「萩尾望都 SF原画展」が、山梨県立美術館にて2019年9月7日(土)から11月4日(月・振休)まで開催される。「萩尾望都 SF原画展」では、1970年代の少女漫画黄金期を築き、“少女漫画の神様”とも称される漫画家・萩尾望都のカラーイラストやコミック生原稿など約400点を展示。従来少女漫画で類を見なかった本格SF『11人いる!』をはじめ、宇宙を舞台に繰り広げられる壮大なロマンを表現した『スター・レッド』など、人気作品の原画が集結する。尚、山梨県立美術館で漫画の展覧会が開かれるのは今回が初となる。会場では、1970年代の作品から2000年代の近作まで多岐にわたる作品を紹介。『11人いる!』などエンターテインメント色の濃い70年代の作品に比べ、80年代の、『銀の三角』や『A-A’』などの一角獣シリーズ、未来の地球の特殊な状況を描いた『マージナル』といった作品はより一層本格的なSFの物語となっている。また、2006年からの「ここでない★どこか」と題した読み切りシリーズでは、SF、ファンタジーの他、家族問題や神話に題材をとった作品も織り交ぜている。2011年の東日本大震災を目の当たりにすると、「原発三部作」と呼ばれる放射性物質を擬人化した作品3作を「ここでない★どこか」シリーズに追加。異界と現実界が接近していくかのような表現が見て取れる。さらに、オリジナルのみならず小説の漫画化、挿絵・カラーイラストの提供などの活動にも焦点を当てる。SF小説家の光瀬龍とタッグを組んだ『百億の昼と千億の夜』は『週刊少年チャンピオン』に連載され、多くの男性ファンを獲得した作品だ。【詳細】萩尾望都 SF原画展 宇宙にあそび、異世界にはばたく会期:2019年9月7日(土)~11月4日(月・振休)休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)会場:山梨県立美術館住所:山梨県甲府市貢川1-4-27料金:一般 1,000円(840円)、大学生 500円(420円)※( )内は20名以上団体料金、前売料金、県内宿泊者割引料金※高校生以下の児童・生徒無料(高校生生徒手帳持参)※県内65歳以上は無料(健康保険証等持参)※障害者手帳持参者、およびその介護者は無料※前売券は山梨県立美術館にて、9月6日(金)まで販売■萩尾望都トークショー日時:9月16日(月・祝) 14:00~15:30場所:山梨県立文学館講堂 ※山梨県立美術館隣定員:500名申込方法:往復はがきで申込。※1通につき2名まで。同一人物からの2通目以降は申込無効。往信面にイベント名・住所・参加者全員の氏名(ふりがな)・年齢・電話番号を、返信面に応募者の郵便番号・住所・氏名を記入。応募多数の場合は抽選。申込先:〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27山梨県立美術館「萩尾望都トークショー」係応募締切:8月31日(土)当日消印有効※聴講無料
2019年08月24日これまで日本では単独ツアーなどで何度も公演しているせいか、これが初めてのファン・ミーティングというのが意外だったSF9。そんな彼らのオフィシャルファンミーティング 「SF9 Japan 1st Fanmeeting ~Dear Fantasy~」昼の部をレポートします!写真・鈴木 恵 文・尹 秀姫【ペンになってもいいですか!?】vol. 109パフォーマンスはカッコよく、でも笑いにも貪欲! SF9初のファン・ミーティングは超自然体で笑いの連発!白い衣装に身を包んだ9人がステージに登場するや、まずは韓国でリリースしたばかりの「RPM」で華々しくイベントがスタート。その勢いのまま「Round And Round」でも力強く、息の合ったダンスを見せてくれます。実はファン・ミーティングの直前、「KCON 2019 NY」にも参加し、そのまま日本にとやってきた彼ら。周囲の心配もよそに、元気いっぱいのパフォーマンスでファンを喜ばせてくれました。ダウォンチャニ「みなさんのおかげで暑いですね! 2階までいっぱいだね!」とインソンがうれしそうに話していたとおり、この日の会場である中野サンプラザは平日昼間にもかかわらず2階席までいっぱい。ファンの熱気にあおられるように、床に倒れたメンバーが起き上がってスタートする「Now or Never -Japanese ver.-」では思いっきりセクシーに、ジュホが作詞作曲した「Play Hard -Japanese ver.-」ではステージを所狭しと自由にはしゃぎ、SF9の振り幅の広さを見せてくれます。ロウンフィヨンライブパートが終わり、ファン・ミーティングの楽しみでもあるトークコーナーへ。まず最初に用意されていたのは、「秘蔵写真と映像で振り返るSF9誕生!」。実はここで披露された写真はすべてメンバーも知らないものばかりとあって、写真がスクリーンに映し出されるたびにメンバーも大騒ぎ。ほっぺに指をさすポーズが愛らしく、当時からすでにスターのオーラが漂うフィヨンの幼少期の写真や、映った瞬間、誰の写真かすぐわかるほど面影がはっきりしているジェユンの赤ん坊時代の写真などでひとしきり笑った後、ロウンは幼稚園時代の写真を見ながら「この時のことを僕ははっきり覚えています! これは学芸会後の写真です!」と記憶力のよさを猛アピール。その後も、他のメンバーの写真を見ても「僕が覚えています!」と言い張り、ファンの笑いを誘っていました。インソンテヤンジュホ続いてのコーナーは「もっと知りたく9(ナイン)? SF9検定!」と題したファン参加型イベント。客席のファン全員がメンバーにまつわる2択の質問に答えていき、最後まで残ったファンがメンバー全員とのチェキ撮影をゲット。しかし質問内容は超難問ばかり。テヤンの「写真を撮る時、かっこよく見えるのは顔の右側? 顔の左側?」という質問には「実は最近変わったんです」と言って、正解は「顔の左側」。「昔は右側の顔が好きだったんですが、最近出演した番組を観て、左側のほうがいいかも? と思ったんです」とコメントしてくれました。後列左から、ジェユン、インソン、フィヨン、前列左から、テヤン、ヨンビン、チャニ左・ジェユン、右・テヤン「韓国デビューから日本デビューそして現在まで」コーナーでは、これまでのMVを振り返りつつ、当時のエピソードも公開。「Now or Never -Japanese ver.-」のMVではお酒を飲むシーンで「僕が飲むと水を飲んでるふうにしか見えないと監督に言われました」とロウンが言うと、ジュホは「僕は監督からあまりにお酒飲んでる感じがすると言われました」と言ってみんなを笑わせていました。最新曲「RPM」は9月11日に日本語バージョンがシングルとしてリリースされるということで、ロウンからは「チャニと僕のドラマシーンがあるんですよ」と言ってその場で即興で演じて見せてくれました。その後もジェスチャー伝言ゲームやSF9のメンバーがファンの悩みごとに答えるコーナーなど、楽しいひとときを過ごした後、11月にSF9初のホールツアー決定という、うれしいニュースも。最後には「Dear Fantasy -Japanese ver.-」を歌いながらファンに手を振ったり、ハートを作ったり、ステージに降りてファンの近くに行ってみたり、またまた自由にステージを満喫。メンバーの自由度が高く、笑いにも貪欲なSF9。早くも秋のホールツアーが楽しみです!左・インソン、右・ヨンビンinformationSF9 Japan 5th シングル 「RPM」9月11日発売「RPM-Japanese Ver.-」Music Videoティザー映像
2019年07月19日プロデューサーのジェイソン・ブラムとリー・ワネル監督が贈るSFアクション『UPGRADE』が『アップグレード』の邦題で日本公開することが決定。併せて、主演のローガン・マーシャル=グリーンを捉えた場面写真が解禁となった。時は近未来。グレイ・トレイスは妻のアシャと仲睦まじい日々を送っていた。しかしある日、謎の組織に襲われ、最愛の妻を失い、自身も全身麻痺の重症を負ってしまう。失意の中、巨大企業の科学者からある提案をされる。彼の目的は、実験段階にある「STEM」と呼ばれる最新のAIチップを人体に埋めることだった。手術の結果、グレイは再び体を動かすことができるようになる。そればかりか、「STEM」に身をゆだねると人間離れした動きができるようになり、人間を超越した身体能力を手に入れてしまう。さらに、「STEM」は頭の中の相棒としてグレイと対話するようになる。身体能力を“アップグレード”されたグレイは手に入れたこの力を駆使して「STEM」と共に妻を殺害した組織に復讐を誓うのだが――。『ゲット・アウト』などアカデミー賞作品から『パラノーマル・アクティビティ』シリーズなどのホラー作品まで手掛ける気鋭のプロデューサージェイソン・ブラムと、『ソウ』シリーズの脚本や出演、『インシディアス 序章』で監督デビューを果たした多才なクリエイターリー・ワネルがタッグを組む本作。2018年のサウス・バイ・サウスウエストのミッドナイターズ部門、第51回シッチェス・カタロニア国際映画祭オフィシャル・ファンタスティック・コンペティション部門ともに観客賞を受賞し、辛口批評サイト「Rotten Tomatoes」では87%フレッシュと高評価を獲得している。主演を務めるのは、『プロメテウス』『スパイダーマン:ホームカミング』に出演のローガン・マーシャル=グリーン。AIの力で人間を超越した身体能力を手に入れる主人公グレイ・トレイスを演じる。公開決定に併せ、場面写真が解禁。全身麻痺になったローガン・マーシャル=グリーン演じる主人公グレイがAIの力で歩行、手には銃を握り、復讐を誓うシーンを捉えている。機械的かつ斬新なアクションが繰り広げられる前人未到のハイ・ディメンション・SFアクション。主人公グレイがAIの力を使って、どのように復讐を遂げていくのかにも注目したい。『アップグレード』は10月11日(金)より渋谷シネクイント、新宿シネマカリテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月03日「デビューする前から、このタイトルと、9章からなる長編という構想はありました」今年、芥川賞を受賞した上田岳弘さんの注目の最新作、『キュー』。ニムロッド、塔、飛行機、“私の恋人”など過去作にも出てきたモチーフが盛り込まれた集大成的な長編だが、逆に言えば、本作に向かって過去の作品を執筆してきたともいえそうだ。遠い未来でCold Sleepから目覚めた人間。突然拉致された、現代の心療内科医の青年。軍人だった祖父、前世では広島の原爆で死んだという女性、世界で秘密裏に敵対する2つの勢力、謎めいたAll Thingという物体――バラバラなモチーフが少しずつ繋がる展開がなんともスリリング。