Instagramで大人気のニシカタさん(Instagram@c_nishikata)の育児エピソードをお届けします。ママたちから共感の声が続々寄せられた、Eテレあるあるとは……?! 時計いらずのEテレ!毎朝こうです。保育園が再開すると、やはり朝は忙しい…。そんなときに、時計を見ずとも時間がわかるEテレはありがたい!「カラダダンダン」じゃなく、その1つ前の「生き物の映像とともに流れるピアノ」でスイッチが入るのがポイントです(どうでもいい)。カラダダンダンが流れると「やべえぞぉーーーーッ!」と焦ってしまうんですが、ピアノの段階で着手しておくと焦らなくて済むんですよね(どうでもいい)。 私だけかもしれないのはご愛嬌(笑)!2万超のいいね!を獲得したこちらの投稿には、「わが家はガラピコぷ~で出発です!」「共感しかないです!おかあさんといっしょが“みんな~元気ー?”って聞いたら焦ります」など「わかる!」の声が多数寄せられていました。ママあるあるですね♪ ニシカタさんの最新マンガはInstagramやアメブロで更新中です。ぜひチェックしてみてくださいね。 この投稿をInstagramで見る ニシカタさん(@c_nishikata)がシェアした投稿 - 2018年 6月月12日午後2時22分PDT 著者:イラストレーター ニシカタ2018年1月、長女を出産。インスタで出産、産後、育児レポートマンガを更新し、人気に。ゲームと海外ドラマとデパ地下が好き。
2020年08月14日いよいよ受験目前!第一志望に向けて勉強していたはずが…発達障害がある長男は、中学受験を経てこの春から私立中学に進学しました。小6からスタートした受験勉強…いろんな人に支えてもらいながらも進め、いよいよ受験1か月前を切った時、急に第一志望校をうけないと言い出したのです…。Upload By スガカズUpload By スガカズ理由をたずねたところ、「将来ものづくりに関わる仕事がしたいから」ということでした。確かにその先の進路を見据えるとF中学校の方が良いのですが、最近F中学校への入学希望者がかなり増えているのと、今までE中学校の対策を中心にしていたので心配になりました。この時点で本番3週間前でした。Upload By スガカズF中学校の出題傾向はE中学校とは違います。比較的合格しやすい午前の4科目と難易度が上がる午後の2科目をうける事に。次の日も午前午後両方受ける事にしました。算数は合格点をクリアできそうでしたが、国語、理科、社会に課題がまだまだありそうでした。4科目の場合、2科目が合格点を取ればクリアです。苦手とする社会は捨てるにしても、国語と理科どちらかは合格点を取らなければいけません。塾、療育、家庭の三位一体Upload By スガカズ周りも本人もラストスパートです!希望校が変わる事や、1校だけ受ける事を言語聴覚士さんに伝えたところ、本番の2日前に特別に枠を作っていただけることになりました。そして最後の指導枠では、F中学校の国語の出題傾向に合わせた時間配分や、絶対に取っておきたい問題、取り掛かる順番など指導していただきました。(ちなみに、学習障害がある子どもの受験対策までしてくれる言語聴覚士さんはあまりいないそうです。出会いに恵まれたことをありがたく思っています)塾では、理科に絞って過去問対策をしていただきました。私は理科が苦手なので、教えることはできず…。本当に助かりました。長男は、(体調管理も考えて)直前の3日間は小学校をお休みし、私も仕事を休んで算数、国語の指導をすることにしました。長男自身はラストスパートだと理解をして、集中して繰り返し過去問を解き続けました。F中学校の出願数を確認すると、思った以上に多くて「本当に入れるのだろうか」と私は心配になりました。「これだけの数の人がF中学校に入りたいと思っているから、これで長男が入れたらラッキーだね!」と言いました。長男は「うん!入れたらすごい!」と言い笑っていました。見通しが立つ子だったら士気が下がる可能性もあるのかもと思いましたが、この時ばかりは「見通しが立ちづらい子で良かった」と受験を通して思える様になりました。直前は本当に「なる様になる」という気持ちで、もし本番で試験に受け続けることに疲れたなら本人の気持ちを大事にしようと思いました。そして当日…午前は好調!午後で不安にUpload By スガカズ午前は調子よく取り組むことができた様です。しかし、午後受験では問題の難易度がぐっと上がったこともあり、書けない所がちらほらあった様子。何時間もテストに向かうのは流石に疲れた様で、帰り道は「疲れた〜」「午後は自信ないなぁ…」と何度ももらしていました。午前の結果は夜にわかるのですが、次の日も午前、午後と試験が入っているので、午後のテストで解けなかった部分や漢字の勉強をして過ごしました。Upload By スガカズそしてその日の夜、受験した人数が昨年よりかなり増えたとの事で、予定していた時間から大幅にずれ、22時ごろに結果が発表されました。…無事に合格しました。あまりはしゃぐタイプの子ではないのですが、長男は両手を挙げて喜んでいました!Upload By スガカズ「諦めないでよかった」と本人は言っていましたが、私も同じ気持ちでした。本当に長かったしいろんな方に助けられた一年でしたが無事に終わりました。なぜ1校に絞った?振り返ると私に反省点今回ドタバタな中で模索した中学受験でしたが、振り返ってみると1つ反省点がありました。それは、1月に他県で試験を受けた際の学校選び。わが家は東京に住んでいるのですが、2月が本番で近隣で1月本番の県がある場合、「お試し受験」を受ける家庭が多いのだそうです。近くの県が1月本番だったので、家から比較的近くて偏差値が合っている1校を受けました。結果合格をいただき本人も自信がついたわけですが、うれしさのあまり「F中学校に合格しない場合は、(1月受験で合格した)他県の中学校に通う」と本人が決めたのです。他県を先に受ける場合はたとえ目的が「入学」ではないにしても、「本人に合う学校」を選んだ方がリスク回避になると感じました。それには、受験を決めたころからもっと全体を見据えて行動しておけばよかったのかも知れません。とはいえ本命を1つに絞ることで対策がしやすくなったため、結果本人が決めた中学校に合格して良かったと思います。次回は中学受験シリーズ最終話です。コロナの影響で流動的ではありましたが、休校期間から実際に中学校に通い出した現在のお話になります。
2020年06月29日編集部:学研キッズネット編集部e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供する株式会社イー・ラーニング研究所は、コロナウイルスの感染拡大を受け、自宅学習が促されている今、子どもたちの休校処置中の学習の実態を調査するため、子どもを持つ親を対象に「休校処置中の学習に関する調査アンケート」を実施。その結果を発表しました。調査概要イー・ラーニング研究所は、インターネットを利用した家庭向けe-ラーニングサービス『フォルスクラブ』、小中学生向け動画教育配信サービス『スクールTV』などのデジタルサービスに加え、世界で活躍できる力を身につける、小学生向け次世代型社会体験スクール『子ども未来キャリア』などオフライン教材を展開しています。今回、イー・ラーニング研究所では20代~50代の子どものいる親を対象に「休校処置中の学習に関する調査アンケート」を実施いたしました。その結果、休校処置中の学習に何を求めているのか等の実態が見える調査結果となりました。【「休校処置中の学習に関する調査アンケート」調査概要】調査方法:紙回答調査地域:全国調査期間:2020年4月8日~2020年5月18日調査対象:20代~50代の子どものいる親(男女・計133人)※イー・ラーニング研究所調べ調査結果1、親の約8割が休校における学習に不安を抱いている!「休校における学習の不安はありますか」という問では、「はい」が77%、「いいえ」が23%となり、約8割の親が休校における学習に対して不安を抱いていることがわかりました。自宅学習では学校のように時間割や規則がないため、子どもたちの学習への姿勢や継続性に不安を感じていることが伺えます。2、半数以上の家庭が休校中、学校以外の学びの対策を行っている!行われている対策の第1位は「オンライン学習」!「休校中に、学校以外の学びの対策を行っていますか」という質問をしたところ、「はい」が55%、「いいえ」が45%となりました。また、「どのような学びの対策を行っていますか」という問では、「オンライン学習」が群を抜いて多い結果となりました。自宅時間を過ごすツールとしてPCやタブレットの普及が広がっているため、学校から提供された教材のほか、子どもの習熟度に合わせて学年にとらわれないオンライン学習を学びの対策に選んでいると推測されます。3、4人中3人がオンライン学習において、「無料コンテンツ」を利用したいと思っている!無料コンテンツを利用したい理由は「家計への負担が少ないから」が最多回答に「オンライン学習においては、有料コンテンツと無料コンテンツのどちらを利用したいですか」という問では、4人中3人が「無料コンテンツ」を利用したいと考えていることが明らかになりました。また、「なぜ無料コンテンツを利用したいと思っていますか」と質問したところ、「家計への負担が少ないから」がもっとも多い回答となりました。新型コロナウイルスによって突然訪れた休校処置に対し、これまで学習に力を入れていなかった家庭でもオンライン学習を取り入れるため、家計への負担が少なく取り入れやすい無料コンテンツを求めていると考えられます。4、学ばせたいと思うオンライン学習コンテンツは「面白く学べる」「苦手克服ができる」、オンライン学習に求める機能は「動画で学習できる」が最も多い結果に「どのようなオンライン学習コンテンツで学ばせたいですか(またはどのようなオンライン学習コンテンツがあれば学ばせたいと思いますか)」という問では「面白く学べる」、「苦手克服ができる」、「教科書に準拠している」という回答が上がりました。新型コロナウイルスによる外出自粛や休校措置の実施期間中に、子どもの学習姿勢が維持され、学校のように面白く学べるコンテンツを求めていると考えられます。さらに、「オンライン学習にどのような機能を求めていますか<MA>」という質問では「動画で学習できる」(104)が群を抜いて最多の回答となり、紙の教科書とは異なるオンライン学習ならではの動的要素を求めていることが伺えます。「スクールTV」概要「スクールTV」は、「学習習慣の定着」を目的とし、全国の主要科目の教科書内容を網羅した小中学生向けの動画教育サービスです。約1,000本の教科書に対応した授業動画を配信し、自ら能動的に学習する「アクティブ・ラーニング」のメソッドを日本で初めて動画内に導入しています。また、学習習慣が身についた子どもが、もう1つ上の目標を目指すために開始された学習コンテンツとして、現在、教科書や教材出版社など他社のドリルも提供しています。利用料金:無料/有償プラン(「成績向上目的の学習コンテンツ」を有償で提供)・スクールTVプラス:月額300円・スクールTVドリル:200円~※学習教材により異なる対象:小学生(1年生~6年生)、中学生(1年生~3年生)学習内容:・小学校1~2年生:算数・小学校3~6年生:算数・社会・理科・中学校1~3年生:数学・社会・理科・英語・国語公式サイト:■サービス特徴1.「授業動画が見放題」・小中学校の教科書に対応した授業動画が見放題・単元の中で「重要ポイント」に絞り込み、テレビを見るような感覚で楽しく学習できる・映像総数:約1,000本2.「やる気を育てる講師陣」・有名大学の現役学生を講師として採用・お兄さん・お姉さんのような親しみやすさを演出3.「アクティブ・ラーニングメソッド採用」・文科省が推進する主体的・対話的で深い学び「アクティブ・ラーニング」の視点を導入・授業開始前の約5分間に「アクティブ・ラーニング動画」を採用し、子どもの興味を惹きつける・定期的に質問を投げかけるなど適度に自分で考える機会を与えることで、「能動的」な学習が可能【「子ども未来キャリア」概要】「子ども未来キャリア」は、小学生から“夢”や“目標”を持ち、“社会で必要な力”を育む次世代型社会体験スクールです。夢・目標を持てるための「キャリアビジョン」と、夢・目標を叶えるための「ビジネススキル」両輪を育みます。「QMIメソッド」と呼ばれるアクティブ・ラーニング型の独自メソッドを用いて授業を実施します。使う学習ツールは子どもたちに具体的想起をうながす「スライド投影」と学習テーマを疑似体験できる完全オリジナル「テーブルゲーム(ボードゲーム・カードゲーム)」です。「QMIメソッド」では、子どもたちが自分のこととして学ぶことができるため、意欲的かつ、効率的に楽しみながら学ぶことができます。教材対象年齢:小学1年生~小学6年生販売対象:全国の子ども向けスクールや学習塾など教育関係の組織・企業公式サイト:【学習テーマ】国際的に定義された「21世紀型スキル」10領域の解釈と日本の子どもに必要な社会的スキルの学習テーマで構成されています。現在定義されたテーマは14ですが、これらの要素は「時代・社会」や「子どもたちの環境」、「保護者が求める環境」に沿い、常に更新されていきます。A.お金の大切さと成り立ちを知ろうB.夢を叶える”逆算思考”を学ぶC.家族・友達と仲良くいられる”コミュニケーション”を知ろうD.友達と協力することの大切さを知るチームで活躍する”チームワーク”E.自分の意見が言えるようになる子ども”ディスカッション”など【株式会社イー・ラーニング研究所】名称:株式会社イー・ラーニング研究所本社:大阪府吹田市江坂町1丁目23-38 F&Mビル6F東京支社:東京都港区港南1丁目8-40 A-PLACE品川1F代表者:代表取締役吉田 智雄会社公式サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月27日おうち時間やワンマイルウエアに最適な、GUのラクチンワンピをご紹介します。何より驚きなのが、なんと990円(税抜き)というプチプライス! カラー展開、サイズ展開ともに豊富だから、イロチ買いも楽しくなりますよ♪ 裾に向けてきれいに広がるAライン画像提供:GU 商品名:Aラインワンピース(半袖)価格:990円(税抜き)サイズ:XS・S・M・L・XL・XXL(XS・XXLサイズはオンラインストアのみでの取り扱い)カラー:07 グレー、09 ブラック、12 ピンク、14 レッド、32 ベージュ、39 ダークブラウン、49 マスタード、51 グリーン、53 グリーン、69 ネイビー、71 パープル ママにうれしいポケット付きのAラインワンピ。綿100%で快適な着心地、お手入れも簡単なのが高ポイント。1枚で着るだけでなく、ボトムレイヤードアイテムとしても便利ですよ♪ Aラインは着たときのドレープが魅力! ベージュのAラインワンピを主役に、ベージュを楽しむカフェラテコーデ♪ ワントーン濃いベージュのカーデを羽織って、足もとはブラウンのタッセルローファーを。上に何かを羽織るときは、ワンピをベルトでウエストマークするとスッキリ見えします。 余計な装飾がないシンプルなワンピだから、子どもを抱っこするときにも安心です。 ブランドは違えど、同じシルエットの半袖Aラインワンピに、お揃いのビッグリボンターバンで親子リンクコーデ♪ スニーカーも、ベージュでカラーリンクさせて。 親子で同じアイテム、または似ている同型のアイテムを使ってリンクコーデするときは、ママと子どもであえて色違いにすると上級者感が出ますよ♪ 画像提供:GU Aラインワンピは、レギンスはもちろんロングスカートやワイドパンツとも相性抜群! ロングスカートの場合は、ワンピと同じAラインを重ねて。シンプルな分、思いきって大胆な柄のスカートをレイヤードしてもバランス◎。 こちらのコーデは、現在値下げ中の「フラワープリントAラインロングスカート」をレイヤード。 990円(税抜き)とコスパ最強すぎるAラインワンピは着回し力もバツグン! 11色展開と豊富なカラーバリエーションだから、おうち服として普段は選ばないカラーに挑戦してみるのもおすすめですよ♪※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 協力/@___miyukici___さん、@yonemihoさん取材・文/いはな
