書籍『TRIBUTE TO OTOMO』が、2017年1月26日(木)に発売される。名作『AKIRA』から30年。フランスを代表する作家ブノワ・ペータースの序文に始まる本書には、岸本斉史、貞本義行、谷口ジローなど、総勢約80人の作家たちが“大友克洋の世界”を描き下ろしたトリビュートイラストが、168ページに渡って収録されている。執筆作家陣には、『I’s』の桂正和、『攻殻機動隊』の士郎正宗、『BLAME!』の弐瓶勉、『20世紀少年』の浦沢直樹、『鉄コン筋クリート』の松本大洋など、錚々たるメンバーが名を連ねている。■執筆作家陣(順不同)浅田弘幸、江口寿史、五十嵐大介、上條淳士、桂正和、岸本斉史、松本大洋、望月峯太郎、村田蓮爾、弐瓶勉、貞本義行、士郎正宗、田島昭宇、高野文子、竹谷隆之、谷口ジロー、寺田克也、浦沢直樹、吉田戦車 ほか【書籍情報】『TRIBUTE TO OTOMO』発売日:2017年1月26日(木)価格:5,000円+税ISBN:978-4-06-365011-2判型:B4変型判(320×257mm 168ページ)
2016年12月19日アカデミー賞に輝く巨匠マーティン・スコセッシが、世界20か国以上で翻訳されている遠藤周作の「沈黙」を、日米の豪華キャストにより映画化した『沈黙-サイレンス-』。このほど、待望の日本版ポスターとともに特報映像が解禁となった。17世紀、江戸初期。幕府による激しいキリシタン弾圧下の長崎。日本で捕えられ棄教した(信仰を棄てた)とされる高名な宣教師フェレイラを追い、弟子のロドリゴとガルペは日本人キチジローの手引きでマカオから長崎へと潜入する。日本にたどりついた彼らは想像を絶する光景に驚愕しつつも、その中で弾圧を逃れた“隠れキリシタン”と呼ばれる日本人らと出会う。それも束の間、キチジローの裏切りにより、ついにロドリゴらも囚われの身となってしまい…。スコセッシ監督が原作と出会ってから28年、いくつもの困難を乗り越えて実現した本作には、改めてその演技力を示したアンドリュー・ガーフィールドを筆頭に、アダム・ドライバー、リーアム・ニーソン、日本からは窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシほか、EXILE AKIRA、青木崇高、片桐はいりら、各世代の実力派が多数出演していることが発表されたばかり。そんな中、本作の舞台となる長崎の荒れた海を背景にした、ポスタービジュアルが完成。日本オリジナルとなるビジュアルは、重く暗い雲が空を覆い、激しい波が打ち寄せる長崎にたどり着いた2人の宣教師、ロドリゴ(アンドリュー)とガルペ(アダム)の姿をとらえている。棄教したとされる師フェレイラ(リーアム)を探すため、固い信念を胸に長崎へと潜入した瞬間であり、雲の切れ目からは、一条の陽光が差し込んでいるのが見てとれる。そして、ポスターの上部には、宣教師たちを導くキチジローを演じた窪塚さん、通辞役の浅野さん、激しい弾圧を行う長崎奉行・井上筑後守役のイッセーさん、敬虔な信者モキチ役の塚本さん、同じくイチゾウ役の笈田さん、さらに囚われのキリシタンの村人を演じる加瀬さん、小松さんら、主要キャストたちのそれぞれ複雑な表情をとらえている。また合わせて、劇場でも上映が開始された特報(60秒/30秒)も解禁。頑ななロドリゴに対し、すでに絶賛を受けている井上筑後守役のイッセーさんが「お前のせいでキリシタンどもが苦しむのだ」と棄教を迫る様子や、ロドリゴが目の当たりにする“犠牲”、小松さん演じる村人との交流などが描かれていく。守るべきは、大いなる信念か、目の前の弱々しい命か。強いと信じて疑わなかった信仰への思いが揺らぐ若き宣教師ロドリゴ。彼が見た想像を絶する日本とは?彼を待ち受ける過酷な運命とは?「なぜ、弱きわれらが苦しむのか――」というポスターのコピーのように胸に迫る映像となっている。『沈黙-サイレンス-』は2017年1月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月14日●何もないところから一つの音楽ができあがる奇跡"アーティスト"という形容がこれほどふさわしい音楽家はいない。ストイックなまでに音楽と向き合うその姿勢。坂本龍一や小林武史ほか数多くのクリエイターと制作してきた作品のクオリティの高さ。ポップ・ミュージックを真の意味でアートにまで高めた数少ない一人だ。『Romantique』(1980年)『Aventure』(81年)『Cliche』(82年)の"ヨーロッパ三部作"を中心とした80年代の作品群は、いずれもJ‐POP史上に燦然と輝きを放っている。「ピーターラビットとわたし」(82年)や「みんなのうた」にもなった「メトロポリタン美術館」(84年)などを聴いて育ったリスナーも多いはず。『Shall we ダンス?』(96年)の同名主題歌、『東京日和』(97年)サウンドトラックをはじめ映画やTV、CMでの仕事も多い。シティ・ポップス・リバイバルのなか「都会」(77年)など初期の作品も新たな文脈のなかで再評価されている。山下達郎らと結成したシュガーベイブ解散後、ソロ活動をスタートしてから今年で40年。7月にはアニバーサリーボックス『パラレルワールド』をリリースした。12月22日には東京芸術劇場でアニバーサリーコンサートを開催する彼女の現在の心境とは?――ソロデビューから40年。大貫さんの音楽に向き合う姿勢はずっとブレずに来たようにお見受けします。最後の出口まで見届ける、というのが私の仕事の基本姿勢ですね。作品を作る過程で"ここやっておいて"と任せっぱなしにはしません。小さな後悔も自分の責任なので。それぞれ楽器の音色決めがとっても大切ですから、今ある楽曲に対して的確な音色を模索し作ってくれる演奏家と出会うことで、思い描くイメージ以上のものに仕上がることがあります。それが音楽のいちばんの喜びですね。亡くなったギタリストの大村憲司さんは"今日はやりたくないのかな?"と心配するぐらい、いつまで経っても音決めしているんですよね(笑)。でも、いざ決まると本当に素晴らしい音を出してくれた――"いい音"というのはたとえば名器を使っているとかそういうことじゃなくて…。音にこたわるミュージシャンは、楽器にも当然こだわっているので。こまかい改造を加えていたり、楽器のつくられた年代への思い入れもありますし、つねに探しています。そのうえでのその人らしい、吟味された音。一人一人がそういう音を出してくれれば全体もおのずとまとまるし、ミックスも楽です。でも、曲を作るのも詞を書くのも振り返れば辛い方が多い40年でしたね(苦笑)――というのは?毎回、新しいアルバムに向かう時は、もう書けないんじゃないかって、思うんですよね。どうやって書いてきたんだろうって(笑)。ピアノに向かってとにかく始めるんですが、できなくてできなくて、でもとにかくやり続けていると集中できる1点が生まれる。そこから入り口が見つかってメロディが形になっていくんです。なぜかお風呂に入っているときに浮かぶことが多くて、リラックスが大切なのかも。慌ててお風呂から脱出してピアノに向かうこともあります(笑)。歌詞を書くときの大変さはその100倍――でも、大貫さんの歌詞はロマンティックでイマジネーションをかき立てられます。もともとベッタリしたストーリーを歌うような歌詞が苦手で。男女問わず、どういう立場でも共感してもらえるような歌詞が理想です。聴いてくださる方が自由なイマジネーションで受け取っていただけるような世界。歌詞をあまり書き込まないぶん、私の曲では言葉の隙間を埋めるサウンドというか音の背景が大事なんです。メロディが浮かんだときは、コードも頭の中で鳴っているので。メロディーに対してどのコードを選択するかのこだわりはとくに強いですね。ぐっとくるコード展開が見つかった時は、出来た!っていう喜びがあります。アレンジャーに依頼するとき、それを「いいね!」ってほめられるとすごく嬉しいです。曲作りはしんどいですけど結局、音楽をやっているときが一番楽しいし、何より音楽が好きだし。さらにレコーディングはもっともわくわくする(笑)。スタジオでどんどん曲がかたちになっていって、いいグルーヴで録れたり、いいソロを弾いてくれたときなんて至福の時です! 何もないところから一つの音楽ができあがる…これは、わたしにとって奇跡です――その奇跡の積み重ねがソロデビュー以降の40年という時間なんですね。好きなことをやり続けるためには、楽しいだけじゃなく苦しみも伴う、と。就職や進学などライフステージのいろいろなシーンで参考になります。話は変わって、7月にリリースされたソロデビュー40周年BOXのCD DISC1は初のオールタイムベスト。選曲はどのように?今回は私自身がいまでも聴く自分が好きな曲を集めました。歌詞もサウンドもよくできていて、自分で安心して聴ける曲たちです。だから"大貫妙子といえばこれ"みたいな曲は少ないかもしれません。そういう意味ですごく個人的なベストなんですけど、かえって面白いんじゃないか、と――なるほど。「黒のクレール」や「新しいシャツ」「突然の贈りもの」などいわゆる"大貫妙子定番曲"は本作収録の『PURE ACOUSTIC』の初LP化音源や未発売スタジオライヴを収録したDVDで楽しめますしね。タイトルになった『パラレルワールド』とはSFやファンタジーで使われる"並行世界"のこと。たとえば"織田信長が本能寺で死んでいなかったらどうなっていたか"とか、いまいる世界と並行して存在するもう一つの世界です。この言葉が出てきたのは今回のDVDと絵本に収録されている「みんなのうた」にもなった「金のまきば」から。この曲ではバケツに開いた穴と自分の心に開いた穴を重ねているんです。バケツの穴をそのままにしておくと錆びて朽ち果ててしまうように、自分自身を見つめずに避けている間は心に穴が開いたまま。でも、見つめてみると穴の向こうに金のまきばが広がっているかもしれない。自分の生き方や考え方をちょっと変えるだけで世界は変わってくる。そういう場所を見つけて行き来することで、たとえば"これしかない""この生き方しかない"という辛さや絶望のなかで苦しむことはないですよね。何より、音楽自体がパラレルワールドなんです。過去も未来も空間も飛び超えていくものですから●メンバーもやる気満々だし、これはいまを逃しちゃまずいぞ、と――12月22日にはソロデビュー40周年記念プロジェクト第2弾として東京芸術劇場でコンサートが開催されます。大貫さんはポップス系アーティストとして初めてサントリーホールでコンサートを開いていますし、これが初のシンフォニックコンサートとは意外でした。アルバムでは何度もフルオーケストラで歌っていますし、今回アレンジと指揮をしてくださる千住明さんの個展コンサートでも歌わせてもらっていますしね。フルオーケストラで歌うのは気持ちよくて大好きなんですけど、コンサート全部自分の曲、という機会はなかったんです。でもこの年齢で、いまできるのはよかったな、と。以前より声も全然出るようになったし。何より、坂本龍一さんのピアノのみで歌った2010年の"UTAUツアー"が大きかった。大変でしたけど自信になりましたね――今回のコンサートはその坂本さんにアレンジを依頼する選択肢もあったのでは?全20曲弱のオーケストラアレンジと指揮は、そうとうな体力の消耗もありますし、この話が決まった時、坂本さんは静養中でしたので。そうでなくとも坂本さんは、お願いしても2年待ちというのが常ですので。坂本さんが書くオケの下のほうがぶ厚い感じは大好きですけれど。今回は、知り合って30年の千住明さんにお願いしました。坂本さんには私のアルバムでもたくさん弦のアレンジをしていただきましたが、クリスマスシーズンということもあって、また違うポピュラーなアプローチで楽しんでいただけたらと思います――フルオーケストラということで、クラシカルでヨーロッパ志向の音になるのかな、と。いえ、全部はそうはならないと思います。派手なアレンジというよりはエレガントな感じで。曲によってはベースとドラム、ピアノも入りますし。「ピーターラビットとわたし」を弦ヴァージョンにしたり、「黒のクレール」も久しぶりに歌います――それは楽しみですね。2005年リリースの『One Fine Day』以来のオリジナルアルバムも期待しています。いまのライブでのバンドがすごくいい状態なんですよ。メンバーもやる気満々だし、これはいまを逃しちゃまずいぞ、と(笑)。来年にでも制作に入ろうか、と思っていますがここはじっくりと、発売は再来年頃の予定です――小倉博和(g)、鈴木正人(b)、沼澤尚(ds)、林立夫(ds)、フェビアン・レザ・パネ(p)、森俊之(key)というそうそうたる顔ぶれですね。それとは別に、弦楽カルテットでのコンサート(="pure acoustic"コンサート)もやりたいし。一緒にやっていた(金子)飛鳥が子育ても終わって"またできるよ"と。なので来年そちらも是非やりたい!でも、音楽にかまけていると家のことが全然できなくて(笑)。亡くなった両親の部屋もまだ片付けていないし。庭の手入れや、猫の世話や家事全般。毎日けっこう大忙しなんです。ステージでスポットライトをあびている日もあるけれど、自分は特別な存在だと思ったこともないし、去年は町内会の班長だったので町内会費の集金もしていましたよ。ご近所づきあいは大事ですから(笑)大貫妙子(おおぬき たえこ)1953年生まれ。東京都出身。1973年、山下達郎らとシュガー・ペイブを結成。1976年に解散後、ソロ活動を開始し同年リリースの「グレイ スカイズ」でソロデビュー。以後、多くの作品をリリースしながら、CM・映画音楽など幅広く活動する。今年はソロデビュー40周年プロジェクトの第2弾として、12月22日にシンフォニックコンサートを開催。これに先駆け前日の21日にはコンサートでも披露する予定の6曲を収録したアルバム『TAEKO ONUKI meets AKIRA SENJU~Symphonic Concert 2016』がリリースされる。
