レイさんは、年上でやさしくて、聞きじょうずなトオルと意気投合し結婚。なぜかレイさんが失敗することをうれしがるトオル。妊娠を機にトオルの勧めで専業主婦に。娘・桃を出産後、家に帰るとマンションは売り払われており、義実家で同居することに。産後、慣れない場所での育児に加え、家に誰もいなくなると覗いてくる不気味な引きこもりの義兄と、嫌味や文句ばかりのトオルとの生活。 さらに、スマホを捨てられ外と連絡を取ることもできず、髪の毛も抜け落ち、外出も禁止されてしまったレイさん。心も体もボロボロになっていました。 「母親なんか、一生会わなくてよくない?」「もし黙って帰ったりしたら、桃がどうなっても知らないよ」 トオルの言葉で、支配されていたことに気づいたレイさんは、娘・桃と一緒に義実家を飛び出します。偶然会った顔見知りの竹さんに携帯を貸してもらい、母と連絡することができたのでした。久しぶりに会う母。すっかりやつれたレイさんの姿を見て… 飛行機で地元へ帰ってきたレイさん。迎えに来てくれた母は、髪が半分以上抜け落ち、すっかりやつれてしまったレイさんの姿を見て言葉を失います。そしてレイさんに駆け寄り、「どんなにつらかったか……」と涙を流します。 実家に帰ってからは、母と伯父のおかげでゆっくり休めていたレイさん。しかし、その間にも母の携帯にトオルからの連絡は続いていました。家を出てすぐのころはレイさんを責める言葉ばかりでしたが、時間が経つにつれやさしい言葉で丸め込み、連れ戻そうとしてきます。 トオルの本性を知った母は、ますます憤怒。「レイはこれから、どうしたい?」」と母に聞かれ、離婚したいという本心を伝えます。 トオルと会って話し合うことを決意したレイさん。自分や娘に愛情がない人とは、一緒にいられません。母と伯父に支えられて、レイさんは前を向くことができました。今までのトオルの言動を考えると、会うことすら不安ですが、レイさんの今後の幸せのために、しっかり話し合えるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 土井真希
2023年05月18日わが家は、1人目出産後、3カ月以上も夫婦生活がありませんでした。そんなある日、「このままでいいのだろうか?」と思い立ち、夫に産後の夫婦生活について話題を振ってみることに……。すると、そこで返ってきた夫の思いがけない言葉に、もっと早く話し合っていればよかったと感じた当時のエピソードをご紹介します。 夫にはわからない産後の妻の体調夫に関わらず男性は、産後、女性の体がどのように回復していくのか、よくわからないものだと思います。わが家の夫も同様で、産後の女性の体がどのくらいで回復し、夫婦生活をしても大丈夫な状態になるのかわからなかったというのが本音だったようです。 妻の体を気づかってくれる夫ほど、妊娠前のように簡単には夫婦生活を始められないのかもしれません。 初めての出産・子育てでその気になれない女性にとって出産だけでも大仕事ですが、その後は慣れない育児が続き、疲れ果ててしまう方も多いと思います。私も初めての出産後は、子どもの夜泣きや頻回授乳、抱っこでないと寝てくれないなど、寝不足の日々が続きました。 そのため、寝られるときには寝ておきたいというのが本音。夫のことまで気づかってあげられない状態でした。産後は疲れだけではなく、ホルモンの変化で夫婦生活をする気になれないことも多いようです。 夫婦の話し合いの時間を大切に夫いわく、「夫婦生活を再開したくても育児は忙しそうで疲れているし、産後の体の回復についてもわからなかった」と言っていました。夫は私のことを気づかってくれていたのに、私は育児に必死で、夫のことを考える余裕がありませんでした。 忙しくてももう少し夫のことも気づかい、夫婦関係のみならず、育児や家事など、何ごとに対しても話し合いをするということの大切さをあらためて感じました。 産後のセックスレスは、放っておくと本当にそのままセックスレスになってしまうことも多いようです。産後、余裕がないときはそのことを夫に伝える、夫の気持ちにも向き合うといったお互いへの気づかいがとても大切だと感じた時期でした。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/市田スナオ著者:前田奈々
2023年05月18日レイさんは、年上でやさしくて、聞きじょうずなトオルと意気投合し結婚。なぜかレイさんが失敗することをうれしがるトオル。妊娠を機にトオルの勧めで専業主婦に。娘の桃を出産後、家に帰るとマンションは売り払われており、義実家で同居することに。産後、慣れない場所での育児に加え、家に誰もいなくなると覗いてくる不気味な引きこもりの義兄と、嫌味や文句ばかりのトオルとの生活。 さらに、スマホを捨てられ外と連絡を取ることもできず、髪の毛も抜け落ち、外出も禁止されてしまったレイさん。心も体もボロボロになっていました。再び実家に帰りたいと訴えると「母親? 一生会わなくてよくない?」「もし黙って帰ったりしたら、桃がどうなっても知らないよ」と本音がぽろり。 トオルには自分たちへの愛情がないと確信したレイさんは、翌日、夫が仕事へ行ったすきに荷物をまとめ、桃と一緒に義実家を飛び出すのでした。不安に押しつぶされそうな私を救ってくれたのは… 義実家を飛び出したレイさんでしたが、これから先のことを考えると不安に押しつぶされそうに……。生きる気力すらなくかけていたレイさんでしたが、救ってくれたのは娘の桃でした。 桃の顔を見て、「この子だけは絶対に守らなきゃ」と誓ったレイさん。奮起してさらに山を下り続けます。 すると顔見知りの竹さんが車で通りかかり、乗せてもらえることに。その間、竹さんに今まであったことを話します。それを聞くと、レイさんに母へ連絡するようにと竹さんは携帯を貸してくれました。久しぶりに母の声を聞いたレイさんはうまく言葉が出ず、支離滅裂ながらも現状を伝え、飛行機で帰ることになったのでした。 長い間トオルに心を蝕まれてきたレイさんは一瞬最悪の事態を想像してしまいましたが、娘のおかげで、生きる気力を取り戻せました。ようやく母親とも連絡が取れ、無事に義実家を脱出できたレイさん。娘のためにも、レイさん自身のためにも、前を向き自分をもっと大事にできるよう、心も体もしっかり休めてほしいです。著者:マンガ家・イラストレーター 土井真希
2023年05月17日レイさんは、年上でやさしくて、聞きじょうずなトオルと意気投合し結婚。なぜかレイさんが失敗することをうれしがるトオル。妊娠を機にトオルの勧めで専業主婦に。娘を出産後、家に帰るとマンションは売り払われており、義実家で同居することに。産後、慣れない場所での育児でしたが、トオルと義母に支えてもらいながら過ごしていました。うまくコミュニケーションが取れない義兄に不安を覚えつつも、トオルと義母に支えてもらいながらどうにか日々を過ごしていました。 ある日レイさんが「娘を母に会わせるために実家に帰りたい」と相談すると、激昂し拒否したトオル。「嫁いだら実家に帰ることは恥」と言われ、実家へ行くことも許されません。 しかし、引きこもりの義兄の視線やトオルからの執拗な文句に、レイさんは心も体もボロボロ……。気づくと髪の毛が半分ほど抜け落ち、その姿にトオルは大笑い。レイさんはどんどん追い詰められていくのでした。もう限界!再び「実家に帰りたい」と伝えると… 優しかったトオルはもうおらず、ネチネチ言われる攻撃にレイさんは身も心も疲れてしまいます。 さらに髪の毛が抜け落ちてしまったことで、トオルに「外には出ないで」と言われたレイさん。義実家に幽閉されたレイさんは限界を感じ、トオルにもう一度「実家に帰りたい」と訴えます。 しかし、トオルはまたも拒絶。「じゃあいつになったら帰れるの?」と聞くと、トオルは「一生会わなくてもよくない?」と答えました。 「もし黙って帰ったりしたら、桃がどうなっても知らないよ」 この言葉を聞いて、ハッとしたレイさん。トオルにはレイさんや娘への愛情などなく、自分の思い通りになる人間をそばに置いておきたかっただけだと確信します。そして次の日、荷物をまとめ、桃と一緒に家を飛び出したレイさん。しかし、これからのことを考えると一気に不安に飲み込まれてしまうのでした。 トオルと過ごしてきた中で感じていた違和感の答えがわかったレイさん。トオルは愛情ではなく、自分に従うよう少しずつレイさんの心を蝕んでいたようです。トオルの支配から逃れようと、勇気を出して家を出たレイさん。不安は募りますが、桃のためにも前を向いて頑張ってほしいと願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター 土井真希
