を呼ぶ展開で、テレビドラマの常識を超えてきた「MOZU」。その最終章『劇場版MOZU』がついに公開になる。壮大な物語に見合う大きさのスクリーン・サイズを得て、さらにスケールとスピード感を上げた作品について、ドラマ・シリーズから主人公の公安警察官・倉木を演じ続けてきた西島秀俊に話を聞いた。撮影に入って、ドラマとの違いを最も感じたのは撮影ペースだったという。「テレビシリーズの時はものすごいスピードで撮影していました。監督が1人、編集も1人でやられているので。8か月ぐらい撮っていましたけど、普通の連ドラよりもずっと速いスピードでしたね。それが今回は、ワンカットずつに時間をかけられるようになった。撮影の江崎(朋生)さんもカメラポジションを探れるようになって。ドラマ撮影時の江崎さんは、もう絶対に迷わないって決めたらしいです。迷う分だけ撮れなくなるから」。主な舞台となる架空の国「ペナム」のシーンでもあるフィリピン・ロケについては「すごかった。本当に危なかったです」と、まずひと言。「フィリピンのスタッフには指示が日本語から英語、タガログ語で伝わるし、みんな性格も違うんで、どうなるか分からない雰囲気がありました。『俳優とカメラが乗っているから、ぶつけないで』と言っても、本番で興奮してバンバンぶつかったり。『いい画は撮れるんですけど』と監督も言っていましたけど、あと2回続いたら誰か死ぬな、と思うくらいでした」。通常は味わえない途方もない緊張感と刺激に、その後日本に戻ってからの撮影を物足りなく感じたほどだという。「俳優自身にやらせてくれる現場って、もちろん僕も自己責任だと思ってますけど、何かあった場合はプロデューサーや監督が責任を取ると言ってくれるから、やれるわけで、それはありがたいです。もっときついアクションを僕はやりたい。飛行機にぶら下がったりしたいです(笑)。だから、自分でやらせてくれる現場に本当に感謝しています」。我が身の大切さを忘れたように目的へ突進する。これは演じた倉木にも通じるものだ。「倉木という男は、奥さんが死んだ時点で頭の中では1回死んでいるんですね。あとは自分の娘の死、妻の死の謎を解くためだけに生きていて、謎が解けたら死ぬだろうという人物です。だから、それを見抜いた闇の勢力の人たちは『おまえはこっち側の人間だ』という。香川照之さんが演じる大杉と、真木よう子さん演じる明星という2人が何とか彼を、普通の生活を送る人間というものにつなぎとめようとしていて。倉木は、奥さんと娘の魂みたいなものを追いかければ追いかけるほど、ダークサイドに近づいていきます。結局彼はどっちを選んだのか、きっとラストのあるシーンに表れているんじゃないかなと思います」。サスペンスに満ちたストーリーはもちろん、映像作品としての『MOZU』の面白さは、観客に見せたい画が明確であり、それを目指して俳優たちが演技で暴れ回るところだ。「すごい画があるという安心感というか。どんな演技をしても、おかしなことになったりしない画の強さがあると分かっているというのはありますね。だから、フィクションの度合いをどれだけ高く設定しても無理がない。多分、吉田鋼太郎さんのせいだと思うんですけど(笑)。ドラマで「してないもん!」ってベッドから起き上がったときに『あ、いいんだ』と、みんな思ったのか。台本をどう読んでもそんなふうに読めないような役作りを、みんなが想像力をこんなに膨らませて現場に来て。それは『MOZU』の本当に大きな魅力です。悪役がすごく輝いて、それぞれの役者さんたちが本当にほかでは見たことがないような演技をしている。現場でびっくりすることが多かったです。あれは相乗効果なんでしょうね。『こいつ、こうきたか。負けられない』みたいな。僕は大体総当たり戦でしたけど、すごく楽しそうに皆さん暴れて帰っていきましたね(笑)」。映画の見どころの1つは、最後の黒幕「ダルマ」役でビートたけしが出演していること。西島さんは2002年、北野武監督の『Dolls』に主演して以来、久々の顔合わせとなった。「初めてなんですよ。“北野武”監督にはお会いしたことはありますが、“ビートたけし”さんにお会いするのは初めてで。監督としてもちろん尊敬していますけど、俳優としても本当に規格外の、日本の俳優の範囲に収まらないような演技をされる方です。ちょっと参考にできないくらい、本当にあの稀有な人生を歩んでいる人の演技なので」と初共演の感想を語る。「すごく勉強にもなりました。自分はもともとどうなりたかったのか。それをもう1回、目の前に突きつけられました。たけしさんは実際に“ダルマ”と同じくらい僕にとっては謎な存在で、自分にとっての命題みたいなものをポーンと投げかけてくださる。それは観客として観ているときもそうだったし、実際お会いしてお仕事しても、やっぱりそういう存在ですね」。たけしさんが出演しなければ、「物語の背景にあって、描けない最大の謎であるダルマが前面に出てくることはなかったでしょうね」と西島さん。「たけしさんが参加してくださったのは『MOZU』のチームにとって、信じられないような幸運です」。大きな謎の正体にたどり着き、ついに完結する『MOZU』。倉木を演じきり、この作品で得たものは?「本当にいろんなものを得ています。自分のやる気が空回りしているのを、抑えなきゃいけない現場もありますが、今回は『俺はここまで作品に身を捧げられる』とスタッフと勝負するみたいな(笑)。そんな現場はなかなかないです。役に没頭する方向であれば何をやってもいい。だから悪役の人たちも、あり得ないぐらいの演技をしているわけで。『やっていいんだ』と思えたのはありがたいですね。僕が幸運なのは、その後もそういう現場がまた続いていることです。映画だけじゃなくドラマでもCMでも本気でやれる現場が続いている。もしかしたら、きっかけは『MOZU』なのかなと思っています」。のめり込む現場というと、思い出すのは2011年の主演作『CUT』だ。イラン出身のアミール・ナデリ監督のもと、肉体と精神を極限まで追い込む役を演じた。「そうですね。アミール・ナデリとの出会いは本当に大きくて。『役を作るためのエベレストに登った俳優たちは何人かいる』と。『おまえはおまえのやり方で登ればいいけど、どうやって登ったかを参考にするのは悪いことじゃないから、演技が素晴らしかったと思う映画をもう1回見直して、彼らがどんな作業をしたのか、ルートを調べろと言われて。それを実行して、1回整理し直したというか。思いつくことは全部やろうという姿勢で、ここまで来たというのはありますね。ただ、たけしさんには『崩せ』と言われていて(笑)。羽住さんには『そのままもっと行け』と言われるので、どうしよう』と困ったように笑う。「わかんないですけどね。でも両方できたらいいな、と思います。崩しつつ構築する…って、よくわかんないですけど(笑)」。(text:Yuki Tominaga/photo:Nahoko Suzuki)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年11月06日ストーリーもスケールも壮大で、熱狂的なファンがいる『MOZU』。完結する映画版では、主演の西島さんはじめスタッフの熱意がスパークしている模様です。