志田彩良と井浦新が親子役で共演する映画『かそけきサンカヨウ』の新たなキャストが発表された。家庭環境のせいで早く大人にならざるを得なかった高校生・陽(志田さん)の葛藤と成長が、同級生・陸との“恋まではたどり着かないような淡い恋愛感情”を交えて描かれている本作。今回新たに発表されたキャストは10名。志田さんも出演する現在放送中の「ドラゴン桜」で藤井遼を演じている鈴鹿央士が、陽の淡い恋の相手となる同級生で、同じく家族に悩む清原陸。陽の産みの親役には石田ひかり。父の再婚相手で陽の新しい母親役にはモデルで女優の菊池亜希子。陸の母役を西田尚美、祖母役を梅沢昌代が演じる。さらに陽の友人役には、「やめるときも、すこやかなるときも」の中井友望、「青葉家のテーブル」の鎌田らい樹、遠藤雄斗。劇中劇に石川恋、海沼未羽が参加している。『かそけきサンカヨウ』は10月15日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:かそけきサンカヨウ 2021年10月15日より全国にて公開©2020映画「かそけきサンカヨウ」製作委員会
2021年05月27日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の川島鈴遥さんです。「明るい役にあまり縁がなくて…。挑戦したいです!」と語る川島さんの素顔に迫りました。人前に出るのは得意じゃないのに、カメラの前だと安心できるんです。芸能界に入ったのは8歳の時。「最初は演技に今ほど興味を持ててなくて。でも中学生の時に尾野真千子さんと共演して“私もこんなふうに演じられるようになりたい!”と思い、仕事が楽しくなりました。その共演がなかったら、今の私はいなかったのかも」。芸歴10年を超える今も、人前に出るのは得意ではないとか。「人前で話すと、顔が真っ赤になっちゃう。ただ、カメラの前だとまたちょっと違うんですよね。緊張するけどありのままでいられる。“ひとりじゃないんだ”って安心できるんです」甘いものが大好き。週に1度はがっつりと。我慢していると、食べたい思いで頭がいっぱいになってしまいます(笑)。役と向き合うための必需品、演技ノート。その人物の生活など、台本に書かれていないことを想像して書いています。映画館で自分だけの世界に入る時間が好き。映画館にはよく行きます。この時は『前田建設ファンタジー営業部』を。かわしま・りりか2002年生まれ。’10年にドラマ『特上カバチ!!』(TBS系)でデビュー。’19年公開のオダギリジョー初長編監督作品『ある船頭の話』ではヒロインに抜擢され話題に。※『anan』2021年3月24日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2021年03月19日鈴鹿央士が、特別企画ドラマ「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」に出演することが決定。松平元康役(後の徳川家康)を演じる。本作は、桶狭間の戦いを題材とした本格時代劇。市川海老蔵が織田信長を演じるほか、三上博史、広瀬すず、中尾明慶、竹中直人、北村一輝、松田龍平、黒木瞳、佐藤浩市と豪華キャストの出演が決定している。デビュー作『蜂蜜と遠雷』で各映画賞の新人賞を総なめにし、「MIU404」、「ホリミヤ」のドラマ・映画化では主演を務め注目を集める鈴鹿さんが今作で演じる元康は、今川軍の先鋒として織田軍の出城である丸根砦を攻め落とす。その際に、砦に援軍を送らなかった非情とも思える信長の戦法を目の当たりにし恐れおののく。人質として織田家に幽閉されていたことのある元康は、若かりし日の信長を思い出し、信長の存在を強く意識するのだ。「まさか僕があの松平元康の役をやらせていただく時が来るとは思っていませんでした」と今回の出演に心躍らせる鈴鹿さんは、「実際に演じてみて、歩き方やしぐさで松平元康という人物を出していかないといけない場面があったりして、そういう場面は現場で監督さんやスタッフさんたちにいろいろ教えていただきながら、撮影していました」と撮影をふり返る。そして「歴史の教科書で、絶対に載っている“桶狭間の戦い”が豪華なキャストの方々が集まり、一つの映像作品になりました。とても重厚感のある作品になっています。僕はその中に少しでもいい感じに入り込めれば幸いです。皆さんぜひ、ご覧ください」と視聴者へメッセージを寄せた。十三代目市川團十郎白猿襲名披露特別企画「桶狭間~織田信長 覇王の誕生~」は3月26日(金)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2021年02月08日●ベストな演技を常に模索「満足する気配ない」16歳で映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』(16)にエキストラとして参加した際、女優の広瀬すずの目に留まったことをきっかけに芸能界入りした俳優の鈴鹿央士(21)。映画初出演作『蜜蜂と遠雷』(19)で新人賞を総なめにし、ドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』や『MIU404』など話題作への出演も注目を集めた。デビューしてすぐに俳優としての才能を開花させた鈴鹿が、シリーズ累計600万部を突破した人気漫画『ホリミヤ』の実写化で主演。本作の撮影裏話や鈴鹿流の役作りについて話を聞いた。『ホリミヤ』で鈴鹿が演じた宮村伊澄は、クラスではいつもひとりぼっちの地味でネクラな男子、学校の外ではピアスだらけのバンドマンのような謎の男、そんな2つの顔を持つ男子高生。クラスメイトの堀京子(久保田紗友)との出会いをきっかけに色づいていく青春の日々を表現した。さまざまな顔を見せる宮村を丁寧に演じた鈴鹿は、「堀さんに対する宮村くん、石川くん(鈴木仁)に対する宮村くん、学校にいるときの宮村くん、学校の外にいるときの宮村くんなど、誰と一緒にいるのか、どこにいるのかで宮村くんは全然違う。でも人間が変わるかというとそこまでではないと思ったので、程よい具合で変えるように気をつけました」と意識したことを明かした。そして、「人と場所によって変わるというのは共通点なのかなと思います」と宮村と自身の共通点を説明。「苦手な人がいると静かになったり、楽しい人がいると楽しくなったり。宮村くんの学校の中と外ほどのギャップはないですが、岡山弁で話しているときと標準語で話しているときで口調やペースが変わったりします」と語った。教室でひとりぼっちで過ごすオーラ0の宮村も見事に表現しているが、「そうしているほうが実は楽なんです。大学でもそんな感じでした」と明かし、「ただ、自分が演じた宮村を見て哀愁が足りないなと。哀愁はにじみ出てくるものだと思うので、まだまだだなと思いました」と振り返った。特に苦労したことを尋ねると、「ずっと苦労しているし、難しいなと思っているので、全部ですね。自分に自信がないタイプなので、OKが出るまではずっと不安で、『どうしよう』って心配になるんです」と告白。「最初はそんなに考えていなかった気がしますが、『決算! 忠臣蔵』あたりから、『大丈夫かな?』と思いながら演じるようになりました。俳優さんはよく『自分の作品に満足できない』とおっしゃいますが、こういうことかと。完成した作品を見ると『もっとこうできたな』と思ってしまうもので、現場ではそのときできるベストを考え抜くしかないと考えるようになりました」と自身の中での変化を明かした。不安を抱きながら今できるベストを模索し続けるというのは、精神的に疲れ切ってしまうのではないかと思ったが、「僕の中では考えているほうが楽」とのこと。「今のところ、迷いながら演じるタイプです」と分析した。ただ、『MIU404』で共演した綾野剛の言葉で少し自信がついたという。「『央士に託したよ』と言われたシーンがあったのですが、僕の中では完全燃焼できず、剛さんに『完全燃焼できなかったんですよね』と話したら、『心が映っていて最高だったよ。映像の力を信じて!』と言ってくださって、『かっこいいな』と。そのあと『ホリミヤ』の撮影があり、やっぱり『どうしよう』となってしまいましたが、綾野さんのおかげで少し自信がつき、強くなれたと思います」とうれしそうに話した。自分の演技に満足できず常に模索しているということは、それだけ成長し続けられるということだろう。鈴鹿は「満足する気配がない。まだまだです。無限大ですね」と笑った。●「みんなで作っているという世界が好き」常に不安を感じているという鈴鹿だが、作品を重ねていく中で演じる楽しさは実感しているという。楽しいと感じる瞬間は独特なようで、「撮影中ではなく、帰り道とかに『楽しくなってきたな』と思うタイプで、マネージャーさんに『今なの!?』ってよく言われます(笑)。その日の撮影を思い返して『めっちゃ楽しかった』と感じたり、クランクアップしてから『楽しかった』と感じたり、遅れてくるタイプですが、演じる楽しさは実感しています」と明かした。そして、単に演じるのが楽しいというより、「現場が好き」だと言い、「1つの作品に向かってみんなで作っているという世界が好きで、『楽しいな』、『幸せだな』と感じます」と説明。『ホリミヤ』では同世代の俳優たちと共演したため特に現場の楽しさを感じたようで、「『じゃあ俺はこうする』とかいろんな人と話し合い、みんなで作っていると感じられて楽しかったです」と振り返った。堀役の久保田とは同い年。「2人のシーンが多かったですが、楽しかったです。休憩中は音楽の話などいろいろして。お互い信頼していた感じがありました。『頑張ろうね』という雰囲気でキャスト、スタッフの方とずっと一緒にいて、そういう環境の中で演じることができ、いい感じにまとまったと思います」と手ごたえを語った。『ホリミヤ』で俳優として成長できたと感じている部分も。「事前にこう演じようとプランを用意するのではなく、現場でやりながら動くようにしたのですが、何もない中で動けた感じがあったので、そこは少し成長したかなと思います。相手とのやりとりの中で動けるように。体がちゃんと反応するようになりました」と話した。最後に思い描いている将来像を尋ねると、「9年後に30歳。将来については僕自身が一番わからないですね。今まで普通のことしかしていない普通の人間なので、これからどうなっていくのか。いろんな方から『これから楽しみ』と言っていただきますが、自分が楽しみにしている感じがあります」と自身の将来に期待した。劇場版は公開中、テレビドラマはMBS/TBSドラマイズム枠にて2月16日より放送開始される(MBS 毎週火曜24:59~TBS 毎週火曜25:28~)。■鈴鹿央士2000年1月11日生まれ、岡山県出身。16歳で、映画『先生!、、、好きになってもいいですか?』(16)にエキストラとして参加。その際、出演者の広瀬すずの目に留まったことをきっかけに、2018年4月より芸能事務所に所属。同年秋、「第33回MEN‘S NON-NO専属モデルオーディション」のグランプリを獲得。2019年から俳優として活動。『蜜蜂と遠雷』で映画初出演を果たし、「第43回日本アカデミー賞」をはじめ、映画賞の新人賞を5つ受賞した。その後、NHK連続テレビ小説『なつぞら』や『おっさんずラブ-in the sky-』(テレビ朝日)、『MIU404』(TBS)、映画『決算! 忠臣蔵』などに出演。(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・実写「ホリミヤ」製作委員会・MBS
