「お金が貯まらない人には、共通したクセがあります。お願いしていた期限までに返事が届かなかったり、似たような言い訳をしたりする人は、貯蓄額を見るとやっぱり貯まっていないんです」そう話すのは、ファイナンシャルプランナーの塚越菜々子さん。これまで1300人以上の家計相談を受けるなかで、お金が貯まらない人の特徴や行動が見えてきたという。「ちょっとした習慣や心構えを変えるだけでムダ遣いが減るのに、と感じることがあります」(塚越さん・以下同)お金が貯まらない人には、さまざまな悪癖が。「家計相談をしていると、都合よく数字を丸めて、端数を四捨五入する人がいるのですが、自分で認識している金額と現実の金額の差が大きく開いて、『使った覚えがないのに、お金が貯まらない』と嘆きがち。なぜだか車をよくぶつける人も、貯蓄額が低い傾向にあります。先を見通す力が甘いため、車を乱暴に運転してぶつけたら、ムダな出費がかさんでしまうという危機感が薄いんです」行き当たりばったりで行動するタイプも、お金が貯まりにくいという。「外出先で予定外の買い物が多い人。急に雨が降ってきて傘を買う、思ったよりも寒くてカイロを買う、自動販売機で飲み物を買う。これらはすべて、事前に準備しておけば、必要なかったお金のはず」自分にも似たようなクセがないか、考えてみよう。当てはまるようなら、お金を貯められない原因になっているかも。「SNSが発達したことで、他人の生活を垣間見ることが増えました。それによって、“隣の芝生は青い”ことが起きてしまい、自分が必要と思って買うのではなく、他人が持っているから手に入れたいと、他人軸で考える人が増えています」とくに、スマホで最新情報をチェックしている人は要注意。SNSやネットニュースでは、見たい情報を選択的に見てしまうため、自分の中の基準よりも、他人の基準を優先しがちになる。「みんなが流行のバッグを持っているように感じてしまい、自分も持たないと恥ずかしいと思い込んだり、ダイエット中にもかかわらず、限定販売のスイーツを買いに行ったり。でも、必要かどうかを軸に自分の基準で考えれば、貯められるお金だったはずなんです」■貯め下手には典型的な口グセが!お金が貯まらない人の習慣は、口グセにも表れる。「何かにつけて『もったいない』と言う人は、倹約家のように見えて、実はお金より物を溜め込んでいるケースをよく見かけます」物が多くなると、必要なものが見つからなかったり、持っていることを忘れたりして、結局同じものを購入するハメに。本当に必要なものを大事に使っていないことで、衝動買いも多くなる傾向にあるという。「しかも、物が多い家に住んでいれば、探す手間がかかって時間を失い、落ち着いて物事を考えられなくなります。そうすれば、先の見通しを立てるヒマもなく、行き当たりばったりの行動になって、予定外の出費が増えるという負のスパイラルが生まれるのです」貯まらない人の典型的な口グセは、「これくらいは普通」。「よく聞きます(笑)。『みんなやってる』『みんな持ってる』という気持ちは『バンドワゴン効果』といって、みんなが支持していると聞くと、より一層それが欲しくなる心理が働いている可能性が。自分の判断に自信がない人がわりと陥りがち」■お金が貯まらない人の悪癖10【1】都合よく数字を丸める(四捨五入する)買い物の金額や貯蓄額を、ざっくりすぎる数字で把握。「支払ったのは6万円くらい」と言いながら、実は6万8000円など、都合よく数字を丸める。自分が把握しているつもりの額と現実の金額に大きな差が出て、慌てることも。〈対処法〉お金の計算は、ざっくりとではなく、百円単位で行おう。支出額の把握はムダ遣いを防ぐ第一歩。計算が苦手な人はスマホに無料の計算アプリなどを入れておくと便利【2】なんでも先延ばしにする「明日までの提出書類を書かない」「返事を保留したまま」「整理する予定の書類が山積み」など、先送りグセや保留グセがある。お金の使い方も、後先考えずに欲求を先に実現させてしまう悪いクセが。貯蓄にまわすべきお金を無計画に使ってしまう習性も。〈対処法〉先取り貯金がおすすめ。給与が入るタイミングであらかじめ決めた金額を先に貯蓄にまわし、残りのお金で生活することで、いろいろ考えなくても、自然と貯まる仕組みをつくれる。【3】ビニール傘をよく買う出掛ける前にバタバタ準備することが多い。“雨が降るかも”と考えずに家を出るため、ビニール傘を毎回買うハメに。コンビニで傘を買うついでにスイーツも買うなど、余計なお金を使う機会が増え、どんどんお金が減っていく。〈対処法〉朝に天気予報を見る習慣を。一日の行動を考え、服装や持ち物の準備を万端に。一日の予定を見通して行動することで、数年先を見通す訓練にもなる。【4】車をよくぶつける「これくらい大丈夫でしょ!」と運転した結果、車をこすったり、ぶつけたりする失敗を何度か経験済み。乱暴な運転をしていることに気づいていない可能性大。保険料は爆上がり、修理代はもちろん燃費も悪く、ケガをしたときの医療費もかさみ、ため息をついたこと多数。〈対処法〉物を大事に扱うことが、節約につながると意識する。急いでいるときはまわりが見えなくなって、運転も荒くなりがち。勢いで行動せず、一呼吸おいてしっかりと確認を。【5】スマホを使う時間が長い頻繁にSNSをチェックしたり、ネットニュースを見る習慣がある。情報に踊らされ、「みんな持っているから手に入れたい」と判断基準がまわりに流されがち。見えのために散財することも。「有名人おすすめの店」「行列の店」のワードにも弱い。〈対処法〉情報に振り回されず、自分の中で「必要」「いらない」の軸を持つこと。「行ってみたい店は月1回まで」「ネットショッピングの予算はいくら」と基準を決めておく。【6】クレジットカードを複数使い分ける3枚以上のクレジットカードが財布にあり、お店ごとにカードを使い分けてポイントを貯めるが、思ったよりも貯まっていないと感じることが多い。また、あちこちから利用明細が送られてくるため、そのまま放置。不正利用に気づいていない恐れも。〈対処法〉ポイントを無理に貯めるよりも、クレジットカードはメインカードを1枚、サブ1枚に絞る。実は少ないほうがポイントが貯まりやすく、有効活用しやすい。利用明細の確認もラクに。【7】「もったいない」が口グセ押入れや引出しがいつもパンパン。「必要ないけど、捨ててはお金がもったいない」という気持ちを常に持っていて、捨てられない。何を持っているかを把握できず、重複買いも多い。小さな損を避けるために、大きな損をしていることに気づいていない。〈対処法〉必要のないもの、使わないものは「ありがとう」と感謝しながら手放す。物を減らすと部屋の管理がしやすくなり、今あるものを生かそうとすることで、ムダ遣いや重複買いが大幅減。【8】「それだけはしたくないんだよね」が口グセ趣味や遊びなどのお金管理の言い訳でよく使う。「夫の唯一の趣味だから、これだけは手放せないの」「どっちの習い事もやめることだけはしたくないんだよね」など。“それだけ”じゃないですよね、とまわりは突っ込みたくなることも……。〈対処法〉限られた状況のなかで、どれも手放さないのは難しいこと。「〇〇だけは」と言うときは、本当にほかは手放しているのか、優先順位が間違っていないか改めて確認を。意外とすんなり手放せることも。【9】「これくらいは普通」が口グセ買い物のたびにつぶやいて、自分を納得させている。自分の判断に自信がない人という疑惑も。「まわりは孫にこれくらい普通におこづかいをあげている」「リフォームにこれだけお金をかけるのは普通」のように使うことも多い。〈対処法〉他人の家計ではなく、自分の家計と向き合って決めることが大事。使えるお金のなかで、それができるのかどうか落ち着いて考える習慣を。まわりに流されているだけかもと自分を疑って。【10】「税金が高い」が口グセいつも同じお金のグチが止まらない。「どうせお金が出ていくのだから、節約してもしょうがない……」とやる気が消失中。問題を直視せず、まわりのせいにしながら自分では行動しない習慣あり。〈対処法〉お金のグチはぐっとこらえること。お金が貯まる口グセ「ありがたい」「やっぱりお金は大事」に言い換えて。自然と1円単位でも大事に使おうという気持ちが湧いてくるはず。これらの悪癖に心当たりがあれば、今すぐ見直しを。それによって、自分でも気づかない浪費グセがみるみるよくなる可能性が。「これらのクセを改善すれば、月6万円くらい減る人は多いはず。考え方のクセや行動グセが変わることで、見栄のために使っていたお金や、いつかやめようと思っていた固定費、ガソリン代など、少しずつ支出が減って、家計全体の見直しにつながるからです。頑張れば、年に約70万円を貯金することも夢ではありません」先述の10項目をはじめ、いつまでも悪癖を直さずにいたら、一生お金は貯まらない!一日も早く断ち切ろう。
2023年11月03日anan Beauty+ clubに所属する女性たちに「お金が貯まらない人の特徴」について聞いてみたところ、たくさんの回答が!みなさん自分を含め、周りの人にいろいろと思うところがあるよう。当てはまるものがないか、チェックしてみませんか?お金が貯まらない人の特徴は?【当てはまるかチェック】anan Beauty+ clubのメンバーに、「お金が貯まらない人の特徴」について調査を実施。自分や周りの人で、どのような共通点があるのかを挙げていただきました。心当たりがある場合は、改善することでお金が貯まる人になれるかも!「生活習慣や行動」「持ちもの」「性格・考え方」と3つのパートに分けてご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。生活習慣や行動「カバンの中がぐちゃぐちゃ。家が汚い」(37歳・専門職)お金についての整理がついていない人は、物の整理もできていないのかも。身の回りをすっきりさせると、自分に本当に必要な物がわかり、無駄遣いも減りそうですね。「だらしがなくて、すぐ物を失くして買い直したり、寝坊して遅刻しそうだからタクシーを使ったりと本来必要のなかった出費が多い。そうして気分が下がって、ストレス発散のために買い物をしたりしていて、どんどんお金がなくなる一方」(31歳・専門職)だらしない生活を送っていると、このような負の連鎖に陥るのだという戒めになりました…。お金を貯めたいのであれば、まずは自分の生活を見直すところから始めたいですね。「夜行性気質」(36歳・自営業)夜をだらだらと過ごしてしまうということは、自分の生活を管理できていない証拠。もちろん理由があって夜行性なのは悪いことではありませんが、意味もなく夜更かししてしまっている人は、朝型に切り替えると気分が変わりそうです!「推し活など、お金のかかる趣味が多い」(27歳・会社員)お金のかかる趣味が多いと、出費もそれなりに。筆者も推し活となると財布の紐が緩んでしまうので、気をつけます…!持ちもの「安いものに手を出す。とりあえずこれは安いからと買うタイプの人」(36歳・専門職)筆者もセールだからと買った服を、ほとんど着ないまま処分した経験が。安さは本当にほしいかどうかを麻痺させてしまうので、割引にとらわれすぎないことが大切ですね。「系統が定まっておらず、いろんな格好をする人。着回しもできずお金がかかりそう。着物が好きな人は、小物も集めだしてキリがない」(33歳・主婦)好きなものがたくさんあることはいいことですが、すべてに手を出しているとキリがなくなりますよね。多系統の服を着る場合はプチプラをうまく使うなど、工夫が必要かも。「新しいもの好きで、最新のものがほしくなる」(27歳・会社員)新しいものは良く見えがちなのですが、本当に必要かはまた別問題。自分にとって必要なものかどうか見極める力をつけていきましょう!「何かしら汚いような気がする。ものを大事に扱っている感覚があまりない」(36歳・自営業)お金が貯まる人の特徴では、「ものを大切にする」というコメントが多くみられました。持ちものへの意識を変えることが、お金が貯まる人になる第一歩!ぜひまずはバッグの中に入っているものを見直してみて。性格・考え方「約束をドタキャンする人。時間の管理ができない人」(39歳・専門職)“時間の管理ができない”というコメントが多くみられました。時間管理はお金管理と通ずるものがあるのかも。お金のことを考えるのが苦手な方は、まずは時間の管理から意識してみましょう!「メンタルが不安定な人が多い印象です。不安定だから、ものを買うことで一時的に満たされる充足感を味わって不安を補うイメージ」(36歳・自営業)納得の考察。個人的にも何かを買うと心が満たされるような気がしますが、それってすごく一時的なんですよね…。買いもの以外にご自愛方法を見つけておくと、物欲が少し抑えられるかも。「何事もルーズな人、整理整頓が苦手な人」(41歳・専門職)整理整頓ができていないと、必要な物が把握しづらくなります。同じような服や雑貨を何度も買ってしまったことがある方は要注意です!「人に文句ばっかり言っていたり、ひがんだりする人」(36歳・専門職)人をひがむ癖があると、人が持っているものがほしくなり、無駄遣いにつながりがち。自分が本当に好きなものにお金を使えるよう、意識を変えてみて。「適当で計画性がない。その日が楽しければOKという、よく言えば前向きなスタイル」(31歳・会社員)前向きなことは大切ですが、浪費につながるなら改善ポイントかも。毎月使えるお金を把握しておくなど、大雑把でいいので計画を立てておくと安心ですね。「この人ケチだな」と感じる行動お金を貯めるには、ある程度の節約も大切。とはいえ、あまりにケチな行動は人からあまり良くない見え方をすることも…。そこで、人に対して「ケチだな」と感じる行動について聞いてみました。「1円単位で割り勘」(36歳・会社員)大人になると、細かい単位での割り勘はあまり好まれないよう。割り勘のお金を請求する際は、ある程度の端数を切り捨てて、少なめに言っておくとベターです。「おしゃれな店に行くと『高くない?これで700円?』とか言う(笑)」(33歳・会社員)正直、おしゃれなお店でメニューの価格に驚くことってありますよね(笑)。とはいえ、声に出さないのが大人のたしなみといえそうです…!「ポイ活に必死。何枚もポイントカードを駆使して会計していたり、まとめて払う際は必ず自分のカードで払ってポイントをゲットしたがったりする」(31歳・会社員)ポイ活をしている人は多いかと思いますが、必死すぎるのはケチに見えるかも。せめて人といるときは、迷惑をかけない程度のポイ活を!「冠婚葬祭などの洋服をなるべく普段着で使い回そうとする。その場にふさわしい見栄えなら問題ないが、ときどき普段着にしか見えない服装もあるので…」(36歳・自営業)あまりにカジュアルすぎる服装での冠婚葬祭は、周りから良く思われない可能性が。最近はカジュアルなドレスも増えてきましたが、ある程度のマナーは大切に!「自分も人からもらったものを、人にプレゼントとしてあげている」(36歳・専門職)実はこれ、筆者ももらった経験あり。友人からの証言で気づいたのですが、知ったときのショックは計り知れないのであまりおすすめできません…。普段の行動を変えると、お金が貯まるかも…?お金が貯まらない人の特徴を紹介いたしました。心当たりがあるものはありましたか?行動や考え方がどれだけ影響するかわかりませんが、変えてみる価値あり!心当たりがある方は、ぜひ今日から意識を変えて、お金が貯まる人を目指してみませんか?筆者情報比嘉桃子1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。(C)琢也 栂/Adobe Stock文・比嘉桃子
