「破水」について知りたいことや今話題の「破水」についての記事をチェック! (3/4)
妊娠中はいろいろと不安になりがち。ただ、ものには限度があります。もともと心配性とはいえ、今考えるとちょっと行き過ぎた心配をしがちだった私。妊娠中のちょっと恥ずかしい、そんなエピソードを紹介します。 妊娠検査薬を大量消費化学流産(※)後に授かった第二子。「また流産してしまうのではないか」「この間のようにだんだん検査薬の反応が薄くなってしまうかも」という不安から、産婦人科の初診まで毎日のように検査薬を使用してしまいました。 ただ、検査薬はわりと高額。何かいい方法がないかと探したところ、海外製の検査薬を見つけ、即入手しました。安価だったため、しばらくの間は気兼ねなく検査薬を大量消費する日々が続きました。 2週間に1回の健診じゃ足りない!4週間に1回また、2週間に1回の健診間隔も、私にとっては不安の種の1つでした。胎動があるまでは「ちゃんと育っているの?」、胎動が始まっても「今日、いつもより動いていない気がする……」と、とにかく不安だらけ。 そのため、私はエコー外来や助産師外来など、通常の妊婦健診にプラスして、赤ちゃんの様子を確認してもらっていました。他院で健診を受けながら、4Dエコー外来だけ受診している妊婦さんもわりと多く、私と同じ思いなのかも……と感じました。 破水かも!? 陣痛かも!?そんな数々の不安を乗り越え、出産間際までたどりついてからも心配のオンパレードでした。出産が近づくにつれ、おりものが増えたり、意図せずとも尿漏れが起きたりしますが、そのたびに破水かも……と不安になりました。健診時に破水かどうか、調べてもらったこともあります。 また、臨月には前駆陣痛に悩まされ、いつもより痛みの継続時間が長かったり、痛みが強かったりしたときは陣痛と勘違いして入院しかけたことも。今となっては笑い話です! 私の通院した産婦人科の医師は「妊娠中は過度なくらい心配性のほうがいい」が口グセでした。その言葉通りの妊娠生活を送っていましたが、ちょっと行き過ぎた心配だったかもしれません。 ※化学流産:正式名称は、生化学的流産、生化学(的)妊娠など。血液中あるいは尿中hCG陽性のみで妊娠と診断されるものの、その後の超音波検査で胎嚢が確認されず、流産症状を伴うことなく月経様の出血がみられた状態。体外受精後の経過中に診断されることが多い。※参考:『系統看護学講座 専門分野Ⅱ 母性看護学各論 母性看護学2』(医学書院) イラスト:sawawa著者:東 慶子三児の母。育児のかたわら、アンガーマネジメントキッズインストラクターの資格を取得。自身の育児経験に生かすとともに、将来的には子ども向けの講座を開催したいと考えている。
2020年04月30日こんにちは! 助産師のREIKOです。いつも妊娠・出産・赤ちゃんについてお話ししていますが、今回はちょっと趣向を変えたお話をしたいと思います。あくまでも私の経験・主観に基づくもので、科学的根拠はありませんが、私が助産師として働いていて「不思議だなぁ」と思っていたことをお伝えします。 満月の日はお産が多い!?満月の日はお産が多いって話、よく聞きませんか? その影響もあってか、私が働いていた病院のスタッフステーションには月に満ち欠けがわかる小さな卓上カレンダーが置いてありました。私は、満月の日というより満月に向かって月が満ちていくときにお産が多いという印象がありました。 後輩のスタッフは、大学の卒業論文で、お産と満月の関係を取り上げたようですが、はっきりと関係があるという結論には至らなかったそうです。 月の満ち欠けとお産が関係しているか、はっきりとしたことはわかりませんが、月の満ち欠けを気にかけている助産師って意外と多いような気がします。私も今でも月が出ているとついつい見てしまいます。 低気圧が近づくと破水入院が増える!?低気圧や台風か近付くと破水の入院が増える……というのは、以前少しお話ししましたね。実際、私が働いていたときもそう感じることが多かったように思います。 天気が悪く、「今日も破水の方いるかなー」なんて思いながら夜勤で出勤した日、すでに破水で入院されている方が複数人いらっしゃいました。その日は新人助産師との夜勤だったのですが、破水のため入院していたママたちが、それまで何ともなかったのに次から次へとお産になったことがあります。新人助産師もてんてこ舞いでしたが、みんな無事に生まれて、勤務を終えたことは今でも忘れられないできごとの1つです。 低気圧や台風が近付くと破水入院が多くなるのは、気圧の関係や、そのような天気の印象に残っているからなど、いろいろ説があるようです。 お産がつく助産師、お産がつかない助産師私が働いていた病院では、このスタッフがお産担当だと陣痛で入院される方が多い、このスタッフが内診するとお産が進むなどということがありました。 私はというと、お産がつかない助産師でした。勤務中にお産担当で経過を見ていてもお産には至らないことが多く、私が帰るとお産になる……ということが多々ありました。 陣痛に耐えて頑張っているママには申し訳なかったのですが、夜勤のときなど、切迫早産で入院しているママたちからは「今晩は、REIKOさんがいるから生まれないね♪ 安心して眠れる」なんてお言葉をいただいたこともあります。 授乳室の謎!?最後にもう1つ。母児同室のママが「お部屋では泣くのに、授乳室に来ると寝ちゃう」とよくお話ししていたことです。 授乳室はあまり広くなく、オルゴールの音楽が流れているだけ。お部屋で泣いていた赤ちゃんはママに抱っこされて、ぐっすりです。「くすぐっても、何しても起きません……」とママに助けを求められることも多くありました。 医療や科学などの研究が進んでいるとはいえ、妊娠・出産についてはまだまだわからないことがあります。私が感じたこれらの不思議もいつか解明される日が来るかもしれませんね。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年04月19日初めての出産にあたり、一番気になっていたのが“陣痛”でした。出産を終えて振り返ってみたとき、「本格的な陣痛の始まりはあのときだったのか!」と理解しました。今回は、私の初めての陣痛体験談を紹介します。 これが陣痛!? とドキドキの日々インターネットでいろいろな情報を得られても、出産がどのように始まるのか、陣痛がどのくらい痛いものなのかなど、特に初産であれば体験してみないとわからないものですよね。私もその1人で、出産予定日が近付くにつれて、おなかが張ったり痛みが現れたりするたびに「これが陣痛!?」と、ドキドキしていました。 破水したものの陣痛は来ず、就寝…私は14時に破水してすぐに入院となりました。その後、20時にモニターを付けて、おなかの張りの間隔を計測。その結果、助産師さんに「今日は陣痛が来ないようなので、ゆっくり寝てください」と言われ、就寝することになりました。 就寝してから30分後、おなかを下したときのような痛みがやってきました。トイレに駆け込み、ベッドに戻るという流れを10回ほど繰り返したとき、私は気付きました。「あ! これは便意ではない!」と。 陣痛の始まりは「便意」の感覚!私の感じた陣痛の始まりは「便意」だったのです。そして、あとから思い返してわかったのは、前駆陣痛と本格的な陣痛の違いです。いつもおなかが張る感覚はありましたが、陣痛のおなかの張りは、パンパンになってはじけるのではないかと思うほどでした。また、おなかが張るときと張らないときの間隔もはっきりとわかりました。前駆陣痛のときには我慢できた張りや痛みも、陣痛のときには我慢できないほどの強い張りや痛みに変化していきました。 「陣痛」と聞くと、どのくらいの痛みなのか考えてしまうものですよね。体験してわかった痛みも陣痛の流れも実際には人それぞれ。できるだけリラックスして気負いすぎずに出産に臨みたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト:sawawa著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年04月13日登場人物ママ/なつみ:とにかく面倒くさがり屋のB型パパ/ゆたか:女子力高い雑学王な子煩悩がすぎるパパさっちゃん:2017年7月生まれ。お歌大好き元気で明るい気分屋さんれーちゃん:2018年11月生まれ。お姉ちゃん大好きパパっ子。お姉ちゃんに冷たくされると大泣きなちょっと大袈裟さん妊娠と育児の狭間で2歳と1歳の年子姉妹を育てているアラサーママです。いよいよ出産!ちょっとした身体の変化にドキドキする毎日です。今回はれーちゃん(第二子)出産時のエピソードをお届けします。れーちゃんを妊娠し、出産が近付くにつれて、「下の子を産むときに、上の子の対応はどうしたらいいんだろう?」という疑問を持つようになりました。臨月のころから、赤ちゃん返りが始まったさっちゃん。何をするにも「ママ!ママ!」後追いも激しく、無事に下の子を産むことができるのか、全く想像できませんでした。さっちゃんを出産したときは39週で前駆陣痛の後、破水があり、出産まで4時間の安産でした。「ふたり目も同じくらいの週数かなぁ」と考えていましたが、実際は予定日を過ぎても陣痛は来ず。お腹の中の居心地がよかったのでしょうか。わたしとしては精神的にも体力的にもいっぱいだったので「早く出ておいで!」と毎日お腹の中のれーちゃんに語りかけていました。何よりも心配だったのは、陣痛や破水がさっちゃんとふたりきりのときに始まってしまうことでした。自分のことで精一杯になってしまいそうで、さっちゃんを気にかけてあげられるかわからず不安な気持ちを抱えていました。しかし、幸運なことに陣痛の始まりは、パパが家にいる夜中のことでした。腹痛で目が覚め、トイレに行くとおしるしが。それから様子をみていると陣痛の間隔が5分ほどになってきました。実家の母を呼び、寝ているさっちゃんの子守をお願いしました。産院に連絡すると、「家で1時間ほど様子を見てください」とのことでしたが、痛がるわたしを見て夫が「産院の駐車場に移動しておこう」と判断しました。これが英断!産院に着くと痛みは増しており、急遽内診してもらうと子宮口が8センチも開いていたのです。「1時間後には生まれるよ!」と助産師さんに言われ、バタバタと出産準備が始まりました。さっちゃんが目を覚ましてママもパパもいなかったら不安になるんじゃないか、ますます泣いてしまうんじゃないかとヒヤヒヤしながら陣痛に耐えました。そして助産師さんの予想通り1時間後に無事出産。夜中に腹痛を感じてから3時間のスピード出産でした。実母に連絡を取ると、「その間、さっちゃん爆睡だったよ~」とのこと。わたしはさっちゃんの夜泣きが心配でたまらなかったので、お産がスムーズだったことに安堵したのを今でも覚えています。今回はどんなお産になるか、ドキドキ・ハラハラしていますが、冷静に対応したいと思います。次回の連載が、出産報告になるかも…?!妊娠・育児に関するお役立ち情報発信中!ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひチェックしてみてください!過去のエピソード著者情報