2021年02月07日女優の広瀬すずが14日、所属事務所・フォスターのYouTube公式チャンネルにて公開された「初夢は? 新年のコーデは? 質問リレーで新年のご挨拶!」に登場した。フォスター所属のタレントたちが、リレー形式で昨年の振り返りや今ほしいものについて話す今回の動画。女優の山口香緒里から「すずちゃんの今年の初夢はなんですか?」とバトンを託された広瀬は、まず「新年あけましておめでとうございます」と挨拶し、今年の目標を語り始める。「個人的には、2021年すごく楽しみなんです」と切り出すと「お仕事とか、出会う作品、役が」と身振り手振りでその興奮を伝える。「楽しみながらお仕事できたらいなというか……まだ皆さんにお伝えできてないものがたくさんあるので、ぜひ楽しみに報告を待っていただければ」と呼びかけた。2月放送のWOWOWドラマ『あんのリリック -桜木杏、俳句はじめてみました-』や5月公開予定の映画『いのちの停車場』などすでに告知されている出演作もあるが、まだまだ新しい発表でファンを楽しませてくれそうだ。また、質問されていた初夢については、「本当にごめんなさい、本当に申し訳ないです」と謝罪しながら「覚えてません。もはや見たかどうかも覚えていない」と告白。その代わりに「これからでっかい夢を見ようと思います」と宣言し、笑顔を見せた。そのほか動画には、広瀬アリス、鈴鹿央士、北乃きい、勝地涼、鈴木杏など錚々たるメンバーが出演。鈴木杏は、この正月に『鬼滅の刃』のアニメを一気見したことを明かしている。
2021年01月15日実写映画化&TVドラマ化が決定している「ホリミヤ」より、仲良しなキャストたちをとらえたオフショットが早くも到着した。本作は、鈴鹿央士と久保田紗友が共演し、ネクラ男子と優等生女子が“秘密”を共有する漫画の映像化。2月より放送開始されるドラマ先駆けて、ドラマ1~3話にエクストラシーンを加えた特別版が劇場で限定先行公開される。今回到着したオフショットでは、堀(久保田さん)が宮村(鈴鹿さん)の写真をスマホで撮るというシーンにて、実際に2人がスマホで撮影した写真や、鈴鹿さんが私物のフィルムカメラを構え、石川(鈴木仁)が「写ルンです」で撮影する様子が写し出されている。メインキャストたちがグループワークを行っているシーン、体育祭のシーンでもそれぞれのオフショットも公開。また、子役の高木波留が撮影した鈴鹿さんの姿からは、オフの場面でも兄弟のように仲睦まじい様子が伝わってくるようだ。劇場版『ホリミヤ』(ドラマ先行上映)は2月5日(金)より新宿バルト9ほか全国にて1週間限定先行上映。ドラマ版「ホリミヤ」は2月16日より毎週火曜日深夜0時59分~MBS、火曜日深夜1時28分~TBSにて放送。Apple TVチャンネル「my theater PLUS」にて独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:ホリミヤ 2021年2月5日より1週間限定イベント上映(C)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・実写「ホリミヤ」製作委員会・MBS
2021年01月10日マルチアーティストのVaundyが26日、Spotify初のオンラインライブイベント「Tokyo Super Hits Live 2020」に生出演した。同イベントにはVaundyのほか、嵐、Perfume、End of the World(SEKAI NO OWARI)、ビッケブランカ、[Alexandros]、マカロニえんぴつの計7組が出演。日本のポップシーンを彩るプレイリスト「Tokyo Super Hits」をコンセプトに、世界12の国と地域に向けても生配信された。Vaundyは現役大学生の20歳で、作詞・作曲・アレンジをすべて自分でこなし、アートワークのデザインや映像もセルフプロデュース。2019年頃から動画サイトに楽曲を投稿して活動を開始し、幅広いジャンルの楽曲を発表してSNSで話題を呼ぶ。過去にはあいみょんやOfficial髭男dismを輩出した「Early Noise」にも今年選出され、Spotifyの新CM「Spotify Premium CM『Spotify Town』編」にも抜てきされるなど、注目を集める新進アーティストだ。ライブパフォーマンスでは、SpotifyのCMソングにもなったラップナンバー「不可幸力」からスタートし、MVが1,600万再生を超える「東京フラッシュ」と人気曲を立て続けに披露。鈴鹿央士がMVに出演したことでも知られる「怪獣の花唄」では照明を変化させ、情感を込めた歌声を届けた。司会を務めるハリー杉山、三原勇希とのトークセッションでは、「音楽を始めたきっかけ」を聞かれる場面も。Vaundyは「いつも聞かれます」と笑顔を見せ、「音楽を始めたきっかけは正直なくて……。気づいたら音楽を作ってて」と苦笑。「ものづくりの一環として見ているので。幼少期からものづくりをいっぱいしてて、おもちゃも自分でダンボールから作ったり。その延長で絵を描いたりいろいろ作ったりしてて、歌もただのカラオケじゃつまらないなとなってきて『じゃあ、自分で作ればいい』となりました」と自身のルーツを明かしていた。(C)THINGS.
2020年11月27日女優の吉田羊と鈴木梨央が出演する大塚製薬・ポカリスエットの新CMが29日から放送開始する。第14弾となる「ポカリ、のまなきゃ」シリーズでは、これまでも吉田・鈴木が出演しさまざまな曲を披露してきたが、今回は名曲「カントリー・ロード」をカバー。その歌詞にちなみ、CMは「今年の冬は“強い自分を守っていこう”」がテーマに。毎日通りかかる近所の坂道を舞台にし、少し大人になって将来を考える年頃の娘とまだまだ無邪気な母の“冬の散歩”を描いた。また、菅田将暉への提供曲「さよならエレジー」「虹」で知られるシンガーソングライターの石崎ひゅーいがコーラスに参加。ハーモニーに深みを与えている。今回の歌唱収録について吉田は「梨央ちゃんとの母娘共演も6年目に入り、2人の歌声が年々似てきているなと感じます」と鈴木との共演を振り返る。鈴木は石崎について「石崎ひゅーいさんの作詞作曲された『さよならエレジー』が大好きで、実際にお会いした時は羊さんと2人でテンションがあがってしまいました。緊張して自分からうまく話せなかったことを後悔しています」と初共演に興奮した様子。吉田も石崎と作り上げたハーモニーに「初めて母娘の歌声に男性の声が乗り、また世界が広がりました。ひゅーいさんの歌声は、ポカリ母娘をそっと見守ってくれているようで、なんだかホッとします」と感想を述べる。初登場となった石崎は「家族の一員になれたような気がして嬉しかったです」と喜び、「3人のコーラスでは、お2人の息がぴったりで、驚きました。阿吽の呼吸というか、もうすでに世界が出来上がっていたので、そこに溶け込んでいくようなイメージで歌わせていただきました」と歌に込めた思いを明かした。
2020年11月26日鈴鹿央士と久保田紗友が共演し、ネクラ男子と優等生女子が“秘密”を共有するシリーズ累計570万部を突破した人気漫画「ホリミヤ」の実写映画&TVドラマ化が決定。昨今の映画界で注目を集める新進気鋭の松本花奈監督が映像化する。クラスではいつもひとりの地味でネクラな宮村伊澄(みやむらいずみ)と、優等生で明るく、クラスでも人気者の堀京子(ほりきょうこ)。真逆のような2人だが、彼らには共通点があった。それは、それぞれに誰からも知られていない“秘密”の一面をもっていること。ひょんなことから2人はお互いの秘密の共有者となり、徐々に距離を縮めていく。他人に興味を示さず、友達のいなかった宮村の高校生活は、堀との出会いをきっかけに色づきはじめる。宮村と堀、友人たちが織り成す甘酸っぱい「超微炭酸系」青春群像劇がついに実写映像化。主人公の宮村伊澄役には、初主演となる映画『蜜蜂と遠雷』で第43回日本アカデミー賞をはじめとする数々の新人俳優賞を受賞し、 TBSドラマ「MIU404」でも印象を残した鈴鹿央士を大抜擢。ヒロイン・堀京子役にはテレビ朝日系ドラマ「M愛すべき人がいて」「先生を消す方程式。」などの多数のドラマや、新田真剣佑、北村匠海ら出演の映画『サヨナラまでの30分』にも出演した期待の若手女優、久保田紗友。エネルギッシュな若さと、誰しもが魅了される演技力を兼ね備えた2人が、人間関係に、将来に、恋愛に悩みながらも青春の日々を謳歌する宮村と堀を等身大で演じる。さらにキービジュアルとメイキング映像が解禁。あわせて主人公・宮村伊澄役を演じた鈴鹿さん、ヒロイン・堀京子役を演じた久保田さん、松本監督と「ゆるキャン△」も手がけた吉野主監督からのコメントも到着。そして11月23日(月)21時よりABEMAにて<アニメ「ホリミヤ」超微炭酸系アベマ特番>の生放送番組が決定。アニメ版から戸松遥、内山昂輝、実写版から鈴鹿さん、久保田さんが出演し、「ホリミヤ」の魅力を徹底解剖する。鈴鹿央士コメント宮村伊澄役の鈴鹿央士です。ドラマでは、宮村の成長が物語の一つのテーマとして描かれています。宮村は、堀さんや進藤、石川くんや吉川さんとの出会いによって大きく変わっていきます。この変化をどうやって自分が表現しようか悩んでいたのですが、現場に入って、共演者の方々とシーンを重ねていくうちに、自然と感覚的に掴めたものがあった気がします。皆さんが役として宮村と向き合ってくれたので、僕の演じる宮村が成長できました。(原作の)HEROさん(先生)と萩原ダイスケさん(先生)が大切に作り上げ、たくさんの方に愛されているこの作品を、この作品に携わる全員で愛を込めて撮影に臨みました。宮村とこの作品を愛してもらえるようにと思い続けた撮影期間から2ヶ月が経ち、年明けにアニメ版と一緒に放送開始です。是非、ご覧ください。久保田紗友コメント「ホリミヤ」は日常の中の些細なことや当たり前にあること、その積み重ねに改めて幸せや心地よさを感じられる作品だと思います。堀は鈴鹿くん演じる宮村と出会い、自分の弱さも強さも受け入れていきます。演じていて登場人物達の様々な形での相手を思う気持ちが繊細に伝わってきました。好きな人や家族、友達から受け取る不器用ながらも伝わってくる優しい愛に、作品を観て心があたたかくなって頂けたら嬉しいです。松本花奈監督コメント初めて誰かと距離が縮んだり、初めて自分の弱さを見せたり、初めて大切な人が出来たり。そんな沢山の”初めて“が詰まったこの作品が、私は大好きです。鈴鹿さん、久保田さんたちと全力で駆け抜けてつくった不器用で甘酸っぱくて、とってもキュートな「実写版・ホリミヤ」の世界をどうか堪能していただけたら嬉しいです。吉野主監督(TVドラマ版第5話・第6話担当)コメント「繋がりがあるから救われる」スクールライフの何気ない日々の中で、登場人物達が抱える苦悩とめまぐるしく揺れ動く心情の変化に、何度も胸が締め付けられるドラマです。才能ある若い俳優達が感情の機微を見事に掬い取り繊細に演じている様は心惹かれました。原作の素敵な世界観を多くの人に届けたいです。「ホリミヤ」あらすじクラスではいつもひとり、静かでネクラな宮村伊澄と、容姿端麗、成績優秀、クラスの中心にいる堀京子。2人には誰にも知られていない“秘密”があった。ある日、ピアスだらけの若い男が堀の家を訪れる。怪我をした弟の創太を家まで送り届けてくれた、バンドマンみたいな謎の男。それは学校では見せることのない、宮村のもう1つの姿だった。そして宮村が見たのは、化粧もせず無造作に髪を束ね、弟の面倒を見ながら家事にいそしむ家庭的な姿の堀。この日から、お互いの秘密を共有したことをきっかけに2人の距離は近づいていく。今まで学校では目立たず、存在感がなかった宮村の学生生活が徐々にきらめきを帯びていく。堀との出会いを機に徐々にたくさんの友人たちが出来ていき、笑いあい、喧嘩をし、悩みを抱えて、恋をしていく。劇場版『ホリミヤ』は2021年2月5日(金)より新宿バルト9ほか1週間限定イベント上映(予定)。TVドラマ「ホリミヤ」が2021年2月16日(火)よりMBS/TBSドラマイズム枠にて放送スタート、3月30日(火)放送終了予定・全7話。MBS:毎週火曜深夜0時59分~/TBS:火曜深夜1時28分~(text:cinemacafe.net)