2023年05月16日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。2人の子どもを育てながら、40代で妊活をスタートし、紆余曲折を経て自然妊娠をしたときのお話です。あゆみさんは流産後に、今度は妊娠を確認するために、かかりつけの産院を訪れました。すると無事に妊娠していることがわかって安心したものの、医師や役所の担当者など周りは流産を心配するばかり。なんだか妊娠を歓迎されていないような気持ちになってしまいます。あゆみさんは、かんしゃくを起こす子ども、友だちと連日遊びに出かける夫にも、妊婦である自分に対するやさしさが感じられずイライラしてしまいます。そんなとき、心理学講座の先生から、ネガティブな思いを否定せず、すべては胎児に委ねればいいという言葉をかけられ、少し心が軽くなりました。 そしていよいよ、赤ちゃんの心拍を確認する日がやってきました。 どっちでも大丈夫! ※40~44歳の流産率は、自然妊娠の場合が約51%、体外受精で妊娠した場合が約40%という報告があります。(不妊治療情報センター「i-wish.ママになりたい」Vol.61より) 「妊娠するまでの準備はすべてやった。だからあとは胎児に委ねるだけ……」 先生と話しながら、もし流産という結果になったとしても、覚悟はできていることに気付いたあゆみさん。「どっちでも大丈夫!」という気持ちを持てるようになり、少し心が軽くなりました。そして迎えた病院に行く日。心拍確認の日です。胎児に委ねると決めていても、やはり不安になるあゆみさん。 「はい、では見ていきますね」恐る恐るエコー画面を見ると……!? 「心拍……あった!」 しっかりと心拍が確認できました。大きな壁を1つ乗り越えた気がして、そして「胎児に委ねる」と決めたことで、前よりも穏やかでいられるようになりました。妊娠9週の健診日、病院へ行くと、心拍もあり、赤ちゃんが大きくなっているのがわかりました。ひとまず大きな不安からは解放されたあゆみさん。3年も帰っていなかった日本へ帰ろうかなと考えたのでした。 自分のことをよく知る先生から「準備はすべてやった」と言われ、また、寄り添った言葉をもらえたことで、あゆみさんはネガティブな感情も受け入れられるようになったようです。久しぶりの実家で心身ともにリラックスして過ごせるといいですね。 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年05月15日ゆのさんは娘のゆらちゃん、夫の3人家族。1歳7カ月になった今では、ひとりで“ねんね”できるようになったゆらちゃんですが、ここまでの道のりはゆのさんにとって、決して平坦なものではありませんでした。ゆらちゃんが大泣きすると、泣き止ませたい一心で抱っこをするゆのさん。生後2カ月のゆらちゃんはまだ昼夜関係なく目を覚ますため、ゆのさんは睡眠不足で体力も精神も限界に……。ある夜、ようやく寝かしつけたと思ったら、2時間もたたないうちにゆらちゃんが起きて泣きだしました。大泣きするゆらちゃんを抱っこしながら、布団で横になって寝ている夫を見たゆのさん。自分だけ育児をしているという孤独感が強まってしまいます。そしてついに感情が爆発して夫の横で泣きだしました。泣き声で目を覚ました夫に、ゆのさんは泣きじゃくりながら、寝かしつけを代わってほしいことを伝えました。すると、夫はまさかの行動に出て――!? 目を覚ました夫の反応 やっと寝てくれたと思ったのに、すぐに目覚めて泣きだしたゆらちゃん。いつもと同じ夜でしたが、ぐっすり寝ている夫を見て、ゆらさんの目には涙が込み上げてきました。目を覚ました夫に「大丈夫?」と声をかけられますが、一体何から伝えればいいのかわかりません。そしてなんとか絞り出して伝えたのは次の言葉でした。 「少し、今、代わってほしい……。私、もう一生横になって眠れないかも」 夫はそれを聞いて、「ミルク作っていいかな?」と答えます。ゆらちゃんは小柄なので、できればおっぱいのあとに追加で育児用ミルクを飲んでほしいと思っていました。しかし夜中のミルクはいろいろ試しても飲んでくれず、あきらめた経緯があります。 育児用ミルクをあげようとする夫を不思議に思いながらも、「うまくいかなくても試行錯誤してもらえば、きっと育児の大変さもわかってくれる……」。そう言い聞かせて、何も言わずに任せることにしました。 当時を振り返り、ゆのさんは「産後のメンタルのコントロールができず、振れ幅がジェットコースターのようだった」と言います。助産師さん曰く、産後は体内のホルモンバランスが急激に変わるため、自律神経系に影響を及ぼすことがあるのだそう。特に産後1~3カ月は産後うつになりやすい時期なので、頑張りすぎないことが大切だと言います。つらいと思ったら早い段階で旦那さんや家族、行政、出産した施設など、周囲に相談できるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ゆの
2023年05月15日レイさんは、やさしくて聞き上手な11歳年上のトオルと結婚。なぜかレイさんが失敗することをうれしがるトオル。妊娠を機にトオルの勧めで専業主婦に。娘を出産後、家に帰るとマンションは売り払われており、義実家で同居することに。産後、慣れない場所での育児でしたが、トオルと義母に支えてもらいながら過ごしていました。うまくコミュニケーションが取れない義兄に不安を覚えつつも、トオルと義母に支えてもらいながらどうにか日々を過ごしていました。 ある日レイさんが「娘を母に会わせるために実家に帰りたい」と相談すると、激昂し拒否したトオル。「嫁いだら実家に帰ることは恥」と言われ、実家へ行くことも許されません。 そんな中、娘が義兄のお気に入りのコップを壊してしまうトラブルが発生。怒った義兄はしつけと称し、娘が持っていた人形を取り上げ、引きちぎりました。私が苦しんでいるのにどうしてそんなに笑えるの…? トオルからのネチネチ攻撃を聞き続け、さらに義兄の警戒もし続けていたレイさん。ある日、髪の毛がごっそり抜けてしまいます。初めは見て見ぬふりをしますが、その後も抜け毛は止まらず、ふとしたときにトオルに気づかれてしまいます。 ところがトオルは、心配するどころか大笑い! レイさんは恥ずかしさのあまりこらえきれずに泣いてしまいます。 「妻がはげてても、愛してあげられるのは僕くらいだよ」 一見やさしく感じるトオルの言葉……でも、もうそこに愛は感じません。その後もますます髪が抜け落ち、毛量が半分ほどになっても、お金を理由に病院へも行かせてもらえず、母親と連絡を取ることさえ禁じられてしまったのでした。 慣れない場所で、慣れない育児に奮闘するレイさん。それに加えてトオルからのしつこい小言に、義兄の嫌な視線……。レイさん自身も気づかないうちに相当なストレスがかかっていたのでしょう。こんな風になってしまうほど必死に頑張っていたレイさんの姿を見て、平気で大笑いできるトオルの人間性を疑ってしまいますね。 まずはレイさんの心配をしたり、一緒に病院に行ってあげたりと、レイさんの心と体を大切にしてほしいと願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター 土井真希
2023年05月15日小さく生まれた息子は、母乳をじょうずに飲めませんでした。また、産後のストレスと体調不良により、母乳量が減ったことから、生後3カ月目からは育児用ミルクに切り替えることに。先輩ママや、たまに会う祖母から「母乳神話」を聞かされるたびに、母乳育児をあきらめたことへの後ろめたさを感じていました。一方、息子は1歳を迎えるころに驚きの成長を見せてくれて……。 「母乳神話」に苦しめられるママの心配をよそに息子はすくすくと成長 約2,600gで生まれた息子。吸う力が弱く、母乳の出も悪かったため、搾乳した母乳と育児用ミルクを飲ませていました。生後3カ月を迎えるころに母乳がほぼ出なくなったので、育児用ミルクだけに切り替えることに。搾乳と頻回授乳の生活は、産後の体調不良を悪化させる一因だったので、体調の回復に専念できるのはうれしかったです。 そんな中で気になったのは、先輩ママやたまに会う祖母から聞かされる「やっぱり母乳がいいよね」や、「育児用ミルクじゃ病気にかかりやすくなる」という母乳神話。なんだか母として失格だと言われているようで「本当に育児用ミルクに切り替えてよかったのかな?」と心を締めつけられていました。母乳をやめた直後の身体測定で、息子はまだ成長曲線の底辺を記録。その後は育児用ミルクの飲みがいいこともあり、体重は増加していき、生後7カ月には成長曲線の平均値をやや上回る急激な成長を遂げました。心配していた病気にもかかることなく、予防接種をしても副反応もなし。びっくりするくらい健康です。 1歳から保育園に通い始めると、息子も風邪をもらってくるようになりましたが、それでも最初の2カ月くらいの話。また、まだ1歳半にもなっていないのに「息子さん大きいですね。うちの息子(3歳)と体格一緒!」などと上のクラスのママたちに言われるほどに。子どもの成長は個人差があるので、これからは母乳神話など周りの声を気にしすぎず、育児に取り組んでいこうと思います。 作画/becomachi85著者:木村メイ