2020年04月09日私は妊娠すると赤ちゃんは必ず育つものだと思っていました。でも、子宮外妊娠と流産を経験し、妊娠して赤ちゃんが順調に育つことは奇跡なんだと感じています。その経験があったから、いろいろなことを乗り越えられてきました。そんな私とわが子のお話をさせてください。 妊娠判明から子宮外妊娠と自然流産10代だった私は、妊娠検査薬で妊娠していることがわかりました。うれしい気持ちと同時に不安になり、自分ではどうすることもできなくて母に相談しました。その後、病院に行って検査したところ、子宮外妊娠と診断されました。気になったので調べてみると「子宮外妊娠には“妊娠”という言葉はついていますが、そのまま妊娠を継続することはできない」とありました。ショックで落ち込んでいるさなか、何日か経ったころに突然おなかが痛くなり、病院で流産と言われました。非常につらく、悲しかった経験でした。 2度目の妊娠から出産前日流産から半年が経ち、精神面も落ち着いてきたころのこと。妊娠初期症状があったので、妊娠検査薬を使ってみたところ再び妊娠していました。 臨月のある日、私は尿漏れのような感覚があり、不思議に思ったのですが、あまり気にせずに夕方までのんびりと過ごしていました。ところが、姉にそのことを話すと「早く病院に電話しなさい」とぴしゃり。急いで病院に電話したところ、「早く病院に来てください」との話だったので準備をしていました。するとはっきりとわかるくらいの破水をしてしまいました。 いよいよ出産!次の日の朝、陣痛促進剤を打つことになりました。だんだんと陣痛が強くなり始めてからの記憶はあいまいですが、立ち合い出産だったので姉と夫に後日聞いたところ、顔を真っ赤にしながらいきんでいたそうです。 ですが、なかなか赤ちゃんが下りてこず、急きょ吸引分娩で無事3,916gの男の子を出産しました。保育器に入っていたため、出産したあとはすぐに抱っこできず、ようやく抱っこできたのは出産から3~4日経ってからでした。 子宮外妊娠と流産を経験し、10代での子育て。今考えると自分がどれだけ浅はかな考えをしていたのかを思い知りました。でも、その経験があったからこそ、私は今までいろいろなことを乗り越えられてきたんだと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:(c)chicchimama著者:榊原みやび子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年03月08日妊娠36週1日になった日の朝、目覚めたらパジャマが濡れていました。すぐに病院へ連絡し、大慌てで入院準備をしました。診察の結果は、前期破水。前期破水の診断を受けてから出産するまでの2日間、私がどのように過ごしていたのかなどの体験をお話しします。 目覚めるとパジャマが濡れていて不安に…前日まで体調の変化もなく、元気に家事をしていました。しかし、朝7時に目が覚めるとお尻が冷たく感じ、パジャマが濡れていました。慌ててトイレに駆けこむと、変なにおいがしました。嗅いだことのないにおいと出血があったので「破水?!」と一気に心配になりました。妊婦健診で破水したときの対処法を聞いていましたが、焦りながら病院に連絡。助産師さんの指示に従い、あらかじめ用意していた荷物を持って夫と病院に行きました。 病院に着くと即入院!病院へ着くと、救急外来で手続きをし、車椅子に乗せてもらって診察室に向かいました。医師の診察を受け、前期破水の診断がくだりました。そして、妊娠10カ月に入っていることから陣痛を待って出産することになったのです。入院後は陣痛室兼分娩室で出産まで過ごしました。感染予防の点滴を打ち、エコーで赤ちゃんの様子を見ながら陣痛が来るのを待ちました。赤ちゃんの心音がドクドクとテンポ良く聞こえ、おなかの中は大丈夫そうだと一安心。そして、ここから赤ちゃんを産むことの不安と赤ちゃんに会えることへの期待が交互にやってきました。 陣痛はいつ来るの?医師の説明によると、前期破水の場合、通常は破水から24時間以内に陣痛が来ることが多いということでした。私の場合、15時間以上は待ちました。その間血圧測定や分娩監視装置で赤ちゃんの様子を確認していきました。そのほかの時間はテレビを見たり本を読んだりして、昼と夜には入院食を食べました。陣痛を待つ間、何もしないでいると、「24時間以内に産まないといけない」と思って落ち着きませんでしたが、時間の経過とともに母になる覚悟も固まってきました。 陣痛から出産へ入院から15時間後、ついに陣痛が! 10分間隔で痛くなり、6時間後には子宮口が全開大になったので、分娩台でいきんでは呼吸を整えてを繰り返しました。途中、分娩が長くてつらくなり、早く終わってと投げやりな気持ちにもなりました。その後、10回以上いきんでようやく生まれてきれてくれました。決して長いお産ではありませんが、ようやく赤ちゃんが生まれてほっとしたのを覚えています。 破水をしても、事前にどう行動すれば良いかを病院で聞いていたおかげですぐに行動できました。初めての出産は期待と不安でいっぱいで落ち着かないものですが、入院してからでも、気持ちを整理する時間はありました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:(c)chicchimama著者:尾浦 三奈2015年長男、2018年次男出産。二児の母。高校教諭一種免許を取得。結婚前から続けていた塾講師の傍ら、子育て、教育に関する記事を執筆中。
2020年02月17日出産間近になると、もしや陣痛? これが出産の兆候? など、体の変化に敏感になりますよね。私には4人の子どもがいるのですが、親は同じでも出産の兆候はみな違いました。毎回、コレが陣痛につながるのか!? と、出産の兆候にドキドキしていた私の体験談をお伝えします。 第一子、第二子の出産1人目は出産予定日の朝におしるしがあり、念のため受診するとその場で破水。そのまま入院・出産に至りました。 同じ親から生まれるのなら、出産の兆候は同じかもしれないと思っていた私。1人目のときの経験から、2人目の出産時もおしるしがあるかもしれないと思っていたところ、2人目はおしるしも前駆陣痛も何もなく予定日超過へ。経産婦でしたが子宮口も硬かったようで、バルーンと陣痛促進剤を使用しての出産となりました。 【関連記事】・おしるしとは?初産と経産婦で違うの?陣痛や破水との関係と対処方法について・陣痛促進剤の効果・副作用・使うタイミング・使えないケース・費用について第三子、第四子の出産3人目は、出産予定日よりも1カ月前に子宮口が1cmほど開き始め、前駆陣痛も頻繁に起こりました。さすがに早めの出産になるかと思っていたら、結果的には予定日超過でした。おしるしもなく、3人目も陣痛促進剤を使用しての出産となりました。 4人目は、上の子3人のお世話に追われ、ゆっくりする時間も確保できなかったためか、出産予定日よりも早く、朝におしるしが。その夜には自然に陣痛も始まり、出産に至りました。 【関連記事】・破水とは何?破水の種類や見分け方、対処方法について・前駆陣痛とは?本陣痛との違いや痛みや特徴、対処法を解説 4人の出産を経験して思うこと4人の子どもを産んでみて思うことは、出産の兆候は同じ親でも子どもによってそれぞれ違うということです。出産間際になると気持ちが焦り、毎回ネットで「出産の兆候」や「ジンクス」などを検索していましたが、得られた情報が誰しもに当てはまることではないと感じました。 私の場合、唯一共通していたことは、夫が帰宅していたり、母が来てくれているときだったりと、誰かの助けがある状況のときに出産が始まり、子どもたちが生まれてきたということです。もしかすると、おなかの中で赤ちゃんが私の状況を感じてくれていたのかもしれませんね。 臨月は母体にも負荷がかかり、早く出産したいという気持ちも高まります。気持ちが焦ってしまうことも多いかもしれませんが、できるだけリラックスして出産のそのときを待ちたいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:(c)chicchimama著者:武山あゆみ三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年02月08日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramでフォロワー2千人を超える「HYPかなこ」さん。ご自身の出産レポを詳しく丁寧に描いています。 子宮口7cmのころから、相当痛くなっていた気がします。 先生の手で破水してもらったのですが、全然気付かず……。内診程度の痛みで、感覚はあまりなかったです! このころには陣痛もかなり痛くなってきたのですが、その場で教わった呼吸法を続けていました。 教えてもらったのは、スゥゥーと息を吸って、フゥゥゥーーーとゆっくり吐く方法でした。HYPかなこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る HYPかなこさん(@hyp_kanako)がシェアした投稿 - 2019年10月月7日午前8時44分PDT
