くらし情報『小栗旬の精神が解き放たれた!? 福田雄一監督が振り返る『銀魂2』撮影』

小栗旬の精神が解き放たれた!? 福田雄一監督が振り返る『銀魂2』撮影

本当は、『信長協奏曲』を超えて、小栗旬主演映画史上No.1になりたかったんですが、できなかったので、むしろ、今回はリベンジという気持ちですね。

――リベンジで、前作よりもパワーアップさせようというのは、どういう点に現れていますか?

わかりやすく言うと、今回はちゃんとお金の使い方がわかる監督になろうと思って、やりました(笑)。僕も大作を任せていただくのは前回の『銀魂』が初めてだったし、もちろんあとから「もっとこうすれば」というところはありまして。

『銀魂2』では大掛かりなセットや美術のディテールなど、「ここにちゃんとお金をかけて、頑張ろう」という、バランスを考えて臨むことができて、良い結果を生んでいると思うので、そこが1番の違いですね。続編って、考えものだとも思うんですが、今回は『2』であったことで悪いことはひとつもなく、全てが良い方向に結びつきました。

万事屋の3人も、真選組のメンバーも、自分のするべきことに何の疑問もなく入れていました。また素晴らしいことに、前回ボケ担当だった真選組がシリアスな主軸になっていて、逆に前回シリアスだった万事屋の3人がボケ倒している。2作合わせて、幸せな形になったと思います。

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