2023年09月09日anan Beauty+ clubに所属する女性約100人に「お金が貯まる人の特徴」についてアンケート調査を実施。お金が貯まる人は普段、どのような生活をしているのでしょうか。性格や持ち物など、思い当たることを女性たちに聞いてみました!お金が貯まる人の特徴は?【当てはまるかチェック】anan Beauty+ clubに、お金が貯まる人の特徴を調査。周りにいる、お金が貯まっていそうな人の性格や行動について聞いてみました。お金が貯まる人の共通点を真似すれば、貯金ができるようになるかも…!?「生活習慣や行動」「持ちもの」「性格・考え方」と3つの項目に分けてご紹介します。※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。生活習慣や行動「カフェやコンビニなどにあまり行かないイメージ」(33歳・会社員)用事がなくても、フラッと寄ってしまうコンビニやカフェ。誘惑であふれているため、無駄遣いしたくない場合は寄らないという意思が大切ですね。「おしゃれでセンスの良い人が多いイメージです。センスを磨く努力ができる人は同様に、お金持ちになるための努力ができるんだと思います」(31歳・専門職)センスを磨くには、それ相応の努力が必要。そうした努力を惜しまない人が、お金に対してもしっかり努力できるのかもしれません。「とにかく必要なもの、ほしいものは惜しまず買うけれど、ただ安いからという理由で買わない。無駄遣いはしない。安くても高くても良いものは良いと思って使ってる」(39歳・専門職)ただなんとなくで物を買うのではなく、買う物をしっかりと見極めているとのこと。普段は無駄遣いをしないからこそ、本当にほしいものは高くても手に入れられるのかも。「お金持ちの友人は、お得情報に詳しい」(41歳・専門職)お金持ちには情報をゲットするのが驚くほど早い印象。世の中には知らないと損することがたくさんあるため、ぜひ得する情報にはアンテナを張っておきましょう!「フットワークが軽い人が多い気がします」(41歳・専門職)フットワークが軽い人は、何かと情報ツウ。お得な情報も、こうして人から仕入れているのかも。「外出ばかりでなく、家での楽しみ方を知っている」(31歳・会社員)外出すると、何かと出費が増えてしまうもの。家でも楽しく過ごす方法を知っていれば、無駄な外出による出費が抑えられそうです。「タクシーを使う人が多いです。ただ楽だからではなく、時間を無駄にしない(移動中に仕事をしやすい)など、理由があることが多いです」(31歳・専門職)お金よりも時間を優先することで、結果的にお金も手に入るという好循環!無駄にタクシー移動を使うのではなく、移動時間も無駄にしない姿勢が大切ですね。「計画的だと思う。日常でなんとなく使うかもしれないとか、なんとなくカゴに入れるみたいなことをしない」(36歳・専門職)お金の使い方に計画性がある人は、お金を使うべきところ、使ってはいけないところの区別がしっかりとついているよう。筆者は気になったらすぐにECサイトのカートに入れてしまう癖があるので、耳が痛いです…。持ちもの「持ちもの一つひとつにこだわりをもっている。親からもらったものを大切にしている」(36歳・自営業)どんどん新しいものを取り入れるのではなく、今手元にあるものを大切にするという特徴も。何かと目新しいものに注目しがちですが、まずは自分がすでに持っているものに目を向けてみましょう!「ブランドものよりも、質のいいものを使っている人が多いです」(31歳・専門職)みんなが持っているブランドものはよく見えてしまうのですが、知名度が高いブランドは価格もそれなり。ブランドにこだわることなく、価格に見合ったものを見極めることはとても大切ですね!「リセールを考えているので、あとで売れる高いものを買っていると思います」(36歳・専門職)お金が貯まる人は、買うときにすでに手放すことまで考えているのだとか。売るときに戻ってくる額を考えると、良いものを買っても損しないのかもしれませんね。「自分が好きなものをはっきりとわかっているので、買いものに失敗がない」(31歳・会社員)あれもこれも手を出すのではなく、自分の好きに忠実な買いものをすることで、無駄遣いを減らしているとのこと。その他自分に合うサイズをしっかり知っておくことも、失敗を減らすコツのひとつです!「派手な服はプチプラ、白Tなどベーシックなものはブランドと、上手に取り入れてる」(33歳・主婦)ベーシックなアイテムは毎シーズン重宝するため、安い物をどんどん買い換えるよりも、良いものを大切に気回した方が得なことも。お金のかけどころを見極めれば、お得におしゃれが楽しめそうです。性格・考え方「常に自信があり堂々としている。できないや諦めるという言葉を使わない。常にプラス思考」(37歳・専門職)貯金なんてできないと諦めるのではなく「貯めてやる!」と強い気持ちがあるからこそお金が貯まるのかも。お金だけでなく、福も貯まりそうな性格ですね。「何事も費用対効果を重視する。時間をお金で買う概念がある」(36歳・自営業)時間は有限。誰にでも平等にあるからこそ、使い方で人生が大きく変わります。家事を外注する、宅配サービスを利用するなどで、時間は作ることができます。その時間でお金を生み出すことができれば、結果的にお金を貯めることにつながりそうですね。「余裕があるので、人の悪口とかで楽しまない」(36歳・専門職)“お金の余裕は心の余裕”と言われることもあるほど。心の余裕があると、周りにも良い人が集まってきそうです!「真面目で将来のことをすごく真剣に考えている」(31歳・会社員)将来のことを考えておけば、自分にいくら必要で、毎月いくらまで使っていいのかが明確に。そうした計画こそ、お金を貯めるための第一歩ですね!「投資や保険、会社、税金対策に関する話にとても詳しい」(39歳・専門職)お金に関しては、知らないと損することがたくさん。自分で学ぼうと思わなければ教えてもらえる機会がないため、ぜひ積極的に勉強してみましょう。「ポジティブな人が多いです!仕事も私生活もポジティブでいることでステップアップできたり、負の連鎖に入りにくいのかも」(31歳・専門職)前向きな人は周りにも良い影響を与えるため、チャンスが巡ってくるのかも。筆者も見習います!お金が貯まる人になりたい!お金が貯まる人の特徴を紹介いたしました。お金が貯まる、貯まらないといった事象は、性格や行動に現れている部分があるのかも。女性たちのコメントを参考に、ぜひお金が貯まる人の真似をしてみませんか?筆者情報比嘉桃子1992年生まれのフリーライター。化粧品検定1級を保有しており、美容ジャンルを中心に執筆中。いち消費者としてもコスメやスキンケアを愛する美容オタク。(C)taka/Adobe Stock文・比嘉桃子
2023年09月07日いざというときのために、お金に余裕があると安心ですよね。 本記事では、【星座×干支】この夏“お金が貯まりそう”な人ランキング|TOP15をご紹介しています。 ぜひ、チェックしてみてくださいね。15位 おひつじ座×未年この夏のあなたは、これまでの自分をブラッシュアップしてイメチェンするとお金が貯まります。今の自分の魅力を最大限に引き出すことで運気も上がり、交友関係が広がります。その過程の中でお金の貯め方や使い方などの価値観が変わり、これまで以上に効率良く貯金ができる体質になっていきそうです。ワンランク上の自分を意識して、自己改革を進めましょう。14位 さそり座×亥年この夏のあなたは、人助けをすると金運が上がりお金が貯まります。困っている人を助けたり募金に協力したりと、人のために労力やお金を使ってみましょう。助けてあげた人からの見返りを求める必要はありません。天からのギフトで、金運がアップし夢を叶えるためのお金が集まってくるでしょう。いいエネルギーの循環を生む思考や行動を意識して動くようにしてください。13位 しし座×丑年この夏のあなたは、仕事を頑張ると収入がアップしてお金が貯まります。残業や休日出勤を率先して引き受けて収入を増やしましょう。そのお金を使わずにプールすることで、お金が貯まります。この夏は仕事運がいいときなので、ここで頑張っておくと後々昇進のチャンスにつながるかもしれません。また、収入アップにつながる転職もうまくいきそうです。12位 かに座×子年この夏のあなたは、おうち時間を増やすとお金が貯まります。模様替えをしたり新しいレシピを試してみたりと、家の中に楽しみを見出してみましょう。家で過ごす時間が増えると出費が抑えられて、自然とお金が貯まります。また、家の中でポジティブな時間を過ごすことで、家全体の波動が上がりそこに住んでいる人の金運も良くなります。11位 みずがめ座×亥年この夏のあなたは、必要に迫られてお金を貯めることになりそうです。好奇心旺盛で情報に敏感なあなた。この夏も新しい趣味や目標ができそうです。必要なお金を貯めるためには、手堅く稼いでいくといいでしょう。休日のリゾートバイトなど、楽しみながらお金を稼いでください。10位 おとめ座×辰年この夏のあなたは、自分をタレント化して稼ぐとお金が貯まります。自分のファンを作ることが、収入アップや貯金アップにつながりそうです。配信アプリなどの投げ銭を狙うのもいいでしょう。その優れたセルフプロデュース力を発揮して、自分をアピールしてください。9位 みずがめ座×卯年この夏のあなたは、直感を信じて行動するとお金が貯まります。ピンときた友達に連絡してみると、臨時収入やお得情報の話が入ってくるなど、お金を貯めるチャンスがありそうです。直感が働いたら、即行動に移してみましょう。8位 てんびん座×寅年この夏のあなたは、お金の使い方を工夫するとお金が貯まります。今、あなたが目を向けるべきなのは節約術です。今の時代にあった節約術やお得情報を調べてみましょう。自分で思っている以上に生活費が減らせて、貯金に回せるお金が増えそうです。7位 ふたご座×酉年この夏のあなたは、自分の得意なことで副業にチャレンジするとお金が貯まります。周りの人に誉められたり感謝されたりしたことをヒントに副業を始めてみるといい反応がありそうです。入ってきたお金は使わずに貯金に回しましょう。貯める楽しみを覚えると、貯金に弾みがつきそうです。6位 いて座×巳年この夏のあなたは、人脈を活かすとお金が貯まりそうです。プレゼント運やコミュニケーション運が上昇しています。それとなく欲しいものを周りの人に話しておくと、プレゼントされたり格安で譲ってもらったりできそうです。浮いたお金を手堅く貯金に回しましょう。感謝の気持ちや誠実さをもって、周りの人と仲良くしてください。5位 やぎ座×戌年この夏は、目標額を決めて貯金するとお金が貯まります。地道にお金を貯めることが得意なあなた。この夏は、目標の貯金額をアップしてみましょう。そこから逆算して無駄な予算を削っていくと、順調に目標額をクリアーできそうです。ゲーム感覚のように楽しみながら進めていくことがポイントです。4位 いて座×午年この夏のあなたは、棚ぼた式にお金が入ってきて貯金が増えます。金運が上昇中のこの時期は、思わぬことで謝礼金をもらえるなど金銭面でラッキーなことがありそうです。そのお金は使わずに、そのまま口座に入れて忘れるようにしましょう。お金に対しての執着心を無くすことで、さらに金運がアップします。3位 さそり座×申年この夏のあなたは、貯金術や儲け術を強化するとお金が貯まります。合理的で無駄のないお金の使い方が上手なあなた。使い方だけではなく、お金の貯め方や稼ぎ方にも目を向けてみましょう。いいアイデアが閃いて、今まで以上にお金を貯められるようになりそうです。2位 おうし座×子年この夏は、ちょこちょことお金が浮きそうです。人から奢ってもらったりバーゲンなどで格安で買い物ができたときは、浮いたお金をつもり貯金しましょう。ちりも積もれば山となる、といった感じで苦労することなくお金が貯まります。貯金上手なあなたの本領を発揮しましょう。1位 かに座×未年この夏、あなたの金運は爆上がりしてお金が貯まります。倹約家でやりくり上手なあなたは、お金から好かれる人です。自分の夢ややりたいことを実現するために必要なお金をシミュレーションしてみましょう。目標額を明確にすることが、お金を貯めるポイントです。お金が入ってきやすいこの時期にしっかり貯めておきましょう。この夏、お金持ちに!?【星座×干支】この夏“お金が貯まりそう”な人ランキング|TOP15をご紹介しました。ぜひ、本記事を参考にお金を貯めてリッチになってくださいね。"
2022年07月22日キッチンの淀みは心とお金の淀みなのだそう。冷蔵庫の中のいらないものを整理して、お金が貯まる体質に変わろうーー!「家計整理アドバイザー」の育成も手がけ、マネーコンサルタントで7,000人以上の女性のお金の悩みを解決してきた市居愛さんは次のように語る。「家計の節約のなかで、食費の占める割合は大きいもの。キッチンが乱れていると、料理をする意欲が失せがちになり、割高な外食や出来合いの総菜の比率が高くなる傾向が顕著。食費の節約にはまず料理をする気になるような整ったキッチンにする必要があるんです」なかでも、市居さんがキッチンで「食費を減らす」もっとも重要な場所というのが冷蔵庫だ。「毎日、買ってきた食材をすぐさま冷蔵庫に無造作に入れて、一度入れてしまうと賞味期限を忘れて、野菜やソースなどを腐らせてしまうこともしばしば。同じものをまた買ってきたりもして、結局捨ててしまうことになる。これは冷蔵庫の中でお金を腐らせている状態。とりあえず冷蔵庫の中をきちんと整えるだけで、現在の食費の出費を2割ほど減らすことができます」冷蔵庫の中のムダを減らすだけで、食費を2割も削減できる?にわかには信じがたい人も多いだろう。そこで、実際冷蔵庫整理に着手!今回挑戦したのは……。藤本家:夫婦、子ども2人食費:月平均8万円「相談者の藤本聖子さん(仮名)は日中は仕事に出かけ、帰宅途中のスーパーで夕方の特売品を目当てに買い物するのが日課でした。買ってきた食材は冷蔵庫に入れ、食べきるのはその日買ってきた肉や魚だけで、冷蔵庫の中は散らかり放題。『お金が貯まらない』とこぼす彼女に、私は『まず冷蔵庫を整えましょう』と提案しました」(市居さん・以下同)【市居さんのアドバイス】〈1〉段ごとに食材の配置を決める〈2〉いまある不要なものを捨てる〈3〉1週間買い出しリストを作る〈4〉食品の買い物は週に2回に限定。買い物する曜日を決める「最初に、冷蔵庫の中に入っている食材をすべて出すことから始めます」食材が温まらないように、手早い作業が肝心。初めは冷蔵室の上部と扉ポケットにある食材をとにかくすべて取り出し、テーブルに並べる。「新商品だったので買ってそのままのドレッシングや、使いきれなかったすき焼きのタレ、いつ使ったかわからないジャムなど、賞味期限切れやもういらないと思うものは端によけてください」そして、各棚に改めて食品を入れ直す。このとき、賞味期限のある食品はその日付をメモしてから戻すようにする。「冷蔵庫の棚が4段の場合、1段目は嗜好品類、2段目は日常必需品、3段目は作り置きのおかずや生菓子など1~2日で食べきるもの、4段目は空きスペースにして、その日に使う食材や作り置きの鍋をそのまましまえる場所にしておきます。この配置を常にキープすることで、冷蔵庫の中で腐らせることを極力防ぐことができます」次に、テーブルの端によけておいた死蔵品の点検だ。「捨てる前にメモでリストにして、今回捨てることになった食品は二度と買わないようにするのが節約の鉄則。ジャムなどはなるべく1回で食べきれるサイズの瓶にする。豆板醤など、いつ使うかわからないけど必要と思っている調味料がある家庭は、なくても料理はできると割り切る勇気が節約には必要です」冷蔵室をすっきりさせたら、冷凍室も同様に。■主菜を決めて、買い物は週に2回、曜日を決める「次は冷蔵庫の中、特に野菜や肉、魚などの生鮮食品を中心とした買い物のサイクルを作る実践です」まず基本として、食品の買い物をする曜日を週に2日決め、これ以外の日は買い物はしない。「藤本家には、月曜と木曜のみスーパーに行って買い物することを守ってもらいました。月曜には月~水のメインのおかずを決め、それに必要な食材を買います。たとえば月曜は刺身などの生もの、火曜、水曜は炒め物や煮物を中心にするとよいでしょう。野菜類でよく使うもの、もつものは1週間分買います。予算は9,000円に。木曜には木~土の主菜メニューを決めます。また鮮度のいいものを木曜に、金曜、土曜はもつものにし、追加購入。予算は7,000円に。日曜は、冷蔵庫にあるものを確認し、鍋やカレー、シチューなどにして食べきり、チルド室と野菜室を空っぽにします」こうすることで、必要がないものは買わなくなり、冷蔵庫の中でものを腐らせることがなくなった。このやり方を1カ月間実践した藤本家が1週間にこれだけは必要なものとしてリストアップしたものだ。「それまで藤本家では食費に月平均8万円かかっていましたが、この方法を実践することで月6万5,000円に。冷蔵庫で月1万5,000円分の食費が腐っていたのです」ぜひあなたも、食材の好き嫌いなどをカスタマイズしてオリジナルのものを完成させ、週2回の買い物で朝夕の食事を賄ってみて。必ず今の食費の2割は節約することができるはずだ。【PROFILE】市居愛最新刊『超ズボラな人でも毎月3万円貯まる! 「お金じょうずさん」の小さな習慣』(PHP研究所)が話題のマネーコンサルタント。お金と暮らしを整える「家計整理アドバイザー」の育成にも注力している