2020年01月20日「出産のことについて、たくさん学んできたからいつでも大丈夫!」と準備万端で迎えた出産予定日の朝、ピンクのおりものが。「やっと会える!」とわくわくしながらのんびり過ごしていました。初産婦だった私の、おしるしと破水の体験談です。 予定日の朝、ピンクのおりものを確認出産予定日間近の健診で、「あとは赤ちゃんのタイミングを待つのみ」と先生に伝えられました。いざというときに焦らないためにも、おりものや破水、陣痛について、毎日インターネットで調べながら予定日まで過ごしていました。 そして予定日当日、ついにピンクのおりものが! これは、おしるし?!「おしるしが来てから出産までの時間は個人差がある」とインターネットで見ていたので、ひとまず両親には連絡し、自宅で過ごしていました。しかしその日は軽い腹痛と、お手洗いのたびにピンクのおりものが確認できるだけでした。 出続けるおりもの、本当におしるし?出産予定日翌日も軽い腹痛とおりものが。インターネットで見た「お風呂に入ると陣痛促進につながる」という情報を信じ、お風呂に入って家で安静に過ごしていました。 「おしるしが長く続いた」という声も見たことがあったので心配はしていませんでしたが、あまりにもおしるしが長く続くので義母に相談すると、「すぐに病院に確認しなさい!」と言われました。腹痛はあるものの何てことないだろうと思っていた私は、産婦人科に渋々電話をしました。 実は少量の破水だった!病院に連絡してみると「今すぐ来てください!」と電話越しに焦る先生の声。急いで病院に行き、すぐに内診を受けることに。 検査の結果、なんとピンクのおりものは少量の破水であることが判明し、腹痛は微弱陣痛であると伝えられました。2日前に破水し、お風呂も入ってしまっていたため、赤ちゃんに何らかの影響があるかもしれない……ということで、その場で入院することになってしまいました。 バルーンや陣痛促進剤で無事出産!入院時は子宮口がまだ開いていない状態でしたが、破水してからかなりの時間が経ってしまっていたため、これ以上赤ちゃんがおなかの中にいると危険な状態になるということで、バルーンや陣痛促進剤を使って出産しました。 出産までの過程でかなりの痛みを伴いましたが、それ以上におなかの赤ちゃんの命を預かっているということへの自覚の低さを痛感し、赤ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。 結果的には、元気な赤ちゃんを出産することができました! ですが、今後何か起きたときには自分の思い込みやインターネットなどで得た情報を過信せずに、落ち着いて一度病院に確認しようと心に決めました。著者:星野みなと一児の母。小売業から転職し、現在広告代理店に勤務。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はカメラ撮影。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2020年01月11日初産ということもあり、出産に対する意識が薄かった私は、出産予定日が間近に迫っていてものんきに構えていました。出産予定日前日も読みたい本を買いに書店へ行き「陣痛が来てもすぐには生まれないらしいし、せっかくならコレも読みたい。アレも!」と本を3冊も買い込んでいたのですが……。 突然の違和感で目覚める出産予定日前日に購入した本を読みながら寝落ちしてしまい、違和感で目覚めたのはまさに出産予定日の夜中2時。何やらパンツがぬるぬるするような……? 隣で寝ている夫を起こさないようにソロリと起き上がり、パジャマとパンツをめくってみると、そこにはほんのりピンクの液体が。 「あら。破水だわ」。マタニティ講座でも教わっていたからか、割と平静に判断できた私。寝ている夫を起こし、「破水したから病院連れていって」と一言。破水、と言われた瞬間、眠気が飛んで慌てふためく夫の姿は今でも思い出して笑ってしまいます。 夜中に破水! そして入院まず病院に連絡し、名前と出産予定日、それから「破水したみたいです」と伝えて病院に向かいました。病院到着後、診察台に上がり当直の先生に破水か否かと子宮口の状態を確認してもらい、破水と判断され入院となりました。 「破水しているからあまり動かないようにね」と助産師さんに言われ、病室への移動も車椅子に乗ることに。不謹慎ながら、人生初の入院でしたので、ちょっとだけテンションが上がっていました。 ただ、ワクワクした気持ちも一瞬で、病室に入った瞬間、「あ。子ども産むんだな」と、なんとなく意識がしゃっきりしたのを覚えています。 じわじわ続く破水。こんなに出ていいの?翌朝、ベッドに横になっているところに食事が運ばれ、看護師さんから「終わったらお膳取りに伺いますね」と言われ「おお。上げ膳据え膳!」などと思ったりしました。 一方「極力動かないように」と言われるものの、やはり尿意があり、頻繁にトイレには行っていました。 破水しているため、産褥パッドという大きな生理用ナプキンのようなものを着用しながら過ごすのですが、まるでおむつほどの大きさのパッドが8時間もたずダメになり、「こんなに出ていいのかな」と不安になりましたし、これだけ出てもへこまないおなかを見て、不思議な気持ちにもなりました。 陣痛が始まり、ついに出産へその日の15時過ぎから少しずつおなかの痛みを覚え始めました。しかし陣痛の自覚はなく、19時ごろにようやくこの痛みが陣痛であると気づきました。 自覚をすると急に恐怖を感じてしまい、「トイレで赤ちゃんが出てきちゃったらどうしよう」とトイレに行くのさえためらってしまうほどでした。そして、痛みも強くなり、人生で初めて「痛みで眠れない夜」を経験しました。 翌朝、先生がやってきて「よし産もう!」と一言。慌てて夫と母に「産むって!」とメールを送り分娩台へ。 練習していた呼吸法もすっかり頭から抜け落ちていましたが、助産師さんたちがサポートしてくれたおかげで混乱せず、また仕事を急きょ休んで立ち会いしてくれた夫も呼吸をまねしてくれていて、その姿がおもしろくて緊張がほぐれました。 17時40分、半日がかりで、ようやく長男は産声を上げながら生まれてきてくれました。 出産予定日から1日遅れでの出産となりましたが、夜中に破水をしたということ以外は慌てることもなく無事に終えることができました。 しかし、今回は夜中の破水ということで家に夫がいましたが、もし昼間だったらと思うと、あまりに楽観視していたことを反省することもあります。陣痛タクシーなどの対応地域を調べて問い合わせをしておくなど、やるべきことはあったなと今になって思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:山田甜子夫と1歳の息子と3人暮らし。元アロマセラピスト。介護福祉士として福祉関連職でフルタイム勤務をしている。自身の経験や知識、体験を元にした記事を執筆している。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2020年01月07日私は、初めての出産で無痛分娩を経験しました。当初は「無痛分娩は痛くない」「無痛分娩を取り扱っている産院なら自分も必ずできる」と思い込んでいましたが、実際に経験してみると想像と違う部分も少なからずありました。そのときの体験をお伝えしたいと思います。 無痛分娩の扱いは産院によって違う私は極端に痛みに弱く、そのせいで妊娠にも抵抗を感じていました。そのため、無痛分娩を強く希望。ところが、私が通院していた産婦人科では計画的な無痛分娩ではなく、陣痛の様子に応じて対処するという方針だったのです。また、麻酔を扱う先生が不在のときは無痛分娩ができないとのことでした。 先生や助産師さんからは「自然分娩をすすめる」といったニュアンスの言葉をよくかけられました。私の場合、「無痛分娩の扱いは産院によって違う」ということを、通院してから初めて知ったのでした。 入院から無痛分娩で出産するまで自宅で破水して入院。そこから陣痛が始まって様子を見た結果、子宮口が5cmになった時点で、無痛分娩に向けて硬膜外麻酔の準備が始まりました。陣痛のたびに体が硬直して、会話もできないくらい痛みを感じていましたが、麻酔後はかなりゆるやかな痛みに変わり、強張っていた体から力が抜けていくのを感じました。 そのためか、約1時間後には子宮口が全開になり出産へ。ただ、麻酔の影響でうまくいきむことができず、会陰切開後、吸引分娩になりました。 無痛分娩を経験して感じたこと出産時の出血は多く、産後の傷の痛みやひきつれは1カ月以上続きました。それでも私は無痛分娩を選択してよかったと感じています。 予想以上の陣痛の痛みに、子宮口5cmの段階で強い恐怖心に襲われていた私は、もし麻酔をしなかったら錯乱していたかもしれない、陣痛がトラウマになっていたかもしれないと今でも感じるからです。 2人目は自然分娩で出産をしましたが、無痛分娩の経験があったからこそ踏み切れた、妊娠・出産だと感じています。無痛分娩を希望して最初にぶつかる壁は「普通は自然分娩で産むもの」という批判的な雰囲気。しかし、痛みに対する恐怖は立派な理由だと私は思います。出産の主役は自分。あくまで個人的な意見ですが、実現可能な要望は貫いていいのではないかと思っています。著者:山口美香自閉症の長男、次男の二児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2020年01月02日私は帝王切開予定日の2週間前に破水し、緊急帝王切開で出産をしました。子どもが生まれるおめでたいこととはいえ、帝王切開も立派な手術。手術の瞬間の心情や、手術後の体と心の変化についてお話しします。 逆子が治らず予定帝王切開に!わが子は、妊娠8カ月から逆子になり、逆子治療のための逆子体操や鍼・灸など、さまざまなことを試しました。しかし、頑固なわが子は臨月になっても逆子のまま。予定帝王切開の日程を決め、ギリギリまで逆子体操を試みることになりました。 通常は、臨月になると運動を増やして出産に備えることが多いですが、逆子の場合は破水や陣痛が始まると危険なため、逆子体操以外は安静にするように言われました。 帝王切開予定日18日前に破水&陣痛が予定帝王切開の18日前、テレビを見ていると、下半身から何か水のようなものが出た感覚が……。急いで病院に行くと、破水し、陣痛が来ているとのことで緊急帝王切開となりました。 突然の展開に、私は怖くなって大泣きしてしまいました。静かな手術室の中、体から何かが押し出される変な感覚のあと、赤ちゃんの産声が。家族の話によると、「かわいい~!」と叫んだ私の声が、手術室の外まで聞こえていたそうです。 私の場合、帝王切開は産後が一番つらかった出産した日は夜中にも関わらず、一睡もできませんでした。体はまったく自由が効かず、物を取ったり寝返りをしたりするのもひと苦労です。赤ちゃんが病室まで来ても、自分の力で抱っこもできず、最初は添い寝だけしかできませんでした。 自然分娩のママたちが続々と母子同室になるなか、自分でお世話をしてあげられないことがとてもつらかったです。悩む私に助産師さんが「自然分娩より入院日数が長いんだから、今は私たちに甘えてね」と言ってくれたことが救いでした。 帝王切開はラクだなんて意見もなかにはありますが、自然分娩と同じく心と体を消耗するお産です。体の回復には時間がかかりますが、母子同室になるまでの心の準備期間と考えて過ごしました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:斉藤ふみ一児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年12月21日1人目の子を妊娠していたときは経過が順調で、普通に仕事や生活をしていました。