「今回はこれだけの長さの小説ですから、イメージを膨らますために、詩や戯曲を思いのままに書いてみたんですね。そこから合致するものを小説にはめこんでいきました。今回、前段階として書いてみた戯曲は、All Thingというすべてを叶える板を守る軍勢と攻める軍勢が戦うという、SFでシェイクスピアをやったような内容でした」未来を幻視する本作は、All Thingをめぐる物語ともいえる。「人類の行き着く先を象徴するそれが、タイムスリップして現代にあるという設定です。未来を現代に輸入して今の問題点や将来の危険性を知らしめるという、SF小説によくみられる効能をやってみたかった」世界文学的SFの中に、原爆、天皇制、憲法9条が登場、戦時の軍事思想家・石原莞爾にも言及される。「日本の特殊性というものは書いておきたかった。そのほうが万国に通用するとも思いました。石原莞爾は、彼の『世界最終戦論』を読んだことがあって。僕は戦後の日本って何かをオブラートに包んでいる印象があるんです。こんな小さな国が世界を敵に戦争をやったなんて、腑に落ちない。でも、アフリカで生まれた人類が大陸の端と端に行き着き、太平洋を挟んで睨み合うことになるという彼の論は、100%正しいと思わないにしても、こんな見方があるのかと衝撃でした。彼の見方で世界を逆照射してみようと思いました」人類の進歩の中で避けて通れない事象として言及される〈パーミッションポイント〉も鮮烈。それは「言語の発生」に始まり、やがて「寿命の廃止」「性別の廃止」へと続き…。「発生系から廃止系へと向かいますよね。平等がいい、長生きがいいといった今の倫理観が拡張するとどこに行き着いてしまうのか。そうした不安も表現したかったことです」進歩は決して幸福と同義ではない。「技術が進むほどに、倫理的に判断できない事柄が増えていると感じています。それらに関する巨大な疑問を作品化したといえますね」では、未来の人造人間に与えられた唯一の感情を寂しさにしたのは?「10代の頃、引力って寂しさだなと、ポエムっぽく考えことがあって(笑)。あらゆる物質がバラバラだったら何も起こらない。人間も寂しいから活動し、誰かを求める。それは物理学的に言えば引力だな、と。そんな幼い頃の考えをひきずっています」うえだ・たかひろ作家。1979年、兵庫県生まれ。2013年「太陽」で新潮新人賞を受賞してデビュー。’15年「私の恋人」で第28回三島由紀夫賞、’19年「ニムロッド」で第160回芥川賞受賞。『キュー』突然拉致された平凡な医師が知る、軍人であった祖父の秘密、この世界の裏側の戦い、そして人類の未来とは?壮大な景色が広がる超大作。新潮社2300円※『anan』2019年6月5日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2019年05月31日9人組ボーイズグループSF9が日本で2枚めのフルアルバム『ILLUMINATE』の発売を決定!さらに、アルバムを引っさげてのZeppツアーも4月に開催決定と、日本での活動が目白押し。『ILLUMINATE』では前作に比べるとかなり成長したことが見て取れるアルバムになっているけれど、メンバーも自分たちの進化を実感しているそう。そんなSF9のみなさんに、アルバムリリースと今後の日本活動への意気込みを語ってもらいました!写真・小笠原真紀(スチール)、千葉 諭(ムービー) 文・尹 秀姫【ペンになってもいいですか!?】vol. 93後列左から、ジュホ、ロウン、ジェユン、インソン、2列目左から、ヨンビン、フィヨン、テヤン、前列左から、ダウォン、チャニ。――日本でのセカンドアルバム『ILLUMINATE』発売おめでとうございます。前作から約1年を経て、今回のアルバムではどんなところが成長した、もしくは変わったと思いますか?フィヨン 『ILLUMINATE』というタイトルは、光を与える存在という意味を込めました。昨年リリースしたシングルも収録されていますし、僕たちにとっても、そしてファンのみなさんにとっても特別な曲をたくさん入れました。前回よりも盛りだくさんなアルバムになったと思います。アルバム制作期間はそれほど長くはなかったんですけど、僕たちも成長したので、アルバムに向けてスムーズに動けるようになりましたね。それに今回はジュホ兄さんが作曲した曲がたくさん入っているので、ぜひ聴いてください!ヨンビン 1993年11月23日生まれ、178㎝、ラップ。ジュホ フィヨンが言ってくれたとおり、アルバムの制作期間自体はそんなに長くはなかったんですよ。ただ、曲自体は以前から作っていたものだったり、なかにはものすごく短時間に書き上げられた曲もあって、成長を感じましたね。最初の頃はまだSF9らしさって何だろうというところがはっきりしてなかったので、どこに焦点を当てて曲を作るべきかも悩むことが多かったのですが、今回はSF9のカラーが以前より明確になってきたので、今の僕たちだったらこういう曲を書こうという気持ちになれて、僕としても以前よりいい曲が作れるようになったと思います。それに、みんなに合わせた曲を作っているつもりなので、メンバーにとってもなじみやすい曲なんじゃないかと思います。ジェユン 2人が言ったとおりですね。前回より成長したと自分でも感じますし、音楽に向かう姿勢も以前より慎重になって、一瞬一瞬を大事にするようになりました。今回のアルバムの収録曲はタイトル曲を含めて全部自信があります!インソン 1993年7月12日生まれ、184㎝、ボーカル。――みなさんもおっしゃった通り、今回のアルバムは特にメンバーの成長を顕著に感じることができました。みなさんの中で特に成長したと思うメンバーは誰ですか?ジェユン やっぱりマンネたちが成人したことが大きいですね。初めて会った頃は、まだまだ子どもだなと思うことも多かったし、今でもたまにありますが(笑)、2人ともこれまでの活動を経て大人になった、成長したなと思いますね。特にチャニはビジュアル的にも、精神的にも大人になりました。特に考え方や音楽に対する姿勢は本当に変わりました!チャニ 僕は、メンバー同士のやりとりがスムーズに行くようになったのが大きいかなと思いますね。ステージ上での状況判断もみんながすばやくできるようになったし。なかでもフィヨンはますますカッコよくなって、垢抜けてきた!フィヨン そう思ってもらえるのはうれしいですね。もちろん、僕とチャニだけじゃなくて、メンバー全員成長したと思うけど!テヤン 僕はヨンビンさんが頑張っていると思う。リーダーとしてプレッシャーもあるだろうけど、いつもメンバーのことを第一に考えて、僕たちを引っ張ってくれるんですよ。ダウォン ほんと、ほんと! 『ONE PIECE』で言うところの覇王色じゃないけど、覇気というかオーラが出るようになりました。ロウン ダイエットも頑張ったんですよね。今回の衣装はセクシーだけど、自信たっぷりに着こなしていますよね。本当はこれ、中に何も着ていないんですよ。ヨンビン 今日は雨が降っていて寒いので、中に1枚着てますけどね(笑)。ジェユン 1994年8月9日生まれ、183㎝、ボーカル。――アルバム『ILLUMINATE』には「マンマミーア!」などシングル曲の他に新曲が入った全10曲が収録されています。このアルバムの中からメンバーが1曲ずつ好きな曲を挙げていただき、聴きどころを教えてください!ジュホ タイトル曲以外で選ぶとしたら「Play Hard」をオススメしたいです。僕が書いたからという理由ではないですよ(笑)。僕たちのファンには学生の方も社会人の方もいらっしゃいますが、みなさん月曜から金曜までは一生懸命勉強したり、働いたりしてるわけじゃないですか。でも、平日ってなぜか時間の進みが遅いけど、楽しい週末だけはあっという間に終わってしまいますよね。この曲を聴いている間は、楽しい週末気分を味わってほしいという思いで、この曲を作りました。ジェユン 僕は「Dear Fantasy」です! 僕たちにとってこの曲は特別なんですよ。というのも、この曲はFANTASY(SF9のファンの名称)と一緒に作った曲だからです! 僕たちにとっては初めてのファンソングですね。僕たちがFANTASYのみなさんからもらったキーワードをもとに、FANTASYに向けて言いたい言葉を歌詞にまとめたものなんです。僕たちとFANTASYを結びつけるような曲になったと思います。ダウォン、1995年7月24日生まれ、179センチ、ボーカル。フィヨン 僕はやっぱりタイトル曲の「Enough」ですね。他の曲も全部いいんですけど、あえてこの曲を選んだ理由は、本当に会心の1曲だから! 僕たちも期待してますし、ファンの方にもぜひ楽しみにしてほしい曲です。少し大人の男に近づいた僕たちを見ていただきたいですし、チャニが今回はすごいダンスを見せてくれますので、そこにもぜひ注目してもらいたいです。ダウォン 僕も「Enough」! 客席のみなさんをのけぞらせてみせますよ! だからツアーにはTシャツとか着てきたら、みんなのおへそが見えちゃうかも(笑)。ヨンビン 僕は「Unlimited」と「PHOTOGRAPH」、「Play Hard」そして「LIFE IS SO BEAUTIFUL」をおすすめしたいです。この4曲は特に僕たちの考えが入った曲ですし、僕たちがより成長したことを感じてもらえる曲だと思います。SF9がみなさんにどんな音楽を見せていきたいのか、感じてもらえるような曲だと思っています。アルバムを聴いたら、ぜひ曲の感想を僕たちに送ってくださいね!インソン 僕も「Unlimited」! この曲は歌詞がいいんですよ。「Unlimited」は「限界がない」っていう意味じゃないですか、そのワードが僕たちとファンのみなさんにピッタリだと思うんですよね。コンサートのオープニング曲でもありましたし、メロディも僕は大好き。ぜひ歌詞を見ながら聴いてほしいですね。テヤン 「LIFE IS SO BEAUTIFUL」ですね。この曲はジュホ兄さんの作曲で、ビートのある曲で楽しいですし、パフォーマンスもカッコいいので、ぜひ楽しみにしていてください! 4月のツアーに来ていただければわかります!ロウン 僕は「The Beat Goes On」ですね。ファンのみなさんと一緒にいる幸せを感じる今のこの一瞬が永遠だという意味を込めた曲なんです。一度聴いたらメロディが耳から離れないと思いますよ。「Dear Fantasy」のように明確なファンソングではないんですが、曲に込めた意味と雰囲気はファンの方に向けたものですね。チャニ 僕は「Now or Never」ですね。最近、活動していた曲でもありますし、僕たち全員でがんばって作った曲です。パフォーマンスも今まで以上に洗練されたし、ぜひステージを観てもらいたい曲です。ロウン 1996年8月7日生まれ、189㎝、ボーカル。――日本での活動も2年めになり、日本にも慣れたと思うのですが、今だから言える、最初に日本に来た頃にびっくりしたことはありますか?