2022年05月18日節約意識は高いはずなのに、なぜかお金が貯まらない……。つい先ほどまで財布の中に1万円札があったと思ったのに、いつの間にか消えている……。そんなあなた、財布の中の「現金」を見直してみませんか?キャッシュレス化が声高に叫ばれる今こそ“現金主義”に立ち返ることで、みるみるお金は貯まっていくのです--。「まずは次のチェックリストをやってみてください。ひとつでもチェックが入った人は、クレジットカード生活をいったんやめて、現金生活に戻りましょう」こう話すのは、お金の悩みを持つ7,000人以上の女性をサポートしてきた実績を持つマネーコンサルタントの市居愛さん。【あなたの「お金意識」をチェック!】□ 毎月の支出が収入を上回り、赤字である□ 1年間の貯蓄額が50万円以下である□ 貯金の総額が生活費6カ月分以下である□ 現在、リボ払いや分割払いをしている支払いがある□ クレジットカードでキャッシングしたことがある「クレカ払いはお金を使っている感覚をマヒさせ、お金の使いすぎを助長します。私のセミナーを受けた女性の大半がすべてを現金払いにしたら、支出が2割減ったという体験をしています」現在、世の中をあげて、キャッシュレス化が叫ばれるなか、“現金払い”を提唱する市居さん。月のクレカ払いが10万円だとすると、これだけで2万円の節約になる。「私はお金の乱れは心の乱れだと思っています。心が乱れると浪費を止められず、財布の中も乱れてきます。逆に財布の中を整えることで、心の乱れを抑え、浪費を止めることもできるんです」■“心の乱れ”を招かない1万円札の収納法そんな市居さんが「お金の漏れ出す財布」への処方箋5を教えてくれた。【1】お札の向きをそろえて入れる「お札の向きをそろえて入れられるときは自分の心に余裕があるとき。お札の向きと種類をきちんとそろえておくと、お金を大切に使おうとする意識が芽生えます」【2】1万円札は財布の手前に入れる「お財布を開いたとき、いちばん最初に目に入る手前の位置に1万円札を入れます。お金は小さくなるほど気軽に使ってしまいやすい。いちばん大きな1万円札を手前にしておくと、これはこのまま崩さずにおこうという自制心が自然と生まれ、浪費を抑える効果が」【3】クレジットカードは1枚にする「冒頭のチェックリストで、クレカ生活がOKな人でも、財布に入れるクレカは1枚が原則。複数のクレカを同時に使用すると、どのカードでいくら使ったのか把握が難しくなり、使いすぎの原因に。過去半年間でいちばん使用頻度が高かったカードに絞り込むことで、支出が明確になり、生活費の全体像が一目でわかります」【4】銀行のキャッシュカードを財布に入れない「財布にお金がなくなって、銀行のATMに駆けこんで、ムダな時間外手数料を支払った経験はありませんか。これを防ぐために、財布には銀行のキャッシュカードを入れないようにします。カードは家に置いておいて、お金は月に一度、日を決めて、その月の予算額を下ろすようにしてください。気軽にお金が下ろせないと、財布の残金が気になって、余計な買い物をしにくくなります」【5】緊急用の三つ折り1万円札を入れておく「いざというとき、クレカやキャッシュカードが財布にないと不安という人もいるでしょう。そうした人は、緊急用に1万円札を三つ折りにして、財布のカード入れの奥に忍ばせておくこと。ふだん、目に入らないので、使ってしまうリスクも小さく、おすすめですよ」こうして財布を整えたら、お金の浪費を招く心の乱れの直し方も教わっていこう。■夜8時以降は買い物をしない「心の乱れの大きな原因は脳の疲れです。夜8時を過ぎると、その日のストレスの蓄積がピークになり、脳は正常な判断ができにくくなってきます。こうしたときに買い物やネットショッピングをするとムダな衝動買いのもとになり、あとで後悔することに」実際、夜は「買い物かご」に入れ、翌朝に購入するか決めるようにすると、ネット通販の月の購入額が1万円も減るというデータも。■有名人のSNSのフォローやメルマガ登録をやめる「人はどうしても他人と自分を比較して、同じものを持ちたい、食べたいなどの消費に走りがち。とくに今はSNSの情報がそれを駆り立てます。見えを張ったり、身の丈に合わないものにお金を使うことを防ぐには情報を見ないことがいちばんです」財布の中身を現金にシフトし、“情報誘惑”と“脳の疲れ”による浪費を断つことで、毎月3万円が貯まるという「お金の漏れ出す財布」の直し方。ぜひあなたもチャレンジしてみよう。【PROFILE】市居愛さん「家計整理アドバイザー」などを育成するマネーコンサルタント。近著に『超ズボラな人でも毎月3万円貯まる!「お金じょうずさん」の小さな習慣』(PHP研究所)がある
2022年02月11日『モラタメ.net』を運営する株式会社ドゥ・ハウス(本社:東京都港区、代表取締役社長:小笠原 亨)は、ANAのマイルが貯まるサンプリングサービス『サンプル.net』( )にてトリプルマイル(3倍マイル)キャンペーンを実施いたします。サンプル.net : トリプルマイルキャンペーン開催タメせるに掲載された商品に申し込み後、商品発送から約1週間程度でANAのマイルを付与します。通常、タメせる商品の申込時に決済した配送関連費200円(税込)のお支払いにつき、「1マイル」が付与されますが、2021年12月1日(水)~2022年1月31(月)のキャンペーン期間中は通常の3倍マイルが付与されます。『サンプル.net』でトリプルマイルキャンペーン開催『サンプル.net』サービス概要『サンプル.net』( )は日本最大級のサンプリングサービス「モラタメ.net」の姉妹サイトで、ANAマイレージクラブ会員向けのサイトとなります。新商品や話題の商品を無料でモラえたり、少額でタメせる上、さらにマイルも貯まる(※)、お得で嬉しいお試しサイトです。(※)ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)の登録が必要です。『サンプル.net』は商品を通して生活者である皆さまと、企業の商品開発者を結びつけることを支援するサイトでもあります。皆さまから集まる声(クチコミ)が商品開発者にとって新商品開発のネタや鍵となり、最終的には会員の皆さまの声で新商品が誕生する……そんな未来をめざしています。※本サイトへの会員登録時にANAマイレージクラブお客様番号(10桁)の登録が必要です。※ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)の発行には、ANAマイレージクラブへの会員登録が必要です。「モラタメ.netについてモラタメ.netは、日本最大級のお試しサイトです。2021年7月に登録会員が110万人を突破。話題の商品が無料でモラえたり、商品価格の半額程度でタメせたり、さらに、クチコミ投稿でポイントをもらえたりと、お得がいっぱい!大手メーカーから地方の老舗メーカーまで、多岐にわたる商品を掲載しています。商品を試した後に投稿されるクチコミは、「お役立ち情報」として、生活者に届けています。また、メーカーの商品担当者は、モラタメを通じて投稿された自社商品のクチコミを、商品開発や商品プロモーションなどに役立てています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月01日■前回のあらすじ「お金を稼ぐうえで『家族のため』だけではモチベーションを保てない」と夫側の気持ちに理解を示す部長。そしてなんと部長は、自分のパートナーの給料を知らないと話し…。 >>1話目を見る 家計管理の不満から夫婦に起きた危機を、部長に相談してみた私。しかし、部長の家庭では夫婦別財布で、部長自身、旦那さんのお給料も知らないというのです! どうしてやっていけているの?私は、一度こうと決めたら突き進むタイプ。それが「長所でもあるけど、短所にもなるから気を付けて」と、数年前にも部長に言われたことを思い出しました。一生懸命になるのはいいけれど、周りの人にも同じように求めるのは違う。相手が夫だとしても…。私は、部長のアドバイスを頼りに、夫の帰宅まで「どうすべきか」考えました。そして、夫に話してみることにしたのです…。次回に続く(全7話)毎日19時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・ 古口春菜 /イラスト・ のばら
2021年08月27日“生きているだけ”でお金が貯まるアプリが増えている。スマートフォンに無料アプリをダウンロードし、活用しながら生活すると、ポイントが貯まるのだ。貯まったポイントは、Tポイントやギフト券などに交換したり、アプリ内のお店で商品を購入する際の値引きに使用したりと、お金のように使うことができる。たとえば、健康管理アプリ「FiNC」は食事の写真を撮るだけで、カロリーや栄養素まで自動的に記録してくれる。さらに記録によってポイントも貯まる。健康になれて、勝手にポイントが貯まるとは、まさに一石二鳥!そんな健康になりながらポイントが貯まる、お得な健康管理アプリを集めてみた!■「dヘルスケア」毎日の体重記録でdポイントが貯まる毎日配信される目標歩数を達成する、体重を記録する、コラムを読むなどの“ミッション”をクリアすると抽選でdポイントがもらえる。〈ポイント〉抽選券の当選確率は毎日変わるが、1回の抽選で1〜5ポイント程度もらえる。dポイントとして、1ポイント1円で使える。■「FiNC」健康管理アプリでお得にやせる体重や摂取カロリー、睡眠時間、血液検査の結果までさまざまなデータを記録・管理できるアプリ。データの記録などによって、ポイントが貯まる。〈ポイント〉歩数の場合、1,500歩、3,000歩、5,000歩、1万歩ごとに5ポイントずつ付与される。健康グッズなどを購入できるフィンクモールでの買い物に1ポイント1円として使用可能。1万ポイント超えの利用者も!■「EPARKお薬手帳」家族の分までまとめてポイ活電子お薬手帳アプリ。薬の情報やかかりつけ薬局を登録するとポイントがもらえる。家族分のお薬手帳もスマホ1台でまとめて管理できる。〈ポイント〉薬の登録で50ポイントが貯まる。貯まったポイントは、EPARKポイントとして「飲食店でのテークアウト割引」「リラクセーションやヘアサロンの割引」などに利用できる」■「Somnus」睡眠の質が上がるとポイント増♪手軽に睡眠の質を計測、改善することができる目覚ましアプリ。記録した眠りの質に応じて、ポイントが貯まる。〈ポイント〉睡眠時間や、入眠までの時間、眠りの深さなどの点から「睡眠の質」を判定。1回の睡眠で5〜40ポイントがもらえる。貯まったポイントは1ポイント1円相当として、快眠グッズ専門サイト「Somnusモール」での買い物に利用できる。1万ポイント近く貯めたユーザーもいるそう。アプリを使った生き“ながら”ポイ活で、お得に暮らそう!「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月21日“生きているだけ”でお金が貯まるアプリが増えている。スマートフォンに無料アプリをダウンロードし、活用しながら生活すると、ポイントが貯まるのだ。貯まったポイントは、Tポイントやギフト券などに交換したり、アプリ内のお店で商品を購入する際の値引きに使用したりと、お金のように使うことができる。たとえば70万人が利用する排便記録アプリ「ウンログ」は、うんちの色や形などを記録すると、1回につき5ウンチップがもらえ、5,400ウンチップから300円分のAmazon券と交換ができる。4回うんちをすると、約1円になる計算だ。ウンログを運営するウンログ株式会社のうん広報・長瀬みなみさんはこう語る。「腸内環境を改善するためには排便記録をつけることがとても重要です。しかし、すぐには効果が出ないことが多く、くじけてしまう人も多いのが現状。そこで、ご褒美としてポイントがもらえたら継続する人が増えるのでは、という思いからポイント制度を始めました」日常生活における不満や気づきを投稿すると買い取ってくれるというアプリもある。その名も「不満買取センター」。アプリに投稿されたコメントは、不満に関連する商品やサービスの開発、改善に利用される。その対価としてポイントがもらえるのだという。そんな、生きながらにお金が貯まるアプリを集めてみた。■「ウンログ」腸活しながら一石二鳥毎日のうんちの状態を記録することで健康管理をサポートするヘルスケアアプリ。うんちの形や色などを記録するとウンチップがもらえる。〈ポイント〉うんちや腸活の記録をすると5ウンチップがもらえる。5,400ウンチップからAmazonギフト券(300円〜)に交換可能。■「トリマ」1カ月1万円貯めた人も!歩き、電車、車と移動手段を問わず、移動した距離や歩数に応じてマイルが貯まる。移動情報は、地図作りのためのデータとして匿名化されて活用される。〈ポイント〉貯まったポイントは銀行振込みのほか、「Amazonギフト券」「楽天ポイント」「Tポイント」等のポイントや、コンビニでコーヒーなどの商品に交換できる。ランキング上位になると、1カ月あたり1万円以上稼いでいるとか。■「不満買取センター」具体的に書くと査定額アップ!日常生活における不満や気づきを投稿すると、AIが投稿の価値を査定し、買い取ってくれる。投稿された不満は、不満に関連する企業の商品・サービス改良に使用される。〈ポイント〉1投稿の買い取り額は1〜10ポイント。貯めたポイントは500ポイントから500円分のAmazonギフトコードに交換可能。不満の内容が具体的で、実現可能な改善案が含まれていると高く買い取ってもらえるそう。10万ポイント(円)以上獲得した人もたくさんいるのだとか……!アプリを使った生き“ながら”ポイ活で、お得に暮らそう!「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月21日共働き世帯は現在ではめずらしくありません。平成9年には専業主婦のいる世帯を上回り、総務省「労働力調査」によると、平成27年には共働き世帯1114万世帯に対し、専業主婦のいる世帯は687万世帯となっています。