2020年05月23日障害の有無にかかわらず競える場としてスタート!「ePARA 2019」は午前10時からスタート。メインMC岸大河さんを中心にバラエティー番組のようなスタイルで進行、YouTubeでも会場の様子を配信しました。まずはゲストの紹介から。ePARA 2019アンバサダーとなった乙武洋匡さん、車いすユーチューバーの寺田ユースケさんが挨拶しました。Upload By 発達ナビ編集部ePARA 2019アンバサダー乙武洋匡さん「車いすユーザーとして生活する中では、ほかの人ができるのに自分ができないことが多くて、ストレスをためることも多少あると思うんですが、きょうは、障害の有無に関係なくプレイできるという状況を作っていただいたので、ぞんぶんに楽しみたいです!」車いすユーチューバー寺田ユースケさん「足が悪い中、昔から野球をやってきました。(子ども時代に)eスポーツがあれば、もしかしたら人生の選択肢がもっとたくさん広がっていたのかもしれないと感じています。今日も車いすの子どもたちがいっぱい来てくれているので、ゲームで活躍できる姿を見せて、選択肢を増やしてもらえたらと思います!」メインMCによる「このePARAという大会が障害者雇用につながり、社会的課題の解決や、eスポーツの更なる発展、障害がある人・ない人にとって初の共通種目として戦える、唯一のユニバーサル競技となることを目標に、ePARA 2019をここに開催いたします」という宣言のあと、大会が始まりました。「ぷよぷよ」が、チームスポーツに進化する!?午前中は「ぷよぷよ大会」エキシビションマッチ。第一回戦は、寺田ユースケさんVS 乙武さん。2人とも車いすユーザーですが、ゲームにおいては不利と見えた乙武さんの圧勝となりました。次に、鳥越勝さんVS吉成健太朗さん(国立八雲病院からのオンライン参加)の対戦ののち、ePARA主催者加藤大貴さんの「戸田市加藤家」VS夫婦で参加の「武蔵野市加藤家」と続きます。加藤家対戦では、それぞれ家族が1組になってゲームを展開。家族で1人のプレーヤーとなるスタイルは、操作ボタンをそれぞれが担当するということ。この試合は、戸田市加藤家、主催者の加藤さんの勝利となりました。加藤さんは、「私たちは4人家族なので、4つのボタンをそれぞれ担当して練習したんです。ぼくは左ボタン、ママは回転ボタン、上の子は右ボタンというように。3才の子どもはよくわからないけど、『僕もやりたい!』っていう参加したい気持ちをくんで、落下ボタン(笑)。ひたすらボタンを押し続ける役です。実は、家族とこんなふうに、ひとつの目標に向かったのって、初めてのことだったと思います。練習中、6才、3才の子どもと、妻も一緒になって『ほら右!右!』とか、『そんなこと言ってない!』とか、わいわい言いながら、家族で盛り上がるのが楽しかったんです」と話してくれました。格闘技対決!キャラクターの闘いの中に公平性が見えた!昼の休憩をはさんで、午後のゲームは「鉄拳7」。3人一組のグループが4組参加、トーナメント方式で優勝争いが繰り広げられました。Upload By 発達ナビ編集部激しい闘いを大画面で見ているうちに、画面上のキャラクターたちには、プレイヤー自身が乗り移っているような気分になります。パワーとスピード、展開の速い攻防の中でビシッとKOが決まっていく様子を見ていると、リアルな格闘技中継を見ているときと同じ感覚になります。バーチャルなものとはいえ、この動きを生み出すこと自体がすごい!と感じるのです。この大会では、プレイヤーに障害があってもなくても、それはハンデにはならない、一緒の土俵に上がって対戦することができるということに価値がある、と実感しました。Upload By 発達ナビ編集部チーム「Whereabouts」(発達障害などがある選手で結成)は、チーム全員、日ごろからゲームを楽しんでいるけれど、格闘技ゲームは初めての経験だったといいます。(実際にプレイしたのは3人、1人は控え選手)。「すぐ負けちゃってくやしかった!でも、練習いっぱいして、コマンドも覚えて、来年も参加したいです!」(カホさん)、「格ゲー以外にも、パズル系、リズム系とか参加できるゲームのバリエーションが選べたらいいなと思いました。でも、楽しかったです!」(まやさん)という感想で、次回もあったら、参加したい!と意気込んでいました。元公務員・成年後見の専門家が企画!障害があっても参加できるeスポーツ大会への思いとは?Upload By 発達ナビ編集部大会終了後、主催の加藤大貴さんにお話を伺いました。加藤さんは元裁判所書記官 。たくさんの判例を見ているうちに、高齢者の成年後見人問題に着目。「高齢者とその家族が安心して暮らせる社会を創る」手伝いをということから、「認知症等で判断能力が不十分な人を地域社会が支える仕組みづくり」を目指して、NPO市民後見支援協会理事・品川成年後見センター職員に転身しました。ePARAを企画したそもそものきっかけは?「私はふだん、障害のある人と高齢者の法律上のサポートをする、成年後見人に関する仕事をしています。そのなかで関わる高齢者、障害のある人を見ていて、みんなテレビやゲームを楽しんでいると知ったんです。何か一緒の楽しみを共有できる空間はないものかなと考えました。障害のあるなし関係なく、誰でも参加して楽しめる、そんな場をつくりたいと思って、『ePARA』というスポーツ大会を開催する運びになりました。開催できて、実際に選手同士の公平性というか、ほんとうに誰でも参加できるし、ゲームの中で対等に戦えることがうれしかったですね」ゲームは社会的コミュニケーションツールになるはず!ゲームというと、なんとなく孤独に部屋にこもってするもの、というイメージがつきまといますが、使い方・やり方次第で変わるものだった、とも加藤さんは言います。「ゲームは、デバイスやルールを工夫することで、楽しみが増すんですよね。私が家族で『ぷよぷよ』をしたように、誰かと分担して1個のプレイヤーになるということも可能。ふだんはチームスポーツじゃないゲームでも、工夫することでチームスポーツになるんです。複数人で1個のプレイヤーになる、という発想にはきっかけがありました。この大会に招待した右半身まひの女性から、「『ぷよぷよ』をやりたいんだけど、体が半分動かないから、障害のない人をサポートにつけていいですか?」と言われて、すごく悩んだんです。それって公平なの?と。じゃあ、どうしたら公平なスポーツとして成り立つのかと考えたら、そもそも複数人で分担するルールにしちゃえばいいんじゃないか、と考えました。こんなふうに、ゲームはもっと、社会的なコミュニケーションツールになるはずです。eスポーツは、コミュニケーションのスポーツだという手ごたえを、実際にやってみて感じました。」どんな人でも、「参加したい」「何かボタンを押したい」という気持ちがあれば、参加できるということを、ePARAは実証してくれたようです。さまざまな特性に合わせたケアは必要。でもそれはクリアできる問題運営上で大変だったことは、どんなことだったのでしょうか。「まずは会場選びでした。eスポーツの専門の会場は都内にいくつかあるんですが、車いすの人も入れる会場がなくて。発想を変えて、人がたくさん集まれて車いすも対応の場所として、カラオケパーティールームを会場に選びました。機材はこちらで運び込むことにして、エレベーターがあり、トイレも車いす対応というところにしたわけです。今回は、会場の広さやスタッフの人数のこともあって参加いただけるチーム数が限られていました。初めて実施して分かったことが多くあるので、ルールなども整えてもっと大きな規模で第2回を開催したいと思います。初の「ePARA」開催、そのホームページには、こんな記述があります。大会やイベントを通して世の中の人に、”困難や限界を超える精神や力”を発信し、気づきを与えより良い社会の実現を目指します。障害者雇用の場では、まだまだ働く側の「できること」を、雇う側が正しく理解していないという現実があります。でも、ePARAを見ていると、障害がある人・ない人、異なる障害がある中でも、ゲームの中では公平に競い合えることがよく分かります。また、デバイスやルールを変えたら、公平性が増すことも、加藤家対戦となった「ぷよぷよ」の例からも分かりました。障害がある人・ない人にどうしたら公平な機会を与えられるかに、ゲームの中で「気づく」ことが、障害者雇用の偏見もなくしていくことにつながっていく、ということを実感できる大会でした。第2回開催にも期待がかかります!ぷよぷよ:(販売元)株式会社セガゲームス鉄拳7:(販売元)株式会社バンダイナムコエンターテインメントTEKKEN™7 & ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
2019年12月20日どうもこんにちは、のばらです!今年小学校に入学した我が家の次女。学校には毎日そりゃもう楽しく通ってるわけですが、宿題や家庭学習などは「身に付いている」と言うには程遠く…母に何度も何度も言われて、しぶしぶ机に向かう毎日。そんな次女がどうすれば勉強に前向きに取り組めるのか、母も色々と考えてみました。そうです。我が家の作戦A…それは「学校ごっこ」!!とくに自分が先生役の時なんかは張り切ってどんどん問題出してくれるので、答え合わせと称して本人にもしっかり計算させるのです。次女としてはあくまで遊びのつもりなので、気付かないうちに二桁の計算や繰り上がり、繰り下がりの計算などが手を使わずできるようになっていたりして、母はありがたい限りです。…まぁおそらく姉妹を動かすのは「妹になんて負けない」「お姉ちゃんに絶対勝つ」というライバル心だったりするのでお互い相乗効果で高みを目指してがんばってくれ…っ!
2019年12月06日先輩ママたちから「A型ベビーカーを使う時期なんて一瞬だから必要ないよ」と言われたことがありました。実際にショッピングセンターには生後2カ月から使えるベビーカーが備えられていたので、早急にベビーカーを購入する必要性を感じなかった私ですが、購入してからはどこへでも行ける安心感もあり、購入して大正解でした。悩みに悩んで購入したA型ベビーカーの「GRACO シティゴー」をご紹介します。 軽量3.9kgで持ち運びラクラク! 車生活の私にとって、重さは重要でした。タイヤがしっかりしていて機能がたくさんついているA型ベビーカーは5kgを超えるものも多いですが、3.9kgは驚きの軽さでした。 収納時の高さは96cmで、私の軽自動車には写真のようにすっぽり収まるほどのコンパクトさです。軽すぎるとバランスを崩しやすいと心配される意見もありますが、使ってみてその心配はさほど感じません。シート下に荷物を入れると更に安定しました。 リクライニング角度MAX159度! A型ベビーカーと生後7カ月以上のB型ベビーカーと悩んでいた私が、最終的に決断できたのはリクライニングの角度が159度まで下げられるからでした。 ベビーカーに乗せたい理由の1つに、ショッピングセンターなどでゆっくり買い物がしたいという思いがあり、その間ベビーカーでお昼寝をしていてくれたら娘も私も快適だなと思っていました。実際にその願いは叶い、買い物中はよく寝てくれています。 地上から52cmのハイシート! 地面から離れていると、コンクリートやアスファルトからの照り返しによる輻射熱や土埃から赤ちゃんを遠ざけることができるというメリットがあります。その他に私が感じたメリットは2つあり、1つは赤ちゃんの乗せ降ろしがとてもラクということです。元々腰痛持ちの私ですが、低い位置よりも断然乗せやすかったです。 そしてもう1つはシートが高いことで、シート下にたくさん荷物が入るのもとても助かりました。シート下に入る空間容量は、26.5リットルです。 場所をとるし邪魔になってしまうと思われがちなA型ベビーカーですが、「GRACO シティゴー」は機能性抜群なうえ、軽量でA型とB型の良いとこどりな商品だと思います。A型を購入後B型へ移行する方法もありますが、1台で済めば経済的だなと思い、この商品にたどり着きました。娘は生後4カ月でしたので、A型を買うか生後7カ月以上のB型まで我慢するか難しい時期でしたが、コスパ抜群のベビーカーに出合えました。「GRACO シティゴー」を購入したおかげで、おしゃれなランチも楽しめそうです。 ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。 著者:中村もこ0歳女児の母。小学校教諭と旅行代理店、保険営業を経験。現在は保育の勉強をしながら、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年11月26日みなさん、恋バナっていつからしていたか覚えていますか?職場の保育園にいると、年長さんクラスになるとすでに恋バナらしき会話で盛り上がっている子どもたちの姿もちらほら見られます…(特に女の子!)自分もそうだったとはいえ、まだ5歳くらいの子がもう異性を意識した会話をするようになるのか…と思うと驚きですよね!一方、長男もそんなお年頃なのかと思い聞いてみたのですが…長男が恋に目覚めるのはまだ先の話のようです笑保育園児の好きな人の話ってかわいいなーと思う半面、まだ小さいし本当に恋をして好き! と思って話をしてるのかなー? って疑問に思うこともありませんか?でもこんな小さい子でもちゃんと好きって気持ちを感じているんだなーと思うエピソードがありました。■就職1年目のときに出会ったA太くんの話ホールや園庭でみんなと遊んでいる時や、A太くんの担任の先生の代わりにクラスに入ったとき、延長保育のとき…、などに私が来ると「あー! また先生だー!!」と言って駆け寄ってきてくれて、よく遊ぶようになりました。そのうちすれ違ったり私を見かけると遠くからでも呼びかけてくれるようになったり、その日、私がA太くんと遊ぶ機会がなかった日は、「えー…」と残念そうにしてくれたりするように…。なんてかわいいんだA太くん!1年目の私を先生としてこんなに慕ってくれるなんて…、保育士になってよかったー! と思っていました。そんな時…■「先生のことが大好きなんですよ」に、A太くんは…園の運動会が終わった後、後片付けをしていると、A太くんのお母さんが私に、A太くんと私との2ショットを撮らせてほしいとお願いされました。お母さんが、家でA太くんがいつも私の話ばかりしていることを教えてくれて、すごく嬉しかったのですが、横にいたA太くんの顔はみるみ真っ赤に…。明らかに様子がおかしい…、と思っていたら、そう言って猛ダッシュでその場から立ち去って言ってしまいました。そして日からA太くんはあまり私に話しかけたり、遊んでくれなくなってしまったのです……お母さんが言うには、A太くんの初恋だったようで……保育士1年目の私は、てっきり先生として好かれてるいるのだと思っていたので驚きました。そしてこんな小さい男の子でも、「好きという思いを知られてしまって恥ずかしい!!」という大人と同じような思いを持つことにも驚きました。あの時何かフォローが出来れば良かったのに……と思い出すとA太くんに申し訳ない気持ちになります。
2019年09月17日じつは今、ゲームがもたらす教育的効果や有用性が、さまざまな研究によって明らかにされています。ゲームに対するイメージは、「なんとなく教育に悪いもの」から「学習に有効活用できるツール」へと変わりつつあるのです。今回は、世界ではすでに700億円もの市場規模にまで発展した “eスポーツ” の将来性に関連して、子どもたちの学習にも取り入れられているゲームの教育的効果について考えていきましょう。なりたい職業に「eスポーツのプロ選手」がランクイン!?みなさんも一度は “eスポーツ” という言葉を耳にしたことがあるはずです。でも、それがいったい何を意味するのか、そしてなぜ今注目されているのか、詳しく知っている人はあまりいないのではないでしょうか。「eスポーツって、ただゲームで対戦することでしょ?」「ゲームばかりしていたら不健康だし、コミュニケーション能力が低下しそう」「子どもがプロのゲーマーを目指したいって言い出したらちょっと心配……」ほとんどの親御さんにとって、ゲームやeスポーツへの認識はこの程度だと思います。とくに私たちが子どものころは、大人から「ゲーム=よくないもの」と言い聞かされていましたよね。だからこそ、自分の子どもがゲームに熱中しすぎないように注意を払っているのではないでしょうか。しかし今、ゲームを取り巻く環境は大きな転換期を迎えています。2019年に株式会社クラレが実施したアンケートによると、小学生男子の「将来就きたい職業」1位の「スポーツ選手」の内訳に大きな変化があったそう。なんと、定番のサッカー(40.9%)、野球(29.6%)、テニス(6.1%)に次いで、新たに “eスポーツ” が4.3%もの支持を得たのです。それは、バスケットボール(3.5%)よりも高い数字でした。このことからも、eスポーツは子どもたちの間でじわじわと人気の高まりを見せていることがわかります。脳科学者の茂木健一郎氏は「2020年の教育改革が目前に迫るなか、親の価値観のアップデートが急がれます」と述べています。親の生きてきた時代と、子どもが生きている時代は違うことを、自覚してほしいですね。僕がおすすめしたいのは、子どもたちに聞き取り調査をすること。たとえば子どもにとっての「スター」の概念が映画俳優からテレビのタレントに代わり、今はユーチューバーがもてはやされているなど、親には想像できない変化があります。(引用元:洋泉社MOOK(2018),『これからの未来を生き抜く できる子の育て方』, 洋泉社.)まずは、今の子どもたちが目指したいと思っているものや憧れているものを知り、その理由を理解する必要があるとのこと。「よくわからないけれど、ユーチューバーやプロゲーマーなんてだめ!」では、もはや時代遅れなのかもしれません。その歴史とeスポーツを取り巻く環境の変化「eスポーツ」とは「エレクトロニック・スポーツ(electronic sports)」の略称であり、複数人のプレイヤーで対戦するゲームをスポーツと解釈して「eスポーツ」と呼んでいます。海外ではプロスポーツとして賞金や集客もビジネスモデル化されているジャンルですが、日本ではまだそこまで浸透していません。その歴史は意外と古く、1997年にアメリカで設立された「サイバーアスリート・プロフェッショナル・リーグ(CPL)」が、ゲームをして賞金を得る “プロゲーマー” の起源といわれています。CPLをきっかけにプロ化の流れが本格始動し、日本でも2000年ごろにはプロゲーマーが誕生していたようですが、活動は長続きしなかったそう。その後、2010年に梅原大吾さんが日本人初のプロ格闘ゲーマーになったことで、メディアでも少しずつ取り上げられるようになりました。そして2018年、インドネシアで開催された「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・レバノン」で、ついにeスポーツが公開競技として実施されたのです。さらに、アジアオリンピック評議会とAlisportsは、2022年開催予定の「アジア競技大会中国・杭州」において、公式スポーツプログラムにeスポーツを採用することを発表しました。このように、eスポーツは着実にその規模を拡大し、ゲームは「家でひとりでやるもの」から「大勢の観客の前でテクニックを披露して競い合うスポーツ」へと変貌を遂げたのです。ゲーミフィケーションは子どもの能力をぐんぐん伸ばす!人は、努力に対する適切な評価や報酬が得られるとわかると、その行為を持続する傾向があるそう。ほとんどのゲームは課題設定とクリアの繰り返しで進んでいくので、その心理的効果を理解すると、時間を忘れてゲームに夢中になってしまう人が多いこともうなずけます。