ご本人を直撃しました!* **熱狂的なファンを生み出したドラマ『MOZU』の、シリーズ完結編でもある劇場版が公開される。「『MOZU』は映像にしても、説明なく進むストーリー展開にしても、とにかく不親切なドラマだったので、劇場版までたどり着いたことが本当にありがたいです。フィリピンでの撮影は本当に危険で、『MOZU』はアクションも役者がほとんど自分で行うので、“ケガをしてもいい”と思ってやっていました。実際、撮影前には体を守るために5kg増量して準備しましたが、肋骨にヒビが入ったりもして(笑)」そんなハードな現場ながらも、楽しい現場だったという西島さん。「他の現場では、自分のやる気みたいなものが空回りすることもありましたが、ここではそんな心配は皆無。スタッフも役者も、みんな瞳孔が開いているようなおかしな人ばかりで、役に没頭する方向であれば何をやってもいいという現場でしたから、自由にやらせてもらえてありがたかったです。撮影が始まってから“この役、こんなキャラだったっけ?”と驚くことも多かったです。悪人同士が相乗効果でどんどん凄まじくなって、特に長谷川(博己)くんと(松坂)桃李くん、池松(壮亮)くんという美しき殺し屋による三つ巴は、作品の魅力のひとつです」ドラマに引き続き今作でも、倉木はストイックに妻子の死の真相を追い続ける。「僕は、知らなくていいことは知らなくていいと思うタイプですが、周りがノーと言っても信念に基づいて動く倉木の姿には魅力を感じます。娘や妻の魂を追いかけるほどにダークサイドへと近づくのですが、一方で大杉(香川照之)と明星(真木よう子)が人間らしさで彼をつなぎとめる。倉木がどちらの生き方を選ぶかは、ラストシーンを見ればわかると思います」◇劇場版『MOZU』あらすじある日、高層ビル占拠爆破とペナム大使館襲撃という2つの大規模テロが同時発生する。これは、日本の犯罪史における重大事件を陰で操ってきた「ダルマ」(ビートたけし)に関わる謎のテログループの犯行だった。妻子の死にまつわる事件の真相を探るうち、「ダルマ」の存在にたどり着いた公安警察官の倉木(西島秀俊)は彼らと接触することになる。日本だけでなく、灼熱の地・ペナム共和国を舞台に、倉木と「ダルマ」、シリーズ最後にして最大の死闘が幕を開ける。◇にしじま・ひでとし1971年3月29日生まれ。東京都出身。1994年『居酒屋ゆうれい』で映画デビュー。以来『Dolls』や『脳内ポイズンベリー』など、数々の映画やドラマに出演。2016年も映画『女が眠る時』『クリーピー』が公開予定。◇劇場版『MOZU』。原作はハードボイルド作家・逢坂剛が手がける、累計240万部突破の警察小説「百舌シリーズ」。監督は「海猿」「暗殺教室」シリーズを生み出した羽住英一郎。11月7日より全国ロードショー。配給:東宝(C)2015劇場版「MOZU」製作委員会※『anan』2015年11月11日号より。写真・内田紘倫スタイリスト・TAKAFUMI KAWASAKI(MILD)ヘア&メイク・亀田 雅(ザ・ボイス)文・重信 綾
2015年11月04日西島秀俊が、映画初主演作となった『ニンゲン合格』(’99)の黒沢清監督と4度目のタッグを組み、竹内結子、川口春奈、東出昌大、そして「MOZU」の“盟友”香川照之とともに驚愕のサスペンス・スリラーに挑む『クリーピー』。このほど、本作の公開が6月に決定し、怪しげな雰囲気漂うティザービジュアルが到着。さらに、新キャストとして、『ソロモンの偽証』で衝撃デビューを果たした藤野涼子が参戦することが分かった。元刑事で今は犯罪心理学者の高倉(西島さん)は、かつて同僚だった刑事・野上(東出さん)から、6年前に発生した一家失踪事件の分析を依頼される。しかし、事件の唯一の生き残りである長女・早紀(川口さん)の記憶をたどるも、核心にはたどりつけずにいた。一方、高倉が妻・康子(竹内さん)と共に最近引っ越した新居の隣人は、どこかつかみどころのない家族。病弱な妻と中学生の娘・澪をもつ人の良さそうな主人・西野(香川さん)との何気ない会話に翻弄され、困惑するばかり。そしてある日、澪が告げた言葉に、高倉は衝撃を受ける…。未解決の一家失踪事件と、隣人一家の不可解な関係性。この2つが、身の毛もよだつ本当の恐怖へとつながっていく本作。日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞した前川裕の原作小説を、『CURE』『回路』など数々の恐怖映画を手掛け、最新作『岸辺の旅』が本年度カンヌ国際映画祭「ある視点」部門「監督賞」を受賞したことも記憶に新しい黒沢監督が映画化。そんな話題性たっぷりの本作から、ついにティザービジュアルが解禁。怪しい雰囲気がただよう「家」をメインに、「あの人、お父さんじゃありません。全然知らない人です。」のコピーが本作の不吉な展開の幕開けを予感させる。そして、西島さん、竹内さんを始めとする豪華キャストたちの神妙な顔が勢ぞろいし、隣人に対して疑心暗鬼になる主人公夫婦の心情が現れた気味が悪い構図となっている。また、新たなるキャストとして、物語の鍵を握る隣家の少女・澪には、『ソロモンの偽証』で鮮烈な女優デビューを果たした藤野涼子と、さらに日本映画界に欠かせない名バイプレイヤー笹野高史も出演することが決定。ますます期待が高まる本作に、引き続き注目していて。『クリーピー』は2016年6月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月04日西島秀俊、長澤まさみ、ピエール瀧が出演するWOWOWの新CM「WOWOWの良さ」篇と「MOZU」篇が、11月1日(日)から放送スタートとなる。「目の前を、おもしろく。」という新キャッチコピーが添えられた本CM。西島さん、長澤さん、ピエールさんそれぞれが「WOWOW」のロゴをかたどった青いメガネをかけた途端、カメラ目線でWOWOWの魅力について語り出すという、なんともシュールな世界観が展開されている。「WOWOWの良さ」篇では、クラシカルな洋館の書斎での西島さん、メガネショップでの長澤さん、そして銭湯での瀧さんと、3人それぞれが「WOWOW」メガネを手に取る姿が映し出され、テンポよく3人の台詞が続いていく。撮影に際して長澤さんは、10年前のWOWOWのCM出演時を振り返り「巡り合わせってあるんだな」と感慨を語った。撮影当日は、冒頭の台詞から最後までをワンカットで撮影。「一つひとつの言葉にメリハリをつけて演じてください」という監督からのオーダーに長澤さんは、表情はもちろん、目線の動きや台詞の間、言葉の強弱やスピードなどで応え、監督からオーケーが出ると思わずガッツポーズしてしまったという。さらに撮影当日、ピエールさんが颯爽と現場入りすると、早速スタッフから「とてもよく似合う」「目力というより顔力がある」などと声が上がり、演じる前から圧倒的な存在感を発揮。監督がその場で台本にないコミカルな台詞を考えて撮影した場面でも、ピエールさんは即座にイメージ通り演じ、現場は何度も爆笑の渦に包まれたそう。「MOZU」篇では、「WOWOWの良さ」篇と同じく洋館の書斎を舞台に、読書中の西島さんが登場。