2020年11月23日今回、ご紹介するのは、『カレーの唄。』。カレーをモチーフに男同士の絆を描いた、ハートウォーミングな物語です。主演の満島真之介さんと、コンビを組んだ鈴鹿央士(すずか・おうじ)さんにお話をうかがいました。写真・北尾渉 文・田嶋真理 スタイリスト・DAN(満島真之介さん) 外山由香里(鈴鹿央士さん) ヘアメイク・齋藤将志(満島真之介さん) 阿部孝介(トラフィック/鈴鹿央士さん)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 68「カレーの香りのような存在を目指しました」『カレーの唄。』は、オリジナル作品に定評のある、脚本家・山﨑佐保子さんと瀬田なつき監督のタッグにより生まれた新作ドラマです。2人の男がカレーを通じて絆を深める様子を描き、食欲と心を満たす味わい深い作品に仕上がっています。両親に捨てられ、世界中を放浪しながら、一人で生きてきた男・天沢陽一郎を演じるのは、本作が連続ドラマ初主演となる満島真之介さん。優秀な弟にコンプレックスを抱く、芸術家志望の内気な大学生・鈴木二汰役を、2019年に公開された映画デビュー作『蜜蜂と遠雷』で、映画賞の新人賞を総なめにした鈴鹿央士さんが好演しています。このドラマのお約束となっているのが、陽一郎が悩みを抱えた登場人物を誘い、おすすめのカレーを一緒に食べながら、相手の悩みを解決するシーン。全12話それぞれにオリジナル・レシピや人気店が手掛けた、個性豊かなカレーが登場し、観る者の胃袋を刺激してくれます。ーー『カレーの唄。』に出演されるというニュースを読んで、まず満島さんが連続ドラマ初出演だということに驚きました。満島さん 同じことを言ってくださる方は多いのですが、僕は20代でデビューしたこともあってそれほど出演作は多くないんです。僕はこれまでに経験した現場で、大先輩方が真ん中に立ち、みんなを引っ張っていく姿を見てきました。命を削るような気持ちで作品に挑む、そんな現場を経験できたことを幸せに思っています。『カレーの唄。』で自分が真ん中に立つことにより、自分が関わった方々への感謝の気持ちを表現したいと思いました。ーー主演するにあたって、心がけたことは?満島さん 短い撮影期間の中で、共演者やスタッフの方々と強い絆を築くことに注力しました。自分が目立つというよりも醸し出す雰囲気を大切にしたくて。どこかの家から漂ってくる、食欲をそそるカレーの香りのような存在を目指しました。ーー大先輩方が真ん中に立つ姿を見てきた満島さんが、もっとも印象に残っている方は?満島さん すべての方ですね。真ん中に立つ方や取り組む作品次第で、いろんな立ち方があるんです。例えば、木村拓哉さんなら、周りの方々へのあふれんばかりの愛情と尊敬の心に加えて、自らのパワフルなエネルギーを絶やさない。しかも、現場ではささいな動きを見逃さないし、スタッフさんひとりひとりの名前をぜんぶ覚えているんです。木村さんを見ていると、落ち込んでなんかいられないという気持ちになりました。今回、自分が経験したことで、真ん中に立つ方々の苦労をあらためて実感しました。このドラマの撮影に入っているときは、姉(※女優の満島ひかりさん)とも、真ん中に立つ人の心得のような会話ができて。姉からアドバイスを受けたわけではないのですが、同じ感覚を共有できたことをうれしく思いました。ーー鈴鹿さんの第一印象を教えてください。満島さん 僕は演じる前にその人であるべきだと思っていて。オーディションで初めて会った瞬間に、央士は二汰だと思いました。その場にいた全員が僕と同じ気持ちで、彼が二汰役に決まったんです。ーー鈴鹿さんは、満島さんと共演していかがでしたか?鈴鹿さん 僕は満島さんが出演した『キングダム』や『全裸監督』などを観ていて。作品ごとに全く異なる、変態……なんて言ったら良いんだろう(笑)。良い意味で変態的な演技をされる方だなと思っていました。このドラマの撮影現場で、満島さんはすみずみまで目が行き届いていて。僕に対して、「こういうふうにしたほうが良いよ」とアドバイスをしてくださったときもありました。僕はこれまで先輩方から演技のアドバイスをいただいたことがなかったので、すごくうれしかったです。満島さんは僕の良き先輩であり、良き先生でした。ーー最後に、この作品の見どころをお願いします。鈴鹿さん 僕はこのドラマを観て、心が温かくなり、カレーが食べたくなりました。観ると、自分がその日過ごした1日を幸せだと感じる作品です。ぜひご覧いただきたいです。満島さん この作品には、食べて成長していくという考えが根底にあると思います。そういう考えは文化、人種や国を超えたものです。カレーは人間関係のように、奥が深くて終わりがない。ゆっくり時間をかけて煮込むことで、そこにしかない独自の味が出来上がります。『カレーの唄。』はみなさんが観て初めて完成します。観終わった後、感じた思いを人生に生かし、オリジナルのハーモニーを奏でていただきたいですね。インタビューのこぼれ話陽一郎がカレーを食べる前に行う、インパクト大の儀式は、満島さんのアイデアだそう。陽一郎の独特の動きは、全方向に感謝をこめているんだとか。「このドラマが配信・放送された後、カレー屋さんで子どもが陽一郎の真似をしてくれたらうれしいです」(満島さん)。動きの詳細は、ぜひ本編でご確認ください!Information『カレーの唄。』ひかりTV 10/1(木)より、毎週木曜23:00~23:30、dTVチャンネル 10/3(土)より、毎週土曜23:30~24:00にて順次配信BS12 トゥエルビ10/10(土)より、毎週土曜21:30~22:00放送出演:満島真之介、鈴鹿央士、出口夏希/森口瑤子©2020「カレーの唄。」製作委員会満島真之介さん 衣装協力:オーバーシャツ¥160,000、パンツ¥135,000(MISSONI/三喜商事 MISSONI部 03・3470・8235)シャツ¥28,000(08sircus/08book 03・5329・0801)シューズ¥160,000(BALLY/BALLY GINZA 03・6264・5471)鈴鹿央士さん 衣装協力:シャツ¥24,000(STUDIOUS×CULLNI/STUDIOUS MENS 原宿本店 03・5785・1864)パンツ¥26,000(STUDIOUS×SHAREEF/STUDIOUS MENS 原宿本店 03・5785・1864)シューズ¥23,000(TOSS/HEMT PR 03・6721・0882)
2020年09月30日グラビアアイドルの鈴原りこが、最新イメージDVD『濃厚りこぴん』(発売中 4,180円税込 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。2018年に26歳で遅咲きのグラビアデビューも、年齢を感じさせない可憐な笑顔と抜群のスタイルで人気の鈴原りこ。現在は現役介護士とグラビアの二足のわらじで活躍しているが、今年7月に発表された「ミスジェニック2020」に4位で選ばれるなど話題を集めた。そんな彼女の最新DVDは、これまで以上の露出と大人の色気を放出するなど、セクシーさが際立った1枚となっている。本作ではセクシーなアイス舐めやキャンディー舐め、両手を拘束されるシーンで恍惚の表情を浮かべるなど、過激なシーンにチャレンジ。ビーチやバスルームなどでは張りのあるバストを楽しむことができる。
2020年08月30日カレーをモチーフにした、満島真之介と鈴鹿央士が出演するドラマ「カレーの唄。」が配信・放送決定。オリジナル作品に定評のある脚本・山崎佐保子と瀬田なつき監督のタッグにより、2人の男がカレーを通じて絆を深める様を描く。両親に捨てられ、世界中を放浪しながら一人で生きてきた男・天沢陽一郎は、あるトラブルをきっかけに、芸術家志望の内気な大学生・鈴木二汰と出会う。お金がない陽一郎は、助けたことを口実に、二汰にカレーをおごらせると、ポツリと家族について語りだす。清川不動産の清川薫子(森口瑤子)は、アパートの管理人だったことが縁で、陽一郎の亡き父の遺骨を預かっている。陽一郎が毎日カレーを食べ歩くのには、何か深い理由があるようで…。本作が連続ドラマ初主演となる満島さんが演じるのは、両親に捨てられ、世界中を放浪しながら一人で生きてきた男・天沢陽一郎。そしてひょんなことから陽一郎が出会う、優秀な弟にコンプレックスを抱く芸術家志望の内気な大学生・鈴木二汰役を、映画デビュー作『蜜蜂と遠雷』で日本アカデミー賞、キネマ旬報ベスト・テン、毎日映画コンクール、報知映画賞など、映画賞の新人賞を総なめにした鈴鹿さんが演じる。満島さんは「僕にとってカレーは、人間関係のお手本であります。それぞれの具材が絡み合い高め合う。ゆっくり時間をかけて煮込むことで、そこにしかない独自の味が出来上がる。簡単なようで難しく、奥が深くて終わりがない。このドラマもカレーのように、素敵な仲間との出会いと縁が絡み合い、心温まる味わい深い作品が出来上がりました」と自信をみせ、鈴鹿さんも「このドラマは、カレーのようにキャストやスタッフの方々が素晴らしく融合して、温かくて美味しいものになりました。このドラマはまさしくカレーです。ちょっと何を言っているのかよく分からないかもしれませんが、本当にまさしくカレーです(笑)観ていて自然と笑顔になるような、幸せを感じることができる素敵なドラマです」とコメントしている。本作は、全12話各話ごとに異なる多種多様なカレーの登場も見どころのひとつ。都内の有名店や隠れた名店のほかにも、ハウス食品と共同開発したレシピのカレーや、店舗数1位のギネス世界記録TMを持つココイチも登場。陽一郎が悩みを抱えた登場人物を誘い、おすすめのカレーを一緒に食べながら、相手の悩みを解決していく。2人のほかにも、身寄りのない陽一郎を助ける下町の不動産屋経営者・薫子役を森口瑤子、二汰が片想い中の女子学生・森まどか役を出口夏希が演じることも決定。森口さんは「この『カレーの唄。』をご覧になった皆さんは必ずカレーが食べたくなります。100%絶対まちがいなく食べたくなります。そしてカレーを食べ終わる頃には、日々の切ない出来事も、もどかしい想いも『私ってなんだか幸せじゃん?』という気持ちに変わっているから、あら不思議。『カレーの唄。』はそんな素敵なドラマです」とドラマについて説明。出口さんは「カレーを食べたくなるのは間違いありませんが、クスッと笑えて見終わった後には温かい気持ちになれる作品ですので、ぜひ見ていただきたいです!」とメッセージを寄せている。なお本作の音楽は、国内外で人気を誇る4人組クラブジャズバンド「JABBERLOOP」が務め、主題曲「spice」などが収録されたアルバム「CORE」が9月9日(水)にリリース。そして同名タイトルでコミカライズ化され、COMIC BRIDGEにて8月7日(金)より連載がスタートする(漫画:月吉原作:山崎佐保子)。「カレーの唄。」は10月、ひかりTV、dTVチャンネルにて順次配信、BS12 トゥエルビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年08月06日綾野剛と星野源がW主演する現在放送中のドラマ「MIU404」。