2023年05月15日レイさんは、やさしくて聞き上手な11歳年上のトオルと結婚。なぜかレイさんが失敗することをうれしがるトオル。妊娠を機にトオルの勧めで専業主婦に。娘を出産後、家に帰るとマンションは売り払われており、義実家で同居することに。産後、慣れない場所での育児でしたが、トオルと義母に支えてもらいながら過ごしていました。さらに、家にレイさん親子だけしかいなくなると、普段部屋から出てこない引きこもりの義兄がこっそり覗いてくるようになり、不気味に感じていました。 ある日レイさんが「娘を母に会わせるために実家に帰りたい」とトオルに相談すると「嫁いだら実家に帰ることは恥」と言われ、実家へ行くことも許されません。 その後から、義実家同居前にもたびたびあったトオルからの嫌がらせ行動が再開してしまいます。また始まった夫のネチネチ攻撃… 娘のために買った人形を見るやいなや「僕のお金で、よくこんなくだらないもの買えるね」と嫌味を言うトオル。それまではやさしかったのに、再び以前のようなネチネチ攻撃が始まってしまいました。 そんな中、娘が義兄のコップを割ってしまいます。自分のコップを壊された義兄は、逆上して娘が持っていた人形を引きちぎって破壊! 「しつけだよ。嫌なことを、身をもって教え込まないと」 捨てセリフを吐いて部屋に戻った義兄。娘は、お気に入りの人形が目の前で無惨な状態にされ、泣き叫びます。あまりにも一方的な義兄の言動に心の中で怒るレイさんでしたが、これ以上トラブルにならないようとグッと我慢するのでした。 赤ちゃんのしたことに対して、ここまでする義兄に猟奇的な怖さを感じます。子どもと一緒に暮らしていると、大人が想定していないこともたくさん起きます。義兄には、お互いが助け合って生活していけるように協力してほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 土井真希
2023年05月14日レイさんは、やさしくて聞き上手な11歳年上のトオルと結婚。しかし結婚して3カ月ほど経ったころ、レイさんはトオルに違和感を感じ始めます。なぜかレイさんが失敗することをうれしがるトオル。妊娠を機にトオルの勧めで専業主婦に。娘を出産後、家に帰るとマンションは売り払われており、義実家で同居することに。 産後、慣れない場所での育児でしたが、トオルと義母に支えてもらいながら過ごしていました。不安なのは、引きこもりの義兄。家族が家からいなくなり、レイさん親子だけになると、覗いてくるようになって……?! いつも視線を感じる先にいるのは… レイさんしか家にいないとき、こっそり覗いてくる義兄。声をかけると「僕さ、新しい妹がほしかったんだよね。お兄ちゃんって呼んでいいからね」と言われます。 この件をトオルに話すと、なぜかトオルは大喜び! その様子を見たレイさんは、気持ち悪いのでやめてほしいということを言えなくなってしまいました。 その後レイさんが「そろそろ母にも娘を見せたいから、実家に帰ってもいい?」と聞くと、トオルが豹変! 「嫁いだら実家を頼るのは恥ずかしいこと」「もうここが君の実家!家族は僕たちだけ!」「お願いだから、これ以上僕を失望させないで……」 そう言って、怖い表情でレイさんに詰め寄り、実家に帰りたいと話すレイさんを拒絶するのでした。 どうやらトオルには、家族の在り方についてのこだわりがあるよう。しかし、それをレイさんにも押しつけるのは違うのではないでしょうか。 夫婦とはいえ、考え方や価値観にはそれぞれに違いがあってもいいものだと思います。トオルは絶対的に自分が正しいと考え、「家族はこうあるべき」という自分の理想に無理やりレイさんをあてはめようとしています。そこから少しでも外れると非常識だと。妻は夫の所有物ではありません。妻の意見や価値観もしっかり聞く耳を持ってほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 土井真希
2023年05月13日韓国人の夫と国際結婚をしたあゆみさん。3回の流産後、44歳で自然妊娠した体験をマンガで紹介します。2児を育てながら、40代でも可能性がゼロではない限り頑張りたい! そんな想いから妊活をスタートして紆余曲折を経て自然妊娠をしたときのお話です。流産後にまたかかりつけの産院を訪れました。妊娠を確認するためにやってきたのです。不安を抱えて産婦人科に足を運んだあゆみさんでしたが、無事に妊娠していることがわかって安心しました。しかし、予想はしていたものの、医師や役所の担当者など周りは流産を心配するばかりで、なんだか妊娠を歓迎されていないような気持ちに。 そして、家でも連日友だちと遊びに行ってしまう夫にイライラが募ります。だんだん感情のコントロールがきかなくなってしまったあゆみさんは……。 思うようにいかなくてイライラ… 赤ちゃんが自分のもとへやってきてくれたのはうれしいはずなのに、流産しないかなど、妊娠のことが不安で憂うつになってしまうあゆみさん。さらに、家にいると息子が大声でかんしゃくを起こし、夫は連日友だちとビリヤード……。誰にもやさしくしてもらえない現実に、あゆみさんはイライラしてしまいます。 「やさしくしろ! もうお前の子ども産まないぞ!」感情がうまくコントロールできず、ちょっとしたことで涙が出てしまいます。 あみさんは不安な気持ちを、受講している心理学の講座の先生に聞いてもらいました。そこで先生からかけられたのは「だれに何を言われようが胎児が決める。私が決めるんじゃない」という言葉でした。 不安で憂うつだったあゆみさんですが、素直な気持ちを相談できる相手がいるのは心強いですね。相談してからは、「人間だから不安になって当たり前だ」と思えるようになって、随分気持ちがラクになったのだそうです。妊娠中は誰しも不安になることがあると思いますが、そんなときは家族をはじめ、かかりつけの産院の医師や助産師さんなどに自分の気持ちを話してみると良さそうですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター あゆみん
2023年05月13日初めての出産で、産院選びはとにかく家から近ければいいだろうと適当に思っていた私。個室か大部屋かを選ぶ際にも、特に見学もせず料金が安いほうを選んだ私でしたが、産後とても後悔することになったのです……。どこの産院がいいのだろう?第1子となる子どもの妊娠が判明し、ついに私にも子どもができたのか〜!と、ドキドキしたりうれしかったりの毎日を送っていた私。妊娠が判明したのは、私がいつもお世話になっている婦人科で、ここには産科がなかったため自分で産院を探さなければなりませんでした。 しかし初めての出産で、産院選びにおいて何を重視したらよいのかわからず……。家から通える産院は3軒ほどあったのですが、その当時仕事が激務だった夫には相談せず、「いざというとき自分だけで移動できるよう、家から近い産院がきっといいに違いない!」と、安易に決めたのでした。 個室か大部屋。迷わず選択!家から一番近い総合病院の産科を選び、そこでは産後に個室か大部屋かを選べたのですが、料金表を見てビックリ! 個室の1日分料金がとにかく高かったのです。もともとケチな性格な私は迷わず大部屋をチョイスし、そして数カ月後、無事に出産。 初めて会うわが子に感動しつつも体はあちこち痛み、早くひとりでゆっくり休みたいと思っていたとき、助産師さんから「この病院では、産後は基本的に母子同室です」と言われました。事前に母子同室の説明を受けておらず、産後、授乳時以外は赤ちゃんを預かってもらえるものだと思っていた私はかなりショックを受けたのでした……。 わが子だけ泣いている!?そして4人の大部屋に移動し、赤ちゃんのお世話が始まりました。しかし初めての育児で右も左もわからず……。ここで私を一番苦しめたのは、他の親子に迷惑をかけないように、赤ちゃんが泣いたらとにかく泣き止ませなければ!という思いでした。今考えると私の気のせいだったと思いますが、他の赤ちゃんはそんなに泣いていないのに、息子はよく泣いていて「迷惑をかけてごめんなさい……」と自分を追い込んでいました。 また、私のベッドは4人部屋のドア側だったため、窓の外の天気などもわからず、ずーっと部屋に息子とこもりきり。こんなことなら、あのとき個室を選べばよかった……と心の底から思いました。 退院して、候補だった他の産院の1つで出産した友人の話を聞くと、そこはすべて個室でママが休みたいときなどは赤ちゃんを預かってくれるシステムもあったとのこと。後悔先に立たずですが、産院選びをはじめ個室か大部屋かなど、もっと自分に合ったものを調べておけばよかったなと思います。 