しかし、共働き世帯とはいえ、家計に余裕がないとおっしゃる方も少なくありません。多くの共働き世帯の方とのご相談のなかで、主に問題になっている点を改善点とともにご紹介します。 問題1. お互いの収支を把握していない改善策:お互いの収支と今後の目標を明確に支出の項目をそれぞれどちらが負担するかを決めていて、それを継続すると、自分では把握していない支出についての意識が薄くなります。たとえば、住居費・光熱費は夫、食費・被服費は妻が負担すると決めると、夫は食費・被服費に、妻は住居費・光熱費にいくら使っているかあまりわからなくなります。 生活を続けると子どもの費用(保育料やおもちゃ・洋服など)や冠婚葬祭の費用など、当初設定していない項目が増えて、バランスが崩れることもあります。しっかり貯められている人は、何にいくら使っているか大まかに把握している方が多く、毎月積み立てる金額の目標を設定していることも多いです。 へそくりまでは知らせなくてもよいですが、家計全体の収支と今後の目標について、お互いの情報をなるべく共有化しましょう。 問題2. なんとなくお金を使っている改善策:メリハリをつけて不要な支出を減らす共働き世帯は家事にかける時間が少ない代わりに、支出が多くなる傾向にあります。時間がかけられない分、外食や家電、家事サービスなどにお金がかかるのは仕方ないとして、腐らせてしまう無駄な食材や不要なサービス(携帯電話やインターネットの有料情報や過剰な保険など)をそのままにしてしまうご家庭が少なくありません。 必要な物やたまのぜいたくを削るより、不必要なものは定期的に(できれば四半期ごと、できなくても半年に一度)見直す習慣をつけましょう。 問題3. 貯めるだけ貯める改善策:必要な時期や内容を把握して必要なだけ使う10世帯に1世帯もあるかどうかの割合ですが、貯金をできるだけ多くして、使うに使えない家庭もあります。子どもの進学費用に老後の生活費、病気や介護など将来不安な要因が多くて、お金を使えない状態です。 現在の生活に無理がなければいいのですが、節約しすぎて現在の生活が窮屈過ぎてもいけません。また、車や家電はある程度の時期で買い替えたほうが、トータルでの支出が少なくなる可能性もあります。 やはり将来必ず起こる、または起こる可能性のあるライフイベントについては、どの時期にいくらぐらい必要か試算をして、過剰な不安感を持たないようにすることが大切です。 個々のご家庭の特色や性格はありますが、共働きの世帯は、専業主婦(主夫)のいらっしゃる世帯に比べて、収支や家計管理が大雑把であることが少なくありません。収入だけでなく、支出に対しても夫婦共通の認識を持つ部分を増やして、少しでも無理なくお金が貯まる家庭を目指してください。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2021年01月04日「お金がなかなか貯まりません」「貯金ができません」と家計相談でお伺いすることがよくあります。収入の少ないご家庭だけでなく、平均的か平均以上の収入があるでもご家庭でも同様です。 お金が貯まらない方はいくつかの傾向が見られますので、ご自身が当てはまっていないか確認してみましょう。 1.収入-支出=貯金で考えている毎月の収入から支出した残りを貯金することは、ぱっと見た限りでは当たり前のように思う方もいらっしゃると思いますが、将来にお子さんの教育費がかかる可能性がある時期や、住宅・車など高額なものを購入する予定がある場合には、毎月の貯金額を決める必要があります。 別の記事でも書いていますが、「収入-貯金=支出」の考えに切り替えましょう。そのためにも、収入の一部を給与天引きや口座振替などであらかじめ貯金する額を差し引き、その残りで生活をできるか考えてください。 引越しや子どもの進学などの一時的支出の金額が多くなる月は、「収入-貯金=支出」で考えなくてもいいのですが、なるべく早い時期に「収入-貯金=支出」になるように意識しましょう。また、積立の方法としては、過去の記事“FPが教える! 今年からはじめる貯金の基本「積み立て3選」”をご確認ください。 2.使っている金額を把握していないお金が貯まらない人とお話しすると、どのくらいお金を使っているのか把握していないことが少なくありません。収入や貯金残高はある程度わかっていても、支出の金額が曖昧な人が多いです。 これは、支出の方が頻度の多いこと、また現金・口座振替・クレジットカード・電子マネーなど支払う方法が多岐に渡り、時期もずれることもあるのが主な理由です。そのためにも細かく記録する必要はありませんが、まず1~2カ月間の支出を記録して、大まかにでも何にいくら使っているかを把握する必要があります。 記録をつけていただくと、多くの人が「思っていたより多く使っていた」とおっしゃいます。 3.使うお金に優先順位をつけていない収入が平均以上の方にありがちなのですが、お金の優先順位がなく、食材や外食・衣料品・自動車・旅行・趣味・家具や家電などのこだわりが強いため、品質のいいものを求める傾向にあります。 1つ2つでしたら支出が多くても問題にならないご家庭でも、多くのものが高額になるといくらお金があっても足りません。将来に備えるために貯金が必要であれば、優先順位をつけて支出するようにしましょう。 4.セールやポイントアップで多くの買い物をするショッピングモールやデパート、通販サイトなどで定期的にセールやポイントアップをおこなっていますが、お金が貯まらない人は多く買ってしまいがちです。必要なものや以前から買おうと思っていたものであれば良いのですが、割引率やポイント還元率に魅かれて不必要なものを買ってしまうことが少なくありません。 すべての衝動買いが悪いわけではありませんが、適切な買い物か考えて賢くセールやポイントアップを利用しましょう。 上記の例がすべてではありませんが、お金が貯まらない人がやりがちなことを挙げました。ご自身がそのような状態かどうか考えるきっかけにしてください。 イラスト/(c)chicchimama 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年09月04日前回のコラムでは、“お金が貯まらない人がやりがちなこと”をテーマにしましたが、今回は逆に、“お金が貯まりやすい人の習慣”を取り上げます。 以前の記事「FPが教える!お金のたまりやすい人の習慣とは?」でも、3つの項目をあげましたが、今回はそれ以外について取り上げました。ご自身にも今後取り入れられるかご確認ください。 1.普段の生活にお金をかけ過ぎないお金が貯まりやすいご家庭の多くは、普段の生活に無駄なお金をあまり使いません。たとえば、スーパーマーケットやドラッグストアで売っているものをコンビニエンスストアで買うことは多くありません。ペットボトル飲料やインスタントラーメンなどは価格差が2倍になることもあります。 外食の頻度も多すぎることもなく、割安なチェーン店等の頻度を多くして節約するという意識ではなく、家庭では普段食べないものを食べたり、記念日においしいものを食べたりと、メリハリをつけて自炊と外食を使い分けます。 また、水道や電気の使いっぱなしも少ないです。お金を使わないのではなく、お金を使う場面と使わない場面を意識する人が多いです。 2.できることから実践するお金の貯まりやすいご家庭は貯まりにくいご家庭と比べて、新しい制度や仕組みを取り入れる傾向にあります。 近年では、ふるさと納税、電気や都市ガスの自由化、格安スマホなど、得する制度や今までのものを安く使えたりするものが増えています。また、住宅ローンの借り換えや生命保険の見直しなどの固定費の削減を進めたり、クレジットカードをまとめてポイントを集中させたり、定期預金以外の積立をしたりと、ご自身に合った節約やお得になることを実践している人はお金が貯まりやすいです。 手続きや行動が自分に合わないことや理解できないことは無理してしなくてもいいのですが、自分に合うことや継続できることを実践する人は、お金が貯まる1つの要因となります。 3.お金について話せる人や相談できる人がいるお金に関する情報はインターネットを中心に多くの情報が存在しますが、自分自身に合ったものか、できるものかの判断がつかないこともあります。 日本では人前でお金について話さないことが当たり前のこととされていますが、慣れない手続きや大きなお金を動かすときには、制度や仕組みにくわしい家族や友人、ファイナンシャルプランナーや税理士などの専門家、市区町村等の相談窓口など、内容に合わせて話せる人や相談できる人に意見を聴いたり、確認したりできる環境を整えましょう。 私のご相談者のなかでもお金の貯まりやすい人や意識の高い人は、ご自身やご家族の状況に変化があったときや新しい制度や仕組みができたとき、そのたびに問い合わせをなされます。なお、個人情報に関わることも多いので慎重に対応する必要があることは言うまでもなく大切なことです。 上記の3つに取り組めば、お金が絶対貯まるとは言えませんが、お金が貯まりやすい状況に近付くことができると思います。前回のお金が貯まらない人がやりがちなことを少なくし、お金の貯まりやすい人の習慣を1つずつ実践してお金の貯まりやすい人を目指してください。 イラスト/ののぱ監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年08月31日「貯まらない人の共通点は、『お金の流れ』がごちゃごちゃしていること。反対に言えば『家計の混乱』をうまくほどいて、シンプルにすることで、お金はきちんと貯められるようになるんです」と言うのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さんです。そこで、『家計の混乱』をうまくほどいて、シンプルにする具体的な方法を、伺ってきました! 「『コロナで家計がヤバい!』やりがちな失敗パターンと今やるべきこと」 の続きです。■『家計の混乱』ほどき方その1、銀行口座を書き出すまず、最初にやっていただきたいのが、銀行口座の確認です。お給料の入ってくる口座、貯金をしている口座、教育資金を貯めている口座、生活費などを支払っている口座、生命保険や自動車保険の支払い口座、住宅ローンの支払い口座、クレジットカードの引き落とし口座などなど、とにかく全部書き出してみます。――うっ! それを、全部やるんですか? いきなり、気分が萎えてしまいますここは、がんばりどころです。自分を励ましながら、書き出してみましょう。全部書き出したら、次は、これらの口座を絞り込んでいきます。大切なのは、「使う口座」を一つに絞り込むことです。人によっては、光熱費はA銀行で引き落とし、食費はB銀行から引き出して使う、クレジットカードの引き落としはC銀行というふうにあちこちの口座からお金が引き落とされ、何にいくら使ったのかよくわからないという状況に陥っています。――銀行口座を絞り込む基準は、何かありますか?絞り込む基準は、「自分にとって使い勝手が良い金融機関かどうか」です。たとえば、「家や会社から近い」、「ネットでの口座管理がしやすい」というように、あくまで自分にとって便利な口座を選んでください。――なるほど!「ただ数を減らせばいいというわけでもないんですよ。3つの袋(口座)の考え方をお忘れなく! すると、銀行口座は、次のように絞り込まれると思います。※3つの袋(口座)とは家計を①使う袋、②貯める袋、③増やす袋で考えます。ポイントは、できるだけ『使う袋』の口座に、出費や引き落としを集結することです。●銀行口座の絞り込み着地点1)お給料振り込み口座(共働きなら2口座)2)使う口座(生活費やローンの支払い) ⇒ 毎月一定額を補充する3)貯める口座(貯金用) ⇒ 毎月一定額を貯める4)増やす口座(資産運用・証券口座) ⇒ 毎月一定額を運用する出典: 『横山先生ド素人の私に教えてください! これからの「お金」の貯め方&増やし方』 ■『家計の混乱』ほどき方その2、クレジットカードの絞り込み――銀行口座の絞り込みが終わったらどうすればいいですか?銀行口座の絞り込みが終わったら、クレジットカードも絞り込みます。クレジットカードの複数持ちも、ごちゃごちゃ家計の元凶です。クレジットカードは店頭での決済タイミングと、引き落としタイミングが約1ヶ月ズレるため、いつ、何に、いくら、支払うかが、とにかくあいまいになりがちです。だからこそ、枚数はできるだけ絞り込んでください。「カードは一人1枚のみ!」と声を大にしていいたいくらいです。それくらい、家計の混乱を招くものなのです。――クレジットカードや電子マネーの選び方を教えてください!「自分の生活圏だったら、どれが使いやすいか?」で、考えてみると良いですね。たとえば、自分がよく行くスーパーと相性の良いクレジットカードや電子マネーってあると思うんです。そうなると、おのずと選ぶべきものは、決まってきます。あとは、お得に翻弄されないということも大切です。――ドキっ! お得に翻弄されない…。耳が、とても痛いですクレジットカードや電子マネーは、ポイントに目がくらんで、使おうとしないということです。あくまで、ポイントは、お金を使うからつくものであるので、お得ではない…。それくらいのシビアな気持ちを持っておいて欲しいと思います。■『家計の混乱』ほどき方その3、お金の出口を厳選する――ここまでできたら、結構すごいこどだと思います仕上げは、お金の出口を一本化することです。まず、日頃、お金をどんなことに使っているか思い浮かべてください。次のように、ざっと思いつくだけでもずいぶんあると思うんです。これらの支払い方法は、現金だったり、口座引き落としだったり、クレジットカード払いだったり、現金で支払っていたりと、普通、バラバラですよね? ●「日頃、お金をどんなことに使っているかの例生活費(水道光熱費、日用品、食費、被服費)、医療費、通信費、住宅ローン、保険料、教育費(学校教育費や保育料)、レジャー費(交際費や旅行費)、習い事代出典: 『横山先生ド素人の私に教えてください! これからの「お金」の貯め方&増やし方』 ――あらためて考えてみると、たしかに、いろいろな方法で支払っていますねぇ~ここも、絞り込んでいきます。「口座引き落とし」「クレジットカード払い」「現金払い」を、なるべく1つの方法にまとめます。たとえば、光熱費や通信費をカード払いにしているのなら、それを先ほど選んだ、1枚のクレジットカードから引き落とすようにするんです。当然、口座引き落としもクレジット払いも、元となる口座は、1本目で絞りこんだ『使う口座』にします。――はぁ(溜息) やっぱりお金のことって、面倒ですね…最初だけです。たしかに、おっしゃるとおり、ここでお伝えしたことは、面倒なことかもしれません。でも、最初だけなんです。一度だけ、覚悟を決めて銀行口座やクレジットカードを整理してしまえば、後は、そのまま使えます。それに、振り返りもしやすくなります。口座引き落としは、通帳。クレジットカード払いは、使用明細にお金を使った記録が残りますからね。ここは踏ん張りどころと思って、トライしてみて欲しいですね。■「これからを生き抜くお金の貯め方」第2回まとめ1)銀行口座やクレジットカード、電子マネーは、「自分にとって使い勝手」で絞り込む2)ポイントに目が眩まないようにする3)お金の出口を一本化するのは大変だが、大変なのは最初だけ次回は、誰もが気になる「家計簿」について、横山先生にレクチャーしていただきます。!--[ARTICLE-E1596790262201]-->■今回、取材を受けてくださった横山光昭先生の書籍 『横山先生ド素人の私に教えてください! これからの「お金」の貯め方&増やし方』 (横山光昭 (著), マネーフォワード (著)/かんき出版 ¥1,540)マンガとイラストで、わかりやすくて面白い「お金」の本。書籍では、年金2000万円問題から電子マネーやスマホ決済まで、「お金」の今さら聞けないことや得することが、この本1冊でわかります。さらにスマホで行えるらくらく家計簿についても解説!横山 光昭(よこやま・みつあき)さん家計再生コンサルタント、ファイナンシャルプランナー。株式会社マイエフピー代表取締役。お金の使い方を改善する独自の家計再生プログラムで、これまで23,000万件以上の家計相談を受けてきた。書籍・雑誌への執筆、講演も多数。
