2019年2月20日 20:00
肌を老けさせない秘訣は水分量にあり【Part1】うるおい不足が引き起こすトラブルとは?
肌のうるおいを守る角層
私たちの肌の一番上にあるのが表皮です。表皮は4つの層に分かれていて、最上層にあるのが「角質層」です。角質層には角質細胞があり、そのすき間を埋めるように細胞間脂質があります。レンガと、レンガを接着するセメントの関係を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
角質細胞の中の「天然保湿因子(NMF)」とセラミドやリン脂質などで構成された細胞間脂質が、角質層内のうるおいを守っています。
天然保湿因子やセラミドは、スキンケアアイテムの保湿成分として耳にしたことがある人も多いでしょう。実は、もともとは肌に備わっている保湿成分なんですよ。
肌のうるおいを逃がさない皮脂膜
角質層の水分を肌から逃がさない役割を果たすのが皮脂膜です。
皮脂膜は皮脂と汗が混ざって作られます。テカリや化粧崩れ、ニキビなどの原因になると言われる皮脂や汗ですが、肌のうるおい保持には欠かせない存在なのです。しわやたるみ、シミが気になりはじめたら、まずは角質層内のうるおいが守られているか、肌表面に皮脂膜があるかを気にするようにしましょう。
強い洗浄力のクレンジングの使用、化粧品をつけるときに肌をこする、必要以上に皮脂を取り除くなどの間違えたスキンケアのせいで、水分が守れない肌状態になっていませんか?
スキンケアを見直すだけで、エイジングサインを改善したり、肌の老化を予防できることを覚えておきましょう。