2016年11月26日寒くなると1着は新調したいのがアウター。トレンドのロング丈からベーシックなタイプまで、8万円以下の注目アイテムをピックアップ!■ウエストマークですっきりAラインを強調。ネイビーの複雑な織り地が独特の存在感を放つ。コート¥63,000(サムイ/スティーブン アラン トーキョー TEL:03・5428・4747)ニット¥31,000(ジョン スメドレー/リーミルズ エージェンシー TEL:03・3473・7007)スカート¥34,000(ステファン シュナイダー/オーバーリバー)シューズ¥52,000(レイチェルコーミー/スティーブン アラン トーキョー)ソックスはスタイリスト私物■ふわもこボアで真冬もあたたか。大きめの衿やポケットが愛らしい。ニットフェイクムートンコート¥77,000(AKIRA NAKA/ハルミ ショールーム TEL:03・6433・5395)パンツ¥31,000(ミュラー オブ ヨシオクボ/ミュラー オブ ヨシオクボ TEL:03・3794・4037)ショートブーツ¥48,000(ワイエムウォルツ/マービン&ソンズ TEL:03・6452・3982)■定番人気のMA-1は、旬のロング丈をマーク!光沢感のある生地がエレガントな表情で、シンプルコーデにも程よくマッチ。中綿入りであたたかさも文句なしの優秀アイテム。他にブラックもあり。コート¥21,000(レイビームス/ビームス ウィメン 渋谷 TEL:03・3780・5501)ワンピース¥37,000(アナログ ライティング/Diptrics TEL:03・3409・0089)■視線をキャッチする鮮やかなイエロー。『ORCIVAL』のベーシックなダッフルコートは、フロントの3つのトグルや程よい丈感など、飽きのこないディテールが魅力的。左ポケットのミツバチロゴもさりげないアクセント。他にホワイトやネイビー、キャメルなど、豊富なカラーでお目見え。¥49,000(オーシバル/ビショップ TEL:03・6427・3710)※『anan』2016年11月2日号より。写真・多田 寛(DOUBLE ONE)スタイリスト・髙品逸美ヘア&メイク・岩田美香(mod's hair)モデル・花梨文・瀬尾麻美
2016年11月01日アキラナカ(AKIRA NAKA)が2017年春夏コレクションを発表した。カッティングとオリジナルレースの組み合わせによる新しい透け感の演出や、立体感のあるレースやオリジナルの幾何学模様のレースにより、軽さと上質感を両立したコレクションとなっている。
2016年10月22日ようやく秋の気配が感じられるようになってきた今日この頃。街のショップでは、すでに2016年秋冬シーズンのアウターが並び始め、店頭はすっかり冬支度ムードに。新アイテムが豊富な時期に、コートは必ず手に入れたいもののひとつ。ファッションプレスでは、選りすぐりの国内デザイナーズブランドからオススメを紹介する。メンズライクなオーバーサイズコートメンズライクなオーバーサイズコートは、今シーズンの必需品となりそう。ここでピックアップするのは、ミニマルなデザインの3ブランド。HYKE(ハイク)HYKEからは、ざっくりとしたドロップショルダーのウールコートをピックアップ。ミリタリーなテイストと、上質でクリーンなテイストをハイブリッドさせたHYKEらしい1枚。モーターサイクルコートから着想を得たというベルトが唯一のアクセントとして、ウエストに添えられている。発売日:発売中価格:130,000円+税カラー:ブラック、トップ グレー、ブルー、オリーブドラブ問い合わせ先:BOWLES 03-3719-1239>>そのほかアイテムを見るジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)ジョン ローレンス サリバンのマニッシュなチェスターコートは、ビックサイズながらも女性らしく着こなせるアイテム。ラペルまでデフォルメされたサイズ感は、対比的に体を華奢に見せてくれる効果も。がっしりとした厚手の素材なので、寒い冬の心強いパートナーになってくれそう。発売日:発売中価格:130,000円+税カラー:ブラック、ブラウン問い合わせ先:JOHN LAWRENCE SULLIVAN 03-5428-0068>>そのほかのアイテムを見るソーイ ウィメン(soe WOMEN)ソーイ ウィメンからは、メンズライクなダッフルコートを紹介。肩が綺麗な楕円を描き、その丸いフォルムはひじに施されたタックによってさらにしなやかに丸みを帯びる。まるで恋人のコートを借りたかのようなデザインで、男性らしさと女性らしさが交わる1着。発売日:2016年10月末価格:78,000円+税カラー:ブラック、グレー問い合わせ先:M.I.U. 03-5457-2166>>そのほかのアイテムを見るトレンドをさりげなく、ポイントファー付きコート今シーズンのトレンドで外せないファー。コートにも取り入れたいけど、ファーコートはさすがに大胆すぎる……。そんなあなたにはさりげなくファーをあしらったアイテムがぴったり。ミュベール(MUVEIL)ミュベールからは、女の子の大好きが詰まった1着をお届け。インパクトのある花を象ったボタン、首回りのファーなど、寒い冬のお洒落を楽しめる仕掛けが存分に施されている。落ち着いたカラーリングでコーディネートしやすく、オールマイティに活躍してくれそう。発売日:発売中価格:74,000円+税カラー:キャビア ブラック、ミリタリー カーキ問い合わせ先:GALLERY MUVEIL 03-6427-2162>>そのほかのアイテムを見るザ・リラクス(THE RERACS)仮想の雪山にあるバウハウスに集う貴族たちをイメージした今シーズンのザ・リラクスが提案するのは、貴族らしく上質なオリジナルメルトンを使用したステンカラーコート。シンプルだからずっと使える。ポイントになった襟元には、真っ白なファーを効かせている。発売日:発売中価格:83.000円+税問い合わせ先:公式ホームページ>>そのほかのアイテムを見るルール ロジェット(leur logette)ルール ロジェットからは、ポケットにファーをあしらったチェスターコートがお目見え。小顔効果を発揮してくれるビックサイズのラペル、キラキラ輝くボタンなど、そのほかディテールにも女性の“嬉しい”が散りばめられている。発売日:発売中価格:120,000円+税カラー:カーキ、ネイビー問い合わせ先:ボンジュール 03-6412-7711>>そのほかのアイテムを見るインパクト大!主役級ショートコートショートコートには最大級のインパクトを。紹介するのは、デザイン性たっぷりの2ブランドだ。ミナ ペルホネン(minä perhonen)ミナ ペルホネンが提案するのは、カラフルなファーコート。キャメル、青、緑…カラフルな色彩が心を躍らせる。ガーリーなミモレ丈のスカートにも、マニッシュなパンツにも、ドレスアップのスタイルにも相性が良いマルチな1枚。発売日:発売中価格:80,000円+税問い合わせ先:ミナ ペルホネン インフォメーションデスク 03-5793-3700>>そのほかのアイテムを見るG.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)G.V.G.V.からピックアップするのは、ボリューム満点のムートンジャケット。計算されたオーバーサイズのシルエットで、ディティールにもこだわった1枚。甘めのアイテムと合わせてもバランスがいい。発売日:発売中価格:270,000円+税問い合わせ先:k3 OFFICE 03-3464-5357>>そのほかのアイテムを見る気分はパリジェンヌ、エレガントな女優コート女性のエレガンスを表現してくれるコートも今シーズンは豊作。ここでは、まるでパリの街を闊歩する女性を想わせる洗練された2着を紹介する。アキラナカ(AKIRA NAKA)アキラナカからは、鮮やかなカラーのダブルブレストロングコートをピックアップ。高めのウエストラインできゅっとベルトを締めれば、ふんわりとフレアのように裾が広がる。エレガントを体現してくれる1枚。発売日:発売中価格:115,000円+税問い合わせ先:ハルミ ショールーム 03-6433-5395カラー:パープル、ブラック>>そのほかのアイテムを見るビューティフルピープル(beautiful people)ビューティフルピープルの新作からは、ミニマルなガウンコートを。メンズライクなツイル素材を、シンプルに仕立てることでエレガンスを見出した。ウエストマークで絞めてレトロシックに着こなして。発売日:10月中旬以降価格:130,000円+税カラー:エクリュ×ブラック問い合わせ先:beautiful people 青山店 03-6447-1869>>そのほかのアイテムを見る個性的デザインコートで心までハッピーにスタンダードを手に入れたら、次は思いっきりチャレンジしてもいいのでは?デザイン性の高いコートは街中の注目を浴びることまちがいなし。エンフォルド(ENFÖLD)エンフォルドからは、デザイン性の高いメンズライクなコートを。今シーズンは女性も男性も性差なく着られるワードローブを提案。なかでも、グラフチェック柄のコートは、マニッシュに着られる1着。コートのレイヤードという新感覚で自分らしくコーディネートを。発売日:順次発売中価格:170,000円+税問い合わせ先:エンフォルド 03-6730-9191>>そのほかのアイテムを見るミヤオ(MIYAO)ミヤオから登場するのは、ダブルブレストの個性的コート。パフスリーブのように肩から袖にかけてたっぷりボリュームを持たせ、身頃はスリムに。クラシカルなチェック柄とほどよいメンズっぽさで“個性”をトーンダウンした。発売日:発売中価格:83,000円+税カラー:グレー問い合わせ先:MIYAO 03-6804-3494>>そのほかのアイテムを見る迷ったらこれ!シンプルスタイル長く使えるスタンダードコート。でも、シンプルがゆえに迷いがち。そんなあなたにはディテール、素材にこだわった3枚をおすすめ。mame(マメ)mameからは大人の女性らしさあふれるコートをチョイス。スッと流れるようなラインに、程よくあいたシャープな首元。デザインはいたってミニマルなのに新鮮さを感じられるのはmameのコートだけの特権。ワンランク上のシンプルを堪能して。発売日:発売中価格:83,000円+税カラー:ブラック、カーキ問い合わせ先:ブランドニュース 03-3797-3673>>そのほかのアイテムを見るスズキ タカユキ(suzuki takayuki)スズキ タカユキのコートは、シンプルに着こなしたいあなたにおすすめ。比翼にノーカラーのフラットなスタイルは、そのままシンプルに着るもよし、マフラーなどで遊んで着るもよし。病み付きになる手触りもスズキ タカユキならでは。発売日:発売中価格:78,000円+税カラー:ヌード、アイス、カーマイン、ブラック問い合わせ先:スズキ タカユキ info@suzukitakayuki.com>>そのほかのアイテムを見るオーラリー(AURALEE)スタンダードなダッフルコートは、大人カジュアルの必需品。オーラリーのダッフルコートは、タイトなシルエットに長めの丈、トグルまで黒一色に統一した拘りの詰まった1着。重厚な高密度メルトンによる程よいハリと光沢で、洗練された面持ちに。発売日:発売中価格:80,000円+税問い合わせ先:CLIP CLOP 03-5793-8588>>そのほかのアイテムを見る■メンズ・ユニセックスはこちらをチェックコート特集・2016秋冬メンズ編 - MA-1からチェスターコート、ダウンまで人気11ブランド厳選
