くらし情報『痛みを伴ってこその母性? 無痛分娩が少ない日本の出産事情を海外と比較』

2015年9月4日 09:26

痛みを伴ってこその母性? 無痛分娩が少ない日本の出産事情を海外と比較

痛みを伴ってこその母性? 無痛分娩が少ない日本の出産事情を海外と比較
今年5月に第2子となるシャーロット王女を出産したイギリス王室のキャサリン妃は、産後約9時間半の早さで退院したと報道されました。日本では産後1週間程度の入院が一般的であることを考えると、異例の早さに感じられますね。ただし欧米では、産後すぐに退院をして自宅でゆっくり休むことが主流の国も多いようです。

キャサリン妃が無痛分娩(ぶんべん)かどうかの公式発表はありませんが、一般に無痛分娩の場合は、産後の回復が早いので入院期間も短くて済むとされています。そこで今回は、無痛分娩にまつわる出産事情についてお話ししたいと思います。

○日本では大正時代から無痛分娩が行われていた!?

無痛分娩は、1853年にイギリスのヴィクトリア女王がクロロホルム麻酔を用いて出産したことをきっかけに、ヨーロッパに広まったといわれています。その後、1940年代のアメリカでは、現代の主流である硬膜外麻酔(背中から脊髄に注射する麻酔法)による無痛分娩が行われていたようです。日本はというと、1916年(大正5年)に歌人の与謝野晶子さんが五男を無痛分娩で産んだという記録があり、これが日本で最初の無痛分娩と考えられています。


○日本と海外の普及率の違い

では現代の日本における無痛分娩は、どのくらい広まっているのでしょうか。

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