著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年05月13日レイさんは、やさしくて聞き上手な11歳年上のトオルと結婚。しかし結婚して3カ月ほど経ったころ、レイさんはトオルに違和感を感じ始めます。なぜかレイさんが失敗することをうれしがるトオル。レイさんはそんなトオルの姿に違和感を抱きつつも月日が過ぎ、妊娠が判明。トオルの勧めで専業主婦になりました。 自分の不幸を喜ぶようなトオルの態度に我慢できず、とうとう実家に帰ると告げたレイさん。しかし、お金や母親のことを引き合いに出されトオルにうまくまるめこまれてしまいます。 そんな中、無事に娘を出産したレイさん。しかし、退院するとトオルから「マンションは売ったから、今日から実家で暮らそう」と言われます。 どうせ何を言っても通じないと諦めたレイさんは、トオルの勝手な行動にも反論せず、同居の提案を受け入れることにしました。義実家での同居がスタート!しかし不安が… 産後すぐ、慣れない環境で育児をスタートさせたレイさん。いわゆるガルガル期(産後のホルモンバランスの乱れにより、精神状態が不安定になる時期)だったレイさんですが、義母とトオルに支えられて育児に慣れていきます。 そんな中、レイさんが不安に感じていたのは義兄の存在。義兄は仕事もせず、普段は自分の部屋に閉じこもっています。しかしたまに姿を見せたかと思うとレイさんを黙って見ていることがあり、気持ち悪さを感じていました。 レイさんは、義兄の行動をトオルに相談するものの、まともに取り合ってはくれません。さらに実家にいたはずの妹の話をすると、すごい剣幕で「あいつは家族を捨てて出て行った。もうあんなのは、妹じゃない!」と言うトオル。普段はやさしいトオルですが、時々見せる冷たい表情に、レイさんはなんとも言えぬ気持ちになるのでした。 義実家で同居と育児、さらに不気味な義兄の存在……。ストレスが溜まる生活を強いられるレイさん。家を出た妹に憤怒するトオルにも、異常な怖さを感じずにはいられません。同居後、かつてよりやさしくなったトオルですが、このまま穏やかでいてほしいものです。著者:マンガ家・イラストレーター 土井真希
2023年05月12日レイさんは、やさしくて聞き上手な11歳年上のトオルと結婚。しかし結婚して3カ月ほど経ったころ、レイさんはトオルに違和感を感じ始めます。なぜかレイさんが失敗することを嬉しがるトオル。レイさんはそんなトオルの姿に違和感を抱きつつも月日が過ぎ、妊娠が判明。レイさんは、トオルの勧めで専業主婦になります。 携帯が壊れたことをきっかけに、トオルに勝手に携帯を処分されてしまったレイさん。外との繋がりを断たれてしまい、トオルへ言い返せず、理不尽な小言にも従い始めます。 そんな中、レイさんの容姿を罵倒する手紙がポストに入っていました。恐怖を感じトオルに相談するも、なぜか嬉しそうに大笑い! トオルの異様さに不安が募ったレイさんは「実家に帰る」と伝えたところ……?! 私の不幸がそんなにおもしろいの…? 自分の不幸を笑われ、実家に帰ると告げたレイさん。しかし、トオルはレイさんの母親を言い訳にレイさんを引き留めます。 その後、レイさんは娘を出産。生まれたての娘に号泣するトオルを見て「3人での生活楽しみだな」と夢を膨らませます……。しかし退院してみると、住んでいたマンションは引き払われ、なぜかトオルの実家で同居することになっていたのでした。 何もかもレイさんに相談せず物事を進めてしまうトオル。特に住む場所は夫婦で相談すべき内容ですよね。そして、義実家には以前の話とは違い、固定電話はなかったそう。 助けになってくれるであろう義母が近くにいるのは安心かもしれませんが、産後はしっかり体を休めたい時期。慣れない義実家ですが、レイさんがしっかり体を休めて、子育てができることを願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター 土井真希
2023年05月11日初めての育児で身も心もボロボロな状態だった私。美容院に行きたいけれど、それよりとにかく寝たいというくらい寝不足でつらい毎日でした。一方で夫は定期的に美容院へ通い、出費も悩みのもとに。そのことで夫にキレた結果、どうなったかをお伝えします。育児に追われる毎日第1子となる息子が生まれ、待ち構えていたのは過酷なワンオペ育児でした。夫は朝早く出勤し、帰ってくるのは0時過ぎなんてこともざら。さらに両親は離れた場所に住んでいて頼れなかったため、日中は私ひとりで息子のお世話をしていました。 そして、息子は1歳半に断乳するまであまり寝ない子で、夜中に何度も起こされていたこともあり、私は常に寝不足状態。そのころふと鏡を見ては「そういえば最後に髪の毛切ったのっていつだっけ……」と思うぐらい、自分の外見に関してほとんど後回しでした。 美容院へ行ける夫がうらやましいそんな私をよそに、夫は月イチのペースで休日に「ちょっと髪切ってくるね」と言ってカット料金が少しお高めな美容院へ。家計を任されている私は、「ちょっと美容院代高くない? というか夫は好きに髪切りに行けていいなぁ……」とうらやましく思っていました。 しかし、このときの私は髪を切りに行く時間があるなら、まず寝ていたいという気持ちのほうが大きかったので、特に夫に対して何も言わず……。その後も夫が美容院へ行くたびに、今は我慢だと自分に言い聞かせていました。 正直に打ち明けると…断乳が終わり、私も睡眠時間が少し取れるようになったころ。夫がまた「髪切ってくるね〜」と出かけようとしたため、またか!と我慢の限界が。私は夫に「今まで言わなかったけれど、私も髪切りたい! あと美容院代がバカにならないから少し控えるか、そうでなければ私にカットさせてほしい」と正直に打ち明けました。 すると夫は「全然気付けなくてごめん。これからは息子を見る時間を増やすから、ゆっくり髪を切っておいで」と言ってもらえました。それからようやくひとりでのんびりと美容院へ行けるようになったのです。 息子が5歳になった今では、夫も私も好きなときに美容院へ行けるようになり、さらにはたまに私が夫の髪の毛を切ったりもしています。あのとき我慢せず正直な気持ちを言ったことで経済的負担も少し減り、お互いわかり合えたので、言いたいことはちゃんと言葉で伝えないといけないなと思った出来事でした。 著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2023年05月08日妊娠中、つわりで大変なときもそのつらさを理解し、サポートしてくれた夫。初めての出産に対する不安を抱えていたときも、寄り添ってくれました。「夫は妊娠出産の大変さを理解してくれている」。そう思っていたのですが……。 私たちのバースプラン赤ちゃんは2人揃って迎えてあげたいと決めており、立ち会い出産を希望。里帰りを終え、出産予定日よりも少し前に陣痛が始まりました。しかしお産は進まず、夫は一度仕事へ戻ることになりました。ようやく進み始めたものの、夫はまだ遠方で仕事中のため、すぐには駆け付けることができません。 本格的な痛みが伴う陣痛が始まってから6時間が経ったころ、「もし陣痛が耐えられそうにないなら、希望は叶わなくなるかもしれないけれど、破水を促せば子宮口が開きやすく、もっと出産をラクに進められるよ」と助産師さんに言われました。しかし、「赤ちゃんの状態が大丈夫なら、可能な限り夫の希望を叶えてあげたい」⋯⋯そう思いながら、その後も必死に痛みと闘っていました。 出産後、夫からまさかの発言助産師さんの助言を頂いてから3時間後、夫が無事到着。それと同時に破水を促し、すぐに子宮口全開大となり、無時出産となりました。なんとか立ち会い出産を叶えることができ、夫婦そろって涙を流しながら喜びました。夫の顔を見ながら、「陣痛は苦しかったけれど、頑張って本当によかった」心からそう感じていました。 しかし、幸せな時間が流れていたのも束の間! 落ち着いたころに、夫がびっくりな発言をしたのです。「割とスムーズでラクな出産になって本当によかったね」。⋯⋯開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。「ラクな出産」。悪気はなかったにしろ、夫の発言に私はとてもモヤっとした気持ちになりました。そして悲しくもなりました。 夫に物申す!夫の言い分は…?夫は私が陣痛で苦しむ姿を一切見ることなく、病院に到着してすぐの出産だったため、スムーズでラクな出産に思えたようです。さらに出産については、自分にできることはないと思い、出産の流れについても事前に調べることもしなかったようでした。 そこで私は、「2人の夢を叶えるため助産師さんの助言後も陣痛に耐えたこと。本格的な陣痛がどれほどの痛みで、それに耐えることのつらさがいかなるものであったか。