2016年10月18日ひとりだけでも思わず目を奪われるが、TAKAHIROと登坂広臣、この二人がそろうと、あたりの空気ごと華やかに染め上げてしまう。規格外の総合エンターテインメントプロジェクト『HiGH&LOW』の映画第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』では兄弟役――通称・雨宮兄弟として主演を務めた。周囲から渇望され、焦がれられ続けた大きなうねりの中にいる二人は、大役を果たしたいま、何を思うのだろうか。胸の内を聞いた。2015年、深夜に放送されたテレビシリーズに端を発した『HiGH&LOW』は、複雑に絡み合う男同士の闘いに視聴者が熱を帯び、先だって公開された映画第1弾『HiGH&LOW THE MOVIE』では、その集大成が描かれた。…のだが、「全員、主役」がスローガンのこの物語にはアザーがたっぷりとあった。そこで、第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』の看板を張ることになったのが雨宮兄弟。行方をくらました雨宮家長男・尊龍を、次男・雅貴と弟・広斗が探しに行くというロードムービー的要素もありながら、激しいバトルアクションや、家族の深い絆までも描き、涙が頬をつたうようなにくい仕上がりになった。これまで、顔見世程度の出演でファンをやきもきさせてきた雨宮兄弟。雅貴を演じてきたTAKAHIROさんは、「これで、ようやく『雨宮兄弟出る出る詐欺』から解放されます(笑)」とニヤリ。登坂さんも同意して、「僕らは何が目的か分かっていた上で雨宮兄弟を演じていたんですけど、ドラマや映画を観てくださっている皆さんは、ずっと『謎の兄弟だな』と感じていましたよね(笑)?」と、自分たちが演じたキャラクターの素性を、ようやく世間に知ってもらえることにホッとしている様子。兼ねてから話題にのぼっていたのは、二人の上に君臨する長男・尊龍が誰かということ。発表された斎藤工という配役は、風格、ルックス、演技、何をとってもパーフェクトで合点がいったに違いない。TAKAHIROさんは、「登坂と『兄貴って誰だろうね』とずっと話してたんですけど、腑に落ちました。もう斎藤さん以外考えられないですね」と諸手を挙げて喜んだ。「僕にとっては、本当にテレビで見ている方というか、芸能人というか(笑)。色気の塊のような方というイメージがあったので、ドキドキしました」と、触れなば落ちん魅力を持つTAKAHIROさんをもってしての最上級コメントだ。一方、以前より斎藤さんと親交があったという登坂さんは、「そもそも工さんからは、一視聴者として『ハイロー見てます!雨宮兄弟の長男誰なんでしょうね!?』とメールをいただいていたんです(笑)」と、オファー前のちょっとしたやり取りを明かした。「長男役に決まったことを真摯に受け止めて、すごく気合いを入れて現場に入ってきてくださいました。自分が入ることによって、絶対プラスの要素しか生まないと気持ちを込めておられたので、その思いに、もともといる僕らがグッと引っ張られました。工さんの現場での姿勢や兄貴としてのスタンスに、すごく気が引き締まったので、本当に大きな存在でした」と、役者としての尊敬の念を込めた登坂さんだった。シリーズ内、琥珀を演じたAKIRA、コブラ役の岩田剛典など、個性が強いキャラクターがそろう中でも、雨宮兄弟は出色の人気だ。その理由について、当の本人はこう分析する。登坂さんは、「脚本を読んでいて雨宮兄弟に求められたのは、100%格好いい男像だと思っていました。なので、広斗に持っていない部分を雅貴が持っているし、逆もあって。二人で完璧な格好いい男の理想像を作っている感じを求められていると思ったんです」と、それぞれが担う役割について表現した。TAKAHIROさんも、登坂さんの思いにかぶせる。「これまで点と点だったところを線にしたときに、雨宮兄弟はブレがない。常にまっすぐで、何にも恐れず正面から突っ込んでいくという男らしいところが魅力だと思っています。『THE RED RAIN』では、雨宮兄弟の抱えている大きな悲しみも語られるので、誰よりも人間くさい一面があるという新しい魅力もご覧いただけると思います」。いまさらながら、TAKAHIROさんと登坂さんは人気グループのヴォーカリストである。巷では二人の仲の良さに、「TAKAHIRO臣」コンビと、敬愛を込めて呼ばれるほど。インタビュー中も熱っぽく話すTAKAHIROさんを登坂さんがじっと見つめていたり、反対に登坂さんの発言にTAKAHIROさんが言葉で応戦したりと、この感じは…まさに雨宮兄弟そのもの。日頃の仲睦まじさは、やはりスクリーンにダダ漏れてしまうもの?「逆に言うと、役に対して全く作り込んだものがなかったので、普段もあのままだと思っていただけたら。役名と台詞だけ渡されて、本当に自由にやらせていただけたので。“雨宮兄弟”という架空の人物であり、僕らのドキュメントのようなものでもあると思っていただければ」と微笑みながら話すTAKAHIROさんに、「そうですね」と口角を上げて頷く登坂さん。この素の感じが収められているシーンがエンドロール後も続くので、場内が明るくなるまで席を立たず、雨宮兄弟を味わい尽くしてほしい。(text:Kyoko Akayama/photo:Nahoko Suzuki)
2016年10月07日ケイタマルヤマ(KEITA MARUYAMA)は9月24日、ケイタマルヤマ青山本店をコンセプトストア「丸山邸 MAISON de MARUYAMA」として全面リニューアルオープンした。これまでは1階が青山本店、2階はアトリエという形だったが、今回のリニューアルで1階、2階ともショップスペースとなった。丸山敬太自身が編集を行うイベントスペース「THE SPACE」やスーベニールショップなども設置され、コレクションの他、他ブランドとのコラボレーション、限定品なども揃っている。丸山の家を意味する同店。デジタルをコンセプトにした1階奥のプロジェクションマッピングなど新しい技術を取り入れると共に、以前パリのショップで使用していたカーテンや青山本店のドアも活用するなど、古いものと新しいものが共存していることが特徴となっている。壁紙も2000年代初めのコレクションで使用したアーカイブ素材のプリントを取り入れている。丸山邸1階のプロジェクションマッピング1階店内に入ってすぐ目を引くのが、右側に設置されたイベントスペース「THE SPACE」。丸山が気になるデザイナーやアーティストのコラボレーションアイテムや展示などを行うためのもので、1回目の今回はファセッタズム(FACETASM)、ポータークラシック(PORTER CLASSIC)、宇野亞喜良(AKIRA UNO)、DEPT継承者でもあるデザイナーeri、ポートレート刺繍家のyuccomiiicoなど、丸山自身が実際に買いたいものを作っているデザイナーやアーティストとコラボレーションした、同店だけのスペシャルアイテムを販売している。「THE SPACE」の内容は約2ヶ月ごとに変わるという1階中央は「こんなお土産を買いたいな」をコンセプトにしたスーベニールショップ「Tokyo Souvenir」。寿司や雷門、パンダなどをモチーフにしたものから、SHUN SUDOが書き下ろした同ブランドオリジナルイラストをプリントしたTシャツまで、ケイタマルヤマならではの様々な東京土産を販売している。また、従来のコレクションラインのほか、チャイナドレスや大人気のスカジャン素材のクラッチなど同店限定アイテムも常時展開する。丸山が考えるスーベニールショップ一方、2階ではコレクションラインやウェディングドレスを常設すると共に、アンティーク家具のロイズ・アンティークス(Lloyds Antiques)とのコラボレーションによる家具や食器、クッションカバーを販売する。また、コレクションのテーマなど丸山の発信するキーワードをベースにBACH代表の幅允孝がセレクトした本、丸山が紹介したい日本の雑貨なども販売している。丸山は「すごく大変だったが、今考えていること、大切にしていること、やりたいことをここから発信したい。ここで展開している商品は、すごくこだわって本当に好きなものだけを揃えた。もし、売れなかったとしても、自分で買えばいいので大丈夫だと思っているぐらい(笑)。僕自身がやりたいことは昔から一貫して変わっていないが、これからも自分が素敵だと思うこと、人生が楽しくなるようなことをやり続けたい」と話している。
2016年09月26日「1980年代後半か90年代に、マーベルが『AKIRA』を出版したと思うんだけど、それが素晴らしかったんだ。僕がマーベルで『X-MEN』という本を手がけているとき、とても影響を受けたよ。それから、『アップルシード』(作:士郎正宗)『ガンスミスキャッツ』(作:園田健一)『ゴン』(作;田中政志)が大好きで、最近『デスノート』を読み始めたよ。僕の子どもたちは、『ナルト』や『るろうに剣心』にも夢中になっていたよ」。インタビューが始まると、日本からの取材陣である私たちに好きな漫画の話を始める。表情は終始笑顔、子どものような笑顔からは、漫画やコミックへのあふれんばかりの愛が感じられた。シネマカフェが実施した『スーサイド・スクワッド』現地取材。最終回の今回は、「DCエンターテインメント」の共同発行人であり、コミックスのペンシラー(作画家)としても活躍するジム・リーのインタビューをお届けする。韓国系アメリカ人であるジム・リーは、かつてはマーベル・コミックスにおいて「X-MEN」の新しい月刊シリーズを手掛けヒットを記録し、のちに自らのレーベルを立ち上げた経歴を持つ。その後、DCコミックスによるレーベルの買収を受け、同社にて数々のコミックスを担当。2010年には共同発行人として、スーパーマンやフラッシュ、ワンダーウーマンのコスチュームの刷新にも携わっている。第1回目のレポートで紹介したクリエイティブ・チーフ・オフィサーのジェフ・ジョンズが、映画やテレビ、ゲームなどといったメディア側のクリエイティブを手掛けている一方で、ジムはコミックスの出版ビジネス全体を担当しているという。「ダン・デディオと僕が共同発行人なんだけど、僕らはエディトリアル・チームと出版するすべての本の予定を考えることや、編集長やほかのグループ・エディターたちとの仕事を含む、出版ビジネス全体を見ているんだ。それから、プロダクションやデザイン、プライシング、セールス、マーケティングも管理してる。『DCエンターテインメント』にはクリエイティブとビジネスの2つの構成要素があって、この2つを組み合わせることで、僕らのコミックを読者に届けることができるんだよ」。ジェフ・ジョンズと共に2011年に「The New 52!」と呼ばれるDCユニバースの再編を行う新しいシリーズを開始したジムは、DCコミックスのスーパーヒーローチームである「ジャスティス・リーグ」のはじまりを描き、その際にキャラクターのコスチュームの刷新を行ったことでも知られている。映画『マン・オブ・スティール』においても、これまでのスーパーマンのイメージとは異なるコスチュームが話題を集めたが、ジムはコスチュームのリデザイン過程における“スクイント・テスト”(※squint 目を凝らして見るの意)について語る。「どんなコスチュームでも、デザインするときにガイドとなる指針として、僕はスクイント・テストのようなことをやるんだ。キャラクターのことをじっと目を凝らして見てみるんだよ。もちろん、もっとも重要な要素はキープしたい。それは一貫している。それはキャラクターたちの由来であり、歴史であり、コスチュームに反映されているからね。スーパーマンのようなキャラクターには、赤いケープがあって、ブルーのコスチュームじゃないといけない。でも、ほかの要素はもう少し重要じゃなかったりするんだ。例えば赤いパンツとかね。僕らが赤いパンツをやめたのには理由があったんだ。なぜなら、赤いパンツは1930年代後半の時代のことを示しているからだよ。サーカスのショーの強い男が、パンツをはいていたんだ。彼らは、彼らの胸の半分をカバーした布地と動物の皮のレザーのパンツをはいていて、それは当時をとても強く反映している。だから僕らは、赤いパンツは失ってもいい古いビジュアル要素だと感じたんだ。キャラクターの外見をアップデートするプロセスにおいて、そういった決断を下さないといけないことはたくさんあるんだ」。先日刊行された、様々な作家によるハーレイ・クインのコミックスを集めたアンソロジー「HARLEY QUINN’S GREATEST HITS」にも参加しているジムだが、表紙を飾るハーレイ・クインをはじめとする『スーサイド・スクワッド』のキャラクターのコスチュームを見ると、映画版の衣装から大きく影響を与えているのがわかる。映画作品とコミックスの関係性についてジムは語る。「常にキャラクターがどのようにコミックに描かれているかということと、メディアでどのように描かれているかということの間には、いつも関係がある。それは、双方向的なんだ。アーティストとして、もし何かがクールに見えれば、『あのルックを使いたい』と思う。素晴らしく見えるものに影響されずにはいられないんだ。もちろん、それはコスチュームだけに限らないよ。ハーレイ・クインについて言うと、もちろん、映画の中で彼女がどう描かれていたかは、すでにコミックブックに影響を与えているんだ。ポニーテイルの左右が違う色になっていることかね。僕らは以前彼女をポニーテイルで描いたことがある。でも、そのときの彼女はブロンドの髪じゃなかった。だから、今回の映画は大きな変化だったんだ」。ペンシラーとしてジムは、『スーサイド・スクワッド』の中ではハーレイ・クインとワニの皮膚を持つキラー・クロックを描くのが好きなようだが、彼にとっての『スーサイド・スクワッド』の魅力は、登場人物であるヴィランたちへの共感なのだという。「『スーサイド・スクワッド』で僕が好きなのは、ヴィランである彼らは多くの意味でとても欠点だらけで、真実や正義のお手本であるスーパーマンとかよりも、もっとたくさん欠点がある僕たちに似ているところなんだ。でも、彼らはスーパー・ヴィランだからね、必ずしも彼らのことを100%応援するわけじゃないけど、映画の中で彼らは、ヒーローにならないといけない状況に置かれてしまう。それはとても興味深いチャレンジだと思う。だって、多くの意味でそれは人生と同じだからだよ」。かつてはマーベルに所属した経歴も持つジムに、「マーベル・シネマティック・ユニバース」への印象を尋ねると、「彼らはシネマティック・ユニバースを持っているの?知らなかったよ」と、いたずらっぽく冗談を言いながら、現在の立場からはライバルとも言えるマーベルへの敬意を語った。「僕はマーベルの大ファンだし、マーベル映画が好きなんだ。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』は特によく出来ていたと思う」。そして、「DCエクステンデット・ユニバース」におけるザック・スナイダーが手掛けた『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』へ賛辞を述べる。「僕は『バットマン vs スーパーマン』が大好きだった。スーパーマンとバットマンが一緒にいると世界はどういうふうに見えるものになるかということを、とてもクールなやり方でザック・スナイダーは見せてくれたと思う。ゴッサムとメトロポリスを、お互いとても大きなベイを挟んだところに置くというのは、とても大胆だと思ったよ。それは、コミックではされてなかった設定だからね」。「『スーサイド・スクワッド』のプレミアで、上映前にキャスト全員がステージに上がったんだ。