フィヨン いろいろあるけれど、一番衝撃的だったのはコンビニ! コンビニには、ないものがないですよね。何でも揃っている。特にお弁当の種類が、めちゃくちゃ多くないですか!? あれは衝撃でした。あとは地下鉄の料金設定が細かいことにも驚きました(笑)。ジェユン 僕は、トイレ!ジュホ あっ、そうそう、ほぼすべてのトイレにウォシュレットがあってびっくりしました!ジェユン 僕は日本のトイレってだいたいどこも床が乾いてるのがすごいと思う。韓国のトイレの床って濡れてる場合が多いから。ヨンビン 僕は、何を食べてもおいしいこと! 日本に来たら絶対食べるのは、牛丼とやきそば。この2つは欠かせないですね。紅生姜も大好き! 口がさっぱりしますよね。ロウン 僕も食べ物ですね。日本の食べ物は何でもおいしいけど、特にコンビニ弁当までおいしいのは感動しました! 忙しくてなかなか外に食べに行けなくても、コンビニごはんでも十分おいしい! 一番のお気に入りは三ツ矢サイダーです!チャニ 僕は和牛がすごくおいしくて、めちゃくちゃ驚いたんですよね。また食べたいですダウォン 『ドン・キホーテ』にロレックスが売っていたこと! 100万円以上する高価なものが売っていてびっくりしました。インソン 僕は日本のファッションに驚きました。日本ってストリートファッションだけでもすごくいろいろなスタイルがあるから、ファッションを日本で勉強してみたいと思いました。ショッピングもしたいです。ダウォン 僕は日本ではたくさんショッピングしていますよ。主に『ドン・キホーテ』で(笑)。テヤン 僕は初めての海外が日本だったんですよ。海外っていろんな幻想があるじゃないですか。そういうものを日本に感じましたね。なんか違うなっていう。空気のにおいとか、人の雰囲気とか、そういう些細なことが違うなって。空気がほんとに違うんですよ!ヨンビン わかる、日本はなんとなく雨の日のにおいがするよね。森の中で雨に降られてるようなにおい?ダウォン 僕は海の匂いだと思うな! そういえばちょっと前に韓国でタクシーに乗った時、なんか日本のにおいを感じたんですよ。それでタクシーの運転手さんに言ったら、さっきまで日本のお客さんを乗せてたって(笑)。韓国には韓国の、日本には日本のにおいがあるんですよね。インソンさんはイギリスのにおいがわかります。インソン イギリスで暮らしてたからね(笑)。イギリスって島国だから、海のにおいがするんですよ。日本と似ていますよ。ジュホ 1996年7月4日生まれ、184センチ、ラップ――4月には日本でのライブも控えています。どんなライブにしたいですか?フィヨン これまでは僕たちも日本のファンのみなさんと会ったばかりで、どうしてもお互いに探り合いみたいなところがあったと思うんですよ。でも今回はすでに僕たちのことを知ってもらってるうえでのツアーだし、よりいっそう僕たちの個性を出していきたいと思います。もっと僕たちらしさをガンガン出していきたいです!ジュホ 今までのライブでは、たとえばステージの下に降りるとか、そういうことにもすごく慎重になってたんですが、もうそろそろ自由にライブを楽しんでもいいかなと思っています。今回のZeppツアーではめいっぱい遊びたいですね。水を撒いたりしたいです(笑)。チャニ ファンのみなさんにとって大切なプレゼントになるようなライブにしたいですね。みなさんと楽しい思い出を作りたいです。全員 拍手テヤン 新しい曲もたくさん披露するつもりです! 前は韓国語の曲が多かったけど、今回は日本語の曲もたくさんお聴かせできるんじゃないかなと思います。MCはまだ自信がないけど……できるだけ日本語で……(小声)。ダウォン やらなきゃね!(自信満々)チャニが! がんばります!チャニ また会いましょうー! お寿司が一番スキです!(日本語で)ジェユン 僕たちのありのままをぜひ観に来てください!――日本でのライブは久しぶりですが、今回は東名阪をまわるツアーです。楽しみにしていること、期待していることは?ロウン 時間があったら名古屋では手羽先を食べたいし、大阪ではお好み焼きとたこ焼きを食べたいです。チャニ 僕は東京タワーに行ってみたいですね。まだ一度も行ったことがないんですよ。ジュホ 僕は大阪城に行ってみたい。ダウォン 岸本斉史さん(『NARUTO』の著者)と尾田栄一郎さん(『ONE PIECE』の著者)に会いたいです! 僕たちのコンサートに、ぜひ来てください!テヤン 1997年2月28日生まれ、181㎝、ボーカル。――SF9のライブはこんなところが楽しい!ということを、まだSF9未体験の方に教えてください。ロウン 僕たちのライブの魅力は、ステージはもちろんですが、何と言ってもメンバーの個性が強いこと! ステージだけではなく、MCのトークがおもしろくないと、ライブ全般が楽しかったとは言えないじゃないですか。日本語には自信がないけど、体で笑わせます!ダウォン みんなステージでよく泣くんですよ、そんなところも見どころです(笑)。ジェユンさんは腹筋も見せてくれるんじゃないかと期待してます!ジェユン そうですね……。とりあえず腹筋を作ってはみたものの、せっかく公開するならZeppツアーよりアリーナツアーがいいんじゃないかと悩んでいるところです。いや、むしろドームツアーまで公開しないでおこうかな……。全員 おおー!チャニ ドームツアーをやることになったら、僕も腹筋を公開するよ!ダウォン 僕からもひと言いいですか。今回のZeppツアーは、アリーナツアーへの布石です! だから絶対にアリーナツアーはやります! その時にはみんなに服なんか着せませんよ!全員 ええーっ!?フィヨン 1999年5月11日生まれ、179センチ、ラップ。――今後日本でどんな活動をしていきたいですか?ロウン メンバー同士で日本旅行する動画配信をしてみたいですね。それにかこつけて、北海道に行ってカニを食べたいです。ダウォン 大阪で一緒にかに道楽に行ったよね。僕は、全員でさんまさんのバラエティ番組に出演したいです! 韓国でも有名な方なので、ぜひ!ジュホ 僕は古家(正亨)さんの家に行って、ごはんを食べさせてもらいたいです。ダウォン 僕は古家さんの家が欲しいです。家をもらいたいという意味で、家が欲しいです!フィヨン 僕は温泉に行きたいです。チャニ 僕も温泉がいい!ヨンビン じゃあ僕は温泉に行くチャニたちについていこうかな。というか僕が2人をつれて行くことになりそうだけど(笑)。ロウン 僕はスカイダイビングをしてみたいな。日本でできる場所を知らないけれど。テヤン 『孤独のグルメ』に出てきたお店に行って、ドラマみたいにひとりごはんしたいです。韓国でも今、『孤独のグルメ』が大人気で、僕も大好きなんですよ。紹介されてるお店がどこもおいしそう!チャニ 2000年1月17日生まれ、174㎝、ラップ。――2019年の目標は?ダウォン アリーナツアー!ロウン 今年も年末にもしFNC KINGDOMがあるなら、その時にはFANTASYがたくさん来てくれたらうれしいです。その公演は先輩方も参加されるイベントなので、僕たちが成長した姿をお見せできたらうれしいです。CNBLUE先輩もFTISLAND先輩も、オープニングのステージに立たせてもらったことがあって、先輩たちのおかげで僕らもこうして日本で活動することができているので、先輩方に僕たちのいいところをぜひお見せしたいですね。ダウォン あんまり先輩、後輩で集まる場所ってないんですよね。なので、ファンのみなさんにはぜひ集まってもらって、一番大きい声援を送ってもらいたいです!インソン そろそろ何かの賞もほしいけど、それよりはみなさんに僕たちの音楽とステージをたくさん愛してもらいたいですね。みんな個性の強い子たちなので、それぞれの魅力をぜひ発見してもらいたいです。個人的には、韓国でも日本でもユニットをやってみたいです。インソン&ジェユンで歌をうたってみるとか、どうかな?ロウン 僕は演技をやりたいので、インソンとジェユンが歌ってる後ろで、木のものまねをして立つことにします(笑)。ダウォン いやいや、せっかくだから2人のイベントの司会をやればいいんじゃない?ジェユン SF9がたくさんの場所で公演できたらいいと思いますし、僕たちのことをよりたくさんの人に知ってもらいたいです。いいステージ、いいダンス、いいパフォーマンス、いい曲をみなさんにお見せしたいです。ダウォン 日本では “ハニーボイス” といえばジェユンさんです!ヨンビン 2019年はまずは1位になって、年末の授賞式でカッコよくステージに立ちたいです!SF9の楽しい動画はこちらから!Information
2019年03月20日とある大学の部室に突如現れたタイムマシンを巡って起こる、学生たちのしょーもないSFな日々を描いたコメディ『サマータイムマシン・ブルース』。作・演出の上田 誠さんにお話を伺いました。劇団の初期の代表作、青春SFコメディ再び。撮影:原田直樹本広克行監督で映画化もされたヨーロッパ企画の代表作のひとつであるこの作品が、劇団結成20周年の今年、再演される。「ここ10年くらい新作が続いたんですけれど、久々に再演に手を出してみたら…楽しいですね。過去に書いた作品も、折に触れて自分の頭の中で転がしていたりするんですが、実際に手を入れることでクオリティを上げられるし、一番しんどい部分は終わっているし、禁断の果実に手を出してしまった気分です(笑)」しかも今回は、15年後を描いた続編で新作の『サマータイムマシン・ワンスモア』との交互上演に。「以前から、本広監督に冗談で『書いてよ』と言われていたんです。ただ、ファンの多い作品だけに、下手に続編を作って、当時せっかく頑張って作った代表作に傷をつけてしまうのを恐れていたんです。でも、いまはもう、どんなものを作っても、当時の自分に変な影響をもたらすことはないだろうって思える。ワンスモアのほうに15年前のシーンは出てきますけれど、並べて観ていただけたらいいかなって思います」演劇という場で、「面白いことをやりたい」と言う上田さん。「僕の場合、世の中に訴えたいこととか、伝えたいメッセージとかがあるわけじゃないんです。たとえば、だまし絵のコメディをやろうと思いついて、1930年代のパリを舞台にしようとひらめいたら、あとは徹底して、面白いことを整えて見せるための構成を考える。アーティストというより、作り方はデザイナーに近いと思います。役者も、漫才の立ち位置じゃないけれど、できるだけ収まりのいいレイアウトや組み合わせで配置してるんですよ」そんなヨーロッパ企画の舞台には、変わった形のパズルが少しずつはまっていく時の心地よい楽しさがある。「演劇は生ものですから、同じ作品でも、その日の客席や役者の体調で揺らぎが出る。その空気も全部閉じ込めた作品をやりたいんです」SF研究会の部員たちがたむろしている部室に、ある日、タイムマシンが置き去りにされていた。相談の結果、昨日に戻って壊れる前のクーラーのリモコンを持ち帰ることに(『サマータイムマシン・ブルース』)。あれから15年後、SF研究会の元メンバーたちが、再びあの部室を訪れる(『サマータイムマシン・ワンスモア』)。8月17日(金)~9月9日(日)下北沢・本多劇場作・演出・上田誠前売り4500円当日5000円(共に税込み)ほかサンライズプロモーションTEL:0570・00・3337(10:00~18:00)8月9日~12日に京都公演あり。また9月以降には地方公演も。上演スケジュールの詳細はHPにて。うえだ・まこと1979年生まれ。全劇団公演の作・演出のほか、アニメ『四畳半神話大系』のシリーズ脚本なども担当。昨年、『来てけつかるべき新世界』で岸田國士戯曲賞受賞。※『anan』2018年8月8日号より。写真・土佐麻理子文・北條尚子(by anan編集部)
