2015年12月11日 10:28
若き起業家たちの夢とその戦略 (13) 学生時代の悔しい想いを原動力に、アオイゼミで学習機会の変革を目指す
賃貸派か持ち家派かといった住まいに関する考え方の違いでも、家計のキャッシュフローは将来的にまったく異なったものになります。教育面でも同じです。子どもの面倒を見るのは高校までと考える家庭から、私大でも海外留学でも子どもが望むことなら何でも叶えたいと考える家庭まで、保護者の考えは千差万別です。
そういった将来に対する考えや要望はもちろん、旦那さまのお小遣いに到るまで、事細かくヒアリングさせていただいた上で、家庭ごとにライフプランを考えていきます。僕が担当したのは、世帯年収2,000万円クラスから150万円クラスまでと幅広かったですね。
衣食住だけを見ると、やはりそれぞれの年収で違いが見えてきます。ですが、年収に関係なく、唯一支出の負担割合が変わらないのは、学習塾を主とした学校外の教育費でした。支出のシミュレーションを組むと、お子さんが高校・大学受験をするタイミングで通常のキャッシュフローでは回らなくなり、家計がバーストすることがよくあります。
受験時には今まで予期しなかった費用がかかることから、教育費は年収の10%ほどのボリュームを占めるケースが大半。どんな家庭であれ、大きな負担としてのしかかってきます。