2020年08月29日・長財布を使えば貯まる。・お札の向きをそろえて入れておけば吉。・ブランドの高い財布を使えば貯まる。幼い子供を持つ母親のAさんは、そんなお金にまつわるジンクスを信じ続けて、ブランドの長財布を数年愛用していました。しかし、まったくお金は貯まらなかったそうです。Aさんは、Instagramで貯金についてのライフハックにまつわる投稿をチェックするうちに、お金を貯めている人には共通点があることに気付きました。そこで財布を買い替えて、お金の使い方も見直したところ、お金が貯まるようになったといいます。『お金が貯まる人の財布』と『お金が貯まらない人の財布』の違いは、一体なんなのでしょうか。お財布の中にある残高を把握している毎月銀行からお金をおろして財布に補充しているものの、月ごとの残高を把握しておらず、現金が足りなくなるたびに補充していたAさん。お金を貯めている人は、銀行口座の残高だけでなく、財布の中の残高もしっかり把握しています。使った金額だけでなく、あといくら使えるのかが分かるので、お金の管理がしやすいのです。Aさんは、クレジットカードなどを利用する『キャッシュレス決済』で家計をやりくりしています。そのため、現金を使う機会は少なく、クレジットカードが使えないスーパーに行った時ぐらいなのだとか。毎日財布の残高を確認するのは面倒なので、Aさんは毎月月初めに財布の中に入れた1万円札だけで生活することに決め、それ以上は銀行からおろさないと決めました。月末になると、財布からレシートや現金を全部出して、残った分は次のような方法で活用することにしたのです。1:残った現金を、お札は封筒へ、小銭は小銭入れに保管。2:災害用と、冠婚葬祭などの臨時出費や、自動車税などの高額な税金支払いのためのお金として貯金。毎月財布の中身をリセットする使い方に変え、残高を把握することで管理がしやすくなり、お金が貯まるようになったそうです!レシートや使わないカードは入れっぱなしにしない赤字家計だった頃のAさんの財布の中身は、レシートや長年使っていないポイントカード、期限切れのクーポンがたくさん入ったままでした。お金はたいして入っていないのに、財布がパンパン…。お金が貯まる人は、いつも財布がスリムで無駄な物を中に入れたままにしていません。お財布を開いてパッと見て、「どこに何があって、いくらお金が入っているか」をすぐ分かるようにしているので、管理もしやすいのです。今すぐ財布の中身を全部取り出してみて、必要ないレシートやカードを整理してみましょう!自分にあった財布を使うAさんは長年、見た目の可愛さや「長財布はお金が貯まる」というジンクスを理由に長財布を愛用していました。しかし、キャッシュレス決済が増えて現金をあまり持ち歩かなくなったため、長財布はかさ張るようになり、扱い方も雑に…。また、財布の中身もあまり見なくなったため、現金については「いくらか入ってるはず」という適当な管理をしていました。そんなある日、Aさんは子どもの突然の発熱でバタバタと病院に行った時、現金がまったく入っていないことに気付いたのです。お金が払えず、恥をかいたといいます。その後、財布をスリムなミニ財布に変えて、カードもよく使用する数枚だけにしぼり、財布の中の残高も確認するようになったため、医療費などの現金管理もしやすくなったそうです。お金が貯まる人は財布を見た目で選ばず、きちんと自分なりの使い勝手にこだわりを持って、大切に使っています。自分のお金の使い方にあった財布を選ぶと、現金も大切に使うようになりますよ!財布もお金も丁寧に使っている人が『貯まる人』です。「ただなんとなく長財布は貯まるって聞くから…」という理由で長財布にしていませんか。レシートを入れっぱなしにして、財布をパンパンにしていませんか。自分のお金の使い方にあった財布を選び、効率よく貯める習慣付けをして、『貯まる人』になりましょう!※記事中の写真はすべてイメージ[文/AIPON構成/grape編集部]
2020年05月30日共働き世帯は現在ではめずらしくありません。平成9年には専業主婦のいる世帯を上回り、総務省「労働力調査」によると、平成27年には共働き世帯1114万世帯に対し、専業主婦のいる世帯は687万世帯となっています。しかし、共働き世帯とはいえ、家計に余裕がないとおっしゃる方も少なくありません。多くの共働き世帯の方とのご相談のなかで、主に問題になっている点を改善点とともにご紹介します。 問題1. お互いの収支を把握していない改善策:お互いの収支と今後の目標を明確に支出の項目をそれぞれどちらが負担するかを決めていて、それを継続すると、自分では把握していない支出についての意識が薄くなります。たとえば、住居費・光熱費は夫、食費・被服費は妻が負担すると決めると、夫は食費・被服費に、妻は住居費・光熱費にいくら使っているかあまりわからなくなります。 生活を続けると子どもの費用(保育料やおもちゃ・洋服等)や冠婚葬祭の費用など、当初設定していない項目が増えて、バランスが崩れることもあります。しっかり貯められている人は、何にいくら使っているか大まかに把握している方が多く、毎月積み立てる金額の目標を設定していることも多いです。 へそくりまでは知らせなくてもよいですが、家計全体の収支と今後の目標について、お互いの情報をなるべく共有化しましょう。 問題2. なんとなくお金を使っている改善策:メリハリをつけて不要な支出を減らす共働き世帯は家事にかける時間が少ない代わりに、支出が多くなる傾向にあります。時間がかけられない分、外食や家電、家事サービスなどにお金がかかるのは仕方ないとして、腐らせてしまう無駄な食材や不要なサービス(携帯電話やインターネットの有料情報や過剰な保険など)をそのままにしてしまうご家庭が少なくありません。 必要なものやたまのぜいたくを削るより、不必要なものは定期的に(できれば四半期ごと、できなくても半年に一度)見直す習慣をつけましょう。 問題3. 貯めるだけ貯める改善策:必要な時期や内容を把握して必要なだけ使う10世帯に1世帯もあるかどうかの割合ですが、貯金をできるだけ多くして、使うに使えない家庭もあります。子どもの進学費用に老後の生活費、病気や介護など、将来不安な要因が多くて、お金を使えない状態です。 現在の生活に無理がなければいいのですが、節約しすぎて現在の生活が窮屈すぎてもいけません。また、車や家電はある程度の時期で買い替えたほうが、トータルでの支出が少なくなる可能性もあります。 やはり将来必ず起こる、または起こる可能性のあるライフイベントについては、どの時期にいくらぐらい必要か試算をして、過剰な不安感を持たないようにすることが大切です。 個々のご家庭の特色や性格はありますが、共働きの世帯は、専業主婦(主夫)のいらっしゃる世帯に比べて、収支や家計管理が大雑把であることが少なくありません。収入だけでなく、支出に対しても夫婦共通の認識を持つ部分を増やして、少しでも無理なくお金が貯まる家庭を目指してください。監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2020年01月03日「ムダ使いには気をつけているのにお金が全然貯まらない」「つい衝動買いをして、給料日の前はいつもカツカツ」など、お金にまつわる悩みは尽きない。しかし、お金を貯めたいからといって、いきなり詳細な家計簿をつけて、節約を始めようとするのはハードルが高すぎて逆効果だという。「近い将来のライフプランを立ててから貯金額を設定するほうが、貯めやすくなります。たとえば、子育てが一段落した2年後の自分をイメージしてみて、『夫婦で海外旅行に行きたい』などと、実現したいことやなりたい自分をノートに書き出してみましょう。次に、旅行に行くのであればいくら必要なのか計算して、仮に100万円必要だとすると、1年間で50万円、毎月約4万円というように具体的に貯める目標額が定まってきます。将来の“ミニライフプラン”を立ててから逆算すると、具体的な貯金額の目安がわかるので、行動しやすくなります」そうアドバイスするのは、ファイナンシャルプランナーの森朱美さん。2年ぐらいの期間が、貯蓄行動につながりやすく続けやすい期間だそう。「それから、意外と盲点になっているのが毎月の給与明細です。社会保険料や所得税、住民税がどれだけかかっているのかチェックしておきましょう。社会保険料や税金は毎年変動します。手取り収入から、いくら支出していくら貯蓄ができているのか、家計全体でお金の流れを把握することが大事です。また、社会保障制度を知っておくと、必要のない民間保険に入らないといった選択肢も出てきます」(森さん・以下同)次に、銀行口座から引き落とされる項目やクレジットカードの明細から、カットできそうな項目を見つけよう。光熱費、通信費、飽きてしまった趣味や習い事、活用できていないサービスなどは見直しの対象になる。「スマホや光熱費を安いプランに乗り換えるのは、そのときは手間がかかりますが、一度見直すと、効果が続くので節約ストレスはあまりかかりません。お子さんの独立後、生活費など支出を見直すのも一案です。住み替えなどを検討しているのであれば、コンパクトな間取りで駅近の住まいにすることで、家賃や光熱費を抑えたり、マイカーに頼らない生活ができれば維持費の負担もなくなります」また、極端な切り詰めとストレスにつながる変動費は、仕分けをしたレシートを見ながら満足度をチェック!「洋服代やランチ代など、支出の項目を振り返り、満足度や必要だったかどうかを3ツ星で評価してみましょう。評価が低い買い物に気づくことで次回からの支出が抑えられます。同時に、冷蔵庫や収納庫、クローゼットにモノがぎっしり詰まっているという方は整理して、自分が持っているものを把握しましょう。賞味期限切れの食品は処分し、今あるものは使い切るようにします。クローゼットの中もシーズンごとに出し入れして、1年以上着る機会のなかった服から整理していくと部屋も気持ちもスッキリします」自分が持っているものを把握しやすい環境にしておくと、買いすぎや衝動買いを防ぐことができる。固定費と変動費でカットできる金額がわかったら、それらを月々の貯金にまわそう。そのとき、給与などの収入の一部をあらかじめ定期預金などに「先取り」で自動的に貯めるようにすると、着実にお金が増えていく。成功体験が積み重なると、自信につながり、お金に対するマインドがどんどんポジティブになっていく。“貯めマインド”は、お金を貯めることだけがゴールではない。「お金に対する不安がなくなり、好きなときにお金が使える状態になることで、幸せと感じるようになります。その幸せは自分のためだけでなく、家族の幸せにもつながります」自分に合った“貯めマインド”で、トータルで豊かな暮らしをかなえていけるように、できることから実践していこう。
2019年11月27日「共働きが多くなり、それぞれ別々に財布を管理する夫婦も増えました。でも、“お金を貯める”という点で見ると、夫婦で別財布では貯まりにくいんです」住宅ローンなどの支払いは夫の給与振込口座から、食費は妻の稼いだお金でーーそんな“夫婦別財布”は「貯まりにくい」と指摘するのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。家計全体のことを、どちらも把握できていないことが、その大きな原因だという。「自分の担当ではない項目の支出について無関心になるんです。たとえば食費を妻が担当している場合、夫は『夕食、もう1品出してよ』なんて要求したりする。それでいくら支出が増えて、家計にどれくらい影響を与えるかまで考えないんですね。一方で『妻は貯めているはず』と漠然と期待していたりもします」妻のほうでも「夫が貯金している」と思い込んでいるとーー。「いざ大きな支払いがあり、そこで初めて『うちには貯金がない』と判明する40〜50代の“別財布”夫婦も多いです。子どもの塾の費用のことで夫に相談したところ、貯金どころか、キャッシングによる内緒の借金200万円が発覚したケースもありました」高校生の子どもが1人いるこの夫婦の、毎月の手取り収入額は夫が30万円で、妻が12万円。これを別々に管理していたという。「ご主人にはボーナスがあったので、これで2〜3年かけて借金を返済することにし、財布は“家族財布”1つにまとめてもらいました。そのうえで、月の収入42万円の全額を使いきっていた家計を改善すべく、個々の保険を見直し、携帯電話も格安スマホに。財布を1つにしたことで、食費を含めて毎日、何にいくら払っているかを具体的に洗い出すことができ、半年後には月の支出を36万円にまで抑えられるようになりました。月6万円が貯金に回せるようになったのです」つまりは“夫婦別財布”で、月に6万円も損をしていたということになる。家計のムダを“見える化”できる“家計財布”は、子どもも巻き込んで家計に取り組むところもポイント、と横山さん。「お子さんも交えて話し合ってもらったのですが、その中で出てきたのが、塾の費用のこと。最初は5教科受けたいと言っていたのが、じつは3教科でいいことがわかったのです。さらには大学も、成績が優秀な人に給付される奨学金で行けるように頑張る、と。家にどのくらい収入があって、そのうちいくらが自分に使われているかを知ることは、お金の大切さを学ぶことにもなります」家計をみんなで把握することが、赤字から脱却し、“貯められる家族”になるためには必要なのだ。