『ゲーミフィケーション』とは、「ゲームが人を夢中にする仕組みを利用して、さまざまな問題を解決しよう」という考え方です。今、そのゲーミフィケーションを活用して、知識や技能などを学ぶために役立てる流れがあるといいます。海外ではゲーミフィケーションに関する研究がさかんであり、認知的な学習や、物事に対する積極的な態度を身につけるのに効果がある、といった研究結果も出ているそう。また、一般的な教育方法よりも、ゲーム学習のほうが知識や記憶の定着に効果的であるとの結果も出ています。このことからも、ゲームは遊ぶためのものだけではなく、もはや優れた学習ツールとしても評価されていることがわかるでしょう。日本のゲーミフィケーション研究の第一人者、東京大学総合教育研究センター特任講師・藤本徹先生は、「適度なゲームは子どもの発達にポジティブな影響を与える」といいます。その理由として、次の要素を挙げています。○ゲームには「課題をどうやって攻略するのか」という先を見通す力、より良い手順に気づく力、状況を判断する力が必要であることから、それらの能力が自然と身につく。○とくにデジタルゲームは、自分のアクションに対するフィードバック(反応)が即座に行なわれるため、瞬発的な対応能力が鍛えられる。○難易度のレベルが上がると、プレイの仕方を調整したり、すぐに別の解決策を試したりできるので、問題解決の能力が向上する。○ネット上で「ゲームプレイ動画」や「ゲーム実況」などの動画を見ることも、ひとつの “学習” である。なぜなら、上手な人の状態を見て自分のことに “気づき” を得られる「モデリング学習」を自然とこなしているため。過去の研究では、子どもがゲームを通して読解力や問題解決能力がついたという報告もされているそうです。楽しみながら効率的に学ぶ手法は、これからますます活用されていくでしょう。奥深いeスポーツの魅力をもっと広めよう!デジタルゲーム研究の一環としてeスポーツの研究をしている馬場章さんは、まだ研究段階としつつも、「eスポーツプレイヤーは、遂行力、達成力、集中力、瞬発力、思考力、あるいは動体視力といった身体的な能力、さらに整理心理的な能力も優れているということが少しずつわかってきています」と述べています。そして何より、デジタルゲームは内容によっては仲間と協力して勝ち進んでいかなければなりません。隠されたしかけを一緒に探したり、協力してアイテムを手に入れたりと、目的を達成するための協調性や社会性を培う側面もあるといいます。つまり、プレイするのは自分ひとりでも、他者とのコミュニケーションは必須であり、その能力が優れている人がプロとして活躍できるのです。eスポーツが盛んな国では、プロゲーマーはサインを求められるくらい地位が確立されています。その市場規模は約770億円、オーディエンスは2020年には約5億人に達すると予想されているほどです。その一方、ゲーム産業の最先進国でありながら、“eスポーツ後進国” の日本では、いまだに一般的な認知度やプレイヤーの地位が低いのが現実です。その原因として、法律の壁や日本人のゲームに対する価値観、また「スポーツらしくない」という先入観などが複雑に絡み合っていることが指摘されています。その先入観を払拭するためにも「eスポーツプレイヤーの知能的なすごさを正しく伝えることが重要」と述べるのは、立命館大学ゲーム研究センターの中村彰憲教授です。つまり「反射神経や戦略性、先読みや駆け引きのテクニックなど、世界の強豪に勝つ “すごさ” をいかに伝えていくかが今後の課題になる」とのこと。ゲームを身近なコミュニケーションツールとしている子どもたちにとって、eスポーツプレイヤーはもうすでに「憧れの対象」として認識されています。大人は新しいものを柔軟に受け入れることが難しいかもしれませんが、子どもからその魅力や楽しさを教えてもらう良いきっかけになりそうですね。***現代のゲームは、簡単に知らない相手とコミュニケーションをとることができます。「顔が見えない相手には個人情報を教えない・直接連絡をとらない」というルールを徹底しましょう。また、1日1~2時間を目安に、適度に休んだり身体を動かしたりするよう意識させてください。ルールさえ守れば、ゲームは子どもの世界を広げて、さまざまな能力を向上させるのに役立つでしょう。(参考)株式会社クラレ|小学6年生の「将来就きたい職業」、親の「将来就かせたい職業」|小学6年生の「将来就きたい職業」男の子編洋泉社MOOK(2018),『これからの未来を生き抜く できる子の育て方』,洋泉社.Bauhutte|eスポーツとはどんなスポーツ?話題のオリンピック新種目「eスポーツ」を丸裸!eスポーツ発信プロジェクト|一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)理事「馬場 章」様へのインタビューStudy Hacker|やる気に欠けている人が「ドラクエ感覚」で勉強を楽しむシンプルな方法。日経DUAL|第一人者に聞くゲームが開く新たな学習の可能性Benesse WOMEN’S PARK|デメリットばかりじゃない!子どもがゲームをやるメリットとは?Kodansha Bluebacks|なぜ日本ではプロゲーマーが「アスリート」と呼ばれないのか
2019年08月05日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ 今回は、Instagramでフォロワー14万人超えの寿ニンカシ(@kotobuki_ninkashi)さん。NHKのEテレ愛が詰まった、かなりクセが強めの投稿が話題なんです! 4月、新しい体操が始まった件。 「からだ☆ダンダン」......私は好きです。体操が新しくなって、さっそく息子が「ポッポー」とか「おーっとっとっとー」とかやっちゃって、「もうブンバボーン忘れたの…」って悲しい気持ちになるから早く2人で覚えたい。毎日勝手にハラハラしながら見守っていた時間も、だんだん穏やかになってきました。これからが楽しみです。それにしても、あづきお姉さんの馴染み具合、、、スゴくね?羨ましい程のポテンシャルの高さだぜ。。。 6月のカマキリの歌の件。 6月の月の歌「はらぺこカマキリ」の歌詞に狂気を感じたのは私だけでしょうか……?後日、「カマキリ先生だからしゃーないw」すんなり納得しました(笑)! いや~どれも、とってもクセが強いっ! 新しい体操も、毎日見ていると子どもも覚えてきますよね。でも、よしおお兄さんのこと…忘れません(叫び)!!!さて、寿ニンカシさんの最新マンガは、Instagramから更新中。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る 寿 ニンカシさん(@kotobuki_ninkashi)がシェアした投稿 - 2019年 4月月21日午前6時32分PDT 協力/寿 ニンカシ(Instagram:@kotobuki_ninkashi)
2019年08月01日最近、「ユーチューバー」や「インスタグラマー」など、一昔前までは耳にしなかった新しい職業が続々と誕生しています。イマドキの小学生の将来の夢は、どんなふうに変化しているのでしょうか。株式会社クラレが行った小学6年生の「将来就きたい職業」と、親が思う「就いてほしい職業」の調査結果をご紹介します!■ 「就きたい職業」はどう変わった?注目のランキング結果!2019年3月に小学校を卒業した子どもを対象に、「将来就きたい職業」を尋ねた結果がこちら。男の子は1位が「スポーツ選手」(18.0%)、2位が「研究者」(7.2%)、3位が「医師」(5.2%)。女の子は1位が「教員」(6.9%)、2位が「保育士」(6.7%)、3位が「看護師」(6.4%)でした。MakiEni / PIXTA(ピクスタ)ぱっと見ると、やはり子どもらしい回答結果だなあという気もします。しかし、よく見ていくと、最近の世の中の動きを子どもが敏感に感じ取っている様子が浮かび上がってきました。さて、一体それはどういう点なのでしょうか。男の子と女の子、それぞれについて詳しくみていきましょう!■ 男の子の1位には最新の職業が含まれている!男の子の方で注目したいのは、1位のスポーツ選手の競技内容です。「サッカー選手」や「野球選手」など、定番の職業が多く票を獲得する中で、今年初めて「eスポーツ選手」に票が入りました。eスポーツの正式名称は「エレクトロニック・スポーツ」。オンラインなどで複数の人と一緒に行う対戦型スポーツゲームのことです。あんころもち / PIXTA(ピクスタ)国内でもプロリーグが発足し、10月には全国初の都道府県対抗eスポーツ大会が開催される予定で、まさにこれからどんどん注目度が上がる職業です。また、4位には「ゲームクリエイター」(4.7%)、5位には「エンジニア」(4.7%)もランクイン。6位の「大工・職人」(3.9%)は、ブロックを積み上げて仮想空間を設計・建築するゲームが発売された影響からか、昨年度の16位から大幅に人気がアップ。このことから、IT系の職業への注目度の高さが伺えます。■ 女の子のランキングは大変動。その理由はあのニュース!女の子のランキングでは、定番ともいえる人気の職業がずらりと並んでいます。しかし、実は9位の「医師」(3.8%)は昨年度1位だった職業です。Mugimaki / PIXTA(ピクスタ)人気が急降下した理由は、おそらく、2018年に発覚した医学部の不正入試問題でしょう。複数の医学部で、女子に不利な条件で入試が行われていたことが明らかになり、大きな社会問題となりました。受験生はもちろん、将来医師を志していた小学生の女の子にとっても、きっと大きなショックだったことでしょう。この騒動を受け、受験方法を見直した一部の医学部では、今年、女子の合格率が男子を上回ったところもあったそうです。今後、すべての大学で公平な入試が行われることを願ってやみません。■ 保護者が「就いてほしい」職業とは?新しい職業の登場や、時代の流れに、保護者はどんな思いなのでしょうか。親が子どもに就いて欲しい職業のランキングがこちら。男の子は1位が「公務員」(13.1%)、2位が「会社員」(8.1%)、3位が「研究者」(7.3%)となりました。女の子は1位が「看護師」(12.5%)、2位が「医療関係」(7.5%)、3位が「薬剤師」(7.2%)でした。男の子には“安定した職業”を求める声が強く、また、女の子には子育てをしながら働き続けられる“専門職”が上位を占め、どちらも親心が反映される結果となりました。8×10 / PIXTA(ピクスタ)技術の発展が目覚ましい今、新しい職業の開拓や、起業のチャンスもこれまで以上に恵まれた環境となっていくかもしれません。ニュースや新聞で世の中の動きをチェックしながら、親子で将来の夢について語り合うのも良さそうですね!【参考】小学6年生の「将来就きたい職業」男の子1位「スポーツ選手」~競技に“eスポーツ”が初登場女の子1位「教員」~「医師」は順位落とす
2019年07月15日今までの障害を扱う番組とは違う!?「u&i」の企画に共感して監修委員に2018年にNHK Eテレで始まった「u&i」。私は民間企業にて障害児者支援をする立場から、多様性をテーマにした教育番組の監修委員を担当しています。「u&i」は感覚過敏や身体障害、発達性協調運動障害、そして今週は学習障害をテーマに、生きづらさを感じている人と周りの人の気持ちを対話しながら探る番組です。Upload By 野口あきな「多様性を大切にする社会づくりのための番組を本気でつくるんだな」それがu&iの企画について、NHKのディレクターさんにお話をお伺いした時に思った印象です。この10年間、実際の就労支援や教育現場において多くの「障害のある人」と日常的に関わる中で、社会の側にある「差別」や「偏見」というものに何度も何度もぶつかってきました。それをなくすためには、障害のある人を取り巻く社会環境の変革していく必要がある。障害のある人に日々接する機会がない人、これまで出会ったことのない一般の人に障害を広く知る機会を提供するためには、メディアの存在が重要であることは言うまでもないでしょう。一方、これまで「障害」に関する番組やメディアは、「障害のある人も頑張っている」「理解をして助けてあげよう、応援しよう」といった趣旨のようなものが多かったように思います。それに対し私自身、嫌悪感を持つことも少なくありませんでした。「障害のある人は困っているから、理解して助けよう」的なメッセージの番組だったら嫌だな、と思っていたのですが、企画を聞くとu&iは私がこれまで目にした番組とは趣旨が異なることがわかりました。多様性やちがいを大切にする社会は、綺麗なことばかりではない。その難しさに真正面から向き合い、それもそれを子どもに伝えるための番組を本気でつくるつもりだ、と思い、その気概に感激し私も監修委員としてかかわることになりました。「障害」について描くことの難しさUpload By 野口あきなメディアはその時代の人が持っている「障害者像」を反映しているように思います。あるいは、逆にメディアが時代の「障害者像」をつくっているという見方もあります。いずれにしても、多くの人が目にするメディアで「障害」が扱われる時、その番組の趣旨や描き方により、誰かが深く傷ついたり誤解を招いたりする可能性が大きくあります。例えばコメディアンのステラ・ヤングさんは健常者の感動を呼ぶために障害者をメディアに取り上げる風潮を批判し、「自分たちを『感動ポルノ』として消費しないで」と社会に投げかけました。たとえメディアをつくっている側としては、差別や偏見をなくそうという趣旨でいたとしても、日常的に障害のある人と接することのない人がその番組を見ることで、障害者像を固定化してしまったり、視聴者の感動を誘うような描き方が誰かを傷つけたりします。一言で「障害者」と言っても、実際には一人ひとり本当に異なります。例えば、車いすにのっている、同じ診断名の身体障害のある人でも、身体的な障害の状況は異なり、そして当然その人の持っている価値観や思い、感じている困難さは異なります。しかし、これまで身体障害のある人に出会ったことのない人がテレビでとある身体障害のある人を見て、その人しか知らなかったら、「すべての身体障害のある人はこういう生活をしている」と過度な一般化をしてしまう可能性があります。目に見えづらく、かつ本当に一人ひとりによって異なる「発達障害」についてあつかうことは、偏見をなくしたり必要な支援につながったりするよりも、「あの人も発達障害じゃない?」などと逆に新たな偏見を生んだり助長したりしてしまう可能性もあります。「障害」は描き方によって、それは「その場限りの感動ストーリー」で終わってしまったり、固定的なイメージをつくってしまったりします。そうなってしまうと差別・偏見をなくすような、多様性を大切にするような意識改革や行動変容にはつながりづらい。メディアに「障害」を描くことにはこのような難しさがあります。私は、それによって傷つく当事者がたくさんいる可能性を認識した上でメディアでの発信をしていかなければならない、と強く思っています。そんな中、u&iは絶妙なバランスで「障害」や「ちがい」を描いています。以下は私が思っているu&iのこだわりポイントです。「障害名」ではなくそのひとりが困っている状況とその理由にフォーカスUpload By 野口あきなu&iには、ユウとアイという登場人物が出てきます。アイはユウとの関わりや困難な状況に悩んでいます。例えば第1回の「授業に集中したいのに…(感じ方のちがい)」では、ユウの落ち着かない授業中の様子が気になり、授業に集中できないことにアイは悩んでいます。夢の世界に住むサルの妖精、シッチャカ・メッチャカと共にユウのこころの内を聞くことができる「ココロの電話」で、ユウがなぜ困っているか?を聞いてみると、ユウには画鋲がものすごく光って見えたり、太陽の光がまぶしすぎると感じることで、授業中落ち着きがなくなってしまうことが分かります。教室にいる落ち着きのない子。学校でよくある場面です。実際にはこのような状況が起きたとき、「この子は発達障害だから落ち着きがない」とその子にラベルを付けて、その子の障害を原因においてしまいがちです。そして、そのようにその子の障害に原因を置いてしまうと、具体的な解決策につながりづらくなってしまいます。しかし、u&iには障害名は出てきませんし、その子を「〇〇障害」とラベルを付けることはしません。そのため、障害名にフォーカスされず、アイとユウが実際に困っている状況、そしてその理由にフォーカスが置かれます。このような描き方により、「発達障害=〇〇」のような過度な一般化はされません。そして、アイとユウの悩んでいる状況とその理由が具体的に提示されることで、どのような工夫をしたら困らなくなるか?の具体的な解決策を考えることができます。ユウとアイは「ちがう」けど「同じ」u&iでは、ユウとアイにはちがいがあるけれど、かけ離れた存在ではないことを描いています。たとえば、第1回では、アイが悩みの解決策を考えているとき、人間の子どもに詳しいジローはかせが出てきて、「感じ方は人それぞれ」であることを「同じカレーを辛いと感じる人も甘いと感じる人もいる」と自分にも当てはまる身近な例で伝えています。ここでもし「障害」の言葉を使って説明をしたり、自分とはかけ離れた例で伝えてしまうと、あまりにもかけ離れた存在であるという印象を持つでしょう。感じ方は一人ひとり違う。そしてそれぞれ苦手なことも得意なこともある。お互いのちがいを知ることで、お互いにきもちよく過ごすことができる。「普通の人」と「普通じゃない人」がいるのではなく、だれもがちがっていて、なおかつ同じ存在であるというメッセージがちりばめられています。ユウとアイは対等で、流動的な関係性Upload By 野口あきな社会の中には障害のある人は「助けてあげるべき存在」と思っている人はすくなくないでしょう。私はそのような番組や学校の授業に非常に違和感を持っています。「助けてあげるべき存在」という考え方そのものが障害のある人を下に見ているからです。みなさんがもし街中で困っている障害のある人に出会ったとき、「助けよう」と思うと思います。