さらにラクな出産というものは、そもそもないのだ」ということを説明しました。夫はしっかり話を聞いて理解し、自身の発言を反省してくれていました。 このことから、私たちは産後のトラブルや育児に関して可能な限り、共有するようにしました。仕事が忙しいため、すべてを把握してもらうことは難しいですが、夫が理解しようと関心を向けてくれただけで私はうれしかったですし、心が救われました。慣れない育児は大変でしたが、夫の存在には救われました。それでも2人目の出産は、陣痛から付き添ってもらおうと心に決めています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2023年05月07日私は初めての妊娠中に転居が決まり、出産前に離職。おかげで出産後は赤ちゃんのお世話や家事をのんびりしていました。そのころ夫は職場が変わったこともあり、時間的にも精神的にも落ちつかず、家事はノータッチ、子どもとは週末に遊ぶ程度。しかし子どもが1歳4カ月のときに私が仕事復帰をすると、のんびりとはいかなくなりました。そこで夫にも積極的に子どもの世話と家事をお願いするようにしたのです。 保育所の荷物・書類の準備 休日の昼食作り 病院の付き添い子どもは保育所に行くようになってから、熱を出す頻度が急激に増えました。そこで仕事の都合がつく限り付き添いを夫にしてもらうようにしました。おかげで2人が病院に行っている間に私は家事を進めたり、看病に必要な買い物をすませたりすることができ助かります。前日からの看病で寝不足であれば仮眠をとることも。 ただ、夫は小児科の勝手がわからず、医師とコミュニケーションがうまくできないこともありました。そこで、あらかじめ私が子どもの症状や受診までの経過、医師に聞いておきたいことをメモし、夫に渡すようにしています。 今まで自分でしていたことを夫に頼むのは手間も時間もかかりますし、私の思い通りにいかずイライラすることもありました。それでも夫ができるようなれば、私の負担は減り、時間にも気持ちの面でも余裕が生まれました。これからも少しずつ夫に頼むことを増やしていこうと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:小原水月1児の母。管理栄養士免許取得。「健康が人生をわくわくさせる」をモットーに食と健康の分野でライターとして活動中。高齢出産後、生まれ育った都心を離れ夫の実家がある地方都市へ移住。義母と同居。
2023年04月30日夫は自分の家族ととっても仲良し。看護師である義母のことを特にリスペクトしている夫は、「ちょっとお母さんに聞いてみる!」が口癖になっています。仲が良いのはいいことですが、結婚前から「ん?」と思うことが多々ありました。結婚前は「まあいっか」と目をつぶっていましたが、結婚後も変わらず「お母さんに聞いてみる!」が止まらない夫。さらに、子どもが生まれてからも、事あるごとに自分の母親に意見を求めて……。 産後も続く「お母さんに聞いてみる!」私が娘を妊娠中、逆子になり帝王切開で出産しました。傷の治りが遅く、痛みもあって日々悩んでいました。夫にも「傷痕が痛くてつらい」と漏らしていました。産後2カ月ほど経って、夫の実家を訪ねると「あのことお母さんに聞いてみる!」と例の言葉が! 「えっ」と戸惑う私を気にも留めず、義母の元へ走る夫。 義母から「ちょっと見せてみて」と言われ、断ることもできずズボンとパンツをずらして傷痕を見せる羽目になりました。「恥ずかしい? 大丈夫よ。わー痛そうね。このテープを貼ってみるといいよ!」と義母。恥ずかしさでいっぱいの私の横で「お母さんに見てもらってよかっただろ」とでも言わんばかりの夫の得意気な顔がありました。 さらに追い打ちをかけるように…産後は無事に母乳が出たので、母乳育児をしていた私。母乳が詰まりやすく、詰まっておっぱいがカチカチになることも悩みでした。義母の前でほぼ下半身をさらけ出したこの日、授乳後にもかかわらず、母乳が詰まっておっぱいがカチカチになってしまいました。 痛くてつらそうにしている私を見て、「お母さーん」と義母を呼びに行く夫。まさかと思っているとそのまさかで「お母さんに見てもらったらいいよ」と笑顔の夫と、再び登場する義母。「ちょっと見るね」ともはや当たり前のように今度はおっぱいを見せることになりました。 あなたも親になりましたよね!?娘が乳児湿疹やおむつかぶれができたときも、病院に行くよりもまずは「お母さんにきいてみる!」ばかりの夫。「なぜ何でもお義母さんに聞いちゃうの?」と不満はありましたが、その不満をグッと飲み込む日々でした。 なんでも義母に聞いてしまう夫に、私の我慢の限界がきたのは、娘が初めて発熱したときです。夫に病院に行こうと言いましたが、このときも「どうしたらいいかお母さんに聞いてみる!」。さすがにカチンときて夫を無視して、自分で車を運転して娘をすぐに病院に連れていきました。私たちも親になったのに、いつまでも母親に意見を求める夫にうんざりした出来事でした。 その後、病院から帰ってきた夜に、夫に今までの不満を話しました。夫が義母に話したことで、下半身やおっぱいを義母に見られてすごく嫌だったこと、父親になったのに何でも母親に意見を求める姿勢が嫌だということを話しました。夫は良かれと思っていたようですが、私の話を聞いて反省した様子。その都度やめてと言えなかった私にも反省点はありますが、今後はまずは夫も自分で考えたり、夫婦で話をしたりしていこうとなりました。これからは親に頼らず、娘から頼られる父親になってほしいです。 著者:山本あおいイラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年04月30日自宅から徒歩5分で通えるスイミングスクールがあったこともあり、生後6カ月から始めたベビースイミングは子どもにとっても親にとってもいいことばかりでした。「ベビースイミングをやっておいてよかった!」と私が思えた体験と、ベビースイミングを卒業した今の様子をご紹介します。 ※コロナ禍前の体験談です ベビースイミングを始めたきっかけベビースイミングを始めたきっかけは、もともとは産後ダイエットの一環としてでした。なかなか目が離せない0歳児、日々どんな遊びをしようか悩み、家事と育児でヘトヘト……。そんな中ダイエットをするにもさぼり気味だった私にとって、息子と一緒に遊びながら自分のダイエットができるかも!と考えたベビースイミングは、気が付けば息子と一緒に週3回も通う日々の始まりでした。 子ども同士が同じ歳のベビースイミングで知り合ったママ友もでき、公園や子育て広場以外のコミュニティができたこともあり、子育てが楽しいと思える場になっていたと思います。 習っていたときに感じたことベビースイミングを始めてまず感じたことは、息子とのふれあいの多さでした。日常生活でもさまざまな遊びで息子とふれあうことを大切にはしていたものの、体操から入水まで、息子を抱っこしながらふれあうことで、より息子と楽しんでいる気持ちに。 そして息子がお昼寝や夜にぐっすり寝てくれることも、なかなかできない家事がはかどりうれしいことでした。さらに息子の体力がついていることも日々実感。私だけの運動ではないことを感じることができたので、まさに一緒に楽しむことができる習い事だと思い、息子が幼稚園へ入園するまでの約3年間ベビースイミングを楽しみました。 ベビースイミング卒業後も…「やっておいてよかった!」と思えたのは、息子が幼稚園へ入園してからも実感しました。幼稚園の水遊びでは、人一倍楽しんでいると先生から教えてもらい、息子にとってもプールが楽しいと思ってもらえたことは、生活の中にベビースイミングがあったからだと思っています。 そういえば、お風呂で水を嫌がったこともなかったと気が付き、物心がついたときから水に慣れていると日常生活でもスムーズなこともあると実感しました。そして母子分離でプールを続けている息子が、今でも時々「お母さんと一緒のプール、またやりたいなぁ」と言ってくれることがなによりもうれしいです。 ベビースイミングは子どもが学ぶための習い事だけでなく、乳幼児期のときに親子でふれあえる習い事だと思っています。そして私のダイエットにもしっかり役に立っていたことを、ベビースイミングを卒業してから“リバウンド”という形で実感中です。 作画/加藤みちか監修/助産師 松田玲子著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2023年04月29日妊娠が判明してから、出産するのに必要な自分の体力や筋力に不安を感じました。そこで、毎日1時間の散歩を習慣にすることに。その習慣のおかげで、出産時や産後に助けられたことがありました。 妊娠判明後、体力・筋力が不安に…妊娠する前、ろくに運動をしてこず、出かける予定がないと外にも出ないほどインドア派だった私……。