2018年08月08日どこをとっても、唯一無二の面白さ!壮大な世界観をもつSF映画の魅力とは?SFを題材にした作品が大好物という野崎萌香さんに、その魅力と楽しみ方を伝授してもらいました。アンアン読者におすすめの入門作品も、SF的な見どころと一緒に教えてくれます。ぜひ、チェックを!SF映画の世界は広くて深い。余韻まで楽しんで。映画好きで、特にSF作品をよく観ているという野崎萌香さん。「ひとくちにSFといっても、作品によって描かれているものは、まったく違いますよね。エイリアンが出てくるようなものもあれば、恋愛ストーリーをメインにしていたり、“こういう世界になるのかもしれない”と思わせる、現実と繋がっている世界を見せてくれる作品までとさまざま。SFレベルも、宇宙空間を舞台にしている作品と、現実の世界にエッセンスを少しだけ入れたものとでは全然違います。実は、すごく広くて、深い世界なんですよ」楽しみ方や、作品を通じて感じとるものも、たくさんある。「非現実的で美しい映像に感動することもあれば、考えさせられる作品に出合い、“宇宙における人間ってなんだろう”“未来はどうなるの?”と、自問自答を繰り返してしまうことも。観ている最中はもちろん、余韻まで味わえるところも、魅力のひとつですよね」SFビギナーにもおすすめの1本をご紹介します。何度も観たくなっちゃう、良質な逆回転ラブストーリー!『エターナル・サンシャイン』「大好きなミシェル・ゴンドリー監督の、ユニークなアイデアがあふれた、手作り感あるSFの世界が素敵。ジョエルが記憶に逃げ込み、子どもの大きさになる場面では、遠近法が逆になったセットを組み、時間軸が移ったことを表現していて面白いです。色のセンスが抜群で、観るうちに、彼の頭の中にトリップしている感じが味わえる。物語は逆回転で進みますが、気持ちよくなる終わり方で、何度も観たくなる良質なラブストーリーです」主人公のジョエルとクレメンタインのカップルはケンカをして、クレメンタインは怒りのあまり、衝動的に彼の記憶を除去する手術を受ける。それにショックを受けたジョエルは、自分も彼女の記憶を消そうとするが…。監督/ミシェル・ゴンドリー出演/ジム・キャリーDVD¥1,143発売・販売元:ギャガ(C)2004 FOCUS FEATURES,LLC. ALL RIGHTS RESERVED.のざき・もえかモデル、女優。女性ファッション誌を中心に、幅広く活躍中。近年では、ドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』に出演し話題に。公式Twitterは@moeka_nozaki※『anan』2017年8月9日号より。イラスト・神保賢志取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年08月08日作家の中村文則さんや映画監督の山戸結希さんが絶賛し、いま注目されているSFコミック(通称・果てカノ)。愛される理由を探るべく、ファンを公言しているモデル・玉城ティナさんを直撃。愛読者である玉城ティナが心惹かれる理由を語ります。『あげくの果てのカノン』を知ったのは、ツイッターだったと言う玉城ティナさん。「タイトルや絵のタッチが好きで読んでみたらSF要素があり驚きました。謎のエイリアン“ゼリー”がいる世界の話ですが、その描写はさりげなく、“こういう未来もあるだろうな”と思えるもの。むしろ、そこで生きる人たちが能動的に恋愛をする姿が、際立った作品だと感じます。作者の方が、わざとそう描いているのかと思いました。ちなみに、ゼリーは、現代人が抱える不安の塊を象徴したものかな、と考えていますが、どうでしょう?」主人公のかのんと、かのんが憧れる境先輩、そして、先輩の妻の3人の関係にも興味津々。「かのんのように、好きな相手を神格化してしまうというのは、中高生の頃に誰もが経験していることだと思うんですね。でも、それを23歳になった今でも一途に思い続けるというのは、先輩が本当は神ではないことに、わざと気付かないようにしているのかなって。境先輩も、すごく自分勝手で、“変わらないかのんが好き”と言うけれど、怪しい。きっと、“ゼリー”の攻撃を受けたときに体を再生する“修繕”という作業を経て、自分が変わってしまうことへの不安を和らげる存在として、好きなんだと思います。そんな“修繕”により変容する先輩を、“先輩は変わらない”と愛するかのんと、淋しさを感じる先輩の妻。そう、彼らの恋愛は、“ゼリー”という存在によって、過熱しているんです。SF要素があるからこそ、恋のストーリーが色鮮やかに、複雑になっていく。この絶妙なバランスが魅力なんだと思います」『あげくの果てのカノン』ゼリーと呼ばれるエイリアンの襲来により、都市機能を失った東京が舞台。主人公・高月かのんは、高校時代から境先輩に片想いをし、その気持ちは崇拝の域に達している。『月刊!スピリッツ』にて連載中。1~3巻各¥552小学館(C)米代恭/小学館月刊!スピリッツにて連載中たましろ・てぃなモデル、女優。雑誌やCM 、映画に出演するなど、幅広く活躍中。『シャキーン!』(NHKEテレ)にレギュラー出演中。公式Twitterは@tina_tamashiro※『anan』2017年8月9日号より。イラスト・神保賢志取材、文・重信 綾(by anan編集部)
2017年08月07日いつの時代もSF談議の熱さは不変なもの。それにしたって昨今のSF業界は、ことさら盛り上がりを見せているみたい。マニアだけがこのホットな賑わいを楽しめるなんてもったいない!まずは事始めにSFのトレンドをチェック。TREND_01『君の名は。』『orange』…“すこしフシギ”で中毒者多数。映画やコミックといったジャンルに縛られずSFの要素を持つ作品が、より多くの人に楽しまれている模様。例えば、2016年度映画興行収入ランキングTOP3に入った『君の名は。』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『シン・ゴジラ』…これら3つには全てSF要素が入っている。空想世界だからこそ、人間ドラマをよりダイナミックに描くことができ、多くの人がその追体験を求めているのかも。『君の名は。』DVD¥3,800Blu-ray¥4,800発売・販売元:東宝(C)2016「君の名は。」製作委員会TREND_02想像を上回る技術発達で、リアルとSFがますます緊密に…。VRを用いたフィットネスジムやプレイステーションが一般普及し、近未来や宇宙空間をより気軽に体験できるように。そのリアリティはSFアクション映画『トータル・リコール』でテーマとなった“現実と虚構の曖昧な線引き”を連想させる。かつて空想世界にあったものが、いま現実で形となり、我々の横に鎮座している。女子高生AIりんな2016年10月、テレビドラマで女優デビュー。同年11月にはAI史上初のファンブックも出版された。TREND_03話題のSFエンタメが、続々と公開される!2017年はSFの当たり年。今期のドラマ『脳にスマホが埋められた!』の人気もさることながら、10月には映画『ブレードランナー 2049 』『猿の惑星:聖戦記』の公開が待ち受けている。2018年には伝説のSFファンタジーマンガ『ポーの一族』が宝塚歌劇によって舞台化され、今後も多種多様なSFエンタメが楽しめる予感。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』12月15日(金)全国公開(C)2017 Lucasfilm Ltd. & TM.All Rights Reserved.※『anan』2017年8月9日号より。イラスト・神保賢志(by anan編集部)
2017年08月07日劇団ゴジゲン初の番外公演『なんかすごいSF的なやつ』が7月6日より上演される。主宰の松居大悟が不在のなか、本作で初の演出を務める劇団員の目次立樹と、脚本の堀善雄、出演の奥村徹也に話を聞いた。ゴジゲン番外編「なんかすごいSF的なやつ」チケット情報ゴジゲンの前作『劇をしている』から次の本公演まで期間が空いてしまうため「番外公演をやろう!」と昨年の夏に劇場をおさえたところから始まり、劇団内で企画会議が行われ、堀が脚本を、そして目次が初演出を担うことになった。客演陣は、その会議で全員名前が上がったメンバーだそう。「大村(まなる)は稽古序盤からいきなりトップギア!すごいです!8年前に初めてゴジゲンの『ハッピーエンドクラッシャー』に出てもらって以降、劇団プレステージや他の現場でたくさん経験を積んできたんだなと。藤尾(勘太郎)は配役を決めるまで色んな役を試してもらったんですけど、どの役をやらせても面白いし、しっくりくる。とても器用な役者さんです。」(目次)「確かに勘太郎さんは劇団「犬と串」で看板俳優をやってきただけあって物語を背負って舞台に立てる俳優。土田(祐太)さんは最年長だけど一番泥臭くてとてもアツいです。劇団献身のメンバーでもある木村(圭介)はずっとゴジゲンに憧れがあったから、一番ワクワクして目がキラキラしている。」(奥村)と、個性豊かなメンバーが集まって作品作りに取り組んでいる様子。タイトルにもある通り“SF的な”作品になるという本作に関して脚本の堀は、「なるべく広げて書こうとして、自分でも把握できないくらい色んな要素が入りました。だから稽古でディスカッションをすると「ああそういうことなんだな」と気づかされることも多くて楽しい。僕が書いた脚本に、演出や出演者の皆さんが持ってきてくれるものを足して、最終的には宇宙みたいなものが出来上がるといいなと思っています。」と語る。「ゴジゲンをいつも観に来てくれる人は今回の作品も好きなはず!ゴジゲンを観たことない人はこの作品を観たらきっとゴジゲンが好きになるはず!そのぐらい誰もがほっこり楽しいやつなので、ぜひお友達を誘って観に来てほしいです。」(目次)「今までのゴジゲンは最終的なところは松居さんに委ねていたのですが、今回は誰に委ねるでもなく、一人一人が自発的に責任をもって作っているっていう感じがあります。奇跡的に集まったこの個性豊かなメンバー7人で舞台をやれるのも1回きり。7月の7ステージ限りの衝動をぜひ見届けてほしいです。」(奥村)7月6日(木)より下北沢・小劇場B1にて上演。アフターイベントも決定し、主宰の松居大悟も登壇する。