執事から渡されたメガネをかけた途端に、WOWOWの魅力を突然語り出す、といった内容に仕上がっている。撮影は都内のとある洋館の一室で行われ、なんとも言えない厳かな雰囲気と至るとことにならぶ調度品に、数多くのロケ地で撮影してきた西島さんんも興味深そうに室内のあちこちを眺めていたという。西島さんは「全部にこだわりを持った撮影で、すごく楽しかったです」と撮影を振り返っている。今後も、西島さんが異なるシチュエーションで登場する「MOZU」篇の続編や、長澤さん、ピエールさんが主人公を務めるCMも順次放映予定。豪華キャストのシュールなCM世界の続きに、ぜひ期待したい。WOWOWの新CM「WOWOWの良さ」篇と「MOZU」篇は、11月1日(日)より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月29日ちょっと前には西島秀俊さんや堺雅人さん、最近では福山雅治さん、山本耕史さん、戸次重幸さん。そして近いうちに竹野内豊さんやDAIGOさんもご結婚なさるとか?魅力的なアラフォー男性芸能人が、次々に若くて美しい女性とゴールインしている昨今。アラサー以降の女性の胸中は複雑なのではないでしょうか。特に40代前半と20代、40代後半と30代前半など、男性のほうがかなり年上のカップルを見るにつけ、「やっぱり男は若い女が好きなのね…」とかなんとか。◆アラサー女はストライクゾーンが狭すぎ!?『街コンジャパン』が20~30代女性を対象に取ったアンケートによると、「恋愛対象となる相手の年齢の上限」は35~39歳との結果でした。当然といえば当然なのでしょうが、みなさん、同世代との恋愛を望んでいるようなんですね。よく、女性は35歳以上になると婚活市場での価値が下がる、などと言われていましたが、実は同じことが男性にも言えるのかもしれません。これが50代だと、人によっては自分のお父さんと同じくらいの年齢。恋愛対象にならないのはうなずけます。が、世間的にはまだまだ働き盛り・男盛りの40代。女性たちはなぜ彼らとの恋愛に食指を伸ばさないのでしょうか?実際に30代の女性に「恋愛対象の年齢上限―40代男性は恋愛対象にはならない?―」というテーマについて意見を聞いてみました。・「周りの40代はほとんど既婚者。恋愛対象にはならない」・「そういう人ばかりじゃないのはわかってるけど、何か問題があるんじゃないかと邪推してしまう」周囲に40代独身男性の絶対数が少ない、というのもあるのでしょうが、みなさん距離感ありすぎなんじゃ…?◆男はみんな若い女が好き、は本当かさて、一方の男性はどう考えているのでしょうか?「恋愛対象の年齢上限―男は本当に若い女が好きなのか?―」をテーマに都内在住の40代男性の意見を聞いてみました。・「若すぎてもつまらない。でも、同年代くらいになると、強くなりすぎて夢がない。その中間が理想的かな」・「20代前半の子は面白がって近づいてきたり、相談を持ちかけてきたりすることもあるけど、お互いに真面目な恋愛って感じじゃないよね。それ以上の年齢になると向こうが近寄ってこないんですよ! 」・「同世代の女性だと友達感覚になっちゃうかな。でも、ナシではない。むしろいいかも」・「 一緒にいて落ち着くなら何歳でも。でもそうなると、30代後半からかなぁ…」あれ?意外とアラサー・アラフォー推しの人、多いですよ?まあ、人それぞれなんでしょうけれど…。多かった意見は「一緒にいて落ち着く人」とのことでした。なんでも、「帰る場所があってそこに居てくれる人…的なイメージ」が理想なのだそうです。◆大事なのは「帰巣本能」を刺激すること思えば、上戸彩さんはかわいさの中にも家庭的で良妻賢母になりそうな雰囲気を醸し出していましたし、吹石一恵さんもお料理がプロ並みに上手だとか。西島秀俊さんの奥さまに至っては、彼の生活を全面的に影で支えるプロ彼女からの妻の座。そりゃ、家に帰りたくなるわ。思うに、彼女たちはたまたま若かったけれど、男性の「帰巣本能」を刺激するのがうまかったんじゃないでしょうか。もっと上の世代の人でたとえると、今は亡き川島なお美さん(結婚当時48歳)。彼女が夫である鎧塚俊彦さんのためにいかに尽くし、家で楽しく過ごせるように工夫していたかは有名ですよね。それを考えると、酸いも甘いも噛み分けたアラフォー男性が配偶者に若さだけを求める、っていうのは現実的ではありません。これまでもこれからも、社会で戦い続ける彼らは、安寧の場を求めて「家に帰るのが楽しみになるような人」を選ぶのかもしれませんね。もちろん、女性としての輝き・美しさを失っていないことも大切な条件なのでしょうが。若さはおまけ…?ひょっとすると、ですよ。男性にとっては、女性の若さなんてただの付属品なのかも。小さい子どもはおまけ付きのお菓子を欲しがるけれど、味覚が発達すると本当においしいお菓子を求めるようになりますよね。男性が女性を選ぶ基準も、ある意味、それと同じことなのかもしれません。まあ中には、おまけをコレクションして楽しんだり、自慢したりする大人もいますが…。(文=石村佐和子)あなたに訪れる結婚相手との運命的な出会い【無料占い】
2015年10月29日俳優の西島秀俊、お笑いタレントのビートたけしらが27日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭特別招待作品『劇場版 MOZU』(11月7日)のワールドプレミア舞台挨拶に登場した。直前に行われたトークイベントで、「肋骨にひびが入ったり、右肩を壊したり、右目の角膜をはがしたり…実際過酷で体がボロボロになった」と過酷な撮影の状況を明かしていた西島。舞台挨拶では、「テレビシリーズをみなさんに応援していただき、こうやって『劇場版 MOZU』無事完成しました。きっとみなさん全員に楽しんでいただける作品ができあがったと思っています」と手ごたえを語った。そして、「自分でも信じられないようなキャストのみなさんと、特に、自分が名もなきころに見いだしてくださって『Dolls』という映画でキャスティングしていただいたビートたけしさんに出演していただいて、全員で命がけの撮影ができた。僕の俳優人生の中で宝物のような作品になりました」と自信をのぞかせ、「大きなスクリーンで見ていただきたい。アクションはもちろん、俳優合戦を楽しんでいただきたい」と呼びかけた。西島が"心の師匠"というビートたけしは、海外メディアを意識して「センキュー フォー カミング トゥ ア トウキョウインターナショナルフィルムフェスティバル! アイム ソー エキサイティング!」といきなり英語で挨拶。会場から笑いが起こる中、「クレイジーな悪役を演じます」と英語で続けた。そして、「ビルの屋上で本当の火をたいて、ものすごく熱い中、アンジェリーナ・ジョリーとのセックスシーンが。さすがの私も本気を出してしまいました。頼むからNGを出してくれ、何回か繰り返したいという…」とジョークを飛ばし、「うそです! すいません!」と謝罪。最後のあいさつでも「感想を聞かれたら、『たけしがすばらしかった』『たけしがすごい』と。あとはどうでもいいですから、とにかく私だけ褒めてください」と言って爆笑をさらった。舞台挨拶にはそのほか、ドラマ版からの続投メンバーである香川照之、真木よう子、池松壮亮、杉咲花、劇場版からの参加した伊勢谷友介、松坂桃李、そして、羽住英一郎監督も出席した。