この度、先ほど放送された第3話から、菅田将暉が出演することが分かった。本作は、警察内部で“何でも屋”と揶揄されながらも、犯人逮捕に全てを懸ける初動捜査のプロフェッショナル「機動捜査隊」(機捜)が、24時間というタイムリミットの中で事件解決を目指す、1話完結のノンストップ機捜エンターテインメント。菅田さんが演じるのは、素性の知れない男…。第3話でバシリカ高校の元陸上部員が関与したドラック事件と、イタズラ通報を繰り返していた旧陸上部の成川岳(鈴鹿央士)に関わる重要な役どころだ。また成川も今後のストーリーに深く関わっていく。菅田さんは「この世には"404 not found"が無数に存在しています。見つけられない何か、消された何か、忘れ去られた何か、スッキリ見通しが良い反面、ちょっと気持ち悪い瞬間。皆さまありませんか?」と問いかけ、「人間にとって必要なものがぼくにとって必要とは限らない。世の中の事情とぼくの事情。善と悪では治められないグレーゾーン。ぼくが演じるのはそんな男です。どうか、見つかりませんように」とコメントを寄せている。そして第3話は、「アンナチュラル」で西武蔵野署の刑事役として出演していた大倉孝二と吉田ウーロン太が同役で登場するなどゲスト出演陣にも注目の回だったが、早くも明日11日(土)16時から、この第3話を再放送することも決定した。「MIU404」は毎週金曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2020年07月10日第43回日本アカデミー賞の授賞式が6日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、新人賞を受賞した横浜流星が登場した。『愛唄 ー約束のナクヒトー』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』の3作品で受賞した横浜。「3作品を通して、たくさんのことを得たんですけど、それよりも自分の力不足を痛感し、正直まだ自分にこの賞は早いんじゃないかと思っています」と心境を吐露。しかし「いただけたからにはこの賞に恥じないように、心に残るような素敵な作品を作っていけたらと思いますし、またこの場に立てるよう、日々精進したいと思います」と真摯に語った。新人賞は他、岸井ゆきの、黒島結菜、吉岡里帆、鈴鹿央士、森崎ウィンが受賞した。○横浜流星 コメントこのような素敵な賞をいただけたのは『愛唄 -約束のナクヒト-』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』で携わってくださった方々のおかげだと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。3作品を通してたくさんのことを得たんですが、それよりも自分の力不足を痛感し、正直 まだこの賞は早いのではないかと思っていますが、いただけたからにはこの賞に恥じないように心に残るような素敵な作品を作っていけたらと思っていますし、またこの場に立てるよう日々精進したいと思います。ありがとうございました。(C)日本アカデミー賞協会
2020年03月06日「第43回日本アカデミー賞」授賞式に先がけ、2月26日(水)から3月13日(金)まで、本年の「新人俳優賞」を受賞した6名の俳優を撮り下ろしたビジュアルを掲出する特別企画「NEW CINEMA FACE 2020」が、東京ミッドタウン日比谷にて実施されることになった。毎年、西武渋谷店の壁面に期間限定で掲出されると、多くの人々が現地に訪れ、ファンたちの交流・写真スポットの場として話題となっていた「NEW CINEMA FACE 2020」。8回目となる今年は、場所を渋谷から映画の街・日比谷に移して実施。次世代のスクリーンを担う新人俳優賞受賞者たちが一堂に会し、最新モードに身を包んだクール、かつゴージャスな装いで登場、新たな表情を見せている。なお、彼らが出演する各受賞作品(計7作品)が、渋谷ロフト横・渋谷シネクイントにて2月28日(金)から3月5日(木)の期間、特別上映されることも決定している。第43回 日本アカデミー賞「新人俳優賞」受賞者からコメント到着岸井ゆきの『愛がなんだ』(受賞について)日本アカデミー賞の新人俳優賞をいただけるとは考えてもみなかったので、しばらくは実感が湧かなかったです。これから受賞の重さに負けない、俳優としての筋力を鍛えていきたいです。(撮影を終えて)素敵なお洋服を着せていただいて普段しないようなお化粧で写真を撮っていただいて、「キラキラした場所にいるな!」って感じがして楽しかったです。黒島結菜『カツベン!』(受賞について)『カツベン!』は私にとって何か変わるきっかけになる作品だと思っていたので、その作品で今回の賞をいただけたことは、とても嬉しいですし、感謝しています。これから変わっていく自分に期待したいと思います。(撮影を終えて)素敵な衣装とヘアメイクでテンションが上がりつつ緊張もしていたので、大丈夫だったかなと。でも、なかなかこういった撮影はなかったので楽しかったです。吉岡里帆『見えない目撃者』『パラレルワールド・ラブストーリー』(受賞について)「本当に受賞したんですか?」と何度も聞き返しました。熱量が自分の中で上がりましたし、もっともっと新しい役に挑戦したいと思いました。多くの方に届く表現ができるよう頑張っていきたいです。(撮影を終えて)横顔の撮影の際、カメラマンの方に「瞳を上に向けてください」と言われたことが印象的で、新人俳優賞をいただいたということは上を向いていくことなんだなと感じることができた撮影でした。鈴鹿央士『蜜蜂と遠雷』(受賞について)20才になり、自分のプロフィールの中にこの賞がついてくるので名前に見合った俳優になりたいですし、ならなきゃいけないと思っています。日々努力、頑張ります。『蜜蜂と遠雷』を一緒に撮った皆さんと授賞式で再会できるのは、今からとても楽しみです。(撮影を終えて)あれだけ走ったり飛んだりした撮影はこれまでなかったですし、普段とは全く違った撮影でした。とにかく楽しい撮影でした。森崎ウィン『蜜蜂と遠雷』(受賞について)いろんな想いが駆け巡って号泣しました。色々な方への感謝の気持ちが湧き上がりつつ一番はおばあちゃんが頭に浮かびました。日本でちゃんとやっているよというのをこれで見せて安心させられるかなと思いました。(撮影を終えて)服がかっこいい!着こなせているのかな?って心配もあるんですけど、一流の方が揃っている現場で安心して楽しめました。なかなか自分が出たものはチェックするタイプではないんですけど、日比谷に見に行きたいですね。それ(掲出されたビジュアル)をバックに写真を撮りたいです。横浜流星『愛唄-約束のナクヒト-』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』(受賞について)驚きと嬉しさで感情が、ぐわんぐわんとうごめいてました。歴史と名誉がある賞だと思っていましたし、その年の話題になった作品に携わっている方々が一堂に集まる式という印象がありましたので、いつかあの場に立ちたいなと強く思っていました。(撮影について)すごく楽しい撮影でした。テンションが高まりすぎました。躍動感もあり、とてもかっこよく撮っていただけたと思います。「NEW CINEMA FACE 2020」は2月26日(水)~3月13日(金)まで東京ミッドタウン日比谷日比谷ステップ広場2F 連絡通路ガラス面+B1F 日比谷アーケード柱面にて掲出。第43回 日本アカデミー賞授賞式は3月6日(金)にグランドプリンスホテル新高輪にて開催。(text:cinemacafe.net)
2020年02月25日俳優の鈴鹿央士が、「第74回毎日映画コンクール」でスポニチグランプリ新人賞を受賞し13日、神奈川・ミューザ川崎シンフォニーホールで開催された表彰式に出席。芸能界デビューのきっかけとなった女優・広瀬すずと初対面したときの感想を語った。同賞は毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社などが主催している映画賞。鈴鹿は、『蜜蜂と遠雷』での演技が評価されて受賞した。トロフィーを受け取り、「このたびは素晴らしい賞をいただけて光栄に思っています」と喜びのコメント。「正直なことを言うと、何をしゃべるか考えてないんですけど、思ったことを言わせていただきます」と前置きしてから、「映画を作るって、いい大人たちが真剣に一つの作品に向かい合って、いい作品を作るんだっていう思いで毎日毎日過ごしているっていうのが本当にかっこよくて、そういう大人になりたいなと思っている、いまこの頃という感じです」と初々しく語った。鈴鹿の芸能界デビューは、広瀬すずが映画の撮影で鈴鹿の高校を訪れた際にスカウトしたことがきっかけ。そのときの出会いについて、鈴鹿は「僕が通っていた学校に来られて、僕は友達と『芸能人を見に行くぞ!』って見に行って」と振り返り、「俳優さんを見るのが初めてだったので、こんなに顔が整っていて、顔がちっちゃくて、本当にいるんだなと。宇宙人みたいな感じでした」と当時の衝撃を告白。その頃は、自分が芸能人になるイメージはまったくなかったそうで、「岡山の田舎に住んでいたので、関係ない世界だろうと思っていて」と語った。○「第74回毎日映画コンクール」受賞結果■作品部門日本映画大賞:『蜜蜂と遠雷』(石川慶監督)日本映画優秀賞:『新聞記者』(藤井道人監督)外国映画ベストワン賞:『ジョーカー』(トッド・フィリップス監督)■監督・脚本部門監督賞:石川慶『蜜蜂と遠雷』脚本賞:阪本順治『半世界』■俳優部門男優主演賞:成田凌『カツベン!』女優主演賞:シム・ウンギョン『新聞記者』男優助演賞:吉澤健『凪待ち』女優助演賞:池脇千鶴『半世界』スポニチグランプリ新人賞:鈴鹿央士『蜜蜂と遠雷』スポニチグランプリ新人賞:関水渚『町田くんの世界』田中絹代賞:風吹ジュン■スタッフ部門撮影賞:クリストファー・ドイル『ある船頭の話』美術賞:磯田典宏『カツベン!』音楽賞:RADWIMPS『天気の子』録音賞:藤本賢一『半世界』■アニメーション部門アニメーション映画賞:『海獣の子供 』(渡辺歩監督)大藤信郎賞:『ある日本の絵描き少年』(川尻将由監督)■ドキュメンタリー部門ドキュメンタリー映画賞:『えんとこの歌寝たきり歌人・遠藤滋』(伊勢真一監督)■TSUTAYAプレミアム映画ファン賞日本映画部門:『凪待ち』外国映画部門:『ジョーカー』■特別部門特別賞:宮本まさ江(衣装)
