2019年9月16日 19:00
“乳がん検診”を受ける前に知っておきたい6つのこと
それを理解したうえで、受けるか否か判断するのが賢明です」(医療ジャーナリスト・増田美加さん)
検診を考える前に知っておきたい6つのこと。
【1】乳がん検診が本格的に必要になるのは40代から。
乳がんは、日本人の女性の11人に1人が発症するといわれていて、女性のがんの中でも罹患率は1位だという統計がある。
「ただし、その多くが40歳以上で、乳がんは若い人には非常に少ない病気です。とくに20代の人が検診を受けても、ほぼ『異常なし』となります。にもかかわらず、検診方法の一つであるマンモグラフィは、X線撮影を行うため、少量ではありますが放射線を浴びるなど、若い頃から継続すれば体にとって負担に。ほかにも時間や費用がかかることを考えると、20代では一部の例外を除き、検診の必要はないでしょう。乳がんは30代後半から増えてくるので、その頃から考え始め、40代からはすべての女性に必要となります」(福田先生)
【2】近親者で乳がんを発症した人がいたら20代でも注意。
乳がん検診は、「40代から必須」とのことだが、20~30代の人も気をつけたほうがいい場合がある。
「近親者の中に乳がんや卵巣がんになった人が複数いたら、注意が必要です。