2015年10月28日女優の真木よう子が27日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われた第28回東京国際映画祭特別招待作品『劇場版 MOZU』(11月7日)のワールドプレミア舞台挨拶に登場。終盤で突然、ヒールを脱いで共演者や観客を驚かせた。警視庁公安部の捜査官・明星美希を演じた真木は「人間ドラマあり、アクションあり、だけど一番最後にホッとするような終わり方をしていると思うので、今宵みなさんの夜が幸せな夜になることを…」と映画の魅力を語っていた途中で、「ダメだ」とストップ。「英語で言いづらいことを言ってやろうと思ったけど」と、海外メディアのために同席していた通訳泣かせな発言で笑わせた。印象的なシーンを聞かれると、「今までにない、香川さん演じる大杉と居酒屋で2人でベロベロになって夜飲んでいるシーンがあって、新鮮で楽しかった」と答え、「あとは(西島演じる主人公)倉木とちょっと触れ合います…」と意味深な発言をした。最後のあいさつでは「音とかいいんですよね、ココ。すごい迫力だと思います。びっくりすると思います。なので楽しんでいってください」と呼びかけ、直後にふらふらっと足元をふらつかせた真木。すると突然、ヒールを脱ぎ、共演者も観客も報道陣も驚かせた。隣にいた池松壮亮は「真木さんが疲れちゃってヒール脱いじゃったので、簡潔に終わらしますけど…」と言って笑わせ、「本当に楽しんでいってください」と言葉通り簡潔にあいさつ。真木はその後、しゃがんで靴をそろえるなど、最後までマイペースだった。同作は、逢坂剛氏の警察小説『百舌シリーズ』をTBSとWOWOWの共同制作でドラマ化した『MOZU』の劇場版。主人公・倉木(西島秀俊)が妻の死の真実にたどり着いてから半年後を描き、すべての事件の黒幕である"ダルマ"(ビートたけし)との対決が繰り広げられる。
2015年10月28日お笑いタレントのビートたけしが27日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた第28回東京国際映画祭の特別招待作品『劇場版 MOZU』(11月7日)のトークイベントに出席した。劇場版で、すべての事件の黒幕である"ダルマ"を演じるたけしは、開口一番「どうもこんばんは、福山雅治です」とあいさつ。「いろんな女に手を出しちゃったんですけどついに結婚することになり、アミューズの株が40%とも落ちたという…申し訳ありません」とブラックジョークで沸かせた。そして、出演を決意した理由を聞かれると「なんだかわからないけど怖い偉いやつだって聞いて、お金くれるんだらやるよって。ただ寝てるだけで、特殊メイクでだれだかわからないというので、まいっかと」と答えた。また、炎に囲まれるシーンで「なんでCGじゃないんだ」と不満を漏らしたことを明かし、「顔が全部メイクで覆われていてただでさえ熱いのに、周りが火。チャーシュー作ったあとにラーメンに入れられたみたいな異常な状態」と過酷さを説明。「また監督が粘る。もういいだろうと思っても、もう1回って。安いソープの客みたいにしつこい」と顔をしかめるも、「あの粘り方はいい勉強になった。思った映像を撮るためには粘るのが一番だと」と監督として学ぶべきものがあったようだ。映画の魅力もしっかり紹介。「勧善懲悪みたいな悪と正義みたいな映画じゃなくて、どちらの立場になるとどうなるかっていうのが計算されている」と言い、「ある人にとっては謎解きが楽しいし、ある人にとっては視覚のアクションが楽しい。西島くんがかっこいいという人もいる。いろんな要素を持っている」と真剣に伝えた。最後はまたたけし節が炸裂。「(同作を)DVDで友達と見たんですけど、その友達のがんが治り、友達の逃げた女房が帰ってきたり、宝くじを拾って当たったり、いいことばかり。元旦の明治神宮よりご利益があります。3回見た人は会社のランクが課長から社長になるくらい効力があります」と冗談交じりに話し、共演者も観客も大爆笑。ファンをバックにしての記念撮影の際には、コマネチを連発して会場を沸かせた。たけしの起用について、羽住英一郎監督は「劇場版をやるならダルマはたけしさんしかいない」とドラマシリーズの撮影をしている時に西島たちと話していたことを明かし、「たけしさんが出ていただけなければダルマをメインにするのはやめようと思っていたんですが、出ていただけるというこどで、がっつりダルマと向き合いました」とたけしありきの"ダルマ"だったと語った。イベントには、ビートたけし、羽住英一郎監督のほか、ドラマ版からのメンバーである主演の西島秀俊、香川照之、真木よう子、池松壮亮、杉咲花、劇場版からの参加となる伊勢谷友介、松坂桃李も登場した。
2015年10月28日開催中の第28回東京国際映画祭で27日、『劇場版 MOZU』(11月7日)のトークイベントが東京・六本木ヒルズアリーナにて開催され、ドラマ版からのメンバーである主演の西島秀俊、香川照之、真木よう子、池松壮亮、杉咲花、劇場版からの参加となるビートたけし、伊勢谷友介、松坂桃李、そして羽住英一郎監督が登場した。同作は、逢坂剛氏の警察小説『百舌シリーズ』をTBSとWOWOWの共同制作でドラマ化した『MOZU』の劇場版。主人公・倉木(西島秀俊)が妻の死の真実にたどり着いてから半年後を描き、すべての事件の黒幕である"ダルマ"(ビートたけし)との対決が繰り広げられる。イベントには、事前募集で集まった300人が駆けつけ、キャスト8人と監督が登場すると大興奮。熱気に包まれる中、主演の西島は「ついに『劇場版 MOZU』で集大成として完結する。監督にも振り切ってやってくれと言われたので、これで決着をつけるつもりでやりました」と本作への思いを語り、「すばらしいキャストのみなさんが命がけの撮影をし、見応えのあるすごいアクション大作になっているので、楽しみにしていてください」と自信をのぞかせた。そして、北野武監督作『Dolls』で主演を務め、今回ビートたけしと念願の共演を果たした西島は「僕を見いだしてくださった恩人で、僕の中で心の師匠」と感謝し、「その方と俳優として共演できたことは、僕の俳優人生の中で一番の宝のような時間でした」と感無量の表情。そんな西島の話を聞き、たけしは「着実に実力をつけて人気も上がって、日本を代表する役者になったのに、私に一銭もお礼をくれないという、非常に不義理なやつだと思っています」と爆笑を誘った。西島はまた、フィリピンでの撮影について「日本では考えられないようなカーアクションをやったり、毎日戦場のようだった」とコメント。「僕も肋骨にひびが入ったり、右肩を壊したり、右目の角膜をはがしたり…実際過酷で体がボロボロになった」と明かすと、ファンから「えーっ!」とどよめきが起こった。それでも西島は「それがすごく楽しかった」と笑顔を見せ、達成感をにじませた。