2017年06月27日M.R.ケアリーによるSF小説を原作とした、荒廃したロンドンが舞台のSFスリラー『ディストピア パンドラの少女』が、7月1日(土)より日本公開されることが決定。併せて本作のポスタービジュアルと特報映像も公開された。真菌のパンデミックにより、ほとんどの人類が“ハングリーズ”(=飢えた奴ら)と化し、残った少ない人々は安全な壁に囲まれた基地で生活している近未来。イングランドの田舎町では、ウィルスと共生する“2番目の子どもたち”(セカンドチルドレン)への研究が行われていた。彼らはウィルスに感染しながらも思考能力を持ち続け、見た目は全く普通の子ども。研究所ではその子どもたちから“ワクチン”を作り出そうと模索していた。ある日、その子どもたちの中に、知能を持った奇跡の少女メラニーが現れる…。M.R.ケアリーによる小説「パンドラの少女」を基にした本作は、M.R.ケアリー自身が脚本も手掛け、大ヒットドラマ「SHERLOCK/シャーロック」シリーズのシーズン3エピソード2「三の兆候」も手掛けたコルム・マッカーシーが監督を務める。主人公・メラニーを演じたのは、500人を超えるオーディションで選ばれた奇跡の新人、セニア・ナニュア。本作で「シッチェス映画祭」女優賞を獲得したほか、「英国インディペンデント映画賞」、「ロンドン批評家協会賞」、「エンパイア賞」などで新人賞にノミネートされたスーパールーキーだ。そのほかにも、『007/慰めの報酬』『タイタンの戦い』のジェマ・アータートン、『101』『アルバート氏の人生』のグレン・クローズらが脇を固めている。このほど解禁された特報映像では、朝を知らせる号令と共に監獄の様な室内にいる少女メラニーが起き上がり、慣れた手つきで車いすを用意しなんと自ら、頭と足を拘束される準備を整えるという異様なシーンからスタート。そして、軍服を着た大人たちが連れていった先には、同じ様に車いす上で身体を固定された子どもたちが集まっていた。一体なぜ、子どもたちは身体を拘束されているのか?その教室で何が行われているのか?そんな中、追い打ちをかける様に衝撃の映像が続く。屋外に連れ出された少女の目の前には“世界の終り”とも言える光景が描かれてる。さらに、同時に公開されたポスタービジュアルでは、顔面マスクを着用したメラニーの横顔と、“共生”や“真菌”の文字と共に“ハングリーズ”や“セカンドチルドレン”という聞き慣れない文字が背景に浮かび上がっている。「彼女は人類の希望か。絶望か。」のコピーからは、少女が世界を救うキーパーソンであることが予測されるようだ。『ディストピア パンドラの少女』は7月1日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年03月19日ロバート・パティンソンが、SFスリラー『High Life』に主演することになった。監督は『パリ、18区、夜。』のフランス人監督クレール・ドゥニ。今作で、初めて英語の映画に挑戦する。共演には、パトリシア・アークエット、ミア・ゴスが決まっている。その他の情報刑務所に収監されている犯罪人たちが、刑期を短くしてもらうのと引き換えに、ブラックホールに向かうという危険な使命に挑むという物語らしい。撮影は来年春に始まる。パティンソンの次回作は、来年1月日本公開予定の『アラビアの女王 愛と宿命の日々』。監督はヴェルナー・ヘルツォーク、共演はニコール・キッドマン、ジェームズ・フランコ。その後にはブラッド・ピットがプロデュースする『The Lost City of Z』が控える。共演はチャーリー・ハナム、シエナ・ミラー。北米公開は来年春。文:猿渡由紀
2016年11月07日映画『メッセージ』が、2017年5月19日(金)より、TOHOシネマズ新宿ほか全国でロードショー。未知なる飛行物体が伝える、人類に向けた美しくも切ない“メッセージ”優れたSF作品に贈られるネビュラ賞を受賞したアメリカ人作家テッド・チャンによる小説「あなたの人生の物語」が原作となる『メッセージ』。ポスタービジュアルに描かれているのは、あたりに何もない野原に突如降り立ち、空中にとどまっている黒い物体。それが何を意味し何がその中にいるのか、謎ばかりだ。突如現れた未知なる飛行物体“彼ら”が人類に何を伝えようとしているのかを解読しようとする人間たち。言語学者のルイーズはヘプタポッドと呼ばれる知的生命体が、人類にとって平和の使者なのか脅威なのかを判断するために、彼らと接触し言葉を理解してほしいと軍から依頼を受ける。物理学者のイアンとチームを組み、人間のものとは全く異なる、まるで動く絵画のような異質な言語解読に没頭するうちに、ルイーズは時間が逆行するような奇妙な錯覚に陥っていく――。そして言語の謎が解けたとき、彼らが地球にやってきた驚くべき真相と、人類に向けた美しくもせつないラストメッセージが明らかに。主演はエイミー・アダムス、監督は『ブレードランナー』の続編を手掛けるドゥニ・ヴィルヌーヴ主人公の言語学者・ルイーズ役を演じるのは『アメリカン・ハッスル』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』のエイミー・アダムス。彼女とチームを組む物理学者イアン役には『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナー。『大統領の執事の涙』のフォレスト・ウィテカーらが出演。また、『プリズナーズ』『ボーダーライン』などで独特の映像美と世界観が高く評価されているドゥニ・ヴィルヌーヴが本作でメガホンを取る。SF映画の金字塔と言われるリドリー・スコット監督作『ブレードランナー』の続編でも監督を務める、注目のカナダ人監督だ。アカデミー賞では「音響編集賞」受賞第74回ゴールデン・グローブ賞では、『メッセージ』は主演女優賞(ドラマ部門)、作曲賞の2部門でノミネート。英国アカデミー賞では9部門ノミネートを果たし、各ギルド賞でも軒並みノミネートされている。第89回アカデミー賞では、作品賞・監督賞・脚色賞、撮影賞、編集賞、美術賞など8部門でノミネート。「音響編集賞」を受賞している。さらに、ナショナル・ボード・オブ・レビューでは、エイミー・アダムスが主演女優賞を受賞。ハリウッドの殿堂入りを果たし、『メッセージ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督と共演のジェレミー・レナーらとウォーク・オブ・フェイムの星形プレートを前に喜びを分かち合った。【詳細】『メッセージ』原題:Arrival公開時期:2017年5月19日(金) 全国ロードショー監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ脚本:エリック・ハイセラー原作:テッド・チャンキャスト:エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2016年09月29日『複製された男』『プリズナーズ』のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF大作『メッセージ』が2017年に公開されることが決定した。エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーらが出演する作品で、突如、宇宙から地球にやってきた謎の巨大宇宙船を前に、人類が彼らの“メッセージ”を受け取ろうと奔走する姿を描く。その他の情報本作は、テッド・チャンの『あなたの人生の物語』(ハヤカワ文庫)に収録されている短編小説を映画化したもので、突然、地球に降り立った巨大な球体型宇宙船を前に、軍に雇われた言語学者のルイーズらが、彼らの伝えようとしているものを探っていく物語だ。監督のヴィルヌーヴは、『ブレードランナー』の続編も手がける気鋭の映画作家で、本作も開催中のヴェネチア映画祭のコンペティション部門に出品され、すでに高評価を集めている。『メッセージ』2017年 TOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
2016年09月09日9月2日(金)今夜放送の「金曜ロードSHOW!」ではトム・クルーズ主演のSFアクション『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を地上波初放送。先週放送された『オブリビオン』に続いて2週連続でトム・クルーズ主演作がオンエアされる。本作は2004年に発行された桜坂洋氏の小説が原作。日本の小説がハリウッドで映画化され、それが国内で公開されたため公開当時は“日本逆輸入SF超大作”として大きな注目を集めた。そのため元から“親日家”だったトムだが2014年6月に本作のプロモーションで20回目の来日を果たした際には、自身の発案で大阪~福岡~東京の3大都市を1日で訪問するという弾丸PRツアーを展開したのは記憶に新しい。“ギタイ”という最強のエイリアンとの戦争が繰り広げられている地球。広告業界出身で実戦経験がない軍の広報担当のケイジ(トム・クルーズ)は、戦場に行けとの命令を拒否したことでブリガム将軍の逆鱗に触れ降格させられた上に戦場の最前線に送られることに。翌日強制的に出撃させられたケイジは初めて着る機動スーツの安全装置の外し方も知らないままあっという間に敵に攻撃され死亡…したはずが、なぜか出撃前日の状態で再び目覚める。その日から出撃しては死に、再び生き返るという1日を繰りかえすことになったケイジ。そこに“戦場の女神”と呼ばれる無敵の戦士・リタ(エミリー・ブラント)が現れる。実はリタも“ループ”経験者だった…という物語。監督は『ボーン・アイデンティティー』『Mr.& Mrs. スミス』などのダグ・ライマン。トム演じる同じ日を無限に繰りかえす“時のループ”に巻き込まれたケイジをトレーニングする最強の女性兵士リタを『プラダを着た悪魔』や『アジャストメント』のエミリー・ブラントが演じるほか、ビル・パクストン、ブレンダン・グリーソン、ジョナス・アームストロング、トニー・ウェイ、キック・ガリー、フランツ・ドラメー、ドラゴミール・ムルジッチ、シャーロット・ライリーらが出演。日本で人気の“ループもの”をハリウッドがSFアクションとして仕上げた本作。1日を繰りかえすたびに戦い方を覚え、さらに敵の本拠に近づいていくというゲーム的な要素も持ち合わせた個性派SFをぜひ今夜はTVで堪能してほしい。金曜ロードSHOW!『オール・ユー・ニード・イズ・キル』は9月2日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:オール・ユー・ニード・イズ・キル 2014年7月4日より全国にて公開(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS(BMI)LIMITED
