2021年11月21日 20:00
「外で縛られ、どう過ごしてたのか…」多頭飼育崩壊現場から救出された猫のいま
ぶんちんは、お膝の上が大好き。
人が猫を不幸にするのであれば、不幸になった猫を責任をもって幸せにする義務が人にはあると思うのと同時に、このケースのように、猫との生活は高齢者の方にとって、生きがいとなり、認知症などの予防にもなり、生きがい事業、予防医療にもつながると考えています。猫を救うことで、人にもプラスの力が働く。今回の事業で、人と猫が幸せに暮らせる社会づくりを目指したいと思っています。
ーー猫と高齢者をつなげることが社会問題の解決策になり得るということですね。また、譲渡したその先のことも見据えているそうですが。
例えば、先述したようなご高齢の方が飼育をする場合、猫よりも先に亡くなられるということはどうしても起こると思います。今回の事業は、そういったことも踏まえて、ネコリパが所有権を持ったままで、預かりをしていただき、私たちはその預かっている猫を見守りながら、高齢者の生活サポートもして、費用をいただくというビジネスモデルを作ろうと思っています。
ーーでは、その残された猫の行先はどうなるのでしょうか。
万が一のことが起きた場合は、シェルターやホスピスで猫を受け入れます。