2020年02月13日第44回報知映画賞の表彰式が18日に都内で行われ、各賞の受賞者が登場した。作品賞・邦画部門、新人賞(鈴鹿央士)の2冠に輝いた『蜜蜂と遠雷』。広瀬すずにスカウトされ、オーディションで天才少年役に選ばれた鈴鹿に、主演の松岡茉優が花束を贈呈した。松岡は「鈴鹿くんは去年まで岡山で普通の高校生をしていました。そんな彼が、1番と言っていいくらいプレッシャーのかかる役を演じてくれたんですけど、私は彼と目線を合わせてお芝居するとセリフが飛んでしまうくらいまっすぐに、見たことないくらい純粋な目で一緒にお芝居をしてくれました」と振り返る。「彼がもっとたくさんの役と出会っていくのも楽しみですし、その門出が『ミツバチと遠雷』であったことも誇りに思いますし、何より報知映画賞さんで、鈴鹿くんのお芝居が良かったんだとハンコを押してもらった気がして、もう一歩押しができた気がして本当に嬉しいです」と祝福した。鈴鹿は「本当にみなさんに感謝していて、捨て犬を拾ってもらったような感覚で……捨てられてないんですけど」と会場を笑わせる。「パッと出てきた僕を石川監督がオーディションで見つけてくれて、いろいろ鍛えられながら映画を撮影して、こういうところでしゃべってるというのは想像できなかったことで、大きい門出なんですけど、転んじゃいそうなので、支えてもらいながら……事務所の方にもお願いしますね、本当に」と念を押した。さらに鈴鹿は「ここにいる方々もこれからお世話になると思うんですけど、ちょっと天狗だなと思ったらすぐにへし折ってもらって。のびのびと成長できるように」と懇願。「これから新人賞をいただいて、いつまで新人なのかなと思ったんですけど、新人じゃなくなる時がくるんですよね、僕も。それが楽しみだなという今です」と自然体で語った。また作品賞・邦画部門の表彰では石川監督が登場。松岡が花束を持って再度登場するも、石川監督の胸元の花が曲がっているのに気づいて直す一幕も。石川監督は改めて「主演の4人の役者さんたち(松岡、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿)が本当にピアノを頑張っていただいて、本当に役者さんたちにこそ捧げられるべき賞だなと思っています」と役者たちへの感謝を述べた。○第44回報知映画賞 受賞・登壇者一覧作品賞・邦画部門:『蜜蜂と遠雷』石川慶監督 花束ゲスト:松岡茉優作品賞・海外部門:『ジョーカー』ワーナー ブラザース ジャパン合同会社 社長兼日本代表 高橋雅美 花束ゲスト:田中誠アニメ作品賞:『天気の子』 新海誠監督 花束ゲスト:醍醐虎汰朗、森七菜主演男優賞:中井 貴一『記憶にございません!』 花束ゲスト:フジテレビジョン 取締役編成統括局長 石原隆主演女優賞:長澤まさみ 『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマン JP -ロマンス編-』 花束ゲスト:小日向文世助演男優賞:成田凌 『チワワちゃん』『愛がなんだ』『さよならくちびる』 花束ゲスト:深川麻衣助演女優賞:小松 菜奈 『来る』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』 花束ゲスト:平山秀幸監督監督賞:佐藤信介 『キングダム』 花束ゲスト:山崎賢人新人賞:鈴鹿央士 『蜜蜂と遠雷』 花束ゲスト:松岡茉優新人賞:玉城ティナ 『Diner ダイナー』『惡の華』 花束ゲスト:井口昇監督特別賞:『翔んで埼玉』 武内英樹監督、GACKT 花束ゲスト:魔夜峰央
2019年12月18日第44回報知映画賞の受賞作・受賞者が28日に明らかになり、中井貴一が主演男優賞、長澤まさみが主演女優賞に輝いた。『記憶にございません!』の演技が評価された中井は、1994年(第19回)『四十七人の刺客』で助演男優賞を受賞して以来、25年振り2度目の報知映画賞受賞に。また『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマン JP-ロマンス編-』に出演した長澤は、2004年(第29回)に『深呼吸の必要』『世界の中心で、愛をさけぶ』で助演女優賞を受賞して以来、15年振り2度目の報知映画賞受賞となった。全体では『蜜蜂と遠雷』が作品賞・邦画部門、新人賞(=鈴鹿央士)の2冠に。今年社会現象を巻き起こした『翔んで埼玉』が特別賞を受賞した。○第44回報知映画賞 一覧作品賞・邦画部門:『蜜蜂と遠雷』(監督 石川慶)作品賞・海外部門:『ジョーカー』(監督 トッド・フィリップ)アニメ作品賞:『天気の子』 (監督 新海 誠 配給 東宝)主演男優賞:中井 貴一『記憶にございません!』の演技に対して主演女優賞:長澤まさみ 『マスカレード・ホテル』『コンフィデンスマン JP -ロマンス編-』の演技に対して助演男優賞:成田凌 『チワワちゃん』『愛がなんだ』『さよならくちびる』の演技に対して助演女優賞:小松 菜奈 『来る』『閉鎖病棟-それぞれの朝-』の演技に対して監督賞:佐藤信介 『キングダム』の演出に対して新人賞:鈴鹿央士 『蜜蜂と遠雷』の演技に対して新人賞:玉城ティナ 『Diner ダイナー』『惡の華』の演技に対して特別賞:『翔んで埼玉』 社会現象化した稀有な作品。(監督 武内英樹)
2019年11月28日2018年に芸能事務所に所属し、2019年に俳優/モデルデビューした鈴鹿央士。あどけなさを残す顔と、のんびりとしたしゃべり方は、自然とあたりの空気を和ませる。「売れたい」、「多くの人に知ってほしい」、「爪痕を…」群雄割拠の若手俳優がしのぎを削る中、まったくと言っていいほどガツガツした様子を見せず、力まない。それは、すべての意識が懸命に目の前の作品、役柄のみに注がれているから、なのかもしれない。鈴鹿さんの2019年は「物事が始まって終わることも学んでいった年」俳優デビューとなった本年、「なつぞら」、『蜜蜂と遠雷』、「おっさんずラブ-in the sky-」、『決算!忠臣蔵』と、4本もの作品に立て続けに出演した鈴鹿さん。2019年の手触りを問うと、「物事が始まって終わることも学んでいった年」と、感慨深そうに答えた。「2019年は、『決算!忠臣蔵』の撮影で始まりました。公開は11月22日ですけど、ロングランしてほしい…という願いも込めて、年末まで上映するとしたら、始まりと終わりが『決算!忠臣蔵』になります。作品は、全部クランクインして、クランクアップして、宣伝活動が始まって、公開して、終わっていくんだなと感じて。丸々1年かかった『決算!忠臣蔵』に関わったことは、一番大きな出来事でした」。鈴鹿さんが出演する『決算!忠臣蔵』は、赤穂浪士による討ち入り計画の実情を、お金の面から描いた新たな時代劇。『忍びの国』、『殿、利息でござる!』など、これまでもキャッチ―な切り口で時代劇をみせてきた中村義洋が監督、脚本を務めた。物語の主役である赤穂藩の筆頭家老・大石内蔵助を堤真一が、勘定方の矢頭長助を岡村隆史が担当し、コメディからシリアスまで緩急つけて演じ分けているのが大きな見どころのひとつ。鈴鹿さんはと言うと、矢頭長助の息子・矢頭右衛門七を演じた。岡村隆史と“親子”役で共演して「似ているところもあるような気がする」岡村さんの息子を演じることになった鈴鹿さんは、オーディションで抜擢された。決まっていない頃には、「岡村隆史さんの息子役は自分しかいない!」と意気込んでいたという。「自分のテンションを上げるようにというか、“自分しか”と思う(鼓舞する)ことが一番だったんです」と照れながら、意気込みの理由を明かした。岡村さん本人からは、撮影現場で「わしの息子がこんなに背が高くて、かっこいいわけないがな!」という突っ込みもあったそうだが、「僕は意外と似ているところもあるような気がするんですけど…」と首をひねり、岡村さんの話が止まらない。「岡村さん、初日は“高倉健さんスタイルだ”ってずっと立っていらしたそうなんですけど、ほかの皆さんが気づかないから2日目にやめたそうなんです(笑)」と朗らかな様子も伝えながら、「僕がテレビで見ていた岡村さんというよりも“ああ、お父さんだ”と感じる気持ちのほうが大きかったです。すごく優しくて、真面目な方で…、一方的にお父さんだと感じていました」と、肉親という間柄を演じた鈴鹿さんならではの岡村さん像について教えてくれた。本作は、堤さん、岡村さんのW主演以外にも、濱田岳、横山裕、妻夫木聡、荒川良々、竹内結子、西川きよし、石原さとみ、阿部サダヲと豪華キャストがそろい踏み。一堂に会する場面も少なくなく、鈴鹿さんは「毎日がすごかったです。現場にいるだけで幸せで、本当に参加できてよかったです」と、かけがえのない経験だったと目を輝かせた。繰り返し見た「オレンジデイズ」&『素晴らしき哉、人生!』特に、鈴鹿さんがパッケージを借りて、何度も何度も繰り返して見ていたというドラマ「オレンジデイズ」に出演していた妻夫木聡との共演、交流は忘れ難かったという。「あの妻夫木さんが目の前でお芝居していて、“ああ、すごい、すごい!”とずっと思っていました。休憩中も、『ウォーターボーイズ』時代のお話を聞かせてもらったりもしていて」と、1トーン高い声色で興奮を語る。ほかならぬ影響を受けた妻夫木さんが『ウォーターボーイズ』に出演していたのは、21歳くらいの頃。年明けには20歳を迎える鈴鹿さんと、年端的にも近い。学生から社会人まで、様々な役どころに挑戦できるいま、鈴鹿さんが興味を惹かれるのは、どのようなジャンルの作品なのだろうか?「いろいろな作品に出てみたいですけど、青春系はちょっと恥ずかしいかな…(笑)。悪い役や、サイコパス的な役をやってみたいです」と願望を口にする。かと思うと、ふと考える表情になり、「漫画の製作進行、ピアニスト、整備士、侍…といまやってきているので、普通の人というか、リアルな家族の物語、みたいな作品もやってみたいです」と、さらなる意欲を示した。「好んで観るのは人間ドラマだったりします。『素晴らしき哉、人生!』は時間ができれば、何回も観ています。ああいう作品にも出てみたいんです」天性の人を惹きつけるムード、真っ白なキャンバスのような鈴鹿さんの素地に魅せられ、これから多くの作品が彼を彩っていくのだろう。2020年には、予想もつかないような鈴鹿さんの出演作に期待したい。(text:Kyoko Akayama/photo:You Ishii)■関連作品:決算!忠臣蔵 2019年11月22日より全国にて公開(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会
2019年11月21日10月4日より全国公開された映画『蜜蜂と遠雷』は、まったく異なる境遇にある4人の天才ピアニストたちが、国際ピアノコンクールでの熾烈な戦いを通して、お互いに刺激し合い葛藤し、そして成長を遂げ‘覚醒‘する物語。今は亡き世界最高のピアニストが遺した謎の少年・風間塵役を新人の鈴鹿央士が演じる。「風間塵、そのものだ」と評価の高い鈴鹿は、オーディションを受けて塵の役を獲得したという。「僕自身まだ何も経験がなくて、わからないままに全部で5回くらいオーディションを受けました。実はどう受けたらいいかとか、会場への入り方すらも知らなかったりしたので、最初のオーディションの時は挨拶もせずに入っちゃって(笑)。3回くらい受けたらオーディションってこういう感じかなっていうのが分かってきて。受かった時はすごく嬉しかったし、ビックリしました」鈴鹿は主役級の4人のひとりを演じるが、初めての映画出演だったので、実は役作りが出来なかったと言う。「撮影が始まる前に石川監督と話す機会があったんですけど、話している中で、今のその表情が風間塵なんだよって言われたので、頭で考え過ぎず、作り込み過ぎないようにしようと思ったら、そのままの自分で演じることが出来ました。でも正直に言うと、僕は演技自体が初めてだったので、役作りというものをしなかったというよりは出来なかったんです。石川監督から「それでいいんだよ」と言ってもらえたので、安心して演じられました」しかし、映画を観た人からは、「塵のイメージそのままだ」と評価が高い。その理由を鈴鹿はこう語った。「初めての映画出演だったので、自分では客観的に観られないし、完成した映画を観た時にこんな感じなんだって思ったんです。たくさんの人から『これが風間塵だって思った』と言われて、初めて、『僕は風間塵だったんだ』って思いました。天真爛漫なところや、ちょっと不思議なところとか、そういう雰囲気が一緒だって言われたりして。自分ではそんなに思わないんですけど(笑)」風間塵という天才を演じて、鈴鹿自身学ぶことが多かった。鈴鹿は塵を愛されている人と表現する。「塵は、嫌味なく僕の音楽ってこういうものなんだよというのを、音楽を通して素直に伝えるのがすごく素敵だなって。僕も演じる役の言葉を伝えていくのが俳優だと思っていて、塵を通して自分の想いを役に乗せて伝えることが出来たらなって思いました」鈴鹿のこの映画でお気に入りは、松岡演じる亜夜と月明かりの下で連弾するシーンだ。光も映像も音楽も、そしてセリフも美しく、見ている人の心を打つ。そんなシーンが多くある今作は、観終わった後の余韻をも楽しめるのが魅力だ。「クラシックというとちょっと敷居が高いというか、難しいイメージがあると思うんですけど、気楽に観に来て欲しいです。クラシックが分からない方でも本当に綺麗な音が流れるから、耳も癒されるし、この4人の戦いのストーリーもしっかりしているから、映画を観た後の余韻がすごいと思うんです。体感して欲しいですね、この映画を。本当に気楽に劇場にお越しください」『蜜蜂と遠雷』全国公開中撮影/杉映貴子、取材・文/若村幸江