2016年09月02日ワイスリー(Y-3)が6月26日、17SSコレクションショーをパリで開催した。今シーズンは、“未来完成形”、“3次元”、“反逆者”、“シュールレアリスム”という4つの大きなテーマを設け、SF映画に描かれた未来や、技術の進歩がもたらす想像上の世界、社会環境の変動に影響を受けたコレクションを披露。カラーは白と黒がメイン。ベルトやテーピングなど機能的なディテールを施したスポーツウエアやフォーマルウエアはテクニカルな素材で仕立てられている。空気をパンパンに含んだドレスやジャンプスーツ、四角いヘアスタイルなど、今すぐにでも宇宙へ旅立てそうな未来的なムードをまとっている。新作スニーカー「NOCI」も注目された。宇宙でのトレッキングという仮想から着想を得たモデルはローカットとハイカットの2タイプで、脱構築的なシルエットと、テクノロジー素材や機能が特徴的。リミテッドエディションである「NOCI 0003」も同時に発表され、ランウェイショー直後に世界3,000足限定発売も行われた。本コレクションは17年1月から、国内直営店を始めとする店舗、Y-3 ZOZOTOWN、 www.Y-3.comで発売が予定されている。
2016年08月13日筒井康隆による日本を代表するSF小説をドラマ化する「時をかける少女」が、7月9日(土)今夜から放送となる。発表されてから半世紀を経て原作小説は累計250万部を超える大ロングセラーとなっている本作。1983年に原田知世主演で映画化されたほか2006年には細田守監督による劇場アニメ版も公開。南野陽子や内田有紀、安倍なつみによるドラマ版や、最近では劇場アニメで声優を務めた仲里依紗主演による“続編”ともいえる映画も公開。これまで幾度となく映像化されてきた。ある日の放課後。理科実験室でラベンダーの香りをかいでから、少女は「時を自在に超える能力」を身につけた。そこから起こる不思議な出来事…繰り返す毎日…。そして、未来からやってきた少年に抱く、初めての「恋心」。きっと、今年は忘れたくない「夏」になる――。この不朽の名作を今回、主演に黒島結菜、共演に「Sexy Zone」の菊池風磨を迎え再び映像化。今作では主人公の少女側だけでなく未来からやってくる少年側のから見た視点も深く丁寧に描くという。いままでの「時かけ」が描かなかった「彼はなぜ未来から現代に来たのか?」「現代での生活をどう感じているのか?」「少女のどこに恋をしたのか?」「自分のせいで少女に『時を超える能力』を与えてしまい、どう収拾しようと苦悩していたのか?」…など“新たな視点”の導入と連ドラならではの丁寧な心理描写で、誰もが知るストーリーに新鮮な感動が与えられる。今回主人公の芳山未羽を演じるのは『ストロボ・エッジ』『ストレイヤーズ・クロニクル』などで注目された黒島結菜。黒島さんは今回が連ドラ初主演。未羽は突然身についてしまった「時を自由に超える能力」にはじめは戸惑いつつも、それを受け入れ、様々なチャレンジを始める。受験が近づいているのに未だ「将来の夢」が見つからない未羽は、この能力を使って起こる様々な出来事を通して、自分を見つめなおしていく…。そして相手役の未来人・深町翔平こと未来人ケン・ソゴルを演じるのは「Sexy Zone」の菊池風磨。これまで「仮面ティーチャー」シリーズや「アルジャーノンに花束を」に出演、俳優としても実力を蓄えてきた菊池さんが未来からやってきた優秀な科学者を演じる。「時を超える薬」を使って2016年に来てみたものの、帰るための薬を落としてしまい戻れなくなってしまう。しかし現代で高校生としての経験をして思い出が増えていき友だちや先生、家族たちへ愛着を感じ始め、そして未羽に恋をする…。そのほか、2人と三角関係になるクラスメイトの浅倉吾朗役に竹内涼真。教師の矢野和孝役に「NEWS」の加藤シゲアキ。未羽の同級生「おじょう」役には「Seventeen」モデルの古畑星夏が起用。またエンディングテーマには「NEWS」の新曲「恋を知らない君へ」が起用されている。筒井氏が「自分自身にとっても、他の作家の作品を見渡しても、これほど幸せな作品はあるまい」と語るほど、幾度も映像化されてきた名作がこの夏、新たな視点で爽やかな感動を届ける。ドラマ「時をかける少女」は7月9日(土)より毎週土曜日21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年07月09日筒井康隆による日本を代表するSF小説をドラマ化する「時をかける少女」が、7月9日(土)今夜から放送となる。発表されてから半世紀を経て原作小説は累計250万部を超える大ロングセラーとなっている本作。1983年に原田知世主演で映画化されたほか2006年には細田守監督による劇場アニメ版も公開。南野陽子や内田有紀、安倍なつみによるドラマ版や、最近では劇場アニメで声優を務めた仲里依紗主演による“続編”ともいえる映画も公開。これまで幾度となく映像化されてきた。ある日の放課後。理科実験室でラベンダーの香りをかいでから、少女は「時を自在に超える能力」を身につけた。そこから起こる不思議な出来事…繰り返す毎日…。そして、未来からやってきた少年に抱く、初めての「恋心」。きっと、今年は忘れたくない「夏」になる――。この不朽の名作を今回、主演に黒島結菜、共演に「Sexy Zone」の菊池風磨を迎え再び映像化。今作では主人公の少女側だけでなく未来からやってくる少年側のから見た視点も深く丁寧に描くという。いままでの「時かけ」が描かなかった「彼はなぜ未来から現代に来たのか?」「現代での生活をどう感じているのか?」「少女のどこに恋をしたのか?」「自分のせいで少女に『時を超える能力』を与えてしまい、どう収拾しようと苦悩していたのか?」…など“新たな視点”の導入と連ドラならではの丁寧な心理描写で、誰もが知るストーリーに新鮮な感動が与えられる。今回主人公の芳山未羽を演じるのは『ストロボ・エッジ』『ストレイヤーズ・クロニクル』などで注目された黒島結菜。黒島さんは今回が連ドラ初主演。未羽は突然身についてしまった「時を自由に超える能力」にはじめは戸惑いつつも、それを受け入れ、様々なチャレンジを始める。受験が近づいているのに未だ「将来の夢」が見つからない未羽は、この能力を使って起こる様々な出来事を通して、自分を見つめなおしていく…。そして相手役の未来人・深町翔平こと未来人ケン・ソゴルを演じるのは「Sexy Zone」の菊池風磨。これまで「仮面ティーチャー」シリーズや「アルジャーノンに花束を」に出演、俳優としても実力を蓄えてきた菊池さんが未来からやってきた優秀な科学者を演じる。「時を超える薬」を使って2016年に来てみたものの、帰るための薬を落としてしまい戻れなくなってしまう。しかし現代で高校生としての経験をして思い出が増えていき友だちや先生、家族たちへ愛着を感じ始め、そして未羽に恋をする…。そのほか、2人と三角関係になるクラスメイトの浅倉吾朗役に竹内涼真。教師の矢野和孝役に「NEWS」の加藤シゲアキ。未羽の同級生「おじょう」役には「Seventeen」モデルの古畑星夏が起用。またエンディングテーマには「NEWS」の新曲「恋を知らない君へ」が起用されている。筒井氏が「自分自身にとっても、他の作家の作品を見渡しても、これほど幸せな作品はあるまい」と語るほど、幾度も映像化されてきた名作がこの夏、新たな視点で爽やかな感動を届ける。ドラマ「時をかける少女」は7月9日(土)より毎週土曜日21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年07月08日ローランド・エメリッヒ監督の次回作が、SF映画『Moonfall』であることがわかった。ユニバーサル・ピクチャーズが製作配給する。脚本はエメリッヒが、スペンサー・コーエン、長年の執筆パートナーであるハラルド・クローサーらと共同執筆した。物語は、月が軌道から外れた時、地球を救うために立ち上がる人々を描くものらしい。その他の情報エメリッヒの最新作は先週末、北米をはじめ世界各国で公開された『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』。オリジナルの『インデペンデンス・デイ』からちょうど20年を経て公開される続編だ。オリジナルは世界で8億ドルを売り上げ、ウィル・スミスを大スターに成長させている。『~リサージェンス』にはスミスは出演しないが、ジェフ・ゴールドブラム、ビル・プルマンらは再び戻ってくる。ほかに、リアム・ヘムズワース、マイカ・モンローら若手が新しく出演する。文:猿渡由紀
2016年06月27日おバカタレントの藤田ニコルが4月19日(火)、都内で行われた米SF映画『フィフス・ウェイブ』のPRイベントに出席。見どころを聞かれると「まだ観ていない」と正直に認め、同席した外国人女装パフォーマーのレディビアードは「なんで?」と呆れ顔だった。人類が地球侵略をたくらむ謎の知的生命体“アザーズ”との戦いを繰り広げるSFミステリー。“アザーズ”が人間の姿で地球に紛れ込んでいるという設定にちなみ、この日は目隠ししたニコルさんが、ビアちゃんことレディビアード&女性2人の計3人のうち、本物の女子高生を見つけ出すゲームに挑戦した。目隠し状態のニコルさんは、ビアちゃんの匂いを嗅ぎながら「甘い香りがする。絶対女の子だと思う」とすっかり騙された様子。さらに別の2人も見た目は女子高生ながら、実際には12歳、27歳というオチで、ニコルさんは「じゃあ、この中に女子高生はいないんですね。ひどくないですかあ?」とおかんむりだった。ちなみに主演を務めるクロエ・グレース・モレッツと同世代のニコルさんは、この春高校を卒業し、一人暮らしを始めたのだとか。「マジで自炊するし、肉じゃがが得意。意外と家庭的なの。ギャップ萌えを狙っている。ママがいないから、ずっとゲームしてても怒られないし」と充実した新生活を語っていた。『フィフス・ウェイブ』は4月23日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月19日クロエ・グレース・モレッツが主演を務めるSF大作『フィフス・ウェイブ』が23日(土)から公開になる。本作は、英国出身の新鋭J・ブレイクソンが監督を務めており、“宇宙からの侵略者”という繰り返し扱われてきた題材を新たな視点を交えて描いている。その他の写真ブレイクソン監督は、1977年に英国で生まれ、大学で映画を学び、2009年に『アリス・クリード失踪』で監督デビュー。脚本も手がけた同作は緻密なストーリーテリングが高く評価され、ロンドン批評家協会賞の新人英国人フィルムメーカー賞の候補になるなど注目を集めた。『フィフス・ウェイブ』では、地球外生命体“アザーズ”が様々な策を講じて人類を滅亡させようとする過程と、そんな状況下で離れ離れになってしまった弟に会おうと熾烈な旅に出る平凡な女性のドラマ、人類のために立ち上がる者たちのドラマが描かれる。地球外から来た侵略者を描いた映画はこれまでも数多く登場したが、ブレイクソン監督は「この映画では、エイリアンは地球を使って人類を攻撃しているんだ。ただ単に空からレーザー光線を当てて爆破するんじゃなくて、いってみれば人間の弱点を利用している。エイリアンが来なくても世界でもともと起きている災害、僕らが既によく知っている災害。それらを巨大化して、人類を攻撃してくるんだ」と説明。映画では、ウィルス、電磁波、自然災害など人間がすでに知っている“恐怖”を巧みに使って、地球を侵略する過程が生々しいタッチで描かれる。一方で監督は「僕が大切にしたのは世界がいかに悲惨であるかを描くことではないんだ。世界がいかに美しいか、その美しい世界をどう保ちたいか、ということを描いきたかった」とコメント。壮大なスケールの設定でありながら、個々のキャラクターの内面や行動を丁寧に描いた、これまでにないSF作品になりそうだ。『フィフス・ウェイブ』4月23日(土)全国ロードショー
