歌舞伎俳優・尾上松也が、ABEMAにて記念すべき初MCを務めるオーディション番組「主役の椅子はオレの椅子」が9月16日(水)22時より配信スタートとなる。19人の若手俳優たちが、舞台の「主役の椅子」を勝ち取るため、毎日オーディションに挑み、さらには共同生活も送るという内容で、熾烈なバトルが繰り広げられることが想像できる。「もしこの話が来ても…受けません(笑)」と笑顔を交えて話す松也さんだが、彼らと同じ年端の頃は歯を食いしばり、自分の生きる道を必死に模索していたという。歌舞伎はもとより、映像作品やミュージカル、バラエティー番組と躍進が続く裏には、知られざる努力もあった。松也さんの語ってくれた経験は、若手俳優たちの奮起のひとさじになるに違いない。俳優同士の熾烈なサバイバル・オーディション番組「話が来ても、受けない(笑)」――主役の座をかけてサバイバル生活をするというオーディション番組が始まります。内容を聞いたとき、どう感じましたか?松也:19人の俳優がともに生活をして、オーディションを受けて、舞台の主演から何かをつかもうとする、という内容なんですよね。自分は、歌舞伎をはじめ舞台が中心なものですから、最初「舞台の主演を競い合う」ことに、すごく魅力を感じました。少なからず、同じ演劇というものを志す人間として、どのような感じで挑戦するのかを見てみたいな、と思ったんです。――松也さんは、もはやオーディションを受けることはないと思いますが、演劇人として、俳優の先輩として、MCとして、いろいろな気持ちでご覧になりそうですか?松也:そうですね。僕も若い頃には、歌舞伎以外の分野で、オーディションを何度も受けていましたから。この番組に出る方たちは、10代ないし20代前半が中心ですけれど、板の上に立ったときの燃えたぎる情熱は、たぶんどんな立場になっても変わらないですし、逆に言うと忘れてはいけないこと。ですので、単純にドキュメンタリー番組として面白いところもありますが、僕自身は、この番組を通じて、かつて自分がオーディションを受けたときのことを思い返しながら、自分自身のこれまでの役者人生とこれからの考え方が変わるのかななど、照らし合わせながら見ていきたい気持ちです。――実際、その年の頃にこのお話がきていたら、受けていたと思います?松也:いや…これはきついです(笑)。僕なら絶対心が折れるから、もしこのお話しが来ても、僕は受けません(笑)。オーディションは受けに行きましたけど、この「一緒に生活する」ことが過酷だと思う。ただ生活するだけではなく、毎日誰かが落とされていくのでね…。偏見かもしれませんが、芸能活動をする人方、特に第一線で活躍されている方の多くは我が強いですし、そういう方が生き抜いていかれる世界だと思うんです。それで言うと、団体行動に向いている人は早々いないと思いますし、僕自身も決して向いていない(笑)。だから、19人の皆さんは参加を決めただけで本当にリスペクトですよ。歌舞伎界で“主役の椅子”を取るため、松也さんが取った行動とは――松也さんの俳優としてのこだわりや信条など、教えていただけますか?松也:僕の大きなひとつの指針となっている言葉は、「継続は力なり」です。何でも諦めたらそこで終わりなので、自分の夢や理想があり本当につかみたいなら、どんなことがあってもその気持ちを絶やしてはいけないと思っています。…ですけど、続けるって大変に難しいことですよね。僕自身、折れそうになることは何度もありますが、何とかやってこられたのは、周りの人の助けと、やはり死ぬまでチャレンジ精神や向上心を持っていることで。実体験として、まだ何か花開くような兆しもないときから、そう信じてやってきて、結果的には花開いてつながったものが多いので、すごく大事なことかなと思っています。――本番組のMCしかり、歌舞伎以外にも、様々な活動をされていらっしゃいます。どうしてそこまでチャレンジ精神を持ち続けていられるんですか?バイタリティの秘訣は?松也:僕の中では…大きなコンプレックスが作用していると思います。歌舞伎界は世襲制が強いのですが、僕はもともと家柄のない人間なので、恵まれていたわけではなく、フィーチャーされづらい位置にいたんです。父は僕が二十歳のときに亡くなりましたので、なおさら「これは自分でなんとかしなくてはならない」と思いを強くしましたし、父がせっかく作ってくれたレールの上をただ歩くのでは、それこそ“主役の椅子”は取れません。歌舞伎界で“主役の椅子”を与えてもらうためには、歌舞伎以外の活動を通じて、多くの方に見ていただけるようになって、必要とされる存在にならなきゃいけない、という気持ちがあったんです。――歌舞伎以外の選択をする際、前例がなかったのもありますし、怖くはありませんでしたか?松也:おっしゃる通り、今の僕のような立ち位置でやっている人って、いないんですよね。今でも心細いです。それでも、失敗しようがしまいが、そこで動かないことには何も未来が拓けない状況でしたので、周りに何を言われようが「やるだけのことはやってみよう」と決意して始めました。「大丈夫、絶対に俺はこうなるんだ」というイメージを忘れずに継続させていたことが、自分の中では大きな力になったと思います。「穏やかな夜を欲してる」松也さんの意外な今の“推し”は…――情報解禁時のコメントでは「“推し”を探して見て頂ければ」とありました。今、松也さんが“推し”ている人、もしくはモノなど、ありますか?松也:モノになるんですが…この自粛期間中に、キャンドルにどハマりしました。今も絶賛ハマっています。緊急事態宣言のとき、断捨離をしたんですね。その中に、たまにいただくキャンドルがあって、普段はあまり使わないので捨てようかなと思ったんですけど、捨てる前に「せっかくだから1回つけてみようか」と。試しにつけたら、炎から目が離せなくなりました。そこから集め出して、今は毎晩20個近くのキャンドルを焚いて、夜を過ごしています。――一時的なブームで終わりそうですか?続きそうですか?松也:キャンドルに関しては、続きそうなんですよ。全メーカーを網羅したいと思っていますし、それが終わったら自分でも作ってみたくて(笑)。もともと、明るい蛍光灯みたいな色は好きじゃなくて、家の灯りはオレンジっぽい淡い色にしていたんです。だからか、キャンドルの炎は、すごくリラックスできる感じなんですよね。ホッとするんです。――自粛中も今も、1日の終わりに一息つける時間のおともとして役立っているんですね。松也:あまりそういう人間じゃないと思っていたんですけど、自粛期間中は、自分もいろいろストレスを感じていたようでして。「このままだとヤバいな」という感じもあったんです。家の中で、自分の癒やしになるようなこと、ストレス発散になるようなことはないかなと思ったときの出会いだったので、キャンドルは本当に落ち着きますね。…さらに言えば、リビングのテーブルの上にキャンドルを20個ほど載せて、焚いて、その前のテレビには焚火のYouTubeを流しています(笑)。ライトを全部消して、それだけで過ごすという。コロナ渦以前は、自分がそういうことで夜を落ち着いて過ごすなんて想像もしていなかったんですけど、「こんな穏やかな夜を欲してるのか」と思いますよ(笑)。これが今の僕の“推し”です。(text:赤山恭子)
2020年09月16日女優として数々のドラマや映画に出演している深田恭子(ふかだ・きょうこ)さん。年々、かわいさを増していることでも注目を集め、男女問わず多くの人から支持されています。そんな深田恭子さんが2020年の上半期に出演したテレビCMの本数や、『メナード化粧品』、『UQモバイル』のCMシリーズで活躍していることなど、さまざまな情報をご紹介します!深田恭子、2020年上半期出演テレビCMの本数が7606!深田恭子さんが、2020年上半期においてテレビCMに出演した時間が最も長かった芸能人に選ばれ、話題になりました。視聴率などを調査しているビデオリサーチの調べによると、深田恭子さんのCM出演秒数は12万4千305秒を記録。CM本数に直すと、7千606本にもなるとのことです。この結果から、深田恭子さんは初のCM女王に君臨しました。そんな深田恭子さんが出演するテレビCMは『UQモバイル』や『武田コンシューマーヘルスケア』、『東京ガス』など多岐に渡ります。デビューから20年以上経つ深田恭子さん。その人気の高さがうかがえますね。深田恭子はメナードのCMで大野いとと共演深田恭子さんは、同じ事務所の女優・大野いとさんとともに自身がCMキャラクターを務める『メナード化粧品』フェイシャルサロンのCMに出演しています。 この投稿をInstagramで見る メナード化粧品フェイシャルサロンの新しいcmが流れ始めました ぜひ来てね☺️ #menard #メナード #フェイシャルサロン #深田恭子 さん #きょんちゃん 大野 いと (@ohno_ito)がシェアした投稿 - 2019年10月月5日午前1時33分PDT事務所の先輩、後輩関係の2人は大の仲よしであることでも知られており、2019年11月15日には大野いとさんが、深田恭子さんの誕生日をお祝いしたことをインスタグラムで報告。投稿では深田恭子さんのことを「愛をたくさんくれる姉のような存在」とつづり、日頃の感謝を伝えています。 この投稿をInstagramで見る 先日、きょんちゃんの誕生日お祝いしました❣️いつも温かく優しくしていただいていて、感謝しかないです。大変だったときもいつも気遣って助けてくれて、いつも甘えてばかり。愛をたくさんくれる大好きなお姉ちゃんのような存在です。 いつもありがとうございます。☺️ そしておめでとうございます #深田恭子 さん #きょんちゃん #お誕生日 大野 いと (@ohno_ito)がシェアした投稿 - 2019年11月月15日午前1時46分PSTまるで本物の姉妹のようなツーショットに多くのファンが歓喜!「美人すぎる」「画面が輝いている…」と絶賛のコメントを寄せています。相思相愛の深田恭子さんと大野いとさんには、これからも多くの作品で共演してほしいですね。 この投稿をInstagramで見る 私の妹(的)いとちゃんこれ言うと本当の妹がいつもヤキモチ焼く(笑) #大野いと #kyokofukada 深田恭子 (@kyokofukada_official)がシェアした投稿 - 2016年 8月月6日午後7時00分PDT大野いとが「かわいい」と話題に 出身高校や大学は?このほかにも深田恭子さんは、多数の『メナード化粧品』テレビCMに出演しています。深田恭子出演 メナード フェイシャルサロン『おうちでのケアアドバイス』篇2020年8月には最新テレビCM『つやめきカラット』編が放送。深田恭子さんの肌ツヤや内側からにじみ出る輝きが「美しすぎる」と話題になりました。深田恭子はUQモバイルのCMで三姉妹の長女!深田恭子さんは2016年10月から『UQ モバイル』のテレビCMに3姉妹の長女役で出演しています。同CMには深田恭子さんのほか、次女に女優の多部未華子(たべ・みかこ)さん、三女に永野芽郁(ながの・めい)さんが起用されており、「3人とも美人すぎる…」と話題になりました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 私達が三姉妹としてお仕事させていただいてからもう2年半以上も時が経っているんだねぇと♥️それぞれのお話を順番にしていたら...多部ちゃんがいきなり涙ぽろぽろ...永野めーたんも涙ぽろぽろ...つられて私も涙ぽろぽろ...気が付いたら3人でなぜか大号泣いつのまにかなんでも話せる本当の姉妹みたいになっていたことが嬉しくて、幸せなあったかい涙だったのですすごく素敵な熱い夜で胸がギューっとなりました #女優さんの涙って美しいな #一瞬で引き込まれちゃった #多部ちゃんに甘えてる私 #永野めーたん撮 #多部未華子 さん #永野芽郁 さん #kyokofukada 深田恭子 (@kyokofukada_official)がシェアした投稿 - 2019年 5月月29日午後7時00分PDT深田恭子出演UQモバイルCM『家族設定、誕生』篇CMでは3姉妹が70年代のヒット曲『UFO』に合わせたダンスを披露。今までにないスタイリッシュな構成や人気女優の共演が話題になり、2020年現在までシリーズ化されています。2020年9月1日からは新CM『め組のひと』篇が全国でオンエアされ、「あの3姉妹が帰ってきた!」と多くのファンを喜ばせています。深田恭子出演UQモバイルCM『め組のひと』篇ド派手な法被姿の3姉妹が『ラッツ&スター』の80年代のヒット曲『め組のひと』の替え歌に合わせて、ピースサインを連発。巨大な『UQ』の飾りが付いたまといを持ち、クールな表情でカメラ目線を決める様子に思わず見入ってしまいました。この『UQ三姉妹シリーズ』が制作され始めてから4年が経過していますが、相変わらず3人の息はピッタリ!いざ本番に入ると、これまで以上のコンビネーションを発揮し、「ずっと、イチヨンパッ!」の決めポーズをバッチリとそろえていたそうです。また、前回の撮影から期間が空いたこともあり、久しぶりの3姉妹再会に現場は大変盛り上ったそう。長女役の深田恭子さんは「今ではすぐに3人のセリフも合うようになりましたし、3人でお食事に行ったりとかもしてました」と姉妹の絆や仲のよさをアピールしています。 この投稿をInstagramで見る 先日、撮影終わりでみんなでごはんに行けたら嬉しいなぁと、多部ちゃんが声をかけてくれて、久々におでかけして来ましたみんなそれぞれの世代の考えや思いがあって毎回感慨深いです多部ちゃんはより一層輝いていました❣️かわいいー 2人は撮影後に、プレゼントをそれぞれに買いに行ってくれたみたいで、 お誕生日だった多部ちゃんから逆に頂いてしまったりめーたんからもお誕生日プレゼントを頂いてしまいました 2人とも撮影終わりですぐに待ち合わせして時間がなかったはずなのに、なんて細やかな心配りができる素敵な女優さんなんだろうと感激してしまいました❣️私はどうして急いで行けなかったんだろうと大反省し、今お届け中です #みーたんめーたん待っててね #プレゼントって迷いますよね #でも選んでる時間幸せですよね #皆様は何かオススメありますか #多部未華子 さん #永野芽郁 さん #kyokofukada 深田恭子 (@kyokofukada_official)がシェアした投稿 - 2020年 2月月14日午後5時30分PSTドラマや映画のみならず、数々のCMでその魅力を発揮し続けている深田恭子さん。今後のさらなる活躍に注目です!深田恭子プロフィール生年月日:1982年11月2日出身地:東京都血液型:O型身長:163cm所属事務所:ホリプロ中学2年生の時に、『ホリプロタレントスカウトキャラバンPURE GIRLオーディション』に参加し、グランプリを受賞。1997年にドラマ『海峡』(NHK)で女優デビューし、多くのドラマや映画に出演する。特に、1998年のドラマ『神様、もう少しだけ』(フジテレビ系)で演じたヒロイン役は、援助交際をきっかけにHIVに感染してしまう女子高生という役柄もあって大きな反響を呼んだ。その後も多くのドラマや映画で主役やヒロインを演じ、現在では多くの注目を集める人気女優の1人になっている。深田恭子の今の彼氏は誰?インスタで見せる水着や衣装に「素敵すぎ…」の声[文・構成/grape編集部]