2015年10月27日第28回東京国際映画祭の特別招待作品『劇場版 MOZU』が10月27日(火)、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズでワールドプレミアを迎えた。舞台挨拶には西島秀俊、香川照之、真木よう子、ビートたけし、羽住英一郎監督ら総勢9名が登壇し、華やかな一夜となった。『劇場版 MOZU』は、同ドラマで描かれた『MOZU事件』の半年後が舞台。主要キャストはそのままに、妻の死の謎を追っていた公安警察官の倉木(西島さん)が、大規模テロ事件の発生をきっかけに、極秘裏に進行している犯罪計画に迫ってゆく物語。それぞれが出演するおすすめシーンを聞かれると、西島さんは「あるカーアクションシーンが見どころです。長谷川博己君というTVシリーズからの俳優が、今回もとんでもない演技をしています(笑)。大爆笑は間違いなくあのシーンだと思います」と、大規模なフィリピンロケを敢行して撮影したという思い出深いシーンを挙げていた。ドラマシリーズから共演している香川さんは、「娘のことを救おうとして、廃墟のようなところで撮影していました。そこは冬の間にコウモリが住んでいて、入っちゃけない部屋、入ってその空気を吸うと死ぬ部屋があると言われていて…」と驚かせると、同じ場所で撮影していた松坂桃李が、「コウモリの糞があるとは聞いていたけど、死ぬとは聞いていない…」とぼやき、伊勢谷友介が横から「死ぬわけないよ、香川さん、スタッフにバカにされているよ(笑)」と突っ込み、香川さんを困惑させていた。今回黒幕を演じたたけしさんは、コメディアンとしての手腕をふるわせ、「本当に火をたいて熱い中撮影していて、アンジェリーナ・ジョリーとのセックスシーンを頑張ったんですけど」と得意のジョークで会場を沸かせた。さらには、「この映画を見た後に友達に感想を聞かれたら、必ず私の名前を出して『たけしがすごい』とほめてください。よろしくお願いします」とPRし、キャストをも爆笑させていた。『劇場版 MOZU』は11月7日(土)より全国東宝系にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年10月27日『劇場版MOZU』のワールドプレミアが10月27日(火)に開催され、西島秀俊、香川照之、真木よう子、伊勢谷友介、松坂桃李、池松壮亮、杉咲花、ビートたけしに羽住英一郎監督によるトークが展開!中でもたけしさんが毒舌&コマネチで会場を笑いに包んだ。逢坂剛のサスペンス小説を原作に、TBSとWOWOW共同製作で大反響を生んだ連続ドラマ「MOZU」シリーズの完結編にして待望の劇場版。連ドラ版から謎の存在とされてきた“ダルマ”の正体、全ての秘密が解き明かされる。西島さんは、最初の羽住組参加となった同じくTBSとWOWOW共同製作の「ダブルフェイス」に始まり、その成功が連ドラ「MOZU」へとつながり、さらにスピンオフ、そして今回の劇場版へと歩を進めてきたことに感慨深げ。今回の映画に関して「完結編ということで監督からは『全力で振り切ってやってくれ』と言われ、これで決着をつけるつもりでやらせてもらいました」と語る。約1か月にわたったというフィリピンでのロケでは、過酷な条件下でその言葉通り、全てを懸けて挑んだよう。「あばらにひびが入ったし、角膜がはがれたりもした」などその凄まじさの一端を明かした。その完結編にふさわしく、ダルマというシリーズ最大最強の悪役をたけしさんが演じてるが、西島さんは『Dolls』で監督と俳優という関係で現場を共にした、たけしさんについて「僕にとっては、見出してくださった恩人で勝手に心の師匠と思っている方。こうやって俳優として共演し、対峙できたことは僕の俳優人生において一生の宝です」と語る。当のたけしさんは、マイクを握るや大暴走!初っ端の挨拶から「福山雅治です。いろんな女に手を出しちゃって、ついに結婚することになりました。そうしたらアミューズの株が40%も落ちっちゃって申し訳ありません」と語り、ダルマという大役についても「何も知らずに楽屋に行ったら、ハゲヅラとやけどのメイクをさせられて、これなら誰でもいいんじゃないかと思った。“存在感”があるからということだったが、存在感なら北島三郎の方が…」など飛ばしまくり、会場は爆笑に包まれた。また西島さんからの“心の師匠”発言についても「『Dolls』は十何年も前だけど、そこから着実に実力をつけて、人気も上がって日本を代表する俳優になった」と持ち上げたかに見せ「にもかかわらず、私には一銭もくれない不義理なヤツだと思ってます」と語り、これには西島さんも隣で苦笑。さらに映画のアピールを求められると「友人と一緒に見たら、その友人のガンが治って、逃げた女房も戻って、宝くじにも当たった」と胡散臭いご利益を喧伝。最初から最後まで、“たけし節”を炸裂させ、写真撮影でも得意のコマネチを連発し、観客はもちろん、登壇陣をも感激させていた。『劇場版MOZU』は11月7日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年10月27日西島秀俊、伊藤淳史、伊藤英明ら豪華俳優陣の共演や、清純派・浜辺美波の金髪初挑戦に、中村蒼の“てい髪”姿など話題に事欠かない注目ドラマ「無痛~診える眼~」。本作に、モデル・女優として活躍する若手注目株の飯豊まりえの出演が決定した。主人公は、一見うだつの上がらない中年の開業医・為頼英介。彼は人間を外側から見て、医学的徴候の診断だけで、その人間の健康状態や病気の進行状況を読み取ることができる能力を持つ。さらに、犯罪者に現れる「犯因症」(エネルギー過多の一種で、犯罪を起こす者に現れる徴候)までを見通し、ある事件を未然に防ぐ。その事件をきっかけに、刑事の早瀬順一郎から頼られるようになり、気乗りしないながらも、頼まれると断り切れない元来の優しさから、事件解決を手伝うことになる…。飯豊さんは、「めざましテレビ」の“イマドキガール”担当や雑誌「Seventeen」で専属モデルを務めるなどモデルとして目覚まし活躍を見せながら、NHK朝の連続テレビ小説「まれ」や「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(鶴見知利子役)など話題作に次々と出演し、女優業も積極的にこなす若手女優。本作に出演している浜辺さんとは、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」で共演しており、“超平和バスターズ”のうちの2人が、別の作品、別の役柄で再集結することとなった。今回、飯豊さんが演じるのは、浜辺さん演じる南サトミもカウンセリングを受けている高島菜見子(石橋杏奈)のクライアント、瀬野愛莉役。2年前、高島が臨床心理士として働き始めて最初に受け持ったクライアントで、その後の高島の臨床心理士としての転換点ともなる出来事にかかわる重要な役どころだ。飯豊さん演じる愛莉が登場する第4話では、為頼(西島秀俊)に犯因症が浮き出ていると宣告された早瀬(伊藤淳史)が、石で頭部を何度も殴られた野々村涼の殺害事件を担当するところから始まる。