そのときウィル・スミスが、『このチームは多分、大画面で映されたもっとも多様性のあるチームだ』と、とても雄弁に語っていたよ。それはとても興味深かった。誰もが共感出来るチームがいるというのはとてもクールだからね」。そうジム語るように、『スーサイド・スクワッド』では、人種やバックグランドを超えたキャラクターたちによるチームが描かれ、映画界における“ポリティカリー・コレクト”という言葉を超えた、自然で有機的な登場人物たちの結びつきが感じられる。それは、ジェフ・ジョンズも同じく語るように、DCコミックスが持つ“神話性”を表しているように思える。「僕にとってDCユニバースの魅力は、それが常に広がりをもって変化していることさ。DCコミックスの神話は、僕らみんなが熱望する理想や、善良であること、正義を表しているんだ。これらの理想のために立ち上がるヒーローたちがいて、正しいことのために喜んで闘う。僕はそれはとても重要なメッセージだと思う。特に、今日ではね」。「コミックブックを読んで育った12歳の子どもだった僕にとって、決して想像できなかった世界に住んでいるように感じるよ。当時は誰もコミックブックを読んでいなかったからね」。いまやアメコミ映画の公開作が相次ぐ現状について、ジムは笑いながら話す。しかしながら、子どもの頃から彼をとらえて離さないコミックスの魅力は、一過性のブームとはまた異なる、時代を超えた物語を、映画を通して観客である私たちに再び教えてくれる。「コミックスがいまではポップカルチャーの土台になったということは、子どもの頃ファンだった僕らがずっと知っていたことを証明しているんだよ。それは、コミックスのキャラクターがとてもとてもパワフルだということさ。彼らが単に強いということだけじゃなくて、彼らが表しているテーマやアイディアもね。彼らは“正義のクルセイダー(※改革者の意)”なんだ。彼らは、僕らが熱望するゴールを与えてくれる、僕ら自身の神話の土台でもあり、ポップカルチャーの神話なんだ」。2020年まで公開作が続く「DCエクステンデット・ユニバース」が、映画界に新たな神話をもたらすことを期待したい。『スーサイド・スクワッド』は全国にて公開中。協力:ワーナー・ブラザース(text:cinemacafe.net)
2016年09月16日アントワープ王立芸術学院でファッションを学んだ、アキラナカ(AKIRA NAKA)クリエイティブディレクターの中章。表層的な美しさだけではなく、心の中からその人の美を引き出すようなアプローチで服作りを行っている。彼が「手に取れるクチュール」と呼び、クリエイションの中でも特に熱量を注ぐのがニットだ。今回のインタビューは、“ニット”という言わば職人仕事であるアートフォームを横軸に、そして、中章自身のファッションに対する考えや想いを縦軸にして、アキラナカの”これまでとこれから”を展望する。前述のとおり彼は、数々の有名デザイナーを世に送り出してきたアントワープ王立学院でファッションを学んだ。同校・同地域で生活し、呼吸したことがニットへ傾倒することのきっかけとなった。「アントワープでは生活の中に、”ニット”が自然と溶け込んでいます。編み物を趣味としている人も非常に多く、毛糸屋さんなるものが街の中に何軒もあるんです。毛糸もかなりの種類があって、店の奥では女性たちがクラブ活動的に編み物をしています」例えば、アキラナカの初期代表作であるグラデーションニット。これはニットの編み地が布帛の生地に溶けて消失していく様を表現したものだ。「ヨーロッパ的、バロック的な造形美に憧れた時期もありました。しかし、あくまでリアルに根ざした服作りを行う上で、そこには限界を感じていました。この造形美を超えていけるものはなんなのかと考えて、素材が『徐々に融けて消えていく』ことを思いついたんです。これは機械にはできない。段階的に編み地を薄くして、布帛の繊維と馴染ませていくのですが、機械だとどうしても横に線が出てしまう。手仕事でしかできなかったんです」著名ブランドの多くは、機械で量産に入る前に手編みで、”原型”を起こす。工場に依頼する前に見本を作るというわけだ。しかし、機械編みで量産すればするほど、クオリティコントロールは難しくなる。中に言わせれば「ハンドニットに宿る迫力は、機械とは比べ物にならない」という。アキラナカ13春夏コレクションより「機械には機械の良さがあります。その上で、機械が絵画としたら、ハンドニットは彫刻みたいな感覚です。目の立ち方も違うし、リブの出方なんかも全然違います。どうしても、ハンドニットの魅力を自分のブランドに取り入れたかった。それで日本に帰ってきて、頼れるハンドニットの製造元を探したんですが、なかなか見つからず…。ニット教室なども一軒一軒当たってみたんですが、一個だったら作れるけど、2つ3つと同じものをしっかりと出すことが、すごく難しいと言われて…」「やっぱりハンドニットを量産するのは無理なんだ、と思いはじめた頃、僕が外部でデザインコンサルティングをしていた時に、クライアントから『すごいニットを生み出す先生』がいるという情報を得ました。『中さんが思っているニットを、その人だったら作れるよ』って。すぐ連絡して、会って頂いたのが、アトリエ Manoaの早川靖子さんでした」運命の出会いだった。当時の様子を早川はこう振り返る。アントワープで「新しいニットを作りたい」という思いをあたためたという中「突然電話が掛かってきて、どうしても作りたいニットがあるから会って説明させてくれないかと言われました。私自身も“若く才能あるデザイナーを応援したい”という気持ちがあったんです。彼が“ニットをブランド特有の素材として、世界に打って出て行く”、そのお手伝いをしたいと素直に思えましたね。彼は海外から帰ってきたばかりで、大きなバッググランドは持っていないけれど、いいニットを作りたいという気持ちが言葉の端々に溢れていました。それで意気投合したんです」この花の表現は、ニットに対する深い造詣と確かな技術によるもの早川のニットに対する知識や技術と、中のデザイナーとしてのクリエイティビティが融合したニットは印象的な1枚早川はニットにまつわる様々な技法を習得後、いわゆる手芸として編み物の参考書を数多く手掛けていた。その技術の高さは次第にファッション業界にも広がり、日本の有名ブランドのニットを次々と生み出すことになる。とは言え中の追求するイメージは、彼女にもかなり高いハードルだった。「中さんの考えるニットはまったく新しいもので、ニットの常識とか全然おかまいなしにイメージを伝えてくるんです。でも、それを組み立てていくのはけっこう楽しいんですよ。要は、”編む”という範疇からちょっと逸脱する。『この模様とこの模様を組み合わせちゃうの?』みたいな、そういう挑戦はこちらも楽しいですね」それから二人は二人三脚でニットの新しい可能性を模索し始める。ーー後編に続く。
2016年09月12日マーティン・スコセッシ監督映画『沈黙-サイレンス-』が、2017年1月21日(土)に全国の劇場で公開される。原作は戦後日本文学の最高峰とも称される遠藤周作の「沈黙」で、アカデミー賞監督のスコセッシが1988年に同小説と出会ってから28年の時を経て、ついに映画化が実現。ストーリー17世紀江戸初期、幕府による激しいキリシタン弾圧下の⻑崎で、棄教したとされる宣教師フェレイラの真実を確かめるために日本にたどり着いた若き司祭ロドリゴとガルペ。⻑崎に潜⼊した彼らが⽬撃したのは、⻑崎奉⾏による想像を絶する弾圧の現状だった。次々と犠牲になる⼈々。守るべきは⼤いなる信念か、⽬の前の弱々しい命か。⼼に迷いが⽣じた事でわかった、強いと疑わなかった⾃分⾃⾝の弱さ。追い詰められた彼の決断とはー。彼の目に映る想像を絶する日本を舞台に、人間にとって本当に大切なものとは何かを、壮大な映像で描きだす。キャストには、アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバーに加え、日本からも窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシら実力派俳優が出演し脇を固める。また本作は、11月29日(現地時間)に発表された、世界の映画賞レースの前哨戦となるナショナル・ボード・オブ・レビューでは「トップ10作品」に選ばれ、見事「脚色賞」に輝いた。そして、12月4日(現地時間)に発表されたLA批評家協会賞では、激しいキリシタン弾圧を推し進める井上筑後守を演じた日本人俳優、イッセー尾形が、助演男優賞の次点に選ばれている。キャスト・スタッフマーティン・スコセッシ監督1970 年代初めからアメリカ映画界の新進として注目されたマーティン・スコセッシ監督。信仰、誘惑、罪や贖罪など、道徳や宗教的な テーマを通じて、社会の暗部や人間精神の奥底をあぶり出していくのが特徴。1976年に主演 ロバート・デ・ニーロの『タクシードライバー』でカンヌ映画祭パルム・ドールを受賞。2006年にレオナルド・ディカプリオ主演の『ディパーテッド』で アカデミー賞を初受賞。そんなマーティン・スコセッシは、『沈黙-サイレンス-』の描き方、また心身ともに変わる主人公に対して、次のようにコメントしている。「日本の文化やキリシタンの皆さんの勇気を損なうことないよう描いたつもりです。忠実に敬意を持って、そして共感と慈悲心を持って描こうと、力の限りを尽くしました。」「宣教師の傲慢さを一つずつ崩して行った。だから単に信者を弾圧するのではなく、リーダーにプレッシャーを与えて上から崩して行くという手法を取ったのではないか。映画の中でもロドリゴが踏絵を踏めば、彼の傲慢が崩されます。そこで彼の誤ったキリスト教の考えが覆され、自分を一度空っぽにして自分は仕える人になり、ロドリゴは真のクリスチャンになりえたのではないでしょうか」アンドリュー・ガーフィールド映画『沈黙-サイレンス-』の主演を務めるアンドリュー・ガーフィールド。本作では、宣教師フェレイラを追って日本にやってくる弟子のロドリゴを演じる。ぼろぼろの衣服を着た宣教師の場面写真が印象的だ。これまでには、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで主人公ピーター・パーカー役を務め上げ、デヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』、スパイク・ジョーンズ監督の『アイム・ヒア』などに出演している。イッセー尾形イッセー尾形は、キリシタン弾圧の中心人物・井上筑後守を演じきり、LA批判家協会賞《助演男優賞》次点となる。演劇活動から芸能のキャリアを始め、一人芝居の舞台から映画、ドラマ、ラジオ、ナレーション、CMまで幅広く活動。 最近では、フジテレビ『カインとアベル』、TBSドラマ『ナポレオンの村』、映画『先生と迷い猫』に出演した。窪塚洋介俳優、そして卍LINEとしてのレゲエシンガー活動も忘れられない窪塚洋介。日米のキャスト陣が肩を並べて公の場に現れたLAプレミアイベントでは、藍色調の着物で登場し、精悍な姿を披露した。『沈黙』では、宣教師二人を長崎へと導いたキチジロー役に。2000年頃は、TBSドラマ『池袋ウエストゲートパーク』や、『ロング・ラブレター~漂流教室~』、映画『ピンポン』などから、現在は舞台や映画へ俳優の活動が移ってきている。浅野忠信浅野忠信は、『沈黙』で、江戸幕府の公式の通訳者「通辞」を演じる。そのほか、脚本は『ギャング・オブ・ニューヨーク』のジェイ・コックス、撮影は『ブロークバック・マウンテン』のロゴリゴ・プリエト、編集に『ディパーテッド』他でアカデミー賞3度受賞のセルマ・スクーンメイカーと、豪華スタッフも集結。ハリウッドと日本の技術・才能が融合された本作。人間にとって本当に大切なものとは何かを、壮大な映像で問いかける歴史大作となっている。ジャパンプレミア1月17日(火)、『沈黙−サイレンス−』 ジャパンプレミアが開催された。マーティン・スコセッシ監督のもとには、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮が揃い、作品や監督に関しての想いを述べた。キチジロー役の窪塚洋介は、「何度も日本を訪れ、この国と我々に最大の敬意を払ってくれた監督を前にしたら、大変な撮影もすべて喜びだった。今日は役者人生で最良の日」と熱い言葉で挨拶。また、浅野忠信は、「監督はいつも、精細な演技を見守ってくれた。やさしさ、一緒に映画を作る姿勢に学ぶことが多かった」と、監督への感謝を述べた。さらに、本作でハリウッドデビューとなった小松菜奈は、「撮影に参加した時は19歳。十代でとても貴重な体験が出来た。原作の「沈黙」には耳慣れない言葉もあり、難しいと感じたりもしたが、完成した映画を若い人たちが見たらどんな感想を持つのか、公開が今から楽しみ」と、同世代の若者たちに観てもらいたいと抱負を語った。作品情報映画『沈黙-サイレンス-』公開時期:2017年1月21日(土)全国ロードショー原作:遠藤周作「沈黙」(新潮文庫)監督:マーティン・スコセッシ出演:アンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシ、EXILE AKIRA、片桐はいり、高山善廣、青木崇高、遠藤かおる、井川哲也、PANTA、松永拓野、播田美保、山田将之、美知枝、伊佐山ひろ子、三島ゆたか、竹嶋康成、石坂友里、佐藤玲、累央、洞口依子、藤原季節、江藤漢斉、菅田俊、寺井文孝、大島葉子、西岡秀記、SABU、渡辺哲、田島俊弥、北岡龍貴、中村嘉葎雄、斎藤歩、黒沢あすかほか脚本:ジェイ・コックス撮影:ロドリゴ・プリエト美術:ダンテ・フェレッティ編集:セルマ・スクーンメイカー配給:KADOKAWAPhoto Credit Kerry Brown(c) 2016 FM Films, LLC. All Rights Reserved.