2020年09月15日青春時代特有の切なさが胸に蘇る映画『思い、思われ、ふり、ふられ』は、同じマンションに住む高校1年生の男女4人の、文字通り、片思いが交錯する物語。主演の4人を務めたのは、浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二というキャスト勢で、どこかノスタルジックなルックを漂わせる4人にぴったりの、ビタースイートな1本となった。浜辺さん・北村さんといえば、2017年、月川翔監督作『君の膵臓をたべたい』のW主演で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した、ゴールデン・コンビ。実写映画では『君の膵臓をたべたい』以来3年ぶりの共演、さらに、『思い、思われ、ふり、ふられ』は月川監督の師匠にあたる三木孝浩監督が手掛けていることも踏まえると、集まるべくして集まったという言葉が浮かぶ。ふたり揃ってのインタビューは2017年以来となったが、当時、やや固く感じられたような彼らの空気感は、2020年、開放的で明るいムードへと変化していた。浜辺さんが10代半ばから10代終わりへ、北村さんが10代後半から20代へと、年を重ねたことも関係するだろうが、それ以上に、この3年間、多くの現場で培った得難い経験が、うら若きふたりのほのかな自信として、たたずまいを変えたのだろう。浜辺さんと北村さんに、今の心境をインタビューした。外への壁が厚かった3年前、ゴールデン・コンビの今の心境は――?――シネマカフェでのおふたりのインタビューは3年ぶりです。当時、少し固かったような印象もありましたが、雰囲気が変わったように見えます。変化は感じていますか?北村:確かに、あのときはお互い、外への壁が厚かったですね(笑)。僕は、そこで自分を守っていた気もしますし。僕がいまの美波ちゃんの年齢で、美波ちゃんはもっと若かったという時期的なこともあると思うんですけど。浜辺:当時、年上の人とあんなに一緒にいることもなかったですし、「何を話したらいいんだろう?」みたいな気持ちもあったんです。私は、もともとしゃべるのも得意じゃないし、「これが自分なんだから」と思ってやっていたところもあったんですけど…、それだといいことが全然なかったから(笑)、変わりました。北村:そっか。美波ちゃん、すごく変わったというか、なんか楽しそうだよね。浜辺:「人の感情は移るんだな」と思ったときがあったんです。誰かが暗いと周りも暗くなるけど、明るい人がいると逆に明るくなる。だから、自分のことも変えようと思って、いつからか、1本ネジが外れたように明るくなりました。北村:そんな美波ちゃんを見ていると、「楽しそうで本当によかった」と、僕はちょっとお兄ちゃん目線になりますよ(笑)。今回びっくりしたのが、これまで僕らは連絡先すら知らなかったけど、美波ちゃんのほうから、「SNSのグループを作りましょう」と、僕ら3人に提案してくれたこと!浜辺:SNSでは、すごいシュールな会話をみんなでしていましたよね(笑)。今回、三木さんが「みんな、設定が同い年なんだから、ため口でいきましょう」と提案してくださって、初めてため口になれたんです。匠海くんもですけど、それで、一気に4人の距離が近くなった印象があります。――ゴールデン・コンビの再タッグということについて、プレッシャーはありましたか?北村:僕は全然なかったですね。美波ちゃんと一緒にやれて、僕たちが義理の姉弟という設定も楽しみでした。しかも、三木監督は『君の膵臓をたべたい』の月川監督のお師匠さんですし、面白いなと思っていました。浜辺:私も、そういう意味での緊張はありませんでした。「北村さんだから頑張らなきゃ」とかもなく、心強い方とご一緒できるから本当に安心していましたし、いい作品になりそうだなと思っていました。求められた繊細な演技は「得意な土俵」、「全然無理をしていない」――三木監督の持ち味であるファンタジックな映像も楽しめつつ、4者4様の想い合いが切ない、おっしゃる通り「いい作品」でした。気持ちのうつろいの部分では、非常に繊細な演技が求められたと思うんですが、苦労もありましたか?北村:まさに、そういった繊細なお芝居を意識していました。観ている人に、「うん?」と思わせなきゃいけないのが課題だったので。表情とは裏腹の感情だったり、台詞で言っている言葉とは逆の思いもあって、感情を表に出すだけじゃなくて、引いていく芝居も大事にしていました。ただ、僕としては、わりと得意な土俵だったので楽しかったです。――北村さんは秘めている役が多い印象ですし、おふたりとも、言葉にならない感情を表現することが達者ですよね。北村:ありがとうございます。『君の膵臓をたべたい』以降もそういう役が多かったんですよね。1回そこから脱した自分がいて、で、また帰ってきた感じがしているんです。僕は、やっぱり理央みたいな、無理していない役を演じるたびに、「お芝居って楽しいな」と思うんです。あとは、僕も学生時代は理央のように、親に対しても、友達に対しても、仕事においても、何かを伝えたりするのが苦手でした。逆に、伝えずに抱えている己にうぬぼれている感じもあったりして…(苦笑)。長らくそういうタイプだったので、そこはすごく似ているかなと思ってやっていました。浜辺:私も、今回、全然無理をしていないというか、不自然に感じるような部分がまったくなかったので、すごくやりやすかったです。本心を言うわけではないけど、伝えないといけないことはあって…という感じだったので、そこは丁寧に演じていました。女の子同士の友情のところでは、共感してもらえるように、リアルにできたらと思ってやっていました。それに私自身は、朱里として成長しながら青春を送ったという感じが強かったです。実際の生活ではあまり青春っぽいことをやってこなかったからこそ、この作品が青春だったのかなという気がしています。俳優の醍醐味「僕らしか味わえない感覚や感動があると思うので、やめられない」――おふたりとも、「お芝居が楽しい」という思いは共通かと思いますが、特に俳優として楽しさを感じるのは、どんな瞬間ですか?北村:いわば自分ではない自分をやるので、台詞があって、段取りがあって、テストがあって、本番となるわけですけど。たまに、台詞や芝居じゃない次元にいってしまうときがあるんです。本当にぽんぽん口から会話が出てくる感覚があって。子役のときから、ガッと入りこむとき、仕事ではない感覚になれるような瞬間は、本当に楽しいと思っています。浜辺:準備期間では悩むことも多いですし、つらいと思うことも同じくらい多いんですけど…それでも続けられるのは、本当にお芝居が楽しいからに尽きます。向いている、いないは別として、「私にはこの仕事しかないのかな」という気持ちで、いつもいるんです。北村:あと、映画が完成する場合だと、僕らしか味わえない感覚や感動があると思うので、やめられないですね。試写会が嫌いな人も多いんですけど、…美波ちゃん、苦手だよね?浜辺:はい(笑)。北村:僕は全然好きなんですよ。むしろ撮影中から「早く完成を観たい」と思うほうで。映画館という特別な空間で、自分たちをすごく俯瞰で観られると、新しい感覚になれるんです。すごく好きです。――浜辺さんは、試写でご覧になるのが苦手なんですか?浜辺:自分の演技どうこうより、感想をすぐに求められてしまうところが、ちょっと緊張してしまって苦手なんです(笑)。自分のツボなシーンだと笑ってしまいそうになるんですけど、笑うと目立ってしまうし、自分の作品なのに泣くのも恥ずかしいし…とかいろいろ思ってしまって。観ていて一番好きなのは、自分の名前が流れてくる瞬間です。「こんな風にできあがっていたんだ」と思うんですよね、好きですね。(text:赤山恭子/photo:Jumpei Yamada)■関連作品:思い、思われ、ふり、ふられ 2020年8月14日より全国にて公開Ⓒ2020映画「思い、思われ、ふり、ふられ」製作委員会©咲坂伊緒/集英社
2020年08月10日2020年8月4日、叶姉妹がInstagramを更新。フォロワーから寄せられた人生相談や質問に対する返答が話題になっています。質問に対する、叶恭子のき然とした返答Instagramでは、叶姉妹の姉・叶恭子さんに寄せられた質問と、それに対する返答を公開。その中から、2つをご紹介します。「ほかの人と比べて落ち込む」という人へフォロワーから寄せられた「ほかの人と比べて落ち込んでしまう」という悩み相談。それに対し、恭子さんは…。「その気持ちを続ける限りは、決して輝くことはできません」だったら反対に「あの方より私のほうが可愛いわ」と思っているのですか?美しい目の輝きや表情、チャーミングな笑顔や仕草は心から出てくるもの。造形だけが美しいと思っている方の心は、すでに負けているのです。そもそも、比べる必要などないのではないかとわたくしは思います。みなさん違うのだから。他人様のことを気にすることなく、ご自身だけの魅力を突き詰めてはいかがでしょうか。kano_sisters007ーより引用つい他人と比べて、勝手に落ち込んでしまったり、自信をなくしてしまったりすることはあります。しかし、どんなに誰かと比べても、別の人の人生を歩むことはできません。恭子さんの「みんな違うのだから、そもそも比べる必要はない」という言葉が心に刺さりますね。「何かを諦めたくなったことはあるか」と問われると…また、別のフォロワーから「恭子さんは、何かを諦めたくなったことはありますか?」といった質問も。自分が望むものがすべて手に入るほど、人生は甘くありません。誰しも、時に何かを諦めながら進んでいるでしょう。質問に対する、恭子さんの回答はというと…。「なにひとつありません。たとえ明日死んでも後悔なく生きておりますから。」わたくしの人生観の中に「なにかをあきらめる」という言葉は存在いたしません。あきらめるぐらいなのであれば最初からそれを考えませんし、手に入らないものをずっと欲しい欲しいと思うこともありません。でもそうでないことならば“ある程度察しながら、進化や可能性も秘めつつおいておく。”ということになると思いますね。kano_sisters007ーより引用「自分の人生で、何かを諦めるという言葉は存在しない」とバッサリ!恭子さんいわく、「手に入らないものをずっと望み続けることはやめ、これからの進化や可能性を想定しつつ置いておく」という手段をとるそうです。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 叶姉妹 kanosisters(@kano_sisters007)がシェアした投稿 - 2020年 8月月3日午後7時48分PDT前向きでたくましい恭子さんのアドバイスに、ネット上では心を動かされる人が続出。・さすがすぎる。もはや生き様がかっこいい。・どの言葉も深い…。つい他人と比べがちなので、気を付けたいと思います。・素晴らしい考え方だなぁ。このアドバイスを小学生の頃に知りたかった!目の前にある人生に、幸せを感じられるかどうかは自分次第です。ついネガティブな思考に陥った際は、こういった言葉を振り返り、心を穏やかに保ちたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月04日女優として数々の作品で活躍している深田恭子(ふかだ・きょうこ)さん。『深キョン』の愛称で親しまれ、高い演技力と美貌で人気を誇っています。そんな深田恭子さんの若い頃の写真や活躍ぶり、インスタグラムに投稿された現在の姿をご紹介します!深田恭子の若い頃は「イメージが違うけど美人」深田恭子さんは1996年に開催された『第21回 タレント・スカウト・キャラバン PURE GIRLオーディション』でグランプリを獲得し、芸能界デビュー。その時の写真がこちらです!深田恭子 1996年当時の深田恭子さんは中学生。今の面影がありながらも、やはり幼い印象を受けますね。翌年のドラマ『FiVE』(日本テレビ系)で女優デビューを果たした深田恭子さんは、難病により車椅子生活を強いられる少女を演じ、初々しい演技を披露。その後、『深キョン』の愛称で親しまれるようになり、かわいらしいビジュアルと演技力で女優として徐々に注目を集めるようになりました。そんな深田恭子さんの名を世間に知らしめた作品が、1998年放送のドラマ『神様、もう少しだけ』(フジテレビ系)です。同作では援助交際が原因でHIVに感染してしまった女子高生・叶野真生(かのう・まさき)役を演じ、インパクトの強い役柄もあって大きな注目を集めました。その時の深田恭子さんの姿がこちらです!深田恭子 1998年女子高生役とあって、深田恭子さんは制服姿。美しいおでこが見えるように前髪がスタイリングされており、今とは雰囲気が違う、クールでとがった印象を受けます。同作は、人気バンド『LUNA SEA』が主題歌を手掛けたことでも知られ、回が進むごとにどんどん話題に。初回から最終回までに、視聴率を10%以上も上げた伝説のドラマとして語り継がれています。以降も数々の作品に出演し、女優としてのキャリアを積んでいった深田恭子さん。