2人目のときも順調かと思っていたら……妊娠32週でいきなりおなかが張り、破水してしまいました。大変だったそのときのことをお話しします。 いつもよりおなかが張る2人目を妊娠したのは上の子が4歳で甘えざかりのころ。何の異常もなく、仕事もフルで働き、上の子のお世話も普通にしながら生活していました。 しかし、妊娠32週のある日のことです。いつもよりおなかの張りがあるなと思い、休憩をしながら夕飯を食べ、上の子と一緒に早く寝ました。 少し時間が経つと、何かが出たような感じがあり、もしかしたら……と思って確認すると、出血が! どんどん流れ出してきたので、急いでかかりつけの産婦人科に連絡をしました。 大きな病院へ緊急搬送、そして入院に……急いでかかりつけの産婦人科に行き、診察してもらった結果、破水はしていなかったものの、「早産の可能性があるので、大きい病院に移ってもらいます」と言われました。そして、生まれて初めて救急車に乗り、大きな病院に搬送されたのです。 転院先での診察の結果、切迫早産という診断がおり、安静ため緊急入院となりました。入院後は、何かあれば緊急帝王切開になるかもしれないといわれ、おなかの張りを抑える点滴を24時間管理でおこない、移動はすべて車椅子の生活に。 とにかく妊娠37週まで私は、妊娠37週まではもってほしいと毎日おなかの子に語りかけていました。そしてわたしの声が届いたのか、状態は安定し、妊娠36週で退院することができ、元の産婦人科にも戻ることができました。 退院後は、いつ産んでもいいから今度は動いてと言われ、動くようにしました。しかし、安静の期間が長かったせいか、筋力も体力も落ちてしまい、すごくしんどかったです。 結局、2人目の子は妊娠38週までおなかの中にいてくれました。陣痛が来てからはあっという間だったのですが、最後に陣痛促進剤を使い、吸引分娩で元気な男の子が生まれました。大変な出産でしたが、何より無事に生まれてきてくれてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:加藤美紀4歳と生後3カ月の二児の男の子のママ。仕事はフルタイムの事務職で、現在は育児休暇中。4歳の兄をこども園に預けている間はアフタービクスに行くなどしてアクティブに育児を楽しんでいる。
2019年12月06日長女のときは安産で、「2人目もスルッと安産だよ」と周りから言われていたので、私もそのつもりでいました。それがまさかの大量出血……! 現実を受け入れられないままの緊急搬送、緊急帝王切開。帝王切開後は痛みと傷跡との戦いでした。 2人目以降安産説を信じて疑わなかった私妊娠38週目の夜中に突然の出血。破水だと思い、電気をつけると、スウェットから漏れ出る程の大量の血。 「ただ事ではない」と思った私は、産院に電話。慌ててシャワーで血を洗い流し、長女を起こして夫に病院へ連れて行ってほしいと頼みました。夫が家にいたのが不幸中の幸い。痛みは強くないものの、3歳の長女を連れて病院までの道中を考えるとゾッとしました。 かかりつけの産院から総合病院へ緊急搬送10分ほどで産院へ到着。診察をした先生の顔色が変わり、「胎盤が剥がれかかっているため、赤ちゃんの心音が弱ってきている。この産院では赤ちゃんの処置ができないので、小児救急のある病院へ搬送します」と言われ、いつもの穏やかな先生とは違った表情に、私も不安を感じました。 救急車での搬送中、付き添いで同乗してくれた先生から「病院に着いたらすぐに帝王切開で赤ちゃんをおなかから出すから、覚悟しておいて」と言われ、じわじわ痛むおなかに向かって赤ちゃんの無事と帝王切開の成功を祈りました。 緊急帝王切開と赤ちゃんの誕生、その後病院へ到着して5分も経たないうちに、麻酔で私の意識はなくなり、起きたときにはおなかから赤ちゃんがいなくなっていました。診断名は常位胎盤早期剥離(じょういたいばんそうきはくり)。処置が早かったため、赤ちゃんも私も無事だったと言われました。長女をいきんで産んだときのような達成感はなく、喪失感と急激にくる「赤ちゃんは無事なのか」という不安。 そんなとき、夫が赤ちゃんの動画を見せてくれて、「生きている!」とホッとしました。うれしかったと同時に赤ちゃんがとても愛おしく思えました。ホッとしたのもつかの間、帝王切開による傷口の痛みが壮絶。翌日から自力でトイレまで歩行、2日目にはNICUまで20mほどの距離を、痛くて90度に曲がった腰をさすりながら「赤ちゃんに会いたい」という気力だけで歩きました。 想定していなかった帝王切開に心を痛めていましたが、大変なお産を経験した次女も1歳になり、元気に長女と遊んでいます。妊娠中、何か異変を感じたときは、すぐに産院に相談し、指示を仰ぐことことをおすすめします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:青葉 楓2児の母。自身の体験をもとに 妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年12月05日臨月に入り、出産間近ということで、お母さんは体の変化に気づくことも多いでしょう。大きくなったおなかが下に降りてきた、胎動が少なくなった、食欲が増した…。これらはすべて、出産へ向けてお母さんの体が準備に入っている証拠です。ここでは、10の出産の兆候について詳しくご紹介しましょう。【監修】成城松村クリニック院長 松村圭子先生婦人科専門医。1995年広島大学医学部卒業、同年広島大学付属病院産婦人科学教室入局。2010年、成城松村クリニックを開院。女性の「体の健康」「心の健康」のために、一般の婦人科診療だけではなく女性のあらゆる面をトータルにケア。講演、執筆、TV出演など幅広く活動。著書に、『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)、『医者が教える女性のための最強の食事術』(青春出版社)など多数。■臨月になると起こる症状臨月とは臨月とは、妊娠36週0日から39週6日をさします。いよいよ出産間近となり、妊婦健診も週に1回となります。昔から「うみづき」と呼ばれますが、産科が出産に最も適した期間とする「正産期」は妊娠37週0日から41週6日のため、前後1〜2週間の差が生じます。そのため、臨月期間中とはいえ、妊娠36週での出産は早産という扱いになります。臨月になると起こる症状出産を間近に控える臨月となると、次のような症状が出始めます。おなかが張りやすくなるお母さんの体は徐々に出産準備を始めます。頻繁に子宮が収縮するようになり、おなかが張るように感じる回数も増えます。下腹部がキューっと締め付けられるように感じてつらいですが、「出産の予行演習」と思って乗り切りましょう。胎動が少なくなるおなかの中の赤ちゃんも生まれる準備を少しずつ始めています。赤ちゃんは徐々に下に降りてきて、お母さんの骨盤に頭が入ります。すると、それまで元気よく動き回っていた赤ちゃんも動きにくくなるので、胎動が少なくなるのです。ただし、1時間以上胎動を感じない場合は、赤ちゃんの具合が悪いなど別の理由も考えられますので、医療機関に相談しましょう。参考サイト:日本産婦人科学会・日本産婦人科医会 「産婦人科診療ガイドラインー産科編2017」 食欲が増す先に紹介したように、臨月に入ると赤ちゃんが徐々に下へ降りてきます。すると、胃などの消化器官が赤ちゃんに圧迫されなくなるため、以前と同じ食欲が戻ってくるのです。腰痛がひどくなる赤ちゃんが大きくなるにつれておなかが前にせり出し重心が前になるため、お母さんの体はバランスを取るために、いつも腰を反らせた状態になります。さらに、出産が近くなると、赤ちゃんが生まれやすいように骨盤周りの関節や靭帯がゆるくなるため、腰や背中への負担が一層増します。そのため、臨月になると腰痛がひどくなるのです。恥骨周辺が痛くなる前述したように、間近に迫った出産に備え、骨盤周りの関節や靭帯がゆるくなります。そのため、恥骨周辺の股関節もゆるみ、その影響で痛みが出るようです。■出産が近いかも? よくある7つの兆候兆候1:おりものが変化する赤ちゃんが産道を通りやすいように、白く水っぽいおりものが増えます。ただし、同じ水っぽくてもチョロチョロと出続ける場合は注意が必要です。もしかしたら、何かの理由で赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて、破水が始まっている可能性もあります。少量の破水はおりものと区別がつきにくいので、心配な場合はかかりつけの産科医に相談しましょう。また、おりものに粘りのある血が混ざっていたら、出産が間近に迫っているのかもしれません。この血は「おしるし」と呼ばれ、子宮口が開き始めたり、子宮が収縮した時の出血かもしれないからです。兆候2:下痢をする妊娠中のホルモンバランスの変化によって、下痢が起こることがあります。妊娠中だと、「胎児に影響はないのかしら…」「流産・早産するのでは?」と不安に感じるでしょう。一時的で急性な下痢なら心配はありません。ただし、嘔吐(おうと)が伴う、1日に何度もおなかが下る、1週間以上下痢が続くなどの症状の場合は、食中毒などほかの病気の可能性があるので、医師の診察をおすすめします。兆候3:はき気妊娠初期に一旦は終わったつわりと同じような症状が、後期に再び始まることがあります。俗に「後期つわり」と呼ばれるものですが、おなかが大きくなったことで胃が圧迫されたり、寝不足によるストレスが原因ではないかといわれています。ただし、このはき気に思わぬ病気が隠れている可能性も。妊娠で増加する黄体ホルモン、プロゲステロンによって下部食道括約筋がゆるみ、胃液が食道へ逆流しやすくなります。そのため、「逆流性食道炎」を発症し、はき気や胸焼けといった症状が出るのです。また、高血圧となる「妊娠高血圧症」、高血圧に腎機能障害、赤ちゃんの発育不全なども伴う「妊娠高血圧腎症」を発症した場合も、はき気や嘔吐を感じることがあります。重症化する場合もあるので、これら妊娠高血圧症候群が疑われる場合は、かかりつけの産科医にすぐ相談を。兆候4:昼間に眠気を感じるおなかが大きくなるにつれ、寝返りや仰向け寝ができなくなり、睡眠不足になる妊婦は少なくありません。また、おなかが大きく重くなったことで、妊娠前より体力を消耗し、疲れやすくなっているのでしょう。そのため、昼間でも眠気を感じることが多くなるのかもしれません。兆候5:便秘しやすくなる 妊娠後期となると腸は大きくなった赤ちゃんに押され、うまくぜん動運動ができなくなります。そのため、便秘しやすくなるのです。妊娠中からの便秘は出産後にも悩まされることが多いので、十分な水分をとる、繊維質の多い野菜など食材を多く取り入れるなどして、うまく便通をコントロールできるように心がけましょう。