2019年10月09日史上初の快挙となる直木賞(第156回)、本屋大賞(2017年)のW受賞を果たし、映像化不可能と言われた『蜜蜂と遠雷』が豪華キャスト、スタッフ陣により実写映画化。10月4日に全国公開された。国際ピアノコンクールでの熾烈な戦いを通して、お互いに刺激し合い葛藤し、そして成長を遂げ‘覚醒‘していく物語だ。音楽エリートとして超名門音楽院に在籍し、優勝候補最有力の重圧に挑むマサル役を森崎ウィンが熱演。ジャンルは違うが、同じアーティストとして活躍する森崎の目にマサルはどう映ったのだろうか?「マサルはすごく繊細だけど、責任感もあって、サービス精神がある。でもそれは人から見えているマサルで、内面は芯がとても強くて、自分で世界を切り開くんだ、自分で新しいものを作るんだ、というビジョンがとてもはっきりしている人。だから本番でも先生から言われた通りじゃなくて、自分流にやってしまうところがある。そこにはよし、いける!っていう絶対の自信があって迷わず突き進める強さがある。そういう感覚的なところは、僕と似ているなって思いましたね」森崎もマサル同様、端正な顔立ちと精悍なたたずまいで「王子」と呼ばれるのに相応しい。しかし本人は「王子」と言われるとプレッシャーに感じると言う。「僕とマサルは全然似てないというか(笑)。マサルが刻むリズムってすごくゆっくりなんですが、僕はすぐ反射的に返してしまうことが多くて。ゆっくりしゃべるとか、動作も静かに流れるようにするとか。マサルに寄り添うために、リズムを落とさないといけないのが、すごく難しかったです」森崎はアーティストとしても活躍しているが、クラシックはこれまで演奏したことがなかった。マサルを演じる上で、「ピアニストとしてのマサル」を知るために、音楽教室に通い、半年以上かけて弾けるようになったという。同時に、クラシックの難しさを痛感した。「クラシックって弾く指の番号まで決まっていて、決められたルールを守らないといけないんです。それはなかなか慣れなかったですね。どうしても自分が弾きやすいように手を動かしてしまって。あと指を広く開くこと。運よく僕は手が大きかったので届きましたが、それでも痛い!って思いながら、でもどんどん弾かないといけないし。レッスンが終わると本当に手が痛かったですね」『蜜蜂と遠雷』は「音楽の神様に愛された天才」の戦いの物語でもある。どんな世界でも、「天才」という人がいて、その中で神様に愛されるのは、「努力をする人」だと森崎は考える。「諦めずに前向きに、しっかりと自分の将来を見据えて、努力をする人が最終的には勝つと思います。人ってやっぱり見ているんですよ。そこは信じて、しっかり努力を続けていくことじゃないかなって思います。僕も他の仕事の合間でピアノの練習をしていたので、本当に大変でしたが、絶対に弾いてやるっていう気持ちで練習しましたし、本番では弾けるようになっていました。撮影後に石川監督から、感動したって言ってもらえて、本当に嬉しかったです。一つひとつを怠らず、積み重ねることだと思います」4人のライバルには、同世代で活躍している松岡茉優、松坂桃李、大型新人として鈴鹿央士との共演があった。現場ではライバル同士だったこともあり、和気あいあいとした雰囲気はなく、程よい緊張感があったという。「茉優ちゃんも、桃李君もキャリアは僕なんかより長いですし、場数も全然違うんで。もう一回違う作品で出会えるように頑張りたいなって思いました。鈴鹿君は初めてとは思えないくらい堂々としていて、人としても魅力的でした。現場で今日のお弁当は何を食べましたか?とか、昨日は何をしていたんですか?とか聞いてくれて、可愛かったです(笑)」『蜜蜂と遠雷』は4人の天才ピアニストの葛藤や人生の壁を乗り越えるヒントが見つかる作品でもあり、まるでアスリートの戦いを見ているような感覚になれる映画でもある。「クラッシックコンクールの話だから敷居が高くて、近寄りがたいイメージがあると思うんですけど、そんなことはないです!僕の言葉を信じて、一度劇場に足を運んでくださると、本当に画面の中でアスリートたちが、癒しの音楽と共に戦っているんで、ぜひその臨場感を劇場で味わっていただけたらと思います」『蜜蜂と遠雷』全国ロードショー中撮影/高橋那月、取材・文/若村幸江
2019年10月08日10月5日、6日の全国映画動員ランキングは、名優ホアキン・フェニックスが誰もが知る人気キャラクターの“誕生のドラマ”に挑んだ衝撃作『ジョーカー』(全国324館)が初登場で首位を飾った。3週連続トップだった『記憶にございません!』(全国352館)は、公開4週目は2位になった。3位から5位には新作が並んだ。人気シリーズ『HiGH&LOW』と人気漫画『クローズ』『WORST』がクロスオーバーしたアクション映画『HiGH&LOW THE WORST』(全国322館)が初登場3位に。恩田陸の同名小説を松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士らで映画化した音楽ドラマ『蜜蜂と遠雷』(全国324館)は初登場4位。キアヌ・リーヴスが最強の殺し屋を演じる人気シリーズ第3弾『ジョン・ウィック:パラベラム』(全国201館)は初登場5位になった。そのほか、公開12週目の『天気の子』(全国367館)は7位につけている。次週は『アップグレード』『イエスタデイ』『クロール ―凶暴領域―』『最高の人生の見つけ方』『真実』『空の青さを知る人よ』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』『ボーダー 二つの世界』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ジョーカー』2位『記憶にございません!』3位『HiGH&LOW THE WORST』4位『蜜蜂と遠雷』5位『ジョン・ウィック:パラベラム』6位『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』7位『天気の子』8位『人間失格 太宰治と3人の女たち』9位『HELLO WORLD』10位『アナベル 死霊博物館』
2019年10月07日グラビアアイドルの鈴原りこが、最新イメージDVD&ブルーレイ『課外授業』(DVD:3,800円税抜 ブルーレイ:4,800円税抜 発売元:ラインコミュニケーションズ)をリリースした。昨年に26歳で遅咲きのグラビアデビューも、年齢を感じさせない可憐な笑顔とFカップのスタイルで人気沸騰中の鈴原りこ。現役介護士とグラビアの二刀流グラドルとして大きな話題を集めた。そんな彼女の通算4枚目となる同DVDは、エッチな教育実習生を熱演。生徒や同僚の教師を誘惑するというキャラクターを演じながら、Fカップバストとダイナマイトボディーを披露している。教育実習生として、教室では白のタイトな衣装を捲くりあげてFカップバストが露わに。視聴者を見立てた生徒に「そんなに強くしちゃダメっ」と優しく囁くなど、熱演している。また、田園風景をバックにしたシーンでは、野外にも関わらず大胆に露出。シーンが進むにつれて過激さも増していく。なお、同DVDの発売を記念したイベントが10月6日に東京・秋葉原のソフマップAKIBA 1号店 サブカル・モバイル館7F(17:00~)で開催される。
2019年10月03日今年もさまざまな小説が映画化されてきましたが、そのなかでも「映像化は不可能」と言われていた『蜜蜂と遠雷』の映画版がついに完成。史上初の快挙となる直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした原作の世界観が見事に再現されている作品ですが、今回はそのなかで主要キャストを務めたこちらの方々にお話をうかがってきました。写真・大内香織(森崎ウィン、鈴鹿央士)森崎ウィンさん&鈴鹿央士さん!【映画、ときどき私】 vol. 263国際ピアノコンクールで世界を目指す4人の若き天才ピアニストたちの挑戦を描いた本作。ルックスと育ちの良さから「ジュリアード王子」と呼ばれるマサル役を演じたのは、スティーヴン・スピルバーグ監督作『レディ・プレイヤー1』で注目を集めた森崎ウィンさん(写真・左)。そして、ある現場でエキストラとして参加していたところを広瀬すずさんにスカウトされたことがきっかけでデビューを果たした新星・鈴鹿央士さん(写真・右)が、突如現れた異端児の風間塵を演じています。今回は、本作での共演を通じて意気投合した森崎さんと鈴鹿さんのおふたりに、お互いの印象や現場で感じた思いについて語っていただきました。クラシックが身近なものだと初めて知った―まずは、完成した作品をご覧になったときの感想を教えてください。森崎さん石川慶監督が「この作品は音楽映画」とおっしゃっていましたが、その言葉通り、まずは音の良さに驚きました。僕はいままであまりクラシック音楽を聴いてこなかったのですが、この作品のおかげで好きになれましたし、見方が大きく変わったと思います。クラシック音楽はこんなに身近なものだったんだと感じることができて新鮮でした。―鈴鹿さんにとってはデビュー作でありながら、森崎さんだけでなく、松岡茉優さんや松坂桃李さんといった豪華キャストと肩を並べていますが、ご覧になったときはいかがでしたか?鈴鹿さんまずは「あ、自分が出てる!」というのが最初の感想でした(笑)。今回は、共演者のみなさんが優しい方ばかりで助けていただきましたし、僕を受け入れてくださったのもありがたかったです。事務所の社長から「一流の人は、一流の心を持っているもの」と聞いてはいましたが、今回の現場を通して、本当にそうだなと実感しています。「僕もそうなれるようにがんばります!」とは言ったものの、みなさんを間近で見てしまうと、まだまだ遠いなと感じているところです。―そういう意味では、初めての現場で目標となるような先輩たちと出会えたんですね。鈴鹿さん本当にそうですね。目指すべき道が見えたので、そこを追いかけていけばいいんだというのがわかった気がしています。苦労はあっても心は楽しんでいた―劇中では、おふたりとも天才ピアニストとしての佇まいに説得力がありましたが、一番苦労したのはどのあたりですか?鈴鹿さん苦労しながらも、楽しかったのは「カデンツァ」と呼ばれる即興的な演奏をするシーン。激しい演奏が求められていたので、何回も撮り直しているうちに腕が疲れてしまったんですけど、好きなメロディのときは気持ちが乗っているのを感じることができました。なので、腕の苦労はありましたが、心は楽しんでいたと思います。森崎さん僕も苦労したのは、ピアノのシーンですね。今回は、短期間でピアニストの人生を自分に落とし込むのが難しかったので、ピアノとの向き合い方を知るために、自分でピアノ教室にも通ってみました。そういう描写があったわけではないですが、自分自身のバックボーンとしてやっておきたい気持ちが強かったです。