妊娠が判明して出産する瞬間を考えたとき、自分の体力や筋力が一気に不安になり、妊娠中でも継続しておこなうことができる運動を考えていました。 妊娠中は激しい運動もできないし、私はつわりがひどくただでさえ動くのがしんどいことが多く⋯⋯。ヨガやストレッチといった屋内でできる運動をしようかとも思いましたが、体が硬く断念。ハード過ぎずすぐに休憩できる運動を考え、毎日1時間以上散歩することに。1日の散歩にかける時間は、合計すると1時間から2時間ほどでした。 散歩を始めたことで生活習慣が整った今までは昼過ぎに起きてダラダラしてごはんを食べてまた寝て……といった生活をしていました。しかし、子どもが生まれてからのことを考えるとそんな生活も続けていられないなと思ったので、朝に散歩することに。毎朝太陽を浴びながら運動することで体もスッキリし、とても気持ちがいいことがわかって、最初は「赤ちゃんのため……」とおこなっていたことがだんだん楽しくなったのです。それからは進んで散歩に行くことができ、いつもと違う道を通ってみたりして、新しい趣味ができたように感じました。 出産にも役に立った…!?毎日の散歩を続け、いざ出産!となったとき、やっぱり出産は壮絶なものだと実感……。体力は想像していた何倍も必要としたので、毎日散歩をしていたけれど、全然足りない!と感じました。でも、きっと毎日散歩をしていなかったらそんなことを出産中に考える余裕もなかったのかなと、あとで思うように。また、子どもが外に出かけられるようになってからは、一緒に遊ぶのも毎日外に出かけるのもまったくおっくうではなくなっていたので、出産後もとても助かりました。 毎日の散歩で、体力・筋力をつけて生活習慣を見直すことはもちろん、今さらながら外に出る楽しさも知ることができました。これからも子どもと一緒にいろいろなところへ出かけられると思うと、楽しみが尽きません。 監修/助産師 松田玲子作画/加藤みちか著者:橋本 楓0歳女児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月27日登場人物■ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意な男の子。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。■ねむ:2020年7月生まれ。よく寝る女の子。■つぶみ:ほにゅ&ねむの母。すぐムリって言う。一応一生懸命取り組む。■ぺー:ほにゅ&ねむの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。あの頃の自分へ。編集後記二人目の産後、長男・ほにゅくん(当時2歳)の言葉に傷ついていたつぶみさん。それから数年がたち、今ではほにゅくんから「おかーさんだいすき」と言ってもらえる幸せをかみしめ、妹・ねむちゃんからの「ままだいきらい」の言葉にもまったく傷つかないマインドを手に入れたのでした(笑)。産後は睡眠不足などから情緒が不安定になることがありますよね。はじめての経験をするときは、気持ちに余裕がなくなってしまうものです。現在のつぶみさんの姿に励まされる方もいるのではないでしょうか。子どもが成長するのと同時にママも成長していることにあらためて気付かされるエピソードですね。ままのて編集部つぶみさんの二人目妊娠のマンガはこちらままのて公式SNSアカウントままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!つぶみさんが描く漫画が動画になりました!ままのてで大人気の育児漫画が動画でも楽しめるようになりました。今後もつぶみさんの漫画動画を随時更新していく予定です。その他の育児漫画や育児に関するお役立ち情報、生活の知恵がたくさん配信されていますよ。どの動画にも字幕が付いているので、赤ちゃんや子どもが寝ているときでも音声なしで楽しんでいただけます。ぜひチャンネル登録してみてくださいね。過去のエピソード著者情報
2023年04月26日産後はラクさを優先して、ウエスト部分がゴムになってるズボンを好んではくようになりました。ゴムだから動きやすいし、産後太りのおなか周りにもぴったりです。しかしある日、特に好んではいていたウエストゴムのワイドパンツを着て公園で遊んでいたところ、恥ずかしい思いをすることに……!? 公園でママ友と立ち話その日、5歳の娘の幼稚園のお友だちと公園で遊んでいました。ちょうどママ友に相談したいことがあったので、娘たちが遊んでいる間、ママ友とあれこれと話をしていた私。 そのとき、一緒に連れてきていた1歳8カ月の息子が抱っこを要求してきました。最初は抱っこしていましたが、だんだんと重さに耐えられなくなってきて下ろすと、すぐにまた抱っこをせがまれる……という繰り返しでした。 ぐずる息子がズボンを!?大事な用事だったため、ついママ友と話し込んでしまった私。息子は遊んでほしさから、抱っこをしていても、下ろしても、ぐずって暴れる状態に。「ごめんね! あとちょっとだから! もうちょっと話させて!」と言いながら話していると、息子は「なーい!」と怒った声を出し、私のズボンを思いっきり引っ張りました。 すると、私のウエストゴムのワイドパンツが、見事にズルッと脱げてしまったのです! 「わぁああ! ちょっとちょっと待って!」と慌ててズボンを引っ張り上げて、はき直す私に、一緒にいたママ友は慌てながらも大笑いでした。 幸い肌寒い日だったので、ワイドパンツの下にスパッツをはいていて、下着が丸見えになる事態は避けられました。しかし、もしこれが真夏だったら下着が丸見え……。息子には「もう話し込みません。ごめんなさい」と謝り、子どもの力を侮ってはいけないなと肝に銘じたのでした。 著者:山口花イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2023年04月25日妊娠中期といわれる27週目。その日、突然言い渡された「切迫早産」によって長期入院が始まった私。コロナ禍で家族と一切面会できず心が荒む中、私はあるボーイズグループのオーディション番組にハマりました。そして産後、思いもよらぬ展開に……! 切迫早産でまさかの長期入院! 今でも忘れられない、妊娠27週目の健診で医師から告げられた「切迫早産です。このまま入院してください」という言葉。頭が真っ白になりながらも、生まれてくる赤ちゃんを守るため、私は妊娠27週から出産までの約2カ月間を病院で過ごすことに。 コロナ禍での入院生活は、家族とはいえ面会が一切禁止。3歳の娘と直接話すことができないままスタートした入院生活は、本当につらかったです。寝ても覚めてもベッドの上。世の中から隔絶された私は、少しでも外の情報を得るために朝の情報番組を欠かさずチェックしていました。猛暑のニュースが流れていても「そっか、今は夏なのか……」とピンとこない感じでした。そんな中、情報番組内で放送されたボーイズグループのオーディションコーナーをなんとなく眺めていました。デビューメンバーに選ばれるため、汗と涙を流して奮闘する男の子たち。ライバルを蹴落とすのではなく、歌やダンスなどできないことは助け合って乗り越え、どんどん成長していくのです。そんな姿があまりにもキラキラして見え、これから男の子を産む私にとっても学ぶことの多い内容でした。いつしか、このオーディションコーナーが入院中の私の唯一の楽しみに。 つらい入院生活も佳境を迎え「妊娠37週を迎えたら、もう産んでもいいからね」と助産師さん。その言葉は予言だったかのように妊娠37週0日に陣痛が! 助産師さんに、私はあのボーイズグループのデビュー曲を流してほしいとお願いしました。助産師さんも快く了承してくれ、私は彼らの曲に応援されながら元気な男の子を出産したのです。 出産後も「育児の応援歌」として聴いていたところ、なんと生後半年の息子が手をぶんぶん振って踊っているではありませんか! 試しに他の曲を流してみましたが、やはりあの曲だけに反応して踊るのです。これはきっと偶然ではないはず! 今では家族みんながボーイズグループの大ファンです。つらかった入院生活ですが、彼らのおかげで宝物のような思い出できました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/Pappayappa監修/助産師 松田玲子著者:中川ジュノン