便秘が続くと痔に発展する場合もあるので、そうなる前に医師に相談を。妊娠中でも処方してもらえる便秘薬はあります。参考サイト:厚生労働省 ヘルスケアラボ 「Q.便秘がつらいです。」 兆候6:トイレが近くなる出産間近になって赤ちゃんが下に降りると、膀胱(ぼうこう)が圧迫されてトイレが近くなります。尿意のコントロールも難しくなるので、場合によっては尿漏れをしてしまうことも。パットなどを当てて対応しましょう。参考サイト:厚生労働省 ヘルスケアラボ 「Q.妊娠中や産後の尿漏れが気になります。」 兆候7:前駆陣痛本陣痛の予行演習ともいえる「前駆陣痛」を感じ始めるのも臨月の頃からです。子宮の収縮によっておなかが張るような感覚がたびたび起こるようになります。では、本陣痛と前駆陣痛の違いは何でしょうか? 大きく分けて次の3つです。・張りの感覚は一定ではない。・それほど痛みが強くない。・痛みが徐々に収まっていく。おなかの張りや痛みを感じた時、その間隔を計るのが一番わかりやすいでしょう。もし、痛みが一定の間隔である、1時間に6回以上ある場合は、本陣痛かもしれません。その場合は、入院準備をして、産院へ連絡しましょう。■いよいよ出産間近! 3つの出産直前の兆候いよいよ出産という時の兆候は次の3つが挙げられます。おしるし個人差が大きいのが「おしるし」。子宮の収縮によって赤ちゃんを包む卵膜がはがれたり、子宮口が開いたりすることによって少量の血液がおりものと一緒に出てくるのをおしるしといいます。色や量、回数、粘りがあるかどうかなど、おしるしの症状は人それぞれ。おしるしが全くない場合もあります。破水赤ちゃんを包む卵膜が破れ、羊水が流れ出る「破水」。下の方で破れた場合は、勢いよく羊水が出てきますが、上部が破れる「高位破水」の場合は、少量が継続的に流れ出ます。また、陣痛前の破水を「前期破水」、子宮口が全開になる前の破水を「早期破水」と呼びます。破水したら、子宮内に雑菌が入り込みやすくなり、赤ちゃんが細菌感染する可能性があります。すぐに出産予定の産院へ連絡しましょう。おしるしと同様に破水がないまま出産が進むケースもあり、その場合は、子宮口が全開になった段階で産科医が安全に破水をさせて出産に導きます。陣痛前駆陣痛とは違い、本陣痛は一定の間隔で痛みがあり、だんだんその時間が短く強くなっていきます。初産の場合は、陣痛が10分間隔になるのが一つの目安。それを待って、かかりつけの産院へ連絡しましょう。ただし、出産が2人目以上の経産婦は、陣痛が始まって出産までが早く進む傾向にあります。一般に、初産婦の出産時間は陣痛間隔が10分になってから12〜16時間、経産婦は5〜8 時間程度といわれています。出産の進み具合にはかなりの個人差があるので、経産婦はあらかじめ、担当医に何分間隔で連絡したらいいか相談しておくといいですね。参考サイト:日本産科婦人科学会 「HUMAN+」 ■出産の兆候に似た要注意症状とは?急激な腹痛と大量の出血急激な腹痛に大量の出血。陣痛のような間隔のある痛みではなく、おしるしというには出血が多すぎる…。それはもしかしたら、「常位胎盤早期剥離」かもしれません。本来、胎盤は赤ちゃんが生まれて子宮壁からはがれるものですが、常位胎盤早期剥離は、その前に何らかの理由で胎盤がはがれ始めることです。もし、胎盤が完全にはがれてしまうと、おなかの赤ちゃんに酸素と栄養が届かなくなるので、そうなる前に入院して絶対安静のうえ、母体と胎児の医師によるモニタリングが必要となります。出産間近のタイミングなら、緊急帝王切開手術となることもあるでしょう。妊娠37週未満で出産直前の兆候が出ている正産期ではない妊娠37週未満で、陣痛のようなおなかの張りや痛みが規則的にたびたび起こり、子宮口が開き始めているといった症状は、「切迫早産」かもしれません。妊娠37週に入り、おなかの赤ちゃんの体はようやくほぼ完全に整います。そのため、それより早く生まれた赤ちゃんは、何らかの障害が残る可能性が。正産期に入る前に出産直前のような兆候があるようなら、かかりつけ医に相談しましょう。子宮収縮を抑える薬や、赤ちゃんへの細菌感染を防ぐ抗菌薬などが処方されます。もちろん、お母さんは無理のない妊娠生活を心がけて。参考サイト:日本産科婦人科学会 「早産・切迫早産」 ひどい頭痛妊娠後期の頭痛の原因には、おなかが大きく重くなったことによる体のこりやストレスによるもの、体内の血流量が増え血管が拡張したことによるものなどがあります。その中でも注意したいのが、「妊娠高血圧症候群」が原因の頭痛。高血圧による頭痛やめまいといった症状があり、重くなると脳出血や胎盤早期剥離などに進む場合も。妊婦健診での血圧検査などでわかることが多いので、きちんと定期健診は受けましょう。■出産の兆候が出て慌てないために入院準備はバッチリ?いつでも病院へ行けるように、あらかじめ入院・出産準備はしておきましょう。出産予定の産院から事前に渡される「入院のしおり」などに準備品リストが紹介されているでしょう。そちらをチェックしながら用意し、旅行バッグなどにまとめておくと、急な入院・出産となっても慌てないでしょう。連絡先をまとめておく出産準備品を用意するついでに、いざ入院する時に連絡が必要な先の電話番号をまとめておくといいでしょう。特に上の子がいる場合、入院中は育児・家事を手伝ってもらうために実母やきょうだい、ママ友に応援を頼む方も多いでしょう。また、病院へ行くためにタクシーを考えている方は配車の連絡をしなければいけません。陣痛が始まったり破水したりすると電話をかける余裕はなくなりなるので、夫や家族がすぐ連絡できるようにわかりやすくリストアップしておくと安心です。病院へ向かうまでのシミュレーションをしておこう出産予定の病院へは、どうやって行く予定ですか?「病院が近いから歩いて行く」「バスや電車で」と考えるお母さんもいますが、陣痛が始まると、立つこと・歩くこと自体が難しいことも。お母さん自身で移動できないことを想定して、近距離でもタクシー利用をおすすめします。自家用車を想定している場合、陣痛中のお母さんが運転するのは危険なので、ほかに運転できる人が必要となります。運転できる人がいない場合もタクシーなどの利用となるので、配車をお願いできるタクシー会社をチェックしておきましょう。自動車移動で怖いのが渋滞。いつ入院することになるのかわからないので、あらかじめ渋滞する時間帯などを調べておき、余裕を持って行動することが大切でしょう。■まとめ主な出産の兆候をご紹介しましたが、出産の数だけ兆候はさまざま。あらわれる兆候は人それぞれで、ほとんど兆候がない方もいます。出産予定日が近づくと、「もしかして、これって出産の兆候かも?」「この痛みは陣痛?」と気になってくるものですが、それにとらわれ過ぎず残りわずかの妊婦生活を楽しみましょう。参考資料:・ 日本産婦人科学会 ・ 日本産婦人科医会 ・ 厚生労働省 ヘルスケアラボ
2019年11月26日私は31歳のときに妊娠しました。順調に妊娠生活を送り、妊娠37週を迎えたある夜に破水! いよいよ、初めての出産というチャレンジが始まりました。なかなかお産は進まず、破水から12時間ほど経ったところで、やっと子宮口が全開大に。その後、意識がもうろうとするなかで聞こえた「パチン!!」という音……。今回は、私の会陰切開体験談をご紹介します。 初産、なかなか進まないお産31歳で初めての妊娠。おなかの赤ちゃんも順調に育ち、経腟分娩の予定で臨月を過ごしていました。妊娠37週のある夜に破水。両親と一緒にタクシーで病院へ向かいました。 規則的ではありませんでしたが、おなかの強い張りも感じていたため、そのまま陣痛室に入りました。しかし、なかなかお産は進まず、痛みに耐えながら12時間。体力的にも厳しくなってきたころ、やっと子宮口が全開大になりました。何度かいきむのを繰り返し、意識がもうろうとするなか聞こえた先生の声。「それじゃ、ちょっとお手伝いするね~」。 「パチン!!」これが会陰切開かぁ!先生の声のあとすぐに「パチンッ!」という大きな音が聞こえました。それこそ、会陰切開をした音だったのです。そのあまりの大きい音に、意識が薄れていた私も、怖くて目が覚める思いをしたことを覚えています。 かなり大きく切開されたように感じましたが、その場所が直接痛むという感じではなく、赤ちゃんが産道をグリグリと押して出てくる出産の痛みのほうが、断然つらいものでした。無事に長男を出産……闘いはやっと終わったのです。 会陰切開、その後の経過会陰切開後の処置は出産時と同じ体勢、つまり分娩台の上で足を広げたままおこなわれます。会陰切開の傷の縫合は、早くきれいに治るよう細かく丁寧に縫うそうです。また、なるべく縫い目が内側になるよう縫い合わせるため、「傷口も目立ちにくいよ!」と先生が教えてくれました。 出産の次の日にはシャワーも浴びることもでき、傷口がひどく痛むことはありませんでした。さらに、縫い糸は体に吸収される糸が使われていたため、抜糸の必要もなく、順調な産後の経過をたどることができました。 会陰切開時の「パチンッ!」という音と、大きく切られたような感覚に反し、あまり痛みを感じることもなく、産後も順調に回復しました。その瞬間はすごく恐怖を感じた会陰切開でしたが、安全な出産のためには必要な処置であったことを、身を持って体験しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。産院・病院によって対応が異なることがあります。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修/助産師REIKO著者:鍜治すみの生後6カ月と2歳、2男の母。長男妊娠時の切迫早産により、9年続けた製薬会社のMR職を退職。前職では主に産婦人科領域製剤を担当。培った知識をフルに活かし執筆活動や育児に奮闘中。