2016年09月09日フリーアナウンサーの滝川クリステルが、22日(19:00~21:54)に放送されるフジテレビ系生特番『リオデジャネイロオリンピック2016総集編~夢と感動をありがとう!メダリスト大感謝祭SP~』のMCを務めることが決まった。滝川が同局スポーツ番組のMCを務めるのは、今回が初めて。この番組は、リオ五輪で活躍したメダリストたちが一堂に会する"感謝の宴"を開催するもの。感動の名場面をプレイバックし、彼らを支えた人々への感謝の「あ・り・が・と・う」を取り上げ、メダリストになるまでの軌跡を紹介していく。2020年東京五輪招致の立役者である滝川は「アルゼンチンのブエノスアイレスでプレゼンテーションをさせていただいてから、あっという間に3年がたち、ついに、日本にオリンピック・パラリンピックのバトンが渡されるんだということを実感しました」と、リオ五輪の次を、早くも見据える。今回の生放送については「歓喜や希望に満ちたスタジオ展開になることは間違いないと思います」と予告し、「選手たちへの感謝とともに、新たなる戦いへのエールをこの番組でしっかりと送れたらと思っています」と意気込みを語っている。フジテレビ系リオ五輪中継の加納慎介プロデューサーは「スタジオに生出演してくださるリオ五輪メダリストに、さまざまなおもてなしを用意したいと考えています」と話し、「メダリストをおもてなしする最適任者は、滝川クリステルさんしかいないと思っています」と期待を語っている。MCは滝川とともにフジテレビの三宅正治アナウンサーが担当。ゲストに、三代目J Soul Brothersの岩田剛典、EXILEの関口メンディー、TETSUYA、AKIRA、さらに、カンニング竹山、岡田圭右(ますだおかだ)、澤部佑(ハライチ)が出演する。
2016年08月17日●「チームに必要な自分でいられるように」という感覚EXILE TRIBE総出演の総合エンタテインメント・プロジェクトとして話題を呼んでいる『HiGH&LOW』。荒廃した街の中で、S・山王連合会、W・White Rascals、O・鬼邪(おや)高校、R・RUDE BOYS、D・達磨一家という5つのチームが拮抗した勢力をもつ「SWORD」地区を舞台に、男たちが拳で思いをぶつけ合う。ドラマシリーズ、ネット配信、コミック化など様々に展開するだけでなく、オリジナルベストアルバムやドームツアーなど、これまでの”メディアミックス”の常識を超える展開を見せている。集大成として公開される映画『HiGH&LOW THE MOVIE』(7月16日公開)では、AKIRA演じる琥珀が、岩田剛典演じるコブラの前に現れ、かつての仲間たちをも向こうに回し、SWORD地区との対決が描かれる。ドラマシリーズでおなじみのアクション、音楽もパワーアップし、EXILE TRIBEメンバーと豪華俳優陣が演技でもぶつかり合うまさにエンタテインメント・ムービーとなった。今回は、物語の中でキーマンとなるAKIRA、岩田の2名に、このプロジェクトにおける作品づくりについて存分に語ってもらった。○EXILE HIROによる構想――まずは完成した映画について、手応えを感じた部分や、全体の感想をお聞かせ下さい。AKIRA:ドラマから始まったプロジェクトでしたが、まず映画まで辿り着けたことが嬉しいです。ひとつひとつが勝負ですし、ヒットしないようでは続けられないので。出来上がった映画の試写を見て、今までにないスタイルの新しいアクション映画、ヒューマンストーリーが生まれたんじゃないかと思いました。岩田:ドラマも2シリーズあり、ここまで長い期間、同じ役と向き合う作品も今までありませんでした。LDH、そしてEXILE TRIBEがつくる新しいエンタテインメントの集大成にするため、映画に取り組んできたので、大仕事が一つ終わった感覚があります。でも、まだまだ今後に繋げていかないといけないプロジェクトだとも思っています。――HIROさんの構想から生まれたプロジェクトですが、何か世界観に対する言葉や、現場でのアドバイス等はありましたか?AKIRA:HIROさんはすごく大きな方なので、年下の僕たちにも意見を聞いてくださるんです。例えば役者自身が本当に言いやすい台詞なのか、本当にその衣装が似合うのか、意見を取り入れてくださって。「自分自身で役を輝かせてほしい」と、僕たちを信頼して任せてくださったんだと思います。撮影に入ると「現場のテンションを上げるのが俺の仕事だ」と言ってくださって、常に様々なアプローチを考えてくれました。岩田:HIROさんが示してくれたのは、間違いなく、男の子が小さな頃から憧れてきたような世界観だと思うんです。バイオレンスも要素としてあるんだけど、表現しているのはそこだけではなく、もっと大切なこと。この時代にあえて”拳で語り合う”美学を表した映画で、格好良さの奥にはそれぞれ”戦う理由”があります。これって、人生の中でも一緒ですよね。――HIROさんは、現場にもけっこう来てくださってたんですね。AKIRA:現場にもいらっしゃるし、差し入れもくださるし。とにかくHIROさん流の映画の作り方なんです。「現場の隅々まで活気づいていないと、良いものは作れない」という美学があって、皆さんが和むようにHiGH&LOWならではのギャグを入れながらの差し入れもいただきました(笑)。素晴らしい環境でした。――ギャグを入れながらというのも驚きですね!AKIRA:作中のチーム"達磨一家"のハッピがかっこよくて好評だったんですが、現場にも「差入一家」という旗を作ってくださって、そこに行くと、差し入れがたくさんあるんですよ(笑)。そういう細かいところをエンタテインメントしてくださったので、士気が上がりました。●「For EXILE」という言葉○一緒に取材を受けるだけで勉強になる――映画の現場でもふだんでも、チームで動くことが多いと思いますが、心がけていることはありますか?AKIRA:やっぱり、僕たちの職業や自分たちのチームは、1人で成り立ってるわけじゃない、と意識することでしょうか。周りのスタッフさんやメンバーがあって、自分という存在ですので、初心を忘れないで、しっかり思いやりを持っていけたらと思いますね。岩田:よく「For EXILE」という言葉を使っています。チームに必要な自分でいられるように、今自分が何をすべきなのかを、常に探している感覚はあります。――そういった感覚は、先輩から後輩へ受け継がれるものですか?岩田:先輩から言葉で伝えていただくというより、自然と学べる環境で活動させてもらっています。直に肌で感じて、現場で学ぶことの方が多いですね。こういう取材の場でAKIRAさんが発する言葉だけでも、僕は勉強になっているので。AKIRA:…いつも岩ちゃんにコビ売ってます(笑)――逆にAKIRAさんから見て、後輩の岩田さんに成長を感じる点などはありますか?AKIRA:もともとはEXILEしかいなかったところに、いろいろな仲間と出会えたので、後輩というより仲間という感覚が近いです。仲間の成長、躍進していく姿は、自分たちにとっても刺激になります。岩ちゃんが主演映画を成功させたり、ATSUSHIくんがソロライブをドームで行っているのを見ると、誇らしい気持ちになります。素晴らしい環境だからこそ、常に燃えていられますね。○役者としての、互いの印象――普段は音楽というステージですが、役者として共演して、お互いの印象はいかがでしたか?AKIRA:岩ちゃんと芝居するのは初めてだったよね。岩田:初めてですね。AKIRA:長い間、一緒にダンスを作っているので、"ものづくり"という意味では共通する感覚が多いと思いました。やはり僕としても嬉しかったし、刺激になったのは、クライマックスのシーン。多分岩ちゃんじゃなかったら、最後のシーンの琥珀は生まれませんでした。おそらく一番難しいシーンで、岩ちゃんも朝から晩まで泣きっぱなしで、精神的には辛いだろうところを、カメラがまわっていない部分でも本気でやってくれたので、自分自身が捉えて切れていなかった琥珀像が生まれました。岩ちゃんが相手でなければできなかったので、すごく感謝しています。素晴らしいなと思いました。岩田:本当に、そのシーンは……。AKIRA:大変だったね。岩田:でも、おっしゃっていただいたように、相手がEXILE TRIBEでずっとやってきた先輩のAKIRAさんだからこそ、思いっきりぶつかっていけたのかなと思います。チーム一丸となってその日の空気感が出来上がっていました。スタッフさんも、ものすごくピリピリした緊張感の中「いいシーンを作ろう」ということだけを目的として、全員が心を一つに作れたことは、自分にとってもいい経験になりました。●もし他のチームに入るなら?○男の人の熱さに”ほっこり”!?――男性が間違いなく好きな世界観とのことですが、女性から見てもかっこいい姿は魅力的ですよね。AKIRA:男目線の強い作品ですが、大物俳優の方々がしっかりと締めてくださっているので、女性や大人の方々にも刺さるようになっていると思いますよ。岩田:"かっこいい"が一つのテーマでもあるので、キャストのかっこいい表情やかっこいい芝居は、お腹いっぱいというくらい入っています。あとは、"男の熱さ"ってこういうところあるよね、という見方で、ほっこりできるかもしれません(笑)。――ほっこりですか!?岩田:「男って、こういうの好きなんだな」みたいな……。――そういう見方もできるんですね。撮影中はみなさんで息抜きもされたのでしょうか?岩田:神戸の撮影では、みんなでごはんに行きました。昨日の敵で、明日も敵だけど、頑張りましょうと(笑)。AKIRA:僕は基本、青柳翔と2人でしっぽり飲んでましたね(笑)。ハードなシーンが多いので、飯を食うのが唯一の楽しみでした。○人間として、共感できる部分――琥珀という役は、かつての仲間たちの前に立ちはだかるような、驚く行動に出ますが、その原動力、感情について、AKIRAさんはどのように捉えて演じられていたのでしょうか?AKIRA:ドラマでも映画でも描かれることはないんですけど、琥珀はものすごく孤独な少年時代を過ごしていて、ムゲンというファミリーを大事にしていたというバックボーンがあるんです。しかし、愛するもの全てを失った原因が自分という、どこにもぶつけようのない感情や葛藤が、すごく優しくていい男だった琥珀を、一瞬にして変えてしまう。でも人間って、全員そうじゃないですか。すごくいいやつだったのが急に180度変わってしまうこともある。それは、一番人間らしいところかもしれません。――共感できる部分もあるということでしょうか。AKIRA:共感はできますね。自分たちもこういう生活をして、こういう業界で仕事をしていると、すごく善の気持ちで生きていても、急に真逆な発想を持ってしまうこともあります。全く琥珀とは違う人生ですが、揺さぶられました。――岩田さん、コブラという役はいかがでしたか?岩田:今回の映画に関しては、もう琥珀さんを止める気持ちですよね。でも本当はやりたくない。琥珀さんを殴った後に拳を見るような芝居も、本当は殴りたくないけど、殴ることが友情であり愛であることを表現しています。もし現実に、一緒に頑張っているメンバーが違う道に行こうとしていたら、周りも巻き込んで向き合うと思います。――岩田さんもコブラに共感する部分が。岩田:ありますね。コブラは口数の少ないキャラクターですが、ドラマのseason2で、HIROさんの思いが詰まっていると思ったセリフがあったんです。「俺らが守り抜いてきたものを次の代に託す」……これってもう、EXILEだなと。そういうセリフを、役として発信していくエンタテインメントでもあるので。コブラの口を通してHIROさんの想いを感じられて、共感できると思いました。――ちなみに、もしお二人がムゲン、山王連合会以外のチームに入るとしたらどこが良いですか?AKIRA:雨宮兄弟です(笑)。岩田:僕も雨宮兄弟ですね。AKIRA:あんな強い2人は普通いない!岩田:ずるいですよね。かっこいいシーンしかないですからね(笑)。――TAKAHIROさん、登坂広臣さんお2人と、まだ登場しない長男で5人兄弟に……。AKIRA:いやいや、俺と岩ちゃんが雨宮兄弟になって、今の2人には違うところに行ってもらいますよ(笑)。岩田:2人で、それやりたいですね(笑)。『HiGH&LOW THE MOVIE』5つの拮抗するチームが存在する「SWORD地区」。とある事件を機に表舞台から姿を消していた、チーム「ムゲン」の総長・琥珀(AKIRA)はSWORD地区の支配を目論む李(V.I)と手を組み、TOWN地区のチーム「MIGHTY WARRIORS」「DOUBT」を引き連れ、急襲する。かつて琥珀を慕っていた山王連合会のコブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)が立ち上がり、各チームも呼応。さらに、最強とされる雅貴(TAKAHIRO)、広斗(登坂広臣)ら雨宮兄弟も参戦し、SWORD地区はいまだかつてない事態へと突入する。7月16日公開。