2023年04月23日生後1カ月の息子と2歳の娘の面倒を一緒に見てもらおうと義理の両親にお願いしたとき、「もう呼ばない……」と誓った出来事です。 義両親に来てもらったものの…義理の両親は、わが家から自転車で5分ほどのところに住んでいて、隠居生活を送っています。私は産後すぐに新生児と2歳の娘を連れて3週間ほど実家に里帰りをしていました。 里帰りから自宅に戻り、娘ともしばらく会えていなかった義理の両親も孫たちに会いたいかなと思いと、私も産後1カ月を過ぎたところだったので、お手伝いしてもらえたらありがたいなという思いもあり、家に来てもらうことにしました。もちろん義理の両親は、喜んで来てくれました。 しかし、来てしばらくは娘をかわいがり、息子にも「小さいな」「かわいいな」と言っていましたが、ものの数分で愛でるのは終わり、お義父さんは座椅子に座ってテレビを見始め、お義母さんはソファーで横になり、「はぁ~、なんか目が疲れたわ~」と言って寝始めました。 そして、息子がベッドで泣いても2人とも動かず、娘は「遊んで、遊んで」と私の足元から離れず、まさにカオスでした……。 「もう呼ばない……」家にいても私のストレスがたまるだけだと思ったので、お散歩を提案し、みんなで外出しました。その後、お義父さんはお昼前に帰るという話だったのですが、なぜかお昼後も残ると言い、結局大人3人分のお昼ごはんを私が用意することになり、何のために来てもらったのかわかりませんでした……。 さらに娘が駄々をこねて泣くと、お義母さんは「うちの息子たちは小さいときは、こんな風に泣かなかった」など、何かにつけて自分の子育ては正しく、私の子育ての仕方が悪いからこんなことになっているんだと言わんばかりの主張をされ、辟易しました。 心の中で、「子どもが泣かなかったはずないでしょ……」と思っていましたが、口には出せません。夫にはメールで「ありえないんだけど」とクレームを入れ、「もう呼ばない……」と誓いました。 自分も反省その後は、このままでは腹が立って終わるだけだと思い、お昼からは息子が泣いていたら「お義父さん、抱っこしてください」とお願いし、洗濯物を取りに行くときは、「お義母さん、娘を見ててください」とお願いし、私も多少はすっきりしました。 そんなこんなでわかったことは、実家で1カ月ほど実母にお世話になり、言わなくてもわかってくれて、手を差し伸べてくれていたことに甘えてしまい、義理の両親にも同じことを求めていたのだと反省しました。もしかしたら、義理の両親は私に遠慮をして率先して動かなかっただけなのかもしれないと思うようにしました。それにしても、産後1カ月経ったばかりでマタニティーブルーもあったのかもしれませんが、イライラしてしまった1日でした。0歳、2歳の母。現在は育休中。
2023年04月23日息子が生まれたころ、夫は激務。朝から夜遅くまで仕事をして、さらに月に何度かは土日も出勤と、とにかく忙しそうでした。平日は私との会話もほぼスマホを通して……という日々が続き、ついに私は疲労とストレスの限界を迎えました。 だんだん、私だけになっていく育児産後の里帰りが終わり、自宅アパートでの育児が始まって、日中は私がひとりで息子の面倒を見ていました。仕事が忙しい夫に悪いと思い、夜間授乳もひとりでこなす日々で、孤独感が拭えません。 「息子の成長を夫と共有したいのに……」という気持ちが膨れ上がっていきました。 大ざっぱな夫にイライラ!夫は、率先して息子のお世話をしますし、家事についても嫌がらずにおこなってくれます。けれど、どこか大ざっぱなんです。息子がハイハイし始めたころ、口に入れてしまいそうな物を床に置いていて、夫にものすごく怒りました。 他にもエアコンの温度設定や着替えの服選びなど、とにかく「もうちょっと気にして!」というところが抜けていて、私はそのたびに夫に教えなければなりませんでした。 2人で育児がしたいのに…私は産後3カ月で仕事復帰したのですが、人に教える仕事をしながら、なぜ家でも夫にいろいろ指導しなければならないのか……と思うように。夫は育児において、何かをするごとに「これでいい?」と聞いてくるのです。聞かれることはすべて、前に教えたことばかりで、「いい加減にしてほしい」と怒りが頂点に達した私。 「育児に関しては、同じスタートラインに立ったはず。だから、家事にレベルの違いはあっても、せめて育児だけは私と同じ経験値になるようにしてほしい」と話しました。すると夫は、反省した様子で「意識が足りていなかった。きちんと行動で示す」と、自分なりに育児に関してこまかくメモを取るようになったのです。 その後、育児メモは息子の成長とともに定期的にアップデートをしながら、夫婦で共有しています。今さらですが、私も言葉で言うだけでなく、見えるもので共有すればよかったな……と思いました。息子が3歳になった今、夫は先回りして息子のことや、家事を進めてくれるように。おかげで、息子は夫と2人で出かけるのがとても好きなようです。これからも夫婦で協力して育児をしたいです。 作画/キヨ著者:畑野ナツミ
2023年04月22日第1子から第3子まで予定帝王切開で出産したぺ子さん。第1子の長男くんは妊娠20週から逆子が直らなかったため、予定帝王切開での出産が決まりましたが、ぺ子さんは帝王切開でのお産にネガティブなイメージがなく、まったく抵抗がありませんでした。そんなぺ子さんの帝王切開が開始。おなかを押されて急激に気持ち悪くなったぺ子さんでしたが、無事に赤ちゃんが取り出されて小さな産声が聞こえました。初めて見る長男くんは、おじいちゃんのような顔をしていました。そんな長男くんに驚いていると、「今だけ写真撮れますよ!」と看護師さんから声をかけられました。吐き気がおさまらないぺ子さんでしたが、選択の余地はありません。圧をかけられて赤ちゃんとツーショットで写真を撮った結果、その仕上がりはとんでもないものでした……。その後はウトウトする麻酔を吸入して縫合してもらい、手術は無事に終了したのですが……!? 頭がぼーっとして、二度寝をするとまさかの展開に…!? 第1子の長男くんのときはぐいぐいおなかを押されて気分が悪くなったぺ子さんでしたが、第2子・第3子のときは、少しおなかを押したら出てきて、気分が悪くなることもなくリラックスして出産できたそうです。 そんなぺ子さんが第1子出産後、手術を終えたあと目覚めると……いろいろな物が体についていました。ぺ子さんは頭がぼーっとして下半身も動かず、眠気に襲われてもう一度寝てみることに。 しかし……ズキズキとする痛みで目が覚めてしまうのでした。 予定帝王切開で第1子を出産後、麻酔のおかげで縫合中から眠っていたぺ子さん。パパに起こされて一度は起きたものの、二度寝をした末、ズキズキする痛みで起きてしまった様子……。手術中は麻酔が効いて痛みを感じていませんでしたが、ここで初めて痛みを感じているようです。入院初日に看護師さんから言われた、「手術後は痛すぎて出歩こうなんて気も起きないでしょうけどね」という言葉が思い出されますね……。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター ぺ子
2023年04月19日心配性で産後も不安が尽きなかった私は、産後の手伝いに来ていた母に「赤ちゃんがかわいそう」といわれることがストレスに。ことあるごとに「かわいそう」と言われ、ストレスもマックス。そんな中、夫のひと言で気持ちがラクになったのです。 私の心を軽くした夫の言葉とは 昔から極度の心配性だった私。「無事に生まれてきてくれるかな」と不安ばかりの妊娠生活を送っていました。元気な男の子が生まれてひと安心だったのですが、産後は「どうして泣き止まないんだろう」など不安に襲われることが多くなったのです。事あるごとにオロオロする私。夫はそんな私に「大丈夫だよ」と言ってくれていたのですが、不安はつきません。産後は県外に住む実母が、2カ月ほど手伝いに来てくれていたのですが、そんな私に呆れた様子でした。 あまりにも心配ばかりする私に、母は「そんなに心配ばかりして……赤ちゃんがかわいそうじゃない!」とひと言。その日を境に、母は「かわいそう」と連発するようになりました。私は母の「かわいそうに」を聞くたびに、私が息子にかわいそうな思いをさせているのではないか……と、追い詰められていったのです。 「かわいそう」攻撃が始まって1週間ほどたった深夜、息子が急に泣き出しました。母と夫は2階で就寝中。私は1階のリビングやキッチンを歩き回り、息子をあやしていました。すると、息子の泣き声で目を覚ました母が降りてきて「まぁ、こんなに泣いてかわいそうに」と言ったのです。そのひと言に私は思わず「かわいそうって言わないで!」と怒鳴り、息子に負けない大声で泣いてしまいました。 すると、騒ぎを聞きつけた夫が2階から降りてきて「この子は世界一幸せな子です。こんなにも母親に愛されているんですから」とひと言。思わぬ夫の言葉に「悪かったわね……」と母は気まずそうにしていました。夫が私の気持ちを代弁してくれた気がして、うれし涙を流した私。それ以来、母は「かわいそう」という言葉を封印してくれました。気持ちに余裕がないときは、何気ないひと言もネガティブに受け止めてしまう人も多いと思います。この経験を通して相手に「かける言葉」には気をつけないといけないな、と感じました。 作画/yacco 著者:田所みさお