2019年11月21日「陣痛」「出産」というと、とにかく「痛い」というイメージが強いですよね。私も出産前に散々インターネットで出産の痛みについて調べていましたが、実際の私の出産はそんな予想を超えてしまうものでした。私の出産エピソードをご紹介します。 陣痛までの経緯私の出産は破水からスタートしたので、このあとに陣痛が来るんだという心構えはできており、おなかの張りの間隔が次第に短くなる感覚もよくわかりました。 ところが、「今日は生まれなさそうですね」と助産師さんに言われ、まだまだ生まれないのかと落ち込みました。そんな状況で眠れるはずもなく、ずっと本を読んで過ごしていました。出産に対して不安はありましたが、病院にいたことで安心感はとても大きかったことを覚えています。 まさかの「痛くない」陣痛体験その日、21時になった時点で破水してから7時間が経過していました。本を読んでいるときに便意をもよおしてトイレへ。ところが、出ません……。この流れを繰り返し、10回以上トイレに行っていました。そんなときに、気が付いたのです。これは便意ではなく「陣痛だ」ということに。 その後、陣痛室に移動し、この「トイレに行きたい」という感覚とずっと戦っていました。私が感じた陣痛は「痛い」ではなく「トイレに行きたい」だったのです。 気が付いたら分娩台への移動、出産へ 私の陣痛は「うんちが出そう」という感覚しかなく、波が来るたびにおしりをテニスボールで押していました。その後、痛くなるのかと思いきや、そのまま分娩台に移動。10分で出産となりました。 自分でも本当に初産かと疑うスピードで、出産までの4時間の間、「痛い」という感覚がなく終わってしまいました。初めて「痛い」と思ったのが、会陰切開による傷です。「鼻からスイカ」の体験もできずにあっという間に終わった出産でした。 陣痛・出産までの経緯は十人十色。マニュアル通りにいくようなものではありません。どんな出産でもきっと自分の人生の中でも特別な時間になりますよ。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー イラスト:imasaku著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ✿❀ベビカレ秋のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事を増量してお届けする期間限定“マンガ祭り”開催中! 人気レギュラー連載10作品に加え、新たにゲスト連載8作品が登場♪ 育児や家事、仕事などの合間の息抜きタイムにどうぞ♡
2019年11月03日1人目が逆子で帝王切開だったため、2人目も妊娠38週での帝王切開を予定していました。しかしまさかの妊娠35週、夫は出張中、頼れる親戚も近くにいないなか、深夜に破水してしまったときのエピソードです。 妊娠35週に突然破水1人目が帝王切開での出産だったため、今回も妊娠38週での予定帝王切開の予定で、友だちとランチをしたり、マタニティライフを楽しんでいました。 妊娠35週のある夜、夫は海外出張中、2歳半の上の子を寝かしつけ、そろそろ寝ようと横になった瞬間、尿漏れの感覚がありました。「破水?」と思いつつ、まだ妊娠35週だし……と安易な気持ちでトイレに行ったところ、まったく止まらず、破水だ! と確信しました。 夫は海外出張中。2歳の上の子はどうしたら?すぐに病院に向かいたいところですが、家には私と2歳の娘の2人きり。病院に連れて行っても、面倒を見てくれる人はいません。夫にはLINEで状況を報告し、隣県に住む実母に連絡したところ、まだ電車はあるので来てくれることに……。その間、流れ出る羊水をバスタオルで拭きつつ、入院バッグの確認や、実母への伝言などをメモにまとめました。 母が来るまでの間、流れ続ける羊水を見ておなかの赤ちゃんの様子が気になり、病院に電話しました。すると、妊娠35週で破水した場合、緊急帝王切開になり、ひょっとしたら赤ちゃんは別の病院に搬送になるかもしれないので、救急車を呼んでもいいからできるだけ早く病院に来るよう言われました。 やはり緊急帝王切開に病院に着くとやはり破水との診断で、そのまま緊急帝王切開に。付き添いが誰もいなかったため、診察室のベッドに横になった状態で手術の同意書を書いたりと、慌ただしい出産になりました。 生まれてきた赤ちゃんはやはり2,500g未満でしたが、産声は聞かせてくれ、保育器管理となったものの、同じ病院にそのままいることができました。しかし、本来であれば、赤ちゃんの身体測定の様子などをカメラで撮影することができたのですが、それは叶わず……。無事に生まれてきてくれただけで感謝ですが、予定通りであればできたことができなかったこと、早産で産んでしまったことに、しばらく自分を責め続けました。 入院中は小さく産んでしまった赤ちゃんと、急に母親がいない生活をさせてしまった上の子に申し訳ない気持ちで、涙していました。今は子ども2人の育児で忙しくなり、これから母乳育児や離乳食で、大きくなるよう見守ろうと前向きな気持ちになれています。 お産は何があるかわからないというけれど、まさか正期産の時期に入る前に産むことになるとは思ってもいませんでした。入院グッズだけ簡単にまとめていたのが不幸中の(?)幸いでしたが、早め早めに準備をしておくことや、家族には産前・産後はなるべく家にいるような調整をしてもらっておくことも必要だと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:sawawa著者:渡邉まゆ2歳と0歳の母。低出生体重児で生まれた2人目の母乳育児に奮闘中。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2019年10月31日第4子を出産したときのこと。第3子と年子での出産だったため、お産も早いだろうと思っていました。でも陣痛が強くなったり、弱くなったりで、なかなかお産は進まず……。 陣痛は来ているものの、なかなか強くならない!4人目の陣痛は深夜に始まりました。家で10分間隔になるのを待ち、いざ産院へ向かうと、着いたころには5分間隔に。経産婦だし、お産の進みは早いだろうということで、産院に着いてすぐに分娩台へ上がりました。 5分間隔だった陣痛が徐々に3分間隔になり、いよいよかと思ったら、なぜか3分間隔から5分間隔に逆戻り。陣痛の痛みもまだまだ我慢できる程度。そしてそのまま陣痛の間隔は、5分間隔から10分間隔へと延びていってしまったのです。 思わず自分から「歩きましょうか?」分娩台に上がってから3時間ほど経っても、陣痛は10分間隔~5分間隔をさまよっている状態でした。助産師さんたちも「どうしちゃったのかね」と苦笑い。だんだん申し訳なくなってきて「私、歩きましょうか?」と、自ら申し出てしまいました。 そして朝日が差し込む産院の廊下を、助産師さんと一緒に何往復も……。1時間ほど歩いて、やっと陣痛が3分間隔に。慌てて分娩台に戻り、ついに!? と思いきや、まさかのまた5分間隔、10分間隔と逆戻りをし始めたのでした。 破水したのも忘れて談笑……気づけば、先生方の出勤時間になっていました。先生に内診をしていただき、人工破膜をすることに。「子宮口が8cmまで開いているから、破水したらすぐだよ」と言われたのですが、破水しても陣痛は強くならず……。助産師さんたちとしばらく談笑できるほどでした。 助産師さんの「そういえば破水したんだよね?」という言葉に、「あ、そうだった」と我に返るほど、まったりとした時間を過ごしていました。 陣痛が弱いのに、どうやっていきんだらいいの!?破水から1時間ほど経ったころ、助産師さんが微弱な陣痛の最中に子宮口を確認すると、子宮口は全開の10cmに。「もういきんでもいいよ!」と、助産師さんからGOサインが出たのですが、何しろいきみたい感じがないので、どうやっていきんだらいいのか「?」でした。 とりあえず弱い陣痛に合わせて、下腹部に力を入れてみることに……。何度かやっているうちに、徐々に陣痛が強まり、痛みはそのまま頂点に! そしてやっと第4子が誕生したのでした。今回は第1子のときの分娩所要時間を大幅に超え、6時間36分という過去最長記録を更新しました。 弱くなったり強くなったりを繰り返し、何とも不思議な陣痛でした。陣痛中は「マイペースな子だなぁ」と思うことで、自然とリラックスでき、落ち着いていられました。その点を踏まえると、4人の子どものなかで一番長いお産でしたが、一番いいお産でもありました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2019年10月30日娘を妊娠中、切迫流早産で入院していました。週1回のエコー検査のある日、先生が「ギリギリ経膣分娩出来るかな」と呟いたのが気になり聞いてみたところ「低置胎盤気味」との事でした。低置胎盤だと分娩時に出血が多いとネットで読んだので不安になりましたが先生の判断に任せることに。そして37週で破水。体を起こした瞬間、視界がグルっと回転、目の前が真っ暗になると同時に…低置胎盤気味だった影響なのかは定かではありませんが元々低いヘモグロビン値が6を切り、このままじゃ退院はさせられないとヘモグロビン値が8になるまで入院が延長されてしまいました…。4ヶ月の切迫入院からようやく解放された1週間後にまた先の見えない入院生活を言い渡されてさすがに泣いてしまった苦い思い出です。
2019年10月10日「破水」って、自分で気づく場合と、破水したのに気づいてなかった場合、病院の方々の力を借りて破水させてもらった場合、といろいろなパターンがありますよね。私は3回出産を経験しましたが、3回とも自分で破水に気づいたパターンです! でも同じ破水でもそのリアクションは回を重ねると変わっていきました。■初めての出産の時は…初めての出産で破水したのは、病院で陣痛に耐えている時です。生まれて初めて味わう地獄のような激痛…でも子宮口はまだ半分ほどしか開いていない状態が続いていて、泣き叫んでいました。そんな様子を見て、担当してくれていた助産師さんから、四つん這いの体制になってみようよと提案され…痛すぎて全く動けない!! と思いながらもなんとか助けを借りながら四つん這いになると、痛みはさらに増していき…。もう無理ー!! と思った時、パン!! と何かが割れたような音がしたと思ったら、温かい液体のようなものがお股から流れてくるのが分かりました。そして不思議なことに、痛くて頭の思考回路が停止しそうな状況だったのですが、これが破水かぁー!! と、即座に分かり、大声で「破水したぁー!!」と叫んだ自分がいたのでした(笑)■2人目出産の時は…次男出産の時は、前回のお話でも描いていたように自宅で破水しました。▼前回記事1人目の時、早まって病院に行って何度か家に帰された経験があったので、ギリギリまで粘っていたのです。でも次男の時は、長男のときのようにパン!! という破裂した様な音は聞こえず…。パットの中にじわーっと温かい何かが大量に出てきたのが分かり、一瞬出血したのかも!? とこれまた少しパニックに…。痛みをこらえながらも確認すると出血ではなかったので、これは破水だ!! と分かり、ゲームに熱中していた旦那に必死で破水した事を伝えました(笑)■3人目出産の時は…その日は前駆陣痛らしき痛さで眠れず朝を迎えようとしていました。もしかしたら破水しちゃうかもしれないからパットでも用意しておこうかなーと立ち上がった瞬間、またまたじゅわーと温かい液体が…。でも3回目ということで今回は妙に落ち着いていた自分…破水したことに対してほぼノーリアクションで、そのまま病院に向かったのでした(笑)こうやって母はどんどん強くなっていくのか…と実感したのでした!!