2016年07月16日アキラナカ(AKIRA NAKA)が、2016-17年秋冬コレクションを発表した。「デコンストラクション」をテーマにした今シーズンは、 従来より自由で直感的な発想をもとに、シルエットやディテールのデザインを構築。布帛のようなシルエットのニット、結び目で袖付けをしドレープを描き、ウールの織りでデニム地を表現するなど、新しさを追求したコレクションとなっている。
2016年04月12日アキラナカ(AKIRA NAKA)が2016年プレフォールコレクションのルックを公開した。より自由な発想でシルエットやディテールのデザインが進められた同コレクションでは、コンセプトをベースに作る従来の方法とは異なり、より直感的な発想やシンプルなコラージュから生まれた形をそのままデザインに使用した。デニム地をウールの織りで表現したり、カットソーに網柄や刺繍を施したりと従来とは異なる表現方法によって生まれる新しさに注目している。アキラ ナカは、デザイナー・アキラ ナカが07年に「POESIE」の名前で立ち上げたブランド。09SSシーズンよりレーベル名を現在のアキラ ナカに変更。テキスタイルの豊かさとそれを打ち出すカットラインを強みとしており、デイリーに着られるプレタポルテをテーマに、北欧と日本のハンドニット技術を掛け合わせたクチュールライクなニットを展開している。
2016年02月16日EXILEのAKIRA、EXILE兼三代目J Soul Brothersの岩田剛典らEXILE TRIBEのメンバーが出演する深夜ドラマ『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』(日本テレビ系/毎週水曜25:29~25:59)が、26日と27日の2夜連続で一挙放送されることが決定した。一挙放送は、一部地域を除き26日(24:40~27:10)に1話から5話を、27日(24:25~26:55)に6話から10話をそれぞれ放送。さらに、26日の24時から24時25分には、「これを見れば貴方も虜になる!話題沸騰の『HiGH&LOW』ここが凄い!スペシャル」と題された、特別番組も放送される。特番では、ドラマ本編の映像を用いながらストーリーを振り返るとともに、AKIRAや岩田をはじめTAKAHIRO、青柳翔、登坂広臣らキャストによる座談会を展開。おのおのの収録および撮影秘話、作品に懸ける思いが明らかになる。本作は、2016年7月16日公開の映画を中心に、Hulu配信、SNS、コミック、オリジナルアルバム、ライブツアーなどが連動した総合エンターテイメント『HiGH&LOW』の一環で制作。EXILE TRIBEが総出演するプロジェクト第1弾となるドラマでは、不良チームの闘いと友情をアクション満載で描いている。(C)HiGH&LOW製作委員会
2015年12月14日大友克洋氏が原作・脚本・監督を務めた『AKIRA -アキラ-』の復活上映が熱いファンからの支援、チケット購入により決定した。上映劇場は、11月21日の「テアトル新宿」(23:30/26:30)および12月5日の「川口スキップシティ」(10:00)で、希少な「HDCAM SR Master」版での上映観賞となる本企画は、クラウドファンディングを利用し、約2カ月前からアニメ口コミランキングサイト「あにこれβ」とMANGA ARTSが立案。上映は講談社、東宝の許諾のもと、東京テアトルの協力により実現した。また、まんだらけが販売協力している。総製作費10億円、製作スタッフ1,300人、セル画15万枚、色彩設定327色。英国メディアが選ぶ世界のアニメ映画第5位、1988年当時100万人を超える観客動員数で国内大ヒットを記録した傑作をハイクオリティな劇場で楽しんでみたい。■HDCAM SR Master版での上映今回の『AKIRA -アキラ-』上映にあたり、用意されたのが「HDCAM SR Master」版。HDCAM SR Masterは当時の35ミリフィルムからカラー・バランスと画面のクリーニングを施し、24コマポジをハイビジョン仕様の超高画質規格にニューテレシネ補正したもので、これにより35ミリフィルムを遥かに上回る迫力のハイクオリティ映像を再現できる。さらに、オリジナルの音源をできるだけ活かしながら、5.1チャンネル立体音響で細やかな音の質感を表現。金田、鉄雄の台詞、特殊効果音、そして芸能山城組のBGMまでが、すべてデジタルPCMで蘇る。そのほか『AKIRA -アキラ-』HDCAM SR Master版に関する詳細は、「あにこれβ」の特設サイトなどをチェックしてほしい。(C)1988マッシュルーム/アキラ製作委員会
2015年10月15日「EXILE」パフォーマーAKIRAが主人公の不動産会社のエリートビジネスマンを演じ、消防団との出会いで“街を守るヒーロー”へと成長していくドラマ「HEAT」。去る8月23日、AKIRAさんが34歳の誕生日を迎え、撮影現場で誕生日サプライズが行われたことが分かった。撮影が行われたこの日、スタッフの「明日、AKIRAさんが誕生日を迎えられます!」という掛け声とともに、幸多市消防団第十一分団・隊員を演じる鈴木伸之と吉沢亮が、小さなロールケーキが積み上げられたものにリボンなどの飾りがあしらわれた特製バースデーケーキを持って撮影現場に登場!このケーキは、共演する消防団員メンバー(栗山千明、菅原大吉、堀内敬子、正名僕蔵、鈴木伸之、吉沢亮)らで、撮影の合間を縫って、ケーキやフルーツを積み上げてデコレーションを施したという。栗山さんから「これ、みんなで飾りました」とこのとき初めて知らされたAKIRAさんは、「マジっすか!?すごいですねぇ!!」と大感激していたという。ハッピーバースデーの合唱と祝福の拍手に包まれる中、突然のことに驚きながらも顔をほころばせるAKIRAさん。みんなから急かされ、ロウソクの火を吹き消そうとケーキに顔を近づけると、合田篤志役で、この日現場に駆けつけた佐藤隆太が「おいおい、消火活動か?」と声を掛け、場を沸かせた。楽しい会話で盛り上がる撮影現場の明るい雰囲気そのままに、消防団のシーンも団メンバーの軽妙な会話が毎回繰り広げられているが、本日8月25日(火)22時から放送される第8話では、AKIRAさん演じるタツヤがついに日比野(稲垣吾郎)に反旗を翻し、利益優先の再開発計画を止める戦いへと身を投じる…。ドラマも終盤に差し掛かり、目が離せない展開となるようだ。「HEAT」は毎週火曜日22時よりフジテレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2015年08月25日「EXILE」のAKIRAが、総務省消防庁の全面協力のもと主演を務める7月7日(火)スタートのドラマ「HEAT」。このほど、ドラマに引き続いてAKIRAさんが主演を務め、大規模特殊災害の現場で命をかける日本最高峰の消防部隊を舞台にする映画『DRAGON』(仮)の製作が決定した。本作『DRAGON』(仮)は、石油コンビナート・化学プラントなどでの火災や爆発といった、大規模な特殊災害の現場で、命をかけて立ち向かう男たちのスペクタクル・エンターテインメント。人命のみならず、それぞれの絆、そして国土を守ろうとする彼らの愛と勇気、厳しい訓練の中で衝突しながらも徐々に育まれる友情と団結、常に危険と隣り合わせの彼らを取り巻く家族や恋人の想いを、つぶさに描き出していく。このメディアミックスプロジェクトは、総務省消防庁が本作でも描かれる「エネルギー・産業基盤災害即応部隊(ドラゴンハイパー・コマンドユニット)」を創設したことをきっかけにスタート。プロジェクト原作として、ある勇敢な消防士の死をめぐり、遺された者たちの葛藤と再生を描いた小説「ファイアマンの遺言」(秦建日子/角川文庫)が6月20日(土)に発売され、7月7日(火)からは、エリートビジネスマンが仕事のために潜入した町の消防団で人間的な成長を遂げていく姿を描く連続ドラマ「HEAT」がスタートする。今回の舞台となる“ドラゴンハイパー・コマンドユニット”とは、東日本大震災の教訓を踏まえ、石油コンビナートや化学プラントなどのエネルギー・産業基盤の被災に備えて、緊急消防援助隊に創設された特殊災害対応に特化した精鋭部隊。この名称は、江戸時代の消火道具「竜吐水(りゅうどすい)」にちなんで名付けられている。監督を務めるのは、『アンフェア the movie』の小林義則。脚本は、『ソロモンの偽証』や日本アカデミー賞「最優秀監督賞」を受賞の『八日目の蝉』で知られる成島出が執筆する。主人公・池上タツヤを演じるのは、ドラマと同じくAKIRAさん。ドラマでは、街の再開発を画策する不動産会社のエリートビジネスマンが消防団に入団する設定だが、映画ではどのような形で登場するのか、ドラマの行方がポイントとなりそうだ。AKIRAコメント小説、ドラマ、そして映画と、この壮大な消防プロジェクトの一員として主演をさせていただけることの重大さを改めて痛感しています。同時にドラマ「HEAT」への気持ちもより引き締まりました。まずはドラマで、“絶対に諦めない”という信念を持つ池上タツヤという人物像を深く濃く築きあげて、映画に繋げていきたいですね。僕自身、こういった作品に携わることによって、規模の大小は関係なく災害に対する防災意識は高くなりました。このプロジェクトを通して、消防士・消防団の仕事への興味や防災への関心を、皆さまと共に意識していければと思います。総務省消防庁や東京消防庁をはじめ、たくさんの方々にご協力いただいている感謝を胸にドラマも映画も盛り上げていきたいですね。不動産会社のエリートビジネスマンのタツヤが、どのような立場で「ドラゴンハイパー・コマンドユニット」に携わることになるのか。皆様にはドラマの行方にご注目いただきつつ、プロジェクトの集大成となる映画にもご期待ください!『DRAGON』(仮)は2016年・春よりクランクイン。(text:cinemacafe.net)