その活躍ぶりが評価され、2001年に開催された『第24回 日本アカデミー賞』では映画『死者の学園祭』で新人俳優賞を受賞しています。こちらは20歳の誕生日パーティーに出席した深田恭子さんの写真。深田恭子 2002年この頃にはすっかり一流の女優として活躍しており、世間からは大きな期待の声が寄せられるようになっていました。今と昔では印象の異なる深田恭子さんですが、変わらないのはずっと魅力的だということですね。深田恭子が現在の画像をインスタに投稿!深田恭子さんは公式インスタグラムのアカウントを持っており、撮影オフショットやプライベート感あふれる写真をたびたび投稿しています。その中でも『いいね!』の数が多いショットをご紹介します!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 深田恭子(@kyokofukada_official)がシェアした投稿 - 2018年12月月28日午後4時30分PST View this post on Instagram 皆様7月をどの様にお過ごしですか今夜はいよいよ待ちに待った(私自身がでした)ドラマ、「ルパンの娘」の放送日です⏰朝から色々な番組に出演させて頂いていますLの一族という、伝説の泥棒一家のお話です本当は駄目だけど....皆様盗みたい物、手に入れたい物は何ですか❓‼️ #ストイックになりたいなぁ #鉄のメンタルが欲しいなぁ #今年は沢山浴衣着たいなぁ #お話しがずれてしまったぁ #ルパンの娘 #今夜22時スタート #フジテレビ #kyokofukada A post shared by 深田恭子 (@kyokofukada_official) on Jul 10, 2019 at 6:13pm PDT浴衣姿や、愛犬とのラブラブショットに多くのファンがメロメロに。また、かわいらしいイメージの強い深田恭子さんですが、特技や趣味が『サーフィン』であることを明かし、ファンを驚かせたこともあります。 View this post on Instagram やっぱりサーフィンが好き 落ち込みやでネガティブな私が波に乗るとまるで別人の様に海の中だけ限定アクティブ?に少しでもなれてる気がします♀️いつもこんな自分でいられたらいいのにな♥️でもなりたい自分てそもそもなんだろ 難しいですね #皆様はこれをしたら別人にって #ありますか #なりたい自分てありますか #意外とこういう話お聞けないから #こっそり教えてください #kyokofukada A post shared by 深田恭子 (@kyokofukada_official) on Nov 27, 2019 at 7:06pm PST投稿では「サーフィンをしている時だけ、アクティブな自分になれる」と語っており、心の底からサーフィンを楽しんでいることが伝わってきますね。また、まぶしい水着姿が公開されるたびに、その姿を絶賛するコメントが寄せられます。 View this post on Instagram いつも写真集の撮影をさせて頂く時は、どうしたら皆さんに喜んで頂けるかなと、考えて、悩んで、スタッフの皆さんと作っているので、全ての写真集に感慨はあるのですが、 20冊目という記念になる写真集を出させていただけることになり、ただただ有り難いです。大好きなハワイに行ってサーフィンをしたり、サップヨガをしたり、海に入ると、水を得た恭子になります(笑)東京では見ることのできないような、アクティブな姿を、撮って頂いたので、是非ご覧頂いて潮風や日差しを感じて頂けたら....今回は動画でも撮って頂けました #あぁまたすぐサーフィンしたい #この動画少し調子に乗っている私お恥ずかしいすみません #BluePalpitations #surfergirlacademy #mitoism #9/20発売 #kyokofukada A post shared by 深田恭子 (@kyokofukada_official) on Aug 30, 2018 at 7:33pm PDT View this post on Instagram お休みの日に久々にサーフィンしました♀️ 同じ波に師匠のお子様aquaも乗っていた✨この日の波....気持ち良かったなぁ...❣️ #SurferGirlAcademy #MitoKasuya #Reflection #11月2日発売 A post shared by 深田恭子 (@kyokofukada_official) on Oct 28, 2016 at 8:59pm PDT View this post on Instagram #サーフィンで痣だらけ #AKUA #ThisisMe #kyokofukada A post shared by 深田恭子 (@kyokofukada_official) on Jul 22, 2016 at 8:04pm PDT深田恭子さんは2020年8月現在37歳ですが、衰え知らずのかわいさで『奇跡のアラフォー』とも呼ばれています。さらに最近はインスタグラムだけでなく、動画アプリ『TikTok』のアカウントを開設。2020年7月10日には企画の予告動画を公開し、大きな話題になりました。深田恭子がついに『TikTok』を開設!「最高」「待ってました」のコメント相次ぐそして、同月27日にベッドの上でサーフィンをする様子を公開。こちらも好評となっています。深田恭子『TikTok』でビキニ姿公開!驚きの声が上がった理由は?これからも深田恭子さんには、華やかな活躍ぶりを見せてほしいですね!深田恭子 プロフィール生年月日:1982年11月2日出身地:東京都血液型:O型身長:1633所属事務所:ホリプロ1996年に『ホリプロタレントスカウトキャラバン PURE GIRLオーディション』に参加し、グランプリを受賞。1997年にドラマ『海峡』(NHK)やドラマ 『FiVE』(日本テレビ系)で女優デビューし、以降、多くのドラマや映画に出演する。その中でも1998年放送のドラマ『神様、もう少しだけ』(フジテレビ系)で演じたヒロイン役でブレイク。2001年には『第24回 日本アカデミー賞』新人俳優賞を受賞し、その後も多くのドラマや映画で主役やヒロインを演じている。深田恭子が結婚しない理由に「その気持ち、分かる」 ドラマやサーフィンの腕前が話題に[文・構成/grape編集部]
2020年08月03日女優の深田恭子(ふかだ・きょうこ)さんが、2020年7月27日に動画アプリ『TikTok』を更新。『夏休み動画企画』の第1弾として、ベッドの上でサーフィンをする様子を公開しています。深田恭子、水着姿で見事な波乗りを披露深田恭子さんは2020年7月10日に『TikTok』のアカウントを開設。予告動画を公開し、大きな話題になりました。深田恭子がついに『TikTok』を開設!「最高」「待ってました」のコメント相次ぐそしてついに、『おうちでサーフィン気分』と題した動画を公開!早くも人気になっています。@kyokofukada_officialおうちでサーフィン気分♀️空撮 @balisatoshi ##kyokofukada ##brandnewme ##キャンペーン##tiktok夏祭り♬ Satisfied #2 - Galantis,MAX深田恭子さんは動画内で、ベットの上で飛び跳ねたり、手で水を漕ぎ進む『パドリング』の真似をしたりなど無邪気な一面を見せます。その後、場面が変わってビキニ姿で本物の波に乗り、見事なライディングを披露。動画を見たファンは「かわいい」「サーフィン、上手!」と絶賛。セクシーな水着姿にも多くの反響が寄せられています。・ビキニ姿、たまりません…。最高!・サーフィン、うますぎでしょ。一緒に海に行きたい…。・ノリノリでかわいい。第2弾も待ちきれない!!多くのファンを魅了した深田恭子さん。次回はどんな動画を投稿してくれるのか、気になりますね![文・構成/grape編集部]
2020年07月27日昨年夏に放送された深田恭子主演ドラマ「ルパンの娘」の続編が、10月クールの木曜劇場枠にて放送決定。前作からキャストも続投することが分かった。「ルパンの娘」は、深田さん演じる代々泥棒一家“Lの一族”の娘・三雲華と、瀬戸康史演じる代々警察一家の息子・桜庭和馬との決して許されない恋愛を描いたラブコメディードラマ。華の家族には、両親役の渡部篤郎と小沢真珠をはじめ、栗原類、どんぐり、麿赤兒。和馬の家族には、藤岡弘、、信太昌之、マルシア。そして、華の幼なじみ役で大貫勇輔が出演。彼らは10月クール放送の本作にも引き続き出演する。前作で、運命的な出会いから恋に落ちたものの、全国指名手配されたため、永遠の別れを決意した華と和馬。しかし、最終回で尊の機転によって、Lの一族は死んだことになり、ついに結ばれた。今作では、彼らのその後を描いていく。夢にまで見た新婚生活を手に入れた2人。しかし、死んだことになっているため、あくまで事実婚。そして華と交際していた責任を取らされ、所轄に左遷されていた和馬。結婚は職場ではもちろん秘密で、独身と偽ることに。つつましくも幸せな生活を手に入れたのもつかの間、隣人のトラブルでピンチが訪れ、さらに華の兄・渉が大きな盗みのターゲットを発見し、“Lの一族”は本格的に再始動する…。「前作の終盤に、現場では“続編があったらいいですね”と話していましたので、それが現実となった驚きと喜び、そして何より皆さんと再会できるうれしさでいっぱいです」と続編制作を喜んだ深田さんは、「今回は事実婚ではありますが結婚していますので、前回とは違った純愛の形をお届けできたらいいなと思っています。新たな要素もたくさん加わって、“Lの一族”が帰ってまいりますので、是非楽しみにしていて下さい」とメッセージ。瀬戸さんは「チームワークも素晴らしかったですし、今までやったことのない本格的なアクションに生身で挑戦したり、踊ったり、歌ったり...。いろいろな意味で大好きな作品でしたし、役者人生でとても印象的な作品でした」と前作をふり返り、「『ルパンの娘』が帰ってくる!!!興奮しないわけがないです!“真面目に思いっきりふざける“をテーマに、さらにパワーアップした『ルパンの娘』を皆さんに届けたいと思います」と意気込んでいる。なお、監督は武内英樹、脚本は徳永友一と、前作から引き続きの担当となり、同じく主題歌も「サカナクション」の「モス」に決定している。第1話あらすじ“Lの一族”こと、泥棒を家業とする三雲家の面々は世間から姿をくらまし、華(深田恭子)の恋人、桜庭和馬(瀬戸康史)の家に身を寄せていた。だが、桜庭は警察一家。華の父・尊(渡部篤郎)が繰り返す盗みに、和馬の父・典和(信太昌之)は寝込んでしまう。さすがに尊も潮時と桜庭家から引き払うのを機に、華は和馬とオンボロアパートに移った。ようやく2人きりの静かな生活を手に入れたのもつかの間、華たちの隣人が警察に追われ、隣に住む華にも警察が聞き込みに来るというピンチが。その危機を救った尊は、豪華なマンションを2人に与える。しかし、マンションは尊たち三雲家の新居につながっていた。そんな折、華の兄・渉(栗原類)が大きな盗みのターゲットを発見し、“Lの一族”は本格的に再始動する――。木曜劇場「ルパンの娘」は10月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年07月23日女優の深田恭子(ふかだ・きょうこ)さんが、2020年7月10日に動画アプリ『TikTok』のアカウントを開設。ベッドの上で無邪気にはしゃぐ姿や、愛犬とたわむれる様子などを公開しています。深田恭子の『TikTok』に「待ってました!」深田恭子さんは、TikTokで近日公開予定の動画の予告映像を投稿。ポップな音楽に合わせ、ベッドの上で泳ぐまねをする深田恭子さんの姿が見られます。@kyokofukada_officialTikTok撮影の様子を一部公開します!動画は楽しみにお待ち下さい##Brandnewme♬ The Weekend - Funk Wav Remix - SZA & Calvin Harrisさらに愛犬とのスリーショットやセクシーなドレス姿で手を振る姿がおさめられており、「かわいすぎる」と話題に。・深キョンが『TikTok』!?かわいいの極み…。・待ってました!すぐにフォローした!!・めちゃくちゃかわいい。本編も楽しみだなぁ。今回の映像はほんの一部ということで、フルバージョンの公開が今から待ちきれません!深田恭子さんの魅力がふんだんに詰めこまれた『TikTok』に今後も注目ですね。深田恭子の今の彼氏は誰?インスタで見せる水着や衣装に「素敵すぎ…」の声[文・構成/grape編集部]
