2017年12月20日 17:00
「インスタ映え」だけでは満たされない…ミレニアル女子の2度目の起業 #2
「好きなこと、やりたいこと、大切なこと」を仕事にするために工夫したことはありますか。
考えるうえでの工夫、かもしれませんが、何をするにしてもやりたい理由が1なのに対して、できない理由は100くらい出てくるものだと思っています。そのうえで、私はその「できない理由」を1つずつ解決していくしかないという考えで物事には取り組んでいます。だから仕事にするための工夫は「あきらめないこと」が大切なのかな、と思いますね。
仕事をしていて一番つらかったこと、悩んだことはなんですか。
人との違いをきちんと理解して受け入れる努力をすること、かもしれません。初めての起業ではアパレルの卸をしていて、フィリピンで30人ほど現地採用をしていました。仕事の取り組み方が日本での常識とこれほどまでに違うのか……と衝撃を受けました。
たとえば、朝9時始業だとしても午前中に出社するのは半数ほど。遅刻の理由も、日本の感覚では考えられないものばかりで戸惑いました。
その時の工夫の方法や克服方法を教えて下さい。
まず採用方法を変えました。「友だち同士」「いとこ同士」といったコミュニティごとの採用に切り替えたんです。おかげで、彼らに自発的に連帯感・責任感が芽生えました。それと自分も彼らと同じ温度感で働こうと理解する努力もしました。