2019年10月08日現在、3人の子育てをしている私は3度の出産を経験していますが、そのなかでも一番バタバタしたのが1人目の出産時です。初めての出産で右も左もわからなかった私が、前駆陣痛だと思っていた痛みは実は陣痛でさらには自宅で破水……。慌てふためきバタバタし、他にちょっとしたハプニングもあった出産体験談を紹介します。 近日中に出産と言われる予定日前日1人目の出産は里帰り出産をせず、夫と2人で臨む初めての出産でした。出産予定日前日の健診では、助産師さんに「明日か明後日あたりには生まれるかもね」と言われていましたが、このまま陣痛が来なければ翌週の健診で入院の日にちを決めると言われて帰りました。 しかし、帰ってからというものの、なんだかおなかがズキズキ痛い……。赤ちゃんが出てくるように刺激もされたし、そのせいかな〜とのんきに考えながら家事をして、いつものように過ごしていました。 前駆陣痛かと思っていたら破水!昼間から続いている不規則なおなかのズキズキはなかなか治まらず、夫が帰ってきた20時ごろになってからようやく痛みの間隔の時間を計り始めました。 けれど痛みの間隔はバラバラで痛みがひどくなるわけでもないので、前駆陣痛かなと様子を見ていました。それから2時間後、布団でゴロゴロしていたところ、おなかから「プチッ」という音とともに水が流れる感じがあり、確認をしたら下着がびしょびしょになっていました。 ここでようやく前駆陣痛だと思っていた痛みは陣痛だったことに気付き、あたふたと病院に向かいました。 いざ出産というときに夫が消える病院に着いてから約2時間陣痛と戦い、分娩台に向かったのですが、陣痛が弱くなり陣痛促進剤を使うことになりました。そこから約2時間陣痛促進剤が効いてくるのを待っていたのですが、途中で立ち会っていた夫が飲み物を飲んでくると病室に戻っていきました。 それから約30分後。遂に出産というときに夫がいない! 助産師さんが呼びに行ってくれて、無事立ち会い出産となったのです。実は、血がダメな夫は私の点滴を刺すときに出た血を見て病室で倒れかけていたようです。 最初から最後までバタバタしていた出産は、私にとっても夫にとっても忘れられない強烈な思い出です。ちなみに血が苦手な夫は下の子2人の出産にも立ち会いましたが、倒れることはなく今では立派なイクメンパパに進化しました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:佐藤祐子二男一女の母。幼~高(中高は家庭科)の教員免許と保育士資格保有。洋菓子メーカーを退職後、現在は地元にて3人の子育てに日々奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2019年09月05日私の出産は、出産予定日の次の日に破水から始まりました。私は陣痛から始まると思い込んでいたので、予想外の破水スタートにあたふた。無事に出産を終えることはできましたが、私がもっと事前に準備しておけばよかったと思うことを紹介します。 破水から始まることもあるという心構え破水から始まる出産があるということを事前に産院で聞いていたものの、やはり出産は陣痛→破水と進むイメージが強かった私。しかし、突然外で破水してしまい、ひとりだったこともあって、慌ててしまいました。 もっと破水から始まるときの想定をしておくべきだったと後悔。もし、破水から始まったときのイメージができていたら、もっと落ち着いて対処できたのではないかと思います。 持ち歩いておきたいもの私が破水したのは妊婦健診の帰り道のこと。破水したときは産院へ引き返すため、10分ほど歩いていきましたが、歩くたびに羊水が流れておもらし状態。まわりの視線がすごく痛かったです……。 こんなとき、タオルやナプキンを持っていればよかった……と後悔しました。破水してしまったあとでは、お店に入ることもできず、何も買い足すことができませんでした。 もし破水から始まったらもし破水から始まった場合、一気に羊水が出てくれば「破水だ」とわかりますが、チョロチョロと出ていると、はっきりと破水だとはわかりませんよね。もしかしたら尿漏れかな?と感じたときでも、不安なときは病院に連絡すると安心です。 私もチョロチョロと出てきている時点で「もしかしたら尿漏れかもしれないのですが……」と電話しましたが、「破水ではなく尿漏れだったとしても大丈夫ですよ。よくあることです」と言っていただけました。 突然の破水で慌ててしまいましたが、今振り返ってみると、破水から始まる出産があること、臨月に入ったら、母子手帳・診察券・大きめのナプキンを携帯することなどは、事前に産院で説明されていたことでした。出産は予想外のことが起こりうることもあるので、準備万端にして臨みたいですね。 イラスト:(c)chicchimama著者:今井さくら一児(女の子)の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー
2019年08月24日私は妊娠34週で破水し、緊急帝王切開手術で双子を出産しました。妊娠5週から8週まで切迫流産になりながらもその後マタニティライフは順調だったので、突然の破水は本当にびっくりしました。妊娠中から、破水・出産までの体験をお伝えします。 妊娠直後から切迫流産妊娠判明時に双子であるとわかり、そして妊娠5週で切迫流産の診断がありました。「安静にするように」とのことだったので、大事をとって休職させてもらうことに。私は保育士という仕事柄、子どもを抱っこしたり走って追いかけたりすることが多いので、休職できてよかったです。 安静期間はできるだけベットから動かず、家事も最小限にすることに。夫の仕事の都合で引っ越しもあったのですが、業者さんや夫にすべてお願いして極力動かないようにしていました。ゆっくりと休んだおかげか妊娠9週では切迫流産の状態を脱し、一安心しました。 順調だった妊娠中期~後期妊娠9週以降は特にトラブルもなく、順調なマタニティライフを送りました。体重増加もほどほどで、つわりもほとんどなく、おなかの張りもそれほど感じず、体も心も安心して生活していました。切迫流産の経験から、動きすぎず安静を心掛けた生活を送っていたのもよかったのかもしれません。双子ではありましたが、特に入院を必要とするようなトラブルもありませんでした。ただ、何があるかわからないという思いから、入院セットと陣痛タクシーの登録は妊娠20週ごろには準備を終えていました。 突然の破水と緊急帝王切開穏やかに過ごしていた妊娠34週2日目。トイレに行くと、生臭い大量のおりものが出ていたのです。「これが破水かもしれない」と直感的に感じ、病院に電話をしました。電話口の助産師さんから「すぐに病院に来てください」と言われ、用意していた入院セットを持ってタクシーで病院へ。到着して診察を受けると、破水しているとのこと。すぐに帝王切開手術をすることになりました。破水したのが14時で、出産したのは17時。あっという間のできごとでした。 妊娠34週での突然の破水、そのまま緊急帝王切開による出産となり、とても驚きました。どんなに順調でも、早めに出産準備をしておいたことで、突然の破水にもそれほど動揺することなく、安心して病院にかかることができたと思っています。出産後はトラブルもなく、双子の子どもたちも順調に育ってくれて安心しています。 著者:小川かなえ2歳の双子姉妹の母。東京郊外在住。元保育士、不妊治療を経て妊娠出産。子連れハイキングやキャンプなどアウトドアも再開。現在は親子の森のようちえんを運営し、地域や自然とともに子育てをしている。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月06日出産は人生の一大事。長くつらい陣痛を乗り越えてやっとの思いで出会えるわが子……のはずでしたが、1人目から約3時間半で出産した私は、とにかくハラハラ! 痛みに耐える時間が短いと言えども、本人はもちろん、周囲もバタバタだったスピード出産エピソードをお伝えします。 予兆? 予定日2週間前で子宮口が3cm初めての出産。緊張したまま臨月に入り、健診も1週間おきになりました。予定日のちょうど2週間前、健診では子宮口が3cm開いており、医師からは「もういつ生まれてもいいね」と言われました。助産師さんからも「2人目じゃないよね?」と言われましたが、当の本人は何の変化も感じていませんでした。 初産婦はとりあえず1時間は家で待機!そして出産予定日の翌日に陣痛開始! 私の場合、便意と同じ感覚だったことと、初めてでよくわからず、時間の計測が遅れたようにも思います。また、初産婦は家で1時間は様子を見るようにも言われていたので、約1時間半後、陣痛間隔が10分を切ったところでやっと病院に連絡して出発しました。 5分間隔の陣痛に耐えながら20分かけて車で病院に到着しました。しかし、もう少し早く連絡しておけば、車移動があれほどつらくはなかっただろうと後悔しています。 病院到着! 先生「あと30分くらい」内診すると子宮口は8cm! まったく気付いていなかったのですが、破水もしていて、すぐに分娩台へ。到着したのは23時半でしたが、先生は「日付が変わる前に生まれそうだなあ」とひと言。「あと30分で!?」と、痛みから解放されると思うとうれしい気持ちに。 しかし、急展開過ぎて完全に思考はストップ! 助産師さんたちがバタバタ準備しているのだけはわかりました。分娩台に移動後は、結局1時間ほどかかりましたが、無事に出産することができました。 余談ですが、2人目は2時間を切る、さらなるスピード出産でした。うらやましがられることも多いエピソードですが、生まれる間際の車移動もなかなかつらかったのよ……と、いつも思っているのはココだけの話です。著者:小林夏希4歳と1歳の二児の母。フリーライターとして育児・インテリア・住宅関係の媒体を中心に記事執筆をおこなう。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月04日2人目を妊娠し、妊娠39週のとき「経産婦だからもういつ生まれてもおかしくない」と言われていました。しかし自宅から実家が徒歩5分と近所だったので、安心しきっていたのです⋯⋯。 実家まで徒歩5分私の実家は自宅から徒歩5分で行くことができる距離でした。自宅から実家までの距離がとても近かったので、2人目を妊娠しているときも長女と歩いてよく実家に行っていたのですが、当時2才だった長女はまだまだ甘えたい盛り。途中で歩かなくなり、私に「抱っこして!」と言うことも多く、臨月でも抱っこをしてあげながら実家に行っていました。 破水した日も実家へ…そんなある日、私は夫と喧嘩をして自宅にいたくないと思い、長女と実家に行ってテレビを見ていました。その日は妊婦健診の日で、お医者様に「もうだいぶ下に降りてきてるし、いつ生まれてもおかしくない。妊娠39週目なので、今日生まれてもおかしくないね」と言われていたのですが、まだ大丈夫だと思っていました。 でも、なんだか違和感がありトイレへ行ったとき、破水していることに気付きました。 すぐに産婦人科に行くことに!血混じりの水のようなものが出てきてさすがに焦ったのですが、陣痛のような痛みはなかったため冷静に夫に電話しました。そうすると、喧嘩をして自宅に残っていた夫も私が破水した話を聞いて焦ってしまい、すぐに駆けつけてくれました。 そして、夫と2人で状況を産婦人科に説明したところ、すぐに来てほしいと言われ夜8時半に産婦人科で見てもらうことになりました。 すでに子宮口7cm!産婦人科に着いてすぐ分娩台に来てくださいと言われ、見てもらったところ、「すでに子宮口が7cm開いている」と言われました。しかし、まだ陣痛らしい痛みもなく、夫と「今日生まれるのかな?」と分娩台で話しながら過ごしていました。産婦人科に着いて約1時間後少しずつ痛み出し、「あ、これだ」と陣痛に気付きました。 病院到着2時間後には痛みが少しずつ強くなっていき、「そろそろかな」とお医者様に言われたときに強い痛みが来て、2回ほどいきんだらスルッと赤ちゃんが生まれました。 破水をしたとき、子宮口が7cm開いていると告げられたときも、まったく痛みはありませんでした。