2020年07月10日第43回日本アカデミー賞で、長澤まさみは最優秀助演女優賞を受賞した。受賞コメントにて、長澤さんは、「まだ会ったことのない自分を目指して、これからも励んでいきたいと思います」と誠実に語った。その言葉から半年も経たぬうちに、彼女は有言実行した姿をスクリーンに映し出すことになる。気高く・強く・美しい楊端和(『キングダム』)から一変、最新主演映画『MOTHER マザー』で、長澤さんは瞳を濁らせ、気性の激しい、息子への歪んだ愛を心に宿したシングルマザー・秋子になった。「『MOTHER マザー』に関しては、秋子のような役を周りの人がやらせたかったんじゃないのかな?って、ちょっとだけ思ったりもしました。ある意味で、秋子のようなイメージのない私が、この役をやることの意外性みたいなものもあるのかもしれないな、って」と、長澤さんは新たな役どころについて反芻する。周りも本人も見たことのないキャラクターを、確かに作り上げた手ごたえを感じながら。「演じていて面白いかどうかもわからない」けど、魅力を放つキャラクターを演じて仕事もせず、その日暮らしで、周囲のすねをかじって生きる母親――にわかに理解し難い秋子というキャラクターを演じる上で、長澤さんは、これまでとは異なる準備期間の過ごし方をしていたという。「実は、秋子を演じる前まで、明るい役や強い役が続いたりしていたんです。ワッと感情的な雰囲気を持つ役が多かったので、1度払拭したい思いがありました。それに、お芝居をするときは、いつも自分の感情が巻きついている感じがしていて」。「秋子になるためにはダラッとした生活感が見えるといいなと思って、撮影に入る前までは、家でテレビを観ながら、お菓子を食べながら、すごくダラダラした生活をするようにしていました。撮影の前の日とかは、ちょっとむくむような物を食べたりとかして。ふしだらに見えたらいいなと思ったんですよね(笑)。小さい積み重ねかもしれないですけど、そのダラダラの時間を持てたことが、振り返ってもよかったです。纏う空気感は、自分の意識していないところについている気がするので」。たびたび見せるうすら笑いも、急に怒鳴りつける情緒不安定さも、何を考えているのか・考えていないかのすら読めない秋子の心情を、細かく巧みに掬い取るような演技は、物語のトーンを作り出し、居心地の悪さまで漂わせる。およそ俳優冥利に尽きる役とも言えそうだが、本人は「演じていて面白いのかどうかも…ちょっとわからないですね」と苦笑。「こんな人、だって嫌いだもん(笑)。全然好きになれないですよ、秋子なんか。正当化もしたくないし、認めたくないです」と吐露した。好感も共感も抱けない役柄ではあるものの、遼(阿部サダヲ)、宇治田(皆川猿時)、赤川(仲野太賀)と、男たちは次々と秋子に陥落していく。外見や中身の美しさではない、得も言われぬ魅力に虜になる様子は実に本能的であり、本作のキャッチコピーにも踊る、「聖母か、怪物か」という秋子の不思議な二面性を醸す。「秋子は天性の人たらし、みたいな感じなのかな。ある意味、裏のマドンナと言ったら変だけど、闇のマドンナなんですかね(笑)?何が魅力なのかはわからないけど、魅力がある人って、いますよね。例えば、男の子にすごく人気な女の子を見ていると、愛らしいとも天真爛漫とも違う…言葉で形容するのが難しい、言動やたたずまいの魅力を思う瞬間があるんです。秋子はそれに当てはまるんじゃないかな、人の心が動くってそういうところなのかな、と思いました。秋子の息子・周平(奥平大兼)目線だけだったら、ここまで物語に興味を持てなかったのかもしれないですし、だから『MOTHER マザー』自体も映画になったのかな、と思うんです」。「母性はすごく強いタイプ」長澤さんの持つ母親像とは本作では、秋子と子どもたちに寄り添い、手を差し伸べようとする児童相談所の職員・亜矢役で夏帆が出演している。長澤さん&夏帆さんと言えば、2015年の『海街diary』で愛おしい姉妹役として共演していた。180度異なるような役柄での再共演について話を振ると、長澤さんは、ぐっと目じりを下げうれしそうに微笑む。「私、若いときに同世代の女優さんとあまり共演する機会がなかったので、同期というか同志のような人がいないんですけど、大人になって、それこそ『海街』ぐらいから増えていったというか。同世代と言ってしまうと、夏帆ちゃんのほうが年齢が下なので申し訳ないけど(笑)」。「けど、やっぱり夏帆ちゃんは気の置けない人だし、とても尊敬している女優さんなので、そうした信頼関係がある人と、もう一度共演できることがあまりないから、すごくありがたいことだなと思いました。再共演って“割と恥ずかしいものなのかな?”と思っていたんですけど、そんなこともなくて。すごく安心感と信頼感があったので、本当に感謝しています」。最後に、本作で演じた母親という立場について、秋子を通して長澤さんの持つ母親像に変化があったかを尋ねた。「“こういう母親になりたいな”と思う明確なものができたというわけではなく、親もやっぱり初めて親になるわけだから、迷いながらでいいんだろうし、失敗しないのが親ではない、と感じました。お互い一緒に学んでいくのが親子だと思うというか。子どもが初めてすることは、親も初めてだと思うから」。そう語った後、長澤さんはふっと力を抜き、やわらかな表情になった。「私、もともと母性が強いタイプだと思うんですよね。人の世話するのも結構好きなので、母親役自体はすごく好きなんです。それに、子どもが生まれることは、やっぱり奇跡なんだなと思いました」。(text:赤山恭子/photo:You Ishii)■関連作品:MOTHER マザー 2020年7月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2020「MOTHER」製作委員会
2020年06月29日女優の深田恭子(ふかだ・きょうこ)さんが、2020年5月13日に更新された雑誌『週刊プレイボーイ』の公式ツイッターに登場。『史上最高のBODY』を披露し、ファンを喜ばせています。深田恭子の美ボディショットに悶絶!この日は、深田恭子さんの2年ぶりとなる写真集『Brand new me』の発売日。同アカウントは写真集の宣伝とともに、オフショット4枚を公開しています。 #深田恭子 写真集『Brand new me』遂に5/13、発売日を迎えました✨“史上最高のBODY”をハワイの空の下でたっぷりと✨既に重版も決定している深キョン21冊目の写真集です☀️是非あなた様もご覧ください❗️Amazon: 楽天: pic.twitter.com/ukArL3PN3O — 週プレ@グラビア (@shupure) May 13, 2020 1枚目では露出度高めなビキニ姿で、いつにも増してセクシーな雰囲気を漂わせた深田恭子さん。ハワイの青空の下でアンニュイな表情を浮かべ、カメラを見つめています。さらにボーダー柄の水着姿や、サーフボートを抱えた健康的な決めたショットも公開。投稿を見たファンからは「色っぽすぎる」「鼻血出そう」と絶賛のコメントが寄せられています。・素晴らしい身体!最高です!!・さらに色気が増した!?何歳になってもかわいすぎる!・どんどん魅力的になってる…。写真集、絶対買います!!今回の写真集を出版するにあたって深田恭子さんは、カリスマボディメイクトレーナー・樫木裕実(かしき・ひろみ)さん監修のもと、トレーニングに励んだそうです。そんなプロ根性が感じられる深田恭子さんは、これからも多くのファンを魅了してくれそうですね!深田恭子が結婚しない理由に「その気持ち、分かる」ドラマやサーフィンの腕前が話題に[文・構成/grape編集部]
2020年05月15日女優の深田恭子(ふかだ・きょうこ)さんが、2020年4月26日に自身のインスタグラムを更新。母が手作りしてくれたというマスク姿を公開し、多くの反響が寄せられています。深田恭子、マスク姿でコロナ終息を祈るこの日、深田恭子さんは『母の手作りマスク』をつけた自撮りショットを、2枚続けて投稿しています。 View this post on Instagram A post shared by 深田恭子 (@kyokofukada_official) on Apr 25, 2020 at 8:58pm PDT※画像上の矢印をクリックすると、ほかの写真も見ることができます。ファンにはたまらない、プライベート感満載のレアショットですね!母の愛情がこもった手作りマスクには花のイラストがプリントされており、深田恭子さんの優しい雰囲気によく合っています。深田恭子さんは、新型コロナウイルス感染症の影響で生活の変化に戸惑うファンへ「この現状が収束することと、みなさまのお身体と心の健康を願っております」とコメント。投稿を見たファンからは「元気出た」「ありがとう」といった感謝の言葉が続出しています。・お顔が見れて嬉しいです!おかげさまで元気をもらえました。・スッピンですか!?マスク姿でも美しい!・お母さまの手作りマスク、素敵です!恭子さんもくれぐれもご自愛くださいね。今回、多くのファンの心を癒した深田恭子さんは、このほかにもたくさんの写真をインスタグラムに投稿しています。気になった人はぜひチェックしてみてくださいね。深田恭子が多部未華子・永野芽郁との『3姉妹ショット』を公開!「もしかしてホロ酔い?」との声も深田恭子が『あの俳優』とサンタコス写真に「最高!」「美人すぎる」[文・構成/grape編集部]
2020年04月27日女優の深田恭子(ふかだ・きょうこ)さんが、2020年3月31日放送のバラエティ番組『ザ!世界仰天ニュース 4時間SP』(日本テレビ系)に出演。驚くべき失敗談を語り、話題になりました。深田恭子の失敗談に仰天!深田恭子さんはこの日の放送で、自身に関するさまざまなことを明かしています。まず、同番組が20年目に突入したことから「20年前は何をしていた?」と聞かれた深田恭子さんは「高校に行きながら一生懸命に働いていた」と回答。また、『とっておきの1枚』と題し過去の写真を公開する企画では、6歳の時のかわいらしい姿を披露するなど番組を盛り上げました。その後、深田恭子さんは『一生忘れられない!私の仰天事件』というテーマで話を振られると「そんなに仰天ではないんですけど…」と前置きし、話し始めます。よくやってしまう失敗なんですけど、あんまりいろんなことをいっぺんにできないんですよ。ペットボトルを例えば飲もうとしている時に、誰かにいきなり話しかけられると手は止められないから、そのまんまグワーっとこう…。ザ!世界仰天ニュースーより引用飲み物を飲んでいる時に話しかけられても、すぐに対応できないという深田恭子さん。ペットボトルから水がこぼれ、上半身がびしょびしょになってしまったそうです。しかも、この時に着ていた服は衣装だったそうで、乾かすために周囲の人を待たせてしまったのだとか。深田恭子さんの『天然』ともいえるこの行動に、共演者は「えー!?」と驚きを隠せない様子でした。視聴者からも、同様に驚きの声が上がっています。・深田恭子っておっとりしてそうと思ってたけど、そこまでとは…。・そんなところもかわいい。・深田恭子さんのこと、もっと好きになった。そんな深田恭子さんは仕事はもちろん、プライベートもたびたび注目されます。その独特な考え方や、意外な一面について詳しく知りたい人は、こちらの記事もあわせてご覧ください。深田恭子が結婚しない理由に「その気持ち、分かる」ドラマやサーフィンの腕前が話題に[文・構成/grape編集部]
2020年04月06日女優の深田恭子が、18日より全国で放送されるニチレイフーズの冷凍食品「極上ヒレかつ」の新CM「あげません」篇に出演。エプロン姿でとんかつ店の看板娘役を演じている。同CMは、レンジでチンするだけで極上のヒレかつが食べられる時代になったことを宣言する内容。とんかつ店の看板娘役の深田は、“極上ヒレかつ”を注文した男性客に対し「あげません」と返答し、驚く男性客に「うちではもう、あげません」とさらに迫る。次のシーンでは電子レンジが現れ、揚げずにチンする”極上ヒレかつ”が登場。最後には、カメラ目線で「あげません」とちょっぴりツンとした深田も、”極上ヒレかつ”を一口食べると思わず笑顔に。普段の穏やかなイメージとは違う、少しツンデレな深田に注目だ。看板娘役に挑戦した深田は、白いエプロンを腰に巻き、ピンクのリボンで結んだポニーテール姿で登場。その姿に、スタッフからは思わず「かわいい~!」との声が上がった。撮影となると一転、監督からの指示を真剣な表情で聞く深田。商品がより美味しく見える角度を探し何度もチャレンジしていた。撮影後、深田は「とんかつと言えばロケ弁とかで食べることが多いのですが、あんなにサクサクしたとんかつは初めて食べました! すごく美味しく撮影をすることができました」とコメント。今回はとんかつ屋の看板娘役だったが、「もし女優業をやっていなかったら何の仕事をしてみたいですか?」と聞かれると、「水泳をやっていた時は選手コースだったりもして、小さいころから泳ぐことが好きなので、イルカの調教師になりたいです」と答えた。また、自身のゲン担ぎいついて、「大切な撮影の前と後は何か予定を入れてしまうと不謹慎な気がして、なるべくスケジュールを空けて気持ちを作って、早く寝たり、人と会わないようにしています。そして、撮影がうまくいったら予定を入れることにしています。その方が神様が助けてくれるんじゃないかと思っています」と明かした。
2020年03月18日女優の深田恭子が、17日より全国で放送される「キリン 午後の紅茶」の新TVCM「きっと幸せは、さわれるくらい、そばにある。幸せの紅茶。」篇で、ピアノ演奏を披露。CM楽曲には、そばにある「幸せ」をテーマにRADWIMPSの野田洋次郎が書き下ろした新曲「猫じゃらし」を採用している。同CMは、家族や友人など大切な人と過ごす日常の中の様々な「幸せ」の瞬間を描いたもの。幼い頃からピアノが好きという深田は、今回のCM楽曲を学校の音楽室にてピアノで演奏。演奏中の深田の「幸せ」な瞬間を切り取った表情に注目だ。また同日より、「キリン 午後の紅茶 ザ・マイスターズ」シリーズの新TVCM「ザ・マイスターズ 深田恭子 ミルクティーリニューアル&オレンジティー新登場」篇も公開。森の小さなコテージで、スケジュールに縛られず自由な時間の「幸せ」を楽しむ深田の休息のひと時が描かれている。深田は「CM撮影当日は、野田さんが作曲された譜面を頂いて演奏させて頂きましたが、ここから野田さんのどんな詞がのるのか、どんなCMになるのかを楽しみにしながら撮影させて頂きました」と撮影を振り返り、「野田さんが書き下ろしてくださった『触れるくらいの幸せ 抱っこして 背負えるくらいの悲しみおんぶして』という歌詞にホッとしたような優しさを感じ、『幸せ』で優しさのあるCMになっているのではないかと思います」と魅力をアピール。野田は「人間の『慣れる』力はすごいです。良いも悪いも。少しのキッカケでいつも通りの朝ごはんや、『おかえり』の声や、家までの帰り道が愛しく大事に思えたりします。この世界で楽しく生きるコツは、もしかしたら大それたことではなく、その小さな喜びに気づく才能なのかもしれません。あともう一つ、毎日一緒に過ごす『自分』という存在も、いつの間にか僕たちは知った気になって生きていることがあります。自分さえ知らない自分が、まだまだ隠れているかもしれません。そんな想いで作りました」と楽曲に込めた思いを明かし、「現在RADWIMPSのメンバーと一緒にバンドバージョンも作っています。そちらも楽しみにしていてもらえると嬉しいです」とコメントしている。
