くらし情報『会社を辞めて、こうなった。【第68話】何がウケて、どんな冗談がドン引きに? アメリカン・ユーモア世渡り術。』

2018年2月18日 17:00

会社を辞めて、こうなった。【第68話】何がウケて、どんな冗談がドン引きに? アメリカン・ユーモア世渡り術。

特に自虐ギャグは、要注意です。
会社を辞めて、こうなった。【第68話】何がウケて、どんな冗談がドン引きに? アメリカン・ユーモア世渡り術。


例えば瞑想合宿に行ったときに自己紹介をし合う機会があり、社長のときと同じくアメリカ人アーティストを用いて「言うならば ”宙ぶらりんの女” というところでしょうか。アメリカ人ノーベル文学賞受賞作家ソール・ベローの『宙ぶらりんの男』になぞらえまして」と答えると、ドン引きされてしまいました。「あなた、大丈夫……?」という感じで(笑)。謙虚さが美徳とされる日本では「私は傲慢な人間ではありませんよ」という意思表示にもなる自虐ネタですが、アメリカでは ”かなり自己価値の低い、無能な人“ とみなされてしまう恐れがある様子。使い方を十分に気をつけたいところです。

北米文化圏の人が高めたがる、”self-esteem”って?

会社を辞めて、こうなった。【第68話】何がウケて、どんな冗談がドン引きに? アメリカン・ユーモア世渡り術。


というのもこちらでよく使われる
self-esteem(セルフ・エスティーム)
という言葉あるのですが、それは自分のことをポジティブ・ネガティブの両面からどう捉えているのかという自己評価のこと。アメリカでは ”高いself-esteemを持つ(=自己評価が高い)” 人のほうが優れているという共通認識があります。このself-esteem信仰が加速したきっかけはというと、カリフォルニアでは1987年に州知事のジョージ・デュークメジアンがself-esteemが児童に及ぼす影響を研究するため245,000ドルもの年間予算を割いたのですが。

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