2010年8月8日 13:51
あのスティッチの生みの親 『ヒックとドラゴン』監督コンビのドラゴンの作り方
非常にすっきりしたデザインになったわけですが、そこに犬や猫のような“哺乳類”的な親しみを取り入れるようにしたんです。最初は非常に恐ろしい生物なんですが、徐々にペットのような愛くるしさが出てくる。それを表現したかったんです。トゥースをよく見てもらうと、耳のようなものが見えます。まあ、実際には耳ではないんですが(笑)、これを持っているのは今回登場する数あるドラゴンの中でトゥースだけ。実はこの部分が、嬉しいときは立って、何か疑っているようなときは垂れている、といった具合に感情を表すシグナルになっているんです。
ディーン:トゥースの姿かたちに関しては、ブラックパンサーの写真を基に作ったりもしたんだけど、“哺乳類的”という部分に関しては瞳の表現もそうだね。攻撃的なとき、恐れているとき、リラックスしているときで瞳の細さや丸っこさが変わっていく。
そういう風に親しみを持たせることは意識したんだ。
2人でひとつの映画作品を生み出すというのは、どういう作業なのだろうか?例えば日本でも、漫画家の藤子不二雄など長年、コンビで活躍してきたクリエイターは存在するが…。クリス:僕らが最初に出会ったのは、『ムーラン』という映画。