2015年07月05日7月7日(火)夜9時から始まるドラマ「HEAT」の制作発表が24日(水)都内で行われ、主演のAKIRA、栗山千明、田中圭、稲垣吾郎が消防団による敬礼の中、登場した。本作は、ドラマ史上初、消防団員のヒーローを演じることでも注目を集め、総務省消防庁および東京消防庁の全面協力のもと撮影が行われている本格派だ。消防団のリーダー的存在となる女性団員役を演じる栗山さんは、実際に消防団の実技訓練も受けたそうだ。「消防団員ってかっこいいな、と思って貰えたら嬉しい」と話した。主演は、稲垣さん演じる日比野が社長を務める不動産会社で、エリートビジネスマンとして働くAKIRAさん演じる池上タツヤ。街を買収するため素性を隠して消防団に入団。「自分の利益第一」だった男が、消防団員との関わり、成長していく物語となっている。今回が初の社長役となる稲垣さんは、「半同居人のヒロくんが社長なので、日々、役作りの参考にしています」と暴露。さらに「ヒロくんは、普段は常に自分のことよりも会社のことを考えているんですが、プライベートでは、僕が癒してあげています。今日も待っていると思う」と話し、記者を驚かせた。とはいえ、本作では心が読めない不気味さもある社長を演じているため、「ヒロくんとはタイプが違うんですけどね」とヒロくんの人柄の良さも紹介した。普段の顔ではない役に変身をするという役にちなみ、「別の何かに変身をするなら何になりたいですか?」という質問に対し、田中さんは「僕はものすごく弱いので、強い男になりたい。いつかは誰かのヒーローになりたい」と願望を話した。AKIRAさんは、なんと「ゆるキャラに入って子どもから人気者になりたい。特にふなっしーに入りたい!普段のふなっしーとは違う動きをしたい」と答えると、稲垣さんは「EXILEに入りたいです。機敏なダンスに憧れるんですよね。割れた腹筋とか。とはいっても僕上半身脱ぐのはNGなんで」と、ここでも会場の笑いを誘った。「EXILEで脱がなくても大丈夫ですか?」と稲垣さんに尋ねられたAKIRAさんは「2秒で入れます。なんなら、メンディをどけてでも!」というと「メンディがSMAPにくるんですか!?だったらメンディじゃないほうがいいな。AKIRAさんと1日交換はどうですか?」と、SMAPとEXILEのトレードの可能性をにおわせた。ドラマの中でも熱く戦うAKIRAさんの姿に「もし娘がいたら、こういう方と結婚させたいな」と稲垣さんが大絶賛。恐縮しっぱなしのAKIRAさんだったが、最後に「スーパーヒーロのヒューマンドラマではなく、等身大の物語でもあるので、是非いろんな方に見てもらいたい」と見どころを話した。「HEAT」は7月7日(火)より関西テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月24日「EXILE」パフォーマー・AKIRAが主演を務める、今秋7月スタートのフジテレビ系連続ドラマ「HEAT」の主題歌を、同グループ「EXILE」のボーカル・ATSUSHIとAIがタッグを組んだ「EXILE ATSUSHI + AI(エグザイルアツシプラスアイ)」が担当することが決定。7年ぶり、2作目となる共作「Be Brave」が起用されることが分かった。本作は、AKIRAさん演じる主人公の不動産会社エリートビジネスマンが、街を買収するため素性を隠し入団した“消防団”との出会いにより、少しずつ大切な人との絆を感じ、守りたいと思うようになる…人間的に成長していく様子を描いたヒューマンドラマだ。そんな本作の世界観と、ATSUSHIさんとAIさんのコラボ作「Be Brave」が持つ“大切な人を守る勇気”というテーマがぴったりということで、今回の主題歌起用が決定したという。ATSUSHIさんとAIさんの共演は、2008年に発表した「So Special」以来7年ぶりであり、今作で2作目。今作では歌唱のみならず作詞も2人が務め、人と人とが思い合う絆の深さや大切な人を守る勇気を歌い上げ、壮大でエモーショナルな楽曲に仕上げている。ATSUSHIさんは「今回は消防団のお話ということもあり、命をテーマにした曲を作りました。そして共演してくれたアイちゃんのお腹の中にも、新しい命が宿っていて、そういったお腹の中の命や、子どもたちの命、そしてもちろん大人たちの命や、大切な人を失った方々にも、少しでも希望を持っていただければという想いもありました」と、共演のAIさんについても触れつつ、制作の想いを明かした。また、4月1日に自身の妊娠を発表したAIさんは、7年振りの共演を果たしたことを受け、「アッちゃんとは久しぶりの共演だったけどまた一緒に歌えて光栄です!アッちゃんも歌うときにすごく魂を込めて歌うので本当に伝わってきます。そして、今回はハモっているところがたくさんあって、前に共演した『So Special』とは違った感じで歌えてとにかく楽しかったです」と今作への手応えを語った。さらに、主演のAKIRAさんは「俳優のお仕事をする上での一つの夢が、いつか自分が主演する作品の主題歌をATSUSHI君に歌ってもらいたいという事だったので今回ついに実現しました」と喜びのコメントを寄せ、さらに「“命”をテーマにした壮大で全てを包み込むようなメロディと前向きな歌詞が『HEAT』の世界観にぴったりで、ドラマと共にこの曲からも皆様にメッセージを感じ取っていただけたら素敵だなと思います」と、楽曲と本作のコラボに期待を感じさせた。「Be Brave」は今秋リリース予定。「HEAT」は7月より毎週火曜22時~関西テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月12日「EXILE」のAKIRAを主演に、消防・防災のリーダーとして活躍する“消防団”を舞台にしたドラマ「HEAT」。先日、AKIRAさんの上司役に「SMAP」の稲垣吾郎が出演することが決定した本作だが、この度、追加キャストとして、田中圭、菜々緒を始め、総勢10名の豪華俳優陣の出演が決定した。主人公・池上タツヤ(AKIRA)は、日比野仁(稲垣吾郎)が社長を務める不動産会社「クローバー都市開発」の社員で、数百億円規模の都市開発プロジェクトの候補地として幸多市に目をつける。用地買収のため、地権者の情報を手に入れようと、素性を隠して幸多市の消防団第十一分団に入団するタツヤ。そこで出会ったのは、安住咲良(栗山千明)を始めとした個性豊かな消防団員たちと、消防士・合田篤志(佐藤隆太)。消防職員と違い火災現場での地味な活動、生業の合間をぬっての訓練など、成果主義の不動産会社で成り上がってきたタツヤにとって、消防団の活動は理解できないことばかり。おまけに彼女たちは、地域の人からあることを理由に「ショボショボ団」と馬鹿にされ、人員減に悩む集団だった。そんな咲良たちを見下すタツヤだが、懸命に地域住民のために活動する消防団に接し、またライバル視する合田と共に災害に直面する中で、「自分の利益が第一」という信念が少しずつ揺らいでいく…。今回出演が決まった田中さんが演じるのはAKIRAさん演じる主人公・池上タツヤの同僚・濱田直紀。甘いマスクの裏に相手を出し抜く狡猾さを持つ男で、タツヤとは別の候補地での都市開発計画を推し進めるライバルだ。一方、菜々緒が演じるのは経営コンサルタントとして活躍する才女・結城エリ。タツヤとは友だち以上恋人未満の関係で、豊富なコネクションを駆使してタツヤを陰で支えるビジネスパートナーだ。そのほか佐藤さん扮する消防士の隊長・合田篤志を慕う部下・白石徹を注目の若手俳優・工藤阿須加、井出卓也、小芝風花が出演する。ライバル役となる田中さんは「AKIRAさんや稲垣さんと対峙するシーンを重ねていって、濱田という人物像を作り上げていきたいですね。視聴者の皆様から、濱田の姿がある種ビジネスマンとして格好よく映ればいいと思います。あとは濱田が火事や事件に巻き込まれないことを祈っています(笑)」と自身の役柄について語った。菜々緒さんは「エリは自分が与えた情報を利用してタツヤが仕事をしていく様を、面白がっている女性です。ただし、魅力を感じなくなるとターゲットを変えて面白いことをしようとするトラブルメーカーのような存在でもあります。回を追うごとに変化していくタツヤとの関係をしっかり演じていきたいですし、エリがどんなことをしでかすのか楽しみにご覧いただきたいと思います」と見どころを語った。また栗山さん演じる安住咲良がリーダーを務め、タツヤが入団する幸多市消防団第十一分団、通称「ショボショボ団」の個性豊かな5人の団員に、菅原大吉、堀内敬子、正名僕蔵、劇団EXILEの鈴木伸之、吉沢亮が集結している。「HEAT」は7月より毎週火曜22時~関西テレビ・フジテレビ系全国ネットにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月01日「EXILE」のパフォーマーであるAKIRAを主演に、消防・防災のリーダーとして活躍する“消防団”を舞台にしたドラマ「HEAT」。この度、AKIRAさんの上司役に「SMAP」の稲垣吾郎が出演することが決定した。主人公・池上タツヤ(AKIRA)は、日比野仁(稲垣吾郎)が社長を務める不動産会社「クローバー都市開発」の社員で、数百億円規模の都市開発プロジェクトの候補地として幸多市に目をつける。用地買収のため、地権者の情報を手に入れようと、素性を隠して幸多市の消防団第十一分団に入団するタツヤ。そこで出会ったのは、安住咲良(栗山千明)をはじめとした個性豊かな消防団員たちと、消防士・合田篤志(佐藤隆太)。消防職員と違い火災現場での地味な活動、生業の合間をぬっての訓練など、成果主義の不動産会社で成り上がってきたタツヤにとって、消防団の活動は理解できないことばかり。おまけに彼女たちは、地域の人からあることを理由に「ショボショボ団」と馬鹿にされ、人員減に悩む集団だった。そんな咲良たちを見下すタツヤだが、懸命に地域住民のために活動する消防団に接し、またライバル視する合田と共に災害に直面する中で、「自分の利益が第一」という信念が少しずつ揺らいでいく。総務省消防庁および東京消防庁の全面協力のもとで初の消防団を舞台にした本作。消防団のリーダー的存在となる女性団員役には、シリアスもコメディーも巧みに演じ分ける実力派女優・栗山千明。AKIRAさん扮する主人公とたびたび衝突する消防士の隊長役として佐藤隆太が出演している。今回、冷徹&圧倒的な存在感の個性派社長・日比野仁を演じることになった稲垣さんは、「社長やクセの多い役は過去にもありましたが、それを期待してくださって今回の役を頂けたのは光栄です。ただ、想像通りだと面白くないと思いますので、いままでにない新しさを表現して、視聴者の皆様に楽しんでいただければと思っています」。また、参考にした社長像に聞いてみると「幸い、僕の周りには、尊敬できる同い年位の社長や役員が沢山いますので参考になりました(笑)」とコメント。AKIRAさんとの共演については「歌番組では何度も共演していますが、俳優として活躍されているAKIRAさんと共演できるのはとても楽しみです。撮影の合間に、ダンスのやり方でも教えていただきたいですね(笑)」と語った。演技派俳優として高い評価を得ている稲垣さん。AKIRAさんと“演技”での共演に期待が膨らむ。(text:cinemacafe.net)
2015年05月27日伝説的な超大作シリーズ最新版『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でトム・ハーディ演じる主人公・マックスの日本語吹替え版の声優を務める「EXILE」のAKIRAが5月20日(水)、アフレコの模様を報道陣に公開した。核戦争後の世界を舞台にメル・ギブソン主演で過去に3作が製作された人気シリーズの待望の最新作で、主演に『インセプション』、『ダークナイト ライジング』のトム・ハーディを据えた本作。文明が荒廃した世界で全てを失い本能だけで生きながらえていたマックスが、世界を支配するジョーの軍団との戦いに身を投じていくさまを大迫力の映像で描き出す。アフレコ収録を前に、本作を鑑賞したというAKIRAさんは「一瞬、自分がこの世界観に引き込まれ過ぎて気を失いそうになるくらい、アドレナリンマックスで、『マッドマックス』というタイトルにふさわしい作品だった」と興奮気味に語る。この日の公開アフレコでは「俺の名はマックス」「昔、俺は警官だった。使命に燃え、悪を追い詰めた」、「世界は崩壊した。そして俺たちは壊れていった。教えてくれ、イカれちまったのは俺なのか?それとも世界か?」など、本作におけるマックスの置かれた状況や彼の歩みをうかがわせるシーンを披露。革ジャン姿に低音ボイスでマックスになりきって報道陣の前で演じてみせた。ハリウッド映画の吹替えは初めての経験だが「いつもはキャラクターを演じるけど、今回はキャラクターを演じている人に身を寄せるという、いつもと違う表現で勉強になりました」と語る。特に激しいアクションの連続で「思いのほか体力を使いました。セリフも多いけど、アクションでの息やうなり、叫びが多くて、いつも鍛えているのに酸欠になりそうなくらい、力が入るシーンが多かったです」と振り返る。また、マックスが変わっていくきっかけともなる、女性ながらに強く生きるフュリオサ(シャーリーズ・セロン)の存在に言及しつつ、女性も楽しめる映画だと強調。「EXILEグループのファンのみなさんにも楽しんでほしい」と自身およびグループのファンにも作品をアピールしていた。