2023年04月18日2人目を妊娠したはちこさん。第一子を普通分娩で出産したときの激痛がトラウマになっていることもあり、今回の出産を無痛分娩にすると決めていました。子宮口が開くのが早かったため、助産師さんの説得で第二子も普通分娩で出産することに。その痛みは第一子よりも壮絶なもので……。あまりの痛みにやけくそになりながら、いきみ続けたはちこさん。ようやく第二子が誕生しました! しかし、生まれたばかりの赤ちゃんを見ると、体が青いような……? それからバースプランに「生まれたら抱っこをしたい」と記載していたはずなのに、助産師さんは一向に抱っこさせてくれません。 はちこさんは動揺しましたが、出産を終えた安堵感と体力の限界でそのまま深い眠りに……。その後体力は回復しましたが、さらにはちこさんを苦しめる出来事が! 出産終わったよね? これ、陣痛並に痛い! ※後陣痛(こうじんつう)……出産後子宮が妊娠前の状態に戻ろうと収縮することによって生じる痛みで、一般的に初産婦より経産婦のほうが強いと言われています。 はちこさんは意識がもうろうとしている中、「はちこさーん」という助産師さんの声で再び目を覚ましました。 そして出産してから1時間後、ようやくわが子を抱っこすることができました! なんとも言えない幸せな気持ちに、涙が止まらないはちこさん。 出産が終わりホッとしたところに、後陣痛がやってきました。 はちこさんが経験した痛みは、陣痛並! 立っているのがつらいほどの激痛でしたが、それでもフラフラになりながら新生児室へ向かいます。 わが子を眺めながら、自分のおなかから人が生まれたことの不思議さやこれから始まる2人の育児などを考えると不安に襲われました……。 それから数日後、はちこさんは無事に退院。 夫と長女が病院まで迎えにきてくれていました。久々の娘との再会に尊い気持ちが込み上げ、家族4人の生活スタートしたのでした。 今回、はちこさんは希望していた無痛分娩ではなく自然分娩となり、無事、赤ちゃんが生まれました。お産の進行は人それぞれで、希望どおりにはいくとは限らないのですね。助産師さん曰く、出産の体験は女性にとって一大イベントなので、体験によってはわだかまりが残ってしまうこともあるそうです。このわだかまりを少しでもなくしておくことが育児をしていくうえで大事なのだそう。そのためには、産後は助産師さんと出産のプロセスを整理して振り返り、自分の思いを聞いてもらうとよいそうです。産後育児が忙しくて話す時間がなかったというママも多いと思いますが、あとからでも語ることに意味があるそうですよ。はちこさんがわだかまりなく2人の子育てを楽しめていることを願うばかりです。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター はちこ
2023年04月17日私は2児のママですが、下の子を出産後は里帰り出産もなく、退院直後からワンオペ育児でした。2人育児がハード過ぎて徐々に母乳育児から遠ざかり、下の子が生後2カ月のころには完ミ育児に。そんな私が感じた「ミルク育児のメリット」をお伝えします。ママが気兼ねなく服薬できる上の子の授乳では混合育児をおこなっていた私の実体験なのですが、母乳を飲ませている時期に風邪や病気にかかってしまった場合、服薬のことで非常に悩んだ記憶があります。 下の子が生後2カ月のときから私の疲れがピークに達し、目が腫れたり咳が止まらなかったりと心身の過労からくる症状に悩まされました。病院を受診しお医者さんに服薬をすすめられても、完ミ育児のおかげでお薬の種類で悩む必要はなかったです。子どもが2人になると横になって休んでる時間がほぼないので、さまざまな不快症状もお薬のおかげですぐに治ったのは本当にありがたかったです。 上の子と2人きりの濃密な時間を過ごせる私は退院直後から親戚などに頼れず、日中はひとりで育児をおこなっていました。上の子は、私の産後直後は特に退屈さと寂しさで情緒不安定になっていました。そこでいろいろな方に相談したところ、どの方からも「上の子と2人きりの時間をなるべく取りなさい」とアドバイスを受けました。 そして私は思い切って、上の子と濃密な時間を過ごすべく遊園地などの遠出を決行。上の子とおでかけの際は、下の子はパパに預けました。完ミ育児だからこそ、授乳のことを気にせず他の人に預けることもできたのです。そして、1日中ママと2人で過ごせる時間をたっぷり取ったおかげで、徐々に上の子の気持ちも落ち着いてきました。 下の子の生活スケジュールが整う下の子を完ミ育児にしたおかげで、授乳後は毎回「いくら飲めたか」が数値ではっきりとわかります。これが、下の子の生活リズムを整えるのに非常に役立ちました。上の子のときは混合育児で育てていたので、一体どれだけ飲めたかが確認できず、オロオロして昼寝のタイミングを失い、気付けば夕方……なんてこともありました。 下の子はしっかりと飲んだ量が確認できるので、泣いていても「さっきは遊び飲みしていつもの半分量しか飲まなかったな」などと理由がわかり、そんなときは育児用ミルクを足したりと臨機応変な対応ができました。満腹になると良く寝てくれるので、自然と生活リズムが整いました。 赤ちゃんを育てていくうえでさまざまな授乳スタイルがありますが、2人目を出産後しばらくはどうするべきかと悩みました。そのなかで、「自分が本当に大切にしたいことは何か?」と考えたことで、授乳スタイルが定まったように思います。特に2人目以降の出産は上の子もいますので、人と比べたりひとつの方法にこだわったりすることなく、柔軟に対応することが大切だと学びました。 イラスト/おんたま監修/助産師 松田玲子著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月17日6歳の女の子と生後9カ月の男の子の母です。これがいわゆる「上の子がかわいくない症候群」なのでしょうか……? 第2子出産後の体験談をご紹介します。 パパっ子の娘にモヤモヤ昨年6月、長女と6歳差となる第2子の男の子を出産しましたが、実は娘と関係がうまくいっていませんでした。息子を妊娠中、切迫早産と診断され自宅安静の期間が長かったことから、娘はパパと過ごす時間が増えていました。おかげでパパとの仲が親密に。また、娘は人の気持ちがよくわかり、それゆえに気をつかってしまうやさしい子です。妊娠中も産後も私にはあまり甘えず、パパに甘えてわがままを言っていました。 私は娘がパパっ子になっていることに、うれしくもあり寂しくもありました。というのも、赤ちゃんのころの娘はとにかくママが大好きで、パパの抱っこだと泣きすぎて吐くほどだったからです。自分勝手ですが「あんなにママ、ママだったのに、どうして……」とパパにばかり甘える娘を少し寂しい気持ちで見ていました。 そんなある日の夕方、帰宅したパパにまとわりつき、「抱っこして! 遊ぼう!」と甘える娘を見て、ついに気持ちが爆発。「ずっとママといたのに、なんでパパとばかり遊びたがるの?」と思わず言ってしまいました。娘はしゅんとし、私はパパからはたしなめられたことを覚えています。 娘の本音に「ママがひどかったね…」今までの言動に大反省数日後、娘からダンボールの箱を渡されました。「お楽しみ箱」と書かれた箱を開けると、そこにはお手紙が。手紙には「パパもママも好きだから安心してね! 本当はママがいっぱいやってくれたから、休ませたかったんだ」と書かれていたのです。 娘が私にすごく気をつかってくれていること、息子の世話を手伝おうとしてくれていること、娘も本当は甘えたかったことを、薄々感じていました。なのに、自分が気持ちばかりに気を取られて、娘の気持ちをわかっていませんでした。「こんなにやさしい娘に我慢をさせてしまった……ひどいことを言ってしまった…」と申し訳ない気持ちになり大反省。 失った信頼を取り戻すことは難しいけど、取り戻す努力はしないとと思いました。この手紙をもらってからは、息子が多少ぐずっていても、私から娘に一緒に遊ぼうと誘っています。そのおかげか、最近は娘のほうから遊びに誘ってくれ、「抱っこして」と言うことも増えました。 まずは上の子を優先! 娘の気持ちを大切にある日、娘が「ママのおなかに赤ちゃんできて、パパと2人でお出かけするようになったとき、3人でお出かけしていたころのことを思い出して、泣きそうになっていたんだよ」とぽつり。妊娠中、産後も娘に寂しい思いをさせてしまったので、これからは娘の気持ちを満たしていきたいです。 上の子を優先することは時に難しいですが、悩んだときはこの経験を思い出し、娘の気持ちを考えながら育児を頑張ります。 監修/助産師 松田玲子
2023年04月14日ヲタママだっていーじゃない!
ムスメちゃんとオコメちゃん
猫の手貸して~育児絵日記~