チョコプラ、伸び悩んだ過去と転機「武器だと思っていないものが武器だった」
そこは最初、戸惑いました。でも、ダッキーとバニーの境遇と言うんですかね?僕らに似たような感じの境遇を抱えていたキャラクターだったので、自分たちの気持ちを込める上では、役に入りやすかったです。
松尾:わーってまくし立てた後に、急にストンと落とすシーンがあるんですけど、そういうのは芸人だからできるのかなと思いました。ダッキーをやっているアメリカの声優の方もコメディアンで、オバマ元大統領の物まねをされているんですよね。結局、「あ、同じものまねの人がやっているんだ」って(笑)。日米ものまね芸人の融合というか、しっくりきました(笑)。
――境遇というお話が出ましたが、チョコプラさんもこれまでに苦労を重ねてきたかと思います。ただ、コンビを結成してからかなり早い段階で、テレビに出る機会は得られていたんですよね?
長田:同期の中ではテレビに出るのは早かったんですけど、大ブレイクするとなるとだいぶ時間がかかりました。
最近やっと、という感じなので…。13年くらいは、けっこう苦しいというか、いろいろと実らなかった部分もあるので、そういう面ではダッキー&バニーも、ずっと景品として持ち帰ってくれる子どもに巡り合えなかったという境遇が、僕たちと似ているのかなと思いました。