ニュースで事件を知った高島菜見子(石橋杏奈)は、野々村がよく行くコンビニの店員で、しかも昨夜も仕事帰りに立ち寄っていたので驚く。すると、菜見子の携帯に佐田要造からメールが。そこには、コンビニでの菜見子と野々村の写真が添付され、“天罰が下った”と文字が。佐田は、菜見子が瀬野愛莉(飯豊まりえ)という少女のカウンセリングを担当していた頃に交際していた男だった。菜見子とのカウンセリングを経て愛莉は快方に向かったが、佐田は次第に菜見子への独占欲をあらわにし始める。ついに暴力までふるわれようになった菜見子は佐田のもとを去ったのだったが…。物語の重要な鍵を握る愛莉を飯豊さんがどのように演じるのか、気になる物語の展開とともに注目したい。「無痛~診える眼~」は毎週水曜日22時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月27日第28回東京国際映画祭が開催中の東京・六本木ヒルズで10月27日に、『劇場版 MOZU』がワールドプレミア上映され、主演の西島秀俊、香川照之、真木よう子、伊勢谷友介、松坂桃李、池松壮亮、杉咲花、ビートたけし、羽住英一郎監督が駆けつけた。『劇場版 MOZU』ワールドプレミア/その他の写真逢坂剛氏のハードボイルド小説をTBSとWOWOWが共同製作した連続ドラマ『MOZU』の劇場版。高層ビルの占拠・爆破、ペナム共和国の大使館襲撃という2つの大規模テロ事件が同時発生。かつて警察内部の闇を明らかにした公安警察官の倉木(西島)は、日本の犯罪史に名を残す“ダルマ”と呼ばれる首謀者と最後の対決に挑む。西島は、ダルマを演じるビートたけしに対し「僕を見出してくださった恩人であり、心の師匠」と最大限のリスペクトを示し、「この作品で俳優として対峙できたことは、一生の宝になった」と感無量の面持ち。一方、ビートたけしは「西島くんが私の『Dolls〈ドールズ〉』に出てくれたのは10数年前。それから着実に人気と実力を積み上げて、今や日本を代表する俳優に。でも、私には一銭もお礼をくれない。恩知らずな男なんです」と“たけし節”で、西島の成長をたたえた。本作で壮大なシリーズが完結するとあって、西島は「これで決着をつけるつもりで、一丸となって命がけの撮影に臨んだ作品。僕もろっ骨にヒビが入りましたが(苦笑)、見応えあるアクション超大作に仕上がった。複雑で混沌とした、ナゾに満ちたドラマを辛抱強く応援してくださった皆さんのおかげで、ついに完結します」と熱のこもったアピール。映画で『MOZU』初参戦となったビートたけしは、「深読みすれば、ダルマは本当の悪なのか。勧善懲悪ではなく、謎解きゲームとアクションの要素を欲張りに盛り込んだ作品」と太鼓判を押した。『劇場版 MOZU』11月7日(土)より全国東宝系にてロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年10月27日『スモーク』(1995年)でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したことで知られるウェイン・ワン監督がメガホンを取った映画『女が眠る時』の公開日が2016年2月27日に決定し、チラシビジュアルが24日、公開された。本作は、ウェイン監督がニューヨーカー誌に掲載されたスペイン人作家ハヴィア・マリアスによる短編小説『WHILE THE WOMAN ARE SLEEPING』をもとに日本で撮影。ウェイン監督にとっては、初の日本映画となる。妻の綾(小山田サユリ)とバカンスでリゾートホテルに訪れた小説家の健二(西島秀俊)が、プールサイドにたたずむ美女・美樹(忽那汐里)と彼女にクリームを塗る初老・佐原(ビートたけし)のカップルに目を奪われ、ほんの好奇心で始まった追跡から次第に異常な行動をとるようになっていく様を描く。公開されたチラシに描かれているキャッチコピーは、「覗き見たのは、<狂気>か<愛>か。」。ビートたけしと西島の意味ありげな目元、忽那と小山田の不惑の表情が印象的なデザインに仕上がっている。チラシは、順次劇場に設置される予定。(C)2016 映画「女が眠る時」製作委員会
2015年10月24日監督としても世界各国で名高いビートたけしが、自身の監督作以外で12年ぶりとなる映画主演を果たすことで話題の『女が眠る時』。この度、本作の公開日が決定するとともに、チラシビジュアルも解禁となった。作家の清水健二は1週間の休暇を取り、妻の綾と共に郊外のリゾートホテルを訪れる。初めて書いた小説がヒットしたもののスランプに陥り、今後就職することが決まっていた健二は、妻との関係も倦怠期を迎え、無気力な時間を過ごしていた。滞在初日、彼はプールサイドで異様な存在感を放つ、初老の男・佐原と若く美しい女・美樹のカップルに目を奪われる。その日以来、健二はホテル内で彼らを見かけるたびに後をつけ、部屋を覗き見るようになっていく。部屋には、美樹の体の産毛をカミソリで丁寧にそり、毎晩彼女が眠る姿を撮影し続ける佐原の姿があった。自ら佐原に近づいた健二は、佐原と初めて言葉を交わしたものの、美樹が眠る動画を見せながら彼が放った「あの子の最後の日を記録しようと思って」という言葉に底知れない恐怖を覚える。危険を感じながらも好奇心をさらに掻き立てられた健二の行動は次第に常軌を逸し、部屋の中に忍び込む――。本作は、『スモーク』で「ベルリン国際映画祭」の銀熊賞に輝くなど、世界的な活躍をみせるウェイン・ワン監督の最新作。ワン監督は本作が日本映画初の作品となる。主演の初老の男・佐原役にビートたけしを迎え、作家・清水健二役に『MOZU』シリーズや今シーズンでは「無痛~診える眼~」(フジテレビ)でも主演を演じる西島秀俊、清水の妻・綾役には「ブラッディ・マンデイ」(TBS)に出演していた小山田サユリ、そして佐原の恋人で若く美しい女・美樹役には『黒衣の刺客』『海難1890』など海外を視野に演技の幅を拡げ続ける忽那汐里といった豪華キャストが集結。このほか、リリー・フランキー、新井浩文、渡辺真起子らも出演することが決定している。今回解禁されたポスターは、「覗き見たのは、<狂気>か<愛>か。」と書かれたキャッチコピーとともに、たけしさんと西島さんの怪しげな目元と、忽那さんと小山田さんの不惑の表情が強調されたなんとも意味深で印象的なポスタービジュアル。そしてこのポスターには「狂っているのは自分なのか、それとも目の前の現実なのか。」など劇中の言葉が散りばめられており、更に本作の内容が気になる仕様となっている。このポスターは、今週末より順次劇場に設置される予定だ。ハリウッドの巨匠と日本の豪華俳優陣がどんな物語を織りなすのか。佐原が注ぐ異常な愛はどういった結末を迎えるのか、今後の続報にも期待したい。『女が眠る時』は2016年2月27日(土)より、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月24日西島秀俊が天才医師役で主演を務める「無痛~診える眼~」が放送中のフジテレビ系連続ドラマ「水10」枠の2016年第1弾に、「TOKIO」の長瀬智也を主演に迎え、医療エンターテインメント「フラジャイル」が放送されることが決定。