それは、「困っているから」助けるのでしょうか。もしくは「障害があるから」助けるのでしょうか。たとえば障害のない、困っている人がいたらどうしますか。私は、困っているその人に障害があってもなくても助けたい、と思います。そして自分が困っていたら誰かに助けてもらいたい、と思います。私はこれまで多くの障害のある人に助けられてきました。u&iはアイとユウの対等な関係性を描いています。状況によってアイがユウを助け、ユウがアイを助ける。ユウがアイを困らせることも、アイがユウを困らせることもある。どちらかが「助ける側」、どちらかが「助けられる側」という固定的な関係性ではなく、状況によって、流動的で対等な関係性を描いています。解決策を考え続けることこそが一番大切な解決方法Upload By 野口あきなu&iの特徴的なところは、「このように接したほうが良い」や「こうするのが正しい」のように、断定的に解決方法を提示しないことです。シッチャカ・メッチャカとの会話の中で解決方法はたくさん提案されますが、「唯一の正しい答え」は提示されません。障害のある人もない人も、当然一人ひとり違う思いや考えを持っています。そしてそのときの状況や相手によって望んでいることは異なります。そのため、相手が困っているときに勝手に解決方法を決めつけてしまうのは失礼です。困っている理由も解決策も一人ひとり違う。それを前提としたとき、唯一の解決方法は、どうすればいいか、共に考え続けることではないでしょうか。キャラクターが生み出すコミカルさと親しみやすさUpload By 野口あきな「障害」や「ちがい」による困難さについてのトピックや番組は、どうしても「感動」や「重い」雰囲気に描かれがちですが、u&iでは非常にカジュアルに描かれています。冒頭からシッチャカ・メッチャカがユーモアを交えた会話をしており、見ている側はくすっと笑ってしまいます。コミカルな会話の中にさりげなく「ふつうって何?」のような本質的な問いが出てきたりします。「夢の世界」という設定や、シッチャカ・メッチャカやジローはかせの存在が、親しみやすさを感じさせているのでしょう。そして、声優をきゃりーぱみゅぱみゅさん、伊野尾慧さんがしてくださることにより、これまでこのようなテーマに触れることのなかったたくさんの方たちが見てくださっています。さいごにu&iは大人が見ても感じることがたくさんあります。そして、子どもたちには、大人の考えや感想に邪魔されずに見てほしいです。その上で、感じたことを対等にお話してもらえると嬉しいです。私は本当はこのような番組がなくても、日常的に多様なちがいと接し、知ることのできる機会がある社会をつくりたいです。そして、テレビにも映画にも障害のある人が特別ではなくふつうに出演していることが当たり前の社会にしたいです。そのために自分ができることを、u&iの監修を通じて考え続けたいと思います。【放送】Eテレ 毎週水曜 午前9:00~9:10(全10話)【声の出演】伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、きゃりーぱみゅぱみゅ、笹野高史【脚本】西田征史(朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などで知られる人気作家)【音楽】サキタハヂメ(Eテレ「シャキーン!」をはじめ、ドラマ、CM、舞台などで活躍)毎週水曜日の放送後はインターネットの「NHK for School」でも配信されます。下記リンクをご参照ください。 | NHK for School第4回サブタイトル「なんで覚えられないの?」(放送日:2018年11月21日、28日)テーマは「読み書きの苦手」。知的に問題がないにも関わらず、文字を読んだり書いたりすることに苦手を抱える子どもは少なくないが、努力が足りないと勘違いされることも。アイは学芸会の劇で、ユウがセリフを覚えないことにいらだっていた。だが、ユウの特性や努力などを知り、一緒に苦手を克服する手立てや、ユウの得意なことをどう活かすかを考えていく。
2018年11月19日10月10日スタートの新番組「u&i」、テーマは「困ったあの子の気持ちになってみる」Upload By 発達ナビニュース10月からEテレで始まる新番組「u&i」は発達障害、身体障害、外国人など、困難がある子どもたちの特性を知ることで、多様性への理解を深める子ども番組です。番組のテーマは「困ったあの子の気持ちになってみる」。子どもと妖精が対話を重ねながら、「困った」を抱えるその子の気持ちに耳を傾け、どうしたらいいかを考えていきます。子どもたちの気持ちの橋渡し役はふたりの妖精。Hey! Say! JUMPの伊野尾慧さんが声を演じるシッチャカは、夢の世界に住むサルの妖精。明るい性格のお調子者で、こどもの悩み相談にのるのが好き。得意な楽器を披露したくてちょっと強引にアイちゃんに歌わせてしまうマイペースな性格で、片付けはちょっと苦手です。きゃりーぱみゅぱみゅさんが声を演じるメッチャカはシッチャカと仲良しの妖精。独特の美的センスの持ち主で、ファッションにこだわりがあります。お姉さんぶっているけれど、考えが的外れなこともある様子…。考えが煮詰まったときには人間のこどもに詳しい研究者、ジローはかせ(声:笹野高史さん)が夢の世界のモニターに現れて、アドバイスをしてくれます。第1話は「感覚過敏」。発達障害のある子にもよく見られる困りごと、どう取り上げる?Upload By 発達ナビニュース10月10日放送の第1話のテーマは「感覚過敏」。LITALICO発達ナビのユーザーのお子さんにも多く見られる感覚過敏の特性・悩みを取り上げます。授業中、鉛筆をコロコロ転がしたり、体操着入れをバンバン叩き続ける隣の席のユウくんに「嫌だなあ〜!なんて落ち着きがないんだろう!」と悩むアイちゃん。自分の部屋で眠ったはずなのに、気がつくとそこは悩みがある子どもがたどり着くという夢の世界…。シッチャカとメッチャカが現れて、賑やかに自己紹介を始めます。ふたりのペースに巻き込まれながら、悩みを相談してみたアイちゃん。シッチャカが取り出した「ココロのでんわ」でユウくんにそのわけを聞いてみることに…。すると、ユウくんから意外な答えが返ってきました。ユウくんが落ち着きのない行動をしてしまう理由とは…?「ココロのでんわ」のパートでは、いわゆる「問題行動」と括られてしまう困った行動が、実はユウくんが「困っている」状況によって引き起こされていることを、わかりやすく伝えます。映像によって、ユウくんが困っている感覚過敏の辛い状況が疑似体験できることも、テレビ番組の強みかもしれません。そして、ユウくんのココロの声を知ったアイちゃんは、どうしたらその「困った」が減らせるか、考え始めます。シッチャカとメッチャカもいろいろな可能性を示しながら、解決の考え方のヒントになりそうなあの手この手を一緒に考えます。解決法は一つじゃない。「違いを一緒に考える」シッチャカ・メッチャカの想像力と対話術Upload By 発達ナビニュース発達障害は「見えにくい障害」と言われます。特に学校での集団生活の中ではその振る舞いや問題行動だけが目立って見えてしまいます。「困った子」と誤解されたり、どうしていいかわからず「迷惑!」「無視された!」と周りの子に誤解されて困っている子もきっと少なくないはずです。でも、「みんなと違う、その行動の背景には何か理由があるのかも?」とその子の背景やココロの声に耳を傾ける。そんな想像力の使い方を知ったら…?その子自身も、こんな風に自分の「ココロの声」を伝えてみたら…?そして、明るくてマイペースなシッチャカ・メッチャカの掛け合いから、違いを同じ場所で一緒に話し合い、友達と分かち合う楽しみを知ったら…?u&iを通じて、あなたのココロに思いをはせる、私の考え方や行動が変わる。そんな何かがちょっと変わるきっかけになるかもしれません。また、第1話では、一つの決まった解決法は提示されません。発達凸凹のある人の特性や困りごとは十人十色。対処法や解決策も一人ひとりの状況によって異なります。たまたまユウくんに当てはまって解決したからといって、それはすべての人に当てはまる解決法ではないかもしれません。決めつけず、「その子」のココロの声に寄り添いながら、環境調整や解決法を一緒に考え、工夫し続けることがとっても大切。そんなことを、u&iが教えてくれているように感じました。そうして結論を出さないことは、多くの人が視るテレビ番組だからこそ、大きなポイントになるのかもしれません。【放送】Eテレ 毎週水曜 午前9:00~9:10(全10話)【声の出演】伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、きゃりーぱみゅぱみゅ、笹野高史【脚本】西田征史(朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」などで知られる人気作家)【音楽】サキタハヂメ(Eテレ「シャキーン!」をはじめ、ドラマ、CM、舞台などで活躍)第1話の「感覚過敏」に続き、今後は第2話「身体障害」、第3話「運動障害」、第4話「学習障害」などのテーマを扱う予定です。毎週水曜日の放送後はインターネットの「NHK for School」でも配信されます。友達の悩みや困りごとを考えるきっかけに。困っている子の特性や背景を伝えるためのツールとして。ご家庭で、お子さんと対話を深める機会として。私とあなたは、違うけれど、一緒に話して考えることはできる。そんな「u&i」の物語を、ぜひご覧ください。 | NHK for School
2018年10月09日こんにちは。4歳の双子と1歳の末っ子の三姉妹の母、田仲ぱんだです。みなさん、子どものおやつってどうしてますか?わが家では、双子たちが1歳ぐらいのときはスナック菓子などはあげず、さつまいもや、バナナ、手作りホットケーキなどをあげていました。あとは赤ちゃんせんべい。くちどけが良くて安心して食べさせることができました。しかし現在、末っ子・すぅちゃんのおやつといえば…■すぅちゃん、赤ちゃんせんべいに猛抗議!幼稚園に入り、幼稚園でお菓子を食べたり、お友達と遊んでお菓子を食べる機会ができたおねえちゃんたちは、もう、おやつがバナナとか野菜なんて納得してくれません。とくに夏の暑い日は必ず「アイス食べる~」といって帰ってきます。そんな感じでお姉ちゃんがアイスやスナック菓子を食べているのを見ていると、すぅちゃんも欲しいらしく、激しくねだってくるようになりました。こんな風に、赤ちゃん御用達の赤ちゃんせんべいをあげてもふっとばされる始末。野菜なんてあげようものなら床に捨てられてしまいます…( ;∀;)そんなわけで、上の子たちを育てていたときには考えられなかったアイスやスナック菓子を、1歳のすぅちゃんも一緒に食べておやつタイムを過ごすようになりました。「すぅちゃんに見えないように隠れて食べて!」とおねえちゃんたちにお願いするのですが、さすが4歳児…。隠れてるつもりが見えているんですよね…。なのでもう、そのへんは諦めました。やっぱり、おねえちゃんたちがお菓子を食べてたらおいしそうですもんね。自分だけ薄味の赤ちゃんせんべい、なんでやねん!! って感じですよね。上の子がいると食事の徹底はなかなか難しいと思うのですが、とりあえず歯磨きをめちゃくちゃがんばって、虫歯だけにはならないよう気をつけてあげたいと思っています。
2018年08月06日私が子どものころは、こんなに攻めた内容ではなかったはず…!!イケメンのお兄さんも平気で変顔するし、どこぞの番組のパロは多いし…お笑い芸人や俳優さんをこれでもかと出演させるし…。もうEテレは子どもだけの番組ではない!!!!!(だいすけお兄さんの卒業後は、ゆういちろうお兄さんを応援しています!)さらに…ひとつのものを親子一緒で楽しめるなんて…なんて素晴らしいんだ!再放送が多いEテレですが、何度観ても全く飽きない!すっかり夢中になって8年目…。今でも楽しく観ています。なんなら子どもがいなくても楽しんでます。この調子なら孫ができても孫と楽しめそうです。Eテレさん、これからも親子で楽しめる番組! よろしくお願いいたします!
2018年07月13日今、世界で注目されている幼児教育「レッジョ・エミリア・アプローチ(以下R.E.A)」をご存知ですか?近年、日本でも注目を集めているので、単語だけでも聞いたことのある方も多いのではないでしょうか?今回、都内のインターナショナルスクールなどで、R.E.Aを実践しているアレッサンドラ・ミラーニ先生によるワークショップに家族で参加。実際に体験して感じたことや、自宅でもできるR.E.Aをご紹介します。そもそもR.E.Aってどんな教育?R.E.Aの理念として「子どもたちそれぞれの意思や個性を尊重し、個々の感性を生かすことが最も重要である」ことが掲げられています。1991年に「世界で最も優れた10の学校」に選ばれた学校が実践していたことから、世界的に有名になったそうです。アメリカのディズニーやグーグル本社の附属幼稚園にも取り入れられていて、現在日本でも注目されている幼児教育法です。ワークショップに用意されていたアイテム今回、ワークショップには様々なアイテムが用意されていました。よく見ると、どれも身近に手に入るものばかり。子どもたちは、1つ1つのアイテムをよく観察した後、いくつかのアイテムを組み合わせて遊び始めました。子どもたちの個々の感性が、程よく重なりあって、新しい遊びへ発展していくさまが見事でした。はじめ、息子はダンボールでできた筒の中へ円錐のかたちをした発泡スチロールを入れて、覗き込んだり、筒を通る発泡スチロールの音を楽しんでいました。その内、もっと大きな音を出したくなった息子は、近くにあったダンボールの筒を重ねて置き、筒の外側をたたき始めます。大きな音が鳴り響き、気になった子どもたちが集まります。近づいてきた子どもたちは、自分たちが先ほどまで遊んでいたアイテムで、筒をたたきます。さっきまで鳴り響いていた音とは違った音が鳴り、他のアイテムでどんな音が鳴るかを楽しみます。色々なアイテムを持った子どもたちによる、小さな音楽会が始まりました。子どもたちの気に入った音が鳴り響き、子どもたちの感性の豊かさに感動させられた出来事でした。ワークショップ後の息子の変化ワークショップで、まず目に飛び込んできたのは、木にかわいい飾りがたくさん吊り下げられたオブジェ。息子も興味津々に観察しています。そんな息子に先生が近づいてきて「何だと思う?」と質問。満面の笑みで「お菓子~!」と答えた息子に「おいしそうね~、どんな味がするかしら?」と質問し、会話を膨らませていきました。「キレイな色だから、おいしいよ」と答える息子に、「キレイな色ってどんな色のことを言うの?」「おいしいってどんな味がするの?」と投げかけてくれます。この時はうまく答えられなかった息子でしたが、このやり取りをきっかけに、日常の会話が変わりました。快晴の空を見上げて「今日の空はキレイな色だよ。全部同じ色だから。」とか、食事の時に「このトマトは甘いからおいしいの。たくさん赤いと甘いの。」など、「キレイな色」や「おいしい」について、息子なりに考え、言葉にするようになりました。息子の素直な感性を、言葉として聞くことができる日々に感動している毎日です。最近の息子の関心は「音」に移行していて、朝起きると外を見ずに「ザーザーしているから、今日は雨ね」と言って、カーテンを開けて雨が降っていることを確認してはドヤ顔する毎日。また玄関に近づく足音で、パパの帰宅なのか、宅急便がきたのかを聞き分けています(私自身は聞き分けられません)。また、後々知ったのですが、木に飾られていかわいいオブジェは、R.E.A教育を実践している園に通う3歳の園児が「虫さんのためのブランコ」として作ってあげたものだと知りました。3歳の子どもが作ったものとは思えない、見事な作品に驚くと共に、感性の豊かさに感動しました。自宅でできるR.E.A今回のワークショップを通して、大人がどのように子どもに関わるかが大切だと感じました。自宅で遊ぶ際は、パパ、ママ、子どもの関係はあくまでも対等で、一緒に学びを共有することが大切であり、パパ、ママも常に学ぶ立場にあることを忘れずに過ごしていきたいと思いました。質問に対して、間違った解答をした時には、正解を教えるのではなく、子ども自身が何でそう思ったか、次に発展するような問いかけ、話しかけをすることの大切さも学びました。そもそも大人にとっての正解が、子どもにとっての正解とは限らず、子どもに教えてもらうことがたくさんあるということを意識しておかなくてはいけないと思います。また、用意するおもちゃも、車や人形といった形が決まったものよりも、積み木や粘土など、遊び方が何通りにもなるような、オープンエンドのアイテムを与えることで、子どもの感性を最大限引き出すことができると感じました。R.E.Aをもっと詳しく知りたい方へお勧めの書籍「子どもたちの100の言葉」子どもと大人は対等であることを、わかりやすく教えてくれます。R.E.Aの包括的な基礎となっている書籍です。「驚くべき学びの世界」イタリア、レッジョ・エミリア市の幼児教育の実践記録で、アートの創造的経験を通して子どもの可能性を育てる実践法を紹介。「レッジョ・アプローチ世界で最も注目されている幼児教育」日本でR.E.Aを取り入れている園で起こった具体的な例と共に、R.E.Aについてわかりやすく教えてくれます。今回参加したワークショップは代官山T-SITEで行われていたもの。不定期で開催されているので、興味のある方は定期的にチェックしてみてください。参考URL: <文・写真:フリーランス記者かつき>