あとは、原作のファンでもあったので、マサルを演じることもそうですが、「あそこまでジュリアード王子にはなれるだろうか」というプレッシャーを感じていました。―森崎さんの姿からは、マサルの“王子感”も十分に醸し出されていたと思いますが、鈴鹿さんから見た森崎さんの印象はいかがですか?王子っぽいなと感じたエピソードなどがあれば、教えてください。鈴鹿さん僕のオーディションのときに初めてお会いしましたが、部屋に入ったらウィンくんがいたんですよね。森崎さんそうそう。僕は先に決まっていて、マサルと塵の並びを見たいということで、呼ばれて行ったんです。鈴鹿さんそこで、なぜか「いままでにバレンタインのチョコを最高でいくつもらいましたか?」みたいな話になって、僕が「4、5個くらいかな」と答えたら、ウィンくんが「200個」と言っていて……。森崎さんじゃなくて、「うそでも『200個くらいもらった』と答えないとね」と言ったんだよ。だから、200個はもらってないです(笑)。鈴鹿さんでも、そういう受け答えとか、現場にいるときの佇まいとかもさまになっているし、挨拶するときに握手する姿を見ていると、「ああ、ハリウッドだ!」と思っていました(笑)。ウィンくんの持つ海外の雰囲気は、まさにマサルだと感じたところです。鈴鹿さんから見た森崎さんの印象とは?―ということは、憧れのお兄さん的な存在ですか?鈴鹿さんいや、というよりは僕からすると、カッコイイお兄さんという感じです。森崎さん「いや」って何?憧れではないということ(笑)?鈴鹿さんそういうことではなくて……。森崎さんいやいや、もう大丈夫。これ以上傷をえぐるのはやめておこうかな。鈴鹿さんとにかく、ひと言でまとめるとカッコイイお兄さんです!―(笑)。監督や原作者の恩田陸さんが鈴鹿さんの印象を「天然」とか「得体の知れない」という言葉を使って表現されていますが、その意味がわかってきました。実際に、森崎さんから見た鈴鹿さんはどんな人ですか?森崎さんまさにその通りですね。正直言って、彗星のごとく天才が現れるというのはこういうことなんだというのを感じました。「風間塵が本から出てきた」と思ったくらいなので、すごい人を見つけたなというのが僕の印象です。本人は謙遜しますけど、鈴鹿くんの持っているすごさを改めて実感しています。でも、裏ではけっこうギャップもあるので、いまは弟みたいですね。―おふたりの兄弟感は先ほどから伝わっていますが、森崎さんが知る鈴鹿さんの天然エピソードなどもありますか?森崎さん「ウィンくんって、彼女いるんですか?」とか僕だったら聞けないようなことをいきなり普通に聞いてくるんですよね(笑)。しかも、「僕、恋したいんですけど……」と言ってくるので、「僕もしてないから知らないよ!」みたいな絡みを現場でも2人でしていました。そういうお茶目で、いい意味で染まってない感じが鈴鹿くんの強みだと思います。すごく勉強になる現場だった―確かに、自然体なところがすごく魅力的ですね。現場での楽しい様子も目に浮かぶようですが、そのほかの共演者の方についてもおうかがいします。まずは、ライバルのひとりでもある松岡茉優さんとご一緒されてみていかがでしたか?森崎さん松岡さんは僕よりも経験豊富なので、現場での佇まいや空気の作り方など、リスペクトできる部分が本当にたくさんありました。なので、すごく勉強になりましたし、彼女と共演できたことは、僕にとって宝物になったと思います。やっぱりあれだけの表現力がある女優さんはなかなかいないですからね。―では、松坂桃李さんの印象はどうでしたか?鈴鹿さん僕は同じシーンがあまりなくて、ピアノのレッスンで入れ違いになるくらいでしたが、松坂さんの醸し出す優しいオーラはすごいなと思いました。人の良さというのはこんなにもにじみ出るものなんだという印象です。あとは、「まさに『芸能人』みたいな感じがカッコイイな」と思っていたりしていました(笑)。森崎さん(笑)。鈴鹿くんにはこのままでいて欲しいんですけど、1年後に会ったら変わっちゃうのかな。鈴鹿さんでも、僕は芸能界に染まりたいんですよ!いま、片足突っ込んだので、来年にはひざくらいまで行きたいですね(笑)。森崎さんいや、いまのままがすごくいいと思うよ。どちらにしても、年を取ったら勝手に変わっていくものだと思うから。鈴鹿さんじゃあ、それを待つことにします!これからもお互いに高め合っていきたい―(笑)。おふたりの関係性も楽しいですが、この作品で描かれている4人の関係は、ライバルでありながら、お互いを高め合う存在だったと思います。おふたりにも“よきライバル”はいますか?森崎さんいまはやめてしまったんですが、僕が音楽を続けているなかでパートナーと言っても過言ではないアメリカ人のハーフのボーカリストがいました。彼とは10代のときからの長い付き合いでしたし、ライバルだけどお互いを高め合える仲間だったと思います。鈴鹿さん僕は人を敵対視したことがないので、ライバルではないですが、いま男3人で寮に住んでいるので、彼らが僕にとってはそういう存在ですね。2人がドラマとか舞台とかCMに出るという話を聞くと、「僕もがんばらなきゃ」と思いますから。いまは一緒に台本を読んだり、映画を観たり、いろいろなものを共有しながら生活をしているので、すごくいい環境にいるなと感じています。いつか離れるときがきますが、これからもお互いを高め合えたらいいなと思っています。―どちらもステキな関係ですね。また、今回の作品ではおふたりとも天才ピアニストという役どころでしたが、いままでに「この人、天才だな」と圧倒された人がいれば教えてください。森崎さん僕は、やっぱりスティーヴン・スピルバーグ監督ですね。僕にはまったく想像できないことでも、監督の頭のなかには見えているものがあったんだなとあとで感じました。たとえば、現場で役者たちはポールに向かって演技していましたが、監督にはそれでさえも3D以上の何かに見えているんですよね。そういった構想があったうえでの演技指導や演出だったので、「天才だな」と思いました。撮影中は刺激しかない毎日でした。鈴鹿さん僕は、今回の作品で塵のピアノ演奏を担当してくださった藤田真央さんです。何回かお会いする機会もありましたが、本当にピアノを愛し、愛されている人だと感じました。「1日にどのくらいピアノを弾くんですか?」と聞いたら、「いつまででも弾いています」とおっしゃっていたのが印象的です。みんなにも認められている“ピアノの天才”だと思いました。忙しい毎日で癒しを感じる瞬間とは?―いまはお忙しい日々を過ごしていると思いますが、おふたりにとって癒しの時間を教えてください。鈴鹿さん息抜きに散歩をすることが多いですが、最近はあえて音楽を聴かずに、街の音を聞いています。というのも、僕は岡山県の田舎で育ったので、家の外からカエルの声が聞こえたりするのが好きでした。東京だと機械音とかが多いですが、僕は自然の音が聞きたいので、雨が降っているときは癒しになってうれしいです。でも、この前、雨の音が聞きたくて窓を開けっぱなしで寝たら、窓際がびしょびしょになっていて大変でした(笑)。森崎さん僕は夜にひとりでふらっとドライブに出たりします。目的地を決めないで走り出すんですけど、結局お台場のほうに行ってしまうんですよね。というのも、僕が大好きな飛行機が見える場所があるんです。なので、音楽を聞きながら、飛行機を見て、コーヒーを飲んで帰ってくる、という地味なことをしています(笑)。―それでは、女性ファンの多いおふたりから、読者に向けてメッセージをお願いします!鈴鹿さんこの作品を撮っているときは18歳だったんですけど、最近は背も伸びて、少しずつ顔が大人っぽくなってきたと言われるので、これからも僕のいろいろな成長を見ていただけるようにがんばります!森崎さんまずは「疲れたときは僕がいるから大丈夫だよ」って言いたいですね(笑)。あとは、映画はぜひ劇場で観てください!インタビューを終えてみて……。劇中の2人の関係とは違い、兄弟のような仲の良さを見せている森崎さんと鈴鹿さん。しっかり者の森崎さんと天然の鈴鹿さんとの絶妙なコンビネーションに、笑わされっぱなしの取材となりました。今後さらなる活躍が期待されるおふたりが、また新たな形で共演される日を楽しみにしたいと思います!心の琴線に触れる魂の音楽!コンクール会場ならではの独特な空気感と緊張感、そして音楽の迫力を体感できる本作。苦しみを抱えながらも目標に向かって成長していく4人のピアニストたちの姿にも、心が共鳴するのを感じられるはずです。ストーリー若手ピアニストの登竜門として、3年に1度開催されている芳ヶ江国際ピアノコンクール。かつて天才少女と言われながらも、母親の死をきっかけに表舞台から消えていた栄伝亜夜は、再起をかけて、コンクールに挑んでいた。そこで亜夜が出会ったのは、サラリーマン奏者の高島明石、人気実力を兼ね備えた優勝大本命のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール、そして突如として現れた謎の少年・風間塵という3人のコンテスタントたち。熾烈な争いが繰り広げられるなか、最後に勝つのは一体誰なのか……。熱のこもった予告編はこちら!作品情報『蜜蜂と遠雷』10月4日(金)より全国公開出演:松岡茉優松坂桃李森崎ウィン鈴鹿央士(新人)臼田あさ美ブルゾンちえみ福島リラ / 眞島秀和片桐はいり光石 研平田 満アンジェイ・ヒラ斉藤由貴鹿賀丈史配給:東宝©2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
2019年10月03日秋篠宮皇嗣妃殿下がご臨席された映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)の試写会が2日に都内で行われ、松岡茉優、森崎ウィン、鈴鹿央士、石川慶監督が取材に応じた。同作は、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田陸の同名小説を実写映画化。国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描く。紀子様の隣で作品を鑑賞し、上映終了後に歓談したというキャストと監督。松岡は「大変、言葉にならないほど感動しました。常にこちらまで背筋が伸びるかのような佇まいで、とても貴重な体験をさせていただいたと思っています」と振り返る。森崎は「とても貴重な経験をすることができ、改てこの作品に携われたことに感謝の気持ち。初めてお目に掛かる妃殿下は言葉にできないくらい、見えない包容力で包み込んでくれたような感覚がしました」と感謝する。石川監督も「あまりにも緊張して映画の内容が全然入ってこなかったです。優しく声をかけていただいたりして、今もふわふわと夢の中にいる感じがしています」と夢見心地だった。松岡は「印象的だったのが、『この作品がクラシック音楽の映画ということで、演奏のシーンがたくさんあるんですけど、臨場感があって、会場にいるかのようでした』と言ってくださって。拍手がしたくなったんですけど、周りの私たちがあまりにも緊張していたので、『小さくぽんぽんぽんっと叩きました』と言っていただきました。音楽の映画として胸を晴れるお言葉をいただけたなと思っています」と語る。レポーターからの「震えましたか?」という質問には、「勝手に震えてました」と自身の代表作に絡めて答えた。ミャンマー出身の森崎は「ミャンマー人を代表して、一生に一度訪れるか訪れないかという経験」と感じ入り、松岡は「森崎くんについて、『国際的に活躍されてますね』というお言葉も」と紹介。「いつもおしゃべり」という森崎だが、「何も言えなかったです。『ああ、はい!』って。全然しゃべれなかった!」と反省していた。昨年まで普通の高校生だった鈴鹿は、「他の映画のこういう記事を予習で読んだんですけど、僕が出ていいのかなあって。ちょっとネガティブに考えてたんですけど、最後にお話の時間ですぱっと消してくださって、『これからに期待してます』って言葉をいただいて、もう頑張るしかないです」と意気込む。「次の作品頑張らないとな、とか、19歳なんですけど、人生100年と考えて、あと80年長いなと思って。80年どう生きようかなとか、そういうことをいろいろ考えました」とスパンの長い話で、周囲を和ませていた。「信じられないですね。夢みたい、と思った」という鈴鹿は、「東京に来ることも異世界に来るって感じだったんで、松岡さんと森崎さんおとなりにいるのもびっくり仰天で、ちょっとよくわからないですね」と苦笑。「誰にも言ってはいけない」と言われていたために、親にも報告していないというが、「『ニュース見た?』って言います。『見た』ってきたら、報告します。『見てない』って言われたら、『お楽しみに』って言います」とプランを明かした。