2016年04月12日クロエ・グレース・モレッツが主演を務める近未来SF『フィフス・ウェイブ』が来月公開になる。本作は、人類を滅ぼそうとする謎の知的生命体と人類の攻防を描いた作品だが、劇中に登場する地球外生命体“アザーズ”は、これまでのSF映画とは異なる方法で攻撃を仕掛けてくる。その他の画像本作は、地球外生命体“アザーズ”の攻撃を受け壊滅状態となった地球を舞台に、アザーズが仕掛ける“第5の波”を阻止するべく立ち向かう人類の姿を描いた作品。クロエ演じる女子高生キャシーが、離れ離れになってしまった弟を救うため、人間同士も互いに不信感を抱く末期的な状況の中で生き抜いていく姿を描く。これまで多くのSF映画に登場した侵略者は、『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』などの例外もあるが、“力まかせにあらゆるものを破壊する”ことが多く、巨大な宇宙船を操り、人間が抵抗できないほどの科学力を有しているにも関わらず、ビルも人間も端っこから一律に破壊する単純さを見せていた。仮に地球を侵略できても、その後の片付けが大変そうだ。しかし、本作のプロデューサーを務める俳優のトビー・マグワイアは「これまでのSF映画では見たことがない。現実に起こりそうな地球侵略を描くことに成功している」という。アザーズはまず、電磁パルスを使って人間のライフライン(水道、電気、通信)を使用不可能にして(第1の波)、巨大な地震と津波で街を更地にし(第2の波)、動物を媒介にしたウィルスを仕掛けて人類を死滅させる(第3の波)。ここまで彼らは大砲の1発も撃たず、宇宙船から降りてもいない。マグワイアは「いくつもの波によって文明を崩壊させるという侵略はユニークで、世界中の人々が理解できるものだと思う。停電、地震、津波、疫病。どれも現代生活の一部だ。その点だけでも、多くのSFファンタジーとは異なる作品なんだ」と語る。この段階で地球の建物の多くは姿を消しており、人類の99パーセントは死滅している。そこで初めてアザーズは“人間の姿”で地球に降り立つ。これが“第4の波”だ。結果として人間たちは疑心暗鬼になり、アザーズが何もしなくても、不安と恐怖にかられた人間たちはお互いに銃を向け合う。これまでに登場した地球外の侵略者よりも知的で、残酷なアザーズは相当に手ごわい相手だ。彼らが仕掛ける“第5の波=フィフス・ウェイブ”とは一体、どんな内容なのか? 上記の手段を上回る攻撃内容を予想して、映画を観るとさらに楽しめそうだ。『フィフス・ウェイブ』4月23日(土)全国ロードショー
2016年03月31日クロエ・グレース・モレッツが主演を務める近未来SF『フィフス・ウェイブ』の本編映像が公開になった。人類を滅ぼそうとする謎の知的生命体による最初の攻撃“第1の波”の正体が明かされる衝撃の映像だ。『フィフス・ウェイブ』本編映像本作は、地球外生命体“アザーズ”の攻撃を受け壊滅状態となった地球を舞台に、人類滅亡を意味する“弟5の波”を阻止するべく立ち向かう人類の姿を描いた作品。クロエ演じる女子高生キャシーが、離れ離れになってしまった弟を救うため、人間同士も互いに不信感を抱く末期的な状況の中で生き抜いていく姿を描く。このほど公開された映像では、アザーズの最初の攻撃“第1の波=暗黒”の正体が、キャシーによって明かされる。授業中、キャシーがメールをしていると突然、携帯電話の電源が落ち、教室が真っ暗になる。教師は“停電”だと言うが停電で携帯が落ちるはずはない。すると外からのすさまじい衝撃音。窓から外をのぞいたキャシーたちの前で、車同士が次々と衝突し、飛行機が墜落していく。燃え上がる炎を前に、何が起きているのか戸惑うキャシーが映し出される。やがてキャシーの言葉で、この出来事が、電磁パルスで電子機器を破壊したアザーズの仕業であることが語られ、それによって大勢が死滅したことも明かされる。映像の最後には、湖の水をペットボトルに入れているキャシーの姿が描かれ、携帯電話などの電子機器はもちろん、水も電気も止まった世界で、過酷なサバイバルを繰り広げる人類の様子がうかがえる。衝撃が大きかった第1の波に加え、崩壊、感染、侵略と4度に渡る攻撃を受けた人類はどうなってしまうのか?平凡な女子高生キャシーはそんな絶望的な状況でどのようにして生き残るのか?スリリングな展開が予想される映像になっている。『フィフス・ウェイブ』4月23日(土)全国ロードショー
2016年02月05日クロエ・グレース・モレッツが主演を務めるSFミステリー『フィフス・ウェイブ』が4月に公開される。謎の知的生命体の攻撃によって壊滅的なダメージを受けた地球が舞台だが、監督のJ・ブレイクソンは先ごろ行われた会見で「この映画の登場人物は、ごく平凡な人間たちだ。これは選ばれし者の物語なんかじゃない」と強調する。その他の画像地球に“アザーズ”と呼ばれる謎の生命体が襲来。暗黒、崩壊、感染、侵略という4つの波によって壊滅状態に陥った人類は、人類滅亡をまねく“第5の波”を阻止するべく立ち向かう。ブレイクソン監督は「クロエやニック(・ロビンソン)が演じているキャラクターたちは、それぞれの人生を歩んでいる普通の人間だ。夢や希望を持って生きていた彼らが、突然、悲惨な目に遭う。そういうことが起きると、人間は必ず、自分にとって何が大切なのか、自分は何を守るために戦いたいのか、ということに気づくものだ」と言い、モレッツは「生きてゆく中で、何度も“ノー”と言われ、反対され、押し返されることもある。でもそれに立ち向かってゆく強い意志があれば、決してあきらめることも、引き下がることもない。それは、この映画で私が演じているキャラクターにも、私自身にも備わっているものだと思う」と語る。また、侵略生命体もこれまでにない設定のようで監督は「この映画では、エイリアンは地球を使って人類を攻撃しているんだ。ただ単に空からレーザー光線を当てて爆破するんじゃなくて、いってみれば人間の弱点を利用している」と説明する。「エイリアンが来なくても世界でもともと起きている災害、僕らが既によく知っている災害。それらを巨大化して、人類を攻撃してくるんだ。そういう映画は今まで見たことがないよ。だからエイリアンは、地球に侵略してくるだけじゃなくて、キャラクターのストーリーの中にも侵略してくる。というわけで、他のエイリアン映画に比べて、よりパーソナルな視点に立っている作品だと思う」そんな危機的状況の中で、モレッツ演じる平凡な女性キャシーは必死に生き延び、戦い、世界を救おうとする。「こういう映画がようやく作られるようになったのは、この業界で女性がようやく自分たちの声をあげることができるようになったからだと思う」と語るモレッツは「私には4人の兄がいて、いつだって家族の中の“女の子”だった。だから子どもの頃から、“女の子”というステレオタイプと闘ってきたの。今ようやく、女性たちがそういう面を見せられるようになってきたんだと思うわ」と述べた。『フィフス・ウェイブ』2016年4月23日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2016年01月04日人気SFコメディアニメ『スペース☆ダンディ』のBlu-ray BOXが2016年1月29日にバンダイビジュアルより発売される。価格は18,000円(税別)。『スペース☆ダンディ』は、未知なる宇宙人との出会いを求めて、銀河を駆けめぐる宇宙人ハンター・ダンディが仲間たちとともに繰り広げる冒険を描く。脚本にうえのきみこ氏、佐藤大氏、信本敬子氏、円城塔氏、森ハヤシ氏、大河内一楼氏ほか豪華執筆陣を多数迎え、コミカルかつ前衛的なストーリーが展開される。渡辺信一郎監督をはじめ、1998年放送ながら現在でも高い人気を誇るアニメ『カウボーイビバップ』の制作陣が集結して作られたことも話題を呼んだ。「スペース☆ダンディ Blu-ray BOX」は、アニメの全26話を収録したもの。特典などは付属しないものの、手に取りやすい価格に抑えたスペシャルプライスのアイテムとなっている。また、2016年1月23日には大阪ロフトプラスワンウエストにてトークイベント「スペース☆ダンディ『ロフトプラスワンウエストでトークじゃんよ!』」を開催。渡辺信一郎総監督とボンズの南雅彦プロデューサーが登壇する。(C)2014 BONES/Project SPACE DANDY