2020年03月16日俳優・綾野剛にとって、肉体、心、持ちうるものすべてを投じて作品に臨むことは「当たり前」なのだろう。アスリートのごとく、堅実に役に打ち込む姿を現場で目にする機会が観客にはなくとも、物語内の一挙手一投足で「綾野剛」ではなく「その人物」がさも存在しているかのように受け止められる。ゆえに、役を生きるための途方もない努力も想像に難くない。多くの俳優賞を受賞してきた綾野剛「こういうときこそ自分を褒めなきゃいけない」綾野さんが役者を始めたのは21歳の頃。2013年、『横道世之介』、『夏の終り』で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したのを皮切りに、翌年から続けざまに様々な映画賞、ドラマ賞において、その名が散見されるようになった。まもなく行われる第43回日本アカデミー賞においても、『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』で優秀助演男優賞を受賞し、最優秀賞受賞の期待もかかる。綾野さんにとって、賞はうれしい?取るに足らない?それとも――。「賞は、どこまでも他力で決まるんです。だから、アスリートみたいに自力で勝ち取る一等賞ではない。どれほど自分じゃない誰かに、その人物が焼きつき共鳴したか、でしかないのかなと思っています。評価をされることは素直に喜ぶべきことだし、つべこべ言って自分を過小評価するのではなく、ちゃんと、こういうときこそ自分を褒めなきゃいけないし、肯定しなきゃいけないですよね。今日までやってきたことは、ある一片では正しかったし、その姿勢が現場を越えてたくさんの人に届いたんだ、と。言い方を変えれば“日本映画を盛り上げてください”というエールだと思っているので」。「日本映画を盛り上げ」という言葉をひときわはっきりと発した綾野さんは、一言、一言、言葉を置くように丁寧に続ける。「あくまで僕の主観ですけれど、世の中、自分自身を肯定するということさえも潔癖になっていないかな、と。もっともっと自分を褒めてあげようよ。そして、自分で自分を褒められなくても、周りがあなたのことをちゃんと評価してくれている、褒めてくれていることも素直に受け止めようよ、って」。自分に向けていた言葉が、いつしかいまを生きる人たちへの優しいメッセージに変わっていた。「もっと自分たちを称えていいと思うんです。もっと自分に優しく。そうじゃないと、自分じゃない誰かを優しくすることなんて…」と綾野さんは話し、ふと目線を上げ「そうですよね」と穏健に反芻した。“綾野剛”が自分を甘やかしてあげるときはある?40代に向けて…綾野さんにとって演じることは、「生活をするためのものではなく、生活なんです。呼吸するのと変わらないんです」と定義する。そして、過去を見つめ、「自分を救ってくれたのは、唯一、映画、役者であることだった気がします」と希望を見出したことを吐露。「救ってもらったから何かをするわけではなく、応えたいという気持ちは、とっくに超えちゃっている感覚があります。救ってもらうために、最早、映画をやっていないんです」と。1月に38歳を迎えたばかりだが、40代に向けて、綾野さんはどんな進化をしていくのか。意外なリアクションが返ってきた。「…どんどん腰が重くなっていくじゃないですか(苦笑)。人並みに重さはあるんですよね。いまは芝居は40(歳)と、自分の中でなんとなく見据えています。のらりくらりやっていたらバレるから、絶対にやりたくないんです。バレたときには、作品にひどいダメージを自分は与えてしまう。それこそ、本末転倒だから」。「だから、まずは40までに何ができるか。ずっと役者を続けていくためには、鮮度がいい状態でいたい。鮮度を高めるためには、自分の鍛錬ももっと必要だし、新しいもの、美しいものをもっと見て、知らない世界に飛び込む勇気も持たなきゃいけない。40になったときに“役者を続けよう”と思える自分が、21で役者を始めたときのように、もう1回始め直したいんです。30になったときも始め直した。厳しいかもしれないですけど、そう向き合っていますね」。演じることへの強い責任とこだわり、最上の作品を届けるために惜しみなく捧げてきた覚悟が、いくつもの高いハードルを超えてきた。おしなべてストイックな綾野さんだからこそ、ふと疑問が浮かぶ。「自分を甘やかしてあげるときは、あるんですか?」。綾野さんは小さく「おっ」と口をすぼめた後、予想もつかないチャーミングな返答を。「ありますよ!昨日は、ジャイアントカプリコ、ふたつ食べました。甘やかしたね~(笑)。ずいぶん食べていなかったんですけど、イチゴ味がダントツに好きなんですよ。もはや1個で収まらないところが甘やかしですよね。大人は、そこで止まりますからね。2個いっちゃった、っていう。最後は、惰性で押し込みました(笑)」。真面目なトーンのインタビューが続く中、サービス精神にあふれた綾野さんによる究極の「甘やかし」回答で、一気に取材場のムードもほどけていった。子どものように無邪気にはしゃげる姿も、綾野剛の魅力の一片、と記したい。渾身作『影裏』を2020年に投下するのは「とても意義のあること」綾野さんの最新主演作は、松田龍平さんと初共演を果たした映画『影裏』。『ハゲタカ』や『3月のライオン』で知られる大友啓史監督が、熱いラブコールを寄せ、『るろうに剣心』以来のタッグが実現した。第157回芥川賞を受賞した沼田真佑氏の小説をもとに映画化された本作では、綾野さん演じる主人公・今野秋一が、転勤で移り住んだ盛岡にて、日浅(松田さん)と出会い、心を通わせ、やがて彼の光と影に直面する日常が描かれる。松田さんとの共演について、「僕が役者を始めた頃には、龍平はとっくに始めていて、ずっと観てきていました。理屈のない安心感があったというか。彼とだったら、むしろ今(の共演)で本当によかったと思います」と、振り返った綾野さん。松田さんの存在は「稀人だなと思う」と、つぶやいた。「彼の表情には情報過多が一切なく、サービスもなく、どんなことを考えているのかを、こちらがどんどん知りたくなる。その先を何も推測できない果てしなさが、やっぱりある。表情で訴えかけてくるというより、こう…佇まいや機微みたいなものが僕たちの琴線に触れてくるわけで。日本でも本当に、そういった表現をできる数少ない役者のひとりだと思います」。物語では日浅にリードされるよう、今野が少しずつ心をほどいていく。職場でのたわいもないやり取り、何度も酌み交わす家での酒、ときに川釣りへ、喫茶店へ、薄暗い映画館へと繰り出しては、ふたりの蜜月が紡がれる。観客は、今野が日浅に対して募らせる想いに気づかされ、他方で日浅の瞳の奥が捉えられないほど深いことにヒヤリとする。やがて、ある一夜が訪れる。「日浅に踏み込んで、今野のマイノリティーな部分がグッと出るシーン、ありますよね。今野は、心のひだの数がすごく多かった。そのひだを楯に日浅に飛び込んだ姿勢は、もちろん求めたい思いもあるけども、彼の存在が確かであることを証明したかったように思えるんです。今までにない圧倒的な距離の近さに、瞬間的に心を奪われてしまう感覚っていうか。彼は、確かにそこに存在しているんだという自負を持ちたかった。龍平が持つムードや資質が、あの急な行動を成立させたのかなと思っています」。『影裏』とともに、2019年に出演した『楽園』、『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』の3作品を、それまでの5年間で取り組んできた方法論を全て捨てて、大変化を遂げた「3部作」であると、綾野さん自身が表現している。『影裏』については、格別、「渾身の一作」と言い切った。「僕は『影裏』を国際映画だと思って向き合っていました。フィクションではありますが、起こっていることはノンフィクションなわけで、現実にあったことも描いています。だからこそ、…その何百万、何千万というたくさんの人たちのひだの一片に過ぎないけど、その一片の人が感じたあの事実を、世界に届けなきゃいけない、という思いでした。今、龍平と渾身の『影裏』を、大友啓史監督という圧倒的な強者と共に投下する。それが2020年、オリンピックイヤーであることは、とても意義のあることだと思います」。「我々はいつだって裸足で走っている」とも綾野さんは言った。痛みを伴いながら、ボロボロになりながら、素足で走った果てに完成した作品が、輝かないわけがない。気づけば、私たちはスクリーンの彼にくぎ付けになり、その魅力に何度だって心地よく堕ちていくのだ。(text:赤山恭子/photo:You Ishii)■関連作品:影裏 2020年2月14日より全国にて公開©2020「影裏」製作委員会
2020年02月14日高橋一生と蒼井優、意外なようで、何だかしっくりくる取り合わせだったりもする。ともに10代から俳優としての道を歩き、多くの作品で経験を積み、30代の今、磨き上げた演技力が彼らの強い脚力になっている。ふたりは男と女であるし、築いてきたキャリアの彩りも異なる。けれど、誰にも似つかない存在感で柔らかな光を放ち、気づけば魅力の渦に落とされるような面こそ、共通するところかもしれない。高橋さんと蒼井さんが19年ぶりに本格的な映画共演となった『ロマンスドール』は、タナダユキの小説を、タナダ自身が脚本・監督として作り上げた1作で、ふたりは初の夫婦役となった。一目惚れをして結婚した園子(蒼井優)と幸せな日常を過ごしながらも、後ろめたい気持ちから、自分がラブドール職人であることを隠し続けている哲雄(高橋一生)。哲雄が仕事にのめり込むにつれ、園子とはセックスレスになっていく。いよいよ夫婦の危機が訪れそうになったとき、園子から、ある秘密を打ち明けられるのだが…。痺れるような会話劇、一転、会話のない肉体を通してのやり取りが、作品の色となり薄いヴェールに包まれたような世界観を染め上げていく。まるで「玄人技」とも呼びたくなる見事な演技のハーモニーについて告げれば、高橋さんと蒼井さんは、「ありがたいですね」、「うれしいですね」と小鳥のように囁き合って微笑んだ。互いだからこそ引き出し合い、預け合えたと語る、胸に迫る芝居について聞いた。『ロマンスドール』はファンタジー要素もあり、ものすごく残酷な部分もある――即決に近い形で出演を決められたそうですが、タナダ監督の作品の魅力について、どう感じていますか?高橋:ファンタジーであっても結構肉薄というか、タナダさんの冷静な目線みたいなものが、映画そのものにすごく効いているところが魅力だと感じています。人生って、急にファンタジーっぽくなったりもする。そんなファンタジー要素もありつつ、非常にシニカルだったり、ものすごく残酷な部分もあったりして。そのバランスが、僕らが生きていて何かを感じてしまうときに、限りなく近いんじゃないかなと思っています。蒼井:私は、仕事をやっている上で、タナダさんという存在がすごく大きくて。もし、タナダさんの名前を伏せていたとしてもわかるぐらい、安心できる台本だと思っています。勝手にですけど…、感性が似ていると思っているので「タナダさんといつかお仕事できるかもしれない」という希望が自分の中にあったりしました。自分の地元があるみたいな感じ、とでもいうのかな(笑)。高橋:地元ね(笑)。蒼井:地元ほど、いつでも帰れるわけではないですし、緊張はしますけど、タナダさんと組むと、後天的ではなく、先天的な感覚でお仕事ができるんです。「そうそう、私はこういうことで照れるんだ」とか、「こういうことに、はにかむんだ」とかを思い出させてくれる場所で、「ここは頑張らなきゃ」とか、「ここはこれでいいんだ、この世界は」みたいなことではなく、居させてくれる現場なんです。だから、すごく大きな存在です。タナダさんの作品は心強いんですよね。「やっぱり優ちゃんとでないと出せない」「すごくいい体験、いい時間」――信頼感のある台本の上、さらにおふたりが真ん中に立っていると、鬼に金棒感もあります。お互いだからこそ到達できたようなシーン、演技の瞬間はありましたか?高橋:園子と哲雄が会話する食卓のシーンです。よく芝居はキャッチボールと言いますが、ジャグリングだと思いました。会話という球をテーブルの上で投げ合うと同時に、テーブルの下で違う球を何個も投げ合っているような。「この感じは、やっぱり優ちゃんとでないと出せないな」と思いました。お芝居という会話の中で、台詞を言ったから相手が台詞を返す、という次元ではないんです。優ちゃんとだと、いくつもの球が同時に飛んでいる。そういうことは、今こうやって僕らが会話をしていてもあることだと思います。作品によっては、わかりやすくするために、ひとつの球を受けて返すということも必要になると思います。けれど、この作品では多くの球を同時に渡していくことを許してもらえる感覚でしたし、それはかなり高度なことだと僕は思っていて。本当に、優ちゃんとでないと成立しなかったんじゃないかと思います。蒼井:ありがとうございます。私から言えば、台詞を覚えてさえいれば、何かを自分でやらなくても、自然とその台詞に行き着く安心感がありました。「この台詞の後は、私はこう言うんだ」とかがないから、カメラの前で、本当に呼吸をさせてもらっていた感じでした。息を詰めたり、鼓動が速くなったりが映らないことをきちんと体感しながら、ワンカット、ワンカット積み重ねることができたからこそ、すごくいい映画『ロマンスドール』ができたのかな…、うれしい、というのが正直な気持ちです。もちろん自分の芝居に関しては、反省点もいっぱいありますけど、すごくいい体験、いい時間を過ごさせてもらったなと思っているんです。――「いくつもの球」が飛び交い、呼吸しながら演技ができたという本作なので、台本に載っている言葉や物語以上のものが、完成作には詰まっていると言えそうですね。高橋:実は僕、台本は完璧には覚えていないんです。蒼井:そうそう。台本にしがみつかなかったです。高橋:たとえ台詞が一行が抜けてしまっていても会話できたんです。なんだか不思議でした。後でタナダさんに、「台詞2個抜けてた。もしかしたら、これいらないかもね」と言われたりもして。そんなことが何回かあったでしょうか。言われた僕も「あっ、そう言えばそうだ」と思うぐらい。結局、合間が抜けても成立してしまうほどの空気感だったんです。普通だったら構築していかなくてはいけないものがあるし、順番もあるけれど、お互いに会話を受け取っているから、そうなれたのかもしれないです。蒼井:そう、受け取っているからですね。お互いが違和感を覚えて、「一生くん、セリフ抜けてたよ」みたいなことじゃなく、お互い気づかずに普通に会話を積み重ねたりして。高橋:そう。そのような会話や呼吸が、どれだけ現場で重要視されていて、どれだけそれが自然にできたか、ということだったと思います。高橋一生&蒼井優が思う「理想の現場」――キャリアの長いおふたりに、ご自身が思う「いい現場」について伺いたく。特に『ロマンスドール』はそういう現場だったのかもしれなませんが、いい演技ができたりする環境について、理想を教えていただきたいです。高橋:僕は「俳優部」として捉えてくれているスタッフの方々がいる現場って、結構好きかもしれません。「俳優さん」というふうに捉えられると、柔らかいんですけど、意外と気持ち悪くなってしまうというか。俳優部は俳優部、演出部は演出部という部でちゃんと分けられていて、それが合致して作品を作っていくことを感じられる方々がいる現場は、すごく素敵な現場だなと、常々思っています。蒼井:私も同じです。演出部、美術部、とかと同じように俳優部、と。映画は、監督がいて、その周りの全員がスタッフみたいな形で、監督が撮りたいものをみんなでどう作っていくかというものだと思うんです。私が一番好きな形は、だからこそ、部の壁がなくなって、手伝えるところは手伝い合えるのがすごく好きで。塚本(晋也)監督の現場とかが、そうで。高橋:そうなんだ。――『斬、』では蒼井さんや池松壮亮さんら俳優部の皆さんが、ほかの部と一緒に動いていたと聞きました。蒼井:本当に、そうでした。ものづくりの美しさを全部見せられた、と思いました。撮影の確認とかをやっている間にダラダラ休憩したり、コーヒーを飲んだりしているわけじゃなくて、この現場にとって誰かが楽になることをずっとみんなが考えて動いている、素敵な現場だったんです。高橋:思いやりがある現場がいいですね。蒼井:そうですよね。気遣うとか、気を遣うとかじゃなくて、思いやりのある現場が理想です。(text:赤山恭子/photo:Madoka Shibazaki)■関連作品:ロマンスドール 2020年1月24日より全国にて公開©2019「ロマンスドール」製作委員会