長瀬さんがフジテレビ系ドラマで主演を務めるのは、実に13年ぶりだという。原作は、現在「アフタヌーン」(講談社)で連載中の同名漫画。本誌の読者アンケートでは常に人気作品の上位に名を連ね、「マンガ大賞2015」の候補にもなり、既刊3巻のコミック累計発行数は20万部にのぼる、いま最も勢いのある人気漫画のひとつだ。物語は、医師全体で見るとたったの0.7%しかいないという、データから患者への診断を科学的に確定させる職責を担う病理医の岸京一郎を主人公に、ただ患者の命を救うため、そして己が信じる医療の正義のため、周囲とのあつれきなど一切いとわない偏屈イケメン天才医師・岸の闘いと活躍を描いていく。今回、長瀬さんが演じるのはその主人公の岸京一郎。白衣はまとわず、常にスーツ姿。イケメンだが、偏屈で毒舌。歯に衣着せぬ物言いが敵ばかり作る。性格が悪いことを自覚しており、自分の診断がほかの医師と対立しようものなら、完膚なきまでに論破し、相手が降伏するまで徹底的に闘い抜く悪魔のような顔を持つ。だがその根底には、自らの名誉は一切求めず、医師として最も重んずるべきものは医療の正義、そして患者の命であるという岸のブレない姿勢があり、現に岸が赴任してからというもの、病院の評判は劇的に良くなった。周囲の医師たちは、そんな岸を「強烈な変人だが、極めて優秀」と表し、医師としての技量は桁外れに有能だが、なるべく関わり合いたくない存在だ。2003年4月期放送「ムコ殿2003」以来13年ぶりに主演を務める長瀬さんは、「あらためて言われると、時間が立つのは早いな、と感じます。と同時に、こうしてドラマをやらせていただけることは、年月に関係なく、とてもうれしく思います。今回は医療ドラマなのですが、僕自身、あまり経験が無いぶん、自分なりの解釈で表現をしていければ、と思っています」と感想を述べた。岸という強烈なキャラクターを演じるにあたっては、「自分なりの個性で主人公の個性をひもといて、いい意味での偏屈さを出しながらつくっていければ、と思っています。僕自身、主人公のキャラクターは大好きで、魅力的に映ります。自分がそういう風に感じているところを、ドラマを見てくださる方にも同じように感じてもらえたらうれしいです」と意気込みを語った。原作の草水敏は、ドラマ化決定の際に最初に浮かんだのは長瀬さんがすごんだ顔の芝居だったそうで、「偏屈で自己中心的な変人医師・岸先生を、どう魅力的に演じてくださるのか、楽しみにしています!」と話し、作画の恵三朗も「長瀬智也さん主演でドラマ化とお話をいただいた瞬間から『嬉しい!早く見たい!』とワクワクが止まりません。1月になるのが楽しみです」と、それぞれ多大な期待を抱いているよう。長瀬さんは最後に「このドラマには非常にポジティブな要素がたくさん入っています。主人公はとても偏屈な男なのですが、その中には優しさもあり、ヒーロー感もあり、いろんな顔が垣間見えます。そして強烈な個性だからこそ生まれてくる面白さもあります。そもそも、どうして彼が偏屈であるのか、そこにも意味があり、彼の全貌は話の中で明らかになっていきます。いままで見たことのない医療ドラマになると思います。僕も楽しみたいですし、皆さんもぜひ楽しみにしてください」とメッセージを寄せた「フラジャイル」は2016年1月13日(水)22時よりフジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月19日WOWOWで11月8日・15日に放送される香川照之主演のドラマ『MOZUスピンオフ大杉探偵事務所』に『MOZU』シリーズで中神甚を演じた吉田鋼太郎が出演することが明らかになった。これは11月7日(土)から劇場版が公開される『MOZU』シリーズの壮大な世界観を引き継いだスピンオフ作品で、主人公は警察を辞めた後、探偵事務所を設立した元刑事・大杉(香川照之)。ドラマでは持ち込まれたさまざまな依頼を解決すべく奔走する彼の姿と、娘・めぐみ(杉咲花)や妻・恵子(堀内敬子)との関係を描いていく。吉田が演じる中神は、裏の顔を持つセキュリティ会社役員・東(長谷川博己)の忠実な部下として、昨年放送されたシーズン1とシーズン2に登場。西島秀俊演じる主人公・倉木を執拗につけ狙う、その狂気をはらんだ独特のキャラクターは視聴者に強烈なインパクトを残し、今なお根強い人気を誇っている。吉田はオファーを受けた時の感想について「耳を疑いました。嬉しかったですが、中神がどうやって復活するのか? 中神であって中神ではないのか。?の嵐でした」とコメント。香川との共演については「すべてのシーンを撮り終えた後、身も心も空っぽになっておりました。香川に精気を吸い取られました。あれほど充実した演技合戦はなかなか稀です。 照ちゃん! ありがとう!」と、納得のいく撮影だった模様。そして最後は視聴者に「中神、出ます! 本当に出ます!」とアピールした。死んだはずの彼がなぜまた現れるのか、大杉とどう絡んでいくのかが注目だ。『MOZUスピンオフ大杉探偵事務所~美しき標的編』は11月2日(月曜 21:00~)TBSにて放送。WOWOWでは『~美しき標的編』が11月8日(日曜 22:00~)、『~砕かれた過去編』が11月15日(日曜 22:00~)にそれぞれWOWOWプライムにて放送。
2015年10月19日“テレビ界のアカデミー賞”と言われる第43回国際エミー賞の連続ドラマ部門にノミネートされ、世界中から注目を集めるドラマをスクリーンに蘇らせた『劇場版 MOZU』。本作の完成を記念し、ドラマ初回の爆破シーンや空港シーンなどを大がかりなシーンを多数撮影し、「MOZU」の聖地とも言える北九州へ西島秀俊が凱旋。詰めかけた北九州市民1,500名が熱狂した。累計240万部を超える逢坂剛のハードボイルド小説「百舌」シリーズを原作とした本作。異例の平均視聴率11.0%、最高視聴率13.8%を記録し、国内では「ギャラクシー賞2014年7月度月間賞」や「東京ドラマアウォード2014」などの賞を受賞。海外でも「バンフ・ワールド・メディア・フェスティバル」にノミネートされるなど、国内外で高い評価を得ている。この日、会場に選ばれたのは、ドラマの始まりの壮絶な爆破テロ事件のシーンを撮影し、劇場版でも重要なシーンを5月に撮影した小倉井筒屋クロスロード。そこに敷かれたレッドカーペットに西島さんと羽住英一郎監督が登場すると、会場に詰めかけた約1,500名の観客から割れんばかりの歓声が!熱気に包まれる中、2人は集まったファン一人ひとりに丁寧にサインや握手に応じ、60mのレッドカーペットを約20分かけて練り歩いた。西島さんは「ドラマから撮影をさせていただいていた北九州に戻ってくることができて嬉しい。こんなに温かく迎え入れて下さって本当に感激しています」「北九州の撮影でエキストラの方をはじめ、みなさんの熱意がこの劇場版のテンションを高めて下さったと思います」「こんなに高揚したくさんの方々と撮影できたのは初めてです」と、北九州の方々への感謝を伝え、羽住監督も「北九州で生まれた作品と言っても過言ではありません。ドラマを撮影した際、必ず北九州に帰ってくるという約束をしてそれを守ることができて嬉しいです」「北九州の一番の魅力は“人”。