距離が近いとはいえ、もし実家ではなく別のお出かけ先だったらもっと大変なことになっていたと思います。臨月のときはもっと注意しなくてはいけないなと感じました。著者:永田真結4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月24日よく「鼻からスイカが出るほど痛い」と言われる出産。でも経験するまでは、そんなこと言われてもイメージできない、痛い痛いとは言っても自分の気持ち次第でなんとかなるはず、と思っていました。そんな私の絶叫陣痛体験談をお話しします。 妊娠中の私のバースプラン誰かの出産を身近で経験したこともないし、何から何まで初めての体験になる自分の出産。この体からどのように赤ちゃんが生まれてくるのか、思い浮かべてみてもあまりイメージできずにいました。 妊娠中に考えた私のバースプランには、「なるべく穏やかに出産に挑みたい」というもの。気持ちが落ち着く音楽のCDやアロマなどを、産院へ持参していました。「生まれてくる赤ちゃんも大変」ということも頭にあったので、母としておなかの子に「大丈夫だよ」と語りかけるようなイメージで、落ち着いて、取り乱したりせず出産したい。そんな風に考えていました。 破水から始まった出産自分の出産が陣痛から始まるのか、破水から始まるのか、陣痛が来なくて誘発剤をつかうことになるのか、こればかりは事前にはわかりません。 私の初めての出産は、妊娠40週で破水から始まりました。夫が休みの間に陣痛が来てほしいなと思い、スクワットなどいろいろ試してみたりしたのですが陣痛は来ず、諦めて「一旦考えないようにしよう」と思っていたら、明け方、寝ているときに破水が起きました。初めての経験でしたが「これは破水だ」とわかり、すぐに夫と一緒に産院へ向かいました。 破水が起こったことにより「これから出産が始まるんだ」という心構えもできたように思います。 叫ばずにはいられない!陣痛がどんどん強くなり、子宮口が7cmほど開いてきたころから「これは思いの外痛いぞ」と感じていました。陣痛の波が来るたびに今まで経験したことのない痛みがやってきます。頭では「痛い」と叫んでもどうしようもないことはわかっているのですが、叫ばずにはいられませんでした。 ただただその時々の状況についていくのに精一杯で、持参したアロマもCDも使う余裕がありません。今では笑い話ですが、「い……痛い! 痛い! ギャー!」と叫ぶことで体力を消耗し、陣痛が引いている数分間は眠ってしまう私を見て、夫はそれはそれはものすごく心配したのだそうです。 大絶叫のなか、結果的に破水から6時間で無事に赤ちゃんは生まれてきてくれました。助産師さんからは「もっとかかるかと思ったけれど、早かったね!」と言われ、お産の進みも早く安産でした。 知人から、「陣痛で待機している間、隣のLDRから“痛い!” と叫んでいる声が聞こえて、出産が怖くなった」という話を聞き、私はそうならないようにしようと出産前は思っていました。ですが、いざ自分の出産となると絶叫……。叫び声はきっと隣の部屋にも聞こえていたでしょうから、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。今思うと、私は叫ぶことで痛みから気をそらしていたのだと思います。何もそんな風に気をそらさなくてもよかったのですが……。出産は理想通りにはいかないものだな、と身をもって実感しました。著者:立田みのり一男一女の母。妊娠、出産を機に退職後、現在は自身の経験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月15日こんにちは! 助産師のREIKOです。出産予定日を過ぎてからの妊婦健診で、お産の兆候があまりみられない場合、「誘発分娩も考えないとね」と医師から説明されることがあります。「誘発分娩」という言葉を聞いたことはあるけれど、実際はどのようなことをするの? という方もいらっしゃると思います。そこで今回は、誘発分娩についてお話ししたいと思います。 誘発分娩って何?誘発分娩は、おなかの中の赤ちゃんがママの産道を通って生まれてくる経腟分娩が可能なケースで、陣痛がみられないとき、人工的に陣痛を起こしてお産にする方法です。 誘発分娩というと、「陣痛促進剤」をイメージされる方が多いかもしれませんが、子宮の入り口である子宮頸管をやわらかくし、お産可能な状態になるようにする処置、「頸管熟化(けいかんじゅくか)」の処置も含まれているんですよ。 どのような場合に誘発分娩をおこなうの?誘発分娩をしたほうがいいと判断されるケースは、これ以上妊娠を継続することが、おなかの中の赤ちゃんやママにとってリスクとなる場合です。 出産予定日を過ぎ、お産の兆候が見られない場合、このまま経過してしまうと、過期妊娠となってしまい、赤ちゃんに影響を及ぼす可能性があります。そのため、私が働いていた病院では、出産予定日を過ぎてしまった場合、妊娠41週ごろに誘発分娩をおこなうケースが多かったように思います。 このほかにも、破水をしたけれど陣痛が来ない、赤ちゃんが成長していないなどのケースで分娩誘発をおこないますが、それ以外にもおうちが遠く、陣痛が来てから病院に向かうと間に合わない、ママの不安が強いなどの理由で、誘発分娩となることがあります。 誘発分娩をおこなうためには条件がある!誘発分娩は、日本産婦人科学会および日本産婦人科医会のガイドラインに基づいておこなわれなければなりません。また、誘発分娩に関して、きちんと医師が説明したうえで、ママが説明の内容を理解し、ママとご家族が同意書にサインすることが必要になります。 誘発分娩に使うお薬にアレルギーがある、帝王切開を過去に2回以上している、前置胎盤であるなど、誘発分娩ができない場合もあります。 いずれにせよ、医師の説明を聞いてわからないこと、不安なことはきちんと確認しておくことが大切です。次回は、誘発分娩の実際についてお話ししたいと思います。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩) 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2019年07月11日出産予定日2日前に高位破水しましたが、少量だったため自己判断で尿漏れだと思って病院に行かなかった私。高位破水していたことに気が付かないまま、翌日の母との電話でようやく気付き……。その後、出産までの体験をお伝えします。 朝起きたらいつもと様子が違った出産予定日2日前の朝、起きてトイレに行くと、尿漏れのような感覚がありました。臨月から尿漏れに悩んでいたので寝ている間にしてしまったと大ショック……。ただの尿漏れだから問題ないだろうと病院に連絡することもなく、その後1日を普段通りに過ごしていました。 そして翌日、実母との電話で「起きたら尿漏れしていた」と伝えると、すぐに病院に連絡するように言われたのです。そのとき初めて、もしかしたら破水かもしれないということに気が付きました。 病院での診察で高位破水だと分かった病院に電話すると、入院の準備品を持って病院に来るように言われました。そして診察で高位破水と診断され、即入院に。破水すると羊水が多く出ると思い込んでいたので、いつのまにか破水していたことに驚きました。実母との電話がなければ高位破水に気が付かずに過ごすところでした。 そして、破水から24時間以内に陣痛が始まらなかったら陣痛促進剤で誘発することになりました。自然に陣痛が来ることを願っていましたがなかなか始まらず、陣痛促進剤を使うことに……。 子宮口が全開大になって急激に進んだお産陣痛促進剤を使い始めて1時間後に再度破水し、陣痛が始まりました。しかし5時間経っても子宮口は4cmしか開かず、終わりの見えない陣痛に難産を覚悟した私。5時間たったところで赤ちゃんの心拍が一時的に低下することがあり、一時は緊急帝王切開も考えられました。 しかし、診察すると4cmだった子宮口が一気に全開大に。先生たちも大慌てで、陣痛開始から6時間後にいきみ始めて3回のいきみで元気に生まれてきてくれました。赤ちゃんの産声を聞いたときには安心して涙がこぼれ、とてもうれしかったです。 妊娠中に何か変化があった場合は自己判断せず、病院を頼ることが大切だと改めて思いました。臨月になったら特に体の変化には敏感になったほうがいいと実感しました。突然の高位破水の経験も、今では良い経験だったと思っています。著者:中道麻智子一児の母。管理栄養士として給食を作っている。管理栄養士の知識を生かした記事や、初めての妊娠・出産・育児で学んだことを中心に記事を執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年06月04日私は約1年半前に娘をアメリカで出産し、今も家族でアメリカに住んでいます。アメリカでは多くの人が無痛分娩をしていますが、出産が初めてだった私はそもそも陣痛がどんなものか、痛みがどれほどのものなのか、想像もできませんでした。前期破水もあり、いざ体験してみると「え?これが陣痛なの?」と驚きも。そんな私の、前期破水と無痛分娩の体験をお伝えします。 何かが破れる音がした? 前期破水でした!予定日の2日前の深夜にベッドで横になっているときに、体の中で何かが裂ける「ビビッ」という音が聞こえました。「なんだろう? もしかして??」とトイレに行くと、トポトポッと薄いピンク色の液体が漏れてきて「破水した!」と認識しました。 そのときは何かが裂ける音が聞こえたことのほうが、破水したこと自体よりもインパクトが強く、感動した記憶があります。 夫に伝えて急いで病院へ電話をすると、すぐ入院の準備をして病院に来るようにと指示がありました。 おなかがすごく張る…これが陣痛?陣痛を感じたのは、最初の破水から5時間ほど経ったころでした。おなかが張るような感じと、強い生理痛のような痛みがありました。これが陣痛とはわからずに、「おなかがすごく張って痛みます」と伝えると、「それが陣痛よ!」と助産師が即答。担当医からは「痛みに耐えられなかったらモルフィンを打ってあげます」と言われましたが、頑張れるだけ頑張ってみようとモルフィンは打ちませんでした。 歩いたほうが痛みが紛れたので、夫と一緒に病院の長い廊下を行ったり来たりしていました。 全身がむずむずかゆい! 何だこれ?!子宮口が7cmほど開いたころに、エピドラルという無痛分娩をおこなうための麻酔を投与されました。30分ほど過ぎると、痛みはうっすらと感じる程度になりました。痛みは和らいでも下腹部の締め付ける感覚は残っていましたが、同時に麻酔の副作用で全身にむずむずとしたかゆみが感じられるようになりました。いきむまでは、とにかくこのかゆみが気になって気持ちが悪かったです。 子宮口が10cm開いたころに、医師から「You can push!」とGOサインをもらいました。 そして分娩へ…痛みはほとんどなかった?医師からいきむよう指示が出てからは、ひたすらいきんだ記憶が残っているだけです。エピドラルを打ってからの痛みの記憶はほとんどありません。とにかく汗びっしょりになり、息を切らしながら頑張っていました。 赤ちゃんが出てくるという感覚がなく、どういきんで良いのかわからず、医師が足元に鏡を置いてくれ、出てくる子どもが見えるようにしてくれました。そのおかげでタイミングをつかめたのか、子宮口が全開になってから3時間ほどいきんで無事に娘と対面することができました。 アメリカでは加入している保険によって、受けられる医療サービスが違います。私の保険では妊娠から出産までがほとんど無料で受けられ、無痛分娩の費用も保険ですべてカバーされました。無痛分娩をして痛みがほとんどなかったことで退院後の生活が少しラクだったのかな?と思えています。著者:岡みちこアメリカ中西部の小さな町で日本人の夫と1歳の娘の3人暮らし。アメリカの子育て事情や、自身の妊娠・出産・子育てに関する体験談について執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年05月05日STEAM教育って何?
子育て楽じゃありません
細川珠生のここなら分かる政治のコト