2020年01月24日インタビューが行われたのは2019年の年の瀬。その年は、宮沢氷魚にとって間違いなく駆け抜けた、そして飛躍した1年だった。「コウノドリ」第2シリーズで俳優の門をたたいてまだ3年弱というのに、2019年はドラマ3本、映画1本、舞台1本と切れ目なく出演を続け、実績を積み上げたのだから。変化の2019年「この場にいていいのかな」から「今なら自信を持ってその場にいられる」「2018年の夏くらいから、ずっと何かが入っている状態で、振り返る余裕もないまま次が始まって、終わって、また次が、となっています。正直、2019年の一番最初の頃と、今とでは全然違うと思うんですけど、どこがどう変わったかとかは、いまいちまだわからないんです。何か大きく“ひとつの出来事があったから変わった”とかではないので。ひとつ、ひとつ、作品が終わっていくと自信がつくというか。ちょっとずつ、無意識なんですけどね」。一息で言い終えた後、宮沢さんは、「うまく説明できなくて申し訳ないんですけど」と前置きしてから、こう続けた。「こうして取材を受けたりして、スチールのときに特に感じたりもします。その場にズシッと自分の体があって、100%でいる感じがするというか。今までもそのつもりでいたんですけど、思い返してみると、どこかフワフワしていたような、“この場にいていいのかな”みたいな感覚が、どこかにあったみたいで。今なら自信を持ってその場にいられるから、そう思うのかもしれません」。冷静に自身を分析する宮沢さんは、常に穏やかなトーンで話し続ける。身長184cm、「MEN’S NON-NO」専属モデルという人目を引くプロポーション、透明感にあふれるたたずまいも彼の大きな持ち味だ。しかし、それ以上に、自分を過小評価も過大評価もしない真っすぐに生きているスタイルが、多くのライバルがいる若手俳優群の中でも注目を集める存在となっているのだろう。独特の魅力を放つ源泉を探りたくなる。「自分ひとりだけの考え方、生き方、物の感じ方だと、たぶん限界があると思うんです。僕は周りの人たちからいろいろ刺激を受けています。けど、それに流されてはいけないと思っていて、自分という人間を持ったまま、刺激を受けてどんどん自分に着せていくことが大事だと考えています。流されてしまうと自分ではなくなっちゃうし、その人の分身になってしまうから。けど、人から受ける影響は、いいことも悪いことも、すごく素敵だと思います」。「誰かのコピーにはなりたくないんですね」と確認すると、「そうですね、はい。それはよくないですよね」と、変わらず穏やかな口ぶりながら、はっきりとうなずいた。「偏見・差別を受けたこともあります」宮沢さんが語る『his』の役作り宮沢さんが映画初主演を飾った『his』が間もなく公開を迎える。宮沢さんは、8年たっても忘れられない初恋相手・日比野渚(藤原季節)の想いを胸に、周囲にゲイだと知られることを恐れ、東京から離れて、ひとり田舎に住まう井川迅を演じた。「同性愛の美しいところも描いていれば、そうではない醜いところ、苦しいところ、つらいところもすべて見せている作品です。実際の現代社会がLGBTQをどう見ているのか、偏見・差別もきちんと描いているので」と宮沢さんが説明する通り、男性同士の純愛を軸に置いている本作だが、「POPなBL」系統とは一味も二味も違う仕上がりだ。現代のLGBTQについて、田舎で生活することについて、夫婦間の価値観のズレのもの悲しさなどを通して、生きること、人と関わることという根底のテーマが照らし出される。華やかな世界に身を置く宮沢さんと、差別を恐れる迅は、一見まったく共通点がないように見える。伝えると、彼は小さく首を振った。「僕はアメリカ生まれで、向こうの血が4分の1入っているので、小さい頃偏見・差別を受けたこともあります。日本にいても、日本人扱いをされないときもあるから、いまいち居場所が見つからなかった。“向こうに行けば居場所があるかな”と思ってアメリカ留学したときも、ローカルの人とはまた別の“日本人”という見られ方をしましたし。そうなると、“自分の居場所ってどこにあるんだろう”と考える時期もあったので、当時の経験を思い出しつつ迅をやっていました」。さらには、「あまり周りに相談せず、自分ひとりで考えこむ」という宮沢さんの性格も、迅に重なるところがあり、寄り添いながら役を自分色にしていったという。けれど、「よほどのことがない限り、そういうことはないんですけど、結果、最後の最後まで役のことをあまりつかめなかったというか…。ずっと悩んでいたんです。撮影中もわからなくて、クランクアップしてからも“果たしてこれでよかったのかな”と残っているところがありました」。そうした宮沢さんの迷う気持ちは、ある種、今泉監督の「理想通り」だったようだ。「この間、取材で今泉監督とご一緒したときに“なるべく役者がその役のことをつかまないようにしていた”とおっしゃっていたんです。僕は“つかんだ”と思った瞬間はないんですけど、きっとあえてそうしていたのかな、と思いました。今泉さんが難題をどんどん与えてくれて、毎日悩んで、正解って何なんだろう、とずっと考えていました」。2020年は「自分の実力でどんどん仕事をしていきたいし、決めていきたい」宮沢さんと二人三脚でふんばり、10日間の共同生活をともにした藤原さんの存在なくして、本作はなしえなかったと、宮沢さんは感謝を忘れず口にする。「季節くんの存在は本当に大きかったです。とにかく傍にいてもらったことは、僕が季節くんにやってもらって一番うれしかったことでしたし、僕も同じことをしました。役もですけど、テーマもテーマで、自分ひとりで考え始めちゃうと、本当に孤立して孤独になっていくんです。僕も季節くんも、どちらかと言うと、自分の中にあるもので必死に答えを見つけ出そうとしてしまうので、どうしてもしんどくなってくる。そこで近くにいてくれて、僕がすごい悩んでるときにスッと一言かけてくれたりとかが救いでした。終わっていろいろ考えてみたら、ああいう瞬間ってすごく大事だったな、と思うんですよね」。全身全霊をかけた当然の結果か、撮影終了後はとてつもない疲労感に襲われたとも話す。「よかったなと思ったのは、終わった後、精神的にも体力的にも疲れた…ってグッタリしたこと。それだけ、エネルギーをこの作品に注ぎ込んでいた証拠だと感じられたので、やっぱり自分がやってきたことは間違っていなかったかな、と思っています」。そして、2020年に突入。『his』の公開後も様々な作品が宮沢さんを待ち受けている。先のことを尋ねると、「どうなりたいだろう~!」と口角をキュッと上げて、期待に満ちた微笑みをひとつ残した。「2018年の終わりから2019年いっぱいは、タイミング、作品、人にすごく恵まれた1年でした。役者を始めて間もないこともありますし、まだ謎が多いだろうから、“宮沢氷魚を使ってみたら面白いかな”“宮沢氷魚ってどんな人だろう”と、面白そうという興味本位(の起用)もゼロではないと思うんです。でも、これからは、それだけではダメだと感じるので、自分のスキルも気持ちももっと高めていき“役者としてどんどん使っていきたい”と思ってもらえる1年にしなきゃいけない。2020年以降、自分の実力でどんどん仕事をしていきたいし、決めていきたいというのがあります」。(text:赤山恭子/photo:You Ishii)■関連作品:his 2020年1月24日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2020映画「his」製作委員会
2020年01月20日言葉に表すことができない感覚を共有できる、現実以上に「生っぽい」感覚を届けてくれる映画がある。『愛がなんだ』、『アイネクライネナハトムジーク』、『サッドティー』など、たわいもない、どこにでもありそうなストーリーのようであり、すっぽりと心の隙間を埋めてくれる繊細な恋愛映画を手掛けてきた今泉力哉監督。最新作『mellow』は、今泉監督が『パンとバスと2度目のハツコイ』以来、脚本も執筆、日常の延長線上に見え隠れする恋模様が交錯する物語だ。街一番のオシャレな花屋「mellow」を営む夏目誠一(田中圭)は独身・彼女なしだが、好きな花に囲まれ、毎日幸せに仕事をしていた。店で販売する以外に、配達も自ら行う夏目は、ラーメン屋で切り盛りする若い女主・木帆(岡崎紗絵)や、常連客の人妻・麻里子(ともさかりえ)のもとに、笑顔とともに花をお届けする。そんなある日、麻里子から突然、恋心を打ち明けられてしまう。麻里子からの告白を皮切りに、夏目や彼の周りで、様々な恋が花開き散っていく。温かい片想いに苦しい両想い、甘やかだけでない恋愛のコミュニケーションは、映画の世界と私たちの距離をグッと近づけていく。手腕を惜しみなく発揮した今泉監督に、こだわりを聞いた。田中圭の芝居に感じた人間くささ「田中さんがキャラクターを広げてくれた」――『mellow』は「振られているのに、なぜか温かい」とでも言いますか、とても新しい恋愛映画でした。何に気をつけて脚本を書き進めたんですか?今泉監督:僕には、世の中の「これがいい」、「これが成功」みたいなことを、疑いたかったりする意識があるんです。劇中、中学生の女の子同士の恋愛もあったり、不登校の小学生の女の子がいたり、結婚しているけど告白する人がいたりして、世の中的には「よくない」とされていることが出ています。この作品では、そういう人たちをとがめるわけではなく、当たり前に受け入れて生活する。「ダメ」と言われていることを「ダメって言わない」みたいなことは、書いているときに意識していた部分ではありました。主人公が何かに悩み、解決して成長するのが一番王道で、話としてカタルシスもあるし、観やすい映画だと思うんです。だけど、俺はそれにはどんどん興味がなくなっていて。主人公の夏目は大きな悩みもないし、いまの人生に別に満足しているから「そんな主人公、大丈夫か!?」みたいな感じじゃないですか。物語で言うと、岡崎さんが演じた木帆のほうが、物語の主人公として置くキャラクターですよね。――ひとりのキャラクターに担わせないこと、登場人物の散りばめ方のバランスは、意識されているところでしたか?今泉監督:まさに。群像劇をたくさんやっている理由のひとつが、主人公が真ん中にいて、周りの人が主人公のために存在するのではなく、その人、その人の人生をなるべくちゃんと描きたいから、というのもあるんです。「主人公のために人を置かない」ことは意識していて。僕、エキストラとかが苦手で。いっぱい居てもらったほうが画になることもあるけど、「その人の人生もあるのにな…」って思っちゃうから。――田中さんが夏目を演じることで、より魅力を増したようなところはありましたか?今泉監督:はい。オリジナルで書いたのもあって、田中さんが広げてくれたところがありました。具体のシーンで言うと、麻里子(ともさかさん)とかと揉めた後に、車で夏目が姪の前でタバコを吸うシーンがありますよね。たぶん、俺が芝居の温度をコントロールしたら、もうちょっと子どもに罪悪感を持って、「かっこ悪いところ見せてごめんね」と優しくしたと思うんです。けど、田中さんは意外とイライラしている感じでやっていたし、タバコを吸っても簡単に落ち着かず、まだイライラしている感じを出していた。「そうかぁ、まだイライラするんだ」と、そっちのほうが人間っぽいと思ったので、そのままやってもらいました。――まさにキャラクターが広がった瞬間ですね。今泉監督:やっぱり広がっていくから面白いんですよね。映画は、スタッフもキャストもいろいろな人のアイデアや、偶然起きることとかハプニングも含めて取り込んでいったほうが面白くなると思っているので、ああいう何かが生まれた瞬間に立ち会えると嬉しいです。芝居を見て初めてわかることは、たくさんありますね。「してほしい芝居」はないけど、「してほしくない芝居」はめちゃくちゃある――本作も含め、今泉監督の作品に出演する俳優にはキャスティングの妙みたいなものを感じます。なぜぴったりの人を見初められるんでしょうか?もしくはそう寄せている?今泉監督:キャスティングは、いや~…、基本的に役者さんがやりにくいとか、役者さんに違和感があるのは潰したいんです。