チョコプラ、伸び悩んだ過去と転機「武器だと思っていないものが武器だった」
松尾:最初、台本をパって見たときに、ダッキー&バニーというより「あ、松尾と長田だ」と思ったくらい(笑)。シンクロしましたね。
――周りが売れていくことに対する焦燥や不安。そういった思いもあったかと思いますが、今回のお仕事を通じて当時を思い出すことはありましたか?
長田:そうですね。同期だけじゃなくて、後輩が売れていくのも真横で見ていたので、「悔しい!」という思いもありましたし「なんでなんだ!」と。「僕たち、こんなに愛嬌あるのに…。かわいいのに、なんでもらってもらえないんだ?」っていうダッキー&バニーの気持ちが、すごくわかる気がしましたね。
松尾:芸人が遊園地の景品だとしたら、同期のエドはるみが『24時間テレビ』のマラソンを走っているのを見たり、芸能界でバーって上がって行くのを見て。
まあ、エドさんは下がっていったんですけど…。
長田:言うな、それは! いらない(笑)!
松尾:そういうのを見ていたので(笑)、嫉妬だったりもあったんですけど、我慢して我慢して…。最近は、別に周りの人が売れても「良かったね」と思えるようになったんですけど、そういう嫉妬がなくなったから良かったのかなと思いますね。