2019年08月28日前回のコラムでは、“お金が貯まらない人がやりがちなこと”をテーマにしましたが、今回は逆に、“お金が貯まりやすい人の習慣”を取り上げます。 以前の記事「FPが教える!お金のたまりやすい人の習慣とは?」でも、3つの項目をあげましたが、今回はそれ以外について取り上げました。ご自身にも今後取り入れられるかご確認ください。 1.普段の生活にお金をかけ過ぎないお金が貯まりやすいご家庭の多くは、普段の生活に無駄なお金をあまり使いません。たとえば、スーパーマーケットやドラックストアで売っているものをコンビニエンスストアで買うことは多くありません。ペットボトル飲料やインスタントラーメンなどは価格差が2倍になることもあります。 外食の頻度も多すぎることもなく、割安なチェーン店等の頻度を多くして節約するという意識ではなく、家庭では普段食べないものを食べたり、記念日においしいものを食べたりと、メリハリをつけて自炊と外食を使い分けます。 また、水道や電気の使いっぱなしも少ないです。お金を使わないのではなく、お金を使う場面と使わない場面を意識する人が多いです。 2.できることから実践するお金の貯まりやすいご家庭は貯まりにくいご家庭と比べて、新しい制度や仕組みを取り入れる傾向にあります。 近年では、ふるさと納税、電気や都市ガスの自由化、格安スマホなど、得する制度や今までの物を安く使えたりするものが増えています。また、住宅ローンの借り換えや生命保険の見直しなどの固定費の削減を進めたり、クレジットカードをまとめてポイントを集中させたり、定期預金以外の積立をしたりと、ご自身に合った節約やお得になることを実践している人はお金が貯まりやすいです。 手続きや行動が自分に合わないことや理解できないことは無理してしなくてもいいのですが、自分に合うことや継続できることを実践する人はお金が貯まる、1つの要因となります。 3.お金について話せる人や相談できる人がいるお金に関する情報はインターネットを中心に多くの情報が存在しますが、自分自身に合ったものか、できるものかの判断がつかないこともあります。 日本では、人前でお金について話さないことが当たり前のこととされていますが、慣れない手続きや大きなお金を動かすときには、制度や仕組みにくわしい家族や友人、ファイナンシャルプランナーや税理士などの専門家、市区町村等の相談窓口など、内容に合わせて話せる人や相談できる人に意見を聴いたり、確認したりできる環境を整えましょう。 私のご相談者のなかでもお金の貯まりやすい人や意識の高い人は、ご自身やご家族の状況に変化があったときや新しい制度や仕組みができたとき、そのたびに問い合わせをなされます。なお、個人情報に関わることも多いので慎重に対応する必要があることは言うまでもなく大切なことです。 上記の3つに取り組めば、お金が絶対貯まるとは言えませんが、お金が貯まりやすい状況に近付くことができると思います。前回のお金が貯まらない人がやりがちなことを少なくし、お金の貯まりやすい人の習慣を1つずつ実践してお金の貯まりやすい人を目指してください。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2019年08月20日「お金がなかなか貯まりません」「貯金ができません」と家計相談でお伺いすることがよくあります。収入の少ないご家庭だけでなく、平均的か平均以上の収入があるでもご家庭でも同様です。 お金が貯まらない方はいくつかの傾向が見られますので、ご自身が当てはまっていないか確認してみましょう。 1.収入-支出=貯金で考えている毎月の収入から支出した残りを貯金することは、ぱっと見た限りでは当たり前のように思う方もいらっしゃると思いますが、将来にお子さんの教育費がかかる可能性がある時期や、住宅・車など高額なものを購入する予定がある場合には、毎月の貯金額を決める必要があります。 別の記事でも書いていますが、「収入-貯金=支出」の考えに切り替えましょう。そのためにも、収入の一部を給与天引きや口座振替等であらかじめ貯金する額を差し引き、その残りで生活をできるか考えてください。 引越しや子どもの進学等の一時的支出の金額が多くなる月は、「収入-貯金=支出」で考えなくてもいいのですが、なるべく早い時期に「収入-貯金=支出」になるように意識しましょう。また、積立の方法としては、過去の記事“FPが教える! 今年からはじめる貯金の基本「積み立て3選」”をご確認ください。 2.使っている金額を把握していないお金が貯まらない人とお話すると、どのくらいお金を使っているのか把握していないことが少なくありません。収入や貯金残高はある程度わかっていても、支出の金額が曖昧な人が多いです。 これは、支出の方が頻度の多いこと、また現金・口座振替・クレジットカード・電子マネー等支払う方法が多岐に渡り、時期もずれることもあるのが主な理由です。そのためにも細かく記録する必要はありませんが、まず1~2カ月間の支出を記録して、大まかにでも何にいくら使っているかを把握する必要があります。 記録をつけていただくと、多くの人が「思っていたより多く使っていた」とおっしゃいます。 3.使うお金に優先順位をつけていない収入が平均以上の方にありがちなのですが、お金の優先順位がなく、食材や外食・衣料品・自動車・旅行・趣味・家具や家電などのこだわりが強いため、品質のいいものを求める傾向にあります。 1つ2つでしたら支出が多くても問題にならないご家庭でも、多くのものが高額になるといくらお金があっても足りません。将来に備えるために貯金が必要であれば、優先順位をつけて支出するようにしましょう。 4.セールやポイントアップで多くの買い物をするショッピングモールやデパート、通販サイト等で定期的にセールやポイントアップをおこなっていますが、お金が貯まらない人は多く買ってしまいがちです。必要なものや以前から買おうと思っていたものであれば良いのですが、割引率やポイント還元率に魅かれて不必要なものを買ってしまうことが少なくありません。 すべての衝動買いが悪いわけではありませんが、適切な買い物か考えて賢くセールやポイントアップを利用しましょう。 上記の例がすべてではありませんが、お金が貯まらない人がやりがちなことを挙げました。ご自身がそのような状態かどうか考えるきっかけにしてください。次回はこれを踏まえて、お金の貯まりやすい人の習慣についてお伝えする予定です。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志1級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP®(日本FP協会認定)。独立系FP事務所・株式会社とし生活設計取締役。予備校チューター、地方公務員、金融機関勤務を経て2011年に独立。教育費・老後資金準備、税や社会保障、住宅ローンや保険の見直し、貯蓄・資産運用等 多角的にライフプランの個別相談を行うとともにセミナー講師として活動しています。
2019年08月19日“貯まる体質になる”ためには、「貯まる人に共通する家計管理の方法をマネすればいい」こんなシンプルな考え方で、「貯蓄が2倍になる方法」を紹介してくれたのは、マネーライターでファイナンシャルプランナーの大上ミカさん。前回は、「お金が貯まる家計管理のコツ」を教えていただきました。》 「お金が貯まる人」と「貯まらない人」の家計の違い 今回は、「ストレスなしで日々の出費を減らすコツ」をご紹介します。■お金が貯まるコツ5:日用品は、必要以上にストックしないシャンプーや洗剤、ペーパー類などの日用品は、「特売の日に買いだめする」という方、多いのではないでしょうか。でも、貯まる人はストックをほとんど持たず、必要な分だけを買うのだとか。<お金が貯まらない人>▼ティッシュなどは、底値を見ると「腐らないし」とつい買ってしまう▼単価の安い大容量や業務用パックは「買い」だと思う<貯蓄を2倍にするコツ>●毎月必ず使っている日用品を書き出し、1ヶ月の必要数を記入●月に一度、不足しているものだけ購入するポイントは、必要な日用品のリストを作ること。貯まる人は、シャンプーや洗剤が、1ヶ月にだいたい何個必要かリストにしているのが共通点だそうです。月に一度、在庫をチェックして、必要な分だけ買うことで出費は最小限に。お店に行く回数が減れば、特売や底値の誘惑に引っかかるリスクも減らせますね!セールで大量購入する“得した気分”は、結局は今月分の貯蓄を減らしてしまうのです。■お金が貯まるコツ6:食材は「使い切り」を意識する在庫があるのにうっかり同じものを買ってしまったり、使い切れずに食材をムダにしてしまったり。せっかく安く買っても、これでは節約になりません。貯まる人は、自分や家族が食べ切れる量を買い、とことん使い切りを意識することで、ムダな出費を生まないようにしているのが共通点。<お金が貯まらない人>▼冷蔵庫が食材でぎゅうぎゅうになっている▼使い切れずに食材をダメにしてしまう▼買い物に行く曜日が決まっていない<貯蓄を2倍にするコツ>●買い物前に在庫を確認●冷蔵庫は定期的にカラにする●買い物に行く日を決める「冷蔵庫に食材が常にあふれているということは、食べる量より買う量が多い証拠。貯まる人は、定期的に冷蔵庫をカラにすることで、ムダな買いすぎを防いでいます」と大上さん。冷蔵庫がカラになったら、3日分、1週間分など、自分が使い切りやすい量を買う。こうすれば、食べる量と買う量のバランスが自然と整って、ムダも減らせますね!といっても仕事などで遅くなると、ついつい惣菜や外食に頼りがちに。それが食費を増やしたり、冷蔵庫に使い切れない食材がたまっていく原因になったりします。そこで大上さんは「疲れて自炊がおっくうになる前に、貯まる人がしている先手」を教えてくれました。<貯蓄を2倍にするコツ>●疲れて作りたくない場合→レシピを見ないで調理できる献立にする●夕方に献立を考えるのがおっくう→週末に1週間分のメインだけでも決めてしまう●野菜の皮むきから調理するのが大変→朝食のついでに下ごしらえだけしておくとくに、レシピを見なくても作ることができる献立をローテするのはオススメだそう。「貯まる人は作り慣れたメニューをローテ。自炊もつらくならないし、買う食材に迷わないですむ。食費も安定する秘訣だと口をそろえます」(大上さん)。■お金が貯まるコツ7:服は、買い足すルールを決める冷蔵庫とクローゼットはとても似ているそう。大上さんは、「どちらも、貯まらない人はぎゅうぎゅう、貯まる人はスカスカです。洋服は、食材以上に“必要な量”が見極めにくく、単価も高い。しかも物欲に負けやすいので、注意が必要です」といいます。<お金が貯まらない人>▼クローゼットに、買ったけど着ていない服がいっぱいある▼セールにはとりあえず行く▼買って帰ったら、似たような服があることが多い<貯蓄を2倍にするコツ>●ワードローブの写真をスマホに撮って持ち歩く●着ていない服は処分し、「自分の失敗」を自覚する●持っている服を把握して、買い足す必要があるアイテムを明確にするクローゼットを写メしておくだけでも、試着室で似たような服を持っていないかサッと確認でき、失敗を防げそうですね!貯蓄を2倍にするためには、つらい節約や投資は必要ない。でもなんとなくお金を使ってしまったら、やっぱりお金は貯まりません。お金を貯める人がやっていることは、シンプルだけれど、とてもお金を大切に使う生活をしていることだと実感しました。こうした家計の習慣がひとつずつ身についていけば、衣食住を大事にする基本の生活も整う。夫婦も仲良く協力態勢ができ、さらに貯蓄も貯まっていく。そんな良いことが連鎖していくと感じます。■参考図書 『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』 (大上ミカ/著 リベラル社)これまで1000人を超える主婦に、お金のやりくりについて取材した著者が、“めちゃ貯まる”人たち共通の「家計管理のコツ」や「生活習慣」を紹介。誰でもマネができて、効果が高い共通点だけをセレクトしているので、初心者でもすぐ実践できるマネー本。■大上ミカさんマネーライター、ファイナンシャルプランナー。雑誌「サンキュ!」「日経WOMAN」など多くの雑誌で、やりくりやお金に関する情報について取材・執筆中。これまでにやりくりを取材した主婦は延べ1000人以上。著書は『お金が勝手に貯まりだす暮らし』、『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』(リベラル社)。
2019年06月30日今まで1000人以上の方の家計をリサーチしてきたマネーライターでファイナンシャルプランナーの大上ミカさんは、貯まる人たちの家計には多くの共通点があることに着目。貯まる人が共通して実践している“家計管理のコツ”を書籍 『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』 にまとめています。そこでこの書籍から、ウーマンエキサイト編集部が「今すぐできる貯まる家計のコツ」を7つ厳選! 1回目は、「お金が貯まるマインドと予算の立て方」に関する4つのコツをご紹介します。大上さんは、「最初は赤字だった人が、家計の管理をきちんと行うことで、貯蓄を2倍どころか3倍にも4倍にもしていくのを、何度も見ました。ムリな節約や、危険な投資に走らなくても、ラクに大きく貯まる家計は作れます!」といいます。大上ミカ(おおうえ みか)さんマネーライター、ファイナンシャルプランナー。雑誌「サンキュ!」「日経WOMAN」など多くの雑誌で、やりくりやお金に関する情報について取材・執筆中。これまでにやりくりを取材した主婦は延べ1000人以上。著書は『お金が勝手に貯まりだす暮らし』、『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』(リベラル社)。■お金が貯まるコツ1:削り方ではなく、使い方を考えるお金を貯めようと思うと、「とにかく節約!」と考えてしまいがちです。ところが、これではストレスがたまってやりくりが長続きせず、むしろ貯まらない人になってしまいやすいそう。大上さんは、お金が貯まる人が意識しているのは、出費の削り方ではなく「使い方を考えていること」だと言います。<お金が貯まらない人>▼削ることばかり考えて、節約がストレスになっている▼行き当たりばったりに買い物している▼貯蓄の目標がない<貯蓄を2倍にするコツ>●「欲しいものリスト」を作ってみる●「なぜそれが欲しいのか」の理由を書いてみるここで大切なことは、本当に心から欲しいものを書くこと。「何が譲れて、何が譲れないのか。どうしてそれが欲しいのか。真剣に考えることで、わが家の“家計の軸”が見えてきます。すると、お金を使う優先順位もハッキリするのです」(大上さん)。優先順位がはっきりすれば、手放していい出費も明確に。ガマンして買わないのではなく、必要ないから買わないのであれば、ストレスはありません。結果、やりくりも長続きし、無理なく貯蓄を増やすこともできるのです。■お金が貯まるコツ2:家計のグレーゾーンをなくす「毎月、お金が足りない~!」と思って節約しようにも、そもそも何を削ればいいのかわからないという方、いらっしゃいませんか? 大上さんは、「1000万円貯めた人に『1ヶ月の食費がいくらかわからない』という人は1人もいません」と言います。そこで生活費、貯蓄など、スラスラ答えられるかチェックしてみましょう。<家計のグレーゾーン度チェック>□1ヶ月の生活費がいくらかわからない□給与明細は見ていない□総貯蓄額がいくらか言えない□急な出費に対応できず、貯蓄を下すことがよくある□気がついたら財布のお金がなくなっている□使っていない口座がいくつもあるもし1つでも当てはまったら、まずは自分の収入や支出をきちんと把握することが大切。レシートを集めて出費を記録したり、貯蓄額を調べてみるなど、自分のお金のグレーゾーンをなくしていきましょう!■お金が貯まるコツ3:年間でかかる出費に注意する貯まる人には、「予算の立て方」に大きな共通点があります。それは“年間でかかる出費の予算を取っていること”。年間でかかる自動車税、車検代、帰省代などを「特別出費」と言い、貯まる人はこの特別出費の予算をしっかり取っているのです。「毎月どんなに貯蓄をがんばっても、特別出費の見通しが甘いと、貯蓄を崩してしまいます。最終的には赤字では意味がなく、やる気もダウン。だから、貯まる人はここをとても注意しているのです」(大上さん)。<お金が貯まらない人>▼年間でかかる特別出費にいくらかかっているかわからない▼「1ヶ月の食費はいくら」「毎月いくら貯蓄する」など毎月の変動しか見ていない<貯蓄を2倍にするコツ>●年間の特別出費の一覧表を作る●年間でいくらぐらい特別出費がかかるか確認する●特別出費に必要な予算を、ボーナスから取り分ける、もしくは毎月積み立てる●特別出費の予算は、貯蓄とは別の口座で管理する特別出費は、高額なものも多いので用意していないと焦ることに。逆にいえば、ここをしっかり管理できると貯蓄は安泰というわけです。■お金が貯まるコツ4:小遣いを高めに設定する例えば、ママ友とのランチやカフェ。この出費は、食費から出しますか? それとも外食費から出しますか?「貯まる人は小遣いを高めに設定し、家計としっかり区別。個人の出費は家計に混ぜず、小遣いから出します」。個人の出費を家計から出すのが当たり前になると、ムダづかいしても「必要だから仕方ない」と勘違いしやすく、結果的に出費がかさむそう。<お金が貯まらない人>▼貯蓄を増やすために小遣いを削っている▼個人の出費(ママ友とのランチ会など)を家計から出している▼専業主婦だから「小遣いはなし」としている<貯蓄を2倍にするコツ>●個人の出費は家計から出さずに小遣いから●夫婦ともに小遣いは高め設定にする欲しいものを我慢してストレスをためたり、小遣いが足りなくなって後から家計を崩したりするのは避けたいもの。自由に使えるお金があれば、気持ちにゆとりができてストレスで衝動買いに走るのも避けられます。さらに、貯まる人は夫の小遣いが高いのも特徴とのこと。小遣いを高めにすると家計への関心も増し、協力度がアップ。夫婦仲の良さにもつながってくるという、なんともハッピーなコツです!いかがでしたか? 今回は、貯まる人が実践する、家計のマインド、そして予算の組み立て方に関するコツを4つご紹介しました。つらい節約をせず、危険な投資もせずに貯蓄を増やす。そんな、貯まる人たち共通のシンプルでわかりやすい管理方法は、貯蓄が苦手な人にもチャレンジしやすいのではないでしょうか。次回は、 「お金が貯まるストレスなしの節約術」 をご紹介します。 ■参考図書 『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』 (大上ミカ/著 リベラル社)これまで1000人を超える主婦に、お金のやりくりについて取材した著者が、“めちゃ貯まる”人たち共通の「家計管理のコツ」や「生活習慣」を紹介。誰でもマネができて、効果が高い共通点だけをセレクトしているので、初心者でもすぐ実践できるマネー本