「やりにくくないですか?」とか「どうですか?」って現場でよく聞きます。ちょっとやりにくそうっていうのを感じたら、芝居を変えて、「やりたくないこと、やらなくていいですよ」と言いますし、なるべく全員が無理しないほうがいいと思っているので、そうやって役とその役者さんを馴染ませたりします。…話していて思ったんですけど、「してほしい芝居」はないんですけど、「してほしくない芝居」は、めちゃくちゃ具体であるんですよ。例えば、「安易に触らない」とか。例えば、ちょっと揉めるシーンも、胸ぐらをつかんだりもできると思うけど、顔を近づけるだけのほうが緊張感が出るとか。触ると簡単になっちゃうし、どんどんウソになるので。そういう自分ルールがいろいろありますね。――「してほしくない芝居」をされた経験はあります?今泉監督:まあありますけど(笑)、でも基本的には、まずそういう芝居をする人をキャスティングしないですね(笑)。あんまり言うとあれですけど、第一線で活躍している人たちでも、自分の作品に合う・合わないはめっちゃあると思う。昔、ある役者さんがすごく出たがってくれたんですけど、「でも、自分はたぶん今泉さんの作品には合わないですもんね」と言われたときに、「めちゃくちゃ俺の作品をわかってくれてる!」と思って。理解はあるけど相容れないという…すごい切なくなったことがありました(苦笑)。――「謎片想い」ですね(笑)。今泉監督:そうそう。もっと言えば、俺は、「自分が、自分が」になっちゃう人が一番苦手で。役者、監督、スタッフの全員が作品のためを思って動いてりゃいいと思うんですけど、「自分が」となった瞬間に、いろいろ壊れるというか。だから、今回田中さんとご一緒して一番思ったのは、本当に「かっこよく映ろう」とか「こうしよう」という意識がまったくなく、普通に自然にいてくれたんです。田中さんが真ん中にいることで、みんなも芝居しやすかったんだろうなって思いましたね。最終的に出来上がったものがベストな形、幸せな形で世に出ることが大事――今泉監督の作風は「リアル」「生っぽさ」がキーワードであり、時折激しくドキリとさせられます。そのあたりは得意とするところでしょうか?今泉監督:日常劇なので、台詞を書くときにも、普段言わない言葉はあまり書かないとかは意識しています。映画はフィクションだから、かっこいい台詞とか、いい言葉を書いてもいいんですけど、そうするとどんどん作り物になっていくから。あと、逆に決め台詞っぽい言葉は、なるべくかっこいい画で撮らないように意識してます。決め台詞って、ほかの台詞よりも「決め」なだけで1個乗るんです。それを「寄り」で撮るとふたつ乗っちゃう。オンオンだと、押しつけになっちゃうと思うから。観終わったときに、やっぱり「本当に隣にいそう」とか「近くに住んでそう」みたいになったほうが、自分たちの話になる気がしています。――今後、さらにバジェットの大きな作品のオファーを受ける可能性も高そうです。今泉監督ならではの切り口で、新しい世界に挑戦されるような未来もあり得ますか?今泉監督:ありがたいことに、いろいろ仕事もいただいています。でも、例えば、「お願いしたい!」と言っていただけて、めちゃくちゃ面白い原作があったとしても、俺より面白くできる人がいると思ったら、やらないと思いますね。それは別に俺が「作品を選びたい」とかじゃなくて、最終的に出来上がったものがベストな形、幸せな形で世に出ることが大事だと思っているからです。でも、やっぱりまだ描かれていない日常の恋愛の感情について描き続けたいですね。もし、「ドラマにならないようなことが、ドラマにできる」みたいなことが自分の強みなんだとしたら、それはやり続けていきたいな、と思っています。(text/photo:赤山恭子)■関連作品:mellow 2020年1月17日より新宿バルト9、イオンシネマ シアタス調布ほか全国にて公開©2020「mellow」製作委員会
2020年01月14日DESCENTEの新アンバサダースポーツウェアおよびシューズブランド「DESCENTE(デサント)」は、2020年よりブランドアンバサダーとして女優の深田恭子を起用。2020年1月6日(月)、女性向けトレーニングウェアシリーズ「DESCENTE TRAINING WOMEN’S」のWEB動画『DESCENTE WOMEN’S 2020 Spring&Summer編』を公開した。しなやかな動きに注目動画では”美しくうごく人へ。”というコンセプトのもと、しなやかに身体を動かす深田恭子の姿が披露されている。着用しているのは新作コレクションのTシャツや9分丈パンツ、ランニングシューズだ。疾走感のある音楽にのせて、のびやかなストレッチやストイックな筋トレを行う姿は、普段あまり見せることのない一面だ。女性らしい美ボディが目を引く。おしゃれも機能も妥協しない「DESCENTE TRAINING WOMEN’S」の新作コレクションについては、全7パターンの着こなしが公開されている。デザイン性も機能性も両立させるトレーニングウェアは、女性の身体のラインを美しく見せるよう計算されている。新年にスポーツを始めたいという女性にぴったりのコレクションだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※デサントジャパン株式会社のプレスリリース※特設サイト
2020年01月08日女優の深田恭子(37)が12月24日にインスタグラムを更新。同じ事務所「ホリプロ」に所属する女優の綾瀬はるか(34)と、サンタ帽を被った2ショットを公開した。「Christmas Eveになる瞬間をあやちゃん(綾瀬はるかたんをそうよんでいます)と過ごせました」と切り出した深田。続けて、「もう20年近くのお付き合いだからお喋りがつきなくて思い出話と近況と気がついたらイブを迎えていましたそして可愛くてちゅるちゅるあやちゃんに癒されっぱなしでした」と報告した。この投稿は3時間で22万件以上の「いいね!」を記録し、大きな反響を呼んでいる。《今年最高最強のツーショット最高最強のクリスマスプレゼント》《かわいい2人、なかなか見れないから、ビックリした》《広告かと思ってスルーしてました!最高すぎるー大好きな二人です》また深田といえば、7月に『ルパンの娘』(フジテレビ系)で主演を熱演したことも記憶に新しい。綾瀬もNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』に出演。各方面で活躍する深田と綾瀬。そんな2人に共演を望む声も上がっている。《大好きなお二人ドラマや映画で共演されるところが見たいです》《はるかちゃんも深キョンも大好きですー!これから共演ドラマあったらみたいな》
2019年12月24日女優の深田恭子が、9日より関東ローカルエリアにて放送される東京ガスの新CM「電気代にうる星やつら/登場」篇で、アニメ『うる星やつら』のヒロイン・ラムちゃん姿を披露している。東京ガスでは、期間中に電気を新規で申し込むと電気代が3カ月分10%OFFになる「2019年夏キャンペーン」を実施中。キャンペーンに伴い、東京ガスにしないと電気代を損することを伝えるアニメ『うる星やつら』をモチーフにした新CM「電気代にうる星やつら/登場」篇が7月9日より関東ローカルエリアにて放送される。CMキャラクターには前年度に引き続き女優の深田を起用。深田が扮するメインヒロインのラムちゃんと寺田心が演じるテンちゃんが、電気代に“うる星やつら(うるせい奴ら)”として登場する。肩出し&美脚あらわなセクシー衣装に身を包んだ深田は、原作同様の天真爛漫なキャラクターで、かわいい風貌とは裏腹に強烈な電撃を使って「損だっちゃー!」とサラリーマンをシビレさせたり、寺田も原作のテンちゃん同様に可愛い衣装とツノをつけた姿を披露している。深田がCM内でサラリーマンの頬を無邪気にぐりぐり指さす様子や、「ダーリン電気代、東京ガスに切り替えたっちゃ?」というラムちゃん口調のセリフにスタッフは口々に「かわいい」と感嘆。現場をメロメロにさせていた。
2019年07月08日深田恭子主演の7月スタートのフジテレビ新ドラマ「ルパンの娘」(原作・横関大)から、豪華キャストたちが写る異色なポスタービジュアルが到着。さらに、本作の主題歌は「サカナクション」が担当することが明らかになった。「代々泥棒一家の娘」と「代々警察一家」の息子との決して許されない恋愛を描くラブコメディー「ルパンの娘」。深田さんが主人公・三雲華を、相手役の警察官・桜庭和馬を瀬戸康史が演じるほか、渡部篤郎、小沢真珠、栗原類、どんぐり、加藤諒らが参加する。今回公開されたポスタービジュアルでは、泥棒スーツに身を包んだ“Lの一族”三雲華(深田さん)、尊(渡部さん)、悦子(小沢さん)、渉(栗原さん)、マツ(どんぐりさん)、巌(麿赤兒)、さらにそれを追いかける和馬(瀬戸さん)がユニークなポーズで登場している。加えて、深田さんの泥棒スーツの全身ビジュアルも公開。本作のために筋力トレーニングを積み重ね、およそ10kgもの増量を行った瀬戸さんのがっちりとした肉体にも注目だ。泥棒スーツについて深田さんは「衣装合わせの時にテーブルの上にたくさんビジュアルの資料があって、“これはなんの資料なのかな…?”、“このポーズは一体…?”というのが率直な感想です(笑)。衣装を着て初めてポーズをしてみたんですが“意外とできた”とほっとしました」と言い、「皆さん、二度見、三度見されるのかなと。かなり驚かれると思います。“なんのドラマが始まるの…?”と(笑)。皆さんの反響が楽しみです」と、このビジュアルを見る人たちへメッセージを寄せている。一方、瀬戸さんは「僕が格好も含めていちばん普通だと思うのですが、皆さんがぶっ飛んだ設定や世界観で演じられているので、逆に僕の方がおかしいのではないかという錯覚に陥ってしまいました(笑)」と撮影の感想を明かし、「和馬はきっと真面目さが面白くみえるコンセプトなので、“Lの一族”の皆さんが面白いので、こっちも笑いが欲しくなってしまうのですが、狙わずに我慢して、真面目一択の精神でやろうと思ってます」と意気込んだ。そんな“Lの一族”泥棒スーツのデザインを担当したのは、大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」などの人物デザイン監修や、『ヤッターマン』にてドロンジョの衣装デザインも担当した人物デザイナーの柘植伊佐夫。スーツの制作にあたって、柘植さんは素材に一番こだわったそう。特撮戦隊もののようなスーツとは異なる、新たなイメージを作り上げたいと考え、あえてノスタルジック感を醸し出し、光の反射で色合いが多少変化するベルベット素材を使用しているという。さらに、主題歌は「サカナクション」のニューアルバム「834.194」に収録の「モス」に決定。「サカナクション」山口一郎は「このような表現の楽曲を高く評価して頂けることに、ロックバンドとして光栄に思います。個人的な話になりますが、深田恭子さんの主演ドラマだと伺った際には小さくガッツポーズしました(笑)」とコメントを寄せている。「ルパンの娘」は7月11日より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2019年06月24日夏のフジテレビ・木曜劇場枠では、横関大の「ルパンの娘」(講談社文庫刊)を、深田恭子主演でドラマ化。深田さんの相手役には、瀬戸康史が決定しており、「TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~」以来、約7年ぶりの共演を果たすことが分かった。文庫売上1位! 話題の小説がドラマ化原作は2015年8月に発表され、累計発行部数10万部を突破、この春にも各書店の文庫売上1位を獲得するなど、ロングセラーとなっている同名小説。本作は、「代々泥棒一家の娘」と「代々警察一家」の息子との決して許されない恋愛を描くラブコメディー。原作の魅力を存分に活かしながらも、ドラマオリジナルの要素も追加。2人の恋愛模様を軸に、それぞれの家族ドラマ、泥棒vs警察の攻防戦やミステリー、アクション、そしてミュージカル要素までも詰め込まれるという。深田恭子「二面性をしっかり演じ分けられたら」泥棒一家“Lの一族”の娘で、家族の誰よりも盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み、普通に生きていくため図書館司書として働く主人公・三雲華を演じるのは、『ヤッターマン』でドロンジョを演じて以来10年ぶり、現代劇としては初めて泥棒役となる深田恭子。モットーは悪党しか狙わない“Lの一族”だが、盗みの計画の先には、恋人・桜庭和馬がいつも関わっており、彼は時に悪党たちに襲われるなど窮地に陥ってしまう。華はそんな和馬を救うため、ついつい一家の泥棒の手助けをしてしまうのだ。今回演じる泥棒役について深田さんは「三雲華という女性が持つ、泥棒なんてやりたくないと図書館司書として普通に働く“昼の顔”と、盗みの才能に恵まれてどこかで血が騒いでしまう“夜の顔”という二面性をしっかり演じ分けられたら」と意気込み、共演の瀬戸さんについては「昨年、『隣の家族は青く見える』のスタジオ撮影をしていた際、瀬戸さんがお向かいのスタジオで『海月姫』を女装姿で撮影されているところでごあいさつさせて頂いて、瀬戸さんは本当にいろいろな役を演じることができる方だなと思いました。瀬戸さんの女装姿がきれいすぎて、遠くから見た時にはきれいな女性だなと思っていたのですが」とふり返った。瀬戸康史「体重を10キロ増やしました」そんな深田さんの相手役、警察一家の息子・桜庭和馬役には、「刑事犬養隼人」(第2弾)以来の刑事役、そして木曜劇場ドラマへの出演は今回が初となる瀬戸康史。ドラマ冒頭では、華が警察の人間ではないという理由で両親から結婚を反対されてしまう2人。しかし、桜庭家の長年の悲願、捜査一課への異動を条件に、両親に華との結婚を認めさせる。その異動のため、手柄を立てたいと強く願う和馬は、泥棒一家“Lの一族”を逮捕することを狙う。今回警察官役ということで、現在体を鍛えているという瀬戸さん。役作りについて「この作品はかなりの熱量と集中力、スピードが必要な作品です。