2018年06月17日5/26 (土)「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害」すくすく子育て×ウワサの保護者会 コラボスペシャルの内容は?Upload By 発達ナビニュース2018年5月26日(土)にEテレで発達障害特別番組「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害」すくすく子育て×ウワサの保護者会 コラボスペシャルが放送されます。幼児の子育ての悩みや疑問に専門家が答える「すくすく子育て」と、小・中学生の保護者が教育について尾木ママと語り合う「ウワサの保護者会」が初コラボ。最近は、若い親世代の間で発達障害が知られてきています。それによって、「言葉がなかなか出ない」「他の子と比べて落ち着きがない」など少しでも気になる様子が子どもにあると、「もしかして発達障害かも…?」と心配をする親も増えているといいます。しかし、発達障害は社会性や人間関係に表れる特性のため、乳幼児の間は診断ができないことが多いとされています。「様子を見ましょう」という医師の言葉に不安と期待を抱きながら過ごす時期は、心も揺れ、どう対応するべきか分からずかえって苦しい思いをしている場合も…。今回の番組は、乳幼児期から就学にかけての年齢の子どもたちを育てている保護者にぴったりな内容です。 Eテレ「すくすく子育て」「ウワサの保護者会」乳幼児期から就学にかけて…成長の段階で変わっていく不安や悩みは?Upload By 発達ナビニュース番組の前半では、乳幼児期の「もしかして発達障害?」という悩みを専門家と一緒に考えます。■発達障害のある子もない子にも共通する子育ての基本■初めての集団生活である幼稚園や保育園でできる対応などを紹介しながら、発達障害とは何かを小児科医の榊原洋一先生が解説します。後半は、発達が気になる子の就学にはどんな支援があるのか、現在の特別支援教育についてを詳しく解説。■発達が気になる子の就学、どんな支援がある?現在の特別支援教育についてなどの疑問にも答えてくれます。また、「地域の中で、他の子どもたちと関わりながら一緒に育ってほしい」「将来の自立のために、手厚い支援を受けさせて能力をのばしてあげたい」という思いを当事者の親が語り合い、発達障害のある子どもにとって、必要な教育とは、学校とはどうあるべきなのか?を考えます。どちらを選んでも感じるジレンマ。その選択は悩ましいものです。そのどちらの思いも両立する「インクルーシブ教育」に向けて、親と行政と学校が手を組んで始まっている取り組みについても、番組内で取り上げられます!同じ悩みや不安を共有するだけでなく、先進的な事例も知ることができそうです。番組の詳細はこちら!Upload By 発達ナビニュース【番組名】Eテレ「ちゃんと知りたい!子どもの発達障害」すくすく子育て×ウワサの保護者会 コラボスペシャル【放送日時】2018年5月26日(土) 21:00~21:54、2018年6月2日(土)12:00~12:54【出演者】司会:尾木 直樹(教育評論家)、高山 哲也(アナウンサー)、山根 良顕(お笑いコンビ「アンガールズ」、優木 まおみ(タレント)、専門家:汐見 稔幸(東京大学名誉教授)、榊原 洋一(お茶の水女子大学名誉教授)、ナレーター:笠間 淳、鈴木 麻里子発達障害プロジェクト
2018年05月22日日本人に一番多い血液型、A型。もちろん、A型のお子さんを持つご両親もたくさんいることでしょう。A型っ子は、考え方がしっかりしている反面、ナイーブで、対応を間違えると心を閉ざしてしまうことも…。今回は、占い師で心理カウンセラーである筆者が、A型の子の性格や行動、そしてA型っ子との相性をママの血液型別にご紹介します。「B型っ子」のトリセツはこちら型の子どもの性格は?A型の子どもは、とても慎重になりやすいのがポイント。プライドが高いせいもあって、失敗を恐れる傾向が強く、「ダメでもともと」といったようなチャレンジ精神をなかなか持つことができません。その気持ちの奥底には、「ママに怒られるのがいやだ」「他人に否定されたくない」という気持ちが隠されています。何より、人からの評価を気にするあまり、自分の本当の気持ちを表に出せずに、我慢をしてしまう子が多いのです。小さいうちは、ママの言うとおりにすることで、ママの興味を自分に惹きつけようとします。ママにとっても、「よく言うことをきく、いい子ちゃん!」と感じられることが多いかもしれません。あるいは、自己表現があまり強く見られないので、ママとしてはついつい、「ああしたら?こうしたら?」と手出し口出しをしてしまうことも。しかし、自我をあまり表現できないまま成長してしまうと、小学生、あるいはそれ以上に成長した後になって、自分の思いの置き所に悩む「A型さん」ができあがってしまうかもしれません。A型っ子が失敗しても、ママはあまり強く怒ったりせず、「じゃあ、どうしたらいいかな?どう思う?」と一緒に考えてあげることが得策。もちろん成功したら一緒に喜び、褒めてあげることで、自分の判断力に自信を持たせることができます。失敗は恥ずかしいことじゃない、失敗しても他人から否定されたりはしない、と知ることで、A型っ子はどんどん伸びていくでしょう!A型ママ×A型っ子の相性A型同士の相性は、おおむね良好なのですが、気をつけたい点もあります。A型ママもA型っ子も、双方が「他人から否定されないよう、完璧にものごとを進めたい」と考えています。しかし、やはり子どもですから、完璧というわけにはいきません。そこで他人の目を気にするA型ママは、子どもに考えさせる間もなく成功率の高い方法をママ自身で選択し、「ああして、こうして」と指示を出してしまいがち。また、その指示をしっかり実行できないと、「どうしてできないの?」と責めてしまうことも…。ママの思うとおりにいかなくても、多少の我慢は必要!それよりも子どもの出した結論に寄り添い、失敗したときは「次があるから、大丈夫!」と一緒に歩む姿勢を見せると、子どもは自主性のあるA型さんに育っていくでしょう。B型ママ×A型っ子の相性意志力と表現力の強いB型ママは、A型っ子にとって、ちょっと苦手な存在になりがち。A型っ子はいつもママに褒められたい、と考えていますが、B型ママは思ったことをストレートに口に出す傾向も強いので、A型っ子の弱点をズバリ指摘してしまいやすいのです。もちろん、的を射たアドバイスは有り難いものですが、子どもが小さいうちは、ストレートな指摘が意外にショックになることもあるので気をつけたいところ。多趣味で自分の時間を大切にしたいB型ママ。でも、子どもが生まれると、一番興味があるのは育児!と断言できるB型ママも多いはず。A型っ子の意志を尊重しつつ、育児を楽しむことで、いい時間が過ごせるでしょう。O型ママ×A型っ子の相性サッパリとおおらかなO型のママにとって、慎重派のA型っ子には意外にイライラさせられることがあるかもしれません。優柔不断で、あっちにしようかな…それともこっちにしようかな…と迷っているA型っ子に対して、「どちらでもいいじゃん。早くハッキリしなよ」と思ってしまうのがO型ママなのです。自分にこだわりが少ない分、こだわるA型のことが理解できないO型ママ。でもO型ママはゆっくり待つことができるタイプが多いので、つい口出ししたくなるのを我慢し、横目でゆっくりA型っ子の成長を見守ることができるでしょう。結局、O型ママとA型っ子は相性良好。子どもが中学生になる頃には、おおらかなママに繊細な子どもがイライラすることも増えるかもしれません!?AB型ママ×A型っ子の相性物静かでクールなAB型のママは、A型っ子と比較的相性が良いみたい。少しママが気をつければ、2人でいろいろなことを相談しながら、ゆっくりと決めていくことができるでしょう。双方が優柔不断で決定力に欠ける面もあり、迷ってしまいやすいA型の子にとって、AB型のママはなかなか「頼れるママ」になりきれない部分があります。また、AB型ママは過干渉を嫌って、子どもの自主性に任せがち。これが寂しがり屋のA型っ子には、時折、「自分に関心がないのではないか…」という不安に感じられることも。ママがもう少し積極的に子どもに関わる姿勢を見せ、なんでも相談に乗るからね!とニコニコしていることで、A型っ子も安心してAB型ママに頼っていけますよ!A型っ子は慎重派!A型っ子は、物事を深刻に考える度合いが強く、細かいことでもよく考えながら前に進む慎重派です。特に、ママやお友だちから自分がどのように思われているか…ということをとても気に掛けています。よく、A型は完璧主義だと言われますが、それも自分がちゃんとしていたいというよりも、他人からちゃんとしていると思われたい、というのが本音!だから、A型っ子には小さいうちに、ママに認められる経験をたくさんすることが大切!認められ、褒められる経験を積み重ねることで、小学生になっても、大きくなっても、自分に自信を持ってさまざまなことに挑戦していく原動力を持つことができるでしょう。<文・写真:フリーランス記者あん茉莉安>
2018年05月19日NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」で放送された、昨年4月から1年分のうたを中心に、全25曲の映像を収録したベストDVD『NHK「おかあさんといっしょ」最新ソングブック おまめ戦隊ビビンビ~ン』が4月18日(水)に発売されます。うたのお兄さん・花田ゆういちろう、うたのお姉さん・小野あつこら出演者の4人が、人気番組「ピタゴラスイッチ」にゲスト出演し、お笑い芸人・いつもここからの2人と一緒に、名物コーナー「アルゴリズムたいそう」と「アルゴリズムこうしん」を披露する映像が特典として収録! 人気番組同士のコラボレーションは必見です。また、予約購入すると先着で “作ってあそぼう「おまめ戦隊ビビンビ~ン」なりきりお面”がもらえます。観光地などにある顔出しパネルのように、お面から顔だけを出す仕様で、お面の表面には好きな色が塗れるので、オリジナルの“おまめ戦隊”変身できます。他にも、無料ダウンロードできるアプリには、期間限定で携帯画面上に画像が現れる仕掛けが用意されています。昨年10月の放送当時、全国で数多く誕生したちびっこおまめ戦隊も収録されている、豪華な内容になっています。【DVD『NHK「おかあさんといっしょ」最新ソングブック おまめ戦隊ビビンビ~ン』商品情報】2018年4月18日(水)発売品番:PCBK-50125/価格:3,200円(本体)+税収録分数:57分[本編 35分+特典 22分]■収録曲(順不同)そよかぜスニーカー(2017年4月のうた)とり(2017年5月のうた)あめのひドキドキ(2017年6月のうた)ぱんぱかぱんぱんぱーん(2017年7月のうた)にんじゃ きりん(2017年9月のうた)おまめ戦隊ビビンビ~ン(2017年10月のうた)オカリナのリーナ(2017年11月のうた)もくもくふゆーん(2018年1月のうた)おはよう!(2018年2月のうた)すごいぞ!じゃがいもほしぞらカーニバルちょんまげマーチふたごのタンゴかげはともだち ~シルエットはかせのうた~ブレーメンのおんがくたいべるがなる(フルバージョン)※本編歌詞選択機能付き■特典映像□からだをきたえようはしるよ はしるガマン ガマン!ドンスカパンパンおうえんだんチョロミーのぱっちりダンスへんしんロボット★マックスどっこいしょブンバ・ボーン!□ピタゴラスイッチにゲスト出演!アルゴリズムたいそう アルゴリズムこうしん<DVD先着予約購入者特典>作ってあそぼう「おまめ戦隊ビビンビ~ン」なりきりお面※一部取扱いのない店舗がございます。ご予約・ご購入前に必ず店舗にご確認ください。
2018年03月09日支援の本質ってなんだろう?出典 : こんにちは。『発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母のどんな子もぐんぐん伸びる120の子育て法』著者・楽々かあさんこと、大場美鈴です。今日現在、「発達障害」などの言葉の認知度が上がり、通級指導教室や特別支援学級を希望する児童・生徒が急増し、学校現場がそれに追いつけない現状があると聞き及んでいます。そのため、支援級・通常学級の先生方への、発達障害に対する充分な理解と実践ノウハウの普及、教育現場への予算と人材の確保は、早急な対応が求められていると思います。また、2019年からは、教員の養成課程でも特別支援教育に関する単位を1単位以上取得することが義務となるなど、充分ではないながらも、制度上前進している部分もあります。しかし、これらは切実に必要なことですが、発達障害はあくまでその子の個性の「一部」であり、また、ASDとADHDとLDが複合している場合など、タイプ別のマニュアル対応だけでは難しいかもしれません。それから、通常級で「みんなと違う」特別扱いを気にする・されるなど、気持ちの問題もあります。そして、発達障害のある子だけへの対応では解決が難しい、いわゆる「フツーの子」達が抱える根深くて深刻な問題もあり、実際の教育現場の実情に合った経験則や実践知も必要なのです。その中で、うちではこれまで毎年学校の先生方と連携しながら、長男への配慮をお願いし、これまでの6年間を手探り状態で歩んできました。ただ、そんな長男が6年間で1度だけ、「支援要らず」だった学年があります。それは、A先生が担任だった、通常学級の2年生のとき。A先生の「通常運転」だけで、長男は1年間落ち着いて過ごせたのです。私も、特別な配慮をお願いしたり、面談の機会を作っていただくこともなく、連絡帳のやりとりも最小限で済み、安心してお任せすることができました。今、変わりつつある公教育を前に、私は時々、そんなA先生を思い出しては「支援の本質」について、考えさせられるのです。A先生が、毎日当たり前のように、どんな子にも自然に行っていたスゴ腕の職人技を、私はここでみなさんにお伝えしたいと思います。「A先生が怖くて学校行けない!」息子を前に先生が取った行動は…出典 : 年生に進級し、担任の先生と初顔合わせの始業式の日。長男が泣きながら帰るなり「A先生が怖い!おれ、もう学校行けない!」なんて言うので、「どんなヒドイ先生に当たったの!?」と、私は内心焦りました。実は、幼稚園児時代から小1まで、長男はずっと優しくて若い女性の担任ばかり。「先生=優しい女の人」という強い思い込みがあり、そこに人生初の男性の先生。しかもA先生は、超ベテランのご年配で、お坊さんのようによく通る声に、日焼けしてシワの刻み込まれた貫禄十分なお顔立ち。その第一印象にびっくり仰天した長男は、「いつもと違う見慣れぬモノ」に、パニックになってしまったのです。翌朝、子羊のように震えて「ムリ!怖い!」と座り込んで、玄関から一歩も動けず、欠席してしまった長男。私は学校に電話して、A先生に状況をそのまま正直に伝えました。すると、A先生は慌てる様子もなく「分かりました」と、短いやり取りだけで電話を切ったのです。この対応には私も少々不安になりました。ところが、その日の夜。玄関のチャイムが鳴るので出てみると、なんとA先生がにこやかに立っているのです。そして先生は「◯太郎君と、ちょっとだけお話させて下さい」と私に告げました。それから、長男と先生は玄関先で10分程度雑談をしました。この短時間の間でA先生は、長男の緊張と警戒心を魔法のように解いてくれたのです。長男の笑い声が聞こえて来た頃、A先生は「じゃあ、明日待ってるよ」と軽く長男の肩をポンと叩き、また親の私を責めるような様子もなく、「遅くにすみませんでした」と、ニコリと笑ってさっと帰っていきました。後から「A先生と何話してたの?」と聞くと、「うーん、別に。家で何するのが好きかとか、そんなこと。…あとね、A先生も子どもの頃、学校が怖くて、イヤだったんだって!」と、ちょっと嬉しそうに話す長男。A先生は、短い雑談の中で、長男の気持ちにしっかり寄り添って下さったのです。「学校に来なさい」と強制したり、長々とお説教することもなく、今の「学校が怖い、好きじゃない」という長男の気持ちを、否定せずにそのまま受け止めてくれました。それが、頑なだった長男の心の扉を、ほんの少し開いてくれたようでした。長男は「いやあ、A先生があんなに面白い人だったなんて…」と、見た目の印象だけで決めつけてしまったことを、少し恥じらっているようでした。翌日、長男は無事登校することができました。それからの1年間、支援要らずで、落ち着いて過ごすことができたその後すぐ、私はA先生に、長男には(当時の基準で)アスペルガー症候群の診断があることを伝えましたが、A先生は「そうですか。まあボチボチやっていきますワ」とだけ言うだけ。特に特別支援について詳しい様子もなく、最初のうちは正直不安でした。ところが私の不安をよそに、最終的には何事もなく1年間無事に終えることができたのです。ここで、長男に特に良かったと思われる、教師生活推定約35年・A先生の「スゴ技」を、私なりに分析しながら、紹介させて頂きますね(A先生の方法が全てのお子さんに合っている訳ではないでしょうが、ご一考の価値はあると思います)。出典 : あまりに当たり前のようで、見落としがちなことかもしれませんが、A先生は、・大きめの落ち着いた声で、分かりやすい言葉で、ゆっくりひとつひとつ話す…ことを、毎日ごく自然にしていました。たったこれだけで、「人の話を聞かない」などと注意されがちな長男も、ずっと聞き取りやすくなります。長男は、早口で高いトーンの声や、矢継ぎ早に次々指示を出されると、それだけで「聞こえなく」なってしまうのです。実は、その年の担任の先生の「声の聞き取りやすさ」次第で長男の成績も上下する程です。また、A先生は「声のトーンと表情の使い分け」も上手でした。長男は気持ちの切り替えや、人の表情から微妙な感情を正確に読み取ることが苦手なため、悪気はなくても、つい調子に乗ってハメを外してしまったり、夢中になると周りの状況に気づかずに、集団の中で目立つ行動を取って、何かと注意されがちに…。ところがA先生は、普段は目尻を下げて穏やかに接していましたが、長男が行き過ぎた行動を取ると、いかめしい表情と低く険しい声で、短い言葉でビシッと注意し、キッチリブレーキをかけるので、長男もハッと気づきやすいのです。また、クラスのどのお子さんにも、A先生はこのように接していたので、長男だけが何度も注意されて目立ってしまうこともありませんでした。出典 : 私が特に「神業だ!」と感動したA先生の行動は…・毎日、同じ時間・同じタイミングで行動する…ということ。A先生は、毎日キッカリ同じ時間に教室に入り、全く同じタイミングで子ども達から提出物と連絡帳を集めます。