2015年12月28日オールアバウトとインテルは、20代~50代の映画好きの男性2,000名に対し、SF映画に出てくる未来の技術に対する実現意向調査を共同で実施し、結果を発表した。それによると、1位は公開30周年を迎え再び注目される「バック・トゥー・ザ・フューチャー」などに登場する「空中走行型の乗り物」だった。1位の空中走行型の乗り物を挙げた回答者は56.2%に上り、唯一の過半数。以下、2015年に続編が公開となる「スター・ウォーズ」で人気の「多言語翻訳機能付きロボット」(40.6%)、「アイアンマン」や「マイノリティ・リポート」などに登場する「空中に映像・写真を投影するプロジェクター」(39.5%)が続く。その使い道を問うと、いずれも「仕事で使いたい」「時間を節約したい」「日常をより快適にしたい」など、SF映画で見た技術を使って仕事や日常の効率を上げたいとの回答が目立ったという。では、これらの中で実現が可能なものはあるのか?これについて、インテル広報室の荒木義満室長は、以下のようのコメントしている。「最も私たちの生活に浸透しつつある技術は第4位の『ディスプレイに触れずにデバイスを操作する技術』です。最新のCPU、第6世代インテル Coreプロセッサーを搭載したPCなどに採用されている3Dカメラ技術「インテル RealSense テクノロジー」(以下「Real Sense」)は、フルHD解像度に対応したカメラと、非常に高精度の深度センサーを組み合わせており、PCのフロントカメラに顔を向けるだけで、瞬時にPCへのサインインを可能にする顔認証機能に対応しています。またフロントカメラに映した対象物の奥行きを推測するほか、人の動作を追跡するため、マウスやスクリーンに触れずに、ジェスチャーや顔の表情でPC画面内のアプリケーションを操作することが可能になっています」「第2位の『多言語翻訳機能付きロボット』の鍵となるのは音声認識技術になります。今日開発されている音声認識技術は非常に高精度で、すでに携帯をはじめ様々な端末に搭載されており、その技術を活用した翻訳サービスも多く存在します。しかし口語への対応や、認識するスピード、周辺ノイズと多人数の同時会話の聞き取りなど課題も多く、実用化するにはもう少し時間がかかると考えられます」「第3位の『空中に映像・写真を投影する技術』は、AI(エアリアルイメージング)と呼ばれる空中に映像を表示するプレートが開発され、昨年「CEATEC JAPAN 2014」で展示され話題になりました。これに近いもので、透過型の液晶ディスプレイやスクリーンを用いて投影する技術はコンサートなどの舞台演出として実用化されています。この技術を応用した3D映像での人物再現技術はこの技術を応用したもので、コンサート他、ディスプレイ広告など様々なシーンで取り入れられています。また、透過した対物レンズへの投影技術は、個人レベルの研究も注目されており、今後に大きな期待が寄せられています」「他にも、第8位に挙がった『ミッション:インポッシブル』などのスパイ映画でよく出てくる『人の顔を完全に再現したマスクを作る3Dスキャナー』は、個人でも近い体験ができます。たとえば、「Real Sense」により、対応アプリケーションを使えば、高度処理360度のフェイススキャンが可能です。これにより、近い将来、頭から足まで完全に他人を再現するボディースーツを作るマシーンが登場することも夢ではありません」
2015年11月29日アメリカを始め全世界で大ベストセラーとなったSFミステリー小説「The 5th Wave」の映画化『フィフス・ウェーブ』が、いま世界で最も注目される18歳のクロエ・グレース・モレッツを主演に迎え、日本で公開することが決定した。これに併せて、本作の予告編とポスターも解禁された。ある日突然、圧倒的知能を持つ生命体<アザーズ>により4度にわたる攻撃を受け、人類の99%が死滅。ほぼ壊滅状態となった現代の地球で、生き残った女子高生のキャシー(クロエ)は、離ればなれになってしまった弟を救うため、たった一人、子どもたちが拉致された基地へと向かう。いつまた来るかわからない襲撃の恐怖と、人間に紛れ込んだアザーズにより、誰が敵なのか味方なのか分からない末期的な状況の中、旅の途中でキャシーはある男性に命を助けられる。キャシーは彼に惹かれながらも、心から信頼できないまま、ともに基地へ向かう。彼女は致命的となる第5の波“フィフス・ウェイブ”を止めることができるのか。そして<アザーズ>を見抜くことができるのか――。原作は、「アルフレッド・クロップの奇妙な冒険」などを書いたリック・ヤンシーの「The 5th Wave」。21週間ニューヨークタイムズのベストセラーとなり、ハードカバーは約300,000部、電子書籍としては80,000部を販売。さらに、イギリスでは2014年のレッドハウス・チルドレンズ・ブック賞を受賞するなど、かなりの勢いをみせている。本作で主演を演じるのは、米タイム誌が選ぶ“2014年最も影響力のあるティーン25人”の一人にも選ばれ、いま世界で最も注目されるクロエ。彼女は今回、地球外の知的生命体<アザーズ>から攻撃を受け、恐怖に慄き翻弄される孤独なヒロイン、高校生のキャシーを演じる。『キック・アス』のヒット・ガール役で爆発的な人気を博し、続く『イコライザー』や『イフ・アイ・ステイ愛が還る場所』への出演でも話題となり、日本でも人気と知名度ともに急上昇している。また共演者には、キャシーが憧れを抱く青年・ベン役に『ジュラシック・ワールド』のニック・ロビンソン、旅先で知り合う謎の若い男性・エヴァン役にイギリス人俳優アレックス・ロウ、そして軍の指揮官・ヴォーシュ役に『ソルト』のリーヴ・シュレイバーが出演。そして本作の監督は、『アリス・クリードの失踪』で注目されたJ・ブレイクソン、脚本は『エリン・ブロコビッチ』でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたスザンナ・グラント、プロデューサーには『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイアなど豪華なスタッフが名を連ねている。今回解禁された映像は、正体不明の物体が突然空を覆いつくし、上空を見つめる人々。突然の停電、落下して爆発する飛行機、崩れ落ちるロンドン・ブリッジ。そして瞬く間に広がる、伝染病。人類の99%が死滅した中、生き残った少女キャシーは離れ離れになった弟を探すために一人生き抜こうとする。おびえながらも銃を構える彼女の瞳が見つめる先には――。思わず息を呑むような衝撃の予告編だ。そして同時に解禁されたポスターは、キャシーの緊張感ある背後と、倒壊するビルに燃える街が写された一枚。上部には、「第1の波(暗黒)、第2の波(崩壊)、第3の波(感染)、第4の波(侵略)、人類を滅亡に導く最後のWAVEとは――」と書かれている。“フィフス・ウェイブ”とは一体何なのか、原作ファンも多い本作、一体どんな結末を迎えるのか楽しみに待ちたい。『フィフス・ウェイブ』は2016年4月25日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年11月27日クロエ・グレース・モレッツが主演を務めるSFミステリー『フィフス・ウェイブ』が来年4月に公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。謎の知的生命体の攻撃によって壊滅的なダメージを受けた人類が、人類滅亡をまねく“第5の波”を阻止するべく立ち向かう姿を描いた作品だ。『フィフス・ウェイブ』予告編映像このほど公開された映像は、モレッツ演じる平凡な女性キャシーが家族とニュースを見ている場面から始まる。ある日、地球に謎の知的生命体が襲来。“アザーズ”と呼ばれる生命体は、暗黒、崩壊、感染、侵略という4つの波を人類にもたらす。映像では緊迫感のあるシーンを積み重ねて人類が4つの波を受けて壊滅していく過程が描かれる。そして人類はいよいよ“第5の波(フィフス・ウェイブ)”を受ける手前に差し掛かる。これまでの波を何とか生き延びたキャシーは、はなればなれになってしまった弟に再会するために、崩壊し、混乱した街を行く。銃をかまえ、鋭い視線を投げかけるモレッツが印象的なシーンが次々に登場。“第5の波”とは何を意味するのか? “アザーズ”とは何者なのか? 謎が深まる映像になっている。映画の原作は、2013年に出版されたリュック・ヤンシーの小説でベストセラーを記録。『エリン・ブロコビッチ』のスザンナ・グラントが脚色を担当し、『アリス・クリードの失踪』で注目を集めたJ・ブレイクソンが監督を務める。『フィフス・ウェイブ』2016年4月23日(土) 新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2015年11月27日ブラッド・ピットとワーナー・ブラザースが、最近出版された小説『Illuminare』を映画化することになった。2575年を舞台にしたSF小説で、主人公は女性のハッカーと、彼女の元恋人。ふたつの大企業が争う中、大きな危険が及び、主人公たちは、惑星から脱出しようとする。物語はハッキングされたメールや書類、カルテなどを通じて語られる。小説は3部作の1冊目にあたる。ピットが出演もするのかどうかはわかっていない。その他の情報ピットの最新作は、妻アンジェリーナ・ジョリー・ピットが監督、共演する『By the Sea』。来月はピットがプロデュースし、助演俳優として出演もする『The Big Short』が北米公開される。共演はクリスチャン・ベール、スティーヴ・カレル、ライアン・ゴズリング。現在はコメディ『War Machine』を撮影中。文:猿渡由紀
2015年11月24日モデル、女優として活躍する光宗薫が10月3日、話題のSF映画『チャッピー』のブルーレイ&DVD発売を記念し、ニコニコ生放送でオンエアされたスペシャル番組「オレたちのロボット映画ベスト10」に出演。収録を前に、同作の魅力やロボット映画への愛を語った。『第9地区』『エリジウム』のニール・ブロムカンプ監督が、犯罪都市となった2016年の南アフリカ・ヨハネスブルグを舞台に、治安維持のために製造された兵器用のAI搭載ロボット“チャッピー”が、自分を誘拐したギャングに育てられる過程で、自我と感情に目覚め、葛藤する姿を描くSFアクション。そんな同作について、「シリアスな『第9地区』に比べて、笑えるシーンもあって、女性でも入りやすい。ここまでロボットが生活に密着し、人間の教えや感情を吸収しながら、同化していく設定がとても新鮮」と光宗さん。メタリックな見た目に反して、感情豊かなキャラクター造形に「表情の動きはわずかなのに、感情描写がすごい。ちょっとした動きで、泣けちゃうんです」と目を細めていた。お気に入りのロボット映画は、ロビン・ウィリアムズさんが主演した『アンドリューNDR114』、スティーブン・スピルバーグ監督の『A.I.』だといい、「ロボット映画なら、ヒューマンドラマに寄った作品が好きですね」と“ロボット愛”を語った。取材には『アップルシード アルファ』『キャプテンハーロック』などを手がけた映像作家の荒牧伸志、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』で演出を手がけた辻本貴則が同席し、「80年代の日本のアニメを実写化したような作品で、悔しさとともに『見せてくれてありがとう』という気持ちがある」(荒牧氏)、「ロボット映画における発想の転換と進化を感じる」(辻本氏)と『チャッピー』の魅力を分析していた。『チャッピー』ブルーレイ&DVDは発売中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:チャッピー 2015年5月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) Chappie - Photos By STEPHANIE BLOMKAMP
2015年10月04日