2019年06月29日子どもが生まれると暮らしは激変! ベビーベッドやベビーカーなどの大物グッズに始まり、オムツ代やミルク代、保育料など、日々の出費もいろいろ。食費や水道光熱費も夫婦二人の生活に比べてグンと増えますし、ゆくゆくは人生の三大費用のひとつといわれる「教育資金」も家計に重くのしかかってきます。さらに育休や時短勤務でママの年収が変動したり、家族が増えて引っ越しを考えたり…。子育て世代のお金にまつわる不安は挙げだしたらきりがありません。子どもがいる家庭にとって、家計のやりくりは先延ばしにできないテーマ。でも、毎日育児や家事や仕事で忙しいママたちにとっては、何から手をつけたらよいのか、じっくり考える時間を作るのも難しいですよね。お金が貯まるママたちの「暮らしの習慣」の共通点とは?数多くの “貯まる人” を取材するマネーライターで『お金が勝手に貯まりだす暮らし』の著者である大上ミカさんは、「暮らしとお金は表裏一体。お金は暮らしのために使うものなので、暮らしを整えれば、お金も整っていきます」と話します。難しいやりくりよりも、まずは日々の暮らしを変えることから始めるとうまくいくそうです。大上ミカ(おおうえ・みか)さんマネーライター、ファイナンシャルプランナー。雑誌「サンキュ!」「日経WOMAN」など多くの雑誌で、やりくりやお金に関する情報について取材・執筆中。これまでにやりくりを取材した主婦は延べ1000人以上。著書は『お金が勝手に貯まりだす暮らし』、『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』(リベラル社)。大上さんはマネーライターとして多くのママの取材をするなかで、貯まる人たちの暮らしには、ある共通点があることに気づいたそう。大上さんが見てきた貯まる人の共通点のなかから、忙しいママでもマネしやすく効果が高い「お金が貯まる暮らしの習慣」をいくつか教えていただきました。<朝の習慣>□ 「家族より早起きする」早起きして1人で動ける時間を作ると、家事をテキパキ片付けられ、朝にゆとりが。出かける準備も落ち着いてでき、子どもの軽食やグッズを忘れて外出先で買うなどのミスも防げます。夕食の下ごしらえなども済ませられ、子どもがぐずる夕方もゆとり。惣菜や外食に頼る頻度も減って、食費にも大きな効果が!<モノの習慣>□ 「今あるものを把握する」子育て中はおもちゃや洋服がどうしても増えがち。でも、貯まる人のお家は小さい子がいても、モノが少なくスッキリしています! これは、服でも日用品でも今あるものを把握し、必要な分しか買わないから。例えば、子ども服なら季節はじめに手持ちアイテムをチェック。買い足しが必要な枚数を明確にしておくだけで、「安い!」「カワイイ!」でうっかり買いすぎるのを防げます。<夫婦の習慣>□ 「お金の話をちょいちょいする」貯まる人は、夫婦でお金の話をよくしています。特に、子どもが小さいうちは貯めどき。ここで協力し合えると、貯まるスピードがぐんと上がります。ただし、節約の話は相手が逃げ出すのでご法度です。もし、お金の話がしにくい場合は、今月の電気代や食材の値段など、身近なお金の話題を増やすこと。お金の話が自然にできる関係になれば、家計の相談や将来の貯蓄の話もしやすくなります!目先の節約や我慢ばかりでは、ママの気持ちも追い詰められて余裕がなくなってしまい、逆に誤ったお金の使い方をしてしまうことも。「ストレスは貧乏の始まり。小さなストレスをなくすことがムダの予防になります。ケチケチした節約は続かないので、いかにラクにやりくりをして家計をコンパクトにするかがポイント。まずは暮らしを変えるところから始めてみてください」(大上さん)やみくもに節約するのではなく、やっぱり愛するわが子にはできるだけいいモノやコトを選択してあげたいもの。その一方で、貯蓄はちゃんとして将来の教育費などを計画的に準備しておくことも不可欠です。ちなみに家計を見直す場合は、固定費から見直したほうがラクで効果も高いそう。「スマホ代などは内訳も見て、オプションサービスが必要かチェック。電気代も以前はスイッチをこまめに消すなどが節約術でしたが、最近は電力会社やアンペア数など根本の契約を見直す人が増加。大元を見直すと日々の節約を気にしなくてよいので、子育てが忙しいママにはとくにおすすめです」と大上さん。ちょっとした暮らしの習慣を変えると、お金が貯まるようになるだけでなく、時間と心にゆとりも生まれ、子どもたちとの時間もゆっくり楽しめるように。何気ない日常のなかで幸せを感じられる時間が増えていきます。家計を見直すなら「固定費」から電力会社の乗り換えで、どう変わる?「子どもが小さい時期」は一番貯金しやすいともいわれ、家計を見直すチャンス。そこで早速検討したいのが、毎月の「固定費の見直し」です。最近は「電力会社の乗り換え」も話題ですが、なんとなく難しそうなイメージがあるようで、ママたちからは「本当にメリットがあるの?」「電気が止まったりしない?」といった不安の声もよく聞きます。子どもが生まれると暮らし方も変わり、電気代も大きく変わります。エアコンを使う時間が長くなったり、洗濯の回数が増えたりして電気代が跳ね上がり驚くママも。子育て世代にとって一度は見直しておきたい固定費のひとつです。その点、ママたちが普段からお買い物をしている楽天の電力会社「楽天でんき」なら、子育てファミリーにもやさしく、乗り換えもカンタン。嬉しいポイントを具体的に紹介していきましょう。▼どんな風に“子育てママにやさしい” の?「楽天でんき」の魅力1)基本料ゼロ円、カンタン手続き。安心と信頼の楽天ブランド基本料はゼロ円。切り替え手続きや工事費用も無料です。申し込みはスマホでもカンタン3ステップ。切り替え工事の立ち合いも原則不要。忙しいママもいつでも申し込めます。電気の品質や安定性も楽天ブランドなら安心。2)電気料金の支払いで楽天スーパーポイントが貯まる、使える電気料金の支払いで楽天スーパーポイントが貯まります。楽天カードで支払うと、さらにポイントアップ。貯まったポイントは楽天のお買い物はもちろん、電気代の支払いにも使えます。▼電気代がどんなふうに変わるの? シミュレーション事例おなじみの楽天ブランドの安心感や楽天スーパーポイントが貯まるなどメリットが多い「楽天でんき」。実際に電気代がどれくらいお得になるかシミュレーション事例を紹介します。 わが家の電気代はどう変わる?今すぐシミュレーション! 電気をよく使う家庭ほど電気代が大幅ダウン。さらに電気代が楽天スーパーポイントとして還ってくるのも嬉しいところ。日頃から楽天でお買い物をすることが多いママなら、貯まった楽天スーパーポイントを使って、ママアイテムやベビー用品を買ってもいいですね。子どもの未来のために、無理せず「暮らし」を変えていく毎日忙しいパパやママにとって、愛する子どもたちとの時間は、日々の原動力になっているはず。子どもと過ごす「おうち時間」は、笑いあり、涙ありのあたたかな時間。そんな今しかない時間を大切にしながら、子どもの未来のための家計もしっかり考えて、暮らしの習慣や物事をスマートに選びとっていきたいですね。毎日あたたかく「おうち」を照らし、守ってくれている「でんき」を見直すこともそのひとつ。「楽天でんき」なら基本料ゼロで、電気代を支払うと楽天スーパーポイントも貯まるなど家計に嬉しいメリットがいっぱい。子育てファミリーにやさしいサービスです。 お得な「楽天でんき ママ割」ならお申込み時に楽天スーパーポイント2500ポイントをプレゼント! ママたちに大人気! ブブさん( @booboo.piyo )のマンガを「楽天でんき ママ割」サイトで公開中!「楽天でんき」では、日々の子育てをがんばるパパママたちを応援するために「楽天でんき ママ割」という企画をスタートしました。シンプルステップでお申し込みもらくらく。ストレスなく固定費を安くすることができる、子育てファミリーにやさしい「楽天でんき」のしくみやお得な情報は、「楽天でんき ママ割」サイトで詳しくご紹介しています。また、この「楽天でんき ママ割」サイトでは、インスタグラムで大人気、2歳のガク子ちゃんと旦那さんとの笑いあり涙ありの日々を綴るブブさんの「子育てあるある」新作コミックも公開中です! 子育てをがんばるパパママを応援お得な「楽天でんき ママ割」をみる [PR] 楽天でんき 取材協力:大上ミカ取材・文:古屋江美子
2019年05月13日「理由は分からないけど全然お金が貯まらない……」「あらかじめ月の予算を決めているのにいつの間にかオーバーしてしまう」そんな悩みを抱えている人は少なくないでしょう。そこで今回は、“お金が貯まらない時に見直すべきポイント”を、資産運用・トレーディングのプロである山田良政さんにご紹介いただきます。まずは、収支を見直してみましょう!文・山田良政■外食・コンビニを利用しすぎていないか仕事後、外食してから帰宅するという方も多いのでは? 美味しくて楽ですが、外食は節約の大敵です。家で作ったら材料費が300円くらいのパスタも、レストランで食べると800円超えなんていうのはよくあること。またコンビニ利用に関しても、弁当だけでなく、誘惑に負けてデザート・お酒も追加すれば1,000円近い出費に。自炊と外食・コンビニ利用を比べると、自炊の方が圧倒的にお得。外食・コンビニ利用が多い人は、まずその点を見直しましょう。そうするだけで、週でかなりの額が浮くはずです。■使い回せない服・コスメばかり買っていないか女性がどうしてもお金をかけてしまいがちなのが、衣服やコスメ。可愛いアイテムを見つけて、我慢できずに買ってしまったという経験のある女性は多いでしょう。しかしこのような支出も、お金を貯めたいのであれば見直すべきポイントです。どんなに可愛くても、着回しのきかない服やシーズン物のコスメを買うのは△。1着で何パターンも着回しできる服やオールシーズン使えるコスメを買うのが理想的。モノを買うときは、使い回しができるか・長く使えるかということを考えるようにしてくださいね。■ちょくちょく現金をコンビニATMから引き出していないか必要なときに、すぐに現金をおろせるコンビニATM。とても便利ですが、頻繁に利用する人は要注意。マイナス金利の影響もあり、現金引き出しの手数料もあなどれない額となっています。「たかが108円(休日は216円)」と、3,000円、5,000円といった少額の現金を何度も下ろしていると、手数料だけで月1,000円近い出費に。自分の1ヶ月の現金支出を把握し、毎月1回決まった金額をまとめて引き出すようにしましょう。そして、その範囲内でやりくりすれば節約に繋がるはず。節約してるはずなのに全然お金が貯まらないという方は、上記のような点を見直してみましょう。しかし節約をしすぎると心が貧しくなり、ケチになりすぎると周りの人も離れてしまいます。そうならないためにもメリハリをつけ、豊かな気持ちでお金を貯めるように意識してみてくださいね。© antoniodiaz / shutterstock© Irina Bg / shutterstock© Ollyy / shutterstock
2019年02月25日「『節約をしていても、お金が全然貯まらない』という声をよく聞きます。消費税が10%になる今年10月までに、ご自身のお金の使い方をもう一度見直すことをおすすめします。お金が貯まらない行動を改善しておかないと、いつまでたってもお金が貯められない人になってしまいますよ!」こう話すのは、『使えば増える!お金の法則ワクワクしながら資産づくり』(時事通信社)の著者でHAM代表取締役の垣屋美智子さん。垣屋さんは株式アナリストなどを経て、企業や個人向けに資産形成のアドバイスを行っているスペシャリストだ。「上手なお金の使い方をしている企業や人は資産を残せています。反対に、節約をしているつもりでも、“間違ったお金の使い方”をしていると、お金は増えないのです」(垣屋さん・以下同)そこで垣屋さんに「多くの人がやりがち」だという、“お金が貯まらないスパイラル”を招くNG習慣を解説してもらった。■車を買うなら新車を買う/家を買うなら新築を買う新築の住宅や新車を購入して、長く利用することは一見いいことだと思うだろうが、じつはお金が貯まらない行動の一つだという。「値段の高い新築の住宅や新車を購入すると、月々のローン返済が苦しくなるので“高値づかみ”には注意しましょう。車は2~3年たった中古車のほうが、機能的には問題なく、予算の範囲内で収まります。持ち家も、中古の住宅をリフォームしたほうが値段を抑えられるうえ、住み心地のよい家になることも多いのです」■住宅ローンなどの借金がない。もしくは繰上げ返済しているまた、早く借金をなくしたい、と住宅ローンを無理に繰上げ返済することも、月々使えるお金が少なくなるため、好ましくないこともあるという。「住宅ローンを組む際には、団体信用生命保険にセットで加入します。万が一、ローンを組んでいる夫が亡くなったら残りのお金は保険金で支払うことになるので、焦って返済することも、むやみに生命保険入る必要もないのです。そのぶん、現金で持っておいたほうがいいでしょう」■ふるさと納税が好きで、控除上限まで積極的に寄付している制度をよく知らないで支払っていると思わぬムダ遣いにつながるというのが、いまや大人気の「ふるさと納税」だという。自分が支援したい自治体に納税した金額から2,000円引いた金額が翌年還付され、さらに納税先の自治体からさまざまな返礼品が受け取れる。実質2,000円で地方の特産品が手に入り、お得だといわれているが……。「翌年還付されるお金は、キャッシュバックではないのです。還付金は、確定申告をして、前年に納めた所得税からの還付と翌年の住民税からの控除なので、そもそも税金を納めていなければお金は戻ってきません。納税額が少ないケースなど、制度をよく知らないで寄付をすると、損してしまうことも少なくないのです」“絶対にお得”という考えにとらわれてしまうところに落とし穴があるようだ。どうしてお金が貯まらないんだろう……という悩み。じつは、あなたが無意識にしているお金の使い方に原因があるのかも。改善して、今年は“貯め上手”を目指そう!