学校という場所は、感覚が敏感な子には、情報量が多過ぎて混沌としているように思えたり、「いつもと違うこと」が苦手な子は、毎日の天候の変化や様々な行事、クラスの子達の動きなど、予測できないことに不安や負担を感じやすいようです。そんな中、毎日同じことを同じ時間にする、A先生の安定した行動パターンは、長男に大きな安心感を与えてくれたようです。また、毎日同じタイミングで連絡帳を集めると、それが習慣として定着しやすく、うっかり忘れの多い長男でも、提出物を出し忘れることは、ほとんどありませんでした。また、A先生は感情も大変安定している方でした。少々元気のよい子どもたちをA先生が一喝する場面も見かけましたが、そこに先生自身の感情が巻き込まれることはありませんでした。子どもひとりひとりと先生が、日頃から信頼関係で結ばれているからこそ、時に厳しい態度でも、素直に受け容れられていたように思います。そして、子ども達が良くない行動をやめたら、何事もなかったように、いつもの「通常運転モード」に戻るのです。これらの安定した行動パターンは、実際にやってみると簡単にできることではなく、もはや「芸術」の域なのかもしれません。出典 : 先生は授業中、時折脱線しては、いろんな話を子ども達に披露して下さったようです。ユーモラスなA先生自身の経験談や身近な例え話は、なかなか教科書中心の授業では集中力が続かない長男も、興味を持ちやすかったようです。「A先生、釣りが好きなんだって。おれもやってみたい」なんて、言い出したこともありました。また、書字にやや困難さがあった長男が、大の苦手の漢字書き取りの宿題も、A先生は、いい意味でテキトーに、ぐるぐるっと大きなマルをつけるだけの大らかな添削で、細かなミスや字形の悪さには、片目をつぶってくれました。おかげで、一生懸命がんばっても字が上手に書けない長男にも、さほどプレッシャーにならず、毎日泣かずに宿題に取り組めるようになりました。そして、最初のうちは、A先生は長男を大きな声で注意せずにいてくれましたが、クラスに慣れてからは、長男だけを特別扱いすることはありませんでした。他のお子さん達と同じように、廊下を走れば「コラー!!」と、雷を落とされていたようです。でも、学年末の面談のときにA先生は「最近は、怒られてもケロリとしていて、また男の子達と校庭へ走っていっちゃうんですよ」なんて目を細めながら、どことなく嬉しそうに語って下さいました。このA先生のクラスでは、長男は「落ち着きのない問題児」ではなく、「ただの健全で元気な男の子」でいられたのです。出典 : そして、A先生は長男だけでなく、クラスのどんなお子さんにも同じように、大らかで肯定的な温かい目線で接していました。おかげで、どの子も素直にのびのびと過ごし、その年には集団から孤立しがちな長男にも、仲良しの友だちができたのです。実は、発達障害の診断のある・なしに関わらず、学校生活を送る上で障害となることがあれば、通常学級でも合理的配慮をお願いするのは、法的な根拠もあり、本来、堂々と主張して良いことなのです。ですが、現在日本では、発達障害への社会的な理解や支援体制が、まだまだ十分とまでは言えないようで、特に、通常学級の中で配慮をお願いすると、他のお子さん達から「◯◯君だけズルイ」などと思われてしまう場合もあるようです。いわゆる「フツーの子」であっても、子どもはみんな発達の途上にあることに、変わりないのでしょう。私は、障害のある子・方への配慮が当たり前の風景となる社会を望んでいますが、一方でそれぞれが必要とすることは違っても、どんな子も、大人から大事に特別に扱って欲しいと願う気持ちは、同じなのだと思います。支援の本質とは、ひとりひとりの個性や気持ちに寄り添い、信頼関係を築いて、子どもたち全てを肯定的な温かい目で、大らかに成長を見守ってあげること。本当の意味でのインクルーシブ教育とは、どんな子も特別で、どんな個性でも大事にしてあげること。…なんじゃないかな、なんて、A先生を思い出しては、私はいつも思うのです。変わりつつある教育の中で…出典 : そんなA先生は、長男のクラスを担任して下さった翌年、定年退職されました。今頃、毎日大好きな釣りを楽しまれていることでしょう。でも、ひょっとしたら、お父さんお母さんの懐かしい思い出の中にも、こんな先生に心当たりがあるかもしれませんね。こういった経験豊富な先生方は、それぞれ性格や教え方の違いはあっても、総じて大らかで、感情が安定している方が多いように思えます(勿論、ベテランだからといって、必ずしもうまくいく訳ではありませんし、お子さんとの相性もあるでしょう)。一方で、残念ながらこんな達人の先生方は、毎年、A先生のように、次々と定年退職されていく現実があります。日本の他の伝統産業と同じように、教育現場でも深刻な後継者不足・人手不足の問題が、今まさに現実になっているのを痛感する日々です。もちろん、若い先生の中にも、柔軟に新しい方法を取り入れて下さったり、発達障害について熱心に勉強して下さる方がいます。日本の教育は現在、過渡期にある特別支援教育だけでなく、いじめや不登校、親の経済力による教育格差、そして先生方の過剰な雑務や長時間労働の問題など、課題が山積みである以上、やはり大きく変わっていく必要があると私も思います。でも、そんな中で、日本の伝統的な教育制度の中で長く培われた、こんなに素晴らしい職人技と、どんな子も大らかに見守る温かい目線が、熱意溢れる若い世代の先生方にも、途絶えることなく受け継がれていくことを、私は切実に願ってやみません。
2018年02月24日2017年7月に放送されたNHK「あさイチ」の発達障害特集の続編として、9月24日(日)午後11:00~11:50にNHK総合テレビで 深夜の保護者会「発達障害 子育ての悩みSP」 が放送される。「あさイチ」とEテレ「ウワサの保護者会」のコラボ特番だ。出演は、発達障害の子を持つ一般&先輩ママ、有働由美子アナ、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さん、タレントのはなわさん。「ママ友の『大丈夫だよ~』という善意の励ましが辛い」、「夫が非協力的」、「周囲にどう伝えたらいいか?」など、発達障害の子を持つ親が抱えがちな悩みに、先輩保護者らが自らの経験で、具体的な対処法や解決のヒントを紹介してくれるとのこと。また、今回はママだけでなく、夫の本音や当事者である子どもの声も紹介するという。例えば、「悪いのはこの子ではなく、障害のせい」と「子どもと障害を別々に考える」ということで楽になったというお母さんの発言に対して、それを聞いた子どもからは意外な本音が飛び出す。子どもの生の声を放送するのは、今までほとんどなかった試み! 今回の放送は、非常に内容の濃いものになりそうだ。■同じ境遇のママと繋がることのメリット一般的に、発達障害の子育ては少数派なので、子育ての情報源が少ない。だから、こういった番組で、ママの本音や先輩ママから具体的なアドバイスが得られるのは、とても貴重なことだと思う。筆者にも自閉症スペクトラムの息子がいるのだが、以前の保育園でのことを振り返ってみると、正直、居心地の良いものではなかった。他のママの子育て話は、申し訳ないがほとんど参考にならなかったし、正直、保育士の中にも、「発達障害のことをあまり理解していない?」と思わせる先生もいた。だから、療育で同じ境遇のママ友に出会えたことは本当にありがたかった。療育では、みな似たような子育てを経験しているので、相手の気持ちは痛いほどわかるし、こちらも気持ちもわかってもらえるという安心感があった。子どものことをありのままに話せるという心地よさもあった。療育機関や小学校、病院の評判など、地域の情報が得られたり、良質な専門書について情報交換ができるのもとてもありがたかった。また、不思議なもので、「同じような境遇で頑張っている人たちがいる」と感じられるだけで、励まされ、心が強くなれた。療育ママとの座談時間は、まさに、私の癒し&パワーチャージの場であった。■療育ママだって、さまざまだが、当たり前のことだが、次第に、療育ママもさまざまなのだなと思うようにもなった。同じ発達障害でも、子どもの特性や障害の程度はさまざまだし、親の価値観や考え方も違う。子どもの障害を認めたがらないママもいたし、支援学級や支援学校に対して偏見を持っているママもいた。また、コミュニティができればできたで、その中でまた比較が生まれて、誰かが誰かの成長をうらやましいと思ってしまったり。時には、愚痴が長引いたり、悪口などのマイナス話で盛り上がってしまったり。ちょっとした違和感を感じることもあった(もちろん、こんなことは少なかったけど)。 ■自分の身近な範囲を「世界の基準」にしない同じ境遇の仲間、それは本当に心強く大切な存在だ。だが、その世界だけにどっぷり浸かっていると、自分でも知らないうちに、周囲が見えなくなってしまう危険性がある。以前 取材 した(株)アイムの佐藤典雅さんは、「発達障害児のママこそ、常に意識して開かれた視点を持つことが大切。療育だけの狭い世界に自分を閉じ込めずどんどん外の世界に出なさい」と、力説されていた。人は、自分の身近な範囲を世界の基準にし、子育てやわが子の生き方について「こうあるべきだ」と決めつけがちだ。でも、自分の知っている世界なんて、ほんのわずか。偏った価値観に縛られないためには、常に広い世界に触れる必要がある。■発達障害は、「支援すべき少数派の種族」また、以前、NHKスペシャルに出演した本田秀夫氏の著書には、自閉症スペクトラムは「治療すべき“病気”」ではなく、「支援すべき“少数派の種族”」である、という認識を持っておくことが重要 「自閉症スペクトラム10人に1人が抱える『生きづらさ』の正体」(本田秀夫 著)より一部編集して抜粋 と表現されており、なるほど! と思ったものだ。少数派の種族が多数派の種族(一般の人たち)とうまくやっていくには、まず、多数派に自分たちのことを正しく理解してもらわなければならない。そのためには、内輪で慰め合っているだけではなく、積極的に外に向けて発信していかなければならないと思うのだ。私のように、「健常児のママの悩みには共感できない」とか「自分の大変さをわかってもらえない」など、自分で壁を作って引きこもっていても、問題は解決しない。■健常児の子育てをしているお母さんにこそ、知ってほしい私は、たまたま縁あって、ウーマンエキサイトに寄稿する機会を得た。だが、今では、こうした一般の子育てサイトにこそ、発達障害の記事を掲載する意義があると思っている。「こういった子どももいるんですよ」と、普通の子育てをしているママにも、ほんの少しでいいから知ってほしいと思うのだ。私自身、上の娘(定型発達)を育てている時は、発達障害というものをまったく知らなかった。子どもというものは、親が愛情持って育てていれば、自然に優しい心を学び、真っすぐに育ってくれるものだと思い込んでいた。だから、感情の抑えられない子や暴力的な子を見ると、「親にも原因があるのでは?」などと、うがった目で見てしまったりしていた。あの時、私がこの障害のことを知っていたら、もう少し違った見方や対応ができたかもしれない。■壁を取り払うこと、隣の子育てに想像力を持つことだから、こうした寄稿を通して、発達障害の子育てを、周囲に広く知ってほしいと思っている。お互いに隣の子育てに想像力を持つことで、発達障害の子育てを一般の子育てともっと繋いでいきたいと思っている。そして、発達障害の子育てをしているママにも、一歩踏み出すきっかけになればと願っている。私自身、保育園の保護者会で息子のことを説明してからは、園での生活(私の)がずっと楽になった。児童心理学の知識があるママが役立つ情報を教えてくれたり、障害は違うけど障害児を持つママが就学相談のアドバイスをくれたり。「お兄ちゃんがそうかもしれない」と興味を持ってくれたり、「そういう子にはどう接したら負担じゃないかな?」と関わり方を知ろうとしてくれたママもいた。また、いろいろ話してみれば、健常児でも登校しぶりで悩んでいるママがいたり、お友達トラブルで悩んでいるママがいたり、離婚した元旦那と養育費でもめているママがいたり…。私は、自分の子育てばかりが大変だと思い込んでいた。でも、みなそれぞれ、いろいろな事情を抱えて生きている。壁を取り払い、隣の子育てに想像力を持つことで、見えてくる景色はずいぶんと違ってくるのだ。今回、番組の担当プロデューサーからも、「発達障害のある子を持つ親御さんに見てもらいたいのはもちろんだが、それだけではなく、周囲の人にも見てほしい。普段なかなか言えない、当事者の本音を周囲に知ってもらう意味は大きいと思っています」というメッセージをいただいた。さらに、NHKでは、今後、9月26日(火)、27日(水)に「Eテレ」ハートネットTVで「自閉症アバターの世界 1、2」が、9月27日(水)に「あさイチ」の特集で「シリーズ発達障害 どう乗り越える? コミュニケーションの困りごと」など、続々と発達障害が特集されるとのこと。今後の放送にも、注目していきたい。文:まちとこ出版社N<NHK発達障害プロジェクト 今後の放送予定>・2017年9月24日(日)午後11:00~11:50 NHK「深夜の保護者会」「発達障害 子育ての悩みSP」・2017年9月26日(火)午後8:00~8:29 Eテレ「ハートネットTV」 「自閉症アバターの世界 ①」・2017年9月27日(水)午後8:00~8:29 Eテレ「ハートネットTV」 「自閉症アバターの世界 ②」・2017年9月27日(水)午前8:15~9:54 NHK「あさイチ」 「シリーズ発達障害 どう乗り越える? コミュニケーションの困りごと」※内容は変更になる場合がありますNHK 発達障害プロジェクト 【発達障害についての記事一覧】▼大変だけど、不幸じゃない。発達障害の豊かな世界(全4回)▼「うちの子、発達障害かも!?」と思ったら(全9回)
2017年09月22日子どもが小さいときは『いないいないばあっ!』や『えいごであそぼ』などでお世話になっていたNHK Eテレ。子どもの成長にともなって視聴の機会も減るかと思いきや、実は子どもが小学生になった今でも、楽しみに見ている番組がいくつかあります。独創的でユーモアがあって、つい目が離せなくなる。今回はそんな遊び心あふれる番組を3つご紹介しましょう。親子で楽しめるものばかりなので、おすすめです!CGは使いません! やってみることに価値がある『大科学実験』科学の楽しさと奥深さを届けるために、けたはずれの実験検証をする『大科学実験』。この番組の特徴は、実験映像にコンピューターグラフィックスを一切使わないところです。あくまでも「実際にやってみる」ことにこだわりをもち「え、そこまでやる…?」とこちらが戸惑うほどの大がかりな実験を目にすることができます。「一体、最後はどうなるの?」「もう科学とかどうでもいいから、とりあえず成功しますように…」とハラハラしたり、息をのんだりして見守らざるをえない、そんな番組です。「自分が見たいがために子どもを誘っている」なんていうパパさんもいるよう。実験監修をしているガリレオ工房は、過去に福山雅治さん主演で放送された超常現象解決ドラマ『ガリレオ』や、映画『容疑者Xの献身』などの実験監修も行ったNPO法人。わかりやすくエンターテイメント性の高い実験が得意なガリレオ工房あっての『大科学実験』なのかもしれません。アンティークな世界観がツボな『ムジカ・ピッコリーノ』子ども向け音楽エデュテイメント番組『ムジカ・ピッコリーノ』の魅力は、なんといってもアンティークっぽい映像と音楽がおりなす世界観です。人々から忘れられてしまった「ムジカ」という音楽や楽器が怪獣「モンストロ」となってさまよう…という説明文だけではまったく想像のつかないストーリーですが、キャストが着ているクラシックでレトロ感あふれる衣装や、クオリティの高いライブシーンなど見どころが多い番組です。その独特な世界は、小さなお子さんでは好き嫌いがわかれるところですが、音楽への興味を探る意味でも親子で見てほしい番組です。登場人物の一人、高い歌唱力とギター演奏をみせるヒロイン役の斎藤アリーナちゃんは、連続テレビ小説『あまちゃん』でベロニカとしても出演。シーズン3、4ではメトロン号の乗組員ゴンドリーとしても出演していたゴンドウトモヒコさんが、音楽制作を担当。コンピューターと管楽器による独特なスタイルで、Yellow Magic Orchastraをはじめ、Love Psychedelico、The Beatniksなど多くのミュージシャンの音楽活動に参加している異色の経歴の持ち主です。 耳から離れないメロディと奥深い歌詞に注目『びじゅチューン!』「モナ・リザ」や「ヴィーナスの誕生」、「サグラダ・ファミリア」など世界中の美術作品や建造物をオリジナルソングとアニメにのせてお届けするのが美術エンターテイメント番組『びじゅチューン!』です。作詞・作曲・アニメ・歌すべてを手がけるのは、映像作家の井上涼さん。彼の“目のつけどころ”に子どもも大人も心をわしづかみにされ、テーマとなった作品を「見てみたい!」と思わせる力はすごいの一言。目に入ったその瞬間から「なに、これ」と釘づけになる脱力系ゆるっとアニメと、耳から離れない歌の中毒性はかなり高め。「子どもがどハマりして、いつのまにかわたしも家事の最中に口ずさんでいる」というママもおり、親子そろって虜になる人が続出しているようです。わたしのおすすめは、パーティードレスを美しく着こなすためにトレーニングにはげむ「鳥獣戯画ジム」という作品。何回見てもにやけてしまうし、ノリノリに歌えて楽しいです。ほかにも「見返りすぎてほぼドリル」「プロポーズはラスコーの洞窟で」など、ストーリー性を感じる歌のタイトルから、すでに心ひかれてしまう作品が満載です。教育番組でありつつ、挑戦的なバラエティ要素も感じるEテレの番組ラインアップ。これからも期待が高まります。ぜひ皆さんのお気に入りをみつけてくださいね。<参考>・ 『大科学実験』 ・ 『ムジカ・ピッコリーノ』 ・ 『びじゅチューン!』 ・ ゴンドウトモヒコ『愚音堂』 ・ 『井上涼オフィシャルサイト』