これはもうスポーツです。加えて刑事ということで体重を10キロ増やしました」と明かし、「僕が演じる和馬は何事にも全力で取り組む、おもしろいくらい真っ直ぐな人間です。そしてさまざまな事件に巻き込まれ、運が良いのか悪いのか解決していきます。それから恋…和馬が男としてどう成長していくのか、僕自身も楽しみです」とコメントしている。さらに、「泥棒として振り切った深田さんが見られると思うと楽しみでなりません」と心境を明かし、「監督からは“現代版ロミオとジュリエットを真剣に演じてくれれば絶対面白くなるから”という言葉をいただいたものの、本当に大丈夫なのか?と震えています。“これは武者震い…これは武者震いだ”と自分に言い聞かせ、監督やスタッフ、キャストの皆さんを信じ、全てをさらけ出すのみといった心境です。是非、お楽しみに!」とメッセージを寄せている。なお、脚本はと監督は、『翔んで埼玉』の徳永友一と武内英樹が手掛ける。<第1話あらすじ>三雲華(深田恭子)は、“公務員”の彼・桜庭和馬(瀬戸康史)の実家に挨拶へ行くと、驚きのあまり言葉を失う。桜庭家は家族全員が公務員一家だとは聞いていたが、公務員は公務員でも、和馬含む家族全員が警察官だったのだ。問題なのは三雲家の家業。警察からも一目置かれる大泥棒一家“Lの一族”――。華は、家業を継ぐのが嫌で図書館司書の道を選んだが、その気持ちとは裏腹に本当は家族の誰よりも盗みの才能が。そんな華が、事件に巻き込まれてしまった和馬を助けるため、泥棒に変身してしまう…。木曜劇場「ルパンの娘」は7月、毎週木曜日22時~フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2019年05月10日女優の深田恭子(36)が4月16日、自身のInstagramを更新。年齢への悩みをつづり、「皆様はどんな大人に憧れますか」とファンに問いかけた。深田は「久々のいとちゃん」と同じ事務所の女優・大野いと(23)とのツーショットを公開。「しばらく会えてなかったのですがあっという間に大人になっておねえちゃんは眩しいです」と後輩の成長を喜んだ。気づけば芸歴20年を超えるベテラン女優になった深田は、「最近周りが若い方だらけのことが多く一緒にはしゃいでしまうけど。自分の年齢を考えると現実逃避したくなる時があります笑」と本音を吐露。「もう!!こうなったら素敵で魅力溢れる大人になりたいと今更決意を固めた今日この頃でした」とポジティブにコメントしたが、ハッシュタグでは「でもどうしたらいいのかな笑」「時間かかりそう……」と複雑な心境をつづっている。「皆様はどんな大人に憧れますか」と問いかけた同投稿は10万件を超える「いいね」が押され、「そのままの深キョンでいてください」「すでに素敵で魅力溢れる女性ですよ」「年齢を忘れさせる綺麗さでほんと羨ましいです」「美しい女神です!」とファンから反響が寄せられている。
2019年04月16日女優の新木優子、深田恭子が12日、都内で行われた「キリン 午後の紅茶」新CM発表会に出席。イベント中、新木が深田の言葉に感激する場面があった。この日は、新CMに出演する深田、新木、リリー・フランキーが登壇。新木の出演CMでは「私、子どもでした」というセリフがあることから、司会者から「最近、大人になったと感じたことは?」と聞かれ、新木は「去年、25歳の誕生日を迎えて、もっと大人になった実感があるのかなと思ったんですけど、そんなになくて」と吐露。「日常の中で、物に対する価値観だったり、考え方だったり、ちょっとしたことで『大人になった』と感じることはあるんですけど、理想の大人の女性像がまだしっかりしていなくて」と正直な思いを伝え、「30歳に向けて、もっと自分の『理想の女性像』を深めていきたい」と将来の展望を明かした。司会者から「新木さんは、どんな大人の女性を目指せばいいのか」と求められた深田は、「今日お会いして、すごく凛としてかっこいい女性だと思ったので」とその人柄を称賛し、「『大人に』と背伸びなさらず、自然な感じで。そこが新木さんの魅力なのかなと思います」と冷静に分析。新木は、「私自身、自然体を大事にしてきたので、そう言っていただけて……しかも、深田さんに。うれしいです」と感激し、「ありがとうございます」と笑顔を見せた。また、CMで「紅茶派宣言」をしている3人は、その理由をフリップで発表することに。「背伸びしない大人になって」と書いた新木は、「今までは紅茶にお砂糖を入れたり、ミルクを入れたり、甘い紅茶がすごく好きで飲んでいました」とこれまでを振り返り、「今までは大人になろうとして背伸びをしていたんですけど、背伸びをしないで自然体でいる自分も最近は好き。そう思っているところに、この無糖と出会いました」と商品と自分を重ね合わせていた。
2019年03月13日女優の深田恭子が12日、都内で行われた「キリン 午後の紅茶」新CM発表会に出席した。この日は深田のほか、新CMに出演する新木優子、リリー・フランキーも登壇。深田は、「『午後の紅茶 ザ・マイスターズ ミルクティー』の新しいCMに出演させていただくことになりました」とあいさつし、「普段から紅茶を飲ませていただいているので、キャラクターにしていただいたことをうれしく思い、撮影に臨みました」と報告した。司会者からの「いつもと印象が違いますね?」「今日はキリッとした印象です」という問い掛けには、「そうですね。甘くない紅茶ということで、今日は“甘めテイスト”はナシで来ました」とスリットの入った白衣装を説明。その後、衣装の感想を求められたリリー・フランキーが、「ついこの間お会いした時も白いドレスで、今日もまたすばらしいですね」「すごく良い香りがします」と絶賛すると、恥ずかしそうな笑顔を見せた。また、3人はCMで「紅茶派宣言」をしていることから、その理由をフリップで発表することに。「甘くない」と書いた深田が「年を重ねるにつれてシンプルなものを好むようになるというか」と補足すると、リリーは「深田さんが『甘くない』と言っているだけで、ちょっと色っぽい感じがします」と褒めて再び深田を照れさせ、会場の笑いを誘っていた。
2019年03月12日女優の深田恭子が1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第42回日本アカデミー賞の授賞式に出席。その模様は同日21時から日本テレビ系で放送され、ネット上では深田の艶やかな衣装が話題になった。深田は、『空飛ぶタイヤ』で赤松徳郎(長瀬智也)の妻役を演じ、優秀助演女優賞を受賞。同賞は初で、過去には『下妻物語』(04年)で優秀主演女優賞、『死者の学園祭』(00年)で新人俳優賞を受けている。司会・西田敏行とのやりとりでは、「男性陣がそれぞれが正義を持って戦っていて、みんなが自分のことだけを考えているわけじゃないという本当に心苦しさはありました」と胸の内を明かし、「旦那さんの後姿がすごく物悲しく、切なく、そして力強く」と長瀬の演じる姿を絶賛していた。深いスリットからの美脚と、谷間もあらわなセクシー衣装でレッドカーペットに登場した深田。抜群のスタイルを惜しげもなく披露し、ツイッター上では「今夜の最優秀ドレス賞を差し上げるべき」「圧倒的な凄さ」「峰不二子みたい」「セクシーすぎ」「綺麗」「とてもお似合い」「女神みたい」のほか、「ドロンジョ様」と『ヤッターマン』(09)でのドロンジョを思い出す声もあった。
2019年03月02日女優の深田恭子が1日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で開催された第42回日本アカデミー賞の授賞式に出席。『空飛ぶタイヤ』で優秀助演女優賞を受賞し、TOKIO・長瀬智也との共演エピソードを語った。深田は、「男性陣がそれぞれが正義を持って戦っていて、みんなが自分のことだけを考えているわけじゃないという本当に心苦しさはありました」と胸の内を明かし、「そのがんばっている男性陣の姿がとても力強く、すてきでした」と同作の魅力を伝えた。さらに、「特に長瀬智也さん演じる旦那さんの後姿がすごく物悲しく、切なく、そして力強く」と長瀬の演じる姿を回顧。「合間は長瀬さんと子役の子と3人で仲良くお話をさせていただいて。長瀬さんと私は本当に共演回数が多くてちょっとお久しぶりだったんですけど、私の撮影期間は短かったのですが、すごく濃厚な時間を過ごさせていただきました」と感謝しながら振り返っていた。
2019年03月01日1月15日スタートのドラマ「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)で主演を務める深田恭子。年齢不詳と丸みを帯びたバツグンのルックス、童顔で甘えたような声としゃべり方。感情が読みにくい独特のキョトン顔が、深田恭子の持ち味。アラサー女優として、今や不動の存在です。でもその一方で、「関心がない」という女性もいます。理由は「芸能人の匂いがプンプンするから」。芸能人特有の現実感のなさが深田の魅力といえるでしょう。男女ともに人気の源は、独特のファンタジー感。16歳でドラマデビューし、20年もの間走り続ける理由は「芸能界が私の生きる場所」という覚悟があるからです。1996年、「第21回タレント・スカウト・キャラバン」でグランプリを獲得し、その2年後にはドラマ「神様、もう少しだけ」(フジテレビ系)でヒロインに。当時大人気だった台湾人と日本人のハーフイケメン俳優・金城武と共演。援助交際によってHIVに感染してしまった女子高生と人気音楽プロデューサーの恋愛を描いた純愛ドラマで、16歳の深田は、ルーズソックス姿の女子高生役を鮮烈に演じたのです。初主演でありながら、重い設定にも動じなかった深キョンは、今にもつながるひき臼のようなどっしり感が既に存在していました。その後も「フードファイト」(日本テレビ系)でお嬢様を、「ストロベリー・オンザ・ショートケーキ」(TBS系)で不思議な少女を演じるなど、10代しでしか演じられないみずみずしさを漂わせていましたが、ここまでの道のりは清純派として活躍した他の女優とほぼ同様です。ところが20代になると、セクシー系、勝気女子系、内気女子系、コメディー、ヒューマン、ファミリーなど、様々役をこなし、変幻自在さが開花。10代の終わりごろから、既に「芸能界でしか生きられない」と自覚していたのではないでしょうか。だからあらゆる役を、節操なく演じてこられたのです。でも芸能界で生き続けるには、女性からの支持も不可欠。甘ったるい声にグラマラスなボディで男性を虜にするだけでは、芸能界で長生きできない。深キョンにとって、女性からの人気が、どうしても欲しいところでした。そんなときに大きなチャンスがやってきます。映画「下妻物語」(04年・中島哲也監督)で、フリフリのロリータファッションをまとい、外見は可愛いが他人に関心がないエゴイストなロリータ役に。土屋アンナ演じる不器用で優しいヤンキーとの友情物語が、男性の目線を気にしないですむという世界観をもたらし、女性たちからも絶大な支持を受けたのです。一見どこかイタイ女子役でも、深キョンが演じると、最後はハッピーになれるという、夢見る少女のような大人女子の世界観がそれ以降、確立されていったのです。しかも「自分から男性にアプローチしたことがないんです」(女性自身・11/16号)といいながら、つきあった男性から「押し倒す前に倒されていた」と暴露され、肉食系で男性をぶんぶん振り回す様が、女性から「小気味よい」と喜ばれる。それも深田ならではの魅力です。だって、男性に振り回されて嘆いている女性がまだまだ多いのですから。さて“肉食女子”深キョンのこれまで報道された相手は、東山紀之、脚本家・野島伸司、玉木宏やくりぃむしちゅーの有田哲平など、芸能関係者や有名人、さらに一般人も多数あり。20代後半になると「忙しくない人がいい」と、事務所の後輩男性と噂に。“ハンカチ王子”こと日ハムの斎藤佑樹や、Yoshiki、さらに3年前からテレビドラマの共演がきっかけで交際中の亀梨和也と、これでもかとオンパレード。では相手がジャニーズなのに、反対されない理由は何でしょう。「ジャニーズ事務所は所属タレントに恋愛ご法度と言われていますが、亀梨と深田の恋愛を放置しています。真相は不明ですが、反対しないということは深キョンを認めているということでしょう、彼女自身に結婚願望がないことも幸いしているかも」(芸能関係者)。恋多き女性ですが、実は深田は次のようなき然とした恋愛観をもっています。「自分が満たされないと、どんなに人が羨むような境遇とか恋愛であっても、幸せじゃないと思っています」(女性自身・15年3/17号)自分が幸せでなければ、人を幸せにできないという現実的な感覚。その源にあるのは、まじめに頑張るしかないという自分を客観視できる強さです。「1位は1位しかなれないんだということに気がついたんです。(中略)ただただまじめに頑張るしかできないんです。私は「こうなんだ!」っていう風に全然生きられなくて、自信もないし、不器用ですし。でも、まじめに、という気持ちを大事にしていれば、間違いはないのかなと思ってしまうんです」(週刊プレーボーイ2014年3月17日号)「ここが私の生きる場所」と確固とした覚悟があるからこそ、「ただただまじめに頑張るしかない」というシンプルな境地になれる。たくましく生きる術を、深田恭子は既に持ってるのです。(夏目かをる)
2019年01月26日女優の深田恭子が、20日より順次公開されるビスケット菓子「ビスコ」の新WEBムービー「ビスコ アドベントカレンダー動画」でサンタクロースに扮した姿を披露している。動画は36種類で、毎日1つずつ12月25日まで、ビスコのキャンペーン公式インスタグラムとツイッターで投稿予定。サンタ帽がキュートな深田がクリスマスまでの間、日替わりで登場し、クリスマスまで毎日プレゼントが変わる「小さな元気をプレゼントキャンペーン第1弾」の毎日変わる景品を紹介する内容となっている。深田は、撮影を進める中で監督に自分から動きを提案したり、フォトプロップスの持ち方を変えてみたりと工夫。お茶目な深田や、元気いっぱいの深田など、全部で36パターンの深田に、現場スタッフからは終始「かわいい…」と声が漏れていたという。
2018年11月20日