2017年6月8日 07:30
ホリプロ・堀義貴社長がロンドンのカンパニーから学んだ、子役を伸ばすオーディション
視聴率を気にしなくていいし、チケットが売れればいい。やったらやっただけお金が入ってくるし、やれなかったら会社が傾くということの連続で、最高のものを作るために邁進しています。
また、「ひょっとしたらこれで世界に出られるかもしれない」という、淡い期待もあります。遊んでいてもロイヤリティで暮らせるようになりたいな、とかね(笑)。人は無限に働き続けられるわけではないし、今は働き方改革も行っている中、できるだけ利益を上げなければいけないので、やはり権利の話になりますね。
昔はCDがありましたが、その市場もシュリンクし始めています。うちもロイヤリティを払って外国の作品をやらせてもらっていますが、逆に日本の作品を外国で上演してもらえれば、お金が入ってくる。公共の電波であるテレビではできないけど、演劇ならうちでも、という夢があります。
外国の演劇界の人とだんだん関係もできてきましたが、人間関係を作るのは1年や2年じゃできないですし、20年~30年かかります。いずれ後輩たちが、我々が作った土台で新しいものを作ってロイヤリティで稼いでくれれば、と思いますね。『デスノート THE MUSICAL』なんて、まさにそのために作りました。