2017年09月05日ママと子どもが日々、お世話になっている「おかあさんといっしょ」(NHK Eテレ)。今回は、長年番組制作に携わってきたNHKエデュケーショナル こども幼児部 統括部長・古屋光昭さんと、シニアプロデューサー・平岡ジュンコさん、NHK制作局青少年・教育番組部 チーフプロデューサー・山田淳さんのインタビューを前後編に分けてお届けします。前編では、毎日観ていても気付かない、子どもを惹き付けるためのワザとヒミツに迫ります! つい毎日見てしまう、その理由には仕掛けがあったんです。それだけでなく、番組の歴史から、一般の子どもが参加する収録の様子まで、たっぷりとお話を聞きました。■あくまで主体は母親だった! 「おかあさんといっしょ」誕生のヒミツ 古屋「『おかあさんといっしょ』の放送開始は1959年10月。よく日本初の幼児番組かと聞かれますが、そうではありません。初めは週に1回の放送で、情操や情緒を意識した“幼児のためのミュージカル・バラエティ”ではありましたが、『きょうの料理』などと同じく母親向けの実用番組という位置づけでした。その後、週に5日の帯番組になり、ラジオ『うたのおばさん』のテレビ版として放送されていた『うたのえほん』と1966年に統合されたことで、歌・体操・人形劇という形になりました。ちなみに『うたのおばさん』の流れもあり、初めはうたのおねえさんしかいなくて、うたのおにいさんは1971年に初めて登場したんですよ」『おかあさんといっしょ』や『にほんごであそぼ』などは在宅向け、『ノージーのひらめき工房』『ピタゴラスイッチ』などは幼稚園保育所向けと分かれており、実は幼稚園保育所向けの番組のほうが1956年から放送が始まっており、歴史は古いのだとか。■58年も番組が続いた理由は、止めなかったから!?古屋「70年代になると民放でも幼児番組がものすごく増えましたが、80年代で軒並み姿を消していきました。でも、NHKは止めなかった。90年に幼児番組を“幼児ゾーン”としてまとめて放送することにしたのがよかったのだと思います。そして、うたのおにいさん、おねえさんの速水けんたろう&茂森あゆみコンビがとても人気だったこと、さらに99年の『だんご3兄弟』のヒットもあり、そのあたりから、視聴者の感覚もだいぶ変わってきましたね。それまではテレビ番組に限らず、子どものもの=子どもだまし=粗悪品みたいに言われることもありましたが、80年代以降で大人文化と子ども文化の境目が薄れ始め、大人も子どものものを抵抗なく受け入れるようになります。逆に大人のものよりクオリティが高かったり、丁寧に作られていたりする。子どもの方が余分な情報や付加価値なしに見るので、子どもをよい意味で“だます”方が難しいんです」■2歳児を徹底研究&セグメント形式を採用 迷いの70年代からの脱却!古屋「話は戻りますが、70年代は迷いの10年だったようです。幼稚園に行く子が増えたことで、家には小さな子どもしかいなくなり、4歳~6歳がターゲットだった『おかあさんといっしょ』と社会状況がズレてきてしまったんですよね。そんな中、1979年に『2歳児テレビ番組研究会(2歳研)』が発足しました。実はこれ、アメリカの幼児番組『セサミストリート』の影響を大きく受けているんです。日本では英語番組という認識が強いけれど、もともとは子ども番組として専門家が対象年齢や子どもの能力を研究して作り込んでいるんです。2歳研では、『セサミ』と同じように発達心理学・教育心理学・教育工学などの専門家たちを含めて、2歳児を徹底的に研究したそうです」――具体的には番組にどのように生かされたのですか?古屋「まず、ひとつの番組が複数のコーナーに分かれている「セグメント形式」を取り入れました。2歳研によって幼児が集中して見ていられる時間は2~3分だとわかったので、それをひとつのコーナーの目処にすることにしたんです。また、幼児は数ヶ月の差で発達段階が全然違うのですが、対象年齢が異なるコーナーを作れば、どこかのコーナーが楽しめます。セグメントのメリットは、ダメだったらそのコーナーをリニューアルすればいいっていう取捨選択ができることにもあります。素材の反復再利用もできますしね」――たしかに再利用はありますね! 映像のサイドにラインが入っている(アナログ画面サイズ)っていう…。平岡「名作アニメや良い作り手が手がけた素晴らしい作品など、これは作り直せないなっていうのがあるんです。だから“両側がありませんけど、すみません!”って(笑)」古屋「ADさんが “この曲、小さい頃に観ていました!”とか言ってます。20年使ってるものもありますからね。でも、子どもにとってはそんな曲も初めて聞く”新曲“ですから」――親の立場からすると、懐かしい曲が流れると嬉しくなります。山田「そうですよね! あとは、激しいコーナーの後には静かなコーナー、実写の後にはアニメを放送するなど、内容の強弱にも気をつけています。せっかくのセグメントなのに、同じような内容が続いては意味がないですからね」■一分アニメの背景は白!情報量を最小限にする工夫古屋「歌の後は人形劇…というように、コーナーは月曜日~金曜日で基本的に同じ順にしています。そのほうが子どもたちも安心できるし、毎日の視聴習慣ということで変えないようにしているんです。番組を通して言えるのは、色や音などで情報量をものすごく整理しているということ。どうすれば画面に目が行くかとか、物語に集中できるかとか、子どもの情報処理能力を考えて作っています。たとえば『ともだち8にん』(一分アニメ)は、バックが白。普通のアニメは背景にもたくさん絵が描き込んであるけど、それでは情報量が多すぎる。キャラクターを見てほしいので、あえてお話で扱うものだけを描くようにしています。一分アニメは『こんなこいるかな』(86年)と同様に、幼児の実生活での事例をたくさん拾って、そのネタをもとにストーリーを組み立てていったんです。3歳は世界の真ん中に自分がいて、人の立場で考えるってことはできない時期。一緒にいても、ひとり遊びを個々にしていることが多く、協力することが難しいのです。そんな子どもたちを観て、発想して、題材にしています」■歯磨きは上手にできなくていい! 決してお手本ではない生活習慣ロケ古屋「『はみがきじょうずかな』や『パジャマでおじゃま』などの生活習慣ロケも、2歳研の頃に始まりました。あのコーナーは、会話もなく、ただ歯を磨くだけという映像を、音楽(スキャット)に乗せることでテレビのコーナーに仕立てたことがすごいと思います」山田「歯磨きの様子をただ撮影しただけでは退屈なコーナーになってしまう。音楽の尺に合わせてテンポよく見せる演出が、一見何気なく見えますが発明ですね」古屋「コーナーの目的は、自分と同じような子どもがやっているのを見てモチベーションを上げてもらうこと。うまく出来た姿を見せるのではなくて、がんばっているところを見せているんです。だから、テレビでお手本を紹介するコーナーではないんです。」――“みんながやってるから、僕もやる!”という感覚は、幼稚園や保育園での友達関係と一緒ですね。古屋「そうですね。一度はコーナーをやめたんですが、 “子どもが歯を磨かなくなったので、またやってください”という声があって復活しました」■親のほうが必死!? 子どもたちの収録の様子とは?古屋「『おかあさんといっしょ』は、一般のお子さんが出ているということが一番の特色かもしれません。子どもが番組に出ているのは、テレビを観ている子どもに親近感をもってもらうためなんです。自分と同じくらいの年代の子どもがやっていることに興味を示す年齢なので、“おもしろそう”とか“やってみたいな”という感情を持ってもらうことを目的にしています」――体操に参加せず、端のほうに立っているだけの子もいますよね。親としては“いろいろな子がいてもいいんだ”と安心します。古屋「参加する子どもは、ありのままの姿でいればいいと思っています。親御さんはせっかくテレビに映るのにって思うけど、怒るのは逆効果なんです。」山田「『おかあさんといっしょ』に限らず、収録中にある子どもがずっと無表情のことは良くあります。でも終わった後に“どうだった?”って聞くと、みんな“楽しかった”って答えるんです」古屋「子どもはどこにいても、本当は楽しんでるんだと思うんですよね。収録に来たけれどもお母さんから離れられずにヒザの上で観ているのも楽しいし、体操を後ろのほうで観ている子はそれが心地よかったりする。それはそれでいいじゃないかって思うのですが、親御さんにとってはなかなか難しいですよね。どうすれば収録に参加した子どもの集中力が途切れないか、どうやって一連の収録を楽しませるか、スムーズに事を運ぶかっていうのは、いろんな工夫やノウハウを組み合わせてやっています。それはうたのおにいさん・おねえさんの中にも引き継がれているし、“子ども係”という子どものお世話をする人たちや、われわれ制作の中にも代々受け継がれてきているんです。集合場所から移動して、収録が終わってまた同じところに戻ってくるまでに約1時間。それを1日3回やることもあって、本当に驚異的だと言われます。幼稚園単位ではなく、初めて会った知らないもの同士ですからね。以前イタリアの制作会社の人たちが来た時に、「こんなに聞き分けが良くて、この子たちは子役じゃないの!?イタリアじゃありえない!!」って、すごく驚いていましたよ」後編では3月末をもって卒業しただいすけおにいさんのお話も登場…!
2017年04月25日ママの応援とママの支援をコンセプトにスタートした「ママ100人プロジェクト」。第2弾プロジェクトとなる今回、ママが経営する「楽天市場Myu」をはじめとする人気ECサイトを中心に、2017SS新作展示会イベント『FASHION MAMA PARTY』が代官山「CARATO71」で行われ、プレスデーに取材へと伺いました!『一般社団法人MOTHER』と『楽天市場Myu』の主催で開かれた今回のイベント。普段はネットでしか見ることのできないアイテムを間近に見ながら、手に取って、実際に着て買うことができ、アイテムのオーダーを受け付けるショップもあるなど、どのブースも大変な盛り上がりを見せていました。●会場は大盛況!人気ECサイトの商品を実際に手にできるまたとない機会だけに、当日はオシャレなママたちを始め多くの人が会場を訪れていました!ブランドのオーナーを務める人もママが多く、商品の着心地や使い方を直接聞きながら買うことが可能。手作り感もある会場で、お店とママたちの距離が近くみなさん笑顔の絶えない様子が印象的でした。お子さまと一緒に参加さされているママも多く、会場は大盛り上がりを見せていました!●貴重な話が盛りだくさんのトークショーイベントでは、起業家ママやママモデルによるトークショーも開催されました!まずは、今回のイベントを主催した『一般社団法人MOTHER』の代表・小澤あきさんのあいさつからスタート。活躍するママの応援と困っているママの支援を通して、世界中のママたちを笑顔にしていきたいとの熱い思いが語られました!今回のイベントでも、売り上げの一部をあしなが育英会へ寄付することが予定されています。そしてトークショーがスタート!イベントを主催する『楽天市場Myu』代表の岩科茜さんのあいさつ後、モデルのこばやしゆりさんとMAYUさんが登壇。ひときわ大きな歓声が上がっていました!現在の活動を始めたきっかけや、子育てについて。また、Instagramの使い方やママとしての生き方などトークは幅広く展開。自宅で仕事をすることもあるだけに、子どもが帰ってきたら手を止めて一緒に過ごすことを大切にしながらも、「仕事は楽しいことなんだよ」と頑張る背中を見せるようにしているなど、仕事と子育てのメリハリに難しさや楽しさを感じているということでした。●ブランドによるファッションショートークショーの後は、今回のイベントに出店している各ブランドのファッションショーが開催されました!各ブランドの特徴や背景などが紹介されつつ、モデルさんたちが次々とポーズを決めていきます。最後に登場した女の子にはひときわ大きな声援が集まっていました♪----------ママになると、家のことや子育てに追われ、自分でオシャレを楽しむということが次第に難しくなっていくかもしれません。しかし、会場を訪れたママたちのキラキラした表情を見ると、みなさんがオシャレに興味を失ったわけではないことがよくわかります。“現役ママたちによるママたちのためのイベント”という雰囲気が感じられた「FASHION MAMA PARTY」。普段、子育てに追われなかなか息抜きできないというママも多いと思いますが、こういったイベントをきっかけに他のママたちと交流を深めるきっかけにもなると良いですね。●文/パピマミ編集部
2017年03月31日朝ごはんを作ってから職場へ、仕事から帰ってきたら次は急いで夕飯の支度。あと、明日の朝ごはん、お弁当もどうしよう…! 共働き世帯が増えた今、毎日子どもにご飯をあげること、育てることの大変さを感じている悲鳴、あなたは聞こえますか? 時代は変われど、大事にしたい生活の基本は同じ。現代の子どもたちは食とどう関わっているのでしょうか。4月1日(土)午後8時から、NHK Eテレで生放送される番組、 くうねるあそぶ こども応援宣言「こどもごはん」 では、子どもたちのリアルな食事情を取材しています。例えば、放課後の塾でお弁当を食べるのは、4月から小学六年生になる男の子。20分の休み時間を使って夕食を済ませているそうです。また、母子家庭の小学二年生の女の子は、インスタントのお味噌汁やご飯を半分食べて、お母さんが仕事から帰ってくるまでの間の空腹を満たしていると言います。そして、ご飯が買えなくてお腹を空かせている子どもたちもいるのです…。家族そろって食卓を囲むことがますます難しくなっている現代。子どもたちは、この現実をいったいどう思っているのでしょうか。その取材から聞こえてきた、意外な、そしてリアルな声が紹介されます。「こどもごはん」のために、今大人は何ができる?そんな中、大人たちには何ができるのでしょうか。番組では、子ども一人でも入れ、温かいご飯が無料で地域の人と食べられる「子ども食堂」や学校での取り組みなど、大人たちが始めた新たな挑戦も登場。生放送中に視聴者からも、「こどもごはん」についての悩み、大切にしたいこと、心配なことなど、メール&FAXを募集し、こども大人とこどもも一緒になって考えます。子どもがいないからこそ考えられる「子どもの問題」があるそして、司会を務めるのはあさイチでもおなじみの有働アナウンサー。番組への思いを語ってくれました。「子どもの問題って、実は司会者として私のネックかもしれません。子どもは大大大好きで、若いころは野球チームを作るくらい産みたいって言っていたほどだけれど、残念ながら機会に恵まれなかった。でも、こどもの問題については一人の大人として関心はあるんです。ただ、なんとなく“子育てもしていないのに”議論などに参加していいのかどうか、こちらも遠慮があって、逆に子どもが居る人たちの、子どもがいない人への気遣いというか遠慮も少なからず感じたりして。でも、実は子どもがいない私たちだからこそ考えられる、はっきりと言える「子どもの問題」ってあると思うんです。子どもがいると、やっぱり自分のこどもが何よりも優先されはず。でも、私にはそれがないから、すべての子どもが元気に育ってくれるためには、何が必要なんだっけ? 何ができるんだっけ?と。子育ての苦労や実感はないけれど、母性や問題意識がないわけではないんです。しがらみがない分、親が言いにくいことも、親に代わって問題の指摘もできるかもしれないし、アイデアも出せるかもしれない。そんなこと、おこがましいかな、図々しいかなって思っていたんだけど、もう遠慮してる場合じゃない。これだけ子どももお母さんも悲鳴をあげている時代。親まかせにせず、私たちも図々しく、でも堂々と参加したいと思っています。だから今回の番組の司会、本当にできるのか?と不安な半面、とってもうれしいんです。正解はないし、簡単に結論は出ないし、間違った答えを出すかもしれないけれど、子どもを守るアイデアを、みんな一緒になって一生懸命考える時間になるということは間違いないです」。くうねるあそぶ こども応援宣言「こどもごはん」 NHK Eテレ 4月1日(土)午後8:00~9:30MC:有働由美子アナウンサー、又吉直樹さんゲスト:松岡修造さん、千秋さん
