小栗旬の精神が解き放たれた!? 福田雄一監督が振り返る『銀魂2』撮影
と言っていて、面白がってやってくれたんだと思うんですけど、一言一言、キャラが変わっていって、現場に楽しみに来た人みたいな感じでした(笑)。それはそれは、すばらしい活躍を見せています。
○「真選組動乱篇」を完成させる楽しさ
――今回最初にシリアスパートを撮影して、最後にギャグパートの撮影だったと伺ったんですが、その順番も関係しているのでしょうか?
前作と逆だったので、そこは良かったと思います。小栗さんはクランクインした時に決戦シーンを撮って、撮影が進むに連れて賑やかしパートになっていく(笑)。最後の方の撮影をだいぶ楽しみにしてくれていたみたいですよ。大阪でキャバクラのシーン、京都で床屋のシーンを撮って、ずっと笑っていられる夢の関西ツアーでした。
とにかく現場では、笑った記憶しかない。映像を撮っていてここまで笑った記憶ないですし、途中笑いすぎて頭が痛くなって頭痛薬を飲みましたから。
――健康を害するくらいに笑えるってすごい現場ですね。
ずっとみんなの笑い声が聞こえていました。前作は初回だし、原作を背負っての緊張感もあっただろうけど、みんなそれぞれ自分の中に役をなじませた状態だったので、より楽しく撮影ができたんじゃないでしょうか。