映画作りを楽しんで、そして真剣に参加してくれる」と北九州への想いを語った。また、梅本和秀北九州副市長が、本作の完成を祝い北九州市を“新都市・MOZU市”と命名し、“MOZU市だより”という号外チラシの発行や、西島さんと羽住監督の手形を展示するなど、街を挙げて映画を応援することを発表。この発表を受け、西島さんは「本当にいいんですか?」と半信半疑の様子をみせるも「今日から僕もみなさんと同じMOZU市民になります」とさっそく“MOZU市民宣言”してみせた。その後の舞台挨拶では、、公務を終えた北橋健治北九州市長も駆けつけ「MOZU市長の北橋です」と挨拶。西島さん、羽住監督に花束の贈り「『MOZU』は北九州のみなさんと作り上げた作品だと思っています。すべてが格段にスケールアップした作品が出来上がっています。劇場公開を楽しみにしていてください」と最後に北九州の人たちへメッセージを送った。羽住監督は「劇場版ではフィリピンでも撮影をしましたが、北九州で撮影をすると原点に戻ったような気がしました。また絶対に北九州で撮影をしたい」と語り、西島さんは作品への想いを「『MOZU』という作品に参加できたこと、密度の濃い撮影を約2年間やってきたことは本当に貴重な時間でした。人生の大きな節目となる作品になったと思っています。これからはこれを超える作品に参加することが目標です」と本シリーズへの愛と今後の意気込みを明かした。『劇場版MOZU』は11月7日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 MOZU 2015年11月7日より全国東宝系にて公開(C) 2015劇場版「MOZU」製作委員会 (C) 逢坂剛/集英社
2015年10月16日モンデリーズ・ジャパンはこのほど、運営する「美噛むプロジェクト」にて、「大人のキス事情に関する調査」を実施し結果を発表した。調査は8月7日~10日、30代~40代の男女208名を対象にインターネットで行われた。○既婚者8割が「最近ドキドキするキスをしていない」調査ではまず、「あなたは、最近キスをしましたか?」と質問したところ、「した(37.5%)」「していない(54.3%)」「未体験(8.2%)」という結果に。約3人に2人が「最近キスをしていない」ことがわかった。また、最近キスをしたと答えた人を対象に、「最近ドキドキするキスをしましたか?」と尋ねたところ、なんと約7割が「していない(69.2%)」とのこと。この結果を未婚既婚別で比較してみると、未婚者が50.0%だったのに対し、既婚者は実に77.8%が「ドキドキするようなキスをしていない」と回答した。○パートナー以外とのキス経験者、40.4%続いて、「あなたは、パートナー以外とキスをしたいと思ったことはありますか?」という質問をしたところ、半数以上が「思ったことがある(56.2%)」と回答。また、実際にパートナー以外とキスした経験がある人は4割以上(40.4%)にのぼった。では、パートナー以外とキスをするとどんな気持ちになるのだろうか。既婚者を対象に「配偶者以外とキスをしたときの気持ち」について聞いた結果、男女ともに1位は「ドキドキする(男性38.5%、女性42.3%)」だった。しかしながら、「後ろめたい」「後悔する」「パートナーに申し訳ない」というネガティブな項目では、既婚女性がいずれも3割超と非常に高い割合を示したのに対し、既婚男性は20ポイント前後低く、男女の違いが分かれる結果となった。○女性は「ふとした瞬間のキス」に胸キュン次に、女性に「胸キュンするキスのシチュエーション」について尋ねたところ、「ふとした瞬間のキス(56.7%)」が断トツの1位となった。それまで普通にしていたのに、突然される不意打ちのキスに、「え! ここで……?」と胸キュンしてしまう女性が多いよう。次いで「後ろからギュッとされてのキス(32.7%)」や「強引に引き寄せられてのキス(32.7%)」と続き、ちょっと強引なキスのシチュエーションも女性からの支持が高いという結果に。男性が思っている以上に、女性はもっと強引にリードしてほしいと考えていることがわかった。○キスしたい芸能人に「福山雅治」「石原さとみ」最後に、「キスをしたいと思う芸能人」についてアンケートを実施した。その結果、女性がキスをしたい男性芸能人は、福山雅治さんが堂々の第1位を獲得。続く2位には、西島秀俊さんと福士蒼汰さんが同率でランクインする結果となった。一方、男性がキスしたい女性芸能人第1位に選ばれたのは石原さとみさん。2位は深田恭子さん、3位に壇蜜さんがランクインした。
2015年10月09日1959年~1981年で放送され、5年前に三谷幸喜司会により復活を果たしたフジテレビの長寿番組「スター千一夜」。2013年以来、3度に渡り放送されてきた同番組だが、この度、三谷さん脚本・監督作品『ギャラクシー街道』の公開を記念して、これまでで最長の2週間全10回にわたり放送されることが決定した。三谷さん扮する七三分けにもみあげ、白いジャケットといういでたちの通称・“石狩平治”が司会を務める同番組。ゲストたちは何を聞かれるか事前に知らされていない上に、何を聞かれても否定できないという状況の中、三谷さんの質問を待ち構え、笑いをこらえながら驚きの質問にくらいついていくこととなる。第一週目には10月よりスタートする秋の新ドラマを盛り上げる豪華キャスト陣がゲストとして登場。英会話教師とイケメン坊主の恋模様を描く「5→9~私に恋したイケメンすぎるお坊さん~」の石原さとみと山下智久、漫画家・山崎紗也夏による同名コミックを原作とした連続ドラマ「サイレーン」の松坂桃李、中村蒼の“てい髪”姿が話題にもなった「無痛~診える眼~」から西島秀俊・伊藤淳史・石橋杏奈の3人、「オトナ女子」で2年半ぶりのドラマ主演を果たす篠原涼子、「テディ・ゴー!」からは森川葵と魂が宿る“編みぐるみ”の熊役の哀川翔が出演する。三谷さん扮する石狩は、石原さんと山下さんの得意料理や、松坂さんが酔ったときに必ず行う癖、西島さんが役作りで行うすごすぎる技などについて切り込んでいくという。そして第2週目には、「『ギャラクシー街道』公開記念!スター千一夜2015」と題して主演の香取慎吾を筆頭に、綾瀬はるか、大竹しのぶ、小栗旬、優香、西川貴教、遠藤憲一という超豪華キャストが日替わりで登場!見知ったキャスト陣ということで、一層容赦ない質問を投げかける三谷監督…。「香取さんは宇宙人に会ったことがあると」という無茶ブリを一切の迷いなく受け止める香取さんや、「アフリカ旅行の際、必要なものが五つあるそうですね」の質問にも全く動じる様子はなく「まずは…」と様々なエピソードを交えながら答えていく大竹さん、その場で芸の披露を要求される小栗さんなど、ベテラン俳優陣による見事なアドリブの数々は必見だ。豪華キャスト陣と“石狩”が繰り広げる至極の会話劇を楽しみに待ちたい。「スター千一夜2015」は10月11日(日)~23日(金)の期間、フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年10月07日