2017年03月31日五感の中でも視覚から得られる情報はとても多いといわれています。それは目で楽しむ要素の多い絵本にもあてはまるかもしれません。勉強して賢くなる。運動して運動神経を養う。同じように感覚的な部分を磨くのに役立つのが絵本ではないでしょうか。今回は 絵本ナビ 協力のもと、子どもの五感を刺激する一風変わった「アート絵本」を選んでみました。あおくんときいろちゃん作・絵:レオ・レオニ/訳:藤田 圭雄/出版社:至光社 「あおくんときいろちゃん」(絵本ナビ紹介ページ) パパとママと暮らす主人公・あおくんには友だちがたくさん。仲良しのきいろちゃんと遊びたくて留守番中に遊びに出かけてしまいます。街角で会ったきいろちゃんとくっついて、みどりちゃんになってしまった2人はパパとママから「うちのこじゃない」といわれ…。色を登場人物にするという発想はなんとも斬新! でも読み進めていくと登場人物に命が宿って見えてくるから不思議です。「色は混ざると別の色に変化する」ことに興味を持つお子さんもいるようですね。きりのなかのサーカス作・絵:ブルーノ・ムナーリ/訳:谷川 俊太郎/出版社:フレーベル館 「きりのなかのサーカス」(絵本ナビ紹介ページ) ブルーノ・ムナーリは独創的な発想を開花させ続けたイタリアのアーティストです。子どもの創造教育に力を尽くしてきた彼はこの絵本でことば、色、かたち、素材の魅力を伝えています。トレーシングペーパーという透ける素材が霧にけむるミラノの街を表現し、読者はページをめくるたびに異国の街中をさまよっているような感覚に…。一転してあらわれるカラフルでゆかいなサーカスの場面が強烈なインパクトを残すのは、前半シーンとのギャップの大きさゆえなのかもしれません。せんをたどって作・絵:ローラ・ユンクヴィスト/訳:ふしみみさを/出版社:講談社 「せんをたどって」(絵本ナビ紹介ページ) 表紙からのびる1本の線を指でたどっていくと、どこまでもどこまでも続いていく…。絵本のすべてがたった1本の線で描かれているこちらの絵本では町から村へ、空から海へと線の旅が楽しめます。風景、木々、人の顔、車、飛行機など「ここまで1本で描けるんだ!」という驚きと美しい絵がページをめくるたびに広がり、線をたどり続けたお子さんからは「ちゃんと全部つながってる!」なんて感動のひと言が聞こえてきそう。表紙の見える本棚にかざって眺めたい、デザインもおしゃれな絵本です。イルミネイチャー絵:カルノフスキー/文:レイチェル・ウィリアムズ/出版社:河出書房新社 「イルミネイチャー」(絵本ナビ紹介ページ) 3色のマジックレンズをのぞくと別世界があらわれる仕掛けを盛り込んだこちらの絵本はミラノに拠点を置くデザイン・デュオが完成させたもの。ジャングル、砂漠、山脈、森林、草原、大海など動物の多様性に富んだ10の地域をレンズをのぞきながら探検! 登場する180の野生生物たちは昼・夜と活動時間帯で分けられており、習性などの説明文もあるため、知らない知識を深めることにもなるよう。色彩の美しさと迫力、その両方を仕掛けとともに楽しめる絵本です。まるまるみっけ作:アンディ・マンスフィールド/出版社:ひさかたチャイルド 「まるまるみっけ」(絵本ナビ紹介ページ) 仕掛けを駆使して問題に挑む、三次元ポップアップパズル絵本がこちら。赤、オレンジ、黄、青、水色、緑、紫の7色のまるを押したり、引いたり、はたまた持ち上げたりして隠されたまるを見つけます。シンプルな仕掛けに見えますが正解するには頭をひねらなければなりません。挑戦が難しい小さなお子さんには、まず大人がお手本を見せてあげましょう。意外なところから見つかる「まる」は子どもの好奇心を刺激してくれるはず。工夫する大切さを学び、発想力を養う知育絵本の役割も担っています。豊かな感性を育むためには難しい遊びに取り組ませたり、特別な場所や環境に身をおかせる必要がある、と感じる人もいるかもしれません。でもそれではママも疲れてしまいますし、何より子ども自身が楽しめなくなってしまうことも。外に出て泥だらけになるまで遊ぶ、いろんな味の料理を一緒に作ってみる、家族でいろんなことを話す、たくさんの声や音を聴く…。五感はそうした日常生活の中で自然に養われていく部分も少なくないのではないでしょうか。データ協力: 絵本ナビ
2017年02月16日「もうこんなことができるようになったんだな」と、子どもの成長を強く感じることのひとつに「おてつだい」がありますよね。初めてのおてつだいは、ちょっと前まであんな小さかったのに… と涙ぐんでしまうママもいるかもしれませんね。でも中には何をおてつだいしてもらうか迷ってしまったり、おてつだいに無頓着な子にどう促していいか分からなかったりする人もいます。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと「おてつだいができるようになる絵本」を選んでみましたので、ご紹介していきましょう。できること おてつだい作:くすのき しげのり/絵:市居 みか/出版社:廣済堂あかつき 「できること おてつだい」(絵本ナビ紹介ページ) 一緒に遊んでいるのはリスくんと、クマくんと、ウサギさん、サルくん。運動会の準備のおてつだいを申し出る4人でしたが「ぼくが(わたしが)やる!」とちょっと険しい雰囲気に。でも、かごをおろしたり、ダルマを運んだり、狭いすき間にはいってしまった球を拾いにいったり…。実は、みんなちゃんと自分の得意なことをすすんでやれていました。自分にできることは何かを考え、お互いに認め合って協力すればとってもスムーズ! 誰かの役に立てる「おてつだい」の良さも知ることができる一冊です。おてつだいの絵本作:辰巳 渚/絵:すみもと ななみ/出版社:金の星社 「おてつだいの絵本」(絵本ナビ紹介ページ) 子どもがしてくれるおてつだいには何があるでしょう。こちらの絵本では子どもにもできるおてつだいのやり方が、イラストで分かりやすく紹介されています。掃除や洗濯、食事の準備、植物の水やりにゴミの仕分けの仕方などパターンもさまざまなので「これ、やってみたい!」と子ども自身がやりたいと思うおてつだいが見つかります。子どもの生活力向上にも役立ちますね。はじめてのおつかい作:筒井 頼子/絵:林 明子/出版社:福音館書店 「はじめてのおつかい」(絵本ナビ紹介ページ) 5才のみいちゃんはママに頼まれて初めてのおつかいに出かけます。100円玉を2つにぎりしめて坂の上にあるお店に向かう途中、転んでしまったり、大きな声で呼んでもお店の人に気付いてもらえなかったり…。ドキドキ緊張している主人公と同じ目線になるのか、読み聞かせると真剣に見入っているお子さんも多いようです。ママと一緒のときは起きないアクシデントも1人で乗り越えたみぃちゃん。最後に坂の下で待っていたママと赤ちゃんを見つけます。ママのわが子を心配する気持ちも伝わってくる絵本です。こじかかじっこ おてつだいのいと作:さかいさちえ/出版社:教育画劇 「こじかかじっこ おてつだいのいと」(絵本ナビ紹介ページ) 森の中にあるお裁縫屋さん。そこに住んでいる子鹿の三姉妹のうち、いちばん上のお姉さんが今回の主人公「かじっこ」。刺しゅうの糸を届けるため、かじっこちゃんは山の上にあるおばあちゃんの家へ向かいます。その道中、ケンカしている3匹のこぶたや困っている虫さんたちに出会い、山のお茶会に参加することに。幻想的で可愛らしいイラストはとてもメルヘンチックです。こんな世界なら入り込んでみたいかも…? 眠そうなまぶたのかじっこちゃんの表情がなんともいえずキュートです。ケロちゃんケケちゃんケロロちゃん おてつだいおてつだい作・絵:長野 ヒデ子/出版社:ひさかたチャイルド 「ケロちゃんケケちゃんケロロちゃん おてつだいおてつだい」(絵本ナビ紹介ページ) お父さん、お母さん、ケロ、ケケ、ケロロの3匹兄弟がおりなすハートフルなこちらの絵本には、家族それぞれに大切な役割があることを気付かせてくれます。特に生活に欠かせないのが「お母さん」の存在。どんなときも家族を支え、子どもたちを優しくサポートしてくれるお母さん。そんなお母さんが大好きな子どもたち。何気ない毎日をみんなで過ごせることが家族の幸せなんだ、と改めて感じさせてくれる一冊です。素朴でほっこりするイラストもいいですね。いかがでしたか? お手伝いへの興味を抱かせてくれる絵本をご紹介してきました。イラストの雰囲気がそれぞれ異なるので、子どものお気に入りが見つかりやすいかもしれません。絵本を読んで、おてつだいに積極的になってくれればママも大助かりですね!
2017年01月26日この世に誕生した小さな命。その命を守り、大切に育てていく子育てはすばらしくもあり、過酷でもあります。ときには苦しくて涙がこぼれ、辛く感じてしまうこともありますよね。そんなとき誰かがはげましてくれたら、応援してくれたらどれだけ心強いことでしょう。今回は 絵本ナビ 協力のもと「ママを応援してくれる」を選んでみました。ママを笑顔にする厳選の5冊をご紹介していきましょう。今日訳:伊藤比呂美/画:田昌克/出版社:福音館書店 「今日」(絵本ナビ紹介ページ) 語られる詩は作者が分からないまま英語圏に伝わっているもので、詩人の伊藤比呂美さんが日本語に訳しています。一生懸命になればなるほど子育てで頭がいっぱいになり、余裕がなくなってしまうものですよね。1日が終わるとき、自己嫌悪を感じてしまうママもいるでしょう。この絵本は「あなたはちゃんとやっているよ」と静かにほほえんでくれます。留守中ママと赤ちゃんがどう過ごしているかパパに知ってもらうにもぴったりで、夫婦間の溝を解消するキッカケにもなるかもしれませんね。ちいさなあなたへ作:アリスン・マギー/絵:ピーター・レイノルズ/訳:なかがわ ちひろ/出版社:主婦の友社 「ちいさなあなたへ」(絵本ナビ紹介ページ) アメリカで発売されるや母親たちの涙を誘い、児童書分野で大ヒットをとばした話題の絵本。この世に生まれた子どもにたっぷりと愛情をそそぎ、やさしく背中を見守りながら年老いていく母親。老いておく母への感謝の気持ちを感じながら、母と同じように母親になる子ども。自分の親を思う気持ち、わが子を思う気持ち。その両方を感じて胸がいっぱいになる絵本です。おかあさん、すごい!作:スギヤマ カナヨ/出版社:赤ちゃんとママ社 「おかあさん、すごい!」(絵本ナビ紹介ページ) 今では何でもできるように見えるけど、料理もお裁縫も最初は苦手だったことを明かすおかあさん。こんな状態でちゃんとした母親になれるか不安だったけれど、いつの間にか苦手なこともできるようになっている。等身大のおかあさんに、うれしそうな子どもの笑顔が印象的です。子どもの存在がちょっとずつ自分をママにしてくれる、子どもと一緒に生きていくだけで幸せ! そんな気付きをくれる一冊となっています。おかあちゃんが つくったる作:長谷川 義史/出版社:講談社 「おかあちゃんが つくったる」(絵本ナビ紹介ページ) 小学3年生のぼくにおとうちゃんはいないけど、ねえちゃんとおかあちゃんと3人で元気に暮らしてる。ミシンの仕事をしているおかあちゃんに「ジーパンこうて」といったら「つくったるわ」と剣道のはかまのきれですぐにジーパンを作ってくれたおかあちゃん。でも学校では「ちょっとへん」と笑われる。家族のためにパワフルにがんばるおかあちゃんのユーモアと前向きさ。どんなときだって子どものことをいちばんに考える、おかあちゃんのあたたかさが染みるお話です。おかあさん だいすきだよ作・絵:みやにし たつや/出版社:金の星社 「おかあさん だいすきだよ」(絵本ナビ紹介ページ) 子どものためと思い叱ったり、怒ったり…。そんなおかあさんの目線ではなく「こうしてくれたら、もっとおかあさんのことだいすきだよ」と子ども目線で語られているのがこちらの絵本。「はやくおきなさい! またねぼうでしょ」じゃなくて「やさしくおはようっていいながら ぎゅうってだっこしてくれたら ぼくね もっとおかあさんのこと だいすきだよ。」と語られるたび「分かってはいるんだけど…」とグッときてしまうママもいるのではないでしょうか。子どもはおかあさんが大好き。だからもっと大好きになりたい。思わず子どもを抱きしめたくなる一冊です。ママは子どものことを愛しています。子どもも同じようにママを愛しています。本当はそれだけで十分なはずなのに自己嫌悪や不安や辛さを感じてしまうのは、それだけ子どもを大事に思っているから。ときには、がんばっている自分をこれでもかと褒めて甘やかしてあげてくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2017年01月19日その言葉を耳にしようものならニヤニヤ、ゲラゲラと笑い出し、いつまでもはしゃぐ子どもたち。みんなを瞬時に笑顔にする魔法の言葉、それが「うんち」です。今回は 絵本ナビ 協力のもと、「うんちから学ぶ知育絵本」を選んでみました。おもしろさだけじゃなく、うんちの新たな一面と出会える良作ぞろいとなっています!みんなうんち作:五味 太郎/出版社:福音館書店 「みんなうんち」(絵本ナビ紹介ページ) うんちの大きさや形は動物によって違うことを、ユーモアたっぷりに分かりやすく学べる絵本です。リズミカルに並べられた文章はとても読みやすく、絵本の雰囲気にもぴったり。読み始めはニヤニヤしていた子も最後には「いきものは食べるからうんちをする」という新たな発見に納得顔。トイレトレーニング中のお子さんをもつママからは「絵本を読んだら自分からトイレに座ってくれるようになった!」なんてエピソードも寄せられています。うんぴ・うんにょ・うんち・うんご作:村上 八千世/絵:せべ まさゆき/出版社:ほるぷ出版 「うんぴ・うんにょ・うんち・うんご」(絵本ナビ紹介ページ) 「いいうんちをするためには、どうしたらいい?」この絵本では冷たいものを食べたら下痢になる、野菜をしっかり食べるといいといった、うんちにまつわる知識がつきます。カチカチのものは「うんご」、水っぽいのは「うんぴ」など、この絵本ならではの呼び方でうんちを呼び分けているのもおもしろいところ。この絵本を読めば「元気なうんちをすることの大切さ」を知ることができるので、園や学校でうんちをするのが恥ずかしい、というお子さんの読み聞かせにもおすすめです。親子の間で「今日のうんちはどうだった?」なんて会話ができるようになるかもしれませんね。うんちがぽとん作・絵:アロナ・フランケル/訳:さくま ゆみこ/出版社:アリス館 「うんちがぽとん」(絵本ナビ紹介ページ) 主人公・まあくんがおばあちゃんにもらったのは「おまる」。でもどうやって使うのか分からずに帽子にしてみたり、花瓶にしてみたり…。イスラエルの作家が描いたこの絵本はトイレトレーニングがうまくいかず焦りを感じているママに「ゆっくりやっていこう」と思わせてくれる、いい「ゆるさ」があります。うんちにまつわる絵本はユーモアにあふれた作品が多い中、こちらは愛らしい挿絵と少し長めのストーリーが特徴的。まあくんの素朴で素直な表情にもほっこりします。いっしょにうんち作・絵:ふくだ いわお/出版社:フレーベル館 「いっしょにうんち」(絵本ナビ紹介ページ) うんちがきらいないっちゃんは逃げ回ってばかり。そこへ動物たちがおまるを借りにきます。なんだか気持ちよさそうにうんちする動物たちをみて、いっちゃんは「ぼくもちょっとやってみようかな」とくまさんと一緒におまるに座り…。嫌がる子どもにどうトイレを覚えさせていくか、途方にくれてしまったときに読んであげたい絵本。自然なトイレトレーニングへと子どもを導いてくれる一冊です。うんち でるかな?作:新井 洋行/出版社:講談社 「うんち でるかな?」(絵本ナビ紹介ページ) こちらは片観音ページが下に広がるしかけ絵本。ころころうんち、迫力のうんち、飛びながらうんち、細長いうんち… など、さまざまな動物のうんちがページをめくることで露わになるというお楽しみ要素がつまっています。最後はぼくの番! トイレに座って「うーん うーん」として出てきたうんちはどんなのだろう? 自分のうんちに興味がもてるようになりそうですね。うんちはいきものによって違いがある、食べものによっても変化するといった学びがありながらも、うんちすることの楽しさ、おもしろさも教えてくれる絵本たち。今回ご紹介した知育絵本はトイレトレーニングのサポート本として活用できるだけでなく、子どもたちの笑顔をもっと増やしてくれるはずです。ぜひ、親子で楽しんでくださいね。データ協力: 絵本ナビ
2017年01月12日新しい年が始まる期待感で胸がいっぱいのお正月。久しぶりに会う家族や親せきと楽しい時間を過ごす人も多いですよね。そこで今回は 絵本ナビ 協力のもと、読めば盛り上がるお正月絵本を選んでみました。大人数で読むとよりいっそう楽しい時間が過ごせるはずです!おえかきしりとり作:新井 洋行 鈴木 のりたけ 高畠 那生 よしなが こうたく/出版社:講談社 「おえかきしりとり」(絵本ナビ紹介ページ) 絵だけでしりとりが進んでいく物語をつくったのは大活躍中の若手絵本作家4人。全員でストーリーを考え、それぞれが完成させたイラストがしりとりでつながっている、とても豪華な一冊です。前見返しにはルール、最後にはしりとりの答えがちゃんと描いてあります。読んでいくうちに難易度があがっていくので読み応えもあり! ユーモアあふれるしりとりに親子で挑みたい一冊です。ルージュベックのだいぼうけん作:アガット・デモワ ヴァンサン・ゴドー/訳:うちだ さやこ/出版社:アノニマ・スタジオ 「ルージュベックのだいぼうけん」(絵本ナビ紹介ページ) 絵本と一緒についてくる赤いセロファンがはられた「まほうのルーペ」。そこをのぞきながら絵本をめくると、別の世界が見えてくるしかけ絵本シリーズです。のぞかなければ分からない思わぬ出来事、隠されている物語…。不思議なこの絵本は「こんなところにこんなものが!」という驚きをくれ、読んでいる人の想像力をたくましくしてくれます。ウォーリーをさがせ! クイズ&ゲームブック作・絵:マーティン・ハンドフォード/訳:唐沢則幸/出版社:フレーベル館 「ウォーリーをさがせ! クイズ&ゲームブック」(絵本ナビ紹介ページ) ご存じ大人気の絵本シリーズ「ウォーリーをさがせ!」のゲームブックバージョンは、たくさんの人が集まるお正月シーンにぴったり。定番の探し物をみんなで楽しむもよし、迷路やパズル、クロスワードなどのゲームにいそしむもよし! とにかく遊べる絵本なので、飽きるヒマを与えません。永遠の名作と一緒にこちらのゲームブックも手に入れておきたいですね。トントン紙ずもう作・絵:COCHAE(コチャエ)/出版社:コクヨ 「トントン紙ずもう」(絵本ナビ紹介ページ) 紙で人形をつくり箱の上にのせ、トントンとたたきながら相撲させる「トントン相撲」。子どものころに友だちと戦いを繰り広げた人もいるのでは?「トントン紙ずもう」には力士39体が収録され、桃太郎と金太郎など昔話のキャラクター同士、夢の対決をさせることも可能です。たくさんの力士の中からお気に入りの1体を選ぶ作業も楽しく、無地の台紙やシートもついてくるので、自分だけのオリジナル人形をつくることもできますよ。たべものかるた あっちゃんあがつく原案:みね よう/作:さいとう しのぶ/出版社:リーブル 「たべものかるた あっちゃんあがつく」(絵本ナビ紹介ページ) 見るからにおいしそうなイラストが人気の「たべものあいうえお」絵本。その「あっちゃんあがつく」のカルタ版となっているこちらは、取り札・読み札が各69枚。予備の札も3枚ずつあるのでなくしても安心です。50音だけでなく「を」や「ん」の札もあるのはさすが! 絵札だけでなく、読み札もイラスト入りで楽しい工夫が満載です。カルタで遊んだ後は、おなかがすいてしまうかもしれませんね。いかがでしたか? 読めばみんなで盛り上がること間違いなしのお正月絵本をご紹介しました。ずっと家の中にいると子どもたちも退屈してしまいます。そんなときも、みんなで読んで遊んでリフレッシュ! 楽しいお正月を過ごすことができますよ。データ協力: 絵本ナビ
2016年12月29日あり子のワーママ奮闘記
PUKUTY(プクティ)只今育児奮闘中!
たんこんちは ボロボロゆかい