2019年01月08日「家計簿をつけたり、外食費を抑えたりしているのに、なぜかお金が貯まらない」こういう方は結構いらっしゃるかと思います。”キャッシュレス決済”や”お買い物ポイント”を活用して”お金が貯まる家庭”になれるとしたら……試してみる価値アリかもしれません。今回は、「貯まる家庭」と「貯まらない家庭」の家計管理についてのお話です。■ 「現金決済」or「キャッシュレス決済」あなたはどっち?あなたは、普段のお買いものは現金決済ですか、それともキャッシュレス決済ですか?楽天市場が全国の30~40代の既婚男女を対象に実施した「家計の管理」に対する意識調査によると、「キャッシュレス派」は男性が多く、「現金派」は女性が多いことが判明しました。これに併せて家計の財布を握っているのが妻の場合は現金決済派が多く、夫が家計を管理している家庭ではキャッシュレス決済派が多いようです。確かに、女性が家計を管理するとなると、1か月分の出費を項目ごとに封筒に分けるなど、お金の減りが目に見えて分かるように慎重に使うイメージ。CORA / PIXTA(ピクスタ)反対に男性は、クレジットカードのポイント還元率や機能についての比較が得意。nara / PIXTA(ピクスタ)筆者も夫から、「現金で支払っても1円も得しない!」とよく言われます。男性はゲームを攻略する感覚で、ポイントを増やしていく方法などを分析することに長けている印象ですよね。■ 決済への考え方の違いは家計や金融資産に影響お金の減りが一目で分かる”現金決済”、使えば使うほどオトクといわれる”キャッシュレス決済”。両者それぞれメリットがありますが、この2つの決済方法、”資産”に大きな差が出てくるようなんです。グラフの通り、キャッシュレス決済派の方が家計の金融資産を多く保有しているという結果が明らかになりました。キャッシュレス決済派約1,100万円現金決済派約550万円こちらの2つの集団を比較すると、その差額はなんと550万円!さらにキャッシュレス決済を採用している家庭は、夫婦間でお金の遣い方をよく話し合う傾向があるそう。sasaki106 / PIXTA(ピクスタ)この傾向をみると、夫婦間でお金についてよく話し合い、キャッシュレス決済にすれば金融資産を増やすことができる、と期待してもよさそうですね。■ 約670万円も差が!ポイント活用といっても侮るなかれ家計の資産に最大で550万円の差が出るという何とも衝撃的な結果が明らかになった、”決済方法”。しかし、資産の差は決算方法だけでなくポイント活用にも大きな差が出てくるようなんです。ポイントを「よく貯めている」約1,000万円ポイントを「まったく貯めていない」約330万円ポイント活用派と非活用派でなんと、約670万円の差が!Graphs / PIXTA(ピクスタ)決済方法だけででなく、ポイント活用派の家庭ほど、家計の資産が多い傾向にあるという実態も明らかになりました。たかがポイントと思っても侮るなかれ。ポイントを貯めてタダで海外旅行へ行くという方も珍しくはありません。オトクと感じることへの追求が、”貯まる家庭”への第一歩なのかもしれません。CORA / PIXTA(ピクスタ)クレジットカードや電子マネーが普及し、現金を持たなくても生活できると感じる現代ですが、海外に比べるとまだまだ現金支払いが主流である日本。ずっと現金派だった方が急にキャッシュレス派に移行するのは難しいかもしれませんが、ネットショッピングでポイント倍デーを狙ってお買い物し、還元されたポイントを他のお買い物に活用するのは楽しいもの。また、公共料金や自動車税・住民税などの様々な税金をクレジットカード決済にしたり、電子マネーをクレジットカードと連動させることでポイントが自然と貯まっていくのでオススメです。今の家計に合った方法でキャッシュレス決済、ポイント活用を導入されてみることをオススメします。【参考】※〈全国の既婚者400人に聞いた、「楽天市場夫婦のお財布調査2018」〉“貯まる家庭”と“貯まらぬ家庭”家計金融資産に最大670万円の差※クレジットカード業界の現状と課題-金融庁
2018年07月23日毎月通帳を見て、「お金がぜんぜん貯まらない……」と嘆いているあなた!まずは自分の財布を調べてみよう。どんなに節約してもお金が貯まらないワケは、財布の中に隠れているかもしれない――。 「お金への意識はそのまま財布に表れる。その人の家計管理がどうなっているかは、お財布の中を見れば、よくわかるんです」 こう語るのは、これまで1万人以上の赤字家計を、貯蓄できるまで導いてきた人気ファイナンシャルプランナーの横山光昭さん。『遊んでいても勝手に貯まるほったらかし貯金術』を4月に出版した横山さんは、「貯まらない人の財布には特徴がある」と言う。 そこで横山さんに、「ついムダ遣いしてしまうNG財布」の特徴をあげてもらった。 【NG財布1】パンパンに膨れている 「見た目がパンパンに膨れあがっている財布を、私は『ブタ財布』と呼んでいますが、これではまったくお金が貯まりません。バッグ代わりに何でも入れているブタ財布は、お金に対する真摯な姿勢がない証拠。家計のマネジメントができていないのが見てとれます」(横山さん・以下同) 【NG財布2】中がごちゃごちゃしている 「お金が貯まらない人の財布の中を見ると、お札はくちゃくちゃで、1万円、5,000円、1,000円の種類も分かれていません。そしてたくさんのレシートも一緒にぐちゃぐちゃに突っ込んでと、お金を乱雑に扱っています。財布のどこに何が入っているかも把握できていないに等しく、支払うときにも、“手際悪く”お金を探すことになってしまいます」 【NG財布3】お札の向き・裏表がバラバラ 「出たり入ったりしたお札を、そのまま無意識に財布に入れっぱなしにしています。これも、お金を大切にしていない行動といえます」 【NG財布4】カードがたくさん入っている 「ポイントがたまるからと、いろいろなポイントカードや、クレジットカードを作ってしまう人がいます。でも、本当にすべて使っていますか?どのポイントをためるか、どのカードで何を支払っているか、お金の流れも把握できていないのではないでしょうか。特にクレジットカードは、後払いなので出費の感覚に欠け、つい使いすぎてしまう傾向があります」 【NG財布5】お金に関係ないものまで入っている 「相談者の中には、山ほどのレシートだけでなく、割引券、お守り、映画チケット、家族写真、さらには絆創膏まで入れている人もいました。これでは財布の意味が理解できていないのと同じ。私は、財布とはお金の『置き場所』としてきちんと管理すべきだと考えています。こうしたNG財布を持っていると、ムダ遣いが増え、『ぜんぜん貯まらない!』と嘆くことになってしまいます」 自分の財布を見て診断する、あなたの家計管理能力。お金を貯めるためにも、今から財布を整理しよう!
2018年05月13日一生懸命に頑張っているのに、なぜかお金が貯まらない……。むしろ貯金は減っていくばかり。そんな人の家には“ある共通点”が。頑張れば頑張るほど金欠になっていくなんて、とても怖いですよね。あなたの家は大丈夫ですか?そこで今回は、“お金が貯まらない人の家の特徴”を占い師の脇田尚揮さんにご紹介いただきます。文・脇田尚揮■トイレが不衛生で雑誌や本などが置いてあるトイレは“お金の入り口”とされるくらい、金運において大切な場所。その場所を掃除していないと、お金から見放されてしまう可能性大。また、トイレに雑誌や本などを置いておくと、陰気がこもりやすくなり、どんどんお金が逃げていってしまいます。トイレは常に清潔にしておき、なるべく本などの紙類は置かないようにしましょう。■観葉植物がすぐに枯れてしまう部屋に観葉植物を置いている方も多いと思います。でも、なぜかすぐに枯れてしまった経験はありませんか? もしそうなら要注意。その部屋には“陰気”がこもっている証拠です。そのまま放置するとお金が貯まらなくなってしまいます。換気をして気の流れを良くするように心がけましょう。それでもまだ改善されない場合は、茶色のアイテムを置いてみてください。部屋の気の流れが良くなり、金運も安定するはずです。■玄関に靴が何足も出しっぱなしになっているあなたの家の玄関を見てみましょう。もしも靴が何足も出しっぱなしになっていたり、荷物で埋め尽くされていたりしたら、即片付けてください。玄関に荷物があればあるほど、外からお金が入ってきにくくなるとされています。金運は滞り、働いても働いても、お金には結びつかないのです。特に靴を脱ぐところは清潔に、そして玄関を上がった部分にはマットを敷くように心がけてください。お金の流れが良くなるはずです。■自室がやたらと不要なモノで埋め尽くされているお金持ちの人に共通する、部屋の特徴というものがあります。それは、余計なモノが置いてなく、シンプルであること。モノにはそれぞれ“気”があり、使わないモノを多く放置していると部屋の気の流れが悪くなります。使わないモノは、あなた自身の運気まで悪い方向に引っ張ってしまう恐れが。必要ないものは、思い切って捨ててしましょう。気の流れが改善し、あなたの運気が上向くはず。陰湿で不潔な散らかった家には、“悪い気”がどんどん溜まっていきます。そのまま放置しておくと、いつの間にか“貧乏神”が好む家に変わってしまう可能性も……。そんな家にしないためにも、整理整頓と換気、そして掃除を心掛けましょう。きっと貧乏神は居心地が悪くなって逃げ去り、福の神が住みついてくれるはず。(C) Pair Srinrat / shutterstock(C) Marcel Jancovic / shutterstock(C) KY / PIXTA(C) LightField Studios / shutterstock
2018年03月13日お金が貯まっている人って、どんな人!? じつは、すぐ近くのママ友がお金を着実に貯めていたとしても、そんな話は人には言わないもの。今回は、「実際にお金が貯まっている人」の人物像を探ってみます。興味ありませんか?横山光昭さんは、NHK『あさイチ』という番組内の「女のカネ」シリーズで、お金の不安をなくすノウハウをたくさん公開してきました。その番組ディレクターであり、「スーパー主婦直伝」担当の伊豫部紀子(いよべ のりこ)さんは、「お金の劣等生だった」と話します。今回は、伊豫部紀子さんが出会ったスーパー主婦のお話をご紹介します。伊豫部紀子さんフリーディレクター。NHK朝の生活情報番組『あさイチ』の人気シリーズ「スーパー主婦直伝」を手掛ける。著書に『NHK「あさイチ」スーパー主婦の直伝スゴ技!』や、横山光昭さんとの共著である『お金が貯まる財布のひみつ』があり、主婦層に幅広く支持されている。伊豫部紀子さんにインタビューは コチラ ■NHKディレクターがお金の達人から学んだこと伊豫部紀子さんは、みずから「お恥ずかしいマネーライフを送っていて、お金の不安、たっぷりあります」とおっしゃいます。今回は、伊豫部さんが取材を通じて出会った家計の達人から学んだことをお伝えしましょう。それは、「3本立て予算」。家計の達人たちが目指しているのは「予算生活」。何にどれぐらいお金を使うか決めて、それを守って暮らす。とってもあたり前に思えることなのですが、伊豫部さん自身も「予算を立てる」ことの力をあまり実感していなかったといいます。しかし阪神大震災で家を全壊された主婦が、「何年かけてこう暮らす」という予算を立て、家を再建させたそう。「自分で決めたことなら、つらくない」と話すその主婦の言葉に、伊豫部さんは「予算の力」を理解しました。■リストラも怖くなくなる、お金の優先順位とは?この「3本立て予算」の良いところは、自分にとってのお金を使う優先順位を意識化できること。●3本立て予算とは基礎費①基本の生活に最低限必要な費用例:家賃、基本の食費、水光熱費、肌着、家着、医療費、火災保険、整髪料金など基礎費②今、その家庭に必要な費用例:幼稚園~高校までの教育費、携帯代、掛け捨て保険、家の修繕、クリーニング代、慶弔費、小遣い、給食代などゆとり費選択できる費用例:旅行、お菓子・健康食品、家具・園芸・ペット 外出着、大学の教育費、交際の食事、趣味のお金など出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 より一部抜粋 優先順位トップの基礎費①「これだけあれば、最低限、生きていくことはできる」という金額を「知っているか」「知らないか」はおおきいのではないでしょうか? たとえば減収やリストラなどのときに、基礎費①を把握していれば「いくらあれば毎月の生活はできて、あとどれくらい削れば良いか」がすぐにわかるからです。 ちなみに、家計の達人が多く属していることで知られる友の会(※)の中には、基礎費①を20万円以内に抑えるという予算を組んで生活することを目指す取り組みを行っているところもあります。目安があると、取り組みやすいですね。※全国友の会とは、食・住・家計を中心に、「健全な家庭をはぐくみ 地域に働きかけ よりよい社会を創りたい」と社会貢献をめざす団体。家事の中でも最重要テーマとして「家計」について取り組んでいます。NHK『あさイチ』で毎日の家事に役立つ技を教えてくれるスーパー主婦が多くいる集いとして話題に。次回は、「家計に「協力しない夫」は改造できる? 夫婦のスキマに潜む問題点とは」です。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 (横山 光昭(著), 伊豫部 紀子(著)/新潮社 ¥1,296(税込)
2017年09月29日「お金が貯まるのは長財布」。そんな言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。本当に、「お金が貯まる財布」なんてあるのでしょうか?今回お話を伺ったのは、家計再生コンサルタントの横山光昭(よこやまみつあき)さん。横山さんは苦しい家計を再生させることを得意とするファイナンシャルプランナーで、これまで1万人以上の家計を「再生」させてきました。横山さんが顧客と真摯(しんし)に向き合うなかで編み出した「貯まる財布の極意」について、お話を伺いましょう。横山光昭(よこやまみつあき)さん苦しい家計を再生させることを得意とするファイナンシャルプランナーで、これまで1万人以上の家計を「再生」させてきました。『年収200万円からの貯金生活宣言』シリーズの書籍で一躍有名に。■パンパンに膨らんだ「ブタ財布」の中身はなんですか?「貯まる財布とは、お金を大事にしている財布です」と、横山さんはいいます。お金を大事にしている財布とは、「ブタ財布ではない財布」。「パンパンに膨らんだブタ財布では、お金はなかなか思うようには貯まらないものなのです」(横山さん) では、ブタ財布の中身には、何が入っているのでしょう。一度、自分の財布の中に、何が入っているか確かめてみませんか? たとえば、こんなものが入っている人が多いのではないでしょうか?●お守り →お金が増えて欲しいという願いを込めて?●レシート →家計簿につけそびれているから?●割引券やポイントカード →少しでも得したい!●子どもやペット写真 →いつでも一緒の気分? これらを持ち歩くことで、「安心したい、少しでも得したい」という気持ちはひとまず満足しますよね。でも横山さんは、それが問題だと話します。「そこで安心してしまうことで、実際には本当にお金をかけてでもやりたいこと、持つべきものが見えにくくなることも多いのです」(横山さん) 財布の中に何が入っているのか。ここに気がつくことが、「貯まる財布」への第1歩になります。■「お金が貯まる財布」3つのポイントお財布に入っていたものが、じつはお金ではなかった! ここに気がついたら、次に何をすれば良いのでしょうか? 横山さんは、「お金を貯めるためには、お財布には、『財布の働き』だけをさせましょう」と言います。つまり、「お財布の機能=お金そのものの出し入れ」、これだけに集約させるというのです。お財布を機能的にするためのポイントを3つ教えていただきました。●お金が貯まる財布の3つのポイント1)お金と関係のないものはいれない2)レシートはためない3)ポイントカードはよく使う最小限のものだけいれる出典: 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 より一部抜粋 ■自分の財布で検証したら、ある事実が判明した!お守りやペットの写真はともかくとして、 レシートやポイントカードは、一見、「お金と関係のあるもの」のような気が…。だからお財布から出してしまうことに抵抗があります。でも本当にそうなのでしょうか? 筆者の財布の中身で、検証してみました。【レシート】お財布から出したら、すぐに家計簿をつけなければいけない気がして、ついついお財布に「入れっぱなし」にしていました。つまりは、「レシートをお財布から出す」=「お金を使ったという事実に向き合う」のがつらいんですね。だったら、ステップを分ければいい。筆者は、家計簿をつける前に、まずはレシート置き場を用意することにしました。現在、写真のような状差しを使っています。これの何がいいって、これにプスプス刺していけば自動的にレシートが日付順になるという点です。【ポイントカード】筆者自身、ポイントカードは、お財布とは別のホルダーを持つほど好きでした。最近は、「このポイントカードを持つことで、年間いくらお得になっているのだろう?」ということを考えるよう心がけています。なぜなら、ポイントカードの還元率自体を知らないのに、「ポイントが貯まること」がうれしくて、たくさんのポイントカードを持ち歩いていたからです。「得をすることにとらわれていると、自分の判断力や時間、体力という大事なコストを支払っていることに気がつかないのです」(横山さん)。たしかにポイントカードに対して、何となく「とらわれている」という気分になったことは、だれにでも一度くらいはあるのではないでしょうか? お財布を整理することで、自分の行動パターンや思考回路を見つめてみること。そして、自分にとって本当に必要なことに精神を集中させること。それが「貯まる財布の極意」の正体なのかもしれませんね。次回は、「同じ収入でも、貯められる人×貯められない人」です。■今回取材にご協力いただいた横山光昭さんの著書 『NHK「あさイチ」お金が貯まる財布のひみつ:不安がなくなる貯金の極意』 (横山 光昭(著), 伊豫部 紀子(著)/新潮社 ¥1,296(税込)
2017年09月26日