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は6月20日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年05月20日EXILEのAKIRAが、シリーズ最新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(6月20日公開)で主人公マックスの声を演じ、映画声優に初挑戦することが13日、明らかになった。AKIRAは「ハリウッド超大作の主人公の役を頂いたことにうれしさで一杯です。誰もが持つ強い男への憧れそして共感を感じております。新たなヒーロー像をどう演じるか、今はただ興奮しています」と感激。「まずは世界観のヤバさとカッコ良さにシビれます。そしてライブ感みなぎるアクション、特に若い世代の方々には熱狂してほしい」と熱く語り、本編で主演を演じるトム・ハーディについても「『インセプション』『ダークナイト ライジング』での存在感ある演技は強く記憶に残っています。機会があれば、ぜひ会ってみたいです」と話している。配給のワーナー・エンターテインメントジャパンは「EXILEパフォーマーとしての活躍」に加え、「映画やTV、舞台での演技者としての評価の高さに注目していた」と説明。「AKIRAさんのワイルドなイメージが主人公マックスに新たな命を吹き込んでくれるはず。そして、AKIRAさんの内に秘める"MAD"が目覚めることをひそかに期待しております」と起用理由を明かし、本作が伝説的コミック『AKIRA』に影響を受けているということから、「今回のAKIRAさんの起用に強い運命を感じております」ともコメントしている。また、最凶の敵ジョー役には、映画『バトル・ロワイアルⅡ鎮魂歌』『TOKYO TRIBE』や、テレビのバラエティでも活躍しているの俳優の竹内力が決定。実写映画声優初挑戦となる竹内も「ずっと見続けていたぜ、『マッドマックス』!よし、思いっきり暴れてやろうじゃねえか!」と意気込んでいる。そのほか、ジョー軍の強靭な肉体を誇る最強ファイター・エレクトス役に、声優初挑戦となる新日本プロレス所属の真壁刀義が決定。「今から楽しみだぜ!全員ぶっ殺してやるからな!」とこちらも気合十分だ。本作は、今年のカンヌ国際映画祭・特別招待作品としての上映も決定。資源がこう枯渇して都市が全滅し、法も秩序も崩壊した荒れ果てた未来世界を舞台に、日常的に水と石油の争奪戦が始まり、生き残るためには奪うしかないという中で、二輪、四輪入り乱れるマッド(狂気)なノンストップカー・バトルが繰り広げられる。(C)2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
2015年04月14日阿佐ヶ谷アートストリート実行委員会は、「AKIRA」のキャラクターや設定などを「ザ・シンプソンズ」風に置き換えて描くプロジェクト展「BARTKIRA EXHIBITION in TOKYO」を開催する。会期は3月7日~3月21日。会場は東京都・阿佐ヶ谷のギャラリー白線。同展は、大友克洋の「AKIRA(アキラ)」のキャラクターや設定、舞台を、マット・グレイニングの「The Shimpsons(ザ・シンプソンズ)」(米国のテレビアニメ)風に再現するプロジェクト「Bartkira(バーキラ)」の展示会。同プロジェクトは、世界中から500人以上ものコミックアーティストが参加しており、このたび開催される同展では、ジェームス・ハーヴィー、ロナルド・ウィンベリー、ライアン・ハンフィリーズ 、ズーム・ロックマンボーディー・チューニング、ジャック・ティーグルといった6人アーティストが描いた原画が展示される。ちなみに、プロジェクトに参加したアーティストの原画などを展示した展覧会は、これまでにポートランドやバージニア、ロンドンなどでも開催されており、今回の同展の開催後は、10月にイギリスのケンダルで行われる「Lakes International Comic Art Festival」の出展が決定しているとのことだ。なお、同展は、阿佐ヶ谷地域全体で行われる都市型地域アートイベント「Pureism国際展 阿佐ヶ谷アートストリート2015」の参加企画のひとつとして実施されるもので、同イベントはこのほかに、現代アートの第一線で活躍するギャラリスト・小山登美夫によるレクチュア「西欧アートフェア事情」、東京都内で開催されている地域アートイベントの関係者を招き議論を行う「Republic 東京地域アートサミット Go to 2020」、作家、イラストレーター、アーティストと幅広く活躍する D[di:] の個展「The Pretty ASENCION "S"」などが予定されている。
2015年03月04日1月25日より全国公開される特撮映画『ヌイグルマーZ』の試写会が20日、東京・スペースFS汐留で開催され、中川翔子、青木美沙子、AKIRAが登壇した。今回の試写会は、観客もロリータ衣装に身を包んで参加いる「ロリータ集合! 試写会」として行われ、ゲストとしてロリータファッション界を代表するモデル・青木美沙子が甘ロリ服で、ファッション誌『KERA』などで活躍するモデル・AKIRAが男装姿で登場し、主演の中川と共にトークを行った。作中で夢子が着る特注のロリータ服で登場した中川は、会場を埋め尽くすロリータ服の観客に「女の子いっぱい夢いっぱい愛いっぱい!」と大興奮。「甘ロリの女の子たちと一緒にこの映画を見たい妄想がマジで現実になってしまいました。まさかLV.28(28歳)になって特撮に主演できるなんて、口から魂が出そうです!」とものすごいテンションで、大好きな特撮とロリータ服について捲し立てていった。中川は10年前から青木美沙子が登場する雑誌を読んでいたそうで、ロリータ服での共演に大興奮。青木が「私は全然動けないんですけど、ロリータ服で動いたりアクションしたりは大変じゃないですか?」と率直な疑問をぶつけると、中川は「そうなんです、重いし、動いた後3秒ぐらいしてから衣装がついてきたり。でも青木さんが仰っていた"ロリータ服は戦闘服"という言葉に励まされてがんばりました」と、青木へのリスペクトを語った。そして中川は、男装姿のAKIRAと隣に座ったことでも「AKIRA様と隣に座れるなんて……!」と感激の様子。AKIRAが中川の男装シーンを「すごくよかったです。もっといろんな衣装を見てみたかったですね」と褒めると、「ずっとAKIRAさんを見ていたい……!」とうっとり。試写会後には「AKIRAさんはなんて美しいんだろう、中性的で、目をのぞきこまれた時は結婚して! と思いました」と、AKIRAが理想の男性と告白し、自身の理想の男性像については「AKIRAさんみたいな男性は高望みしすぎだと思うので、猫が好きで、古傷があって、ゲームが強かったらいいです!」と語っていた。中川は作品の今後については「ヌイグルマーが巨大化したり、私もゾンビになったり、ダークヌイグルマーが出てきたり、妄想は広がるばかりです!」と続編を熱望。今週末の公開については「うれしすぎて脳内エンドルフィンと貪欲汁が止まりません!」と興奮のあまり叫んでいた。試写会後の取材で中川は、子供のころに自作したというピンクのヌンチャクを持って登場。憧れのブルースリーから学んだヌンチャクさばきで取材陣を驚かせていた。『ヌイグルマーZ』は、大槻ケンヂ率いるロックバンド・特撮の楽曲「戦え! ヌイグルマー」から生まれた小説「縫製人間ヌイグルマー」が原作。『デッド寿司』(2013年)や『電人ザボーガー』(2011年)で井口昇監督がシナリオを執筆し、映画初主演の中川を主演に迎えて劇場映画化した作品となる。中川演じるロリータファッションの少女・夢子は、生命を宿したテディベアのブースケと合体。「ヌイグルマー」として、109体のゾンビたちや、さまざまな強敵と激闘を繰り広げる物語が描かれる。
2014年01月21日現在、ドラマ「GTO」(関西テレビ)で主演を務めている「EXILE」のAKIRAが今度は元ヤンキーのホスト役に!第2作目となる主演作『ワーキング・ホリデー』が今秋、劇場公開されることが決定した。元ヤンキーでホストの沖田大和の元に突然現れた小学生の息子・進。最初は困惑しながらも息子と暮らすことになった大和は、ホストから宅配便ドライバーへの転身を決意するが、新たな職場も親子の世界も謎とトラブルの連続で…。坂木司による同名小説を原作に、大人になりきれない青年と子供になりきれない少年の“親子の絆”を温かく描く本作。「GTO」でも伝説の元暴走族の教師・鬼塚英吉というこれまた強烈なキャラクターがハマリ役となったAKIRAさんだが、本作では元ヤンキーのホストという強烈なキャラクターを熱演。本作は2009年に公開された園子温監督作『ちゃんと伝える』に続く、2つ目の映画主演作となる。また、大和と奇妙な親子生活を始める息子・進役には新進子役の林遼威(はやしろい)が演じるほか、『横道世之介』や『新しい靴を買わなくちゃ』など話題作の公開を続々と控える綾野剛に逢沢りな、さらにお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリやほんこんら個性派キャストが脇を固める。本作について「ある意味すごく複雑な家庭環境から始まるストーリーなんだけれど、それをネガティブに描くのではなく、いい意味でプラスに描いている作品になっています」と分析するAKIRAさん。劇中では綾野さんがホスト役に挑戦しているが、AKIRAさんはプライベートでも綾野さんと親しい仲だそうで、「常に芝居にストイックな剛くんなので、ちょっとしたシーンでも2人で細かく話し合ったりしました。この作品ならではの関係をいい形で作れたのでは…」と撮影現場でも息の合ったやり取りが交わされた様子。ぜひ劇中での2人の絡みもチェックしたいところ。『ワーキング・ホリデー』は11月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:ちゃんと伝える 2009年8月22日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 「ちゃんと伝える」製作委員会横道世之介 2013年、全国にて公開新しい靴を買わなくちゃ 2012年10月6日より全国にて公開© 2012「新しい靴を買わなくちゃ」製作委員会ワーキング・ホリデー 2012年11月17日より全国にて公開© 2012「ワーキング・ホリデー」製作委員会
2012年07月31日鬼才・園子温監督の最新作で、EXILEのAKIRAが主演を務めたことでも注目を浴びている『ちゃんと伝える』。本作が、ニューヨークで開催された、第9回ニューヨークアジアンフィルムフェスティバルのクロージング作品として上映された。舞台挨拶には園監督をはじめAKIRA、共演の奥田瑛ニらが登壇し、現地のファンの喝采を浴びた。がんを患った父親の面倒を見ていた息子が、自らも実はがんに冒されていることを知るも、周囲には告げることができずに思い悩む姿を描いた本作。海外にファンの多い園監督の新作とあって、上映中も監督独特のユーモアに何度も笑い声がわき起こり、上映後にはスタンディングオベーションが。生と死や人とのつながりといった万国共通のテーマを扱っていることもあり、ニューヨークの観客にも受け入れられた様子。その後のQ&Aで園監督は、自らがんを患った経験があるという女性の観客の悩みに耳を傾けたり、今後の展望について聞かれ「ガールフレンドがほしい。早く結婚したい」と壇上で婚活に励むなど大活躍だった。ニューヨークでの盛況を経て、日本では8月22日(土)よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開を迎える『ちゃんと伝える』。果たして日本での反応はいかに? 公開が待たれる。■関連作品:ちゃんと伝える 2009年夏、シネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 「ちゃんと伝える」製作委員会
2009年07月10日