2019年10月02日ゲストの悩みに史上最強弁護士軍団が白黒つける「行列のできる法律相談所」の9月29日(日)放送回に、俳優の斎藤工、小手伸也、鈴鹿央士、モデルの蛯原友里らがゲスト出演。「ずっとやりたかった!人気芸能人が初めての体験」をテーマにお届けする。「昼顔」や「最上の命医」シリーズなどで注目され、連続テレビ小説「半分、青い。」に大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、『麻雀放浪記2020』『Diner ダイナー』など幅広いジャンル作品に出演するほか、映画監督としての顔も持つ斎藤さん。舞台での活躍から映像作品にも進出、「コンフィデンスマンJP」「SUITS/スーツ」でのキャラの濃さで一躍話題の的となり、その後も出演オファーが絶えない小手さん。広瀬すずにスカウトされ「MEN’S NON-NO」の専属モデルオーディションでグランプリに輝くと、広瀬さん主演の連続テレビ小説「なつぞら」に出演し、『蜜蜂と遠雷』の公開も控える鈴鹿さん。「CanCam」専属モデルとして女性に絶大な人気を博し、「ブスの瞳に恋してる」などのドラマにも出演した蛯原さん。4人のほか滝沢カレン、後藤輝基、渡部建、磯野貴理子らも出演。MCを東野幸治と市來玲奈アナウンサーが務め番組が進行。今回斎藤さんは催眠術を体験、口に大量のワサビを投入されても辛くなくなるのか!?また小手さんはスカイダイビングに初挑戦。鈴鹿さんが会いたかったという“現代の忍者”坂口拓がスタジオに登場するほか、蛯原さんは書道アート作品に挑む。今回のゲスト、斎藤さんが窪田正孝とW主演を務めるドラマ「臨床犯罪学者 火村英生の推理 ABCキラー編」は9月29日(日)22時30分から日本テレビ系で放送。鈴鹿さんが出演する映画『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。蛯原さんの40歳を記念したメモリアルフォトブック「YURI EBIHARA 2002-2019 THE DAYS」「YURI EBIHARA 2002-2019 Here I am」は10月1日(火)同時発売。「行列のできる法律相談所」は9月29日(日)21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年09月29日アイドルグループ・でんぱ組.incの古川未鈴が、漫画家の麻生周一氏と結婚することが明らかになった。18日、東京・Zepp DiverCityで行われたでんぱ組.incのコンサートで発表した。所属事務所を通じて連名でのコメントも発表した。2人は「いつもお世話になっている皆様へ私たち、麻生周一と古川未鈴は結婚する運びとなりましたことをご報告させていただきます」と報告。「まだまだ未熟な私たちですが、二人らしい笑顔の絶えない家庭を築いていきたいと思います」と抱負を記し、「今後ともよろしくお願い申し上げます」と呼びかけている。
2019年09月18日4人のピアニストたちの挑戦と運命を描いた映画『蜜蜂と遠雷』完成披露イベントが9月16日(月)、都内にて行われ、出演する松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、そして石川慶監督が登壇した。松岡さんは、「日本映画離れした映像美。新しい音楽映画ができた自信があります。…大きなこと言っちゃった(笑)」と茶目っけたっぷりにコメントしつつも、完成作に胸を張った。数々の無茶ぶりに、松岡さん&松坂さんも苦戦!?天才ピアニストたちがコンクールを舞台に火花を散らすとあって、ピアノの練習はもちろん、高いレベルの技術が要求された。石川監督は、「(原作の)恩田先生の本、あんなに100%音楽を書ききった小説はなかなかなかったと思うので“音楽は妥協しません”から始まった。何といってもキャストの皆さんに、ものすごい無茶ぶりをいっぱいした。中でも音楽は、すごく頑張ってもらってよかった」と話し、各キャストの手元が映っている演奏シーンは吹替なしという完璧さを収めた。過去作でバイオリン経験はあれど、ピアノは初挑戦となった松坂さん。練習を振り返り、「なかなかのハードルで。ピアノを触ったことはほぼなくて、最初の練習で先生の一言目が『松坂さん、ドはどこですか?』だった(笑)」ここかなと押したところがファだったそうで「ファ~~って(笑)」と苦難の道が見えたという。そんな松坂さんの練習風景をちらりと見たという松岡さんが、「バンビみたいでした。小鹿みたいな…」と手元がガクガクしていたと明かすも、撮影の段になると、「まさかの明石(役名)だ!って。あのときのバンビは何だったんだ、俳優はすごいなって思った」と絶賛すると、照れ隠しか、松坂さんは「だましだましやっております」と恐縮していた。直木賞&本屋大賞W受賞を果たした恩田陸による同名小説を映画化した『蜜蜂と遠雷』は、『愚行録』で長編監督デビューを果たした新鋭・石川監督による最新作。芳ヶ江国際ピアノコンクールに集まった復活をかける元神童・亜夜(松岡さん)や、年齢制限ギリギリの挑戦となった不屈の努力家・明石(松坂さん)らピアニストたち。それぞれの想いをかけ、天才たちの戦いの幕が切って落とされるが、音楽の神様に愛されるのは誰なのか。「いま一番戦っていること、もの」個性豊かな回答に…イベントでは、葛藤と闘いながらコンクールに挑むピアニストにかけ、「いま一番戦っていること、もの」を聞かれた登壇陣。「飛行機のアプリ」(森崎さん)、「食費」(鈴鹿さん)、「初日まで寝れない」(石川監督)と答えが揃う中、松岡さんはInstagramのフォロワー数を嘆き出す。「宣伝で、いま流行りのInstagramを期間限定で開設したんですけど、フォロワー数が思わしくない…。いま7万人。若手女優群雄割拠のいい時代で、ちょっと足りないかな。2桁いきたい!」と松岡さんはマスコミにもアピール。一方、松坂さんは「事務所と戦い終わりました」と気になる発言。森崎さんが「赤裸々すぎて…」と言い、松岡さんも「フォロワー数の話、ふっとんだ」と言うも「10年間アウトプットの連続だったので、インプットの時間をくださいと言った結果、お許しが出た」と見事お休みを獲得したと伝え、平和な内容に観客からも拍手が巻き起こっていた。『蜜蜂と遠雷』は10月4日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会
2019年09月16日映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)の完成披露試写会が16日に都内で行われ、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、石川慶監督が登場した。同作は、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田の同名小説を実写映画化。国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描く。作品にちなみ「今一番戦ってるもの」を聞かれたキャスト陣。松坂は「事務所と戦い終わりました」と告白し、松岡は「大丈夫ですか?」と苦笑、会場もざわつく事態に。松坂は「これは別に取り上げなくていいんですけど!」と慌てつつ、「お仕事させていただいて10年経ち、なかなかアウトプットすることの連続を10年でございまして。そこからなかなか一息つく間がなかった」と振り返る。さらに「それを事務所サイドとお話をして……」と言う松坂に、森崎も「赤裸々すぎて」とツッコミ。しかし松坂は「なんとか、どうにかできんものでござろうかと。ちょっと休みたいかな、インプットの時間くれよとした結果、ようやくお許しが出た」と結論を語ると、役者陣・会場も「おめでとうございます!」と拍手で祝福する。松岡から「アフリカでもブラジルでもいってらっしゃい!」と激励された松坂は、「行ってこようかな!」と嬉しそうにしていた。
2019年09月16日映画『蜜蜂と遠雷』(10月4日公開)の完成披露試写会が16日に都内で行われ、松岡茉優、松坂桃李、森崎ウィン、鈴鹿央士、石川慶監督が登場した。同作は、直木賞・本屋大賞を受賞した恩田の同名小説を実写映画化。国際ピアノコンクールを舞台に、亜夜(松岡茉優)、明石(松坂桃李)、マサル(森崎ウィン)、塵(鈴鹿央士)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦、才能、運命、成長を描く。「言葉では言い表せないほど素晴らしい小説の実写映画化ということで、挑戦というより戦いの日々でした」と振り返る松岡。また女優・広瀬すずにスカウトされたという新人・鈴鹿は「こんなにフラッシュを焚かれるのは人生初なので、眩しいです」と初々しく話すが、松岡は「今回お芝居も初めて、映画初出演ということで、完成披露試写会も初めてなんですよ。どうですか?」と司会のように話しかける。「ホールでよかったなと思います。(今作の)撮影でホールに立ち慣れてるので」と答えた鈴鹿だが、松岡はそんな鈴鹿の蝶ネクタイを直し、森崎もチェックするなど、全員が鈴鹿を見守る体制となっていた。撮影では演奏シーンも全て本人たちが行ったが、松岡は「小さい頃にピアノを習っていたことがありまして、みなさんよりは楽な位置からスタートした」と振り返る。一方、初体験だった鈴鹿は「楽譜が読めないので、ノートに線を引いてドレミファソラシドを横に書いて、白鍵は白丸で黒鍵は黒丸で、音ゲーみたいな感じで……」と独特の覚え方をしていた様子。松坂は「本当に触ったこともなかったので、レッスンの先生の一言目が『じゃあ松坂さん、ドはどこですか〜』。ここかな……『それはファですね!』」と苦笑し、松岡も「練習がかぶることもあったので、松坂さんがひいてるのちらっとみてたんですけど、バンビかと思った」と震える松坂の様子を説明する。「成長がすごかった」という森崎は「役が決まって『本番は全部弾いてもらうから』ということをいきなりドーンとボールを投げられまして、自分も負けず嫌いなもので』」と振り返った。イベントではそれぞれが「戦っていること」についての質問も。期間限定でInstagramを始めた松岡は「思わしくない、フォロワー数が。ちょっと足りないかなあ。二桁行きたいですね」とアピール。シンプルに「食費」と答えた鈴鹿には全員が爆笑で、岡山から東京に出てきて「牛乳が高い」とこぼす鈴鹿に、ミャンマー生まれの森崎は「一番安いのはミャンマー」と紹介していた。
2019年09月16日